目が覚めたら巫女になっていた (霊夢)
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プロローグ

こんばんは

新しく小説を書き直しました、今度は内容がおかしくならないように頑張ります!

それではどうぞ


男性side

 

ハァー今日も疲れた…

 

 

「東方シリーズ難易度全クリは大変だったぜ……」

 

 

俺は昨日からずっと東方projectをプレイしていた。でもあれは惜しかったな~、あと少しだ!ってところで被弾しちまった………あれ?なんか凄い早さでこっちに突っ込んでくるのが見えるな………ヤバイ!?

 

 

「何で居眠り運転してるんだよ!」

 

 

俺はそう叫んで逃げようとするが突然浮遊感を感じた、車の方を見ると今の衝撃で目が覚めたのか慌てて逃走する運転手、あぁ………これが死ってやつか………………意外と呆気ないもんだな………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「目が覚めたかい?」

「う、うぅん………ここは?」

「ここは天国と言うところさ、そして僕は神様なんだ」

 

 

へぇー神様か~、そうかそうかって何普通に流してるんだよ俺は、おかしいな………たしか俺は死んだ筈

 

 

「確かに君は死んだよ、僕が君の魂をここに呼び寄せたんだ」

「人の心読むなよ、悟り妖怪かアンタは」

「まぁ真面目な話………君には手伝ってもらいたいことがあるんだ、いいかな?」

「………それ選択肢無いよな?」

「あれバレた?」

「バレるわ!」

 

 

どうせあれだろ?

1協力する

2手伝う

3OKに決まってるじゃないか

とか選択肢にいいえの文字すらない選択させる気だろ!その手のネタは充分すぎるほどに味わったわ!

 

 

「む、そうなのかい?新しいネタなんだが………」

「ネタ探してんのか!?」

 

 

イカン………こういう奴には関わるなと俺の本能が訴えている!よし帰ろう、多分戻れる筈だ

 

 

「さて、話を戻そうか」

「チッ」

「そうあからさまに嫌そうな顔しないでくれ、君には転生してもらいたいんだよ」

 

 

嫌だな~………いや転生事態は嫌じゃないんだ、ただ絶対に絡まれると思ってな………

 

 

「君には転生の際、性転換してもらいたい」

「…はい?」

「聞こえなかったのかい?転生の時に性転換してもらいたいんだよ」

 

 

あるぇ?おかしいな………性転換してくれって言われたような気が………と、とりあえず理由を聞こう

 

 

「………えっと、何故に性転換?」

「君は男として充分すぎるほどに日常を過ごした、そこで女だったらどんな生活してたんだろうと思わないかい?あ、男のままがいいなら顔だけを女の子寄りに」

「イエオモワナイッス」

「何故片言なんだ?なにもおかしなことを言ってないのに」

「いや言ってるだろ!その口が言ってるだろ!」

 

 

コイツはなんだ!?リアル男の娘を見たいのか!?

 

 

「そうかそうか!転生してくれるか!」

「言ってねぇよ!」

「ポチッとな♪」

「人の話聞けやぁぁぁぁぁぁぁ………」

 

 

床に穴が開き俺は落とされる、くそ………あの野郎絶対呪ってやる!




プロローグも変えました

主人公の死は居眠り運転をしていた運転手が原因と言うことです、そして神様が何故性転換させたいか、それはただの趣味です

ではまた


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第1話 転生者、腋巫女に転生

どうもこんにちは(プロローグで挨拶間違えました)

まぁ後で直しますが

それではどうぞ


???side

 

う………あれ、ここは?

 

 

「えっと………そ、そうだ………自分が死んでそしたら神様とか言う変人が手伝ってもらいたいとか言ってきて………あ!」

 

 

思い出した………何か最後性転換したくないとか言ってきたわね………?あれ、今口調がおかしかったような。それに腋の風通しがいいような………あ、鏡が置いてある。少し借りて自分の姿を見てみよう

 

 

「………」

 

 

鏡に写ってたのは赤くて先端が白いリボンを着けた腋の開いたどこかで見た巫女服の女の子がいた。これは夢だ、うんきっと見間違いの筈………もういっかい見てみよう

 

 

「………何で私(俺)が女になってるのよぉぉぉ!」

 

 

まさか性転換?性転換されたの!?まさかの第二の人生東方projectキャラのしかも女の子で過ごすことになるの!?

 

 

「…?手紙?」

 

 

どこからともなく手紙が降ってきた、私は………あぁもう私でいいや、とりあえず手紙の内容を見てみましょうか

 

 

手紙文

差出人 神様

 

やぁ無事転生できたようだね。性転換させる際君の記憶にあった女の子を使わせてもらったけどその様子だと問題なさそうだね。それと君に手伝ってもらいたいことがあると言ったが、そこに世界を我が物にしようとしている転生者がいるんだ。更にあろうことか封印していた魂を解放してしまってね、その魂が悪さをしてるんだ。

さてと、長々と済まない。それでは………………手伝ってくれるかい?君ならば「任せろ!」といってくれる筈だ、それとその世界には君以外に転生者が複数いるんだが気を付けてくれ。四人のうちの二人の転生者はニコポとナデポと言う特典を持っている、三人目は無理矢理自分のモノにしようとしてくるから。

それと四人目だが安心してくれて構わない、彼は三人と違って真面目だからね。

では検討を祈るよ

 

追伸:僕の部下なんだが協力者を用意した、頑張ってくれたまえ、ちなみに君の家だが代わりの物を建てておいた

 

 

「協力者………どうでもいいけど何で博麗霊夢に転生しなきゃならないのよぉ………」

「すみません、貴女が新しい転生者ですか?」

「……そうだけどアンタは誰」

「申し遅れました、神様に派遣されました下級天使のシェーネと申します」

 

 

もしかしてコイツが協力者?………他の転生者について何か質問してみようかしら。今さらだけど私の寝泊まりするところ神社なのね、しかも博麗神社

 

 

「あ~、シェーネ…さん?」

「何ですか?それと私は呼び捨てで構いませんよ」

「じゃあシェーネ、転生者達の特長教えてくれない?警戒しようにもどんな姿かわからないとね」

「わかりました、まず黒田吉彦と言う転生者の特長は銀髪の赤と青のオッドアイです「ちょっと待って」あ、はい何でしょうか」

「何銀髪って……それにオッドアイって」

「特典でそうするよう頼まれたんです、更にイケメンにしてくれとか」

「もっと、こう、他にあるでしょ?例えば世界の平和~とか」

「あの銀髪にそこまでの知識はありませんよ」

「あ、そうなんだ……途中で止めてごめんなさい続きをお願い」

「はい、次は武範宗也。以下同文です、目の色は黄色と緑ですけど」

(見ための部分飛ばした……!)

「続いて三人目は阪田京平、以下同文です。違いはオッドアイではないと言うことだけ」

「……もしかしてその三人に不満あり?」

「不満だらけですよ………毎日毎日見たくもない顔を見てるせいで私のメンタルガリガリ削られて………あの三人の面倒を見ることだけは拒否したんですよ?なのに私をご指名って………しかも悪寒の走る笑顔でニヤニヤと………………誰かお願いしますから助けてくださいよ、私が何したって言うんですか。なんだってあんな変態どもの面倒を見なくてはならないんですか、いくら神様でもやっていいことと悪いことがあるんですよ?」

「わかったわかった………アンタの気持ちはよくわかったから………今度何か作ろうか?一応料理できるけど」

「………すみません、取り乱してしまいました………それとありがとうございます」

「とりあえず四人目教えてくれないかしら?神様が言うには一応真面目らしいけど「四人目の転生者は高村大輝と言うんです、これはこれはもう本当にスタイルが良くてスラァっとしていて思わず抱き付きたくなるほどの超イケメンなんですから。更に彼は転生者なら誰でもやりたがる『俺Tueeeeeee!』や『ハーレム作るぜ!』的なことに手を出さないんですよ!?わかりますかこの心の広さが!!感動しました!この世にはまだまだ彼のような者がいるのだと実感しました!!バンザァァァイ!バンザァァァイ!バンザァァァイ!!」だぁぁ分かったから落ち着きなさぁぁぁい!!」

 

 

怖いわ!今のアンタ見てると精神的に壊されそうで怖いわ!いったいどれだけ疲れがたまってたのよ………しばらく発狂していたがやがて落ち着いたのか顔を赤らめて謝ってきた

 

 

「す、すみません……でも本当にカッコいいんですよ?今度紹介しますね」

「た、頼むわ………」

 

 

とにかくもう寝よう、あの後シェーネにコンビニで買ってきたチョコレートを上げた。疲れをとるなら甘いものはかかせないしね




どうでしたか?

上手く出来てないと思いますが皆さんに読んでいただけると嬉しいです


ではまた


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第2話 戦闘、喫茶翠屋

どうもこんばんわ

今回は最初の敵と戦わせます、そして東方シリーズと言ったら異変ですね

それではどうぞ


霊夢side

 

「こんなところですかね………霊夢さん大丈夫ですか?」

「だ、大丈夫よ」

 

 

さっきまで私とシェーネで模擬戦をしてたんだけど見事に負けたわ………初めて戦ったんだから仕方ないとしてもやっぱり負けると悔しいわね

 

 

「それでは結界を解きますか(パチン)………ふぅ、それでは腹ごしらえといきましょう」

「え、奢ってくれるの?」

「甘いもののお礼です、さぁ行きましょう」

 

 

甘いもののお礼って………まぁいいけど。それにしてもどこに連れてってくれるのかしら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここです」

「喫茶翠屋?」

「この店のスイーツは美味しいんですよ?私もここのお世話になってます」

「へぇ~」

 

 

店の中にはあまり人がいない、今日は空いてるのね

 

 

「おかしいですね………いつもなら学生で賑わってるのに」

「そうなの?」

「はい………しかし何で…」

「………何か感じる」

「どうしたんですか霊夢さん」

「………」

 

 

何か嫌な気配が少しずつ近付いてきている………でも何でこんな変な気を感じるんだろ?もしかして 博麗霊夢に転生したから気配が感じることが出来るとか?

 

 

「……今は何でもいいか、シェーネはいつでも動けるようにしておいて」

「………はい」

 

 

ミシッ……

 

 

…ッ!?

 

 

「上よ!」

「え!?」

 

 

私達は直ぐ様その場から跳ぶ、戦闘は初めてだけど避けられないことはないわね。そして私達のいた場所にクレーターが出来上がっている

 

 

[キシャァァァァ!]

「食器型の怪物?」

「いいえ………あれは魂が取り付いているんです」

「魂!あれが!?」

 

 

謎の食器型の怪物の正体は魂だった、そういえば神様が魂が悪さをしてるとか言ってたわね。………それにしても酷いわね……こんな危なっかしい物の封印を解いたバカ転生者は早いとこボコらないとね

 

 

「このままでは町に被害が……」

「させない」

「霊夢さん?」

「町に被害なんて出させはしないわ、それに………」

 

ブンッ

 

 

私はお払い棒を怪物に向けて言い放つ

 

 

「何かアイツ見てると苛つくのよ!」

 

 

まだまだ弾幕は弱いけど霊夢の才能を駆使しすれば勝てないことはない

 

 

「上手く出来るか分からないけど……霊符『夢想封印 散』!」

 

 

スペル宣言と共に御札や陰陽玉が怪物に向かっていく、当然防御姿勢を取るがこちらの方が威力が大きかったようで途中で防御が崩れ、モロに弾幕の嵐を受けるはめになった

 

 

「ふぅ………さて、これで終わってくれればいいんだけど………」

[キ、キシャァァァァ!]

「………シェーネ、魂って封印すればもとに戻る?それと元になった物とか傷は残るの?」

「え?は、はい…戻ります、すぐに天国に持っていかなければなりませんが。それと物についてなんですが、魂を封印さえすれば元となったものは元に戻ります」

「ふぅん、様は封印して魂がまた暴れだすまえに天国に連れていけばいいって訳、か。そして封印さえすれば元となったものは戻る………だったら!」

 

ガシッ

 

 

[キシャ!?]

「思いっきりやっちゃってOKね!ゼァ!!」

[グギャッ!?]

「いちいちうるさいのよ、いい加減眠りなさい!霊符『夢想封印』!」

[ギシャ…ァ…ァァ…]

 

 

綺麗な玉が怪物を取り囲むように回る、光が収まった後はに残ってたのは元に戻った食器と霊符とシェーネだけだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「隣町に買い物にいっていただけ?」

「野菜を揃えにいっていたらしいんです、遠目から見ていましたけど大変ショックが大きかった模様で………」

「いったいなんのショックが大きかったの?私はなにもしらな………あ」

 

 

言われて気がついた、そう私達が戦ったのは喫茶店の中だった。やはり不自然に思うだろう………明らかに店の中の家具がすべてグチャグチャなのに大してひとつだけポツーンと綺麗な食器が置いてあるのだ、この光景を見て不思議に思わないことがあるだろうか?誰でも不思議に思うだろう

 

 

「……しばらくあの辺には近寄らないようにしよ」

「………ですね」

 

 

その日の特番で『翠屋全壊!不可思議事件発生か!?』とデカデカと新聞に載っていた。いつか謝りに行こう………




書き直しが大変だぁぁ~!

今回のスペルは『霊符 夢想封印 散』と『霊符 夢想封印』でした、それと次回から主人公が学校に通います。なのはと会うのなら最初の公園イベントにしようか悩んでたのですが結果、学校にしました

※理由としてはそもそもそんな過去話できるわけないじゃないかとかそんなことしてたらいつまでたっても本編始まんねーよと言った自分の中での問題もあったからです





それと登場キャラの設定はこんな感じです

・高村大輝   無印、A's、StrikerS
        VIVIDの全編で登場
・黒田吉彦   無印編で登場 StrikerS編で退場
・武範宗也   無印編で登場 StrikerS編で退場
・阪田京平   A's編で登場(闇の書内部 Extra)







ではまた


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第3話 学校で顔合わせ

どうもこんばんは

タイトル通り小説主人公とリリなの主人公が顔合わせします

それではどうぞ


霊夢side

 

「何で学校に行かなきゃならないのよ」

「仕方ないじゃないですか、それに行かなかったら行かなかったで苦労するのは霊夢さんですよ?」

「うぐっ…」

 

 

まぁ確かに……子供しかいないし(自分のこと)確かに行かなかったら近所の人に怪しまれるし……まぁそれはともかく学校の支度するか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―私立聖祥大附属小学校―

 

「へぇー、良いところじゃない」

 

 

想像してたのと全く違うわ、それに………

 

 

「エスカレーター式の学校………わざわざ階段使わなくても良いし、この世界でこの学校に通ってる奴は楽でしょうね、 自分の足で1階2階を往復しなくてすむから。職員室に向かおっと」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「中も広い………「君は?」あ、おはようございます。この学校に通うことになりました博麗霊夢です」

「僕は鉄山隼、連絡で聞いてるよ」

 

 

へ、連絡?誰かいたっけ………

 

 

「博麗しえねと名乗っていたが、いい人だな」

「しえね?」

 

 

しえねって誰?しえね………しぇね………シェーネ………………ん?シェーネ?………まさか

 

 

(私が連絡しました)

「ッ!?」

「どうしたんだ?」

「え、あ、いえ、何でもないです」

「…?」

(驚かなくても良いですよ?これは念話と言って魔法で貴女の脳に直接音声を届けているだけですから。使い方は心に言いたいことを思い浮かべるんです)

 

 

心に言いたいことを思い浮かべる………

 

 

(………ちゃんと届いてる?)

(上出来です、パーフェクトですよ)

(なんとか成功したわね………で、何の用?)

(その世界のことをご存じですか?)

(………は?)

(ですから、その世界のことをご存じですか?)

(知らないわよ、神様教えてくれなかったし………ここは何の世界なのよ………学校名は覚えてるんだけど)

(魔法少女リリカルなのはの世界です)

 

 

え?リリカルなのは?あの極太でピンクの悪魔もとい白い悪魔が存在するあのリリカルなのは?どうしよう………自殺しようかな

 

 

(…………何考えてるかは知りませんが自殺はダメですよ?)

(アンタはエスパーか!)

(考えてたんですか!?)

 

 

マジでどうしろって言うのよ、生き残る自信なくなってきたんだけど………あ、そうだ!

 

 

(今日学校に通いはじめて次の日転校は許しませんよ?)

(エスパーだ、ここに実写番ラ〇〇スがいる!)

(誰がラ〇〇スですか!全く………それより学校生活頑張ってください)

(………本当は嫌だけど頑張ってみるわ)

 

 

念話が終わって私は教室に向かった、何事もなく終わってほしいわね………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なのはside

 

私は高町なのは、小学校三年生です。

 

 

「すずかちゃんアリサちゃんおはよう」

「なのはちゃんおはよう」

「なのはは聞いた?今日この教室に転校生が来るんだって!」

「本当?」

「うん、どんな子なんだろうね」

「そうね、出来ればいつも絡んでくるあの二人とは違う性格の子が良いわ」

「あ~…」

「あはは…はぁ…」

「よう、なのは、アリサ、すずか!」ニコッ

「三人とも綺麗だね!」ニコッ

「何でこの二人はいつもこうなんだろうね…」

「私が知りたいわよ…」

「早く家に帰りたい…」

「おいモブ!なのは達が嫌がってんだろうが!どっか行きやがれ!!」

「テメェこそどっか行けよ!お前が絡んでくるからなのは達の気分が悪くなるんだよ!」

「「「二人とも迷惑だからどこかに消えてほしい(の)(わ)………」」」

 

 

片方は黒田吉彦、もう片方は武範宗也て言うダブル銀髪の二人。噂では実は双子なんじゃないかって言われているの

 

キーンコーン、カーンコーン

 

「皆席につけ」

 

 

先生が教室に来たら二人が大人しくなったの、流石に先生の前で喧嘩は出来ないよね

 

 

「今日このクラスに転校生が来る」

「先生、男子ですか?女子ですか?」

「女子だ、しかも可愛い」

 

 

先生がそう言うと男の子が喜びの声を上げる、本当にどんな子なんだろ………

 

 

「入ってきてくれ」

 

ガラガラッ

 

 

「この子は博麗霊夢、皆仲良くしろよ?」

「今日からよろしくお願いします」

 

 

何だか不思議な子なの、大人っぽいと言うか………あの二人は相変わらずだけど周りの男の子もボーッとしてるの

 

 

「先生、私はどこに座れば良いんでしょうか」

「そうだな……」

「「先生~!俺の隣が―――」」

「なら高町の隣に座ってくれ」

 

 

二人は未だにうるさく言ってるけど、先生に怒られて静かになった

 

 

「ふぅ………やっと終った……」

 

 

緊張してたのか溜息を吐いている、やっぱり緊張してたんだね。友達になりたいな~…

 

 

「あ、あの」

「ん、何?」

「えっと、よ、よろしくね」

「えぇ、こちらこそよろしく………はぁ…」

 

 

私のとなりになった子はまた溜め息を吐いている、な、なんだか話しにくいな………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢side

 

ふぅ………疲れた………自己紹介するだけなのにここまで緊張するなんて、先生も先生で変に男子に気合入れないでよ、余計疲れるじゃない………隣の子には悪いことしたわね

 

 

「それでは質問タイムを開始する、皆聞きたいことを聞いても良いぞ」

 

 

はぁ!?ちょ、先生は何言って、もう集まってる!?………………仕方無いか

 

 

「どこから来たの?」

「神社から」

「歩いてきたの?それともバスに乗ってきたの?」

「徒歩で」

「好きな子いる?」

「来たばかりなのに何で知らない子を好きにならなきゃいけないのよ…」

 

 

おかしいでしょ?何で来たばかりなのにいきなり好きにならなきゃいけないのよ

 

 

「はいはい、この子が困ってるでしょ?それと質問は一人1回までよ」

 

 

た、助かった………私が困っていると金髪の子が纏めてくれた。なるほどね、この教室のリーダーみたいなものかな?

 

キーンコーン、カーンコーン

 

 

「やっと終った………」

「お疲れ様、大変だったわね」

「えぇ、大変だったわ………」

「私は月村すずかだよ、よろしくね霊夢ちゃん」

「私はアリサバニングス、アリサって呼んで良いわよ」

「私は高町なのは、なのはでいいよ(ちゃ、ちゃんと挨拶できた…!)」

「よろしく三人とも、なのははさっきはごめんなさいね素っ気ない返事をして………でアリサ、聞いて良いかしら?」

「何?」

「あそこで喧嘩してる二人組は何?」

「あの二人ね……関わらない方がいいわよ」

 

 

アリサの言う通り関わらない方が良さそうね………それにしても銀髪って………変に思われないのかしら?ゲッ………こっち来た!

 

 

「やぁさっきは大変だったね、まだこの学校のことは分からないだろ?俺が案内して上げるよ(何で東方projectの博麗霊夢がリリカルなのはの世界にいるんだ!?………まぁいい、霊夢もハーレムの一員だぜ!)」ニコッ

「こんな奴より俺が案内して上げるよ(何で東方projectの博麗霊夢がリリカルなのはの世界にいるんだ!?………まぁいい、霊夢もハーレムの一員だぜ!)」ニコッ

「うっわキモッ…」

「ちょっと!勝手に決めないでくれる?」

「相手にしてくれないからってツンツンするなよ」

「してないわよ!」

「やれやれ、アリサはツンデレだな」

「テメェアリサが嫌がってるだろ!それに霊夢は俺が案内することになってるんだよ!」

「はぁ?」

「ふざけんな!お前じゃなくて俺が案内することになってるんだよ!お前は大人しく動物とでも遊んでろ!」

「アァ!?」

「いや、私は一人で行くから」

「テレるなって」

「照れてないんだけど…」

「良いから良いか(ガスッ)ぐふぉっ!?」

「(ドカッ、バキッ)ふぎゃっ!?」

「「「!?」」」

「(パン、パン)………目障りなのよ、そしてしつこい」

 

 

私は手を払いながら言う。全く、シェーネや神様の言う通りろくな奴じゃないわね。何で今日一日でこんなに疲れなきゃいけないのよ……

 

 

「とりあえず、あちこち見て回ると(ドン)「うぉっ!?」きゃっ!」

「悪い、大丈…夫…!?」

「だ、大丈夫よ。アンタは?」

「………」

「もしもーし」

「(ハッ!?)な、なんだ?」

「大丈夫かどうか聞いてるんだけど………」

「だ、大丈夫だ。君の方こそ怪我がなくて良かった………んじゃな」

 

 

?変な奴ね………人の顔見てビックリするなんて………しかも固まってたし、でもあの二人よりかはマシね。それじゃ気を取り直して学校内を見学しましょ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大輝side

 

よう、俺の名前は高村大輝だ。無印編が始まる少し前に転生してなのはの孤独イベントを突破した、あれだけは何とかしたかったからな………それにしてもこの世界はとらハ要素も含まれてんのか?那美さんがいたけど、てかさっきすれ違ったのって間違いなく博麗霊夢だよな?何でとらハもクロスしてんだよこの世界は………

 

 

「大輝君遅かったけどどうしたの?」

「ちょっと寝坊してな………何で二人が倒れてんの?」

「霊夢がおもいっきり殴ったのよ」

 

 

殴ったの!?何が原因で殴られたのかがわかりすぎて怖い…大方しつこく迫って逆鱗に触れてやられたんだろうな、この二人の場合そうとしか考えらんねぇ

 

 

「じゃあ少し挨拶してくるか」

「「「え…」」」

「………何で三人ともそんな怖い顔をしてるんだ?」

「ナ、ナンデモナイヨ?」

「いや、何で片言なんだよ…」

「ベベベ、ベツニ、イ、イイジャナイ!!」

「アリサも片言になってるぞ!?」

「大丈夫だから、ほら行ってあげて?」

「すずかさん………マジ怖いからそのドス黒いオーラ仕舞ってくれませんかね?」

 

 

その後、俺は逃げるように霊夢の元に行った。あんな怖い顔で言われたら逃げたくなるだろ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やれやれ、どこに行ったんだ?霊夢の奴………ん?あれは…

 

 

「いや、だから」

「お願いします!」

「とにかく人の話を聞きなさい、そして離せ」

「お願いします!」

「だから…………あ」

 

 

目が合ってしまった、てかなにやってるんだ?あの男子、霊夢に抱き着いたりなんかして………とりあえず出てくか

 

 

「よう、お疲れさん」

「さっきの………え~と………」

「高村大輝だ、博麗でいいか?」

「合ってるわ、でもどうせなら名前で呼んでちょうだい」

「わかったけど……霊夢、何があったんだ?」

「いきなり告られた」

「え!?」

「だからお願いします!ぼ、僕とお付き合いを!」

「さっきから言ってると思うけど………理由は?」

「ずっと見てました!」

「それ理由じゃ無いような………て、ずっと?いつから見てたのよ?」

「神社から出てくるところまで///」

「えッ!?…………さて教室に帰りましょうか、高村だっけ?行くわよ」

「おぅ」

「あ………ま、待って!お願いします!」

 

 

霊夢は抱き着いたままの男子生徒を無理矢理剥がして俺と霊夢は告ってた男子の声を聞きながら教室に戻っていった。小学生なのに恋愛要素が強いな………リリなのって恋愛アニメだっけ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男子生徒side

 

「はぁ………何で誰も僕を見てくれないんだ………僕の何がいけないんだ………高町さんやバニングスさん、月村さんとも仲良く話しやがって、今日この教室にきた博麗さんとも仲良くなって………何が、いったい僕の何がいけないんだ!」

 

 

高村より僕の方が顔も良いしスポーツ万能、更に頭も良い………なのに何で

 

 

「あ………でも石鹸の良い臭いがしたな………」

 

 

博麗さんの臭い………本当に良い臭いだったな~、高村に取られる前に早くぼくのモノにしないと………グヘヘヘ………

 

 

キラッ

 

 

「ん?なんだろこの火の玉みたいな―――」

 

 

それに触れた後、僕は意識を失った………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢side

 

やっと戻ってこれた………さっきの男子……いきなり抱き着いてきたからビックリしたわ、それにしても神社から出てくるところまでずっと見てたって……ストーカー目指してるのかな………てかいつ私が神社に住んでることを知ったのかしら。今は教室に戻ってなのは達に先程起こった出来事を話していた

 

 

「本当にびっくりしたわよ、抱き着いてきてしかも臭いまで嗅いでくるし……」

「に、臭いを!?」

「なんともなかった?他にはなにもされなかった?」

「大輝が来てそっちの方に警戒してくれたから、剥がすことに成功したわ(あのまま抱き着かれたままだったら18禁に近いことされてたわね、絶対)」

「流石に見過ごせなかったからな………んで……」

「まだ寝てたのね、この銀髪コンビ」

「放っておきましょ、その内起きてくるだろうし」

「そうだな」

「一応シェーネに連絡入れとこ………(シェーネ………?シェーネ?どうしたのよ、返事しなさい………)……念話が繋がらない?「な、なによこれ!?」?どうしたの…よ!?」

「だ、誰も……いないの?」

「教室もおかしいよ……こんなにボロボロじゃ無かったよ!?」

 

 

三人とも完全に取り乱してる………原作にこんな場面あったっけ?それになんで結界が張られてるのよ!

 

 

(こんな状況原作ではなかったはずだぞ!?まさかイレギュラーである俺や銀髪コンビ、霊夢がこの世界に来たからか?それよりも何で教室がこんなにボロボロなんだ?まるでお化け屋敷みたいな……)

「ッ!?………三人とも離れてちょうだい、大輝はこっち来て」

「あぁ」

「あらためて、アンタがシェーネの言っていた真面目な転生者ね?」

「シェーネを知ってるのか?」

「知ってるわよ、大輝は戦えるかしら?」

「特典で良い奴貰ったからな、それなりには戦えるぜ」

「そう………にしてもこれでなのは達にバレるわね………」

「仕方ないだろ?でも何でなのは達は巻き込まれたんだ?いやなのははわかるが何で二人まで……」

「今は敵の方に集中しなさい………来るわよ!!」

「グラン、セットアップ!」

〈OK!スタンバイレディ〉

 

 

大輝から強い光が出始める、光が収まって大輝の方をみると服装が変わっていた。それが大輝のバリアジャケットなのね(見た目:モンハンのティガレックスの装備)

 

 

[グォォォォ!!]

 

 

私たちの前に現れたのは巨大な龍だった………って

 

 

「この感じ……霊力!?」

「どうした?」

「アイツから僅かにだけど霊力を感じるわ!」

「は?霊力!?」

[博麗さ~ん]

 

 

ん…?この声………ノイズが入ってるけどどっかで聞いたような………

 

 

[お迎えに来ましたよ~!]

「この声………さっきの男子生徒!?」

「霊夢、迎えなんて呼んでたのか?」

「今そんな笑えない冗談要らないから!」

 

 

でも何でコイツから霊力が………また魂が悪さしてるの?…………考えるのは後でも出来るわね、今はどうやって封印するか………人の場合はどうすれば良いかシェーネに聞いてなかったし

 

 

「大輝の服が変わったと思ったら、今度はなに!?」

「お、大きな………龍?」

「………」

 

 

アリサとなのはが驚いている中、すずかは気絶していた。無理もないか……非常識すぎる体験してるものね。出来れば二人とも気絶してくれてると助かったんだけど

 

 

[お前、博麗さんから離れろよ!]

「え、俺?」

「大輝…何か怒られるようなことした?」

 

 

男子生徒だった者は大輝にたいして怒ってるような態度をとっている。大輝はなにもしてないみたいだし、何で怒ってるのかしら………

 

 

[高村が来てからおかしくなったんだ………高町さんとバニングスさんと月村さん、転校生の博麗さんと仲良く話しやがって…………お前、何がしたいんだ!]

 

 

「仲良く?」

「………たったそんだけのことで?」

「アイツにとってそれだけ重要な事なんじゃないか?」

[また仲良く話しやがって………!!死ねぇぇぇぇ!!]

「「ッ!!」」

「「「大輝!霊夢!((君!ちゃん!))」」」

 

 

私と大輝の行動に怒りを感じたのか鱗を飛ばして攻撃してくる元男子生徒の龍、大輝と話しただけでもアウトってわけ!?

 

ビュゥゥン

 

 

「イッテ~………まだ腹がグハッ!?」

「く、くそ………油断してたガフッ!?」

 

 

二人とも………やっと目を覚ましたのに鱗が後頭部に当たってまた気絶した。………そっとしておこ…

 

 

「ここじゃ狭すぎる………外に出るぞ!」

「その方が良さそうね……三人とも!ここから絶対動かないで、いい!?」

「「「わ、わかった(わ)」」」

[待ってよ、博麗さん!]

 

 

耳障りな声で呼ばないでほしいんだけど………とにかく外にでないと!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大輝side

 

「ラァッ!!」

[効かないよ!]

「こっちを忘れてもらっちゃ困るわね!」

[は、博麗さん!?何で……]

「理由なんてどうでもいい、今はアンタをどうにかするだけ!」

 

 

俺達は運動場に出て戦闘をしている、けど本当おかしいな?本来なら学校を出て公園の林の中だっけ?確かアリサがこっちの方が近いからってそこ抜けてその先でユーノを見つけたはず、なのに今では学校でなのは達を結界が巻き込みなにかが原因で暴走している男子生徒だった………だいぶ原作が崩壊してるな、このままだとA's編やStrikerS編の物語が完全に別物になる可能性があるな

 

 

[こっの、高村!僕の邪魔するなよ!?]

