古代魔術師の第二の人生(修正版)
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推薦一覧(5件)
長く続いているだけはある物語
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▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
テンポは、良くなく。ゆっくりと進んでいく感じですね。自分はそう読んでます。
▼読む際の注意事項など
ハーレム物を忌み嫌う読み手には向かない物語ですね。そんなもの関係ないという読み手は、一読の価値はあると思いますよ。
どうあれ、戦記物の一つとして、少しでも興味があれば、読んでみてもいいのでは。
末末/2023年01月11日(水) 06:48/★ (参考になった:1/ならなかった:16)
中世欧国ベースの同世界転生物語
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
文章は基本一人称視点で現代のラノベでありがちな、ゆるい文章。
ストーリーは例えるなら、ドラゴン◯ールという作品を客観的に見て、なおかつ恋愛設定を強くし、主人公の能力をチートにし、戦闘を少なくした様な感じである。
ただし、かの作品とは違い出てくる敵は強大ではない。
(37行省略されています)
戦闘はゴーレム大量召喚によるタコ殴り戦術という、主人公チートには珍しい地味な戦術が他の主人公チート系とは違うある意味新鮮かもしれない点だ。
描写は一人称視点なので、「主人公が見て、聞いて、考えた範囲における描写」となっている。
重要な事なので、もう一度言おう。
「主人公が見て、聞いて、考えた範囲における描写」である。
推薦者としてオススメしたい部分はこの作品自体ではない。
この作者は自分の書ける時に、書けるだけ、書きたい様に、誰に縛られる事もなく書いている。
感想を気にして、作品の内容を変える事の多い最近のWEB作家の様なスタイルではない所である。
書きたい物を書きたい様に書いている作者なだけに、他の意見を取り入れない。
その現代のWEB小説作家とは異なるスタイルは、この作品内容とは別の凄く面白い副産物を生み出しているのも特筆すべき点である。
それは、おそらく作者が読んでいないであろう感想欄に、自分の言いたい事を必死に書いている読者の悲痛な叫びたる感想を、ニヤニヤと見る事が出来る点である。
読んでいる読者が多いが故に、作者と読者の距離感が近いWEB小説を自分意見が反映されると勘違いしている読者が多い傾向も重なって、その感想といったらとにかく物凄い阿鼻叫喚の地獄絵図と化しており、それを楽しめる者にはこれ程面白い作品も少ないのでは無いだろうか?
面白い感想を一つ例に出してみよう。
「汚名挽回」は間違っていると、感想を書いてる読者も多々いる。
試しに三省堂の国語辞典を調べて見てほしい。
指摘した事、それにグッドを入れた事も恥ずかしくなるはずだから。
▼読む際の注意事項など
この物語の主人公は「作者が想定した人物設定の通り」だと思って読んでしまう人では、かなり人を選ぶ。
また、自身の感想を作品に反映させてほしいようなスタイルの読者君にはオススメできない。
プロットをしっかりとさせて、強さの設定等をきっちりとさせてから、物語をつくっている様な作品を好む読者は敬遠する作品となる事が容易く予測される。
上記を把握せず、作者が書いている作品の紹介文を読まずに読み進め、「主人公の初期立ち位置の罠」と「主人公一人称視点(文章と描写)の罠」に引っかかった人は、もれなく阿鼻叫喚へようこそ状態となる。
この作者、本当はそれを狙って書いてるんじゃないかと邪推したくなるほどに。
逆に下記の様に考えれる捻くれている人にはハマる作品である。
それは、頭でっかちの人生経験がすくない前世だった捻くれ者のモテない勘違い王族が、死んで転生して14歳になり、性格は前世と同じなのに魔法が劣化した世界で前世の魔力チートがあるだけに結果を出してモテて、そこに勘違いして天狗になってるけど、年上からみたら、背伸びして精一杯頑張って頑張った結果を、褒めて褒めてと尻尾を振っている様に見える少年の一人称視点の物語であると。
最近流行りの「周りが勘違い」とは違う、「主人公が勘違い」と考えて読むと、主人公一人称視点の作風も相まって、この作品の世界が他の人とは違って見える かも しれない。
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通りすがりのAさん/2018年09月04日(火) 13:26/★ (参考になった:19/ならなかった:27)
中世ハーレムファンタジーただしライトな政治より
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
ストーリーは、よくある異世界中世ファンタジーの強くて転生ニューゲーム
ただし、現代からの転生ものではなく、その舞台の世界の中です。
描写は、重厚ではないですが時代背景、舞台などわかりやすく合う人にはちょうどよい作品です。
(5行省略されています)
▼読む際の注意事項など
好き嫌いが別れると思います。
よくある主人公最強系のパターンですが、政治や権力(貴族や王権など)なども絡んできます。
その辺煩わしいと思う方にはだめでしょうし、逆にそういった陰謀渦巻くというものを求める人にはライトすぎると思います。
また、序盤から中盤で上記関係で冒険ファンタジー風から変わってきますので、注意かな?
