ダンまちの世界で怪獣の能力を使って生きていく (アルプスのラスカル)
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どうしてこうなった。

作者の初作品のため面白いかはわかりません
でも頑張って生きたいと思います。
ゴジラ怪獣の作品は沢山あるんですけどガメラ怪獣の作品はあまりないですよね


自分は小さい頃から特撮の怪獣が好きな子供だった。

好きな怪獣はウルトラ怪獣だとネロンガ、ゴジラだとアンギラス、ガメラだとギャオスやギロンが好きだった。

高校生になるとラノベを読んでた。好きなジャンルは異世界転生ものが好きであった。

「おーい、僕の声聞こえるー?」

だが、そんなどこのラノベみたいな展開になっているんだ?

「いい加減僕の話を聞け!」

「あ、ごめん」

「いいかい、君は今から転生するんだ」

こんなお子様がそんなことできるのか? それとも新手の詐欺か!

「さっきから僕のことをお子様だの新手の詐欺だの失礼だなぁ」

どうして心の声があいつに聞こえているんだ? まさか心を読んでいるのか! 俺のプライバシーは?

「べ、別に君のプライバシーなんて観てないし……多分」

「やっぱ、観てるだろ!」

しかしどうしてこうなった。

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「やっと落ち着いたかい?」

「あぁ、すまんな」

「やっと話に入れる。君は車に3回連続で轢かれたんだ。僕もそんな死に方を見たのは、初めてだったよ。流石にそんな死に方可哀想だったから、最近神の中で流行りの異世界転生をする事にしたんだ」

「じゃあ異世界に転生するなら、特典とか特別な能力とかもらえるのか!」

「ま、まぁそんなところだね。じゃあ3つまでならいいよ」

「どこの願いを叶えるボールだ!」

「じゃあどんな特典がいいかい。だけど流石に世界を滅ぼす力とかは無しでね」

「そんな力はいらない……じゃあゴジラ怪獣とガメラ怪獣の能力とかはいいのか?」

「それならいいよ。後1つだね」

「よし! 決めたぞ。モンハンのモンスターの能力だ」

「わかったよ」

「今から君は……そうだなぁ、ダンまちの世界にしよう」

「あの世界かー」

「そうだよ、じゃあ頑張ってね」

「おい、ダンまちのいつぐらいに転生させるんだ?」

「まぁ、第3クエストがあってるぐらいでいいかな?」

「それぐらいならいいかな」

何かさっきからねむたいな。

「あ、その睡魔は後少しで転生される合図だよ」

そして俺の意識はだんだんなくなっていった。

「やっといってくれたか、それにしても彼はどうしてあんなに特撮が好きなんだろう? 自分もゴジラやガメラを見てみるかな?」

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主人公の能力とステータス

力 I 56

耐久 H103

器用 H112

敏捷 I 86

魔力 I 0

スキル

ゴジラ怪獣の能力

ガメラ怪獣の能力

モンハンのモンスターの能力

 




次回は明日か明後日に完成させたいですね


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怪獣大戦争か!

200UAそしてお気に入り2とても嬉しいです!
そして明日書くかーと思ってましたが時間があったため、書きました。
1000文字から先に行けないどうしよう。
すいません!どうしても話の内容と噛み合わないのでほんのすこし内容を微調整しました!



俺はいつの間か草原に立っていた。だが遠くから何か黒いドラゴンが見えている。しかも凄いスピードで

「あーやばくね。」

あの今来てる黒いドラゴンは絶対隻眼の竜だよな。今こんなに冷静なのは驚きが360度回って冷静になっているのか…いやいやいやどうしよう!

早くショタ神から貰った特典を使おう。下に手紙が落ちてる。何だこんな時に!

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転生した君へ……

君は何をしているかな。そしてショタ神言うな!!

君の能力は説明した通りだよ。

そして僕が特撮が気に入ったからその怪獣の姿になれるようにしたよ。

ただし姿を変えすぎると君のゲームで言うとMPが尽きて気絶するよ。

注意してね。

またMPは1日で全快してだいたい今のMPなら3回までなら大丈夫だよ

そして君がその能力をうまく使えば、体の一部分だけ変えれたりする

ようになってるよ。

P.S自分はガイガンが好きかな。優しくて偉大な神様より。

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「何をいってやがるあの神様けどその怪獣の姿になるのはよかったか。」

とりあえず撃退するか、良しここはゴジラにしよう。

「ガァァァァー」

なったのはいいけど身長が凄く大きくなったせいで違和感を感じるな。

一発夢の放射熱線を撃ってみるか!

お、黒竜の翼に当たったな。

そして黒竜を尻尾で叩きつけて、地面に落とした。

 

黒竜Sid

彼は沢山の冒険者を殺して来た。すると草原にいる1人の人間をターゲットにした。

だがそれは、黒竜初めての敗北であった。

すると、その人間がまるで自分と同じくらいの竜になった。

黒竜は何かの間違いと思い、咆哮を上げた。

だがその前にいる黒竜は咆哮ではなく謎のブレスを吐いた。

そしてその黒竜は翼が焼き切れていた。

そこから意識を失った。

主人公sid

やばい俺は今とても嬉しいです。

あの夢の放射熱線を打てたんだしかも黒竜の翼を普通に焼き切った。今、黒竜が動かないからガメラ怪獣のイリスの姿になって、トンズラしよう。

よし飛べた。少し不安定だけど飛べるなら問題ない。そして何処に行こうか?今はとりあえずこの飛行になれるか。

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やっと住みやすそうな森を見つけた。途中に大きな街があったけどあれがオラリオかな?

今度行ってみるか、しかしここにはティラノサウルスみたいなモンスターが多いなこいつらを食料にしようか?とりあえずイリスの姿で寝るところ作るか。

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オラリオではおかしな事が起きた。上空を凄いスピードでオラリオの上を通る影が見えたらしい。

そしてセオロの密林方面に飛んで行ったと

ギルドは緊急依頼を出した。

 

クエスト

依頼人:ギルド

報酬:10万ヴァリス

内容:セオロの密林に行った謎のモンスターを確認する事

備考:『見つけても攻撃はしないでほしい』

 

 

 




ちょっと無理やりすぎましたかね。ここで今回出た怪獣の紹介
ゴジラ:ジュラ紀の海棲爬虫類と陸上獣類の中間生物が現代まで生き残り水爆実験の影響で怪獣化したもの(1954)
イリス:南明日香村の祠から覚醒した謎の生命体。またギャオス変異体と言われている。
では次回も楽しみに!


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怪獣になれる男のサバイバル

なんかいつの間にかUA1000ありがとうございます。
今回はモンハン要素も出していきたいなーと思います。


今、俺はある重要な事を思い出した。この森食べれそうなものが、卵しかない。

しかもティラノサウルスみたいな奴の卵が、どうしよう?

まずあの卵が、食べれるかわからないからな。

イリスのこのテンタクルランサーであの卵を、遠くから取ればいいんだ。

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うん、余裕で卵が取れたな。しかし、日本の白ご飯と醤油が欲しいな。

何処からか、なんか見られてる気がするんだよなー。

いいか、見られて減るものじゃないんだし、

それはそうと何処かに、安全地帯を作りたいな。とりあえず周りの木を、伐採して綺麗にするか、何の怪獣になればいいか、わからない、ギロンかガイガンで悩むな。ここは活躍できてない、モンハンのモンスター達の能力を使うか。何がいいか、悩んだらモンハンF-Gに出たイナガミの能力で周りの木を壁のようにしていく事にした。

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結論から言うと疲れた。イナガミの能力を使って色々して、1日が経っていた。今はマザーレギオンになっている。マザーレギオンになっているから、今は生物的に言うと女なのか、こんな性別変換はないな。もっと言うとギャオスとかは、性別がないのか、このダンまちの世界に来てから、まず人間にも会ってないな。オラリオと思われる街に行ってみるか。しかし、今はマザーレギオンでソルジャーレギオンにこの森を探索してもらうからな。

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冒険者sid

「おいおい、あれは何だ。」

俺たちは普通のファミリアに入っている冒険者だ。

ギルドのクエストでセオロの密林に何かが飛んで行ったと、噂になっていてそれの調査で10万ヴァリスもらえるため、来てみたがとりあえず密林の真ん中に、骨が組み合わさったような生き物?がいた。

あれは前にダンジョンでみんなで倒したゴライアスと同じぐらいの大きさであった。しかもモンスターを凄い数出していた。これはやばい気がする。すると密林から、そのモンスターが出していた。そのモンスターは俺たちをみるとその鎌のような手を振り下ろした。俺はそいつの攻撃を盾で防いでいた。

「おい、お前らこいつは倒すぞ!」

「おぅ!」

依頼では攻撃をしては行けないが、逃げられそうにないため、戦った。

「俺はLv3なのに攻撃しても怯まねぇし全然傷が付いていない!やばいぞ。」

「フレイム!」

魔法をはずしやがった!いや何かおかしいな。あのモンスターはそのはずした魔法を追いかけて行ったぞ。

まぁ命が助かったなこれはギルドに報告だな…

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主人公sid

俺はソルジャーレギオンを、出していると何かの気配がしたから、そっちをみると人が10人ぐらいいた。でも今の状態では何もできないため、諦めてソルジャーを出していると、一匹のソルジャーが人のところに行った

あれ?電磁波を使ってもないのに、なぜあいつが人のところに行ったんだ?携帯とかは、この世界ないよなどう言う事だ。まさか、あのショタ神が何かのレギオンの特徴をいじったのか?まさか、電磁波がないから魔力を持っているものを、攻撃するようにしたのか?それはやばいぞ!早くソルジャー生産するのやめねーと!

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何とか間に合った。今はソルジャーが100匹になったから探索に行かせよう。あとこの森から、出させないようにしないとな。

 




みなさん今回も派手にやってしまいました。
後悔はしていません。何か、この使い方間違っているとかあったら指摘してください。
今回出た怪獣を簡単に説明!
ギロン:惑星テラの環境が電子頭脳の狂いによって変化したたに発生した怪獣。頭が出刃包丁みたいになっている。(ガメラ怪獣)
ガイガン:M宇宙ハンター星雲人が宇宙恐竜をサイボーグへ改造した怪獣(ゴジラ怪獣)
レギオン:隕石と共に地球へ飛来した。ケイ素の化合物で体ができており、地球の生き物と共存できない(ガメラ怪獣)


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オラリオに行ってみた

今悩んでいることは、この物語をどう原作に持っていけるか
そして、この主人公の名前をどうするか?
てことで、ゆっくりみて行ってね



あの人達が来てから、1ヶ月が経った。その日から色々と人が来ているが、大体はソルジャーが追い出しているため、何も起こっていない。あるとすればスペースゴジラになって、結晶のドームを作りそこで能力の使い方を練習している。例えば、自分の手をラドンやモスラの羽に変えようと思えば、何故か背中から生えてくる。まぁ、想像次第と言うことだろう。今はゴジラファイナルウォーズ版のガイガンの手にして、ティラノもどきと戦っている。ティラノもどきは胴体は硬いが腹に潜り込んでチェーンソーの手で腹を綺麗に切れば倒せるので多分、順調にやって行ってると思う。ソルジャーに頼んで卵とかを運んでもらっているから、余った卵はバルゴンの能力で凍らせている。

「順調に生活してるなー。」

今はティラノもどきを、ゴジラの手にして運んでいる。暇だな……そうだオラリオ?に行ってみるか。どうやっていくか。今日はあと一回しか姿変えられないからな。ギャオスになるか。

もう、目線が変わったり、空を飛んだりするのには、もう慣れたな。

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こんぐらいの距離なら見られてないな。

「さぁ、歩きますか!」

あのティラノもどきの皮やら卵を持って来ているので金も大丈夫だろう。

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「高い壁だなーゴジラの放射熱線撃ったら、どうなるかな。いや、しないけど。」

そう言えばあの黒竜どうなっただろ。あの密林に来たら全力で相手するか。

やっと入れたな。

「やっと来れた。原作が始まるところに、目標はベルが来るあたりで、ヘスティアファミリアに入って、原作を楽しむことだな。」

じゃあこのティラノもどきの素材を売りにいくか。

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通行人に聞いてやっと来れたなギルドに、じゃあ素材を売るか。

確かこの器に素材を入れて、金が来た。

「すみません。なんヴァリスですか。」

「5000ヴァリスです。」

「ありがとうございます。」

さぁ、今から料理道具と調味料を買って宿取るか。

すると一つの紙に目がいったそれは、ある依頼書だった。

「これ、俺じゃね。」

クエスト

依頼人:ギルド

報酬:30万ヴァリス

内容:セオロの密林にいる化け物を倒す

備考:Lv.3以上

どうしよう。俺、敵じゃん。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「おはよう。」

なんか凄い安心して眠れた。やっぱり屋根があって、ベットがあれば安心して寝れるか。

さて今日は何をして過ごすか。

このままオラリオに住もうか?

いや、まだいいか。じゃなくて、早く帰って拠点を強くしていかないと!

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やっとついたな。どうしよう、どうしよう…よし、このままでいいじゃん。

ソルジャーもいるし、じゃあ、もう少しソルジャーを増やすか。

あとは、スペースゴジラで、もっと要塞化していこう。

 

 

 




今回は主人公がオラリオにいって、そして自分が討伐対象になっているのを、知った話でした。
今回の怪獣紹介!
スペースゴジラ:ゴジラと酷使した外見を持つ怪獣。エネルギーがなくなると死ぬ。だが結晶のの範囲内ならエネルギーを無限に補給できる(ゴジラ怪獣)
バルゴン:オパールのような卵から生まれた怪獣、赤外線に当て続けられたため突然変異した。舌から零下100の霧状の冷却液を出す。(ガメラ怪獣)
ギャオス:再生能力に長け、口からは300万サイクルの衝撃波、超音波メスなどで攻撃するそして人間が好物(ガメラ怪獣)


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冒険者VSレギオン〜セオロの密林防衛戦〜

今回は主人公が、防衛をします。
そしてUA2000ありがとう。そしてお気に入り24ありがとう!


やってしまった。スペースゴジラで、結晶の防壁を作ってしまった。最初は少し補強するつもりが、張り切ってしまい、防壁になった。まぁ、デメリットがないからいいかな。

そしてあとは、対冒険者のソルジャーレギオン達は、戦ってもらうしかない。そして俺は、マザーレギオンになり、冒険者を撃退していくしかない。その時はでは、のんびりしていきたい。そして10年経てば、晴れて、原作に突入だな。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

最近は冒険者らしき人が増えて来たな。そろそろ来るのか?けどロキファミリア、フレイヤファミリアが来れば俺はゴジラになり、抵抗しよう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

まぁ、来てしまったか。あっちから俺は見えているかは、わからないが始まりの合図を送ろう。

俺はゴジラになり熱線を真上にはいて、レギオンになった。

今から忙しくなるぞ!

 

 

冒険者sid

「ここがあのセオロの密林か!なんで壁ができているんだ!」

訳が解らない。俺たちが混乱していると、謎の光線が空に放たれた。

「ひぃ!」

そう怯えるのも無理はない。あれを、もしこっちに当てられたら、一瞬で死んでしまう。しかし、何故空に撃ったんだ。まるで今から起きる戦争を始めを知らせるような…いいや、気のせいだ。

「野郎どもこれからは、あの骨のモンスターを討伐するんじゃない!これは、戦争だ!!」

『ウォーーー』

「いくぞ!」

大量の虫型がでて来たな。そのモンスターを両断すると謎のガスが出てきた。こいつは死んだようだ

「さぁ、始めようぜ!」

 

 

主人公sid

始まった。あぁ、忙しいぞ、ソルジャー行ってこい!明らかに強いやつは俺が相手をしよう。

明らかにあの獣人は、強いな。じゃあやるか。

「貴様を殺す。」

なんて獣人だ。とりあえず体当たり行ってみよう!

なんてやつなんだ!大剣でガードしやがった。まだだまだ終わらんよ。喰らえ、スレッジアーム!

チッ!横に避けやがった。大剣で攻撃してきたな。よし干渉波クローでギリギリでガードできたな。

 

 

獣人sid

俺はフレイヤ様の命令でここにきたが、それは正解だった。まさにそいつは、バケモノであった。

Lv6の攻撃を防ぎ、自分には見えないぐらい早い攻撃を仕掛けて来る。そして周りには何もいない。まるで死合をしているようであったが、先に自分がスタミナがなくなったようである。

「殺せ。」

だが、その好敵手はトドメを刺さずに森から出された。

「いつかまた、お前と死合がしたいな。」

俺は、目標ができた。

 

主人公sid

あの戦争から、1ヶ月がたった。今考えると、あの獣人はオッタルだったかもしれない。

まぁ会うことはないからいいか、今は、少し休憩がしたいかな。

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転生してから5年がたった。もうそんなに、いるかと思うとすごいと思う。実際、オッタルと思わしき人物は、一年に一回ぐらい来ては、俺と戦って、気絶させて、森の外に置いておく。そんな感じになっていた。

今はダンジョンまで穴を掘ってそこにレギオンをすませようと思ってみる。穴を掘る時は、モゲラで掘って

ダンジョンはゴジラの熱線で掘っていき、つい最近できた。そこに今は引越しの最中である。後は原作までヴァリスを貯めるため、じゃが丸のバイトでもしよう。そうしたら、目標のヘスティアファミリアに入れそうだからな。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

一方ギルドでは、3大クエストがあったが、セオロの密林のバケモノのクエストも入り、4大クエストとして、物語に残るようになってしまった。そのバケモノの名が、正式的に決まり、レギオンと言う名前になった。

 

 

 

 

 

 




今回の件で主人公は3大クエストじゃなく、4大クエストになる原因を作ってしまいました。
そしてオッタルと死合をする仲になりました。
やりすぎですね。でも、後悔はしていません。
今回の怪獣紹介!
モゲラ:怪遊星人ミステリアンが土木用に開発したロボットだが、世界征服のための攻撃用として使用される。
(ゴジラ怪獣)


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久々の人としての日々

もう少しで原作に行けそうです。


最近俺は、オラリオの方で人として生活している。そしてセオロの密林の拠点は、壊した為セオロの密林のクエストは、なくなっていた。これはいいことだが、余り安心できないのが現状である。しかし最近は、卵や木の実しか食べていないからせめて、あのじゃが丸を是非とも食べてみたい。そのためにバイトをすることにした。そのためにじゃが丸の屋台を探して、バイトさせてもらおう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「流石オラリオ!火をつけるのも魔石を使うのか!」

いや…知ってたけど、いざ目の前にしたらびっくりするな。バイトはちゃんとできるようにもなって周りを見るとやっぱり神様は、雰囲気が違うな。バイトは大体夕方ぐらいに、終わってそれからオオナズチの能力で、勝手にダンジョンに潜っていた。

ダンジョンに入った感想はなんか、幻想的だった。モンスターは、怪獣の力を使えば余裕で勝てた。コボルトとかは、イリスのテンタクランサーで串刺しにしたり、ミノタウルスはガイガンのチェーンソーで切り刻んだりした。ドロップアイテムは、ある程度貯めている。

ーーーーーーーーーーーーーーー

ある日、ダンジョンの中層を歩いていると誰かがうずくまっているから、声をかけてみた。

「おーい。大丈夫か?」

顔が隠れるようにローブを着ていた。すると、その人は逃げようとしていたため、肩を掴んで止めると、そこには、目が赤く8つあった。

「大丈夫か?」

「すみませんすみません。痛くしないでください。」

「痛くしないから。ちょっと動くなよ。」

「ひぃ。」

そのアラクネは、血が大量に出ていたため、買っておいたポーションをかけた。

「痛くないか?」

「あ…ありがとうございます。」

どうしようか…この子は目が8個だし、ダンジョンの外に出したらバレるよな。

「あ…あの。」

「あぁ、ごめんごめん考え事してた。でなに?」

「私を見て怖くないんですか?」

「俺も、そんな感じだしなー」

「えぇ!本当ですか!?」

「うん。見て見る?」

「はい…」

「少し離れてね。」

何になるか…じゃああの子は、アラクネだからクモンガになるか。

 

 

アラクネsid

私はこの薄暗い洞窟に、生まれた。自分と同じ同族にあっても、攻撃を受けて人の前に出ても、

「あ、アラクネだー!」

「にげろー」

と、逃げたり殺されそうになった。途中でローブが落ちていたから、それで顔を隠した。それでも同族は襲って来た。私が重傷を負って倒れていると、後ろから足音が聞こえて来たから、

「もう、終わりか…外が見たかったな…」

「おーい大丈夫か?」

やっぱり死にたくないから痛みを堪えて歩こうとすると、肩を掴まれそして顔を隠していたローブがずれ、顔が見えてしまった。もう終わりだ…死ぬ時は楽に死にたいな、と思っていると、

「大丈夫か?」

「すみませんすみません。痛くしないでください。」

つい反射で言ってしまったが、顔を見られたのに特にこの男の人は、反応せずに、

「痛くしないから。ちょっと動くなよ。」

「ひぃ。」

こんな事は初めてだったため混乱していた。この男の人は私の傷を見て、何か緑の液体をかけると、私の傷が消えていった。

何故この人は怖がらないのか不思議に思い聞いて見ると、

「俺もそんな感じだしなー」

それに驚いてしまった。姿を見せてと言うと、少し離れてねと言われて、少し離れるとその人は大きな蜘蛛の姿になった。それにびっくりしていた。そしてこの人なら、自分は安心できると思った。

 

 




今回はいつの間にか、書いていてびっくりしましたww
今回の怪獣紹介!
クモンガ:南太平洋のゾルゲル島のクモンガの谷に生息していた。巨大な蜘蛛。元々怪獣と言えるサイズであった。


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アラクネと怪獣

評価6ありがとうございます!
平日は投稿できない日もあるかもしれないです。
そしてやっと主人公の名前を決めました!



俺はクモンガになってから困惑していた。アラクネの女の子が俺の前足に抱きついて、泣き始めたからである。俺は人に戻り、どうにか慰めていた。けど俺は前の世界ではこんな事経験してなかったので、大変混乱しました。

「どうにか泣き止んだな。」

「あ…ごめんなさい。」

一応聞いて見るか。

「名前はあるのか?」

「いや…ないです…」

「そ、そうかごめんな。」

「あ、あなたがつけてください。」

名前はどうするか…アヤメはどうだろうか。あかいやつめって意味でアヤメ。気に入って入れるだろうか?

「じゃあ、アヤメはどうだろうか?」

「わかりました…」

「じゃあ自己紹介だ。俺の名前はレオだ。」

「わ、私はアヤメです…」

「外に出て見たいか?」

「見て見たいです…」

「わかったじゃあついて来て。」

そして、あのセオロの密林に繋がる洞窟についた。

「ここをまっすぐ行けば外に出れるよ。俺もついていくから。」

「ありがとうございます!」

しかしソルジャー達は何処にいったんだろうな。きっとしぶとく生きてるな。

「アヤメは、外に出たらどうするんだ。」

「わ…私はレオさんについて行きたいです。」

「えっ…本当に来るのか?」

「だ…ダメですか。」

「そしたら、顔を隠さないとな。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「良し、やっと着いたな。」

「そ、そうですね。」

やっぱりソルジャー達は、しぶとく生きていた洞窟の天井に張り付いていたから見たときは、目が光っていた為、アヤメと一緒に驚いてしまった。

とりあえず、口がでるオペラマスクらしきものを作るか。ゴジラやギャオス皮を使って自己再生するようにして、怪獣さを出すか。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

できたが少し不恰好になったかな。じゃあアヤメに付けさせるか。

「どうかな、きつくない?」

「いや、きつくないです。ありがとうございます。」

「そうか、なら良かった。」

「もう少しでオラリオに着くな。大丈夫か?」

「す、少し混乱するかもしれないですけど、頑張ります。」

「良し!じゃあ、2人で住む家決めようか?」

「えっ!わかりました。」

うん、そうしよう。そして2人で原作に入ろうか。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

家は決まったんだけどまさか、この家とは。俺たちが紹介された家はあのベル達が住んでいた教会であった。俺とアヤメは顔を合わせ。

「じゃあ、この家は修理しますか!」

「は、はい!」

セオロの密林から取ってきた植物の種を庭に蒔いて、イナガミの能力を使って教会を修理していく。

「す、すごいですね。」

「イナガミの能力は、万能だな。」

 

 

 

 

 




今回はいつも以上に少なくなりました。
すみません。


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怪獣と鍛治神

明日が休みって良いですよね。
段々と原作に近づいてきました。まだまだ頑張って行きたいと思います!


教会をリフォームをしてみたが、何か外見がすごいことになった。今ならビフォーアフターできるな。教会の中の蜘蛛の巣は、アヤメに言われてそのままにしてある。やっぱりアラクネだからなのか?俺たちは教会を改造してほとんど部屋のようにしているから、中は教会の面影はステンドグラスしかないか。

「今からあの地下室を貸しに出しますか」

「す、住んでくれますかね?」

「そして2人でダンジョンに潜ってアヤメの強化をしよう」

「わ、わかりました」

ダンジョンに行きますか!

ーーーーーーーーーーーーーーー

今はダンジョンの6階層ぐらいにいる。ここのキラーアントは瀕死だと仲間を呼ぶ為とても効率が良い。やっぱり日本人だから効率を意識するのかな。アヤメは糸を飛ばしてキラーアントの動きを止めて、槍で倒している。俺はキラーアントの首をゴジラの力を使ってぶっちぎっている。わざわざ関節を狙ってちまちま狙うよりそのまま、首を千切った方が良いと思ったからだ。俺は段々と戦闘狂のような戦い方になってきてないか?

「アヤメ大丈夫かー」

「だ、大丈夫です」

「ちょっと休憩するか」

「は…はい」

俺はビオランテの放射樹液でキラーアントを溶かしていく。少しグロかった。しかし今回は魔石が50個以上手に入った為、アヤメにあげようかと思っている。モンスター達は魔石を食べるとモンスターは強化種になるらしい。何かあった時のために強化種にして損は無い。

「アヤメーこれ食べてー」

「え、これですか」

「うん、これ」

「わ…わかりました」

俺でもこんな石を食べろって言われて食べたく無いよな。

「いただきます」

あ…食べるんだ…

「ごめんね。まずかった?」

「何て言うか…何とも言えない味です」

「そうか、じゃあもうそろそろ、帰りますか」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

帰る途中教会の部屋を借りる人どうなっているか聞くと、何か神様が来たらしい。原作に近づいていってるな。

「アヤメー部屋を綺麗にしていこう」

「わかりました」

「後、地下室のアヤメの同胞を上に逃がして」

「わかりました!絶対に殺さないでくださいね…」

「わかってるよ…」

多分蜘蛛を殺すと俺が殺されると思う。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「この日が来たなー」

「そうですね…」

この日が来てしまった。原作に影響がでるからすごい不安だ。

「こんにちは」

「今回はありがとうございます」

「いや良いのよ、今回は親友の最後の手助けだから…一応」

「そ、そうですか」

「ごめんなさいこっちの話だったわ。じゃあ部屋を案内してくれない?」

「わかりました。アヤメいこうか?」

「は…はい」

「あら、あの子は何かしら…」

「それのように言わないでください」

自分でもびっくりしてしまった。こんなに低い声が出るなんて。

「ご、ごめんなさいね」

「こちらが部屋になります」

「これは聞いていたより、綺麗ね」

「それは、綺麗に修理しているからですね」

「あとさっきの屋根の大量の蜘蛛はなに?」

「あれは掃除が届かないからです」

「まぁ、良いわ。この地下室は良いわね」

「けど、友人が来るまで何日かしたらお金を一括で払うわ」

「お金は10万ヴァリスです」

「よろしく」

これから原作が始まるな。




今回もやらかした自信があります。
今回の怪獣紹介
ビオランテ:科学者白神博士によって生まれた植物怪獣。G細胞が埋め込まれている。(ゴジラ怪獣)


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公害怪獣VSゴライアス

何故か自分はカラオケでテンションが上がると、ひぐらしのなく頃にのyouを歌いたくなってしまいます。
そして、水曜日と木曜日は投稿できなくてすいません。


いや何故か、自分は18階層にいた。何故かと言うとアヤメと一緒に戦ったらゴライアスは戦えるかなーと思い軽い気持ちで来たが、やっぱりダンジョンレックスは舐めてかからない方が良いと思った。まず自分のチェーンソーで腕を切っても再生するためきりが無い。多分これがギャオスと戦った昭和ガメラの気持ちだろう。凄いめんどくさいなアヤメの攻撃もゴライアスの再生能力に負けている。俺はヘドラなら勝てるのかなと言う疑問が出て来たため、その素朴な疑問を試してみることにしてみた。

「アヤメ!早く俺から離れろ!」

「わ、わわわかりました」

すると周りに毒ガスが流れて来た。これがヘドラか何か凄いなこの身体に触れると溶けるなんて怖いな、

するとゴライアスはそのでかい手で殴って俺の身体を貫いた…が、俺はノーダメージだった。そしてダメージを負っているのはゴライアスだったその殴った拳が溶けていたのだ。どうだ!この触れると溶ける体はお前じゃ攻撃できないだろう。そして腕から自分の体の一部のヘドロを飛ばしゴライアスの顔を溶かして行く、そしてゴライアスの胴体にパンチを決めて吹き飛ばした。正直ここの空気が汚染されないか心配なので、ゴライアスの魔石を剥ぎ取って倒して姿を戻した。

「簡単だったな。アヤメ大丈夫か?」

「ゲホゲホ、大丈夫です」

「す、すみません。しかしこの魔石はでかいな」

「そうですね…」

「じゃあ、アヤメこの魔石を食べてくれ」

「これは大丈夫でしょうか…」

「だ、大丈夫だ洗えば」

「外に出ましょうか…」

「そ、そうだな」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今はこの我が家でアヤメは魔石をチマチマ食べていて大変そうなため、暇である。なにしようかと思っていると、誰かが来たためアヤメに魔石を片付けてもらう。

「すまんな〜ヘファイストスファミリアの椿 コルブラント言うんだが、レオとやらはいるか?」

「いますよ。どうしたんでしょうか」

「お金の話だが主神が忙しく来れなかったため来た」

「はい、お金は……ちゃんとありますね。ありがとうございました」

「あぁ、こちらこそ失礼した」

あーあれが椿 コルブラントかー原作まで長い道のりだったな。

「レオさん!レオさん!」

「どうした?」

「魔石が食べ切れません…」

「明日に取っとけばいいんじゃ無い?」

アヤメも最近強くなったなー。何か姿が変わった気がするな特に髪が長くなって身長が伸びたかな。そして蜘蛛の腹部に結晶がついて毒を出せるようになっていた。何かモンハンのネルスキュラみたいになっていた。もう少し変化したら人間にバレそうで大変だな。いざとなれば俺が何とかしよう。ただアヤメの蜘蛛の腹部はアヤメが普段隠しているため大丈夫だろう。

 

 

 




明日は昼しか時間がないため、投稿できるかわかりません。
今回の怪獣紹介
ヘドラ:宇宙から飛来して来たと思われる鉱物起源の生命体が都市近海に堆積していたヘドロや公害による汚染物質と結合し、成長した姿(ゴジラ怪獣)


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怪獣と

最近投稿できなくてすいませんでした!
そろそろテストが始まるので、また期間が空くと思います。


 

オラリオの鳥たちがのさえずりを聞きながら起きた。

何か自分の喋り方に寒気がした。今日は何かあると怪獣の感が言っている!…気がするな。

「さて1日の始まりだな。おい、アヤメもうおきろー」

「あ…あと30分…」

「じゃあ、朝ごはん要らないな」

「いや、今おきます!」

ーーーーーーーーーーーーーーー

今は昼頃自分は珍しく家でだらけていると、扉を叩く音がした。

「誰か来たのか?」

「わかりません。誰でしょうか?」

「見に行くか、アヤメも付いて行くか?」

「い…いきます」

そして扉を開けると、そこにはあるところだけ大人レベルに発達した少女がいた。

「こんにちは!ボクの名前はヘスティアて言うんだ!君達の名前は何だい!」

「えっ!?あー俺の名前はレオ。そしてこの子がアヤメだ。よろしく」

「ア、アヤメです。よろしくお願いします」

「うん!よろしく」

「じゃあ、部屋に行きますか。そう言えばヘスティアさんは神ですよね」

「そうだよ。ていうかレオくんは良く神だってわかったね」

「何となく雰囲気が違うからな。そしてここがヘスティアさんの部屋ですよ。ご飯はちゃんと上の階に行けば作るがいない時があるから注意してくれ」

「う、うん。何か協会ぽくないね」

「そこは気にせずに、あと風呂は上にあるから適当にしてくれ」

「ここは風呂もあるのかい!?快適だなー」

「今からダンジョンに行くから、鍵はかけといてください」

「じゃあねー」

ーーーーーーーーーーーーーーー

今はダンジョンの25階層にいる。いつもどおり姿は変わっている。

今回はアンギラスになっていた。

アンギラスになるとゴロゴロ転がって敵を潰して行く。

アヤメは俺が潰し損ねた奴らを刺していく。

すると急にアヤメが何かに反応したようだ。

「どうしたアヤメ?」

「誰かが助けてって言っています」

「じゃあそこまで行くか」

俺はギャオスになると最高速度でその場所まで行くと…そこには赤い槍を持ちゴーグルをはめている男とモンスターがいた。

どう考えてもディックスですね。ありがとうございます。

さてどうしよう

「アヤメあいつらどうしよう?」

「そうですね。まずはあのモンスターを助けましょう」

「だな」

ーーーーーーーーーーーーーーー

ディックスは目の前にいるモンスターを見ていた。

「おーいディックスこのハーピーしてもいいだろ〜」

「アァ、良いぜ」

本当にこれだから冒険者は楽しい。

「本当にモンスターを虐めるのはやめられない」

そんなことを考えていると。

「ギァァァァァア」

「なっなんだ!?」

そのモンスターは突如現れた。その背中にはアラクネが載っていた。

「そのワイバーンを魔法でたたきおろせ!」

ワイバーンは魔法を撃たれてもビクともしなくブレスを俺たちに撃ってきた。

そしてさっきまで虐めていたハーピーを足で掴み飛んで行った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「大丈夫か?」

するとそのハーピーは静かに頷いた。

「じゃあ良かった。アヤメ怪我がないか調べてくれ」

「わかりました」

これからが大変になるな…この子どうしようか?




