こっちあっち…いや逆だ?!×名探偵コナン~新探偵達の鎮魂歌・鬼の友達と名探偵~ (Dr.クロ)
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DETECTIVE.Ⅰ~依頼⇔出会い~

休日、どこかに遊びに行こうとした伊御達に依頼が舞い込む。


とある日の事であった。

 

伊御「ごめん。遅れた」

 

真宵「伊御さん遅れるなんて珍しいんじゃよ」

 

はちぽちに駆け込んでそう言う伊御に真宵はそう言う。

 

伊御「寝坊した」

 

京谷「おいおい…まぁ、全員揃ったし行くか」

 

佳奈「だね~♪」

 

答える伊御に京谷はそう言い、佳奈も元気よく言う。

 

正邪「何処に?」

 

姫「昨日話していた横浜にある有名なミラクルランドですよ」

 

真宵「そこに遊びに行くんじゃよ。忘れちゃダメじゃよ」

 

確認する様に聞く正邪に姫はそう言い、真宵も続く。

 

正邪「あ、そうだったな」

 

榊「おいおい忘れちゃダメだろ」

 

咲「正邪さんには初めての遊園地だもんね」

 

思い出したと手をポンとさせる正邪に榊は肩を竦めて、咲はくすくす笑って言う。

 

みいこ「あら皆、まだいてくれて丁度良かったわ」

 

榊「?どういう意味だよみいこ姉?」

 

するとそこに何かを持って来たみいこに榊は首を傾げる。

 

みいこ「これが紫さんから届いてね」

 

真宵「これ、ミラクルランドのフリーパスじゃよ」

 

佳奈「ええ!?これホント!?」

 

渡されたのを見て呟く伊尾の後にそう言う真宵に佳奈は目を輝かせる。

 

榊「んで手紙か?」

 

正邪「なになに……」

 

その後に手紙を読む。

 

『初めまして動物に好かれる音無伊御君とそのお友達の皆さん。手紙でごめんなさいだけどお願いがあるの。今日ミラクルランドで知り合いが知り合った探偵が人質を取られてしまってとある事件の調査を依頼されました。今夜の10時に同封したフリーパスと同じタイプのに細工された爆弾が爆発してしまいます。この事は人質の人たちは知りません。また、ミラクルランドのエリアから出たら強制的に爆発もしてしまうとの事。あなた方でその内の3人は探偵たちに同行して後の人達はミラクルランドに向かって人質に爆弾の事を気づかれずに護衛してください。私は別件で動けないのでお願い。八雲 紫 PS.同封したのには爆弾はついてませんので』

 

京谷「ば、爆弾!?」

 

咲「うそ!?」

 

正邪「これが!?」

 

手紙の内容に誰もが驚いて伊御から距離を取る。

 

榊「落ち着け皆!これには爆弾はついてないって書いてるだろ!」

 

真宵「スキャンした所、爆発物と思われるのはついてないんじゃよ」

 

それに対して榊が落ち着かせて、真宵がバイザーの様なのを付けてそう言う。

 

佳奈「な、な~んだ」

 

正邪「……おい、ちょっと待て。これには付いてなくてもこの手紙の内容通りならこの探偵たちが付けているのには爆弾がついているってことじゃないのか?」

 

安堵の息を吐く佳奈だが正邪のに誰もがあっ!?となる!

 

姫「もももも、もしかしてこの手紙に書かれてる人質の人たちは知りません。って言う事は!」

 

つみき「…爆弾が付いたフリーパスを装着してるって事ね」

 

真宵「しかもこれエリア外から出たら爆発となると超有名なスーパースネークに乗ったら確実にアウトじゃよ!!!!」

 

顔を青ざめて言う姫のを引き継いで言うつみきの後に真宵が頬を抑えて叫ぶ。

 

正邪「どういうことだ真宵!」

 

真宵「スーパースネークは走る道の途中がエリアの外に出てるんじゃよ!!」

 

京谷「んじゃあ早く行かねえとまずいじゃねえか!!!」

 

姫「は、早く警察に!!」

 

伊御「待て!」

 

聞く正邪に真宵は簡単に答えると京谷は青ざめて言い、姫も慌てて警察に連絡しようとして伊御に止められる。

 

正邪「警察はやめたほうが良いと思うぜ」

 

姫「どどど、どうしてですか!?」

 

伊御「姫、もう1つ手紙があった。読むぞ」

 

厳しい顔で言う正邪の後にそう言って伊御はもう1つの手紙を読む。

 

『忠告、警察には連絡しないで、依頼主は警察に教えたらその時点でフリーパスの爆弾を起爆させるわ。さらに言うと人質や探偵に付けられているフリーパスは外せない様にされていて無理やり外そうとすれば爆発を起こすわ』

 

榊「マジかよ!」

 

佳奈「つまり人質さんにそれを教えて外してってお願いしても無理って事!?」

 

正邪「ずいぶんと用意周到な依頼人だな」

 

もう1つの内容に榊は苦い顔をして佳奈も頬を抑えて叫び、正邪は顔を顰める。

 

伊御「それと…どうやらこっちが俺達に頼む本命みたいだ」

 

榊「もう一通あったのか!?」

 

正邪「三通目か」

 

続けて伊御の取り出したのに誰もが注目する中で伊御は読む。

 

『それからこれが本題。私が調べた所、その事件を調べる人たちをガイアメモリを持った者達が狙っている可能性があるの。本来なら専門家に頼むべきだけど有名な人物もいたら相手はどう言う風に出るか分からないからライダーになりたてでそこまで知られていないあなた達に彼らの護衛を頼みたいの。その探偵と人質の写真も同封してますので見てください』

 

真宵「マジですか!?」

 

正邪「あいつらみたいな奴らが居るのか……」

 

内容に真宵は驚き、正邪は顔を顰める。

 

初めて変身した時のを思い出しながら伊御は写真を取り出す。

 

榊「あれ、これって有名な眠りの小五郎じゃねえか?」

 

京谷「こっちは確か西の高校生探偵の服部平次で」

 

佳奈「あー!この子知ってる!怪盗キッドから宝石を守っているキッドキラーだ!!」

 

数枚の写真の中で1枚の写真を見て榊はそう言い、京谷と佳奈も写真を見て言う。

 

正邪「この白い奴は誰だ?」

 

伊御「怪盗キッドだな。彼も狙われてるのか?」

 

咲「だけど毛利探偵達と違って神出鬼没だからどうすれば良いのかしら?」

 

つみき「見かけたらで良いんじゃない?後は私たちと同じ高校生2人に小学生4人ね」

 

姫「あ、この子達知ってます!確か男の子2人とこのおかっぱ頭の子は江戸川コナン君と一緒にデパート強盗団を捕まえた子達ですよ」

 

1つの写真を見て聞く正邪に伊御は答えて、咲のにつみきが答えた後に姫がそう言う。

 

榊「この角みたいな髪型の女性は確か空手で有名な毛利蘭じゃねえのか?」

 

咲「そう言えばそうね。彼女もまた一緒って訳ね」

 

京谷「しかし面倒な状態だな」

 

気づいてそう言う榊のに咲も思い出して言い、京谷は頭を掻いてぼやく。

 

正邪「それより早く行かないとやばいんじゃないか?」

 

榊「確かにそうだな」

 

みいこ「それじゃあ行きましょうか。車は用意してるわ」

 

そう言う榊にみいこが手をパンとさせて注目を集めて言う。

 

伊御「別々で行った方がいいんじゃないですか?」

 

みいこ「途中までよ。紫から次に行きそうな場所を聞いてたの」

 

榊「マジかよ紫さんパネェ!」

 

聞く伊御にそう答えたみいこから出た言葉に榊は驚く。

 

真宵「流石は幻想郷の管理者なんじゃよ;」

 

伊御「情報を集めるのが早いのには俺も驚いた」

 

とにかく、伊御たちはみいこの運転する車で超特急で横浜へと向かった。

 

それで目的の探偵たちと合流するメンバーを話し合った結果以下の様になった。

 

探偵組と行動するチーム

 

伊御、榊、正邪

 

ミラクルランドで人質がエリアの外に出ない様に見ているメンバー

 

つみき、姫、真宵、佳奈、京谷、咲、みいこ

 

姫「三人だけで大丈夫ですか?」

 

榊「こういうのは少数精鋭の方が良いんだよ。手紙にも3人でって書いてあるし」

 

伊御「あんまり多いとかえって相手に妨害をさせやすいと思うからね」

 

探偵たちが通るであろう馬車道に着いて降りる伊御たちへ不安げに聞く姫に榊はそう言い、伊御も付け加える。

 

正邪「姫たちも気をつけてな」

 

伊御「エリアの外に行かない様にだけどフリーパスが爆弾だと気づかれない様に」

 

京谷「分かってるよ」

 

そう言葉を交わした後にみいこが運転する車が発進する。

 

榊「さてと、探しに行くか」

 

正邪「この近くだよないるのは」

 

右拳を左手の掌にパシーンとぶつけて言った榊の後に正邪が周りを見て言う。

 

伊御「ああ、情報通りならこの近くの筈だ…」

 

ば~か、ば~か!!無能な警察は消えろ!!

 

同じ様に見渡して伊御が言ってる時、変な声が聞こえてくる。

 

正邪「ん?」

 

榊「なんだ?」

 

伊御「行ってみよう」

 

聞こえてきた声に3人はした方へと走る。

 

ば~か、ば~か!無能な警察は消えろ!!

 

榊「また聞こえて来たぞ!」

 

正邪「あの人形から聞こえるな」

 

見えて来たので店の前に置かれている人形が口を動かして音声を発していて、警官と思われる男性が止めようと近づこうとしていた。

 

ば~か、ば~か!無能な警察は消えろ!!

 

伊御「…榊、俺は嫌な予感がする」

 

榊「奇遇だな親友、俺もだ;」

 

正邪「……まさか……」

 

???「…危ない!その人形から離れて!!爆発するぞ!!」

 

まだ言い続けている人形に伊御はそう言い、榊も冷や汗を掻くと子供の言葉と共に人形へと駆け出す。

 

爆発10秒前!!

 

伊御「予感的中か!」

 

正邪「そうだな!」

 

それに伊御は呟き、正邪は何かの布を取り出しながら続く。

 

9!!8!!7!!6!!5!!4!!

 

その間にカウントが進んで誰もが近くにいた子供を連れて離れるが1人だけまだわかってない子供がはしゃいで離れておらず、伊御はその子供を抱きかかえて離れようとし、正邪も布を構える。

 

3!!2!!1!!

 

ドカーーーーーン!!!

 

カウントが0になった直後、人形から光が発された後に爆発は起こる。

 

榊「伊御!神那!!?」

 

伊御「……大丈夫?」

 

叫ぶ榊だが爆発が収まって子供に安否を聞く無事な伊御と正邪の姿にほっと安堵する。

 

子供は無事で泣きながら親の方へと走る。

 

???「おい大丈夫か!」

 

そんな伊御達へ髪型が丸く抑えている男性が駆け寄る。

 

伊御「大丈夫です」

 

正邪「平気だぜ」

 

男性「そうか…」

 

???「横溝君!大丈夫かね!?」

 

2人のを聞いて安堵する男性にまん丸体系な男性が駆け寄って聞く。

 

男性→横溝「ああ、こっちは大丈夫だ目暮」

 

男性2→目暮「それはよかった…それにしても君たち、危ないじゃないか!もしかしたら死んでいたかもしれないのだぞ!」

 

横溝と呼ばれた最初に駆け寄った男性の言葉に目暮と呼ばれた男性は安堵した後に伊御達に怒鳴る。

 

伊御「すいません」

 

正邪「けどあのままだとさっきのガキが死んでたかもしれないぞ」

 

目暮「ぬぅ、そうだが…」

 

???「…ったく、子供に助けて貰い、あまつさえそう指摘されるとは最近の警察はなっちゃいませんなー…」

 

頭を下げる伊御の隣でそう言う正邪のに呻く目暮に後ろにいた男性がそう言う。

 

伊御達は彼が毛利小五郎だと気づいた後にさらに江戸川コナンと服部平次もいる事に気づく。

 

榊「本当に情報通りだったな(小声)」

 

正邪「そうだな(小声)」

 

目暮「なんだと!?先ほど爆発はキミのせいでなったんじゃないのかね!?」

 

小声でそう交わす伊御達を知らずに目暮は先ほど言った毛利の胸倉を掴んで叫ぶ。

 

毛利「よしてくださいよ。そんな証拠はどこにもない…はっきり言って迷惑なんスよ!!もう付き纏わないでいただきたいですな!!」

 

目暮「何~!!…!?」

 

それに対して自分の胸倉を掴んでいた目暮の腕を掴んでそう言い放す毛利に目暮は怒るが次の瞬間、目を丸くする。

 

伊御「?」

 

毛利「刑事辞めて正解でした…長生きしたいッスからねぇ…オマエら、行くぞ!!」

 

目暮の反応に疑問を感じる伊御だが腕を放してそう言って歩き出す毛利と付いて行く服部とコナンに2人に追おうと目で合図して2人とも頷いて続く。

 

目暮「………………」

 

???「警部…いいんですか?」

 

無言でいる目暮に部下である白鳥が聞く。

 

目暮「良いんだ…」

 

そう言って毛利達に背を向けて白鳥の胸をポンとする目暮にされた白鳥はその手の中にある奴に気づいて手で受け取ってみる。

 

そこには小さな紙にこう書かれていた。

 

『蘭や子供たちがミラクルランドで人質に、外へ出ると爆発するIDが手首に、極秘に蘭たちの保護をよろしく 毛利』

 

その内容に白鳥は目を見開き、毛利達を見る。

 

伊御「ちょっとすいません」

 

毛利「ん?君たちはさっきの…」

 

ちょっと離れた場所で声をかける伊御に毛利やコナン達は怪訝とした顔で3人を見る。

 

伊御「俺たち紫さんの依頼で貴方達の手伝いに来ました」

 

毛利「何?紫氏からだと!?」

 

コナン「お兄さん達って鬼矢さん達の知り合い?」

 

榊「いや、俺の姉貴が知り合いでその伝手で頼まれたんだよ。俺は戌井榊って言います。こいつは俺の親友の音無伊御に蛇正神那ッス」

 

服部「なあなあ?その紫って誰なん?」

 

告げた事に驚く毛利とコナンに榊がそう言って自己紹介する中で服部ははてなマークを浮かばせて聞く。

 

毛利「お前知らないのか!?俺たち探偵や刑事の間では有名な人だぞ!?」

 

服部「そんなに有名なんか!?…そうなるとあの親父ぃぃぃぃ~~隠しとったな」

 

そう言う毛利のに服部は自分の父を思い出しながら手の骨を鳴らす。

 

伊御「そ、そちらの事情は大体把握してます。ミラクルランドには俺達の友達が向かってます」

 

正邪「お前らのこれには爆弾がついているんだろ?」

 

伊御が言った後に正邪が右腕に付けたフリーパスを見せる。

 

服部「!それを付けてるって事は!?」

 

榊「大丈夫大丈夫、これはちゃんとした普通のでミラクルランドに入る為のだよ」

 

毛利「そ、そうか…しかしそうなると頼りにさせて貰うぞ」

 

驚いて聞く服部に榊は手を振って言い、毛利はそう言う。

 

遊び行くつもりだった伊御達に訪れた依頼その依頼で待ち受けているのは果たして…




キクヱ「こんにちわ~伊御君達の担任のキクヱですの~今回は出番のない私が謎を出題しますの~では謎その1~」

様々な模様の中でこれで決まりだと言う競技はな~んだ?