「悪いがさせてもらうぜ!」

[何でだよ!何でお前ばかりいい思いして僕はこんな気分にならなきゃいけないんだ!僕は小野田だぞ!?大金持ちの小野田辰也なんだぞ!!]

「あっそ」

 

 

金持ちだからって何かあるのかね………俺には到底理解できんよ、霊夢も俺と同じみたいだしな

 

 

「金持ちだからってやっていいことと悪いことがあることを教えてもらってないのかしら?」

「そうだろうな………だからと言って攻撃の手を緩めるつもりはないが霊夢、不安そうな顔をしていたが何かあるのか?」

「……気付いてたの?」

「これでもよく見てる方なんでね」

「……上手く封印出来るかわからなくてね」

「封印て………アイツは何かに操られてるみたいなもんか?」

「操られてると言うか………そこはシェーネに詳しく聞かないと、多分魂に利用されてるんだと思うけど」

 

 

魂?確か神様が管理してたはず………何でそれがこんなところで悪さしてんだ?

 

 

「手紙によるとこの世界を我が物にしようとしてる転生者がいるらしいのよ、んでそいつが魂を解放しちゃったの」

「おいおい………なに考えてるんだよその転生者」

[僕を無視すんなぁぁぁ!]

「うぉっと!?」

「キャッ!?」

「ッ!霊夢!?」

 

 

しまった霊夢が奴に捕らえられた!

 

 

「このッ………離しなさい…ったら!」

[博麗さぁん………やっと手に入れた、僕と一緒に楽しいところに行こうよ!]

「離せって言ってんでしょ!?離しなさいったら!!」

「オラァ!!」

「俺の嫁になにしてんだぁぁ!?」

[ぐぁっ!?]

「キャァァァ!」

 

 

あのバカ共!あんな荒い攻撃したら落ちるに決まってるだろ!?

 

 

「くそ、間に合え……!!」

 

パシッ

 

 

「あぶねぇ……霊夢、無事か?」

「あ、足ががが、がくがくして……!」

「あんな高いところから落ちたんだ、封印はお前に任せるとして戦闘は俺がやる。いいか?」

「そ、それでいい……」

 

 

でも霊夢って飛べたよな?もしかして飛べないのか?だったら後で教えてやるか、飛べたら何かと便利だし。それにしてもあの銀髪コンビ、こんなタイミングで目を覚ましてくるなんてな…

 

 

「このオリ主の俺様がお前を倒しやるぜ!(何なんだこのドラゴンは!?原作にこんな奴いなかったはずだろ!?)」

「お前は床で寝てろ!あの化物を倒すのは俺様だ!(コイツを倒せばなのは達や霊夢も俺のモノに………ポイント稼ぎまくるぜ!)」

「「ゲートオブバビロン!」」

 

ズバババババッ!

 

 

あの二人の特典………同じだったのかよ。しかもゲートオブバビロン……全然制御出来てないじゃないか、そして煙からは無傷の龍が出てきた

 

 

[邪魔者は潰すッ!!]

「「バ、バカな!?このオリ主の俺が―――」」

 

 

バカ共が龍の攻撃で同時にダウンした。お前ら………本当は仲が良いんじゃね?

 

 

[博麗さぁぁぁぁぁん!!]

「え、ちょ、ま!?」

 

 

あのやろう……また霊夢を!

 

 

「バスターショット!」

[痛い痛い痛い痛い!さっきから鬱陶しいな!]

 

 

これでも無傷なのかよ………結構本気で撃ったんだぞ?………とにかく早く魂を封印しないと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢side

 

………怖かった、前世ではそう言った体験をしたことがなかったから感じたことなかったけど………

 

 

「………今のままで戦っていけるのかな」

 

 

戦況は変わらない、未だに向かってくる大輝を邪魔者として判断したのかこっちに向かってこない。それはそれでありがたいんだけど………

 

 

「……一か八か……やろう」

 

 

逃げてもなにも始まらない、人だからなんだ、迷惑をかけてるならさっさと封印しちゃえば良いじゃないか。シェーネに大丈夫かどうか聞くのが良いかもしれないけど待てば余計危険が高まる………もしかしたらなのは達が死んでしまうかもしれない。それだけは避けたい

 

 

「こんなところでいつまでも震えてなんかいられないわね」

 

 

こんなことになるんだったら飛び方覚えとけば良かったわ、『空を飛ぶ程度の能力』なのに飛べないなんて笑えない。………さて

 

 

「巫女としての………博麗霊夢としての仕事をしますか!」

 

 

もしかしたら男子生徒を殺してしまうかもしれない、それでもなのは達が危険にさらされるならやった方がましだ

 

 

「それじゃ………霊符『夢想封印 散』!」

[博麗さぐふぅっ!?]

「霊夢!?(アイツの目………覚悟決めたな)たく、さっきまで震えてたくせに………ようやく博麗霊夢らしくなったな!」

〈負けてられないね、大輝!〉

「よっしゃ!霊夢、一気に畳み掛けるぞ!」

「了解よ!」

 

 

これでとどめよ!

 

 

[ま、待って………くだ…]

「悪いわね、それじゃおやすみ………霊符………」

「グラビティィィ………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「夢想封印!!/バスタァァァ!!」」

[ギニャァァァァッ!?]

 

 

極太の光と私の放った虹色に光が龍の体を包み込む………直後大きな爆発が起きた。やっと終わったわね……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後は大変だった…なのは達にあの力について問い詰められて、誤魔化しは効かないしあの二人はうるさかったし………まぁ明日見せることになったんだけど。

シェーネはいろんな意味で大変だった(あの男子生徒は翌日保護されたらしい)、通信を繋げてもテレビの砂嵐の音しか返ってこないしまさかの事態まで想定していたらしい、結果的に私が無事だったから泣き崩れて………ここまで心配してくれるのは家族以外いないと思ってたけど探せば案外いるものね。………………それより、明日はハードになりそうね………結局なのはの魔法少女イベントは無かったけどどうなるのかしら?




………ネタが切れてきた、まだ書き直してそんなに経っていないのに………

この小説が続くかどうか心配になってきました(無理矢理にでも続けるけどね)

さて今回は霊夢転生者が一か八かの賭けに出ましたね、結果的にはこの賭けは成功するんですがね(てか成功させないと主人公犯罪者にされちゃうよ)

次の話でなのは達を魔導師に覚醒させようと思います、理由的にはその方が面白いかなっと思いました。反省はしている、だが後悔はしていない!

というわけです、そしてこれから霊夢が空中戦の練習を始めます

設定では霊夢の家族は死んでいることになっています、そういえば東方projectの霊夢の家族はどうなってるんでしょうか?神社には霊夢一人しかいないし、もしかして先代が母親ということになってるのでしょうか?……ま、まぁなるようになれですね!(ヤベェ不安になってきた!)

ではまた


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無印編 オープニング:泡沫、哀のまほろば
原作突入 第4話 覚醒、魔法少女高町なのは


こんにちは

今回で原作の無印編に突入します、ただし原作ブレイクしてるので所々話が違ったりしてます

それではどうぞ


第三者side

 

ここは私立聖祥大附属小学校、霊夢と大輝、その他二人となのは達が通う学校である。今は体育の授業でドッジボールをやっている………のだが

 

 

「えいっ!」ビュンッ

「ぐぁぁっ!?」ガスッ

「影山!?」

「まて、今聞こえちゃいけない音が鳴ったぞ!?」

「さっさすが………月村さん……投げる姿も………美し…い…………ガクッ」

「影山ぁぁ!死ぬなぁぁ!」

「ねぇ………ドッジボールってこんなだっけ?」

「いや違う……少なくともボール当たっただけであそこまで吹き飛びはしない(これじゃあ超次元テニスならぬ超次元ドッジだな…)」

 

 

相手チームのすずかが投げたボールを受け止めようとしていた男子だが、受け止めに失敗してモロにボールを食らうはめになった、しかも顔面に。その男子生徒は保健室に運ばれた

 

 

「博麗、覚悟ぉぉぉぉ!!」ビュンッ

「………」パシッ

「な、何!?俺の超必殺技を受け止めただと!?」

「あれ技だったのかよ!しかも超必殺技って何だよ!?」

「超必殺技ね~………それじゃその必殺技、返してあげる………ふっ!!」バビュン!

「ぐはぁっ!?」ズガッ

「よし…」

「良しじゃねえよ、だから鳴っちゃいけない音が鳴ってるって!」

 

 

相手クラスの男子生徒が騒いでいたところで銀髪コンビが割ってはいる、なのは達に良いところを見せてポイント稼ぎをするつもりなのだろう。ボールは運よく霊夢の足元に転がってきた

 

 

「ここで嫁達に良いところを見せるんだ、邪魔すんなクソが!!すずか、よく見ててくれよな」ニコッ

「うるさい!テメェこそ邪魔すんな!嫁達に良いところを見せるのは俺だ!!すずか、こんな奴より俺の方を見てくれ」ニコッ

「………あの二匹鬱陶しいわね」

「霊夢ちゃん、あの二人潰してほしいな~」

「そうね。迷惑だし………霊夢、すずかを助けてちょうだい」

「ハイハイ…で、何をどうして助ければいいのかしら?どっちにしろ片方しか気絶させられないわよ」

「そうね………あ、じゃあ昨日のやつ見せて。霊夢が何者なのかと言うよりあの光る玉?みたいなのが一番気になるし」

「光る玉?………あぁ、夢想封印のことね?良いわよ」

(なのは達がこんなこと言うって………あの二人終わったな。まぁ日頃の行いが悪かったから仕方無いか…………て、あれ?アリサのやつ、霊夢となに話てんだ?)

「それじゃお言葉に甘えて………ハァッ!(夢想封印!!)」

(ちょぉぉ!?おま、何やってんの!?)

「「ふんぎゃ!?/ぐひゃっ!?」」ガスッ、メリッ

「黒田は大丈夫だろうが武範、お前ボールが顔にめり込んでるぞ!?」

「れ、霊夢さん……先程の光る玉は?」

「手品よ」

『なんだ手品か』

「なに納得してんのお前ら!」

 

 

霊夢が(声にだしてはいないが)ドッジボール版夢想封印を使って銀髪コンビをねじ伏せた。

 

 

「はぁ……霊夢はともかく…お前ら容赦ねえのな……」

「気持ち悪い顔見せる二人が悪いのよ」

「チームで味方になったけど………ね?」

「うん、すずかちゃんが可哀想なの」

 

 

ドッジのチーム戦でじゃん拳で決まった結果、勝ち側が霊夢、なのは、アリサ、大輝、その他モブ男女と決り、すずかは運悪く銀髪コンビのいる負け側になってしまった

 

 

「さて、続きを(キーンコーン、カーンコーン)…終わったわね」

「数ではすずかの方が勝ってたな」

「この二人がいなかったらもっと動けたかもしれないけど………」

「俺から銀髪コンビと同じチームにならないよう頼んでおこうか?先生と仲良いし」

「仲良いの?」

「一応な…(なんと言うか……あれは忘れた方が良さそうな出来事だったな……)」

 

 

高村大輝……彼が何を見たのかは知らないが、先生との仲はいろんな意味で良くなったようだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢side

 

「起立………礼」

『さようなら!』

「皆、寄り道せずに帰れよ?」

 

 

やっと終わった……結局あの二匹は気絶したままだった。少し力を入れすぎたかしら?

 

 

「霊夢ちゃん一緒に帰ろ?」

「良いけど………何で?」

「昨日、霊夢ちゃんが出してた不思議な玉とか………大輝君の出してたのも気になるし」

「別に話してもいいが………他言無用で頼めるか?」

「それだけの話って訳ね………分かったわ、私達だけの秘密ね」

「それでいい………さて、どっから話したもんかな」

 

 

昨日………そういえばなのは達も巻き込まれてたわね、なぜ巻き込まれたかは知らないけど

 

 

「実は俺、魔法使いなんだ」

「………へ?」

 

 

大輝がそう言うと三人の目が点になった。そりゃそうでしょうね、いきなり『自分は魔法使いなんだ』って言われたら。しかし大輝はそんな三人の反応を無視して話を続ける

 

 

「あの光の玉も魔法だ。と言ってもお前らが知ってるようなファンタジー物じゃないけどな」

「……大輝が魔法使いってことは分かった、霊夢はなんなの?大輝とは少しいや、かなり違った感じだったけど………もしかしてあれも魔法なんじゃないでしょうね」

「あれは霊力で作られた弾幕よ、魔法とは根本的に違うし霊力は私達人間が元々持っている物よ」

「ふぇ、元々持っている物?」

「もしかして私達にもあるの?霊夢ちゃん」

「持ってるわよ、使えるかどうかは怪しいけど」

「なのは達も持ってるけど、実際に使えるとは限らないってことだな」

「まぁ使えない可能性の方が大きいでしょうね……霊力少ないし」

(霊力………今思えば魔力より霊力の方が安全性が高くないか?魔力は、一歩間違えれば非殺傷でも殺すことは可能だし、霊力は調整は簡単で危険性も少ない…………もしかしたら局からの勧誘来るかもしれないな、まだ遭遇すらしてないけど)

 

 

大輝が何か悩んでるけど放って置きましょう………それにしても二人の霊力が少ないのはわかるけど何でなのはの霊力は多めなのかしら?しかも量的にほぼ魔力と同じ量だし………考えても仕方ないわね、今日はさっさと帰って―――

 

 

―……助けて―

 

 

「「「ッ!?」」」

「……?どうしたのよ霊夢、大輝」

「なのはちゃんもどうしたの?」

「………ッ!」

「あ、ちょっと。どうしたのよなのは!」

 

 

なのははいきなり公園の方に向かって走り出した………あの方向はユーノが倒れている場所ね。良かった………ここは同じ見たいね。でも……

 

 

「原作の通りになっていない……昨日も学校で戦ったけど、学校での戦闘はなかったはずだし……「霊夢」…ん、大輝?」

「とりあえずなのはを追うぞ?」

「分かった」

 

 

………今はできる範囲でのことをやりますか。私は考えるのを一旦やめて大輝と共になのはの後を追うことにした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なのは!本当にどうしたのよ!?」

「アリサちゃん、すずかちゃん……この子」

「ひどい怪我……」

「野性動物にでも襲われたのかしら……」

「………(微かに霊力を感じる………ユーノとは違う別の霊力だけど……)」

「これは……(マジで原作からかけ離れてやがんな………僅かだが別の力の波動も感じるし。まさか昨日のやつみたいに暴走した何かに襲われたのか?)」

 

 

原作とは別の展開に驚きながらも私は考える、原作ではジュエルシードの封印に失敗して倒れてたけど………この場合だとジュエルシードは関係なさそうね。恐らく別の何かを封印しようとしてそれに失敗、敗北した。この時点で違うところと言えば封印する相手が違うと言うところ、でもこれだと何を封印しようとしてたのかわからない………可能性として私の知る限りユーノも魂の封印をしていることになる。だけど多分それはありえない……もしそうだとしたらシェーネが私に教えてくれるはず。だとしたらキーアイテムのジュエルシードはどうなるのかしら?あれがないとなのはが魔導師になれないしフェイトにも会えない………それどころか管理局との接触も出来ない、もし最初から関係ないとするとユーノがここに来た理由が分からなく………まとめてたら余計分からなくなってきたわね本格的に。………………………ん?よく見たらユーノの首にレイジングハートとは別に2つくっついてる、もしかしてデバイス?あれ、ユーノってこんなの持ってたっけ?………片方は炎のように赤い刀の形、もう片方は宝石の付いたおしゃれな手袋………て、これ………!?INNOCENTのアリサとすずかの武器じゃない!形は多少違うけど間違いなく二人の………ま、まさかアリサとすずかも魔導師に覚醒!?………………………………諦めよう、もう原作知識は意味をなさなくなった訳だし「おーい、いつまで考え込んでるんだ?」……そういえば大輝はユーノが持っているデバイスが2つ増えているのに気づいたかしら………

 

 

「大輝………デバイスのことなんだけど、私のみ間違いよね?こんなところにフレイムアイズとスノーホワイトがあるわけないわよね?」

「出来れば見間違いで済ませたかったんだがな…………残念だが見間違いじゃないぞ「霊夢、大輝!」あ」

「なにもたもたしてるのよ、さっさと行くわよ!」

「おっと悪い悪い、霊夢行こうぜ」

「………そうね」

 

 

そうして私達はユーノを動物病院に連れていった

 

 

[グルルルッ………]

 

 

ユーノを襲ってたであろう怪物が見てるとも知らずに………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大輝side

―海鳴動物病院・診察室―

 

「………よし、これで大丈夫」

「良かった~……」

「それにしても変わったフェレットですね」

「う~ん、フェレットなのかな?あまり見たことない種類だけど」

(そら見たことないだろうに………)

(だってそれユーノだもん…「あ、起きた」起きたみたいね)

「………」

「あ………」

「なのは、見られてる」

「う、うん」

 

 

なのはが指先をフェレットに向け、その向けられた指をフェレットが舐める………これ、最初は可愛らしいと思ったが正体が分かったらな……。だけどフェレットはそれでまた倒れた

 

 

「あ!」

「まだ疲れが残ってるみたいだから寝かせておいてあげようか」

「はい」

「獣医さん、ありがとうございました!」

 

 

やることはやったので俺達は外に出た。さてやたらと今回原作ブレイクが激しすぎるがなのはの変身シーンはちゃんとあるのか?………レイジングハートがあるし一応あることはあるか……それはともかく流石にフレイムアイズとスノーホワイトの登場には驚いたな………俺としては友達のアリサとすずかは巻き込みたくなかったんだけど、あったんなら仕方がない

 

 

「………そういやアリサ、すずか。お前ら今日塾なかったっけ?」

「塾?………あ」

「ご、ごめんね?なのはちゃん霊夢ちゃん大輝君。また後で!」

「すっかり忘れてたわ……すずか、急ぐわよ!」

「うん!それじゃなのはちゃん、また後で!」

「塾頑張ってね~!」

 

 

二人は急いで走っていった。もう用事はないのでなのは、霊夢と別れて家に帰った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢side

 

神社に帰ってきた私は原作とは違う部分の事をシェーネに話していた

 

 

「フレイムアイズにスノーホワイトですか……原作がここまでおかしくなるとは。この分だとA's編の闇の書が狂ってない状態だったり、StrikerS編は…………あまり想像したくありませんね」

「私は二人を巻き込みたくないんだけど、あの性格だといつか関わりに来ると思うし………」

「かといって突き放してもあの性格だと諦めがつかなさそう………確かに悩みますね」

 

 

あの二人はこの世界で出来た大切な友達だからこういったことには巻き込みたくはなかった、だけど現にINNOCENTで二人が使ってた武器があった。確実に戦いに巻き込まれる………もしかして神様の言っていた転生者が原作崩壊をしてる?だったらなんのためにそんなことをする必要が……ダメ、疲れていて考えがまとまらない

 

 

「何とかしたいけど………無理でしょうね」

「流石にそれは………と、一旦書類整理をしなければなりませんね」

「書類整理?仕事してるの?」

「それぐらいしますよ、それでは私は天界に戻るので戸締まりをきちんとして寝てくださいね」

 

 

シェーネも大変ね………さてと、ゆっくり風呂に浸かって今日の疲れを取ってから病院に向かいましょ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大輝side

 

原作通り念話が聞こえてきたから俺は動物病院に向かっている。しかし今俺は相当困っている、何に困ってるかと言うと………

 

 

「大輝君!?」

「何でアンタがここにいるの!?」

 

 

アリサとすずかがいたからである、まだ目的地にも着いてないって言うのによりによって遭遇かよ………なに言っても絶対ついてくるだろうな………しゃあねぇ腹くくるか!

 

 

「まさかとは思うが声聞いたのか?」

「え、えぇ」

「最初は幻聴かな?って思ったんだけど気になって………そしたらアリサちゃんと会って」

「ここまで来たら俺と会ったわけか……無駄だと思うが帰れ、この先は危険すぎる」

「何でよ!」

「もしかして………昨日の怪物と関係してるの?」

「………わかってるのなら尚更だ戻ってくるな、いいな?」

「ア、アンタね~………!!」

「分かった……」

「すずか!?」

「行こう?アリサちゃん」

「……分かったわよ」

 

 

悪いな二人とも………こればっかりは関わらせるわけにはいかねえんだよ

 

 

「それじゃ行くか………」

 

 

原作とは違う分最初に戦う敵が違う可能性も出てくる、気を引き閉めていかないとな!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なのはside

 

「ハァッ……ハァッ……いったい何がどうなってるの!?」

「すみません来ていただいたのに………」

「うぅん謝らないで?それよりあの怪物はなんなの?」

「僕にもわかりません、突然襲いかかってきて…」

 

 

私は今動物病院にいるの………何でここにいるかと言うと今日聞こえた声の子が助けを求めてたから。それで目的地に着いてフェレットさんを助けたのはいいんだけど

 

 

[グルァァァッ!!]

「にゃぁぁぁ!追いかけてこないでぇぇぇ!」

 

 

怪物に追いかけ回されてるの、誰か助けて!そう思いながらフェレットさんを抱えて逃げていると………

 

 

「「無事かなのは!この俺様が来たからにはもう大丈夫だぜ」」ニコッ×2

「何でテメェがここいるんだよ、さっさと帰れ!」

「アァン!?テメェこそ早く帰れよ!」

「やんのかテメェ!?」

「上等だボケェ!!」

[グルァァァァァッ!]

「「な、しまっ―――」」

 

ピチューン

 

 

二人がいきなり出てきて勝手に喧嘩して襲ってきた怪物にやられて気絶したの、何でこの状況で笑えるのかな………起きてこないことを確認すると怪物は獲物を見るような目で私を見て飛びかかってきた

 

 

[ガァァァッ!!]

「ひぅっ!た、助けて、お父さん…お母さん…お兄ちゃん…お姉ちゃん…アリサちゃん…すずかちゃん霊夢ちゃん…………大輝君……!!」

「封魔針!」

「バスターショット!」

[ギャンッ!?]

 

 

目を瞑っても痛みが来なかった、恐る恐る目を開けると

 

 

「たくっ………夜のお仕事は疲れるよな霊夢、なのは立てるか?」

「う、うん………あれ?霊夢ちゃんの格好……巫女服?」

「それについては後……大輝、怪物退治やるわよ」

「言われなくとも………アリサ、すずか、絶対にそこから出てくるなよ?」

「わ、分かったわ」

「霊夢ちゃん大輝君、二人とも頑張って!」

 

 

大輝君と霊夢ちゃんがそこに立っていた、そして曲がり角のとこにアリサちゃんとすずかちゃんがいたの、何で二人もここにいるの?私がそういうと

 

 

「声が聞こえたのよ」

「私も……もしかしてなのはちゃんも?」

「うん……実はフェレットさんのところに行くときも声が聞こえてたんだ」

「ちょっと待ちなさい、そのときは聞こえなかったわよ!?」

「そ、それはわからないよ」

「貴女達はこの子と一緒にいた………」

「………え?」

「な、なのは?いい今………そのフェレット喋らなかった?」

「え、え~と…………そ、それより大輝君と霊夢ちゃんが心配なの!」

 

 

二人とも………大丈夫かな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢side

 

「退魔符乱舞!」

[ギャンッ!?……グルルルッ!ガァァァッ!!]

 

 

攻撃を受けた目の前の怪物は怯むことなく私に向かって突進してくる……にしてもこんなに霊力が小さいだなんて………対峙して始めて気付くほどだわ

 

 

「ラッシュブレイク!オラオラオラオラオラ!!」

[グギャァァァァァ!?]

 

 

大輝が敵の隙をついて攻撃して弱ってきたら私が封印する………さっき決めた作戦だけど上手くいきそうね!

 

 

[グルルッ………グルァァァァァッ!]

「ッ!?あのやろう、なのは達のところに!」

「ちょ、こっちに来るわよ!?」

「あ、あぁ、ああぁぁ………!」

「いや、いやだ……!」

 

 

まずい………なのはとすずかが恐怖で完全に腰が抜けてる……何とかしなきゃ!

 

カッ!

 

 

[ギ、グガァァ!?]

「ま、眩しい…!………!?あれは!」

「う………さっきの光は………にゃっ!?」

「ふ、服が変わってる………なのはちゃんとアリサちゃんのも」

「り、理解が追い付かないわ………誰か説明しなさいよ!」

「デ、デバイスを呪文なしで…!?……いや、それよりもさっきの光はいったい……」

 

 

見事に三人とも混乱してるわね、私も大輝もいきなりの事態に混乱してるけど………でも本当にさっきの光はいったい何だったの?………え!?

 

 

「え、う、嘘、えちょ、えぇぇ!?」

「おいどうしたんだ霊夢!」

「…………なのは達が魔導師に覚醒してる…霊力まで発達してるし………量的に言えばSSS+よ、これ……下手したらExランクまで……」

「はぁっ!?え、マジで?」

「本気と書いてマジよ、ほら」

「………現実かよ、せめて夢であってほしい」

「ちょっと大輝!説明しなさいよ!これなんなの!?」

「それは魔導師としての防護服だ、理解しやすいよう説明をするとお前達三人は………まぁ、あれだ…魔導師………魔法使いに覚醒したんだ」

「魔法使いに………余計わかんないわよ!」

「ア、アリサちゃん、落ち着いて……あ!二人とも危ない!」

「霊夢ちゃん大輝君!後ろ!!」

「ッ!?しまった!」

「お願い………誰か二人を守って………!」

<バインディフェンダ>

「え………?」

 

バチバチバチッ!

 

 

[グ、ガッガァァァガァ!?]

「これは防御魔法!?(僅かだけど霊力を感じるわね………魔導師に覚醒したから霊力もただ発達しただけじゃなく、覚醒した影響で霊力も目覚めたのかしら)とりあえず今の内に………『夢想封印』!」

 

 

[ガッガァァァ………ガ…]

 

 

………封印成功ね…と、後は

 

 

「急いでここから離れた方が良さそうね」

「ふぇ?」

「そうだな、こんな夜中に子供だけで外出なんて危なすぎる………」

「あ、そういうことね」

「どういうこと?」

「確かに変に思われちゃうよね…」

「えっと…アリサちゃん、すずかちゃん?よくわからないんだけど」

「………要するにこのままだと警察のお世話になるって訳だ、だから走るぞ…場所は博麗神社でいいよな?」

「何で神社なのよ………あ、なるほど………んじゃなのは、走るわよ。舌噛まないでね」

「え、え、え?」

「猛スピードダッシュだぜ!」

「にゃぁぁぁぁ!?」

 

 

そのスピードのまま私達は神社まで走っていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―博麗神社―

 

「それじゃそこで霊夢ちゃんは大輝君と合流してコソコソ隠れて着いてきたアリサちゃん達を発見して仕方なく連れてきたんだ」

「し、仕方ないじゃない!気になったんだから」

「私は止めたんだけど………その、気になっちゃって」

 

 

あれはもう疲れと飽きれが揃いすぎてたわね、なのはが関係してるって分かったら急に頑固になるし………はぁ………結局なのはの、いや…なのは達魔導師になっただけで戦闘の出番は無かったわね。

 

 

「ま、それはいいとして…ジュエルシードは無かったわね」

 

 

ユーノに聞いたけど渡したあと何者かに襲われて気が付いたらこの世界にいたみたいだし、念話で助けを求めたのはここが管理世界かも知れないと思ったから使ってただけだって言うし、デバイスも別の世界にある遺跡で見つけたものだし…今日三人が同時に覚醒したのは偶然?……やめとこ、頭がパンクするわ。それはそうとジュエルシードよ………もしかして遅れて落ちてくるとか?それは勘弁してほしいわ……………これからどうなるかわからないわね………とにかく

 

 

「フェイトは………敵になるのかしら?」

 

 

原作がここまで崩壊してるとなるとフェイトが敵になるかどうかも怪しい…味方なら嬉しいけど敵だと相手するのが面倒くさいのよね………ま、それでも

 

 

「この世界を我が物になんて絶対にさせない………」

 

 

神様が言っていた転生者、どんなやつかわからないけど喧嘩を売ってきたらその喧嘩を買って返り討ちにして二度とこんなことが出来ないよう完膚なきまでにボコボコにするだけよ。

………ふぁ~……にしても疲れたわ……早く布団に入ってねよ………




つ、疲れた!

なのはの喋り方わかりずれぇ………ヤバい………いろいろ見ながらやっていたから内容が滅茶苦茶になってる気がする……!

