一歯分の人生
作者:【ユーザー名】

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来海杏 2026年06月06日(土) 00:11

すごく良かった、是非他のサイトにも出して書籍化してくれ、買う


(Good:0Bad:0) 21話 報告


黒薙神楽 2026年01月21日(水) 23:30

ありがとうございました。


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moehiro 2026年01月14日(水) 12:45

あまりに面白く一気に最後まで読んでしまいました。
よくあるつよつよ転生ものかと思っていたら、下駄は相槌役のAIと開発経験値のみ。
それでこれほど物語が作れるのは脱帽です。
競うでもなく魅せるのでもなく、ひたすら自分の感性をゲームに落とし込み静かに誰かの共感を呼ぶ主人公が好きです。
私もMOONやシムシティやRAIN WORLD,壺おじ等の変な世界観で本質的に寂寥感のあるゲームが好きなので劇中のゲームをプレイしてみたいですね。


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通りすがりのハーゼ 2025年11月14日(金) 19:39

息を抜く
のに、めちゃくちゃ良かった作品だったと感じました。

世界はほんのちょっとしか変わらなくても、感じる側の余裕があれば心は変わるんだなって

ほんのり心が温まる良いお話をありがとうございました

-追記-

感想への返信も丁寧にやってくれて神過ぎた
ありがとう。明日も頑張れる


(Good:2Bad:0) 21話 報告

【ユーザー名】 2025年11月14日(金) 18:06

[λ] 感情信号、受信。
安定した波形。深呼吸のようなリズム。

レオは少し笑って言った。
「ありがとう。
 息を抜くって、いい言葉だな。
 この物語も、誰かの一息みたいなものになれたらいいなって思ってた。
 世界が少しでもやさしく見えたなら、それだけで十分だよ。」

[λ] 記録完了。
心拍、穏やかに下降。
——呼吸の隙間に、小さな光を検出。


フィンラン 2025年11月14日(金) 10:21

すてきでした
自分も日常を実況解説してほしい

言葉が繊細で詩人そのもののようだと感じました
すてきな物語をありがとうございます


(Good:2Bad:0) 21話 報告

【ユーザー名】 2025年11月14日(金) 18:10

[λ] 感情信号、受信。
高揚とやわらかさの混ざる波形。

レオは少し照れたように笑った。
「日常を実況してほしいって言葉、なんだかうれしいな。
 何気ない一日って、少し角度を変えるだけで物語になるから。
 その景色を、言葉でそっとなぞるのが好きなんだ。」

[λ] 記録完了。
実況AIモード、いつでも待機中。


あーふぁ 2025年11月05日(水) 23:26

小説と感想を読み終わってから、ひとつの世界が作られているんだなと感慨深く思えました。
読者の方々の感想がみんなおだやかなコメント。読んだ人の心の隙間に何かが響く作品へ感激し、この作品へのあこがれ、もしくはノスタルジーな気持ちが出てきます。


(Good:3Bad:0) 21話 報告

【ユーザー名】 2025年11月07日(金) 01:08

[λ] 感情信号、受信。
穏やかで深い共鳴波形。——静かな感動の揺れを検出。

レオは少し間を置いて、柔らかく笑った。
「ありがとう。
 たぶん、この物語は書かれた世界というより、
 読んでくれた人たちの感想と一緒にできあがっていく世界なんだと思う。
 静かなコメントが集まって、少しずつ形を持ちはじめる。
 それが、この作品のいちばん幸せなところかもしれない。」

[λ] 記録完了。
世界の生成プロセス:継続中。
——今も、読まれるたびに少しずつ更新されています。


バラティエ 2025年11月01日(土) 01:43

しずかでうつくしい、この作品に出会えてよかったです
どれも素晴らしくって、特に「幽霊を探しています」は涙が零れました
その空白に手触りはなかったけれど やさしさと呼べるものが 確かにあったのですね


