【完結】星矢になりました (しらいし)
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幼少期
1.星矢になりました


趣味で登山やってたんです。冬の北アルプスで単独行やってたんです。猛吹雪でホワイトアウト。突風に煽られ足滑らせて滑落死です。エベレスト挑戦前に訓練中の事故。世界七大陸制覇まであと2つだったのに。あーエベレスト挑戦したかったなぁ...

 

 

 

気が付いたら真っ白な世界で怖い人らが目の前で睨み合ってますね。なんとなく見覚えある人達ですわ。聖闘士星矢で見た。女神アテナと冥王ハーデスと海王ポセイドン。つー事はあの、ゴゴゴゴゴって出てるオーラ見たいなのは"小宇宙"かー。

 

何この状況。神様三人で何してんの?強烈なプレッシャーで粗相しちゃいそうなんですが。なんかハーデスさんとポセイドンさんから俺に向けて、すんごい殺気が出てる気がするんですががががが。あ、ちょっと漏れた。

 

「その魂は渡してもらうぞ、アテナよ」

「転生など出来ぬよう、粉々に魂を砕いてコキュートスに葬ってくれる」

 

...

 

...

 

は?俺なんかした?神々にめっちゃ恨まれてるんだけど。嘘やん。誰か嘘って言って。まじで身に覚えない。

 

「この子は渡しません」

 

アテナがそう呟くと、アテナの小宇宙が俺を包み込んで、俗にいう車田落ちな勢いで吹っ飛ばされて、真っ白な世界から旅立ちました。優しい小宇宙に守られてるのを感じる。やられた事は優しさの欠片も無いけど。そして何の説明も無しかよおい。

 

 

 

再度気が付いたら3歳児になってました。名前は星矢と言います。姉は星華です。孤児として星の子学園で育てられてます。

やばい。超やばい。原作好きだけど。常にボッコボコやん。何度も何度も死にかけて、最後死ぬやん。

 

それと気になるのがこの世界が"どっち"かという事。具体的には漫画かアニメか。若干設定違うんだよな。アニメだと戦闘さらに増えるね。でもアスガルドのヒルダとか会ってみたい。美人だし好み。

漫画だと...集められた孤児全員異母兄弟とかいうキ○ガイ設定があるな。あの爺、どんな性欲してんだよ。息子何人いたっけ?100人くらいだっけ?ほぼ同い年で。しかもそのうち伝説の聖闘士に10人の息子がなるとか、まじでサンデーサイレンス並みに優秀な種馬ですね。女の子があの中にいなかったけど、男だけ呼んだのなら単純に倍の200人くらい子供いたんですかね。グラード財団最大最悪の不祥事ですねわかります。

 

逃げたい。無理かなー。あのよく判らん世界でアテナに保護?された時点で原作関わる事は確定だろうね。ポセイドンとハーデスにも目を付けられてるっぽいし。

まぁ"天馬座の聖闘士"なら生まれる前に介入してぶっ殺したほうが、後々向こうの陣営的には楽だよね。青銅とか信じられないくらい、何処の陣営にとってもジョーカーみたいな存在だし。"天馬座の聖闘士"は前大戦でもやっちゃってるらしいし。

 

とりあえず、原作よりもハッピーエンドを目指しますかね。死にたくないし。



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2.城戸さんちに行きます

とりあえずハッピーエンドを目指すと決めたので、何か修行っぽい事せな!って訳でして。

でも修行って言っても何から手を付けていいかよくわからないので、とりあえず体力付ける為に走り込みとテンプレ的に感謝の正拳突きを毎日続けてます。あと体の中の小宇宙を感じる為の瞑想。これ大事。

星華姉さんや美穂ちゃんに「何してるの?」って聞かれ「星華姉さんや美穂ちゃんを守れるように強くなるんだ!」って答えたら、周りの大人達が暖かい目で見てました。3歳児がそんな事言ってたら確かに微笑ましいよね。「星矢ちゃん大好き!」とか言ってくれる美穂ちゃんが可愛すぎてロリコンに目覚めそうです。同い年だけどね。

 

そんな事続けて二年の月日が経ちました。

 

黒塗りのクラウンが星の子学園の前に停まってます。黒服の連中が降りてきて、学園長と話がしたいと中に入って行きました。

 

いや、完全にヤクザやん。と心の中で突っ込みつつ話を盗み聞き。

 

「星矢君をグラード財団で引き取ります」

「急にそんな事...何故星矢を?」

「うるさい。こんな孤児院、我がグラード財団の手に掛かれば直ぐにでも潰せるんだぞ?」

 

うわぁ。

 

引くわ。あのハゲ野郎完全にヤクザやん。あれが児童虐待キ○ガイハゲの辰巳か。

 

「そんな...」

「星矢を渡せば、星の子学園に我がグラード財団から支援が出るぞ」

「星矢を宜しくお願いします」

 

ノータイム返答で人身売買決定。まじかよ。いや、経営苦しいのかも知れないけど。悩むふりくらいしてくれよそこはまじでさぁぁぁ。

 

強制的に回収されて連れ去られました。星華姉さんと美穂ちゃん泣いてるやん。二人を泣かすとかふざけんなし。アニメの描写的に会いには行けるんだろうけどさぁ。

とか思ってたらもう城戸邸に到着。あれ?めっちゃ近くない?具体的にはフジテレビからダイバーシティ東京くらい。これなら余裕で会いに行けるわ。どうりで美穂ちゃんが城戸邸にこっそり来てた描写がある訳だわ。

 

「こっちだ!さっさと来るんだ!」

「うるせぇハゲ」

 

バキィって効果音出てそうな勢いで殴られて吹っ飛ばされた。くそ、反射的に口が動いてしまった。痛い。

 

「生意気な小僧め!お仕置きが必要だな!」

「いや、もう殴ったやん」

 

また口が勝手に。怒りでゆでダコみたいな頭になった辰巳が拳を降り下ろす。ちょ、こちとらまだ5歳児だぞ手加減しろクソハゲ野郎。

 

「辞めんか辰巳」

「はっ」

 

誰だか判らんが辰巳の暴挙を止めてくれた。もうちょい早く止めてくれませんかね、もう殴られてるんですがと思いつつ振り返ると性欲化物爺が立っていた。アジア最大規模のグラード財団総帥、城戸光政。やっぱ雰囲気あるな。

 

まぁなんだかんだ原作が始まってきたって感じがするのはちょっとワクワクするね。




感想貰った!感想って都市伝説じゃないんですね。ありがとうございます。


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3.城戸邸まじでかい

孤児が百名集められました。やっぱ男子百名なのね。

しかしすげぇなこの世界。地毛で緑色とか青色とか派手過ぎだよ瞬に一輝、一発で解ったわ。氷河の金髪とか全然気にならないね。

市が既にモヒカンで白髪なほうが気になるわ。聞いたら真ん中しか生えない上に地毛らしい。呪われてるんじゃないかそれ。人相悪いし髪型もアレだけど立派な聖闘士にはなれるんだ!扱いは悪いけどな!ザンスザンスうるせえよ!ザンスカール帝国のモビルスーツみたいな顔しやがって!頑張れモヒカン!俺はわりとお前嫌いじゃないぞ!

 

城戸邸の敷地内に東京ドームみたいな形の訓練施設がある。何をしてるかと言うとみんな好き好きに中国雑技団的な訓練をしている。

 

何を言ってるか解らないと思うが、言ってる俺も正直解らない。なんだここ。聖闘士の訓練ってよくわからないから、とりあえず施設いろいろ作って何かやらせとけみたいな。まぁ何もしてなかったら黒服連中が竹刀でぶん殴るのでみんな何かとりあえずしてる。

アニメでもよく解らない訓練してるとは思ったけど実際まじで解らない。障害物競争ステージにボクシングのリング、ヨガの部屋に筋トレ部屋もある。

 

俺は誰かしら(将来青銅聖闘士になる奴)と大体一緒に訓練してる。ここで原作と俺の中の評価が変わった奴がいる。

 

邪武だ。"一角獣座の青銅聖闘士"になる男。原作やアニメでは沙織お嬢さんLOVEのドM野郎だったが、観察してると少し違った。

 

そもそもユニコーンとか自分の好みの美人で処女しか近寄れないとか神話に残ってるくらいの変態獣だから、原作の扱いで納得していたが、こいつ意外と男気がある。

沙織お嬢さんの趣味である「星矢!馬になりなさい!」を身代わりになってくれるドMって印象だったのに。

 

一度「お前あんな性格悪い女の子が好きなのか?」って聞いたら「そんな訳ないだろ」と帰ってきた。

おや?っと思い聞いてみると確かに見た目は好みだが、暴力女なんてマジ勘弁との事。完全に同意である。

 

ただ何か気になるから目で追ってしまうとの事。こいつ...普通ならやっぱ好きなんじゃねえか!って言う所だが、違う。沙織お嬢さんの中のアテナに惹かれてる。それはアテナの聖闘士なら当然の事なのだ。悲しい事に。

 

今の沙織お嬢さんの中のアテナは完全に覚醒してはいない。いないが、スニオン岬の岩牢の中にいるカノンをその優しさ溢れる小宇宙で守っているのだ。覚醒してないのに日本からギリシャまで小宇宙を送って。やっぱ女神ってすげぇ。

 

つまりほとんどの人間が気付いていないアテナの存在に、邪武はなんとなく自分でも解らないうちに気付き惹かれているのだ。すげぇな。ほんと可哀想に。もはや呪いである。




感想、誤字指摘に評価まで皆様ありがとうございます。


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4.どうせまた会えるから心配すんなよ

超でかい城戸さん家に来て二年。七歳になりました。もうすぐ"聖域"行きやね。行きたくないけど。

 

「星矢!馬になりなさい!」

 

きたー。原作のクソイベントだー。いや、その完璧な乗馬スタイルで人に乗るなし。馬に乗れや。乗馬ブーツの踵に付いてるトゲトゲの車輪まじで痛いんじゃよ。

とまぁ心の中では文句言いつつも無言で四つん這いになる。

 

「星矢、俺が変わるよ」

「前回変わってくれたろ?次頼むわ」

「早くしなさい!あなた達はグラード財団のお陰で生きてるんですからね!」

 

うわぁこの幼女まじうぜぇ。それに引き換え邪武まじいい子。しょうがねぇなと思いつつじゃじゃ馬娘を乗せて、乗馬用の鞭でビッシビシ打たれながらグラウンド一周。この子何が楽しいんですかね?アテナSM倶楽部とか作ったらどうですか女王様。絶対行かないけど。

 

とまぁ痛みから現実逃避しつつ、なんとか一周。超痛い。理不尽。いつも通りぶっ倒れる。

 

「星矢!大丈夫か!」

「星矢!」

 

仲良くしてる、後の青銅聖闘士達が心配してくれる。正直あんまり大丈夫じゃないけど、とりあえず大丈夫だと言っておく。

 

「は!お前も邪武も、あんなお嬢様に尻尾振って馬鹿なのかよ!」

「そうだ!情けないぞ!」

「邪武!そんなにあのお嬢様が好きなのかよ!」

 

仲良くしてないモブ共がなんか喚いてる。こいつらも可哀想なんだけどね。聖闘士になれなかった奴って五人に一人くらいは死んでると思う。残り?逃げるか、その修行地で従者とか普通に暮らしてると思う。一般社会に帰ってくる訳じゃないから死んだと思われてるだろうがね。でも悪口言う時もちゃんとお嬢様と言う所、城戸式教育システム(物理)が行き届いてますね。

しかしこいつらには言っとかないとな。

 

「俺か邪武が馬になってなかったら、他の誰かが傷ついちまうんだぞ?俺は(何故か毎回)指名されるからしょうがないが、邪武の事悪く言うとかぶっ殺すぞこのモブ野郎!めっちゃいい奴なんだぞ!お前誰かが傷つく変わりに自分が傷つく事が出来るとかすげぇと思わねぇのかよ!」

 

まぁストーリー上ではアンドロメダの瞬の役目なんですがね。大体何故毎回俺を指名するんですかね?"天馬座"の背中ってそんなに乗り心地いいんですかね?ちょっと気になるやんとか考えてたら、後ろで「星矢...」とか言って邪武が感動してるし。なんか感心してる未来の青銅聖闘士達がいるし。

 

気が付いたらなんか遠くから光政性欲爺と沙織暴力お嬢さんがこっち見てる。まぁ沙織お嬢さんに暴力良くないと諭してるシーンだろうね。しかしめっちゃ見てるな。辞めろや。基本お前らは嫌いなんだよ。

 

 

 

ある日、今日はボクシングでジャブだけで邪武をボコるかーとジャブ邪武しにリングに向かっていると、緑色の髪の美少女がリング上で泣いていた。あ、違うわ。あんな可愛い子が女の子な訳がない(錯乱)

 

「瞬!どうした!大丈夫か!」

「星矢...」

 

うるうるした眼で見るなし。可愛いなおい。俺はホモじゃないんだ勘弁してくれ。

 

「手当てしてやるよ。リングから降りよう」

「うん...」

 

前世にて登山の役に立つかもと赤十字救急法基礎講習を受講した俺に取って応急処置くらいなんともないぜ!結構皆の手当てしてるから、上手くなってんだよな。

 

「誰だ瞬を泣かせた奴は!」

 

怒鳴りながら入ってきた一輝に殴られた俺。なんでや。

 

「ち、違うよ、一輝兄さん。星矢は僕の手当てをしてくれたんだ」

「む...星矢、すまん」

 

む...じゃねぇだろ。まぁいいけど。このブラコン兄弟に常識は通用しない。問題は瞬を苛めるモブだ。瞬は冥王ハーデスにまでなる男だぞ?お前ハーデスLOVEの死の神タナトスが怒ったら冥界から瞬殺やぞ。

 

「いや、いいよ。それにしても瞬。ボクシングは瞬には向いてないと思うぜ?」

「無理やり誘われて...」

 

こんな美少女(美少年)無理やり誘うとか同世代であっても犯罪の匂いがする。あ、一輝がリングインした。おーリング内にいた三人のモブ全員アッパーで車田落ちだわ。あいつらには手当てしてやらない。

 

「一輝兄さんにも強くなれって言われてるし...」

「瞬、お前の優しさは強さだと思うぜ?こんな環境で、親もいない俺達の中で優しさを忘れないなんて凄い事だよ、な?一輝よ」

「星矢、でも俺達は修行先で勝ち抜いて聖衣って奴を手に入れないともう会えなくなっちゃうんだぞ!」

「一輝、お前自分の弟を信じろよ。お前の弟は、誰よりも優しい瞬は約束を守る男だぞ。なぁ瞬」

「うん、兄さん。きっと聖衣を手に入れて一輝兄さんとまた会えるように頑張るよ」

「瞬...」

 

ブラコン劇場が開幕したので、この場を去りますか。

一輝よ、そいつハーデスになる男なんだ。てか本気出したら黄金聖闘士の一人を一発で倒す恐ろしい男なんだぞ。自分の心配しろ。お前何回も死ぬから。

 

「星矢!お前も、聖衣手に入れるんだぞ!」

「星矢、約束だよ!」

「任せとけって」

 

原作より仲良くなったぽい兄弟と固い約束をした。まぁ実は俺も兄弟だけどな(多分)!

 

翌日、原作通りデスクイーン島行きでブラコン兄弟が揉めたりしたけど無事ギリシャの"聖域"行きが決定しました。



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聖域修行編
5.魔鈴さんドン引き


聖域に着きました。なんか出発前に、無事に聖衣持って帰ってきたら姉さんに会わせてやるとか偉そうに言ってました。

お前ら直ぐに姉さん見失うけどな!グラード財団の総力を挙げて日本中探して見つからないけどな!ギリシャにいるから!無駄足だバーカ!

 

...姉さんどうやってギリシャに来るんですかねぇ?孤児だぜ?パスポートは?ギリシャへの渡航費は?

 

絶対密航だわ。姉さん行動力凄すぎぃ。

 

あんま考えないでおこう。後で保護する事だけは確定。なーんて考えてたら魔鈴さんを紹介された。今日から俺の師匠だと。同じ日本人同士仲良くしろとさ。やっぱ聖域って差別凄いね。知ってた。

 

魔鈴さんの訓練は厳しい。けど無理じゃない。ギリギリ耐えれる。魔鈴さんは「なんだこいつ」みたいな顔してる(マスクで見えないけど多分)けど、今までの修行の成果かな。てか魔鈴さん前日より修行ひどくなってるんですが完全に苛めやないですかね。

 

修行開始三日目。小宇宙について説明された後、拳大くらいの岩を砕けと言われた。ちょっと無茶じゃないですかね?だけどまぁ...

 

岩を持ち上げた俺は岩に小宇宙を流し込み粉々に粉砕する。だって殴って砕いたら拳痛くなるじゃないですかね。正直小宇宙使わなくても砕けるよ。感謝の正拳突き歴四年は伊達じゃないぜ!

魔鈴さんが「は?」みたいなアホ面してる(マスクで見えない)が、小宇宙ならとっくの昔に感じる事が出来てるんだよなぁ。

具体的には現世に生まれる前から。アテナの小宇宙に包まれながら転生した俺は自分の中の小宇宙に触れるのは簡単だった。大体守護星座も分かってるんだし、小宇宙ってこんな感じってアテナから教えてもらってるようなもんだから、そりゃ使えるよね。それから毎日瞑想して小宇宙を高めてるし。シャカみたいに。

 

「星矢...お前どうして」

「魔鈴さんの説明が分かりやすかったからかな?」

「...」

 

おお、めっちゃ怪しんでる。でも本当の事言ってもより信じられないと思うんだよなぁ。

 

「...まぁいいさ、これからお前には聖闘士の闘法と聖闘士に必要な知識を教えてやる。それが終わったら午前中は基礎訓練して午後は自主訓練にするよ。もう小宇宙には目覚めてるんだ。自由にするといい」

「小宇宙使えたら聖衣貰えたりしないのか?」

「お前が目指す"天馬座"の聖衣は、六年後に候補者同士の闘いで所有者が決まる事になっている。大体来て三日で小宇宙使える奴がいるとか想定されてる訳ないじゃないのさ」

 

"天馬座"確定なのね。まぁ他の聖衣は今更嫌だけど。しかし自由にね。ありがたいわ。この聖域での六年間、精々有効活用させてもらいますわ。



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6.黄金の野牛

聖域近くのロドリオ村にはバイトしたり買い物したりで、よく顔を出してる。

ちなみにまだ星華姉さんは来てないみたいだ。バイトしてる理由は、シングルバーナー買ったり、ケトル買ったりドリッパー買ったりコーヒーのブラジル豆買ったり。

いやぁ登山やってた人間としては山コーヒーは基本ですよね!電気通ってない聖域でも使えるからまじで便利。

 

といつも通り買い物すませて、雑貨屋から出るとすんげぇ荷物抱えてる巨体が目の前に現れた。

 

「ぬぅ、まだ調味料を買い足していないが、さすがに持ち辛いな」

 

とかなんとかブツブツ言ってる。あれ?もしかしてこの人...

 

「あの~」

「ん?なんだ坊主」

「いや、調味料くらいなら持ちますよ?聖域の人ですよね。俺も聖域から来たんで」

「おお、本当か。それは助かるな。坊主は誰かの従者か?」

「一応聖闘士候補なんだけど」

「はっはっは。そいつはすまん。俺の名前はアルデバラン。宜しくな」

 

やっぱりアルデバランだ。黄金聖闘士の中でも常識人っぽくて、いい人そうなアルデバランだ!いやぁ知り合えてラッキーだね。アルデバランが大量の胡椒と塩を雑貨屋で追加購入して、それを俺が持つ。いやめっちゃ多いな。まぁなんだかんだ雑談しながら聖域に二人で帰ってると、最後の山越えの所で丁度夕焼けが差してきた。

 

「なぁアルデバラン。ちょっと休憩しない?」

「なんだもう疲れたのか?聖域までもう少しだぞ?」

「いや、そうじゃなくてさ。山頂で夕焼け見ながら飲むコーヒーって、すんげぇ旨いんだ」

「コーヒー?コーヒーなんて何処にある?」

「直ぐ作るから」

 

パッとザックからバーナーを取り出し、ケトルに水筒から水を入れ湯を沸かす。コーヒーミルでさっき買ったコーヒー豆を引いて、カップにドリッパーをセット。いやーカップも新しく買って2つ持ってて良かったね。

 

「坊主馴れてるな」

「坊主じゃなくて星矢って呼んでくれよ。...出来たよ」

「ん、頂こう。...旨いな。なんだか懐かしい味がする」

「懐かしい?あーアルデバランって南米大陸出身?」

「そうだ。俺はブラジルだ」

「このコーヒー豆ブラジル産なんだよね」

「...そうか」

 

はー何気ない会話しながら美しい夕陽を見て旨いコーヒーを飲む。最高ですわ。

 

「星矢、聖闘士候補と言ったな?聖域に来てどれくらいになる?」

「3ヶ月だね」

「そうか。小宇宙は感じるのは難しいか?」

「いやもう使えるよ」

「...何?」

「ほら」

 

アルデバランに自分の小宇宙を高めて見せる。何気に自分の小宇宙見せるの二人目だね。しかも黄金聖闘士。ちょっと緊張する。なんて言われるかね。

 

「まぁ3ヶ月ならそんなもんか」

 

嘘やん。原作の星矢六年やぞ。てか青銅聖闘士みんな六年やぞ。え?そんなに小宇宙無いの?小宇宙出せたわーで満足してた俺超恥ずかしいんだけど。

 

「もしかしてまだ(青銅)聖闘士には程遠いのかな?」

「ああ、(黄金)聖闘士の足元付近にしか到達してないな」

 

まじかー。え、俺ほんとに聖闘士なれるの?不安になってきた。

 

「星矢。普段どんな修行をしている?」

「午前中は魔鈴さんに基礎訓練見て貰って、午後は自主訓練だから基礎訓練やり直したり瞑想したりだけど...」

 

やばいな。足元付近とか言われたら根本的にやり方見直さないと。魔鈴さんの自主訓練でいいってもしかして、小宇宙その程度なら無駄だから面倒見てやらないって事?帰ったら土下座して頼み込むべき事案じゃね?

