救世主の名を持つGとヴァルキリー (エガえもん)
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設定集とか、番外編
設定資料1


初めましてm(_ _)mエガえもんと申します。
設定資料です・・・本編がまだどんな感じにしようか考えているので先に設定だけ作ろうと思いました。
本編は書けたら出します。
2017/12/21 設定修正しました!



主人公/アキト・D・ヴェロニカ

 

年齢/19歳

 

容姿/ガンダムビルドファイターズA(アメイジング)のサツキ・トオルみたいな感じ

 

好きな物、事/サラミ、ラーメン、寝る事

 

嫌いな物、事/貝、寝るのを邪魔されること

 

経歴/コーディネーター。赤服。元ヴェステンフルス隊副隊長 パーソナルカラーは朱色

両親もコーディネーター。父がザフト軍人。母親は普通の一般人。

隊長のハイネ・ヴェステンフルスとはアカデミー時代からの仲

前対戦時は専用のジンアサルトに乗っていた。

SEEDDESTINY本編ではカオスガンダムの正式パイロットとしてアーモリーワンにいたもののエクステンデッドの襲撃を受けた。しかし奇跡的に軽傷、そのままヴェステンフルス隊に復帰。連合の核攻撃の時にも出撃していた。その後、ハイネがフェイスに任命、ミネルバに行った時にハイネから専用ザクファントムを受け継ぐ。そのまま連合との戦闘を幾度か繰り返すうちにメサイア攻防戦まで生きる。ヘブンズベース攻略戦直前、議長に呼ばれ、フェイスに任命と、同時にセイバーRを貰い、機体の性能を充分に発揮。その時に同時に風を感じてしまった。そのままメサイア攻防戦まで戦い続ける。

メサイア攻防戦では次々に敵機を撃破するもストライクフリーダムとの戦闘でボロボロに更にミーティアのミサイルからのメサイアの爆発に巻き込まれMIAとなる。が・・・それは新たな世界への幕開けだった・・・。

サラミと、ラーメンが好物で、戦闘前にサラミをよく食べている。ラーメンは地球に降りて食べた時に感銘を受けた。戦闘後はよく寝てる。

 

性格/仲間思いで、お人好しだが、切り替える時は切り替える奴。遺伝子で人は決まるとは思っては無いが、人が戦争をするのは「欲望」に満足していないからだと、思いデスティニープランには賛成。ハイネが戦死してからその性格に多少影を落とす事となり自己犠牲の様な事を時折見せる事があるようになった。

 

専用機体1/ZGMF‐X23SR セイバーR(リバイバル)

ザフトが「セカンドステージシリーズ」として開発しアスラン・ザラが搭乗、フリーダムに撃破されたであるセイバーを改修したもの。

色はパーソナルカラーの朱色。機動力と火力が上がっている装備はセイバーの時からのものと追加でミサイルコンテナ(キュリオスみたいな感じのもの)が付いている

特殊装備としてマルチロックオンシステムと装甲の展開・パージして、10秒だけ更に

加速するBADシステムを装備。しかし場合によっては爆散する恐れがある

 

専用機体2/アキト専用VF‐31カイロス

色が朱色なだけのカイロス。 装備や性能は普通のカイロスと何ら変わらない。

 




と、言う訳で、「救世主の名を持つGとヴァルキリー」
よろしくお願いしますm(_ _)m
ここで主人公のアキト君から一言・・・あれ?何処に行った?あ、手紙だ。何なに?「早く本編書けよ」だってさ・・・あはは・・・。泣けてきたよ・・・。書きます(´・ω・`)学校とかの合い間に!だから書けたらよろしくお願いしますm(_ _)m
P.S.
初めて書いてみたけど、1000文字すら辛い・・・。本編大丈夫かな・・・?


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設定資料2

どうも、こんにちは。エガえもんです。
先程いった設定資料2です。もし最新話みてない場合、最新話のネタバレを多く含まれます。それでも良ければ。

設定集2だしちゃった…オリジナル設定満載…えぇ…(困惑)
MSが多いよぉ…マクロス世界なのに。おかしいなぁ…。


それでも、よければ。どうぞ…。




ZGMF-X24SIAインビジブルカオス

何者かによってベルガー財団に渡され、そしてウィンダミアに来た機体。

連合軍のベルリン侵攻の際に撃破されザフトに回収されたカオスの改修機である。

ウィンダミアのパイロットはボーグ・コンファールト。アキトのセイバーRとの戦闘で大怪我を負った彼がアキト、そしてワルキューレに復讐するために駆る機体。MA変形機能や武装はそのままに更にリル・ドラケン用マウントラック搭載で機動力の大幅なアップ、C.E.ではご法度のミラージュコロイドを搭載し奇襲に特化。更にハイパーデュートリオンエンジンを搭載してある為無尽蔵にエネルギーを生み出せる。

正に”見えない混沌”の名に恥じない機体である。

 

 

ZGMF‐X10Aフリーダム(再生機)

エンジェルダウン作戦にて大破したフリーダムを戦後海中からサルページの後に修理した機体。バルトフェルトに機体テストの名目で託されていた物の誰も扱う事が出来ずに(当たり前)倉庫に放置されていた。

 

ZGMF‐X09Aジャスティス(再生機)

 

第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦の際に自爆した本機だが、∞ジャスティス製作の際に一回ジャスティスを作成しようと試みが起こり製作された機体。フリーダムと同じくバルトフェルトに託され倉庫に放置されていた。

 

 

㎆‐F02 ストライクルージュ

エターナル防衛戦の際に破壊されたストライクルージュを修理した機体。フリーダムと同様に機体テストの名目で託されたものの、肝心のストライカーパックがI.W.S.P故に誰も扱おうとしなかった。に倉庫に放置されていた。カガリ・ユラ・アスハの専用機だったものの前大戦時にオーブを離脱していたこの機体に乗っていたカガリ譲をオーブは認めず偽物と断定した事件、(後にオーブ、カガリ首相公式に謝罪)があったのと、その後オーブの守りがアカツキ、∞ジャスティスへと変わっていったため為曰く付きとしてエターナルに放置されていたのをバルトフェルトがちゃっかり頂いていた。ストライカーパックは一通り揃えてある。

 

ミネルバ級 二番艦 アテネ

大戦時に陰で建造されていたミネルバ級二番艦。地球連合軍のアークエンジェル二番艦“ドミニオン”をイメージをして作られていた。ミネルバとほぼ一緒の戦闘能力。ミネルバとの違いは連合やザフト、オーブ等の立場を超えて様々なMSを扱える様(ザフトの船に連合のストライカーパック等)に内部はドッグのような構造になっており基本的にどの軍の機体でも整備し扱える。またMS以外の兵器も少し手を加えれば扱える様に設計されている(その為、VFに対しても最低限の整備能力を得た。)

その後、この世界に渡り、MSドッグを増設。より多めにMS搭載出来るようになっている(最大10機)

名前の由来はミネルバの由来であったミネルウァが同一視されたギリシャ神話のアテーナーより。

搭載機

・ガイア

・ストライクルージュ

・フリーダム(再生機)

・ジャスティス(再生機)

・グフイグナイテッド×2

・ザクファントム×2

・ザクウォーリア×2

 

 

 

 

 




はい、どうでしたでしょうか

はい、こういった経緯ですね。殆どバルトフェルトさんの趣味と機体テストです…すみません。

あと最新話のバルトフェルトさんの口調がおかしいって感じていて、正直最近また見直してる蒼穹のファフナーの溝口さんっていう歩く生存フラグの凄い人と混ざっているんですよね…。
雰囲気がにてるというか。何というか。なので最新話でこれバルトフェルトさんじゃない!って思った方。多分それはバルトフェルトさんの皮を被った溝口さんだと思われるので感想欄か、メッセージで言っていただけると幸いです。
それでは、誤字訂正・感想よろしくお願いいたします。








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設定資料3

お疲れ様です。エガえもんです。

設定資料3です。今回はまぁオリジナルキャラクター3名含むキャラクター用の設定及び、新型機の設定です。


ちなみにこの小説書き始めた頃にハイネ隊ってあると思ってた(battle seed destinyにてハイネ隊仕様ザクなるものがあったので)のですがどうやらそんなものはないらしい事を最近知りました。

泣きたい。

あ、以前の前書きで言ってたアニメ制作会社元請の制作進行職には一応契約社員(2ヶ月業務委託扱い)で内定いただけて無事新卒カード消費しました。
大手家電量販店正社員のやつを捨てた結果ではありますが…。
まぁ…親に泣かれ、怒られましたよ。はい。そりゃぐうの音も出ないんですが…ね。
自分の中でも色々と迷ったり色々な人や外部の相談みたいなとこで相談したりして考えて悩んだ末の決断です。どちらにせよ後悔すると思いますがね。
失敗する可能性や死ぬ可能性が大分高いですが、とりあえず自分のやりたい事に一回挑戦したいと思います。
こんなとこではありますが報告します。あ、成績に関しては無事卒業できるのは目に見える位優等生(Fランではありますが腐らず真面目に授業出ていたので)だったので2~3日後に卒業式に出ます。


自分語りの進路報告は終わりにしつつ、それではどうぞ(やけくそ)















ヴェステンフルス隊メンバー

 

レイア・クラウザー

 

ヴェステンフルス隊の三番手。赤服。アキト、ハイネとアカデミー時代からの同期生。19才。

成績は良かった(座学はシェイミーのおかげだったりする)物の口数が少なく、協調性に欠けておりルームメイトのシェイミー以外心を許していなかった所、同じく当時からノリが軽く一人で何でもやり始めがちなハイネ、彼のブレーキ役だったアキトと出会った。

卒業後は4人ともホーキンス隊に所属し、様々な戦場を駆けていく中、色々あってハイネと恋仲に。

戦後はハイネが隊長を務めるヴェステンフルス隊に。

ハイネの死亡した後、続けてレクイエムの被害により家族の安否不明があったり等、それらのショックと死への恐怖の実感等々から精神的に戦えなくなった。アキトはそんな彼女を見かねて(当時FAITHになったこともあった為)ヴェステンフルス隊を解散し、彼女を未だ比較的安全であろう月の中立都市 コペルニクスへ移送、シェイミーに彼女を頼むように頼んでいた。戦後、家族と無事に再会した後、アキトが戦えない自分やこれ以上仲間を失う悲しみをさせないように一人で戦い消えた事を知りパイロットとして復帰。

シェイミーとケント等旧メンバーを集め、クラウザー隊として隊を率いる事に。

その後メサイア宙域へ。

機体カラーはワインレッド。

 

乗機はスラッシュザクウォーリア(26.5話の回想時点)→ブレイズザクファントム(カスタム)→グフイグナイテッド

 

 

 

 

シェイミー・レドナンス

 

アキト達との同期。緑服。格闘戦も射撃戦もまぁまぁこなせるオールラウンダー。19才。ルームメイトのレイアのために色々と手を打ってどうにか協調性を学ばせようと頑張っていた。3人が仲良くなっていく中影が薄くなりつつある事に気がついていたもののレイアが無事に成長していることに安堵して敢えて一歩下がっている。

ハイネ死亡、レクイエム照射の後の家族安否不明後、精神が不安定になりコペルニクスにて療養中であった彼女を懸命に支えていた。その後アキトがどうしてヴェステンフルス隊を解散したのか、アキトがMIAになった事を一番初めに知りレイアと共に復隊をする。

 

乗機はガナーザクウォーリア(26.5話回想時点)→ブレイズザクファントム(カスタム)

 

 

ケント・タテガミ

 

ヴェステンフルス隊唯一のアカデミー時代からではない者。緑服。日系の血が流れているためか名前がそれっぽい。アキト達の2個下の後輩。17歳。ムードメーカー。

長距離狙撃・射撃が得意。

ヴェステンフルス隊解散後は別部隊に所属(といってもアキトの采配でなるべく被害が少ない空域に飛んだ)。終戦まで生き残る。その後レイア、シェイミーに呼び出されクラウザー隊に。

 

乗機はガナーザクウォーリア

 

 

 

 

ギルバート・デュランダル??(仮)

メサイア攻防戦にて死んだはずの議長らしき人物。しかしながら本人ではないと自称しており…。

ラグナ戦にて撃墜されたカイロスからアキトを拾った人。財団とも何やら繋がりがある模様。どうやらフォールドレセプターや風の歌い手、星の歌い手等の歌の力にも惹かれている???らしい。

謎の多い人物。財団と深いつながりがある故、大戦末期のプラントの技術をそこから流出。戦中の混乱を招いている。

ラクス・クラインから生体データを獲得後、独自に歌のシステムを構築(まだ未完成)。

 

 

ラクス・クライン

ご存知、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦からメサイア攻防戦まで三隻同盟、もといエターナルの艦長としてオーブ・三隻同盟を勝利に導き、議長の暴走を止めた人物、現プラント最高議会委員でもあるラクス・クラインその人。キラと共に戦争の鎮魂、慰霊祭の会議の帰りに謎の部隊に襲撃されこちら側に来た模様。拾ってもらった船団にて、つかの間の平和とプラント最高議会委員やエターナルのラクス・クラインではなく、ただの一人の女性としてラクス・クラインとして過ごしていた模様。(当時そこのミス・マクロスにも参戦。尚その際は以前自分の代わりにプラントのために歌い、議長に利用されていたとはいえ自分のの歌を伝えたかったミーア・キャンベルの名を使っている。彼女がラクスとしてでしか輝けなかったからだろうか…?)ミス・マクロス決勝の日に再び謎の部隊の襲撃にあい、攫われ、議長に囚われるも、アキトの良心のお陰で、戦闘宙域に投げられる。ケイオスに拾われた模様。

ワルキューレの仮メンバーとして歌姫としても復帰。その際はミーア・キャンベルではなくラクス・クラインとして登場。決め台詞は“歌は思い”

これは思いだけでも力だけでも駄目だと分かっている彼女ならではの

力=エターナル、三隻同盟、フリーダム等

思い=歌、思想

という考えから。

人気はそれなりに出てきた模様。

 

 

ZGMF-X56SEX/θ デスティニーインパルスEX

 

ギルバート・デュランダル??(仮)がアキトのために用意した機体。他のデスティニーインパルス同様コアスプレンダーはないもののEXギアシステムを応用した専用戦闘機と、チェストフライヤー・レッグフライヤーに分離中の可変機構を合体時でも使できるように改良したものを採用。これにより他のC.E.機体と比べて明らかに無茶な機動をしても問題なく行える。上、変形機構による航続距離もかなり長い。

しかしながらVFとMSの両方に長けていないと乗りこなせないものになってしまっており、アキト専用にチューンがなされている。尚、核動力。

 

 

ZGMF-X42SR/ι

デスティニーR(リジェネス)

キラ・ラクス襲撃の際に現れたMS。民間で作られたデスティニーインパルスRを参考にデスティニーをより使いやすく、シンのようなオンリーな機体ではなく集団戦用に改良された機体。背部の装備はガルム長射程ビーム砲が2門。ケルベロスやウルフスベイン長射程ビーム砲の技術とVF-27の55㎜ビームガンポッドを元に改良した砲塔である。通常の高出力ビームと、重粒子ビームの打ち分けが可能。砲塔の先端よりビーム刃の発生も可能。

 

DアダガR

デスティニーRの僚機であり無人機。ゴースト。DIアダガを参考にデスティニーRに置き換えられて作られた機体。多数いる。メインカメラがツインアイではなくモノアイである点を除けば他の装備はデスティニーRと一緒。

 

ZGMF-X24SIA インビジブルカオス改

統合軍とウィンダミアとの戦闘時にデスティニーインパルスEXの介入を喰らい、小破したインビジブルカオスを財団の協力も得て改修した機体。ドラグーンを無くしその代わりにリルドラケンを2機から4機に増設。近接戦用にビームアサルトソード試験型を装備している。EXギアシステムも搭載し、これにより機動力のスペックだけを見るとデスティニーインパルスEXと対等である。

 

カオスパック

ドラケンⅢ用に開発された追加パック。対MS戦特化のため増加装甲(対ビームコーティングシールドと同様の強度)を誇る。また重粒子ビーム砲等の火力強化に特化したパックである。

 

 

PZGMF-X20A パーフェクトストライクフリーダム

デスティニーインパルスEXとの戦闘で大破したストライクフリーダムを資材不足もあって独自改修した機体。キラが元々乗っていたストライクの戦闘データや、フリーダムの戦闘データ、ストライクルージュでの戦闘データ等々を片っ端から集め、アテナにあったストライクルージュ用に搭載されていたストライカーパックのデータを反映。手持ち連結武装としてシュベルトゲベールとアグニを良改修し再現。エールストライカーを模したバックパックにヴォワチュールリュミエールとドラグーンを追加で採用装備。

火力、装甲、機動力ともに上がった機体。

PZGMF →Perfect Zero Gravity Maneuver Fighter(完璧な 全領域戦闘機)という意

 

 

元ネタはガンダムブレイカーバトローグのガンダムパーフェクトストライクフリーダム。こちらではZGMF-X20A-PFとなっているが合わないと思ったので独自に作ってしまった…。

 

 

 

 

 

VZGMF-X23SRSA     

 

惑星アル・シャハルにて白騎士との戦闘でMSの骨格であるフレームが歪み、一部壊れているレベルで大破したセイバーRを根本から大改修した機体。

フリーダム、ジャスティス、そしてストライクフリーダムのデータやアキトのザフト軍時代から今に至るまでの戦闘データを反映させた機体。

ワルキューレのマキナ・中島とレイナ・プラウナーの両名による発案、ケイオスの軍事部門や整備班、先の二人が改修した機体。性能、セイバーRにもあった内部システムの有無などは未だ未知数だったり不明。(後々追記予定)。

 

型式番号のVZMFの意味は Variable Zero Gravity Maneuver Fighter (可変型全領域戦闘機)となっている。

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、オリジナルキャラの設定盛ったなと同時に結構重かったな…。とも。一応あんだけキャラ濃かったのに数話で逝った事、本編内でそこまで掘り下げ出来なかった事を踏まえ、前日譚となるストーリーも書きたいなとなりプロットっぽいような本編っぽいものをちょろっと書いてたのでその影響はモロに出ています。
それにレクイエムの直撃を受けたであろう家族を持つザフトのネームドキャラを聞いたことが無かったので…(ミネルバ内でざわざわしてた位)。今後、この設定消えるかもしれませんが。



あと、ガンダムブレイカ―モバイルでセイバーをベースに本作のセイバーRカラー(イメージ)で作ってみたので試しに画像貼ってみようと思います。もし良ければ…そちらもどうぞ。

【挿絵表示】





それでは、誤字訂正・感想よろしくお願いいたします。


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MISSIONPHASE_EX‐1 恋愛、喜劇のValentine(前半)

遅れまくりのバレンタイン
特に時系列は考えてません
しかし時系列設定とかかなりぶっ壊してるのはご了承ください
そもそもまだメッサー生かすか殺すか考えて無いので・・・(おい)
なので決まるまでこれはメッサー死ぬ前だと思ってください(おい)
ちなみに作者は今年は貰えませんでした。いつも通りで寧ろ安心を覚えてます。
ア「今年は?んじゃ去年は貰ったん?」
作「そうだよ」
ア「死ねリアじゅ・・・ 」
作「じゃねぇからな。部活の後輩&部活の同級生からの義理やからな。ぶっちゃけ言うとお返し面倒だから逃げてたんだよ・・・今まで貰った事無かったからな。そしたら捕まった」
ア「は?」
作「捕まった」
ア「アホか?」
作「そうかもな、それではどうぞ」
追伸 今回 一つだけ今後のネタバレをしようと思います
が、そんなに重大なこと?では無いんで(多分)安心してください(大丈夫か?)
これはヒロイン決まった時から考えていたので。
改めてどうぞ!


アキトside

今日はバレンタインデーか・・・世間は浮かれ、ドキドキする人も出てくる日である。無論それはケイオスにも・・・。ちなみに俺にとっては一番嫌な日でもある。血のバレンタインとか言うもののお陰でな。お陰で今日まで本来の意味を忘れてたよ。

「おい、アキト!お前今日何の日か知ってるか?」

「いや?どうした、チャック?そんなにワクワクして。」

「え!?・・・俺達男子にとってはワクワクするバレンタインデーだろ!」

「あぁ、そういやそんな日があったな・・・。」

「お前忘れてたのかよ。」

「いや、思い出したく無かっただけだ。」

「そうか・・・案外お前も・・・。」

「そういうんじゃねぇよ。」

「まぁ俺はこれから店に戻って妹達にチョコ作りの手伝いをする所だ。お前も来るか?」

「いや、家族の楽しみに割り込む気はさらさら無いよ。楽しんで来いよ!」

「おう!」

それにしてもバレンタインデーか・・・。

sideout

ハヤテside

今日はバレンタインデーだ。少なくとも俺はマキナさんとレイナさんに義理を貰った。その後、

「ハ、ハヤテ!」

いきなりフレイアに呼び出された。

「どうした、フレイア?」

「こ、これ受け取ってくれんかね!?」

そう言って手渡されたのはリンゴの形をしたチョコだ。

フレイアらしいな。

「おっ、ありがとうフレイア!」

「ど、どう致しまして・・・/////」

赤くなるフレイア。ルンは真っ赤だ。

それを見て俺も恥ずかしくなる。そこに、ミラージュがやって来る。

「ハヤテ!」

「どうした?ミラージュ。」

「これを!」そう言って丁寧にラッピングされたチョコを手渡す

「あー!ミラージュさん何やっとんね!」

「私にだって渡す権利はあります!」

「ハヤテ、私のあぷチョコから食べてくれんかね!」

「いいえ!私のから食べて下さい!」

「ハヤテ!」

「ハヤテ!」

「ちょ、ちょっと待ってくれ・・・」

うわぁぁぁ!!

sideout

アキトside

ん?今ハヤテの断末魔が聞こえて来たような気がするんだが・・・気のせいか?

そんなこんなで自室に戻ると2通手紙が・・・

マキナさんとレイナさんか。んーと、どれどれ

アキアキへ

夕方、あの公園で待ってます。必ず来てね☆来ないと・・・ヘヘッ

マキナより

 

Dearアキト

夕方、あの場所で待つ。来ないと・・・フフ

レイナ

来ないとどうなるの!?しかもどっちかしか行けないじゃん!うーんってあの場所って・・・。あ、どっちも貰えるか。

「アキト、気をつけろ・・・女の子って怖いぞ・・・」

あれ?なんかハヤテの声が・・・幻聴かな?

とりあえず行くか。

しかし、向かう途中、あんな事が起こるなんてな。

sideout

 

 




MISSIONPHASE_10が、長文過ぎて疲れたので息抜きに書きました。公開はしてません。
ん?呼び出す手紙が簡単?今まで貰った事ねぇからわかんねぇんだよ!
後半は数日中に出します。後半にアラカナメッサーは書こうと思います。ん?カナメッサーの方がいいんじゃね?・・・・・・・・・考えておきます。
追伸、嫌な人は申し訳ありません。


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MISSIONPHASE_EX‐2 恋愛、喜劇のValentine(後半)

こんにちは、エガえもんです。
こっちはあんまり長く合間を取ると腐るネタなのでさっさと書き上げよう!という事で
後半だァ!(テンションおかしいです。ごめんなさい。)
後かなりキャラ崩壊激しい(特に後半のメッサーとか)ので気をつけて下さい。後、なんやかんやでお気に入り70、10話突破!皆さん、ありがとうございます!
それではどうぞ!


アキトside

約束の場所に来た・・・。が、2人はいない。

どういう事だ・・・?ん?美雲さん?

「もしかして、マキナとレイナでも探してるのかしら?」

「そんなんですよ・・・ここに来てって手紙が・・・」

「ふふっ。なら、これを読むといいわ。」

そう言って美雲さんは1通の手紙を渡して来た。どれどれ・・・

「2人は預かった。返して欲しくばこのMISSIONをクリアしろ・・・

・今日中にメッサー機の撃破(実戦、模擬戦どちらでも)

我々はお前の事を見ているから上司への報告・・・八百長・・・及び下手に探そうものなら・・・分かるよな?」

は?一瞬何言ってるのか分からなかった。

「美雲さん!これどういう・・・あれ?いない。」

美雲さんは消えていた。どこいったんだ・・・?

が、要はメッサーを倒せ・・・って事か・・・。しゃーない、やるとするか・・・。模擬戦の申請は確か今日は無かったはず・・・。後は本人次第ってとこかぁ・・・

とにかく俺は走って向かう事にした。

sideout

 

美雲side

「クモクモ〜?ちゃんと渡した〜?」

「渡したわよ、後は彼の頑張り次第って言ったとこかしら?」

「そうだね〜。」

「あいつは多分やれる」

「あら?いつもあんな態度のあなたがそういうなんてね。」

「いつものはツン・・・/////」

「今はデレって事だね〜レイレイきゃわわ☆。私もだよ。 それじゃ切るね〜。」

「ええ。」

そう言って切る

「さて、彼に出来るのかしらね?・・・ふふっ。あっ・・・チョコって案外美味しいわね。」

sideout

 

メッサーside

今日はバレンタインデーなんだそうだ。異性に感謝の気持ちを伝える日・・・カナメさんに何かあげるか。

そう思い俺は花屋で綺麗な花束を買う。

アキト少尉がなんか基地方面に走って行ったが何かあったのだろうか・・・?まぁ、いい。早速カナメさんを見つけた・・・

「アラド隊長、これを」

「あぁ、カナメさん。おっこれは美味そうじゃないか!どれどれ・・・美味い!ありがとうカナメさん、」

「ありがとうございます!」

俺はそれを物陰で見てた。・・・うぉっ!

「メサメサ〜何してるの〜?」

「関係無い」

「そんな事無いよ・・・あれ?まさかそれって・・・」

「ち、違う!俺は別にカナメさんにあげようとなんて・・・」

「あ〜カナカナにあげようと。それで来てみたは良いけどアラド隊長がいて、渡せなかったと。」

「・・・そうだ・・・/////」

「う〜ん。あっ!私にいいアイディアがあるけど〜」

「なんだそれは。」

「あっ、でもその前にやって欲しい事があるんだ」

「なんだ言ってみろ」

「それは〜ゴニョゴニョゴニョゴニョ←実際は言ってます」

「なるほど、了解した。その代わり・・・分かってるな。」

「任せてよ!それじゃ頑張ってね!」

さて、やるとするか・・・。

sideout

 

アキトside

メッサーがいない・・・このままではあれを成し遂げられない・・・どうしよう・・・普段基地にいるからてっきり居るものだと・・・。その時放送が入った。

「アキト・D・ヴェロニカ今すぐに格納庫へ来い。」

良かった・・・後はやるだけだ!

「アキト・D・ヴェロニカ、到着しました!」

「分かった。・・・早く乗れ。やるぞ」

えっ・・・?分かってるだと・・・?

「りょ、了解!」

そうして、模擬戦に入った。

 

「どうした!そんなものか!」

「チィッ!やっぱり一筋縄にはいかないか!」

始まって数分まだこっちは一撃を与えられてない。

だが、こちらとてそう簡単に負けられない。

俺はビームガンポッドを連射・・・やはり当たらない

「っ!ミサイル!?」

「これで止めだ。」

俺の機体はモロにマイクロミサイルを食らい海中へと落ちていく。

「フッ・・・この程度か。そんな事ではお前は守る者すら守れないな」

「・・・まだだ。まだ終われない!守らなきゃいけないんだァァァ!」

この時何かが弾けた。

「何!?」

海面スレスレで機体を戻し急上昇、そして、ガンポッドを連射、今度は確実に当ててく。さっきまで高速だったメッサーの機体がゆっくり見えていく。

「チッ・・・」

「まだだ!」

反撃をしようと反転した機体に俺はバトロイド形態に変形して取り付く

「なんだと!?」

「これが俺の全てだァァァ!」

「それまで!勝者 アキト!」

アラド隊長の合図で終わる・・・。

「お、終わった〜・・・。」

「フッ・・・まさか負けるとはな・・・。」

こうして俺達は基地に戻った。

「メッサー中尉・・・。」

「強くなったなアキト少尉・・・いや、アキト。事情は知っている・・・2人は初めての場所にいるそうだ。それではな。俺にはやることがある。では」

そういうメッサーの顔は満足げだった。あっ初めての場所・・・か。うーん。初めての場所・・・初めての場所・・・。

医務室・・・な訳無いよな。と、なるとやっぱりあそこか。俺はもう一つの愛機の場所へと向かった。

「誰だ!2人を誘拐したのは!・・・ってあれ?真っ暗でなんにも見えな・・・うわっ!」俺は突然電気がついて驚く。

「ドッキリ大成功!!」

そういって出てくるマキナさんとドッキリ大成功と書かれたプラカードを持って出てくるレイナさん。

「へ?は?ほ?」

俺は状況が飲み込めない

「突然だけどアキアキ!これあげる!」

「アキト・・・これ・・・食べて・・・。」

そういってチョコを渡す2人。

「あ、ありがとう・・・。」

「いや〜模擬戦お疲れ様。メサメサに勝てたね!」

「いや、なんで勝てたのかいまいち分かんないですけどね・・・。」

「とにかく・・・今は私達のチョコ食べて」

「あぁ、はい!・・・美味しい!」

「本当!良かった〜。頑張ったもんね〜レイレイ。」

「うむ」

「本当にありがとうございます・・・今はまでで最高のバレンタインデーになりました。」

「いえいえ、アキアキの世界だと大変だったけど少しは楽しんでもいいんだからね!」

「はい・・・!」

「それじゃ・・・家に連行」

「へ?」

「いいね!アキアキ、行くよ!」

「えっ?ちょっと待って!?」

うわぁぁぁ!!

sideout

 

メッサーside

「カナメさん!」

「メッサー君・・・どうしたの?こんな時間に呼んで・・・」

「いや、今日はバレンタインデーだそうなので・・・これをどうぞ」

「え・・・ありがとうメッサー君!」

「いえ、任務・・・じゃない、いつものお礼ですから。」

「私からもメッサー君にあげる物があるんだ!」

「何ですか?」

「実は・・・これ、メッサー君にって作って来たんだけど・・・いつもありがとうね、メッサー君!」

「い、いえ!任務ですから。ですが、ありがとうございます!」

今日は全く何だかいい日だな・・・。

sideout

 

 




アキトあの後どうなったんだ・・・w羨ましいぞ!この野郎!この先の展開は流石に書くと不味いので(色々と)想像にお任せします。ってかずっと書いててニヤニヤしてしまったのはご愛敬wです。俺も欲しいよ・・・お返し面倒だけどさ!
ってかすげぇなんか最終話の後日談みたいな話になったぞ・・・まだ完結して無いのに。
大学入ったら書くか・・・(フラグ)
まぁそう思ってもifとして見てください。あくまで作者の深夜テンションの成れの果て(おい)なので。そういう風にしないと色々大変な事になってしまうので。
と、言うわけでめでたしめでたし!・・・チョコってさ貰う時は面倒なのに貰えないと何だか寂しいね・・・って今年から思いはじめた。去年貰ったからかな・・・。゚(´つω・`。)゚。そういや、ネタバレの内容分かった人もいるんじゃ無いでしょうか?特に言及しませんが。それでは、さようなら!


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MISSIONPHASE_EX‐3 BIRTHDAY of レイナ

こんにちはエガえもんです。
今日はレイナの誕生日ですね(・ω・ノノ゛☆パチパチ!
そこで速攻で書いた特別回。
誤字・脱字、面白さはあとにしてください。
それではどうぞ


アキトside

今日 7月23日はレイナの誕生日。

 

「と、言うわけでアキアキ!レイレイに内緒で誕生日プレゼント買いたいんだけど着いてきて!」

と、マキナさんに言われてます。あ、俺?俺はもう買ったよ。

「いいですけど・・・内緒ならバレないようにして・・・ここ格納庫だから。」

「あ・・・とりあえず行こ!」

マキナさんは やっちゃった、てへぺろみたいな顔を見せる。

そんなこんなで歩いていると

「あ・・・レイレイ。」

「マキナ、何をしてるの?」

「えっ・・・と、その〜あの〜アキアキ!レイレイを任せた!」

そう言ってダッシュで逃げた。

「えっ、あっ、ぇぇえええええ!」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「とりあえず外出るか?」

「そうする。」

その後外に出た俺達。

アイスを買い食べながら聞いてみる。

「どこ行くか?」

「うーん。何処にも行く気が起きない。」

「えっ・・・」

「そうだ、お前のあの機体見せろ」

「そんな事でいいのか?」

「うむ」

その後格納庫に戻った後

セイバーRを見せ、

「おぉーっ。」

と、色々弄り始めるレイナ。

「壊すなよ!」

「私はそんな凡ミスはしない」

まぁその後二時間近くセイバーを弄り倒し

「「暇〜」」

に、お互いなってしまった。

余りにも暇だったので訓練飛行許可の表を見に行く。

ちょうどこの後は空いていた。

「飛びますか」

「?」へ?見たいな顔をするレイナ

 

〜ラグナ上空〜

「おぉー!」

「セイバー久しぶりに使ったなぁ・・・」

俺はセイバーの掌にレイナさんをのせ飛行。

無論彼女にはワルキューレの装備着用で乗ってもらっている。下手したら落ちるから。

「大丈夫ですか?」

「うむ!」満足そうな顔を見せるレイナ

「良かった〜」

 

そう―安心した瞬間

レイナさんが落ちた。

 

「ちょっとォォ!」

俺は回転しながら彼女を追う

海面スレスレで助かった。

コックピットに入れてすぐに

「わざとだろ!」

と怒ってしまった。

「お前なら大丈夫だと思った。現に助かっている。楽しかったぞ。」

「・・・心配させないで下さい。君が死んだらマキナさんがみんなが・・・俺も悲しむ。」

「・・・・・・・・・ごめん」

「とりあえず戻るか?」

「いや、最後に風を感じたい」

「だm」

「今度は落ちない。絶対に」

「・・・分かった」

その後一通り空を飛んで戻って来た後。

「その・・・今日はありがとう。」

「気にすんなよ。あ、それよりそろそろ裸喰娘々でパーティじゃなかったか?」

「あ、そうだな。行くぞ。」

俺の手を引っ張って行くレイナ

その手は小さくも柔らかくも・・・力強かった。

 

その後、裸喰娘々でパーティをした俺達。

「アキアキ〜ごめんね。レイレイ迷惑かけなかった?」

「うむ」

「大丈夫だよ。」

「そっか〜それにしてもそんなに距離近かったっけ?」

「「へ?」」

互いに顔を見せ合う

「あわわ・・・」

「ごめん・・・」

 

そんな事もあってプレゼントタイムに移ったんだが、そこで1番驚いたのはマキナさんがあの後酔ったアラド隊長からなんと

 

‘’今日明日1日ハッキングしてもいい券‘’

 

を手に入れ、スペシャルプレゼントと題してあげていた。やはり彼女以上に彼女を愛している人は少なくとも俺は知らない。

その後ケイオスのあちらこちらに色々なイタズラ(俺の所が1番酷かった)が仕掛けられていたのは言うまでもなかった。

sideout

 

 




セイバー使えるとか、あーだこーだあるとは思いますが、時系列は考えてません(またか)
ここはあくまで特別回なので最悪本編に関わらない様な回なので。
面白さも今回はかなぐり捨てました。多分。
速攻で書いたので誤字・脱字もありますが。
ありがとうございました。

誤字・訂正、感想ありましたらよろしくお願いします。


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MISSIONPHASE_EX‐4 同期とのドネルケバブ、ソースのway

どうも、こんにちは。エガえもんです。

本編でのアキトが起きたときにどんな口調だったか口調を忘れまいとゆるゆる回
注意:本編とは全く関係ないです。いわゆるでるた小劇場枠(枠だからネタは被ってはないはず)。ほんへで言わなかった事を突然言ったり、キャラ崩壊あったりするけど本編とは全く関係ないので考えないで下さい。
本編とは全く関係ないです!!!!繰り返します、本編とは全く関係ないです!!!!


読者「嘘だッッ!!!!」

嘘じゃないです。頼むからタイトルで気づいて。どう考えても本編と絡めたら時系列とかおかしいでしょ?おk?だからお願い、ドネルケバブに何かこだわりがある人、これ見てお気に入り解除しそうな人は直ちにブラウザバックだ。いいね?


最近、重いストーリー、鬱展開大好きと自覚させられてからそういうの書きたい症状が収まりません。創作活動している(非公開なのでネットには探してもいません)友人に俺ってあたおか?って聞いたらあたおか、重いの嫌いって返ってきました。ちなみにその友人に自覚させられたんですけどね。一次書けよって言われてそのあと散々自覚させられました。一応一次ネタもあるんですけどこっちは多分公開しません。あまりにも重い。自分の書きたい重さを全部詰め込んだ重いの大好きセットなのと、どっかに出せたらいいなって書いてるのもあるので(そういって出さなさそう)
重いの書いてるとこう心が壊れるので最近は癒しの音声作品やASMRに逃げてました。
でも一応この人こんな重いの書いてておかしくならんの?って人もいるかもなので
番外編でちょこちょこ息抜きに書きました。



どうぞ!
(ちゃんとMISSIONPHASE_24も書いているので安心してください)






アキトside

 

今日は珍しく非番だ…疲れた…眠い。偶にはチャックのとこ以外で食べようかな…。ラーメン美味しいけどさ・・・。

そう思いながら街中を一人ぶらぶらしているとハヤテとフレイアが。あ、そういやあいつらも今日休みって言ってたな。向こうも俺に気が付いたようだ。

 

「よ、アキト。眠そうだな。」

「お疲れさまです、アキトさんっ!」

「よ。って…お前は昨日あったばっかだろ、昨日はレイナとOSの見直ししててな徹夜してた。あ、フレイアお疲れさま。」

「お前対応ひどくない?」

「ひどくないだろ。眠いんだし。…今日はそういえば2人でどうしたんだよ。いつものことだけど」

「あぁ、新しくドネルケバブのお店ができたらしくてな。フレイアがケバブ知らないっていうんで」

「そうなんよ!気になって、気になって夜しか眠れんくて、ん~!」

「いや、寝れてんじゃねーかとは思うがせっかくだし連れて行こうと思ってな。」

「あぁ、確かに」確か、ウィンダミアは雪国だったし。中東の砂漠地帯で発達するドネルケバブなんて俺も砂漠に降りたときに…あー。

「どうしたよ、アキト。急に嫌な顔して」

「いやぁ…昔ケバブでまぁちょっとあってな。」

「アキトさんも食べたことあるん!?」

「あるっちゃある、美味しいんだけど…」

「どうしたんだよ」

うーん、流石にいるわけない。うん!

「なんでもねぇ。忘れてくれ。」

「お、おう。」

「それじゃ、俺も偶にはドネルケバブにするかな。」

「一緒に行くか?」

「そうするよ。」

 

 

こうして三人でケバブ屋につく。

「肉どうする。ここチキンかビーフ…」

「ラム肉もあるのか。」

「そんじゃ私、チキンがいい!」

「フレイア、ちょ!待てって!走るなって!」

「大変そうだな。」

こうしてまぁ色々あれど会計を済ませ。席に着く俺たち。

「ここからラグナの海が一望できるなんてな」

「いい席やねぇ…」

「風も気持ちいいし、それじゃ食べるか。えーっとソースどうする?

「そりゃアキト、チリソースだろ普通」

「そうなん?そんじゃ私も…」

 

その瞬間突然

「ちょっと待ったぁ!」と駆け寄るアロハシャツのグラサンの男が駆け寄る。

俺はこの人を知っている。トラウマの再発だ。

「誰だよ、おっさん!いきなり」

「ケバブにチリソースなんて何を言ってるんだ、このヨーグルトソースをかけるのが常識だろうが」

「えぇ!?そうなんかね?ハヤテ!ヨーグルトソースだって」

「いやどんな食べ方したっていいだろうがよ、別にチリソースだって常識だろうが!な、アキト?」

「えっ…いや…」

やめてくれ、ハヤテ。今俺を味方につけるのだけはやめてくれ。

「何を言ってるんだ君は。もはやこれは常識というより…もっとこう、そう!ヨーグルトソースをかけないなんて、この料理に対する冒涜だよ。そうだろう、青年?」

「えっ、あっ…」

頼むからやめてくれ。そんなヨーグルトソースが当たり前みたいな顔をしないでくれ。

「アキト、お前こんなおっさんの側につくのかよ!チリソースだよな!アキト!」

「あ、えっ…お」

「ちょっと待ちたまえ!彼まで邪道に落とす気か!ヨーグルトソースに決まっているだろう!青年!」

「あ、え、すみま…」

「何しやがる!」

「君こそ何をするんだ!」

「ぐにゅぅ!」「ええぃ!」ビュッ!!ビュッ!!

あーあ…あーあ。

「「チッ」」

舌打ちすんなよ。なんでお前らが舌打ちすんだよと思いつつ放心状態になった。またか。ふと同じく巻き込まれているであろう初心者のフレイアの方を見ると

「ん~照り焼きソースゴリゴリ美味いんやねぇ…。」

と全く別のソースで舌鼓を打っていたのであった。

 

「「え????」」

 

え????じゃねーよ、え????じゃあ!!!(ガチギレ)

 

同期にもそうだけど

久々に上官に対してブチ切れた。そう言えばFAITHの権限ってまだ有効ですか????

 

 

 

 

~C.E.70年8月 北アフリカ~

 

「隊長、ここだけはゆずれませんね。ケバブにはチリソースです!」

「ハイネ…もうやめとけって食事だぞ」

「いいや、ヨーグルトソースだ、そうだよなアキト君?」

「だから隊長も意地を張らないで下さいって…えぇ…。」

「ちーがう!アキト、お前もチリソースだよな!」

「いやだから、意地を張るなって、お互い別々に…」

「「ん???」」

「あっ…はい。ごめんなさい。」

「ほら、チリソースだよなっ!」ビュッ!!

「辞めたまえ!ヨーグルトソースだッ!」ビュッ!!

「「あっ…」」

 

 

俺はこの日を多分忘れることはないと思う。だってソースが混ざってソースしかねぇもん。

 

 

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうでしたでしょうか?久しぶりにギャグというかハチャメチャみたいなコメディのような軽いもの書いた気がする…しなくない?


自分は疲れました。(久々に特殊タグ使いまくったため)


この回書く際にSEEDのケバブ回見直ししたんですけどケバブのやり取りの直後に急に戦闘になるわ、重い話するわ…やっぱそういう物語なんやなって改めて実感しました。


ちなみに私事ですが、駅前の広場に不定期でケバブのキッチンカーが出てたのでバイトができてた頃に帰りに買って帰りながらたべてました。
そこはソースがマイルド、ホット、ミックスと照り焼きでした。今回のソース選抜もここからです。ヨーグルトソースはマイルドの代わり、チリソースはホットの代わりに登場しました。

自分はホットが好きなので多分チリソース派です。

バルトフェルドさんごめんなさい。


あとハヤテ、ハイネ。勝手にチリソース派にしてごめん。
フレイアも照り焼き派にしてごめん。

以上。楽しんでもらえれば幸いです。ありがとうございました。



誤字・訂正、感想ありましたらよろしくお願いします。



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MISSIONPHASE_EX-26.5 悪夢 捨てたやすらぎ あったかもしれない未来

お疲れ様です。エガえもんです。劇場版公開直前という機会だというのに忙しくてMISSIONPHASE_29がまとまってないので……。こういうボツ話でつなぐしかねぇ!(焦り)

この話は今現在でてる26.5話ではなくプロット初期に考えていた26.5話を再編集してあげました。一部重複している場面があるのはご理解の程よろしくお願いします。
なので本編の流れとは変わっています。ちなみに旧ヴェステンフルス隊のメンバーが死んだ後アキトがケイオスに拾われていたらどうなっていたのか?というストーリーです。マキナ・レイナとアキトの決別の物語的な感じにもなってます。全く実現しなかったけど……。

という話です。もし良かったらどうぞ。

そういえば
絶対LIVEの本予告でましたね…ヤミキューレ…!?歌で銀河を滅ぼす…???やっぱ議長側の滅ぼすは間違ってn(レクイエム照射)

とはいえ滅ぼす系の方々出てきたのでやっぱ合うなと思いつつ、主人公s(作り物の方の主人公も含め3人)は闇verをみてどうなるのか。ハヤテはまぁ見に行けばいいけどその他二人は俺が書かなきゃわからないんだよな…。

あとはマックスがデュランダル(YF-27のほう)に乗って現れるのもエモいしもう勝ったな空気が流れてくる。




アキトside

 

 

 

ん…ここは…。

 

「お、起きたか。」

 

「…ん、あ……おはよう。」

 

ハイネに起こされる。何故か久しぶりに会う気がする。何してたんだっけ、俺。

 

「お前も災難だったなアーモリー・ワンの事。聞いたぜ?本当、奇跡的に軽傷で良かったな。」

 

あぁ、そうだ。新型機カオスのパイロットに任命されて…そうだあの日襲撃があって撃たれたんだ。

 

それで起きた直後なのか頭がふわふわする、何かを忘れている気がする。

 

「あれから……どの位経った?」

 

「三日。それよりお前が寝てる間に不味いことが起きた。」

 

「は…?」

 

「落ちたんだよ、ユニウスセブン」

 

「うっそだろ、おい。」

 

「見てみろ、ニュース」

 

見ると本当に落ちてた。被害もとんでもないことになってるし…しかも犯人は…おいおい

 

「コーディネーターのテロリスト…。」

 

「まぁ、向こうも色々あんだろうけど、迷惑だよな全く。…逆恨みか連合がそろそろくるだろうって噂も出てきた。」

 

「だろうな。ってか噂じゃなくて本当に来るって思うから起こしたんじゃねぇのか」

 

「おっ、よく分かってるな。動けるか?病み上がりの人間に言うセリフじゃないけどな」

 

「…全く、しゃーないな。よいしょっと。うん、傷も大分よくなってる…気がする。」

 

 

 

「ハイネ、あの馬鹿、起きた?」

 

「あぁ、レイア俺はこの通り起きた。」「お前自身には聞いてない」

 

「当事者なんですが…えぇ…。」「あほ、馬鹿。死なれるのは勘弁」「はいはい。ごめんごめん」「子供扱い」「だって身ty…ごふっ」「なんかいったか?」「いえ、なんでも…怪我人なんだよな俺?」「お前ら元気だな本当に、ってか大丈夫そうじゃん」「扱いひでぇ」「さっさと起きて艦長に報告いくぞ」「はいよ、レイアまたな。」「待ってる」

 

艦長には「本当に大丈夫なのか?」からの「すまない、この事件が落ち着いたら暫く休暇取っていいから」って言われたよ。ほんとそうしたい。

 

 

 

俺が目覚めて約一か月後、怪我も大分収まってきたころに、連合がプラントに侵攻を始めた。無論、俺たちにも出撃命令。

 

さぁ…て俺のセイバーはっと…セイバー…????俺の乗機はザクウォーリアだ。何を言っているんだ?

 

「どうしたよ、アキト。」

 

「あぁ、いやなんでもない。」

 

俺はモヤモヤしつつもザクに乗る、ハイネと俺は装備は機動力とミサイルランチャーのブレイズ装備。

 

「ハイネ・ヴェステンフルス、ザク発進する!」

 

「アキト・D・ヴェロニカ、ザク同じく発進する!」

 

戦場に出るとスラッシュ装備のレイア機、ガナー装備のシェイミー、ケント機も合流

 

 

 

「私をおいてくな、ってか私に新人を押し付けるなお前ら」

 

「ごめんごめん…って割と多いな。」

 

想定内とは言え多い

 

「まぁ奴さんも本気なんだろ。」

 

「…ハイネ、どうする?どうしたい?」

 

「突っ込むに決まってるだろ。防衛ライン突破は不味いわけだしなるべく前線貼って押しとどめる作戦で。」

 

「やっぱそうだよな。はいはいお供しますよ。ケント、シェイミーは後方援護、レイアお前は俺たちと一緒に突っ込むぞ」

 

「了解っす」「分かりました!」「おう」

 

 

 

こうして戦火は切って落とされる。序盤の感じであれば流石にギリギリ守り切れるような気はしたが

 

 

 

「おい、アキト!ヤバいことになった」

 

「え?」とみると別方向からの核ミサイル部隊…しかもMSかよ。

 

「条約違反じゃん!」

 

「今はそんな事考えてもしょうがない。」

 

「ケント、シェイミー。そこから狙えるか?」

 

「先輩、キツイっす」「すみません、射角的に足りないです…」

 

「ハイネ、ここは任せた!レイアを頼む。くっそおおおお!」

 

「おい、アキト!」「馬鹿ト、お前」

 

俺は戻る。間に合え…遅い!…こんなに遅かったっけ。カイロスなら…カイロス???

 

結局間に合わなかった。が、本国の方からNスタンピーダー(後々聞いた)が起動。

 

プラントは焼かれることだけはならなかった。

 

 

 

その光はジェネシスを連想させたが。

 

 

 

戦闘後

 

「ふぅ…」

 

「お疲れ、アキト。」

 

「ちかれた…。」

 

「知ってる。ってか無茶しすぎだよお前は。」

 

「無茶っていうなよ…あの距離で一番近かったの俺だったんだし。ってかあれなんだっけ…ど忘れして思い出せないけど助かった…。」

 

「そうだな。そういやこっちの損傷は?」

 

「ほぼない。ケント機が右腕損傷して少し早い撤退した位だ。ってか隊長なら真っ先に知るでしょ…」

 

「お前が知ってるって思って。」

 

「はいはい、それ以上はいいから。」

 

「あと俺今回のことも含めてでFAITHに任命されたから」

 

そう言って命令書を見せるハイネ

 

「あーそう…へ????FAITH???えっそれっておいおいええええええ!!!!」

 

「大きな声出すなよ。うるさいだろ。」

 

「いや、FAITHってええ…。」

 

「その内お前もなれんだろ」

 

「そんな簡単にいうなよ。FAITHってそんな簡単になろうとしてなれないだろ。」

 

「まぁな、お前のおかげだよ。俺がこうしていつも好き勝手言うのををお前がまとめてくれるから」

 

「…うるせぇ。まぁこれでヴェステンフルス隊も、お前とのバディも終わりか。」

 

「は?」

 

「だって指揮系統崩れて解隊か新しく別に来るんだろ?多分。」

 

「あ、言うの忘れてた。隊はそのままで俺がいない時隊長お前」

 

「は?」

 

「FAITHって言ってもある程度自由だからな。んー」と伸びをするハイネ

 

「自由過ぎる。」

 

「とりあえずしばらく留守頼むぜ、直ぐに戻るとおもうけど。あとあいつらにもそう言っといて。んじゃ」

 

「えぇ…。ってかお前レイアにはせめてお前自身から言えよ、彼女だろ。あいつきっと俺から聞いたらキレるぞ。」

 

「あーそーだーなーあt…」いや部屋出ながら答えるなよ。後半聞こえないだろ。

 

 

 

その後結局問題になって隊を招集する羽目になったのは言うに難くない。

 

 

 

その後、正式に就任、簡単ではあるがパーティを身内をやった。

 

「記念写真取りましょうよ!先輩!」

 

「なんでお前が仕切ってんだよ…カメラ取ってくるから待ってろよ」

 

カメラを取って戻る

 

 

 

「さてとるか…2222-2220は?」

 

「2-!」

 

「アキト、入ってない。お前も入れ。」

 

「仕方ないな、タイマーセットして・・・」

 

 

 

 

 

パーティーが終わった後改めて地球に降りることが確定した。

 

 

 

その数週間後、降りる当日になってハイネは一度戻ってきて専用機のザクファントムを俺に託した。

 

「いいのかよ、これお前の」

 

「新型受領したからな」「ファ!?流石FAITH。」

 

「そんじゃ、後は任せたぜ、アキト隊長?あ、規律もいいけど偶には気ぬけよ~!戦場に出たら一緒なわけだしな~!」

 

「いつまでも副隊長だよ…あぁ、はいはい大丈夫だって。…お前本当に帰ってくるんだよな?」

 

「当たり前だろ、それじゃそろそろ行かないとな。」

 

何故か、ここで別れたら二度と会えないそんな気がする

 

「あっ、」

 

「どうしたよ、アキト」

 

「いや、今更だけど俺も地球に久々に降りたかったなぁ~って」

 

「無理だろ」「だよな」

 

「それじゃ今度こそ」「本当に気をつけてな!」「あぁ!」

 

 

 

 

 

そしてハイネはーー地球で戦死…あれ…なんで知ってんだ…俺。

 

そうだよ、知らせを突然受けて、俺たちは地球に降りて…俺はセイバーを貰って…FAITHになって…デスティニープラン…そうだ、そして俺は世界を渡って、今は…ケイオスに。Δ小隊に。あいつらとも再会して…

 

どうして、忘れてたんだ…俺。

 

 

 

その瞬間フラッシュバックする記憶

 

あのカオスもどきにハイネ隊が目の前で全滅させられる瞬間

 

今度は目の前で仲間を失うあの瞬間を。

 

 

 

「馬鹿ト…!私は…!」「レイアああああ!」

 

 

 

…ああ…あああ!!!!

 

 

 

そして突然視界がブラックアウトする

 

 

 

そこは暗い…寒い…血生臭い…。所々に死体らしきものがあり、呪怨が息巻く空間だった。

 

 

 

 

 

「誰も守れない」

 

そこ響く声、俺の声だ。

 

「友人も」

 

突然、ハイネの死体が。そしてケント、シェイミー、レイア…ヴェステンフルス隊の仲間が。

 

「仲間も」

 

次にハヤテ、ミラージュ…Δ小隊、ワルキューレのフレイア、美雲さん、カナメさん・・・ってことは…辞めろ、やめてくれ!頼む!俺が…守らな

 

「愛する者も」

 

落とされるマキナ、レイナが。まだ生きてる、良か

 

目の前に奴が現れてビームが走り…消滅した。

 

 

 

「あぁ…ああああああ!嫌だ、ああああ!」

 

 

 

いつも、すり抜けてばかりだ。俺はもう失わないって決めたのに。そのつもりだったのに。

 

もう、守れない。戦う事が怖い。これ以上、見たくない。逃げたい。…そうか。

 

仲間を求めたこと事態、間違いだったんだ。もう、信じたくない、信じない。

 

 

 

ははっ…はははははははっ!

 

そう思う俺の眼前に出てくるのはカオス

 

「よく分かってるじゃないか」

 

「あぁ、ありがとよ」

 

銃口の向く先は今までの俺。

 

 

 

これからの俺に誰かを守る意味は…ない。

 

 

 

 

 

 

 

「ん…夢、夢か。」

 

起きたのはあの時とは違う、エリシオンの病室で目覚めた。

 

 

 

あの後、あいつらの遺品確認の為にアテナに行った。向こうの物から……

 

「おいおい、あいつらワルキューレのグッズ買いすぎだろ……ははっ……なぁ返事してくれよ。出てきて冗談だったって言ってくれよ。」

 

何もかえってこない。当たり前だ。

 

 

 

「ははっ……ははははは……!おかしいなぁ……悲しいのに…涙が出ねぇや。笑っちまうなんてなぁ。おかしいなぁ……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…あいつらを守れなかったのが仲間を信じた故の俺の甘さだとしたら。俺はもうあいつらに顔向け出来ない。お前は割り切れよっていうかもしれないけれど。俺には割り切れるほどお前やあいつらに非情になれない、だから。

 

そして、もうあいつら…Δ小隊やワルキューレ、マキナさんやレイナとは

 

 

 

 

 

戦えない。

 

 

 

 

 

 

 

「退職届…どういう事だアキト。」

 

「そのままです、俺はもう戦えない。それだけです。」

 

 

 

「…そうか。勝手にしろ。」

 

 

 

「今まで、ありがとうございました。」

 

 

 

 

 

俺はケイオスの制服を脱ぎ、ザフトの制服を着る。この服に袖を通したのはおよそ半年ぶりだろうか。襟にFAITHのバッチをつける。これで俺はもうザフトのアキト・D・ヴェロニカだ。ケイオスのΔ5であった俺はもう死んだ。物の処分も業者に頼んだ。こんな状況だから来るか分からないけど、よし。

 

 

 

行くか。

 

 

 

 

 

 

 

そう俺はエリシオンから退艦しようとしていた所に

 

「アキアキ!ちょっと!待って!」

 

後ろから愛しい人の声が聞こえる気がするが、無視する。今、振り返ったら俺は覚悟が鈍る、そんな気がしたから。それをしたら俺は今度こそ今生きる意味を失うから。

 

「ねぇ!待ってってば!」それでもなお、追いかけてくる。だからもう走った。走って巻いた後、俺はアテナ艦内に入る。そして艦内のエレベーターに乗る。

 

「遅かったな」

 

「その声…レイナ、お前!」そこにいたのはザフトの制服を持っているレイナが。

 

お前がなんでいるんだ。

 

 

 

「お前なんで…!」

 

「私も入隊しにきた。置いてくなんて水臭い」

 

「ワルキューレはどうすんだよ!ケイオスだってお前!」

 

「元々、アイドルには興味なかった。ケイオスも半ば捕まって罪になりたくなくて働いてただけだからOK」

 

「OKじゃない!お前自分が何言ってんのかわかってんのか!ケイオスでの電子戦とかソフトウェアは…」

 

「ノウハウとウイルスさえ残しておけば私はいらない。」

 

「それでもワルキューレが四人に減ることの意味を」

 

「Δ小隊が一人減ったし、護衛される側のワルキューレが一人減っても問題ない」

 

「問題しかないが……もう勝手にしろ」

 

「既にしてる。それよりお前今度こそ死ぬ気だろ」

 

「隠し事は…できないか。」

 

「当たり前。やっぱりあいつら?」

 

「あいつらに会ったことないだろ」「あるんだな、それが」

 

「いつ」「お前がぐっすりの時にサインもした。お前に比べれば素直でいい子達。それに…レイアは多分あっちの私。」

 

「そうか、お前と何となく話が合うのはそういう事だったんだな。…正直、あいつらには死んでほしくなかった」「…そうか。」

 

「今まで俺が生きる意味なんて仲間を守って、生活が…仲間と一緒に馬鹿笑いしたり楽しく生きる生活がいつまでも続いて欲しかったから。他になかったし、それしかなかった。」

 

「でもハイネが俺の知らない所で戦死して、遺品と知らせだけ届いたんだ。」

 

「その時、俺は凄く後悔して」

 

「もう二度と仲間だけは俺の手の届く範囲の仲間だけは守ろうって」「うん」

 

「一回FAITHになって解隊したのもあいつらを比較的安心な所において失わないように守るためだった」「おう」

 

「でも先の戦闘、目の前で失った。」「うん」

 

「こんな俺を庇って、失った。」「…」

 

「もう、俺には守れない。失うのが怖くて、誰も信じる事ができない。信じて戦えない。」

 

「それでどうする気だ」

 

「ラグナに戻って最低あいつらを殺ったあいつらを一人でやる。あいつを倒せば後は騎士団だけだ。MSでどうにかなる。あの機体がどこから流出したのかなんて知らないが」

 

「…」「あの機体の元々の正式パイロットだったんだ。といっても乗ったことはないけどなでも正式ってついてるからにはある程度癖、弱点は分かってる」

 

 

 

そう、早々に決まっていた俺は機体テスト時代から早めにアーモリー・ワンで見ていた。そしてテストパイロットであったコートニーとも色々とシュミレーションや論議をした。だからこそ分かる事もある。

 

 

 

「それで?」「俺にとっては最早因縁めいた機体だ。俺が殺す。もうこれ以上誰かを失わないために自分の命でこれまでの甘さを支払う。」

 

「…それであいつらやマキナが喜ぶと?」「…分かってる。これは俺の最後の我儘ってことぐらいは」「最後っていうな…もっと言え…言ってくれ…。」「その答えは分かってるだろ、それじゃ………掴むなよ…やめてくれよ…せっかくマキナさんも振り切ってきた覚悟が、鈍るだろ…。」

 

 

 

そこに移る彼の眼は全てを否定するような暗い目でその中に血塗れになった幼い彼が「助けて」というように見えた。

 

 

 

「あっ…あぁ…。」

 

 

 

だからだろうか

 

 

 

私は止めたい。助けてあげたいのに、助けられない。

 

 

 

そのくらいあいつの闇は

 

 

 

深過ぎて

 

 

 

私一人じゃ救えない。

 

 

 

誰か、彼を

 

 

 

助けてほしい。

 

 

 

そう思ってしまった瞬間私は手を放してしまった。私はこのことを

 

 

 

一生後悔するのではないかと感じた。

 

 

 

sideout

 

 

 

 

 

「でこっちに来たと。」

 

「ここなら、これ使えるだろ」見せるのはFAITHの証。

 

「…確かに中身はザフトっていったけどな。」

 

「俺にはやる事がある。」

 

「…」

 

「生きたいと感じたこと、仲間を信じた事に対しての自分の甘さを命で精算する。出来ればだけどな。」

 

「…お前さん機体は?お前セイバーは、n…」

 

「…フリーダム。あの機体横流ししたのあんただろ。カオスはどうだか知らないけどな。クライン派じゃないあいつらを殺すためにカオスも横流ししたのか?」

 

「その二機は確かに俺たちがハヤテとミラージュに託した機体だ。だがあいつに関しては、俺たちじゃない。そもそもそいつらを殺した所で何の得になる。そんな事行ったら君もあの時に拘束するだろう、普通。」

 

「隊長言ったよな。反抗集団は軒並み終わったって。」

 

「だが、俺じゃない、これだけは…」

 

「じゃあ誰だよ!明らかにあの機体はZGMF‐X24S カオスだろうが!向こうに多少改造されたとはいえ!しかも本来条約違反のミラージュコロイドまで!普通おかしいだろ!タイミングとしても!」

 

「…はぁ、このデータをみろ。俺たちはカオスを強奪はしてない。むしろ当時ネオジェネシス内部兵器保管庫に搭載されてたんだ。」

 

「…」

 

「戦後、いくら探してもカオスや一部機体、兵器データが見つからなかった。その中には遺伝子技術などもあったらしい…。そん時は消滅したって結論づけてたがこっちの世界に流れてきても」

 

「それでも、よくわからんデータを使うか?絶対に有効性をがわかってないと使わないだろ。」

 

「とりあえず、今これ以上話しても埒が明かない…お前が喜びそうな機体はないが。…お帰りといったところか。」

 

「…そっか。それじゃ、ガイア乗らせてもらう。」

 

「正気か?」

 

「艦長業とパイロット業。ここじゃ両立キツイだろ。しかもあんたは死んじゃいけない。だろバルトフェルド艦長?」

 

「仕方ないな、分かったよ。それよりお前さん、本当に死ぬ気か。さっき緑髪の嬢ちゃんがやってきてお前さんを無理にでも止めてくれって頼まれたんだg」

 

「あぁ、あれを落とす。それがおれの役目だ。」

 

「俺がそれを許すとでも?」

 

「俺はFAITH。あんたには俺に命令する権限はないと思うけどな。」

 

「まぁもう関係なさそうだが…そうだな。分かった。」

 

「ま、ガイアで勝てるなんて思ってないからあいつらから借りる……あとのことは任せた」

 

 

 

俺は軽い会釈をし、そのまま部屋を出た。

 

 

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「艦長!第二ハンガーよりMS……ジャスティスが!」

 

「なんだと!」

 

映像出します!

 

 

 

 

 

アイランド船内部

 

「あの機体…!一体誰が!」「あいつしかいねぇだろ!隊長俺がフリーダムで…」

 

「ダメだ」

 

「なんでだよ!あいつは」

 

「アキト・D・ヴェロニカはもうケイオスにはいない。ハヤテ・インメルマン。お前がΔ5だ」

 

「どういう事だよ…説明しろよ!」

 

「そのままの意味だ、あいつはもう俺たちいや仲間をを信じれないらしい。」

 

「どういう事だよ、それ。」

 

 

 

今度はアキトかよ、なんだよ、どうなっちまったんだよ。

 

 

 

 

 

俺は一人ラグナの空を駆けていた。遺跡母艦もそのまま。無論、今ラグナには沢山の敵がいる。まぁ向こうもまさか撤退した敵部隊から一人戻ってくるとは思わなかっただろう。

 

 

 

「早く、出てこい…!」

 

 

 

俺がお前を殺す!

 

 

 

ラグナ宙域

 

 

 

「この風…あいつか。あれを出す!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…漸く来たか。カオスもどき!」

 

 

 

奴が遂に来た。

 

 

 

「まさか、帰ってきたとはな!朱雀!」

 

 

 

 

 

奴のシールドと俺のビームサーベル

 

俺のシールドと奴のビームサーベル

 

 

 

 

 

一瞬の後、離れ、通信。

 

「一応最後に聞いておく貴様の名は」

 

どうせ最後だ。別にいい。

 

 

 

「ザフト軍特務隊所属、アキト・D・ヴェロニカ」

 

「お前…あの時の地球人!」

 

「そうか…あの時のくそ雑魚短期野郎だったんだな。殺しておけば良かった…ああああああああ!」

 

殺しておけば あいつらは死ななかった。俺が甘いから…俺のせいで!

 

「くそ雑魚だとぉ!俺を…舐めるなぁ!」

 

 

 

ぶつかる機体同士。

 

「俺が…押し負けている…だとぉ!」

 

「はぁああああああああ!!!!!これで!」

 

サーベルを捌き切り、蹴りを決める。吹き飛び落下する奴の機体

 

「とどめは、これで…」ライフルとファストゥムの狙いを定める。

 

 

 

「ボーグ様!」

 

「援護します!」

 

 

 

空中騎士団の機体二機があいつをカバーするかのように攻撃をしてきた。

 

 

 

「チッ!邪魔だぁ!」俺はビームブーメランを抜き投げ放つ。

 

 

 

「そんなもの…」

 

「当たるか…うわぁあああ!」

 

「テオ!なんで…ああああ!」

 

 

 

ばーか。避けてもブーメランってのは帰ってくるんだよ。

 

 

 

「テオ!ザオ!…貴様っぁああああああああ!!!」

 

奴は変形しカリドゥスを放つ。シールドで受けきる。が同時に機体に衝撃がクローで掴まれたのか。

 

 

 

「動け…動け!」

 

「これで!終わりだ、よくもテオ、ザオを!」ゴーストが外れ確実に狙ってきた。

 

「お前にだけ…はぁ!言われたくない!」

 

 

 

ちょっと早いが自爆プログラムを作動。まぁここで撃墜されたとて核爆発は免れない。核の威力ならこの遺跡母艦も巻き込める。

 

「貴様、自爆する気か!」

 

「お前を落とさないと…安心して、逝けない。お前に殺されたあいつらに、顔向けできない!」

 

「それが戦争だろう!」

 

「そうだよ、だから俺もお前ももう一緒だ。核の炎で一緒に死ね。」

 

「くそっ!」

 

「これで……終わりだ。」

 

 

その瞬間俺の意識は途絶えていた。

 

 

sideout

 

 

ボーグside

 

「……っ?」

 

自爆しないのか?はったりか?奴の風が止まった。

 

うっすらと聞こえる歌。ハインツ様でもない。あのけがれた者たちの歌でもない。

 

「ふっ!これで!」

 

「まて、ボーグ。その機体我々が回収する。ロイド様からの命だ」

 

「くそっ……。」

 

 

 

まぁパイロットは後で俺の手で…!

 

sideout

 

 




どうでしたでしょうかとはいえ殆ど違いなんてないと思いますが…。すみません。
テオ・ザオを殺す初期プロットっていうね。まぁでもここで殺すと後に響くのは確信したので…本編だとやめました。

あとこれまとめてる時に地震来ました。皆さん大丈夫だった?東京・埼玉震度5強だったとか。僕は5弱と4の間でした。

僕は生きてます。無事です。


それでは明日公開らしいのですが僕は初日見に行けないので…次回見た後にときにまたあとがきとか活動報告で語れたらいいですね。


それでは。


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MISSIONPHASE_EX‐5 パジャマの女神達ver.SAVIOUR、戦士達の休息(くしゃみ)

せっかくなので追加で劇場版記念用回

劇場版ピクチャードラマ「パジャマの女神達」の今作verです。

作り物の方だと主人公がエピローグまでΔ小隊には所属してないし、美雲以外のワルキューレメンバーとほぼ関わりないので…。
こっちでやってみた。
前々からちょこちょこと息抜きと気休めに書いてみました。後ネタに走りたくなった。何も特に考えてないで書いてます。あとキャラ崩壊ひどいのなんの。約三名はネタに120%振り切ったので。幻滅しないでくれ…いつもの特有のおもーい空気長々で重くなってんだ。少しは明るい話させてくれ。お気に入り解除しないでくれ。もしする可能性あるならブラウザバック推奨というか必須。


元が劇場版なのでやっぱり本編と辻褄合わないので完全IFストーリーと思っていただけると幸いです。本編とは全く関係ないです!本編とは全く関係ないです!(大事な事なので二回言った。)






それではどうぞ




マキナside

 

フレフレ達の歓迎会の後。私とレイレイはアキアキに女子寮の近くまで送ってもらった。その後ワルキューレ&ミラミラの女子限定!第二部のスタートなんだぁ~☆!

