作中で創作活動がある転生物　としてよくある。
リアルの人気作品を自分が考えたと発表して、周りから尊敬されるというのではなく
主人公主観では、自身の生前作の続きを書いて評価されたという、性質的には逆行物に近い始まり方。

そこからヒロインと会うのですが、距離の詰め方もまた独特で
原作主人公カップリング＋オリ主カップリングの独立した２本構造ではなく
主人公が原作主人公ラブ勢のサブヒロインを、振り向かせようとしていく過程の話です。

総じて舞台設定的には変化球ですが
内容は直球ど真ん中ですね。

年の差とか倫理観とか社会常識的なことに対するツッコミは
本筋ではないのでくどくはないです。NTR的な描写も同じくなし。
中編としてはちょうどよい文量の作品です。

そして記事タイトルと矛盾してますが
最終的には作品タイトルの意味がしっかり出てきます。
ただ、スコッパー的に敬遠されやすいなぁというだけです。

▼読む際の注意事項など

原作知識無しで全く問題なく楽しめました。
ただ、所謂メジャー作品二次によくある
原作のふんわりした部分の掘り下げから、オリジナル展開につなげていく
と言ったタイプではなく、ツッコミ入れながら読む人向けではないかもです。

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