今回は新しいのも出てないですね。
明日もしかしたら投稿できるかもしれません。


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怪獣と愚者〜名前を決める〜

最近はこたつを出してミカンを食べるのがブームです。
今回もお楽しみください!



前回のあらすじ

ハーピーを冒険者から助けた。

ーーーーーーーーーーーーーーー

あーどうしよう?凄い問題に直面した。

俺のネーミングセンスは0だ。アヤメの時は赤い八つ目と言う意味でつけたがこの子は黒いおかっぱで羽根も黒くてロリっ子だ。パッと見だとカラスぽいな。

もう黒で良いかな。大丈夫かな。

「じゃあお前の名前は黒で良いかな?」

(ウンウン)

「黒はしゃべれないのか?」

(ウン…)

「ごめんな。わからなくて」

「アヤメ、この子上に連れて行くか?」

「そうですね。この手の羽根をどう隠すかですよね」

「腕が隠れる服を作れば良いのか」

「服の材料はどうしますか」

「それはアヤメの糸で代用しようか」

「そ、それは良いんですが」

「後ろ向いているから、ほら黒も後ろを向いて」

「はい、これです」

「今からこれを編むから、黒はこれを暫くきていてくれ」

(ウン)

さてとりあえず移動しょうか?

ーーーーーーーーーーーーーーー

今は25階層のツリーハウスにいる。

何でそんな物があるかと言うと今さっき急速で木を操り作ったためである。

「まーこんな感じで良いか?サイズもいいな。黒着てめてくれ。」

「似合っているな。そろそろダンジョンから出るか」

(ウンウン)

ーーーーーーーーーーーーーーー

三人で歩いていると、前から黒いフードを被った怪しい人が来た。

「君はこの子達をどうするつもりだい?」

「はっ?」

「黒こいつ知っているか?」

(ウンウン)黒は首を横に振った。

「お前は誰だ」

「僕は愚者さ、でどうするつもりだ?」

するとその男が殴りかかって来た。そしてその瞬間衝撃波が来た。

「がふっ」

ちょっと痛いなじゃあ俺も本気を出すか

俺は手をゴジラに変えた。そしてその愚者を殴ったがまだ攻撃をして来そうだったから、そこから回し蹴りをお見舞いしてやった。

「どうした!アヤメと黒は傷をつけさせんぞ!」

「君はその子達を売りさばくんじゃなかったのかい!?」

「何で俺がそんなことをしなけゃならん」

「ごめんよ。間違えていた」

「けど、君はどうするつもりだいその子達」

「俺の家族だからな黒もだぞ。しかも俺は人間とは言えないからな〜」

「そうかい。じゃあそれならいいんだ」

「じゃあまた会おうか」

しかしもう少しこの能力を鍛えるか

ーーーーーーーーーーーーーーー

「おーレオくん随分心配したんだぞ!」

「すいません。ちょっと迷っちゃて」

「そうかいならいいんだ」

「あーそう言えばヘスティアさんはファミリアつくらないんですか?」

「作りたいんだけど、ここは借りているところだし」

「別にいいですよ。それくらい」

「じゃあ、明日から集めてみるよ」

「あとこの子は黒です。喋れないんですよこの子」

「可哀想に僕がおねーさんになってあげるよ。おいで黒くん!」

(ウンウン)横に振った

うん仲がいいならいいんだ。

 




今回は特にありませんでしたね。
最近skyhillと言うアプリを始めたんですがそれが想像以上に難しく4つの内2つしかエンドに行けませんでした。次回も見ていってください


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番外編ーヘスティアsid

今日からタグを増やさせてもらいました。
今回はヘスティア視点の話なので本編は明日から明後日くらいに出したいです。


最近僕の友達から家を追い出された件…

何なんだ!僕はちゃんと「明日から本気出す!」っていったらヘファイストスから、

 

「それは本当?」

「僕が嘘をついたたことあるかい!」

「あるから言ってるんでしょう!まぁいいわ。そう言うのなら1人でも生活できるのね?」

「な!何を言っているんだ!出来るに決まっているだろう!」

 

その時のヘファイストスの顔はとても怖かった。絶対にそう言わないとマジでキレそうだったからそう言ってしまった…

そして次の日、実にいい笑顔のヘファイストスが僕の部屋の前にいて、

 

「昨日1人で生活できるって言ったわよね。ヘスティア?」

「そ、そうだねーあはは…マジ?」

「大丈夫よヘスティア。ちゃんと部屋は確保したから。そしてそこはルームシェアだからね」

 

そんな訳でその場所に来たんだけどこの協会かな?

扉をノックしてみると誰か来たから挨拶をしてみると、

 

「こんにちは!ボクの名前はヘスティアて言うんだ!君達の名前は何だい!」

「えっ!?あー俺の名前はレオ。そしてこの子がアヤメだ。よろしく」

「ア、アヤメです。よろしくお願いします」

 

まずその人達の第一印象は人間じゃないと神の感がいっていた。

でもあのヘファイストスが僕に選んでくれたんだから悪いやつじゃないと思った。

 

「じゃあ、部屋に行きますか。そう言えばヘスティアさんは神ですよね」

「そうだよ。ていうかレオくんは良く神だってわかったね」

 

このレオって子は初対面なのに神ってわかるとはすごい!大体お嬢さんや子供なんて言われているのに、何でわかるか聞いてみると。

 

「何となく雰囲気が違うからな。そしてここがヘスティアさんの部屋ですよ。ご飯はちゃんと上の階に行けば作るがいない時があるから注意してくれ」

「う、うん。何か協会ぽくないね」

 

そう思ってしまうのはしょうがないと思う。

そしてもっとびっくりしたのは…

 

「そこは気にせずに、あと風呂は上にあるから適当にしてくれ」

「ここは風呂もあるのかい!?快適だなー」

「今からダンジョンに行くから、鍵はかけといてください」

「じゃあねー」

 

と、こんな感じでここに住むことになったんだけど、すごい地下室でもすごい快適になっていた。

仕事を探そうかな?

 

「いらっしゃいませー」

「ジャガ丸くん1ついいかー?」

「わかりましたー」

 

今はジャガ丸くんを売るアルバイトに入った。

やっぱり自分の悪いところをなおすのなら今が良いと思い働いていた。

 

「ヘスティアちゃん。今日は終了だよ」

「お疲れ様でしたー」

 

協会に帰ってみると誰も居なかったので貰ったジャガ丸くんを食べて考えて居た。

 

「彼と彼女は一体何なんだろう?」

 

そう考えているとドアが開いた音がしたので帰って来たかな?

すると、人がもう1人増えていた。

しかも喋れないと言う。

でもレオ君とアヤメ君と同じような感じがするから気にしないでおこう。

 




最近近くにハーメルンで小説を投稿している友達がいる事を知って色々相談に乗って貰ってます。


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怪獣と訓練

活動報告の方でオリジナルのゼノスを皆さんに募集していますのでよければ案を出してください。
詳しくは活動報告で!


 

こちら50階層まるで迷路のような洞窟である。

今は1人で能力の練習をしている。

ここは流石にアヤメや黒が来るにはまだ早いと思う。

しかしこの階層はとにかく迷うな。

あとこの大きな蜘蛛や何かサイのようなモンスターがいて面倒だった。

 

「よっと!」

 

蜘蛛は色々な方向からの奇襲をして来て、サイは突進をして来る大したことはないがダンジョンが迷路のような為、直線が多く大変面倒である。

今はオルガの能力で不可視の触手を使い、蜘蛛やサイを圧死させている。

下から何か振動がして来る。

 

「嫌な予感がするな」

 

すると下から炎が噴き出してきたそして大きな穴が空いた。これは下の階層からの攻撃か!

その穴から自分は落ちた。

 

「くそっ!イリスになるしかない!」

 

俺はイリスになると飛行を始め、テンタクランサーを壁に突き刺し落下を止めた。

そこから敵が来ないか警戒しながら、降りて行くと広がった場所まで降りて行った。

するとそこにいたのは巨大なドラゴンがブレスを、撃ってきた為テンタクランサーを振り回して、そのブレスをはじき返した。

これがアンチ・プラズマ・フィールドだ!

なんかすごい決まれば気持ちいな。

イリスの姿から人の姿になり手を、イリスのテンタクランサーに変えた。

周りにはまだそのドラゴンは、6匹いたのが肉眼で見えたから擬プラズマ火球をぶちかますと、その中の一匹のドラゴンの頭が大爆発を起こした。

とてもスッキリしたがまだ砲撃がやまない。少し面倒だと思うと上から大量の飛龍が現れた。

 

「この階層はドラゴンのようなモンスターが多いな」

 

しかし本当にこの階層は攻撃が激しくなってるな。

魔石も回収をしないとな、けど爆発で粉々になってないか?

その砲撃をしてくるドラゴンを見て。

 

「これがヴォルガングドラゴンか…そして空を飛んでるのがワイヴァーンか」

「すごくきついな」

 

こっちにくるワイヴァーンをテンタクランサーで、串刺しにながらヴォルガングドラゴンの足元に行く。

すると周りのヴォルガングドラゴンのブレスが自分の所のドラゴンに集中砲火をした。

 

「こいつら遠慮がないな!味方関係なしに砲撃をしてくるとは」

「そういえば強化種にも気をつけないとな」

 

そのまま狩っているとだんだん敵も多くなってきた。

ワイヴァーンにも時々スピードや超音波メスを避けたりし始めたな。

 

「このままだと1人で捌き切れなくなるな。ゴジラになってぼちぼち帰るか」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今は家に帰っていた。

 

「今回は魔石が40個以上あるし、10万ヴァリス稼いだなー」

 

実際MPは結構減っていると思う。

家の前に着くと何だか協会が騒がしいような気がするな?

そしてドアをノックして、ドアを開ける。

 

「ただいまー」

 

そう言うと…

 

「お帰りなさい。レオさん」

「ただいまアヤメ。そして黒ー。ヘスティアさんは?」

「それのことですが、ヘスティアさんがファミリアに所属させる子を、連れて来て後で地下室に来てくれって行っていましたよ」

「わかったよ。後で行くよ」

 

やっと始まるんだな原作が楽しみで仕方ないな。

そして自分は地下室に続く通路を降りて行った…

 




今回は久しぶりに怪獣紹介!
オルガ:ゴジラの体にある自己再生能力を司る物質『オルガナイザーG1』を異星人ミレニアムが吸収したが、制御ができず怪獣になった。(ゴジラ)
次も見て行ってください!


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やっと本編

投稿が遅れすいません。あとお気に入り106人ありがとうございます!


 

今自分はすごくはしゃいでいるかもしれない。

この世界に来てからやっとダンまちの物語が始まる!

 

「おーい。レオくーん聞いてるかい?この子がぼくのファミリアの子でベルくんだよ!」

「ベルクラネルです。よろしくお願いしますレオさん」

 

おっと余りに嬉しすぎて話を聞いてなかった。

 

「うん。よろしくベルさん」

「僕のことはベルって呼んでください。さん付けは慣れなくて」

「わかった。じゃあベルはどこから来たんだ?」

「自分は近くの村から最近冒険者になりに来ました!」

 

原作通りの回答だな。

あとこれだけは聞いとかないと。

 

「何で冒険者になりに来たんだ?」

「そ、それはー…」

「ベルくんはダンジョンに出会いを求めて来たんだよ。どう思う?」

「か、神様ー」

「そうだなぁ。夢が無いよりいいんじゃ無いかな」

 

やっぱりそう言う考えを持って来たんだな。

自分の目標は原作を楽しむことだから、ダンジョンの様子も見たいが。自分も一緒にダンジョンに潜るのは原作を改変してしまうかもしれないから、どうしようか?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

最近自分の体がおかしい気がする。

ドアを開けようとしたらドアノブを、握りつぶしていたり。

この前の料理を作っていると…

 

「痛った!指切った…あれ?」

 

包丁で指を切って痛かったのだが、その傷はだんだん治っていた。

俺の体に何が起きているんだ?

一回外に出て、実験をしてみた。

まずそこら辺に落ちている石を、拾うと力を入れて握ってみた。

すると、5秒くらいすると砕けていった。

 

「はぁー。そこらの冒険者より強いよな。確実に」

 

思わずため息が出たがしょうがないだろう。

俺は人間なのかどうなのかが、少し気になっている。

ーーーーーーーーーーーーーーー

ただいま自分はダンジョンの2階層にいる。

何をしているかと言うと、ベル・クラネルを遠くから観察しているところである。

カマキラスの透明化を使い100mぐらい離れているんだが、ストーリーを思い出すとフレイヤがベルを観察していたため、ベルはそう言う視線に敏感になってしまう。

そのためいつかこの観察は、ベルに気付かれてしまうだろう。

ベルはゴブリンと戦っている。

頑張っているなー。

たまに透明になったとしてもこっちに攻撃をしてくるやつもいるから怠い。

ベルは急いで走っていった。自分も急いで帰らないと!

ーーーーーーーーーーーーーーー

「神様ー!初めてゴブリンをたおしましたー!」

「ベルくんその事を報告するために戻ったの?」

「あっすみません!またダンジョンに行って来まーす」

 

本当にベルはゴブリンだけを狩って帰って来たな。

今から暇になるから新しいゴジラ怪獣になってみますか。

またダンジョンの51階層に来ている。

ここは原作ではロキファミリアが遠征で来るため、少しここに行くのはやめた方がいいんだが、その代わり全然他の冒険者がこないため、色々派手に暴れれるから気に入っている。

ちなみにここまで25階層からイリスになって、高速で飛んでここまで来ている。

 

「さぁー今からここが地獄になるかもしれんぞー」

 

まずは手だけを変えてみるか。

すると腕がだんだん変わって行った。

指が4本になり皮膚が黒くそしてマグマのような血管が浮き出て見える。

今から試すのは最近映画になったシン・ゴジラである。

試しに地面を殴ってみるとその周りの地面が陥没してしまった。

シン・ゴジラは映画ではスピードがないような感じがしたが、やっぱりゴジラなのかパワーが尋常じゃない。

次は姿を変えていく。

姿を変えたのだからゴジラの放射熱線を放ってみることにした。

放射熱線は最初は紅い炎が出ていたが、すぐ色が紫に変わりその炎がレーザーのようになり、ダンジョンの壁に綺麗な大穴が開いた。

これは流石神と言われるだけはあるな。

そしてこの51階層が暑く感じるのは、シン・ゴジラになった影響だろうか?

これは気楽にこの姿になれない。しかもシン・ゴジラはこの放射熱線を背中・尻尾からも出るから、相当周りが地獄のようになるよな。

やっぱイリスとかの方が使い勝手がいいから、シン・ゴジラは切り札になるかな。

まずそこまで自分を倒されることがあるかわからんが?

それは自意識過剰だ。

倒されないようにまだまだ強くならないと、原作が変わっている可能性があるかもしれないからな。




今回の怪獣紹介
カマキラス:ゾルゲル島の気候変化実験の失敗により、元々牛程の巨体だった巨大カマキリがさらに巨大化した姿。(ゴジラ怪獣)
次回も楽しみにしてください!


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怪獣と料理

みなさんメリークルシミマスw
これは投稿設定で0時25分に投稿しました。
みなさんこのクリスマスを楽しんでください!



ベルが冒険者になって大体半月が経った。

大体本編と変わらない感じである。

特に平和である。

今日は黒と一緒に街にいる。

 

「黒ージャガ丸食べる?」

 

そう言うと黒は元気よく頷いた為、ジャガ丸を買いに行くことにした。

ーーーーーーーーーーーー

黒と離れないように手?を繋ぎジャガ丸の屋台を探す。

すると前にジャガ丸の屋台を見つけた。

 

「ジャガ丸を2つくださーい」

「わかりましたー。あれ?レオくんに黒くん!」

「あっ、ヘスティアさん」

 

するとその屋台でヘスティアが働いていた。

ヘスティアは自分達に気付くとこちらにきて、ジャガ丸を渡される。

 

「レオくん達は何してるの?」

「いやー、ただの散歩でもしようかと思って」

「じゃあ、そろそろ忙しくなるからあとでねー!」

 

そして黒と一緒に広場に行っていると。

凄い鉄の匂いが漂ってきた。

どこからだ?と思い辺りを見渡すと、遠くから真っ赤に染まった人がギルドに走っていった。

 

「あれはベルか、さすがに血を流して行けば良かったのにな…」

 

黒はベルと気付いていないのか、首を傾げていた。

まぁ、あんな真っ赤な人を見分ける事は難しいか。

あと少しするとモンスターフィリアもあるから準備だ。

自分の顔を隠せる物を探さないとな。

すると、広場で魚が売っていた。

今日の晩御飯にするか。

ーーーーーーーーーー

今夜の晩御飯は市場で買ってきたゲテモノぽい魚だ。

凄い顔がグロテスクでした…

だが、その魚自体が大きい、食べ応えはあるはず。

とりあえず魚の煮付けにする為、準備を始める。

最初は鱗を取り、腹に無理矢理切り込みをいれ、腹の中を洗う。

大きな鍋の中に醤油・砂糖・みりん・酒・水を入れその捌いた魚を入れて、その鍋より小さい鍋の蓋を用意した。

 

「落し蓋がわりになるか?」

 

確かこんな感じであとは4分から5分煮込むだけと思うんだが。

大丈夫!魚は大体煮込みにすれば美味しいから。

ーーーーーーーーーー

うん。美味しそうなんだがもっとグロテスクになったんだが。

料理は見た目じゃなく味だもんな!

そう思いながら皿に盛り付ける。

やっぱでかいな、良い匂いが辺りに充満しているためか、2人がじっとみていた。

アヤメは目が輝いているように見え、黒は何故か魚と目を合わせている。

何故黒は目を合わせているんだ?怖いんだが。

 

「じゃあ食べるか?」

「はい!」

 

食べてみると、なかなか美味しい。

やっぱり料理は見た目じゃなく味だ。

アヤメと黒は気に入っているようだ。

食べていると、ベルが帰ってきたようだ。

 

「おかえり、ベル。この魚たべるか?」

「良いんですか!?この魚」

「三人だと食べきらないからな。ほら、余り!」

「ありがとうございます!」

 

こんな感じで余ってもベルやヘスティアが食べるから余りはない。

これは嬉しいんだがな。

うん。和食が一番だな。




次は一週間のうちに投稿したいですね。


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怪獣と失敗?

皆さん明けましておめでとうございます。
今回が新年一発です。
九尾さん誤字報告ありがとうございました!
今年もこの小説をよろしくお願いします。


今から顔を隠すマスクを作ることにした。

マスクのイメージはSCP-049ペスト医師の物をイメージする。

実際はマスクじゃ無いらしいがそこは置いといて…

植物の種を使ってその様なマスクを作る。

 

「何作ってるんですか?」

「アヤメか、これは今自分のマスクを作っているんだ」

「何かやらかすつもりですか…」

「何でやらかす前提なんだ!?まぁやらかすんだが。顔を隠す為のマスクだ」

「そうですか。そんなことになれば、私も一緒にやりますから」

「よろしくな」

 

よし、マスクができたから被ってみる。

一回り大きいから、能力でサイズを調整してみる。

このマスクなら正体がバレない完璧だな!

声も変えたほうがいいか?

どうなんだろう、大丈夫か。

すると肩を背後から叩かれる。

 

「うん?誰だ」

 

後ろを向いてみると黒がいた。

じーっと見つめられた為どうかしたかと聞くと、紙で字を書き始めた。

最近黒は字を覚え始めたから字を紙に書いて意思疎通をしている。

 

(何してるの(`・ω・´))

「マスクを作っているんだよ」

(ダンジョン行こー(°▽°))

「早速マスクをして行くか、アヤメも付いてくるかー?」

「付いていきます」

「じゃあダンジョンに散歩に行くかぁ」

 

こちらは25階層、ジャングルの様な階層で、何かあからさまに毒がある模様をしているキノコのモンスターやダンゴムシみたいな物がうじゃうじゃしている。

こいつらは、数で攻めてくる為きつい。

だが!こちらには仲間が居るからな。

後、所々にソルジャーレギオンを配置している。

こいつらは念のため何かあった時、戦闘に参加してもらう為と全滅してないか確認する為である。

緊急時に全滅していたとかは洒落にならないからな。

そして魔石は、アヤメや黒に食べさせて行く。

ーーーーーーーーーー

群がるモンスターを物理的に千切っては投げ千切っては投げを無我夢中で作業の様にしていると、大体50体ぐらいを狩ったか?

こう言う作業は好きな為すぐ時間が過ぎて行く。

アヤメたちの方を見ると死んだ魚の様な目で淡々と狩っていた。

何かごめんな…

人間達の前では怪獣になれないかなーと思っていたが、人間に近い怪獣になれば問題無いと思う。

そのために今から試して見る。

考える限りでは、ジェットジャガー・モンスターXか、どうなるんだろうか。

まずは、ジェットジャガーにして見るか。

して見るとメカの様な腕で実に力が強い様に感じる。

モンスターXにして見た。

凄い頑丈で力が強い。この手で敵の攻撃をガードしても痛くも痒くも無い。

さすがモンスターXだ、しかもそこからカイザーギドラになれるから、強いと思う。ゴジラも良くこんな怪獣に勝てたな。

流石怪獣王ゴジラだなぁ。

 

(もうそろそろ帰ろうよー( *`ω´))

「ごめんよ。そろそろ帰ろうか」

「そうですね。それが良いですね」

 

そう言う事で帰ることにした。

ーーーーーーーーーーーーーーー

協会に行くと誰も居なかったため不思議に思った、すると何か忘れていると思いながら考えながら自分の部屋に戻っていると、思い出した。

 

「あっ!ベルが酒場に行く日だ!ウソダドンドコドーン!」

 

これは痛い、失敗したなぁ。

今日の夜は三人分の料理で良いかぁ、ヘスティアの分も作っておくか。

まぁこれから観察していけばいいし!

別に良いからな。本当に、気にして居ないし。

ーーーーーーーーーーーーーーー

(ねぇねぇおねーちゃん(*⁰▿⁰*))

「何ですか?黒?」

(おにーちゃんが叫んでるよ。大丈夫かな(・・?))

「大丈夫でしょう…多分」




新年一発の怪獣紹介!
ジェットジャガー:超電子の研究者である青年科学者・伊吹吾朗によって生み出された人工知能を持ったロボットととして登場した。(ゴジラ怪獣)
モンスターX:妖星ゴラスの映像に使われた隕石内部に潜み地球に飛来したX星人の切り札である正体不明の宇宙怪獣。
次回は2週間ぐらい空くかもしれません。


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怪獣と怪物祭

二週間の予定を見たら投稿できそうになかった為今日投稿します。
誤字を見つけましたので修正しました。


昨日は本当に大変だった。

アヤメ達から心配されて。

 

「何か悩み事があったら言ってくださいよ。私達が力になりますからね」

(そうだよ。家族なんだから!(´∀`))

「そ、そうかありがとう」

 

そんな事があり、アヤメ達から生暖かい目で見られた。

家族と言われたのは嬉しかったが。

そしてヘスティアが帰って来て、ベルの愚痴を聞かされて眠れなかった。

 

「ふぁー、眠いな」

「昨日は寝なかったんですか?」

「そうなんだよ。ヘスティアさんから愚痴を聞かされてな」

(大変だったねドンマイ!( ´∀`))

 

なんか黒は性格は明るい様だ。

するとヘスティアが心配そうに歩いていたから。

 

「ヘスティアさん。外で待ってたらどうですか?」

「そうするよ。レオくん」

ーーーーーーーーーーーーーーー

それから、30分ぐらい経ってからベルが帰ってきた。

ベルが傷だらけだから手当てをすることにした。

 

「ベル…どうして朝に帰ってきたんだ?」

「早く強くなりたくて、ダンジョンに…」

「怪我したら、強くなれないだろう?一回家に帰って装備を着てからダンジョンに潜れば良いだろう?」

「もしかして、好きな女の子でも出来たのか!」

「えっ!違うと言うかそうと言うか…」

(ヒューヒュー♪(´ε` )」

「レオさんも黒もやめてあげて下さい。顔が真っ赤です」

 

それを言ったからもっと赤くなっただろう。

そうして手当てが終わるとベルとヘスティアが部屋に戻って行った。

ーーーーーーーーーーーーーーー

それから三日間が過ぎた。

その三日間は人前でもバレない様に戦う特訓をしていた。

もうなる怪獣はモンスターXにした。

言ってしまえばモンスターXはキングギドラの仲間である為、戦闘能力は高く人間の様な感じであるから、こいつにした。

そして今は魔法の練習をしている。

まぁ、モンハンのモンスターの能力を使ってごまかす。

いつも使っているのはイナガミが多いが、この練習では、ドゥレムディラ能力を能力を使う。

氷の魔法ってかっこよくないか!?

てことで今日は怪物祭(モンスターフィリア)がありそしてヘスティアナイフをベルが手に入れる日でもある。

そう言うのは自分は何もしないんだが備えがあっても良いだろう。

今日はお祭りを楽しむか!

ーーーーーーーーーーーーーーー

「はぁー、人が多くて疲れるなぁ」

「そんな事を言っている間に黒がいなくなりましたよ?」

「はぁ!とりあえず探すぞ。黒ー!」

 

そんなこんなで広場まで来ていた。

 

「黒今度から手をつないで行こうな…迷子になられると困るからな!」

(迷子じゃないよ!そっちが迷子になったんだよ! (=゚ω゚)ノ)

「黒それは無理がある言い訳では?」

 

そんな話をしていると、急に煉瓦の地面から植物の根が出て来た。

うん?何あれ植物の根?こんな事原作にあったか?

いや、原作じゃないな。外伝で植物のモンスターが出て来たか?

すると植物のモンスターが完璧に出て体が出て来た。

凄い人がパニックになってるな。

 

「どうしようか?」

「倒しても良いと思いますが」

(倒して良いと思うよ( ´∀`))

 

と、そんな話をしていると、逃げ遅れた子供にモンスターが根を振り下ろそうとすると、その間に入ってその根を止める。

 

「おい!大丈夫か!とりあえずパス!」

「えっ!投げる前に言って下さいよ!」

(とりあえず。前見なよ( ̄▽ ̄))

 

手をモンスターXに変え、マスクを被る。

前を見ると、植物が明らかに怒っている。

キィキィ言っているのを想像して見ると、大体無視するなと言っているんだろう。

根から手を離し距離を取る。

 

「先手必勝!」

 

そうやって、殴っていると根を盾にしていく。

一向に拉致が合わない為もう引っこ抜くか…めんどくさいからもうやっちまうか!

一思いに根を持ち引っこ抜き、真上に投げ飛ばす。

周りの視線が凄い集まっているが、気にしない!気にしたら負けだな!

そしてドゥレムディラの能力で周りの物を凍らせる。

手を上にあげそのモンスターを、凍らせ殴り砕く。

凄いダイヤモンドダストの様になっている。

綺麗だなぁ、もう現実逃避をするしかないなぁ。

その毒々しい魔石を手に持ち握りつぶす。

決まった!気分爽快!

ーーーーーーーーーーーーーーー

「結構楽しんでいましたね。目立たない様にしてたのに、モンスターを飛ばしたから目立ちましたね」

(そこにシビれる憧れる〜!(=゚ω゚)ノ)

「たまに黒は訳のわからないこと言いますね」

(第三部完!( ̄+ー ̄))




今回の怪獣紹介はないですね。
次回もお楽しみに!


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怪獣と怪人その1

UA20000ありがとうございます!



やぁ、今日広場で派手にやらかしたレオさ!

…うん。そのせいで広場が滅茶苦茶になってしまったから、夜中に家を抜け出して来て元通りにしに来ている。

凄い大変だがこれは自分が悪ノリした結果だしなしょうがないか。

とりあえずほとんど終わらせたんだが、気付かれてないよな…

もう早く終わらせて帰ろう。

ーーーーーーーーーーーーーーー

今日も新しい朝がきた。

あの騒ぎから何日か経っていた。

あとベルにサポーターが増えたらしいが、この時期にサポーターになるのは、リリルカ・アーデがベルのサポーターをするんじゃなかったけ?

確かそんな感じだ。これはどこで見てみるか迷うな。

それかこの話を無視して次に備えるか?

まぁ大体レギオンを増やすだけだが。

あとそこら辺のモンスターから魔石を回収したりして、あの2人を強くさせていかないと。

とりあえずベル達を見ているか…これはストーカーにならないよな。

ーーーーーーーーーーーーーーー

凄いな。もうあんなに成長している。

あれなら何かあっても大丈夫なんだが、イレギュラーな存在がいたら自分の判断で処理をする。

と言っても人を殺す覚悟はない。

アヤメ達を守るためにはそれを早く決断しないといけないな。

はぁ、そういえば今日は10階層に来ている。

今日ベルは裏切られるだろうが、物語通りなら大丈夫だろう。

そして、ベルが裏切られた。

頑張ってるな。

するとベルを助けるように金色の髪をした女の子がきた。

おっ!あれがアイズ・ヴァレンタインか、強いよなー

ベルは行ったからアイズは1人だけか。

ここで隠れているか。

するとウサギが出てきて、アイズがついて行く。

こっちについて行くか?

うん。こっちについて行くか!

すると自分と同じような格好をした奴がいた。

あれはフェルズだなぁ、何か始めるのか?

 

「アイズ君に依頼をしたい。24階層に行ってくれ」

 

大体こんな話が聞こえた。

これは先に行くしかないな。

先に行ってモンスターから魔石を手に入れに行くか!

これは一番乗りして狩りに行くか。

ーーーーーーーーーーーーーーー

こちら24階層にきている。

パッと見でわかる程にモンスターがうじゃうじゃいる。

こんなにいるのを見るのは初めてだな。

さぁ駆除を始めますか。

今日なるのはビオランテになろう。

当然植獣形態の方が強いため、そっちになる。

確かゴジラのあるゲームでは動けるらしいが、俺がなると動けるのか楽しみだ。

なって見たんだが…動けるな。

違和感が凄いが、まぁいいか。

とりあえず放射性樹液を撒き散らす。

うぁ、引くレベルでモンスターが溶けて魔石を落とす。

でも気分爽快になるな。

これ他人から見れば、動く緑の要塞だ。

なんかかっこいいな!

このまま進んでいると気色悪い肉の壁があった。

周りのダンジョンの壁を見てもそこだけが肉の壁のような感じになっている。

ここはもしかしてまだ人が進んでいない領域なのか?

放射性樹液で突破して見るか。

かけて見ると穴が空いたため無理やり入って行った…




今回は怪獣紹介は無し
次回もよろしくお願いします!


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怪獣と怪人その2

最近FGOやり始めたんですが、バーサーカーしか当たらないww


前回のあらすじ!

ベル達見てた。

24階層行った。

壁を溶かした。

そしてその中に入って行った。←今ここ

ーーーーーーーーー

なんか想像したのと違う。

中に入るとこの前倒した植物と芋虫がいた。

やたら芋虫が触れるとピリピリする液を、出したり飛ばしたりするし植物の奴が体当たりするしでイライラして放射樹液をぶちまけて行く。

しょうがないだろう、数が多いし…

しかしここはどうなっているんだ。

あの肉の壁を溶かすと、ダンジョンの壁が見えてくるから壁に張り付いているのか?

それなら剥がしていかないといけないのか、でもさっきから壁が再生してる気がするな。

いや、気のせいではないな。

これなら剥がせないな。

逆にスペースゴジラの結晶をまた上から被せるか?

そしたら片付けが大変になるなぁ。

全部己の拳で砕いていかないといけないからな。

また数が増えたのか!?誰かこいつら操っている気がする。

元を断ち切らないと増えるのか?

全滅させても増えて行くし、きりが無い。

前に進んで行くか…

ーーーーーーーーーー

???sid

 

「おい。侵入者だ」

「何が来た。人か?モンスターか?」

「モンスターなのか?こんなのは見たことないぞ」

「とりあえず、食人草を送るから他は頼むぞ」

 

ーーーーーーーーーー

行き止まりなんだが、どこにも道はないかな?

