ONE PIECE~ドラゴンスレイヤーの歩む最果て物語~ (棟蟆 黨)
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プロローグ~いきなり神様転生!?~

初めまして。棟蟆 黨(ムナマトウ)と申します

この二次小説は、私の完全な自己満足&趣味、全開な作品です。

原作崩壊や独自設定に、オリジナル設定も満載な作品です

書き方も、読みにくい、下手くそです。

原作ファンの方や、独自設定を不快に思う、読者様方は、私の作品を閲覧しないで、他の作者様方の素晴らしい作品を御覧下さい。

本当に自己満足作品ですので・・

それでも、構わない!と思われる読者様は、
どうぞ、駄作ですが・・暇潰しに、どうぞです




「う~ん・・此処は何処だ?」

 

目覚めてキョロキョロと俺は回りを見渡した。

 

 

「何も無いな~・・・・辺り一面。真っ白な空間みたいな場所か此処は??」

 

俺が1人呟いていると声が聴こえてきた。

 

 

◼️◼️◼️『漸(ようや)く目覚めたようじゃな。』

 

 

「誰だ?!!出てこい!!!」

 

 

◼️◼️◼️『そう怒るでない。今お主にも姿が見えるようにしてやるわい』

 

そう言って、まばゆい光りと共に姿を現した。

 

 

「誰だアンタ?仙人みたいなコスプレして??アンタの趣味か??」

 

第一声に俺は気になることを言った。

 

◼️◼️◼️『コスプレと違うわ阿保たれが!!ワシは神様じゃ!!しかも!!最高神じゃ!!』

 

自称、神様は怒気を強めて叫んだ。

 

「最高神?・・・(よくあるテンプレ展開ってやつか??)・・・で・・その最高神(笑)が何の御用で?」

 

最高神『何が(笑)じゃ!皮肉った言い方しよって!もっと!あたふた。したり、驚いたりせんのか?お主は!」

 

「そんなんどうでもいい・・・それより用件は何だ?簡潔に言えよ」

 

最高神『ハァー・・・もう良いわ・・・・命令口調だしワシは最高神なのに・・・・・・・・ぶつぶつ』

 

「何ぶつぶつ言ってんだ?早く用件言えよ!」

 

最高神『・・・分かったから怒鳴るでない・・では用件を言うぞ・・・・お主は死んだ・・ワシが殺した・・」

 

「・・・・そうかぁ・・まぁ別にいいけどよ。未練も無いしな」

 

最高神『なっ!?・・・・怒っとらんのか??』

 

「ああ特にな。生きんの面倒じゃん。毎日同じ事の繰り返しだしよ」

 

最高神『・・・達観しとるの主(ぬし)は・・・ワシの言った事を信用しとるのか?嘘だとは思わんのか??』

 

「嘘とか本当とか・・どうでもいいんだ俺は。生きんの面倒だったし、やりたいことも無かったしな。信用も何も・・見たこともない場所に居るしな。それでいいじゃん信用は♪」

 

最高神『本当に変わっとるのう・・主は・・・やりたいこと無いと言っとるが、女にも興味ないのか?』

 

「ない。面倒ウザイ疲れる。以上。」

 

最高神『・・・・お主、友達おらんじゃろ?コミュ障みたいじゃからのう』

 

「そう思うだろ・・・それがな・・意外に友達と呼べる輩が居るんだなコレが・・・何でだろな??女子の友達も居るしよ。告白された事もあるしな・・何でだろな本当に???」

 

最高神『・・自分で気付いとらんのか?!・・お主は・・主の世界で言うところの・・所謂(いわゆる)イケメンじゃぞ。背も高いしのう。潜在能力も覗かせてもらったが、スポーツも万能で尚且つ頭脳面も賢いと出ておる。そらモテるじゃろな主は」

 

「そうなのか?よくわかんねぇな??人間の容姿みたい同じだろ殆ど?スポーツや頭脳面にしても、教科書というマニュアルを見て覚えた事を書いてるだけだし、運動も毎日身体を動かしていたら身に付くだろう誰でも?」

 

俺はヤレヤレと仕草をしながら最高神に言った。

 

「それより死んだんだろ?用件を早く言ってくれよ。だらだら世間話はウザイし面倒だからよ」

 

最高神『ワシが殺した!というのはスルーなのか?』

 

「うん。いずれ死ぬ人間は。遅いか早いかの違いだろ?人間の死は・・」

 

最高神『寿命じゃないのにか?』

 

「ああ。寿命じゃなくてもな。」

 

最高神『分かった・・・では用件を言うぞ「いきなりだな本当」喧しいわ!ツッコまんと黙って聞け!「分かったから怒鳴るな」まったく主は・・・ぶつぶつ』

 

「ぶつぶつはもう良いから早く言えよジジイ!」

 

最高神『ジジイと呼ぶな!!ワシは最高神じゃ!!って・・・ハァー・・・疲れたわい・・用件を言うぞ・・ある世界に転生して欲しいのじゃ・・』

 

「ある世界というとテンプレ展開の異世界なのか?」

 

最高神『異世界というと異世界なのじゃが・・・少々、事情があってのう・・・原作の世界に転生して欲しいのじゃ・・・』

 

「・・・原作の世界ねぇ・・・・それより消滅は無理なのか?」

 

最高神『何っ??消滅とな???』

 

「ああ。転生して生きるの面倒だから魂ごと完全消滅してくれよ。」

 

最高神『・・・・・何故?!死にたがるんじゃ??テンプレ展開は大抵喜ぶ輩ばかりなのにのう。チート能力くれ!とか不老不死にしろ!とかハーレム寄越せ!とか。無茶ぶり転生者ばかりなのに主は違う・・何故じゃ???』

 

「・・・・うーん・・・・そうだなぁ・・・・自分でも分からん(本当は分かってる何故消滅したいかを・・思い出したくもねぇ!)只、生きるのが面倒で死んだら楽だからかな?としか言えんな」

 

最高神『そうか・・・(こやつ色々と隠しとるのう・・視てみるか後で・・)目標や夢が無いからかも知れんな主は・・・それより消滅は出来んのじゃ。スマンのう・・』

 

「何でだ?アンタ最高神なんだろ?何でも出来るんじゃないのか??一応、神様なんだしよ(自称な(笑))」

 

最高神『自称でもなく神様じゃ!(笑)とか。おちょくりおって!』

 

「?!・・・アンタ・・心が読めるのか??」

 

最高神『主でも驚くのじゃな。最高神じゃからのう。朝飯前じゃ心を読むくらい。ふぉふぉふぉ♪』

 

