気づいたら一歩だった (konya)
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前世からの経緯 転生?

昔から何かに真剣になった事がなかったが結果は残してきた。

 

真剣ではあったんだがクラブや部活以外の時間は遊んで無駄な時間を消費していたというのが正しいのだろう

 

県レベルの試合では勝てても全国では勝てない

 

小学校ではサッカーを中学校ではバスケを高校ではテニスを経験

 

結果を残しているといってもチームとしてでの結果で注目されるような存在ではなかった。

 

個人の結果がほしくてテニスを選択したが2年目で注目され期待されはじめた頃に世界レベルを体験する為に渡米し世界の壁の高さを確認でき経験を積むが練習中に膝のオーバーユース障害により手術をする事になり引退。

 

一流選手と同じコートに立つ資格を得たと思えるようになった所での怪我は自分がもうコートにもベンチにも立つ事が無いと思えた瞬間だった。

 

そこからは辛いリハビリ生活から運動をあきらめ大学卒業後にまともな企業に就職したら対抗企業が急成長して会社がブラック化し残業続きで疲れから風呂にも入らず泥のように眠った

 

今までの人生が走馬灯のように感じたと思ったら生まれ変わっていた

 

 

光を感じたと思ったら周囲から音が聞こえてくる

 

『■■■■■■■■』

 

目が見えないし何語で話してるのかもわからない

 

体も全然動かないし一体全体どうなってんだってばよ(困惑)

 

落ち着け、これは夢なんだ

 

こんな事あっていい訳がない

 

夢であってほしいと思うが誰かに抱かれている感じがする

 

必死に抵抗しても力がでない

 

あらん限りの力で必死に叫んだ

 

「□□□□□□□□□□□□」

 

上手く喋れない、頭も回らない気がする

 

人間だよね?変な生物じゃないよね?

 

これは異世界転生とかいうやべーやつなんじゃないか?

 

どこかの魔法を使うお兄様や某MMOの髑髏が転移してきたりするパターンか?海賊王とかいないよな?スタンドとかロボットも勘弁してほしいぜ(汗)

 

転生ってなんだよ(怒)そもそも人間かもわからないし

 

そもそも何処に生まれたんだ?惑星ベジータとかないよね?

 

地球の日本の文明基準で昭和未満の環境なら俺は生きていける自信がない。

 

あってはならないこんな事!圧倒的不条理!

 

あらん限りの力を使って叫んで叫んで叫んだ

 

「□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□」

 

もう駄目だ、力がでない

 

こんなに一生懸命になった事は今までになかった。

 

短い時間だったが俺にとってはそれほどに濃密な時間だった

 

死ぬのか、寝るのか、夢から覚めるのか、力を使い果たして俺は意識を手放した。

 

 

「おめでとうございます!こんなに大きな声で鳴く子は初めてですよ」

 

「これが、これが私の…私達の子」

 

「そうだな、こんなに元気な子が俺達の一歩」

 

「そうね、一歩一歩着実に成長してくれる事を願って名付けた私達の子よ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




文才がないので落書きと思って流し読みしてくれればと思います。
書いてみましたが雑に書いてみると本文1000字~が思ってたより長く感じました。


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試行錯誤と疑心暗鬼と答え合わせ

とりあえず続けた


目が見える様になり、声が聞こえるようになり、喋ることができる様になり、食事ができるようになった。

 

どうやら俺の名前は一歩というらしい。

 

名前の由来を聞かされた時は、過度なトレーニングで自滅した俺には効いた。

 

今まで異世界か外国語だと思っていたのは、認識できていなかっただけで日本語だったようだ

 

肉体に精神がひっぱられているのか感情が豊かで制御ができない、親の愛情を凄く感じて満たされている自分がいる。

 

前世では膝の故障から家族間の会話がどこかぎこちなくなり、友人関係も一線をひいた様な関係になっていて社会に出てからは一人暮らしを選択して残業による残業で連絡も取らなくなり自分の事しか考えなくなっていた。

 

前世に帰りたいかと言われれば答えは否

 

心残りがあるとすれば両親の事だが俺とは距離感ができたものの

夫婦仲は良かったはずだ。

 

前世でできなかった恩返しを、今世の親に返したいと思える程には気持ちを整理する年月は経過している。

 

会話しても自動翻訳されているかの様に、子供らしい会話や仕草になり

 

某骨の人を思い出して体が震えたなぁ(遠い目)

 

目が見えない頃は、とにかく五感で感じとれる物を必死で模索していた

 

転生なんていう不思議体験をしている身としては、何があっても不思議ではない

 

目が見えるようになったら動体視力を鍛えた

 

DVA動体視力(横方向または上下方向に動くものを見る力)

 

DVA動体視力が良いという場合、動いているものに対する予測が正確で、予測した地点への目線の移動が早ければ、高速で動くものも正しく認識することができるらしい

 

KVA動体視力 (近づいてくるモノを正確に見る能力)

 

目のレンズである水晶体の反応速度が重要になり、水晶体のピント調整をいかに素早くできるかで、前後に動くものを正確に認識することができるかが決まってくるらしい

 

テニスでプロになろうとした時にアメリカで教わった知識だ。

 

おかげで首がすわっていないにも関わらず、日光を浴びなければ見えないような埃は数が膨大だが、目で追えるだけの数は集中して目で追った。

視界に入った蚊は体は追いつかないが保護色に紛れても見失わないレベルまで鍛えられた。

 

行動するまでの3つのプロセス

 

「見る」⇒「判断」⇒「動作」

 

反射神経が良いと言われているのは、この3つのプロセスのうち見てから判断するまでに要する時間が短いため、脳の判断や指令を待たずに無意識に動いているかのように素早く行われる動きらしい。

 

動体視力を鍛えることで、モノを素早く正確に見ることができるようになり、判断に必要な情報が素早く伝わるため、動きをスピーディーに整えていくことができるようになると前世で教わった。

 

体が動く様になってからは、赤子の体の柔らかさに驚いた。

 

一度怪我をしている身としては、柔軟性や体の関節の可動域の重要性を十二分に理解している為、この体が宝物の様に感じられた。

 

この世界がどういった世界かを理解するまで

それはもう酷い中二病の様な体験をいくつも経験した物だ

 

海が近く、潮の香りがするだけで、魔法があるかないか、現地が沖縄かどうか、海賊なんて物騒な存在もいないと知った時はどれ程安心したものか(笑)

 

歴史もアメリカに敗戦した経緯もあるらしく、怪異や異種族なんて物も存在しない。

 

前世と同じく普通な日本だと思っていた。

 

そうなんです、思っていたなんですよ(泣)

 

今まで名前でしか呼ばれていなかった事もあり、異世界を警戒しすぎていて自分の苗字に全く警戒していなかった。

 

俺の苗字は幕之内だった。

 

灯台下暗し、俺が疑心暗鬼になりすぎていなければ、すぐに気づけていた事

 

どうやら某ボクシング漫画の世界の主人公になっているらしい

 

2chにスレたてようかなぁ(現実逃避)

 

このままじゃ駄目だ

 

俺に愛情を注いでくれている両親を失いたくない

 

はじめの一歩の原作知識はあるけども、父親が亡くなる時期なんてわからない。

 

好きな漫画で、細かい描写や主な登場人物の特徴は覚えているのに、明確な時期がわからない

 

思い出して連想させられるのは

一歩が小学生か中学生の頃からボクシングを始めるまで、いじめられていた事と、小さいながらもハッキリとした意思を持って、堤防で父親の帰りを待っていた描写がきっと関係しているだろう。

 

原因は台風なのか?海が荒れていて漁師仲間で商売敵?友人なのか知人なのかわからないが人助けをして亡くなる話だったはずだ

 

原作ブレイク?ボクシング?関係無いね

 

俺の夢は決まった!

