インフィニットストラトス 《不知火使いの衛士》 (アインスト)
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設定集+α

またやっちまった‥‥‥‥。

だって書きたかったんだもん。

とにかく頑張ります。

今回は設定集+αです。

(´◦ω◦`)チーン‥‥

頑張ろうっと。


設定

 

・戦術機

ISが作られる前に存在した機体。

数十年前にBETAと言われる生命体が地球に侵攻してきた際に開発されたパワードスーツ。

今でも使われているがISが主流になってしまったためにあまり知るものはいない。

 

・IS(インフィニットストラトス)

戦術機がBETAを殲滅した後に篠ノ之束が製作した機体。

しかしこれが世界に出回ってしまったため、女尊男卑の風潮が広まってしまった。

しかし、性能としては戦術機には劣らない。

 

・BETAウイルス

BETAが地球侵攻し、殲滅された後に発見されたウイルス。

これに感染した生物は凶暴化し、末期になるとBETAとほぼ同等な生物に進化する。

対策はなく、感染した生物が死なない限りBETAウイルスは死滅しない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャラクター

 

・御劔 真(ミツルギ マコト)

性別 男性

年齢 16歳

身長 約175㎝

体重 約65㎏

使用機体 戦術機《不知火》type-94c

性格

何事にも全力タイプ。戦術機を扱う者としては最年少でありながら大人顔負けの実力を持つ。

髪型 『装甲悪鬼村正』の主人公の御堂に似たような髪型。

髪色 青

目の色 青

※不知火のカラーリングはマブラヴオルタネイティヴの不知火、あるいはリボルテックの不知火《国連軍仕様》を思い浮かべていただければ‥‥‥‥。

 

・テイラー博士

性別 男性

年齢 23歳

髪型 長めのウルフカット

髪色 銀

目の色 茶色

身長 約180㎝

体重 約70㎏

性格

戦術機を開発した者の一人。

束とは友達であり、たまに変な発明をして真に怒られる事がある。

束とよく気が合うのでたまに開発話をする。

 

・アレックス ゼフィロス

性別 男性

年齢 16歳

髪型 メタルギアライジングの雷電のような髪型。

髪色 黒

目の色 黒

身長 約177㎝

体重 約66㎏

使用機体 戦術機《タイフーン》

性格

冷静に物事を判断し、何が最適か考えるのが得意な男性。

たまにワイルドさが出る事がある。

真とはマブダチ関係である。

※タイフーンのカラーリングはタイフーン《ヴィルフリート・アイヒベルガー機を連想してくださると嬉しいです‥‥‥‥。

 

 

 

 

 

 

用語

 

・衛士

戦術機を扱う者の総称。

衛士になるためには相当な訓練時間などが要求される。

晴れて衛士になった者には専用機が渡される。

 

・衛士訓練生

戦術機を扱う衛士になるために訓練している生徒達の総称。

この頃から量産機が渡され、訓練に勤しんでいる。

 

・戦術機《不知火》

真の専用戦術機。IS同様待機状態にする事ができる。

待機状態は菱形の水色の宝石が入ったピアス。

 

・戦術機《タイフーン》

アレックスの専用戦術機。

待機状態は黒い鉄製の腕輪。

 

・戦術訓練機《瑞鶴》《バラライカ》

衛士訓練生に渡される量産機。

待機状態はないがすぐに纏える。

 

 

 

 

順次追加予定。

 

 

 

 

 

 

 

+α。

 

 

 

真「どうも皆さま、こんにちは、いやこんばんはか?」

 

アレックス「んなもんどうでもいいだろ‥‥」

 

真「さて、次回から本編が始まりますがあまり期待はしないで下さい‥‥‥‥」

 

アレックス「作者の事だ、文才何それ知らない子じゃねぇの?」

 

 

ひどい‥‥‥‥。

 

 

 

真「まぁ次回のあらすじはざっくりといえば『プロローグと第一話』だな」

 

アレックス「皆、楽しみにしていてくれよな!!」

 

真「さてと、言うこと言ったしおい主!!」

 

 

な、なんでございましょ?

 

 

真「後で飯奢れや」

 

アレックス「あ、じゃあ俺も~」

 

 

なんですと!?

 

 

真「じゃ~な~」

 

 

To be continued....?




こんな感じの設定です。

お楽しみに。

感想、お待ちしてます。

では次回の更新で。

ではでは(´・ω・`)ノシ


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Cord1 IS学園入学

さて、それでは本編スタートです。

では、どうぞ。


日本

 

 

 

森林エリア

 

 

 

 

 

 

そこには、高速で移動する2体の戦術機が応戦しながら後退していた。

 

1体は水色に近いカラーリングをしている機体、戦術機《不知火》。

 

もう1体は漆黒のカラーリングをしている機体、戦術機《タイフーン》。

 

そして2体の戦術機を追いかけているのは恐らくイノシシが元になったであろう進化体、《BETA》。

 

彼らは相談しながら跳躍ユニットを噴かして逃走していたのだ。

 

 

 

不知火「おいどうするよ!?」

 

タイフーン「どうするったってなぁ!!」

 

不知火「転ばせるしかないか!?」

 

タイフーン「よっしゃやるか!!」

 

 

 

二人は背中のユニットから突撃銃を取りだし、BETAに向けて発砲した。

 

 

 

不知火「オラァァァァァァ!!」

 

タイフーン「ダァァァァァァ!!」

 

 

 

『ズガガガガガガガガッ!!』

 

 

 

 

直後、BETA変異体は爆発四散し、完全に沈黙した。

 

二人は跳躍ユニットを噴かすのを止め、ある男から連絡を受ける。

 

 

 

男『やぁやぁ大丈夫だったかい?』

 

不知火「問題なし。大丈夫だよ」

 

タイフーン「俺もだ。で、プロフェッサー、何の用だ?」

 

男『いや、一度帰還してくれるかい?ちょっとお話したいからね』

 

不知火「わかった。すぐに戻る」

 

タイフーン「了解。帰投する」

 

 

二人は再度跳躍ユニットを噴かし、何処かへ飛び去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラボ

 

 

研究室に三人の男と一人の女が椅子に座って何かを話していた。

 

 

銀髪の男「いやー、久しぶりだね束ちゃん」

 

ウサ耳を着けた女性「こっちこそだよテイくん!!」

 

 

銀髪の男はテイラー博士。先程の戦術機を作った者の一人。

もう一方の女性は戦術機製作に携わり、さらにはISと呼ばれる物を製作した天才(天災)、篠ノ之束。

二人は仲が良いらしく、親しげに話していた。

 

 

束「さっきの見てたよ~♪さっすがテイくん、戦術機に関してはピカイチだねぇ♪」

 

テイラー「それほどでもないよ束ちゃん。束ちゃんこそ一人でISを作ったんでしょ?」

 

束「ムフフそうだよ~!!この天才束さんには出来ないことなんてないのだ~♪」

 

テイラー「天才じゃなくて《天災》の間違いじゃないのかな?」

 

束「ムッ、ひどいなぁテイくん?」

 

テイラー「ごめんごめん。さて‥‥‥‥」

 

束「うん。君たちが今のところ最年少の戦術機使い‥‥‥‥《衛士》だよね?」

 

 

 

束は二人の男子に目をやる。

 

 

青髪の男子「はい。俺は戦術機《不知火》の衛士、御劔真です」

 

黒髪の男子「俺はアレックス ゼフィロス。戦術機《タイフーン》の衛士だ」

 

二人は束に名を名乗り、束は少し考えこむ。

 

 

 

束「よし、じゃ~まーくんとあっくんよろしくね~♪」

 

真「まーくん?」

 

アレックス「あっくんって‥‥‥‥俺か?」

 

束「そうだよ~?その方が呼びやすいしさ。二人も呼びやすいように呼んでよ」

 

真「あ‥‥‥‥じゃあ束さんで」

 

アレックス「右に同じく」

 

束「いいよ~♪」

 

テイラー「ま、自己紹介も済んだところでそろそろ本題に入ろうか」

 

束「あ、そうだね。えっとね、二人にはIS学園に入って欲しいんだよね」

 

真「IS学園?確か女子校ですよね?なんで俺達が入らなきゃいけないんですか?」

 

アレックス「あー、つまりあれか。ISが広まったこのご時世に戦術機を再度認識させようって事か?」

 