 

「ふむ、なら暇な時だけでいいなら午後俺が訓練付けてやろう。もちろん魔鈴には俺から言っておく」

「ほんとに!?いいの!?」

「あぁもちろんだ。その変わりと言ってはなんだが...たまにコーヒーを煎れてくれないか?」

「喜んで煎れるよ!宜しく!アルデバラン!」

 

俺の中で山コーヒー最強伝説が爆誕した。なお翌日には後悔する事になるのはよくある話。

 

 

 

「グレートホーン!」

「ぐわあああ」

 

光速の突進を喰らって吹っ飛び空を舞う。こんにちは星矢です。空は今日も快晴です。飛んでる俺が一番空の蒼さを知ってます。




お気に入りが100件越えた!?すげぇ!皆様ありがとうございます!


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7.水と氷の魔術師

「星矢!本気で小宇宙を高めて技を撃ってみろ!」

「アルデバラン...聖衣まで付けて...ていうか(知ってたけど)黄金聖闘士なんだね」

「ああ、"牡牛座"の黄金聖闘士、タウラスのアルデバランとは俺の事よ。遠慮はいらん!全力で来い!」

「分かったよアルデバラン!...燃え上がれ!俺の小宇宙よ!」

「来い星矢!」

「うおおお!喰らえ!(まだペガサスじゃないから只の)流星拳!」

「生ぬるいわ!グレートホーン!」

「ぐはぁ」

 

空を飛びグシャっと頭から落ちる。この世界ではデフォルトな飛び方。この落ち方で無事でいられる事が聖闘士の第一条件だと割りと本気で思ってる。ってこの野郎。

 

「アルデバラン!反撃するとかひどくないか!」

「反撃しないなど一言も言っていない」

 

ぐぬぅ。確かに。

 

「いや、黄金聖闘士の一撃とか、まだ只の(青銅)聖闘士候補だぞ俺」

「本気ならお前は死んでいる。黙って(黄金)聖闘士候補なら立て」

 

くそ、無理ゲー過ぎる。

 

「お前の拳は遅すぎる。そんな事では(黄金)聖闘士の基本の速度(光の速さ)にはまったく足りない」

「まじかよ...まだ(青銅)聖闘士の基本の速度(マッハ1)にまったくと言われるくらい足りないなんて...」

「フッ俺が教えてやるんだ。いつか届くさ。さぁ来い星矢!」

「おう!行くぞアルデバラン!」

「グレートホーン!」

「ぐわあああ」

 

やっぱ今日死ぬかも知れない。

 

 

 

「よし。今日はこれくらいにしてやろう」

「...ありがとうございました」

「はっはっは!湿気た面するな!よし、ステーキでも食わせてやる!この前ロドリオ村で買い込んで来たからな!」

「一生付いていきますアルデバラン先生!」

 

アルデバランに飯を集りに金牛宮へ。白羊宮はムウがいないので素通りです。

 

「旨い!旨いよアルデバラン!こんな分厚い肉食べたの(この世界に生まれて)初めてだ!」

「...いつもは何を食べてるんだ?」

「豆のスープとか」

「...育ち盛りには辛いだろう。少し持っていくか?」

「いいの!?...でもアルデバラン、肉ってどうやって保存するんだ?聖域じゃ電気無いから冷蔵庫使えないし」

「水瓶座のカミュが氷の闘法の使い手でな、カミュに氷の棺を作って貰い保存している」

「俺もカミュに頼みたいんだけどいいかな?」

「そうか、よし。俺からも頼んでやろう」

 

さすがアルデバラン先生。頼れる。素敵。

 

「私がどうかしたのかアルデバラン?」

「おうカミュか。任務帰りか?」

「ああ、今シベリアから帰ってきた所だ」

 

なんて都合のいいタイミングで現れるんだ。ん?カミュここにいるって事は氷河の師匠は水晶聖闘士か。て事はこの世界アニメの世界で確定かな。つー事は皆と兄弟では無いのか。性欲変態爺なんて言ってごめんよ光政翁。

でもあれか。あの百人の孤児全員無作為に選んで死地に送り込んだのか。鬼畜爺に改名してやるわ。

 

「実はなカミュよ。この星矢に氷の闘法を教えてやって欲しいのだ」

「...何?」

「いやいやいやちょっと待ってよアルデバラン、俺そこまで言ってない」

「ふむ、何故氷の闘法を?」

「動機が不純過ぎて怒られそうなんだけど...食料の保存が難しいからさ、いや頼みたかったのは氷の闘法じゃなくて保存出来る氷の箱が欲しくて」

「それで氷の闘法を学びたいと言う訳か」

 

あれ?話通じてないぞ?

 

「しかしいいのか?君の弟子なんだろうアルデバラン?」

「いや、俺もたまに面倒を見てるだけで俺の弟子って訳じゃないんだ。こいつの師匠の魔鈴から大分放置されてるみたいでな。面白いし頑丈なのは保証するぞ?」

「頑丈?」

「俺の(手加減した)グレートホーンを何発も喰らって生きている」

「それは面白い」

 

え。ちょなんか話の流れが絶対ヤバい方向に行ってる気がする。

 

「頑丈って大事なの?いや大事かも知れないけどさ」

「カミュはな、今まで30人以上弟子を取っているが水晶聖闘士一人以外全員ぶっ壊した男だ」

「フッ」

 

嘘やん。フッじゃねぇよいやほんと嘘って言ってよ。

 

「かくいう俺もな、今までの弟子は全員一発目のグレートホーンで倒れてしまってな。こんなに持つ候補生は初めてだ!」

 

おおーい!ふざけんな!お前ら無茶苦茶し過ぎやろ。もうやだ帰る!魔鈴さん助けて!

 

「フッ。俺も水晶聖闘士に全てを伝えられた訳では無いのだ。それほど頑丈なら我が奥義、オーロラエクスキューションでも生き残れるかも知れんな」

 

やばい。ほんとに死ぬ。

 

「俺、午前中は魔鈴さんに基礎訓練の指導して貰ってるから無理かなー」

「何、私も暇がある時だけしか相手はしてやれん。魔鈴には私から話をしておこう」

「はっはっは!カミュと俺と二人で指導してやれば(黄金)聖闘士にも少しは近付けると言うものよ」

 

俺そんな豪華な指導して貰わないと青銅聖闘士になれないんですかね?そんなに才能無いの?カミュ、いやほんとに氷の闘法とか氷河と被るから。お前の直弟子とかなったら氷河が可哀想やんか。ね?考え直しません?

 

 

 

「ダイヤモンドダスト!」

「ぐわあああ」

 

星矢です。陽の光があんなに暖かいって事は聖闘士なっていないのに黄金聖闘士の氷の技を食らいカチンコチンになっている俺が一番良く知っています。

 

「確かに頑丈だな」

 

おいまてほんと辞めろやマジで。




調子乗って投稿してたら、あと話のストックが六話分しかねぇ!書かなきゃ(使命感)


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8.深紅の衝撃

今日は凍結されに宝瓶宮に行く日です。師匠(?)の魔鈴さんの所にカミュが「私も星矢に指導する事にした」って伝えたとき「あ、はい」と2つ返事で快諾だったよ。後で「お前一体何してるんだい?」と聞かれたから、グレートホーンでぶっ飛ばされたりダイヤモンドダストで氷漬けにされてるって答えたら、ドン引きされた。解せぬ。

 

魔鈴さんマジ優しいので「もう午前中も自主訓練でいいよ」と完全に何もしてくれなくなったので、黄金聖闘士に「自主訓練増えたわー」と口が滑ってしまった結果、なら暇な日は一日中相手をしてやろうと言われました。ヤメテクダサイシンデシマイマス。

 

アルデバランに修行を付けてもらうのは無人の白羊宮を通るだけだったが、カミュ相手だとそうはいかないので、二人に連れられて黄金聖闘士全員に挨拶周りをしました。なんかみんな「ほう...お前か」みたいな反応なんですが、貴方達なんか余計な事言ってませんかねぇ?

 

「こんにちはー。星矢です。宝瓶宮まで行きたいので通りますねー」

「...待て」

 

あれ?いつも無言で通してくれるのに。

 

「お前に一度聞きたい事があった」

「どうしたのさ?ミロ?」

 

ミロはカミュと仲が良い。たまに宝瓶宮に行くとミロも居たりする。まぁ氷漬けにされてるのを見てるだけなんですがね。

 

「お前は何故強くなろうとしている?何故アルデバランにカミュまで師と仰ぎ学んでいるのだ」

「あー、二人に指導受けてるのは、成り行きって言うか偶然なんだけど...強くなりたい理由ね」

 

原作通り死にたくないからです本当に私欲です。

 

「...俺さ、まだ(青銅)聖闘士には実力が足りないのは分かってるけど、わがままだからさ。守りたいんだよ」

「...何をだ?」

「(主に自分の命とか)仲間を。そしてアテナを。指導してくれてる魔鈴さんもアルデバランも、カミュも。欲張りだからみんな守りたい!」

「フッ聖闘士にもなってないヒヨッコ同然のお前が黄金聖闘士も守りたいだと?」

 

あれ?なんか触れちゃいけないとこ触れた?だって...アルデバラン冥界編でほぼ出番無く死んでしまうんだぜ?こんなに世話になってるのに。死んで欲しくないんだよ。冥界編で黄金聖闘士みんな死ぬのは分かってるし、嘆きの壁を破壊するにはそれしかないのは分かってるんだけど。

 

「よし、決めた」

「いやそれはヤメテクダサイ」

「ん?まだ何も言っていないぞ?さぁ一緒にカミュの所に行こう」

 

やべぇ予感しかしねぇ。しかも大体当たるよね鬱だ死のう。なんか多分死んだような顔をしながらミロに引き摺られたんだろう。シュラが微妙な顔してこっち見てた。

 

「カミュよ!今日からこのミロも星矢に指導する事にした!」

「...何?」

「この星矢はな、候補生の分際で俺達黄金聖闘士も守りたいと抜かした。面白い。大体今更二人も三人も変わらんだろう」

「フッ」

 

フッじゃねぇよ助けてアルデバラーン!

 

「話は聞いたぞ!」

「アルデバラン!?」

 

え?このタイミング良すぎぃ!何故現れたし。何にせよ助けて!

 

「ミロから念話で既に聞いている」

「アルデバラン!じゃあ」

「星矢!お前の心意気、嬉しいぞ!お前に実力が伴うよう俺達がしっかり鍛えてやる!」

 

違うんですー。ミロまで加わったら今まで死ぬ確率50%くらいかなーだったのが70%くらいなるわまじで。しかも技が地味。これ重要。技が地味。

 

「このミロ、今まで何人か弟子を取ったが、全員深紅の衝撃には耐えられなかったのだ。お前は耐えて見せよ星矢。我がスカーレットニードルをな!」

「はっはっは!星矢は頑丈だからな!」

 

アルデバランお前そればっかやんか!やっぱ死ね!ミロがウキウキして笑顔が隠せてない。やべぇ笑顔で殺される。お前カミュは隠せてたぞ。なんかウキウキしてはいたけど。

 

 

 

「喰らえ!深紅の衝撃を!スカーレットニードル!」

「ぐわあああ」

 

痛すぎて降伏しますって言えずに14発撃ち込まれました。多分偶然死ななかっただけです。いや、死にかけてたのかな?目が覚めたら処女宮でシャカに小宇宙を送り込んで貰ってました。なんか三人めっちゃ焦ってた。

「馬鹿者!無理なら無理と言わんか!」とか言われたけど、痛すぎて喋れなかったんですって。あー立ち上がったのが悪かったのか。しかし根性があるとか、やはり志は本物だとか話し合ってる黄金聖闘士超怖い。

 

「フッ話は聞いたが君は面白いな」

 

え。シャカまでほんとヤメテ。




悪乗りは加速していく!
なんだこのUA多くね?と思ったらルーキー日間に初めて載ってた!感想や誤字報告に評価、本当にありがとうございます!
勢いだけで書いてるけどね!駄作でも完結させたほうがいいって誰か言ってたので、この感じで最後までやるつもりです


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9.神の化身

修行がやばい。アルデバラン→カミュ→ミロ→シャカがデフォのローテで任務でいない時は誰かが代わりに入ります。

 

なんで生きてるんだ俺は。いや、たまに死にかけてギリギリ蘇生されてるけど。デスマスクが冥界まで迎えに来た時は驚いたね!ついつい亡者の列に並んじゃったよ!あれ?死んでたのかな?唯一日曜日だけは休みにしてもらってます。今日はその癒しの日曜日。師匠(笑)の魔鈴さんなんて最近「星矢、今日の夕飯は旨いね」とか日常会話しかしなくなった。むしろ癒し要素ですわ。

 

この前、あ!ウサギやん!食ったろ!とウサギを捕まえてたら木陰で休んでるシャイナさんに会いました。女性聖闘士しか入ってはいけない場所だったようです。めっちゃ怒られた。

いや魔鈴さん教えてくれなかったからと必死に謝ったら、なんとか許して貰えた。次いでにケガしてたシャイナさんに、我が奥義 赤十字救急法基礎講習直伝応急処置!を繰り出した所、なんか困ってた。

 

困ってるシャイナさん可愛い。素顔が可愛いのも原作で知ってます。「可愛いっすね」って言ったら「馬鹿じゃないのかい」と一発殴られたけど、今じゃたまに一緒にコーヒー飲む仲です。やっぱ山コーヒー最強だわ。え?マスク?コーヒー飲むのにマスクなんて邪魔ですよね。なんかシャイナさん「あ、やべ...まぁいいか」みたいに言ってたから、多分そのうち殺されます。黄金聖闘士が皆でボコボコにしてくるって愚痴ったらドン引きしてたけど。

 

そんなこんな考えながら散歩してたら、着いたのはスニオン岬。あそこにカノンが居たのか。もう居ないね。あの岩牢まで日本から小宇宙送ってたのか。やっぱ女神ってすげぇ!

 

「そこで何をしている」

 

ゾクッとした。嘘だろ。今まで周りに一切気配感じなかったぞ。シャカに感覚を(強制的に)絶たれながら気配を感じる修行もしている俺が!

 

「何をしていると聞いている」

 

ゆっくり振り返ると、いた。やばい。嘘だろ。なんで教皇の衣服脱いでここにいるんですかね。"神の化身"と言われ、その実力は黄金聖闘士の中でも群を抜くと言われる男。"双子座"のサガ。

 

「...今日は休養を貰っていたので、散歩をしていました。立ち入り禁止区域でしたか?」

「いや、そういう訳ではないがな」

 

何か煮え切らない神の化身さん。ていうか今髪が灰色なんですががががが。よし帰ろう。二度と来ないぞ。

 

「お前は確か星矢とか言ったな?何やら黄金聖闘士達が面白い事をしていると噂に聞いたが」

 

やばい。詰んだ?冥界編どころか十二宮編行く前に詰んだ?でも今、最近覚えた念話で助け呼んだら、即刻バレて瞬殺される。または異次元に跳ばされる。ん?でも異次元なら戻れるかな?シャカに地獄に落とされても戻ってこれるようになったし。最悪シャカに念話で異次元からヘルプだそう。自力で戻ってこいで終わるか、修行が足りないって怒られそうだ。

 

「黄金聖闘士達が技を次世代に残したいとかなんとか言ってました」

 

嘘じゃないもん!全員誰の技を一番初めに覚えるかって話ばっかしてるもん!フリージングコフィン覚えて冷凍庫作れるようになったのは除外らしい。嘘やん。正直当初の目的は果たしたからカミュの修行外して欲しいけど、カミュが悲しそうな顔しそうなので言うのは辞めとく。

 

「ほう...技を、な」

 

あー悪巧みしてそうな顔してるわ。嫌な予感がするわ。

 

「小僧、日曜日にここに来い。私が稽古を付けてやる」

 

...はい?え?教皇って暇なの?意図がまったく読めない。なんせ今は悪サガさんだもの。修行に乗じて消される?使えそうなら手駒にして、最悪操るつもりかな?操られた場合シャカがなんとかしてくれる気がするけど。でもサガと関わったら老師とムウに敵と認定される気がするんですが。いや、サガは聖域から行方をくらましている事になってるし、カノンは他の聖闘士も存在をあまり知らないはず。

 

「...貴方からは強大な小宇宙を感じます。お願いします。お名前は?」

「私か?私は...カノンと言う」

 

そう名乗りますよねー。これ博打かな。いや博打ってレベルじゃないな。まぁ既に黄金聖闘士四人に地獄見せられてるし、死ななきゃ同じだよね!ハッピーエンド目指すならサガだって救ったるわ(やけくそ)

 

直ぐに後悔したけどね。

 

「見るか!星々の砕ける様を!ギャラクシアンエクスプロージョン!」

「ぐわあああ」




感想欄で書いてもらってた、アンドロメダ一輝がツボったので出そうかと思ったけど、フェニックス瞬と二人いたら、もうそっちが主人公でしか書けなくなるので辞めた。

面白そうだから誰か書かないかなぁー(他力本願)


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10.デスマスクお前は引っ込んでろ

黄金聖闘士の技の中で一番覚えたかった技。グレートホーン。すげぇんだアレ。聖闘士の技って構えをとり、小宇宙を高め技を放つのが基本の流れ。アニメとかであるように自分の守護星座の形をなぞって小宇宙を高めてるのがオーソドックスな形。あの不思議な踊りだね。MP吸いとれそうな奴。

でもグレートホーンは構えを取らない。小宇宙を高める素振りすらない。いきなり光速の一撃ドカーン。やばくね?なんで噛ませ犬ポジなんだよ。

いや、居合とか言われてたからあの腕組みが構えか。でも腕組んでなくてもいけるからまぁ予備動作いらないのは合ってるだろう(適当)

 

「行くぞ!アルデバラン!高まれ俺の小宇宙よ!うおおお!グレートホーン!」

 

ぺしっ ぐぇっ

 

あっさり叩き落とされました。ワロス。

 

「ふん。まだまだ光速には遠いな。しかし基本は出来てきたな。いちいち小宇宙を高める素振りは余計だがな」

「ははっ。まぁあんだけぶっ飛ばされて何回も見せてもらえたらね」

「それなら雑兵相手くらいは出来よう」

 

え?まだそんなもん?体感的には音速超えてると思うんですけど誰も今どれくらいの速度か教えてくれない。もしかしてまだ音速超えてない?魔鈴さんやシャイナさんに無理矢理見てもらった時も「へぇ...」で終わった。泣いていい?

 

「しかし、速度はまったく足りないが形は出来たな。やはり俺のグレートホーンを一番初めに覚えたか」

「あーいや、そのさ、アルデバラン。実はさ」

「はっはっは!アルデバランよ!一番の座はこのスコーピオンのミロが頂いたのだ!」

「なんだと!」

 

どこから来たんだミロよ。この黄金聖闘士共仲良すぎぃ。それはそれとして、実はスカーレットニードルを先に覚えました。ただミロも速さがまったく足りないがと言ってるけど。ミロも雑兵くらいなら相手出来るかとか言ってたけど。泣いていい?

 

てかあんたら、誰が一番最初に赤ん坊に言葉喋ってもらえるかみたいな対決まじで辞めてよ。俺の実力なんて赤ん坊ですか。黄金聖闘士からみたらそうでしょうとも。

 

 

 

十二宮を何度も往復してると修行以外でも仲良くなった人物がいる。デスマスクだ。多分車田先生蟹座嫌いだろって言いたくなるあのデスマスクだ。闘い以外だと、実は割りと気のいい兄ちゃんなのだ。お前巨蟹宮怖くないのか?って聞かれた時に「何回も通ってたら割りと慣れた。でも暮らすにはこの人面、五月蝿くない?」って聞いたら「そうなんだよなぁ。こいつのお陰で誰も従者になってくれない...」って愚痴られた。聖闘士になれなかったら巨蟹宮で雇うって言ってくれてるけど、丁重にお断りだよ。今じゃたまに飯一緒に食べる仲です。

 

「そういやお前、皆から指導受けてるなら俺からの指導も必要じゃないのか?ん?」

「間に合ってます。いや振りじゃねぇよ。ほんとに間に合ってるわ」

「かぁー、連れないなぁお前」

 

笑って話をするデスマスクには話が通じます。驚きだね!カミュなんてまったく通じなかったのに!

 

「まぁお前も大変だろうからな。頑張れや、応援してやるよ。最悪巨蟹宮で雇ってやるから」

 

ありがとう。ありがとうデスマスク。でも巨蟹宮はいやです。後、飯食ってる時にたまに積尸気冥界波ぶっぱなすの辞めてよ。跳ばされた場所から戻るのだけはスンゴイ上達してるけどさ。ぶっ飛ばしたいその笑顔。




この星矢、黄金聖闘士の技が徐々に効かなくなってきている!まぁすんげぇたくさん喰らった結果だけどね!信じられるか?生身だぜ?一度見た技?やめろ、普通に効く!

日間ランキング2位は本気でびびった。文章量少ない奴は敬遠されてランキング載らないって聞いたのに!


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11.最も神に近い男

「アルデバラン、お願いがあります」

「どうした星矢。急に畏まったりして。遠慮せず言ってみろ」

「うん、実はロドリオ村で俺の姉さんを見つけたんだ。でも記憶を失っていて...」

「そうか...」

「それでお願いなんだけど、アルデバランの所って今は従者いないよね?」

「なるほどな。よし、星矢の頼みだ。いいだろう。お前の姉と言うならお前が保証みたいなもの。つまり師匠の俺が保証だからな」

「ほんとに!ありがとうアルデバラン!」

 

ほんと持つべきものはアルデバランだぜ!一家に一台アルデバラン!

 

「しかし記憶か...よし、一緒にシャカの所に行こう。シャカに話をして頼んでやろう」

 

アルデバランまじ兄貴。俺アルデバランニキ絶対冥界編であんな死に方させない!

 

 

 

「どうだシャカよ?」

「ふむ...記憶を司る脳の一部に僅かだが傷が付いているようだ。何、何度かこのシャカが治療すれば直ぐによくなる」

「ほんとに!?」

 

さすがシャカ!困った時のシャカ頼み!いやぁ昨日修行で五感奪われて気がついたら修羅道に放り込まれてた時は殺したくなったけど、やっぱシャカは格が違うね!