リカルドマルチネスを倒して、記録を塗り替えて、釣り船幕之内を有名にしてやる。

 

こっちは某墳墓に情報源として体の中を喰われて回復されての死が褒美とかいうブラック企業に永久就職まで想定していたんだ

 

ボクシング経験はないが体の鍛え方はわかる。

ただ原作の一歩は不器用だけど、誰よりも地味な練習をひたすら繰り返してのボクシング馬鹿で、パンチドランカーになったんだったか疑惑だったかになって、トレーナーになるんだったかな?

 

俺の高校のテニスにかけた熱量と怪我が似てる様で似ていない。

俺は怪我でリハビリまでして復帰はしようと考えていたが、周りとのレベルに差が付きすぎていて、テニスとはきっぱり縁を切ったが、一歩はトレーナーになった。

 

推測だが、伊達さんとのタイトルマッチでパンチドランカーになっていたら一歩もボクシングからは縁を切るかはわからないが諦めがついていたと思う。

 

敗戦を糧にして、タイトルを取って、仲間の信頼を一身に背負って、どんどんボクシング脳になっていっていた気がする。

 

前世で2020年まで生きてきて今世では1973年生まれ

アドバンテージは十二分にあるし情報もある

 

ただボクシングの経験はないが、情報では知っている。

 

テニスのサーブは200キロもの速度だが、ボクシングのパンチの速度は40~50キロで、誰かが噂でアイツなら60キロでるんじゃないか?とかいうレベルだったはずだ。

 

テニスのサーブは速度が速いが、予備動作があり、予測が立てられて、距離もある。

 

ボクシングのパンチは予備動作が少なく、相手との距離も近くて、早いパンチだと体感で0.0?秒とかそんな数値だった気がする。

 

どっちも技術が高まれば高まるほどに、予備動作が少なくなり、予測がしづらいというのは同じだが、条件やリスクが違いすぎる。

 

テニスは試合時間での単純なスタミナ量では、減量もしないで済むので、自分でスタミナをコントロールして、勝負どころでスタミナや筋肉を酷使して勝負を仕掛けたりするが、怪我で引退はあっても、死なんてものは無いと思うがボクシングは違う。

 

鍛えてきたスタミナや筋肉を酷使して、勝負を仕掛けたりするのは似ているが、一発のパンチが原因で、相手のスタミナも気力も選手生命、最悪は障害や死まで想定しなければならないハードなスポーツだ。

 

父親の死亡フラグ回避、これすらもできないようじゃ不敗神話伝説のリカルド攻略なんて夢のまた夢になるだろう。

 

俺もこの愛情を注いでくれる両親に命を賭けてでも助けて原作ブレイクしてみせる。

 

まずはそれが俺のはじめの大きくて大切な一歩になるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




書きたい事を書いてみたけどどうもパッとしないしこれでいいのか?と思う

筆者が膝を怪我をしたのと結果を残したのは本当なんですが原因は全く違います。

中学の1年の頃に柔道で軽量級の県大会ベスト4まで行ったのですが市大会より上で県大会より下の一定地域内での無差別級での大会で偶然実力のある重量級の選手と試合をして投げられたのですが負けたくなくてポイントを取られないように受身も取らずに体を捻って右膝の一点で重量級の巻き込みの投げを喰らって膝の半月板損傷で足がロックされた様になり曲がらなくなり無理やり曲げても足を戻す動作の時に同じ場所でロックがかかり痛みも伴い手術してリタイアしました。

当時はリハビリとか色々と投げやりになっており治ったと思っていたのがたった一回の踏ん張りで痛みが伴う事が即発覚して帰宅部になりながらも一緒の部活の同期の人には中学の間だけですが応援とサポートをしておりました。


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単純に考えればなんとかなる?

色々と整理して考えてみても情報と武器が足らない

 

携帯なんてものもないし家の電話は黒電話だ。

 

今までは「お父さん」「お母さん」としか呼んでいなかったが

 

父の名前が一男 母の名前が寛子だった

 

家の稼業はまだ釣り船屋ではなく漁師をしているらしい。

 

偶然眠らない夜があって夫婦の会話を聞いてみると

 

漁師は仕事で何日も帰ってこないなんて事もあるらしく

儲かるかはわからないけど、これからは釣り船屋としてやっていこうと話合っていた。

 

あれから試行錯誤して、色々な船に乗せてもらって、浮き輪を置く程度の事しかできなかった。

 

それにしても父さんはどうみても強い(汗)

 

思いっきりじゃれあうつもりで、いきなり飛び掛っても、あっさり肩の上に乗せられて相手にもされていない。

 

原作の一歩同様に、足腰が異常に強いのだろう

 

大きな木が根付いている様に感じられて、体勢を崩すことができなかった。

 

とりあえず父さんを驚かせる事を第一の目標にしよう

 

俺にいたっては、あまり正座をせずに、柔軟しながら、ふくらはぎを鍛えている、ふくらはぎの筋肉があると膝への負担が減るというのは覚えているが、年齢と共に思い出せるのか前世で大事にしていた知識しか思い出せない、これも転生による弊害か?膝にも筋肉があってその辺りのバランスは思い出せないが万が一を考えて、違和感や筋が伸びているのを感じる程度にしか鍛えていない、日常生活で体の筋肉の使い方と、どこの筋肉が使われているのかを確認しながら生活している

 

本来なら体が柔らかく体重が軽い内に低い位置にロープでも吊って、その上を揺らしてもらいながらバランス感覚を鍛えたいが、子供のやる事でもないので木登りをして太い枝に飛びついたりしている。

 

そんなある日

 

事の発端らしき事件の兆候らしいものが訪れた

 

父親が帰ってきた。

 

「寛子!一歩ぉっ!!」

 

「見ろっこの船を!!」

 

「すごい!これ父さんの船なの!?」

 

「わははっそうだ!新品だ」

 

「帽子もな!」

 

そういうと優しい手付きで僕の頭に帽子を置いてくれた

 

「海に出るとなかなか帰ってこれねえからな 漁師は次回で終わりだ」

 

「一歩が弱っちいからよ、一緒にいる時間長くして鍛えてやんねえとな」

 

「これからいつも家にいるの?やったぁ!!」

 

