見守るまどろみ ~転送装置のテスターに選ばれて転送されたら最強だったので好き放題に蹂躙していきます~
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作者:鈴本恭一
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鳴島 雹 ID:.ZYwyhq2 2019年06月03日(月) 05:06 (Good:1/Bad:0) 8話 報告
とても面白く最後まで読みきりました。
なんて言いましょうか、読後感はどこかスッキリとした気持ちでいっぱいです。
まさに因果応報。これが集約されたストーリーだったのだと思います。
独特な書き方に好みは分かれるでしょうが、自分は好きな作品でした。
話の発端、主人公の葛藤、妹との繋がり、そして屑な親。
最後に物語の根幹を成すナイコーポレーション。
これがうまく絡み合って、最後にこう来たかーと、思わされました。
いやはやお見事。
次回作も楽しみにしています。
執筆お疲れ様でした!
返信:鈴本恭一 2019年06月09日(日) 20:17
お読み頂きありがとうございます!
妹は良き人なので転生する権利がありますがそれ以外の人間はダメというつもりで書きました。
最後のオチを考えてからプロットが出来上がったので、お気に召して頂ければ幸いです!
風読みの鋼 ID:ouxjk5G6 2019年06月04日(火) 10:08 (Good:0/Bad:0) 1話 報告
楽園への脱走を夢みる現実の囚人。
唯一の救いだった彼女は地球に縛り付ける鎖でもあり、また二つとない至宝でありながら人の欲望に汚されたがらくたであり、彼は忠実敬虔な信者であろうとすると同時に彼女を独占、支配したい暴君でもある。
善性と欲望で苦しむ彼が善き人であろうと振る舞う地球と、己の我欲のままに遊べる楽園。
二つ揃えることで彼の人間性も、希望と努力も、苦悩と挫折も、とても味わい深いものに仕上がっている。
恐らく、楽園だけではなく、地球の彼の姿をも眺めていたに違いない。
虫の一生は、眺める分にはほかにない愉悦である。
喜ばれたのであろうか、それとも似たようなものに見飽きているのだろうか。
私たちはまともでいられるのだろうか、すべてが許される楽園への切符を手に入れたときに。