レオナルドに憑依した俺の転生生活 (あるアルミン)
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レオナルドに憑依した俺の始まりの日

また消してしまいました。本当に申し訳ありません!!


あー、いきなりですが皆さん憑依ってご存知ですか?

 

そうです、前世の記憶を持った魂が別の生物の魂に合体してその合体した生物として生きていく事になる。俺の中にある知識を全て掻き集めて考え出した理論です。

 

まぁ、別の要因かもしれませんが、転生と違って元からある肉体に入るというわけで、何方かと言えば転生の方がアドバンテージが高いと思います。

 

しかし、皆さん。何故そんな話をするのか?……と思われていると思いますが、実は俺、今現在進行形で憑依しちゃってるんですよ。

 

そうなんです、憑依しちゃってるんです。ハイスクールD×Dのレオナルドに…………………………

 

 

確か、レオナルドって禍の団(カオス・ブリゲード)って言う厨二病的な名前の集団に拉致られて、無理矢理神器(セイクリッド・ギア)を使わされて、最後には神器(セイクリッド・ギア)を暴走させられて、最終的に廃人にされる終始可哀想なキャラじゃ無いですか!!!

 

くぅぅ、元冴えない影薄刑事の俺がこんなパワーインフレな世界を生きていけんのかよ…………………………

 

 

………………グッ!!こうなったら未来絶望少年脱退の為に神器を使いこなすしか方法は…………………………無い!!!

 

そして!!絶対に変態ブリゲードなんかに入らないようにする!!!!

 

 

 

「よし!!!思い立ったが吉日だ!!鍛えて鍛えて、憧れの響鬼さんみたいになってやる!!」

 

 

 

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森の奥

 

えーと、レオナルドの神器(セイクリッド・ギア)って確か『魔獣創造(アナイアレイション・メーカー)』だったっけ?

 

確か自分の考えた魔獣を作ることができるんだっけな……………………チート乙、これはチートだな。

 

んで、禁手(バランスブレイク)すると破滅の覇獣鬼(バンダースナッチ・アンド・ジャバウォック)なるけどその後廃人になっちゃうから別の禁手(バランスブレイク)を見つけなくちゃな………………………………………………………………………………………………………………………………………………

 

 

まずは、神器(セイクリッド・ギア)の現出からだ。………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………ヤバイ!!!魔獣創造(アナイアレイション・メーカー)の形状知らなかった!!!!

 

どうしよう!!これじゃ特訓どころじゃなくなっちゃう!!…………どうすれば、……………………………………そうだ、確か神器(セイクリッド・ギア)は、使用者の想いに応えてその形状を変えるんだ!!

 

………………考えるんだ……俺の…………俺だけの…………………………力の形を!!!

 

 

魔獣…………操る……………………バトルナイザー…………………………

 

 

 

突然、光がレオナルドを包み込んだ、その光が治るとレオナルドの手には1つの機械が………………

 

 

 

え、え、エエエエエエエッッッ!!!!!!!バトルナイザーになっちゃったよ!!!バトルナイザー!!…………いやコレが1番適してるんだ………………………………………………………………何方かと言えばギガバトルナイザーの方が良かったけどね!!!!

 

 

 

こうして、レオナルドに憑依した男のレオナルドバッドエンド脱出計画がスタートしたのだった




次回予告

暗躍する堕天使、襲われる一誠、動き出す物語、

レオナルドはイッセーを救えるのか!!そして、あの大人気怪獣も登場!!


次回『怪獣娘殿下』お楽しみに!!


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旧校舎のディアボロス
怪獣娘殿下


また消してしまった申し訳ありません。今回から元ネタイトルを探せ!!が始まります。サブタイトルの元ネタが何か皆さんわかりますか?

では始まります。


どうも、おはようございます、こんにちは、こんばんは、レオナルドです。

 

いや〜(^_^;)、転生してから早、四年…………原作より早く産まれたから今は中学3年生をやってます。レッツピースライフを満喫してやるぜ!!

 

今、俺は駒王町にいます。その方が何かと便利でしょ。

 

「こんにちは、小猫お姉ちゃん、」

 

「……こんにちは、レオンちゃん」

 

彼女は先輩の塔城 小猫先輩、俺は親しみを込めて小猫お姉ちゃんって呼んでるけどな。

 

後、レオナルドって長いからみんなにはレオンって呼んでもらってるんだぜ。レオンってなんかかっこいいよね!!

 

あっ、あの人は

 

「朱乃先輩、こんにちは」

 

朱乃先輩、凄く優しくて美人な先輩で凄く頼りになる方なのだ!!

 

「あっ、イッセー兄今帰り?」

 

「おう!、レオン!実はな俺彼女出来たんだよ!!」

 

「えっ?!!マジで!!凄いじゃん!!おめでとう!!」

 

「それで、今からデートなんだよ」

 

「頑張ってね!!」

 

イッセー兄はウキウキしている。

 

「イッセー兄………………」

 

「?、どうした?レオン?」

 

「危険な事だけはしないでよ。俺、イッセー兄の事、心配してるんだから」

 

少し上目で潤んだ目で頼み事をすれば、昔いろんな人がお願いとかを聞いてくれる。…………不思議だ。

 

「………………レオン……お前だけは、お前だけは絶対に守ってやるからな!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

…………………………計画どうり!!ヤバイ!!計画どうり過ぎる!!でも心が!!心が痛い!!

 

これで、イッセー兄が悪魔になっても俺が何も知らないと思って巻き込まないようにする筈だ!!これで俺の平穏は当分は大丈夫だ!!でも!でも、凄く心が痛い!!!!

 

 

この後イッセー兄は殺されちゃうけど大丈夫!!俺がイッセー兄を助けるから!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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イッセーSide

 

涙目で弟に悲願されたイッセーだ、大丈夫だお前は俺が守ってやるから……………………

 

これから夕麻ちゃんとデートに行くのに、こんな悲しい気分じゃ駄目だ!!気持ちを入れ替えないと………………よーし、今日を人生最大の幸せな日にするぜ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんて考えてた時期が俺にもありました。

 

え?何?死んでって言われて夕麻ちゃんの服がパーンしてエロい服になって光ってる槍みたいな物向けられてる!!

 

「安心しなさい、貴方の弟も時期に殺してあげるから」

 

ええ?俺、此処で…………死ぬのか?……………………………………………………………………………………………………………………ゴメンな、レオン…………約束、守れなくて…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

 

 

 

夕麻、いや堕天使レイナーレの光の槍が投げられた。死を悟った俺は、目を瞑る。、がいつまで経っても衝撃がやって来ない。

 

恐る恐る目を開けると、

 

「ふぇぇぇ、間に合った、間に合った」

 

女の子だった、三日月のようなツノを生やし茶色い尻尾の付いたスクール水着を着た少女が光の槍を砕いていた。

 

「なっ!!何者だ!!貴様!!この公園に人払いの結界が張られていた筈!!」

 

「公園には張られてるけど、地面の下には張られてなかったよ」

 

よく見ると、彼女の足元に人が1人通れる程の穴が空いていた。

 

「まさか!!地面を掘り進んで来たと言うのか!!」

 

「そうだよ〜、あったり〜」

 

ズガガガガッッッ!!!!

 

レイナーレ目掛けて何処からか攻撃が飛んでくる。

 

「くッ!!」

 

既のとこでそれを避けるレイナーレ、そして、穴からまた誰か出てきた。

 

「あひゃひゃひゃ」

 

それは自分を助けた少女そっくりの少女だった。

 

「あッ!Ⅱちゃん!まだ出てきちゃい駄目だよ!!」あせあせ

 

「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ」

 

笑いながら、レイナーレに向けて腕からバルカン砲の様なものを連射している。

 

しかし、突然、魔法陣の様なものが現れ攻撃をやめた。

 

「ちッ!!グレモリーの家紋か…………今日のところは此処までにしといてやろう!!だが貴様!!お前は絶対に私が殺す」

 

と、何ともまあ、小物くさいセリフを吐いて逃げ出した。

 

「あ、逃げちゃった。マスターには此処で仕留めろって言われてたのに…………まいっか、Ⅱちゃん、帰ろ♪」

 

「あら、そうはいかないわよ」

 

魔法陣の中から出てきたのは、駒王学園の二大お嬢様の1人、リアス・グレモリー先輩だった。

 

「貴方達の事、しっかり聞かせてもらうわよ」

 

リアス先輩は赤いオーラを右腕に溜め出した。が、

 

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッッッ!!!!

 

Ⅱと呼ばれたこのバルカン砲が撃たれる。

 

「ッ!、待ちなさい!!」

 

リアス先輩は赤いオーラの球を作り出し彼女達に向けた瞬間、結界を貫通してきた何かが、それをかき消した。

 

「じゃあね〜、あ、僕、ゴモラ!!こっちはゴモラⅡちゃん!!じゃ、またね〜」

 

ゴモラと名乗った彼女は草むらにダイブイン、それに続いてゴモラⅡもダイブイン、リアス先輩がそこに着いた時には人1人が通れる程の穴が空いていた。それも穴の中から出てくる土によってまた埋まってしまい、追いかける事は出来なかったという。

 

 

 

 

 

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レオナルドSide

 

『ふぇぇぇ、間に合った、間に合った』

 

今俺は、公園からかなり距離の離れた山の一箇所で一部始終を見ていた。

よかった、間に合って………………でもゴモラ行かせてよかったかな?…………でもあいつはうちのエースだし、大丈夫だよな?

 

 

 

 

 

え?何でそんな所にいるのかって?それはですね、俺の持つ2つ目の神器を使うからだよ。

 

昔此処に来る前に、ある人に助けてもらったんだ。それでその人、あと少しの命で死ぬ時に俺に託してくれたんだ。

 

その名も、『無限の武器創造(アンリミテッド・ウェポンズワークス)』、自身の考えたありとあらゆる武器を作る事が可能なんだぜ。何処かで聞いた事ある様な名前だけど…………

 

そして、俺が創造するのは…………………………キングジョーブラックの『ペダニウムランチャー』

 

 

右腕に光が集まり、ペダニウムランチャーが装備される。スカウターの様な望遠レンズで公園を見る、リアス先輩がちょうど滅びの魔力を貯めているところだった。

 

 

腰を下ろし、ペダニウムランチャーを構える、スカウターのロック機能がリアス先輩の滅びの魔力を捉える。腕に当たらず尚且つ滅びの魔力を完全に吹き飛ばせる位置に、

 

 

「狙い撃つぜ」

 

ズキュゥン!!

 

ペダニウムランチャーから放たれた光線は寸分の狂いもなく滅びの魔力を消し去った。

 

「よし、成功だッ!!」

 

ゴモラ達もうまく逃げたみたいだし、俺も家に帰ることにした。

 

 

また、家に帰った後、ゴモラ達にご褒美(美味しい料理)をせがまれて大変だったと記して置こう。




次回

突如として現れたスーツ姿の美女、彼女は一体何者なのか?そして、ゴモラと名乗る彼女達の正体は!!


次回『怪獣達の秘密』次回もお楽しみに!!


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怪獣達の秘密

前回のタイトルの元ネタは『怪獣殿下』です。

ゴモラ、可愛いですよね!擬人化前も!!ではどうぞ


オカルト研究部

 

「私達が悪魔と言う種族である、と言う事は理解したわね?」

 

「はい、にわかには信じ難いですが………………」

 

リアス先輩及びオカルト研究部の面々が全て悪魔と言う種族であると言う事を聞かされ更には自分自身も悪魔だと知った。

 

「さて、次は……昨日、貴方を助けたスクール水着のゴモラと名乗った少女の事だけど…………」

 

「はい、その事で知っている事があるんです」

 

オカ研の面々は揃って驚いた。

 

「彼女の名前、ゴモラってテレビ特撮でやってる『ウルトラマン』ってのに出てくる怪獣の名前なんです」

 

「…………でも、それって想像の産物の中のものでしょ?」

 

「でも、あの三日月型のツノに太くて茶色い尻尾、あの子の特徴がどれも一緒なんです」

 

「でも、そんな事…………『有り得るはずがない』ッ!!だれ!!」

 

いつの間にか俺の隣にスーツ姿の女性が座っていた。………………胸でけ!!!!

 

「ふふ、別に怪しい者じゃない…………隣の君には、この姿の方が馴染みがあるのではないか?」

 

スーツの女性が顔を腕で撫でると、その姿は異形の存在に変わった。

 

「ッッ!!え?!!え?!!ケッ!!ケムール人……いや、ゼットン星人か?!!」

 

「ご名答、私はゼットン星人エド、エドと呼んでくれ」

 

エドはまた顔をスーツの女性の顔に戻すと、朱乃さんに紅茶を頼む。

 

「で?エドさん、貴方は一体何者なの?本当に宇宙人なのかしら?」

 

「そう、いきり立たつな、急がなくとも逃げやしないよ、今はね。優雅にティータイムと洒落込もうじゃないか」

 

エドは足を絡めると、出された紅茶を優雅に上品に飲む。……小猫ちゃん、どうしてエドさんの胸を親の仇の様に見てるんですか?

 

「まず、私達は何者か?…………と言う質問だが、私達は神滅具『魔獣創造(アナイアレイション・メーカー)』によって創造された魔獣だ」

 

「なッ!!魔獣創造ですって!!」

 

「えと、あの、部長…神滅具ってなんすか?」

 

エドさんが説明してくれた。

 

「神滅具と言うのはね、文字どうり、神をも殺せる程の力を持った神器の事を指すんだよ。その中でも、魔獣創造は所持者の考えた生物を作り出す事が出来る。私達はそれで生まれたんだよ」

 

えっ!!つまり、それってアニメの中のキャラやゲームの中のモンスターまで作れるって事か!!

 

「コレで、私達が何者か、わかっただろう」

 

エドさんはまた、紅茶を飲む。

 

「ええ、貴方達が神滅具によって作られたのは分かったわ。なら貴方を創り出した創造主の事を聞きたいのだけれど…………」

 

「おっと、それは出来ない。マスターの事は企業秘密だからね。そうだな…………………………マスターの事は、これから『アンノウン・ハンド』と呼んでくれたまへ」

 

「アンノウン・ハンド、闇の見えざる手…………………………………………」

 

「そうだ!エドさん!!聞きたい事があるんだけど!!」

 

「何かな?兵藤一誠君」

 

アレ?俺、エドさんに名前教えたっけ?

 

「え?何で俺の名前を…………?」

 

「すまないね、此処に来る前に少しばかし調べさせてもらったんだ」

 

そ、そうなのか、びっくりした。だが、そんな事でいちいち驚いてられない!!

 

「あの、エドさんの所の怪獣達はみんな、女の子の姿なんですか?」

 

コレ!!これが最大の問題!!もしそうなら!!ちょーーー羨ましいぞ!!

 

「?……ああ!…いやそう言う訳では無い。普通に怪獣の姿をした奴もいれば私の様に人間に擬人化している者もいる。彼らは皆、マスターを溺愛しているからね、皆、マスターに好かれようとして女の子の姿になっているんだ」

 

なん……………………だと…………………………………………………!!!!なんて!!なんて羨ましいんだ!!!!!!!!!!

 

こんな女の子たちに好かれまくるとか!!まじ羨ましいぞ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「ハックチュンッッ!!」

 

ううーん、誰かが噂してるのかな?…………………………………………………

 

「どうしたの?風邪?そんな格好してるからだよ」

 

「万年スク水のお前が言えた事じゃ無いだろ」

 

どうしてみんな、女の子の姿になるかな?うち、擬人化女の子6割、怪獣形態4割だよ…………

 

 

 

 

 

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イッセー

 

 

 

 

エドさんが帰った後、俺たちははぐれ悪魔なるものが現れたと報告された倉庫跡に来ていた。

 

「貴方には、これから悪魔の戦いを知ってもらうわ」

 

「え?…………俺、なんの戦力にもなら無いと思いますけど、」

 

「今回、貴方には見てもらうだけだから心配いら無いわ」

 

暗闇の物陰より何かが出てきた。

 

「はぐれ悪魔バイザー!!貴方を滅しに来たわ!!」

 

部長が叫ぶと、闇の中から上半身裸体の女、下半身化け物の異形が出てくる。だが、その様子がおかしい。その時、バイザーが前のめりに倒れこむ。

 

「あら〜♪ゴメンなさ〜い、もうこの娘は私がハントしちゃった」

 

その化け物の隣から黄色いマダラ模様が特徴的な服を着た黄色い髪のエロいお姉さんが出てきた。

 

 

「貴方、何者かしら?私の領地で勝手な事『あら?貴方の領地だったの?ゴメンなさい♪でも、貴方の領地の治安はとても悪いのねぇ。この一ヶ月間30匹程のはぐれ悪魔を倒したのだけれど、あのまま放置していたら、ふふ、どうなっていたかしらね』なッ!!…………朱乃、他に依頼はあったかしら?」

 

 

「いいえ………………この依頼以外来ていませんわ」

 

 

エロいお姉さんはクスクスと笑うと、

 

 

「ウフフ、貴方たち、エドとはお会いになったのでしょう?なら私の正体、当ててごらんなさい」

 

 

と、名前当てゲームを仕掛けてきた。普通なら初対面の人の名前なんてわかるはずが無い、だが、彼女の特徴とエドさんの知り合いなら導き出される答えは1つ。

 

 

「エレキング…………さん、ですね」

 

 

「ふふ、正解よ。ボーヤ、私はエレキング、以後よろしくね」

 

 

エレキングさんはウィンクを飛ばしてくる。正直、心臓がドキドキする!!

 

 

「貴方には聞く事があるわ、はぐれ悪魔の事、貴方のマスターの事…………」

 

「あら?簡単に聞けると思って?」

 

「なら、力ずくで!!」

 

 

木場が動き出す。すごいスピードでエレキングさんに近寄る。

 

 

「もう、レディに刃物を向けるものじゃ無いわよ」

 

エレキングさんは木場が振り下ろした剣を難なくかわし、木場の唇にキスする。瞬間、木場が一瞬痙攣し、口から煙を吐き倒れる。

 

 

「木場!!」

 

「裕斗!!」

 

 

 

 

「大丈夫よ、殺してはいないわ。ただ、少しばかし刺激が強すぎたみ・た・い♡」

 

 

エレキングさんは唇をなぞるとそこから、なぞった指が光りだし、その指をこちらに弧を描く様に振るう。

 

ビュンッッ!! ズガァンッ!!

 

 

 

光るカッターの様なものが、足元のコンクリート床を削る。

 

飛び跳ねて避けた小猫ちゃんがエレキングさんに突進する。小猫ちゃんのパンチは当たる直前、エレキングさんに腕を掴まれ止められた。

 

 

「なかなかだったわよ。貴方には40点あげわ」

 

 

小猫ちゃんに落雷が落ちた。いや、エレキングさんから流れる電撃をくらい失神してしまう。

 

 

部長も朱乃さんも、強く警戒する。

 

 

「………………時間切の様ね。……なかなか楽しい時間だったわ、ありがとね」チュッ、

 

 

お別れの投げキッスと共にエレキングさんの周りに煙が立ち込める。

 

 

 

煙が消えた頃にはエレキングさんの姿は何処にもなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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レオナルドSEED

 

 

「エレキング!!抱き着くなよ!!」

 

「え〜?いいじゃ無い、ちょっとくらい」

 

「だからって全裸で抱きついてくるなよ!!恥ずかしいだろ!!!!」//////

 

変態狂乱ピンクのエロキングに襲われていた。誰か助けて(涙)




次回

世界最強達に忍び寄る魔の手、絶体絶命のアーシアの前に現れたのは何とゼットンだった!!しかも女の子!!?


次回『ゼットンは娘』次回もお楽しみに!!


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ゼットンは娘

前回の元ネタイトルを探せ、答えはウルトラセブンから『湖の秘密』でした。




次元の狭間

 

見渡せば全てが無であるこの空間、そこに住む2つの影。

 

 

 

赤き夢幻の真龍、『真なる赤龍神帝(アポカリュプス・ドラゴン)

 

 

 

グレートレッド

 

 

 

もう1つは、黒き無限の龍神、『無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)

 

 

 

オーフィス

 

 

 

 

そこに、忍び寄る漆黒の影1つ、

 

 

「貴様、何者?」

 

「グルルルル!!」

 

 

2つのムゲンはその者に激しく警戒する。

 

 

その者、答える。曰く、

 

 

「我はこの地に永遠の静寂をもたらす者」

 

 

何処までも黒くドス黒いドレスを身に纏い、赤き真紅の目に映る2人、

 

 

 

「恐れる事は無い、貴様ら全て、スパークドールズにして時間を止めてやろう」

 

 

 

 

 

 

それは圧倒的な闇、闇の支配者

 

 

 

 

 

 

 

「我が名はルギエル、ダークルギエル」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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レオナルド視点

 

「あれ?やっぱりなん体かいなくなってる!!」

 

「?、マスター?どうしたの」

 

「ねぇ、ゴモラ、怪獣達が少し居なくなってるんだけど何処に行ったか知ってる?」

 

 

怪獣達は基本自由気ままだ、ゴモラは少し悩んだ後、

 

 

「バイトやら仕事に行ってるよ〜」

 

「え!!バイト!!仕事!!」

 

 

衝撃の事実!!怪獣達は仕事してた!!でもなんで!!

 

 

「うん、みんなね退屈しのぎとかお小遣い稼ぎとか」

 

 

お小遣いか、俺もそんな時があったな。

 

 

 

 

 

 

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堕天使陣営

 

 

「本日よりアザゼル様の秘書になります、『シュヴァルツ・ロワ』にございます」

 

 

小麦色の肌に真ん中の髪が金色の女性は挨拶をした。

 

 

「お、おう!よ、よろしくな…………」

 

 

彼女は、圧倒的な火力を持っていた、そう、全てを焼き尽くす獄炎のマグマを、

 

神器では無い、彼女にはの持つ固有スキル、それ故にこう呼ばれている。

 

 

『灼熱の用心棒』

 

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アースガルズ

 

 

「なんじゃ、つまらんの…………この程度で邪神を語るとは、片腹痛いわ!!」

 

 

髪の先は触手、帽子の代わりにアンモナイトの様な殻をかぶり、その殻の横にある2つの穴から2匹の蛇が顔を出している。

 

彼女は邪神、新たに生まれた

 

 

 

『究極の邪神』

 

 

 

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教会

 

「我が聖なる炎によってチリと消えろ!!」

 

 

その炎は、邪なるものを焼き払い清める。彼女は元最強のエクソシスト、

 

 

『閻魔戦士』

 

 

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みんなバイト頑張ってるんだろうな…………………………俺たちも頑張らなくちゃ!!

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇねぇ?確か今日だよね、あーしあって子が堕天使に捕まって殺されるのって、あの人たちで大丈夫かな?」

 

「それなら大丈夫だよ!!」

 

 

 

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入り口

 

「あ〜れ〜?どなた様でございますか〜?」

 

 

ドアを切り捨て、鎧に身を包んだ異形の鎧武者が現れる、

 

 

「我が名は、ザムシャー」

 

 

 

 

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外回り

 

「ッッ!!貴様!!我々を裏切る気か!!!!」

 

 

1人の神父が突然仲間を攻撃しだし、次の瞬間、ミットルテとカラワーナを石像へと変えてしまった。

 

 

「元より貴様の仲間では無い、貴様ら全員ブロンズ像にしてやるよ」

 

 

赤い体に象の様な鼻をしたタコの様な姿をした異形の存在ヒッポリト星人が姿を現した、

 

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教会の地下

 

「グハァ…………………………グ!!…………………………」

 

 

「えと?貴女は……………………」

 

 

儀式により命を奪われそうになった聖女 アーシア・アルジェント、十字架に縛り付けられた彼女を助けたのは、

 

 

「ゼットン………………ピポポポポポ」

 

「ゼットン…………さん?」

 

 

黒く長い髪に、2つのツノ、黒いドレスを身につけた最強最悪の怪獣女子 ゼットンだった。

 

 

その圧倒的な力で神父達とレイナーレを蹂躙する。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ザムシャーにヒッポリト星人にゼットンを向かわせたんだけど………………過剰戦力すぎたかな?」

 

「やばすぎじゃない!!よりにもよってゼットンちゃん連れて行くのはヤバイよ!!」

 

「ちなみに、ザムシャーとヒッポリト星人は擬人化してないよ」

 

 

 

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ズドォンッッ!!!