素直に嬉しいと思う俺と、間違いなくこれが最後の漁になるだろうという俺の予感があった。

 

「釣り船屋ってのも儲かるかどうかわからねえけど、サラリーマンってガラじゃねえし」

 

「やっぱりオレは海から離れられねえし」

 

「協力するわ」

 

「僕もお手伝いする」

 

このまま出航させると間違いなく後悔する事になると思う。

 

「んー、今日は遠泳に出ると荒れるかもしれねえなぁ」

 

「気をつけてね」

 

「最後のお勤めだからな 大漁で帰ってくるぜ!!」

 

俺ははじめて両親に対して意見を言った

 

「お父さん、お母さん、海は間違いなく荒れる!!」

 

「わかるんだ、僕、海を空や風を毎日感じていて、今日はとても嫌な予感がする」

 

「今回の遠征だけでもいいから少し短い遠征距離にしてよ!」

 

俺は泣きながら必死に説得した。

 

「これから新しい釣り船幕ノ内を始めるのに、お父さんが万が一いなくなっちゃったら、僕もお母さんも…グスっ」

 

「それに僕は父さんを尊敬しているけど、同時に追いついて、いつか越えたいと思ってる!」

 

「それに僕にはもう一つ夢ができたんだ、まだ形になってないけど、釣り船幕ノ内を有名にして見せる!」

 

「俺は一歩の事を子供だと思っていたが、ちゃんとした考えをもっていて、思ってたよりしっかりしているんだな」

 

「そうね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どこかで話を進めないと原作までが遠い(遠い目)


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結果とこれからの事

僕が一番気にかけていた時がついにきてしまった。

 

父はすでに出航しておりすでに4日経過している。

 

「父さんいつ帰ってくるの?」

 

「一歩がイイ子にしていればすぐに帰ってくるわよ」

 

この天気、きっと大時化になってる、なんだが胸騒ぎがするわ

 

「お母さん!大丈夫だよ、きっとお父さんは帰ってくる」

 

「そうね」

 

4日経過

 

父さんの釣り仲間が帰ってきた、その中に父さんの姿はなかった。

 

あまり奥まで漁業には出なかった様だが、原作通りに人助けをして行方知れずという

 

5日目

 

母さんも薄々気づいているんだろう、もう父が帰ってこないという事を…

 

でも僕には何故が父さんが帰ってくる気がした。

 

歴史の修正力とでもいうべきか 僕は父の帰りを待ち続けた。

 

その間、母を含め、釣り仲間の人達にも随分痛々しく見られていただろう

 

釣り仲間の人に巻き結び、モヤイ結びを教えてもらった。

 

 

6日目

 

父さんに呼ばれた気がした。

 

堤防に急いでいくと、浮き輪の上に帽子を被った父さんが浮いていた

 

僕は服を脱ぐと、浮き輪を持って、急いで父さんの元へと泳いだ。

 

正直海を舐めていた、体ができあがっていたならば、普通に泳げただろうが距離がなかなか縮まらない。

 

それでも必死に泳いで、堤防へと泳いで戻ると心配して見に来たのか母さんがいた。

 

すぐに救急車を呼んで病院に搬送されたが、思ったよりも水も飲んでおらず無事に退院できた。

 

母さんは大泣きしていて、父さんは居心地が悪そうだった、普通なら反省をこめてもっと心配されろと思うのだろうが

僕までも一緒になって大泣きした。

 

もう完全に幕ノ内一歩になりきって いや成っているんだろう、大切にしようとは思っていたが、もう完全に家族としか思えない。

 

それにしても僕の父親はとんでもない人物なのかもしれない、2,3日とはいえ漂流して帰ってくるなんてスペックは鷹村さん並かな?(震え)

 

退院から帰ってくると、まるで英雄が帰ってきたような騒ぎになっていた。

 

船は無くなっていたが、漁師仲間達の命の恩人という事もあって、船の資金は思っていたより安く済んだようだ

 

ただ母さんが今回の事が心配で、父さん一人で海に出るのは反対らしく、船舶免許を取って一緒に仕事をすると言いはじめた。

 

父さんは思う事があったのか、母さんの謎の圧力に負けたのか

いつもの堂々とした姿ではなく

なんというか、尻に敷かれているようにみえた。

 

そういえば父さんが「一歩は弱っちいから鍛えてやらねえとな」とか言ってた気がするけど

 

きっとこの父さんのトレーニングは悪い様にはならない気がした

 

家庭の事情を抜きに考えれば、あとはボクサーとしての体の鍛え方と、パンチの握り方と打ち方、あとは拳の硬さかなぁ…素手で杭を打ちこんでた人も居たもんなぁ(遠い目)

 

パンチに目を慣らす対策方法はすでに考えている。

ただ効率的かどうかまではわからないから試行錯誤していくしかない

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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原作ブレイクの影響を考える

釣り船幕ノ内が始まり

 

僕も一緒に仕事に付いて行って仕事を少し手伝っているつもりだ

 

父さんは平気な顔をしてクーラーボックスを大量に運んでいるが

 

僕には無理で2個が限界だったので体のどの部位に負荷がかかるのか

 

色々な持ち方をして両手で1個のクーラーボックスを運んでいる

 

そもそも身長が足りないので両手で持たざるをえない

 

船内では父さんが母さんに色々教えてもらっているのを僕も一緒に聞いている

 

船に乗っていると一歩の下半身が強くなっていた理由がよくわかる

 

父親が存命しているから僕の仕事量が減る事になるのか?

成長期に無理をしたり上半身or下半身のみを過度に鍛えるといった行為は駄目だと聞いた事があるがこの仕事は平衡感覚まで鍛えられるうえにバランスよく鍛えられている気がする。

 

全てをトレーニングだと思って自分でもう駄目だと思う一歩手前でやめてストレッチも入念にしている。

 

まだ本格的にトレーニングをはじめるには早いと思うし仕事の手伝いと家で父さんに構ってもらってるだけで充分すぎる程運動できている

 

ゲームには興味がないし健康で健全な生活ができていると思う。

 

それでもどこか体がうずうずしてきて落ち着かない

学校での勉強は簡単すぎて時間を持て余してしまうから周辺視野のトレーニングをやってみた。

 

ダブルリフトトレーニングというのがあって授業中に消しゴムをちぎってやっていたら先生に怒られた、プリントを早く解いて一人でやっていたので周りの生徒は怒られている理由はわかっていないだろう、怒られてからは学校の登下校の時に石を拾ってやっている。

 

周囲の目があるから人が多い所ではやらないけどね(笑)

 

動体視力のトレーニングも忘れずにしているがこちらは周囲の目も気にせずに通過する車の色や形、ナンバープレートを瞬時に目で追ってを繰り返している。

 

とんでもなく集中力を使って前方不注意で人とぶつかった事もあった。

 

たまに電車が通過するのを目で追うがどんな人が乗っているのかがわかる。

 

