英雄と恋する少女の魔法学園 (土人勇谷)
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魔法習得編
地獄と出会い


初投稿です。
2日に一本だす予定なので、誤字や感想があったら教えてください。
よろしくお願いします。



私には大切な家族がいた。決して裕福でも都市に住んでいるわけじゃ無かったけど、村の人達や家族がいるだけで幸せだった。でもある日村を襲った盗賊達に大人は殺され子供は奴隷として売られるハメになった。私達は何もしてないのにそう思った。ついに売られる日が来た。覚悟はしていたけどやっぱり緊張してとても怖かった。

そんな時「その子ください。」

 

(私もついに売られるのか。)そう思って顔を上げたら。私は驚いたそこにいたのはとても若い18歳くらいの青年だった。

奴隷商人達も驚いて「あんた金はあるのかい?」と、話しかけると

男は袋を取り出しそこには見たことのない程の大金があった。

「これで足りる?」

 

「え、えぇ、もちろんです。」

 

「じゃあ行こうか?」と青年が私の手を優しく握った。手を握られた時私は、すごく安心した。この人なら大丈夫かなぁ。なんて、ことを考えながら青年の家に向かって行った。

着いた時私はびっくりした。目の前にはとんでもない豪邸がそこにあった。

 

「えっと、あの〜…ここですか?」

 

「そうだよ。君の部屋も用意してるから、取り敢えずここ最近風呂に入って無いだろう?入ってきなよ。」

 

「良いんですか!?」

 

「あぁ、もちろんさ。君を奴隷として扱おうとはしてないから安心して。」

 

「はい。」(あっ、でもたしかお風呂に入ったあとに…)

 

「じゃあ、風呂まで案内するよ。」

 

(すごいお風呂だなぁ。このあと上手くできるかな?私やったことないけど、

こうなった以上やるしか無いのか。はぁ。)

 

「お風呂上がりました。」

 

「あっ、あぁ。」(可愛すぎる)

気づかなかったけどこんなに可愛かったのか。

長い銀髪に身長は150あるかなってくらいだ。

{〇〇マンガ先生の〇霧みたいな感じです。}

「まずは自己紹介からしようか?」

 

「はい。私はフュルスティンです。フュルとお呼びください。歳は15です。 よろしくお願いします。」

 

「俺は黒火拳助アジアから来たんだ。変な名前だろ?」

 

「いえっ、素敵な名前だと思います!!」

 

「そうかありがとう。ところでなんで苗字を言わないんだ?」

 

「えっとあのその〜…ご主人様と同じ苗字になると思ったので//」

 

「あっ、あ〜なるほど俺のことは拳助で良いよ。ご主人様って言われるの

あんまり好きじゃ無いんだよ。」

 

「そうなんですか?じゃあ拳助様とお呼びしますね。」

 

「分かった。じゃあ腹も減ったし飯にしようか?フュルは料理できる?」

 

「はい、少しくらいなら。」

 

「じゃあ一緒に作ろう」

 

「良いんですか?これは私の仕事では?」

 

「良いよ、言ったろ奴隷扱いはしないって。」

 

「はい、ありがとうございます。何を作るんですか?」

 

「えーっとねー…………」




今回はここまでよかったら次の話も見てください。
感想、誤字などお待ちしています。


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初めての……

100UAありがとうございます。
今回初めての…です。
ちなみにオリ主の外見はキリトみたいなやつです。
それでは2話どうぞ。


「さてと。作る料理は、ハンバーグだ。」

 

「何度か作ったことがあるのでわかります。」

 

「それは、よかった。じゃあ作ろうか。」

 

「何個作るんですか?」

 

「フュルは何個食べたい?」

 

「私は一個で充分ですよ。」

 

「そうなのか?じゃあ、俺が2つ食うから3個だな。あっ、フュルは箸の

使い方知らないよな?」

 

「箸とはなんですか?」

 

「日本のご飯を食べる道具だよ。じゃあ、フォークとナイフ

持ってこないと。」

 

あんまり迷惑は掛けたくないしここは

「あの、拳助様。よかったら、箸の使い方を教えてくれませんか?」

 

「良いけど、難しいよ。俺は物心ついた頃から使ってるけど、

今から覚えるのはかなり大変だけどいい?」

 

「はい。拳助様と同じように生活できるように頑張ります。」やったぁ教えてもらえる。

 

「あぁ、あんまり合わせようとしなくていいぞ。俺はフュルに楽しく

暮らしてほしいから。」

 

「はい。でもこれは私がやりたいことなんです。」

 

(熱心だなぁ。)

「あっ、もう出来るからお皿用意して。」

 

「わかりました。」

 

『いただきます。』

 

「ん〜、フュルが作ったやつうまいなー。」

 

「ほっ、本当ですか?あ、ありがとうございます」

やったぁ褒められちゃった。

 

「フュルも食えよ。」

 

「はい。いただきます。あれっ、あれ?」

 

フュルは初めての箸に苦戦していた。なっ、なんかかわいいな。

 

「難しいです〜」むぅ〜

 

「こうやって持つんだよ。」フュルの後ろに行って教えてあげる。

 

「はい。頑張ります。」

(いっ、いつの間にこんな近くに!うぅ〜なんかどきどきする〜)

 

フュルが食い終わるまで30分以上はたっただろう。

 

「うっ、うぅ〜、すいません遅くなってしまって。」

 

「初めてなんだし仕方ないよ。慣れるまで頑張ろう。」

 

「拳助様は、優しいですね。」

 

「そうかなー?それより明日街に行って服を買いに行こうか。」

 

「はい、わかりました。」(服?拳助様のかなぁ〜)

 

「じゃあ、もう遅いし寝ようか?」

 

「はっ、はい。そうですね。」(まっ、まだ心の準備がぁ〜)

 

「まだフュルのベットが無いんだよ。だから今日は俺のベットで寝て。

俺はソファーで寝るから。」

 

「いっ、いえ。いけません!!私がソファーで寝ますから、拳助様はベットで寝てください!」

 

「いやフュルがベットで寝てくれ。俺はソファーでいいからさ。気にしなくていいよ。」

 

「ダメです!それなら私は床で寝ます。」

 

「何を行ってるんだ。そんなことしちゃダメだよ!」

 

「でっ、でも………………………………」

 

拳助side…

 

結局は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(どうしてこうなった?)

 

フュルと拳助は一緒のベットで背中を向けあいながら寝ている。あの後フュルが「なっ、なら一緒に寝ましょう。」「えっ、本気で言ってるの?」

「本気です。それなら2人平等でしょ。」とフュルの提案で決定だった。

とはいえ、こんな美少女がすぐ近くで寝ていて眠れるわけが無い。

そのまま2時間ほどたった頃(そろそろ寝たかな?)そう思いベットから抜け出そうとすると「拳助様?どこへ行かれるのですか?」っと顔は笑っているが後ろに狂気を感じるので大人しくベットに戻った。ふと俺は思った………

(あれ?なんで俺は尻に敷かれてるのだ?)そんなことを思いつつ俺は意識を手放した。

 

フュルside…

 

(拳助様寝たかな?そう思って顔を覗くと…完全に寝ていた。

かっこいいなぁ〜)っと思っていると、

 

「えっ!?」

拳助が寝返りをうってきたのだ。

(ちっ、近いよぉ〜。でもかっこいいなぁ。抱きついてもいいかなぁ?

ちょっとだけだしいいか?)

そう決心して寝返りをうってきた拳助の腕にしがみつくように抱きついた。

そこで限界が来ていたフュルの意識が眠りについた。

 

三人称視点…

 

朝起きると

 

(なっ、なんでフュルが俺の腕にしがみついている?取り敢えず

抜け出さないと。)抜け出そうとするが…ガッチリホールドされてました。

少々強引にでも…「んっ、ん〜、拳助さまぁ〜。」

(ねっ、寝言?やばいこのままじゃ理性が持たない。)

 

「起きろフュル。朝だぞ。」

 

「んっ、ん〜。え?キャッ!!」

フュルは、目を覚ました瞬間自分が何をしているか気づき急いでホールドを

解除した。

 

「これは、無意識のうちにやったんだよね?」

 

「えっ、あっ、あぁそうです!無意識です!!」(自分の意思でやったなんて言えないよぉ〜。)

 

「そっ、そうか。」(この反応……まさか!!)

