ありえなさそうで、それでいて一番ありえそうな終わりの続き
▼この推薦は隠されています。閲覧するにはここをクリック
▲コメントを隠す
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
完結して暫く経った今改めて紹介させていただきます。
このお話は映画の終わりの出会いからちゃんとした関係に収まるまでのはなしです。
といえば良くある二次創作なのですが、この作品の秀逸な点は
「なくした記憶に頼らず(思い出すことなく)」
きちんと1から関係を構築していること
言うなれば「一目惚れのふたりが付き合ってから結婚に至るまで」のような描き方をされていることです。
まあ、とは言っても
「誰から聞いたか忘れたけど何故か憶えている大事な言葉」(ムスビに関することとか)
とか、他には
「とても大切なことなんだけど言葉にならない大事な想い」
などはきちんと押さえてあるので「映画が完全に無かったことになるわけではない」いい塩梅になっています。
内容的には、一目惚れなふたりが誰はばかることなく(もちろん、付き合いはじめてから)イチャつくはなし、なので基本的に砂糖多めな(甘い)お話です
四葉を始め2人の友人、家族などみんな出てきて絡みます(ただし、お父さんズは出てきませんが……)
とはいえ、映画ガン無視のどたばた話ではなく
きちんと映画で構築された(記憶と共になくなった分は除く)関係性は大事にし、それ以外の関係性もきちんとらしく構築していきます。
原作の再演的な描き方をされている部分もあり、原作ファンにはにやりとするシーンもあります。
ものすごく丁寧に描写されているので読み応えはあると思います
▼読む際の注意事項など
R-15的な描写があるため、そういうのは「君の名は。」に要らないという方には合わないかもしれません
謎が全て開示されている訳でも解明しているわけでもない作品なため、その語られていない部分を作者さんの独自解釈で補填されていますが、
その「解釈が合わない人」には向かない作品かもしれません
後は上記にも絡みますが、脇を固める人物(特に四葉など)の性格も作者さんの解釈が入るので、人によっては違和感を感じる方も居られると思います
▼ 最後に
君の名は。の二次小説のなかではわりと絶賛の声が多い作品なので、君の名は。が好きな方は読まれてみることをお勧めします。
あやの/2017年01月28日(土) 16:58/★ (参考になった:5/ならなかった:19)
甘くて、同時に感慨深い二次創作です
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
この作品は新海監督が書いた公式の続編です、と言われたら思わず納得してしまいそうなほど、クオリティが高いと思っています。そうでなくとも、作者様が「君の名は。」をリスペクトしているのは事実でしょう。
さて、内容については、瀧と三葉が映画の最後で再会したその後を描くという、そこまで変則的ではないものです。
(16行省略されています)
ただ、大きな特徴としては二人が劇中で、映画での交流のことをほとんど思い出していない、という点が挙げられます。それにより、なんというか映画での交流の記憶が二人にとっていかに大切で、失いたくなかったものだということが伝わってきます。(思い出すのは本当に終盤の方です。それまではわずかな既視感しかありません)
ちなみにこの作品はもう最終章まで来ていますが、最新話まで一気読みしてみると、前述の描写も合わさって最後の方のシーンがすごく感慨深くなると思います。映画のシーンの再演みたいなものもあるので、ぶっちゃけこの推薦文を読まれたら今すぐに読んでほしい、と思っております。
少し盲目的な文章に思われた方もいるかもしれませんが、そうかもしれません。「君の名は。」の二次創作で初めて読んだのがこれなのですが、他の二次創作を読む気が完全に吹き飛びました。それほどまでに、この作品は僕の心に残りました。(ちょっと大げさかもしれないですが)
▼読む際の注意事項など
注意事項と言えるものは個人的にはほとんどありませんが、あえて、ネタ的な意味でいうなら、
1.四葉が小悪魔系キャラになってる。
2.瀧と三葉の絡みがすっごい甘い。(作者様は感想欄などでこれに対して、思わず砂糖を吐く、という比喩を使っています)
特に、2についてはR―15タグがしっかり仕事しているほど的確です。え? どんなところがR―15なんだって? それは本編でのお楽しみです。
1については、まあ個人的には好みかな~と思っています。
どちらにしても、これ注意事項と言えるのか? と書いていて思いました(笑)。
▲短縮する
六原翔馬/2016年12月30日(金) 22:23/★ (参考になった:18/ならなかった:11)