自分が幕ノ内一歩だと気づくまで徹底して周囲に気を配って動体視力を鍛えていたのが良い結果として実感できる。

 

動体視力を鍛えるのは癖というか生活の一部に溶け込んでいて鍛えるのをやめろと言われるのが無茶だと思えるくらいになっている。

 

この時代は鳥やとんぼにバッタや野良猫など前世の都内では見られなかったものがたくさんいて良い観察対象になる。

 

周辺視野トレーニングに関していえばはっきり覚えていないが一日15分程度を週に何度かすればよかったはずだ。

曖昧だが無理をしない範囲で登下校の間だけでもやっておこうと思う。

 

ナンバータッチトレーニングもしてみたいがこの時代のこの年齢でやっていたら変質者の様な目でみられるだろう

そもそも理解してもらえるのかすら疑問だ。

 

冷蔵庫にでもマグネットを貼り付けてやればこの小さな体では充分だと思うが両親に心配されてしまうだろう

 

体の方は絶好調といえるだろうけど心配する事もある

 

原作の一歩は父親がいない事を理由に成長期に無茶な事をして身長が止まってフェザー級がベストな体になっていたかどうかが気になって何度も何度も考えてしまう。

 

こちらでは父親に対抗して仕事も手伝っているし運動もしているが成長を阻害する程に筋肉を酷使していない

 

最悪に最悪を想定すると相手は鷹村さんになるのか?(困惑)

 

さすがに同一人物でそこまで体つきは変わらないだろう

 

フェザー級にこだわる必要は今の所まったくないが鷹村さんだけは駄目だ

 

落ち着け、落ち着いて考えるんだ

伝説のリカルドと伝説を作る鷹村、この先この体がどう成長するかわからないが世界を目指すからには相手がどちらでも倒せるイメージだけはしておこう。

 

熊を倒す鷹村さんにだって勝たなきゃいけないんだ(震え)

 

すでに原作ブレイクしているし僕が幕ノ内一歩として誕生してしまったからには全部ぶっ倒していくしかない。

 

まだボクシング脳ではないがボクシングをする事を前提として体を鍛えているし原作の一歩とはスタート位置が違いすぎる

 

生まれた頃から危機意識を持って育ってきているんだ

 

誰にも見られていない所でこっそり土や木なんかを殴って無理をしない程度に拳も作っている

 

ボクシングをするという事をおそらくこの世界の誰よりも早く意識している

 

とりあえずはお小遣いを貰えるようになってからボクシング雑誌を買って親にアピールしておこう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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準備

釣り船屋の朝は早い

 

毎朝6時には起床しているんじゃないだろうか?

 

学校に行くまでには父親の姿は無い

 

我が家の朝食はだいたい7時に食べるが父はいない事もある

 

朝の仕事の手伝いも積極的に楽しんでやっているのだが親の面子というのかもっと自由に遊んできてほしいという雰囲気を感じる事がある

 

思い返してみると学校の休みの日にも仕事をトレーニングの一環として喜んでする子供なんていないだろうと今さら気づかされた(うっかり)

 

「無理はしなくていいんだぞ」と何度か言われた事があるが本当に楽しんでやっているのだからどうしようもない

 

最初の頃は心配されていたが自主的に何度も楽しそうに参加していれば両親にも納得されたと思う…思いたい

 

最近では何も言われなくなっているし親子3人で楽しんで仕事できていると思う

 

こればっかりは自分の感性に任せるしかない

 

子供を育てた事もないし親の立場になって考えた事もないので

それぞれ思う事はあっても家族間は良好なのでなるようにしかならないだろう

 

うちには定休日という日はなく予約の状況や天候なんかで休んでいるのだと思われる

 

休みの日に家族で何処かに行こうという話になりバッティングセンターに遊びにいった

 

球速は130までしかないようだった

 

今日の目標は打倒父さんだ

 

バットの握り方から教わり父さんから打席に入った

 

僕は軽く素振りをするがこの体にはバットが大きく感じられる

 

「見とけよ一歩ぉ」

 

父さんが130キロの球にフルスイングするも見事に空振り

 

これには僕も母さんも苦笑いだ

 

ただバットを振った風切り音が凄かった

 

2球、3球とどんどんバットと球が噛みあっていくのを感じる

 

4球目から10球目までは全部当てて精度もヒットの当りも良くなって最後は間違いなくホームランだった

 

後半のバットの芯で打てたように見えた球は弾丸のように見えた

 

なんだこの父さんは化け物かな?

 

「どうだ一歩!」

 

嬉しそうに夫婦で笑顔でこちらを見てくる

 

「凄いよ父さん、最後のは絶対ホームランだった!」

 

「がっはっは、一歩も男ならこのくらいやってみせろ」

 

「やってみるよ、父さん」

 

母さんは心配そうに見てるが今の自分の状態を確かめられる絶好の機会だ

 

何か言われて緩い球の打席に立たされる前に父さんがさっきまでいた打席に立って130キロを選択した

 

深呼吸してから一球目に合わせてバットをフルスイング

 

球に縫われている糸は視えないが線で色と模様が視えるが空振り

 

前世で200キロに反応しようとしてたのを考えるとぬるいが体とバットの大きさが噛みあわない

 

球に当てた数だけは父さんと同じだったが打球とヒット性の当りは雲泥の差だったが手ごたえは感じとれた

 

「どうだった?」

 

笑顔で両親へと振り向けば父さんは満足したような笑顔だったが母さんの笑顔が怖かった

 

その後は母さんと一緒に緩い球を10球ずつ打って

 

父さんは130キロの球を打って店を出た

 

強いのは父さんだが怖いのは母さん、勉強になった

 

帰りに本屋さんに寄ってボクシングの本をねだって買ってもらった。

 

少し無理のある買い方になったがボクシングに興味を持っていると思ってもらえれば充分だ。

 

これでそれっぽい動きをこれからやっても大丈夫だろう

 

珍しく家族揃って外食してると母さんが質問してきた

 

「一歩はボクシングに興味があるの?」

 

僕としてはさりげなく少しずつ興味があると思わせていこうと思ってたので真顔になってしまった

 

「うんっ、何て言えばいいのかわからないけどカッコ良いって思えた」

 

「そう…」

 

「がっはっは、一歩も男らしくなってきたじゃねえか」

 

「父さんもかっこいいけど僕も強くてかっこよくなりたいんだ」

 

父さんは嬉しそうだったけど母さんは難しい顔をしていた

 

家に帰ってからは日課のストレッチ、ストレッチが趣味みたいになってる自分がいる

 

ほんの数秒だけ首でブリッジしてから普通のブリッジに移行した時にそのまま立ち上がれる気がしたのでやってみたら立てた

 

脳裏にブライアンホークのパンチがチラついて慎重に軽く仰け反って試してみたがつま先から膝にかけての負荷が思ってたよりかかる

 

足裏の内側 親指より踵に重心が

 

ふくらはぎを鍛えないと膝を痛めるだろう

 

軽く仰け反ってパンチともよべないパンチもどきでも難しさがわかる

 

これを習得できれば日本レベルなら充分通用して世界でも奇策としては通用すると思う

 

初見の鷹村さんも1試合で攻略した技だが鷹村さん以外には攻略されていなかったのか?

