Mokepon ~DarkSide Story of Pokemon~ (Mitchell)
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#1 旅立ち

「リンリンリンリン…」

 

目覚まし時計の音。俺はそれで目が覚めた。

 

 

ああ、ゲーム中に寝ちまったのか。

 

ニート諸君ならよくある話かもな。

 

 

紹介が遅れた。俺の名はシャトシ。

 

シャクトリムシとか言ったやつシバくからな。

 

 

さて、今日目覚ましをセットした理由は他でもない。

 

この町-「バサラタウン」のオッキード博士が俺を呼んでるらしくてな。

 

 

シカトしてやろうかとも思ったが、まぁどうせ毎日ニートだしな、俺。

 

というわけで暇つぶしに行ってやろうと思ったわけだ。

 

 

どうでもいいが母者、うちにはベランダはないのかっ!?

 

洗濯物干す場所もないじゃないか…ま、どうでもいいけど。俺ニートだし。

 

 

 

さて、研究所直行の予定だったが、2週間ぶりに外出たからな。

 

草むらにでもよっていくか。あそこなんかよく分からんねずみとかいてさ。

 

 

マジきめぇけどクソ弱いからうさ晴らしに蹴っ飛ばせるんだぜ?

 

すると逃げていくからこっちはスカッとするんだよなwww

 

 

ってわけでねずみ狩りだー…ん?血相欠いて走ってくるのは博士か?

 

「これ、いかん!草むらには野生のmokeponが出てくるから危険じゃ!」

 

 

…はぁ?ああ、あのクソねずみ、mokeponってぇのか。

 

体操がてらいじめてやろうと思ったのに…まぁ仕方ないか。博士に用があったんだし。

 

「こっちにも戦えるmokeponがいるか、モンスターボールがあればいいんじゃが…」

 

とか言ったら都合よく例のネズミが出てきやがったwwwwこのネズミ空気読めるなww

 

 

あー蹴っ飛ばしてぇとか思ってると何考えたんだがこのジジイボール投げてやがる。

 

しかもなんかボールの中入っちゃったし…なんだこれ?

 

 

とか思ってたら強制的に研究所連れてこられちまった

 

ってぇのがこれまでの簡単な説明だ。

 

 

 

そこには博士と、その孫の俺の近所に住むウゼーやつ「シルゲ」がいたんだよ。

 

ホント、某インスタントみそ汁みてぇな名前で笑っちまうよなwww

 

 

ってこの前やつに言ったらみぞおち食らわされたけどなwww

 

そんな孫の名前を忘れて「えーと名前は何じゃったかなー」っていう博士って…ちょっと距離おきたいよなwww

 

 

そうこうしているうちに3体のmokeponを紹介される。

 

ああ、mokeponってのはあのネズミ含む奇怪な生物の総称だったわけか。

 

 

さて、俺としてはどれでもいいんだよな。みんな見た目微妙だし…

 

カメに、トカゲに、…たね?こいつはちょっと無いよな。。。

 

 

こんなときはコイントスだよな。裏がカメ、表がトカゲ、側面が「たね」…まぁこいつは無いしww

 

ったら表が出たから俺はトカゲもらうぜ!

 

 

おいおいシルゲ、お前カメかwwwwwwセンスのかけらもねぇヤツだなwwww

 

さて、また家かえってゲームすっかな…

 

 

…んあ?mokeponバトルしようだと?めんどくっせーやつだなーシルゲは。

 

まぁよくいるよね、新しいおもちゃ買ったらすぐ使いたがるやつwww

 

 

あんなカメに負けるはずがねぇ。まぁやってやるか。

 

両方とも体当たりしかできねぇらしいが、まぁこの先育てりゃいいんだろ?

 

 

カメに対して体当たりが炸裂。俺もバレねぇようにちょっと蹴りいれたし。

 

そんなこんなで初戦楽勝。言いだしっぺが負けるって本当だなwww

 

うーん…しかしこいつは家のゲームよりおもしれぇなぁ…

 

このトカゲ、育てていくと火系の技が使えるようになるんだと。

 

 

ってか良く見るとこいつ、結構可愛いじゃねぇかwwww

 

よし、いっちょ育ててみるか!

 

 

まずはトゥキワシティに向かう…か。

 

あの草むらの向こうは行ったことないから、散歩がてら行ってくるぜ!




以後、この「あとがき」には、原作に登場してきたキャラクター名称との対照を明記します。
まぁ、雰囲気でわかると思いますが。
当然ですが、原作とは完全に無関係です。

---
(本作ー原作)
シャトシーサトシ
バサラタウンーマサラタウン
オッキード博士ーオーキド博士
よくわからんクソねずみーコラッタ
mokeponーポケモン
シルゲーシゲル
カメーゼニガメ
トカゲーヒトカゲ
たねーフシギダネ
トゥキワシティートキワシティ


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#2 博士の影響力と図鑑

mokeponを育てようと決めたシャトシ。

火を使うトカゲをお供に、向かうはトゥキワシティ。


まぁ、行く前に家に寄らねばな。

 

俺の性格上、ものごとにはまるのは目に見えている、当分ここにも帰ってこないだろう。

 

 

寝袋、財布、あとはしけたリュックに…いや、現地調達するものが多いだろうから

 

リュックは空でいいか。

 

 

あとこれ、大切なんだよな。博士からこっそり渡された「永久無料食事券」。

 

正体はオッキード博士の名刺なんだが、これがあればどこでも食事が無料らしい。

 

 

あの博士、孫の名前忘れてたくらいなのにすげぇんだなwwww

 

名刺に「世界十大頭脳」って書いてあるし…いやちょっと見直したよ、うん。

 

 

さて準備も整ったことだし、母者、行ってくるぜ!

 

…なんでそんなに反応薄いんだよ。そうかニートは家に要らないってかorz

 

 

まぁどうだっていい。いつかmokepon極めて見返してやんよ。

 

何もねぇ町だから暇だろうが、達者でな!

 

 

 

さてと例の草むら。mokeponを育てるには、対象のmokeponで他のmokeponを

 

倒し、「経験値」を得ていくことが基本だそうな。

 

 

通常mokeponは「モンスターボール」という球体に入っている。

 

そして用があるときだけそこから出し、無いときはしまう。人間のご都合主義の塊だ。

 

 

つーわけで例のネズミ出現。実際ボールからトカゲ出して戦わせるより

 

俺が蹴ったほうが早いんだけど、それじゃあこっちのトカゲが育たねぇしなぁ…

 

 

とりあえず、ずっとトカゲのターンって感じかな。育てないといけねぇしな…

 

インスタントみそ汁野郎のカメになんか負けてたまるか。

 

 

道中「フレンドリィショップ」の回しモン出現。…聞いたことがあるな、このショップ。

 

何でもショップ業界のシェア6割を誇る大企業らしく、各都市にあるらしい。

 

 

ちなみに残り3割はここからかなり遠い町のナントカデパート、1割はその他って感じ。

 

そのフレンドリィショップの回しモンが宣伝用にと「キズぐすり」くれたぜ。さすが大企業。

 

 

 

何やかんやでトゥキワシティ到着。なんだ意外と近いじゃねぇか。

 

そういやぁこの「mokeponセンター」って所でmokeponたちの体力を回復できるらしい。

 

 

んでこの地下室にレストランがあって、そこで飯が食えるらしい。

 

そこで博士の名刺を出してタダメシ…んあ?レストランなんてねぇじゃねぇか…

 

 

ジョーイという立場の、mokeponセンターの女事務員に聞いてみたんだが

 

「そんなものは存在しませんよ、ここには」だって。

 

 

まさかあのくそジジイ、俺をだましたんじゃねぇだろうなぁ…

 

いやまさかレストランがないなんて思ってもみなかったぜ…

 

 

餓死したらぜってーあのクソジジイ呪ってやるとか思ってたらジョーイ曰く

 

「フレンドリィショップの地下室にならありますよ」だって。

 

 

ああ、あのジジイの伝え間違いか。

 

どうしてそこまでボケが進行しているやつが世界十大頭脳なんだろうな。ますます謎だ。

 

 

ってわけで腹ごしらえにショップ。ハラ減ってしょうがねぇ…

 

…ん?俺見て駆け寄ってくる兄ちゃんがいる。。。

 

 

「すまん、オッキード博士の知り合いの子だよね?」

 

そうだが、用なら飯の後にしてくれ。

 

 

「これを博士に届けてくれないか?」

 

だから飯を食わせろ。つーか初対面でパシってんじゃねぇ

 

 

「頼んだよ!」

 

言い分無視かよ。とりあえず蹴るぞ。つーか飯食わせろ。

 

 

「リュックに入れとくから!」

 

…はいはい分かりましたよorz飯は後でいいわwwww

 

 

んなわけで空腹状態で研究所「おお、これは頼んでおいたものじゃないか!」

 

礼の一つでも言ったらどうだ。つーか何だよそれ。そして早くしてくれ。腹減ってんだよ。

 

 

「シャトシ、シルゲ。君たちにこれをやろう。」なんだこのセンスの無いやつは。

 

「それはmokepon図鑑じゃ!」

 

 

聞けばこの図鑑、捕まえたmokeponの基本情報はじめ、現在の手持ちのmokeponの状態、

 

目の前のmokeponの状態を把握できるスグレモノらしい。博士曰く、自作。

 

 

図鑑上部に取り付けられた電子銃から発射される「オッキード光線」なるものが

 

mokeponの皮膚にあたり、そこから情報を採取するものなのだそうな。

 

 

難しいことはよく分からんが、まぁ旅のガイドとしてはそれなりに役に立つかもな。

 

とか思ってると博士「それで、できるだけたくさんのmokeponを見つけて記録して欲しい!」

 

 

あーそーですか。自分腰痛持ちだからって俺たちパシるわけですか。

 

まぁどうだっていい。とりあえず飯食わせろ。

 

 

ったく…そうこうしてるうちに夕暮れか…

 

ショップで飯食って、寝かせてもらおう。

 

 

明日はトゥキワの林に行かないとな。

 

トカゲのレベルは8、これから…だな。

 



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#3 電気ネズミとの出会い

博士からmokepon図鑑なる旅のガイドブックを手に入れたシャトシ。

腹ごしらえも終え、トゥキワの林に行くことになった。


あーだりぃ…

 

腹減ってたとはいえ、食事が無料だとはいえ、肉そば3杯とチャーハン大盛りはミスったか…

 

 

つーわけでかなり調子悪いんだよ…

 

mokeponセンターのジョーイに癒されてからいこう。

 

 

さて道中不思議なおっさんに遭遇、野生のmokeponの捕獲方法について熱弁された。

 

基本はボールを投げる。…すごく単純だが、mokeponとしては痛いだろうな…

 

 

体力を削り、状態異常(ねむり、まひ等)にすると捕獲率が上昇するらしい。

 

そして捕まえられなかった場合、そのボールの再利用は不可能、と。

 

 

だがこのおっさんも先日飲んでいたようで、話が長くなりそうだったため

 

適当にお茶を濁して終わっておいた。

 

 

そばに切れそうな木があった。ってか切れなくても間すり抜けていけそうだった。

 

がそこはあえて空気を読んで行かない事にした。

 

 

トゥキワの森に到着。いやーそこらじゅうに虫いるよ…俺虫嫌いなんだよね。

 

毛虫やら毒毛虫やら…とりあえずトカゲで倒していった

 

 

その甲斐あって、しっぽを振って火の粉を散らす、という

 

ちょっと考えれば思いつきそうな技を覚えたらしい。

 

だが当のトカゲは新技取得で嬉しそうだ。

 

 

というわけで最初は火の粉攻撃で焼き虫を量産したが

 

そろそろモンスターボール使ってみようかという話になったのでな。

 

 

毛虫と毒毛虫をそれぞれ4匹捕まえたぜ!

 

…冷静になって考えると、こんなにいらなかったような…

 

 

そうしていると虫取り野郎がmokeponバトルを申し込んできた。

 

全部焼いてやった。奴らすごく泣いてた。金ふんだくってやった。ざまぁって言ってやった。

 

 

だが1人生意気なヤツがいたから、虫焼いた後そいつにも火の粉見舞ってやったぜ!

 

所々服に焦げ跡ついてた気がするが、まぁ気のせいだ、少年。俺のせいじゃない。

 

 

金も強奪したことだし、トゥキワ戻ってモンスターボール買って、これで林を抜けよう。

 

…ん?見慣れない黄色のねずみがいるなぁ。。。

 

 

ねずみだったら蹴っ飛ばせばいい・・・とか思ってたら放電してきやがったっ!?

 

なんだこいつは?電気ネズミか?可愛い顔してやることえげつないぜ、君。

 

 

モンスターボールからトカゲを出そうとしたが、そのネズミ俺に触れてきて放電しやがった…

 

遠くからの電撃は媒体がないと無理だからって…接近戦はないですぜ。

 

そして気を失っちまったんだよな…

 

 

気がつくと俺は林に寝ていた。ってか毛虫軍団に囲まれてた。

 

こいつはヤバイ。トカゲよ、俺をこのピンチというか恐怖というかから救ってくれ。

 

 

こらこらしっぽをこっちに向けるな熱いだろうがwwww

 

ちょ、バカwww火の粉かかってるからwwwwまてまてwwww服が焦げるww

 

 

ふぅ…短期間で2回死ねるとは思わなかったぜ…

 

とりあえず虫たちも去ってくれたか。

 

 

しかしあの電気ネズミ、今度あったら復讐してやる

 

…って目の前にいたしorz

 

 

ちょ、めっさ放電準備完了してなくね?あの構え。しかも殺気すら出てるしwww

 

いやー…なんか奴の周りの空気が電気帯びてるもん、普通じゃねぇよこれ。。。

 

 

だが次はそうはいかねぇぜ、もうこいつボールから出てるしなっ!

 

Goトカゲ、お前の力を見せてやれ!!

 

 

こらこらこんな時に限って立ちションしとんなバカトカゲwwww

 

ちょwwwwめっさ電気ネズミに睨まれてるwwwww俺絶体絶命wwwオワタwww

 

 

電気ネズミの超放電キターもうだめやー

 

とか思ったらその放電した電気がそっちの方向に逃げていく…

 

 

なんというトカゲ、お前そこまで考えてたのか…

 

お返しとばかりに火の粉炸裂、そしてトドメのモンスターボール。

 

 

忌まわしい電気ネズミを味方につけたぜっ!!…ボール5つ使ったけどなっ

 

つーかこいつの笑顔、癒されるわぁ…

 

 

だがこんなおっかねぇ場所、早く抜けよう…俺まだ死にたくないし。。。

 

ああ、やっと出口だ…

 

って誰だよここに落とし穴掘った奴wwww盛大にはまったじゃねぇか!!

 

 

向こうから笑い声が聞こえる…「はははーシャクトリムシがワナにかかったーwww」

 

この声はシルゲwwww覚えてやがれこのクソ野郎wwww

 

 

ともあれ抜けられた(穴から&洞窟から的な意味で)ことだし、この町で休むか。

 

ニヴィシティ。今日は寝て、明日はこの町の探索から、だな。

 




(本作ー原作)
毛虫ーキャタピー
毒毛虫ービードル
黄色い電気ネズミーピカチュウ
ニヴィシティーニビシティ


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#4 淡い恋心

虫と電気ネズミを捕獲し、さらにシルゲに捕獲されてしまったシャトシ。

疲れたからこの町を見回ってみよう、そんな企画。


いやー今日の目覚めマジ最高!!

 

いやだってさぁ、めっさ可愛いジョーイに起こされたんだぜ?

 

 

なんつーかもう、ちょっと意識しちゃうよな、ああいう瞬間って。俺も男だしさ。

 

朝飯も健康的に取ったし、今日は素晴らしい一日になりそうだぜ!

 

 

…外、どしゃぶりなんですけどorz

 

くっそ…これじゃあ外出しようにもできねぇじゃねぇか…

 

 

ったらジョーイ「あの、だったら博物館見学なさったらいかがです?

 

私もあそこに用があるんですよー…送っていって差し上げますよー♪」

 

 

渡りに船とはまさにこの事、いい暇つぶしになるな、博物館か。

 

いや、実際つまらなさそうだが…この可愛いジョーイと一緒なら…

 

 

ここまで親身ってことは…もしかしたら俺に気があるのかもしれんしなぁ…とか

 

ニタニタと妄想している俺を必死に隠して、そうこうしているうちに博物館到着!

 

 

ちょ、ジョーイよお前の用事って博物館にいる彼氏に会うためo...............rz

 

俺の淡い恋心(?)がぁぁ…って、まぁ実際はそんなもんだろうなww

 

 

というわけでおとなしく博物館見学。

 

…え?有料?ならいいっすわーサーセンwwwwww

 

…今ジョーイ舌打ちしなかった?え?あいつサクラだったのかよ(# ゚Д゚)

 

 

しかしちょっと雨も止んできたことだし、歩いてみるか。

 

まぁでもしけた場所だよな…何もねぇでやがるわ。。。

 

 

んじゃとりあえず先に進むか…ん?誰だあいつ?俺見て走ってきやがる…

 

「おいおい、ニヴィジムのタクシとは戦ったか?」

 

 

聞けば、各町には「ジム」と呼ばれる道場があり、そこの代表者に勝つことにより

 

バッヂを収集、最終的に8つ全て集めれば何かしがのイベントに参加できるらしい。

 

 

実際どうでも良かったが、日常に刺激が欲しくてこの旅を決意した面もある。

 

用意されたイベントは一通りやってやろうか、という話になったというわけだ。

 

 

そのジムは1つの属性を使う、ということで大筋が通っているらしい。

 

例えばその町ごとに水タイプであったり、炎タイプであったりと、しっかり区画されているわけだ。

 

 

そしてここは「岩」タイプらしいな。

 

しかしそんなタイプとかどうでもよくね?男はパワーだろwwwww

 

 

ま、とりあえずトカゲと電気ネズミを率いてジムに着いてみた。

 

ちなみにあの4匹ずつの虫は放置プレイ。

 

 

早速その弟子なる人物と手合わせをすることに。

 

「貴様ごときがタクシ様にはむかおうなんて、無礼だ!」…知らんけどさ。

 

 

いや、でもこんな下っ端にでされも全然歯が立たねぇんだな、これが。

 

岩相手に体当たりするとか頭弱いし、火の粉やら電撃やらもイマイチの効き目。

 

 

あっという間にこっち全滅。さすがにタイプは無視できないか…

 

…もっと戦略を磨いて来なければならんな。出直してくる。

 

 

とりあえず、相手は岩タイプ、水タイプや草タイプに弱いはず。

 

だが自然界に存在する岩の強敵といえば、やはり水と岩だろう。

 

 

…これでいけるんじゃねぇか?ちょっとひらめいたものがあってな。

 

バトルは総合力で勝負しねぇとなぁwwww

 

 

よし、明日は大暴れしてやんぜ!




(本作ー原作)
タクシータケシ


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#5 汚い戦略とワックスの正体

ビヴィジムの岩タイプのモンスターに苦戦するも、策を見つけたシャトシ。

満を持して、いさ出撃っ


敵は岩、岩は硬い。そして水に弱い。そしてこちらの使い手はすばしっこい。

 

この特性を用いれば容易く勝てそうな気がするぜ!

 

 

なんだかんだで電気ネズミは超速で動くことができる技を身につけたらしいしな。

 

そして放置プレイだった虫も1匹ずつ育て、遂に蝶と蜂になった。

 

 

よし、決行は4日後…だな。

 

 

遂にその時が来た。天気は雨。これを待っていた。

 

育てたこのmokepon達を引き連れて、再びニヴィジムへ。

 

 

「あ、お前この前の…またタクシ様にはむかおうなどとは…」

 

ぶつぶつうるさかったので蜂の毒針で脅して黙らせた。

 

 

さて、後はタクシなる人物を呼ぶのみ。「たのも~」

 

…誰か出てきた。何だあのいかつさ。何だあの頭。

 

 

「俺のmokeponは岩タイプ。めちゃくちゃ硬いぜ?」

 

ってか何その髪型?もしかして今の流行?

 

硬いって髪の毛の事?え?え?

 

 

「どんな攻撃にだって耐える!君の攻撃は通用しないっ!」

 

どこのワックス使ってんの?ってかどんだけ使ってんの?

 

 

「君のmokeponを粉砕されたくなければ、今すぐここから出て行くことだ」

 

ギ〇ッ○ビーのハードワックスだろ?あの固さ最強のやつ。

 

 

「どうしてもというのなら、勝負せざるを得まい!行くぞっ!!」

 

もしかしてワックス箱買いしてたりしてwwwwそんなにモテたいんすかwww

 

 

 

かくして初めてのジム戦は幕を開けた。

 

敵は石の化け物を出してきた。石に両腕がついたセンスの悪い化け物。

 

こちらは蝶で応戦。とりあえず上空飛んでおけ。

 

 

思ったとおりその石は上空めがけて飛んできた。交わしまくってくれ。

 

案の定敵は天井に激突。しかし相手はびくともしない。

 

 

蝶の体力は限界か?そしたら蜂だ。同じようにしてやんなさい。

 

蜂が疲れたら蝶をまた出して、ずっとそれをやればいい。

 

 

「君、逃げてばかりでは勝負にならんぞ!」

 

バカか。これも策のうちだ。

 

 

ほれほれ案の定奴の体が欠けてきた。天井の固さが、奴の石装甲を削いでいく。

 

ここでひっこめて電気ネズミ。敵が上空にいるときを狙って接触&電撃攻撃!

 

 

地面に接していなければ電気は逃げない。しかも石装甲は取れてきている。

 

適当な電圧をかければ、その石は、砕け散る。

 

 

「くっそう…周囲の環境を利用するとは。。。だが次はそうはいかんぞ!」

 

と今度は岩の化け物を出してきた。しかも情報通り、石が連なっているという感じの長身。

 

 

ここも蝶で対応。当然敵の攻撃を食らったら即死だが、トレーニングはかなり積んできた。

 

敵の攻撃の際に敵の身体にとまる。こうすれば攻撃を受けることはまずない。

 

 

通常は天井付近を飛ばせておく。「こしゃくな…そんな虫はたきおとせ!」

 

敵は天井めがけてしっぽで打ってくる。それを交わして敵の体にとまる。

 

 

敵の長身が災いして天井にしっぽの攻撃。先程のとも相まって天井大ダメージ。

 

そしてとうとう天井が壊れ落ちてきた!

 

 

すかさず蝶を引っ込め、電気ネズミ。

 

外は雨だ。敵は雨に打たれて力が出ない。

 

 

そして濡れた敵の体に接触&蝶高圧電流放電!!

 

地面に接していようとも水をかぶっていれば電気を帯びる。即死。

 

 

「反則っぽいが…まぁ約束は約束だから、バッチはやるよ。そらっ」

 

というわけで、灰色のバッヂをゲットした。

 

 

 

おまけ

 

「すんません、一つ聞いていいすか?」

 

「何だ?」

 

「どこのワックス使ってんすか?」

 

 

「U○Oだ」

 

 

明日はここを抜けて、お月見山だったか?へ行かないといかんな。

 

今日はゆっくり休むか。

 

 

壊した天井、どうすんだろうな。ま、俺のせいじゃないし、どうでもいいんだけどね。




(本作ー原作)
超速で動くことができる技ーでんこうせっか
蝶ーバタフリー
蜂ースピアー
石の化け物ーイシツブテ
岩の化け物ーイワーク

そしてワックスの下りは適当です。


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#6 ソケット団

知能的というか反則というかの技を使ってニヴィジムを制覇したシャトシ。

次に目指すは月見山。


いや、しっかし手持ちの蝶の機嫌の悪いこと。

 

まぁ昨日あんな使い方してりゃあそれもそうか。済まないな。NICEだったぜ☆

 

 

さて次は月見山…らしいな。

 

道中、たくさんの暇人どもとバトルをしてカネを稼ぎ暇を潰す。

 

 

 

しっかしその暇人ども、どうしてか俺の持っている電気ネズミ見ると眼の色変えるんだよな。

 

それですっげー仲良くなってさ。

 

 

んでそいつらとコーヒーブレイクをしているときに「ソケット団」の話を聞く。

 

最近月見山で悪さをしているらしい。

 

 

 

「ソケット団」…シャカキ率いる秘密結社らしい。

 

その正体はmokepon解放運動に関する右翼団体である。

 

 

「mokeponは人に飼われる存在であるべからず」をモットーに設立。

 

そのために手段を選ばない。がどうしてかそのためにmokeponを用いている。

 

 

 

彼らいわく「mokeponの意思が私たちに力を貸しているのだ」というご都合主義の解釈を

 

しているが、真意は謎。最近方針も変わってきているようだしな。

 

 

そしてさらに「ソケット団」と「バサラタウン」と「オッキード博士」の話を聞く。

 

 

 

14年前…俺が1歳のころの話らしい。

 

当時バサラタウンは大変栄えており、強力な野生のmokeponも多数存在していた。

 

 

しかし、そこにソケット団が超強力なmokeponとともに押し入り、破壊の限りを尽くした。

 

俺の父はそこで殺されたのだという…

 

 

 

だがバサラタウンの長老的存在のオッキード博士は「破壊光線放出マシーン(β版」と

 

「攻撃無力化バリアー(β版」をわずか1時間で開発し、それを自らの体に装着して

 

 

博士自ら破壊光線を出す形でソケット団員(mokepon含)をやっつけていった。

 

この破壊光線がバサラタウンの住民を巻き込んだかは謎だが…

 

 

 

かくしてバサラタウンはあれだけ縮小したわけだが、町を存続させることはできた。

 

しかし失った代償は大きかった。

 

 

野生の強力なモンスターは殺害され、草木はほぼ無いに近かった。

 

そこで博士主導のもと植林運動が開始され、やっと草木が生い茂ってきたという感じだ。

 

 

 

そしてその新しい草むらに住み着いたのが弱いmokeponたちというわけだ。

 

そう、その中には俺が蹴っ飛ばしていたねずみもいたわけだが…

 

 

話を聞くにつれ、やはり故郷を滅茶苦茶にされたのは許し難い。

 

父も殺された…となれば、やはりこの右翼団体を滅することは必要か。

 

 

 

そんなわけで俺の旅の目標は、今定まった。

 

 

 

「彼女見つけるぜ!」

 

 

…ごめん、違った。いやまぁあながち間違っちゃいないんだけど…本当は下。

 

「ソケット団を殲滅するぜ!」




(本作ー原作)
ソケット団ーロケット団
シャカキーサカキ


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#7 ソケット団員と化石

ソケット団の存在と、故郷バサラタウンとオッキード博士の勇敢さを知ったシャトシ。

ソケット団の壊滅と彼女作りのための旅にするぞと心に決めたのであった。


ああ、昨日のコーヒーブレイクの場所をつっこんだヤツは負け組な。

 

 

そんな今日は、また気を新たに旅に出るぞということで

 

まずは月見山を目指すことに。

 

 

月見ってくらいだから、何かあるんだよな?