 

 

ゼットンのパンチが地面を陥没させる。まともにくらえば、ひき肉にされていたかもしれない。即時に光の槍を作り出し、反撃する。

 

 

シュンッ!!シュンッ!!シュンッ!!

 

 

それもゼットンの瞬間移動能力により回避される。

 

 

ガガガガガガガガガッッッ!!!!

 

 

乱射されるゼットン光弾に苦戦を強いられる。強力な光弾の雨あられに回避するだけで精一杯。その余波で他の神父が巻き込まれやられていく。

 

 

「私は!!私は至福の堕天使になるのだぞ!!」

 

 

巨大な光の槍を作り出し投げる、が、

 

 

「ゼットン………………」

 

 

両腕と胸で光の槍は吸収される、それだけでは無い、波状の光線にして跳ね返してくる。

 

 

ゼットンは突如上昇する。空中で停止しゼットンを中心に膨大な量の魔力が凝縮されていく。その魔力は徐々に火の玉と化し巨大かしていく。

 

 

まるで、太陽の様に、轟々と燃える火球は全てを滅ぼし飲み込むかの様だ。

 

 

 

「そ、そんな………………この魔力量…………………………魔王並、いや!!それ以上なんて!!!!」

 

 

 

 

『一兆度の火球』

 

 

 

絶望の太陽がいま堕とされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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イッセー視点

 

「なんだよ…………これ……………………………………………………」

 

 

俺達3人は、部長に黙ってアーシアの救出に来たら、その教会がなくなっているでは無いか。

 

 

「まるで、燃えた様だけど、一体、何故?…………………」

 

 

その時、燃えた教会跡地からアーシアが出てきた。

 

 

「アーシア!!大丈夫か!!」

 

 

「はい!ある人に助けられたので!!」

 

 

「ある人?」

 

 

アーシアを助けた人物とは何かアーシアから語られた人物の名前に驚愕する。

 

 

「はい、ゼットンさんと言う方に助けられました」

 

 




次回

時空が歪む!!突如、空から落ちて来た銀髪のメイド、なぜ彼女は空から?


次回『転生者の光と陰』イレギュラーは貴方だけでは無い


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転生者の光と影

前回の元ネタイトル。答えは『ゼットンの娘』でした!!


「今日は平和だな、なあ、イフ♪」

 

 

今日は何故かみんなうるさくない。とてもありがたいことだ。そう思いながら腕に抱えた白い団子のような物体を撫でている。

 

 

こいつの名前は『イフ』、完全生命体と呼ばれる最強怪獣の一角で俺のペット、この状態の時はとても可愛い。撫で撫でしてあげるととても嬉しそうにする。

 

 

良く頭に乗せて散歩しているから、小学生とかから『お餅のおにいちゃん』って呼ばれてる。可愛い奴だな。

 

 

イフの特徴は1つ、『受けた刺激を増幅し再現する』事、どんなに強い攻撃を受けてもそれを学習しその攻撃方法及び能力を身につけ反撃しながら強くなっていく。

 

前例では、

 

ナパーム弾で攻撃→全身から弾切れなしのナパーム弾を乱射

 

ミサイルやレーザーを撃った→弾切れなしのミサイルやレーザーを乱射

 

ウルトラマン必殺光線で倒す→即再生、ウルトラマン必殺光線を無限乱射

 

 

 

 

まさに、最強!!怪獣の中で無限、チートの称号を持つ。が、こっちから攻撃しなければ無害で可愛い怪獣だ。

 

 

他のみんなは、『どうしてそんな危険物を頭に乗せて散歩させているのか!!?』なんてハラハラしている。

 

 

それと、誰かが勝手に時間を操る怪獣を使って時間を改変させてしまったようだ。

 

 

使われた怪獣は、

 

クロノーム、ダイダラホーシ、ゴルドラス、エアロヴァイパー、アラドス、など、

 

 

やばい!!時空が歪む!!大変な事になる!!!!

 

 

と思ってたら本当になりました。

 

 

 

空間が歪んだかと思ったら、そこから銀髪の女性が舞い降りてきた!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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数千年前、

 

 

「愚かなる羽虫どもよ!!我が究極の闇にひれ伏すが良い!!」

 

 

世界は邪神ガタノゾーアと大量のゾイガーにより滅亡の危機に瀕していた。

 

 

「ガタノゾーア様」

 

「む?なんじゃ、ゴルザ」

 

「このままでは、未来のレオ様にも被害が出てしまいます。この辺でおやめになられては?」

 

「む!!分かったのじゃ…………レオには怒られたくないのじゃ…………あの時のレオは怖かったのじゃ………………………………」ガクガク!!

 

ずっと前にマジギレしたレオナルドを思い出し震える。

 

ガタノゾーアは邪神として生まれた為、威厳を取り戻すために過去に戻り大暴れしていた。

 

これは原作に多大な影響を与えた。と言うか自由勝手にやってるだけ。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「えと……大丈夫ですか………………?」

 

「あの、ここは何処なんでしょうか?」

 

 

銀髪の女性はそんな事を聞いてくる。

 

 

「ええと…………駒王町だけど」

 

「駒王町?冥界のどの辺りでしょう」

 

 

冥界!!なんか話が噛み合わない!!

 

 

「え?!!此処は人間界ですけど……………………」

 

「え!!…………では、今日の日付は?」

 

 

確か…………

 

 

「20××年、4月3日ですけど、」

 

「…………20…………××年………」

 

 

えと……もしかしなくても…………………………この人過去から来た人?

 

 

「えと…あの、もしかして、過去から来られたんじゃ………………」

 

 

だってこの人!!どう見ても『グレイフィア・ルキフグス』だもん!!!!

もしかしなくても、過去を変えちゃったからそのせいで……………………もしかしたらゴルドラスやクロノームの時間転移に巻き込まれて…………

 

 

アレ…………でも、それじゃあ、やっぱり、だけど、それなら、それでも、そんな、いや、そうかもしれない、だから、どうして、そんなはずは、

 

 

 

ブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツ…………………

 

 

「あ、あの…………大丈夫ですか?」

 

「ごめんなさいッッ!!!!」

 

「え!?…………どうしたのですか?」

 

「俺のせいで…………俺のせいで貴方を現代に呼び込んでしまった…………歴史を捻じ曲げてしまった…………………『危ないッッ!!』ゑ?!!」

 

 

 

ズガァンッ!!

 

 

 

グレイフィアさんに謝罪していると、何処となく攻撃が飛んできた。グレイフィアさんのおかげで助かった、ありがとうございます。

 

 

だけど…………お姫様抱っこは止めて欲しかった。//////

 

 

上を見ると、知らない男が立っていた。

 

 

「誰だ!!」

 

「おまん、その女をよこせや、そいつ『グレイフィア・ルキフグス』やろ?まさかわいと同じ奴がおんねんなんてな」

 

 

俺と同じ?まさかこいつも転生者なのか!!

 

 

「わいの名前は『小崎 航』、おまんと同じ転生者や!!」

 

「まさか、他にもいたなんて…………」

 

「その台詞、その格好で言われても説得力ないで」

 

 

そうだった…………お姫様抱っこされてたんだ……………………泣いてなんかないやい!!

 

 

「グレイフィアさん!!あいつは俺が相手します!!グレイフィアさんは隠れてて!!」

 

 

神器『無限の武器創造』で作り出した銃を構える。

 

 

この銃の名前は、トライガーショット、『ウルトラマンメビウス』で対怪獣用戦闘部隊『GUYS』専用武器で、3つのモードにチェンジして攻撃することができる。

 

 

バキュンッッ!!バキュンッッ!!

 

 

ビームモードにして小崎に向けて放つ、小崎は華麗な身のこなしでそれを避けて、神器を展開してくる。

 

 

「わいの神器は一味違うで!!」

 

 

魔剣創造(ソードバース)、彼の持つ神器は魔剣を作り出す魔剣創造である。

 

彼が作り出した魔剣は魔剣ではなかった。いや、魔剣ではあるが元になった剣は魔剣では無い。

 

干渉・莫耶、中国に伝わる夫婦剣である。

 

 

「ほな行くで!!そらそら!!」

 

 

トライガーショットのビームを干渉・莫耶で斬り裂きながら進んでくる。壊れてもまた新しい剣を作り出しこちらとしては分が悪い。接近戦に持ち込むまいと距離を取るが

 

向こうも距離を取られまいと、剣を投げつけ爆破させて攻撃してくるが、頭の上に乗っているイフが攻撃から守ってくれる。更にイフは、その攻撃を覚え、剣を作り出し射出、爆破させる。

 

 

無敵に見えるが、守りきれない場所もある。

 

 

(なら、接近される前に倒す!!)

 

 

持っていた武器をトライガーショットからメテオールショットに切り替える。

 

メテオールショット、本来GUYSメットと呼ばれるヘルメットを通して脳波を受信、敵の位置を特定し追尾する事の出来る銃である。

 

だが、これにはGUYSメットを必要とせず、生みの親であるレオナルドしか、使うことができない。

 

ギュ、とグリップを握り後ろにメモリーズディスプレイをセットする、ある程度の距離になったら、銃口より3発同時に放つ事の出来る『アメイジング・トリプル』を放ち回避不能にする、もし倒せなくともその隙に逃げることだって出来る。

 

 

そして、引き金を引いた。追尾機能のある3つのレーザーが小崎に向かい命中する。

 

 

黒い煙が立ち上る、この隙に、逃げようと走るが、突如結界で覆われた。

 

 

「逃がさへんで、わいに傷を付けた事、褒めちゃるて、せやけど詰めが甘かったな」

 

 

小崎専用の禁手『赤き贋作に憧れた世界(アナザーアンリミテッド・ブレードワークス)』を発動した。

 

 

「その白っこいのには退場してもらうで」

 

 

イフだけに小型の結界が張られてしまった。これではイフを救出しようにも時間がかかり邪魔されて助けられない!!

 

イフ自身も結界を覚えて発動しているため、向こうもイフを攻撃できない、いやイフに攻撃自体できない。

 

 

「くそ!!こうなったらやるしか無い!!」

 

 

メテオールショットを消して、新たに武器を作り出す。腕に巻きついた万能武器『ナイトブレス』に『ナイトブレード』を差し込んだ。

 

レオナルドの体を蒼い鎧が覆う、顔は惑星アーブの復讐と勇者2つの意味を持つ蒼き鎧『アーブギア』を身に纏い、その顔は仮面で隠されている。身長も若干伸びたその姿はもはや騎士。名付けるとするならば、

 

 

 

剣の鎧(アーマード・ツルギ)

 

 

 

「本当の戦いは、ここからだ!!」




次回

新たな転生者の出現!!絶体絶命のピンチ!!その時、青き鎧が奇跡を起こす!!


次回『出会いの鎧』その出会いは必然なのかもしれない


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出会いの鎧

前回の元ネタイトルは群青の光と影です。まさか、自分の住んでる地方でウルトラマンオーブ 絆の力お借りしますがやってなかった。涙


剣にまみれた公園、そこに相対する2つの存在。1つは赤き衣を纏いし贋作(英雄)の偽物、もう1つは何もかも失くした光の中で復讐を誓い復讐を断ち切りそして、勇者となった1人の青き光の戦士の志を継ぐ者。

 

 

「ほう、姿が変わっただけやなく、身長も声も変わっとるやないか」

 

 

レオナルドは右腕に装着されたナイトビームブレードを展開する。光の刃が煌びやかに輝く、剣を展開すると共に向こうも剣を作り出し走り出す。白と黒と金色の閃光が走り抜ける。ナイトビームブレードの刃先にエネルギーが溜まる。向こうも弓を作り出し不恰好な矢を引く、放たれた矢と斬撃ナイトブレードショットがぶつかり合い魔力を撒き散らしながら消滅する。

 

接近すると剣と剣が、遠距離だと矢と斬撃が、それぞれの力がぶつかる。

 

 

「なんや?魔力反応やて?一体誰やねん?」

 

 

小崎はこちらに転移してくる存在に気付き、離れる。

 

 

赤い魔法陣と共にリアスグレモリー率いるオカルト研究部が現れた。

 

 

「今すぐ戦いを中止しなさ…………ってグレイフィア!!なんで此処に?!!」

 

 

「ほお、わいに指図するとは生意気やな」

 

 

 

小崎は転移してきたリアスグレモリー達に作り出した無数の剣を射出する。

 

 

彼女達はいきなりの不意打ちに目をつむってしまう。だが、いつまで経っても衝撃が来ないことに目を開けると、

 

 

 

「ぐぁぁぁぁぁぁ!!!!ぐッ!!…………」

 

 

青い鎧を纏った男がその攻撃を代わりに全て受けていた。容赦なく降り注ぐ剣の雨に鎧を纏っていたとしても殺せない衝撃が彼を襲う。

 

 

「おいおい、おまんは馬鹿か?なにこいつらの為に身を張る必要なんて無いんやで」

 

 

攻撃がやんだ時には彼は膝をついている。だが、彼の目の炎はまだ消えちゃいない。

 

 

(奴が慢心した今だ!!)

 

 

ナイトビームブレイドで小崎の腕を斬る。飛び散った鮮血が花火の様に躍り出る。

 

 

「ギャァァァアッッ!!わいの腕がァァァァァァァァッッ!!」

 

 

すかさず、右腕を天に上げ拳を作り胸に当てるその腕に左腕を添えてクルッ、と反転させ十字に組む。

 

闇を斬り裂く光『ナイトシュート』が炸裂する。

 

 

小崎はそのままナイトシュートに飲み込まれ爆発四散する。

 

 

 

 

「貴方は………………一体…………………………」

 

 

リアスグレモリーはそんな疑問を投げかけた。その時、突如として空が割れた。中には傘を差した少女、否、怪獣娘バキシムが座っていた。

 

 

「おーい、マスター!!早く帰ろーーーー!!」

 

 

彼は振り返り、彼女達を見ると、

 

 

「俺は………………『ハンターナイト ツルギ』、又の名を『アンノウンハンド』」

 

 

そう言って彼は空の裂け目に飛び上がるが、突如グレイフィアが叫ぶ。

 

 

「待ってください!!私も………………私も一緒に連れて行ってください!!」

 

 

グレイフィアは周りの制止を振り切り、空の裂け目へと飛び上がる。頭にイフを乗せて、

 

 

 

 

 

 

ツルギは伸ばされたその手を……………………掴んだ。

 

 

 

リアス達は翼を出し、飛んできたがリアス達がその場所に辿り着く頃には、砕けた空間の破片がパズルのピースを埋めるかの様に亜空間の穴を塞いだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

どうしよう(−_−;)彼女、グレイフィア・ルキフグスは『有り得た世界』つまり、ifの世界の住人だ。彼女の世界では彼女は死んだ。戦時中、冥界に現れた闇の存在によって滅ぼされた。彼女は命を投げ捨ててまで助けたかった姉に殺されたと言う。

 

 

「だけど、私は後悔なんてしてません。そのお陰で貴方様に出逢えたのですから」

 

 

ハワワワ、天使や大天使がおるで。悪魔だけど、………………うう、なんか目から汗が出てきたよ。

 

こうして、新しい仲間の原作キャラ『グレイフィア・ルキフグスif世界版(これからはグレイフィアFと呼称)が仲間になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おらおら、新入り!!早く茶を持ってこい」

 

 

なんか無駄に威張っているガッツ星人ガルムとお茶を運ぶグレイフィアF、そして、イフの頭を撫でるレオナルド。その横で涎を垂らしながら羨ましそうな目でこちらを見つめるゴモラがいた、可愛い。

 

後、ガタノゾーアには思いっきりお仕置きしないといけない。




次回予告

新章突入!!攫われたブルトンを救い出す為に、冥界に向かう大怪獣軍団!!閉ざされてしまったゲーム会場でリアス眷属たちはどうなってしまうのか!?


次回『閉ざされたレーティングゲーム』


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戦闘校舎のフェニックス
閉ざされたレーティングゲーム


元ネタイトルを探せ、あんまり人気ないから止めようかと考えているこの頃、

前回の元ネタイトルは『復讐の鎧』です


物凄い嫌そうな顔をしているゴモラについて、

 

 

「ちょっと、ゴモラ?何があったの?」

 

 

僕はおもむろに、そして断固たる覚悟を持ってゴモラに話を聞いた。いや、話は聞かなくてもわかる、何故なら何故ならそれは、

 

 

 

 

レッドファイッッッ!!!!!!!

 

 

 

 

赤い帽子のようなものを被った少女『レッドマン』である。

 

レッドマン

赤い通り魔とも呼ばれ、通りかかる何の罪も無い怪獣を殺し、更に既に死んでいるとわかる怪獣に槍を突き刺したり崖から落としたりと死者に鞭打つ行為を清々しくやってのける惨殺戦士である。

 

最初は軽い気持ちだった。もしもヒーローが作れたら、と甘い考えで創ってみたら、赤い通り魔が現れた。

 

ごめんね、ちゃんとお話はしておくから、そんなに怯えないで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっと!!ライザー貴方ッ!!」

 

 

「クソッ!!なんなんだよッ!!」

 

 

リアス・グレモリーの婚儀をかけた決闘で、ライザー・フェニックスは人間界で見つけた少し小太りの少女、彼女を誘拐しその能力を使いレーティングゲームの切り札としようとしたが、少女は恐怖で能力を暴走させレーティングゲームの空間を歪めてしまった。

 

更に、多くの魔物がねじ曲がった空間を通ってやって来ている。

 

 

「どうするんですかッ!!部長ッ!!」

 

 

魔物に囲まれ、身動きが取れなくなったグレモリー眷属とライザー、外部との連絡も取れず

 

 

「あの女の子をどうにかしなくちゃいけないわね」

 

 

泣く少女を泣きやませようと魔物たちを蹴散らして少女の元へと向かう。だが、空間を捻じ曲げられ思うようにたどり着けない

 

しかも、召喚される魔物は上級悪魔でも手を焼く程の強い魔物ばかりだ。

 

例えライザーが不死身であったとしても、体力を削られいずれは倒れるであろう。

 

 

 

 

場合によっては最強の能力を持つ存在、『四次元怪獣 ブルトン』

 

 

 

 

「ヒック……………うっく…………………ふぇぇぇぇぇん……………………ヒック……………ヒック…………………………」//////

 

 

ライザーをゴミを見るような目で見るグレモリー眷属、犯罪者野郎にかける慈悲は無い。

 

 

「最低ね」

 

 

「社会のゴミですわ」

 

 

「………2度と私の目の前に姿を見せないでください」

 

 

「ライザー君、上級悪魔失格だね」

 

 

「えと、あの、死ねば良いと思います」

 

 

「ライザーてめえ!!あんな可愛い子を誘拐するなんて!!なんて羨m『……イッセー先輩、2度と喋らないでくださいこの豚野郎』ガバァッ!!!!」

 

 

 

言いたい放題に言われ、少し涙目のライザー。だが、現実は非情である。

 

 

ガォォォンッ!!!!

 

 

鳥型魔物の爪がライザーを襲う、ライザーだけ滅多打ちにされリンチにされてしまう。

 

しかもなんという事だろう、歪んだ空間からミサイルが飛んできた、そのミサイルは全てライザーに直撃しライザーをボロボロにする。

 

 

「ちくしょうッ!!ガキがッ!!ぶっ殺してやる!!!!!」

 

 

ライザーは炎をブルトンに向けて放つが炎はブルトンに当たる寸前で、歪んだ空間の中に吸い込まれてしまう。そして、その炎はグレモリー眷属の戦車小猫に当たる。

 

 

『リアス・グレモリー様の戦車、リタイア』

 

 

小猫は強制的に転送されてしまう。しかも、その転送先はブルトンによって何処か別の場所へと変えられてしまっている。

 

 

「小猫ッ!!ライザー貴方!!よくも小猫を!!」

 

 

文句を言おうにも、歪む空間からの悪意なき攻撃に、晒され騎士、僧侶とやられていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、魔王たちの方でも、リアス達の救出に力を入れていた。

 

 

「どうだ、アジュカ」

 

 

「駄目だな、あの娘の空間支配能力は超越者並みの力を持っている。今の私達には彼女を止める事は出来ない。それに、中へ入れたとしても空間の歪みで見ている風景とは異なる空間に放り出されるかもしれない。攻撃にしたって、空間を歪めて別の場所へと攻撃を誘発されてしまっては、彼女にダメージすら与えられない、しかも僕達もその異空間に閉じ込められてしまっていたんじゃ、手の打ちようが無いよ」

 

 

アジェカの力『覇軍の方程式』ですら通用しない異空間に閉じ込められた彼らもまた、同じ鳥かごの中の鳥であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んじゃ、今からブルトン救出に向かいますか」

 

 

一方、人間界では、ブルトン救出の為に選ばれた精鋭が動き出していた。




次回予告

囚われたブルトンを救出する為、マガ一家と共にレーティングゲーム会場へ!!新たな力を手に入れたレオナルドはブルトンを救えるか!!?


次回『出動!!ブルトーンキューシュツ作戦』


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出撃!!ブルトーンキューシュツ作戦

あー、あー、あー、テースートーベーンキョーウーメーンードークーサーいー

マッスル化×マッスル化×マッスル化

俺がマッスル化!!


前回のあらすじ

 

 

悪魔 ライザーフェニックスに攫われたブルトンを助ける為、結成された特別チームが冥界に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他のみんながリタイアしてしまい、俺ことイッセー、リアス、朱乃さん、木場、ライザーが残された。ライザーは既にリタイア寸前だけど、

 

 

「どうしましょう部長、彼女に近づけませんよ」

 

 

「そうね………………………でも、どうにかしないと、お兄様も助けに来てくれるはずだし」

 

 

愚か、サーゼクス達ですら身動きが取れないでいるのに。

 

 

バギィンッ!!

 

 

ガラスが割れた様な音が聞こえたと思ったら、空に穴が空いた。アレはバキシムが空間を破った時にでる4次元空間、という事は、エドさんの仲間が助けに来てくれたのかッ!!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おーい!!ブルトーーーン!!どこだーーーーー!!」

 

 

全く、ブルトンの奴…………………遠出するなら一言言ってくれればいいのに、おーいブルトーーーンどこー!!

