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どっとれいしあ ID:enXY4NmM 2017年02月17日(金) 23:50 (Good:4/Bad:0) 1話 報告
苦悩も葛藤も消え失せた、幸福という名の虚飾に満ちた世界。
苦しみが齎す心の豊かさを失い、生ける屍と化した人類に最早成す術なし。
最適化された『普通』に身を委ねてみんな纏めてさようなら\(^o^)/
人の手によって生み出された機械が最後には人を滅ぼす、か。
(15行省略されています)
返信:K-Knot 2017年02月21日(火) 02:57
感想ありがとうございます。
幸せになりたい、なりたいけど『幸せになりたい』と思うのはその尊さを知っているから。
何故知っているのか、と理由を問われれば苦しみと不幸を知っているから。
だんだん人間は知らなくなっていきます。かつて戦争があったことも、先祖の先祖は暖かい家も屋根もない草原で暮らしていたことも。
まさしくサイエンス・フィクションです。
ですがフィクションと言うにはあまり現実離れした話ではないと思いませんか。
現実問題、進歩した技術と進化した機械によって日々人間の苦労苦しみは取り除かれていっているのですから。
勝ち負けだって、故・村山聖九段のように人によってまるで価値が違う。
命を賭けてでも欲しい勝ちと、適当に転がり込んできた勝ちでは喜びが違いますから。
ここで反出生主義について少しだけ書いておきます。
まず、嫌なことが一つもないというのはプラスです。これは間違いないはずです。
親も友人も平凡だけど嫌な人ではなかった、というのはプラスの価値です。
一方で嫌なことは一つもないけど嬉しいことが一つもない、というのはマイナスではありません。ゼロです。もしもそれをマイナスに感じるのならば普通以上を知っているからです。
生まれればマイナスの出来事もプラスの出来事もあります。最終結果がプラスになるかマイナスになるかは死ぬまで分かりません。
一方で生まれなければマイナスの出来事が絶対に起きないというプラスがあります。
つまりこの世界において人間は生まれてこない方が総合として得になる結果のほうが多いかもしれません。
もっと簡単に言うと、生まれてきてから生まれなければよかったと思うことがあっても生まれてきてない状態で生まれたいと思うことはないのだから。
なら、もう生まれてしまっている人はどうすればいいのか。
苦しみやマイナスに価値を見出すしかないじゃないか――――ということなのです。
芥上 夏紀 2017年01月16日(月) 16:47 (Good:1/Bad:1) 1話 報告
どうも、一年未満ぶりです。ずっと見てました(ストーカー風)。いやAC新作書いてくださいよ(無茶)。あれですね。今までの作品、コメント見ててのまとめかこの作品へのコメントか。どっち先書きましょうか・・・・うん、後者ですね。
あれですね。意外とk-knot殿らしくない作品だと思いました。絶望の中に希望を見出しているというか。今までのacの時みたいなハッピーエンドでもなくNHKみたいなギャグ入りでもない。主人公病や王子became獣(語彙力)みたいなバッドエンドでもない。バッドエンドの中にハッピーエンドを見出そうとする人々の物語。もっとも人々の感情とその善悪を第三者目線と主観を交え語るような・・・いや、違いますけど、そういう作品(あくまで自身の考え)であるのは変わりませんが。
何が言いたいかというと久々にこれのあとがき見て泣きました。いやなんか本編は陰鬱な終わり方したのに聖棋士のくだりで何か泣いてしまって。(小並感)
ダメだ語彙力足りない・・・・つまりはk-knot殿の作品はあとがきまでもがまさに作品の一つと思いました。(中並感)
えっと個人的な感想です。ついったーとかやってないんですよ。あ、もし「てめえ今までコメもしてねえのになんなん」とかおもったら許してくださいなんでもしますから!