テイラー「それもあるが君ら二人にはある男子の補佐をして欲しいんだ」

 

真「ある男子って‥‥‥‥?」

 

束「それがね~、動かしちゃったんだよね。女性にしか扱えない物を男性がさ」

 

真「何だって!?」

 

アレックス「一度落ち着け。で、どういう事だ?」

 

束「名前はいっくんで、どういうわけか受験会場間違えたみたいでさ。んで、そこに鎮座していたISに触れたら起動しちゃったんだよね」

 

真「いっくんって‥‥‥‥誰?」

 

テイラー「正確には『織斑一夏』。彼が動かし、今はIS学園入学の手続きをしているよ」

 

アレックス「ほぅ、で俺達はいつ行けばいいんだ?」

 

束「明後日にでも行ってもらおうかな~‥‥‥‥って思ってるんだけど、ダメ?」

 

真「俺は構いませんが‥‥‥‥アレックス、お前は?」

 

アレックス「俺も問題ない。さっさと手続き済ましてくれや」

 

束「はいはーい、束さんに任せなさ~い!!」

 

テイラー「じゃ、任せたよ二人とも」

 

真「はい!!」

 

アレックス「了解」

 

 

 

その後束はすぐに手続きを済ませ、真とアレックスは入学する事になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして二日後。

 

二人、いや三人の男子がIS学園の校門前に立っていた。

 

 

 

 

真「君が織斑一夏だね。俺は御劔真。よろしく」

 

一夏「おう!!で、こいつは?」

 

アレックス「俺はアレックス ゼフィロス。アレックスでいい」

 

一夏「わかった。さてと‥‥‥‥行くか」

 

 

三人はIS学園に入っていった‥‥‥‥。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一年一組教室

 

一夏「う‥‥‥‥」

 

アレックス「‥‥‥‥」

 

真「こ、これはキツイな‥‥‥‥」

 

 

俺、御劔真と二人はすごく気まずい状況に陥っていた。

 

何てったってここ、女子校だぞ?

 

気まずくならない訳がない。

 

アレックスは‥‥‥‥平常心を保ってるな‥‥‥‥。

 

一夏は‥‥‥‥緊張しすぎてガッチガチに固まってる。

 

まるで今の俺達は動物園の客寄せパンダみたいな感じになってる。

 

すると、教室に先生らしき人物‥‥‥‥緑髪の女性が入ってきた。

 

その女性は教壇に立つと、自己紹介し始めた。

 

緑髪の女性「はい、皆さんこんにちは!私はここ一年一組の副担任の山田真耶です!これから三年間よろしくお願いしますね!」

 

 

へぇ~、山田先生か。

 

けど山田先生が自己紹介したのはいいけど皆無反応‥‥‥‥。

 

薄情だなぁ皆は‥‥‥‥。

 

せっかくだから返事しておこう。

 

 

真「はーい」

 

真耶「よ、よかった返事してくれた‥‥‥‥ふぅ」

 

 

そんな緊張せんでも‥‥‥‥。

 

 

真耶「で、では皆さんも自己紹介してください!」

 

 

そう言って周りの女子達が自己紹介を終えていき、次は一夏の番だった。

 

 

真耶「織斑くん、織斑くん?」

 

一夏「へ?あ、はい!!」

 

真耶「ご、ごめんね次は織斑くんの番で‥‥‥‥」

 

一夏「す、すいません」

 

 

すぐに一夏は皆の方に向き直り、自己紹介を始める。

 

 

一夏「えっと、織斑一夏です。これからよろしくお願いします」

 

真耶「え、それだけ‥‥‥‥ですか?」

 

一夏「えっと‥‥‥‥」

 

 

沈黙。

 

しばらく沈黙した後に一夏は口を開く。

 

 

一夏「以上です!!」

 

 

『ズコォッ!!』

 

 

 

綺麗に皆ずっこけた。

 

そりゃもうド○フみたいに。

 

すると一夏は誰かに叩かれる。

 

 

 

『ドゴォッ!!』

 

 

一夏「イデッ、げ、関羽ぅ!?」

 

黒髪の女性「誰が三國志の英雄か」

 

 

さらに追撃。

 

ていうか出席簿で出るような音じゃないぞ!?

 

 

 

一夏「くぅぅぅぅぅ‥‥‥‥」

 

黒髪の女性「それとまともに自己紹介もできんのか」

 

一夏「ひ、ひどいぞ千冬姉‥‥‥‥」

 

千冬「ここでは織斑先生と呼べ馬鹿者」

 

 

 

さらに三撃目。

 

一夏、お疲れさん。魂抜けかけてるけど。

 

 

 

千冬「私はこの一年一組の担任になった織斑千冬だ。私はお前達を15歳から16歳までに使い物になるように鍛え上げる事だ。無理でもはいと言え」

 

 

うわスパルタ指導ですか‥‥‥‥。

 

 

千冬「何が言ったか御劔」

 

真「いえ、何も」

 

 

え、何?

 

まさかエスパーですか!?

 

さて、少し時間が経った後、

 

女子達が騒ぎ出す。

 

 

『『『『『『キャアアアアアアアッ!!』』』』』』』

 

 

アレックス「‥‥‥‥!?」

 

一夏「ぐえっ!?」

 

真「グハッ!?」

 

 

何だこれ!?

 

もう一度言うぞ!?何だこれ!?

 

新手のソニックウェーブ!?

 

耳がキンキンするぞ!?

 

そんな事を思っているけど他の女子達はさらにヒートアップ。

 

 

女子「男子、ここに男子がぁぁぁぁぁ!!」

 

女子「ここに来て良かったぁぁぁぁぁ!!」

 

女子「神様ありがとぉぉぉぉぉ!!」

 

 

 

なんという興奮のしよう。

 

もはや収拾つかなくなってきたぞ‥‥‥‥。

 

と、そこに泣く子も黙る千冬先生、もとい織斑先生が注意する。

 

 

千冬「静かに!!まだ自己紹介は終わっていないぞ。さて御劔、ゼフィロス、やれ」

 

真「は、はい」

 

 

俺は席を立ち、皆の方に向き直る。

 

 

真「俺は御劔真。訳あってここIS学園に入学しました。使用機体は戦術機《不知火》です」

 

 

と、さらっと自己紹介を終えるとまた騒ぎ出す。

 

 

女子「青髪きたぁぁぁぁぁぁ!!」

 

女子「貴重な男子!!しかも好み!!」

 

 

騒ぎ出す中で、一人の女子‥‥‥‥束さんの妹、篠ノ之箒が質問する。

 

 

箒「戦術機とは‥‥‥‥何だ?」

 

 

その一言で皆は静まる。

 

 

真「えっとそこはアレックス、お前に任せた」

 

アレックス「丸投げかテメェ‥‥‥‥まぁいい。俺はアレックス ゼフィロス。使用機体は戦術機《タイフーン》だ。よろしく頼む」

 

女子「ねぇ、戦術機って何?」

 

アレックス「戦術機っていうのはIS以前に作られていたパワードスーツだ。ま、今のISにもひけをとらないがな」

 

千冬「よし、自己紹介を終えたな?では授業を始める」

 

 

俺達の物語が始まる。

 

 

See you again to next Cord!!




お気に入り登録してくれた方、ありがとうございます。

次回の更新でまたお会いしましょう。

感想、お待ちしてます。

ではでは(´・ω・`)ノシ


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Cord2 クラス代表は誰に?