そ、それはともかくようやく主人公含めて二人を魔導師にさせることができました

リンディはキレイな方にしようと思います、何度見ても腹黒い大人のような印象にしか見えませんので…

それとフェイトのことですが敵としてだしましょうか?それとも味方としてだしましょうか?、アリシアは復活予定ですが、それは最後の方にしようと思っています。
とにかくリクエストお待ちしております


ではまた


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第5話 遭遇、テスタロッサ一家

金髪の少女side

 

<サー、反応が途中で消えました>

「消えたの?」

「現地の人がやったのかな……他は?」

<危険生物の反応はありません>

「フォーチュンはどう?何か怪しいの見つけた?」

<バルディッシュ同様反応ありません>

 

 

あの危険な生物をこの管理外世界の人が倒した?現地に優秀な魔導師がいたのかな……

 

 

「いったい誰が倒してくれたんだろうね、あんな危険な化け物………母様も見たことのない魔法生物だって言うし」

「魔法生物………なのかな」

「…?どうしたの?」

「……とりあえず、しばらくこの辺を見張っておこう」

「うん、落ちたジュエルシードも見つけないといけないしね」

 

 

そういえば前に家族でこの世界に来たとき遊んだ女の子は元気にしてるかな……また会う約束してたけど最近は母さんが仕事で手が離せなかったし……………後で会いに行こう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大輝side

 

「さてこの問題を解ける子はいるかな?」

 

 

黒板に問題が書かれていく、解けなくはない問題内容だが………流石はこの世界のなかでレベルの高い学校だ。これ、ちゃんと問題を見とけば大して問題ないんだが引っかけ問題に慣れてないと大半の生徒は引っ掛かる………だが俺はこう言った問題で何度も引っ掛けられて覚えてったんだ、何が正解で何が間違いなのかは見てすぐにわかるぐらいになっている………おっと、そろそろか……

 

キーンコーン、カーンコーン

 

 

「それでは皆さん、さようなら」

 

 

ようやく終わった!霊夢達は………四人とも終わった瞬間に教室出やがったな?バカ二人が未だに霊夢達を探している。何故さっさと出ていったかと言うと俺はアイツらと約束事をしているからだ

 

 

「確か翠屋だったな、前に壊されてたけど何かあったのか?「オイ、モブ野郎」………何だよ、俺はお前らに用なんて無いぞ?」

「俺があるんだよ、俺のなのは達はどこだ!」

「お前のじゃねぇだろ!!モブ!俺のなのは達を何処にやりやがった!?」

 

 

このアホ共………どっちのでもないっての

 

 

「俺は知らんよ……他当たれ」

「バカにしてんのか!?」

「バカになんてしてないけど、それ聞いてどうするんだ?」

「モブなんかに話さねえよ、バァカ!」

 

 

話さねえよって……まぁ話さなくても恐らくこのバカ共も翠屋に行くだろうが一生かけても無理だと思うぞ、恭也さんと士郎さんを退けたところで待ってるのは桃子さんのいい笑顔でのO☆HA☆NA☆SI、多分霊夢も参加すると思う(物理的に)

 

 

「何処に行ったのか早く教えろって言ってんだろ!」

「仕方ない………教えてやるよ、おーいなのは」

 

 

俺がいない奴の名前を呼ぶとこの銀髪コンビがバカ正直にその人物を見つけようと動き出す、本当にバカだろコイツら………魔力で探ればわかんじゃん、魔法使えば楽なのに何で使わないのかねぇ………さてと、早いとこ翠屋に行ってアイツらに魔法の使い方教えてやるか、霊力があるわけだし霊夢にその霊力の使い方を教えてもらえばいいだろうしな………今思ったけど三人に魔力あって更に霊力もあるって……………何でだろう、魔導師の天敵のAMFあっても霊力で突発する未来が見えて仕方がない………コイツらに魔法以外に霊力の使い方教えていいのだろうか、何だかなのは達と遭遇した次元犯罪者が可哀想に見えてきた………俺はそう思いながら翠屋に向かって歩き出した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢side

 

「………というわけ、分かった?特になのは」

「う……」

「改めて思うんだけど、なのは………何で魔法とかの使い方数秒でマスター出来るのに霊力だけ制御出来ないのよ」

「まぁそこがなのはちゃんらしいと言えばそうなんだけど………ね?」

 

 

確定、なのはは魔法に至ってはご自慢の才能で使いこなして見せるが、霊力だけは使い物にならないことが判明した………仕方無いわね~

 

 

「だったら手に纏わせてみて………こんな感じに」

「にゃ!?……綺麗」

「流石は巫女ね」

「経験の違いって言うのかな?私達は纏わせることは出来てもそこまで大きく作れなかったから……」

 

 

私がやって見せたのは霊力を手に収束して一気に解き放つという方法だ、幻想万華鏡見てたけどやればできるもんだね!手に霊力を収束して一気に解き放つ………アニメーション霊夢が紅魔館って言う館にいる殺人メイドの……多分腹辺り?に決めた技を実際に再現したけどこれがもう強いのなんの!更に進化したら雑魚魔導師程度ならこの技だけで倒せる気がする………悪までも気がするだけだからちゃんと強化はするけどね。

 

 

「………そういえばいつも絡んでくるバカ二人が珍しく来ないわね」

「恐らく今日一日中は気づかないと思うぞ?てか来ないように仕向けたの俺だし」

「どうやって仕向けたの?」

 

 

確かに気になるわね………どうやって来ないようにしたのかしら

 

 

「まだ学校のどこかにお前達が居るかのように言ったからな、適当に魔力撒き散らして(ただ撒き散らすだけじゃなくなのは達そっくりの魔力で撒き散らしてやったけどな)……普通魔力でわかると思うが」

「………今更だけどアイツ等魔導師だったわね、忘れてたわ」

 

 

何で魔力で探そうとしないのかしら?やっぱりバカだから?

 

 

「……ま、例え来たとしても保険つけといたからな」

「店入る時から気にはなってたけど………なるほど、もしもの時の保険てわけ」

 

 

店の外で門番紛いなことをしている高町家の男性。

何でこんなことをしてるのか気になったから聞いてみたんだけど……

 

 

「君は転校してきたばかりだから知らないと思うが、実は一度なのはがあの二人に襲われたことがあってね……」

「それ以降なのはやなのはの友達が、集まる予定などを立てるときは休日の間だけ貸してるんだ。………念のために言っておくがロリコンではないぞ?」

 

 

ロリコンかどうかは聞いてないんだけど………てかなのは襲われたことあったのね。

だいたい予想できるから詳しくは聞かないけど

 

 

「そうだ、あのフェレットは?あの騒ぎだから気づくの遅れたけど喋ってたわよね」

「ユーノ君のこと?今は家にいるよ」

「そうなんだ」

「………そういやお前ら、なのははバリアジャケットのは決まってたが二人のはまだ決めてなかったよな?」

「あ、忘れてた………えっと」

<レイジングハートです>

「喋った!?」

「レイジングハート……でいいんだよね?あのバリアジャケットって……」

<緊急事態でしたのでマスターの記憶からアレンジして作り出しました>

「………?(レイジングハートにそんなことできたか?………これも原作ブレイクの影響か……)」

「私達のは………どちらかと言うとオーラを纏ってただけのような感じね」

「でもありがとうね、『スノーホワイト』」

「スノーホワイト?」

「この子の名前、何となくそう呼んだ方が良さそうな気がしたから」

<ありがとうございます>

「へぇー………それじゃ私は………よし決めた!これからアンタのことを『フレイムアイズ』って呼ぶわ!」

<おう、よろしくな!バニングスの嬢ちゃん!>

「アリサでいいわよ」

<お、いいのか?そんじゃ改めて………よろしくな!アリサの嬢ちゃん!>

「(性格までINNOCENT寄りかよ……)………さて、無事に名前も決まったわけだし、今から霊夢の神社に行くぞ」

「ふぇ、何で?」

「なのはの家族には銀髪コンビから護ってくれとしか言ってないんだ……それに心配はかけたくないしな(まぁなのはの家族だし?なんか俺達がこれからしようとしてることバレてる気がするんだよな………桃子さん辺りに)」

「それにアイツ等のことだから実力行使で来そうな気がするのよ、そこで私の神社の出番て訳」

「お前ら知らないと思うが、霊夢は巫女だからな」

「え、巫女さんなの!?」

「何で驚くのよ」

「いや、なんかそれっぽく見えないな~ってんにゃぁ!」

 

 

おーおーよく延びるよく延びる。

………そろそろやめよう、目覚めてはいけない何かに目覚めそうだから

 

 

「う~………酷いの」

「たくっ……ほら、早く神社に行くわよ」

 

 

翠屋から出たあとまたなのはが失礼なことを言ったので顔で遊ばせてもらった。

何でなのはの顔ってあんなに延びるのかしら………そう思いながら神社に向かって歩き出した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大輝side

―博麗神社―

 

「んじゃ始めるぞ。

なのは、アリサ、さっそく手に魔力を纏わせてみてくれ」

「うん」

「えぇ」

 

 

俺はなのはとアリサに魔法の上手い使い方を、霊夢はすずかとなのはが連れてきたユーノに霊力の使い方を教えている。

てかユーノにも霊力あったなんてな……てことはフェイト達も霊力あったりするか?……それは別にいいか、問題はプレシアだな。

あんな強さで更に霊力使えるとなると更に手強い相手になる、そもそも敵かどうかも怪しくなるな。

出来れば戦いたくないんだが

 

 

「すずかは防御系だから霊力の向きと置き方を教えるわ。

ユーノはどちらかと言うと防御より妨害ね、相手の動きを邪魔したりするのに向いてる。それじゃさっそくやるわよ」

「う、うん」

「やってみるよ」

 

 

あっちもやってるな、俺が眺めてると神社の中から白い和服を着た女が出てきた。

そういえばシェーネはここにいたんだっけか?久しぶりだし挨拶しておくか

 

 

「よ、お疲れさんシェーネ」

「大輝様ではないですか!この度は本当に申し訳ございませんでした」

「頭あげてくれ………そうだお前に聞きたいことがあるんだけどさ、この世界………やたらと原作ブレイクが激しすぎないか?」

「霊夢さんも言ってました、彼女には本当に申し訳ないことをしてしまいました………」

 

 

何でそんな申し訳なさそうにしてるんだ?

 

 

「………まぁそれはいいとして、あの二人は来てませんね?」

「俺が来ないように仕向けた、更に霊夢はこの神社を特殊な結界で覆ってるからあの銀髪コンビには見つけられない」

 

 

て言うか霊夢の結界を破壊できるほど力持ってないしな。持ってたところで霊夢に勝てないと思うし。

………そういや飛べないことに関しては解決したんだろうか?ちょっと聞いてみるか

 

 

「霊夢、昨日の事なんだけどさ………飛べるようになったか?」

「昨日の?………あ~、シェーネに付き合ってもらって何とか飛べるようにはなったわ、後は空中制御ね………やっぱり飛べた方が何かと便利だし」

 

 

つまり空中戦の問題は解決したと………ならこれからの戦闘でも楽に動けるな

 

 

「………?」

「どうしたんだ霊夢」

「何かが神社に近づいてきてる………(この反応は………3人?いや、2人と1匹?)結界を怖そうとしてないから敵じゃなさそうだけど」

「…今は様子を見るか」

 

 

俺は意識を結界の外に集中させる。

………確かに近づいてるな、金髪の女の子が2人。

オレンジ色の髪に耳の生えた女性が1人………ん?どっかで見たような姿だな………て

 

 

「霊夢………フェイトが敵である証拠が無くなった」

「は?何でよ」

「空間認識能力で外見たから」

「………アンタ、白い悪魔でも目指してんの?それに何でなのはの能力アンタが持ってんのよ」

「目指さねえよ、いざというときに便利だろ?神様に頼んで鍛えれば鍛えるほど自身の能力が強くなるようにしてもらったんだ。そこで決まったのがこの能力だ、なのはの固有能力から取ったがいろいろ使えるぞ?最初こそは自分より少し離れたところくらいしか認識できなかったが最近鍛えてたから結界の外に誰がいるか見ることができるようになったしな」

 

 

まぁ分かりやすく言えば、なのはの能力は空間を『認識』する程度。

逆に俺は認識だけじゃなくすべての空間を自分で『見る』ことができる能力ってわけだ。

慣れない内はすぐ気持ち悪くなるけどな。更に理解しやすく言うとテレビの映像全てに別の映像が映っていてそれを全て見て理解することができるってことだ、頭で分かってても信用ならんからな。そこで鍛えれば鍛えるほど自身の能力が強くなるという特典だ、これは俺の持っているなのはの能力『空間認識能力』も強化対象に選ばれる。そして鍛練を積んだ結果、なのはの空間認識能力が『全時空間認識能力』に切り替わったわけだ。

………あれ、もしかして俺かなりチートか?

 

 

「要するにチート版なのはってこと?」

「………まぁそういうこと、だから入れてあげていいんじゃないか?敵意も感じなかったし」

「………ホントチートねその能力、相手の感情の揺らぎまで見えるなんて」

「いや、これはいつの間にか持っていた能力だ。俺は知らん」

「チートバカ」

「おいまて誰がチートバカだ」

 

 

何だよチートバカって、知らないもんは知らないんだから仕方無いだろ?

 

 

「………まぁ敵意がないなら入れてあげてもいいか……」

 

 

霊夢が休憩を促す、その後シェーネと話した後結界を緩める。

緩まった部分から俺の能力で見た通りの奴等が入ってきた、しかし俺は第一声で固まってしまった

 

 

「………霊夢?」

「あれ?何でここにいるの?」

「霊夢じゃないか!久しぶり♪」

「……は?」

 

 

3人 ……2人と1匹か、何で霊夢のこと知ってるんだ?…………詳しく聞いてみるか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

金髪の少女side

 

「霊夢………本当にあの霊夢なの!?」

「え、ちょ、何よいきなり」

「頬っぺたプニプニしてる~、ねぇねぇ元気にしてた?」

「だからなに言って」

「霊夢私だよ、アルフだよ。覚えてるかい?」

「………ごめん、全然覚えてない」

 

ピキッ

 

 

久しぶりに会えたと思ったら思いっきり忘れられていた………私だけならともかくお姉ちゃんのことまで忘れるなんて………

 

 

「どうしたの霊夢、どっか頭打った!?」

「打ってないわよ(全然記憶にないんですけど!いくら記憶を掘り起こしてもフェイト達に会った記憶すら無いし………)」

(霊夢さん、貴女は3人と会ってますよ。この世界の過去の貴女ですけど)

(そうなの!?)

(はい、そうです。貴女の家族が亡くなる前にフェイトさん達と会っていてその時に貴女も彼女達と遊んでいたということになってるんです)

「あ、あー………あ!思い出した!ひ、久しぶりね~フェイト、アリシア、アルフ」

「お、覚えててくれたの?」

「あの時は物心つく前だったから、ゴメンね~(言えない、そもそもどんな遊びをしてたかなんて覚えてないなんて言えない!)」

 

 

よ、良かった……完璧に忘れられてたかと思った。

でもそうか、物心つく前なら仕方無いよね

 

 

「そうだ霊夢、この世界で不気味な生物を見たことないかな?」

「不気味な生物?倒したわよ。私と大輝で」

 

 

え?倒した!?何て言うか………凄い成長の速さだね。あ、もしかして霊夢なら知ってるかも

 

 

「ジュエルシードを………青いひし形の石、知らないかな?」

「それは知らないけど…(フェイトが探してるってことはジュエルシードは海鳴市に落ちたってことね、ユーノが襲われたときかしら?)」

「そっか………そういえば霊夢、家族は?」

「……フェイト達と別れた翌日に死んだわ。死因は不明らしいけど」

 

 

そんな!?確かに急に手紙が届かなくなったとか母さんが言ってたけど、死んでたなんて…

 

 

「………ごめん」

「気にしないで。それでこれからどうするの?この町にしばらく滞在する?」

「うん」

「にしても母様遅いな、なにやってるんだろ……」

「なんか用事があるとか言ってたけど……何なんだろうね?」

 

 

母さんなにやってるんだろ………。

それにその用事っていったい………?なんかすすり泣く声が……

 

 

「霊夢ぅぅぅ!!」

「きゃぁぁ!?」

「家族が死んだって本当なの!?ねぇ、本当なの!?何故私を頼らなかったの!頼ってくれたら良かったのにぃぃ!!」

「母様なにやってるの!?」

「か、母さん………」

「………プレシアが最近変態に見えてきたんだけど気のせい………だと思いたいね」

 

 

へ、変態って………だめだ、言い返せない……

 

 

「そもそも誰があの2人を殺したと言うの?あの2人の実力なら簡単には死なないはず………(ハッ!)まさか!?何らかの呪いで殺されたんじゃ!?」

「呪いってなに……」

「母様、そろそろ解放してあげよ?今度は霊夢が死んじゃうよ?」

 

 

お姉ちゃんがそう言うと母さんがようやく正常に戻った。でも確かに気になる………誰が2人を殺したんだろう……

 

 

「あ、あの……」

「あたし達もその話に混ぜてもらえないかしら?」

「霊夢ちゃんの家族が亡くなってたの初耳だから………」

 

 

そういえばこの子達は誰だろ………身なりからして魔導師なんだと思うけど

 

 

「コイツらは霊夢の友達だ」

「た、高町なのはです」

「アリサバニングスよ」

「月村すずかです」

「高村大輝、よろしくな」

「あ、えと……フェイトテスタロッサです」

「アリシアテスタロッサだよ、よろしく♪」

「アルフだよ、フェイトの使い魔をやってる」

「私はプレシアテスタロッサよ、最近まで管理局で働いてたわ」

 

 

一通り自己紹介を済ませたあと、私達は神社に泊まることになった。

私は遠慮したんだけどお姉ちゃんが駄々をこねて、アルフや母さんも泊まる気になってるし。

………リニスはどうしたんだろう、母さんがここにいるんだからきっと近くにいるんだろうけど

 

 

「母さん、リニスは?」

「リニスは………………仕事中よ」

 

 

待って、その間はなに!?すごく気になるんだけど………

 

 

「さぁ今日はゆっくり休んで「プレシアァァ!」なっ!?」

 

 

リニスが汗を流しながら神社に来た。

母さん………もしかして

 

 

「………伝え忘れてた?」

「ソ、ソンナコトハナイワ~」

「酷いですよプレシア!私に仕事を全て押し付けておいて一人だけのうのうと遊び呆けて!」

「ちょ!?遊び呆けてなんか……」

「言い返せますか?」

「いえなにも言い返せません、だから今日は、今日だけは休ませてちょうだい!」

「お断りです、ほら帰りますよ?」

「い~や~!離してちょうだい!お願い離して!」

 

 

リニスに引き摺られてなおこっちに戻ろうとする母さんを見て私とお姉ちゃんとアルフが同時にため息を吐く。前はあんなんじゃなかったんだけど………とにかく今日はもう寝よう、霊夢が布団を出してくれたし………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢side

 

学校の朝のHR、転校生が来るらしい。

目の前の教卓の前で自己紹介をしている金髪の子達………フェイトとアリシアが学校に通うことになったんだけど………

 

 

「フェ、フェイトテスタロッサです……」

「アリシアテスタロッサと言います、よろしくね♪」

「金髪の美少女来たぁぁぁ!」

「神様よ、どうか!どうか俺の隣に!」

「それではフェイトさんは霊夢さんの隣、窓側ね。アリシアさんは高村君の隣に」

「何故だぁぁぁ!?」

「ちくしょぅぅぅ!!」

「……嘘だ!」

「え~と……」

「……なかなかカオスだね」

 

 

血の涙を流したり叫んだり、銀髪コンビが2人を襲おうとしてたから先生に頼んで2人には自習室に行ってもらうことになった。

ハァー………明日から騒がしくなるわね、面倒くさいわ~………




今回早めにテスタロッサ一家に出てもらいました、更に味方です。

もちろん原作ブレイクしてますから無印編の敵は別です。というかネタバレすると人ですらないんですが………

それとA'sですがあの話だけはどうも納得が行かないので仮面の2人の猫は早々に退場してもらいます(まぁ、霊夢が猫にたいしてボロクソ言ってくれますが)

ではまた


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第6話 大人から子供へ

こんにちは

リリなのキャラの喋り方アレで合ってたかな……?
もし違ったら教えてください

それではどうぞ


プレシアside

 

久しぶりに霊夢ちゃんに会えて良かったわ、7年前の訓練校卒業祝の時以来会ってないんだもの。

でもまさかあの2人が殺されていたなんて………まぁ、それはおいといて……問題は……

 

 

「やっと終わった~……」

「ここまで時間が掛かったのはプレシア、貴女で初めてですよ……」

「う……で、でもほら…………私がサボらなかったら霊夢ちゃんに会えなかったかもしれないわ」

「ええ確かに会えませんでした、だからと言ってサボったことを許すのは別です」

「リニス……あなた最近私に冷たくない?」

「いえ冷たくなんてありませんよ?ただ仕事を私に丸投げしたことに関して怒ってるわけで」

 

 

こ、この前のことまだ根に持ってるのね………

 

※第4話の裏話。

番外で書くかも……?

 

 

「今日は帰しませんからね」

「そ、そんな~」

「………変身魔法で成り済まして侵入もダメですからね」

「ギクッ」

「本気だったんですか……」

「だって……昨日霊夢ちゃん言ってたじゃない!『変態がいるから二人が襲われる可能性がある』って」

「霊夢さんがいるではないですか」

「ダメよ、彼女が犯される危険性があるわ」

「ハァー……なら私が霊夢さんの通っている学校に先生として入ります。これでいいですか?」

「え、リニスだけ?私は??」

「なに自然と自分も入ろうとしてるんですか!あなたの職場は管理局でしょ!?」

「な、なら今から局をやめて」

「ダメです」

「鬼、悪魔、外道~!!」

「何とでも言ってください、それに私はお手伝いなので局に属してるわけではないですし」

「ぐぅ……あなたの存在が時たまに憎たらしくなるときがあるわ!」

 

 

私がそう言うと適当に流してリニスは部屋から出ていってしまった。このままだとずっとほったらかしにしてた仕事をやらなきゃならなくなってくる……。こうなったら新薬でも考えた方が良さそうね………あ!アリシアがいつも夜に放送されているアニメに出てきたア〇トキ〇ン作ったら娘たちの姿を間近で見ることができる!更に安全も確保できるわ……何でこんな簡単なことに気付かなかったの!

 

 

「それじゃさっそく………そういえば材料なにを使ってるのかしら」

 

 

そもそもどんな材料なの、飲んで大丈夫なのかしら?飲んでいきなりトイレにこもる…なんてことはないわよね?……詳しい効果が知りたいけどアリシアは知らないかもしれない、途中から見たとか言ってたし……そこから考えてフェイトは執務官を目指してるけど興味は無いみたいだったからアニメのことは知ってても薬の成分は知らない可能性が高い。

迂闊だったわ……一番大事なのは薬の成分じゃない!材料は必要だけどもし間違ってたら………仕方ない、薬は諦めて魔法に頼ろう

 

 

「変身魔法で子供時代の姿になれば………」

 

 

その後、私はしばらく引きこもることにした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢side

 

「今日から国語の授業を担当させてもらいます、リニス・ランスターと言います。よろしくお願いします」

 

 

これは夢かしら?なんか昨日あったばかりの人が教卓に立って挨拶してるんだけど

 

 

「か、母さん……///」

「やれやれ、母様は心配性だね」

「2人が驚いてるってことは……」

「プレシアさんでしょうね、見た感じ娘離れが出来てない感じだし」

 

 

親離れならぬ娘離れが出来てないってどういうことよ……。まぁそれはともかくリニスさんがここにいるってことはよほど心配なんでしょうね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

授業が終わって早々事件が起きた

 

 

「何この屍……」

「銀髪コンビだ、俺は来たばかりだから知らないが何でも紫の雷が二人に直撃したらしい」

「………」

「母様……助けてくれるのはうれしいけどさすがにこれは、ね?」

 

 

二人の発言と反応で特定、犯人はプレシアさんだった

 

 

「でもいつもなら形なんて残らないのに珍しいね、母様手加減したのかな?」

「え、いつもそうなの?」

「本当に形が残らない訳じゃないよ、ただ魔導師に必要な相棒が抹殺されるだけで」

 

 

それデバイスのことじゃん……デバイスに罪無いのに被害を受けるなんて

 

 

「霊夢さん……」

「リニスさん?どうしたの、そんな暗い顔して」

「いえその……プレシアが少し……事件に巻き込まれたと言うか」

「母さんが!?」

「リニス!ねぇどういうこと!?母様どうなったの!?」

「あ、安心してください……プレシアが重症を負ったと言うことではありませんから……少し精神的なダメージが強すぎるだけですので」

 

 

何があったのプレシアさん!?

 

 

「詳しい話は後で、まだ生徒が残ってるので」

「母様のことだから心配はないと思うけど……」

「母さん……」

「じゃあ集合場所は翠屋にしましょ?そこでならゆっくり話が出来るだろうし」

「でも迷惑じゃないかな?」

「私がお母さんとお父さんに伝えておくよ」

「じゃ、頼むわなのは」

「うん」

 

 

じゃあとっとと帰って支度でもしますか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─喫茶翠屋─

大輝side

 

「変身魔法?」

「はい」

「変身魔法って、別の姿になったりできるあの変身魔法だよねリニス」

「そうです……そして、その……魔法を使っての侵入を試みたらしいんですが……失敗したみたいで……」

 

 

リニスの説明によると

 

・変身魔法をプレシアが使用

・しかしそういうタイプの魔法は苦手だったらしく失敗に終わった模様

・そして異常に気づいたのはその数分後、魔法が発動しなかったらしい。

それだけではなくいろんな意味で子供時代にタイムスリップしたとのこと。要するに魔法自体は成功したがその代わり魔法が使えなくなり幼児化してしまったと言うこと。

どこの元高校生の小学生探偵だよ………

 

 

「て言うか母様作ろうとしてたの?あの薬」

「アリシアちゃん、あの薬って何?」

「え、みんな知らないの?夜に放送されているアニメに出てきた薬だよ?飲まされるところは見てないけど。たしか……大人から子供に戻っちゃうやつだったかな?」

 

 

ア〇トキ〇ンじゃねえか!大人から子供に戻るってコ〇ンだろそれ!てか放送されてたんだなこの世界でも……

 

 

「んで、その肝心の本人は引きこもりになったと」

「お恥ずかしい限りです………」

「悪い癖が仇になったんだね母様…」

「悪い癖?」

「母さんはたまに暴走する時があるんだ、主に私たちのことで……」

「それでね、途中までは上手く行くんだけどそういうときに限っていろいろと悲しい事故が発生するんだよ」

 

 

なんだよ悲しい事故って……

 

 

「何で母さんが変身魔法使ったのかわかったけど………」

「リニス~、やっぱり母様に変身魔法は無理だったんだよ」

「そうですね、今度プレシアのデバイスを改造しておきます、もちろん変身魔法の使用は不可能に設定して」

「どうせならインテリジェントにしようよ、ね?フェイト」

「うん、その方が安全だしね……」

 

 

どうやらこの世界のプレシアのデバイスはインテリジェントに変わるかもしれない、インテリジェントになったらプレシアはどんな名前をつけるんだ?

 

 

「それで等の本人は?」

「そろそろ来ると思うんですが(カランカラン)あ、来たみたいですね」

 

 

店に入ってきたのはどこかプレシアにそっくりな5才位の女の子だった……こいつはプレシアで間違いないな、流れる魔力が同じだ

 

 

「……?普通の子供じゃない」

「リニス、元に戻る方法見つかった?」

『!?』

「ま、まさか……母、さん?」

「ちっちゃい!母様ちっちゃい!頬擦りさせて~!」

「やめんか」

 

 

アリシアのおでこにチョップをかます。痛そうにしてるが自業自得だろうに

 

 

「一応見つかりましたよ、ただし今後一切変身魔法の使用は認めません!」

「そんな!?ただ娘たちが心配だから変身魔法使ったのに………」

「何で変身魔法を禁止しただけなのに泣くのですか!」

「だってだって~!わ~ん!!」

「精神が子供に引っ張られてんだな……」

 

 

それと今さらだけど苦手なら変身魔法使うなよ

 

 

「仕方ないじゃない、心配なんだもん!」

「か、母さん…」

「母様は心配性だな~、大丈夫だよ?学校には霊夢と大輝がいるし」

「霊夢ちゃんが襲われる可能性があるわ!」

「それなら逆に張り倒してやるから安心して」

「霊夢ちゃんなら大丈夫だね」

「そうね、襲われてると言うか逆に襲ってる光景しか見えないわ。」

「私も……失礼だと思うけどそう思うな」

「ちょ、アンタたち酷いわよ!」

 

 

プレシアの発言に対して霊夢は大丈夫だと伝えてなのはも霊夢なら安心だと言う。

アリサが霊夢をまるで猛獣のような言い方をし、すずかも失礼と言いながら酷いことを言ってそれに霊夢がツッコム

 

 

「ところでリニス、母様を元に戻す方法見つかったんだよね?」

「どんな方法なの?リニス」

「とてつもなく苦いですが、この薬を飲めば元に戻ります」

「その薬を飲めばいいのね!「ただし」な、なに?リニス、何でそんな怖い顔で睨むの?」

「これを飲んだら先程も言ったようにゼッッッタイ変身魔法を使わせませんからね!」

「え……」

「だから何故泣こうとするのですか!」

「うぅ~~~~~~!」

「うねってもダメです」

「く、仕方が無いわね。こうなっ───」

「泣きつこうとしてもダメですからね」

「せめて最後まで言わせて!?」

 

 

これ見てると大人が子供をいじめてるような図にしか見えないな………

 

 

「だったら両立すればいいんじゃないか?それなら仕事もできるし何かあったらすぐにプレシアの耳に入るんだし」

「その手があった!」

「気づけよ!?」

 

 

何なんだこの世界のプレシアは!イノセント版以上にギャグ要素強すぎだろ!?なんでこんな簡単なことにも気づかないかなこの人……

 

 

「ま、プレシアがいればあの銀髪コンビは迂闊に手を出せないでしょ。とくにフェイトとアリシアには」

「手を出した瞬間に灰にしてあげるわ!」

「なに物騒なこといってるんですか……」

「でもリニス、少しは楽できるんじゃない?母様がちゃんと仕事してくれればだけど」

「そこは大丈夫です、すでに手を売ってありますから」

「へ?」

〈やれやれ、仕事はどうしたのよプレシア〉

 

 

空中にアニメで見たように映像が現れる

このタイミングでリンディか……そういえば回りの人がいないがリニスが結界を張ったのか?

 

 

「リンディ!……なに笑ってるのよ」

〈い、いえ……笑ってなんか……ない、わ………プクククッ〉

「笑ってるじゃない!思いっきり声が笑ってるじゃない!」

「リンディさん、例のものを」

「例のもの?」

「フェイト、アリシア。しばらく向こうで霊夢さんたちと遊んでてください」

「?わかった、ほーらフェイト、なにして遊ぶ?」

「お、お姉ちゃん、そんな引っ張らないで」

 

 

会話が気になるな……少し聞き耳たてとくか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―少年能力使用中―

 

〈これは大事な話よプレシア〉

「大事な話?」

「はい、あなたにとってすごく大事な話です」

〈えぇ、あなたにとってね〉

 

 

プレシアにとって大事な話?いったいなんの話をする気なんだ?

するとリンディが一枚の写真を撮り出した

 

 

「そ、それは………!?」

「あなたの部屋にあったフェイトたちの写真集です」

 

 

プレシアさん………あんたなにやってんだよ……

 

 

「返して~!」

「なら代わりに変身魔法を使わないでください」

「ぐ……」

〈今なら彼女たちの友達、霊夢さんのプライベート写真集もあげるけど?〉

 

 

この女いつ撮った!?てかそんなのでプレシアが変身魔法を使わないって誓うわけが……

 

 

「本日よりこのプレシア・テスタロッサ、変身魔法を使わないと誓います!」

 

 

誓ったよこの人……

 

 

〈嘘じゃないわね?〉

「本気と書いてマジよ」

「わかりました、ならこの薬を飲んでください。かなり苦いですが元通りに戻れますから」

 

 

すると突然プレシアから煙が出始めた。……ようやく元に戻るんだな

 

 

「ケホッ、コホッ……なに、今の煙は……」

「プレシア、鏡です」

「あ、ありがとう……も、元に戻ってる?………やったわぁぁ!!」

 

 

どうやら問題なさそうだな……。

んじゃ戻るか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―喫茶翠屋―

 

皆さんはたまに“あれ?前にもこんなことなかったっけ?”と思うことはないだろうか?

今まさにその状態である

 

 

「何で!?何で成功しないのよ~!」

「だからと言って暴れないでください、と言うか約束しましたよね!?何故また小さくなってるのですか!!デバイス改造した意味無いじゃないですか!!」

 

 

今度は身長じゃなく身体そのものが縮んだのだ、見た目が〇メ〇ノコを取って縮んだ配管工の親父のように見えて吹き出したのは内緒である。

目撃者A・Tの話によれば

 

・母様がいつになく笑顔だった、何で笑顔なの?って聞いてみたら“完成したのよ、ア〇トキ〇ンⅡが!”て張り切ってた。(Ⅰはどこ行ったⅠは!)

・私は未来を覚ってしまった、解決したはずのプレシア身長ダウン事件が別の意味で。

・だからしばらく母様の面倒を見ることにした、今日もご飯粒を美味しそうに頬張っている

 

とのこと(最後の方、感想文じゃないか)

 

 

「私は知らないわよ」

「これ……デジャブだよな?」

「もう放っておきましょ、しばらくしたらもとに戻るはずだから」

 

 

これ………またループしないか?