えー・・・割と真面目にかなり貴方の作品漁ってます。夢はオリジナルエンド最後のガロアくん並みにビッグな男になる事です((そして冷めないAC熱。マジで冷めない熱暴走(ACLR)SLやった後のLRの難易度がほんとにオカシイ。なんかいいアセンありませんかね・・・・))だめだいいたいことまとまらんのです。すいません((
返信:K-Knot 2017年01月17日(火) 19:50
感想ありがとうございます。
どうもお久しぶりです。見ていてくれたなんてうれしいですね……。
先に言っておきますと、AC二次の新作を書くことはないと思います。
私の中で書きたいことはfarbeyond Alephで書ききってしまったので。
おおー。よく読んでくれていますね……感激です。
実は芥上さんが感じたとおり、farbeyond Alephや他の短編がテーマ(主題)を中心とした『物語』なのに対してこの『鳥のように』だけは私の『主張』を物語という形にしただけなんです。
ですからあとがきまでも作品の一部ですし、あとがきを書きたかったと言っても過言ではありません。
つまり、「私は世界をこのように捉えています。そして私の尊敬している人はこう考えていました」という主張を書きたかったのです。それをそのまま書いても誰も読んでくれないので物語にしただけです。
ん?今なんでもって……
読んでくれているだけでも満足です。
気に入ったのならば感想・評価をしてくれる、それだけでいいのです。
私は公開している。読者様は読んでくれる。それ以上のことは欲張りすぎですから。
まじですか!ありがたいありがたい……。
ガロアくんは基本的に社会不適合者なのでいいところだけ見習ってくださいw
おおー、かなりやっていますねー……。
LRに限らず、コンピューターは基本的に引く相手を追う性質があります。
エクステンションに連動ミサイルがあると思うので、それを全開にしながら引いてミサイルを撃ちまくってください。それでイケるはず。
あとは両手にバズーカとライフル持っていれば大抵のミッションはこなせるかと。
いちろう 2016年12月24日(土) 14:24 (Good:1/Bad:0) 1話 報告
感想書こうと思ったら↓の問答がレベル高すぎて内容飛んだorz
ベンサム好きにはたまらない小説ですた
返信:K-Knot 2016年12月26日(月) 18:09
感想ありがとうございます。
理屈で言えばそうなるよってだけで、内容自体は感性で捉えてもらえば十分なので問答自体には大した意味は無いです。
ベンサムって最大多数の最大幸福を唱えたオッサンでしたっけ?
すいません、大学受験期に倫理政経で見たっきりなので分かりませんが、気に入ってもらえたならよかったです。
Y= 2016年12月23日(金) 23:44 (Good:4/Bad:0) 1話 報告
なるほど、と納得する部分が多かったです。
特に、人工知能の言葉──『はい。動物だから美しく、人間だから醜いと感じるのです』の一節と、少女の“人間の頭の中に居座る『普通』はいわゆる『最上の幸福』なのだ”“人間の幸せってなに?”、ここは強く惹かれました。
ただ、人工知能が人間を超えた考察・思考を有したという設定であるのに、その先にある答えが“苦しみからの解放”であるということには、やや違和感を覚えました(正確には、違和感を覚えるように仕組まれていたと表現されるべきですが)。
(11行省略されています)
返信:K-Knot 2016年12月24日(土) 00:49
感想ありがとうございます。
『普通』は『最上の幸福』という話なのですが、年収が750万円を超えたあたりから幸福度はさして変わらないという調査結果があります。この辺りには相当人間の幸福の秘密が隠されていそうです。
はい、その違和感は正しいです。
Y-Free さんが感じたように、多分深読みする読者様なら分かると思うのですが、これだけ機械が進化しているのなら人工授精だってほいほい出来るだろうし、子育て用のロボットだって作れるはず。それにこうなることが予想できないはずがない。人類の味方ならばその対策をしないはずがない。
つまりですね、作中では何も書いていませんが『彼ら機械は実は人類に敵対している』と私は考えています。
北風と太陽ですね。全面戦争するとなると選択圧による生物的危機感が種の繁殖本能を刺激して想像以上に人類との敵対戦争は長引くでしょう。子孫もバンバン増やすでしょうし。
どちらにしろ寿命が無い機械なのでしたら、味方のフリをして滅ぼすのが一番良いです。
まぁそんなホラーテイストなバッドエンドは別に欲しくなかったのでその要素は削除しました。
『機械の努力』の話になりますが、既にある面では彼らはその努力をしてしまっています。
【アルファ碁】という囲碁のAIが人類のトップを今年打ち負かしました。
少し難しい話になりますが、それはただ莫大な計算を力任せにした結果ではないのです。
ディープラーニングという特殊な技法(長くなるので割愛)を用いて、どの手がどの場面で一番効果的なのかを『その都度計算する』のではなく、『学習し記憶し変数を自分から導き出している』のです。
そしてその記憶を持った自分とずっと戦い続けている。既に機械は人間よりも努力をしているのです。
これからの機械はただの人類の下僕ではなくなると私は考えています。
さて、彼らを人類の友と見るか。人間を追い抜こうとする傲慢な敵と考えるか。
その態度如何で真面目にこれから100年の人間の在り方までも変えてしまうと思います。
と、無駄にガチャガチャ書いてしまいましたが読んでくれてありがとうございました。
次の投稿は来年になります。よいお年を。