ハイスクールD×D 神へ到りし転生者 (ムリエル・オルタ)
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転生

この小説には以下の成分が含まれています。

・原作殆ど無視。

・超常的ご都合主義。

・リアスアンチを含んでいます。

・にわか知識が炸裂。

・様々なアニメ、ゲームネタが多分に含まれています。

・作者の自己満足。やりたい放題です。

・作者の妄想炸裂。

・カオス

これらが嫌な方はブラウザバックを推奨します。
それでもいい方はゆったりまったり読んでいって下さい。





それでは本編をどうぞ!


「突然ですが、貴方は死にました」

「ア、ハイ」

「原因は私ですが」

「テンプレ乙」

 

気が付いたら360度真っ白な空間に居た。転生ですね。分かります(棒)

目の前にはアルビノ系美女が居るけど、多分コレが神様だろう。

 

「多分ではありません。正真正銘神様です」

「そーかい。爽快」

「真面目に聞いてくださいよぉ〜」

 

神様涙目乙。

暫くして神様の涙も引っ込み、話し始めた。

 

「実は30年前に起爆予定だった不発弾を私が起爆するのを忘れていてですね、そこに家が建って誰もその不発弾に気付かずそのまま16年。貴方が庭に鉢を植えようとスコップで土を掘ろうとして不発弾にぶつかり、その衝撃で不発弾が起爆。結果貴方が死んだのです」

「つまり?」

「私の不注意で貴方を殺してしまいましたごめんなさい」

 

そう言って神様は私に向かって頭を下げた。見事な90度。綺麗な礼だ。小説だったらもう少しアホっぽい理由だけど今回は割とマジな奴だった。テンプレのトラックとか車にはねられるんじゃ無くて不発弾による爆死か。

 

「そうですか。じゃあ、復活は可能ですか?」

「申し訳ありません。爆発したのが壱㌧爆弾でして、貴方の体は木っ端微塵。五体四散してしまいました」

 

え!?私の死に方酷すぎ!?

てことはこのまま輪廻の輪に戻って行くのか………。

 

「あ、流石に私に非がありますので貴方はこのまま転生して貰いますよ?」

「マジですかい?」

「マジです。大マジです」

 

神様は凄い真顔で頷いた。真顔でも可愛い。

 

「可愛いだなんて…………ハッ!そんな事をしている場合じゃありません!この紙に四つ程欲しい能力を書いて下さい」

 

そう言って神様は私に向かって紙とペンを差し出した。能力が要るような世界なのかな?

 

「はい。貴方が転生する予定の世界は極度のパワーインフレが激しい世界です。その為その世界に転生する際はすぐに死なないように能力を授けるのです」

「へ~」

 

パワーインフレが激しいってまるでハイスクールD×Dみたいいだな。そういえば、アレアニメしか見てなかったな。本も買いたかった。

 

「おぉ!正解です!今から貴方が転生するのはハイスクールD×Dの世界です!」

「うっそぉぉぉぉ」

 

コレは死んだ。原作開始よりかなり前にして私の死亡フラグになり得るモノを全て排除しないと確実に死ぬ。どうする?そんな能力なんて書いたら私は確実に神様行きだぞ?

 

「別に大丈夫ですよ?過去にも世界を作るところから始めたいって言った人居るらしいですし。ただ、その世界の管理を貴方がするだけですよ?」

 

居たんだそんな人。そうか、なら大体私の欲しい能力は決まったな。

 

・世界の始まり混沌(カオス)になる。

 

・様々なアニメ、ゲームの能力やアイテムが使えるようになる。

 

・世界に味方として他のアニメやゲームのキャラを出す。

 

・絶対に死なない体。世界最高峰の頭脳。

 

・出来れば平穏に暮らしたい。

 

最後に関しては最早願望。あの世界に行くのだから平穏なんて無いに等しいと思うけどそれでも少しは平穏が欲しい。

 

「…………まぁ、良いですよ」

「いいの!?」

 

自分でもかなりのチートだと思っていたんだが…。まぁ、神様が良いと言っているのだからいいのだろう。

 

「じゃあ、この能力で転生させて下さい」

「分かりました。それでは、転生する年代はどうしますか?」

 

神様がそう聞いてきた。愚問だ。そんなの決まっている。

 

「宇宙が生まれる前で!」

「分かりました。それでは新たな人生に幸多きことを」

 

神様のその言葉と同時に私の視界は真っ白に染まった。




FGOで鯖がいっこうに出ない。何故?星5は概念しか無いし…。はぁ。
バーサーカー欲しい。
課金でもするかなぁ。





それでは(^^)ノシ


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原作前(ダイジェスト)

流石にここから見る人は居ないと思いますので注意書きは書きません。知らない方はこの前の回をご覧下さい。

FGOはやっているけど最近ログインしか出来ない…。
今日はなんとなく秋葉原行ってきました。人多いですね。
私はこのずばの小説を買ったら即退散しました。
作者の凄くどうでもいい一日の報告。




それでは本編どうぞ!


あの後私は何も無い無の空間に居た。世界の根源である混沌(カオス)にならせてもらった御陰か、この場所が宇宙の出来る前だということが理解できた。

 

「ここで一旦能力に慣れておかなくちゃね」

 

私はそう呟くと何も無い空間から一本の剣を出した。その剣は黒く、そして重厚感がある剣だった。名を『エリュシデータ』、どっかの黒の剣士が使っていた剣だ。それを振る。ちょうど良い重さ、手前に重心がくるので使いやすい。

 

「これは問題なく能力は使えるって事で良いのかな?いや、もう少し他も試そう」

 

エリュシデータを粒子にして消して新たに剣を作り出す。刀身は白銀で鍔は半月型の金色。何処か神々しさすら感じさせる剣。これは腹ペコ騎士王の剣だ。

 

「お~。やっぱりFateでお馴染みなのは暴食騎士王の剣だな」

 

なんとなく宝具を解放したくなったが何が起こるか分からないのでとりあえず保留。

…さっきから、『なんとなく』とか『とりあえず』を多用している気がする。まぁ、いっか。

 

「さて、実験を続けよう」

 

~転生から何億年後~

 

「それじゃガイア後は頼んだよ。私は少し眠るから」

「分かりました我らが父よ。地球やその他の生命の管理は私にお任せ下さい」

 

私は最初の数億年間自分の能力の制御などに時間を割いた。当初私は能力は神に貰ったアニメ、ゲームの能力や武器が使える能力だけだと思っていたが、他にも混沌(カオス)となったことで色々な能力が追加されていた。

ついでに途中で宇宙が生まれました。原因をダイジェストで説明しよう。

 

 

手頃なサイズな球を生成。

ビリヤード開始

一球だけ思いっ切り突いた所為で他の球にぶつかった際爆発が起こりそれがビックバンに(作った球が惑星規模だった。そして私が自身の大きさに気づかなかった結果)

宇宙初の銀河系発生。

気にせずビリヤード再開。

力加減を間違えて何度か銀河系を生成。(数えるのも億劫になるレベルで増えた)

ビリヤードを一時中断。話し相手を作ろうとする。

ガイア誕生。

二人でキャッチボールを開始。

私が勢い余り太陽系にあった小惑星群に球(惑星)をぶつける。

どういう原理か地球&月その他惑星誕生。

そのまま暫くキャッチボール。

今度はガイアが見当違いな方向に球(小惑星)を投げる。

地球に衝突。氷河期に。

二人とも地球観察だけにとどめる。(つまり運動しない)

人類が誕生。

流石に眠いので管理をガイアに任せて睡眠←今ココ。

 

さて、私も少し眠いしちょっと眠ろう。

……………………

…………………

………………

……………

…………

………

……

 

「で?どうして私が寝ている内にこんな事が起こっているのかな?」

「すみません」

 

目の前で土下座するゼウス。此奴、いつの間に生まれてた。ゼウスは私に寝ている間に何が起こったのか説明しだした。

 

どうやらギリシャ神話通りになってしまったらしい。違うのは人々の信仰によって各地で神が生まれていること。そして、ゼウスが面白半分で天使や悪魔、堕天使などを創ったこと。

原作にそんな描写あったけ?まぁ、いいか。この世界はイレギュラー。私という存在が世界の根源となっているのでここから先どうなるか分からない。

未来は神のみぞ知る…………あ、私が神か。

今はゼウスが創った天使、悪魔、堕天使が戦争をしている。

…………

………

……

 

ゑゑ!?もう原作始まってる!?私はいったいどれ程眠っていたんだ!