とりあえずダンジョンに入ってから、休んでないから、ビオランテのままで休憩をとる。

たまに芋虫がくるからなんとなく触手で喰い千切る。

暇だなぁ。

することないからじっとしてると眠気が襲って来た。

夜中からあんな作業をしてたからか。

ここで寝るのはやばいが抗えない…な

ZZzzzz

ーーーーーーーーーー

凄い横から爆発音がする。

今凄い寝心地が良かったのに…

少し横に行って音の原因を潰すか。

とりあえず横の壁を溶かして進む。

するとようやく音のする方向の邪魔な壁を、体当たりで破壊もしくは溶かして爆走している。

段々その音に近づいて来た。

その壁に向かって咆哮をして見る。

全然止まない、もう直談判しかない。

そして前の壁を溶かした…

ーーーーーーーーーーー

ベート達は最初から何かおかしいと思っていた。

まず1つは全然モンスターが増えた気がしない。

そして最後はさっきの咆哮である。

怪人や食人草も動かずにじっと壁を見ていた。

 

「おい!あの咆哮もお前らのモンスターか!」

「知らん!今のうちに食人草奴らを殺せ!」

 

しかし食人草は動かずにじっと見ている。

そんなのが続いていると壁が溶けて来てその原因がわかった。

それは植物が動いている。

食人草と比べにならないほど大きな奴だった。

ーーーーーーーーーー

いた、絶対あいつだ。

ここに入ってからずっと自分を突いてきた植物の大きい奴がいた。

こいつだけは許さんドロドロに溶かしてやる!

その植物に近づくと触手で噛み付いた。

抵抗してくるが構わずにゼロ距離からの放射性樹液をかける。

花が溶けていく…

なんか硫酸男を思い出させるような感じだなぁ。

あれはトラウマだからな。

そして魔石だけが残った。

そして周りを見ると人が、沢山こっちを見ていたからとりあえず逃げることにした…

 




今回は紹介なし!
次回もお楽しみに!


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怪獣と強竜

FGO十連でアルトリアやらアタランテが出ました…翁欲しい。


「はぁー、やり過ぎたかなぁ?」

 

そう思いながら街灯が照らしている道を歩く…

今回はちょっとやってしまった。

人がいたのにあんなに派手にしてしまうとは、放射性樹液を使ってしまった。

あれに当たって溶けた人とかいないよな…多分。

しかもダンジョンから出たら夜中だった。

 

「アヤメ達心配してないかな?多分怒られるなぁ」

 

そう思いながらドアを開けると、アヤメ達がいた。

…が凄い殺気がする。

自分今日が命日になるんじゃないかな。

 

「レオさんこんな時間までどこに行ってたんですか?」

「ダ、ダンジョンに潜ってました。すいません」

(自分も連れて行って欲しかったなー( ̄Д ̄))

「本当にすいません…明日行こう」

(それなら良し(`・ω・´))

 

最近はアヤメは毒を出したり、クロは翼が刀の様になり翼を打ち出すと鋭い針が飛んでいく。

なんか2人とも普通のモンスターじゃなくなってきてる気がするんだが、多分オッタルともまともに戦えるレベルだと思う。

だって59階層のモンスターやらの魔石とかを50個以上与えているから強くなっているんだ…と思っている。

 

「もう自分は寝るからまた明日」

「おやすみなさいレオさん」

(おやすみー(_ _).。o○)

ーーーーーーーーーーーー

何なんだこの状況…起きたら女神と赤髪の小人族が、獲物を奪い合うライオンのような目で睨み合っている。

 

「何やってるんですかヘスティアさん」

「へっ!レオくん、これはちょっと神の制裁を与えようと…」

「そういう事にしときます」

「私リリルカ・アーデて言います」

「あっ自分はレオって言います。仕事はここの大家です」

 

おぉ、リリルカ・アーデと出会ってしまった。

近くで見ると小人族は小さいなぁ。

 

「神様椅子取って来ましたぁー」

「ありがとうベル君」

「まぁ、3人で楽しんでください」

 

そう言って部屋に戻る。

しばらくベッドに座ってのんびりすると、ドタドタと足音が聞こえると、部屋にその音を出した人が飛び込んで来た。

 

「クロどうしたの?」

(早くダンジョン!٩( ᐛ )و)

「分かった準備していくからアヤメ起こして来て」

「ラジャ!( ̄^ ̄)ゞ)

 

そうしてアヤメのところに行った。

大丈夫だ「ぷぎゃ!」よな?

そのまま部屋で待っていると、アヤメ達も準備ができたようだ。

さぁ行きますか!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

51階層でそのイレギュラーを見ていた。

モンスターがモンスターを襲っている。

 

「アヤメあれ同族か?」

「そのまさか、同族ですよ多分。大体あのモンスターはこの辺りのモンスターより強いですから」

「助けますか」

 

手をガイガンに変えようとしたが変えれなかった。

 

「うん?ならないぞ。こんなの初めてなんだが」

「どうしたんですか。レオさん?」

「いや、なんでもないよ」

 

すごい嫌な予感がする。

仕方ないガメラの手に変えて戦う。

俺いなくても勝ててるなぁ。

アヤメ達の戦闘力がすごい、軽く20体倒しているな。

自分も頑張らないとな。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ちゃんと見て見るとそのモンスターは大きく威厳があった。

けど尻尾を振りながら座られると威厳もクソないなぁ。

 

「お前は言葉わかるの?」

 

すると尻尾を地面に叩きつけて返事をした。

なんか本当に動作が犬だなぁ。

 

「名前はどうしようか?」

「ポチでいいな。よろしくポチ」

「ガァーー!」

 

ワンとは鳴かず竜の咆哮だったが、こいつの名前はポチである。

こうして3人と1匹は休憩をする。

 

「ポチは外に連れていけないな。ポチそんなに落ち込むなよ」

「クゥーン」

「そうですよポチいつか連れて行ってもらえます」

(そうだよポチ頑張れ!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ)

「ガウ!」

「とりあえず、ポチが1人でも生きていけるように魔石を食べさせるか」

 

ポチを戦わせた結果、すごいポチは強い!

ブレスで遠く相手を消し炭にしていき、近くの敵は鉤爪でモンスターの肉を削ぎ落とす。

強いなアヤメや黒は人型だから、ポチはドラゴンだから遠距離も近接もできるっていう。

パーティー組むなら、自分とポチは近接をしてアヤメは中距離、

黒は遠距離て感じでバランスのとれたパーティーになる気がする。

 

今日はこれで帰りたいが、ポチを何処に済ませるかだが…25階層にする事にした。

理由はあのキノコの毒の胞子を受けてもドラゴンのため状態異常が効きにくいし、彼処には状態異常を使うモンスターが多い為ポチにとっては戦いやすいと思う。

25階層に来ていた。

樹木を触ると能力を使って鳥の巣のでかいのを作る。

 

「今日からここがポチの家だ。狭いと思うがまた来た時に改良して行くから」

「グルグル」

(またいつか!(^ω^))

「それではまたいつか」

 

そんなこんなで自分の人外パーティーに仲間が増えました。

 

「しかし…何故ガイガンになれなかったのか?他になれない奴がいるのか…?」




今回の怪獣紹介!
ガメラ:巨大な亀の姿をした怪獣。甲羅の表面が「鱗のような重なり合った形状」になっており、下顎の左右両端から大きな牙が1本ずつ、上に向かって生えている]。血液は緑色である。(ガメラ怪獣)
次回も一週間の内に出したいです。また次回もお楽しみに!


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怪獣と会議?

 

「会議をしたいと思う」

「どうしたんですかレオさん?」

(唐突にどうしたのー?)

「いや、最近なれる怪獣が減ったんだ」

「どう言う事ですか?」

「簡単に言うと今の所3体使えない、1,ガイガン 2,ギロン 3,デストロイア」

 

実際ガイガン、ギロンはまだなれなくていいが、デストロイアが問題である。

あれはゴジラの中で自分は一番か二番ぐらいにくる。

あれはシンゴジラのように何形態も進化していってゴジラを圧倒する、そのため強いからなりたかったがやめておいたやつである。

流石にオキシジェンデストロイヤーをバンバン使ったりするのはやばい気がする。

だってゴジラすら殺すやつだからなぁ、それをモンスターとかに使ったらオーバーキル以上の事が起こりそう。

それだったら、まだヘドラの方がいいからな。

 

「って事と、あと最近ダンジョンでゼノスと接触するのが多くなったからこっちからゼノス達に接触することにした」

「なぜですか?」

(私もアヤメおねーちゃんと同感)

「それは多分これから会う事も多くなるから今のうちに会っても損はない」

(て言うか、レオおにーちゃん場所わかるの?)

「大体な、確か25階層にいた気がする」

「どうしてこんな事がわかるんですか?」

 

これはやばい。

どう言い訳すればいいのか考えなければ!

 

「そ、それはだなぁ、ハハハハハ」

(「それは?」)

「うん…勘だよ勘」

「言いたくないなら良いですよ。いつか聞きますから」

(そうだよーいつまでも待ってるよー)

 

うん、なんて良い子や、絶対ゼノスは救わないといけない。

こんな心が純粋だからあんなイケロスファミリア潰さないと…

はっ!何を言っていたんだ。潰すじゃないだろう、チリ1つも残さないようにしないと。

 

「レオさん!目がやばい事になっていますよ!」

「何でもないよー…どっかの総理大臣みたいに放射熱線で消すから」

(やめてあげて!あの人は悪くない!)

「みんなが何を言っているか分かりません!が落ち着いて!」

「まっ、それは置いといて、とりあえずゼノスを探すのが目標だから」

「分かりました」

(OKOK)

 

ーーーーーーーーー

 

???sid

 

あるところでその男の子は窓のような物を覗いている。

 

「うんうん!レオくん色々とがんばっているねー。これは楽しみだ、けど無双するのは少し面白くないなぁ、どうしようかな」

 

そうして10分ぐらい考えているとある事が閃いた。

 

「そう言えばあっちには、ダンジョンがあるね…怪獣でも入れてみるのも一興だ、しかしレオくんがいないと勝てないだろう、まだ少し待ちますかね。本当に面白いなぁレオくん転生する前も面白かったのにまだ見てて飽きないや」

 

よし三体は確保しないといけない。

最初はゴジラ定番の3体で戦って貰おうか、あの二体なら楽しいかな?

そう思いながら笑っていた。




今回の怪獣紹介!
デストロイア:元々は25億年前の地球上に酸素がほとんどなかった先カンブリア時代に生きていたとされる微小生物であった。 ゴジラに対して使用されたオキシジェンデストロイヤーが無酸素状態を作ったために復活し、約40年後、東京湾横断道路工事の掘削工事により酸素に触れ、克服適応の結果異常進化して怪獣「デストロイア」となった。
シンゴジラ見てあのシーンのとき凄い可哀想に見えた。
次回もお楽しみに!


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怪獣とゼノス

皆さん25000UAありがとうございます!これからも頑張りますのでよろしくお願いします!


そんな訳でやってきました25階層に!

もちろんポチもいます。

 

「おーい!いたか?」

「いないですね」

(いないねー)

「ガウ!」

 

そうほのぼのと話しているが今はキノコとリザードマンを狩っている。

こんなにドンパチやってたら気付くと思う、しかもアヤメや黒そしてポチもいるから警戒はされないと思ったんだが。

 

「しかしモンスター多いな。特にキノコが」

「このキノコめんどくさいですね」

 

地味にキノコの毒がうざい。

どうしようか…

 

「あっ!龍風圧使えば良いじゃん」

 

 

それから自分はクシャルダオラの龍風圧を纏って戦っている。

これを使うとモンスターが転けたり吹き飛んだりするから楽になった、しかも飛び道具を無効化できるため、毒もなるべくかからない。

これ使えばワムウみたいに神砂嵐もどきができるかもしれないから練習してみるか。

 

「リザードマンと戦えば対人戦の経験できるかな?」

「出来そうですね」

「私も戦う〜)

「ガァー!」

 

ーーーーーーーーー

 

「凄い事になってるなぁ」

 

そう言いながらその光景を目にする。

魔石と大量の灰があり、4人とも血塗れになっている。

 

「ほら2人ともタオルで血を拭いて、ポチもおいで拭くから」

「はい。ありがとうございます」

(うん!ありがとう)

「ガウー」

 

本当にほのぼのしている、こんな感じで海の近くで暮らしたいなぁ。

まぁベル達がゼノスに会うと忙しくなるから、その時に自分達も動く事にする。

なぜ忙しいかって?自分達はイケロスファミリア滅し隊隊長だからな。

 

「もう帰るか?それか18階層に食料を調達するか、それともまだ狩るか?」

「そうですね…まだやりますか」

(いいよー)

「ガウ」

「じゃあまだ籠りますか」

 

ーーーーーーーーー

 

リドsid

 

「オイ!リド、アイツラ何者ダ」

「わっかんねぇ、同族が冒険者と冒険してるなんて…でもそんな事あるのか?」

「そうです。グロス、落ち着いて」

「俺ハ、仲間ヲ、助ケルゾ!」

「グロス抑えろ!様子を見るぞ」

 

そこにはガーゴイルやリザードマン、ハーピーやらのモンスターがその戦闘をを見ていた。

1人の男と女1人子供1人と明らかにドラゴンがモンスターと戦っている。

男は素手で殴って倒し、女の方は槍を使って串刺しにし、子供は針やナイフを使って急所を的確に狙って、ドラゴンはなぎ倒している。

すると…話が聞こえてきた。

 

「ほら2人ともタオルで血を拭いて、ポチもおいで拭くから」

「はい。ありがとうございます」

「ガウー」

 

それは男がドラゴンについた血を拭いているところだった。

そしてその男と女と子供の正体が分かった。

彼女らもモンスターで男は普通の人間だった。

 

「ナゼ、アンナコトニ…」

「俺っちも初めてだ。あんな状況」

「フェルズ二報告しますカ?」

「そうだな。これは報告しよう」

 

 




今回の怪獣紹介は無し!
次回は明日ぐらいになると思います…多分。


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怪獣と25階層

今回はオリジナルのモンスターを入れてみました。



 

(ふぁ〜よく寝た)

 

ここはダンジョンの25階層である。

どう寝ていたかと言うと、身体をビオランテに変えてダンジョンの隅っこに縮こまって、アヤメ達を囲って寝ていた。

だってこの前もそう寝ていたら襲われなかったし。

なんかダンジョンに来て何かにずっと見られている気がする。

ベルもこんな感じだったのか、確かに気分が悪くなるな。

でも寝ていたのに攻撃をしてこないなら敵じゃないと思う。

念のために今日は警戒するか。

 

「今日はそのまま下の階層で魔石を取りに行きたいと思う」

「わかりました」

(了解。了解)

「グガァー」

「じゃあ決まりだ。今の階層は25階層だが30階層ぐらいまで行くか」

 

じゃあ行きますか。

 

ーーーーーーーーー

 

フェルズsid

 

「あいつらは何なんだ!?」

 

人間がモンスターになれるなんて聞いた事がない。

どうするんだ、あれはどう考えても化け物だ。

まるで自分の様に、人からモンスターになるなんて。

これはクロノスに言っておくが、前にあいつと戦ったが本気を出されたら一瞬で粉々だろう。

 

「しかもあいつの仲間のゼノス達もおかしいぐらいに強いはず、リド、あいつらは何をしている」

「今は下の階層に行っている…て!何をしてるんだ?モンスターを生み出しているのか?」

 

もう知らない…自分のせいじゃないそう思わないと、無いはずの胃の部分に痛みが…

 

「薬作るか…その前にクロノスに報告か、あの男がこっちの味方になれば、悩みも消えるのに」

 

ーーーーーーーーー

 

「ヘックション!うーん、誰か噂してるのか?」

(ただのくしゃみだよ)

 

25階層はそこまで毒や麻痺を使うモンスターがあまりおらず、戦闘能力が高いモンスターが出てくるみたいだ。

名前は分からないが足が異常に発達した鳥がいる。

 

「ピョー!」

「うわ、キモい!」

 

その鳥は自分達を見つけると化け物の様に走ってくる姿が必死すぎて近づいた瞬間に手をイリスに変えプラズマ火球を打ってしまった。

 

「ピギャー!」

「避けたのか?」

 

鳥はプラズマ火球を避けたらしい。

とりあえず攻撃を受けてみるか。

 

「ピョー!」

「ぐっ!?」

 

あいつは攻撃をしたんだ。

足で蹴ってくると思ったら、まロケット頭突きをかまして来た。

流石に予想してなかった。

鳥が飛んで行った方向を見ると、またロケット頭突きをする為にか構えていた。

 

「危ない!」

「ピキョ!」

 

イリスの触手で絞め殺した。

しかしこんなモンスターがダンまちにいたか?

 

「ここの敵はユニークだな」

「そうですね。ここ25階層ぐらいの敵は大体おかしなモンスターが出るらしいですよ」

(やろうと思った時に既に行動は終わっているんだ!)

「ガゥー」

 

黒は気付かれる前に敵の脚を切り裂いている。

言っている通りにやってるな。

しかし黒は何処でその言葉を覚えてくるんだ?

そんなこんなで鳥を狩っていった。

 

 




今回の怪獣紹介なし
まぁー関係ない話ですが、新しい小説を息抜きに書いて見ましたので、良ければ見てください。
次回は一週間ぐらいになるかもです。


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怪獣と休憩

皆さん久しぶりですw
そして投稿できなくてすみませんでしたm(_ _)mサーセン
なんか感想が来てたから投稿しないとと思い投稿しました。



 

「ふぅー、大体倒したかな?」

 

そう呟きイリスのテンタクルランサーに付いた血とかを拭く。

自分が呟いたのが聞こえたのか、アヤメが応える。

 

「そうですね。まぁ多分もう少ししたらまた生まれてくると思いますよ」

(また戦うの?それまで暇だねー。ポチ遊ぼー)

「ガウ!」

 

黒とポチは自分が見えるくらいの距離で遊び始める。

 

「今のうちに、使える怪獣の能力を試しますかね」

 

するとみんながスタスタと大きな岩がある所まで行き後ろに回る。

 

「えっ?どうしたの」

「あの…周りの影響を考えてください。私達にも影響が出そうで怖いです」

(そうそう)

「クゥーン」

 

すごい勢いで逃げられたなぁ、悲しい…

まるで思春期の娘が、お父さんを避けるような感じだった。

 

「大丈夫だよ。決して被害は少ないから」

 

今回試すのは三体!三式機龍・メガギラス・ダガーラ。今回の怪獣はゴジラばっかである。

 

「最初は被害の無さそうなメガギラスかなぁ?」

 

そうしてメガギラスに変えてみると、まず手が鎌のようになり、背中から翼と言うよりも虫の羽のような物が生えてくる。

少し意識を羽に向け、頭で羽を早く動かすイメージを浮かべる。

あっ…モンスターが生まれてきて、此方に向かってくる。

その瞬間に羽が動き始め、物凄い風と音が発生して鳥を吹き飛ばす。

 

「…レオさん」

「大丈夫だよ!地形に影響は無いじゃんか!」

 

メガギラスの能力は大体分かったから、次はダガーラにしますか。

 

変わってみたけど余り体に変化が見えない、一つあるとすれば背中から大砲のような物があるところか?

ダガーラは確かベーレムって言うヒトデ出せたけど、なんか攻撃手段あったっけ?…なんか結構凶悪な攻撃手段があった気がするんだが。

 

「まぁ、実践あるのみ!発射!」

(うぁーわ。モンスターが可哀想)

「ガーウ」

 

さっき吹き飛ばされて早く戻ってきたモンスターが被害にあったんだが…あのヒトデ溶解液を出すのか…

それがマシンガンのように出ているのを見て現実から目を背ける。

 

「これはピンチの時にしか使わないようにするか」

 

最後に残したのは、三式機龍だけ。こればっかりはどうしようか悩むが…後で考えればいいか。

そうして三式機龍になってみると肩のところに砲台が出てきて、手も三式機龍になり、尻尾も生えてくる。

なんか凄いかっこいいな。アイアンマンの手をゴジラに近づけた感じである。

これは攻撃が一択しかないな。

そうして砲台を近付いてくるモンスターに、向ける。

 

「ハイ、ドーン!」

 

そうして少数のモンスターに向けて、ミサイルをパッと見て50発位使ってしまった。

しょうがないよな、力加減がわからなかった。

そうして前から爆風と熱い風そして衝撃が襲いかかった。

引きつった笑顔を浮かべながら、アヤメ達の方をみると凄いホッとしているようであった。

 

「やっぱりやりましたね」

(勘が当たったね)

「クゥーン」

「大丈夫だよ。ダンジョンは自動で修復するから証拠はない…よな」

 

それにしても三式機龍は対人に向いてない気がするが、そうか怪獣たちの力だけでも勝てるからいいのか。

 




怪獣紹介!!
三式機龍:オキシジェンデストロイヤーによって抹殺された初代ゴジラの骨をメインフレームとして製作されたメカゴジラで、これはゴジラのフォルムが極めて戦闘に適したものであるという研究結果に基づいてのものとされる。(ゴジラ怪獣)
メガギラス:一匹だけメガニューラへと変態せず水没した渋谷の湖底深くに眠っていた巨大なメガヌロンに、メガニューラがゴジラから奪ったエネルギーを自らの命と引き換えに供給した事により、変態・怪獣化した姿で、メガニューラの最強戦闘形態である。 (ゴジラ怪獣)
ダガーラ:古代ニライカナイ文明が海洋生物をもとに作り出した人工生命体のなれの果てであり、もともとは海洋の汚染除去を目的として設計されたが、暴走して汚染物質を生成・放出するようになってしまった出自を持つ。(ゴジラ怪獣)
凄い長くなった。
次回は暇な時に…


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怪獣と猛者

今日はこっちの小説を更新しました。
他の小説も暇な時に更新するのでよろしくお願いします。



「レオさん。一度地上に戻りませんか?」

「そうだな。食料は18階層で買えばいいじゃないか」

「そうではありません。さっきの音で冒険者が来るかもしれないですよ?」

 

そう言われ自分で考えて見る、うーんそうだな。

それなら急いで地上に戻らないといけないな。

 

「よし。急いで上の階層に上がるぞ!」

「はい!分かりました!」

(わかったよー!)

「ガウゥ」

 

黒とアヤメ荷物を片付け始め、ポチが周りを警戒しこの階層から出る準備を始める。

モンスターが来てもポチの豪腕で潰されていく。

そして俺はそのモンスターの魔石を剥ぎ取り、自分の腰につけている袋に入れていく。

そして3人に魔石を平等に食べさせて強化させる。

 

「荷造りが終わりましたよ」

「そうか…じゃあ帰りますか」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「なんで自分達がこんなに逃げているだ!?」

「それはレオさんが、あいつと目があったからですよね!」

(むぅ、はしるのつかれたぁー!)

「…待て」

 

今自分達はイノシシに追いかけられている…いや正確的に言ったら猪人に追いかけられている。

凄い大きな大剣を振り回しながらこちら側に来ていた。

何故こんなことになったんだろう…その回想スタート!

 

・・・回想・・・

 

「アヤメ、ショートカットして良いかな?」

「いやダメですよ!他の人に迷惑がかかりますよ」

(ショートカットしたいよー!)

「じゃあ威力を調整するならいいんじゃないか?」

 

レギオンになり、スレッジアームで天井をぶち破る。

すると、ある冒険者が目に見える位置にいた…身体は筋肉の塊の様になっていて、人と同じぐらいの大きさをした大剣を持っており、斬られたら人なんて一刀両断にしそうである。

しかも自分と目があい、相手の口元が歪むぐらい笑っていた。

 

「へっ!?」

 

手がスレッジアームになっていて、目が青眼に髪は真っ白に、角も生えてるし…怪しすぎるなこの外見。

するとその冒険者が近づいて来た…あれってオッタルか、何でダンジョンにいるんだ?確か原作ならダンジョンに全然潜って無いなんて言ってた気がするんだが、あっ俺がいるから原作が改変して言っているのか?

 

「お前は何故あの骨龍に似てるんだ?」

「逃げるぞ!あいつはやばい奴だ!そこらの冒険者とは違うぞ」

(あの人の戦闘力は53万だ!)

「なんでこんな事になるんですかねー!レオさん」

「待て…!」

 

・・・回想終わり・・・

 

てな感じで追いかけられています。

今はアヤメ達を担いで超スピードで逃げていても、オッタルもそれについて行けるぐらいのスピードでついて来て…めっちゃ大剣を振り回してくる。

これどうしようか?なんかこの状況を打破する怪獣いたっけなぁ。

とりあえずいつもお世話になっているイナガミの能力とそのままレギオンで逃げ切ってやる。

まずはオオナズチが出したりする霧を出していき、その中を一直線に走ってオッタルの追跡から逃れようとするが、普通に自分達を見失いもせずに追いかけてくる。

そして大剣を高く掲げ振り落とすと、地面が陥没し下の階層に落ちそうになる瞬間にアヤメ達には逃げてもらってる。

 

「ゴホッゴホッ!無茶苦茶だな冒険者って」

「お前はさっきこんな事に余裕でやっていただろう?」

オッタルが凄い怖い笑顔を向けて来て、こっちに近づいてくる。

そして無言で大剣を振り上げ、そのまま振り落とした。

あっこれ死んだわ…ってなるわけないだろう!

そしてレオはスレッジアームのまま手を前に出し、大剣を両手で挟む様にして受け止める。

 

「…何!」

「こ、これが和国の技!真剣白刃どり!」

 

良かった…これが決まらなかったら首から上に真っ赤な花が咲くところだった。

するとオッタルが、下を向き始める肩が揺れ始めた。

 

「…フ」

「フ?」

「フハハハハハハ…楽しい楽しいぞ!もっと俺を楽しませてくれよあの時の様にな」

「…」

 

うん、全然喋らない様な大柄な人が急に喋り出したら怖いな。

そう考えていても、オッタルは躊躇いもなく大剣を横に振って斬りかかってくる。

そこをギリギリで後ろに避けるが、オッタルはその行動を読んで、大剣を構え突撃し、自分の左手に当たり物凄い衝撃が襲い掛かり、瓦礫に突っ込む。

 

「どうしたんだ?全然戦いになってないぞ」

「おいおい、それは無いだろう?これから反撃させてもらうよ」

 

そう言いながら瓦礫から出てくる。

くそっ、こんなにしないでも良いじゃんか…これは反撃して良いよな。

そう言いながら両腕のスレッジアームを構え攻撃を始める。

スレッジアームをオッタルに向けて素早く降るとオッタルに当たるが、さっきまでの雰囲気とは違い冷静に大剣でガードし、そのまま衝撃で壁にぶち当たる。

 

「やはり強いじゃ無いか!」

「それはそれは猛者様に褒められるとは、栄光な事だな」

「俺より強いくせによく言うな」

 

オッタルは話が終わるとそのまま歩き出した。

うん?どこ行ってるんだ?

 

「俺はまだお前には勝てない様だ…だがいつかお前に絶対に勝って見せるぞ」

「ん?なんの話だ?」

 

オッタルはそう言うと下の階層に潜って行った。

…あいつ何がしたかったんだ?

あっ!アヤメ達を早く見つけないとな。

 

・・・・・・・・・・

 

「レオさん!心配したんですよ!」

(大丈夫だった?お兄ちゃん)

「うーん、大丈夫だったよ」

 

10階層ぐらいにアヤメ達が居てこちらを見つけると猛スピードで飛びついて来た。

やっぱりこの2人は見てると和むなぁ。

ついでに言うとポチは20階層に置いて来た。

 

「レオさんなんか変な事に、巻き込まれてませんか?」

「巻き込まれては無いと思うんだけどなぁ?」

(多分巻き込まれているな)

 

そう話しながら地上に戻る途中にある物を見てしまった…

 




次回もいつも通り暇な時に更新します。
暇な方は他の小説も見て行ってください。
ある作品はもう完結してます。


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怪獣と兎〜初めての冒険〜

皆さん久しぶりです。
今回は此方を投稿しました。
ちょっとだけ下手な戦闘描写が入っていますが、生暖かい目で見てくれると幸いです。


『オオオォォォォォォ!』

「これは…ミノタウルスの声?この階層には出てこないはずですが…」

(レオお兄ちゃん!声がする方に行って見ない?)

 

ミノタウルスと戦うのってそろそろと思う、最近ベルは早朝に起きてどっかに行っているので多分そうだろう…そう言う話をするのも自分の身体のスペックのせいで聞こえるしね…決して変質者ではない!

しかし、これは見に行かないと面白くないから見に行くことにする。

 

「じゃあ、今すぐ行きますかね!」

(えいえいおーっ!)

「えっ…えいえいおー?」

 

そう言うことで3人でミノタウロスの声が聞こえた方に向かって行った。

 

・・・レオ達移動中・・・

 

「うわぁ、凄い戦い…まるで決闘のような」

「…ギィ(ちょっとこの体勢頭に血がのぼる)」

(凄い、凄い!ベルお兄ちゃんかっこいい!)

 

今どんな体勢かって?カマキラスに姿を変えて、下の人達に気付かれないように天井に張り付いている。

うぅ、頭に血が上ってボーッとしてしまう。

しかし…このベルとミノタウロスの戦いは、本当に英雄達の戦いを見ているようだ。

あれが冒険者の冒険か、自分じゃ無理だ。

彼らはまるで命をかけて戦っているが、自分は能力のせいでほぼ殺される事は多分ない。

それこそ怪獣とかが来ないと俺は死ぬ事はない気がする…だって俺の身体はもう怪獣だからな。

 

「キィキキィ(下のロキファミリアの人達が怖い…落ちたら俺ボコボコにされる)」

「レオさん落ちたら、色々な意味で死にますよこれ」

(落ちたら試合しゅーりょう!)

 

分かってますよ、だからお腹を叩かないで何か口から出そうで…うっぷ。

戦闘を見ていると感動してしまう、こんなに早く人間は動けるとは…。

後どれくらい続くんだろう。

自分の限界も近いから早く終わって欲しい…。

 

・・・・・・・

 

冒険をしよう…この譲れない想いのために。

そう思い目の前の赤いミノタウロスを冷静に観察し、その豪腕から繰り出される攻撃を避け、反撃を与えて行く。

そうして段々攻撃を捌けず自分の装備が壊れ無くなっていく。

だが、相手の方もバゼラードによる切り傷が目立つが多分ダメージを与えられてないだろう。

 

『ブモゥゥゥゥウ!』

 

すると相手が持っていた大剣を此方に向け、投げて来たがすんでの所で避ける。

このままだとナイフでは火力が足りない為、隙を見て大剣を取りに走る。

 

「くっ!」

『オオォォォォ!』

 

だがミノタウロスはそれを見逃す訳が無く、その身体を生かしたタックルでベルに攻撃しようとするが、ベルは大きく横に避けスピードを緩めずにミノタウロスは、ダンジョンの壁に衝突する。

 

「グゥゥゥゥウ!」

「この!」

 

そうして奴が復帰すると大剣を構え、自分を軸にして回転しミノタウロスの頭めがけその重い大剣を当てる。

そうしてミノタウロスの片方の角をへし折るが、その拍子に大剣が砕け散った。

しかしこれで奴の武器が無くなった。

後はこのヘスティアナイフを奴の身体に突き立て、切り札になる魔法を撃つだけである。

そうするとミノタウロスは明らかに激昂しているのか僕を見つけると、怨敵を見つけたかのようにまた突進して来た。

明らかにさっきよりスピードが出ていて避けるのは無理そうだと悟り、自分もミノタウロスに向かって全速力で走る。

 

「うおぉぉぉぉぉ!」

『ブモォォォォオ!」

 

そうして自分とミノタウロスが衝突する瞬間に、体勢を低くし横腹辺りにヘスティアナイフを突き刺す。

凄い衝撃が身体を襲うがここでヘスティアナイフを離すと次のチャンスはもう無いかもしれない…

 

「ブモッォォオ!?」

「ファイアボルトォォ!」

 

ミノタウロスにファイアボルトを使っても、耐火性の高い剛毛の所為で身体までダメージが与えられなかった。

だからヘスティアナイフを突き刺して、そこからファイアボルトを撃てばミノタウロスの身体を守るものは無くなる。

 

「ファイアボルト!ファイアボルト!ファイアボルト!」

『ヴオオォォォ!ブモゥ!』

 

するとミノタウロスの上半身が、風船のように膨れ上がり苦しそうに呻き声を上げ、自分を倒す為に豪腕を振るおうとするがそんな事はさせない。

そして最後の一撃を放つ。

 

「ファイアボルトぉぉぉお!」

『グゥオォォォォォオ!』

 

そしてミノタウロスは風船が破裂する様に肉体が爆発四散しアイテムをドロップした。

…僕の意識はそこで途絶えた。

 

・・・・・・

 

「凄かったですね!ベルさんカッコ良かったです」

(レオお兄ちゃん大丈夫?)

「キィ…(うっ…)」

 

するとしっかり掴んでいた天井の一部が崩れ落ちる。

天井に張り付いていたのが問題だった…そうして自分達は下に真っ逆さまに落ちていった。

 




次回はいつ更新するか未定です。
そしてお気に入りに入りに登録してくれた皆さん、ありがとうございます(*´ω`*)


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怪獣と剣姫と勇者

ちょっと更新が遅れてすいません。
そしてお気に入りが急に増えた事にびっくりしてます!