ある程度の自己紹介を終えた俺達は質問の嵐にさらされ、まさにグロッキー状態になっていた。

 

で、気になる質問内容が

 

『どんな生活しているの?』

 

『戦術機っていつからあるの?』

 

『好きな食べ物って何?』

 

『彼女いる?』

 

『戦術機の種類ってどれくらい?』

 

などなど‥‥‥‥。

 

 

 

で、その途中に一夏の幼馴染、篠ノ之箒と友達になった。

 

その中で、箒が何か一夏に話したげだったので、

 

 

真「一夏、積もる話もあるだろうから幼馴染同士で行ってこいよ」

 

一夏「いいのか?」

 

真「あぁ。箒もいいだろ?」

 

箒「す、すまない。じゃあ一夏、行こう」

 

一夏「わかった。じゃ、また後でな」

 

 

 

ちなみにアレックスは布仏さんと気が合うらしく、のんびりしている。

 

 

アレックス「‥‥‥‥いい」

 

本音「だね~。のんびりできるっていいことだよね~」

 

アレックス「あぁ」

 

 

まぁ仕方がないので俺は自分の席で自分の戦術機《不知火》の微調整をする事に‥‥‥‥と思ったら一人の金髪女子がそばに来た。

 

 

金髪の女子「ちょっとよろしくて?」

 

真「なんだよ金髪ドリル女」

 

金髪の女子「ぬなぁっ!?」

 

真「ん、じゃあチョココロネが良かったか?」

 

金髪の女子「あ、貴方ねぇ‥‥‥‥この代表候補生である私を誰か知りませんの!?」

 

真「ん~‥‥‥‥」

 

金髪の女子「ぬぬぬ‥‥‥‥」

 

真「よし、変更。金髪高飛車女だ」

 

金髪の女子「なっ‥‥!?誰が高飛車女ですの!?」

 

真「あながち間違いじゃないだろセシリアチョロコット?」

 

金髪の女子「誰がチョロコットですか!!私はセシリア オルコット!!‥‥‥‥ってなんで名前を知っていますの?」

 

真「そりゃあ‥‥‥‥自己紹介を聞いてたからに決まってるじゃん」

 

セシリア「あ‥‥‥‥なるほど‥‥‥‥じゃなくてISでもない物を操っている貴方が何故ここにいますの!?」

 

真「今は言えない。あ、そろそろチャイム鳴るぞ」

 

セシリア「くっ‥‥‥‥また来ますわ!!」

 

真「二度と来んな」

 

セシリア「ムキィィィィィ!!」

 

 

 

 

 

うん、やっぱりチョロいね。

 

すぐにヤカンのようにぶちギレるし。

 

さて、次の授業の準備しますかね。

 

 

 

 

 

 

あ、ちなみに遅れてきた一夏と箒は織斑先生からありがた~い出席簿アタックをくらっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで今の授業。

 

ふと織斑先生がこんな事を言い出した。

 

 

千冬「そういえばまだクラス代表を決めていなかったな。せっかくだ、自薦他薦構わん。誰かいないか」

 

女子「あ、じゃあ織斑くんを推薦します!」

 

女子「私は御劔くんを!!」

 

女子「ならゼフィロスくんを推薦します!!」

 

一夏「えっ、俺!?」

 

真「うわ~、マジかよていうか俺ら戦術機なんだけどいいんですか織斑先生?」

 

千冬「構わん。戦術機という存在を他のクラスにも知らしめる必要があるからな。ちなみに拒否権はない」

 

真「オッフ、マジかよ」

 

一夏「うえ~‥‥‥‥嘘だろ‥‥‥‥」

 

アレックス「‥‥‥‥チッ」

 

 

 

と、こんな事を話しているとセシリアが机を叩いて立ち上がった。

 

セシリア「納得いきませんわ!!」

 

真「おぉう、ビックリしたぁ」

 

セシリア「そもそも何故男性をクラス代表にしようとしたのですか!!珍しさで選んでいいとお思いなのですか!?」

 

 

 

そこからセシリアの演説‥‥‥‥なのか?

 

日本が『技術の遅れた後進的な島国』だの、『極東の猿』だの、まぁNG発言をぶっぱなしていた。

 

さすがに一夏もこれにはキレたのか今にも立ち上がらんとしていた。

 

 

一夏「お前、さっきから言わせておけばなんだよイギリスだって何年メシm」

 

真「はいちょっとストップ。一夏、もう少し考えてものを言おうな?」

 

一夏「なんで!?」

 

アレックス「一夏、お前のその不容易な発言で国際問題にまで発展させるつもりか?下手を踏めば戦争だぞ?」

 

アレックスが軽く一夏を諭す。

 

それに気づいたのか、落ち着いたようだ。

 

一夏「あ‥‥‥‥そうか。ごめん」

 

アレックス「わかればいい」

 

真「それにチョロコット、お前もだ。一応聞くがISを作ったのは誰だ?そのISでモンド・グロッソを優勝したのは誰だ?」

 

セシリア「そ、それは‥‥‥‥」

 

真「それに、その発言で日本を敵に回すんだぞ?代表候補生として恥ずかしくないのか?」

 

セシリア「‥‥‥‥ッ」

 

真「もう少し代表候補生としての自覚を持てよ、セシリアオルコット」

 

セシリア「‥‥‥‥‥‥‥‥ですわ」

 

真「うん?」

 

セシリア「決闘ですわ!!そこまで言うなら私に勝てるのでしょう!?」

 

真「おいおい‥‥‥‥マジかよ」

 

一夏「上等だ!!受けて立つ!!」

 

セシリア「ふん、逃げ出すのはナシですわよ?」

 

一夏「誰が逃げるかっての。で、ハンデはいるか?」

 

 

一夏がそう言った瞬間、周りの女子達が笑いだした。

 

 

女子「ちょっ、織斑くんそれ本気で言ってるの?」

 

女子「男が女より強いなんてIS以前の話だよ?」

 

セシリア「そうですわ。だから逆にハンデをつけてあげますわ」

 

一夏「ま、マジか‥‥‥‥」

 

 

な~るほど。確かに今はISが使える女性の方が強い。

 

ん?アレックスの様子が‥‥‥‥。

 

 

アレックス「‥‥なよ‥‥‥‥」

 

セシリア「え?」

 

アレックス「ふざけるなよと言ったんだ!!先程から聞いていれば何が『女が男より強い』だ!?ヘドが出る!!お前達は実際に戦場に行ったことがあるか!?ないだろう!?ISが使える?そんなもの関係ない!!仲間の死に際を見たことがないからそうやって言えるのだ!!戦場ではそんな考えは通用しない!!甘ったれるな!!‥‥‥‥‥‥声を荒げてすまない。だがこれだけは言わせてもらう。貴様らは所詮『兵器を兵器として見ていない者』だった、それだけだ。以上」

 

アレックスの言葉には怯える者、涙を流す者、考えを改めようとする者などだった。

 

実際そうだ。衛士である俺やアレックスはいつ死ぬかなんてわからない。

 

BETAと呼ばれる生命体を相手に戦闘していては犠牲が付き物なのだ。

 

だがここIS学園にいる女子達はそんな事知るわけがない。

 

だからこそ気づいて欲しかったのだろう。

 

今の女性はISをファッションとしか見ていない者が少なくない。

 

今のうちにファッションではなく兵器として見て欲しかったのだろう。

 

 

セシリア「‥‥‥‥くっ」

 

千冬「話はまとまったようだな。では、一週間後に第三アリーナを使用してクラス代表決定戦を行う。いいな」

 

一夏「あぁ」

 

真「はい」

 

アレックス「‥‥‥‥‥‥了解」

 

 

See you again to next Cord!!




はい、いかがだったでしょうか。

何かあればコメントください。

ただし、批判はご遠慮ください。

豆腐並のメンタルなので。

アドバイスや感想、お待ちしてます。

次回あたりに戦術機《不知火》が登場します。

お楽しみに。

ではでは(´・ω・`)ノシ


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Cord3 戦術機vsIS 前夜編

お久しぶりです‥‥。

やっとできたよ‥‥‥‥。


さて、クラス代表決定戦がいよいよ明日に迫っている訳だが、一夏は箒に剣道でしごかれている。

 

アレックスは戦う相手について研究しながら対策を立てている。

 

俺?