 

どんな技でも使い方と使い手しだいだ

 

悪い見本が鷹村さんのよそ見だ 

 

デンプシーロールも注目されて対策されてからはチーズチャンピオンと例えられる程に欠点だらけだった

 

伊達さんの首捻りもカウンターを狙われたりする

 

この仰け反りパンチを使える物にしたいと心が熱くなってくるが前世の経験が今無理をすれば体に爆弾を抱えそうな気がすると危険を知らせてくる

 

心を落ち着かせてゆっくりストレッチをする

 

今日バットを20回フルスイング+おまけをしただけでいつもとは違うストレッチの感覚がする

 

この体と知識と環境は自分でもずるいと思う

 

この時代では栄養学とかスポーツ理論なんてものより根性論だろう

 

栄養学は詳しくないがプロテインやサプリに期待できない環境で新鮮な魚介類メインの食卓っていうのも強みだ

 

アミノ酸とかそのあたりの詳しい事はさっぱりわからないがたんぱく質とミネラルが得られるのが大きい

 

栄養学は母さんに丸投げしよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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ボクシング脳

10歳になった

 

ボクシングの本を買ってから毎月購入する様になって

 

今では僕の影響も少しはあるのか父さんが買ってきてくれるようになっている

 

テレビでも稀にボクシングの試合があると父さんと一緒に盛り上がる事があるが母さんは何がおもしろいのかさっぱりという感じだ。

 

父さんと一緒にボクシングもどきのマスボクシングをやっている程度なら良かったのだが僕がもっと本格的にやりたくなって

ゴーグルを付けて安全にするからタオルで鞭みたいに顔を打ってもらうまでエスカレートした時だった

 

最初の頃はよかったのだが僕が怪我をせずに喜んでやっているのを見て

父さんも少しずつノリノリになってタオルを強くしなられせ結構本気で打ち込んだんだと思う

 

顔に当ってミミズ腫れみたいな痣ができて母さんが怒った

 

怒った母さんはそれはもう怖かった

 

「何てことをしてるの!」

 

と鬼気せまる勢いでやってきて

 

母さんが父さんのタオルを奪うと父さんにタオルをしならせて叩いた

 

親子揃って母さんの前で正座して二人揃ってミミズ腫れの痣ができた

 

家の中で一番強いのは母さんだった

 

反省はしているが後悔はしていない

 

僕は発展系でゴムチューブでも結びつけて伸びるパンチ対策を考えていたからだ

 

もちろん怖くて口にはだしていない

 

練習は続けたかったのでタオルを軽くならと必死に懇願して一応許可はもらえたがしばらくは様子見だ

 

言わずとも父さんもしばらくは強く打ってこないだろう

 

ボクシングといえば現フェザー級チャンプは伊達さんだった

 

本でしか見た事がなかったが実際に見るとイメージと全然違ってみえた

 

感想は勢いに乗ってて普通に強いだ

 

イメージではもっと凄みもあって巧さを感じさせるボクサーだ

 

そういえばリカルド戦で天狗の鼻を折られた気分だったとかなんとかいう描写が書かれていた気がする

 

普通に強いとかいう評価をする僕も天狗になっているのだろうとは思うが早く大人になって挑戦したいと血が滾る

 

学校では体育の授業以外は本当に退屈だ

 

椅子に座りながらも足の親指を軸にしてつま先で内に外にと体の動かし方をチェックしている

 

体育の授業では壁を使って三点倒立をしたのだがどうもこれをすると肩に変な筋肉ができそうな気がする

 

学校では体育の授業以外では余り喋らない優等生というイメージなのかな?自分ではそういう生徒のつもりだ

 

この体に転生特典なんて物があるとすれば前世の知識と体に精神年齢がひっぱられて歳相応の喋り方ができる自動変換だと思う

 

もし僕の他に不思議体験をしている人がいてそれが同じ階級のボクサーなら恐ろしいと思うがこんな修羅の道に進む不思議体験者なんていないと思う

 

僕は後悔してないが実際2歳の頃に海に飛び込んだ時に死んでてもおかしくなかった

 

前世と比較しておかしいと感じるのは2歳児がしっかりとした意思を持って喋れるのかと疑問に思う

 

前世では2歳の記憶など一切覚えてないのでわからないがそんな子はいなかったはずだ

 

きっとこの世界では普通なんだろう

なんでも前世と比較して考える癖はやめよう

 

前世の常識で考えると千堂さんを筆頭に考えて日常的に暴力を振るう鷹村さんはチャンピオンにはなれないだろう

 

あぁ 早くボクシングをやりたいなぁ…

 

 

 

 

 



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いじめの原因?

11歳の誕生日プレゼントにはヘッドギアを買ってもらえた

 

これで父さんとのトレーニングを捗るはずだ

父さんは手の空いてる時なんかに僕の相手をしてくれる唯一のトレーナーの用に思えてきた

 

実践的なトレーニングは父さんしかしてもらえる相手がいない

週に何度か朝食前に10分程、運が良い日は休日でも相手をしてもらえる

 

家族仲は良好で僕と父さんが家の中でボクシングの試合を見た後に興奮してドタドタしてると母さんのタオルが振るわれるようになっただけだ

 

初めて母さんがタオルを振るってから

僕と父さんが遊んでいると何度か振るわれるようになって

制裁対象者には僕も含まれるようになったのだが周辺視野トレーニングを欠かさずコツコツしていた僕は最近になって母さんがタオルを取る前に冷静になることができ僕だけタオルで打たれなくなった

 

これも日々の努力の賜物だ

 

タオルだから当然鞭のようにシナるわけで素人が振っても並のボクサーのパンチ程度の速さはある

僕が進化しているように母さんのタオル打ちも進化している

母さんのタオルはスナッピーなパンチを受けた後のように一発で腫れる

 

母さんには目に当った際の危険性を教えているのでゴーグルを付けていない時は顔は狙われないはずだ と思う

 

あのタオルに水分が含まれる事があれば冗談では済まなくなってくる

 

まぁその時がくればその時に対処すればいいさ

ヘッドギアもゴーグルも揃った僕には通用しないよ?母さん(震え)

 

11歳の夏に一歩のいじめの原因になった可能性がある事件が起こった

 

学校のプールでみんなで着替えている時にある一人の生徒から広まった

 

「なんだアレ汚い」

「うわ、大きい」

「なんかグロい」

「先生のより大きい」

 

最近ボクシングの事しか考えてなかったから忘れていたが

この頃から僕はヘビー級の片鱗を見せていた

 

やけに騒ぎ立てる一人を捕まえて壁ドンならぬロッカードンをした

 

熱くなってロッカーを殴る所だった

 

「おまえのせいでみんな騒ぎ出したじゃねーか!」

 

「知らねぇよ、おまえがそんなもん見せるからだろ!」

 

子供の喧嘩だ、ちょっとくらい軽く殴ってみても大丈夫だろ

騒ぎの元凶に一発 うん 自分でも納得のいく理由だった

記念すべき一人目の名前は覚えておこう

 

「おまえ、名前は?」

 

「な、なんだよおまえ 俺の名前も知らないのかよ」

 

空いてる手で逃げ道を封じるように圧をかけてロッカードンをする

 

「いいから答えろ」

 

「う、梅沢だ」

 

「は?」

 

一瞬頭が真っ白になった

梅沢って原作キャラじゃなかったっけ?