キクヱ「それでは次回、捜索⇔護衛をお楽しみにですの~」


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DETECTIVE.Ⅱ~捜索⇔護衛~

探偵たちと出会った伊御達は情報を得た後に次なる場所へと向かい、つみき達は遊園地で合流を図るのであった。


コナン達と合流した伊御達は今コナン達が調べて分かった事を教えて貰った。

 

4月4日に今いる馬車道で現金輸送車が襲われると言う事件が起こった。

 

その日は怪盗キッドが深山美術館と言う所からダイヤを盗んだ日でもあるらしい。

 

榊「なんか引っかかるな同じ日に2つの事件が重なるって」

 

正邪「確かにな……」

 

伊御「……もしかして顔見られたりしているんじゃないかな?」

 

話を聞いてそう言う榊に正邪も同意して伊御が推測を言う。

 

コナン「そう言えば中森警部がキッドを狙う妙な輩がいるって言ってたよ」

 

榊「な~るほど、もしかすると怪盗キッドと現金輸送車襲撃犯の逃走ルートがかぶった可能性があるな」

 

服部「それはありえそうやな。後で調べて貰った方がええな」

 

正邪「誰にだ?」

 

そう教えるコナンに榊はそう言い、服部も同意して言った事に正邪は聞く。

 

服部「知り合いの刑事にちょいとな」

 

毛利「とにかく、俺はここで別同行に出てこっちなりに調べてみる。子供は無茶するなよ。後あんたらもだ。紫氏から頼まれたとはいえ無茶はするなよ」

 

そう言う服部の後に話しを聞いていた毛利はそう言って手を振って別の道へ走る。

 

正邪「んじゃこれからどうする?」

 

コナン「僕と小五郎のおじさんが依頼主から得たヒントはさっきので終わってると思うんだ」

 

伊御「つまりこれからはノーヒントか…」

 

服部「ところが、まだあるんや…解けてへんヒントが…」

 

そう聞く正邪にコナンはそう言い、伊御は難しい顔をすると服部がそう言う。

 

正邪「もしかしてこいつとは別のヒントをもらってたのか?」

 

服部「そや、俺が出されたヒントはこうや。『夜のカフェテラスにユー、クライ……お前は泣く』ってな」

 

コナン「僕と小五郎のおじさんとは違うヒントが出されていたんだ…」

 

そう聞く正邪に服部は頷いて言い、コナンは呟く。

 

正邪「にしてもどういう意味だ?」

 

コナン「ユー、クライ…アルファベットだとY・O・U、C・R・Y…YOUと言えば」

 

服部「ああ…横浜郊外にある横浜海洋大学やな」

 

呟く正邪の後にそう言うコナンに服部は前半の意味を言う。

 

正邪「大学?」

 

服部「そや、英語に直すとヨコハマ・オーシャン・ユニバースシティ…それ等の頭文字を合わせてYOUや」

 

榊「残るはCRYか…」

 

伊御「こっちもなにかの略称かな?」

 

そう言った服部は榊と伊御のにそこなんやと困った顔をする。

 

服部「オレもそれがわからへんのや…」

 

コナン「行ってみるっきゃねーな!そのYOUに」

 

正邪「だな」

 

そう言う服部に対してのコナンに誰もが同意して次なる目的地を横浜海洋大学へと向けて進んだ。

 

この時、伊御達は知らなかった。

自分たちを見ていた視線に…

 

一方、つみきたちは…

 

真宵「いや~ギリギリじゃったね;」

 

京谷「そうだな…」

 

疲れた表情で言う真宵に京谷も同意する。

 

実はと言うと丁度ミラクルランドに到着した直後、ゲートを超えようとする目的の人物たちの姿があったのでやばい!となった直後に放送ので引き返したのを見て安堵したのだ。

 

咲「ホント、危機一髪だったわね;」

 

佳奈「だね;」

 

姫「でも園子さんはなんで平気だったんでしょうか?」

 

そう言う咲と佳奈の後に姫が首を傾げて呟く。

 

つみき「思ったけど、鈴木園子は毛利蘭と一緒ので他の写真の様に中心に映っていなかった」

 

京谷「つまり、鈴木園子は関係ない?」

 

真宵「と言うか、本人はIDを付けてなかったんじゃよ」

 

そう言うつみきに京谷は頬を掻いて呟くとチラリと望遠鏡で見た真宵がそう言う。

 

姫「そうなんですか……」

 

真宵「さて、ここで1つ、問題がありまして」

 

ほっとする姫の後に真宵がそう切り出す。

 

つみき「問題?」

 

真宵「そうなんです。勢いもありましたが我々には1つの問題があるのを忘れてたんです」

 

姫「ええ!?」

 

切り出されたのに誰もが息を飲む。

 

つみき「一体なに?」

 

真宵「それは…私ら全然面識ないからじゃよ!!!」

 

京谷「そういやそうだった!!!」

 

聞いたつみきのに答えた真宵のに京谷は頭を抱える。

 

そう言えばと誰もがあっとなる。

 

つみき「困ったわね……」

 

みいこ「あら~それなら大丈夫よ~」

 

つみきも困った顔をするとみいこがニコニコ笑って言う。

 

真宵「なんと!?」

 

姫「どういうことですか?!」

 

みいこ「ふふふ、ついて来れば分かるわ~」

 

そう言ってみいこは歩き出し、真宵達は顔を見合わせた後に続く。

 

医務室まで来て、ホントに大丈夫かな?と思う中でみいこは入って行く。

 

みいこ「こんにちわ~」

 

???「あれ!?あなたは確か前にポアロに来た!」

 

???2「あー!あの時のお姉さん!」

 

挨拶すると椅子に座っていた長髪の高校生の女性とおかっぱ髪の少女が反応して、他にいた2人の少年たちもあーとなる。

 

みいこ「久しぶりね~」

 

京谷「(知り合いなのかよ!?)」

 

真宵「(さすがはみいこさん……恐るべしなんじゃよ;)」

 

いつも通りニコニコ笑うみいこに誰もが交友範囲の広さに驚く。

 

ただ、改めて確認して探偵以外のIDを付けられた子達が全員いるのを確認する。

 

???「えっと、蘭ちゃん。この人誰なん?」

 

蘭「あ、ごめん和葉ちゃん。この人ははちぽちって言う喫茶店を経営してる戌井みいこさん。前にポアロにケーキので話しをしに来た時に知り合ったの」

 

その中でミニポニーテールの高校生の少女がそう言って、蘭は謝ってみいこを紹介する。

 

みいこ「実はと言うと知り合いが行けないから代わりに遊びに行かない?と言う事で弟の友達と一緒に来たのよ」

 

佳奈「(上手いみいこさん)」

 

姫「(これなら一緒にいることができますね)」

 

ほら皆と呼ぶみいこに誰もが感嘆してから入る。

 

真宵「初めましてじゃよ~」

 

佳奈「よろしく~」

 

つみき「……よろしく」

 

歩美&光彦&元太「「「よろしくお願いしま~す」」」

 

それぞれ挨拶してからお互いに自己紹介した後に元太が切り出す。

 

元太「それじゃあ一緒にスーパースネークのらねえか?」

 

みいこ「うーん。弟がまだ来てないのとのんびりしたいからのんびりした奴に乗った方が話をしやすいと思うんだけど」

 

真宵「(ナイスみいこさん)」

 

つみき「(これでスーパースネークに乗らせなくできるわね)」

 

そう言う元太にやんわりと言うみいこへつみき達は称賛する。

 

みいこ「それにしばらくは乗れないんじゃないかしら?」

 

歩美「え?どうして?」

 

そう言ったみいこに歩美は首を傾げる。

 

みいこ「さっきちらりと見たけどスーパースネークに従業員さんが慌てた様子で行ってたから何か不備があったんじゃないかしら?」

 

光彦「それじゃあ乗れないって事ですか?」

 

元太「別のじゃねえの?俺、確かめて来る!」

 

そう言って駆け出す元太にあ、ちょっと元太くんと歩美と光彦は慌てて追いかける。

 

京谷「お、俺達も確かめようぜ!」

 

咲「(ナイスよ京谷!)」

 

それにつみき達は慌てて追いかける。

 

その途中で2人の人物、目暮と白鳥とすれ違う。

 

元太「え~っ!?マジかよォ!?」

 

少ししてスーパースネークの前で佇む3人が見える。

 

看板があって機械の点検をすると言う事でスーパースネークの運転を中止しますと言う謝罪文が載っていた。

 

つみき「故障のようね……」

 

光彦「抜け駆けしようとしたバチですね!」

 

歩美「さ、医務室に戻ろ!」

 

姫「残念ですけどこれは仕方ないですね」

 

そう言う光彦の後に歩美が元太の腕を引っ張り誰もが戻ろうとした時…

 

???「ドロボー!!」

 

京谷「ん?」

 

真宵「なんじゃ?」

 

女性の悲鳴と共につみき達は振り返る。

 

ドドン!!

 

元太「うわ!?」

 

京谷「うお!?」

 

帽子をかぶり、サングラスをかけた男性が無理やり押し退けて走る。

 

それにより元太と京谷は尻もちを付く。

 

歩美「ドロボーだよ!」

 

真宵「捕まえるんじゃよ!」

 

それに歩美と真宵も叫ぶ。

 

その後にメンバーは追いかける。

 

蘭「!どうしたの歩美ちゃん!」

 

目暮「あ、蘭くん!」

 

それに毛利からので来ていた目暮と話していた蘭は和葉と共に続く。

 

 

少し時間は戻り、伊御達は横浜海洋大学にたどり着いて残りのヒントであるCRYについて掲示板を見ながらパンフレットを手に調べていた。

 

服部「CRY…CRY…授業の名前か省略か…」

 

伊御「クラブの名前とか?」

 

榊「ああ、ありえそうだな!」

 

コナン「そうなると考えられるのは…」

 

呟きながら探す服部の隣でそう言う伊御に榊は同意し、コナンもそう呟くと…

 

???「横浜犯罪研究会…」

 

コナン「!?」

 

榊「なんだ?」

 

後ろからの声に誰もが振り返る。

 

そこは1人の高校生位の少年がいた。

 

???「クライム・リサーチ・オブ・ヨコハマ…ボクはこのクラブが限りなく正解に近いと思いますけど…」

 

正邪「誰だお前?もしかして……」

 

そう言って身構える正邪にどうどうとその人物は手を前に付き出して止める。

 

白馬「ボクは白馬探…そこの2人と同じ立場の人間ですよ…そこの色黒の彼とは色々な意味でね」

 

服部「同じ立場やと?特にオレと?」

 

コナン「警視総監の息子で高校生探偵やってるんだよね」

 

榊「ああ、そういや白馬って言えばそうだ!」

 

名乗る白馬に訝しげになる服部の隣でコナンがそう言い、榊も思い出して手をポンとする。

 

白馬「ああ…小学生探偵のキミには負けるけどね…」

 

正邪「……なんか嘘臭いなぁ」

 

肩を竦めてそう言う白馬に正邪は疑う目で見る。

 

白馬「疑うのは止めてくれたまえ…それに無駄話は歩きながら…時間の浪費はそれこそCRY…泣く羽目になる」

 

服部「…そやな…;」

 

伊御「まぁ、確かに時間をあんまり減らしたくないしね;」

 

そう言って歩き出す白馬に誰もが呆れた顔をした後に続く。

 

建物内に入り、白馬が言ったクラブが使ってるであろう扉の前に着く。

 

服部「ここやな…『Crime・Research・Yokohama』…頭の最初のを繋げたらCRY」

 

正邪「此処に事件を解くヒントがあるのか?」

 

白馬「ああ、ここにある筈だよ」

 

扉に付けられたのを見て呟く服部の後に今だ疑いの目を向けている正邪に白馬はそう言った後に入んでェ!!と服部が扉を開けて入る。

 

部屋は暗かったので伊御は電気を付けて見える様にする。

 

服部「大した資料やな…」

 

正邪「これ全部色んな事件の資料か?」

 

ケースに収められた様々な犯罪の資料に服部と正邪は感心する。

 

他にも大きいボードに大量の写真が貼られていて、その上には数人の写真が額縁に別々に収められて並べられていた。

 

服部「なぁ…見ろや、この写真…」

 

白馬「研究会のメンバーのスナップらしいね…撮っといた方がほうがいいねこの写真…」

 

伊御「そうだね」

 

写真を見て言う服部に白馬の意見に伊御は同意して服部が撮ろうとした時…

 

RRR…

 

服部「!?」

 

撮ろうとしていた服部の携帯が鳴り出す。

 

榊「なんだ?」

 

コナン「依頼人からだと思うよ」

 

鳴り出した服部のを見て呟く榊にコナンはそう言う。

 

服部「(ピッ)なんや…」

 

依頼人『想像以上だよ、服部平次くん…YOU CRYでそこまで突き止めるとは…キミたちには驚かされてばかりだ…』

 

出る服部に通話相手である依頼人が称賛する。

 

服部「あんなぁ!どーでもええけど、事件解いてほしいんやったら、ヒントぐらいもっと簡単にしてくれへんか?」

 

依頼人『そう簡単に解決されたんじゃ、私は面白くない…』

 

文句を言う服部に依頼人はそう返してからそれに…と続ける。

 

依頼人『試しているんだよ…キミたちの探偵としての技量と、私の事件を解く資格があるのかをね…』

 

服部「なんやと!?」

 

正邪「ずいぶんと自分を高く見積もっているんだな」

 

そう言った依頼人のに叫ぶ服部の後に正邪が言う。

 

依頼人『!?何者かな?』

 

伊御「彼らを手伝っている高校生だ」

 

依頼人『なに!?』

 

そう問う依頼人に伊尾が答えると驚きの声が来るがすぐさま冷静になっているのを次の言葉で理解する。

 

依頼人『何者かは知らないが遊び感覚でいるなら止めて貰いたいもんだね』

 

正邪「はっ、それはあんたの方じゃねぇのか?」

 

そう言う依頼人に正邪は鼻で笑って返す。

 

時間が来たり、間違えれば簡単に命を散らすと言う行為を遊び感覚と返すのは幻想郷にいた正邪もそうだが伊御達も同じであった。

 

依頼人『何者かは知らないが君達に用はない。ここからはノーヒント…期待しているよ若き探偵諸君!(ガチャ)』

 

服部「おいコラ!チョー待て!!クソ…切りよった…」

 

伊御「ノーヒントか…」

 

通話を終える依頼人に服部は顔を顰め、伊御は呟く。

 

正邪「…………」

 

白馬「ここからはどうするべきか…」

 

そんな中で正邪は白馬を疑いの目を続ける。

 

会ってから白馬に対して正邪は全身を嘘で固めている人物だと思った。

 

一応自分たちに協力的だが、参加させられた奴なのかと言うのも疑問であった。

 

無事にそれぞれ合流した伊御達の前に現れた白馬探は一体…




キクヱ「キクヱです~前回の答えはチェスなのです。ほら言うじゃないですか?『チェックメイト』と…そ、それで伊御くん達はそれぞれ無事に出会ったのですがただ途中で来た白馬君に蛇正さんは疑問を感じてますね。どうなるのか先生はドキドキするのですの~次の問題は以下の漢字パズルからある人物の名前が隠れています。誰でしょうか?

台風一家
工場見学
幽霊電車
蚊取線香

分かりましたか?次回は『収集⇔悪意』をお楽しみにですの~」


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DETECTIVE.Ⅲ~収集⇔悪意~

新たな情報を得た伊御とコナン達、正邪が白馬に感じたのは…


前回、現れた白馬に正邪は違和感を感じ取っていた。

 

正邪「……まさか」

 

ある考えが浮かんで正邪は考えている白馬の頬を引っ張ろうとした…その時…

 

???「あれ?キミたち…」

 

そこに男女が来て、様子からしてここの人だろうと伊御は考える。

 

服部「あ、いや…オレたちは、その…」

 

白馬「来年この大学を受験するつもりなので、ちょっと見学を…」

 

伊御「俺達は犯罪に関してのでどういう感じに調べられてるか見学に」

 

男性「へぇ~…じゃあ、入学したら是非ウチのクラブに入ってね!」

 

慌てて取り繕うとする服部より前に出て白馬は答え、伊御も続く。

 

それにより男性は気をよくしてそう言う。

 

ただ正邪的に確かめる機会を逃したのと、流石に今この場で予想通りだとしてもなんもないのと彼の交渉技術を考えて泳がしておいた方が良いと思い直して止めた。

 

するとコナンが男性と一緒に入ってきた女性に話しかける。

 

コナン「ねえねえ、お姉さん!!あそこに並んである写真、なあに?」

 

正邪「そう言えば入った時から気になってたな」

 

女性「…ああ…左から歴代の部長の写真よ…」

 

ボードの上の額縁を見てそう聞くコナンに正邪も額縁の写真を見て言い、女性はそう答える。

 

コナン「じゃあなんで三代目の部長さんの写真を外しちゃったの?」

 

伊御「そう言えば俺もそこが気になってたな」

 

女性&男性「「え!?」」

 

榊「え、あ…そういや…なんか違和感あると思ったら、止め金具が1組余ってるし、壁も色が違うな」

 

正邪「あ、あれ日焼けの後か」

 

するとそう質問するコナンに伊尾も気になっていたのか指摘し、驚く男女の後に榊と正邪、服部や白馬も気づく。

 

榊が指摘したように3番目からちょっとずつ日焼けしてない壁が見えていて、一番右の写真の隣に止め金具が1組出て目立っている。

 

コナン「これって何かの理由で三代目の部長さんの写真が外されて、後の写真をズラして掛けたってことだよね…違う?」

 

伊御「ちなみに外された理由は学校にとって不名誉な事をされたんでしょうか?」

 

榊「例えば事件を起こしたとか」

 

そう聞くコナンの後に伊尾と榊も続く。

 

