タイトル一億七千万円の強盗小説ID423259
原作現代 / ミステリー作者山門門山
あらすじ地方都市に本店を置く大手地方銀行が、街の再開発の目玉として巨大な旗艦店の建設を計画する。

当初の建設予定地には、別の大規模開発計画が持ち上がっていた。地元議員はその開発から多額の利益を得るため、銀行に別の土地を斡旋する。紹介された土地は立地こそ優れていたが、深刻な軟弱地盤を抱えていた。

地権者、議員、銀行はその事実を承知していた。地権者は自ら地盤調査会社に働きかけ、実際より良好に見える調査資料を作らせる。銀行は偽装を知りながら、その資料を設計事務所へ渡した。

建設工事では、裏で入札結果が調整され、大手や地元有力業者は高い金額を提示。何も知らない小さな建設会社が通常の積算額で入札し、工事を落札する。

建築、電気、給排水、ガス、土木。それぞれの会社から集められた五人の職人は、設計図通りに完璧な仕事をした。

しかし完成後、銀行は建物の瑕疵を指摘。「施工会社が費用を削るため必要な施工を勝手に省いた」として、工事代金の支払いを拒み、さらに損害賠償まで請求する。

設計事務所も自社を守るため施工側に責任を押し付け、五人の会社は裁判と資金難に追い込まれる。やがて給与や手当まで滞り、五人の生活は崩壊していく。

そして彼らは決意する。

「俺たちが建てた銀行から、俺たちの失った金を取り戻す」

目標額、一億七千万円。

金庫も警備も知らない五人の職人による、人生を懸けた銀行強盗が始まる。
タグ強盗 犯罪 工事
必須タグAI本文利用
掲載開始2026年08月17日(月) 00:44話数連載(連載中) 29話UA517
最新投稿2026年08月22日(土) 17:47しおり3件お気に入り12件
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