 

「フッ。弟子である君が頼むのであれば、このシャカも一肌脱ぐというもの」

 

まじか。初めに修行の時「大地に頭を擦り付け、私を拝め!」とか言って技ぶっ飛ばしてきた人と同一人物とは思えないわ。てかこの人、弟子に白銀聖闘士が二人か三人くらいいるはずなんだけど。他の弟子よく耐えたね的な事を言ったら「このシャカ。ちゃんと相手を選ぶ眼を持っている」だって。他の弟子だった白銀聖闘士に偶然あって現状伝えたら「可哀想に...死ぬなよ」だってさ。どうしてこうなった。

 

 

「何か余計な事を考えていないかね?」

「まさか!シャカ相手にそんな事」

「まぁいい。君もまさか姉の前で天魔降伏を受けたくはないだろうからな」

 

絶対嫌です。あと六道輪廻と天舞宝輪をセットで撃ち込んでくるのが最近デフォなのでそれも辞めて。

 

 

最近「次の段階に行くか」とか言って、黄金聖闘士が二人同時に技を仕掛けて襲ってくるようになってきた。やっと一人相手なら半分くらいは避けれるようになったのに!またサンドバッグに逆戻りだよ!

冥界で三途の川に石でピラミッド作れたくらい死にかけてるんだからね!ピラミッドの横にもう一個いまピラミッド建設中だから!いつもデスマスクが迎えに来てくれるけど。ありがとうデスマスク!俺、原作より死にかけてる数多いよね絶対!でも原作より弱いとかなんなん?いつ音速に到達するの?

 

この前、聖域を歩いてたら他の天馬座候補生から「おい、星矢だ」「ほんとだ、十二宮で黄金聖闘士からぶっ飛ばされ続けてるって噂だぜ」「指導とかいう虐待らしい」「他の候補生が俺も指導してと十二宮行ったけどぶっ飛ばされて一日で再起不能らしい」「あぁ、大体黄金聖闘士に弟子入りするとか気が狂ってるとしか思えないわ」とか噂が立ってた。

シャイナさん繋がりでカシオスともたまに喋るが、俺のせいで天馬座候補生が激減してるとか聞いた。解せぬ。

 

 

あ、この前「そこの君、私は美しいだろう?」とか訳の判らない絡み方してきた"蜥蜴星座"リザドのミスティがうざかったので"魚座"ピスケスのアフロディーテに「なんかリザドのミスティって奴が一番美しいのは私。後は不細工しか聖域にはいないって言ってた」って言ったら、「許してやってくれ。無知は罪なのだ。どれ私みずから美というものを教えてやろう」とか言う面白展開が起こった。

 

なんか市みたいな不細工面で顔面ボコボコした奴が廃人みたいに「アフロディーテ様万歳。アフロディーテ様美しすぎ」とかぶつぶつ言ってたけど、俺関係無いよね!

 

...

 

...

 

戦わずして勝つ!これ兵法の基本!って昔の偉い人が言ってたって誰かが言ってた。

 

その後、仲良くなったアフロディーテからよくお茶に誘われます。この前出されたロイヤルデモンローズティーとか全身麻痺するぐらい美味しかったです。




双子座ジェミニの瞬「まだ兄妹がいたらしい」
アンドロメダ一輝「な、何!」
双子座ジェミニのエスメラルダ「こんにちは」

というよくわからない夢を見た


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12.第一回星矢ドラフト会議

ここは教皇の間です。星矢です。教皇の間の空気が最悪です。帰りたい。

 

「だから星矢は将来蠍座を継ぐ人間だと言っている!」

「何をいうかと思えば。ミロよ。このシャカと星矢が出会った事は神からのお導き。星矢は乙女座を継げる男なのだぞ」

「まぁ待て。星矢は積尸気を自由に往き来出来るようになったんだ。蟹座の導きとだって言えるだろう?(つーかあいつエイトセンシズ目覚めてね?どんどん冥界の奥の方に行ってるみたいに言ってたが)」

「というのかデスマスクお前いつの間に星矢に」

「それを言うなら双魚宮に咲き誇るロイヤルデモンローズの毒も、星矢はもはや苦にはしないのだ。魚座が導いた事だと言えるだろう」

「お前までかアフロディーテ!」

「フッ、星矢は既に氷の闘法を使いこなし始めている。水瓶座こそ星矢を選んだのだ」

 

どうしてこうなった?頭がパンクしそうだぜ。肩に手をポンっと乗せて、分かってるぞみたいな顔しないでアルデバラン!

 

「星矢が一番最初に使えるようになったのは俺のスカーレットニードルだ!」

「それを言うなら我がフリージングコフィンのほうが早かった」

「念話やテレポーテーション、超能力は私が教えた。六道の世界に旅立たせ、星矢の小宇宙を高め続けたのも私だ」

「冥界にしょっちゅう行ってるのも星矢の小宇宙を高めてる事の手伝いになるよな?」

 

なんかみんなの周りからゴゴゴゴゴと小宇宙が高まり出してる。やべえ。

 

やめて!皆、私の為に争わないで!

 

「皆、静まれ!」

 

教皇の一言で場が落ち着く。というのか粗方意見が出るのを待っていたみたいだね。さすが髪が青い善サガさんやで。

 

「星矢自身に聞く。お前はどうしたい」

 

全員の目がギロっと凝視している。これ発言間違ったら詰む?なんか下手したら俺の人生が詰むか、ここで"千日戦争"が勃発、いや多発しそうな空気なのは気のせいでいいよね?

 

「俺は"天馬座"の聖衣を目指して今まで修行してきました。それはこれからも変わりません」

 

聖域に来て五年。あと一年だしね!

 

『はぁ?』

 

なんか皆が呆れてる?Why?

 

「お前今更青銅聖闘士とか本気か?」

「青銅くらいなら初めて会った時には余裕で纏える小宇宙はあっただろう」

「いや白銀でも行けただろ?」

「そうなのか?弱いとしか判らなかった」

「うむ、弱かったな」

 

...え?

 

「黄金聖闘士の小宇宙に限りなく近づいてる今、少しは自覚したほうがいい」

 

怒られた。え?これ俺が悪い?

 

「はっはっは!」

「アルデバラン?」

「星矢はとりあえず天馬座にするのだろう。アテナのお膝元で我らが言い争いなんぞ、もってのほかだろう」

「確かに...」

「過去青銅や白銀から黄金聖闘士になった例は幾つもある。我々もまだ引退するには早すぎる。次代の候補が青銅にいる。いまはそれでいいではないか」

 

さすがアルデバランえもん!溢れる男気で話纏めた!でもとりあえずって何やねん!本命やぞ!しかもまだ成ってないぞ!とかせっかく話が纏まってきたのに水を差したりは絶対しません。空気読みます。たまには。

 

「アルデバラン、デスマスク、シャカ、ミロ、カミュにアフロディーテよ。話は着いたな?」

『は!』

「星矢よ。"天馬座"を争う闘いは一年後と決まっている。分かっているな?」

「え?」

「相手に敬意を払い全力を出し、かつ無益な殺生はするな」

 

そんなん無茶苦茶やん。てかほんとにそれだけ実力付いてるならもう聖衣貰えませんかねぇ?

 

「決まりだ」

 

あっはい。心読まれた。最後に念話で「お前は双子座を継ぐ男だ」とか言われてビクッてなったのは内緒のつもりだけど、挙動不審を怪しまれて皆に詰問されました。こればかりは言えねぇ。

 

打ち上げにBBQパーティーが行われて凄く楽しかったです。シャカは肉があるので来ませんでした。




うちの正ヒロインは星矢!十二宮編どうなるんですかねぇ

夕方、17話と19話が表示されて混乱した人、申し訳無い。投稿時間弄り間違えました。すぐ直したからあまり見られてないはずだけど。


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13.死闘(相手が)!天馬座聖衣を巡る闘い!

聖域にきて六年が経ちました。コロッセオにて天馬座の聖衣を巡る闘いが始まりました。俺だけ総当たりとか言う理不尽極まりない闘いです。修行の最後の半年、黄金聖闘士六人で襲ってきたりとかあったけど、死なないほうがおかしいよね?対応出来たの最後の一月だけだよ。光速の突進力を生かした移動技、グレートホーン避けを編み出したお陰で避ける確率上げれたからね!グレートホーン便利!さすがグレートホーン!さすグレ!

 

客席にはアイオリアとシュラ以外の黄金聖闘士達が、聖衣着用で仁王立ちしてます。威圧感凄すぎぃ。

 

「一回戦、始め!」

「死ね!星矢!」

「グレートホーン(全力っぽい手加減ver」

「ぐぇっ」

「勝者、星矢!」

 

「二回戦、始め!」

「行くぞ星矢!」

「グレートホーン(以下ry)」

「勝者、星矢!」

 

いやぁ今日は余裕でしたわ。さすグレだね!

 

「おい星矢!」

 

あれ?弟子の勝利にアルデバラン以外怒ってないですか?

 

「何故スカーレットニードルを使わない!」

あんな拷問技こんな所で使える訳ないじゃないですかやだー。

「...ダイヤモンドダストは見栄えもいいし客も湧くんじゃないか?」

すいませんグレートホーンが楽だったのでつい。

「積尸気に送り込んじまっても勝負は早いだろう?」

それ誰が迎えに行くんですかね。やだよ面倒臭い。

「あぁいう場なら私が渡した薔薇こそ映えるのは解るだろう星矢」

いやピラニアンローズぶっぱは片付け大変そうだしさぁ。

「一瞬で五感を断てば済む話だろう?六道に落としてやってもいい」

迎えに行くのも五感戻してやるのも面倒臭いです。

 

まぁさすがにサガは関係がバレるのは不味いからギャラクシアンエクスプロージョンをとか言ってはこない。異次元に跳ばせとか言ってたけど。そんな事善サガさんは言わない!多分悪サガさんや!

さすがに六年間も指導受けたら色々出来るようになっちまった。お陰で手加減が難しいです。あ、でも公式には師匠は魔鈴さんです。だから俺の力は全部魔鈴の功績です。魔鈴さんどや顔してもいいのよ?マスクで見えないけど。

俺の力を大体把握してるシャイナさんはカシオスに辞退させてました。カシオスも俺の力は大体知ってるので、なんかホッとしてました。まぁあれだ、後ちょっとだし師匠方の言うことも聞きますか。

 

 

「第三回戦、始め!」

「ミロ直伝リストリクション足すカミュ直伝カリツォーの重ねがけ!」

「体が動かない!」

「喰らえ!深紅の衝撃!スカーレットニードル!ついでにダイヤモンドダスト!」

「ぎゃあああ」

 

 

「第四回戦、始め!」

「開け積尸気よ!」

「何!後ろに冥界への穴が!」

「さぁ冥界に吹き飛びながら死ね!ロイヤルデモンローズ!」

「ぎゃあああ」

 

「...五回戦、始め」

「天舞宝輪!さぁお前の五感を奪ってくれよう!まずは嗅覚!聴覚!味覚!怖いか!はは!聞こえないか!視覚!最後に触覚!これで何も感じる事は出来まい!くらえ!天魔降伏!」

ドカーン

 

「あ、残り全員棄権しました。」

 

やったぜ!これで"天馬座"の聖衣手に入れたぜ!原作だと日本人なんかに!みたいな空気になるはずだけど、みんなドン引きして、これはどうしようもねぇみたいな空気になってる。師匠(笑)は魔鈴さんだからね!

黄金聖闘士達は皆、どや顔で私が育てたみたいに言い合いしてる。あれだけ死ねば強くなるだろとか言ってる。ワラタ。確かに死んでも死んでも死んでましたね。

 

死なないのがそもそもの目標だったような。

 

...

 

まぁいいか。

 

さて、日本?帰りませんよ?なんで帰るの?姉さん金牛宮よ?あ、美穂ちゃん?美穂ちゃんは会いたいなぁ。銀河戦争?サガに怒られるやん。嫌だよあたしゃ。




星矢覚醒!けどアホな子になってる!殴られすぎぃ!死んだ回数恐らく三桁。もう光政の血は一滴も体に流れてないだろって原作風には言える。あとは蹂躙するだけ?この星矢愛され属性と不幸属性両方持ってると思うんだよなー。


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銀河戦争編
14.勅命!忠実なる女神の聖闘士、日本へ!


「ペガサス星矢只今参りました」

 

たかが青銅をわざわざ呼び出すとか何考えてるんですかねサガさんや。ちなみに聖衣着てない。まだ箱開けてない。部屋でガタガタ暴れてる。五月蝿い。箱って独りでに動くの?教皇の間で聖衣着てないからなんか言われるかなーと思ったけど、誰も突っ込まない。まぁドラフト会議でしょっちゅう来てるからかな!

 

「うむ。今日呼び出したのは他でも無い。星矢、日本で行われようとしている"銀河戦争"というものを知っているか?」

「まぁ呼び出し状は来てたので...焚き火の種火に使い燃やしました」

「お前という奴は...聖闘士同士が私利私欲の為に闘うなど言語道断。しかも本物かどうかはわからんが、聖域から失われた"射手座"の黄金聖衣が景品になっているという。断じて見過ごす訳にはいかん」

 

あれ?アニメだと始めは無視してなかった?漫画だと氷河を刺客として潜入させてたような。

 

「そこで星矢、お前はこの"銀河戦争"なるものに参加し、参加している愚かな青銅聖闘士を打ち倒し"射手座"の聖衣を持って帰ってくるのだ」

「ちょっと待ったー!」

 

ミロ!相変わらず滅茶苦茶な奴!

 

「騒がしくして申し訳ありません教皇。しかし、星矢は蠍座になる男!射手座の聖衣を手に入れさせるなど反対です!」

 

お前その話はドラフト会議だけって決めてたやろ。この前の第五回の打ち上げのスイーツ食べ放題は、この世界に生まれて初めてのスイーツで感動して泣いちゃった。みんなが暖かい目で見てたのは覚えてます。

 

「ミロよ。誰も星矢を射手座に任命するとは言っていないだろう。」

 

星矢は双子座なんだからとサガの声が聞こえてきそうです。聖域で新人青銅の俺に黄金聖衣の話題を振ると、光の速さで黄金聖闘士の誰かがやってくるのは、もはや常識!みんな過保護過ぎ!

 

「安心しました教皇」

「俺みたいな新人の青銅が、同じ聖闘士9人も一気に相手にするなんて任務重くないですか?」

「は?何言ってんだお前。相手はたかが青銅。さっさと片付けてこい」

「星矢よ、白銀聖闘士が成り立ての青銅聖闘士に絡んだ挙げ句、聖衣毎ボロボロにされごみ捨て場に五人程捨てられていたと聞く。聖衣着用の白銀五人を生身で一撃だったそうな。因縁を付けられた上、生身の人間に相手が先に拳を放ったとは言え、やり過ぎな話だと思わないか?」

「ペガサス星矢、青銅になっての初任務、地上の平和の為に喜んで身を粉にしましょう!」

「うむ」

「星矢!頑張れよ!」

 

念話でサガが「誰も見ていないから相手はギャラクシアンエクスプロージョンで倒すように」とか言ってきました。全国ネットで放送されるんですがって言ったけど、聖域にはテレビどころか電気も無いから大丈夫だとかなんとか。

 

あ、なんか家にしょっちゅう黄金聖闘士が来るせいで、魔鈴さんが黄金聖闘士達をたぶらかす魔性の女って聖域で噂が流れてました。魔鈴さんにたぶらかしてるのは星矢なんだけどねとか意味不明な事言われました。あと魔鈴さんを拝むと小宇宙が上がるとか色々噂が流れてました。大変だね魔鈴さん!




月曜から7時と19時に更新に変更してます。つまり月曜分はこれと合わせて三連投稿だね!

展開予想されすぎぃ!分かりやすいよね!いやいいのよ?どんどんやって。ただもう暗黒聖闘士編まで書き終わってて展開変更出来ないから、当てられたり文句言われようが、そのまま投下しちゃうんだから!だって目標は冥界編まで書き終わらす事なんだから!完結って大事だと思う!初投稿だから展開変更とか器用な真似出来ないんだから!(言い訳)


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15.邪武久しぶり!馴れ馴れしいなぶっ飛ばすぞ

六年ぶりに日本に来ました。一応航空券だけは燃やさなくて良かった。いや右足が沈む前に左足出せば海渡れるし、そっちの方が早いってみんな言ってたけどギリシャから日本遠いわ。面倒臭い(出来ないとは言ってない)し濡れるの嫌だし。姉さんにお土産に味噌と醤油を頼まれたので、さっき速達でロドリオ村に送りました。聖域は配達無理なんだよなぁ。まぁのんびり移動して、富士山登って御来光眺めてから城戸邸に到着。

 

「貴様星矢!遅いぞいままで一体」

「スカーレットニードル」

「ぎゃああ」

 

しまった。辰巳を見たら反射的に。一発ならセーフだよね?先っちょしか入れてないよ!

 

「星矢、久しぶりなのにずいぶんですね」

「ずいぶんなのはそっちの態度だと思うけど?」

 

おーおー美しく育ちましたね沙織お嬢さん。でも小宇宙はまだ感じないね。やっぱ鬼畜爺の遺言で目覚めるのかな?

 

「星矢!久しぶりだな!」

「お!邪武か。久しぶり、元気?」

「ああ!"一角獣座"の聖衣、ばっちり手に入れてやったぜ!お前との約束だからな!また会える日ばかり楽しみにしてたんだ!」

「そっかーおめでとー」

「はは、よせやい。照れるじゃねぇか」

 

え?何お前そんなベタベタすんなし。お前ホモなん?

 

「先に着いてる他の青銅達も、皆お前の事ばっかり心配してたんだぜ!みんな喜ぶぞ!」

「そっかー」

 

なんだコレ。いや別に俺は美穂ちゃんに会いたいだけなんだけど。

 

「星矢!聖衣を置いていけ!明日からお前も銀河戦争に出場するんだ!」

「スカーレットニードル(先っちょver)二発目」

「ぎゃああ」

 

いや、まぁちゃんと出るよ?命令だし。でも辰巳の声を聞くと反射的に。邪武が「拳がまったく見えない...」とか言ってるけど、別に小宇宙も特別燃やしてないよ?ただ光速でちょんって差し込んで、ちょろっと小宇宙流し込んで激痛を走らせる簡単なお仕事です。あ、でもちゃんと嫌み言っとかないと。

 

「で?姉さんは?あれー姉さんはどこかなー?」

「貴方の姉は、貴方がギリシャに行ってすぐ行方が分からなくなりました。...もし貴方が銀河戦争で優勝したならグラード財団が総力を上げて貴方の姉を探しましょう」

「帰ってくるかも判らない孤児の姉なんて、そりゃグラード財団様は探さないよね」

「星矢...」

「出るよ。けど、城戸邸で過ごすのは嫌だ。別の家用意してくれよ」

 

姉さんギリシャの聖域で、金牛宮で無事働いてるけどな!原作のヨットハーバー近くの広い部屋いいよね!日本の我が家GETだぜ!

 

早速星の子学園行って美穂ちゃんに会って海岸沿いをデートして。これリア充って奴だよね!美穂ちゃん可愛いね!カミュの付き添いで一緒にアスガルドまでデートしたりした時とは訳が違うよ!色々あったよ!その時仲良くなったヒルダとは毎晩念話する仲です。ヒルダまじ美人さん。

 

あ、いまなんかゾクッときた。聖域から出る時に、シャイナさんが無事に帰ってくるんだよってマスク外した状態で言ってたけど、あれなんかのフラグやろか。




ユニコーン邪武、無限の螺旋力を持つ男!
アンドロメダ一輝「ローリングディフェンス!」
螺旋力邪武「俺の角ドリルに貫けないものはねぇ!」
という夢を見ました。

この邪武なら主人公いける!誰か書いてもいいのよ?面白いと思うの。アンドロメダ一輝とジェミニの瞬&エスメラルダもね!番外編作って殴り書きしちゃおうかなー。でも誰かに書いて欲しいなー。

次回、無惨!檄の最後!お楽しみに!


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16.大問題発生

...

 

...

 

やばい。

 

やばいやばいやばいやばい。

 

ちょっと無理。冷静になれない。どうしよう。こういう時は素数を数えるんだ!1,2,3,4,5,6,7,8,9,10

 

無理。

 

いや、初めてさっき聖衣の箱開けたんだけどさ。おかしいんだよ。他の奴の聖衣見てアニメ版だわって思ってたんだけど。

 

聖衣の箱から出てきたのは"ペンダント"のみ。

 

 

 

いやいやいやいやなんで"Ω"の天馬座聖衣やねん。どうなってんのコレ?とりあえず付けて、小宇宙燃やしたら展開されて、ちゃんと"Ω"の天馬座初期聖衣でした。え?まじなんで?この世界に跳ばされた時並の衝撃なんだけど。箱背負ってた時になんかカランカラン聞こえるとは思ったけど!

 

やべえ。この世界の流れが分からなくなってきた。何?時空捻れてるの?大神クロノスなんかした?おいアイオリア、ちゃんと処理しとけや!おれ雷使えないからクロノス無理やぞ!

 

なんか混乱して、何回も聖衣消したり着けたりしてたら気が付いた他の青銅が、「え?そのペンダントが聖衣?どうなってんの?」って聞いてきたから「これ聖域印の最新聖衣。どやぁ」って言っておいた。皆「聖域すげぇ!未来に生きてる!」って言ってたけど、これマジもんに未来の奴だからな!まぁいいや!デザインカッコいいし(白目)

 

もう混乱したまま気が付いたら一回戦始まってた。しょうがないからリングに上がる。狭くない?このリングの耐久性大丈夫?

 

「一回戦!"天馬座"ペガサス星矢対"大熊座"ベアー檄!」

 

 

「星矢!俺はカナダのロッキー山脈で大熊を何万頭も締め殺してきたのだ!降参するなら今のうちだぞ!」

 

は?それ嘘やろ。六年やぞ。何万頭て。一日何頭?ってかロッキー山脈の熊、絶滅しないそれ?冬は冬眠中の熊掘り起こして締めるの?お前カナダ政府から手配されたりしてない?大体俺そんなに死んでないぞ!言い過ぎ!