 

~ケイオス女子寮にて~

 

「新人歓迎会 第二部」

「パジャマパーティ、スタート!」

 

私とレイレイの音頭で始まる二次会。クモクモはいつも通り、来てないっぽいけど…そのうち来るかもと思って先に始めることに。

お菓子を開けみんなでワイワイ盛り上がること数十分

 

雑誌を見ていたフレイアが何かに反応した。

 

「あ、雑誌の表紙にジークフリートが!」

「特集…Δ小隊?」

「知らなかった?最近はΔ小隊の方でも人気が出てきたのよ」

「はぇ~…。アラド・メルダース隊長。Δ小隊の隊長。アダルトでダンディ、大人な雰囲気が女子に人気。」

「ただのするめおやじ」

「チャックマスタング少尉、ゆるキャラ的人気で子供に大人気」

「本人は不本意」

「でも結婚するならこういった男性と…だって!」

「危険なムードで売りたいんだって」

「身の程知らず」

 

その頃、裸喰娘々では

 

「お前ら、何飲む?」

「俺はコーヒー牛乳で」

「俺はフルーツ牛乳で…。そういえば、アキトお前だけ雑誌に乗らなかったの、色々あるとはいえ可哀想すぎやしねぇか?、幻のΔ5じゃん」

「いいんだよ、何かやってるってわけじゃないし。俺だけカイロスっていうのも当初から指摘されてた火力不足の補填的な意味もあるしな。」

「それでもなんだかなー。逆でもいいじゃんって。」

「んじゃこれからお前カイロスにのるか?」

「嫌に決まってんだろ。」

「だろ?だからいいんだよ。」

「お二人さん、お待ちどうさま…はくっしょん!」

「大丈夫か?風邪か?チャックwww?」

「店にΔ小隊にって多忙すぎて体調管理できてねぇんじゃね?大丈夫かよ…」

「いや…そんな事は…ないはずなんだが…?」

「そうだな、風邪ひかなそうだし。」

「うーん(ずず…)コーヒー牛乳が上手い。」

 

 

場面は戻って女子寮

「ハヤテ・インメルマン少尉。インメルマンダンスでブレイク。クールなまなざしと操縦テクニックで女子に大人気。未来のエースこうh…」

「どこが!あの馬鹿を飛ばすのに私がどれだけ…!」

「クールっちゅうか、ただの感じ悪いだけだかんね!」

「おやおや^^~?」

 

その頃裸喰娘々

「へっくそぉん!」

「おいおい、猫アレルギー症状でたのかよ。大変だな。」

「いやさっき坑ヒスタミン薬飲んだばっかなんだが…そもそも猫見当たらないし」

「えぇ…(困惑)」

 

 

場面は戻って(ry

「そう言えば…メッサーさんも一応言及あったのにアキトさん何処にもないね…?あれ?ハヤテがΔ5!?」

「アキアキはショーには参加しないからねぇ・・・」

「戦闘オンリー。ライブ中はステルス付けて待機。メディアもそんな奴目にもとめるわけない。民衆にも一切気づかれないことこの上ないだから世間にはハヤテがΔ5」

「なんでなん?」

「そもそもアキアキの機体がそれ用じゃないからかなぁ~大分改修したとはいえ結局のところベース機がカイロスちゃんだし。」

「なんでそうなったなん?ハヤテが用意されてるのに可哀想じゃないん?」

「んー…他にもあるんだけど…いつか話そうかなぁ…」

「こら、マキナ。勿体ぶらないの…。フレイアには話してなかったわね。アキト君は実は…。」

「うぇ?アキトさん、人間じゃないなんね!」

「いや人間よ。…ごにょごにょ」

「はえ~…。平行世界????訳がわからんね~」

「まぁ向こうでいろいろあったっぽいし、何より平行世界の人間なんてメディア露出したら大変なことになりそうだからねー。」

「はえー…」

 

「それはそうとして、二人はどう思ってるの?彼のこと。」

「え…もしかして…」

「さっきのお返し」

「うわーひきょーだー」

「断固拒否」

「え?教えてくださいよ!マキナさん、レイナさん!」

「うーんとねぇ…よく分からないかなぁ…普段は本音が見えないというか。ほら自分より誰かって思って動いてる気がするから…。でも支えてあげないといつか折れそうななんていうのかなぁ。たまーに本音が見えた時に影が見えたというか。いつかどっか遠くに行っちゃうんじゃないかって怖くて。」

「」

「マキナ泥棒しようとした…」

 

その頃(ry

「ぶあっあああくしょん!…ファンクション!…ビー…ズー。」

「うるせぇ!お前が一番やべーじゃね-か!ってか牛乳ごと飛沫飛ばすなよ!」

「っるっせ!なんもねぇよ!誰かが…ズピー(鼻をかむ音)…俺のこと死んだって思ってるやつが噂してんだろ。第一俺コーディネーターだから風邪引かない。」

「噂ぁ?非科学的じゃねーか。」

「…もう、とりあえず…葛根湯飲もうぜ。」

「「おう。」」

葛根湯を飲む三人。

 

「そういや、こんな雑誌売ってたからつい買ったんだけどさ」

「今月の特集…戦場の女神、超時空ビーナスワルキューレの日常に迫る…ねぇ。」

「…フレイアのページをすぐに見る…。お前フレイアの事すきだろハヤテ。あ、チャック2本目飲むヨーグルトでプリーズ。」「おぅよ。」

「は!!!!!!!?????いきなりおま////何言ってんだ!そnnnawakenaidaro。第一まだあいつは14歳。」

「法的に(牛乳瓶を開けつつ)」

「まちがいなく連れてかれるな。」

「そうだよ!連れてかれるよ!はぁ…なんだかなぁあいつは妹というか何というか…とにかく何するかわかんないから放っておけないんだよ。危ないから。」

「あー…」

「そっちだったか。」

「そっちってなんだよ!」

「いや、、そっちはそっちかぁ…って。というかもうほぼ変わらねぇなぁってかお前ついでにミラージュともあれだもんなぁ」

「あーあ。」

「覚悟決めたほうがいいよな(ズズっ…)」

 

「なんだよ!さっきから俺ばっかり!そーゆ―お前はどうなんだよ!マキナとかレイナとかと仲いいいんだろ、どう思ってんだよ。」

「は!!!!!!!?????いや…その…セイバーR修理の時にいろいろと関わってる良き友人にきまってるだろ…」

「でもデートしたんだろ?マキナとは?」

「あれはぁああああ、物事の流れ的にぃいい、買い物にぃいい付き合ったああああだけですううううう。デートでは断じてない。絶対ない。」

「でもあの時のお前おかしかったよな。服が!!!!!!!ない!!!!!!!(ドン!!!!!!!)って」

「誇張表現過ぎる。泣きたい。」

「それでも途中から背後に迫る約二名巻いたって聞いたぜ。それもうお忍びデートじゃんか」

「いや…それはぁあああ、だからあああ」

「いいだろ?俺もさっきは思い切り言われまくったんだ、反撃させてもらうぜ…へっへっへ…」

「辞めろ、ガチで」

 

「お、ま。え。ら?(憤怒)」

 

「どーしt…」

「チャッk…」

「お前ら十分イチャイチャしてんだよ、ピー(規制音)ピー(規制音)!!!!!!!」

「お前のデートの時にいた当事者としての記憶を思い出してチャックが大爆発した件」

「もしかしてチャックから聞いたんかよ…とりあえず逃げるぞ!今日はここで寝るのは無理だ!」

「おう!」

「まちやがれぇ!逃がさん!」

 

 

マキナside

 

その次の日アキアキとハヤハヤはメサメサに昨晩の事について滅茶苦茶怒られ、罰としてEX‐ギアを電源を切った状態でマクロスエリシオン艦内すべてくまなくを時間内までにアキトは15周、ハヤテは10周(遅れると追加ノルマ)させられたうえ、ものすごーく長い反省文を欠かされたとか…なんとか。

 

みんなはくれぐれも深夜テンションにも身をまかせちゃだめだぞ?

 

 

 

sideout

 

 

 




あ、アラド隊長もメッサーもくしゃみしてます。描写しても仕事中に軽いくしゃみとかなので二人ともそこまで気に留めません。以上。

メッサーのくしゃみが想像できないからっていうのは…NG。

それではこれからもよろしくお願いします。





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MISSIONPHASE_EX‐6 デカルチャーインタビューof ラクス・クライン

三本目。

これでまたしばらくは投稿出来ない感じになりそうです。

何卒宜しくお願い致します。

これの元ネタはデカルチャーミクスチャーの初回限定盤に付属するデカルチャーエピソードインタビューCDのデカルチャーインタビューを基にラクスverで書いてみました。

それではどうぞ!


ラクスside

 

ワルキューレになって数ヶ月。

ある時わたくしたちに取材が入ったのですわ。

 

内容は「人生で一番デカルチャーな事」

 

「人生で一番デカルチャーな事…ですか。」

 

はい、なにかありますか?と聞かれつつインタビュアーが尋ねる。

 

そもそも

 

「デカルチャー…とは一体何なのでしょうか…?」

 

こちらの世界でよく聞く言葉ですが…それの意味をあまり理解してなかった弊害が出てしまったのですわ。

インタビュアーは驚いたような表情になり。すぐさまカナメさんがフォローを入れてくださった。

 

どうやら(いい意味で)「理解し難い」「信じ難い」「衝撃的な」という意味らしいですわ。

 

「…なんなんでしょうね。」

 

これまで悪い意味でならいくらでもあった。

キラとアスランが殺し合ってしまった事。お父様を始め、ミーアさん、わたくににかかわった者の死。

戦争が起こったおかげで多くの方々が傷ついて…その戦争を止めようと色々な出来事が。

 

だからこそ

 

「歌で…平和になることができたこの世界に でしょうかね。」

 

異なる種族が戦争をしたけれども、わたくしたちと違って歌で分かりあえた世界。

この事態は想定外であったけれども

「そしてわたくしの歌で戦争を止める事ができたこと。」

向こうじゃ…そんなことが出来なかったから。

 

そしてカガリさんやラミアス艦長、メイリンさんとはまた違う、歌で新しいお友達とも出会えた事ですかね。

 

向こうの世界にはいつか帰らなければいけない。それはそうだ。わたくしの責任を果たさなければならないですし。待って下さっている仲間やお友達がいる。

 

 

だけれども…

 

 

今はもう少し。ただの女性として、ただのラクス・クラインとして。キラと一緒にいられたらいいなと。

 

そう思う。

 

インタビュアーはどういう事だ?と不思議そうな顔をしながら結局最後まで話を聞いてくださりました。

 

 

こうしてインタビューを終え、戻ろうとする。

 

 

「ラクス!大丈夫だった?」

キラが心配そうな表情でくる。

「えぇ。そんなに心配なさらなくても。」

「それでも…」

 

「ここではわたくしもただのラクス・クラインが許される世界ですわ。」

 

だから大丈夫。

 

「…そうだね。そうだった。…ねぇラクス。このまま帰れなかったとして、それもいいのかな。このままオーブの時みたいに…いやオーブの時は鳥かごみたいな生活だったけどここなら!」

「…ですが。まだ終わってないですわ。」

「そ、そうだよね!ごめん…無責任な事いって」

「ですが、このまま全部終わって。二人おじいさん、おばあさんになった時にも一緒でしたらその時も平和でしたら」

 

その時は

 

こんな我儘も許されるのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 




かなり短くなりました。
正直、ここまで書けないとは思わなかった。

ただまぁこれでしばらくは満足かなぁと。これからちょっとずつ溜まったメッセージなど返信できればと思いますので何卒宜しくお願い致します。

あ、えーっとあとこんなところでなんですがまぁ本職で携わっている作品の二次創作はネタとして面白そうだなと思いつつプロットは一時書きましたけど書いて投稿した際に本名特定されるリスクがあるんじゃないかなとかあるので…。

その作品が人気っぽそうだなとか思ったらやってもいいかなくらいで考えております。

尚、仕事は結構ボロボロな模様。無能な働き者とかいう会社にとっての癌じゃね?とかふと思うこともあります…。クビになったら普通に投稿してもいいかな…。



簡単な近況報告も終えたのでコロナがまーた流行り始めたり、別の病気も入ってきたとからしいので皆さんお体と、(仕事・学校、プライベートも)人間関係にはお気をつけてお過ごしください。

誤字訂正、感想ありましたら何卒宜しくお願い致します。






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本編
MISSIONPHASE_00 最後の戦争、新たなプロローグ


こんにちはm(_ _)mエガえもんです。
受験が一早く終わったと思ったら部活に復帰されられるって・・・解せぬ(´・ε・`)。
まぁ、そんな事より本編です。やっと書けましたヽ(*´∀`)ノ
メサイア攻防戦終盤から始めようと思います。
それではどうぞ!


アキトside

「あ、これ無理だな。」

俺はそう呟きつつもムラサメと呼ばれるオーブの可変MSをビームライフルを当てて撃破する。こっちの陣営のMSや艦船は大体戦闘能力を失った奴ばかり・・・あれか。フリーダムって奴の仕業か・・・。レクイエムは破壊され、メサイアも一歩間違えれば恐らく陥落してしまうだろう。あれ、もし向こう側のクライン派含めた三隻同盟及びオーブ軍が勝ったらどうなるのかね?「ラクス様万歳!」とか洗脳教育でもされるのかな?それは嫌だな・・・。

そう思い俺はメサイアを向く。

「やっぱりメサイア防衛の方に回るか」

そう言って俺は機体をメサイアに向け今にも取り付こうとしているムラサメ編隊に向けてマルチロックオンしたミサイルをぶつける。雨あられのように降り注ぐミサイルに対応仕切れずに次々にムラサメを撃破していく

その時1機のMS?と言っていいのだろうか?

高速で移動する大きな機影が見えた。

「ミーティアか!ってことはフリーダムかジャスティス・・・。負けたのかよ!うちのスーパーエースはよ!」

スーパーエースと言うのはこれまでの戦いで戦果を上げに上げまくったミネルバ組のデスティニーのパイロット「シン・アスカ」とレジェンドのパイロット「レイ・ザ・バレル」の2人の事である。戦闘前に挨拶したがシンには迷いがあったようにも見える。あの2人がやられたとなると敗戦が更に濃厚になったと言う事である。

「やれるかどうか分からないけど、やるしかねぇ!」

そう言ってミーティア付きの機体に向けて自機の残っているミサイルを打ち込むも、全て撃ち落とされ、挙句の果てに後方のメサイアごと打たれてしまった。そのまま機体は爆風でメサイアの壁に叩き付けられてしまった。

「ぐっ!マルチロックオンシステム停止・・・、武装のほとんどが使用不可能・・・使えるのはビームサーベル位か。くそったれ・・・。あれを使うか。」俺は最後のシステム「BADシステム」を機動シークエンスに入った。

このシステムは 機体性能を大幅に上げられる代わりに装甲を展開・パージして防御が大幅に下がったり機体が暴走して爆散する可能性があるとんでもないものだったが、俺があのフリーダムや、ジャステイスに一矢報うにはそれしか無かった。その時・・・目の前のミーティア付きの機体から大量のミサイルが降ってきて・・・・・・

「あっ・・・。」

所々で爆発する音が響く中俺は意識を失った・・・。

sideout

 

軍属ファイル?side

アキト・D・ヴェロニカ

メサイア攻防戦にてMIA

搭乗機体であったZGMF‐X23SR セイバーRは確認されていない。

sideout

 

 

 




作者「はい!どうでしたでしょうか・・・ぶっちゃけ・・・アキト君一人の考えと言葉で終わりましたね・・・。プロローグだしね・・・。こんなので良いのかさっぱり分かりません・・・ごめんなさいm(_ _)m」
アキト君「まぁ・・・素人なりに書けてるからいいんじゃ無いのか?」
作者「そうだよね・・・ありがとう(´;ω;`)
でもね・・・ヒロインどーしようか考えて無いんだ・・・」
アキト「アホ!はよ考えろ!」
作者「そうします・・・。」
感想・ご指摘とかあったらお願いします・・・。
出来る限り改善して行こうと思います・・・。
次回!MISSIONPHASE_01
新たな世界と、新たな仲間
お楽しみに!


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MISSIONPHASE_01 新たな世界、新たなスタート

どうも、こんばんは。エガえもんです。
明日から期末テストですが書いてます
アキト「勉強しろよアホ( ˙-˙ )」
作者「ごめんなさいm(_ _)m投稿したらします」
アキト「絶対だからな・・・さもないと・・・(銃を構える)」作者「ちょっと待って!(パンパンパン)打たないで!勉強するから!」
アキト「それではどうぞ!」
作者「それ俺のセリフ!」


アキトside

ーー気がつくと真っ暗な空間にいたーー

あぁ、俺は死んだのか、そうか。なら寝よー

「寝るなよ、起きろよアキト。」

「全く、誰・・・ハイネ!」

そう、そこにハイネがいた。

「何でお前が・・・あぁ、死んだからか。」

「いや、お前はこんな所にいるべきじゃないんだよな。だから早く行けよ。お前の新たなストーリーを作ってこい。」

「どういう事だよ・・・うわっ!」

体が勝手にハイネから離れて行く・・・嫌だ!

「嫌だ!ハイネ!せっかくまた会えたのに!」

「心配すんなよ。大丈夫だからな。」

「それってどういう・・・」

俺は意識を再び失った・・・。

sideout

 

ハイネside

「行ったか・・・。割り切れよ・・・。でないと今度こそ本当にここに来ちまうぞ・・・アキト・・・。」

sideout

 

アキトside

目が覚めると見たことも無い天井だった。

「おはよう。よく眠れたか?」

「すみません・・・どちら様でしょうか?それにここは?」

「ここはアイテールの医務室だ。俺はケイオスラグナ支部、Δ小隊 隊長のアラド・メルダースだ。宇宙に漂流していたお前さんの機体を見て回収したんだが・・・。見たことも無い機体とパイロットスーツだ。何処の者だ?」

「自分はザフト軍所属 アキト・D・ヴェロニカであります。」

「ザフト軍?何だそれは?」

ザフトを知らない?どういう事だ?それよりケイオスって何だ?ラグナ?地球にそんな場所あったか?

「・・・こちらも失礼ですがラグナとは地球の何処にあるのでしょうか?そしてケイオスとはどういうものでありますのでしょうか?」

「何を言ってるんだ。地球なんて数万光年先だし、国なんて今は無いだろう。ラグナって言うのは惑星の名前だろ・・・。お前さん大丈夫か?」

惑星?どういう事なんだ?地球は数万光年先って・・・人類は外宇宙には進出していないはずだが・・・。

 

お互い、認識があって無い為、その後アラドさんとお互いの事を話した。どうやら俺は「マクロス」という宇宙戦艦?とバルキリーと呼ばれる三段変形戦闘機?と言う物があり、人類が外宇宙に進出した別の世界に来てしまった様だ。んで、アラドさん?はそのバルキリーのエース部隊の隊長さんなんだとか。ただ全部が全部違うって訳でもなく、SDF‐1「マクロス」と言うものが落ちる所までの歴史は俺の世界と同じだった・・・。

「それにしてもMSに遺伝子を操作したコーディネーターとそのままの人間のナチュラルとの確執からの2度の戦争ねぇ・・・。随分と酷い世界だったな。まぁこっちも地球上の星間大戦にバロータ戦役、バジュラ戦役等、テロ運動とか起こったからな。似たような物だ。」

「そんなことは無いですよ・・・。ただ・・・」

「言うな。悲しくなるだろ。」

「はい。でも良いですね・・・こんなに平和なのは・・・。俺のいた所とは大違いだ・・・。他の星の人と仲良く出来るなんて到底思えない・・・。」

「なんだ・・・その、すまんな・・・。戦闘データや中にあった端末とかを見てたんだが・・・確かにお前さんが嘘を言っているようには見えないし、何よりあの機体。セイバーR?だったっけ?うちの整備班と情報班が色々と調べてみたがあれは凄い機体だ。バッテリーと、デュートリオンビーム送電システム?だっけ?電気で動く機体に、武装もバルキリーの火力を優に上回る物・・・

G.U.N.D.A.M.M OSとか言う高性能OS。有視界性はバルキリーの方が上だったけどな。あれが純粋に人の力で発展した技術なんだなと思ってな。あ、すまんな。勝手に解析させてもらったぞ。」

「あ、大丈夫ですよ。それしか俺の存在を教えてくれる物がないんですよね・・・。そちらの世界もフォールド航法と言うワープ機能搭載した戦艦?とか異星人との接触とか・・・驚きしか無いです。」

「そうだろうな。おっと連絡か・・・。はい。了解した、直ぐに行きます。ちょっと会議に行ってくる。」

「もしかして、」

「そう。お前さんの今後の話な。まぁ、悪いようにはしないさ。」

「分かりました。ありがとうございます。」

「そんな堅苦しくなるなよ。あ、なんかあったらそこの奴で人を呼んでくれ。それじゃあな。」

「はい。ありがとうございました。」

そう言うと笑顔でアラドさんは出ていった・・・。

いい人だったな・・・。俺はどうなるのだろうかな・・・?

まぁ、考えてもしゃーない。寝るか。

そう思い俺は寝た。

sideout

 

アラドside

面白い奴だったな。平行世界に人型兵器MSのパイロットか。もしうちの部隊に入れられる事が出来るなら入れてやりたいな。おっとそろそろ会議室だ。気を引き締めるかまぁ、悪いようにはしないって言ったからな。やるか。

sideout

 

 

 




はい。という訳で今回は亡きハイネとの再会と、医務室でのアラドさんとの会話です・・・。アラドさんこんな口調だったっけな・・・。間違ってたら怖い・・・。なぜアラドさんだけなのかと言うと他のキャラをどのように絡ませるかまだ思い付いてないからです。あとヒロインが決まらない・・・。って事になったので活動報告の方でアンケート取ろうと思っています。もし良ければよろしくお願いしますm(_ _)m
新しく、アンケート用の活動報告も作りました!
よろしくお願いしますm(_ _)m。
あ、あと誤字訂正、感想その他もろもろもよろしくお願いしますm(_ _)m!
次回!MISSIONPHASE_02 彼の処遇、衝撃のディサイドお楽しみに!


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MISSIONPHASE_02 彼の処遇、衝撃のディサイド

作者「どうもエガえもんです。タイトルを変更しました。あと、ちなみに試験中は書けなくなると言ったな。あれは嘘だ。」
アキト「ウソダドンドコドーン!!」
作者「私が試験中にも関わらず小説を書くのは私の責任だ。だが私は謝らない(当たり前)。」
アキト「唐突にブレイドネタ入れて来るなよ・・・分からない人もいるだろ・・・。ってか勉強しろよ・・・。」
作者「どうなる、第2話!」
アキト「人の話を聞けよ!」


アラドside inブリーフィングルーム

「ーーと言うのが俺の報告だ。」

「別の世界から来た・・・」

「隊長、自分は信用できません。反統合軍の可能性だってーー」

「メッサー。それは無いな。仮にそうだとしてみろ、だったらあの機体でアイテールを攻撃した方がよっぽど効率的だろ。」

「確かにそうかもしれないですね・・・失礼しました。」

「プロテクトが掛かっていた所も含めて機体の詳細データ来ました。」

「ありがとう、カナメさん。改めて見るがやはり凄いな・・・」

ZGMFーX23SR/セイバーR

動力源

バッテリー/デュートリオンビーム送電システム

武装/装備

MMI-GAU25A 20mmCIWS×2

MA-BAR70 高エネルギービームライフル

MA-M941 ヴァジュラビームサーベル×2

M106 アムフォルタスプラズマ収束ビーム砲×2

MA-7B スーパーフォルティスビーム砲×2

MMI-GAU2 ピクウス 76mm機関砲

MMI-RD11 空力防盾

50cm ハリネズミ 対艦ミサイル発射管コンテナ

ヴァリアブルフェイズシフト装甲(VPS装甲)

マルチロックオンシステム

BADシステム

「カナメさん、このVPS装甲と言う装甲は何ですか?エネルギー転換装甲とどういう違いが・・・。」

「それはマキナによると、「ジクフリちゃんとかに搭載されているエネルギー転換装甲とはちょっと違うね~☆電気を装甲に流すって点では一緒だと思うけど、こっちものセイバーちゃんの装甲は物理攻撃を無効化する効果があるっぽいね~☆きゃわわ☆」だそうで・・・。」

「ふむ・・・やはり凄いな・・・、この機体。とりあえず次の案件だ。今後、彼をどうするかだな。それに関しては俺に1案がある。あいつをΔ小隊とまでは言わん。ケイオスに置くって案だ。」

「隊長!危険すぎます!」

「だが、彼への検査の結果と彼の機体から見て彼の話は本当だと思う。仮にも統合政府に渡して人体実験なんてされたらこっちの気分が悪くなるからな。何より俺はあいつを気に入った。」

「別にいいと思いますよ。」

カナメさんが笑顔でそう言った。

「ナイス、カナメさん!」

「そこまで隊長が言うなら・・・了解しました。」

メッサーも渋々だが了解してくれた様だ。

「よし、俺はこの事を艦長に話してくる。とりあえず解散!」

「はい。」

「了解です。」

そう言って2人は出ていった。

さて、艦長に報告にでも行きますか。

sideout

 

アキトside

数時間後アラドさんがやってきた。

どうやら検査も終わって体調も大丈夫そうなのと、

今後の事についてアラドさんの上司から何か有るらしい

さっきからアラドさんは笑顔である。まぁ悪いようにはしないって言ってたし大丈夫だろう。

「ここだ。失礼します、艦長。」

艦長・・・誰なんだろう・・・。

「あぁ、君か。別世界から来た人と言うのは。私はアーネスト・ジョンソン。アイテール及びマクロス・エリシオンの艦長を務めている。君の事はアラドから報告を受けた。それで君の処遇に関しては我々ケイオスで保護しようと思う。IDがまだ出来ていないからしばらくはエリシオン内の部屋を用意する。そこを使ってくれ。」

「はい。ありがとうございます。」

俺はお辞儀をする。向こうも笑顔だ。どうやら大丈夫そうだった。それにしても艦長さん大きいな・・・色んな星の人とのハーフとかいるって聞いてはいたけど・・・。

「それに差し当って、君の部署を決めようと思う。向こうの世界では一応パイロットだったのだろう?」

「はい。」

「だから、君の部署はΔ小隊にしようと思う。階級は少尉だ。アラド大丈夫か?」

「あぁ、大丈夫だ。スカウトするつもりだったしな。」

「そういうことだ。後で君の機体も用意する。この端末を使ってこの世界の常識や、バルキリーの操縦方法について学んでくれ。」

「了解しました。ありがとうございます!」

「とりあえず端末に部屋の場所を位置させて置いたからそこに向かってくれ。では。」

「了解です、ありがとうございました!」

「後でワルキューレのメンバーや、Δ小隊の他の連中も紹介するから部屋で待ってろよ。」

「分かりました!」

俺はそう言って部屋から出ていく。これからの生活に色々不安や、楽しみが入り交じっているが、俺、頑張るよ・・・ハイネ。

sideout

 

アラドside

「それで、Δ小隊に入れると言うことは奴にも専用ジークフリートを?」

「いや、しばらくは予備機のカイロスを与えようと思う。あの戦闘データを見ただろう・・・ジークフリートよりカイロスの方が姓に合ってるはずだ。」

その戦闘データとはあいつの機体にあったもので、あれに似た顔をした戦闘機に変形する機体や、バイザー型の人型タイプなどを撃破していく様子のものだった。

だからこそ、あいつは成長したら化ける気がした。

まぁ・・・楽しみだな。

sideout

 

???side

「別世界からの使者・・・面白そうね。」

sideout

 

 




はい、という訳でMISSIONPHASE_02如何だったでしょうか?キャラをいきなりだしまくって口調が正しいかどうか不安で仕方ない・・・。最後の人はアレですね、ミステリアスな3歳のあの方です。え?名前で書けって?いやぁ・・・ ? の方がよりミステリアスな感じが出て面白いじゃないか( ͡° ͜ʖ ͡° )←次回名前表記するので安心してください。
後、ヒロインに関するアンケートもお願いします!活動報告の方で今、取っているので。どしどし待ってます!
後、誤字報告、感想等もよろしくお願いします
次回、MISSIONPHASE_03 新世界への一歩、新たなメンバーシップ
お楽しみに!


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MISSIONPHASE_03 新世界への一歩、新たなメンバーシップ

どうも、don’tとDon'tの違いという名の理不尽のせいで課題の満点を逃したのと今日やっと試験が終わったエガえもんです。
これ・・・やっと書けた・・・2回目何ですよね・・・
作者「1000文字超えた。よし!・・・あ、ミスった。(間違えてプラウザバック)あっ…(察し)」←保存忘れてた
ってなって全部1度全部パーになりました(´;ω;`)
今回はアキト君とワルキューレ、Δ小隊の歓迎会と挨拶的なものです・・・。
後、アンケートありがとうございました!
とりあえずヒロインはマキナにする予定です。
後、それ以外で人気のあったキャラに関しては・・・ifルート出来たら作りたいなぁ・・・とか思ってます。
後・・・原作はそのままでガンダムSEEDもそのままでこれとは違う奴とかも作りたいなぁ・・・アイディア出てきたし・・・。まぁ・・・ええか。
それではどうぞ!


アキトside

あの後俺は用意された部屋に着いた。部屋の中にはしばらく生活用品とセイバーRに入れてた私物とか入ってた・・・・・・何でザフトの時の制服(赤服)があるんだ・・・???。まぁいいか。その後俺は貰った端末を使って情報収集をしていた。まぁ粗方アラドさん・・・あ、今は違うのかアラド隊長から聞いてた話の通りだった。だから暇だなぁ・・・とか思いながら久しぶりに寝ようと思った瞬間にドアノックが鳴った。アラド隊長だろうな。

なので俺は特に荷物は無かったのでケイオスの制服を初めて着て行く事にした。

「すみません、隊長。」

「やっと、出てきたか・・・おっ。なかなか似合ってるじゃないか。後これお前さんのIDと連絡用の携帯端末な。」

「あ、ありがとうございます。」

「それじゃ、行くか。」

「了解です!」

その後俺と隊長は街に出た。あれ?これって初めて別世界の星に降り立った奴じゃね?そんな事を考えながら当たりを見渡すとやっぱり地球人とは違う感じの人々や、

地球には居ないような生き物(ウミネコ)とかもいて斬新だったなぁ・・・。でも何より驚いたのはその星の人々と地球人が仲良くしていると言うところかな。これが本物の平和なのか・・・って思うとなんか・・・こう・・・来るものがあるなぁ・・・。俺等は何故戦争なんて馬鹿げた事をしたんだろうなぁ・・・って思ってしまう。多分向こうだったら一目見て「化け物!」の一言で大量殺戮兵器を使ってるだろうなぁ・・・。同じ人間の筈なのに・・・。

そんな事を考えながら付いていくとある飲食店に着いた。何でも隊長の部下・・・いわゆる俺にとっては先輩とか下手したら上官に当たる人が経営してる飲食店らしい・・・ついでに言われたが、慣れてきたらここに下宿するらしい・・・。とりあえず入るか。

「よう、チャック!」

「あ、隊長!もしかしてそいつが?」

「あぁ、そうだ。紹介する。チャック・マスタング少尉だ。」

「どうも!挨拶を任せられました!チャック・マスタングだ!普段はこの裸喰娘々(らぐにゃんにゃん)の店主やってるぜ。」

「じ、自分はアキト・D・ヴェロニカであります!階級は少尉であります!」

「そんなに堅くなるなって!よろしくな、アキト!」

「そういやチャック、他の連中は?」

「レイナさんとマキナさんがさっき帰りましたね・・・カナメさんとミラージュ少尉ならまだいると思いますよ。」

「そうか、チャック。ありがとな。」

「いえいえ。」

「なんか、呼びましたか?アラド隊長?」

「カナメさん、いい所に!今度うちの部隊に入った、」

「アキト・D・ヴェロニカです。よろしくお願いします!」

「よろしくね。アキト君。」

「隊長!その人はどちら様でしょうか?」

「ミラージュか、紹介するぞ、お前の後輩だ!」

「私の後輩ですか・・・?」

「始めまして!アキト・D・ヴェロニカです!よろしくお願いします!」

「私の名はミラージュ・ファリーナ・ジーナスです。よろしくお願いします。」

「よし、アキト。今日は俺の奢りだ!」

「えぇ!良いんでしょうか・・・?」

「そもそもお前さん、金ないだろ。」

「あ・・・。じゃあ、お言葉に甘えて・・・このクラゲラーメンください!」

「はいよ!」

その後なんか5人で賑やかに食事をして戻った。その時にまぁ俺が別世界か来たって話になって案外納得されたり驚かれたりとか色んな反応があった。久しぶりに楽しかった。が、

とりあえず俺はマクロス・エリシオンまで戻らないと行けないので早めに帰った。ついでに言うと同じ位にミラージュ少尉も帰った。

自室に戻ってこの後の事を考えると、色々辛くなってきたので端末に格納庫の地図もあったし、一応まだ付き合いが短いが愛機のセイバーRを見に行こうとして・・・なんだろう・・・明日でいっか。寝よう。おやすみ・・・zzz…。

sideout




・・・んー。なんだろう・・・これからどうマキナさんと絡ませるか悩んでここじゃ無いと思いました。なので今回はカナメさんとチャックとミラージュさんを追加要因で出したのですが・・・いかがだったでしょう?テスト終わりと、アンケートが結構意外な結果で終わってどうしようか頭の中で捻ってる途中です。時間欲しい・・・。とりあえず、誤字訂正、感想などありましたら指摘よろしくお願いしますm(_ _)m!次回!
MISSIONPHASE_04 彼の初恋、愛機のコンディション
お楽しみに!!


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MISSIONPHASE_04 彼の初恋、愛機のコンディション

こんにちは、エガえもんです。
今日は
やっと遂にハヤテとフレイア以外のΔ小隊と会えるかな?どうかな?
アキト「久しぶり&テストお疲れ」
作者「2度目だぞ・・・いきなり出てくるの・・・」
アキト「まぁしょうがないやん、それよりヒロイン決まったみたいだな。」
作者「てめぇにはネタバレになるから話す訳無いだろ」
アキト「大丈夫だって。ここの俺と本編。並行世界の違う人だし←おい 。本編、俺はお前とこんな事してないし。そもそもヒロイン知ってるから、いやぁ・・・楽しみやなぁ・・・ねぇ( ͡° ͜ʖ ͡° )」
作者「そ、そうだね!楽しみに待っててよ:(;゙゚'ω゚'):それでは」
ア作「どうぞ!」


アキトside

もう朝か・・・。食堂でご飯を・・・あ、お金無ぇよ。どうしようか・・・?部屋に置いて無いのか?・・・仕方ない。朝食抜くか。ん?誰だ。こんな時間に・・・

「どちら様ですか?」

「お前が隊長が新しく入れた別世界から来た新入りか。俺の名前はメッサー・イーレフェルトだ。階級は中尉だ。」

「失礼しました!自分はアキト・D・ヴェロニカ少尉であります!」

「そうか。今日の昼、貴様と模擬戦をする。これを読んでおけ。」

「これは?VFー1EXのマニュアルでありますか。」

「それを昼までに覚えておけ。」

「了解です。」

「また昼に・・・」

「すみません・・・メッサー中尉・・・お金・・・貸していただけないでしょうか?」

「何故だ。」

「・・・朝食代とか。」

「・・・社内食堂、社員は無料で食べる事が出来るんだが。」

「え・・・。」

「とりあえずもう俺は行くぞ。」

「ありがとうございました。」

「また昼にな。」

メッサー中尉・・・なんか怖そうなんだけど、いい人だったな・・・。あ、朝食食べに行くか。そんなこんなで朝食を食べた俺はマニュアルを読み込んだ。MSとはえらい違いに悩まされたが、何とか頭の中に読み込んだ。あと、早めに行けば少しは動かせるかなと思い、格納庫に行った。シュミレーターがあったので2、3回やって約束の昼になった。アラド隊長が審判らしい。

俺とメッサー中尉は出撃した

「デルタ2、エンゲージ!」

「アキト・D・ヴェロニカ、出ます!」

一つ予想外だったのはこっちが練習機(VFー1EX)なのに関わらず向こうは最新鋭機(VFー31)だた事だった。中尉曰く「戦場ではどんな事があるか分からない」だそうだ。

確かに理解出来る・・・けどこれは流石に初めから決まってると思う・・・。

「模擬戦のルールはアキトがメッサーにガンポッドのペイント弾を当てる事だ。

それ以外は特に無いそれでは始め!」

模擬戦が始まった・・・。

sideout

アラドside

「大丈夫なのか?彼は。」

「艦長、実は俺も不安だ。まぁメッサーの事だ。大丈夫だろうなって信じようと思う。」

あいつならなにか掴んでくれそうな気がするからな。

sideout

 

アキトside

「練習機でこの機体に着いてくるとは・・・だがそこまでだ」

メッサー中尉がそういう。確かにそうだ。このままだとこの機体では勝てない・・・それでも意地がある。

「・・・まだまだぁ!」俺は機体に多少無理をさせて急加速からの突然の空中変形を行った。これはセイバー時代に多用していた戦術である。そしてそのままガンポッドを発砲。

だが全部避けられてしまった。

「機体の特性の飲み込みを生かし、それをそういう風に使うとはな・・・だが所詮そこまでだ。ザフト軍とはこんなものか。」そう言って発砲してくる、俺は避けるもののやはり数発当たってしまう・・・だが、そこで一瞬隙が生まれた

「まだ終わらねぇ!」俺は残った奴を全て叩き込む、そしてようやく当てた。

「よっしゃぁ!」

「よくやったな。だが、そこが油断だ。」

その後思っきし叩き込まれて機体は元の色を残していなかった。終わった後の評価曰く

「機体の飲み込み、成長速度が常人の倍にも当たる。だが、それを戦術では待ってはくれない。後機体の動きにムラがまだ多い。」

だ、そうだ。そして一応コードネーム デルタ5 を貰った。

後、俺も専用のVFー31を貰ったのだが、何故かジークフリートではなくカイロスと言う一般機だった。後で朱色に塗ってもらおう。

昼食後、俺はアラド隊長とかに許可をとって元々機体に入れてた工具と、元の世界の端末をもってセイバーRの修理をしようと思った。

をもってセイバーRの修理をしようと思った。

案の定、機体はボロボロだった・・・何せミーティアのあれ食らってたしなぁ・・・。自爆システムは外されていたもののその他はデータ取った後修理出来なさそうで手付かずって言った所なのだろうか?

俺は修理出来るとこから始めた。パイロットでも自分の機体を整備や修理をする奴は向こうだと少なく無かった。俺もそうだったし。2時間位たった時、こちらに来る足音が聞こえた。なんだろう・・・。

「ねぇねぇ~☆この機体弄りまわしてるみたいだけど、もしかして君がその機体のパイロットなのかな?」

「まぁ、そうですけど・・・」

「もしかして、お昼にメサメサと模擬戦やったって言う別世界からの新メンバーって言うのも?」

「まぁ・・・メサメサって言う人がメッサー中尉ならそうですけど・・・」

「そっか~☆私はワルキューレのメンバーマキナ・中島だよ~よろしくね~☆」

そう名乗った彼女はふわふわしていた。

「俺はアキト・D・ヴェロニカです。よろしくお願いします・・・ん?ワルキューレのメンバー?何で整備服なんですか!?」

「私のおじいちゃんがメカニックでその関係で私もメカニックやってるんだ~。アキアキ、それでこの機体直すの?私達でも分からない事だらけでね、半ば諦めてたんだけど・・・」

「アキアキって・・・。まぁ向こうでは一応パイロットの一部でも整備や簡単な修理位はみんなしますから・・・。」

「そうなんだ。・・・ん?どうしたの?泣いてるの?」

え?嘘・・・あ、本当だ・・・泣いてる・・・。

「なんか・・・向こうの事を思い出したら悲しくなってきて・・・すみません。」

「ううん。別にいいと思う。元の世界が何であれ、やり残したり、後悔したりした事があったんだよね。話くらい聞くよ?」

「はい・・・ありがとうございます・・・」

その後、向こうでの話とか全てしていつの間にか時間が経っていた。なんだろう・・・話をしているとなんだろう・・・な・・・楽になっていく感じがする。

「そっか・・・色々辛かったね・・・親友の死亡とか、家族の安否とか。でもね・・・デスティニープラン?については分からないかな・・・。幾ら世界を平和にするためとはいえ、やりたい事が出来ないって言うのはいやだな~。私はさ、アイドルと、メカニックどっちもやりたくてここにいるんだ。それを遺伝子とかで決められるのは嫌かな。」

「でも!そうでもしないと」

「分かってる。だからあくまでこれは一個人の意見だよ。それじゃそろそろレッスンあるからバイバイ!またね~。」

「はい。また会えるといいですね!」

・・・可愛いかったな・・・ラクス譲とかのエリート高嶺の花タイプではないから話しやすかった・・・ん?なんだろうな・・・背後から凄い寒気がする・・・。もう帰って寝るか・・・。

sideout

 

レイナside

「マキナが見当たら無いと思ったら・・・なんか仲良く喋ってる・・・。あいつ・・・(ジーッ」

お、あいつ部屋に帰るっぽい・・・マキナと話してた分の代償でも払わすか・・・フフフ…

sideout

 




はい!という訳でMISSIONPHASE_04どーでしたでしょう!ヒロインと遂に話しましたよ!ウワァ!羨ましいですね!
アキト「うるさいぞ、作者」
作者「おっ、噂をすればなんとやらだな」
アキト「不安点は?」
作者「うーん、会話文の不自然さと、こんな口調、性格だっけ?ってとこと、後あれだな。他のヒロインにしてくださいって言った人達からの復讐とかかな・・・ifストーリーや、新しい物語でヒロインにするので許してください!」
アキト「俺は良いよ・・・但し、読者はどうかは知らん!」
作者「(´・ω・`)ひどい ・・・と言う訳で、次回!MISSIONPHASE_05 戦いの予兆、戦場のプロローグ
お楽しみに!・・・ん?どっかで見たことあるって?それは・・・つまりそういう事だよ!改めてお楽しみに!」
あ、誤字訂正、感想などなどありましたらどしどしよろしくお願いしますm(_ _)m!


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MISSIONPHASE_05 戦いの予兆、戦場のプロローグ

今晩は、エガえもんです。
投稿遅くなりました。
平ジェネFinal見てました!
面白かったです。感動しますよ!
と、言う話は置いといて第5話どうぞ!

2020年6月2日 後半のテロップ変更のためそこに関する部分の削除を行いました。


アキトside

おっ・・・朝か・・・眠いし・・・まず、顔を洗お・・・

「何じゃこりゃァァァァァァ!?」

そう、そこには思い切り顔に沢山落書きをされまくった俺の顔があったのであった・・・。

sideout

 

レイナside

「ふっ」

隠しカメラで見てみたが、実に面白かった。

「レイレイ、なにしてるの~?」

「何でも無い」

マキナと仲良く喋ってたからこうなったのだ。天罰だ。

昨日、夕食を食べてる時だってーーー

 

~昨日の夜~

「レイレイ、今日、例のルーキー君にあったんだよね。」

「ふむ」

「でねでね、その子があの色々ありそうなきゃわわな機体のパイロット何だって!色々話したんだけど面白かったよ~。また話したいなぁ~。」

「ほう」あいつあのプロテクトがくそ硬かった機体のパイロットで、例のルーキーだったんだ・・・面白い・・・フフフ…

~回想終了~

まぁ・・・やらなくても良かったけど・・・先制攻撃?って事にするか・・・また見たら今度はどうしてやろう・・・フフ…

sideout

 

 

アキトside

何故か付いていた落書きを落とした後、いつも通りに飯を食べてシュミレーターをしたあと、改めて、Δ小隊およびワルキューレのメンバーとの顔合わせをした。

その時に美雲・ギンヌメールさんと言う人から興味深い目で見られたりしたり、レイナ・プラウナーさんと言う人から凄い獲物を見るような目で見られた気がするんだが・・・。

後、今日からパイロット向けの講義も始まるらしいので行ってみた。

講義のどれもが斬新で面白かったな。意外に驚いたのは柔道。艦長が相手兼講師だったんだけど、一応コーディネーターである俺が直ぐにやれるとか凄いなぁ。

俺も頑張らないとな。

その後、ペイントが終わった俺の新機体を見に行った。

凄い朱色が映えて格好いいと思った。

俺は機体ならしも兼ねて空を飛ぼうとしようとしたら

「あっ!アキアキだ~」

マキナさんだ。レッスンの間の休憩なのかな?

「遂に来たんだね~君の専用カイロスちゃん。まぁ、私もやったんだけどね~」

「え?」

「だって、例の機体の戦闘データを元にした調整なんて私位しか最初出来ないだろうし。」

「あ、ありがとうございます!」

「それで、もしかして今から?」

「まぁ、そうですけど・・・」

「ねぇ、私も乗ってもいいかな?」

「えっ・・・」

「いつも整備してばっかりだから乗ることは滅多にに無いんだ、だから・・・ね?」

「まぁ・・・いいですけど。」

「やった!それじゃぁちょっとだけ待ってて~準備してくる~☆」

「分かりました。」

その後、俺とマキナさんはカイロスでラグナの空を飛んだ。

「ラグナの空って綺麗ですね」

「そーだね。いつも見てるけど空からはあんまり見ないから新鮮だね~。それにしても、やっぱりジクフリちゃんも良いけどこのカイロスちゃんもきゃわわ~☆」

「きゃわわって何ですか?」

「きゃわわはきゃわわだよ~」

「はぁ。」

全く分からないが、凄いとかそう言った意味なのだろうか。その後しばらくお互い喋らないでいるとマキナさんが

「 ねぇ、昨日の話の続きでもしない?」

「良いですよ。何を話しましょうか・・・」

「昨日言ってた、プラントの歌姫について話してよ、今の私達に立場的に似てるからね。」

ラクス・クライン嬢のことか

「良いですよ」

そうやって俺は話始めた。

内容はプラントの歌姫だったラクス・クラインが前大戦で第三勢力として戦争を辞めさせた事、その2年後に突然連合・オーブvsザフトに突然介入、戦局を引っ掻き回した挙句、俺がここに来るきっかけでもあったデスティニープランへの反抗戦争をした事。この戦争では一切あいつは歌ってないどころか、禄な事を言っていた記憶が無い。そう言えばラクスの偽物として議長は用意してたあの子はどうなったんだろうな。という様な事を話した。すると彼女は

「何だろうね、何でその後から歌を歌う事をしなくなったのか分かる気がするな」

「どういう意味です?」

「最初はきっと私達と同じ様に戦争を辞めさせたいと思ってたんだろうね。でも人は辞められなかった。ましてや、より酷い事をしはじめた。だから自分を信仰する人々を集めて自分やその周りにより良い世界を作りたくなったんじゃないかな?」

「なるほど・・・。」

「ねぇ、もし私達・・・私がそうなったりしたらどうする?」

「どうするんでしょうね・・・まだ分かりません。」

「いつなら分かる?」

「・・・・・・」

そのまま黙っていると連絡が入った。どうやら任務に関してらしい

「戻ろっか」

「はい」

そのままカイロスを戻す

戻った後

「今日はありがとうね、アキアキ。」

「こちらこそありがとうございま・・・」

ん?どういう事が起きている?マキナさんが抱き着いて来たんだが。

「あなまjgdjmさ@319あらたさたはあら!?」

「どうしたの、アキアキ!?顔真っ赤だよ!?」

やべえ・・・様子を見に来た隊長たちがなんかおかしい

隊長と美雲さんはなんかニヤニヤしてるし・・・

メッサー中尉は無表情・・・でも怒ってるな・・・あれは・・・

カナメさんは呆れてる・・・

レイナさんはいつもに増してヤバい殺気が放たれてるよ・・・あれ?チャック・・・お前もかーい!

こんな事になるとは・・・

その後何とか引き剥がした。

その後、次のライブ先は惑星アル・シャハルと言う、地球でいうとエジプトや、西アジアに似ている様な星に行くらしい

そして潜入任務の時にマキナさんは何故か俺をペア相手にした。と、同時にレイナさんから殺気が更に増えた。

まぁ・・・初任務だ。気合を入れて行こう!

こうして俺達はアル・シャハルへと向かった。

sideout

 

 




どうだったでしょう?
・・・フラグ回収出来てなかったですね・・・
やっと次回からマクロスΔ本編に突入します!
楽しみにしててください!
それでは自分はこれからコードギアス興道を見てきます!次回 MISSIONPHASE_06戦いを呼ぶもの 覚悟のバトル
お楽しみに!


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MISSIONPHASE_06戦いを呼ぶもの 覚悟のバトル

どうも、今晩は。ギアスとライダーの感想についてはネタバレを防ぐため、良かったしか言いません。
活動報告に詳しい事をネタバレはしない程度に書こうかなとは思いました。やるかは決めてません。
寝る前にこれを投稿します
それではどうぞ!&おやすみ!


アキトside

俺達は惑星アル・シャハルに着いた。

潜入任務は一応やった事はある。

前大戦のG強奪とか・・・まぁぶっちゃけ言おう。

絶対に役に立たないな。とりあえず俺はマキナさんと一緒に軍事基地の偵察である。まぁ、

「こちら、マキマキ~&アキアキ~シャハル・シティも異常なし~・・・はっ!?あ!あれは!?」

「「「どうしました!?」」」

「104式リガードちゃ~ん。ん~~きゃわ!」

みんなが溜息付いてる・・・。

「マキナさん・・・皆を驚かさないでくださいよ・・・。こちらアキト、特に問題はありません。引き続き任務を遂こ・・・」

「こ~ら。勝手に取らないの!あっ・・・切れた。」

「なんか・・・すみません・・・」

「むぅ~。無事にこれが終わって、付き合うならいいよ。」

ふぁっ・・・つ、付き合う!?

「な、何を言って・・・」

「買い物にね」

ガクっ

「あれれ~もしかして期待してた~?」

「ごめんなさい・・・」

「なんだろう・・・案外男の子してて安心したかな~。」

「えっ・・・それはどういう・・・」

その時だった。

うめき声と共に兵士が暴走し始めた。

「これが・・・ヴァールシンドローム・・・あっそれより、隊長!」

俺はすぐさま連絡する

「マキナをポイントF3まで護衛後、ポイント2Qで待機だ。機体を送る!」

「了解!行きますよ、マキナさん!」

「りょ~かい!」

俺はすぐさま指定ポイントまで護衛後、別の指定ポイントで待機していた。その時、歌声が響いて来た。

「あれが・・・ワルキューレか。」

ラクスや、その代理の歌とは一線を画していた。戦場で歌っているからだろうか。そう思ってると俺のカイロスが来た。

俺は乗る。この暴動を止めるために。

俺は手初めに近くの暴走リガードに狙いを付けた。

なるべく殺さない様にバトロイドに変形、手足をナイフで切り落とす・・・あれ?これ何気にフリーダムとおんなじ事してるような・・・ちっ!ここもか!2体目はガンポッドを連射、動きを止めてナイフで1発。うーむ、こんな事今まで無かった気がするんだが・・・。

そんな事を考えつつ迎撃しているとunknown機体が現れたらしい。俺は援護に回る・・・その時ワルキューレが爆発に巻きこまれた・・・マキナさんが、危ない。が、unknown機の1機が3機に増えた。ゴーストとかいう無人機だが・・・

「ドラグーンに比べれば!」

俺はマイクロミサイルを乱射、避けた所を正確に狙いゴーストを撃破。本体にもダメージを与える。

「ほう、腕の立つパイロットがいたとはな。あの朱色の機体。他のとは違う様だ。」

向こうも迎撃してくる・・・こっちは早くマキナさんを・・・ん?なんだ・・・大丈夫だったのかよ・・・なんか光ってる軍用機まであるし・・・あれ、民間人かよ!しかも撃墜されやがった!

俺はunknown機を一蹴し、隙を作り、すぐさま助けに行く。

「大丈夫か?」

「一応、大丈夫だ。あんたは?」

「説明してる暇は無い、早く安全な場所へ連れていけ、その機体恐らく長くは持たねぇぞ!」

「分かった、サンキュー!」

「おう、早くそこの少女も連れてってやれよ!」

とりあえず、ハートの可愛らしい髪飾りを付けたオレンジの髪の少女を連れた青髪の青年が離脱するまでの時間を稼ぎますか!

・・・・・・その後、何故かunknown機の集団は撤退したようだった。めちゃくちゃ疲れた。後、青年と少女に会いに行ったらミラージュさんが、なんか怒ってる・・・。怒られた後に話に言った。

「随分、怒られてたな、お前。」

「あんたは?」

「朱色のカイロスのパイロットだよ。」

「あぁー!あのオレンジか!」

「オレンジ違う!朱色!・・・別にいいが、彼女は助かったのか?」

「あぁ、助けたぜ。」

「なら、良かった。あ、後これ以上無茶するなよ。死ぬぞ。」

「分かってるよ!」

「それじゃ、また何処かで会えたら会おうか。あの少女にもよろしく言っておいてな!じゃ!」

「おう、またな!」

その後、俺が助けた少女から高濃度のフォールドレセプターが確認されたとか何とかあったらしい。ってかあいつはあれが始めてなのかよ・・・。なかなか、やるじゃん。

ついでに俺のカイロスの戦闘データも凄かったらしい・・・何でだ・・・。まぁいいか。

そんなこんなで俺はラグナへと帰ったのであった

sideout




・・・はい!本編1話だぜ!(テンションおかしいです。ごめんなさい・・・。)
こんな感じになりました。特に問題は無いとは思います。セイバーRに関しては修復が終わってないのでまだ出ません。いつ出るの?はまぁ中盤~終盤に掛けて出したいな位に思っています。
ではおやすみ!次回!MISSIONPHASE_07 戦闘終了、
初めてのデート?
P.S.前回のも含め、誤字訂正、感想などありましたらよろしくお願いしますm(_ _)m!
お楽しみに!


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MISSIONPHASE_07 戦闘終了、 初めてのデート?

こんにちは・・・そして、久しぶりです。エガえもんです!
やっと・・・ノパソが家に来ました!
そして、この1週間近くはこのネタと部活、その他もろもろで完成しませんでした!本当にごめんなさい!
そして、諸事情により、タイトルを変更しました!
それではどうぞ!


アキトside

「ふぅ・・・とりあえず・・・帰ってこれた。」

と、俺は安堵する。

初めての機体での戦闘だったし、何よりunknown機も出てきて疲れた。とりあえず・・・整備班に整備と補給を頼んで部屋に向かって帰って来るまでの間でも寝てるか・・・zzz。

sideout

アラドside

「なるほどなぁ・・・」

俺は今あるデータを見ている。例のunknown機のデータが反統合の連中が使っていたSv系の奴であろうと言う事だったのと、今回の戦闘中に乱入してきた民間人2名・・・少なくとも確実に1名生体フォールド波が観測された・・・ウィンダミア人のフレイア・ヴィオンか・・・。

後例のunknown機にほぼ初戦闘のカイロスで対抗した

アキトの技量の高さだ・・・

sideout

 

アキトside

ラグナに帰って来た俺は一応仕事した事と、元々お金が無かった故に初の給料を貰った!・・・とりあえずこれでどうにかなりそうだな・・・そんなこんなで俺はこれからマキナさんの買い物に付き合う事になったのだが・・・

「服が無い・・・」

何を言ってるか分からないって?そのままの意味だ・・・。普段はケイオスの制服かインナーなので、困らなかったのだが、外に買い物に行くとなると・・・ザフトの時は基本基地内から出なかったしな・・・なんか女子は複数で固まって色んな物買いに行ってたらしいけど・・・正直に言います、買いたい物が当時無かったのと、次のために機体チェックとか整備してたからなぁ・・・。ちなみに今あるのはケイオスの制服、インナー、ザフトの制服である・・・。どうしようかな・・・ん?誰だろう・・・チャック?

「迷ってるみたいだな。」

「昨日はすげぇ嫉妬してた癖に今はニヤニヤしてるとか・・・はぁ・・・んで、何のようだ。」

「あ、いや面白そうだったからな、後これは差し入れだ。」

「なんだよ、それ・・・・・・服じゃねぇか!」

「いやぁ・・・弟達と買い物に言った時になお前さんに合いそうなのをってな。」

「ありがてぇ!後でちゃんとお礼するよ!」

「気にすんな!早く行けよ!」

「おう!」

俺は向かった。

約束の時間の15分前に着いた・・・待つか・・・

あっ、来たっぽいな・・・

「ごめんね~。待った?」

「いや、今来た所ですよ。」

「それじゃ、行こうか。」

「はい。」

とりあえず、マキナさんが行きたいらしいお店を回る事にした。

sideout

 

レイナside

今、私はマキナの後を即けている。

理由はただ一つ。あいつからマキナを守るためだ。

「ママー、なんか変な人いるー。」

「しっ、見ちゃいけません。」

なんか周囲が騒がしいが私には関係ない。

あっ、またどこかへ行くのか。ちょっと待って・・・チャック?何であんな所に・・・?

sideout

 

アキトside

あの後、俺とマキナさんは様々な店を回った。普通に楽しかった。しかし、なんか付けられてる気がする・・・マキナさんも一応それは感じているようで・・・突然、

「アキアキ行くよ!」

「分かりました!」

俺とマキナさんは走って撒く事にした。

そのままラグナの海が見える公園まで来てしまった。

「ふぅ~、疲れた~。」

「おつかれ~。アキアキ、今日はありがとう~。」

「いえ、どういたしまして。そういえば、明日は新人オーディションなんですよね。」

「そうだよ~。それがどうかしたの?」

「いえ・・・なんか・・・その・・・頑張って下しゃい!」

「あぁ〜!噛んだぁ~!あははははっ」

「・・・ごめんなさい」

「別に大丈夫だよ。ありがとう、頑張るね・・・・・・!」ギュッ

「・・・マキナさん・・・・・・あの・・・その・・・手が・・・///」

「あっ、ごめんね!・・・・・・アキアキ・・・実はアキアキの事が好k・・・・・・」

「え・・・?」

「なーんてね!冗談だよ~☆えへへ〜!」

「そそ、そうですよね!アハハハ!あ、そろそろ帰らないと明日不味いんじゃないんですか?送って行きますよ。」

「ありがと~アキアキ!」

その後マキナさんを家まで送った・・・なんだろうな・・・この気持ちは・・・?

sideout

 

マキナside

「じゃ~ね~!アキアキ~!・・・・・・・・・本当はあの言葉冗談でも何でも・・・・・・まさかね。」

ちょっと疲れてるのかな?明日は早いし寝よう。

「レイレイ~おやすみ~」

お風呂に入った後、気持ちを整理するのも含めて私はそのまま寝てしまった・・・zzz

sideout

 

フレイアside

「よし、着いたぞ。」

「あんがと、ハヤテ!・・・・・・オォ・・・めちゃくちゃゴリゴリやねぇ・・・。」

「とりあえずオーディション会場まで送ってやるよ」

「本当にあんがと!」

私は絶対ワルキューレになって見せるんやね!

sideout

 

 

 




はい!どうだったでしょう・・・一応デート回です・・・本当にキツい・・・文才欲しい・・・。
次回はオーディションとハヤテの入隊までやれたら良いかなーとか思っています。
誤字訂正、アドバイス、御指摘、感想などなどありましたらよろしくお願いします!
次回!MISSIONPHASE_08 新メンバー、覚悟のタイム
お楽しみに!


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MISSIONPHASE_08 新メンバー?、覚悟のタイム

サブタイトル変更しました。
どうも、エガえもんです。特にいうことないので、それでは…
アキト「おい、たまには俺にもしゃべらせろよ。」
作「あ、久しぶり。元気?」
アキト「おかげさまでな。まあ、そんなことはどうでもいい、それでは第8話はどうぞ!」



アキトside

う〜ん、よく眠れたなぁ・・・さて、飯でも食うか。

「おはようございます。」

「おう!昨日はお楽しみでしたね!」

「どこかで見たぞ・・・そのネタ・・・。ってか何でそんなに怪訝な目で見てくるの!?何も無かったから!」

「ほんとか〜?あの後見つからなくて、てっきりあんな事やこんな事でもしてると思ってたんだがなぁ・・・。」

「そんな事出来るわけ無いだろ・・・一応相手は歌姫だぞ・・・スキャンダル過ぎるだろ・・・」

「案外そんな事無いんだな、これが。7年前に銀河の妖精 シェリル・ノームと超時空シンデレラ ランカ・リーの2人はなんか同じ男を取り合ったとか何とかって噂があったし。 何かと縁があるもんだぞ。 」

「マジかよ・・・こっちだと画面かLIVEでしか見た事無かったわ・・・。」

「まぁ、これも世界の違いって奴だな。あっ、飯出来たぞ」

「おう。ありがとな!」

「気にすんな!」

そんなこんなで朝食を食べた後、俺はエリシオンへ行った。いつも通りの訓練と勉学をしようとしていたが、何故か艦長に呼び出された・・・。

「失礼します!アキト少尉ただ今出頭しました!」

「すまんな、突然呼び出したりして。」

「いえ、それで・・・用件とは何でしょうか?」

「いや・・・君は一人であの機体を修理しているだろう、それを・・・」

あぁ、辞めて欲しいのか。確かにケイオス側の気持ちを考えたら訳分からん機体を修理しているなんて何が起こるか分かったもんじゃないしな。

「我々の方で手伝わせて貰えないかな?」

ん?手伝わせて貰える?

「えっ?本当ですか!?」

「ああ。お互いの技術の向上にもなるからな。」

「ありがとうございます!」

「ただ、一つ聞かせてくれ。何故あの機体を修理していたんだ?」

「・・・・・・一つ良いですか。あの機体は俺を守ってくれたからですかね・・・本当なら死んでたはずなのに今こうして世界を渡ってここにいる。だからあいつへの恩返し・・・後はあの機体に初めて乗った時に他の機体だと味わえなかった風を感じたからですかね・・・視界は狭いはずでコックピットだから感じないはずなのに・・・」

「そうか・・・お前もか・・・。なるほど。いや、まぁ

やましい理由だったら不味いからな、すまんな。改めてこちらこそよろしく。早速明日から整備班に作業に取り掛からせてもらうよ。あと、今日はオーディションがあるため訓練及び教習は無いからな。」

「了解です。失礼しました!」

やったね!ケイオスのバックアップも受けて貰えるよ!

「お前さんどうやらいい事があった見たいだな。」

「隊長。そういう隊長こそなんかいい事でもあったんですか?」

「いやぁ、いいバレッタクラゲがなぁ・・・と、言うのは本音だが冗談だ。アキトもしかしたらお前に後輩出来るからな。」

「はぁ?」

「とりあえず行くか?メッサーも付いてくるらしいし。」

「了解です。」

そのまま少し歩るくと甲板に出た。あー!あの時の民間人じゃねぇか!そんな事はいざ知らずアラド隊長は話し始める

この間は見事な操縦だったな。デルタ小隊隊長アラド・メルダースだ。」

「直に撃ち落とされましたけど。飛行機飛ばすのは初めてだったんで。」

「だが、バトロイドの操縦は手慣れてる。」

「ワークロイドは仕事で使ってたから。」

「なるほど。」

「随分転々としているようだな。惑星『リスタニア』『グレゴル』。その都度仕事も変わっている。」

「それが!?なんだよさっきから。そっちから呼び出しておいて。」

「貴様・・・」

「メッサー中尉。初対面の相手から経歴を暴露されたら嫌になります。隊長もそんな事するために来たんじゃ無いでしょう。」

「ああ、いやなに。その気があるならうちで飛んでもらおうかと思ったんだがな。」

「・・・・・・」

「どうだった?空を飛んでみて?」

「どうだったって・・・」

「落ちれば死ぬ。命懸けだ。だがそれでも飛び立つ。それが風を感じちまったもんの宿命だ。お前も風を感じたんだろう?後は飛ぶか飛ばないか。命を賭ける覚悟があるか。」

命を賭ける覚悟か。俺には・・・ん?あいつ何をやって・・・落ちたァ!?

「お、おい!?」

アラド隊長から慌てた声が聞こえる。

その時、唐突に風が流れてくる。

「はっ、こいつ!」

「風に乗っただと!?」

「いい感じだ。」

凄いな・・・あんな事普通は出来ないしやろうとも思わないぞ・・・。

すると

「軍隊は嫌いだ。」

「俺もだ。」

「人に指図されるのも。だから好きにやらせてもらう。」

「ご自由に。」

「隊長。」

「いいんですか?」

「俺は・・・コイツで空を飛ぶ。」

こいつ・・・格好良いな・・・。ん?ミラージュさん?あ・・・

「離れろ!」

「ちょっ!?ミラージュさん?」

「私の機体に・・・触るな!」

あ~また大変な事になりそうだ。

sideout

 

ハヤテside

俺は今まで色々な星を回ってきた。その度に色々な仕事をしてきたが、結局はどんな仕事も長続きしなかった・・・。でもあの時に風を感じた。これなら・・・!

「私の機体に・・・触るな!」

は?なんだよ・・・一体・・・。

「アラド隊長、なんでこんな奴を!」

俺をスカウトしてた隊長らしい人は肩をすくめるだけで

流してる

「戦場を舐めるなと言ったはずよ!」

「ドンパチしたいわけじゃない。俺は空を飛びたいだけだ。」

「飛びたいだけ?そう・・・それじゃ・・・」

え?何・・・周りがあーって顔してるけど・・・

sideout

アキトside

ミラージュさんがキレてハヤテを連れてった後はまぁ・・・・・・想像の通りだ。あれはきっと無理だなぁ・・・。

あ、チャックも来たのか。

「ミラージュの奴、相当キレてましたね」

「ですが、自分もミラージュ少尉に同意見です。まだ奴は戦場の恐怖を知らない。」

「しかし、あいつは大丈夫か?」

「多分・・・大丈夫じゃ無いでしょうね・・・EX-ギアも付けてない状態であんな高度連続機動・・・ちょっと取ってきていいですか?」

「何を?」

「酔い止めと吐いても良いような容器」

何で・・・みんな・・・ってかメッサー中尉までも「あっ…(察し)」って顔してるよ・・・。これは早めに行かないとな・・・。

・・・

俺が酔い止めと吐くようの容器を取っきた直後

2人が戻ってきた・・・ミラージュさんは晴れやかになってるけど・・・ハヤテは・・・

「俺は・・・絶対に・・・空を・・・」

あ、ヤバい・・・気がつくと俺は久しぶりに全力で走っていた。そしてミラージュさんを離して、ハヤテの口元に容器を当てると、同時に オェェェェェェェェェという音と酸っぱい臭いが・・・ミラージュさんは呆然としてる・・・

「ふぅ・・・疲れた。大丈夫かよ・・・。」

「お、おう・・・オェェェェェェェェェ」

「駄目じゃねぇか。隊長、とりあえず医務室に連れていきますね。」

「お、おう。分かった。後はミラージュ、お前にハヤテ候補生の訓練教官を命じる。」

「はぁ!?」

「一月で使えるようにしておけよ。」

そう言ってアラド隊長は出ていった・・・あれ?メッサー中尉何処に行ったのだろう・・・まぁ鍛錬だろうな。

それにしても最後に爆弾ぶち込んでいったなぁ・・・。

なんか・・・後ろでからかっているチャックがミラージュさんに巻き添いを食らっている様な会話が聞こえるが、気にしないことにして、とりあえず医務室に連れて行くとしよう。

sideout

 




はい!今回はフレイア推しの自分ですが、オーディションのところは本編と同じなのと、主人公が絡ませにくいので、カットしました。ハヤテ入隊のみです。ミラージュさんをゲロの脅威から守りました。
次回、MISSIONPHASE_09 自己紹介、審判のテスト
次回は遂にフレイア出せるぞ!よっしゃァァァァ!


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MISSIONPHASE_09 自己紹介、審判のテスト

明けましておめでとうございますm(_ _)m
エガえもんです。
冬休みは色々と忙しかったりしてなかなか投稿出来ませんでした。
ようやく一応のまとまったので投稿します。
かなり変かも知れませんがよろしくお願いしますm(_ _)m!
アキト「あけおめ、作者。」
作者「あけおめ~!今年誰からもお年玉貰ってないからちょうだい・・・(本気です)」
「無理ってかいい加減始めろよ」
「仕方ないな、それでは第9話!」
「「どうぞ!」」


マキナside

オーディションも無事に終わって新メンバーのフレフレも歓迎したし、これからレイレイとアキアキの機体のチェックにでも行くよ~!

