オーバーロード”ツヴァイト” (神崎とし)
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プロローグ
小説を書いてみよう!と勢いで書き始めました
文才がなく未熟な私ですので、誤字、脱字、矛盾点がありましたらぜひ教えて頂けると幸いです!
基本、書籍に沿って物語は進んでいきますがこの小説には書かない場面もある予定です。また、かなりオリ主の要素が強くアインズ様の影が薄くなってしまうかもしれません、ご理解をいただければ嬉しいです。
さらに、ここが一番大事なのですが、当小説。オリ主で男性同士の表現が多々出てきます。苦手な方はお控えください。
西暦2138年。深刻な環境汚染により地上は荒れ果て、空はかつての清明さを失い、専用の防護マスクを使用しなければ外を歩けないほどに空気は荒んでいた。
汚染は環境だけにとどまることなく、政府は中身のない皮となり、弱者を守る法も従来の労働環境も民衆の心を砕き、一部の富裕層の肥やしとなっていた。
そんな現実世界にある娯楽の一つ、巨大複合企業によって発表された体感型ゲーム。
DMMO-RPG。サイバー技術とナノテクノロジーの粋を集結した脳内コンピュータ網--ニューロンナノインターフェイスと専用コンソールを連結させることでまるで実際にゲームの世界に入り込んだかのように遊べるゲームだ。
世界中の--現実世界から逃れたいという--人々の夢を疑似的に叶えてくれるこのゲームは爆発的人気を誇り、瞬く間に普及した。そして、そのDMMO-RPGの中に輝く一つのタイトルが存在する。
12年前に日本のメーカーが発表したこのゲームは当時のDMMO-RPGと比べて圧倒的な自由度を誇るものとしてDMMO-RPGを遊ぶ者たちから絶大な人気を得ていた。
しかし、人間の心のの移り変わりは無情なものである。
人々に愛されたユグドラシルの人気はもはや一昔前のもの。多くのプレイヤーが去っていった。
しかし、それは誰が悪いというものではない。ゲームという娯楽の避けられぬ宿命である。
「終わるんだな...」
ユグドラシル最終日までログインいていた兄弟が静かに会話をする。
「なんだ、悲しいのか?」
意地悪な笑みをうかべるのが、兄の方である。
「いや、そういうわけじゃない。」
ただ、と続けるように呟く。
「兄さんと、初めて周囲からの目を気にしないで過ごすことの出来た世界だったから」
ギルド≪
兄弟二人だけでギルドを運営しており、兄の方がハッキングを得意としていたことから、ウイルスにチート、バグなどを駆使しして他を寄せ付けない強さを誇っていた。
運営からは、アカウントの削除や警察への通報なども行っていたが、超弩級の天才さからアカウントの復活に、捕まらないように痕跡を見事に消すなどして運営を悩ましていた。
プレイヤー達からの反感も勿論多く、何度もギルドを探し出しては大勢のギルドで討伐を行っていたが、自身のパソコン自体にウイルスを撒かれアカウント自体がやられるなどといったことも数多くあった。
兄弟の方からは何もアクションを起こさなかったので、上位ギルドは自身のアカウントを守るため討伐組には回らず放置していた。
運営側もついには何も関与しなくなり、兄弟達は静かに皆の記憶から薄れていったが、ユグドラシルにおいてはかなり有名なギルドだった。
勿論、悪い方で。
「確かに、このゲームには色々と面白いこともしたしカイと過ごす時間もよかったな」
そう言う兄が時計に目をやると、このゲームのサービス終了時間まで残り数分を示していた。
「明日は朝早くから講座があったよな?起こしてやるからせっかくだし最後までやっていこうぜ」
「わかった。」
そして、この日
ユグドラシルのサービスは終了した。-----
------「ん?あれ?」
「に、兄さん!?」
2人はまだ、
この後、アインズ様と接触していきます!
さてさて、どうなるのやら。。。
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