遊戯王EXTRA CCC (藏条絵識)
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1話

ーー僕は今、月のデータの海に溶けていく、溶けていく、溶けていく、僕は『過去に生きていた人物』の再現であり、それが何かの『偶然』か意思を持ってしまった『サイバーゴースト』なのだ。まだ僕は『現実』では何処かで『アムネシアシンドローム』という病気の治療方が見つかるまで『冷凍保存』されているのだ。

なので僕は『ムーンセル』に不正なデータとして見られこうしてだんだんとデータが溶けていっているのだ。夢の中での『この世の全ての欲』との退治、僕を守ろうとしていてくれた少女、『BB』のこと、ーーそして『聖杯戦争』で戦った彼らとの思い出さえ忘れてしまうのだろうか。ーーあぁなんて孤独なのだろう。せっかく手にしか濃い記憶も忘れてしまうのだろうか?ーー否、僕は忘れたくない、寧ろ僕は『ムーンセル』に記憶を消されようが『魂』に刻んで覚えているであろう。

ーーあれ? 僕と共に『聖杯戦争』を戦ってくれた『サーヴァント』は誰だっけ? ーー思い出せない。ただ赤い男装と言い張っているがどう見ても少女にしか見えない『剣士』と青く、露出の多い和服を着ていて常に僕に尽くしてくれた『魔術師』、皮肉が多いが確実に僕にアトバイスをくれた紅い外装をした『弓兵』、傲慢で天上天下唯我独尊の黄金の姿をした自分にクラスはないといいはった男の誰かだということは思い出せる。ーー何故こんなにも記憶が重なっているのであろう。まるでパソコンでいえばページを無理やり貼り付けたような感じだ。

こうして『岸波白野』という『人型』は無くなっていく、ーーーと思ったが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在、『地球』海馬ランド

あのまま溶けてしまうと思っていた僕を『第二魔法』の『並行世界の運用』の担いて、『キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ』、本人からゼル爺と呼べといった老人の気まぐれによって僕の『並行世界』での記憶を僕という『人型』に取り込み、その『並行世界』においての『聖杯戦争』で僕と共に戦ってくれた『セイバー』、『キャスター』、『アーチャー』そして『ギルガメッシュ』の四人を僕と共に『並行世界』に送り込んだのだ。ーーーどうやら『無理矢理』『サーヴァントら』と『ゼル爺』が『ムーンセル』を説得したようでこうして僕は『地球』で過ごすことが出来ているのだ。

 

「岸波さん、どうやら目的地に着いたようですね」

 

携帯電話の相手の名前は『レオ・ビスタリオ・ハーウェイ』、略して僕は『レオ』と呼んでいる。彼は僕の『聖杯戦争』の決勝戦の相手であり僕と同時にこの世界に連れてこられたらしい。だがどの『並行世界』でもレオの『財閥』は巨大であり僕もそこの『テストプレイヤー』としてここに来ている。『デュエルモンスターズ』この世界で最も重要な物といってよいものでありこの世界では大流行どころか社会にも影響しているカードゲームだ。この世界でのトップはレオの『財閥』ではなく『I2社』と『海馬コーポレーション』という二強が世界を牛耳っているといってもいいくらいだ。

 

「僕はとりあえず岸波さんの決闘を見てから帰りますので是非とも頑張ってください」

 

うん頑張るよできる限りはところで君はどうしたの?もう終わったのかい?

 

「ええとりあえずは終わりました。なので今日は僕は何もすることがないので岸波さんの決闘を見てから何をするか考えます」

 

やっぱり終わってたんだね。じゃあ僕の出番はそろそろだから行くね。

 

「岸波さんが負けるとは思いませんけど、絶対に勝ってくださいね」

 

 

わかったといい僕は決闘場に赴いた。

 

決闘場は広く周りからも観戦できるようになっておりまるで本当にプロになったかのような錯覚を感じた。周りの観客を見ると一部に僕の友人らが固まって僕の決闘を観戦に来ていた。周りのオーラは何故か黒くまるで勝たないと殺すといっているような気さえするほどであり背中に身震いが生じた。

 

 

「どうした身震いしているようだが緊張でもしているのか? 」

 

いえ友人らからの視線が怖いだけです。

 

「ーーーならいいのだがでは始めるぞ受験番号 25番 岸波白野」

 

「「 決闘‼ 」」

 

先行はどうやら試験官のようだ。

まぁ試験だからそこまでは強いデッキはこないと思うけどね

 

「私は「神獣王バルバロス」を妥協召喚する。こいつはレベル8だが攻撃力を1900にすることで召喚することができる」

 

神獣王バルバロス

効果モンスター

星8/地属性/獣戦士族/攻3000/守1200

このカードはリリースなしで通常召喚できる。

この方法で通常召喚したこのカードの元々の攻撃力は1900になる。

また、このカードはモンスター3体をリリースして召喚できる。

この方法で召喚に成功した時、相手フィールド上のカードを全て破壊する。

 

手には槍を持った下半身は馬に近く、顔はライオンに近い神々しい姿をしたモンスターがこちらに槍を向けた。

 

「私はカードを一枚伏せてターンエンドだ」

 

あれ?バルバロス? ずっと見てきたけど、だいたいはゴブリンシリーズのビートダウンか、やたらと固い守備デッキだったはずなのに

たしかレオもゴブリンビートダウンと当たったはずなのに。まぁこのデッキで対処できるならいいけどね。ーーー「スキルドレイン」が非常に怖いけどね。

 

僕のターンドロー、僕は手札から「サイクロン」を発動する。

 

サイクロン

速攻魔法

フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。

 

まずは「スキルドレイン」かどうか怪しいカードを破壊しておくのが優先度が高い。だがそれにチェーンすることで発動する「禁じられた聖杯」なら少々厄介だ。巨大な竜巻がカードから発生し試験官の伏せカードを破壊しにいくが、

 

「私はその「サイクロン」にチェーンして速攻魔法「禁じられた聖杯」を発動する‼ 」

 

禁じられた聖杯

 

速攻魔法

フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。

エンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力は

400ポイントアップし、効果は無効化される。

 

すると女性がバルバロスに聖杯に入っている水をふりかけるとバルバロスの士気が上がったように見える。ーー厄介な聖杯の方だったか。

 

これで攻撃力が400上がって2300になると思う人もまだ若干いるかもしれないがそうではないのだ。「神獣王バルバロス」は効果によって攻撃力が下がっていたため、攻撃力を下げるという効果を「禁じられた聖杯」によって打ち消されるため、元々の攻撃力の3000に戻り、そして「禁じられた聖杯」によって400上がるので3400となる。ーー全く、開始そうそう3400は破格な数字だが、僕のデッキはそういった攻撃力でも倒せるカードを何枚もいれてあるため対処の予知はある。

 

僕は手札から魔法カードの地砕きを発動する。

 

地砕き

通常魔法

相手フィールド上に表側表示で存在する守備力が一番高いモンスター1体を破壊する。

 

空中から巨大な手がグーの形をしてバルバロスに向けて突っ込んだ。攻撃力3400もの数値を誇っていたバルバロスはいとも簡単にぺしゃんこになってしまいフィールドから消えていった。

 

そして僕はレッド・ガジェットを召喚する。

 

レッド・ガジェット

効果モンスター

星4/地属性/機械族/攻1300/守1500

このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、

デッキから「イエロー・ガジェット」1体を手札に加える事ができる。

 

僕のデッキのメインカードの一つである『ガジェット』と呼ばれるシリーズだ。かの『初代決闘王』が使用していたと言われている。

このデッキはその『ガジェット』特有のサーチ効果を利用し安定性を持ちながらも相手の場を破壊していくデッキだ。

 

そして効果で僕はデッキから「イエロー・ガジェット」を手札に加える。

 

イエロー・ガジェット

効果モンスター

星4/地属性/機械族/攻1200/守1200

このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、

デッキから「グリーン・ガジェット」1体を手札に加える事ができる。

 

バトルフェイズに入る。レッド・ガジェットで直接攻撃‼

 

レッド・ガジェットは試験官の方に突撃し小さな手で試験官を攻撃したが本当のことをいうと歯車で攻撃したほうがいい気がした。

 

 

試験官 LP 4000→2700

 

 

「くっ......だがこの瞬間、手札から「冥府の使者 ゴーズ」の効果を発動する‼ 」

 

えっゴーズ⁈ てっきりスキルドレインを中心に組んだデッキだからそんな予想はしていなかったのにーーこれはちょっと辛いな。

 

そういい僕の目の前に現れたのは、赤い髪の毛をした冥府からきた使者とその隣には剣を持った冥府の騎士がいた。

 

 

 

side Rin Tosaka

今日は『デュエルアカデミア』の実技試験の日だ。私たちは既に終えて、後は岸波君のみになった。

私たちは全員勝つことができ、岸波君には「絶対に勝て」という念を送っておいた。その時、岸波君と紅い外装をした『弓兵』が震えていたのを見たのは気のせいだと思う。ーーそして現在不満なのはちょっとした手違いがあったことだ。どうやら現在岸波君が相手にしているデッキはプロのデッキを模倣したもので私たちが戦ったデッキとは一線違った強さを持つ『メタビート』と呼ばれるジャンルの一つの『次元エアトス』というデッキのタイプに近いらしい。

デッキコンセプトは岸波君に近いが相性は最悪で「スキルドレイン」を打たれてしまうとそうとう岸波君は劣勢になってしまう。

そのことをどうやらオーナーの『海馬瀬人』に話したみたいだが、『海馬瀬人』は「ふぅん。これくらいの逆境を越えられなくてなにが決闘者だ‼ 笑わせてくれる。その受験者が負けたら即刻落としてくれる‼ 」と言ったそうだ。ーーあぁなんてとばっちりなんだろう。まぁ岸波君はこれくらいの逆境に慣れているから大丈夫なのだろうと私は思った。

 

 

sideout

 

 

 

冥府の使者 ゴーズ

効果モンスター(制限カード)

星7/闇属性/悪魔族/攻2700/守2500

自分フィールド上にカードが存在しない場合、

相手がコントロールするカードによってダメージを受けた時、

このカードを手札から特殊召喚する事ができる。

この方法で特殊召喚に成功した時、受けたダメージの種類により以下の効果を発動する。

●戦闘ダメージの場合、自分フィールド上に「冥府の使者カイエントークン」

(天使族・光・星7・攻/守?)を1体特殊召喚する。

このトークンの攻撃力・守備力は、この時受けた戦闘ダメージと同じ数値になる。

●カードの効果によるダメージの場合、

受けたダメージと同じダメージを相手ライフに与える。

 

 

カイエントークン

星7/光属性/天使族/攻 ?/守 ?