男性「金髪の彼の言う通り、それで除名処分になったんだ…三代目の伊東さんは…」

 

白馬「あぁ、確か伊藤次郎さんでしたっけ?」

 

悲しい顔をして言う男性に白馬は顎に手を置いて聞く。

 

男性「いや、伊東末彦さんだけど、知ってるの?」

 

白馬「ええ、まあ…確かこの人ですよね?」

 

そう聞いて白馬は沢山ある写真の中で1つの集合写真に写った男性を指さす。

 

女性「違うわ…この人よ…」

 

白馬「すいません、どうやらボクの知ってる伊東さんとは別人の様ですね…」

 

今度は女性が否定して白馬が指した男の隣にいる眼鏡をかけた男性を指し、白馬は謝るが一連の流れに榊は舌を巻く。

 

榊「(すげぇな伊御、あの白馬って奴、情報を手に入れたぞ)」

 

伊御「(あぁ、そうだな……)」

 

正邪「…………」

 

なにはともあれ、情報を手に入れたメンバーは礼を述べてから外に出て、服部が知り合いの刑事に伊東末彦について調べて貰う様に電話をし、白馬はどこかに電話をかけに行くと言って離れた。

 

伊御「これでなんとか次に行けるな」

 

正邪「……ちょっと私、行ってくる」

 

伊御「神那、あんまちょっかいかけない様にな」

 

そう言って白馬の方へと向かおうとする正邪に伊御はそう注意する。

 

分かってると正邪はそう返して白馬の所に向かう。

 

正邪「おい」

 

白馬「おや?何が用かな?」

 

声をかける正邪に電話を丁度終えた白馬は振り返って聞く。

 

正邪「……お前さぁ……キッドだろ」

 

白馬「はて?突拍子もない言い方だね」

 

そう言う正邪に白馬は目を丸くして言う。

 

正邪「突拍子もなにも情報を照らし合わせてそう考えただけだ」

 

白馬「では、なぜボクをキッドだと思うんですか?」

 

そう返す正邪に白馬は問う。

 

正邪「そりゃ簡単だ。あいつの調べたデータにあんたのはなかったからだよ」

 

白馬「あいつ?それは誰かな?」

 

そう言う正邪に白馬はそう言う。

 

正邪「八雲紫。探偵や刑事なら知ってる有名な奴だよ」

 

白馬「……成程…彼女でしたか(あの婆ちゃん、じいちゃんとオヤジの古い知り合いなのは知ってたけどがそんなに有名な人だったのかよ)」

 

そう返す正邪に白馬は納得し、内心舌を巻く。

 

白馬「確か、お婆さんでしたっけ?」

 

その瞬間、白馬の姿が消える。

 

正邪「……二ヤリ」

 

それに正邪は笑う。

 

その後に上からスキマが出て来て、ボロボロになった白馬が現れる。

 

白馬「たたっ…」

 

正邪「よっと」ペリッ

 

痛みに呻く白馬に正邪は近寄って頬を掴んで勢いよくはがす。

 

白馬「あぶなっ!」

 

それに白馬、いや、変装していた怪盗キッドは素顔がさらされる前にモノクルを装着して距離を取る。

 

キッド「あんたな…こんな所で変装を剥がして時間をロスさせる馬鹿がどこにいるんだよ…」

 

正邪「それなら大丈夫みたいだぜ」

 

そう言った正邪のに怪盗キッドは周りを見ると時間が止まっているのに気づく。

 

怪盗キッド「おいおい…どうやったら時間を停止できるんだよ」

 

正邪「おそらく誰かの能力によるものだろうな。紅魔のメイドとか」

 

そんなキッドのに返した正邪のに別の人物の仕業かよとキッドは呻いた後に正邪を見る。

 

キッド「それで、俺の変装を取ってどうするんだよ。俺は別に探偵たちの邪魔をする為に近寄ったんじゃねえぞ」

 

正邪「だろうな。どうせ自分の目的のために白馬に変装してあの二人と一緒に行動しようとしてたんだろ?」

 

そう言うキッドに正邪は嘘は言わせねえと睨む。

 

キッド「確かに俺の目的もあるが、第一に探偵には死なれちゃ困るからだ」

 

正邪「なに?」

 

出て来た言葉に正邪が疑問の言葉を呟く間にキッドは手をスナップさせるとハトが現れる。

 

キッド「俺は怪盗でもあるけどマジシャンだ。マジシャンは客にマジック、手品を見せて感動させる。俺に取っちゃあ探偵もそんな客の1人だ。小さな探偵はライバルの様なもんで、ライバルがいなきゃ、張り合いがないだろ?」

 

正邪「なるほどなぁ……」

 

そう答えるキッドに正邪は納得するとキッドはマントを取り出してそれを翻すとその顔は先ほどの白馬に戻っていた。

 

白馬「とにかく、先ほど得た情報を食事しながら話すからさっさと時間のを動かしてほしいんだけどな」

 

正邪「だとよ。とっとと能力解除させろよな八雲紫」

 

そう言う白馬に正邪は空中に向けて叫ぶと周りが元に戻る。

 

白馬「では行こうか」

 

正邪「あぁ、そうだな」

 

そう交わして2人は戻る。

 

すると服部が丁度通話を終えた所であった。

 

白馬「どう、学食で食事でもしないかい?血糖値が下がると、どうにも頭の回転が…」

 

服部「アホ、そんな暇あるかい…こっちは電話を待ってんねん…」

 

提案する白馬に服部はそう返す。

 

白馬「キミが調べようとしている事はもう、わかりました…」

 

正邪「すでにこいつの知り合いがほとんど調べていたようだしな」

 

服部「えっ?」

 

コナン「大阪府警より横浜に近いからね。警視庁の方が…」

 

そう言った2人に呆気に取られる服部へコナンは呆れた様子でそう言う。

 

榊「まあ、俺も食べる事に賛成。と言うかコナン達は動き回ってて食べてないだろ」

 

伊御「此処は大学だし、食堂で食べようか」

 

そう言って不満げな服部の背中を押して伊御達は食堂へと向かう。

 

少しして食堂に着いたメンバーは各々に注文して食べる。

 

服部「なんやここのカレー、あんま美味くないな」

 

正邪「こっちの焼き肉定食はうまいぞ」

 

食べてからそう評価した服部は正邪のにそっちの頼めば良かったかと言いつつ食べる。

 

コナン「それで、伊東末彦ってどんな人?」

 

白馬「伊東は今年の4月4日、馬車道で起きた現金輸送車襲撃事件の犯人として指名手配されてるようだよ…」

 

伊御「なるほど…だから部室から写真は外されたんだな…」

 

質問するコナンに白馬は教えて貰った事を言い、伊御は除名理由に納得する。

 

白馬「興味深いのはそれだけじゃない…彼は大学を卒業後、投資顧問会社を経営していたんだが…その会社、ファーイーストオフィスでも殺人事件が起きてるんだ…」

 

榊「マジかよ!?」

 

伊御「一体誰が殺されたんだ?」

 

出て来た言葉に伊尾は驚いて聞く。

 

白馬「ここじゃない場所で話すよ」

 

服部「よっしゃ!早速行ってみようやないか…そのファーイーストオフィスって会社にな!」

 

コナン「(ああ言いながら食べきってるな…)」

 

そう返す白馬に食べ終えた服部も笑って言う中でカレーを完食してるのにコナンは呆れ交じりに苦笑する。

 

そんな訳で伊御達は次なる目的地へと向かった。

 

 

一方、つみきたちはと言うと…

 

真宵「何処に行ったんじゃよ盗人は…」

 

姫「はひぃ~人が多くて大変です~」

 

女性から盗みを働いた男性を追っていた。

 

つみき「けど、見ている限り、小嶋って子がぶつかった際にコーラを落として、そのコーラが盗人の左足の靴にかかっていたわ」

 

京谷「ああ、あの時か!」

 

そう言うつみきに京谷も思い出して言う。

 

真宵「んじゃあ左足に汚れがある人を探せば良いんじゃね」

 

佳奈「だね~」

 

咲「しばらくは誰か追って来ないかを確認する為に遊園地内にいると思うわ。その内に捕まえないとね」

 

そう言う真宵や同意する佳奈に咲はそう言う。

 

京谷「俺としても外に出てない方が良いな…あいつ等、見るからに追いかけそうだし」

 

つみき「確かに追いかけそうね」

 

元太達を思い出してそう言う京谷につみきも同意する。

 

姫「そしたらアウトですね;」

 

真宵「それだったら大騒ぎになってるんじゃよ;」

 

顔を青くして言う姫に真宵はそう言う。

 

つみき「とにかく探しましょう」

 

咲「そうね」

 

そう交わしてつみき達は探しに向かう。

 

 

戻って伊御達、こちらは目的のファーイーストオフィス前まで来ていた。

 

その扉には関係者以外無断立ち入りを禁ずると言う張り紙がしていた。

 

服部「禁じられると…入ってみたくなるんが…」

 

白馬「探偵の性…」

 

コナン「なんだよな」

 

その言葉と共に伊御達は建物中に入り、白馬が調べた事を言う。

 

白馬「殺害されたのは西尾正治…ファーイーストオフィスの営業部長…ライフルで狙撃されたらしい…社長の伊東とは大学時代の同級生…」

 

正邪「同級生?」

 

服部「西尾も犯罪研究会におったんとちゃうか!?」

 

階段を上がりながら詳細を言う白馬の言った事にそう言う服部が聞くとご明察と返されて階段の途中でしゃがみ込んで服部の携帯を取り出す。

 

服部「それオレの携帯やないか!?いつの間に…」

 

白馬「見たまえ…」

 

驚く服部を横目に白馬は携帯を操作してある画像を見せる。

 

それはあの時白馬が指した写真の1つであった。

 

正邪「この二枚目みたいなのが西尾か?」

 

白馬「ああ、その通りだ」

 

コナン「ねえ、伊藤さんの左隣の女の人は?」

 

確認する為に白馬が最初に指した男を指して聞く正邪に白馬は頷くとコナンがそう聞く。

 

白馬「ああ、その女性は清水麗子…彼女もこのオフィスに努めてたらしいけど、5月15日に自殺しているよ…」

 

コナン&伊御「!?」

 

服部「自殺やて!?」

 

榊「マジかよ!?」

 

答えた白馬のに誰もが驚く。

 

白馬「警察から任意の事情聴取を受けてた期間にね…」

 

正邪「ホントに自殺したのか?」

 

そう答える白馬に正邪はそう聞く。

 

白馬「そこらへんも警察も自殺とは言っているが死体がまだ上がってないそうだ。海に飛び込んだらしいからね」

 

伊御「そうなると自らの行方をくらます為の偽造もありえるな…」

 

服部「事情聴取は西尾の射殺事件のことでか?」

 

そう返す白馬に伊尾はそう呟き、服部は事情聴取の部分からそう聞く。

 

白馬「ああ、かなりキツく取り調べられたらしいよ…」

 

榊「女性にはきつかったんだろうな……」

 

そう言う白馬に榊はうへぇと肩を竦める。

 

その後に階段を登り切り、目的の部屋へとたどり着く。

 

白馬「ここがその目撃事件の現場だよ」

 

コナン「少しホコリがかぶってるけど…」

 

服部「事件当時のまんまみたいやな…」

 

榊「うへぇ…血もそのまんまかよ」

 

正邪「放送の時の教室みたいだな」

 

伊御「あの時は大変だったよな;」

 

そう言う白馬にコナンと服部は現状を見て言い、榊は嫌な顔をし、正邪は思い出して言い、伊御は遠い目をする。

 

服部&コナン「(何があったんだ;)」

 

白馬「ま、まぁ、その時はこのブラインドも窓も開いてたらしいけどね…」

 

それを聞いてコナンと服部はそう思った後に白馬が話題を変えようとそう言う。

 

正邪「死因は?」

 

白馬「階段ので言った様にライフルによる狙撃で、あのビルのトイレだよ…犯人が西尾を撃ったのは…」

 

聞く正邪に白馬はブラインドを開けてから窓から見えるビル群で高いのを指す。

 

白馬「使用した銃は、チャーターアームスAR7…スコープとサイレンサー付きのでそのビルのトイレに落ちていたらしいよ、8発分の薬莢がね…犯人は装弾数である8発の弾丸を撃ち尽くし…その中の一発が西尾の後頭部に命中、即死だったらしい…その後、西尾の机から伊東が書いた現金輸送車襲撃の計画書が出て来た為、現在生死不明の清水麗子は除外されて生き残った伊東が指名手配されたってわけさ…」

 

榊「……なんかおかしくないか?」

 

伊御「あぁ、確かにな」

 

説明してそう締め括る白馬に榊は疑問を感じて伊御も同意する。

 

服部「確かに、8発も撃たれて逃げへんのはおかしいな」

 

コナン「それに、後頭部を撃たれたのに倒れた際の出血が少なすぎるね」

 

正邪「椅子にはこんなに血があるのに……ん?待てよ?」

 

同じ様に気づいていたのかそう言う服部とコナンの後に正邪も椅子の背もたれをべったりと付いた血痕を見てある事に気づく。

 

服部「オマケにみてみぃ…椅子のキャスターが撃ち抜かれて、ひとつとれてしもうてる…」

 

正邪「もしこれで倒れたとしたら……」

 

伊御「1発目で死んでるのに当たるまで全部撃ったって事になるな…」

 

その後に指摘する服部に誰もがそう考える。

 

RRR…

 

服部「!!(ピッ)服部や!」

 

タイミングよく服部の携帯に着信がかかり、服部は出る。

 

依頼人『次のステップに進んだようだね…服部くん…』

 

服部「ああ、なんとかな!」

 

そう言う依頼人に服部は強く言う。

 

依頼人『私が解決してほしい事件は分かったかな?』

 

服部「西尾正治氏射殺事件やろ?」

 

そう問い返すと通話側からほうと感嘆する声がしてくる。

 

依頼人『あぁ、その通りだ』

 

服部「おい…まさかアンタの正体…(ガチャ)…くそ!切りよった!」

 

聞こうとしたが強制的に切られた事に顔を顰める。

 

正邪「やっぱり依頼人の正体は……」

 

ブゥゥゥゥゥゥゥウン!!

 

パリィィィィン!

 

その言葉の後に遠くからバイク音と割れる音が響く。

 

依頼主が解決して欲しい事件が分かり、依頼人の正体も分かりかけようとした所で探偵と伊御達に魔の手が襲い掛かる。




キクヱ「キクヱです~前回の答えは以下の通りですの~」

  台風一家
 工場見学
   幽霊電車
蚊取線香

と言う訳で正解は風見幽香さんでしたの~。それでは次の問題、博麗神社と守屋神社、大きいのはどっちでしょうか?次回は『襲撃⇔戦闘』をお楽しみにですの~」


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DETECTIVE.Ⅳ~襲撃⇔戦闘~

迫る悪意は怪物へとなり、伊御達もまた変身する。


前回、依頼人の正体に行きついた正邪達の耳にバイク音が入る。

 

服部「なんや!?」

 

白馬「良い展開じゃないことだけは確かだね…」

 

驚く服部に白馬はそう言う。

 

伊御「とりあえずは此処から出ようか」

 

正邪「見つからないようにな」

 

コナン「いや、音からしてこの部屋出たらすぐに見つかる!走るよ!」

 

そう言う伊御と正邪のにコナンが叫んだ後に6人は部屋を出るとコナンの言う通り、上って来た方から2台のバイクに乗った2人の男が来る。

 

慌てて轢かれない様に走る。

 

服部「なんやこいつ等!!」

 

白馬「ゲームを面白くするって奴じゃないのかな!?依頼人が言ってた!」

 

榊「そういう意味かよぉ!?」

 

走りながら後ろの追いかけて来るのに叫ぶ服部に白馬がそう言って榊が叫ぶ。

 

服部「オモロすぎるで!!」

 

正邪「何処がだよ?!」

 

そう言う服部に正邪は叫ぶ。

 

服部「皮肉に決まってるやろ!どないする!!」

 

コナン「このままじゃマズイ!二手に分かれよう!!」

 

正邪へと返した後にコナンへと聞いて返されたのによっしゃ!!と答えた後にそれぞれ3人に分かれる。

 

正邪と榊は服部と逃げて、適当な部屋に飛び込んだ後に服部は落ちていた鉄パイプを掴んで構える。

 

そこに追手の片方が来る。

 

服部「3対1で相手はバイク。ええ感じと思えばええんかねぇ」

 

榊「そうだな」

 

正邪「まぁ相手次第だけどな」

 

そう言う服部に榊が同意して正邪が呟いた後にバイクは突撃する。

 

引き殺そうとするバイクのウィリーを横に避けた服部は鉄パイプを振りかぶり…

 

服部「はあぁっ!!」

 

勢いよく振ってバイクに乗っていた男のヘルメットを吹き飛ばす。

 

それにより男はバイクを急停止する。

 

榊「直撃だせ!」

 

正邪「やったか!?」

 

それに榊は喜び正邪が叫ぶは男は頭を振ってから服部達へと顔を向ける。

 

ツンツン髪で丸形のサングラスをかけていた。

 

服部「ハッ…ブッサイクな顔やなぁ…」

 

榊「確かになwwww」

 

正邪「お、おい。あまり馬鹿にすると……」

 

それに服部は挑発した事に榊は爆笑して正邪が止めようとすると…バイクの男は銃を構える。

 

服部「ア…気にしてたん?;」

 

正邪「だから言っただろ;」

 

パァン!

