タイトルあやかし記談 さとりの語り小説ID49451
原作歴史 / 日常作者伊月遊
あらすじ彼は旅をしている。
何のために旅をしているのかは分からない。

人は彼の種を妖怪と呼んでいる。
妖怪と言っても千差万別、寝屋の子に聞かせる百物語に出るような、頭から人を喰らう様なものは珍しい。殆どは彼のような無害な、それこそ人と区別の付かないようなものも居る。
暑さも感じるし、寒さも感じる、飢えも感じるし、交わり、子も作れる。

ただ共通して違うのは、死なない事。
ひたすらに死なず、殆ど老いない事。

彼は旅をしている。
何のために旅をしているのかは分からない。

そんなもの、とうの昔に忘れてしまった。
タグ妖怪 歴史
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掲載開始2015年04月18日(土) 14:14話数連載(連載中) 7話UA1,011
最新投稿2022年07月23日(土) 21:00しおり4件お気に入り11件
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