 

「ドォォォン」

「わわわわ!ど、どうしましょうか黒!」

(とりあえず、レオお兄ちゃんを守らないと)

 

そうしてロキファミリアの背後に落ちて、バレてしまった様だ。

落ちて砂煙が巻き起こり数秒の時間で、元の姿に戻りマスクも掛けて戦闘体制に入る。

アヤメ達はもう戦闘体制に入っており、アヤメは槍と糸を構え、黒は針の様な羽を飛ばそうと準備している。

するとアイズが此方に向かって喋りかけてきた。

 

「貴方は…何者?」

「ん?俺か…うーん俺は魔物って言っても良いんじゃないかな?」

「貴方は、怪人って事?」

「アイズ!奴は多分、強敵だから注意してね!」

「アヤメ達は…援護を頼む」

「君はどっかであった気がするんだが」

 

そう言われると俺は一応バレない様に手だけを変化させ、彼女らに話しかける。

 

「さぁ始めようか!バレたんなら、しょうがない。一応自己紹介しますかね…俺の名前は怪獣って呼んでく…って!突然斬りかかって来るか!?」

「「「!?」」」

「斬れて…ない!?」

 

彼女がフライング気味に斬りかかって来るが、普通に手をクロスさせガードし難を逃れる。

良かった…流石は三式機龍である。

他の奴だったら手は完璧に斬られていた…アレだよオッタルとは比べないよ。あいつは誰かさんの所為で原作より強い気がするし。

 

「どういう事だァ!?アイズより速く動けるって」

「私達より強いかも!」

「じゃあこれでも喰らってな!ミサイル発射!」

 

背中にバックパックを装備して、人に当たらない位置にミサイルを一発だけ撃ち込み、ついでにゲリョスの能力の閃光もオマケに発生させて逃げる。

 

「今がチャンスだ逃げ…って逃げてるし!」

「レオさん、早く来てください!」

(逃げるが勝ち!)

 

背後から何か声が聞こえて来るが気にしない!

そうして自分達は派手に暴れるだけ暴れ逃げていった。

…因みに9階層の被害は凄い事になっていたらしい。

 

・・・・・・・・・・・

 

「さっきのは、人間?」

「あれを人間としたら、僕達はそれ以下だよ」

 

呆然としながら私が呟くと、フィンがため息をつきながら喋る。

最近ダンジョンでは、おかしな事ばかりだ。

 

「怪人と言いさっきの怪獣?って名乗る何か、しかもこんな風に戦闘能力も高いとは…もう何が何だか」

 

フィンと私以外はさっきの爆発に目を少しやられている感じである。

 

「あっ…ベルくん!」

「とりあえず、この子を避難させないと」

 

・・・・・・・・・・・

 

「もう疲れたよパトラッシュ〜」

「そうですねもうクタクタです。走りながらマスクしてるから、息がし辛いですし」

(もう眠いから寝るね?お休み!)

 

黒は眠たそうに目を擦りながらメモ帳に書いて、そのままベットに倒れる様にして寝てしまった。

うん今日は疲れたもんな…猛者に剣姫、勇者とかもう強い冒険者総当たりで遭遇したし。

何でこんなに自分の運が悪いのか気になるが…

 




次回は不定期!
お楽しみに…お気に入りにしてくれた皆さんありがとうございます!


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怪獣と異変

みなさん久しぶりです。
いやぁー今回のFGOのイベントは鬼の様に石を貯めて、パッションリップを手に入れに行かないとですね。
次回は多分更新遅れます。



 

「如何してこんな事になってるんだ?」

(レオお兄ちゃんなら勝てるよ!ファイト!)

「あれってレオさんが、関係してるんですか?」

「違うって言いたいけど関係してるんだろうなぁ」

 

そうして自分は第18階層の天井を眺めると、その青空には歪で大きな穴が開いていた…。

 

・・・・・1日前・・・・・・

 

「ファ〜…起きるか」

 

そうしてカーテンを開け太陽の光を浴び動こうとすると、足に何かがいる…勢い良く布団をめくると黒が足にしがみついて寝ていた。

 

「黒起きろ〜!」

「……!」

「何で同じベットに入っているんだ?ほら、メモは横にあるだろう」

(うぅ寝ぼけてここで寝てた。ごめんね?)

 

黒こんな状態でアヤメとかに見つかったら貼り付けものだぞ…

 

「レオさん起きて…」

「(あっ…)」

「レオさんちょっと、ハナシマショウカ?」

 

自分が最後に見た光景は部屋に張り巡らされた糸と赤い瞳だった。

 

「すいませんデスさん!話も聞かずに縛り付けて」

「こっちも悪かったからお互い様だよ」

 

何か普通に会話しているが未だに天井に縛り付けられたままで喋っている…これってこの前見たいになるから抜け出さないと…。

 

「レオくん!ちょっと良いかな!」

「如何したんですか?まさか部屋の壁を打ち抜いたとか!?」

「違うんだよ!ベルくんがダンジョンから帰って来てないんだ!如何しよう!?」

「ふむ…じゃあヘスティアさんは知り合いの神様達に、協力とベル達を捜してもらうようにクエストを貼って貰えば良いんじゃないですか?」

「それだ!有難うレオくん。早くしないと!」

 

そうかそうか、もう5巻まで行ったんだな。

如何しますか…取り敢えずは18階層まで行かないといけないんだけど。

 

「アヤメ、黒、今から急いでダンジョンに行く準備をして」

「は、はい分かりました。じゃあベルさん達を?」

「そうだよ?助けるに決まってるじゃん」

(いつでも行けるよー!準備は大切)

 

そうして自分達はダンジョンに潜って行った。

 

「レオさん、何かになって移動しましょうよ」

「うん、そうだなぁ。イリスで良いかな?」

(17階層にボスがいるよ?如何するの)

 

黒が質問をしたから思い出した。そっかもうそろそろゴライアスが復活する時期だった筈…自分の事が正しいか分からないが、原作ではベル達が17階層に到達した時に丁度、ゴライアスが産まれたなら…もう出てるのか?

そう考えながらダンジョンの天井に張り付くように飛んで移動していると、あっという間に17階層の真ん前まで来た。

 

「レオさん?一度戻った方が良いんじゃないですか?通れます?」

(絶対途中で詰まるよね)

 

ゴライアスに攻撃される前に人間に戻って全速力で入り口に飛び込むだけだ。

 

『ゴォォォォォォ!』

「行くぞ!せーの!」

 

二人の手を掴み自分の最大の力を足に集中させ一歩踏み出すと自分達は風になった。

 

「いくぜぇぇ!」

「れ、レオさん!?前!前見て下さいぃ!」

「………ガクッ」

「え、何?前見ろ?」

 

風になれるレベルのスピードを出しながら走っている時に自分は少し余所見をしてしまった。

急いで前を見ると薄く光っている出口が目の前に迫っている。

咄嗟に足でブレーキを掛けようとするが時すでに遅し、そのまま倒れ地面にダイブした。

 

「着きましたよレオさん…うぷっちょっと吐きそう」

「ぺっぺっ!土まみれだ。大丈夫か黒…?」

「プクプクプク」

「黒が泡吹いて気絶してる!」

 

黒を起こしながら天井を見ると青空が見えた。

 

 




お気に入りが191件?こんな評価が低いのに…皆さん有難うございます!


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怪獣とショタ神

皆さん投稿遅れてすみません…
皆さん今回のメルトリリス当たりましたか?自分は諸葛孔明が出てリアルで、「お前じゃないよ…」なんて言ってしまいました。孔明さん強いんですけどね…今は出なくて良い感が凄かったですww




 

「二人とも大丈夫か?何か怪我してない?」

「私は大丈夫ですけど黒が…」

(もう嫌、レオお兄ちゃん怖い…)

「何かごめん」

 

黒が体操座りでまるで狂ったかの様にメモ帳に書いている。

うーん、どう考えても自分が悪いんだからどうかしないとな。どうしようか?

そうだこれなら…

 

「黒、地上に戻ったら海にでも行くか?」

(…本当?)

「あぁ、人のこなさそうな所にな」

(お魚たべれる、絶対に?)

「出来るとも!」

 

そう言うことで地上に出たら海に行く事になりました。

何かに見られている様な気がして少し気持ち悪い…多分あのショタ神のせいなんだろうけど。

もう原作と物語とかが違うならショタ神の所為だと思う様にしている…決して自分の所為ではないはず?

 

「何か街の方が、賑わっているな」

「お祭りでもあるんですかね?」

(お祭り♪お祭り♪)

「じゃあ街に行って見ますかね」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「モルドの野郎が【リトル・ルーキー】に喧嘩を吹っかけたらしいぞ!」

「マジか!それは見にいかねぇとな、ガハハハ!」

「ふぅーん」

「レオさん、急に立ち止まってどうしたんですか?」

 

街でそんな話が聞こえて来て少し立ち止まる。

うんうん…どうしようかなぁ、この後のゴライアス戦は周りに現れる魔物を狩り尽くしていくか?魔石も欲しいし。

と言う事で中央に巨大な木が生えている広場にやって来た。

 

「少し仕掛けを作って行きますかね。アヤメも手伝ってくれよ」

「良いですけど、どんな罠を作るんですか?」

「それはあれだよ…地面に人が入れるぐらいの穴を掘って、糸で蓋を作るんだけど、外から見てもバレない様に土で覆うんだ」

「うーん、出来るんですけど人が入れるぐらいの穴は時間がかかるかもしれないですよ?」

「それは自分がするから良いよ」

(その穴に敵を落とすの?じゃあ色々な罠作る!)

 

黒がそう言っているが、何か凄い罠を作りそうで怖いが放置。

アヤメと黒が罠を作っている間に、ゴロザウルスになってそこら中に穴を掘って行く。

ガリガリ、ガリガリ、ふぅ〜。この単純作業がなんか楽しくなって来た!

 

「まぁたレオさんが熱中して作業してますね」

(尻尾をフリフリしてる…尻尾に飛び付きたい)

「あれって何処まで掘るんでしょうか…」

(巨大な落とし穴作る!)

 

ガリガリ、ガリガリ、そんな音が鳴っている広場でアヤメが深い溜息を付いて、黙々と落とし穴を作っている二人を見ていた。

 

「はぁ…こんな落とし穴に何を捕獲するんですか、その所為で蓋も大きく作る事になるんですよ…」

 

・・・・・・・・・・・・・

 

「終わったぁ〜!もうクタクタだ。黒ほら水飲むか?」

(ありがと〜、これで何か捕獲できるね!)

 

うーん、これで何が捕獲できるんだろうな…人が引っかからない様にアヤメが蓋を強化してるって言ってたから、ミノタウロスが二体上に居たら落ちるぐらいの耐久力かな。

 

「さぁ、遠くで観察してますかね」

(掛かったら、3人でタコ殴り決定)

「そんなにでかい魔物が引っ掛かるとは、思わないんですけどね」

 

アヤメそれはフラグだ何が引っ掛かるか分からないぞ。

少し遠くから観察していこうか…

観察は中央に生えている大きな木の上で、観察や色々な物をアヤメ達が作っている。

 

(全然魔物が掛からないね…暇だよぉ)

「そんなに早く掛からないでしょうに」

『バキバキバキ!』

「(へっ?)」

「何か変な音がしたな…」

 

自分は周りを見渡しても音の発生源が分からず首を傾げる。

ただきになる事と言えば周りが何かに光が遮られたかの様に暗くなっていることか…

ん?暗くなっているってどう言う事?

 

『オォォォォォォォォオ!』

「嫌な予感がするよアヤメ…」

「私もです。レオさん」

(親方ァ!空から巨人が!)

 

黒が上を向いて此方に分かりやすい様に、説明してくれている。

そうして恐る恐るアヤメと二人で上を見る。

 

『オォォォオ!』

「もう、訳がわからないよ…」

「取り敢えず逃げません?」

「そうだな…でも、もう無理だと思うけどな」

 

黒い巨人は3人が潜んでいる中央樹を踏み潰し着地する。

その所為で周りに結晶が飛び散る。

 

『オォォォォォォォォオ!』

「ふぅ、木から飛び降りて良かった」

「それにしても何なんですか、あの黒いゴライアス」

(あっ!木が…)

 

アヤメがゴライアスを見て少し困惑するのもしょうがない、自分達の前にいる奴は通常よりも黒く強そうな見た目をしている。

周りの冒険者から見つからない様に観察する。

すると、ゴライアスが一歩踏み出した瞬間に、姿が見えなくなった。

 

『オォォォ!?』

「えっ?まさか落とし穴に落ちたんじゃあ」

(捕獲完了!)

 

まさか落とし穴に落ちるとは…想定外だし、綺麗にハマってしまうのも想定外だ。

あの落とし穴に早速引っ掛かるとは流石に思ってなかった。

 

「早くどっかに隠れるぞ!」

「あいつのせいで、冒険者が来るからですか?」

(遠くからなら攻撃していい?)

「それぐらいなら気付かれないからいいか…」

 

あのゴライアスどうしよう、相当怒っているのが雰囲気でわかる。

周りの魔物も集まって来ていて、時間が経てば冒険者も集まって来るだろうから、遠距離からの援護をする事にする。

 

(援護射撃!援護射撃ィ!)

「私もですか?分かりました糸を投網の様にして投げますね」

「自分も援護しますかね…そこら辺に落ちてる水晶でも当てていくか」

『オォォォォォォ』

 

援護って事だから冒険者の周りに、群がっている魔物を攻撃していくと冒険者は辺りを警戒する。

考えて見ると突然周りの魔物に水晶が飛んで来るのは案外怖いかもしれない。

 

(思い知るがいい!!三角定規たちの肝臓を!!)

「レオさん…黒がエキサイティングし過ぎて頭が可笑しくなってしまいました!」

「起きろ黒ー!それはヤバイ!」

(はっ…夢の世界に取り込まれそうになった)

 

まだゴライアスハマったまんまだし…どうしよう、でもハマったまんまでも周りに冒険者を近付かせないって強いなぁ。

黒が周りの魔物に攻撃してたせいか周りに魔物が近付かなくなってるよ…

 

「ゴライアス出してあげる…か?」

「別に良いでしょう。やったとしても他の冒険者が討伐しますからね」

(黒たちの獲物だよ。あれ)

 

まぁ、ゴライアスは放置で良いけど…原作に忠実になるのかなぁ?

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

そんなこと言っている3人を見ている神は満面の笑みでその窓から見ていた。

 

「まさか…そんなまさか、原作に忠実になるわけ無いだろう?君と言う存在がいる時点で原作とは全く違う展開になるんだよ…って事だから主人公がこの巨人を倒したら、次は君達が活躍する番だよ…もう戦う相手は決めているんだから、レオくん生き残ってくれよ。生き残ってくれなきゃ面白くないからね!」

 

こんな感じで原作には居るはずのないイレギュラーな怪獣達の物語が始まって行くのであった。

 




久しぶりの怪獣紹介!
ゴロザウルス:1億5000万年前に生息していたアロサウルスの生き残りが怪獣化した生物。(ゴジラ怪獣)

次回の投稿は未定!
見てくれてありがとうございます


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邪神VS大悪獣その1

皆さん久しぶりです。
天スラの小説に高評価が来ててびっくりしてました。


『オォォォォォォォォオ!』

ー逃げろー!吹き飛ばされるぞー!

ーギァー!ー

 

そんな声と言うより叫び声が聞こえるなか自分達は援護射撃を繰り返していた。

いやぁ〜、やっぱり巨大な魔物とかと戦うと時間が掛かるし、武器の消費も激しそうだから、後の事を考えたら大変だよなぁ。

少し考えていると何かゴライアスの周りが騒がしい。何かあったのか?

 

「どうしたんだ?」

「ゴライアスの傷が、高速で再生しているんですよ」

(あいつ攻撃しても再生して、こんなのジリ貧だよー!)

 

うーん、再生し始めたらゴライアスとベルの戦いが始まる気がするんだけど…どうだろう?

そんな事を考えているうちに戦場の状況は変わる。

周りの冒険者は必死に戦っているが、近いうちに限界が来るはず…これは原作だったら他の人が死ぬ描写はないがあの戦いでは死亡者が出ていたりしているのだろう。

そんなのは自分は嫌である、流石に元日本人として見過ごせない。

 

「アヤメ少し行って来る」

「レオさんが行くなら私も行きますよ」

(私も行くよ!楽しいもん)

「そっか…こんな我儘ごめんよ」

「良いですよ、今に始まった事じゃ無いですしね」

 

最後の言葉はちょっと反論したくなったが、考えてみると今に始まった事じゃなかった…。

しかし、どれぐらい戦っていたらベルが駆けつけてくれるのだろうか?30分かそれとも一時間か…これはもう自分でも分からないが一つだけ思うのは被害は少なくしたいと思う気持ちであった。

自分達は木から降りると周りの魔物達が標的を変え、此方に向かって来た

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「も、もう持たないぞ…ぐはっ!」

「デイト!大丈夫か!」

 

いきなりあのゴライアスが咆哮を放った瞬間魔物の攻撃が激しくなって来やがった!

そのせいで、前衛のデイトが横からバグベアーの体当たりを受け倒れてしまう。

 

「ちっ、デイトがダウンしたぞ!回復薬をかけろ!」

「アドニス私もう回復薬のストックは無いよ!」

「アルディラお前も無いのか!」

 

リーチのあるハンマーを振り回しながら、自分の仲間のアドニスに問い掛けても持ってないという返事しか返ってこなかった。

アドニスはナイフを構え、此方に向かって来るミノタウロスの魔石に一撃入れ、また新しい魔物の相手をする。アドニスはこのパーティの中で一番強いが今の状況だと、ずっと魔物の相手をしないとデイトや俺たちはこの群れに飲み込まれて死んでしまう。

 

「どうすれば良いんだ!」

 

すると周りの魔物が一体また一体と首を失い倒れて行く。

何が起きたのかと周りを警戒していると、天使が現れた。

 

「あの…大丈夫ですか?」

「あ、あぁ俺とアルディラも大丈夫だが、もう一人の仲間が」

「分かりました。回復薬を渡しますので、彼を背負って撤退してください!」

「君は天使なのか?」

「えっ?何言っているんですかこの人…」

「ご、ごめんなさい!うちのアドニスが迷惑をお掛けしました〜!」

 

俺は彼女のその姿を見て固まってしまった。

綺麗で長い髪をしており、顔の半分をマスクが占めていて顔は分からない。

身体は美しいバランスで天使に見えてしまい、つい口に出してしまい困惑させてしまう。

すると彼女は周りの人を救助すると言って去っていった。

 

「アドニス…貴方が言っていたのは分かる気がする」

「まさか助けてもらってしかも回復薬も貰うとは…」

「ぐぅ、死ぬかと思ったぜ…二人ともどうしたんだ?何かあったのか?」

「いや…天使を見たんだよ綺麗な天使をね」

 

そうして後にダンジョンに仮面をしている天使が現れると言う噂が流れる事となる。

 

・・・・・・・・・・・・・・・

一方その頃の残りの二人は…

 

(魔物がゴミの様だ!)

「人を助けながら、減らしていっているのに全然減った様な感じがしない…な!」

 

アヤメの方とは状況が一変している。

四方八方から襲いかかって来る魔物を相手にしながら、ゴライアスの攻撃をできるだけ避け、危ない冒険者を助けると言うハードな事をしていた。

 

「マジで埒があかないな!」

(でも自分達が移動したら冒険者は耐えれそうに無いし…)

「あぁ、くそっ!ここで姿変えても周りの冒険者にバレるだけだしな!」

 

後ろから襲いかって来るコウモリを対処しながら考えて見る。

きっと、あと少しでこの戦いが終わる、そう信じて頑張るしか無いしな。

二人で戦いが魔物を対処していると、急に森の方から何かが飛んで来るぞと勘が言っている、勘を信じて森の方を見ると、何かが赤い光を放ちそこから全てを飲み込み焼き尽くす様な業火がゴライアスに向かって来るではないか。

 

「…やばっ!黒!」

(どうしたのって、うわっ!)

 

これはやばい!近くにいた黒を抱き抱えると一目散にゴライアスから距離を取ると、次の瞬間ゴライアスが業火に飲み込まれていた。

これアヤメ無事なんだろうか…少し不安になる。

多分アヤメのことだから糸を使って周りにいる冒険者を引っ張って遠くにやったりすんだろうな…

すると何処からか鐘の音が聞こえてき始め、笑い出してしまう。

やっぱり主人公には主人公補正があるのだろうか?その間に鐘の音が凄いスピードで自分達に迫って来る。

 

「道を切り拓いて上げますかね!」

(如何するの?何するの)

「うん?力尽くで道を切り拓いてあげるんだよ」

 

こんな時はモンハンのアカムトルムのソニックブラストを想像して手を構える。

そして手に思い切り溜めた力を放つ。

爆音の衝撃波により、前方にいた魔物達がグチャグチャに潰れていく。

うん、血とか肉塊とかできた道とか行きたくないよなぁ、そのおかげで魔物達が直線上に来なくなったため道は出来ただろう。

 

「フゥ〜、スッとしたぜ!」

(レオお兄ちゃん…やり過ぎなんじゃ)

「気にするな!」

『ゴォォン、ゴォォン』

 

会話の間にベルが迫ってきたのだろう、鐘の音が近くから聞こえて来る。

ゴライアスはベルに気付き、手を振り上げるがもう遅い。

ベルの一撃は英雄の一撃なのだ、ダメージを与えても回復するなら、オーバーキルすれば良い話だしな。

ベルの一撃によりゴライアスは上半身が最初からなかったかの様に消滅していた。

これで後は帰るだけかと思い空を飛べる様に、ギャオスの翼を生やして二人を回収しょうとすると何か違和感を感じ上を見ると、其処には何処まで繋がっているか分からない様な穴が開いていた。

そしてその穴から刃物の様な頭をした何かが送られた。

ただ一言言いたい

 

「如何してこうなるんだ?」

 

 

〜邪神VS大悪獣〜

 

 

『グオォォォ、グオォォォ』

『………!(何でやぁー!)」

 

この戦いを見ていた冒険者達はギルド員達に何があったか聞かれてもただ一言「邪神と悪魔を見た」と言っていたそうな。

 




次回の更新は暇な時に…
今回出た冒険者はオリジナルで、ファミリアはコノハナノサクヤヒメファミリアです。
次回もお楽しみに!


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邪神VS大悪獣その2

今回は色々暴走してます…
あっ、お気に入り有難うございます!



 

『グオォォォ!』

『…!?』

 

手裏剣が自分の向かって撃たれている。

そのせいでまさに空中戦を繰り広げているんだけどね。

ギロンがさっきから撃ってきている手裏剣は、ギロン自身で操る事がどうぞ出来て、まるで追跡ミサイルの様に飛んでくる。

咄嗟にイリスになったおかげか、飛んでくる手裏剣をテンタクランサーに備えられている副脳がある為、超音波メスで手裏剣を撃ち落としていく。

そうして対応してるといつの間にか、ギロンがさっきまでいた位置から姿が消えていた…ってそんな話じゃない!奴は背面飛びで飛んでいる宇宙ギャオスの翼を自慢の頭で切り裂く描写があるんだけどその描写が怖いの何のってこれ、ヤバくないか。回避出来るのか!?

 

『……!?』

 

だが、もう遅い。ギロンによる背面斬りがイリスに炸裂した。

 

・・・・・・・・・・

 

『グオォォォ』

「レオさん!?」

(おにーちゃん!?)

 

ギロンが勝利の雄叫びを上げ、倒れているイリスにのっそのっそと近づいて行く。

ギロンはイリスを食べようと思っているのか、動かないイリスをぶつ切りにしようと頭を振り上げた瞬間にギロンが爆発する。

 

『グオォォォ!?』

『……』

 

良し、作戦成功したぜ!ギロンは宇宙ギャオスを、食べようとしたからまさかと思ったが、殺した相手を捕食しょうとするらしい。

うん?如何して墜落したかって?いやぁ、まさか飛ぶ為の触手を切り落とされるとは…びっくりした。

 

『……?』

 

さっきは偽プラズマ火球をギロンの顔面に当てた事により、衝撃で砂が煙幕の役割を果たす。

そのせいでギロンの姿が見えなくなるが、奴はまだ生きてるだろうな。

すると砂煙から散弾のように大量の手裏剣と、出刃包丁が見え手裏剣は受けてしまったが、頭突きをテンタクランサーで裏拳の領域で叩きつける。

 

『グオォォォ!』

 

ギロンは少し怯むと、手に砂を握り締め自分に投げつけて来る。

くっ、砂を顔に当てられ視界を遮られる。

戦い方が汚い、名前に大悪獣って付いてるだけの戦い方である。

目潰ししてその間に攻撃するなんてゲスいぞ!

それならこっちにも考えはあるからな。

 

『グオッ!グオォォォ』

 

ギロンをその砂煙から引きずり出し、スピア・アブソーバをギロンに突き立てる。

そのせいでギロンが苦しんで暴れるが後少し…少しで此奴を放り投げれる。

…うーんこれぐらいかな?テンタクランサーで縛っているから、森の方に向かって投げ飛ばす。

そんな事していると、頭上から衝撃がきて少し怯んでしまった。

ギロンも何か攻撃されているようだ。

 

『……?』

「これだけ当てても怯むだけですか…」

『グオォ!グオォォォ!』

 

ただ一言だけ言わせて欲しい…戦いの邪魔するんじゃねぇ!

すると声に出ていたのか大声が出てしまい、その言い表せない声が18階層に響き渡る。

 

『ッーーー!』

「きゃっ!」

 

ギロンもその攻撃を物ともせず、立ち上がり此方を見つめ唸り声を上げる。

やっぱり怪獣は正面から全力で戦わないとな。

ギロンもまだ殺し合いしたり無さそうだし、こっちも新しい力でも使って見るか…。

 

『……!』

『グオッ!?』

 

すごい自分の身体から蒸気の様なものが、大量に出て目の前が見えなくなるぐらい出ている。

こんな事になるのか!?まるで急に成長しているかの様に身体からなっちゃいけない様な音が出ている…あっ怪獣だから良いのか?

どれぐらい経っただろうか?1分それとも3分ぐらいか?

蒸気の出る勢いも弱くなったし、自分どうなっているのかなぁ?

イリスがガメラのDNAを吸収して、擬プラズマ火球を撃てるようになったりしてたから自分も真似すれば出来るかって思ったけど成功したな。

でもDNAの取り過ぎなのか姿まで変わってる気がするんだが?

テンタクランサーの形が槍のような形から、剣の様な形になったり、スピア・アブソーバも槍じゃなくて大剣のようなレベルまでデカくなってたりして、もうスピア・アブソーバってよりソード・アブソーバって名前に変えなきゃいけないぐらい変わってる。

うーん今の姿に名前を付けるならば…【イリス:アタックフォルム】とでも名付けよう。

例えるなら鎧モスラみたいな感じで殺傷能力が通常より高くなっている感じである。

 

『……?』

『グ、グオォォォ!』

 

さぁー、殺し合いの続きをしようかギロン?

テンタクランサー?を構えギロンの方を見る。

背中のジェットで加速してギロンに突撃をしようとしたら、ギロンは自慢の脚力で上に飛びギリギリ避ける…がテンタクランサーで足を掴みそのまま地面に叩きつけ、ついでに斬りつけておく。

 

『グ、グオッ』

『……』

 

まだ叩きつけられて動けないギロンに馬乗りになって、スピア・アブソーバを手裏剣が出てくる穴に突っ込む。

うん、これあれだよ。なんか馬に乗ってるみたいにギロンが動く。

もうそろそろ終わらせるかな?テンタクランサーを手裏剣が出てくる穴に4本近付け、疑プラズマ火球をぶち当てた。

 

『グォォォォォオ!』

『……』

 

ギロンはそのまま身体の内側から燃やし尽くされていく。

そしてそのまま抵抗も出来なく、死んでいった。

不思議な事に死体は残らず、ダンジョンの魔物の様に灰になってしまったらしい。

なんかドロップアイテムが落ちてたから、イリスの状態で拾うとそのアイテムは大剣だった。

出刃包丁がそのまま大剣の様にデカくなった物だったが、ギロンのドロップアイテムと言われると納得してしまう。

こんな事してると面倒な事になりそうだから、アヤメ達を掴むと高速で上の階層に逃げていった。

 

「レオさん大丈夫だったんですか!?」

『……』一応頷く

(こっちも心配したよ!)

 

早く姿を戻って協会に戻らないと…ベル達が帰ってくる前に!

 




怪獣紹介!
鎧モスラ:絶命したレインボーモスラが、原始モスラ達の作った繭の中で一億三千万年もの時を経て蘇生し、現代で復活した新モスラの最強形態(ゴジラ怪獣)
イリス・アタックフィルム:オリ主がギロンと戦っている時にギロンのDNA多く吸収してしまい、身体まで剣山の様になってしまった姿。攻撃性に特化している。因みにこのフォルムはこの小説オリジナルです(オリジナル怪獣)
投稿は未定で、次回はアヤメか黒視点の話でも投稿するかも?
次回もお楽しみに…


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番外編 怪獣と海

前回のアヤメ達の視点は書けませんでした。すみません
でも番外編を投稿します!
そして皆さん!お気に入り200達成有難うございます!…200件達成したから番外編投稿


地平線まで続いている様に見える青い海!白くゴミも落ちてない砂浜!今自分たちは海に来ている。

どうやってここまでたどり着いたかと言うと、大コンドルに姿を変え二人とも鷲掴みにして人が生活している跡が見えないところまで来た。

 

「凄いですね!このしょっぱい水が海なんですね!」

(魚釣るっ!ちゃんと釣竿持って来たし!)

「おぉ、久しぶりに海来たなぁ、十何年ぶりだなぁ…魚食べるぞ!」

 

今の二人の格好はアヤメの糸で作った水着を着ており、アヤメは確かフレア・ビキニって名前の水着を、黒はタンキニって奴に似ている様な水着でとても似合ってます。はい…とても眼福です。

あっ、自分は何時ものラフな格好だ。

大きな魚でも取りに行くかな?マグロとか…。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

『ガアァァァ!』

(ファイト、イッパーツ!)

「もう少し静かにお願いしますよ。釣りしてるんですから」

 

今はジラになって海にプカプカ浮かびながら

ふぅ〜足元に沢山居るんだけどなぁ、手じゃ届かないからドゥレムディラの能力で凍らせる。

周りが凍り身動きが出来ないが、シンゴジラになったら体温で溶かせるから気にしない。

 

『ガウゥゥゥ』

「釣竿の糸まで凍りましたよ…」

(降りて魚を取ろうっと♪)

 

最近は色々あったから、のんびりと楽しんだ方が良いな。

そう言えばこの前、ギロンを倒した時に手に入れた大剣を使ってみたんだが、どう考えても人間が持てる様な代物じゃ無いぐらいに重い。

自分なら普通に持てるし、自由に振ることもできる。

しかも怪獣に変わる時に使う力を、大剣に与えると手裏剣が飛んでいき自分で操作が出来る。

ガリガリと氷を全部齧って考えていると黒が何か見つけたらしい。

 

(ねぇねぇ、なんか下にいない?)

『ガアァ?』

「私は見えませんけど…」

 

黒に言われたところを見ても、何もいないが下から何かに見られている様な気がする。

こりゃ何かいるな、しかも下に…。

姿をチタノサウルスに変え強引に浜の方まで泳いでいく…が何かに足を掴まれる。

 

『バウバウゥ!』

 

黒達は頭の上に居るから良いんだが…こいつは見たことないなぁ。

大きなタコがが自分の足を掴んだらしい。見た目で名前を付けると大ダコだ。

浅瀬についたから足を掴んでいる蛸の足を引き千切り砂浜に無理やり身体を晒す。

アヤメは足を綺麗に糸で切断してるし、黒も羽根をまるで投げナイフの様に突き刺したりしてる。

自分も足をもう一本千切り、またもう一本千切っていく。

こいつどうしようか?調理しようにも滑りを取るための塩もないし…リリースで良いかな?

元の姿に戻って砂浜の影で休む。二人とも楽しそうで何よりだ。

手に入れた魚を一匹ずつ凍らせている。

 

(これって食べれるの?)

「食べない方が良いぞー」

「これ、噛み応えありますね」

「たべてるしっ!」

 

そんなこんなで一日中海を満喫した。大ダコは帰る時に見たらいなくなっていた。

 




大コンドル:レッチ島に生息する巨大な鳥怪獣(ゴジラ怪獣)
ジラ:太平洋上のとある島に生息していたイグアナが、フランスの核実験の影響で変異したことで生まれた怪獣(ゴジラ怪獣)
次回もお楽しみに!
投稿は暇な時に!


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怪獣・蜘蛛・鳥VS恋多き神

今回もハチャメチャにやって行くスタイルで…
今回は怪獣出てきません。
この話から、アニメでまだやってない所に入りますので、内容がわからないかもしれませんが、見ていただければ嬉しいです!


 

あぁ、昨日海に行ったせいで日焼けしてしまって、日焼けしてしまった場所が痛い。

黒は特にはしゃいでいたから、黒が風呂に入っていた時に凄い物を落とす様な音が、聞こえたから

多分痛さにびっくりしたんだろう。

アヤメはちゃんと糸とそこら辺にあった葉っぱで日傘みたいなのを作り、のんびりしてたから日焼けはしてない。

 

(ヒリヒリするよー!)