 

魔物の軍団が押し寄せてくる。ブルトンが呼び出した物だろう。今回は、ブルトン救出ともう一つ事情がある。

 

新たな新兵器の稼働テストの為である。

 

 

「…………………………シャワッ!!!!!」

 

 

腕のリングを掲げると装甲が出現し、それが体に装着されていく。

 

 

ウルトラマン型次世代試作強化装甲スーツ

 

 

通称………………………………………『ベリアル』

 

 

 

 

『行くぜ、全部ぶっ壊してやる』

 

 

ギガバトルナイザーを取り出し、魔物を攻撃する。ギガバトルナイザーの先端から高エネルギー弾を発射しながら殴りつける。

 

一撃で粉砕される魔物達、更にエネルギーウィップを出現させ、周りの魔物を一掃する。更に追い打ちとばかりにベリアルジェナサンダーを巨大なドラゴンに向けて放つ。そして、爆発四散するとともに辺り一帯を更地にしてしまった。

 

ベリアルに変身したった数分で殲滅された。

 

 

 

『……………これが、『ベリアル』の性能か………しかもまだこの先があるなんて』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベリアルの性能結果 予想以上、たった一撃で化け物を倒せる攻撃力、人外を凌駕する程のスピード、強固な装甲、全てを元のウルトラマン型強化スーツを上回っている。

 

更には、このスーツの使用により、他の怪獣(・・・・)の力を最大限にパワーアップできる。

 

 

以上の事からベリアルの性能は最高のものとなり、これからの戦闘データを使い更に強化すれば超越者や無限の龍神、はたまた黙示録の獣すらも凌駕できる力を会得できるだろう。

 

 

 

我々はその力の事をこう呼ぼう、

 

 

 

 

『カイザーベリアル』と、

 

 

 

 

そして、その力を我が主が手に入れた時、世界は我が主の力にひれ伏すであろう。しかし、我が主がそれを望まぬことも検討はつく。

 

世界を支配しなくとも我が主は偉大であるという事に変わりはないと、記しておこう。

 

 

 

愛すべき主へ捧ぐ

 

 

 

 

ヤプール研究日誌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻、レーティングゲーム会場、西方面

 

 

 

「マスターが試作型スーツを使った様です」

 

 

鳥の様な美しい姿をした女性『マガバッサー』がそう告げる。

 

 

「う〜ん、じゃ〜あ〜思いっきり〜暴れても〜いいんだよね〜」

 

 

魚の様な女性『マガジャッパー』が言う

 

 

「では、ミッションを開始します」

 

 

鋼鉄の龍の様な女性『マガグランドキング』が構える。

 

 

「全てを燃やし尽くしてやる」

 

 

炎の化身のような女性『マガパンドン』が炎を体に纏わせる。

 

 

「………………ゼットン」

 

 

魔王の力を手に入れたゼットン『マガゼットン』

 

 

 

「どうします?お母様」

 

 

「マミー!!」

 

 

「イエス・マイ・マザー」

 

 

「母上!!」

 

 

 

 

 

 

「あんた達!!決まってんだろ、………………………………………思う存分暴れてきなッ!!!!」

 

 

オカン、もとい最強の魔王獣『ママオロチ』………いや『マガオロチ』、全てを滅ぼす最強最悪の怪獣が降臨した。

 

 

 

あれ?これブルトンの救出だよね?

 

 

 




次回予告

ドガァァァァァァァアンッッッッッ!!!!!!!!


ラーラーラーラーラーラーラーラー♪(悲しいメロディ)


フハハハハハハハハハハハ!!!!



次回『黒き王の覚醒』


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黒き王の覚醒

ガシャットギアデュアルβとオーブスラッシャーを買いました。反省も後悔もしていません。


サーゼクス魔王達は驚愕していた。異空間と化したレーティングゲーム会場に突如として現れた黒き戦士、その戦士の恐ろしい程の強さで魔物達を殺していった。

 

そして、それに便乗して黒き戦士について来た女性達が暴れる。彼らの目的は誘拐された空間を歪める少女だろう。

 

 

 

「災害級の力を持った彼女達にそれを統一する黒き戦士、これがリーアが言っていたアンノウンハンドと言う者達か……………………………」

 

 

 

圧倒的過ぎる。彼らが敵となれば………………………………想像しただけで恐ろしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「一通りは片付いたな……………?」

 

 

周りを見ると、魔法陣が複数展開されていた。そこから禍々しい翼の生えた人達が沢山出てきた。え?何ッ!!?どゆこと??

 

余談だが、彼らはブルトンが歪めた空間の法則を見つけ、変動していない空間を見つけてそこに空間移動して来たのだ。

 

悪魔達は淡々とこう言う。

 

 

「貴様を殺し、あの女どもを我々、悪魔の物はすれば、悪魔の繁栄は絶対なものとなるッ!!」

 

 

「くくく、それに見た目も良い、夜のお楽しみにもしてやれるしな」

 

 

 

独断で勝手に行動する上級悪魔達、手を出すな!と魔王に言われた言いつけを守らず愚かにもこの場へとやって来た。

 

彼は悪魔達は自分達の私欲の為に大切な家族である彼女達を襲うつもりなのだと理解した、そして、理解と共に怒りが込み上げてきた。

 

そんな事は絶対にさせないッ!!心の中の罪悪感というリミッターが外れる。漆黒のオーラが湧き出て、やがて体全体を飲み込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全てが真っ暗な世界、漆黒の精神世界でウルトラマンスーツベリアルを来たレオナルドと向かい合う漆黒の巨人『ウルトラマンベリアル』

 

 

「あの日、僕が死んだ時、俺の魂の中に入り込んで来た別のものがあった。そして、前世と性格が変わってしまった。最近じゃ、言葉遣いも荒くなって来てるし、どんな事にも驚かなくなって来た」

 

 

「最初は驚きのせいで感覚がおかしくなってたと思ってた。だけど、本当は違ったんだ、お前が僕の魂と同化した事が原因だった、そして、時が経つにつれて、俺とお前の魂は一つになろうとしている」

 

 

「今だって、一人称が僕と俺の中間地点になってしまっている。何故、お前と僕の魂が混ざってしまったかは分からない。そして何故、俺はレオナルドの体に憑依してしまったのか?それも……………………………だが、今は時間が無いから単刀直入に言おう

 

 

よこせ、お前の全てを……………………………お前の力も、闇も、復讐心も、全てを」

 

 

『クックック、何処までも強欲だな………………………………良いだろうくれてやる、俺の全てをなッッ!!!!』

 

 

僕の、いや俺の体の中にベリアルが入り込んでくる。ズブズブと音を立てながら、俺の細胞の一つ一つが奴と融合していく。自分が別の物に置き換わっていく。不思議と恐怖は無かった。

 

俺が転生したのも、ベリアルの所為だったのだろうか?そんな事はどうでもよくなった。昔から難しい事を考えるのは嫌いだ。

 

 

全てぶっ壊してやる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーラの中から、飛び出して来た。ギガバトルナイザーの先端を悪魔の1人の腹に思いっきり叩き込む。倒れた悪魔の腹を足で踏み潰す。

 

紫色の髪の悪魔が魔力のスフィアを作り攻撃してくる。他の悪魔も炎や氷を魔力で生成し攻撃してくる。

 

近くに居た悪魔を盾にして防ぐ、その盾を投げつけギガバトルナイザーを大きく振るう。ベリアルデスサイズのエネルギーの刃が全てを薙ぎ払う。

 

更に、ベリアルジェノサンダーを天に撃ち、敵に降り注がせた。逃げようとする悪魔はベリアルウィップで拘束し、地面へと叩きつける。

 

 

 

『テメェらッ!!真面目にやれッ!!………………つまらんぞ』

 

 

圧倒的な暴力の嵐に壊滅させられた残った上級貴族の悪魔は恐怖し腰を抜かしていた。

 

彼はその悪魔の首を掴み持ち上げる。そして、その首の骨を折る。ゴキリッ!!と嫌な音と共に悪魔は死んだ。

 

 

 

 

 

 

この日、黒き王が覚醒した。

 

 

 




次回予告

王の力に覚醒したレオン、暴走するマガ一家、無事に家に帰れるのか!!?


次回『脱出-エスケープ-』


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脱出ーエスケープー

久々の投稿ナウ


「ヤプールッ!!…………大変なことになったッ!!」

 

 

レオナルドがベリアルと一体化し完全に覚醒した時と同じ頃、レオナルド邸の異空間秘密基地にてウルトラマン型次世代強化装甲スーツ『ベリアル』のデータを取っていた時の事、

 

 

「どうしたの?そんなに慌てて」

 

 

「これを見てくれ…………………………」

 

 

と言って、見せたのはレオナルドのスーツとのシンクロ率である。通常、彼とスーツのシンクロ率は63.5パーセントと高めの数値である。だが、今のデータではシンクロ率、96.9パーセントオーバーを記録している。

 

 

 

「これはッ!!…………………こんな数値はあり得ないッ!!」

 

 

 

この数値は本人とスーツ自体が一体化していると言っても過言ではない。しかも、本人の能力値を上回るデータが送られて来た。映像にもとうてい人間には無理な動きをしながら、敵の悪魔や魔物達を殺していく。

 

後、それに便乗して勝手に暴れまわる魔王獣達、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「終わったか」

 

 

ギガバトルナイザーを肩に体が急激に成長したレオナルドは あ、と思い出したように

 

 

「そういえば、俺たちブルトンを救出に来たんだよな」

 

 

俺?俺の一人称は僕じゃなかったか?まあいい、さっさとブルトン探して帰るか、

 

と、周りを見渡すと大惨事になっていた。巨大な竜巻に、地割れ、汚水に火事、クレーターと地獄のような光景だった。

 

 

「………………早くブルトンを探してやろう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アハハハハハッッッ!!!!!全部吹き飛んじゃえ!!」

 

 

竜巻を起こしながら暴れまわるマガバッサー、その光沢とした顔とは裏腹に竜巻が全てを切り裂き呑み込む、

 

 

(力が、力が湧いてくるわ!!こんな清々しい気分は初めてよ!!最高にハイってやつだわ)

 

 

すると突然、マガバッサーの体が光り輝き球体となって何処かへ飛んで行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あひゃひゃひゃ!!お水遊び〜〜〜♪」

 

 

辺り一面を臭気が覆いつくし、木々は枯れ果て地面は腐っていく。マガジャッバの体から出る強烈な匂いが全てのものを腐らせていく

 

 

「すご〜い♪すご〜い♪なんだかやる気がモリモリ出てくる〜〜〜♪」

 

 

今までで1番強烈な臭気を放とうとしたその時、マガジャッパが光となって消える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「排除します、我々に刃向かう全ての生命体を排除、排除、排除、排除」

 

 

地面を砕きながら、ビームで周りを薙ぎ払っていく。マガグランドキングが歩くたびに地面が揺れ、大地が盛り上がる。

 

 

「全性能の高上を確認、何故我々の力が突然上がったのでしょう」

 

 

マガグランドキングの最高最大のビームが放たれようとしたその時、光となって飛んで行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「燃える、燃える!!燃えたぎってくるッッッ!!!!!!!!!!」

 

 

森も地面も全て赤い炎で焼き尽くされて行く。太陽の化身と化したマガパンドンが焼き尽くそうとする。

 

 

「力がみなぎってくるぜ!!燃え尽きろッ!!地球ッ!!」

 

 

マガパンドンの熱が更に上がろうとしたその時以下略

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゼットン…………ピポポポポ………………………………」

 

 

辺り一面を更地に変えてマガゼットンは中に飛び上がる。この世界に終止符を打たんと一兆度の火球を放とうとする。

 

 

「ゼットン……ピポポポポ…………………ゼットン…………」

 

 

しかし、放つ前に光となったレオナルドのいる方角へと向かって行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラどうしたどうしたどうしたどうしたどうしたどうしたどうしたどうしたッ!!?」

 

 

雷を辺り一面に振らせ、破壊と暴力の嵐を生み出すマガオロチ。身体中から電撃が迸っている。

 

 

「これが、私と旦那の愛の力ってやつよ!!愛の力の前に滅びなッ!!」

 

 

マガオロチもまた、光となってレオナルドの所へと向かって行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっと、全部回収できたな。さて、

 

 

「一緒に帰ろう、な、ブルトン」

 

 

そう言うと、空間が歪みそこからブルトンが走って来た。

 

 

 

「うぇぇぇぇぇん!!!!おにーちゃあーんッ!!ごわがっだよぉぉお!!」

 

 

「よしよし、早く帰ろう。みんな待ってるから」

 

 

「ゔん!!ぐずっ、一緒に帰る!!」

 

 

レオナルドはバトルナイザーの中にブルトンをしまい、待機していたバキシムに空間の穴を開けさせこの場から消えた。




次回予告

次回はレオナルド家の平和な日常を描くよ

次回『怪獣は何故戦うのか?』


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怪獣は何故戦うのか?

 

ん?眼が覚めると、何時もより周りに違和感を感じる。見渡しても何も変化した所は見られない、しかし自身の姿を見て思い出した。

 

 

(そう言えば俺、ベリアルと一体化して身長が伸びたんだよな)

 

 

あの後、怪獣達から特にヤプール達に色々と尋問された。人体実験などは逃れる事は出来たが、あのままだったら何をされて居たかわからない。しかし、ウルトラマンと融合するだけでここまで変わるとは思いもしなかった。名前も、レオナルドから『レオン』に変えてバレないようにしたし、

 

 

「んー!!と、朝でも食べよう」

 

 

今日の朝ご飯は何かなっと、あれ?みんなリビングに揃って居た何事ぞ?

 

 

「おーい、どうしたんだ」

 

 

「あ、マスター!!見て見てッ!!」

 

 

ミクラスに呼ばれてテレビを見る。そこには、

 

 

 

『怪獣娘 ウルトラ怪獣擬人化計画』

 

 

と、タイトルが乗ったアニメがやって居た。

 

 

「な、な、な、な、な、な、なんじゃこりゃァァァァァァァァッッッ!!!!!!」

 

 

 

俺の絶叫が木霊する。デスシウム光線もビックリのこの威力、膝からガクリ、と崩れ落ちる。円谷プロさん………………そこまで追い詰められてしまったのですか?

 

いや、まあこの作品出来た当時にはこの計画PV見て書き始めましたけど、まさか本当にアニメ化するとは……………………てっきり東方projectみたいな感じになると思ってた。

 

ゴタゴタしてても仕方ないのでアニメを見ることにした。主人公はアギラ、ミクラス、ウィンダムの3人で怪獣の魂が入り込んだ人間が怪獣の魂を使って変身して平和を守るお話らしい。SDキャラなのでギャグ路線なのかなと思って居たらゼットンが出てきたり中々、と言うか本音を言うと凄く面白かった。

 

そう言えば、俺はベリアルと融合してるけど俺も怪獣娘の部類に入るのか?いや、男だから怪獣男?怪獣少年?ウルトラマン少年か?

 

考えるのもめんどくさいからみんなと一緒にウルトラマンを見て楽しんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「エドッ!!貴方の仲間のおかげでレーティングゲームはめちゃくちゃよッ!!」

 

 

リアス・グレモリーはエドに問い詰める。あの後、レーティングゲーム会場は破壊され探索に出た上級悪魔達も行方不明となった。

 

 

「滅茶苦茶になった?それは良かったじゃないか、君はあのゲームに人生をかけて居たのだろう?なら、君は助かったと言う訳じゃないか良かった良かった」

 

 

エドはにこやかに笑いながら祝福した。それに、と付け足して、

 

 

「アレは君ら(悪魔達)の自業自得じゃないか。ライザーフェニックス、彼が私達の仲間に手を出さなければこんな事にはならなかった。君たちの救出に出向いた悪魔達もさ、彼らが手を出さなければ死なずに済んだものを…………………………………………後は、運が悪かったと思ってほしい。なんせ出向いたのがあの『魔王獣』達だったのだからね。ま、冥界が滅ぼされ無かっただけ儲け物だと思ってくれたまえ」

 

 

無責任な、と言ってももはや後の祭り、起きてしまったものはどうしようもない。

 

 

「ああ、それと…………………………君たちと私達は協力関係(・・・・)だ、決して君たちの仲間ではない、君たちが不穏な行動をとれば我々はすぐに君たちとの協力関係を取りやめる。つまり、君たちを裏切ると言う事さ」

 

 

「そんなッッ!!」

 

 

「君たちが不穏な行動を取らなければそんな事は無いさ」

 

 

と言って、紅茶を飲む。まるで見えない牢獄の中に閉じ込められた気分だ、何故なら彼らは気が向けばすぐさま世界を滅ぼせる程の軍力を持っている。

 

 

(さぁて、彼女達はどう出るのかな?ふふ、この勝負、勝つのは切り札を持つもの)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハックシュン、誰かが噂でもしているのか?」

 

 

机の中で紅い龍のソフビが怪しく光る。それだけじゃ無い。周りにはそれ以外にもユニコーンや雪男など様々な獣達の人形が怪しく輝いて居た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真っ白な空間

 

 

 

マズイ…………………………コレデハ、セカイガ………イヤ………………スベテノジゲンガ、キキニサラサレテシマウ………………

 

ダガ、イマノワレワレニハ、テヲダスコトガデキナイ……………………………カレニ、マカセヨウ…………………アラタナル チカラ ヲ アタエル

 

 

 

 

 

タノンダゾ、ショウネンヨ




次回予告

一波乱終わったオカルト研究部に迫り来る、生徒会!!一体どうなる!!

次回『ファーストコンタクト』


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月光校庭のエクスカリバー
ファーストコンタクト


「イッセー、これから使い魔を捕まえに行くわよ」

 

 

「え、使い魔……ですか?」

 

 

リアス部長の唐突な言葉から、今回の壮絶な物語は始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの、部長使い魔って何ですか?」

 

 

「使い魔はね我々、悪魔の代わりに偵察や仕事をしてくれるパートナーのようなものよ」

 

 

「分かりやすい風に言えば、ウルトラセブンのカプセル怪獣やウルトラマンメビウスのマケット怪獣みたいなものさ」

 

 

エドさんが分かりやすく説明してくれた。

 

 

「因みに私の使い魔、では無いが私の可愛い可愛い妹兼ボディガードを紹介しよう」

 

 

シュウィッン!!

 

 

フォンフォンフォンファン

 

 

「………………ピポポポポ……ゼットン」

 

 

宇宙恐竜ゼットンだ。

 

 

「え、ゼットンさん!!」

 

 

「なにィィィィッ!!!!ゼットンだとぉぉぉぉ!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゼットンさん、あの時はありがとうございました。貴女のお陰で助かりました、何とお礼を申し上げればいいか」

 

 

「……………………ピポポポポ………気にしないで」

 

 

「うおッ!!!!ゼットンちゃんが喋った……………………だとぉぉぉぉ!!!!」

 

 

「なんでエドさんが驚くんですか……………………」

 

 

トントン、オカ研のドアをノックする音が聞こえた。

 

 

「はい、どうぞ」

 

 

ドアを開けて入って来たのは生徒会長達だった。

 

 

「あッ!!あなた方は!!」

 

 

「初めまして私は生徒会長、そしてシトリー家次期当主『ソーナシトリー』です」

 

 

駒王学園生徒会長 支取 蒼那いやソーナシトリーは眷属を引き連れこのオカルト研究部にやって来た。

 

 

「この学園に他にも悪魔がいたなんて…………………………」

 

 

「リアスさん僕たちのことまだ教えてなかったんですか?と言うか、俺たちに気づかないこいつもどうかと思うけど」

 

 

「やめなさい匙、私達はお互い干渉しない事にしているの。兵藤君が知らなくて当然です」

 

 

ソーナ生徒会長が匙を咎める。グレモリーは夜のそしてシトリーは昼の学園をそれぞれが代わり番こで担当している。

 

 

「へー、シトリー眷属ね」

 

 

こんな時でも優雅を忘れないエドさん。その横で羊羹を食べているゼットンさん。

 

 

「…………………………貴女が噂の」

 

 

「どう言う噂かは知らないが、私の名はエド、人間がゼットン星人と呼んでいたものの紛い物さ」

 

 

紅茶を置き、自己紹介する。

 

 

「そして、こちらがゼットン、私の妹でも有りボディガードさ」

 

 

エドさんは生徒会長と話をして握手をした。

 

 

「最後に言わせてもらうが、我々と君たちは協力関係であって仲間では無い。君たちが私達を裏切るような事をすれば、我々は君を消さなければならない。そこの所をご理解いただきたい」

 

 

エドは宣戦布告とも取れる言葉と共に少しばかし挑発をかけた。

 

 

「なんだとッ!!」

 

 

案の定、匙が引っかかった。

 

 

「仕方ないさ、我々は仲間になった訳では無いのだからね。むしろ君たち悪魔は要注意しなければならないのだから仕方がないのだよ。リアスさんのご結婚の話で仲間が1人誘拐されてしまった訳だし」

 

 

エドさんは次々と論破していく。俺にはまるで、生徒会長達の足場がどんどん崩されていき最後は崖っぷちに追い詰められていくように見えた。

 

 

「ああ、それと君たちが我々に勝とうなどと思わない事だ。今の君たちはゼットン1人で容易に葬れるのだからね」

 

 

エドさんの後ろで強烈な殺気を出しているゼットンさん、さすが、ゼットンさんと言うべきだろう、ウルトラマンを殺した実力は伊達じゃないと言う訳だ

 

 

「更にゼットンには後、5段階先がある」

 

 

何処のフリーザ様だ!!と言いたくなるが実際、ファイヤーゼットン、EXゼットン、ハイパーゼットン、マガゼットン、ゼットン変異種

 

 

その他にも様々な強化体が存在する。

 

 

「今後とも友好的に行こうじゃないか」

 

 

と言ってエドさんは見た事もない機械を取り出し、

 

 

「使い魔の森に行くのだろう。なら喧嘩などせず仲良くみんなで行こうじゃないか」

 

 

天使のような悪魔の笑顔のエドさんと共に俺たちは光に飲み込まれた。




次回予告

使い魔を捕まえに生徒会と共に使い魔の森に向かったグレモリー眷属!だが、そこには恐ろしい森の支配者が!!

次回『虹の怪物魔境』


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虹の怪物魔境

気がつくと、見知らぬ森の中に俺たちは居た。空は紫色で目の前には某携帯獣を使い戦う主人公の様な男が立っている。

 

 

「よう、俺の名はザトゥージ。使い魔マスターを目指してるんだぜッ!!俺にかかればどんな使い魔も即日ゲット、よろしく」

 

 

使い魔ハンターのザトゥージさん、彼はエドさんとは知り合いで今回、全員でできる様に手配して貰った様です。

 

 

「で、どんな使い魔を要望だい?強いやつ?かっこいいやつ?それとも毒を持ってる奴?」

 

 

この森は冥界にある森で様々な魔物達が住んでいるらしい。だが、

 

 

「最近、この森がおかしくなっちまってるんだ。行方不明になった魔物達や突然凶暴化する魔物、見たこともねえ魔物まで現れやがる

 

これも、この森の主、五大龍王の1人、ティアマットが消えちまってからだ」

 

 

ザトゥージさんの話ではこの森の主、ティアマットが突如として行方不明となり、その日からこの森に奇怪な事件が起こる様になった。

 

ザトゥージさんの不安をよそに俺たちは使い魔探しに向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

ガチバトルするむきむきウンディーネを目撃した俺は夢を一つ壊された。

 

 

 

 

 

 

 

「お、見ろラミアがいるぜ」

 

 

これまたむきむきのラミアが現れた。げっそりする。もう駄目夢を壊さないで、

 

匙も同じ事を考えて居たらしくげっそりしている。だが、

 

 

バグンッ!!

 

 

いきなりラミアの姿が消えた。一瞬だった、いきなり消えたのだ。木場は

 

 

「今、何かがラミアに襲いかかったんだ。騎士の僕でも捉えられないなんて」

 

 

円陣を組んで周りを警戒する。ラミアを一瞬にして消した敵が次は俺たちを狙いかねないからだ。

 

 

 

ガサガサ、

 

 

向こう側で何かが動いた。その方向を向く、そしてそいつは出てきた。

 

 

灰色の髪の毛をし、帽子を被る少年のような少女、しかし、おかしいのは背中から膜の様な翼が出ている事だ。

 

じゅるり、と舌舐めずりしてこちらを見てくる。一瞬にして少女が消える。すると後ろの方にいるラミアが少女に掴まれて居た。少女は膜の様な翼を広げ、ラミアをバクリとだべた。

 

モグモグ、音を立ててラミアを食べる。

 

 

 

 

俺はその光景に見覚えがあった。

 

 

「ボガール………………………」

 

 

 

高次元捕食体ボガール、ウルトラマンメビウスにて惑星アーブを滅ぼし、サドラ、グドン、ツインテールなどの怪獣を捕食した怪獣。

 

圧倒的な食欲で全てを食らう、一時期ウルトラマンメビウスですら捕食しようとして居たほど。

 

 

しかし、ボガールはニヤリと笑ったきりそこから姿を消した。

 

 

 

 

そして、ボガールが消えた後、魔物たちが俺たちの事を囲んで居た。ボガールに命令されたのか、その目には恐怖の色が浮かんで居た。

 

 

 

ズドォォンッッッ!!!!!