順調順調

少しずつページ数が前と同じ量に戻ってきている、それより早く冬が来てほしいですね。
この時期だとムカデやゴキブリ、ゲジゲジが出てきます。
更にゴキブリには殺虫剤が効きにくくなってきてるので“凍らすジェット、冷凍殺虫剤”が役に立ちます

それと今回プレシアに縮んでもらいました、理由はありません。
それと次回からはジュエルシードも登場します

ではまた


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第7話 五人目を転生させた訳

神様side

 

彼には悪いことをしたな……と、そろそろ来るかな?

 

 

「デルク、調子はどうだね?」

「絶好調ですよ……で、いつまでこんなこと続けるつもりですか?権力を使ってまですることではないでしょ」

「何を言うか……あの魔法の世界だったかな?その世界に置いてある魔導書を使えば君は最高幹部になれるのだよ?」

 

 

まだそんなことを……やれやれ、こんな芝居早く終わらせたいんだけどね、言っても聞かないんだろうけど

 

 

「僕はそんなものに興味などありません。そしていつまで芝居を続けていればいいのでしょうか?」

「芝居芝居とうるさいな君も、君だってほしいだろう?」

「欲しくもないし、僕は“自分で”転生させた者が心配なので。それに……僕はあなたが嫌いなので」

「……歯向かうのかね?この私に」

「とんでもない……歯向かいませんよ。いつか彼に………彼女にボコボコにされると思いますが」

「ふん、まぁ君が転生させたことになってるのだからあの3人が何をやらかそうが私には罪などないがね」

 

 

そう言って僕の上司は出ていった、やっと出ていってくれたよ……。

……この可愛らしい足音は………シェーネか、少し遅れたみたいだけど他の神様にでも捕まったかな?

 

 

「も、申し訳ありません!その……落とし物のお探しを手伝っていたら…つい」

「怒ってないよ、ハァー……」

「……もしかして、またですか?」

「君の考えてる通りだよ……全く、いったい何をしたいのやら……世界征服でも企んでるのかな?」

「世界征服………ずっと考えてますけど、征服して何が楽しいんでしょうか。仮に出来たとして神がそんなことしていいのでしょうか……」

 

 

少なくとも楽しくもなんともないね、それに神様がそんなことして良いわけ無いし。

そのための転生者なんだろうけどね

 

 

「そういえば何故あの2人を使わないんでしょうか?」

「2人……あの勘違い転生者か………彼らは上司によると“失敗作”らしいよ」

「し、失敗作ですか?」

「あぁ、大輝君と彼……霊夢は僕が転生させたからなにも言ってこなかったけど………実は彼はもっと長生きできたんだ」

「え!?」

「だけど彼も狙われていた………だからそういった行動をとるしかなかったんだ」

「そんなことが………!?ちょ、今この会話は──」

「不味いんじゃないかって?そこは大丈夫さ、少し細工をさせてもらったからね」

「さ、細工?」

「“魔法少女リリカルなのは”だっけ?あの世界は本当に面白いね、結界ってのがあるんだから」

「結界………もしや能力を?」

「うん、なにかと便利だからね………だからシェーネ、今のうちに彼を鍛えてあげてほしいんだ……今の彼では力が足りない、喧嘩を売っても逆にやられるだろう。そして彼の………霊夢の運命が大きく変わるのは………A's編だ」

「A's……つまりStrikerSは」

「………あまり考えたくはないが、敵対するだろうね……霊夢と彼女たちが」

 

 

シェーネは黙っている、いきなりの話は難しすぎたかな………。

まぁ、それは良いとして

 

 

「恐らく……A'sのボスは彼女じゃない、だとしたら彼に特典で闇の書制御プログラムを渡したりはしない……いったい何を企んで……」

 

 

ただ世界征服……いや、次元世界征服とでも言おうか?それをするならこんな面倒なことなんかしなくても神としての力を使えばなんとでもなるはず………。

…………少し休憩を入れるか、今のうちに対策もしておかないといけないしね。

にしても転生者………

 

 

「シェーネ、そろそろ戻った方がいい。また小言を聞かされるよ?」

「そうですね……それでは仕事に戻りますので、何か手伝えることがあったら何でもおっしゃってください」

 

 

ふぅ……シェーネが去ったあと、僕は転生者の名前が書いてあるノートを取り出した

 

 

「………やっぱり気になるね」

 

 

 

 

──────────────────────

ノートの内容

失敗例:黒田吉彦 武範宗也

 

実験中:阪田京平

 

成功例:博麗霊夢 高村大輝

 

 

準備は整った………後はあいつを蘇らせるための器が出来上がれば

──────────────────────

 

「器………いったいなんの器だ?」

 

 

そもそもあいつとは?このノートを書いた者には家族か友達が居たのか?

………それはないかもしれないな、このノートが見つかったのは上司の部屋なんだから。

それは良いとして器か………誰かを生け贄にしようとしてる………………まさかこれはその実験図を書いたものか?だとしたら2人が危ない、もし彼らのことを示してるのなら生け贄にされるのは………ハァー

 

 

パチンッ

 

ザクッ!

 

 

「あちらは僕を動かしたくないみたいだね」

 

 

今みたいに妨害がなかったら僕が魂の回収をしてたのに………。

自分勝手に聞こえるかもしれないが彼を転生させたのはもしかしたら彼なら何とかしてくれるかもしれないと勝手な希望を持ってたからだ、この数年の中で神の中にも欲望を抱えるものが出てきた。

それが先程の上司だ………

 

 

「勝手に転生させて、勝手に性転換させて……本当にすまなかった………」

 

 

こういう謝罪は本人に向けて言うべきなんだろうけどこの時間帯はもう寝てるだろう

 

 

「これから大変な戦いになるかもしれないが………頑張ってくれ………霊夢」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢side

 

 

「夢想封印」

『グギャァァ………』

 

 

………よし、封印終わり

 

 

「朝から魂と戦闘ですか?」

「別に神社で精神統一とか、武術の練習とかすればいいんだけど。たまには身体も動かさないといけないしね………で」

「?」

「なに思い詰めてるのよ」

「え!?そんな、思い詰めた顔してましたか?」

「………何があったか知らないけど、悩みなんて抱え込むものじゃないわよ」

「な、なら…………何が、何があっても………絶対に諦めないでくださいね!たとえ絶望的な状況下におかれても………なにか困ったことがあったら私か大輝さんに話してください!」

「うぇ!?え、えぇ。諦めるつもりなんてないけど……」

 

 

な、なんかシェーネがものすごい張り切ってる………何かあったの?




どうもこんばんは

感想を書いていただけるのはありがたいんですが……。明らかに暴言にしか聞こえない感想は書かないでください。




すみませんこんなこと言って

お気を悪くしてしまったら申し訳ございません。
でももしこれを見たら皆さんも感想を書くときはルールをしっかり守ってください




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第8話 魔導師であれば友達?

こんばんは

前回はすみませんでした、でも感想を書く中でこれはダメだなとか感じたらすぐに書き直してください。
その方が嫌な思いもせずに済みますし、何より小説は楽しく書きたいし見てくれる方々にも楽しんでもらいたいので

それでは長々と失礼しました

どうぞ


霊夢side

 

 

「はい邪魔だから退きなさい」

 

ガスッ、ズガッ

 

「「ぎゃぁぁぁぁ!?」」

「……いったい何があったんだ?」

「大輝君、実は……」

「コイツらがしつこく付きまとってきたから、それだけ」

「あ~……そっか」

 

 

この2人が悪いのよ、“一緒に行こうぜ~”とか“俺もついていっていいかな?”とか言うんだもの。

 

 

「あげくのはてに喧嘩まで始めるもんね」

「何でいつもこうなんだろう……」

「こんなのにいつまでも構ってられないわ。霊夢、大輝、さっそく訓練行くわよ!」

 

 

訓練……そういえばフェイト達が見当たらないけどどこ行ったのかしら?

 

 

「あの2人なら翠屋に向かったぞ」

「行動早ッ!」

「さぁ準備できた?」

「なんかやけに張り切ってんなアリサ」

「これまで以上に仲良くなれるから嬉しいんだよね?アリサちゃん」

「な!?ベ、べべ別にそんなこ、こと無いわよ!」

「噛みまくってんな」

「アリサちゃん、それ認めてるのと同じだよ?」

「うるさい!ほら、行くわよ!」

「んじゃ俺たちも行くか」

「そうね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―喫茶翠屋―

フェイトside

 

皆まだかな……

 

 

「う~ん、早く来すぎたかな?」

「お待ちどおさま、イチゴパフェをお持ちしました」

「あ、桃子さんありがとうございま~す」

「それにしても魔法………それ事態を見てないからやっぱり信じるのは難しいわ……」

 

 

桃子さんがどうしようか悩んでいる、そもそも何故桃子さんが魔法のことを知ってるのか……。

私がドジをおかしてしまったからです……

 

 

 

 

 

 

10分前

 

 

「練習内容は、やっぱり素早く動いて相手にこっちを狙わせないってのが大事だと思うんだけど」

「甘いよフェイト………それじゃ皆に防御するなって言ってるようなものだよ?」

「う…で、でもその方が動きやすいし」

「え~?あのいろいろな部位が強調されてるバリアジャケットが?」

「いろいろな部位?…………!?///」

「そっか~………フェイト、魔導師になったからそっちの道を歩むのか~」

「え、あ、ちょ、待って!///」

「大丈夫だよフェイト、お姉ちゃん………妹のことは分かってる“つもり”だから!」

「そこは強調しないで!お願いだから話を聞いて~!」

 

 

私がお姉ちゃんと訓練の内容について話していたところ、いろいろとツッコミところがあったから回りを気にせずお姉ちゃんを追いかけ回していたら

 

 

「魔法とはどういうことなんだ!?」

「わぁ!?……あ、えっと……きょ、恭也さん?」

「住まない僕も聞かせてもらった……フェイトちゃんだったかな?教えてくれるとありがたいんだが」

 

 

やさしく言ってるけど顔が怖い……お姉ちゃんもいつのまにか私を盾にして後ろに隠れている、私が困ってると

 

 

「恭也、士郎さん……小学生の子供を怖がらして何してるの?」

「かかか、母さん!?」

「待て、落ち着くんだ桃子……これには訳が」

 

ガシッ

 

「フェイトちゃん、アリシアちゃん……少し向こうでお話ししてくるからちょっと待っててね」

 

 

しばらくして部屋から桃子さんが出てきて部屋につれてかれた士郎さん達はどうなったのか見に行ったら……

 

 

「ごめんなさい許してもうなにもしませんから」

「………」

 

 

士郎さんは体育座りをしてなにかをぶつぶつと言っていた。

恭也さんは……………気絶していた、それで桃子さんに話したけどしばらくたってから桃子さんから言われたのは

 

 

『これからも仲良くしてあげてね』

 

 

その一言だった、最初はもっとなにか言われるかと思っていたけど、その後は特になにもなく厨房に入っていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在

 

 

今思うとどういう意味だったのか気になるけど一緒に魔法が使えるから何て関係ない、私は皆と仲良くしたい

 

 

「でもあなた達がついてるから、皆も安心でしょうね」

「えっと………魔法のこと、説明してないのに安心できるんですか?」

「確かに危険かもしれない、だけどそれは使い方が悪いからと言うのもあるわ。目を見ればわかるもの」

「桃子さん……」

「だからこそ……もしうちの子が無茶をやらかしそうだったら止めてあげて、なのはは少し張り切りすぎちゃうところがあるから」

「はい!あ、ところでユーノは……」

「ユーノ君てなのはが飼ってるフェレットね?それなら……」

 

 

桃子さんが苦笑いをしながら見ている方向に私たちも目を向ける……そこには

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん~!やっぱり可愛い~!」

「キュ、キュー!?(2人とも!見てないで助けて!)」

 

 

美由希さんに襲わr………可愛がられていた

 

 

「ユーノ、楽しそうだね♪」

「キュ~~~!?(どこをどうみたらそう見えるの!?お願いだから助けて!)」

「美由希さん、私にも触らせてくれませんか?」

「いいよ~」

「キュ……(助かったよフェイト、ありがとう)」

「あはは……」

「お、やっと来た!待ちくたびれたよ~」

 

 

霊夢達がようやく着いたみたい、何で遅れたんだろう

 

 

「いろいろやることがあったからな」

「やること?」

「そう、やること……ところで桃子さん、なにか良いことでもあったんですか?凄い笑顔ですけど……」

「何でもないわ。ね?士郎さん」

「は、はい!!」

「士郎さん、何で敬語なの?」

「………」

「恭也さんは何で気絶してるの!?」

「霊夢、気にしたら敗けだよ」

「うん、敗けだよ……特に恭也さんに何があったか聞いたらダメだよ?また気絶しちゃうからさ」

「ここに着くまでに高町家男性の身に何があった!?」

 

 

霊夢は知らない方がいいと思う………、あれはトラウマになりかねないものだったし。

それはそうと、桃子さん……多分魔法なんて関係なく私達は会ってたと思います、桃子さんは桃子さんなりに心配してくれたみたいですけど大丈夫です。

私はこれからもこのメンバーと友達で居たいです




今思ったけど……


ユーノ、出番無くね!?

てかこのままではただデバイスを持ってくるのが仕事だったみたいな………


そ、それはさておき。
いかがでしたか?自分なりに頑張りました

そういえばジュエルシード全然出してないけども………あれ、これ積んでない?



………次こそ出そう

ではまた











転生者:能力設定

高村大輝
実は気づかないうちになのはの孤独イベントをクリアしている、今のところ出てきている2人の転生者とは違うまともな転生者。

好きなもの
・特に肉料理が好き
・読書
・温泉


嫌いなもの
・相手を理解しようとしない奴
・銀髪コンビ



特典能力/アイテム
・遠近、2つの形態をもつデバイス
・鍛えれば鍛えるほど能力が強化される
・あらゆる魔法を無条件で使える


デバイス名
愛称グラン/正式名称グラー・ストローク

遠距離型:バレットモード
先端が長くなり、精密な射撃を撃てるようになる。
その反面遠距離専用なだけはあり、攻め込まれると袋叩きにされる危険性がある。
能力は、早くもないし遅くもない、いわゆる平均的なもの


近距離型:ツインカットモード
手数と底上げされた速さで攻めることができる。
唯一の欠点は防御力が他より劣るところ。
その分圧倒的な機動力で相手を翻弄することができる





博麗霊夢
神様により性転換された元男、もう女としての生活のしかたに慣れた転生者。
戦闘全般に関しては覚悟を決め、戦いに身を置くようになった。

好きなもの
・甘いもの
・寝ること


嫌いなもの
・しつこい奴
・非情な奴
・銀髪コンビ


使用可能スペル一覧/攻撃用アイテム
・霊撃
・ホーミングアミュレット
・霊符『夢想封印』
・夢符『二重結界』


霊撃
主に弾幕として放たれる


ホーミングアミュレット
自動で敵を追尾する御札型弾幕


霊符『夢想封印』
色とりどりの大き目な光弾が次々と飛び出しては相手めがけて飛んでいき、当たると同時に炸裂する。この光弾は妖怪が最も嫌うありがたい光で、無理矢理妖怪を封印してしまうらしいが人間にもダメージを与えることが可能。なお、場合によっては札をばら撒く


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第9話 改心、心を入れ替えたバカ

ようやく投稿できた……

スミマセン投稿遅れちゃいました………東方幻想魔録やってて思いの外楽しかったので小説を書くのをすっかり(本当は間違って書いてる話を消してしまったのが原因です)

この話は全般が大輝目線になるかもしれません

それと今回は二人のうち一人のバカがいい方のバカになります。
何かやってほしいことがあったら感想をください

それではどうぞ


大輝side

 

いきなりで悪いが言わせてもらおう………

 

どうしてこうなった…

 

 

「モブ、俺のなのは達を賭けて勝負しろ!」

「………理由聞いてもいいか?」

「理由ぅ?んなの決まってんだろうが!!」

 

 

何が!?てか何で俺コイツに勝負吹っ掛けられてんの!?誰か教えてヘルプミ~!!

 

 

「要はこういうことよ、あたし達がコイツの面倒を見ないから構ってほしいってこと。はい説明終わり~」

 

 

言うだけ言って霊夢は用意された椅子に座る、ちなみに今俺たちは高町家の道場を借りている。

 

(そして桃子さんがやたらいい笑顔だったんだが……気にしない方が良さそうだな)

 

それはいいとしていつもいがみ合ってる片割れが居ない…、まさかどこかで隠れて襲撃を目論んでんじゃあるまいな………

 

 

「ねえ霊夢ちゃん、黒田君が居ないけど何か知ってる?」

「……そういやあんた達は知らなかったわね、ほれ外見なさい、道路側の木の上」

「道路側の木の上って……………霊夢ちゃん、もしかして……あれって」

「しつこいからぶっ飛ばしちゃった、気にしないで」

「いや気にしようよ、流石に可哀相…………いや、これが普通なのかな?」

「アレだし、大丈夫でしょ」

「うん、アレだもん、なのはちゃんは気にしなくていいんだよ」

「う、うん」

 

 

いかん………3人の中での普通と言うものがおかしくなってきやがった。

て、それはおいといて………

 

 

「んで、勝負のルールは?」

「気絶か降参するまでだ」

 

 

気絶か降参するまで勝負は続くって訳か、それはそれでめんどくさく無いから楽だな

まて、確かあいつ『なのは達を賭けて』て言ったよな?勝った場合俺どうすりゃいいんだよ……あ、俺からも賭けを入れるか

 

 

「……俺もルールを追加してもいいか?」

「はぁ?」

「そうだな………負けた方は『無理矢理なことをしない』……そして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『なのは達に関わらない』……てのはどうだ?」

「っ!?大輝君!!何言って」

「そうよ、あんたが負けたらどうするわけ!?」

「大輝君、今すぐそのルールを取り消し「わかった」え!?」

「俺はゼッッッタイ負けない、モブ……お前を地獄のそこに叩き落としてやる!!」

 

 

後ろでなのは達が何か言ってるが俺は目の前のバカに集中する。それにしてもフェイトとアリシア来ないな、どうしたんだ?

 

 

「霊夢ちゃん、フェイトちゃんとアリシアちゃんは?」

「娘思いの母に捕まってる、今桃子さんとお話ししてるけど行く?」

「プレシアさん……仕事いいのかな」

「リニスさんに丸投げしたみたいね」

「プレシアさんサボったの!?」

「……霊夢、あんたはさっきから何携帯弄ってるのよ、今から私たちの未来をかけた決闘が始まるのよ!?」

「安心しなさい………大輝は勝つわ」

「どこからそんな自信が来るのよ!」

「……友達が信じられないの?少なくとも大輝は吉彦に負けないわ。それと全部勘よ」

「勘でものを言うな~!」

 

 

………プレシアさん、あんた何やってんだよ……。また鬼にクラスチェンジしたリニスさんに説教されるぞ?

と……士郎さんが審判をやるみたいだな

 

 

「これより模擬試合を開始する、お互い前へ」

 

 

俺たちは木刀を持ち、お互い前に出てお辞儀をする……でもこのバカは何を考えてるのやらずっとニヤニヤしていた。………あれ、霊夢のやつどうしたんだ?いきなり俺に近づき、手を握る……それを数回繰り返したあと再び席に戻る。

一体なんだったんだ?

 

 

「霊夢ちゃん、何してたの?握ったり離したりしてたけど」

「単なるおまじないよ(あのバカの方……なのは達に感づかれずに魔力での強化してたみたいだけど、やっぱりバカね下手くそすぎるわ……大輝もそれに気づいてるはず、なのに何で強化してなかったのかしら………)」

「それでは始め!」

 

 

その声と共にバカは突っ込んでくる、しかし俺は最低限の動きでバカの攻撃をかわしている。

なるほど……霊夢のやつ、これを確かめてやがったんだな。近くに来ないと分からないくらいの魔力で身体能力に補助掛けてやがる

 

 

「(バカはバカでも……少し上のバカの方だったか!)」

「ヒャッハハハハハ!死ねやぁぁぁぁぁ!!」

「うぉっと!?」

 

 

俺の立っていた場所に斬撃の跡が残る、コイツ……最初から俺を殺す気か!

 

 

「………」

「ど、どうするのよ、このままだと大輝が負けるわよ!?」

「だ、大輝君!」

「私……これ以上見てられない……!」

「オラさっさと死ねぇぇぇぇ!!」

「っ!?あぶねぇ!!」

 

 

とっさに横に転がり攻撃をかわした。

武範の持ってる木刀が床に刺さる、これ当たってたら木刀でもヤバかったな……って

 

 

「しぶといなこのやろう!!」

「これ当たってたら確実神様に世話になってたな俺………」

「こうなったら奥の手だ…………うおぉぉぉぉ!!」

「!!何!?魔、魔力が……いきなり武範君の魔力が高くなって」

「ちょっと!魔法は反則でしょ!?」

「いえ、『魔法を使ってはいけない』ってルールは最初からついてないのよ。悪魔でも決めたのは賭けの方のルールだし」

「そんな!」

「全く……士郎さんに危なくなってきたら止めるのを手伝ってくれって言われたから見てるだけだったけど………少し叩きのめした方が良さそうね。交代よ大輝、あんたは休んでなさい」

「へ、交代?何故に」

「士郎さんに頼まれてたのよ『武範君のことだ、恐らく卑怯な手を使ってくるだろう。だから少し頼まれてくれないかい?』て、あんたも頭ではわかってたはずよ?何で強化してなかったのよ」

「あ~……いやその、まぁ、なんだ?すげぇ恥ずかしい理由なんだけどさ、俺………デバイスを家に置いてきちゃって……ヤバい、絶対拗ねてるぞあいつ」

 

 

く、こんなことなら寝坊するんじゃ無かったな……ハァー、俺は霊夢の座っていた席に戻る。

最初バカは霊夢にたいして何か言っていたが霊夢はその一言に何も返さずただ無表情で相手の出す攻撃の一つ一つを的確に潰していった

 

 

「霊夢!俺の言葉が聞こえないのか?」

「えぇ聞こえないわね、あんたの雑音だけはとくに」

「ざ、雑音って………お前はあのモブに操られて「話すより戦いに集中したら?」ッ!!」

 

 

………ハッキリ言って綺麗だ、霊夢の出す技の一つ一つがまるで生きてるかのように動いている。

武範が俺が渡した木刀を取り上げにかかってくるが霊夢は上に飛んで武範の背後に回り蹴りを打ち込む。

霊夢は突いては下がり、避けられたら足払いも加えて動いている………学校の時とは違う姿に俺はしばらく見とれていた。

そこから1時間後、武範は肩で息をしている。

しかし霊夢は涼しい顔をして攻撃を避け、逆に木刀の持ち手部分を急所に当てている

 

 

「あ、それとあんた。少し調子に乗りすぎよ、これは夢じゃないの、分かる?」

「な、何を言って───」

「ハッキリ言って目障りなのよ、だから私の前から消えなさい……そして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なのは達に迷惑をかけるな、この変態」

 

 

その一言で気力が完全に抜けたのか最後に腹に一発受けて道場の壁に激突して気絶した

 

 

「そこまで!……霊夢ちゃん済まないな、僕がやっても良かったんだがそれだと彼は懲りないだろうと思ってね」

「まぁ、この方がコイツのためでもあるし結果オーライですよ」

 

 

にしても本当に霊夢強いな、普段どんな鍛え方してんだ?

………それはあとで聞くか、さてコイツは近くのゴミ置き場に置いておくか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

武範side

 

『なのは達に迷惑をかけるな、この変態』

 

 

この一言だけが俺の頭の中で繰り返されている、負けたのか?俺は……この俺が嫁にフラれたのか?いや……違う、本当はわかってた、ここが現実なのも全部……なのは達に嫌われてるのを自覚していた、だけど認めたくなかった。

現世でもそうだ、周りの大人達は全部俺のせいにしやがって……だから勘違いした、自分だけが特別なのだと、自分だから転生出来たんだと。

………博麗霊夢、か

 

 

「あいつのあの目………まるで俺を見ていないような目だった」

 

 

いまさら思うとゾッとした、もしあいつの機嫌を損ねていたら骨のニ三本は持っていかれてたと思う。

いや…………それ以前に殺される………

 

 

「あ~……なんかもうどうでもいいや」

 

 

ハーレムとかもういい、明日からは普通の学校生活で普通に過ごそう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一週間後

 

大輝side

 

「なぁ武範、お前なんか変わったか?」

「ん、どこが?」

「雰囲気だよ、いつもみたいに高町さん達の所に行かないのかよ」

「あぁ、高町さん達のことか?ま、いろいろあったのさ」

 

 

あいつ………あんなキャラだっけ?なんか性格変わってるんだが……ん?そういえばあいつ、なのは達に最近絡んでこないな。しかも呼び方まで名前呼びから名字に…………何があったんだ?それに黒田のやつも見かけないし……休みか?

 

 

「おはよう、前から思ってたけど朝早いわね大輝」

「5時には起きるようにしてるからな」

「え、あんたいつも5時に起きてるの?……早すぎない?」

「起きようと思えば3時に起きることもあるが……そんな珍しくもないだろ」

「いや十分珍しいから」

「そういうもんか………ところでなのは達は?」

「なのはとアリサとすずかは今日は別の用事で休み。フェイトとアリシアも3人と同じ理由で休み、なんの用事か教えてくれなかったけどなんか………2人共燃えてたわね、主に心が」

「何かやる気にさせるようなもんでもあったのか?」

「さぁ?ただやたらとフェイトとアリシアが張り切ってたわ………お弁当も特盛だったし」

「………あいつら何しに行ったんだ?」

 

 

そう聞いても霊夢は知らないと答える、理由と同様行き先も教えてくれなかったとのこと。何かバレたら不都合なことでもあるのか?………そういえば黒田はどうしたんだ?

 

 

「黒田?鬱陶しいから───を蹴ってきた。反省も公開もしてない」

「反省しろよ!そして『こうかい』の字が違う!それに完璧に隠したつもりだろうけどなに蹴ったのか分かるから!てか公開するなよ!?あいつ人前に出れなくなったらどうするんだよ!!」

「黒田よ?Gの様にしぶといあの黒田よ?病院で一人寂しくオッサンの治療を受けてるに決まってるじゃない」

「…………看護師さんは?何でオッサン出てきたのかあえて聞かないけど看護師さんは?病院だろ?あいつ入院したの」

「………駅前の所に立ってる古ぼけた病院にいるけど?」

「廃病院じゃねえか!何てところに連れてってんの!?」

「大丈夫よ、悪いことはされてない………………………………………………はず」

「おいまて今の間はなんだ」

 

 

その前に何で残ってるのそんな危ないところ、早く撤去しろよ、地元の人が迷い混んだらどうすんだよマジで。

………………ま、それはいいとして武範は恐らく今後一切なのは達には絡んでは来ないだろう、結果的に俺が勝った訳じゃないんだが「大輝君は交代しただけだからこれは霊夢ちゃんとあなたの勝ちよ、それにルールには交代は無しなんてもの無かったし」て桃子さんが言ってたから、腑に落ちないが俺が勝ったことになっている。………とりあえず武範が何であんな状態になったか知らんが一先ずは安心だな。

そして黒田………助けようとは思わんが………………生きろよ

 

 

 

 




ようやく9話目投稿できた………

この長い期間大変でした、突然ビンが割れたりパソコンが壊れたり………とにかくいろいろ大変でした


と、それはともかく今回は自称オリ主の1人を綺麗にしたり霊夢が原作通りの強さになってきたり

何故武範の性格が変わったのか、それは霊夢との戦闘に関係があります……読んでたら気づく方もいると思いますが

それと一部変更した部分があります


武範宗也    無印編で登場、A's、StrikerSで出てくる。VIVIDでは出番が少なくなる予定もある(作者の都合で出番事態が消える可能性有り)

今のところはこれだけですが、少しずつ変更していくかもしれません

それでなのは達ですが、活躍は14話辺りにしようかと計画を立てています


ではまた


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第10話 追跡、狐の捜索

こんばんは

ようやくジュエルシード絡みの異変の話を書ける………


この話の主な登場人物は霊夢と大輝です、なのは達は前回の後書きの通り活躍はもう少し後なので……

それとタイトルでお気づきかと思いますが、彼女を出そうと思っています


霊夢side

 

「夢符『夢想封印 散』!」

[ギ、ギギ、…………]

 

 

ふぅ~……ようやく片付いた……何で日も出てない時間帯に暴れまわるのよ………しかもけっこう強い魂………もうクタクタだわ……

 

 

(霊夢さん、こちらも終わりました)

(そう、んじゃ帰りますか)

(え、学校はどうするんですか?)

(……こっちは朝っぱらから叩き起こされてまだ眠たいのよ、それに学校?今日は休み、休日にしておいて)

(む、ずる休みですか?)

(違うわよ、ただ疲れたから休みたいだけ)

(それをずる休みと言うんですけど………そういえば今日大輝さんが一日泊まりに来るんですよね)

(なんか普段私がどんな鍛え方してるのか知りたいんですって)

 

 

それはそうと最近黒田も絡んでこなくなったわね……何か企んでるとか?

………一応結界でも張って…………!?

 

 

「なに!?」

「クゥ………」

 

 

狐?何で狐からこれだけの妖力が…………

 

 

(霊夢さん!どうしたんですか!?)

 

 

シェーネの焦った声が頭のなかに響く。そうだシェーネに聞いたら分かるかも

 

 

(なんか狐みたいなのがいるんだけど……シェーネ、知らない?)

(き、狐?いえ、見てないので知りませんが)

(そいつから妖力を感じるのよ、しかもバカみたいに量が多いわ)

(妖力!?……霊夢さん、それは多分“久遠”です)

(久遠?久遠て確か………)

(神咲那美さんの神社にいつもいるあの妖怪狐ですよ)

 

 

神咲那美?神社にいつもいるあの妖怪狐?……………………………あ!?

 

 

(今度はなんですか!?)

(狐が逃げちゃう、悪いけどまた後で!)

(ちょ、霊夢さ───)

 

 

もし狐にジュエルシードなんて厄介なものが取り付いたら余計面倒なことになる……とにかく追いかけなくちゃ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「居ない…………見失った」

 

 

あの狐にジュエルシードや魂が取り付いたら本当に面倒なことになる。あ~、どこ行ったのよあいつは!