 

俺は‥‥‥‥別段何かしていた、という訳ではない。

 

アリーナの使用許可を得て一人寂しく戦術機の訓練してましたよ、えぇ‥‥‥‥。

 

 

 

 

真耶「あ、織斑くんに御劔くん、ゼフィロスくん教室にいたんですね!ちょうど良かったです!」

 

真「で、何用でしょうか?」

 

真耶「実は部屋割りが決まりまして、急遽女子と相部屋になっちゃいましたが‥‥‥‥大丈夫ですか?」

 

アレックス「構わない。で、その鍵は?」

 

真耶「あ、まず織斑くんのお部屋の鍵ですよ」

 

一夏「ど、どうも‥‥‥‥」

 

真耶「はい、ゼフィロスくんのお部屋の鍵」

 

アレックス「すまない」

 

真耶「最後に御劔くんのお部屋の鍵です」

 

真「どうも。で、シャワールームはあるんですよね?」

 

真耶「はい、ありますよ」

 

一夏「えっと、なんでそんな事聞いたんだ?」

 

アレックス「バカ、お前は女子と風呂に入りたいのか?」

 

一夏「え‥‥‥‥あっ」

 

真耶「だ、ダメですよ!?」

 

一夏「えあぁはい!!わかっています!!」

 

真「ま、目処が立つまでシャワーで我慢しろって訳だ」

 

一夏「な、なるほどあっぶねぇ‥‥‥‥」

 

真耶「では私は戻りますね。あ、寄り道しちゃダメですからね?」

 

アレックス「了解した」

 

 

 

それから俺達三人は寮に向かい、一夏は1025室、アレックスは1023室、そして俺は1028室へと向かった。

 

 

 

 

一夏side

 

さて、やっと一段落したから少し部屋で休もうかな。

 

1025室‥‥‥‥1025室‥‥‥‥あった。

 

軽くノックしてから入る。

 

 

 

一夏「今は誰もいないのか‥‥‥‥まぁいいや。ベッドに座るかな」

 

 

ベッドに腰かける。

 

って何だこれ!?すっげぇフカフカだぞ!?

 

これなら安眠できそうだ‥‥‥‥。

 

 

一夏「すげぇなぁ‥‥‥‥ん?」

 

 

ふと背後に気配を感じた。

 

振り返ってみるとそこには‥‥‥‥。

 

 

箒「む、新しい同居人か。私は篠ノ之箒だよろしくたの‥‥‥‥む‥‥‥‥!?」

 

 

バスタオル一枚姿の箒がいた。

 

 

一夏「あ、えっとぉ‥‥‥‥」

 

箒「う‥‥‥‥うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

 

箒は木刀を持って俺を‥‥‥‥って危ねぇぇぇぇぇぇ!?

 

だ、誰か助けてくれぇぇぇぇぇぇ!!

 

 

一夏side out

 

 

 

 

 

 

アレックスside

 

 

‥‥‥‥少し状況を整理しよう。

 

あれは数分前の出来事だ。

 

俺の部屋だと言っていたので行ってみた。

 

 

 

‥‥‥‥が。

 

 

 

 

アレックス「誰もいない‥‥‥‥ようだな。邪魔するぞ」

 

 

ドアを開ける。

 

すると。

 

 

水色髪の女子「おかえりなさいあなた、ご飯にする?お風呂にする?それとも、わ・た・s」

 

 

ドアを閉める。

 

 

何だ今の。

 

今確かに痴女がいた‥‥‥‥よな。

 

いや、気のせいに違いない。

 

再度ドアを開けてみよう。

 

 

 

水色髪の女子「おかえりなさいあなた、私にする?ワタシにする?それとも、わ・た・s」

 

アレックス「‥‥‥‥‥‥もはや一択しかないのだが」

 

水色髪の女子「別にいいじゃないのよ~♪ね?」

 

アレックス「ではその姿はなんだ」

 

水色髪の女子「あぁ、これ?男の子が興奮すると思ってやってみたんだけど?嫌だった?私の裸エプロン」

 

アレックス「‥‥‥‥‥‥‥‥千冬先生、俺の部屋に痴女が『わぁぁぁぁぁっ!!待って待って待って!!織斑先生だけは勘弁して!!それと私痴女じゃないから!!』‥‥‥‥‥‥チッ」

 

水色髪の女子「ふぅっ‥‥‥‥さてと、君がアレックスね?私はここIS学園二年生現生徒会長の更識楯無よ。ちなみに同居人も私だから」

 

アレックス「‥‥‥‥そうか」

 

楯無「え、それだけ?それ以外にもっと違う反応ないの!?」

 

アレックス「ではどうしろと言う」

 

楯無「あ、え、え~っとぉ‥‥‥‥‥‥こ、これからよろしくね?」

 

アレックス「‥‥‥‥‥‥わかった」

 

 

 

訂正。

 

こいつは痴女ではなく恐らく学園最強だ。

 

まぁ、それは後に話すとする。

 

 

アレックスside out

 

 

 

 

 

 

真side

 

ふぅ、で?

 

俺の部屋は~っと。

 

確か1028室だったな。

 

よし、ではいざ。

 

軽くノックをする。

 

 

 

中から声がした。

 

 

「少々お待ちを。今行きますわ」

 

 

ん?

 

なんか聞き覚えのある声だぞ?

 

少しして、ドアが開かれる。

 

 

セシリア「え‥‥‥‥!?」

 

真「よ、よう‥‥‥‥御劔真だ。よろしくn」

 

セシリア「どうして貴方がここにいますの!?」

 

真「それはこっちが聞きたいよ‥‥‥‥」

 

 

マジかよ。

 

同居人はセシリアか‥‥‥‥。

 

ま、なんとかなるだろ。なるようになるさ~。

 

 

セシリア「ま、まぁいいですわ。早く中へ」

 

真「わかった。邪魔する」

 

 

で、少し落ち着いた頃。

 

 

 

 

セシリア「‥‥‥‥‥‥」

 

真「‥‥‥‥‥‥‥‥(き、気まずい‥‥‥‥!!)」

 

セシリア「‥‥‥‥‥‥(わ、話題がありませんわ‥‥‥‥!!どうにかして和ませないと‥‥‥‥)」

 

セシ・真「「あの(なぁ)‥‥ごめんなさい(スマン)」」

 

真「あ、いやオルコットから先でいいぞ」

 

セシリア「そうですか、なら私から。‥‥‥‥先程は‥‥‥‥申し訳『いいよそんなの』‥‥‥‥え?」

 

真「多分、多分セシリアにも何か事情があっての事なんだと思うからさ。多分神経質になりすぎてあんな事言っちゃったんだろ?違うか?」

 

セシリア「それは‥‥‥‥その‥‥‥‥」

 

真「俺も衛士になったばかりはそうだったからさ。ちょっと調子にのっちゃってさ、周りが見えてなかったんだよ。俺は」

 

セシリア「そうなのですか?‥‥‥‥確かに今思い返してみると少し調子にのってた気が‥‥‥‥」

 

真「そんなもんだよ。あ、なんか飲むか?」

 

セシリア「えぇ。いただきますわ」

 

 

 

 

 

話してみてわかった事。

 

意外と話が分かる人だった。

 

それに、自分のしでかした事を恥じている。

 

さすが英国の貴族。

 

そこはリスペクトする。

 

 

 

セシリア「どうかしましたか?」

 

真「あ、いやなんでもない。明日、楽しみにしてるよ。オルコット」

 

セシリア「あの、私の事はセシリアとお呼びくださいまし。私は真さんと呼びますから」

 

真「え、なんで?」

 

セシリア「そ、そこは気にしないで下さい!!」

 

 

 

ふとオルコット、いやセシリアの顔を見るとほのかに顔が赤らんでいた。

 

あまり気にしないでおこう。

 

 

真「わかった。じゃあそろそろ時間だから寝るね。おやすみ、セシリア」

 

セシリア「はい、おやすみなさい真さん」

 

 

一瞬、セシリアが微笑んだ。

 

 

 

 

 

See you again to next Cord!!



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Cord4 戦術機vsIS 第一試合

翌日、SHR後にクラス代表決定戦の対戦カードが発表され、組み合わせは次のようになった。

 

 

第一試合

御劔 真

使用機体 戦術機《不知火》

vs

セシリア オルコット

使用機体 IS《ブルーティアーズ》

 

 

第二試合

アレックス ゼフィロス

使用機体 戦術機《タイフーン》

vs

織斑 一夏

使用機体 IS《白式》

 

 

第三試合

御劔 真

vs

アレックス ゼフィロス

 

 

第四試合

織斑 一夏

vs

セシリア オルコット

 

 

 

つまり第四試合まで行い、最終的にリザルトが優秀な者がクラス代表になる、という単純な勝負だ。

 

さて、まずは第一試合。

 

俺とセシリアの対戦だな‥‥‥‥相手の能力が不明な内は無闇に攻撃するのは控えた方がいいだろうな。

 

 

ん、なんで一夏の試合が第二試合かって?