このトークンの攻撃力・守備力は、「冥府の使者ゴーズ」の特殊召喚する時に

プレイヤーが受けた戦闘ダメージと同じ数値になる。

 

くっ......一気に劣勢になってしまった。攻撃力2700のモンスターと僕の「レッド・ガジェット」と同じ攻撃力を持つトークンが相手の場に出てしまった。とにかくあの攻撃力をなんとかしないと押し切られてしまう。

 

僕はカードを二枚伏せてターンを終了する。

 

試験官手札三枚

LP2700

場 冥府の使者 ゴーズ

カイエントークン

 

 

岸波白野手札四枚

LP4000

場 レッド・ガジェット

伏せ二枚

 

 

「逃げの一手か? そんなことでは勝てないぞ‼ 私のターンドロー‼

私は手札から「ヴェルズ・サラマンドラ」を召喚する‼ 」

 

 

ヴェルズ・サラマンドラ

効果モンスター

星4/闇属性/恐竜族/攻1850/守 950

自分の墓地のモンスター1体をゲームから除外して発動できる。

このカードの攻撃力は相手のエンドフェイズ時まで300ポイントアップする。

この効果は1ターンに2度まで使用できる。

 

現れたのは禍々しい雰囲気が漂った不気味な恐竜であり僕の「ガジェット」はすぐに踏みつぶされてしまうそうに見える。

 

「私は「ヴェルズ・サラマンドラ」の効果によって墓地から「神獣王バルバロス」を除外し、攻撃力を300ポイントアップさせる‼ 」

 

ヴェルズ・サラマンドラ

ATK1850→2150

 

「そして墓地にモンスターが存在しないため手札から「ガーディアン・エアトス」を特殊召喚する‼ 」

 

ガーディアン・エアトス

効果モンスター

星8/風属性/天使族/攻2500/守2000

自分の墓地にモンスターカードが存在しない場合、

このカードは手札から特殊召喚する事ができる。

このカードに装備された装備魔法カード1枚を墓地へ送る事で、

相手の墓地に存在するモンスターを3枚まで選択し、ゲームから除外する。

この効果でゲームから除外したモンスター1体につき、

エンドフェイズ時までこのカードの攻撃力は500ポイントアップする。

 

なんでそんなに回るんですか。こっちは「サイクロン」で「聖杯」を射抜いてしまったのに......

 

 

「悪いなバトルフェイズに入る‼

こうげ.......」

 

バトルフェイズに入る前に「和睦の使者」を発動する。

 

 

和睦の使者

通常罠

このカードを発動したターン、相手モンスターから受ける

全ての戦闘ダメージは0になる。

このターン自分のモンスターは戦闘では破壊されない。

 

 

僕の前に光の壁が現れ試験官のモンスターの攻撃から防いでくれる。

 

「むっ.......ちゃんと対策されていたようだな。ではターンエンドとしよう」

 

 

試験官 手札二枚 LP2700

場 ガーディアン・エアトス

ヴェルズ・サラマンドラ

冥府の使者ゴーズ

カイエントークン

 

 

岸波白野 手札四枚 LP 4000

場 レッド・ガジェット

伏せカード一枚。

 

くっ......なんとかしなくては、とりあえず試験官のモンスター全てを破壊する必要はない。とりあえずは相手のLP残り2700を超えるダメージを叩き出せばいいのだ。

 

僕のターン、ドロー‼ ーーこれならいけるかもしれない‼ 僕は手札から「イエロー・ガジェット」を召喚する。そして効果により「グリーン・ガジェット」を手札に加える効果にチェーンして「収縮」を発動する‼ そしてさらにチェーンして「サモンチェーン」を発動する‼

 

 

グリーン・ガジェット

効果モンスター

星4/地属性/機械族/攻1400/守 600

このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、

デッキから「レッド・ガジェット」1体を手札に加える事ができる。

 

 

 

収縮

速攻魔法

フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。

選択したモンスターの元々の攻撃力はエンドフェイズ時まで半分になる。

 

 

 

サモンチェーン

速攻魔法

チェーン3以降に発動できる。

このターン自分は通常召喚を3回まで行う事ができる。

同一チェーン上に複数回同名カードの効果が発動している場合、

このカードは発動できない。

 

 

 

まずは「サモンチェーン」の効果を解決しこのターンあと二回の通常召喚権を得る。そして「収縮」の効果を「冥府の使者ゴーズ」に

 

冥府の使者ゴーズ

ATK2700→1350

 

そして最後に「イエロー・ガジェット」の効果によってグリーン・ガジェットを手札に加える。

 

 

「だがガジェット達では私の「ガーディアン・エアトス」を越えられないぞ」

 

そして僕は「イエロー・ガジェット」と「レッド・ガジェット」を生贄に、「古代の機械巨竜」を生贄召喚する‼

 

「そっそれはクロノス教諭が使っているシリーズの」

 

古代の機械巨竜

効果モンスター

星8/地属性/機械族/攻3000/守2000

このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。

以下のモンスターをリリースして表側表示でアドバンス召喚した

このカードはそれぞれの効果を得る。

●グリーン・ガジェット:このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、

その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。

●レッド・ガジェット:このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、

相手ライフに400ポイントダメージを与える。

●イエロー・ガジェット:このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、

相手ライフに600ポイントダメージを与える。

 

 

機械で作られた竜が雄叫びをあげると、試験官のモンスター達が震えだし圧倒的な存在感を放っていた。攻撃力ならあの「海馬瀬人」の愛用カードである「青眼の白竜」と同じ攻撃力を備えている。

しかもこいつには特定のガジェットを生贄にすることによって得る効果もある。今回は「レッド・ガジェット」と「イエロー・ガジェット」を生贄にしたため、「古代の機械巨竜」にはこのカードが相手にダメージを与えた場合追加で400ポイントダメージを与える効果と相手のモンスターを破壊したときに追加で600ポイントダメージを与える効果が追加されている。

 

 

そして僕は「グリーン・ガジェット」を召喚し、「レッド・ガジェット」を手札に加える‼そしてバトルフェイズに入る‼「古代の機械巨竜」で「冥府の使者 ゴーズ」に攻撃‼

 

古代の機械巨竜

ATK3000

 

冥府の使者ゴーズ

ATK1350

 

3000ー1350=1650

 

「くっ......」

 

試験官

LP2700→1050

 

そして「古代の機械巨竜」の効果によって1000ポイントダメージを与える。

 

「ーーまっまさか」

 

試験官

LP1050→50

 

 

 

そして「グリーン・ガジェット」でカイエントークンに攻撃‼

 

グリーン・ガジェット

ATK1400

 

カイエントークン

ATK1300

 

1400ー1300=100

 

 

「この.......この布陣が突破されるだと」

 

試験官

LP50→0

 

そして僕の勝利が決定した。まぁこれから「ラー・イエロー」にいけるだろうと思った。まぁ受験番号25でライフが1も減っていないからね。自分的には割りといい決闘をすることが出来たと思う。なにより「次元エアトス」に「スキルドレイン」が打たれなかったことが一番の勝利の要因であろう。ーーもし「スキルドレイン」を発動されていたらこうも勝つこともできなかったしそれに負けていたかもしれない。とりあえず相手が「スキルドレイン」を引かなかったことに感謝をしよう。結局一応伏せておいた「リミッター解除」は使う必要が無かったからね。やりすぎるとなんか気まずいしね。

 

リミッター解除

速攻魔法(制限カード)

このカード発動時に、自分フィールド上に表側表示で存在する

全ての機械族モンスターの攻撃力を倍にする。

この効果を受けたモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。

 

 

 

「見事なデュエルだった。まさかまの布陣を突破するとはな。では合格発表に期待しているといい‼」

 

わかりました。といい僕は決闘場から去った。

 

扉を開け皆のところに行こうとしたとき、

 

「奏者よいい決闘だったぞ。余はすぐに終わってしまったからつまらんかったからな」

 

「ご主人様〜いつもながらイケメンでした。さぁ後でタマモと......あいたっ。ーーこの紅茶がなにしてくれやがりますか」

 

「なにマスターの貞操の危険を察して助けたまでだ。全く一時はヒヤヒヤしたがまぁ勝ったのだからいいとしておいてやろう。だがなマスター「勝って兜の尾を締めよ」ということわざがあるように決して初心者相手でも気を抜くな。あと深読みし過ぎるのは君の悪い癖だ。ーー今更だが直したほうがいいな」

 

「まぁ決闘じたいは対したことは無かったが、一時危険に晒されたときの雑種の顔は愉しめたからいいとしておいてやろう‼ 感謝するといい‼」

 

そうして僕の目の前に現れたのは四人の僕が「聖杯戦争」で共に勝ち抜いてきた「サーヴァント」達だった。ーーこうして僕こと「岸波白野」の人生の新たなる一ページが書き込まれた

 



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第二話

現在 「岸波寮」

僕の家は多人数暮らせるようにどうやらレオが考えたらしく、僕らはそこで共同に生活を送っている。月の裏で食堂を作りたいという願いを実現させたりと色々と僕らは地球での生活を楽しんでいる。もちろんあの「神父」特性の「激辛麻婆」は僕からお願いして常時作れるようになっている。この「激辛麻婆」を美味しくいただいていると、凛とアーチャーからは「あんたは人じゃない⁉」と言われラニには「ーー計算外です」と呟いたり、レオとガヴェインが僕が美味しそうにいただいていたためか「激辛麻婆」を食べたら顔がミリ単位で動かぬまま倒れたり、ジナコとカルナからは「だからあの角女の料理に耐えられたんすね」と納得されたりセイバーやキャスターからは「ご主人様? (奏者)?正気ですか」と言われたり、ギルガメッシュは周りが発狂しているのを笑っていたら凛に後ろから羽交い締めにされアーチャーに無理やり「激辛麻婆」を口に入れられたとたん、身体中から煙を出して倒れた。ーーそんなにダメかなこの「激辛麻婆」。そしてインターフォンの独特のピンポーンと音が鳴る。時期的には恐らくは「デュエルアカデミア」からの合格通知の発表

であろう。ーーまぁ多分、ラー・イエローであろう。なんせ筆記はそれなりで実技もLPをノーダメージで防ぎきったのだから。だが何故か嫌な予感がした。ーーまるでレオが何かしたような気がする。

 

僕は配達人から荷物を受け取り、判子を押して僕の名前でサインをした。段ボールは僕らの人数分ありその段ボールにデュエルアカデミアのロゴが印刷されているのでこれが合格通知ということはすぐにわかった。

 

僕は皆に段ボールを渡し、僕はペーパーナイフで段ボールを開封する? 確かに合格しているのに僕の目の前に見えるのはどうやら灼熱の赤、凛の赤、アーチャーの赤、セイバーの赤の赤色にしか見えない。本来ならラー・イエローにいける成績は取ったはずなのに何故オシリス・レッドなのか。ーーその理由は

 

レオ、何かデュエルアカデミアに圧力かなんかかけた? 僕の制服がさ成績に適用されれば黄色のはずなのに僕に届いた制服は赤いんだ。どうしてかな?

 

「あぁそれなら僕がオーナーに頼んで僕と岸波さんのクラスをオシリス・レッドにして貰ったんですよ。ーーまぁ理由はオシリス・レッドの寮の雰囲気が前の月の裏の校舎に似ていたことと。あとはあの『遊城十代』がいるからです」

 

雰囲気はとりあえずレオの趣味として、『遊城十代』ってあの事件の遊城十代?