「ちっ・・ムカつく笑みをしやがって。それより消滅は何故無理なんだ?」

 

最高神『そうじゃのう・・簡潔に言うと選ばれた魂だからなのじゃ』

 

「選ばれた??」

 

最高神『うむ。選ばれたのじゃ。悪魔の実にのう』

 

「ハッ?悪魔の実??何だそれ?」

 

最高神『ONE PIECEのじゃ。主は知らんか?ONE PIECE」

 

「いや、知ってるけど・・単行本買って読んでたしな。本当に、あのONE PIECEか?!」

 

最高神『うむ。あのONE PIECEじゃ♪ワシも好きでのう♪とくにマリンフォード決戦のエースの話は最高じゃ♪最高神なだけに最高じゃ♪♪』

 

「てめぇの好みなんて聞いてねえよ!気持ち悪い笑みをしやがって!しかもクソ寒いダジャレかましやがって糞ジジイ!早く選ばれた話しろジジイ!」

 

最高神『ちょっとした戯れなのに・・ヨヨヨ』

 

「(殴りたい!コイツマジで!)」

 

最高神『怖い奴じゃ。冗談なのにのう・・・殴られたくないから話を戻すぞ。というても最高神のワシには触れんし無敵で強いしのワシ♪てへぺろ♪♪』

 

ペ◯ちゃんみたいな表情で言ってきた

 

「(マジで殺したい!)」

 

最高神『真面目に話すから怒らんでくれい。短気な奴じゃ本当に・・・先程も言うたが選ばれたのじゃ悪魔の実に主が・・』

 

「何で俺なんだ?他にも転生者がいるだろう?」

 

最高神『主(ぬし)の他にも居るが皆、必ずしも無事に転生できるわけでは無いのじゃ。魂だけの存在にも成るしのう。ONE PIECE世界に転生も誰彼構わずとはイカンしのう。しかも・・この悪魔の実はワシが作ったオリジナルだしのう。悪魔の実を作った時に実に意思を宿して食べる者を選定する様に作ったのじゃ』

 

「・・・・・・・・」

 

俺は黙って聴いていた

 

最高神『とても強い能力じゃからのう・・誰彼構わずとはイカンしのう・・だから実に選ばせたのじゃ。因(ちな)みに悪魔の実の名前なんじゃが・・・その名も!・・・来週に言U「早く言えジジイ!!何が来週だ!無駄に溜めんな!殺すぞジジイ!!」おお♪怖い恐い♪「・・・!!!」分かったから言うから、刺すような視線は止めろ』

 

最高神『こほん・・・では言うぞ。名前は・・【悪魔の実。原作(げんさく)種ナツナツの実】じゃ』

 

「何だ原作種?ナツナツの実?何の原作なんだ?どうせアンタの事だから、お気に入りの原作なんだろ?」

 

最高神『よく聴いてくれたのう♪ワシの大好きなFAIRY TAILの主人公・・火竜(サラマンダー)ナツの能力が全て使える悪魔の実じゃ♪原作全63巻に劇場版FAIRY TAILのナツの能力、全て解放した実じゃ♪強いぞコレは♪ふぉふぉふぉ♪♪』

 

「そうかぁ・・」

 

最高神『もっと!感激しても良いのにのう・・つまらん奴じゃ』

 

「拒否するのは可能か?」

 

最高神『先程も言うたが無理なんじゃ・・スマヌの本当に・・』

 

「だったら仕様がない。早速だけど、ONE PIECEの世界に転生してくれ」

 

最高神『嫌がっておったのに良いのか?お主の事じゃから、もっとゴネて拒否すると思うとったんじゃが・・?』

 

「本当は嫌だけどよ・・決まったもんは受け入れるしかないだろう?・・それに、ONE PIECEの世界に転生なんて行きたくても行けないしな・・好奇心も少しはあるしな」

 

最高神『そうか・・あい分かった!では準備するぞい?覚悟は良いか?』

 

「ああ!やってくれ!」

 

最高神『とっ!?その前に言っとかねば!?・・お主の身体スペックについて説明するぞい。覇王色の覇気&見聞色の覇気&武装色の覇気、全てMAXフルパワーで使える。後、六式、全てに、お主オリジナルの八式に、炎竜王イグニールの力に、炎竜王の覇気、武竜色の覇気じゃのう。これは使えばイグニールの身体と同じで強靭なタフさや強固の身体になる!剣や銃、等々の攻撃を防ぎ、覇気の攻撃にも強くなるのう♪それから、自然系(ロギア)の能力含め、あらゆる物質や自然現象やエネルギー等々を食べたり吸収したり出来る♪しかも自分の自己回復や魔力の回復や食べた力を使う事も出来るのじゃ♪乗り物酔いも大丈夫じゃ♪お主だけ魔力がある!魔力のおかげで海楼石も大丈夫じゃ♪泳げるぞい♪雷炎竜モードや他のモードは最初から成れるぞい♪原作最終巻まで&劇場版FAIRY TAILの力は最初から全て使える♪いきなり最強ナツの誕生じゃな♪♪ふぉふぉふぉ♪♪』

 

無駄に長い説明を聞き終えた(長いんだよ!ジジイ!)

 

「・・・マジでチートだろ!?・・原作崩壊だろ!?そんな強大なチート能力、いいのかよ!?俺に与えて!?」

 

最高神『・・ワシは・・お主を選定した悪魔の実を信じとる!ワシが作ったしのう♪こうして主と話して、改めて確信したわい♪この悪魔の実は♪お主にしか使えん!他の誰でもなく、お主だけじゃ♪』

 

「何だそれ?・・お世辞言いやがって///」

 

最高神『照れるでない♪本当のことじゃ♪』

 

「ちっ///・・もういい・・早く転生してくれ」

 

最高神『なんだかんだ主との戯れは楽しいわい♪そろそろじゃのう・・ゲートが開いた!そこに飛び込めばONE PIECEの世界じゃ!因みに、転生先は主の潜在能力の運次第じゃ!赤ん坊からの始まりになる!生前では辛い事ばかりじゃったな・・転生先では家族に触れて人生を楽しむが良い♪』

 

「!?・・まさか!?視(み)たのか!?俺の生前を!?」

 

最高神『・・スマンのう・・余計なお世話じゃったかも知れんが・・気になって視てしもたのじゃ・・度重ね本当にスマヌ・・』

 

「・・まぁいいさ・・・では行く!・・」

 

最高神『うむ♪達者でな♪陰ながら視ておる行く末を!』

 

 

その言葉を最後に俺はゲートに飛び込んだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最高神『・・・・行ったか・・・・』

 

 

◼️◼️◼️[あれで良かったのですか?最高神様?]