 

 

紫色の雷が降り注いだのは、その後直ぐだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私の実験場にいらっしゃい、グレモリー眷属、シトリー眷属」

 

 

エド、ちゃんと連れてきたみたいね。さて、彼らのデータを取らせて貰うわ。しかし、こんな所でボガールが現れるなんてくだらないあの子何を考えているのかしら?しかもあの紫色の雷、虚無の娘じゃない。

 

 

「何を考えているのかしら?………………いいえ、あいつは何も考えて居ないわね。何故なら彼女は虚無なのだから」

 

 

ヤプールは席を立つと倉庫の方に足を進めた。倉庫の中には様々な機械が並んで居た。

 

 

その中でも異様な白いロボットが立って居た。

 

 

「貴方の性能も確かめて見たいしね」

 

 

白き正義、歪んだ正義を持ち全てを破壊するまさに宇宙の救世主、

 

 

 

 

 

 

 

 

ギャラクトロン、

 

 

 

 

 




次回予告

襲いくる恐怖、迫り来る絶対的捕食者、狩るか狩られるか、生き残る事は出来るのか!!

次回『絶対の捕食者』


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絶対の捕食者

紫色の雷、ダークサンダーエナジーの影響により凶暴パワーアップした魔物達が襲いかかってきた。しかも、一体を弱らせるとボガールが突然現れその弱らせた魔物を喰らいまた居なくなる。

 

そして、また新しい魔物を連れてくる。この繰り返しだ。

 

 

「リアス!!これではキリがないわッ!!」

 

 

ソーナが叫ぶ、だんだんと追い詰められていくグレモリーとシトリー、ザトゥージさんのビーガ獣がやられてしまった。

 

ビーガ獣を使い魔ボールなるものに戻す。

 

 

「ゼットン、行け」

 

 

エドさんの一言で、ゼットンさんは動き出した。ゼットンの圧倒的パワーで殴られた魔物は一撃で粉砕される。

 

 

光弾を放てば一瞬にして体を貫通し体内で爆発、ボガールはこれでは自分が食べる事が出来ないと思い、そこから離脱する。

 

数分してモンスターハウスが治るともう魔獣達はやって来なかった。やはり、ボガールが引き寄せたものだったのだろう。

 

 

「………………………ねえ、エドさん………あの怪獣は貴方の仲間なのよね?何故、攻撃してきたの?」

 

 

「考えられることは一つ、腹が減っていたのだろう」

 

 

「俺たちはあいつの食いもんだって言うのかッッ!!」

 

 

イッセーが激怒する。

 

 

「我々怪獣達は基本、自由に行動している。好きな時に好きに暴れ好きに食べる。ただ、制約はある。人間には正当防衛以外で攻撃をしてはいけ無い、とな」

 

 

まさに手綱の無い暴れ馬、闊歩する暴力、そして、マスターが見てい無い場所で人間には手を出してはいけ無いと言うだけで、悪魔、それも誰も見ていない場所でなら人以外なら手を出しても問題ない。そう言うことだ。

 

 

「あいつらはお互いに手を組んで魔物達を襲っていたのだろう。その縄張りに我々が入り込んでしまったのだろう。生命力の強いものに対してボガールが魔物達を率いてダークサンダーエナジーで魔物を強化し戦わせ弱った魔物からボガールが食う、そして、残ったもの達をグリーザが食らう」

 

 

なんと考えられた作戦だろう。一度に大量の食糧を得られ、自分は見ているだけでいいのだから。

 

 

「この付近への立ち入りを禁止した方がいい、我々には奴らをどうにかする事は出来ないからな」

 

 

 

 

 

 

 

ゴワァァァァッッ!!!!!ギャァァァァァンッッッ!!!!!!!ガァァァァァァァッッッ!!!!!

 

 

 

突如、叫び声をあげ、三体の見慣れない魔物が現れた。身長2メートルの怪物いな、怪獣が、いや怪獣では無い怪獣を超えた超生物、超獣が現れた。

 

 

巨大な緑の蛾の様な超獣『蛾超獣ドラゴリー』

 

 

蟻地獄を生み出す人食い超獣『大蟻超獣アリブンタ』

 

 

凶悪な武器を持つ殺し屋『殺し屋超獣バラバ』

 

 

 

 

三体の超獣はある一点を見つめていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふ、ギャラクトロンの実践には少々足りない気もするが、まあ、大丈夫だろう。ん?アレはエドか、………………………なら奴らにもギャラクトロンの性能を十分に見せてやろう。やれ、ギャラクトロン!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空が割れ、中から白い機械の龍が落ちてくる。龍神の様な姿でまるで救世主の様な存在感を持つソレは、赤い光を放ち起動する。

 

 

白き最厄の機械

 

暴走した正義(シビルジャッジメンター)ギャラクトロン

 

 

一瞬だった、その白い機械の龍が目から赤い光線を放つとその光線はアリブンタにあたり、魔法陣の様な模様が現れたかと思うと爆発を起こし粉々に粉砕される。

 

 

そして、そのことに気づく前に頭の後ろに付いているアーム、ギャラクトロンシャフトでバラバを掴み上げ、右腕の手でドラゴリーを掴み、左腕のギャラクトロンブレードで突き刺し殺す。

 

一瞬にして、殺される三体の超獣、そして、ギャラクトロンシャフトを天に掲げ、巨大な魔法陣を展開する。

 

 

エネルギーがチャージされて行く。そして、メビウスの輪を多数描きながらそれを一点に集めビームを発射する。

 

 

キュィィィンッッ!!ビィィィィィィッ!!

 

 

放たれた光線は数キロ先を表土へと変えこちらに向き直る。

 

 

 

 

 

すると、ギャラクトロンシャフトがアーシアを掴むと耳からコードの様なものを侵入させる。

 

 

 

 

『この世界の解析は完了した』

 

 

アーシアから発せられた機械質の声が使い魔の森に響き渡った。




次回予告

それは正義か悪か?戦場に降り立つは白き過剰正義、愛情が愛憎に変わるとき、破滅への審判が下される

次回『暴走する愛憎』


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暴走する愛憎

「あれ?なんだコレ?」

 

 

目の前に置いてある黒いリング状のアイテム、またヤプールあたりが作ったのだろう。と、予想し隣の説明書を読む。

 

 

「えーと、何々、使用方法、ダークリングに怪獣カードを2枚以上読み込ませトリガーを引く事により怪獣を融合させる事ができる、か」

 

 

怪獣カードってのはこれか。

 

 

《ゼットンッ!!》

 

 

《パンドンッ!!》

 

 

2つの力!!今一つにッ!!

 

 

トリガーを引くと、リングが光り出しその眩しさにダークリングを手放してしまう、光りは突如、空へと舞い上がり消えてしまう。

 

 

「な、何だったんだ?ありゃ??」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、数時間前………………………

 

 

 

『この世界の解析は完了した。ヤンデレ、監禁、独占欲を理解した。我がマスターの為に邪魔者全てを消す。

 

 

別の世界でもそうして来た様に邪魔者全てを始末する。つまり、この世界のリセットする。

 

それが我が愛、我が正義』

 

 

 

シビルジャッジメンター・ギャラクトロンの体が光り輝く、体が縮み、装甲が白いアーマーとなり、頭の後ろのギャラクトロンシャフトは青いポニーテールの髪となり左目には赤色のバイザーが付けられてある。

 

 

一見すれば、1人の美しい少女の様に見えるが、その目には光が灯っておらず、不気味にこちらを見つめている。だが、見られたものは彼女の心が何を考えているかがわかる。

 

全てを排除する目だ。自分以外の愛を否定し認めようとしない。愛の為なら全人類の抹殺も厭わない。

 

 

 

『ゼットン星人よ、貴様らの事もデータに存在する。マスターを愛する者として貴様らを排除する』

 

 

ギャラクトロンのバイザーが光り輝き、そこから赤い閃光光線が放たれる。ゼットンはバリアーを張り、攻撃を防ごうとするが魔法陣の爆発がバリアーの強度を凌駕し、バリアーが粉砕される。

 

 

「………………………グッ!!」

 

 

すかさず瞬間移動でギャラクトロンの後ろに周り、パンチを繰り出すがギャラクトロンはそれすらも予測していたかの様に背中に魔法陣を貼り攻撃を防ぐ。

 

振り向きざまにギャラクトロンブレードを展開させゼットンを斬り裂こうとするが、ゼットンはその攻撃を回し蹴りで弾いて振り向く勢いを利用しチョップを叩き込むがギャラクトロンシャフトによって腕を掴まれ振り回される。

 

 

瞬間移動で逃れ、ギャラクトロンの真上に、火炎エネルギーを胸に貯め、一兆度の火球を放つ、

 

ギャラクトロンも負けじとエネルギーをチャージしてギャラクトロンスパークを放つ、

 

 

一進一退の攻防が続いたかに見えたが、僅かにギャラクトロンスパークの方が上であったらしく、一兆度の火球が押し負けゼットンもそれに巻き込まれ空中で爆発、ボロボロになり地面に落ちる。

 

 

『言っただろう、貴様らのデータは既に持ち合わせていると』

 

 

 

 

「そんな…………………」

 

 

リアスが絶望の表情を浮かべる。ゼットンの実力はリアス眷属が1番よく知っている。あの後、イッセーの持って来た昭和ウルトラマンシリーズから平成ウルトラマンシリーズまでを見て勉強した為に、ゼットンさんは間違いなく最強の存在だとわかっている。(この世界ではウルトラマンオーブが放送されていないと言う設定です)

 

 

『奇跡でも信じるか?ならばその奇跡すら破壊してやろう。諦めろ、そして認めろ、貴様らは滅ぶしか無いのだ』

 

 

誰もが死を覚悟した。リアスも木場も小猫もアーシアもソーナも匙も、だが、ゼットン星人エドだけは諦めなかった。両腕を組みニヤリと笑顔を浮かべていた。

 

 

「いいや、私達の勝ちだ」

 

 

そう言った瞬間、光がゼットンに降り注いだ。眩い光の中ゼットンはその姿を変え最強の合体獣となった。

 

 

 

 

 

ゼットンとパンドン、そしてマガオロチの力が組み合わさった最強の合体魔王獣、

 

 

 

 

「ゼットン…………ピポポポポ…………………キュィィィンッ!!」

 

 

 

 

合体魔王獣ゼッパンドン、

 

 

 

「これが、新しい力……………」

 

 

「あり得ないッ!!この土壇場で新たな力を手に入れるなんてッ!!?認めないッ!!」

 

 

ギャラクトロンはゼッパンドンに向かって閃光光線を放つが、ゼッパンドンが麺をすする様に息を吸うと、そのビームはゼッパンドンの口の中に吸い込まれていく。

 

 

「ふー、けふ、……………………私に光線技は効かない」

 

 

ならばッ!!ギャラクトロンブレードを展開しゼッパンドンさんに襲いかかるが、予測を遥かに上回る瞬間移動で躱される。

 

 

『ッ!!!!!………………………………そこだッッ!!!!!!!」

 

 

振り向きざまにギャラクトロンブレードを突き刺す、だが、ゼッパンドンの高熱がブレードに伝わり腕が焼ける。しかも、ギャラクトロンブレードが徐々に飲み込まれて行く、早く切り離さなくてはいずれ奴に吸収されると踏んだギャラクトロンはギャラクトロンブレードを切り離す。

 

 

しかし、時すでに遅し、ギャラクトロンブレードを吸収したゼッパンドンはその威力を自らの攻撃に加算したゼッパンドン撃炎弾を放つ、ギャラクトロンは左腕を分離して攻撃しようとした矢先にゼッパンドン撃炎弾を放たれたので仕方なく分離した残りの右腕でガードした。

 

直撃した右腕は粉々に破壊され跡形もなく蒸発した。そして、その煙に隠れてギャラクトロンの後ろに回り込み、ギャラクトロンシャフトを引っ張った、体を足で固定しギャラクトロンシャフトを引き千切ろうとする、実際はギャラクトロンシャフトがポニーテールになっている為、そのポニーテールを引き千切ろうとしている様にしか見えない。

 

ブチブチブチッッッ!!!!!ギャラクトロンシャフト兼ギャラクトロンのポニーテールが嫌な音を立てて引き千切られる。

 

そして、ゼッパンドンは引き千切ったギャラクトロンシャフトでギャラクトロンを滅多打ちにする。

 

 

 

 

イッセーと匙は、その光景を見て、

 

 

「「うわー、怖えぇぇッ!!」」

 

 

 

女の泥沼の様な戦いに恐怖していた。

 

 

 

ボロボロになったギャラクトロン、体は泥だらけで身体中がボロボロ、

 

 

 

 

 

『嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

 

 

 

 

 

悲痛の声を上げる。

 

 

『何故だッッ!!!!!!!!!!何故、貴様の様な有象無象の存在がマスターの力を持っているのだッッッッッ!!!!!何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能エラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラーエラー………エ…………………………ラー……………」

 

 

 

 

 

 

ギャラクトロンの動きが止まる、止まったマネキンの様に動かなくなってしまった。

 

 

 

 

 

その後、ギャラクトロンはエドによって回収され、イッセー達は使い魔を探し無事、帰路に就くことができた。




次回予告

協会からやって来た訪問者、奪われた聖剣は復讐の引き金を引くのか?

次回『奪われた聖剣《エクスカリバー》


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奪われた聖剣《エクスカリバー》

駒王学園旧校舎『オカルト研究部』にて、教会より派遣された3人の少女達がやってきた。

 

 

「教会から聖剣エクスカリバーが盗まれた。犯人は堕天使幹部コカビエルだ。我々はエクスカリバー奪還の為、この街に訪れ、君たちの許可を貰いに来た。言っておくが我々は君たち悪魔の力を借りるつもりは更々無い事をご理解頂こう」

 

 

「つまり、我々は手を出すな、と言いたい訳ね」

 

 

「そうだ『まて、ゼノヴィア』………何でしょうか?キリエさん」

 

 

扉にもたれかかる、白い異形のフードを被った少女がゼノヴィアと呼ばれる少女の言葉を制止する。

 

 

「どの道、こいつらとは嫌でも協力する事になるだろう」

 

 

「?どう言う事でしょうか?まさかキリエさんは我々が負けるとでも思っておられるのですか?」

 

 

「ああ、そうだ………………………貴様らでは勝てない、グレモリー眷属、貴様らでも勝つ事は出来ないだろうな」

 

 

「何故ですッ!!私達にはエクスカリバーがあるんですよッ!!」

 

 

「そのエクスカリバーを向こうも持っているんだ、しかもそのうち4本が向こうに渡ってしまっているのだ、戦力の差は歴然だろう。そんな事すらわからないのか」

 

 

指パッチンをすると指先に小さな炎が出る。その炎は聖なる力を発している、悪魔には見るだけで背筋に寒気が走る。

 

 

「だから、私が殺る…………………………私の腕が疼くのだよ、邪悪なるものを燃やし尽くせとな…………………邪魔をするなら貴様らから燃やし尽くす」

 

 

「それに、力を借りると言っても貴様らの力を借りるわけでは無い。周りに被害が出ない様にして貰うだけだ、貴様らも街に被害は出したく無いだろ」

 

 

そう言ってキリエは立ち去って行く。何とも後味の悪い言葉と共に、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とあるライブ会場にて、

 

 

 

 

ギュウィィィィィン!!ジャーーーンッ!!ギュォォォォンッ!!

 

 

響き渡るギターの音ロックなライブがファン達を魅了する。

 

 

「イェェェイッ!!乗ってるカーーイッ!!ヘイヘーイ!!」

 

 

超人気バンドアイドルグループ『ノイズ』として世界ライブを行なっている騒音怪獣ノイズラー。因みにベース担当がノイズラーで、ドラム担当は四次元ロボ獣メカギラス、キーボード担当がだだっ子怪獣ザンドリアス

 

アイドルネームはメカギラスが『ロボ娘』でザンドリアスが『ツンデレラ』だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とあるフードファイト店で、

 

 

今まさに、この店の最後の食料がこの世から消えた。周りにはフードファイトのベテランの大人や力士達が倒れている。

 

 

「………………モグモグ、この程度ですか、残念ですねモグモグ、ごっくん」

 

 

名を怪鳥バードン、フードファイトを制した最強の存在として来世に語り継がれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「皇帝殿、如何なされましただわさ?」

 

 

漆黒のマントを身にまとい同じく黒い仮面を身に付けた女性は満月を見ていた。そこへ現れた青い鎧を身に纏った女性が声をかける。

 

 

「なに主の事を思い出してな………………………」

 

 

「陛下の事でございますか?大丈夫でしょう、彼処には優秀な部下達がいるのだわさ。それに、ゼットンもいるしあの闇の支配者もいる事ですし」

 

 

燃え盛る宇宙船『ダークネスフィア』は太平洋を突っ切って今、まさに日本に向かって居た。

 

 

「案ずる事はございませんだわさ。なにせ貴女様は暗黒の支配者『エンペラ星人』様なのだから、そして、主殿は我々を創造し家族として招いて下さった大いなるお方なのですから」

 

 

 

 

 

エンペラ星人、ウルトラマンメビウスに出てきた最強最終の敵。彼女もまた、何の因果か前世の記憶を有して居た。

 

メビウスに倒されて、そして気がつくとこの世界に生まれて居た。

 

 

 

「我も守る者を見つけたぞ、ウルトラマン共よ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある時空の狭間にて、

 

 

 

キュピィン、システム ノ 再起動 ヲ 確認

 

 

目的 ノ 再確認 全生命 ノ 抹殺

 

 

コード 起動 出力 システム 共ニ 異常 ナシ

 

有機生命体 ノ 存在 ヲ 確認 たいようけい系第三番惑星 地球

 

コード名『バスターズ』

 

 

 

 

 




次回予告

あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa


次回『僕の中の怪物』


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僕の中の怪物

………………………………憎い、憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い、憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い、憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い、憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い、憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い

 

 

 

 

 

 

僕の、そして僕の友達の人生を狂わせた『聖剣』が憎い!!見ているだけで殺意が湧いてくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから、僕は悪魔(・・・)に魂をうった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夢を見た。雪の山の中を傷だらけになりながら逃げる、追いつかれる、捕まれば死より恐ろしい事になる。

 

前には光が見える見ているだけで暖かく為ってくる光が、僕はそれを追いかけてそれを目指して闇から逃げ出す。

 

 

ついにその光の下にたどり着いた。そして光の中から美しい女性が現れた。それは女神のような微笑みで僕を見つめていた。

 

 

つー、と僕の目から涙が流れてくる。僕はされるがまま、女神様に抱きしめられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日ね、聖剣を見つけたんだ」

 

 

カチャカチャ、お皿の上のステーキをナイフで切りながら、楽しそうに話す。

 

 

「ようやく見つける事が出来たよ」

 

 

切ったステーキをフォークで口に入れる。

 

 

「もぐもぐ、ようやくみんなの仇を打つ事ができるよ」

 

 

「みんなそんな顔しないでよ、あの時みたいにみんなで生き抜いたじゃないか」

 

 

「聖剣を壊して、みんなでまた一緒に楽しく生きよう。リアス部長だって歓迎してくれるよ」

 

 

「それじゃあ行ってくるよ、今日こそあの忌々しき聖剣を僕の手で破壊してくるよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽しそうに笑顔で笑っているね。友達と一緒に笑顔で普通の幸せな家族の団欒、

 

 

……………………のように彼には見えていた、

 

 

部屋は荒れ果て、壁には無数の傷や血がべっとりとくっついていた。テーブルの上には割れた皿や何も乗っていない皿が置いてあるだけ。

 

 

椅子に座っているのは人ではない、グロテスクな姿形をした異形の生命体達、クトゥルフ神話に出てくるようなものばかりであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おんやー?ちみは〜あーくまさんではありませんか」

 

 

白髪頭の長髪神父が剣を持ちながらこちらを振り向く。

 

 

「やあ、君がフリード・セルゼン君だね、君の持っている聖剣『エクスカリバー』は破壊させてもらうよ」

 

 

僕は一般の刀を取り出す。それは僕の持つ魔剣創造で創り出した剣ではない、鋭く美しい日本刀、それはまるで誰かの命を欲しがるように怪しく輝く

 

 

「これはね、妖刀なんだその名も妖刀『蛇心剣』、闇を吸い取り、あらゆるものを斬り裂くエクスカリバーに匹敵する刀なんだよ」

 

 

「へー、刀なんて乙じゃないですか?まー僕ちんも刀を持ってる奴には恨みがあるんですがね〜」

 

 

ザムシャーの事だろうが今は置いておこう。

 

 

ガキィンッ!!!!!気がつけば2人は鍔迫り合いをしていた、キリキリと金属の擦れる音が闇夜に響く。

 

 

「エクスカリバーラピッドのスピードについてこれるなんてやるじゃないっすか〜」

 

 

「この程度かい?そんな筈がないだろ?本気できなよ、じゃないと、君…………………死んじゃうよ」

 

 

赤いオーラが体から溢れ出てくる。刹那、フリードは殺気を感じその場に伏せる。

 

フリードの後ろにあった電柱が音も無く崩れ落ちる。そうだその背後には鬼がいた。

 

 

赤い真紅の鬼が刀を抜刀していたのだ。

 

 

「僕と、この紅蓮鬼で君の首とその剣を破壊するんだ」

 

 

 

 

雲の隙間から覗いた三日月は、紅く輝いていた




次回予告

心の闇に漬け込んでくる、人はそれを悪魔と呼ぶ。復讐の闇が心を覆い尽くす時、絶望の魔神が動き出す

次回『復讐の一太刀』


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キャラ設定(ネタバレ有りかも)

名前レオナルド

 

性別 男

 

転生者であり憑依者である。元々は出世できない冴えない刑事である。神器である魔獣創造はベリアルと魂が一体化した彼に十分馴染むようでこの世界のキガバトルナイザー=魔獣創造と言っても過言では無い存在になった。

 

ベリアルと本格的な融合を果たし身体が急激に成長して青年の姿へと変わった。その後、ふつうに怪獣娘達と日常生活をエンジョイしている。

 

 

元々は一般人なので原作とはあまり関わらないようにしていたのだが、なんの因果か、世界は彼を原作に関わらせようとする。しかも、彼の知らないところで怪獣たちが自分勝手にしているため、少なからずその影響も受けてしまっている。

 

 

しかも、怪獣たちはレオンを溺愛しているので自分たちの悪事や行動を本人に知らせず、逆に本人に迷惑のかからないようになおかつ自由に行動するために、情報管理局まで支配しているとかいないとか。

 

 

戦闘力

 

戦闘力は昔は一誠にも劣っていたが、今は魔王に匹敵する強さを持っている。さらに言えば、更に上の段階が存在するわけでこれから先、もっと強くなる可能性がある。

 

しかし、レオンの闘争本能は極端に低いため、日常ではあまり戦闘を好まない。だが、一度火がつけばそこからはベリアルさんリスペクト並みに暴言を吐きまくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

上記に説明したように、オリ主は決して戦闘好きでもなければ原作崩壊者でも無い。

 

ただ、世界のサイクルとアホな事をしでかす怪獣達に巻き込まれているに過ぎなかったのだまる。

 

 

 

 

 

 

 

 

グレイフィア(異世界)

 

 

ガタノゾーアの歴史改変の影響で世界が滅びてしまったパラレルワールドからやってきたグレイフィア。

 

原作のグレイフィアとは異なり、時間と空間を飛んできた為、少し若い。あと不遇。最近出番がないと愚痴るがせっせとメイド稼業を頑張っている。

 

ごめんなさい、ちゃんと出番をあげれなくて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゼットンさん

 

 

最近、出番が多いゼットンさん。ウルトラマンを倒した実力のせいかオリ主より主人公主人公している。もうゼットンさん主人公でいいんじゃね?