 

「ガイア、私は一体どれ程眠っていた!?」

「…そうですね、ざっと5000年程でしょうか?」

 

予想より結構寝たな。まぁ、宇宙を創る前に能力の馴らしはしておいたから問題は無い。

私は姿を変える。世界の根源たる混沌(カオス)に姿は無いのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さぁ、楽しい楽しい原作介入の始まりだ。




はい。世界の根源に主をしたかったのは惑星でビリヤードネタを使いたかったからです。惑星でキャッチボールは時々見ますが、ビリヤードは無かったはず。
既に二作程ネタを投下しました。私の個人的な趣味でFateネタが一番多くなる気がします。
他にも「このアニメのネタを使って欲しい!」みたいな事がありましたら感想で教えて頂ければ嬉しいです。
しかし、私の技量故にキャラ崩壊や使用用途が変化したりしてしまうのでご了承下さい。






それでは(^^)ノシ


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原作介入という名の一方的な攻撃

寝て起きたら風邪を引きました。
何故でしょう?(本人も分かってなかった)
クーラーは元から付けてなかったのですが…。
鼻が大洪水です。











それでは本編どうぞ!


目下では三すくみで戦いが起こっている。

 

「確か、天使がミカエル。堕天使がアザゼル、悪魔は四大魔王だっけ?」

 

いかんせん長い間色々事をして遊んだりしていたので原作知識があやふやだ。まぁ、大筋だけ覚えておけば良いか。

それにしても戦力が拮抗してるなー。

 

かつて前世で起こった第二次世界大戦の様に総力戦なのか?

全ては私を始まりにしているからなーどの種族のひ孫達?に肩入れしても他から不満でそうだし…。そもそもなんで戦争しているんだ?領土か?領土なのか?しかしだ、天使が侵略とはいかがなものか。それとも正当防衛とでもいうつもりなのか?

 

………

……

 

あ、二天龍出てきた。よっしゃ行ってこよう!

え?なんでそれまで介入しなかったかって?理由は単純明快、それでは面白くないからさ!

 

 

『同感だ、白いの。戦いは鳥共を消した後だ』

「―――という訳にはいきません――。折角の運動会を邪魔されたら保護者の私のメンツがつぶれるんです-」

 

何処か気の抜けそうなしゃべり方でそれは舞い降りた。背中から生えた羽は三種族のどれにも似ていない。その羽は白く光り、何処か神々しい。まぁ、アニメのエヴァに出てきた第15使徒アラエルの羽なんだよ。可視光エネルギーによる精神攻撃はやらない。だってやったら一瞬だから。

そして私の姿なのだが、ブラックブレットの蛭子(ひるこ)影胤(かげたね)を想像してくれると分かりやすいだろう。あの見た目で、髪黒く長い。ホーステールで束ねてある。服装はコレは怪盗キッドのカラーを思い出してくれれば分かりやすい。

 

『何者だ!』

「何者と言われてもねぇ…。私は善良な神の一柱とでも言っておきます」

 

大げさなリアクションを取りながら二天龍に答える。すると私のその行動が気に入らなかったのか、何も言わずに襲いかかってきた。

 

「はぁ……………龍とて所詮は獣か…。この前会った娘達に会いたい…」

 

そう言いながら二匹の攻撃を紙一重に避ける。すると二匹は振り返り際にブレスを吐いてきた。そのブレスに私はなすすべなく呑まれる。

 

「「「ッ……!」」」

 

地上から息を呑む声が聞こえた気がする。まぁ、この程度で死ぬ事は無いけどね。

私は今回初めて使う。左手を突き出した。

 

「喰らえ」

 

私のその言葉と同時に左腕が膨張し、手首から先が獣の顔になり、二天竜を襲った。

獣の頭は最初に赤龍帝を襲った。

 

『チィッ!なんなのだ!』

 

『BoostBoostBoostBoost!』

 

赤龍帝はなんとか躱し、能力を使ったブレスを放った。

赤龍帝は自分の力を信頼していた。この力の御陰でコレまで白龍皇と戦っていたのだから。しかし、そんな赤龍帝の信頼もこの獣の前では無意味だった。その獣には炎は効かず獣はそのまま赤龍帝に齧り付いた。

 

『グガアアアアァァァァァァァァァァァァァァ!!??!?!?!?!?!?!』

『赤いの!?』

 

白龍皇は驚き一瞬だけ私から注意を逸らしてしまった。それがまた致命的な隙を生んでしまう。

 

「さぁさぁさぁ!」

 

左手を獣のままにして私は白龍皇の周囲に金色の波紋を出現させた。

 

王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)!」

『グワァァァァァァァァ!!!!!!?!?!?!?!?!」

 

頭から喰われている赤龍帝の横を宝具によって串刺しなった白龍皇が墜ちてゆく。

白龍皇が地上に墜ちたのと同時に赤龍帝は左腕の獣に飲み込まれた。

 

 

『う…ぐぅ……。赤いのは死んだか』

「まぁね。美味しかったよ、心臓を■■にしたから君の心臓を■■にしてやるから永遠に戦える。だから、君の体も頂くよ」

『…………あぁ、分かった』

 

私と白龍皇の会話を三種族は黙って見ていた。そんな中、私は赤龍帝を全て飲み込んだ。そして暫く左腕の獣は租借していたが暫くすると左腕の獣は口からペッと口から籠手のような物が出てきた。それは数秒間だけ存在していると、その後光の粒子となって消えていった。

 

『俺もああなるのか』

「そうだね、君の心臓を結晶化させてそれが適切な武装に変換されるんだ」

 

そう言うと白龍皇は納得したように目を閉じた。私はそれを了承と受け取り左手の獣で喰らった。暫く獣は租借していたが赤龍帝の時と同じく武器?が出てきた。何故?が付いたかというと出てきたのは羽だったからだ。それも暫く出現してたが暫くして籠手と同じく粒子となって何処かへ消えた。

私はそれを見送ると振り返る。そこには先ほどをまでの出来事を呆然と見ていた三種族だった。

私は大仰な身振り手振りで挨拶をする。この格好の時はなんとなくこんな感じがしっくりくると思うんだ。

 

「やぁやぁ初めまして。私のひ孫諸君。私の名はカオス。混沌を司る者であり、この世界の根源。全ての生命の父であり、母だ!」

 




はい。最後は自分でも何がしたいのか全く分かりません。風邪引いて変なテンションにでもなってしまったんですかね?
皆さんにアンケートです。ヴァーリはTSした方が良いでしょうか?ついでにイッセーもですが。活動報告をアンケート代わりにしますので是非参加して頂ければ幸いです。

今回のFGOのイベントは概念礼装で獲得アイテム増えるらしいけどコストの問題で無理…。
まだ邪ンヌ終わってないし…。最近ログインだけだったし…。星4ライダーイシュタルは欲しいけど…。はぁ、課金でもしようか…(最近恒例になってる気がする言葉)



では(^^)ノシ


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神様だから好きなことをする。好きなようにする

この前FGOで十連しました。そしたらまた星4概念しか出ませんでした…。
頑張って溜めたのに…。
ボケ~っと空を殆ど見ていたらアイディアが浮かんだので書きました。
「そんなのアリかよ!?」みたいな文句は受け付けません。今の私は(防弾)ガラスのハートなのだもの。




それでは本編どうぞ!