上記の事がそこまで気にならない方や読んでみてこの位の表現が良いという方ははまると思います。
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セシリア-2/2017年07月27日(木) 14:39/★ (参考になった:10/ならなかった:19)
中世世界魔法ファンタジー+転生+ハーレムなれど、飽きの来ない展開
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▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
あらすじについては、小説の冒頭の説明のとおりです。
主人公が、廃嫡予定の男爵家長男から、冒険者となり、チートな能力をもって活躍しますが、
主人公は、300年前の魔法王国の王弟かつ魔法師団の団長であったがゆえの意識の高さゆえに
読者は、チート主人公を傲慢とは感じることなく、周りの登場人物の認識のギャップを楽しんで読めます。
話の流れがワンパターンではなく、問題あるいは伏線がいくつも発生し、順次回収されていくため、
だれることなく最新話まで読み進めることができます。
また、なろうテンプレの転生+チート+ハーレム物で発生しがちな問題、すなわち、
チート主人公の活躍や能力がインフレ化するとかハーレムの女性がモブ化するといった問題は
いろいろ工夫されていて、違和感なく読み進めることができます。
泣かせどころもいくつかあり、「電車の中でここ読んでたら、危なかった・・・」というシーンもありました。
総合的に見て、出版化の話が来てもおかしくないレベルの作品です。
▼読む際の注意事項など
後半、主人公が宮廷魔導師になると、貴族・王族との接触が増え、登場人物が飛躍的に増大します。
ですので、「この人誰だっけ?」と思ったときは、388話の次にある、登場人物紹介での確認をお勧めします。
sagesage2017/2017年04月29日(土) 20:28/★ (参考になった:11/ならなかった:51)
中世を舞台とした爽快な英雄譚(長文・ネタバレに注意
・文章、ストーリー、描写などについての紹介など
※筆者は400話近くまで読了しておりますので、ネタバレには細心の注意を払ってますが、人物名・大まかな流れなどが一部出てくるのはご容赦ください。また、初評価ですので勝手が分からないのです。
あらすじとしてはかつて国家で宮廷魔術師筆頭を務め、魔道兵団を率いて戦い、活躍の末実父にその才を疎まれ粛清された男が、転生の秘術で二度目の人生を歩む物語です。正直これではページのあらすじの劣化のような気もしますのであらすじは程々に中身に入ります。
(11行省略されています)
まずストーリーは、主人公の知力の高さ、前世で築いた魔術、また転生により大きなアドバンテージを得たこともあり、最初は所詮男爵家の次男と侮られる主人公が俺TUEEEを見せ付けていく展開となります。本人は至って目立つ事を嫌い、平穏な人生を求めるのですが、優秀さを知った周りが彼を評価し、それを許さない状況へと追い込んでいく事で、力を出さざるを得なくなります。この連鎖が序盤は続きます。前世の経験から権力を嫌う主人公でしたが、ある時自らの持つ「平穏に暮らす」という願いを、自らの置かれた状況・生い立ちが許さないことに徐々に気づきます。決定打はジゼル嬢の介入でしょうか。そこから本当の快進撃、「自由が得られないならば、邪魔されない地位を得るまで」という開き直りが始まります。打って変わりアグレッシブかつ理知的な主人公を感じられるので、もし合わないと感じても序盤で投げずに中盤までは読んで欲しいと思います。自分の主観では全体的な文章力が非常に高く、設定もかなり作りこまれていると感じているので、俺TUEEEにありがちな「見てて痛くなる文章」には仕上がってません。
女性関係についてはハーレムとありますが、序盤はそこまで積極的ではありません。女性からの押しが強いです。主人公としては鈍感という程の鈍感ではないのですが、抱えた前世のトラウマから好意を感じつつも、若干避ける傾向にあるようです。あくまで主観ですが。中盤以降活躍する決意を固めてからは変化するのか。その辺りは読了して確かめて頂ければ。
戦闘描写についてはタグにゴーレムとあるようにゴーレムを活用した戦術を取るのですが、ゴーレムの効率的運用が上手く纏められていて非常に読みやすいと感じました。直接的な攻撃魔法もこなし、近接も出来ないことは無いですが、文中ではゴーレムの強さが際立ちます。かといって完全な無双になるかと言えばそうでなく、中世らしく貴族の権限が絡む魑魅魍魎の内政でそれなりに苦労します。世の中武力だけではどうにもならないこともあるのです。また、主人公の周りもそれなりの強者揃いなのでチートとか叫ばれる程ではないです。特に自らのパトロンであるデオドラ男爵は人外。
・読む際の注意事項など
非常に軽微ですが男の娘要素がある場面も。特筆すべき程でもないので苦手な方は飛ばし読みされれば問題ないと思います。また、当然タグ通りハーレム展開を含みますので苦手な方は避けられた方が宜しいかと。後、主人公が弱者から努力していく過程を楽しむ方もお勧めしません。理知的な主人公は当然、努力は他者よりしますが、他者より転生というアドバンテージを得ている以上、それほど能力面に置いて苦悩する事は無いです。その分精神的には脆さを抱えるので、釣り合いが取れているとも言えますが。
・まとめ
鬱・シリアス展開を求めないかつ、痛くない程度の主人公の強さを求める私にとっては一二を争う名作だと思っています。このレビューが葛藤しながらも第二の人生を歩むリーンハルトの物語をお楽しみいただくきっかけになれば幸いです。
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へまとくりっと/2016年06月05日(日) 01:33/★ (参考になった:36/ならなかった:69)