 

と、冗談はこれぐらいにして、アーシアを助けギャラクトロンを退けたゼットンさんは原作どうり、テレポーテーションと火球、光弾で最強の座に君臨。

 

マガ一家との共闘でもマガの力を得てマガゼットンに変身、更にまだ4段階も変身を残している。

 

 

魔王に引けを取らないほどの戦闘力をもち、その本気は本気のサーゼクスと互角はそれ以上、

 

この世界で一番、グレートレットに高い存在かもしれない。(まあ、通常の姿での話だが)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イフちゃん

 

いつもレオンの頭の上に乗っている。今でもよく頭の上に乗っかる。ぷにぷにしててお餅みたいで可愛い。

 

(私も現実世界でぷにぷにしたい!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギャラクトロン

 

 

ヤンデレ、やばい子今後の登場に期待しよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤプールさん

 

 

実験のためには他の犠牲(オリ主には迷惑をかけないように)を厭わない冷酷無比。

 

 

 

 

 



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復讐の一太刀

ガキィィンッ!!!ガキィィンッ!!!ズバッ!!!

 

 

 

 

真夜中に響く鍔迫り合いの音。しかし押されているのはフリードの方で木場は邪心剣と紅蓮騎のダブルアタックでゴリ押してくる。

 

しかも、フリードの邪悪な心を吸って更に威力と斬れ味を増して行く。

 

 

「あははは!!どうしたんだい?そんなんじゃ僕をいつまで立っても殺せないよ♪」

 

 

もしも木場のファンが彼を見たとしても、人は声を揃えてきっとこう言うだろう、

 

 

彼は人間じゃ無い。

 

 

その笑顔は人間の狂気をこれでもかと鍋にぶち込んで何時間もグツグツと煮込んだもの、そんな笑顔だった。

 

 

「くらいな、邪心剣!!三月斬波!!!」

 

 

邪心剣かは放たれた斬撃がマンションの壁に三日月の傷を作り出した。

 

 

「嘘でしょ!!まーじなんすかッ!!?ありゃーヤバいっすわ………………てなわけでバイチャー」

 

 

フリードは閃光弾を撃って目くらまししそのスキに逃げ出す。

 

 

「ち、逃げたか………………まあいいさ、次に会った時、聖剣と共に葬ってあげるよ、クハハ、アハハハハハハ♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「頼みがある、エクスカリバーの破壊を協力させてくれ!!」

 

 

イッセーと小猫、匙は教会の聖剣使いにエクスカリバー奪還あるいは破壊の協力を申し出た。

 

 

「いいだろう、ただし正体がバレないようにしろよ」

 

 

それが条件だった。

 

 

「そう言えばあのエrじゃねえ、あのフードを被ったあの人はどうしたんだ?」

 

 

「ああ、キリエさんなら、この近くの実家に帰っているよ」

 

 

へー、あのエロい格好の厨二病なキリエさんが昔、住んでたんだ。あー知り合っとけばよかった!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「我が主よ!!貴殿と出会えぬ長き時の中、私は永遠の牢獄に閉じ込められていた。だが!!今、出会うことのできた奇跡!!そして私にどうか安らかな祝福を!!!!(マスターに会えなくて本当に寂しかったです。でもようやく会えました、だからいっぱい頭ナデナデしてください)」

 

 

厨二病が爆発したか………………キリエロイドが帰ってきたから豪華な料理を作ろうと思って席を立った瞬間、キリエロイドが抱きついてきた。全く、これからご飯だから、ちょっと待っててね。

 

 

「マスター料理は私が作るから、マスターはジャッパとキリエロイドの相手をしてて」

 

 

ごめんね、マガオロチ、いつも任せっきりで、

 

 

「いいってことよ………………なんかこうしてると夫婦みたいだな(ゴニョゴニョ」

 

 

なんか最後の方は聞き取れなかったけど、あれ?

 

 

「こんなスパークドールズあったっけ?」

 

 

足元に見たこともない竜の姿をしたスパークドールズを見つけた。

 

 

「なんの怪獣だ?これ」

 

 

見たこともないスパークドールズ、またダークルギエルが現地の生物をスパークドールズ化させたのか?

 

 

「全くあいつは………………」

 

 

ダークルギエルからもらったスパークドールズを実体化させるアイテム『ダークスパーク』を使い実体化させる。

 

 

『ダークライブ!!オーフィス!!』

 

 

ロリ少女 ガ アラワレタ。は?え?どう言うこと?え?え?

 

 

「ふぇぇぇん!!」

 

 

そして泣きながら俺に抱きついてきた。えええええ?え?え?え?え?なにどう言うこと!!!?

 

 

何が何だかわからないまま、一日中、泣きついてきた幼女?をあやし続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほー、フリードよしてその悪魔にやられて逃げ帰ってきた、と言うわけか」

 

 

「きー!!次は絶対ぶっコロコロしてやんだかんね!コカビエルの旦那!!」

 

 

「ふ、まあいい。その聖剣エクスカリバーと………………こいつがあればグレモリー眷属など容易いものだ」

 

 

 

 

そこには、十字架に磔にされている体にプロテクターをつけられた一体の金と黒のカラーの戦士がそこにいた。

 

 

 




次回予告

嘘を重ねて現実から逃げ出す、人はそれを裏切りと呼ぶ。騙されたのは誰か?裏切ったのは誰か?一体、何が真実なのか?

次回『裏切りの刃』


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裏切りの刃

「どうしちまったんだよ………………木場ぁぁッ!!!」

 

 

イッセー君、君のその悲痛の叫びがもっと聴きたい♪もっと聞かせてよ♪♪♪♪♪

 

 

「僕はね、魂を売ったんだよ♪『ファウスト』と言う物語を知っているかい?悪魔に魂を売った男、ファウストと悪魔メフィストが騙し騙し合うストーリーさ♪彼女はその狂気なる科学者Dr.ファウストの名を語るまさに真の悪魔たる存在♪そして僕の新たなるお母さんさ♪」

 

 

「ふふふ、それだけじゃない、闇の力をそして真の僕を引き出してくれた師匠も今まで僕を支えてくれた友達もいる♪ああ、安心してこの復讐が終わったらみんなで仲良く部活をしよう♪ずっとずっとみんなで一緒にいられる永遠に寂しくないようにして上げるから♪」

 

 

スー、シャキン!!鞘から止まりだした刀の刃は禍々しいオーラを纏いながら美しく輝いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャッ!!全くもって道化だね〜♪な、お前もそう思うだろ?ダークファウストさんよ」

 

 

本当の邪心剣をもっている魔人、それは邪悪な闇の力を手に入れそして光の友に刃を向けた魔人の模造、現し身、マガオロチのような鎧を来た女性

 

 

 

最悪の魔人『無幻魔人ジャグラス・ジャグラー』

 

 

 

そして、その隣にいる赤と銀をメインにした女性、滲み出る闇の力は全ての感情を狂わせる。

 

 

『ダークファウスト』

 

 

「ふざけないで、この作戦は奴らの目を欺く為のカモフラージュだと言うことを忘れないで」

 

 

「あー、そうだな…………クックックッ、友人の騎士君を探しにはるばる仲間を集めてやって来たのに、肝心の騎士君は既に闇落ち♪暴走した騎士君を止めるために赤き龍は拳を振るう…………………感動的だ〜♪ま、無意味だけどね!!いやーここまで本当、苦労したよ〜♪記憶の改竄をして戀鬼を憑依させてわざわざ邪心剣の模造品までやってな〜♪

 

本当、思い出すだけでも笑いがこみ上げてくるぜwww.本当に馬鹿だろ、怨み〜?復讐〜?バッwww.!!バッカじゃねぇ〜の!!?さも幸せそうに日常を語ってたけどさ、そんなんあるんだったら復讐なんてやんねーっの、

 

無自覚で言ってるみたいだけどさ、所詮、お前も道連れを作りたいだけなんだよ。」

 

 

 

見下ろす。ふざけた口調も最後には真面目な口ぶりに変わる。

 

 

「ん、ジャグラー………そろそろいいでしょう。シトリー達も加勢に来ました。ここで彼女達にゲームオーバーしてもらっては困ります。」

 

 

「わかってるよ、しっかしあいつら本当に気づかないんだな。自分たちの仲間が入れ替わってるって事によ」

 

 

「仕方ありません、内部通告者を増やす為に誰か1人が犠牲にならなければいけないのですから、しかし心配は要りません。物語は原作どうりにそして、私達の思い通りに動くのですから」

 

 

「あーそうだな、マイナスエネルギーの貯蓄も溜まった事だし、『滅亡の邪神』の復活も近いって訳だな♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽しい楽しいよ!!兵藤くん!!もっとだもっと楽しませてくれ!!

 

 

「いい加減眼を覚ましなさい!!」

 

 

部長〜、駄目だよ〜こんな楽しいことを止めるなんて〜

 

 

 

ザシュ!!?

 

 

………………あれ?………僕は…何………………してたんだっけ…………おかしいな…………………目が霞んで………………きちゃっ………た…………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「実に勇気ある戦いだった♪この戦いは人々に受け継がれていくだろう!!我が弟子よ」

 

 

ゲスい笑みを浮かべ邪心剣を舌なめずりしながら、黒い結晶のようなものを手にもっている。

 

 

「お前は誰だッ!!」

 

 

叫ぶイッセー、だが、

 

 

「命とは儚い……………僅かな時の中で夢見る一瞬の灯火、復讐に取り憑かれた哀れな騎士に剣士としての名誉ある死を送ろう、と言う俺の粋な計らいさ♪」

 

 

「お前達のおかげで効率よくマイナスエネルギーを抽出できた、見ろよこの結晶を………美しいな〜!!一体これで何十年分のマイナスエネルギーがてにはいったんだろうなぁ。なあ、お前ら想像してみてくれ!!こいつの復讐心を増幅させて取り出したんだ!!どれだけの憎しみが溢れているか/////あぁ、見ているだけでうっとりしちまうぜ/////」

 

 

「なんで………なんでそんな事を!!お前らには無えのかよ!!!!心がッ!!可哀想だと思わねえのかッ!!!?なんで………なんでなんだよッ!!!!!!」

 

 

 

ジャグラーはムカつきながら、

 

 

 

「知らねーな?俺、怪獣だし〜♪怪獣ってのはな、理不尽が形をもったもんなんだよ。そう言うもんなんだよ、足元に誰が居ようが容赦なく踏み潰す。その場所に大切なものがあろうが無意味に破壊する。それが怪獣ってもんだよ。いやーでも大変なんだよね〜、マスターに秘密にしながらやらなきゃいけないから」

 

 

 

何も言えなくなる。確かに、我々を助けてくれたものもいれば、仲間を助けようとレーティングゲームを滅茶苦茶にした奴や愛のために襲いかかって来た奴もいた。だが、この、こいつだけは吐き気の催す邪悪、忌むべき悪、

 

 

悪魔より悪魔らしい存在、

 

 

 

「俺はここでおさらばさせてもらうぜ。そこに倒れてる騎士様、サッサと助けないと大量出血で死ぬかもよ♪じゃあねぇ♪ウハwウハハハwww.」

 

 

 

闇の中に消えていくジャグラー、その笑い声はいつまでも闇の中に響くのであった。




次回予告

襲いくるコカビエルにグレモリー眷属達は勝つことが出来るのか!!?そして動き出す真の黒幕の狙いとは何か?

次回『狙われた学校』


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狙われた学校

「カラスどもが動き出したか」

 

 

優雅に紅茶をすする彼女は誰もが魅了される美しさを秘めていた。ゼットン星人エド、学校の方角からは絶え間なく爆発音が鳴り響く。と言っても張られている結界によって普通の人間はそれを見る事も聞く事も出来ない。

 

 

「ゼットンは今、動く事は出来ない。他の実力者達も今はここには居ない」

 

 

煌めくその瞳は、まるで待ちかねて居たものがようやくやって来たようなそんな瞳だ。その視線の先、黄金に輝く光を反射させる機械のようにそこに立ち、存在を見せしめる。

 

 

「君に頼めるかな?」

 

 

「当たり前だ、私を他の雑魚どもと一緒にするな………私は超一流の殺し屋(エースキラー)だ」

 

 

エースキラー、かつてウルトラ兄弟を磔にしてその力を手に入れた最強の敵の一体、超人、裏世界では知らぬ者なし。

 

 

「人の作品を勝手にパシリ扱いさせるとは貴様も偉くなったものだな」

 

 

空間の罅、そこから赤い悪魔が降り立った、赤い髪に青い瞳、彼女は異次元人ヤプール、エースキラーを作り出した張本人である。

 

 

「ヤプール、なぜカラスどもにダークロプスを与えた?しかも、試作型のタイプ0(ゼロ)を」

 

 

「決まっているだろ、実戦データを取る為さ。カラスどものお陰でなかなかいい実戦データが取れたよ…………しかし、その程度さ、これ以上のデータは望めないだろうな。今夜あたりに手を切るとしよう」

 

 

「ふ、所詮は道具か…慈悲もないとはな」

 

 

「何を言っている?あんな下等生物どもなぞ所詮、そこらに落ちている石ころと同じさ、逆に我々の為に利用してやったんだ、光栄に思うだろうよ。

 

ーーーいいか、我らが主はレオナルド様ただ1人だ、主以外の存在が出しゃばる事は万死に値するのだ。だが、主は慈悲深い…………蝙蝠やカラスにさえ優しさを与える。

 

知っているか?主は今や暗黒の力をまるで手足のように使いこなしている。いずれその闇は我らを導くだろう。ならば、我々がする事は決まっている。主の力を世界へと見せしめる、新たな神としてこの星に君臨させる。我々は主によって救済されるのだ!!

 

主をウルトラマンにするのだ」

 

 

 

狂っている。他の人間が見れば、いや神だってそう思うだろう。だが、私はそれに共感するよ。マスターがいずれ神になる、私達がマスターを神にする。おかしい事なんて無い。

 

 

「貴様だってその為にゼットンを温存しているのだろう?」

 

 

「ええ、そう、繭はまだ目醒めん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マースーター!!最近出番がまるっきり無いよー、人気怪獣なのに出番が無いっておかしい!!」

 

 

「あー、うるさいわかったよ。今度から出番を作ってあげるから………………まあゴモラのメタ発言は置いておいて、ヤプール、この設計図はなんだ?ん?言ってみろ」

 

 

とてもいい笑顔だ、とても、

 

 

「これは現段階で開発途中の『ビクトリウムキャノン』でございます。我々はこの太陽系調査にあたり、地球のすぐそばに肉眼では観測できない未知の惑星を発見しました。それは純度の高いビクトリウムで生成された惑星で我々はそれを資源とし使っております。幸いビクトリウムコアの反応はなくただ単にビクトリウムだけの生命が住めない星である為なんの問題もありません」

 

 

「いやいや!!問題ありまくりだからッ!!!!なんなの!!一体いつから宇宙に進出したの!!?てかなんでビクトリウムキャノン作ってんの!!?この世界破壊すんの!!?」

 

 

「主が望むのならばこの世界を滅ぼして見せましょう」

 

 

「望んで無いから!!いらないから!!そんな物騒な兵器!!」

 

 

 

ビクトリウムキャノンの製作は禁止!!世界破壊すんのも駄目!!平和が1番!!ラブ&ピース!!」

 

 

「そ、そんな!!ラブだなんて/////いいえ、主よ我らも愛しております(ボソ」

 

 

 

 

この時、ゴモラは思った。ラブコメなら他所でやれ、と

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フハハハ!!起動せよ『ダークロプス』よ!!」

 

 

 

ここは駒王学園、今そこで堕天使コカビエルは最後の切り札を目覚めさせた。その名は『ダークロプス・ゼロ』かつて、皇帝カイザーべリアルが作り出し実験中、行方不明となりサメロ星人によって回収された。

 

ダークロプスの試作型でありながらウルトラマンゼロを圧倒し死ぬ寸前、惑星を巻き込んだ大爆発を起こし消滅した。

 

 

「ダークロプスだがなんだか知らねえが!!ぶっ飛ばしてやるぜ!!」

 

 

例え強敵であろうと、俺たちの友情が負ける訳はない!!

 

 

ザシュッ!!

 

 

ダークロプスは一瞬のうちにコカビエルの胸にダークロプスゼロスラッガーを突き立てる。

 

 

「き、貴様………裏切るかッ…………ゴフ!!」

 

 

『元より貴様の下についた覚えなどない。我が主はカイザーべリアル皇帝陛下ただ1人』

 

 

コカビエルを始末したダークロプスはまたこちらを振り向き宣戦布告する。

 

 

『命という儚いものにすがる貴様らにこの俺が倒せるか』

 

 

地上に降り立つまるで貴様らなど空を飛ばずともいとも容易く葬れると言っているかのように。指をくいくいと折り曲げ挑発する。

 

 

「てんめぇぇッ!!舐めやがって!!」

 

 

イッセーはダークロプスに殴りかかる。だが、腕で弾く事でいなされる。続けて木場と小猫がコンビネーションで襲いかかるが木場の剣をダークロプスゼロスラッガーで斬り裂き、小猫の腹に蹴りを食らわせる。

 

 

『この程度か?この街を守るんじゃ無かったのか?』

 

 

「私の眷属をバカにするな!!」

 

 

滅びの魔力、そして雷が発生する。その2つはダークロプスに直撃する。巨大な爆発が起きるがそこにはダークロプスが平然と立っていた。全く効かない傷1つ着いてすらいない。

 

そのボディはペダニウム鉱石で出来ている、傷は愚か衝撃すらも通らない。

 

 

『全く、弱い………弱すぎる、その程度か?貴様らの力は………………ならば死ぬがいい』

 

 

 

ダークロプスゼロは空に浮かび上がる。ダークロプスゼロスラッガーを胸につける。ダークロプスゼロの胸が浮かび上がり中からディメンションコアが出てくる。

 

ディメンション・ストーム、ダークロプスゼロ最大最強の必殺技、次元を捻じ曲げ全てのものを異次元へと呑み込む。

 

 

『この街と共に異次元に沈め』

 

 

ガシャァァァァンッッッ!!!!!!!!

 

 

ダークロプスのディメンションコアから腕が伸びていた。そして、その腕はディメンションコアを掴むとそのまま引っこ抜いた。地面に落下するダークロプスの残骸、それをしたのはエースキラーだった。

 

 

「任務は達成した。これより帰還する」

 

 

「お、おい待てッ!!」

 

 

エースキラーは振り返るとまるでゴミを見るような眼で空を見上げる。

 

 

「出てこい」

 

 

エースキラーはそこには武器を向ける。するとそこには白い鎧を身に纏った存在が立っていた。

 

 

『まさかあの『エースキラー』と出会えるとはな、超一流の殺し屋、コードネーム『エースキラー』数多の敵を殺し裏世界では知らぬものはいないと言われる程の超有名人』

 

 

「そんな事はどうでもいい、何故貴様がここに入るのか、と言う事が最優先事項であろう」

 

 

『失礼、俺はアザゼルの命令でコカビエルを捕らえろとの事だったが、既に死んだ後だったようだな。それで、何故貴方のような超有名人がこの場所に?』

 

 

「貴様に言う必要はない、これより帰還する」

 

 

空間を破り、異次元へと帰還する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コポ…………コポコポ…………………………………

 

 

 

 

繭はまだ目醒めん、だが滅びの日は近い




次回予告

戦いが終わり、また、一時期の平和が訪れた。彼が戦う理由とは何か?そして明かされる彼の願い

次回『心からの願い』


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心からの願い

コカビエル事件が終わり、束の間の平和が訪れる。今日は授業参観、生徒は絶望の声を上げていた、が我らが主人公は学校にも行けないので家でのんびり怪獣娘達のお守りをやっていました。

 

 

「あがががががイダダダダ潰れる!!シルバゴン!!離せッ!!死ぬ!!死ぬ!!」

 

 

「マースーター、グガァァアzzz」

 

 

近視のシルバゴンに抱きつかれて骨が折れそうになっている。顔も真っ青だ

 

 

「ますたー、遊ぼお♪」

 

 

マガジャッパちゃんが遊びにきたよ。あまりの臭さにシルバゴンが気絶した、ある意味最強だな。

 

 

「ありがとうマガジャッパ」

 

 

頭を撫でてあげる、気持ち良さそうな笑顔を見せるマガジャッパにこっちも笑顔が溢れる。

 

 

「おい!!ジャッパ、お前だけズルいぞ!!」

 

 

レッドキングさんが後ろから抱きつく。またか!!骨がギシギシ言ってるのじゃ!!

 

 

バフ、

 

赤い煙がレッドキングにかかったと思ったらいきなり赤顔して逃げてった。

 

 

「ノーバ、助けてくれてありがとう、でもさレッドキングに何を見せたの?」

 

 

赤いアサシンみたいな黒肌少女ノーバが立っている。一体いつの間に

 

と思ってたら赤い煙を俺にかけようとしてきた。避ける!!

 

 

「あっぶね!!」

 

 

ち、

 

 

舌打ちしたよこの子、舌打ちしましたよ!!

 

 

あ、気絶した、どうしたノーバってビザーモ何してんの?ああ電撃で気絶させたのね。ありがとうビザーモ。今度、美味しい電気あげるから。

 

最近、なんで俺にまで攻撃を仕掛けてくるかな、最近俺なんかしたかな?

 

 

「遊ぼ〜ね〜遊ぼ〜よ〜♪」

 

 

そうだったジャッパの事待たせちゃってた。よっしゃ、何して遊ぶ?オセロ?トランプ?それともゲーム?

 

 

「ジャッパ!!お馬さんごっこやりたい!!」

 

 

お馬さんごっこか?なら俺が馬だな!

 

 

「お兄ちゃんのお股のお上に乗るんだって、マグナお姉ちゃんが言ってた!!」

 

 

よし、マグナ、ちょっとつら貸せや………こんな無知で無邪気な娘になんて事教えてやがるぶっ殺すぞ。

 

 

『バトルナイザー!!モンスロード!!』

 

 

マグマ星人マグナを強制召喚した。ゴゴゴゴゴッッッ!!! 超怒りのオーラを出して半分ベリアル化している、マジギレだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ね〜ね〜、なんでマグナお姉ちゃんは干されてるの?」

 

 

「然るべき報いを与えたまでだよ、さ、ジャッパ、みんなも誘って一緒に遊ぼ」

 

 

ブルトンやピグモン、ハネジロー達と一緒にちゃんとした健全かつちゃんとした遊びをしました。

 

遊びの後は訓練をする。ベリアルスーツを装着し腕慣らしをする。まずは素手での戦闘訓練をする。力に自慢のある怪獣を相手に素手で殴る蹴る、しかもこの訓練は1対多数での戦いを目的としている為、途中での乱入は勿論、背後や異次元からの奇襲される事もある。

 

 

「たく、なんつー力だよ、我がマスターながらやばいな」

 

 

今は、ゴルドラスの超能力と対決している。真正面から殴っても効果が無いと分かるとフェイントを踏まえたカウンター戦法に切り替える。

 

 

「あ、ゴルドラスの上半身が地面に埋まった」

 

 

犬神家になったゴルドラスを引きずってタンスの中に隠しとく。次はバルタン星人との対決だくノ一とは到底思えない格好をしているバルタン星人バレルとの超科学忍術を駆使し攻撃してくる。

 

お得意の分身攻撃から白色破壊光線、赤色光線、そして特殊武装『サイクロンソーサー』『サンダーブーメラン』と言った手裏剣型武器を使用する。

 

厄介なのは彼女1人だけと言うわけでは無い。遠距離よりガッツ星人ガルムの『ホークアイショット』がこちらを狙っている。

 

まだマグナがいないだけマシである。マグナの超近距離攻撃とバレルのアサシンスキル、そしてガルムの遠距離攻撃を同時に相手しなければいけないのだから。

 

 

「僕の攻撃が全く効かない………………本当に強い」

 

 

サイクロンソーサーやサンダーブーメランは全てギガバトルナイザーに弾かれ、分身はギガバトルナイザーを振るう風圧で消される。白色破壊光線や赤色光線は見切られ、ガルムの射撃も分かっているかのように防がれてしまう。

 

 

『デスシウム光輪!!』

 

 

八つ裂き光輪のような黒い光輪が私の武器を破壊していく。

 

 

ブン、

 

 

一瞬、一瞬だがノイズのようにベリアルの姿が変わった、赤いと銀の姿だった。

 

 

ブン、

 

 

まただ、また見えた。希望、光、英雄、一瞬だけの姿に自分が思い描いていた全てがそれには詰まっていた。

 

ウルトラマン、怪獣の敵 我々の忌むべき そして、倒すべき存在

 

記憶で理解している、なのに………………なのに彼がマスターがウルトラマンだと思うだけで心の底から本能の中から、

 

それが救世主であるように見える。マスターだけが特別、人々の希望がウルトラマン、

 

私たちの希望はウルトラマン(マイマスター)

 

 

 

 

 

「………………あ、」

 

 

思考の海から戻ると目の前には振りかざされたギガバトルナイザーが、

 

 

 

 

ゴンッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごめん!!バレル!!」

 

 

頭を地面に擦り付けて謝る俺、いや、バレルならいっつもあの程度の攻撃なら避けるか躱すかできたかも知れないんだけど、なんか今日は考え事してたみたい。

 

マジで大事にならなくて良かった。もしこれで記憶障害とか寝たきりとかになったら一生バレルを看病するから。

 

 

「バレル、なんでも言ってくれ、俺ができる範囲での事ならなんでもするから」

 

 

「なら僕をお姫様抱っこして、それなら許す」

 

 

ゴフッ!! お姫様抱っこ………………難易度高えな。しかし、なんでもするって言ったんだやるっきゃねえッ!!!

