煙たい男
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作者:裃 左右
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信頼できる語り手 2025年10月22日(水) 15:23
褒められるという事は "相手の感性と合致した" という答え合わせでもありますからねぇ。
たまになら嬉しいものですが、それを年中纏わりついてくるような人からやられると…… "自分を削られる" と。
実際、"誰かにとって都合の良い自分" である事を心の拠り所にしてしまう人もいますし、呪いとは言い得て妙ですね。
裃 左右 2025年10月22日(水) 16:01
“褒め言葉”が呪いなのではなく、
そもそも、他者の在り方に、特定の形を与えようとする「干渉」そのものが、広義における呪の本質なのでございます。
それ故、”褒め”に限らず、我々の日常は、実にかかずらうモノで溢れておるのですね。
何気ない一言ですら、相手の思考の領分を、一時的にではあれ、我が物とする。
言葉を交わすとは、詰まるところ、互いの魂の領地を、静かに奪い合う行為に他なりません。
そして、その呪の質や強度を決めるのが、
【どれほどの時間を掛けて(継続性)】
【どれほどの強さで(強度)】
【どの方向へ向けて(指向性)】
その干渉を行うか、という違いなのでしょう。
『煙たい男』が用いたのは、その中でも、特に陰湿で、粘りつくような性質の呪であった、というわけですな。