「あんなに、はしゃいでいたのが悪いんですよ」

「まぁ、初めての海だからしょうがないだろ?」

 

そんな感じでのんびり朝食を食べながら話していると、誰かが帰ってきたのかドアの開く音がリビングに響いた。

 

「ベルくん!とてもかっこよかったよ!」

「神様、レオさん達居るらしいですよ」

「そうかい、じゃあただいま!」

 

ベル達が18階層から帰ってきたらしい。確かにあの戦いは大変だった、多分どっかのショタ神が大悪獣ギロンを召喚したんだろう。

18階層の街は最初の面影は無くゴーストタウンの様な荒れようだが、街の人達の必死に復興作業をして直ぐに元に戻るだろう。

 

「…レオさん…レオさん!」

「うん?どうした。ベルくんや」

「最近18階層まで行けるようになったんです!」

(凄い!ベル頑張ってる!この調子で好きな人に追いつけ!)

「っ!黒さん、そう言うのはやめて下さいよ…恥ずかしいじゃないですか」

 

ベルが顔を赤くしながら黒に注意をしているが、黒は全く反省せずに冷やかしに掛かると、もっとベルの顔が赤くなって沸騰しているかの様に頭から湯気が出ている。

 

「はぁ…ベルくんが鈍感過ぎる」

「こっちもレオさんが鈍感過ぎます」

「「はぁ…」」

 

ヘスティアさんとアヤメが何かを話しているが、聞こえないふりをして置く。アヤメは自分の娘みたいなもんだからそう言う対象に見れない。

ふぁぁ、まだ寝足りないのか欠伸をしてしまう。

 

「二度寝するかなぁ」

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

自分達は1日、また1日と時間が過ぎ平和な日常を過ごしていたが、物語は無慈悲にも進んで行く…

 

それはある天気が良く、窓のカーテンから日光が漏れるぐらい晴天の日。

自分はベットから起き、一階に向かうために階段を降りていると、丁度ベルがダンジョンに行く準備をしながらヘスティアさんと喋っている所に遭遇した。

 

「ベル君!ダンジョンに行くなら途中まで一緒に行こう!」

「はい、良いですよ」

「ベルにヘスティアさん、おはよう」

 

すると二人とも階段の方を向き、こちらに気付いたようだ。

ヘスティアさんはいつも通りあの服装で、ベルは動きやすそうな防具を着ている。

 

「やぁ、おはようレオ君」

「おはようございます、レオさん」

「話が聞こえたんだけど、今日は3人だけか…夕食どうします。作っときましょうか?」

「お願いするよ!レオ君の作る料理もアヤメ君が作るのも美味しいんだ!」

「自分もお願いします。ダンジョンに潜った後はお腹が空いてて」

「了解、作っておきますよ」

 

夕食どうするか…酢豚的な何かでも大量に作って酢豚パーティーでもしようかな。

すると一瞬だけベル達じゃないが何者かに見られているような感じがする。

その視線が気になり窓から覗いても何もない…幽霊でもいるのか?

考えているとベルもそう感じたのかヘスティアさんを置いて玄関から外に出ると、急いでこちらに向かい、ただ一言叫ぶ。

 

「逃げてください!」

「「はっ?」」

 

次の瞬間凄い衝撃が襲い掛かり、家のガラスや家具が弾け飛ぶ。

自分はすぐさま二階に上がり、アヤメ達の無事を確認する。

 

「アヤメ!黒!大丈夫か!」

「自分は大丈夫ですよ、黒も無事ですが…レオさんの方こそ大丈夫ですか!?」

「……!」

「これぐらい大丈夫だ!」

(でも、目が…)

 

さっきの衝撃で割れたガラスの破片が飛んできて、自分の目に突き刺さっているが徐々に再生している為問題ない。

片目で動くのは少しきついが、再生してるから治るだろう。

ここでやっと落ち着いて考える時間が出来たからゆっくり考えてみると…頭に血が上ってしまいそうだ。

崩れかけの二階からギロンを持ち、アヤメ達の部屋の窓から脱出する。

ベル達を追いかけているのか、もう攻撃は来ない。

冷静に考えてみると、原作でアポロンファミリアと言うファミリアとヘスティアファミリアが戦うのを思い出した。確か原作も教会を破壊した気がする。

 

「なぁ、アヤメ、黒」

「何ですか?…仕返しに行きますか?」

(やられたらやり返す倍返し!)

 

二人とも何年間も住んでいた家を燃やされて怒っているようだ。

これには自分も怒ってしまう、流石にやり過ぎだろうと…ベル達の位置は大体わかっている為問題ない。

後はどうするか何だけど…

 

「アヤメ達は戦ったら正体バレそうだな…」

「大丈夫です!糸できりもみ回転するぐらいの威力で足引っ掛けますから」

(相手のつむじを狙うように羽を飛ばしてやる!)

「自分は魔法使いらしき奴らは全部攻撃かな…服装はダンジョンに潜る時のじゃ無くて、今の格好でいいだろう」

 

そうして3人は小走りで、追いかけて行く。

 

 

「ねぇ、レオ君大丈夫だと思う?」

「神様、僕は大丈夫な気がします。あの人なら仕返しするぐらいしそうですもん」

 

あの人達の事を思い出す。何か隠しているようだったけど、レオさんは良くドアノブを握り潰したりしてたし、一回ナイフを前に向けたまんま、僕が転けてレオさんに当たったけどレオさんは無傷だった。

先ずあの人達が怪我をしているのが想像できない。

 

・・・・・・・・・・・・・

 

「ねっ!ねぇもうやめて逃げよう?ダフネちゃん!」

「どうしたの?もしかしてまた、あのしょうもない予知夢を見たとか言うの?」

「違うのダフネちゃん!教会を壊しちゃ行けなかったんだよ!?」

 

カサンドラがいつに無く興奮している。今日はあのカサンドラが血眼になりヒュアキントスに反論していたけど、今回は重症だわね。

 

「で?あの教会を破壊したらどうなるの?」

「三匹の竜と蜘蛛と鳥が太陽を喰らうの!だから逃げようってば!」

 

呆れながら聞いているとカサンドラが少し泣きながら、ずっと『逃げよう?ダフネちゃん』とか言うから、流石に不安になりベル達の反対方向に走って行く。

 

「わかったわ…今日だけよ」

「うん!ありがとうダフネちゃん!」

 

そうして私とカサンドラは逃げたんだけど、次の日逃げて本当に良かったと思った。

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

僕は今絶体絶命の状態だ…周りにはアポロンファミリアの冒険者が沢山いて逃げ道がなく、前にはあの時酒場にいたLv3冒険者ヒュアキントスがいる。

僕の方はもうボロボロで、立ち上がるのがやっとの状態だ。

 

「べ、べる君!大丈夫なのかい!」

「あっ、がふっ、ぐっ…」

「まだ立ち上がるか…ふっ大人しく捕まっておけば、こんな傷は負わずに済んだのにな」

 

手に握られているフランベルジュを僕の腕に振り落とそうとした瞬間、誰かが割り込んできた。

ヒュアキントスはその衝撃に驚き、僕から離れ乱入者の方に視線が行く。

僕もそれに続き乱入者を見ると、思わず笑ってしまった。

余りにも似合わない大剣を持ち、現れた乱入者は僕や神様がよく知っている人物だった。

 

「誰だっ、貴様は!」

「うん?俺か…一般市民だが?そんな事より。さぁ、家を破壊したんだから、仕返ししても良いだろう?」

 

乱入者のレオさん達は大剣をヒュアキントスに向け、僕の方を見る。

 

「頑張ったな、アヤメ達もサポートするからヘスティアさんを連れて先に行ってくれ」

「ふ、ふふ。わか、りましたよ。レオさん」

「皆さん、きりもみ回転してて下さいよ?」

(禿げてしまえっ!)

「ベル君!頑張ってくれ!」

 

そうしてレオさんを置いて、僕達は先を急いだ。

 




次回の投稿は未定!
暇な時更新します。FGOのハンティングクエスト回らないと…


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怪獣・蜘蛛・鳥VS恋多き神・酒神

皆さん今日は!今回も書けたので投稿。
最近FGOでナーサリー・ライムの宝具レベルが4になってました…茨木欲しい。
そして今回は視点が色々変わりますのでご了承ください。


前回のあらすじ!

 

「誰だ!お前はっ!」

「地獄から蘇った男!スパイダーマッ」

 

こんな感じ。

 

ーーーーーーーーーーー

 

自分は何も考えず、ベル達を助ける為に前に出たんだが変に目立っている。

屋根の上に神様が面白い玩具を見つけた様に見ているから、殺意を出しながら一睨みすると一斉に逃げ始めた。

 

「き、貴様はアポロンファミリアと知ってこんな事をしているのか!」

「いやいや、お前達が人の家を爆破解体したりするからだろう?」

 

ヒュアキントスはそう言いながら、手に持った剣で斬りかかる。

喋りながら剣で斬りつけるとか、地味に難しい事出来るんだな。

自分に向かってくる剣をギロンでガードをし、背後に大股五歩ぐらい移動する。

 

「だってよ。住む場所をあんなにされたら怒るしかないしな?」

「なっ!一般市民のくせに生意気な!」

「て事で、手裏剣発射」

「私がこんな事で負けアーーー!?」

「「ヒュアキントス!?」」

 

ただ手裏剣を発射してヒュアキントスの背後の冒険者を倒そうとしたら、誤ってブーメランの様に自分の所に戻る様に飛ばしてしまった。

そのせいでヒュアキントスが尻を手で守りながら、蹲っている。

 

「…じゃあな」

「ピクピク」

「「・・・」」

 

そうして自分はヒュアキントスを撃破?しベル達の所へ急いだ。

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

「大丈夫ですかベルさん!」

(禿げろ!お前らの毛を一本も残らず絶滅させてやる!)

 

私達はレオさんを置いてベルさんの護衛をしています。

前には大量の冒険者、背後にも大勢追いかけて来ているのがいますね。

でも背後から来て良いんですかね?私は蜘蛛なんですよ?巣を張るのは大得意ですから。

 

「やれっ!てギャア!?」

「おい!ここトラップが、あべしっ!」

「ふふ、馬鹿ですね」

 

また冒険者が罠に捕まり1人、また1人と空中に打ち上げ、そのままきりもみ回転しながら地面に叩きつけられる。

黒の方も的確に相手のつむじ目掛けて、羽根を投げて行っていますが、何でも黒が言っていたんですけどつむじを強く押されたら、下痢になるらしいんですけど本当なんでしょうか?

そんな事を考えていると、急に冒険者の数が増えた気がしますがどうしたんでしょう。

 

「黒!何が起きてるんですか!冒険者が増えた気がしますが」

(多分、他のファミリアと結託してるんだと思う、だってファミリアのマークが違うもん)

「そうですか…じゃあ仕方ありませんね。こっちも足止めの為残りますので、黒が引き続き護衛を」

(オーケー!)

「アヤメ君は大丈夫なのかい!?」

 

ヘスティアさんが心配そうに聞いて来ますが、そんなに弱く見られていると少し本気を出したくなってしまいますね。

私がにっこり微笑むと周りの冒険者達の動きが止まります。うーん、殺気は結構抑えたのに此処まで動きが止まりますか…その間にベルさん達も間を縫って遠ざかります。

 

「私に操られますか?人形の様に」

 

手に持っている糸を的確に相手に命中させながら真上に跳躍し、屋根に登ると冒険者達は何処にいるか、分かってなく辺りを警戒してますね。

まぁ、もう時すでに遅しって奴ですかね。さっき投げつけた糸を掴むと操り人形を操る様に糸を振るうと、下にいた冒険者が急に仲間の首を絞め始めました。

 

「ふふ、レオさんが言っていた技を試して見たんですけど効果抜群です」

『おい!くそっ!やめろっ!がっ…』

『俺がやったんじゃねぇ!勝手に手が動いたんだよっ!』

「こんな風に仲間割れを起こして、内部から攻撃して行く。しかも他のファミリアの者も信用できなくなりますしね」

 

アヤメの方も色々な意味で阿鼻叫喚としていた。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

おっす!私は黒だよ!今ベル君達をお守りしてってレオお兄ちゃんに言われたからお守りしているんだよ。

しかも自分達が何年間も過ごしていた家を綺麗に爆破解体されて、思わずビューティフルと言ったのは内緒だなぁ。

だがしかし!今はそんな事を言っている状態じゃ無いのだ!

ベル君達を狙う魔法と矢の嵐、そして死角から迫り来る冒険者達からベル君達を守らないといけない。

魔法は羽根を投げつけると消滅するから良いとして、もう少し攻撃が激しくなると間違えて本気を出しちゃいそうで怖いんだけど…その時はしょうがないね。

私は只々迫り来る敵を捌くだけの作業だ。ちゃんと気絶した相手の髪を円形に髪を毟っていく。

レオお兄ちゃんが言ってたもん、円形に禿げ始めたら恐怖を感じるって。

 

(私の怒りが有頂天!)

「ギャアーーやばい奴が来るぞー!」

「彼奴に狙われたら髪を毟って来るぞ!」

 

こっちもこっちで混沌としていた。

 

・・・・・・・・・・・・・

 

「本当に凄いですね。神様」

「そ、そうだね。背後から凄い音が聞こえるし」

 

僕達は少し勘違いをしていたらしい。

レオ君達は戦闘力が可笑しい…冒険者でも何処かのファミリアでも無いのにアヤメ君も黒君も自分達を前に進ませる為に囮になっているのだから。弱音を吐くわけにいけない。

僕はそう思うと気を引き締める為に深呼吸をし腹を括る。

 

「ベル君!今から西南の方向を目指すんだ!」

「分かりました!」

 

そうして僕とベル君はアポロンファミリアのホームの真ん前に来ていた。

ベル君から降ろしてもらうと僕は門兵を無言のまま睨みつけ屋敷に入る。

 

「あっ、ヘスティア。こんなところまでご苦労様だね。それでどうしたんだい?」

「・・・」

 

完全に僕を挑発するが、残念だけど僕はもう怒っている。

近くにいたパルゥム君が持っていた手袋を見つける。

 

「パルゥム君、手に持っているもの貸してくれるかな?」

「は、はい!どうぞっ」

 

パルゥム君が手に持っていた手袋を貰うと、片手で握り締め渾身の力でアポロンの顔面に向けて投げつける。

 

「アポロン!僕のファミリアと勝負だ!」

 




感想を全部読み返したんですけど、懐かしいのが沢山ありました。
次の更新は未定…今はFGOが忙しいので。
次回もお楽しみに!


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怪獣とサイボーグ怪獣

皆さん大変すみません。
今試験前なんですが、投稿します。
最近色々小説を書きたいと思ってしまいます_(:3 」∠)_


前回のあらすじ!

主人公達より派手にやってしまい、神達に追われる羽目に…。

ベル達はその間に攻城戦へ…。

 

ーーーーーーーー

 

今は久しぶりにセオロ密林に来ており、ちょっと避難をしている。

理由はただ一つこの前のアポロンファミリアとの戦いの所為で様々な神の勧誘がめんどくさく、ベル達に連絡する前に此処まで来てしまったが、大丈夫だろう。

しかし、此処にいると原作が何処まで進んでいるか分からんのが問題だよな。

 

「で、私達いつまで此処にいれば良いんでしょうね…」

「そうだな、もうそろそろ良いんじゃないか?」

 

自分は周りを見渡しながら返事を返し、他の事を考える。

あの神達に見つからない様、どうオラリオに侵入するか自分なりに考えてみるが、前回と同じ様にダンジョンに向かって掘り進むのが良い様な気がする。

 

「前と同じ様にダンジョンから侵入するか」

「もうこれで二度目ですね」

(狩って来たモンスターのアイテムを拾って来たよ!)

 

黒も戻って来たから、準備をして急いでオラリオに戻りましょうかね。

もしかしたらもうベル達はゼノスに遭遇しているかもしれない。

そっからは自分達の出番だ、ベル達ばかりに解決される訳には行かない、主人公だとしても今回は自分もやらなきゃいけない事があるしな。

姿をMOGERAに変え、操縦室に2人とドロップアイテムを入れた。

 

・・・地面掘削中・・・

 

冒険者が歩くのが多い時間帯の夜に辿り着いた。

オセロ密林に何ヶ月か滞在していた為、久しぶりに人を見た気がする。

黒は少しMOGERA酔いしているのか、顔色が良くない。

やっぱり黒は乗り物酔いが激しい人なのか?それともMOGERAが悪いのか。

チラッとアヤメを見るが全然辛くなさそうだが…因みに自分は酔わない方だ。

 

「大丈夫か?黒…」

(ぜ、全然大丈夫ダヨ。だから袋取って来て…)

「すみませーん、誰か袋持ってませんか」

「おう、おう。気分が悪いのか?ちょうど良かった袋ならあるぜ」

「あっ?ありがとうございます」

 

袋をくれた人にお礼を言い黒に渡すと、アヤメが黒に付き添いながら見えない所に行った。

2人の姿が見えなくなった途端自分とその男が武器を構えてあと少し動けば首を切るぐらいの距離しかない。

 

「ヒュー、流石と言った所か?」

「何でこんな早く面倒な事になるのか」

 

自分の首に突き付けられている武器を見て見ると、何と手がチェーンソーになっていた。

何故この世界にチェーンソーがある訳がない、ただ感が囁いている…こいつは同類だと。

 

「あぁ、この一撃で死んでくれたら楽に死ねたのにな」

「…お前は怪獣なのか!?」

「まさか、そのまさか。お前も怪獣か!おぉ、同郷の奴と会えるなんてな。流石に思いつかなかったぜ。で、お前は何て怪獣だ?」

 

彼は手を戻し握手を求めて来た為、此方も差し出されて来た手を握り握手をする。

奴は何の怪獣かは分からんが多分ガイガンだと思う。

これ以上黙っていると怪しがられるので、大人しく名前を言う。

 

「自分の名前は、レギオンだ。お前は?」

「そうだったな。自分の名前を言わずに相手に言わせるのは、人間達の間ではダメだったな。スマンスマン。俺の名前はガイガンだぜ」

 

そうして自分は新たなイレギュラーと対面した。

 




次回は未定っ!
もしかしたら新しいのが投稿されるかもしれません。


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怪獣とこれからの事/サイボーグ怪獣視点

皆さんお久しぶりです。
FGOのデータを復旧中のラスカルです。
皆さんお気に入り登録してくださり、本当にありがとうございます!
こんな小説を見てくださって嬉しいです。



前回のあらすじ!

主人公達はオラリオへ帰還。

そんな時怪しい男が現れ、彼は自分の事をガイガンと名乗る。

どうなる主人公!

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

自分は少しオラリオに帰って来た事を後悔している。

こんな早くからイレギュラーな展開になるとは誰も思わないだろうなぁ。

先の事を少し想像するだけで頭痛がしてくる。

頭痛の原因のガイガンは道のど真ん中で座っており、前世でよく見たヤンキーみたいな状態で、事情を知らない人が見ると金を取られている住民みたいに見えるだろう。

そんな事を気にしてないのか、ガイガンが喋りかけてくる。

 

「なぁ、お前は昼の間は何してるんだ?」

「大体、ダンジョンに篭ってるな。そっちはどうなんだ?」

「俺は神の眷属になってねぇから、ずっと用心棒の様な仕事をしてるぜ。今の依頼主は確かイケロンファミリア だったか?」

 

ガイガンの行った事に衝撃を受け、頭が真っ白になる。

聞き間違えかと思いガイガンに問い掛けた。

 

「そのファミリアの名前って【イケロスファミリア】って名前じゃないか」

「うーん、あぁ!そうだぜ!思い出した【イケロスファミリア】だったぜ」

 

その言葉を聞いた瞬間に自分は……緊張と喜びしか感じなかった。

何故かガイガンと戦えるのが嬉しい様だ、戦ってもガイガンは少なくとも簡単に殺せないだろう。

此処で奴を処分しないとゼノス達が、人間達が、多く死ぬ事になる事が普通に想像できる。

だが、自分の心の何処かで、此処で殺さず準備を整えてから奴と戦えと言う自分もいた。

 

「お前とはいつか戦いたいぜ。俺はもう自由なんだ」

「そうか……案外その時が来るのは早いかもな」

 

そう呟くとガイガンはすっと立ち上がった。

 

「詳しい事は知らないが、まぁ今日は遅いから俺はもう帰る……また何処かで会おうぜ」

「あぁ、じゃあ。黒とアヤメ達も帰るぞ……そうだった黒がMOGERA酔いしたからアヤメは側について行ったんだった」

 

アヤメ達は案外近くで休んでいて、見つけた時には黒はアヤメに抱っこをされている状態だった。

アヤメは此方に気がつくと、黒を起こさない様に注意しながら近づいて、不安そうに此方を見ていた。

 

「レオさん大丈夫でしたか?何かされてませんか?」

「大丈夫なんだが、多分あいつとは何回か戦う事になるだろうな」

「あの人はまるで、レオさんと同じ様な気配がしたんですけど……」

 

うーん、流石に自分と同じ様な気配と言われるとは、アヤメは気配を察知したと言う。

なんかアヤメも黒も自分が気付かない間に段々と強くなっている様だ。うむうむ、実に今後の成長が楽しみですなぁ。

 

「さぁ、ベル達の所に働きに行きますか!」

「えっ?」

 

自分はそう言うと自分の勘を頼りに夜の街を歩いて行った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

俺はさっき会った同族を思い出すと思わず手がチェーンソーに戻ってしまい、急いで元に戻す。

はぁ、この世界で25年過ごしてやっと見つける事が出来るとは……この世界も捨てたもんじゃねぇな。

この世界で俺は立ち塞がる奴らを殺してきたから、この世界では敵なしだった。

自分の力を過信している訳では無いが、オラリオで五分五分の戦いが出来るのは【フレイアファミリア】猛者オッタルぐらいだろうと思う、そんな風に意識に集中して夜の地上を歩いていると何か焦っている声が聞こえてきた。

 

ー大丈夫か黒!アヤメ、袋ないか?ー

「うん?あの気配は……」

 

その気配は前世でよく感じた気配だった。

自分に敵対する者を全て殺し尽くすと言っているぐらいの威圧を放つ奴はあいつ……ゴジラしか居ない!

だがその勘は外れていたが、同族と会えた。

彼の名前はレギオンと言い俺のことを知っている様だった。

だが、さっき外れていた勘が何度も何度も警告を鳴らす、こいつはヤバイと、今のままだと負けると。

そんな風に勘がずっと警報を鳴らすが俺は恐怖など感じなかった。

ただ一つ、ただ一つだけ思ったのは、レギオンと血と血で洗う程の殺し合いがしたいとだがこのままでは自分が負けてしまう。

そうして、どうしても戦いたくて疼いてしまっている本能を理性で止め、レギオンと別れる。

奴と戦うのはきっとそう遅くないと信じながら、これから起こる事を想像し、急ぎ足でダンジョンに戻っていった。

 

「絶対に勝つぜ。レギオン」

 

 




次回の更新は未定ィィ!
一応説明!
《ガイガン兄貴》
ガイガンが転生して人間になった姿。
年齢は25歳で傭兵の様な仕事をしており、依頼主が理不尽な依頼をするとチェーンソーでバラバラ死体にします。目の色は赤。髪は黒色で所々に青い髪が混じっている。
姿は昭和ガイガンや平成ガイガンの二つの姿を使いこなし、首の辺りに切り傷がある。
強さはオッタルと五分五分で戦える。(人の姿で)怪獣の状態だと不明。
こう言うの書くのが初めてで不安ですw


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怪獣と竜娘/愚者の苦労

皆さん大変遅れてすみませんm(_ _)m
取り敢えず、お気に入りありがとうございます!
何故か急にお気に入りが多くなったのでびっくりしてましたw




前回のあらすじ

ガイガンは敵でした。

レオ達はどうなるのか!

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

アヤメに代わり黒を背負って、先頭を歩いているとアヤメが小走りし此方を不思議そうに覗き込みながら問いかけてくる。

 

「あの〜。さっきのベルさんの所で働くってどういう意味ですか?」

「それはな。考えて見てくれ。あのヘスティアさん達が大きな豪邸に住んでいるとなるとゴミ屋敷になると思うんだ」

 

原作を知っているから自分は分かるが、あの一週間で地下室をゴミ部屋に変えたりと、ニートの最終形態の様な生活をしていたヘスティアさんを見ていたアヤメは、あの人の性格から使用人みたいな仕事の募集をしてそうと考え付いたのか、急ぎ足じゃなくなり自分の歩くスピードが同じになる。

 

「そうですね……あの人なら使用人とか雇いそうです。しかもベルさんがダンジョンに行く時は1人ですし」

「まだ確定じゃないけどな」

 

そんなこんなでぶらりぶらりと歩いていたら周りの家と家の間から、大きな豪邸が見えてきた途端アヤメが辺りを見渡して、不思議そうに首を傾げる。

 

「アヤメ、どうかしたのか?」

「いや……何故かこの近くで、同族の声が聞こえた気がしました」

(ふぁ、おはよう!)

 

同族か……じゃあベル達はウィーネに出会って保護しているのか?それだとヘスティアさんとか門前払いしそそうだな。

だが、入れさせてもらわないと今日は野宿になるぞ。

この場合はアヤメ達にゼノス達の声を辿らせれば多分大丈夫か?

 

「アヤメ、同族の声の方向に行ってみるか?」

「すいません!大丈夫そうですけど一応確認を」

(おっけーね!先に行ってるよ!)

 

二人はアクセル全開で声がした方向に走り出して行く……あの〜自分は聞こえなかったから分からないんですが。

まぁ、アヤメ達を追いかければ良いんだけどね。

そう思いながら自分も屋根に上がりアヤメ達を追いかけた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ここですね……」

「うん、最初から分かってたんだけどね」

 

声がする方へ行ってみると、案の定アポロンファミリアの屋敷に着いた様だ。

深呼吸をしながらその屋敷を見ると部屋の明かりが少し漏れていて、まだベル達が起きている事が分かる。

鉄で出来ている門を開けて、奥へ進み分厚そうな扉を一回ノックする。

反応は・・・全く無い。

 

「・・・」

「まさか監禁とかじゃ無いですよね!」

(違うと思うけどなー)

「っ!」

 

自分達が扉の前で待っていると誰かが走ってくる様な足音がした後、直ぐに扉が開き何か人らしき物がアヤメを奇襲した!

突然の奇襲の為アヤメは受け身が取れず、砂煙を上げながらゴロゴロと地面を転がって行く……自分は勢いよく開いた扉に顔面を打ち、少し鼻血が出ている。流石に痛いよ。

砂煙で全然見えないが正体は予想はつく、だがこれでどんな展開になるか分からないけど。

 

「何なんですかあなた!ちょっ!そこはやめて!痛いです。痛いです!」

「わたしとおなじ?」

 

視界が良くなった先に見えたのは、アヤメに馬乗りになって頬を力強く掴み横に伸ばしている青白い肌の少女だった。しかも仮面を外されてるし。

鼻血を垂らしながら、少し現実逃避していると開きっぱなしの扉の先からベルが顔を出して馬乗りになっている少女を見て自分の方を見ると、少女と同じぐらい顔色が青白くなっていく。

 

「やぁ、久し振りベル。元気してたか?取り敢えずヘスティアさんに会わせてくれるか?」

「はははは、はい!」

 

やれやれ、誰がこんなカオスに な状態にしているのやら。

そう考えながら鼻血を止める事に専念し始めた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

現在自分達がいるのはヘスティアファミリアのホーム、竃火の館の中に入れさせて貰えた。

だが、自分達とは違いベル達の雰囲気が暗く何と話を切り出せばいいかわからないし、ベルとヘスティア以外の人からは信用されてないのか警戒されている。

如何しましょうかこの雰囲気……するとヘスティアさんが周りの事を気にせずに話しかけて来た。

 

「レオくん!あのアポロン達から囮になってからどこに言ってたんだい?僕達に言ってくれればどうにかして住む場所を探したのに」

「いやぁ、それがですね……神様の皆さんが執拗にファミリアに入れて来ようとするから、少しの間オラリオを離れてましたよ」

 

普通の会話を五分ぐらいしていると、ついにヘスティアさんの方から切り出して来た。

 

「まぁ、其処は如何でもいいんだよね。レオくん、率直に聞こう。君は……いや君達はこの子の事を知ってるだろう?」

「……何故そんな風に思ったんですか?」

 

ヘスティアさんにそう聞いてみると、少し間が空いて話し始めた。

 

「そうだね。先ずはレオくん達と初めて会った時の話なんだけど、普通の人間と違う雰囲気だなって思ったんだ。そして決定的な証拠は、其処にいるウィーネにあってからさ。君達と同じ雰囲気だったんだ」

「はぁ、そうですか……バレたらしょうがないですね。まぁ、自分は知っていますよ?彼女が何なのかは」

 

アヤメと黒はヘスティアさんを見て驚いているようだ。そりゃ、神様が自分達のことに気付いていても、普通に接してくれてたのだから……地上で暮らしたいアヤメ達にとっては大きな一歩だな。

そして、ベル達も自分が言った言葉に驚いたのか、自然と周りの視線が集まる。

はぁ、ここは説明しないといけないだろうな。

 

「まぁ、簡単に言うと彼女は魔物です……ただし、知能を持って善悪の判断が出来て、しかも地上で暮らしたいって思っている亜人って言えば良いかな?」

「何でレオくんは、そんなに詳しいんだい?」

 

そう言われて、少し考える……これって何処まで話して良いのかな?うーん悩む、でも自分の本名ぐらい言っても良いか。

 

「じゃあ、詳しくは後々わかるんで、一応ちゃんとした自己紹介を……自分の名前はレギオン。よろしく。その隣がアヤメ、そして黒だ」

「よろしくお願いします」

(よろよろ!)

「あっ、言っておきますけど誰にもこの子の事は言いませんよ。最も自分がここに来たのは理由がありまして」

 

ウィーネは自分を警戒しているのか、目を合わせると素早くベルの後ろに隠れて、しかも怖がられている。

これは如何しようか?もう如何しょうもないところまで行ってる気がする。

 

「取り敢えず……ここで働かせて下さいっ!」

「えっ?それだけの為にレオくんはここに来たの?」

 

そんな光景を窓から何かが覗いていた……

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「フェルズ、これはどう言うことだ?」

「何でこんな良いタイミングで、接触するんだよ……」

 

あぁ、久し振りに無いはずの胃が痛み始めた。

あいつは良く覚えている。人間では無い何か、そしてゼノス達を殺さず助けたりする変人だ。

そのせいで近くにはあいつに助けられた2人のゼノスがいる。

ダンジョンにも一体助けたゼノスがいるのを確認したし。

 

「あの男を知っているのか、あいつは何だ?」

「奴は……もしかしたら地上でも数少ないゼノス達の味方。そして絶対に怒らせてはいけない何か」

「……危険性はないのだな」

「多分ないと思う。だが今の現状彼は人の味方ではなく、ゼノスの味方だ」

「ほぅ、だとしたら……ゼノス達に危害が加われば、どうなる?」

 

ウラノスはオラリオの事を第一に考えているのか、眼を閉じ問いただしてくる。

 

「断言できる事は、そこら辺の冒険者より強いって事だけだ」

 

奴は監視しているとこちらの方を見つめたりしてくるから、見つかってしまったのかとヒヤヒヤする。

出来ることなら奴とは会いたくない、またストレスが溜まってしまいそうだ……はぁ。

 




次回は未定。
皆さん熱中症には気をつけましょう!
次回もお楽しみに!


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蜘蛛娘の日常/サイボーグ怪獣と暴蛮者

投稿が遅れてすいません。
特に理由はありませんが、少し夏だからダラけてました……すいませんw
今回もあまり進んでませんが、原作だと《竜娘のいる日常》の所らへんです。


前回のあらすじ!