 

団子くれぇ売ってるのかやぁ?…俺あんま団子好きじゃないんだけどさ。

 

 

 

まぁそんなこんなで登山(?)開始。

 

さっきの奴ら曰く「ソケット団は毒使いだ、気をつけたほうがいい」と聞いたのでな。

 

 

毒に強そうな石ころみてぇなやつ捕まえてみた。そして毒消しを20くらい購入しておいたぜ。

 

これ100円なんだってな。安いじゃねぇか。多分これには多額の税金が投入されてるんだろうな。

 

 

 

でも入ったその直後にコウモリに襲われるなんて聞いてませんよ?

 

ちょおま、俺の血を吸うなってwwwww痛い痛いww

 

 

…とコウモリが吸ってると思ったら吸ってたのは電気ネズミ。

 

「ちゅぅ~(はぁと」じゃねぇよお前wwwwってかそんなに愛に飢えとったのかwwww

 

 

 

まぁスキンシップは後でしてやるから、出てきたついでにちょっと電気で蹴散らしてくれ。

 

さすがのコウモリも電気には勝てないわな。

 

 

とか言ってたら何かが声を掛けてきた。

 

ストリートファイター(暇人)かと思ったら、ちょっと聞きなれないこと言ってきてだな。

 

 

 

「我々の邪魔をするなっ!!俺たちはソケット団だ!」

 

ああ、あんたが。

 

 

「貴様も化石を狙いにきたのか?あぁ?」

 

…何すか?化石って?

 

 

「とぼけてもムダだぁっ!!」

 

いやマジ知らんしってか化石とか興味ないし。。。

 

 

 

いやいやいきなりキレてmokepon出さなくてもよくね?

 

俺としてはその化石よりもここから抜けたいってのがあるわけで

 

 

まぁいいや。こんなキチガイは焼き払ってしまおうか。

 

いやってか相手のmokeponくせぇっ!!

 

 

 

これが毒タイプ…趣味悪すぎだろうどう考えてもwwww

 

ちょ、マジむなくそ悪いわこの臭いorz

 

 

つーかいつの間にかトカゲのほうが毒にやられてるっていう…

 

早速毒消しの出番。この調子じゃあ毒消しの手持ちがなくなっちまうぜ(´・ω・`)

 

 

 

てわけでそのソケット団員を蜂の毒針で脅して他の団員をけん制していこうか。

 

え?毒には慣れてるって?ってかそんな奴どうでもいいって?

 

 

ひっでぇ奴らだなぁ…んじゃあ一人ずつ倒していきますか。

 

とその中に研究団員がいたね。電気使いなんだ、こいつ。

 

 

 

あー研究団員も自由に研究ができるからっていってソケット団に入ったという哀れな…

 

でも悪の組織って自由に研究できるらしいから、まぁそれはどこの世界でも同じなのか。

 

 

結構どうでもいいんだが。

 

 

そしてうろちょろしてたら化石があったから黙って1つだけ持ってきたよ。

 

ま、もう1つは俺の興味をそそらなかったのだが、1つだけは興味をそそってさ。

 

 

渦巻いてるのーwwwwめっさ可愛くてさwww

 

もう化石でもいいよみたいなその可愛さが俺を捉えるわけだよ。

 

 

 

そんなこんなで洞窟を抜けてきたが…

 

分かったから俺に噛み付くな電気ネズミwwwもうええわwwwww

 

ってトカゲは便乗するなwwwそして蝶はいい加減に機嫌直してくれwww

 

 

というわけでソケット団員の感想は「くさい」でいい気がする。

 

 

明日はハニャダシティまで行っていろいろやらないといけないんだよなー

 

頑張ろうか。




(本作ー原作)
コウモリーズバット
渦巻いてる化石ーオムナイト


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#8 愛情の偏りと憎しみの交差

月見山でソケット団員と戦い、どさくさに紛れて化石を強奪してきたシャトシ。

使い道は…なごみ?まぁかなりどうでもいいが、着きましたよハニャダシティ。


うーん…むずかゆい。

 

いやさぁ、電気ネズミと一緒に寝たんだが…

 

この感じ…これはノミなのか?

 

 

なんつうか、かゆいんだよねwww

 

まぁこいつの機嫌はかなり良くなったからいいんだけどな。可愛いしwww

 

 

 

しっかしこう考えると、トゥキワの森ではあんなに敵対心満々だったこいつが

 

モンスターボールに入れた途端目の色変えやがるもんな…

 

あの時は電気で殺されそうだったけど今では萌死にしそうなんだもんなぁー

 

 

もしかしてこのボールって、mokeponに対して一種の洗脳を行っているのかな?

 

まぁでもこの電気ネズミ、俺は好きだぜv

 

 

 

つーわけでとりあえずシティ内探索

 

…んあ?あれはシルゲ。。。

 

 

 

「よーぉシャトシ君、元気にしてたぁ~?」

 

お前この前はよくも落とし穴に…

 

 

「あーあの落とし穴はmokepon捕まえようとしてさーったらシャクトリムシが…あ、違うお前かww」

 

本当に半殺しにしてやろうかコイツ

 

 

「おっとその目は『ブッコロスゾ』と言った感じか?じゃあ俺とmokepon勝負で勝ったらなっ!!」

 

ま、そうなりますか。ってか勝ったらぶっ殺していいのか?

 

 

 

というわけで勝負開始

 

君、なかなか見ない間に強くなったねぇ(しみじみ

 

 

だがこちとらダテに勝ち進んでないぜ!

 

小生意気なネズミには俺の蹴りがクリーンヒットしたしな!

 

というわけで結果は4-2で俺の勝ちって感じかな☆

 

 

 

「ちょ、ちょっと待て、話せば分かる」

 

大丈夫だ、最初から殺すつもりはないからwwww

 

 

「まぁコーヒーでも飲もうぜwwww」

 

いきなりですごく怪しかったが…まぁコーヒーブレイクすることにした。

 

 

 

当然こっそり奴のコーヒーにしびれごな入れてやったけどなっ!!

 

ったら俺は俺で眠くなって…

 

 

目が覚めたときにはシルゲがこっちをこわばった表情でにらんでた。

 

まさかお前…俺と同じコト考えてたのか…まぁ俺に入れたのはねむりごならしいが…

 

 

 

というわけでお先に行かせてもらうわwwwwうはwww今度は多分俺が半殺しwwww

 

やっぱり俺たちってライバルなんだなwww

 

 

でさー何この蝶は俺に対して「スキあらば粉まいてやろう」って顔してんだよorz

 

俺何か悪いこと…したわwwwwwwwwwww

 

ちょっと前のジム戦でひどい扱いしたからってそこまで怒んなくてよくね??え?

 

 

 

んでもしゃあねぇから道に落ちてた攻撃基礎増強剤を使ってやったぜwwww

 

微妙な顔して喜んでくれたから、これはこれでいいのか

 

 

だから電気ネズミはすりすりってwwwwwめっさ可愛いけど自重www

 

ほれお前にも…って今度はトカゲェェェェ!!

 

 

 

本日の教訓

 

・mokeponは、分け隔てなくb

 

 

 

明日はとりあえずこいつらの機嫌とろうかな。




(本作ー原作)
攻撃基礎増強剤ータウリン


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#9 人のぬくもりと物欲

シルゲとのバトルで勝ち、その後のコーヒーブレイクでやり返したシャトシ。

この町でも散策してジムの情報を集めるとしますか。


ちょ、ジョーイさん、どこ触ってんすかwwwww

 

え、いや、お疲れでしょう?とか…まぁそうだけど

 

 

こっちも心の準備ってものがあって、その、いや…

 

俺も健全たる男子だからさ、いやそれはちょっと放送倫理上マズイんじゃないのかなみたいな

 

てかちょっと何脱ぎ始めてんのあなたwwwもうそれは反則っていうかwww

 

 

 

…なんだ、夢かよ。ニヴィシティのジョーイとうとう夢に出てきやがったorz

 

実際には40くらいのお局ジョーイにたたき起こされたからねwwww

 

 

ま、夢でもそんな気分を味わえたからよしとしよう。

 

ぶっかけうどんを食って、散策開始っ!

 

 

 

…ん?なんか珍しい自転車屋さんがあるな。

 

行ってみるか。

 

 

「こちら新発売のモンスターボール格納可能自転車ですよー世界初ですよー」

 

ああ、とうとうそんな時代になったのか。

 

 

 

なんでもこの自転車、相当な機能がついている超多機能自転車なんだとか。

 

ボール格納可の他にチタン採用で軽量化実現、コンセント完備で発電機としても利用でき、

 

その電機で電化製品の充電もできるし、もしくはそれを手元のスイッチで動力に変えることも可能。

 

つまり電動自転車としても使用できる。また24変速ギア搭載。

 

 

さらにタイヤは針の上を走ってもパンクしない超希少特殊素材を採用、チェーンは特殊素材で

 

作られており2トンの重量がかかっても切れず、製造過程で組み込むため何があっても外れることがない。

 

 

カギは指紋認証式で、ロック部分はかなり特殊な器具を用いても破壊は難しい

 

そして故障時はもちろん少しの傷でも永年無料修理が受けられる。

 

 

とまぁわけの分からない100ものプレミアをつけたから100万円するんだと。

 

…だれが買うかよ、そんな自転車。俺普通の自転車でいいよ…

 

 

ってシルゲwwwwおまwwwww

 

「くっそーあと80万円足りねぇ」とか言ってんじゃねぇよwwwww諦めろよwww

 

 

 

さてと、ここのジムの情報を集めないとな…

 

お、ジムはここだな?なんか傍目には市民プールに見えるけど…

 

というわけでジムの横に立っていた兄ちゃんに聞いてみた。

 

 

え…リーダーは女?しかもめっちゃ可愛いときましたかwwwwww

 

勝った暁にはバッチ+αとかあるかやぁwwww

 

…いかんいかん、朝の夢に引っ張られすぎとるww

 

 

 

で水使い。トカゲは出せないな…一撃で殺されかねない。

 

ここは電気ネズミ君に頑張ってもらうしかない!

 

 

でもかなり強いらしいから、ちょっと町の外れの暇人どもとやってくるか。

 

油断してたらこの前みたいになりかねないからな。



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#10 疑いと伺い

超高級自転車を欲しがるシルゲを尻目にジムの情報を入手したシャトシ。

だが相当強力というわけで、上のほうのザコと戦いながら作戦を練ることに。


やっべ…マジしんどー…

 

いや何って、ちょっとカゼ気味なんだよねー

 

 

まぁ昨日ハニャダジムの更衣室覗いてたら変態扱いされて水掛けられたんだがな。

 

ざけやがって…俺何か悪いコトしたかよー…

 

 

 

いいか?俺は「変態という名の紳士」なんだYO

 

いいじゃねぇか覗くくらい…減るもんじゃねぇんだし、こっちだって欲求ふまn(ry

 

 

…ごめん、そろそろ黙るわwww

 

 

 

つーわけで上の橋の5人くらいいたから戦ってきたが…

 

お前らそこにいて何が楽しい?

 

 

「俺ら5人に勝ち抜けるかな?」だってwwww

 

別に途中でmokeponセンター行けばよくね?勝ち抜く必要ないんだしwww

 

 

 

つーわけで2人目戦ったあとセンター戻ろうとしたら3人目が

 

「おいちょっと待てってwwww」ってつっこんできやがったwww

 

 

そこであえてスルーしたら「ないわぁ~」って言われたwww

 

いいんだよこれが戦いなんだよww

 

 

 

んでもって奥行けばいくほど暇人どもがジム戦目指して頑張ってやがったぜwww

 

悪いがお前らじゃ勝ち目ないわwwww特に虫取り野郎wwww

 

 

まぁ今育てたいのは電気ネズミだからな。

 

トカゲで焼き虫にしてやりてぇところだが、ここは電気で焼こうか。

 

 

 

ああ、誤解するなよ。トカゲ出さないのは電気ネズミを育てるためだからな?

 

いくら俺でも強弱セオリーを知らないわけじゃねぇんだぜ?

 

 

かといって火がキライだから電気だーというオール電化精神でもない。

 

ハニャダの女に勝つためのレベル上げだ。それだけは言っておく。

 

 

 

とりあえず乗り越えられそうな策とかすり抜けられそうな木とかあったが

 

やはりここは空気を読んで行かずべきが得策だろうとスルー

 

 

んでずずっと進んでいくと、奥に何か家がある。

 

不法侵入万歳。とりあえず入ってみる。

 

 

 

「助けてくれーワイはマシャキっちゅうもんやーへるぷみぃ~」

 

聞くと自分の作った転送マシンのバグでモンスター化したらしい。

 

 

放置して、ついでにこの家にある金目のものをかっさらおうとも思ったが…

 

確か表にサツがいた気がしたから、仕方なく助けてやることにした。

 

 

 

「おお、ありがとな!」

 

なんだよ、普通のヒトやん。さっきのがぜってーおもろかったやんwww

 

 

「お礼にワイのパソコンのスペース貸したるわ!」

 

なんでもパソコンにmokeponを転送できるんだと。何というご都合主義

 

 

 

だがまぁこれはこれでいいか。

 

捕まえすぎたらここに預ければいいのか。

 

 

つーわけでとりあえず電気ネズミは

 

電圧最大で10万ボルトまで出せるような技術も会得したらしい。

 

電圧は結構なんだけどどれくらいの電流が出せるんだろうね。

 

 

 

そんなことはどうでもいいから帰るか…

 

うう、いかん、意識が…今日無理しすぎたな…

 

だめだ、高熱が出てきやがった…




(本作ー原作)
マシャキーマサキ


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#11 複雑な関係と心境

電気ネズミがかなり主力になりジム戦に挑めるくらいになったシャトシ。

しかしカゼがたたって意識を失い…


気付いたら俺はベッドに寝かされていた。

 

ご丁寧に毛布までかぶせていただいて…

 

 

しかし熱はあるらしい。フラフラするぜ。

 

つーかここどこ?マシャキの家ではなさそうだ…

 

なんか華やかなジャスミンの香りさえするし…

 

 

 

「気がついたー?」

 

…女の子?やべ、マジ可愛いwwwwwめっさ惚れそうwwww

 

しかもノースリーブって違う意味で発熱するわww

 

 

ぼーっとその子を見てると誰か駆け寄ってきた。

 

「ちょっとキャスミ何やってんのー?」

 

 

 

…キャスミ?

 

確かハニャダのジムリーダーってそんな名前だったような…

 

 

いやでも確かにマシャキはそんな事言ってた気がする…

 

ってことはここってまさか…その…えと…

 

 

 

 

「あーっ!あんたあの時のド変態!」

 

やっぱりここって…ハニャダジムか。。。

 

 

「よくも私たちの着替え姿覗いてくれたわねぇ…」

 

「そしてあの時私たちに水かけられて今ここで看病されてるってどういうこと?恥ずかしくないわけこのド変態!」

 

「そーよそーよ、よくも私たちの恥ずかしい姿を…このドスケベっ!!」

 

「本当よ、あんな姿カレシにしか見せたことないのにーっ」

 

「…え、姉ちゃんカレシいたの?」

 

「あ…えと…」

 

「しかもそんなところまでいってんの?」

 

「え…いや…その…べ、別にいいじゃない、私にカレシいたって」

 

「いーけどさー…そだ写真見せてよちょっと見せなさいよww」

 

「ちょっとダメだって…あ、ちょっと!」

 

「えーこのプリに写ってる人?…あれ、待って、これあたしのカレシなんだけど…」

 

「どういうこと…え、まさか…浮気!?うっそー!!」

 

「ちょっとお姉ちゃんこいつの所まで話に行きましょうっ」

 

「ええそうしましょうかっ」

 

「ところでコイツどーするー?」

 

「どうでもいいわよもう適当にす巻きにして放り出しといてキャスミ!」

 

 

なんか面白いことになってるようだが、それより俺は

 

この可愛いジムリーダーと2人きりということが何よりの幸せだ

 

す巻きにして追い出されなければの話だけどww

 

 

「覗いてたのは嫌だけど…健全な男の子だから仕方ないよねwwwもうちょっといていいわよ!」

 

心広すぎwwwちょ、これが恋っていうものなのか…?

 

 

 

とりあえず渡されたカゼ薬を飲んで一休み

 

一眠りしたらすっかり元気になった。

 

 

ああ、いかん。とりあえず勝負の申し込みをしておかないと。

 

「ああ、やっぱりそういうことだったのね!いいわよ、じゃあ3時間後にb」

 

 

 

とりあえず勝ったらこの気持ちを打ち明けよう。

 

彼女もバッチもゲットしてやるぜ!



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#12 純粋も度が過ぎると引く時がある

高熱で倒れ、たまたま搬送された先「ハニャダジム」でバトルをする事になったシャトシ

ジムリーダーのハートもバッヂもゲットすることができるのか?


恋愛ねぇ…

 

設定上俺は15歳ってことになってるから、初恋や一つや二つあるだろうと思うだろうが

 

 

実はそれがまだ1度も…

 

いや、基本俺がいた世界が二次元ってのも理由にあるのは確かだが…

 

 

 

故郷-バサラタウンは過疎化が進んでるから女という女がいねぇんだよなぁ…

 

いたとして俺より格段に年上…おばさんレベルっていうのか?

 

 

ストライクゾーンどころか大きくそれて暴投球並みのアウトゾーンだろ?

 

つーわけで恋なんてしたことねぇんだよ…

 

 

その相手が…よりによってジムリーダーっていうそれだろ?

 

…本気になるとヤラシイこと考えられないって本当だなー…

 

 

 

…とかくっちゃべってる間に時間だ

 

失礼の無いように本気で戦って勝ってバッヂを頂戴しプロポーズだっ

 

 

 

というわけでバトルフィールドに到着したのだが

 

…四方八方水じゃね?ってことはこの電気ネズミで一撃じゃね?楽勝じゃね?

 

 

とか思ってにやついていると「お待たせー」とご登場のジムリーダー

 

「さあ始めましょうか」…てわけでバトル開始だっ!!

 

 

 

「じゃあいくわよーっ」といって出してきたのは黄色のヒトデ

 

当然俺は電気ネズミ1本でいくつもりなので召喚…

 

 

したとたんに回転して飛んでくる体当たり攻撃は反則じゃありませんか?

 

おかげで不意打ち食らったぜ…

 

 

 

こっちも速さなら自信あるが、奴も互角ってとこか…

 

でもそれは見方を変えれば逃げられなくもないし、追いつけられなくもないわけだ。

 

もっといえば、奴と同じ速度で同じ方向に進めば、奴の体に抵抗なく接触できる。

 

 

さて問題は、この電気ネズミがあの黄色ヒトデと同じ進行方向に進めるか…が問題だ。

 

…いや、あのヒトデを操ればいいんだ!

 

 

よし電気ネズミ、キャスミに向かって電光石火の速さで体当たりだ!

 

…でも本当にやるなよ、フリだけだぜ、フリ。

 

 

そしたら案の定キャスミを守るためにヒトデがやってきた!

 

そこに飛び乗って10万ボルト級の電圧攻撃!

 

 

はっと気付いた…絶対キャスミ俺のこと汚い人扱いするだろうなーと思ったら

 

「いい作戦ね、でも次の子はそうはいかないんだから!」

 

 

いやいやいい子だなぁもう結婚して下s

 

…そんな俺に繰り出してきたやつはパワーアップした紫のヒトデ

 

 

なんか速度倍じゃね?

 

やべぇよwwwwwちょwwwww無理wwwwwwwwww電気ネズミ痛そうwwwww

 

 

しかしあれだけの威力があれば…

 

よし、電気ネズミ、奴に向かって電磁波をしかけろ!まひ状態にするんだ!

 

 

そして地面深くまで誘導しろ!

 

感覚を失った奴は、地面深くをあの固い体で掘り進み、ジム内の水を排出していく。

 

 

そしてどこまで進んだかは知らないが、3分待っても戻ってこない。

 

規定ルールにより、勝負はついたな…

 

 

 

「あーあ…こんなにしちゃって…後でお姉さんたちに謝らないとねっ^^」

 

というわけで、水色のバッヂをゲットー

 

 

 

そして勝ったということで気持ちをぶつけるぞっ

 

 

「あ、あの…俺君の事が好きなんだ!…だから…その…お、俺と…」

 

「…ああ…ごめんなさい、私彼氏いるの…」

 

「!?」

 

「ほら、姉さんたちが「私の彼氏ー」って言ってたあの人よ」

 

「!!?…って、君はあの時どうしてそれを言わなかったの…?」

 

「いいの、私は彼を信じ切ってるから!」

 

 

 

んー…

 

ここまで純粋だと、やっぱりいいかもしれん(´・ω・`)




(本作ー原作)
黄色のヒトデーヒトデマン
紫のヒトデースターミー


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#13 不幸は三つ巴でやってくる

またしても卑怯な手段を使ってバッヂをゲットしたシャトシ。

彼女もゲット…とはいかなかったものの、気を取り直していざ出発!!


いやー…

 

フラれるって結構辛いもんだよな。。。

 

 

ま、でも告白しないで後悔するより告白して傷ついた方が楽じゃねぇか

 

俺は後悔なんてしたくねぇんだよ、だからすぐに立ち直ってやんよ!

 

…当然例外はあるが…バッヂという目的は果たしたんだから次に期待だb

 

 

…ん?ジム横の民家やけに騒がしいが、どうしたんだ?

 

警察がいるってことは警察ザタの何かか?面倒なことになってやがる…

 

 

「ちょっとそこの君!」…んあ?俺かよ…ったくなんだよ。。。

 

「この民家から突然ヒトデ状のものが出てきて、そして水が飛び出してきたんだそうだが…」

 

 

ちょwwwwwwあのスーパーヒトデどこまで掘ってんのwwwww

 

まぁ確かに俺がマヒさせたのは悪いかもしれんが…

 

 

「そのヒトデは我々が捕獲したのだが…君何か知らないか?」

 

いやいやいやいやいや事件の当事者なんて口が裂けても…

 

 

違いますよ的な事言ってたらあっちから聞き覚えのある声が…

 

 

「ほんっと、あんなオトコと別れて正解だったわ!」

 

「まったくよ!あんな女たらしなんて海に沈んでもがき苦しんでから〇ねばいいのよ!」

 

 

…キャスミの姉さんたちか…

 

この様子だと彼氏オワタって感じかwwwwにしてもすっげぇ会話してるよなwww

 

 

「あー、あんた例の変態!」…まだ俺は変態扱いかよwww

 

「…ちょっと姉さん、あれキャスミの紫ヒトデじゃない?」

 

「本当ね…あ、あんたその服についてるのうちのジムのバッヂ…あんたキャスミを倒したの?」

 

「…な、なんですって?キャスミ押し倒したですって?このド変態!!」

 

 

いやいやいやwwwwww

 

キャスミは倒したけど押し倒してはねぇんだよ

 

聞き間違いひどすぎるだろ耳腐ってんのかてめぇwww

 

 

「…ん?君さっき知らないと言わなかったか…?」

 

やべwwww普通に口滑ったしwwww

 

 

「ちょっと待ちなさい君!偽証罪および器物損壊罪の容疑で逮捕する!!」

 

ちょっと待てってwwwしかも偽証罪ってこんなウソで適応されねぇだろうがwwww

 

 

仕方ないからその民家の裏から表道路に抜けさせてもらうぜ!!

 

言っておくが俺足の速さには自信あるんだぜ?

 

 

「こらー待てー逮捕だー」…某アニメを思い出したのは俺だけか?

 

ってかお前は分かるがどうしてキャスミのお姉様軍団まで追ってくるwww

 

 

「ちょっと待ちなさいよこのド変態!」「ちゃんと避妊したんでしょうねー?」

 

いやいやいやだから俺何もしてねぇっつうにorz

 

 

そうこうしているうちに、奴らを巻いたらしいなwwww

 

って、気づいたら変な町に着いちまった…

 

 

なにぃ?「チクバシティ」だと?

 

どんな町かは知らんが、次は次とて旅するぜ!




(本作ー原作)
チクバシティークチバシティ


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#14 苦悶の果てに

追われて逃げて、チクバシティに到着したシャトシ。

さて、これからどうすべきか…


なんかさ、俺の立ち位置ってどうよ?

 

好きな女には振られ、挙句悪者扱いまでされてさぁ…

 

 

一応俺の設定上の目標は彼女作り…違うかー

 

目標は…何だっけ?まぁいいか面倒くせぇ

 

 

まぁそんなわけだが、ちったぁまともな生き方してみてぇ!

 

なんかこう…気ままに釣りとかしてさ。まぁ俺釣りやったことねぇけど

 

 

なんて思ってたら変なおっさんに壊れかけのつりざお渡されるしよぉ…

 

どうすんだよこれ…ワケの分からんコイしか釣れねぇじゃねぇかorz

 

 

…もらいもののところを悪いが捨てておくか。

 

俺のリュックは無限大じゃねぇんだからなっ

 

 

 

さて、mokeponセンターとショップで空腹を満たしたあと散策だな。

 

いやしっかし、どうにも海に囲まれた地域なんだなここ。

 

 

…なんだここ?「mokepon愛好クラブ」だぁ?

 

暇人どもが…とはいえ俺もどっちかというと暇人に属する。

 

 

なんてったって俺ニートだからなっ

 

飯だってオッキードの無料券があるし、それでなくても金はザコトレーナーから奪うだろ?

 

 

まぁ俺はあれを「賞金」なんて言って美化してるが…

 

実のところあれただの窃盗だよな?ってか賭博?