あの場でノリで自身の正体を明かしたのは不味かったろうか?いや、こっちの方が面白いのだ。私は刹那主義者。長い時間生きる者は大体最終的にはこうなるだろう。そんな訳で私はコレまでの歴史の中で誰もなしえなかったであろう事をやろうと思う。

それは……………………………。

 

「さて、サーゼクス・グレモリー。いや、サーゼクス・ルシファーと言った方が良いか?」

「サーゼクスで良いですよ、カオス様」

 

神と悪魔の会談。まぁ、中身は私の楽しみの為に下準備をするための交渉の場だ。

 

「さて、私が魔王である君に用意して貰いたいのは地位だ」

「…つまり爵位がお望みで?」

 

うん。流石超越者。頭の回転が速い。先生は頭の良い子は好きです。私としても彼の現状をある程度把握している。そして既に知っている。

現在の魔王は前四大魔王が戦死した事によって起きた悪魔社会を支えるための支えになっている。若手悪魔は殆どが先の戦争で戦死。名だたる将も殆どが戦死している。質より量で圧倒する先方の得意な悪魔だがそれを指揮する者が居なければただの烏合の衆でしか無い。それに現在の悪魔はそんな烏合の衆すら集めることが出来ない。

 

「あぁ。大丈夫だ、心配しなくても対価は用意してある。…………コレだ」

 

そう言って私はサーゼクスと対面している机の上に4組のチェスの駒(・・・・・)を置いた。

 

「コレは?」

「コレは変異の駒(ミューテーション・ピース)。天使だろうが堕天使だろうが人間、その他種族を悪魔に転生させることが出来るアイテムだ」

「!?」

 

私の言葉にサーゼクスは驚き、先ほどまでの表情が崩れた。フフッ、動揺しているな。

 

「……………何故そのような物を私に見せるのですか?」

「分からないか?コレが対価だよ。まぁ、コレは私から君たち新四大魔王へのプレゼントだがね。本題はここからだ。君たちも一方的にコレを受け取ることは無いだろう?それにこの駒は私ですら創るのは大変だ。コレを各貴族や若手悪魔に配ろうとすれば私が過労死するだろう?そこで、だ。君たちにはこの駒の劣化量産版、悪魔の駒(イーヴィル・ピース)を作って貰いたい」

 

所々嘘を織り交ぜる。特に過労死とか量産性が悪いとか。そしてザーゼクスへの牽制のために先に「あげるにはあげるけどただ貰うだけじゃ駄目だよね?」と釘を刺すのも忘れない。

 

「爵位はどれ程をお望みなのですか…?」

「公爵…。と、言いたいが流石にそれは駄目だろうからね。その下の侯爵、又は辺境伯でいい」

 

私の言葉にサーゼクス一瞬鳩が豆鉄砲を食らったかのような顔をする。が、一瞬でその表情を消した。流石だな。良い魔王になろうだろう。

私はそのまま立ち上がりその場を立ち去ろうとする。それをサーゼクスが止める。

 

「待って下さい。仮に悪魔の貴族になったとしてなんと名乗るおつもりですか?」

「あぁ、そんな事か。…………そうだな。なら、こう名乗ろう。ローズ・ベリアル。炎の薔薇とね」

 

私はそう言ってその場から消えた。結果は知っている(・・・・・)から。

 

さて、次は天界だ。堕天使は知らん。個人的にあそこは行きたくない。

 

「さて、聖書の神ヤハウェ。君の大叔父…いや、全ての生命の父であるカオスだ。この前は驚かせて済まなかったね」

「い、いえ!そのような事は!」

 

ヤハウェは緊張しているのか目が左右に揺れている。まぁ、気持ちは分からなくも無いが。まぁ、後ろにいるミカエルとガブリエルなんて石化してるけど。そんな呪いはかけた覚えは無いよ?

 

「今回天界に来たのは君たち天使に関わることだ」

「「「!?」」」

 

私の言葉にヤハウェを含む三人が息を呑んだ。まぁ、そうだろう。悪魔ほどでは無いが天使も少なからず被害を受けている。しかし悪魔と比べればというだけであって天使全体から見てみると深刻な数だ。なんせ天使は堕天する可能性が有るからだ。その為、迂闊に種族の繁栄も出来ない。三種族の中で最も危機的状況にある種族だ。

 

「君たちは元々数が少ない。にもかかわらず今回の戦争でその数をまた減らした。私は懸念しているのだよ。天使の滅亡を、天界の崩壊を」

 

実際そうだ。神に救いを見いだした者達の受け皿になっているのが教会勢力、つまり天界。それが滅亡すれば神に救いを求めた者達が報われない。

 

「そこで、だ。私は直々に加護を与えよう。とびっきりの、盛大に、大盤振る舞いに、我が世の春を謳歌したまえ。加護は堕天防止。さぁ、種を繁栄させよ。それが世界の総意になる。迷える我が子等の救いになる」

「「はっ」」

 

なんかヤハウェとミカエルが軍人みたいな返事をしているな。ガブリエルは上の空だ。まぁ、いいか。私は天界に住む天使。世界に散らばった天使に堕天防止の加護を一人一人、産んだ子にまで引き継がれるようにかける。これで憂いは断った。後は原作に介入するだけだ。

 

 

 

 

 

さぁ、始めよう。私の、私たちの永遠に続く演劇を。




謎すぎる終わり方…。
まぁ、どうにかなるだろう。
この小説は多重クロスオーバーになります。キャラ崩壊は当たり前。
ただ部分的にギャグを入れていこうと思います。
そしてアンケートの結果ですが悩んだ結果ヴァーリはヴァーリのまま進みます。理由はですね、ヴァーリちゃんにした場合は確実にヴァーリちゃんは依存ヤンデレ枠に入っちゃうんですよね。私としては他のヒロイン(予定)を依存ヤンデレ枠に入れたかったので今回はヴァーリのままです。まぁ、原作ブレイクするのでヴァーリは戦闘狂にならないのですがね。


では(^^)ノシ


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原作直前カオス眷属(違う)の愉快な日常

今回はコレを書くときに元から考えていたネタです。出てくるキャラは私が好きだから。ただそれだけ。ちゃんとクラスはそのキャラにあってますから。まぁ、イベント時のクラスの場合がありますが。(分かる人は此所で察せる筈)
さて、主人公の周りはハーレムです。まぁ、舵取りの難しそうなハーレムですけどね。




それでは本編どうぞ!


「あ~暖かい日なた。おいしいお団子。もう最高ですね………ゴフッ」

「あ、おーい、マスター。沖田が吐血したぞー」

「はぁー。ノッブ沖田いじめちゃ駄目だろ?この前も言ったぞ?」

「え!?今の会話の何処に儂が沖田をいじめた事になるのじゃ!?完全にとばっちりだよネ!?」

 

バーサーカーのノッブを適当にいじりつつ目の前の()を調理する。下半身は異形、上半身は女。一部の馬鹿によって生み出されてしまったはぐれ悪魔(・・・・・)

 

「名前なんだっけ?サンバイザーだっけ?バインダーだっけ?」

「ギャァァァァァァァァ!?!?!?!?!?!?!?!」

「サンが要りません、バイザーです」

「ありがとうハサン」

 

さて、おわかりだろうか。私は現在Fateのサーヴァントに囲まれている。まぁ、私の食事(・・)風景を見ても問題ない奴だけだが。他にもいるので紹介しよう。

まずさっき吐血したセイバーの沖田総司。そして傍にいるバーサーカーの織田信長。朝は最近起きてこなくなったアーチャーのギルガメッシュ(女)まぁ、姫ギルだ。そしてよく家の中で息絶えている事が多いランサーのクー・フーリン。家に居ると何かと世話を焼こうとするキャスターの玉藻の前。忠誠度が臨界突破してからは手に付けられない状態のライダーの牛若丸。今私の間違いを正したのがアサシンの静謐のハサン。最近見ないが多分書庫に籠っているルーラーのホームズ。ツンデレだと思ってたけどただのデレデレなアヴェンジャーのジャンヌ・ダルク。昔前世で見た時とキャラ崩壊が激しいアルターエゴの痴女の殺生院キアラ。巫山戯てBBAと言うと殺しにかかってくるムーンキャンサーのBB。私の家で殆ど唯一の女性常識人枠のシールダーのマシュ・キリエライト。他にも仲間はいるが常識人は少ない。そして殆どがキャラが崩壊している。