「う~ん。機体表面の外傷が多いけど内部はあんまり傷んで無いね~。やっぱりちょくちょく修理に来てた成果が出ているね。レイレイ、OSのブラックボックス解除出来た?」

「後ちょっと・・・・・・出来た。」

「さすが、レイレイ!見せて見せて!」

「ん・・・主に自爆シークエンスと、機体の詳細・・・ん?何このシステム・・・?BAD・・・システム?」

「うーん・・・ってこの装甲、色々な所にコードあるのにパージとか、展開出来るようになってる!何でこんなデメリットを・・・?まさか・・・!」

「ん・・・このシステム・・・自爆以上にヤバい・・・。下手したらあいつ・・・死ぬよ・・・」

「えっ・・・?解除は?」

「自爆みたいに・・・解除は出来ない」

「なら、封印するしか」

「無い」

「うん」

sideout

 

アキトside

「落ち着いたか?」

「まぁ・・・何とか・・・。」

「そうか、無理すんなよ。あんな事されて吐かない奴は多分いないから」

「だろうな・・・。2度も助けられたな・・・ありがとな。えっと・・・オレンジ?」

「オレンジ違う!朱色!・・・・・・はぁ。疲れた。アキト・D・ヴェロニカだ。アキトとでも呼んでくれ。」

「わ、分かった。ありがとな、アキト。」

「こちらこそよろしく、ハヤテ・インメルマン。」

「おう。ってかなんで・・・俺の名前を・・・」

「隊長に教えて貰った。」

「なるほどな。ってかハヤテでいいよ。」

「分かった。んじゃハヤテ、そろそろ行きますか。」

「何処に?」

「寮」

「りょーかい。んでどこにあるんだ?」

「裸喰娘々っていう飲食店」

「へぇ~、ラグナにも娘々あったんだ。OK。んじゃ、行こうぜ。」

「おう。」

医務室を出てとりあえず出入口に向かっていると途中で案内員に連れられているアル・シャハルの時の歌を歌っていた方の少女に出会った。

「あ、ハヤテ~と・・・誰?」

どうやら、ハヤテとは既に知り合いらしい。

「アキト・D・ヴェロニカだ、よろしく。まぁ、アル・シャハルで1度会ったけどな。あの時はゴタゴタしてたらから禄に挨拶も出来なかった。ごめんな。」

「あっー!あのオレンジの人かね!?」

「オレンジ違う!朱色!・・・本日2回目だぞ、これ・・・。まぁ・・・いいか。」

「それよりハヤテ、なんで一緒にいたん?」

「あぁ、ここに就職したからな」

「ほんとかね!」

「とりあえず寮に行こうとしてたんだが・・・、お前はどうやらその調子だと受かったっぽいな。」

「そうなんよ!んで、ID登録とか諸々なんか終ったら裸喰娘々?って所に来てってマキナさんとかに言われてしもて、今、案内して貰ってたんとこなんよ。」

「なんだ。そんなことなら今俺たちも行こうとしてたとこだし、一緒に行こうぜ。」

「ほいな!」

そんな事で3人でラグナの市街に出てみた。

「着いたぞ。ここが裸喰娘々だ。ついでに言うとここが男子寮でもあるからな。」

「へぇ・・・」

「さて、入るか」

中に入ると美雲さん除くワルキューレメンバーと仕事中のチャックとチャックの兄妹達、アラド隊長と後は・・・まぁ、お客さんがいた。

「遅かったな、アキト。」

「アキアキ~、フレフレ~こっち~だよ~。」

「今行きます!」

まぁ・・・そんなこんなで皆と合流した後、まぁなんと言うか、自己紹介的な事とか・・・ハヤテがウミネコにくっそボロボロにされたりとかされていた・・・。後は宴会みたいな事だ。新メンバーのフレイアは素直な子だなと純粋に思った。

宴会兼歓迎会が終わった後、俺は自室に戻ってあるものを見ていた。今はもう揃わないであろうC.E時代のアカデミーから一緒だったヴェステンフルス隊の仲間・・・。

「なんか・・・ごめんな。でも、俺は忘れないから。」

ふと見ると海が見えた。前大戦の時に見た海とは一味違っていたが、何だか懐かしく思えていた。

「・・・・・・寝るか。」

そんな事を思いながら俺は寝る事にした。

sideout

 

???side

「新生銀河アイドルデビュー、続いては番号20番

ミーア・キャンベルさんです!どうぞ!」

「はぁ~い。皆さん、ご機嫌よう。ミーア・キャンベルです。それでは聞いてください、静かな夜に」

「「「「「「うおおおおおおおおおおおおお!」」」」」

~会場外~

「なんだ!あの機体・・・。うわぁぁぁ・・・」

「サイクロン3!どうした!・・・なんだ・・・うわぁぁぁ!」

その日、銀河の片隅で一つの船団が姿を消した・・・。

sideout

 

アキトside

あれから数日がたった。・・・俺のセイバーは順調に修理されている。が、やはりどうしても技術の違いがあるのか完全に元通りというわけにもいかないらしい。色々と改修案がでている。

そして、例のunknown機に関してはプロトタイプでありそうなものの工場を見つけたが既に廃墟となっていた事位だ・・・。そいつらも最近出てきてないが、不安だ。あれで終わったとは到底思えない。そんな不安がある。だから俺は毎日の訓練、教練に頻繁に参加している・・・シュミレーターのレベルMAX、尚且つ1vs.多、ネームドもいるといった状態でこなしている・・・キツい・・・C.Eのときにはめったにやらない辛さ・・・確かネームドのイサム・ダイソンが入って来るところまでは来たものの、そこからは覚えていない・・・負けてばっかりだ・・・隊長曰くあの人に勝てたらそれこそ天才らしい。今度メッサー中尉に色々聞こうか・・・。こんな感じである。

しかし、ここケイオスには最近とんでも無い問題がある・・・例のハヤテ・インメンマン候補生だ。あいつ・・・パイロット候補生なのに講義には出ないし、訓練、教練にすら参加しない・・・挙げ句の果てに艦長の柔道にまで・・・俺は知ってるよ・・・最近、すげぇ勢いで俺が投げ飛ばされるんだ・・・あれは大変辛い・・・。そんな事はハヤテ候補生はいざ知らず、空戦教習でミラージュ中尉に振り回されるか、何処かでサボってるかの二択しかしてない・・・。そろそろ俺の足腰が限界になってきた頃、そんなハヤテ候補生を見かねたのかアラド隊長が一週間後に最終試験を設けた。裏ではミラージュさんが提案したんだろうけどなぁ・・・。それに落ちたらまぁ・・・クビ確定と言う事だろうな・・・ん?そうなったら?まぁ・・・その程度だったって事だと思う。それなりの仕事でも探してほしい。この世界はC.Eとは違う。戦争が必然的にある世界じゃない。平和だ。だからこそしっかりして欲しい。

まぁ・・・俺も全部が全部決まっている訳では無いんだけどな・・・。

~一週間後~

今日が試験日だ。内容はお互いVF-01EX(練習機)・・・・・・ん?マキナさんのきゃわわが・・・・・・まぁいっか。に乗ったミラージュさんとハヤテが模擬戦をする。審判はメッサー中尉。制限時間内にハヤテ機がミラージュ機に一発でもいいからペイント弾を当てるというものである。ちなみにハヤテ機は何発当たっても大丈夫なんだとか。

「アキト、ほぼ同期のお前から見てどう思う?」

「ほぼ同期って・・・。まぁ普通なら、駄目ですよね、普通なら。」

「ほ~う、ならお前はアイツが受かると。まぁ何となく俺もそう思うんだけどな。おっと、そろそろだな。」

こうして、始まった。序盤からハヤテの方はミラージュさんに翻弄されており、

あ~このまま終わるかな?と、思い始めたラスト2分くらい前、とんでも無い行動に出やがった・・・。墜落やその他もろもろの事故を未然に防ぐ用のアシストを切って手動操縦に切り替えてそのまま海に落下・・・・・・と、思ったの同時に海面スレスレで回避からの低飛行と言うテクニックを見せて、そして動揺した所を・・・・・・当てた。

そう、最後の最後で当てたのだ。

ミラージュさんはもちろん俺も驚いてる・・・。ってかあいつ踊ってるし・・・ん?メッサー中尉?何してるの?あー、ハヤテお疲れ様。これは洗剤のタンク追加だな・・・。

こうしてハヤテのペイント弾塗れの機体とミラージュ機、ペイント弾の残弾を0にしたメッサー機が帰ってきた。

メッサー中尉はいつも通りだ。ハヤテはあんだけやられたのに受かったのが勝るのかすげぇ嬉しそうだ、まぁ気持ちは分からんでも無い。そして何故かミラージュさんは・・・出てこない。

「隊長?何でミラージュさんは・・・」

「あぁ、ミラージュは統合戦争からのバルキリー乗りの名家だからな。素人に負けたのが相当来ている様だな。」

「なるほど。」

だから出てこなかったのか。まぁ・・・今はハヤテと色々話したりしてるっぽいから大丈夫見たいだけど。

何処から出てきたのかフレイアとワイワイやってるハヤテ達をを見ながらそう思うのであった。

sideout

 




はい、今回は長い!
とにかく長い・・・!通常の3倍・・・シャアです!←どうでもいい(  '-' )ノ)`-' )ペシッ
と、言う訳で試験まで来ましたァァァ
P.S.実はPSVitaのデータ全部パーになったんだ。そのせいで余計ここに力が入らなかったんだ(^ω^) ゴメン(・ω<) テヘペロ
アキト「殺すね(^ω^)」
作者「真面目に書くから!許して!」
と、言う訳で次回 MISSIONPHASE_10 衝撃 、WARの始まり
お楽しみに!





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MISSIONPHASE_10 衝撃 、WARの始まり(前半)

お久しぶりです。エガえもんです。
こちら(本編)は約1ヶ月半ぶりの投稿・・・!
一応生きてはいたのですが・・・中々ネタが思いつきませんでした。すみませんでした
何よりウィンダミアsideが・・・ね。結局、無しにしました。単純に主人公ほぼ関わり無いのに書くとか大変だったので。
要所要所でしか出したくねぇな・・・。もしくは空中騎士団の誰かをライバルにするかとか。ただ、そうなると相手(ライバルポジ)は決まってますけど。
とにかくウィンダミアside、今回はありません!
それではどうぞ!



アキトside

ハヤテ候補生がハヤテ・インメルマン准尉 デルタ6になって数日、惑星ボルドールでのワクチンライブをやる事が決まった。フレイアはデビューライブ、ハヤテは初陣と言った所か。ここ数日は航空ショーのスタントの練習が多くなる中、俺はそれには参加しなかった・・・と言うより出来なかった。理由としては

〜作戦会議〜

「アキトはエアショーには参加じゃないからな。」

「へ?どういう事ですか、それ。」

「アキアキが今使っているVF‐31A カイロスはジクフリちゃん達のとは違ってフォールドカーボンを使っているのと、フォールドウェーブシステムが無くて・・・歌での効果を増幅するとかは出来ないんだ。あ、でも今改修しているセイバーちゃんには空いたスペースにフォールドクォーツを設置、フォールドウェーブシステムも入れる予定だから安心してね〜。」

「まぁ一人だけカイロスってのもなぁ・・・。そんでだ、アキト、お前の役目はステルスを使用して付近で待機、非常時に俺たちより先に対処といった所か。」

「それ俺の存在いるんですか・・・。と、言うよりなんでハヤテにはジークフリートが・・・」

「まぁドンマイ、アキト!その代わりライブはちゃんと撮っておくから安心しとけって!」

「そういう問題じゃねぇよ!はぁ・・・・・・了解です。」

「まぁ、こう言うだろう?地味なクラゲほど味は深いって。」

「知りませんよ!」

〜回想終了〜

と、言うことである。ちなみに今日はライブ3日前、そしてフレイアのワルキューレデビューのなんかパーティだそうだ。最近パーティ関連多く無いか?まぁC.E時代が少なすぎただけなのかも知れないな。血のバレンタインやエイプリルフール・クライシス等で悲しい事が多すぎるんだ・・・ちっ。話を変えよう。

まぁそれはそれとしてんでもって今そのパーティ中だ。今日は折角だし名産の生クラゲでも食べようかな。

「えー、うわっと!?」

「と、いうわけで、フレフレとハヤハヤ、アキアキのデビューをお祝いしてー!かんぱーい!」

「ようこそ!ケイオスへ!!」

と、アーネスト艦長の演説は見事にマキナさんとオペレーターのニナ・オブライエンさんの音頭でカットされてしまったのは言うまでもあるまい。そしてフレイアの挨拶に移る訳だが・・・

「フレイア・ヴィオン!命懸けで頑張ります!!」

凄い初々しかった。いや・・・最近そういうの見てないから新鮮に感じるよね。でも凄い大袈裟だな。それはハヤテも分かってたようで、

「相変わらず大袈裟・・・」

「だな。」

「では期待のルーキー達からも一言!」

「はぁ!?」

「フレイアちゃんだって言いきったんだぞー。男ならビシッと決めろー!」

ハハハッ・・・ん?ルーキー達?

「なぁ・・・チャック?もしかしてそれは俺も」

「もちろん!」

「何でだァァァ!」

「だって簡単な歓迎会しかしてないだろ?」

「仕方ないな・・・。そんじゃまずハヤテからな〜。」

「この野郎ッ・・・ハヤテ・インメルマンだ。デルタ6をもらったからには全力でやってやるよォー!」

「考えて無かったからか投げやりになったか。ほとんどの人がご存知だと思いますが、デルタ5、アキト・D・ヴェロニカです・・・・・・・・・・・・俺も全力でやってやるー!」

「結局お前も投げやりじゃねぇか!」

「「「アハハハハ!」」」

と、そんな事があったが楽しむとしようか。

と、俺の頼んだラーメンと生クラゲが届いた頃、

フレイアがこんな事を言っていた。

「ワ・・・ワクチンライブか・・・。」

「それにしてもいきなりですよね、まだ入ったばっかなのに・・・。」

「ランドール自治政府からの要請。最近ヴァールの発生危険率が上がってきたからって。」

「でもそもそもなんでライブなんだ?録音して放送とかじゃ駄目なのかよ?」

「それは言えるな。確かにプロパガンダとして歌姫を使うのはアリだと思うが・・・俺らもしてたし。だけどそれも自陣の安全なところでやっていた訳で。わざわざ暴徒が出る戦場に出して歌わせるなんて聞いたこと無いんですよね、幾ら治療とはいえ。別にワルキューレの皆を疑ってるとかは無くて普通に危険過ぎるかなと。それこそハヤテの言う通り録音放送の方が安全じゃ無いんですか?」

「私達が歌うと『生体フォールド波』っていうのが発生するの。それが『ヴァール』に効くんだけど、録音したりデータ化したりすると効力激減。」

「「「へー。」」」

「やっぱり、生が一番。」

生クラゲを頬張りながら恍惚とした表情を浮かべるレイナさん。一瞬何だかよくわからん間が流れるがすぐさま戻る。

よし俺も食べるか・・・あれ?俺の生クラゲがねぇぞ・・・

「ごちそうさま・・・」

「え・・・?」

そこにいたのは生クラゲを口いっぱいに頬張ったレイナさんが・・・。くっそォォ!

「ドンマイ、アキト。」

「ごめんね〜、ほらレイレイも!」

「・・・・・・フッ」

「こ〜ら〜!」

「いや、もう大丈夫ですから!」

「一応私達も防御兵器はあるわ。私達が操っていた三角状のドローンがあったでしょ?」

「そう言えばありましたね・・・あれ防御兵器だったんだ・・・」

「ドローンで防御兵器になるからね。一応アキアキ以外の機体には全部付いているんだけど。」

「そういえばなんでアキトはVF‐31とはいえカイロスなんだ?VF-31ジークフリードに乗り替えてもいいだろうに。」

「まぁ、気にする事は無いだろうな。ワルキューレのサポート受けられるか無いかの違いだろうし。万が一ヴァールになったら助けて貰うさ。」

「まぁ・・・そうだね、アキアキ。デルタ小隊用のVF-31・・・アキアキ以外の奴にに積まれているのはフォールドカーボンじゃなくフォールドクォーツ。希少なものだから用意に時間がかかるの。さらにデルタ小隊用機は火力を極力抑えられ、各パイロットに合わせたチューニングが施される。だからその分火力では同レベルの機体に遅れを取るためその穴埋め・・・って言うのが建前。本音はただその時には用意出来なかったって言うのじゃないかな?一応アキアキ用ににチューンはしてあるけどね。 」

「『ワルキューレ』との連携を重視されるからそれぐらいの改造は基本。」

「フォールドクォーツの希少性を考えると量産は難しいのでしょう。ハヤテの機体の準備が間に合って良かったと思いますね。」

「だからなんで俺の奴をを俺にくれたのかって話なんだよ。アキトの方が良かったんじゃ無いか?」

「そうだったね・・・。」

「まぁ別に良いですよ。あいつが直れば乗り換える予定なので。完成までの繋ぎと思って諦めますよ。」

「何だよ、お前他に機体があるのか?」

「え?知らなかった・・・あ〜。話して無かったからな。今度話すよ。」

「アキアキのあの機体は・・・きゃわわ♡だからね〜。」

「そうなのか?」

「そうだよ。」

「ふーん。んじゃ期待してるぜ。」

「おう。」

「そう言えばハヤテ。ハヤテ達も歌うの?」

「いや俺はエアショーをするんだと。んでアキトは待機。」

ハヤテは頬についたご飯を取ってやりながらそう答える。

「まぁここは揃わないと苦情来そうだからって事だろ。もしくはライブ用の装備が搭載出来ないとか。」

「例のアンノウンが現れる可能性があります。気を抜かず私の指示に従うように!」

「・・・ほいなほいな。」

「あー!それもしかして私の真似かね!?」

「さぁね~・・・」

楽しいな・・・この空気。そんな事を重いながら楽しむ事にした。

sideout

 

ハヤテside

 

宴会はお開きとなり、俺はフレイアとアキト、マキナさん、レイナさんと一緒に外に出て海風に当たっていたが。

「うう・・・お腹が・・ゴリゴリ・・・」

「ったく、ほら。食い過ぎだっつーの。」

 

俺は呆れるの隠せずにフレイアにアップルジュースを渡した。

 

「う~ん!あぷじゅー!」

「アップルジュースな。」

「ラグナにも慣れたみたいね。」

「ほいな!」

「なんだか私の村に似とる気がするんよ。」

「それってウィンダミアの?」

「風がすっごく気持ちよくって、空も大地も真っ白で雪が積もって林檎畑があって。」

フレイアの言葉に俺達は首を傾げてしまい、たまらずマキナさんとレイナさんから

「あんまり・・・」

「似てる要素無いけど。」

と、ツッコミが。

「え・・・ほんとだ。何でかね?」

フレイアは少し考えてからそう答えた。

「故郷か・・・」

母親を亡くして家を飛び出して各地を戦い抜いていた俺にはその言葉がやはりピンとこなかった。結局本国戻ってたしその後はまた・・・言うまでもない。

だからか、

「なぁ、アキト。お前の故郷ってどんな所だった?」

「俺か・・・遺伝子の違いで同じ地球人同士の争いが絶えなかった所だよ。血で血を洗って危うく全滅戦争まで行ったさ。」

「はぁ・・・?それはどういう・・・」

「ねぇねぇ、アキアキ!今夜はもう遅いしお開きにしようか!送って!」

「あ、良いですよ。」

「なぁ・・・アキト。」

「悪いな。いつか話すよ・・・2人には。」

そう言ってあいつは2人を送りに行った。

どういう事だ・・・?地球人同士の争いなんて最近は無かったはずだぞ・・・。

sideout

 

アキトside

「さっきはありがとうございました、マキナさん。」

「・・・ううん。こちらこそごめんね、まだあの二人にはあの話は早いと思って遮っちゃって・・・。」

「いいんですよ・・・平和ならそれで。あんな事知らない方がよっぽどいい。」

「と、言いつつ話そうとしてた。つまり・・・そういう事。」

「ちょっ・・・レイレイ!」

「いいんですよ・・・このまま隠し通そうなんて思ってませんでしたから。それより2人ともLIVE頑張って下さい。俺はエアショーの方には参加出来ませんけど・・・ね。」

「うん!任せて!」

「いつも通りやれば大丈夫。お前はただ付近で見てれば良いから。寧ろ寝ててもいい位。」

「ちょっ・・・それは勘弁ですかね・・・。確かに寝るのは好きですけど」俺は笑って返す。

「あ、着いた!ありがとう〜アキアキ!んじゃおやすみ〜」

「おやすみなさい。」

そう言って別れる。・・・んじゃ寮に戻って寝るとするか。

sideout

 

 

 

 




相変わらず長くなった・・・。だからとりあえず分けました・・・すみません・・・。タイトル詐欺?・・・気のせいだ!
ライブまで行かなかったとパーティ関連が原作より多くなったのは私の責任だ。だが私は謝らない。
但し次にライブのシーンになるので許して下さい!
アキト「そうか、貴様のせいか。俺のクラゲが無くなったのは」チャッ 銃口を向ける
作「お久・・・・▂▅▇█▓▒ (’ω’) ▒▓█▇▅▂うわぁぁぁ!!」
次回!MISSIONPHASE_11衝撃 、WARの始まり(後半)
お楽しみに!


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MISSIONPHASE_11 衝撃 、WARの始まり(後半)

久しぶりです。エガえもんです。
かなり、構想練ったはずなのに、相変わらずの駄文です。
後、フレイア推しの自分ですが、最近これや、作り物のほうを書いていくうえでどんどん目が逸れていってます…。ヤバい(確信)
P.S 高校卒業しました。現在春休み中です。四月には大学生ですフゥゥ!←頭おかしい奴&今回から次回予告に変化が….

それではどうぞ!


アキトside

作戦当日になった朝だ。朝食を軽くすませ、俺は自分の機体チェックのため自分の機体がある格納庫へと向かう。正直眠い。

そんなことを思いつつ端末を弄っていると、

「あ、アキアキだ。おはよう!」

「おはよう・・・マキナさん。」

「何だか、眠そうだね。大丈夫?」

「いや・・・正直眠いです・・・。」

「ははっ、アキアキらしいね~。これ飲む?」

そういってマキナさんが缶コーヒーを差し出す。

「あ、ありがとうございます。」

「それにしてもOSチェック大変だね。レイレイに任せばいいのに。」

「そろそろこの機体にも慣れてきたので。後は自分の命を預ける機体ですからね、全部他人任せにはできないっていうか。」

「そうなんだ。あ、そういえば、この機体の改造に関して色々出てきたから次からは多分ライブ出れるよ〜!」

「マジですか!ありがとう、マキナさん!」

「まぁ、今回は頑張ってね?」

「頑張るとこじゃ無いんですけどね〜。それよりマキナさんはどうしてこんな朝早く?」

「早起きは色々と体にいいからね~。」

流石は歌姫ということか。しかもいつ戦場になるか分からないところでライブをするなら尚更といったところか。

「そういえば、ハヤテ機のチューン終わったんですか?」

「あ!忘れてた!まだ残ってるんだった、早く行かなきゃ!それじゃ~またね~。」

そう言って風のように去っていった。

あ、コーヒー飲むか・・・。

その後OSチェックしてると、

「あ、アキト。」

「レイナさん、おはようございます。」

なんでここにいるのだろう。レイナさんが現れた。

「ハヤテのが終わったから」

「なんで心読んでくるんですか・・・」

「そんなことより聞いた。OSチェック・・・ふっ。私が確認してやろう。」

なんか目を光らせながら来たんだが。

「ふぇ・・・?」

「駆動系は問題ない・・・後は・・・」

高速で端末を弄るレイナさん

「あの・・・レイナさん・・・?」

「これで、チェックメイト。」

「へ?」

「終わった。」

「え?・・・ホントだ・・・。あ、ありがとうございました。」

「あとで、クラゲチップス二袋買って。」

「へ・・・?」

クラゲチップス二袋。」

「は・・・はい。」

「うむ。では、頑張れ。」

そう言って去っていった。なんか、朝から凄かったなぁ・・・。

とりあえず、歌姫二人から応援貰ったし、頑張るか!

 

その後、ブリーフィングルームに集められまあ、最終確認を行った。

正直、特に内容は変らないが・・・但一つ違うのは周囲の警戒から警備に変わった事か。・・・それにしても初めての任務か、ハヤテ、フレイアには・・・緊張が・・・特にフレイヤは・・・ガチガチである。

まあ・・・頑張れ。

そうこうしてるとエリシオンからアイテールが分離、飛び立った。俺にとってはここに来て二回目の宇宙(そら)である。相変わらず綺麗だな・・・と思った瞬間フォールドした。俺はスタンバイする。

しばらくすると発進命令が出た。今回はエアショーに出ない為か、単独出撃だ。

『アキト少尉、発進どうぞ!』

「了解。アキト・D・ヴェロニカ、デルタ5 出ます!」

こうして、俺は発進したのであった。

sideout

 

マキナside

やっほ〜マキマキだよ〜!そろそろアキアキも配置に着いた頃かな。今日はいつもとは違ってフレフレのデビューライブだし、頑張らなくっちゃ!まぁ・・・当の本人は本番にならないと恐らく駄目っぽい感じかも知れないけど・・・。クモクモにも色々言われてるし・・・。まぁ頑張ら無いとね!

「銀河のために!」

「誰かのために!」

「今、私たち!」

「瞬間、完全燃焼!」

「命懸けで楽しんじゃえ!」

「「「「「GO! “ワルキューレ”!!」」」」」

sideout

 

アキトside

「ふぅ、だからか・・・。」

人が多いのだが、その癖警備する機体が居ないのである

まぁ・・・何事も無かったから俺も楽しむかな。っと、そろそろ時間だな。

そう思い空を見上げると5機のジークフリート、そして1機のシャトルが降りて来たと、同時に

「歌は、愛!!」

「歌は、希望!!」

「歌は、命!!」

「歌は、神秘!!」

・・・ん?フレイアが降りて来ないぞ・・・。高所恐怖症か・・・?いや、・・・違う!

「歌は・・・元気!!」

勇気を振り絞って飛び降りて来た。は、いいが盛大にコケた。

そう。コケたのである。だか、それもあってか客受けはかなり良いようだ。まぁそれで客の心理を掴んだっぽいし、まぁいいか。さぁ〜て、お仕事お仕事っと。

その後、これまた盛大に噛んだフレイアの挨拶が終わった後、「不確定性☆COSMIC MOVEMENT」と、「チェンジ!!!!」の二曲をやった。途中ハヤテが急にインメルマンダンスをやるというハプニングが起こるものの、他のメンバーのフォローもあり、会場の気分はMAXになる。このまま何事も無く終わるかと思った瞬間、その時レーダーに反応が。この反応は

「unknownか!」

そう前回のアル・シャハルに始めて出現したらしい

unknownのものであった。嫌な気配を感じたのか俺はいち早く対応する

「先行します!」

「分かった!但し無理はするなよ!」

「了解です!」

そうやって俺はunknown機に向けてマイクロミサイルを

放つ。前回の攻撃である程度は対策出来ている。

案の定、陣形がある程度崩れた。

「貰った!」ガンポッドを乱射。

するとゴーストと呼ばれる無人機を数機撃破する事に成功したが、まだ残った機体とゴーストがある。続けてやろうとするも

「ちっ、狙われたか。」

別の機体からのロックオンを受ける、狙ってた機体も逃してしまった。

「貰ったぞ、地球人!」

「甘い!」

俺は避けると同時にガウォークに高速変形、ミニガンポッドと、ビームガンポッドの一斉掃射である。

よし!・・・あれ?

「うわぁぁぁっ!・・・あれ?」

「無事か、ボーグ!」

「はい!マスターヘルマン!」

「マスターはよせ。」

「ちっ・・・もう1機かよ・・・」

そしてこっちは装填中である・・・あ、流石にヤベぇ

と思った瞬間

「アキト!無事か?」

Δ小隊だ。やっと来たか・・・

「遅かったな・・・。危うく死ぬとこだったぜ・・・。」

「すみません!」

「いや、大丈夫だ。行くぞ!」

ここからが反撃だ。・・・そのはずだったが、

「おいおい・・・マジかよ・・・」

ジャミングによるワルキューレの歌の妨害であった・・・。

「こっちの事は研究済みか・・・」

「敵ジャミング攻撃でフォールド波増幅システムが・・・」

「ミサイル!!」

「クソっ!」

歌が無いがやるしか無い!

「市民とワルキューレは俺達が守る!」

弾幕を張りどうにか防ぎきったが、このままじゃ辛い・・・。ん?アラート?

「新手!?いえ・・・新統合軍です!」

どうやら援軍らしい・・・これで少なくとも5分5分以上までには・・・

「おお、我が愛しの援軍。」

チャックも喜んでる。俺もだよ。

だが、現実は甘く無かった。

「歌?」

そして、

「うお!?」

「新統合軍が攻撃!?」

一瞬の出来事だった。さっきまで味方だったはずの新統合軍が攻撃をしてきたのだった。

「まさか奴等ヴァールに!?デルタ3!確認を!」

「ウーラ・サー!セイジ指数93.5%!?嘘だろ、皆ヴァールに!」

「しかし、ヴァールが編隊を組んで攻撃してくるなんてありえない!」 

「ありえない、じゃ無い!今現実に起きてるだろ!クソっ・・・!」

「止むを得んか・・・攻撃開始!市民を、ワルキューレを守るぞ!」

「攻撃だって!?相手は味方じゃん!」

「正気を失ってるだけかもしれません!」

「それがどうした!たとえそうだとしても今は敵だ!命を懸けて守ることが俺達の任務!それは新統合軍のパイロットも同じ!彼らも覚悟はできているはずだ!」

 

そう言ったメッサーは敵エース機との戦闘に入る。

俺は新統合軍機をなるべくコックピットを狙わないように捌きつつ、事の発端となった例のジャミング機2機を探す。少なくともそれをやれればワルキューレの歌の効果を元に戻せる一因になるはずだ。

だが、中々見つからない・・・ってあっ!

「うぉぉぉぉぉ!!」

マキナさんとレイナさんが爆発に巻きこまれた上手くジャンプ&ガスジェットクラスターで飛ぶがあのままだと巻きこまれるのは目に見えてる。

俺はガウォーク形態で滑る様に飛び助ける

「アキアキ!」

「大丈夫ですか?」

「うん!」

笑顔で答えるマキナさん。レイナさんの方も大丈夫そうだ。だが、このままだとまた同じ様な事が起きるのは明瞭。なので俺は留まって護衛する事にした。だが、このままだとジリ貧だ・・・ん?鈍ってる?

「フレイア。フォールド因子受容体レセプター、アクティブ。出力・・・最大値突破! 未体験領域へ・・・。」

「あの二人、増幅装置なしで・・・。」

「互いの歌で刺激し合っている!」

美雲さんとフレイアが共鳴した事により、ドローンが無くともヴァールを鈍らせる事に成功したからだ。よしこれなら!

「アラド少佐!やられた!」

「え?」

「アイテールが!?」

「いや、陽動作戦だ!君達が戦ってる間に惑星ボルドールの首都が敵軍に陥落された!」

敵軍・・・?どういう事だ・・・?

理解出来ない状態に更に事態は加速する。

「敵? 敵っていったい・・・」

ミラージュが、そう呟いた瞬間、

unknown機が編隊を組んで飛ぶ・・・描かれる紋章の様なものそしてまるでPS装甲のように今までの暗い色から鮮やかな色に変わってゆく。そして、

『ブリージンガル球状星団ならびに全銀河に告げる。私はウィンダミア王国宰相、ロイド・ブレーム。全てのプロトカルチャーの子らよ、我がウィンダミア王国は大いなる風とグラミア・ネーリッヒ・ウィンダミア王の名の下、新統合政府に対し宣戦を布告する!』

 

戦争の始まりだった。

 

sideout




はい、どうでしょうか。あと、アキトの機体最初の設定資料ではカラー違いのカイロスでしたが、マキナ、レイナをヒロインにするにあたって、これから追加オリジナル装備、及び改造を施すつもりです。え・・・セイバーは?あいつを出すとそこからこいつの出番なくなるのでセイバーの活躍を見たい方、しばらくお待ちください。カイロス君(仮)に、序盤は徹底的に出番を作りつつ、きちんと捌けさせたいと思います。

(BGM 明日への橋)
始まった戦争。突きつけられる現実と選択。
戦うか、逃げるか。答えを知る者は居らず、苦悩する。
悩み苦しむ者達の答えは何処に。

次回 救世主の名を持つGとヴァルキリー 
混迷、そしてANSEER

戦火の中を飛べ!ジークフリート!(C.V三石琴乃)



・・・すみません、調子乗りました。完全にガンダムSEEDDESTINYの次回予告パロです。駄文しかかかないのにこんなことして・・・。そもそもこれやったら、機体が絶対足りないし・・・。需要があったらやろうと思います。嫌ならやめます。
というわけで次回 MISSIONPHASE_12 混迷、そしてANSEER
お楽しみに!


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MISSIONPHASE_12 混迷、そしてANSEER

こっちも久しぶりです。そろそろGW(ガンダムウイングじゃない方)ですね。皆さんはどうお過ごしでしょうか。
僕はGWは学校の関連で休みが全て吹き飛びましたw(白目)
忙しくなる前に更新して置きます。
久しぶりなのでキャラ変してたりしたらすみません・・・。
それではどうぞ!


アキトside

あの突然の宣戦布告からはや1日。

俺たちは諜報部の方からの情報を元にミーティングをしていた。内容は無論今回の宣戦布告と敵の事である。

「ウィンダミア王国。ラグナから800光年の距離にあり、その周囲を次元断層で囲まれた惑星だ。」

「そしてこれが『Sv-262 ドラケンⅢ』。こいつを操るのがウィンダミアの空中騎士団。王家に仕える翼の騎士達だ。動きから見てこいつがダーウェントの白騎士だな。」

「アル・シャハル、ボルドールでメッサー中尉と互角だった奴ですか。」

「そうらしいな。」

「けど、白騎士って?」

「空中騎士団に代々続くエースの称号だ。」

「白?黒じゃねぇの?」

「昔は白銀の機体に載っていた。腐れ縁って奴か。」

 

ここでフレイアが反応する。

 

「もしかしてウィンダミアにおったんかね?」

「ああ。7年前、独立戦争の時にな。」

 

アラド隊長はどうやら何かを知っているようだった。

だが、聞かない方が良いだろう。

 

「新統合軍のパイロットが操られていたのもウィンダミアの・・・?」

メッサー中尉の一言で場が凍る。

「じゃあこれまでのヴァールの暴動は全部?」

「いいえ。彼らが関与しているのはその一部、強力な生体フォールド波が感知されたものだけと本部は見ているわ。」

「となると、今までのは・・・。」

「実験・・・。」

「そして今回、ただの暴徒としてではなく統率のとれた行動をとれるまでになった。推測に過ぎんがな。」

 

そう、惑星ランドールでのあれはどう考えても統率をとった行動だった。

普通はありえないはずだ。何かタネがあるのだろうか。

 

「前回でこのような技術を取れるようになったんです。次回エンゲージ時も警戒して損はないでしょう。」

「だな。惑星ボルドールでも新統合軍の多くが操られほぼ無血降伏だったらしい。」

「・・・何かしらタネがあると俺は思います。何か・・・」

「歌が聞こえたわ。」

「うん。誰かが歌っとった。」

「綺麗な声だったけど・・・。」

「ヒリヒリ・・・痛かった。」

「あれは・・・男の子の声。」

そんな事があったのか。

「カナメさんにも聴こえたのか?」

「はい。」

 

どうやらワルキューレのメンバーには聞こえたらしい。

 

「天使か、悪魔か。あれだけのヴァールを一瞬で虜にしてしまうなんて、感動的じゃない?」

 

美雲さんは不敵な顔をしながらそう言った。

 

その後、ハヤテにも聞こえていた事が判明し、まるでそれがウィンダミアのおとぎ話に出てくる“風の歌い手”みたいだった・・・らしい。

 

それで今、ウィンダミアの事について調べてる所である。

 

ウィンダミア第一次独立戦争

 

ウィンダミアが新統合政府に反旗を翻し起こした独立戦争。約8ヵ月の戦争状態の末に、ウィンダミア側が銀河条約で使用禁止が指定されている次元兵器が惑星ウィンダミアⅣのカーライル地方に投下されたのを機に新統合軍は撤退。事実上の休戦状態に入った。

 

「それで、昨日のあれと言うわけか。次元兵器ねぇ・・・自国の領内でそんなもの使ってもデメリットしか無いだろうに・・・。あ、そういや宣戦布告の時になんか言ってたな、何だったっけ・・・あー、そうだそうだ、不平等条約と利益の独占に確か決起して宣戦布告だっけ?・・・余計訳分からない。まぁ・・・いいや。次行こう。」

 

そんな事を思いながららカルパスを食べる。

後は・・・風の歌い手か。

 

風の歌い手

ウィンダミア王家にしばしば現れ、風や大地、竜鳥と心を通じあわせるとされる伝説を持つ

 

 

情報少なっ・・・。後は昨日話してた通りって訳か。

何だっけ・・・ルンに命の輝きをだっけ?

これについてもよく分からないな。

 

「うーん、疲れた。カルパスも切れたし、あれでも見に行くか。」

そうして俺は格納庫へと向かう。

「マキナさん、います?」

「今、姐さんは居ねぇな。何のようだ?」

そう言って出てきたのはガイ・ギルグッドさんである。主にΔ小隊のバルキリー整備そして、俺のセイバーのメンテメンバーでもある。

「セイバーの事何ですが・・・」

「あー、まだあれは使えねぇんだわ。ハヤテの機体の調整に時間を割いちまったからな。あれだろ?カイロスじゃ性能が足りなかったり、フォールドクォーツが無いとかで心配になったんだろ?まぁ・・・姐さんが言ってたろ?カイロスの改修案。それの試作品がそろそろ出来る位だ。すまんな。」

「いえ、俺も結構無理言ってるんで・・・。」

「まぁ、そう焦るなよ。それじゃまたなんかあったら言ってくれや。」

「はい、ありがとうございました。」

あれの改修か・・・。どうなるんだろうな。

 

〜三日後〜

 

俺たちに呼び出しが来た。

 

「依頼内容の変更?」

 

「ラグナ星系自治組織連合からの要請だ。今まではヴァールによる暴動への対応のみ。そこにウィンダミア王国の侵攻に対する防衛任務が加えられた。」

「つまりここからは戦争ってわけだ。」

 

また戦争か・・・。ハイネ・・・すまん。また戦う事になりそうだ。

「それに従い、私達も契約の更新を行います。ケイオスは民間企業です。契約に納得いかなければ除隊もできますが・・・。」

カナメさんはそう言った。え・・・マジか。民間企業だからそういう事も出来るのか・・・まぁ俺はここを抜けたら一文無しの宿無し君になるので出来ないが。

 

「無論更新します。」

「同じく。」

「聞くまでもないわ。」

ミラージュさん、メッサー中尉、美雲さんは残る確定

 

「きゃわわ~なジークフリードちゃん達を置いていけないもんね!」

「流石マキナ姐さん!」

「一生ついていきます!」

マキナさんと整備班面々も残る。これでメカ関連は問題なさそうだ。

「判子、押す。」

レイナさんも残る・・・。マキナさんが残るから当たり前か。

 

「・・・俺も。まだ誰ともデートしてないしね~。」

 

チャック。それは色んな意味でフラグだ。

 

「はわわわわわ!?」

「どうする!?」

「やめとく!!」

 

案の定オペレーターの3人には引かれまくってる。

 

「ったく。アキト、ハヤテ、お前達は?」

「俺は残ります。あれも直して貰ってるし、何よりここ辞めたら俺は生きていけないんで。」

「なるほどな、お前らしい。ハヤテ、お前は?」

「・・・・・・・」

ハヤテは悩んでるのだろうか、黙っている。

「まぁいい。考えとけ。」

 

まぁ確かにいきなり民間人に戦争するか?って言われて即答出来るわけ無いよな。

 

「ところで、あなたはどうするの?」

「う~ん。正直戦争と言われてもピンとこんし・・・」

そりゃそうだ。ついでに言うとフレイアの場合はどちらを選んでも立場が厳しい。

「そう。でも一つ問題がある。ケイオス本部はあなたをスパイだと疑っている。」

 

まぁ・・・何とも見事に言ってくれる。その通りだ。

 

「ス!?スパイ~~~!?」

 

当人は驚いてる。俺もこんないい子がスパイだなんて信じられないし、そもそもスパイならオーディション受けたり、アイドルなんて目立つような事はしないだろ。まぁ・・・それを分からん奴は何処にでもいるから納得は行くが。

 

「美雲!」

カナメさんが咎める。

「そう。でも同じ声はマスコミやファンからも上がってるわ。」

やっぱりそうですよねー。

「ま、メンバーにスパイがいるくらいの方が面白いと思うけど、彼らの反応を考えると・・・」

「大丈夫!1日でも早く信じてもらえるようゴリゴリ頑張ります!」

その意気だ。頑張れ。

「・・・そう。楽しみにしてるわ。」

その後解散した。

 

俺は暇だったので約束のクラゲチップスを買って渡しに行くと

「うむ」

なんかすごい納得した顔のレイナさんを見ることが出来た。それでも暇なのでシュミレーターをしようと思ったが、その途中ですごい悩んでるハヤテにあった。

「やっぱ、悩むよな」

「アキト、お前。」

「分かる、分かるよ。殺したく無いって言うのは。でも飛びたいんだろ?」

「お前・・・。なんで即答出来た奴が俺の気持ちが分かるんだよ!お前だってこれの前は軍人じゃ・・・」

「いや、違うな。」

「は?」

「軍人だったよ?普通に。」

「新統合軍に?」

「いや・・・少し話をしようか。こっち来いよ。」

そうして俺はあるとこに連れていく。

「これは・・・?」

「ZGMF‐X23SR セイバーR、俺の昔の機体さ。前にマキナさんが話掛けてた奴があっただろ。その話さ」

その後俺はここじゃない世界の人だったと言う事、

そこで何をして何があったのかと言う事を話した。

「お前には選ぶ事が出来る。でも・・・それでも迷うなら今一番やりたい事をやれ。後悔してもその時には遅いんだ・・・。守れなかった仲間、親友の為・・・って訳にはいかないんだろうが、俺はあんな過ちを繰り返したくないから俺は残るんだ。もし、安易な気持ちで残るならよく考えてくれ・・・。」

「アキト・・・。」

 

そんな話をしたあと、ハヤテとは別れたが・・・

その夜、ハヤテはフレイアを連れて飛んでいった。

普通に違反行為である。

更にそんでもって次の日

 

「戦争のせいで飛べないっていうなら戦争をこの手で終らせて自由な空を掴み取ってやる!」

 

どうやら別の方向に吹っ切れてしまったようだ。

隣を見てみるとミラージュ中尉が落ち込んでいる。

あー、これは昨日なんかあったな。

まぁ・・・死ぬなよ、ハヤテ。

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 




どーでしょうか、いや〜秘密ばらすの早かった早かった。フレイアにはそういや話して無いんだよな。
まぁ・・・いっかw。それはともかく次回予告行きますか。

殺したくない、でも死にたくない。
そんな事は誰しもが思うこと。
だが、戦争をしている以上非情な事は起こる・・・!
次回 救世主の名を持つGとヴァルキリー
決断、血に染まる宇宙
星々の合間を駆け抜けろ ジークフリート!
MISSIONPHASE_13 決断、血に染まる宇宙
お楽しみに!


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MISSIONPHASE_13 決断、血に染まる宇宙(前編)

こんにちは、エガえもんです。
お気に入り100件突破ァァァ!
ありがとうございます<(_ _)>
処女作で文才が無い中頑張って書いて行きました・・・。
これも皆様のお陰です。
本当にありがとうございました。
さて、ここからが本題なのですがこれを記念して何かやろうと思います。また近いうちにアンケートを取ろうと思うのでよろしくお願い致します。
それではどうぞ!


アキトside

ハヤテが違反を起こして2日、何故か今のところ幸いにもお咎めは無さそうだ。

そんな中チームでの模擬戦をした。

敵は・・・メッサーだ。

上からメッサー機が飛来

フォーメーションを組むものの

ハヤテが撃墜される

その次にチャック・・・ミラージュと次々に撃墜されていく中遂に俺一人になる。

「メッサーァァァ!」

ガンポッドを連射、ペイント弾が飛ぶ。

「アキトか。」メッサーはなんてことないように避ける。ヤベッ・・・後ろを取られた。

「ふん・・・」

「って思ったか!?」

俺は得意の空中変形(バトロイド)をし、その時に飛距離を稼いで避け

「これで」狙いを定めて再び撃つも

「甘い!」メッサーは弾幕の嵐を抜けて―――

気づいたら首元に訓練用のナイフを突きつけられていたのは言うまでもない。

「ちきしょぉ!まただ!」何回も負けてるからか、思わず叫んでしまう。

「それでもよく粘った方ですよ。」

「そうだぜ、俺や、ミラージュの方が機体に乗ってるのは長いのによくやるぜ。メッサーはトップエースだからな。勝てなくても仕方ないとこはあるぜ。」

「そうか、そうだよな〜。」

そこへメッサー中尉がやってきた。

どうやら今日の模擬戦の評価らしい。

「チャック少尉。エネルギーロスに気を付けろ。」

「ウーラ・サー。」

「ミラージュ少尉。右後方の警戒が甘い。アラド隊長のがフォローなければ落とされていた。」

「了解。」

「アキト少尉。」

「はい。」

「・・・・・・・・・」

「へ・・・・・・?」

何も言われない。呆然としてる中、

「ハヤテ少尉」

に移る。

「・・・・・・・・・・・・」黙って待つハヤテ

「以上だ。解散。」

「っ!?ちょっと待てよ!呼び止めておいて俺とアキトには何も無しかよ!?」

本当にそうだ。もしかして評価のし忘れか?でも一応って感じの奴・・・嫌だわぁ・・・。

「アキト少尉には特に言う事はない。ただ、言う事とすれば予想以上の事が起こっても動じるな・・・と言うことか。そしてハヤテ少尉、論外だ。話をする価値もない。・・・いや一つ忠告しておこう。」

 

メッサー中尉は首だけをハヤテに向けて

 

「実戦ではためらうな。確実に敵を落とせ。この3回の戦闘でお前は翼しか狙ってない。そして、ミラージュ少尉お前もだ。」

 

視線をミラージュにも向けてそう言い放った。

 

「空中騎士団は兎も角、新統合軍のパイロットは操られているだけです。」

「隊長やチャック、アキトだって新統合軍とやる時は翼を狙ってるぜ。」

「隊長やチャック少尉にはその技術がある。アキト少尉も同様だ。既にアキト少尉の技量は俺と同格か、それより少し少し下・・・とでも言っておこう。」

 

そしてミラージュさんとハヤテに厳しい目が向く。、

あれは辛いだろうな・・・。

 

「お前達は違う。今のままでは確実に死ぬ。」

「中尉!私のミスについてもう少し詳しく・・・!」

「お前の操縦は正確だ。ミスもあえて言えばという程度に過ぎない。」

「では・・・!?」

「それがお前の欠点だ。お前の動きは教科書通り。だから次の動きが直に読める。」

操縦には人の癖や、性格が出るとは聞いたことあるけど正しくその通りだったという事か。要は

型通り過ぎて余裕で次の行動が読める

という事である。良くある事だ・・・新米には。そう、ミラージュさんの性格は新米の規律の正しさがそのまま進化したみたいな感じだから、飛び方にも出てきたと言った所であろう。俺は同期のハイネのお陰で抜け出せたけどそういった人が居なかったのか・・・。

「歴戦の勇者を相手にすれば一瞬で撃ち落とされているだろう。」

 

ミラージュさんは指摘されて落ち込み気味だ。

 

「ハヤテ准尉は未熟だが時々予想もしないような動きをする。インメルマンダンスか。デタラメだが操縦センスだけは認めよう。いずれ死ぬ事に変わりはないが。」

 

ハヤテはキレて拳を握っている。煽られてる訳だから分からんでもないが。

 

「厳しいねぇ、死神様は。」

「気にすることねぇぞ、ミラージュ!」

「・・・・」

 

ミラージュさんもハヤテ同様、悔しさを隠せないようだった。

「まぁ・・・厳しいけど仕方ないだろ?その通りなんだからさ。」

ハヤテがキレて首元を掴む

「お前!どっちの味方なんだよ!死神野郎に褒められて調子に・・・」

「乗ってねぇよ!逆に向こうが同格って言ってる内は同格でも何でもない!あいつに勝ってやっと同格なんだよ!俺だって悔しいわ!」

「アキト・・・」

「と、いう訳で訓練しようぜ、俺がアイツの代わりやるからよ。」

「おう」

「死神野郎に」

「「目にもの見せてやろうぜ!」」

「私は・・・自己研磨します!」

「と、いう訳でチャック―」

「俺は店が・・・」

「1VS1かよ!」

「辞めるか?」

「嫌だね!やってやるさ!」

その後俺がハヤテをボコボコにして直ぐに辞めたのは言うまでもない。

sideout

あー!アキトにも死神野郎にも勝てないなんてよ。更に言えば論外で何も言えないとかよ!ふざけんな!

「ったく!メッサーの奴やな感じだぜ!」

「昔は説教すらなかったけどな。こっちがミスしてもじーっと睨んで終わり。」

 

それそれで嫌な感じだ。

 

「じーっとりぞくぞく。」

「そうなんよ・・・あの目で何も感じないと言われると。」

フレイアにも何かあるようだった、ってかほとんど俺とおんなじ感じか。

「ルン真っ黒。」

「ところでアキアキとミラミラは?」

「アキトは・・・なんか用事だって。ミラージュは一人で居残り。ま、あんだけ言われりゃねぇ。」

「ほんに美雲さんも厳しいかんね~。ステージはかっこいいけど。長い髪がブワーって流れて」

「あいつの・・・メッサーの飛び方もな。蒼い空に一筋スッと真っ直ぐな鋭い線が伸びて。」

「『死神』の異名は伊達じゃないってね。テクニックは隊長より上かもな。」

「ジークフリードの使い方だって。ハヤハヤなんかもう大変。1回飛んだら徹夜明けのお肌みたいにお化粧のノリも最悪って感じ。」

「ぼろぼろかさかさ。」

 

分からん

 

「その点メサメサのジクフリちゃんは睡眠ばっちり!最早赤ちゃんのお肌並みに。」

「スベスベ。もちもちぷるっぷる。」

 

やっぱり分からん

 

「えっと。」

「よーするに初心者のハヤテはクセが強いからその分機体を扱えてない、んでメッサーはあのマニューバを行ってるのにも関わらず機体の負荷を抑えて飛んでいるって事だろ?」

 

アキトがなんか大量の袋を抱えてやってきた。

 

「アキアキだ〜おかえり〜」

「約束のあれ」

は?

「あ〜、これですね。はい。」

差し出すアキト。

「うむ」

「レイレイ・・・何したの?」

「偽造」

へ?

「えっ?」

「あっ・・・。」

レイナさんのその言葉を聞いた途端アキトの顔が真っ青になる。

「秘密主義はない。だから言った。」

「あー!俺終わってもうた・・・。」

 

は!?

 

「アキト・・・お前何したんだよ!」

「どっかのバカの違反行為帳消し」

 

バカ・・・?違反行為・・・?あっ・・・。

 

「あ・・・ってバカって何だよ!」

「バカだろ!?確かに俺は言ったよ?好きなことしろって。でも違反行為は無いだろ・・・」

「二人とも明日報告だね」

「「ごめん(なさい!!!!)」」

二人同時に謝る。

「まぁ・・・良いけど。アキアキは後で呼び出し。」

「分かりましたよ・・・。」

「レイレイはしばらく生クラゲ禁止!」

「却下」

「だ〜め!こんな事したんだから。」

「・・・・・・うぅ・・・分かった。」

「うんうん、良かった良かった。」

「ア、アキト、なんかごめんな。」

「気にすんなよ。俺もよく違反行為はやってたし。ってかやっぱり飛び方上手いよな〜。美雲さんは歌上手いしな。大変だよな、お前らもさ。」

「あぁ、あいつが飛んでるのを見るとゾクっときやがる。」

「そうなんよ。隣で踊っとってもみとれちゃうんよね。」

「んで、どうするんだ?このまま言われっぱなしって訳にもいかないだろ?」

あぁ、分かってる。

「あぁ、明日の訓練で。」

「見返してやんだからね!」 

sideout

 

アキトside

「呼び出されたので来ましたよー」

「あ、アキアキ。」

「どうしたんですか?そんな真剣な顔して」

「うん・・・いつか聞こうと思ってたけどこのシステムは何なの!?」

「あー、blackboxのあれか。俺にも中身は分からないですけど・・・一言で言うと捨て身の一撃・・・ですかね?」

「なんでこんなものが」

「分かりませんよ。まぁ・・・本当に最後の切り札なんで―」

「使わせないよ」

「え・・・?」

「封印しようと思ってけど出来なかったからね。あの機体は使わせない。」

「何を言って・・・。」

「死んじゃダメだから!アキアキには生きてて欲しいから!」

「・・・・・・無理ですね」

「えっ」

「死なない様には頑張りますよ、あの機体で。でも・・・もしあれが必要になったらその時は・・・お願いします。」「・・・分かった。」

・・・泣いている。これは意地でも死ねないな。

sideout

 

 

 

 

 

 




はい。前編だけです。
長かったので後編も書きます。
そしてお気に入り100件突破記念企画アンケート取ります。活動報告の方で書くのでやりたい方はよろしくお願い致します。
それでは次回 救世主のGとヴァルキリー

MISSIONPHASE_14 決断、血に染まる宇宙(後編)

お楽しみに!(今回のはSEED風思いつきませんでした。ごめんなさい。)


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MISSIONPHASE_14 決断、血に染まる宇宙(後編)

お久しぶりです。エガえもんです。初ライダーネタ全く伸びなかったので削除しました。申し訳ございません。
もっとちゃんと読みたくなる様な奴を書いて行きたいのでライダーネタはしばらくお待ち下さい(誰も待ってない)それでは救世主のGとヴァルキリーどうぞ!



アキトside

 

数日後

『惑星 『イオニデス』でヴァールシンドローム発生!新統合軍の兵士も既に70%以上が操られ空中騎士団も現れた!アルファ、ベータ小隊はポイントチャーリーの防衛を。デルタ小隊はポイントエコーへ。これまでの借りを返してこい!』

 

と言った感じで出撃命令が下った。ここに来て初の宇宙戦という訳だ。

「アキアキ!」

「マキナさん!ライブの準備はいいんですか!?」

「そんな事よりも、アキアキ用のパック出来たよ!」

「テストは?」

「あー・・・。」

「ぶっつけ本番って事ですね・・・」

「ごめん、ごめん。でも性能はマキマキの保証付きだよ!セイセイちゃんのデータ応用で作ったオリジナルパックだからね!」

「セイセイちゃん・・・。ってかオリジナルパックて・・・。」

「気にしないの!さっさと行く!」

「は、はい!」

俺はセイバーの アムフォルタスプラズマ収束ビーム砲の様な砲塔が翼下部に追加、追加ウイングとブースターの着いたカイロスに乗った。

sideout

マキナside

「アキアキ・・・」

カイロスに乗ったアキアキの後ろ姿を見る

アキアキのカイロスの扱いはメサメサには届かない。

何より早くあの機体に乗り換えたいのもあっただろう。

でもあれは駄目・・・。でもせめて少しでもあれに近づけるために作ったあれで上手く頑張って・・・!

「マキナ・・・そろそろ。」

「うん!レイレイありがとう!行こっか!」

彼が命を掛けて戦ってくれる。

私も自分の戦場に行かなくちゃね!

sideout

 

アキトside

「デルタ1より5、6へ。お前達にとっては初めての宇宙戦闘だ。大気圏との軌道の違いや推進剤の残量に注意しろ!」

「「了解!」」

『デルタ5へ。進路クリアー。発進どうぞ!』

「了解。デルタ5、アキト・D・ヴェロニカ。カイロス、発進する!」

「「「「「超時空ヴィーナス!!!ワルキューレ!!!!」」」」」

 

彼女らの歌と共に宇宙へ舞い上がった。

 

「デルタ小隊、見参!!」

 

アラド隊長の声と共に俺以外の隊員はデブリ帯の中で散開、各個撃破へと移る。ジークフリートの追加兵装『プロジェクションユニット』でデブリ帯に『ワルキューレ』達の映像を投影し、スピーカーで歌を広げていく。

俺の機体には無いためいつも通り先行して叩く。

このセイバーパックがどこまで有用か。

「はぁ!」

俺はパックに付いたプラズマ収束ビームを発射、当たったデブリが砕け視界が見やすくなる。そして砕けた破片が敵機に当たり、牽制の役目も果たした。

「隙あり!」

この隙をついてチャックがミニガンポッドで撃ち抜く。

「おおーっ。俺もやりますか。」

俺はガンポッドである程度牽制しつつ

「これで!」

至近距離でバトロイドに急速、変形、そしてナイフで切り裂く

だが

「・・・浅いか!」

ナイフだとやはり浅くしか抉れない。だが武器は無くなってる。

「なら!」

俺はターンしてナイフを投降、見事にメインカメラを貫き、行動不能にする。

「ふぅ・・・」俺が安堵した瞬間

「直上よりウィンダミア機!」

本命のお出ましだ。

俺はファイターに変形して向かう。

そのままミサイルで先制攻撃を仕掛けるも散開され避けられる。メッサーは・・・白騎士の相手だ。

俺は連携の良い2機の相手をしていた。

「チッ、ちょこまかと!」

「ザオ、今だ!」

「散れ!オレンジ!」

一機バトロイドで突っ込んで来たからスモーク装置で煙幕を焚く。

「何っ!」

「止まった!そこだ!」俺はナイフを投降し、奴のメインカメラに当てる。

「ぐっあ!」

「ザオ!このオレンジが!」

なんかさっきからオレンジオレンジ聞こえる気がする

「だからオレンジじゃねぇ!」そうツッコミ、俺はもう一機のガンポッドを潰す。ふと見ると一機抜かれていた・・・やべっ。

「まだだ!オレン・・・」

「邪魔!失せろ!」俺はでミニガンポッドで翼をある程度撃ち抜き、抜いた一機を追う。セイバーパックなら出来るはずだ。抜いた奴がミサイルを放ちα小隊が弾幕を貼って迎撃するも、それに抜かれて、ワルキューレのステージに辿りつかせてしまう。

「見つけたぞ!裏切り者!」

そう言ったそいつの機体がバトロイドに変形、ガンポッドをステージに向けられ今にも発射されそうな瞬間―

「何やってんだ、ゴラァ!」

「ぐわァァァ!」

プラズマがそいつに走った。何故なら俺がプラズマビーム砲を放ったからである

「大丈夫ですか!?」俺はそいつを蹴飛ばしながらマキナさん達に尋ねる。

「おのれ、オレンジ〜!」

なんか聞こえた気がするが無視。

「アキアキだ!何とか大丈夫だよ〜。」

「ふぅ・・・エナジー残して良かった。けど今のでエナジー切れましたよ。」

「それじゃそこだけパージできるからしといて!あ、そろそろ戻るよ!」

「りょーかいです、パージ!」

俺は収束ビーム砲をパージ。二門のそれなりに大きな砲塔が外れ、高機動パックのような感じになる。

その時やっとハヤテが遅れながらやってきた。

「随分と遅かったな」

「まだ宇宙に慣れてないんだよ!」

「そーか、そーか。」

 

こんな戦場には似つかない会話を交わしていると

 

「メーデー!メーデー!」

「っ!ミラージュ!」

ハヤテが反転して、フォローに行った。

まだ戦闘中であるという事だろう。

俺も再び戦闘に戻った。

 

 

戦闘が終わった。ウィンダミアを退けることには成功した。白騎士は倒せなかったらしいが。

そしてここで1つ大事なことが起きた。

ハヤテが人を殺った。・・・正確にはウィンダミアの機体を落とした。と言うことである。

「無理も無いか。」

「ハヤハヤの同期として何か言えることは?」

「特に何も」

「本当に?」

「はい、俺は・・・あいつに何か言えるほど綺麗じゃない。もうこの手は血に塗れてるんです。」

「そうなんだ・・・」

これは自分でどうにも出来ないが、他人にどうこう出来るものでも無いだろう。と思ってた。

数日後、ハヤテは立ち直っていた。何でもミラージュさんが動いたとか。

「ハヤテ、もう大丈夫なのか?」

「ああ、色々心配かけたな。」

「ならいいんだが・・・。」

「とりあえずミーティングあるんだろ?行こうぜ」

「おう」

その後あったミーティングの内容はウィンダミアに占拠された惑星ヴォルドールへの潜入作戦だった―

sideout

 

 

 

 

 




どーでしたでしょうか。やっと4分の1来たか位ですかね。次回は惑星ヴォルドールへの潜入を書けたらいいなと思っています。
感想、誤字訂正ありましたらよろしくお願いします。

生い茂る森、古びた遺跡、ヴァールの現象とは!

次回 救世主のGとヴァルキリー

MISSIONPHASE_15 潜入、猫惑星

お楽しみに!




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MISSIONPHASE_14.5 裏切り者、その意味。

サブタイが、こんなになってしまったのは俺のせいです。15の舞台である 潜入 エネミーライン ちょっとしたアクシデントで撮れなくて・・・リアタイでもちょっとしか見れなかったからあまり覚えてないんですよね・・・。
だからあと少し待ってて頂けると幸いです。
とりあえず14.5どうぞ!


― 時間は少し遡る―

フレイアside

 

「え・・・・?ハヤテが・・・・?」

私のその問いにカナメさんは黙って頷いた。

「早く行きなさい」

「・・・?」

美雲さん・・・何をゆうちょ・・・

「くだらない言葉に足元をぐらつかせている様な人間は必要ない」

「え・・・・?」

《見つけたぞ!裏切り者!》

頭の中にあの言葉が思い出される

「っ・・・・・」

「美雲!」

「フレフレは自分の故郷の星と戦争しなきゃいけないんだよ!?」

カナメさんとマキナさんが責めるが。

「・・・・でもね、そんなことじゃこの銀河全てに歌声を届かせることなんて出来やしない。私達は『 ワルキューレ』なのだから。あなたは何故ステージに立つの?何のために?どんな思いで歌っているの?もう一度、よく考えなさい」

正論だった――

 

sideout

 

アキトside

「アキト、もし元々の所属の奴らが今現れて裏切り者って言われながら銃を向けられたらどう思う?」

 

機体の整備中にレイナさんに言われたこの一言。

「そんな事起きないとは思う・・・が、もし言われたらどーにも言えないだろうな。だからと言って銃を打てるわけもない。同じコーディネーターだからな。」

「『 もうこの手は血に塗れてるんです』とか何とか言ってたくせに」

「聞いてた奴か」

「うむ」

「まぁ・・・確かにそうだな。同じコーディネーターなのにテロを起こした奴らとか反対声明だして攻めて来たオーブとか戦わなきゃならない時になるとそんな事は関係ないんだと思う。俺はずっとそれが正しいって思って来た事をしたまでだしな。今回だってあいつらは独立がしたい、フレイアはみんなに歌を届けたい。その過程で敵になった・・・。とりあえず言いたい事は今自分がやりたい事を必死にやれって事かね。」

「そーか。」

「あぁ・・・。」

 

そうだと思う。

 

 

裏切り者と聞いて、最初に思い出したのはストライクのパイロット。俺は直接の関わりはないが何でもコーディネーターの少年だったそうだ。コーディネーターによるコーディネーター殺し・・・。連合でも開戦当初、ZAFTのジンをコーディネーターが使うと言った事もあった。彼らは何故俺達に銃を向けたのだろうか。俺にはよく分からない。きっとこれは俺の想像だが、ストライクのパイロットは生き残るのに必死だったのでは無いのか―と思ってる。必死になって何かをすればきっと結果は出る―

 

良くも悪くも。

 

 

 

時は戻って潜入当日

今回の作戦は惑星ヴォルドールへの潜入作戦である。

まず、レイナさんが周回軌道周辺の防衛艦隊へハッキング→防衛網が崩れたすきに潜入。

と、言うことである。尚、今回はついでにセイバーパック大気圏内試験も兼ねるつもりだ。あれがあると総合的に敵の手数に対応しやすいはずだ。

そろそろ時間だ。

俺は残り一口分になったサラミを投げ入れると自室から出た。

sideout




はい、ちゃんと15書くので・・・もう少しお待ちください。過去編も一応書いている途中ですが、別タイトルでやるか、それともEXシリーズにするか、迷ってます。
何かアイディアあったら教えて下さい。
そして誤字訂正、感想、なんかラブシーンとか戦闘シーンとか苦手なのでこうしたらいいよとかの意見諸々待ってます。
ありがとうございました!


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MISSIONPHASE_15 潜入、猫惑星(前編)

お久しぶりです。こっちのほうはほとんど手を付けてませんでした。
夏休みはあるスタッフに参加しなくてはならなくなったのでほとんど更新することはできません。
申し訳ございませんがご理解とご協力をお願いします…もういい?
タイトルがセンスないのはごめんなさい。

それではどうぞ!


アキトside

 

そろそろ作戦が始まる頃だ。

 

レイナと「さん付けしろ」マキ…え?

「さん付けを忘れるな。」

 

見るとレイナが至近距離でいた。

 

「だから、さん付けを忘れるな。」

「なんで心の声が…ってかなんで作戦ギリギリなのに俺のとこにいるんだよ!」

「内緒」

え~

「え~じゃない。」

「また読まれた・・・まあいいや。何の用だ?」

「ん、いや地上に着いたら組め」

「カナメさんやメッサー中尉がどういうかは別にしていいけどマキナさ」

「マキナは別」

「それはまたどうして」

「それは…別にどうだっていい。」

「はぁ。」

「とにかく私に付き合え!」

そういって行ってしまった。なんなんだろう。

その後、マキナさんにも同様のことを言われて絶賛お悩み中な中作戦がスタート。

作戦は成功しワルキューレとメッサー、ミラージュ、俺、ハヤテが降りることとなった。

 

~惑星ヴォルドール~

「ヴォルドール。陸地の62%が湿原で覆われた水と緑の惑星。主な資源は木材・果物、そして天然水。」

「戦略的価値ゼロ。」

「その価値がゼロの所をわざわざ占拠した。その理由は?」

「現状は不明としか言えない。」

「隠れて何かがあるとか…例えば、極秘開発の新兵器とか。」

 

俺は知っている。何もなかったら戦略的価値がないというより下手したら国際問題へと発展しかねなかったヘリオポリス崩壊事件。確か連合のG兵器開発されていたからなんだよな。もしかしたらと思い聞いてみるも。

 

「ないな。」

 

と一蹴された。なんか寂しい。

 

「私とマキナ、レイナ、メッサー中尉は南側から首都に潜入。美雲、フレイアはミラージュ少尉、アキト少尉、ハヤテ准尉と北側から。」

 

この言葉がすべてを変えた。

 

「カナカナ~、アキアキはこっち側だと思うのですが!」

「同意。寧ろ三組に分けるべし。」

「だ~め。アキト少尉には新人のフレイヤとハヤテ准尉のフォローも兼ねてますので。」

「「えー」」

「えーって言っても駄目です。」

結局、今回マキナさん及びレイナ…さんとは別れることとなった。

 

 

「さて、そろそろ行くか?」

「そうですね。」

「了解だーにゃん!」

「にゃんは入りません、にゃんは」

「にゃん・・・・」

 

 

「きゃわわ〜!レイレイのにゃんにゃんきゃわきゃわ〜♡」

「フシャーー」

「にゃん、爪立てないで♡」

 

不覚にもそんな姿がかわいいと思ってしまった。

 

「こ、これは・・・」

 

猫耳であった。そう、俺は潜入作戦で猫耳を使うということは初めてだった。やっぱり多少違和感を感じる。

ハヤテに関しては

「俺猫アレルギーなんだけど・・・」

 

まさかのアレルギー問題発生

 

「ヴォルドール人は猫型哺乳類から創られた種族だから」

「文句があるなら来るな」

 

メッサー中尉が猫耳だと…。これが価値観の違いか…仕方ねえ。郷に入っては郷に従え、俺もつける。

 

「う・・・・・」

しかしハヤテは未だ抵抗中のようだった。

 

「ハヤテも負けてられんにゃん!」

「わかってるよ・・・・」

この言葉でようやくつける。

 

「そうね、負けてられん・・・」

フレイヤは未だに引きずっているようだった。

 

「っ・・・・!見ててください、美雲さん!ゴリゴリ役に立つとこを・・・・・ってあれ?」

気が付くと美雲さんはいない。どうやらいつもの通り単独行動に走ったようだった。と同時に俺はマキナさんの所へは確実に行けなくなった。

 

その後、二手に分かれることとなった。

 

sideout

 

 

 

 




久しぶりに更新したので沢山書けません…今日はここまです。
次回は後編を書こうと思います。
こっちの流れも大分固めています。がどうなるかはわかりません。
むかーし、昔に張った伏線もどう回収しようか。といった感じです。予定では後半戦からなんやかんや出てくるんじゃないかなと。
それでは次回予告
次回 救世主の名を持つGとヴァルキリー
MISSIONPHASE_16 潜入、猫惑星(後編)

お楽しみに!
誤字訂正・感想よろしくお願いします。


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MISSIONPHASE_16 潜入、猫惑星(後編)

お久しぶりです。エガえもんです。
書きあがったので投稿しようと思いました。
それではどうぞ!