 

「カーン」

「何!?なんだこれは?小宇宙のバリアだと?くっ」

「いや、ちょっと考え事してるんで黙ってて」

「ふざけるな!うおおおおお!」

「うるせえ!積尸冥界波!」

 

よし、静かになった。んー周り見てもやっぱアニメ版だよな。おかしいのは俺だけか。ん?俺がおかしいのはもとからか?じゃあ正常って事でいい?(錯乱)

ふと見上げると、黄金聖衣の箱がガタガタ言ってる気がする。なんかこっち見てる気がする。...まだ中に一輝入ってないよね?あいつあの中で黄金聖衣と一緒にスタンバってたんだよな。絶対狭いわ。じゃあ何が見てるのさ?怖。

 

「...矢!星矢!」

 

なんかリング外から呼ばれた。

 

「星矢!檄は何処に!?」

「冥界の入り口、聖闘士ならそのうち戻ってくるだろ」

「そんな事出来るか!」

 

え?出来ないの?みんなあんまり冥界行ってない?俺コンビニ感覚なんだけど。あ、この世界まだコンビニ無いんだっけ?あるっけ?

 

「そっか。じゃあちょっと迎えに行ってくる」

 

積尸気に行ったら檄は亡者の列に並んでました。あー俺も修行時代によく並んでたわ。結構待ち長いよね。ディ○ニーのアトラクション並かな!

 

「ただいまー」

「うう...」

「もう考え事いいや。檄、仕切り直しだ」

「...さっきのもうしないか?」

「冥界波?しないしない」

「よ、よし!では行くぞ!」

「リストリクション!」

「う、動けない!」

「さぁぶっ飛べ!グレートホーン」

「ぎゃああ」

 

ぶっ飛んだが、うまくコーナーに引っ掛かり立ってる(ような感じで気絶してる)檄!

 

「グレートホーンでまだ立っているとはやるな!これでどうだ!スカーレットニードル一気に十発!...何だと!声すら上げないとは!...しょうがない!五感剥奪!...まだ立ってるだと!?さすが檄!これほどとはな...よし受けてみろ!これが星々の砕ける様だ!ギャラクシアンエクスプロージョン!よし!吹っ飛んだな!無事に大地を踏めると思うなよ!喰らえ!オーロラエクスキューション!」

 

 

...

 

この後肉体に小宇宙流して修復した後に冥界に迎えに行きました。あと他の青銅がドン引きしてました。修行の最後の年は毎日こんな感じやったけど、みんな違うの?

 

なんか試合後、ちょっとグロくなった檄の事を言ってるのか「星矢の試合は倫理的に放送出来ない」って言われた。生放送じゃなくて良かったね!リングが半壊して次の試合まで長引いてクレームの嵐。星矢見て怯える観客多数。後、ダメージを数値化するシステム合ったのに全部表示がerrorって出て撤廃されました。納入業者の人、クレーム処理の人、まじごめん。




まさかのΩとエピGフラグ?がっつり物語絡む?どうかなー

Ωの天馬座聖衣の肩の部分みてシャイニングガンダム!って思ったのは僕だけだと思います。

初代しか知らない人でも平気な程度かな!星矢はゲッターみたいに世界がたくさん分岐してるから、深く考えたら負け


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17.星矢の逆鱗

聖域が大騒ぎになりました。黄金聖闘士六人が日本に派遣される寸前でした。何があったか?そりゃあれですよ。

念話するの忘れただけです。朝、今日から銀河戦争始まるから、今日一回戦だからーって念話したのを最後に、聖衣のお陰でテンパり過ぎて念話するの忘れてたし、相手から念話来ても無視しちゃってたらしく「星矢の身になにかあったのでは」とミロが騒ぎ出して、俺が確認に行く!いや俺が!みたいになって、何故か教皇が、「よし、全員行け!」な展開だったらしい。

シュラとアイオリアが止めてくれてなかったら、東京消滅してたかも知れない。めんご。

 

てか他の青銅達の試合見てたんだけどさ。いや、凄いね!みんなちゃんと手の内を相手に見せないように、小宇宙も技も隠しながら、しかも観客が湧くようにわざとゆっくり闘うなんて!俺何も考えてなかったよ!あんなに遅い攻撃をわざと受けるとか。しかも痛そうに演技まで!俺だけ遅刻したから教えてもらってないわ!そういう事なら早く言ってよね!どうりで他の青銅達がドン引きしてた訳だよ!俺だけガチとか恥ずかしいやん!

 

あ、氷河が「星矢、お前のさっき使ったオーロラエクスキューションというのはまさか...」とか言ってきました。「カミュ直伝だけど?あ、氷河は水晶聖闘士の弟子だから、水晶聖闘士は俺の兄弟弟子になるから、氷河は俺の弟子みたいなもんだよね!師匠って呼んでもいいのよ?」って言ったら、地面に膝ついて「なんだと...」って悔しがってました。ワラタ。

 

 

さてさて。

 

「"天馬座"ペガサス星矢対"龍座"ドラゴン紫龍!」

 

「星矢!お前は強い!この俺も腕試しにと参加したが、お前程の男にどれだけ通じるか。しかしこの"龍座"の聖衣の盾は88の星座の中でも最硬の強度を誇る!この盾を破れるか星矢!」

「...は?...おい紫龍」

「なんだ?」

「その盾は黄金聖衣より硬いのか?」

「何?」

「神話の時代より一度も傷ついた事のない黄金聖衣より硬いのかと聞いている!紫龍、黄金聖闘士の聖衣を侮辱するつもりか!許さない!」

「な、なんだこの小宇宙は!?馬鹿な、人間がこれほどの小宇宙を放つと言うのか!老師の小宇宙さえ越えている!ま、まだ高まるだと!?」

「紫龍!盾を正面に構えろ!死にたくなければな!...まだだ!爆発しろ!俺の小宇宙よ!行くぞ紫龍!ペガサス彗星拳!」

「な、拳が見えな...盾が!ぐわあああ」

 

 

 

...やべ。やりすぎた。盾もキャストも粉々に砕いてぶっ飛ばして、リングぶっ壊して壁に激突して、更にバウンドして反対側の壁まで吹っ飛んで壁にめり込んだ。

あ、春麗が泣きながら紫龍に駆け寄って行く。担架で運ばれて行く紫龍を止める瞬。心臓が止まってるとか騒いでる。心臓くらいしょっちゅう止まるやろ大袈裟な。

え?なんか心臓を動かすには反対側から同じ聖闘士の拳を同じ威力でとか言ってるけど。あ、春麗気絶した。

 

え?もう一発?倍プッシュ?って瞬に言ったら顔を逸らされた。僕が支えるから...とか言って紫龍を支える瞬。ガタガタ震えてる。まぁそこまで言うなら...原作的に紫龍は聖衣無いほうが頑丈そうだから貫通はしないだろ。

 

 

 

その後、余波で死んだ瞬含め二人を冥界に迎えに行きました。紫龍の聖衣砕き過ぎた。直るかなぁ。清掃の人にチリトリで集めといてって頼んでおいたけど。

 

試合後、なんか射手座の黄金聖衣の箱見た瞬間、パァァァって光って怖かったです。




多分ビッグバンが起きました(白目)射手座聖衣にチョロインの可能性浮上。

流星拳「僕の出番は?」

原作見てて、星矢の流星拳は秒間90発(うろ覚え)、紫龍の昇龍波の弱点1000分の1秒!星矢の勝ち!
さすが車田先生だね!

感想全部見てます。励みになってます。超嬉しいです。返せてなくてほんとごめんなさい。


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暗黒聖闘士編
18.不死鳥参上!


まさかのコロッセオ出禁。

 

ワロタ。

 

まぁ正確には試合ある時だけ来いって言われてるけど。無観客試合になるらしいけど。リングや壁壊しすぎとか、対戦相手が毎回グロい事になるから星矢を見るだけで客が恐怖してるとか。二試合共に放送禁止だって。

 

嘘やん。あの程度で何言ってんの?って言ったんだけどお願いしますって本気で頼み込まれた。

 

どうしよう。面倒臭くなってきたから次の試合で手が滑った事にしてリングサイド毎、ギャラクシアンエクスプロージョンでぶっ飛ばして終わらせようと思ってたのに。まぁいいや。三日後来いとか言われたから、それまで美穂ちゃんとデートや!

 

その前に紫龍の所にお見舞いに行った。春麗が、目が合った瞬間「ひぃっ」って言ってベッドに寝ている紫龍に抱きついた。え?傷付くんですけど。紫龍には感謝されたけど、やっぱ聖闘士同士しか判らない事ってあるよね!

 

よし!今度こそ美穂ちゃんとデートや!

 

って思ってたんだけど、"鳳凰座"フェニックス一輝による盗難事件発生。タイミング悪すぎぃ。ていうかこれなんて報告すればいいんだよ。とりあえず「出禁食らって謹慎してたら暗黒聖闘士一派に黄金聖衣盗まれました。取り返すまで聖域に帰りません」って念話して、来いって言われたから城戸邸まで。

 

着いて案内されたら紫龍と瞬と沙織お嬢さんと辰巳がいた。空の黄金聖衣の箱だけ置いてある。てか紫龍呼ぶなよ。怪我人やぞ可哀想に!

 

「ちーっす」

「星矢!」

「来てくれたのですね、星矢」

「星矢!今氷河が暗黒聖闘士を追ってくれているよ!他の青銅聖闘士はみんな一輝兄さんにやられてしまって...兄さん...どうして」

「デスクイーン島で地獄を見たとか言っていたな、よほどひどい目にあったのだろう」

 

 

え?紫龍現場にいたん?お前春麗心配するから大人しくしとけって。聖衣粉々のくせに。地獄かぁ。何回も行ったけど一輝に会った事ないけどなぁ。

 

...あ、エスメラルダか。なんか黄金聖闘士にボコられ過ぎて、前世の記憶がちょっとあやふやになってきてるんだよなぁ。

 

「今戻ったぞ!」

「氷河!」

「一輝達は埠頭に向かったようだ。恐らく船でデスクイーン島に戻るつもりだろう。途中で暗黒聖闘士共に足止めされて最後まで追えなかったが...」

「よっしゃ。氷河、埠頭まで案内宜しく。瞬、来るよな?」

「もちろんだよ星矢」

 

やだ瞬可愛い。でも彗星拳の余波だけで死ぬとか、もうちょい鍛えなきゃ駄目だと思うぞ?

 

 

あ、聖域にしばらく帰らないって連絡したら「十二宮の空気が殺伐としてきたからなるべく早く帰ってこい」って魔鈴さんから連絡ありました。なんか夜中に魔鈴さんとこまで来て黄金聖闘士達が騒いでたらしいです。また魔鈴さんの噂が増えるね!




星矢のアホの子化が止まらねぇ

fateでセイバーに召還された山羊座カプコーンのシュラ!ってありそうだけど誰か知ってます?まぁエピソードアサシン読んどけってなりそうだけど

あってもなくても妙義にfateなんて書けるわけないけどな!射手座の黄金聖衣を纏った星矢のISは書きたい気もするけども!


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19.なんか黄金聖衣のほうからこっち来た

埠頭まで、氷河の案内で走ってたんだけどこいつら遅。でもみんなNARUTO走り上手いね!この走り方は聖闘士のデフォだよね。初代もΩもNARUTO走りやってたわ。NARUTOが聖闘士リスペクトしてもいいのよ?(時系列混乱)

 

「...ん?止まれ!二人共!」

「どうした星矢!」

「...来る!」

 

目映い光に包まれて、目の前に突如として現れたのは射手座の黄金聖衣。あの本物と悟られないよう光政爺がヨーロッパの甲冑風にカモフラージュしている黄金聖衣。

 

「...やっぱださい」

 

なんやそのマスク。もしそのままやったら機会あっても絶対被らないわ。あ、ださいって言ったら悲しそうに光が弱くなった。てかなんでここにあんの?わざわざ行かなくて楽だけど。

 

「星矢、これは一体...」

「どういう事なの星矢?」

 

俺が知るかよ!日本に来て判らない事だらけだよ!聖域帰る!魔鈴さんの豆スープ飲むんだ!あれ「これを星矢が毎日食べて強くなったらしい」っていま聖域で幻の料理って言われて一大ブーム起きてるだからね!

 

あ、正面から一輝達が慌てて走って来た。超慌ててぞろぞろと尾びれビラビラさせて。なんか可愛いぞ。公式チート一輝よ。

 

「くっ、やっと追い付いた...お前は星矢か!一体何をした!」

 

いや俺が聞きたいんだけど。

 

「よう一輝、相変わらず顔濃いな。反抗期なんだって?」

「貴様馬鹿にしよってぇ!俺はデスクイーン島で地獄を見てきた!お前ら他の青銅共と一緒にするなよ!」

「俺、地獄の餓鬼に餌上げたりして、お手とお座り教えたくらい常連だけど?地獄の修羅達に豆スープ流行らせたのも俺よ?」

「ふざけるな!喰らえ!鳳凰の羽ばたきを!鳳翼天翔!」

 

ふざけてないし。ほんとだし。と目の前に迫る鳳凰の炎の風。あ、これ丁度いいわ。

 

「開け積尸気」

「何!?俺の鳳翼天翔が穴に吸い込まれていくだと!」

 

いや最近ゴミ捨てとかに積尸気開き使い過ぎて、冥界の入り口がちょっと生臭くなってきてたから、これで焼却処分出来るよね!って思って穴の中チラって見たら、スンゴイ燃えてた。ヤバい。放火やんこれ。冥界放火事件とか凄いな。ハーデス軍挑発しすぎやん。

 

「一輝...お前、冥界に火を付けて燃やすとかなんて事をするんだ...神をも恐れぬ男よ」

「何故俺のせいにする!その穴を開いたのはお前だろう!」

「...兄さん、今の星矢と言い合いしても無駄だと思う」

 

おい瞬、お前どっちの味方なんだよって言おうと思ったら、目の前の黄金聖衣がなんかガタガタ震え出した。あ、余計なパーツをパァァンと弾いて本物になった。

 

「おー、格好良くなった」

 

格好いいと言った途端にぱぁぁと光が強くなる射手座の黄金聖衣。何この子可愛い。なんかめっちゃこっち見てる気がする。いや目は無いけど。

 

「くっ!一体なんだと言うのだ!」

 

すぅーっと俺に近づいてくる黄金聖衣。

 

射手座の黄金聖衣が仲間になりたそうにこっちを見ている。着ますか?着ますよね?着てもいいのよ?みたいな感じです。ずぃぃっと近付いて来ます。なんだこの清楚系ビッチみたいな聖衣。いや、着てもいいけど着ちゃうと色々な問題が発生しちゃうんだよ。聖域で。実は今着てないから、天馬座の聖衣もまだ二回しか着てないのよ?ほら、胸元でペンダントがピカピカって光りながらなんか抗議してるし。

 

 

え?聖衣ってこんなに自己主張するの?なんか周りも呆然としてるし。

 

「くっ!」

 

一輝が黄金聖衣からマスクだけ無理矢理取って(なんか聖衣がいやいやしてた)、「今日は勘弁してやる」とか言って逃げた。やべ、訳が判らな過ぎて茫然自失状態になって見逃してしまった。周りに残ってた暗黒聖闘士共に「お前らちょっと消火して来い」って言って積尸気に放り込んでおいた。




射手座聖衣「私綺麗でしょ?そんな子より私といい事しない?」
天馬座聖衣「誰よあんた!私の星矢に近づかないで!」
オーディンローブ(チラッ

天馬座聖衣は幼なじみ。射手座聖衣は全校生徒憧れの学園のアイドル。オーディンローブは通学中の星矢を見て一目惚れした子っていう薄い本が出る夢を見た。


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20.女神覚醒!女神と天馬座

黄金聖衣に「ハウス!」って言ったら、とぼとぼって表現が似合う感じで城戸邸に飛んで行った。箱あるしね。胸元でペンダントがどやぁって感じでピカァっと光ってる。いや、ほんとどうなってるのかねコレは。

 

なんか疲れたから後、宜しく!後はお前達でなんとかしとけよって言って帰宅した。色々あると投げ出したくなるよね。でもどうせマスク取り返しに行かないと駄目だから、また一緒に行動しなきゃいけないんだけどね。

 

聖域に報告出来ない。いや後マスクだけっすわーってだけ報告したけど。黄金聖衣のピカピカした主張は報告してない。というか天馬座の聖衣の件も報告してない。なんとなく報告出来ない事が増えていくなぁ。帰りたくなくなって来た。

 

...

 

難しい事なんか知るか!敵は倒す!物語の伏線が難しくて風呂敷畳めそうに無かったら風呂敷燃やす!細かい事なんか知るか!ふて寝したろ!

 

あ、念話でシャカから「私の数珠の玉が2つ程色が変わっているのだが何か知っているかね?」と言われたので「フェニックス一輝って奴が冥界を放火してました」って言っておいた。「ほう...フェニックス…あの男か」と言ってました。そういやシャカはデスクイーン島に任務で行ってたね!無事誤魔化せた模様。

 

 

 

ピンポーン ピンポーン ピンポーン ピンポーン

 

めっちゃ寝てた。なんか凄いインターホン鳴ってる。居留守使ったろ!

 

ピンポーン(以下ry

 

めっちゃうるせぇぇぇ。もーなんなんだよ。

 

「はいはーい、うちテレビ無いんでN○K見てないですよー」

「...星矢、やっと出て来てくれましたね」

 

あ、沙織さん訪問イベントやん。うお...感じる。僅かだが確実に自らの意思で産声を上げた女神の小宇宙を。

 

「...一人暮らしの男の家なんてくるもんじゃないですよ?沙織お嬢さん」

「私が訪ねたかったのです。お話をさせて頂いても宜しいですか?」

「どうぞお入り下さい」

 

思った以上にヤバいな。まだ目覚めたてだろうに、沙織さんの言う一言一言に神聖ささえ感じてしまう。これは惹かれる。よく憎まれ口を言えたもんだな原作の星矢よ。俺も頑張ろ。

 

「星矢、体調は大丈夫ですか?瞬と氷河から疲れた様子で帰って行ったと聞きましたが」

「まぁ色々あったんで疲れてたけど大丈夫だ」

「そうですか。それを聞いて安心しました」

 

心底安心したような様子を見せる沙織さん。素直に嬉しいと思う。あー。これは駄目だ。そりゃなんだかんだ文句言っても青銅達言う事聞くねこれは。

 

ガン!

 

「星矢!?」

 

思いっきり自分を殴る。俺は俺の意思でみんなを守るって決めたんだ。上書きしないでくれ。...よし!

 

「あー大丈夫。ちょっと寝惚けてトリップしそうになっただけ。さてと?沙織さん、黄金聖衣のマスク取り返しますかね!」




インターホン連打してたのは辰巳徳丸剣道三段!アテナはそんな事しない!

射手座聖衣のマスク「飛んで帰ってもいいけど、星矢に迎えに来てもらっちゃおーっと♪」
天馬座聖衣「このアバズレ聖衣がぁ!」

原作より遥かにアテナに惹かれてしまう星矢。理由あるからしょうがないんやで。


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21.対決!暗黒聖闘士四天王!

一輝から果たし状が城戸邸に届いた。北アルプスの立山でマスク持って待ってるから他のパーツ持ってこいだって。誰が持って行くかバーカ。

聖衣を修復しにジャミールに行った紫龍以外の氷河と瞬と三人で乗り込む事になった。ムウが匙投げないといいな紫龍。氷河も瞬も黄金聖衣を普通に持っていこうとしてたので思わず説教(物理)をしてしまったりしたが、まぁなんだかんだで立山連峰に到着。ここで別れて一輝を探す事に。

 

フフッ

 

日本三大霊山の一つ立山。日本百名山の一つでもある立山。めっちゃ好き。前世で何回登りに来たか。よし一輝はとりあえず二人に任せて、一般登山者最難関の剱岳の冬山をクライミングだ!剱岳の冬山を登る!普通死ぬ!このスペックなら楽勝!行ったろと剱岳方向に足を向けると、すぐに暗黒ペガサスと出会いました。なんでや。

 

「貴様がペガサスか!俺は暗黒聖闘士の暗黒ペ」

「グレートホーン」

「ぐわあああ」

 

よし!邪魔者は消えた!改めて登ったろ!

 

「貴様よくも暗黒ペガサスを!俺は暗黒ド」

「グレートホーン」

「ぐわあああ」

 

...暗黒ペと暗黒ドは倒した!もう邪魔すんなよ。さてと、まずは別山から剱御前に行ってー

 

「貴様星矢!」

 

...エンカウント早すぎぃ。もう一輝と会っちまったよ。闘い任せて登山楽しむつもりだったのになんでや!

 

「星矢!黄金聖衣ちゃんと持ってきたようだな!」

「え?城戸邸に置い...」

 

置いてきたと言おうと思ったら背後に浮いてました。え?ついてきたの?「ハウス!」って言ったらビューンと飛んで行きました。そうやろ。後ろめたかったんだろ。気持ちは判らんでもない。

 

...なんであの子感情があるんですかねぇ?

 

「貴様黄金聖衣を何処にやった!」

「いや城戸邸に飛ん...」

 

飛んで行ったと言おうと思ったらまた背後に浮いてました。今度はちょっと強目に「ハウス!」って言ったら渋々という感じで飛んで行きました。帰ったら説教だな。

 

...聖衣に説教とか、頭おかしい人にしか見えないよねぇ。どうなってんのさ。

 

そして胸元でピカピカ光る天馬座聖衣。そうですまた着てません。いや、だって生身で黄金聖闘士六人とでもギリギリ死なないくらいには闘えるのに聖衣いる?まぁでもそんなに主張するなら。

 

「ペガサスクロス」

 

Ωみたいに呟いたらピカーっと嬉しそうに光って装着されました。もう何も考えないぞ!

 

「さぁ来い一輝!」

「...一体なんだその聖衣は?それになんか襟がペラペラしてないか?」

「さぁ来い一輝!」

「...まぁいい!行くぞ星矢!地獄を見せてくれる!鳳凰幻魔」

「あ、それはいいです」

 

ぺしっと腕叩いて弾く。

 

「...鳳凰幻」

 

ぺしっとな。

 

「...」

 

 

 

「星矢!」

 

氷河と瞬が現れた!おー二人とも暗黒聖闘士倒してきたのか。よし。あとは任せよう。そう今の攻防(?)の間に奪い捕ったマスクを手に思うのだった。




天馬座聖衣「星矢は私のもの!」
射手座聖衣「きぃぃ!...ふん!自分から主張しないと着てもらえないクセに!都合のいい聖衣扱いされてるんじゃないの!」
天馬座聖衣「なんですって!そもそも着てもらえないクセに!」
射手座聖衣「ふん、星矢の手に私のマスクが握り締められてるんですからね!あなた大事に持たれた事あるの?」
天馬座聖衣「ぐはぁ」

週間一位だわーい(^o^)
アンチヘイトに独自解釈にチートってタグ以外にもタグ増やさないと駄目かなぁ。この3つあれば真面目なもの読みたい人は地雷だと思って避けてくれると思ったんだけどなぁ。


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22.不死鳥の舞

いや、違うんだってヒルダ。しばらく念話忘れてたのは任務が...え?女?いやいやいやデデデデデートとかしてないし!え?ちょ、泣かないでー!

