漆黒に覆われし都市を駆ける少女
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
時は西暦1911年、排煙下の大日本帝国。
蒸気文明発展の著しい世界で、大日本帝国も機関(エンジン)の加護を存分に受けていた。
幻想は追放され、高度な科学文明が花開きし帝都東京。
(35行省略されています)
偉大なりしは明治天皇の下、国民は大いなる繁栄に酔いしれていた。
――しかし、しかしだ。
文明の恩恵を受けし都市に、影が密かに忍び寄っていた。
光在りし所に、影ができるのは必然。
科学の裏で、異形なりし幻想が顕現しようとしていた――
――都市を駆けるは、異形の右手を顕現させた少女。
――彼女を導くは、碩学なりし身である鉄道王。
帝都の暗がりを、少女は走る。
手を伸ばし、輝きへと駆け抜けていく。
▼読む際の注意事項など
ライアーソフトでのゲーム、桜井光氏が脚本を務めるスチームパンクシリーズの二次創作です。
ライアーソフトという会社は、非常に癖の強いゲームを多く輩出しており、スチームパンクシリーズも例に洩れず癖が強いです。
そしてこの「翡翠のグランクチュリエ」という物語は、桜井氏の癖の強い文章を非常によく再現されています。
冗長、くどい、と一部で定評のある桜井氏の文章。
ハマれば非常に世界観に没入できるのですが、そういうモノが非常に苦手な方は、要注意です。
そして、これはスチームパンクシリーズではありますが、半オリジナルの作品でもあります。
作中の舞台は、1911年の大日本帝国なので、全てがオリジナルのキャラで構成されています。
要するに、世界観だけ借りてのオリジナルに近い作品です。
ですが、スチームパンクシリーズのファンの方なら必見の本作です。
ところどころに、スチパンシリーズをやっているとニヤリとできる描写が散在しています。
シャルノスベースで話が進んでいますが、それ以外のネタも豊富であります。
そして現在、ゲームでいうところの体験版部分が終わった所らへんです。
スチパンシリーズが大好きな方、もしくは気になっている方があれば、是非立ち寄ってみてください。
――涙香と共に、灰色の空の下で喝采を!
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ペンギン3 2015年06月25日(木) 18:17 ★ (Good:10/Bad:7)