 

「ええ、あのカードの打ち上げのカードデザインと例のカードを打ち上げたあの『遊城十代』です。限りなく可能性は低いですが、あの『カード』が地球に戻ってきて、もし『光の波動』を受けていた場合、そうとう厄介なことになりますからね。僕のガヴェインも一応「聖騎士ガヴェイン」の精霊として認識されていたりとこの世界では不可解なことが起こっていますがもしも起こってしまった場合、僕や貴方の龍や凛さんの騎士などで対処してもらうためになるべく『遊城十代』に近いオシリス・レッドにさせてもらいました」

 

 

そういうことか。『遊城十代』とは昨年の卒業者の一人であり、世界を何度も救った英雄と呼ばれてもおかしくない人物である。その友人らも相当な実力者であり現在プロリーグでルーキーであるものの絶大な注目を集めている『D使い』として有名な『エド・フェニックス』の知り合いでもある『万城目サンダー』、元プロリーグで大活躍した『ヘルカイザー』と呼ばれた『丸藤亮』とその弟『丸藤翔』は新たなプロリーグを作成しようとしていることで有名であり、海外へのデュエルアカデミアの教師になるための留学を行っている『天上院明日香』、天才物理学者と呼ばれている『ツヴァインアインシュタイン博士』と共に12次元の謎を解明を目指していることで有名な『三沢大地』唯一の『宝石獣使い』ともいわれている『ヨハン・アンデルセン』、アイドルデュエリストとしてデビューしたてであるはずなのに絶大な人気を誇っている『天上明日香』の兄であるブリザードプリンスこと『天上院吹雪』などが有名である。

 

「まぁ僕としては『破滅の光』なんてやってこずにのんびりとした学園生活を送りたいんですよね。ーー月ではそんな学園生活は送ることは出来ませんでしたから。ーー表でも、裏でも。でも学園生活をしたいって思わせてくれたのは裏でしたね。それまではそこまでは気にしてはいませんでしたから」

 

確かにそれもそうだね。僕としてもロクに送れなかった平穏な学園生活を楽しみたいという考えはある。ぼくは『アムネシアシンドローム』のおかげでずっと冷凍保存されていたのだから。いってしまえば僕はどこのクラスだってどうでもいいのだ。ーー月では味わえなかった『学園生活』を味わえるのだから。いってしまえば僕は自分の実力で勝ち取った成績に反映されずにオシリス・レッドになったことが不服なだけであるのだから。だってさ努力したのにそれが故意的に無駄になるのは誰でも嫌だと思うんだ。

 

「気分転換といってはなんですが制服を改造でもしてみますか? さっきセイバーさんと凛さんがオベリスク・ブルーの青を赤に塗り替えるといってダッシュで持って行きましたよ。僕はまぁ前の服装に近づけるように作ってもらうので。岸波さんはどーするのですか? 」

 

そりゃまた遠坂とセイバーは随分と思い切ったことをしたもので僕は特に制服の改造には興味は無いが、とりあえずはレオから譲り受けた月海原学園の『生徒会長の腕章』を着けることにしている。ーーなんというか覚悟を形にしているといえばいいのだろうか。この『生徒会長の腕章』を一回レオに返そうとはしたのだが「それは僕が貴方に託したものなので僕としては貴方に持っていて欲しいです」と言われてしまい、僕はそれを必需品みたいに常につけている。だから特には無いかな。しいていうならもう少し制服の色を落ち着かせたいけどね。流石に赤は派手だから。ーーまぁ赤を塗り替えて他の色ってわけでもないからそのままでもいいけどね。

 

 

「そうですか。ジナコさんは軽く羽織れるようにするといってましたしガトーさんも同じようなことをいってました。兄さんは特にはしないといってましたし桜さんもですね。でも桜さんは白衣を羽織るみたいですね。あとは慎司さんも改造はしないといってましたね」

 

ジナコはカルナやガトーのおかげで少しずつ頑張るようになっていった。「ジナコさんはやれば出来る子なんす。今まではただ本気を出さなかっただけなんす。あの時岸波さんに負けたのはそれが理由ってことっす」とよくいってくるようになった。料理や洗濯などといったまずは手身近にできることから始め、今では元々得意だったプログラミングを凛やラニに教わっているようだ。カルナもその前向きな姿勢のジナコに最初は驚いていたが、今では率先してジナコのサポートを行っている。それだけ月では怠惰な生活を送ってきたのかがわかる。

 

「そうですねアカデミアに行く前に準備運動しておきましょう。ーー決闘です」

 

今か。まぁ受験も終わって暇だからやるかな。

 

「「決闘」」

 

今回は僕が先行か。じゃあドロー。僕は「イエロー・ガジェット」を召喚する。

 

イエロー・ガジェット

効果モンスター

星4/地属性/機械族/攻1200/守1200

このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、

デッキから「グリーン・ガジェット」1体を手札に加える事ができる。

 

そしてその効果によってデッキから「グリーン・ガジェット」を手札に加える。

 

グリーン・ガジェット

効果モンスター

星4/地属性/機械族/攻1400/守 600

このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、

デッキから「レッド・ガジェット」1体を手札に加える事ができる。

 

そして僕はカードを一枚伏せてターンエンドだ。

 

 

岸波白野 手札4 LP4000

場 グリーン・ガジェット

伏せカード1枚

 

「では僕のターンですね。ドロー。僕は「セイクリッド・シェラタン」を表側守備で召喚します。そして効果によって「セイクリッド・エスカ」をデッキから手札に加えます」

 

セイクリッド・シェラタン

効果モンスター

星3/光属性/獣族/攻 700/守1900

このカードが召喚に成功した時、

デッキから「セイクリッド」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。

 

セイクリッド・エスカ

効果モンスター

星5/光属性/機械族/攻2100/守1400

このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、

デッキから「セイクリッド」と名のついた

モンスター1体を手札に加える事ができる。

 

出てきたのは小さな光の戦士で、手に持っている剣のようなものを天に振りかざすと、光の道のようなものが出現し、「セイクリッド・エスカ」が降りてきた。

 

「では僕はカードを一枚伏せてターンエンドですね」

 

岸波白野 手札4枚 LP4000

場 グリーン・ガジェット

伏せカード1枚

 

レオ 手札五枚

場 セイクリッド・シャラタン

伏せカード1枚

 

じゃあ僕のターンだ。ドロー。僕は「グリーン・ガジェット」を召喚する。そしてその効果によってデッキから「レッド・ガジェット」を手札に加える。

 

レッド・ガジェット

効果モンスター

星4/地属性/機械族/攻1300/守1500

このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、

デッキから「イエロー・ガジェット」1体を手札に加える事ができる。

 

そして「グリーン・ガジェット」と「イエロー・ガジェット」でオーバーレイネットワークを構築。エクシーズ召喚‼ 現れろ‼ 「ギアギガント X」

 

ギアギガントX

エクシーズ・効果モンスター

ランク4/地属性/機械族/攻2300/守1500

機械族レベル4モンスター×2

1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。

自分のデッキ・墓地からレベル4以下の

機械族モンスター1体を選んで手札に加える。

また、このカードがフィールド上から離れた時、

自分の墓地のレベル3以下の

「ギアギア」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚できる。

 

エクシーズモンスター、これはレオの「西欧財閥」とデュエルモンスターズの生みの親「ペガサス・J・クロフォード」の会社である「I2社」、「初代決闘王 武藤遊戯」のライバルである伝説の決闘者「海馬瀬人」の会社である「海馬コーポレーション」の三つの企業が協力して開発したカードであり、同時にチューナーを使って特殊召喚する「シンクロモンスター」というモンスターも開発された。これらのカードの開発にはゼル爺が「こんな大層な物をほっとくのはもったいない」と言い始めて「ムーンセル」の一部というか欠片を切り出し、流石に願いが叶うとまではいかないが膨大な演算をおこなったりと様々な機能を備えた万能機として地球に持ってきたのを使用したのが完成の決めてなのだ。エクシーズやシンクロは一年前に完成したばかりであまり出回っていないが、僕らはそのエクシーズやシンクロを試すためと学園生活を楽しむためにデュエルアカデミアに入学するのだ。

 

 

ガジェット二体によって生み出された「ギアギガントX」は色とりどりの歯車を回しながら自分の回りにガジェットだったオーバーレイユニットを展開している。

 

そして僕は「ギアギガント X」の効果によってオーバーレイユニットを一つ取り除くことによってデッキから「ブリキンギョ」を手札に加える‼

 

ブリキンギョ

効果モンスター

星4/水属性/機械族/攻 800/守2000

このカードが召喚に成功した時、

手札からレベル4モンスター1体を特殊召喚できる。

 

連鎖的にモンスターが手札に入りその安定性をいかしながら相手の邪魔をしながらも展開するのが僕のデッキだ。

 

じゃあバトルフェイズにはいる。「セイクリッド・シャラタン」に「ギアギガント X」で攻撃‼

 

「ギアギガント X」の拳によって「セイクリッド・シャラタン」は木っ端微塵になってしまった。

 

僕はこれでターンエンド

 

岸波白野 手札 6枚 LP4000

場 ギアギガント X

伏せカード 1枚

 

レオ 手札4枚 LP4000

場 伏せカード 1枚

 

「では僕のターンですね。ドロー。僕は手札から永続魔法の「セイクリッドの聖痕」を発動します」

 

セイクリッドの聖痕

永続魔法

自分フィールド上に「セイクリッド」と名のついた

エクシーズモンスターが特殊召喚された時、

デッキからカードを1枚ドローできる。

この効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

「そして僕は手札から魔法カード 「ナイト・ショット」を発動します」

 

ナイト・ショット

通常魔法

相手フィールド上にセットされた魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。

このカードの発動に対して相手は選択されたカードを発動できない。

 

カードからレーザーが発射され僕の伏せカードを破壊する。僕の伏せカードは「聖なるバリアミラーフォース」だ。いつもながら思うがいつになったらこの「聖なるバリアミラーフォース」は仕事をするのだ?

 

そして僕は「クロス・ソウル」を発動します。

 

クロス・ソウル

通常魔法

相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。

このターン自分のモンスターをリリースする場合、

自分のモンスター1体の代わりに選択した相手モンスターをリリースしなければならない。

このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。

 

「そして僕は貴方の「ギアギガント X」を生贄に捧げて、「セイクリッド・スピカ」を召喚します‼」

 

突然僕の「ギアギガント X」から魂のような物が抜け出しそれが「セイクリッド・スピカ」の形を作り上げ、そしてレオの場に「セイクリッド・スピカ」が召喚された。

 

セイクリッド・スピカ

効果モンスター

星5/光属性/天使族/攻2300/守1600

このカードが召喚に成功した時、

手札からレベル5の「セイクリッド」と名のついた

モンスター1体を表側守備表示で特殊召喚できる。

 

「そして効果によって手札から前のターンに加えた「セイクリッド・エスカ」を特殊召喚してそのまま効果を発動します‼ デッキからまた「セイクリッド・スピカ」を手札に加えます」

 

そしてレオの場には二体の同レベルのセイクリッドが並んだ。ーー来るか?