 

6時間以上お姫様抱っこしてました。誰か助けてください。

 

 

 

「マスター」

 

 

「ん、何?バレル」

 

 

「なぜマスターは強くなりたいんですか?マスターは戦いが嫌いなんだよね、原作介入も嫌だって言ってたし、それなのになんでこんな訓練をしてるの?」

 

 

 

何故って………………決まってるじゃ無いか。

 

 

「強くならなきゃ、みんなを守れないじゃ無いか。みんなの強さは知ってるし、並みの相手なら倒せるけど。もし、もしもお前達じゃ手も足も出ないような強い敵が現れた時、俺だけ何も出来ないなんて嫌なんだ…………闇の巨人(こんな姿)だけど、俺はウルトラマンガイアのような強さとウルトラマンコスモスのような優しさ、そしてウルトラマンダイナのような勇気とウルトラマンネクサスのような絆をもって、ウルトラマンメビウスのように困惑しながら、ウルトラマンマックスのように信念を貫き、ウルトラマンギンガやビクトリーのように冒険し、ウルトラマンエックスのように心を通わせてる、ウルトラマンティガみたいな光の戦士のようになりたいんだ。

 

 

 

…………………なんて、理想を並べても意味無いよな。でもいつか、本当にウルトラマンになりたいんだよ…………全人類の救世主とかそんな大層なものじゃなくて、お前達の、俺の家族達の(お前達だけの)ウルトラマンに」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「三大勢力の和平会議が駒王学園で行われるようです」

 

 

そうか、黒い影は笑う。対話しているのは内閣総理大臣、怪獣達は既に主人の知らぬ間に日本を牛耳っていた。彼の方には黒い虫が引っ付いている。

 

ベゼルブと言われた怪獣で、その毒、傀儡毒は生物を支配し支配された生物は戦い勝つ事でその毒性を強力な元へと変えていく。

 

 

「我らの力を見せしめるにはこれ程いい機会は無いだろう。主には映画の撮影とでも言っておこう」

 

 

「誰を行かせるのだ?」

 

 

「ピグモンとエドを向かわせる。その日、全勢力を駒王学園に集中させ我々の戦力を見せしめるぞ」

 

 

(主は駄目だと言うだろうな…………争いを好まず、ただ守る為に戦う主は……………………………本当にウルトラマンのようだな、

 

しかし、これは主を守る為でもあるのだ。誰も主が我々を生み出した存在とは思うまい。我らが囮となれば主には危険は無い)

 

 

 

「もうすぐで、我が家へ着くぞ」

 

 

暗黒の支配者がレオン家に着くのはもう直ぐだ




次回予告

そこには楽園があった。自由と平和の怪獣達の楽園が、

次回『みんなの楽園』


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停止教室のヴァンパイア
みんなの楽園


遅くなって申し訳ありません、ネタが、ネタが思いつきませんでした。テヘペロ♪許してニャン♪

………本当に申し訳ありませんでした


見えな〜い壁に囲ま〜れて♪息が〜詰まり〜そうな毎日〜♪

 

 

わー!!すごーい!!

 

 

「第1回、大怪獣カラオケ選手権!!」ドンドン!!パフパフ!!

 

 

平和な時間、それは何気ない一時こそそれなのかもしれない。今日は帰って来たアイドル怪獣娘達へのイベントとして開催した企画。

 

歌っているのは我らが主人公、レオンことレオナルド。

 

 

「強くなれ〜♪ヒーローになれ〜♪」

 

 

クライマックスを歌い切ると周りから歓声が飛び回る。何気ないその日常がそこにはあった。

 

 

「マスターすごーいッ!!!!」

 

 

笑顔で拍手するゴモラ、

 

 

「まあ、貴方にしては上出来なんじゃない…………………(すごく綺麗な歌だったわ/////)」

 

 

ツンデレな発言をするエレキングさんの妹、放電竜エレキングの『レキ』

 

 

「スッゲーー!!いい歌だったぜ!!」

 

 

テンションマックスなミクラス

 

 

 

「ふー、久々に歌いまくったぜ」

 

 

あー、喉枯れそう…………久々に歌ってみてこんな俺の歌で感動してくれて本当に嬉しいよ。

 

そういやif世界のグレイフィア(第5話、第6話参考)が朝から見えないけどどこ行ったんだ?

 

 

「レオン!!もー!!私の話を聞きなさいよ!!」

 

 

ザンドリアスがポコポコと殴ってくる、あ、ごめんそこ溝だから痛いから!!やめて!!本当にやめて!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヤプール様、お話ししたいことがあります」

 

 

「おや?第5話、第6話 以降出番が無かったグレイフィアちゃんじゃないか、どうしたんだ」

 

 

メタ発言をする異次元と常識にとらわれないヤプールさん、そしてそのヤプールさんに用があるグレイフィアif

 

 

「私は、レオナルド様に助けられました…………ですから、私は力が欲しい、レオナルド様を守れる何者にも負けない最強の力が」

 

 

「力が欲しい、ならば強くなればいいじゃないか。この世界の君も努力して強くなったじゃないか」

 

 

「今の力だけじゃ限界があります、私は力を得る為になら悪魔にも命を捧げます」

 

 

「オーケー!!その言葉が聞きたかった………君を強く(改造)してやろう。私の頭脳でな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ロワ、グリゴリの方はどうだ?」

 

 

「御安心下さい、白龍皇共々、しっかりと管理しております」

 

 

灼熱の用心棒ことシュヴァルツ・ロワは徹底した管理でグリゴリとあのヴァーリを手中に収めている。鬼のような顔でヴァーリを虐めぬく化け物、

 

命令は絶対にこなし、敵を焼き尽くすその姿はまさに怪物。

 

 

(あと数日でこの任務ともお別れですか、早くマスターの顔が見たいです)

 

 

その正体は、主マスターの為に(独断で)グリゴリに潜入した用心棒怪獣『ブラックキング』であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「帰ったぞ、我が主よ」

 

 

「ああ、お帰り、エンペラ星人」

 

 

ダークネスフィアが帰還した。ダークネスフィアでの長旅ご苦労様でした。ザンドリアス達と一緒になっちゃうけど今夜は豪華にすき焼きにするぞ〜!!

 

 

「主よ、我はこの旅の中、人肌が恋しかった所だ、思い切り抱きしめてくれぬか」

 

 

イケメン過ぎだろ、エンペラさん

 

 

「ああ、いいよ」

 

 

腕を広げるエンペラをぎゅ、と抱きしめてあげる。心の暖かさが伝わってくる。本当に闇の支配者とは思えない程、彼女の心は暖かかった。

 

 

「暖かいな、主の心は………」

 

 

レオンからは見えないその顔には涙が流れていた。闇の中1人で光を求め彷徨い続け、苦しみ続け、そしてついに光を憎んだ1人きりの皇帝が初めて流した涙だった。

 

 

『マスター!!ご飯できたよーーー!!!!』

 

 

あ、ゴモラが呼んでる。うし、じゃ行こうか、飯♪

 

ガチャ、扉を開けて居間に向かう主の姿を見ながら、彼女、エンペラ星人は見たこともない優しい笑顔を浮かべ

 

 

「やはり主を騙すと言うことは辛いな、事実、我は主に幸せになってもらいたい……………」

 

 

エンペラ星人の脳裏にはかつての自分自身を思い出していた。

 

 

「主よ、我のわがままを許して欲しい……………………新たなる皇帝となって欲しい」

 

 

エンペラ星人は空中にディスプレイを出し、そこにある物を確認する。

 

 

 

 

それは、ベルであった。

 

 

 

それは、巨大な鍵であった。

 

 

 

それは、巨大な三角のカラータイマーだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「出来た、最高傑作だよ!!」

 

 

銀髪のメイドは赤き悪魔により生まれ変わった。

 

 

肩や背中から飛び出す棘、腕は巨大で鉤爪が鈍く光る。メイド服のスカートからは4つの触手と尻尾が出ている。額にはエースキラーのような赤い宝石のようなものが付いている。

 

かつて、ヤプールがウルトラ兄弟を抹殺するために怨念によって作り出した最強最大の超獣

 

 

『U(ウルトラ)キラーザウルス』

 

 

 

「どうだい?体の調子は、慣れればすぐに元の姿に擬態できるよ」

 

 

「最高です、これが私、体の中から力が溢れてくる」

 

 

「早速、調整に入ろう、まずは『地獄の超獣24時間耐久』だ」

 

 

 

「ええ、わかりました。始めましょう、早くこの力を試したいので」

 

 

その笑顔は狂気が含まれていた。




次回予告

夏だ、プールだ、怪獣だッ!!?平和な時を過ごすオリ主、現れるサイボーグ達、そして、ヴァーリーチーム大ピンチッ!!?


次回『夏が来たら』お楽しみに


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夏が来たら

ジード面白かったですね。スカルゴモラカッケェ。

次回予告を変えました


「スイーツが食べたい」

 

 

その一言から俺はコンビニへ出かけた。皆さんも突然甘い物が食べたくなる事ってありませんか?俺もそうです。

 

 

「新作スイーツがあって本当に良かった」

 

 

ガサゴソとビニール袋の中には様々なスイーツが入っている。うまそーと涎を垣間見せながら家に帰ろうとするオリ主、らんらん気分でスキップと鼻歌を歌いながら帰宅する。

 

 

「………あ、マスター」

 

 

なんと、散歩していたアギラこと、アギちゃんとばったり出会ってしまった。

 

 

「あ、アギちゃん、アギちゃんも一緒にスイーツ食べる?」

 

 

「………!!ハイ!!」

 

 

せーかいじゅうがー、君をまーっていーるー、やーみよを照らせ、光ーの戦士ーよー、あ、ここ例の学校じゃん、プールの方でワイワイやってる………いいな〜、俺もプールに行きたいな〜、プールなんて何年も行ってないし、最後にプールに行ったのって前世の中学生の時だったっけ?

 

あの時は楽しかったな、あいつが女子更衣室に特攻仕掛けに行ってボコボコにされてたな、それから耐水小型カメラ持ってきて盗撮してたやつもいたし、誰だったかの女子のパンツ被って顔面にコンクリート投げつけられてた奴もいたな〜、

 

 

「懐かし〜な〜」

 

 

あの頃が懐かしいよ………………『な〜にが懐かしいんですか?』ウォイッ!!?って、ルディアンかなんでこんなとこにいるんだよ、てかそれなんだよ、ラムネ?

 

 

「はい、実はラムネ売りのバイトをしていまして、あ一本如何ですか?美味しいですよ♪」

 

 

「それじゃ、一本貰おうかな、ほい100円、にしてもガーゴルゴンの奴はどうした?」

 

 

「ああ、ガーゴルゴンさんなら今、出かけてますよ」

 

 

あ、そう………………なんかやらかしてなきゃいいんだけどな〜、ルディアンと別れた後、そのまま家に帰宅した。帰る途中、銀髪のような白髪のようなイケメンと最遊記の悟空のようなコスプレした奴とすれ違った。それと一誠兄ちゃん、いや一誠さんともすれ違った、俺の事は分からなかったらしい。当然と言っちゃ当然だな、前まで自分より背の小さかった俺と今の俺を同一人物とは思わないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さっきの娘、どうも気にかかるな」

 

 

「どうしたんだ?ヴァーリ」

 

 

さっきすれ違った2人のカップル、両手に袋を持った彼とその隣にいたパーカーの彼女、特に彼女の方からは異質な力を感じた、彼女の存在自体が力であり生命である。そんな感じだ。

 

 

「調べる必要があるかもしれないな」

 

 

『その必要はありません』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やー朱乃ちゃん、死んだはずのサデスだよ〜♪」

 

 

鳥居の上になんとハイテンションの少女、その姿を見て朱乃は驚愕の表情をあらわにしていた。

 

 

「サデス………ちゃん………………………なんで………うそ………」

 

 

 

「本当だよ〜、久しぶりだね〜、お母さんは元気かい?」

 

 

「そんな………………貴方は誰!!」

 

 

「酷いな〜、サデスだよサデス、サ・デ・ス!君の親友で、君が堕天使に襲われた日に君を庇って死んだ、サデスだよ〜、と言っても僕は死ぬ事は無いんだけどね〜、ほら」

 

 

 

姫島朱乃には親友がいた。だがその親友は母と父の結婚に反対していた堕天使達の凶弾に倒れてしまった。だが、親友は生きていた。元々サイボーグであった彼女は自身の死を偽って彼女の前から姿を消したのだ。

 

 

「これは決別と餞別の攻撃だ、受け取ってくれるよね♪」

 

 

地面が盛り上がりそこから、1人の少女が出てきた。赤と黒の目に右腕は機械のアーム、左腕には巨大な銃を搭載、義足とバイザーのようなものが目立つそれは、

 

 

奇機械怪獣デアボリック

 

 

その背中に自身の腕をドッキングさせる、デアボリックの首からデアボリックキャノンが出現、そこにエネルギーがチャージされていく。

 

 

「バイバ〜イ♪」

 

 

デアボリックキャノンが発射された。

 

 

 

 

 

 

 

 

神社の裏山が丸々、宝石に変わったと言う事件が発生したが、誰もそれを気に留めるものはいなかったと言う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………ハア、ハア、ハア」

 

 

血まみれの白い鎧、今にも砕けてしまいそうなそれをまとう者は息も絶え絶えにかろうじて立っている。周りには仲間達がボロ雑巾のように倒れていた。死んではいない、だが、満身創痍で体を動かす事も出来無い。

 

 

「………………ハア、ハア、………なぜおまえが、ハア、ハア、グッ!!……………それに、その力は………本当におまえはグレイフィア・ルキフグスなのか………………」

 

 

 

確かに、そこにいるのは、少し若い気がするが、紛れも無いグレイフィア・ルキフグスだ、以前変わらなく、スカートから伸びる二つの触手の様なものを除けば、

 

 

「余計な詮索は自身を滅ぼしますよ、ね、白龍皇」

 

 

グレイフィアのスカートの中から、なんと多数のミサイルが放たれた。それは曲線軌道を描きながらヴァーリー達に襲い掛かった。




次回予告

ついに始まる三大勢力会議、動き出す怪獣達、もう誰にも彼らを止めることはできないのか!!?そしてレオナルドの平穏はどうなるのか!!?

次回『大変!!魔王獣が来た!!』


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大変!!魔王獣が来たッ!!

やっと出来たわ、そういやあーサラリーマンゼロ、これはネタになるな。





ボソ)サラリーマンベリアル


その日、汚い花火が打ち上がったと言う。


次元の狭間のどこか、人一人居ない全くの無

 

いや、かつては全くの無だった場所、悪魔も天使も、神ですら認知して居ないそこに、異常な物が佇んで居た。

 

巨大な繭、のようなもの。そしてその近くには羽や腕、足などを捥がれた悪魔達………………………………繭は触手を出しそのもの達を捕食していく。その状況を満足そうに見つめるゼットン星人エド、

 

 

「美味いか?………………そうか、美味いか。そいつらは幸せの絶頂から絶望のどん底へと落とし更に絶望に絶望を与え壊れないようにゆっくりと仕込んだ極上の餌だ、もっと、もっと食べろ。その絶望が恐怖心が、お前を育て上げるのだ」

 

 

最後の一人を食した所で、その繭は動き出す。卵から孵るようにそこから産まれれたのは、まさに絶望だった。

 

 

「時は来た、行こう我らが主の元へ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「映画撮影?」

 

 

ゴモラ達は俺を主人公にした映画を作ると言った。題名は『ウルトラマンベリアル・ザ・ムービー ベリアル大帝国』らしい、ストーリーは

 

『人外が跋扈する地球に颯爽と現れた心優しき帝王が引き連れた仲間達と共に自らの帝国を築き上げる』と言うハートフルボッコメディらしい。

 

 

いや、完全に題名ベリアル銀河帝国のパクリだろ!!え?自分たちだけで鑑賞するだけだから、それなら別にいいけど、悪用とか絶対すんなよ!!

 

それと、昨日、ベリアル陛下の夢を見ました。どうやら俺と融合したベリアル陛下が元の世界に帰ると言って居ました。しかし、融合した肉体はこのままなそうなので、引き続き俺はこの世界のウルトラマンベリアルとして存在するらしいです。

 

まー、なんでも息子さんが頑張っているらしいので、てかベリアル陛下奥さんと息子さんが居たんだ………………驚き。

 

 

それと、もう1つ、実は前まではゼッパンドンやEXゼットンなどの強化個体もしくは亜種個体は元々同一人物だったのだが、なんの因果か、別々の個体として分かれてしまいました。

 

つまり、ゼットン、ゼットン2代目、ファイヤーゼットン、EXゼットン、マガゼットン、ゼッパンドン、ゼットン変異種、パワードゼットン、などなど挙げ句の果てにはハイパーゼットンデスサイスも生まれました。え?ハイパーゼットン?さー、いるのかは知らん。

 

ちなみに性格も本家とは大違いです。ゼッパンドンはなんかジャグラーっぽいし、マガゼットンは逆ハーレム築こうとしてるし。もう駄目だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今、悪魔、天使、堕天使達の三大勢力が和平を築く為にこの場に集結していた。魔王、大天使、そして堕天使提督、彼らは三大勢力の最高位であり、またその種族最強を誇る存在達である。メンバーは

 

 

魔王サーゼクス・ルシファーを筆頭に、

 

メイド グレイフィア・グレモリー、

 

魔王サーゼクスの妹 リアス・グレモリー、

 

現赤龍帝 兵藤一誠、

 

グレモリー眷属、アーシア・アルジェント、姫島朱乃、木場裕斗、ゼノヴィア・クァルタ、

 

ソーナ・シトリーとその眷属達、

 

 

 

堕天使提督 アザゼル

 

現白龍帝 ヴァーリー(ボロボロ)

 

堕天使提督秘書 シュバルツ・ロア

 

 

 

天使長 ミカエル、

 

熾天使 ガブリエル、

 

熾天使 ラファエル

 

熾天使 ウリエル

 

 

 

 

 

「みんな揃ったようだね」

 

 

サーゼクスの声が響いた。

 

 

「ああ、そうだな」

 

 

「それでは始めましょうか」

 

 

三大勢力の和平会議が始まる、そう思った瞬間、

 

 

「すいませ〜ん!!遅れてしまいました!!」

 

 

可愛らしい声が響いた。皆が振り返るとそこには赤い髪をしたツインテールの少女とその仲間達がいた。

 

 

「貴方方は?」

 

 

「す、すいません、私達は魔獣創造により作られたリアスさん達の協力者なのです。今日は三大勢力会議に参加させていただくべくこの場に参上仕りました。あ、私はピグモンと申します、こっちはゼットン星人のエドさん」

 

 

「魔獣創造だって!!?おいおい、マジか」

 

 

「確か、リアス達の話にあった、」

 

 

「はい♪よろしくお願いします」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピグモン達の乱入というイレギュラーがあったが、和平会議は順調に進んでいった。 これからの三大勢力の未来、人間への干渉、そしてヴァーリー達を襲った謎のグレイフィアに似た存在の事、

 

 

「それで、お前達の事も聞かせてくれ、お前達はこの世界をどうしたい?」

 

 

アザゼルはピグモンさん達に話を振った。ゼットンさんやギャラクトロン、それにあのコカビエルを虐殺したダークロプスやエースキラーと名乗った女戦士の事も、

 

 

「はっきり言ってどうでも良いです♪」

 

 

「どうでも良い?どう言う意味だ?」

 

 

「言葉の通りです、私達の主は平穏を望んでいます。我々は主をあらゆる危機から守る為に、またそう言った存在を抹消する為に、世界中に仲間の怪獣娘達を派遣しています。

 

最強の殺し屋『エースキラー』に教会の戦士『キリエロイド』、そして貴方方を苦しめた邪神、」

 

 

「なんだとッ!!?邪神だって!!?どう言う事だッ!!まさかお前らの主とやらがあの邪神を創り出したとでもッ!!」

 

 

「その通りです、邪神ガタノゾーア様は主から勝手に過去へタイムスリップすることのできる怪獣達を使って過去に向かってしまわれたのです。その事で主はもープンプンでした。でも、彼女のおかげで大きな後ろ盾が出来た事には感謝しています。」

 

 

パチンッ!!エドさんが指を鳴らすと、彼女達の後ろのカーテンが勝手に開いた。そして窓の外に途轍もない光景が映し出されていた。

 

それは大きく横に割れた空とその中にいる無数の怪物達、いや怪獣達、

 

 

タイラント、ベロクロン、グドン、ギエロン星獣、グビラ、ブラックエンド、ホー、パワードレッドキング、ゴーデス、メルバ、ダランビア、自然コントロールマシーン天界、ゴルメデ、ガルベロス、ラゴラス、ディノゾール、シェパードン、デマーガ、ケムラー、テレスドン、アボラス、バニラ、ワイアール星人、キングジョーブラック、キングザウルス三世、タッコング、バラバ、ムカデンダー、ハンザギラン、ハングラー、ブリザード、エンマーゴ、ファイアードラゴン、マーゴドン、ファイバス、ジョバリエ、ガグマβα、ガギ、エボリュウ、レイロンス、ガゾート、ゴブニュ、エノメナ、マグニア、ウェポナイザー1号2号、リトマルス、キングモーラット、ビザーモ、デシモニア、グアーム、ゴルドラス、ファルドン、ガルラ、ゲオザーク、ギジェラ、メタモルガ、メンジュラ、ネオダランビア、グラーレン、ダイゲルン、グロッシーナ、サイクロメトラ、シルドロン、サタンファーガス、バオーン、ギアクーダ、モンスアーガ、ギャンザー、ネオザルス、宇宙帝王イシリス、ゾンバイユ、姑獲鳥、ソドム、デマゴーグ、ガイガレード、ジオモス、ユメノカタマリ、ブンダー、ゴッドジャギラ、グライキス、ゼルガノイド、ネオガイガレード、ゲランダ、デスフェイサー、アーウォン、ゴッヴ、ギール、アパテー、メザード、ガンQ、アネモス、クラブガン、ゴッヴⅡ、ウルフガス、サイコメザード、アンチマター、マザーディーンツ、アルギュロス、ゾンネル、ゲシェンク、カンデア、パズズ、ゴメノス、ミーモス、自然コントロールマシーン炎山、ゴキグモン、エアロヴァイパー、シャザック、アルゴナ、Xサバーガ、ティグリス、ツチケラ、Σズイグル、ビゾーム、イザク、超ゴッヴ、超パズズ、破滅魔人ゼブブ、カイザードビシ、キングオブモンス、スキューラ、バジリス、etc、etc、etc、etc、etc、etc、etc、

 

 

 

 

 

 

空を覆い沢山ばかりの怪獣達がそこには存在した。

 

 

そして、フェニックス家のレーティングゲームに現れたあの7体の魔王を超えし娘達とギャラクトロンを倒した合体魔王獣が

 

 

「ここかい?祭りの場所は」

 

 

一番連れて来てはいけない血の気の多いママを連れて来てしまったようだ。どうなる三大勢力。




次回予告

ついに始まる三大勢力会議、そこでついに本性を現す怪獣軍団!!絶望の闇の中で舞い降りた暗黒の皇帝とは!!?