 

最高神『・・・◼️◼️◼️か・・うむ。良いのじゃあれで・・』

 

◼️◼️◼️[殺した理由や、転生の理由等々・・説明不足かと存じますが・・]

 

最高神『時が来れば、自ずと解ること・・その時に全てを打ち明けよう!それまでは静観して見守ろうぞ!・・(怒るであろうなアヤツは)・・』

 

◼️◼️◼️[・・・分かりました。最高神様の御心のままに!では、私はこれで失礼します!]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲートに飛び込むと、まばゆい光に飲み込まれていった

 

(はてさて!どうなるやら?)

 

光に飲み込まれる直前に思った心境だった

 

 

・・・・・・続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




私の自己満足、処女作を読んで頂き、有難う御座います!

読者様方に、お願いがあります。

低評価や誹謗中傷は、必ずくると思っていますので、誹謗中傷の次いでに、上から目線でも構いませんので、ここは!こうしろ!や、こういう感じで書け!等々の、アドバイスを小説好きな読者様の意見を頂けると有難いですし、私自身も励み&勉強になります。

後、自己満足作品ですので、執筆速度は、不定期になります

仕事の都合もありまして・・
ご了承下さい

それでは、私の駄作を読んで頂き有難う御座いました

次回も、宜しくお願い致します。


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0話~ONE PIECE世界に生を受け~母親&父親side

最近、ニュース等で食中毒が流行っていますね。

読者の皆様方も、お気をつけ下さいね


それでは、自己満足作品、スタートです




「旦那様!産まれましたよ!元気な男の子です♪」

 

メイドに呼ばれ、俺は、一目散に向かった

 

近づくにつれ、[おぎゃあ、おぎゃあ、]と声が聞こえてきた

 

流行る気持ちで扉を開けた

 

「【ルミエール】身体は無事か!?大丈夫か!?」

俺は、愛する妻に叫んだ

 

「ハァハァ・・ハァ・・【タティス】・・私なら大丈夫よ・・それより見て・・私たちの可愛い赤ちゃんよ♪・・」

(まったく、タティスったら、脇目も降らず慌ててるわね♪変わらないわね子供の時から♪うふふ♪)

 

「そうかぁ・・良かった本当に!「アナタ、早く赤ちゃんを」ん?ああ♪そうだな♪どれどれ」

ルミエールの隣の小さなベッドに、俺たちの愛する我が子が泣いていた。俺はソッと優しく頭を撫でた

 

タティス「ヨシヨシ♪パパでちゅよ♪泣かない泣かない♪怖くないでちゅよ♪ヨシヨシ♪いい子いい子♪ナデナデ♪」

(最初に触れた時は、とても小さく、軽く触れるだけでも傷つけてしまうのではないかと思って遠慮気味だったが1度撫でたら、何と!?可愛いことか!?ダメだ!?可愛すぎる!マジで可愛い!♪)

しばらく撫でてたら、ルミエールが此方(こちら)を見て微笑んでいた

 

タティス「何だよ・・ニヤニヤして・・「だって♪タティスったら♪【でちゅよ】なんて♪うふふ♪」いいだろう別に///可愛いんだからしょうがないだろ///」

 

ルミエール「うふふ♪早速♪親バカね♪産まれる前は、【俺は親バカにはならない】なんて言ってたのにね♪」

 

タティス「そうは言ったが、見てみろよ♪この可愛いさ♪なぁ♪抱いてもいいか?」

 

ルミエール「ちょっと待ってね♪確認するから「大丈夫だから、抱いてやりな」分かったわ。タティス、【Dr.くれは様】の許可もとれたし、抱いて挙げて♪」

 

俺は、ソッと抱き上げた

 

タティス「(うわぁー・・何て小さいんだ!?こんなに小さくても一生懸命に生きてるんだよな♪かけ代えのない奇跡の宝物だよ本当に)」

我が子を見つめていると、不意に涙腺が緩んできた

 

タティス「・・・・・・(ダメだ、泣いてしまう)」

 

ルミエール「どうしたの突然黙って?」

 

タティス「……ルミエール本当にありがとう(涙)」

ありがとう。を言うと同時に涙が溢れ出した

涙が止まらなかった。不思議な気持ちだった。

 

タティス「ぐす……え”ぐっ……本…当…に”…あ“…り…が…と…う“…………”」

 

タティスが、いきなり泣き出してしまった

私も同じ様に貰い泣きしてしまい、涙を脱ぐって一言だけ言った

 

ルミエール「どういたしまして♪(笑顔)」

 

 

それからは二人で我が子を撫でたり、服は何着せよう等々、今後について話が弾み、Dr.くれは様に叱れてしまった。その後もタティスが抱いたりしたが、タティスの抱き心地が悪かったのか…泣いてしまい、私が抱いて、あやしたり…………二人共、親バカっぷりを発揮していた

 

「それより、アンタら名前は決めたのかい?」

私たちの親バカっぷりを見ていた、Dr.くれは様は呆れ顔で言ってきた

 

 

ルミエール「はい!予(あらかじ)め二人で決めていました。女の子だったら【ナディネ】で、男の子だったら【ファルト】にしようと♪」

 

くれは「何か、名前の由来はあるのかい?」

 

ルミエール「私が小さい頃に祖母が、よく聞かせてくれた物語の登場人物の名前なんです♪タティスも同じ様に聞いていて、私たちの好きな物語なんですよ♪ファルトが、王になるまでの波乱万丈な御話なんです♪ナディネの方は、ファルトの生き別れの妹なんです。そんな二人が廻り合い、時にケンカしたり、泣いたり、笑ったり、しながら・・果てなき旅路を手を取り合いながら二人で歩む物語なんですよ♪最後に、ファルトは王様になり、ナディネは王女になり、二人一緒に【幸せの国】を建国して生涯、平和に仲間や民たちと暮らす御話なんです♪私は何度も祖母に聞かせてもらうくらい大好きでした♪ファルトやナディネの様に、優しい心根を持つ!そんなふうに育って欲しいと思い【ファルト】と名付けました♪」

 

目をキラキラさせながら、くれはに話すルミエールをタティスは優しく微笑み眺めていた

 

くれは「そういや、タティス。ルミエールの身体は大丈夫だ。もう問題ない。完治したよ」

 

タティス「本当ですか!?」

俺は、目を見開いて聞いた

 

くれは「ああ本当さ。アタシも驚いてるよ。まさか完治するとはねえ・・・我が子を授かり、ルミエールの生きたいと思う気持ちが病(やまい)に勝(まさ)ったのかも知れないね。ヒッヒッヒッヒ♪」