 

しばらく2人はそのままフリーズして10分くらいたった頃

 

「あっ、朝飯にするか?」(取り敢えずこの雰囲気をどうにかないと)

 

「そっ、そそそそそそうですね。」(うぅ〜、やっぱりまだ恥ずかしいよぉ〜)

 

そして2人が朝食を終えた頃。

【ちなみに朝食は、パンだったので苦戦しなかった。】

 

「そろそろ街に出かけるか。」

 

「そうですね。」




初めてのアレだと思った人…

残念初めての箸にでしたー。
次回はお買い物回です。拳助のかっこいいところが見れるかも。
次回もよろしくお願いします。


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デート?

今回は、デート回になるのかな?と思います。
暇なんで一日一本投稿が続くと思います。
それでは第3話どうぞ。


街に出かける服装は、拳助は空戦魔道士のカナタ・エイジみたいな感じで、

フュル用の服をまだ買っていないので今は、俺のコートとズボンを貸している状態だ。コートはともかくズボンがぶかぶかであるき辛そうだ。

街に入ったらすぐ服屋に行こう。そう決心した。

あまり不自由はさせたく無い。

 

拳助side

 

「ごめんね。女用の服が無くて。」

 

「気にしなくて良いですよ。あったかいですし。」

 

ちなみに今は11月後半バリバリ寒いはずだが、本当にフュルは優しいなって思う。

屋敷から歩いて30分くらいで街についた。

 

「服屋に行こうか。」

 

「はい、わかりました。」

 

そして着いたのは女用の服屋でかなり高級な、店です。

 

「えっ、ここって…?」

 

「えっ、ここの服は嫌?」

 

「いえ、そうではなく…買うのって私の服なんですか?」

 

「当たり前だろ。俺のだと思ってたの?」

 

「はい…でもここってかなり高そうじゃないですか?」

 

「あぁ、気にしないで。お金はかなり稼いでいて困らないから。」

 

「でも……」

 

「いいよ。それにフュルは可愛いからそれ相応の服を着ないと。」

 

「かっ、可愛い!?」(えっ、お世辞かな?でも嬉しいなぁ〜)

 

フュルの顔は、かなり赤くなっている。どうしたんだろ。

 

「取り敢えず、気になる服全部取ってきて。」

 

「あっ、あの〜。私こうゆうところで買い物した事無くて…。拳助様が選んでくれた方がいいと思います。」

(そのほうが拳助さんに可愛いって言ってもらえるかも)

 

「ん〜、そうだなぁ。俺も女用の服はわからないから…あの〜すいませーん」

(店員さんに選んでもらおっかな。)

 

「いかがなされましたか?」

 

「この子に似合う服を選んで欲しいんですけど〜」

 

「かしこまりました。では私が選んだものを試着して頂いて気に入ったものにしてはいかがでしょう?」

そう言うと店員さんはフュルに聞こえない声で「多分可愛いって言って欲しいんですよ。」と言って服を探しに行った。

 

「これはどうでしょう?」

店員さんがカーテンを開けると恥ずかしそうにして、紺色のコートに膝上くらいの灰色の、スカートを着たフュルがいた。

(なんだろう。目の前に天使がいるよ。)

 

「どっ、どうですか?うぅ〜。(恥ずかしいよぉ〜。)」

 

「すごく可愛いよ。これください。」

 

「かしこまりました。」

 

「あっ後、部屋着を2着くらいと他の服も5種類くらいください。」

 

「かしこまりました。」

 

「フュルは、他に欲しいものある?」

 

「あの〜、あそこにあるマフラーが欲しいです。」

 

そうやってフュルが指差したのは、赤と黒のチェックのマフラーだった。

 

「じゃあ、あれもください。」

 

そうすると、フュルが店員さんに何か話していた。内容はわからないが。

フュルの帰りの服装は一番最初に試着していた服装にマフラーている。

気になったことがあったので聞いてみる。

 

「なんでマフラーそんなに長いんだ?」

フュルのマフラーは三重くらいに巻いているのに余った部分が膝くらいまで垂れている。そうするとフュルは顔を真っ赤にして

「2人で巻きたいからです。………ダメですか?」

 

涙目プラス上目遣いしてくるので

 

「ダメなわけないじゃ無いか。」

 

一緒に巻こうとしたその時

 

「オイガキ、そこの女と金目のもの全部置いて帰れ。」

 

マニュアル通りのチンピラがやってきた。2人組でどちらもスキンヘッドの

マッチョだ。こいつらのせいでフュルが怯えていい雰囲気が台無しだ。

 

「調子にのるなよカスが。お前らのせいでフュルが怯えちまったじゃねぇか。

半殺しくらいしないとな。5秒目をつぶっていてくれ。」

 

フュルは涙目で「はっ、はい。」と言って目をつぶった。

 

そして次の瞬間、拳助は右の男の腹を殴った。ただ腹を1発殴っただけで

男は血ヘドを吐き地面でうめいている。

そしてもう1人も腹にパンチを入れて、男2人の両腕をへし折っておいた。

これまでにかかった時間3秒、残りの2秒で2人を遠くに投げて

視界から消した。

 

「フュル、もういいよ。」

 

「えっ、あの人達は?」

 

「僕、かなり強いから追い払ったよ。さぁ、泣き止んで。」

 

そしてフュルは最高の笑顔で「ありがとうございます。」と言った。

そのあとは家に帰って買ったものをある程度整理してご飯を食べて風呂に

入って寝た。




はい。いかがだったでしょうか?第3話。
楽しんでいただけたなら良かったです。
ちなみにフュルスティンというフュルの名前の由来はドイツ語で姫と言う意味です。それでは次回もよろしくお願いします。


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俺の……

今回は拳助のお話です。


街に出かけてから一週間たった頃久しぶりに仕事の依頼がきた。

俺の仕事は、街の外にいるモンスター討伐。それも普通のモンスターではなく

50メートルくらいありそうなドラゴンやスケルトンの群れ三万体くらいや

雷の狼など、街に被害が出そうな強力なモンスターの討伐が依頼される。

今回きた依頼は、街の近くの森に出る謎の闇の騎士だ。マニュアル街の貴族とその護衛が合わせて15人殺された。決して護衛が弱かったのではない、剣がすり抜けたりしてまるで亡霊のようだったらしい。ちなみにフュルには俺の

仕事について何も話していない。

 

「フュル。俺は明日仕事だから留守番頼む。」

 

「わかりました。拳助様の仕事ってなんなんですか。」

 

「それは…今はまだ言えないかな。」

 

そして明日の夜、森に入って闇の騎士を探していると。

 

「っ!あいつか?」

視界の奥にそれらしき影を見つけた。完璧に聞いていたとうりのやつだ。

確信するとポケットから黄色の結晶を取り出し、詠唱を始めた。

 

「《光よ今、この手に集いて、闇を葬れ》」

拳助は普通の詠唱を唱えた後にオリジナルを付け足した。

「《集いし光よ、獣となりて、敵を喰らえ》光魔、『フェンリルブラスト』」

目の前に魔法陣が現れ、拳に力を込めてその魔法陣を殴ると、雄叫びをあげた光のフェンリルが現れ闇の騎士に襲いかかる。

突然のことで反応が遅れた闇の騎士は、フェンリルに捕まりフェンリルが

爆発した。さっきまで闇の騎士がいた所には何もいなかった。周りにも気配を感じない。

「なんか、あっけなかったな〜。」

そう言い帰ろうとして振り返った時。

 

「ぐはっ!」

 

闇の騎士が後ろから剣で刺してきた。反射的に前に飛んだ俺は、

剣から逃れた。

「なんで生きていやがる」

 

「我が名は、アルトリウス。元王国の騎士だ。今はもう人間ではないがな。

我の命も後1つ貴様が我を殺せれば、力をやろう。」

 

「じゃあ行くぜ。《この手に纏え、雷神の拳》来い!!

