聖杯戦争である以上望み薄ですが、なんらかの事情で両陣営が話し合い、願いのことが分かればもしかしたら多少なりとも仲良くなれたのではと思う気持ちもあり、現に遊園地での戦闘ではクガイさんが内心楽しいのを見て、娘さんの病気が治って本当に遊園地で遊べる時が来たらなぁと思っていたので、クガイさんの退場は悲しかったです。
救いがあるとするならキャスターとの交流が良いもので、娘さんの最後に良い夢を見せてあげられた事が良かったです。

ジンとユエですが、結果として本当の家族の元で幸せになれてとても感動しました。アーラシュさんとの食事シーンの楽しそうな姿から日本での活動が始まりほっこりとしました。
ライダーに騙されランサー陣営と敵対した時はどうなるかと思いましたが、アーラシュとワルキューレが互いに良い人であったために酷いことにならなくて良かったです。
そして、いつかユエがアーラシュさんのような素敵な男性と出会って幸せになれるときを祈っています。

そして、個人的に1番以外だったのがウリエさんとヴラド公のバーサーカー陣営です。
まず、ヴラド公を吸血鬼にするという意図はなかったにせよ強化のために吸血鬼たるバーサーカーとして召喚してしまい、更には初手で令呪を使ってしまうという考えうる限りのバッドコミュニケーションをしてしまったにも関わらず、(無事かは怪しいけれど)聖杯戦争を生き延びたことですね。
サーヴァントは道具であるという魔術師らしい考えを持っていたにも関わらず、キャスターとの対話でヴラド公との関係を多少は考えようとしたけれど、単純に時間が無く、また願いを聞いた時の反応と言い最後まで分かり合うことなく終わってしまったのが残念ですが、吸血鬼という呪いを残されつつもなんやかんやで楽しそうに終われたのが良かったです。(その後、浄化されてしまいましたが)

以上、素晴らしい作品をありがとうございました。

▲短縮する