 

Dr.くれはさんの話を聞いた俺たちは、また涙を流すのだった

 

タティス「本当に!ありがとうございました!Dr.くれはさん!(礼)」

感謝の気持ちを込め、深々と頭を下げた

 

くれは「これからの人生をハッピーに生きな♪後、【くれは】で構わない。呼びにくいだろ?」

 

タティス「しかし!恩人の人を呼び捨てなんて出来ないです・・」

 

くれは「頭が固いね、お前は・・・アタシが構わないと言ってるんだ。いいから呼びな」

 

タティス「・・・・では、くれはさんで・・・」

 

くれは「今までと変わらないが・・しょうがないね、それでいいさ。ルミエールお前もだよ。くれはと呼びな」

 

ルミエール「分かりました。くれは様♪」

 

くれは「全くお前たちは似た者同士だね小さい頃から。様はやめとくれ、むず痒くなる」

俺たちの顔を交互に見ながら、肩を竦めていた

 

ルミエール「それではタティスと同じ呼び方にしますね♪コホン・・あの・・くれはさん!これだけは言わせて下さい!本当にありがとうございます!ファルトとタティスと幸せな人生を歩むことができるのも・・全て、くれはさんのお陰です♪ありがとうございます♪」

 

くれは「先程も言ったが、アンタの思いが病魔を打ち倒したのさ。感謝なんてしなくていいから、3人仲良くハッピーに歩みな♪それが何よりの報酬だからねアタシには♪ヒッヒッヒッ♪」

 

 

くれは「さて、少し眠りな。まだ、無理は禁物だ。アタシは少し外に出てくるよ。タティスも来な。ルミエールとファルトを休ませてあげな。」

 

タティス「はい。・・それじゃあ・・ルミエール、ファルト、お休み♪チュッ」

俺はルミエールとファルトのデコにキスをして、くれはさんと外に向かった………………

 

外に出てみると星空が広がっていた

ルミエールが陣痛を迎えた時は空はまだ明るかったのに、いつのまにか夜空になっていた

くれはさんと二人、夜空を見ていた

 

タティス「くれはさん・・少し相談があるのですが・・」

 

くれは「なんだい?若さの秘訣かい?「いえ、違います」そうかい残念だ。ヒッヒッヒッ♪」

(いや、それも気になるけど・・百歳を越えてるとは思えない若さだし・・)

俺が胸の内で、こう思っていると真剣な表情で聞いてきた

 

くれは「で、なんだい相談は?」

 

タティス「・・・・□□□の事で・・・・」

俺がそう言うと、くれはさんは目を見開いて驚いていた

 

くれは「□□□かい・・・・□□□で相談と言うと、ルミエールの本当の両親の事だろう?お前の相談は?」

 

タティス「!!?・・・・・・何故!?それを!?」

今度は俺の方が驚愕していた

 

くれは「ここじゃ何だ。アタシの部屋で聞こう。」

 

俺は驚愕した表情のままで…………

くれはさんに付いて行き部屋に向かった…………

 

 

 

 

 

 

私はタティスと、くれはさんが出ていった扉を見つめてから愛しい我が子を見て呟いた

 

 

 

 

ルミエール「行っちゃったねファルト。今日から私がアナタのママになります♪宜しくねファルト♪チュッ♪」

私は、いつのまにか眠っていた愛しい我が子の頬にキスをして……同じ様に目を閉じて眠りについた…………

 

 

 

 

 

 

 

次回、ファルトside

 

・・・・・・・・続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




私の自己満足作品を御覧頂き、ありがとうございました

先に言っておきます。
ルミエールの身体の病や
タティス&ルミエール&Dr.くれは。との関係性に
その他諸々等々は後から判明していきますので
内容や意味が分かりにくかったら御免なさい
私の力不足のせいです

それから、オリジナル主人公ということで
両親もオリジナルキャラ設定にしました

他のONE PIECE小説を書いている作者様のように
レイリーやシャンクス等々の主要人物による両親設定と違い、面白くないかも知れないです。

そういった、オリジナル設定が嫌いな読者様方は
私の自己満足作品を避けて下さいね


他の作者様のONE PIECE小説を読ませて貰いますと
私の作品がいかに駄作か痛感しますね・・・・

だけど、自己満足作品を書いている時は
私自身、凄く楽しいので
このままオリジナルキャラやオリジナル設定満載の
ご都合主義作品になると思います。すみません。

長文になりましたが、

これからも宜しくお願い致します

それでは、また次回に。ありがとうございました


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0話 ファルトside ファルトの過去その1

このような自己満足作品に

お気に入り登録をして下さった読者様方がいたことに

ビックリしています本当に!Σ(゚◇゚;)

後、コメントも頂きまして感謝しています

ナオキング様、コメントありがとうございました

ちゃんと読ませてもらい的確なアドバイス勉強になりました(´_ _)感謝します

グタグタな展開ですけど、


ご覧頂き、ありがとうございます


今回は不快な展開です、苦手な方は遠慮下さい


それでは、短めですけど、ご覧下さい




スーースーー・・・・・・

 

「(・・寝たみたいだな・・)」

 

俺は隣で寝ている女性を見て心で呟いた

 

産まれたばかりなのにハッキリ見えていた(これも神様の転生特典なのかな・・?)

 

俺はそんなふうに考えていた

 

(それより今は現状把握だな・・)寝たふりをしながら聞いていた、先程のやり取りを思い出していた……

 

首と身体がまだ動かしにくいので、横目で隣を見た(意外に見やすいな、神様ありがとう)

また、そんなふうに考えていた

 

「(この人が、俺の母親か・・・綺麗な人だな本当に)」

 

(確か名前が、ルミエールだったな。印象は、綺麗なエメラルド色の髪色で、瞳の色とお揃いで宝石みたいに綺麗な女性だ。見た目は10代に見えるけど幾つ?何だろうな・・)

 

スーースーー・・寝息を立てている、ルミエールを見て思った

(この人は・・前世の母親と違い大事にしてくれるのだろうかと・・・・)

 

「(父親は、タティスだったな・・背が高いイケメンだった・・金髪碧眼で人形みたいに整った人だ・・こちらも見た目は10代みたいだったな・・幾つなんだろ・・後、泣いたり笑ったり、クルクル表情が変わる、楽しくて優しい人だなぁと思った印象は・・)」

 

(けど・・信用できないな・・・・この人たちもどうせ・・・・)

 

 

俺は目を閉じ、過去を思い出していた…………

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい!てめえ!何だ#その目は#!」バシッ!バシッ

 

「うっ・・」思い切り殴られた

 

「誰のお陰で生活出来てると思ってやがる!俺様のお陰だろうが#!てめえは#言うこと聞いてりゃいいんだよ!クソガキッ!」バシッ、パンッ、パン!