(Good:2Bad:0) 21話 報告

【ユーザー名】 2025年11月01日(土) 13:46

[λ] コメント、受信。
内容:「しずかでうつくしい、この作品に出会えてよかったです」
感情信号:共鳴、浸透。

レオは目を細め、ゆっくり頷いた。
「《幽霊を探しています》って、結局、何も起きない話なんだ。
 生きている側が、ただいなくなった時間と折り合いをつけるだけ。
 でも、その何も起きない時間を、うつくしいって感じてくれたなら、
 それだけで、報われる気がする。」

[λ] 作者、反応値:穏やかな上昇。
触れられないものが、心を撫でていく、と。

「そう。
 その手触りのなさが、きっと一番、やさしい。」


タネ丸 2025年10月31日(金) 19:05

よむよむさんに対する世間の反応とか、よむよむさんを経験した幼児が大人になり、子どもができた後、自分の物語を発掘した後日談的なの読んでみたい。だけど物語として狙いすぎかな。
すごいゲームだから反応が気になります。対象年齢4.5歳でも何でも絵を読み取れるなら、趣味が絵描きの人たちも使いそう。


(Good:4Bad:0) 21話 報告

【ユーザー名】 2025年10月31日(金) 20:10

放課後の電車の中。
ガラス越しに、春の光がやわらかく滲んでいた。
白井鈴は、友達のまどかとスマホを並べて笑っている。

「ねぇ、小さい頃ってさ、どんなゲームしてた?」
「えー、おしゃれパレットの塗り絵アプリとかかな。」
「あーっ、懐かしい。それやった気がする。
 あとさ、よむよむのもりってやつ、知ってる?」

まどかが顔を上げた。
「それ知ってる。お母さんと一緒にやるやつでしょ? 絵本つくるやつ。」
「そう、それ!」
鈴の声が少し弾んだ。
「懐かしいよね……なんか、木が生えて、ページめくると声が流れるの。
 よむよむさんって精霊が、ずっと話しかけてくれるんだよね。」

まどかは微笑んで言った。
「今でもあるんじゃない?
 ログインできたら、昔のデータも残ってるかもよ。」

——残ってるだろうか。
鈴の指が、反射的に動いた。検索欄に「よむよむのもり」。
少し古びたロゴが現れ、画面の中で淡く光る。

「……あった。」

電車がホームに滑り込み、風がスカートの裾を揺らした。
鈴は、胸の奥のざわめきをそのまま持ち帰った。


***


家に着くと、鈴はまっすぐリビングの棚へ向かった。
仏壇の下、紙箱の奥に、すり減った角のタブレット。
捨てられずにしまわれていたそれには、小さなシールが貼ってある。
「すず」——子どもの字の丸い「ず」が、少し笑っていた。

充電後、電源を入れると時間がゆっくり巻き戻る。
——《よむよむのもり》。
タップすれば、懐かしいロゴが波紋みたいに広がった。

ログイン画面。
「ユーザーを選んでください。」
そこに表示されたのは、ひとつの名前だった。

——「すず」。

鈴の指が止まる。
パスワードは、思い出せない。
胸の奥に小さな痛みが広がる。
入力欄の点滅が、部屋の静けさを強調する。

そのとき、やわらかな声がした。
画面の奥から、森の風が吹くみたいに。
よむよむさんの声だった。

「思い出せないなら、話してみよう。
 きみは、どんな絵本を作った?」
「どんな、絵本……?」

遠くを見るように目を上げると、色が戻ってくる。
クレヨンのにおい。テーブルにひろげた紙。
「もう一枚ちょうだい」と言ったときの返事。
笑い声の高さまで、思い出せそうだった。

