強い寂寥感を覚えました。
家が世界全体から切り離されていて時間が止まっているような、
静かすぎて落ち着かなくなるなんとも言えない空気が伝わってきました。
元々、紗夜さんのなかにも日菜はいると感じていたので
この小説の日菜に似た性格の紗夜さんはすごく納得の姿でした。
紗夜さんにはなんか妹属性を強く感じるんですよね。
原作ではその部分を日菜に投影しているのではないかと以前から疑ったりしていました。
バニシングツイン。面白い題材ですね。実は紗夜さんじゃなくて日菜なのかとも考えましたし、ふたりの魂が胎内で超共依存、自他分離ができなくなって混ざり合い「さよひな」という一人の人格に成ったとも考えました。想像の余地が多分にあって推理小説みたいで面白いです。
秋の空気にぴったりな作品だなと思いました。
故人の過去やいたはずの人、あったかもしれない世界のことを知るのだけど
今となってはすべて終わっていてなんとも言えない気持ちだけが残る。
人の一生を感じました。儚い。
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