次回『絶望の降臨』お楽しみに!!


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絶望の降臨

久々にメビウスを見ました。アリゲラとツインテールがカッコよかった!!それだけです。


絶望とはなんだろうか?

 

今、まさに目の前で起きていることこそが絶望と言えるだろう。共に戦って来た仲間が、仲間だと思って居た存在が、実は敵であった事に、

 

 

「言ったはずだ、我々は仲間ではない、協力関係にあるだけだと」

 

 

リアス部長は震え、明乃さんは唖然とし、ゼノヴィアは涙を流し、木場は身体中から汗を出し、アーシアは神に祈り、俺は現実を受け入れられずにいた。

 

 

「なんで、なんでなんですか………………俺たちは、俺たちは仲間じゃなかったんですかッ!!!!」

 

 

「アハ、君たちは私の話をちゃんと聞いていたのか?私たちは協力関係だと」

 

 

「協力関係なら!!仲間って事じゃ無いですかッ!!」

 

 

「呆れて物も言えない、協力関係とは違いに利用し利用されることを言うのさ、君たちは随分と役に立ってくれたよ」

 

 

リアスはその言葉に怒りをあらわにする。

 

 

「なんですってッ!!」

 

 

「君たちのお陰でスムーズに事が進んだよ。君と言う隠れ蓑のお陰で上級悪魔やはぐれ悪魔を自由に誘拐する事が出来た、彼らはもうこの世には居ないが、我らの糧となってくれた。それに君たちの近くにいた事で情報も手に入ったしな、一石二鳥だよ」

 

 

言葉が出なかった。俺たちはあいつらに利用されていただけなのか。あの優しさは嘘だったのか?

 

 

「こんな時、確かこう言うセリフがあったな、

 

 

『今までご苦労、君たちはもう、用済みだ』かな?それとも、

 

 

『私は最初から君たちのことを仲間だと思ってはいない』か、どちらにせよ、君たちの利用価値はその肩書きだけだったと言うことさ。

 

アーシア、君を助けたのも君らを油断させる為、フェニックス家を潰したのは陛下の新装備の実戦投入の為、堕天使コカビエルを殺したのだってダークロプスゼロの実験データを手に入れる為だ。

 

改めて感謝の言葉を送ろう、

 

 

私たちの為に働いてくれてありがとう」

 

 

 

 

その言葉には本当に感謝の念が込められていた。だが俺たちにはもうその声は届かない。多分、血の涙を流しているだろう。強く握りしめた拳からは血が流れる。

 

 

「貴ッ様ッ!!!!」

 

 

ブチ切れた悪魔達が襲いかかってくる。自身の長の妹を汚された彼らの怒りは計り知れない。

 

 

「そうカッカとするな、我々の敵は別にあるだろう?そうだろ、ロア、いやブラックキングよ」

 

 

ガクッ、と彼らは倒れる。コツコツ、ゆっくりと落ちて行く悪魔の道をスーツ姿の女性が歩いて行く。それは、堕天使提督アザゼルの秘書であり、灼熱の用心棒と呼ばれたシュバルツ・ロアこと

 

 

用心棒怪獣ブラックキングであった。

 

 

「この立場にもいい加減ウンザリしていたところでしてね。改めて自己紹介しましょう、私の名はブラックキング、社長の命によりあなた方のスパイとしてあなた方の仲間に交わささせてもらいました」

 

 

驚きの声が上がった。

 

 

「………………なるほど、俺たちの情報が筒抜けな訳だ。まさかお前が裏切り者だったなんてな」

 

 

「ええ、そのお陰で奴らの情報や他の神話系統の情報も手に入りました」

 

 

まさかの裏切りに堕天使側も唖然とせざるを得なかった。だが、そんな沈黙も一瞬で終わりを告げた。最初に感じたのは恐怖、次に感じたのは絶望、

 

更には暗雲が立ち込めかつての邪神を思わせる闇の力がそこには存在していた。

 

燃え盛る校庭、その中心に降り立つ黒いマントと仮面を告げた存在、皇帝とはまさに彼女のことを指し示す。

 

 

「お初にお目にかかる、余はエンペラ、暗黒大皇帝エンペラ星人なり」

 

 

そして、その後ろに同じく凶悪な力を持った存在達がいた。凶悪な力を持ちし怪獣達。

 

 

サングラスをかけた妖艶な女性が

 

 

「暗黒四天王が1人、知将『メフィラス』」

 

 

骨と筋肉を逆転させたような怪人が

 

 

「同じく謀将『デスレム』」

 

 

全身が氷で出来た氷結の怪人が

 

 

「俺はグローザ星系人!!豪将、不死身のグローザム様だ!!」

 

 

赤い人間とは思えない女性が

 

 

「私は超獣及び兵器開発部主任、邪将『ヤプール』、そして我が最高傑作の二体だ」

 

 

エースキラーともう1人、

 

 

「グレイフィアが!!もう1人ッ!!?」

 

 

「私はグレイフィアであってグレイフィアではありません。そう我が名は究極超獣『(ウルトラ)キラーザウルス』です」

 

 

「お前がヴァーリを襲ったつうサーゼクスの奥さんのそっくりさんか、成る程本当にそっくりだ」

 

 

「ゴルァッ!!何私たち無視したんだッ!!」

 

 

ブチ切れたマガオロチがガンを飛ばしてくる。ギャーギャーと騒ぎながらマガ迅雷を辺りに撒き散らす。

 

 

「前回、あんな盛大な出方して今回出番これだけかッ!!?何なんだよッ!!詐欺ですよこれッ!!!!」

 

 

物凄い形相を浮かべるゼッパンドン、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あたりは火の海に包まれていた。悪魔達は恐れ慄いた、我らが王が絶対なら最強の長が手も足も出ないまま、倒された。

 

 

「魔王サタンは死んだ、これからはこの俺様が貴様らを支配してやろう」

 

 

「新たな神、いや皇帝、ベリアル!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい!!カットッ!!

 

 

「いゃ〜、良いシーンが取れたよ」

 

 

クライマックスシーン、最強の敵サタンとベリアルの一騎打ちにベリアルは勝利した。と、ここまでは良いのだが、2万年早いぜ!!とか、ブラックホールが吹き荒れるぜッ!!とか、ゼロっぽいセリフを言ってしまうのだ。ベリアル陛下、ゼロの体乗っ取った時に口癖でも写ったか?

 

乗っ取った人の、いや人じゃ無くてウルトラマンなんだけどさ、取り敢えずその乗っ取った体の方の性格とか口癖とかって写るのか?いや、でも、あり得るのか?あ、でもA=北斗星司になってるけど、前のAはどうなったのだろうか?ジャックとか、

 

そもそもジャックとかAとかタロウの人格ってウルトラマンのものなのか?それとも人間のものなのか?

 

ジャックやAの性格は完全に郷秀樹と北斗星司の人格だろ。ならジャックとAの人格はどこへ消えた?それにタロウの場合、最終回であれは人間に戻ったのだろうか?それともあのバッチの中にタロウがいてタロウに変身してタロウだけ帰ったのだろうか?そもそも東光太郎がウルトラマンタロウ自身なのか、もしも別々にゼロとタイガやギンガとヒカルのような感じだったらなぜ劇中に登場しなかったのだろうか?だがタロウ自身だとすれば、なぜバッチを返すだけで元に戻ったのだろうか?タロウはウルトラの父と母の息子なのは明白であるしタロウの存在も子供の頃から居ると確認できる。タロウのバッチは仮面ライダーのような変身アイテムなのだろうか?だとしてもそれはおかしい。

 

初代ウルトラマンはハヤタ隊員との融合解除後、ハヤタの記憶は消されて入るし、しかもちゃんとウルトラマンとしての意識とハヤタとしての意識が2つ存在している、セブンのようにウルトラマン自体が擬態しているのであれば、東光太郎などと言う人間の存在は必要ない。ジャックの時は郷秀樹はウルトラマンとして転生している。あれ?だけどそれならジャックの人格どこ行った?

 

 

 

 

 

「おーい、次のシーン撮るよ〜」

 

 

 

あ、オッケー。

 

 

………………この議題は後で考えよう。




「赤い雨が降る、それは我らヤプールの象徴」

「退避しろ、お前達も巻き添えを喰らいたくなければな」

「また無様にやられに来たのですか?」

『あの時のリベンジマッチといこうか!!』

「もう一度、痛い目に合わなければワカラナイヨウデスネ』


次回『怪獣対三大勢力対禍の団』


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怪獣対三代勢力対禍の団

タイトル詐欺になってしまったことを深くお詫び申し上げます。禍の団とかほぼいないのと一緒です。だが私は謝らない!!


「これは一体、どういう状況なの!!?」

 

 

タイミング悪くこの場に現れた謎の組織。驚く三大勢力、キラリと目を光らせる怪獣達、獲物を狙う獣の目をしていた。

 

 

「コイツラ、クッテイイノカ?」

 

 

涎を垂らし、舌を伸ばすボガール。無表情で笑う矛盾した顔で彼らを見るグリーザ。片腕に紫色の煙状の生命体を纏わせ、新しいおもちゃを見つけた子供のような笑顔を浮かべるヤプール。

 

ヤプールは指を鳴らした、すると、空が割れ赤い空間が現れる。そこからサンゴのような赤い突起物を持つ緑色の怪獣が二体現れる。奴の名はミサイル超獣ベロクロン、ベロクロン二世、更にレースクイーンのような格好をしたオレンジ色の髪をした少女が現れる。一角超獣バキシムはベロクロンと共には全身からミサイルを撃ち放った。更にグレイフィアのスカートからもミサイルが放たれる。

 

 

特に意味の無いミサイルが謎の組織を襲う。

 

 

「お前達、食っていいぞ。だが、あの女と兵士は少し残しておけ、あとは殺せ」

 

 

ミサイルから難を逃れた兵士達は、突如、捕食者達に襲われる。煙は晴れ無い。爆煙は霧へと変わり、あたりを覆い尽くす。悲鳴が上がった。隣にいた奴が突然、断末魔と共に消えた、次は自分が食われた。霧の中、ボガールは翼を広げ敵を食らう。いやボガールだけでは無い、霧の中、伸びるハサミが次々と霧の中へと引き摺り込んで行く。

 

悲鳴をあげることもなく消えて行く。自分が消滅する、無へと変わって行く。しかし、恐怖は無い、快楽すら覚えるこの感覚、消えて行くのがこんなにも美しいことだなんて、全てはいつか消えるのが道理。無情で無表情で無際限な存在が笑い出す。霧の中に響く笑い声、それは本当にあるものなのだろうか?全くの無の存在が全てを美しく終わらせる。

 

そう、美しき終焉、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「美味しそう♪」

 

 

エロい服装をした女性が首筋に食らいつき、血を吸う。吸血生命体マリキュラ、巨大なコウモリのような化け物が同じく血を吸う。吸血魔獣キュラノス、コウモリ怪獣バットン、ボールが血を吸う。植物も、

 

触手も、赤い花も、うまそうに、

 

 

 

ここは餌場、捕食者達が弱者を食らう。そこに絶対のものがある、人間は弱者は食われる運命。蹂躙するは怪獣、絶望の宴。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おいおい、いいんですかい皇帝陛下?俺たちの出番無くなっちまいますよ」

 

 

「面倒な手間が省けるというものだ、グローザムよ。それよりも、お主らの相手が来たようだぞ」

 

 

物凄い速度でこちらに突撃してくるヴァーリ、狙いは言わずもがなグレイフィアだ、グレイフィアはスカートより触手を伸ばしヴァーリーの一撃を止める。

 

 

「また、無様にやられに来たのですか?」

 

 

『あの時のリベンジマッチといこうか!!』

 

 

『Divide!!Divide!!Divide!!Divide!!Divide!!』

 

 

『HalfDimension!!』

 

 

半減、及び半減空間を作り出しグレイフィアを攻撃する。

 

 

「無駄だ、私の最高傑作にそのような攻撃が通用するはずがないだろ」

 

 

状態干渉系の攻撃は全く意味をなさない。それどころか、マイナスエネルギーを力とするUーキラーザウルスのエネルギーを吸収しダメージを受けてしまう。

 

 

「もう一度、痛い目に合わなければワカラナイヨウデスネ』

 

 

両腕は黄金の剛腕と巨大な爪、蠢く4本の触手にキラーウォーヘッドと呼ばれるミサイル突起物、体の大半が変貌した。

 

最強の生物兵器、究極超獣Uーキラーザウルスと言う怪獣娘、いや超獣娘へと変わった。

 

それと同時に、空に暗雲が立ち込める。

 

 

「赤い雨が降る、それが我々ヤプールの象徴」

 

 

霧は晴れ、赤い雨が降る。赤い赤い血のような雨が降る。

 

 

「退避しろ、お前らも巻き添えを喰らいたくなければな」

 

 

赤い雨の降る夜の学校で、今、究極の存在が姿を現した。戦いはまだ終わら無い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うーし、次、クライマックスとるよー!!監督の声がこだまする。電離層からやって来た化け物を退治した後か、マガバッサー然り姑獲鳥然りガゾート然り、なんで電離層にはろくな奴がいないのだが。

 

 

「ベリアル様はこの椅子に座って、このセリフを読んでください。カンペはちゃんと隠れるようになってるので」

 

 

赤とか黒とか紫とかベリアルらしいカラーの部屋に円状の階段とデッカいベリアル様専用の椅子が用意されてて、下には怪獣達が片足をつき頭を下げている。目の前には巨大なカーテン、そしてその奥には多分、モニターがあるのだろう。

 

 

「よっしゃ、んじゃ、行きますか」

 

 

ULTRAMANスーツversion.Kaiserを装着し、玉座へ向かった。

 

あ、そういやメガネ新しいの買わないとな。…………………アレ?なんで俺、眼鏡なんて欲しがったんだ?




運命とは時に残酷にそして唐突にやってくるものである。逃れられない、力を持つものの運命、変えることのできないそれに彼は立ち向かう覚悟を決める。

次回「美しき(日常の)終焉」


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美しき(日常の)終末

久々にウルトラマンを見て心火が燃え出した今日この頃、ようやくテストが終わったぜ!!


ー計画は順調に進んでいるなー

 

 

ーこの調子だ なら我らの世界ももう目の前だねー

 

 

ーそうだ、もうすぐだ、もうすぐー

 

 

ーそう言えば、旧魔王派の連中が動き出すらしいわー

 

 

 

 

 

「機は熟した、さあ行くぞ、新世界を創り上げる為に」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人は目の前にある理不尽に背を向けたくなることがある。現実を受け入れようとせず、妄想、又はそれが及ばない所へ逃避しようとする。それは知能があるからなのか、それとも生物の本能なのかそれはわからない。だが、1つだけ言えることがある。

 

 

「さて、弁解を聞こうか?」

 

 

俺の怒りは頂点を天元突破した。漆黒のオーラに身を包み、赤いマントがそれを際立たせる。更に王座に座る姿はまさに威厳とカリスマ溢れる皇帝陛下に違いない。

 

 

「我らはマスターのことを思って……………」

 

 

「ほお?俺のことを思って俺に迷惑をかけた、そういうことか?俺だけならまだしも、他の人たちにも迷惑をかけて俺が喜ぶと本当に思っていたのか?

 

 

お前たちが俺を思ってやってくれたのは分かる、だけどもうそんな危ない真似はするな」

 

 

彼女達の強さは人一倍知っている。だが、それでももしも万が一ということがある。人間(小さき者達)最後の敵(ゼットン)を倒したように、だから不安なんだ。

 

 

「お前達のことは絶対に俺が守る。絶対に」

 

 

彼女達の肩を抱き寄せる。涙を浮かべながら、あるいは顔を真っ赤にしながら、あるいは喘ぎ声をあげながら、

 

 

(とは言ったもの、どうしよう、マジで)

 

 

ホロリと冷たい何かが頬を伝った、どうやら後戻りはできないらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学校の校庭はすでに戦場と化した、爆撃されたかのようなクレーター跡がいくつもあり、空には無数の色彩の光が飛び交っている。何を隠そう、ヴァーリ・ルシファーとUキラーザウルスことグレイフィアである。2人の戦いはヴァーリが防戦一方であり、グレイフィアは触手からの光弾、ミサイル、ビームと生きた火薬庫ことベロクロンの何倍もの弾幕がヴァーリを襲う。

 

ボロボロのヴァーリ、壊れた鎧のかけらが体に突き刺さり尋常じゃない痛みを生み出す。

 

 

『もうやめろ、ヴァーリ!!このままでは持たんぞ!!』

 

 

アルビオンがやめさせようとするが、ヴァーリは喜びの顔で、

 

 

「まだだ!!まだやれるッ!!!!」

 

 

と、更にギアを上げる。

 

 

「ムダダ 、神器無効化システム(アンチセイクリッド・ギアシステム)二より貴様ノ能力はムコウカされてイル、どんナ神器モ私にハ効かなイ」

 

 

ヤプールが開発した神器無効化システムはあらゆる神器の効果を無効にすることが可能で、神器の無効化とはつまり神の奇跡の無効化と同じである。

 

 

「その戦い、私たちも混ぜてもらおうか」

 

 

あたりに響く声、その声はどこかで聞いた覚えのある声だった。

 

 

「エド、か」

 

 

ゼットン星人エド、そしてその背後には巨大な怪物が佇んでいた。黒の体に巨大な鎌と不気味な発光、

 

 

ハイパーゼットン ギガント

 

 

ハイパーゼットンギガントは巨大な鎌をグレイフィアに振り下ろした。両腕をクロスさせガードするも、押し潰されてしまいそうなほどの威力のせいで地面に叩き落とされた。

 

 

「ジャマヲスルナァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァaaaaaaaaaaaaaaaッッッ!!!!!!!!!!!!」

 

 

怒りと共に空を埋め尽くすほどの光線とミサイルがハイパーゼットンギガントに降り注いだ。全て命中するミサイル、ハイパーゼットンギガントは粉々に砕け散ったかに見えた、だが

 

 

「それで勝ったつもりか?」

 

 

怪しげな笑みを浮かべながら、ゼットン星人エドはその手に持つ謎の光の塊をハイパーゼットンギガントに与えた、光の塊は浮遊しながらハイパーゼットンギガントの中に吸い込まれ、その鎧と言う名の体を脱ぎ捨てた。脱皮するかのように背中に亀裂が入りそこから新たなる存在が姿をあらわす。

 

 

 

ハイパーゼットンさん イマーゴ

 

 

 

悪魔のような羽に腕はクローへと変化、自由にしなる尻尾と禍々しいオーラを身にまとい究極の姿へと変貌を遂げた。

 

 

「これが…………これが完全体、ハイパーゼットンッ!!!ついに私は全宇宙の我が主に仇なすものに死をもたらす神となったのだ!!!!」

 

 

エドは高らかに笑いながら、ハイパーゼットンさんを見つめるのであった。

 

 

「神だと?ならば今、ここでどちらの作品が優秀であるか白黒つけようじゃないかエド」

 

 

Uキラーザウルスの下半身に地面から伸びた触手が絡まり融合していく、そして校庭の地面から巨大な下半身が出現したのだ、アントラーのような巨大な鋏、4本だった触手は6本に増え、その禍々しさも増している。ヤプールの科学技術の全てを結集し誕生させた最強最悪の超獣、

 

 

究極巨大超獣 "U"(ウルトラ)キラーザウルス ネオ

 

 

最強の怪獣に最強の超獣がこの駒王学園についに姿を現したのであった。ついにその2人がぶつかり合おうとしたその瞬間、空を暗闇が覆った。

 

 

「来られるのですか、我が主よ!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「一体……………………なんなのよ………………………………」

 

 

そしてちゃっかり巻き込まれちゃってる旧魔王派たちであった。




次回予告

覚悟を決めろ、お前がウルトラマンベリアルなんだ、もはや運命の歯車は狂い出している。その時ウルトラマンベリアルは、

次回『皇の世界が始まる日』


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皇の世界が始まる日

ベリアル様の最大の敵はやっぱり…………


大地は唸り大気は震える、天には巨大な闇の渦が空に発生している。先ほどまで戦っていた破壊神も究極生物兵器も

 

悪魔の長も堕天使の総督も大天使もテロリストたちも、そこに存在するすべての生きとし生けるものたちがその目を向けた。

 

何か強大な存在がこの場に降り立とうとしている。

 

 

「なんだ…………なんなんだ!!!!」

 

 

旧魔王派達は全て恐怖に足がすくんでしまっている。刹那、雷と共にその中から何かが降りてきた、漆黒の鎧なようなスーツに身を包み全怪獣達の皇がこの地に降り立った。

 

 

「ベリアル皇帝陛下、お会いしとうございました」

 

 

「皇帝陛下バンザーイ!!ベリアル陛下バンザーイ!!」

 

 

「愚かなる人外どもよ!!我らが皇帝陛下の前に跪くがいい!!」

 

 

皇帝の登場に怪獣達は歓喜する。だが、彼の心は穏やかではなかった。

 

 

 

(ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ!!!!