 

答えは単純。

 

白式が未だに届かないからだ。

 

倉持技研の方々はいったい何をしてるんだか‥‥‥‥。

 

 

そんな考えは少し置いておき、俺はピットに向かった。

 

 

 

 

 

俺の行ったピットには一夏と箒がいた。

 

アレックスはどうやら観客席から見るらしい。

 

 

 

一夏「真、頑張れよ」

 

真「ま、油断しないように気をつけるさ」

 

箒「戦術機‥‥‥‥どんな物か見せてもらうぞ?」

 

真「オーケィ‥‥‥‥来い、不知火っ!!」

 

 

 

瞬間、俺の耳にあるピアスのクリスタルが輝き、その後俺の前に片膝立ちで鎮座した水色の機体、不知火が出現した。

 

すぐに俺は不知火の背中に触れ、コールした。

 

 

真「着装っ!!」

 

すぐに俺に装着され、機体準備が整った。

 

 

一夏「へぇ~、そうやって装着するのかぁ~」

 

真『じゃあ、行ってくる』

 

一夏「おう、行ってこい!!」

 

 

脚をカタパルトにセットし、シグナルが《ready》の表示から《go》の表示に変わる。

 

 

真『御劔真、不知火‥‥‥‥翔ぶ!!』

 

 

一気にカタパルトが前に移動し、慣性で飛び、スラスターを噴かし翔んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

アリーナにはすでにブルーティアーズを纏ったセシリアがスタンバイしており、所定位置まで移動した。

 

 

 

セシリア「やっと来ましたのね、真さん」

 

真『ん、悪いな。待たせてしまって』

 

セシリア「別に構いませんわ。‥‥‥‥それが戦術機ですのね?」

 

真『あぁ。セシリアは戦術機が時代遅れだと思うか?』

 

セシリア「それは‥‥‥‥‥‥見てからでないとわかりませんわ」

 

真『そうか。ならいい』

 

 

直後、アナウンスが入り、ブザーが鳴る。

 

 

《両者、所定位置まで移動して下さい》

 

 

セシリアは浮遊移動し、俺は徒歩で移動する。

 

 

《試合開始まで‥‥‥‥3、2、1‥‥‥‥》

 

両者共に身構える。

 

 

《試合を開始してください!!》

 

 

セシリア「まずは小手調べ!!」

 

 

セシリアの右腕に狙撃銃‥‥‥‥スターライトmarkⅡが展開され、俺にロックオンしたようだ。

 

セシリア「そこぉっ!!」

 

真『中・遠距離狙撃型か‥‥‥‥ま、避けられないことはないな』

 

 

軽く右に回避する。

 

すると顔スレスレでレーザーが通り過ぎる。

 

 

セシリア「これを避けますか‥‥‥‥なら、行きなさい!!ブルーティアーズ!!」

 

アンロックユニットから4つのユニットが飛び、俺に照準をつける。

 

 

真『クッ、なるほどBT兵器か‥‥‥‥厄介だな』

 

セシリア「さぁ踊りなさい!!私のブルーティアーズによる円舞曲で!!」

 

 

前から来るレーザーを避ければ後ろから、右から来るレーザーを避ければ左から。

 

 

だが、何かおかしい。

 

普通、BT兵器を運用する際同時に本体も動くはず。

 

だがこれはどうだ?

 

セシリアはBT兵器を使用する際そこにとどまって攻撃をしようとする。

 

つまり、セシリアの集中力は全てBT兵器に向いており、BT兵器を使用している間はセシリアは集中力を切らさない為に動けない、という事だろうか?

 

ならいくらでも勝ち目はある。

 

だがポイントは少し難しい。

 

BT兵器を落とすには一度のタイミングしかないだろう。

 

【セシリアが移動している隙にBT兵器を落とす】

 

やるしかない、じゃない。

 

やるんだ。

 

 

 

セシリア「あら?動きを止めてどうしましたの?」

 

真『なに、セシリアのBT兵器に対する方法を思い付いただけさ』

 

セシリア「へぇ、なら見せてもらいますわ!!」

 

真『(支援突撃砲展開‥‥‥‥コンタクトまで5count)』

 

セシリア「当たって下さいまし!!」

 

真『コ コ だ っ ! !』

 

 

 

動きを止めているBT兵器に支援突撃砲を発砲し、まずは一機。

 

 

セシリア「なっ!?」

 

真『よし、やっぱり何て事なかったな』

 

セシリア「やりますわね‥‥‥‥」

 

真『さ、ドンドン行くぞぉっ!!』

 

 

 

次々と落とす。

 

全てのBT兵器を撃ち落とした後に一気に跳躍ユニットを噴かし、セシリアのいる場所まで翔ぶ。

 

 

真『長刀展開‥‥‥‥‥‥チェストォォォォォォォォ!!!』

 

セシリア「フフン、ブルーティアーズはもう二機ありましてよ!!」

 

真『!!』

 

 

 

抜かった!!

 

そのままミサイルは俺の方に飛んでいき、当たるかと思われた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

が。

 

 

 

 

真『ダァリャァァァァァァァ!!』ズバッズバッ‼

 

セシリア「えぇぇ!?」

 

真『デェリャァァァァァァァァァァッ!!』

 

セシリア「キャァァァァァァ!?」

 

 

 

一閃、追撃で突撃砲による連射。

 

 

セシリアのブルーティアーズのシールドエネルギーを削りきるには充分な攻撃だった。

 

 

シールドエネルギーを失ったセシリアはそのまま落下‥‥‥‥させずにすぐさま捕まえた。

 

 

すると‥‥‥‥

 

 

「「「「「キャァァァァァァァァァァッ!!!」」」」

 

 

女子「セシリアさん真君にお姫様抱っこしてもらってる~!!」

 

女子「いいなぁ~!!」

 

女子「羨ましい~!!」

 

 

 

 

跳躍ユニットをゆっくりと噴かしながら落下していく。

 

 

 

セシリア「あ、あの真さん!?」

 

真『じっとしてろ。大丈夫か?怪我はないか?』

 

セシリア「あ‥‥‥‥はい」

 

真『なら良かった。このままピットまで運ぶけど‥‥いいか?』

 

セシリア「で、ではお願いしますわ‥‥‥‥///」

 

真『わかった。行くぞ』

 

 

 

 

 

 

そのままピットへとセシリアを運んでいった。

 

 

 

 

See you again to next Cord!!




次回、一夏vsアレックス


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Cord5 戦術機vsIS 第二試合

さて、やっと第一試合が終わった所で次は第二試合。

 

アレックスvs一夏だな。

 

そう思っていた所にアレックスがピットに到着した。

 

 

アレックス「‥‥‥‥どうした?俺の顔に何かついていたか?」

 

真「いや、そうじゃなくて‥‥‥‥だな」

 

箒「む、真どうした?」

 

真「あぁ、箒か。アレックスの隣見てみろ」

 

箒「‥‥‥‥あぁ、なるほど」

 

 

 

そう、俺達の視線の先にはアレックスの腕に抱きつかんとする水色髪の女子がいた。

 

 

アレックス「いい加減離せ更識」

 

楯無「あら、別にいいじゃないの?お姉さん悲しいわよ?」

 

アレックス「‥‥‥‥細切れにしてやろうか?」

 

楯無「はぁ、わかったわ。これでいい?」

 

 

 

 

ナニコレ?