 

 

「霊夢じゃないか、こんなところでどうしたんだ?」

「大輝?……そういえば今日泊まりに来るんだっけ…」

 

 

すっかり忘れてたわ……あ、そうだ

 

 

「大輝、久遠て狐知らない?」

「なに!?どこだ!?」

「ちょ、いきなり大声出さないでよ」

「おっと悪い悪い」

「ふぅ………で、その狐知らない?てかあんたが興奮するなんて珍しいわね。あの狐そんなに人気なの?」

「いや、俺個人で………だってかわいいじゃん。それと俺は見てないぞ」

 

 

確かにかわいいわね……

………と、それはおいといて、見てないか……かなり小柄だったからどこか建物の隙間にでも入っちゃったのかしら

 

 

「……もしかして厄介事か?」

「そうね……大輝、久遠のこと知ってるみたいだけどよかったら教えてもらえないかしら」

「え、お前知らないのか!?」

「悪かったわね、知らなくて!」

「あ、悪い……で、久遠についてだが……戦闘能力的には今の俺等で敵うかどうか分からん………それだけの存在って訳だ」

 

 

ルナティックに生身でチャレンジしてるようなものか……こういうときなのは達が居たらある程度はなんとかなる………って思ってたけど、ダメね。3人とも経験が浅すぎる……ん?あれ、確かあいつは………

 

 

「よう、2人揃ってデートか?」

「はぁ……なにしに来たのよ武範」

 

 

最悪………よりによってこんなときに絡んでくるなんて

 

 

「盗み聞きした訳じゃないんだが………俺もつれてってくれないか?邪魔はしないから」

「え」

「え」

「………」

「………本当に邪魔する気はないんだな」

「この通りだ!!」

 

ガバッ

 

 

は!?こいつなんで土下座なんかして

 

 

「俺は………本当は気づいてたんだよ……、なのは達に嫌われてるって」

「あ、一応自覚はしてたのね」

「ふぅん………それじゃ何で見ない振り何てしてたんだよ」

「俺、前世では皆から“豚男”って呼ばれてたんだ、周りの奴等は皆影で笑って『こっち見んな、気持ち悪い』とか『キモいから近寄らないでくれる?』とか………それでこんな生活が嫌になって自殺したんだ……でも誰一人悲しまなかった……いったい俺がなにしたってんだよ…、おかしいだろ!………でもこの世界に来て俺は喜びを覚えたんだ、もう誰にも豚男なんて呼ばせねえ、ハーレム作るぜ!って」

「だけどなのは達にはお前ご自慢のニコポもナデポも通用しなかったと……そりゃ主人公組にそんな気味の悪いもん通用したら今頃あいつらはお前にメロメロだろうな」

「逆に嫌われてる姿が目に浮かぶわ……」

「それであのとき霊夢は……『なのは達に迷惑をかけるな、この変態』て言ったよな?………あれ言われてからずっと考えてたんだ……………今俺がやってることって前世の奴等に近いやり方じゃないのか?って……だから俺は決めた、3人に謝る、もう二度と迷惑をかけませんて!」

「いや、やめといた方がいいぞ」

「!?何でだよ!」

「何でって…………お前の言い分だとかなり前からあいつらにちょっかい出してたみたいじゃん、そんでいままで何かとべたべたしてきたりしてた奴がいきなりごめんなさい、もうなにも迷惑かけないので許してくださいって言ってみろ?絶対何か企んでるんじゃないかって思われるぞ……あと3人だけじゃなくフェイトとアリシアもな」

 

 

そういえば2人にもちょっかいかけてたわねコイツ………

 

 

「あ、あぁ………俺はなんてことをしたんだ!」

「………」

「………」

「………ちょっと大輝、あんたが泣かしたんだから責任とりなさいよ」

「まて、これ俺の責任か?」

 

 

そうして私達は久遠の事をこの時だけ忘れて武範が泣き止むまで見守った……。

それが後に大きな災害を起こす前触れだと言うことを知らずに……




よし順調順調、文字数少ないけど別に大したことはないな

久遠についてですが、今は戦闘はありません
(だってExtraの後とか出るじゃないですか、Phantasmとかあれとかそれとか)

今のところはですけど、Phantasmステージで出す予定です
(時期的に闇の書Extraが終わった後です)


3人目の転生者はいつ出すんだ!と言われそうですが、一番めんどくさい奴は最後が輝くと思いませんか?

そして今回、武範が心を入れ換えましたね。恐らくは霊夢のあの一言が彼に止めを刺したと言ったところでしょうか
(実のところ、作者がどうしようかと一番悩んでいた設定の部分のひとつでもある)

でもそうなると『黒田がサヨナラ、こんにちは宗也』となってしまう、そこで皆さんにアンケートをとってみようと思います
(ちなみに自由参加なので書かなくてもいいですよ)


おいちょっと待てさっきからなんなんだお前は……てかシェーネさん、君何でここにいるの?そして何故自分の邪魔ばっかするの?

「いえいえ邪魔なんてしてませんよ……というかアンケートとったところで来なかった場合、StrikerSで霊夢さんの怒りを買って消されると言う最後を迎えるんで───」

言っちゃダメェェェェ!!何で大事な霊夢と黒田の対決部分を明るみにしようとしてんの!?

「だってかわいそうじゃないですか、さらに暴露すると───」

もういい!分かったから!出番増やすから暴露しないで!

「仕方ありませんね………」

何で小説内と後書き内で性格違うんだよ…………あ、ひとつだけ伝えることがあった

「伝えること…………強化ですか?」

そう、だって久遠戦までに鍛えておかないと2人が殴り込みに来るかもしれないし

「2人………霊夢さんと大輝さんですね………ところで霊夢さんと誰を結ばれる様にするんですか?」

そりゃ大輝君だよ、彼は何かと面倒見がいいし、霊夢に転生したのが原因かわからないけど性格が本人そのものになってるみたいだからね……こないだ財布落としたときに持ち逃げされそうになったし、等の本人は体が勝手に動いたとかでなにもわかってなかったみたいだし……ちゃんと財布は返してもらえたから良かったよ

(そのまま取られていれば良かったものを)

まてやこら、聞こえてるからな

「地獄耳ですね…」

それと黒田が霊夢の怒りを買って消されると書きましたがそれはStrikerS編になればわかります
(主に黒田の発言に関係があります)

ではまた














「行きましたね………皆さん夜遅くの投稿申し訳ありません……ここだけの話ですが現在なのはさん達はテスタロッサ姉妹と模擬戦をしています……理由は霊夢さん達は強いのに自分達は弱いとかそれだけです……………おっともうこんな時間ですか、それではまた次回まで」


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第11話 戦闘…?バカの悪巧み

こんにちは

よく考えたら那美さん出してねえ……
前回の内容で出すはずだったのに…………

「この話で出せばいいではないですか」

またお前か!てかシェーネ、この話の主人公のとこにいなくていいのか!

「問題ありません」

大有りだろ!……あ、それと東方キャラ出す予定です、予定ですけど………

「勉強急がしくて出せるかどうか危ういんですね、わかります」

シェーネさん、あんたは僕になんか恨みでもあるの?

「いえいえ、ありませんよ………………………多分」

今多分て言ったよね!?

「咲夜さんはどうですか?人気ありますし」

吸血鬼繋がりで?あそこにはメイドが二人いるじゃん

「ならパチュリーさん」

魔法繋がりで出す予定はない、てか出す気がない

「……ならフランさん」

あいつはダメだ、キャラに引っ張られて破壊活動をする可能性が……

「レミリアさん」

さっきから紅魔館メンバーばかりだな!好きなの?あいつら。
それと吸血鬼コンビはダメ、却下。羽どうするんだよ

「そこは頑張ってください」

頑張れるか!丸投げするなよ!!

「このバカが!」

お前本当性格悪いな!何があったんだよ……何で本編では性格いいのに……………そんな上司いじめて楽しいか?

「……それでは本編入りまーす」

おいこら無視すんな!
て……あ……………


ごほん

長らくお待たせしました、出してほしいキャラが居たら感想に書き込んでください

それではどうぞ、そして誤字脱字報告ありがとうございます

「結局アンケート取るんですね、そして本編入るの遅いですね」

うっせぇ!


大輝side

 

「見つかんないな…もうこの辺りには居ないんじゃないか?」

「それはそれで心配なんだけど」

「てか本当に久遠居たのか?」

 

 

あれから数十分位久遠を探し回っている、ジュエルシードが久遠取り付くと厄介だからな……それにしても

 

 

「お前、ジュエルシード持ってたんだな」

「何で黙ってたかあえて聞かないけど最低ね」

「う……」

 

 

何で魔力のあるジュエルシードの存在に気づくことが出来なかったかはわからないが、本人によると特典のひとつらしい。

にしても本当にどこ行ったんだ?

 

 

「あれは…………隠れるわよ」

「了解」

「ちょ、2人とも何で「いいから、あんたも隠れる!」ぐぇ……」

 

 

段々と姿が明らかになってくる………あいつは……

 

 

「クソ……俺の霊夢もなのはもアリサもすずかも、フェイトもアリシアも居ねぇ………どこに行ったんだ!!」

 

 

黒田だ、あいつ無事だったんだな

 

 

「黒田?そういやしばらく見てなかったけど………2人とも知ってたのか?」

「知ってたって言うか………」

「病院に運んであげたのよ、おっさん達に可愛がられてたと思ってたんだけど……」

「どこの病院に入院させたのお前!?」

「武範……」

「だ、大輝?」

「世の中…………知らない方が幸せなときもあるんだぜ」

「………」

 

 

何を想像をしたのか顔を青くしている武範、まぁ………ある意味地獄だな

 

 

「まぁいい………俺のこの能力で願いを叶えればすべてが思いのまま!」

 

 

能力?あいつも何かそれ関連の特典を頼んだのか?

 

 

「………不味いかもしれないな」

「なにか知ってるのか?」

「ん?あ、いや……もしあいつが俺と同じ特典頼んでたら面倒かな……て」

「あんたはどんな特典を貰ったのよ」

「ええと……fateのセイバーの武器、魔力量の増強」

「増強……補助系の能力も頼んでたんだな」

「おう、んでニコポナデポ……んである程度の願いを叶えられる」

「ん、ある程度の願い?」

「例えば………強制的に自分のことを好きにさせたり、家に泊まらせたり………あとはあんなことやこんなことを」

 

 

ある程度の願いを叶えられる…………このままだと霊夢が危険だな。

ニコポナデポは効かないかもしれんが願いを叶えるとしたらどうかはわからない………

 

 

「よし!んじゃ早速………」

 

 

そうしてあいつが取り出したのはジュエルシードだった。

何であいつが!?て、待てよ?………ヤバい!

 

 

「霊夢!逃げろ!」

「は?あんた何言って」

「ん?………お!俺の嫁じゃないか………てめえら何霊夢にくっついてんだ!?嫌がってんだろ!!」

「いやだから嫌がってないし」

「チィ…!武範、手伝え!!」

「お、おう!」

「おめぇらに見せてやんよ……霊夢が俺を愛してくれてるところを!まずはこれだ!『霊夢、本当の気持ちを教えろ!』」

「霊夢ぅぅぅ!!」

 

 

やられた………!コイツ、無理矢理霊夢を

 

 

「へ?なに、なんなの今の光」

「え?」

「効いて無い……のか?」

「な、何でだ!!霊夢ぅぅぅ!!」

「うっさい!」ビュンッ

「グホッ!?」ガスッ

 

 

確かに霊夢はあいつの能力で………ちょっと待て、そういえば霊夢の能力って……なんだ、最初から問題ないじゃないか

 

 

「なんでぇぇ……」

「『空を飛ぶ程度の能力』」

「空を飛ぶ程度の能力?…………あ!」

 

 

霊夢の能力は『空を飛ぶ程度の能力』。

ただ飛べるだけかと思われるが、実際は意味合い的にあらゆるものから浮く能力とも捉えられている。

縛り、法則、脅し等様々だ。

そして今回は縛りに捉えることが出来る、つまり

 

 

「霊夢の能力に邪魔されたな、残念だったな黒田」

「クソォ……クソォォォォォ!!」

「ごめん、全く状況が呑み込めないんだけど………要するに私……コイツに洗脳されそうになってた?」

「ま、まだだ!俺には願いを叶えることが「封魔針……」へ……」

 

 

その後………一週間もの間、黒田は再び例の病院に搬送された………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢side

 

「あいつ………まさかジュエルシード5つも持ってたなんてね」

「通りで探しても見つからんわけだ」

「まぁこれで会わせて6つも手に入ったんだから良しとしますか」

「だな…………で」

「問題はあれね……」

 

 

大輝の指差す方向には必死で逃げ回る武範と、声のわりには顔が笑ってないシェーネが弾幕を放ちながら逃げ回る武範を追いかけている。

忘れてたけど、シェーネは武範と黒田が嫌い何だっけ

 

 

「済みませんでした!当初はなんか気分がなんか良くて………嘘ですごめんなさい!!」

「謝らなくていいですよ、ただ私の目の前から消えてくれればいいんですから」

「ほんとすんません!!」

 

 

あれは異常ね、てかそこまで嫌いだったんだ……。

さてと、このまま何事もなく終わってくれればいいんだけど……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジュエルシード 武範から1つ、黒田から5つ

 

残り 15個……

 

 

 

 




いきなりジュエルシード回収

「実はもっと前に回収させるつもりだったんですが、作者の都合上この時期にしようと決めて結果こうなりました」

………………

「流石作者、読者の期待に応えるのか応えないのか全くわからない優柔不断、そこにしびれないし憧れない」

………………

「ところで先程から黙ってますけどどうしたんですか?」

お前のせいだろがぁぁぁ!!なに、なんなの君?そんなに僕のこと嫌いなわけ?

「いえいえ嫌いではありませんよ、気に食わないだけで」

嫌ってんじゃん!わかったよ応えればいいんだろ?ならこれはどうだ


・魔理沙 ・咲夜 ・パチュリー ・紫 ・アリス



「こいつスカーレット姉妹省きやがった……」

だから無理だっつの!それとメンバー少なくて済みません

「ほんとです、だからいつまでたっても作者なんですよ」

もうどうにでもなれ……

「やり過ぎましたかね………こほん、作者さんが体調を崩したので私が代わりにやりましょう」

あれ、なんか体調不良扱いになってる!?

「今まで通りのスペルカードだと面白くありません、そこで霊夢さんには新しくスペルを作っていただくことになりました(実はこのスペル、闇の書Extraに入るための鍵なんですよね)」

また勝手に話してやがる~!やめて~!読者さんが居なくなったらどうすんのお前!?

「その時はその時です、別の作者さんにお世話になろうかと」

他作品に迷惑かけようとするのやめろ!てかお前のはお世話じゃなくてお邪魔じゃん!それとお世話になる気なんて無いだろ!

「おやバレましたか」

ダメだこいつ……早く何とかしないと

「あまりにも可哀想なのでせめてアンケートに参加してください」

可哀想って言うな!

「ではまた」

セリフ取られたぁぁぁ!


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第12話 八束神社、亡霊の撃破

………

「前回『今回こそ那美さん出すぞ!』と意気込んでいた作者、だがしかし他に出さなきゃいけないキャラのことも考えなければいけないとのことでまた那美さんを出しそびれたもよう…………これに関してコメントをどうぞ」
「流石作者、本当に期待を裏切らないわね」
「そこにしびれねえし、憧れねえ」

うっせぇ!
てか霊夢に大輝、お前らまでこっち来たの!?

「シェーネに手伝ってって言われたから」
「それで来てみたらお前さんが誰出そうかな~、って悩んでたんだ。ほれ、これ見てみろ」

な、何を……………………………

「ちょっと何で黙ってるのよ」
「……耳栓必要かな」
「ん?」
「霊夢、耳栓」
「あ、ありがとう?………何で耳栓?」

うぉっしゃぁぁぁぁぁ!!

「!?」
「こ、こういうことね……」

来たぁぁぁ!来たぞぉぉぉ!念願の───

「いい加減黙れ」ガスッ

ぐはっ!?

「あ、死んだ」
「代わりに読みますね……なるほど、あのキャラですか。確かにあなたにとって一番接しやすい人物ですね」
「それにしても………一人だけで喜んでたって…………」
「よっぽどそれ関連に餓えてたんだな………可哀想に」
「……ところでこれ、アンケートの締切日書いてなさそうですね」
「作者………そういう大事なところだけ抜けてんのよね………いっそのことこの話で出す?」
「そうしましょう、その方が作者のためになります」
「そうだな……で、どの辺で出すんだ?」
「………」
「………」
「………出せる日が来るといいね、いつか」
「おい!」
「というわけで、どうぞ」


???side

 

全くやれやれだぜ、まさか死因がショック死だなんてな、恥ずかしすぎて別の意味で死んじまいそうだ

 

 

「ま、特典であのキャラにしてもらったし別にいいか」

 

 

……にしても原作からかなりかけ離れた世界か………楽しくなってきた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢side

 

「それじゃまた明日ね」

「バイバーイ!」

 

 

元気よく手を降って私達より早めに帰るなのは達、途中黒田が突っ込んできたけど蹴り飛ばしてやった

 

 

「さて、私たちも帰るとしますか」

「そうだな………ん?」

「?どうしたのよ」

「いや、なんかどこかで見たような毛並みだったから………思い出した久遠だ」

 

 

へぇー久遠か………………あ!

 

 

「そうよ久遠よ!何で忘れてたの私……」

「……そういや追いかけてたっけ」

「よし、尾行するわよ」

「尾行って……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くぅ…」

「見つけた……!」

「今のところは問題なさそうだな」

「今のところは、だけどね」

「で、見つけたは良いがどうするんだ?」

「周辺にジュエルシード落ちてないか見ておきましょ?もしあったら大変だし」

「そうだな………ところで武範はどうした?」

「「宿題やり忘れた~!」って言ってたわ、今も勉強してるんじゃない?」

「何やってんだよ………」

 

 

それはおいといて………神社?………“八束”って書いてあるわね

 

 

「とりあえず入ってみましょう」

「いつでもセットアップ出来るように準備しとくか」

「………」

「どうした?」

「……いえ、なんでもない」

「?」

 

 

私は霊力があるからいいけど、できれば魔法も使いたかったな~………。

……今度シェーネに聞いてみよっと、あれ?そういえば何でシェーネは私に念話送ることができたのかしら………一応神に分類されるから魔力の無いやつにでも送れるのかしら?

………今は別にいっか

 

 

「そんじゃ登るか」

「えぇ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─八束神社─

 

「誰もいないのかしら……」

「久遠が居るのなら神咲那美もいるはずなんだが…」

 

 

まさか久遠だけこの世界に飛ばされたとか?………あり得るかもしれないわね、ここは原作の内容から逸れた世界……もう何が起こっても不思議じゃない。

 

 

「ん?あの人は……」

「あ…神咲那美じゃないか……!」

「え、あの女の人が?」

「あぁ………ちょうどいい、聞いてみようぜ」

 

 

そう言って那美であろう掃除をしている女性の元に歩いていく大輝、私もそのあとに続く。

やがてこっちに気づいたのか掃除を一旦やめて私たちに目を向ける

 

 

「あれ、君達は?」

「博麗霊夢って言います」

「俺は高村大輝です」

「霊夢ちゃんに大輝君か、私は神咲那美。この神社のアルバイトで巫女をしてるの、よろしくね」

 

 

アルバイト?え、アルバイトで巫女してるの?

……てか神社でアルバイトできたっけ…………できたか

 

 

「何か探し物でもしてるの?」

「えっと、青色のひし形の石を見ませんでしたか?」

「青いひし形の石……ごめん、見てない」

「見てない……?………そうですか、ありがとうございました」

(ジュエルシードが八束神社に落ちてない?………もしかして黒田か武範から手に入れたのがここに落ちてたものかしら)

 

 

……後で考えればいいか………そういえばジュエルシードが起こした巨大樹による町の破壊はまだね。

これも改編の影響───

 

 

─ア………アァ…………─

 

ゾクッ

 

「ッ!?」

「な………おいおい、マジかよ……」

 

 

私たちの目の前には巨大な鎌をもったボロボロのローブを着た骸骨の怪物がいた。

わずかだけど霊力が流れてる………それに混ざって魔力まで………まさかジュエルシードと魂が融合したの!?

 

 

「いつのまにか結界に閉じ込められてたみたいね……」

「霊夢、勝てる自信あるか?」

「…………バカね」

「ん?」

「勝てるか勝てないかの問題じゃないの……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勝つしかないでしょ…………!!」

「…………だな、なのは達には悪いがうまい具合に攻撃を避けられれば切傷程度で済む、下手すりゃ死ぬ………てところだな」

 

 

んじゃ…………死神狩りでも始めますか!




「出せましたね、少しの間だけでしょうけど」
「まぁまぁ良いじゃないか、そんなに作者苛めんなって」
「苛めてません、からかってるんです」
「私もよ、右に同じ」

お前らな…………出せたんだから良いだろ!?

「1回出せたからって喜ばないでください」
「……にしても死神って」
「人魂繋がりか?」

そうだよ、だってそれっぽいじゃん

「………」
「………」
「………」

な、なんだよ?

『ショボい』

やかましいわ!仕方ないじゃないか、てか頑張ったんだよ?それに序盤、新たな転生者出しただろ?

「出しただけですがね」
「そして可哀想に転生者………恐らくだけど今後出番が少なくなってくんだわ」
「ダメだぞ作者、ちゃんと出番を設けてやらないと」

な、那美さん出したし!

「『あれ、那美さんのしゃべり方なんだっけ?』とほざいてたのはどこの誰でしたっけ」
「で?その転生者はどうするのよ」

君たちのピンチに現れるよ、てか次の話で出すつもりだよ

「そして次へ次へ次へ次へ次へ………何回ボケまくれば気が済むんですか」

はい!それではまた~!!

『こいつ逃げやがった!』


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第13話 自称普通の魔法使い

ようやく出せる!長かった……!

「前回は出せるはずのところで出せなかったりしたからな。あと、スペルの表示は【】に変えたからな」
「今回は大丈夫でしょ?タイトルも書いてあるんだし」
「そこら辺どうなんですか?作者」

………………

















許して、許して、許してくれたまえ

『考えてねえのかよ!』


第三者side

 

「【封魔陣】!」

「らぁっ!」

─オォッ………!─

 

 

八束神社に着いた霊夢達を待っていたのはジュエルシードと融合した魂だった、何を願ったのか死神の姿となって霊夢達を襲っている。

霊夢達も応戦しているが全く歯が立たない

 

 

「ハァッ……ハァッ…………固すぎでしょ、こいつ!」

「くそ、このままだとまずいぞ霊夢!」

─オォォォォ………!!─

「ッ!!避けろ!」

「チィッ!」

 

 

死符【亡霊達の遊戯】

 

 

「!?今のはスペル宣言!?」

 

ボコッ

 

「な、なに?地面が膨らんで………まさか!?大輝!この場から離れて!」

 

ズドドドドドドッ!

 

「な!?チィッ!!」

 

 

暴走体の死神が何故かスペル宣言をし、その直後霊夢と大輝を囲むように地面が膨らみ出す。

膨らみきったかと思いきや今度は2人のいた場所に一斉に弾幕が放たれる

 

 

「このっ!夢符【二重結界】!」

「ナイスだ霊夢!」

 

ドガガガガガッ!

 

「大輝、何でも良いから威力を上げるブースト系の魔法使えないの!?」

「それは習得してねえ!く、こうなるんだったら習得しときゃ良かったな!」

 

ピシッ

 

「ウ、ウソ!?」

 

ピシ、ピシピシッ……

 

「結界が……!」

「マジか!?」

 

パリィィン!!

 

「キャァァァァ!」

「うわぁぁぁ!?」

 

 

二重結界が破られ2人とも吹き飛ばされてしまった、死神が霊夢に止めを刺さんと巨大な鎌で引き裂かんと近づく

 

 

「ぐ……かはっ………霊、夢は……?……な!?霊夢……早く…起きろ!」

 

 

霊夢は気絶してるのか、起きる気配がない

 

 

─オォォォォ!!─

 

 

暴走体の死神が鎌を霊夢に刺した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、思っていた。

霊夢は突如現れた全体的に黒い服と、黒い魔女のとんがり帽子、そしてどういうわけかエプロンを身に付けた箒にまたがった少女に抱き抱えられていた

 

 

「やれやれ……東方シリーズでは私のライバルに当たるお前が死んでどうするんだ。せっかく転生して来たのに目の前で一応知り合いのお前が死ぬのは目覚めが悪いぜ」

(……ハッ!え、魔理沙!?まさか転生者?………転生者だよな、さっき「せっかく転生して来たのに」とか言ってたし………てかこれで5人目……いや、6人目か)

 

 

そう魔理沙、東方シリーズの博麗霊夢に続きもう一人の主人公を勤めるあの霧雨魔理沙である

 

 

「それにしても気持ち悪い見た目だな、せっかくだからその顔を綺麗にお掃除してやるぜ」

「あれは……ミニ八卦炉か?」

 

 

ミニ八卦炉とは東方Projectのキャラクター霧雨魔理沙が所有するアイテムである。

初出は東方香霖堂第4話。

森近霖之助が魔理沙が家を出る際に心配して作成したマジックアイテムで、小さいが異常な程の火力を持ち、山一つを焼き払う火から一日中じっくり煮込むととろ火まで火力調節が可能。

マスタースパークを放つ際にもこれが使用されている。

他にも炉の一角から風を出す機能により夏は涼む事ができ、開運、魔除けの効果もある。

さらに霖之助に頼んで錆びない上にあらゆる環境においても材質がほとんど変化しないと言う「緋々色金」製に作り変てもらった。その際霖之助はついでだからと空気清浄機(マイナスイオン付き)の機能まで付け加えた。

魔理沙曰く、これがない生活は考えられないとまで断言するほど大切なもの

 

 

「一度言ってみたかったんだよな~……食らえ!【マスタースパーク】!」

「ちょ!?こんなところで」

 

ズガァァァァァン!

 

─オォ、オ………─

 

 

暴走体に降り注ぐ光線が死神を貫き、貫かれた死神は呻き声をあげ消え去る。

魔理沙が箒から飛び降りて霊夢をこちらに渡してくる

 

 

「私はこの世界に転生して自称普通の魔法使いにしてもらった霧雨魔理沙だ、よろしくな」

「あ、あぁ、よろしく……てかなんで魔理沙?」

「こいつは東方の中で一番好きなキャラなんだ、努力してコツコツ強くなる………こういうやつはなかなかいないもんだぜ?」

「確かに努力家だな……てそうじゃない、何でわざわざこの世界にしたんだ?言っておくがこの世界は遊びの世界なんかじゃ「やることがある!」……やること?」

「この世界に存在する………性感局だっけ?」

「それエロいからやめろ!管理局だから!」

「えぇ?……わかった!射〇局だな!?」

「やめろって、て言うか管理局って言ったよね!?」

「むぅ……中〇局だ!」

「やめろっつってんだろ!でりゃぁぁ!!」

「ぐへっ!?」

 

 

大輝が魔理沙にたいしてシャイニング・ウィザードを放った。

その後、目を覚ました霊夢に転生者の魔理沙があの魂を倒したことと、ジュエルシードを封印したことを大輝は伝えた。

しかしダメージが予想より大きかったのか霊夢は再び眠りに着いたので、お姫様だっこで神社まで連れ帰った

 

 

(その日から2人は付き合ってるのではないかという噂が学校中で広まった)




「短ッ!!」
「作者………もうちょっと頑張れないか?」

これで精一杯なんだよ!

「……仕方ないですね」
「にしても…………俺たち弱いな」
「それにあたし気絶してるし……落ち込むわ~……」

だ、大丈夫だ、問題ない

「問題だらけなんだよ」
「それにしても………中身は違えど魔理沙は魔理沙ね」
「お前もな、てか普通あそこで結界破られるか?」

ゲーム的に言うと13位だからもうちょっとほしかったところだね

「………」
「………」
「………」

な、何で3人ともそんな目で見るのさ!

「夢符【夢想封印】!」(物理!)
「本当はもうちょい後で出るはずだったオメガバスター!!」
「それではブーストかけますね~」
『ナイス、シェーネ』

まてまてまて!霊夢はともかく大輝のはA'sで覚える技だったはんぎゃぁぁぁぁ!!

ピチューン

















「さて気を取り直して、次の話で強くなったなのは達が出ます」
「更に小学校に霊夢を助けた自称普通の魔法使いの子が転校してくる模様……」
「……もう答え言ってんじゃん、てなわけで本当は14話で強敵を出すつもりだったんだが」
「作者がそこまで知能が回らないとのことで、結果こうなりました。お許しください」
「それではまた次回も」

『楽しんでいってください!』


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第14話 強くなった3人と再会

えー、皆様に向けて感謝のお知らせがございます

「感謝のお知らせ?」
「なにか感謝されることでもしたのか作者」
「感謝というより迷惑なお知らせなような気が……」
「それよりそのお知らせとやらを聞いてみようぜ!」
「そうですね……作者、何のお知らせなんですか」











お気に入り登録数100人突破!

「うわーすごいわねー、おめでとう」
「あの作者が………みんなにバカ扱いされていたあの作者がやり遂げましたね」
「おめでとう、良かったなー」
「100人突破のお知らせだったのか」

みんなの反応が想像より薄い!しかもシェーネに至ってはもはや悪口にしか聞こえない、何で!?

「私は自前に伝えられてたから」
「俺も」
「私もです」
「私は知らなかったぜ」

マジかよ……てかお前も来てたんだな魔理沙

「私が呼んだのよ、どうせなら混ざりなさいって」
「思ったより面白いやつだったから安心したぜ(これからどうやって弄ってやろうかな?)」

………、なぁ霊夢さん

「何よ、敬語なんて使って」

何でこうも心の中で酷いこと考えるやついるのかな……

「なんだそんなこと?答えは簡単よ












作者だから」

どういう意味じゃコラァァ!!

「どういう意味って………作者だからじゃないの?」

ちくしょうめぇ!

「にしてもようやくなのはたちと再会か……楽しみだな」
「まぁ設定上テスタロッサ一家とお泊まりしてるだけだけど」
「……ところでジュエルシードを集めさせる切っ掛けとなった張本人と戦うのはいつ頃なんですか?」

張本人とはまだ戦わないけど、一番面倒くさそうな奴とは戦わせようかと思う

『え……』

「一番面倒くさそうな奴………奴か……」
「人の顔見たらすぐ撫で回そうとしてくるあいつね………見たくもないのに」
「武範のことか?」
「あいつは改心したでしょうが、奴よ。武範の片割れ」
「あ~、あいつな」
「?何の話をしてるんだ?」
「魔理沙、お前はまだ知らない方がいい………知ったら最後だ」
「え、そんなにか?」
「作者、主人公補正でいきなり超強力な必殺技、使っていい?」

ダメだから、そんなことしたら読者様が詰まらんだろ

「いいじゃん、元から詰まらないんだし」

それ言っちゃいかん!

「最初かいた小説も『これはダメだ、よし、消そう』って勝手に消したしな」

やめてぇぇ!言わないでぇぇぇ!!

「それでは」

え、ちょ

『どうぞご覧ください』

勝手に始めるなぁぁぁ!!


プレシアside

 

「なのは、合体技行くわよ!」

「う、うん!」

「と、その前に。どうせなら霊夢みたいにやってみない?」

「霊夢ちゃんみたいに………うん!」

「2人とも頑張って!」

 

 

なのはちゃんも少しずつ強くなってるわね、アリサちゃんとすずかちゃんも物覚えがいいし……でもやっぱり

 

 

「私のフェイトとアリシアには及ばないわね」

「なに競ってるんですか……それよりプレシア、口より手を動かしてください」

「え?で、でも子供達の姿をカメラに納めないと」

「それは昨日散々やったじゃないですか!あなたも動かないと…………それにしても3人ともすごく覚えがいいですね………最初の模擬戦の時より遥かに成長していました」

「それだけ霊夢の隣に立ちたいのでしょ………ハァー」

「言っておきますけど先伸ばしはダメですよ?」

「まだ何も言ってないわリニス」

「まだって………全く」

 

カチャッ、カチカチッ

 

「……ところでリニス」

「なんですか?プレシア」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「携帯を寄越しなさぁぁぁい!!」

「させません!それに今の状態を霊夢に伝えてるんですから!」

 

 

く!さっきからリニスだけズルいわ!

