てと 2018年12月06日(木) 12:13
読みやすい文章に好印象を抱きました。
それにもかかわらず、アクセス解析などからもわかるとおり、読者が序盤で読むのをやめてしまっているのは、相応の理由があるからだと思います。
大きな問題点は、おそらく二つあります。
(19行省略されています)
1.掴みがあまりキャッチーではない
第一話目では、故郷の説明や自分の来歴の語りから始まっています。かなり詳しく、セリフもなく延々と語られていますが、この文章を読んでも「いったいどんな物語が始まるのか」というワクワク感や先への期待を読者に抱かせることができません。あくまで読者は「小説らしさ」を欲しているのであって、「設定」が知りたいわけではないのです。
この場合であれば、間違いなく「たっ、助けてっ!」の一文からスタートしたほうが小説として魅力的です。いったい何が始まるのか、と読者に思わせることができます。
伯爵の館がどうとか、田舎らしさとか、何歳から留学してどう過ごしていたかとか、そんな説明的なことは後回しにすべきであって、物語の最初で読者の心を動かす工夫がいちばん重要です。
2.序盤から情報量が多すぎる
1にも関わる、二つ目の問題点です。
小説にかぎらずほとんどのことに共通しますが、初見の相手にはわかりやすい易しい部分から入門し、そこから徐々に複雑な方向へとステップアップすることが基本です。
ところが、この小説では1でも述べたように、最初から詳しい説明的な情報が提示され、また登場人物も「俺(ケネス)、金髪の子(サイラス)、マリオン、レイチェル、ソフィー、アメリア」と第一話目から6人ものキャラたちが次々と登場して会話を繰り広げます。
はっきり言って、読者は登場人物の把握が追いつきません。
読者には「この子は、こういうキャラなんだな」と理解させる余裕が必要です。キャラの把握が完了していないまま、怒涛の登場人物ラッシュが続いてしまった場合、読者は理解に努めようとするよりも、挫折してブラウザバックしてしまう人のほうが多いのではないでしょうか。
この点についても、配慮と工夫がなされるべきだと思いました。
簡単にですが、その二点だけ失礼しました。
時間があるときに、また読み進めたいと思います。これからも頑張ってくださいませ。
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