 

それに服部が冷や汗を流して正邪が突っ込むと男は発砲して発射された銃弾は服部の持っていた鉄パイプに命中し、3人は慌てて壁に隠れる。

 

服部「卑怯やぞ!素手で来んかい、素手で!!」

 

榊「戦いに卑怯もへったくれもないと思うぞ;」

 

正邪「勝てば官軍って言うしな」

 

それに服部は怒鳴って榊がツッコミ、正邪がそう言うと共に発砲されて思わず耳を塞ぐ。

 

その後に続けて来ないので覗くと男はヘルメットを拾い被り直していた。

 

服部「今や!」

 

正邪「っ!待て服部!」

 

アームズ!

 

それに逃げようと飛び出そうとした服部は榊に引っ張られて文句を言おうとした瞬間に男がメモリを取り出して突き刺すとアームズドーパントになる。

 

服部「な、なんや!?やっこさんが化けもんになりおった!?」

 

榊「こいつ……ガイアメモリを持ってたのか!」

 

正邪「ってことは他のやつらも!?」

 

驚く服部の隣で榊と正邪は顔を顰める。

 

一方のコナン、白馬、伊御は逃げながらダンボール箱が沢山置かれた部屋へと入り、コナンは追って来るバイクに舌打ちした後に自身のベルトのバックル下の突起を押すとボールが出て来る。

 

その後に振り返って今度は靴のを弄り…

 

コナン「はあッ!!」

 

出て来たボールを蹴り飛ばす。

 

シュートされたボールはダンボールに命中すると積まれていたダンボールが走り去ろうとしたバイクへと降り注ぎ、バイクは埋もれる。

 

どうやら中身はペンキだった様で辺りに中身が流れたり、飛び散った。

 

白馬「参ったな…ペンキがシャツに飛び散って台無しだ…」

 

伊御「ペンキって落ちにくいしね」

 

服を摘まんで言う白馬に伊尾はそう言う。

 

その際、伊御は白馬の左腕のフリーパスにもペンキが飛び散っているのに気づき、落とすの大変そうだなと思った時、何かの音声が鳴り響いた。

 

伊御「ん?」

 

コナン「どうし…」

 

ドゴーン!!

 

気づいた伊御にコナンが話しかけようとした時、バイクを埋まらせたダンボールが吹き飛ぶ。

 

それに3人はぎょっとする中で姿を現したのは…

 

サイコキネシスドーパント「………」

 

現れたのは超能力者の様なドーパントであった。

 

コナン「な、なんだあれ!?」

 

伊御「ドーパント?!」

 

白馬「ドーパント?」

 

それに誰もが驚いた後にサイコキネシスドーパントは周囲のを浮かばせると伊御達へと飛ばす。

 

コナン「やばっ!?」

 

伊御「っ!」

 

それに3人はバラバラに分かれて避ける。

 

伊御はエクスドライバーを装着してガイアメモリを取り出す。

 

サイクロン!

 

ジョーカー!

 

スカル!

 

エターナル!

 

スイッチを押してドライバーの4つのスロットにスカル、サイクロン、ジョーカー、エターナルのメモリをセットする。

 

伊御「……変身」

 

静かにポーズを決めた後にまずサイクロンメモリとジョーカーメモリを装填したスロットを展開して続けざまにスカルメモリとエターナルメモリのスロットを斜め下に展開する。

 

サイクロン!ジョーカー!スカル!エターナル!エクス!!

 

音声の後に伊御の周囲を風が包み込み、伊御の前にW、右にスカル、左にエターナルの幻影が現れた後に伊御に重なると伊御の姿が変わる。

 

顔は額のアンテナをWのアンテナをX状にしたのに変更された複眼の色を黄緑にしたエターナルで胸はマキシマムスロットを外したエターナルで両腕はW、両足はスカルとなっていて、首に赤いマフラーを巻いて靡かせて、スーツ部分は黒で胸の装甲は白と黒で緑と紫のラインがX状になっていて右肩には白・紫の左肩には緑・銀のラインがある仮面ライダーへと…

 

サイコキネシスドーパント「か、仮面ライダー!?」

 

伊御→エクス「はぁ!」

 

驚くサイコキネシスドーパントにエクスはスカルマグナムで攻撃する。

 

それに驚いていた事で攻撃を受けたサイコキネシスドーパントはこの!と再び浮かばせたのを飛ばす。

 

エクス「フンッ!」

 

バシュッ!

 

サイコキネシスドーパント「グぁ!?」

 

それを避けてエクスはエターナルエッジを投擲してサイコキネシスドーパントは胸に受ける。

 

そのままエクスはエターナルエッジを紐で引っ張って回収する。

 

エクス「まさかドーパントが出てくるとはな」

 

サイコキネシスドーパント「クソッ、仮面ライダーが居るなんて聞いてねぇぞ?!」

 

お互いに予想外と呟くがエクス自身、紫からの手紙で会敵する可能性を考えてはいたが、こういう状態でと言うのは考えてなかった。

 

そのままサイコキネシスドーパントは苦し紛れにまた飛ばし、エクスは避けて必殺技を放そうとして後ろからのコナンの悲鳴にしまった!?とエクスは振り返る。

 

それにしめた!とサイコキネシスドーパントはバイクを起こして逃走する。

 

コナン「っ!足が…」

 

エクス「コナンくん!」

 

近づくと白馬と共にコナンがおり、エクスは変身を解除して近寄るとコナンは左足を抑えていた。

 

白馬「どうやらさっきので左足を負傷したみたいだ」

 

伊御「大丈夫?」

 

コナン「う、うん…左足以外は大丈夫」

 

服部「おい、そっち大丈夫かいな!」

 

そこに服部と正邪が変身した反鬼と榊が変身したアヌビスが来る。

 

コナン「な、なんとかね。そっちは?」

 

服部「追っかけてたのが化けもんになったんやけどこの2人も変身して戦ってくれたお蔭で無事や」

 

アヌビス「そっちも出たようだな」

 

伊御「あぁ、そっちもか」

 

反鬼「まさかドーパントが出てくるとはな」

 

そう言って3人は言う。

 

アームズドーパントの攻撃にやばいと感じた榊と正邪の2人はすぐさま変身し、驚いているアームズドーパントを反鬼が能力で銃撃を反転して防ぎ、アヌビスがメインに攻撃していた。

 

決めようとした所で別のドーパント、サイコキネシスドーパントが現れて、引き上げだと言って逃げたらしい。

 

服部「ホント、あの時は肝を冷やしたで」

 

コナン「まさかまたあんなのと会うとはな」

 

伊御「また?」

 

ふうと息を吐いた後の服部の次に言ったコナンのに伊尾は首を傾げる。

 

コナン「あ、ちょっとあるゲームの発表会でドーパントと言うのは違うロイミュードって奴に襲われて、その時いたお姉さんや仮面ライダーに助けられたんだ」

 

榊「ロイミュードだとぉ!?」

 

伊御「それにお姉さんや他の仮面ライダーか……」

 

服部「そんな事あったんか!?確かにニュースで大変な事が起きとったと言うのは知ってるけど…」

 

告げられた事に変身を解きつつ驚く榊と伊御の後に服部が思い出して言う。

 

白馬「とにかく、話は後で彼の治療も大事だし、情報の整理はその後でやった方が良いよ」

 

そう言って歩き出す白馬に同じ様に変身を解いた正邪は呼び止める。

 

正邪「何処に行くつもりだ」

 

白馬「別に調べる事が出来たから僕は此処で別行動を取らせて貰うよ」

 

そう言うと白馬は有無を言わさずに去ってしまう。

 

榊「別に調べることか……一体何だろうな?」

 

伊御「ところで小五郎さんの方はどうなっているのかな?」

 

服部「確かに、おっちゃんも何か俺らが手に入れてない情報を入所してる筈やしな…ん?」

 

首を傾げる榊の後にそう言う伊御に服部も連絡しようとしてそれより前に携帯が震える。

 

服部「大滝はんからや」

 

正邪「誰?」

 

コナン「平次兄ちゃんの知り合いの刑事さんだよ」

 

番号を見て言う平次のに正邪は聞いてコナンが答える。

 

スピーカーモードにして通話に出る。

 

服部「もしもし大滝はん?」

 

大滝『おお、平ちゃん!分かったぜ!西尾の射殺事件にはオマケがあったんや!』

 

伊御「おまけ?」

 

出て来た言葉に服部はどんなオマケや?と先を促す。

 

大滝『西尾が狙撃された夜、一台の車が埠頭のコンテナヤードで横転し、大破したんや…その車を運転してたんが伊東末彦で生きてたんが奇跡やとお医者様から言われるくらいの大ケガだったそうや。それで1ヶ月の間は集中治療室から出られへんかったみたいや』

 

榊「そんなにひどい怪我だったのか」

 

伊御「なんで横転したんですか?」

 

そう報告する大滝のに榊はうへぇと漏らし、伊御はケガをした一因について聞く。

 

大滝『平ちゃん。なんか聞き覚えのない声がしてくるんやけど誰なん?』

 

服部「八雲紫からの助っ人や。それより続きや続き、横転したんはなんでや?」

 

そう聞いた大滝は八雲紫!?と驚きの声をあげた後に慌てて言う。

 

大滝『あ、えっと、横転した理由は車の油圧系のパイプに細工がされておって、それでブレーキが入らなかったみたいや…んでな、その車のトランクからサイレンサー付きのライフルが出てきおったんや』

 

正邪「サイレンサー付きのライフルだと?」

 

その言葉に誰もがそれが西尾殺害に使われたライフルに違いないと至る。

 

コナン「大滝さん。それで伊藤は逮捕されたの?」

 

大滝『コナン君か?いや、それがな…事故から数か月後にやっと面会の許可が出て横溝はん達が訪ねたんやけど…伊藤の奴の姿はなかったんや』

 

榊「逃げたのか?」

 

告げられた事にんなバカなと榊は漏らす。

 

集中治療室になる程の大ケガを負った人間がそんな簡単に逃げられるとは思いもしないのだ。

 

大滝『それで今になっても伊藤は行方知れずで現金強奪の容疑もあって指名手配されとるんや』

 

服部「成程な」

 

正邪「……なぁなんかおかしくないか?」

 

伊御「そうだな……」

 

聞いて難しい顔をする服部の隣でそう言う正邪に伊尾も同意する。

 

と言うかこの場にいた誰もが矛盾を持っている。

 

先ほども言ったがどうやって逃げたのかと言う事である。

 

大滝『そんでな西尾を狙撃した現場に伊東の足跡が残ってて当時、伊藤が来ていた衣服からも硝煙反応が出てるんや…んで、殺害現場から採取された弾丸の数もライフルのマガジンに装填できる8発全部でライフルマークも一致してるやけど…別の証拠も出て来たんや』

 

服部「別の証拠?」

 

伊御「なんですかそれは?」

 

大滝から出て来た言葉に誰もが疑問を持ち、伊御が代表で聞く。

 

大滝『マスカラや、ライフルのスコープにほんのわずかやけどマスカラが付着してて、調べてみるとそのマスカラはレアもんで伊東と西尾の周辺の女性を調べた所、1人だけマスカラを使(つこ)てる女性が浮かんで来たんや。その女性がな平ちゃん…清水麗子なんや』

 

服部「清水麗子って自殺したって言う姉ちゃんか!?」

 

榊「……おい、伊御……」

 

伊御「あぁ、恐らくだが……」

 

出て来た名前に驚く服部の後に榊と伊御はもしかすると考える。

 

コナン「けど、現金輸送車襲撃の犯人は伊藤と西尾で分かるけど、伊藤はともかく清水麗子が西尾を殺す動機はあるの?」

 

大滝『それがあるんや。清水麗子は卒業後に西尾と一緒に伊東の会社に入社して秘書室長をしとったそうや。んで会社の同僚の話によると西尾にしつこく迫られて嫌がっとったらしい』

 

正邪「だから殺した……いやもしかして……」

 

コナンの疑問に答えた大滝のに正邪は考え込む中で大滝が続ける。

 

大滝『それで横溝はん達はスコープに付いたマスカラや西尾殺害時のアリバイが不明確なこともあって清水麗子を連行して尋問したけど清水麗子本人は口を割らへんかったんや…んで5月15日、彼女はとある海岸で海に身投げするのを釣り人2人に目撃されたんや。しかもそこは海流が荒くて助からんやろって判断されたんや…その20日後に伊東が病院から姿を消したのは…』

 

コナン「……………」

 

伊御「怪しいな……」

 

榊「あぁ……」

 

内容を聞いて考えるコナンの隣で伊御と榊はそう言う。

 

もしも麗子が生きているのなら自分を死なせた事にして警察の目を盗んで伊東を連れて行く事位たやすい筈だ。

 

大滝『結局、西尾殺害の容疑者2人が消えた事で事件は容疑者不詳でほぼ終わってしもうたそうや。それで社長のおらんようになった伊東の会社は倒産して買い取ったんが深山商事や』

 

コナン「!深山商事ってもしかしてキッドが宝石を奪った深山美術館の?」

 

榊「ってことは……」

 

正邪「そいつも関わってるってか?」

 

出て来た名前にコナンが反応して服部は聞く。

 

服部「容疑者2人と西尾は深山商事と関係あるんか?」

 

大滝『大ありや、社長の深山総一郎は伊東たちと同じ犯罪研究会の4つの年上の先輩で伊藤は深山をだいぶ慕うてたらしいで、それで平ちゃん。ついでに面白い情報が見つかったんや』

 

伊御「面白い情報?」

 

出て来た言葉に誰もが耳を傾ける。

 

大滝『4月4日で深山美術館に盗みに入ったキッドと、現金輸送車を狙った犯人の逃走経路がぶつかるところがあって、そこでちょっとした銃撃戦があったそうや』

 

服部「銃撃戦、それにぶつかるって…」

 

正邪「やっぱり顔を見られたのか」

 

榊「どんな銃撃戦だったんだ?」

 

出て来たのに服部は伊御達と最初に出会って情報交換の際に話していた時のを思い出し、榊は聞く。

 

大滝『どんなって…キッドは銃を使わへんから強盗が一方的にキッドを撃ったんやと思う』

 

コナン「キッドへ発砲した理由は…」

 

服部「顔を見られたってとこやろな」

 

伊御「犯人たちはどんな感じにやってたんですか?」

 

話しを聞いてそう言うコナンと服部がそう言うと伊御が続けて聞く。

 

大滝『殺そうとしてキッドを追ってたみたいやけど、どうやら曲がりくねった道に誘い込まれてそこで発砲したみたいや、証拠に銃撃に使われたガバメントとチャーターアームスAR7の薬莢が落ちとったそうや。これがこっちで調べて分かった事や』

 

服部「あんがとな大滝はん」

 

伊御「…………」

 

気を付けてなと通話を終える大滝に礼を言う服部の隣で伊御は難しい顔をする。

 

服部「これで大体の流れは分かった。やけど、どっちが西尾を殺したかが問題やな…小五郎のおっちゃんと合流するべきやろか?」

 

コナン「確かにおじさんなら僕たちが見つけてない誰が撃ったか分かる情報を手に入れてるかも」

 

伊御「もしくはもう先に行っているとか」

 

そう言った伊御のにそれはそれで不安がある。

 

小五郎だってやる時はやる探偵だがそのエンジンが微妙にかかってないと間違った方向に進んでしまう事がある。

 

服部「あかんな。こりゃあおっちゃんと合流した方が良いわ;」

 

コナン「そ、そうだね;」

 

正邪「んじゃ早速行こう……」

 

ピッ……ピッ……ピッ……

 

ぜと正邪が言いきる前に何かの音が響き渡る。

 

それに何かと思った直後に誰もが顔色を変え…

 

ドカーーーーーン!!