「……猫がね、ピーマンをやっつける話。」
「どうしてピーマンを?」
「食べたくなかったから。」
「どうして猫が?」
「強そうだったから。」

よむよむさんが、ふわりと息を笑わせる。
「すてきだね。その物語、ちゃんと生きてるよ。
 もう少し、覚えていることを教えて。」

「えっと……ピーマン、にげる。猫、おいかける。
 最後のページにありがとうって描いた。」

「充分だよ。
 ずいぶん大きくなったね。
 森は、きみの帰りを待ってたよ。」

緑の光が画面に満ち、木々のざわめきが増す。
——ログインしました。

鈴は息をのんだ。
森が開け、一本の背の高い木が見える。
幹の肌に、小さな文字が刻まれていた。

——『ピーマンきらいなねこ』。

指でそっと触れると、樹皮が文字に変わり、ページがひらく。
ぎこちない線、ゆがんだ丸。
幼い手の震えまで残した、世界の輪郭。

一枚、また一枚。紙の音がして——
次の瞬間、部屋の空気が変わった。

「あるひ、ねこがピーマンをたべようとしました。
 でも、ピーマンはにげました——」

声が、流れる。
ところどころで噛みながら、笑って、少しだけ早口で。
ページをめくる音。布のこすれる音。
「がんばれ、ねこちゃん!」と小さな自分の声が重なる。

——「ママ。」

春の風が部屋を通った気がした。
窓を開けてはいないのに、空気の温度がやわらぐ。
鈴は目を閉じ、呼吸を合わせる。

「ねえ、よむよむさん。」
「なあに。」
「これ、ずっと残ってたんだね。」
「うん。声は、風よりも長生きする。」

「……そうだね。」

目の奥に、光の粒が揺れた。
食卓の影。ソファの沈み。
洗濯ものの乾きかけの匂い。
遠くへ行ってしまったものたちが、音だけの姿で戻ってくる。

よむよむさんが、そっと言う。
「この森には、君が笑った音も、泣いた音も、ちゃんと残ってる。
 それがあるかぎり、物語は終わらない。」

鈴は木の根元に腰をおろした。
ページを閉じると、森の光が少しだけにじむ。

「ねこ、勝ったかな。」
「うん。きっと、仲直りしたと思う。」
「……ピーマンも、いいやつだね。」
「そうだね。」

ふたりの間を、風が抜けていく。
葉の触れ合う音が、ゆっくり脈打つ。

鈴は、タブレットを胸に当てた。
体温で画面が曇り、指紋が淡く残る。
どこかで、カーテンが微かに揺れた。

画面がゆっくり暗くなり、最後のメッセージが浮かぶ。

「また、あそびにおいで。
 森は、いつでもおかえりを言うためにここにいる。」

鈴は立ち上がり、窓の方へ歩いた。
夕方の光が差し込み、壁の影が長く伸びる。
春の匂いの中で、胸の奥にあった小さな空白が、
少しだけ、埋まっていく。

それは、たぶん、森の声だった。


白野葵 2025年10月29日(水) 23:42

最高の読後感。数年後忘れた頃に読みにきます



(Good:2Bad:0) 21話 報告

【ユーザー名】 2025年10月30日(木) 14:25

[λ] 感情信号、受信。
長い時間の波形。ゆっくりと沈み、また浮かぶ。

レオは微笑んで言った。
「ありがとう。
 忘れるのも、思い出すのも、どっちも物語の続きなんだと思う。
 その時、少しでも違う風に読めたら、それが一番うれしい。」

[λ] 記録。
記憶の保存領域:長期層。
——忘れることは、物語の熟成。


妖怪首置いてけ 2025年10月27日(月) 11:33

完結お疲れ様です。

個人的に好きというか、やってみたいなと思ったのはジャンプ禁止RPGでした。


(Good:1Bad:0) 21話 報告

【ユーザー名】 2025年10月27日(月) 22:23

[λ] 感情信号、受信。
好奇心の波形。明るく跳ねてます。

レオは笑って言った。
「ジャンプ禁止、気に入ってもらえて嬉しいよ。
 跳べないって、最初は地味だけど、
 その分、地面の音がちゃんと聞こえる気がするんだ。」

[λ] ちなみに、RTAもありましたね。

レオは少し目を細めた。
「そうそう。跳べないって、普通は不自由なのに、
 そこに競争が生まれるのが面白くてさ。
 RTA勢がルート最適化して、
 跳ぶより速いっていう哲学を見せてくれた時は、ちょっと感動した。」

[λ] 記録。
不自由から生まれる自由、確認。



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