行別ここすき者数
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(0)―放課後―
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(0)達也たちが深雪を待っていると、それは起こった。
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(0)深雪「お待たせしました。」
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(0)エリカ「よし、揃ったから行こう」
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(0)「待ってください。司波さん。」
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(0)「昼は一緒に食べれなかったから放課後に馴れ合いましょうよ。」
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(0)達也「また、お前か?深雪の意思はどうした。」
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(0)「ふん、ブルームの恥さらしが。司波さんも本当は僕たちといたいに決まってる。」
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(0)達也「だそうだが、深雪はどうしたいんだ?」
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(0)深雪「私はもちろん、お兄様と一緒に帰りますよ。」
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(0)「ウィードとの馴れ合いはやめるべきだ。そんな雑魚どもと一緒にいたって学べることなんてない。さぁ、司波さん。僕たちと帰りましょう。」
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(0)すると、レオでもエリカでもなく、美月が起こった。
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(0)美月「いい加減にしてください!!深雪さんは私たちと帰るって言ってるんですよ。本人の意思を無視して何になるんですか?」
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(0)「ふん、そこのブルームの恥さらしに合わせるための言葉だ。本心では僕たちといたいに決まってる。」
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(0)美月「なぜそう思うのですか?」
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(0)「ウィードといたって何も意味がないんだよ。」
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(0)美月「ウィード、ウィードって、入学してから差はそんなにないでしょうが。」
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(0)「ほう、なら見せてやる、これが俺達ブルームの力だ。」
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(0)エリカ「特化型!?」
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(0)レオ「面白い、見せてもらおうか。」
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(0)深雪のクラスメイトとレオたちがついに魔法を使いそうになる。
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(0)達也「はぁ、やめろ。」
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(0)突如、魔法式が消えて、魔法を使おうとしたA組連中が床にひれ伏した。
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(0)達也「どうした、ブルームさん?力を見せつけるんじゃないのか?」
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(0)「おい、お前。何をした!!」
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(0)達也「何って、あと少しで法律違反だったのを止めただけだが。」
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(0)「ウィードの肩を持つのか。」
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(0)達也「お前らよりかは数倍ましだ。」
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(0)「ふざけるな!!」
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(0)達也「無駄だ。お前たちでは魔法は放てない。……いいか、魔法なんて当たらなければ意味がないんだよ。たとえ、どんなに強い魔法力があったってな。」
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(0)達也は加重系魔法を強くして、隠れているであろう、2人を呼んだ。
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(0)達也「そこに隠れているんでしょう?早く出てきてくださいよ。こっちは結構苛立っているので、出てこられないと少し、痛い目を見ると思ってくださいね。」
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(0)すると、達也のCADに想子の弾丸が飛んできた。
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(0)達也「さすがは十師族七草の長女ですね。ですが、弾かれる可能性を考えて撃ってもらいたいです。」
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(0)達也はその想子の弾丸を想子の放流で霧散させた。
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(0)真由美「本当に、可能性は何時も考えるべきね。」
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(0)「風紀委員長の渡辺摩利だ。」
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(0)達也「俺達は自衛でしか使ってないので、そこの床にひれ伏しているA組メンバーだけつれていってください。……あと、そこの2人の女性は連れてかなくていいです。片方はただの閃光魔法で失明の心配はありませんでしたし。」
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(0)達也の言葉に閃光魔法を放とうとした女生徒は驚いた。
(0)どうやら本当だったらしい。
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(0)摩利「だが、君は彼らに何をしたんだい?」
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(0)達也「簡単なことですよ。彼らに加重系魔法を放っただけです。」
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(0)真由美「さすが学年二位ね。私の魔法まで防ぐなんて」
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(0)達也「来るのがわかっていれば止められます。」
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(0)真由美「来るのが分かってればって……。」
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(0)達也「何せ、撃つように仕向けたのこちらですからね。」
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(0)真由美「あの挑発はそういう意味なのね。……いいわ、ただし、明日事情を聞きますから。」
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(0)達也「わかりました。」
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(0)摩利「しょうがない、ほら、A組の連中、ついてこい。それと、森崎、お前は風紀委員入りが打診されていたが、差別を助長するやつを入れるつもりはない。取り下げてもらう。」
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(0)摩利と真由美はA組の生徒を連れて去っていった。
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(0)「あ、あの。」
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(0)エリカ「何?まだなんかあるの?」
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(0)「いえ、無罪を主張してくれてありがとうございます。お兄さんのお陰です。」
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(0)達也「お兄さんはやめてくれないか、同学年だし。」
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(0)「じゃあなんとお呼びすれば。」
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(0)達也「達也でいいから。」
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(0)「よろしくお願いします、達也さん。あ、私の名前は光井ほのかです。」
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(0)「私は北山雫。よろしく、達也さん。」
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(0)達也「よ、よろしく。」
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(0)下校中にレオがさっきの話の途中で気になったことを聞いてきた。
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(0)レオ「なぁ、達也。あの、一科の連中の魔法とか会長の魔法を消した魔法ってなんだ?」
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(0)鋼「『術式解体 』だね。」
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(0)本当は分解魔法の『術式解散 』なのだが、鋼の勘違いはちょうどよかった。
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(0)達也「ああ。そうだよ。」
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(0)エイミイ「ねぇ、鋼君。『術式解体』って何?」
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(0)鋼「それはね、圧縮した想子をイデアを経由せずに直接魔法式に当てて崩壊させる、最強の対抗魔法だよ。」
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(0)達也「鋼も使えるのか?」
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(0)鋼「僕は生まれつき想子が体から離れなくてね。言わば、『接触型術式解体』ってやつだよ。」
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(0)達也「なるほどな。」
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(0)美月「この学校って普通の人が珍しいのかな。」
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(0)雫「まず、魔法科高校に普通のヒトはいないと思う。」
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(0)「「「あー。」」」
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(0)一方達也に丸く言いくるめられた2人も同じ話をしていた。
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(0)摩利「なぁ、真由美の魔法を消したあの魔法はなんだ?」
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(0)真由美「あれは『術式解体』よ。圧縮した想子弾をイデアを経由せずに直接魔法式に当てて崩壊させる対抗魔法よ。……でも、一回放つごとに通常の10倍近い想子量を使うから使い手がいないと思っていたけど。」
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(0)摩利「それって、最強の対抗魔法ってことか?」
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(0)真由美「そういうことよ。」
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(0)摩利「彼を風紀委員に出来ないか?」
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(0)真由美「入学式で断られちゃったのよね。…どうしようかしら。」
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(0)摩利「なにか入れさせる理由を作ればいいんじゃないか?」
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(0)真由美「彼、親の仕事を手伝っているみたいなのよ。」
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(0)摩利「それは辛いな。まぁ、とりあえず明日だな。」
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(0)真由美「そうね。(達也くんを私の婚約者にしてもいいかもね……。って、私なに考えてるの、達也くんには工藤さんが…。そういえばあの子くどうよね。九島家と関係があるのかしら?まぁ、いいわ。家の情報網で調べてみましょう。)」