 

 

放心しかけていた所でアレックスがこちらに話しかけてきた。

 

 

アレックス「‥‥‥‥スマン」

 

真「き、気にするなよ。ほら、行ってこい」

 

アレックス「あぁ」

 

箒「‥‥‥‥?アイツはどこにいったんだ‥‥‥‥?」

 

真「あ、ホントだ。それより箒、一夏の所行かなくていいのか?」

 

箒「そうだったな。では行ってくる」

 

 

 

 

箒がピットから出て行った後、アレックスは腕に付けている黒い腕輪をかざし、呼び出す。

 

 

アレックス「‥‥‥‥‥‥タイフーン」

 

 

閃光と共に現れた漆黒の戦術機、通称《タイフーン》。

 

アレックスは背中に触れる。

 

 

アレックス「‥‥‥‥‥‥着装」

 

 

着装を終えたアレックスはカタパルトに向かう。

 

 

真「アレックス、調子はどうだ?」

 

アレックス「‥‥‥‥‥‥クククッ、この感覚だ‥‥‥‥いつでもいけるぞ」

 

真「あー、下手に暴走するなよ?」

 

アレックス「善処はしてやるよ」

 

真「おいおい‥‥‥‥ま、いいよ。行ってこい」

 

アレックス「‥‥‥‥‥‥あぁ」

 

 

 

カタパルトに脚をのせる。

 

 

アレックス「アレックス ゼフィロス、タイフーン‥‥‥‥切り裂く!!」

 

 

カタパルトが勢いよく前に進み、慣性で飛び、跳躍ユニットを噴かし翔んでいった。

 

 

 

 

 

一夏「悪い、待たせちまったな。さぁ、やろうぜ!!」

 

アレックス「‥‥‥‥‥‥ダメだ、我慢ならん‥‥‥‥」

 

一夏「‥‥‥‥アレックス?」

 

アレックス「セヤァァァァァァァ!!」

 

 

試合開始のブザーと共にアレックスは一夏に飛び蹴りをかます。

 

 

 

一夏「グゥッ‥‥‥‥!?」

 

アレックス「ククク‥‥‥‥ハハハハハハハ!!これだ、この感覚だ!!俺は今、最高に興奮している!!」

 

一夏「な、なんだぁ?」

 

アレックス「来いよ一夏!!切り刻んでやるからなぁ!!」

 

一夏「うぉぉぉぉぉいっ!?性格変わってないかお前!?」

 

アレックス「オラオラオラオラオラオラオラァッ!!」

 

一夏「だっ、とぉっ!?危なっ!!」

 

アレックス「どうしたどうしたぁっ!?避けてばかりだと俺にはダメージを与えられんぞ!?」

 

一夏「クソッ、このままじゃジリ貧だ‥‥‥‥」

 

アレックス「ハハハハハハハッ!!」

 

一夏「こなくそっ!!」

 

 

 

 

 

ピットにて。

 

箒「なぁ真、アレックス‥‥‥‥性格変わってないか?」

 

真「アイツはなぁ‥‥‥‥戦術機纏うと性格が180度グルリと変わっちまうんだよ。そりゃぁもうキチガイってレベルなくらい」

 

箒「それって大丈夫なのか‥‥‥‥?」

 

真「あー‥‥‥‥多分」

 

箒「多分!?」

 

 

 

 

 

 

戦闘は終盤に差し掛かり、アレックスが一夏を押していた。

 

 

一夏「クッ、仕方ないな‥‥‥‥一か八かでやるしかないか‥‥‥‥?」

 

アレックス「あ?もう終わりか?ならとどめだぁぁぁぁ!!」

 

一夏「ココだっ!!『零落白夜』!!」

 

アレックス「‥‥‥‥‥‥!!」

 

一夏「いけぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!」

 

 

ビーム状の刀身が当たる寸前、アレックスは身をよじりかわした。

 

 

一夏「え‥‥‥‥?」

 

アレックス「ハッ、まだまだ甘いな。フンッ!!」

 

 

アレックスは一夏の腹を掴み、腕に装備されているブレードを思い切り打ち込む。

 

 

一夏「ガッハ‥‥‥‥!?」

 

アレックス「オラどうした?もうへばっちまったか?」

 

一夏「グ‥‥‥‥まだ、まだぁっ!!」

 

アレックス「ほぅ、まだ動けるって事はまだ続けていいって事だな?」

 

一夏「な、にを!?」

 

アレックス「オラァッ!!」

 

 

 

二度、三度ブレードを打ち込み、白式のシールドエネルギーが残り僅かになった所で、一夏の目が変わる。

 

 

一夏「やられっぱなしで‥‥‥‥負けるもんかぁっ!!」

 

 

一夏は雪片弐型をタイフーンの装甲に至近距離で突き立てる。

 

 

アレックス「‥‥‥‥‥‥あ?」

 

一夏「零落‥‥‥‥白夜!!」

 

アレックス「グオッ!?」

 

 

至近距離で零落白夜を発動、タイフーンのシールドエネルギーを半分程減らす。

 

しかし。

 

 

 

《白式シールドエネルギーエンプティ。勝者、アレックス ゼフィロス》

 

 

一夏「あーあ、負けちまった‥‥‥‥‥‥」

 

 

原因として、零落白夜はシールドエネルギーを大幅に削り取る技。

 

しかしその代償に自分のシールドエネルギーを使用しなければならないというものであり、一夏はその特性を理解しきらなかったために敗北したのである。

 

 

アレックスが一夏に手をさしのべる。

 

 

アレックス「悪くなかったぞ、お前の剣」

 

一夏「‥‥‥‥‥‥サンキュ。‥‥‥‥ってあれ!?」

 

アレックス「どうした」

 

一夏「い、いや性格がまた変わってて‥‥‥‥」

 

アレックス「性格?何を言っている、俺は普通だぞ?」

 

一夏「え?」

 

アレックス「だが‥‥‥‥心当たりがあるとすれば前に真に『お前性格変わりすぎだろ』と指摘されたが‥‥‥‥そんなに変わっているか?」

 

一夏「メチャメチャ変わりすぎてるぞ!?」

 

アレックス「‥‥‥‥‥‥スマン」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピットにて。

 

真「ん~、まぁアイツは自覚ないからなぁ‥‥‥‥」

 

箒「な、なるほど‥‥‥‥自分では性格が変わってないと思っていても周りからみたら変わりすぎている、と」

 

真「そそ」

 

 

 

さて、この後の試合についてざっくりと紹介。

 

何故省略するか?

 

決まっているでしょう、作者は文才が無さすぎて書けないんだ‥‥‥‥。許してください。

 

 

真「メタいメタい」

 

 

まず、一夏vsセシリア。

 

一夏はセシリアのBT兵器に苦戦するも破壊。

 

で、一気に距離を詰めて零落白夜による攻撃をしようとした。

 

が、しかし切りつける直前でシールドエネルギーエンプティになり、セシリアの勝ち。

 

惜しかったなぁ一夏‥‥‥‥次は頑張れよ。

 

 

最後に俺vsアレックス。

 

一夏いわく「ハイレベルすぎて上手く説明できねぇ」との事。

 

なんでや。

 

結果、引き分け。

 

アレックスに勝てるわけねぇじゃん。

 

 

 

ん?クラス代表は結局どうしたって?

 

一夏に押し付けましたが何か?

 

実際一夏はまだまだ成長すると思うからあえてだからな、あえて。

 

つー訳でクラス代表決定戦は幕を閉じた。

 

 

 

 

See you again to next Cord!!




次回、セカンド幼馴染登場


感想、お待ちしてます。

ではでは(´・ω・`)ノシ


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Cord6 中国代表候補生と衛士訓練生

今回の補足として、中国代表候補生ともう一人、オリキャラの女子衛士訓練生が登場します。


さて、やっとこさクラス代表が決まった訳でパーティーを終えた。

 

パーティー中何があったって?

 

決まってる、一言で言うなら『カオス』だわ。

 

 

で、その翌日、どうやら二組に二人の転入生が新しく入ってきたらしい。

 

どうでもよさそうな事を一夏とダベりながらつっ立ってると教室の入り口前に二人の女子が現れた。

 

 

 

 

女子「‥‥‥‥‥‥その情報、古いよ」

 

真「うん?」

 

アレックス「‥‥‥‥‥‥?」

 

一夏「‥‥‥‥‥‥あっ」

 

 

 

一人の女子の特徴は活発そうなツインテール、もう一人の女子の特徴は知的そうなメガネキャラ。

 

呆けている間に、ツインテールの女子が爆弾発言をかました。

 

 

 

女子「‥‥‥‥‥‥あれ?一夏にまこにゃんじゃない」

 

女子「あ、ホントだ~!!」

 

一夏「あ、お前鈴か!?」

 

セシリア「‥‥‥‥まこにゃん?」

 

真「‥‥‥‥‥‥」

 

 

 

 

どうやら俺の知り合いであると同時に一夏の幼馴染っぽいな‥‥‥‥。

 

それから織斑先生が現れ、しばらくして食堂にて彼女らと会った。

 

 

 

鈴音「待ってたわよ、一夏、真!!」

 

一夏「あー、とりあえずどけてくれないか?昼食が取れないからさ」

 

鈴音「わ、わかったわよ!!」

 

 