 

 

そんなことはどうでもいいか。

 

んじゃ入ってみるか。愛好クラブってくらいだ、もしかしたらいい収穫があるかもしれん。

 

 

…どいつもこいつも趣味の悪いmokepon飼いならしてやがる…

 

全然実戦的じゃねぇ、使えない3流mokepon持って何が楽しいだゴミ共

 

 

と思ったら奥に会長がいやがる…

 

こんな悪趣味な場所見つかる前に帰ってやろうと思ったが、すんでのところで…

 

 

「おお君、このクラブに入りたいのか?」

 

見つかっちまった…

 

 

「そんなことより俺のmokepon見てくれよ、こいつをどう思う?」

 

すごく…どうでもいいです。

 

 

「そうだろーこの毛並みなんてもう見ているだけでうっとりするだろー?」

 

俺はお前のはげ頭見ているだけで吹き出しそうで我慢しているんだが

 

 

…てわけでかれこれどうでもいい、何の収穫もない話を30分も聞かされちまった…

 

奴はそれ以上に話したかったらしいが、俺がかなりイライラしててな

 

 

すんでのところでトカゲをボールから出してここ焼き払おうなんて考えたものだから

 

でもそれはまずいと思って、用事思い出したといって抜けることに。焼かなかったこと誉めろよ?

 

 

そうしたら「おお悪いね、お礼にこの券を受け取ってくれ!」

 

こいつはハニャダのぼったくり自転車の無料引換券じゃねぇか…

 

 

たまには無駄時間つぶすのもいいな。焼き払わないでよかったぜ…

 

んじゃ明日は自転車いただきにいくか。




(本作ー原作)
コイーコイキング


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#15 恋愛に方程式などない

mokepon愛好クラブでつまらん話をされ、自転車引換券をもらったシャトシ。

歩きの旅に疲れたシャトシは、もう一回ハニャダに戻ることに。


少し思ったんだがな

 

なんでこの世界に自動車ってものは存在しないんだ?あ?

 

 

ってかこの世界で最速の乗り物が自転車ってどーよ?いつの時代だよ…

 

所詮ガキの乗るものなんて自転車で十分ってか?ごもっともな意見だ

 

ま、ないよりマシか。

 

 

 

しっかしこのままじゃ戻れねぇよなーあそこにはさ。

 

だってつい1,2日前まで俺あそこじゃ「悪者」だからな

 

 

ったくー…俺はただのニートなんだよ、俺が何したって言うんだよ…

 

ただ単に覗いただけじゃねぇか…いいだろうが男なんだし俺だって年頃なんだy

 

 

…って、ぼやいても仕方ないか。

 

仕方ねぇから軽く変装していくか。

 

 

お、ちょうど虫取り野郎がいるじゃねぇか…こいつは追いはぎ決定だな。

 

よし、ちょっとトカゲと蜂で脅してくるか

 

 

…って追いはぎしたはいいが、上下とも下着湿ってないか?

 

まぁしかしながらサイズは気持ち悪いほどぴったりだからいいとしよう。

 

 

そしてこの虫取りのクソガキには悪いが素っ裸で地下通路に放置しておこう

 

お前のボールから勝手に毛虫出して糸吐かせたから逃げられはしないwww

 

 

すまんな、所有者に忠誠を誓うのが元来だが

 

さすがにトカゲに脅されながらじゃあ…そうもいくまい?

 

 

いいんだよこれがお前にはお似合いだってwwwwww

 

それにカゼ引かなくて済むだろ?感謝しろってwwwwww

 

用が済んだら返すから泣くなってwwwww

 

 

泣きたいのはこっちもだよ着たくもねぇ服着てるんだから…

 

とそうこうしているうちにハニャダ到着

 

 

 

しかしこの町に入るには最低でもあの警官に会わんとならん…

 

ばれねぇとは思うが、念には念を…な。

 

 

…いたいた、あの警官だ。

 

んじゃあ後ろにちょっとこれを置いておいてっと。

 

 

「…ん?こ、これは…50代モノの美魔女グラビアじゃねぇか!!」

 

…よし、成功!

 

 

やっぱりあいつ熟女フェチだったんだなwwwwwww

 

実はあの虫取りのガキが持ってたやつなんだけどなwwww

 

ぜってーお前の親より年上だろこのビデオのおばはんwww

 

 

とりあえず入れたんだ、帰りはどうだってなる。侵入に成功すりゃあこっちのもんだ。

 

自転車屋は…ああ、あそこだな

 

 

「いらっしゃいませー」

 

引換券を提示する

 

 

「えーこれでぇー?コレ100万円もすんのよー?現金で払わないのー?」

 

おいおい引換券だろうが文句言うんじゃねぇよwwwwww

 

 

「ってかあんたのそれ偽造じゃないのー?クソガキが持ってるなんておかしいわよ…」

 

てめぇそれでも店員かコラwwwwwまぁこの服装で持っていそうにはないが…

 

 

少しゴネられたが、何とか自転車をゲットした!

 

どうだシルゲうらやましいかwwwww

 

 

とそこに見覚えのある顔が来店…

 

やっぱり会う運命にあるのかよジムのオネェ様方orz

 

 

「自転車壊れちゃったからなー…なんかいいのないかなぁ…」

 

よし、ばれちゃいねぇようだ。

 

 

「変速ギア6段はガチよねーマウンテン買うんなら…」

 

お前そんなにいらねぇだろwwwwwせめて3段の軽快自転車でいいだろwww

 

 

「…あれ?あの100万する自転車売れたのね…ああ、あの人が買ったんだー…」

 

…俺を見ている。…ん?様子がおかしいぞ…もしかしてばれたのか…?

 

 

「…っあーっ!!!!」

 

マジ?ばれたのか?まぁ確かに服しか変えてないから顔はそのまんまだが…

 

 

 

「あんたよくもこの前慰謝料も払わずに帰ったわね!」

 

…慰謝料?何の話だ?

 

 

「しかも今キャスミと付き合ってるですって?このド変態!!」

 

おいおい待てよ、キャスミが付き合ってるのはお前の元彼とだろ?

 

 

「私の次は妹だなんて許さないんだからっ!!!」

 

…まさか…俺元彼と勘違いされてる?

 

 

この恰好で勘違いされてるってことは…

 

お前の元彼ってどっかの虫取りのクソガキってことか?

 

はははwwwwお前たち終わってんなwwww

 

 

いや、ってか普通にお前の元彼の虫取り野郎がすごいだけかwwwwww

 

ガキのくせして3股かけてたんだろ?

 

そんなやつはもう虫取り辞めて恋愛指南塾かなんかで起業しろよwww

 

 

てわけで俺自体は無実だし、そもそもお前らの安物自転車でこの俺に追いつけるかよぉ!

 

簡単に巻いてやったぜ!

 

 

さて、地下通路の虫取りを解放してやるか…

 

ってかこいつよく見ると輪郭とか俺にすごくそっくりじゃねぇか…

 

 

しかも服のサイズも一緒だってことは…まさかこいつがさっき言ってた虫取り野郎なんじゃ…

 

ま、仮にそうだとしても俺は旅を続けにゃならんのでなっ!!

 

 

服も取り返したことだし、もう一回チクバに戻るとすっかな…

 

 

でもちょっと腹立ったからこの虫取り野郎は電気ネズミで麻痺させといた。



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#16 モグラの穴掘り力

キャスミの彼氏と勘違いされながら自転車を手に入れたシャトシ。

衝撃の事実を噛みしめながら、チクバに戻ることに…


いやいや、この自転車すげぇわwwwww

 

付属の速度メーターでは平地で簡単に50km/h出せるんだなwwww

 

 

しかも電気使えば8%の上り坂だって30km/h出せるしwwww

 

こりゃあ軽い原付じゃんかwwwwww

 

 

事故したって永久保証付きだろ?

 

なるほどねー…そりゃあ100万円するわwww

 

 

 

そんなわけでチクバに戻ってきたが…

 

行き3時間かかったのに帰り5分かかってないぜ?

 

 

感動だよね、自転車ってwwwww

 

まぁそれはそれとしていいのだが…

 

 

…前から気になってたんだよね、この穴。

 

「デグダの穴」だと?時間あるからここに行ってみるか…

 

 

でも一応事前に情報は集めておきたいよな

 

てわけで、その近くで筋肉みてぇなmokeponと何かやってるおっさんに聞くことに…

 

 

「ここはわしが家を建てるためにmokeponに地ならしをさせとるんじゃ!」

 

…頭おかしいのかな、この人…あぶなそうだけど聞くしかないな…

 

 

「あー?あの穴はデグダの穴というんじゃよ」

 

だからそれはいいが正体は何なんだって聞いてるんだよ

 

 

「あの穴の中にデグダってぇもんがいてな、まぁそれだけなんだが…」

 

デグダ?もしかしてmokeponの一種か?どんなmokeponなんだ…?

 

 

「デグダはデグダじゃ!さぁ出ていけ、そろそろ休憩終わりじゃ!」

 

お前何もしてないだろがwwwwやってんのそこのmokeponじゃねぇかwwww

 

 

結局分かったことはあの穴の中にデグダっていうmokeponがいるってこと

 

…ま、行けってことか。

 

 

男は度胸、何でも試してみるもんさって誰かが言ってたしな…

 

試してやるぜ、そのデグダってやつもGETだぜ!

 

 

 

ちょwwwwwww正体モグラwwwwww

 

しかも時々3連モグラ出てくるしwwwwレベル28だとっ!?

 

 

ボールもはじかれるし、もうちょいmokeponのレベル上げておかないとな…

 

そんなこんなで穴を出て、さらに奥に進んでいったら暇人どもがうじゃうじゃいたから戦う…

 

 

なんだそのゾウみてぇなmokeponっ!?

 

そろそろこの辺りからおもろいmokepon出てきそうだな…

 

 

というわけで、ここでほぼ2日間遊んでたらレベルも上がり、あのゾウみてぇなやつもゲット!

 

ずかんには「バクの子孫」ってあるが…何の話だ?まぁいいや。

 

 

デグダの穴もすいすいと行けるようになって、その穴をやっと今日抜けられたぜwwwww

 

 

とりあえず、この時点での俺のパーティー

 

 

・電気ネズミ(Lv.35)

・トカゲ(Lv.28)

・蝶(Lv.32)

・蜂(Lv.25)

・バクの子孫(自称)(Lv.26)

 

ま、こんなところか。

 

 

んじゃ、穴抜けたから今からその先へ行くぜっ!!




(本作ー原作)
デグダーディグダ
3連モグラーダグトリオ
筋肉みてぇなmokeponーワンリキー
バクの子孫ースリープ


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#17 総元締めに歯向かうことなかれ

mokeponたちのレベルを上げて、デグダの穴を抜けたシャトシ。

パーティー新たに、先に進むが…


デグダの穴通ってる時に考えてたんだけどさ。

 

 

なに、出てくる野生デグダは俺の手持ちmokepon全部ボールから出して

 

総がかりで倒せばいいだろ?6体ってのは対戦上のルールだとしてもだよ

 

 

あとよくあんだろ?あの道中にある「細い木」…

 

あれさ、今まで空気読んですり抜けなかったんだよ。

 

 

でもさぁー今までのジム戦考えてみろよ

 

どれ1つまともに勝ってないだろ?

 

 

ニヴィではジムの天井破壊、ハニャダではジムの床破壊と…

 

もうこの時点で俺空気読んでねぇやん?

 

 

じゃぁもういいか…

 

ってことで今日から容赦なく木の間すりぬけっから!!

 

 

 

とかいってデグダの穴抜けたら…見覚えのある場所に出たなぁ…

 

…ここって…やっぱり、マップには「ニヴィシティ」ってある…

 

 

思い出すなぁ…ジムリーダーのタクシ。まだワックス変えてないんかな?

 

また会いに行くか…

 

 

つーかこのトゥキワの森で落とし穴に落ちたあれぜってー忘れん。。。

 

だいたい1ヵ月前の話か。いい思い出だな…

 

 

 

抜けたすぐ、民家をスル―すると例の細い木があった

 

さっき言った通りすり抜けるからなっ!!

 

 

そうしたら建物があったから入ってみることに。

 

…ん?何だあいつ。白衣着てる…あの白衣どっかで見たことあるようなないような…

 

 

「お!シャトシ君!僕ですよ、オッキード博士の助手です!」

 

あー…博士の研究所の隅っこでごちゃごちゃやってたあの人か…

 

 

「博士に頼まれましてね、mokepon10匹以上捕まえていたらあげたいものがあるんですよ」

 

…10匹?俺まだ8匹くらいしか…

 

 

「あーそれじゃあまたの機会ですね…」

 

は?ふざけんなよっ!?ここまで無駄足だったなんてストーリー上いただけねぇだろ…

 

 

毒蜂で黙らせようとも思ったが相手は博士の助手

 

超強力な護身用mokeponを持っていると聞いたことがある。

 

 

何でもレベルリミッター解除装置なるものを使って

 

本来レベル100までしか育たない設定を博士権限で解除

 

博士の関係者のmokeponは最低でもレベル250は超えてるってウワサだ…

 

 

引き換え俺のmokeponはたったの30レベル…武力行使は無理か?

 

いや、周囲の環境を利用して常識を覆すのが俺だろ?

 

 

「どれ渡そうとしたんっすかー?」

 

「ああ、この秘伝マシンEを…」

 

 

何か知らねぇが今だ!電気ネズミよ、建物のガス管に高電圧だっ!!

 

うっひゃーすっげぇ爆発wwwww

 

 

どさくさにまぎれてその秘伝マシンをゲットだぜ!

 

ついでに噂の高レベルmokeponが入っているという噂のボールも奪ったぜ!

 

 

って何で勝手に出てくるんだよ!?

 

しかも何だこいつ…測定によるとレベル…318だとっ!?

 

 

馬に火が引火したみてぇなmokeponだが…

 

くっそ…こりゃ無理だ…逃げるが勝ちだなwwww

 

 

「圧縮酸素弾、そしてだいもんじだ!」あの研究員俺を殺す気かwww

 

そりゃそうか…俺ひでぇことしたもんなww

 

 

ってかだいもんじは聞いたことあるが何だ圧縮酸素弾って…

 

そんな技聞いたこともねぇぞwwwwこれが博士関係者の特殊裏技…

 

 

これは急いで逃げねぇと俺死ぬぜ?

 

そういえばさっき民家あったよなっ!?

 

 

「ねぇねぇ君、ケースィー持ってる?持ってたら僕のばr」

 

そんな暇ねぇんだよ!ちょっと通してくれ!

 

 

俺が民家の窓ガラスを突き破ってから10秒後

 

その民家に圧縮酸素弾が命中、直後だいもんじ炸裂!!

 

 

住民には悪いが俺はデグダの穴に戻らせてもらうぜ!

 

後で線香でもあげに行ってやろう…

 

 

まぁ今日はやりすぎたかなぁとも思いつつ

 

秘伝マシンEをゲットした!

 

 

とりあえずチクバに戻って休憩すっかぁ…




(本作ー原作)
火が引火した馬ーギャロップ
ケースィーーケーシィ


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#18 船とあいつ

この世で見てはならないレベルのmokeponに殺されそうになったシャトシ。

あの少年が助かったことを祈るばかりだが実際どうでもいいか。


いやぁーおっかねぇなぁー…

 

圧縮酸素弾にだいもんじとはあいつ世界を焼き尽くす気かorz

 

 

あんなん食らったら骨すら残んねぇよな、文字通り蒸発だよな

 

まぁいいか、俺はチクバに戻ってきたぜ!!

 

 

ああ、デグダとかいうモグラ捕まえたぜ!しかも3連のやつ

 

苦戦したねー電気ネズミの電気が効かねぇんだもんな

 

 

だが奴らが穴を掘って敵を攻撃する技を会得していて助かった…

 

穴の中にションベンしたらあいつ嫌な顔して出てきたぜwwww

 

 

そこをモグラたたき(というか拳)で殴って捕まえたっていうね

 

近代的だろ?

 

 

なわけで…どうでもいいが、ちょっと南の方なんか船が止まっていやがる

 

「アント・サンヌ号」だと?

 

 

…そーいやぁハニャダにいたドジっ子研究員マシャキがくれたチケット…

 

確か「チクバ☆アント・サンヌ号招待券!」なんて書かれてたよな?

 

 

招待ってくらいだから当然金はいらねぇんだよな?

 

でも乗ってどこいくんだろうな…それによっても乗るかどうか決まってくるやん?

 

 

このチケットの怪しいところは「行き先」「目的」「主催」っていうような

 

内容が一切書かれていないところ

 

 

…から察するにくっせぇニオイプンプンじゃね?これ…

 

まぁでも乗りかかった船って言うしな、乗ってみるか!

 

 

 

「あ、チケット拝見させていただけますか?」

 

ほらよ、これでいいんだろ?

 

 

「結構です、ささ、どうぞ中へ…」

 

でさ、これどこ行くん?ってかあんたら所属は?目的は?ねぇ?

 

 

「ささ、どうぞ中へ(^^」

 

なぁお前人の話きいt…

 

 

「ど・う・ぞ・中・へ(^^#」

 

…分かったよorz

 

 

どうしてこうも詳細を明かしたがらないのかが不明だ

 

脚本家が手抜きをしたなんてことは考えたくないがそれを疑っておこうか

 

 

 

…ってシルゲ?なんでお前がここにいるんだよ?

 

しかも隣に女連れてる…

 

 

「ねぇシルゲ、私たちの部屋ってどこだっけー?」

 

「ここさ、スイートルームさ、ははー」

 

「うっそーすごーい☆いくらしたのー?」

 

「ざっと\700,000くらいかな?この日のためにバトルを重ねて金を巻き上げ…いや貯めていたのさ」

 

「キャーステキーvv」

 

 

見なかったことにしてどっかいくk…

 

 

「おーあんなところにシャクトリムシがいるぜーははは」

 

見つかったーめんどくせぇーもう本当にめんどくせぇー

 

 

「お前こんなところで何してんだよ?」

 

お前こそこんなところで何してんだよ…

 

 

「いやちょっとデートに…っておこちゃまには分からないかーはははは」

 

bitch連れてるだけで調子に乗んな

 

 

「悪いが今から忙しいからお前にかまってる暇はねぇんだよ、まぁおこty(ry」

 

船の上でいちゃいちゃしてる途中に船酔い起こしてゲロまみれになればいいのに

 

 

「んじゃなーシャクトリムシ君☆」

 

後で覚えておけよ貴様qqq

 

 

ムカついたから自室で休んでるかー…




(本作ー原作)
アント・サンヌ号ーサント・アンヌ号


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#19 船には黒い噂がつきまとう

超怪しい客船「アント・サンヌ号」に乗ったシャトシ。

史上最大級の怒りをシルゲに抱きつつ、船内を散策することに…


やっぱさ

 

なんだかんだ言ってモテる・モテないって外見やん?

 

 

認めたかないけど確かにシルゲはカッコイイ。性格最悪だけど。

 

でもモテるのは決まってあっち

 

世の女どもは俺に振り向いてくれさえしない

 

 

俺の方が性格はいいが外見がなぁー…

 

全く不条理な世の中だよなー

 

 

気晴らしにデッキに行くかー

 

…おお、潮風が気持ちいいなー…で、この船まだ出港しねぇの?

 

 

「お前乗客か?俺とバトルしようぜ!!」

 

…ん?お前船乗りか?仕事は?バトルしてていいの?ねぇ?

 

 

まぁサクッと倒したが…

 

どうやら客室にもバトルのしたがりが結構いるらしくてな

 

これは経験値稼ぎにいいかと倒しに行くことに

 

 

途中ジェントルマンやエリートトレーナーとか船乗りとかいたが

 

やつら全然口ほどにもねぇ奴らだったなー

 

 

本気出すなよ?ここでモグラに穴掘られたくなかったらな!って脅したら

 

バトルそっちのけで金払ってくれたからなwwwww

 

 

あ、俺性悪やんwwwwそらモテんわwwwwwww

 

 

てわけで適当に遊んでたらふと俺のネームプレートのかかった部屋があった

 

…そりゃそうか、俺は招待されてるんだ、俺の部屋も当然あるわけか。

 

 

で入ったら若い姉ちゃん(21くらいか?)がいた…お前誰だよ?

 

「私はこの部屋の使用人です。」

 

 

使用人…?ここどういう船なんだ?

 

「私どもはお客様の疲れを癒すためのマッサージをさせていただいております」

 

 

…マッサージ…だと?これはちょっと期待せざるを…

 

「ああ、でもセクハラするお客様は最悪撃ち殺してもいいと申しつけられておりまして…」

 

 

…なるほど、それでお前の腰にはふくらみがあったわけか…

 

ってか、でも殺していいのかよ?お前ら客商売だろ?

 

 

ぶっそうな世の中になったなぁとか思うもんさ。

 

…まぁいろんな意味でおさまりがつかんが、疲れをいやしてもらうとしよう。

 

 

バカバカバカバカそこ痛い痛い痛い痛痛痛痛痛痛痛wwwww

 

「おwww客www様wwwwwお若いのに大丈夫ですかwwww」

 

 

いやいや、やっぱり体は大人みたいだからさ、あんたの大人の部分もちょっとこう…

 

「(…カチャ)」

 

 

嘘でーす黙りまーす…あーそろそろ疲れ取れてきちゃったなーんじゃあまたねー(逃

 

 

 

あんなところにいたんじゃいろんな意味で休まらんわww

 

また散策するかー

 

 

…ん?船長室かここ。ドア空いてるが…どうしたんだろうか…

 

 

「ううー船酔いしたぁーorz」

 

お前船長…だよな?お前が船酔いしてどうする

 

 

「おおそこの若いの、ちょっと背中をさすってはくれんか?」

 

ぁー?めんどくせぇ…なんでテメェの背中さすんねぇといけないんだよ…

 

 

「(…カチャ)」

 

いやいや喜んでさすらせていただきますwwwwww

 

 

なるほどこれは所属を隠したがるわけだ…

 

全員が拳銃もってやがる…ってぇとこの船はそういう関係の人間の船…

 

 

「おおありがとう、助かったよ。優しい少年じゃな君は」

 

命が惜しかっただけです

 

 

「礼と言ってはなんだが…こいつを受け取ってくれ!」

 

…「秘伝マシン」って書いてあるが、何だこれ?

 

あの研究員から奪ったものも確かそんな名前だったような…

 

 

聞くと秘伝マシンとは、技マシンの上位品で非売品

 

一度覚えたら特殊な方法でしか忘れさせられないとか

 

 

リーグ目指すなら絶対に必要なものらしいが

 

決して強い技じゃないので覚えさせるときは慎重にだとさ。

 

 

「ちなみにそこには「いあいぎり」が入っておる、細い木を切れるんじゃよ」

 

あ、俺すり抜けますwwwwwサーセンwwwwwでもいただきやーすwwww

 

 

…そろそろこの船も退屈になってきたな…

 

どうやら出発する気配もなさそうだし。

 

よし、んじゃあ俺はモグラに命令してからこの船を出るとするか

 

 

「シルゲの部屋の中に穴を掘って侵入し、部屋の床に穴あけてこい」



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#20 ディスクやら電気やら外人やら

ナントカ組運営(?)のアント・サンヌ号にて秘伝マシンをもらったシャトシ。

シルゲは滅んでくれたか?まぁどうでもいいか


どうでもいいがこの「秘伝マシン」ってどう使うんだ?

 

なんかCDみたいだけど…

 

こんなときこそ相当昔にもらったmokepon図鑑の登場だよな!

 

 

意外とこれ使えるんだよな

 

mokeponの種類、レベル、属性、電子地図もついてるしな!

 

そして旅路の中で出現するアイテム、道具、設備なんかの情報も書いてある。

 

 

「技マシン・秘伝マシンの使い方」

 

そうそうこれだよ、でなんて書いてあるんだ?

 

 

「でもどうせお前使わないだろ?書かなくていいよな!」

 

…よくお分かりでorz

 

 

 

結局この船でどこにいくでもなく俺が出て行った後に出航しやがった…

 

どこ行ったんだろうな、あの船…

 

 

まぁいいかwwww

 

 

 

さてクチバシティに戻った俺が向かったのは

 

いちいち気になってたここのジム

 

なんか細い木があるとかいう感じで今までのように気楽に入れないんだよな

 

 

もちろん空気読まずに入ることもできたけど…

 

そこよりも例の船とかデグダの穴とかのほうが興味あってさ

 

だから今日ここのジムいこうかなと

 

 

秘伝マシンは力を貸してくれないようなので細い木をすりぬけてジム入室

 

だって使い方わかんねぇんだもんwww博士調子乗りやがってwwww

 

…でもなんだ?ここのジム外国人ばかり…

 

 

しかもなんだここ…やたら静電気が起きる…

 

それに電気ネズミが明らかに上機嫌になってるし…

 

もしかしてここは…電気系のジムなのか?

 

 

「Oh, fuckin' boy, LOL!!!」

(訳:うはwwwwクソガキwwwwww)

 

 

なんだこいつ…英語分からないだろうと思ってるのか英語で挑発とは…

 

一応英語の学識は少しくらいあるんだ、それくらいは分かるんだよ

 

 

そしていきなりバトルを仕掛けてくるんじゃないwwwww

 

まぁこいつはここの手下だろうから適当に相手してやるか

 

 

思った通り電気を使う

 

じゃあ電気ネズミでその電力を吸い取って吸収しちまえば良いんだよ!

 

 

…ん、おかしい、なんかみるみるうちに電気ネズミにダメージが蓄積されていく…

 

どうしてだ?相手は確かに電気ショックを放っているんだから

 

蓄電されて体力が回復していくはずなのに…

 

 

これはまずいぞとトカゲとデグダで一応勝ちはしたもの

 

トカゲは電気受けると…こいつ火の使い手だからな、もしかしたら爆発するかもしれんのだよな

 

 

実際は「電気」と「炎」が触れ合っても何も起こらん

 

でもなぜかこの世界ではその2つが触れ合うとどこでも爆発が起こるらしい…

 

 

まー、デグダは地面にいるから電気ノーダメージだけど

 

もしトレーナーが蹴ってきたら、体力無いからなこいつ…

 

 

ちょっとこれは攻略をねる必要がありそうだな…



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#21 正にゲスの極み

電気タイプのジムへの挑戦を試みるシャトシ。

電気タイプへの攻略方法はあるのか?


やぁやぁみんな、待たせたな!

 

俺だよ俺、ハニャダシティの人口の半分程のファンを持つシャトシだよ

 

 

最近忙しくてな

 

mokeponマスターなんて目指さなきゃよかったぜ(苦笑

 

 

今頃、俺くらいの中坊は夏休みだろ?

