宮沢賢治の春と修羅の序文を思い出させるような。ビジュアルイメージを文字起こしする「心象スケッチ文学」として楽しく読めました。宇宙。ガラス。人形。水。時計。有刺鉄線。美意識があるのだけれど、風景の閉塞感も非情に高い。らせん階段を永遠に下り続けるような内向感が文章に満ちていて、寓話性は無いけれど「逃げ場が無い」という感覚が強く伝わってきますね。
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