『神器《ジン・グレイズ》』」そう唱えた後拳助の手には、雷が集まり

集結して行き、ついにまるで生き物の様な手になった。まず人間の手では

無い。

 

「ほう。お主も人間では無かったか。しかもそれは、普通の手では無いな。

ハンドレッドになるはずが、そんな生き物のような手になるとは。」

 

拳助の手は見た目的に言えば、双星の陰陽師のやつみたいな感じです。

 

「めんどくせぇのは、嫌いなんだ。すぐに決めさせて貰う。」

そう言った瞬間拳助は、アルトリウスの視界から消え背後に回った。

だが殴った瞬間、拳助の拳は、アルトリウスをすり抜けアルトリウスの剣は

剣助の胸を突き刺した。

 

「ぐはっ、てめぇ。ちっ、こうなったら。

《この手に集いし雷神よ、今かせを外し、我が体を、神と化せ》」

 

その詠唱をした瞬間、拳助に雷が落ち、拳助の体はどんどん変化して行き

ついには、紫の鎧を纏った拳助の姿があった。

 

「ちっ、これまで使わせやがって。時間がねぇ、一撃で決める。

《我に纏いし雷神よ、誠の神器を具現化し、神の一撃をいま下せ》」

 

空には雷が収束して行き、100メートルほどのハンマーになって行く。

 

「くらえ、《神器・トールハンマー》」

 

アルトリウスは、逃れたられず直撃をくらった。

 

「見事だ。」

 

それを最後の言葉に、アルトリウスは消滅していった。

 

そして、「クソが、やっぱり神纏いは、反動が大きすぎる。」

なんとか家にたどり着いた拳助は、扉を開けて意識が飛んだ。

 

フュルside

 

(いま、物音が。拳助様が帰ってきたのかな?)

フュルが玄関まで行くとそこにはボロボロになった、拳助の姿があった。




どうでしたか第4話?
いやー魔法の名前が浮かばなすぎて、死ぬかと思った。
それをでは第5話もお楽しみに〜。


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お互いを知る

はいどーも土人勇谷です。暇すぎて死にそう。テスト終わってすることない。
ということで第5話どうぞ。


「拳助様!!」

 

玄関から物音がして下に降りてみると、そこにはボロボロになった拳助の姿があった。

 

「うっ、うぅ〜。クソが。」

 

「だっ、大丈夫ですか⁉︎せめて応急処置だけでもしないと。」

 

フュルは、救急箱を持って来て止血、消毒、包帯を巻いてひとまずの応急処置は、完了した。

 

(本当に大丈夫かな?もし拳助様が死んじゃったら私…。)

 

そう思うとフュルは、涙が止まらなくなった。応急処置をした拳助をなんとかベットまで連れて行きそのまま自分も拳助の横で寝た。

 

「んっ、ん〜。ここは〜、俺の家のベット?」

(おかしい。確か昨日アルトリウスにやられてなんとか家にたどり着いたけどそこで意識が落ちたはず。)

 

「拳助…さ…ま」

 

不意に自分の名前を呼ばれ隣をみるとそこにはフュルが寝ていた。

 

(あぁ、フュルが応急処置をしてくれたのか。)

 

フュルの寝顔には、涙があった。

 

「ダメだなぁ〜、やっぱりこのままじゃ。」

 

もう二度とフュルの泣き顔は見たくない。そう思った拳助は、あることを覚悟した。

 

「起きて、フュル。もう朝だよ。」

 

「んっ、ん〜。拳助様〜。拳助様!!大丈夫なんですか?」

 

「もう大丈夫だよ。フュルのおかげでね。」

 

「そっ、そんな〜。大したことしてないですよー。」

 

「とりあえず、朝ごはんにしようか。」

 

「はい。」

 

朝は日本感満載のご飯に魚、味噌汁だ。この前フュルにつくり方を教えたら

めちゃくちゃ美味かったから毎日食いたくなるんだよね〜。

で、フュルの箸の技術は、まぁまぁ上がって来ているがまだ魚とかは食い辛そうだ。でも頑張ってる姿が可愛い。

 

「フュルに大事な話がある。」

 

「っ!なんですか?」

 

「俺の仕事は、国に害を及ぼすレベルの山賊やモンスターの殲滅だ。それで

フュルは、魔法を覚えるつもりはないか?」

 

「私も拳助様の力になれるなら覚えたいです。けど…私モンスターと戦ったりはできないですよ。」

 

「いや、フュルに覚えて欲しいのは、あくまで護身術としてだ。戦場に行かせたりは絶対しない。それで覚えるか?」

 

「はい。覚えたいです。」

 

「それともう1つ。堅苦しいのはやめにしよう。敬語も使わなくて良いし、

名前も呼び捨てでいい。いやそうしてくれないと困る。」

 

「わっ、わかりました。拳助さん」

 

「まだ堅苦しいけどそれでいいや。それと一時間後くらいに庭に来てくれ。

出来るだけ動きやすい服装で。」

 

「了解であります!!」

 

(なっ、なにそれ可愛い。)

 

 

「それじゃあ簡単なのから覚えていこう。」

 

まず魔法は、4種類ある。強化系、付与系、攻撃系、回復系だ。

フュルに覚えて欲しいのは、簡単な攻撃系と回復系だ。

 

「まずは簡単な攻撃系から覚えていこう。」

 

「了解です。」

 

魔法を発動するには、基本的に呪文を必要とするが長年修業を積んだ者は

無詠唱で発動出来る。発動する魔法が強力なもの程、詠唱は長くなるが

短縮したりも出来る。違う属性同士の魔法を合わせたりする場合は、

オリジナルで呪文を考えなければならない。

 

「じゃあとりあえず、そうだなぁ。《雷よ、この手に集いて、敵を打て》」

 

詠唱した次の瞬間、拳助の手に電気が集まり的に向かって放たれた。

 

「こんな感じだ。まぁ適当にやってみてくれ。」

 

「はっ、はい。《雷よ、この手に集いて、敵を打て》」

 

次の瞬間フュルの手に電気が集まり的に向かって放たれた。だが拳助程の威力は無い。

 

「あれ〜、なんでだろう?」

 

「単純にイメージが足りないんだよ。イメージさえできてれば、

《バァーン》」

さっきと同じように電撃が放たれた。

 

「うっ、嘘。凄いです拳助さん。」

 

「まぁこんな感じで、イメージさえできてれば魔法はできるから、自分で

イメージしやすい呪文を考えてみな。」

 

「じゃあ、《炎精の、加護を用いて、我が身に纏え》」

 

詠唱を終えると、フュルの周りに炎が集まりまるで衣の様な形になってフュルを包んでゆく。

 

「嘘だろ!凄いじゃないかフュル!!よりにもよって一番難しい付与魔法を」

 

付与が一番難しいとされる理由は、魔法は、イメージから出来ており炎が熱いと想像すると自分にまで被害を受けてしまう。だが熱くないとイメージすると

相手からも熱く無くなり付与魔法の意味が無くなる。相手には熱く、自分には害がでないとイメージするのは、困難なのだ。

 

「えへへ〜、凄いでしょ〜。」

 

そんなこんなで今日だけでも六個魔法を覚えた。これはありえないくらいの

成長速度だ。そして晩飯が食い終わり…

「そう言えば、拳助さんはいくつなの?」

 

だんだん敬語も取れてきた頃フュルが質問してきた。

 

「俺は今年で16だよ。」

 

「えっ、同い年!!」

 

「だから呼び捨てでいいよ。」

 

「う、うんわかった。」

 

そして風呂にも入り寝る時間だ。

 

「だ〜か〜ら〜。俺は、ソファーで良いって。明日ベット買えば

良いんだし。」

 

「一緒に寝るの。」

 

「いや、でも…」

 

「《大いなる炎よ、いまここに「ちょっと待ったぁー。」」

 

「拳助は、そんなに私と寝たくないの?私のことが嫌いなの?」

 

フュルは、反則級の涙目プラス上目遣いで聞いてくる。

 

(くっ、こんなのチートやチート。)

 

「わかったよ。」

 

「やったー。」「今日だけな。」《大いなるほの「わかったから、ここで魔法を使うな。」

 

「絶対、約束できる?」

 

「あぁ、神に誓って。」

 

(いま隣でフュルが寝ている。めっちゃ可愛い寝顔で。正直、銀髪で先の方がちょっと赤っぽい感じの髪に、まだ14くらいにしか見えない外見。)

 

すんごくいけないことをやってる気がする。

 

そして次の日。

 

「今日は実際にモンスターを倒しに行く。絶対守ってやるから安心しろ。

その前に、街に行ってフュルに合った魔導具を買いに行く。」

 

魔導具とは、魔法を使う時に消費魔力を減らしたり、魔法の威力を上げたりするための道具だ。俺はガントレットだがフュルには何が合うのだろうか?