 

 

あの場のテンションで大見栄きってきちゃったけど、どうすりゃいいんだよッ!!!!??俺のカリスマ(笑)でなにをどうしろと!!?俺なんてベリアル陛下様じゃ無いよ!!べリアルだよ!!べのところ平仮名だよ!!うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!マジどうしようッ!!?トトトとりあえずまずは落ち着け、落ち着くんだそうだ、そうだ!!ヤプールからもらった新しい兵器を使えばなんとかなるだろう…………………そうだよきっとなんとかなるさ♪)

 

 

 

 

ウルトラマンベリアルは辺りを見渡すと虚空より赤い機械『ジードライザー』を取り出す、そして新兵器『怪獣カプセル』を起動させた、

 

 

(ヒーヒーフー、ヒーヒーフー、落ち着け、あいつ(ヤプール)のよこしたマニュアルどうりにやれば問題なし、えと召喚のセリフとかどうしよう……………………)

 

 

 

「ゴモラ」

 

 

『ギャォォォンッ!!』

 

 

「レッドキング」

 

 

『ゴァァァッ!!』

 

 

「これでエンドマークだ」

 

 

 

『フュージョンライズ!!ゴモラ レッドキング

 

 

 

二体の怪獣が霧のような形になって更にベリアルのカラータイマーからも同じように紫色の霧のようなものが更に登る。その3つは空中で1つとなり新たな姿を形成した。

 

 

 

 

ウルトラマンベリアル!!スカルゴモラ!!』

 

 

 

スカルゴモラちゃん

 

 

 

『フュージョンライズ!!エレキング エースキラー

 

 

 

ウルトラマンベリアル!!サンダーキラー!!』

 

 

サンダーキラーちゃん

 

 

 

『フュージョンライズ!!ゼットン キングジョー

 

 

 

ウルトラマンベリアル!!ペダニウムゼットン!!』

 

 

ペダニウムゼットンちゃん

 

 

 

『フュージョンライズ!!ファイブキング ゾグ第二形態

 

 

 

ウルトラマンベリアル!!キメラベロス!!』

 

 

 

ウルトラマンベリアルの分身でもあり妹?キメラベロスちゃん

 

 

『フュージョンライズ!!ゴモラ タイラント

 

 

ウルトラマンベリアル!!ストロングゴモラント!!』

 

 

 

『フュージョンライズ!!キングジョー ギャラクトロン

 

 

 

ウルトラマンベリアル!!キングギャラクトロン!!』

 

 

 

『フュージョンライズ!!マガオロチ アークベリアル

 

 

 

ウルトラマンベリアル!!禍々アークベリアル!!』

 

 

 

『フュージョンライズ!!ベムスター ゼットン

 

 

 

ウルトラマンベリアル!!ベムゼート!!』

 

 

 

『フュージョンライズ!!ベムラー アーストロン

 

 

 

ウルトラマンベリアル!!バーニングベムストラー!!』

 

 

 

 

 

4人の怪獣娘と5体の怪獣が生み出された。彼らはベリアルの後ろに着く、すると突如更にその後ろに煙が立ち込め、それが晴れると新たな怪獣達が彼の真後ろに立っていた。

 

ザイゴーグにグリーザ、カオスダークネス、と最強のラスボス怪獣や劇場版怪獣達がこぞってその姿をあらわす。空の異次元空間の中にいる怪獣達でさえ三代勢力にとっては絶望的な状況なのにこれが更に絶望的な状況へと追い込んだ。

 

その周りには小型の球体型偵察機『ユートム』がこの映像を全世界の裏世界の者達に発信している。

 

 

「我らが皇よ、お待ちしておりました」

 

 

エンペラ星人は彼に赤いマントを渡す、ベリアルはそれを羽織る、そしてエンペラ星人は宣言した。

 

 

「聞け、愚かなる者どもよ!!我々の名はベリアル帝国!!我々の目的はただ一つ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

全宇宙の征服である!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あーあー!!あーあー!!あーあー!!いっーちゃった言っちゃった!!ヤバス!!俺の平穏なオワタ!!もうだめ、俺の精神ゴリゴリと削られる。SAN値ががががががががががががが

 

もうやめて!!俺のライフはゼロよ!!宇宙征服とかなんだよ(涙)もう、もう…………ヤケクソじゃァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!全員まとめて養ってやらぁぁ!!!!宇宙だろうがマルチバースだろうが支配してやらぁぁ!!!!(錯乱)

 

 

「聞けぇ!!俺様がベリアルだ、この世界、いや宇宙は俺様のものだ、歯向かうなら容赦はしない、テメェら全員ぶちのめすだけだ」

 

 

「皇のお言葉だ!!これより我がベリアル帝国軍は宇宙の統治をッ!!」

 

 

そう言いかけた途端、エンペラ星人の足元に謎の光の光線が飛んできて地面を砕いた。

 

 

「ッ!!何者だ!!」

 

 

「何者?…………それはお前達の主人が一番よく知っているのではないかな?」

 

 

校舎の屋根の上、絶望とした校庭に現れた。俺やあの似非正義の味方がいるんだから他にもいるとは思っていたけど、MAGIKAYO。

 

そう転生者と呼ばれるイレギュラー、そして今現在、ベリアルにとって最悪の敵、

 

赤と銀体にクリスタル状の発光体のメガネの少年が、

 

 

胸元にあるX状のカラータイマーにヘッドホンのようなパーツを持つ少女が、

 

 

青と赤と銀色の髪に整った顔、そして額のビームランプを持つ少年が、

 

 

彼の敵は奇しくも彼の憧れた存在達であった。




次回予告

光と闇、決して相入れない2つの力、転生者たちは何を望むのか!!そして平穏は訪れるのか!!?

次回『光と闇』


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光と闇

(ベリアル様の霊圧が消えたッ!!?)

 

 

 

ねじ曲げられた運命(ストーリー)、無限への派生、その代償は突如として現れる。

 

 

(ウルトラマンゼロにXにギンガ、成る程、俺達怪獣の敵はウルトラマンって事かよ、畜生)

 

 

そもそも、世界の理に干渉した時点でその分のしわ寄せが出来るのは当たり前のことだ。つまり、俺の転生の代償と言う訳だ。ベリアルと言う規格外の力を手にした自分に対し同じく転生者でウルトラマンの力を持つものが敵となった。しかも三人、

 

 

「俺たちは禍の団、転生派、ウルトラマンベリアル、貴様を倒す存在だ」

 

 

転生者ゼロがそう言うと三大勢力が歓喜の声を上げる。まるでヒーローのようなその姿に希望の光を見つけたように。

 

 

(ベリアルにウルトラ戦士ぶつけてくるとか、思いっきし皮肉やん、流石にここで今戦闘なんてしないよね、ね

 

 

ね)

 

 

「ウルトラマンか、記憶にはあるぜ、雑魚ばっかで消化不良してたとこなんだ、私ら禍一家の力見せてやるよ」

 

 

中指を立てながら煽るマガオロチ、どうしよう更にとんでも無い事に成りかけているのだが。

 

 

「あん?テメェ何言ってんだ、ベリアル様の分身であるこの俺、キメラベロス様があいつをぶっ殺してナデナデしてもらうんだよ!!そこどけ!!」

 

 

「なにぃ?私の旦那を寝取ろうってか、いい度胸じゃないか」

 

 

あ、もう駄目だ、仲間同士で殺り合うつもりだ…………仕方ない、全員、戻れ、 ギガバトルナイザーを取り出すと怪獣達を全員収容する。これ以上面倒なことになってはたまらないからだ。

 

 

「お前1人で俺たちに勝とうとそう言う事か?」

 

 

「安心しろ、リンチにするほど、俺様は悪魔じゃねぇえ」

 

 

ハッタリである。かたや幾度となくベリアルを倒してきた真紅のファイターの息子、かたや無数の怪獣達の鎧を身に纏い戦う未知の戦士、かたやグラキやらダークザギ様やらをカラータイマー鳴らさず倒してきた未来の超人、

 

いくらベリアル様の力を持っているってかこの世界のベリアルだけれども、勝てる見込みはない。つかチートラマンが三人寄って集ってリンチとかなんて絶望?

 

 

「どうやら、その通りのようだ、ゼロ、今の僕たちじゃ彼には勝てない」

 

 

「あいつチョームカつく〜」

 

 

ちなみに話の腰を折るようで失礼かも知らないが、後ろではイッセーとヴァーリが戦ってイッセーが宝玉を籠手に嵌めてぶん殴っているところだ。後ろからおっぱいおっぱいうるさい。

 

 

「ヴァーリ達も退散したようだし、俺達も帰らせてもらう」

 

 

と言いながら宣戦布告だけして帰って言った。正直ホッとしてます。戦闘が終わり静かになった校庭、さあ俺も帰ろうか、マイホームに

 

 

「待ちなさい」

 

 

なんでだよ!!なんなんだよ!!!!今日ぐらい帰らせろよッ!!!!グレモリーに止められ、

 

 

「あ?なんだよ」

 

 

首を鳴らしながら見事なシャフ度で振り返る。一度やって見たかったんだよコレ。

 

 

「返すと思って?貴方には私達と来てもらう『無能と聞いていたが実力の差も分からねえ馬鹿とはな』ッ!!!!」

 

 

威圧(笑)で脅す、なんか、プライドへし折れちゃったみたいだな、まあいい気付け薬になっただろう。んじゃバイチャ、

 

飛び去るベリアルをただ見つめることしかできなかった三大勢力達、

 

 

「嬢ちゃん、お前は頑張ったよ、俺たちは奴を前に動けずにいた、堕天使提督の名折れだ」

 

 

見ただけで分かってしまった。奴の力を、例え世界最強のあの二体の竜でも奴には勝てないだろう。それ程までに恐ろしい存在であったのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んで、エンペラ星人、本当に宇宙征服なんてできんのか?」

 

 

「ええ、出来ますとも」

 

 

自信満々に答える皇帝陛下どの、可愛い。と言っても俺が知っている範囲じゃ宇宙征服はもちろん世界征服すら出来ないと思うんだが、

 

 

「ご安心ください、まず今、冥王星付近で建設中の巨大人口天球『ビートスター』ビートスター内部には惑星リセット兵器『ギガエンドラ』運搬用戦艦『ブリガンデ』『グローカーマザー』時空移動侵略兵器『デルスト』そして量産型『キングジョー』『グローカー』『インペライザー』『レギオノイド』『ダークロプス』を配備、ちなみに作業は作業用ダークロプスを使用し、エネルギーには『ビクトリウム』と『エスメラルダ鉱石』を使用『もういい!!もういいよ!!』?これではまだ足りませんか?ならばゲッタ○線とかイ○オンとか」

 

 

やめろ!!これ以上パワーインフレを起こすな!!もうすでにウルトラマンと言うパワーインフレが起こってんのに更にカオスにしようとすな!!と言うか家の真下に秘密基地なんて作りやがって、今も隣でキングジョーが大量生産されている。ちなみにロボット工場は世界中に存在し今もダークロプスなどを大量生産している。

 

 

「必要とあらば良いの『ンダモシテX』や『超時空破壊爆弾』も作れますが」

 

 

破壊兵器をそう安安と作られてたまるか、そう言えばガタノから手紙来てたな、今度帰ってくるって、新技とか身につけたらしいけど、あ、端っこでマガタノゾーアが泣いてる。どうした、え?本家が帰ってきたら自分の存在意義が無くなる?…………何言ってんだよマガタ、俺はいつもお前の味方だぜ、大丈夫だって、俺はマガタノゾーア好きだし、それにそう言うミステリアスな所とかもカッコいいと思うぜ。自信持てよ、お前にはお前にしかない魅力ってもんがあるだろ、ガタノゾーアはガタノゾーア、マガタノゾーアはマガタノゾーアなんだから。ほら泣くなよ、俺に抱きついてもいいんだよ、あ、エンペラお前は駄目、ほら、遠慮すんな。

 

なんとも奇妙な光景が生まれた、マガタノゾーア(怪獣体)と人間が抱き合っている。これそこ種族を超えた愛なのかもしれないかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、禍の団転生派では、

 

 

「なんであの時、あいつを殺らなかったんだ」

 

 

「そうだよ〜あんな雑魚、私らなら」

 

 

「無駄だよ、今の俺たちじゃ、奴には勝てなかった。兵力は勿論、経験値も能力も奴の方が上手」

 

 

「ならばどうするんだい?」

 

 

「あてはあるさ、今はゆっくりとそして確実に戦力を上げていこうじゃないか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グレゴリにて、

 

 

「|閃光と暗黒の龍絶剣《ブレイザーシャイニングオアダークネスブレード》号から緊急連絡!!太平洋上にルルイエ出現!!」

 

 

「イースター島よりメルバ出現!!」

 

 

「世界各地でギジェラの発芽を確認!!」

 

 

「ガルラ!!監視地点から消失!!地下を南東に移動中!!」

 

 

 

 

「緊急事態発生!!緊急事態発生!!全勢力に非常通達!!コードレット、これは演習ではない!!繰り返す、これは演習ではない!!!!非常警戒態勢に移行!!!!

 

 

 

 

奴が、邪神が目覚めた!!!!」




次回予告

平和な非日常、もう何がなんだかわからないよ、後、内臓グチャグチャのグロいことにもなってるよwww.

次回『ベリアルは動かない』


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冥界合宿のヘルキャット番外編 怪獣娘と暮らすオリ主の苦難(笑)編
ベリアルは動かない


ヘルキャット編はやる事ないのでオリ主の日常などを書いていこうと思います。


そう言えば、夏休みは確かオカ研が冥界に行くんじゃなかったっけ?………………………………いいやめんどくさい、別に何が起こるわけでも無し、今日はゆっくりみんなとゲームでもしてよ。

 

 

「そんな…………どんな戦いにも負けたことのない無敵のガッツ星人が負けるなんて」

 

 

「ふふふ、この俺に挑もうだなんて20,000年早いぜ」

 

 

無敵(笑)のガッツ星人をゲームでノして明日はどのゲームをやろうか、ん?これはチラシか?確かザンドリアスとメカギラスとノイズラー達がやってる『80s』って名前のバンドで活躍してたけど、キングジョー系アイドル『金城 クララ』という名前でアイドルデビューしてるキングジョーさんの握手会のパンフレットだ。妹のキングジョーⅡこと『金城 ハルカ』とのダブルユニットでやってる。

 

 

「マスター、訓練場を使いたいのだが構わないだろうか?」

 

 

「あれ?ブラックキング?姿変えた」

 

 

前の黒褐色の秘書っぽい姿からファンタジーの女騎士っぽい姿に変わってる、肩に大剣なんか担いでるし。訓練場ならさっきレッドキングが使いたいって言ってたから貸したけどレッドキングと一緒なら別に良いよ

 

 

「そうか、ありがとう(マスターと2人きりが良かったんだが)」

 

 

「おいマスターよ!!ウルトラマンパワードBlu-ray BOXを買ったぞ、さあ共に見るぞ」

 

 

ブラックキングの後ろからひょっこり顔を出したナックル星人が買ってきたBlu-ray BOXを持って俺の背中に抱きつく。ちなみに胡座をかいてる俺の膝の上にはオーフィスがお菓子を食ってる。

 

 

「こいつを見てウルトラマンの事を研究してやる、べ、別にカッコいいとか思ってないし!!『トモダチ!!トモダチ!!トモダチ!!トモダチ!!トモダチ!!トモダチ!!トモダチ!!トモダチ!!トモダチ!!トモダチ!!トモダチ!!トモダチ!!』『ギャーッ!!!!助けてぇぇぇぇ!!!!』うわこっちくんな!!!!」

 

 

 

あ、

 

 

 

グチャグチャムシャムシャムシャバリバリボリバリバリボリボリグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャジュルルグチャムシャバリバリバリボリボリボリグチャジュルルグチャグチャジュルルルルルル

 

 

 

あー、イテェ……………ガゾートに腹を食われてる、内臓やら何やらがグチャグチャになって砕かれた骨や血液が床を真っ赤に染めて、カーテンやテーブルなどにも飛び散ってる。ガゾートは嬉しそうにトモダチ連呼しながら内臓を食らってる。

 

ドスゥンッ!!!!

 

一心不乱に俺の内臓を食べているガゾートを吹き飛ばす茶色の怪物、否、完全生命体イフ第3形態、全身からミサイルや誘導火炎弾、誘導レーザーを放ちガゾートはそれをプラズマ光弾で撃ち落とす。爆発の衝撃で部屋が荒れる、あたりの家具が吹き飛びカーテンに火が映る。

 

 

「戻れ、ガゾート、イフ………………………………戻れと言っているんだ」

 

 

あたりの空気が一気に冷えていくのを感じる。ガゾートとイフは主人の怒りを感じ取りギガバトルナイザーの中に帰っていく。ゆっくりと起き上がると腕を腹にかざす、するとその傷は見る見るうちに治っていく。

 

腹から内臓を抜き出されたくらいでは死なないようになった。これもベリアルになった恩恵と言うか呪いと言うか、つか家燃えてんじゃんッ!!誰か!!消化器!!水!!!!

 

燃え移ったカーテンをどうにかしようと騒いでいると突如、部屋の中に突如、雲が生まれ雨と風が嵐となって炎を消していく。

 

 

「バリケーン、消化してくれるのはありがたいが、少し抑えろ」

 

 

嵐で周りがめちゃくちゃになってしまっている。こいつら加減ってもんを知らんのか。まずいな初日からこれじゃ最終日には家が無くなってるぞ。どうしよう…………………………まずはヤプールにこれを直してもらおう。家も強化改造してもらわんと、

 

今日も我が家は人外魔境、あ、そういや俺のこの体ってハイスクールdxdの世界のレオナルドなんだよな、憑依転生しちゃったけど。今後の展開とかどうなるんだろうか?バンダースナッチの流れとか、やっぱ俺が暴走すんのかな?嫌だけど。

 

 

「マスターこれを見てくれ、前回の戦いで採取したリアス・グレモリー達の細胞を使って作り出したクローンにメカレーター手術を施したその名もリアスメカレーターズだ」

 

 

作るな作るな、メカレーターリアス眷属なんて作るな。んなもん作ってどうすんだよ。

 

 

「さぁ」

 

 

さぁ、ってお前、なんか目的があって作ったんじゃねえのかよ。

 

 

「なんとなく作ってみただけだよ、その方が楽しいじゃないか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こちら、第8戦闘兵器製造工場、こちらに向かって空間移動してくる魔力を感知、数は12から13、緊急戦闘態勢に移行」

 

 

アルプス・ヒマラヤ山脈付近、ベリアル帝国軍秘密兵器開発工場、ここで製造されているレギオノイドやダークロプスをワープ装置で開発中のビートスターに送っている。

 

 

「目標到達地点P56、ヘルズキング起動、敵の殲滅を開始せよ」

 

 

目標地点に現れた魔法陣とそこに出現した魔法使い達にヘルズキングの容赦のない攻撃が襲いかかる。だが、それは中心に位置する3人には当たらなかった。

 

 

「ヘルズキング、か……厄介そうな敵だ」

 

 

ゼロ、X、ギンガ、そしてヘルズキング率いるレギオノイドの軍勢、この戦いが後に悲劇を引き起こすことになるとは誰も予想していなかっただろう




次回予告

なにかを得るにはそれと同等の対価が必要である、それは重すぎた代償、勝者とは常に敗者の怨みと怨念をを背負って生きていかねばならない。

次回『毒牙のバレンタイン』


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毒牙のバレンタイン

時系列的に言うとリアスたちが夏休み合宿中にバレンタインやっていると言う矛盾が生じますが、そんな事はどうでもいい!!さあ始まるZ!!


なにかを得るにはそれと同等の対価を支払わなければならない。

 

バレンタイン、それは女の子達の血で血を洗う壮絶なる戦いである。男子はチョコを手に入れようと獣のような双眸でチョコを狙い。女子は好きな男に本命チョコを渡そうとライバル達と足を引っ張り合って仲間を蹴落としそして願いが叶わぬ者には重すぎる代償が貸せられる。勝者(チョコを貰えた者)敗者(チョコを貰えなかった者)の悲しみと絶望を背負って生きていかなければならない。それは地獄の縮図と言っても過言ではない。

 

 

 

え?時系列と合ってねえだろって?こまけぇこたぁいいんだよ、とにかくバレンタインがやって来たんだよ!!

 

 

「うむ、いい出来だな」

 

 

我は暗黒大皇帝エンペラ星人、今日はバレンタインと言う好きな者にチョコと呼ばれる食べ物を渡す日なのだとか、故に余も主の為にチョコレートを作っているところだ。

 

 

「ふふ、あとはこのチョコに私の血と髪を入れれば……ウフフ、ウフフフフフフ」

 

 

「後は冷蔵庫で冷やし固めれば完成よ」

 

 

余はこのような行事には疎いのだが、絶対にチョコに自分の体の一部を入れたり、ダークマターのようなものを渡す行事では無いと断言できる。

 

 

「うむ、後は主に渡すだけだが……………これは、随分恥ずかしいな」

 

 

顔を紅潮させエンペラ星人特製『皇帝チョコ』を見る、ラッピングはピンク色のものを使って水色のリボンで着飾ってある。なにぶん人にものを、それも自分の想いが詰まっているものを渡すことは初めてで今にも心臓が張り裂けそうである。

 

 

「と、とりあえずベムスターやライブキング達には見つからぬようにせねば」

 

 

奴らは何でもかんでも食らってしまう故にもし見られれでもしたらせっかくのチョコが奴らの餌へと変わってしまうだろう。

 

 

「早く主を探さねば」

 

 

チョコを隠しながらベリアルを探していると、何やら騒がしい音が聞こえて来た。その中には主であるベリアルの声も聞こえてくる。どうやら女どもに囲まれて何かをやっているようだ、その声を聞くだけで何故だか腹わたが煮え繰り返りそうになる、戸を開けて覗くと。

 

 

「今日はバレンタインじゃないよ」

 

 

「何言ってんですか、もう画面の向こう側はバレンタインなんですよ」

 

 

「メタいこと言うなッ!!!!」

 

 

なかなかにカオスな事になっていた。ガッツ星人2人に押さえつけられ、その前に怪獣星人怪獣娘が並びチョコを食べさせていた。

 

 

「はーい♡トップバッターはヒッポリト星人さんで〜す」

 

 

「嫌な予感しかしないんだが」

 

 

「主よ、私ごと食べてくれ」

 

 

顔以外全身チョコでコーティングした全裸のヒッポリト星人さんが出てくる。

 

 

「アウトォォォォォォ!!!!」

 

 

アウトだよ!!と叫びながらガッツ星人の高速を振り切ろうと力を込めるがまるで体が言うことを聞かない。その事に困惑していると横からヤプールが顔を出しこう答える。

 

 

「ふふふ、先程飲ませた飲料水の中に特殊な筋肉弛緩剤を入れておいたのさ」

 

 

なんてこった、もはや主はまな板の上のガイロス、翼をもがれたバードン、叫びつつもガッツ星人が両隣から光線で縛り続けているのはそれ程に主の力が強いからであろう。

 

 

「わかった!!わかったよ!!食べるから!!」

 

 

と言い、全身チョココーティングされたヒッポリト星人の手を取りそれを舐める。チロチロとエロい音が部屋にこだまし、もう何時間も経ったような錯覚を覚える頃にはすでに限界だったヒッポリト星人が鼻血を出して倒れた。勝った、というドヤ顔で頬を赤らめていた主はピースサインをしていた。ちなみに他の連中も鼻血を出している、余もだ。

 

 

「す、凄い破壊力だったわ……よし次の挑戦者は……………………………パズズさん!!」

 

 

「えと、チョコなんて作った事ないから自身ないんだけど、あの、た、食べてくれます…か?」

 

 

なんか電撃が迸ってる、青い稲妻がビリビリとチョコから迸っている。何を入れたんだ、何を入れたんだ!!パズズ特製雷電チョコを感電しながら食べる主を見て涙を流しながら『食べてくれた』と嬉しそうに呟いていた。主も食べる事に体に電流が流れるチョコを全て食べ、ご馳走さままで言い切った主に我は敬意を評した。

 

 

「うっわぁ、まさか全部食べきるとは、愛されてるねパズズちゃん♪続いての挑戦者は……………キメラベロスちゃんです!!」

 

 

「さあ、主よ!!私と1つになろう!!!!」

 

 

「はい退場、次の方どうぞ」

 

 

キメラベロス、強制退場、どうやらそう言ったものはこの場ではアウトらしい、さっきのヒッポリト星人はセーフらしい。基準が分からん。

 

 

「さあさあどんどん行ってみよー!!」

 

 

カオスなチョコの惨劇はまだまだ続く、マガパンドンの灼熱チョコやグレイフィアの毛がモッサリ鉄分タップリヤンデレチョコだったり、ベロクロンの爆発ミサイルチョコだったり、バキシムが空間を割ってそこからチョコが雪崩混んできたり、色々あってようやくチョコ地獄は終わりを迎えたのであった。

 

 

「酷い目にあった……………………」

 

 

もうバレンタインは嫌、かつては俺もバレンタインのチョコ欲しさに迷走した事はあったけど、まさかチョコを貰う側がこんなにも苦労する行事だったとは……………全国の男子の皆さんには悪いけど次からバレンタイの日はどっかに隠れよう。ん?エンペラ星人、どうした、

 

 

「余もチョコレートとやらを作ってみたのだ」

 

 

それは今までの道程、チョコとは言い表せないような悲惨なものたちと比べてそれはそれはまさしくバレンタインの本命チョコと呼ばれるものだった。

 

 

「いいのか、俺が貰って……………………」

 

 

「何を言い出すのかと思えば、余は最初から主に食べて欲しくて作ったのだ、ハッピーバレンタイン、主よ」

 

 

目尻が熱くなってくる、それを無理やり押さえつけて丁寧にチョコの包装を剥がしていく、そしてその中に入っているハート形のチョコを取り出し、思いっきりそれにかぶりついた、口の中でとろけ、程よい甘さが口いっぱいに広がる、噛めば噛むほどチョコは溶け口全体に広がる、そしてそれを揉みこむとその先に広がる世界はこの世のものとは思えないぐらい幸せに包まれた世界だった。ツー、と頬を冷たい何かが伝わりそれが思考を現実へと引き戻した、現実に戻るとまたチョコに齧り付く、そしてチョコを全て食べ終わった後涙は止まっていた。

 

 

「ありがとう、とっても美味しかったよ………………」

 

 

それはそれは、子供のような笑顔だったとさ、




次回予告

ドアを開けると怪獣達が倒れてる、近くには様々な凶器が落ちている。知らない人が見たら特撮現場だと思うだろう。あの有名な『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしている』が映画化すると聞いたので、

次回『家ーモンスター・オブ・プリテンド・トゥ・ビィ・デットー』


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