 

俺達は空いてる場所に移動し、話し始める。

 

 

 

鈴音「それにしてもホント久しぶりね~、一夏」

 

一夏「そうだな。中学生以来か?」

 

鈴音「そうね。それに、真にも会えるとはね」

 

一夏「あれ、真お前鈴と知り合いなのか?」

 

真「あ‥‥‥‥まぁな。凰は元殲撃10型のテストパイロットだったからな‥‥‥‥」

 

一夏「はぁっ!?」

 

箒「そ、それより一夏!!お前、コイツとは一体どんな関係なんだ!?」

 

一夏「え、何ってただのセカンド幼馴染だけど?」

 

真「セカンド‥‥‥‥‥‥あ、なるほど」

 

鈴音「む‥‥‥‥‥‥」

 

女子「あの~、皆さん?私の事、忘れてない?」

 

真「ゲッ‥‥‥‥‥‥」

 

一夏「ん?君は?」

 

柊「あ、私は木原 柊。現在訓練中の衛士で~す!!」

 

一夏「へぇ~、女子でも衛士っているのか」

 

真「まぁな。実力は凰と並び、俺には多少ダメージを与える事ができる期待の後輩衛士さ」

 

柊「ちなみに私は戦術機《吹雪》を持ってま~す」

 

一夏「そういえば鈴、お前も元って言うぐらいだから戦術機持ってるのか?」

 

鈴音「あ、まぁ一応ね。テストでお世話になった戦術機《殱撃10型》を持ってるわ」

 

セシリア「あの、お話が変わりますけど」

 

柊「どうしたのセッシー?」

 

セシリア「先程鈴さんや柊さんが言っていた『まこにゃん』とはなんですの?」

 

真「あ、それは‥‥‥‥」

 

柊「お、あれはねぇ~?実は衛士訓練生は一度訓練学校に行かなきゃいけないんだけど、その時の学校祭で鈴ちゃんと真、アレックスが同じクラスでね。クラスの出し物で『けもみみ執事&メイド喫茶』っていうのをやったの。その時の真が猫耳執事やっててすごく可愛かったの!!」

 

真「止めろぉぉぉぉぉぉ!!俺の傷を抉るような事言わないでくれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

アレックス「ブフッw」

 

真「笑うなぁぁぁぁ!!」

 

 

 

そう、あれは忘れもしない俺達が柊の先輩だったあの頃。

 

あの時のクラスの皆は頭が狂ってるとしか思えなかったぞ‥‥‥‥‥‥。

 

 

柊「あ、そうだセッシー、その時の真の写真あるんだけど見る?」

 

鈴「私も持ってるわよ?」

 

真「はぁっ!?なんであるんだ!?」

 

柊「そりゃあ決まってるじゃない、隠し撮りよ?」

 

真「オノォレェェェェェェ!!」

 

 

そして柊と凰はセシリアにその写真を見せる。

 

すると。

 

 

 

セシリア「‥‥‥‥‥‥‥‥」

 

鈴「あれ?どうしたのよ?」

 

柊「おーい、セッシー?」

 

 

セシリアの様子が固まる。

 

そして次の瞬間。

 

 

 

セシリア「‥‥‥‥‥‥ブハッ!?」

 

 

 

セシリアの鼻から鼻血が噴出。

 

 

一夏「うわっ!?」

 

箒「ぎゃあっ!?」

 

鈴「愛が溢れたわね‥‥‥‥‥‥」

 

柊「そうだねぇ‥‥‥‥‥‥」

 

セシリア「真さんが猫耳真さんが猫耳真さんが猫耳真さんが猫耳‥‥‥‥‥‥」

 

真「うわぁぁぁぁぁセシリアが壊れたぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

アレックス「(五月蝿い‥‥‥‥‥‥)」

 

柊「ねぇねぇセッシー、他にもこんな写真あるよ~?」

 

セシリア「み、見せてくださいまし!!」

 

柊「ほいほい」

 

 

数枚の写真をセシリアに見せる。

 

 

セシリア「キャァァァァァァやっぱり可愛いですわ!!愛でてみたいですわぁ~♪」

 

真「うっ、何か背中に悪寒が‥‥‥‥‥‥」

 

鈴「じゃあいっそのこと今真に猫耳つけて愛でたら?」

 

セシリア「それもいいですわね!!さぁ真さん、猫耳をつけてくださいまし~!!」

 

真「い、嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

 

 

次の授業になるまでずっとセシリアに追いかけられた俺であった。

 

 

 

 

See you again to next Cord!!




はい、カオス回でした。
次回、クラス対抗戦‥‥‥‥の予定。
ちなみにオリ設定で鈴ちゃんを元戦術機テストパイロットという設定にしました。

感想、お待ちしてます。

ではでは(´・ω・`)ノシ


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戦術機に関する機体設定

ネタバレ注意です。


・戦術機

 

不知火《type-94国連軍仕様》

本作の主人公、御劔真が装着する戦術機。

性能は高く、現在のIS《第三世代》には負けることはまずない。

待機状態は菱形のクリスタルが入ったピアス。

 

タイフーン

アレックス ゼフィロスが装着する戦術機。

各部にブレードが装着されており、近接戦闘特化型である。

待機状態は黒い鉄製の腕輪。

 

バラライカ《leon's custom》

レオン ルイスが装着する戦術機。

シールド内部に高周波ブレード、パイルバンカーを内装している。

待機状態は十字架の装飾がなされた指輪。

 

チェルミナートル

レオン ルイスが緊急時に装着する戦術機。

腕部に小型チェーンソーを内装している。

待機状態は翼のレリーフが入ったバッジ。

 

吹雪改

木原 柊が装着する戦術機。

左肩にミサイルコンテナ、右肩にBT兵器コンテナ、背中の武装ラックに六連装ガトリングガンを二挺、標準装備が突撃砲二丁と、とにかく撃ちまくる事を前提にカスタムされた柊専用戦術機。

待機状態は透明なクリスタルが埋め込まれたペンダント。

 

武御雷《type-00R》

パープルカラーの戦術機史上最強の機体。

基本武装が近接戦闘用長刀と突撃砲一丁とシンプルだが、全体的なスペックはかなり高い。

しかし、亡国企業(ファントム・タスク)により奪われてしまい、現在行方不明となっている。

 

武御雷《type-00F》

メタリックイエローカラーで塗装されたテイラー博士専用戦術機。

基本武装が近接戦闘用長刀が二本、突撃砲一丁とずいぶんサッパリした武装だが、「これだけでも一騎当千できる」というテイラー博士。

待機状態はメタリックイエローカラーの腕輪。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここからネタバレ注意。

 

武御雷《type-00I》

ホワイトカラーで塗装された一夏専用戦術機。

銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)によって中破させられた白式の修理の関係上、テイラー博士から渡された『ある意味最終兵器』。

白式に装備されていた雪片弐型を装備可能。

待機状態は白式と同じガントレットだが、色が銀になっている。

 

ヴァルキリー《先行量産型》

基本グレー塗装されている『女性でも扱える戦術機』をコンセプトに造られた機体。

ラプター先行量産型に次ぐ高性能機だが、誰でも扱いやすい機体となっている。

さらに、銀の福音戦ではIS専用機持ちにそれぞれのカスタム機が渡された。

 

ヴァルキリー《H's custom》

赤をベースに塗装された箒専用機。

基本武装は対IS・戦術機用刀『飛燕』『鬼椿』と突撃砲一丁である。

箒の戦闘スタイルに合わせて造られた機体なのでよく馴染むらしい。

待機状態は赤と白のリボン。

 

ヴァルキリー《S's custom》

青をベースに塗装されたセシリア専用機。

基本武装は背中に装備されている対IS・戦術機用電磁砲『ブリッツ』とスラッシュダガー二本。

セシリアの戦闘スタイルに合わせて造られた機体なので遠距離に適した立ち回りができる。

待機状態はメタリックブルーのイヤーカフス。

 

ヴァルキリー《F's custom》

黒と赤をベースに塗装された鈴音専用機。

基本武装は両腕に装備された対IS・戦術機用パイルバンカー『スマッシャー』と元々甲龍に装備されていた双天牙月が装備されている。

鈴音の戦闘スタイルに合わせて造られた機体なので、近接戦闘にかなり向いた機体。

待機状態はブレスレット。

 