 

俺にそんな日なんてねぇんだからよ

 

 

1日でもサボると視聴者からクレームの嵐なんだからさ

 

ったく因果な商売だぜこりゃ…

 

 

言っとくが宿題ってのもあるんだぜ?

 

いや、宿題っていうかノルマだな

 

1日に戦う数とか話しかける数とか総走行距離とか…

 

 

1ヶ月ごとに指定されたノルマを達成しないと

 

俺の自転車のギアが、軽いギアから段々と使えなくなっていくらしいぜ

 

そりゃあそういうバカげた機能付けてたら100万円するわなぁwwww

 

 

そんな裏舞台はどうでもいいんだが

 

 

 

ここのジムは電気系を使うらしい

 

しかも電気の種類?が違うらしくネズミでは吸収不可

 

 

トカゲでもデグダでも不安要素が混じる…

 

こうなったらやっぱりあの手を使うしかないな…

 

 

それには若干の準備がいるんだよな

 

一遍ハニャダに潜入してあれとあれをパチってこようか

 

 

 

そして迎えた今日、リーダーとの対戦だ

 

 

「Welcome, fuckin' boy!!」

(訳:ようこそクソガキwwwww)

 

今のうちに言っとけこのクソ外国人

 

 

「Oh, I'm in Japan, but I can't speak and understand Japanese, so I will speak English only, okey?」

(訳:日本にいるが日本語分からん、だから英語だけしか使わんがいいか?)

 

何でもいいからさっさと始めんぞ、バトルに言葉なんていらねぇんだよ!

 

 

しっかし日本語分からんとか、子供向け番組として失格だろそれ…

 

ま、俺のキャラも失格モンですけどもwww

 

 

 

さて開始だ!相手が出してきたのは…

 

なんだあいつ?うちの電気ネズミに似てるな…進化形か?

 

マジブッサイクやなあいつwwwwこいつには進化してほしくないわーwwww

 

 

んじゃ最初は電気ネズミ

 

あらかじめ手に握らせておいた蝶のしびれ粉

 

そいつを超速移動で相手の眼に撒いてやれ!

 

 

これでうまくいったな…

 

そしてその足でジムの周りに例のものを等間隔に配置するんだ!

 

そう、「ガス玉」と「ガソリン玉」をな!

 

 

ハニャダに行ったのはこのため

 

あそこのジムから気化ガスとガソリンをパチってきちった☆

 

今丁度あのジム復旧工事中だから余裕でやれたぜ!

 

 

そしてマシャキのところへ行って特殊な製法で殻に入れてもらったんだよ

 

ちょっと脅してやったらすぐにやってくれたぜwwwこいつ使えるwwwwww

 

 

んでもってそれを交互に等間隔に配置

 

同時に移動時の衝撃波で殻を破壊、結果ジムはガスとガソリンに囲われることになる

 

 

相手のネズミの目つぶしから全作業終了まで約1秒

 

さすがはうちの子電気ネズミ、やればできる!

 

そうしたらお前は役目終わりだ、戻れ!

 

 

混乱した敵ネズミはかなりの電力の電気ショックを辺りに放出

 

それにガスが反応し、大爆発が起きる

 

 

「Oh! is that your strategy? What a meanness!!」

(訳:それがお前の戦略かよ…なんて卑劣な…)

 

知ったことか、勝てばいいんだよ勝てばな!!

 

 

さらに爆発の影響でガソリンに引火、大炎上

 

敵のネズミは天井落下と炎を紙一重で避けているが、これも計算のうち

 

天井落下でこいつが死ぬなんて思ってない、こいつの素早さは計算済みだぜ

 

 

ここでデグダの登場だ

 

やけどを負い動きが鈍った敵ネズミを、ガレキの下から穴を掘る攻撃!

 

 

どんな炎にも耐えるデグダが

 

お得意の地中からの攻撃

 

 

あのクソ外国人もこの状況ではこいつを蹴れないし

 

何よりあの敵ネズミが困っている

 

 

ゆえに、こちらの攻撃はクリーンヒットする。

 

 

 

あっという間に決着がついた

 

しかしお前が悪いんだぜ敵ネズミ、お前の電気ショックが全ての元凶なんだからな!

 

 

そしてこのジムで働いている奴ら

 

お前らの悪態が、ここまで俺を卑劣にしたんだぜ?

 

 

 

もちろん俺の勝ち

 

最も、爆発の影響でかなりボロボロになっちまったがな…

 

 

相手トレーナーはガレキに足を挟まれていたようだから

 

その隙にバッヂをゲットだぜ!

 

別にいいだろ?

 

 

そして吐き捨ててやったさ

 

 

「If you want you to cure the wound, go to the Mokepon senter, and say Japanese, like this:」

(傷を治して欲しいなら、mokeponセンターのジョーイさんに日本語でこう言うんだな)

 

「fune no sentyou wo yonde koi, bokkoboko ni shite yaru!!」

 

 

ここまで言って、さすがにかわいそうだと思ったので

 

とりあえずたね使ってガレキをどかしてやったぜ

 

マジ俺優しいがんwwwww

 

 

 

さてこれでここは終わりかな

 

次はどこに行けばいいんだ?



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#22 歴史は繰り返す

恒例となった(?)ジム破壊によって勝利したシャトシ。

被害総額は億単位?そんなの関係ねぇ!次に進むぜ!


この前道行く近所のガキ数人に言われた

 

「おめー卑怯くせぇ勝ち方するよなー」

 

「もっと正々堂々とやれよ、ゴミだなお前ー」

 

 

ふん、こいつら何にも分かっちゃいない

 

周囲環境を利用した攻撃じゃねぇか

 

 

自分の力だけで成り上がろうなんて無理さ

 

一人で生きていくことが難しいようにな

 

 

うまく周囲の環境を使って勝利する

 

これが戦いってもんだろ?変な美学に惑わされんなよ

 

 

 

「おぬしら下がっておれ、ワシがこいつに体で教えてやるよ」

 

…何だこいつ?いきなりしゃしゃりやがって

 

 

「ワシの名前はクリーン、昔は名の知れたバトラーじゃったわ…」

 

 

聞けばこいつ、40年ほど前まであの四天王を20連続勝ちしたという

 

伝説のmokepon使いのクリーンなんだとか

 

 

mokepon自体は大したことなかったが滅茶苦茶なタクティクスで相手を翻弄

 

簡単に言えば俺のようなバトルだったんだと

 

 

しかし21回目の挑戦で「レット」というタメの奴にやられて落ち延び

 

それからはmokepon塾を経営、正しいmokeponの在り方を追求する研究員になったとか

 

 

 

「若いころのワシは愚かじゃった…勝てばいいと思ってたんじゃ。しかしその精神だけでは勝てないと思い知らされたんじゃよあのレットという若き王者に…」

 

その敵将はクリーンのチートとも言える戦略の罠をすべて見切り

 

mokeponそのものの強さで攻撃をしてきたんだとよ

 

 

設置したダイナマイトは凍らされ、時間差で作動するように仕掛けた電磁波発生装置も壊してあったらしい

 

低周波発生装置も30個仕掛けたらしいが同時攻撃をされて総破壊

 

そうされたらこのジジイの手元に残るのは貧弱なmokepon、勝ち目なんてなかったんだってさ

 

 

「今のおぬしは昔のワシのようじゃ、それがどれだけ愚かしいか見せてやる!」

 

おいおいこんなところでバトルかよ…

 

 

ここは草むらの多い平野

 

この状態だととかげの炎でここを火の海にすれば楽勝だ

 

 

…と思うだろうが相手は元横暴反則王者、その予防くらいしてあんだろ

 

セオリー通りにはいかねぇってことだろうな

 

 

 

ジジイの手持ちMokepon数はボールの数からして2体

 

俺と同じタイプだとすると火と電気が無難だろうな

 

この世界じゃかけあわせてどこでも大爆発を起こせるわけだし

 

 

それにこちら側の草むら、やけに灯油臭ぇ

 

それにあっちの草むらには、なんかすごく細かいグミみたいなのが無数に噴霧されている

 

 

なるほどそういうことか

 

確かに普通にやったら俺の負けだったろうな

 

 

だがなめんなよ

 

お前の考えはすべて見切ったぜ!




(本作ー原作)
クリーンーグリーン
レットーレッド


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#23 ネタバレは負けフラグってのは古来よりのお約束

クリーンなる老人に戦闘を申し込まれたシャトシ。

相手もこちらと同じタイプ。立ち向かう作戦とは?


---

ここからクリーンの視点

---

 

ふん…あのガキ大した実力なんてないじゃろ

 

きっとワシが仕掛けたトラップすら見切れておらんじゃろうな

 

 

おぬしが来る前に仕掛けておいたんじゃよ

 

おぬしの側の草むら、おぬしを中心とした半径2mの外円部分に大量の灯油を撒き

 

こちら側の草むらには熱硬化性樹脂を噴霧した

 

 

熱硬化性樹脂とは熱を加えると固まる樹脂

 

相手は中学生、その樹脂の存在なんて知らんじゃろ

 

 

 

相手からしたらここはただの草むら

 

当然こちらがmokeponを出すや否や炎で焼き払おうとするじゃろうな

 

 

しかし火炎放射などしようものなら

 

こちらの草むらは樹脂によって固まり

 

そっちの草むらだけが炎上する

 

 

あれだけの灯油を撒いたんじゃ

 

いくら炎タイプとはいえ丸焦げになるじゃろうな

 

 

この隙に電気タイプのmokeponを繰り出し電磁砲をお見舞いする

 

当然相手は爆発の衝撃に耐えられまい

 

 

次いで相手はデグダを出すじゃろうて

 

火の攻撃はすべて耐えられると踏んでな

 

 

こちらはそれに対して炎の使い手を出す

 

相手の炎で固まった草の上に立っておくだけでよい

 

 

デグダは穴を掘るでこちらにくるだろうが

 

熱硬化性樹脂は固い、そう簡単には突き破れん

 

立ち往生している間に地震攻撃

 

これで完封じゃな

 

 

---

ここまで

---

 

 

 

あのジジイの笑顔、勝利予想図ができているみたいな笑顔だな

 

言っておくがお前のトラップなんて全部お見通しさ

 

 

問題は相手のmokeponのレベル

 

老練した使い手のはず、一瞬の油断が命取りとなるな

 

 

 

じゃ、やるか!

 

 

 

とりあえずとかげを出す

 

でも何をするわけでもないぜ、相手にガンでもつけとけ

 

あとしっぽの炎はくれぐれも気を付けておくんだぞ、灯油に引火しないようにな!

 

 

「なぜ火炎放射を使わないんじゃ…警戒しておるのか、それじゃあこちらからあぶりだしてやるか、ゆくのじゃ、Qグロス!」

 

Q…?クォーター?1/4グロス?何で3ダースって言わねぇんだ?

 

 

まぁいい、相手は見るからにハリ電気ネズミ

 

予想通り、こちらの炎を使っての爆発を狙っていたか

 

 

じゃあ挑発してやるか

 

「お前のmokeponなんてクソトロイだろ、電気系の風上にも置けんなwwwww」

 

 

「何じゃと?舐めくさりおって…怒りの電光石火を見せてやれ!」

 

ちょwwww速過ぎwwwwwよけるつもりが当たっちまったぜwwwww

 

 

さすがは老練の使い手、しかしこれでこいつは終わりだな

 

火の粉を撒いて路上へ避難だ!

 

 

火の粉は敵の仕掛けた灯油に引火

 

ハリ電気ネズミは身動き取れないはず

 

 

あのジジイのフィールドにあったあのグミみたいなやつ

 

よくわからんがどうせ熱を加えると固まるってシロモンだろ?

 

 

あのハリ電気ネズミが繰り出された時、そいつの足にその接着剤がついたはずだ

 

その状態でこの炎の海だ、次第に足の自由が利かなくなってくるはずだぜ

 

そして丸焦げになって、自らの電気で爆発する。

 

 

 

「くっそぉーやりおったな、じゃあ次はお前じゃトースター!」

 

ネーミングセンス0だなこいつwwww

 

 

こいつは炎タイプ

 

やっぱりな、俺の予想通りだ

 

 

しかしジジイよ忘れてねぇか?お前がそいつを繰り出した場所には

 

まだ固まってない接着剤があるんだぜ?

 

 

そんなもんの上に、その体中が炎みたいなやつ乗っけたらどうなると思う?

 

そいつは何もしなくても身動きが取れなくなるだろうな

 

 

「しまった!熱硬化性樹脂がこいつの熱で硬化して、身動きが出来んくなっとる…」

 

 

そこでトカゲのごり押し火炎放射

 

これで相手の身動きは完全に取れない、よって戦闘不能だ!

 

 

 

 

「なぜ…なぜじゃ…なぜワシが負けたのじゃ…」

 

簡単なことだ、お前は自分に負けたんだよ

 

 

自分の経験に慢心し、自分の価値観が唯一の正解だと高をくくって

 

自分本位に戦術を組み立てたから先が見えなくなっちまったのさ

 

 

ベンチャー企業が大企業に勝つことがあるが

 

それもこの理論で説明できる

 

 

 

お前がレットってやつに負けたのもその理由だろうよ

 

20連勝が自分の過信につながったんだろうな

 

 

でもそいつはチャレンジャーとして

 

お前の特性を読み切り、仕掛けを無効化することを怠らなかった

 

 

お前は自分のトラップに相手が絶対にはまると高をくくった

 

だから負けたんだよ

 

 

全部はお前の油断さ、過信さ。

 

つまり、お前は勝負にもお前自身にも負けてんだよ

 

 

 

でも俺は違う

 

いつも相手の作戦を読み切り、常にベストな方向を模索する

 

 

そして読みが外れたときも臨機応変に可能性を常に探す

 

俺に慢心なんて言葉はねぇんだよ

 

 

 

「そうか、だからか…長生きはするもんじゃな、良いことを聞けた」

 

 

俺はしたくねぇな

 

年を取ると誰でも自分を過信しちまうんだろうからな

 

 

 

さて、先に行くぜ!

 

後には戻らない主義なんでね!




(本作ー原作)
Qグロス(ハリ電気ネズミ)ーサンダース
トースターーブースター


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#24 若人よ闇を照らせ

卑怯vs卑怯に勝利したシャトシ。

この街に用はねぇ!次を目指そうぜ!


そんなこんなでおっさんとの卑怯戦を制した俺だが

 

元はといえばクソガキ共が俺を挑発してきたからなんだよなー

 

 

そのガキ共は口をあんぐりと開けて俺を見てコソコソやってんな

 

「えー負けちゃったよあのおっさん…」

 

「勝ち方えげつねぇけどあいつやべぇって…」

 

「てか俺たちが挑発した事ぜってーイラついてるよなあいつ…」

 

「どさくさに紛れて逃げるしかねぇだろ…」

 

 

はっはー逃がすわけねぇじゃんwwwwwwwwww

 

バクの子孫、こいつらに催眠術かけてくれ、今からこいつら連れていこうぜ!

 

 

このチクバシティ、東に進んだらクソでっけーmokeponが塞いでんだろ?

 

飛び越えていけそうだけど向こう側海だし

 

勢いあまって海にドッボーンなんて恥ずいだろ?俺思春期だぜ?wwww

 

 

するとハニャダの方から細い木をすり抜けて

 

「岩山トンネル」なるところに入らなきゃならんらしい

 

 

でもそのトンネルが薄暗いの岩があるだのってことだったから

 

こいつら連れて行こうかなーなんて思ったんだよwwww

 

え?生贄にしようなんて思ってないよwwwwwww多分ねwwwwwwwwwwwww

 

 

その細い木をすり抜けて暇人トレーナー共から金を巻き上げながら聞いたんだが

 

この先のトンネルを抜けるとお墓みたいなところがあるらしい

 

んでそこにはmokeponの魂を祀っているとか、でも悪霊もいるとか…

 

 

ははは俺よりあくどいヤツっているの?

 

ぜってー俺に勝てんからねwwwwかかってこいやwwwww

 

 

みたいなこと思ってたらトンネルについた

 

中に入ってみたんだがこれがまた暗くてさ

 

もちろん暗いっていう情報は掴んでたから対策はしてきたぜ!

 

 

実はクチバシティで船に乗ったとき倉庫室みたいなところがあってさ

 

そこからでっかい懐中電灯パチってきたんだよねーはははwww

 

 

催眠術かけたガキ共に持たせて俺は悠々となwww

 

いやーこいつらついて来てくれて助かったぜーwwww

 

 

どうでもいいけど

 

なんでこんなくらい洞窟にも暇人バトラーがいんの?

 

みんな陰キャなの?山男はどう考えても独身だよなwwwww

 

 

しっかもこいつらの使うmokeponって硬いからさ

 

俺蹴れねぇし蝶で何とかするしかないだろ?

 

ハニャダのねーちゃんが使ってた水使い系があると少しは楽になるんかな??

 

 

洞窟のくせに階段があったりとかでなかなか迷った気はしたが

 

そんなこんなで出口に出たぜ!

 

 

…まーた暇人バトラーがいやがる…

 

そういえばここは亡霊街だったんだよなー…

 

 

よし、催眠状態のこいつらに命令して…

 

 

「え、なにあの子達…なんか怖い…」

 

「この街の死霊じゃ!逃げろー!」

 

「清めの塩をくらえ!…聞かないだと??やばい逃げろー!!!」

 

 

ははは愉快愉快wwwwwwwwwwwwww

 

ヨダレたらして腕前に出して首傾けてあーうー言ってもらってるだけなのになwwww

 

いやいやこれがホントの効果抜群wwwwwwwww

 

 

さてこの亡霊街に着いたが…何だ?あんなところに塔がある…

 

mokeponセンターで癒されてから行ってみるか!

 

 

このガギどもは面白そうだから放置しとくかwwww



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#25 霊界に詳しい最近見ないあの人

クチバで茶化してきたガキ共をこき使って幽霊街に来たシャトシ

あのガキ共いつまでゾンビってんだろうね。俺関係ないけど。


この幽霊街、ゴオンタウンってんだね

 

サンオン(惨怨)でもシオン(死怨)でもないゴオン(護怨)ってのが恐怖をそそるね

 

 

しかもここの食堂おいしくないんだよね…

 

幽霊街だからって全部精進料理にしなくてもよくね?

 

俺みてぇな肉食野郎にはキツイぜ…

 

 

てわけで飯はそこそこにジョーイに聞いてみたんだよ

 

あのデッケー塔何なんだって

 

 

なんでもmokeponタワーといって死んだmokeponの霊を祀っているんだと

 

でも最上階には悪霊がいて誰も立ち入れないんだとか

 

 

mokeponって死ぬの?瀕死にはなるけど

 

みたいな疑問が消えないが深くは触れないでやろう

 

 

まぁいい

 

俺のあくどさと怨霊の恨み比べてやろうじゃねぇかwwww

 

 

だがそこに寄る前に寄り道も悪くねぇ

 

近くの「姓名判断士」なるところに遊びに行ってやろう

 

 

 

…女だ、しかもおばはん。

 

しかもすげぇ量のブランド物。ブランド物が泣いてんぞお前みたいなんにつけられてww

 

 

「ちょっとあんたそこで何つったってんのよ、何しに来たのよ」

 

ただ寄ってみただけで別に目的は…

 

 

「あたしゃねテレビにもよく出た有名な姓名判断士なのよ分かってるの?」

 

なんだこいつ、超上から目線なんだけど

 

 

実家に居た時からニートでネトゲばっかやってたから

 

テレビとかそういう世俗的なものは知らねぇんだよ勘弁してくれよ…

 

 

「よく芸能人とか改名してきたんだけど、あんたも改名してやるわよ」

 

改名?興味ねぇけどあのいけすかねぇインスタント味噌汁野郎に

 

不愉快な名前で呼ばれるのもムカつくしな…

 

 

「あんた名前は?…シャトシ?シャクトリムシみたいねぇおほほwwwwwwwww」

 

マジこいつぶっ〇してやるwwwwwwwwwwwww

 

 

「何より字画が最低なのよ、どう?30万で改名するわよ?」

 

はぁ?金とんの?っざけんなよぜってーやだよww

 

 

「改名しないとアンタ地獄に落ちるわよwwwwww」

 

 

ふーん、じゃあさ、一つ聞いていい?

 

「何よ」

 

 

あんたの名前も改名したんだろ?でテレビにも露出してたんだろ?

 

「そうよ、字画もピッタリだしさすが私よねw」

 

 

じゃあなんで今はこんな幽霊街で廃れてんだ?

 

 

 

占いに頼りたくなる時だってある…未来への不安は尽きることないからな

 

でもそんな未来は自分で作ってるんだと俺は信じてるぜ

 

 

そりゃ字画だろうが身につけるものだろうが

 

自分の運勢を上げる「助長」はしてくれるかもしれんよ、詳しいことは知らんけど

 

 

でも自分の人生を運営しているのは自分自身だろ

 

占いはそのサポートくらいに見ておいたほうがいいんじゃねぇの?

 

 

字画悪くても持ち物クソでも

 

自信持って自分の人生生きてりゃ幸せじゃね?

 

 

どっちにしても俺の今までの所業から見たら地獄に落ちるしかねぇからさwwww

 

改名には興味ねぇな

 

 

 

さて適当に時間も潰したし、次はユーレー屋敷に行ってやるぜ!




(本作ー原作)
ゴオンタウンーシオンタウン

作中の姓名判断師は架空の人物です。
変に詮索すると地獄に堕ちます。


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#26 虚栄心と臆病風の間で

改名せずにシャクトリムシとして生きていくことを決めたシャトシ

…え?違う?さーせんwwww


思えばシルゲとの因縁は幼少期にまでさかのぼる

 

あいつは昔からいけすかねぇやつだったんだよ

 

性格悪いくせにイケメンだし、何より人当たりがいい所が気に食わねぇ

 

 

世界十大頭脳の孫だか何だか知らねぇが

 

エリート特有の鼻につく感じがどうにも腹立たしい

 

 

そして事あるごとに俺を見下してくる

 

「シャクトリムシ」なんてあだ名もその1つ

 

 

チクバの船では本気で溺れちまってもいいやあんなやつって思っちゃったよねwwww

 

mokeponタワーにあいつの霊でも出ないかなwww

 

…いかんいかん、性格悪いと彼女ができないぞ☆

 

 

そんなこんなでタワーに到着…

 

なんだよ全然何もねぇじゃん、普通に人いっぱいいるし…

 

 

期待して損したーなんて思ってたら受付のねーちゃん

 

「これより上の階でmokeponの霊が祀られております」だって

 

 

んじゃまずは2階へ向かうか…ん?

 

見慣れた奴がびくびくしながら歩いてるな…

 

 

「あー怖いよぉー…お姉ちゃん…うぅ…」

 

あの聞きなれたいけすかねぇ声…まさかシルゲ??

 

っへぇー!あいつ苦手なんだこういうのwwwwwwwww

 

 

できることなら霊の状態でそのツラ拝みたかったが

 

これはこれで面白い、ちょっくら仕返ししてやるかwwwww

 

前拉致してきたガキ共にまた催眠術をかけて…

 

 

 

「もうこんなところ早く出たいよぉー…でも図鑑完成のためにここのmokepon捕まえないと…」

 

『そのmokeponって…私のことかしら…』

 

「ギャー!!!でたー!!!こ、子どものお化けー!!」

 

 

はははwwwwwwwwww愉快愉快wwwwwwwwww

 

 

いや実際怖いと思うよ

 

ローソク頭につけた鬼の能面が首切り鎌(アルミで作ったレプリカだけど)持って

 

こんな場所で4体も出てきたらそりゃビビるよねwwwww

 

いやいや同情するぜはははwwwwwwwwww

 

 

ひとしきり笑ったのでこいつらを退場させて何食わぬ顔でシルゲの前に現れてみよう

 

さすがに自分がシスコンだって俺にバレたと知るのはさすがに可哀相かなって思ったから

 

何食わぬ顔で行ってやるんだぜ?俺マジ優しいwwww

 

 

「よ、よぉシャクトリムシ君今日は自分のmokeponの供養かな?弱ぇと大変だなははは」

 

おーい目の焦点が定まってないぞーどこ見てんだー

 

 

「おおお俺は違うぞ図鑑の完成のためにこんなところまできてやったんだからな」

 

唇真っ青じゃんここ氷点下とかじゃないんだけど

 

 

「しかしあれだな幽霊タワーなんてこんなモンかははは全然余裕だったぜ」

 

おい股びちょびちょだぞ今のお前船であった女に見られたらドン引きされるぞ鏡見て来いよ

 

 

「じゃ、じゃあ俺はこれで先に行くから、呪われんじゃねぇぞーははは」

 

呪われてるのはお前だよその目も当てられないダサさは呪い級だよ

 

 

ちょっとやりすぎたかな、さすがに哀れに思えてきたわ…

 

ま、でもあいつにはこれくらいやっとかねぇと腹の虫が治まらねぇからなwwww

 

 

にしても最上階には何があるんだろうな

 

俺は上を目指すぜ!

 

 

…あれ、シルゲの向かった方から女の悲鳴と笑い声が…



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#27 舞台裏では誰もが気を抜く

シルゲのあらぬ醜態を見てしまったシャトシ

動画撮ってゆすらなかっただけありがたいと思ってね☆


いやー前回はシルゲを散々弄んだが

 

正直その気持ちも分かる、ここは怖いよ常人にとっては

 

 

周りは墓だらけ、肌寒いし薄暗い

 

しかも時折聞こえてくる風の音が不気味だからな

 

俺は怖いとか思わねぇけど

 

 

人間の方がよほど怖いだろ

 

ジム爆破したり毒蜂で人脅したり催眠術かけたりするんだからな

 

性格の素晴らしい上流階級の俺とはえらい違い☆

 

 

…あ、俺が最低か。

 

 

そんなこんなで途中イタコのおばはんと遭遇、バトルしたんだが

 

何だあのmokepon、幽霊の玉みてぇなの出てきたぞ?

 

 

どう考えても物理的攻撃はできなさそうだったから

 

バクの催眠術のような技で何とか出来たようだが

 

あんな奴もいるんだな…

 

 

そういえばシルゲが図鑑完成とか言ってたがこのmokeponのことなのか?

 

ま、時期にわかるだろ、今は先を目指すぜ!