 

???「死ぬが良い主人公共、これからは俺が主人公だ!」

 

爆発するビルを見ながら男はそう言った後にバイクを走らせる。

 

ドーパントを退けて情報を得ていた伊御達。

 

男は一体…伊御達の運命は…




キクヱ「キクヱです~前回の答えは博麗神社ですの~理由は下の様に数字に変換します」

博麗→は(8)く(9)、れ(0)い(1)

守屋→も(7)り(9)や(8)

キクヱ「と言う訳で8901の博麗神社が大きいと言う事ですの~それでは次の問題、歩くだけで金になるのがあるゲームはな~んだ?次回は『バトル⇔推理』をお楽しみですの~」


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DETECTIVE.Ⅴ~バトル⇔推理~

爆発に飲み込まれた伊御と探偵たち、一方の遊園地では…



 

一方の遊園地、そこではつみき達が引ったくりを追いかける少年探偵団を探していた。

 

京谷「あいつ等どこ行ったんだよ…」

 

咲「人が多くて見つからないわね……」

 

佳奈「んー、困ったねー」

 

頭をガシガシ掻いて言う京谷の後に咲と佳奈は困った顔で呟く。

 

姫「さ、流石に遠くまで逃げてないと思うんですけど…」

 

つみき「……外に出ようとしてたらヤバいわね」

 

そわそわする姫の隣でつみきも見せてはいないが焦りを持っていた。

 

歩美「ドロボー!!」

 

光彦「逃がしませんよー!!」

 

京谷「あの声は!?」

 

佳奈「あっちから聞こえたよ!」

 

聞こえてきた声に京谷達は駆け出す中で真宵がつみきを呼び止める。

 

真宵「ああ、つみきさん!つみきさんにちょいと頼みたい事があるんじゃよ!」

 

つみき「……なに?」

 

それは…とごにょごにょと伝えられ、それにつみきは頷いた後に別の方へと向かい、真宵はメンバーを追いかける。

 

真宵「遅れてごめんじゃよ」

 

佳奈「あっちに行ったよ!」

 

合流した後に真宵は前を見ると黄色のシャツを着た男を光彦達は追っていて、着ていたのを脱ぎ捨てて逃亡しようとしてたのかと納得した後に男は清掃員を突き飛ばして出口でもあるメインゲートへと向かおうとする。

 

光彦「ちょっとお借りします!」

 

それに光彦は倒れた清掃員にそう断ってからモップを手に取った後に男に向けて振りかぶって投げる。

 

投げられたモップは男の足にぶつかり、男はそれによろけ…

 

男「うわっ!?」

 

元太「えーい!!」

 

よろけた所を元太がタックルを決める。

 

京谷「転んだぞ!」

 

咲「今のうちに捕まえるわよ!」

 

それに京谷達はスピードを上げる。

 

タックルで倒れたが起き上がった引ったくりはその間に近づいていた蘭に掴み掛ろうとして彼女御得意の空手を貰い、その後に和葉へと掴み掛ろうとしたが合気道で投げ飛ばされる。

 

佳奈「って、あれ?!」

 

真宵「まずいんじゃよ!」

 

だが、その投げた方向に歩美がいて、引ったくりはナイフを取り出すと歩美を捕まえて突きつける。

 

引ったくり「動くな!!動いたらこのガキがどうなるか分かんねーぞ!」

 

京谷「歩美ちゃんが?!」

 

姫「つかまっちゃいました?!」

 

それに慌てるメンバーを前に引ったくりはゆっくりとメインゲートへ後ずさる。

 

真宵「(つみきさん。早くなんじゃよ~)」

 

歩美を見ながらそう心の中で呟く真宵。

 

そんな光景を少し離れた場所で見ていたつみきは誰もいない事と見られてない事を確認してアファートドライバーを装着してアファートフォンにコードを入力する。

 

1・0・3・ENTER

 

Standing by!

 

つみき「変身」

 

その後にアファートフォンをアファートドライバーにセットする。

 

Complete

 

音声の後につみきの全身にフォトンストリームが放出され、全身を包み込むと姿を変える。

 

仮面をαをイメージした青い複眼で左斜めにアンテナが出ていて、体はサイガのを元にし、ライダースーツは黒でメインカラーは白の仮面ライダーアファートになる。

 

アファートはアファートフォンに次のコードを入力する。

 

0・0・0・ENTER

 

TRANS-AM!

 

音声の後にアファートの全身が緑に輝き、引ったくりに掴まった歩美をみつえながら高速移動する。

 

引ったくりに近づいた後にまずはナイフを手刀で破壊、そして歩美を助け出して離れる。

 

歩美「ふえ?」

 

引ったくり「んな!?」

 

誰もがいきなりの事に驚く中で真宵は安堵の息を吐く。

 

真宵「やっぱりつみきさんに別行動を頼んで正解だったんじゃよ」

 

京谷「まさかさっき頼んでいたのって」

 

佳奈「このことだったんだ!」

 

引ったくり「くそぉ……こうなったらこれを使うしか……」

 

ゴールド!

 

それに誰もが喜んだ直後、引ったくりはガイアメモリを取り出して自分に突き刺すとその姿を金属製になった様なマグマドーパントに似たドーパントになる。

 

真宵「うえぇ!?」

 

咲「ドーパント?!」

 

現れたドーパントに観客は悲鳴をあげて逃げまどい、目暮達は慌てて避難誘導する。

 

アファード「……まさかメモリを持っていたとはね」

 

ゴールドドーパント「オラァ!」

 

それにアファートは呟いた後にゴールドドーパントの振り下ろしを避けるとゴールドドーパントが触れた地面が金になる。

 

元太「げげ!?あいつが触れた所が!?」

 

光彦「金になりましたよ!?」

 

佳奈「触ったところを金にしちゃうんだ!」

 

京谷「ミダス王かよ?!」

 

白鳥「君たち離れるんだ!」

 

それに誰もが驚いて白鳥の指示で距離を取る中でアファートはアファートガンセイバーを銃モードにして攻撃する。

 

ゴールドドーパント「無駄だぁ!」

 

ギュルゥ!

 

アファート「!?」

 

するとゴールドドーパントの体に当たった銃弾が金色になる。

 

真宵「なんと!?」

 

京谷「銃弾も金に!」

 

ゴールドドーパント「ハァ!」

 

驚くメンバーを前にゴールドドーパントは手を突き出すと地面の金が動き出す。

 

京谷「な、なんだ!?金が動き出した!?」

 

ゴールドドーパント「行け!」

 

その言葉と共にアファートへと金が襲い掛かる。

 

アファートは飛んで来る金を避けながらメンバーから離れる。

 

和葉「な、なんやあれ!?普通に不利やない!」

 

真宵「金をあんな風に操るなんて!?」

 

京谷「あれじゃあ攻撃できねぇ!?」

 

それに和葉は叫び、誰もがゴールドドーパントの能力にそう言う中で真宵は必死に考える。

 

真宵「(どうすればアイツの能力を無効にできるんじゃ……)」

 

必死に頭を回転させて状況を見ながら打開策を考え…閃いた。

 

真宵「あ!」

 

丁度ゴールドドーパントがアファートに攻撃しようとし避けられて噴水に突っ込んだ際、噴水は金になったが噴水の水は金に変化していない。

 

それ即ち、奴は水などの液体を金に変換できないと言う事

 

真宵「(それなら……)」

 

打開策が出来たので真宵は名前を呼ばない様に仮面ライダーと呼びかける。

 

真宵「海に叩き込むんじゃよ!」

 

京谷「どうやって叩き落すんだよ!?触れたらアウトだぞあれ!?」

 

そう言う真宵のに京谷は指摘する。

 

確かに海に叩き落せば金にも出来ないしマトモに動けなくなるがそれをする為のでどう叩き落すのかが問題である。

 

真宵「何かに入れてそれごと落とすんじゃよ!」

 

佳奈「何かにって?」

 

手頃なのと誰もが探すと歩美があっ!と声をあげる。

 

歩美「あれはどうかな!」

 

そう言って指さしたのはパレードで使われていたがドーパント出現で乗り捨てられた馬車であった。

 

京谷「馬車か!」

 

咲「あの中に入れて閉じ込めて海に捨てれば……!」

 

それに誰もが思った後にゴールドドーパントを見てアファートは馬車の方へと駆け出しながらトランザムを再び発動して馬車へと近づくと馬車を猛スピードで押す。

 

ゴールドドーパント「うぉ?!」

 

慌ててアファートごと馬車を金に変えようとするがそれよりもアファートのスピードが上回り…

 

ドポーーーーン!!

 

海に落とされる。

 

ゴールドドーパント「あばばばばばば!?」

 

慌てて上がろうとするが自分自身の重さもあって浮上できず、引ったくりは慌ててドーパントから人へと戻って抜けたメモリを拾わずに浮上する。

 

引ったくり「はあはあ…」

 

目暮「警察だ。お前を盗みの現行犯と殺人未遂で逮捕する」

 

必死に上がってきた引ったくりの男へと目暮はそう言った後に白鳥が引っ張り上げて手錠をかける。

 

姫「な、なんとかなりましたね!」

 

真宵「そ、そうじゃねぇ……;」

 

それに誰もがホッとする中で陰に隠れて変身を解いたつみきは伊御達を心配する。

 

 

???「………おい………おきぃコナン!」

 

コナン「…ん……」

 

呼びかけられる声にコナンは目を開けると服部が目に入る。

 

コナン「……服部?」

 

伊御「大丈夫、コナンくん?」

 

声をかけたのが服部と気づいた後に前の席から伊御が話しかける。

 

コナン「伊御さん…ここは?」

 

服部「阿笠のジイさんの車の中や」

 

そう聞くコナンに服部は答える。

 

コナン「博士…?っ!」

 

阿笠「無理しちゃいかん。音無くんから事情は聞いて添え木はしてあるが左足は動かしちゃいかんよ」

 

伊御「かなり捻ったようだね。ごめん。俺の注意不足で君を負傷させて…」

 

体を起こそうとして左足からのに顔を顰めるコナンへ阿笠は運転しながらそう言い、伊御もすまなそうに言う。

 

コナン「俺達は…」

 

服部「戌井のお蔭や…あいつがライダーに変身してくろっくあっぷ…?やったけ?それをして爆発から俺らをギリギリ助け出した訳や…まぁ、ギリギリやったから爆発の衝撃で少し吹っ飛んで頭を打って気を失ってたのを阿笠のジイさんや毛利のおっちゃんが見つけてくれた訳や、蛇正と戌井は今は毛利のおっちゃんが運転してる車に乗っとる」

 

阿笠「紫さんが教えてくれたんじゃよ。君たちの事を」

 

伊御「紫さんが?」

 

経緯を言う服部の後になぜ駆け付けられたのかを答えた阿笠のに伊御は驚きの声をあげる。

 

阿笠「君たちの事を部下に頼んで見守っていたそうじゃ」

 

服部「それのお蔭で俺らは時間制限を過ぎる前に起きれた訳や」

 

伊御「ありがとな榊」

 

榊『いや、ホントギリギリだったからな…まぁ、起きれたのは他の人だけどな』

 

そう言って何時の間にか通話して言う伊御に榊はそう返す。

 

コナン「それで今は何時で、あれからどれ位経ったの?」

 

服部「二時間経って今は8時半や…」

 

伊御「後一時間半か……」

 

聞くコナンに服部は答えて伊御は顔を顰める。

 

服部「一応目的地のレッドキャッスルには向かってる」

 

コナン「!分かったの犯人が!?」

 

伊御「うん、そうだよ」

 

そう言う服部にコナンは聞いて伊御が肯定する。

 

服部「毛利のおっちゃんが犯人を裏付ける重要な証人を見つけて来てな」

 

阿笠「聞いた話によるとなんでも西尾さんが撃たれた日、問題のトイレからカランカランという金属音数回した後、ゴルフバックを抱えた伊東さんがトイレから飛び出してきたのを見た清掃員がいたらしいそうじゃ」

 

伊御「だから犯人は……」

 

コナン「良し急いでくれ博士!」

 

阿笠「分かっとる!」

 

その言葉と共に阿笠はスピードを上げて、後ろにいた毛利もスピードを上げて続く。

 

 

一方、深山美術館のあるビルにて…

 

照明が付いていない暗い中、天井に切れ目が入り、円形にくり抜くとそれを除けて怪盗キッドが美術館に降り立つ。

 

それと共に美術館に明かりが灯る。

 

???「来ると思っていたよ怪盗キッド」

 

その言葉と共に怪盗キッドは振り返ると1人の男性、深山総一郎がいた。

 

深山「昼間のうちに、天井に仕掛けをしてやっと入れたようだが、君には宝石を盗らせんよ」

 

怪盗キッド「…私は予告状も無しに、宝石は盗りませんよ」

 

そう言った深山だが怪盗キッドの言った事に驚く。

 

怪盗キッド「今夜はあなたにお別れを言いに来たんですよ…もう命は狙われたくありませんから」

 

深山「…流石怪盗キッド…見抜いていたか…」

 

そう言う怪盗キッドに深山は感心する様に言葉を漏らす。

 

怪盗キッド「ええ…薄々は…しかし分からなかった。盗んだダイヤをあなたに送り返した筈なのにしつこく命を狙って来る理由が…それが今日やっと分かりました。あなたがとても後輩思いだというのがね」

 

深山「可愛い後輩達のゲームを目撃してしまった君がいけないんだよ」

 

そう言う怪盗キッドに深山はそう返す。

 

怪盗キッド「ふっ、ガードマンを1人殺しておいてゲームとは…」

 

鼻で笑う怪盗キッドだが内心人を殺した事には怒りを感じていたが父の教えの通り、それを出さずに深山を見る。

 

深山「ゲームにアクシデントはつきものだ。君に見られたのもな…可愛い後輩に相談されればなんとかしなければならないだろう?」

 

それを聞きながら怪盗キッドは注意深く周囲を見る。

 

そして気づく、深山の右後ろのカーテンから女の手と思われるのが見えた。

 

その後に後ろからの音に振り返ると2人組の男がいた。

 

2人組は伊御達を襲った2人組で怪盗キッドは視線を外してから左腕をゆっくりと上げる。

 

深山「な…なんのおまじないだね?」

 

怪盗キッド「私がなんの準備もせずにのこのこやって来たと本当に思いますか?」

 

そう聞く深山に怪盗キッドは不敵に笑って言った時…

 

???「おっと、催眠ガスのことなら壊してもらったぜ」

 

別の声に怪盗キッドはした方を見るとニヤニヤした1人の男性がいた。

 

怪盗キッドはその男から妙な気配を感じて警戒する。

 

深山「おお、君か!催眠ガスとはこそこそしていた理由の1つでもあったのか!」

 

男「あぁ、そうだ。原作通りに照明に仕掛けてあったぜ」

 

怪盗キッド「(原作通り?どういう意味だ?)」

 

喜ぶ深山へとそう返す男のに怪盗キッドは感じていたのを妙なのから不気味な気配に変える。

 

怪盗キッド「あんたは何者だ?普通じゃなさ過ぎる」

 

男「フッ、俺か?俺は……」

 

???「この世界の主人公に成り替わろうとしている屑転生者だろ」

 

そんな怪盗キッドのに笑って名乗ろうとした男だったが誰のでもない少女の声が響き渡る。

 

誰もが驚いてると男や2人組の男とは別の方から少女が現れる。

 

その髪は銀髪で先が黒くなっており、エメラルドグリーンの瞳が男を睨んでいた。

 

怪盗キッド「今度はレディーか、しかも屑転生者ってなんですか?」

 

少女「本来の主人公を殺して自分が主人公になろうとしている奴のことよ」

 

驚きを隠しながらそう聞く怪盗キッドへ少女はそう言って男を見る。

 

言われた男は憎々しげに少女を睨む。

 

怪盗キッド「成程、伊東のビル爆破はあなたの仕業と言う事か」

 

男「あぁ、そうだ!あいつらが死ねば俺が主人公になる!」

 

そう答えた男に怪盗キッドは狂ってやがると内心考える。

 

言動もそうだがその目から見えるのが自分達を、現実をちゃんとみていないと言う事だ。

 

怪盗キッド「成程、ならば言っておきましょう。あなたに主役は無理だ。人をちゃんと見ない眼を持つ者に人を惹き付ける魅力など出ませんから」

 

少女「そういう事だ。貴様に相応しいのは地獄でもがき苦しむ亡者の役だろうな」

 

そう言う怪盗キッドと少女のに男は怒りに震える。

 

男「おのれぇえええええええ!」

 

ボマー!

 

叫びながら男はガイアメモリを取り出して自分に突き刺すとその姿を遊戯王に出るジャイアント・ボマー・エアレイドの飛行機要素を取り除いて怪人の様にしたドーパントへと変える。

 

アームズ!

 

サイコキネシス!