 

「フュル、どれにする?」

 

ここはこの街で一番魔導具が揃ってる店だ。

杖、剣、ガントレット、指輪、グローブ、銃、など色々な種類がある。

 

「私は、この指輪が良いなぁ〜。」

 

「ふ〜ん、これか?確かに両腕に付ければ便利そうだなぁ。」

 

「拳助もお揃いにしよう。」

 

「ん、良いよ。そろそろ他のやつにも慣れとかないとって思ってたから。」

 

その指輪を四つ購入した。見た目は、右手につける方が、宝石の部分が赤で

その周りが金色。もう一つは宝石の部分が青で周りが銀色だ。

 

「拳助つけて〜。」「わかった。」「わーい。どう?似合ってる?」

 

「とっても似合ってるよ。じゃあ行こうか。」

 

「うん!」

 

それから数十分歩いて町外れの森に着いた。

 

「そこらへんにいるゴブリンでいいや。やってみて。」

 

「うん、わかった。《集え炎、この手に集いて、花びらのように、散れ》」

 

詠唱が終えると右の赤い指輪が光り、炎が集結してゆき10個ほどの炎の球に別れて敵に向かって行く。全弾命中して、ゴブリンが十数体灰となった。

 

(んー、この子は天才だな。)

 

こっちに気づいたゴブリンが5匹向かってくる。

 

「《炎精の、加護を用いて、我が身に纏え》《炎よ、壁となれ》」

 

フュルは、火衣を纏い、前方に炎壁を作り、

向かってきたゴブリンを一掃した。

 

「凄いでしょ〜。褒めて〜、撫でて〜。」

 

「凄い、凄い、よしよーし」

 

「ん〜、気持ち〜。」

 

この子の才能は英雄クラスだな。拳助は、確信した。




いやー、暇すぎて気づいたらこんなに書いてましたww
まぁ、多分次の話もこれくらいの長さになりますけど、見てくれると
ありがたいです。それではまた〜。


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魔法学園編
誘い新たな舞台へ


ひまだなぁ〜、と言うわけで今日も書きます。
ちなみに《》の中にあるのが詠唱で『』が技名です。
では、第6話どうぞ。


前回のあらすじ〜フュルは、天才。

 

「フュル、次はレベルを格段に上げてフェンリルにしよう。」

 

「フェンリル?フェンリルを倒せたら拳助の仕事手伝わせてくれる?」

 

「フェンリル、50体くらい倒せるようになったらな。」

 

「拳助は、何体くらい倒せるの?」

 

「俺は、2万体くらいなら余裕だ。」

 

フュルは、確信した……………………この人人間じゃない。

そうして、昼ごはんを食べて夜になったら森を抜けた先の岩がたくさん凹凸

している。場所に出た。視界の先には、全長十数メートルの狼つまり

フェンリルがいた。

「フュル、あれだ。」

 

「あれですか?せんせ〜い倒せる気がしません。」

 

「ん〜、気合いだ。」

 

「気合いでどうにかなったら苦労しません。」

 

フェンリルとは、上級魔導師が十数人でやっと倒せるレベルだ。

だが拳助は確信していた。今のレベルのフュルにとってフェンリルは、

ゴブリンレベルなのだと。

 

「フュル、お前ならできる。出来たらご褒美を「よし頑張る。」」

 

「えっ、ちょっとフュル「男に二言は?」あ、ありません…。」

(なぜ俺は、フュルに尻に敷かれているんだ?つい数日前までは…)

 

「今なんか失礼なこと「言ってません」」

 

(なぜ読唇術を?)

 

「なんででしょう?」

 

(魔法か?魔法なのか?でも読唇術の魔法なんてあったっけ?)

 

「じゃ、じゃあ頑張って。」

 

「りょ〜か〜い。《光の刃に、纏え炎よ、突き抜けろ》『光炎刃』」

 

光の刃が出来てその周りに炎が纏ってゆく。その刃がフェンリルに向かって飛んで行き、突き刺さった次の瞬間、バァーン、と轟音が鳴り響いてフェンリルが炎に覆われてゆく。

 

(あれ〜、おっかしいぞ〜。魔法の合わせ技なんて教えたかな〜。)

 

数秒後フェンリルが灰となった。

 

「じゃ約束通り、ご褒美ね。」

 

「はっ、はい…。」

 

「とりあえず家に帰ろう。」

 

「うん‼︎」

 

そして家に帰り、いつもどーり過ごしご飯を食べ終わった頃。

 

「じゃあ約束通りご褒美ね!!」

 

「え?なんのこ《光の刃に「すいません。ちゃんと覚えてます。」

 

「よろしい。じゃあ キスして。」

 

「………は?きっ、キス?冗談だろ?」

 

「本気だよ。いっ、嫌なの?」

 

いつも通りの反則級涙目。こんな美少女とキスなんて嫌なわけがないが色々とアウトな気がする。だが俺に残された選択肢は、一つしかない。

 

「分かったよ。じゃあ目を瞑って。」

 

フュルが目を瞑った数秒後、フュルの唇には、柔らかいものが当たった。

 

「っ、ん、はぁ〜。」

 

キスを終えた後の2人の顔は、真っ赤だった。

 

「おっ、お風呂入りましょう。」

 

「お、おう。そ、そうだな。」

 

フュルは、顔が真っ赤なまま部屋を出て風呂に行った。

拳助は、自分の唇に手を当て。(フュルの唇柔らかかったなぁ〜。)

フュルも自分の唇に手を当て。(拳助の唇暖かかった。)

 

それから約一時間後

 

「け、拳助。お風呂空いたよ。」

 

「お、おう分かった。」

 

そしてまた一時間後

 

「じゃ、じゃあそろそろ寝るか。」

 

「そ、そうだね。」

 

フュルと拳助は相変わらず同じベットで寝ている。そうしないとフュルに

魔法で殺されるから。

 

そして次の日の朝

 

「お、おはよう。」

 

「オハヨウ。」

 

「なんでカタコトなの?」

 

「普段どうりにしよう。分かった?」

 

「うん、分かった。じゃあ朝ごはん作ってくるから着替えといてね。」

 

「おう、分かった。」

 

そう言うとフュルは、朝ごはんを作りに行った。最近朝と昼は、フュルが作り夜は2人で作るのが普通になった。

朝ごはんを食べ終わると

 

「すいません。国からの使いです。拳助様は、いらっしゃいますか?」

 

「なんだろ。出てみよう。」

 

「どうかしましたか?」

 

「黒火拳助様ですか?」

 

「はい、そうですが。」

 

「私は、国からの使いで、国王からの伝言を伝えに来ました。」

 

「伝言?」

 

内容は、国の魔法学園に一年生の転入生として入って欲しい。家も設備も充実したものを用意する。とのことだ。

 

「でもなー、今はフュルも居るからな。」

 

「お連れの女の子も一緒に入学して欲しい。とも言っておられました。」

 

「フュルも?なぜフュルのことを知っているんですか?」

 

「フェンリルを倒した女の子を国のものが見かけまして。その近くにいたのが拳助様だったと。」

 

「とりあえず国王に明日、話し合いをしに行く。と伝えてくれ。」

 

「わかりました。では、失礼します。」

 

とりあえずフュルに話してみて行きたいと言ったら行くことにしよう。

 

「フュル、学校に行く気はないか?魔法学園」

 

「学校?拳助が行くなら。」

 

「いや、フュルが行きたくないなら俺も行かないから。どうする。」

 

フュルは、考えた

魔法なんてどうでもいいけど、もしかしたら拳助との

仲が進展するかもしれない。と

 

「行きたい。」

 

「よし分かった。じゃあ明日、国の首都に行こう。」

 

「りょ〜か〜い。」

 

そして次の日

 

「俺、フュルに飛行魔法って教えたっけ。」

 

「飛行魔法?教えてもらってない。」

 

「あぁ〜、じゃあ浮くだけ浮いて。移動は俺がやるから。」

 

「浮くってなると〜《風よ、我を、包め》」

 

詠唱するとフュルが1メートルほど浮いた。

 

「流石だな。よし《舞え》」

 

拳助は、浮くとフュルをお姫様抱っこして時速300キロで飛んで行く。

 

「ちょ、ちょっと拳助?」

 

フュルは、顔を真っ赤にしている。

 

「嫌だった?」

 

「そうゆうわけじないけど……バカ」

 

それから約10分後

 

「ついたぞ〜。」

 

「むぅ〜。」(もうちょっとお姫様抱っこされてたかった。)

 

(機嫌悪くしちゃった?)

