自由病
作者:original

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戒告 2025年07月28日(月) 12:33

 彼は自らの個性を証明するために、数々の独創的な作品を作り続けた。そしてその度に、多くの人の賞賛を集めた...
 けれど彼は、人に理解されることが個性に固有性を損なうものという結論に至ってしまった。世間に認められた芸術は、もはや彼がその作品に表したはずの個性を失わせていたと感じてしまったんだ。
 個性とは、つまるところその人の精神そのものに他ならない。故に、二度とその個性を誰かに理解されることのないように、冥府の扉の向こう側へ隠すことに決めたんだろう...
 彼にとっては、過去の輝かしい作品たちも、己の肉体さえも、無個性の象徴にすぎなかったのかも知れない。けれど、私にとっては、そして多くの人々にとっては、その芸術こそが彼の個性だった。多くの人が彼の個性を感じ、そこに彼を感じ続けている。
 私は今でも彼の残した作品を見るたび思うよ。ああ、ここにまだ"彼"の気配が残っている……(120文字省略されています)


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