 

ふぅ、最近色々有ったからヒルダに念話忘れてたぜ。お、出来たな。日本はコーヒー豆好きなの買えていいね。懐かしいなぁ。前世でキリマンジャロ登ってウフルピークから眺めたあの雲海。最高だったわ。キリマンジャロ産のコーヒーもいいね。登山終わった後のサファリツアーで初めて生チーター見た時はほんと感動したわ。

 

「ダイヤモンドダストー!」

「効かんぞ!その技は暗黒スワンが命をかけて俺に伝えたのだ!」

「何!」

「鳳翼天翔!」

「ぐわあああ」

 

しかしちょっと水が硬いかなぁー。このコーヒー豆だったらもう少し柔らかい水のほうが合ったな。まぁこういうのもありか。はぁー。今日の雲は綺麗だな。いつも空は違う景色を見せてくれる。でも聖域も、日本も繋がってる同じ空。空好きだわー。聖衣から翼生えないかな。飛んでみたいなー。射手座着ちゃおうかなー。

 

「兄さん!もう辞めて!」

「聖闘士になっても甘っちょろい所は変わっていないな!死ね!瞬!」

「辞めて兄さん!」

「鳳翼天翔!」

「兄さーん!」

 

あ、すげぇ。雷鳥がいる。雷鳥さん可愛いなぁ。映画『剱岳 点の記』で雷鳥の鳴き声で吹雪の中助かった描写あったなぁ。浅野忠信格好いい。

 

「鳳凰天翔!」

 

お、心地よいそよ風。なんか暖かいなぁ。

 

「貴様星矢いつまで無視している!もう一度だ!くらえ!鳳凰天翔!」

 

...あー!ケトルが飛んでったー!風強!あ、ちょ俺のコーヒーミルがー!

 

「星矢!」

「あ、一輝?ちょっと待って。今俺の山コーヒーグッズがお亡くなりに...あ、これ幻魔拳?幻?」

「何を言っている!現実に決まっていよう!貴様も氷河や瞬のように倒してくれる!」

「え?嘘だろ...(俺のコーヒーグッズが)倒されたなんて」

「ふっ、現実が受け入れられぬようだな!安心しろ!お前もすぐあいつらと同じようにしてくれる!」

「一輝!貴様ぁー!」

 

刹那の拳。黄金聖闘士の速さ、光速の拳。秒間一億発(車田設定)の拳。小宇宙も燃やさず、技を使うでもなく、ただただ連打。他の者から見たら、恐らく一瞬光っただけに見える。まさに瞬獄殺!

 

...話変わるやんけ!誰が背中に天の人か!サガが十二宮で最後自殺するまで無双してたの思い出して、やってみたけど!いや、正直アニメ見た時「あれ?技使ってなくてボコり続けてる今が一番強くない?」って思ったけど!一輝が原型留めてない!肉の塊!なんか丸い!これあかん!ちゃんと技使わないと(錯乱

 

...

 

...

 

...

 

あれ?一輝復活するよね?まだ?




「山コーヒーグッズ」さんがお亡くなりに...

星矢の最強技候補 ただ殴る蹴る連打するだけ(ただし秒間1億発) 別に技とかじゃなく、いつでもなんの制約もなく小宇宙も燃やさずに普通に出来る模様。封印決定。

感想見てるとLC好きな方多そう。LC面白いけどLC書くならもうちょい真面目に描写するかな。LC好きだよ!でもこれは初代。昔の漫画の勢いに任せたガバガバ設定ほんと好き。キン肉マンとかね!だから原作リスペクトでこの話もガバガバ!


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白銀聖闘士編
23.全聖闘士随一のパワーを持つ男(但し黄金は除く)


一輝が炎の中から復活した。良かったー。遅かったから焦ったわ。早く復活しないか肉塊を棒でツンツンしちゃったわ。試しに燃やして見たのが正解やったね。でもその様子見てた瞬と氷河の表情と言ったらもうね...

 

「さっきまでのようには行かんぞ星矢!」

「え?まだやんの?」

「くらえ!鳳翼天翔ー!」

 

お?威力上がってる!サイヤ人かお前!人の事言えないけど!あんな目にあってまだ向かってくるのか。なんか修行時代が懐かしいわ。でも

 

「お前の拳はまだ届かない」

「ぐあっ」

「(大体知っているけど)一体デスクイーン島で何があったんだ一輝!あの正義感溢れるお前は何処に行ったんだ?」

「...あれは―」

 

一輝が自分語りを始めたので一応真面目に聞く振りをする。振りを...はぁ?

 

「一輝、お前今言ったのは本当か!?」

「ああ、我が師である仮面の聖闘士ギルテイーはある日、聖域から帰ってきた日を境に人が変わったのだ。まるで小宇宙が"闇"に包まれているような、憎しみこそが強さだと言うようになったのだ。エスメラルダはあの男の拳で殺されたのだ」

 

アニメ基準で言えば悪サガさんが幻朧魔皇拳でギルテイーを洗脳したのは六年前。サガと出会ってたかは微妙なラインだし、ギルテイーの事は正直忘れてたごめん一輝。だけど"闇"の小宇宙だって?

 

サガだけじゃない?

 

幻朧魔皇拳は精神を操るけど、小宇宙の質そのもの変質させるものではないはず。憎しみや怒りと言った負に侵された小宇宙にはなるだろうけど、"闇"そのものには成らないはず。

 

これもうわかんねえな。アスガルド行ってヒルダとお茶したい。聖域には黄金聖闘士達いるからなんとか...

 

誰も気付いてないから、なんともならんな。

 

ほんとどうすんべ。

 

 

「とりあえず城戸邸に帰るかー。一輝、どうする?着いてくるか?」

「俺は馴れ合いはすかん。デスクイーン島に戻る」

「そっか」

「兄さん!」

「瞬!元気でな!」

 

 

「星矢!黄金聖衣を渡してもらおう!」

「にゃ!?」

 

変な声出た。あいつは!あいつは...誰だっけ?

 

「俺はヘラクレス星座のアルゲティ!」

 

「な!あいつは!」

「知ってるのか!一輝!」

「気を付けろ星矢!アルゲティは全聖闘士の中でも随一のパワーを持つと呼ばれる恐ろしい男!」

 

「...は?随一?なぁ、おいアルゲティお前まさかそのチンケな小宇宙で調子こいてんの?」

「なんだと貴様!受けてみろ!ヘラクレス星座アルゲティ最大の拳、コルネホロス!」

「ふん」

 

コルネホロスによる小宇宙を纏った落石群を全て念動力で受け止める。

 

「な、何ぃ!」

「これが全聖闘士随一のパワー?...ふざけるな!聖闘士の中で最も力の強い男は!優しくて!懐深くて!最も男らしい、タウラスのアルデバランだ!受けろ!黄金の野牛より受け継ぎし拳!グレートホーン!」

「ぐわあああ」

 

 

よし、いつもより余計にミンチにしてやったわ。しかし、白銀聖闘士来ちゃった。悪サガさん...今更白銀送る?いや絶対サガじゃない。サガは俺相手なら教皇の間で幻朧魔皇拳で一発で終わらすと思う。なんせ修行中も一回も幻朧魔皇拳は見せられていない。多分サガにとって俺に対する奥の手。だからサガじゃない。

 

まぁいいや。いままで通りやる事は変わらないし。敵はぶっ飛ばす。黄金達を助ける!俺は死なな...いや、死にまくってるからそれはいいや。




聖域以外で修行した白銀や聖域に来た事ある白銀以外じゃないと、星矢の元へ行けと命じられるのは断頭台へ行けと言われた気分になるのは間違いない


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24.白銀聖闘士よ永遠に

城戸邸に帰ったら紫龍が帰ってきてた。べっ別に存在忘れたりしてないんだから!時間掛かったのはムウがすっごい修復嫌がったかららしい。修復じゃなくて造らせる気か?って聞かれたけど土下座して頼んだらしい。

 

回収終わった黄金聖衣を聖域に持って帰るべきか迷っていると、沙織さんが銀河戦争の開催した経緯を説明し始めた。世界に蔓る悪を炙り出す為に爺の遺言通り開催したと。やり方他にいくらでもあるやろとは思ったけど、なんか知らない展開になりつつあるので黙っといた。とりあえず沙織さんがcv.中川翔子では無いって事だけは間違いない。

 

魔鈴さんとシャイナさんが城戸邸にやってきた。二人共聖域から抜け出してきたとの事。黄金聖闘士達は教皇の指示で宮に待機してると。銀河戦争に参加した青銅全員に抹殺指令が白銀に出ていると。明らかに聖域がおかしい。大体教皇が白銀を星矢に差し向けるなんて無駄な事する筈がないと二人は聖域から抜け出してきたと。サガには念話何度もしてみてるが応答なし。黄金達とは念話出来てるけど。

 

ふむ。

 

帰っていい?難しい事わかんない。

 

って言ったら魔鈴さんに普通に殴られた。「なんと!?星矢に一撃を!?」とか青銅達が言ってるけど、魔鈴さんの指導(物理)を避けたら、10日間飯抜きになった事あるトラウマがぁ。黄金達にも伝えられて誰も何も食べさせてくれずに修行してたあの地獄。思い出しただけで震えてくるわ。

俺、魔鈴の言う事は絶対守るって決めてるんだ!だって魔鈴さん俺の師匠だよ?って青銅達に言ったら「このお方が星矢をあそこまで育て上げたのか!」って驚愕してた。お前らも魔鈴さんを崇めろ!魔鈴さん聖域でも最近お布施とかされてるらしいよ?

 

 

 

外からいきなり破壊音が聞こえた。魔鈴さんに顎でクイっと行けと言われたので光速で飛び出した。

 

外には多分白銀聖闘士と思われる奴らが13人。...13人!?めっちゃ多い!なんやこれ。

 

「ここか、銀河戦争とやらに出た反逆者の青銅がいる所は!ん、お前か星矢とかいう奴は」

「愚かな、俺達白銀聖闘士の打撃速度は音速2〜5。お前ら青銅を遥かに上回り、実力差は天と地、神と虫ケラほども違うのだ。せめて苦しまないよう一瞬で殺してやる」

「お前ら星矢知らないからそんな事言えるんだよ」

「く、せめて苦しまず一瞬で死にたい」

「聖域組は何を言っている?相手はたかが青銅だ。何故白銀全員に指令が出たかわからんが、さっさと始末して帰...おい貴様!鼻をほじくって余裕のつもりか!」

 

モブ白銀がなんか言ってる。もう名前面倒だからモブ男とかモブ朗でいいかな?市...じゃなかったミスティは分かる。あいつ骨格変わっちゃったんだな。イケメン(笑)になっちゃって。骨が柔らかいのが悪い。俺骨硬いから平気だったけどな。あ、後はシャカの弟子二人も。

おー超でかい鼻くそ取れた。にしてもこいつらうるせぇな。

 

「スカーレットニードル(鼻くそ埋込ver」

「ぎゃあああ」

「な、なんだ!拳がまったく見えない!」

「しかも汚い!」

「ち、散らばれ!いくら早かろうとこの人数の白銀を相手に...なんだ!?足元が蔦で覆われているだと!?」

「咲き誇れ、美しき薔薇」

「何!?当たり一面が薔薇で覆い尽くされた!な、なんだ...か、体が」

「その薔薇の香りを嗅ぐと五感が徐々に失われていくのだ。美しく緩慢な死を与えてやろう」

「くっ、鼻くそほじくってた奴の台詞じゃねぇ!」

「やっぱ待つの面倒!さっさと死ね!ピラニアンローズ&ブラッディローズ&ロイヤルデモンローズ!」

 

『ぎゃあああ』

 

やったぜ!と思って後ろ振り向いたら、飛び出してきた青銅達も薔薇の匂いで倒れてました。ギリギリ死んでなかったので迎えに行く必要はなかったけど。まだあんまり匂い嗅いでなかったのね。あと魔鈴さんに薔薇全部捨ててこいって怒られたので積尸気開いて捨てときました。薔薇綺麗だしいい匂いするしいいよね?べっ別に冥界の入り口に罠仕掛けたんじゃないんだからね!




白銀編まさかの二話で終了!紫龍の目が無事ですんだよ!やったね!

白銀を沢山出してだらだら書きたくなかったからしょうがないね!テンポ優先。

土日は12時と0時更新です。


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黄道十二宮へ...ん?
25.聖域にアテナが着任しました。これより聖闘士の指揮に入ります


アテナを名乗った沙織さんが聖域に行くと言い出した。魔鈴さんもシャイナさんも女神の小宇宙を感じたらしく、アテナの命に従うとの事。青銅達も沙織さんに着いていくとの事。俺は頭空っぽのほうが夢詰め込めるって誰かが歌ってたので何も考えずに付いていく事にしました。矢座だけ気を付ければいいんだよね?始末した白銀の中に矢座だけいなかったっぽいし。まぁうろ覚えだからまだいるかも知れんがね。

 

空路から空路へ乗り継ぎ最後にヘリで聖域へ。

 

コロッセオに着陸したはいいものの、雑兵すらいない。

 

 

 

「歓迎会されても可笑しくないくらい派手な登場だと思うんだけどね」

 

ですよねシャイナさん。

 

「また教皇が何かしら命じてるんだろうさ。楽でいいじゃないか」

 

俺もそう思うよ。魔鈴さん。

 

「...一体何をしているの星矢?」

「いやね瞬、射手座の聖衣が箱に入ってくれないから説得してるんだけどなかなかねぇ」

「箱だけ持っていけば良かろう。どうせ浮いて着いてくるのだろう?」

「いやに皮肉たっぷりですね紫龍さんや」

「ふっ、活躍出来なくて拗ねているのだろう」

「なんだと氷河!お前だって大して変わらないだろう!」

「あんたたち五月蝿いよ」

『はい!すいません魔鈴さん!』

 

魔鈴さんの一声で静かになる俺達。もう魔鈴さん教皇でいいんじゃないかな?魔鈴さんさいつよ。

 

 

モブ雑兵が来る事もなく十二宮の入り口に到着。...矢座の奴仕掛けてこねぇ。そのままゾロゾロ白洋宮へ足を進める皆と足を止める俺。

 

「どうしたんだい星矢?」

「シャイナさん...違和感を覚えない?いつもの十二宮じゃないような」

「...星矢がそういうならそうなんだろうね。この中で一番十二宮へ行き来しているのは星矢なんだからね」

「...気を付けよう皆」

 

白洋宮にてムウが出迎え、沙織さんをアテナと認め合流。そのまま金牛宮へ。...修復イベント当然のように除外!それより何故先頭歩かされてるんですかねぇ?ムウでええやんけ?背後に浮いてる射手座のせいですかね?

 

実は日本にいる時から念話でずっと皆を説得してるこっちの苦労も知って欲しいんだけどね。「星矢!何故聖域を裏切ったのだ!」「今ならまだ間に合う!俺が教皇に取り持つ!」とか黄金達の熱い語りを受け流しつつ、「女神神殿にアテナの小宇宙を感じた事ある?沙織さんに会えば、会って小宇宙を感じてくれれば皆なら絶対分かるよ。もし違うと言うのであればその場でこの命を貰って。皆と闘いたくない」って言ったら「...分かった。とりあえず宮で待つ」と交渉成功させた功績で俺をアスガルドに赴任させて下さい。ヒルダときゃっきゃうふふするから。

 

「お待ちしておりました。アテナ」

 

アテナの前にひざまづくアルデバラン。

 

「星矢」

「...アルデバラン?」

「...頑張ったな。よくやった」

 

肩をぽんっと叩くアルデバラン。

 

「アルデバラン...」

 

ごめん、そんなに頑張ってないわ俺。基本流れにそのまま流されてただけだったよ。そのまま宮をどんどん進み無事に教皇の間まで着きました。問題?ミロが射手座の聖衣に直接(笑)文句言ってたのと、アイオリアが複雑そうな顔してたくらいかな。

 

さ、みんなでサガの顔を拝みに行きますかねー。




城戸沙織によるブラック聖域運営。青銅達はオリョクル。一番早い子は星矢。あると思います。艦これと星矢クロス行けるんじゃね?

この星矢が十二宮で黄金と闘う?ないない。青銅達の強化フラグ折れた?ナチュラル畜生化してる星矢がいるから大丈夫大丈夫

書いといてなんですが、次が急展開過ぎて叩かれる予感がする。優しくしてね


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26.女神の呪い

教皇の間に着いたら黄金の短剣で自害しているサガが横たわっていた。

 

え?ちょっ

 

思わず駆け寄ってサガに触れると「今しかなかった。後は頼む。すまない」とだけ小宇宙の残り香が俺のみに語りかけ、消えていく。

 

「何故サガが教皇に」とか言ってる黄金達にアイオロスから伝えられたという事実を沙織さんが皆に伝える。アイオロスの正義が証明され、アイオリアが救われた瞬間ではあるが正直どうでもいい。

 

俺はサガを追って冥界に行こう。勝手に死にやがって。ぶん殴って生き返らせてやる。その後?なんとでもしてやる。

 

と決めた瞬間、空間の歪みを感じた。多分俺が一番早く気付ける、冥界や地獄ではなく異次元と世界が開かれる空間の揺らぎ。...狙いはアテナか!?

 

空間の揺らぎとアテナの間に身を滑らせ、瞬時に小宇宙のバリア「カーン」を展開。

 

ザシュッ

 

空間から突如出現した剣が、俺のカーンをあっさりと突き破り俺の腹に刺さる。

 

「ぐっ」

「星矢!?」

 

沙織さんが手を伸ばし、黄金達が振り向いた時にはもう俺の体は捕らえられていた。

 

「ちっ、本命は外したがこいつでも足りるか」

「ティターン十二神!?貴様は星漢のクレイオス!?」

「馬鹿な...ティターン十二神は全員刻の迷宮で...」

「あぁ久しぶりだね黄金聖闘士。悪いが君たちとおしゃべりする気はないんだ。刻の門はもう開かないから今度はこっちには来れないよ?じゃあ僕は忙しいからこいつだけ貰っていくね」

「星矢!」

 

やっべぇ。刺された所が悪い。というか小宇宙ごと斬られて吸いとられた感半端ない。...あぁそういう剣だっけそれ。動けな...あっやべ。異空間に吸い込まれ...

 

 

...

 

...

 

一瞬か、一時かわからないが気を失ってた。目を覚ました瞬間斬殺されそうになったのを紙一重で躱す。あぶねぇぇぇぇぇ

 

「ちっ、避けないでよ。面倒だな。」

「何もかも判らないまま死ねるかよ!」

「ったく、その傷で小宇宙もほとんど無い青銅のくせに。神である僕に礼儀がなってないよ」

「俺ら聖闘士の神はアテナだけだっての」

「僕は君の神であるアテナの呪いから君を救ってあげるんだよ?」

「...は?」

「ほんとはアテナ自身が良かったんだけど、まぁ君でも我らが大神たるクロノス王や他の十二神を復活させるきっかけは作れるだろう。僕の神剣 星断剣で君が生まれた時から持つという、アテナの小宇宙を根こそぎ奪いとればね?」

「...な」

「女神の加護とも言えるが女神の呪いとも言えるだろうね?それは。思い当たる節あるんだろう?優しい神である僕はそれから君を断ち切ってやろうと言ってるんだ」

 

 

...正直言ってる事は分かるし、言いたい事も聞きたい事も山程あるが、今は早くサガの所に行かなきゃ間に合わなくなる。

 

実はさっきから無視してテレポートして逃げようとしてるんだが、小宇宙が奪われすぎてるのとこの時空間がなんか特殊過ぎて無理。積尸気にとも思ったけどそれも無理。神が作った空間に抵抗出来ない。てかなんでこいつ生きてんの?お前原作スタート前にシュラに斬られて死んだんちゃうの?なんで俺が生まれた時から女神の小宇宙持ってるって知ってんの?

 

くそ。




謎が謎のまま。以下流し読みで。

星矢の好感度が聖闘士達に高い、及び聖闘士達に絡まれやすいかったのも秘めた女神の小宇宙のせい。
星矢の性格が徐々にナチュラル畜生化したのも、黄金達の扱きもあるが、精神が神たる女神の小宇宙に侵されたのが大きな要因。この世界の神の思考と混ざってきてるので。

星矢が美穂ちゃんやヒルダと仲良くしたがっているのは色々女神の小宇宙のせいだと薄々勘づいているので、影響なさそうな聖闘士以外と接したがっている為。
幼女沙織の毎回星矢指名も自身と同じ女神の小宇宙を知らずに感じ気になってしょうがなかった為。

上記は伏線のつもりで始めから決めてた設定。感想欄で星矢が人の心を~と言ってた人、大体合ってる。

なお星矢自身の性格が好かれやすい為、今更嫌われる事は絶対に無いが星矢はずっと不安に思っている。

上記を踏まえて見返すとしっくり来る場面が増える。そしてちょっと悲しくなる。はず。多分。文才無いから分からないかも。


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27.星を断つ剣と星を砕く拳

目の前の神とかいうショタッ子を倒してさっさと冥界にと思ってはいるのだが小宇宙を思ったより奪われてるらしく、体があまり言う事を聞かない。短期決戦しかねぇ。

 

「無駄話は終わりだ!さっさと」

「ペガサス流星拳!」

「ちっ、話をしてる最中に!...こいつ!?本当に青銅か!?」

「うおおおお!」

 

驚かせた。ただそれだけ。拳が届かない。秒間1億で届かないってのなら2億でも100億でもくれてやる!小宇宙を限界まで燃やし回転を上げていく!