 

 

てわけでどんどん上に登っていく

 

うん、確かに寒さが増してくる気がするがそんなに大変でも…

 

 

と思ったら最上階手前の階段で強い意識を感じた!

 

 

「立ち去れ…ここから立ち去れ…」

 

 

は?お前に命令される筋合いないんだけど

 

てかお前誰だよ、恨み強そうだけど

 

 

「え、いや、あのいいから立ち去れ…立ち去らないと呪うぞ…」

 

どうでもいいけど行くぞ、第一お前誰だよ

 

 

「え、あ、ちょ、あの順番ってものがあってこの先はまだ行かれると困るから立ち去って」

 

知らねぇよ面倒臭ぇなぁーってかお前誰なんだよ

 

「それもまだ今は名乗れないっていうか…あのお願いだから立ち去っていただいて…」

 

 

ふざけんなよこっちは4階も登ってきたんだぞこのまま帰れるかこのタコ

 

「さっきからあんた何なの?バカにしてんの?呪うよ?」

 

 

やってみろよ俺の人生もう呪われてんだよwww

 

「ぇーないわぁー(・ω・`」

 

 

てわけで先に行かせてもらうぞ!

 

「知らないよーもう。。。」

 

 

 

上の階に行くと老人と数人の若者が話し合ってる…

 

そしてみんなこっちに気付いた!

 

 

「ちょwwwwwお前まだアレ持ってねぇだろwwww」

 

あれって何だよ

 

 

「お前あそこの幽霊突破してきたろダメだよそんなおきて破り…」

 

知らねぇよ、ってか最上階に何があるんだよ…

 

 

「こっちにも準備ってものがあるんだよ、いいから帰れ、今お前に何もやれるもんねぇぞ!」

 

準備?やれるもの?何の話だ?

 

 

「今打ち合わせしてたの!ここは舞台裏だから帰った帰った!」

 

ますます意味が分からんが、とにかく何もなかったから帰るしかねぇじゃん…

 

 

少し肩を落としながら階段を下るとさっきの強い意識が一言つぶやいた

 

 

「ざまぁwwwwwwwwww」

 

 

てめぇぎったぎたにしてやるから覚えてろよ霊だろうが関係ねぇwwww

 

 

でも霊は実体がねぇからどうやってぎったぎたにしたらいいんだ…?

 

もしかしたらそれがさっき奴らが言ってた「アレ」につながるのか?

 

 

よくわからんが、とりあえず進めるだけ進んでもう一回戻ってくるか…




(本作ー原作)
幽霊の玉ーゴース
強い意識ー正体不明時の幽霊(ガラガラのお母さん)


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#28 実際田舎の方がスーパーはデカい

mokeponタワーで収穫なく帰ってきたシャトシ。

ゴオンタウンの西に開ける道がある。行ってみよう。


自転車で走りながら道行く暇人共と戦って賞金を得て

 

俺は思うんだが

 

 

こいつらもニートだよな??

 

 

エリートトレーナー?大道芸人?虫取り少年?

 

仕事は?学校は?行かなくていいの?賞金の出どころは何なの?え?

 

 

…と思ってたんだが話聞いてみるとそうでもないらしいな

 

いつも道路に突っ立ってるように見えて、それは実は数時間だけで

 

他の時間に働いたり学校に行ったりしているんだとか。

 

 

数人まとまってた暇人共がいたからさ

 

全員バトルでぶちのめした後で色々と話してたんだけど

 

みんな行ってる仕事先や学校は同じ街だった

 

 

「私たちタマユデシティから来てるのよ」

 

 

茹で卵みてぇな名前だが聞いてみると大都市らしい

 

商用施設が豊富で、あのフレンドリィショップの本店があるんだとか。

 

そしてここには西側の地下通路を通ってくるんだとか。

 

 

やっぱり都会ともなると俺がいたドクソ田舎との格差を感じるよな

 

カジノ、スロットなんて映画でしか見たことねぇって…

 

 

田舎モンの俺が行って目が白黒しねぇかとか心配したけど

 

他に行く場所もない、行くしかねぇか…

 

 

ハニャダーチクバ間にも地下道があったが

 

どうにもこの地下道は長くて辛いよな

 

 

ってか別に池とか海とか交差点とかあるわけじゃないんだから

 

地下道作る意味あるのかな…

 

 

 

そういうしているうちにタマユデシティ到着

 

いやー大都会wwwwwwww

 

 

mokeponたちを回復させてから

 

早速飯がてら最大級のフレンドリィショップへ行ってみるか

 

 

道路標識を頼りに西へ進むと

 

今まで見たこともないくらいにデカい建物を発見。ここか…

 

 

田舎者の俺にはそこに行くだけで驚きだったわけだが

 

地下にはフードコート、地上5階建てで

 

各フロアでありとあらゆるものを販売している

 

 

衣食住に関するものはもちろん

 

mokeponのグッズ、技マシンなんかもここで買えてしまう

 

 

見るものすべてが新鮮で楽しく

 

気づいたら屋上のテラスに出てきてた…

 

 

そこで水を購入、喉乾いてたし。

 

なんかmokeponの体力も回復してくれるとかで。

 

 

そんな高性能な水だからなのか都会だからなのか分からんが

 

1つ200円とはなかなか高いよな

 

一応500mlのペットボトルなんだが…

 

 

まぁいいか、この先も水は重要、数本買っていこう。

 

 

店内見学も終えて大満足の俺

 

店を後にしようとするが急にトイレに行きたくなってきたのでトイレへ

 

 

あーこれがウォシュレットかーとか思いもしたがそれよりも気になるものが落ちていた

 

 

「小麦粉」と書かれた白い粉、でもどう見てもパンを作るだけの量はない

 

粉薬程度の量しか入ってないんだよな、しかもトイレに落ちてるなんて…

 

 

触らぬ神に祟りなしとは言うけど

 

面白そうだったから持って帰るかwwwww

 

いやよく言うだろ頭の中から持って帰れって声がしたんだよwwwwww

 

 

街をさらに西に進むとゲートがあるが

 

あのでっけーやつが道を塞いでるからこれ以上は先に進めないが

 

どうやら「サイクリング・ロード」なるものに続くゲートのようだ

 

 

とりあえず真東に方向を変えたらゲートがある

 

がここで警備員に止められてしまった

 

 

「喉が乾いた…おっと君はこれ以上は通れない、通行止めだ」

 

え?なんで通行止めなん?他のやつ通ってるやん?

 

 

「実はとある少年から『こいつが来たら通さないでくれ』と言われていてね…」

 

「どうやら世界十大頭脳の孫とかで大金を置いていったんだよ…」

 

「通したらお前らの人生終わらせてやるからって脅されててね…」

 

「だから君を通すわけにはいかないんだ、すまないね…」

 

 

あーのーくーそーガーキー…

 

あのお漏らしチキンインスタント味噌汁野郎やることやってくれるじゃねぇか…

 

 

「君に伝言を預かっているよ」

 

…ん?

 

 

「あの時はよくもガキ使って脅かしてくれたな、覚悟しろよこの虫野郎!」

 

あ、バレたかwwwwそろそろあのガキ共の催眠術も切れてきただろうし、そらそっかwww

 

 

まだまだこの街から離れる予定はないが

 

いつかはここを通らなきゃ行かん

 

 

なにか手立てを考えなければな…



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#29 危険な香り

大都市に来たはいいがシルゲの戦略により行き場を失ったシャトシ。

別に急ぎもしないけど、通れるようにはしておきたいよなー…


きっとここの警備員は通してくれないだろう

 

こいつらだって家族がかかってる、博士を敵に回すことはしないだろう

 

 

正攻法で行っても仕方ねぇ

 

ここは一つ実験がてら…

 

 

「ったくあんなガキ(シルゲ)に脅されるなんてついてないよなぁー」

 

「でもガキ(シャトシ)1人止めるだけで20万なら仕方ないよなー…」

 

「…あれ、こんなところに飲み物が…喉渇いてたんだよな、もらうとするか」

 

 

よしよし飲んでる飲んでる

 

あいつ喉渇いたって言ってたもんな

 

 

実はさっき買っておいた水にあの「小麦粉」を溶かしてみたんだが

 

本当にあの粉は「小麦粉」なのか、こいつで試してやるwww

 

 

「…あれ…なんか…何も考えられなく…なんか気持ちよくなって…き…」

 

 

なにがおこってるのかなー?ぼく子どもだからわかんなーい☆

 

…いずれにせよ小麦粉でないことは確かなようだ

 

あとはこの様態を動画にでも取ればすんなりゲートは開けてくれるだろう

 

 

ペットボトルってのは最初に開封するとき「パキッ」という音がする

 

あれはフタと継ぎ目に切り取り線のようなものがあって

 

そこが切り取られることによってそれが未開封なのか既開封なのかが判別できる

 

 

警備員が正常な状態ならそのような単純なことにも気づけたろうが

 

あの喉の渇きようでは正常な判別すらできまい

 

 

砂漠で脱水症状を起こしかけたとしたら、我々だってそんなことは考えないだろう

 

ま、そんなに粉は入れてねぇよ、脅しの画像だけ取れりゃ十分だ

 

 

 

しっかしおっかねぇな、この街にそんなやべぇモノが落ちてるって…

 

これだけの大都会だ、どこぞの渡航者が持ち込んだのかもしれんけど…

 

 

いやいや待て待て

 

そう考えるとこの街は何か違和感だらけだ

 

 

街を歩いている奴らはどうにもガラが悪い

 

全員ではないにしろ、どっかで感じたことのある落ちぶれた不良臭…

 

 

しかもその人数も半端じゃない

 

話しかけてみようかとも思ったが多勢に無勢、巻き込まれたらさすがの俺でもやばい

 

 

でも虎穴に入らずんば虎子を得ずとも言うしな

 

きっとこの街には何かあるぜ

 

 

てわけで散策を続ける

 

すると南の方にすり抜けられる木があった!

 

 

抜けていくと植物園のような場所に女がたくさんいる…

 

少し恰幅のよい中年の男が出入りしているようだ

 

看板もなにもない建物だが…

 

 

おぼこい少年のフリして近くのおっさんに聞いたら

 

「ここは子供の来るところじゃない、帰れ!」と言われてしまった

 

 

なるほどな、どうやらここでいかがわしいことが行われている事は確かなようだ

 

どっからどう見ても合法なビジネスとは思えねぇ

 

だが万が一、合法あるいはグレーゾーンの経営だったら俺の立場がやばい

 

 

まあいい

 

この街にはまだ怪しい匂いをさせてる場所がたくさんある

 

そして最も怪しい場所に、次は行ってみるとしよう



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#30 隠そうとするから見つかる

タマユデシティで怪しい雰囲気を感じ取ったシャトシ。

最も怪しいと思われる場所に向かうことにした


きっと、なんだけど

 

俺がこの街の違和感に気づいたのは「不自然な隠蔽」に隠されてたからだ

 

 

もしもここらの連中が堂々と殴り合ったりスレてたりしたら

 

俺はただのスラム街だと思っただけだろうな

 

でもどうにも上辺だけが体裁良く、何かを隠してるのを感じてしまったんだな

 

 

デパートの店員の浮かない顔、警備員に対する冷遇

 

街を歩くやつの鬱憤の溜まったツラ、どうみてもおかしい格好の野郎…

 

 

物事ってのは「隠そう」「曲げよう」とするから「バレる」

 

いくら頑張っても不自然になっちまう

 

どこかに歪が生じ、一貫性がなくなっちまうんだよ

 

 

本当に隠したいなら、あえて「隠さず、眼前にさらしてやる」方がいい

 

正確に言えば「重要なことだけを示さず、あとは全てさらす」

 

 

男でも正直に「俺ってエロいんだよねー」って言う奴よりも

 

「そんなに興味ないよ」って言う奴の方がやらしいように見えちまうようなもんだ

 

ま、この時代では本当に興味がないやつも2割弱いるらしいが…

 

 

嘘をつくときは本当のことを混ぜてさらす

 

隠したいものはあえてよく目につくところにさらす

 

人は「表面化していることは疑いづらい」し、「後ろめたさに疑う」ものだ

 

 

ま、長年嘘つきやってる俺が言うんだから間違いないだろwwww

 

 

 

そういうわけでこの街が何かを隠しているのはもう疑いようがない

 

そして一番の怪しさを醸し出しているのがここだ

 

 

「いらっしゃいませー♪(ジャラジャラ」

 

 

ド田舎には当然ないカジノ

 

なぜかスロットマシーンしかないが、よくある大人の遊び場だ

 

 

「あのーお客様、当店は18歳未満の方は立ち入り禁止…」

 

あー中にオヤジいるんでwwww(もちろん嘘

 

 

「あーそうなんですね、失礼しましたww」

 

ははは、チョロいチョロいwwww

 

 

店内を散策、ちょいちょい落ちてるコインでスロット回すも

 

俺には楽しさがわからなかったんだよなー

 

コイン買うまでもないと思ったからこれ以上はやらないでおこうか

 

 

そしたらポスターの前に誰か立ってる

 

しかもそいつは人にポスターを見せようとしないからますます怪しい

 

 

話しかけてみるか。

 

 

「こらこら、子供は早く親のところに戻りなさい」

 

どうでもいいけどおっちゃん何やってんの?

 

 

「い、いやここで待ち合わせしてるんだよ、大切な人と…」

 

なんでポスター前で?しかも隠すように

 

 

「そそそそんな事はないぞ」

 

ん、ポスターの内容『ソケット団員募集』…?

 

 

「お、おうたまたまだろ俺には関係…」

 

何かポスターの裏膨らんでない?何かあるんじゃね?

 

 

「ちょっとダメだぞ触っちゃ」

 

あんたなんで知ってんだ?ただの待ち合わせなんだろ?え?

 

 

「…っ!こうなったらしょうがねぇ!力づくでも貴様を…」

 

とりあえずごちゃごちゃうるさかったので

 

前もってパチっておいたパチンコ玉を足元に転がしてやった

 

 

敵は道具やmokeponを出すまでもなく転倒

 

後は適当に踏んづけて奴は伸びたようだ

 

 

さてポスターの裏にスイッチが貼り付けてあったので押してみる

 

すると隠されていた地下通路が見つかった!

 

 

先のポスターの中身と合わせて

 

この地下通路の接続先はソケット団のアジトなんだろうが

 

 

これ見よがしにいた見張り、しかもスイッチがポスターの裏なんて…

 

もう探してくださいって言っているようなものだよな

 

これは何かの罠かもしれん…

 

 

だがこうも考えられる

 

カジノ内にこんな大層な仕掛けを作るためにはカジノを所有している必要がある

 

もしこれを他人が所有していたらこんな仕掛けを秘密裏に作れるはずがない

 

 

そしてカジノは莫大なキャッシュを生み出す…

 

ということはソケット団はかなりの資金を貯めているに違いない!

 

もしかしたら超貴重なものだってあるかもしれない…!!

 

 

悪の組織からかっぱらったものに誰が文句を言おうか

 

こいつは乗り込まない手はねぇな!!

 

 

でも少しだけ策を練っていく必要があるかもな…

 

何せ敵は悪の組織、用意には侵入できないだろうからな

 

 

さて、ゆっくり休んでから乗り込んでやるか



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#31 男は髪を固めてナンボ…なの?

ソケット団所有のカジノでアジトを発見したシャトシ。

さてどのようにして金銀財宝を奪うのか??


あれから数日間作戦を練ったが

 

実はこの「数日間置く」という作業は当然に必要だったこと

 

 

見張り役が倒され、隠し通路があらわになったということは

 

何らかの属が来たってこと、当然見張りを増やす

 

ということはアジトの人員数は相対的に減少するはず

 

 

だが隠しカメラがあったから俺の正体だってバレているだろう

 

だが俺ははずれの民家の潜伏していた

 

 

西口ゲートの上の気をすり抜けると街外れに民家があって

 

そこに20歳くらいのねーちゃんがいたから少しだけ厄介になってる

 

 

いい隠れ家はないかと探していたらたまたまそこに流れ着いて

 

そのねーちゃんが色々と教えてくれた

 

 

この街全体がソケット団の傘下であること

 

私はひっそりと暮らしたいけど奴らがうるさくて仕方ないってこと

 

鳥の調教師で、鳥に人や物を運ばせる技術を与えられること

 

 

俺は下心を隠して奴らを倒す正義の味方だみたいな事言ったら泊めてくれたぜ!

 

ま、ここのねーちゃんも可愛いし、財宝奪ったら告白してみよっかな

 

 

そしてこのねーちゃんのmokeponを借りた

 

クチバシの異様に長いでっかい鳥

 

 

こいつを使えば人だろうがモノだろうが自由自在に運べるんだとか

 

へぇ、こいつは使える…

 

 

 

まずはこいつを放ってソケット団員の1人を拉致

 

服を拝借しソケット団員に成りすます

 

 

バクの子孫は催眠術師っぽい恰好したmokeponに進化した

 

強力な催眠術でボスのこと、アジト内の情報を入手

 

そしてカジノ内のアジトに潜入した

 

 

予想通り人はあまりいないが中は簡単な迷路になっている

 

情報通りムーブウォーカーだらけだったので鳥に運んでもらっちった☆

 

 

さてとうとう誰にも会わずにエレベーター前に来たわけだが

 

ここからは変装を役立てていかないとな

 

中枢部にはどう考えてもボスがいるはず

 

 

エレベーターで下に降りて開口一番に叫ぶ

 

襲撃者(シャトシ)によく似た服装の男が南方の民家に逃げ込んでいます!

 

 

追いはぎしたあのソケット団員、俺の服着せたからなwww

 

これでこいつらも向かうはず…

 

 

「その侵入者ってのは…こいつのことか??」

 

…え??あのソケット団員…まだ催眠から解けてないようだけど…

 

 

「街全体に監視カメラがあるなんて考えもしなかっただろww」

 

…そういえばこの街を実質支配してるんだったな、迂闊だった

 

 

「ガキの割にはよくここまでたどり着いたな、褒めてやるぜ」

 

それにしてもこの風格、この時代錯誤のポマード具合、こいつがボスだな

 

 

「だがここがバレちゃ生きて返すわけにはいかねぇな!」

 

髪の毛固めるの流行ってんの?俺もワックス買おうかな…

 

 

「ここは世界中のゼニが集まるんだ、こんなシノギの場は立ち退かん!」

 

でもさポマードっておでこハゲ目立つことない?

 

 

「私、ソケット団リーダーのサッカキがmokeponで粉砕してやる!」

 

そのワックスって女にもてないよな、てかどんなワックスの使い方だともてるの?

 

 

情報通り敵のmokeponは地面属

 

だが当然ボスのmokepon、傍目にも俺のものとは格が違う

 

こうなったら仕方ねぇ、トカゲ、周囲に火炎放射だ!

 

 

「ははは、俺のmokeponは地面属、火は効かん!」

 

誰が正攻法で行くかよ、トカゲの火に反応してスプリンクラーが作動した!

 

 

「こ、これは…まずい、スプリンクラーの水だと俺のmokeponたちの力が…」

 

地面属は水攻めに弱い、そこに電気ネズミの電撃が避けられない

 

 

「なんという奴だ…ここまで計算していたとは…」

 

情報を手に入れておくのは俺のバトルの基本なんでな!

 

 

「その悪どさわが軍団に欲しいくらいだ、俺に屈すれば今回の事は水に流してやるぞ…」

 

ざけんな、一応親父の敵なんだよ、設定上。

 

よし、あとはそいつに火炎放射!!

 

 

「熱い熱いくっそー覚えてろよ今度会ったらぜってーあちちちちち」

 

ざーまぁwwwww

 

 

さて金は?財宝は?

 

…金庫があるが空かねぇ!こいつごと持っていくか…

 

 

しっかしもっと莫大な量があると思ったが…

 

ここには恐らくこの金庫くらいの金しかないな、あとは別の場所にあるんだろう

 

 

それもそうか

 

俺が攻め込んでくると知っていたんだ、資金を移動させることくらいできたはず

 

 

さて、俺は事実上ソケット団を壊滅させた…のか?

 

とりあえずこの金庫を持ちかえろう




(本作ー原作)
催眠術師ースリーパー
サッカキーサカキ


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#32 mokeponの定義

あっけなくソケット団のアジト(?)を壊滅させたシャトシ。

金庫の中身に期待を膨らませつつ、これをどうやって開けようか…


悪の組織って金あるよな

 

どの世界でもそうだろ、戦隊モノだろうがお子ちゃま向けモノだろうが

 

正義の組織よりも悪の組織の方がどう考えても研究開発費が多いだろ?

 

 

それがガキ用に放送されてる

 

人格や思考の形成はガキの頃から行われるから

 

「悪の組織=金持ち」という構図は、「お金は汚い」っていう考え方を生み得るかも

 

 

何やったって財は有限だからみんなが金持ちになるなんてことはないが

 

全国民に対し「お金は汚い」と洗脳しているような気もしなくもねぇ

 

それがいいのかどうかは分からんけどな

 

 

ま、俺は多少汚ねぇ手使ってでも金稼ぐぜ!

 

…実際金なくったって博士の名刺があれば食いっぱぐれはしねぇけど

 

欲しいものとか行きたいトコとかあんじゃん?それには金もいるからな!

 

 

というわけで強奪してきた金庫だが当然金持ちの保有する金庫

 

そう簡単に開くものでもない

 

 

アルファベット6文字を入力すると開くという仕組みらしいが

 

ソケット団の「socket」では開かない…

 

 

その他にヒントらしきものもねぇし

 

全通り試すのなんて無理だからな、3億通りあるんだぞ試せるかそんなwwwww

 

 

仕方ねぇから街内で情報を集めてくるか

 

するとカジノ近くにいたおっさんが気になることを教えてくれた

 

 

「ソケット団」とは表向きにはmokepon愛護団体だが

 

行動は全く伴っていない、これはなぜか

 

 

実は「ソケット団」はサッカキ率いるmokepon過激派集団の事で

 

その支持母体はとある企業なんだという

 

 

その名前は忘れてしまったが、その企業は

 

mokeponは持ち運びが容易な脅威だから、それを秘密裏に研究する

 

隠された産業拠点なんだとか

 

 

 

うーん、、、

 

恐らくはこいつを英訳したその頭文字を入力するのだろう

 

 

言っとくが俺は中学中退のクソニートだぜ?

 

英語なんてわかるわけwwwwwww

 

 

てわけで例によって匿ってくれたねーちゃんに相談

 

それらしい6つ英単語を組み合わせては入力を繰り返す

 

 

そしてついに3日後、金庫が空いた!

 

中には300万円と謎の双眼鏡

 

 

「やったわね!開いたわよ」

 

なんかごめんなねーちゃん…でもなんで俺にこんなにやさしくしてくれたんだ…?

 

 

「気にしないで、あなたはあの軍団を街から追い払ってくれたから…」

 

俺そんなに大層な人間じゃねぇのに…申し訳ねぇな…

 

 

ちなみに金庫のパスワードは

 

「Secret Hidden Industrial Landmark of Portable Hazard」

 

直訳すると「携帯型脅威の秘匿隠蔽型産業拠点」

 

頭文字は「SHILPH(シールフ)」、こいつがパスワードだった

 

 

実のところmokeponは確かに携帯できる「脅威」となりうるものではある

 

そしてそれに類するビジネスを行う秘密組織、ということなんだろうな

 

よくわからんが良からぬ機関のような気がするな

 

 

それはそれとして何だこの双眼鏡…

 

別にねーちゃんの服がスケて見える赤外線的なものでもないしww

 

なんだこれ??

 

 

…あれ、でもねーちゃんの後ろにうっすら何か見える…

 

あれ、これってひょっとして…あの世の住人が見えちゃう敵なオカルティックなそれ?

 

 

そういえばゴオンタウンの最上階にいた奴ら

 

「アレ持ってきてからこい」みたいな事言ってたな

 

 

あいつらに会いに行けば何かわかるかもしれん

 

じゃ、俺は出発するぜ!

 

 

 

今回は俺らしくないが

 

ねーちゃんに置手紙と200万円を置いて夜中に出て行った

 

ありがとな、助かったよ




(本作ー原作)
謎の双眼鏡ーシルフスコープ


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#33 笛で起きるなら世の中苦労しない

ソケット団アジトの金庫を破り、謎の双眼鏡を手に入れたシャトシ。

100万円とそれを手にゴオンタウンへ向かった


はぁ~…

 

あのねーちゃんに告っときゃよかったかやぁー…

 

 

もうこの先あんなにいい子に会える自信ねぇんだよ…

 

でもいい子過ぎてきっと俺に合わないなーなんて思っちゃったわけよね

 

きっと俺には多少黒い女が似合うんだよ、そういう事にしといてww

 

 

てわけでそのねーちゃんに例の鳥型mokeponもらってさ

 

これならゴオンタウンまでひとっとびよwww

 

あれこれ自転車いらないんじゃね?wwww

 

 

いきなりmokeponタワーの最上階まで行ってやろうかとも思ったが

 

どこからどう見ても屋上に入口がなさそうだったので普通に入口から行くことにした

 

 

数日前に通った道を通り、また例の最上階に続く階段へ着いた

 

 

「タチサレ…ココカラタチサレ…」

 

おいお前まだやってんのかよwwww

 

 

「…ちょっと、あんたそこでそのスコープ使わないとだめでしょ!(小声」

 

…え、ああ、そうなの??www

 

 

そしてスコープを使う

 

すると…なんだこいつ!?骨!?

 

 

コラコラいきなり襲ってくるなwww痛いだろうがwwww

 

…と思ったらコイツ霊なんだよな、全く当たってないんですけどwwww

 

もうそんなだったらお前無視して行くわぁーwww

 

 

「…ないわぁーホントにないわぁー」

 

って声が聞こえたが聞こえなかったフリをしておこう

 

 

そしてついた最上階

 

 

「よくここがわかったな!」

 

…あれボケてんのかなこの人、俺数日前に来たんだけど

 

 

「俺たちは今大事な話をしてるんだ!」

 

あ、それは前と変わってないのね

 

 

「うう…若いの、わしを助けておくれ…」

 

いやいやいやお前、前会ったときこいつらの親玉みたいな感じだったじゃんちょっと

 

 

「ほらお子ちゃまは帰った帰った!」

 

それも変わってないのか、てか何この何もなかった状態、すげぇ腹立つんだけどwww

 

 

ソケット団の下っ端との闘いは普通に勝ち、最終的に奥にいた老人にたどり着く

 

 

「少年よ、助けてくれてありがとう」

 

いやだからお前こいつらとしゃべってたじゃん、てか命令してたじゃん

 

 

「わしは彼らにさらわれておったのじゃ」

 

あのー…もうその猿芝居やめません?俺見ちゃったんだからさ、ねぇ?

