第二話
＞「男女七歳にして同衾せず！」
これ使い方間違ってますよね、大好きだけど。
第四話
＞どれだけあかねが性徴したかわくわくしていたのに、
〝成長〟の誤変換、ではないんですよね、大好きだけど。
第六話
＞箸で黒豆をつまむカワウソ。
この何気ない表現が、作品を理解し切っている証拠で本当に驚きました。
ｅｘ
＞あれは人だ。まちがいなく人だ。
時折ハードな設定を生かしてくるのが油断なりません。
第八話
　本編７話８話を補完する形でキャラ達のエピソードを豊富に挿入して頂いたことに感謝します。あの展開は最高に燃えましたので。
第九話
＞窓の向こうには、わたあめみたいにふわふわした雲が流れていた。
本作のイメージを的確に表現した素敵なまとめ方でした。私も見習いたいです。
第十話
＞しかるのち下手人を追討する。
これまたレトロな、というか時代がかった表現でした。
ｅｘ２
　ギャグは一切なく、アカネのいい男っぷりが映える回でした。ここでももの過去など、本編では語られなかった背景の補完が嬉しいところです。
第十一話
　アカネとアオイのポジションチェンジでの本音語り、熱いです。そしてひまわりの「くうきよめ」が最高。
第十二話
　もはや正統派のラブストーリーでした。
Epilogue

＞総天然色
昭和３０年代感が……

　一気に読破しました。
　最近ＤＶＤを入手し、個人的にブームが再燃して、本サイトで二次作品が無いか検索し辿り着きました。
『ビビット～』という作品は少女達だけの熱い友情バトルが売りでしたが、アカネを男の子設定にすると見事なハーレム状況に変ると気づかされました。
　最初単純なハーレムで終る作品かと思っていましたが、結末に至る過程で次々とシリアスなシーンが積み重なり、またアカネに対するアオイの一途さが伝わって来て、作者のセンスの良さ、発想の斬新さに、こうして長文の感想をしたためている次第です。
　『ビビット～』は左程話題にはなりませんでしたが、同時期『まどマギ』『ガルパン』『中二病』など2018年現在にもコンテンツの続く強力作の狭間と、『ストライク・ウィッチーズ』よる高村監督の代表作としての流れの途絶から止むを得ないことだったのかもしれません。
　本作はオリジナルを忠実にトレースしつつ、オリジナルとは異なった楽しみ方を与えてくれた傑作でした。今回は短時間で読み終えてしまったので、少し時間を置いてゆっくりと読み直してみたいと思います。
　長文失礼しました。楽しい時間を与えて頂いたお礼として、感想を書き込ませて頂きました。

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