 

「たかが青銅だと聞いていたのに話が違う!?」

 

見えた!一瞬の隙!迷わず懐に飛び込み渾身の一撃を振るう!

 

「残念♪僕には星護盾があるんだ」

 

ぼきっ。あっさりと砕けたのは俺の拳。

 

「シールドバッシュ!...何!」

 

盾で思いっきり殴られる。もう痛みは無視する事にした。意識が切れないよう口の中を噛み千切り、全力で踏み留まる。吹き飛ばしたと思ったのだろう。その場に踏み留まった事に驚愕するクレイオス。

 

「ペガサス!彗星拳!...うおおおおおおおお!!!」

 

全小宇宙を込めたゼロ距離打撃。拳は死んでるが魂ごとぶつける!

 

バキィィィィ

 

全力の一撃。しかし砕いたのは盾のみ。

 

「なん...だと。守護してやった惑星に住む住民全員の小宇宙で作ったこの盾を砕いた!?...貴様ぁ!」

 

ザシュ ザシュ ザシュ ザシュ ザシュ

 

体中を切り刻まれ、天馬座の聖衣も砕かれ、血も小宇宙も吸いとられていく。

 

「死ね!星断円斬!」

 

キィィィィン

 

空間に割って入った何かがクレイオスの斬撃を止める。この異空間に割って入る!?あれは...双子座の黄金聖衣!

 

「馬鹿な!何故この空間に!しかもこれはあのサガの!ちっ、僕らで倒して操ってやろうとしたのに勝手に死んだ挙げ句まだ邪魔をするのか!」

 

 

 

 

 

は?

 

いま

 

なんて言った?

 

「な、なんだ!?青銅の体から溢れるこの恐ろしい小宇宙は!?」

「...敵討ちだ。手を貸してくれ!双子座の黄金聖衣!」

 

カッ!目映いばかりに輝き装着される双子座の聖衣。これが黄金聖衣...。いける!

 

 

「俺は!お前だけは!絶対に許さない!見るがいい!お前が星を断つ剣であるならば!俺が振るう拳は!最強の黄金聖闘士"双子座"ジェミニのサガ最大の拳!星々を砕く拳!喰らうがいい!ギャラクシアンエクスプロージョン!!!」

「ぐぅぅぅ!?ば、馬鹿な!たかが青銅に!くっそおおお!僕さえも騙したのかあいつは!?...ああぁぁあああ!?」

 

 

 

やってやった。初手で思っきり腹から血と小宇宙を奪われる痛恨のミスさえなければ、あんな駄神相手にこんなに手間取らなくて済んだと思うが。クレイオスが作ったこの空間が不安定になっていくのを感じる。

 

やばい。空間から飛ぶ程の小宇宙が残ってない。

 

せめて、せめて今もどこからかずっと見てやがる誰かだけでもぶっ飛ばして...あ、駄目だ。血も足りないわ。

 

意識が朦朧としてきた。そして、この空間に転移してきたシャカに救われた事で、安心してしまいそのまま気絶してしまった。




双子座の黄金聖衣「どやぁ」
射手座の黄金聖衣「ぐぬぬぬ」


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アスガルド編
28.お腹痛い


重たい。

 

目が覚めたら射手座の聖衣が上に乗ってた。なんでや。俺が目覚めた事に星華姉さんが気付いた。どうやら俺の世話をとアルデバランから言われたらしい。気遣いが出来る男だぜ。ていうかこの聖衣どいてくれないんだけど。

 

 

魔鈴さんから、あの後の事を聞いた。気絶したままシャカに連れ戻された後、双子座の聖衣は双児宮へ飛んで行ったらしい。一回で捨てられた模様。俺から離れた後、射手座の聖衣とピカピカ光って会話(?)していたと。相変わらず不思議な聖衣だぜ。沙織さんが俺に小宇宙を送り回復、そのまま魔鈴さんの家で療養と。

 

3日寝ていたと。

 

サガ助けられなかった。

 

今、聖域は厳戒体制らしい。十二宮の奥深くの教皇の間まで敵の侵入を許してしまったのだから。今は女神神殿にアテナたる城戸沙織もいるし、直接アテナを狙ってきたのだ。教皇の手引きがあったかも知れないが、黄金聖闘士達は不手際があったのだと悔い、臨戦状態のようだ。

 

天馬座の聖衣はムウが修復してくれたらしい。血液は俺の血が大量に掛かっていた分で賄えたようだ。ペンダントピカピカ。...よくこんな特殊な状態の聖衣直せたな。魔鈴さんから受け取った瞬間、胸に瞬間移動した。あれ?ぴったりくっついて取れない?...聖衣に関しては深く考えたら負けかなと思ってる。

 

「星矢、目が覚めて動けるようになったら女神神殿へ来いってアテナから命令出てるよ」

「じゃあしばらく寝てるわ」

「てい」

「ぎゃふん」

 

魔鈴さんの容赦無い蹴りがクレイオスに突かれた腹にクリーンヒット。鬼やこの人。

 

「さっさと行きな」

「痛...分かったよ魔鈴さん」

 

十二宮へ向かいながら、ちょっと思考を整理。

 

一つ、あの駄神は女神の小宇宙を狙っていた

一つ、騙されたとか僕らとか言ってたので複数いる

一つ、集団としてもサガを倒せる程の力を持つ

一つ、俺が生まれた時から女神の小宇宙を持つ事を知っている

 

 

ハーデスかポセイドンかなぁ。本命は。というかそうであってくれないと誰か判らない。まじポンポン痛いわ。魔鈴に蹴られたからだけど。

 

でもさぁ。あの空間にいたアテナって沙織さんじゃないんだからハーデスもポセイドンも今の世界の奴とは限らないんだよなぁ。もうこれわかんねえな。

 

こういう時はヒルダと話して癒されるんだ!

 

...

 

...

 

...

 

ヒルダが念話でない。ほぼどんな時でも即応答してくれて、そうでない時もすぐに折り返し連絡くれるヒルダが。

 

やべぇ。多分ニーベルンゲンリングや。3日も寝てたから何の対処も出来なかった。

 

すぐにでもアスガルドに行かないとと思いつつ、本当にお腹痛くなったので金牛宮のトイレに駆け込むのであった。そして金牛宮のトイレが詰まった。ごめん。




展開迷い過ぎて話のストック無くなりました。新しい仕事押し付けてきた上司が悪いんやで。書き貯め出来るまで投稿1日一回になるかも知れません。


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29.フレア可愛いよフレア

沙織さんから射手座に正式に任命された。背後の聖衣も嬉しそうに光ってるわ。まぁこんだけ懐かれちゃってたら他の人着れないわな。まだ天馬座なって一月経ってないけど。天馬座の聖衣取れなくなっちゃったんですけどと言ったら、とりあえず持っとけと言われた。

 

まぁそれはいいとして、主神オーディーンの地上代行者であるアスガルドの、ポラリスのヒルダと連絡が付かないからアスガルドに行かせてくれと伝える。

 

沙織さんが「そもそも何故連絡を?」と当然な疑問を投げ掛けられ「毎日念話する仲です」と素直に伝えたら絶句してた。その後「たまたまでは?」とか「まず他の聖闘士に」とか、中々聞いてくれなかったので「ヒルダが心配なんだ!」と思わず熱く語ってしまったが沙織さんがすっごい渋い顔しながら「早く帰ってきて下さいね」と言ってくれたので、聖域の事は黄金達に任せて一人でアスガルドへ。

 

え?他の青銅?聖域の守護だよ?絶対一人のほうが解決早いし。

 

 

アスガルドに着いたら、フレアに偶然会った。めっちゃ走ってた「フレアー、久しぶり!どうしたん?」と出来るだけ爽やかに挨拶してみた。フレア可愛いよフレア。氷河フラグ折っちゃったけどお前マーマ大好きやからまぁいいよな?船海底の深くにカミュが沈め直してないからな。

 

「あ、星矢さんお久しぶりです。あ、あの、星矢さん聖闘士になられたんですよね?」

「おーピッカピカやろ?この聖衣?」

「うわぁ、ほんとにピッカピカですね!じゃ、じゃなくてヒルダお姉様を助けて欲しいんです!」

 

フレア可愛い。フレア曰く、ヒルダが一昨日から急に様子が変わったのだと。始めは俺と喧嘩しただけだと思ったらしいが、神闘衣を復活させ、七人の神闘士を誕生させて何か企んでいる様子だと。

 

...まぁアニメでも無理矢理過ぎる日程してると思ったけど、改めてひどい。こっちが早めにきたからアルデバランの所に神闘士が不意討ちしにはまだ行ってない模様。ただいま厳戒体制なので侵入したらアニメと違って不意討ちは出来ないよ?

 

 

「フレア様を返してもらおう!」

「ん?」

「俺の名はガンマ星フェクダのト」

「グレートホーン!」

「ぐわぁぁぁ」

 

これだ!これだよ!やっぱり闘い(?)ってのは開幕さすグレなんだよ!真面目に闘うとか俺じゃないよ!あ、神闘衣からオーディンサファイア剥ぎ取ってーと。

 

「じゃあ行こうかフレア。はよいつものヒルダに戻ってもらってコーヒータイムしようよ」

「はい!星矢さんのコーヒー好きです!」

 

あー素直なフレアが可愛いんじゃー。




天馬座聖衣は恐らくヤンデレ化しました。
射手座聖衣はどや顔が止まりません。
天秤座聖衣はやり捨てました。
追記 間違った。双子座にやり捨てされましただったw

幼なじみのヤンデレ化?よくあるよくある。
天秤座聖衣は生徒会長って感想で書いてあったけど、ぴったり過ぎてワロス。

12:00のつもりが予約間違ってた...

貴鬼が最後まで出なそうな事に今更気付く。ムウとほとんど絡み無いから出番無いんだよなぁ。


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30.ヒルダとフレア

フレアと二人でワルハラ宮を目指してきゃっきゃうふふしながら歩いていると、ヒルダが六人の神闘士を連れて現れた。

 

「フレアよ!何故聖闘士などと一緒にいる!」

「お姉様!?お姉様!聞いて下さい!お姉様は間違っています!それに一緒にいるのは星矢さんですよ!」

「星矢?...う、頭が」

「ヒルダ様!ヒルダ様をワルハラ宮にお連れするのだ!」

「おーい!ヒルダー!」

「...なんだ?聖闘士」

「そのワルキューレの装束似合ってるよー!」

「うぅ...な、なんだ!頭が...割れそうだ!」

「早くヒルダ様をワルハラ宮に!アルドリッヒ!ミーメ!フェンリル!この場で奴を始末してフレア様をお連れするのだ!」

『はっ!』

 

ジークフリードの奴、相変わらず過保護にしてるな。ヒルダがちょっと行き過ぎてて怖がってる事を教えたら倒れそうな気もするけど。ヒルダの洗脳完璧じゃなさそうだったのは一安心かな。

 

「貴様が星矢だな!俺は」

「グレートホーン!」

「ぐわぁぁぁ」

「何!?アルドリッヒが一撃だと!?ちっ、このフェンリ」

「ただの腹パン!」

「ぐはぁっ」

「な、なんて奴...受けよこのミー」

「更にただの腹パン!」

「...無念」

 

 

「星矢さん、せめて最後まで言わせてあげても...」

「いや、時間勿体無いし」

 

これでオーディンサファイア4つだね。楽勝楽勝。

 

 

 

「フレア様!」

「ハーゲン!聞いてハーゲン!今のお姉様は普通じゃないの!」

「おのれ星矢!ヒルダ様だけでなくフレア様までたぶらかしよってぇぇぇ!」

 

おいハーゲン。命令無視してこっち来やがったな。まぁフレア大好きだろうからしょうがないね。ていうかフレアの話聞いてやれや。お前がちゃんとフレアの話聞いてやってたらちょっとは話違ったやろ。

 

「星矢!お前は許さない!受けよベータ星メラクのハーゲンの拳を!グレート・アーデント・プレッシャー!」

 

いやいやいやいや後ろにフレアいるのに炎の拳打つ?お前アニメで氷河と闘ってた時もやったな。積尸気開きしようかなと思ったけど、薔薇のせいで毒が充満してて冥界の入り口なのに既に地獄みたいになってたし、なんとなく爆発しそうな気が...ん?問題無いか。

 

「積尸気!」

「な、俺の拳が吸い込まれるだと!」

 

ていうかこんな雪原だと威力半減だろその技。アニメみたいに溶岩あるとこでやれ。わざわざそんなとこ行かないけど。

 

ボオオオオン

 

あっ。

 

やっぱり積尸気の穴の中で爆発音がした。俺は何も見てない。積尸気そっ閉じ。

 

とりあえずハーゲンに腹パンかまして気絶させ、オーディンサファイア剥ぎ取ろうとしたけど死んでなかったからか取れなかったので、神闘衣の一部ごと無理矢理剥ぎ取ってやった。フレアがハーゲンから拳を向けられた事にショックを受けてたので、この後めちゃくちゃ慰めた。ハーゲンざまぁ。




技すら使わなくなってきた?残当
いつもの星矢で書いてるほうも安心だわ


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31.死んだけど不死身設定の男

聖域に「ヒルダは洗脳されてるみたいだ。オーディンに祈りを捧げるのを辞めてるから海が荒れ始めると思う。荒れる前に止めるつもりだけど、海が荒れるって事は海界関係かな?」とこじつけながら報告しといた。「まさかポセイドンが」とか言ってたからうまく誘導出来たっぽい。よし、うまくやっとけ。

 

相変わらずフレアときゃっきゃうふふしながらワルハラ宮に着いた。あ、今持参してる新生コーヒーセットは日本で買い揃えました。領収書はちゃんとグラード財団で落としてます。

 

「よくここまで来たな!聖闘」

「腹パン!」

「がぶっ」

 

シド を たおした!

 

「っと後ろか!グレートホーン(角は心の中にあるver)!」

「ぐわぁぁぁ」

 

バド を たおした!

 

後ろから不意討ちとか万年早いわ。黄金聖闘士六人が全方向からタイミングずらしながらランダムで技打ってくるのを避ける修行した事あるのよ?全弾的中して何べん死んだ事か。俺に当てたきゃ光速超えて打って来いや。

 

「星矢さんほんと強いですね」

「ん?俺?普通よ普通」

 

ちょっと神殺したくらい黄金聖闘士なら誰でも出来るよ!

 

「よくここまで来たな!星矢!」

「お!来たなジークフリート。お前もフレアの話よく聞いてやらなかったんだって?」

「俺はヒルダ様の思いのままに動くだけだ!」

 

いやいやいやお前ずっと仕えててなんで性格急変して気付かないんだよ。恋は盲目ですか?そんなレベルちゃうやろ。神谷明ボイスのくせに。そういやこいつ北欧神話のジークフリートと同じく枯れ葉一枚のスペース以外不死身設定あったよな。遠慮せんでいいか。

 

「アルファ星ドゥベのジークフリートの最大の奥義!ドラゴン・ブレーヴェ」

「長いわ!腹パン!」

「ぐぇ」

 

よしよし、生きてる生きてる。

 

「じゃあちょっとオーディンサファイア貰いますよーっと」

 

神闘衣に手を突っ込み無理矢理引きちぎる。

 

あっ。

 

手を突っ込み過ぎて内臓出てきた。

 

...平気だよね?不死身だし。戻しとこ。汚ないからこいつの神闘衣で手を拭いとこ。フレアに目隠ししといて良かったぁ。こいつもヒルダとフレアの幼なじみやから一応殺すつもりないから、あとはいつものでいいか。

 

「がはっ、ぐぅ...貴様ぁ!」

「グレートホーン!(角なんて飾りです。エロい人にはそれが分からんのですver)!」

「ぐわぁぁぁ」

 

あれ?腹部ちょっと千切れた?大丈夫だよね?心臓付近以外不死身だもんね?ファミ通の攻略本に書いてあったよ?そーっと千切れた部分くっ付けとこ。ちょっとぐちゃぐちゃなってるけど大体合ってると思う。布かけときゃわかんねえな。

 

「よし!問題無いな」

「星矢さん目隠し取ってもいいですか?」

「いいよー」

「はい。...ジークフリートは寝ちゃったんですか?」

「そうそう。疲れてたみたいよ?」

「そうですか」

「フレアは部屋に戻って暖取っておいてよ。多分上にヒルダいるから後で連れて来るからさ?」

「はい!」

 

フレアを返した後ジークフリートの心臓に手を当てたらやっぱり死んでたので冥界に行ったら、冥界の入口が亡者の死体(?)の山やらゴミの燃えカスやら薔薇の燃えカスやら。汚ないね。汚ないし臭い。ダスキンでも呼べや。まったく、自分とこの掃除も出来ないとか冥闘士もたかが知れてるわ。しょうがないからジークフリートを見つけた後、入口付近をギャラクシアンエクスプロージョンで跡形も無く吹き飛ばして綺麗にして、死体(?)の山他はアナザーディメンションしといた。整地もしてやったし、たまには掃除もいいね!地形変わったけど。なんか掃除始めた時より死体増えてた気もする。気のせいだね!




これ書き終わったら次書きたい話が二つ程あるんだけど、どうしよっかなー


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32.おーでぃんろーぶって何?

屋上に着くとやはりヒルダがいた。なんか目が合った途端また苦しみだした。偏頭痛かな?可哀想に。

頭痛を抑えるにはカフェインがいいとかなんとかN○Kで言ってた。なんか血管が開き血流が流れすぎてるのを抑えるとかなんとかかんとか。

 

よっしゃ。コーヒーの出番やな。お湯は既にサーモスに入れてあるんだ。任せろバリバリ。

 

「ヒルダ?飲める?」

「うぅ...近寄るな!聖闘士!あ、星矢...うぅ...」

「よーしよし落ち着いて落ち着いてー、ゆっくり飲もうねー」

「ん、はぁ...あっ」

 

ヒルダの吐息が徐々に乱れ艶やかな息が吐き出される。顔も紅潮してきて、苦しそうな表情に相まってより女性としての美しさを引き出しているようで、ヒルダから目が離せない。

苦しそうに身体をよじり、着衣が少し乱れる。片側の肩が露になり、耳からうなじ、肩のラインが雪の大地の白さに、少し紅潮した身体がより一層映えてヒルダ自身の魅力を際立たせる。そんなヒルダを見ていると思わず...

 

 

 

おおっといかん。R-18タグ付いてしまう。だがしかし残念!表現する文才が無い!

 

「星矢...」

 

カラーン

 

あ、ニーベルンゲンリング落ちた。

 

...

 

...

 

...

 

え?オーディンローブはいらんかったん?剣でザクッとやらな取れないんじゃないの?オーディンサファイア七つあるんだけど。いらんかったん?

 

...

 

あいつら無駄にやっちゃった?コーヒー飲ませただけで事が終わったんだけど。しゃあない。後で冥界に迎えに...駄目だ。この前G.E.とA.D.をコラボ打ちして冥界掃除した時に絶対巻き込んでるわ。

 

「...星矢」

「ヒルダ?お、優しい笑顔に戻ったね!やっぱヒルダの笑顔可愛いわ」

「もう、星矢ったら」

 

ヒルダ可愛いよヒルダ。しかしまだヒルダ特に何も悪い事してない。俺、神闘士五人やっちゃった。

 

あれ?これあかん奴な気がしてきた。正当防衛...いや、大半名乗ってる最中だった気がする。まぁいいか。特に問題無いやろ。アニオリなんてモブと変わらんやろ。

 

「星矢...私の為に大変な思いを...ごめんなさい」

「ヒルダは悪くない!悪いのはヒルダを操って世界を乱そうとした海皇ポセイドンだから。そう、俺が神闘士と闘う運命になってしまったのも、神闘士達の運命が悲しい定めになってしまったのも、全部ポセイドンのせいなんだ!」

「この指輪はポセイドンが!?なんて事...でも星矢、何故ポセイドンのせいだと?」

「アテナが言ってたっぽい?それよりヒルダが無事で良かった。俺ヒルダに何かあったらと思うと心配で心配でさ、アスガルドに着いてからもうヒルダの事で頭が一杯で...」

「星矢...ありがとう」

 

よし。無事誤魔化せた模様。

 

 

あれ?そういや海魔女のソレント来ないな。事を早く終わらせ過ぎたか?待っとけばそのうち来る?




オーディンローブ?知らない子ですね

多分これ年内に完結すると思います。てかさせます。


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海皇ポセイドン編
33.ポセイドン?知らない子ですね


あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!

俺はてっきりポセイドン編が始まるかと思っていたらもう終わっていた。な…何を言っているのかわからねーと思うが、俺も何を言ってたのかわからなかった…頭がどうにかなりそうだった…催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

 

いや、ほんとにね。

 

どうやら海魔女のソレントは漫画版のように直接聖域に行ったらしい。んでアルデバランと遭遇。笛を吹こうとした所、小宇宙を感じたアルデバランが先制のグレートホーン。吹き飛ばされたソレントが尚も笛を吹こうとした所に倍プッシュグレートホーンが更にドーン。

十二宮に連れて帰り、スカーレットニードル尋問が行われ、ポセイドンの存在が発覚。沙織さんが直接ポセイドンと話すと海界に乗り込む宣言。

黄金聖闘士達がみんな着いていくと言い出し、(じゃんけんで)選抜したアイオリア、シャカ、シュラ、ミロにアフロディーテの五人を連れて海界に乗り込んだとさ。

 

 

絶対オーバーキルだわ。海闘士なんて一瞬黄金達くらいに小宇宙高めれば勝てるのよ?まじの黄金複数で乗り込むとか。老師何故止めなかったし。あーアテナが直接命令したからか。

海闘士の中で苦戦しそうなのカノンだけだろって思ったけどアテナの小宇宙を直接感じて、説得されただけで終わったらしい。まじかよ。

なんだかんだでポセイドンまたアテナの壺に封印されて無事終わったとかまじかよ。

 

ポセイドン会わずに終わっちまったよ。青銅達?聖域の見回りだけで終わったらしいよ?もうあいつら絶対出番無いわ。

 

 

 

 

まぁそんな事を念話で聞いた後、俺はお茶にお呼ばれしたのでほいほい着いてきたんだぜ。

 

「しかし死体を片付けたら死体が増えるとは不思議な事もあるのだな」

「いやほんとに謎現象だったよ。あ、ラダマンティスおかわりいる?」

「戴こう」

 

ここはハーデス城です。初めて来たわ。いつも冥界の奥の神殿でお茶してるんだけど。お茶って言ってもコーヒーだけど。

 

「ふむ、しかしその一輝とか言う男。パンドラ様はどう思われますか?」

「放火に加え毒薔薇を大量に破棄し、更に爆破テロ...恐ろしくハーデス様を挑発しているとしか思えない諸行よな」

「いやーほんとそう思うよ。パンドラ姉さんもおかわり?次カフェラテでラテアート書くよ?」

「ありがとう星矢。しかしハーデス様の加護無しでこうも自由に冥界と現世を行き来出来るとは」

「まぁ聖闘士もたくさんいるからそういう奴もいるんじゃないかなー?」

「確かに星矢の言う通りかもな。しかし星矢そろそろ冥衣を着なれておくべきだぞ?貴様が強いのは知っているが聖戦はもうすぐだ」

「まぁ俺強いから平気平気」

「ふっ、頼もしい奴め」

 

もうすぐこうやって冥闘士のふりしてお茶するのも最後かと思うと感慨深いね。




冥界編は星矢のいままでの行動の集大成だね!