 

「僕は「セイクリッド・スピカ」と「セイクリッド・エスカ」でオーバーレイネットワークを構築‼

エクシーズ召喚‼ 聖なる輝きを示せ‼「セイクリッド・プレアデス」‼ 」

 

セイクリッド・プレアデス

エクシーズ・効果モンスター

ランク5/光属性/戦士族/攻2500/守1500

光属性レベル5モンスター×2

1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。

フィールド上のカード1枚を選択して持ち主の手札に戻す。

この効果は相手ターンでも発動できる。

 

なんてやっかいなモンスターが出てきたんだ。簡単に説明するなら、魔法や罠にも対応できる「強制脱出装置」二回分を兼ね備えたモンスターだ。とても神々しく、周囲はとても輝いている。

 

強制脱出装置

通常罠

フィールド上のモンスター1体を選択して持ち主の手札に戻す。

 

「「セイクリッドの聖痕」の効果によってカードを1枚ドロー‼ このターンは「クロス・ソウル」のデメリットによってバトルフェイズを行えないのでこれでターンエンドですね」

 

岸波白野 手札6枚 LP4000

場 無し

 

レオ 手札2枚 LP4000

場 セイクリッド・プレアデス

セイクリッドの聖痕

伏せカード 1枚

 

 

まずいなんとかしなくてはドロー‼ とりあえず手札から「地割れ」を発動する‼

 

地割れ

通常魔法

相手フィールド上の攻撃力が一番低いモンスター1体を破壊する。

 

 

「セイクリッド・プレアデス」の下の地面が割れてその割れ目に「セイクリッド・プレアデス」は落ちてしまった。ーーなんというかとてもシュールだ。

 

そして僕は「ブリキンギョ」を召喚してその効果によって「グリーン・ガジェット」を特殊召喚して「レッド・ガジェット」を手札に

加える‼ そして「ブリキンギョ」と「グリーン・ガジェット」でオーバーレイネットワークを構築‼ エクシーズ召喚‼ 新たなる風を吹き荒れろ‼「ダイガスタ・エメラル」‼

 

ダイガスタ・エメラル

エクシーズ・効果モンスター

ランク4/風属性/岩石族/攻1800/守 800

レベル4モンスター×2

1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、

以下の効果から1つを選択して発動できる。

●自分の墓地のモンスター3体を選択して発動できる。

選択したモンスター3体をデッキに加えてシャッフルする。

その後、デッキからカードを1枚ドローする。

●効果モンスター以外の

自分の墓地のモンスター1体を選択して特殊召喚する。

 

そしてオーバーレイネットワークを一つ取り除くことによって効果を発動‼ 墓地に存在する「グリーン・ガジェット」と「レッド・ガジェット」と「ギアギガント X」をデッキを戻すことによってデッキから1枚ドローする‼

 

「ダイガスタ・エメラル」の周囲から癒しの風が吹き込み、僕の墓地から3枚が風に乗ってデッキへと帰っていった。

 

 

そして手札から魔法カードの「二重召喚」を発動する。

 

二重召喚

通常魔法

このターン自分は通常召喚を2回まで行う事ができる。

 

 

そして僕はもう一回通常召喚できるので手札から「ブリキンギョ」を召喚‼ その効果によって手札から「レッド・ガジェット」を特殊召喚‼ 効果によってデッキから「イエロー・ガジェット」を手札に加える‼ そして「ブリキンギョ」と「イエロー・ガジェット」でオーバーレイネットワークを構築‼ エクシーズ召喚‼ 現れろ「ギアギガント X」‼ そしてオーバーレイネットワークを1つ取り除き効果によってデッキからまた「ブリキンギョ」を手札に加える‼ ーーこれで決める‼ 手札から魔法カードの「死者蘇生」を発動‼

 

死者蘇生

通常魔法(制限カード)

自分または相手の墓地のモンスター1体を選択して発動できる。

選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。

 

効果によって墓地から「ギアギガント X」を特殊召喚‼ そしてバトルフェイズ‼ 「ダイガスタ・エメラル」でプレイヤーにダイレクトアタック‼

 

「ダイガスタ・エメラル」が突風を起こし、レオにぶつけ回りは煙で見えなくなる。ーーそして煙が晴れてこれで勝ったかと思ったら

 

 

「「セイクリッドの聖痕」でドローできてよかったです。「バトルフェーダー」を特殊召喚したのでバトルフェイズは終了になります」

 

ーーそうそこには時計の針のように針のような物を左右に振っている悪魔がいた。

 

バトルフェーダー

効果モンスター

星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0

相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。

このカードを手札から特殊召喚し、バトルフェイズを終了する。

この効果で特殊召喚したこのカードは、

フィールド上から離れた場合ゲームから除外される。

 

 

くっターンエンドだ。

 

「待ってくださいエンドフェイズに「エクシーズ・リボーン」を発動します‼ 」

 

エクシーズ・リボーン

通常罠

自分の墓地のエクシーズモンスター1体を選択して発動する。

選択したモンスターを特殊召喚し、このカードを下に重ねてエクシーズ素材とする。

 

「その効果によって墓地から「セイクリッド・プレアデス」を特殊召喚します」

 

これは負けるかもしれないなうんヤバイ 流石に周りからは「不屈の闘志」とか「ゾンビ並みの再生力」とかいわれてるけどこれはヤバイということを悟った。

 

岸波白野 手札3枚 LP4000

場 ダイガスタ・エメラル

ギアギガント X 2枚

 

レオ 手札1枚 LP4000

場 セイクリッド・プレアデス

バトルフェーダー

 

「では僕のターンです。ドロー‼

では「バトルフェーダー」を生贄に捧げて「セイクリッド・スピカ」を召喚して効果を発動します‼ 墓地から「セイクリッド・エスカ」を特殊召喚してデッキから

また「セイクリッド・スピカ」を手札に加えます。では「セイクリッド・スピカ」と「セイクリッド・エスカ」でオーバーレイネットワークを構築‼ エクシーズ召喚‼ 聖なる輝きを示せ‼ 「セイクリッド・プレアデス」そして「セイクリッドの聖痕」によって1枚ドロー‼ そして「セイクリッド・プレアデス」の効果によってオーバーレイネットワークを1つ取り除き貴方の「ギアギガント X」を手札に戻します‼ そしてもう1体の「セイクリッド・プレアデス」によってさらにもう1体の「ギアギガント X」を手札に戻します‼ そして二体の「セイクリッド・プレアデス」をエクシーズチェンジ 光輝きその尊さを敵に示せ‼ 「セイクリッド・トレミスM7」‼ 」

 

セイクリッド・トレミスM7

エクシーズ・効果モンスター

ランク6/光属性/機械族/攻2700/守2000

レベル6モンスター×2

このカードは「セイクリッド・トレミスM7」以外の

自分フィールド上の「セイクリッド」と名のついたエクシーズモンスターの上に

このカードを重ねてエクシーズ召喚する事もできる。

この方法で特殊召喚した場合、このターンこのカードの効果は発動できない。

1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、

自分または相手のフィールド上・墓地のモンスター1体を選択して持ち主の手札に戻す。

 

僕の目の前には神々しくそして尊さを体現したかのよつな龍が二体ただずんでいる。ーーあぁまるで目の前には神がいるようだ。

 

「そしてバトルフェイズに入ります‼ 「セイクリッド・トレミスM7」で「ダイガスタ・エメラル」に攻撃‼ そしてダメージ計算時に「オネスト」を発動する‼ 」

 

ちょっレオのドロー力、反則すぎない?

 

オネスト

効果モンスター(制限カード)

星4/光属性/天使族/攻1100/守1900

自分のメインフェイズ時に、フィールド上に表側表示で存在する

このカードを手札に戻す事ができる。

また、自分フィールド上の光属性モンスターが

戦闘を行うダメージステップ時にこのカードを手札から墓地へ送る事で、

エンドフェイズ時までそのモンスターの攻撃力は、

戦闘を行う相手モンスターの攻撃力の数値分アップする。

 

すると「セイクリッド・トレミスM7」に突如天使のような煌びやかな羽が生えさらに「セイクリッド・トレミスM7」の神々しさをあげる。

 

「そして「セイクリッド・トレミスM7」の攻撃力を「ダイガスタ・エメラル」の分、ーーつまりは1800アップさせます‼ 」

 

セイクリッド・トレミスM7

攻撃力2700→5500

 

5400-1800=2700

 

 

岸波白野

LP4000-1800=2200

 

「そしてもう一体の「セイクリッド・トレミスM7」でダイレクトアタック‼ 」

 

岸波白野

LP2200-2700=0

 

そうして僕はとても尊い光に包まれ決闘に敗北した。......

 

 

やっぱり強いなレオはあの土壇場で「バトルフェーダー」を引き当てて、そこからあの展開力には流石に驚いたよ

 

「実はこれほど見事に決まるとは自分も思っていませんでしたし、「バトルフェーダー」を引き当てることができなかったら僕は敗北していましたから。ーーではそろそろデュエルアカデミアへ持っていく荷物の準備でもしましょう」

 

そうだねデュエルアカデミア本校は孤島にあるためなかなか生徒は外部へと赴くことができないためこうしてアカデミアに向かう際に

必要な物を持って行くことがデュエルアカデミア新入生の常識となっている。僕の荷物は寝具などの生活用具とデッキの調整用カードとパソコンといった数が少ない。パソコンも据え置きではなく機動性が欲しかったためノートパソコンにしたのでトランクにすんなりと入ってしまうのだ。セイバーなんかは「トランク6個で勘弁してやった」といっていたりキャスターも「大変不服ですがトランク5個にとどめておきました。ーーあの「暴君」よりも1個少なくしたことを褒めてください」と意味のわからないことをいっていたが女性というのはこんなにも荷物を多く持つのか僕には理解することはできない。アーチャーなんて何故か「釣り道具」と制服とデッキ調整用カードくらいしか持っていかないしギルガメッシュも「王の財宝」にいれるから問題ないといっていた。ーー本音をいうならギルガメッシュの「王の財宝」の中に僕らの荷物をいれて欲しいと思ったほどだ。ーーまぁ十中八九無理だろうが。

 

さぁあと少しで僕らが楽しみにしていた平穏な高校学園生活の始まりだ。

 

窓が空いていたのか部屋に桜の花びらが入ってきた。ーーその時彼女のことを思い出した。ーーそう僕を守ろうとしてくれた桜そっくりのAI 「BB」のことを......彼女の分までしっかりと高校学園生活を楽しむことにしよう。

 

 




最後にトレミスを出したのは完全にレオの遊びですね。
あとナイトショットの後に一応ですが聖痕を発動したほうがいいことに気づいたのは書き終わった後でした。

始まって一週間もたっていませんがこれからもよろしくお願いします。


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第三話

何故一気に運ぶことのできる「船」ではなく何回かに分けて運ぶ「ヘリ」を使用したことについてはオーナーに小一時間ほど問いたいと思ったのは気のせいだ。中ではワイワイと会話をしている。ちょっとうるさいがこんな五月蝿さも学園生活の一部なのだろうと考えるとこんな雰囲気もいい気がした。

 

《ご主人様とは別のヘリで大変、それはもう大変不服ですが、くじで公平に決まったことなので仕方ないですね。ーー幸いこの「露出暴君」とご主人様が同じヘリに乗ることはなかったわけですし。まぁ後はアカデミアにいた場合ですけどご主人様によってくる女どもを呪......いえ交渉して寄り付かせないようにします》

 

《さっきキャスターが言ったことについては大変不服だが、......その奏者はちょっと旗を立てすぎるからな。余もそれについては大変困っている。どうしてそこまで旗を立てられるのだ? 奏者よ。そしてよってくる「かわいい」女の子は余が欲しい‼》

 

とりあえずキャスターは何をするのかよくわからないがとにかく怖い。ーーそうだな悪寒が走ったよ。TRPGのクトゥルフでいうならSAN値が減ったよ。あとセイバーは自重してね。どれだけ女の子が好きでも犯罪は越えないでください。あと二人に共通していっていることがあるけど僕にそんなに女の子ってよってくる? 遠坂とかラニとかジナコとあと君ら二人じゃないの? しかもみんなって僕にそんな好意とかもってないよね?