特に進展なし。

……フェルズのストレス値50%

 

ーーーーーーーーーーーーー

私の朝は早い。

最近まではセオロの密林で隠れながら生活していたが、今は屋敷のメイドとして過ごしている。

メイドだから掃除や洗濯と裁縫は出来ますが、料理は苦手なのでレオさんに任せてます。

黒の方は……掃除をしている間に机の上に紙が置いてありました。

 

「えっと……」

(自分探しの旅に出ます。探さないでください)

「はぁ……帰ってきたら説教ですね」

 

窓から外を眺めていると、フードを被った少女と黒が庭に駆け回っておりとても楽しそうですね。

ベルさんと春姫さんと言う新しいお友達も庭にいて、心配そうに彼女らを見ています。

私だけでも十分と言ったのにレオさんは掃除を手伝ってくれてますし、掃除は早く終わせましょう。

するとレオさんが雑巾を持って私を見つけるとこちらに来ました。

 

「アヤメ少し糸をくれないか?」

「糸をですか、何に使うんですか?」

 

そう聞くとレオさんは、少し顔を背けてこちらを見ずにまるで隠し事があるかの様に話しかけてくる。

 

「えっと……ちょっとトラップを作ろうかと思ってね」

「はぁ、そうですか」

 

レオさんが大体こう言うことを言うと、何か起こる事が多いのでいつもより丈夫に作り、レオさんに渡すとその糸を持って外に出て行ってしまいました。

そんなモンスターと人そして神がこうして生活しているのを見ていると昔の事を忘れてしまいそうになります。

まさかダンジョンから出られるとは、昔の自分は思ってもいなかったですし、私の人生はレオさんから助けられて初めて生きていると実感しました。

この生活がいつまで続くか、分かりませんが永遠に続いて欲しいと思います。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

俺は暗いダンジョンの中に悲鳴や呻き声が響いている場所にいるぜ。

俺はこの依頼を受けるのは失敗したと思ってしょうがない。

今までは人を殺せだの、この違法のアイテムを密売しろだのそんな依頼を受けて来たが、これほどまでにイライラする依頼は無いぜ……先ず追手から逃げろってのが気に食わない。

そして今はゼノス達の見張りを頼まれている。生きる事を諦めた様な雰囲気のモンスターを見ながら1日を過ごせとな。

 

「はぁ、悲鳴を聞きながら見張りだと……依頼が終わったらこのファミリア皆殺しにするか?」

 

そこら辺にある木箱を手で切り裂いて食料がないか探していると、依頼主が現れた。

 

「何やってんだ?ガイ」

「あぁん?良いじゃねぇかよ。目の前に死に掛けてる奴がいるからイライラするんだよ。何で……何で生きる事を諦める?」

 

ちょっと頭に血が上っちまって、檻に本気の蹴りを入れて檻がこわしちまった……まぁ良いか。

ディックスの野郎は驚いたのか、その場から動かない……あぁ、本当にこのモンスター達にはイライラするぜ。

お前達は自由に人生を過ごせるのに、何故生きる希望を簡単に諦める?それは可笑しいだろ。

俺はそれを決める権利は無かったのに……チッ、少し昔を思い出しちまった。

ディックスの方を見ると、さっきまでそこにいたディックスが居なかった。

 

「ふん、これぐらいで逃げるなんてビックリだぜ」

 

あれぐらいでびっくりされると、俺の本来の姿を見せたらどうなる事やら。

今日は結局ゼノスを見張りながら1日を過ごした。

 

……朝起きるとディックスから檻の請求書をわたされたぜ。

請求書を破り棄てようとしたら、ディックス達がそれを阻止して来たから仕方なく払う事にした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「くそッ!あの野郎めッ!」

 

その男はそこらに転がっていた石を蹴り飛ばす。

彼はその場で何かを考えるように座り込む。

 

「あいつを操れば……俺は最強だ!そこらの喋るモンスターより価値がある」

 

彼は唯、欲に忠実なだけだ。それが自分の死を早めている事とも知らずに……

 

「その前に檻の請求書をあいつに送りつけてやるよぉ」

 




今回はここまで、もしかしたら次の更新は一週間後かもっと遅れるか……
新しいのを投稿するかも知れませんが、生暖かい目で見守ってくれると幸いですw


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怪獣と波乱の始まり

こんなタイトルですけど、まだ波乱の始まりしてません(^ω^)
そして投稿遅れてすみません!次回も頑張りますのでよろしくお願いします。
……スプラトゥーン2のサーモンランが悪いんです。
お気に入り130突破有難うございます。感激です(´;Д;`)


前回のあらすじ?

アヤメ視点!そしてガイガン視点……そんな感じです。

 

部屋の雑巾掛けも終わり、部屋を出るとアヤメが窓から外を見ているのを見つけたから、丁度いい少し糸を分けて貰うか。

何で糸が欲しいかと言うと原作通りならフェルズとウラノスが、ベル達を使い魔に監視させているのを思い出したからである。

もし自分が何かミスをしてウラノスとかにセオロの密林に出現したモンスターだとバレれば、ギルドにバレたも同じで冒険者から追われることになりそうだ。

それが嫌だからこちらから使い魔を捕まえて、脅させてもらう。

 

「アヤメ少し糸をくれないか?」

「糸をですか、何に使うんですか?」

 

まぁ、使い魔を捕まえる為に使うから何だけど……なんて言い訳しようか。

少し考えて見ても良い答えが出なかったから、ほんの少し本当の事を喋る。

 

「えっと……ちょっとトラップを作ろうかと思ってね」

 

アヤメは少し疑いながら糸をポケットから取り出して、こちらに渡してくれる。

うーん、どうしよう。鳥とか捕まえる為の罠とか地球に住んでいる時に作った事ないからどう作ればいいか分からない。

アヤメに頼むのものいいと思うがどうしようか?

 

「はぁ、そうですか」

 

なんかもう、アヤメからこの人放っておこうみたいな雰囲気出されたから、取り敢えず外に出て罠のような物を作るか。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

外に出てみると黒とウィーネが裸足で、庭を走り回っているのを眺めているとベルとその仲間のハルヒメさんが此方に来た。

 

「レオさんどうしたんですか?」

「庭を見てたらウィーネと黒が遊んでるのが見えたからね」

 

ベルは黒とウィーネを見ると少し嬉しそうに笑い、ハルヒメさんもそちらを見ながら微笑んでいる。

流石ハルヒメさんその姿は完全に母性を醸し出している。

自分も眺めてほっこりしているとハルヒメさんが疑問があるのか聞いて来た。

 

「えっとレオ様は、確か何処のファミリアにも入っていませんでしたよね?」

「えっ?あぁそうですね」

「ヘスティアファミリアに入られないのですか?」

 

ぐぬぅ、凄い痛いところを突かれて、まともに考えが浮かばないぞ!

ファミリアに入って自分が怪獣の能力とか使えるって、バレそうだからと言う理由なんだけど……それを知られたらベル達がどんな反応することやら。

まぁ、アヤメ達を助ける為ならそんなの考えずに怪獣になるけどね。

 

「あぁ、うん……此方にも色々事情があるんです」

「そうですか。お聞きしてすみませんでした!」

「いえいえ、良いんですけどね」

 

そんな話をしていたから、さっきまで走り回っていた黒達を見失った。

あれ?流石に近くに居そうなんだが、どこに行ったのやら。

すると頭上から葉っぱがヒラヒラと落ちて来る。

少し気になり上に視線を向けると、自分の頭上から落下中の黒と目があった。

 

「はぁ、またこのパターンか」

(ウワァァァァ!)

「あべしっ!」

 

一瞬の判断でクッションになるように庇ってんだが、黒は華麗に地面に着地して決めポーズまで決めていた。

黒は此方を見て、笑っているのか肩を小刻みに揺れているのが分かる。

 

「……くーろー!」

(逃げるんだよー!スモーキー!)

「待てコラァ!」

 

この後数秒も経たないうちに黒は捕まり、アヤメの所までドナドナされたそうな。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

あれからまた日が経ち、数日後……

自分達は部屋で休憩していた時に起こった。

 

「ふぅ、ちょっと寝ますかね」

 

自分は眠くなった為仮眠を取ろうとしていると、二階からドタドタと足音が聞こえて来た。

アヤメはその音が聞こえるとその音のなった方向をじっと向いて、黒は音にびっくりしてベットから跳ね起き床に落ちる。

足音が聞こえて少しすると、扉が開くような音がした。

 

「どうしたんだ?」

「うーん。なんか嫌な感じはしますね」

(何があったの?一体)

 

何か凄い面倒ごとが起きてる気が起きてる気がして、扉を開け少し廊下を見渡すと屋敷の裏の扉がいつの間にか開いていた。

 




次回はきっと早めに投稿したいです。
最後まで読んでいただき有難うございます!


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怪獣と騒ぎ《オマケ》

皆さんお久しぶりです。最近グリルに挟まって殺されたアルプスのラスカルです。
今回は何と無くオマケも書いて見ました。


前回のあらすじ!

レオ達が部屋で休んでいると、何か物音がした。

それが始まりでもあった……

そんな感じ

 

物音がしてから数分がたった頃だろうか?

黒が寝惚けているのか、ぼぅっとして何を考えているのか分からない。

 

「一体、さっきの何の音だったんだ?」

「誰かが走って裏口に行ったのは分かりますけど、誰でしょうか」

 

二人でそんな呑気に考えていると、また扉を開けるような音がして此方に近付いているように足音が聞こえてきて、扉が開けられる。

扉を開けたのは、命さんだった。

 

「レオ殿すみません!ウィーネ殿を見てませんか?」

「ウィーネちゃん?うーん見てないけどなぁ」

 

ウィーネか……あっ、原作ならウィーネはリリさん達が話している事を聞いて逃げ出し、人間にモンスターだとバレる……

うわぁ、これヤバくないか。今から探して見つかるのか?探すより人間に見つかる方が早い気がする。

 

「どうしたんですか?まさかですけどウィーネさんが、逃げ出したとかじゃないですよね?」

「そうなんです!一緒に探してもらえますか?」

 

彼女らはファミリアに入って冒険者をしている人達だから、他の一般人に見つかるともう大問題しかならない。

まぁ……自分はどっちかと言うと人外だし、怪獣の姿で見つかるとモンスター扱いだからゼノス側の味方だから顔を隠して派手に立ち回っても別に良いか。

自分はそんな事を考えながら、タンスからペストマスクとローブを手に取りロープを被りマスクもつける。

 

「えっ?レオ殿何なのですか?その不気味なマスク」

 

命さんは自分が付けているペストマスクを見て、何か凄い驚かれている。

アヤメ達もローブとマスクを掛けており準備万端のようだ。

少し準備運動をして、早速ウィーネの捜索に向かう。

 

「あっ、レオ殿どこへ!?」

「ウィーネちゃんの捜索をしてきますので、自分達は少し屋敷を出ますね!」

 

そうして自分とアヤメ達はウィーネを捜索することにした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

昼過ぎから捜索を始めたのに、夕方くらいの時間なのに全然見つからない。

フードを被っていると思うから、見つけやすいかと思ったがそれはちょっと状況を甘く見ていた様だった。

念の為、屋敷に戻って見たがウィーネはやっぱり其処には居なくて、ヘスティアさんとかも居なくなっていたから、多分あっちもあっちでウィーネも探しているのかな?

黒やアヤメにも会ってないからまだ見つかってないのか……

原作ならここで……うん?何か騒がしいな。

嫌な予感しかしないぞこれ……まぁ、自分の出来る事を全力でやりますかね。

 

「ふぅ、それじゃあ騒ぎがあっている所に直行しますか」

 

そうして騒ぎが起こっている場所の近くに行ってみると、野次馬が大量に居て前に行くのは時間が掛かる。

屋根の上を見てみると神々がその騒ぎを面白そうに眺めてたりしている様だ。

アヤメと黒はこの騒ぎに気が付いてこっちに向かっていると思うし、ベル達もこの騒ぎに気付いて向かって来るだろう。

その間にこの騒ぎ……いや、ウィーネを助けに行かないといけないか。

周りの住民は必死にその騒ぎの中央に石を投げる、冒険者はそれを止めようとしている。

この状況でウィーネを守ろうとする人は居ないだろう……モンスターだしな。

 

「うわぁ、どうしよう」

 

敵しかいないこの騒ぎをどうやって誰も傷付けずに終わらせようか。

顔とかは隠しているから正体はバレないだろうけど、暫く警戒はされるだろうなぁ。

屋根の上に登ってウィーネの所まで慎重に近づく。

誰も気が付いていないかな?屋根の上にいる神様とかは気が付いてそうだけど。

ウィーネは石が当たったのか頭から血が流れている様だ、そうしてアヤメとかベルとかが居ないかと思って辺りを見渡していると、少し背後の方にベルとそしてアヤメ達が到着している。

こんなのは、もう必死に頑張れば解決できるだろう、出来なかった時はどうにかなるさ自分が囮になれば良いだろう。

そんじゃ其処らの冒険者には殺せないだろうしな。

自分はウィーネを助ける為に屋根の上から飛び降りた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

住民達がモンスターに石を投げ続けていると、その射線上に障害物が現れた。

それは黒いロープを着て鳥の様なマスクを着けている人型の何かだった。

 

「な、なんなんだぁありゃ!」

「モンスターを守ってやがる。彼奴もモンスターだ!石を投げちまえ!」

 

現れた人の様な生き物は、そのモンスターを守るかのようにモンスターを石から庇う。

住民は躊躇いもなく石を投げ、その人に当たるかと思った瞬間だった。

モンスターに投げた石がモンスターに当たる瞬間に弾かれ、自分の足元に飛ばされる。

黒いロープを着た男の身体中に風を鎧の様纏っていた。

それを見た冒険者は、ロープ姿の人間を見て危険と思ったのか住民を避難を開始した。

 

「早くここから離れるんだ!」

「ぎゃ!石がこっちに帰ってきやがる!」

 

そんな事をしていると、さっきまで天気が良かったのに急に天気が崩れて行き、豪雨となると神達は雨が降ってもこの騒ぎを見たいのか、傘の様なものを持って野次馬をする。

冒険者はモンスターを逃さない様に周りを囲もうとした瞬間に、またロープ姿の人間がモンスターの手を掴んで走り始めた。

冒険者はそれを見過ごす訳なく、止めようとすると天気がさらに悪化して嵐となった。

それは前に進む事が難しくなるほどの風が起きる……どうでも良いがそのせいで3人ぐらい神様が吹き飛んだらしい。

そして数分が経ったぐらいだろうか、さっきまで嵐だった天気は嘘の様に静まり、冒険者が周りを見渡しても、モンスターとロープ姿の人間の姿は其処にはなかった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

《オマケ》雨を降らした後の話

 

(ねぇねぇ、雨を降らしたのレオお兄ちゃん?)

 

雨でずぶ濡れの黒が髪を乾かしながら喋り掛けて来る。

 

「うん、そうだけど……」

 

黒が分かってないなぁ、と言うと真剣な顔になるった。

 

(なんてスケべ事するんだ。お兄ちゃんよ!)

「何故そうなる!?」

(だって女の人の洋服を雨で濡らしてスケスケに出来るじゃん!)

「えぇ、なんておじさんみたいな思考してるの……」

 

黒は少しおじさんの様な思考をしている事がわかった。

 

 

 




次回は一週間の間に投稿します(出来るとは言ってない)
読んでいただきありがとうございました。


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怪獣と監視/忠犬ポチ

久しぶりです、いつも間にかお気に入りが増えててびっくりしてたアルプスです。
今回の更新が遅かった理由はプレステ4を最近買ってしまい、つい夢中になって小説を書く時間がなかった為です( ^ω^ )巨影都市発売楽しみです。ソルジャーレギオンとか出てくるとか凄いですよね( ̄∀ ̄)
今回もそこまで進みませんが、久しぶりにあの子が出てきます。


前回のあらすじ♪

ウィーネを捜索していたレオ達。

そんな中、街の方で騒ぎが起きていた。

その騒ぎの原因がウィーネだった為救出←今ここ。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

今自分はベル達を引き連れながら、焼け落ちた自宅まで来ていた。

ベルは少し困惑しているが……まぁ、話は後だ。

その焼け落ちた家の残骸を退かして、地下の入り口を探し出し、そこに飛び込んだ。

 

「いやぁ、酷い夕立に当たったなぁ」

「……」

 

ちょっと救出が上手く出来たせいか、少し気が緩んでいる。

冒険者が付いて来ているかは、一応だが確認し嵐を止めておいた。

ふぅ、嵐を作り出したのは能力なんだが、アマツマガツチの能力を思い出して良かった。

この天気を操る能力を持つアマツマガツチを思い出さなかったら、少し強引に行っているところだったなぁ。

ウィーネとベル達は違う部屋で休んでおり、アヤメ達も雨で濡れている為そこら辺にあった家の残骸を燃やして暖をとる。

ついでに服も乾かしているからなのか、自分の目にはアヤメが目隠しのため糸で何重にも守られている……黒は服を乾かしながら自分の羽根の毛繕いをしている。

 

「なぁ、アヤメ」

「は、はい。レオさん何でしょうか」

「やっぱり、アヤメは人間に恨みを持っているか?」

「……」

 

つい心の声を口に出してしまった……そのおかげかアヤメと黒もその言葉を聞いて動きを止める。

アヤメを見つけた時は傷だらけだったからやっぱり冒険者とかモンスターとかに攻撃されて、周りの者が信じられないような状態だった時の事を聞いてしまうとかやばいよな。

 

「そう……ですね。やっぱり今ではそんな事は無いですけど、黒を助けた時の様な冒険者に関しては殺したくなりますかね」

「そうだよなぁ。人間もモンスターも敵対してるからな」

 

元々この世界のドワーフとかは最近まで、モンスターの括りとして見られたりしてたらしいけど、アヤメ達の様なゼノス達は姿がダンジョンに出てくるモンスターそのものだから、人間に受け入れられる可能性は低い。

どうやったら彼女達は、堂々としてこの地上に出られるのだろうか……難しい気がするなぁ。

もういっその事、人間が住んでない様な所に村でも作ってそこでモンスター達が暮らしたりする方がいい気がしてきたが、そんな事は言わない。

ゼノス達は人間に歩み寄ろうとしているのだから、部外者の様な自分が勝手に変えることでは無い。

だけど手伝ったりはするがな。

 

「よっしゃ、じゃあ決まりだ!」

(何が決まりなの?)

 

黒が毛繕いを終えて、不思議そうにこちらを見つめてくる、アヤメもそう思ったのかこっちを見てきた。

 

「ベル達がダンジョンに入ったら後ろをついて回るか?」

「えっ!?」(なんですとっ!?)

 

そんな彼らだったが、ベル達の向かう階層には化け物がいた……

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

最近20階層辺りで冒険者がある噂が流れていた。

その噂とは、20階層から25階層に竜が住み着いたらしいと……その報告は初めて20階層に突入した冒険者が第一目撃者だった。

最初はどの冒険者も酒とかを飲み笑いながらそんな事はないと否定していたが、だんだん目撃者が増え始めて熟練冒険者達もその話を不審に思い、調査をしてみるとその竜は確かにいたのだ。

だが、人間を見つけても興味がないのか襲っては来ない。と調査に参加した冒険者は語る。

まずモンスターは人間を見つけると必ず敵対するのに、その竜は何もせずただその黄色の眼で見つめるだけ。ある時だった討伐しようと攻撃した冒険者が返り討ちに遭い瀕死になっているのが見つかったそうだ。

ギルド側からは、その竜を攻撃すると反撃を受けると言う張り紙をし、警戒していたがある時その姿は消えてしまった。

ある熟練冒険者は、その竜を見ると自分では勝てないと一度見ただけ察知しすぐさま退散したらしい。

ーーーーーーーーーーーーーーー

肝心の竜だが……まだ20階層ら辺を上手く隠れながらずっとうろちょろしていた。

まるで飼い主を待つ忠犬の様に……。

 

「ガウゥ……」

 

そんなドラゴンだが、何故かモンスターがその姿を見ると人間を見たときの様に襲い掛かる。

蜂はその竜に自慢の毒針を突き刺そうとするが、鱗に阻まれ逆に毒針が折れる。

その竜はその羽音がうるさいと思ったのか、大きな顎門で蜂を魔石ごと噛み砕く。

毒キノコも毒を出しながら応戦するが爪で一閃され綺麗に半分に分けられる。

モンスターの攻撃を全て防ぎ、即死級の一撃を当てられ、最後に生きていたのは竜だった。

彼は倒したモンスターの灰ごと魔石を喰らい、また身を潜めるが何かに反応しているのか尻尾が揺れる。

その階層の上から来た冒険者の様だが、その中の一人から飼い主の匂いがする。

彼は尻尾を振り回しながら冒険者の後を隠れながら追っていく。

そしてその後を追っている飼い主は、まだその竜に気付いていない様子だが……。

忠犬は目の前の匂いを追っていく。

 




次回の更新は未定、なるべく早く投稿したいかなぁ。
見てくれて有難うございます。


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強竜とモンスター

いやぁ、投稿遅れてすみません。
実は前の話を投稿した後、試験がある事を忘れておりまして……
あ、あと巨影都市が悪いんです……すみませんm(_ _)m
巨影都市をクリアさせてもらいましたが……面白かったです!レギオン大好き人間からしたらソルジャーレギオンが出た所でウォーー(´;Д;`)ってなってましたw
そして皆さんお気に入り登録250突破ありがとうございます!



 

彼は背後から飼い主が見ているのに気が付かず、目の前のローブを着たものについて行きます。

未だ目の前に見える人たちにジリジリと近づいて距離を詰めて行く。だが彼はそこで歩みを辞めます。

野生の本能なのか分からないが、ポチは一歩近づけば気付かれる事を察して、立ち止まる。

ポチはモンスターに攻撃されても前の冒険者の事の方が、気になるのかずっと無視を決めており攻撃を繰り返しているモンスター達はその鋼鉄の鱗により逆にダメージを受ける。

そんな時だった……前の冒険者達に大量のモンスターが嗾けられる。

その前にいた冒険者達のグループに大量の巨大蜂が襲い掛かる。

彼の方にも何十体襲いかかって来るが、彼にとっては巨大蜂の毒針など蚊に刺されるより痛くも痒くもない……が人間からすると巨大蜂の針から刺されたらひとたまりも無いだろう。

しかもそれが大量に襲い掛かるなど、熟練者でも裸足で逃げ出す光景だ。

そのせいで冒険者が……主人の匂いがする人やそれを守っている冒険者が死んでしまう

だが冒険者は諦めずに前に進もうとするが、モンスター達が波のように迫っている。

彼は大きく顎門を開け咆哮する……その獣の声には魔力が籠っていた。

 

「ガァァァァァァ!」

 

その叫び声は、声と言っていいものなのか、どちらかと言うと衝撃波だ。

その瞬間、冒険者の前にいたモンスターが全て吹き飛ばされる。

冒険者はその衝撃に驚き、彼をここで初めて認知した、そしてそれを見ていた同族もその姿を見るだけでわかった。

この階層には居ないはずの強者……いや強竜。

その一瞬の隙の間に強竜はまた顎門が開き、大きく息を吸う。

モンスターの壁は標的を強竜に変え、冒険者など無視して突き進む。

だが、咆哮がモンスターに当たる、今回は距離が近かったせいかモンスターが一瞬にて塵に変わる。

そんな時モンスター達はやっと強竜に攻撃が届く距離まで近付けたが、それでも強竜に致命傷を与える事は出来ない。

冒険者達は困惑しながらも前に進んで行く。

強竜はこの階層のモンスターでは殺す事など出来ない。

大量にいたモンスター達は5分も経たぬうちに全滅した。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「あの〜、あれってポチですよね」

 

大量にいたモンスターを全て殲滅し、今魔石を貪り食っているドラゴンにアヤメは指を指す。

うーん……ポチは51階層に帰したはずなのだが、この階層でベル達の手助けをしたみたいだ。

 

(良いでしょ?レオお兄ちゃん)

 

黒は久し振りにポチを撫でたいのか、行きたそうに上目遣いでこちらを見つめ続けけてくる。

ぐぅ、こんな風に見つめられたらダメって言いづらいじゃないか。

 

「良いよ、まぁみんなで行くか」

(うん!ありがとう)

 

ある程度ポチに近づくと尻尾が真上にピンっと上がり、こちらを見つけ、動きを止める。

そして尻尾は右へ左へとゆっくり振れて、段々と早くなって行き遂には尻尾が千切れそうになるまで振られて、こちらに向かって突進してきた。

 

「当たったらやばいですよね……」

「あぁ、そうだなぁ」

 

片手をゴジラに変えて止めようとしたが、ポチは糸によって手が届く距離になるぐらいで動きが止まった。

アヤメが前もって糸を貼っていたのか、ポチが蜘蛛の巣に引っかかった蝶々のように糸に絡まっている。

 

「おう、久し振りだな……ポチ」

「ガウッ!」

(うわーい!ポチ久し振りー!)

 

黒が糸に絡まっていたポチにルパンダイブをしてポチの眉間の辺りに張り付く……ぱっと見が木に止まった蝉に見えるのは言わないでおこう。

ポチも満更でもないようで、手で黒を掴むと舌で顔を舐め回す。

そうして、自分達のパーティーは揃った……でもその前に。

 

「ポーチ〜?どうしてこの階層に居るのかなぁ?」

「ガウッ!?クゥーンクゥーン」

 

まるでバレたッ!と言うように上目遣いで、ごめんね?ごめんね?と言っているみたいだ。

いや……ドラゴンの上目遣いを見ても怖いとしか思えないぞ。

取り敢えず拳骨をかまして、ベル達を追いかけ始めた。

 

「よーし、もうポチはしょうがないから一緒に付いてくるか?」

「ガウ」

 

 




次回の投稿はもしかしたら遅れるかも知れません。
ちょっと新しい小説を書こうか迷っているので……もしかしたらゲリラ投稿になるかもしれませんがどうか宜しくお願いします。
見てくださってありがとうございます!次回もお楽しみに。


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怪獣と始まり

皆さんが応援してくださり、今日で一周年となりました( ̄∇ ̄)
自分が適当に投稿しては、3ヶ月程投稿しなかったりがありましたが、ここまで見て下さり有難うございます
_:(´ཀ`」 ∠):
なので明日に一周年記念をして何か投稿したいなぁ。と考えております。
どうかこれからも応援よろしくお願いします( ´∀`)



今自分達は、ベル達が石英の塊の先に行くのを背後から見守っている所である。

あの先に行っても特に何かあると言う訳ではないのでここでベル達とは別れ、再度18階層に戻る。

イケロスファミリアが拠点にしているダイダロスが作り上げたとされている人工迷宮を見つけないと行けない、その入り口の扉はアダマンタイトで作られ、しかも高速で修復される石英でカモフラージュされており見つけるのには一苦労しそうだ。

 

「さっ、今からここで奴らを待ち構えますかね」

「今日からここで野宿ですか……周りに糸を張り巡らせてきます」

 

アヤメは木の上から他の木に移り、そのまま辺りを回って目を凝らさないと見えないぐらい細い糸を張り巡らせていた。

 

(じゃっ!私とポチで薪を集めて来る!)

「おう、よろしくな」

 

黒はポチに乗ると周りの木を倒しながら何処かに行ってしまった。

うーん、このままここで待っているのは時間が掛かるような気がするが、食料なんてそこら辺に川とかあるし、最終手段は街の方に行き魔石売って食料を買えば良いしな。

 

「自分は魚でも取るか……今日から1日三食魚尽くし!」

 

自分で言ってみて悲しくなるな……釣竿とか用意してないから手掴みで採るか。

そうしてみんなとは別行動する事にした。

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

川までの道のりは少し遠く、冒険者に見つかると面倒な事になるから下手に派手な行動をしたらいけない。

モンスターと鉢合わせても素手で殺らないといけないので服が汚れてしまう……川に行ったら服でも洗うかな。

 

「よっと、おりゃ」

「レオさん、捕まえ過ぎじゃないですか」

 

いつのまにかアヤメが居て、ずっと見ていたのか少し呆れながらも教えてくれた。

横をチラリと見たら魚が山の様に積まれているのが見えた。

取り過ぎても燻製にしとけばいい……か?

魚を3分の一ほどアヤメに持ってもらい、仮拠点に戻る事にする。

帰ってみると黒とポチが大量の薪を既に見つけ、二人で遊んで居た様だ。

簡単に燻製機を作って余っている薪を使い魚を燻製して行く。

これだけあれば一週間は持つか?それまでにイケロスファミリアの拠点が見つかればいいけど……すると後ろから服を引っ張られので振り返ると黒がメモ用紙を見せて来るから、なんだと思い見てみると。

 

(レオお兄ちゃん!ポチが魚食べてる!)

「まぁ、大量にあるからいいだ……ろ?」

 

さっき魚を置いてあった所を見ると魚の山が半分削れていた……何を言っているのかわからないと思うが自分も分からない、ただ分かることはポチが魚を盗み食いをしたと言うことだけだ。

……まじかよ。

 

「ポチ……今日飯抜きだ」

「ガウッ!?」

 

 

そうしている間に敵も動き始める……

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「おいっ、ディックスがお前を呼んでるぞ」

「あぁん?ディックス?誰だそりゃ」

 

彼は本当に忘れているのか、五月蝿そうにこちらを向いて興味がないのかすぐ視線を戻す。

流石に呼ばれる様に言われているので、何度か呼ぶ。

 

「本当にディックスに呼ばれてるんだぜ?早く来いよ」

「はぁ、しょーがねぇなぁ。もうそろそろ行くからよ、もうどっかいっちまえ。通路の邪魔だ」

 

メンドくさそうにしながらも彼は返事をし、ディックスがいる方向に行った。

 

「なぁ、ディックス!何の用だ?」

「あぁ、今からゼノス達を獲りに行くからこねぇかなと思ってな?」

「イイぜ、ついて行く」

 

少し考えると彼は、ある人物を思い出して、ついて行く事にする。

 

「おう、じゃあ行こうじゃないか。ガイガン」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「あれ?ポチは何処に行ったんだ?」

 

ある日朝起きるとポチが脱走して居た……黒と一緒に。

はぁ、あと少しでゼノスとイケロスファミリアの戦争が始まるって時に。

そうして彼もまた下の階層に潜って行く。

戦争まであと少し……。

 

 




次回の更新は未定ッ!?
ここまで見て下さりありがとうございます!


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鴉・忠犬とサイボーグ怪獣

ギリギリ投稿だぜ!
……すみません
次回から戦闘が多くなりますかねー。
ナイチンゲール可愛いなぁ( ̄∀ ̄)


 

(ねぇ、ポチ何か声が聞こえてこない?)

「ガウ?」

 

私とポチは今24階層の辺りを探索していた。

レオお兄ちゃんはあと少しで私を襲ったファミリアと戦うらしいから、私はここから離れないでと言われていたけど、少し遊びたいからポチとこの階層まで来た。

私はモンスターを捕まえる密猟者の所為で、声が出なくなってしまった。

お兄ちゃんは原因が分からないと言ってるし、喉を傷つけられているか、仲間を呼ばないように毒を飲ませられたか……私は何もしてないのにね。

でもそのお陰でアヤメお姉ちゃんとレオお兄ちゃん、そしてポチに出会えたから別に良いかなぁって思ってる。

 

「ガウッ!」

(ん?ポチ何か……何か声が聞こえるね)

 

何処らから鉄の何かが当たる音と同族の声が聞こえて来る。

この声は静かに聞いてないと聞こえないぐらい……しかも痛がっている様な。

ポチはその声の方向が分かるのか私の方を見て、「行く?」と確認して来る。

罠の様な気がするけど、ポチと私がいるから大丈夫かな?

なんか私フラグ立ててない!?

……それが的中するとは知らずに。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

その声を辿って見ると、大きな空間に出た。

その中心には同族が杭を打ち込まれている姿と……半殺しになっている同族そして。

それはこちらを見ていた。レオお兄ちゃんと同じ様な雰囲気の人物が……

 

「よぉ、お前は、同族……レギオンと一緒にいた仲間だな?」

 

私はその男を見て、一つ分かった事がある。

あの男は全然本気を出してない。

レオお兄ちゃんと同族と言ってるから、同じ様に姿を変えたりするはずだ。

まだその姿が分からないけどそれによって戦い方が変わる。

まず逃げられないと思うから、戦うしかない。

 

「おっ、俺がお前たちを逃さねぇって分かってんのか流石にだな。他の奴らとは違うぜ」

「ガァァァ!」

(チッ……やるよ。ポチ)

 

他の同族は其奴の周りにいた冒険者が襲い掛かる。

私は羽をその方向に飛ばす。

その間にポチが其奴に襲い掛かった。

ポチはその豪腕を振り落とすが、奴は平気そうに受け止める。

その間に私は同族を救いにその場から駆け出す。

同族に群がっている冒険者を一人ずつ殺す。

私に気がつくと冒険者は武器を構えて、数で押して来た。

一人一人の首を自分の羽で切っていると、ふと上から影が迫って来るため同族を足で掴むとそのまま移動し、それを避ける。

影だった物を確認して驚いてしまう、飛ばされて来たのはポチだった。

あの体にあの巨体を投げ飛ばす怪力は何処にあるのか、気になるけど今は同族を助けたから、所持していたポーションを傷にかけておく。

ポチは起き上がるとまた奴に襲いかかる。

時間を稼いでもらっている間に同族を救ったが、ポチとあいつの戦いはまだ続いている。

するとその男がポチに吹き飛ばされ壁にめり込み、煙が上がる。

そうして視界が晴れて行くと、その男の手が化け物の手の様に変わった。

 

「良いじゃねぇか!少し本気って奴を見せてやるぜ」

 

男はその異形の手をポチに向けると、一瞬でポチに近づいていた。

ポチは反応が遅れ、攻撃を受けてしまう。

あんなに硬い鱗に覆われているポチの防御を貫通してさらに切り裂くぐらいの力を持つ化け物とは流石に負けてしまうよ。

 

(同族は回収したから、逃げようポチ)

「ガ、ガウ」

「おい!待てっ!まだやろうぜ!」

 

そんな声を無視して私たちはその場から逃げ出した。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「おいおい……なんなんだぁこの状況は」

「あぁ?人が死んでるな」

 

ガイガンは人の死などに興味はない。

人がアリの生死を気にする様なものだ。

 

「チッ、モンスターも逃しやがって」

 

彼はその声を拾っていたが、別に気にする事なく他の事を考える。

さっき戦ったモンスターは強かったと……じゃあレギオンはもっと強いんだろうなぁ

彼はその事を考えると自然とにやけてしまう。

彼らが衝突する日は近い。

 

 

 

 




次回の投稿は未定!
見てくれて有難うございます_(:3 」∠)_


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怪獣と侵入

皆さんすみません。
自分がリアルで試験とか検定とかでこの1ヶ月が忙しかったので、こんなに投稿が遅くなってしまいました。
そのかわり少し長いので許してください……誤字が多いかも?