まぁ、主人的な立場にいるのが私なのだからしょうがないかもしれないが。

 

「ふぅ。ごちそうさま。いや~、日本神話勢様々だね。毎日肉に簡単にありつけるのは私としてもとても喜ばしいことだし」

 

此所は日本の駒王町。近くに龍脈があるためはぐれ悪魔が出没する地。この地は私が日本神話勢力から貰い受けた土地の一つだ。まぁ、日本神話勢の殆どは宴会好きで仕事をしないことが多い。その為、日本全体を私が守護していると言って過言では無い。

しかし、私も万能では無い。瞬間移動は出来るが、同時に来られたら対処も出来ない。

そのこで私は対策を取らせて貰った。それは人間以外の種族が日本に転移などをしてきた際、問答無用で駒王町に強制転移させる結界の設置だ。

御陰で私は喰うに困っていない。その原因も私なのだが。

ここで『東京喰種』を知っているだろうか。私は昔アレの甲赫を調子に乗って出したり戻したりして遊んでいたら体内にRc細胞、つまり赫子が出来ていた。神である私も流石に自分の体内の細胞を変質させる能力は無い。結果、定期的に人肉を食べないといけなくなったのだ。まぁ、悪魔で代用しているけどね。

長ったらしく考えていると念話が来た。

 

『どうしたエミヤ。今日は朝からお菓子のレパートリーを増やすと意気込んでいたがまさかもう諦めたのか?』

『そう言う訳では無いのだが…』

 

此奴は二人目のアーチャー。まぁ、詐欺アーチャーだが。此奴は料理が得意だ。私もエミヤ程では無いが出来る。

念話越しのエミヤは何か言い淀むようにしていたがついに話を切り出した。

 

『猫二人にお菓子が食い尽くされてしまってな。出来れば帰りにお菓子の材料と今日の夕ご飯の材料を買ってきてくれないか?』

『そんな事か…。任せろ、家の姫様を怒らせないような料理にしないとな。下手するとまた(・・)家が壊れる』

『アレはマスターが悪いだろう。女性にGを投げるなど』

『いや~。ギルだったら良いかな~と思ってね』

 

本当にあのときは死ぬかと思った。室内でいきなり宝具解放するんだもん。Gに対して対界宝具使うってどうよ…。

私は過去にしでかしたことを感慨深く感じながら今いる場所から一番近いスーパーに仲間を引き連れ向かった。

 

……………

…………

………

……

 

私が馬鹿だった。あんな事になるとは思わなかった。なんだよ、スーパーで会計金額二十万円ちょいって。今度から沖田とノッブは買い物に行かせない。ギルの黄金率とか私の能力とか悪魔貴族としての月のお金とか、まぁ、色々あるがそれをたやすく凌駕する勢いで食費で金が飛ぶ。それはもう、亜光速並に。

 

「白音、黒歌、お前達は何時になったら自重を覚えるんだ!」

「すみません」

「ごめんなさいにゃ」

 

現在はエミヤのお菓子を一瞬で食い尽くした白音と黒歌を説教していた。まぁ、私も甘い物がなくなると駄目になるから仕方が無いけどね。

 

「食べるなら私も誘え!二人が甘い物を食べている間私は悪魔しか食べれなかったんだぞ!」

「食べるにゃ」「食べてますね」

「仕方が無い。生きるためだもの」

 

結局説教も最後はぐだぐだになる。はぁ、もう良いわ。かいさーん。そーせんきょ(キリッ)

 

「兄様全然面白くありません」

「ア、ハイ」

 

二人は悪魔に捕まえられる前に原作介入し、引き取った。今では私たちの立派な家族だ。

 

「おーい。カオスー、邪魔するぞ-」

「邪魔するなら帰れ。コレでも食らえ、ブーメランサー」

 

玄関の方から嫌な声が聞こえたので近くで死んでいたランサーの足を掴み投げた。

 

「おー、なら帰る――じゃなくて…ノウバァァァアァ!?!?!?!?」

「ランサーとホストが死んだ!」

「この人でなし⤴⤴!!」

 

毎回恒例のやりとり。今日もまた家に来たアザゼルをランサーで倒した。ランサー、君の犠牲は無駄にはしない!

そんな事をしていると二階から一人、目にもとまらない(常人基準)速さで来る人影が見えた。

 

「おかあさんお帰り」

「ただいまジャック。ただ、私は意識は男だからおとうさんにしてくれると嬉しいんだが」

「おかあさんは、おかあさんだよ?」

「あ、うん」

「いって~~~。毎回毎回なんで俺はこんな手荒な歓迎を受けなきゃ駄目なんだ?カオス?」

「ノリだ。気にするな」

「気にするわ!」

 

そんなアザゼルを放置して私はカレンダーを見る。今日は日曜日。明日は月曜日。仕事だ。後ろでは未だ騒がしく、多分いい加減ギルの堪忍袋の(無い)緒が切れるだろう。それが今の私の日常。楽しくはある。それをもっと面白くするため、明日から原作介入を本格的に行おう。

 




ここでカオス(主人公)の眷属(サーヴァント)を紹介!悪魔の駒の代用で主人公はFGOでお世話に良くなる再臨素材を駒代わりにしてます。それと合わせてここに書いていきます。

セイバーピース 沖田総司
ランサーピース クー・フーリン
キャスターピース 玉藻の前
アーチャーピース エミヤ
アサシンピース 静謐のハサン
ライダーピース 牛若丸
バサーカーピース ??

セイバーモニュメント ??
ランサーモニュメント ??
キャスターモニュメント ??
アーチャーモニュメント 姫ギル
アサシンモニュメント ジャック・ザ・リッパー
ライダーモニュメント ??
バーサーカーモニュメント 織田信長

別枠

ルーラー ジャーロック・ホームズ
アヴェンジャー ジャンヌ・ダルク・オルタ
アルターエゴ 殺生院キアラ
ムーンキャンサー BB
シールダー マシュ・キリエライト

です。『??』は後々出てきます。別枠は多分殺生院が一番出番少ないです。だってガチな痴女なんだもん。仕方が無いよネ!

『??』の一部は決まっていなかったりすますので(殆どとも言う)キャラ崩壊しても良いならキャラを上げて下さい。
ヴァーリ君はそのままですが趣味が激変する予定です。戦闘狂?ナニソレオイシイノ?


では(^^)ノシ


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原作介入 教師はままならない(教師要素殆ど無し)

タイトルが思いつかなかった。
仕方が無い。
気づけば甲子園終わりました、夏も終わり。





それでは本編どうぞ!


「ほぉ…。貴様等はまた同じ事をして私の手を煩わせたいのか」

 

私の目の前には三人の変態(馬鹿)が居る。言わずもがな此奴らは駒王学園の(悪い意味で)有名な変態共だ。そのうちの一人、兵藤一誠がこの世界の本来の主人公。何故『本来の』を付けたかというとこの世界は既に私の手によって様々な部分が変更されている。その為、『本来の』が兵藤一誠に付く。

 

「目の前に楽園があるんです!」

「先生だって男でしょう!?」

「俺たちの気持ちは分かるはずです!」

 

口々にどうでも良いことを言う三人。それをひとしきり聞いた後私は右手に持っていた出席簿(聖剣)で三人の変態の頭を叩く。その際、素晴らしい音が三人の頭から聞こえたが、スルーした。

 

「はぁ……。今日中に反省文を50枚提出しろ。そしたら帰って良し」

「「「はい…」」」

 

意気消沈している三人を背に私は職員室に戻った。今の私の名は『神宮寺帝《じんぐうじみかど》』と言う。一応、100年続く名門神宮寺家となっている。実際、大日本帝国時代は華族で爵位は公爵だった。そんな一応由緒ある出の私だが、今回の目的は兵藤一誠の殺害阻止だ。コレによる原作がどう改編されるかを私は見たい。既に原作介入のために私の家にアザゼルを連れてきて(拉致して)いる。