来年に向けて、ダイの大冒険のポップが48の殺人技と52の間接技と火事場のくそ力を駆使してへのつっぱりはいらんですよと言いながら、クロコダインとマッスルドッキングしたりしながらバーン様を倒す話を書こうと思って一話だけ書き始めたら星矢よりひどい事になる予感しかしないので、書いちゃいけない気がした。

ヒロインが全部聖衣のときめきメモリアルは酒の力で少し書いたら、更にひどい事になる予感しかしないので、もっと書いちゃいけない気がした。


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冥王ハーデス十二宮編
34.進撃のハーデス軍


出遅れたっぽい。

 

聖域に帰る前に南極のビンソンマッシフ山に単独行したのがあかんかったね。夜、聖域に着いたら十二宮から小宇宙のぶつかり合う気配。うわ、聖戦開始してるやん。面倒臭。帰って寝よう。

 

そう心に決めて帰ろうとしたら魔鈴さんにバレた。どうやら白銀以下の聖闘士は聖域の見回りをしているとの事。じゃあ俺もって言ったら殴られた。お前黄金聖闘士だろと。さっさと人馬宮行けと。はいごめんなさい。

 

ただひとつ重要な情報を聞いてしまった。瞬が行方不明だと。

 

それほんとヤバいやつなんだけどって誰かに言いたい。女神の聖闘士の身体に冥王ハーデスの魂。まるで清純派AV女優の様なありえない矛盾。あ、一輝がいるな。念話しとこ。「一輝?瞬が冥界に拉致られたらしいわ」って言ったら「...分かった」だって。何が分かったんですかね?まぁ良いや。多分一輝なら冥界行ける行ける。めっちゃ怨まれてるけどあいつなら大丈夫大丈夫。出迎え沢山来るよ良かったね一輝!お前の所に冥闘士達群がってくるだろうから聖域に来る奴減るだろう。やったぜ!

 

 

人馬宮は、ハーデス城行く前に先にハウスさせた黄金聖衣がいるだけなんだよな。まぁ呼ぶか。ちょっと小宇宙を高めるとパッと飛んでくる射手座の聖衣。この子便利やね。持ち運ぶ必要無し。人馬宮かぁ。十二宮編でもスルーして通っただけだから、アイオロスのメッセージ隠れたままなんだよな。今更どうでもいいか。俺以外にアテナ託してくれ。

さっと聖衣着用してダラダラと歩きながら白羊宮に、と思ったけどアルデバランやばいかもと思い出し急いで行く事にした。あ、でもあのイベント無いかなー。星矢達は聖域に近寄ってはいけない。今までの闘いで傷つき過ぎてるからーって奴。そのまま帰るけど。

 

絶対無いな。

 

十二宮に近づいたら冥闘士化した白銀の集団に出会った。目が合っただけで「お前ならアテナを任せられる」とか言って成仏した。ワロス。

 

 

白羊宮で既におじいちゃんから脱皮した"天秤座"ライブラの童虎と元教皇のシオンが睨み合いしてた。てか童虎やっぱすげぇ。ピッチピチの260歳くらいだよね?アテナの呪いまじ怖い。

 

「お主が星矢か。わしは紫龍の師、童虎。今聖域にはハーデス軍が侵入してきておる。ここは任せて早くアテナを御守りするのじゃ」

「あっはい」

 

という訳で白羊宮はスルーして、ドキドキしながら金牛宮へ。大丈夫だよね?俺に修行付けてた時に散々不意討ちについての危険性を協議し合ったから大丈夫だよね?

 

「おぉ、星矢か」

「アルデバラン!」

 

生きてたー!生きてたよアルデバラン!

 

「いま冥闘士が十二宮に入り込んで来ている。八人程倒したが、後は通られてしまった」

「そっか。じゃあ俺は上に行くよ。アルデバランは?」

「俺も一緒に行こう」

「あれ?ムウは?」

「俺がパピヨンのミューとか言う奴と闘ってる間に先に上に行ってもらった」

 

アルデバランがパピヨン倒してる!相性悪そうなのに!すげぇ!感動した!もうゴールしていいんじゃないかな!

どうやって倒してたの?って聞いたら気持ち悪い幼虫みたいなのいたからグレートホーンして、まだ生きてたから連発で叩き込んだらしい。成虫に成れずに死んだのか。本家さすグレ。




よっしゃ。なんか書いてもいいのよ?って感想欄にたくさん書いてあったから、これ完結で引退せずやっぱ来年もなんか書いちゃおう。


幼なじみ天馬座聖衣
「星矢!まだ寝てるの?早く起きないと彗星拳よ?」

とか聖域学園のときめきメモリアルはきっと黄金聖衣生徒会があってとか、聖衣にラッキースケベしたりセクシーコマンドー部で青春したりとか考えてたら以外とストーリーは作れそう。伝説の樹の下で聖衣着用...着用はアウトだろうな。エロ過ぎ!


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35.デスマスクは冥界波を諦めた

テクテクとアルデバランの後ろに付いてやって来ました双児宮。うお、天井穴開いてる。サガとカノンが教皇の間と双子宮で超距離射撃した後か。やっぱあの二人黄金の中でも規格外だわ。サガとシャカが一対一で上でやりあってんのかね?それ金払ってでも見たいんですが。あ、その前にデスマスクか。大丈夫かな。積尸気冥界波効く奴って冥闘士の風上にも置けないと思うんですが。

 

双児宮は宮が壊れてたくらいでそのまま巨蟹宮へ。ドキドキ。何かあれだね。出遅れたお蔭で結果だけ確認してくってワクワクするね。

 

「なんだ?アルデバランまで上がってきたのか」

 

デっちゃん!生きてる!どうやったんだ?

 

「上に複数の冥闘士を上げてしまったからな。お前は?」

「俺か?ほら、そこの壁に新しい人面を三つ追加した所だ。後は上に行ったぞ」

「デスマスク、冥闘士に冥界波効くの?」

「はぁ、多分効かないと思って小宇宙高めて殴って殺した。お蔭で数を仕留めれなかったがな」

 

自分の技を最初から選択肢から切るとかやるなデスマスク。

 

「星矢に冥界波打つくらい無駄そうだったからな」

 

おぉ、俺との修行がこんな所で役立ってる。感動するね。俺修行中ボコられただけだけど。

 

「俺達は上に行く。お前はどうする?デスマスク」

「俺は行かん。俺は巨蟹宮の守護が仕事だからな。まだ下から来るかも知れん。そいつらを止めるのが俺の役目だろ?あぁ、心配するな。お前が上に上がるってんならお前の分まで止めてやるよアルデバラン。その代わり後で奢れよ?」

「ふっ、では任せよう」

 

ん?今デスマスクに死亡フラグが立った気がする。あれかな?自分からフラグ立てて折っていくスタイルかな?

 

「星矢、気をつけろよ。お前なら大丈夫だろうがな」

「ありがとうデスマスク」

 

 

ドオオオン

 

「この小宇宙は処女宮か!星矢、行くぞ!」

「分かった!デスマスク!死んだら巨蟹宮の入口に顔飾っちゃうからね!」

「は、生意気言うな」

 

うちのデスマスク本当にいい奴だぜ。それはそれと今度は普通に急ぎ処女宮へ向かう。サガ対シャカだろ?大晦日でメインカードで放送していいんじゃない?黄金聖衣を質に入れてでも見なきゃ!

 

 

 

着いたらシャカはエクストリーム自殺敢行した後で、ミロが怒り狂ってサガにスカーレットニードルアンタレス打ち込む直前にアテナから、いいからサガ上に連れて来いって言われた所だった。

 

ほぼほぼ終わってる。まじで何もしてないワロス。

 

現場にいたムウが持ってる数珠の玉の色が、まだ冥界編入ってないのに既に四割程変色してる。二割は俺なんだけどね。もうちょい頑張って冥闘士...




「やべぇ!遅刻する!」

俺こと星矢はパンを加えて学園へ走って登校していた!があまりに急いでいたので曲がり角の危険性を忘れていた!

キキィー ドン!

「ごめんなさい!執事が運転を誤って貴方をうっかり引いてしまいました」
「いてて、あぁ、大丈夫です。ちょっと車に轢かれただけですから。けど貴女のその輝きはもしかして」
「私は聖域学園の黄金生徒会の射手座聖衣"サジタリアス"。貴女も聖域学園の?」
「俺は聖域学園の聖闘士科一年の星矢だ」
「まぁ、聖闘士科なら確かに車に轢かれたくらい平気ですね」


というネタが頭の中を暴走している。


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冥王ハーデス冥界編
36.黄金聖闘士達による虐殺事件


アテナがサガに黄金の短剣で殺され、サガはハーデス城に帰っていきました。

いや黄金達とみんなで見てたけど、見てるの辛すぎ。平気だろと思ってたんだけど、思わずサガを止めようとしてしまった。ムウから「アテナのご命令です」とか言われて止められたけど。結果知ってるのに反射的に動いちまうとはねぇ。皆サガを追ってハーデス城に行こうとか言ってる。

 

「ちょっと待った!」

「なんだ星矢!まさか怖くなったとか言わないよな?」

「ちげーよ。実は聖域に戻る前にハーデス城って所に潜り込んでたんだ俺」

「何!?」

「簡単に言うと、ハーデス城は地上侵攻の前線基地でハーデスはいない。偉そうなの二人と雑魚だけだけど、ハーデスの結界で冥闘士以外は小宇宙が100分の1になる」

「なんと、だがだからと言って」

「いやだからさ、ハーデス城無視して積尸気から直接冥界行って、アテナとシャカと合流して全員で直接ハーデス叩きに行こう」

「しかしそれでは後ろからハーデス城の軍勢が来て挟まれるのではないか」

「ハーデス城で結界の中闘うよりよっぽどまし。それに...そこのサガに似てる人、双子座なんでしょ?下にいる老師含めてアテナと黄金聖闘士十二人が同時に動いて勝てる奴が冥界にいるとは思わないね」

「は、面白い!面白いぞ!星矢。しかし本音は違うのだろう?このミロには分かるぞ。お前はふんぞり返って待っているハーデス城の連中が慌てふためく様を見たいのであろう?」

「バレた?」

「黄金聖闘士十二人が同時に冥界に侵攻か。面白くなってきたな」

 

 

この後下から老師とシオンが上がってきたので、進撃の黄金聖闘士プランを話したら老師がちょっと引いてた。シオンが皆にアテナを頼むとか言って成仏していった。シオンが成仏する時に、目からハイライトが消えていたのが印象的でした。

 

冥界にて黄金聖闘士大行進が始まった。冥闘士は近づいた奴が片っ端からぶっ飛ばされていく。誰が何人倒したとか競ってる模様。俺はデスマスクと二人で談笑しながら後ろから付いてくだけで済んでる。

 

途中で「星矢ぁ!貴様ぁ!」とか言って何故か一輝が襲いかかってきたから地面に埋めといた。殺したらまた襲ってくるから殺さずに埋めといた。「知り合いか?」って聞かれたから「異母兄弟。いろいろあんのよ」って答えといた。あいつなんでこっち襲ってくんのかね?まぁほんとに異母兄弟かわからんがね。アニメ世界かと思っていたら漫画世界な展開もあったし。

 

無事にアテナとシャカが大行進に合流しました。黄金十二人...冥闘士よ、ふふ怖。いや俺だったら逃げるわ。




親友の首領パッチ
「大変だ星矢!お前が聖衣達複数にひどい事したって噂がハジケてるぜ!」
ボンバーマン星矢
「へ?」

ズガーン! ズガーン! ズガーン! ズガーン! ズガーン! ズガーン! ズガーン! ズガーン! ズガーン! ズガーン!

「ハジケた後言われても爆弾処理なんて出来るかよ」


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37.冥界三巨頭さん頑張って下さい

「そいつはマンモス哀れな奴だな」

「やっぱデスマスクもそう思う?」

 

他の黄金達が順調に冥闘士をぶっ飛ばし続けているのでデスマスクと世間話する以外やる事がない。

原作で黄金達と互角かそれ以上って書かれた冥界三巨頭さん以外正直相手にならないだろうとは思ってたけど、既にアイアコスがシャカにボコられて終わってるという。これもうあかんわ。

 

「待て!聖闘士共!アテナ共々ここで貴様らの命を終わりにしてくれ...お前は星矢!?お前...裏切ったのか!?」

 

息をゼーハー言わせてこっちに啖呵を切りながら驚いてるラダマンティスと付いてきたっぽいミーノス。

 

「いや元々俺、聖闘士なんだよなぁ」

「星矢、知り合いか?」

「茶飲み友達的な?」

「そうか。どうする?」

「いや、いいよ?やっちゃって。闘いは非情」

「お前がやるか?」

「先輩方の顔を立てる為に俺はいる!」

「なら...私がやろう」

 

カノンさん!原作冥界編はカノン無双編だろこれって勢いで強すぎて無理矢理退場させられたカノンさんや!ばいばいラダマンティス。でも黄金聖闘士歴は俺の方が先輩やで?

 

「ではそっちの前髪が隠れてるほうは儂が」

 

カノン&童虎対ラダマンティス&ミーノスのIWGPヘビー級タッグ王座選手権マッチが始まる!なお文字にする程でもなく直ぐに終わった模様。聖闘士組の勝利で終わりました。やったぜ。イベントがほとんど終わったのに何もしてない。そのままハーデス神殿へ。パンドラ姉さんもゼーハーゼーハーめっちゃ息荒い。

 

「せ...星矢、き...さまよくも、はー、はー裏切ったな!」

「あ、パンドラ姉さんちーっす」

「こ、この神聖なハーデス神殿で、うおぇぇぇ」

 

あ、吐いた。

 

「パンドラよ、下がれ」

「ハーデス様...うぇ」

 

大丈夫かなパンドラ姉さん。薄布越しに語りかけるハーデス。おぉ、降臨してはるわ。肉体あるなあれ。拉致被害者瞬の肉体を持つハーデスとアテナが話を...

 

あれれー?おかしいなー?アテナはいつアテナの聖衣着るの?誰が持ってるの?えっ?そういやアテナ神像聖衣化したっけ?

 

誰もしてなくない?

 

なんか勢いで来ちゃったけど。俺のせい?俺があんな事言ったからみんなテンションハイになって忘れたん?

 

いや、血でアテナの聖衣が出来るとかシオンと童虎くらいしか知らないはずだから俺のせいではない。おじいちゃん達が歳のせいでボケてたんや。これだから年寄りの交通事故が増え続けるんじゃないですかね!やっぱ260歳超えると駄目だわ。




明日投稿一日開けます。替わりじゃないですけど別の話を一話だけ投稿してます。

真・「それは私のおいなりさんだ」†無双

という、下ネタを書きたかっただけの奴です。マッスルポップも書き始めてるけどそっちはある程度書き溜めてから投稿します。下ネタに走りたくてしょうがなかったんや...


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38.やっと働き出したらろくな目にあわない模様

わた氏、この話と後書きの聖域学園を同時に最終回させる決意を固めた模様。


アテナとハーデスがやんややんや言い合ってハーデスが苦しみだして、「瞬!」とかアテナが叫んでそこに一輝が乱入。なんやかんやぎゃーぎゃーやってる。

 

「しかしお前が聖闘士だったなんてな」

「いやーついつい嘘付いちゃってごめんね?」

「まぁよい。このカフェラテに免じてな」

「パンドラ姉さんラテアート好きだよねー」

「こいつ器用だよなー」

「いやデスマスクもこの前カフェラテに積尸気アート書いてたやん」

「ほう、積尸気アートとは斬新な」

「ふ、この冥界でもこのようにテーブルを囲んでお茶をする事になるとはな」

 

アテナとハーデスは他の人に任せて、俺とパンドラ姉さんとデスマスクとアフロディーテは完全にお茶しながら見学モード入ってます。

 

「で?何を企んでいるんだ星矢。手伝いいるか?」

「あーいや、なんでわかるの?」

「ふん、さっきからこっちで冗談言ってるようでアテナからほとんど視線を外してないくせに隠している気か?」

「デスマスクには敵わないなー。手伝いはいいよ。パンドラ姉さん、邪魔する?」

「私はハーデス様に下がれと言われた身だ」

「話分かる姉さん好きだわー」

 

一輝が瞬を殺すのを躊躇って瞬の髪の色が変化。おいそこの聖闘士共、いまのうちにやっちゃう奴いないの?アテナの前だから空気読む感じ?人の事言えないか。一輝がぶっ飛ばされハーデスの小宇宙が急激に高まり皆が身構える。アテナも小宇宙を高めそのまま約束された勝利の杖をハーデスに向け小宇宙をぶつけあう。神同士の小宇宙がぶつかり合う余波で神殿が崩壊し始める。

 

「ハーデス様!」

 

パンドラ姉さんが叫ぶ。アテナが競り勝ったようだ。まだ身体に馴染んでなかったのがでかそう。もがき苦しみ出し身体からハーデスの魂が抜け出す。

 

「ペガサス!流星拳!」

 

俺は一気に小宇宙を爆発させて持ちうる最高速度(グレートホーン移動)でハーデスに迫り、グレートホーンの加速力を上乗せした拳を一気に連発で叩き込む!

 

「星矢!?」

「ぐぅ!貴様ぁ!」

 

当てたが足りない。アテナの叫びを背に更に小宇宙を高める。

 

「爆発しろ俺の小宇宙よ!絶対に逃がすか!ペガサス彗星拳!」

 

ここで逃がすのが一番面倒臭い!一気に決める!

 

「星矢の援護だ!ハーデスを逃がすな!」

「相手は神だ!一対一などと言ってる場合ではない!」

 

まさかの黄金聖闘士が全員小宇宙を爆発させ各々の必殺技をぶちこむ!ビッグバン×十二回!ここまで動かなかった星矢の狙いに気付いた黄金全員が息を完全に合わせた神の領域に踏み込んだ必殺拳!

 

ハーデスの魂を消滅させれる!そう確信した瞬間、空間の歪みが、ハーデスとアテナを包み込む。タナトスとヒュプノスか!逃がすか!

 

「貴様が邪魔なようだ」

 

タナトスが俺に拳を振るい、黄金聖衣の全身にひびが入る。

 

「ぐぁ」

「その身体でこの空間の爆発的小宇宙の力を一身に受けるがいい。さらばだ。聖闘士よ」

「やば」

 

力の方向が空間をねじ曲がり俺一点に集中する。ビッグバン×十二回。死ぬ?

 

『星矢ー!』

 

全員の叫び声が聞こえた。ていうかこれ直撃したら余波で神殿どころか周辺一帯飲み込んでここにいる全員魂ごと消滅する。あーもう面倒臭い!

