ジョジョの奇妙な冒険第5部より暗殺チームに焦点を当てたオリジナル主人公作品
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
ーーーある日、イタリアのギャング組織パッショーネに入団希望者である少年「ヴォート・ブランク」がやって来た。
彼には彼自身の感情がなく、曰く精神が「空白」であり、他人の感情をコピーすることでのみ行動し、自分の考えで行動することを知らない。
(18行省略されています)
そんな自らの「スタンド能力を活かし『命令』してくれる者」を求めパッショーネ…ボスの親衛隊への入団を希望した。
ボス親衛隊メンバーとの「面接」の結果、入隊のための初任務として「裏切り者」の疑惑がある「暗殺者チーム」への潜入任務を命じられた。
組織の新入りとして暗殺者チームに取り入った彼は、先輩である、チームの面々に揉まれながらも裏社会の人間として成長していく
そんな慌ただしい日々を過ごしていく中、ついにボスの「裏切り者」を突き止めるが…その過程の中で、自らの空白の精神もまた少しずつ変化していった。
アニメによって暗殺者チームが強くフィーチャーされ各メンバーに注目している人も多いでしょう。アニメでは既に退場してしまいましたが、「あのキャラクターの活躍がもっとみたかった!」「この能力の登場するところをもっとみたい」という人には是非おすすめしたいと思います。
特にこの作品では「スタンド能力の使い方」が非常に巧みで、戦闘シーンでは本編さながらの緊張感を味わえることでしょう。
▼読む際の注意事項など
オリジナルキャラクターが主人公であるため、原作介入なんて言語道断!という人にはおすすめできません。そして、暗殺チームの主観がベースの作品のため、ジョルノ側(原作主人公組)の描写がかなり少ないです。
また、暗殺チームへの救済が完全に無いわけでは無いですが「見事全員生還!ハッピーエンド!」ということではありません。作品の内容に触れるため詳しくは書けませんが「このキャラには生きていて欲しい。」と思ってる人には読むのに「覚悟」が必要になるでしょう。
また、アニメ版の視聴以外にも原作六部までの読了、特に5部番外小説「恥知らずのパープルヘイズ」の読了を強くおすすめします。
▲短縮する
ウルテラ/2019年06月11日(火) 11:15/★ (参考になった:34/ならなかった:0)