 

「さて、ここからどう変わるのやら…。見物ですねぇ」

 

そう呟きながら夕日を見ていた。

 

~数日後~

 

この数日でリアス・グレモリーが無能である事は証明されたのは良いとして校内では面白い噂が流れている。それは『兵藤一誠が他校の美少女に告白された』だ。その噂を広めたのはもちろん私だ。だって面白そうだったから、後悔はしていない。

 

「確か今日だったな…。よし、ならばランサーと行くか。アイツなら良い楯…じゃなくて敵の攻撃を防げるだろう」

 

結局意味は同じな気がするが気にしてはいけない。気にしては負けだ。私はある程度考えをまとめた後教師としての職務を全うした。

 

~夕方~

 

「ランサー準備は良いな?あの堕天使が攻撃に移ろうとした瞬間それを妨害する」

「おうよ、今回はバーサーカー(清姫)が居ないから俺は死なないからな役に立ってやるよ」

 

そう言って自信満々にサムズアップするランサー。ドンマイ…君は今から死ぬ。哀れんだ目でランサーを見ていること数分、事態は動き出した。

 

「――――死んでくれないかな」

「ッ!今だ!」

「おう!」

 

ランサーが返事をし、飛び出そうとした瞬間私はその足を掴んだ。

 

「ん?マスター?俺は今物凄く嫌な予感がするんだが」

「そうか、だが安心しろ。………………骨は拾ってやる」

「え、ちょ、それって」

「逝け!回転して突撃する蒼き槍兵(ブーメランサー)!!!!!!!!」

 

私はランサーを思いっ切り投げた。回転を付け、私の魔力を付与して投げた。ランサーはそのまま高速回転をし、堕天使にぶつかった。

 

「え、何?、こっち来る………いや、いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?!?!?!?!?!?!?!?」

「グハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!」

「ランサー、君の犠牲は無駄にはしない」

 

私はそう言うと同時にランサー(仮死)を素早く回収。何処かへ飛んでいった堕天使は連れてきて(拉致して)いるアザゼルに任せる。そして時を見計らった様に赤い魔法陣が現れる。

 

「リアス・グレモリーか…。さっさと退散するか…」

 

私は転移しその場を後にした。

 

~後日~

 

結局兵藤一誠は悪魔になっていた。あの兵藤一誠の事だ、リアス・グレモリーの甘言に堕ちたのだろう。欲望に素直なことだ。

その日はいつも通りだった。強いて言えば最近私の家族である仔猫に対してのグレモリーの勧誘がうざったらしいくなってきただけである。

…近々一度止めに入ろうか…。もちろん、ローズ・ベリアルとして。

そんな事を考えながらその日は過ぎていった。

 

 

 

 

そしてその日の夜になった。

 

私が態々見逃して泳がせたはぐれ悪魔をグレモリー眷属達が討伐するようだ。私はそれを陰ながら見守ることにした。なぁに、すぐに介入しますよ。

こんかい放置したはぐれ悪魔は力に溺れた典型的なはぐれ悪魔だ。力は中級悪魔の上の中程度。しかし、油断すれば負ける可能性は有る。それ程グレモリー眷属はAUOの様に慢心しているのだから。

 

「あらあら、うふふふ、以外にタフですわね」

「グギギギ…。小娘が…!」

 

現に慢心してゆっくりと痛め付けていた姫島にはぐれ悪魔が襲いかかった。姫島ははぐれ悪魔の行動が予想外だったのかその場を動こうとしない。

 

「慢心するとは…。実力が伴ってない場合は致命的だ…」

 

その言葉と同時にはぐれ悪魔は陰の中に消えた。いや、正確に言うと陰から生えてきた白い腕につかまれ呑まれた。

 

「御馳走様。たいした寿命でも無かったね。まぁ、これだけあればある程度は出来るだろうけど」

「誰!?」

 

私の言葉にグレモリーが反応した。周りに居る眷属達も臨戦態勢に入っている。グレモリーは置いといて周りに居る眷属達に一言。

 

「君たちは何を慢心している?君達程度の実力の者は悪魔に大勢居る。圧倒的力を持っているのならば慢心を認めよう。しかし、実力の伴わない慢心はただの傲慢だ。それを努々忘れるな」

 

私はその言葉と同時にその場から消えた。まぁ、種はガンダムSEEDのブリッツでお馴染みのミラージュコロイドを使っただけなんだがね。

 




少し間が開いてしまったのでちゃんとかけているか不安です。
ここでカオス眷属のバーサーカー最後が分かりました。
清姫です。あの嘘つき絶対殺すウーマンです。
これからもFateネタを多く含んだ小説になる気がしますが、その他のアニメネタも入れていきますよ!





では(^^)ノシ


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原作介入 堕天使は馬鹿しか居ないのだろうか

相変わらずFate要素強めですが…。
他のネタも結構入れていく予定です。
学校でのカオスの行動はISの千冬さんです。まぁ、見た目はスカサハなんですけどね。
アレ?意外にシックリきているかも?






まぁ、兎も角本編どうぞ!


今日はローズ・ベリアルとしてサーゼクスの元に来ていた。

 

「そうだ、グレイフィア。私の所のアーチャーから胃薬だ。この前言っていただろう?」

「ありがとうございます。ローズ様、出来れば胃痛そのものが無くなれば良いのですが…」

「はは…。それは無理だろう。なにせ、サーゼクスだからな」

 

私が今回来たのは最近どうもきな臭い堕天使の下っ端達の動向について悪魔の方の対処について聞きに来たのだ。

 

「駒王町にて堕天使の反応を確認した。それに対しての悪魔の行動方針を聞きたい」

「それについてなんだね。そうだね、現地悪魔に一任するよ。ただし、状況を見て僕たちも介入しよう」

「そうか。ならば良い。それと私からの報告だ。今回の件には赤龍帝が関わっている」

 

私がそれを言うとサーゼクスは座っていた椅子から飛び起き私に詰め寄った。が、数歩進んだところで止められた。

 

「これ以上は御主人様に近づけられません」

「ありがとう、咲夜。まぁ、赤龍帝は今代は現時点では最弱だ、そこまで問題は起こらないと思う」

「そうかい…」

 

そう言ってサーゼクスは椅子に座り直した。そして落ち着きを取り戻したのか、一度深呼吸をした後テーブルに置いてあった紅茶を一口飲んだ。

 

「さて、取り乱して済まない。私としては君に対応して頂きたいけど、駄目だよね?」

「当たり前だ。私はあくまでも暇を潰すためにこの地位を手に入れたんだ。わざわざ戦うことなどしない。まぁ、面白そうだったら別だけど」

 

私はそれだけ言うとスキマを開いて帰った。明日も普通に学校はあるのだ。私はスキマの中に咲夜が入ったのを確認するとスキマを閉じた。

 

~翌日正午~

 

「今日はここまでにする。宿題は明日提出。提出できなかった者にはグラウンドを十㎞走って貰う。走りたくなければ宿題は提出するように」

『『『はい!』』』

 

教室内に居る生徒全員の息の合った返事を見た後私は教材を片付けていると…。

 

「神宮寺さん!弁当忘れてましたよ」

「あぁ、咲夜か。済まない、それで何処に忘れていた?」

「玄関に置いてありましたよ。全く、普段は完璧ですが何故時折抜けているんですか」

「はは…。返す言葉も無い」

 

私と咲夜の会話を聞いている間、教室は静寂に包まれた。まぁ、分からなくも無い。咲夜は控えめに言っても美少女だ。すらりとした足、華奢だが必要な筋肉が付いているであろう腕、健康的な肌、そして目を奪われる白銀の髪、そして真っ赤な(・・・・)目。それらが合わさって幻想的な美少女を形成している。って、誰に向かって解説しているのだろう。

私と咲夜の会話を聞いて教室内は唖然としていた。そして暫く黙った後それは決壊した。

 