ヴォルドール市内にて

 

 

「ヘックション!」

「お兄ちゃん大丈夫か〜?」

「風邪かね〜?」

「いいマタタビあるわよ〜。」

ハヤテがおばさん達に絡まれた。

まぁ…アレルギー性のくしゃみが原因なんだが…。

 

「「お、お構いなく〜」」

何とか2人が回収する。

俺はそれを

「あ、これください。」

「まいど!」

屋台の魚料理を食べながら見ていたのであった。

ここのもなかなか上手い。

ラグナの魚は海魚なんだけど、ここは川魚みたいで蛋白なんだね。

もう1個たべ…

 

「あなたはなにやってるんですか!」

怒られた。なんで…。

 

閑話休題

 

「なんで潜入任務なんてやらなきゃいけないんだよ?大体、俺達パイロットの筈だろ?」

 

路地裏でそんな話になった。

まぁ…民間企業だから分からんでも-

 

「私もそう思います!」

 

 

遮られた。

 

「まぁ、二人ともこれでも食って落ち着けって。一応今は軍隊扱いなんだからさ。こういうのもあるさ。隊長も言ってただろ?『 色んな経験が後々役に立つ。深く潜ったクラゲほど美味い』って。」

 

「俺はクラゲじゃねぇし、そーゆーお前はやった事のかよ?潜入任務」

 

「普通にあったけど。まぁ…破壊工作任務も兼ねてだけどな。」

 

「本当ですか!?是非お話を…」

「頼むから興奮しないで、ミラージュ。今度そこら辺含めて話すから。」

「分かりました…。」

 

このやり取りを聞いていたのか、あまりにもパイロット達が頼りなさすぎたのかここであのフレイアちゃんが

「ふふっーん!レッスンと一緒にちゃーんと潜入訓練を受けてきたかんね!」

と宣言した後、

ウィンダミアアップルに釣られると言うまさかの事態発生。ハヤテと同レベルで目立つ事となった。

 

「あいつ、俺より目立ってんな」

「いや、お前、比べられるもんじゃないからな。殆ど一緒だから。」

「どうしてこうみんな…。」

 

行ってみるとリンゴの屋台だった。

 

「懐かしいの~!もしかして、ウィンダミアのエクスデールリンゴかね?」

「おっ、お嬢ちゃん。いい鼻しとるがね。」

「そのリンゴ、ウィンダミア産なんですか?」

「ヴォルドール産のは流通が制限されちまっててさ。でもこいつも味は悪くにゃーで。な、お嬢ty…」

そこにあったのはよだれが止まらなかったフレイアちゃんだった。

まさに、猫にマタタビ、フレイアにリンゴ である。

 

そんなことがあった後。

ウィンダミアアップルを買ってぶらぶらと歩く俺達。

まるで観光だ。こんなんで大丈夫かな…と不安にはなる。

つい愚痴ってしまった。

 

「大した情報も手に入らねぇな…」

「だーかーらー言ったろ?このリンゴは…」

「ウィンダミア産ってだけだろ?それがどういう風になるか分からねぇんだから…。まぁ…言うほど占領後の市民への混乱は無さそうだな。さっきの林檎の屋台や、その他の生活への被害は無さそうだ。虐殺や、その他諸々も…まぁ解放が今の目的だからそういうもんか。」

「ですね…ですがこれ以上の情報が…。」

「あぁ。でも一つ気になることがある。どうして()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

「それは……自国の資金にするためじゃ…」

「なんか、それだとひっかかるんだよなぁ…。」

「ってかそういや、フレイアは?」

「「へ?」」

 

その後、ある場所に走っていたフレイアを追って郊外の広場的な所まで来た。どうやら何かを感じたらしい。

 

「どーした、フレイア?またなんか見つけたのか?」

「この色…?」

 

と、ある方向を示すフレイア。

そこには、そこには兄妹らしき子供2人と一機のVF-171(ナイトメアプラス)だった。妹らしい方は機体の主に向かって必死にワルキューレの歌を歌っている。

 

「悲しい色…。」

「何やってんだ…?」

「ワルキューレの真似…ワルキューレの歌を歌えば誰でもヴァールが治せるって勘違いしてるんだな…。」

 

ミラージュが機体のエンブレムに何か心当たりがあったようだ。

「あのエンブレムは、アルベルト・ララサーバル大尉。新統合軍、ヴォルドール航空団のエースパイロットです。」

 

「286号、風が変わる。交代だ。」

「…了解だ。」

「エースパイロットまで道具扱い…。」

「嫌な感じだぜ…。」

「いや、まだ殺されてないだけまし…か。」

「嘘だったんだ!歌で病気が治るなんて…。」

「嘘じゃない…。」

フレイアが飛び出した。

「っ!フレイア!」

「!?」

「ふざけてる場合じゃないんじゃない?」

「美雲さん!?いままで何処に!?」

こうして、”単独行動クイーン” 美雲さんと合流した。

 

その後、ウィンダミア宰相 ロイド・ブレームとヴォルドールの極秘間協議によりウィンダミアが”学術調査”として遺跡に次元兵器を持ち込んだ可能性があると言うことで遺跡で合流することとなった。

まさか、あんなことになるとはこの時思っていなかった。

 

 

 

 




はい、相変わらず中途半端でごめんなさい。
次回は遺跡編。そろそろ伏線も回収したいと思います。

次回 救世主のGとヴァルキリーMISSIONPHASE_17 遺跡のmystery,そこからの脱出
お楽しみに!

誤字訂正・感想よろしくお願いします。
P.S 劇場版のDVD及びBlu-rayが発売しましたね。お金なくて買えないんですけど…。


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MISSIONPHASE_17 遺跡のmystery,ヴァ―ルのtraditional(前編)

こんにちは、エガえもんです。

今回も分けさせていただきます。長くなりそうなので。

今回はかなり内容が久々に濃いです。

それでは、どうぞ!


アキトside

 

遺跡までの道中こんな話をした。

 

次元兵器とは何なのか

 

 

この質問をしたのはフレイアちゃんだが、俺自身あまり聞かなかったため気になって聞いてみた。

 

「なぁ、さっき言ってた『次元兵器』ってなんね?」

「時空間を歪ませて破壊する絶大な威力を持つ大量破壊兵器。銀河条約により、使用は禁止されているけど、7年前の独立戦争でウィンダミアが使ったと言われています。」

「へぇ…。核みたいなもんか」

「威力も範囲も原理も違いますがまぁ、そんな感じです。」

「7年前…、もしかしてあの時のっ…!」

「何か心当たりがあるようね。」

「ほいな、でもあれは地球人がやったって。」

「いえ、ウィンダミアが新統合軍に対して使用しました。数百万の自国民を巻き込んで・・・。」

「でも村長さんは…。」

 

食い違っている。ウィンダミアとそうじゃない側で聞かされていることが。恐らくどっちかがフェイクだな。大半の人は「ウィンダミアがやった。」を聞いているのだろうが、正直統合軍も怪しいと思う。俺は統合軍に入ったことがないから分からないが、もし一枚岩じゃないならフェイクかもしれない。何より、明らかにウィンダミアのほうが戦力が少ないはずなのにそれを悪化させるような戦術を使うだろうか。

 

それを感じさせたのは “オペレーション・スピットブレイク”   での経験である。

 

オペレーション・スピットブレイク

 

ザフト軍は当初予定していたパナマではなく地球連合軍最高司令部が存在するアラスカ(JOSH-A)に地上部隊の大半を使って侵攻した。不意を突いた作戦だ。その作戦に俺も無論参加していたからよく覚えている。

それに対し連合軍側はアラスカ基地の地下に大量破壊兵器「サイクロプス」を設置、我が軍が基地の中枢に迫ったところで起動させザフトの攻撃部隊の8割を消滅させた…守備隊もろとも。

フリーダムが現れて説得してくれていなかったら俺もこうして生きてはいないだろう。

 

このように普通はやらないであろう味方もろとも敵を纏めて殺る場合、自分たちの戦力に余裕がある場合やるはずだ。明らかな戦力差がある中、自国民を巻き込んでやるなんておかしいと思わないか?

 

と思い何か言おうとした瞬間、美雲さんがフレイアの口に人差し指を当てて

 

「あなたが見ている私は本物?それとも偽物?」

「えっ。…。」

 

言えなくなってしまった。

 

「ま、どっちにしても胸糞悪い話だな。」

「ところで、それの被害はどうだったんだ?」

「えっとですね、駐屯基地が消滅。付近の市街地も同じ様に消滅しました。その後すぐに統合軍は撤退したので詳しいことはわからずじまいでしたが…。」

 

ますます怪しい。

だが、これ以上話すことはなかったのでこんな感じに話が終了し、数十分後遺跡に着いた。

 

 

「あ、クモクモおつかれ~。」

 

迎えはマキナさんだった。

 

 

「とりあえず、俺が気になった報告をこれにまとめて送ったからそっちの報告と一緒にメッサー中尉に報告よろしく、ミラージュ。」

「了解。それで、どこ行くんですか?」

「あぁ…ちょっと呼び出されてな。」

 

その後、俺はマキナさんとレイナのとこに行った。

 

「お疲れ様です。それで、どうしたんですか、用事って…。」

 

その瞬間、腹部に衝撃が走る。

後ろに回される手

 

「…どうしたんだよ。」

「…別に。ただ…寂しかった。」

「こんなとこマキナさんに見られでも…。」

「マキナは今ちょっといないから、帰ってくる間まで。」

「分かったよ、レイナ。」

「ちゃんとさんずけはしろ」

「あ、そこはまだあるんだ。」

「うむ。」

 

なんだか、こんなレイナは初めて見た気がする。

 

sideout

 

レイナside

 

両親から離れて暮らすようになって、ケイオスに(色々あって)就職して、マキナと、ワルキューレと出会って。

 

あいつと出会って。

 

初めはマキナに興味を持ち始めてマキナが積極的に話すからマキナを取ろうとする泥棒だと忌み嫌っていたけど。

だんだん関わって、仲良くなって。敬語だったり、タメだったりしてしゃべったりも楽しい。

 

家族はチャットで必要最低限しかコミュニケーションをとらなかったし。

マキナとも違うよく分からない感情が湧いてきていた。

 

そして今日、作戦時なのに寂しいと抱きついてしまった。

 

私は一体どうしてしまったのだろう。

 

sideout

 

 

その後、「アキアキ~ごめ~ん!遅くなっt‥‥で…二人して何やってるの?」

 

と現場を見られ赤面してしまったレイナと俺。

終わったらきっとマキナさんになんか言われるな。と、覚悟することになった。

 

んでもって、マキナさんとレイナが俺を呼んだのはハッキングとかではなく、

「遺跡の中の監視カメラハッキングしたらこんな人がいて…。一応カナカナやメサメサにも言ってはみたんだけど…とりあえず本人に聞いた方が早いからって。」

 

そういって見せる動画には―――

 

「‥‥なんだよ。これ。」

 

数人のザフト兵が遺跡内をウロチョロしていた様子だった。まるで何かを調べているかのように。

 

「これって、やっぱりアキアキの仲間?」

「今現状では何も言えません。服装は俺のやつのそれですけど…。」

「アキト少尉。それが少尉の味方であれ、そうでないにせよ今の所属はケイオスであるのを忘れるな。」

「はい…ですが、万が一接触した場合、コミュニケーションを取れるなら取ろうと思います。昔の仲間かもしれないので。」

 

彼らがどこの部隊かは分からない。だが、接触を図る価値はある。

もしかしたら、あの後を知れるかもしれない。

 

「分かった。」

と中尉が言ってくれた。とりあえず、一安心と言ったところか。

 

こうして遺跡内を潜入することとなった。

 

 

道中の遺跡をセキュリティハッキングの二人の手腕は見事だった。

 

「凄いですよね、相変わらず。昔からあんな感じだったんですか?」

「そうなったのよ。やっとね。前はそりが合わなくて顔を合わせれば喧嘩ばかり、LIVEだって中止になったことが……。。」

と、カナメさんが答えてくれた。

 

「そこまでですか!?」

と驚く俺を横目に

「水と油。」

「混ぜるな、危険☆」

と、過去のことを二人は話してくれた。

 

その間にはザフト兵とは接触しなかった。どうやら別の場所に行ってるみたいだった。

 

出た場所は水源だった。

最初は次元兵器の冷却水だと思われたが調べると軍に納品されているただの水。

マキナさんも言っていたがまさしく骨折り損の水だらけである。

 

 

だが、ここでフレイアちゃんが

 

「美味しそうなのがこんなに!」

とリンゴの果実箱を持ってきた。ここでもリンゴだ…。

 

「銀河リンゴ……ウィンダミアが原産のリンゴか。栄養価が高く軍に納品されていたはずだ」

とメッサー中尉が教えてくれた。

 

そのリンゴも切ってみんなで食べつつ調べてみると

「これも普通のリンゴ~」

 

「ウィンダミアはいったい何を企んでいるの?」

 

と、その瞬間警報が鳴る。

 

「え?バレた?」

「多分向こうだろうな!」

 

そういいあっている中、俺はあることを考えていた。

 

今現在、何故リンゴだけがウィンダミア産なのか、

何故普通のリンゴがこんな厳重警戒な遺跡に大量にあるのか。

そして、どうしてこれと遺跡の水源の水が軍に納品されてるのか‥‥。

混ぜるな危険…。

 

「…っ!マキナさんちょっといいですか?」

「どうしたの、アキアキ!」

「ここの水とリンゴ混ぜて調べて下さい!」

「分かったよ!」

 

その結果、リンゴのポリフェノールが、水の成分と結合し、ヴァ―ルの原因である “セイズノール”が検出された。

 

これが正体だった。

 

sideout




(ピロロロロロ…アイガッタビリィー)
ウィンダミアアップルゥ! 何故君が制限されてる他のリンゴの代わりなのか
何故遺跡の水と一緒に置かれていたのか(アロワナノー)
何故その水と共に軍に納品されるのくわァ! (それ以上言うな!)
ワイワイワーイ その答えはただ一つ… (やめろー!)
アハァー…♡
ウィンダミアアップルゥ!君が遺跡の水と一緒に取るとヴァ―ルシンドロームに感染させるリンゴだからだぁぁぁぁ!!
(ターニッォン)アーハハハハハハハハハアーハハハハ(ソウトウエキサーイエキサーイ)ハハハハハ!!!


最後書いててこれが頭をよぎった。読んでてこれが頭によぎった人、明日はジオウのエグゼイド回だ。楽しみだな!(おい)

そして、やっと伏線も出せました。C.E世界の人達来てるんじゃないか伏線。敵なのか、味方なのかはさておき。正直このまま忘れて、三人でイチャイチャENDでもよかったんだけどやっぱり、折角クロスオーバーさせるならもっと派手に行きたいと思いました。今後、C.Eの人や機体も登場させたいと考えてはいます(予定)

久しぶりに後書きが長くなる位ここは濃厚にしてます。
間違いとか好き嫌い多いと思われます。

なので、誤字訂正・感想よろしくお願いします。







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MISSIONPHASE_17 遺跡のmystery,ヴァ―ルのtraditional(後編)

こんにちは、エガえもんです。

昨日マクロスΔの新作劇場版発表来ましたね!

見れるといいな…。LIVEも行きたい…。バイトしなきゃ…。

大変だ。


とりあえず、後編です。

どうぞ!


アキトside

 

警報が鳴り、辺りが慌ただしくなる中、ヴァ―ルの正体に気づいてしまった俺達。

 

とりあえず、ここから撤退しなければ!

 

とりあえず一部通路を封鎖し、退路を確保して逃げる事になった。

 

「この先、左!」

 

レイナのナビゲートで脱出を試みる。

 

 

殿を務めていた俺。

 

フレイアちゃんが何処からか美雲さんの歌に気づいたらしく止まる。

 

「美雲さん…?」

「何やってんだ!」

「急いで!」

 

だがその一瞬の隙があり、シャッターが閉まる。

 

分断されてしまった。

 

「フレフレたちが!」

「中尉達は先へ!」

「後から追いつきます!レイナ、地図データを転送してくれ。」

「うむ。」

 

地図データが送られてきた。とりあえず、強行突破しようと思ったが、ハヤテが見つけた通気口から逃げることにした。

 

その後、開けた場所に出たが誰もいなさそうだ。ミラージュの合図で走り抜けようとしたら

 

「っ!」

突然ライトで照らされる俺たち。

 

「罠にかかったのは四匹か…。」

 

その声が頭上で響く。辺りを見回すと同じ様な服装の連中で囲まれていた。

そんなことはいざ知らず、奴は話続ける。

 

「統合政府の犬どもと、裏切り者のウィンダミア人。」

「空中騎士団…。」

「こいつらが…敵。」

 

なんか喋ってた奴が降りてきた。

「風を汚す裏切り者…。」

不味い!狙いは――

その瞬間、奴は高速で接近ハヤテとミラージュをKO

「くっ!」

俺はガードからのカウンターを入れたが後ろに飛んで避けた。

奴が長剣を出したから俺もナイフを出す。

奴の動きは早いが…動きは読める!

「なんだ、こいつは!地球人じゃないのか!?」

「こちとら、これでも元ザフトレッドなんだよね!こんなとこで負けたら笑われちまう!」

「ふん!なんだそれは!」

「教えるかよ、はっ!」

 

俺はステップ踏み込み奴を押し倒し、首元にナイフを近づける。

 

「うおっ!…くっ。」

「これで、終わりだ。」

俺が奴に止めを刺そうとしたその時、

「ふん!」

「っ!」

「なかなか、いい腕だったな。だが周りを見てみろ。」

見てみるとミラージュは双子につかまり、ハヤテはまだ地面にくっついている。

「くっ…。」

「そういうことだ。諦めろ。」

俺は武装を地面に落とし、両手を上げた。

その後、なすすべが無くなった俺が殺しかけた相手にぼこぼこにされ、地面とキスする羽目になったのは屈辱だった。

 

なるほど、これが絶体絶命ということか。

 

俺は隠した手榴弾を触りつつそう思った。

 

最悪、自爆して混乱した所を逃げろってことで。

 

ごめん、マキナさん、レイナ。会えそうに無いや。

 

 

sideout

 

???side

 

「しっかし、バレるとは思わなかったな。さて、ここからどうするか。」

「隊長!あれを!」

その方向を見ると現在追われてる奴らとここに潜入していた “ケイオス”の1隊員の格闘戦だった。

 

『なんだ、こいつは!地球人じゃないのか!?』

『こちとら、これでも元ザフトレッドなんだよね!こんなとこで負けたら笑われちまう!』

『ふん!なんだそれは!』

 

「ダコスタ君、今、“ザフトレッド” って聞こえなかったかい?」

「はい…ですが聞き間違え…。」

「何にせよ、我々のせいで彼らが迷惑してああなったんだ。助けるべきじゃないかね?」

「はぁ…了解です。」

「すまんな、総員、配置に着け!」

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、どうだったでしょう。やっと、久しぶりにでた???side

口調で分かったひともいると思います。今後、彼らが敵か味方かはおいおい後にします。

うまく書けてなくてごめんなさい。


後ここでまたお知らせです。今日から大学授業で公演があるんですがそれのスタッフ仕事が始まり、くっそ忙しくなります。

最長約一ヶ月間、もしかしたら更新されませんが、よろしくお願いします。

次回 救世主のGとヴァルキリーMISSIONPHASE_18 旧友とのreunion、ヴォルドールの空に

お楽しみに!

誤字訂正・感想よろしくお願いします。


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MISSIONPHASE_18 旧友とのreunion、ヴォルドールの空(前編)

こんにちは、エガえもんです。

例のスタッフ作業が昨日から三日間は完全オフなので頑張りました。
更新します。
久しぶりに感想来て、一ヶ月以上謎残したままってなんか嫌なので。
後、五話の最後を少し変更しました。反応しているのを3人から2人にしました。


それでは、どうぞ!




アキトside

 

ハヤテもミラージュも白兵戦に負け、2人を盾にされてしまい手も足も出なかった。

ミラージュは抵抗をし続けようとスタングレネードを投げたが効果はなく

結局のところ意味がなかった。

俺自身今こうして付近の奴ら道連れに自爆しようとしているのだから尚更である。

 

――まさに絶体絶命。ピンを抜こうとしていた―—

 

sideout

 

マキナside

 

 

「アイテールに通信は?」

「無線封鎖中」

「フレイヤたちは?」

「生命反応は〇、緊急通信応答は×」

 

生きているが恐らく戦闘中ということだろう。マップを渡したとはいえ大丈夫だろうか‥‥。

 

「とにかくいまはここを突破しましょう。俺が合図したら走ってください。」

「「「「了解」」」

 

とにかく無事を信じるしかない。

 

sideout

 

 

アキトside

「ぐっ!」

 

腹を蹴られ吹き飛ぶ。

 

「ほら…立てよ地球人。」

「ボーグ、尋問する前に殺すつもりか。」

「尋問…?今すぐ処刑するべきです。」

 

こいつ、ボーグっていうのか。一番やれそうだな…よし。

 

「あんたら‥‥なんでこんなんことするんね!私が気に食わんなら私だけぼこぼこにすればええねん!」

「フレイア…。」

「これは戦争だ。俺達には制風権を確立し、ブリージンガルの人々を解放する使命がある。」

「なんやね…分けが分からんよ…。」

「解放か…それはみんな望んでるのか?」

「当たり前だ。統合政府は強制的に併合されたんだからな。」

「そうか…だとしたらお前らアホだn…ぐっ!」

「貴様ァ!今すぐにでも殺してやる!」

「やってみろよ!」

「この下衆がぁ!」

 

奴は剣を引き抜きこちらに来る。

そうだ…そのまま来い…。俺と一緒に地獄にいこうぜ。

 

「やめろボーグ!」

「なぜです!マスターヘルマン!」

 

金髪の年配の男が止める。

「そいつから嫌な風を感じた。」

くっそ!ばれたか!

「っち!」

俺はとっさに手榴弾を投げる。が避けられお門違いなところで爆発。

「くっ!貴様!」

俺も失敗した。

もうだめか‥‥。

 

sideout

 

マキナside

 

どんどん追撃が激しくなる。

メサメサを軽いが負傷してしまいしだいに押されつつある中、クモクモが突如現れ、

 

「始めるわよ。」

「クモクモ!」

「私たちの…ワルキューレのステージを。」

「まさか…フレイヤたちに何か!?」

「でも、追撃が激し…。」

 

その瞬間さっきまでの追撃が突如止んだ。

そして、見るとアキアキの前の所の服を着た人たちが数人。

そして、サングラスをかけた真ん中のリーダーっぽい男の人が口を開く。

 

「やあ、ワルキューレ‥‥Δ小隊の皆さん。お困りのようで。」

「誰だ、お前達は。」

 

メサメサがそう答える。どう考えても怪しさ満点だ。

 

「そんなことより、君たちのお仲間さん危ないぞ。自爆して死にそうなのが一人な。」

 

映像に移るのは手榴弾で、隙を作ろうとしていたアキアキの姿が。

「えっ!」

 

まさか…アキアキ!?

「と、いうわけで一時共闘したほうがいいと思うんだけどな…。」

でも…信じられるのだろうか?

「‥‥分かりました。」

 

まさかのまさか、カナカナが即決してしまい、謎の協力関係を築くこととなった。

 

sideout

 

アキトside

俺はその後ボーグに蹴られ続けた。

フレイアが切り返した時も。

だが、俺だけ殺されることになり、あいつらはまだ生きることができるようにはなった。

 

「死ね!地球人が!」

さっきのボーグって奴が俺に剣を振り下ろす。

ハイネ…みんな…今そっちに―

そのときであった。ワルキューレの歌が響き辺りには彼女たちのホログラムが

そして、投げ込まれる発煙筒と、「伏せろ!」とともに響く銃撃音。

どうやら助かったようだ。

 

「お前さん、大丈夫か?」

「誰ですか…。」かすれた声で呼ぶ。

「俺か?俺はアンドリュー・バルトフェルド。お前さんたちを助けに来た。」

 

聞いたことがある…ザフトの英雄、“砂漠の虎”

 

そして、俺の…俺たちの敵であった三隻同盟の内の一隻“エターナル”の艦長。

どうして、助けたんだろう。敵なのに。

 

その後なんとか助かった俺はセイバーカイロスに乗り込み、ランドールの空に飛び立ち戦闘、初めは四機をハヤテとミラージュと共に相手をしていたがボーグって奴とが親子を救おうとして歌うフレイヤに

「穢れた歌を…辞めろおおおお!」

とかいって突っ込んでいったので撃墜しようと思ったが、マスターヘルマンと呼ばれた男と双子の機体三機が立ちはだかり、相手にしていたので動けず、

その代わり、ハヤテが光を放ちながらまるで舞うように飛び撃墜。

 

後々、マキナさんに聞くとあれは共鳴現象というらしい。

フレイアとハヤテのフォールド波が共鳴して凄い力を発揮したのだとか。

 

そして、戦闘は終了、ラグナに帰還したのだが…俺は戦闘前に奴…砂漠の虎からこんなものを受け取った。

 

「どうして、我々がここにいるのか知りたきゃここに行け。一人でな。来なくてもいい。お前さんが元ザフトの赤だろうがここじゃ裁けないからな…元フェイスのアキト・D・ヴェロニカ君。」

 

 

あいつは俺を知っていた。そして紙には座標と日時が書かれていた。ここに来いということだろう。

 

俺はどうなる事だろうな。

 

sideout

 

 

 




はい、どうでしたでしょうか。戦闘は正直、そんな書くことがないので大幅カットしました。期待した方はすみません。後編はTV版にはないオリジナルストーリーにする予定です。後編は時期的にハヤテ、ミラージュがメッサー中尉のヴァ―ルどうするかって感じのとこですね。ということはそろそろこっちも折り返し地点まで来ました。

後編はこの休み中に書きあげます。はい。その後はAXIA回ですね。
作り物のほうだとメッサーが原作通りでしたが、果たしてこっちはどうなんでしょう。
でも正直、介入チャンスが見当たらないんですよね…はてさてどうしたものか。

誤字訂正・感想よろしくお願いします。


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MISSIONPHASE_18 旧友とのreunion、ヴォルドールの空(後編)

後編書けました(早すぎ)

かなり個人的には甘々回です。
今回は原作にないオリジナルルートです。
ってかランドールじゃない、ヴォルドールだ。書き直します。今回出てこないけど。


それではどうぞ!

2021/9/27 

旧ハイネ隊の面々の文章がいびつなので書き直ししました。


アキトside

俺はあの人と話さなくてはならない。だが、今の身分じゃ行けない…よし。

 

~マクロス・エリシオン艦内、艦長室にて。~

 

「休暇届?」

「すみません。急用が入ったので。」

「お前さんの、元仲間か?」

「…。」

「その様子だと違うようだな。」

「俺は知りたいんです。あの後、どうなったのか。」

「分かった。受理しよう。」

「ありがとうございます。あと、セイバーはもう使えるんですよね。」

「まあ…そうだが…あ、なるほどな。分かった、許可しよう。」

「本当に()()()()()()()()()()()。」

 

よし、これで俺は行くことができる。

 

sideout

 

レイナside

 

帰って来てからあいつの様子がおかしい。仲間にあったからではなくもっとこう…焦りみたいな何かを感じた。それで突然、アラド隊長と艦長にはなしにいったから気になって盗撮してしまった。

どうやら、休暇届のようだった。彼は出ていく。だが、明らかに二人は深刻な顔つきだ。

 

『あいつ、多分死ぬ気ですよ。』

『だが、我々には何もできない』

 

そういった艦長の手元を見るとそれは休暇届ではなく――

 

「退職届…?いや、死亡届…!」

 

あいつは死ぬ気なのかもしれない。

sideout

 

アキトside

 

すみません、俺の都合です。この世界に来た時俺はまだ、なにかやれることがあったんだと思ってました。でも、先日俺はハヤテやミラージュ、フレイアを守れず、そしてそのタイミングで彼らが現れました。俺は彼らにとって邪魔な存在でありました。つまり、生きていることがばれてしまった今、ケイオスの皆様にご迷惑をかけるわけにはいきません。とりあえず、接触を図ってみますが生きて帰ってはこないと思います。ですが、万が一のため一週間期間をください。何も消息なかったら、その時はすべての痕跡を削除お願いします。あと、あいつらには遠くに異動したとでも言っておいてください。よろしくお願いします。

 

この手紙を死亡届と共に託した。俺のわがままであるが仕方ない。

 

俺の裁かれる時間なのだから。

 

そう思い、荷物を纏めているとマキナさんがやってきた。

「アキアキ~?今大丈夫?」

「大丈夫ですよ」

「入るね。あのね、セイバーパックのことなんだけど…あれどうしたの?荷物纏めて。」

「休暇届出したんです。少し疲れてしまったんで。」

「そうか~んじゃどこ行くか分かんないけどお土産よろしく☆!」

「分かりましたよ。それでセイバーパックがどうかしたんですか?」

「ううん、帰って来てからでいいよ。」

「そうですか、それじゃまた…。」

「アキアキ、そろそろレイレイみたいに普通にしゃべってよ~いっつもアキアキ敬語なんだもん。」

「えっ…。」

「前回の潜入任務でレイレイとイチャイチャしていた罰で!」

「…マ、マキナ///」

「えへへ、アキアキおもしろ~い!これからもよろしくね!いってらっしゃい!」

「い、いってきます!」

 

…ごめん。これであなたとはお別れなんだ、マキナ。

 

sideout

 

奴を追うと荷物を纏めていた。

そしたらマキナが来て話してた。最後はイチャイチャしてた。少し気が立ったけど最後、あいつは寂しそうにでていった。

 

とりあえず、追う。そして、自然に待ち伏せをする。

 

「おい」

「あ、レイナ。」

「お前、死ぬ気だろ。」

「え?何を言って‥‥。」

そうやってとぼけ始めた。だからさっきの奴をみせてやった。

「…。」

「行かなきゃいい。そうすれば生きられる。」

「めいわ…。」

「私たちは半分…その…」

「なんだよ?」

「かっ…家族みたいなもの。だから多少迷惑かけても…。」

「っ…。でも、今回は俺が全部悪い。だから俺は精算してくる…過去を。」

「それで死ぬのか?」

「多分。それじゃ、そろそろブースター装備できるから…じゃあな。」

奴がそういって消えようとしたので

「待て!」

 

気づくとキスをしていた。

 

「ぷはっ!いいか!し、死ぬなよ!」

恥ずかしくなって私は思わず離れてしまった。

どうしよ…。

 

sideout

 

アキトside

 

真実を知ったレイナと話していて気づくとキスされていた。

わけが分からなかった。甘かった、柔らかった。とりあえず語彙力が湧いてこない。

そう思っていると恥ずかしくなったのか逃げていった。“死ぬな” と残して。

俺は生きるべきなのだろうか。分からなくなりはじめた。

だから、生きてこの行動の真理が知りたくなった。知れたらきっとそれが死んでったやつらへのいい土産になるだろう。

 

 

セイバーに久しぶりに乗った。ブースターで宇宙(そら)にあがりその後、指定座標までくる。

 

時間になった。

 

現れたのはザクウォーリアが二機。それに誘導されるようにすすむとドーム状の何かが見えてきた。確かあれは…アイランド船だったけな。

 

港に止まり、機体から降りた後、車に乗せられ、大きなお屋敷についた。そのまま応接間に通された俺を待っていたのは

 

「やぁ、青年…いや、元ザフト軍特務隊 FAITH のアキト・D・ヴェロニカ君…といったほうがいいかな?」

「アンドリュー・バルトフェルド…。」

「そんなにかっかするな。まあ、座りたまえ。話をしようじゃないか。」

「…分かった。」

「それじゃあ、単刀直入に言おう。復隊してくれ、ザフトに。」

 

は?復隊?処刑じゃないのか?

そして、

 

 

「副隊長!」「アキト!」「アキト副隊長!」

 

まさかのハイネ隊のメンバーがいるとは思わなかった。

「おいおい、お前ら…!…ってか動けない!抱き着くな!」

「うっさい…お前がMIAって聞いた時もう絶望しかしなかった。もう会えないって。」

 

 

突然の発言と現象に驚いているが…でも

 

「はぁ…まったく。ただいま、レイア。お前たちもよく生き残ってくれたな。」

 

 

泣き出すあいつらと、久々の再会で俺も泣いてた。

sideout

 

 

 

 

 




ついにデカいキャラ崩壊(レイナ)発生、すみません(謝罪)

そして、前編前書きにて謎残したくないから書いたのに謎が謎を呼ぶ現象発生。そもそもこんなにマキレイでイチャイチャさせる予定(特にレイナ)がなかったんです。いつの間にかこうなってました。口から砂糖がこぼれます。

なので次回もオリジナルストーリー。この休み中に書けたらなと思ってます。
無理だったらごめんなさい。
仕方ないので

次回 救世主のGとヴァルキリーMISSIONPHASE_19 after war、これから

お楽しみに!

誤字訂正・感想よろしくお願いします。


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MISSIONPHASE_19 after war、これから

この休み中に更新できた…。
ま、休み一日伸びたんですけどね。
やったぜ。

とりあえず更新。
今日でザフト編は終わらせたい。

真面目に。

2020年6月2日 後半のテロップ変更のためそこに関する部分の改稿を行いました

2021年9月27日 旧ハイネ隊のメンバーのセリフを調整しました。


対面席に座る俺と対面席に座る俺とバルトフェルド。

あいつら…元ハイネ隊のメンバーには出ていってもらった。

 

「予想が外れた…といった顔だな。」

 

図星だった。敵側のエースで尚且つ議長の剣…であるFAITHの1人だ。恐らくだがあの戦争はオーブ側の勝利だろう。

メサイアがあれだけの攻撃を受け、尚且つデスティニーとレジェンドが落とされた戦場で議長側に勝利はない。そうなると俺は戦犯だ、処刑とかが当たり前だと思ってたから覚悟してきたのに。まさか復隊を頼まれるとは思ってなかった。

 

「そんじゃ、話そうか。ここには盗聴器もないし防音設備も整っている、何より他に聞くやつもいまい。」

「はい。しかし、何故自分なのでしょうか…というよりあの後、どうなったんですか!メサイアは!戦争は!議長は!」

「落ち着け。順をおって話すから。」

「あ…はい。」

その後聞いたのは、予想通りのオーブ・三隻同盟の合同軍勝利と、議長の戦死(自分は処刑だと思ってたがまさかの戦死に驚いた。)だった。現在、ザフトは今()()のラクス・クラインを中心としたナチュラルとの共生しようとする人たちがトップだが上手くいってないようで、やはりコーディネーター・もしくはオーブ寄りの政策が多いとのこと。無論、それに反論する連合…ナチュラルの人たちもいるが人知れずにいなくなり次第に声をあげるものもいなくなったそうだ。

「それは…。」

「まるで恐怖政治だ、って言いたいんだろ?」

「はい。」

「でも、平和にはなったさ。ザフトにはフリーダム。オーブにはジャスティス。誰も勝てないってわかってるのさ。初めは旧連合の残党は勢いが良かったさ。何処から出したのかG兵器や、デストロイ。でも全部数時間もかからず終わったのさ。」

「デスティニーとレジェンド…あとそれのパイロット…シン・アスカとレイ・ザ・バレルの二人は?生きていれば…。」

「デスティニーは大破。回収・修理はされたけど凍結処理。レジェンドは完全大破してパイロットもろもろいなくなったよ。シン・アスカは生き残りはしたさ。だが、ザフトを退役し、オーブで彼が見掛けられて以降行方不明だ。一部の悪い噂じゃ、クライン派に捕まって人体実験されたとか反乱に参加して死んだとかあるがどっかで平穏に暮らしてるって聞いたことがある。色々聞く。」

「そうですか…随分悪く言ってますね。味方なはずなのに。」

「ま、誰もあの時はこんな世界になるとは思ってなかったのさ。俺たちもあの頃はどうかしてたんだと思う。夢を見ていた…というか何というか…。」

「それで、どうしてこの世界に?」

「あ~それはな…。ほぼ偶然というかなんというか…俺たちも戦争がなくなって暇してたから戦後の後かたずけみたいなことをやってたんだ。それで丁度お前さんが最後に消息を絶ったメサイアのある区画を片付けているとみょーなエネルギー反応が出てな。行ってみると急に操作系統とかが逝かれてな。正常になった時にはここにいた。それでフラフラしてるとここのアイランド船…すごいよなこの船。コロニーがまるまる動いてるんだぞ。」

「まぁ自分もびっくりしましたよ。で、アイランド船でどうなったんですか?」

「ま、無論戦闘になったがいい感じにここの政府の方々と話しをつけてな。今はここで民間軍事会社“砂漠の虎(デザート・タイガー)をやってるよ。機体のほうはMSは修理がちと面倒でな。VFも使えるようにさせた。ま、MSも修理ができないわけじゃないからどうしても使う時は使うさ。」

「んじゃ、なんで復隊なんて…。」

「いや、中身はまんまザフトなんだ。何より帰りたくないのか?向こうに。」

「え…。」

「あ、その言いかたはまずかったな。俺達にはお前を拘束し、軍事法廷にかけなきゃならないだったな。」

「そうですよね…。」

「ま、その間は処置として復隊扱いってことだ。なによりMSもエース級、VFもエース級なパイロットなんてうちにはいないからな。はっはっは。」

「俺が断ったら?」

「帰れないって覚悟しているんだろ?」

「…。」読まれてる…。

「ま、その時はあっちとこっちが上手く繋がったときにお前さんのいるケイオスに攻撃でも仕掛けるさ。引き渡し要求の後にな。」

「辞めろっ…。」

「そうだよな?なら選択肢は一つしかあるまい。」

「…分かった。」

「素直でよろしい。ま、今の下りはうそなんだがな。」

「…は?」

「別にいまお前さんが生きている事を知っているのはここだけだ。正直、MIAになってほぼ死んだやつにこうやって拘束も面倒だ。ま、その能力は羨ましいけどな。」

「本当か?」

「これは本当だ。それでこれが本題だ。ケイオスとの共同戦線を張らせてもらえないか?」

「は?」

「いや…この世界はいいよな。歌でみんな分かりあえる。これがラクス譲にもあれば…あんな世界にはならなかったろうに。というわけで共同戦線をはってワルキューレを調べたい。」

「じゃあ、惑星ヴォルドールにいたのは。」

「歌の効果っていうのを調べるついでに敵さんの戦力調査ってとこだ。ここのアイランド船もウィンダミアのせいでここから動けずにこんなことになったんだ。依頼だよ、依頼。」

「とりあえず、この文書でも持って行ってくれ。頼むぞ。」

「りょ、了解。」

「ま、今夜はここで止まってけ。お前も話すことあるだろうしな。」

「分かりました!ありがとうございました。」

 

こうして文書を受け取り、部屋からでるとあいつらが。

「「アキト副隊長!」」

「ってかまだ副隊長呼びかよ。いつもの嫌味か?おい…レイアお前なに笑ってんだ!!!!」

「アキト副隊長が言ってましたー規律はしっかりってー」

「それは…でもハイネの時はみんなでハイネ、ハイネって言ってるから形骸化しただろぉ!?…はぁまったく変わらないな。」

「そいや、いつまでこっち?」

「とりあえず今日はここにいる。色々それぞれ積もり積もった話もあるだろうし、話すか。」

「やったぁ!娘々あるんで行きましょう!…今日はアキトさんのおごりで!」

「…え?」

「そうっすよね!だってケイオスにいるってことは俺たちよりこれあるってことっすよね!」

ケントがお金のハンドサインをする。

「まぁ……でもここは」

「諦めて、ここで支払え。あ、私もよろ」

「はぁ…わかったよ」

「やったァァァァ!!!」

 

こうして、その日は旧友たちと思い思いのはなしをして()()の娘々でみなで夕食を食べ就寝したのであった。

 

チャック…悪いが本物の娘々のほうがラーメン美味しい。あと、いつか娘々から訴えられるぞ…。

 

驚いたことは、俺達のなかでワルキューレの話になったときにみんなが推しをマキナ一択で選んでて、凄く済まない気持ちになった。

ちなみにあのバルトフェルドさんの推しもマキナで

「こんな部隊で大丈夫か…。」

と思い始めた。

 

sideout

 

???side

「やっとこの世界にもなじめてきましたわ…。」

「バルトフェルドさんたちが急に消えたことにこんなのが関係してたなんてね。びっくりしたよ。そういえばなんで○○○○は置いてきたの?○○○。」

「○○○○はオーブ所属でしょうから…やることがまだあるのでしょう。それにしてもすごいですわね…この世界の歌は。私にも出来たら…良かったのに。」

 

sideout

 

 

 

 

 




久々に疲れた。
まあ、要はアキトも死んだわけじゃないんです。死んだらこれに転生タグつけなきゃなので。あくまで転移。

それにしてもどんどん敵味方増えますね…これは最終決戦とか戦場が泥沼確定(泣)

バルトフェルドさんの推しがマキナな理由。
⒈一番、アイドルらしい(俺的に)
⒉おっぱい
⒊ピンク
⒋バルトフェルドさんはミーアファン

この観点のからそうなんじゃないかなと思いました。
バルトフェルドさん及びハイネ隊のメンバーの推しがなんか違う――って方は
言ってください。変えてみます。ここは本編関係ないので。

ちなみに作者の推しはフレイアです。
これは変わりません。

次回 救世主のGとヴァルキリーMISSIONPHASE_20 クラゲ祭り、恋愛triangle

お楽しみに!
AXIA回前編。戦闘は多分ないです。ごてごての恋愛話(作者の一番苦手な)
頑張ります。更新遅いですけど…。


誤字訂正・感想よろしくお願いします。


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MISSIONPHASE_20 クラゲ祭り、恋愛triangle(前編)

どうも、お久しぶりです、エガえもんです。
仕事が終わり、書き上がったので投稿。


前回の予告でクラゲ祭り回、甘々な恋愛回といったな。

あれは噓だ。


今回も戦闘回、でも‥‥?

それではどうぞ!


アキトside

 

「副隊長、もう行くんですか?」

「まぁ…な。一応ケイオス所属だし、何より早く帰らないとガチで死んだ事にされる。」

 

寂しそうなあいつらに笑ってそう返す。

「…」

「安心しろって!敵になるわけじゃないんだ、そのうちまた会えるだろ?」

「…で、ですよね!また次の時に!」

「おう!……。また…か。」

 

〜C.E73 11月 〜

「FAITH任命おめでとうございます!」

 

「あ、ありがとうな…ってなんでいきなりそんな硬っ苦しくなったんだよ!あとニヤニヤすんな!気持ちわりぃ!」

 

あいつはツッコミを入れつつ笑って返す

 

「えぇ…だってさ議長直属だぜ?すげぇ遠くなったなぁ…って思うじゃん!」

「ゆーて、そこまで偉くねぇよ。ってか、もしかしてみんなそう思ってる?」

「うん。」

「マジかよ…まぁそれもそれで面白そうだけどな!」

「んで、近いうちに地球に降りるんだろ?」

「当たり!いやぁ…お前には全部バレバレか。」

「当たり前だろ!バディ組んでどの位経ったと思ってるだ?…なんだろうな、お前が地球に降りたら二度と帰って来ない気がする。」

「そんな訳無いだろ?故郷はここだし、お前らほったらかしてバカンスとかす、する訳ないだろ?」

「おまっ…そんな事考えてたのかよ!」

「別にいいだろ!…まぁ任務は議長の護衛と、ラクス・クライン嬢の護衛だ。俺以外にも護衛は着くしヘマしなきゃ帰って来るから。」

「分かったよ、またな!」

「おう!」

 

〜現在〜

「……くそっ。」

 

sideout

 

ハヤテside

メッサーがヴァールを再発したという事をミラージュと知った、なのにあいつは無理に隠そうとする…。

アキトも異動して…一体どうしちまったんだよ…

 

その日の夜

〜ラグナ上空〜

空襲警報が鳴り響き、空中騎士団が突然現れた。

 

「くそっ!なんでアキトが居なくなったばっかの時に限って!」

「ほんとだよ!」

「無駄口叩かない!」

「来るぞ!」

 

メッサーはヴァールを顧みず、白騎士に挑んで行き、俺たちがその他の連中を相手にしてしばらくした頃、

 

「グッ…グワァァァァァ!」

「中尉?」

「メッサー!?」

「メッサー、どうしたメッサー!…まさか。艦長、ワルキューレの出動を要請する!」

「ん?どうした!」

「急いでくれ!メッサーが!」

 

メッサーが遂にヴァール化し、ワルキューレが出動。

急遽ワクチンライブを行う。

しばらくはメッサーの意識が戻って来なかった。

「メッサー中尉!聞こえる?メッサー中尉!」

「はっ!」

「躱した。」

どうやら意識が戻ってきたようだ。だが、今ので戦力が急激に落ちた!マズい!

 

「歌うなァァァァ!!」

俺たちの防衛戦を突破し、ゴーストを射出、そしてそれらから放たれたミサイルがフレイア達に迫る。間に合わない!

「くそっ!」

 

その時2筋の閃光が縦に走り、ミサイルが爆発。

驚く俺たちとあいつら。上空からは

 

「なんだよ、あれ…。」

「私に聞かないで下さい!」

 

「ふっ。ちゃんと帰ってきたか。」

「え?え?どういう事なんかね!?」

「アキアキだ~!」

 

朱雀を纏った人型の何かが舞い降りた。

 

sideout

 

アキトside

「ふー、何とか間に合った。」

「「「アキト(少尉)!?」」」

「ん?どうしたんだよ?休暇ギリギリで帰って来たろ?」

「休暇…?異動じゃなく…?」

「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!もうそういう扱いかよ!死んでねぇぞ!生きてるから!」

「ってかなんですかそれ!」

「え……。まぁ…いいや!とりあえず今は敵をどうにかするぞ!」

「「「了解!」」」

 

 

「邪魔をするなァァァァ!」

「お前かよ!いい加減しつこい!」

俺はボーグ機が長剣を出し格闘戦に持ち込んできたが

「終わりだァ!」

「ふん!」

すかさずビームサーベルを抜刀、奴の長剣ごと機体を切り裂いた

「なっ…グアァッ!」

 

奴の機体がバランスを崩し、落ちる。

 

「これで…終わりだ。」

「ボーグ!」

 

他の機体が奴のカバーに入る。恐らくはやつの“マスター”だろう。

 

「くっ!」

「ボーグ!大丈夫か!しっかりしろ!」

「マ、マスターヘルマ…」

「ボーグ!」

「不味いな。」

「白騎士様!調査が終わりました、ここも風を吹かせられます!」

「よし。枝に戻る!」

 

 

奴らは急に引き返していった。

 

さーて、例の話を出したらどうなることやら。

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




セイバーガンダム初戦闘(マクロス世界で)!

みんな耐ビームコーティングなんてしてないから切れる切れる見事に切れる。

さて…後編はきちんと前回の言った通り、祭り回&補足説明回。




更新不定期なんでゆっくりお待ちください。よろしくお願いします!

誤字訂正・感想よろしくお願いします。


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MISSIONPHASE_20 クラゲ祭り、恋愛triangle(中編)

お久しぶりです、エガえもんです。
そして大変おくれ申し訳ありませんでした。


後編です…といいたいのですが…長いので中編です。
エガえもんです。更新遅れて申し訳ありません。色々あって(バイク免許取ったり、なろうでオリジナル投稿始めたり、脚本制作し始めたり、外部での初の役者やってたり)中々触れていませんでした。

ちなみに前回突然フェイズシフト展開状態で現れ、バッテリー大丈夫なのか?という意見が‥‥来ませんでしたが念の為一応ここで補足

行き
専用ブースターで宇宙へ。宇宙に上がった後、フェイズシフトは展開せず。
帰り
輸送艇で途中まで送ってもらった→大気圏へ→戦闘→「へ?」です。

管制塔とかにへ連絡~は、本編でセイバー(アスラン)が特に連絡がなく大気圏突入したりしていたようなはず(確か)ので彼も恐らく連絡していないと思います。
間違ってたら訂正お願いします。

それではどうぞ!



アキトside

 

ふーっ…なんか色々とやばかったな。ま、ほぼ死にに行きます宣言だったしそこはしょうがないけど、まさか帰ってみたら戦闘とは…。

 

ふと、俺はセイバーのコックピットでそんなことを思う。

格納庫がMS形態だと入口が狭いので甲板に着艦、降りると

 

「アキアキ~!おかえりだよ~!!!」

マキナさんに突撃された。そのまま勢いで後ろに倒れこむ俺。

「ははっ…ただいまマキナさん。」

「むぅ~またさん付けだ~。」

「あ…ごめん。」

「でもいいよ。ちゃんと帰ってきたから。異動って聞いてびっくりしたけどね。」

「本当にごめん…。あ、そうだ、俺ちょっと隊長達に話があるんだ。」

「ん?分かったよ。それじゃ、終わったらまた話そっか。あっ…これからちょっとお手伝いにいかなきゃだからまたね!」

「う、うん。」

 

そんなこんなで艦長室まできた俺は向こうであった一連の事を話した。

特に話題に上がったのはやはり、共同戦線についでだ。

 

「なるほど…分かった。こちらで一応の検討をしたのち、恐らくだが合意の連絡をしよう。」

「と、いう事だ。おつかれだったな。アキト。んで、どうだった?久しぶりの再会は。」

「良かったですよ。でも向こうの世界は俺がここに来る前と大分変わったみたいですけどね。」

「そうか…。ま、ゆっくり休めよ。メッサーが転属したらお前も忙しくなるからな。」

「へ?転属?メッサー中尉が…ですか?」

「そうだ。」

「どうして!今メッサー中尉を失うのは明らかに…」

「そうか…。あの時お前はいなかったのか。前回の戦闘でメッサーのヴァール・シンドロームが再発したんだ。」

「え…。」

「わかるだろ?下手したらメッサーが敵になる。そしたら…誰があいつを無力化出来る?」

「…。」

「だから今回の話も受ける。メッサーが抜けても戦えるようにな。」

「だから見送ってやれ。メッサーを。」

「了解…。」

 

 

その後、俺は格納庫にて機体調整をしていたメッサーにあった。

「お疲れ様です。メッサー中尉。」

「アキト少尉か。」

「…三日後ですか。」

「そうだな。次からお前が白騎士とやり合わなければならない。だが…恐らく今のお前では勝てない。」

「そんなの…!」

「お前にだって本当は分かっているはずだ。」

「…。」

「…。今までの白騎士との戦闘データを託す。奴の特筆すべき点はかなりの高起動アクロバット、そしてそれを巧みに操るテクニックだ。だが…お前の以前の戦闘データにあった…あの機体。お前はあれに対抗出来る手段を持っているだろう。」

 

あの封印されたシステムの事か。

 

「…あれですか。」

「お前ならやれる。俺には出来なかった事をな…あれで。」

「……。」

「あとは……カナメさんを頼んだ。彼女を守れないのが俺のここでの1番の心残りだ。」

「まさか…メッサー中…」

「以上だ。今の話は他言無用にしろ。」

「了解…です。」

 

 

二日後

俺はシュミレーションルームにいた。

 

「ふぅ…。」

「今日もいるのか、姓が出るな。メッサーにでもなにか言われたのか?」

「あ、アラド隊長。…そうですね。ところでどうしたんです?こんなとこに来るなんて珍しいですね。」

「いや…誰もいないと思っててな。」

「へ?今日どうしたんですか?」

「いや、今日はクラゲ祭りだからな。」

「クラゲ祭り?」

なんだ、そのレイナが大喜びしそうな祭りは

「あぁ、ここ、ラグナでの一大イベントだ。裸喰娘々も出店だすし行ってこい!」

「へぇ…。行ってきます。」

 

 

~数分後、ラグナ市内、裸喰娘々 くらげまんじゅうの屋台にて~

 

「なんだ、その格こ…痛い!痛い!触手振り回すな!」

「クラゲだ。見てわかんないのか。」ブンブン

「分かった、分かった!だからブンブン辞めろ!地味に痛いんだぞ!」

「…チッ(ボソッ)。…分かった」ベシベシ

「今、舌打ちしたろ!ってか、ベシベシも駄目に決まってるだろォ!」

「はーい、二人共、そこまで!」

「「んぐっ!」」

「仲良くしなきゃだめでしょ!」

「「はーい。」」

「それよりレイレイ、遅れてごめんね。ちょっとやることがあって遅れちゃった。」

「それは別に…許す///」

「ありがと~レイレイ!それより、アキアキ。これの手伝い終わったらちょっと用事頼まれてくれないかな?」

「えっ。別にいいけど…。」

「それじゃ、またね!」

「は、はあ。」

「おい、アキト。早くこっちに来て手伝ってくれ!頼む!」

「お、おう!」

 

その後、夕方遅くまで、俺たちは手伝った。食材の仕込みから客引き、調理まで…。

マキナさん、レイナ、フレイヤちゃんのワルキューレの三人、裸喰娘々の看板っ子のチャックの弟妹達のお陰もあり、店は大繫盛。あっと言う間だった。

 

その後、一旦解散したため、俺はマキナさんに言われた所…格納庫に…行くことになった。

 

「マキナさん、なんで格納庫なんかに…?」

「来たか。」

「メッサー中尉!なんでこんな所に!」

「話はいい。早く、乗れ。」

「え…なんで」

「いいから早く乗れ!」

「わ、分かりました!」

 

「デルタ2 出る。」

「デルタ5 アキト・D・ヴェロニカ、発進する!」

 

——こうして訳も分からないまま、一騎打ちが始まった——

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、どうだったでしょうか?

めちゃくちゃ久しぶりに更新したのでキャラ崩壊してると思います。
また、オリジナル展開もりもりで展開いております。クラゲ祭りはまだまだ終わらなかった…。


平成最後になりましたが、令和になってもこれからもよろしくお願いします!

次回は本当に後編。
それでは良きGW後半戦及び令和を。

誤字訂正・感想よろしくお願いします。


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MISSIONPHASE_20 クラゲ祭り、恋愛triangle(後編)

どうもお久しぶりです、エガえもんです。
同じクロスオーバーの作品 作り物の少年と作り物の歌姫が終わりました。
もし良ければそちらも見て下さると助かります

また、いつも前編後編なのに今回は中編も入りその上いつも以上のスロー更新で申し訳ないです。

これからももしかしたらこのようなことが起きると思いますがよろしくお願いします


それではどうぞ!


アキトside

 

どうして模擬戦なんてしてるんだ…?。

 

ちなみに乗機はセイバーではなくカイロスである。

 

開始早々にメッサーに後ろを取られて、被弾はしていないものの、ピンチである。

ヴァ―ルの事もある。早々に決着を付けなければ!

 

「こんなものか。お前の実力は。」

「中尉!なんでこんな事を!これじゃヴァ―ル化が…」

「そんな事を考えてるようでは、戦場で無駄死にするだけだ。甘い考えは捨てろ。」

「く…っ!ァァァァア!」

俺は不意に、コブラをしてガウォークに変形、ガンポッドを放つ。…がまぁ当然の如く躱され、距離を離される。だけど後ろは取れた。中尉のヴァ―ル化の懸念もあるためこのまま決めようとしたが、

「…ぐっ!」

「中尉!」

言わんこっちゃない!

「もう、辞めて下さい。至急帰投を!」

「ま、まだ大丈夫だ。まだ…俺は…。」

言っても聞かないだろう。…もう、覚悟を決めるしかなかった。

ファイターに再度変形し、急加速。向こうも反転し、急加速。

お互い機体が向かい合う形で

「ハァァァァ!!」

「…うァァァァ!」

 

その後のことは何も覚えてない。

 

 

気づいたら俺は裸喰娘々の自室のベッドにいた。

 

そこに自室に来たマキナが。

 

「アキアキ…ごめんね。こんな事になって。時間があったらお祭り行ってって話したら…アキアキとの模擬戦で負けたら考えてやるって…なんでって聞いたら、今後アキアキしかメサメサの後白騎士と渡り合える希望がない、が俺が理由もなく模擬戦をやることはできないからって。仕方ないからOKしたんだけど…。てっきりシュミレーションでやると思ってたから…。」

「いえ…俺はいいんです。それでメッサー中尉は?」

「メサメサは大丈夫だよ。寧ろ気を失ったアキアキをガウォークで助けてここまで連れてきてくれたんだよ。凄いよね。それよりアキアキの方は?」

そうか…俺は…負けたのか…。

「自分は何とか…。それで…今は何時くらいなんですか?」

「午後8時過ぎ。メサメサもそうだけど…回復スピード早すぎだよね。」

「まぁ、中尉はともかく、俺はコーディネーターですから。」

中尉に負けた。即ちそれは次の戦闘での敗北を意味していた。

まだ鍛錬が足りない。まだ…っ。

俺は起きてシュミレーターへ向かおうとする。

 

「ダメだよ!起きたばっかなんだから…。」

「大丈夫…です。」

「だーめ!これは命令です!何より今日は休日だよ!偶には休まなきゃ…ね?それに…今回のこととか、さっきの裸喰娘々の時のお礼してないしね。」

「マキナさん…でも…俺が…俺しかいないんです。中尉がここを離れたら誰が白騎士と…」

もう大事な人を守れないのは…。しかも俺がいない場所じゃない、今度は目の前で…

そう思い、マキナさんを払いのけ行こうとする俺。

そんな俺を後ろから抱きしめるマキナさん。

 

「…ねぇ、アキアキ。Δ小隊って…ケイオスってアキアキ一人なの?」

マキナさんに言われた一言。

「それは…」違う。アラドさんやチャック、ハヤテにミラージュ更にはワルキューレの皆。それにメッサーも…まだ…。

「違うよね。」

「はい…。」

「確かに白騎士はちょー強いよ。それこそメサメサとやりあえる位に。でも…メサメサがいなくなってもそれで終わりじゃないよね。」

「…でも、あいつらが束になっても。」

「もーっ!アキアキはもっとみんなを信じても良いんじゃないかな?それとも…信じてないの?」

違う…俺はあいつらを信じてないわけじゃない。

「ちがっ…」

「そうだよね。でも、アキアキが仲間を失いたくないっていうのはわかるよ。アキアキは…本当は怖いんだよね。」

そうだ…本当は怖いのかもしれない。失うことに。自分のせいで。あの時みたいに。

「でも、みんなここにいる時点である程度覚悟は出来てる。前にメサメサが統合軍の相手に言ってたよね。()()()()覚悟があるって。つまり私たちも伊達にここでやってないわけなんだよ。」

「…」

「だから…もう少し頼って。みんなを…私をね。」

「…はい。」

「さて!そうと決まれば、アキアキ行こう!ちょうどクラゲが飛ぶから!」

「へ?クラゲが、飛ぶ…?それってどういう…うわっ!?」

俺はマキナさんに引っ張られるまま外に連れ出された。

 

あたりは祭りの街頭が犇めく外。暫く歩くとそこには出店をたたんだのかみんなが。

「おっ、もう回復したのか。すげーな、コーディネーターって。」

「うるせぇ、これでも一回意識は飛んだんだぞ。」

「そいつは災難なこって。」

「なぁ…死神野郎(メッサー)とタイマンで飛んだってほんんとうなのかよ。ってかそんなことして大丈夫なのかよ!」

「まぁな。まぁ…でもそんな事を言ってられる余裕は無かったんだよ。」

「…。」

「明日からメッサーはいない。俺たちが今まで以上に…強くなる必要がある。」

「あぁ…。」

「でも、1人じゃ出来ないって思った…気づかされたよ。マキナさんに。」

「頭上がらないな。」

「そうだな。ところで…メッサーは?俺より回復スピード早かったっていう。」

「あー…。」そう濁す視線の先にカップルの集団。その中にメッサーと…カナメさんが。そういう事か。あの人も大切な人がいた。失いたくない大事な人が。

そんな風に2人を見ていると。

「アキアキ!そろそろ行くよ!」

「待って、マキナ。私も。」

「えっ、いいよ〜!」

「えっ、レイナ、どうい…うわっ、助けろチャック、ハヤテ〜!」

「頑張って来いよ〜」

 

何をだぁ!

 

俺は2人に引きずられるようにカップルの中へ。当然メッサーとカナメさんの邪魔にはならない位置で。

「そういえば、なんでこんなカップルが多いんです…?」

「それは、」

「それはね~!このクラゲ祭りには伝説があってね!}

「クラゲの下で愛を誓い合った男女は未来永劫結ばれるっていう伝説」

「え…?それって」

「しーっ!私たちはか、関係ないよ!そうメサメサとカナカナの二人きりの所をより近くで見たいだけ…!うん!」

「同感。でも…これからも一緒にいたい。マキナと…お前と。」

「そうだね、レイレイ。」

「…」

 

その後いつもより濃厚な夜だったのは言うまでもない。

sideout

 

 

マキナside

結局思いを伝えられなかった…なぁ。伝えたかったなぁ…。

でも、一緒に居られて楽しかった。アキアキ最近思い詰めてたし…ね。

 

sideout

 

 

アキトside

 

次の日 メッサー中尉は異動した。

 

 

が、ほぼ同時に

「惑星アル・シャハルでヴァール発生!!新たに配備された部隊も一瞬で敵のコントロール下に堕ちた!気を付けろ!!あの歌が響いている!」

「感傷にも浸らせてくれないってか!」

「デルタ5、厳しいかと思うが」

「大丈夫です、アラド隊長。白騎士は俺が…俺たちでやります!」

「そうか、いくぞお前たち!」

 

俺は決めたんだ。この平和を…日常を仲間をみんなで守るって。

「デルタ5、アキト・D・ヴェロニカ。セイバーR、発進する!」

 

そして俺たちは惑星アル・シャハル(俺の初めての任務場所)に久々に降り立った。

 

 

 

sideout

 

 

 

 




どうだったでしょうか。久々に書いたので今までと文体とか雰囲気が(悪い方向に)変わっていたりしてるかも知れません…。
そして、相変わらず、三角関係恋愛物が難しい…。
次回AXIA回後編 やっとここまで来た…尚、皆さんが気になってるあれはもう決めてあるのでご安心ください。

そして、自分もそうなのですが、皆さん体調にはお気を付けをしてください。
それでは次回予告

守るべきは自分?仲間? 
苦悩するその眼に映るものそれは機体。

次回救世主の名を持つGとヴァルキリー

MISSIONPHASE_21 閃光のAXIA

誤字訂正・感想よろしくお願いします。







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MISSIONPHASE_21 閃光のAXIA(前編)

どうもエガえもんです。

そう言えば、ワルキューレのNEWシングル出ましたね。自分の周りのお店は開いてないんで買えませんでしたけど…(ワルキューレはCD買ってる派)


そして、今回も前編、後編に分けました。中編は作るつもりはないです‥‥多分。

それではどうぞ!




アキトside

 

久しぶりのアル・シャハル。既に風の歌が流れヴァ―ル化した統合軍が。

出撃し、各個対処していく俺たち。しかし…

 

「しまった!機体の調整はやってもらったけど、OS調整忘れてた…ちょっとキツいな…。」

機体とOSのバランスが悪く、どうにか“感”で合わせているものの…このまま騎士団との戦闘には入りたくないな…。下手に地面に着いたら終わりだぞ…。

 

『全く…向こうの時に砂漠戦やってないのか?』

レイナが個人通信で入ってくる。

「いや、この機体で砂漠はやってなかった…。」だって砂漠戦やった当時は砂漠戦仕様のジンだったし…。

『言い訳は聞きたくない、ほれ。』そういって転送されたのは砂漠用のOS

「えっ、嘘だろ。お前いつそんなの。」

「お前の前回でのここでの戦闘データを反映させたさっきパパっt…“レイレイ〜?そろそろ行くよ!”マキナ、すぐ行く。…それでも急拵え。それじゃ。」

「パパっとって言ったよな!ほんとうに大丈夫かよ…?」

「そこはお前の技量次第。…とりあえず帰ってきたら生クラゲおごれ。切るぞ。」

「えっ、ちょ…ぶつ切りしたぞ、あいつ。」

そういって通信が切られる。財布の心配しなきゃな。

そのOSをインストールし無事に起動した直後、風の歌が本格的に、同時に空中騎士団が現れるも…一機足りない。前回、深手を負わせたうるさい奴はいないのか。五分五分と言えないがそれでも今は助かる。

 

「俺は白騎士を引き付ける、他の連中を頼む!」

「あぁ!(はい!)」

「死神は…いないのか…何!?」

「貴様と張り合えるのは、メッサーだけだと…思うなぁああ!」

俺はピクウス機関砲を乱射しつつ後ろに付く。

 

「ほう、この風…死神じゃない…が!」

マイクロミサイルの雨が。

「ぐううぅ!」

俺はミサイルを避けず、そのままその中に飛び込んだ。

「何!?こいつ自ら死に…違う!」

「はぁああ!」

爆風の中をTPS装甲でダメージのみ無効化しながら突っ切った。衝撃はかなりきているが…これは向こうも予測してない…はず!

「これで!貰ったぁ!」

アムフォルタス収束ビーム砲を放つ。向こうはさっきの予想外の行動により動きが鈍いだろう、これは流石に避けられない、二つの束は奴のブースターとしてついていたリル・ドラケンを的確に打ち抜き爆発した

 

 

    

 

はずだった。

 

「甘い!」

が、その寸前で奴はリル・ドラケンを切り離し、変形。爆風で視界を奪われた俺に目掛け、そのままこちらに突撃してきた。

「あぁ!?」

 

俺はビームライフルを撃ち、奴を落とそうとしたが

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「えっ、あっ…ぐぅ!」変形が間に合わず直撃を貰う。

 

実体剣であったが故、装甲の特性で機体にはダメージがなかったものの勢いを落とした機体はそのままバランスを崩し墜落…寸前でMS形態になって着地。

 

だがこの隙に俺目掛け奴は残ったマイクロミサイルを乱射してきた。

ミサイルの雨あられにされされる俺

「ぐわぁああ!!」

その雨が止んだ後。TPS装甲がダウンし、ボロボロになった状態の機体が。

「エネルギー切れ…かよ。」

ここにはデュートリオンビームなんてない。切れたら終わりなのだ。

残されたのはボロボロの盾、CIWSくらいである。

あいつら(Δ小隊)は隊長含め奮闘しているもののどう考えても援護には行けない。

でも…!

 

「まだ俺は…っ!」CIWSを構えるも頭部を打ち落とされ転げ落ちる。

「あぁ…!!」

 

這いつくばった状態の俺にそのまま照準を向ける白騎士。

いくらOSを調整されたとはいえ、慣れていない砂漠の土地では戦いにくく更に今の頭部破損も加わった。避けることはまず無理だろう。そして先ほどから風の歌はおろかワルキューレの歌が聞こえない。何かあったらしい。

 

「中々…楽しかった。さらb」

くそっ、こんな所で!

 

その瞬間、両者のあいだに赤い一閃が。一瞬ひるんだうちに俺は白騎士から離れ空中へ。ふとハヤテたちを見るが…違う。まさか

 

その時通信が入る声の主はやっぱりあの人だった。

 

「…アキト少尉。よくやった。ここからは俺が引き継ぐ。」

「メッサー⁉︎」

「メッサー中尉!なんで!」貴方ははもう…。

「答えは簡単だ。俺は…ぐっ!まだ…俺は、Δ小隊の一員…Δ2だ!」

「ようやく来たか、死神ぃ!」

「チッ!」

 

そのまま戦闘に入った二機。お互い攻撃をギリギリのところで躱す戦闘である。そこに俺の入る余地はない

「中尉…いや、メッサー。頼んだ!」

 

そう言い託して、俺は何かしらあったであろうマキナさん達の下に行く。

 

こんな状態でもやれることはある。

 

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうでしたでしょうか。

セイバー登場して二戦目で善戦?の後まさかのボロボロ…えぇ…。
そこに登場するメッサー。個人的に上手く書けた気がしなくもないような‥‥でもやっぱり文章下手っぽいですね。うーん・・・。

そう言えばなんで白騎士はビーム切り払いできたんですかね。
そこら辺も次回か次々回辺りに(ウィンダミア陣営書くのむずぃから避けてたんですけど)書いてこうとは思ってます。

私生活が自粛のはずなのに忙しいのでいつ上がるか自分でもわかりませんが、後半(流れは思いついているのに全然かけてないとかいう大分不味い状況ですが)を気長に待っていただけると幸いです。

誤字訂正・感想よろしくお願いします。


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MISSIONPHASE_21 閃光のAXIA(後編)

どうも、後編です。

ほぼ、勢いで書いてしまった…心理的描写が…出来てない可能性大。整合性取れていない可能性大。設定的に矛盾滅茶苦茶多い。

でも、これが今の俺にとってのAXIA回後編の精一杯。

作り物の時とは違うから。話も流れも。オリジナルより遠く離れていった展開。
それでも良ければどうぞ。


メッサーside

 

俺はあの人に救われた。だから俺は残りの人生であの人を守ると誓った。

 

 

だが…どうやら俺にはそれすらも許されないらしい。ならばせめて・・・。

 

今、この時だけは。

 

 

 

 

「死神ィ!」

「くっ!」

 

死神は少尉との戦闘で武装だけで言えば消耗していた。

普通に考えれば有利ではある。

 

しかし俺も気を抜いたら…

 

「ウァァ!」

後ろを取った俺は狙い撃つ。が、避けられる。だが、それに合わせるようにマイクロミサイルを奴のこれまでの行動パターンに合わせて撃つ。奴の回避した先に当たるように

 

「っ!」

奴は迫りくるミサイルをガウォークに緊急変形し撃ち落として再度ファイターに変形。後ろを取る。そのままガンポッドを精射。

 

「!」ギリギリで避ける。後ろにつく。暫くはこの繰り返しになる。

 

どの位の戦闘時間がたっただろうか。

 

「ぐっぅ…」頭が…。自力ではやはり…意識が…。

 

その隙を奴は見逃さなかった。

「貰ったぞ、死神ぃ!」

「っ!…ぐぅ!」寸前で避けるも、主翼とコンテナ部に被弾、爆発。切り離しバトロイドに変形するも、バランスを崩した、このままでは…

「ふっ…。」

 

 

すみません…カナメさん…!俺は死を覚悟した。

だが、

「何故だ…。何故お前が…」

 

 

奴のガンポッドは切られていて、あの歌が。あの時、俺を救ったあの歌が。

 

そして

 

『メッサー君!聞こえる!?』

「カナメ…さん…?」

声が聞こえた方を見ると、殆ど装甲が取れた朱色に所々断面が赤く発光したアキトの機体

そしてその機体のコックピットに

俺の恩人(カナメさん)が見えたのは言うまでもない。

 

sideout

 

 

~時は少し戻り~

アキトside

メッサー中尉に託したあの戦場を下がりつつマキナさんたちの元へ

 

「マキナさん、レイナ大丈夫か?」

「アキアキ…機体が。」

「こんなの、大丈夫です。それより状況を説明してください、このままだとメッサー中尉が…」

「メッサー君がどうかしたの!?」

「カナカナ、落ち着いて!アキアキ、今の私たちの状況としては遺跡の影響を受けたのかクモクモとフレフレの意識がない状況なの。」

「要は広範囲にヴァ―ルを鎮圧できるほどのフォールド波が出せない。」

「なるへそ、こっちは白騎士との戦闘でボロボロにされ」

「あほ、活かせてないじゃん。」

「るせぇ、レイナ。それでさらにメッサー中尉が戦線に緊急復帰でヤバい状況ではある。だけど…」

「アキト君!その機体まだ動く?」

「それが…エネルギーが…。あれさえ使えれば」

「…もしや封印したシステムか?」

「…そうだな。最後の切り札だから一時的にエネルギーが回復する…というよりエネルギーを回す場所が減るからそう見えるだけだけどな。」

「ちょっと乗るぞ。」

「おい、レイナ…いいのか?」

「どっちにせよ、このままじゃ終わる。」

「助かる。」レイナは慣れた手つきで封印を解凍した。これで使える。

「カナメさんシートの後ろに。最初のGがちょいとやばいことになると思いますが。」

「えぇ。」カナメさんをシートの後ろに。レイナを降ろす。

「そうだ、アキアキ!その機体一応修理した時に少しフレーム強化されてるから制限伸びてるはずだよ!」

「ありがとう、マキナさん!」

「それでも、3分が限界だ。それまでに決めるかシステムを止めろ、いいな?」

「あぁ」

 

 

起動。

 

 

Break

And

Dead

 

system standby

 

 

 

起動音と共に各種装甲が外れ、射撃装備も外れフレームがむき出しの状態に。

だがそれらに回していたエネルギーをフレームとビームサーベル、推力に回されたおかげか少し回復(したように見える)

 

 

「ぐぅうううううう!」

「きゃああああ!」

 

 

 

俺は再びあの戦場へ戻る。

 

 

~時は戻って~

 

「カナメ…さん…?」

「はぁ、はぁ…メッサー君!聞こえる?」

「カナメさん!どうして…!」

「俺が連れて来たんですよ。」

「…アキト少尉。」

「俺が時間を稼ぐんで、ヴァ―ルでも抑えてて下さいね!」

俺は強引にカナメさんをメッサーに押し付け、俺は白騎士に向かう。コックピット装甲は外し、

「さぁ…よく見える…第二ラウンドと行こうじゃないか、白騎士さんよ!」

さっきとは違う

 

俺の中で何か弾けた感覚が。

それと同時に向こうも

「貴様ぁ!」と長剣突撃

 

ビームサーベルと奴の長剣との鍔迫り合い。やっぱり前回とは違う。明らかに対策されてる!