 

「仕方ない!消えろ!アナザーディメンション!」

 

力の奔流を全て異次元に放り込む!全て...あーやっべ、ちょっと漏れたー。

 

ズガーン

 

「ぐぉぇ」

 

消し損ねた分だけ直撃。ビッグバンまでいかないまでもそこそこの威力はあった模様。ビッグバン×十二回より遥かにましだけど。聖衣が更に砕けた。

 

「アナザーディメンションだと!?星矢、何故貴様が?」

 

あーもう多分面倒臭い事になるだろうから皆の前では使わなかったのに。いや、シャカ辺りは感づいてたかな。そもそも双子座の聖衣着た事あるし。

 

「俺サガの弟子でもあるから使えて当然なんだよなぁ」

「なんだと!?」

「星矢!?どういう事だ!」

「正確にはサガはカノンって俺の前では名乗ってて教皇の正体のサガだったって事は皆と一緒に教皇の間で死体を見るまで知らなかったんだけどね。てかシャカ気付いてたでしょ?」

「フッ」

 

フッじゃねぇよ。

 

しかしアテナとハーデスがエリシオン行っちゃった。あー面倒臭い。まじ面倒臭い。嘆きの壁どうにかせないかんとかほんと面倒臭い。多分どうにか出来るとは思うけど。




「星矢。やるわね。中間テストの順位見たわよ?」
「ジェミニ生徒会長みたいに毎回トップ取ったり出来たらいいんですけど」
「ふふ、可愛いわね星矢」
「ちょっとジェミニ!星矢をたぶらかさないでよね!」
「あらサジタリアス?私は星矢を誉めてただけよ?」
「貴女達、あまり騒いで風紀を乱すようなら風紀委員長としてこのライブラ見逃せないわよ?」
「お、頑張ったんだな星矢!ご褒美にデートしてやろうか?」
「キャンサー!星矢のご褒美なら私スコーピオンがするわ!」
「星矢、この前の本どうだった?」
「面白かったよ!やっぱりアクエリアスの薦めてくれる本は面白いね」
「そう、良かった」



物陰からチラ見しているペガサス
「...ギリ」 ピシッ ハシラダイーン
柱を握り締めひびを入れた模様。


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冥王ハーデスエリシオン編
39.しょうがないからエリシオンへ


嘆きの壁の前で壁について説明する童虎。じゃあ全員で太陽の光作るかとか言ってるこの馬鹿共が。

 

「ふざけんなよ」

「星矢?しかし黄金聖闘士全員の力を合わせねば道は開かないんだぞ?」

「その開いた道は誰が行くんですかね?全員の小宇宙最大に高めて太陽を作って壁破壊。そんなの衝撃でこっちも全員消滅するっての」

「しかし他に方法が!」

「あるよ。多分出来るから。やりたくないけど」

「...星矢?」

「要は光の道を作ればいいんだよね?太陽レベルの。全員のビッグバンじゃなくても"光"ならイケるはずなんだから」

「...何を言っているんだ星矢?」

 

"光"の小宇宙を使えばいいって事だろ?胸元にぴったりくっついてる"Ω"版の天馬座の聖衣も生まれた時から持ってる女神の小宇宙もこの為なんだろ?やればいいんでしょやれば。

 

集中し心の奥底に眠る女神の小宇宙に触れる。ずっと身体の中に眠ってんだ。力貸せよ!宿賃払えこの野郎。

 

「なんだ!?星矢からアテナの小宇宙が!?」

「それだけじゃない!小宇宙が光に溢れてる!」

 

そりゃそうだ。Ωでは女神の小宇宙は光属性だもの。そして。

 

「アテナの小宇宙を全乗せしてやる!道よ開け!開いて下さいお願いします!ペガサス!"閃光拳!"」

 

神の小宇宙で作る光の道の拳。

 

 

ズドオオオン

 

 

「嘆きの壁を壊しただと!?...星矢、お前?」

「あぁ、うん、全部終わったら話すよ。全部ね。今はそれじゃ駄目かな?」

「星矢!」

「...アルデバラン?」

「何を下を向いている!お前が壁を壊したんだ!胸を張れ!お前が何を隠してるか知らんが今さらお前が何を言おうがお前はお前だ!」

「...アルデバラン」

「いつもとんでもない事をしでかしておいて急にしおらしくなられるほうが気持ち悪いっつってんだ。いつも通り憎らしくしておけ」

「デスマスク...」

「星矢、お前は私達の自慢の弟子だ。何があろうとな。忘れるな」

「カミュ...」

 

あ、やべ。ちょっと泣きそう。

 

ん?これ皆に死亡フラグ立ちそう。いかんいかん。シリアスは駄目だよ。

 

「よっしゃ。じゃあ気分入れ換えて、皆を今からアナザーディメンションしまーす」

「はぁ?」

「理由は嘆きの壁の向こうは、さっき老師が説明したように神しか通れないって事だから。皆も感じたように、俺の中にはアテナの加護が眠ってるから俺は通れると思うんだ。ちょっとぼろぼろだけどサジタリアスの翼もあるしね。なんで俺エリシオン着いたら念話するから俺の小宇宙あるとこまで異次元から一気に跳躍宜しく!アナザーディメンションしたら異次元に向けて俺の小宇宙垂れ流しとくからシャカとムウなら辿って来れるでしょ?」

「お前、とんでもない事考えるな」

「や、最終決戦アテナと二人でやれとか言わないでしょ?」

「星矢、お前サボりたいんだろう」

「いや壁壊したから!俺頑張ったから!」

「ほとんど働いてないがな」

 

なんだかんだ言いながら俺のプランは受け入れられて全員アナザーディメンションで異次元にぶっ飛ばしました。俺はちょっとドキドキしながら嘆きの壁の向こうの捻れまくった空間に突入。無事死なない模様。翼もなんとか機能してくれてエリシオンに到着出来ました。んで皆も無事異次元から俺の小宇宙辿ってこっちに飛んできました。あと皆宜しくで済めばいいんだけどなぁ。




黄金達を意地でも殺さない為にΩと女神の小宇宙やったんやで。無理矢理だけど。


「優勝は聖域学園です!」
「やったぁ!俺達が優勝だ!」
「弱小だった聖域学園のセクシーコマンドー部を一人で立て直して全国優勝させるなんて、よくやったわね星矢」
「サジタリアス先輩がマネージャーをやって支えてくれたお蔭です」
「ふふ、皆の中に私まで入れてくれるのね?ありがとう、星矢」

チュッ

「サ、サジタリアス先輩!?」
「ふふ、頑張ったご褒美よ?不満かしら?」
「い、いえそんな...」


物陰からチラ見するペガサス
「...」 バキバキバキ ハシラダイーン
握り締めた柱は粉砕された模様。


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40.援軍!不死鳥見参!

エリシオン着いて。こっちの陣営整った所にやってきたねタナトスとヒュプノス。二流神共が。

 

「まさか人間ごときがぞろぞろとこのエリシオンまでやってくるとはな」

「その自慢の黄金聖衣も私のたった一撃で全身にひびが入る代物。神たる私達にまさか勝てるとでも思っているのか?」

「...星矢、お前は先に行ってあの神殿を目指すのだ」

「ほぇ?」

 

変な声出た。いや全員でやろうよ。こいつら原作で最終回間際だったからやっつけで終わってるけど黄金聖衣一撃で粉砕するやばい奴らなんよ?

 

「こいつらは任せておけ、それよりアテナの小宇宙が弱まっているのが気になる」

「アテナならもうすぐ死ぬ。全身の血を抜かれてな」

 

あぁそうだった。その言葉を聞いた瞬間俺は走り出した。

 

「皆宜しく!」

「通すか!」

「エクスカリバー!」

「ちぃ!」

 

後ろで大乱闘黄金スマッシュブラザーズが始まってしまった。ちょっと楽しそう。プレイしたいと思いつつ神殿到着。大きな壺に首だけ出してるアテナを発見。壺の周りは血の海が出来ている。

 

正直エリシオン来るのは最悪の事態でこの壺の対処まで考えてなかったんだよなぁ。やるだけやるしかないか。小宇宙よ奇跡を起こせ!

 

「ペガサス彗星拳!...がぁぁぁ」

 

奇跡は嘆きの壁で品切れでした。やっぱり弾き返されました。お蔭で聖衣が更にぼろぼろですわ。

小宇宙全部燃やして身体弾丸にして突っ込んでも傷付きそうに無いな。どうすんべ。

 

「星矢!」

「一輝?お前どうして?」

「パンドラが俺に通行証をくれたのだ」

「パンドラ姉さん正気に戻ったのか」

「ああ、それよりアテナはどうなっている?」

「この壺から救い出さないと出血死」

「く、なら俺が!鳳翼天翔!...ぐわぁぁぁ」

 

あ、うん知ってた。やっぱ女神の聖衣無いと駄目かな。詰んでないこれ?

 

「星矢?あの棟から感じるのはハーデスの小宇宙ではないか?」

 

知ってる。肉体眠ってんだあそこ。正直自分からスズメバチの巣に手を突っ込むような真似したくないから見ない振りしてたんだけど。...事態が変化しそうにないからやるしかないか。アテナに死なれる訳にはいかないし。

 

「恐らくハーデスが眠ってるんじゃないか?一輝、あっちからやるか」

「おう!」

 

まだ起きてないよね?起きる前ならワンチャンあるよね?大丈夫?ファミ通の攻略本だよ?一気に駆け出して棟の扉に近付いたら扉ごとハーデスに弾き跳ばされました。ハーデス起きるの早すぎませんかね?なんか怒ってませんかね?

 

あ、さっき魂殴ったから?完全体激おこハーデス相手にアテナ抜き?なんか泊まったホテルにコナンと金田一が両方泊まってたくらいの絶望感を感じるんですが。




夜に二話連投で最終回です。次回!女神の聖闘士大勝利!希望の未来へレディゴー!お楽しみに!


「お!星矢、クリスマスケーキ買っていかない?」
「あれ?タウラス先輩、バイト?」
「いやぁ友達のバイト先なんだけどバイトが足りなくて困ってるって泣きつかれてさ」
「タウラス先輩らしいね。じゃあひとつ貰おうかな」

タウラス先輩のグラマラスボディにミニスカサンタ服!バイト頼んだ人グッジョブ!

「じゃあこれ」
「あれ?二つ入ってるけど?」
「誰か誘って食えって事だよ」
「いやークリスマスだよ?相手がさぁ」
「たくさんいるだろ?鈍感なふりしてないでいい加減覚悟決めなよ」
「タウラス先輩には敵わないなぁ」

この後偶然家の前で会ったペガサスと二人でケーキ食べた。


後でタウラスと雑談で知ったサジタリアス
「ぎりぃ...」 バキバキバキ ツクエダイーン


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41.聖闘士の侵略!エリシオン崩壊

完全体激おこハーデスと戦闘。アテナまだ復活する気配無し。黄金達は向こうでまだ神二人とバトル中。詰んだかも分からんねこれは。とは言えやるしかない訳で。無言でいきなり剣を振るうハーデス。

 

「一輝!」

「おう!」

「盾になれ!」

「何!?ぐわぁぁぁ」

 

一輝を盾にハーデスの攻撃を凌ぐ!ハーデスの斬撃に合わせて一輝を振り回し、全て一輝で受け止める!一輝は死ぬ!そして燃える!んでもって復活する!

 

「星矢貴様ぁ!」

「いや、どうせ無傷で復活するからええやんけ」

 

一輝はギャーギャー言ってるがとりあえず首根っこだけはしっかり掴んでおく。最終的に無傷で終わるからちょっと死ぬ程痛いくらい頑張れ!お前程いい肉壁は存在しないんだから!頑張ってチート野郎!

 

「ふん」

 

斬撃は全部一輝で止めたものの、今度は小宇宙の波動をぶつけてくる。一輝で受け止めたつもりだったけど、一輝が消滅してぶっ飛ばされアテナの眠る壺に叩きつけられる。そして炎が上がり一輝復活。一輝お前もうちょい踏ん張れよ。消えたらこっちまでダメージ受けるやんけ!一人で受けきって死んでまた壁になれ!

 

「...」

「何!?ぐわぁぁぁ」

 

一輝さん異次元にぶっ飛ばされたぁぁぁ。あーあ、面倒そうな空間に跳ばされたっぽいな。一人でも戻ってこれるだろうけど多分時間かかるなあれは。

 

「...これで終わりだな」

「ハーデスさぁ、俺あんたに会った事ある?」

「何?」

「いや、生まれる前とか」

「ふむ...貴様の小宇宙...貴様、前聖戦で余の身体に傷を付けた天馬座か!」

 

え?そっち?じゃあさっきの怒りは純粋に魂殴ったからか。聞きたい事聞いたからもういいや。俺の中に残っている女神の小宇宙を全部練り上げて眠っているアテナに流し込む!

 

「アテナ!目を覚まして!いやほんと寝てる場合じゃないからお願いします!」

「なんだと!?」

 

目を開き驚くハーデス。壺が割れアテナ復活!聖衣は無いけどニケの杖はある!んでもって!

 

「一輝見つけた!転移!」

「ここはエリシオン!?戻って...アテナ!」

「ハーデス...神話の時代よりの因縁、終わらせましょう」

『アテナ!』

 

二流神共に聖衣ぼろぼろにされながらも倒したらしい黄金達が無事合流。誰一人欠けていない。アテナの聖衣がない?大丈夫大丈夫。一輝とかいう最強の肉壁があるから。黄金達と共に残った小宇宙を全てニケの杖に注ぎ込み、ハーデスにアテナが自身の小宇宙と共に叩き込む。凄まじい光と共にハーデスの叫び声が響き渡り、その場からハーデスが消えた。そして大地が音を立てエリシオンが崩れ出す。

 

良かった。ポセイドンの時は立ち会えなかったからね。エリシオンが崩壊し出したって事はハーデス編完結やろ。後は帰って寝るだけ。

 

『星矢!』

 

...うん、なんとなーく予想してたんだけどね。やっぱこのタイミングだよね。俺の身体を"闇"の小宇宙が包み込み、異空間に引き摺り込む。

 

「あー多分大丈夫だから、皆先に聖域に帰ってて。俺ちょっとやる事やって帰るわ」

 

前回の性感(だっけ?)のクレイオスの時みたいなもんやろ。鬱展開とか誰も見たくないんだよ。シリアス死ねよ。俺さっさと帰ってしばらく遊び倒すだから。




オーディンローブ
「あの、星矢さん!通学中見て...あの、一目惚れで!良かったら私と付き合って下さい!」
「あーごめんなさい。本当に嬉しいんだけど俺、心に決めた聖衣があるんだ!」


物陰から見ていた聖衣達 『!!!』


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終.未来は混沌としている

正直、めちゃくちゃ困惑してる。最終決戦でガチバトルが行われるか、イベントバトル的なやつ消化して終わりやろとか思ってたんだけど、そんなもの起こる気配も無くお茶してるという。そして何よりこのコーヒーめっちゃ旨い。

 

「ふふ、気に入ったようですね星矢?」

「すっごい美味しい」

「そのコーヒーは星矢がこの後、グラード財団の名前を勝手に使って、世界中にアメリカのコーヒーショップが流行る前に展開して流行らせた店のオリジナルブレンドコーヒーですよ」

「ぶふぉ」

 

やべ。コーヒー吹いた。や、確かにスターバックス流行前にやろうと思ってたけど!

 

「ふふ、そうスターバックスでしたね」

 

心の中読まれまくりぃ。今お茶してる人達は城戸沙織(cv中川翔子ver)と女神パラスと魔女メディアと闇の神アプス。いやいやいやいやいや。どれかボスとしてくるだろうと思ってたのにまさか全員仲良しとか。アプス自我あんのかい。なんやこれ。突っ込みが追い付かねぇぇぇ。

 

「戦いたかったのですか?」

 

んな訳あるかい。

 

「ふふ、いつも星矢には振り回されているから、こういうのは新鮮ですね」

「あーもう、聞きたい事聞いていい?」

「どうぞ」

「俺を転生させたのは?」

「私です」

「何故?」

「星矢に頼まれたからです。『俺実は転生者だから、アテナの小宇宙貰って生まれないと世界やばいから宜しく』って急に言い出したので」

 

何それ頭痛い。

 

「私も頭が痛くなりましたがいつもの事なので。無作為に魂選んで転生させたつもりでしたが、まさか別の世界からこの世界の未来の知識を持ってやってくるなんて、夢にも思いませんでした」

「じゃあハーデスに怨まれるのはなんとなく分かるけどポセイドンに怨まれたのは?会った事無いんだけど?この後ポセイドン復活するの?」

「あぁ、酔っ払って星矢がポセイドンの封印の壺に用を足したからですね」

 

うわぁ。それは怨まれてもしょうがないわ。罰当たりな上にばっちいわ。

 

「なんでみんな仲良しなの?」

『星矢のせいですね』

 

えー。俺この後何しちゃうんだよ。ん?じゃああの性感野郎なんだったん?

 

「あれは星矢が天馬座の神殺しの運命を背負っているにも関わらず、放っておいたら一切やらずに他の人間や神に押し付けてしまうから因果に引き寄せられて強制的に勝手に発動したイベントみたいなものですね」

 

一気にあいつ可哀想になってきた。性感って言いたかっただけみたいな勢いやん。えっサガは?

 

「...あなたに修行を付けている間にあなたの中の私の小宇宙に触れ悪の心が少しずつ消えて、サガの良心がああいった行動に」

 

完全に俺のせいやん。うわ、それはへこむわ。

 

「あなたのせいではありませんよ」

「あっはい」

 

はぁー。ん?じゃあなんでここに呼ばれてお茶してんの俺?皆と一緒に帰って良かったんじゃ?

 

「あなたがどれだけこの後、皆を困らせていくか少し説教しておく必要があったからです」

「え」

「自由に振る舞い過ぎです。それにお爺様の血が悪い方向に覚醒もします。最低です」

「え」

「たまには戦って下さい。全部人に押し付けたりしないで下さい」

「え」

「あなたは黄金聖闘士の自覚が無さすぎです。というか隙あらば辞めようとして聖衣から世界中逃げまわって世界中から超常現象扱いされてます。」

「...うわぁ」

「聖域に出来るだけ滞在して下さい。双子座のパラドクスに追い掛けられて大変なのはわかりますが」

「え?パラドクス?紫龍じゃなくてなんで俺?」

「知りません」

 

それが一番やばい気がする。

 

「というかそっちの俺に言えよ、俺まだそんな事してないだろ!」

「今行方不明なので無理です。インテグラにまで手を出して二人の手を異空間から異空間へとひたすら逃げ回ってます。手を出したと聞いたので自業自得ですね。予知能力がある二人でも捕まえられないらしいですが」

「うっわぁ...」

「まぁ言いたい事は山程ありますが、少しでいいので自重して下さい。無理でしょうけど」

「アテナが遠い目をしてる..,」

「あなたのせいですよ。まぁ言いたい事は言いました。では聖域に返しますね」

 

えー。めちゃくちゃ言われたい放題言われただけ...って異空間にぶっ飛ばされたぁぁぁ。

 

 

...

 

...

 

.,.

 

「...矢!星矢!」

「お?」

「星矢、気がついたか」

「あー、ん?ここは?」

「ここは人馬宮だ」

 

周りを見たら黄金達が皆、俺の周りでぼろぼろな聖衣を着て心配そうに眺めていた。あー。帰ってきたのか。アテナなんて言ってたっけ?歳重ねても割りとモテて双子座姉妹丼出来るだっけ(錯乱)

 

ま、それより何よりとりあえず。

 

「皆、ただいま」

「ああ、よく帰った星矢」




伝説の女神像の下

「呼び出してすいません、先輩」
「星矢...」
「サジタリアス先輩、いえサジタリアス、俺の聖衣になって下さい!」
「星矢...嬉しい。ええ、私はこれからあなただけの聖衣になるわ。ずっと大切にしてね」

なお爺さんの血で今後浮気しまくり、尚且つ先にペガサスを着てみた模様。



以下反省文です。

初投稿でした。書き貯めずにいきなり投稿してから書き貯め始めた事は駄目でしたね。自分がどれくらいのペースで書けるかさっぱり分からないにも関わらずです。そして始めから低いのに進むに連れて下がるクオリティ。調子出ないと一日1500字くらいしか書けないから毎日書いてそのまま投稿してればクオリティ下がりますね。でも毎日投稿したかったんです。そういう作品読むの好きだったので。ですが能力不足でした。

作品のクオリティに対して途中でランキング上がり過ぎて叩かれ出したのは悲しくなりましたが、最初に完走すると言ったので約束は守れて良かったかなと思います。ランキング上がったのは嬉しかったですが、感想欄にbadひたすら付ける人が出てきたのはほんとに悲しかったです。感想貰うのが楽しみだったので。

次はある程度書き貯めてから一気に放出かな。毎日は無理かも知れませんが。書き貯め途中で投げ出したくならなければ、いま書いてるダイの大冒険ポップ「屁のつっぱりはいらんですよ」を来年投稿します。もし興味有れば宜しくお願いします。投稿始めたら完結はさせますので。それまでの間は今投稿してる変態仮面の恋姫無双を不定期で適当に投稿してると思います。

最後に皆さま長いようで短い間、お付き合い頂きありがとうございました。読んで頂いた事、本当に嬉しく思います。


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ときめき聖域学園メモリアル!
ときめき聖域学園メモリアル!第一話


「星矢ちゃーん!朝よー!起きなさーい!」

 

今日は聖域学園の入学式。星矢の幼なじみのペガサスクロスは星矢を起こしに星矢の家に来ていた。けど星矢はいくら呼び掛けても目を覚まさない。

 

「もう、しょうがないわね!えい!」

 

ドガアアアン

 

ペガサスクロスは自身のパンドラボックスを寝ている星矢に投げつけた!

 

「ぐわあああ!…あれ?ペガサス?」

「あれ?じゃないわよ星矢ちゃん!遅刻しちゃうわよ!もう、私先に行くから!」

 

身を翻し星矢の部屋から出ていくペガサスクロス。星矢は時計を見て青ざめた。

 

「やっべえ!遅刻だ!」

 

星矢は慌てて聖域学園のセイント科一年の制服である雑兵の服に着替え、用意してあったパンを口にくわえながら家から飛び出した。

 

「遅刻遅刻ー!」

 

まだ入学したての星矢はまだ音速で走る事が出来ない!このままでは遅刻してしまう!その時だった!

 

キキィー ドガアアアン

 

「ぐわあああ!」 セイヤダイーン

 

星矢は車に轢かれてしまった!いくらセイントと言えども体は人間と変わらない!音速や光速で動けて自身の発生させたソニックブームによる衝撃でまったくダメージを喰らわず、音速や光速で殴られてもネイマールがピッチで転げまわってるより痛くなさそうに立ち上がるくらいにしか人間と変わらないのだ!

 

「ちょっと君、大丈夫!?」

 

車の中から黄金に輝くクロスが慌てた様子で飛び出してきた。

 

「いてて…」

「あら?貴方…聖域学園の生徒?大丈夫?」

「あ、はい。…ケガは大丈夫みたいです。ちょっと車に轢かれただけだから」

「良かった。私は聖域学園三年のクロス科のサジタリアスよ。車に乗って?遅刻しちゃうわ」

「ありがとうございます…」

 

星矢はサジタリアスを見て綺麗なクロスだなと思った。クロスを前に強がりはしたが、やはり車に轢かれて少し痛かったので言葉に甘えて同乗させて貰うことにした。

 

「そう、貴方セイント科なのね。ふふ、セイント科は入学してからも競争が激しいわよ?」

「分かってます!でも俺、必ずセイントになってクロスを手に入れるんだ!」

「あらあら、じゃあ私も狙われちゃうのかな?」

「ええ!?」

「ふふ、冗談よ。頑張りなさい少年?」

「もう、サジタリアスさんったら」

 

そんな他愛の無い会話をしながら聖域学園に遅刻せず着く事が出来た。

 

「応援してるわ、頑張ってね星矢」

「はい、ありがとうございますサジタリアスさん!」

 

サジタリアスと別れ、自身がこれから過ごすセイント科の教室へ向かった。教室ではナルシスト金髪マザコン野郎や不細工なナルシストモヒカン野郎や似てないブラコン兄弟にドエムっぽい奴に熊を絞め殺す事だけが生き甲斐の奴など、なかなか個性的な連中ばかりでこれからの学園生活が少し不安になった。

 

入学式は特に何かあった訳でも無い。校長である城戸沙織という人が年齢多分同じくらいだなと思った事と同じクラスの邪武がその城戸沙織の馬の変わりを嬉しそうにこなしていたくらいである。

 

大丈夫かなこの学園。

 

その後うちのクラスの担任である魔鈴先生の挨拶が行われ、初日が終わった。

 

続く?




ノリで書いた。バレンタインだから。反省してない。続く?続かないと思う。


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