 

「黒火拳助だ。国王に呼ばれた。」

 

「聞いております。さぁ、こちらへ」

 

しばらく歩いたら国王室があった。広いからここの城嫌いなんだよなぁ。

 

「国王、久しぶりだな。」

 

「久しいのう、拳助。そちらが例の」

 

「黒火フュルです。どうぞお見知り置きを。」

 

「黒火?拳助の妹か?」

 

「は、はい、そうで「嫁です。」ちょっとー。「文句ある?」な、ないです」

 

(逆らったら殺される。)

 

「ほっ、ほっ、ほ〜。お主もかなり尻に敷かれてるようじゃな。」

 

「あんたほどじゃねぇよ。」

 

「それで魔法学園には行くのか?」

 

「行くがフュルを戦争で利用しようとしてみろ。俺がこの国を潰す。」

 

「分かっておる。では、3日後からで良いな?」

 

「あぁ。それでいい。」

 

それから城を出て、帰ろうと空を飛んでいると。

 

「フュル、ちょっと寄り道するよ。」

 

「えっ、う、うん。」

 

そう言うと拳助は、国の首都の中でも城より高い時計台の満点の星空が見える頂上についた。

 

「なんで嫁って言ったの?」

 

拳助は、真剣な表情でフュルに質問する。

 

「そ、それは。」

 

フュルは、それから10分ほど考えこんで、拳助はその答えをずっと待っていた。

 

「私が国王に拳助の嫁って言った理由は…

 

 

 

 

 

 

拳助のことが好きだから‼︎」

 

フュルは、自分の思いを拳助に伝えた。

拳助の答えは……

 

「俺もお前のことが好きだ《俺と結婚してくれ。》」

 

そう拳助が思いを伝えた瞬間金色の魔法陣が現れ中からラピスラズリの指輪が出て来た。

 

「えっ、ほ、本当に⁈」

 

「あぁ、本当に俺もフュル、お前のことが好きだ。」

 

ちなみにラピスラズリの石言葉?みたいな物の意味は、愛・永遠の誓い です。

 

「で、俺と結婚してくれるか?」

 

「はい。喜んで‼︎」

 

その瞬間、2人は結ばれた。




はい、分かってますよ。なぜ学校に通ってもないのに結婚なのかと、そういう感じの奴って少ないじゃん。完全に個人の趣味です。
では、次からは魔法学園編です。よろしくお願いします。


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キャラ紹介

今回はキャラ紹介です。
魔法は、今後増えるんで参考程度に覚えといてください。
紹介するキャラは、主人公と同じクラスのやつだけです。


黒火拳助…身長178、体重70キロ、学力S、魔法S、格闘Sの他国の英雄。

見た目は、目に届くくらいの黒髪に黒目。着痩せするタイプだ。

 

主な性格…フュルとクラスのやつ以外には、あまり素性を明かさない。

フュルと2人でいると必ず気が抜けて甘えてしまう。

フュルを口説こうとする奴は、死の無限ループだ‼︎

 

戦闘スタイル…主にガントレットを使った、格闘タイプ。

たまに魔術も使う。魔術よりも錬金術を好む。

基本的に抜け目ないオールラウンダー。

 

よく使う技…

シャドウバンカー…拘束技

ソードレイン…剣が上から降ってくる

トールハンマー…雷で出来た超巨大ハンマー

フェンリルブラスト…光属性の追尾型フェンリル

降臨…イザナミ、ヤマトタケル、ツクヨミ、クシナダの力を一時的に得る。

いまのところは、これくらい。即興魔法を除く。

 

特殊能力…

オーバーポテンシャル…全ての能力の限界が無くなる。五分だけ。

属性特化…その属性の魔法しか使えなくなるが、その属性の魔法適性が5倍になる。属性によって目の色や髪の色が変わる。

感情詠唱…燃えろ、とか適当な言葉で魔法が発動出来る。普通より疲れるけど。

 

 

 

黒火フュル{フュルスティン}

身長156、体重ひ み つ、学力B、魔法S、格闘A

見た目は、髪が銀髪ロングで先っぽの方が薄い赤っぽい。沙霧みたいな感じ。

目は水色。美乳

 

主な性格…面倒見がいい。クラス以外の男子には、冷めた態度。拳助、大好きっ子。

 

戦闘スタイル…

特大魔法でごり押し。

 

よく使う技…

光炎刃{こうえんば}…光の剣に炎が纏う。

火衣{ひごろも}炎の衣で自分を守る。

四大精霊…サラマンダー、ノーム、ウンディーネ、シルフ四大精霊の力を一時的に得る。

グロリアスレイ…光の光線の雨

あとは、だいたい即興魔法。

 

特殊能力…

天賦の才…特大魔法を即興で作れる。

感情詠唱…拳助の説明見て。

 

 

 

 

 

ジーク・クロード{国王の息子}身長175、体重70、

学力A、魔法A、格闘B

見た目は、金髪の青目。

 

主な性格…クラスの仲間思い。優秀なやつ。ユーリのことが気になる。

 

戦闘スタイル…魔法と格闘両方を使ったオールラウンダー。

 

得意技…

エンチャント…風と氷と雷属性の。

 

 

 

 

ユーリ・オルグラン{貴族の娘}身長160、体重ひみつ、

学力B、魔法A、格闘C

見た目は金髪ロングで青目。巨乳

 

主な性格…天然でおっちょこちょい。優しい。ジークのことが気になる。

 

戦闘スタイル…後方援護と回復担当。

 

得意技…

魔力増幅…対象1人の魔力を3倍にする。

 

 

 

 

マーク・ウィルセム{鍛冶屋の息子}身長180、体重80

学力B、魔法B、格闘A

見た目は、黒髪バックの青目。かなり体格が良い。

 

主な性格…戦いに関しては鋭い。恋には鈍感。拳助を心から尊敬している。

 

戦闘スタイル…肉体強化して剣戦闘。いつも赤と黒のロングソードを使っている。

 

得意技…

獣神斬…白虎や朱雀などの獣神の力を使った一撃を撃てる。1日2体まで。

 

 

 

ロザリア・コーランド{貴族の娘}身長170、体重ひみつ

学力A、魔法A、格闘B

見た目は、金髪ロングの赤目。貧乳

 

主な性格…しっかり者。努力家。ちょっと堅物っぽい。

 

戦闘スタイル…魔法寄りのオールラウンダー。

 

得意技…

カウンターシールド…魔法を吸収して倍の威力で相手に返す。受け止められない威力もある。

 

 

 

マリア・アルケイド{有名食事店の娘}身長155、体重ひみつ

学力B、魔法A、格闘C

見た目は、黒髪ショートの紫目。美乳

 

主な性格…人見知り。恥ずかしがり屋。

 

戦闘スタイル…援護ガチ勢。

 

得意技…

召喚獣…モンスターを召喚して戦わせる。

 

 

 

 

ミュウ・ヒルディア{国を代表する魔導師の娘}身長168、体重ひみつ

学力A、魔法A、格闘C

見た目は、青髪の赤目。巨乳

 

主な性格…面倒見がいい。マークのことが気になる。

 

戦闘スタイル…上級魔法や回復魔法、付与魔法も使える。

 

得意技…

錬成…拳助ほどではないが武器が作れる。

 

 

 

 

オーガス・シンドバット{あのシンドバットの息子}身長185、体重80

学力B、魔法A、格闘A

見た目は、青髪を後ろで結んでいる。赤目。

 

主な性格…ちょっとチャラい。中途半端な恋愛はしない。意外と真面目。

 

戦闘スタイル…魔法と剣を使って突っ込む。

 

得意技…

水龍の裁き、雷龍の裁き…とんでもない技。

 

 

 

 

 

グラン・フィーベル{国を代表する騎士の息子}身長180、体重80

学力B、魔法Aマイナス、格闘A

見た目は、長めの赤髪に黄色の目。体格は良い。

 

主な性格…クラスのみんなは、俺が守る。

 

戦闘スタイル…両腕に大きさを自由に変えれる盾を持っている。

 

得意技…

アーマードモード…全身に銀の鎧を纏う。両腕には盾を持って。

絶対障壁…物理攻撃も魔法も特大魔法の威力なら余裕で防ぐ。フュルと拳助を除いて。

 

 

 

 

ユリア・アルフォネア{有名な魔道具店の娘}身長148、体重ひみつ

学力C、魔法A、格闘C

見た目は銀髪ロングで目は灰色。貧乳

 

主な性格…無表情。グランのことがちょっと気になるかな?