ヴァルキリー《C's custom》

橙色をベースに塗装されたシャルロット専用機。

基本武装は両肩に装備されているミサイルコンテナ『フレイム』、背中の武装ラックに装備されている対IS・戦術機用ショットガン『ブラスト』、対IS・戦術機用マシンガン『アサルト』と、射撃系統の武装を揃えている。

待機状態は十字マークのついたネックレス・トップ。

 

ヴァルキリー《R's custom》

黒をベースに塗装されたラウラ専用機。

基本武装は両腕に装備されたプラズマソード、ワイヤーソード、対IS・戦術機用リボルバーガン『ギガント』二丁、右肩に装備されたプラズマライフルと、バランス良く装備されているオールマイティー型の機体。

待機状態はレッグバンド。

 

 

 

 

 

 

 

随時更新。




ここで出てきた武御雷《type-00I》と各種ヴァルキリーはオリジナル戦術機です。


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Cord7 対抗戦‥‥の前に力試ししようか

今回はクラス対抗戦前のお話です。
多少改変している場面がありますのでご注意ください。


これは対抗戦前日の昼休みの事。

 

 

鈴音「ねぇ真」

 

真「なんだ?」

 

鈴音「私の実力がどれくらい上がったか、後で試してくれない?」

 

真「それは‥‥別にいいけど」

 

鈴音「じゃあ、今日の放課後に第二アリーナでね」

 

真「わかった」

 

鈴音「それじゃ、私一夏の所行ってくるわ」

 

真「ん、行ってら」

 

 

 

放課後に鈴音と模擬戦かぁ‥‥‥‥久しぶりだな。

 

ま、負けるつもりは毛頭ないが。

 

だって十戦ぐらい勝ち越ししてるし。

 

だけど油断は禁物かな‥‥‥‥。

 

 

 

 

そして、五時間目のIS訓練。

 

アリーナで一組が練習する事になっている。

 

そこで織斑先生が指示を出す。

 

 

 

千冬「よし、織斑、オルコット、御劔、ゼフィロス、IS及び戦術機を展開してみせろ」

 

一夏「はい!!」

 

セシリア「了解しましたわ」

 

真「御意」

 

アレックス「‥‥‥‥了解」

 

 

一夏は多少時間がかかったが、白式を展開。

 

セシリアは余裕でブルーティアーズを展開。

 

俺とアレックスは着装まで多少のタイムラグがあれどすぐに展開。

 

 

千冬「織斑、熟練された者は二秒とかからん。もう少し早めろ」

 

一夏「は、はい‥‥‥‥」

 

千冬「まぁいい‥‥よし、飛べ!!」

 

 

そう指示されるとすぐにセシリアが飛び、直後同時に俺とアレックス、その後少し遅れて一夏が飛んできた。

 

 

一夏「や、やっと追い付いた‥‥‥‥」

 

真「大丈夫か?一夏」

 

一夏「あー、だってさ?『自分の目の前に三角錐を飛ばすイメージ』‥‥‥‥って案外難しいんだぞ?」

 

真「ま、そういう所は自分のやり易いように模索するのが得策だぜ?」

 

セシリア「そうですわよ一夏さん。真さんの言うとおり、自分のやり易いやり方で飛んだ方がいいですわ」

 

一夏「サンキュー真、セシリア。もうちょっと頑張ってみるよ」

 

セシリア「それにしても‥‥‥‥戦術機って不便そうにみえて意外と扱いやすそうですわね?」

 

真「一応言っとくがこれ束さんと博士が造り上げた機体だぞ?ピーキーすぎるのも考えものじゃないか」

 

セシリア「そ、それもそうですわね‥‥‥‥」

 

 

織斑先生が下で見ていると、ふと何か思い付いたように俺とアレックスにとんでもないお題を出してきた。

 

 

千冬「ふっ‥‥‥‥よし、御劔、ゼフィロス、お前達でマニューバ機動してみろ」

 

真「おぉう‥‥‥‥随分と久しぶりなお題出てきたなぁ」

 

アレックス「‥‥‥‥真、やれるか?」

 

真「もちろん。で、マニューバ機動は何にするんだ?」

 

アレックス「‥‥ツインハイロールマニューバにするか」

 

真「よしきた。行くぜ」

 

アレックス「なるべく俺に合わせろ」

 

真「了解」

 

 

後から一夏から聞いた話だが、『言葉にできないくらい凄かった。縦横無尽に飛ぶ俺達を見てまるで本当の戦闘機を見ているようだった』とのこと。

 

そこまで凄いか‥‥‥‥?

 

衛士ならできて当然だが‥‥‥‥あ、一夏達は衛士じゃなかったな。

 

失敗失敗。

 

 

 

マニューバ飛行を終えて一夏達のもとに戻ると、なにやら箒が『何をしている早く降りてこい!!』だと。

 

山田先生のインカム奪って何してんの箒‥‥‥‥。

 

あ、出席簿アタックくらったな。

 

 

千冬「はぁ‥‥まったく‥‥。よし、織斑、オルコットは十センチを目標に降りてこい。御劔、ゼフィロスはその半分‥‥‥‥五センチを目標にだ」

 

 

かぁ~‥‥‥‥マジかよ。

 

仕方ない、やりますか。

 

 

セシリア「ではお先に行きますわ」

 

 

セシリアはそう言って急下降し、ジャスト十センチで止まった。

 

流石は代表候補生だな。

 

 

一夏「よーし今度は俺が!!」

 

 

一夏がセシリアの後に続き、急下降‥‥‥‥っておぉい!?

 

そんなスピードで急下降したら‥‥‥‥!!

 

 

 

一夏「どわぁっ!?」

 

 

やけにデカいクレーターを作りやがった‥‥‥‥。

 

あれほどスピードを上げるなと念じたのに‥‥‥‥。

 

 

アレックス「念じて防げるか?」

 

真「‥‥‥‥いや、無理」

 

 

アレックスの奴、何心読んでんだ!?

 

まさか織斑先生と同じように読心術を覚えt

 

 

アレックス「‥‥‥‥先に行く」

 

真「‥‥あ、わかった」

 

 

無視られたよこんちくしょう。

 

ま、俺らも問題なく五センチで停止。

 

 

クレーターを作った一夏は授業終了後、一人で埋める作業があるってよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、放課後。

 

第二アリーナに何も装備していない鈴音がいた。

 

 

鈴音「‥‥やっと来たのね」

 

真「悪い、野暮用でな。さ、始めようか」

 

鈴音「それもそうね。で、ルールはどうするの?」

 

真「敗北条件は『急所部分にペイント弾が二発以上被弾する』あるいは『模擬長刀の刃先が首筋に当たる』でどうだ?」

 

鈴音「いいわね。一番やり易いルールだわ」

 

真「じゃ、やるか」

 

鈴音「オッケー‥‥‥‥おいで、殱撃!!」

 

真「不知火っ!!」

 

 

二人の前に二体の戦術機が出現、背中に触れる。

 

 

真・鈴「「着装っ!!」」

 

 

 

かたや水色に近いカラーリングの機体、不知火。

 

かたや深緑のカラーリングの機体、殱撃10型。

 

今、まさにぶつからんとする‥‥‥‥。

 

 

 

 

 

真「ハァァァァァァァッ!!」

 

鈴音「ダリャアァァァァァァ!!」

 

 

 

 

ガギィンッ!!

 

模擬長刀がぶつかり合う。

 

鈴音は即座にパイルバンカーを取りだし、真にぶつける。

 

 

真「マズイ!!」

 

鈴音「おっそい!!」

 

 

パイルバンカーを打ち出し、強烈な打撃を与える。

 

 

真「カハッ‥‥‥‥!!」

 

鈴音「どうしたのよ真!!長年のブランク!?」

 

真「うっせ、仕返しだっ!!」

 

 

真は腕から戦闘用ナイフを取りだし、投げつける。

 

 

鈴音「くっ、やっぱ一筋縄ではいかないって事ね!!」

 

真「当たり前だっ!!」

 

 

 

そうしてしばらく打ち合いが続いたという‥‥‥‥。

 

 

 

 

 

See you again to next Cord!!




さて次回やっと対抗戦です。

お楽しみに。

感想、お待ちしてます。

ではでは(´・ω・`)ノシ


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