弾かれて後ろに下がる俺をもう片方のガンポッドで撃つものの

動きが見える。何故だ。だけど…今は有難い!

 

「こいつ…風に乗って…!」

「はぁ!」

ビームサーベルで突進。しかし、そろそろ…限界か…。

「余所見をするなぁ!」

あっ…そう簡単に行かせてはくれないか。システムを切ろうとして余所見した時に腹部を刺されてた。だが、俺の役目はここまでだ。

 

「ぐぅぅ!…メッサー!」

俺は持っていたビームサーベルを投げる。後はあの人が決めてくれる。そう信じて。

 

そのまま機体が各所、爆発する音を聞きながら俺は意識を失った。

sideout

 

~メッサーside~

少尉にカナメさんを渡され一回地上に降しに行った。

「メッサー君…ごめんなさい。でも…!」

「自分は…守るのが…。ゔっ!」

「メッサー君!」

「…カナメさん。お願いが。」

「うん、何かしら?」

「歌ってくれ、カナメさん。」

「え…でも私じゃ…。」

「カナメさん!」

「分かったわ、メッサー君!」

 

 

 

カナメさんが歌う。それを後ろに俺は飛ぶ。

アキト少尉の最後にくれたこの時間。無駄ではなかった。

 

「メッサー!」奴が腹部に刺されつつもビームサーベルを投げる

「何!死神!」

 

「これで!決める!」

受け取ったビームサーベルをつかむとマニュピレータが悲鳴をあげるがリーチは同等に。

奴を何度も切りつける。長剣で受け止める白騎士。

 

 

そして「はぁああああ!」

 

遂に機体に一太刀入れられた。

 

 

「ぐぅ!」奴の機体から火花が。

 

とどめだ…。

 

「白騎士!」

突如、別の機体が牽制。

「撤退するぞ!白騎士がやられた!」

 

そうして奴らは撤退していった。

 

「はぁ…はぁ…。」

暫く…休むか…。

 

sideout

 

 

 

 

「メッサー君!」

「アキアキ!」

「アキト…!?」

 

 

 

 

ウィンダミア(ボーグ)side

前回の戦闘で怪我をした俺は今ロイド様に呼ばれて何故か格納庫に。

そこには商人らしき奴とロイド様。そして…

 

「この機体は…!」奴に似たヘッド、外観は違うが明らかにあれと一緒である。

「よく来ましたね、ボーグ。」

「はっ」

「どうでしょう、この機体。あの“朱”の機体とは兄弟機ですが。一緒に貴方方に使いやすいようにカスタムさせて頂きました。また、既存の機体にもあの機体のビームに対抗出来るように既に今の戦闘の前にカスタムさせて頂きました。」

「なるほど…。有難く頂戴させていただきましょう…。ZGMF-X24SIインビジブルカオス…。パイロットは…」

 

「ロイド様!自分に!あいつには…あいつには…」

「良いだろう。」

「やつめ…ワルキューレと共に…!」

今度こそ終わりにしてやる。

sideout

 

 

 




はい、どうだったでしょう!(やけくそ)二人掛かりでようやく白騎士撃破(一回目)!
はい、すみません。オリジナルの展開と滅茶苦茶かけ離れました。もはや原型とどめてない…。AXIA要素どこ…?ここ…?(錯乱)。えぇ…(困惑)。ひどすぎてこれはお気に入り登録者減る未来しか見えない…(自業自得)

最後、格闘戦。しかもジークフリートでビームサーベルを扱うという阿修羅すら凌駕する存在がやってきそうな展開。使えるの…?(サーベル本体に少し電力が残ってたってことで←阿修羅凌駕の時とほぼ一緒理論)

突如入ってくるBADシステム。ここで使わないといつ使うん?って思ったのですが…次回の方が良かった?のと、また設定見直ししよ。感想で技術面で色々突っ込まれる。

今回は設定より流れを重視(それでも酷いけど)してるので多少は目をつぶっていただけると…個人的に嬉しいです。

ようやく折り返し地点。二人はどうなったのか(まだ生死不明)、

そして、最後にウィンダミアside入れました。次回でも良かったんですけど。次回の最初っていうのもあんまりしっくりこないので。ロイド(口調わかんねぇ・・・すみません)、ボーグ、ベルガーの会話。はいウィンダミアにMS導入。後で設定上げます。はい。カオスの改修機です。はい。セイバーの相手はカオス。これが一番な気がする。ベルガーどこで仕入れたんですかね…。とかなんとか。

色々あると思いますが一応本編だと折り返し地点。ようやくここまで来たって感じがします…。
長々と書いてすみません。


それでは次回 救世主の名を持つGとヴァルキリー

MISSIONPHASE_22 休息、決戦前のpreparation

誤字訂正・感想よろしくお願いします。











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MISSIONPHASE_22 休息、決戦前のpreparation

どうも、こんにちは。エガえもんです。
割と更新スピードが早い気がする。お話が頭の中でスラスラ出てくる。…あれおかしいなぁ…。いつもならめちゃくちゃスピード遅いのに。失踪レベル?って勘違いされるくらい遅いのに。


でもそのおかげで多少あほくさ展開出てきてこれセイバーガンダムとそのパイロットが主人公のお話?って思えてしまった。今回とか特に。

これから多くなりそう。こういった回。
それでも、よければ、どうぞ。


マキナside

 

「今回の被害状況について報告します。」

カナカナのこの一言から始まった報告。空気が明らかに重かった。でも私は信じてるきっと…

 

 

「メッサー中尉、アキト少尉の両二名は今回の戦闘で命にかかわる重症を負い昏睡状態。現在緊急治療室にて治療中ですが生還できるかは五分五分。メッサー中尉はヴァ―ル化による肉体内部へのダメージ。アキト少尉はコックピット付近へサーベルを刺された際による機体の爆発によるダメージです。」

 

え…命にかかわる…?何言ってるのカナカナ…。この後更にアラド隊長が

 

「しかしながら命をかけた両二名とカナメさんの貢献のおかげでメッサーがヴァ―ル化の完全制御に成功。そのおかげで白騎士を撃破まで至った。奴らに対してもこれは士気的にも戦力的にも大きい。白騎士が受けたダメージも含め暫くは大きく攻めて来ない、来れないと思われる。二人とカナメさんには感謝だな。」

「いえ…私は…。」

その後も何か話していたけど全く聞こえなかった。聞きたくなかった。

 

もう…訳がわからないよ…。

sideout

 

 

ハヤテside

 

被害報告の時、明らかにおかしかった。まず、いつもいるメッサーとアキトがいない。次にカナメさんは隠しているがその戦闘を一番近くで見ていただけもあって精神的に来ていたのは分かったし、マキナも隠そうとしているが明らかにどこかおかしくなっていた。逆にレイナがそんな変わってないのが怖い。

 

 

その後、ワルキューレが退出、俺たちΔ小隊だけになって。

まず、アラド隊長が信じられない一言を言った。

 

 

「そこでだ。この間で、戦力の補充を…新たなΔ2とΔ5の選別を、」

「待てよ、まだメッサーもアキトも死んじゃいない!」

「そうだ、そうだ!しかもアキトの旧友も到着して戦力は上がったんだろ!」

「そうです、まだ死んだ訳ではないのであれば…!」

「やめろ、お前たち。確かに俺もそんな事はしたくない。全体で言えば戦力は上がった。こんな事する必要性を感じないとは思うだろう。だが白騎士が来たら?砂漠の虎の彼らはあくまで同盟。Δ小隊、増してやケイオスでもないんだ。しかアキトのような変形MSならまだしも多くは非可変MSで彼らと戦う。そんな無茶させられるのか?。本来なら俺たちが奴らとやりあわなきゃならないんだ。更に我々Δ小隊の失った戦力は48%。特にアキトのMSはさっきも言ったが向こうでも特殊なエース仕様の可変機だと彼らから聞いた。その差をお前たちが埋められるのか?」

「ぐっ…!」

「そうだけどよ…。」

「でも他に手段はないのですか…?あまりにもそれでは…!」

「ウィンダミアは待ってくれない。白騎士が復活し、次に攻め入った時にお前らがその差を埋められると思うか?あいつらが復活すると思うか?他に手段はあるのか?良く考えろ。」

「…分かってる、わかってるさ!」

 

正論だ。久しぶりに隊長に正論を言われた気がする。

それでも、納得出来なかった俺はそのまま会議室を飛び出して気付いた時には甲板にいた。

 

端っこに座って風を感じる。そう言えば俺がスカウトされた時もここだったな。あの時に比べて俺は…

そんな事を思いふけっていると

 

誰かが来たようだった。

 

「そんなところで何をしてるんだ?少年。」

その声の方を見るとヴォルドールの時に助けられたおっさんがいた。確かアキトの世界の敵だっけ?上司だっけ?

「あんたは…。」

「あぁ、そういやお前やあの嬢ちゃん達には名乗ってなかったな。俺の名はアンドリュー・バルトフェルド。ご覧の通り軍人だ。お前さん、名前は?」

「ハヤテ…インメルマン。」

「そうか、それじゃあ聞くが、ハヤテ。…お前なんでこんな所でサボってんだ?」

「サボってねぇ!俺は…俺は…」

何をやっているのだろう。戦闘でアキトやメッサーに頼ってメッサーがいなくなるって時にあいつの分ももっと成長しなきゃならないって思ったのに。その直後にあんな事になって。

埋まらない実力差を思い知らされて。あの時何も出来ない無力感。俺は…俺は…

「あ…あぁ…」

「…我々が来るまでに何があった?俺でよければ聞くぞ?」

 

俺は…流れでつい話してしまった。

先の戦闘の事。メッサーとアキトの事。見ているだけで何も出来なかった自身の事。その無力感と現実に対する俺の反発する気持ちと。

 

 

 

それを一通り話したらおっさんは暫く考えて。その後に

「そうか…ちょっと待ってろ。」

「え?は、はい。」

 

そう言ってエリシオン船内に入っていった。

十数分たったあとあいつは戻ってきた。何故かミラージュもいた。

「ハヤテ!やっぱりここにいたんですね。」

「ミラージュ!ってかなんで一緒に」

「それが…私にもさっぱり。」

「ほら、お前ら行くぞ。」

「え、あ!はい」「お、おう。」

こうして、おっさんにつれられた俺らはおっさんの船に。

「ようこそ、ミネルバ級二番艦アテナへ。」

おっさんが艦名を言ってるが向こうの船の名前のせいか聞いた事もなかった。見たことないからそうなんだけどな。

俺たちはおっさんにつれられてハンガーへ入った。

そこには一つ目のMSや武装がいくつかあった。Vアンテナツインアイもあったが「あれは僕の機体でね。彼の機体の兄弟機なんだ。…これでもMSの操縦には自信があるんだぞ?」

なんか途中胡散臭く思ったが殆どが一つ目の機体だった。

 

「これが…MS。」

「こんなにたくさん…」

「お前達!そっちじゃないぞ!」

こうして奥まで来た俺たち。暗くて良く見えないがMSであるのは分かった。

「これは…?」

「こいつらはちょいとばかりあれな代物でな。我々も扱いに困ってたんだ。せっかくだ。お前達に託してみようってな。」

そこにあったのは大きな翼を持ったあいつと同じツインアイVアンテナの機体が二機あった。

 

ZGMF-X10A フリーダム

ZGMF-X09A ジャスティス

 

「お前達に覚悟があればの話だがな」

 

 

 

 

 

sideout

 

ミラージュside

 

ハヤテが出ていった。理由は分かってる。だから追いかけようとした

「よせ!勝手にさせてろ。」

と、アラド隊長に止められた。その後悶々としながら追加戦力の話になった。

Δ2はα小隊、β小隊の誰かから、Δ5は砂漠の虎からこの後来るアンドリュー・バルトフェルドという向こうの司令と相談してスカウトする予定とのことだった。

でも正直、話を聞けても、飲み込むことなど到底出来るはずがなかった。

 

その後、部屋に戻ってメッサー中尉にかつて言われた事を思い出していた。

「教科書通り…。」型にハマった読まれやすい飛び方。

普通に飛んでいたのであれば100点であるはずなのに。

 

それでは勝てない。でもどうすれば分からない、ハヤテだったら分かるのだろうか…彼みたいに考えること…到底出来る気がしなかった。

そのままやはり悶々としていると突然、連絡が入った。アラド隊長からだった。

 

「ミラージュ・ファリーナ・ジーナス少尉、ハヤテ・インメルマン少尉。両名に異動命令を下す。アンドリュー・バルトフェルドの元に暫くついていけ。

「突然、どうして!」

「いいから、そら行って来い!」と半ば怒鳴られるような、おしだされるような感じに異動命令が下りた。もしかしたら今回の件でΔ小隊自体なくなるのかもしれない。とか思ってしまっていた。今の私たちでは守れないとでも思われたのだろうか。

 

 

こうして、私は向こうの司令アンドリュー・バルトフェルド司令についていくことになり途中でハヤテと合流。向こうの船に乗船したのちに

 

あの機体を目にしたのであった。

 

「お前達に覚悟があればの話だがな」

「覚悟…ですか。」

「…やってやるさ!乗りこなしてあっと言わせてやろうぜ!ミラージュ!」

ハヤテは乗り気だった。

全く、ハヤテは…。でもこの状況を打破するきっかけになるかもしれない。まさか、隊長はそれを考えて…?

 

「私もやります!お願いします!」

 

こうして、私たちは(私たち達の)世界初のMS乗りになることを決めたのであった。

 

 

 

 

レイナside

あの戦闘の後から明らかにマキナがおかしくなった。何事にも無気力というか…、覇気がないというか。

そんな感じである。私はどうにか精神を保っていた。もしあの時死んでたら…私もきっと一緒だった。

でもまだあいつは生きてる。生きているんだ。五体満足な私たちが諦めたらあいつに失礼だ。

そう思い生きる。でもその前マキナをどうにかせねば。

とりあえず格納庫に行くか。…いた。マキナ。

 

 

 

「アキアキ…」

「姉御!手が止まってますよ!」

「あ、ごめんごめん!」

まだ無気力なのか…。

 

「姉御…少尉の事が心配なんだろうなぁ…。」

「そりゃ命にかかわるって聞けばそうなるっすよ…」

「それにしても今回やばいな…あのメッサーの機体がボロボロだぞ…いつも軽い調整だけで済んでたのに…」

「そっちは整備できる分まだいい方だよ…問題は」

「これだな」

二人の目の前には頭部が破壊され見るも無惨にボロボロになったセイバーR

無理もないボロボロの状態で尚且つ切り札を使い更に囮になったんだ。むしろ消滅して残骸だけになっていないだけましだ。…マキナのおかげなんだぞ!

 

「いくら、あいつの世界の奴らが仲間になったとは言えこれは流石に無理だわ…。」

「それな…。ってかよく生きてたよな…。」

「こら!そこ、無駄口たたかない!セイセイちゃんは私がどうにかするから!」

声張っていつも通りに振る舞っているように見えて声が所々震えてる。やっぱり…諦めてるのか?

 

「は、はい!」

 

そう言ってメカニックが奥にいったの隙をついてマキナの元にいった。

「マキナ。」

「あ、レイレイ。どうかしたの?何かあった?」

「それはこっちがいいたい。無気力、覇気0。明らかにおかしい。」

「そんな事ないよ~ははっ…ははは…。アキアキがあの時来た時に止めれば良かったって思った。そうすればあんな事には…」

「馬鹿!」私は気が付いたら頬を叩いていた。

「あいつは…アキトはあれがあろうがなかろうが行ってた。あいつは仲間を守る為に私たちを守るために。」

「でも、アキアキあの時確かに言ったもん!みんなを信じるって!」

「それで守れるのか?それでやられててもあいつは信じて別に戦うのか?違うだろ。しかもあいつは約束を破ってない。あいつは仲間を信じたから他をあいつらに託して白騎士とやりやった。みんなを信じたから先を託せたから。」

「…。」

「しかもまだあいつは死んでない。まだアキトは死と戦っているんだ。それなのに諦めてどうするんだ…。私は諦めてない。あいつのためにやれる事全部やる。」

「レイレイ…。」

「だから。やろう。あいつのために」

「…うん、そうだね。私信じてたつもりでまだ完璧にアキアキを信じてなかったのかもしれない。一緒にいようって言ったのに。でも今は違う!私は私のやれる事をやるよ、レイレイ!」

「うむ!」

 

久しぶりに柄にでもない事をしたな…あいつに貸し増やしとこ。

 

 

sideout

 

 

 




どうでしたでしょうか、とりあえず原作とは違い、メッサー生きてます。昏睡状態ですけど。主人公のアキトも昏睡状態ですけど。

普通にメッサーが生き残るのは良くある事だと思うしいい事だとも思うんですけど(一回作り物ので救えなかったのに良く言う)、やはり二人の成長もないとそれただの主人公強奪事件じゃん!ハヤテ君一応主人公なんだよ??ってなると思うんで。この様な展開です。暫く主人公は出ません。ハヤテ君主人公です。(原作の大幅なコピー??なのか…?)


あと、フリーダムとジャスティス出ます(おい)。…すみません。いやマジで、すみません。さっき主人公強奪とか言ったのに主人公強奪したら主人公が主人公を強奪し返して誰が主人公か分からんってなりそうとかΔ小隊もう殆どMSやんけとか。セイバーより強い機体与えてええの????とかあると思います。でも、これでもめちゃくちゃ考えたんです。まずVFでの成長要素がない(というよりラグナ戦でのメッサーの機体ここだとボロボロで借りられない)ならバルトフェルトさんいるし、MSに乗せよう!→非可変量産MSだと直ぐ撃墜。ムラサメだとこの後予定のボーグに勝てそうにないというか死にそう。他…他…そういやフリーダムってインパルスに撃墜された時核動力切って落とされたんだよね…残骸は????サルページされてないよね?せや!フリーダムならそれなりに行けるやろ!(フリーダム参戦決定)次…そんな感じで出てこなくなったのは…ルージュ。でもフリーダムに合わないなぁ…。もうジャスティスでいいや(脳死)ってなって現在に至りました。正直他案あったら感想欄でも、ここのメッセージでもいいので案をください。真面目に。あ、一回廃案になったストライクルージュも出ます。せっかく思いついたのに出さないのはもったいないなとか感じたので。

あと気になってた方もいると思いますがバルトフェルトさんの乗艦は本作オリジナルのミネルバ級二番艦です。アークエンジェルが二番艦まであるならあってもいいじゃないかっていう理由です。

ミネルバの2番艦とかもまた…完全オリジナルで、すみません。
ちなみに砂漠の虎…改めバルドフェルトが率いてた艦隊の規模は
・ミネルバ二番艦 アテナ(旗艦)
・ローラシア級×3
・ナスカ級×3
です。この中にアキトの元仲間…ヴェステンフルス隊の面々もいます。

今回ミネルバ級が単体でラグナに降りてきています。その他の艦船は能力がないので、空中騎士団に殲滅されかけ瀕死の中彼らと交戦その後協力関係を結んだの船団アイランド船ドッグに搭載されているといった感じです。そのアイランド船もラグナに降りてると思われるので結局全部降りていますけどね。


今回あとがきで長々と書きましたが設定資料2を出すので(先にボーグ専用機のことも書いてあります)そこに詳しい設定の経緯を書きますので。よろしくお願いいたします。

それでは次回 救世主の名を持つGとヴァルキリー

MISSIONPHASE_23 やるべき事、目覚めぬfriend

誤字訂正・感想よろしくお願いします。









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MISSIONPHASE_23 やるべき事、目覚めぬfriend

どうも、久しぶりです。エガえもんです

以前と次回予告変更しました。あとで修正しておきます。

約3ヶ月と少し開けてしまいすみません。
初めの2か月は期末課題やテストがオンライン授業ということもあり予想以上に出て、こちらに手がつ来ませんでした。(尚、問題なく単位習得)
後半の1か月はとある些細な事で右手小指を骨折、入院、手術しワイヤーを入れられ、右手が使用不可になりここ一月触ることすらできていませんでした。ついこの間ようやく術後入れていたワイヤーが抜け包帯もとれ、普通に動かす分には許可が下りたので慣れない指で無理しない程度にこれからも書いていこうと思います。



正直、骨折してから何故か1ヶ月で何回か何もアイディアが湧かないレベルでの自己嫌悪、鬱?っぽい事が起きてやめようかと思ってました。流石に終盤まで構想できてるのにそれは身勝手なのでそんなのはしないんですけど

右手が文章を打てる位に回復した今、多少は立ち直ってますが、今でもおかしな文章や面白くない状態になってるかもしれません。
何卒宜しくお願い致します。


それでは、どうぞ!






アラドside

エリシオン作戦室

「ここにいるのも俺とお前だけ…か。」

「隊長。なんでハヤテとミラージュは向こうに異動命令なんて出したんすか。あんただって言ってたじゃないっすか。Δ小隊の戦力を増やせこそすれ減らすような」

「チャック、それに関してはな、一つあったんだ…」

 

 

数時間前

「Δ2候補…とは言ったものの今はα、β両小隊も戦力は割けないって言うのが現状なんだよな…どうす…ん?」部屋をノックする音が。

「誰だ?」

『失礼、アンドリュー・バルトフェルトだ。』あぁ、そうだ。Δ5候補の為に呼んでいたのを忘れていた。

「どうぞ、今開けます。」

「感謝する、それでは。」入ってきたのは隻眼の男。こいつが…アキトが言っていた。砂漠の虎か。

「こうして会うのは初めてですな、アラド隊長。」

「いえ、こちらこそ。とりあえずおかけになっててください。コーヒーでも入れてきます。」

「ありがとう、アラド隊長。実はコーヒーには目がなくてね。」

とこんな話からはいった会議。互いに向き合うように座った俺と彼。暫くはお互いの近況報告から始まり…その後に本題にはいった。

「それで、今回の件、どうか頼めないでしょうか」

「まさか(ハヤテ)から聞いてはいたが本当に昏睡状態だったとはな。」

「はい、セイバーもほぼ大破。現在できる限りの修理はしていますが何分資料もなく。」

「分かってる。こっちの人員も割けられるだけ割こう。こちらが現段階で保有している分のデータも送る。ただ…修理パーツはないからそこだけは上手くどうにかするしかないな。」

「いえいえそれだけでもありがたいです。すみません。」

「いや、こちらとしてもこれまでは彼ら…ウィンダミアのおかげで無補給だったんだ。ここで補給を受けられる上に共同戦線が張れて希望が持てているんだ。ヴァ―ル化を恐れる必要もないしな。だが、一つ条件を出してもいいかな?アラド隊長。いや、アラド・メルダース。」

「条件とは」

「ハヤテ・インメルマンと…あとだれか。可能性のあるパイロット一人を俺に預けさせてくれないか?」

「と…言うと。」「MSに乗せようと思う。」

「本気ですか、先ほども言いましたが今Δ小隊には…」

「だからこその提案だ。確かにΔ5の代員は出せる。が、(アキト)レベルとなると殆どいない。うちは元々MSでVFはまだ慣れていない部分も多い。更に言えば、彼はこちらでも敵ではあったがエースパイロットの一人だったからね。」「そうですか…。」

「他からアプローチが絶対に必要だ。そこでだ。彼とあと一人にMSを学ばせ、成長を図る。ちょうどある機体…未来を切り開いた機体をとある奴から託されていてね。どうだ?」

ならば…ハヤテは

「しかし、よりにもよって何故うちのハヤテなんです?他にも」

「彼には何か…あるとふと感じた。何より本人と話して気に入った。教えてやりたい。」

「そう…ですか。」確かにハヤテは元からファイターよりバトロイドに適正があった。更にこれまで様々な星で様々な経験を積んできている。成長の可能性は…。あるな。あと一人は…ミラージュだな。

「いいでしょう、我々Δ小隊から二人。ハヤテ・インメルマンとミラージュ・ファリーナ・ジーナスを託します。うちの連中を…よろしくお願いします!」

回想終了

 

「…ってことがあったんだ」

「なるほど、やっぱりΔ小隊はあいつらとアキト、メッサーがいてこそですもんね。だからあいつらがいない状況下である今、一回突き放した。各々成長させるためにってことっすね。」

「そういうことだ、クラゲの子、親は居ずとも勝手に泳ぐってな。ということだ。暫くは騎士団も風の歌を使った作戦は起こしてこないだろうし、俺たちもやれる事からするぞ、チャック。」

「ウーラ、サー!」

 

sideout

 

 

ハヤテside

 

「おっさん、話が違うじゃねーか!あの機体に乗れるんじゃないのかよ!」

「落ち着けハヤテ。俺は覚悟があればって言ったし、あれはヤバい機体だって言ったろうが。お前たちだって最初からあの機体…なんだっけ…VF‐31に乗ってたか?違うだろ?ど素人のお前達があんなのでいきなり模擬戦なんてやったらどんなことになるか分からないからな。その調子じゃマニュアル読んでないだろ。こいつはマニュアルにも書いてあるが核動力だ。こんな市街地で下手したら周りに大迷惑だろ。だから初めはこいつを使っていくって話だよ」

 

ということがあり俺たちは現在、別艦にあった予備機のゲイツっていう一つ目に乗っているが。

「そんじゃ、お前達、始めるぞ。」

 

「いきなりかよ!」

「時間がないからな。マニュアル読んどけっていったろ?」

「俺はマニュアルなんて読まなくても操縦くらい…!」

「そうか、そんじゃ始めるが…嬢ちゃんはどうだ?」

「嬢ちゃんなんて呼ばないでください!自分はミラージュ・ファr…」

「あーあー。分かった分かった。それじゃミラージュからだな。まず…」

 

そこから地獄が始まった。シュミレーターでの操作方法を知ったがOSが過敏すぎて少しうごかしただけでふらついたりミラージュはそれでまともに動かすのに四苦八苦して一回こけた。

何でもあいつと同じくコーディネーター用のOSだと言う。

「無茶苦茶じゃねーか!絶対無理だろ!」

「そうです、我々はあなた方とは違い…」

「別にナチュラルOSでもいいんだ。だがそれじゃあの機体を使うなんて絶対に無理だろうがな。」

「…やってやるよ!コーディネーターがなんだ!俺だって直ぐに動かしてやるよ!行くぞミラージュ!」

「ちょ、ちょっとハヤテ!」

その後どうにかこうにか歩行や基本の動きには俺も操作に慣れてきたのか感覚を覚えたためかどうにか辺りで試しに以前仕事でもやっていたメディアプレイヤーでワルキューレの歌を流しながら踊るように動こうとしてみたが勢いが強すぎてシュミレーション内の壁にぶつかった。

 

でもあいついつもこんなのに乗ってたのか…。しかも可変機。

 

その後ミラージュは感覚で覚える事は出来なかったがゆえに一回降りてナチュラル用の機体に行ったらしい。

その後暫くして安定してきたころ。ふと、映像に映るおっさんの機体。

入ってくる通信。

 

「中々やるじゃないか、俺んとこの新しく入った奴らと同じ位に動けるとはな。」

「…うるせぇ。あんたがたきつけたんだろ。」

「そういうことにしておくよ。それで、だ。せっかくだから俺が直接模擬戦をしてやる。こいハヤテ…いや青年!」

「あぁ、丁度いい!見せてやる俺の実力!」

 

 

模擬戦はボロボロにされましたとさ。

 

「一日であそこまで動かせば今日は合格だ。感覚だけであそこまでやれたんだ。」

「あーそうかよ!」

「だが、戦場では感覚だけじゃ生き残れないからな、」

ドサッと顔に被る雑誌

「これでもよんどけ、次は実際に動かすからな!」

「あぁ!」

そういやこれまで模擬戦あったけどメッサーや隊長とは違うなこの人。

 

「ふぅ。寮に戻るか。」

こんな感じで一日が終わった。

モビルスーツ…改めて思ったが、見た目は俺がここに来るまで色んな仕事で乗ってきたワークロイドに似てる癖になんで扱いこんな繊細なんだよ…。

あいつはいつもこんなん駆ってたのか。

 

「流石、アキトはすげぇよ。…あれ?あいつ何やってんだ」

帰っていた途中フレイアと会った。なんか妙におかしい。いつも以上に慌ててやがるしルンも点滅しまくっている。

「あっ、ハヤテ!」

「どうしたんだよ、そんな慌てて…ってお前泣いてんのか?」

「…泣いてないんよ!…そうじゃなくて…んー!どうしたもこうしたもないね!ハヤテ、ケイオス辞めたって本当かんね!?」

は?俺がケイオスを辞めた?なんか勘違いしているだろ。…もしかして異動命令の事か??

「いやいや、辞めてねーよ!ってかお前絶対勘違いしてるって!」

「え?ハヤテ…異動って…ケイオス辞めたってじゃないんかんね?」

やっぱりそうだ。

「ちげーよ!アキトと一緒にすんな!」

「良かったぁ…ハヤテてっきり辞めたんかって思って。船んなかや街中探したけど今日何処にもいなかったし…カナメさんは知らないって言ってたし、マキナさん、レイナさんは凄く忙しそうで…美雲さんはおらんし…ミラージュさんも何故かおらんし…」

「やめねぇよ…ただVFからMSに乗り換える為に準備してただっての。今日いなかったのもミラージュと一緒に別の船にいただけだし…そろそろ寮にいるんじゃないか?」

「そうかね、あんがと…ってVF乗らないって…!どういう事なんかんね!?しかもミラージュさんも一緒って…。もしかしてハヤテやミラージュさん、歌で飛べなく…」泣きそうになるフレイア

「ちげーよ!…アキトとメッサーの事があってな。もう、今の自由なだけじゃダメなんだ。誰かを守る飛び方、守れる為にってな。」

「なんか、かっこつけてないん?」

「うるせぇ。」

「ほれほれ~!」

「…行くぞ!」

そうして2人で帰っている途中にふと、フレイアが

「そう言えば、前々から気になってたんやけどアキトさん偶にザなんとかだとか変なことを言ってたり、元軍隊の人だったのに次元兵器知らなかったり仲間の人たちとも仲がいいのか悪いのかわからん様に見えておかしな人よんね~?」

「…そりゃあいつの世界の事だかんな。俺たちが分かるはずもねぇーよ。」

「えっ、それどういう事かんね!?」

「いや、知らなかったのかよ。アキトって異世界から来たんだぞ。」

「えっ、ええええええええええええ!!!!アキトさん異世界人ってもしかして…」

中世西洋文化&魔法とかなどをのファンタジー異世界を想像し始めた。

「いや、考えてる事と違うからな。そもそもそんな世界だったらあんな機体使えないだろ」

「そうか、そんね。はぇ…知らんかった…ってかなんで誰もおしえてくんなかったんかねー!」

「てっきり自己紹介とかで聞いてたと思ってた。」

「全く、誰も何も教えてくれんかった…。」

「まぁあいつもそんな明るい過去じゃにから知らない方がいいって思ったんだろ。俺も知ったのはあの時…決断出来なかった時にアキトから説教受けた形で聞いたからな…」

「はぇ…ねぇハヤテ?アキトさんの世界ってどんなん?」

「えっ。あー…」

どこまで言っていいのだろうか。あいつ(アキト)の過去を。聞くだけで酷いあの過去を。

というより俺自身しらない事が多すぎる。…聞きに行くか。

「ハヤテ…?急に険しくなってどうしたんかね…?」

「あ、あぁ、大丈夫だ。…あいつの世界の話どうしても知りたいなら、あの人たちは流石に初対面だしあれだけどマキナとかレイナとかならより知ってんじゃないか?仲いいし、俺に聞くよりわかるんじゃね?」

「それはそうなんやろうけど…」

「わりぃ、俺ちょっと用事思い出した!」

俺は来た道を走って戻る。ひとつやる事があるからだ。

 

 

フレイアside

アキトさんが異世界人って言うのにもびっくりしたのに過去を聞こうとしたら急にハヤテが行ってしまった。

「ハヤテ!…んー!仕方ないんね~。私ひとりでもいっちゃるかんねー!」

マキナさん…レイナさんどこかなぁ…。

 

 

マキナside

 

個室病室。

とりあえず当面の山場は越えたけど未だ昏睡状態のアキアキ。ドクター曰く後は彼自身の生きようとする意志だって…。

 

「アキアキ、今ね。セイセイちゃんを一生懸命に直してるから…。あとみんなアキアキやメサメサの帰りを待ってるから…。」

「…。」

「それでね、アキアキに報告がもう一つ。ハヤハヤとミラミラがアキアキの後輩になるよ。今二人MSパイロット目指して特訓中なんだって!やったね!」

「…。」

「…アキアキ。なんか言ってよ。張り合いないよ…?…答えてはくれないか。でも私はもうくよくよするの辞めたから。アキアキが絶対に帰ってくるって信じてるから。」

ふと握った手を握り返してくれた、そんな気がする。

「アキアキ…うん。ありがとう。帰ってきたら…」

 

そう話してるとドアが開く。困惑していたフレフレがいた。

 

「あ、すみません!お取込みちゅ…」「大丈夫だよ、フレフレ。どうしたの?何か用事?」

「あ、あの!マキナさんとレイナさんに聞きたいんですけど!アキトさんの事について!教えてくれんかね!」

ゑ?まさかフレフレ…ハヤハヤじゃなくてアキアキが…?

「フレフレ!?まさかアキアキのことが…?」

「ち、違がいにゃす!あの…その…アキトさんの世界の事について…私だけ置いてけぼりだったっぽいらしくて…。」

あ…そう言えば。あの時(歓迎会の時)、言おうとしたアキアキを遮ったの私だった…。でもフレフレには知らないでほしかったかもなぁ…。でも。

「そう言えばそうだったね、そろそろ話してもいいよね。…アキアキ。」

アキアキは知らない方がよっぽどいいって言ってたけど。もう…そんな訳には行かないから。

 

 

「…マキナさん。」

「とりあえず、部屋変えよっか!ここじゃ本人寝てるしね。」

「ほ、ほいな!」

 

ということでフレフレと共に場所移動し、話すことにした。

私が聞いたアキアキの過去を。

 

「それじゃまずフレフレ?人って分かり合えると思う?」

 

sideout

 

マキナ&フレイアside

話を聞くまで私は人同士分かり合えると思っていた。当然、ウィンダミアとの戦争は続いてるけど彼らともいつか分かり合えると思ってた。だって歌があるから!

だけど…

「なんで、どうしてそんな事すんね!」

聞いた話は地獄だった。人類同士の複数にわたる絶滅戦争。そこからの平和策の遺伝子選別による管理社会のディスティニープランとそれに反発した勢力の最終戦争。

「私たちは分かり合えるって思ってもそれ以上の何かがあったんだろうね。アキアキは欲って言ってた。利益とかそういう。利益じゃないし、フレフレには重い話だろうけどフレフレもウィンダミアとの故郷と戦う事になってその意味が少しわかるんじゃないかな。」

それはそうかもしれんけど…。ウィンダミアは統合軍のあの攻撃の件もある。彼らの考えもあるのだ。もしかしたら分かり合えないのかもしれない。

「その後どうなったんね…?」

「結局そのプランは発動されなかったんだって。話し合いとはいうけどそれでも平和とはいえない状態らしいんだけど」

「…酷い。」

「しかもアキアキ、友達を戦場で失ったんだって。そこが自分のいない戦場。そこから最近までずっと一人だった。」

「だから無茶してたんだろうね。メッサーのこともあって。もう失いたくないって」

アキトさんあの戦闘の前滅茶苦茶無理してたのはみんな知ってたけど…そういうことだったんね。

「…。」

「話変えよっか!」

フレフレの顔が重い。失敗しちゃったかな?と思い話を変えることにした。

「…へ?」

「フレフレが好きそうな…向こうの私たちみたいな人の話とか」

「へ?そんな人もいたん…?」

「私も本当にちょっとしかしらないんだけどね。ラクス・クラインっていう歌姫がいたんだって。」

アキアキの話ではアキアキのいたプラントっていうコーディネーターの国?の偉い人の娘だった。彼女も戦争を止めようとしたり士気を上げようと歌で伝えようと頑張ってたけどいつの間にか反逆者になって突如戦場に介入してきたかとと思ったら曲風や雰囲気がガラッと変わって復活…でもなんだろう最終的に二人いて…ん?私もこんがらがってきた。彼女は一体何者なのだろう。今度聞いてみよう。

だから戦場に介入したとこまで話そうと思う。

「はぇ~…でも私も歌が伝わらないって分かったら。」

私は…。ワルキューレに入ってなかった。あれ…?

「そうだね、ある意味私たちも気を付けないといけない。だからフレフレは分かり合えないって諦めてほしくないかな。…ね?」

そうだ、あの人と分かり合えたから歌を知った歌を知って…ハヤテにあえてワルキューレにはいって…だから

「ほいな!」

私はこれからも!信じて、頑張るかんね!

 

 

 

 

 

 

 




はい、どうでしたでしょうか。割と初めの二ヶ月で色々と知ってしまった後半一か月でアイディアスランプ鬱もどき故に色々とおかしな部分があると思います。ってかつまんないって可能性が多いにありましたね。
戦闘ないし・・・。主人公未だ寝てるし。
そろそろラグナ攻防戦書きます。後二回位で。指トレもしなければ…。

これから暫く指が本調子ではないのでまたゆっくりだとは思うのですがよろしくお願いします。

次回 救世主の名を持つGとヴァルキリー

MISSIONPHASE_24 彼らの過去、決戦のopening

誤字訂正・感想よろしくお願いします。



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MISSIONPHASE_24 彼らの過去、決戦のopening

どうも、普段滅多に泣かない癖に看取られ系ボイスを聞いた瞬間ボロボロ出てきて挙句鼻呼吸しにくくなってそのせいか直後にコーヒーをPCに向けて吹く大惨事を引き起こしました(誰も聞いてない)エガえもんです。


そういえば、この作品のラスト。めっちゃ悩んでたんですが二つにまでENDが絞れました。個人的にこの二つで滅茶苦茶悩んでいます。一人じゃ決められずにズルズルいきそうなので一回、友人などに相談したりしつつももし決めきれんでももうラスト回しか残ってない!ってなった場合正直、その前位でアンケート方式で某龍騎TVSPみたいにどっちかって聞きたいんですけどいいですか?それともそのENDを意識してしまうからこっち(筆者のほうで)で決めてくれってあります?と言っても本当の本当にラストの仕様が変わるだけなのですが。まぁ内容知らずにED1ED2で取るのもありかな…?とかもありますしね。
最悪アンケダメだったら両方(ほぼ)同時投稿してどっちか好きな方を読者様が選ぶ…とか考えています。
とりあえず、直ぐに取ろうとかは絶対にないのでとりあえずもしかしたら万が一億が一気が狂って皆様を考えずにやるってことがあるかもしれないとだけよろしくお願いします。


それではどうぞ!



ハヤテside

俺はアテナの艦長室に入る。

 

「おい!バルトフェルドのおっさん!」

「なんだ、なんだいきなり。ってかおっさん呼びは良くないぞハヤテ。」

「そんなのは関係ない…!聞きたいことがある。」

表情で察したのか向こうは面倒臭いといった顔をした後口を開いた。

「…あー。とりあえず座れ。何となく分かった。あの機体を託す以上全て話してやる。俺の主観でだがな。」

座って向こうがコーヒーを入れてきた所で聞くことにした。

 

「あんたら向こうで何やったんだよ!あんたはあいつと同じ軍なのに敵ってわけわかんねぇしよ!」

「何故か…とか知らないよなぁ…でも一般からみたらそんな事にしか見えないよなぁ…。あいつの耳にどう入り、どうあいつの目に見えたかは知らん。だが…俺たちは…」

その後聞いたのはアキトから聞いたことより惨い現実

 

・元々バルトフェルドのおっさんはあいつと一緒の所属、ザフトのエースで名指揮官だったこと。

「当時はこの始まった戦争が終わらせるには敵であるどちらかが滅ぶまで戦い続けるしかない、幾らやめたくても戦争には明確な終わりのルールはない。そうなると全滅するまで終わらないだろう?だからそう思っていたよ」

・その後、知り合いになってしまった敵兵の少年と殺し合いをして一回死んだ。恋人も死んだ。

「この傷はその時にできたものでな。…その後その少年の言ってた事やラクス嬢のほうについて考えが変わってきてな。」

・コーディネーターとナチュラルの共存を求めた。

・思いだけではどうにもならいと知った。だから力を手に入れた。

・そして両軍の戦闘に介入、警告。

・こうやって両軍の片方による虐殺、絶滅を防ごうとした。

・戦後、隠居していたラクス暗殺がデュランダル陣営の可能性があった事。

・世界を信じられなくなった俺たちはまた介入を始めて…。

 

「でも、あんたら結局全面戦争したって聞いたぞ」

「ははっ…それもあいつから聞いたんだな。」

「あぁ。エターナル・オーブと、ザフトって。」

「あの当時は俺たちもデスティニープランを止めるために必至でな。そもそもその頃は世論はもうデュランダルの一人勝ちって状態だったからな全面にぶつかるしかなかった」

「…。」

「今じゃあの時誰が正しかったなんて分からない。あいつにも話したが俺も夢から醒めたみたいな状態だからな。」

「もしもう一回同じことがあったら?」

「その時は悩むだろうな。」

「ふざけんなよ!あいつや、そのデュランダルって奴を倒して、“明日のある”未来をつかんだんだろ!今更」

「今更なんだって?…そうだな俺たちはデュランダルの計画は見てきたしずっと疑問視はしてきたことすれ、奴の真意は推測ばかりで本人と話し合いなんてしなかった。してもキラ…いやなんでもない仲間の一人が最後話したって位だ。だからこんな事は言えないな。」

その時感じたのは俺たちと彼ら(アキトやバルトフェルドのおっさん達)の間にある考え方の違いだろうか。

彼らが第一次星間戦争前の価値観に似ている。互いに誰か戦争になりたくないという思いはどこかにあるのに、戦争になる。

あいつ(アキト)が来た当初もきっとこういう風に思ってたんだろう。きっと驚いてたんだろうな。

「だからここに来て驚いた。時折争いはあったものの、姿形違う人が分かり合えて共存しているこの世界に。」

「…。」

一通り話した後奴はコーヒーを口にしつつまた口を開く

「これが俺たちの視点から見たあの戦争だ。どうだ、あいつが詳しく話したがらない理由もわかるだろ」

「あぁ。」

「お前達に託す機体はその戦火の中でも憎しみを広げないために明日が欲しいと戦い抜いた機体だ。生半可な覚悟じゃ扱えない。だから」

「…覚悟が必要だって。」

「そういうことだ。お前にだけこんな話をしたら不公平だしあとであの嬢ちゃんにも話すよ。」

「…。」

「ほらほら、俺も暇なわけじゃないんだ、帰った帰った」

「ちょ・・おい!」追い出された。

 

 

 

次の日からの訓練は更に苛烈を極めた。

おっさんとのシュミレーションでの模擬戦。偶にデータ内にあるパイロット達との戦い…。正直、どいつもこいつも動きがおかしい。機体性能が二世代ほど離れてるとはいえ、どうしたらそんな動きができるのか。アキトのを見てたから分かってたはずなのにな。そして、シュミレーション内で動かして分かったが、量産機でなら機動力やスピードだけならVFのファイターに分がある。然し、対バトロイドになると話は別だ。MSの方が接近戦や火力、盾など総合力で優っていた。その上でやり合ったエース機どもは単体のスピードでは劣るものの機動力、火力ともに高い機体ばかりで正直、本当におかしく感じた。きっとミラージュの方がよく気が付いていると思う。

その後、実機の操作。実際に動かしてより分かるが重々しい上にOSが繊細過ぎるため歩くのですら困難を極めそうだった。暫く経ってシュミレーション通りとまではいかなくとも少しはマシになった程度まではどうにか動かせる。

自由に動かせていない。慣れるまでこの繰り返しだ。いつか風に乗って踊れるようになりたい。

MS訓練だけではない。この訓練中に万が一ウィンダミアの侵攻があればすぐにでも出撃だ。だからVFもやらねばならない。

正直、滅茶苦茶キツい。毎日この繰り返しだ。

 

 

 

そんな中、真相を知ったあの日の二日後の休憩の初めにミラージュが俺を呼びとめた。

どうやらおっさんから聞いたようだ。お互い大分体力を消耗してて、とりあえず談話室の椅子に座り込むミラージュ。俺は自販機で飲み物を二つ買って一つを手渡してお互いに飲んでいた。

「ふぅ、それよりミラージュ。大丈夫かよ一回降りてナチュラルOSに変えたって聞いたんだが。」

「私を馬鹿にしないでください…!もうコーディネーター用のOS機にだって乗れます!…少々寄り道しましたがこれで私も」

「それなら、良かったんじゃねーの?」

「それよりも、ハヤテも聞いたんですよね、あの事」

「あぁ。」

「私には…既に覚悟はあると思ってました。戦場に出ている以上その意味敵を倒す、その意味を覚悟を。ですが彼らに比べたら…果たして私には彼らなりの覚悟はあったのか。それが分からなくなりました。」

「俺は…これはアキトがあいつがもしかしたら望んでない方向に進んでいるんじゃないかって思った。あいつ言ったんだ一番やりたい事をやれって後悔しても遅いって。あいつは守れなかった事を後悔してた。俺は本当は知ってたんだ…あいつが俺たちを自由にしてって、その為に自分より仲間って覚悟でこの戦争を抜いて来たんだって!」

「…。」

「それなのに俺は本気でその意味を考えもしてなかった…!だから俺はもうあいつやメッサーがそういう事だけをさせない、あいつらが信じてくれた俺たちを今度は俺たちがあいつらに返す。俺自身もそうだけどあいつらがあいつららしく飛べる未来を掴む。そのために俺は絶対に乗りこなして見せる。乗りこなして戦争を終わらす。それをあいつが望んでいないとしても。これが俺の新しく飛ぶ(戦う)理由だ。」

「そう、ですか…。ジュースごちそうさまでした、ハヤテ。」

そう言って、ミラージュは出ていった。

「ミラージュ…。」

 

 

ミラージュside

 

才能がないのには自覚はあった。私におじい様やおばあ様のような才能はない。でも誰もが期待をする。だから真面目に人一倍に努力をした。期待に応えたくて。そうすれば忘れられる上に期待に答えられると思っていた。実際、初めのうちはよかった。

でも、メッサー中尉には教科書通りと言われ戦場では通じず、挙句私とは真逆の存在であるハヤテに負けた。幾ら努力しても才能は無かったのを自覚させられた瞬間だった。

そんな中、言われた異動命令。MSに乗ってみないかという話。もしかしたら私の才能はここにあるのではないかとふと思ってしまった。そしてそれはあっという間に崩れる事も。私には才能がない。。アキト少尉のようにあの巨人を扱えるような才能も。ハヤテも努力はしてるようだがかなり早く無事に進んでいるようだった。私は努力して遠回りしてどうにかハヤテに漸く追いつきそうな位だ。

 

 

そんな中、聞いたアキト少尉の話。私はきっとナチュラルの方の気持ちが分かってしまうかもしれない。いくら努力しても勝てないものがあるとしってしまうと人は…これ以上は今は考えたくない。

そして…私にはハヤテのようにメッサー中尉やアキト少尉の夢を守るなどという覚悟も無い。ましてや中尉やアキト少尉のような自分を捨ててまでの覚悟なんて絶対に。

 

そう、同じことの繰り返しであるが私にはハヤテのような才能もアキトや中尉のような自分を半ば捨てる覚悟もないその上で彼らに嫉妬してしまっているのだろうか。

 

私に残ったのは無力感と合わない肩書だけ。一体、どうしろというの…。

私はどうやってこれから飛べば…。

 

sideout

 

メッサーside

 

俺は…気づくと深い深い海に落ちていた、あぁそういう事か。

最後に白騎士に一矢報いた、貴女を最後まで思えただけで十分――

 

そう思ってたはずなのに。気づけば全力であがいていた。俺はまだ貴女の笑顔が見たい。こんなになってしまった俺を救ってくれた貴女の笑顔が、歌が。

だが、あがけばあがくほど落ちていく、やはり運命なのか。

そう思った瞬間だった。下から押される感覚。沢山の腕に押されている感覚。

みるとかつての仲間が。何か言っているが言葉は聞こえない。だが、“まだ来るな”という想いは伝わる。

あぁ。お前ら。ありがとう。俺は生きる。

 

 

「…ん、あ…」

目を開ける。ぼんやりと視界が開ける。病室…?と人影が

「…!メッサーく…ん?メッサー君!」声が聞こえた、貴女の声が。無事で良かった。

「カ…ナ、メさ。ん?」しかしぼんやりと映る、貴女の顔には涙が。

「メッサー君!ごめんなさい!」泣きながら謝る貴女。謝らなければならないのは…俺のはずなのに。

「泣か…ないで、くだ、さい。」

「でも、私は!」こんなにも思ってくれた、俺の事を。それだけで

「ありが…とう、ただ、いま。」

「メッサー君!」ベットで寝てるができる限りの抱擁を。そして、伝わる彼女の温もり。

 

 

暫くは、このまま。貴女のもとで。

 

その温もりを感じていたい。

 

sideout

 

ハヤテside

ミラージュと話した次の日、バルトフェルドに

「お前達一回、エリシオンに戻れ。アラド隊長からの伝言だ。どうやら朗報らしいぞ」

そして聞かされた内容。

 

「メッサーが起きた!?」

「あぁ、検査の結果、ヴァ―ルを完全制御していたからある程度の予測はしていたが体内にフォールドレセプターが確認された。恐らくはあの戦闘で発生したのか…詳しくはわかっていないがな。また本人もまだこれまでのダメージがあるからすぐにはパイロットに復帰はできないが転属命令は取り消し、Δ小隊に復帰する予定だ。」

「やったな」

一番心配していたカナメさんを含め皆安堵している様に見え…ミラージュ?あいつの顔が曇っている。なんでだ…?昨日の事まだ…。

「あとは、アキトだけだな。」

「大丈夫だよ、だってアキアキだもん」

「うむ」

朗報だった。

 

とりあえずこの報告を受けて俺たちはアキトも帰ってくると信じることができた。

 

俺とミラージュはアテナに戻ることにした。その間も表情は晴れず。

 

「ミラージュ、まだ」

「…ハヤテには関係ないです。」

「お前、何悩んで…」

「どうせ、貴方に私の気持ちなんて分からない癖に!」

そのまま行ってしまった。

 

「…どういう意味だよ、それ。」

呆然とするしかなかった。

 

アラドside

メッサーが目覚めた事もある。そろそろ向こうも攻勢になってきてもおかしくないと考え、艦長にカナメさん、砂漠の虎のバルトフェルド隊長、病み上がり状態で気は引けるがメッサーと資料を見ていた。

 

「すまない、メッサー。まだ癒えていないとはいえ意見が聞きたくてな」

「いえ、自分の方こそあの時命令違反をしてしまい申し訳ありません。」

「…そうだな。今回の参加はその罰ということにでもしておこう」

「所でこの方は?以前ヴォルドールであったのは覚えていますが。」

「あぁ、はじめましてになるのか、こちらは砂漠の虎…アキトと同じ世界から来た人たちの部隊の隊長をなさっているアンドリュー・バルトフェルドさんだ。」

「よろしく、アンドリュー・バルトフェルドだ。…君がΔ小隊のエース君か。噂は聞いている。」

「メッサー・イーレフェルト中尉です。よろしくお願いします。」

「それで?アラド隊長。今日僕まで呼ぶということは何か大きなものが起きたって事だと思うのだが?」

「あぁ、このデータを見てくれ」

「視覚化データメインモニターに回します」

と、球状星団の地図と前回の戦闘に際して起こった美雲さんとフレイアの遺跡の共鳴データを出す。

「これまでウィンダミアに占領されたプロとカルチャー遺跡の座標、美雲とフレイアの歌が遺跡に共鳴、星の歌い手と接触した際のデータです。」

「遺跡のある星全てでその歌が聞こえた…と。」

「それだけではないぞ、バルトフェルド隊長。」

「遺跡のない星まで…とはねぇ。」

「そして解析の結果、球状星団にある遺跡のある星全てを線でつなぐと」

「星団全てを覆う巨大なフィールドが…。」

「これが」

「そうだ、ウィンダミアの本当の目的だろう。」

「占拠されていない星はこことアル・シャハルです。」

「つまり奪われたら終わりということですね。」

「そういう事だ、メッサー。」

「奴らは、来るぞ…近いうちにな。」

「他の支部からの増援は?」

「レディMに要請済みだ…間に合えばいいが…。」

「バルトフェルド隊長、ハヤテとミラージュを一旦戻してはくれないだろうか?」

「了解だ、アーネスト艦長にアラド隊長。…その場合は我々の全戦力でお供しますよ。あいつらも不安はまだ残るが大丈夫でしょう。」

「…すまない。そちらの提案だったのにな。」

 

もう来るのかと思ったと同時に。

 

起きたメッサーやまだ目覚めないアキトが稼いだ時間は無駄じゃなかったといいが…。

 

 

 

 

sideout

 

 

 

 

マキナside

 

アキアキにメサメサが起きた事を報告するべく私とレイレイは病室に向かっていた。でも今日は先客がいたんだ。アキアキの前いた場所の赤い服を少しきゃわわにカスタムした女の子と緑色の服をきた眼鏡をかけた女の子、同じく緑色の服をきた男の子が。

「馬鹿ト…。」「副隊長…」「先輩…。」

 

「あの…もしかして、アキアキの知り合い?」

「あ…、すみませ…えっ!ああああ!」

男の子が私に気づくと急にびっくりする。

「どうかしたの?」

「えっ、あっ、その!」その様子に気が付いた二人も私をみてびっくりした様子で。

「え…嘘!本物?」「本物だぁ!!」

その様子に今度は私たちがびっくりする。その様子をみて向こうも流石にあっ…となったのか

「すみません!まさかこんな所で会えるなんて。」「私というか私たちマキナさんのファンなんです!」「最近、全員でレイナさんのファンにもなった。2人きゃわわ、最the高」

 

まさかこんな所で私とレイレイのファンに遭遇するとは思ってなかった。というより向こうも同じ気持ちなんだろうな~。

「ありがとう!…所で貴方たちは?ただのファンっていうわけじゃないよね?しかも服装…」

「アキトと一緒。」

「あっ、すみません…ほらレイア!」「あう…旧ヴェステンフルス隊レイア・クラウザー…です。…よろしくお願いします。」

「同じく、シェイミー・レドナンスです!」「自分も同じくケント・タテガミでありますっす。今日は隊で非番だったので先輩のお見舞いに来たんすよ。」

「そうだったんだ…アキアキの」

「とりあえず、私たち邪魔…ですよね?」「帰った方が…これはよき?」

「ううん!大丈夫だよ。それよりも話さない?」

「いいんすか?」「うん、レイレイもいいよn…レイレイ?」

「私に口調が似てる」「それは分かる。推しと被るとジンジンする」

「名前も」「似てる、また心がズキズキする」「大丈夫」「え?」「私はそれもまた好き」「感謝」

 

どうやらレイレイはレイレイ????と共鳴しちゃったっぽい。

その後、アキアキにメッサーの事を報告ののち。彼(女)らにサインをしたりしていつもの休憩室でお話。

 

内容は向こうのアキアキの事とか、

「頭いいし、腕もいい癖に行動が馬鹿、極端、自分を考えない、あと変に規律優先したりフランクになったりする。」

「分かる」

「レイレイ…また…?!まぁ確かにそうだね…。」

「でもハイネ…隊長との連携は凄かったよね。」

「前大戦から生き残ってますし、今回の終盤にはFAITHにもなりましたしね。」

「へぇ…やっぱりアキアキは凄かったんだ…。」

「当たり前っすよ。俺たちが生き残れたのもハイネと先輩のおかげでですし。」「FAITHになって解隊して、戦後急にMIAって聞いた時はかなり泣きましたけど」「流石に想像の斜め上の生き残り方で驚きましたよ、あと自分たちも巻き込まれたのにも。」「本当それ、私たちまで巻き込むな家に返せ」

と笑い話になったりしたけどアキアキのこれまでの事が知れて。

 

個人的に気になってたラクス・クラインの事とか

「ファンでしたっす、というかプラントの人達は大体ファンでしたしね正にプラントの歌姫みたいな。」「大戦後、議長が変わって歌の雰囲気が変わったけどまぁ代理だったのなら仕方ないし、あの歌も好きだったよね」「分かる。でも結局本物と敵対してた私達は当たり前に思ってしまうのだが今、というか戦中のラクス様を歌姫としてではなくもっとなんか別物に見えてきてしまう。」「あっ、そう言えば音源全部持ってますけど、要ります?」「いいの?」

歌も聞いた。とても優しい歌。静かな歌だった。質感はクモクモの歌のようでそうでないようでクモクモが澄んだ夜空なら彼女の歌は澄んだ水面のような。代理の子が歌ったとされるのも聞いた。こっちは私のような感じ元気で今、やれることを精一杯やってる。そんな歌。

 

聞かされた現状でよりあの世界が歌ではどうにでもできない事実を聞かされた様な複雑な気持ちだった。

 

これ以外にも色々聞いた。楽しかった事、大変だった事。無論私も聞くだけじゃなくて色々話したよ。ワルキューレに入った経緯とか。今の事とか。ケイオスでのアキアキの事とか。

あっという間に時間が過ぎてしまった。

 

「今日はありがとう!色々と話しちゃって、非番潰しちゃったかな?」「私からも感謝。今日はありがとう。楽しかった。」

 

「推しと共鳴できた、それだけで幸せ」「歌姫と話せてサインも貰えて、こんなに嬉しい事はなかったっすよ!ありがとうございます!」「そうです、こちらこそ本当にありがとうございました」

 

sideout

 

 

ハヤテside

 

あの後、急に俺たち2人にバルトフェルド隊長から突然のΔ小隊への復帰命令が。恐らく決戦になる。

メッサーはまだ戦えない、アキトも目覚めないままだ。心配すんなよ、今度は俺が守るから。

アキトやメッサーがやろうとしたことを俺も背負うから。

その為なら俺は。

 

 

その数日後

 

 

「ラグナ支部全職員、及び砂漠の虎全メンバーに通達!!惑星アル・シャハルが現在ウィンダミアの攻撃を受けている!!」

という知らせが入った。無論出撃準備するものの

 

「この歌…って、発進中止!?どういう事だよ!」

「どういう事だ!艦長!」

「戦闘開始から15分、…アル・シャハルは完全に沈黙した。」

 

一体何が起きたのか分からなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ハヤテの覚悟は決まったようです。本当はラグナ戦の中で決めようと思ったんですが、今の方がタイミング良かったので早めに。
というより大丈夫ですかね、成長してますかね…書いたことないので分からないんですよね。成長してないとか自己解決とか言われても否定できそうにない。

ミラージュはどうやら混迷してますね、書いてて思った。凄い、闇落ちしそう。決して彼女に才能がないわけでもなく、覚悟がない訳ではないとは思うんですが、周りがヤバい(確信)。
あれしかもミラージュ、ハヤテにそれ鬱(移)ってない?気のせい?気のせいだよね?



【朗報】メッサー起床。(なお、主人公は未だ昏睡)
やはり(死ぬ)運命なのか。を無事破壊した模様。想いの力ってすげー!
そういやメッサーがあがいてるの時のセリフで歌が見たいみたいな文章が出てくると思いますが、歌は見るもんじゃなくて聞くもんだろ!ってキレないで欲しいです。“笑顔”に繋げて“歌”って入れたから…作者の文才不足。
あと自分はカナメッサーのカプは好きです(隙自語)。異論は認めるけど変えない(確固たる意志)


オリ新キャラ三人についてはとりあえず自分からは何も触れない方針で。(まさかこんなに詳しく出すと思ってなかったのでキャラ詳細決めてない勢いとノリとか言えない)。段々決めていく方針で。以前のオリスト内でのアキトとの会話と雰囲気違いすぎるとかは自覚あるので…言わないでいただければ…。その時はこんな事になるとは思ってなかった。だってマキナが向こうに突撃して見ず知らずの整備兵とかに聞いてもおかしいし、かといってバルトフェルドさん多用してたら…ねぇ!流石にバルトフェルドさん便利キャラ過ぎません????強すぎる。本当に。だからちょっとバルトフェルドさんミーアの大ファンでがっつりラクス本人にもかかわってるけど今回は控えて貰いました。だってねぇ、多分あれ今回序盤のバルトフェルドさんとハヤテとの会話定型文と同じ感じになりそうだったので。




次回遂にラグナ戦(うまくいけば)開戦!いよいよあのボーグの新機体インビジブルカオス(MISSIONPHASE_21 閃光のAXIA(後編)を参照)が!果たして設定資料の通りの性能は出せるのか!というより出られるのか!…ってか最早なんかここまで来るまで遅い!すぐ出ます…とはこれ如何に。
2人昏睡状態にしてハヤテ、ミラージュの成長をさせるってなるととこんなにも長くなるんやなって。というよりラグナ戦も主人公昏睡…!?そもそも起きてもセイバーないのにこんな戦場で大丈夫????下手したら核MS三機が暴れ回ってる可能性とかシャレにならないんですが。…セイバーでも不安やわ、そんな戦場。(思い返えされるDESTINY本編の対フリーダム戦)フレイアは今泣いているんだ!こんな事になるのが嫌で今泣いてるんだぞ!何故お前にはそれが分からない!とかにならなきゃいいんだけど…。


後書き長くなりましたね(起こったことが多すぎる)。長文失礼しました。
それでは決戦前に一応当たるので久々にSEED風次回予告を。

(BGM 明日への橋or再会の約束)
初めの思い、今の覚悟。
戦場で変わっていく想いは、戦場で交差する。
その空に望む物は何か。

次回 救世主の名を持つGとヴァルキリー
失った物、新たなるwing。


新たな道を切り開け!フリーダム!(C.V三石琴乃)


(フリーダム出るか不透明なのにこんな事していいのか…???)

というわけで次回 MISSIONPHASE_25 失った物、新たなるwing

誤字訂正・感想よろしくお願いします。





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MISSIONPHASE_25 失った物、新たなるwing(前編)

どうも、こんにちは。エガえもんです。


滅茶苦茶長くなったので前中後編に分けます(最大)…面目ない。
なお、中編後編はまだ出来上がってないんだよなぁ…。そのくせラグナ戦後の回は既に一話分のストックあるって…???

こんなのが残り最大二つも続くのか…?大丈夫なのか…?