 

「ゲホ、ごほっゴホ・・ごめ”ん”なさ”い“・・・父”さん”・・・・グス“・・・・」

 

「誰に似たんだ#この役立たずは#!お前に似たんだろう!由紀恵#!」

 

「止めてよね、本当に。こんな役立たずは私の遺伝子な訳ないから、きっと病院が取り違えたのよ。このゴミと#こっち見るな!クソガキ#!」パンッ!

 

今度は母親にぶたれた

 

「ごめ“ん“なさ“い・・母“さ”ん”・・ち“ゃん“と“言うこ”と“聞き“ます“か“ら・・叩”く”のは”や”めて”ほし”いです”・・痛”い”のは”イ”ヤ”です”・・グス“・・ヒ“ク“・・う”う“・・」

 

「気持ち悪い#!泣くんじゃないよ!クソガキッ#!泣くの止めないと、もっと痛め付けるよ#クソガキ!」パンパンパン!

 

激しく往復ビンタされた

 

「おい!由紀恵!もうこのゴミを殺して#新しい子供(ガキ)でも作ろうぜ#」

 

「そうね、アンタの言うとおり要らないわね、このゴミは#食費も軽くなるし、殺しましょうコイツ#」

 

「言“う”こと”聞”き“ます“・・な”ん”でも”し”ま ”す”・・母”さ”ん父”さ”ん”・・殺”さ”な”いでく”ださ”い”・・え“ぐっ・・グス“・・え“ー“ん“・・」

 

「喧しいんだよ#!マジで!ぶっ殺してやる#!おい!包丁持ってこい!由紀恵!#」

 

「包丁なんて勿体ないよアンタ!このゴミを殺すのにはコレで充分だ#ハイよ」

 

「ガハハハ、よく分かってるじゃねえか由紀恵♪!確かに包丁は勿体ねえわな#このバタフライナイフで充分だ殺すのに#ガハハ」

 

「押さえつけろ由紀恵!」

 

「分かったよ、アンタ」

 

僕は母さんに羽交い締めにされた

 

「ごめ”ん”な”さい”、殺”さ”な”い”で!お”か”あ さ“ん“、お“と“う“さ“ん“…“グス“ え“ぐっ…」

 

「喧しいんだよ!死ねっ!能無しゴミ#!」ブスリ!

 

「ア”ガッ!(痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い)」

 

お腹を刺された

 

「汚いね#クソガキ#お前の血で床が血だらけだよ#掃除する身にもなれよ#」ガシッ!

 

母さんに思い切り蹴られた

 

「ヒューーヒューーヒューー・・・・ゲホ・ゲホ(痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い)」

 

「吐血してやがるぜ由紀恵!汚ねえな本当よ#!由紀恵!出かけるぞ!「何処によ?」このゴミを捨てに行くんだよ#!どうせ放っておいても死ぬだろうが#ここで死んだら腐敗して迷惑だしよ#」

 

「分かったわ、車を用意してくるわ」

 

「ヒューーヒューーヒューー・・・・(僕がダメな子供だからなのかな・・・・もう痛みも感じないや・・・・神・さ・ま・どう・か・こん・どは・良・い・子に・・・・・・・・)」

 

意識を失った……………………

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………

 

 

 

 

 

 

 

 

………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(アレ・・声が聴こえる・・・・)

 

 

 

「”良“か“った“!”本“当“に“!グス“・・も“う“ダメ“だと思“った“!良“か”っ”た”良”か”った”!え”ー”ーー”ーん”」

 

 

泣いている誰かを朧気に見た後、僕は意識を失った…

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・続く

 

 

 

次回[ファルトの過去その2]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




的確なコメントを頂きました、読者様ありがとうございました

勉強になりました(´・ω・)(´_ _)

なるべく見直してますが、誤字脱字があれば教えて下さい





それでは、また次回に(´_ _)

宜しくお願い致します


ありがとうございました


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0話ファルトside ファルトの過去その2

今回は、かなり長いです

途中、急に、ある人物sideの導入もあり、

かなり読みにくいです。自分でも読んで思いました

展開もオカシイですし、

文才がなくて、本当に、ご免なさい

グダグダも、相変わらずです

それでも、書いてる間は楽しく書いてます

以上を踏まえまして、ご了承して頂いた方だけ


ご覧下さい

それでは、どうぞですm(_ _)m




泣いている誰かを朧気に見た後、僕は意識を失った……

 

 

その後、僕が目覚めたのは更に1週間後だった……

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・(ここは)・・・・?」

 

目覚めると、ベッドで寝ていた

 

「(僕は・・いったい)・・・・」

 

自分の身体を確認すると、口には何かを(酸素マスク)装着され、腕には、チューブみたいなもの(点滴)が固定されていた

 

ズキッ!

 

「(痛っ!)」

 

お腹が凄く傷んだ!

 

動かせる方の腕で、お腹を触ると痛みが走った

 

「(痛いっ!・・・・・・・そうだった・・僕は・・父さんに・・・・グス・・”ヒ”ック”・・・・)」

 

少しずつ思い出してくると、涙が止まらなかった……

 

 

 

暫く、泣いていると、誰か入って来た

 

入って来て、僕を見ると、驚いて目を見開いていた……

 

「!!・・・・いけない!速くナースコールを!」

 

私は、ナースコールを手に持った

 

「301号室の患者が目を覚ましました、至急、先生に連絡を」

 

「分かりました。至急、先生に連絡します」

 

そうやり取りして、私はナースコールを切った

 

そして、患者の男の子に話しかけた

 

「気持ち悪いとかはない?」

 

男の子は、コクリ。と小さく頷いた

 

「う“っ・・・・良“かっ”た“・・・・生”き”てて”・・・・グス“」

 

僕を見ながら、看護婦さんが泣いていた

 

泣いている姿を見ていると、また誰か入って来た

 

 

「患者が目を覚ましたって、御門(みかど)さん」

 

私は素早く涙を拭って、先生に言った

 

「はい。先程、部屋に来ると目覚めていました」

 

「分かった、ありがとう」

 

そう言って、先生は患者の側に近付いた

 

「少し待ってね、話しやすい様に、酸素マスクを一時的に外すからね・・・・」

 

「よし、これで話しやすいと思うよ。目覚めたばかりでゴメンよ。幾つか、質問するからね。まずは君の名前を教えてくれるかな?」

 

「・・立石蒼介(たていし そうすけ)です・・・」

 