「先生の裏切り者ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

「美男美女って反則…」

「クソッ!先生は敵だったのか!」

「やっぱり先生はリア充か…!そんな気してたぜ!」

「貴様等静かにしろ!」

 

阿鼻叫喚、混沌としていた教室内は私の言葉一つで静かになった。

 

「はぁ、とりあえず咲夜ありがとう。お礼は帰ってからする」

「はい。では、私は渡しに来ただけですので」

「あぁ」

 

そう言って咲夜は帰って行った。その後私は生徒達からの質問されることを考慮してその場からさっさと撤退した。後に残ったのは混沌とした教室だけだった。

混沌は私の専売特許なんだがねぇ。

あ、堕天使イベント介入しなくちゃ。その時は彼女たちを連れて行こう。最近ストレス溜まっているようだし。

確か今日の夜だったか?まぁ、放課後さっさと帰って彼女たちを引き連れて行けば間に合うか。

 

「そんな訳で堕天使殺し行ってみよ~!」

「「「おー!」」」

 

ノリノリの吸血姉妹とそのメイド。なんだろう。そんなに体動かしたかったのか?確かに最近詰めっぱなしだったけど。

 

「ん~?クソ悪魔じゃなくて人間がなんの様なんですかね~?」

「そう言う君は神父で間違いないか?」

 

そこに居たのはフリード・セルゼン。原作でもキチガイ外道神父だった奴だ。此奴よりあの麻婆外道神父の方が可愛く見える。まぁ、あっちは愉悦するけど。

 

「そうだとしてなんですか~?まさか、ボクチンに一目惚れ!?ごめんね~、ボクチンまだ身を固める気は無いんだ~」

「はぁ、何処かのバーサーカー並に意思疎通が出来ないな。咲夜、この神父は任せた」

「はい」

「んん?まさか、お嬢さんがボクチンの相手?綺麗な女の子が相手なんて運が良い!」

 

そう言っておどけるフリード・セルゼン。それを見て咲夜は目に嫌悪を浮かべる。

 

「さっさと終わらせます」

「そう簡単には行かせませんよっと!」

 

教会の中でメイドと神父の戦いが切られた。

所変わって教会地下。そこでは神宮寺帝(カオス)とレミリア・スカーレットとその妹、フランドール・スカーレット。そして彼らと対峙する堕天使レイナーレ、ミッテルト、カラワーナ、ドーナシーク。

 

「たかが人間風情が良くここまで来れたわね」

「私がただの人間に見えるのなら貴様は下級堕天使なんだよ」

「お兄様を馬鹿にするんだから壊れても良いよね?」

「貴方たちの運命は見なくても分かるわ。此所で死ぬ」

 

私たちの言葉に堕天使達は笑った。

 

「ただの人間に何が出来るというの?人間なんて私達至高の堕天使に飼われる家畜でしょう?」

 

私はその傲慢な物言いに少し眉がピクリと動く。あぁ、会話は不要だ。必要なのは虐殺。戦闘ではなく圧倒的な武力を前にした絶望を叩き付け苦しませながら殺すこと。

それと同時に私は両目にギアスをだす。

 

「世界の根源カオスが命じる。意識を持ったまま死ね、ゆっくりと自らの首にナイフを突き立てろ」

 

その言葉を発しながら目の前の堕天使共を見つめる。すると堕天使共の目から光が消えた。

 

「イエス、マイロード」

 

その言葉とは裏腹に顔は絶望で彩られ涙すら流している。しかし、体は制御が効かず手に光で出来たナイフを生成し首にジリジリと近づけて行く。

 

「い、嫌!ま、まだ死にたくない!」

「クッ!人間、私に何をしたぁ!?」

「何でっすか!?なんで勝手に体が動くんすか!?」

「貴様等に種明かしするわけがなかろう。そのまま絶望の中で死ね」

 

そう言いながら私が笑っていると服の裾を引っ張られた。何かとそちらを見るとそこにはふくれっ面のフランが居た。そしてその横にはやはり不満そうなレミリアが居た。

 

「どうした?」

「どうしたって、私も彼奴ら壊したいー」

「最近から動かせてないんだから少しくらい動かせなさい」

 

つまり自分たちにも殺させろと言うことらしい。まぁ、良いだろう。

 

「分かった。殺すならゆっくりね。絶望して貰わないと」

「分かった!」

「分かったわ」

 

その言葉に堕天使達は絶望した。顔は穴という穴から様々な液体を出し懇願すらせず、ただ早く死ねることを願うのみだった。

その顔を見ながら私は一人嗤っていた。

 

~数時間後~

 

堕天使はレイナーレを除いて全員が死んだ。男性は尊厳を切り取られ、思いつく限りの拷問方法で殺され、女性も尊厳を踏み躙られ無残に死んでいった。

 

「さて、堕天使レイナーレ君が最後に残った。さぁ、喜べ。君は私自ら殺す」

 

その言葉と同時に私は背中から第15使徒アラエルの羽を生やしレイナーレに向かって精神攻撃をする。最初は目がヤバ目になってきただけだったが時が経つにすれレイナーレはどんどん変容していく。最後はただの植物のように動かなくなった。

それと同時に。

 

「アァァァァァァァシアァァァァァァァァ!!!」

 

その言葉と同時に私達の居る場所に兵藤一誠が入ってくる。そしてその後に続くグレモリー眷属。どうやら時間を掛けすぎたらしい。私は植物状態のレイナーレを陰の中に入れるとその場から退散した。グレモリー眷属達が何か言っていたが気にせず帰った。

まだ正体は明かさない。面白くない。明かすならコカビエル戦でだ。

 




カオス:長い間生き過ぎてサイコパスになっている。
咲夜:お嬢様妹様&カオスへの忠誠度が牛若丸並に限界突破。
レミリア:殆どカリスマがかりちゅまする。
フラン:カオス大好き。仇なす相手は壊す。

咲夜の服装はFate/zeroでのセイバーの服装。つまりスーツ。
吸血鬼姉妹はいつも通りゴスロリ。
カオスは咲夜同様スーツ。


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慢心は家の姫の特権である。まぁ、最近してない気がするけどね…

遅くなりました。申し訳ない(^_^;)
FGOやってたり、他作品書いてたりしてました。最近ではどの作品にfateをぶっ込んだら面白いかを考える毎日です。
まぁ、それではどうぞ。

P.Sこの前呼符つかってガチャったらガヴェイン(ゴリラ)が出ました。セイバー要らないのに…。剣スロットと鹿とすまないが居るのに…。



それでは本編どうぞ!


廃教会から逃げ出しそのまま家で赤いお母さん手製の夕飯を食べ寝た。赤いお母さんは主に和食を作るが私は洋食派だ。まぁ、流石に我儘は言えないので時折自分で作っている。それは置いといてついこの前だったか、シスコン魔王♂の親と慢心焼き鳥の親が酒が入った勢いで慢心焼き鳥と傲慢娘の婚約(結婚)を決めたらしい。この前シスコン魔王♂に会ったとき聞かされた。

私はそんな話聞く気は無かったのだがねぇ…。

そして姫ギルから貰ってきた(何故か宝物庫の中にあったらしい)胃薬をグレイフィアに渡し、私はその場を後にした。

 

「これでホームルームを終わる。日直、号令」

「はい、起立!礼」

「ありがとーございましたー」

 

生徒が全員いそいそと着たく準備をする中、私も片付けを始めた。

そしてある程度片付いたところである人物が来た。

 

「神宮司先生はいらっしゃいますか?」

「どうした?木場、何か様か?」

「はい、先生。僕と一緒に来てくれませんか?」

 

…。コレは旧校舎に呼ばれるパターンだ。あそこには白音が居るが、絶対に私の正体について喋らないように言っているので白音では無いことは確か。つまり、偽装した出世に関することでか?まぁ、良い。いざとなれば全力で逃げる。そして、変装して口封じすれば良い。

 

「分かった。だが、一度職員室に寄らせてくれ。道具を一度置いておきたい」

 