まだ全然ヤンキーっぽさはないけどあの梅沢?

梅沢君なのかな?

 

「梅沢だって言ったじゃねーか幕ノ内!」

 

「う、うん 下の名前は?」

 

「正彦だよ!クラスメイトの名前くらい覚えとけよ」

 

おもわず出てきた名前に軽くボディを入れてしまった

 

目の前でボディをもらって悶絶してるのがあの梅沢君?

 

「悪かった、でも梅沢君も僕の事を悪く言ったからこれでお相子ね」

 

悶絶している梅沢君に手を差しだす

 

「僕の事は呼び捨てで一歩でいいよ」

 

爽やかな笑顔で差し出した僕の手を払って殴りかかってこようとする梅沢君

殴られる前に殴ろうとしていた肩を手で抑える僕

 

呆然とする梅沢君と騒ぎ出すクラスメイト

 

すぐに先生に呼び出されて二人揃って叱られて

お互いに悪かった事を謝り保護者に連絡されるという事態は避けられた

 

子供の喧嘩だ、一度話しあえばすぐ仲良くなれた。

 

梅沢君にはボディはともかく何で肩を抑えられたのか聞かれたので

内緒の話でプロボクサーになるのが夢で練習している事を教えた

プロボクサーになれなかったら恥ずかしいから絶対に秘密という事を念を押して教えたらブンブン首を縦に振ってキラキラした目で僕の事を見てきた

 

記念すべき一人目は僕の初めてできた友達第一号になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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今後について悩む

小学校卒業も近くなってきた冬に成績が良かったので家族会議の用なのが行なわれたが

 

「釣り船屋を継いでボクシングできればいいから近所がいい」って言ってやった

 

父親は笑顔だが母さんは進学先に小言を言いつつも聞いて損したと思ってそうな顔をしていた

 

母さんの中での僕に対してのイメージが気になる

脳筋だとでも思っているのかな?

今までの行動を思い返してみると

早起きして仕事の手伝いをして空いてる時間に体の動かし方を確かめて色々して父さんとボクシングごっこ(本人は真剣)

学校は無遅刻無欠席で成績良好、ほぼ真っ直ぐ家に帰って仕事の手伝い

父さんが仕事で出ている時に母さんがいる時は柔軟体操を手伝ってもらったり木に登って心配かけた事があったくらいか?

元気が有り余って走り回っているくらいだ。

 

いや、母さんと買い物に行った時に近くを舞っていた葉にジャブをした事があったな

 

最近では父さんとノリノリでやっているので感覚が麻痺しているのかもしれない

 

少し野人っぽく見られていてもおかしくはない

 

この世界でボクシングをやると決めたからにはこれくらいやっておかないと駄目なんだ

 

学校で思い出したが50m走を計った時のタイムが6.9秒だった(困惑)

クラスメイトが交代でタイムを計っていてタイムを計ったのが最近仲良くなった梅沢君だったので騒ぎにならなかった

 

ボクシングの練習をやっていたと思っていたといつから錯覚していた?と一瞬困惑した

 

自分でも体育祭のリレーをした時にぶっちぎりで速かったのでそこそこのタイムは出ると思っていたがこんなタイムが出るなんて思ってなかった。

 

梅沢君とは何度か一緒に遊んだ事がある

 

河川敷の傾斜でダンボールで滑って遊んだ時は思っていたよりスピードがでて驚いた、楽しくて何度も滑った

 

途中からダンボールの上に立ったまま滑って僕は楽しんだうえでトレーニングをしていたけどね

 

真似をした梅沢君はゴロゴロ転がっていてお互いに笑い合った

 

梅沢君が秘密基地にしようと廃墟の様な空きビルを見つけてきた時は少しビクビクしながら一緒に侵入したが怖い不良の人がこんな所にきそうだと言って拒否した

 

実は拒否した僕はたまに一人でこっそりと新しいトレーニングをしている

 

スーパーボールを壁に思い切り投げて目で追ったりパンチを合わせようとしたり避ける練習もした

 

難易度が高すぎて追いつけない

 

コンクリートの掃除されていない部屋だから

どこにボールが跳ね返ってくるか予想がつかない

 

このトレーニングは凄く勉強になるが

時代が時代なので不良なんかに目をつけられるのが怖い

 

原作を知ってる人なら理解してもらえると思うが

青木さんや木村さんの若かった時代と思ってもらえればわかるだろう

 

見つけてから月に一回、よくて2回程度しか行かない

 

きっとこの場所も近い内に潰れるだろう

心霊スポットと噂されてもおかしくない不気味さがある

 

ボクシングといえば去年の12月の雑誌に鷹村さんがプロデビューした事が記載されていた

11月にデビューしたみたいだ

 

原作通りなのか違うのか細かい日程までわかっていないがリカルドに伊達さんに鷹村さんに梅沢君がいる

 

安心と不安を感じる

 

原作ブレイクしたのは父さんの救出といじめ回避?梅沢君と友達になっている事と おそらく僕が強い事

 

僕はおそらく宮田君に興味を持っても勝負に拘る事はないと思っている

鷹村さんには良い刺激程度に思ってもらえたら嬉しいが

問題は青木さんと木村さんだ。

 

あの二人との接触が怖い

二人共可能性は秘めているが何度も引退を考えていたのを覚えている

 

高校になってから鴨川ジムに行って新人に倒されたらバネにして伸びてくれればいいが折れる可能性があるだろう

 

本音を言えば中学生から本格的にジムに通いたいがあの根性論でのトレーニングは成長期を終えてから参加したい

 

ん?漫画での描写も合宿に参加していたメンバーを思い返してみても全員がプロボクサーだったから練習生は走りこみくらいか?

 

待てよ?冷静に考えると前世だとこの時代のボクシングはアマでも高校になってからだから中学生だと練習生として月謝を払えば普通に通えるのか?