とりあえず、それではどうぞ





ハヤテside

 

戦闘開始から15分でアル・シャハルが落ちるという異例の事態。

 

そのまま俺たちには一回待機命令が出たのち、その間に来た他支部の増援やウィンダミアとの戦闘の生き残りが続々とやってきた。その人達や砂漠の虎の面々と共に作戦変更の内容を聞くために招集される。

 

「うわぁ…いっぱいおるねぇ」

「球状星団中の部隊が集まっているからね。」

「制圧された星の生き残りもな」

「そこにアキアキのところの子達もいるし…」

「それにしてもそいつらめちゃくちゃ目立ってんな」

見ると他支部の人達の視線は再会した仲間にもそうだが、明らかにケイオスの服装でない軍服をまとった彼らに目が行っていた。まぁ見たことないもんな。

「格好が派手、仕方ない」とレイナからの追撃もありつつそんな話をしていると

「お前達、少しは緊張感というのがないのか。」

「メッサー!お前体大丈夫なのかよ!」

「こんな状況だ。少尉(アキト)みたいにずっと寝たきりというわけにもいかないだろう。恐らく決戦になる。そして白騎士も出ると考えた方がいいだろう」

「それはそうだけどさ…。」

 

 

艦長と隊長、カナメさんが出てきた

 

「諸君、よく集まってくれた、懐かしい顔や珍しい連中もいるだろうが早速始めさせてもらおう!」

 

この号令で始まった作戦変更のブリーフィングが始まる。

 

「まずはこれを見てください」

出されたデータには見たことのない、戦艦というか遺跡のようなものが映し出され周りに動揺が走る。

「ウィンダミアの旗艦と思われるこの戦艦はフォールドリアクターの波形からおよそ50万年前にプロトカルチャーによって建造されたものと推測されます。」

「プロトカルチャー?」「ウィンダミアがなぜそんなものを」

「不明ですが、以前より強力な生体フォールド波が確認されました。恐らくあの中に風の歌い手がいると、推測されます。」

「風の歌い手…。」

 

 

「先程ウィンダミア王国、グラミア6世が統合政府からのアル・シャハル解放を宣言した。次の狙いはラグナに間違いない。」

「王様…」

フレイアの顔に動揺が走る。仕方のないことなのかもしれないが。でも

「国王自らお出ましってわけか」決戦になる。この予感は当たっていたようだ。

「…。」

「問題は襲撃は、いつ…か。」

この疑問にメッサーがすぐさまメスを入れた

「これまでの傾向だったら、直ぐには来ない。だが、これまでの傾向には旗艦での直接的な侵攻はなかった。向こうはこれまで本気ではなかったと考えれば、むしろすぐにでも来る可能性の方があるだろう」

メッサーが恐らくこの的確な答えを出した。

 

だがそれは

「いえ、直ぐには来ないわ。」

今までずっと黙っていた美雲さんに寄って崩されることとなった。

「あれだけの力を持つ歌。歌い手の負担も相当なはず。」

無論、それの明確な根拠はないのに言い切る。だから周りも

「そんな事がどうして分かる!メッサー中尉の方が倫理的だろう」と反抗をする。が、

「分かるの、私には」

何を言っているのかわからないが、それを裏付けるかのようにカナメさんの説明が入る。

 

「風の歌による攻撃が24時間以内に連続して行われたことは過去にはありません。」

「しかしながらいつ来るかわからないのは事実だそこで先手必勝。歌が聞こえてくる前にこちらからアル・シャハルに奇襲をかける!」

 

ウィンダミアに攻めるのではなくアル・シャハルに攻める理由は次元断層、そして旗艦に王様がいるからという理由だった。

 

「奇襲作戦には俺たちΔ小隊とワルキューレを中心にラグナ支部で行う、俺たちはワルキューレの歌を常に聞いているからな。諸君らよりかは風の歌に対する免疫があるはずだ。」

 

「他の部隊、砂漠の虎にはラグナの防衛に当たってもらう!以上だ!解散!」

「バルトフェルド隊長、少し残ってもらえるか?相談したいことがある」

「了解した。」

 

 

こうして会議は終わった。バルトフェルドのおっさんはアラド隊長に呼び止められていたが。

 

その帰り、メッサーは先に出たのかいなくなり途中でミラージュが隊長に呼び止められた。もう、終わったのか。

 

「ミラージュ中尉!」

「…。」

「おい、ミラージュ!」

「えっ、は、はい!」

「大丈夫か、ミラージュ。顔色が少し悪いように見えるが…。」

「だ、大丈夫です、少し考え事をしていました。」

「ならいいが…昇進だ。俺は総司令官である艦長の補佐がある。メッサーがパイロットに復帰するまでの間、この作戦から暫くお前にΔ小隊を任せる。」

「えっ、あっ…。」元から曇っていたミラージュの顔が困惑した表情に変わる。

「そんなに固くなるな、細かい話は後でな。とりあえず任せたぞ、ミラージュ中尉。」

「……はっ!」

切り替えたのか。どうなのか。あいつの顔が少し変わったような気はする。

 

 

アラドside

「いいんですか、アーネスト艦長?僕みたいな部外者がブリッジに上がって。」

「いいも悪いも貴方がたには別件で頼んでいた答えを聞きたかったのでね。」

「タンホイザー…陽電子砲ですかな?」

「そうだ、万が一敵の侵攻と我々の作戦が被った場合に備えて」

「了解しました。…無論、言われなくてもそうするつもりでしたしね。」

「よろしく頼むぞ。」

 

艦長との話が終わったところで俺はミラージュの様子が変わった事について聞くことにした

 

「バルトフェルド隊長。ミラージュのことなんだが何かしました?様子がやけに変でして」

「…すまない、アラド隊長。僕のせいだと思われる。」

「どういうこt…」

俺がバルトフェルド隊長に真意を聞こうとした際

「艦長、新統合軍の船が着陸許可を求めているようです!」

 

その船から降りてきた統合軍の少佐がもたらしたのは

遺跡を反応弾で破壊する

 

この命令が降りたことであった。

 

くそったれ。こういった想いはきっと誰もが思っただろう。

 

その後、艦長経由によりレディMが新統合軍と話を付けたようで

俺たちもその分この作戦の重要度が上がる。だが、きっと大丈夫だ。ラグナは俺たちで守りきる。

そういえば、あのごたごたのせいで真意を聞けなかったな…。アンドリュー・バルトフェルド…多分悪い話はしていないんであろうが。

 

sideout。

 

 

マキナside

 

「良かった~!奇襲攻撃の結果が出るまで遺跡の爆破を待ってくれるんだって!」

「…」レイレイの食べる手がとまってる。

「…どうしたの?レイレイ…好き嫌いしちゃだめだよ?」

「…ラグナ、好き。クラゲも、海娘々も海蜘蛛も海サソリも…裸喰娘々も。それにみんなに…マキナやアキトに会えた。」

「…そうだね、」レイレイの隣にすわる。

「頑張って…ラグナを守らないとね。」

みんなのために…アキアキのために。

 

sideout

 

 

ミラージュside

メッサー中尉に今までの白騎士との戦闘データ、アキト少尉のセイバーRの戦闘データを貰いながら次に白騎士が出てきた場合の事を考える。

 

駄目だ…勝てるビジョンが見えない。トリプルドッグで挑んでもあの時(中尉との模擬戦)みたいに速攻で落とされる。

仮に現状で私とハヤテがあれ(フリーダム、ジャスティス)に乗ったとしても機体に振り回されて落ちるのが落ちだ。

 

どうして私が考えなければいけないのか…気が狂いそうになる。

そんな表情が見えたのか。中尉が声をかけてくれた。

「ミラージュ中尉。」

「メッサー中尉!お疲れさまです!」

「…はぁ。無理に白騎士と渡りあおうとしなくていい。」

本当は分かってる。

「ですが!」

「あれは、白騎士はどうあがいても現状では無理だ。」

「そうですけど…」

でも認めたくないのか。次から彼ら(チャック少尉とハヤテ)の命は私にかかっている。さっきみたいに才能がないのを自覚して諦める事ができない。許されない。でも

「ミラージュ中尉。偶には外の空気でも吸ってきてはどうだ。今のままではきっと進まない。」

「…わかり…ました。」

“あなたとは違って才能がないですから!”なんてとても言い返すこともできず、頷くしかなかった。

 

 

アイテールの甲板にでて外の空気を吸ってみる。何も変わらない。私は再び端末を開いて考えるだけだ。

「…どうすれば。いいの。」きっとこれは白騎士に対してではなく。“私は”という意味になるかもしれない。

 

「~♪~♪」鼻歌と共に足音が聞こえてきた、

「フレイア…?」

更に聞こえる足音

「フレイア!」ハヤテだった。思わず隠れてしまった。今は会いたくない

 

sideout

 

フレイアを偶然見つけ声を掛けた。

 

「おぉ~ハヤテもご飯かね?」

「腹が減っては戦はできねぇってな、お前飯は?」

「いひっひひ~」そう見せる袋の中身は大量のリンゴ

「お前またリンg」

「大丈夫!ラグナ名物海リンゴ!ちょっとしょっぱいけど美味しいよ!」

こうして飯にする俺たち。

「まさか、アル・シャハルに密航者って見つけた時はそいつと戦うことになるなんて思いもよらなかったな。」

「ほんに、ほんに、ところでハヤテ、それなんかね?」フレイヤが指したのは親父の形見

「あぁ、これは親父の形見。親父軍人でさ、」

「お父さんも?」

「あぁ。ガキの頃どっかの星から送ってくれたもんでな。」

「どっかって…」

「わかんねぇ、あっちこっち赴任してたみたいで。それにしてもお前がまさか本当にワルキューレに受かるなんてな」

「そうね、おかげでウィンダミアにも歌を届けられるかもしれん。時々歌ってると楽しくなってしまうんよ、戦ってる時も」

「え?」

「わかっとる!わかっとる!でも歌でいっぱいになって楽しくて…みんなにもこんな風に感じてもらいたくなって…そうすれば戦争なんて起きないかもしれんなぁって。アキトさんの世界じゃそんなの通用しないかもしれないってわかっとるんけど、その敵も味方もそう感じることはできるわけで…だからこの戦争でもそうやってあきらめたくないんよ。」

「だな。俺もお前の歌を聞いてるとこうどこまでも飛んでいけるような気になる、戦ってるのに翼が生えたみたいにどこまでもどこまでも。そんな気が。だから遠慮しないで歌えよ。俺がお前が…自由に歌える世界をお前を絶対守るから。」

「…っ!う、うん・・・!」「お前、熱か?顔赤く」

「なっとらん!」

 

『ミラージュ中尉、ブリーフィングの時間です、至急ブリッジに…』

「あっ…え…!」

その瞬間、突然ブザーが鳴り響き、物陰からミラージュが慌てて出てくる

「ミラージュさん?」

「何してんだよ、そんなとこで」

「別に何も!では」

「待てよΔ4。相変わらず顔が曇ってんな!」

「…。」

「いつも通り、お前も自由に!」

「貴方に私の気持ちなんて分からない!」

 

だから、どういう事だよ。それ。

 

sideout

 

 

ミラージュside

 

「いつも通り、お前も自由に…」

「貴方には私の気持ちなんて分からない!」

「…それ、メッサーが起きた時にもいったよな。どういう意味だよ。」

「私にはあなたのような才能も、中尉やアキトのような身を捨てるような覚悟もない。実力も才能も見合ってないのに、私は…何もないのに。家名やその場での判断で責任や圧力だけ押しかかって、もう嫌なんです!白騎士?中尉やアキトが命がけで落とした相手に私達三人で挑まなきゃいけない事実。中尉に言われましたよ、無理に渡り合おうとするなって。でも対峙してしのぎ切る過程で渡り合うどころか私のせいであなたやチャック、ひいてはワルキューレの命が…」

「自惚れるのもいい加減にしろよ!ミラージュ!」

「…っ!?」

「確かに俺も今自由に飛べなんて言ったかもしれない、俺みたいにって思ったんだろ。でもお前は俺でもなければ、メッサーやアキト、お前の爺さん婆さんでもねぇだろ!」

「…っ!」

「家の人や俺たちなんかと違って、お前にはお前なりにこれまで積み重ねてきたものがあるだろ!」

「ですが…それでは…!」

教科書通り。過る中尉の声。戦場での醜態。

「そいつを信じて、あとは自分の思うままに飛べばいいだろ!これまでの積み重ね、想いがお前を作ってきたんだから!」

「…でも」

そんな独断のような事。私に出来るのだろうか。一人で飛ぶなんて

「何もお前一人で飛べって言ってるわけじゃない!俺やチャック、隊長にまだ飛べないけどメッサーだっている!アキトだって!そうやって仲間と一緒に飛ぶことだってできるだろ!…苦しいなら言えよ!なんでそう一人で抱え込むんだよ!信じろよ!頼ってくれよ!俺たちだってお前を信じて飛んでる!だから…なぁ…!」

「そうかんね!私やワルキューレのみんなだっているんよ!私達、私だって守られるだけの存在にはなりたくないんよ!」

「だって…!わたしっ…は…!」

私は…私は…

「言わなきゃ誰もわかんねぇだろ!ミラージュ・ファリーナ・ジーナス!」

「…私…わぁああああああああんん!うわぁあああん!」

気が付けば人目を憚らず泣いていた。

同時に心に重く粘っこくのしかかってへばりついていたたものがふっと軽くなった

そんな気がした。

「いきなり泣くなよ…。」「あのミラージュさん、良かったらハンカチどうぞ。」

「……ぐすん。失礼しました。これまで考えてきた事がなんか、あぁって思えてきて。」

「ったく、真っ直ぐぶりすぎるってのも大概ってやつだな。」「リンゴ食べます?ミラージュさん?」

「いただき……ます。」

しょっぱい…きっとリンゴ本来のしょっぱさだけじゃない。そんなしょっぱさ。

「ハヤテ・インメルマン。貴方には最終試験で負けたままになってますし、今回の事もあります…そのいつか絶対借りは返します!待っててください!」

「いつでも来いよ、中尉殿!」

 

私の信じたまま、そのままで飛べばいいんだ、それが私なのだから。

 

sideout

 

バルトフェルドside

「通信してからやけに来るの遅いから見に来てみれば…」

「どうしましたか?バルトフェルド隊長。」

「いや、なんでもない。ただ、青春だなぁって。」

「そう…ですか。」

「ほら、それより我々も早く戻らねば」

「そうですね。」

 

…これなら2人とも大丈夫そうだな。

その機会はいつになるかはわからんが

 

sideout

 

 

 

 

ハヤテside

 

最終チェックの時にメッサーが来た。

 

「ついに出撃か。」

「なんだよ、メッサー。出撃出来ないから妬んでんのか?」

「いや。…そう言えばミラージュ中尉の顔つきが良くなっていたが貴様何かしたのか?」

「……やってねぇよ。あいつ自身で答えを見つけたんだよ。」

「そうか…死ぬなよ。」

「…なんだよ、お前らしくないぜ。寝てた時に本当に死んでたのか?」

「ふっ、そうだな。そんなところだ。」

そういって他の場所に向かって行った。

「はぁ…?」

どうしたんだろう…メッサー。なんかまるくなったような…。

 

 

 

この後マクロス・エリシオンは発進、直後にフォールドした。

 

 

 

sideout

 

 

 

04:00

『メインリアクター、出力上昇!!重力制御システム起動!!』

『係留システム、ロック解除!!』

『発進エリア、オールクリアー!!』

『マクロスエリシオン、浮上開始します!!』

 

『≪ケイオス≫ブリージンガル球状星団連合艦隊総司令、マクロスエリシオン艦長アーネスト・ジョンソンである。これよりオペレーション・アインへリアルを開始する。本物のヤック・デカルチャーってやつを見せつけてやれ!!』

 

 

 

 

 

バルトフェルドside

 

 

行ったか…さぁて、我々もやる事やりますか。

 

「ブリッジ遮蔽、対MS戦闘用意!!」

「全艦戦闘配置!トリスタン、イゾルデ起動!ミサイル発射管、1番から四番、ランチャー1~10までナイトハルト装填!総員第一次戦闘配備!」

「コンディションレッド発令、コンディションレッド発令パイロットは搭乗機にて待機せよ繰り返す…」

 

向こうがフォールドして十数分後、敵旗艦がデフォールドしてきた。奇襲は…失敗か。

 

「まさかの最悪の予想が当たるとは…な。タンホイザー起動!」

「隊長!いきなり!」

「早く準備したまえ!奴さんがゾロゾロ出てくる前に撃つ!今なら敵味方の壁がないからな!」

「り、了解!」

「タンホイザー起動!目標、敵旗艦!」

「はっ、タンホイザー起動!目標敵旗艦!プライマリ兵装バンクコンタクト!セーフティ解除!」

艦首にエネルギーチャージされていった。これで上手くいくといいが…ね!

「タンホイザー、撃てぇぇぇ!」

 

一筋の陽電子の光が飛ぶ。我々の現段階での最大火力だ。

 

「…ふぅ。やはり、慣れない事はするもんじゃないな、こういうのはラミアス艦長の方が似合っている。」

「そうですね、隊長。自分も疲れました。…って隊長!」

「どうしたんだ、ダコスt…」

爆風が晴れた。おっとぉ…流石は奴さん。一撃では落ちない…か。

「やれやれ、一撃ではやはり落ちんか。となると…!MS隊発進させろ!タンホイザー、再チェックののち再チャージ、急げよ!」

「了解!各MS隊発進どうぞ!」

 

さぁて、どうでるかな。

 

sideout

 

レイアside

 

私たちも出る。

馬鹿ト、私たちだってやれること証明するから。

 

 

「カタパルト固定、クラウザー隊発進、どうぞ!」

アナウンスが鳴る、行くか。

 

「…レイア・クラウザー、グフ出る」

「シェイミー・レドナンス、ザク行きます!」

「ケント・タテガミ、ザクでるっすよ!」

 

シェイミーのザクファントムはハイネ、アキトが使って私がグフを受領するまで使っていたもの。彼女にブレイズは合っていないと思ってるけど無理くり頑張って貰っている。

ケントはサポートのガナー。あいつ射撃だけはピカイチだし。

 

 

「うわぁでかいっすね…。あれ正直、ジェネシス並じゃないっすか?」「確かにそうですね~。」

「うるさい、今回は推しがくるまでとにかく耐える。これがみっしょん。シェイミー補佐。ケント砲撃。私突っ込む、いつものこと、OK?」

「わかりました~!」「了解っす」

 

こんな話をしていると、ウィンダミア機の編隊(五機)に対してシェイミーがミサイルを放ち牽制。動きがよけたり散開したところで四連装ビームガンをまき散らしながらある程度接近。

「なんだあの機体!機体の後ろに!…あぁ!電子系統が!」

「ふん」ウィップをうまく当てる、一機一撃で十分。

「乱れる!風が!」

相手がこうバランスを崩してくれるから

「やれ」「了解っす、こいつで撃ち抜くっす!」そこにケントがオルトロスで撃ちぬいく。撃ちぬかれた機体は大破、爆散する。

 

「こいつ!よくも!」接近戦か。いいだろう。テンペストを展開。相手の長剣とぶつかる。離れて間合いを取ったところで向こうは射撃体制にはいる。すかさずウィップをガンポッドに絡め…

「あっ!しま」電流を流して動けなくなったところを

「これで!」間合いを詰め、テンペストを叩き込む。

撃破。

「これが、赤の実力。」

ふぃ…。

「やばいっす、死にたくないっす!」

見るとその隙に残った連中三機が先に火力枠のケントを潰そうとファイター形態で迫っていた。だけど忘れないでほしい。

わたしとケントだけでないことを

「ん?上か!」

「ええい!これで!」放たれるミサイルの嵐。回避されるものの

「フォローナイスっす!」

そこにすかさず極太ビームが入る。奴らが慌てて散開したところで撃ちぬき一機、

「間に合った。よし。」テンペストで切って、一機撃墜。

だが残り一機が確実にシェイミーを狙っていた

「せめて一機仕留めれば!それで!」マズい!シェイm

その直後聞こえる歌と降ってくるビームの雨によりやつが撃墜。

 

「大丈夫か?そこのMS!あとは俺達に任せて一回引くんだ!」

「すみません、ありがとうございます!」

 

救ったのはラグナ支部のカイロス。なるほど先にフォールドしてきたのか。

 

そして、アテナから二発目のタンホイザーが放たれるのが見えた。

「なんだ、あれ…すげぇな。」この一撃で遺跡が落ちる。誰もが思った。でも

 

「…嘘だろ。あれって」放たれた一撃は

 

敵旗艦が開いた我々の技術(陽電子リフレクター)でとめられてしまったのだから。

 

そして入って来た通信。別の隊から全機に…?

 

「全MS部隊に…連絡!敵にMSが…!うわぁ!!」

爆発した光の方向を見ると明らかにMSが放つビームの光が放たれていて。

 

「敵MS、ミラージュ・コロイドを使ってくる!増援…!」

また爆発。その撃破された部分を結んだルート上には。アテナが。

 

 

「ヤバい、狙いはアテナ。防衛に戻る!」

「嬢ちゃん達、俺たちも」

「大丈夫っす!相手多分ヤバいんで、初見はキツイっす!」

「そうか…ヤバくなったらいうんだぞ!」

その言葉に感謝しつつ。私達はアテナに戻る。

 

「スラスター熱源に感!」隠れててもバレバレ。

「狙いはそっちだって隊長に通信。急げ…!」

 

私にだって意地はある。例えアキトやハイネがいなくとも、あいつらの残した意志が支えになる。

だから、安心して見てて

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




前編です。会話シーンばっかりでした。まだフリーダムでてねぇし。

出てきたのグフイグナイテッド、ザクファントム、ザクウォーリア、カイロスってえぇ?しかもカオスもそれっぽい描写しかないやんけ!えぇ?こんなんじゃ前回のタイトルの最後の機体フリーダムやめてグフにすれば良かった…。

そのくらい長かった。例の統合軍軍少佐の会話省いたのに。長かった。

ミラージュ救ったのがいけなかったか…?


前回投稿直後の筆者の脳内(理想)
「よーし!やっと久々の戦闘シーンだぁ!ここまで長かった…!」
これを投稿時の筆者の脳内(現実)
「…ほとんど戦闘シーンないうえに!前中後編ってどういうことだぁぁあああああ!!!長すぎだろぉ!」
突っ込まないで下さい。私もびっくりしてます。本当にこんな長くなるって思わなかった。ちゃんと中編、後編で終わらせるので…待ってていただければ。


あ、そう言えばこれまでもチラホラフラグ立ててたけど(対ビームコーティングでビームを切った白騎士とか)ウィンダミアに確実に情報漏洩してますねぇ…。風の歌なくても陽電子砲防ぐよ!(なお、一発目は直撃した模様)
実際ローエングリン、タンホイザーはどのくらいの威力なのか。筆者も完全にわかりきってはないんですよね。対消滅効果とか、仮にヤマトのショックカノン(こちらも陽電子砲らしい)と同じ威力って考えても。よくわかんなねぇ…。ユニウスセブン破砕回とかみて。本編もう一回見直して、あれラグナにデフォールドルフした時バリアぶっ壊れてるし何発か打てばラグナ降りる前に落とせるのでは…?って考えました。これに関しては有識者(証拠、根拠)の意見があれば感想欄にせよ、メッセージにせよいただければ…お願いします。


誤字訂正・感想よろしくお願いします。









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MISSIONPHASE_25 失った物、新たなるwing(後編)

どうも久しぶりです。エガえもんです。

また期間空いて申し訳ないです…。右手の生活制限解除されていきなり忙しくなってきたり、課題に忙殺されたり、就活イベント参加したり、残り時間が少ない教習所で書けるほどの時間があまり取れなかったです、読みとかはしていましたが。
ある程度はそれも落ち着いてきましたがまた忙しくなるのは必然なのでしばらくまたいつものことですが更新未定になります。詳しくはいつもの活動報告させて頂きますがよろしくお願いいたします。

それにしてもアキトが…主人公が息してない…!ハヤテ…主人公してる…!これただのSEEDが混ざった本へでは???
そんな事をふと思った今日この頃です。

さらにそういえば、新作発表きましたね公開2021年か…その時までに書き終えればいいなぁ…。

世間)っ就活
筆者)ああああああ!!!!!(錯乱)



それでは、どうぞ!







時は少しさかのぼってラグナ戦前

 

財団…?side

「…本当に良かったのですか?ウィンダミアに渡してしまって。あれは貴方の世界の形見の一つでしょう?技術提供までして、しかも貴方持ちの別部隊に一回戦闘させてデータ収集させてますね…しかもそれで近くを航行していた船団一つ潰して。」

「えぇ、もちろんですよ。Mr.ベルガー。本当なら歴史の影で消え去るはずだった我々を手厚く保護していただいたのですから。あの機体も所詮あの部隊を作る上でのテスト機。しかもその時の戦闘でMSのこの世界での有用性が証明できた…材料としては申し分ないのでは?まぁ…それがなくても売れたと思うのはあれですが。まぁ、それで貴方がたに貢献できればこちらとて嬉しいものですよ。」

「それならいいんですけどねぇ…我々も新たな技術を手に入れ、それを売り利益を得れますから。…ですがそんな建前を言う必要なんてなくても結構、…貴方も本当は知りたいんでしょう?歌の力を。」

「そうですね。歌姫の力というのは想像以上に強いですから。私も手に入れられるなら手に入れたいと。出来れば、ですが…ね。これからも我々を手厚く…お願いしますよ?」

 

我々の…いや私の計画の為に。

 

sideout

 

 

 

時は戻りラグナ戦

 

ロイドside

 

「船体にダメージは?」

「サウンドウェーブシステムに一部損傷、こちらはフォールド航法にエネルギーを回していたためダメージを受けたものと推測されます、また一部ブロックに壊滅的被害。エネルギーを回す前のフォールド直後を狙われた為謎の砲撃が刺さったものかと思われます。こちらはバリアでも防げるか不明!」

連絡が入った。あいつか。

「よろしい、復旧を急がせろ!…増幅システムの再起動はまだか。あとあの砲撃は。」

「はぁ、全ては事を仕損じます。また後者は恐らく異世界の技術かとこちらで対応致しますので今しばらくお待ちを。」

気に食わないがしばらく待つしかなさそうだな…。しかしながらこんなにも向こうには異世界の者がいたのか。予想外だった。だがこちらには余るほどの異世界の技術がある。量より質というところを見せてやろう。

 

ボーグside

 

「なぜ出撃が許されないのですか!我々の目的は!」

俺がやりたいのはこれで、ワルキューレはもちろん、あの機体。朱の装甲をまとった朱雀のような機体。あいつから流れていた風はワルキューレを守るVFの中にいたいつもいつも俺を邪魔して蹴落とす朱色の機体のもの一緒だった。そいつに復讐する!しなければならない!なのに!

「…作戦だからだ。ボーグ。新型を貰ったからと復讐心を駆り立てるのもいいが。冷静になれ。」

「…了解です、マスター…ヘルマン。」

「マスターはよせ…そろそろデフォールドするぞ!」

 

まぁいい。まずは防衛部隊だ。目にものをみせてやる!

 

sideout

 

 

アラドside

手を読まれ、ウィンダミア側がラグナにフォールドしちまった。俺たちラグナ支部の各小隊で各々フォールドした時には。

『なんだ!このきた…!』

『ちくしょぉ!ふざけ…!』

 

残っていた他支部は壊滅的被害を被っていた。一方砂漠の虎…基MS隊は

 

「敵にカオス…!?なんでだよ!…くそ!しかも狙いは…アテナか!」

「あいつらは私たちがやる…でも流石に援護ほしい。」

 

混乱はあるものの統制が取れている。俺はアテナに通信をつなぐ

 

「分かった!ラインハルト隊、クラウザー隊は下がって艦の護衛しつつ降下!あれとは本気でやり合うな!ダコスタ、後は任せるぞ!」

「了解!…隊長!Δ小隊のアラド隊長から通信です」

「繋げ!」

「…バルトフェルド隊長!状況は!?」

「あぁ、風の歌は確認されていない、が戦況大分不利だ。…敵に一機MSがいる事と遺跡母艦にリフレクターが付いている。一応データが送るが、あのMSは俺たちでどうにかする!だからアラド隊長たちはラグナに急いでくれ!アテナにも大気圏再突入しながら再度タンホイザーを撃たせる!」

「了解した、ご武運を」

「そちらもな!…ガイア!出すぞ!」

 

ご武運を、バルトフェルド隊長。終わったら飲みにでも行きましょう。

 

俺は同じく混乱しているラグナ支部の各小隊に通達する。

 

「…なんだよ、これ。」「こんなの…どうして!」

「落ち着け!α、β小隊は各部隊のフォロー!Δ小隊はラグナに降下!」

 

“了解!”

 

 

sideout

 

ミラージュside

ラグナに戻ってきたら歌はまだ響いていないものの既に戦闘はが始まっていた。

 

戦場にいたのはVFだけでなくMSに落とされたという報告が上がる。混乱している部分もあるが降下。

 

 

 

白騎士ももちろん戦場にいた。大気圏に降りる。

 

「空中騎士団がほとんどいない……?」

 

いたのは白騎士と追随する二機の計三機。

 

「でも白騎士が…!やっぱり!」

「ミラージュ、気負うな!行くぜ!」

「そうだぜ、全く。さっさと終わらせる!」

「えぇ、フォーメーションウラノス!」

 

 

三対三とはいえ、やはり相手の……いや最早白騎士一機での攻撃を避けて落とされないようにするだけでも精一杯であった。でも落とされなければ、死ななければ。

 

途中からワルキューレも合流し歌も響き始める。

 

「この風……なるほど少しは学習しているということか!」

 

「キャア!」

白騎士が私に目を付けたようだ、作戦通りだが、被弾してしまう。

「ミラージュ!?」

「……大、丈夫、です!……ハヤテ!」

「あぁ貰ったぁ!」

急速ターンによる奇襲。流石にこで落とせると思ったが外れ、私たちを放って逃げたのである。もしかして

「……?いや……逃げた?なんでだよなぁ…」

「ハヤテ!離脱しなさい!」

「えっ、は……はあああああ!!」

 

 

いつの間にか遺跡に近づき過ぎていた私たちはその目の前で反応弾の範囲内に入ってしまっていたのだ。

きっと向こうはわかっていたのだろう。

 

そしてその瞬間、反応弾が起動した。

 

sideout

 

少し遡って

 

 