そう言って私は手に持った授業道具を見せる。それに対し木場は柔やかに頷き「いいですよ」と答えた。

それを見ていた一部腐女子が興奮していたとかしてないとか。ただ、私が睨むとあさっての方向を向いて口笛を吹いていた。おい、一部。吹けてない。空気を吐き出してるだけになってるぞ。

 

そうして一度職員室に寄り授業道具を片付け、私と木場は旧校舎にあるオカルト研究部に向かった。ただ途中で一度影に拉致(・・・・)られかけたのは完全な余談である。

 

「付きました」

「此所はオカルト研究部だったか?…………そう言えば木場は此所所属か」

「えぇ、それで部長に案内してくるよう頼まれまして」

 

私は白々しく驚いたように言うと、木場は気付いてないのか木場が来た理由を言った。それに対しポーズとして少し非難する。

 

「そういう事は部長がするべきだろう?グレモリーは何をしている?」

「あはは…………。部長は今日予定が入ってしまって。それの処理をしているようで…」

「まぁ、今日は見逃すが次は無いぞ?」

「……………………はい」

 

なんだその間は。またこの方法で呼び出す気か?そうなった場合私は君たちに向かって誠心誠意、真心込めて次元の彼方に吹き飛ばしてやろう。

そう意気込みながら部室内に入った。そこはいかにもオカルト!見たいな内装だった。壁の至る所に書かれている魔方陣。まぁ、どれも形だけで発動すらしないものだが。

内装を見ていると奥の方から二人の女子生徒が出てきた。

 

「先生、お茶です」

「ん、姫島か。紅茶はありがたい。少し喉が渇いていてな」

「いえいえ」

 

そう言って私は姫島から貰った紅茶を一口飲む。…………アールグレイか。私としてはダージリンが好きなんだが…客の身でそんな事は言えんな。後で赤いお母さんにいれて貰うか。

そんな事を考えているとグレモリーが話し始めた。

 

「今回は来て頂きありがとうございます。神宮司先生」

「あぁ、生徒に呼ばれたら教師とは断れないものだ。それがどんな用件でもな」

 

暗に早く用件を言えと言っておく。コレに気付かなかったら速攻で私は帰る。

流石のグレモリーも察したのか、顔を引き締めて話は始めた。

 

「今回先生に来て頂いたのは、私の眷属になって頂くためです」

「ほぉ?眷属?」

 

まさかそう来たとは。面白い。ここからグレモリーがどうするか見物だな。

 

「はい、私達は悪魔。仔猫だけは違いますがそれ以外の全員が悪魔です」

「つまり、木場、姫島、兵藤、アルジェントは悪魔だと?」

「はい」

「それで、何故私を眷属にしようなどと考えた?」

 

そこ重要。私を眷属にした理由が神だから(バレてない)とか男の娘だから(見た目はスカサハだから)とかだった場合は全力で断る。傲慢にも程があるとね。いや、後半は普通にコレも断る。何が楽しくて男の娘だからって眷属に入れられなければならない。

 

「それは、神宮司先生がかつて…平安時代から大きな影響力を持っている神宮司家の者だからです」

「それだけか?」

「いえ、他にも先生は魔術師ですね?それが理由です。この時代、人間の魔術師は少ない。でしたら私の方で保護しようかと」

 

成る程、確かに私の姓である神宮寺は原作介入するためだけに態々平安時代から作り上げた家だ。ハイ、そこ。無駄な行動力とか言わない。私も自覚している。

それにしても保護?これまた大きくでたものだ。私はこれでも(設定上)二十年以上独り(使い魔とか鯖は除く)で生きていた。それをいきなり現れ保護?あげくに人をコレクションみたいに言いよってからに。私を馬鹿にしているのか?

コレにはソファーに座っていた白音もグレモリーに対して白い目を向けていた。

 

「馬鹿にするのは止せ。私は小娘に守られるほど弱いつもりは無い」

「ですが、私達が悪魔であるように他に堕天使や天使果てには神も居ます。それに最近はこの近辺で堕天使を殺害した謎の人物が確認されていますし、先生お一人では…」

「誰が一人と言った?私は一人では無い」

 

その言葉と同時に私の座っている椅子の横に魔方陣が浮かび上がった。そしてそこから出てくるのはグレー髪に黄金の目を持つ美少女だった。ただ、無我夢中で特大サイズのおにぎりを頬張っているので若干台無しである。

 

「おい」

「モグモグモグモグモグモグ」

「……………………おい」

「モグモグモグモグモグモグ………………はい、なんでしょう?」

 

特大サイズのおにぎりを一瞬で食べきった美少女は私に向き直り笑顔で聞いてきた。それに対し私は笑顔で頭に手を置き、3割でアイアンクローをした。

 

「痛いです。痛いですって主様!流石の龍でも頭が爆散しますって!だからお願いします!」

「断る。貴様には一度体に教えてやらないといけないようだからな」

「体に教えるって………主様大胆………(ポッ)」

「……………」

「あぁ!無言で力強めるのやめて!死ぬ!ティアマトさん死んじゃう!割とマジで!」

「「「「ティアマト!?!?!?!?!?」」」」

 

私と使い魔ティアマトの茶番に何故か驚くグレモリー眷属。まぁ、原因は分かっているよ?私の使い魔がティアマトだからでしょう?はいそこ、グレモリー。取らぬ狸の皮算用しない。私はお前が嫌いだから。傲慢で慢心とか大嫌いだから。え?姫ギル?慢心してたからOHANASHIして慢心しなくなったよ?内容?聞かないでくれ。あの時は私でもおかしいと思いながらやってたんだ。思い出したくない。

グレモリーが少し落ち着いたのか聞いてきた。

 

「せ、先生。あの、その女性はあのティアマトなんですか?」

「そうだ。此奴は私の使い魔であるティアマト。まぁ、ただ図体の大きいトカゲに過ぎん」

「女性に対してそれは無いと思いますよ~主様~「(ギロッ)」ア、ナンデモナイデス」

 

余計なことを言ったティアマトを睨んで黙らせる。私はそれにと付け加える。

同時に私の背後に黄金の粒子が集まってゆく。

 

「私には精鋭の仲間が居る」

「うむ!万事任せるが良い!」

「まさか僕が呼び出されるとはね。まぁ、彼女もいるから問題は無いけど」

「この天才美女ダヴィンチちゃんにお任せあれ!」

「うん?まぁボクは君のサーヴァントだし?頑張るよ?」

 

何処かのセイバー絶対殺すウーマンが見たら殺しにかかりそうな赤の男装の麗人。性別がどちらなのか全く分からない緑の髪を靡かせる青年?少女?自らを天才美女と豪語する片手にゴツイ籠手を付けた女性。そしてこれまた性別がどっちなのか分かりかねる見た目をした青年?少女?の四人がその場に現れた。

 

 




はい!今回はここまで!ここから先を全く思いつきませんでした!申し訳ない(^_^;)
私は基本fateが好きなのでfateネタを使って行こうと思います。他のネタもあるよ?デアラとかガンダムとか。ガンダムは00と鉄血重視かなぁ…。何時出るか知らないけど(遠い目)




まぁ、そんな訳で。では(^^)ノシ


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やせいのライザーがあらわれた!オリ主は威圧した!

前回からある程度間が開いてしまい申し訳ない。ISの二次創作のネタを必死に考えたり剣豪してたりメカエリチャンと遊んでました。ISどう頑張っても夏休み中に戦争が起こるんだけど…。どうしろと…(^_^;)




それではどうぞ


「先生、彼らは?」

「紹介しよう。私の最精鋭。そこのティアマト(馬鹿娘)より役に立ち、私と同等の能力を有している英雄達だ。真名は明かさんぞ。貴様等に言う気は無いからな。分かったか、ライダー」

「うーん、まぁ、分かったよマスター」

 

そう言って笑顔を見せるライダー、アストルフォ。何故だろう、不安で堪らない。理性蒸発は伊達じゃ無い!