でもヴォルグは200戦経験しているとか記載されてた気がするしさっぱりわからない

アマの試合に出る気は無いが出るとしてもボクシングの経験が何ヶ月かないと参加できなかったはずだ

こういう細かい規定なんかはおそらく前世を参考にしては駄目だろう

わからないものはわからないしわかってもアマには出ない

 

昔からプロボクサーを目指していた子が練習生として参加する

 

これなら自然な気がする

両親の説得が問題か、怒った母さんが怖いのと仕事の手伝いができないのが少し痛いかもしれない

 

船では仕事をしながら体重移動の練習をしつつも体の休息とストレッチもしているつもりだ

 

ただ実際に殴る事に体を慣れさせるのも大きいと思うし実際に鷹村さんの動きを生で見てみたい

 

うん、両親の説得をしよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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ジムへ

学校卒業前の2月に伊達さんとリカルド・マルチネスの試合があった

 

普段はワイワイしながら親子で見てるのだが

この日ばかりは無言で真剣に見た

 

伊達さんの今までの試合の映像なんかがよく流れて伊達さんばかりがテレビに映る

 

勉強にはなるんだがリカルドの情報をもっと!と強く願うも

伊達さん特集とも思われる映像からそのまま試合という流れになった

 

結果は原作通りなのか2RKO

リカルドは圧倒的だった、伊達さんは流血しているのにリカルドは綺麗な顔だ。

 

試合前の調整相手とスパーでもしたと思われるレベルに見えた

 

あまりにも強い

テレビ越しとはいえ見る事はできたし録画もした。

 

底が見えないしこれからまだ強くなるんだろう

 

普通に練習してるだけじゃ絶対に勝てないと思う

なんでもこなせる様にスイッチの練習もしていたがもうやめるか?

 

いや、リカルドもできるんじゃないか?

使い方しだいだし原作でも千堂のサウスポースマッシュがあった

 

ごちゃごちゃ考えている内に勝手に体が動いていたようだ

母さんのタオルが振るわれたが無意識に払った

 

一瞬で冷静に慣れたしこれには両親もビックリだ

いつも笑顔の父さんですら驚いていた

 

母さんには正座して謝っておいた

 

謝罪したあたりで両親もいつもの調子に戻ったけど反抗期と勘違いされそうで怖かった

 

両親には中学校に通うようになったらジムに通いたいと伝えようと思う

 

家族内では僕がボクシング馬鹿なのは既知の事だ

 

ただ家計が心配だ

 

原作では母子家庭だったし生命保険の金でやりくりしていた可能性まである

 

仕事は順調なように思えるが相談して悩まれるくらいだったらジムは見送るしかないと思っている

 

進学先を一応相談されるほどだから私立も行こうと思えば行けたと思えるのでおそらく大丈夫だろう 

 

毎日毎日リカルド戦のビデオを見る

綺麗なジャブという事しかわからない

 

真似をしようにも鏡を見ながらやっても第3者に撮影してもらわない限り検証ができない

 

中学校に進学した頃には父さんには打倒リカルドだと伝えてあるし

ヘッドギアをもっている事だし いっその事グローブを買って父さんに殴ってもらおうと考えたがやめた

 

タオルだからやってくれるのであって母さんが妥協してくれているだけで

殴らせたらイカれてるとしか思えないし父さんも殴らないだろう

 

中学1年の6月になり様子見という事でようやくジムに行く許可が出た

 

父さん同伴だが鴨川ジムへきた

 

窓の外から中にいる人を確認する

練習生?が何人かと鷹村さんがいた

 

青木さんと木村さんに宮田君もいない

宮田君はいると思ったんだが時間が合わなかっただけか?

 

色々頭で考えていると父さんがジム内に入っていったので

僕も続けて中へ入る

 

「こんにちはー」

 

父さんがいきなり入ったのでとりあえず挨拶だけしておく

 

練習生のほとんどがこちらを見る

 

完全に浮いている

みんなどうみても高校生以上にしか見えない

 

「なんじゃ」

 

鴨川会長きたー

 

「一歩のやつがどうしてもボクシングをやりたいって言うもんだから来た」

 

「幕ノ内 一歩です ボクシングを体験したくてやってきました!」

 

「ふむ、体験か ええじゃろう」

 

まずは周りを見学して鷹村さんをじっと視る

 

鷹村さんがサンドバッグを叩く動きを視ているうちに自然と体が動く

 

鷹村さんが叩き終わるまで途中からシャドーをやっていたらしく周りの視線が痛い

 

鷹村さんと目が合う

 

「おい、打ってみるか?」

 

「は、はい!」

 

鷹村さんから声がかかるとは思ってなかったので変な声が出そうになった

 

グローブを貸してもらい

 

様子見でサンドバッグを叩く

 

ジャブ ジャブ ストレート

 

体の調子は良好だ

 

思い切りやってみよう

 

ドンッ ドンドン ズトンッ ドスッ ドン

 

サンドバッグの揺れの戻りに合わせて本気で殴ると体のどこかを痛めそうだから避けて横から叩く

 

サンドバッグの動きに合わせて自分も少し動いて叩く

 

ドンドンドンドン ドドン

 

体が温まってきて回転が上がるも肩に手を置かれて止められた

 

鷹村さんだった

 

「おまえ、今までボクシングをやっていたのか?」

 

「はいっ、小さい頃からプロボクサーになるのが夢だったのでずっと練習してました!サンドバッグを叩くのは初めてでしたけど」

 

「じじいっ!」

 

「見ておったわ!小僧ッ!リングに上がれ!」

 

想定してなかった展開にドキドキする

普通は体験初日の人をリングに上がらせないだろう

 

父さんの方を見ると八木さんらしき人と釣りの話?か何かで盛り上がっている

 

父さんも会長もフリーダムすぎるだろう

 

そういえば原作の一歩もいきなりスパーをやらされてたような?

 

目の前の事に集中しよう

 

シューズを借りて リングに上がって深呼吸する

 

「ミット打ちですか?」

 

「そうじゃ」

 

鴨川会長のミット目掛けてパンチを重ねていく

 

ときおりこちらの顔目掛けてミットがきても回避し防御し払う

 

さすが鴨川会長だ、こちらのレベルに合わせてミットを動かしてくれてるのか

 

今までこの為に育ててきた筋肉を思い切り使えるのが嬉しい

 

ミット打ちが終わってリングを降りる

 

会長がベタベタと全身を確かめるように触ってきた

 

ミット打ち中に父さんが八木さんと話し合っていたのか

これから自由に通っていいようだ

これで週に何度かこのジムに通えると思うと嬉しくなる

 

本当は毎日でも通いたいのだがボクシングをするのは僕のワガママだしジムに行く事を相談したときに小遣い無しでいいから通わせてほしいと言って、でも仕事も手伝いたいと困らせたものだ

 

その結果が無理をせずに仕事もボクシングもできて小遣いももらえる事になった

 

それからは他の練習生の邪魔にならない場所で軽くストレッチをして鷹村さんを見ながらシャドーして終わった

 

鷹村さんとはある程度会話した。

1R連続KOの事やずっと気になってて今まで注目していて試合を直接視れなかった事が残念だとか父さんが勝手に話してしまって注目していた事がバレてしまった。

 

今も「一歩がいつもよ~」みたいな感じで父さんが鷹村さんと話している

 

鷹村さんも父さんも豪快な所は少し似てるのかもしれない

 

今日ここに来れただけで良い勉強になった

 

鷹村さんのパンチに合わせて体を動かしていたから思えたのだが

視えるのだが体が追いつかない

 

横から見るのと正面から見るのでは全然違ってくるだろうし

全てが鷹村さんに負けている

 

恐ろしい事にまだ強くなっていくんだろう

 

帰る頃には会長を含めてジムの人達に「これからよろしくおねがいします」と挨拶してから帰った

 

ある程度体を動かしたがまだまだ余力がある

 

トレーニング量をもう少し増やしてみてもよさそうだが

一人でストレッチにも限界があるし両親にマッサージをしてもらうのもなんだが申し訳ない

 

山口接骨院はもうあるんだろうか?