それにしてもいつメールアドレス交換したの?そこが一番不思議なのだけれども……

 

 

「皆が寝静まったときに猫の姿になってちょちょいと」

「あなたはいったい夜中に何をしてるの?」

 

 

そう聞くとドヤ顔になって満面の笑みを私に向けてくる。

本来ならその顔をしてるのは私のはずなのに!と言うかあなたも人のこと言えないじゃない!

 

 

「なら伝え終わったあと私に───」

「ダメです」

「速答!?な、何故に?」

「あなたに渡すと練習をそっちのけてずっと携帯画面とにらめっこするじゃないですか、それを阻止するためですよ」

「ひ、酷い………グスン」

 

 

このお泊まり会が終わったら真っ先に霊夢成分を接種しないと!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─博麗神社─

霊夢side

 

「!?」ゾクッ

「どうしたんだよ」

「いえ、なんか身の危険を感じて……」

 

 

風邪でもひいたかしら……

 

 

「それはともかく、その私立聖祥大附属小学校ってなんだ?」

「………お前もしかしてリリなの知らないのか?」

「全然全く、ただ魔法がある世界だって言ってたが」

 

 

知ってるようなもんだと思って言わなかったわねあの神様……

 

 

「で、その学校にあんたも通ってもらうわ」

「え?何で」

「何でって………自分の姿見ればわかるでしょ」

「あ………」

「………」

「………」

「おーい買ってきたぞ……て、どうした?何でこんな変に暗い空気なんだ?」

 

 

玄関にはジュースを持った武範がいた、え~と………あったあった

 

 

「それで、もう大丈夫か?どこか痛むところはないか?」

「大丈夫よ………でもまさかスペルカード使ってくるなんて驚いたわ」

「は?スペル使ってきたのか!?」

「……そういやお前いなかったな、あぁ使ってきたぜ………スペル宣言までしてな」

 

 

何でスペカ持ってたのか知らないけど…………。

そう言えばシェーネが居ないわ、神様のところに行ったのかしら……

 

 

「なぁ、またあんなのが出たら勝てるのか?」

「正直言ってわからない………もしかしたら死ぬかもしれない」

「今のうちに対策考えねえと……」

 

ピピピッ

 

「あ、リニスからメール来た」

「え?」

「リニス!?あれ、確かあいつは設定上契約を終えて消えたはず……」

「この時期にフェイトとアリシアが学校に通ってる時点で気付きなさいよ……」

「この世界は今では原作の内容が全く通用せん。武範、原作智識なんて捨てろ」

「いや捨てちゃいかんだろ!?A'sの原作内容が残ってるかもしれないし」

「A'sの内容が違ったら?」

「………StrikerSで」

「武範……あんたは分かってないわ」

「へ?」

「そういうのって………フラグって言うのよ」

「フラグ言うな」

「も、もしかして……………2期3期共々原作崩壊……?」

『あり得る(な)わね』

「ハモるな!」

「そういやメールはなんて書いてあるんだ?」

「今から読むわ」

 

 

──────────────────────

霊夢さん今晩わ学校の教師を勤めてます、リニスです。

お泊まり会が終わったので今から帰るところです。

伝えたいことはそれだけです、ではお休みなさい

 

リニス

──────────────────────

 

 

「お泊まり会……?まさかなのはたちが居なかったのって」

「特訓のためですって」

「へぇー…………いやちょっと待てよ、ただでさえStrikerSで最強クラスの魔王だってのにこれ以上強くなってどうするんだよ」

 

 

魔王って………否定はしないけど、それ本人聞いたら即刻O☆HA☆NA☆SIの刑にされるわよ

 

ブォンッ

 

 

魔方陣?何でこんなところに…………転移魔法ね。

全く………わざわざ会いに来なくていいのに………ん?何故かしら、今から逃げた方が良さそうな気が

 

 

「霊夢ぅぅぅぅぅ!!」

「きゃぁぁぁぁ!?」

 

 

なんか飛び付いてきた!紫色っぽい髪の女性が飛び付いて…………てプレシアか!それにこの下り、前にもあったような……

 

 

「ちょ、離れなさ…………どさくさ紛れにどこ触ってんのよ!」

「ぐほっ!?」ガスッ

「えっと………」

「母様……大丈夫?」

「……とりあえずフェイト、早くこの変態を家に連れ帰───」

「霊夢ぅぅぅぅぅ!」

「復活はやっ!?」

「そう何度も抱きつかれてたまるか!」

「あ、しまったバランスが……」

 

 

バランスを崩してプレシアは神社の長い階段から落ちてしまった。

参ったわね………早く助け……に!?

 

 

「酷いわ!私を避けるなんて!!」

「その顔で近づくな!」

 

 

やめて!血だらけのままこっちに来ないで!てか良く生きてたわね!そっちの方が不思議でたまらんわ!

 

 

「プレシア、治療してあげるからとりあえず落ち着きなさい。てか落ち着け」

「母様がごめんね?霊夢」

「別にいいわよ………で?明日でもいいのに何で神社に来たのよ」

「霊夢ちゃん、模擬戦してほしいの!」

「あ、なのは」

「ちょっとなのは、置いてくな!」

「霊夢ちゃん久しぶり」

「ええ久しぶり。それよりまさか………今からやるの?」

「うん」

「せっかくだ、受けてやったらどうだ?」

「そうね…………ここ最近シェーネとばかりだったし……いいわ、受けてたつ」

 

 

「それでは私たちは離れてますので……ほらプレシア、ここだと2人の邪魔ですよ」

「いや~!離しなさいリニス~!」

「か、母さん……」

 

 

フェイトもアリシアもあんな母親持って疲れないのかしら…。

それはさておき始めますか、模擬戦を!




突然ながらもう一度アンケートを取ろうと思います

「またですか……」
「ほんとに突然だな……」
「今度はなんのアンケートなのよ」

ズバリ……この小説の主人公、博麗霊夢のバトルスタイルに関して。
なにか物足りないと思わないかね?

「物足りないもの?」
「…………あ!」

お!なにかわかった模様、ではではシェーネさん、お答えを

「スペカです」

それはもう持ってるだろ!

「うし!次は俺だな」

大輝か………なんだと思う?

「デバイスだ」

確かに物足りないよね、だけど違う。
ヒントはこれだ


・ヒーロー番組とかヒロイン番組とか子供たちが期待するもの


「は?」
「ヒーローヒロイン………子供たちが期待するもの……………戦闘スタイル………もしやフォームチェンジとか?」

そうそうソレソレ

「お前……まさか」
「嫌よ、お願いされても絶対やらないから」

それではアンケート表でーす!

「聞けや!」



・追尾型と防御貫通型
・防御型と空間型



「空間型?」

八雲紫って言えば分かるだろうか

「あーそういうこと……」

どうしたのさ霊夢

「人がやらないって言ってんのにやらせるあんたをどう裁こうかと思って」

怖いよ!?でも仕方ないじゃん。
あ、もしこの中に無かったら別のものも受け付けますのでもしよかったら活動報告にてお書きください

「だからやらな───」

それではまたー!

「人の話を最後まで聞け~!!」


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第15話 戦闘、VSなのは戦、後に転生者

こんばんは

最近涼しくなってきましたね、少しずつ過ごしやすい温度になってうれしいです

それと
















感想欄に書いてくれた方々、これからは活動報告にてアンケートを取りますのでそちらでご参加ください!
てか今ごろですみません!

「にしてもこの人、具体的に書いてくれるからわかりやすいな。な、霊夢」
「そうね………(ジトー)」

なぜ睨むんだ………まだなにもしてないのに

「これからするんでしょうが……ま、変な答えが来なくて助かったわ」

自分としては追加で書いたのがオススm───

ガスッ

うわぁぁぁぁっ………











「え~、作者が気絶してしまいさらに霊夢が作者連れてどこかにいってしまったので俺が勤めます……と言っても他あまりないんだけどな」
「悪い悪い!寝坊しちまったぜ………あれ、大輝だけか?」
「霊夢は作者連れてどこか行った、シェーネはやることがあって今日は来れないらしい」
「ふぅん………じゃ、戻ってくるまで私達でやるしか無いのか」
「だな……ということで今回もどうぞ」


第三者side

 

アースラ内部、サボっていた茶髪の女の人が黒い服を着た男の子に怒られて忙しそうにキーボードを打っている。

その横には大輝、魔理沙、フェイト、アルフ、アリシア、アリサ、すずか、リンディ、プレシア、リニス、そして最近出番が少なくなったユーノがいた

 

 

「なのはも霊夢も……どっちも負けてほしくないけど………」

「私はなのはを応援するね」

「なら私もなのはだね、どんな練習をして来たかはわからないけど」

「あれ?アルフ、なのはたちと一緒にいかなかったの?」

「リニスにここの仕事をさせられてたんだよ、全く……プレシアがちゃんとしてればあんなこともなかったのに」

「?……あんなことって……何かあったんですか?」

「プレシアの仕事はデバイスのメンテナンスなんです。本来は別の仕事をしてるんですが、メンテナンス班が体調不良になって……だと言うのに」

「………サボったんですね、プレシアさん」

「サボりは良くないぜ?私だって最近頑張ってるんだからな」

「サ、サボってないわ!そこにあなたたちがいたから───」

「プ~レ~シ~ア~?」

「リ、リンディ……………さん?目が笑ってませんよ?」

「………後で説教ね」

「そ、そんな!?」

 

 

その後プレシアはリンディによって別室に連行された

 

 

「そんじゃ俺は霊夢だな」

「私も霊夢を応援するぜ」

「……そういえば魔理沙、最近頑張ってるって言ってたが何をだ?」

「喫茶店あるだろ?翠屋って言う店、そこで土日だけ働かせてもらってるんだ」

「バイトか……何かほしいものでもあるのか?」

「ゲームだ、中古の」

「理由がショボいな!」

「はいはい、今は模擬戦に集中ね」

「えっと、え~、と……………2人とも頑張って~!」

「それでは………始め!」

 

 

管理局スタッフが試合の開始を伝える、最初に動いたのはなのはだ。

周りにディバインシューターの弾幕をばら撒きレイジングハートに大量の魔力を込める、速攻で方をつける気なのだろう。

しかし、霊夢もただじっとしてる訳じゃない

 

 

「へぇ……下手に動くとシューターの弾幕にぶつかる、かといってその場でちんたらしてたら恐らくだけど一撃で落ちる……………あまいわ」

「う、うそ!?」

 

 

弾幕が一斉に霊夢に襲いかかるも弾幕と弾幕の間をすり抜けてその直後に放たれたディバインバスターの砲撃をグレイズしてかわす

 

 

「今のは良かったわ、だけどね………」

 

神霊【夢想封印 瞬】

 

「っ!!」

「あれで動きを封じたと思ったら大間違いよ」

「は、早い……キャッ!?」

 

 

霊夢が高速で動き、なのはに向かって弾幕を放つ

 

 

「うわっとと……にゃ!?」

「避けてばかりだと勝てないわよ?」

 

 

なのはも弾幕を放つが霊夢の弾幕に当たり消えてしまう。

しばらくして当たりに飛び交っていた弾幕が一斉に消える、スペルブレイクだ

 

 

「次はこれよ」

 

夢符【二重結界】

 

「だ、弾幕が反対方向からも…………防御結界じゃなかったの!?」

「こういう使い方もできるのよ(シェーネには全弾避けられたけど)」

 

 

霊夢の放った弾幕が結界に当たって消え、反対方向の結界から姿を現す。

弾幕を撃てばダメージは入るだろうが霊夢の周りにはいつのまにか陰陽玉が出現しており、ダメージが入るとは思わない

 

 

「(なのはのやつ……意外としぶといわね………あ)……スペルブレイクしたわね…………次はこれよ!」

 

神技【八方龍殺陣】

 

「さぁ、避けられるかしら!?」

「レイジングハート!」

〈protection〉

 

 

霊夢の周りに沢山のお札が現れ、無差別に高速で辺りに飛んでいく。

なのはは防御魔法で防御を試みるも……

 

 

ピシッ

 

「あ!」

 

パリィィン!

 

「キャァァァ!!」

 

 

途中でひびが入りバリアは壊れ、残りの弾幕がなのはを襲う………。

勝負は決まった、誰もがそう思うが霊夢は違った

 

 

「………まだ倒れてない…………何て言うか……どんな訓練したらタフになれるのよ」

 

 

霊夢は飛んできた砲撃を避ける………その砲撃を放った本人は………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「にゃはは………やっぱり避けられちゃうね」

「………あんた、そこまで無理して何がしたいのよ」

「え?」

 

 

なのはは一瞬何を言われたのかわからない、だが霊夢は続ける

 

 

「確かにあんたは強くなったわ、最初と見違うほどに………だけどね。私は別になのはを邪魔だとか思ってないし、邪魔とも言わない………それに」

 

パコッ

 

「ふぎゅっ!?」

「この模擬戦は引き分け」

「え?でも霊夢ちゃん───」

「私が使ってたカード、あとはこれだけだったんだけどね、なのはも限界なんじゃないの?魔力の量と体力的に」

「ふぇ!?…………き、気づいてた?」

「気づくでしょ普通、なんでそこまで疲れてたかはわからないけどそんな状態で私が勝っても面白くない……………だから再戦の約束よ」

「!うん!!」

「(よし………確かA'sからStrikerSに繋がる話でなのはが墜ちる、このフラグだけは成立させたくないから釘を刺しておかないと)それじゃ今後は無理があると思ったらすぐ誰かを頼りなさい、もし無理したら………」

「む、無理したら?」

「ギッタンギッタンにさせてもらうわ♪」

「にゃぁぁぁ!?」

『お、鬼だぁぁぁぁ!?(だぜ)(わ)』

 

 

なのはと2人の模擬戦を見ていたもの全員が謎の寒気に襲われる、これで解散……………とおもいきや

 

 

「こんなとこにいたのか俺の嫁達よ!」

『あ、あんた!?』

 

 

黒田の登場にアリサが叫ぶ、ただしその顔は嫌いな奴を見たときのような顔だった

 

 

「……なんでこんなとこにいるのか聞きたいところだけど………なのは、あんたは先に戻ってて」

「でも霊夢ちゃんは?」

「少しあいつに現実って奴を教えたいから」

「……わかった、気を付けてね!」

 

 

そう言いなのははフェイト達のところへ戻る、霊夢は残りのスペルカードを見て戦略を練っている

 

 

「霊夢、お前がここにいるってことはお前も───」

「悪いけど私は魔法が使えないから局員にはなれないのよ(魔力の代わりに霊力はあるけど)」

「そうか、なら俺が手取り足と───」

「聞こえなかったの?魔法が使えないの。それに局員になんてなりたくないし、てか魔力と霊力の違いわかる?」

「………」

 

 

先程まで余裕そうだった黒田の顔はみるみるうちにひきつった表情に変わる

 

 

「ま、まぁそう言わずに…………あ!?テメェモブ!俺のなのはたちが嫌がってるだろ!」

『なんかいきなり俺が攻められてんだけど』

『ちょっと!大輝は関係ないでしょ!?』

『……なぁ大輝、あいつはなんだ?』

『いつも女を襲っている勘違い転生者だ………お前も気を付けろよ?』

『りょ、了解なんだぜ』

「(なぜ魔理沙がこの世界にいるんだ!?………まさか霊夢同様俺がどこかでフラグをたてたのか?グヒヒヒッ……なら魔理沙もハーレムの一員だ!)……そこの帽子をかぶった金髪の子、名前は何て言うんだい?」ニコッ

『うぇっ!?き、気持ち悪いなおい!』

「照れるなよ」ニコッ

『………大輝、あいつぶっとばしていいか?ちなみにオススメはマスタースパークだぜ』

『やめんか』

「モブ!魔理沙がいやがってるから離れやが「ふんっ!(ガスッ)」ゲフッ!?」

 

 

黒田は霊夢に何故攻撃されたのかわからないのか、気味の悪い笑みを浮かべながら霊夢に近づく。

が、霊夢はそれを拒絶する

 

 

「れ、霊夢「気安く呼ばないでくれるかしら」……」

「いったい何がしたいわけ?さっきから聞いてれば自分にとって都合のいい解釈ばかりして、なのは達が照れてる?勘違いもほどほどにしなさい、あれは嫌ってるのよ。それをどういう見方をすれば照れてるように見えるのよ………恥ずかしくないわけ?」

「ち、ちが「どこが違うのかしら、教えてくれない?」…………」

「武範は一生懸命………本当の意味であの子達と仲良くなろうと今までの自分を見直している。それに比べてあんたは…………言っても無駄ね。なんで怒られてるのかさえもわかってなさそうだし」

 

 

事実、黒田は霊夢が何を怒ってるのか全くわかっていない。だからわからない、しかし誰かと比べられてることだけはわかる……だからこそ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼の中の欲求が爆発する

 

 

「…ざけるな」

「……は?…………っ!!」

 

 

目に留まらぬスピードで振るわれた黒田のデバイスを霊夢は後ろに飛び間一髪避けきる、しかし完全には避けられなかったのか霊夢の頬から血が流れる

 

 

「俺はオリ主だぞ!?この世界に転生できた最強のオリ主なんだぞ!!何で俺がそんなことを言われなきゃ…………何で、ナンでなンでナンデ!!」

『ひっ……!!』

「……あんた………マジでいい加減にしなさいよ」

「うるせぇぇぇ!!お前らは俺のモノなんだ!!好き勝手にして何がグフッ!?」ガスッ

 

 

最後まで言わせず黒田を蹴り飛ばしたのは霊夢だ、しかしその瞳には光がない

 

 

「私達がモノ?ならあんたはそのモノに嫌われた哀れな住人ね」

「ふ、ふざけ───」

 

夢符【退魔符乱舞】

 

「いい夢見なさい」

「ちょ、ま───」

 

 

黒田が言い切る前に弾幕が放たれ、黒田は防御する暇もなくまともに食らい、そのまま壁に激突して気絶した。

急な飛び入り参加はあったが、しばらくの間何事もなく霊夢たちは悩みなく学校生活を満喫していた

 

 

「あれ………黒田、変なこと言ってたよね…………『この世界に転生できた、最強のオリ主なんだ』って……もしかして霊夢も………………まさか、ね」

 

 

アリシアを除いては




1人だけ!?

「いきなりなんだよ!」
「どうしたのよ作者……ふぁ~……ん~」

あれ?寝てたの霊夢

「ぶっ続けて作文書かされたらね」
「作文いったい誰の───」
「れ、霊夢!ここどうすればいいんだ!?」
「先生!ここわかりません!」
「魔理沙は作文の続きやりなさい、勉強の方は出来てるんだから。そして武範、あんたは小学校から通い直しなさい!そして先生って言うな!」

あの2人は何があったんだ……

「まぁ、いろいろあったのさ………で、どうしたんだ?」

い、いや……なんでも……………………無いよ?

「何で疑問符だよ!」

そこについては触れないでくれると助かる、さて今回が締め切りの最終日だね

「締め切り………………さては1人だけだったな」

う、うるしゃい!

「まぁいいけど………締め切りは完了、あとはどういう風に霊夢を改造するかだな」

そこに関しては自分で考えてみようと思う、それではアンケートに参加した方もしなかった方もよければ見ていってください、それとすみませんが今日でアンケートは終了です。
またアンケートをとることもありますので、こまめに活動報告を見てください!

それではまた


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第16話 神の抱える闇

「え~こんばんは、今回は作者が宿題をやり忘れたとのことで俺が担当になりました」
「大輝じゃない、作者は?」
「向こうの部屋見てみろ」
「向こうの部屋?」


─ぬぉぉぉぉ!?─
─作者にだけは負けたくないんだぜ!─
─そこ違うわよ、はい書き直し─
─そ、そんな馬鹿なぁぁぁぁ!?─


「………」
「………」
「………この光景どこかで見たわね」
「お前は前に勉強教えてたから、たぶんそれじゃないか?」
「……………それはそうと何でアリサがここにいるのよ」
「なんでも作者に呼ばれたらしい、これからはこのメンバーで前書後書きをするみたいだ」
「へぇー、そしてシェーネはまだ用事が終わってないのね」
「それに関してだが、後々神々の闇について活動報告に書くらしい、今は書かんみたいだけどな」
「……もしかしてシェーネ関係の話?」
「そうなんだろうな……と、それでは」
「今回も」
『楽しんでいってください!』




???side

 

「なるほど……この学校が主人公たちの通っているところか。場所はわかったから後は殺す方法だな」

 

 

しかしあの方も放っておけばよいものを何故構うのか………まぁいい

 

 

「私は与えられた使命を果たすまで……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─次元戦艦アースラ・無限書庫─

霊夢side

 

リニス………こんな仕事してたのね。

たしか無限書庫って言ったかしら、原作で見たけどほんと広いわね……次元世界全てに起こった出来事がここにあるんだっけ?

 

 

「それじゃこれをあの棚に………お願いしますね」

「はーい……で、プレシアが居ないんだけどどこ行ったのよ」

「彼女ですか?プレシアは………………あそこです」

「は?あそこって」

 

─むがぁぁぁぁ!?全く終わらない!リニス~!手伝って~!─

─あなたはなに助けを求めているの!ほら、まだこんなに残ってるわ─

─鬼!リンディの鬼!─

─あらあら、なら鬼らしくもっと厳しくやらせてもらいましょう─

─許してくださいなんでもしますからだからそんな怖い顔でこっちに来ないで!?─

 

「…………」

「……あれは、まぁ………日頃の行いが悪いからです」

「え、それで済ませるの?」

 

 

リニスの視線に会わせて見てみると本の整理をやらされてるプレシアがいた。

デバイスのメンテナンスはどうした

 

 

「それは私がやってます、プレシアだと絶対にサボるので」

「メンテナンスしなきゃいけないのになにやってんのよ…………まずはプレシア自身を直した方がいいんじゃない?」

「何度か試みましたが治りません、もはやあれは病気の領域です」

「病気………それで?何でプレシアは本の整理してるのよ」

「ここならリンディさんもすぐに来れますからね、転送ポッドも艦長室の前を通らないとたどり着けないよう頼みましたし」

 

 

笑顔だ……!この人笑顔だ!A's編で戦うであろう闇の書の闇がかわいく見えてくるほど恐ろしい笑顔をしてる!

 

 

「それはそうと学校はいいのですか?もし試験に落ちたら……」

「そっちの心配より、あんたのとこのサボり魔が心配よ………いつかクビにされるわよ」

「言わないでください、考えないようにしてたんですから……」

 

 

リニス……今さらだけど世話のかかる主人を持ったわね。

アニメだと登場は闇の書がフェイトに見せていた夢の中だけだったけど、INNOCENTだと本当どれだけ世話がかかるか分かるし

 

 

「………にしても」

 

 

なにかしらこの違和感……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリシアside

 

むぅ…………何回考えてもわからない

 

『俺はオリ主だぞ!?この世界に転生できた最強のオリ主なんだぞ!!何で俺がそんなことを言われなきゃ…………何で、ナンでなンでナンデ!!』

 

 

「霊夢はいきなりでビックリしてたみたいだけど………転生者ってところは聞いてなかったし……」

 

 

あれ、もしかして私たちになにか隠してる?それなら本人に聞いてみなきゃいけないね。

……等の本人は局の仕事の手伝いで今日は休みだけど

 

 

「アリシアちゃんどうしたの?」

「ん、何でもないよ~」

「そう………にしても昨日の霊夢はすごかったわね!見ててスカッとしたわ」

「私も!ね?なのはちゃん」

「うん………ただ」

「ただ?」

「昨日の霊夢ちゃん、なにかおかしかった……何て言うか………う、上手く言えないけど何か隠し事をしてるような………なんて」

 

 

なのはも同じなんだ、でもいったいなんの隠し事なんだろう?

それよりフェイト遅いなぁ………道に迷ったのかな?

 

 

「ね、姉さん……」

「あ、フェイ…ト!?」

「おはよう、もしかして友達を待ってるのかな?」

「フェイトちゃん!?」

 

 

路地裏からフェイトに拳銃を突き付けたボロボロのローブを纏ったあやしい男の人が出てきた。

なんで周りの人は気づいてないの!?これだけ目立つ格好してたら普通気づくのに!

 

 

「あ、あんた!フェイトから離れなさい!」

「それはできない、任された仕事は成し遂げなければいけないからな。博麗霊夢に伝えろ」

「な!?霊夢のことまで………何者よあんたは!!」

「友を助けたければ死ねと」

「は!?そんなのできるわけ───」

「ならこいつを撃つしかないな」

 

ググッ……

 

「っ………ごめん、みんな……」

「っ、この………」

「やめておけ、その綺麗な顔が赤く染まるぞ?」

「………わかった」

「ダメ、姉さん!!「その代わり!」……?」

「フェイトを解放して!フェイトは私の大切な妹なんだから!」

「ほぅ…………」

 

 

悔しい………どう足掻いてもこの男の人に敵わない…………でも、狙いはわからないけど霊夢が負けるもんか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢side

 

フェイトから連絡が来たから何事かと思ったけど、変な男がなのは達を人質にとって更に私を指名してくるなんて…………まさか転生者?でもそんな奴今まで見たこともないし、武範は改心して黒田は今のところは大人しくしてるみたいだし…………なんだか嫌な予感がする

 

 

「ごめん…………ごめんごめんごめん!!」

「フェイトのせいじゃないわよ…………と、あそこね」

 

 

海鳴市の海上の真上………水上のジュエルシードが暴走したところね。

どうやらここみたいね、コンテナのところでなのは達がバインドで縛り上げられてる

 

 

「あんた達無事!?」

「霊夢ちゃん!………!?ダメ、避けて!!」

「はぁぁぁ!!」

「っ!?【二重結界】!!」

 

ガリガリガリッ!

 

 

ぐぅぅ……!!なにこいつ………っ、結界が壊れる!

 

 

「っ!せぃ!!」

「ふっ!!」

 

 

カウンターで反撃したけど完璧に防御される、よりによってこんなところで強敵出さなくていいじゃないの!

 

 

「貴様だな?……あの方の言っていた厄介な転生者とは」

「っ!?あんたまさか!」

「いや、私は転生者ではない…………ただ主の命に従う悪霊だ」

 

 

悪霊………言うだけはあるみたいね、普段封印してる魂とは違う、この間戦った死神とも比べ物にならないくらいだわ!

 

 

「さて、貴様には死んでもらわなければならない理由がある」

「そうね、できれば教えてほしいくらいよ!」

 

神霊【夢想封印】

 

「や、やった!」

「いえ、まだよ!!」

 

 

なのはがあの一撃で倒れたと思ったのかそう言うだけどそれフラグよ、あれだけの奴がこれで倒れるわけがないわ

 

 

「痛いじゃないか、それと理由なんだ、が!」

「あぐっ!?」ザクッ

「霊夢ちゃん!?」

 

 

私の胸から手が出てくる、血で汚れた手が……。

こいつ………まさか私の後ろに!

 

 

「ぶ………ぐふっ……」

「君は我らの計画に邪魔、それが理由さ…………さぁ君たちも見ててくれ、大切な友が死ぬところを」

「い、いやぁぁぁぁ!!」

「……ふ、ふふ………」

「………何がおかしい」

「私が………っ、なんの……準備もせずに…っ……来ると思った?」

「なに?『サンダーレイジ!』な、ぐぁぁぁ!!」

 

 

ようやく仕事が終わったのか、プレシア達が駆けつける……っ…全く………遅いのよ……

 

 

「霊夢!しっかりしてください霊夢!!」

「あなただけは生かしては帰さないわ…………名乗りなさい、何者なのか、なんの目的で霊夢に手を出したのか」

 

 

今日だけは……プレシアが……………かっこ良く見えるわ………………あ……もう、ダメね

 

 

「リニ、ス……」

「喋らないでください、傷口が開きます!」

「なのは達を……逃がし、て……あいつらは…」

「なのはちゃん達は助けるわ、だから霊夢!喋っちゃダメ!」

「ちょっと疲れた………おやすみ、なさ…い」

「………霊、夢?寝ないでください……………お願いします!!霊夢!!…………あ……!?」

「リニス!どうしたの!?」

「い、息が………霊夢の、息が!!」

「肌もどんどん冷たくなって………………寝ないでよ霊夢!!起きて!!」

 

 

耳が遠くなってく……………今考えたらこの世界で良く生きてたわね………………

 

 

「……!!……………!!!」

 

 

なのは…………離れたところでなにか言ってるけど…………ごめん、全く聞こえない…………本当にごめん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─起きてください─

 

 

………?ここは…………神様の部屋?

 

 

「……!!目が覚めたみたいですね!」

「……シェーネ?あれ、私はたしか死んで」

「ええ、あなたは死にました…………神々の策略によって」

「策略…………なるほど、アイツは神の手下って訳」

 

 

そっか…………あいつに殺されたのね私

 

 

「いえ、正確には魂だけがこちらに来ています。つまりリニスの抱いてるあなたは脱け殻になってると言うことです」

 

 

「そう、はぁ…………あ!みんなは!?」

「必死で戦ってます、ですが今残ってるのは…………」

 

 

空中に画面が浮き出る。

そこには大輝、なのは、フェイト、アリサ、すずかの姿があり。地上には私を護るように抱いているリニスと気絶したプレシアと魔理沙、武範もいた、あいつ………着いてきたのね、負けてるけど

 

 

「私はここで神様にあなたのサポートを任されたんです、そしてその時がやって来た………ですがこのままでは彼には勝てません」

「………このままでは……ならあいつより強くなればいいのね?」

「その通りです……ですが今からでは間に合いません、なので現世であなたが使っていたであろう技を使えるようにします…………だから負けないでください!」

「ふふ…………言われなくても勝つわよ、あんな奴に負けたまんまだなんて笑えないもの」

 

 

そう言ってシェーネが手を捧げるとどこからか力が湧いてくる……………それに新しい技も使えるみたいだし。

それにこの技は………私が良く東方の格ゲーで使っていた技じゃない

 

 

「それじゃ…………行ってきます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第3者side

 

海鳴市、海上真上…………なのは達が悪霊を霊夢に近づけさせないように弾幕を蒔いたりしている。

しかし、どちらが押されてるのかは誰が見ても一目瞭然だった

 

 

「何度やっても同じことだ、君たちでは私に勝てんよ」

「ぐ…………あ……」

「はぁ……はぁ……はぁ……、絶対に………霊夢ちゃんは渡さないよ!」

「渡してくれないと困るんだが………彼女を洗脳できないのでね」

「だったら………なおさら、渡せない!!」

「ここだけは通さないわよ!それにもう一度霊夢に触れてみなさい!その汚い腕を私が切り落としてあげるわ!」

「そうか………なら、せめて痛みを感じさせずに殺すか」

「ひっ…………に、逃げない……私は、もう守ってもらうだけの存在は嫌だもん!たとえ殺されてもここだけは退かない!」

「すずか……(転移魔法が使えない………く、こうしてる間に霊夢の体温が下がってると言うのに!)」

 

………ピクッ

 

「っ!霊夢!?」

「………」

「……気のせいでしょうか…………今微かに手が動いたような(フッ)……………にしてもやけに軽いですね………え「ガフッ!?」何が!………あ、あぁ…………!!」

 

 

リニスが驚きの声と共に涙を流す………悪霊に不意打ちをかけたのは…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「人が気絶してる間になのは達に何してるわけ?」

「っ………!!貴様ぁぁぁぁぁ!!」

 

 

霊夢だった、そして身体の傷はいつのまにか消え失せている

 

 

「さっきは良くもやってくれたわね、今度はこっちの番よ!」

「ほざけッ!!」

 

 

男は霊夢に攻撃を仕掛ける………しかし

 

フッ

 

 

「な!?どこに消え「こっちよ」何!?」

 

夢符【封魔陣】

 

「ぐはっ!」

「さぁ、こっからは私のターンよ!」

「な、ぐぁ!?」

『え……!?』

 

 

その場にいたプレシア達以外全員が不思議そうに霊夢の方を見る。

それはそうだろう………何故なら

 

 

「ふ、はぁ!せぃ!」

「あぐっ!?がっ、ぐはっ!?」

 

 

瞬間移動しながら霊夢は悪霊を追い詰めているのだから

 

 

(げ、幻想空想穴だと!?バカな……こんなの聞いてないぞ!)