 

 

「お礼に君に受け取ってほしいものがある、ついてくるのじゃ」

 

ああ、そのお礼とやらの準備に時間がかかったのね、なるほどww

 

 

 

外に連れていかれ、その人の家にお邪魔する

 

そこでmokeponフルートなるものを渡された

 

 

「これを吹けばどこでもmokeponが飛び起きるのじゃ!」

 

どうでもいいけどそれ未使用だろうな、やだよ間接キスは、美人以外

 

 

「道をふさいでいるmokeponにも有効じゃぞ!」

 

なんか笛の口元ちょっと臭くない?誰か絶対試し吹きしたっしょ?

 

 

「ちょっとmokeponセンターのジョーイが試し吹きしたようじゃがな」

 

そうなんですか!問題ありません!ありがたく頂戴します!!

 

 

どっちにしてもこれでチクバの東側、道をふさいでいる奴を起こせるはず

 

とりあえずmokeponセンターに行ってmokeponを回復させてから行くか!

 

 

「いらっしゃいませ、mokeponをお預かりしますよ!」

 

 

あれ、、、そのジョーイさんって、、、

 

結構お年を召されているベテランさんだったようで…

 

 

ぉぇ…っ




(本作ー原作)
mokeponフルートーポケモンの笛


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#34 安眠妨害は重罪です

眠っているmokeponを強制的に起こすフルートを手に入れたシャトシ。

クチバの東、タマユデの西にいる寝てるやつを起こそう!


やあやあ諸君

 

知識と悪事のミラクル融合体シャトシだよ!

 

 

寝泊まりしているところは実はmokeponセンターなんだよね

 

あそこの2階の奥に寝かせてくれるところがあるんだよ

 

もちろん博士の名刺があるから無料で泊まれるんだけどね

 

 

快適な場所に住んでおいしいもの食べれてってやれるのも

 

この名刺のおかげ

 

でもこの名刺を貰えたのは俺が図鑑の完成を請け負ったから

 

 

ま、十分割にあうよな、ちょっと危険な目にもあってきたけどwww

 

え?お前が一番危険?さーせんwwwwww

 

 

ただ一つ大変なのは朝7時にジョーイに起こされるんだよねー

 

地方によって年齢も性格も違う、あたりとはずれも多いわけで…

 

 

安眠妨害だー!とか言いたくなるけどタダで泊まってるから文句言わないでおくww

 

そして俺は今からあのでっかいmokeponの安眠を妨害しに行くよ!

 

 

ゴオンタウンを南下し、海路に道が通ってるような道を通る

 

みんな釣りしてる。暇なのかな。今日のおかずでも釣ってるのかな

 

 

話しかけてみると

 

「うっせーな、釣りは男のロマンなんだよ!」っていってバトルさせられるんだよね

 

ま、勝っちゃうけど☆

 

 

いまいち俺には釣りの良さとかよく分からんから

 

適当にスルーさせて頂きますwww

 

 

そうこうしているうちに寝そべってるmokeponの場所に到着

 

早速笛を吹いてみる。ちょっと臭いけど。

 

 

…あれ、何も聞こえねぇ

 

壊れてんのかこれ、大丈夫?

 

 

…と思ったらこいつ動き出した!?

 

 

あーあれか、犬笛みたいなやつか

 

人間には聞こえない音域の音を出して起こすみたく

 

このフルートには人間と変態と悪人には聞こえないんだろうなー

 

 

さてどうしたものか…

 

 

 

でももちろんmokeponなら捕まえられるよな

 

こいつ強そうだし捕まえるか、どれどれ図鑑で情報確認だ!

 

 

「あ、こいつ1日400kgとかエサ食うよwwwwwエサ代やべぇよwww」

 

前言撤回、こいつ倒す。

 

 

しっかしこいつどうやって倒そうか

 

海に落とすと津波が起きるだろうから使えないだろうし…

 

てか起こされてすっげー機嫌悪そう…

 

 

しかもこの腹

 

どう考えても俺の蹴りとか効かないし、蜂に刺されても効果なさそう。

 

 

粉を振りまいても吸い込むかは不安だし、電撃や炎とかも耐えそう…

 

空を飛んでもあの腹から空気砲出されたら飛ぶ鳥も落とされるかも

 

 

…こんな奴、どう考えたって正攻法で倒せるわけがねぇ

 

何か策を練らなければならんよな

 

是非味方にしたいスペックだがエサ代には代えらんねぇんだよ

 

 

幸いこいつは覚醒しきっていないようで寝ぼけている

 

この状態を活用して何とかこの道を通れるようにしたいところ

 

 

…よし、この作戦で行くぜ!



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#35 堪え難き欲求

でっかい寝坊助mokeponにフルートを吹いて起こしたシャトシ。

味方にもできない&敵にしたくないこいつをどうする??


こいつ(以下:ぽちゃ)は長らく寝ていたし、餌に関しては400kgを消費する大喰らい。

 

ここは申し訳ないがこうさせてもらうぜ!

 

 

カモン鳥!ぽちゃを挑発して北の方に誘導するんだ!

 

寝ぼけまなこで挑発されたぽちゃは北の方にイライラしながら向かっていく

 

 

よし、そこで急降下、海の近くすれすれを飛べ!

 

鳥は釣り人の近くに急降下した!

 

 

もちろん釣り人はびっくりして何事かと後ろを見れば

 

ぽちゃが来たので釣り竿ほっぽり出してゴオンタウンの方へ逃げていく

 

 

そこでぽちゃが気づく

 

そう、釣りニート野郎のバケツの中に大量の魚があることに!

 

 

起き抜けのごちそう、目がくらまないはずはない!

 

ものの数秒で完食。

 

 

今度は向こうの釣り野郎の前で同じことをやるんだ!

 

もちろんぽちゃの腹はまだまだ満たされない

 

同じようにバケツの魚を平らげる

 

 

ここにはなかなかの量の釣り野郎がいたから

 

それに比例してバケツの量もある。つまり魚の量もある

 

 

だがこれだけだとゴオンタウンの南にこいつがいることになる

 

それではこの道が通れなくなってしまう

 

上空もうかつに飛べない

 

 

一瞬のスキをついてぽちゃの上側に移動

 

魚を使って岩山トンネルに誘導だ!

 

あそこに誘導すればこいつも十分に眠れるだろう

 

 

誘導には時間がかかったが

 

何とかねじ込む事に成功した

 

 

トンネルの中に魚放りこんだら

 

ただでさえキレ気味のぽちゃ、勝手にトンネルを進んでいってくれたわwww

 

 

ごめんね、そこには岩と土しかないけどwww

 

ちょっと有機物は少ないけどそこで寝ててwwww

 

 

 

しっかしこいつ見てると欲求に忠実だよなー

 

 

動物に三大欲求はあるけど、

 

こいつは寝たいだけ寝て、食いたいだけ食って、また寝る

 

 

俺は食べたいだけ食べてるからそこはいいけど

 

朝は起こされるし消灯時間だってある

 

寝たいだけ寝られるのは有料ホテルに行ったときくらいか。

 

 

つくづく生物ってのはうまくできてるよな

 

過去の疲れを癒す「睡眠欲」

 

現在のエネルギーを生み出す「食欲」

 

未来に自分の遺伝子をつなぐ「性欲」

 

 

欲求が強すぎるのは動物的すぎるけど

 

それがうらやましくもあったりする

 

 

仕事に追われ、勉強に追われという生活は人間生きる上で必要だけど

 

それをせかせかするのが幸せかどうかは分からんよね

 

 

理性と本能のバランス

 

人にとってはどっちかだけが重要ってわけじゃないんだよな

 

 

ま、俺みたいなニートには関係ないけどな!!!

 

俺はやりたいようにやらせてもらうぜ!!

 

 

さて、ボールとかも買わないと足りないしスーパー寄りたいんだよね

 

とりあえずタマユデシティにひとっとび!



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#36 Shopping and Shocking

スーパーで爆買いするためにタマユデシティに向かったシャトシ。

他にもいろいろ寄ったらいいんじゃない?


mokeponを捕まえるためには捕獲用ボールを投げるのだが

 

そのボールにも種類があって、捕獲率と価格が連動している

 

 

ポンコツボール、よくあるボール、いいボール、やべぇボールがあり

 

前者3つは購入可能、後者のは所在不明の幻らしい

 

 

ボールがmokeponに当たると対象物を原子レベルに分解し

 

mokeponの遺伝子に、所有者に対し忠誠を強制させる遺伝子を組み込むのだが

 

この作業はmokeponの抵抗力が強いとなかなかできない

 

 

またこの「分解→書き込み」のスピードが遅くても捕獲しづらい

 

ボールの性能はこのスピードの違いによるものだ

 

 

博士は俺たちを半強制的に旅に出させたはいいが

 

ボールは自分たちで買うようにってことだった

 

 

ただやみくもにボールを投げる事は

 

こちらのmokeponも育たないし、野生の生態系を崩しかねないのだそうな。

 

だからそれだけは自分で買うようにってことだった

 

 

しっかし全種類のボールが揃うのはここだけ、さすがに品ぞろえが違う

 

戦いで巻き上げた金で、よくあるボールといいボールを購入

 

ポンコツボールは全部売却しました。。。

 

 

あと瞬間的速度強化剤、基礎体力増強剤などもわずかに購入

 

mokeponたち、よく戦ってくれているからこういうのも使ってやらなきゃな!

 

 

…なんだこれ?ぷっぷー人形?www

 

お金余裕あるし買っとこ。これでナンパできそうだしwww

 

 

 

さて存分に買い物も楽しんだし、南の方に行ってみよう

 

ソケット団がこの町から去り、あのいかがわしい場所はどうなっているんだろうか?

 

 

前回行ったときは中には目の死んだ女共がはびこり

 

そこに中年のおっさんが入っていくという場所だったが…

 

 

…あれ、なんか全然違ってる。

 

「Gym of Tamayude」という標識が立っている…

 

 

え?ここタマユデのジムなん?そうなん??

 

近くにいたおっさんに聞いてみたら色々と教えてくれた

 

 

元よりここはタマユデのジムであり、

 

リーダーのエリンを中心に草系mokeponを用いて戦っていた

 

 

そんなある日、シャカキ率いるソケット団によって占領が始まった

 

 

各街のジムはその街の守護を行うことが法で定められている

 

(だからジムのスタッフはその街で優遇される)

 

 

だからジムスタッフは懸命に街を守ったのだが

 

彼らが用いていたmokeponが草系であったことは事前に調査済みであった

 

 

そのためソケット団が用意していた大量の火炎放射器に対抗する術がなく

 

ジムのスタッフはレジスタンスとして身柄を拘束された

 

 

そしてソケット団は、そのスタッフのほとんどが女性であることに目をつけ

 

ジムも資金源の1つとすべく、売春宿に作り替え、スタッフを働かせた。

 

当然のようにスタッフは冷遇され、おっさん相手にしけた事しなきゃいけなかったんだと

 

 

だがその占領も終了した今、ジム営業を始めることになったのだった

 

…というよりは、嫌な記憶を思い出さないように運営しているようにも見えるけど。

 

 

 

なるほどねぇー

 

ちょっと心苦しいが、ここのバッヂも頂かねぇとな!

 

 

本来ならば焼き払えば簡単なことではあるんだが

 

当然火炎放射器への対策はしてあるだろう

 

同様に、火に対する対策は万全なはず

 

 

その裏をかいてここの攻略を考えるか。




(本作ー原作)
ポンコツボールーモンスターボール
よくあるボールースーパーボール
いいボールーハイパーボール
やべぇボールーマスターボール
瞬間的速度強化剤ースピーダー
基礎体力増強剤ーマックスアップ
ぷっぷー人形ーピッピ人形
エリンーエリカ


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#37 水で消せない火

タマニシのジムを攻略することにしたシャトシ。

でも火に対する対策は万全だろう、さてどうする?


火を消すためには水を用いる

 

ジム内に大量のスプリンクラーと水辺が存在することからみて

 

当然普通にやったら火は効かない

 

 

だが方法はある

 

草木を燃やす火を、この環境下で何倍もの威力にして起こす方法がな!

 

それには少々の準備と費用が必要だが、モノはここではなんでも揃う

 

 

こいつらも辛い中あれだろうが俺にとっちゃそんなの関係ねぇんだよ

 

どんな方法であってもバッヂは奪わせてもらうぜ!

 

 

しっかしソケット団に征服されてた時はみんな目が死んでたのに

 

こんなにも変わるもんかねぇー…

 

 

「あ!あなたはこの街から開放してくださった…!」

 

いやいやそんな大層な事してないよwww

 

 

「何か私たちにお礼をさせていただけませんか…?」

 

あ、じゃあちょっとみなさんお綺麗なんで俺と一晩一緒に…

 

 

「(ギロッ…)」

 

じょ、冗談でーす思春期ジョークデースwwwww

 

そしたらバッヂもらえません?戦わずに!

 

 

「それはできませんから、戦って倒してください!」

 

そしたら何もせんでええわwwww

 

 

 

かくしてジムリーダーのエリンとの戦いが始まった

 

最初は草みてぇばバケモン…だが予想通り何か塗ってるな

 

早々にケリをつけてやるぜ!

 

 

出てこいトカゲ!火炎放射だ!

 

 

「このジムでは火が使えませんのよ!それを証明して差し上げましょう」

 

「mokepon以外の環境も使って総合的に戦うのはあなただけではありませんわ!」

 

 

そんなことは百も承知

 

トカゲ、狙うのは敵のmokeponじゃねぇ、あそこだ!

 

 

敵の表面には多量の土が付いている

 

恐らくはあの中に、炎によって相手の得になるようなものが含まれてんだろうな

 

間違っても敵を攻撃しちゃいけねぇ

 

 

「さすがに見破られましたわね、塗り土の中に、熱されると超高速で種を飛ばす植物を埋め込んであったのですが…」

 

何そのサイコ植物wwww

 

 

「でもだからといって狙いを外しすぎですわ!そこは…」

 

そう、スプリンクラーの作動装置だよ

 

 

「そこに火を近づけると水が…きゃあ!なにこれ!!」

 

 

スプリンクラーから水が出るのは、それが水道管と接続されているから

 

その接続先に「灯油」が混じっていたらどうなるか…

 

 

勢いよく灯油が噴射される

 

そしてそれが敵にモロに直撃!

 

しかもその後から水も出てくるから敵の泥装甲は崩れ去る

 

 

ここで火炎放射!

 

敵は生身、しかも灯油を浴びている。

 

灯油で起きた火に水は逆効果、ますます激しく燃え上がる!

 

 

こうして敵に大ダメージ!

 

跡形もなく燃え尽きたはずだ

 

 

「こんなことって…でもこれで灯油も全て燃え尽きたはず、もう水浸しのここではその手は使えませんわ!」

 

そう、もうここは水浸しなんだよ

 

 

水は電気を通す

 

これだけ派手に水撒いたんだ、不純物の多い水は電気をよく通すぜ!

 

出てこい電気ネズミ!10万ボルトだ!

 

 

相手は草系、電撃は通常効かないが

 

これだけの水を浴びている、例え相手が土系であろうが無事ではないんだよ

 

 

「そんな…こんなことが…!」

 

 

かくしてめでたくバッヂをゲットした!

 

しかも今回はジムが焼け焦げただけで物理的には損壊していない!すごいぞ俺!

 

 

さて次は気になってたあそこにいくぜ!

 

 

 

おまけ

 

 

『あの、女性のみなさんに聞きたいんすけど』

 

「なんですの?」

 

『こんなフツメンでもモテるためにはどうしたらいいんすか?』

 

「性格を磨いてください」

 

『性格良くてモテるなら俺持ててますよ、どうしたらいいんすか?』

 

「だから、性格を磨いてください☆」

 

『いやもうこれ以上性格よくなんてできませんよー』

 

「言い方が悪かったですわね、言い換えますね」

 

 

「その性格直せや(^^)」



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#38 痩せたらモテるみたいなシステムはない

またしても破天荒なやり口でジムを制覇したシャトシ。

気になるあそこに向かってみよう。


そういえばジムのねーちゃんたち、みんなやけに不健康に痩せてたから

 

それもしれっと聞いてきたんだけど

 

どうにも侵略されていたとき注射を打たれたんだと

 

 

あの謎の白い粉的なものも打たれたんだろうけど

 

体型がふくよかだったやつにはそれとは別の、脂肪を溶かす注射を打たれたのだとか。

 

 

組織が開発したとかのその注射

 

注射されればたちまち脂肪が溶けるらしい

 

もちろん注射した部分にしか効果がないから全身にやるのだが

 

 

なるほどだからみんな不気味に痩せてんのか…

 

でもそれで客足が増えたのかは疑問だな、正直。

 

 

 

日本人の女ってやけに「痩せたい」「結婚したい」とか言うよな

 

全員というわけではないが、この呪縛から逃れられない人の数山の如し。。。

 

 

人にも好みがあるように、体型の好みも人それぞれなわけで

 

体重とモテない度は絶対に比例するかっていうとそうじゃないわな

 

太り過ぎは健康を害するけど、痩せすぎも同じこと。バランスが大事じゃね?

 

 

 

あとこれは関係ないが

 

結婚したら幸せになるみたいな、バカの一つ覚え方程式みたいな幻想

 

んなわけねーじゃん、よく考えてみろよ

 

 

生まれ育った環境も遺伝子も性別も違う2つの個体が

 

一切の価値が合致して生涯うまくいくわけねーじゃんwwwww

 

 

俺の母者だってそうだよ、オヤジとは俺生んですぐ別れたらしいもん

 

なんか浮気したとかで母者がブチギレしたんだってー。

 

 

「誰かに幸せにしてもらう」なんてやつは大概なれねぇよ

 

幸せは自分で作るんだよ、誰かにねだるもんじゃねぇ

 

 

違いを責めず愛し、相手をいつまでもリスペクトする

 

それができなければ結婚なんて地獄絵図だぜ?

 

 

「好きな人だったら一緒にいたいんだもん」だとコラ

 

脳内花畑も大概にしろよ、恋愛ホルモンは3年で切れるんだよ

 

長く続く夫婦はその3年の間に「恋」から「愛」に変化させることができた奴だ

 

 

え?お前がモテないからって八つ当たりすんなって?

 

うっせーな、性悪のニートだよ文句あっか!?

 

 

あ、ありましたかすいませんwwww

 

 

そんなことを考えながらタマユデの女の話を聞いてたんだが

 

ふと思った

 

 

そういえばこの街の西側に、前に戦ったぽちゃと同じやついたよな?

 

あそこの先にずっと行きたかったんだよね

 

 

誘い込むエサもないからどうしようかと思ってたんだが

 

もしかしたらうまくどかせるかも…

 

 

女どもに、その痩身作用のある駐車の残りはあるかと聞いたら

 

30本近くあったようなので、それを貰い受ける

 

 

そしてぽちゃに注射してやったぜ!

 

 

おー痩せてく痩せてくwwwww

 

そして戸惑うぽちゃを尻目に上空を通過してやったぜ!

 

 

さてこの先はみんな自転車に乗っている

 

久々に自転車に乗って俺も楽しむぞー!



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#39 流行語が死後になる速さBikeの如し

ぽちゃを脂肪融解注射で強制的に痩せさせて道を開けたシャトシ。

超高級自転車を思う存分ぶっ飛ばしたい所だが…


いやいや久しぶりだな諸君

 

まぁ色々とあったんだよ大人(という名の著者)の事情ってやつさ

 

 

べっ別にプライベートで何かあったってわけじゃねぇからな!

 

前の記事で恋愛・結婚語った事とは何にも関係ねぇからな!sincerely!

 

 

まぁそれはいい

 

 

いよいよこの時がやってきた

 

もう移動は鳥使ってっからあまり使うこともなくなっちまったが

 

この超高級自転車を思いっきり稼働させる日が来たぜ

 

 

「サイクリング・ロード」

 

タマユデシティ西部に位置する、自転車で走るとめっちゃ気持ちいい場所

 

 

というか、入場するためには最低でも3段階変速以上の変速ギアを搭載した

 

シティサイクル以上の自転車が必要、歩くことはできない

 

整地がちゃんとされ、ヘルメットの着用も義務。安全性も高い。

 

 

マジでチャリぶっ飛ばしたい気分なんだよね

 

もうなんかイライラしてるからさ、モヤモヤを発散したいよね

 

べっ別にプライベートで(略

 

 

てわけでサイクリングロードへ入場だぜ!

 

 

「おらおら!テメェどこに目ェつけてんだゴルァ!」

 

「んだとゴルァ!調子乗ってんじゃねぇぞ〇すぞ!」

 

「俺たちのケツモチ知ってて喧嘩売ってんのか?あぁ?」

 

「それはこっちのセリフなんだよ、〇すぞ貴様!」

 

 

…何なん?治安悪いん?ここ

 

まーこいつらの悪さは俺の比じゃねぇけど

 

 

しかし「ケツモチ」なんて言葉、久しぶりに聞いたわww

 

もう誰も使ってねぇだろwwwwいくつなんすか兄さんwwww

 

 

「…何だてめぇ?ジロジロ見やがって、やんのかゴルァ!」

 

うわ、目があっちまった…

 

 

「何だ何だ?これ見よがしにいい自転車乗っちゃってんの?このガキ」

 

「ひぃ~、金もってんじゃねぇの?このおこちゃま!」

 

「おらガン飛ばした慰謝料払えや、200万くらいな!」

 

「てめぇここから逃げられると思うなよ、ガンつけといてすみませんじゃすまねぇんだよ!」

 

 

あーあーただただ面倒くせぇ…

 

俺は最低限の金しか持ってねぇよ、無料で使える特典が多いだけで…

 

 

てかそういうお前らの自転車もシティサイクル魔改造してあんじゃねぇか

 

細かい事は知らんが走りが良くなるとかじゃなくて攻撃的な仕様になってんじゃん

 

 

…いくらただの自転車でもあんなのが走ってきたら俺も無事では…

 

と思ってたら何人もの奴が俺に向かって自転車で突進してきた!

 

 

「おら!素直に金払わねぇと撥ね〇すぞ!おらどうすんだクソガキ!」

 

これはやべぇ、戦略もないままこいつらには立ち向かえん

 

自転車持って鳥でここを飛び立って脱出だ!

 

 

mokeponだって5,6体しか持ってねぇのに

 

血気盛んな半端者100人以上こっちに向かってくるんだ

 

距離があれば戦えたかもしれんが数mじゃあ何もできんからな

 

 

「おーい、降りて来いこのクソガキ!」

 

知らねぇんだよ、テメェらマジでぶっ〇すからな覚えてろよこのゴミクズ共

 

 

せっかく暴走して鬱憤晴らそうと思ったのに邪魔した挙句イライラ上乗せしやがって

 

テメェら覚悟しとけよ、鬱憤晴らす相手お前らにしてやっから!



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#40 今までの総"復讐"

サイクリング・ロードでイライラmaxのまま暴走族から逃げ戻ってきたシャトシ。

1mmだって遠慮してやらねぇ、こいつら地獄に送ってやるぜ


近くに何でも揃うスーパーあってよかったぜ

 

決行は1週間後の晴れの日だ

 

 

…ん、その資金はどっから出てんだって?

 

もちろんmokeponバトルやジムの賞金もあるけど

 

こういう外道な野郎共を駆除するための「用心棒代」も貰ってる

 

 

各シティで悪さをするソケット団には

 

全国規模で手を焼いているからな

 

かといって国が自ら過激なことができるはずもない

 

 

だから俺が各シティの巡査に交渉に行くんだよ

 

「〇〇円を用心棒代としてもらえるならあいつ倒すよ、成功報酬でいい」

 

 

どう考えても思春期の男がやる交渉じゃねぇが

 

月見山の時にソケット団員相手に善戦したことが信用に繋がり

 

百万円単位の成功報酬を今までに数回受けてきたからな

 

 

だからある程度めちゃくちゃやっても大目に見てくれるんだぜwww

 

普通ジム破壊したら器物損壊だけどなwww

 

 

そして今回、サイクリングロードに蔓延ったクズ共は

 

街側も手を焼いているらしく、資金は全面的に支援してくれたぜ!

 

 

 

時は来た、快晴の昼。今から決行してやるよ

 

この糞虫共覚悟してろよ

 

 

「…んあ?あの時のクソガキじゃねぇか!」

 

「おうおう、途中でバックレてんじゃねぇぞ!金払えや!」

 

「払わなかったら今度こそ〇すからな!」

 

 

んじゃあかかってこいや、その時がお前らの終わりだけどな

 

 

「お前ら、やっちまえー!!」

 

予想通り向かってきたな

 

 

でもお前らがいるのは坂道の下の方

 

俺は上の方、サイクリング・ロードのスタート地点にいる

 

 

まずは大量に油を道にぶちまける!

 

先日から忍び込んで、一瞬にして100Lの油を流せる装置を作ってあったからな

 

 

「おいおい何だよこれ、油か!」

 

「くっそこれじゃ進めねぇ!」

 

 

いやいや、向かってくるやつが滑ってコケるのは愉快だねぇwwwww

 

 

「このガキやりやがったな、金はいい、〇してやる!」

 

奴らは自転車を捨てて俺に襲いかかってくる

 

 

でもその油にはシリコンが混ぜられている

 

時間が経つにつれ道路がシリコンコーティングされていくから

 

滑って満足に歩けない

 

 

「このガキ、勝った気になるなよ!」

 

こいつの自転車は前輪の前方に道路洗浄装置と強力な滑り止めが塗布されているようで

 

こっちまで自転車で迫って来る

 

 

だが前回来た時にこの装置は偵察済み、当然対策はしてある

 

実は1週間かけて超濃度の塩水をサイクリング・ロードに噴霧してきた

 

 

ただでさえ吹きっさらしのサイクリング・ロード

 

こんなところで塩水を吹きかけられたら、当然金属はボロボロになる

 

 

「…おい、チェーンが回らん…あ、切れやがった!」

 

もうこうなったらここまで誰も来れんだろう

 

 

そして、お前らさっきから上空で俺の蝶が撒き散らしてる粉に気づいてるか?

