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丸焼きどらごん 2021年06月04日(金) 02:25 (Good:1／Bad:0) 1話 報告
寄り添った時間が心になる。そんな感覚を覚えるお話でした。
彼女の中に芽生えたそれは、少年が注いだ心が、気持ちがあったからでしょう。レイアさん視点で進むので坊っちゃまの内心は読者側としては分からないはずなのに、レイアさん視点だからこそ彼の気持ちが流れるように伝わってきました。機械のため最後までエラーとして処理されてしまったそれが、最後の最後で願いという明確な心というものが生み出す感情に置き換わった。それが嬉しくも、彼女の望みを知りたかった彼が受け取れなかったことがとても寂しいです。
同時に結ばれなくても彼と彼女の間にあった絆は解けることなく繋がっていたのだろうなとも思うわけで、それが芽生えた心を導いて、最後のエラーの先。彼女が目を開けた先に彼がいることを願わずにはいられません。
素敵なお話をありがとうございました。
返信：ほりぃー 2021年06月06日(日) 00:01
ご感想ありがとうございます。
この物語はレイアの視点で進んでいくもので、彼女の物語にでてくるほかの人々の心理描写は全く入れてないんですね。
だからこの話を呼んでもらった時に読者様の心の在り方が映る鏡のようなものを描ければいいなって少し思ってました。だからこそ「寄り添った時間が心になる」という言葉には書いてもらった心の在り方を示したまるどらさんの姿が映っているんじゃないかなぁって思ったりします！
溶けたスライム 2021年03月04日(木) 00:21 (Good:1／Bad:0) 1話 報告
実は最初の頃から『特別な感情』を抱えてたのに、ロボットだから処理出来ずに理解出来ないままだった。
でも、最後の最後にたどたどしいながらも坊っちゃまが望んでいた『レイアの望み』を自覚して……あああああ！心が痛いっす！
観測出来ない神様が居て……それこそ機械仕掛けの神が実在してくれる事を願うしかないっすねぇ……！
とても面白かったです！ ありがとうございました！！
返信：ほりぃー 2021年03月04日(木) 11:25
ご感想ありがとうございます！ 正直いまさらこの話に対してもらえるとは思っていませんでした。
この物語は誰も悪くないし、誰も間違っていないような気がします(ひとごと)。レイア自身もただ自分にプログラムされていると思っていることを行って、言葉にしていっただけで……機械仕掛けの彼女はいずれ壊れるかもしれませんが、その時には観測の向こう側に「神様」いるのか、坊ちゃまと同じ「場所」があるのか……見ることができて知ることができるのか……レイアと同じように人間も祈ることしかできないんかもしれませんね！