「全く………神様なのに悪霊を従わせてるなんて………やっちゃいけないことしてんじゃないわよ」

「何故だ………貴様はたしかに私が倒した!なのに何故動ける!?」

「何故かしらね、私にもわからないわ」

「クッ!!死ねぇぇぇぇ!!」

 

 

最後の力を振り絞り霊夢に向かってくる悪霊、だが彼は大切なことを忘れている………今の霊夢は

 

 

「もうそれは見切った……それに言ったでしょ?今度はこっちの番だって」

「し、しま……がぁぁぁぁぁぁ!?」

 

夢符【退魔符乱舞】

 

「至近距離からのスペルを召し上がれ」

「うぐっ……が…はっ……」

 

 

シェーネのサプライズだろうか?霊夢の使ったスペルカードが全く消えずに連続使用が可能になっている

 

 

「やれやれ……プレゼントはうれしいけどこのプレゼントは凄すぎよ…………にしてもなんで私を殺しに来たのかしら……しかも『我らの計画に邪魔』って…………シェーネに聞いてみよ「霊夢ぅぅぅぅぅ!!」きゃぁぁぁぁぁ!?」

 

 

いったい何度目だろうかこの下りは、気絶していたはずのプレシアが抱きついてきてそれにたいして霊夢は特に抵抗もせずにされるがままである

 

 

「霊夢ちゃん……うぅ……良かった!よがっだよぅぅ!!」

「し、心配したんだからね!この、バカ!!」

「霊夢ちゃん胸大丈夫!?あの男の人に貫かれてたでしょ!?」

「それは私にもわからないのよ、でももしかしたら天使が舞い降りたんでしょうね(舞い降りたって言うか招かれたけど)……それとこいつなんだけど、私が預かっていいかしら」

「な!?けど「お願い」う……ですがまた襲いかかってきたら?」

「それに関しては問題ないわ、いるんでしょ?シェーネ」

「呼びましたか?」

「……唐突に現れるのはやめてくれない?なのは達がビビってるから」

「す、すみません……久々の登場ですので…………と、この男についてですが私達が面倒を見るので」

 

 

シェーネの真面目な顔を見てなのは達は魔理沙達を運んでいった

 

 

「さて、ここじゃなんだし神様のところで聞き出しますか」

「…………その事なんですが霊夢さん」

「ん?」

「神様を助けてください!お願いします!!」

「………………はい?え、ちょっと待って?なんで神様助けるの?てかあいつに何があったの?なんかやらかしたの?」

「いえ、違います………それとせっかくなので大輝さんも聞いてください」

「……気づいてたんだな」

「大輝!?なのは達とアースラの中に行ったんじゃ……」

「俺はお前が心配だからみんなの目を盗んでここに残ったんだ」

「あ、私が心配///!?」

「んで?シェーネ、神様に何があったんだ?」

「……神様は………デルク様はこのノートを持ってたんです」

 

 

シェーネはデルクが持っていたであろうノートを2人に見せる

 

 

──────────────────────

ノートの内容

失敗例:黒田吉彦 武範宗也

 

実験中:阪田京平

 

成功例:博麗霊夢 高村大輝

 

 

準備は整った………後はあいつを蘇らせるための器が出来上がれば

──────────────────────

 

 

「なんだこれ………

 

失敗例:黒田吉彦 武範宗也

 

実験中:阪田京平

 

成功例:博麗霊夢 高村大輝

 

……俺達の名前だな…………それに黒田と武範はわかる……………京平?こんな奴いたか?「デルク様についてですが……」おっと、わるいわるい」

「…………お願いします!!このままでは彼は殺されてしまいますッ!!」

「なッ!?」

「ちょっ、それどう言うこと!?」

 

 

神様が殺される………いったい何が起こってるのか?京平とは誰なのか?そしてノートに書かれていた失敗例、成功例とはどういう意味なのか?

次回へ続く………




「ここで霊夢の強化………作者、ネタが切れたんだな?」

うるさいな!仕方ないじゃん!?他思い付かなかったんだも~ん!!

「やめなさい作者、そんな顔してると読者が逃げるわよ」
「そうです、見てると不幸になりますからもとの顔に戻ってください」
「なぁなぁ作者、なんで私が倒れてるんだ?おかしいよな、そしてエグすぎるんだよなんで貫通するんだよ」

悪霊だからだよ

「悪霊と魂はどう違うんですか?」

それは………………詳しくはWebで

「知らんのか!」

だ、大丈夫だよ!…………多分

「多分で終わらせんなよ!」
「朝からうるさいわね~……」
「ふぁ~……おはよう…………」
「アリサに武範じゃん、珍しいなお前ら……いつもなら俺より先にスタンバってるのに」
「昨日はいろいろやってたのよ…………ところでなんで霊夢は顔が赤いのよ?」
「いっ!?な、なんのことかサッパリね~///」

そりゃあんな告───

ガスッ

うわぁぁぁぁぁ………

「さて続けましょうか」
『わ、わかりました~!!』
「それじゃ、次回も楽しんでね」


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東方転神境
第17話 stage1 純粋な神の子


こんにちは、今回の話は東方シリーズの東方〇〇〇となっています

「今回出るのは俺と霊夢だけだな、設定上シェーネは神々に狙われてるみたいだし」

そんで本人はというと

「博麗神社に置いてきたわ結界付きで。神様相手にどこまで通用するかわからないけど、私を転生させてくれた神様だけは助けるわよ」
「あぁ、それにあのノートの内容に関しても教えてもらわないといけない…………で、なんで今回俺と霊夢だけなんだ?魔理沙はどうしたよ」

その事なんだけどさ、魔理沙って全東方シリーズに霊夢と一緒に出てるじゃないか。
そこで方向性を変えて今回はこのメンバーで、ということになったんだ

「そういう理由だったのね」

それではどうぞ


─神様裁判所─

霊夢side

 

「ここね……」

「シェーネの話によると此処に神様が捕まってるみたいだしな」

 

 

にしてもでかい建物ね、本当にこんなところにいるのかしら?

 

 

「……そういえばこれなんて建物?」

「あれ、霊夢は裁判所見たことないのか?」

「見る前に死んだわね、説明プリーズ」

「ほんとに知らないんだな………後でいくらでも教えるから我慢してくれ。てかほんとなんなんだこのノート……成功例が俺と霊夢って…………と、今は神様の救出だな」

 

 

 

大輝がそういうと建物の周辺を探索し始めた。

…………なんか怪しい人に見えるんだけど

 

 

「………?これは……………おい霊夢、ちょっとこっちに来てみろ」

「なにか見つかったの?」

「ここ……怪しくないか?」

「………ブロックが出っ張ってる…隠し通路かなにかかしら」

 

 

大輝がその出っ張りを押し込む、すると目の前に階段が出てきた。

何て言うか………こんな仕掛けでいいのかしら?まるで招かれてるみたいに感じるし……

 

 

「………」

「なに悩んでるんだよ」

「……いや、何でもない」

 

 

今は神様を探し………!?

 

 

「ッ!?」

「夢符【二重結界】!」

「でりゃぁぁぁぁぁ!!」

 

ドカァァァァァン!!

 

っ!?何てバカ力よこいつ!!あの男と同等な位じゃない!だったら……!

 

 

「連続発動!【二重結界】【二重結界】【二重結界】!!」

「うぉっ!?連続で結界を張れるのか!?」

 

 

連続で使用した結果最初の結界と合わせて7枚とも壊された。

ありえないでしょ普通……。

自分の攻撃が連続で張られた結界で止められたのに驚いたのかそう言ってくる少年、この子何者?

 

 

「お前だな侵入者ってのは!オイラの名前はカヤト、犯罪者を助けようとするお前達を退治しに来た!ヌァッハハハハ!!」

「………【封魔陣】」

「ヌァッハハハハ………ハ?ギャァァァァァ!?」

 

 

なんかうるさかったから封魔陣かましてやったけど…………倒れるの早くない?

 

 

「う、うぐ…………や、やるではないか!このオイラを転けさせるとは!」

「転けさせたって言うか………隙だらけだったからスペル発動しただけなんだけど」

「………こいつ本当に大丈夫か?」

「う、うるしゃいうるしゃい!!いいか!?お前達なんかこのオイラ、カヤト様が「【夢想封印】!」ギャァァァァァ!?」

 

 

ヤバイ……なんか目覚めてはいけないなにかに目覚めようとしてる!

 

 

「……とりあえずこいつは縛り上げておくか、邪魔してきそうだし」

「そうね、適当に石でも乗っけとく?」

「それじゃこいつが死ぬだろ」

「あ、そうか「ま、まてぇぇい!」…………今度は何よ、言っとくけど子供のお遊びをしてる暇じゃないのよ。無罪で捕まってる神様も助けなきゃいけないし」

「ふん、そう言ってこのオイラを騙そうとしてるんだな?そんな手には乗らないぞ!」

 

 

ん?こいつさっき“犯罪者を助けようとする”って言ってなかった?てか犯罪やらかしたのあの神様は……

 

 

「“犯罪者を助けようとするお前達”って言ったわよね?あれ、どういう意味?」

「そのまんまの意味だ!アニメ作品の世界に魂を解き放ったり、死人を複数勝手に転生させたり、年頃の女性に手を出したり、部屋のなかで───なことしてたりそれからそれから───」

「待って、ちょっと待って……なんか後半聞こえちゃいけない単語が聞こえたんだけど///」

「それよりなんでお前みたいな子供がそんなもん知ってんだよ///!!」

 

 

と言うより後半絶対他の神様の嘘よね!?子供になんてこと吹き込んでるのよ!!

 

 

「それより博麗の巫女!このオイラと勝負しろ!」

「はぁ?なんでそんなめんどくさいことしなきゃ───」

「会場はこっちだ~!!」ガシッ

「あ、こら!離しなさい!てか引っ張るな!」

 

 

なんなのよこいつは~!!そして笑ってないで助けなさい大輝!!

全く………仕方無いから相手してあげるか!




今回はstage1で終わりです

「やけに早いな、何でだ?」
「いつもならもっと長くなるじゃない………もしかして病気?」
「きっとそうです、そうに違い有りません」

ひどいなおめぇら!そして何でお前がここにいるんだよ!?シェーネ!!

「私はシェーネではありません………あそこでピースしている奥様方に作っていただいたクローン・シェーネです。以後お見知りおきを」

あ、これはどうも……て違ぁぁぁう!!そこじゃないよ!?何でプレシアまでいんの!?

「彼女は顔見せだけです、ほら迎えが」
「プ~レ~シ~ア~?」
「リ、リンディ!?あなたは商店街で撒いたはず───」
「早く帰るわよ、まだ仕事が片付いてないんだから!」
「いや~!離して~…………」

何がしたかったんだあいつは………

「次回はstage2です、シューティングゲームではお馴染みですよね」
「てなわけで」
「次回も楽しんでいってちょうだい」

それではまた


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第18話 stage2 荒ぶる心の持ち人

第2stageです!更新遅れてすみませんでした!

「第1stageでは勝負すらしてなかったからな、今回は書くんだろ?戦闘シーン」

…………

「ちょっと……なんで黙ってるのよ」
「まさか………またなんかやらかしたのか?」

いやしてねえよ!?ただ上手く書けるかなぁって思ってさ……

「なんだそんなこと?安心しなさい、これっぽっちも期待してないから」
「ついでに言うと俺もあんまり期待してない」

うわぁぁぁぁ……

『それではどうぞ』


第三者side

 

神様裁判所の前で門番と思わしき少年と戦闘?をした霊夢と大輝。

戦闘を終えて、裁判所の裏側にあった隠し通路を進んでいる

 

 

「待って、戦闘シーン書いてなかったんだけど………」

「お前は誰に話してるんだよ」

「それと、ちゃんと戦闘してたわよ……………………………多分」

「多分てなに!?」

「それはそうと……ここ、本当に隠し通路なの?」

「…………別の道を探した方が良さそうだな」

「待って待って!この道が本当に隠し通路だから!だから出口に向かって歩かないで!」

「嫌だって……あんな分かりやすく道案内の立て札があるし」

 

『右 裁判受け付け。左 牢屋』

 

「罠っぽいし……」

「むしろこれで先に進めるか分からないし……」

「本当だって、何回もオイラここ進んでるし」

「え、そうなの?」

「余計怪しいな………ほんとは俺達を拘束して牢屋にぶちこむんじゃないよな?」

「そんなことしないよ?だってオイラ負けたし」

「負けたと言うより……そもそも戦闘にすらなってなかったような」

「シャラーーップ!!てか戦闘シーンすら書いてなかったよね!?」

 

 

※それに関してはノーコメントとさせていただきます

 

霊夢達は怪しく思いつつも、カヤトに着いていった。

しかしカヤトは途中で止まり霊夢の後ろへ隠れてしまった

 

 

「や、ヤバイのに見つかった!」

「ヤバイの?「お前さん達か?侵入者ってのは」………なるほど…確かにやばそうね………あんた悪霊でしょ?」

「いかにも………我が名はグロック、ここの門番だ………にしとてもカヤト……まさか裏切るとは思わなかったよ、神の子でありながら人間の手助けをして………恥ずかしくないのか?」

「違う!手助けじゃない、隙をみてこいつらを倒そうと思って(ババババッ!)うわぁぁぁぁ!?」

「【二重結界】!!」

 

ガガガガガッ!

 

「………なぜそいつを助ける?」

「あんたこそ、なんで殺そうとするのかしら?」

「計画の邪魔になりそうな者は排除する……………それだけさ!!」ジャキッ

「ッ!!」

 

 

カヤトに向けて放たれた針型の弾幕を結界で防ぎ、高速移動で向かってきたグロックに霊夢が立ち向かう。

しかしグロックの動きが早く、霊夢の攻撃が全く当たらない

 

 

「さて、スペル宣言とやらをやらせてもらうか…………牢屋【かごの中の鳥】」

「ッ!?チィッ!」

 

 

グロックのスペル、牢屋【かごの中の鳥】のスペルにより弾幕が霊夢を囲うように鳥かごの形に変わる。

その鳥かごの中で鳥の形をした弾幕が無差別に霊夢を襲う、最初こそはかわしていたがやがて弾幕が激しくなり

 

 

「しまっ、ぐ、かはッ!?」

「霊夢!?チッ!」

「おっと、そうはさせない!」

 

鳥符【餌を取り合い破裂する小鳥達】

 

「ッ!自機狙い弾幕か!!」

「あのスペルは弾幕同士や何かにぶつかると辺りに広がるタイプだよ!気を付けてね!」

「たくっ、面倒な弾幕だな!」

 

 

一方霊夢はグロックと戦闘をしている、しかし無差別に飛び交う弾幕のせいで動けずにいた

 

 

「っ……はぁ……はぁ……」

「しぶといね………さっさと死になよ!」

「それはお断り、よ!」

「グハッ!?」

(?なんかわからないけど調子がよくなってきたわ……これならいけるかも!)

 

 

霊夢が弱ってきて調子に乗っていたのか、グロックに隙が生まれた。

霊夢の蹴りによりグロックは吹き飛ばされる。

体制を立て直し反撃に移ろうとしたグロックだが調子がよくなってきた霊夢の猛攻によって追い詰め返されていた

 

 

(おかしい、旦那から聞いてたが幻想空想穴を使わなくとも強いじゃないか!)

 

 

グロックの考えてるとおり、確かに今の霊夢は幻想空想穴を使わなくとも強い。

しかしそれは出発前に関係がある

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~出発前~

 

『霊夢さん、手を出してください』

『手?いいけど……なんで?』

『ちょっとしたおまじないです』

 

 

シェーネの手がオレンジ色に輝き霊夢の体を包む

 

 

『?……んじゃ行ってくるわ』

『はい!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~回想終了~

 

(カヤトの時は気づかなかったけど、体が軽い!まるで鳥になった気分よ。さっきは油断しちゃったけどこれなら勝てる!)

「ぐぅぅ……舐めるなぁぁぁ!!」

「終わりよ………封魔針!からの夢符【退魔符乱舞】!」

 

ズババババッ!ババババババババッ!!

 

「がぁぁぁぁ!?」

 

 

長いようで短い戦いを終えた霊夢たちは倒れているグロックに近づき神様の居場所を聞き出す

 

 

「何処に捕らえてるのか教えてもらうわよ」

「今更逃げて仲間に報告なんてことはしないよな?」

「それはないよ、こう見えてグロックは真面目な悪魔なんだ」

「悪魔?悪霊じゃなかったんだな」

「で、場所はどこなのよ」

「この道をまっすぐだ………だが気を付けな、牢屋の守護者は俺だけじゃない…………“カリン”というSが居やがるからな」

「S?なによそれ」

「会えばわかるさ…………本当は裏切り者、邪魔者を今ここで殺してやりたいが敗けは敗けだ…………………………坊主を頼むぜ」

「なんだ……以外と優しいじゃないか。本当は殺したくないんじゃないか?」

「へっ、俺が優しいだと?……………面白い頭してやがる。ほら、さっさと行け」

 

 

苦戦はしたがなんとか勝利を納めた霊夢と大輝、そしてついでにカヤト。

3人はグロックの指差した方向へ進み神様の捜索を続ける。

しかし牢屋の守護者は自分だけじゃなくカリンという者がいるらしい。

どんな人物なのかを考えながら霊夢たちは牢屋の奥へと歩み出す




投稿遅れた!まことに申し訳ありませんでした!

「作者をあまり攻めないでやってくれよ?悩んだ末、カヤト戦は書かなかったみたいだがな」

思い付かないんだからしかたねえじゃん!?
ま、まぁそれはおいといて。
無差別弾幕スペルで苦戦していた霊夢、しかし突然強くなったきっかけはシェーネだったということです

「強化できるんだったら連れてこれば良かったな……なんでそのままおいてくことにしてんだよ」

もし連れてったら真っ先に身柄確保されるのはシェーネになっちゃう、だから神社に置き去りにする形になったのさ

「………そういやそうなってたっけか………ところで作者、東方〇〇〇シリーズはこの話が終わったらもう書かないのか?」

そこらへん迷ってるんだ、別に書いていいけど読者様に楽しんでもらえるかな?てのがあってね

「つまり書くかもしれないし、書かないかもしれないってことかしら」
「お?霊夢おかえり」
「ただいま……で、それ関連だけど書けばいいんじゃない?たとえばA's辺りのところで」

A's辺りで、か…………そうだな。そのときは活動報告にて募集してみよう

「来ないに500円」
「なら来るのに600円」

なに懸けしてんじゃ貴様ら!!

「それでは次回も」

え、ちょ、またこのパターン!?

『楽しんでいってね!』

あんまりだぁぁぁぁぁ!


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第19話 stage3 闇に舞踊るお姫様

「来るだろうとは思ってたけど本当に来るとはね……」
「作者のことだからタグつけ忘れてたんだろうな、恐らく一ヶ所だけだと思うが………そこら辺どうなんだ?」

一応付け足したけどあれで良かったのかな……ヤベェ不安になってきた…………この小説消されたらまた書き直さなくちゃいかないし…………

「………」
「聞いてないわね……」
「……しばらくは私たちでやりますか」
「…………そうだな」


第三者side

 

─牢屋・連絡路─

 

グロックに勝った霊夢たちは牢屋の連絡路を歩いていた……が、しかし

 

 

「……カヤト、ほんとにこの道で合ってんの?さっきから同じ景色……道しか見えないんだけど…………」

 

 

終わりが見えてこないのだ、まるで永遠と続く道を歩かされてるかのように……

 

 

「俺等を、特に霊夢の方をジロジロ見てくる変人も何度も見たしな」

「あの牢屋に入ってる人のこと?近づきすぎない方がいいよ?───な事されるから」

「………」

「確かに…………助けを求めてるようには見えないな……明らかに霊夢の体に手を伸ばしてるように見えるし」

 

─オ、オンナ!オレトヤルカ!?─

 

「ヤらないわよ」

「それにこのままにしとくとこの小説が18禁になりかねなくなるからな」

「大輝、メタ発言はやめなさい」

「そろそろだと思うんだけど………!?霊夢、そこ踏んじゃダメ!!」

 

カチッ

 

「なっ……強制転移の罠!?……抜け出せない……!!」

「強制転移か!霊夢!!」

「だ、大───」シュンッ

 

 

霊夢が踏んだものは侵入者対策の強制転移の罠だった

 

 

「これカリン姉が作った罠だね………」

「グロックの言ってた奴か!「大正解♪」ッ!?」

「あの子、貴方と仲が良さそうだったから嫉妬しちゃったの。だから許してちょうだい♪」

「ふざけんな!霊夢を何処にやった!!」

「安心なさい…………今ごろ、気持ちよくなってるだろうから、アハハッ♪」

(でた、カリン姉の悪い性格…………だからみんなにS女って言われるのに……)

「ところで君、カッコいいわね………私とひとつにならない?」

「ひ、ひとつ///!?」

「カリン姉!いつまで大輝をいじるつもりなのさ、いい加減にしとかないとまた変な称号付けられるよ?」

「む、仕方ないわね………でも面白そう♪…………というわけで」ボンッ

「何をするつもりなんだ……?………………なっ!?」

 

 

目の前には霊夢がいた……しかしあふれでてくる力の波動は本来の霊夢のものではない

 

 

「ごめんなさい大輝君、心配したぁ?」

「………」

「なんで睨むの?あ、もしかしてむn「茶番はいいだろ…………さっさと勝負しようぜカリンさんよう」…あら面白くない」

「霊夢はそんな言葉使いはしない、それに異性にたいして挑発的な対応してくるはずないしな」

「むぅ………残念、でもあなたの反応面白いからこの姿のまま戦うわね♪大・輝・君♪」

「……お前だけは潰す…………そしてお前がその姿で俺の名前を呼ぶな」

「……嫌われちゃったかしら?」

 

 

霊夢(カリン)VS大輝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、本物の霊夢は………

 

 

─オォ……オンナダ、オンナガイル!─

─オレノコドモウメ!─

─イイカラダシテル、モットヨクミセロ!!─

─ハァ、ハァ、カワイスギル……!!─

─腋…臍…ヒラヒラスカート………チョウハツシテルゼ!─

「キモッ!?ちょ、こっち来んな!てか何処よここ!なんで部屋中にグラビア写真貼られてるわけ!?」

─イイニオイ!─

 

サワッ…

 

「ひゃっ!?触らないでよこの変態!!【夢想封印】!」

─ギャァァァァ!!─

 

 

今のでそこら辺にいた敵は一風したであろう。

行きなりおかしな場所に飛ばされ上半身裸のおっさんに襲われかけ、危うく初めてを奪われかけそうになった霊夢の精神はいろんな意味でボロボロだった。

さて、どうやってこの部屋から脱出するか考えるために一休みしようした霊夢は絶望的瞬間を見せられてしまった………それは

 

 

ゴ、ゴゴゴ、ゴゴゴゴ………ぞろぞろ

 

 

─ムネ……ムネ、ムネ、ムネ!!─

─ヤラナイカ?─

─オレトヤロウゼ?ダイジョウブダ、スグニキモチヨクナル─

「ウソ………まだいるってわけ!?」

 

 

巨大な石の扉が開き、その扉から霊夢の倒した上半身裸のおっさん達が現れた

 

 

「ハ、ハハ……いいじゃない………なら召喚が追い付かなくなるまでなるまでぶっ潰してやるわ!」

 

 

おっさん達×∞?VS博麗霊夢

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃこっちから行くわ、本物に近いかわからないけど」

 

霊符【夢想封印】

 

「霊夢と同じスペル!?」

「カリン姉は化けている姿の人と同じ能力が使えるんだよ!」

「マジか……なら同じ力を使えても納得できるな………」

「ハイ、発・射☆」

 

ドバババババッ!!

 

「チィッ……!!」

〈大輝!あの弾幕変だよ?〉

「変?……そういえば速さのわりに威力が…………そういうことか」

〈ん?なにかわかったの?〉

「流石に威力の真似は出来なかったらしい、模擬戦で見たがひとつひとつの弾の威力はあのドSが撃ってきた弾よりも霊夢の方が強いし速い」

「あら気づいちゃった?その通りよ、まぁ威力が弱くなるのは本人じゃないからね…………でもそれなら私も本気だしちゃおうかな♪」

 

嫉妬【歪んだ恋の鎖】

 

「ハート型の弾幕か!グラン、チェンジ!」

〈モードチェンジ!グラヴィティシールド〉

 

 

大輝の体を茶色い魔方陣が包み込む、光が晴れ立っていたのは重そうな銀の鎧に両手に盾を着けた大輝の姿があった

 

 

「堅そうな鎧ね………貫いちゃおうかしら」

「貫けるもんなら…………貫いてみやがれ!グラン!!」

〈ほいさ!リフレクター!〉

 

ブォン

 

「無駄無駄無駄無駄!!」

 

カカカカカカカカッ!!

 

 

大輝の展開したシールドに阻まれた弾幕は全て大輝とは別の方向に向かって飛び散る。

これを見たカリンは信じられない顔をしていた。

無理もないであろう、自慢の弾幕が弾幕が全て無駄に終わったのだから

 

 

「あ、あら?なんで弾けちゃうの?おかしいわね……私の弾幕は弾けないように工夫してあったはず……」

「弾けないように工夫、か………じゃ、その工夫もこれの前では意味ないな……いくら工夫してあっても反射されたら………」

「……なるほど………可愛くないガキンチョ」

「お、ようやく本性表したな?バ・バ・ァ♪」

「お黙りなさい!こうなったらあんたの体の臓器全てを破壊してくれるわ!!」

 

 

やり返されたのが気にくわなかったのかカリンは無差別弾幕や自機狙い弾幕などを混ぜた攻撃を大輝に当てようとするも、大輝は涼しい顔でグレイズしていた。

時おり避けられなさそうな弾幕が迫ってくるがデバイスやシールドで全て防ぎきったりして避けていたりした。

しばらくして手持ちのスペルが残っていないカリンは焦っていた、先程まで優勢だった自分がいつのまにか追い詰められているのだ

 

 

「さて…………気分はどうだ?ドSのカリンさん、どうせスペルカードはもうないんだろ?さっきので終わりみたいだったしな」

「わ、わたしに危害を加えてもいいの!?なんならあの女の子をもっと汚く汚してあげても「その女の子って、こんな顔だったかしら」………な、なんで……………なぜここにいる!?“博麗霊夢”!!」

「霊夢、大丈夫か?変なことされてないか?」

「問題なかったわ……性的にヤバかったけどね………とりあえず無事よ、お陰でこんなにも魂を封印できたわ」

 

 

ボロボロになった巫女服を着ている霊夢だが傷らしいものは見られなかった、安心した大輝は冷たい眼差しをカリンに向ける。

今までこんな対応をされなかったのかカリンは涙を浮かべている

 

 

「さぁ、どうしてくれようかしらこのスーパードS女……あんたの罠のせいでこっちは貞操を奪われかけたんだから」

「貞操!?お前まさか……」

「心配されなくてもそんなことされてないわよ…………される前に玉から先に潰してあげたから」

「………今ものすごい聞いてはいけない単語が聞こえたんだが……」

「気のせいよ、気のせい」

「霊夢~!無事だったんだね!」

「カヤト、お前途中何処にかくれてやがったこの野郎!」

「う……し、仕方ないじゃん!本気モードのカリン姉怖いんだもん!」

「まぁいいじゃない……で、神様はどこか…………もちろん教えてくれるわよね?」

「………この通路を少し歩いたところを左よ」

「そ、ありがとう…………それじゃ」ガシッ

 

 

霊夢はカリンを持ち上げて近くに空いている牢屋の中に蹴り入れた。

突然の事にカリンは状況を把握しきれていない

 

 

「いきなり何をするのよ!?」

「犯される人の気持ち………あなたにわかるかしら?」

「な、何を言って………ヒッ!!」

 

 

カリンが小さく悲鳴を上げる、霊夢の顔は大輝よりも冷酷に染まっていた。

霊夢は封印していた魂をカリンのいる牢屋の中に入れた。

落ちた衝撃のせいか、封印が溶け袋がモゾモゾと動き出す。

中から出てきたのは先程まで霊夢を襲っていた裸のおっさん達だった。

おっさん達はカリンを見るなりすごい勢いで抱きつき身動きを封じる。

霊夢たちはカリンの悲鳴を無視して神様のとらえられている部屋へ向かう




えげつねぇ……

「あの女が悪いのよ、私は悪くないわ」

まぁ確かに……そういえばさ大輝、あの場面でカリンが放ったのって敵の鎧を砕くために作られていたみたいだけどなんで簡単に弾くことができたのか説明を求む

「あ、それ私も気になったわ。あんなに一転集中されたら壊れるはずなのになんで壊されなかったのよ……しかも盾に傷ひとつ付いてないし」
「あぁ、あれか?………ここだけの話なんだが…………ある宝石で作られてんだ」
「……なんか分かっちゃったんだけど…………なんでそんなもん弾幕を防ぐためだけの盾に使ってんのよ。金になんないじゃない」

この腋巫女とうとう金にがめついところまで似てきやがった

「ま、防げた理由は防ぐんじゃなくて返すことを目的に作った盾だからな」
「防ぐんじゃなくて返す?………なるほど、反射か………それなら防がれても不思議じゃないわね」
「こっちの世界では威力の軽減じゃなく相手に技をそのままの威力で返すからな、全弾返せなかったけど」
「へぇー…………待って、それでなのはの砲撃防いだらなのは砲撃撃てなくなるんじゃ………」
「あ……」

使うなよ?

