タイトル煙たい男小説ID390624
原作現代 / ホラー作者裃 左右
あらすじ 大学で最近、やたらと纏わりついてくる男がいた。
 ひどく、煙たい男だった。

 褒めてくるのだ。頭の良さ、言葉選び、服のセンス。あらゆるものを、過剰なまでに。
 そして、必ず最後にこう続けて来る。

「あ~、あなたに嫌われたくないなあ、でも言っていいですか?」
「それって、もっとこうしたほうがいいですよ」
「それは良いことなのだから、喜んだほうがいいですよ」

 善意の顔をして、彼は俺の思考を、感性を、行動を、一つ一つ決めつけ、がんじがらめにしていく。

「あなたは、どうせボクの意見なんて『勝手にお前がいったことだ』というのかもしれませんが」
「人の好意は受け取らないとダメですよ」
「おや、あなた。……実は、具合が悪いんじゃないですか? 疲れてます?」

 ぬるり、ぬるり。
 友人たちに相談しても、「考えすぎだ」と笑われるだけ。

 どうにも、息苦しい。不思議と、彼に関わり始めてから、俺が一生懸命やっていたことは、何一つうまくいかなくなっていく。
タグホラー 怪談 現代 怪異
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掲載開始2025年10月22日(水) 14:31話数短編 1話UA116
最新投稿2025年10月22日(水) 14:31しおり0件お気に入り2件
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