 

《全く......奏者は何故気づかんのだ。ジナコはともかく何故他の好意に気づかんのだ。鈍感ならいいがそれが一級フラグ建築士ときた。ーーこれは本当にラニの言っていた「フラグ・ブレイカー」の作成を考えなくてはならんな》

 

《今回ばかりは暴君と同じ意見ですね。そろそろ奥義の「一夫多妻去勢拳」を開放するときがきたようです。ーーでもぉご主人様と学園生活を送れるなんて聖杯戦争の時やサクラメイキュウの攻略の時には全く予想していませんでしたよ。ーーあの爺さんにも感謝しなくてはなりませんねぇ》

 

そうあのゼル爺がいなかったら僕はこの世界に存在することもできず、こんな平和かどうか分からないけどこれから学園生活を送ることはできないのだから。ーーでもねキャスター、セイバー、なんでそんな恐ろしいものをくらわなければならないのかな。僕の体が全部吹っ飛ぶ気がするのか気のせいかな?現在は念話で話しているので他の人に会話が聞こえないことを感謝しておこう。

 

「ちょっとそこの坊や。プロ模倣デッキに勝ったっていう岸波白野よね」

 

あ、はい僕の名前は岸波白野ですがどうかしましたか。ーーそれとプロ模倣デッキって何? 初めて聞いたんだけど。そして僕ら同い年だよね。何故に坊や扱い?

 

「知らなかったの? 貴方が実技試験で戦ったデッキは元はプロ決闘者のデッキのレシピを模倣したもので他の人達とは次元が違うデッキだったのよ。それを倒した貴方は注目を浴びるのはしかたないじゃない」

 

いやあれは相手が「スキルドレイン」を引かなかったことが功を奏じて勝てただけだしあの時「サモンチェーン」をドローできなかったら負けてたしね。「リミッター解除」はあったけどエンドフェイズに死んでしまうデメリットもあるしあのターンに決められなかったら「次元エアトス」のことだからどうせ除去カードが大量に入っているだろうしかてなかった確率のほうが高いからね。

 

「あら坊やは謙虚なのね。あのデッキにノーダメージで勝ったうえにあのクロノス教諭が使うと言われている「古代の機械」の中でもレアカードの「古代の機械巨竜」を使いこなしていたのに。そして確実なプレイングは誇っていいと思うわ。だって手札に「サイクロン」や「大嵐」、「ナイト・ショット」といった魔法、罠の除去カードがあるというのに先に発動しない子もまだまだ多いわ。今回の実技を見ててそのことを感じたわ」

 

 

 

古代機械巨竜

効果モンスター

星8/地属性/機械族/攻3000/守2000

このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。

以下のモンスターをリリースして表側表示でアドバンス召喚した

このカードはそれぞれの効果を得る。

●グリーン・ガジェット:このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、

その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。

●レッド・ガジェット:このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、

相手ライフに400ポイントダメージを与える。

●イエロー・ガジェット:このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、

相手ライフに600ポイントダメージを与える。

 

 

サイクロン

速攻魔法

フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。

 

 

大嵐

通常魔法(制限カード)

フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。

 

ナイト・ショット

通常魔法

相手フィールド上にセットされた魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。

このカードの発動に対して相手は選択されたカードを発動できない。

 

 

 

あれ? 僕久しぶりに褒められてる?嫌味とか貞操が危険になるとかそーいうのを無しで。僕褒められてる。ーーでもさ、ね、坊や扱いは少し嫌かな。なんかね。

そう僕はあの月の裏の事件の黒幕である「殺生院キアラ」と少し似た雰囲気が出ているこの少女は苦手なのだ。あそこまで変態で欲を求めてはいなさそうだが何かといままでの経験上で何かと苦手だという認識だ。ーーそうあの手の女性は僕の天敵になりつつある。ーーというよりは天敵なのだろう。

 

〈この女あの快楽主義尼に雰囲気が似てますねぇ少し背中が寒気がします。ご主人様? 絶対にきをつけてください〉

 

わかってるよ。それにしてもやはり孤島にある本校までは時間がかかるなぁ。確かにあの「三幻魔」を封じるためという目的が最優先なのだからこのくらい本島から離れた離島がちょうどいいのかもしれない。ーー「三幻魔」デュエルアカデミアのある場所に封印されている途轍もない力を持ったカードだ。何故か「遊城十代」が在学していた時は何度か盗まれ、様々な計画に利用されかけていたがまた「遊士郎十代」が決闘に勝つことによってそれらの計画は水の泡になった。このことを「殺生院キアラ」のサーヴァントであったキャスター、ーーアンデルセンにいったら恐らくはただ物語の中心である運命に愛されたいや巻き込まれるのだからーー嫌われているのか?まぁろくでもない礼をかえりみない馬鹿とでも皮肉風にいうのであろうか。ところでさっき僕を坊や呼ばわりした女子の名前を聞いていなかったな。ーー名前はなにかな。僕の名前は君は知っているけど僕は君の名前を知らないんだ。ーーだから教えてくれないかな?

 

「藤原雪乃よ。よろしくね坊や」

 

やっぱり坊や呼ばわりはやめてくれないようだ。ーーやはりなんかこうもどかしいな。さっさと名前か苗字で呼んでもらいたいものだ。じゃないとなんか僕が藤原よりも年下に感じてしまうじゃないか。

 

〈ご主人様? その呼んでもらいたいというこはどういう意味でしょうか? 返答しだいでは私の「一夫多妻去勢拳」が炸裂しそうなのですが〉

 

やめてよね。そんなもん食らったらサーヴァントにでさえ大ダメージを与えたそれをただの人間である僕が受けたら多分木っ端微塵になってしまうじゃないか。別にそういう好意を持って欲しいとかそういう意味じゃないよ。なんかね同年代なのになんか僕が年下というか下に見られているというのが嫌でまぁちゃんと対等に見て欲しいっていうことだよ。だからそんなやましい理由はないよ。ただ、ただ対等に見て欲しいっていうだけ。わかったかいキャスター。

 

〈そういうことに私の中ではして置きます。ーーでも何度も申しますが決して、絶対、フラグを簡単に建てて回収しないでくださいね。短い期間の月の裏側で散々フラグを建てたのに今度は月の裏側のときよりも遥かに長い三年間ですからね。下手したらデュエルアカデミアの女子の半分くらいはご主人様にフラグを建てちゃうとか想像するとーー〉

 

想像するとどうなるんだいキャスター、僕は月の裏側でそんなフラグは建てた覚えはないからね。僕はただやるべきことをやったまでだし、デュエルアカデミアでそんなことはないと思うよ。ーー慎二とかモテそうだし。

 

〈そうですねぇご主人様がフラグを建てた女子を呪殺してからご主人様といっしょに共倒れします。ーー確かにあのワカメは何故かモテそうですけど上っ面だけでモテると思うのでいい女子は全てご主人様がフラグを建ててそうで恐いんですよ。ーーこれはお札を大量に生産するに用心を越したことはないですね。ーーまぁワカメはワカメでもごく稀にいいことをしますし月の裏側のときみたいに〉

 

確かに慎二にはいいところはあるよね。月の裏側のときは本当に助かった。あのレベルカンストの「メルトリリス」を逆にスキルである「メルトウィルス」を自分の身体に毒に近いプログラムをいれて逆にレベルをマイナスカンストすることによって無効にするなんて僕には思いつかなかった。ーーまぁ褒めすぎると慎二は調子に乗るので本人の目の前では言わないが、とりあえずはフラグ何てこれから建てる覚えはないしそれに今までもフラグを建てた覚えはないから。ーーそしていっていること恐い、恐すぎる。流石SGに「独占願望」を持つ英霊だ。まぁあの最初の英雄王と比べ返答しだいで殺すっていうことに至らないだけいいと思うけどそれでもやはり恐すぎる。そのうち噂になっている「闇の決闘」でもし始めるんじゃないかと心配になってきた。ーーいや、「闇の決闘」をするまえに呪殺するから関係ないか。「闇の決闘」さえせずに相手を倒すキャスター恐い。

 

〈ーーでもご主人様と友人らとーーしゃくですがご主人様にくっついてくるあの痴女王とデュエルアカデミアで学園生活を送ること自体は楽しみなのでそのぶんには甘酸っぱい学園生活を送るのはいいんでしすよ。ーーほら私ってよく知られているのが「日本三大悪妖怪」としての「玉藻の前」ですから。まさかこんな平和かはわかりませんが学園生活を送るなんてことはまさに夢のまた夢のことのようなものでしたから。ーーあのオカン紅茶からしたら二度目の高校生生活みたいなもんですけどね。ーーまぁあのオカン紅茶もご主人様のような天然タラシのような気配はありますがご主人様の方がイケ魂なのでオカン紅茶にはそんなことはないと思うのですが。......さっさとご主人様じゃなくてあのオカン紅茶のとこでもいってくださいませ女子共〉

 

〈私が馬鹿にされたのは気のせいなのかマスター、それとオカンと紅茶を同時にいうな。というか私をなぜクラス名のアーチャーと呼ばない‼ 〉

 

 

この苦労性が滲み出た声の主はアーチャーだ。でもさBBにキッチンを用意されて張り切ってたのってどう見てもオカンか執事にしか見えないんだよね。紅茶は別としてオカン呼ばわりされるのは仕方ないような気がするよアーチャー......