 

戦闘スタイル…回復や援護射撃。

 

得意技

魔力回復…とあることをすると対象の魔力が回復する。

 

 

こんな感じのクラスです。

主人公たちは1年S組です。




主人公のクラスは、11人の少数クラスです。
主人公たちは今年から入学となっています。
ではまた次回。


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クラスの仲間

はい。今回から魔法学園編です。
ちょっと本文を長くできるように努力します。
ではどうぞ。


あの告白があってから三日後、ついに入学試験の日がやってきた。今日までの3日間何もなかったといえば嘘になる。いや無いほうがおかしい。まぁ、そんな新婚さんみたいな生活をしていたわけだが、試験ってどんな感じでやれば良いのかな?手加減したほうがいい?でも舐めたことやってると落ちそうだから上級魔法くらいでいいか。

 

「フュル。」

 

「なんですか、あ・な・た♡?」

 

フュルは、満面の笑みで俺にそう返してくる。流石にもう慣れたよ。

 

「使っていいのは、上級魔法までだ。」

 

「なんで?」

 

「じゃないと会場が壊れる。見た感じ薄いあるか無いかの結界しか貼ってないし。」

 

「わかった♡あ、出番だよ行こ。」

 

フュルは、本当に可愛いなぁ〜。そんなことを思いながら会場に向かった。

 

「つぎは、黒火拳助君。前へ。」

 

「はい。」

 

「黒火ってアジアの人間か?」「どうせ大したことないだろ。」

 

と男たちが馬鹿にしている姿を見たフュルが不機嫌そうな顔をする。

 

(仕方ないか。フュルの機嫌を取り戻すためだ。)

 

「《破壊せよ》」

 

そう唱えた瞬間、的が爆発してどんどん規模が大きくなって会場の八割を破壊した。男たちは、顎が外れてるのか?と思うくらい口を開けて驚いていた。

 

「すいません。手加減したつもりなんですけど。」

 

嘘ではない。3割ほどしか出していないのだから。面接官の顔も青ざめていた。

 

「ば、場所を変えましょう。どうぞこちらへ。」

 

そう言うと違う会場に案内された。流石にやり過ぎたのか?

 

「おいフュル。」

 

「どうしたの?」

 

「ちょっと手加減したほうがいいかも。」

 

「壊さなければ良いんでしょ?任せといて。」

 

(安心できない。)

 

「つぎは、黒火フュルさん。」

 

「はい。」

 

「あの子可愛くね?」「あとで話しかけてみようぜ。」とフュルをナンパしようとしている集団を見てイラついた拳助が

「お前ら殺すぞ。」そう言った瞬間男たちは、凍ったように動かなくなった。

 

「いきます。《光よ今この手に集いて、聖槍となれ》

『ホーリーランス』」

 

つぎの瞬間、フュルの手に光が集まり槍の形になってフュルがその槍を投げた瞬間とてつもない爆風と閃光が襲ってきた。俺は、周りの奴らをバリアで守った。そして光が晴れた頃、この会場は跡形も無くなっていた。

 

「壊すなって言ったろ?」

 

「大丈夫。見てて。《修復せよ》」

 

フュルが詠唱するとどんどん建物が元どうりになっていく。

 

「あぁ、なるほどフュルお前やっぱり天才だな。」

 

(((天才じゃねーよ。天災だよ。)))と2人以外の全員が思った。

 

試験は、楽々終わり後は結果を待つだけとなった。俺たちは…Sクラスだった。

 

「まぁ、当然だな。」

 

「そうだね。」

 

「教室に行こうか?」

 

「そうだね。早く行こー。」

 

そうして俺たちは、教室に向かった。

 

「ここか?」

 

「なんか他の教室と明らかに違うね。」

 

なんかこのSクラスだけ教室がめちゃくちゃ高級感漂ってる。

 

「まぁ、とりあえず入るか?」

 

「うん。」

 

扉を開けると。

 

「あんたらもSクラスか?俺は、グラン・フィーベルだ。グランって呼んでくれ。」

 

「あぁ、よろしくグラン。俺は、黒火拳助だ。拳助でいい。こっちは、フュルだ。」

 

「よろしく。」

 

「あぁ、拳助にフュルだな?1年間よろしく頼むぜ。」

 

後は、適当に全員自己紹介を済ませて席に着いた。後はキャラ紹介のやつ見て。

 

「俺がこのクラスの担任のウォン・ハルベルトだ。よろしく。」

 

黒髪をオールバックにしたこの人が担任か。かなり体格も良い。

 

「今から、模擬戦を始める。あくまでこのクラスの全員の能力を知ってもらう為のものだ。間違っても本気出すなよ?」

 

そう言うと担任は、俺たちの方を見る。俺たちは、何のことでしょうとゆう感じで明後日の方向を見る。

 

「全員中庭に出ろ。」

 

「では、対戦相手だが「先生」なんだ?」

 

「俺とフュル対全員で良いんじゃないですか?」

 

「確かにそうだな。と言うかお前1人で良いんじゃないか?」

 

「じゃあ、そうしましょうか?お前ら本気でこいよ?」

 

「では始め!!」

 

合図と共にオーガスとグランとマークが突っ込んでくる。

 

「悪くはないが《まだ、甘い》」

 

つぎの瞬間、衝撃波がグラン達を襲う。

 

「アーマードモード」

 

グランがそう言うと銀の鎧に包まれていく。

 

「《我が盾よ、神の力を持って、攻撃を防げ。》」

 

詠唱を終えるとグラン達の前に障壁が現れて衝撃波を防いだ。そしてグラン達の後ろから

《大いなる炎よ》

《纏え爆風》

《形を変えて龍となれ》

ミュウ、ロザリア、ユリアの

『合技・爆風炎龍』

龍の形をした炎が風を纏って向かってくる。

 

「まだ甘いな。《守れ》」

その一言で作った障壁にいとも簡単に防がれる。

 

「「「うっ、嘘⁉︎」」」

 

そして

「《雷の狼よ、敵を眠らせろ》」

突然雷のフェンリルが現れて、ミュウ、ロザリア、ユリアの3人を気絶させた。

 

「ほら、もっとこいよ。」

 

マーク、オーガス、グランを相手しながら後方からの攻撃も交わしている。そんな時グランが動いた。マークとオーガスがグランの後ろで詠唱を始めた。グランは、「《我の全てを持って、全てを防げ》絶対障壁」目の前にとてつもなくでかい障壁が現れた。

 

「ほう、これが噂の。《神よ今、我に力を》」

 

『降臨・ヤマトタケル』そう唱えると拳助の髪色は、青になった。

 

「《水の神の全てを持って》」

 

『草薙剣』技名を言うと拳助の前に水の剣が現れて

 

「これで終わりだ。」と言いながら剣を振り下げた。振り下げた瞬間、特大の衝撃波が飛んで行きいとも簡単に絶対障壁が破られた。

 

「な、なに!?」

 

グラン気絶。そしてその後ろにいた2人は、

 

「《雷龍、水龍、我に力を、今その力を持って、敵を打つ》」

 

『双竜の裁き』拳助に向かって水龍と雷龍が飛んで来た。

 

「《進化せよ》」『スサノオ』

そう詠唱すると拳助の目が赤くなっていく。

 

「《獣神たちよ、今こそ我に力を》」

『獣神斬』マークが剣を振ると白虎が襲いかかって来た。

 