 

そいつは呼吸によって体内に取り込まれると神経に作用し

 

一時的にその神経を麻痺させる

 

 

「…ん、なんだこれ…体が動かねぇ…」

 

さぁ覚悟しろよ

 

 

まさかお前らを滑らせるためだけに油を使ったわけじゃねぇことはわかるよな

 

今からお前らどうなるか、わかってるか?

 

 

今日は晴天、ただでさえ道路はアスファルト舗装されているから熱を持ちやすい

 

そしてその熱は、お前らの服についた油に伝わる

 

 

一定以上の温度になった可燃物は、火が無くても火を起こす

 

「自然発火」ってやつだ

 

 

「うわ、何だよこれ、火つきやがった!」

 

とかげを使って火を起こす事も考えたが、これだけの油だ、俺も巻き添えを食いかねん

 

だから今回は自然発火を取り入れた

 

 

さらに混ぜていたシリコンは熱硬化性

 

固まってそこからは簡単に動けない

 

 

「このガキ…うわ、わぁ~!火が!助けて…!」

 

どうせ今までお前らは弱者相手に汚ねぇ事してきたんだろ

 

いい贖罪の機会だ感謝しろよ、でもこれだけじゃ終わらねぇ

 

 

ここで大量の放水

 

油で起きた火に水を入れたらどうなるかは記憶に新しいだろ?

 

 

各所で悲鳴が起きる

 

血気盛んな半端者が、今じゃ俺に恐れをなして奔走していく

 

 

言っておくが、この広い道路に100L程度の油をまいただけ

 

油以外に可燃物は服だけだから、服を脱いで避難すればそこまで酷い事にはならない

 

あいつらが俺に向かって来なければ被害は最小で済んだんだ

 

だが俺に執着したばかりに、もう逃げるに逃げられん

 

 

水をかけた分瞬間的に大火事になったが、熱は奪われるから火はすぐに収まる

 

ここまでの工程は15分程度で完結した

 

 

最低でも火傷、酷い奴は体の60%以上皮膚移植を必要とする重症だったが

 

死人は出ていない。

 

さすがに悪党でも死んでもらっちゃ困る。人殺しにはなりたくねぇからな

 

 

あとは蝶のしびれが取れたあと、蜂の毒で脅して

 

サイクリング・ロードの大掃除をさせたぜ

 

 

本当なら道路破壊してど派手にやりたかったが

 

今回は街の全面協力、物理的破壊はしないという条件付きだったのでな

 

この掃除も込での作戦だ

 

 

ストレスも発散できたし、報酬ももらった

 

うん、これで多少は満足できたか

 

 

さて、明日はここを改めて走って、次のシティへ。



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#41 乱獲の対価にあるもの

史上最大級の人口火事を起こして不良を半殺しにしたシャトシ。

いくら相手が不良でもここまでやって罪悪感とかないのか?


ある心理学者がこんな実験をした

 

別部屋にいる人間Aにクイズを出し、不正解なら電流を与えるというもの

 

だがそれは真っ赤な嘘。あくまでもAは電流を流されている「フリ」をしているだけだ。

 

 

この実験における本当の被験者は、クイズを出題し、電流を流す人間B

 

Bはこの実験を主催した心理学者にこう言われた

 

「私たちが結果の全責任を持つから、間違えたら容赦なく電流を流せ」

 

 

電流は問題を間違えるごとに強くなり、ついにAの声は途絶える

 

Bは「もうまずいのでは」「やめたほうがいいのでは」と伝えるが

 

頑なに「続けろ」と伝えられる

 

 

すると大半のB役は電流を最大値まで流したという

 

学者の言うことだし、責任は持ってくれるらしいし、という気持ちからだ

 

 

この「ミルグラム実験」は

 

「どんな残虐行為に対してでも、権威ある人の命令で、かつ自分が責任を負わなくていいのなら、それに従うのではないか」

 

ということを検証した実験だ

 

 

そして状況としては、今回俺もこういう状況にあった

 

街(=強大な権力)のバックアップがあったのだから…

 

 

ま、それと今回のこれとは違うかもしれんけどwwwwwwwwwwwwwwwwwww

 

 

 

というわけでストレスを晴らせて上機嫌の俺は

 

サイクリングロードを駆け抜け、次の街「セクチキシティ」へ到着した。

 

 

街に入ったとたん、やたらと看板が目に付く

 

「セクチキ名物、サファリパーク!」

 

「今なら期間限定で、珍しいmokeponを特別良心価格で獲り放題!」

 

「さらに今なら特別イベントがあるぞ!」

 

 

スカっとした上に何か闇の深そうな面白い看板がある

 

これは行ってみるしかねぇな!

 

 

早速詳細を聞いてみるためにサファリパークへ向かう

 

 

「いらっしゃいませ!当サファリパークは初めてですか?」

 

というかこの街自体が初めてだよ

 

 

「今なら期間限定、たったの500円/10分でmokepon獲り放題!」

 

闇深すぎるだろ…だって単純に乱獲なんだもの。

 

 

「さ!ボール20個で頑張って!」

 

ああ、上限あるのね、獲り放題じゃねぇじゃんwwwww

 

 

他にも色々聞いてみたので、それも総合してまとめると、

 

 

・使用するボールはここでしか使えず、ここのmokeponはこのボール以外のボールでは捕まえられない(mokeponの一部を遺伝子改造しており、通常のボールの原子分解システムが通用しない)

 

・バトルはできない。石か餌を投げてmokeponを捕獲する

 

・時間は10分限定、延長なし。時間が来たらボールは遠隔操作で使用不可となる

 

・料金は500円、前払・税込方式(通常は1万円)

 

・mokeponはここにしか生息しないものも数種類いる

 

・イベントは「ある物」を探し事務局に提示すれば賞金ゲット

 

 

なるほど、闇の深さの正体はこいつか

 

最大限このキャンペーンを活かしつつ、賞金を狙うぜ!




セクチキシティ→セキチクシティ


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#42 なまじ知ってる間柄だからこそ言えない

セクチキシティにて闇の深そうなmokepon乱獲ゲームに出会ったシャトシ。

どんな真意を看破したのか?


10分経っても20個ボールを使ってもゲームは終了するが

 

それで500円は破格すぎる

 

 

ポンコツボールでも1個200円だから、3個も使えば元が取れてしまう

 

ここにしかいないmokeponがいたなら尚更普通じゃない

 

 

ってことはイベントで言われていた「何か」を拾ってほしいんだ

 

恐らくは事務局関係者が何かを落としたんだろう

 

それは高額を出すにも値する高価値のものに違いない

 

 

だから人をとにかく集めるためにこんな破格な条件を提示した

 

ここのスタッフだけだと探すのには時間がかかるから

 

「無くしたもの」を「モノ探しイベント」に偽装して客に探させようってんだ

 

考えたもんだねぇ

 

 

まぁいい、こっちは一応図鑑完成っていう目的があるんだ

 

資金も欲しいし、活用させてもらおうじゃねぇの

 

 

んで、何探せばいいんだ?

 

「金の装飾品です!」

 

 

金か、でもそれだけのためにここまでやんの?

 

「あ…あなた、ここの目的分かっちゃったんですね、

 

ここの社長がどうしても無くしたくないものを無くしてしまったようで…」

 

 

これほどでかい施設を作るようなやつだ、

 

無くしやすい程の少量な金なら普通は気にしないでもいいはず

 

きっと一般の人には分からないような価値があるのだろう

 

 

んで、何か手がかりねぇの?

 

「それが私たちにも分からないんです、恥ずかしがって言ってくれないので…」

 

 

え?恥ずかしくてスタッフに言ってねぇの?

 

確かに相当回数顔は合わせるから恥ずかしいのもあるけど

 

どんだけのもん落としたんだwww18歳未満購入禁止的なものじゃねぇだろうなwww

 

 

「分かんないけど、だったらこんなに大々的に宣伝しないでしょwwww」

 

それもそうやなwwww

 

 

 

かくしてmokepon乱獲大会が始まった

 

おおwwいるいるwww貴重な奴らたくさんwwww

 

 

mokeponバトルをしてmokeponを捕まえたことのほうが少ない俺からしたら朝飯前

 

石を投げて四隅にmokeponを追い詰め砂をかけまくる

 

そしてmokeponが目を閉じた隙に物陰に隠れ餌を投げる

 

 

mokeponからしてみれば

 

敵襲されたが、ふと見たら餌がある

 

ここで食べておかないといつ食べられるか分からないという生存の本能

 

 

mokeponはその餌を必ず食べる

 

だがその餌には前もって蝶の眠り粉を混ぜておいたものにすり替えていたのさ!

 

 

こんな感じで見たこともないmokeponを捕獲

 

開始わずか3分、10個のボールで10体捕まえたぜ!

 

 

その後もガンガン捕まえて

 

8分経過した時点で全ボールを消費、20体のmokeponをゲットしたぜ!

 

 

さて、10分を超えても「ボールが無効になるだけ」だ

 

本当は退場しなければならないが、俺は探し物の事情を知ってる

 

スタッフだって見て見ぬふりをしてくれるだろう

 

 

すり抜けられそうな木をすり抜け

 

草むらをチャリで駆け抜けながら

 

こんな奥地まで来ちまった…

 

 

ここにはあまり人がいないな、もしかしたらこの辺に…

 

と思ったら何やら光っているものが落ちている…

 

 

あれじゃねぇか?草むらの茂みにあるぜ光ってるやつ

 

今日が天気で助かった、さて、金が待ってるぜ!



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#43 思い出はpriceless(前編)

サファリパークにて金色に光る何かを見つけたシャトシ

そこでシャトシが見たものは?


金色に光る「何か」を見てチャリぶっ飛ばしてる俺は

 

何を考えているかというと

 

 

あれいくらのカネに化けるんだろうか、とか

 

落とし主が女だったら謝礼で一発、みたいな下世話な考えもあるにはあったが

 

きっと俺はそのブツ自体に価値なんて見い出せないんだろうな

 

 

ここまでして取り戻したいものといえば

 

不貞行為のスキャンダルの証拠か失いたくない思い出くらい

 

前者を持ち運ぶとは考えられないので、きっと後者なんだろう

 

 

たとえそれが小さな手作り小物だって、安物のカップだって

 

それを失いたくない理由があるとしたら、それはそこに乗っている「想い」

 

 

それに甘い思い出だけじゃなく、苦い思い出さえ含まれていたとしても

 

コミコミで大事にしたいっていう気持ちは分からんでもない

 

 

俺にとっては、俺がバサラタウンを出るとき

 

あのインスタント味噌汁クソ野郎のお姉さんからもらったものがそれ

 

実は旅立つ直前に、ねーちゃんに会いに行ったらくれたんだよな

 

 

「気をつけてね!いってらっしゃい!」

 

小さい頃から世話してくれたねーちゃんだったからなぁ

 

涙こらえて地図くれて、俺を気遣ってくれてんだなって思うと心が暖まる

 

 

ガキの頃、口うるさかったねーちゃんに酷いこと言ったことも思い出すし

 

シルゲに馬鹿にされて泣いてた俺の頭を静かに撫でてくれたことも思い出す

 

 

俺はあのねーちゃんにどれだけ救われたかわからない

 

そして当時ガキだったからだけど、その恩人を傷つけたことをずっとどこかで悔いてきた

 

 

今でも地図を眺めるときにちらつくねーちゃん

 

旅を終えたらねーちゃんに頭下げに行こうかな、なんて

 

 

そしてこんなこと想ってると

 

どうしてこうも兄弟で違うんだろうなぁという感情が止まんねぇやwwww

 

 

そんなことを考えながら金色に光るそれに到着した!

 

 

なんだこれwwwwwwwwwww入れ歯wwwwwwwwwwwwww

 

 

おかしいだろwwwどんなシチュエーションで落とすんだよこれwwww

 

てか思い出もクソもねぇだろこんなのwwあるの歯垢だけだろwwww

 

せっかくノスタルジックな気分になってたのにwww

 

 

でもこれ以外にめぼしいものはなかったから

 

半分お笑いになればいいかなとこいつを持ち帰ることにした

 

 

受付さんに見せてみる

 

「入れ歯wwwwwwwwwwwwあー、でもあるかもね、そういうことかー」

 

「そうそう、確かに最近喋り方がフガフガしてるのよね」

 

「最近マスクしてばっかりだしおかしいと思ったのよ私~」

 

マジですかwwwwwwwww

 

 

そしてその落し物と思われるものを届けてもらったら

 

早速社長室に呼び出された

 

 

よし、早速その入れ歯をつけて謝礼を差し出してもらうぜ!



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#44 思い出はpriceless(後編)

社長の落とした金の入れ歯を届けたシャトシ。

謝礼はいくらくれるんだ?期待に胸が膨らむぜ!


お世辞にも豪華とは言えない社長室の佇まい

 

ま、サファリパークの社長だから仕方ねぇんだろうけど

 

払うものは払ってもらうぜ!

 

 

「いやいや、この度はありがとう、まさにこれじゃよ、ワシがなくしたものは」

 

あー確かに歯がないねぇ~、そしてこれは確かに少々恥ずかしいねぇ~

 

そしてやっぱり女じゃなくてじじいだねぇ~

 

 

「おかしいじゃろ、こんな小さなもののために客を集めたりして」

 

思い出だろ?分かってるって。どうでもいいから金くれよ

 

 

「聞いてもらえるか、そこに横にでもなってこの哀れなジジイの話を聞いてくれるか」

 

えー?晩飯の事考えながらでもいい?ってか俺が拒否っても喋りそうやん

 

 

「あれは30年前、ワシが現役バリバリのmokeponマスターだった頃の話じゃ…」

 

ほーら語りだした、今日の晩飯は酢豚が食いてぇなぁ…

 

 

「高度経済成長の折、ワシは飛ぶ鳥を落とす勢いでmokeponを操っておった」

 

そういや酢豚って言葉、頭に「メ」って付けると卑猥になるよね

 

 

「我ながらイケメンで金持ちだったから女にも困らなかった」

 

俺酢豚にパイナップル嫌いなんだよね、肉柔らかくする作用があるのはわかるけどさ

 

 

「掃いて捨てるほど女がいたから、同時に8人と付き合っておったんじゃ」

 

おいおいしれっと最低発言したぜこのじじい

 

 

「じゃがその大半は金目当て、ワシにたかるだけたかってどっかに行きおった」

 

ざまぁwwwwwwww不貞行為の罰だこんにゃろーwwwww

 

 

「じゃがその中で1人だけは違う子がいたんじゃ、ワシを心底愛してくれる女性が」

 

8人中1人かよwww本当に金目当てだったんだなwww

 

 

「その女性がCatherineじゃった…」

 

ちょwwwwwまさかの欧米人wwwwwwwきゃさりん様wwwwwwwww

 

 

「Catherineは高価なものを好まなかった、安くてもワシの手作りを好んだ。

 

でもCatherineの命は長くなかったんじゃ…

 

余命あと3ヶ月と聞かされたのは、その時じゃった

 

 

2ヶ月後、ワシの誕生日…Catherineはワシにプレゼントをくれた

 

それがこの入れ歯じゃったんよ

 

高級なのは見てわかった、Catherineは自分の持ち金全部を使って買ってくれたんじゃ…

 

 

天に召されたのは、その翌日のことじゃった…

 

これにはCatherineとの思い出が詰まっておる

 

これを見るたびに、自分を愛してくれた人を思い出すんじゃ…

 

ずっと独り、孤独で戦ってきたワシを愛してくれたあの人を…

 

 

だからこれを無くしたとき、ワシは絶対に諦めたくなかったんじゃ

 

どうして無くしたのかは分からんが、どうしても見つける必要があったんじゃ」

 

 

 

俺はいつしか、言葉を失い聞き入っていた

 

俺にもそこまで想ってくれる人なんて現れるのかなって考えてさ

 

 

気づいたら寂しいなんて感情すら忘れてた

 

それを、哀れなツラしたこのじじいを見て考えていた

 

こんなクソ哀れなじじいに安らぎが来るといいな、知っちゃこっちゃねぇけどさ

 

 

 

「…すまんな、こんな話を聞かせてしまって。謝礼を渡すよ、おい!」

 

ん、誰か来る。見た目20前半くらい…秘書か雑用係か何かか?

 

 

「ああ、こいつはワシの再婚相手じゃよwwww」

 

前言撤回、こいつしばくwwwwww涙返せこのクソじじいwwwww

 

 

「謝礼は500万円と、この秘伝マシンじゃ!」

 

前言撤回、素晴らしい社長様でいらっしゃいますねぇいやはや!

 

 

で、この秘伝マシンは…

 

「『なみのり』と『かいりき』じゃよ、水の上を進んだり大きい岩を押せるんじゃ」

 

 

いずれもこの先を進むには必要なもの

 

こいつはありがたい

 

 

しかし、こと『なみのり』に関しては水属性のやつしか覚えられない

 

じゃあ今から行くのは水mokepon狩りだな

 

 

何だかすごくノスタルジックになった1日だったが

 

とにかく今は先に進むぜ!



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#45 アザラシの背に命を預けられるか

金の入れ歯を返し、大金と秘伝マシンを手に入れたシャトシ。

なみのりを覚えられるmokeponを手に入れるために、ジムは後回しで東へ進む


とりあえず昨日の夜は予定通り酢豚を食ったことを報告しておこう。

 

 

みんなは思わなかっただろうか

 

空を飛べるmokeponがいるのならなみのりなどは不要ではないかと

 

 

だが海は広い

 

もしもmokeponが疲れたり傷ついたりした時に

 

mokeponが力尽きてしまったら海へ真っ逆さまだろ

 

 

また空をまたぐ旅は、俺にも負担がものすごくかかる

 

風よけの装置とかつけるのも大変だしね

 

 

だから俺を運べるようになる技を覚えてもらえるのはありがたい

 

この秘伝マシンが無いと、背に荷を担いでバランスを取ることができないんだとか

 

 

何だかんだ技・秘伝マシンの使い方もわかったしねぇww

 

 

あれ実はmokepon図鑑にセットして読み込ませ

 

そこから発射されるオッキード光線でmokeponの遺伝子情報を書き換えるんだと

 

考えようによっちゃあおっかねぇよなwww

 

 

というわけで、水を扱えるmokeponを探しに行こう

 

だが何でもいいというわけではない

 

 

例えばアザラシの背中に乗って航海できるか?

 

否。すべる。背中がものっそいつるっつるに滑る。

 

 

しかもアザラシは多分途中で潜る。俺は100%溺れる。

 

自らのmokeponに見捨てられてドザエモン…

 

これだったら風圧にさらされたほうがまだまし…

 

 

だからスタミナや速度、乗り心地とかも考えて

 

良さそうなものを捕まえていこうか

 

 

さて、そうと決まったら東の方へ行こう

 

 

ジム攻略はどうしたって?

 

セクチキのジムは毒系を扱うらしく

 

実のところ今は対抗策を見いだせていない

 

 

だからとりあえず海路を確保しながら、

 

このジムのクリアも同時並行的に考えていこう

 

 

東に向かうのは、その地にストリートファイターが多いらしいから

 

ここで経験値と資金を稼いで、話を先に進めなければな

 

どーせまた大人の事情でしばらく冒険が止まるんだろうからな!((

 

 

 

どうでもいいがずっと引っかかっていることがある

 

あのサファリパークの社長の話だ

 

 

あの時は雰囲気に気圧されて酢豚のこと以外何も考えられなかったが

 

よく考えるとあの話はおかしい

 

 

あの話の舞台は今から30年前のはず

 

なのにどうしてそんなときに入れ歯をプレゼントされたのだろうか

 

若くして全ての歯が入れ歯になったということなのか?

 

 

いやいや待てよ

 

それによくよく考えたらあの言い回しも気にかかる

 

「横にでもなって話を聞いてくれ」なんて普通言うか??

 

 

なんで初対面のやつがソファーの上で横になれるんだよ

 

あんなの最初からおかしい話だった…

 

 

いやいや待て待て

 

「横になる」って英語で「lie」だよな…

 

 

そして「lie」には2つの意味があった

 

1つは「横になる」「横たわる」

 

そしてもう1つは「嘘をつく」だ

 

 

まさかあのジジイ…

 

まさかとは思うがあの話は全て…

 

 

ははっまさかな…考えすぎだよな…

 

 

さて、ストリートファイター相手に戦ってmokepon育ててやんぜ!



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#46 Metropolis_"Fukiyama"

セチキクシティを東に出てトレーナー共と戯れることにしたシャトシ。

…経験値をmokeponに吸わせるってことなんだけどなw


やはりトレーナーがストリートファイトやってることで有名な場所

 

人がかなり多めで退屈しなさそうだなw

 

 

朝の10時くらいから夕方までやったなぁ…

 

 

俺の手持ちのmokeponは30Lv前後、奴らもそれ相応の強さ

 

さすがにこのLvともなると俺の蹴り程度ではびくともしない

 

 

経験値を積ませにゃならんから

 

こちらも変な戦闘はせず、いたって普通のmokeponバトルをして過ごしたよ

 

おかげでmokeponのLvは平均5上がって、電気ねずみはLv.40くらいになった

 

 

火を使うとかげはかつての面影などはなく

 

立派過ぎるほどでかい龍のようなやつに大変身を遂げた

 

 

そしてあれだけトレーナーがいると交流も増える

 

途中からは楽しく戦って、みんなで夕方にカフェへ

 

 

各ジムを反則的な戦術でなぎ倒し、サイクリング・ロードを焼き討ちにした

 

張本人だと言ったらめっちゃ話聞かれたwwww

 

 

ハニャダのジム破壊したあたりから俺の事は全国的に有名だったらしいよwww

 

個人情報は伏せられていたけど伝説だけが独り歩きしてたよねwww

 

 

それがきっかけで可愛い女の子とも連絡先交換したし

 

これはハチャメチャな戦い方のおかげで彼女できるんじゃね?www

 

 

とか思ってたら話題はとある噂話に

 

 

ハニャダの南、チクバの北、タマユデの東、ゴオンの西に位置する

 

経済都市「フキヤマシティ」

 

 

前にタマユデのガードマンに怪しい水を飲ませたが

 

その先にもし進んでいたらたどり着いていたその街

 

 

この世界の80%の経済効果に関与していると言われ

 

中央銀行、証券取引所、造幣局などもしれっと存在する

 

 

そして世界に名立たる大企業

 

「株式会社シールフ」という超巨大商社が存在する

 

 

mokeponと人間の共生を目的に

 

mokeponの力を人の生活に役立てたり、mokeponの育成講座などを開いたりと

 

随分とまぁ結構な商売をしているらしい

 

 

まだ人間とmokeponが親密ではなかった時代にこのビジネスを立ち上げる

 

もちろんその後大成長

 

 

多角化経営にも成功した

 

タマユデシティのでっかいデパートも、この商社の100%子会社なんだとか

 

当然、この企業がこの街を発展させてきたことは言わずもがな

 

 

 

だがその会社の様子が少しおかしくなってきたのだという

 

 

少し前くらいからTVでよく宣伝しているようで

 

シールフ製のバッチとかクリアファイルなんかも大々的に売り始めた

 

つまり、一昔前に比べてすごく必死になってきたんだと。

 

 

さらには怪しい人影の出入りが目立つようになり

 

失踪事件が増えたりもして

 

最近では色々と黒い噂が足りないんだとか

 

 

てわけで

 

「シャトシさんちょっと行ってきてみて下さいよ~w」

 

「そーそー、いっちょ乗り込んで来て偵察してくださいよwww」

 

 

んで、お前ら何してくれんだ?え?

 

「私たちは邪魔しちゃ悪いからぁ…w」

 

「そーそー、俺たちはここでシャトシさん応援してますよwww」

 

 

大体こうなんだよな、外野から見てますよ的なやつな

 

ま、でも個人的に興味あるからな

 

 

てわけで、行ってやるから情報よこせ

 

 

「あそこは15階もあるビルで、各階の内容は1階フロアの案内板にあるのよね」

 

「1階だけは誰でも立ち入ることができるけど、そこからは…」

 

「確かカードキー機能のついた社員証が無いといけないのよねぇ」

 

「社員といえばあそこの女子社員、巨乳の子多いらしいよねぇ~www」

 

「建物内はカメラやレコーダーの類は持ち込み厳禁、何が行われているかさえも…」

 

「あ、でもあそこには伝説クラスのmokeponがいるのよね確か」

 

「聞いたことある、水・氷を操る知能の高い魔獣だとか」

 

「あそこの社長の性欲も魔獣クラスらしいよぉ~www」

 

「そしてどんなmokeponでも捕まえられる伝説の捕獲ボールがあるんだよな…」

 

「知ってる知ってる、やべぇボールだっけ?」

 

「あとあの会社の作った双眼鏡、何だっけあれ、ほらすげぇ話題になった…」

 

「あれじゃない?この世の住人じゃない人が見えるとかっていう…」

 

「あそこの社長もこの世のものとは思えないほどの巨根らしいよぉ~www」

 

「…お前さっきから何なの?すげぇうざいんだけど」

 

「マジ気持ち悪…楽しい気分台無しだわ」

 

「テメェみたいなのは帰って妄想しながら自分でしてろや」

 

「私の裸だけは想像しないでね」

 

「もうこいつ置いて帰ろ、てわけでシャトシ君連絡待ってるよ~」

 

 

このクソコミュ障が、下ネタは相手とタイミング選んでするんだよ

 

まあいい

 

 

とりあえず概略的ではあるが情報は得た

 

大変そうだが、土産も豪華そうだぜ!




(本作-原作)
フキヤマシティ-ヤマブキシティ


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#47 虚構の中で化かし合う狐と狸

ストリートバトルで経験値を上げついでにフキヤマ攻略に向かうシャトシ。

とりあえず聞いた話の大企業を偵察しに行こうか


セクチキシティから東に進んでストリートファイトし

 

そこからは北上していくのだが

 

 

着いたのはチクバシティ

 

懐かしいなぁー、あの時シルゲ溺死すればよかったのにね☆

 

 

ここの北側にゲートがあって

 

ここからフキヤマに行けると地図にはあったからここに来た

 

確かこの辺りにフキヤマへ抜けるゲートがあったような…

 

 

…ああ、これか。

 

ゲートを通り、フキヤマに入る

 

 

うわすっげー大都市!!!!