 

〈確かに私は執事として働いたことはあるがなぜアーチャーではなく、執事でもなくオカンなのだ。そこを問いたい〉

 

いやあの雰囲気といい、うちのお金の管理やらあの麻婆以外の調理をしたり洗濯物をとりこんだりお小言をいったりとまるでやっていることがおかんじゃないか。

 

〈それは気のせいであることを願いたい。それくらいは執事だってする。ーーむしろそっちのほうが本業だ〉

 

まぁ確かにそうかも知れないけど、やっぱり雰囲気が執事よりもオカンっていうほうが強いから仕方ないね。

 

〈......〉

 

どうやらアーチャーはうちひがれてしまったらしく、黙ってしまった。僕の耳にはいつも通りのキャスターとセイバーの口論が聞こえる。まぁいつも通りの口論なので首を突っ込む必要は無いため、僕はヘリの中で睡眠をとることにした。入試からの疲れがどっとでたのか僕の瞼はゆっくりながらも閉じ、僕は意識をうしなった。



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第四話

僕は眼を覚ますとどうやら島に着いたようで、僕らは自分らの寮に荷物を置くことになっているようだ。僕の荷物はそう多くなくトランク一つでも有り余ったくらいであり、調整用のカードを大量に詰めたことでやっといっぱいになったのだ。調整用といっても、効果が面白いが使い所を選ぶロマンカードと言われるものと「地砕き」のような凡庸性のあるカードを持ってきたものだ。あとこのデッキに入りやすいシンクロ、融合、エクシーズモンスターを。今は除去ガジェットと言われるタイプと代償ガジェットと呼ばれるタイプの混合型で相手を除去しながらも出来たらワンキルするデッキ構成となっている。ガジェットで打点が足りないことがあるためエクシーズで突破できないようなときは「古代機械の巨竜」などの上級モンスターが入っている。僕の切り札はエクシーズモンスターではなくある龍になっている。ーー初めてその龍を見たとき僕は何故か惹かれたのだ。その神々しさと禍々しさに。とりあえず僕はレッド寮と思われる寮にたどり着いた。ーー一つ言おう。こ れ は ひ ど い

なんたってあの月の裏側の校舎のマイルームよりも酷いかも知れない。なんせマイルームの部屋を更にボロくして、それを四人で共同に使うのだから。三人部屋と違って広いのが救いだが、流石これが格差社会というものか。まぁこの部屋には僕とアーチャーとレオとガヴェインが住むからそんなに気まずくはないけどね。ーーギルガメッシュ? あいつがここにいると思う? 専用の部屋を作ってたし。カルナは普通にイエローで過ごせるみたいだしーーなんて羨ましい。イエローは個室なのだ。ーーしかもレッドの四人部屋よりも広い。カルナが言うには「俺には過ぎた部屋だがありがたくもらっておく、ジナコの時は菓子類ばっかりの食事で今度はまともな料理を食べられるとは嬉しいことだからな」とだ。なんと羨ましいことだ、レオも荷物は少ないようで僕らは共有のスペースに机を置き、申し訳ないように置いてあるロッカーに自分らの制服の予備を入れる。

 

「岸波さんはこのあとどうするんです。僕はレッドの歓迎会が夜遅いらしいので、ブルーのほうの歓迎会を覗こうと思うんですけど」

 

そうだな僕も特に予定はないな。ーー僕もレッドの歓迎会以外特に予定がないからとりあえず僕もレオと一緒にブルーを覗くかな。ーー僕ら追い出されなければいいけど。

 

「別に追い出されそうになったら決闘でねじ伏せればいいだけですし、あっちには特例でいっている慎二さんや普通に女子ということでラニさんや凛さん、セイバーさんやキャスターさん、桜さん、ジナコさんがいますし大丈夫だとは思いますよ」

 

そうだよね。じゃあ行こうか。あれ? アーチャーは?ーーそしてねじ伏せるって......流石ハーウェイクオリティ

 

「どうやらキッチンに行ったようです。ーー流石僕らの寮のほぼ全ての料理を賄っていただけありますね」

 

まぁほぼというのは僕の大好物である激辛麻婆の存在があるからなんだけど。そのことをアーチャーにいうと「君の舌はどうかしている。あの、あの、「俺外道麻婆今後ともよろしく」といっているような地獄からやってきた名状しがたいものを喜んで食べるなんて君はあの神父と同類なのか?ーー君はギルガメッシュにどうやらかってに愉悦部の庶務にされているようだし......」とブツブツとなんかいっていたのだ。愉悦はとりあえずギルガメッシュに教えてもらっているけど、自分がその立場になることが少なくて逆に涙が出たよ。まぁそんなことをブツブツと言っているアーチャーはおいて置いて、さっさとブルー寮に向かうとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブルー寮

最高Levelということもあった内部での歓迎会はちょっとした社交界になっている。色とりどりの料理がたくさん並んでおりとても美味しそうだ。ーー流石にあの赤い弓兵にはかなわないが。あちこちでは料理をかけて決闘しているところもありここ、イエロー寮長からお裾分けしてもらったカレーの残りをかけて今、決闘が始まろうとしていた。

 

「ふん。降参する気ならさっさと降参しろ‼ 決闘で恥をかいても知らないからな」

 

そう相手にいうのは岸波白野達とともに「シンクロ・エクシーズ」のテストプレイヤーとしてここデュエルアカデミアに来た特例でブルーの「間桐慎二」だ。髪の毛が特徴的で「ワカメ」という愛称はあるが本人はえらく嫌っているがそれでも「ワカメ」 「ワカメ」と連呼されるため最近は諦め気味である。実際に決闘の回し方は上手く、ブルーにいる実力の中でもトップクラスの実力があるということをいっても過言ではない。その向かい側にいるのはまた岸波白野達とともに来た「ラニ=Ⅷ」だ。

 

「私が負けるとでも? チェスでも散々負けたのに? まぁチェスよりはいい結果になることを期待していますよ。ーーそれでは」

 

「「決闘‼ 」」

 

間桐慎二 LP 4000 手札5

 

ラニ=Ⅷ LP4000 手札5

 

「僕のターンからだ。ドロー。僕は「水精鱗-アビスリンデ」を通常召喚する‼ 」

 

水精鱗-アビスリンデ

効果モンスター

星3/水属性/水族/攻1500/守1200

フィールド上のこのカードが破壊され墓地へ送られた場合、

デッキから「水精鱗-アビスリンデ」以外の

「水精鱗」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。

「水精鱗-アビスリンデ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

慎二が使うデッキは「水精鱗」と呼ばれるジャンルだ。 手札を捨てる事でサーチ・サルベージを行いつつパーツを揃え、リクルート・蘇生などといった様々な特殊召喚手段によってエクシーズやシンクロをしていくデッキだ。コントロールとしても色が強く、様々な場面に対応した動きが可能となっている。慎二の場には人魚のような女性が召喚されており、妖艶な雰囲気を醸し出している。

 

「僕はカードを一枚セットしてターンエンドだ‼ さぁ次はお前のターンだ‼ 」

 

間桐慎二 LP4000 手札4

場 「水精鱗-アビスリンデ」

伏せ1

 

「では私のターンですね。ドロー‼ 私は手札から「召集の聖刻印」を発動‼ 」

 

召集の聖刻印

通常魔法(準制限カード)

デッキから「聖刻」と名のついたモンスター1体を手札に加える。

 

ラニの使うデッキは「聖刻龍」というジャンルだ。「聖刻」となのついた古代エジプトの神官文字名前がついた龍達でビートダウンを行うデッキだ。エジプトが関係するということでラニは「聖刻」が気に入ったらしい。

 

「そして効果によって「聖刻龍

-ドラゴンゲイヴ」を手札に加える」

 

 

聖刻龍-ドラゴンゲイヴ

効果モンスター

星4/光属性/ドラゴン族/攻1800/守 400

このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、

自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、

攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。

また、このカードがリリースされた時、

自分の手札・デッキ・墓地から「聖刻」と名のついた通常モンスター1体を特殊召喚する。

 

ラニの場には黄色に近い色をした龍が現れ、鎧のようなものをつけている。

 

「そのままバトルフェイズに入ります。「聖刻龍ードラゴンゲイヴ」で「水精鱗ーアビスリンデ」に攻撃‼ 」

 

「聖刻龍ードラゴンゲイヴ」

ATK1800

 

「水精鱗ーアビスリンデ」

ATK1500

 

1800ー1500=300

 

間桐慎二 LP4000→3700

 

「これくらいのダメージ。痛くもないね」

 

慎二はそういいあざわらうか、デュエルモンスターズではLPの100か200かで勝負を分けるのでそう余裕は無いはずだ。

 

「そして僕の「水精鱗ーアビスリンデ」の効果発動‼ デッキから「水精鱗ーアビススパイク」を特殊召喚する‼ 」

 

水精鱗ーアビススパイク

効果モンスター

星4/水属性/魚族/攻1600/守 800

このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、

手札の水属性モンスター1体を墓地へ捨てて発動できる。

デッキからレベル3の水属性モンスター1体を手札に加える。

「水精鱗-アビスパイク」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

「じゃあチェーン処理なのでわたしの「聖刻龍ードラゴンゲイヴ」の効果により、「神龍の聖刻印」を特殊召喚します」

 

神龍の聖刻印

通常モンスター

星8/光属性/ドラゴン族/攻 0/守 0

謎の刻印が刻まれた聖なる遺物。

神の如く力を振るった龍の力を封じた物と伝承は語る。

黄金の太陽の下、悠久の刻を経て、それはやがて神々しさと共に

太陽石と呼ばれるようになった。

 

 

ラニの出したモンスターはモンスターとは思えない形をしており、魔法に見える人もいるかもしれない。ーーそしてそのモンスターはフレーバーテキストに書いてあるように神々しく、太陽石と言われるようにソリッドビジョンだが、太陽のような暖かさを感じることが出来る。

 

「じゃあ僕の「水精鱗ーアビススパイク」の効果を解決する。手札から「海皇の重装兵」を捨ててデッキから「水精鱗ーリンデ」をまた手札に加える。そして手札から捨てられた「海皇の重装兵」の効果によりラニの「聖刻龍ードラゴンゲイヴ」を破壊する‼ 」

 

海皇の重装兵

効果モンスター

星2/水属性/海竜族/攻 0/守1600

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、

自分のメインフェイズ時に1度だけ、

自分は通常召喚に加えてレベル4以下の海竜族モンスター1体を召喚できる。

また、このカードが水属性モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた時、

相手フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して破壊する。

 

魚人のような名状し難いインスマスのようなものが銃のようなものを構え魚雷を発射しラニの「聖刻龍ードラゴンゲイヴ」は爆殺されてしまった。

 

「はん。攻撃力守備力共に0の「神龍の聖刻印」だけとは笑えるね」

 

「これくらいは「水精鱗」との決闘では想定内のことなので別にかまいません。そしてメインフェイズニに入り手札から魔法カード「アドバンスドロー」を発動します」」

 

アドバンスドロー

通常魔法

自分フィールド上に表側表示で存在する

レベル8以上のモンスター1体をリリースして発動できる。

デッキからカードを2枚ドローする。

 

「「神龍の聖刻印」を生贄にしデッキからカードを二枚ドローします。そしてカードを一枚伏せてターンを終了します」

 

ラニ=Ⅷ LP4000 手札5

伏せ1

 

 

「僕のターンだ。ドロー‼ 僕は手札から「水精鱗ーアビスリンデ」と「海皇の竜騎兵」を捨てることで手札から「水精鱗ーメガロアビス」を特殊召喚する‼ 」

 

水精鱗ーメガロアビス

効果モンスター

星7/水属性/海竜族/攻2400/守1900

自分のメインフェイズ時、

手札からこのカード以外の水属性モンスター2体を墓地へ捨てて発動できる。

このカードを手札から特殊召喚する。

この効果で特殊召喚に成功した時、

デッキから「アビス」と名のついた魔法・罠カード1枚を手札に加える事ができる。

また、このカード以外の自分フィールド上に表側攻撃表示で存在する

水属性モンスター1体をリリースする事で、

このターンこのカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。

 

 

慎二の「水精鱗」の中でもトップクラスの性能を誇るモンスターだ。2400という打点がありながらも水属性を一体リリースすれば二回攻撃することができライフを全て削り切ることもできるカードだ。そして特殊召喚時にも効果があり、デッキから「アビス」となのついた罠カードを手札に加えることもできるのだ。

 

「そして僕は「海皇の竜騎兵」の効果で「海皇の重装兵」を手札に加えさらに「水精鱗ーメガロアビス」の効果でデッキから「アビス

アビスフィアー」を手札に加える。

 