 

「はぁ、黒とポチは何処に行ったのやら」

 

アヤメも辺りを探しに行ったが、この感じだと見つかってないのだろう。

18階層は冒険者と思われる格好をしている人が多くなり始めたから少し不安である。

19階層に繋がっている通路の近くに行くと、ポチと黒がその通路から現れた。

黒は少し慌てた様子でポチを誘導しながらやって来たから、少し目を凝らしてみるとポチがモンスターを口に咥えながら走っていた……何をやらかしたんだ黒。

 

「ポーション足りるかなぁ」

 

そのモンスター達を一人ずつ見てみると、ウォーシャドウ、ハーピィ、ヒッポグリフ、フォモール、アラクネ、セイレーン、記憶を辿ってみるとこのパーティの構成を見た事がある。

そう、このゼノス達は原作ではイケロスファミリアの罠に嵌って殺されるがここに生きた状態でいる。

死ぬ事によってゼノス達はここ18階層に攻めて来るとこになるんだが……これどうなるのかなぁ?

てかウィーネちゃんも原作だとこのパーティに入っているのに居ないことから、もう捕まったか。

 

「ポチ、黒。この同胞を助けたのは良い事だが、何処かに行くならちゃんと自分かアヤメに報告してくれ」

(ごめんなさい)

「クゥーン」

 

自分がどれだけ心配したかが分かったのか、二人とも素直に謝る。

さてポーションを躊躇いも無く使って行きますかね。

 

「えっ?なんで同族が沢山いるんですか?」

 

アヤメが帰ってくるとそんな反応だったが、同族だった為看病をし始めた。

 

「フォ、フォー?」

 

最初に起きたのはフォモールだった。

起きてこちらと目が合う瞬間、その豪腕で殴られてしまった。

自分は凄い勢いで飛んだ訳ではなく、その場から一歩も動くなかった。

確かに少し痛いがそれだけであるが、それ以上にアヤメが穂先をフォモールの首元に向けて殺気を放っている方がやばい。

それから事情を説明するとフォモールは謝るように頭を下げてくれた。

 

他のゼノス達も続々と起きてきて攻撃されたり逃げ出そうとしたりと、大変だったが一番大変だったのはアラクネのラーニェとアヤメが睨み合いながら殺気を振りまいているのを黒とフォーがどうにか止めていたから良かったが……

彼らの名前はフォモールのフォー、ウォーシャドウのオード、ヒッポグリフのクリフ、ハーピィのフィア、アラクネはラーニェと言う名前らしい。

ポチの様にフォーとオードそしてクリフの男?組は仲良くなったのか、さっき四人で見回りに行った。

他のアヤメ、黒、ラーニェ、フィア、そしてセイレーンのゼノスは何かやっている様だ。

うん?自分は何してるかって?いやぁ、ダンジョンの何処かにいるソルジャーレギオンをこちらに呼んでいるところである。

このままだと人間とゼノスの戦いが発生すると思うから数で負けているゼノス達の為にソルジャーレギオンの増援さえあれば良い戦いを出来ると思う。

前にソルジャーレギオンを見たのが何年か前だったが生きてるのか?他の冒険者やモンスターに狩られてないか心配だが……どうだろう。

そんな事をしていると空が赤色に染まって行くのを眺めていると今日も色々あったと思ってしまうが、これからもっと大変になると思うと憂鬱になってしまった。

 

「ガウ!」

「フォー」

「………」

 

魚を気に入ったのかポチ達が魚を捕まえてきた様だが、自重したのか少ししか捕まえてなかった……前の魚の在庫がまだ大量にあるがね。

アヤメも見回りから帰ってきた様だ。

 

「レオさん大丈夫でしたか?」

「あぁ、特に問題もなかったぞ」

「それなら良かったです」

「あ、そのすまないがレオ?

 

彼らは帰りたそうだが、冒険者が多い事を説明、明日までここに残ってもらう事にした。

それからは何も無いかのように見えたが、自体は悪化していた。

仲間を殺された……と思っているゼノス達は襲った冒険者を殺すためにアラクネが残した道しるべに従い18階層を目指す。

ディックス達はゼノスが攻め込んで来る事を見越して人造迷宮にてゼノスを待つ。

そんな時主人公はのんびりと寝ていた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「……オさん……レ……さん!」

自分が寝ていると、急に身体を揺すられる。

うーん、今朝か分からないが目を少し開けると辺りは暗いので夜中なのだろう。

身体を揺すられたのは気のせいかと思いまた一眠りしようと目を閉じようとした瞬間に誰かに起こされた。

 

「レオさん!」

 

そして急に横腹に強力な一撃を喰らい飛び起きてしまった。

暗闇に慣れてその起こしてきた人を見てみるとアヤメが慌てた様子で起こしていた。

 

「ぐぅ……痛い」

「そんな呑気な状態じゃありませんよ!実は……取り敢えずみた方が早いですっ!」

 

そう言われて引き摺られて森を抜ける。

そして街がそろそろ見える所でその正体がわかった。

街に悲鳴が響き渡り、モンスターが冒険者を一人また一人と倒して行く。

うん、ゼノスが18階層に攻めて来たのだ……だが倒しているのはイケロスファミリアだった筈である。

 

「じゃあ、ラーニェさんとかはあの混戦に入って行ったの?」

「はい、そしてついさっき不可解なスピードで修復される壁の向こうに入って行ったのを見つけました」

 

あぁ、どうしましょうか……この調子だとゼノスの方々はダイダロスの鍵みたいなのを手に入れて扉を開けるはずなんだが、そこらへんどうなのかも聞いてみるかな?

 

「いや、まだ同族はその壁すら見つけてないと思いますよ」

「ふむふむ、わかった。じゃあ昼ぐらいまでに見つけれなかったら強制的に破壊するか」

 

それからしばらくして……自分とアヤメ達は冒険者の避難を手伝っていた。

何故かって?それはイケロスファミリア関係者を逃がさないためであり、アヤメは嗅覚や直感が鋭くゼノスの匂いと血の匂いでイケロスファミリアを見分けている。

 

「あの……すみませんちょっと良いですか?」

「あぁん?なんだよ……おい!引っ張んなよ!」

 

あの冒険者もアヤメの直感と嗅覚によって見破られたのだろう、その男の冒険者はこの混乱の中、誰にも気付かれずアヤメに連れて行かれたようだ。

多分だが、あの冒険者は半殺しぐらいまでにした後イケロスファミリアの事を聞き出すのだろう。

そうしていると、突然18階層の入り口が騒がしくなった。

 

「あー、そろそろかな。その冒険者は手足を縛って放置でいいぞ」

「はい、わかりましたレオさん。もう撤収ですか?」

 

そしてそれから数分後、18階層にガネーシャファミリアとベルがなだれ込んで来た。

ゼノスは街に残っているイケロスファミリアから情報を聞き出すグループと冒険者を足止め、又は周りのモンスターを討伐する二つのグループに分かれて行動していた。

その一つのグループが冒険者と突撃してしまった。

木々の間を縫って行動していると黒と合流した。

 

「黒そろそろ動くから羽根を渡してくれないか?」

(うん、全然オッケー!)

「ガゥ、ガゥ」

 

自分達は黒から羽根を一枚貰い、懐に入れておき戦闘の為に準備を始めた。

そしてゼノス達が人口迷宮に入ったのを確認したとポチが報告して来た。

まぁ、ポチが地面に絵を描いて意思疎通をしてたからわかったが。

 

「じゃっ……突撃しますかね」

「了解しました。同族の救出を最優先しますよね?」

「あぁ、それもなんだがな。ガイガンをどうにかしないといけないなぁ」

 

森の中一番先頭を歩いているポチの頭の上に黒が座って移動していると、森を抜けると石の壁のような物が見えてきた。

ここかぁ、先ずは……目の前の壁を大剣で一刀両断するとその奥から場違いの様な扉が現れた。

念の為に自分の力で扉を殴ってみても破壊出来なかった……しかも傷すらついてない。この扉どうやって破壊しようか。

すると自分が手に握っている大剣に目がいった……ギロンってガメラの甲羅すら切断したんだよなぁ。

 

「よし、みんな扉から離れてくれよ」

 

彼らはすぐ扉から離れ自分の背後まで下がってくれた。

大剣を構えて力を抜き集中する。

ガメラの甲羅を切断したこのギロンだったのだから、この大剣に切れないものはないだろうと意識して魔力を入れていく。

そんな風に魔力を入れていると大剣が生きているかの様に光ったと思ったら、持ち手の先が口になっていた……この大剣って生きてたのね。

 

「せいやっ!」

 

一撃目は傷が付かなかった、もう一撃すると傷が少し付いた。

 

「ふぅ、もう一撃ッ!」

 

その一撃にはさらに魔力を入れて力一杯込め、扉を叩き斬る。

するとギロンが喜んでいるかの様に口が開き、咆哮を上げた。

 

《グォォォォ!》

「はぁ、扉が綺麗に切れたな」

「……えぇ、結構派手に切りましたね」

「ガゥ……」

(それで人を切ったりしたらヤバイよね)

 

そんな事を思いながら、叩き斬った扉の先に向かう。

進んで行く度に扉があったから、全て叩き斬って行くと通路に檻の様なものとかが破壊された状態で放置されてたり、原型を留めていないけど元が何だったのか分かる気がする肉塊など取り敢えず見るに堪えない物が大量にあった。

 

「この扉の先で戦闘があっています。どうしますか?」

「多分だけど、これから大変な事になるなぁ」

(そんなの私達なら楽勝だね!)

「がう」

 

そうして目の前の扉を斬り伏せると、その先は通路ではなく大きな空間が広がっており、大量の冒険者とゼノスが戦っていたが、皆がこっちを驚いた様に見ていた。

 

「おいおい!まじかよ」

「へっ……待ってたぜ?レギオン。それ一発ッ!」

 

ガイガンがこちらに向かって突き進んでくるのが見えて、次の瞬間には自分の懐に入られて、防御の出来ていない腹にパンチを食らって吹き飛んだ。

 




次回の更新は未定っ!
応援よろしくお願いします!


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レギオン・蜘蛛VSサイボーグ怪獣

皆さん新年明けましておめでとう御座います!
いやぁ、色々大変な事も無く正月をダラダラ過ごしている間に小説を書くのを忘れてまして……すいません。
今年の目標はこの《ダンまちの世界で怪獣の能力を使って生きていく》を今のダンまちの話に追いつかせるのと他の作品の投稿とかを頑張りたいです。
今年も頑張りますので、読者の皆さん応援宜しくお願いします。


 

それは一瞬の事だった。

アヤメ達すらその男の攻撃に反応が出来ず呆然としている。

殴られたその人物は壁にめり込み、その衝撃で洞窟をコーディングしている鉱石のレンガが少し崩れ落ちる。

 

「へっ、挨拶程度の攻撃で死ぬ様な奴じゃないよなぁ?」

 

そうガイガンが叫ぶと壁にめり込んでいたレオは壁を破壊して抜け出す。

大剣……ギロンは殴られた時、咄嗟に地面に突き刺したから、最初立っていた位置より少し後ろの方で止まっているが、無理矢理突き刺した所為で機嫌が悪いのか唸り声が聞こえる。

 

「こんな事前にもあったような気がするんだが」

「そんなのしらねぇな!だが今から殴りあうからもっと多く体験出来るぜ?」

 

ガイガンはそう言うととても眩しい笑みを浮かべながら攻撃態勢に入ると、また立っていた場所から姿が搔き消えると、身体に衝撃が来る瞬間にカウンターを決めて、ガイガンの顎に全力のアッパーを当てる。

二人ともその場で耐えると、また激しい乱打が始まり激しい衝撃が周りに牙を剥く。

冒険者やゼノスがその衝撃に巻き込まれた瞬間に血を口から出しながら吹き飛ぶ。

 

「おい!お前らぁ!そいつらから離れろ。死ぬぞ!」

ーぎゃぁ!ー

ーあべしっー

 

そんな周りの事を露知らず怪獣達は戦う、普通に生活している時は能力を無意識のうちにセーブされているが、今は状況が違う。

目の前にいるのは同族、全力で殴っても蹴っても死なない、全力で殺し合いの出来る相手。

ガイガンは誰にも命令されず、初めて同族と戦うことに嬉しそうに笑う。

レギオンは全力でイケロスファミリアを滅ぼす為、先ずは雇われている最大の壁ガイガンを倒す事を考えているが、気が昂ぶってしまいそんな事も忘れ全力で相手をしている。

 

「流石だ!これなんだよ。どっちも本気で戦うのが一番好きだぜぇぇ!」

「ちっ、偶に手をチェーンソーに変えて攻撃してくるから、リーチがよくわからん」

 

すると突然横から火の塊のようなものが頬を掠めていく。

何処から放たれたか分からないが、そんな攻撃を受けてもどうって事も無いため放置するが、段々と数が多くなっていきちょっと回避するのが面倒になりガイガンの攻撃を避けるのに力を入れる。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「よし、奥からこそこそ魔法をあいつらにぶちかませッ!」

「了解!」

(そんな事はさせないよっと!)

 

魔剣を振り下ろす瞬間に黒い物体が魔剣を持っている冒険者の足元に刺さる。

すると魔剣から放たれようとしていた魔力が消え、魔剣から色が無くなっていく。

 

「は?」

 

そして色が無くなった魔剣は粉々に砕けていく。

それを見ていた冒険者は呆然とするしかなかった……見た事もなかったからだ。

魔力が吸い取られたのだ、自分の前に刺さっているクナイのような羽に。

モンスターは魔石をその身体に取り入れると強化種と言われる普通の個体のモンスターより強くなる。

だが、それはそこら辺にいるモンスターの場合である……もし、50階層に生息しているようなモンスターの魔石やゴライアスなどの普通のゼノス達でも取り込む事の無いような魔石を取り込んだモンスターはどうなるか。

それを取り込んだ結果、いくら強化種とはいえ魔石を取り込みすぎるなんて事はどの本にも載っていない。

彼女らは使われない魔石の魔力を身体に貯めこむようになった。

そうして身体が慣れる為に少しずつ身体に貯め込んだ魔力を消費するが、それより魔石を取り込む方が多く常に有り余る魔力を宿していたが為に彼女らの糸や羽、鱗などの部位が変質し特殊な能力を持つようになってしまった。

そして黒の羽に宿った特殊な能力は魔力吸収ともう一つ能力があった。

 

それは突然のことだった。

魔剣が使えないのならと、近くにいた冒険者は直ぐにクロスボウなどを構え、攻撃を加えようとした時。

 

「パァン!」

 

その辺りが爆発し、何かの破片が辺りに飛び散っていく。

爆発した位置に近かった冒険者達は防具の隙間に突き刺さり、呻き声を上げながらその場に蹲っていて、破片は分厚いブーツを貫通したり、防具に傷が付くぐらいの鋭さを持っているようだ。

これこそが黒の羽のもう一つの能力《爆発》であるが、詳しく言えば周りから奪った魔力が限界を迎え爆発し鋭い羽が木っ端微塵になると言った効果である。

それは魔法を展開している冒険者にも有効であり、まさに魔力を使って黒を倒すのは余程のリスクが強いられるという事である。

 

(ふふん!こんな攻撃方法みた事ないよね!恐れ戦けぇ)

「早く!あのハーピィーを殺せぇぇ!」

「グハッ!」

「羽が飛んで来たぞ!離れろ」

「マジで、俺たちは何と戦っているんだ!?」

「しらねぇよ!あんな化け物達を相手にするなら命がいくつあっても足りねぇ!」

 

だが、後ろを見ても化け物達が戦っており、イケロスファミリアの冒険者は仕方なく目の前にいる黒いハーピィに襲い掛かる……が、彼女は別に剣などで近接に持ち込まれても良いのだ、その余りある魔力で強化された身体だから脚に少し力を入れて相手の手を握り締めただけで、防具ごと粘土のように形を変形させる。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

もう10分……いや何時間もこの殴り合いをしている様な感覚になっている。

実際はまだ何分しか経ってない様だがな。

何百発にも及ぶ、拳の応酬によりガイガンもレギオンもいくら怪獣とは言え疲れが身体に現れる。

 

「はぁ、はぁ。きっついぜ」

「ちっ、まだ余裕そうだな」

 

ガイガンはこっちを挑発している様な笑みを浮かべて、また一歩踏み出し右手で殴り掛かる。

それを受け止めようとした瞬間に、ガイガンはその拳をチェーンソーに変えてきたから、ギリギリの所で避けるが、頬を掠めたのか少し頬に痛みが走り、少し動きが止まってしまったその隙にガイガンに腕を掴まれ、普通だったらありえない様な投げ方で上に向かって投げられる。

 

「どりゃぁ!いっぽーん!」

「うっそだろ!?」

 

急に投げられた所為で反応が遅れてしまい空中で無防備になってしまっている。

やばい!急いで背中からイリスのジェット噴射を使い、態勢を立て直そうとした瞬間足に何かが食らいついた。

 

「きたぜぇぇ!スリンガーって奴がよ!」

 

その足に何かが食らいついている物に引っ張られ、地面に叩きつけられ、また空に浮いたかと思うとまた地面に叩きつけられる。

その足に食らいついている器具に繋がっているワイヤーを急いで熱で溶かすと、ガイガンから距離を取る。

 

「本当に流石だぜ?こんだけボコボコにしてるのにまだ立ち上がるなんてよ!」

「あぁ、まだ自分はやれるさ。まだまだ退屈させないからな」

「いや!お前達の戦いはここで終わりだぁ!【迷い込め、果てなき悪夢】フォベートール・ダイダロス」

 

その男がその言葉を口にした瞬間に、紅色の波が放たれ自分達をこのままだと自分達もその波に飲み込まれてしまう。

自分は懐にしまっていた黒の羽を紅色の波に向けると、その波が羽に吸収される様に通り過ぎて行った。

 

「ハハハハハ、作戦が成功したなぁ!」

「はぁ?どういう事だ?」

 

その呪詛を放った張本人がまるで作戦が成功したのか嬉しそうに嗤っている。

何が成功したのか分からないが、油断は出来ないから何処か異変がないか周りを見てみるとあの男の作戦がすぐにわかってしまった。

 

「……お前、裏切ったなぁ!?絶対に殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやるコロシテヤル!」

「マジかぁ……」

「上手く作戦が成功してよかったぜぇ?ガイガンよぉ!」

 

彼の呪詛の能力は幻惑・錯乱を持っておりあの紅色の波に触れると幻惑と錯乱の状態異常に陥り、敵と味方の判断が出来なくなり味方など区別も付かずに暴走するという姑息な呪詛である。

でこれでただ一つ問題があるとすれば、今さっきまで自分と戦っていたガイガンがその呪詛【フォベートール・ダイダロス】に見事に掛かったからだ。

 

「ガァァァァァァ!殺すコロスロコロスロコロスロコロスゥゥ!」

「うぉっ!危なっ!?」

《グゴゴゴゴゴゴ!》

 

すると当然一番近かった自分に手を大きなチェーソーに変えて超高速の攻撃が襲い掛かるが、それをギロンで受け止める。

チェーンソーを武器にして襲い掛かってくる敵は初めての為よく距離が分からなくて苦戦するが攻撃が大振りの為避けやすい。

 

「シネェェェェ!」

 

そしてガイガンの身体が段々大きくなっている様な気がする。

さっきからチェーンソーも大きくなってるし、もしかしてこのまま暴走してたら怪獣の状態に戻ったりしないよな……短期決戦がいいか。

今あの呪詛男はベルとフェルズ達が対応しているから自分はこのガイガンの攻撃を阻止しないといけない。

 

「ガァァァァァァ!」

「もはや、言葉を喋ってないし!」

 

近くにいた冒険者やゼノスごと尻尾で吹き飛ばし、腕を振っただけで凄い風が襲い掛かり、それだけでも被害が出ているのに彼はその場で上に跳躍して、着地地点にいる者全てを踏み潰す。

自分はゼノス達を見つけたら片手をビオランテの触手に変え、暴れない様にアヤメから貰った糸で縛って端に置いておき、ポチに守って貰っている。

ガイガンが腕を振り上げ、自分達に向かって振り下ろそうとした時、何か糸のようなのが舞っているのに気が付いた瞬間ガイガンの腕の動きが止まった。

その隙にサイズレッグで突き刺すように前に突き出すと、ガイガンは吹き飛んだ。

 

「はぁ、流石にあの男を殺せるような手段はありませんが、動きを阻害する事は出来ますよ?」

「ありがとう。アヤメ」

 

アヤメが少し辛そうな顔をしながら、糸でガイガンの腕を振り下ろす前に止めたが、ガイガンはもう片方の腕をチェーンソーに変え片手に張り付いている糸を切り裂き、彼女を敵と認識した。

 

「さ、早めに終わらせますか」

「そうですね。早く終わらせないと周りの被害が凄いですしね」

「ガァァァア!」

 

ガイガンはダンジョン内に響くぐらいの咆哮を上げ、その紅い目が此方を向く。

レギオンと蜘蛛VSサイボーグ怪獣の戦いは始まった。

 




次回の投稿は未定です。
これから投稿スピードが更に遅くなるかも知れません。
これからも応援よろしくお願いします!
感想などは答えにくい内容でもなるべく返事を返しますので、気軽にどうぞ!


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軍隊VSサイボーグ怪獣その1

久し振りです。アルプスのラスカルです。
皆さんモンハン買いました?私は買いました。
楽しいですよねモンハン……モンハンが悪いんですよ!
……投稿遅れてすみません(`・ω・´)
さぁ、ダンまちの小説に追いついて来ましたね。
それと同時にこの小説の終わりも見えて来ましたね(*´-`)


 

その大きな洞窟の先にドーム状に広がっている所に2体の化け物が命を掛けての戦いが巻き起こっていた。

一匹は手が武器のようになっていドラゴンの様な二足歩行する化け物と人間の皮を被っている化け物の戦いはまるで一つの戦争の様な激しさである。

その大きな手を一振りするだけで人が巻き込まれその武器で装備など意味もなくミンチの様な状態になってしまう。

もうそれを見た冒険者達は少しずつその化け物から距離を取り始め、しまいには逃げていこうとしてモンスターに殺されたりなどして死んでいく。

 

「ちっ!こんな戦いなんて一回も聞いてねぇぞ!俺はこんな所で死ねな、ぐぎゃ!」

 

最後に自分は自分の頭上を覆う影と上から押しつぶされる様な衝撃だった。

 

……もしこの冒険者が正しき道を進んでいたらこんな事にはならなかった筈だ、悪神の眷属になった者の末路でもあった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ガァァァァァァ!グルァ!」

 

アヤメの糸の援護もあるがガイガンの攻撃は更に激しさを増し、ついにはイケロスファミリアの冒険者までを巻き込み始め手当たり次第に踏み潰しているせいか、何人か踏み潰されてその後にはただの赤い染みになってしまった。

ベル達はまだ戦っているのか?そう思い隙を見て周りを見るとディックスが何を喋った後、ウィーネの額に付いていた赤い宝石を引き抜く所だった。

 

「あいつ!遠距離で攻撃したいが周りのゼノス達も巻き込むから無理だ。アヤメと黒はすぐにベル達の援護を頼む」

「はい、分かりました。黒もいいですよね?」

 

黒は遠い所で戦っていたが、声は聞こえているのか頷きアヤメの方へ飛んでくる。

その間にベル達がディックスを仕留めてくれれば問題ないが、最悪の場合は……今逃げようとしているディックスに反応して彼方にガイガンが突撃する事なんだが。

ディックスはさっき開けた扉とは違う方向の扉を開けて逃げようとはせずに思い出したかの様にガイガンの方を向く。

 

「ハハハハハ!ガイガンお前はここに居る奴らの足止めをしてくれよぉ?」

「…………」

 

すると今まで暴れていたガイガンの動きが石像の様に止まりディックスの方を向いた。

その目にはただディックスしか見ていなかった。

 

「ガァ……グガァァァァァァ!」

「じゃあなぁ!ガイガン!!!ハハハハハ!ハ?」

 

ディックスは扉を閉じかけた時、ガイガンが反応すると物凄いスピードで何かを射出した。

射出物は直線を綺麗に描く様に閉じかけた扉に阻まれず、吸い込まれるかの様に扉を貫通して線の様な穴が空いた。

 

「な、なぁ。俺の右手はどうなっている!?足の感覚もねぇどうなっているんだよ!」

 

その隙間から見えるディックスは、さっきまで聞こえていたディックスの笑い声とは違い、まるで戸惑っている様な声である。

 

「おい!聞こえてんのか!?立ち上がれねぇんだよ……痛ぃぃぃぃぃ!」

 

まぁ、しょうがないだろうあんな状態なら……まるで芋虫の様に右腕と左腕が肩からの方からなく、足もガイガンが射出した二対のブラッディ・スライサーによって潰されており、辺りには血溜まりが出来て行く。

あの調子なら血の不足により意識が落ちそうになっても足の激痛で起きてしまい楽に死ねないだろう、これが天罰って奴かな。

 

「俺はまだ死にたくねぇんだよ……まだこの娯楽を楽しみてぇんだよ……」

「ガァ!」

 

ガイガンは次いでと言わんばかりにもう一発ブラッディ・スライサーをディックスの声が、する方へ射出するとずっと聞こえていたその声は段々と弱くなっていき、少しするとその声は聞こえなくなった。

ガイガンはそのディックスの哀れな声を聞き終えると、次はウィーネが進んで行った上に続いている階段に段々スピードを上げながら攻撃を避けあざ笑うかの様に突き進む。

 

「おいおい、これはちょっとやばいんじゃないのか!?」

「急ぎましょう!あんなでかいのが町の中で暴れたら大変な事になりますから!」

(ポチ、私達も急ごうよ)

「ガウッ!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

オラリオの住民たちはは恐怖と混乱の最中にいた。

ダイダロス通りからモンスターが何処らから大量に出現し、通りを走って行く。

そのモンスターたちは一体一体が装備を付け、強い冒険者でないと太刀打ちできない程の強さを持っていた。

そんな中……ダイダロス通りが揺れた。

最初その揺れの揺れる間隔が長かったのに、時間が経つにつれ間隔が早くなって行く……まるで下に何かがいるような。

冒険者や住民はモンスターの問題もあり、そこまで気にしていなかったが間隔が短くなって行くのが分かったのか、時たまに警戒している。

そんな時にある事が起こった……オラリオの少し遠くに何か雲のようなものが接近しているのだ。

モンスター、間隔が早くなって行く揺れの所為で混乱している者たちにも、オラリオ中の人々がその雲のことなんて警戒していなかった。

そしてその揺れが収まった……のと思った途端ダイダロス通りの建物が下から突き上げられるように吹き飛ばされ、煙が舞う。

煙の中に大きな影が見える。

 

「ガァァァァァァ!」

 

その化け物は外へ出てしまった。

それと同時にオラリオに雲のような物が近づいている。

そして、オラリオにその雲のような何かがダイダロス通りの上空で止まる……否、雲では無かった。

その雲は大量の虫のような生き物が密集して出来たものだった。

ダイダロス通りにて2体の怪獣が出揃った……対決は始まる。

 

《ガイガンVSレギオン》

 




お気に入り有難うございます。
この小説以外にも何個か小説がありますので、暇な方は見て行ってください。
誤字報告有り難いです。
次回の更新は未定ですね。


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大軍VSサイボーグ怪獣その2

皆さんお久しぶりです……。
最近はFGOで絆レベル上げを頑張っています(・Д・)
小説投稿の頻度が最近遅いですが、頑張って行きますのでよろしくお願いします。


 

「ガァァァ……グアァァァァ!」

 

ダイダロス通りに突如現れた化け物は、巨大な手を振り回して辺りの建物を破壊し続けていた。

そのせいで建物の瓦礫がダイダロス通りを飛び出し、オラリオ中の建物に降りかかる。

冒険者の中で魔法を使える者達はいち早く詠唱を始め、破壊を繰り返している化け物に狙いを定め、魔法を集中砲火が殺到するがその漆黒の鎧を貫通させるには至らず、更に化け物が暴れるだけだった。

そんな最中ダイダロス通りの真上にあった蟲の塊は暴れまわっている化け物に狙いを定める様に急降下を始めた途端、またダイダロス通りが揺れる。

その揺れに合わせる様にして、化け物が出てきた穴から砂や埃が舞い上がり辺りが見えなくなった。

破壊を続ける化け物に蟲の大群が襲い掛かると、その煙が晴れ何がいるかが分かった。

まるで白い骨を歪に組み合わせて作られたかの様な身体を持つ生き物だった……その姿にオラリオ中が震撼する。

それはセオロ密林に突如として現れ、数々の冒険者に勝ち続けた大軍を操るモンスター、その強さは黒龍とも同格と噂されていた時期がある程強く、そのせいで三大クエストに加えられた。

10年前ぐらいから突如としてセオロ密林から姿を消し、今まで姿を見た者は誰一人として見ていなかった為、行方が分からなくなっていたが今オラリオ内に現れた。

 

「……ッ!」

「グガァ?ガァァァッ!」

 

彼等は街など関係ないかの様に戦いが幕を上げた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今自分はとてつもなく迷っていた。

それは外で暴れているガイガンの事でだ、奴と戦うにはやっぱり怪獣の状態じゃないと勝てない気がするが、そんな外で怪獣の姿になればオラリオに甚大な被害が出るかもしれない。

自分が姿を変えようか迷っている時にアヤメはチラリと此方を見ると独り言のように言った。

 

「レオさん……レオさんはいつも通りでいいと思います。後の事をあまり考えず助けて行くような人ですもんね」

「そうだな、先ず最初はガイガンから止めますか!」

 

自分はその薄暗い洞窟の入り口で立ち止まると、姿を変えるように集中させると段々視界が上に上がって行き、手や足が別の物に変わったような感覚なり、良く姿を変えているレギオンになった。

少し建物に気を付けながらガイガンが暴れている方向へソルジャーレギオンと共に進んで行く。

ドスドスと進んで行くと唐突に建物が此方に向かって飛んで来たが、ほんの少しの所だったが外れて自分の後ろに落下して行く。

建物が投げて来た方向を見ると、そこには少し姿が変わっているガイガンが暴れていた。

色は更に黒くなり、チェーンソーが平成ガイガンより巨大になっている。

その姿はまさに平成ガイガンを数倍凶悪にしたかの様な姿だった、見たもの全てを破壊しているガイガンを見ていると自分でも興奮しているのが分かる。

彼奴が更に強くなったらどうなるのかと……そう思うとレギオンの身体が勝手に動きそうになるが、ちゃんと止めてスレッジアームを大きく振りかぶって先制攻撃を決める。

それは全力で振り下ろした一撃だったが、ガイガンが思っているのと数倍の速度でその攻撃に反応して両手を交差させチェーンソーでガードすると同時にスレッジアームを高速回転している刃で削られて行く。

 

「ギィッ!」

「ガァァァ!」

 

背後に羽を広げ、距離を取ってスレッジアームを見てみると、削られた箇所から溢れ出るほどの緑の血が流れておりもう一回、先程の様に削られると千切れるのではないかと思い不安になるが、少しずつ削られていた甲殻の表面が元通りになって行っている。

だが一回削られただけでこうなるとは厄介だ、スレッジアームが千切れたら流石に生えて来そうにもないから慎重にやらないと。

ガイガンの方も無傷で耐えれた訳ではなく、手のチェーンソーに傷が付いておりそこから燃料か血液か分からない液体が地面に滴り落ちる。

 

「…………」

「グルゥ……」

 

ガイガンは警戒しているのか、それとも自分の隙を見て一撃を決めようとしているのか、その場から動かず、自分の動きをじっと見ている。

自分もガイガンからの攻撃を警戒して、ガイガンの動きを注意深く見ている様に見えるがそれはダミーだ。

ガイガンは背後を全く警戒していない……そんな所に自分はいつのまにか集まっていたソルジャーレギオンがガイガンを奇襲し始める。

その数は千匹いや一万程の大群がガイガンに向かって突撃を始める。

 

「グルァ!」

「ギィギィ!」

 

一体が角で突き刺しても大した傷は付かないが、それが一万匹にもなれば大ダメージを与えられる。

これこそがレギオンの戦い方である、自分だけで戦うのではない我らは大軍なのだから。

ガイガンはソルジャーレギオンにボール状に纏われている。

少し遠くからでもガイガンを覆っているソルジャーレギオン達の翅と翅がぶつかり合って不気味な音を立てる。

すると段々と翅音が大きくなって行き、ソルジャーレギオン達が蠢き始めた……そして何処からか熱気が伝わって来るのと同時にガイガンが苦しむ声が聞こえてきた。

 

ーブブブブブブブー

「ガァァァ!?」

 

もしかしてだけどこれってミツバチの巣に入ってきたスズメバチを攻撃する時に団子の様に覆い、身体を高速で動かして熱を発してスズメバチを蒸し焼きにしてしまうやつか?

