唸れタービン、奮えよ魂、そびえる絶望をぶちのめせ
本作品は、深海棲艦との戦争初期、艦娘の運用法が確立されていない時期に、
現代から転生した提督たちがゲーム知識をもとに艦娘の隠された能力を引き出し、
ブラック鎮守府を改革しながら深海棲艦を撃破し人類の生存権を取り戻す物語です。
…………嘘は言ってないです。雑に要素を抜き出すとこうなるんです。
(21行省略されています)
深海棲艦との戦いが生存競争であること、それが本作の特徴です。
大きく、堅く、速く、多く、何より強く、本能のままに目の前の存在を食らい、壊す。それが本作の深海棲艦です。
それに抗うにはあまりにも小さく、脆く、鈍重で、非力で、使い捨てられ、記憶を失い、無垢な状態で「生産」される。それが本作の艦娘です。
わずか数年で追い詰められた人類、止まない政争、得られない理解、幾多の妨害。味方のはずの組織すら足を引っ張り背を撃ちます。
そこに着任するのが、艦娘に会えるぜやったー!、などとのんきに考えた転生者二人。いったい何ができるというのでしょうか。
……できる、できるのです。
語り合い、解り合い、信じ合い、提督と艦娘が手を取り合ったならば、誰もが逃げ出す絶望だろうと立ち向かうことができるのです。
そういう風に生み出されたとしても、そうすることは彼らと彼女たちの意志だから。
諦めの壁を突き破り、倦怠の鎖を引きちぎり、絶望の海を錨で引き裂く勇姿をぜひともご覧あれ。
提督、これより指揮をとります。
艦娘、いまこそ抜錨します。
▼読む際の注意事項など
タグの「艦MS」「艦CORE」「巨大艦娘」からわかるように、でっかい女の子に提督が乗り込みます。独自解釈も多いです。
また、タグの「残酷な描写」「R-15」は保険でも何でもありません。
物理的に、社会的に、肉体的に、精神的に。さまざまな形での苦難が、提督と艦娘に襲い掛かります。
負傷、欠損、轟沈などの描写もあり、人と社会の闇っぽいものもかなり含まれます。
そんなの気に入らねぇ! って方はご注意ください。
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アルニレ/2018年09月04日(火) 00:34/★ (参考になった:12/ならなかった:10)