アビスフィアー

永続罠

デッキから「水精鱗」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

また、このカードがフィールド上に存在する限り、

自分は魔法カードを発動できない。

このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。

このカードは発動後、次の相手のエンドフェイズ時に破壊される。

 

 

「僕は「水精鱗ーメガロアビス」の効果で「水精鱗ーアビススパイク」を生贄にすることでこのターン「水精鱗ーメガロアビス」は二回攻撃することができる。つまりはこの二回の攻撃が通った時にはお前はすでに敗北しているということだ。じゃあバトルフェイズにはいる。「水精鱗ーメガロアビス」で二回のダイレクトアタック。アビスダブルスラッシュ‼ 」

 

「水精鱗ーメガロアビス」は二回の斬撃をラニに放ち辺りは煙に包まれた。

 

「これで僕の勝ちだね」

 

 

確かにこの二回のダイレクトアタックが成功すれば慎二の勝ちであろう。ーーだが

 

ラニ=Ⅷ LP4000

 

ラニとライフポイントは一たりとも減ってはいなかった。ラニの目の前に鎖で縛られ動きを封じられている「水精鱗ーメガロアビス」の姿があった。微かに震えており、動こうとしても鎖によって全ての動きが封じられてしまう。ーーそうラニの発動した伏せカードは「デモンズ・チェーン」だったのだ。

 

デモンズ・チェーン

永続罠

フィールド上の効果モンスター1体を選択して発動できる。

選択したモンスターは攻撃できず、効果は無効化される。

選択したモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。

 

 

「ちっ「デモンズ・チェーン」かなんてめんどくさいカードを......まぁいい、次のターンで「アビスフィアー」の効果で第二の「水精鱗ーメガロアビス」を特殊召喚し

二体でエクシーズ召喚すればその忌々しい鎖も意味がなくなる。そうすればお前に攻撃する際に邪魔をする手だては無いはずだ。僕はカードを二枚伏せてターンエンドだ‼ 」

 

間桐慎二 LP3700 手札3

場 「水精鱗ーメガロアビス」

伏せ2枚

 

 

「では私のターンです。ドロー‼

まずは「ナイト・ショット」を発動します‼ 」

 

ナイト・ショット

通常魔法

相手フィールド上にセットされた魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。

このカードの発動に対して相手は選択されたカードを発動できない。

 

ナイト・ショットによって撃ち抜かれたのはさきほど手札に加えた「アビスフィアー」であった。

 

「貴方の場にモンスターがいて私の場にモンスターが存在しない場合この「聖刻龍ートフェニドラゴン」を特殊召喚します」

 

聖刻龍ートフェニドラゴン

効果モンスター

星6/光属性/ドラゴン族/攻2100/守1400

相手フィールド上にモンスターが存在し、

自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、

このカードは手札から特殊召喚できる。

この方法で特殊召喚したターン、このカードは攻撃できない。

このカードがリリースされた時、

自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、

攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。

 

「そして私は「聖刻龍ートフェニドラゴン」を生贄にし、手札から「聖刻龍ーネフテドラゴン」を特殊召喚します‼ 」

 

聖刻龍ーネフテドラゴン

効果モンスター

星5/光属性/ドラゴン族/攻2000/守1600

このカードは自分フィールド上の「聖刻」と名のついた

モンスター1体をリリースして手札から特殊召喚できる。

1ターンに1度、このカード以外の自分の手札・フィールド上の

「聖刻」と名のついたモンスター1体をリリースする事で、

相手フィールド上のモンスター1体を選択して破壊する。

また、このカードがリリースされた時、

自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、

攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。

 

光り輝く龍からさらに新たなる龍が現れるのさらにその龍のしたには新たなる龍が更に現れている。ーーまるで昆虫が脱皮したあとの蛹が生物としての自覚を持ったかのようだ。場には二体の龍が現れており、その神々しく光り輝く二体の龍に間桐慎二は息を飲む。ーーそう場にはさっきラニが「アドバンスドロー」の効果により生贄にした「神龍の聖刻印」が存在したのだ。それは「聖刻龍ーネフテドラゴン」の為に生贄になった「聖刻龍ートフェニドラゴン」の効果によるものだ。それは龍が次の龍へとつなげるかの様連鎖、龍からさ龍が生まれ抜け落ちた抜け殻は更に新たなる可能性を見出す。それこそが「聖刻龍」の特徴である。「聖刻龍」には共通する効果があり、それは生贄になった時に手札、デッキ、墓地から通常モンスターのドラゴンを特殊召喚する効果だ。

 

「そして私は「神龍の聖刻印」の特殊召喚にチェーンして「地獄の暴走召喚」を発動します」

 

地獄の暴走召喚

速攻魔法

相手フィールド上に表側表示でモンスターが存在し、自分フィールド上に

攻撃力1500以下のモンスター1体が特殊召喚に成功した時に発動する事ができる。

その特殊召喚したモンスターと同名モンスターを自分の手札・デッキ・墓地から

全て攻撃表示で特殊召喚する。

相手は相手自身のフィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、

そのモンスターと同名モンスターを相手自身の手札・デッキ・墓地から全て特殊召喚する。

 

 

「では慎二も手札、デッキ、墓地から「水精鱗ーメガロアビス」を可能な限り特殊召喚してください」

 

「はん。僕の場を増やしてくれるとはありがたいね。次のターン三体で攻撃すれば勝てる」

 

そういい慎二は手札から一枚、デッキから一枚「水精鱗ーメガロアビス」を特殊召喚した。

 

「では私は二体の「神龍の聖刻印」でオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚‼ 「聖刻神龍-エネアード」‼ 」

 

聖刻神龍-エネアード

エクシーズ・効果モンスター

ランク8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2400

レベル8モンスター×2

1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。

自分の手札・フィールド上のモンスターを任意の数だけリリースし、

リリースしたモンスターの数だけフィールド上のカードを破壊する。

 

「神龍の聖刻印」の内部が開き中からは太陽を具現化した様龍が現れる。その龍から発せられる熱はソリッドビジョンながらも感じられる。

 

「私は「聖刻神龍ーエネアード」を効果発動します。手札から「聖刻龍ーネフテドラゴン」と「龍王の聖刻印」、場から「神龍の聖刻印」を生贄にすることで慎二ーー貴方の三体の「水精鱗ーメガロアビス」を破壊します‼ 「エネアード・コロナ」‼ 」

 

すると「聖刻神龍ーエネアード」は大きく雄たけびをあげ、自分の周りの龍を糧に慎二のフィールドに火炎の雨を降らせる。火炎が地面に落ちると燃え上がり、メガロアビスは灰も残さずに消滅してしまった。

 

「くっだがこっちにはこの伏せカードが残っている‼ それでこのターンは凌げるはずだ」

 

「いいえこのターンで決着をつけます。墓地に送られた「聖刻龍ーネフテドラゴン」の効果により墓地から「龍王の聖刻印」特殊召喚します‼ 」

 

龍王の聖刻印

デュアルモンスター

星6/光属性/ドラゴン族/攻 0/守 0

このカードは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、

通常モンスターとして扱う。

フィールド上に表側表示で存在するこのカードを通常召喚扱いとして再度召喚する事で、

このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。

●このカードをリリースして発動できる。

自分の手札・デッキ・墓地から「龍王の聖刻印」以外の

「聖刻」と名のついたモンスター1体を選んで表側守備表示で特殊召喚する。

 

「私は手札から装備魔法「スーペルヴィス」を発動します」

 

スーペルヴィス

装備魔法

デュアルモンスターにのみ装備可能。

装備モンスターは再度召喚した状態になる。

フィールド上に表側表示で存在するこのカードが墓地へ送られた時、

自分の墓地に存在する通常モンスター1体を選択して特殊召喚する。

 

「装備対象は「龍王の聖刻印」でそして「龍王の聖刻印」の効果を発動します‼ このカードを生贄にすることで墓地から「神龍の聖刻印」を特殊召喚します。そして「スーペルヴィス」の効果により二体の「神龍の聖刻印」を特殊召喚します」

 

また現れたるは二体の太陽を内包した聖刻印。

 

「ーーまた「聖刻神龍ーエネアード」か」

 

「ええ、ではまた二体の「神龍の聖刻印」でオーバーレイネットワークを構築。エクシーズ召喚‼ 「聖刻神龍ーエネアード」‼ そして効果により手札から「聖刻龍ーシュウドラゴン」を生贄にしその残りの伏せカードを破壊します。「エネアード・コロナ」二発目‼ 」

 

また龍を糧にし「聖刻神龍ーエネアード」は雄たけびをあげ慎二の伏せカードを焼ききった。どうやら伏せカードは「聖なるバリア ミラーフォース」だった。

 

聖なるバリア ーミラーフォース

通常罠(準制限カード)

相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。

相手フィールド上に攻撃表示で存在するモンスターを全て破壊する。

 

 

「そしてまた「聖刻龍ーシュウドラゴン」の効果により「エレキテルドラゴン」を特殊召喚します」

 

聖刻龍ーシュウドラゴン

効果モンスター

星6/光属性/ドラゴン族/攻2200/守1000

このカードは自分フィールド上の

「聖刻」と名のついたモンスター1体をリリースして手札から特殊召喚できる。

1ターンに1度、このカード以外の自分の手札・フィールド上の

「聖刻」と名のついたモンスター1体をリリースする事で、

相手フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。

このカードがリリースされた時、

自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、

攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。

 

エレキテルドラゴン

通常モンスター

星6/光属性/ドラゴン族/攻2500/守1000

常に電気を纏い空中を浮遊するドラゴン。

古代より存在し、その生態には未だ謎が多いものの、

古のルールにより捕獲は禁止されている。

 

 

 

 

「そして手札から魔法カード「死者蘇生」を発動します。効果により聖刻龍ーシュウドラゴン」を特殊召喚します」

 

 

死者蘇生

通常魔法(制限カード)

自分または相手の墓地のモンスター1体を選択して発動できる。

選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。

 

 

 

「そして「聖刻龍ーシュウドラゴン」と「エレキテルドラゴン」でオーバーレイネットワークを構築‼ エクシーズ召喚‼ 「聖刻龍王ーアトゥムス」

 

聖刻龍王ーアトゥムス

エクシーズ・効果モンスター

ランク6/光属性/ドラゴン族/攻2400/守2100

ドラゴン族レベル6モンスター×2

1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、

デッキからドラゴン族モンスター1体を選び、

攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。

この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。

 

「もう勝ってるんだからいいんじゃないか? 効率的に考えて悪いだろ‼ 」

 

慎二は少し身震いしている。ーーそう海の波によって揺れるワカメのように。

 

「いえ。今一度どれくらいこのデッキで特殊召喚できるか試したいので試させてもらいます。ーーでは「聖刻龍王ーアトゥムス」の効果によりデッキから「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」を特殊召喚します」

 

レッドアイズダークネスメタルドラゴン

効果モンスター(制限カード)

星10/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2400

このカードは自分フィールド上に表側表示で存在するドラゴン族モンスター1体を

ゲームから除外し、手札から特殊召喚できる。

1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に手札または自分の墓地から

「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」以外の

ドラゴン族モンスター1体を特殊召喚できる。

 

レッドアイズの最終形態であり、そのあまりの強さに制限カードにもなったほどの強力な効果を兼ね備えている。

 

「そして「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」の効果により墓地から「聖刻龍ートフェニドラゴン」を特殊召喚します」

 

言ってしまえば最後に特殊召喚するモンスターはどれでもよかったのだ。

 

「ではバトルフェイズに入ります。「聖刻神龍ーエネアード」二体と「聖刻龍王ーアトゥムス」と「聖刻龍ートフェニドラゴン」でダイレクトアタック‼ 」

 

「聖刻神龍ーエネアード」二体

ATK6000

 

「聖刻龍王ーアトゥムス」

ATK2400

 

「聖刻龍ートフェニドラゴン」

ATK2100

 

3700-10500=-7800

 

 

 

 

 

「グワぁぁぁぁぁあ」

 

間桐慎二 LP0

 

ワカメは龍から吐かれる聖なる炎によって焼かれ、焼きワカメへと進化した。ソリッドビジョンだが何故か慎二の頭から煙があがっている。ーーまぁどうでもいいことなので別にいいが。

 

 



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第五話

投稿が遅れてしまったすいません。
投稿しない間にわかめがしにかけるということがおこりました。


僕らはブルー寮に着いたのだがどうやら三年のブルー生に道を阻まれてしまった。やはりレッドがここに現れることを嫌うらしく、二人がブルー寮の門を阻んでいる。

手にはデュエルディスクを付けておりいつでも決闘が出来るようになっていた。ーーつまりは決闘でなんとか解決が出来そうだ。

 

すいません。もし僕らがタッグデュエルで勝てたら中に入れてもらえますか? もしこのタッグデュエルから逃げたら「レッドから逃げた軟弱者」って皆に言いふらしますけど? どうですか?