 

それに2人組もドーパントになる。

 

怪盗キッド「こりゃあきついな…いったん逃げた方が良いか?」

 

少女「大丈夫だ我に任せよ!」

 

撤退を推薦する怪盗キッドにそう言って少女は右腕を上に掲げる。

 

その際、一人称が我なのかよと怪盗キッドは思わず内心ツッコミを入れたかったがグッと堪える。

 

少女「来い!バグラット!」

 

その言葉と共に少女の後ろからキバットバットⅢ世の金色の所を白くした感じのが現れる。

 

バグラット「行こう主、裁きの時間だ。ガブリッ」

 

そう答えた後にバグラットは少女の掲げられた右手に噛み付く。

 

それと共に少女の顔に模様が入り、腰に鎖が巻き付くとベルトへと変わる。

 

少女「変身」

 

そして腰に出現したベルトにバグラットをセットするとバグラットを中心に波紋が少女の全体へと広がり、少女の姿が変わる。

 

体はキバの全体のカラーリングをバグラモンのにして、顔をアギトのにバグラモンの角を追加して黄金の所を白くしている仮面ライダーにへと…

 

怪盗キッド「仮面ライダーに変わった!?」

 

少女→バグラ「我が名はバグラ!さぁ、貴様らの破滅の時だ」

 

そう言って少女が変身した仮面ライダー、仮面ライダーバグラはそう言う。

 

ボマー「行け!」

 

アームズ&サイコキネシス「「うぉぉぉぉぉぉぉ!」」

 

ボマーの号令と共にアームズとサイコキネシスが襲い掛かる。

 

手を剣させて攻撃して来たアームズのを避けてパンチを叩き込んだ後に飛び掛かるサイコキネシスに蹴りを入れる。

 

アームズ「食らいやがれ!」

 

ガガガガガガガガガッ!

 

バグラ「おっと」

 

ガトリング砲をにして射撃するアームズのにバグラは避け、怪盗キッドも隠れてやり過ごす。

 

外れた銃弾は次々と美術品に当たって壊して行く。

 

深山「お、おい!美術品を攻撃をするな!大事なのだからな!」

 

ボマー「うるさい!」

 

それに注意する深山へと向けてボマーは爆弾を投げて爆殺しようとする。

 

怪盗キッド「あぶねぇ!」

 

ひっ!と怯える深山を咄嗟に怪盗キッドが抱き抱えて助け出す。

 

確かに自分の命を狙った相手だが目の前で殺されそうになるのを見逃すほど、彼も薄情ではない。

 

怪盗キッド「たくっ、無差別過ぎだろ」

 

バグラ「フンッ!」

 

バキッ!

 

ボマー「ぐあっ!?」

 

先ほどの殺されてしまうと言う恐怖で気絶した深山を見て怪盗キッドが愚痴た後にバグラがボマーを殴り飛ばす。

 

そのままアームズやサイコキネシスも倒れたボマーの上に投げ飛ばす。

 

ボマー「グォ?!」

 

バグラ「さぁ、滅びの時だ」

 

そう宣言してウェイクアップフエッスルをバグラットに咥えさせる。

 

バグラット「ウェイクアップ!2!!」

 

音声の後に右腕にエネルギーを収束させた後にボマー達へと向かって飛び出す。

 

バグラ「スカーレットヘルクラッシュ!!」

 

勢いよく振るわれたストレートパンチは起き上がったボマードーパント達を吹き飛ばす。

 

ボマー「お、俺は主人公になるんだァァァァァァァァ!!」

 

断末魔をあげながらそのまま窓を突き破って落ちて行く。

 

中森「な、なんだ!?」

 

それに怪盗キッドが匿名で呼び、丁度着いた中森が気づくと慌ててボマー達の墜落地点から離れる。

 

ズドォオオオオオオオオオン!!!

 

地面に落ちると共に爆発し、後には気絶した2人組しかいなかった。

 

中森「あ、あれ…確か見えた時に落ちて来たの3人だった筈だよな?」

 

気絶した2人組を見ながら中森は唖然としながら呟く。

 

怪盗キッド「どうやらこっちが呼んだ警察が来たみたいだな…あんたも離れた方が良いんじゃないか?」

 

割れた窓から2人組を確保する様子を見て怪盗キッドはバグラへとそう言う。

 

バグラ「あぁ、そうだな」

 

怪盗キッド「あ、そうだ。もしよろしければ名前を教えて貰えると嬉しいのですが、無理ならその姿の名前でも良いですよ」

 

そう言って立ち去ろうとしたバグラに怪盗キッドは思い出して聞く。

 

バグラ「……バディアだ」

 

そう言い残してバグラはその場を去った。

 

それを見届けた後に怪盗キッドは戦いの前に目に入った手が気になって見えたカーテンのを開けるといなかった。

 

怪盗キッド「まっ、そりゃあもう経っているんだから逃げてるのは当然か」

 

ふうと息を漏らした後に今度は深山を見る。

 

怪盗キッド「あんたのゲームもこれでゴールだ…それも最悪のオウンゴールでだな」

 

そう言い残すと怪盗キッドもその場を去った。

 

 

一方その頃、伊御達はレッドキャッスルに辿り着いていた。

 

毛利「よしお前等!早くいく(パシュ)ぞぉぉぉぉぉぉ~~~~」

 

意気揚々と車を出て言おうとした毛利をコナンは時計型麻酔銃で眠らせる。

 

コナン「(わりぃおっちゃん。おっちゃんいると難しいからここで寝といてくれ)」

 

榊「おぉ、それ麻酔銃になってるのか」

 

それにコナンは謝罪する中で榊が感心して言う。

 

コナン「……3人とも、これから秘密にしてほしい事があるんだ」

 

阿笠「!?こ、コナンくん!?」

 

服部「おいおい、まさか言うつもりか!?」

 

声色を変えて言うコナンに阿笠と服部は驚いて聞く。

 

伊御「秘密って……」

 

コナン「ああ、実は…」

 

そう言ってコナンは話し出す。

 

自分は元々高校生探偵の工藤新一でとある時に取引現場を見た際に取引を行っていた男、ウォッカの上司である男、ジンにより後ろから不意打ちを受け、その際に毒薬を飲まされ、目が覚めたら今の姿になっていたとの事

 

工藤新一が生きていると知られたらやばいので江戸川コナンと偽り、ジンのいる組織の情報を集めているとの事

 

伊御達に明かしたのは後の状況を考えて知ってもらう事にしたとの事。

 

榊「俺たちと同い年だったのか!?」

 

正邪「薬で小さくか……」

 

服部「おい工藤、ええんか?」

 

コナン「推理する時のを考えても伊御達には知って貰うしかないからな…それにドーパントって奴らの事があるからな」

 

驚いている榊たちを見て聞いた服部は返された事にそうやけどな…とぼやいたがすぐさま切り替える。

 

服部「しゃあない。ジイさん。ミラクルランドへ!」

 

阿笠「分かった!子供たちや蘭くんに和葉くんのことは任せてくれ!」

 

そう言って走り出す阿笠を見送り、小五郎を車に寝かした後にコナンを服部が背負って向かう。

 

服部「とにかく、依頼人の前では工藤の名前で通してくれ。やっこさんはどうも工藤やと思っとるみたいや」

 

伊御「あぁ、わかった」

 

途中でそう注意する服部に伊御達は頷いた後に目的の場所に到着してコナンがノックするとメガねをかけた男性が出迎える。

 

彼が途中で聞いた使用人の高田かと伊御達は思った。

 

高田「ご苦労様でした服部探偵…おや?そこの人達は?」

 

服部「俺らの仲間や」

 

伊御「どうも」

 

高田に対してそう答えた服部の後に会釈する伊御を見た後に依頼人がお待ちかねですと言って、5人を中に向かい入れた後にリモコンを押す。

 

するとモニターが付いたと思ったらザザッ…とノイズを漏らす。

 

高田「おや?故障でしょうか?」

 

服部「はぁ!?」

 

榊「おいおい!?時間ないんだぞ!?」

 

告げられた事に驚いた後に服部がかせい!とコナンを降ろしてからリモコンを引っ手繰ってボタンを押していく。

 

服部「どれか繋がる筈や!」

 

ポチッ!ウィーン

 

そう言いながらポチポチしていると6つのボタンの下にあった中央の大きいボタンを押した途端、本棚が動き出して入口が出来る。

 

伊御「本棚が開いた?!」

 

正邪「隠し通路か!」

 

高田「あ、そこ…(ちく)はにゃぁ…」

 

榊「わりぃな。少し眠っててくれ」

 

驚くメンバーに慌てて止めようとした高田の腕に睡眠薬は入った吹き矢の様なのを刺して榊は言う。

 

服部「もしかしてあの先に依頼人がおるかも」

 

コナン「何っ!?」

 

正邪「どうして分かるんだ?」

 

通路を見て呟く服部に正邪は聞く。

 

服部「さっきこの高田ちゅう男に電話した時、後ろで聞こえたんや…依頼人の後ろから聞こえとったんと同じノイズがな…」

 

榊「ってことは……」

 

コナン「あの先にいるって事か」

 

眠った高田を見てからの服部の言葉に誰もが通路を見る。

 

服部「時間がない。行くで!」

 

コナン「ああ!(ズキッ)…テッ!!」

 

伊御「大丈夫か?」

 

歩こうとして左足が負傷してるので顔を歪めるコナンを伊御は支え、服部は周りを見る。

 

そして飾られていた鎧の持つ盾やハルバードを見ておっとなる。

 

そのまま近づいて盾とハルバードを取る。

 

服部「工藤、これを松葉杖替わりにしとけ」

 

伊御「なるほど、高さ的にちょうどいいかもしれないね」

 

正邪「んじゃ行くか」

 

服部から盾を受け取り、それで左足を支えるコナンを見てから伊御を先頭に通路を歩く。

 

服部「エライ暗いな…」

 

コナン「構ってられねぇ!行こう!」

 

その言葉と共に5人は歩き出し、伊御は時間を確認する。

 

時間は9時を指していた。

 

伊御「(あと一時間……間に合うか?)」

 

心配しながら伊御は進む。

 

しばらくすると沢山の画面を前に車いすに座った男がいた。

 

男「ようこそ…工藤新一くん…服部平次くん…そして部外者くん達」

 

服部「ああ、やっと会えたな…ファー・イースト・オフィス社長!」

 

コナン「伊東末彦さん!!」

 

そう話しかける男性に服部が言ってネクタイを持って言うと別の声として出る。

 

コナンの声の変えように伊御達3人はぎょっとする中で男、伊東は流石だ…と称賛する。

 

伊東「やはりキミ達を組ませたのは正解だったようだ…知らない者達もいるが」

 

伊御「悪いな。ある人からのお願いで介入させてもらった」

 

正邪「まぁそれであんたもあんな卑怯な手を使ってきたんだろ?それでお互いさまって事だ」

 

そう言った正邪のに伊東は反応する。

 

伊東「卑怯な手?私には身の覚えがないのだが?」

 

コナン「本当にですか?」

 

正邪「あのバイクの男たちは違うのか?」

 

榊「ガイアメモリ使っていたんだが」

 

そう言う伊東へと正邪と榊が言う。

 

服部「後はファー・イースト・オフィスビルでの爆破や、危うくタイムリミット来る前に爆殺されかけたで」

 

伊東「…すまないがどれも心当たりがない。私の目的は事件を解いて貰う事だ。邪魔者を遠ざけるのはともかく、君たちを狙ってするメリットが私にない。それよりも推理だ。君たちの雰囲気から真実は掴んだのであろう?」

 

そんなメンバーに対してそう返した後にそう問う。

 

正邪「あぁ、そうだ」

 

伊御「あんたが解いてほしい事件ってのは西尾正治射殺事件で……」

 

服部「4月8日…ファーイーストオフィスにいてた西尾正治氏を…」

 

コナン「向かいのビルのトイレから射殺した犯人の名は…」

 

そう前置きしてから4人は犯人の名を突き付ける。

 

伊御&コナン&正邪&服部「「「「清水麗子!」」」」

 

伊東「!?」

 

4人が同時に言った名前に伊東は驚きの様子を見せる。

 

次回、名探偵たちによる推理が伊藤に炸裂し、犯人は姿を現す…




キクヱ「キクヱです~前回の答えは将棋ですの~なんで歩くだけで金になるかと言うと歩を相手側の陣地に進めていけばと金に変わるからですの~次の問題はですね~人を思い、幸せと約束の意味を持つ花はなーんだ?次回『推理タイム⇔偽った女』に続きますの~」


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DETECTIVE.Ⅵ~推理タイム⇔偽った女~

探偵たちが推理を語りし時、黒幕が現れ、最後の戦いが始まる。


告げられた事に驚く伊東へとコナンと服部は続ける。

 

コナン「彼女は西尾殺害の罪をあなたに被せ…」

 

服部「事故に見せかけ、アンタまでも殺害しようとしたんや!」

 

伊東「嘘だ!私がトイレから西尾を撃ったんだ!お前たちも警察と一緒なのか!無能…なのか…」

 

正邪「黙って最後まで聞いとけ」

 

榊「依頼人は最後まで探偵の推理を聞くもんだぜ」

 

嘆く伊東に正邪がそう言い、榊もそう言う。

 

コナン「確かに、あなたはトイレからライフルで撃った」

 

服部「清水麗子が撃った後でな」

 

伊東「何!?」

 

続ける2人の言った事に伊東は驚く。

 

コナン「外れていたんですよ。あなたが撃った7発の弾丸は…」

 

伊東「な、7発だと?あのライフルに装填できる弾は、8発のはず…」

 

伊御「貴方は自分が撃った弾丸の数をちゃんと数えましたか?」

 

服部「まぁ、トイレに散らばった薬莢を拾わんと慌てて逃げてしもうたアンタに何発撃ったかなんてわからへんやろけどな…」

 

そう言うコナンのに戸惑いながら問う伊東へ伊御はそう返して服部が肩を竦めて言う。

 

コナン「その時、伊東さんはすでに殺害されていたんです」

 

伊東「そんなバカな!?私は見たんだ!私の撃った弾で西尾が床に崩れ落ちるのを!」

 

服部「それはアンタが撃った弾のどれかが偶然椅子のキャスターを撃ち抜いただけや」

 

そう言うコナンのに叫ぶ伊東へ服部は指摘する。

 

伊東「だ、だったら私の撃った弾が偶然西尾に当たったとも」

 

正邪「それならなんで逃げなかったって話になると思うぜ」

 

榊「それにあの状態で撃たれた後にかなり時間が経ってなきゃ椅子にあんなに血は付かなかったんじゃねぇか?」

 

服部「仲間の言う通り、そんなに乱射されて椅子に座ったまま逃げへんヤツがおるかい!」

 

コナン「西尾さんが死亡時に座っていた椅子の背には付いた血痕は座面に対して垂直に流れた状態のまま凝固していました…」

 

まだ言おうとする伊東を正邪と榊が指摘して服部とコナンも言う。

 

コナン「だから分かったんです。西尾さんの頭を1発で撃ち抜いたスナイパーと」

 

服部「流れた血ィが凝固した後に弾を乱射した素人さんの2人の犯人がいるってな」

 

伊御「それなら該当するのは一人、そしてそれを裏付けるのが毛利探偵が見つけた証人でトイレからカランカランと金属音がした後にあなたがゴルフバッグを背負って慌てて出て来たと言う証言」

 

そう言うコナンと服部の後に伊尾が続く。

 

コナン「金属音は薬莢がタイルに落ちる音。それが数回したということは乱射したのはあなたの方」

 

伊御「それなら一発で仕留めたスナイパーは彼女、清水麗子と言うことになります」

 

服部「乱射して椅子の脚を撃ち抜いて西尾をこかして、殺した気になってんのはアンタのほうやっちゅうこっちゃ!」

 

続けて言われた事に伊東は息を飲む。

 

コナン「ゴルフバッグの中身はチャーターアームスAR7…犯行前、あなたはそのバッグを麗子さんから手渡された…違いますか?」

 

伊東「た、確かにそうだが…それでなんで麗子が撃ったと…」

 

正邪「いやそれ嵌めるつもりマンマンだろ」

 

榊「あんたの疑問に答えるならライフルのスコープにあんたと西尾の周辺で清水麗子しか使ってなかったマスカラのレアもんがな付いてたんだよ」

 

問うコナンのに答えながらうろたえる伊東に正邪は呆れ、榊が返すとそんなバカな!と伊東は漏らす。

 

コナン「彼女からバッグを受け取り、トイレで弾を撃ち尽くしたあなたは車ごとライフルを始末しようと埠頭に向かい事故に遭った」

 

服部「たぶんアンタの車弄って事故らしたんも麗子やろな」

 

伊御「貴方を事故に見せかけて殺そうとしてね」

 

