拈華微笑
作者:東山章魚

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水里露草 2024年01月22日(月) 02:42

まず話の構成が最高でした。
ずっとそこにあるのには変わらないのに人の社会の移ろいで名前も見え方も変わっていく星の「きれい」さに感嘆する愛音とその横顔を興味深く見ている燈の構図から始まって、自分の世界を表す文法の違う楽奈との断絶という問題提起、過去に「きれい」という共通言語でそれをひとつ乗り越えたエピソードで冒頭を回収しつつ燈の行動に説得力を持たせる手腕がもう素晴らしい。
キャラクターのエミュもすごく丁寧だと思いました。ミラノ巻きの下りや演奏後の各々の仕草、些細なやりとりなどからもキャラクターをひとりの人間として深く捉えていることが窺えて、世界観や実在性のオタクとしては感嘆しきりでした。
そうして解像度を上げつつ突入した楽奈とのコミュニケーションパートも好きです。きちんとノートを読んだ上で「わからない」と感想を答えたり、どこが難しかったと聞かれればそれを言語化したり、楽奈が一貫して彼女なりの……(309文字省略されています)


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東山章魚 2024年01月22日(月) 20:54

感想まで書いてくださり、ありがとうございます。

本の感想や批評を見るたび、こんなにも精読してもらえたならどんなに幸せだろうかと思っていたので、夢が叶ったような気がします。

楽奈の姿勢や燈の「きれい」への意識など、小説に込めた意図が伝わることは、こんなにも嬉しいことなんですね。

この作品をもっと好きになることができました。ありがとうございます。


おいかぜ 2024年01月22日(月) 00:48

良かったです。いや、とにかく話が面白かったです。

プラネタリウム、ミラノ巻きやらのくだりから、楽奈に燈の言葉が響いていなかったという問題提起。そこから繰り返し繰り返し言葉を練り直して、楽奈にノートを見せて心を伝えたいと思う燈のアプローチは正しく本格結成後のMyGO!!!!!の燈のものだと思いますし、表現を変えたからと言って楽奈に伝わるわけではない、というのも同上。

そこからアニメ序盤に滲ませていた、燈が他者の感情に共感できない──相互に理解し合えないことへの恐怖や、それに対する愛音筆頭MyGOメンバーの答え、そして拈華微笑に返ってくる結論。
言葉だけでは理解し合えないけれど、共に歌って共に生きて共に体験し合うことはできるという着地。

燈と楽奈の二次創作として実に美しい話だったと思います。
読んでいてとても楽しかったです。ありがとうございました。


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東山章魚 2024年01月22日(月) 15:55

感想まで書いてくださり、ありがとうございます。

課題設定とその解決へのプロセスを重視して書いているので、評価していただき嬉しい限りです。

正直、最後の結論のところは、本当にあれで良かったのか今も悩んでいるのですが、作品と読者に助けられたのだと思います。
それが、創作という行為の面白いところかもしれません。

重ね重ね、ありがとうございました。



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