「《神の力を持って裁きを下す》」

『天叢雲剣』拳助が剣を前に向けると無数の水蛇が白虎と双竜に襲いかかって三体は、消滅した。

 

「《気絶しな》」その瞬間、マークとオーガスは気絶した。

 

「残りは、ジークとユーリとマリアとフュルか?次は誰だ。」

 

「私です。」と言って出て来たのは、マリアだった。

 

「良いだろう。お前が出せる1番強いモンスターを呼んでみな?」

 

「《いでよ、空想に語られし、生きる伝説》」

『ヘブンスドラゴン』

 

「行け。ホーリーブレス。」

 

「《纏え》」その瞬間、拳助にホーリーブレスが落ちた。煙が晴れた先に見えたのは、紫の鎧を纏った拳助だった。

 

「いい線いってるけど、まだまだだね。」

《ハッ‼︎》次の瞬間、マリアとジークとユーリが気絶した。

 

それから1時間後、「全員起きたか?」

「そっか俺たち拳助に負けて。」

 

「フュル、拳助始めてくれ。お前らしっかりみて学べ。こんな戦いそうそう見られるもんじゃねぇぞ。」

 

全員がフュルと拳助に注目する。

 

「いくぞ。

《降り注ぐは無限の剣聖》」

『ソードレイン』

 

「《光の刃に纏え炎》」

『光炎刃』

2人の魔法がぶつかり合う。

ジークが口を開いた。

「これが人間の戦いなのか?」

次にユーリが

「信じられない。」

全員が頷く。

 

「もうめんどくさいから、一撃で決めよう。」

 

「わかった〜。」

 

「オーバーポテンシャル!!」

そう唱えると拳助の目が金色に輝き始めた。

 

「いくよ。《四大精霊の主》」

『マクスウェル』

フュルの体もどんどん金色に光っていく。

 

「「いくぞ(よ)」」

 

『神器・トールハンマー』

 

『神技・精霊砲』

 

2人の魔法がぶつかり合って爆風に巻き込まれると思ったジーク達だが。

 

「え、え?なにこれ?」

 

目の前には謎の障壁が貼られてあった。

 

「あんな戦いをしてるのにこんな障壁を張れるなんて…」

 

「凄すぎます…」

 

煙が晴れて2人が居た方を見ると、2人は無傷で降りて来た。

 

「あとで、地形は直しとくわ。」

 

「お、おう。」と担任が返す。

 

「拳助くんすご〜い。」

ミュウが話しかける。

 

「いや、大したことないよ〜。」

とはなの下を伸ばしていると

 

「拳助…何はなの下を伸ばしてるの?」

 

「伸ばしてない!」

 

「じゃあ、証明して。」

 

「え〜、ここでか?」

 

「出来ないの?」

 

「ん〜、わかったよ。」

 

拳助がそう言うとフュルにキスをした。それも濃厚な。クラスの全員が顔を真っ赤にしている。

 

「どうした?」

 

「どうしたの?」

 

「い、いま、き、キスを」

 

「普通だろ?夫婦なんだし。」

 

「「「「え、えーーーー‼︎‼︎」」」」

 

ここから愉快な学園生活が始まる。




どうでしたか今回?
良かったら次回も見ていってください。
じゃあね〜。


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交流

いま思ったんだけど、奴隷少女の面影なくね?
まぁとりあえずどうぞ。


「「「えーー!!」」」

 

クラス全員が大声を上げる理由は、

 

「言ってなかったか?俺たちが結婚してること。」

 

「「「聞いてねぇよ‼︎」」」

 

(仲良いなぁ〜、このクラス。)拳助は、そんな呑気なことを考えていた。

 

それから色々説明して今日は、解散した。

 

「いや〜、今日は疲れたな〜。」

 

「そうだね〜。家帰ったら、私にする?それとも私にする?」

 

「一択じゃねぇか‼︎」

 

「文句は?」

 

「ありません。」

(あれ〜おっかしいぞ〜。)

 

「なら良し。」

 

それから国王から用意された家に帰って

 

「すげー建物だな。」

 

「ここが私達の家?」

 

「そうらしい。」

 

拳助達に用意された家は、学校から30分くらい歩いた所にあるとてつもない豪邸だ。全体的に真っ白な二階建てのThe豪邸みたいな感じだ。

 

「とりあえず、入るか?」

 

「そうだね。」

 

2人は、豪邸の中に入って行く。庭の真ん中には噴水があり、その周りは、花畑になっている。そして豪邸のドアを開けると真ん中に階段があり左右に分かれている。一階は、お風呂とリビングとキッチンがある。二階は、自室が2部屋と寝室と倉庫がある。そして倉庫のある装置を起動させると地下室に行ける。地下室は、どんなに暴れても神の力さえ使わなければ、防音で壊れない。

家の中を一通り見た2人は、風呂に入ってご飯を食べて✖︎✖︎✖︎をして寝た。

 

そして次の日の朝

2人は、朝ごはんを食べて学校の教室に着いた。

 

「おはよー。」

 

「おはよございます」

「おはよう拳助、フュル昨日は本当に凄かったな。」

マークとミュウがこっちに向かって来た。

 

「そうか?ところでマーク、お願いがあるんだが。」

 

「どうした?」

 

「お前の家鍛冶屋だったよな?素材は、集めるから剣を作ってくれないか?」

 

「別にいいがなんでだ?」

 

「やっぱりあれじゃん。愛剣って欲しいじゃん?頼むよ一つだけなら言うこと聞くから。」

 

「え、じゃあフュ「それを本気で言ってるならいまここでお前を殺す。」冗談だよ。」

 

「相変わらずですね〜。」とミュウが言う。

 

「やだー、拳助ったら。」フュルが嬉しそうにしている。

 

「で俺が本当に頼みたいのは、魔法を使った剣術を教えてくれ。」

 

「そんなんで良いなら。」

 

「じゃあ放課後に俺の工房にな。」

 

「あのわたしも行って良いですか?フュルちゃんとも喋りたいし。」

 

「わかった。じゃあ放課後な。」

 

そうして放課後マークの工房に行った。

 

「かなり立派な工房だな。」

 

「まぁ、入ってくれ。」

 

「「「お邪魔しまーす。」」」

 

中には、色んな武器が飾ってあった。その奥にマークの父らしき人がいた。

 

「親父、工房借りて良いか?友達の剣を打つから。」

 

「良いぜ、好きに使いな。なんなら手伝ってやろうか?」

 

(なんて良い人なんだ。)拳助はそう思った。

 

「ああ、頼むよ。俺1人じゃできそうにないからな。」

 

そうして3人でアイデアを出しあって決まった案が、刃渡り80センチ程の海賊が使ってそうな片刃の形にしたことと持ち手の部分にトリガーを付けることにした。トリガーは魔力の消費を抑える為だ。刀身の色は薄い黒で切る刃の部分は、銀色だ。そうして着々と話を進めている間に女子2人はガールズトークに華を咲かせていた。

 

「…それで拳助に惚れちゃったの〜。」

 

「へ〜、なんかロマンチックだね〜。良いな〜。」

 

どうやら恋バナをしている様だ。

「ミュウちゃんは好きな人いないの?」

 

そう質問するとミュウの顔が一気に真っ赤になった。

 

(あぁ〜ミュウちゃんは好きな人いるんだ〜。誰だろ〜?)