3人の推理を伊東は体を震わせながら聞き続ける。

 

コナン「動機は恐らく、現金輸送車を襲って奪ったお金をの独り占め」

 

服部「彼女も乗ってたんやろ?襲撃した時に車ん中に」

 

榊「そして逃げているときにキッドと遭遇したんだろ?」

 

伊御「自分達の顔を見られたから怪盗キッドの口を封じようと追いかけて逆に曲がりくねった裏道に誘い込まれて焦って発砲した」

 

だが彼らのターンは終わってないのでまだまだ追及する。

 

コナン「その裏道に残っていたそうですよ。ガバメントとライフルの薬莢が」

 

服部「どんだけ運転が上手な奴でも、曲がりくねった裏道を片手でしかも運転しながら空飛んでるキッドめがけて拳銃やライフルを撃たれへん」

 

伊東「……………」

 

正邪「なら犯人は三人居たってことだ。ガバメントを使った奴とライフル使った奴と運転した奴の三人がな」

 

榊「あんた以外で言うと殺された西尾と殺した麗子になるって訳だ」

 

全員のを聞いて伊東ただ茫然としか出来なかった。

 

その後に服部は肩を竦める。

 

服部「まぁ、この推理に使う証拠のほとんどは警察から聞いたもんや…毛利のおっちゃんが見つけた証人も警察やったらもっとはよう見つけられるやろうから、警察はこの真相がわかって麗子に目ェ付けてたんやと思うで」

 

コナン「そう…この事件には最初から必要なかったんですよ…名刑事も、名探偵もね…」

 

そう言ってコナンは静かに締め括る。

 

正邪「つまりあんたは最悪の悪女に利用された」

 

榊「哀れな被害者って事だ」

 

服部「さ、謎は解けたぜ。和葉達のIDを外して貰うぜ」

 

伊東「嘘だ…麗子がそんな…嘘だ!!!」

 

言いながら近づく正邪と榊と服部のに伊東は大声を出して叫んだ時…

 

???「嘘じゃないわ」

 

一同「!?」

 

誰でもない声に5人は振り返ると1人の女性が入口に寄りかかっていた。

 

正邪「お前が……」

 

伊御「清水……麗子?!」

 

服部「やっぱり生きとったか!」

 

伊東「麗子…麗子か!」

 

身構える5人や反応する伊東を見て麗子は言う。

 

麗子「久しぶりね。それとあなたじゃ頼りなかったのよ。私のパートナーとして…それに西尾くんもね。彼は暴力だけ、長くいると私の方が危ないでしょ♡」

 

正邪「暴力の奴は確かにな」

 

榊「それでも殺すのはどうかと思うけどな」

 

麗子の言った最期のに頷く正邪へ榊はそう言う。

 

麗子「伊東君は気が小さすぎるわ。それに話す事と言えば自慢話ばっかり…面白くないのよ、一緒にいて…探偵たちを集めて、私の罪を被ってくれそうだったから生かしておいてあげたけど…それも今日で終わり、深山さんが管理してるあなたの財産を私が使える様にしてもらったから」

 

伊東「…深山さんと?」

 

出て来た言葉に伊東は驚く。

 

麗子「深山さんも終わったわ…怪盗キッドにしてやられたのよ…結局生き残るのは私だわ」

 

そう言って麗子はある物を取り出して、服を少しずらす。

 

ガンスミス!

 

伊御「ガイアメモリ!?」

 

正邪「お前、それをどうやって手に入れたんだ?!」

 

麗子「バイヤーから買ったのよ」

 

服部「バイヤーやと?」

 

答えた後に左胸の丁度上部分にメモリを差し込むと麗子の姿が変貌する。

 

見た目はガンマンの様で足の所に10は超えてる沢山の銃をぶら下げていて、顔はタブードーパントみたいな感じであった。

 

服部「変身しよった!?」

 

伊東「な、何が起きてるんだ!?」

 

伊御「バイヤー……それがガイアメモリを売っているのか」

 

正邪「そいつのことはまぁ後で考えるとして」

 

榊「まずはこいつを片付けるか!」

 

その言葉と共に3人は変身アイテムを取り出す。

 

ガンスミスドーパント「そうはさせないわよ!」

 

服部「おっと!」

 

キィン!

 

それにガンスミスドーパントは攻撃しようとして発砲し、3人の前に服部が出て、持っていた盾で防ぐ。

 

服部「はよ変身せい!盾がいつまでもつか分からんからな!」

 

伊御「ありがとう服部!」

 

サイクロン!ジョーカー!スカル!エターナル!!

 

礼を言って伊御達はそれぞれ変身アイテムを取り出す。

 

伊御&正邪&榊「変身!」

 

伊御はエクスドライバーにガイアメモリを装填し、榊は飛んで来たアヌビスゼクターをキャッチしてライダーベルトにセットし、正邪は変身音叉を取り出して、手短な所に当てて震わせた後に自分の額に持っていくと正邪は炎に包まれる。

 

サイクロン!ジョーカー!スカル!エターナル!エクス!!

 

HENSIN!チェンジ!ビートル!!

 

それぞれの音声と共に姿が変わる。

 

伊御は顔は額のアンテナをWのをXにして複眼の色を黄緑にしたエターナルで胸はマキシマムスロットを外したエターナルで両腕はWになっていて、両足はスカルとなっていて、首に赤いマフラーを巻き、スーツ部分は黒で胸の装甲は白と黒で緑と紫のラインがX状になっていて右肩には白・紫の左肩には緑・銀のラインがある仮面ライダーエクス

 

榊はカブトの赤い所を明るい黄土色に変えており、ライダーホーンを短くしていて後頭部に別の角を付けて、複眼の色は緑色に変えている仮面ライダーアヌビス

 

そして正邪は顔は額の十五を消して鬼の顔を付けたフィフティーンで胸は響鬼で両腕両足が響鬼とフィフティーンを混ぜた感じの色はメインの色が赤でサブが黒の仮面ライダー反鬼になる。

 

ガンスミスドーパント「成程、話通りの仮面ライダーになるのね」

 

反鬼「話通りだと?」

 

ガンスミスドーパントから出て来た言葉に反鬼は顔を顰める。

 

服部「まさかファーイーストオフィスで出て来た男らは!」

 

ガンスミスドーパント「そ、私の差し金。まぁ、別の仮面ライダーに倒されちゃったけど…未来を知っているって男も普通に倒されてたし」

 

アヌビス「未来を知ってる奴に仮面ライダーだと!?」

 

誰もが驚く中でガンスミスドーパントは不満げにぼやく。

 

ガンスミスドーパント「だけど、そこの坊やたちはともかく、仮面ライダーの存在は予想外とかぼやいていたからハンパものだったみたいだけどね。それに倒されたら消えたし」

 

コナン「(…どういうのか分からないけど…)とにかくドーパントを外に!ここで暴れたらIDは解除できなくなる恐れがある!」

 

反鬼「わかった!」

 

まだネクタイを通して指示を出すコナンに反鬼は頷いた後に能力を使って銃弾を防いだ後にエクスとアヌビスと共にガンスミスドーパントを押し出して外に飛び出す。

 

ガシャーン!!

 

そのまま部屋の窓を突き破って地上に着地した後に距離を取る。

 

エクス「よっと」

 

ガンスミスドーパント「大胆ね。嫌いじゃないタイプだわ」

 

そのまま構えるエクスへとガンスミスドーパントはそう言う。

 

アヌビス「気に入られたようだぞ伊御」

 

エクス「あははは;」

 

反鬼「おいおい;」

 

それに軽く言いあう3人だが相手が相手だけに気が抜けない。

 

さらに近くに毛利が寝てる車がある。

 

エクス「榊、クロックアップで毛利さんを上に運んでおいてくれ。ここが危なくなるし(小声)」

 

アヌビス「了解!」

 

ガンスミスドーパント「何を話してるかしら!」

 

そう小声で指示するエクスにアヌビスは頷くとガンスミスドーパントが銃を抜いて攻撃を開始し、アヌビスは避けると共にクロックアップに入り、車から毛利を抱えてレッドキャッスルへと入る。

 

ガンスミスドーパント「あらあら、早いわね」

 

反鬼「余所見は禁物だぜ!」

 

それを見て言うガンスミスドーパントに反鬼は弾幕を放つがガンスミスドーパントは銃をを取り出したと思ったら先端を撫でる様に手を動かすと銃の先端が変化し、トリガーを引くとマシンガンの様に弾が飛んで弾幕を撃ち落とす。

 

反鬼「うぉ!?」

 

エクス「ッ!?」

 

弾幕を破って来たのに2人は避けた後にガンスミスドーパントを見る。

 

ガンスミスドーパント「どうかしら?銃の腕前が良い私にピッタリの能力でしょう」

 

エクス「なるほどね」

 

銃を回転させて言うガンスミスドーパントにエクスはメモリの特徴を理解する。

 

ガンスミスとは銃器の製造、改造、分解、メンテナンス等を行う銃工職人の事で、銃を様々な感じに作ったり、改造することが出来るのが彼女の使用してるメモリの力の様だ。

 

ズガガガガガガガガガガガガッ!!

 

そのまま銃撃をし続けるガンスミスドーパントに反鬼はこの!と能力で跳ね返す。

 

ガンスミスドーパント「くっ!変わった事やってくれるわね!」

 

反鬼「悪いな!私は普通じゃねぇんでね!」

 

跳ね返されたのを受けて呻くガンスミスドーパントに反鬼はそう言う。

 

それならとガンスミスドーパントは銃の銃口部分を変化させるとそのままトリガーを引く。

 

反鬼は跳ね返そうとするが銃弾は急に方向を変えて反鬼の横から腕へと命中する。

 

反鬼「ガッ?!」

 

エクス「反鬼!?」

 

ガンスミスドーパント「フフフ、どう?軌道を変えて来た銃弾のお味は」

 

腕を抑える反鬼に駆け寄るエクスを見ながらガンスミスドーパントはそう言う。

 

エクス「そんな弾丸も撃てるのか……」

 

ガンスミスドーパント「このメモリだからこその力なのよね」

 

くすくす笑うガンスミスドーパントにエクスはふむと呟いた後にどうするかと考える。

 

スカルマグナムでなら相殺は出来るだろうが相手は簡単に銃を改造する事が出来る。

 

どうしようかと考えてエクスはある考えに至る。

 

ならば撃たせる前に手を封じれば良いのだ。

 

ガンスミスドーパント「さて、どうするのかしら?」

 

エクス「こうするんだ」

 

エターナル!マキシマムドライブ!!

 

そう言ってエターナルエッジにエターナルメモリをセットしてマキシマムドライブを発動する。

 

ガンスミスドーパント「ぐっ!?」

 

それによりガンスミスドーパントに火花が迸り、銃を落とす。

 

ガンスミスドーパント「あ、あなた、何を!」

 

エクス「貴方のメモリの力を封じました」

 

驚くガンスミスにエクスはそう答えるとガンスミスは銃を改造しようとするが変化が起きない。

 

反鬼「ありがとな伊御」

 

エクス「良いって、これで決めさせて貰うよ」

 

ガンスミス「くっ!やられないわよ!」

 

そう言って必殺技をしようとしたエクスへとそう言うとガンスミスは別のメモリを取り出す。

 

ゴールド!

 

ガンスミス「回収しておいたのが良かったわね」

 

エクス「なにっ?!」

 

反鬼「もう一本のメモリだと?!」

 

驚く2人を前にガンスミスドーパントはゴールドメモリを自分にへと突き刺す。

 

ガンスミスドーパント「が、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

エクス「なっ?!」

 

反鬼「どんどんデカくなってる?!」

 

ゴールドメモリを突き刺すと共に咆哮すると火花を迸らせながら体が大きくなっていくのに2人が驚く中でアヌビスが来る。

 

アヌビス「うぉぉぉおおお?!なんじゃこりゃ?!」

 

エクス「い、一体……」

 

反鬼「どんだけデカくなるんだ?!」

 

誰もが驚いているとガンスミスドーパントの姿はゴールドドーパントと合わさった様な姿となり、電王に出るギガントの大きさの2倍位の大きさへとなる。

 

Gガンスミスドーパント「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

そのままGガンスミスドーパントは腕を振り下ろす。

 

振り下ろされる腕に慌てて3人は避ける。

 

アヌビス「うぉ?!」

 

エクス「おっと」

 

それぞれ避けて態勢を整えた後に驚く。

 

Gガンスミスが殴った所が金になっているのだ。

 

アヌビス「なっ!?」

 

エクス「金になった!?」

 

絶対に攻撃に当たってはならないのとレッドキャッスルから放す為に自分達にへと注目を集めようとエクスはスカルマグナムで、反鬼は弾幕、アヌビスは言葉で注目を集める。

 

アヌビス「こっちだこっち!」

 

反鬼「私たちが相手だろ!」

 

そんな3人にGガンスミスは殴り攻撃を仕掛ける。

 

アヌビス「うーん。真宵になんか銃の武器を作って貰った方が良いかな俺…」

 

反鬼「確かにそうかもな」

 

エクス「榊のには遠距離系のないからな」

 

声を出しつつそうぼやくアヌビスにエクスと反鬼がそう言うとGガンスミスは銃を取り出して砲撃を開始する。

 

アヌビス「撃ってきたぞ!」

 

反鬼「ガンスミスなのにこの大きさだから銃撃が砲撃になるのか!?」

 

エクス「避けろ!」

 

飛んで来た砲撃に3人は慌てて避ける。

 

この状況だとエターナルメモリでのマキシマムを行おうにも砲撃が激しくてその隙が出来ない。

 

ズトォン!ズトォン!ズトォン!

 

アヌビス「くそぉ!この状況!どうするんだよ!」

 

反鬼「デカいうえに触れたものを金にしたり、強力な砲撃をするなんてデタラメ過ぎるだろ!?」

 

必死に逃げながら叫ぶアヌビスと反鬼にエクスも必死に考える。

 

誰もがどうすればと思った時…

 

ドカァアン!!

 

Gガンスミス「!?」

 

どこからともなく飛んで来た黒い蛇の様なエネルギーがGガンスミスの顔面に炸裂する。

 

それにより隙が出来る。

 

エクス「よし、今だ!」

 

エターナル!マキシマムドライブ!!

 

すぐさまエクスはエターナルメモリの力でGガンスミスドーパントのメモリの力を封じてただの大きい存在にする。

 

ここで決めるとアヌビスも必殺技の手順に入る。

 

1・2・3!

 

ベルトの上部のスイッチを押して行き…

 

アヌビス「ライダーキック!!」

 

ライダーキック!

 

アヌビスゼクターの角を動かす。

 

ジョーカー!サイクロン!スカル!エターナル!マキシマムドライブ!