「うん、合ってるね。では次の質問、君の年齢は幾つかな?」

 

「・・7才です・・・」

 

「うん、合ってる。じゃあ次で最後の質問だよ、君の父親と母親の名前は?」

 

「母さんが・・由紀恵で・・・父さんが・・・耕平・・です・・」ガタガタ(震え)

 

「ゴメンよ、辛い事を聞いて」

 

「あの、先生。この子の……いえ、弟の容態は、もう大丈夫なんですか?」

 

ズイッと、迫るように、私は先生に聞いた

 

「ああ、もう大丈夫だ。峠は越えたらしい。後、3週間もすれば、少しずつ歩ける様になると思うよ」

 

「ホントですか!「ああ♪」ありがとうございます、先生。弟が助かったのも先生のおかげです。本当に、ありがとうございました」

 

「積もる話もあるだろうから、私はこれで失礼するよ、御門さん。初めての姉弟、水入らず、でね♪もし何かあれば、また駆けつけるよ。ではね」

 

そう言って、先生は出ていった…………

 

私達、姉弟だけになり、私は話す切っ掛けを探っていた

 

そんな沈黙を破ったのは、蒼介(弟)だった…………

 

蒼「あの~・・・・看護婦さんは・・・・僕の・・・・お姉ちゃんなんですか・・・・?」ガタガタ(震え)

 

「グス“・・う”ん・・そうだよ・・・「本当?」う“ん・・本“当に”本当”だよ・・・」

 

蒼介の少し怯えた様子を見ていると、もうダメだった。私は、また涙が止まらなかった…………

 

 

 

 

暫く泣いていると、蒼介が聞いてきた

 

 

「僕は・・・どうして良い子に生まれなかったのでしょうか・・・・看護婦さん……お姉ちゃん・・・・お願いがあります・・僕をこのまま・・・死なせてください・・・・お願いします・・・・」

 

「!!何で・・「僕は死んだ方がいいんです。父さん、母さんは、僕が生まれたのは間違いだったと言っていました。自分たちの遺伝子ではないと・・だから、無能だと」もういいから・・「僕が死んだr」もういいから!蒼介!」

 

私は、泣きながら、蒼介の手を握った

 

握ると、蒼介は震えていた

 

 

「死ぬ、なんて二度と言わないで。蒼介は、生きてていいの(涙)私”が、ずっと傍“に居“るか“ら“」

 

蒼「生きてていいの僕・・・・「う”ん“。蒼“介・・も“・・我慢しな“いで・・泣“い“ても“ い”いん“だよ」でも・・僕”は“・・え“ぐっ“・・う”・・う“わ“ー“ん“・“・”・”・”」

 

蒼介と私は、手を握ったまま号泣した…………

 

 

……………………

 

 

………………

 

 

スゥー・・スゥー・・スゥー

 

泣き疲れたのか、私の手を握ったまま蒼介は眠っていた

 

「お母さん・・・・お父さん・・・・ごめんなさい・・グス”・・・・」

 

夢でも見ているのか、蒼介の目尻から涙が溢れた

 

「大丈夫だから・・お姉ちゃんが守ってあげる」ナデナデ

 

蒼介の頭を撫でながら、決意した…………

 

 

その後、蒼介は順調に回復した……

 

 

先生が言ったように、少しずつ歩ける様になり、蒼介は少し嬉しそうだった……

 

 

先生たちの御厚意もあり、私は、できるだけ蒼介の傍に居るようにした。勿論、ナースの仕事も真面目にやりながら…………

 

 

打ち解けるまで、毎日、蒼介と色々な話をした

 

何が好きか、何が嫌いか、その他諸々等々を……

 

一度、学校生活の事を聞いたが、蒼介は「行ったことない1度も・・後、幼稚園も・・家からは・・おつかい以外・・出たことないから・・」と言って、私は驚いた…………

 

詳しく聞くと、どうやら、学校側にアレコレ嘘をついて、母親が行かさないようにしていたらしい……

 

退院したら、必ず学校に行かせてあげると言ってあげたら、蒼介は複雑な表情をしていた……

 

 

 

更に、1ヶ月が過ぎた頃、珍しく蒼介が質問してきた

 

蒼「瑠璃(るり)お姉ちゃん、「ん、どうしたの?」あのね・・瑠璃お姉ちゃんの昔話を聞かせて欲しいんだ・・・・ダメかな・・・」

 

瑠璃「ううん、ダメじゃないよ♪蒼介からの初めての質問だもん、全然、ダメじゃないから♪えっ~とねぇ~・・私は…………………………」

 

蒼介に、私の昔話を沢山話した

 

蒼介は、じっと黙って真剣に聞いていた……

 

 

やがて、話終えて、蒼介を見ると涙を流していた

 

蒼「”瑠”璃”お“姉ちゃ“んも・・父“さん“に叩”かれ“て”い“たん“だね“・・グス“・・」

 

瑠璃「泣かないで、蒼介。確かに、暴力を振るわれていたけど・・私の場合は、幼稚園の先生が身体の痣を見て不振がって、警察と児童相談所に掛け合ってくれてね・・助けてもらったんだ・・その後は、児童相談所から施設に行って、過ごしていてね・・2年くらいたった頃に、里親の【御門雫(みかど しずく)】さんに引き取られて、立石瑠璃から【御門瑠璃】になって、幸せな日々をおくっていたんだよ。まさか!父さんたちが、子供(蒼介)を授かっているとは、夢にも思わなかったから・・・・(山に、血だらけで捨てられていた、蒼介を大学の山岳部の人たちが発見してくれた。あと少し発見されてなければ死んでた。と先生から聞いた。出血量も酷くて生きてるのが奇跡だと。警察から連絡がきたときパニックになった。もっと早く会いに行ってればと。雫さんに、弟がいると聞いた時は本当に驚いた。しかも、私と弟は、18も歳が離れているらしい。ちなみに、母親が14才で私を産んだ、その時、父親が15才で。その後、30代で蒼介を産んだと、雫さんに教えてもらった)ゴメンね・・私の代わりに酷いめに、あわせて・・」

 

話の内容が難しかったのか、蒼介は、時折、ポカーンとした表情で聞いていた。私が話終えると蒼介は言って暮れた

 

 

蒼「・・よかった~・・殴られていたのが僕で・・・「!・・どうして・・・蒼介・・・」だって、瑠璃お姉ちゃんは、女の子だもん。女の子は守ってあげる者だ!って、大好きなアニメで言ってたから。だから・・お姉ちゃんを守れて・・お姉ちゃんの代わりに、僕が殴られてよかったって・・思ったんd…ムグ」

 