隣ではレオは笑っており、まさにこれは面白いことになったと思っているだろう。レオはこのタッグデュエルに賛成でタッグデュエル専用のデッキを持っているようなのでそれを試しに使ってみるようだ。レオのことだからまた外道なな王道を作ってきたのだろうと僕は思う。辞めてくれよ「魔法一色の大逆転クイズデッキ」とか。

 

「くっ......俺らは決闘を断ることは出来ないではないか‼ ーーまるで脅迫だな‼ いいだろう選ばれたエリートでもある俺がオシリスレッドのお前らを叩き潰してやる‼ 」

 

「そうだな.....こいつどこかで見たことがあるんだがーー名前はなんだ? 脅迫犯さん? 」

 

ーー全く......脅迫犯とは失礼な。先輩でもそれは少しひどいな......脅迫なんてしていないだろうに。

ーーあっ僕の名前ですか? 僕の名前はフランシスコザビ......

 

「嘘をつくな‼ そしてふざけるな‼ ちゃんとした名前を言え‼ さぁ‼ 」

 

すいません。遊んでました......名前は岸波白野です。

 

「「岸波白野」......あのプロ模倣デッキを倒したやつだな......ーーふん、俺の相手には不足はないな。そしてそこの金髪の名前はなんだ? 」

 

「僕の名前はレオ・ビスタリオ・ハーウェイです。長いのでレオでいいです」

 

 

「俺の名前は......」

 

あっいわなくてもいいですよ。はやく決闘したいので。

 

「ふざけているのか‼ 俺の名前は......」

 

そう先輩はいいこっちを殺すような眼で見てくる。別に名乗らなくてもいいじゃないかと僕は思う。だって関わることはあまりないのだから。

 

「さぁ決闘しましょう」とレオが言う。どうにもこうにも相手に名乗らせる気はレオもないようだ。ここまでくると愉しくなる。ーー少し、英雄王に毒されちゃったかな。

 

「「くそ......お前らをぎたんぎたんにして耳を闊歩じらせて名をお前らの心臓に刻んでやる」」

 

「「「「決闘‼」」」」

 

レオ&白野

LP8000

 

ブルー生徒2人組

LP8000

 

 

デュエルディスクが展開しレオのライトが光る。どうやらレオからターンが始まるようだ。

 

「まずは僕のターンからですね。ドロー‼ 僕はカードを五枚伏せてターンエンドです」

 

 

レオ&白野

LP8000

手札1 手札5

五枚伏せ

 

そうレオはいい顔をしながらいう。ーー不適の笑みというやつだろう。五枚セットとはなんとえげつないえげつない。これは明らかに相手の機嫌を損ない、サイバー流にあるリスペクト精神の正反対のデッキだろう。なんというかレオの構成からしたらとても嫌な感じしかしない。ブルー生徒2人組の方を見ると先ほどよりも顔を真っ赤にして怒りが頂点に達していることが分かった。ーーこれではレオの思う壺ではないか。ーーだがレオはこんなデッキを使う時に初回で「強欲で謙虚な壺」を引かずに使えなかったことは幸先のいいスタートとは言えないのだろうーー贅沢をいうようで悪いが。

 

「てめぇふざけてるのが‼ セイクリッドはどうした? あれかセイクリッドを使わずとも俺らに勝てるとでもいうのか? ふざけんなよ‼ 」

 

あれまやっぱりめちゃくちゃ怒ってる。ブルー生徒は荒ぶった手つきでドローした。

 

「俺のタァーンドロォォォォォ‼ へっへ、幸先がいいぜ‼ 俺は手札から......」

 

 

するとブルー生徒の叫びを両断しレオは不適な笑みを見せながらも一つのトラップを発動していた。

 

「残念です。その幸先のいいドローカードは墓地へと送らせてもらいます。気持ちが高ぶっているとはいえそんなこといいながらドローフェイズの時に確認しないのが悪いんですよ。そのドローカードに対してトラップカード「強烈なはたき落とし」を発動します‼ 」

 

「強烈なはたき落とし」

カウンター罠

相手がデッキからカードを手札に加えた時に発動できる。

相手は手札に加えたそのカード1枚を墓地へ捨てる。

 

 

空中から巨大な手が出てきてドローして天に掲げているカードが地面に落とされ粉々に砕け散る。ドローフェイズの時に確認するのを忘れたのが相手のミスだ。こっちは五枚も伏せてあるのにこういったドロー妨害カードを気にしないなんて。「強烈なはたき落とし」の絵には木っ端微塵になりかけている「グリーン・ガジェット」が書かれているため複雑な気持ちになる。

 

「くそ......俺は手札から「ゴブリンエリート部隊」を召喚‼ へっどうだ星4にして攻撃力は2200だ‼ 」

 

「ゴブリンエリート部隊」

効果モンスター

星4/地属性/悪魔族/攻2200/守1500

このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。

次の自分のターン終了時までこのカードは表示形式を変更できない。

 

騎士のような格好をしたゴブリンが何人も出現した。いったい誰に使えているというのだろうか。

 

「ですがここでトラップカード「奈落の落とし穴」を発動します‼ 残念ですが「ゴブリンエリート部隊」は除外させて頂きます‼ 」

 

おいレオ、君なんていい笑顔をしているんだ。君も英雄王に毒されてしまったというのか? なんていい笑顔なんだ。

 

「奈落の落とし穴」

通常罠(準制限カード)

相手が攻撃力1500以上のモンスターを

召喚・反転召喚・特殊召喚した時に発動できる。

その攻撃力1500以上のモンスターを破壊しゲームから除外する。

 

何人もゴブリン達が奈落の底へと落ちていく。ーーいや次元の底といったほうがよいか。

 

「くそっ......くそっ......やりたいこと全て邪魔しやがって。俺はカードを一枚伏せてターンエンドだ‼ (このカードは聖なるバリア・ミラーフォース。相手の攻撃してきたモンスターは全滅だ。へっこれで次のターンまでもつぜ)」

 

ブルー生徒がにやけたこれで顔をしているのがわかるがどうせあの伏せカードはミラフォか何かなのだろう。そのときまたレオがカードを発動していた。ーー初級テクニックであるエンドサイクだ。エンドフェイズに「サイクロン」を発動することで伏せたカードを発動する前に潰す常套手段だ。あんのじょう伏せられていたカードはミラフォだった。

「聖なるバリア・ミラーフォース」

通常罠

相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。

相手フィールド上に攻撃表示で存在するモンスターを全て破壊する。

 

「サイクロン」

速攻魔法

フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。

 

 

ブルー生徒の顔は完全に青ざめまるでこの世の終わりをみているかのような顔づらだ。なんだが自分もそれに対して愉しんでいるようだーーいかんいかん、このままでは英雄王と同じになってしまう。確かに愉悦を愉しむとはいったがそれは人の不幸を喜ぶものでなく自分が楽しめることを探すということだったはずだ。危ない、危ない。

 

レオの伏せカードを確認すると残りの伏せカードは相手の攻撃を一切遮断する「和睦の使者」とーーおいおい、これは明らかに僕と組むためにいれたカードだろと思った「血の代償」だった。

 

「僕のターン‼ ドロー‼ 先輩方? 」

 

「なっ......なんだ⁈ 」

 

ブルー生徒の先輩方はどうやらあたふたしているようだ。それもそうだレッドの一年なんかに圧倒されているのだから。

 

「ごめんなさいね? 僕はセットカード「血の代償」を発動します‼ 」

 

カルナのセリフーー使わせて貰うぞーー慈悲は無い。

 

僕はそれから連鎖召喚の呪文を唱え始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は気がつくとライフが5500にまで下がっており場には「ギアギガギガントX」が三体とジェムナイト・パールが場に出ており相手のライフポイントは気が利くようにマイナス数値を出していた。マイナス8400と。自分の墓地を確認するとどうやら何を間違えたのか「リミッター解除」を発動してオーバーキルをしていたようだ。

ブルー生徒の先輩方2人組は完全に伸びており全身から煙を出していた。

 

「ギアギガギガントX」

エクシーズ・効果モンスター

ランク4/地属性/機械族/攻2300/守1500

機械族レベル4モンスター×2

1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。

自分のデッキ・墓地からレベル4以下の

機械族モンスター1体を選んで手札に加える。

また、このカードがフィールド上から離れた時、

自分の墓地のレベル3以下の

「ギアギア」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚できる。

 

「リミッター解除」

速攻魔法(制限カード)

このカード発動時に、自分フィールド上に表側表示で存在する

全ての機械族モンスターの攻撃力を倍にする。

この効果を受けたモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。

 

「岸波さん? 大丈夫ですか。さっきまで魔術師のように詠唱を唱えながらモンスターを大量展開しながらも相手をなぶっていましたけど? 」

 

「大丈夫だ、問題ない」

 

「いや絶対に問題はありますーーまぁ見てて面白かったのでいいのですが」

 

いいのかい前生徒会長‼ とりあえずこの人達片付けてからブルー寮に入ろうか? 」

 

「そうですね。とりあえずあの草木の中に投げておきましょうか」

 

そうして僕らはブルー生徒の先輩方だったものを草木の中に投げ捨ててブルー寮に向かった。途中にまたいろいろとあったが先ほどのようなことが二度、三度ありながらも無事に辿り着いた。そうして僕らの目には沢山の色とりどりの美しい料理と共に焼きわかめとして陳列している間桐慎二とカレーを美味しそうに食べているラニⅧの姿だった。なぜ慎二が焼きわかめになっているのかはある程度の予想が出来たが一体どれだけの火力で慎二を焼き払ったのだろうか?



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