「使わねえよ…………StSでは使うかもだけど」
「やめなさい、それを使うなら元変態の片割れに使いなさいよ」
「アイツか………なのは達元気にしてるかな?」
「まぁまぁ元気にしてるんじゃない?そこら辺どうなのよ作者」

別小説として書くつもりだよ?それと霊夢………なのはが堕ちてから君の日常は慌ただしくなるよ?

「堕ちてからって………そこは原作のシナリオ通りなのね」
「で、どこら辺が慌ただしくなるんだ?」

それはあとのお楽しみ、活動報告にてアンケート取りに行くから!

『あ、こいつ逃げやがった………』

ヒントとしては霊夢にはある世界をつくってもらうことになる

「ある世界?」
「どう言う意味───」

それではまた!!

『せめて最後まで言わせろ作者ぁぁぁぁ!!』


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第20話 stage4 裁判所の掃除人

こんにちは……いやおはようかな?

「なんか作者が活動報告にアンケートを取ってるみたいだから見てあげて」
「さてさて、今回はたくさん来るといいな作者」

大輝、お前さん遠回しにバカにしてきてないか?

「遠回しになんてしてない……まぁ遠回しにはしてないな」

やっぱバカにしてるだろ!てか大輝ってこんなキャラだっけ!?

「これは大輝のそっくりさん、本物は別の用事で居ないわよ?たしか……バーゲンセールに行ってたわね」

アイツにとって大切なのは序盤の挨拶より食い物か!!

「まぁ妹が居るからな………まだ出ていないが、この時間帯に買っとかないと奥様方に買い尽くされちまうんだよ」

お前も大変なんだな……

「というわけで今回は寂しい結果にならないといいな!」

こいつやっぱりバカにしてきてやがる……!!

「そっくりさん、て言うかクローンだからね」

また!?誰だよクローン作ったやつ!

「「シェーネ」」

犯人はお前か~!

「ピースピース♪」

アピールせんでええわ!

「ま、作者がアピールしたところで何も変わらんからな。変わるとすれば読者様方の人数だけだ」

うわぁぁぁぁぁぁ………

「また失踪した……」
「勝った………計画通り」
「それでは」

『どうぞ』


第三者side

 

「…いるな」

「ええ………ようやくついたわ」

 

 

一見普通の牢屋に見えるこの部屋は、何者かに荒らされていた……部屋の所々には抵抗していたと思われる傷が残っている

 

 

「神様の気配もしない……別の部屋に移されたのかしら」

「だとすると早いとこ見つけて救出しないとな、カヤト、お偉いさんの部屋知らないか?」

「知ってるけど「教えてはなりませんぞ」じ、じいちゃん!?」

 

 

3人の背後にはいつの間にか老人が立っていた

 

 

「私は執事をしております……カザマと申します」

「あ、これはどうも。私は博麗霊夢です……てかここ、執事もいたんだ」

「高村大輝です………ところでカザマさん、神様はどこに…………」

「最上階にいます」

「お偉いさんの部屋は教えてくれないのに場所は教えてくれるんですね」

「いえ、教えてもよろしいのですが………あまり旦那様に近付かせたくないのです」

 

 

カザマは場所を教えてもいいがあまり近付いてほしくないと言う…………。

どうやら訳有りのようだ

 

 

「なら仕方無いな………んじゃこのノートに書かれてる言葉の意味について教えてもらいたいんですが…………良いですか?」

「ノート?……………………!!こ、これは!?」

「その反応、やっぱり知ってるみたいね」

「…………霊夢様、大輝様…………このノートに書かれてる意味は……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“転生者の肉体を奪うための方法”なのです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………は?」

「肉体だと!?」

 

 

霊夢、大輝。カヤトはなんのことかわかってないみたいだが2人の反応を見てただ事ではないと思ったようだ

 

 

「旦那様は息子を失ったのです…………今から5年ほど前に」

 

 

5年ほど前…………時期的にはまだ霊夢たちは原作にすら突入していない。

そこで霊夢が疑問を感じる

 

 

「待って………これもしかして世界が意図的にこういった事態を引き起こしてるの?」

「どう言うことだ?」

「カザマさん、旦那さんは息子を失ったのよね?」

「え、えぇそうです」

「……もしかしてだけど、その旦那様は失った息子を生き返らせようとしている……でいいかしら?」

「は、はい……そうですが………それがなにか」

「…………プレシアの起こした行動に似てる」

「なッ!?」

「大輝、リリカルなのはの世界でプレシアがなんの事件を起こしたと思う?」

「なにってそりゃ、後にPT事件だよな……おいちょっと待て…………お前はこう言いたいのか?

“旦那さんがプレシアと同じ行動を引き起こしている”って」

「えぇ……だとするとフェイトと同じ存在は、カヤトになる」

「……つまり、フェイトがカヤト、旦那さんがプレシア、そして俺たちは………」

「“ジュエルシード”でしょうね、たぶん私と大輝のどちらかを生け贄にして生き返らせようとしてるんだわ」

「歴史の修正力ってやつか………はた迷惑なもんだな」

 

 

だからこそ霊夢は余計わからなくなる。

なぜ今ごろになって修正を行う必要がある?別の結末もあったっていいのになぜそこまでして歴史通りにしようとするのか?

そして最後の疑問………

“なぜプレシアじゃないのか”

赤の他人である者が被害に会う理由がわからない

 

 

(もしかして………神様じゃないといけない理由があった、とか?………なんか引っ掛かるわね)

「………考え込んでても仕方ない、屋上目指すぞ!」

「……そうね、カザマさんありがと」

「いえいえ………ただ、お願いがあります」

「お願い?」

「旦那様をお救いください!お亡くなりになられた息子様はこんなこと望んでおりません!!」

「はぁ………やれやれ、カザマさんお願いされなくても俺たちはやるぜ」

「だから心配しなくていいわ………それに」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『先に喧嘩撃ってきたのは向こうだし!』

 

 

霊夢たちはそう言い屋上へと進む。

カヤトはカザマのもとに残っていた、何が起こるかわからないと思ったカザマが引き留めたのだ。

 

 

(でも何でかしら………すごく嫌な予感がする)

「?なんだ……あの煙」

「煙?」

 

 

霊夢たちはその煙に向かい飛ぶ速度をあげる

 

 

 

 

 

 

 

 

「来たか………………あの転生者達はどんな血の色をしているんだぁ?」

 

 

それが罠だとも知らずに……




「おい作者、戦闘無いのこれで2回目だぞ?」

いや、なんかさ?自分で小説書いてて“う~ん……この人とは戦闘させたくないな”って思っちゃったわけでして

「様は書くのがめんどくさい……そう言うことなんじゃないの?」

いや違うよ!?

「ウソだ!作者に良心があるわけがない!!」

まだいたのお前!?てかどういう意味じゃこら!

「よ、元気にしてたか?俺」
「元気にしてたぜ俺は!お前は?」
「ボチボチかな?」
「あんた達普通に話してるけど、一応初対面よね?」
「「そうだけど?」」

並んで同じ動きするな!
あ、あと感想をくれるのはうれしいのですが世界観にたいしてツッコミは入れないでください。
そこら辺は人それぞれだし、ただ楽しみにしていただければこちらとしてはうれしいです。
そして暖かい目で見てくれるとうれしいです

「まぁ確かにね」
「夢があっていいと思うぜ?」
「私としては“アホ”扱いされたのが気にくわないけど」
「まぁまぁ…………それじゃ次の話も楽しみにしててくれ」

それではまた


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キャラ設定

今思うと設定書いてなかった気がする

というわけで書いてみた


博麗霊夢

 

言わずと知れた東方project主人公、博麗霊夢に転生した元男の娘。(結構気にしてるらしい)

今いる世界が“リリカルなのは”だと知った時は本気で自殺を図ろうとしていた(そこまでしていやだった模様、しかしシェーネに止められた)

アリシアが生きていたりプレシアがキレイになってたりジュエルシードが違うタイミングで落ちてきたりしていろいろと苦労が耐えない。

自分を転生させた神様が死刑にかけられていることを知り、救出に向かう

 

能力:空を飛ぶ程度の能力

 

 

 

高村大輝

 

この小説のもう1人の主人公。

生前は孤児院で働いており、家に帰る途中猛スピードで走ってきたスポーツカーにひかれ死亡、その後神様に特典を貰ってリリカルなのはの世界へ降り立つ。

幼い頃になのはと会っており仲良くなる。

こちらも霊夢同様、神様を救出に向かう。

 

 

 

高町なのは

 

リリカルなのはの主人公の少女。

ユーノの念話に呼ばれ動物病院に向かい魔導師に覚醒する。

大輝のことが好きだがおバカ転生者2人によりいつも邪魔されている。(武範は改心しており約束を守っているので、少しは楽になった)

小説内において接近戦が得意になったが接近戦の技は未完成とのこと。

 

 

 

アリサバニングス

 

なのはとすずかの友達で犬屋敷のお嬢様。

原作崩壊の影響で魔導師に覚醒する、それだけでなく霊力も覚醒したが霊夢のように相手に向けて飛ばしたりするより、自己能力強化をしたりする方がやりやすいとのこと。

戦闘適正的にはベルカ騎士に近い。

 

 

 

月村すずか

 

なのはとアリサの友達で猫屋敷のお嬢様。

アリサ同様原作崩壊の影響で魔導師に覚醒して霊力も覚醒した。

どちらかと言うとアリサのように接近して直接攻撃するより、離れて支援したりする方が得意とのこと。(StSのキャロの様な感じ)

戦闘適正的にはミッド式魔導師に近い。

 

 

 

武範宗也

 

リリカルなのはの世界へ転生した元バカ。

学校には普通に通っており、今までのような行動を起こしてないことによりクラスに馴染み始めた。

なのはとはたまに話す程度であまり関わっていない。

目を覚まさせてくれた霊夢に恩を感じており、いつかこの恩を返そうとしている。

 

※武範宗也は大輝と同様VIVIDにも登場させることにしました

 

 

 

黒田吉彦

 

説明するだけ無駄な転生者。

特に説明することはない。

 

 

 

霧雨魔理沙

 

東方projectのもう一人の主人公、霧雨魔理沙にしてもらった転生者。

何故魔理沙にしてもらったのかは、努力家なところに惹かれたらしい。

魔力の量はなのは達に劣るが、一発一発の弾幕の威力は霧雨魔理沙本人と同等のクラス

 

 




といった感じです
間違ってるところがあれば教えてください

それでは次の話も楽しみにしてください

それではまた


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第21話 stage5 強者を狙うハンター

………

「今日も一人だけだな」
「う~ん……ちゃんと募集してること伝えてあるわよね?」
「そのはず………なんだが……………」
「あ~…………まぁ作者だから仕方ないわよ、誰にだって失敗のひとつや二つ」
「数えることがめんどくさくなるほど失敗してるけどな」
「大輝、それは言っちゃいけないわ」
「作者……………自信の方は?」

……何故一人だけなのだろう、自分のハートは悲しい

by作者


「さ、日課の挨拶始めるわよ」

スルー!?

「それでは」
『楽しんでってね!』


第三者side

 

─神様裁判所・屋上道中─

 

高さは東京スカイツリー2個分、よくここまで高く作れたとなと2人は思う。

大輝はデバイスに不調がないか見ている。

そして………2人の目の前にニタニタと笑みを浮かべる男がいた

 

 

「よう……ここまでくるたぁ思わなかったぜ…………お前らなにもんだぁ?」

「転生者、博麗霊夢よ」

「同じく、高村大輝だ。それよりこの煙何とかしてくれないか?煙たくて鬱陶しい」

「俺はカグツチだ…………まぁ、安心しな。別に吸ったところで死ぬこたぁ無い……目障りだろうがな」

「信用できないな…………それはそうと神様はどこだ?………なんて、聞くまでもないか。この先なんだな?」

「その通り……だが、奴が死ぬかどうかなんざおれにゃ関係ない…………さぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤリアオウゼ?」

「「っ!!」」

 

 

瞬間カグツチの周りが火に包まれこちらに向かってくる。霊夢と大輝はとっさにその場から飛び退いたのでダメージはなかった

 

 

「どこ見てんだぁ?」

「何!?っ!」ガキィィン!

「受け止めるか……少しは力があるようだなぁ」

「ッ!?たぁ!!」ガッ!

「ゴフッ………ハン、なかなかやんじゃねぇか」

(おいおい急所に当てたのに全く効いてねえぞ!?)

「大輝交代!霊符【夢想封印 散】!」

 

 

霊夢が七色に輝く弾幕をまとめてカグツチにぶつけるが相手はピンピンしている、それどころかダメージすら与えられなかった

 

 

「ほぅ…………弾は綺麗だが………それだけだな。俺のも見せてやんよ」

 

毒呪【奪われゆく命】

 

「なっ…………ガ、アァァァ!」

「大輝!?」

 

 

カグツチがスペル宣言を行う。

すると突然大輝が苦しみ始めた

 

 

「余所見してっとオメェもあいつみたいになるぜ?」

「っ!」

(クソッ………体が言うこと聞かねぇ……!まさか毒か!?それにこの煙………まるで生き物みたいにうねって……待てよ、この煙もしかして……)

 

 

大輝がそう考えていると煙の一部が体の中に溶け込むように入っていった。

瞬間激しい痛みが大輝を襲う。

しかし痛みと共にどこからか声も聞こえる

 

 

─イタイ!アシガ、ツブサレ……アァァァァァ!!─

─アツイ!アツイヨ!!タスケテ!!─

─ホウ、チョウ……ダレ、カ、ハヤク、ヌイテ……─

「アグッ…………あ、がっ……!!」

「へぇ……お前さんもなかなか大変なこった…」

「はぁ……はぁ……はぁ………全く、ちょこまかと………!」

「おっと……やれやれ………まだまだ元気だなぁ……これでも吸って寝てろ」

「あれはッ……まずい………!!霊夢、その煙を吸うな!」

「大輝、大丈夫!?」

「俺は大丈……ゲホッ、ゲホッ……それより絶対煙を吸うな!この煙他者の痛みの感覚を感じさせる効果がある!」

「他者の痛みの感覚!?」

「正解だ………正確にはこの煙には他世界に住むもの達の痛み、苦しみ……………その他様々の感覚が付いてやがんのさ」

「痛みや苦しみ………だから大輝はあんなに苦しんでたのね」

「オメェも吸ってみるか?楽にあの世に行けるぜ?」

「お断りよ!」

 

 

そう言いカグツチに弾幕を撃とうとするが煙が迫ってきたので後ろに飛びかわした。

その後も隙を見つけては霊夢は弾幕を撃つが、撃った弾幕は全てグレイズされかわされた

 

 

「お前さん弱いな………まだその体に馴染んでねぇみたいだな」

(っ…………人が気にしてることを……!!)

「ん…何?………チッ、客か………ワリィが勝負はお預けだ………じゃあな」シュンッ

「あ、こら!…………はぁ、いったいなんなのよ………「いったい、どこに向かったんだろうな…」て、大輝!あんた身体は……」

「いっつつ………もう、大丈夫だ……まだあの野郎のスペルの効果が残ってるけどな」

(あいつ……カグツチはいったいどこに向かったの?それに客って………)

 

 

大輝が倒れ、霊夢がカグツチと戦っている最中カグツチは時おりなにかと話しているような様子を見せた

 

 

(……どこに向かったのか分からない以上変に探し回るのは危険ね)

「っ……ここで少し休むか、さすがに体力が持たない」

「そうね……そうしましょ」

 

 

結果的にカグツチはどこかに去っていったが屋上に向かえるため記憶の片隅においておくことにした。

何者かは分からないがシェーネのような天使や、前に戦った悪魔等とは比べ物にならないと霊夢は改めて思った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─海鳴市・上空─

 

夜の海鳴の上空、そこにはカグツチともう1人、ボロボロの布切れを羽織った少年が浮かんでいた

 

 

「で、なんのようだぁ?こっちは戦闘を終わらされて少しイラついてんだ……」

「まぁまぁそう言わないで、今じゃなくてもあとがあるでしょ?」

「………あと、ねぇ………俺ぁ強いのと戦えるのなら別に構わねぇ……その分楽しめるからな」

「ふふふふふっ……なら、A'sの終盤まで待ってよ。その方が僕としては都合が良いし、何より…………身体に馴染んだ彼女と本気の勝負が出来るかもしれないよ?」

「!!…………ふん、良いぜ………そのふざけた運命……乗ってやんよ」

 

 

カグツチは満足そうに闇の中に消えていった、その姿を見届けることなく下品な顔をしている少年は黒田や改心前の武範と同じ雰囲気を放っている

 

 

「A'sに入ればはやてが登場する……本当はカッコよく登場してなのはたち全員を魅了したかったけど一度にたくさんはさすがにムリゲーだよ………それにしても……まさか彼女の姿に転生するとは……まぁ、可愛がってあげようかな?主に身体を……ふ、ふふ、ふふふふふふっ」

 

 

不気味に笑い続けた少年は、まるではじめからなにもなかったかのように姿を消していた




すんません、カグツチはとにかく強い裏ボスみたいな感じです。
ここで戦闘を終わらせたのは“あれ、このままだと霊夢たち死んじゃうんじゃね?”といったこともあったからです。

「実際やばかったからな……あのままだとマジで死んでた」
「でも逃がしちゃったわけだし出来るだけ早く倒したいんだけど……」

現時点だとどうやっても勝てないよ?事実、大輝の攻撃も急所には当たってたけどダメージどころか怯んですらいなかったもんね。
KHⅡの裏ボスみたいにやたらと硬かったり

「次こそは怯ませてやる、ついでにダメージも加えてな」
「てか弾幕を受けても無傷って…………あいつ本当に何者な訳?」

んなのどうだっていいじゃん………にしてもまた一人だけだな

「さすが作者、そこにしびれないし憧れない」

やかましいわ!

「まぁ一応候補は上がってるんだしいいんじゃない?」
「それはそうと作者、この話のラストに出てきたやつって……」

みなさんお待ちかね、5人目の転生者でーす

「待ってないわよ……てかA'sのボスカグツチで良いじゃないの………なんでわざわざ黒田と同等の変態になんかに………」

ちゃんと彼とも戦うよ?メチャクチャ強いけど

「………よし、これで勝てなかったら作者の黒歴史を作ってだな……」

待てやコラ

「……A's編の間、休んでも良い?」

ダメに決まってんだろうに、てか彼には勝てるからね?頭ではちゃんとした作戦があるみたいだけどその作戦も失敗に終わるからね

「失敗に終わる…………何者かに邪魔をされるってことか?」

その通り、あ、あと他事もしてたので字がおかしなところもあるかもしれません、もし見つけたら教えてください

てなわけで次回も楽しみにしてね~


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第22話 stage6 子失い狂う邪神

ラストの6stage目!天界編はこの話で終わりです、Extraはリリなのの世界の方でやりたいので

「あーそういえば、Extraも一応作る予定なんだっけ……」
「……そういえばこの話が終われば海鳴に戻るのよね?てことは…………またあの変態を目にしなきゃいけないのね」
「武範みたいに改心させないのか?」

少年怪盗団みたいなことはさすがにしないよ

「少年探偵団見たいに言うのやめい」
「そろそろ始めるわよ?いつまでも茶番見せるわけにもいかないし」
「それもそうだな、んじゃやりますか」

それでは

『ゆっくりしてってね』


第三者side

 

─神様裁判所・屋上─

 

ようやく目的の場所に着いた霊夢と大輝、そこには神様とその神様にカラスの羽のような黒い剣を向けている男がいた。

男は2人に気付き不気味な笑みを浮かべていた

 

 

「よくここまでこれたね……実験に合格したもの達よ」

「実験………貴方はまだあの子の事を……」

「当然だ、アイツは本当ならもっと生きられたはずだ………なのに変に原作を意識したから……」

(原作を意識したから?……何らかの能力を持ってたのかしら………)

「…………さて、君たちのどちらかに器になってもらおう」

「生憎だけど……私たちはまだここで死ぬわけには行かないのよ」

「それに、あんたの息子さんはそんなの望んでない。大事に想うのはいいことだが………それでもやっちゃいけないことがあんだよ」

「うるさいッ!!お前達はまだこれからがあるんだ!だがアイツは………アイツは…………!!!ちょっとしか生きられなかったんだぞ!?」

「………やっぱり、能力を持ってたのね」

「オリジナルのカヤトがか?」

「あの子の能力は、多分…………“あらゆる物事を受け持つ程度の能力”……この能力はきっとオンオフが効かないのよ、たとえば“仕事を受け持つ”や“物の管理を受け持つ”………そして……“立場を受け持つ”」

「立場を………そうか、カヤトのオリジナルは…………」

「前に言った通り、カヤトがフェイト、カヤトのオリジナルがアリシア、そのカヤトのオリジナルの親がプレシア…………そしてアリシアが死ぬはずの運命をカヤトが能力の名の通り受け持ってしまった、そのお陰でアリシアが死なず、代わりに“カヤト”が死んでしまった。そしてプレシアがフェイトを産み出したのと同じように、アイツはカヤトを産み出した、だけどオリジナルと違いどこかおかしかった………そして壊れた」

「壊れた、か…………」

 

 

そう、受け持ったことで親が壊れた………。

無印ではプレシアがアリシアを失ったことで壊れた、そして今回はカヤトを失ったことで彼の親が壊れた

 

 

「次元エネルギー駆動装置“ヒュードラ”の暴走事故に巻き込まれ、アリシアは命を落としてしまった……わからないところはどうやって受け持ったのか……」

「確かに………映像を見て受け持ったのか、それともその場にいて受け持ったのか…………万能そうに見えるが深く考えるとわからないな」

 

 

「それに関してはアリシアに聞くけどね」と言い話を終わらせる。

話が終わったのを確認したのか、先程と同じことを言ってきた、しかし答えは同じ……“器なんかにはならない”

と霊夢が言葉を返した

 

「………君達のような頑固者は初めてだよ」

「頑固者でごめんなさいね」

「だが何度聞こうが俺たちの答えは変わらない………諦めてくれないか?」

「諦めんよ…………アイツを………………我がゲイズ・ヴァルコスの息子………カヤト・ヴァルコスを蘇らせることだけは諦めはせん!!」

 

 

すると男、ゲイズは剣を捨て、スイッチのようなものを取り出した。

そのスイッチを見た神様は慌てて霊夢達に駆け寄る

 

 

「霊夢、大輝!急いで脱出するんだ!ここは爆発する!」

「ッ!?爆発!?」

「器にできなかったからって私達まで巻き添えにする気なのあいつ!神様の力でなんとかできないの!?」

「生憎だけど封印されててね…………とにかく今は脱出だ!」

 

 

とにかくここから離れなければならない、霊夢は飛ぼうとしたが、なにかに邪魔をされ飛ぶことができないでいた。

それを見た大輝は来た道を戻り他の者も避難させることにした

 

 

「誰も逃がさん………………みんなここで死ぬんだ………………………ハッハッハッハッハッ!!」

 

 

狂ったように笑い続けるゲイズを無視して3人は急いで階段を降りる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─5階─ 05:60:99

 

─キィッ!!キキィ!─

─キキキ!キェー!!─

─ギシャァァァァァ!!─

 

 

来た道を戻る最中、先程までいなかった生物が溢れていた

 

 

「何コイツら!?こんなのいた!?」

「いや、いなかったはずだ!」

「この魔物達はあの人のペットだ、あのスイッチとどこかの扉は連動していたんだろう」

 

 

魔物達は襲いかかってくるが霊夢が【二重結界】を発動し、攻撃は3人に届かなかった。

邪魔な数だけの魔物を倒し、霊夢達は階段をかけ降りる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─4階─ 04:47:51

 

「カザマさん!カヤト!」

「霊夢様に大輝様………ッ!?デ、デルク様!ご無事ですか!?」

「見ての通り無事だよ、心配をかけたねカザマ」

 

 

カザマと神様はどうやら知り合いだったようだ。執事と神………と言うより友達に近い雰囲気が出ている

 

 

「霊夢、何でそんなに急いでるのさ!」

「カヤト……あんた走れる?」

「?体力には自信あるけど……………何で?」

「いいから!………それじゃ行くわよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─3階─ 03:52:01

 

─ムホッ!マダマダイケソウダナ!!─

「も……もぅ………ヤメッ…………ん!」

「パスウェイジョンニードル!!」

 

 

今だおっさん連中にヤられているカリンを救出すべく霊夢は針を取りだし、それらを一気に投げる。

針なので当たったら怪我どころでは済まないが……

 

 

─ホォォォォォゥ!?─

─キッキクンダヨォォォゥ!!─

─イタイッ!ダガソレガイイ!!─

 

 

おっさん達はこの反応である、そして

 

 

「ヒギッ!?し、尻に………針がぁぁぁぁ!!」

 

 

何やら白い液体の垂れている尻に別の痛みが走りカリンは叫ぶ。

その後魂に戻されたおっさん達を霊夢が回収し、カリンを牢屋から出した………のだが

 

 

「………」

「………」

(じゅ、寿命が縮まる……!)

 

 

お互いが無言で力のぶつけ合い(と言う名の睨み合い)をしており

 

 

「ふぅ………全く……カリン、他にすることがあるだろ?」

「え?………デルク様!?こ、こここ、こんにちは!!」

「挨拶はいい、今はここを出よう。だから睨み合いはやめてくれるかな?」

「はい、わかりました///」

(あの女……まさか)

(惚れてるわね……神様に)

 

 

態度をがらりと変えてスキップしながら下への階段に向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─2階─ 03:01:86

 

グロックと戦った牢屋を走り抜けている霊夢達は、グロックを探している。

するとちょうど曲がり角から本人が現れた。

……ナメクジのようなでかい魔物を弾幕で攻撃しながら

 

 

「チッ……やたらとカテェなこのナメクジ野郎」

「グロック!そいつなに!?」

「それは俺が聞きてえよ、いきなり目の前に現れやがって…………」

(ね、ねぇカヤト……なんかグロックの奴怒ってない?)

(あ~………それは、多分………)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「テメェのせいでアイスコーヒーこぼしちまったじゃねぇか!!」

「理由しょぼ!?お前そんなキャラだっけ!?」

「ん?おーお前らか……それにデルク様まで………どうしたんスか?」

「もうすぐここは爆発する………だから僕たちは急いで出口に向かっていたんだが……」

「……爆発か………ならこの通路もそろそろヤベェな」

「ヤバイ?」

「さっき見つけたんだよ、特大の爆弾をな」

 

 

それを聞いた霊夢達は更に焦るが、でかいナメクジが目の前の通路を巨体で隠してしまった。

結果、霊夢達も戦わざるを得なくなって多大な時間ロスになってしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─1階 神様裁判所 入口前─ 01:54:12

 

「ハァッ、ハァッ、あと……少し………!!「そんなに急いでどこに行くつもりかな?」…アンタは!?」

「オイオイ……俺たちは飛べなくなってるのにアイツは飛べるのかよ!」

「そう簡単には見逃してはくれないか…………しかも彼のペット達もお出迎えとは」

 

 

ようやく外に出ることができたが、出口の前で彼はペット達と共に待ち伏せていた。

彼だけは飛ぶことができるようだ

 

 

「こりゃ冗談きついぜ……デルク様、どうすんスか?」

「…………君達は霊夢達を連れてここから出てくれ、僕がゲイズの相手をする」

「デルク様!私たちも戦えます!」

「アンタは休んどきなさいよ。まだ足がプルプルしてるわよ?」

「これはアンタのせいでしょうが!」

「知らなーい」

「ムキィィィィィ!!」

「やれやれ……緊張感無いな内のやつも、お前んとこのも」

「それは言わないでくれ」

「ふん、器にならなかったことを……後悔するがいい……………行けぇぇぇぇぇぇ!!」

─ギシャァァァァァ!!─

─キ、キキキキィ!!─

「霊夢、大輝!君達はペットの方を頼む!」

「了解!」

「空は飛べないが魔法は使えるからな、暴れさせてもらうぜ!」

「グロックとカリンは無事に避難出来たか確認を頼む!」

「了解、任された」

「ほら、早く行くわよグロック!」

「おま……服引っ張るな!」

 

 

霊夢達はペットの相手を、グロック達は監視カメラを確認しに行った

 

 

「霊符【夢想封印】!」

─ギギ!?─

「ほら、弾幕のプレゼントだ!」

 

 

霊夢が逃げ道を塞ぎ、大輝が1体1体確実に仕留めている。

デルクの方はゲイズが優勢に立っているが、弾幕の軌道が単純なのでデルクが優勢になっている

 

 

「クソックソクソクソ!!なぜ当たらない!!」

(時間は……)

 

00:24:17

 

「………彼も一緒に助けるのは無理かな……………」

「デルク様、確認してきました!」

「避難し終えたみたいっス」

「そうか………カザマ!」

「準備は整っております」

 

 

カザマのすぐ近くに装置が設置してあるのが見える

 

 

「っ!?大輝、カザマさんが合図してるけど」

「あぁ……多分あれで脱出するんだ、んじゃ俺たちも行くぞ!」

「えぇ!」

 

夢符【退魔符乱舞】

 

霊夢が再びスペル宣言をし、沢山のお札が魔物達に向かっていく

 

 

「く!貴様ら2人だけは逃がさん!息子の魂の器になれ!!」

「ゲイズ……悪いがそれはダメだ、2人は僕が転生させた子供達だ………だからそれだけはさせない!」

「ハァッ!」

「グハッ!?」

「れ、霊夢?」

「アンタには罪を償ってもらわないとね………」

「それに…なんか見殺しにするとちょっとな……」

 

00:09:63

 

「みんな!あの装置の上に乗るんだ!」

 

 

00:04:03

 

「間に合えぇぇぇ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

00:00:01

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の博麗神社、転移は無事成功し神様とその他面々も誰1人欠けることなく神社に着くことができた。

カザマと神様の関係だがカザマはもと地上人らしく、ある事件がきっかけで神様と出会ったとのこと。

 

 

「そういえば、アリシアに聞いたのか?」

「電話でね……で、次元エネルギー駆動装置“ヒュードラ”の暴走事故のことについて聞いたんだけど」

 

 

何でもアリシアは薄れ行く意識のなかで夢を見たらしい、自分より少し小さい男の子が泣き顔でこちらを見ていた夢だ。

間違いなく生前のカヤトのことだろう。

そして意識が回復したときは病院のベッドの上だったようだ。

カヤトの能力が発動したのは、その時だったんだと霊夢は呟く。

 

 

「それで神様、ゲイズはどうなったの?」

「彼か……精神はもう回復しない、目覚めたところで彼に待ってるのは地獄だ。まぁ、とりあえず僕が預かることになった」

 

 

そして神様が霊夢にお詫びとして特典を渡すと言ったが、それは保留にするらしく、性別もこのままでいいと霊夢は言った。

霊夢曰くせっかくこの体に馴染んできたのに性別が戻ったらまた馴染ませなくてはいけなくなるからしなくていいとのことだ。

その翌日、八束神社の方から強い妖力を感じたので見に行くと霊夢は言った

 

 

 




お、終わった~!!

どうも皆さま方、投稿が遅れてしまい申し訳ございませんでした。
リアルの方で運転免許試験を受けに行っていたのと何回も落ちまくったのが遅れてしまった原因です!
その分小説の内容も考えることができたのでこれからも見てください。
そして次回は東方転神境のExtraです。


それではまた


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