 

~~~~

ボーグside

「…弱い弱すぎる!こんなのでは…あいつの風上にも」

防衛部隊のVFが抵抗出来ず、最悪気づかずにやれてしまう。これがMS…あいつの力!

フォールド直後のあの一撃にも驚いたが、認識する前にさっさと落とす!

と思っていたが急にミサイルが見えないはずのこちらのエリアに。

「なんだ…まさか!」だが現れたのは一つ目の機体が20機ほど。

「何!こいつら…あいつじゃない!でも鬱陶しい!」

…抵抗してくるが、あいつほどの能力ではない。だが俺と張り合えるだと…?隠れても意味がない。解除して戦うことにした。

「こいつら…これで!消えろ!」

リル・ドラケンと元々のポッドを展開。オールレンジフルバーストをかます。

流石にMSこれに対抗できてもこっちゴーストには対抗しきれないだろ…!

 

早くこい…!お前を。そう思った瞬間。一筋の風を感じる。同時にビームが。

「…っ!」

「カオス…然も改修機とは本当らしいな!…だが、腕が素人では!」

 

感じる風は違うがあの姿!あいつと同じ機体。いいだろう!少しくらい、いい戦いになるといいなぁ!

 

sideout

 

 

 

 

アキトsaid

爆発音と、振動で目が覚める。…ここはエリシオン…?か。俺は…一体…そうだ!白騎士とやりやって、やられて…。

「…ぐぅ!」

再び振動が。一体何が起こっている。そう思い、モニターを見ると外ではまさかの戦闘していた。Δ小隊だけじゃない。沢山のVFや…

「あいつら!何やってんだ!」

ヴェステンフルス隊のやつら含めMS隊もいた。

…行かなければ。そう直感した。こんなとこで寝てる場合じゃない。俺はふらつく足取りではあるが病室を出て格納庫へと向かった。まだ俺には戦うための力はあるのだから。信じてばかりじゃいられない、俺自身も動かなければ。知らない所で何も出来ずに後悔するのはもう…嫌だ。

 

 

「よし、カイロスは…動くな。」

「おい、誰だ…ってアキト!お前起きたのか!」

「あ…おはようございます、今の状況説明お願いします。」

「何言ってんだ、お前はまだ寝てろ!アラド隊長呼ぶから!」

「ちょ、何してんですかやめ…」

『馬鹿野郎!アキト!起きたのはいいが、今のお前が出れるわけが』隊長から通信が入る。

「大丈夫ですよ、隊長。俺は普通の人より身体は丈夫ですから。」

『…お前。どうしてそこまで出ようする。今お前が出ても何も変わらないだろ。』

「前に…元の世界で何も出来ずに仲間を失った苦しさ…ですかね。二度と味わいたくないんで。信じてばかりじゃいられない。戦況は変えられなくてもせめて仲間だけは守りたいからですかね。」

「行かせてやって下さい、隊長。」

『メッサー!?』「メッサー、お前。」

「勘違いするな、アキト少尉。今の状況下で貴官の能力が必要だと思っただけだ。…隊長」

『…無理はするなよ。絶対に。お前にだって生きなきゃ意味がないんだからな。』

「ありがとうございます、状況説明お願いします。」

『あぁ、…チっ!メッサー後は頼む!』

「了解。現在、我々はラグナからの撤退を図っている。殿で我々Δ小隊、アテナと、その下のクラウザー隊じゃなかったな…旧ヴェステンフルス隊、お前の仲間達だ。ただ、一つだけ不味いのが敵にMSがいる。姿を消す可変機だ。確か恐らくカオス…と言っていた』

カオス…!?なんでだ…??でも、

「了解しました。記録回してください。…俺が相手します。あれの酸いも甘いも一応知ってますから」

「勝てる見込みはあるんだな。」

「まぁ…あれの元正式パイロットだったんで。強奪されて乗ったことはないんですけど。シュミレートと数回のテスト飛行くらいですが。」

「…まぁいいだろう。」

「それじゃ、後はお願いします。」

「了解した。」

別から整備班の怒鳴る声が。

「セイバーパックで!お願いします!」

「…知らねぇからな!無理すんなよ!あ、あと姉御と、レイナちゃんには謝るなり感謝しr…」

「最後聞き取れないです!何言っt…えぇ…。」

カタパルトが上がる。外にでる。ふと横を見ると…ワルキューレが歌っていた。良かった。無事だったんだ…!だけど今は戦場だ。覚悟を決める。

 

「あの機体…!アキアキ!ねぇ!なんで!もう!」

「おい、返事しろ!おい!降りろ!」

マキナさんやレイナの悲痛な叫びが聞こえるけど…ごめん。見てるだけはもう嫌なんだ。

 

 

だから、泣かれてもいい。

 

「ふぅ……よし。Δ5、アキト・D・ヴェロニカ!セイバーカイロス発進する!」

 

俺は久々のラグナの宇宙、様々な混沌に満ち満ちた戦場に出たのだ。

sideout

 

「ちぃ!パイロットの腕はそこそこだが……。」

宇宙戦に特化しているカオスと地上戦特化のガイアではやはりこちらが不利であった。

 

そんな中でも俺は変形し、デブリ帯を飛びわたりつつダメージを与えていく。向こうはいきなりの獣型という変速的な動きについていけていない。

「こいつ、ちょこまかと!」

「ボーグ様!」「我々は」

「まだだ、奴が来るまであれを使うわけにはいかない」

「しかし!」

「いいから待機をしていろ!……ぐぅ!」

「これで、落とさせてもらうぞ!カオスのパイロット!」

俺はグリフォン2を起動横っ腹に突撃……

「……かかったな!」奴は急速変形。クローで受け止める。そのままプラズマ砲の砲口が光始める。背部のビーム砲を構えるもバックパック部が潰される。

 

「しまった!」

「先ずは一機、」

 

「お前の相手は俺だぁああああ!!!」

「はぁ!?まさかアキトお前なのか!」

「……おはようございます。話は聞きました。ここは俺が!」

「馬鹿野郎、まだ」

「あんたが死ぬ方がよっぽどヤバい!トップが死んだらそこで終わりなんだ、いいか!あんたが落とされたらこいつの謎すらわからない、お前の下の連中は孤立する、だから!」

「……無茶は絶対するなよ!」

 

俺はアテナに戻った。

 

「隊長!無事……じゃない!緊急着艦ネット準備!」

「そこまでじゃな・・いさ。ダコスタ君。」

「でも隊長!」

「敵旗艦は?」

「現在降下中、今の状態では」

「アテナもいくぞ、準備はしていただろ」

「は、はい!……隊長!クラウザー隊が戻らないと」

「お前らも戻れ!」

「でも、アキトが…」

「あいつなら大丈夫だ、だから」

「それでも……戻ります。あいつがいるならあいつが隊長。…今はヴェステンフルス隊だから」

「お前ら…!全くどいつもこいつも…どうしてこんなんだろうね?」

「隊長がそれいいます?」

「全くだ、向こうに任せてこちらは降りるぞ!」

「了解!…隊長!」

「今度はなん…おいおい。」

 

そこに見えたのは

ラグナでの反応弾であろう眩い光だった。

 

sideout

 

 

アキトside

久々の戦場。目の前にはMS……カオスか。

 

「その風!あの機体なくても勝てると……思うなぁ!」

「うるせぇ!お前を倒して、俺は……!」

 

マイクロミサイルをランダムでばら撒く。退路を潰すように。

しかし奴は全て避け切る。必死に追いかける。だが

 

 

「貴様の機体では追いつけない、勝てない!」

「……負けるかよ!」

しかし口ではこう言ってるが、追いつくには何かが足りない。まぁそれでも当たらなければ問題ない。

 

しかし、俺は奴だけに目を向け過ぎていた。近くにいた僚機二機のことこれまでの経験で軽視していたのである。

ボーグ様!準備整いました!」

「テオ、ザオ!行くぞ!」

「「了解!」」

 

上下から僚機らしきのが二機。奴から俺を守るようにして来た。

「だけどな、直ぐに落とす!」

「そうは」「いきませんよ!」二機は俺を挟むように分かれる。同時にやらせないつもりだとしてもフルバーストで…。だがここで薄っすらと紐のようなものが張られている事に直ぐに気付かなかった。

 

「そんなことで…?うごかねぇ!ワイヤーか!」

「テオ!」「分かった、これで動けまい!」

敵機から走る電流。

「ァァァァァァァァ!!!」

電子系統がいかれ動けなくなる。

 

「俺は貴様を殺す事ばかり考えていた…ついに…これで!死ねぇ!」

先端にビーム光。くそったr

 

「先輩!」

走る高プラズマ砲。牽制で撃ったであろう一撃。

そして入る通信。

「アキト!待ってろ!」「今行きます!」

「お前ら!なんで、やめろ、来るな!」

「お前見捨てていけない」「そうっすよ」「ですね」

 

 

 

「ちっ!邪魔をするなぁ!」

走るゴーストとドラグーンポッド。

「流石にもう見切った」

「当たる訳」「ないっす」

「こいつらぁ!」「ボーグ様!」

 

「さっさと落として、馬鹿トを回収するぞ」「はいっす……あれ?なんかカオス様子おかしくないっす……」

 

「俺は俺はあああああ!!!」その瞬間カオスから赤黒い光のようなものが。まるで歌の効果で強くなったときみたいに。

 

そして急に動きがさらに機敏になったと同時にさっきより鋭い殺意

 

そして

 

「うわっ、間に合わな…!」機体の四肢をもがれ、コックピットをハチの巣にされたケント機が出来上がった。

 

あああああああああああ!やめろ!動け!頼む!やめろ!

 

「ケント!…吹き飛んで!」

ミサイルを乱射しつつ接近戦に持ち込む二機、避けるカオス。

「よほどこいつを死なせたくないようだな!しかし!」

ポッドの砲口がこちらを向く。動け動け!

砲塔から放たれるビーム。

 

でも、俺を待っていたのは俺の死じゃなかった。

撃たれたグフと、ザクファントム。

 

「お前ら…やめろ!」

「馬鹿ト…!私は…!」

 

そして、爆散する二機。それに巻き込まれる形でワイヤーが切れ、吹き飛びながら大気圏に落ちる俺。

 

 

 

「レイア……ああああ!」

 

後悔の念を抱えながら前の傷が開いたのか増えたのか。薄れゆく意識の中で残ったのは

あいつらへの罪悪感と後悔だった。

 

sideout

 

ハヤテside

反応弾が爆発して急速離脱する俺たち。数々の機体が落ちていく中俺の機体もそろそろ危なくなりつつあった。

「総員退避!」

 

「うぉああああああああああ!!!!!」

「ハヤテ!脱出を!」

今そんなんしたら死ぬ!

「まだまだぁあああ!」

もうひと踏ん張りだもうひと踏ん張……!

「うぉあ!」

強制脱出装置が発動する、コックピットから吹き飛ぶ。

 

「ハヤテ!」

「おい、ミラージュ!」

俺も……死ぬのか……?こんな所で。

その瞬間にミラージュの機体に包まれて振り切った。

だけどミラージュ機も負荷が。そろそろ危ない状態である。早くどこかに降りないと。

「おい、ミラージュ!」

「え……?バルトフェルド……さん?」

「一番近いのはここだ、早くこい、緊急用着艦ネット、医療班待機!」

着艦する俺たち。

「ミラージュ!お前なぁ下手したら」

「教官として、先輩として見殺しには出来ませんから」

「へっ……」安心した俺はふと抱いてしまった。

「えへ!?」

「ありがとよ、ミラージュ先輩」

「お前ら、イチャイチャしてるな」

「え!?あ!」

「全く……お前らに朗報と悲報がある。朗報はアキトが起きた。悲報は……あいつが出撃したのと、遺跡が…な。」

「アキトが起きたぁ?しかも出撃した!?あいつ馬鹿なのか…強いのか…?」

「しかも遺跡が…敵旗艦と合体した!?う……歌が」

「いつもよりヤバイな……これ。」

『Δ1より全部隊に告げる!これよりラグナを放棄、撤退する』

「おいおい、逃げるのかよ!」

『お前たち、無事だったんだな、そうだ!市民にヴァ―ル化の兆候が起き始めた、ワルキューレの歌で鎮静化させつつ撤退だ、それまで一歩も引くな!』

「どうします、ハヤテ!」

「俺も行く!」

「でも私たちの機体は…」

「そうだ…ねぇよ!」

「おい、ハヤテ。何騒いでんだ、お前達の機体ならあるだろう?」

「まさか…無理です!私たちは未だ…」

「……そうやってみすみす諦めるのがお前の思いか?」

「それは…そうですけど、しかs」

「それなら大丈夫だ!、合格だよ。こっちにこい。あとこれ着とけ!」

渡されたのは赤いパイロットスーツ

「これって」

「赤い……スーツ?」

「MS用のパイロットスーツだ。お前たちのパーソナルカラーじゃないが……早く着てこい!」

「あぁ!」

 

スーツを着替えてMSハンガーに向かった。

「…どっちします?」

「好きな方を選べよ。」

「それじゃ…」

 

 

「カタパルトセット、ZGMF-X09Aジャスティス、ZGMF-X10Aフリーダム、発進どうぞ!」

「ハヤテ・インメルマン、……フリーダム!行くぜ!」

「Δ4、ミラージュ・ファリーナ・ジーナス、ジャスティス出ます!」

 

 

これが俺たちの新たな翼。覚悟を決めた俺たちだけの翼だ。

 

sideout

 

 




どうでしたでしょうか、絶望だけぶち込む予定でしたが、中編、後編にするのもあれだったので一気に進みました。
あと今回色々side作りすぎた結果、非常に読みにくくなってましたね。すみません。

フリーダム、ジャスティス出せたし今回はもう許して……二機の戦闘は次回に先送りで…。
あ、今回フリーダム、ジャスティス出撃させるためだけにフレイアとのシーン(フレイアの「角ちゃう、エッチ」が聞けるとこ)を削り取っております。推しがフレイアな作者はこのシーンどうにか入れられないか頑張ろうと思ったのですがこればかりは流石に両立出来なかったです。なので次回それなりにカバー入れます。はい……きっと……いつか……。
という事で次回予告です。

(推奨BGM 明日への橋or再会の約束)
守れなかった者、守った者
その二者の秘めた覚悟は変わりなく
出来なかった者に闇を
出来る者には光を与えた

これから彼らの向かう先は


次回 救世主の名を持つGとヴァルキリー
蘇る自由と正義、Withdrawal


希望を守り抜け!ジャスティス!(C.V三石琴乃)



というわけで次回 MISSIONPHASE_26 蘇る自由と正義、Withdrawal

誤字訂正・感想よろしくお願いします。



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MISSIONPHASE_26 蘇る自由と正義、Withdrawal

お久しぶりです。明けましておめでとうございます。(一月遅れ)エガえもんです。
課題(大学)やテスト(大学)や就活や就活に追われて精神的に12、1月はそれどころじゃなかったです……。今後もこんな感じなんでご容赦ください……。


そういえば劇場版の特報でましたねぇ……


新曲に加えて新型パック!?あいぇ!?新型機も!?えぇ……えぇ(困惑)あとなんかΔ6おるよね?緑色の。そうだよね!?遂に公式さんのΔ6かぁ…。一瞬、Fのルカ機っぽくて自然にあぁいたなぁって受け入れちゃったけどよくよく考えたらケイオスに緑機体いねぇよ!しかも6ってあるやんけ!と冷静に考えたらヤバいヤバい。Δ6誰だ……?メッサーの時みたいにα、β小隊からなのか、はたまたγや他小隊や外部なのか、それともウィンダミア……ウィンダミアはあり得るのか?休戦中だろ……?


個人的に黒と黄色のVFー27っぽいやつ、気になる。あれゴースト?

と色々思うことはありますが早く見てみたい。でもコロナと就活で見に行けそうにない。泣きたい。



それでは、どうぞ!









ボーグside

 

「ちっ、だがもう死んだも同然。」

「ボーグ様、申し訳ございません。」

「我々の不足で」

「良い、次は……」

 

 

 

ワルキューレ(あの裏切り者とその仲間)だ……

 

 

 

 

マキナside

 

アキアキが起きてくれた、それはめっちゃ嬉しかった。

でも、満足じゃないのに、まだ身体もどうなのかわからないのに、また行ってしまった。私はまた止められなかった……。

 

「……アキアキ……ねぇ。」

「マキナ……」

「マキナさん……!」

「マキナ、大丈夫。」

「レイレイ?」

「あいつは大丈夫、帰ってくる。あいつはやる事をやりに行った。それだけ。だから私たちも出来ること、やろう。」

「……うん、そうだね!せっかく信じて長―く待ってたんだから、帰ってきたらアキアキに色々とやろ、レイレイ!」

 

こうして少しの間ショックに陥ってた私が立ち直って、ワルキューレとして歌ってたけど突然上方からの衝撃を受けてアイテール自身にダメージが

 

「きゃあ!」

「フレフレ!」

見ると、通信などで言われてた敵MSだった。その機体は一回離れたかと思うと私たちの方に護衛機を落としながらつっこんできてMS形態に

 

「死ね!ワルキューレェ!」

 

向こうが構え、光る砲口。流石に……無理かも……。助けて……!

 

目を瞑ったその時。突如下からビームが走り、ライフルが爆発。

 

「キャアッ!!」

 

「どこから……ぐぅ!」

 

そして目の前の敵MSが白いアンノウンMSに蹴り飛ばされる。

 

「フレイア!大丈夫か!」

 

私たちを救ったのは

それに乗っていたハヤハヤだった。

 

sideout

 

ハヤテside

あぶねぇ、あぶねぇ。どうしてこうもいきなり。まぁでもワルキューレに目がいきすぎで気付かなかったのは幸いだった。

 

そこにフレイアからの通信

「その声、ハヤテぇええええ……!生きてたんかね!てっきり……あれで……あれでえぇぇぇぇ……!!」

「勝手に殺すなって。ほら、泣くなって。」

フレイアをなだめてると

「貴様……邪魔をするなぁ!」

サーベルを抜刀し向かってくる敵MS。

だが、それを遮るようにミラージュの射撃が入る。

「……もう一機だと!チッ!」

「よそ見しない!ハヤテ!」

「ミラージュさんも!」

「はい、貰ってきました。」

「ミラージュ、フレイア達を頼む!俺はこいつを!」

「えぇ、分かりました。くれぐれも調子に乗りすぎて落とされないように!」

「へっ、わかってるよミラージュ教官!」

 

「付近の各機に告げる」

「ボーグ様を守り、あの白き人型を落とせ!」「「「了解!」」」

 

 

向かってくるのは多数のドラケンⅢ。

 

「こいつで、」

 

ハイマットモードを解除。フルバーストモードに。

マルチロックオンで全機狙う。守るためなら無力化で十分!

 

 

「当たれぇ!」

 

自由落下しながらのフルバーストで一掃した。

 

「ぐぅ!!!」「がぁあああっ!」

 

 

「テオ、ザオ!」

「くっ、申し訳ございません」「撤退します!」

 

「貴様ァ!……許さん、この俺が落としてぇえ!」

 

 

 

なんだ……カオスの様子がおかしい。

そう思った瞬間やつの動きが変わる。

ビームサーベルで切りかかってきたのだが迫力で負けた。

 

「死ねぇ!」

「っ!ぐぅ!!」

 

シールドで受けるも追加で蹴り飛ばされる。これでもダメなのか!

「がはぁっ‼」

 

 

機体のバランスが崩れ、落ちる。このままじゃ……!

 

sideout

 

フレイアside

 

「ハヤテ…ハヤテェ!!」

 

届けなきゃ……私の歌、届けなきゃ……ルンルン……

「ルンピカァー!」

 

「ルンピカきた!?」

 

一度だけの恋なら 君の中で遊ぼう 

 

「この歌……フレイア!!」

 

ワガママな キスをしよう

 

「フレイア……!?くそっ!」

 

ひらひらと舞い散る この花を

 

「余所見を……するなぁ!……ちっ!」

 

まだ 数え足りない 星空を

 

「ハヤテ!私を忘れてもらっては困ります!フレイアを早く!」

 

全てが君のせいだと 涙こらえても

 

「おう!」

 

誰にも言えない胸騒ぎ

 

「フレイア!大丈夫か!」

「ハヤテ!おっとっと……」

 

ハヤテの機体に抱えられるように救って貰った。

 

sideout

 

ハヤテside

 

「全く、無茶しやがって」

「それはハヤテもやんよ……まーた無茶して。」

「ははっ、否定できねぇや。」

通信が入る。ミラージュからだ。

「ハヤテ!フレイアは?」

 

「大丈夫だぜ、ミラージュ!」

 

「そう、なら良かっ、キャア!」

 

「「ミラージュ(さん)!」」

 

ミラージュがやばい、

「……行くぜ、フレイア!」

「ほいな!」

 

戻るとミラージュが押されていた。俺と同じくフルスペックを引き出しきれてないのか……?

「ミラージュ!あとは任せろ!ミラージュは美雲さんたちを頼む!」「えぇ!」

だけど今の俺には……フレイアの歌がある!

「また貴様か……今度こそ!」

 

お互い急接近戦になる。

 

「はぁあああああっ!!!!」

 

「がぁあああああ!!!!」

 

お互いの意地と機体がぶつかり合った飛ばされたのは……カオス。

 

そして、

 

「こいつで、決める!」

 

吹き飛ばされた奴に間髪入れずにフルバースト……あれ?切り替えしたか俺。まぁいいや!

 

「ぐぅ!」

 

奴の随伴機のゴーストとそれっぽい何かを全滅させる。爆風でとどめは差し切れなかったがこれで……

 

「はぁ、はぁ」

「……終わった……。ふぅ……っ!」

 

突如間に走るビーム光。白騎士!?

 

「面白い、俺が相手をしてやろう!」

「っ!白騎士!」

「この風……つまらんと思っていたが見込み違いだったようだな。」

 

互いに向かい合う二機。ヤバい。いくら今フレイアと一緒で絶好調とは言え流石に白騎士を相手に……できるのか?

そう思った瞬間、通信が入る。

 

「ハヤテ、ミラージュ、よくやった!俺たちも撤収するぞ!」

 

「どうするん?ハヤテ?」

「決まってんだろ、うぉぉお!」

 

俺は、サーベルを抜刀。そのまま白騎士に特攻。

「何!?」

「ちょ、ハヤテー!?」

 

機体にやつのサーベルが当たる寸前で機体を回転させ回避しそのまま全速力で逃げた。

 

「えぇえええええ!!!!」

「ふう……どうにかなったな。フレイア?フレイア?……気絶してやがる。」

 

でも助かったぜ、ありがとうなフレイア。

sideout

 

 

キースside

 

死神、朱雀ではない本来なら取るに足らない未熟な風。だが……ふっ少しは面白いことになってきたな。

 

「……なるほど。勝負は預けたと。」

「白騎士様……?」

「次に落とすぞ、ボーグ。」

「はっ……。」

 

楽しみが増えた。

 

sideout

 

 

ボーグside

 

不完全燃焼だ。あいつは完全には落とせず、ワルキューレを逃がし、新たな敵までも……。しかし次こそは……絶対殺す。覚悟しておけ……!

 

「ん……?なんだ……この風っ!」

燃え盛る大気圏にいたのは俺が殺し損ねた、朱雀(カイロス)だった。

 

sideout

 

 

アキトside

あの時、大気圏に落ちたときに意識も飛んでた。でも途中から彼女の、マキナの歌声が聞こえた気がした。それはきっと俺に向けてなんかじゃない。みんなの為に歌ってたのだとしても。それで意識が戻った。

 

でも、もうどうしようもない。手は震えている。死を意識しているからか、それとも仲間を見殺しにした罪悪感からなのか。でも最後、ここで踏ん張れなかったら一生後悔する。だから……せめて奴も道ずれに……。

 

 

「ああああっ!死ねぇ!」

 

俺はファイター形態のまま突っ込む。残った武装をフルでぶちかます。球数も奴の弾幕も

 

気 に し な い

 

「やけくそにでもなったか!いいだろう!死ね!」

 

避けようなんて考えるな、一矢報いることだけ、奴の首を刈り取ることだけ考えろ!

 

「ボーグ様、加勢します!」

 

機体に無理させているのが分かる。あちこちから火花が出て、爆発してるのも分かる。

 

「それっ、でも!」

 

懐に入れた!奴が俺を撃ち落とそうとして動かなかったのが功を奏した。

 

「しまった!」

 

俺は間髪入れずにナイフを

 

刺さらなかった。

 

「ぐぅう!!」

 

寸前で蹴り飛ばされ、落ちていく。

 

力があれば……俺に力が……。どうして……俺は……いつも……。

 

 

sideout

 

文書side

 

ラグナ戦は多くの犠牲を払いながらの撤退だった。

 

 

まずは、誰もが予想していなかったウィンダミアに特異なMSが導入されていたことにより防衛部隊の半数近くが壊滅。そして初めての互いにMSを導入した戦闘になったともいえよう。

 

砂漠の虎(ザフト軍)、及び彼らが護衛兼住居としていた移民船団の残存部隊にも被害が出ていた。

 

特に砂漠の虎はエース部隊でもあったクラウザー隊を始め、多くの部隊がこの戦闘でいなくなった。

 

しかしこの後彼らには悲しみを憂いる時間が与えられそうにはない。疑問の目が向けられることになりそうだ。……ウィンダミアのMS(カオス)の出所が彼らではないかという噂が出始めている。勿論、否定されているが。

 

また同じく我々ケイオスの被害も甚大なものだった。しかし、砂漠の虎より提供された特殊エース向けMSをΔ小隊のミラージュ・ファリーナ・ジーナス中尉、ハヤテ・インメルマン両二名が搭乗、乗りこなすことに成功。今後Δ小隊は急遽混成部隊として編成される予定ではある。

 

 

しかしながらΔ5 アキト・D・ヴェロニカ少尉は先の戦闘にてMIAである。

機体も現時点で捜索することは不可能である。

 

今後はハヤテ・インメルマン少尉がΔ5となる予定だ。

 

sideout

 




どうでしたでしょうか、初めて歌詞使用してみたんですけど、大丈夫ですかね……歌詞とか間違ってないすかね、ガイドライン穴が開くほど見ながらやったんですが使い方間違ってないですよね(不安)

話をラグナ戦に戻すとハヤテはフレイアの歌で完全覚醒、フリーダムの性能をフルに引き出すことができるようにしてみました。そんでもってラグナ戦も終わりました!

え?違う?そうじゃない?最後?主人公が?生死不明?タイトル変えろ?……まだ半分もあるんですわ……流石にね……。

というわけで次回予告

MISSIONPHASE_26.5 悪夢 捨てた安らぎ 想定外のperson

初めに言っておきます。次回はほぼ、過去回想回です。
誤字訂正・感想・ご指摘よろしくお願いします。


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MISSIONPHASE 26.5悪夢 捨てた安らぎ 想定外のperson

どうも、エガえもんです。

すみません、昨日の今日だというのにタイトル変更しました。申し訳ございません。

あと、マクロスΔの原作確認に使ってたアニメ放題からマクロス作品消えてしまったので……今、海外映画見たいって弟の要請もあるのでネトフリかHuluどっちか契約しようかなぁと考えているそんな日々です。



それでは、どうぞ!




アキトside

 

ん…ここは…。

「お、起きたか。」

「…ん、あ……おはよう。」

ハイネに起こされる。何故か久しぶりに会う気がする。……何してたんだっけ、俺。

「それにしても、お前も災難だったな。アーモリー・ワンの事。聞いたぜ?本当、奇跡的に軽傷で良かったな。」

あぁ、そうだ。新型機カオスのパイロットに任命されて…そうだあの日襲撃があって撃たれたんだ。

それで起きた直後なのか頭がふわふわする、何かを忘れている気がする。

「あれから……どの位経った?」

「三日。それよりお前が寝てる間に不味いことが起きた。」

「は…?」

「落ちたんだよ、ユニウスセブン」

「うっそだろ、おい。」

「見てみろ、ニュース」

見ると本当に落ちてた。被害もとんでもないことになってるし…しかも犯人は…おいおい

「コーディネーターのテロリスト…。」

「まぁ、向こうも色々あんだろうけど、迷惑だよな全く。…逆恨みして連合がくるって噂も出てきた。」

「だろうな。ってか噂じゃなくて本当に来るって思うから起こしたんじゃねぇのか」

「おっ、よく分かってるな。動けるか?病み上がりの人間に言うセリフじゃないけどな」

「…全く、しゃーないな。よいしょっと。うん、傷も大分よくなってる…気がする。」

 

「ハイネ~、あの馬鹿、起きた?」

「あぁ、レイア。俺はこの通り起きた。」

「お前自身には聞いてない」

「当事者なんですが…えぇ…。」

「あほ、馬鹿。死なれるのは目覚めが悪い」

「はいはい。ごめんごめん」

「子供扱い」「だって身ty…ごふっ」「なんかいったか?」

「いえ、なんでも…怪我人なんだよな俺?」

「ったく、お前ら元気だな本当に。ってか大丈夫そうじゃん」

「扱いひでぇ」「その調子ならさっさと起きて艦長に報告いくぞ」

「はいよ、レイアまたな。」「私もいく」

「えぇ……。お前も大変だなハイネ。こんなヤンデ……ぐふぅ。」「なんか言った?」「すんませんした。」

「尽くしてくれる彼女っていってくれよな?」

「そうでした。本当仲良さげで羨ましいよ。」

 

こういういつものように何気ない会話をしつつ、俺たちは医務室から艦長室へ向かい、艦長に報告を済ませた。

 

艦長には「本当に大丈夫なのか?」と心配ムーブからの「すまない、この事件が落ち着いたら暫く休暇取っていいから」っていうそれまでの社畜宣言を言われたよ。本当こんな時期じゃなかったらそうしたい。

 

 

俺が目覚めて約一か月後、怪我も大分収まってきたころに、連合がプラントに侵攻を始めた。無論、俺たちにも出撃命令。

さぁ…て俺のセイバーはっと…セイバー…????俺の乗機はザクウォーリアだ。何を言っているんだ?

「どうしたよ、アキト。」

「あぁ、いやなんでもない。」

俺はモヤモヤしつつもザクに乗る、ハイネと俺の装備はブレイズ装備。

「ハイネ・ヴェステンフルス、ザク発進する!」

「アキト・D・ヴェロニカ、ザク同じく発進する!」

戦場に出るとスラッシュ装備のレイア機、ガナー装備のシェイミー、ケント機も合流

 

「私をおいてくな、ってか私に新人を押し付けるなお前ら」

「ごめんごめん…って割と多いな。」

想定内とは言え多い

「まぁ向こうも本気なんだろ。」

「…ハイネ、どうする?どうしたい?」

「突っ込むに決まってるだろ。防衛ライン突破は不味いわけだしなるべく前線貼って押しとどめる作戦で。」

「やっぱそうだよな。はいはいお供しますよ。ケント、シェイミーは後方援護、レイアお前は俺たちと一緒に突っ込むぞ」

「了解っす」「分かりました!」「おう」

 

こうして戦火は切って落とされる。序盤の感じであれば流石にギリギリ守り切れるような気はしたが

 

「おい、アキト!ヤバいことになった」

「え?」とみると別方向からの核ミサイル部隊…しかもMSかよ。

「条約違反じゃないか。」

「今はそんな事考えてもしょうがない。」

「ケント、シェイミー。そこから狙えるか?」

「先輩、キツイっす」「すみません、射角的に足りないです…」

「ハイネ、ここは任せた!レイアを頼む。くっそおおおお!」

「おい、アキト!」「馬鹿ト、お前」

俺は戻る。間に合え…遅い!…こんなに遅かったっけ。カイロスなら…カイロス???

結局間に合わなかった。が、本国の方からNスタンピーダー(後々聞いた)が起動。

プラントは焼かれることだけはならなかった。

 

その光はジェネシスを連想させたが。

 

戦闘後

「ふぅ…」

「お疲れ、アキト。」

「ちかれた…。」

「知ってる。ってか無茶しすぎだよお前は。」

「無茶っていうなよ…あの距離で一番近かったの俺だったんだし。ってかあれなんだっけ…ど忘れして思い出せないけど助かった…。」

「そうだな。そういやこっちの損傷は?」

「ほぼない。ケント機が右腕損傷して少し早い撤退した位だ。ってか隊長なら真っ先に知るでしょ…」

「お前が知ってるって思って。」

「はいはい、それ以上はいいから。」

「あと俺今回のことも含めてでFAITHに任命されたから」

そう言って書類を見せるハイネ

「あーそう…へ????FAITH???えっそれっておいおいええええええ!!!!」

「大きな声出すなよ。うるさいだろ。」

「いや、FAITHってええ…。」

「その内お前もなれんだろ」

「そんな簡単にいうなよ。FAITHってそんな簡単になろうとしてなれないだろ。確か……戦績と」

「ヤキンと、今回で十分」

「人格」

「一応、これでも隊任されてるし。」

「……んじゃ大丈夫なのか。えぇ……。ガチで俺でも慣れる気がしてきたぞ……。」

「まぁ、それもこれもお前のおかげだよ。俺がこうしていつも好き勝手言うのををお前がまとめてくれるから」

「…うるせぇ。でもこれでヴェステンフルス隊も、お前とのバディも終わりか。」

「は?」

「だってさ、個々の独自の指揮権あるわけだし、ここだと隊長とフェイスが被ると厄介になりそうじゃん?そうなると万が一お前がいなくなったら指揮系統崩れるだろうし、それ防ぐためにも解隊か新しく別に来るんだろ?多分。」

「あ、言うの忘れてた。隊はそのままで俺がいない時隊長お前」

「は?」

「FAITHってある程度意見通るからなぁ。んー」と伸びをするハイネ

「相変わらずというか……なんというか……。」

「とりあえずしばらくは大丈夫だと思うけどそのうち議長の付き添いとかあるだろうしそん時は任せたぜアキト隊長?」

「なんかこそばゆいな、その言い方。これまで通り副でいいよ。」

「そうかそうか……。あ、そうだ!あとあいつらにもこれ言っといて。んじゃ」

「えぇ…。ってかお前レイアにはせめてお前自身から言えよ、一応、お前の彼女だろ。あいつらは仕方ないって納得するだろうけど。あいつはきっと俺から聞いたらキレるぞ。」

「あー……そーだーなーあt…」いや部屋出ながら答えるなよ。後半聞こえないだろ。

 

その後結局問題になって隊を招集する羽目になったのは言うに難くない。

 

その後、正式に就任、簡単ではあるがパーティを身内をやった。こんな暗いご時世だけど少しでも楽しい思い出位はあってもいい。

「記念写真取りましょうよ!先輩!」

「なんでお前が仕切ってんだよ…カメラ取ってくるから待ってろよ」

カメラを取って戻る

 

「さてとるか…2222-2220は?」

「2-!」

「アキト、入ってない。お前も入れ。」

「仕方ないな、タイマーセットして・・・」

 

 

パーティーが終わった後改めて地球に降りることが確定した。

 

その数週間後、降りる当日になってハイネは一度戻ってきて専用機のザクファントムを俺に託した。

「いいのかよ、これお前の」

「新型受領したからな」「ふぁ!?……流石FAITH。」

「そんじゃ、後は任せたぜ、アキト隊長?あ、規律もいいけど偶には気ぬけよ~!」

「いつまでも副隊長だよ…あぁ、はいはい大丈夫だって。」

「それじゃそろそろ寝ねぇと、明日早いし。」

「……今更だけど俺も地球に久々に降りたかったなぁ~。」

「無理だろ」

「だよな」

「それじゃ今度こそ」

「本当に気をつけてな!」

「あぁ!」

 

 

そしてハイネはーー地球で戦死…あれ…なんで知ってんだ…俺。

そうだよ、知らせを突然受けて、俺たちは地球に降りて…俺はセイバーを貰って…FAITHになって…デスティニープラン…そうだ、そして俺は何故か世界を渡って、今は…ケイオスに。Δ小隊に。あいつらとも再会して…

どうして、忘れてたんだ…俺。

 

その瞬間フラッシュバックする記憶

あのカオスもどきにヴェステンフルス隊が目の前で全滅させられる瞬間

今度は目の前で仲間を失うあの瞬間を。

 

「馬鹿ト…!私は…!」「レイアああああ!」

 

…ああ…あああ!!!!

 

突然視界がブラックアウトし、別の場所へ。

 

そこは暗い…寒い…血生臭く…所々に死体らしきものがあり、呪怨が息巻く空間だった。

 

立ち尽くす俺。

 

「誰も守れない」

そこ響く声、俺の声だ。

「友人も」

突然、ハイネの死体が。そしてケント、シェイミー、レイア…ヴェステンフルス隊の仲間が。

「仲間も」

次にハヤテ、ミラージュ…Δ小隊、ワルキューレのフレイア、美雲さん、カナメさん・・・ってことは…辞めろ、やめてくれ!頼む!俺が…守らな

「愛すべきものも」

落とされるマキナさん、レイナが。まだ、生きてる、助けな

 

目の前に奴が現れてビームが走り…消滅した。

 

「あぁ…ああああああ!嫌だ、ああああ!」

 

すり抜けてばかりだ。失わないって決めるのに。それなのに。

結果的に守られてばかりで。その度に失う。大事な人を。

もう、守れない。……戦う事が怖いんじゃない。大事な人がいなくなるのを。これ以上、見たくない。

 

「守らなくていいんだ。全て壊せばいい」

「でも力が……ない。……力があれば……俺に力が……」

 

全て壊して思い通りにできる位の力が……。

 

~~

 

「ん…夢、夢か。」

 

ここは……俺は……確か……決めれなくて……。その後の夢にしては胸糞悪い夢だった。でも……確かにそうなのかもしれない。

 

「アイテールの病室でもない、見たことない場所だ」

 

俺が目覚めたのは薄暗い部屋のベッド。ただそれだけ。と思ってたら鉄格子がうっすらと見える。捕まったのか?

 

そこに人がやってきた。誰だ……?

 

「おはよう、アキト君。こんなところで申し訳ない」

 

「え……あ……っ!」

 

そこにいたのはもういないはずの あの人で。

 

「こんなところで悪いのだが、……君と話し合いがしたいの…いいかな?」

「はい……でもなんで」

「まぁ、君が思ってることは分かる。だから初めに言おう。私は彼ではない、だが彼では一応ある。だから彼の志は引き継ぐつもりだ。信じてくれ。」

「……。」

「さて、本題に入るが君は、友軍には死んだ……MIAとなっている。生きているのはもはや奇跡だが、もしかしたらウィンダミアに引き渡しをしなければならないかもしれなくなる。そうなればわかるね。……しかし、君にはまだやるべき事があるはずだ、違うかね?」

 

そうなったら……俺は死ぬのか……力がないから全て失って、何も出来ないまま今度はあいつらの死まで無駄にして死ぬ……?

そんなのは……許さない……。俺はあいつを許さない!失えばいいんだ……奪って……殺して……全部無くして……俺と一緒になればいい。

 

「そんな君に……再び力を。その力で望む事、成す事をすればいい。だけどその代わり」

 

力が欲しい……。全てをどうとでもできる力が。もう散々だ……。誰かを守るなんて。大層な事、叩いて誰も守れない。

 

「時が来たら、再び私の剣になってくれるかい?」

 

だからそう言った彼の手を取ろうと思った。でも……力を手に入れたら感情のまま復讐したい。でもそうしたら夢の出来事が本当になってしまう気がして。守れないのにその上傷つけてしまう気がして。それだけは嫌で。

 

「すみません……少し、考えさせて……下さい」

 

「あぁ、ちなみにここは私の艦の独房だからしばらくは安心したまえ。その気になったらいつでも私を呼んでくれたまえ。それじゃあ。」

 

そうして彼は出ていった。

「……。」

未だに頭に本当にいいのか?って声が響く。手も震えている。

 

「……よく、あの方の手を取りませんでしたわね。」

突然響く妙に聞き覚えのある女性の声。向かいの独房からだ……。

 

「その声……えぇ!」

「驚かせてしまって申し訳ございませんわ。」

「ハロ、ラクス!ハロ!」

 

ピンクの髪に特徴的な陣羽織。少し窶れてはいるけれど。あの時の放送でオーブにいた

「ラクス……クライン。」

「えぇ。私はエターナルのラクス・クラインです。初めまして、アキトさん。」

 

そういいながらニッコリ微笑む彼女は間違いなく、あの時(メサイア攻防戦)、ザフトと敵対したオーブ・三隻同盟のリーダーにいた側の彼女だった。

 

 

sideout

 

 

 




はい、どうでしょうか。


過去回想編及び、段々と明るみになってくる黒幕と、闇落ち寸前で悪夢にうなされるアキト、かなり序盤に出していてプロット立てる前に立ててしまったラクスフラグの回収!色々と要素詰め込まれてる回です。フラグに関して、……忘れてたと思ってた?ちゃんと覚えてました!だからこそ……あの時この後の展開プロット考えるの苦労してたんですけどね。どうしてはじめからプロット書かなかったのか高3末期の自分を戒めたいというかノリで書いてしまった自分を戒めようと思います。
ちなみにどうして彼女が独房にいるのか、ストフリとエターナルはどこだとか。そういうのは次回以降……お楽しみに!

それでは次回予告です。

MISSIONPHASE_27 漂流 明けない夜 各々のProgress


お楽しみに!


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MISSIONPHASE_27 漂流 明けない夜 各々のProgress

どうも、お久しぶりです。
すみませんタイトル変えました。
エガえもんです。

就活がどうにか全てに絶望→死ぬルートに入るのが阻止でき?シンエヴァ見に行くくらいには心に余裕ができたので投稿。
というよりあれです。3月からの大量一斉エントリー→一斉落ちと新学期と数少ない面接が全面という負の波が終わったので……。この後この人(作者)死にそう大丈夫かな?(不安)

そういえば就活中にメッセージに“お元気ですか?”という謎の励ましメッセージかなと思ったらまさかのスパムメッセージが届いてたり……、就活を通じて自分の価値の無さを痛感してメンタルブレイクしてたり……。
自分の作品なんて文才0なんで勝ち負けとか評価とか気にしてないふりしてましたけどやっぱり凄い人を見ると遠いなぁ……。なんて思ったりしてました。

でもそんな中、常連の読者の方からメッセージが届くなど励ましもらったりしたので就活もこちらも頑張ろうと思います。



はい、近況報告終了したので

それではどうぞ!


ハヤテside

戦闘後、漂流することになった俺たちは戦闘で傷ついたアイランド船の修理にあたってた。

アイランド船の補修パーツは砂漠の虎が所属する船団から補修パーツを受けれていた。為、一時期メインリアクターの調子が悪かったものの現在は安定領域に入っている。

 

『ミラージュ中尉、ハヤテ少尉 内壁エリア33の補修をお願いします。』

 

「「了解。」」

「……MSってこんなことにも使えるんだな。」

「元はこういう外壁作業用機械からの派生だったらしいですし、こういう事にも対応できるのでしょう。砂漠の虎の方々もMSで作業しておりますし。」

「なるほどな……。」

「所でハヤテその……大丈夫ですか?」

「なんでだよ」

「いえ、先程の…」

 

 

〜数時間前〜

ブリーフィングルーム

みんなの空気が重い。当たり前だ。俺たちは負けた。ラグナを守れなかった。そして大事な人もいない資材もない。

チャックの所は妹さんがいなくなった。

 

そんな中での被害報告会。

初めに何故か全員揃うはずなのにワルキューレの参加がカナメさんと美雲さんだけ。そしてΔ小隊はアキトの野郎がいなかった。

 

俺は少し嫌な予感がした。

 

でも、特に誰も言及することのないまま被害報告に進んだからきっと3人は市民の対応やダメージコントロールで忙しくアキトはどうせ戦闘後またベット行きだろうから来れてないだけだと思っていた。あの言葉を聞くまでは

 

「……。そしてアキト君はその……MIA、戦闘中行方不明として処理されました。実質戦死という扱いになります。」

「は?……アキトが……死んだ!?」

「実際にはMIAだが、生存は絶望的だ。ラグナに残った工作員が全壊した機体を確認しているし、既に残骸にもウィンダミアが調査に入ってた。」

「そんな…。」

「噓だろ……おい。」

「……あいつは死なねぇ、ウィンダミアに捕まっただけだ!今からでも俺が戻って……!」

「落ち着いて!ハヤテ!先の報告聞いたでしょう!今ラグナも占領状態なんですよ!」

「止めんなミラージュ!俺たちのあれなら…、フリーダムならできる!今度は俺たちであいつを」

「辞めろ、ハヤテ!……これ以上無駄な犠牲を出す訳には行かない。…今日からΔ5は、お前だ。」

「……それでもよ!あいつが簡単に死ぬ訳ないのは」

「感情的になるな、ハヤテ少尉。」

「メッサー!お前まで!」

「お前がどう思っても、それが戦場だ。死ぬときは死ぬ。前にもいったはずだ、戦場に出た以上覚悟は出来ているはずだ、と。お前もそれを理解したはずだ。」

「……」

「その辺にしてやれ、メッサー。所で、この場にカナメさんと美雲さん以外を呼ばなかったのは」

「えぇ、大変な時期に伝えてしまったら……きっと。」

「……折れてしまう可能性があるから、特にマキナなんかは。」

「本当はそんな人材は必要ない……と言いたいところだけれど、今不安や絶望している市民達に安心や希望を与えられるのは私たちだけ。今ここで歌えなくなって止まる訳にはいかないわ。」

 

 

「本当に何もできねぇのかよ……」

「ケイオスはあくまで民間企業だ。球状星団連合が壊滅状態な今、依頼も金もない。したくてもできないんだ。」

「俺だって本当は故郷のラグナに戻りたいさ、でも今は我慢だハヤテ。」

「くそっ、全く手も足も出ねぇのかよ……」

 

あの時、力を貰ったはずだったのに。

 

「すまない、今はここにいる市民の安全を確保守るしかない……」

 

 

〜時は戻って現在〜

「あぁ、頭は冷えてきた。メッサーや隊長の言ってる事が正しいのは分かってる。でも……な。」

「あの時、私がもっと上手く使いこなせれば」

「何言ってんだ、ミラージュ!」

「ハヤテがフレイアと共鳴した際、本来なら並のコーディネーターでも使いこなせないと言われるフリーダムのフルスペックを引き出しきってました。まだ、私はジャスティスの力を引き出しきれてません。」

「俺だってフレイアの歌がなかったら、ミラージュと一緒だ。……力を手に入れたとしてもそれを常に引き出せなきゃ守れないんだなって。……まぁ伸びしろがあるって事だよな、もっと自由に飛べるって。」

「そう、ですね。私もこの機体に乗ってみて何となくですけど分かった気がします。これまでとは違う何かを。」

 

きっかけは出来た。後は伸ばすだけだ。

もういないあいつの思いを裏切らない為に。

 

sideout

 

 

メッサーside

 

 

「所でメッサー君。傷の具合は大丈夫?」

「えぇ、大分良くなったとは思います、次からは自分も出ます。」

「大丈夫なの?」

「大丈夫です。傷も癒えましたし。それに……。」

「それに……?」

「いえ、忘れてください。」

 

それに……貴方の歌があるから。もう俺は暴走しない。

 

「……それとそのあの時は勝手な行動をして申し訳ございませんでした。」

「辞めてよ、メッサー君。そのおかげで助かったんだから、ね?」

 

「……ありがとうございます。」

 

 

 

 

マキナside

 

先の戦闘が終わってもアキアキが見当たらない。私自身戦闘で傷ついたリアクターの修理や機体の整備とかで忙しかったんだけど……。

 

報告会にもいなかったし。医療ルームにもいない。

カナカナは言葉濁すし……。

 

 

 

あれ?そういえばアキアキ確か、カイロスちゃんで、出撃したんだよね。さっきハンガーにあったっけ……。

 

ううん、きっとあったよ。大丈夫、大丈夫。あれでも……あれ?あれれ?

 

 

……そうだよ、無かった。アキアキのカイロスは。でも気付かなかった、違う。気付かないようにしてたんだ。

そしてどこにもいないアキアキ…。まさか…ね。

 

 

 

 

sideout

 

 

 

 

統合軍side

 

「全軍、撤退完了致しました。」

「ウィンダミアに球状星団を乗っ取られ今は星団中にやつらの歌声が響くようになったらしいな」

「はい、特殊なフォールド波によって生命体の知性に何らかの影響を及ぼしヴァ―ル化を促進します。しかしながら歌声の威力はそこまで高くなくジャミングが完成すれば。」

「まぁ良い。次に報告のあったMS。これについてだ」

 

やはり聞いてきたか。そりゃそうか。あれだけの戦果と損害をだせば目にも着く。

 

「はい、これは異世界からの使者であるコーディネーターと呼ばれる者たちが乗っている人型兵器のようです。汎用性を持った機体や特殊な機体など様々ありますが・・・性能は一部VFやVBを上回る性能を誇っております。」

「そのエース機をウィンダミアが使っているのだろう!おかげで我々は大損害を被ったのだぞ!」

「その代価はいずれ彼らに払ってもらいますよ・・・」

「分かった・・・対応を急げよ」

「あと、恐らくそのMSに対応できる者と機体をそちらに送る。次の作戦時には連れていくように。」

「了解しました。その者の名前を聞いても?」

「ザフト軍 独立機動部隊エターナル。隊長はキラ・ヤマト。初めは与太話だと思っていたがどうやら本当のようらしいからな。」

「実際、彼らも球状星団に用があるらしいですし。」

「了解致しました。では失礼いたします。」

 

そうか漸くこちらも。MSとパイロットが来るのか。

 

だが物事は万全を期さねば。後で財団の方に聞いてみよう。

 

sideout

 

 

 

 

 

アキトside

 

 

「……」

「何かお話しませんか?私もしばらく人と話さなかったので。」

「嫌だよ。」

「それは何故?」

「自分が何やったか分かってんのか?いきなり現れて世界を良くしようとしてる議長を敵視して話し合いもせずに否定して」

「……」

「撃って。あの戦争で仲間を失った奴は大勢いる。あんたたちの好き勝手な言動で余計に死んだ奴が大勢な。」

「……」

「バルトフェルドさんから俺がいなくなった世界も聞いたよ!酷いもんだってな!……ほら、撃てよ。平和を叫んでおきながら本当は戦争がお望みなんだろ?いや違うな?世界を自分のものにした平和か!何がクラインは穏健派だ。ただの一人の……。」

 

 

『…ねぇ、アキアキ。Δ小隊って…ケイオスってアキアキ一人なの?』

 

 

あぁ、畜生…どうして思い出すんだ。

 

 

「すまない、感情的になりすぎた。あんたはあんたの考えはあっただろうに。でも信用しないならしないで話し合いで済めば良かったはずだろ……。あの時も。」

「いえ……本当はそれが正しかったのかもしれません。議長の考えや本質を考えてばかりで彼自身とは対話をしなかった私の不覚でしょうね。」

「……そうかよ。」

「でもあなた自身は議長の言葉は正しいと思いますか?ロゴスが悪い、不公平な世界が悪い、だから新たな世界で強制的に公平になろうと。」

「それは人間は欲を張る。動物のよう欲をかいて争う。それはもう本能なんだ。その本能に抗うだったら多少なりとも管理するしかないじゃないか!って思ってた。ここに来るまでは。正直、ここに来たらその個々人が分かり合える世界もあるんじゃないか……でもここにも戦争自体はなくならない。それでも、大変だけど希望はある、もしかしたら俺たちにだってあるんじゃないかってな。」

「私もこちらの世界の文化に触れて、他種族同士が分かり合えるのに私達の事が如何にちっぽけな問題なのかって思い知らされましたわ。」

「……俺はあんたを許さない。無駄な争いを生み出したかもしれないあんたを。だから俺はやっぱりあの人に着く。力がなければ意味がないから。力があっての想いだ。だから俺はやっぱりあの人について行こうと思う。」

「そう…ですか…。」

「でも向こうの世界には、あんたを信じた奴らが待ってるんだろ。フリーダムのパイロットとか」

「えっ、どうしてそれを。」

「なんとなく…な。…とりあえずあんたをケイオスに引き渡せるようにする。きっとあそこなら思いを受け止めてくれる。それに…バルトフェルドさんもいるしな。…もし俺やあの人が間違っているなら。話し合いでどうにかなればいいけどダメならそん時は止めてくれ。その時は黙って受け入れることができる気がする。」

「……もしワルキューレの……マキナ・中島っていうピンク髪の女の子とレイナ・プラウナーっていう緑髪の女の子に逢えたら……いやなんでもない。」

「本当によろしいのですか?」

「なんでもないって言ってんだろ!」

 

 

そう俺は彼女に吐き捨て、独房から出された。

俺は決めたんだ。

 

誰も失いたくない。間違ってるかも知れないけど……。でも止めてくれる可能性はあるから。

 

 

その後俺はあの人に再びあった。これが俺の選択だ。

 

 

「いい選択をしてくれたね。私はこれまでの彼とは違うが……それでもついてきてくれたことに感謝している。だからちゃんとその代わりに君の願いを叶えよう。これを」

 

明かりがつく。そこにあるのは一機のMS。

 

「これって……インパルス……。」

「デスティニーインパルスEX。あの時私と一緒にメサイアに置かれていた4号機の改修品さ。今の君に必要な力だ。」

「いいんですか俺なんかに。」

「あぁ。とりあえず、まずは次に来るウィンダミアの宣言中の統合軍の作戦とウィンダミアの迎撃。これに混ざってこの機体の慣らしでも。そこに君の望む彼も来るだろうしね。」

 

「……そういや彼女はどうするんですか?」

「ラクス譲か。そうだな……彼女の生体データは貰ったからね。従順にならないだろうしもう用済みだ。次の君の作戦時に救命ポッドに放り込んで宇宙の旅でもさせてあげたまえ。」

 

「あぁ、是非ともそうさせてもらいます。」

 

 

 

sideout

 

 

フレイアside

 

あの後私たちは被害報告会を簡単に済ませて、対応に追われとうしてたんだけど。その時のラグナのみんながとても苦しそうで。そんな様子を見かねて急遽ワルキューレでライブをすることになったんよ。

 

それで実際みんなの目には光が戻ったし別のスポンサー?が付いて私たちもまだ歌うことができる。ラグナを取り返すことができる!ってなったんだけど。

 

そのLIVEの時マキナさんの様子がおかしかった気がするんよね……。何だか悟った感じというか。

「大丈夫かんね?」って聞いても大丈夫大丈夫って……。空元気のような。何だか暗い何かを感じたんよ。そして美雲さんやカナメさんは少しばつの悪い顔をしてるし……。

 

んー!何か起こってそうなのに分からん!後でハヤテとミラージュさん辺りに話そう。

 

 

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、どうでしたでしょうか?
久々なのに重い空気から逃れられないジレンマ。

アキトMIAの事実を知らされない3人。
統合軍にも動きが……。アキトは選択しちゃったし……。
ウィンダミア以外がとっても濃くて少しその存在を忘れかけていた……。

これあの潜入直前LIVEの時に明るくなりますっていったような記憶あるけど大丈夫かな?って少々思えてきてます。どうしてこんな事に……。
あ、ディスティニーインパルスEX及び、あの人側の陣営MS紹介(今後のネタバレ含む)は次の資料か前の資料に追記という形で乗せようと思います。よろしくお願いします。

それでは次回予告

力はただ力。しかしその思いは様々に。
力の持つ者の行く先は、

次回 救世主の名を持つGとヴァルキリー

再会 かつてのheroes


さぁて次回もサービスゥサービスゥ(違う)


すみません、シンエヴァで終わった時にエヴァの次回予告流れなくて…完結したんだから当たり前なんですけどあれ聞かないとなんだか不安で…。ついついSEEDの次回予告も同じ声優さんやっているから中の人つながりで……。次回以降は真面目にやります。

次回 MISSIONPHASE_28 再会 かつてのheroes


お楽しみに!


誤字訂正・感想よろしくお願いします。




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MISSIONPHASE_28 再会 かつてのheroes

どうも、お久しぶりです。エガえもんです。
現在とんでもないことについ最近気が付き、就活リセットしてしまった為今現在も就活中です。遅れて申し訳ありませんでした。

そしてその合間で色々あって泣きそう。以下それ

SEED映画化キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

あとなんかまた外伝出てきましたねエプリクスガンダム…。ミラコロにストライカーパックに可変機構にビームシールドとかなんだそのチートモリモリ機体。

どうせこんな機体なんだ。動力は核でしょ。フリーダム・ジャスティスがオーブにいたし。いくらでも解析するでしょ。

カガリ)お父様の裏切り者!!!!
今のワイら①)お前の方が裏切り者!!!!
今のワイら②&シン)やっぱ綺麗事はアスハのお家芸(ry
にしてもやっぱオーブってあたまおかしいよ…(歓喜)

守るために武器作るで(分かる)
小さい国だからなるべく性能はよさげがええな(分かる)
バリバリチート機体作っちゃった(あたおか)

これは場合によってはシン君激おこ案件では?理念守るっていう割に戦力が……。


ってかそれより映画化したらそれは続編でしょ。ちょっと待って。この作品矛盾になってしまう。その前に完成させねば(使命感)


という事で
それではどうぞ!!!!(暴挙)


あ、あと閃光のハサウェイ公開初日の舞台挨拶付き見に行ってきました。
やべぇ……。やべぇよ……。(感激)

絶対LIVE!!!ももうそろそろ公開やし……ええやん(感嘆)
あと今更ですがマキナ役 西田望見さんご結婚おめでとうございます。

追伸
デスティニーインパルスEXはアキトの後期MS(キラでいうSEEDフリーダム、SEEDDESTINYのSフリ枠……じゃ)ないです(驚愕の事実)。それだと元々のタイトルである“救世主”の部分が詐欺になるので。
救世主がないやん!どうしてくれんのこれ(怒り)
後期用MSの名前は二択でちょっと考えてます。機体設定は練れたんですけど。名前が……といったところです。
具体的に
ネーミングで
ストライク→フリーダムのような名前が完全に変わるSEED形式か
フリーダム→Sフリーダムのような+α(既存の名前)のSEED運命方式かって二択で悩んでます。



ボーグside

 

「お父様、お母様、ミラ姉様、アン姉様、エル姉……」

墓前で花を手向けながら語りかける。

制空権を全て取り、あとの戴冠式を終え、この戦争は終わるも同然。

俺自身も奴を倒した。だから

 

「もうすぐ、全て終わります。」

だから空で見守っていてください。この取り戻した平和な空で。

 

「……さて行くか。」

 

sideout

 

 

アキトside

 

またここだ。いつもの死体と血みどろの世界。

 

フラッシュバックするあの瞬間。

そして…

 

「アキト……」

「お前も……早くこっちに……」

「痛い…苦しい…なんで…」

 

血塗れのあいつらそして振り返るあいつ(カオス)

 

「ごめん…ごめん…ァァァァァァァァ!!!」

 

機体に潰されて引きずりこまれ…

 

 

その瞬間意識が覚醒し目覚める

「はぁ…はぁ…はぁ。…夢か。」

 

全身が汗まみれであるが体は全く暑くない。むしろ悪寒がする程寒い。

ここに来てから何度も見る夢。…正直、眠るのが怖い。またあいつらを失うから。

 

とりあえず俺はシャワールームに向かい汗を流すついでに体を温めることにした。

浴びた後に通信が入る。あの人からだ。

 

 

「おはよう、今しがたウィンダミアが銀河ネットワークを通じて声明を出しているが…見るかい?」

「あ、見ます。」

 

『…あの日の屈辱を我らウィンダミア人は1日たりとも忘れたことはない―』

 

そこから始まった声明。次元兵器を落とす統合軍機の動画……もとい真相。そして統合政府そのものへの宣戦布告だった。

 

 

「……これってどうなんですかね。」

「恐らく彼の言っていることは本当だろう。私もその筋から情報は得ていたからね。」

「……ここでも同じ繰り返しが。」

 

恐らくウィンダミアは風の歌とこの事実という二つの正当性で進軍を開始する。だけど統合軍だってバカじゃない。また次元兵器を持ち出し……

そこに残るのはまた悲劇と悲しみの繰り返しでもある。……復讐を決めた俺がそんなことを思うのはおかしいだろうか?

 

「そうだね……そこで君には戦火を広げるウィンダミア軍と抵抗する統合軍どちらも潰して欲しいんだ。我々の……いや全ての未来のために。」

 

でもそれって……あいつらも撃たなきゃいけない……のか。

 

「君はまだ迷っているのかい?裏切り者と思われると。」

「はい……議長の未来は俺自身求めたものですけど……」

 

「我々はこの世界におけるヤキンの三隻同盟みたいな役割になるかもしれない。どちらも潰すというのは君にとってケイオス陣もやらなきゃいけないわけだからね。でも彼らは……ラクスクラインたちはそれで勝ち取ってしまった。自陣を裏切ってお互いを停戦させた。それが平和な世界につながる近道なのだろうね。」

 

それなら……そうするしかないなら……

 

「……了解です。どっちも潰すってことでいいんですよね。」

「あぁ、勿論君の友人の仇を存分に取ってきてもらって構わないよ。あと、これを摂ってから出てくれ。」

 

彼が差し出したのは自己注射用の注射器。

 

「これは?」

「あぁ、一種の精神安定剤みたいなものだ。君自身に不安感があるように見えるからね。」

 

なるほどな。お見通しってことか。

 

「それ一ダースくれません?」

「あぁ、いいとも。それと君にはもう一つ、話しておいた方がいいと思うことがあってね……」

 

その時、俺は初めて自分がカオスのパイロットに選ばれたのか、セイバーRとフェイスに任命されたのか。

その理由―SEEDを知った。またシンやアスラン……フリーダムのパイロットにも同様の因子が組み込まれている事も。

 

俺がいざという時に何故か頭がスッキリすることへの合点がいった。

 

 

~独房~

 

「……出ろよ。これ持ってきたから」

俺は独房のドアを開けてノーマルスーツを渡す。

 

「改めてですけれども本当にいいのですか?」

「うるさい、出ろって言ってんだろ」

 

俺は銃口を向けそのまま彼女を連れ出しMSハンガーへ向かう。

 

「……これは裏切りに値するのかな。」

反抗の小さな種を投げてしまうのは。俺個人の最後のわがままであり―

 

これからやろうとすることへの贖罪なのかもしれない。

 

 

「でもそうすることでこの争いの連鎖は終わるなら。ごめん、みんな。」

 

討たねばならんのだ! 討たれる前に! 敵は滅ぼさねばならん! 何故それが解らん!?

 

かつて、ヤキン・ドゥーエでパトリック・ザラが言っていたらしい。

親父が言ってた。その意見にも一理あるって。お互いそう思っているなら。勝っていたとしてもいずれ撃たれるからって。でもそれだと戦争は終わらない。とも。

そして互いを知るデスティニープラン。自分を知り皆が分かり合って生きていく世界。でも結局はそれを導入する前に意見が二分してこっちは落とされた。今でもテロが起こっているのを見ると戦争が起こる原因は両陣営の存在、そしてそこに生きる人間の存在そのものなのだろう。

 

 

 

 

ならどちらも滅ぼそう。お互い滅ぼしあいたいならどちらも滅べばいい。

俺が全て壊す。どちらも滅ぼして戦争そのものを断ち切ってやる。

それが俺があの人と新しくみる未来だ。

 

 

『インパルスEX、発進どうぞ』

「アキト・D・ヴェロニカ、デスティニーインパルスEX、発進する!」

sideout

 

 

キラside

 

エターナルブリッジ

 

「……ラクス。」

僕たちがこの世界に来たのは数ヶ月前。バルトフェルドさんが失踪して直ぐのこと。付近の宙域を捜索しても見つからず、失踪者が後を絶たない為に侵入禁止空域ににしたんだけれども。

 

その数日後に付近にアンノウンMSを見かけるようになった。そしてラクスと一緒に連合会議でオーブからプラントに戻ろうとしていた時に襲われて……禁止宙域に逃げざるを得なくて。

 

 

気が付いたらここに来ていた。

その後は運よく近くを通っていた移民船団の方々に救われて。僕とラクス、あとスタッフの数名で新しい生活が始まった。それは度重なる戦争で疲れ切っていた僕やラクスにとってはある意味、平和だったあの頃を思い出すものだった。その後でバルトフェルドさんのことも後々知った。船団にいるのもあって会いに行くことが難しそうだったけれど安心はした。

 

でも僕らは再び奪われた。ラクスがミスマクロスに参加したその日に。

 

あの時と同じ一つ目のデスティニーと色違いのノーマル機。その集団に船団は壊滅状態。

僕もフリーダムを出したけどシンを何人も相手にするようなものだ。

そのまま、ラクスを目の前で奪われて。

 

しばらくして、MSが戦場に出てくるようになった星団があるという。僕はその噂を頼りにこの世界の軍隊である統合軍と接触。そこにこうして同行させてもらえたのだ。

 

改めて物思いにふけっていると通信が入る

「あぁ、エターナル応答せよ。こちらは新統合軍第333部隊オケアノス。」

「こちらはエターナル、キラ・ヤマトです。」

「今回君たちの役目は敵MSの排除だ。我々にはまだMSとの接敵経験がない。未知の部類だ。その上で風の歌のジャミングテストをしながら空中騎士団とも戦闘、撃破しなければならない。その為君たちの力を改めて借りたいのだ」

「了解しました。この戦闘の後に今この付近を航行中のラグナ・ノアの統合船団との接触って可能何でしょうか?」

「彼らともこの後合わないといけないから問題ない。知り合いでも?」

「えぇ……まぁ。ありがとうございます。それでは」

「健闘を祈る。」

 

絶対に助けるから、ラクス。

 

sideout

 

 

アキトside

~球状星団 末端エリア~

 

今回のミッションはウィンダミアを倒す。ラクス譲は戦線から少し離れた場所からポッドを放流して当たらない所から統合軍側に紛れるようにしておこう。もし生き残りがいたら拾ってくれるはずだ。いなかった場合?知るかそんなこと。ってかどちみち生き残りも何も全て滅ぼすんだし関係ないよな。

 

そういえばあの後からウィンダミアとの交戦中に風の歌が聞こえるようになった。ラグナ防衛戦までは一切聞こえなかったのに。

そして少し頭痛がする。まだ、病み上がりなのか…?

 

そうして待っていると統合軍先遣隊の前に現れるウィンダミア軍の機影。空中騎士団だ。勿論奴も……いた。

 

 

俺はそのまま急降下。奴に狙いを定め乱射。優先順位はまずは奴だ!

 

「ハァァァァ!貰ったぁ!」

 

時折起こっていた頭の中がスッキリしている状態だ。まるでこう種が弾けるように。これがSEEDかと思うと同時に俺は感動していた。

 

漸く奴のスピードに届く。あの時、届かなかった翼。

 

漸く奴に刃が届く。あの時、刺さらなかった刃。

 

漸く敵が取れる。あの時、何度も後悔した自分。

 

俺はデスティニーの翼を広げ奴に急接近する。視界外、翼のミラージュコロイドで突然急接近しただろうと思われる。

 

「このかz……グっ…!貴様は……俺が殺したはずなのに…!なんで!」

奴はあの時と同じようにドラグーンを射出してミサイルとビームのオールレンジ攻撃を仕掛けてくる。

 

でも全て止まってみえる。全く怖くない。これは高揚感なのか。

 

俺はそのままミサイルの嵐を追い抜き、奴にエクスカリバーを突き立てる。

 

奴は驚いているのかどうなのか盾で防御するものの反応が遅く隙が出ていた。

 

そのままもう一刀のエクスカリバーも引き抜き叩きつけてバランスを崩したところを蹴り飛ばす。蹴り飛ばし、追撃をそのまま続けた。

 

「あはっ!あははっ!これが…力。俺の求めていた力……!っ!」

 

その時統合軍側から俺目掛けてビーム光が。

 

「デスティニー……!ラクスを……ラクスを返せ……!」

 

……フリーダム?なんで……あぁそういうことか。俺の望む彼って言い方妙に引っかかってたけど。お前も来ていたんだ。結局バルトフェルドさんは裏切ってたんだな。ザフト……いや俺を。

 

「でも…ありがとう俺にこんな機会をくれて!」

 

俺の一番の心残り…ハイネを殺したやつと、あいつらを殺したやつ

 

いっぺんに終わらせられるんだから。

 

ボーグside

俺はあの時、殺したはずだった。確実に。

蹴り落として大破して。

 

() ()() ()() ()() ()() ()() ()() ()() ()() ()() ()() ()()

 

でもまた落とすだけだ。関係ない、落とせばいい。でも奴の風が明らかに違う。

 

 

殺意と憎しみの風に似ているが…それとは遠いある種悟ったように感じる。だからこそそういうやつによくある単調な動きではないからか、動きが読めない。

機体の動きも明らかに違う。

 

だが!奴の攻撃が白き機体に。ラグナで戦った奴と似たような機体に阻まれる。その隙をつく!

 

「よそ見をするなぁ!」

ビームサーベルで切りかかる。

 

俺は負けない。奴がどんな機体だろうと俺のカオスには及ばない!

 

「当たるかよ!」

 

避けられた……!?だけどその先はこれでこれ(ゴースト)で!

 

追撃を入れるが突然視界から機体が消える。

 

「どこいっ……!!!!」

 

そしてゴーストは爆散。俺は蹴り飛ばされている。

 

「ジャミングはお前らだけの専売特許じゃないんだよ!これで!止m……また、あんたかフリーダム!」

 

行動を読まれてるかのように。幸い邪魔が入ったお陰でギリギリ死なないでいるが……。

 

それを見られたのか援護が入る。

 

「……ボーグ様!」「撤退しましょう!奴はきっとあの白いやつが!他は全て復帰した白騎士様が落とし切りました!これ以上は!」

「うるさい!あいつは・・・朱雀は俺の手で!」

 

「ボーグ、流石に引き際を覚えろ。やることはやった。」

「……了解です。マスターヘルマン。」

 

くそっ、逃げろというのか。大事なときに。

「もう十分だ、いくぞ」

「くそっ……」

今度こそ。俺はあの白き機体も、朱雀も全て落とす!

 

sideout

 

アキトside

 

ウィンダミア軍が逃げた。今すぐに追いかけたいところなのに!フリーダムに粘着されている。

 

「逃がすかっ……っちっ!フリーダム!お前はいつもいつも……高みから暴れるんじゃねぇ!」

 

「君は誰なんだ!ラクスを返せ!」

「俺か……あんたらの希望に殺された奴さ!それにラクス譲を助けた所で手遅れだ!あの人は……次のステージに入ってる!俺はその世界を、あの有り得た世界を見るんだ!もう誰も死なない、みんなで笑い合える世界!その世界にお前らは……邪魔なんだよ!」

「そんなこと……させない!ラクスと…みんなと勝ち取った……自由を守るために!平和を作るために僕は!」

 

奴はドラグーンをばら撒く。普通なら避けきれないけど。

 

「いつも高みから見下ろせると思うな!どこまで行っても平和と自由は両立できない、いい加減分かれ!はぁああああああ!!!」

 

ゴーストと比べて攻撃が直線的、避け切れるんだよ!

こいつなら、セイバーRじゃ出来なかった戦い方ができる。それに起きた時からいつも以上に身体が動く!

 

俺はビームが当たる寸前を狙いつつ避け、ビーム砲塔でいくつか固まっているいくつかのドラグーンを撃ち落とす。

そのまま奴に高出力ビームをぶつける。

避けるフリーダム。その避けた直線状に俺は突撃、奴の反応が一瞬遅れる。

 

激突する機体と機体。

 

「ぐぅ!!!こんな……シンやアスランより上だっていうのか!」

「……なぁ、いい加減そろそろ付きまとうのはやめろ!ラクス譲の救命ポッドの信号が発せられる。助けたいんだろ?さっさと引け!」

「どうしてそんな事を!君は僕らが憎いんじゃないのか!」

「憎いさ!ハイネが死んだのもあんたらが介入したから。……あいつらが戦い続けたのも全て!だから!」

 

ケントが、シェイミーが。そしてレイアが。あいつらがここで戦うのになったのも。お前らが勝ったから……。

 

でも本当に憎いのは、許せないのは

きっと、あの時仲間を守れなかった俺。その力がなかった俺自身。だから

 

「だから……俺が全て滅ぼす!そして戦争そのものを断ち切る!うぁああああああああ!」

そう言って至近距離でエクスカリバーを振り切る。これで距離が離れて引くはずだ。

 

「はぁ……はぁ……これで。」

 

ライフルを向け、撃とうとした瞬間に。

 

「歌……なんでラクス譲の……あっああああっ!!!頭が……」

 

歌が響く。体が苦しい。意識が―闇に落ちる。

 

 

sideout

 

キラside

 

彼の様子がおかしい。さっきまで意識があったのとは違いより機械的かつ残虐的な動きに変わった。

 

「ラクスが近くにいるのに……このままじゃ!」

 

あの西ユーラシアでの戦闘を思い出す。僕が(あの場では仕方ないとはいえ)介入したためにシンの思い人殺してしまって復讐のためのあの戦闘を。

 

でも今とあの時とじゃ思いも、憎しみも何もかも違う!落ちるわけにはっ!行かない!

そうなんとか避けて反撃の機会を探ろうとしていると間にビーム光が。

 

えっ……フリーダムにジャスティス……!?

どうして!

 

sideout

 

ハヤテside

 

統合軍のSOS信号を受けた俺たちは現場に急行した。だけど既に戦闘が終わっているのかあたりは死屍累々が。

 

そんな中数少ない生存者を見つけた直後だった。

 

「ハヤテ、こっちに!」

「おいおい……あれって。俺と同じ。フリーダム?でも危ないよな!援護する!」

 

そこにいたのはビームライフルを構えたフリーダムにとても似た機体と美しい翼を広げた同様の機体がぶつかり合っていた。

 

「こちらはザフト軍 独立機動部隊 エターナル。キラ・ヤマト。……もしかしてバルトフェルドさん!?ぐぅ!!!」

「ザフトって……噓だろ?」

「こちらはケイオスラグナ支部、Δ小隊。隊長のアラド・メルダースだ。あー……アンドリュー・バルトフェルドら以下数十名のザフト兵は現在我々と共闘関係にある。つまりは……味方だ。だからキラ君でいいのかな?状況を…説明している場合じゃないな。Δ4Δ5援護しろ!俺とメッサー、チャックは生存者の捜索と保護を!」

「「了解!!!」」

「ウーラーサー!」

 

そして俺たちが援護したのに。3対1なのにやつの機体は変わらずキラさんを狙い続けそして

 

「があああ!!!!」

 

貫かれた機体。キラさんの悲鳴だった。

 

 

sideout

 

 

 

 

 

アキトside 

 

再び覚醒した時には俺はストライクフリーダムにエクスカリバーを突き刺していた。

 

「あぁ・・あぁあァァァァァァァァ!!!勝ったよ、お前の敵討ちだ。ははっ、やったァァァァ!!!」

 

あいつらが銃口を向ける。俺に向けてビームを撃つ。

でもおれはまだ撃てなかった……。半ば放心していたけれども。それ以上に…。

 

あいつらの動きが遅すぎて

 

「撃つ気力が湧かない」

 

俺のあいつらに対しての感情はきっとこの戦闘で消えたのかもな。

「……撤収だ。いいね?」

 

「了解です…議長。」

 

 

キラside

 

機体を貫かれた。久々の感覚だ。

それにしても……希望に殺…された……か。彼も昔のシンみたいな人なのかな……。

でも君は殺さずに強引にだけど引き渡してくれた。本当は優しさと強さを持ってるんだろう。

 

でもだったらなんで()()()、僕らを襲ったんだ。君たちは。

 

「……彼は一体……」

「大丈夫ですか!?救護班!急いで!」

 

僕は大勢の人の声が響く中意識を失った。

 

sideout

 

ハヤテside

急遽キラさんを救助。そして他の生存者を捜索することになったが。

「こちらΔ5!生存者を発見。救助に向かう!」

 

俺は統合軍兵士を見つけ帰投する。その際、俺はあのアンノウンから聞こえた最後の歓喜の声が気になっていた。

あの声に俺は聞き覚えしかない。でもあいつは……。

 

 

 

そしてあの後捜索して見つかったのはその戦艦とMSのグループ、救命ポッド、そして統合軍兵士一人だけだった。

 

 

アイテール内に戻ると唯一の統合軍兵士とアラド隊長が話していた。

 

「お前は・・・ロバート・キノ!?」

「・・・アラド・・・、アラド・メルダースか・・・?」

「隊長、知り合いですか?」

「まぁ、ちょっとな・・・。何があった?」

「一瞬だった・・・。たった一機のドラケンが風のように・・・。MSだけ注意していれば良いと聞かされていた……あの乱戦も。訳が……」

「わかった、もういい。もう喋るな。早く医務室に。」

「待ってくれ。・・・君のお陰で助かった。名前は?」

「ハヤテ。ハヤテ・インメルマン。」

 

俺が名乗った瞬間彼は驚愕し

「インメルマン!?まさか、ライト・インメルマンの・・・!?」

「なんで、親父の事を?」

 

親父のことを言ったら自身の怪我を忘れ隊長に詰め寄った

「アラド!!お前、どうしてあんな男の息子と!?」

 

どういうことだよ親父のこと……あんな男って。何があったんだよ。隊長と彼に。

俺はしばらく放心してしまった。

 

sideout

 

 




はい、どうでしたでしょうか?

こいつ……シンかな?ん????????というよりヒロインが一切出てこないこの回。恐らくアンノウン機もといアキトの最後の声。その場にいればみんな聞くと思うから……?次回で書きます。

キラもラクスの傀儡ではないことが判明……?にしても襲撃これで二回目ですね。

全滅戦争で有効だったの三隻同盟が介入したり、某CBみたいに武力介入すればええんやで論の最上級 どちらも害悪滅ぼそう論(極論)。

そして唯一の原作リスペクトハヤテの親父の件。次回から同様に掘り下げて行こうと思います。

次回 MISSIONPHASE_29 逡巡  記念のbirthday 

お楽しみに!


誤字訂正・感想よろしくお願いします。


重たいし、逃げたら就活書類もやし全部捨てて普通に怪文書みたいなやつ書きたい(ボソッ)



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MISSIONPHASE_29 逡巡  記念のbirthday

お疲れ様です。

報告でも書きましたが絶対LIVE!!!!見に行きました。ああああああああああああ!ああああああ!ああああああ!ああああああ!(錯乱)

いやぁ…ねぇ…色々と混乱してますけど良かったです。本当に。



時期をみて別作品作り物の歌姫と作り物の少年の続編で一話出そうと思います。

また、こちらの方でも追加プロット書き始めたので楽しみにしておいてください本編終わる気配ないけど…。なんならまた色々と伏線追加しなきゃ…って感じです。終わらねぇ…。

ちなみに就活は大手の小売のプラックギリギリの企業に内定です。ブラックとはいえ安定してたのと初手大手逝ってコッソリ色々とプライベートでスキルを身に着けつつ死ぬギリギリ前に転職する算段で…。まぁそこでのキャリアプランが順調に進んだら…っておもってたりしてます。ほぼなさそうだけど(白目)
なので来年のワルキューレのライブは半ば諦めてます。仕方ないね(死亡)。
だから正直内定ってだけで規模を縮小してまだ続けてます。ギリギリまでがんばろ(白目)。


それではどうぞ!








ハヤテside

 

どういうことだよ。親父をあんな男って…。

その驚いているのが分かったのか向こうも察したのか。

「すまん…助かったよ。ありがとう」

とキノさんは連れてかれてった。ってか隊長は親父と知り合いだったのか

 

「なんだよ、あれ」

隊長は誤魔化しつつ

「親父さんとはウマが合わなかったのかもな、気にするな。」

 

でもそれはどう考えても何かを隠してる。

「…あんたも親父と知り合いだったのか。」

「まぁな。親父さんは俺たちと同じ…パイロットだった。」

パイロット…?親父が?でもそれより

「なんで黙ってたんだよ。」

 

「言われなかったからな」

 

「なんだそりゃ…。」

 

その場はこのままはぐらかされて終わった。

 

sideout

 

 

 

アキトside

 

「おェ…ぶふぉ……げっふぉ!!!!げふぉ……はぁはぁ。」

 

 

精神安定剤が切れた反動か気分が悪い。俺はまた自己注射をする。

それにしても歌が響いたあれ以降の俺はなんだ…?…俺が俺でなくなるようなあの感覚。議長に言われたSEEDではなさそうだが…。

でもそれで敵討ちできたのだからいいだろうって思ってしまう自分がいる。

それに慣れてしまったらどうなるか分からないが……。でも今は頼らざるを得ない。そうしなければ全てリセットして、その先を見る事なんてできそうにもない…。

この戦争を終わらせたときにはきっと俺は……。

 

 

一人こうして自問自答していると通信が入る。

「アキト君、ウィンダミアの軍隊が中央に集まってきつつある。君にはこの影響で空いた各惑星の部隊の壊滅。解放を手伝ってくれたまえ。彼らのフィールドの一部を破壊すれば君にも余裕はできるだろう?」

 

「……了解です。」

「あと、そうだ。君に朗報だ。あの機体のパイロットが判明した。万が一生身で対面した時にでも」

送られてくる画像と名前。ボーグってこいつ…なんかあの声どっかでと思ってたが、こいつ…あ…あぁ…あの時のウィンダミアの

 

『風を汚す裏切り者…。』『貴様ァ!今すぐにでも殺してやる!』

 

「はぁ…はぁ…あぁ…あ」

「…大丈夫かい?アキト君。」

 

俺が…俺があの時とどめを刺してれば。いや何回も落とそうと思えば…やれたのに。

 

「お、れが…。」

 

あいつらを殺した?守れなかっただけじゃない。俺が原因じゃねぇか…。

 

「…アキト君?」

 

甘かった代償があいつらの命だったのなら…

 

「いえ、大丈夫です。出撃します。」

「そうか、頼むよ。」

 

通信が切れる。また静かになる部屋。

 

この戦争の終わり。統合政府もウィンダミアも…無くなった平和には。自分も。そうじゃないとみんな幸せになれない。

 

何をうじうじあいつらを討つのをためらってたんだろう。とっくの昔に味方殺ししたのに、俺。ははっ…はぁ…。

俺は薬物を追加で摂取しながら覚悟を改めることにした。

 

「ははっ…ハハハハハっ!…はは…はぁ…。」

 

笑えないはずなのに。笑ってしまう。人として最低だ。でももう墜ちる所まで墜ちた。死んだも同然なんだし…もういいだろ?

 

仲間を守るとかあいつらとの日常が欲しかったとか。そんな綺麗事を二度と言う事はないんだから。

 

この問いに誰も返してくれなかった。

 

 

sideout

 

 

 

マキナside

 

さっきの戦闘で回収したザフト軍の救命ポッド。

その戦闘の際にいた唯一のエターナルは射出していないっていうし…。

 

 

「ロック、解除。」

 

レイレイのその声と共にみんなが警戒する。中から出てきたのは……。

 

「ハロハロ~ラクスゥ」「hello?」という機械音。

 

そして

「ありがとうございます……あらあら……?前にもこんな事あったような……キラ⁉」

「ラク…ス、良かっ…。」

「下がって!早く医務室へ!」

「キラ…。」

 

 

 

そこにいたのは前にアキアキやレイレイ(ザフトの方)達が言っていたラクス・クライン本人だった。

そのまま彼女はフリーダムちゃんのパイロット…キラさんはそのまま行った。多分あの様子だと二人付き合ってるのかもね。

 

「あのー…大丈夫でしょうか?」

「あ…えぇ。申し訳ありませんわ。」

「ケイオスラグナ支部 戦術音楽ユニットワルキューレ リーダーのカナメ・バッカニアです。」

「えぇ……プラント最高議会委員 ラクス・クラインと申しますわ。」

「早速で申し訳ないのですがお話をお聞かせ願えませんか?何故あの場に救命ポッドにいたのか。とか」

「わかりましたわ。全て話しましょう。それに…私もあなた方ワルキューレにお話したいことがあります。…アキト・D・ヴェロニカさんは生きております、あの方の元で…どうか、救ってあげて下さい。」

 

どういう事…アキアキが生きているって…ねぇ⁉

 

sideout

 

バルトフェルドside

 

「キラ、お前なんで!」

「バルトフェルドさん…おはようございます。」

「全く……プラントとオーブは今頃大慌てだろうな。いつこっちに?ってかラクスは?」

「3ヶ月ほど前に。当初は近くを通っていた船団に拾われてたんですが……。ラクスが誘拐されて、そこも壊滅させられて僕とエターナルはやむを得ず統合軍に保護してもらったんです。」

「私ならここに」

「ラクス!」「キラ!」

俺がいることを忘れて二人が抱擁し始める。全く…。

「それでラクス譲はどうやって?」

「私は、あの後ある人…ここに縁のある人に逃がしてもらいましたの。」

「もしかして…あのインパルスのパイロット?」

「えぇ。」

「まぁ…これでウィンダミアにMSを流したのも恐らくそいつらだな。」

「えぇ……あの方が、議長が動き始めています。恐らくそれも計画の一つなのでしょう。」

「あの方ってまさかデュランダルが!?」

「噓だ、僕はあの時……。」

「えぇ…キラの言っているように今の彼は恐らくミーアさんのように影ではないかと。本人も議長であって、そうではないと仰っていましたし。」

「だとすると、クローンか、カーボンヒューマン……。有り得なくはないが。」

「どちらにせよ、また私たちは戦わねばならないかもしれません。でも私には…分かりません。」

「どういうこと、ラクス?」

「これまでと同じようにやっていく事でいいのか。その兵器は不要だから排除する。そんな未来にはしたくないから戦う。結局私達も…あの方が今やっていることに口は出せないのではないでしょうか?ましては戦争をそれで終わらそうとしているのであれば。」

「「……。」」

「それは違うよ、ラクス。」

「キラ…?」

「確かに僕らのやってる事・してきた事は彼と同じかもしれない。戦いたくはないけど戦ってしまったってことは。でも向こうは1番…残酷でだけど簡単な道を取ってる。その結果、何もなくなったとしても。全てを滅ぼすなんてこと……誰も望んでないよ。戦う相手がわからないから全てなくす事は一番楽だけど…そんな道を選ばないことだってできるんだ。だから止めなきゃ…。全て終わるまでに。」

「まぁ…だが、お前らの様子を見るか限り今すぐ反撃ってわけにもいかないからな。お前さんもフリーダムもこんな状態ではな。それに俺たちもウィンダミアとの戦争に巻き込まれたんだ。とりあえず俺は会議に呼ばれてるから先に出てる。後は2人でごゆっくり。」

「バルトフェルドさん!どこへ」

「お前たちとエターナルを砂漠の虎のメンバーとして登録、あとはここの責任者に報告してくるんだよ。」

 

 

 

 

マキナside

あの後、昼食をとるために私たちは裸喰娘々へ。ハヤハヤとミラミラもいた。

そして今一番辛いであろうフレフレは看板娘として体を動かしてた。

 

「フレイヤ空元気」

「まぁ…仕方ないよ。故郷の星が今度は全銀河を相手に戦争するきありありなんだもん…。」

「そう言ってるマキナも顔色悪い。もしかしてあの件?」

「何言ってるのレイレイ、私は元気だよ~!」

「嘘つかないで。最近寝れてないの知ってる。アキトのことで。」

「もしかして…気がついてたのか?二人共。アキトのMIAの事。」

「薄々はね…。でもね、怖くて聞けなかった。カナカナがきっと私のこと気遣って言わないんだろうなって事もね。…死んだって信じたくない。だけど機体もない、病室にもいないってなったらわかっちゃうよね。でもさ、そこからホントは生きてました~!でも敵です~ってもうわけわからないよね。アキアキ…なんで私たちまで。」

「やっぱあの機体のパイロットは…アキトだったんだな。キラさんを撃墜したあいつ…喜んでいるように見えて泣いてやがった。」

「ラクスさんが言ってたんだ…今の彼を救えるのは私たちしかいないって。」

「マキナ…」

「いきなり言われてもわけわからないよね…ははっ…。アキアキきっと背負っちゃったのかな、また。」

「…。」

「多分自分を犠牲にして戦争を終わらそうとしてるんだと思う。アキアキってさ自分のことよりみんなっだから…。きっとあの子たちへの復讐もそうだろうけど…それで喧嘩両成敗じゃないけどやってるんじゃないかな。それにアキアキがこうして暴れてればウィンダミアも統合軍もいずれアキアキ達を目に仇にするだろうし。」

「マキナさん…。」

「私が…ぐす…あの時無理やり止めてれば…」

「違う、マキナ.あれは…あいつの決断。」

「そうだよね、疑っちゃダメなのはわかってるんだ。でもアキアキがずっと戦い続けて失い続けて自分を消そうとしてるのはもう見たくない。止めなきゃ…ね。」

「だから意地でも次は連れ戻す。絶対に。だから元気だして。」

「そうだよね、うん!ありがとう!」

「あぁ!俺たちであいつを無理やり引きはがせばいける!」

「本当にそんなことできるでしょうか…。」

「なんだよミラージュ。辛気臭い顔のまま。フリーダムとジャスティスそれにチャックやメッサー、隊長もいるんだぜ?」

「いえ、あの戦闘の際、相手をしていたのはキラさんのフリーダムと私たちでしたよね。彼の機体はハヤテの乗るフリーダムの発展機であの世界での最強の一角とバルトフェルド隊長から聞きました。それでも…。そんなのに勝てるのでしょうか?私たちのいた時と大分戦い方も変わっていましたし…。」

「確かにな。あんな無茶苦茶な機動。あんなのすがりつくだけでも精一杯だぜ。」

「それに突破方法を一つ思いついたはついたんだけどな…。」

「なんです!ハヤテ!」「何!ハヤハヤ!」

「アキトの動きが荒々しいのからより冷酷というか機械的になった時に。俺だけかもしれないんだが歌が聞こえた。風の歌でもワルキューレでもない。」

「もしかして…それって。」

「あり得ません!彼はコーディネーターですよ。皆、元々ヴァ―ルへの耐性は高かったじゃないですか。更に現場にはフォールド波は風の歌のものしか…もしかして。」

「品種改良…その歌の調整次第で。隠せたのかも。」

「可能性は、あるよね。」

「ならワルキューレの歌で元の…というか感情的である方には戻せるんじゃないかってな。」

「なるほど、あとで隊長に提言してみます。」

「ただ、まだフリーダムちゃんとジャスティスちゃんにはフォールドウェーブシステムを搭載してないんだ。セイバーちゃんのやっと修復の目途が経ったから…それと一緒にMS用の調整してるから…。」

「大丈夫!俺や隊長、メッサーのでも十分だぜ!」

「チャック…!」

「さっさとあいつを連れ戻そうぜ、な?これで全員揃うわけだし。」

 

そうだね…アキアキが帰ってこれる場所はここにあるんだよ。だから…待ってて。

sideout

 

ハヤテside

こうして…アキトの方は終わったのだが…

 

「よし、これでアキトの件はひと段落だが…問題はフレイアだよなぁ…。」

「あっ、それに関して、実は私にアイディアが」

といつもの元気さを見せるマキナさん

 

「何です?」

 

ワルキューレの公式サイトだ…?今日の特集?

 

「マキナの笑顔ラブリー…立ち姿モアラブリー」

「そうそう…この微妙な…じゃなくて。こっち」

 

と示されたのは

「フレイアのプロフィール…これが?どうかしたのか?」

「もしかして…」

「あっ」

「流石、ミラミラ!11月3日。つまり明後日はフレフレの誕生日。だからサプライズパーティーなんてどうかな?」

「サプライズパーティー…」

「乗った!」

「分かった!じゃあ段取りは私とレイレイで…」

「ん!」

「料理は俺に任せろ」

「それからそれぞれバースデープレゼントを用意して、う~んと!盛り上げちゃお!」

「イエス」

「イエス!」

とサムズアップをする三人

「あ…えと…」ともじもじするミラージュ。恥ずかしいのか。

「「ん!」」と二人が追撃を入れ

 