 

「わ、わわわわわわたし?いるけど〜///」

 

「教えてよ〜。」(可愛いなぁ〜。)

 

「誰にも言わないでね?」

 

「もちろん。」

 

「わたしが好きな人は……マークくんです。」

 

「ええ!!そうなの?なんで〜?」

 

フュルは、テンションMAXだ。

 

「だ、だって〜男らしくてカッコイイし〜//恥ずかしいよ!!」

 

ミュウは、顔を真っ赤にしながらそう答えた。そうしている間にも拳助達の話し合いは、終わり剣は明日にはできるそうだ。

 

「ありがとうございました。」

 

「気にすんなよ。あんなすげぇ素材は年に数回見れるかわからないのに沢山貰ったしな。」

 

「じゃあ明日から頼むぜ拳助。剣術の話。」

 

「おう、任せとけ。フュル帰るぞ。」

 

「うん、お邪魔しましたー。」

 

2人は帰って行った。

 

「ミュウは、俺が送ろうか?もう遅いし。」

 

「いや、でも悪いよ〜。」

 

ミュウは、まんざらでもない顔をしている。

 

「気にするな。クラスの仲間だろ?」

 

「そ、それじゃ〜お言葉に甘えて〜」

(やったー。なんかドキドキするな〜。)とミュウが思っている時マークは、

(俺のこと苦手なのかな〜。)クソ鈍感だった。




今回は、以上。次でマークとミュウの話は、終わりでこうゆう風に全員紹介していきます。
そして次回からタイトルを英雄と恋する少女の魔法学園に変えます。
ではまた次回。


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思いと想い

はい。タイトルが変わったのご存知ですよね?
いや〜、今さっき冴えカノの最終回みましたよ。
おもしろいね。ということでどうぞ。




拳助は、いま学校の校庭にいる。剣のお礼として魔法を使った剣術を教えることになったのだ。マークの武器は、刃渡り90センチくらいの赤と黒のロングソードだ。持ち手には俺と同じトリガーが付いている。

 

「いつでもいいぜ。」俺がそう言う。

 

「わかった。」と言うとマークが詠唱を開始した。

 

「《契りを交わした、獣神よ、いま力を解放せよ》」

 

『白虎・纏い喰い』

纏い喰いとは、獣神の力を身体に纏わせる為に鎧として着ることだ。

 

「こっちも行くぜ。」先ほど手に入れたばかりの愛剣のトリガーを引き魔力を流し込む。剣から綺麗な水色の粒子が放出されて剣の周りに集まっている。

 

「くらえ《剣に集いし粒子よ》」

『粒子弾』剣に集まっていた粒子が固まって六個の球体になって拳助の後ろで待機している。

 

「省略詠唱かよ…流石だな。だが‼︎」

マークも持ち手のトリガーを引き赤い粒子が出て来た。

 

「《赤き炎よ、敵を撃て》」

『フレイムレーザー』魔法陣から炎のレーザーが飛んで来たのを拳助は、かわした。そしてすぐ近くに来ていたマークと剣術戦になった。いつの間にかマークの剣は蒼くなっていた。しばらく剣術戦をしていると拳助がマークから距離をとった。魔法と思ってマークが突っ込んだ。だが…

 

「逃すか‼︎」マークが追ってくる

 

「《ちげぇよ、バーカ》」

拳助は左の拳に力を込めてマークの腹を殴った。そして拳がマークに触れた瞬間、爆発してマークが吹っ飛ばされた。そして纏い喰いも解除された。

 

「参ったよ、拳助。」

 

「いい線行ってるぜマーク」

お互いに握手した。そうしてると観戦していたミュウとフュルがこっちに来た。

 

「さすが拳助だね〜。マークも結構良かったよ。」

 

「拳助さんもマークくんも凄かったです。」

 

「ありがとう。」マークが言う

 

「今からどうする?もう一戦しても良いがマークも疲れただろ?」

 

「そうだな。じゃあ今日は解散で」

 

「おつかれー」

「おつかれ様です。」

 

「じゃあ俺たちは、帰る。じゃあな。」

「バイバーイ」とフュルと拳助が帰って行く。

「あ、ちょっと待ってて。」とフュルが言うので「分かった」と返した。

 

「ミュウちゃん、はいこれ。」とミュウに紙を渡して戻って来た。

「何渡したんだ?」「ひ・み・つ♡」何か気になったが詮索は辞めた。

 

 

(なんだろこれ?)「ハッ‼︎」ミュウが顔を真っ赤にした。フュルから渡された紙には『積極的に』と書かれていた。

 

(も〜う。フュルちゃんったら。でも…)

 

「じゃあ、ミュウ送っていこうか?」

 

「あ、うんありがとう。」

(やっぱりチャンスは今日しかない。)

 

「じゃあ、行くか。」

(やっぱり俺の事苦手なのか?)

 

そうして2人は、帰路についてゆく。そしてミュウの家まであと5分ほどのところで

 

「マ、マークくん話があるの。」

ミュウが真剣な顔でそう言ってきた。

 

「お、おう。どうした?」

(やっぱり俺なんかしたっけ?)

そしてミュウは、大きく深呼吸して…

「わ、私マークくんのことが好きです‼︎」

 

「え!?あ、え?」

マークは、唖然としている。しかしミュウは、顔を真っ赤に染めながらも真剣な表情をしている。

 

「だから付き合って下さい‼︎」

(やっぱりダメだったかなぁ。)

そうして10秒ほどたったところで

 

「俺で良いのか?気の利いたことはできないし剣の事しか分からないけど。」

 

「良いんです‼︎そうゆうところが好きなんですから。」

 

直球に言われてマークは、ちょっと照れる。

 

「こんな俺で良いならよろしく頼む。」

そう言うとミュウの表情がパァーっと明るくなり

「こちらこそよろしくお願いします。」

 

「あ、でも…浮気したらどうなるか分かってるよね?」

 

マークは、ミュウの背後からとてつもない殺気を感じた。

 

(浮気したら絶対殺されるなこれ。)

マークは、絶対に浮気しないと心に誓った。

 

 




今日は、短くてすいません。次は長くするんで許して下さい。
それじゃあまた次回。


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優秀と天然

風邪ひいてて日にちが空いて申し訳ない。
それでは第…何話だっけ?wとりあえずどうぞ。


いつもどうりマークと練習をしていると離れて見ていたジークがこっちに来た。

 

「やぁ、拳助。」

 

「おう、ジークどうしたんだ?」

そうするとジークは、真剣な表情になり。

 

「実は僕にも魔法を教えて欲しいんだ。」

 

「それはいいけど、どうしたんだ急に?」

 

「1週間後に魔法テストがあるだろ?その為に拳助に習っておこうかと思ってね。」

 

「いいぜ。じゃあまずはマークと戦ってくれ。それで実力を計る。」

 

「了解」

 

「分かった。」と2人が言う。

それから五分後、お互いに準備をして

「それじゃあ2人とも準備はいいな?」

 

「あぁ」「大丈夫だ」

 

「それでは、はじめ‼︎」

 

合図の後に2人は、動かない。お互いに様子を見ている。2人の装備は、マークは、いつもどうりトリガーのついた赤い大剣。ジークは、腰に直剣を二本装備している。右に掛けている方が赤い色をしていて、左に掛けている方が水色の剣だ。二つとも形は一緒。そして先に仕掛けたのは、ジークだった。

ジークは左の水色の剣を抜いて

「《氷精よ、波を起こし、敵を飲め》」

『フロストスパイク』

そう唱えると氷の波がマークに向かって行く。マークは剣のトリガーを引いて

 

「《朱雀よ、契りにのっとり、我に力を》」

『獣神天承』

マークの大剣に炎が纏われていってマークが氷の波に向かって剣を振り下ろすと爆発して周りが霧だらけになって視界が悪くなった。

 

「ちっ、これが狙いか。」とマークは、悔しそうに言う。視界が悪くてジークが見えない。すると

 

「《剣に封印されし精霊よ、契りにのっとり、敵を撃て。》」

『フロストソードレイン』

唱えると空中にいるジークの背後に約300本もの氷の剣が出来ていた。そしてそれに気づいたマークは

 

「《我が体を触媒とし、我に力を》」

 

『白虎•纏い喰い』

そう唱えるとマークの身体に電気が発生して空から雷が落ちて来た。そして雷で霧が晴れるとマークの身体は、白と黒の白虎の装飾がされた鎧を纏い電気を帯びていた。ジークは、驚き

 

「行け氷の刃よ」と言うと背後の剣が一斉にマークに落ちて行く。

 

「《白虎に伝わりし、青炎、青雷よ、守り、敵を撃て》」

 

『青雷壁•青炎砲』

 

マークの周り半径10メートルに雷の壁が出来て氷の剣を全て破壊し、マークの前にできた青い魔法陣からは青い炎がすごい勢いで放たれジークを襲う。

 

「くっ‼︎《守れ、守れ、守れ》」

 

そう唱えるとジークの前に三枚の障壁ができたがあっさり破壊されジークに炎が直撃した。

 

「勝負あり勝者マーク」拳助がそう言って試合は、終わった。



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