そのまま膠着状態が続き、お互いにらみ合っていると後ろの方から魔力反応を感じた。

 

「愛しのリアス、会いに来たぜぇぇぇえ!?!?!?!!?」

 

出て来た三男坊がこっちを見て驚きのあまりに顎が生物が開いてはいけない角度まで開いてしまっている。

 

「む、貴様は確かフェニックスの三男坊か(大体貴様とは10年ぶりか、フェニックス卿は元気か?)」

「あ、はい。お久しぶりです、神宮寺殿(えぇ、近々家にいらっしゃって下さい。父も貴方と話したがっていました)」

 

三男坊はそのまま何処に座れば良いのか分かっていなかったようで、とりあえず私の横に座らせた。英霊達には霊体化して貰いました。アストルフォ辺りは家に帰っているかも、若干馬鹿の子状態だし。

私と三男坊の挨拶に驚いたのかグレモリーが聞いてくる。

 

「先生はライザーとお知り合いで?」

「あぁ、此奴とは親の知り合いでね。まだ此奴が小さい頃は遊んでやったさ。そう言えばレイヴェルにコレを渡してやれ。私と彼奴共同で作った和洋の菓子だ。一応人数分有るから分けて食べろよ」

「あ、ありがとうございます。と言いたいんですが流石に多すぎませんか?私一人では持って帰れませんし。皆、来てくれ」

 

三男坊に渡したのは人一人では持ちきれない、抱えきれない程の大きさの菓子箱だった。悪魔なら大丈夫だとたかを括っていたが流石に無理か。

そして三男坊、ここからは面倒なのでライザーと呼ぼう。ライザーの言葉と同時にライザーの背後に複数の魔方陣が浮かび、其処から美女美少女が現れた。

 

「神宮司様お久しぶりです。先週はどうも」

「あー、お菓子だー!ライザー様食べて良い?」

「それはレイヴェル殿へとの事らしいのですが…。レイヴェル殿いかがなされます?」

「そうね、皆で食べましょう。それにこんな量を私一人では食べれないわ。おじさま、頼みましたけどこの量は?」

 

そう言ってジト目で見てくるレイヴェル。うぅん、気まずい。ココは正直に話そう。

 

「いや、なに。私も彼奴も少し張り切ってしまってな。途中で作りすぎに気が付いたんだが他の眷属達にも上げれば良いという結論に至った訳だ」

「はぁ、なんとなく予想してましたわ。まぁ、ありがたいのですが」

「なぁ、レイヴェル、それにユーベルーナ。私はそんな話聞いてないぞ?いつの間にあったんだ?先週?」

「ライザー様は少し黙って下さい。それか、紅髪の滅殺姫との婚約の件を早く進めて下さい」

「ア、ハイ」

 

見事に尻に敷かれているライザー。今度一緒に呑みに行くか?それくらい私が奢るから。そんなメシアを見たみたいな顔しないで。なんかいたたまれなくなるから。強く生きるんだ!

 

「んん!それで、俺とリアスの婚約の件だが…」

「部長が婚約ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!?!?!?!?!?!?!?!?!?!??」

 

ライザーが話を切り出した瞬間兵藤が叫び、また話をぶった切った。コレには流石のライザーもキレる寸前!耐えるんだライザー、彼奴はそう言う生物だから。

額に青筋をピクピクさせながらライザーはグレモリーに婚約についての話をした。グレモリーはそれを堂々と拒否。貴族として政略結婚は当たり前だ。むしろ、相手を尻に敷くくらいの気概が無ければ。

結果、婚約はレーティングゲームで決める事になったらしい。何故らしいと付けたか?途中から頭に響く赤い弓兵なお母さんからの悲鳴で入りませんでした。一応その場を取り繕ったから私が上の空だったのに気付いた奴は居ないと思う。

さて、この後はライザーと酒を飲み交わす約束がある。こうなってしまったからにはライザーも腹を括るだろうし、少しくらい愚痴に付き合ってあげますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、フェニックス家で号泣しながらワインを飲むライザーと若干引き気味な神宮寺が目撃されたとか、されなかったとか。

 



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レーティングゲーム観戦

今回サーゼクスに誘われ私達はレーティングゲームを観戦することになった。

ついでに連絡があったのでグレイフィアに胃薬を届けるのも目的の内だ。って言うか、グレイフィアの胃がマッハになってるっぽいんだけど、どうしよう。『神宮寺相談所』みたいなの作れば良い?場所は聖杯の中?

 

「この戦い、ベリアル卿はどっちが勝つと思う?」

「ふむ、考える余地無しでフェニックスだ。第一、グレモリーは十日間しか特訓とやらをやっていない。その上その特訓も普段の基礎練習と殆ど変わらないらしいではないか。魔王であるサーゼクスも分っているだろう?」

 

そう言うとサーゼクスは苦虫を噛み潰したような顔をした。いや、当たり前だろう?それに私は原作を知っているんだ。それによれば負けたにも関わらず何の代償も無く、フェニックスとグレモリー両方の家名に泥を塗るような行為をしたそうだ。コレは先に釘を打っておかなければならないかもしれない。

 

「サーゼクス、先に言っておくがこの戦いでもしグレモリーが負けた際、赤龍帝を結婚式に呼び出し『余興』としてフェニックスと戦わせフェニックスが負けた際は結婚話を無かったことにするなどはしてくれるなよ?ただせさえ反乱分子が多いこのご時世なのだ、身内に甘くなどなっていればそれをダシにされて失脚や反乱が起こるぞ」

「やけに具体的だね…………………。ま、まぁ、その忠告は心にとどめておくよ」

 

いや、留めているだけじゃ駄目なんだけど………。もう少し忠告して区かな?

 

「サーゼクス、もしそんな事をすれば義理とは言え娘であるグレイフィアを拉致して叛旗を翻すよ?」

「やめて下さい死んでしまいます。………………分った。身内贔屓はしないよ、ベリアル卿に叛旗を翻されたら魔王では止められないからね」

 

そう言って冷や汗を流しながら苦笑いをするサーゼクス。背後では何故か泣いているグレイフィア。いや、義父として当たり前だよ?おっと、分らない読者に説明してあげよう(物凄くメタい)

さて、何故グレイフィアが私の義娘なのか。それは私が原作介入したからだ。そもそも、敵勢力の幹部に当たるルキフグス姓を名のっていると旧勢力である旧魔王派の格好の的だ。私も個人的にグレイフィアは好印象なので不幸になって欲しくない。そこで私は旧魔王派からグレイフィアが離叛したところを見計らい、保護。そして養子にしてサーゼクスに送ったのだ。

 

まぁ、本来とは道筋は違うが見事サーゼクスとグレイフィアは目出度く結ばれ、子供も生まれた。ただ、魔王であるサーゼクスが公私混合が多いのでグレイフィアの胃がマッハになってしまっているらしい。まぁ、頑張ってくれ新婚さん。

 

そんな訳でグレイフィアはグレイフィア・ルキフグスでは無くグレイフィア・ベリアルとなっている。副次的に私も魔王派でかなりの権力を持ったのだが……。御陰で「家の子を嫁に!」って言ってくる貴族が多い。正直、消し飛ばしたいくらいうざい。

 

そうしている内にフェニックスとグレモリーの王対決が起きた。グレモリーは誰がなんと言おうと慢心しているように見える。対してフェニックスは今だ能力頼りな部分があるがそれを技術で補おうとしている部分がある。

これは勝負あったな。

 

私は席を立ち、そのまま貴賓室を出ようとした。すると、サーゼクスが事前に用意していたのか私にある紙を渡してきた。

 

「これは?」

「コレはリーアたんの結婚式の招待状さ。お義父さん」

「はっ、サーゼクスにお義父さんと呼ばれると違和感があるな。私はまだ結婚して居ないから余計にな」

 

そう笑って私はその場を後にした。




遅れて誠に申し訳ありません!

コレのR-18版を書いていたり新作を書いていたりして遅れました。

これから復活させていきたいです。


それではぁ!


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