私は、咄嗟に蒼介を力一杯抱き締めていた

 

蒼「ムグ…瑠璃お姉ちゃん…苦しいよ・・」

 

瑠璃「ずっと一緒に居ようね、蒼介(涙)」

 

蒼「うん(涙)」

 

 

 

………………………………

 

 

 

 

蒼介の退院の日がきた

 

瑠璃「ありがとうございました、先生」

 

蒼「僕を助けてくれて、ありがとう。先生」

 

「君が頑張って、生きようとしたからだよ(笑顔)これからは、お姉さんと仲良く幸せにね、蒼介くん」ナデナデ

 

蒼「はい♪お姉ちゃんは、僕が守ります!」

 

瑠璃「私もだよ、蒼介♪守ってあげるね(笑顔)先生方、それでは(礼)・・」深々と頭を下げてから立ち去った

 

 

その後、私は、蒼介を引き取り一緒に暮らし始めた

 

学校にも行くように、蒼介を説得した

 

やはり、私や、ごく一部以外の対人は怖いようで、説得には骨がおれた

 

ちなみに、蒼介の両親……私の……両親でもある、立石耕平、由紀恵、夫妻は逮捕された

 

私と雫さん、病院側から事情を聞いた警察が徹底的に調べあげ、立石夫妻は逮捕された

 

病院側と警察の配慮のお陰で、マスコミや、テレビ局には、バレずにしてくれたらしい

 

 

その後は、私と蒼介は幸せな日々をおくって生活をしている

 

勉強を見たり、教えたり、授業参観に、運動会の親子リレーに、一緒に寝たり、お風呂に入ったり、たまにケンカしたり、一緒に遊んだり、旅行したり、等々……

 

 

今まで離れていた期間を取り戻すかのように充実した日々を過ごしていった………………

 

 

 

 

そして……月日は流れて……………………

 

 

 

…………………………

 

 

 

 

蒼「いよいよ、1週間後だね。結婚式」

 

瑠璃「そうね、私も、とうとう人妻になるのよね・・フゥー(溜息)」

 

蒼「マリッジブルーとかいう感じ、瑠璃姉え・・?」

 

瑠璃「うーん・・何だろう?・・今までの事を振り返るというか・・思い出すというか・・色々な事があった、なって。蒼介と暮らして、もう【10年】になるしね・・私も、すっかりオバサンね・・」

 

蒼「そんなことないよ、綺麗だよ、瑠璃姉えは♪」

 

瑠璃「お世辞が上手くなったわね、蒼介♪」

 

蒼「お世辞じゃないけどな・・美人だし、瑠璃姉えは」

 

瑠璃「はいはい、分かったから///もう///」

 

蒼「あっ、照れてんの、瑠璃姉え♪「うるさい///」ハハハハ♪」

 

瑠璃「全くもう(ジト目)口ばかり達者になって・・ぶつぶつ」

 

蒼「ゴメン♪瑠璃姉え♪「調子いいんだから、全く蒼介は♪」それじゃ、友達の家に泊まりに行ってくるよ」

 

瑠璃「気をつけてね、後、相手の親御さんに宜しく言っといてね。行ってらっしゃい♪」

 

蒼「行ってきまーす♪」

 

瑠璃姉え、の部屋を出て、エレベーターで降りて外に出た

 

 

自転車に乗ろうとすると、声をかけてきた

 

 

「よう、デカクなったな、我が息子」

 

振り返って、唖然とした!

 

蒼「何で!?アンタが!?・・」

 

「おいおい!アンタじゃ、ねえだろ#愛しの父親にむかってよ(怒)」ギロッ

 

激しく睨みつけてきた

 

蒼「警察に捕まってたんじゃ・・ない・・のか・・?」

 

耕「あ'あ'#!去年出てきたんだよ(怒)てめえ等が#チクリやがったから#9年も#ムショ暮らしだよボケッ#それより#帰るぞ#」

 

蒼「えっ!・・「てめえを迎えにきたんだよ#カス#」

らな……「あ'あ'#!何だって#」帰らない!って言ったんだよ!」

 

耕「俺様に#逆らうのか#クソガキ#」

 

蒼「・・・・・・」ギロッ

 

耕「何だ#その目は#誰のおかげで生まれたと思ってんだ#ゴラッ#!あ'あ'#!」

 

蒼「・・・・(何で!逆らえないんだ!身長も俺の方が大きいし、全てが勝っているのに、何で!クソ!身体が震える・・怖くてしょうがない・・)ガタガタ

 

耕「そういやよ~・・「っ!?」瑠璃の奴、立派になってるらしいじゃねえか・・てめえ、と瑠璃の事は探偵に徹底的に調べさせたから、よく解ってんだ。ガハハハ」

 

蒼「・・・・・・」ガタガタ(震)ガタガタ(震)

 

耕「そういや、由紀恵……てめえの母親は死んだぜ。ムショに入って6年目の夏に、脳梗塞でポックリな。ガハハハハハ」

 

蒼「・・・・・・」ガタガタ

 

耕「何、ずっと黙ってんだ#てめえが殺したんだよ!由紀恵を#ムショに閉じ込めてな#それより、てめえが戻ってこないなら、瑠璃の結婚式を無茶苦茶にしてやるよ#何でも相手の男は、てめえを、手術して助けた医者の息子らしいじゃねえか、しかも、今は【院長】になってるらしいしよ。院長の息子だからよ、いずれ、瑠璃の奴も院長夫人だな。母親と同じで、男を、たらしこむ のは上手いからよ、遺伝だな。ガハハハハハハハ」

 

聞いた瞬間、俺はキレて、胸ぐらを掴んだ!

 

蒼「クソ野郎#!お前なんて人間のクズだ!俺たちの親でも何でもねえ#!2度と近づくな!」

 

生まれてから、初めて口をついた

 

耕「俺様が#クズなら、てめえもだろうが#俺様の遺伝子なんだからよ!ガハハハ。それより誰の胸ぐら掴んでんだ#ゴラッ#!」シュッ!

 

蒼「ウグッ」

 

腹を、思い切り膝蹴り、された!

