仮面ライダー「ドライブ」((((( *`ω´)@ヒトッパシリツキアエヨ

 仮面ライダー『ドライブ』、全話視聴しました。

 オススメされたとはいえ、平成ライダー二期作品。
 加えて、前作『鎧武』の宇宙規模の壮大さに比べて、一警官としての縮小化。あまり期待はしていなかったのですが……\(◎o◎)/!
 面白かったです。ほぼぶっ続けで、見てしまった。
 意外すぎたので、脚本家を見てみると、なんと「三条陸」さん! なんとあの『ダブル』と同じ人が描いた作品。……名作にならないわけがなかった。

 始めの頃は、ライダーなのにバイクに乗らない!? とか、不思議ミニカーたちを使って変身!? とか、「脳細胞が、トップギアだぜ( *`ω´)」とか、「新車だ、ひとっ走り付き合えよ( *`ω´)」とかの決め台詞も、無理やり入れ込んだ感じがした。
 ……のですが後半、何度も何度も繰り返されると、気にならなくなる。むしろ、ソレがあること/言ってくれることで、安心できる。状況が絶望的で敗色濃厚であっても、ソレでもう逆転できるんだと、勇気づけられる。
 「さぁ、お前の罪を数えろ( *`ω´)」しかり。どんなに無理やり感があったとしても、独特な決め台詞のあるなしは大事だと、改めて思い知りました。

 001の冷酷さ、ブレン&仁良さんの卑劣すぎるハメ殺し、最初から最後までカッコよかった宿敵ハートなどなど、色々と語りたいことはありますが……一番感心させられたのは、最終話。
 全てのロイミュードを倒し、ベルトさんとも別れた後日談、次回作の『ゴースト』の宣伝も兼ねたであろうラスト。新たに現れた怪人らしき犯罪者に対し、仮面ライダー・ドライブの力をもういちど取り戻そうとして―――こらえてみせた。
 仮面ライダーである前に、警察官―――。
 ベルトさんとの約束を果たした。のでもあり、泊進ノ介が、仮面ライダーにならなければならなかった理由が、「グローバルフリーズ」であり「ロイミュード」の脅威であったとこ。何よりその時、警察官としてあってはならないミスを、犯してしまった。その償いとして、ライダーとなった。そのはじまりの原点を、貫いてみせた。
 周囲の人たちはほぼ理解者で、どうしようもなかった事情もあったけど、いやゆえにか、ライダーになるしか道がなかった。警察官として生きたい自分と、間違いを犯してしまった自分とを一つに繋げ、克服してみせるには。―――だからこそ、全てが終わった今、ライダーは手放さなければならない。
 泊進ノ介の警官魂……。天晴れ、お見事! 
 これぞまさしく、「オレたちの戦いはこれからだ!」エンド。

 最後に、個人的にやってもらいたかったこと。―――身体障害者か瀕死の重病人と、融合進化をするロイミュード戦。
 「歩きたい」「食べたい」「普通でありたい」、「生きたい」……などなど。誰もが抱く、誰もが抱いていい/抱くべきですらある生存欲求。ソレを見出し、進化を果たしたロイミュード。コピーではなく融合、だからこそ、本人の願いを叶えられる。でもだからこそ、融合解除は、願いの否定になってしまう。
 警察官にとっては、難しすぎる問いかけではありますが、ロイミュードたちの願いとも一致している戦い。あっても良かったのではないかと思われた。泊が、彼らをどう思い判断を下すのか、ぜひとも知りたかった。


日時:2019年08月19日(月) 19:34

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返信コメント

ツルギ剣

いつもご感想、ありがとうございます。

映画仮面ライダー3号、観てみます。
そんでもって4号、「555」の続編……だと? (°д°)

どちらも、見ざるを得ないようですね。(  ̄ー ̄)*キラン


日時:2019年08月19日(月) 22:19

ホワイト・ラム

お、見ましたか。
楽しんでいただけたようで何よりですね。

最終回のシーン、アレ私も好きですね。
相棒のベルトさんを思って敢えて、チャンスを与えられたのに捨てるのは、『人間』の意地を見せられたようです。

仁良や蛮野の様な卑劣な人間が居ながら、機械でありながら優しさや仲間意識を持って自らを犠牲にするキャラも居ましたからね。
怪人側の『正義』に対し『人間の悪』を描くのが上手かったと思いますね。


身体障碍者はなかなかナイーブな問題ですからね……
難しいのかもしれません。

さて、ドライブ繋がりで映画の仮面ライダー3号は見ましたか?
こちらもなかなかのオススメです。
さらに、そこから繋がる4号はまさかの555の実質続編だったり見どころがかなりありますよ。


日時:2019年08月19日(月) 22:03



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