 

 

…って言いたかったけど全然そんなことなかったんだよね

 

いや都会なんだけど、何なんだろうな、このえも言われぬ違和感…

 

 

虚構、虚無、なんと表現していいのかわからんが

 

実体があるようでない、生きているようで死んでいる感じだ

 

 

確かにそこら辺の建物は綺麗だし、道も綺麗

 

サービスも行き届いている感じがする

 

mokeponセンターのジョーイも洗練されてはいる

 

 

だがどの場所にも命の躍動感みたいなのが感じられない

 

まるで人のいるゴーストタウンって感じだ

 

道行く人も焦点のあっていない死んだ目で一定の速度で歩いていく感じがね

 

 

そして、おそらくとしか言えないが、諸悪の根源は例の大企業だろうな

 

ストリートの奴らの情報を聞く限り、真っ当な会社とは思えん

 

 

早速探して侵入してみよう

 

…とは言っても、1Fはオープンスペースだから今回は偵察だけどな!

 

 

…なんだこれ、馬鹿でけぇ…

 

バサラタウンには絶対ないくらいのデカさ、そして豪華さ…

 

 

今まで見た建物の中で一番でかいなこれ

 

…少し恐ろしいが、とりあえず中に入ってみよう

 

 

その中には高級高貴な空間が広がっていた

 

壁や床は大理石、中にはコーヒーショップもあって

 

俺みたいなガキの来るような場所じゃないことは明らかだった

 

 

でもそんな場違いの俺なんかに目もくれない

 

もうゾンビにしか見えない大人たちがそこにはうじゃうじゃいた

 

 

1Fの喫茶店で行われているビジネス活動をとってみても

 

保険の商談、ノマドの兄ちゃん、MLMのABC/AC

 

誰もが仕事をしているが、誰もが生き生きとしていない

 

 

魂の入っていない器のような人間が人間同士で話してる

 

互いに空っぽなのに、ちゃんと生きてるフリして話をしてる

 

まるで狐と狸の化かし合いだ

 

 

俺たちの人生だってそういう所はあるのかもしれんけどね

 

所詮は本音と建前を使い分けて接し合う希薄な存在だ

 

 

でもここの空間はそんな生易しいものじゃない

 

それくらいここの空間は異様だ

 

これはこの街独特の光景なのか、それとも…

 

 

「おい、T地点の市場はどうなってる?」

 

「例の一件があってから急速にパイを減らしました」

 

「そうか…そうだろうな、あんな事件が起こっては仕方ない。次の市場はどこだ」

 

「またあのようなショックが起こったときを考えると新規開拓は…」

 

「そうだろうな…既存市場を維持するしかないな、俺たちにできるのは」

 

「今は敵の襲来に備えて戦力を…」

 

 

(俺の方を見る)

 

 

「あ…ですから競合他社にパイを奪われぬようにしませんと…」

 

「う、うむ…そういうことだな」

 

 

なんだなんだ?

 

俺の方を見て急に慌てたような気がしたが…

 

 

しかし、今の会話何もおかしくなかったのに

 

あえて言い方を変えたところを見ると、ここに現状を紐解くヒントが隠されていそうだな

 

 

もしあいつらがこの会社の社員だとしたら…

 

もしかしたら想像以上にやばいことになっているかもしれんな…



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#48 踊る阿呆、踊らされる阿呆

株式会社シールフに潜入して違和感を覚えたシャトシ。

偵察の結論と攻略の手はずを、シャトシはどう見出す?


シールフで見たあの2人の社員と思われる奴ら

 

上司と部下の関係だったようだけど

 

 

普通の企業戦略の話をしていたものと思っていたが

 

俺を見た瞬間に顔色をこわばらせた

 

誰の目にも映るくらい、はっきりと空気が変わった

 

 

もしかしたらあいつらの話は単純な戦略の話じゃなくて

 

この怪しい会社の正体を暴く重要な内容だったのではないか

 

俺はそう思った

 

 

俺はその会話から逆算した

 

あの会話の中から、どこかおかしい所はないかと

 

 

違和感を覚えたのは

 

「敵の襲来に備えて準備」という一言が俺の顔を見たとたん

 

「競合他社にパイを奪われぬよう」という言葉に変わったことだ

 

 

確かに少々ぶっきらぼうだが

 

別に前者の言い回しを訂正しなくても十分に意味は通じただろう

 

 

だがあいつらは俺を見て明らかに言葉を選んできた

 

小難しいビジネス用語でくるまれた言葉に

 

 

もしも俺がやつらに、その「競合他社」の社員、スパイだと思われたなら

 

気づいた瞬間に一切話さなかったはずだ

 

少しの情報だって嗅ぎ回られたくないと思うはずだろうから

 

 

だがあいつらは言い回しを変えて会話を続けた

 

考えられる理由は一つ。

 

 

あいつらにとって俺は、ビジネス上のライバルではないが

 

何らかのことに対して脅威であり、敵であるため

 

専門用語を用いてケムに巻こうとした

 

 

じゃあ何の驚異なんだ

 

というかそれ以前に何で俺のことを知っているのか

 

 

…俺を知っている人間は誰だ?

 

それは今まで会って喋ってきた奴ら…

 

 

それはバサラタウンのみんな、ジムリーダーと数人の住民と…

 

…そうだ、あいつらだ、ソケット団員

 

 

面倒事の影には絶対こいつらがいた

 

そしてその度にこいつらを蹴散らしてきた

 

タマユデの時だってソケット団のアジトを殲滅して宝箱を…

 

 

待てよ、そういえばあの時の宝箱のパスワードって

 

確か「SHILPH」(シールフ)だったよな…

 

 

そのパスワードと完全に一致しているこの会社名と

 

その名をパスワードとした宝箱を持っていたソケット団

 

 

ということは、この会社まさか

 

ソケット団の親玉なのではないか?

 

 

確か「SHILPH」の意味は

 

「Secret Hidden Industrial Landmark of Portable Hazard」

 

=「携帯型脅威の秘匿隠蔽型産業拠点」

 

 

ってことはこの会社内には流出してはマズいレベルの

 

超やべぇmokeponが存在しているに違いない

 

これは迂闊に手を出すことはできない…

 

 

しかも俺がフキヤマに入ったって情報くらい回っているはずだから

 

今までの俺の戦い方は読まれてる

 

 

でもそれは裏を返せば

 

誰も気づかない違う戦略をこちらが取れば敵は無防備ってことだ

 

 

必ず俺はこの企業の裏を暴いてやる

 

そして…

 

 

巨乳の女子社員と仲良くなってやる!

 

 

あ、いや、違う

 

伝説級のmokeponとやべぇボールの奪取を目的として…!



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#49 現代之中毒

大企業の真の姿を垣間見たシャトシ。

ここを攻略する方法はあるのか??


いや~、今日は寝た気がしねぇわ

 

夢の内容がものすっげぇぶっ飛んでやがった

 

 

ガキの頃近所に住んでた女の子が性獣みてぇな風体晒して俺の前に現れ

 

付き合って散々Hしまくったけど、1ヶ月後

 

「身体合わないし、あんたとの子どもいらないって思っちゃったから消えて」って振られる

 

 

そりゃ健全な青少年だからやることはやりたいが

 

こんなこと言われたくないわなぁwww

 

 

そんなことはどうでもいい。

 

 

 

色々旅してきて、最近よく思う

 

「バサラタウンってものっそい田舎だったんだなぁ」って。

 

 

電気は通ってたが俺といえば年中ニートの引きこもり

 

家でやることといえばゲームと青少年御用達の雑誌を見ながら夜な夜な妄想して慰める日々

 

ニュースも見なかったから外界の情報は一切入ってこない

 

 

ところがこうやって外に出てみると

 

巷じゃスマートフォンなどという、何でもできるものが出てきてる事を知る

 

 

タマユデデパートで金があったから買ったこのスマホ

 

元々はエロサイトでも見て出会い系でもやってやっか、的なノリで買ったもの

 

 

だが交友関係も広がり、連絡先を交換し、情報を共有するようになった

 

その過程でSNSというのも知り、知り合ったやつらとネット上で交流をとっている

 

そればかりか知らない奴も、知り合いやコミュニティのツテで知り合っていく

 

 

童貞クソ引きニートだった俺が今や陽キャじゃねぇかってくらいに前向きだ

 

…あ、童貞はそのままだったorz

 

 

 

こんな世の中に慣れてきた頃、ふらっとよったフキヤマの美術館

 

そこには首輪をつけられた人間がスマホに飼われている、という絵画があった

 

 

こいつはいい風刺だ、と苦笑した

 

まるでその通りだな、と言わざるを得ん

 

 

俺たちはスマホを万能のツールとして使い倒しているように思える

 

が真相はその逆

 

 

何でもかんでもスマホに頼るようになってから

 

スマホなしじゃいられないくらい依存している自分に気づいた

 

ヘロインクラスの中毒性を持っていることに異論を挟めるやつなどいるものか

 

 

思考が奪われ、気づけば骨抜きにされてる自分に気づく

 

まぁ、それが時代の進化だといえばそれまでだが

 

 

mokeponも同じ

 

俺たちの生活の隅々に関わっている

 

 

ある者は労働させるため

 

ある者は寂しさを紛らわせるため

 

ある者はナンパの道具としてmokeponを活用する

 

これはこれで立派な中毒ってもんだろう

 

 

SHILPH、ロケット団はそこに漬け込む

 

倫理に反することだってやってのける

 

 

が見方を変えればこいつらも中毒者の一員

 

こんな社会でなければ成り立たないビジネスだからな

 

 

そしてこんな世の中だからこそSHILPHを追い詰めることができそうだぜ!

 

非倫理集団には血も涙もねぇ暴動を起こしてやる!!



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#50 青天之霹靂

現代病とも言えるスマホ・mokepon中毒の隙を突かんと画策するシャトシ。

その後の様子を、SHILPH元社員の日記に見てみよう


俺の名はイノヴァ、35歳

 

世界最高峰のホワイト大企業「SHILPH」の窓際平社員だ

 

いや、正式には平社員「だった」。

 

 

 

俺には別に何か夢があったわけじゃない

 

それどころか引きこもりニート、やる気もスキルもない

 

が俺の親父がこの会社の幹部だったから、そのコネで入った

 

 

昔から親父は好きじゃなかった

 

お袋をこき使い、俺に対しても罵詈雑言の嵐。

 

暴力も多少振るわれた。典型的なモラハラタイプ。

 

 

今回だって俺のことを思っての事じゃない

 

親父自身の世間体を気にしてのこと

 

 

そんな俺はとりたてて得意なこともなく、コミュ力もない

 

友達もいなけりゃ、彼女いない歴=年齢=童貞歴、しかも魔法は使えない

 

 

俺は人畜無害だが、最高峰ホワイト企業に正社員として雇われる価値などない俺に

 

当然居場所などあるはずもなく

 

最低限の正社員としての保証、賃金をもらいながら雑用全般をやっている

 

 

年収は150万程。実際、現在の労務に相当する対価だと思っている。

 

もしかしたら親父は安い労働力として俺を雇った、なんて側面もあるかもな。

 

 

だがそんな毎日に心が満たされるはずもなく

 

出会い系SNSで女を漁る日々

 

 

SHILPH営業企画部長、年収850万を語り

 

顔写真はネットに転がってるイケメンの写真を拾ってきた

 

 

思考力のない女どもはその形骸的な情報に踊らされ、食いつく

 

俺の「イケメン高収入」の偽プロフィールに踊らされる、まるで馬鹿丸出し。

 

 

適度にネット上でやりとりし、焚きつけてから切り捨てる

 

こんな最低な生活を繰り返してた

 

 

あの日が来るまでは。

 

 

 

うだりながら迎える朝、テレビをつけるとそこには俺の親父が映っていた

 

たくさんのフラッシュをたかれ、辟易としているようだ

 

 

「一連の噂について、いかが思われますか?」

 

「調査中だ、弁護士を通じて回答する」

 

 

「度重なる失態、企業の社会的責任はどのように取るおつもりですか?」

 

「くどい、調査中だと言っているだろう」

 

 

「株価は急落、2ヶ月後の株主総会ではどのようにご回答されるんですか?」

 

「…」

 

 

「このように会社幹部は企業ぐるみの黒い疑惑について明確な説明をしないまま…」

 

 

直後、上司からメールが来た

 

「君今日から会社に来ないでくれ。君のせいじゃないが、察してくれ」

 

「大変な所悪いが、ゆっくりしたまえ。それじゃ元気で。」

 

 

俺は事情が飲み込めなかったが

 

とにかく行きたくない仕事に行かなくていいという現実を理解したから、

 

現状何が起こっているのか、ネットで調べることにした。

 

 

事の発端はSNSへ投稿された3件のコメント付き写真

 

 

1つ目は、うちで雇っている営業のバイトがmokeponの虐殺をしてる

 

あるいはmokeponの催眠術or眠り粉を使って女をレイプしてるという写真

 

調子に乗ったバイトがプライベートSNSに投稿したのが拡散したんだろう

 

 

2つ目は、俺の親父の不倫現場の写真。

 

親父は会社外でも顔が知られている位の大物、スクープってわけだ

 

しかも相手が社長令嬢でラブホから出てきた場所の写真だ、言い逃れはできない

 

 

3つ目は、俺の親父の上司とソケット団幹部との密会現場の写真。

 

これが一番の痛手だった

 

 

不幸は三つ巴でやってくるというのは本当らしい

 

こんな偶然もあるもんだ

 

 

当然会社は大赤字、株価は暴落

 

社員の大規模リストラは不可避、当然俺は真っ先に首を切られた、というわけか。

 

 

今やゴミのように集まってきた出会い系の女がSHILPHの文字を見るだけで敬遠

 

俺はまた無職の一人ぼっちに戻った

 

 

だが、なぜか知らないが清々しい気分だ

 

きっと人を欺き続け、知らず知らずのうちに心が疲弊していたんだろう

 

もう欺かなくていい、そう思うと気楽だ

 

 

お袋はこんなクソ親父の所業に心を痛めていないかと不安だったが

 

お袋は1,2枚も上手だった

 

 

大分前から親父の不倫には気づいていたらしく

 

不倫の証拠収集をしながら親父の資産を秘密裏に換金

 

 

その上この騒動。親父はもう再起不能と見るや離婚を突きつけ、慰謝料がっぽり

 

換金したものを併せれば、親父の総資産の8割近くを得た計算

 

資産が勝手に売却されたことにすら気づいていない、そんな心の余裕もないか

 

 

今親父はどこにいるかわからない

 

元々能力は高い、身をくらませるくらい訳ないのだろう

 

総資産の2割しかないとはいえ、老い先を慎ましく暮らすには十分すぎる金額だ

 

身バレしなければ、社長からの報復も無いだろうな

 

 

お袋は俺に言った

 

「イノヴァ、働かなくていいから、私のそばにいて頂戴」

 

 

こんな形でしか親孝行はできないが

 

俺はあれから毎月、お袋を旅行に連れて行っている

 

 

SHILPHはあれからテロが起き、いくつかの社用物が盗難に遭ったらしい

 

大損こいた株主が暴動でも起こしたのだろう

 

まぁ、どうだっていい。もう俺には興味はない。



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#51 いつの時代も大衆が正義

多重スキャンダルが発生し、しっちゃかめっちゃかになったSHILPH

その裏には何があったのか?シャトシの作戦とは?


作戦としては

 

「企業の体力を弱める」→「隙をついてアイテム奪取」の順番

 

まずは企業の体力を弱めることを考える

 

 

そのためにこの企業を潰すための情報を探る

 

やっぱりここでもSNSが活躍できる

 

ありとあらゆるSNSから「SHILPH」に関係するワードを検索

 

その膨大な量の情報の中から使えそうなものを探す

 

 

すると興味深い2つの投稿が

 

「Sでバイトしてる〇〇、とうとうやべぇことしちゃってるよ…」

 

「うちの旦那、またあいつと不倫…絶対潰すわ」

 

 

これはいい

 

早速過去の投稿から画像データを取得・解析、この投稿者の身元を割り出す

 

 

まずはバイトの投稿者

 

こいつに半日張り付き、スマホのロックの解き方を盗み見て

 

奴がスマホから目を離したスキにスマホを盗み、SNSへログイン

 

 

すると出るわ出るわ〇〇というやつの悪行

 

mokepon虐待にレイプねぇ、やることがえげつねぇ、さすがの俺も全部は見れんかった

 

 

そしてこいつを勝手に公開情報として引用連続投稿してやったぜ

 

これでなんちゃってバイトテロの完成

 

 

そして不倫夫のほう

 

こいつSHILPHの重役じゃん、ラッキー☆

 

あとは簡単、割り出した住所から夫が出て行くときを見計らって尾行

 

 

ああ、あの若いねぇちゃんが投稿にあった「あいつ」ってわけだ

 

男は浮気をする生き物だとは言うが、これはまずいっしょ

 

この男をキーワードにSNSを調べたら、不倫相手は社長令嬢とのうわさ

 

これが本当だったらひっくり返るなww

 

 

丁度ホテルに入っていく写真が撮れたんで

 

これに関しては俺が匿名のアカウントで公開投稿

 

 

さらにSHILPHに張り付き、ソケット団との密会現場の写真も撮影できた

 

これは完全に粘り勝ち。SHILPHとソケット団の関係性は知っていたから楽だったけど。

 

もちろんこいつはまた違うアカウントで投稿

 

 

瞬く間にネット界隈でこの話が駆け巡り

 

初期投稿から4日、異例のスピードでマスコミが会社に駆けつけてきた!

 

 

当然だよなぁ

 

これだけの大企業からこんなにでっかいスキャンダルが3つも同時に出てきたんだ

 

まさか俺一人の仕業だとは誰も思うまいが

 

 

そして当然会社は社員の大量リストラを断行

 

当然株価は暴落する

 

 

この時点で、会社に恨みを持つ人間は「元従業員」と「株主」ということになる

 

会社はこいつらの応対にあくせくするだろう、警備も手薄にならざるを得ない

 

するとどさくさに紛れた俺のアイテム奪取がやりやすくなる

 

 

 

思惑通り、元従業員と株主は会社周辺でデモ活動を行い

 

会社は沈黙を貫く

 

 

この隙を突く

 

俺はここぞとばかりに建物に侵入することに成功した!

 

 

いつの時代もそうなのさ

 

大衆の意見が世の中の正義になっていく

 

言い換えれば、自分が持っていきたい方向に大衆を先導する

 

どんな手段を使ってでもいい、大衆が動いちまえばそんなのかき消されんだ

 

 

さて、ここから手薄になったビルに侵入、宝を奪うぜ!



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#52 座る時間と痔になる確率は比例する

何とSNSとマスメディアを駆使し、会社の警備を手薄にしたシャトシ。

もうこれただの犯罪だと思うが…SHILPHから金品を奪取するぜ!


…いやぁ危ねぇ危ねぇ

 

ビル内、赤外線防犯装置に爆風反射装置

 

全面ゴム張りにスプリンクラー完全装備じゃねぇか

 

 

俺がこの街に入ってから工事車両がひっきりなしに出入りしてたからな

 

やっぱり俺への対策は万全だったってわけだ

 

 

しかし今はビルに人がいない

 

あるのはタネが見え見えのトラップ

 

こんなのに引っかかるわけがない

 

 

ビルには人の気配があったが

 

この暴動を恐れて外に出てこられない

 

俺も慎重に侵入、奪取すれば問題はない

 

 

さて下の階から上に向けて1段ずつ上がる

 

いろいろなアイテムが落ちてたから、必要そうなものだけもらっていった

 

 

ん、なんだこれ。

 

逃げて出て行った社員の社員証だ。

 

IDカードになってるようだな、使えるかもしれんからもらっていくか。

 

 

 

…どのくらい登ったことだろうか

 

これといってめぼしいものはないんだよな

 

もっと上の階にあるのか、あるいは通り過ぎたのか、持ち出されちまったのか…

 

 

と思いながら登っていくと

 

明らかに他の部屋にはないような空間が見つかった

 

 

分厚い壁、何やら検査をするような装置

 

そして「Security Level 6」というマークとともにIDカード読み取り機があった

 

さっき拾った社員証をかざすと扉が開いた!

 

 

そしたらでかい池に浮いてる、でっけぇmokeponがいた!

 

なんだこいつ、殻つきのネッシーみたいなやつだな

 

 

しかしこいつはいい、乗り心地も良さそうだ

 

ただ殻が牡蠣みたいにゴツゴツしてるから乗るときには気を付けないとケツが死ぬなwwwwww

 

 

とりあえずmokeponボールで捕まえた。

 

数日間世話をしてくれる社員がいなかったんだろうな、憔悴しきっていたから

 

ちょっとエサ与えたら喜んでボールに入ってくれたぜ!

 

これで海の長旅もへっちゃらだな!

 

 

さて残るは伝説のmokeponボール「やべぇボール」

 

捕獲率100%の、ここぞというときに使いたいプレミアムボールだ

 

噂では社長室の奥に厳重に保管されているとの噂

 

 

そして上に上に向かい、最終的に最上階のCEOルームに到着した

 

恐る恐る中に入ってみよう

 

 

「…なんじゃお前は?」

 

まぁ、当然の疑問だわな

 

 

「…警備のものはおらんのか!」

 

お前この会社の事情知らねぇのかww

 

 

「…何者じゃお前は」

 

「あなたのお嬢さんと重役の不倫を暴いた者ですよ」

 

ま、実際にはあと2つ焚きつけたんだがなwwww

 

 

「…!あの男許さん!!しかもよりによってホテルから出てくるとは…!」

 

ああ、しんどいわなぁ親父としちゃあ

 

 

「羨ましい限りだ!俺も娘くらい綺麗な女を抱きたいわい!!」

 

…こいつ危ねぇな、実の子供に性欲感じてやがんじゃねぇだろうな。。。

 

 

「絶対探し出してやる!!探し出して感想聞いてからしばき潰してやる…!!!」

 

感想はいらんだろマジこいつが一番やべぇやつやん…

 

 

しかしこの話の流れは狙い通り

 

 

世の中の大半は忘れているかもしれないが

 

俺はmokepon図鑑を完成させるために全国を旅する人間だ

 

 

そのためお前の復讐相手を見つける可能性が高い人間が俺なわけだ

 

不倫を暴いた俺ならその重役の顔も知ってるからな

 

 

「噂のボールを頂けるなら、そいつを見つけた時に連絡すると約束しましょう」

 

 

こうして社長のケータイ番号とやべぇボールをゲットだぜ!

 

「このボールは試作じゃ。必ず捕まるがその後どうなるかの臨床実験はデータが少ないぞ」

 

 

そういう意味で幻のボールだったってわけだ

 

まぁいい、俺がデータもとってやるよ

 

このボールを使ったあとで、毎日データを送ることで1日あたり\10,000を受け取ることを約束した

 

 

さて物事が万事うまく行ったあとは

 

美味いメシでも食って寝よう

 

 

いやいや、いつもながらあくどいねぇ俺wwwwwwww

 

 

 

P.S.

 

帰り際、巨乳の女子社員とぶつかっておっぱいが顔に…

 

いや、本当に今日はいい一日だ。。。



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#53 見えざるに対応するには違った「見えざる」

大企業を転覆させ、やべぇボールと乗り心地の良さそうなmokeponをゲットしたシャトシ。

だがこの街にいる目的はほかにもあるご様子…


あれから1ヶ月

 

さすがにこれだけ経てば街も静まり返る

 

あんな事件なんて無かったかのようだ

 

 

その間、俺何してたかって?

 

デパートにひたりまくってたwwwwwwww

 

 

いやーだって

 

あれだけの品揃え、バサラにはねぇからなぁ

 

 

田舎モンの俺にとっちゃこんなに楽しいところはないんだよwww

 

ほぼ半日居続けること1ヶ月、すっかり羽を伸ばしたってわけだなwww

 

 

しかし俺だって全然何も考えずにぐうたらしていたわけではない

 

 

俺がこの1ヶ月何もしないで羽を伸ばしていた理由はただ一つ

 

例の騒動が収まるのを待っていたからだ

 

まぁデパートが楽しかったのも事実だけど...

 

 

なぜならフキヤマのジム攻略を画策してたからな!

 

ほとぼりが冷めればジム戦を挑もうとするやつらが殺到する

 

 

聞くところによると、ここのジムはよく分からない力を使うらしい

 

mokeponだけでなく、ジムリーダーもその能力を持ってるとか

 

 

フキヤマの町人に聞いてもよく分からない

 

実際に見てみたほうが早いが、俺はいきなり勝算のない試合はしたくない

 

めっちゃ疲れたからな、もう無駄な戦いはしたくないんだよ…

 

 

というわけでむざむざやられにくる挑戦者を実験台にしてやるかと思った訳だwww

 

さすが俺、いつもながら抜け目がないぜ☆

 

 

 

いつも通り外の窓から中をそっと見る

 

大抵のジムは、街の宣伝効果も兼ねて外から様子が見えるようになっている

 

しかし…おいおい何だこいつは

 

想像以上にやべえじゃねえか

 

 

挑戦者のmokeponだってそこまで弱くない

 

目測だがレベル30は堅い

 

ところが、挑戦者のmokeponが的に攻撃を開始しようとしたとたん

 

急に宙に浮いたかと思ったらいきなり自分の首を絞め始めたんだ

 

 

もちろんバトル中、自分の首を絞めるmokeponなんて聞いたことねぇ

 

いや、バトル中じゃなくてもいないけどwww

 

 

そんな調子で10人くらいの挑戦者がいたが

 

どの挑戦者がどのmokeponを出しても勝てない

 

こんなのどうやって倒すってんだ...

 

 

能力としては俺の持ってるバクの子孫と同じように

 

催眠術を使ってんだろうが、こいつらそんなの比じゃない

 

 

爆弾を使おうが何しようが、どんなセコ技をやったとしても

 

こいつらの能力で止められちまうだろう

 

こんなのどうやって...

 

 

色々考えて思いついた

 

直接的解決にはならんだろうが

 

この超常現象の類はオカルティックな話に似てる

 

 

何かヒントがあるかもしれん

 

一度ゴオンタウンに向かうとしよう

 

 

そこであのガス状の何か、mokeponだったとしたら

 

捕まえてみるのも悪くねぇ

 

さ、気味は悪いが行くか…。



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