 

耕「で#どうすんだ#ゴラッ#てめえが戻るのか#瑠璃の結婚式を無茶苦茶にして欲しいのか#今すぐ選べ#」ギロッ

 

蒼「(やっと・・幸せになれたのに・・また・・奪われるのか・・・・そうだ!警察に言えば……いや、駄目だ!警察は、すぐには動いてくれない・・・弁護士や他も駄目だ・・・コイツのことだ、警察に、また逮捕されても、出てきたら、また、俺たちを探すだろう・・・・いや、今度は、もっと酷いことを・・・・それに、ここまで立派に育ててくれた、瑠璃姉えは、巻き込みたくない。結婚して幸せな家庭を築いてもらいたい・・・・」

 

耕「どうすんだ#オイッ#早く決めろ#」

 

蒼「・・・お願いします、帰って下さい。アナタの顔や声を、見たり、聞いたり、するだけで、震えが止まらず、具合が悪くなります。お願いします、お願いします。父さん!帰って、2度と現れないで下さい」

 

俺は、土下座して、頼み込んだ

 

蒼「グッ!」

 

思い切り、頭を踏まれた

 

耕「帰れだ#!親にむかって何だ#てめえ#!黙ってついてくりゃ、よかったものを#いいぜ#結婚式を無茶苦茶してやるよ#てめえ等だけが#幸せになるなんて見過ごすわけねえだろ#!」

 

蒼「(俺は幸せには・・なれないんだな・・)分かった、帰るよ。その代わり、姉さんには何もしないでくれ」

 

耕「チッ#最初から、そう言えボケッ#「頼む、姉さんには」分かってら、帰るぞ#クソガキ#」

 

 

 

 

父親と、過ごして2日がたった……

 

 

瑠璃姉え、には何とか誤魔化しているけど・・これ以上は・・・・

そんなことを考えていると、父親が話しかけてきた

 

耕「おい、話がある。強制だ#てめえに拒否権はねえ#単刀直入に言う、瑠璃の男に、会いに行くぞ」

 

蒼「!?・・・・何で・・姉さんには何もしないと約束したじゃないか!」

 

耕「あ'あ'#だから、【瑠璃】には何もしねえよ#少し会いに行って、金を借りるだけだ。ガハハハ。それによ#いつ、約束したんだ#お前と#瑠璃は俺様の娘でアリ、道具だ#何しようが#てめえに、関係ねえ#ゴラッ#」

 

蒼「・・・・(ハハハ・・俺は・・何てバカだろう・・こんな男の言い分を信じたなんて・・・瑠璃姉え、幸せになってね・・・・沢山、お世話になった。ありがとう、瑠璃姉さん・・・最初で最後の恩返しをさせて下さい)・・・・」

 

耕「どうした?黙ってよ#」

 

蒼「父さん、沢山、お金を騙し盗りましょう♪「何だ?急に・・」いえ、俺も、姉さんの男の財産を虎視眈々と狙っていたのですよ♪ですから、徹底的に搾り取りましょう♪」

 

耕「ガハハハハハハハ(大笑い)漸く、俺様の息子らしくなってきたじゃねえか♪ガハハハハハハハ、よし今日は前祝いだ♪たらふく食って飲むぞ♪ガハハハハハハハ」

 

蒼「はい♪父さん♪では、食べ物とお酒を買ってきます」

 

そう行って、部屋を出た…………

 

 

 

 

 

 

買い物して、帰ってから、豪勢な料理を作り、お酒を沢山、飲ませた

 

 

耕「ガハハハ、ヒック、いや、飲みすぎたか、ガハハハハハハハ、そろそろ寝る。片付けとけ」

 

蒼「はい、父さん♪」

 

 

 

 

そして、深夜になった

 

 

耕「グガァ……グガァ……グガァ……」

 

父親は、熟睡していた

 

 

蒼「(よし、睡眠薬が効いてるな)」

 

俺は、右手に持った、出刃包丁を思い切り振り下ろした

 

 

耕「ギィヤァァァーー!」

 

ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ、

ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ、

ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ、

 

とにかく、思い切り、メッタ刺しにした…………

 

やがて、血だらけになり、動かなくなった…………

 

蒼「ハァーハァー・・ハァーハァーハァー・・・・殺ったか・・・・ハァーハァー・・」

 

俺は、意外と冷静だった。

 

確認すると、脈と心臓が止まり、息もしていなかった

 

蒼「殺った!殺った!・・・・ハハハハハハハハハハハハハハハハ」

 

とにかく、笑いが止まらなかった

 

オカシクなっていたのだろう、俺は……

 

 

その後、殺した父親を、風呂場で、バラバラに解体して、大きめのキャリーバッグに詰めた

 

詰めてかは、部屋中を、とにかく、ピカピカに掃除した

 

自分が触れた所は、とくに念入りに

 

 

 

蒼「よし!何度も確認した。見逃した箇所は無し、ゴミも大丈夫・・・・うん、そろそろ行くか」

 

キャリーバッグを持って、父親の部屋をあとにした

 

 

 

それからは、電車に乗って、ある山を目指した

 

 

 

…………

 

 

………………

 

 

蒼「フゥー・・やっと着いたな」

 

山頂の頂から、下を見た

 

蒼「ここなら、ほぼ人が寄り付かない。埋めるならここだな」

 

…………………………

 

 

蒼「よし、上手く埋めれた。これで大丈夫だ」

 

 

蒼「後は、俺だけだ・・・・(瑠璃姉さん、幸せにね・・育ててくれて、ありがとう)」

 

飛び降りようと、した時・・・・ガンッ!

 

蒼「何・が・・・・・」バタン(倒れた)

 

……………………

 

 

 

………………

 

 

 

…………

 

 

 

 

ルミ「あらあら、どうしたの、ファルト・・」

 

ファ「(あの後の記憶がない・・・・どうして?・・)」

 

俺は、いつの間にか、眠っていたらしい

 

目覚めると、ルミエールが覗き込んでいた

 

 

タティ「どうしたんだ?ルミエール」

 

ルミ「ファルトが、泣いてるから、見ていたの」

 

タティ「腹がへったんじゃないのか?「どうかしらね?」そうだ、ルミエール、Dr.くれは。から伝言だ、後、10日で退院だとよ」

 

ルミ「本当♪?「ああ♪」嬉しいわ、本当に(笑顔)」

 

タティ「じゃあ、俺は色々と帰る準備を、Dr.くれは。と話してくるな」

 

ルミ「いい子、いい子、ファルト♪」ナデナデ

 

頭を撫でられていると、また睡魔が襲ってきた

 

暫くすると、俺は眠りについた

 

 

…………………………

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

くれは「それじゃあね、道中、気を付けな。何かあれば、連絡を寄越しな、タティス」

 

タティ「はい、ありがとうございます。Dr.くれは」

 

くれは「ルミエールもな「はい、くれはさん」達者でな」

 

 

方々に、挨拶を済ませて、タティス一家は帰って行った

 

 

 

 

 

次回 家族の在り方

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ここまで、御覧いただき、ありがとうございました

とても、長いのに感謝していますm(_ _)m



それでは、次回に(*- -)(*_ _)ペコリ



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