残骸
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丸焼きどらごん 2021年09月13日(月) 23:45
しっとりとした物悲しさを含みながら、読み進めるにつれて心の中に納得という形の時間が降り積もるようなお話でした。主人公くんと同じ人生を歩んできた訳でもないのに、所々懐かしさを覚える描写が潜んでいるというか。不思議な感覚です。
お父さんの 「けど、まぁ、なんだ。一度も向き合わないままだと、後から来ちまう。それは辛い」が1番印象的でした。ああ、確かにそうだなと。押し付けるものでない、すとんと心に落ちてきて納得してしまう言葉。見ないふりをしても思いがけない瞬間に向き合う瞬間が来てしまうと、準備が出来ていないためにふい打たれてしまうのですよね。それは確かに辛い事です
主人公の隆史くんはそうなる前に、田舎に足を運び、人と触れ、知らないうちに生まれていた親戚の子と遊びながら、いくつかの準備を終えた上で真那さんの今の形と向き合えた。それは悲しいことだけど、ひとつの区切りとして終わりを認識出来たのは必要な事……(194文字省略されています)