ガイガンを覆っているソルジャー達は一匹また一匹と命を燃やし尽くしたのか地面に落ちて行く。

これはソルジャーが殺しきるか、ガイガンが耐えきるかの持久戦だ。

ガイガンの方が優勢に見えるが……ここに大軍を生み出した者がいる事を忘れていたよな。

自分は新たなソルジャー達を生み出して行き、生み出されたソルジャー達はガイガンに向かって飛行し、覆っている所に突っ込む。

 

ーブブブブブブブー

「グル……グラァ!」

 

突如ガイガンが鳴いたかと思うと、その場でジャンプするとソルジャー達のボールから飛行しながら抜けたようだ。

しかもさっきまでガイガンがいた場所から火が出て、ソルジャー達が燃え始める。

何故燃えた!?そう考えていると一つ思い出す……ガイガンの片腕のチェーンソーからは燃料の様なものが出ていたのを今頃思い出す。

ガイガンはソルジャー達の命を掛けた攻撃を喰らってもまだ動ける様だが、所々が燃えた跡がある為少しぐらいダメージは与えているだろう。

まだ生き残っているソルジャー達を呼び戻して、次は顔を狙う様に命令すると一目散とは行かず百匹ぐらいの塊を作り、それぞれが別の方向から突撃を開始し、ガイガンが何十体も撃ち落とすが、落とせていないソルジャー達がガイガンの目に張り付いて行く。

その隙をついて自分も口を開きマイクロ波を撃ち出す。

ソルジャー諸共ガイガンに当たり、爆発する。

 

「ガァァァァァァ!」

「ギィィィィ!」

 

サイズレッグを身体の正面に向けて、ガイガンに突き刺す様に伸ばす。

ガイガンはその攻撃を避け、目の部分から散弾の様なレーザーを何発も撃って来たが、顔の横に付いている10本の干渉波クローで自分に当たりそうなのは全て防ぐ。

防いだせいで爆風が発生し目の前が見えなくなってし、目の前が晴れた時にはガイガンを見失ってしまう。

嫌な予感がして素早く背後を振り返って見ようとした瞬間に、背後に強い衝撃を受け背後からガイガンの咆哮が聞こえ、次の瞬間にはチェーンソーの機械音と削られる様な痛みに襲われた。

その痛みの原因を調べようとして自分の身体を見てみると、胴体を深く貫いているチェーンソーの先端が見えていた。

 




次回の投稿は未定
また遅くなるかも知れません、申し訳ないですm(__)m


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大軍VSサイボーグ怪獣 ラスト

いやぁ、最近あった出来事なんですけど。
私が雨の日に道路が隣にある道を通っていたら、突然横からトラックから水掛けられて結構イラってしてました。上は大丈夫でしたけどズボンがビチャビチャになりましたww漫画見たい事ってあるんだなぁ、って思ってしまいましたけどねー
てな訳でダンまち12巻も発売されてましたし、大満足です。



 

「ガァ!ガァ!」

「ギィ……」

 

ヤバイこれはヤバイ。

本能が危険を察知し、痛みという警告を鳴らすが自分には反応が出来なかった。

胴体を貫通してこちらから姿を見せるチェーンソーを見て何も反応が出来ずに某然とそれを見てる。

すると段々と視界がおかしくなって行く、さっきまで曇り空だったのに赤く染まっている。

これはタイヘンだ、今は自分の身体の心配をしているのでハナイ。

オラリオの街の心配をシテイルのだ。

 

「ガァ!……ガァ?」

「……ッ、ギィィィィ!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ガイガンはチェーンソーをレギオンに突き刺した瞬間に呪いは解けていた。

彼はこの状態を見て困惑するしかない。

この姿になって地上で戦っているのは、「どうなってるんだ?」と思いながらも戦えるなら幸運だと思っているがそれは間違えだった。

 

「ガァァァ!(ヤベェェェェエ!)」

「ギィィィィ!」

 

ガイガンはレギオンの身体にチェーンソーを引き抜くと異変に気付く。

チェーンソーを身体から引き抜いた瞬間にレギオンの様子が変わってしまった。

眼の色が青から赤に変わった時、あり得ないような力と速さでガイガンを地面に叩きつけた。

ガイガンはどうやって自分が馬乗りのような体制から地面に叩きつけられたのか?

そんな考える暇などレギオンが与える事もなく、ガイガンの肩に何かが突き刺さり、傷口から血が噴き出す。

 

「ガッ、ガァ……(ちっ、どうなってやがる)」

「◼️◼️◼️◼️!」

 

最早、金切り声の様な咆哮を上げレギオンは顔の先に生えている角が二つに割れ、何か触手のような物を出していた。

それは自由自在に暴れ回り、その触手に当たって建物は綺麗に両断され崩れていき、街は破壊されていく。

これはレギオンをここで止めてしまわないと、オラリオの街は破壊されてしまい、ガイガンにとって面白そうなのが全て無くなってしまう。

彼はまだこの街で色々楽しもうとしていたのにそうなっては面白くない……しかもここでこの街を守れば、さらにレギオンの本気の力を味わえる。

 

「ガァァァ!グルァ(よっしゃ!やってやるぜぇ!)」

「◼️◼️◼️◼️◼️ッ!」

 

今の状態で言えば、ガイガンの方が有利だがまだレギオンにはまだ何か攻撃方法を隠しているはずである。

ガイガンは周りを飛び回っているソルジャーをチェーンソーを素早く振り、餌食にしていきながら確実にレギオンに近付いて行く。

そのソルジャーを落としていくが、数が多く取り逃がした個体がガイガンの身体に張り付き肉を抉られる。

今も抉っているソルジャーを無視して、近くにあった建物をチェーンソーで突き刺しにし、盾のように構えて一気にレギオンとの距離を詰める。

レギオンの触手がガイガンを串刺しにしようと迫ってきたが、建物を盾のようにしていた為難を逃れ、やっと攻撃が届く位置にまで来たガイガンはそのまま止まらずにスライサーを二つ飛ばす。

 

「◼️◼️◼️◼️◼️ッ!?」

「グルァ!」

 

レギオンはそのスライサーに反応してして、干渉波クローでバリアを張ってそのまま少し隙が出来た。

その隙にガイガンはレギオンの懐に入り込み、回し蹴りを叩き込みレギオンが怯んでいる所にチェーンソーで干渉波クローを切断する。

ガイガンはレギオンの胴体に向かって尻尾で薙ぎ払うように回転する。

だがそんなに甘くは行かない、レギオンを守るようにしてソルジャーが一斉にガイガンの目を覆い隠す様に群がり、他の余りは壁の様にガイガンの動きを妨害する。

ガイガンはそれを振りほどき、前を見るとレギオンがガイガンに向かって、何かを撃つように地面に自分の脚や手を突き刺し、レギオンの角の裂け目から眩しいほどの青い光に満たされていた。

 

ガイガンはそれを見て一気に状況を確かめて分かることは、レギオンがしようとしている事はヤバイ事だと警告を鳴らしていくる。

そしてレギオンに急いで向かおうとするが、間に合わない。

 

「◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️ッ!!!!!」

「グガァ!」

 

その瞬間眼を向ける事が出来なくなるぐらいの光が、レギオンの角の裂け目から放たれる。

ガイガンは諦めかけていた時、レギオンが急にそのブレスを放っている最中なのに角度が上に上がり角を閉め始めた。

そうして良く見てみるとレギオンの頭の上に誰かがいた。

 

「レオさん!何やろうとしてるんですか!」

「◼️◼️◼️◼️◼️ッ」

 

彼はその人物に見覚えがあった、彼女はレギオンと共にいたゼノスではないか?

それが今大量の糸を張り巡らせ、怪獣の力を力で押さえつけているではないか、ガイガンはその光景を見て考えを改めるようにした。

この世界には怪獣と同じくらい強い奴もいるのかと……

レギオンはそのままブレスを放っている途中で角を閉めたせいか、ブレスは行き場を失い大爆発を起こして、姿を消した。

ガイガンもそれに合わせるようにして、姿を維持できなくなり、人型になる。

彼の姿は既にボロボロで血で服が汚れてしまっている。

 

「あぁ、良いもんを見たぜ?レギオンお前について行けば面白いもんが見れそうだぜ……」

 

 

彼はそのまま眠るようにして瓦礫の中で意識を失った。

その直後、ダイダロス通り発生した大穴から光の柱が発生した。

 

ーーーーーーレギオンVSガイガン 引き分けーーーーーーー

 

「レオさん!大丈夫ですか!?」

「ぐはっ……あぁ、大丈夫らしい自分の身体は」

 

レオさんは瓦礫の中で倒れていたが少し近付くと私に気付き、呼びかけに反応しており特に外傷はなく少し吐血した程度で済んでいました。

黒たちはこちらに来ないようにしてくれているらしいから良いんですけど、私はレオさんを見て決心する。

これは私達がもっと強ければこんな事にはならなかったはずなのに……

けどレオさんはそんな事を全く考えてないのか「良いよ、こんなぐらいどうって事ないよ」と言ってまた私達を助けてくれるレオさんを想像して私はゆっくりレオさんを守りながらダイダロス通りから撤退していく。

 




次回の更新は未定。
私が書いた他の作品も暇な方は見ていって下さいね!


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怪獣VS猛者 revenge match

いやあ……みなさんお久しぶりです。
最近スランプ状態で、大体一ヶ月に1話ぐらいの頻度でしか上げられないアルプスのラスカルです。
私生活が忙しかったってのもありましたけどね。
自分は見てくれている人の為に頑張ってこの駄文を書き続けますので、全作品を消す事はありません!
ここまで来れたのも、皆さんのお陰ですので、頑張れれば転スラの方もまた描き始めたいなぁ。
皆さんまた気長に待ってて下さい……( ̄▽ ̄)


 

オラリオは予想もしていなかった災害が起きた。

それはかつてセオロ密林で猛威を振るったモンスターとそれと同じぐらい巨大なモンスターの戦い、そして装備を付けているモンスター達と冒険者の混戦。

それはある猪人の耳に届いていた。

 

「…………」

 

それはある塔の中に特別に作られた、闘技場の様な広さを誇る空間にその男が素振りをしていた。

オッタルは昨日からこの様な調子で日が昇る前に起きてひたすら素振りを続けている。

主神はそれを少し遠くから眺めているだけで、止める事はせず子を見守る母親の様に見ている。

そして素振りを終えると、次はそこから動く事もせずに瞑想に入る。

「はぁ……ちょっと妬けちゃうわ。こんなにあの子が必死になってアレに勝とうとするのを見ると」

「……あいつめ、主神よりも戦いが大切なのか!?」

 

彼女の近くにいる男は瞑想をしているオッタルを見て怒りが湧いたのか、殴りかかろうとして主神に止められる。

 

「オッタルはある事に関しては、絶対に引かないわ。彼が慢心していた時に現れた絶対強者と同等になりたいから……簡単に言うと彼は負けて悔しいから勝ちたいのよ」

「……チッ。フレイヤ様が止めてなかったら襲い掛かる所でした。すみません、頭冷やして来ます」

 

猛者は戦いの為にコンディションを完璧にし、更に自分を鍛えていく。

今の彼が考えている事は、もう一つしかない。

奴に勝つ事もあるが、奴の強さに追いつきたいのだ

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「大丈夫ですか?」

「あぁ、大丈夫だよ……それにしても臭いがきついな」

 

眼が覚めると薄暗く、少し変な臭いがする場所に寝かされていた。

アヤメが言うには逃げようとしたが、冒険者が警備をしていたらしく脱出する事は不可能だったようで、仕方なく下水道に逃げ込んだらしい。

 

「黒とポチは何処にいるのか分かるか?」

「黒とポチは、今の所この下水道の中に居ますね。呼びますか?」

 

アヤメは「少し待って下さい」と言って下水道の奥へと進んで行き、数分待っているとアヤメが黒とポチを連れて戻ってきた。

 

(レオお兄ちゃん大丈夫?頭が爆発してたけど……)

「クゥーン」

「あー……そんなに心配しなくても大丈夫だぞ?」

 

予想以上に心配されているから、少し大丈夫な事を知らせると二人とも感極まってこちらに飛び付いてきた。

黒に体当たりされても大丈夫だが、ポチから体当たりされたら今の状態だと大怪我しそうなのでアヤメに視線を送ると、アヤメはアイコンタクトで分かったのか糸でポチを止めてくれた。

 

「ふぅ……自分が意識を失ってからどれぐらい経ってるんだ?」

「レオさんが意識を失ってから、大体1日経ってますね。上では冒険者達が私達の同族を捕らえようとしていますので、私は戦いに行きます」

 

自分はゼノス達を助けると決めたのだから、行かなければならない。

 

「アヤメ……ポーション貸してくれ」

「あっ、はい。どうぞ」

 

ポーションを二本貰うと、蓋を開けて中の液体を一気飲みすると、さっきまで傷が痛んでいたけど、その痛みが大分和らいで来た。

取り敢えず生き残っているかもしれないソルジャーレギオンをここに集めて攻めていくしかない。

ソルジャーレギオンを呼び集めた結果……100体を超えるぐらいの数になった。

 

「……さぁ、進撃を始めようか!」

(やったー!さっきまで外にトラップ仕掛けてたんだ!)

「私も準備はいいですよ。行きましょうレオさん」

 

そうして自分達……イレギュラーの集まりは時を静かに待つ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ーオォォォォォォオォォ!ー

 

彼らがそんな事をしてから数時間が過ぎた頃、警戒している冒険者いるせいで静寂を保っていたダイダロス通りに、モンスターの咆哮が様々な場所から放たれ始めた。

 

「おい!野郎共行くぞー!」

 

その声が聞こえた途端に冒険者は一人にならずにグループを作って、ダイダロス通りの狭い通路を駆け巡って行く。

その狭い道には人と同じぐらいの大きさの蟲の死骸が転がっていたが、その死骸が動き始め、冒険者に襲い掛かる。

 

「おいおい!蟲が動き始めたぞ!」

「わかった!俺たちが討伐してやるぜ!」

 

いつもは自分の身を優先している冒険者とはいえ、大概の冒険者はオラリオを守る為に利益など関係なく協調しているようだ。

 

「ガルァァァァ!」

 

静かな街にその咆哮が轟く。

まるで雷が自分の近くに落ちたかと錯覚するほどの声の大きさで、冒険者も驚きの余りその場で尻餅をついた者もいれば、失禁してしまった者もいる。

その咆哮を上げた主は、まるで闇夜に溶け込んでいるかのような黒色をした竜であった。

 

「グルルルルル……ガルァ!」

 

そしてよく見るとその竜に何か人が乗っている様に見えてしまった。

竜は軽やかに着地すると、冒険者達を一瞥しその場から立ち去って行く。

 

「あれはなんだ?……おい!誰かロキファミリアの誰かに報告してこいッ!彼奴らは 俺たちじゃどうしょうもねぇぞ!……気絶してる奴は片っ端から起こせェ!」

 

その竜が咆哮するだけで、冒険者の気合や士気を削り取ってしまい、その場から動けない者や錯乱、気絶した者が殺到してしまった。

そして勇敢にも気絶などせずに魔法を撃とうとした魔法使いは、魔法を撃とうとしても魔法陣が反応せずに困惑した。

 

「な、なんでなんだ!?魔法がッ!

 

そして視界が白に染まり、次の瞬間には衝撃が身体全体に襲い掛かった。

冒険者達は魔法を使ってはいけない事を伝達され、困惑する。

そんなモンスターがいるのかと……だが冒険者達が苦戦している中、彼らは縦横無尽に駆け回っていた。

大半の冒険者がその竜に注意が向けられ、その間にゼノス達は行動を開始し始める。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ふぅ……こりゃキツイな」

「大丈夫ですよ、今の所戦力を分散させれていますしね。レオさんの蟲達の死骸も良い感じです」

 

アヤメは自分の指の先から出ている糸を、澄ました顔でソルジャーレギオンの死骸に絡ませて操っている。

動きが不自然なのはしょうがないけど、アヤメが操って冒険者達を追い込んでいる。

自分は大剣を振り回したりなどせずに、ヒップノックの睡眠の鱗粉を出会い頭に冒険者に当てて、無抵抗にするぐらいしかしていない。

もう先程から嫌な予感を感じているのは気のせいだと思いたい……そう思いながら駆け足で密集している家の屋根を移動する。

 

「生きてるソルジャーレギオン達も、100体でごり押ししながら突撃させているけど、案外戦局は変わらないな」

「はい、結局冒険者達にはロキファミリアの強者が揃っているから、戦局がそう簡単に変わる事はありませんし、私達の警戒などしていなかった事でしょうね」

「あぁ、そっか。昨日自分達が暴れたから注意がそっちにいってるのか……」

 

自分が言った事が正しかったのか、アヤメは深く頷き肯定してくれた。

そうやって敵を撹乱させていると、不意に後ろから視線を感じ振り向く。

 

「どうしたんですか?背後から何か来てますか?」

「いや、何か見られている様な感じがして振り返っただけだよ」

 

気のせいと思い走り出そうとした瞬間だったが、奇妙な音が聞こえて来た。

ブツッ……ブツッと何かを引き千切る音が微かに聞こえてくる。

 

「……ッ!?レオさん!何かがこちらに接近して来てます!」

「なっ!?」

 

アヤメが後ろに向かって粘着力のある糸を飛ばしたが、その瞬間に軽い音がして糸が一刀両断された。

急いで急停止し、ギロンをその方向に構えるとそれが姿を現した。

 

「やっと見つけたぞ……俺の好敵手よッ!」

 

その猪人はもう何回も見た事がある男だった。

このオラリオ最強にして猛者オッタルの2回目の遭遇である。

どうして自分はこんなに強者と遭遇する確率が、高いのだろうとどうでも良い考えをしていると、目の前にいるオッタルを観察してみる。

原作ならばこんなに戦闘が好きそうなイメージは無かったんだけど、こっちの世界では噂によるとほぼ毎日ダンジョンに潜って己を鍛えているらしく、ステータスのレベルは9になったとか。

 

「何を他の事を考えているんだ……俺と戦え。今、手に持っている剣を構えて始めよう」

「アヤメ……先に行っててくれ。俺はここでちょっと殺し合うから」

「レオさん……わかりました。あとは任せてください」

 

オッタルはアヤメの姿が見えなくなるまで、その場から動く事なく大剣を構えたままであった。

 

「いつ終わったか?では始めようじゃないか」

「……」

 

そうして猛者のリベンジマッチが始まった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

その竜はまるでこの地形を熟知しているかの如く、冒険者たちを撹乱させては逃げる。

また魔法を使えば魔法が発動せずに何処かが爆発し、二次災害を巻き起こす。

だが不思議な事にその竜は冒険者に攻撃を仕掛けていない……魔法を使わなければだが。

そんな大混戦を引き起こした竜をロキファミリアが見逃す訳なく、アマゾネス姉妹の姉が向かっていた。

 

(チェーースト!)

「ガル!グルァ!」

 

周りの建物を破壊する事なく、前が行き止まりならその建物を飛び越える様にして戦場を縦横無尽に駆け回る……が何処からともなく飛んで来たナイフによりポチはその歩みを止めた。

飛んで来ているナイフは当たればポチは余裕で耐えれそうだけど、黒が当たると骨をやらかしそうだ。

 

「見つけたわ!貴方達が団長の作戦を滅茶苦茶にしているモンスターね!」

「グルァァァァァ!」

 

またナイフを無数に投げポチに当たるが、ポチの鱗を傷付ける事は出来ても貫通する事は出来ずに、弾かれ地面に落ちてしまう。

黒の方にもナイフは風を切る様なスピードで迫ってくるが、羽根を飛ばし威力を相殺させてしまい戦いは、平行線を保ったままだ。

 

「ああもう!どんだけ硬い鱗してんのよっ!」

「ガルァ!グラァ!」

 

その小さい身体あら繰り出される攻撃一つ一つが重たく、衝撃も半端じゃなく強いせいかポチは斬撃を食らうと、衝撃の所為で足が少し地面から離れる。

黒といえばポチの身体から離れ、アマゾネスに近接で攻撃を仕掛ける。

アマゾネスはグルァ黒の攻撃を躱そうとするが、そこにポチが的確に攻撃を当ててくる所為で、攻めるタイミングを失い、防戦一方であった。

 

「グッ!相当強いじゃないのコイツら」

 

段々動きが鈍くなったのを確認したポチがここで始めて、前に詰めて来てアマゾネスを口で咥える。

 

「ちょ!ちょ!待っ!?」

 

ポチはその場で少しジャンプし、適当な所に向かってアマゾネスをぶん投げた。

 

(……やり過ぎだよ!ポチ!)

「……クゥーーン」

(さっ!まだまだ戦場を掻き乱して行かないとね!)

 

竜と鳥娘はまた戦場をかき乱す為にまた、ダイダロス通りを駆け巡る。

 




次回の更新は未定ッ!
何時も見てくれてありがとう!


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怪獣王VS猛者

皆さん今回はちゃんと一ヶ月も経たないうちに投稿する事が出来ました!
スランプとか言ってたけど、あれからすぐ治って小説書いてました。
そしてもう50話突破してた件について……早いなぁ、そして新しく書き溜めてたlobotomy corporationの小説をもう少し改良してから投稿したいなぁ。



 

普段雰囲気の暗いダイダロス通りには、何時もと違いその日はとても騒がしく、人がダイダロス通りから避難し、中堅ファミリアやロキファミリアなどに所属している冒険者はその狭い通路を駆け巡り、モンスター達を捕獲しようと躍起になっている。

モンスター達は目的地でもあるのか、それぞれが他のモンスターで編成された群で迷う事なく突き進む。

そんな中、ある所では周りの雰囲気とは異なり、まるでその場所だけ時間が止まっているかの様に両者は動かず、ジッと武器を構えている。

誰にも気付いておらず、その戦いがあっているのを知っているのは、美の女神と蜘蛛やそして白兎だけだった。

 

「……フッ!」

「ッ!」

 

そして静かに火蓋は切って落とされた。

最初に動いたのは、猛者からだった様だ。

片手に持った大剣をもはや不可視の領域に達したスピードで横に振るう。

その速度で振られた大剣はまさに一撃必殺の攻撃で、普通の冒険者ならばガードをしても死を真似がれない。

だがその一撃を防ぎ尚且つ無傷なのが、猛者の好敵手なのだ。

猛者は防がれるのを見越し片手で振るったのだった、一撃必殺すら囮にし猛者はガードした衝撃で後ろに下がった好敵手に一歩で近づき、拳を振るう。

 

「ウォォォォオ!」

「ガッ……」

 

流石に身体が応えたのか好敵手は少し呻き声をあげ、仰け反る。

猛者はもう一撃決めようとした瞬間に、好敵手の肩が異様な形に膨れ上がった。

黒いローブの端から覗かせている筒状の何かが歪な音を立てた、次の瞬間に身体全体を強い衝撃が襲い掛かる。

 

「なっ!?グヌっ!」

「もう一発ぁっ!」

 

猛者は何も回避行動も出来ずにもう一撃を食らってしまい、身体が軋む様な音がなる。

好敵手は異形の肩を元に戻し落下中の猛者に追撃を当てて行くが、猛者はそんな状態でも大剣を盾の様に前に構え一撃一撃を最小限のダメージに抑えて、地面に落下した。

 

「まだ……俺はやれるぞ!好敵手よ!」

「まじかよ。じゃあ自分も本気を出しますか!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「なん……だと」

 

先程と同じ様に好敵手の身体が作り変わる様に蠢き、次はさっきまでなかった尻尾が生えていた。

それを猛者は見ていて、あれは何処まで強くなるのだと考えてしまい、身体が震えてしまう。

恐怖から来る震えではなく、身体が強者を求め震えているのだ。

身体の奥底から業火が発生しそうに成る程興奮していた……それは昔体感した事があった、初めて負けた戦いの時と同じような。

あの好敵手に近付きたい……そしてその好敵手と命を削るような殺し合いがしたいのだ。

猛者はそんな感情を打ち壊す様な殺意を好敵手に向けられ、嬉しくなってしまう。

まだこの世界には強者はいるのだ。さぁ自分の相棒を握り締め立ち上がるのだ!

好敵手が本気を出す……それに応えなければ何が猛者だ……何が冒険者なのだッ!

さぁ……前を見ろ、奴が本気の一撃を決めてくれるのだ。

その証拠に尻尾が紫色に発光し、好敵手の周りの気温が急激に上昇して行く。

 

「ハァ……ハァ……ハァ……」

 

耐えろッ!何も見えなくても良い……何もかも失っても良い。

今はその一撃の事だけを考えろ……それだけに集中する。

 

「……」

「これで終わりだ……」

 

好敵手がその尻尾の先端をこちらに向けると紫色の光は更に強さを増し好敵手のローブの中からも光が漏れ始める。

あれを喰らえば死ぬのは分かっているが、ここで耐えないと好敵手には認めて貰えない。

そして尻尾から軽い金属を打ち付ける様な音が聞こえた瞬間、視界は光に包まれる。

極光は俺を飲み込もうと迫っている。

ボロボロの身体に残された力で守りの態勢になっていたが、何故か足が一歩また一歩歩み始める。

あの極光をガードせずに喰らえば、死ぬだけだが俺はそんな事はどうでも良くなっていた。

俺が死んでも良い……この時間がとても楽しくなってしまう。

いつのまにか自分はその極光に向けて走り始めた。

 

ーーーーーーーーーーーー

 

その姿は猪、まさに猪突猛進。

たとえ周りが何を言おうと一つのことに夢中になる、彼の人生の殆どはレギオンとの戦いに費やして来た。

 

「がぁぁぁぁぁぁ!」

 

猛者という称号は彼には似合わないかもしれない、白兎と同じような願望……それはゆっくりと猛者の身体に適応していった。

そして猛者は新たな境地に至った。

Lv10そしてそれに合わせ新たなスキル……願望が形となって現れる。

その名前は〈猪突猛進〉このスキルは猛者の好敵手に追いつきたいと言う、ただそれだけの願望が形となったもの、猛者は英雄になれる器だが彼はそれを捨て好敵手と戦う方を選んだのだ。

猛者の身体はその極光に飲み込まれても消し炭とはならなかった。

 

「うぉぉぉぉぉぉぉお!」

 

満身創痍の身体でも彼は気にせず好敵手に突進を仕掛ける。

そして彼はその極光の中でも生きていた、普通だとあり得ないのだ。

武器が……己を守る装備が無くなろうとこの身体が言う事を聞く限り、止まる事はない。

そして猛者はその速度を保ったまま、好敵手に向かって突き進む。

 

「なっ!?嘘だろ!?」

「うぉぉぉぉぉぉぉお!!!!!」

 

そして猛者は好敵手の尻尾を所々溶けかけている大剣で尻尾を切断した。

これはまだ物語の入り口、ある一人の冒険者が猪突猛進で、その好敵手に追いつこうとする英雄譚である。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「一体どうなってるんだ!?」

 

自分は何を見ていたんだろうか……さっきまで放射熱線をオッタルに向かって撃って、完全に殺したと思っていたら、そのオッタルが放射熱線から出てきて大剣で尻尾を真っ二つにされた。

取り敢えず立ったまま気絶しているオッタルをどうするかなんだが……ここで殺しておけば、今後こんな事にはならないと思うが自分はこの戦いをまた楽しみたいと思ってしまう。

まぁ、いいか……まだゼノス達が頑張っているしアヤメ、黒、ポチが苦戦とかしてないか心配だ。

尻尾にポーションをぶっかけると、凄い速度で再生してたから気にせず屋根に飛び乗るとその場を離れていった。

 




スキル説明
〈猪突猛進〉
これはオッタルの主人公に追いつこうとする大いなる願望がスキルへ昇格した物で、効果は二つある。
主人公やその他の強者と命を賭けて戦うたびにステータスが上がって行く、特に主人公と戦うとそのステータスの上がり方が可笑しくなる。
もう一つは対象を決め、例えどれだけの傷を受けようとその傷を即時に回復させ、その対象に攻撃を加えるまでか、その決意が折られない限り回復し続ける。因みに痛覚はある。
……うんただのチートスキルですね。
次回の更新は未定ッ!次回もよろしくお願いします!


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勇者と蜘蛛 そしてサイボーグ怪獣

うん、ギリギリ一ヶ月過ぎずに投稿出来ました……すみません。
最近、人狼Jってアプリにハマってます。
皆様も時間があったらやってみて下さい。
面白いですよー


 

自分はオッタルとの戦いで消費した時間を取り戻そうと、屋根から屋根に飛び移って移動をしているが、アヤメは分からないが黒達が暴れている近くまで来ていた。

黒達が暴れ回っている辺りには冒険者が死体みたく通路に転がっており、動けなさそうな冒険者も多く見える気がする。

 

「ガァァァァァァ!」

 

そしてまたポチの咆哮がオラリオに地響きの様に響き渡って行き、動ける冒険者達をまた倒れさせて行く。

黒はポチの首辺りにがっしりと脚で捕まり、羽根を正確に冒険者の肩や脹脛に当たって動きを止めさせて行く。

 

「うん、こっちは大丈夫だな」

 

もう黒達はほっといても、戦場を掻き乱しているから大丈夫だろうと思い急いで離れて行く。

アヤメは何処にいるのか……ちょっと心配するが負ける事は一先ずないから安心できる。

彼女は糸を操り、レギオンの死体や人の身体などを動かしたりとダンジョンの階層主顔負けの戦闘力を誇り、多分だがゴライアスなど余裕で倒してしまうほどの力である。

そして糸による攻撃手段は操ったりするだけではなく、色々な使い方をして敵を搦めとる。

よく見てみると糸が辺りに撒き散らされており、まるで先程まで戦闘をしていたかのような……まさか。

その後を追うように走って行く。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「……まさかこんな大物がいるなんてね。僕がこんなに傷付けられたのは深層のモンスターぐらいだよ」

「……何があろうと、ここから先は行かせませんよ」

 

私は片手に持っている槍の持ち手を強く握り、また床を強く蹴ってトップスピードを出す。

だけど、目の前にいる男……勇者は少しも動く事もせず、背後を取って放ったトップスピードからの全力の突きは無傷とは言えないけど、捌かれていく。

 

「シッ!」

「ぐぅ……」

 

勇者の方はこの薄暗い通路では視界が悪い筈なのに大体の攻撃に反応してくる。

私は槍で突き刺しながらも巣を貼りって行く、勇者をどう足止めしましょうか……

勇者は姿勢を低くし、物凄い速度で突きを放ち、私は少し怯んでしまいその隙に勇者は姿を消す。

 

「はぁ、身体に堪えるなぁ。地上でこんなに強い相手と戦うとはね」

 

勇者はその可能性は速度を保ったまま攻撃は続いている為、私の身体は傷が所々目立つ。

だが、そんな中勇者はある異変に気付く。

 

「良いんですか?そんなに余所見して」

「なっ……!?」

 

勇者が異変に気がついた瞬間大量の糸が、周りから集まるように勇者の身体に絡まる。

さっきまで糸を各所に設置して置いたのが功を成しましたね。

今勇者の動きを封じる為、目には見えないぐらい細く頑丈な糸を巡らせていました。

糸だらけの場所であんな速度で動き続けると、糸は段々張り付き動きを阻害させて行き、そして私はその糸を操る事が出来る。

 

「ここで大人しくしていてください」

「あぁあ、やらかしちゃったね……」

 

その場から動けなくなった勇者を監視していると、聞き覚えのある足音が聞こえてきて思わず嬉しくなってしまいます。

後ろの通路の方向を眺めると、レオさんが走ってここに来ているのがわかりました。

ここは無傷で倒したって言ったらご褒美とかあるかなぁ、と変な事を考えていたらレオさんが私に気付き手を振って来ました。

 

「はぁ、はぁ。アヤメ大丈夫か?」

「はい、私は無事ですよ、そして勇者を拘束しました」

 

するとレオさんは手を出して優しく頭を撫でて来ました。

撫でられるだけで私はとても満たされてしまいます。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「俺復活ゥゥゥゥゥゥ!ぶえっしょん!」

 

俺は瓦礫の中で気を失ったせいかくしゃみが止まらねぇ。

何かドンパチやってるのがよく聞こえて、何時もの俺なら参加しているが今はそんな気分じゃないから何処かの飲み屋にでも行くか?

 

ーガァァァァァァァァ!ー

 

あの戦いは全くと言っても良いぐらい序盤は俺が楽しくなかった。

ゴーグル野郎のせいで操られた所為で……俺は誰かに縛られるのが一番嫌いな事だぜ。

まぁ、あのゴーグル野郎は俺が殺したらしいから、もう気にしねぇけどな。

ボチボチ歩いていると何か大通りが騒がしかったから、近づいて行きその光景を見ると笑ってしまった。

それは見たことあるような白髪の人間と黒毛のミノタウロスの戦い……いや、決闘か?

確か、記憶が正しければあの白髪の人間はゴーグル野郎と戦っていた人間だったっけなぁ。

ふむふむ、通りで見たことのある訳だぜ。

 

「しっかし、こんな大きな決闘になってるってのに、逃げようとしてた人間達も立ち止まってこの決闘に見入っちまってる」

 

口にはださねぇけど、俺も見入っちまってるがな。

こりゃちょっとあのレギオンに聞いて、白髪に接触したら楽しそうだぜ……うん、絶対に楽しいな。

 

「あぁ、そんな事考えると人生が楽しく感じるぜ。またレギオンとも戦えると思うからなぁ」

 

その為には装備を修理や強化もしないと行けねぇし、戦闘技術を磨いたりもしないとなぁ。

だから今の目標は白髪と殺しあいにしとくかねぇ。

もうそろそろ体を休めるところも欲しいぜ。

 

「はぁ……もう金もたんまりあるからなぁ。思い切って家でも買うかぁー」

 

余談ではあるが、後日ヘスティアファミリアの拠点の三軒隣にガイガンが引っ越し来た。

ガイガンが引越しの挨拶にきてレオが飲んでいた紅茶を吹き出すぐらい驚く事になる。

 




次回の更新は未定
取り敢えず完成したら投稿して行きますので暫しお待ち下さい!


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