 

続けてエクスはジョーカーメモリとサイクロンメモリを腰のマキシマムスロットに装填し、スカルマグナムにスカルメモリを装填し、再度エターナルメモリをエターナルエッジに刺してマキシマムドライブを発動する。

 

エクス「エクスラッシュエクストリーム!!」

 

アヌビス「ライダーキック!!」

 

斬撃と銃撃を放ってからエクスはアヌビスと飛び上がると銃撃と斬撃を受けるGガンスミスドーパントの胸元へとダブルキックを食らわせた。

 

Gガンスミスドーパント「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

ダブルキックを受けたGガンスミスドーパントは断末魔をあげながら倒れると爆発し、それを背にしてエクスとアヌビスは着地する。

 

爆風が収まった後には倒れ伏した麗子が残っていた。

 

麗子「あ…ああ…見えない…目が…足や腕が…動かない!?」

 

反鬼「こ、これは……」

 

近寄った事で聞こえて来た麗子のうめき声に反鬼は驚く

 

そこにアヌビスとエクスも近寄り、メモリの欠片を拾う。

 

アヌビス「これって…もしかして自分用のじゃないメモリを使っての代償か?」

 

エクス「もしくはメモリ二本使用の反動か、片方が適正じゃなかったからか……」

 

破片を見ながら2人は呟いた後にそう言えば時間はと考えるとおーいと言う声に見上げる。

 

そこでは服部が手を振っており、3人が自分に気づいたのに気づくと笑って両腕を使って大きい丸を作り出す。

 

そのポーズに爆弾を解除出来たんだと納得して3人は安堵した後に変身を解除して中に戻る。

 

しばらくして伊東のいた部屋から出て来たコナンと服部と合流する。

 

服部「お前等、やったんやな!」

 

伊御「ああ、黒幕は倒した。ただ……」

 

話しかける服部に伊御は複雑な顔をして、榊と正邪もなんとも言えない顔をするのにコナンと服部は真剣な顔をする。

 

服部「なんや?何かあったんか?」

 

榊「いやな……」

 

正邪「黒幕、あぁなった」

 

そう言って榊と正邪は引きずって来た麗子を見せる。

 

コナン「これは…」

 

服部「これ…伊東と同じ感じになってるんか?」

 

伊御「おそらくガイアメモリの影響でね;」

 

うう、ああと呻く麗子の状態を見て言う2人に伊御はそう答える。

 

服部「……色々と今回の事件、後気味悪い感じやな…解決は出来たけどほんまな…」

 

正邪「まぁ因果応報って事じゃねぇのか?」

 

顔を顰めて言う服部に正邪は肩を竦めて言う。

 

コナン「まぁ、とにかく、こっちはアクシデントあったけど時間制限のを解除したよ。エリア制限のは無理だったけど」

 

服部「ほんまギリギリやったな。あの姉ちゃんが放った一発が画面の1つに命中して大変やったからな」

 

伊御「マジか;」

 

榊「それは大変だったな;」

 

そう言うコナンとぼやいた服部のに麗子を見て伊御と榊はそう言う。

 

服部「ほんまな、んでパスワードを入れろで伊東に聞こうとしたら伊東は伊東で事故の後遺症で気絶するわで大変だったんやで」

 

コナン「まぁ、パスワードはちゃんとわかったけどね」

 

正邪「どんなのだったんだ?」

 

そう言う2人に正邪は聞く。

 

服部「それがな、パスワードのヒントが『あなたが一番愛する人の名前は…』ってので最初は清水麗子と思ったんやけど…それが開ければビックリ、伊東本人の名前だった訳や」

 

コナン「清水麗子が言ってたからね話す事と言えば自慢話ばかり…ってそれだけ自分を愛してるって事だね」

 

榊「なるほど、ようするにナルシストってことか」

 

正邪「やれやれ、面倒な依頼人だったな」

 

それに榊と正邪は呆れる。

 

正邪「普通愛しているって聞いたら恋人とか連想するだろ?」

 

服部「確かに普通は恋人やろうな…俺も工藤が伊東の名前を入力した時は驚いたで…」

 

その後にパスワードのヒントについて述べる正邪に服部も頷いた後にそや…とコナンに顔を向けて聞く。

 

服部「そういやアイツ、なんでお前を工藤新一やと思うてたんやろな?」

 

コナン「ああ、それはこれさ」

 

その後に気になってたのか聞いた服部にそう言ってコナンは左手人差し指を伸ばす。

 

服部「これって…指紋か?」

 

榊「あ、そう言うことか」

 

伊御「それなら誤解するのかな?」

 

正邪「???どういう事だ?」

 

見せたのにそう言う服部の後に榊と伊御は納得する中で正邪は首を傾げる。

 

伊御「指紋認証って言ってね。個人個人でそれぞれパターンが違うからそれで個人を識別する事が出来るんだよ」

 

正邪「へぇ~そうなのか」

 

服部「指紋認識とかで判断したって事なんか?それ何時したんや?」

 

説明されたので正邪が納得する中で服部は聞く。

 

コナン「この部屋の椅子のひじ掛けだよ。この部屋の雰囲気と合わなかったのに指紋認識装置が付いてたって訳さ。依頼人の目が不自由なら音声結果だけじゃあ俺を工藤新一と思い込むことは可能だよ」

 

榊「指紋は一人一人違うからな」

 

正邪「同じ指紋は全くないのか?」

 

服部「それは低いな…双子でも違う感じになるさかい。」

 

そう説明するコナンのにうんうんと頷く榊のを聞いて質問する正邪に服部はそう答える。

 

毛利「のぉぉぉぉぉぉ!?時間が!爆発する!!」

 

すると先ほどまで寝ていた毛利が起きて時間を見て慌てる。

 

コナン「外れるよ、IDのベルト」

 

毛利「えっ!?ベルト!?」

 

そう言われて毛利は慌てていたからか、ズボンのベルトを外してしまい、パンツが丸見えになる。

 

正邪「おいおい;」

 

服部「これやこれ」

 

それに正邪は呆れ、服部が苦笑して外したIDを見せる。

 

見せられたのに毛利は慌てて左手首に付けていたのを外す。

 

毛利「おお~!ホントだ~!よかった~!!」

 

服部「ホイ、回収!」

 

喜ぶ毛利の手から服部はIDを取って入口に向かう。

 

あ、こら!と慌てて追いかけようとした毛利は落ちたズボンにこけてしまう。

 

正邪「やれやれ……」

 

コナン「まったく…」

 

服部「あれが出ると事件も終わったっちゅう感じやな~」

 

それに5人は笑って外へと向かう。

 

コナン「それよりも降ろせよ」

 

服部「無理しなさんや、足痛いやろ?」

 

伊御「無理はしないほうが良いよ」

 

そう言うコナンに服部はそう言い、伊御も続く。

 

服部「とにかくミラクルランドに行こうか。さっき姉ちゃんたちのIDをこいつの知り合いの警部はん達にお願いして回収して貰っとるし、ミラクルランドのエリアからでえへん限り爆発はせえへんで」

 

榊「そうだな」

 

正邪「まぁ回収し忘れがあったりしてな」

 

そう言う正邪に流石にそれはきついで…と服部に突っ込まれてジョークだよと返す。

 

 

しばらくして伊御達は蘭達やつみき達と合流を果たした

 

服部「そーなんよ!こいつのケガにはねーちゃんのおんぶが一番の薬やから」

 

コナン「てめー!ふざけるな!」

 

榊「傍から見ると普通の姉弟見えるね」

 

そう言って笑う服部に蘭におんぶされながら怒るコナンを見て榊はそう言い、つみき達も確かにと頷く。

 

佳奈「それにしても私たちは見るだけだったね」

 

姫「そうですねぇ」

 

京谷「活躍あまりなかったなぁ」

 

そう呟く佳奈に姫と京谷は同意する。

 

伊御「皆は遊園地のみんなを守ってくれたじゃないか」

 

正邪「十分活躍したと思うぜ」

 

そう労う伊御と正邪に遊園地組は照れ臭そうにする。

 

服部「お~いお前等!スーパースネークに一緒に乗らんか~」

 

歩美「お姉さんたちも乗ろうよ~」

 

そんなメンバーに服部と歩美が呼ぶ。

 

伊御「ああ、良いよ」

 

真宵「名物のスーパースネークに乗れるなんて最高なんじゃよ!」

 

それに伊御達も了承して一同はスーパースネークへと向かう。

そんな一同を見送ってから休みでミラクルランドに高木と共に来ていた佐藤はIDを回収していた千葉に話しかける。

 

佐藤「千葉君、爆弾IDの回収は終わった?」

 

千葉「あ、佐藤さん。はい、歩美ちゃん、光彦君、哀ちゃん、コナン君、服部君、蘭さん、毛利さん、園子さん、和葉さんに付いてたID全部回収しました」

 

報告に佐藤はご苦労様と言いかけてん?と違和感を持つ。

 

同じ様に違和感を持ったのか高木が質問する。

 

高木「おい千葉、もう一回言ってくれないか」

 

千葉「え?だから歩美ちゃん、光彦君、哀ちゃん、コナン君、服部君、蘭さん、毛利さん、園子さん、和葉さんに付いてたIDを…」

 

その瞬間、違和感に気づいて高木と佐藤は顔を青くする。

 

なぜなら千葉が言った名前で足りない人物が1人いるからだ。

 

高木「おい、元太くんのは!?」

 

千葉「え?…………あっ!?」

 

佐藤「じゃああの子のはまだ!?」

 

言われて千葉もしまったと顔を青くする中で佐藤はスーパースネークを見る。

 

 

一方で丁度スーパースネークが動き始めた所であった。

 

ちなみに3列目の灰原の隣に姫が、コナンと蘭の後ろに、咲と京谷、榊と真宵、ジャンケンの結果、伊御と正邪、つみきと佳奈の順に乗っていた。

 

伊御「……なぁ、正邪」

 

正邪「ああ分かってる、あれだよな;」

 

そんな中話しかける伊御に正邪も分かっているのか頷く。

 

2人の前で見えるのは…

 

正邪「おい、コナーン!」

 

伊御「元太くんのIDが!」

 

そう、元太の左腕に付いたIDであった。

 

同じ様に気づいた服部とコナンも叫ぶ。

 

服部「お前~~~~~~~~!!」

 

コナン「外せ~!!元太~~~~!!」

 

榊「おいおい、このままだとまずいぞ!?」

 

真宵「このままエリア外に出たらジ・エンドなんじゃよ!?」

 

必死に叫ぶ面々に知らないメンバーは何言ってるんだろうとなるが知っているメンバーは焦る。

 

がっ!

 

そんなIDが付いた元太の左腕を腕を伸ばした灰原が掴む。

 

元太「お、おい!何すんだよ~!!「動くと死ぬわよ!!」ハ、ハイ…;」

 

文句を言おうとした元太へ威圧感を出して動きを止めた後に灰原は必死に外そうとするが焦りもあってなかなか外れず…

 

灰原「あっ!?」

 

外せたが良いが登り切っての急落下の所に来て、後ろに行ってしまう。

 

姫「あわわわわわわ!?」

 

それに姫が慌てる中で服部が両手でキャッチする。

 

服部「よっしゃ!うお!?」

 

キャッチした事で喜ぶが今度はループので驚いた服部はループのに耐えた後に両手を見るとIDがなかった。

 

伊御「うおっと!」

 

真宵「ナイスキャッチ!」

 

目的のIDはまた後ろに行って今度は伊御がキャッチする。

 

榊「早く海の方へ!!」

 

正邪「伊御!」

 

伊御「ああ、わかっ……」

 

ガタン!

 

伊御「うぉ!?」

 

投げようとした伊御は振動で投げる前にIDが手から離れて誰もいない後ろの席に引っかかる。

 

京谷「んげ!?」

 

咲「やばっ!?」

 

真宵「取りたくてもこれ全部連動だから全部外れちゃうんじゃよ!」

 

誰もが取れないと言う状況にげっとなる中で真宵の報告に安全バーを外そうとしていたコナンはくそっ!と顔を歪め、万事休すと思われた時…

 

そこにグラインダーで飛ぶ怪盗キッドが現れてIDを掴むとその場を離れ…

 

怪盗キッド「いっけ!!」

 

勢いよく誰もいない海の方へと投げて、その場を離れるとエリア外から出たIDは爆発する。

 

ドカーーーーン!!!

 

園子「もーサイコー!」

 

歩美「まさか花火が見られるなんて!」

 

元太「俺、ひやひやした」

 

空中で爆発したので蘭達は花火と勘違いして興奮する。

 

服部「なんであいつが此処に?」

 

コナン「一緒に捜査していたからな」

 

正邪「ああ、変装してな」

 

誰もが知らぬ中で疑問を呟く服部へとコナンと正邪はそう言う。

 

服部&榊「「……へ?」」

 

伊御「……あぁ、そう言う事か」

 

呆気に取られる2人に伊御は誰なのかに気づいて納得する。

 

とにもかくにも、探偵たちの長い1日は無事に終わったのは確かだ。




キクヱ「キクヱです~前回の答えは四つ葉のクローバーですの~四つ葉のクローバーの花言葉には幸運と約束が入ってるんですの~次の問題はですね~操られている人の事をなんと言うでしょう?次回最終話『事情説明⇔また会う日まで』に続きますの~」


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DETECTIVE.END~事情説明⇔また会う日まで~

物語はひとまず終わるが彼らの縁はまたいつか交わる。


事件から翌日、阿笠邸にて、伊御達とコナン、灰原、阿笠と服部はいた。

 

灰原「あなたね…」

 

コナン「いやまぁ、本当に状況が状況だったしよ;」

 

服部「まぁ、ほんまにな…」

 

真宵「にしてもこんな効果がある薬があるとは……」

 

事情を聞いて呆れた顔をする灰原にコナンも困った顔をして服部も同意する中で同じ様に聞いた真宵はむむむと唸る。

 

服部「んで、追ってる組織に工藤が生きてるのがバレると姉ちゃんたちの命が危ないからこうやって偽ってるって事や、俺も分かんなかったけど教えて貰って協力しとる訳や」

 

コナン「(まぁ、無理やりだったけどな)」

 

つみき「……大変ね」

 

佳奈「よくバレなかったね~」

 

灰原「実際バレかけたわよ。まぁ、そこらへんは色々とやって難を逃れたけどね」

 

そう言う服部のにコナンは内心苦笑する中でつみきと佳奈のに灰原は呆れて言う。

 

阿笠「とにかく、君達も秘密にしといて欲しいのじゃ」

 

榊「ああ、もちろんだぜ!」

 

咲「バレたらこっちも危ないしね」

 

注意する阿笠に伊御達は頷く。

 

服部「しっかし仮面ライダー…色々といなかったら俺ら危なかったんやなほんま」

 

コナン「確かに、俺達だけだったら死んでいたのは確実だな」

 

正邪「にしてもあの女が言っていたのが気になるな……」

 

真宵「気になるって?」

 

そうぼやく服部とコナンのに呟く正邪へ真宵は聞く。

 

コナン「…バイヤーの事だね」

 

服部「ああ、それがあったな」

 

京谷「バイヤー……」

 

姫「ですか?」

 

コナンと服部が思い出す中でつみき達首を傾げる。

 

伊御「今回の犯人である麗子っていう女性が言ってたんだ」

 

榊「ガイアメモリをバイヤーって奴から買ったってな」

 

京谷「そいつがガイアメモリを売り歩いているのか?!」

 

阿笠「ふう~む、色々とこの先でそんな奴と出会ったら組織とはまた違う意味で危ないのう…」

 

そう言う伊御と榊に京谷は声をあげて、阿笠は厳しい顔で言う。

 

真宵「まあそいつらのことは紫さんに頼んでみるんじゃよ」

 

コナン「紫さんか…(あの人なら黒の組織の情報を手に入れる事が出来るのか?)」

 

そう言う真宵のにコナンはそう考える中でとにかくやと服部が言う。

 

服部「とにかく、無事に助けられたから良かったもんや…ほんまあんがとな」

 

伊御「いいよお礼なんて

 

正邪「……あのさぁ……」

 

すると声をかける正邪にメンバーは目を向ける。

 

正邪「……コイツらに話しても良いか?私の正体」

 

コナン「正体?」

 

服部「どういうこっちゃ?」

 

伊御「言うのか正邪」

 

榊「まああっちも言ったしこっちも言わないといけないな……」

 

首を傾げるコナン達を見てから伊御と榊が言った後に正邪は自身の事を教える。

 

自分がどういう種族でどこから来たかを…

 

コナン「忘れ去られた者達が集まる場所、幻想郷…」

 

服部「こりゃまたでっかい話やのう…」

 

灰原「それであなたは天邪鬼…ほど遠いわね」

 

正邪「信じられないかもしれないがホントの事だ」

 

伊御「俺たちも最初驚いたよな」

 

話を聞いて驚きを隠せないコナン達へそう言い、伊御達もそう返す。

 

コナン「……信じるよ。伊御達は俺の事を信じてくれたように」

 

服部「そうやな。怪人がおるんなら妖怪位いてもおかしゅうないもんな」

 

正邪「まあ怪人みたらそう思うのも仕方ないよな」

 

伊御「確かに;」

 

そう言うコナンと服部のに正邪は頭を掻き、伊御も苦笑した後に同意する。

 

伊御「とにかく良かったね正邪」

 

正邪「まあな」

 

そう言う伊御に正邪は笑う。

 

灰原「さっきも言ったけど、あんまり天邪鬼には見えないわね」

 

伊御「確かに正邪はよく知られている天邪鬼とは違うけど、正邪の様な天邪鬼がいたって俺は良いと思うんだ」

 

正邪「い、伊御……///」

 

つみき&姫「「///」」

 

訝しげな灰原に伊尾はそう言うと正邪は顔を赤くして、つみきと姫は鼻血をぶぱーする。

 

阿笠「ぬぅおおおおおおおお!?大量出血じゃ!!」

 

榊「いつものなのでお気になさらず」

 

コナン&服部「「(あんとき言ってたのこれか;)」」

 

灰原「……今なんかエフェクトっぽいの見えたのは気のせい?」

 

真宵「気のせいじゃないんじゃよ;」

 

佳奈「伊御くんはこれぐらい普通に出せるからね!」

 

慌てる阿笠にそう言う榊の言った事に調査中ので聞いた事を思い出してコナンと服部は呆れ、目を点にして言う灰原に真宵と佳奈はそう言う。

 

とにもかくにも事件が終わり、それぞれお互いの日常に戻る。

 

だが、しばらくしてまた出会う事をメンバーはこの時知らなかったのであった。




正邪「前回の問題の答えはマリオネットだ。んじゃ次の物語を楽しみにしとけよ」


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