「…いえす」とサムズアップした。

 

にしても…プレゼントか…。俺はフレイアの方を見ながら悩む事となった。

 

sideout

 

 

 

 

バルトフェルドside

 

どうやらこの戦争でも俺たちはただの第三者にはなれないことが分かってしまったな…。

 

 

「いやぁ、済まない。話をしていて遅れてしまった。」

「いえ、彼らの情報も我々には分からないので。」

「それでは会議を始めます。」

 

 

 

「未だフィールドは形成されたままで尚且つ今回の戦闘で歌の出力が上がっていました。このままではいずれウィンダミアが全銀河を。」

「あんな小国が新統合軍に喧嘩を売るなど……何かあると思っていたがな。」

「ですが、今はピタリと動きを止めています、恐らく、出力を上げたことが風の歌い手の負担となり次の行動に移せないのではないかと…そうなのよね、美雲?」

「えぇ。以前私は遺跡を通じて風の歌い手と繋がった。遺跡があった場所に現れたシステムを使えばこちらも対抗することができるかも」

美雲さんの発言に彼女は頷きつつ

「但し確証がありません。そこで敵が沈黙している間にシステムの調査をするのはどうかと。」

「敵の目が全銀河に向いている今こそチャンス…ってことか」

「はい」

「なら、現段階での調査可能な惑星及び協力者の依頼だな。ということで一旦ここでこの話は切るぞ。次が大問題だ。」

 

出てきたのはデスティニーインパルスと呼ばれている機体の画像。

 

「あぁ、ここからは僕が話をしよう。プラント最高議会議員兼、追悼式典委員会委員長のラクス・クラインとザフト軍のキラ・ヤマト。両名及びエターナルがこちらに迷い込んでいたらしい。」

「統合軍によりますと、与太話だと思っていたがこのような事態になるとは想定していなかった。また、そちらに友軍がいるのならそちらのほうがいいだろう、と報告を受けました。」

「それでもって、このアンノウン機なんだが。あいつらが当初身を寄せていた船団も同型タイプに壊滅させられてると資料ももらった。そしてそいつらにその際、攫われていたラクス・クラインによると…恐らく旧プラント最高議会議長ギルバート・デュランダル…と言っても彼は既に戦死しているから恐らくクローンかカーボンヒューマンが裏で糸を引いているとな。」

バルトフェルド隊長が出したのは黒髪長髪の男性だった。

「カーボンヒューマンとは?」

「あぁ、そうか、こちらには渡っていないのか。そいつは人間の新陳代謝を利用して特定の人間に再現したい人物の遺伝子情報を取り入れたレトロウイルスを投与し、遺伝子を書き換えと、同時に記憶をコピーしてその人間を再現する技術…だそうだ。俺も完全に理解しているわけじゃない。まぁ主に死者を再現するための技術さ。」

「……こんな事。死者を冒涜するような…。」

「それに関しては俺もそう思うよ。彼らが生きた意味を無下にする技術だよ。全く。」

「それで奴の目的は?」

「恐らく戦争の根絶…武力を使って全てをリセットするってやり方でな。」

「ほぅ…。ウィンダミアの独立戦争より荒唐無稽だな。具体的には?」

「あんたらも鱗片は見ただろうが…統合軍・ウィンダミア双方の戦争にMSで介入。混乱に乗じて全てを破壊していく。最終的には大元の統合政府、ウィンダミア王国すらも消し飛ばすって算段だろうな。」

「そんなことしたら銀河全体が…。」

「間違いなく大混乱だろうな。そこに表向きは全滅戦争で全て滅んだって態で両者が滅んだ世界に自分がリーダーにでもなってあっちで成し遂げられなかった世界でも創立するんだろう。遺伝子による適性職による社会復興って事で入ってくる形でプランでも導入してな。そうして平和は守られる。統合政府を裏で壊滅させられる実力があるなら余裕で旧反政府勢力が反抗したりしても問題ないだろうしな。」

「とりあえずウィンダミアに流出した機体や技術は」

「恐らくそこからだろうな。そこしか考えられない。」

「…なんだか謎じゃない?ウィンダミアにMSを流して技術提供させたり、ラクスさんを私たちに解放したりしたのにそれすらも最終的には破壊するという事じゃない?」

「マッチポンプだろうな。お互いの滅びの戦争を加速させるための。そうすれば介入しやすくなるし」

「なるほどな…つまりは敵対組織が一つ増えたと。しかも第三者勢力として」

「そういう事だ。…あと、あんたがたに悲しいお知らせだ。その組織の機体であろうさっきの奴…恐らくデスティニーインパルスの発展機と思われし機体。このパイロット恐らくMIAになったはずのアキト・D・ヴェロニカのだろう。キラとの戦闘内で通信をして会話してたのを聞く限りな。」

 

また沈黙が訪れる。まぁそれもそうか。ラグナでMIAになったはずの元仲間が敵対してきてるんだもんな。俺も似たような事しておいてなんだが…向こうも辛いんだろうな。

「やっぱりラクスさんの話は本当だったのね…。」

「その…カーボンヒュマンやクローンといった可能性は?」

「作成期間など考慮しても多分無理だ。本人だろうな。」

「…」

「死んでなかった事を喜ぶか、厄介な敵が現れたと思うかはあんたがたの自由だが…どちらにせよこの先大変なことになるのは明白だな。」

 

空気が一段と重くなる。そこに一言が入る。

 

「…バルトフェルド隊長。一点頼みたい事があります。」

「君は…」

「ケイオスラグナ支部Δ小隊所属 メッサー・イーレフェルト中尉であります。あなた方が持っている敵…あいつのザフト軍時代の戦闘データと、MSを一機貸してしただけないでしょうか?」

「…お前まさか」

「メッサー君、正気なの?」

「マニュアルとシュミレーションは一通りこなしました。いつでも」

「そういうことじゃなくて」

「あいつは敵です…いや敵より厄介です。恐らくハヤテやミラージュが聞いたらきっと撃てないでしょうし。そうなれば。」

「メッサー…お前。」

「覚悟はいいのか。元々仲間だったんだろう?」

「それはあなた方もでしょう?」

「それもそうか…確かあれがあったはずだ。あの二人に上げたのとは少し性能は劣るが…あとで来い。」

「了解しました。」

この選択が正しいとは思わない。だが…奴の計画を止めるためには仕方ないのかもしれないな。

 

 

sideout

 

 

 

マキナside

あの後、ラクラク(ラクス)とキラキラ(キラ)の二人と偶然出会って、サプライズパーティーの事を話して参加して欲しいっていったら快く承諾してくれたんだ~。人数は多い方がいいよね?

そしてそのままプレゼントを買いに出かけ…

 

今ー

 

「…で、何で私まで」

「プレゼントなんて何買っていいかわかんねぇんだよ、どうせお前も準備するんだろ?」

「全くそんなことだと思ってました」

「おっ、プレゼント候補k…高くね?」

「何言ってるんですか?女性への誕生日プレゼントですよ?」

「ってかこれお前が欲しいの並べただけじゃ…」

「何言ってるんですか、ちゃんと今月号のデイジーデイジーに載ってた誕生日に欲しいものアンケート結果です!」「お、おう…」

「全く…ちゃんと予算くらい考えてきたんでしょうね」

「えっ…いや…つーかプレゼントは心だよ、うん!行こうぜミラージュ!」

「はぁ…」

 

 

「まぁまぁいい感じじゃないか?」

「付き合いたてのぎこちなさの残るカップルみたいでいいね~。一方あっちは…」

 

 

「行きましょう、キラ」「テヤンデイ!」「excuse me!」

「久しぶりだよね、こういうの。」「トリィ!」

 

「なんだか…周りのマスコットのせいで凄く童話の王子と姫君感が…。」

「それを除けば既に完成されたカップルって感じだよね~と。4人を追いかけますか。」

 

ハヤハヤとミラミラに遭遇!更にキラキラとラクラクにも遭遇してそのまま尾行してるんだ~!

そしてお互い向かい合せのお店に入っていく2カップル。

 

 

「所で…フレイアの事どう思ってるんですか?」

「うーん…ただの友達…違うな…相棒…でもないし…まぁなんだ。見てて飽きないというかとんでもないことになるからな。」

「そうですか、でもそういうのが恋の始まりじゃないですか?」

「へぇ…お前はそうなんか?」

「ほ、本によるとです」

「なんだ、お前の経験談かと。」

「そんな訳ないじゃないですか…私は恋愛とかデートとか…今までお茶にさそわれ…」

「あぁ~これなんかいいんじゃね?」

 

 

えぇ~…流石にこれは…ハヤハヤダメじゃん…。

 

「流石にこれは…」

「ハヤハヤのにぶにぶ~…」

「残酷」

「そして一方向こうのラクラクとキラキラは…」

と向かい側を見る。

 

 

「これなんてどうですか、キラ?」

「いいんじゃないかな。」

「こちらのプレゼントもいいですわね…どうでしょう?」

「うん、いいと思うよ。」

「…なんだかコペルニクスの時みたいですわね。やっぱりどうでもいいんでしょうか?」

「そうじゃないって!待ってよ~ラクス!」

「ふふっ、ふふふっ!」

 

「ありゃりゃ…なんだ?エースってみんなこんなんなのか…?」

「ド天然」

「でもあれラクラクが分かってるから……お互いいい関係になってるんじゃないかな。」

 

お互い…か。私たち分かり会えてたかな…?

 

 

sideout

 

 

ハヤテside

 

ミラージュにフレイアのプレゼントを相談して貰っている最中

ふと歌のような…うっなんだ…?フラフラす…る。

「どうしました?ハヤテ」

 

明らかにおかしかったのだろう。心配されちまった。

「え、あっいや…腹減ってるからかな。ちょっとクラクラしちまった。」

 

とりあえず休めば治るか。

 

 

――――

 

あの後お礼も兼ねて飯を奢った。そして

 

「ほら、デザート」

「いいんですか?お金ないのに。」

「散々付き合わさせちまったからな」

 

暫く沈黙が流れる。

 

「あの…お父様もパイロットだったなんて凄い偶然でしたよね。」

「あぁ…でも色んな星を回っていろんな事をやって…どれもこれも違うなって思ってた。ようやくこれだって見つかった事が親父と同じ事だったんだなって。なんだよ結局親も親なら子も子だなって。」

 

「でもあなたがパイロットを選んだのはお父様の事を知る前だったんでしょう?」

「まぁ…。」

「だったら関係ないじゃないですか!あなたは貴方の道を選んだだけです。」

 

そういうことか。

「自分は自分って…ことか」

 

…自分は自分。あっ!

 

「っ!今日はありがとうな、ミラージュ!」

 

ようやく決まった気がした。

 

sideout

 

 

―誕生日当日―

 

ミラージュside

 

今日は当日。なので私が音頭を取って準備を進めているわけだが

 

「そっち持ってて!」「はい!」

 

「飲み物これで足りるよね!」「ちょっと手伝って~!」「分かりましたわ!」

 

と慌ただしく準備を進めていた。最終チェックにはいる

 

「飾り付けは?」「「バッチリ!」」「こっちも」「完了」

 

「お料理は」「なんとか…OK。」「うんメッサー君!飲み物は?」「はい、大丈夫です。」「一通り揃えました!」

 

…っと。

 

「アラド隊長、さぼらない!」と手持ち無沙汰というよりどう考えてもサボっている隊長を注意しケーキ組へ

 

「ケーキは~?」というマキナさんの問いに

 

「あと少し~!バルトフェルドさん!ケーキの飾りは?」「すぐできる!ちょっと待て!」

 

「ありがてぇ!ってかハヤテは何してんだよ!」

 

そういえばハヤテがいない。一体どこへ…まさかまだプレゼントを…。

とハヤテがいない中

 

「フレイア来るよ~!!!!」

 

想定より早かった。急がねば…。

 

「くっそ!ハヤテ何してんだよ!」

 

「隊長はさぼらない!」

 

 

 

sideout

 

ハヤテside

 

ヤバい、こいつの準備で…遅れた。ミラージュからの止まない通知が止んだのを見る限り

 

「フレイアがもう来てるかもな…やっべ。」

 

俺は運搬用エアーバイクを飛ばして娘々へ急ぐ。

 

 

 

ミラージュside

 

準備ができたのと同時に明かりを消し待機

 

 

「ただいま~…?皆どっかいったんかね?」と不安げになりつつやってくるフレイアの姿がそして

 

鳴り響くクラッカー音とルンを光らせながら驚く彼女が次の瞬間映った。

 

「うわあああ!!!!ななななんね!!!!」

部屋の明かりが付き

 

「せーの!」

 

「「「「「「お誕生日おめでとう!!!」」」」

 

「えっ…誕生日…ほわあああ!!!!今日私の誕生日!!!!」

「えーっ!もしかして忘れたの!?」

 

「いやぁ~この2、3年誕生日のたびに村長さんから『はよ結婚せい』って言われて逃げ回っていたから・・・」

 

確かにそれは誕生日がいやになりそうだが…。ここはそうじゃないので。

 

「イヒヒ…。あれ?ハヤテ…?」

 

しかしまだハヤテはいない。

 

仕方ないのでプレゼントをあげつつ…と思ったら美雲さんが。

 

 

そして

 

Happy birthday Happy birthday Happy birthday to you

 

Wishing the best ,dear Freyja Happy birthday Happy birthday Happy birthday to you

 

Happy birthday to you!

 

それは祝いの歌。ケイオスだけじゃない。みんなが歌う祝いの歌。

 

 

「うぅ・・すぅ・・」フレイアは涙目になりつつ感動していた。

 

「フレイアちゃん、さぁ・・消して」

 

 

そしてケーキの火をけして

 

「さぁ、フレフレからご挨拶!」

 

「子供の頃戦争が始まって・・・けど、うちの村は田舎やったから大した事はなかったけど・・・そんでもやっぱり大変で、そんな頃地球の音楽に出会ったんよ。お父さんが風に召された時もお母さんが風に召された時も…辛い思いも、寂しい思いも、悲しい気持ちもどれもこれも楽しい歌や明るい歌がパーッと吹き飛ばしてくれて・・・・。なんかようわからんけど歌って凄いって思った!!!!」

 

話しながら、泣き始める彼女。

 

「だからオーディションがあるって聞いてどうしてもワルキューレになりたくてそしたらオーディションに受かって、私ほんに嬉しくて…。」

 

 

こう話してる最中ハヤテが入ってくる

 

「何してたんですか」少し怒りを込めて聞く

 

「ちょっとな…。」

 

「私、今日で15歳になりました。ウィンダミア人にとって人生の折り返しになる大切なこの日を、こんな…素敵な。私、皆に出会えてぶっちゃ幸せです!!これからも悔いのないようずっとずっと歌い続けます!!」

 

 

彼女の決意であり、同時に寂しさを覚えてしまう決意だけれども。それはとても美しかった。

 

「さぁて!パーティー始めますか!」

 

「ねぇ!見てみて!」

 

そうして外を見ると降るはずのない雪が降っていた。

 

sideout

 

ハヤテside

 

雪景色をみてはしゃぐフレイア。

「うわぁ~!でっかるちゃ~!」

 

「Happy birthday!フレイア!遅くなってごめんな」

 

「ハヤテ!これハヤテが?やったん!?」

 

「あぁ…俺からの誕生日プレゼントってことだな。」

 

「うぁわ!あんがとハヤテ!」

 

「ルン、ピッカピカ」

 

 

その笑顔を見たときに俺は

この未来を日常を笑顔を俺は守ろうと改めて思った。

 

―――

 

 

 

ひと段落した後、隊長がやってくる

「雪か、中々やるじゃねぇか。」

だからつい聞いてしまった

「…親父ってどんな人だった?」

 

 

「腕のいいパイロットだったよ…そして優しすぎるひとだった。」

 

初めて本心が見えた気がした。

 

 

 

sideout

 

 

ミラージュside

 

二人が嬉しそうにしている。本当は微笑ましいはずなのに

「…あれ?」

 

どうしてだろう、涙が。でてしまった

 

sideout

 

 

 

 




はい、どうでしたでしょうか。


アキトくんさぁ…。大事な誕生日回にいないとか…えぇ…?主人公としてやる気ある?(そうさせない筆者がまともじゃない)まーた…マクロスでやることじゃないって色々と言われちゃう…。ちなみにこれ多分原作スパロボとかにしたら主人公がミストさん以上に酷くなっちゃうから(言い訳)。

バルトフェルドさんがチャックの手伝いとしてケーキ作ってる?あぁ…なんかSEEDキャラが学園になる4コママンガ…もといSEEDclub4コマエースで…あの人学食兼喫茶店のマスターしてたんで…。つい…。



あとこの更新したのがガチフレイアの誕生日に合わせて投稿できるっていうのを途中で気がついてわざと合わせました。推しだからって贔屓してる?仕方ないじゃん…劇場版ェ…。なんだから。え?ギリギリ?…すみません…忙しかったので…。


happy birthday フレイア!(作者涙目爆発音)

それでは次回


次回予告

もしあの時こうしてたら。
お互い分かり会えていたら。

延々と後悔だけが募る中
お互い様々な思想を抱えたまま切り開かれた戦場。

その始まりは。

次回救世主の名を持つGとヴァルキリー

MISSIONPHASE_30 Onstage、反撃の狼煙


次回あのLIVE回と見せかけて…?

誤字訂正・感想よろしくお願いします。


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MISSIONPHASE_30 Onstage、反撃の狼煙

お久しぶりです。お疲れ様です。エガえもんです。

もうすぐ卒業なのに未だに内定先がいやでラストの就活面接を数時間後に控えてます。(24日 時~)
なんだこいつ…(戦慄)

みんな(大学3年までの人達)はこんな人にならないように頑張ろうね。社会人の方、これからよろしくお願い致します。

ぶっちゃけると社会人になりたくない。働きたくないでござる。が本音。
とりあえず学生最後の更新になるのかな…?


話は代わり、やっとLIVE回までこぎ着けた。でもストーリー的に歌詞のせて歌わせられなかった。実際のやつ無理だった。泣きたい。
歌わないLIVE回とか誰も期待しないじゃん…。

それではどうぞ。




アキトside

 

「潜入調査…ですか?」

 

「あぁ、忙しいのは分かっているのだが…これからより本腰を入れる際にどうしてもケイオスの方のデータ…もといワルキューレ関連のデータが欲しくてね…。そこら辺一度いる君ならと。それにどうやら…ラクス譲もいるようだし…。」

 

「…申し訳ないです。」

 

「いや、君は十分に役目を果たしてくれている。だがやはり…ね。あぁ安心してくれたまえ。君のインパルスEXのミラージュコロイドをステルス転用できるように改修済みだ。潜入には問題はない。それにしばらく船団は止まっているようだしね…。」

 

「了解しました…」

 

 

もし会ってしまったら俺はマキナやレイナに顔向けできるのだろうか…。いや考えるのはやめだ。ただの任務だ…ただの。

 

sideout

 

ロイドside

 

我らウィンダミア王国は風の歌におけるヴァ―ルのコントロールに成功。遺跡を起動させ、制空権を獲得できた…。しかし我々の時間は短い。先の戦いでグラミア陛下のルンは尽きてしまわれた…。どうして他の種族は肉体も弱く…ルンすら持たぬのにあれほど長生きなのか…。しかも最近はその肉体の弱さまで“遺伝子調整(コーディネーター)”で克服しようとしている。我らの時間は最早ない。一刻も早くプロトカルチャーシステムの解析及び、遺伝子調整の技術の強奪を…。そして…

 

そのために彼女らの歌…ワルキューレの歌を調べなければ。

とドアが開く。戦争屋(イプシロン財団)の狸か。

 

「黙って入るのがイプシロンの流儀か?」

 

その言葉を無視し、奴は話始める。

「美雲・ギンヌメールにフレイア・ヴィオン…私もあの二人には目を付けていました。しかし何故?」

「敵の研究をしている事がそんなにおかしいか?」

「いえ…あぁお買い上げ頂いたSv-262 ドラケンⅢ6個飛行隊が納入されこれで第二次拡充計画は無事終わりました。また、対MS戦用の対ビームコーティングへの仕様と追加兵装“カオスパック”もお買い上げ頂き誠に…。何卒プロトカルチャーの遺跡が解析された際は是非…。」

「…分かっている。」

 

 

 

sideout

 

 

ベルガーside

 

「あぁこれはこれはギルバート様。お世話になっております。…えぇ。…まぁそれはそうですね。…はいはい…それはまた酔狂な。しかし興味深い。…えぇ。そういう事でしたか。なるほど。それでは私の方から生体フォールド関係の技術、及びウィンダミア人の遺伝子、星の歌い手の遺伝子の方、提供させていただきます。」

 

sideout

 

 

ボーグside

 

 

くそっ、何故だ。奴が…再び現れるなんて。

 

ラグナで落としたはずの奴が、死亡したはずじゃないのか…?

どちらにせよ。次こそは必ず!俺が…落とす。

 

「カオスの調子はどうだ?」

 

「ボーグ様!ドラグーンの方は完全にやられてしまったようなのでリルドラケンの方を4機に増設しておきました。火力は落ちますがその分機動力はスペック上、奴と同等のはずです。あと前回の戦闘データにて近接戦に不利のようでしたので、ドラケンで使われていた物の発展改修型であるビームアサルトソード型も試作ではありますが…。あとはドラケンですと脱出と兼用で耐G用のEXギアシステムがありましたがこの機体にはなかったので…財団からの援助でEXギア仕様にいたしました。」

 

どちみち遠距離は当たらない。好都合だ

 

「感謝する」

 

次で決着をつけようじゃないか。

 

sideout

 

 

 

ラクスside  

 

~エターナル医務室~

「私にもヴァ―ルを?」

「はい、身体検査の結果ででた限りですと。どこかでフォールド細菌に感染していたのでしょう。でもコーディネーターだった貴方はヴァ―ルシンドロームを発症することなく無症状キャリアのまま抗体ができた結果、私たちと同じようなフォールドレセプターになったのではと。つい先日にメッサーk…中尉にも似たような症状変化が起こりましたし。」

「私にそのような力が…」

「実際に歌ってみないと具体的な数値はでませんが。それで本題はここからなんですけど、もし良ければ私たちと一緒に歌って頂けないでしょうか?それこそ貴女も私たちも同じ目的をもっていr」

「……それはどういう意図でおっしゃっているのでしょうか…?もし統合軍の旗印として歌うのであれば私たちの理念に反しますので。」

「…お気持ちは分かります。ですが」

「少し考えるお時間を頂けないでしょうか。何が正しいのか。私たち…いえ私も考える必要があると思いますので。」

「そう…ですか。」

 

~エターナルの艦内展望デッキにて現在~

 

私たちの世界がこの世界により深い混乱を招いたのであれば、無駄な争いを生んでしまったのであれば。キラと会えた時点でもう介入するべきではないのかもしれないだけれども…。キラも一度失いそうになってしまったのであれば余計にそう感じている。だが、介入しないとして議長の横暴を止められるかと言えば否でありまた自身がそう言った事に殆ど介入しなかった結果が…

 

「ミーアさんならきっとこういう時私が歌わないってなったら歌うのかもしれませんね…。」

それが役割と言ってしまうのかもしれないけれども。本人自身の意思できっと。

 

 

そうずっと一人しばらく考えているとふと人の気配が。

 

「あの…ラクスさんでいいんですよね?」

「貴女は確かワルキューレの」

「はい、ウィンダミア出身、フレイア・ヴィオンといいます。よろしくおねがいしましゅ!」

「フフっ、そんなかしこまらなくても…。」

「いえ、なんだかお話を聞いてて、歌も聞いて、ほんに凄い人だなぁって思ってて。それでいつかその歌を聞いてみたい、一緒に歌ってみたいなって思ってたんにこんな事になって。」

「そうですか…それでお話とは?」

「お願いします!どうか一緒に歌ってくれんかね!」

「それはなぜ?結局は統合軍のため?それとも?」

「それは違います、私は…普通に歌でみんなを笑顔にしたいだけなんよ。戦争に加担するとか、一方に動くとかじゃない。私はみんなに歌を届けたい。それで…みんなが統合軍もウィンダミアも関係なしに笑顔になって、んで平和になるのが一番じゃないんかね!?」

「…」

「私は、ウィンダミア人で…本当ならこんな所で歌えるはずのないんかもしれん。スパイだとか言われた事もあるし、裏切り者っていわれたこともあるんよ。それでも私は歌が好きだから。戦争に加担するしない以前に歌でみんな笑顔になってほしいから歌うんよ。」

 

その言葉は父上が亡くなってからは色々と考えて生きざるを得なかった私には凄く純粋で眩しく見えた。

 

「……負けましたわ。なんとなくですが。」

「えっ」

「だからその…これまで一人で歌ってきたので…一緒に歌って下さるかしら」

「いいんかね!?」

「えぇ」

「ありがとうございますぅ~。」

「どうして泣くんですの!?」

 

突然号泣する彼女を支えながらふと

 

プラントの歌姫だったあの頃、純粋に戦争を止めたかったあの頃。

ただ純粋に人を笑顔にする歌を。と歌っていたということを。

 

そんなことを思いだしていた。

 

sideout

 

 

 

バルトフェルドside

 

俺は今もう一人パイロットを育成することになっている。とは言えハヤテや、ミラージュとは違って始めから模擬戦だったが。

 

「ふぅ……一旦休憩するぞ。流石に12時間ぶっ続けでやるとか。」

「…はぁ…はぁ…。まだ、自分はやれます。」

「そう言って無理をするやつを俺は何人も見ているんだ。休むのも戦士に必要なことだぞ。流石に新米じゃないんだ。焦ってるのは分かるが、そのくらいわかるよな。」

「…はい。」

「俺も一回休むとするよ。また後でな。」

 

そういったのち俺は休憩室へ入った。

 

「バルドフェルド隊長。メッサーとの模擬戦、お疲れ様です。」

「あぁアラド隊長。いやはや自分は全くといってという感じですよ。流石というべきか。」

「そんな謙遜なさらんでも」

「それより、本当にいいのか?…仲間だったんだろ?」

「あいつが決めた事だからな…とは言ってもハヤテたちは納得しないだろうな。メッサーは…あいつは敢えて自分が撃墜することでどうにかしようとしている。仲間撃ちをさせたくはないんだろうな。」

「わかる日が来ますかね…」

「まぁ来ると信じるよ。僕は」

 

そう話しながらコーヒーを啜っていると俺たち個人個人にお客さんのようだった。

「アラド隊長!」「バルドフェルドさん!」

 

おっと、お互い仕事のようだ。

 

sideout

 

キラside

 

「ストライクの設定…本当にいいんですか?僕のOSをベースにして…。」

「あぁ、フラガ一佐やオーブの嬢ちゃんのやつだと持て余しかねないからな。」

「分かりました、それじゃあ僕はフリーダムとジャスティスを見てきます。」

 

sideout

 

マキナside

 

アイテール 簡易MSデッキ

 

「ふぃ~やっと終わった~!コックピット回りにフォールドクォーツを埋め込んで、フォールドウェーブシステムもようやく搭載したから次回からフレフレをコックピットに連れ回して~うーんなんてしなくてもジクフリちゃんたちと同じように歌とリンクできると思うよ。」

「そっか、ありがてぇ。」

「ありがとうございます。」

「にしても姉御。フリーダムとジャスティスはいいとしてこいつ…セイバーまで修理して良かったんすかね…しかも核エンジン搭載したり、例のシステムを発動しても装甲パージとかそういう弱点がないように展開型にしたりして強化しまくって挙句の果て型式番号から機体名まで変わってますけど…その…今いないでしょ今…」

「乗りこなす人がいないんじゃ意味ないですよ…」

「そうかもしれないけど……壊れたままじゃ可哀想だからね。」

 

こう話していると

 

「お疲れ様です。フリーダムとジャスティスのOS良かったら見ましょうか?」

「大丈夫だよ、キラキラ。ありがとう。それよりこれ見てほしいんだけど…」

「大破したストライクフリーダムの改修案…ですか。」

「うん、キラキラのストフリちゃんの弱点は装甲面でのビーム耐性と近接戦だと思うの。それでキラキラがフリーダムちゃんの前に乗ってたストライクちゃんのデータを応用して」

「小型軽量化したアグニとシュベルトゲベールを持たせる…」

「カリドゥスの代わりにアグニになるけどそれ以外の装備はそのまま据え置きだから総合火力と機動力はそのままに装甲と近接戦にも特化した完璧な状態にできるんだけど…。」

「マルチプルストライカーの上位互換ですね…ストライクの時とは違って運用はできるとは思いますが…技術的に可能なんですか?」

「そこら辺は大丈夫。私とレイレイに任せて」

「うむ」

「それならお願いします。」

 

 

『マキナ、レイナ?ちょっといいかしら。』

っと、カナカナに呼ばれたので行かなきゃ。

 

多分、アキアキの事も…。大丈夫だよね。きっと。

 

 

アイテ―ル ブリーフィングルームにて

 

 

「ヴォルドールに潜入!?」

「えぇ、先ほど協力者が見つかったの。統合軍のレジスタンスよ。前回の潜入の際に一部の人達は風の歌の抗体を得たらしくね。それで遺跡のシステム調査を行うのよ。対抗するためにね。問題として前回の事があって警戒は強化されているだろうから二人に頼みたいことがあるのよ。」

 

 

なんとなく察したのかレイレイは早めに

「了承」

していたので私も

 

「いいよ~」と。ストフリちゃんの改修だけだったし…。

 

「MSの事もあるのに二人ともありがとう」

でも肝心の事を聞いていなかった。

 

「あっ、カナカナ。もしアキアキが出てきたらどうする…?私はアキアキを…」

 

「あっ、うん…上層部も現段階の対処には決めあぐねているわ…。前回の事もあるし。でもあまりいい方向ではない事だけ。」

「そっか…。」

 

やっぱりあんな事してるから…絶対止めなきゃ。

あれが本当の彼じゃないから。

 

sideout

 

ハヤテside

 

マキナ、レイナさんが呼び出されてしばらく。Δ小隊全員とワルキューレが全員呼び出された。何故かその場にバルドフェルドさんやキラさん達がいたのも驚きだが。

 

「全員揃ったな。…俺たちが球状星団奪還作戦を行う際に現段階で2つ壁がある。一つはウィンダミアの遺跡母艦のシステム、二つ目が第三勢力の登場だ。」

 

名前を出さないとはいえアキトが第三勢力ってことだろうな。

 

「…」

「だが、まずは奴さんのシステムの解析をしない限り、俺たちは手も足もでない。そこでだ」

「ヴォルドールへの潜入作戦を行います。」

「おいおい、マジかよ。」

「調べるには直接タッチするしかないからね~。」

 

俺は前に潜入したことを思い出し、フレイアに軽く愚痴ってた

「まーた猫惑星に潜入だってよ」

 

どうせ「くしゃみして~」みたいな返答が帰ってくると思ったら

 

「そう…なんやね///」

と何故か顔を背けてて。

そう言ってる間にもアラド隊長は話を続けていた。

 

要約するとヴォルドールに以前潜入した際にララサーバル大尉を始めとした面々にワルキューレによってヴァ―ルへの抗体ができシステムが確立されている空間でもレジスタンスとして抵抗している事

彼らの協力を得て潜入、遺跡を調査したのちワルキューレの歌でシステムを反応させデータを収集。少しでもその内容を把握。応用して今後反撃をするというものだった。

 

 

「だけど一度潜入されてんだし、警戒を強化されてるんじゃ…」

「それにそれでバレて宙域で戦闘にでもなったらアキt…第三勢力も介入しかねません。」

 

というチャックが。まぁそうだよな。

 

「あぁ、一筋縄ではいかないだろうな。そこで…だ。」

 

その後とんでもない事を聞かされた俺たちであった。

 

sideout

 

 

アキトside

 

俺は上手くデブリに紛れつつ潜入に成功した。見た感じ濃縮されたラグナといった感じで。それに昔いたからある程度はどこがどうというのも分かっていた。普通に潜入してデータを回収して帰るだけ。あいつらやマキナ、レイナには会わない。これを信条に。

そう思っていたのに。

 

妙に人だかりが出来ていた。その理由が

 

銀河ネットワークをご覧の皆様へ!現在、球状星団はウィンダミアの支配下にあり私達は対ヴァール用ワクチンライブが行えない状態にあります。

 

…ライブを行っていたとのことだった。でかでかとホログラムで突然出てくるカナメさんに。

 

でも、このまま何もできないのは癪…!

 

レイナも出てくる。…まさか、LIVEを配信しようっていうのか。あれだけ効果が薄いって言われていたのに。それにこんな事してたら俺だけじゃない。ウィンダミアも警戒する。介入させようとしないでくれ…。

 

だから私達のスペシャルライブを銀河中に配信することにしました!!

 

マキナのその笑顔を見た時にふと彼女が前にみた時と少し変わっているように感じた。俺がいなくなったから…なんて甚だしいか。きっと気のせいだ。

 

星も国も銀河も超えて皆に元気を届けたいんです!!

 

これはウィンダミアの支配には決して屈しないという私達の意思!

 

そして更に

「今回、仮メンバーではありますが新メンバーを紹介します!」

 

こうして出てきたのが

歌は…思い‼ですわ。…こんにちは。私はラクスクラインと申します。仮メンバーとはなりますがよろしくお願い致しますわ。

 

周りがざわめきつつ新しいメンバーの加入を喜んでいる…が。

 

噓だろ…なにやってんだ。また、争いに介入する気か。関係ないはずなのに。それとも議長と再び…。まぁそれを俺は期待していたと言ったら噓になる。

 

ただワルキューレに加入したのは予想以上だった。そもそも歌の性質が違うしそれにフォールドレセプター持ちじゃないと…。

ここで思い出した。あの時(前回の戦闘時)俺に響いた歌声が感情のないラクスの歌声のようだったことを。

 

結局彼女も議長の元で何かされたのならあの議長のあの言葉の意味も。そして俺の潜入の意味も。

 

sideout

 

 

ハヤテside

 

配信が開始され俺たちΔ小隊は舞台袖で彼女たちの護衛・照明や音響、舞台装置等の裏方仕事も兼任しているわけだが…。

 

「この配信データにはレイナ特製の自立型ウイルスが搭載されている。そいつが球状星団内で銀河ネットワークに繋がっているありとあらゆる通信デバイスに感染。指数関数的に増殖・浸食していく仕組みだ。」

「なるほど、敵の目を全部ワルキューレで埋め尽くすってことわけですね!」

「クラゲを隠すならクラゲの群れってやつだ」

 

にしても…。

「やりすぎじゃねぇの…?」

 

「大丈夫だ、安心しろ。ちゃんとその分サービスも用意してある。」

 

『みんな~☆!いつも見てくれてありがとう!!これはマキマキからのプレゼント!!』

 

そうして配布されるのはグラビア画像。

「潜入作戦を行うと共に映像・画像コンテンツの販売もできるって寸法だ。」

 

「全く、商売上手な事で。」

 

そうこう仕事をしているとフレイアのソロ曲に入る。

 

「…っ!」

 

相変わらずいい曲だな…と聞いてるとなんだかクラクラして…ふっと空を飛んでいるかのような浮遊感を感じる。意識が飛んで行ってしまうような。

そのせいか、そのままガンっと柱に激突。

 

「おいおい、お前もワルキューレの歌にやられちまったのかよ」

 

「あぁ、大丈夫、大丈夫。」

 

どうしたんだ俺…疲れてるのか…?

 

sideout

 

レイナside

 

「…」

内部から謎のアクセス…?

 

「どうしたのレ~イレイ」

「ん…大丈夫。なんでもない」

 

「そっか、それじゃ私また出てくる!ラクラク!行こ!」

「えっ、はい!」

 

アクセス元付近の監視カメラを確認すると…

 

「…!」

 

アキト…!?

 

次の曲目までは…まだ時間がある。

 

sideout

 

 

 

アキトside

 

 

 

頭痛ぇ…。LIVEが始まってからズキズキと痛む。だけどやめるわけにはいかない。ここをミラージュコロイドウイルスを流して地味にバレないようにして。

一方のLIVEは…ラクスと…マキナのデュエットとという前代未聞の状態であり。

 

 

そうこう聞いてる間にもデータのダウンロードを終える。…レイナがシステムの構築しているはずなのに随分あっさりと行ってしまい驚いている。

 

「へぇ…こういうことだったってことか…んで次に行くのが…」

「動くな」

 

突然背後から、声。それも聞きなれた。

 

「...」

レイナ、なんで…なんて思わない。バレてたんだろう。だが敢えて見逃してた。そう考えるのが正しい。

 

 

「そこで何してる…アキト。」

「…バレてたか。これでも頑張ったほうなんだけどな。」

「下手くそ。あいつらは騙せても私は騙されない。」

「あぁ、そうかよ。」

 

向こうも言いたい事があるのだろう。ただそれがいっぱいいっぱいで詰まっているように見える。

 

「大事なLIVE抜け出して、大丈夫なのかよ。」

だから俺からいう事にした。

 

sideout

 

レイナside

 

「大事なLIVE抜け出して、大丈夫なのかよ。」

そのあいつのぶっきらぼうに言い放った態度。間違かった。アキトそのものだった。

でもそんなことよりも聞かなきゃいけない事がある。

 

「……どうしてあんな事をした!?あいつらの死か?私たちが不甲斐なかったから?」

 

その問いにあいつは淡々と

「…違う、不甲斐ないのは俺自身だ。戦争だから死ぬ。こんな事わかってたはずなのに。死んでほしくないってずっと思ってた。しかも今回はあいつらは戦う必要があったのか?ないはずなのに。そんなんで…。戦争なんて失うだけだ。だからリセットしよう。新しい世界。戦争がない。みんなが各々のやる事ができる世界。その前に復讐もする。世界を変える。その為に命を捨てる。」

 

突然過ぎる宣告。わけがわからない。みんな滅ぼすような事、誰も…望んでない。はずなのに。

納得が行ってしまう。

 

「だからといって…。こんなことをするなら私たちが止める。だから辞めろ。今ならみんな帰りを待ってる、マキナなんかは特に…だから―」

 

 

そう言った瞬間、あいつは激昂した。

 

「帰ってこいってか!?今更帰って何になる!?また失うのは…もう嫌だ。それに俺はもう止まれない。俺には何も誰も守れない!そんな俺が、どうすればいいかなんて分かるだろ!もう全部敵だ。世界を変えるしかないだろ!俺にはあの人が今度こそそれを成し遂げる剣になる。そして全てを変える…あいつらが、みんなが求める平和な世か…ぐっ!がはっ…。」

 

「アキト!お前」

「大丈夫、大丈夫。ただの副作用だ。こうして再度打てば……よし。」

「お前…」

よく見ると目元は隈ができ、健康状態は素人目からみても明らかに悪いのが目に見える。文字通りの“命を捨てる”という事なんて止めなきゃいけないのに。

 

「あいつらに…マキナに言っておいてくれ。何しても勝手だろうが俺を止めるとかそういう手出しはするなって。したらフリーダムと同じように次は本気で落とす。俺があの人と世界を変えるためにけりを付けないと。世界を変えた、その時俺は多分いないけど、マキナやお前、みんなが優しい世界で歌ったり飛べる事を俺は信じるよ。じゃあな!」

 

 

私だけじゃ救えない。あいつの纏っている黒い闇を悲しみを。救って上げないといけないのに。

 

「待t…うっ。」

“待って”という前に。私は手刀で気絶させられた。

 

駄目だ、そっちに行っちゃ…。

 

sideout

 

 

 

 

マキナside

 

戻ってきた時、レイレイが楽屋からいなくなっていた。探すと何故か外部とのコンテナ付近で倒れていて

「レイレイ‼大丈夫、何があったの!?」

「ん…アキ…ト。」

 

レイレイのセリフから漏れ出たアキアキ。もしかして…。来てたの…?

 

「ごめん、カナカナ!レイレイ見てて!」

 

アキアキがもしいるのなら。

 

だけど誰もいない。そうだよね、もう…。

 

ふと足元に目をやるとアキアキのザフト軍時代のドッグタグが。

 

「見に来て…くれたんだ…。」

 

その喜びと共に、今度こそ逢えると私は信じるよ。

 

きっとこの後の事も分かっているのなら。きっと来てくれるよ…ね。

 

sideout

 

 

アキトside

 

帰ってからずっと考えている。

俺は何してるんだ…。みんな…待ってるか…。

 

いいや、俺はもうこの道しかないんだ。そうだ…俺にはもう…。

 

「データは受け取ったよ。それにしても…ラクス譲があんな派手に立ち回るとは…少し計画が狂ったな…。そういえばどうして君は撃たなかったんだい、彼女を。」

「…。」

 

答えられない。

復讐したい世界を変えたいという俺の思いと相反して誰かに止めてほしい。助けて欲しかった…なんて思いがあったのか…?

 

「すみません…」

 

「いや、謝らなくていい。どちみちあそこで襲撃してもメリットはそれほど多くない。生きていて尚且つ派手に動くことを想定してなかっただけだ。それに肝心のデータは手に入ったしね。君には次に行って欲しい。」

 

「ヴォルドール…ですよね」

「あぁ、彼らの目的がなんであれ、ここで統合軍の残存部隊とウィンダミアとの抗争を終わらせてくれ。そうすることであとはウィンダミアと統合軍の本陣がぶつかるだけの戦争だ。それさえ終えれば君の求めた争いのない平和な世界を約束しよう。あと君のフォローに僚機としてDアダガも2機送ろう。存分に使ってくれ。」

「…了…解です。」

 

遂に撃つのか、俺も。

 

sideout

 

 

???side

 

あの迷いの感情は必ずアスランや(キラ)のような不確定要素を生み出す。

だが、独自で生み出したシステムと彼女の生体データから生み出した歌では彼の戦士としての存在を得るのはまだ難しい。未だに意識全て掌握することはできない。精々二重人格のような感じで終わってしまっている。

駒はあるのにパーツがない。

 

 

「ギルバート様、ご要望のものを…。」

 

「あぁ、ありがとうございます。これでどうにか」

 

アキト君、君は戦士であればいい。彼らみたいに色々考える必要はない…私が君になろう。

 

 

sideout

 

 

 

 

 

 




はい、かなり無理がある内容。

そして前プロットの26.5話っぽい雰囲気。

そして原作のLIVE合間のハヤフレできなかった。あれ結構大事だと思うんだけど。

ラクス仮加入はやりたかった。それだけだ…。非難批判はあるだろうけどやりたかったんだ。一緒に歌わせたかった。それだけだ。異論は受付ます()。
時間あったらこの話のLIVEシーンだけの話で創りたいなぁ…。
あとそろそろ設定資料3だそう。色々と出てきたし。
やりたい事やプロットはあるんだ。就活へのストレスで書けないだけで。

あとは、ただでさえ不定期とかいってるのに社会人になって時間減って不定期に磨きがかかると思いますが何卒…。

次回予告

各々にある願い。それは決して相まみえないものであり。

自らの願いのために今、ぶつかる。

残るのは後悔か、救いか。

次回 MISSIONPHASE_31 revenge、新世界へのエマージェンス


誤字訂正・感想よろしくお願いします。








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MISSIONPHASE_30.5 新たな真実、戦うreason

お疲れ様です。エガえもんです。

すみません、急遽追加で30.5話の追加です。31に組み込もうとしましたが失敗しました。

そして先日(約1週間前)卒業式を無事…?終えましたぁ!やったね。

それにしてもコロナ以降から会えなくなった友人達に一気に会いましたね…。
どっと、疲れたのと同時にこうなんだか喪失感が…。


ただ、これで後は進むしかないという。ひぇ(断末魔)。

あと少しで社会人になります、読んでくださっている社会人の先輩方よろしくお願い致します…。

とりあえずはビジネスマナーと車には慣れとかねば…(尚、練習も兼ねて自家用車に乗った際色々あって駐車を失敗し自宅に自爆。走行に支障はないもののデカいのが出来て自家用車は修理へ行った模様)。

こんなんでこの先大丈夫か…?(不安)とりあえず一層気を付けていこうと思います。



それではどうぞ


~LIVE中に遡って~

 

ボーグside

 

あの後ウィンダミアを出てしばらく。いよいよ本格的に喉元へ嚙みつくという大事な時に、何故か急にワルキューレ共が配信LIVEを始めた。初めはただの悪あがきかと思っていたが周りの兵士共がコソコソ、デレデレしている。

 

「何をしている」

 

何か企んでいるのは明らかなので警戒を厳に対応しなければならないのだが。

見ている連中が…全く…

 

 

「貴様らァ!!!」

 

その後俺は消そうと頑張ったはずなのに

突然アップで緑髪の女…確かこいつはレイナとか言ったな。そいつが出てくる。

 

 

そして消そうともがいたものの、動揺して下手に課金してしまった。挙句

 

 

動揺して下手に課金してしまった。しかも消えない。どこに消す奴があるんだ…⁇

さらにその課金した額が額だったのか、挙句

 

『屑、ゴミ』

「!!!??」

『私は安くない女。この程度じゃ何も見せてあげられない』

 

そうして消える。俺は驚いた勢いで尻餅をついていた。

 

「……」

「あ、あの~、ボーグ様?」

 

お、お、お

 

 

「おのれ、ワルキューレぇ!!!」

 

どいつもこいつも俺を乱れさせやがって!…すぞ!

ついでに腹いせで俺が消そうとして課金した分は見てた奴の給与から引いてやろうかと思った。

 

sideout

 

 

時は現在~LIVE終了後

 

 

 

~マキナside~

医務室

 

外部との接続コンテナ付近で倒れていたレイレイを介抱して1時間程。

LIVEはどうにかこうにか終わって、ウイルスも無事100%浸透。潜入作戦に入るわけだけど…。

あの時のレイレイの「アキト…」という言葉。そして落ちていたドッグタグ。

改めて思うけど来てたんだよね、やっぱり。

 

色々と考えこんでたらレイレイが起きた。

 

「あ、レイレイ。大丈夫?」

 

「…おはよ。ここは?」

 

「医務室。外部コンテナ付近で倒れてたレイレイをここまで運んで検査。結果は特に身体に異常なしだって。良かったね!」

 

「ん…。マキナ、ごめん。LIVEの途中で。」

 

申し訳なさそうに謝るレイレイ。

その様子はいつものようでどこか何か隠してるように見えた。

「全然大丈夫だよ、無事ウイルスの方も浸透したし。これからが本番だからね!」

 

そうレイレイを励ましつつ、追加でふと聞いてしまった。

 

 

「もしかして……アキアキに会ってた?」

 

「⁉」

確信をいきなり突かれたのか明らかに動揺している。

会ってたんだ、この~☆!

 

「やっぱり。隠し事はいけないんだぞ~!」

 

「マキナ、あはっ、や、やめっ!」

 

「はぁ、はぁ…。それで、アキアキやっぱり来たんだ。それでこっそり抜け出した、と。」

「…うん。データ抜き取ってた。でも…撃てなかった。」

 

そう答えているレイレイはアキアキに会ったというのになんだか悲しそうな目をしていた。

 

「そっかぁ~そうだよね。いきなりだったもんね。それでアキアキどうだった?元気だといいんだけど…」

 

だから追加で聞く。今アキアキがどうなっているのかを。

 

「とんでもない闇にいる死にかけゾンビ。」

「…そこまでいう?」

 

ゾンビって…あの出撃後に恐らく想像を絶する経験をしたのだろう。

 

「ヴァ―ルの症状っぽいのもそうだけど、あいつ…自分に薬打ってた。多分身体も心もギリギリのところを復讐と目的意識だけで耐えてる。でも…止められなかった。」

 

 

やっぱり…か。彼の事だろう。恐らく仲間(元ヴェステンフルス隊)を失ったのを自分が原因だと思って、自分もMIAで完全に道が無くなって…って所じゃないかな。そんな中でもし、死んだはずの議長に会って、そのまま彼の目的のために墜ちてしまったって事だよね。

 

「…。」「…深い闇。何も見えない。ゾワゾワ…違う、ガクガク、ブルブル。正直、暗すぎて止められる気がしない。」

 

「大丈夫だよ、レイレイ。アキアキが背負ってる物、…あの子達の思い。ちゃんと伝えてあげなきゃ…ね?今それを知って、伝えられるのは私達だけなんだから。」

 

「…うん」

 

アキアキを救うためにはそれが一番だと思うから。

 

sideout

 

 

ハヤテside

 

ライブが終わり、ブリーフィングルームへ向かう途中。キノ少佐と鉢合わせした。

 

「…あっ。」

 

「出撃するのか?」

 

「はい…。そう言えば怪我はもういいんですか?」

 

「あぁ。」

 

「そうですか…そうだ、今度親父の事でも」

そう親父の話を出した瞬間

 

 

「直ぐにここから去るんだ。」

 

「……え?」

 

「君は…まだ若い。態々苦しみを背負う必要はないんだ。」

 

訳が分からない。苦しみを背負う?どういう事だ?

 

「…どういう事ですか?」

 

その答えとして帰ってきたのは

「君はウィンダミアと関わってはいけない。」

 

 

 

彼はそう言うと去ってしまう。キノ少佐からの口調からして以前からの隊長は何かを隠しているという疑問は確信に変わった。しかしながら

 

「どうして、ウィンダミアの話が…。」

 

 

 

 

ある種の嫌な予感を感じ

俺は急ぎ足のままブリーフィングルームへ。みんな、いるな…。隊長も

 

「遅いぞ、ハヤt」

 

「どういうことだよ!!!!俺がウィンダミアと関わったらダメってどういう意味だよ!!!!」

 

 

そういった瞬間。隊長はどこか諦めたような。遂に隠し切れないような表情になった。そのまま畳み掛ける

 

「あんたとキノ少佐と親父はウィンダミアにいたんだな」

 

「聞いたのか」

 

「親父が一体なんだってんだよ!」

 

 

俺が隊長に詰め寄っている間カナメさんがみんなを外につれだそうとしていたが隊長が制止する

 

「構いません。いずれ知る事です。」

 

そうして彼の口から語られたのは

 

「ウィンダミアに次元兵器を落としたのはライト・インメルマン。」

 

その名前と事実に俺は驚愕し

 

「お前の…父親だ。」

 

 

同時にどうして関わるべきではないのかという真実を知る事となった。

 

7年前 ウィンダミア独立戦争末期 当時少佐だった親父は秘密裏に独立派と内通。

軍が秘密裏に保管していた次元兵器を強奪、そして駐留基地に投下。多数のウィンダミア市民諸共、消し飛ばした事実だった。

 

 

 

「そんな…」

 

フレイアのルンが曇っていく。それはそうだ。それでも俺は…信じれていない。

帰ってきた答えが親父はフレイアの星を市民ごと吹き飛ばした統合政府にとっては反逆者、ウィンダミアにとっては大虐殺者なんだもんな…。

 

辺りが静かになる。俺だけじゃない、正直皆何も言えない状態なんだと思う。

しばらくしてチャックが口を開く。

 

「んじゃ、ウィンダミアの言ってた事が正しかったって事っすか」

 

「でも新統合軍はどうしてそんな嘘を」

 

「条約では次元兵器の使用はもとより惑星への持ち込みすらも禁止させられている。軍はそれを破ったからな。恐らく後ろめたさから隠蔽したんだろう。」

 

正直、俺は何言っているか分からなかった。ただ怒りしか湧かない。どうして、

 

「…どうして黙ってたんだよ!」

 

隊長はその問いに淡々と答える

「第一級軍事機密だ…これで満足か?」

 

分かってる、隊長にも言えないんだろうって。でも俺はそういう答えが聞きたいわけじゃない。

 

その後のブリーフィングは怒りだけじゃない色々な感情が渦巻いてそれどころじゃなかった。

 

「以上で、ブリーフィングを終了する、各自解散!」

 

ブリーフィングが終わり各々出ていく。

俺も出ようとすると、隊長がふと話始める。

 

「ライト隊長。お前の親父さんは、不思議な人でな。何の変哲もない石ころを集めたり、ガラクタを大事に取っていたりとつかみどころがない面白い人だった。」

 

その口調はさっきのとは違う。俺が聞きたかった話だ。全く、親父らしいよ。

 

「いつもウィンダミアの子供たちを集めて遊んでいたんだが、きっとお前のことを思い出してたのかもな。…何が真実かは分からん。ただ俺は、あの人が大量虐殺なんてする人じゃないと、そう信じている。お前はどうなんだ?ハヤテ・インメルマン」

そう言ってブリーフィングルームから出ていく。

 

 

俺は…俺は。何を信じるべきなのか。

 

 

 

そのまま俺の足は自然とフリーダムの元へ。

整備されている今は灰色の機体。その目は当たり前だが何も語らない。

 

 

フレイアの故郷に大虐殺をもたらしたのが俺の親父だとして俺は次から飛べるのか?彼女の為に。俺は…。

 

もう飛ぶことを辞めてしまった方がいいのだろうか。それに俺にウィンダミアを撃てるのか。いっその事、撃たれてしまった方が…いいのかも知れない。

 

そう思いかけてると

 

 

 

「ハヤテ、でいいんだよね」

 

キラさんが話しかけてきた。突っ立っていて邪魔だったか?

 

「す、すみません!どきます。」

「いや、そうじゃないよ。その、大丈夫かい?…昔の僕みたいな顔をしていたからね。」

 

俺はさっきの事を話す。そして俺の親父が今起きてる事の一因なのなら俺にウィンダミアを撃てるのか。

 

 

「…信じられない…か。」

「親父が大量虐殺した人じゃないと信じたい。それは当時一緒にいたアラド隊長もそう言ってたんですけどね。」

「そっか……少し僕の世界の話をしようか。僕の大事な親友のお父さんかな、その人はある理由で…奥さんを大虐殺で失ってその後更に色々積み重なって自分たちも死にそうになって…最終的にそれらを行ったナチュラルを憎んで地球そのものを滅ぼそうとしてた。」

「…!」

 

俺の親父はそういう人間だっていいたいのか。変だけれど優しかった親父が、何かしらのスイッチで―そんなはずはないと思わず怒りが湧きかけたが続けて彼は話し続ける。

 

「だけど…僕の双子の姉さんっていったらいいのかな。その人のお父さん…もとい養父さんは、自分たちの国、人、信念を守るべく自爆した。次の世代や自分の国、人を侵略者から救うために。それで色々と…巻き込んだりしたけどね。」

「…何がいいたいんですか。」

 

そう俺が問うと彼はどこか遠くを見ながら

 

「何が本当なのかは分からないっていいたいのかもね。特にその…内面は。」

 

そういう彼の目はそう語る自分自身にもそういう事があったという目をしていて

 

「…」

「起こった事は残酷だけど事実かもしれない。でも、その人が何を思ってそうしたのかは。まだわからないよ。」

 

更に

 

「それに、君の所のお父さんはウィンダミアの人達にも優しい人だったんでしょ。あとは…自分が感じたお父さんを信じてあげなよ。それにお父さんはお父さんだ。君とは違う、君が無理にそれを背負う事もない。自分の思うままに行けばいいと思う。…真実はそうしてればいずれ見つかるはずだよ。」

そう言って彼は自機へ行った。

 

 

俺は俺か。そうだよな。これまでもそうだったじゃないか。まだ真実は分からない。親父が悪意を持って虐殺したのか。それとも何かしらの意図を持って落としたのかは。

だけどそんな事に囚われてちゃ今は駄目だ。俺は俺らしく飛ぶしかない。

 

結果や真実は後から分かるはずだ。

 

sideout

 

 

 

マキナside

 

ハヤハヤのお父さんの衝撃の事実を語られたブリーフィングを終え、部屋に戻る途中レイレイがこんな事を言ってた。

 

「…アキトが言ってた。全部敵だ、世界を変える…リセットするしかないって。あいつの言ってる事はあながち間違いじゃないのかもしれない。」

 

「レイレイ…?」

 

「あいつには統合軍もウィンダミアも腐ってて、あいつの元いた世界と同じに見えた。って考えたら自然と。」

 

確かに今の状況はアキアキに取ってはこれまでと一緒の戦争そのものだものね。

 

「そうだよね、そんな状況で大事なあの子達を目の前で失ったんだものね。…だけど」

 

「だけど?」

 

「アキアキが話してくれた状況にはまだなってない。全滅戦争。」

 

「そうだけど、いずれそうなるかも」

 

「そうならないように私たちがいるんだよ。だからはやくウィンダミアを止めて、アキアキも止める。それで終わり。みんななくしちゃおうなんて駄目だよ。」

 

この想い(好意)もこれまでの事も全部全部なくなっちゃうなんて駄目だよ。

アキアキはヴォルドールにもくるはず。

 

必ず見つけるから。

 

 

sideout

 

 

ハヤテside

 

「降下ルートは既に確保してあります。」「ご協力感謝します。」「それにしてもこれがMS、話には聞いてましたがこんなのが…」「いえ、まぁ…」

 

アラド隊長と以前俺とフレイアで助けたララサーバル大尉が話し

 

「降下ルート確認急げ!」「Δ小隊各機の固定、チェックしとよ。MSだってあるんだから」「ストライクのパックはオオトリだぞ!いいか!」

 

色々と周りが騒がしい。そろそろ降下するのは間違いない。

そんな中チャックとミラージュから通信が。恐らくあの事で俺にあると心配してくれてるんだろう。感謝だな。

 

「ハヤテ、その…」

 

「分かってる、今はあれこれ考えない。俺は俺の出来る事をするだけだ。それでいつか真実を俺の目で確かめてやる。」

 

 

「ハヤテ…。分かりました、私も力になります。何かあったら言ってください。」

 

「あぁ、ありがとう。」

 

「にしても、メッサーまでMSを出すとはね」

 

「一体どういう事なんでしょう。バルドフェルド隊長曰く戦力強化と仰っていましたが」

「俺たちには関係ねぇよ。あいつにはあいつの考えがあるんだろ。」

 

こう話し続けていると更に通信が。キラさん?

「あ、ごめん。もしかして話してた?」

 

「いえ、大丈夫です。どうしたんですか?」

 

「二人ともMSでの大気圏突入は初だからね。先輩として色々と話そうと思ったんだ。」

 

「確かに、大丈夫か?ハヤテ、ミラージュ」

 

「私はシュミレーションで何度か、」

 

しまった俺は…。色々あって忘れてた。

 

「やっべ…」

 

「ハヤテの乗っている方…フリーダムで僕は大気圏突入してアラスカまで降りた事があるから大丈夫。PS装甲もあるしね。ぶっつけ本番だったとしても降りれるよ。でも一応降下ルートのデータを送っておくから参考にしてね。」

 

 

「ありがとうございます。」

 

「良かったな、ハヤテ」

 

 

「おっと、そろそろ作戦開始だね。それじゃまた」

 

通信が切れ同時にヴォルドールが見えてくる

 

 

 

「作戦開始!ヴォルドールへ潜入する!」

 

 

隊長のこの言葉と共に作戦が始まった。

 

 




はい、どうでしたでしょうかね。


31に組み込もむつもりが予想外に長くなりキリが悪くなった為、急遽30.5になりました。申し訳ございません。その分32に想定していた分が31に来ます。多分。
ハヤテパッパの衝撃の事実とキラとの絡みかいてたら長くなるとか思わなんだ。

久々にキャラ動かせたなぁ、アキト一切出てないけど。主人公とは(哲学)。


あとはまぁちょろっと出てきたストライク。パックはオオトリ。大気圏突入できそうなのがあの対ビームコーティングシールドが保有できるエールと、オオトリくらいしかないなと思い恐らく手数の多いこっちを選択したんじゃないかと推測。


次回は確実にMISSIONPHASE_31です。それはちゃんとします。

以前から言ってましたが、これから社会人となる事でまた更に不定期になります。ですが気長に待ってくださればと思います。よろしくお願い致します。


それでは、誤字訂正・感想よろしくお願いいたします。






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MISSIONPHASE_31 revenge、新世界へのエマージェンス(前編)

お疲れ様です。お久しぶりです。
随分と時間がかかりました。頂いたメッセージに返信も出来ず仕舞いで。

仕事が忙しかったり、プライベートで色々とあったりまぁ元気かと言われたらどっか心は壊れているんじゃないかなとか思ってます。

仕事は楽しいです。ただプライベートは色々あってまぁ酷くなりました。
引っ越しも色んな事情が絡んで出来ない状態になりました。

そんな感じです。

それではどうぞ!


ハヤテside

 

「あ…」

俺は今、動揺している。

 

「よっ…ハヤテ。久しぶりだな。」

「あ、アキト…お前!」

 

アキトがいた。いやがった。

 

「相変わらず、色々と散漫だな。」

 

そう笑う奴の顔は酷くやつれていた。

 

 

とりあえず、ここに至るまで何があったのかとりあえず話そうと思う。

 

俺たちは遺跡調査の為に惑星ヴォルドールへ降下。森の中に機体を隠し、各々チームに別れ遺跡を目指していた。

アラド隊長にメッサー、カナメさん。俺、フレイア。ミラージュと美雲さん。マキナとレイナ。

チャックは上空よりデータ取集作業だった。

 

こうして遺跡に向かっている時にフレイアが消えた。

 

「フレイア?フレイア⁉…あいつ…どこに。」

 

こうして俺は一人森をさまよっていると。

 

「…!」

 

ヴァール化した兵士に狙われていたようだったらしい。

「やべっ!」

 

撃たれ

 

そう思った瞬間にヴァール兵士の眉間に突き刺さるナイフ。倒れる兵士。そして―

 

現在に至る。

 

 

「相変わらず、ここにいるんだな。」

 

刺さったナイフを抜き、血を拭きながらあいつは話し始める。

 

 

「お前、MIAって、」

「幽霊なんかじゃないぜ。しっかり生きてる。…すまないな。色々あって、一切連絡は出来なかった。」

 

生きてる―そう言う奴の顔は死んだような目をしていた。そのまま続けざまに話し始める

 

「みんな、元気…いや元気だよな。あんな事があっても諦めずにこうして戦っているんだから。」

「……なぁ、ケイオスに戻ろうぜ、な!隊長やチャック。フレイアやミラージュにメッサー、それに一番・・マキナやレイナお前の生存を信じて待ってた!だからさ、」

 

まだキラさんやラクスさんの話だけだ。もしかしたら…アキトが戻ってくれるかもと信じて問う。

戻ってきてくれたらきっと大丈夫だ。だから

 

「…」

だけどやっぱり

 

「アキト?」

「悪いな。戻れない。…知ってんだろ。どうせ、レイナから拡散されてるだろうし…な。俺はもうあの時の俺ではいられない。」

「どうしてだよ!」

 

俺は隠密作戦を忘れるかのように感情的になり思わず叫ぶ。

 

それに対して奴は

「戦争を終わらすためだ。根本から。」

 

そういった奴の表情は酷く濁って。

冷たかった。

 

sideout

 

アキトside

 

俺はハヤテと対面する。

そのつもりはなかった。助けるつもりなんて。でも体が動いちまった。

 

どうしてだよ…か。

 

それは勿論

 

「戦争を終わらすためだ。根本から。」

「どういう意味だよそれ。」

 

しょうがない、話してやるか。この戦争の真実を。

 

「なぁハヤテ…このまま戦って、その果てにこの戦いって終わるか?」

「終わるさ、終わらせるために皆必死に自分ができることをしてる。そうして球状星団を…ラグナをウィンダミアから救うんだ。それで終わりだろ、な。」

「その後、また戦争が起きても…か?その時あの戦いは終わったなんて言えるのか。」

 

奴は黙る。

「…それは。」

 

そのまま追い打ちをかける。

 

「前にさ、あっちの世界のこと話したよな。お互い全滅しかけたって話。」

「あぁ。」

「今の状況はまさにそれだと思わないか?」

「…」

「統合軍とウィンダミア。どっちも色々と理由を付けて、次元兵器や反応弾を民間人がいる所で平気で使ったり、民間人を細菌兵器でおかしくして洗脳したりさ。これじゃどっちが勝とうが…また起こる。そしてまた…悲劇を繰り返す。そうは思わないか?」

 

 

ここまで話すとあいつははっと驚いたような表情になり 

 

「アキト…。お前。まさか統合軍も」

「打倒統合政府なんて突拍子も無いこと。出来ないと思ってんだろ。……ウィンダミアはあと少しでやるぞ。それ。」

 

俺はそのまま言い放つ。この戦争どちらかじゃない。両方滅びなきゃ終わらないさ。

「俺たちがそうはさせない。」

 

正義の味方にでもなったつもりか?

「…無理だな。ラグナを守れなかったお前たちにどうにか出来るとは思えない。……それに俺にとってもあの時の戦争はまだ終わってなかったみたいだ。ラクス・クラインやフリーダム、バルドフェルド隊長が居て、俺の目の前には死んだはずの議長がいる。まだ終わってない。議長お抱えの二人がやられようが…世界が変わろうが。もう、後悔しないための力がある。だから俺はあの人の元でこの世界もあっちも…ちゃんと一回壊す。その上であの人がきっと再生してくれる。世界はそうなる必要がある。」

 

「そんな必要…!……誰だってこんな馬鹿げた事辞めたいって思ってる。そういう奴らまで…お前は」

 

そんなのはただの幻想で

 

「そんなの待っていたらみんな、そう思ってる奴らに殺される!…人間っていうのは欲望に忠実で…愚かで、恨みと憎しみみたいな負を持つ大半の連中と金しか目もくれない力を盛った少数によって世界がなってる。そんなんで…戦う必要がないはず、戦いたくない連中が戦って死ぬ。…多くの命が消える。残された連中は、殺したやつを恨み、この繰り返し。そんな世界……俺は嫌だね。」

 

「だけどお前がやってる事はそれ以上だ。嫌だから、無理だからっていうだけで諦めて…お前の言ったその人たち諸共全てを滅ぼすなんて間違ってる。正気じゃない。」

 

正気?そんなものはもう持ち合わせてないかもな。俺には

『アキト!』『馬鹿ト』『アキトさん!』『先輩!』

 

あいつらはなんで死んだ?なんでだ?俺が死ねばあいつらは、生きていたはずだ。俺が殺した。なんで殺した?

 

「俺は正気さ!どこ行っても変わらない、世界が、スケールが!広がっただけで何も!そんな世界で考えの甘かった俺が…あいつらを殺し、やがて守りたいもの全てをを殺す!だからその前に全て、俺が…。」

「アキト…お前。」

「いいか、戦いなんて辞めて他の道を探すんだ。空を飛ぶなら色々と他にもある。……彼女も連れてだっていい。お前は守るべきものがあるんだから。俺と同じように業を背負う必要はない。戦うのは失うものがない、ただ業を背負うしか道がない俺だけでいい。だから…」

 

だから俺にもう親しい奴らを…大事な人(マキナやレイナ)を奪わせないでくれ。

 

俺の前から消えてくれ。

 

「……背負う業がない、か。」

「そうだろ、人を殺したくない。だけど殺す、奪う重さを知っている。だけどそうして守るべき者もいる。ここから失う苦しみ、業を背負ってみろ。お前はお前でいられなくなる。そうなる必要なんてどこにもない。」

「それはそうだけど…俺には親父の罪を背負う可能性がある。次元兵器を落とした親父の罪を。」

「…もしかしてあの映像のか。」

「あぁ、そうだよ。つい最近知った…親父の同僚と…それを知って隠してたアラド隊長から。知らされたが正しいけどな。お前はこの戦争に関わらない方がいいって。同じようなこと言われたよ。態々苦しみを背負う必要はないって。でも隊長も…俺も親父がそんな大量虐殺する人と信じてない信じられるか。だから真実を知りたい。あの時なにがあったのか。だから逃げる訳にはいかないんだ。その為にも戦う。」

 

 こいつも、俺と同じか。業を背負う覚悟があるなら一緒に戦ってくれるはずだ。

 

「…そっか。それなら俺と一緒にこないか?過去に縛られている者、業を背負う覚悟があるならあの人は協力してくれるはずだ。そのための力も」

 

あるのだから

 

sideout

 

 

マキナside

 

「…アキアキ。」

 

ハヤハヤの通信を傍受した私は膝から崩れ落ちる。

やっぱり根っこの部分は何も変わらないアキアキがそこにはいて。だけどもうそれはきっと消えそうで。

そしてどこまでも独りよがりで。

 

「…会わなきゃ。伝えなきゃ。」

 

きた道を戻ろうとした。

「ダメ、マキナ。」

 

「なんでレイレイ!」

 

レイナに止められる。

 

「ここで離れたら水の泡。逃げられる可能性もある。それより」

「遺跡で、歌って正気に…でも。」

 

もしアキアキが正気なら。歌もなしに正気であったのなら。

 

できるのだろうか

 

「やっぱり私行ってくる!レイレイは遺跡に行って!」 

 

お願い。行かないで。

 

「待機中の機体を射出準備して。」

「何行っているんですか姉御!あれはパイロットが」

「大丈夫だから!お願い!あとオートパイロットプログラムも!」

 

私がちゃんと

 

sideout

 

 

ハヤテside

 

アキト、お前。俺は…そっちに行く権利があるのか?戦争を止めるなら…

 

 

『君はウィンダミアと関わるべきではない』

 

『第一級軍事機密だ…これで満足感か?』

 

 

 

 

 

脳裏によぎるその声。俺もそっちに行けば…清算できるのか?でも俺はまだ親父を…極悪人のヤバい奴だとは…そう思えない。

 

 

 

『お前はどうする、ハヤテ・インメルマン』

 

『自分の思うままに行けばいいと思う。…真実はそうしてればいずれ見つかるはずだよ。』

 

 

 

 

 

隊長が隠してたのには機密以外にも信じられない思いがあった。俺だってそうだ。だから…俺は!

 

 

 

「俺は、それでも俺は俺だ。お前とは違う!過去ばかり、事実だけを見て、そいつらの内面を見ないまま都合のいい言葉に引き寄せられて、力に溺れたお前とは。俺は今出来る事をやる……俺の今の仕事はフレイアをワルキューレを守る事だ!」

 

 

 

アキトside

 

はっきり断られた。力に溺れた…か。でもその力が無ければ俺は…生きていけない。力が無ければ、目的を果たせない。俺はそれを知っている。例えそれが自分の本当に欲した力じゃないとしても。

 

 

 

「そっか。お前にはそれだけの事をやれる覚悟も力もあるって事か。」

 

「アキト、お前だって分かっているんだろ。こんな事することに、死んでいったあいつらが帰ってくるわけでもない。マキナやレイナ、みんなが喜ぶわけもないって事くらい。」

 

「それ以上言うな!!!!……残された奴はなぁ、一生自分を呪って何もできずに死ぬか、復讐するために位しかない。でも俺は違う、あの人の元で世界を変える。そうしてもう誰もこんな想いをしない世界にする。

 

だから俺はこの戦争終わらせるために、もう誰も死なない世界にするために。どちらも滅ぼさなきゃいけない。腐った連中を全ていなくなった世界にする。だからその邪魔になるお前を…お前らを撃つ。」

 

「…やっぱり分かり合えないんだな。俺たち。…なら俺もお前を撃つ。俺が守りたいものを守る為に。」

 

「そうかよ…じゃあな。」

 

 

 

俺はそのまま森の中に逃げる事にした。どうせ追ってはこない。だけど、覚悟を決まったな。皆を撃つ。あの人の邪魔になるものは全て俺が。

 

もう俺は味方殺しだ。だから今更…今更…。

 

しばらく走っていると。

歌が始まる。きっとハヤテ以外の誰かが着いたんだろう。

妨害のためにウィンダミアの機体も出てくる。

 

その中にがいた。

 

 

俺はそのままミラージュコロイド散布で待機させていた機体を起動。

僚機の二機には露払いをしてもらう。

 

「…ケリをつけようか。」

コンドコソ終わらせて

 

「俺は…いや私はあの人の剣に。」

 

sideout

 

 

 

 




はい、どうでしたでしょうかね…?


前編は会話シーン多めです。後半は戦闘シーン多めの予定です。

メッセージの方、返信が出来てない状況ではありますが徐々にキチンと返信していきますので今しばらくお待ちください。
また、職場にもといある先輩にこのアカウントバレを起こしました、まぁ半ばばらしたようなものでもありそうですが。
まぁ口止めしたとはいえいずれ広がる気がしなくもない。

そんな感じです。

益々下手に書きにくくなったなぁ…。

それではまた後編でお会いしましょう





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MISSIONPHASE_31 revenge、新世界へのエマージェンス(後編)

はい、お疲れ様です。後編です。


書き溜めてたので…。しばらくまた更新できないのは明白なので計3本(前編・後編・EX-06)一気に上げておこうと思います…。


それではどうぞ



アキトside

 

「今度こそ!死ね!ワルキューっ!この風!」

 

「はぁああああああ!ボォーグ!!!!貴様だけは、貴様だけは俺の手で!」

 

 

 

俺が前に進む為に!戦争を終わらせるために

 

 

 

しね!

 

「ほざけ!」

 

 

 

奴からマイクロミサイルがばら撒かれる。バルカンで対処しつつ後方にランダム回避。

 

 

 

しかし爆煙の中から奴が接近して襲い掛かる。

 

そのスピードが明らかに以前の時から上がっている。なるほどな…。遠距離だと決着が付かないと踏んで、不意を付いた…接近戦に特化でもさせたか!

 

 

 

向こうの抜刀速度が地味に早かったもののどうにかビームブーメランで受けきる。

 

だが出力的に…厳しいな!

 

「ぐぅ!」

 

「掛かったな!」

 

だがそれを見越していたのかリルドラケンのビームバルカンを至近距離でぶっ放れる。

 

 

 

 

 

「があああああ!!!!」

 

機体にダメージが入る。一発一発は大したことはない物の…このままじゃ…。しかし距離を離したら詰められて刺される未来が…

 

「これで終いだな!貴様を倒して俺はワルキューレを…穢れている連中を」

 

 

 

糞ったれ…。よくもまぁあれから学んだなぁ。だけどな…。お前を殺らなきゃ…。

 

 

 

「そいつらを殺し陛下が正当な歌い手となる!」

 

 

 

仇を取らなきゃ…。もう誰も、悲しませない為に、彼女達マキナやレイナが悲しまない世界にするために。

 

だから

 

 

 

「ああああああ!!!!」

 

 

 

 

 

俺はビームブーメランの出力を上げ、一時的に圧倒。と、同時に胸部バルカンを奴のメインカメラへと放ち、目潰しをする。その隙を作った後、少しだけではあるが距離を空ける。

 

 

 

「それも見切っている!」

 

 

 

奴は変形しそのまま突進。クローで俺を捕縛した。

 

「くそっ、これじゃ…。」

 

「貴様とやりあって無傷でいようとは思っていない!」

 

 

 

そのまま背部高エネルギービーム砲のチャージがされる。

 

こいつゼロ距離で

 

 

 

だけどここまでなら想定済みなんだよ

 

 

 

「分離!」

 

 

 

俺はシルエットを分離。出力が大幅に落ちる。だけどそのお陰で奴の拘束を抜ける。

 

そのままナイフを取り出し

 

 

 

「しまっ」

 

「ぐぅう!!」

 

直ぐにくる機体同士がぶつかる衝撃。だがその勢いでそのチャージしている砲口にそれを突き刺した

 

 

 

目の前が爆ぜる。

 

 

 

落ちる両機。

 

 

 

…「はぁ、はぁ。」

 

 

 

動けずその場に倒れ込むカオス。立ち上がるインパルス。

 

 

 

お互いの装甲から色が落ちる。それはお互いの核エンジンが機能を停止し、もう残存バッテリーのみで動いている。そういうことだ。

 

 

 

「ご自慢の…風はもう吹かな…いな!とどm…」

 

俺は落下していたシルエットからエクスカリバーを取り、突き刺そうと迫る。

 

 

 

脳裏に過るのはあいつらとの優しい記憶。そして…

 

 

 

『馬鹿ト…!私は…!』

 

 

 

ああ…あああっ!

 

 

 

これで

 

 

 

 

 

「オ ワ リ ダ!」

 

 

 

止めを刺そうとした。その瞬間

 

 

 

「やめなよ!」

 

 

 

聞き慣れた声

 

 

 

正面に立ちはだかる機体。

 

 

 

 

 

「…セイバー?いや細部が違う、ってかそれに乗ってるの…。」

 

 

 

どうして。なんで。貴女がそんなものに乗って

 

 

 

 

 

「もういいよ、これ以上こんな事しても誰も、あの子たちも、救われないよ!」

 

 

 

マキナ、なんで。ドウシテ。

 

 

 

「なんで…そんな…」

 

 

 

動揺している俺を無視し彼女はコックピットをオープンさせ姿を見せる。

 

 

 

「あの子たちはそんな事望んでない!救って貰って感謝してたの!それでも、アキアキ自身が自分の為に生きていけるようにって!」

 

 

 

なにいっているんだろう。俺はあいつらを殺したのに。救っただなんて。そんなことしてないのに。

 

 

 

「……それでも俺は。あいつらを殺したこいつを生かした俺の甘さを…!やらなきゃまた大事な人が…!」

 

 

 

「だからって、こんなことして残されたみんなが喜ぶの⁉………独りよがりもいい加減にしてよ!!」

 

 

 

「っ」

 

 

 

「いっつも一人で。自己犠牲して今度はたった一人で世界をって思ってるんでしょ。」

 

「で………も俺は俺がいるとみんな死んじまう!俺が甘いから!誰も救えない!………誰も助けてなんてくれない。助けられないのに助けを求めるなんて!」

 

 

 

「馬鹿!助けなんてアキアキいつも出さないじゃん!独りでどこまでもどこまでも。誰か救おうとしていっつも。」

 

 

 

「でも、俺は、あいつらの死を…無駄にしたく…ない。でもどうしたらいいのか分からない…どうしたらいいんだよ!」

 

 

 

「…一緒に考えていこ。みんなで。あの子たちの死はアキアキだけじゃない。私たちだってね。」

 

 

 

「…」

 

 

 

「だから、帰ろう。」

 

 

 

俺は…俺は…オ…レ。

 

 

 

 

 

「あぁ、だから助けて………くれ………。ああああああああ!」

 

 

「アキアキ⁉」

 

 

あの人の驚いたような声を聞きながら俺は

 

 

 

俺は消えた。

 

 

 

 

 

sideout

 

 

 

マキナside

 

みんなが後ろで歌ってくれている。戦ってくれている。だから私は。アキアキと初めて本当の意味で向き合えた。

 

 

 

なのに

 

突然歌が聞こえる。ラクラクに似たような。でも冷たく機械的な歌。そして

 

 

「やっかいだね、やはり歌姫というのは」

 

 

 

 

 

「アキアキ…?」

 

その感じはまるで別人のようで。

 

「やはり、殺すべき存在だと…そうは思うよ。私は。」

 

 

その機体には悪魔のような翼が再び生えたように見え、そして毒々しい色に染まっていった。

 

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回、後編は少な目文章となりました…。


この後の展開考えたらここで切るのが賢明かなと思いまして。Δ小隊側の戦闘は次回以降描写して、尚且つ議長に乗っ取られたアキトの最後も描写していこうかなと思います。

主人公だよな…これは主人公。なんだ最後って。


まぁ次回予告行きましょうかね。

次回予告

交わらない思い

求めた救いと届かぬ想い

「助けて」と叫んだ言葉はどこに

次回 救世主の名を持つGとヴァルキリー

MISSIONPHASE_32 mirage、乗り越えるべき者 本当の救世主。


さぁその翼を広げろ ザルヴァート!

誤字訂正、感想何卒宜しくお願い致します。


 


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MISSIONPHASE_32 mirage、乗り越えるべき壁 

お疲れ様です。お久しぶりです。

一年ぶりかなと思います。

普通に作品終わった後作品があって漸く年末でひと段落(大ポカやらかしましたが)した所です。

ただ、今年はSEEDフェスの最前列にいたり劇場版楽しみにしている自分もいます。

ただ会社缶詰で来月のファンクラブのプレミアム選考受かったのに支払い出来ずキャンセルになったのは今年最後の個人的後悔です。(どうしてクレカ支払いなくなったん…?)
あとは仕事でやからしまくったのでそれを反省かなと。


今年もよろしくお願いします。(遅い)

今年もありがとうございました!
来年もよろしくお願いします。


それではどうぞ!


~戦闘の少し前~

 

ボーグside

 

ロイド殿下に連れられて我らはヴォルドールへ。どうやらシステムを使った実験とのことらしい。

ただそんなことはどうでもいい。

俺はずっと感じていた。あいつの風を。

 

そんな中カシムが語る

「…お前はこの作戦に納得が言っているのか?得体の知れないシステムの実験など。」

 

「…お前陛下やロイド様が信じられないのか?今は戦争中だ。納得いかないならとっととリンゴ畑に帰るんだな。」

 

ロイド殿下のおかげであいつに復讐出来るんだからな。

 

sideout

 

 

 

 

ハヤテside

 

あの後フレイアと合流して、…敵の。敵なのかわからないが騎士のカシムと会い…向こうの思いをウィンダミアの現状を知った。そして…改めて感じた。フレイアと俺じゃ…同じ時を生きられない事。

 

フレイアはやりたいことの為に。

俺はフレイアが何倍も…何倍も凝集した時を生きていけるように。俺はやるべきことを。守る。

 

…そう話しているうちにシステムが反応を始め、

 

 

「ハヤテ。私歌う、みんなのために。ハヤテのために!」

「…俺は、守ってやるよ。お前の歌を。居場所を」

 

 

 

 

フリーダムに乗り込む。

 

「マキナとレイナはどうした⁉」

 

「それがさっきから連絡が取れなくて…」

 

 

そう言っている最中にもう、空中騎士団がやってきた

 

「ぐ…ぐぅ!!!」

 

まただ。歌を聞くと…気が遠く持ってかれる。

 

「チャック!マルチドローンを射出!迎撃!」

「「了解!」」

 

 

カオスが高速で接近。フレイア達の元へ

 

「今度こそ!死ね!ワルキューっ!

 

しまった。そう思った瞬間

 

 

この風!」

 

アキトが介入してきた…というより決着をつけようとしに来た。

 

「はぁああああああ!ボォーグ!!!!貴様だけは、貴様だけは俺の手で!」

 

アキトが蹴り飛ばす。

 

あいつに戦わせてはいけない。俺が止める!だけれど

 

 

 

 

「あの時の決着を!」「白騎士⁉」

 

サーベル同士がぶつかる。

 

白騎士が介入してきた。

 

 

「ぐゥ!」

今お前とやり合う余裕なんか…

 

「くっそ!このままじゃ」

「…よそ見をしているようでは!対して強くもないな。」

 

 

しまっ避けきれ…

 

奴に機体を貫かれる。 そう思った瞬間

 

 

ビームソードをかませて介入してきたストライク

そして

 

「…少尉。貴様はあいつを。」

 

「メッサー、お前」

 

「この風…死神か!貴様まで人型に!」

 

メッサーが割り込む。

 

「…白騎士は俺がやる。決着をつけるために。そして…」

 

覚悟を決めた声音。でもこれだけは

 

 

「分かっているんだろうけど、死ぬなよ!」

 

 

俺は誰かがいなくなるのは。見たくない

 

 

 

 

sideout

 

 

 

 

メッサーside

 

死ぬなよ…か。あぁ、当たり前だ。

 

かませていた刃を突き放しお互い距離が離れる。

 

「決着を!死神…!」

 

 

死神か…。その名前は返上するとしよう

 

「はっ!」

 

 

 

突撃してくる白騎士に、俺は付属の各種兵装をフルバーストする。

 

無論それは避けられるも

その分こちらも身軽になる!

 

奴の切りつけるタイミングに併せてビームソードを振り上げる!

 

弾き飛ばされる奴の剣。驚きで一瞬固まる機体

 

今度はこちらが優位を貰った。

 

 

「ならこれはどうだ!」

変形し、ミサイルの雨を降らせる。

 

それらを背部ビーム砲でいなし、ビームライフルで狙いうつ。

 

まだ勝負はついていない!

 

sideout

 

 

 

マキナside

 

「辞めて、アキアキ!」

 

そう叫ぶけど

「…!君達の歌は好きだったがね!」

 

彼の心を感じない。まるで別人かのごとく。

 

「だが私に取って厄介な存在だよ!」

 

それでも…!アキアキに届けなきゃ…!

 

だけれど避けきれずどんどん被弾して

 

「マキナ、そろそろまずい…」

 

機体を操作しているレイレイから弱音が。

 

「レイレイ分かってる…でももう少し!キャァ…!?」

 

ビームブーメランが直撃、左腕部を切り落とされる。

 

よろけてしまった隙を対艦刀でトドメを刺そうとするアキアキ。

 

 

「これで…終わりにしよ…ん!?」

 

「させるかぁ…!」

 

牽制で放たれたレール弾そしてその先に

 

「……ハヤハヤ!」

 

ハヤハヤの乗ったフリーダムちゃんが。

そして

 

「あいつは…アキトは俺が!2人はカナメさん達に合流して下さい!」

 

「それじゃ駄目なの!今のアキアキは…!」

 

「俺が止める!」

 

ハヤハヤも聞いてくれない。このままじゃ…!

 

 

sideout

 

 

ハヤテside

 

互いにビームライフルを放ちながら一進一退の攻防が続く

 

「アキト!お前は俺が!」

 

「君も不幸な宿命だな、ハヤテ・インメルマン!」

 

「親父のことはもういいだろ!」

 

「違うな、父親だけじゃない!君自身もさ!」

 

「何を!」

 

「フレイア・ヴィオンとの過剰な共鳴関係、素質だけで言えば彼ら(SEEDを持つ者たち)をも超える力。ただ無論それがノーリスクだとは思っているまい!…そろそろ体調に変化が出ているんじゃないかな?」

 

その話はアキトにはしてねぇ…読んだのか?いや違う!

 

「てめぇ、アキトじゃないな!あいつはどこにいった!」

 

「やっと気が付いたようだね!だが!」

 

奴はそう言い放つとエクスカリバーを抜き放ち振りかぶる。

 

ビームサーベル2本でどうにか受け止めるも

 

「彼は、彼という思念はもういない!今の私は彼の身体を依代として操っているだけにすぎない!…死ねっ!」

 

 

…あいつがもういない…?その事実に加えて、このままじゃ死ぬ。そう思った瞬間フレイアの歌声しか聞こえなくなった。

 

sideout

 

アキト?side

 

 

追い詰めたはずのフリーダムが急に一回転し体制を崩させた。

 

急に彼の動きが良くなった。…暴走したな。

 

「うァァァァァァァァ!!」

 

サーベルを連結させハルバードモードに。

 

「まずいな、このままでは…。」

 

周囲を確認する。システムも暴走している。それに…彼女も覚醒したか。この体は捨てるとしよう

 

「…っ!」

 

sideout

 

 

マキナside

 

途中からフレフレとハヤハヤの同調率が明らかにおかしな事になって。システムも暴走して。

 

このままだとハヤハヤがアキアキを。

 

そう思った瞬間

 

「辞めて!ハヤハヤ!」

「マキナ!?」

 

 

私はレイレイを脱出させ突貫して間に入っていた。

私はどうなってもいい。

 

だけど、もう。

 

 

 

sideout

 

 

 

アキトside

 

…寒い。暗い。

 

そっか。俺は…死んだのか。そこに聞き覚えのある声

 

 

「まだ…終わってねぇだろ?」

 

ハイネか、俺は…。ずっと結局割り切れてなかったよ。

 

「いいんじゃないでしょうか?」

 

シェイミー…か。ごめんな…

 

「ばーか、謝られる筋合いはない。」

 

レイア、お前。何言って

 

「俺が死んだのは俺の不注意だ。」

 

「私たちが庇ったのは」「お前に生きていてほしかった。」

 

「お前は死に急ぎすぎなんだよ。」

 

ここまで3人が紡ぐ。そしてレイアが

 

「馬鹿ト、私は」

 

あの時聞けなかったその先を

 

「            」

 

 

なんだよ、もう…俺が…馬鹿じゃないか…。

 

「俺たちは俺たちで明日に進める、お前はお前の明日を―」

 

その言葉と共に意識が引っ張られる。そして

 

 

 

「辞めて!ハヤハヤ!」

 

目の前にフリーダムがビームサーベルを構え突貫。その間にマキナの機体が。

 

身体が動く。機体も動かせる!今度はもう誰も!

 

「危ない!」

 

マキナを弾き飛ばし。突き刺さるビームサーベル。そして放たれるパラエーナ。溶ける両腕とバックパック

 

だがなぁ!俺はレッグフライヤーを分離させ飛ばし、胸部CIWSで爆破。落下するフリーダム

 

そして同時に落下していく俺。ようやくちゃんと守れた…!これで俺も…少しは…。

 

 

sideout

 

マキナside

 

アキアキが機体から吹き飛ばされて落ちていく。どうにか受け止められるも

「アキアキ…戻ってきたんだよね。起きてよ…ねぇ。」

 

 

ほぼ同時期に遺跡は崩壊し戦闘も終わった。

 

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうでしたでしょうか。

この馬鹿野郎イベントしてもよかったんですけど…それだと結局シンの焼き直しなので
霊的空間の方がいいかなって…ゑ?これもシンとステラでやった…?
すみません…。

一先ず来年はもっと書けるように仕事がんばって時間的余裕を作りたいと思います。

次はきっとSEED劇場版の感想とか垂れ流したいと思ってます。

それでは次回救世主の名を持つGとヴァルキリー

MISSIONPHASE_33 EternalSong 終わらない争い



余談

劇場版SEEDのコンパスってさ、アキトのやってる事の下位互換では?(これ以上はいけない)

あと下手したらファウンデーションとこっちの議長の目的というか行動の結末というかかぶりそうな件


まぁいっか。

来年もよろしくお願いします。


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