ストレッチは十二分にやっているのでおそらく少々トレーニング量を増やした程度ではお世話になる事はないだろう

 

父さんとは帰りにボクシングと仕事の話をしながら一緒に帰宅した

 



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鴨川ジムside

ーーーー鷹村視点ーーーー

 

妙な視線を感じると思ってみたら変なガキが俺様の動きに合わせてシャドーを始めやがった

 

生意気な!

 

ギアを上げてサンドバッグを叩く

 

ガキもシャドーの動きを合わそうとしてるが俺様にはまだまだ動きが追いつかないようだ

 

軽く流していただけだったんだが俺様に対抗しようとしていた精神に免じて

ガキの面倒を見てやるか

 

「おい、打ってみるか?」

 

「は、はい!」

 

グローブを貸してやってガキにサンドバッグを叩かせてやる

 

俺様がわざわざ面倒をみてやったんだ

雑魚なら叩き出してやる

 

ジャブ ジャブ ストレート

 

まぁまぁなパンチじゃねえか

日本ならやっていけるかもしれねえな

 

おっ、まだギアの上があったのか

動きが良くなってきやがった

 

さらに動きが良くなってきやがった

 

俺様程ではないがなかなか優秀なガキだな

このガキの動きを練習生が見たら良い刺激になるかボクシングをやめちまうのかもしれねぇ

まぁ雑魚共がどうなろうが知ったこっちゃねぇがな

 

宮田の野郎には良い薬になるかもしれねえしな

 

「おまえ、今までボクシングをやっていたのか?」

 

「はいっ、小さい頃からプロボクサーになるのが夢だったのでずっと練習してました!サンドバッグを叩くのは初めてでしたけど」

 

サンドバッグを叩くのが初めてだと!?

薬じゃなくて劇薬になっちまうかもしれねぇな

 

「じじいっ!」

 

「見ておったわ!小僧ッ!リングに上がれ!」

 

じじいもガキに可能性を感じただろう

 

ミット打ちも様になってやがる

 

じじいのやつが反撃しやがったがあっさり避けやがった

 

サンドバッグを初めて叩いたガキがこんな動きをできるのはおかしい

何か理由があるはずだ

 

謎は解けた

あのガキは一歩とかいう名前のようだ

ガキの親父から話しは聞いた

ボクシングの事が好きで物覚えがついた頃からずっと練習していたようだ

俺様のデビュー戦から生で見てみたかっただとか興奮していたらしい

1R連続KOとか俺様の活躍をよく知ってやがる

まだ階級がどうなるかもわからねぇのに

目標がリカルド・マルチネスと俺様のようだ

 

一歩とかいうガキはなかなか人を見る目があるようだな

うむ 気分が良い たまになら面倒をみてやる事にするか

 

 

ーーーー鴨川視点ーーーー

 

「幕ノ内 一歩です ボクシングを体験したくてやってきました!」

 

「ふむ、体験か ええじゃろう」

 

ジムの経営には入門希望者は多い方が良い

 

余りにも腑抜けておったら他の練習生のモチベーションが下がるから断ればよい

 

それにしてもこの小僧の父親は良い体型をしておる

10年程前にこの父親が来てくれておれば…

 

たらればは考えても仕方が無いわい

 

ふむ、小僧は何処に行きおったのか…

見つけた、シャドーをやっておるようじゃがなかなか様になっておるわい

 

む?鷹村のサンドバッグの動きに合わせて動いておる

動きを目で追えておるというわけか

鷹村の奴が気づいてギアを上げよったか

さすがに鷹村の動きには合わせられなんだか

じゃが磨けば光るやもしれんな

 

鷹村がサンドバッグを叩かせるようじゃ

あやつが他人に興味を示すとは珍しいのぅ

 

うむ、お手本の様な良いジャブじゃ

パンチ力もあるじゃろう

む?

段々動きが良くなってきおった

 

「じじいっ!」

 

「見ておったわ!小僧ッ!リングに上がれ!」

 

おもしろい小僧が入ってきよったわ

じゃがサンドバッグは動かぬ的よ

ちと試してみるか

 

ぬ?こやつ目が良いな

判断力が早い

ミットを出したら即叩いてきよる

生意気な小僧じゃ

ボクシングは攻撃だけではできんぞ!

 

ふむ、どうやら防御の方もできるらしいの

まだ試しでしか攻撃してないがワシの攻撃は一発も当らなかった

攻撃をしようとした手を払われるとは思っておらなんだわ

 

こんな気分になったのは鷹村を拾った時以来じゃわい

クックックッ、ちと若いが成長したらどうなるか楽しみじゃわい

 

ーーーー八木視点ーーーー

 

潮の香りがした

 

どうやら体験希望者の保護者らしい

 

ひと目でわかった

 

こいつはデキるやつだと

クックックッ仕事中なのに血が滾ってしまって

会話に夢中になってしまっていた

 

幕ノ内一男とか言っていたな

釣り船屋をやっているらしい

 

体験希望者はこのジムに通う気らしい

篠田さんと一緒にこの男と勝負するのもおもしろそうだ

 

おっと仕事中だったな仕事仕事っと

 

この男とは長い付き合いになるような気がする

 

 



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気になる人と気に食わない奴

ジムに通い始めてから自分の体に足りない物がわかってくる

 

鷹村さんと自分をどうしても比較してしまうから全てが劣って感じてしまう

サンドバッグを叩きながら自分のこれからのスタイルを考えていく

 

パンチ力はあるとは思うが自分で想像していた原作の一歩のパンチには到底及ばない

まぁ13歳の体であんな破壊力は絶対に出せないだろうと思うがこんな厳しい世界でやっていけると思わない

ガゼルパンチもスマッシュも試してみたが威力が足りない

とくにガゼルパンチが鷹村さん相手に当てるイメージが見えない

あの長いリーチに威力のあるパンチに向かってダッキングしてステップイン!

届かない… クソッ!

 

おそらく身長もまだ伸びるから想定より低くダッキングしてるのが原因の一つではあると思うがまだもう少し鍛え足りないようだ

 

青木さんも木村さんも、まだ来ていないが宮田君は居た

 

なんと例えればいいのか、自分の美学のような物を持っている気がする

こだわっているというのか?

何をやっても絵になっている、というか気にいらない

真剣なんだろうが必死ではない

原作の一歩が尊敬してた気がするが、今の僕にはどうでもいい存在だ

 

スパー相手に指名されたが断った

相手をしている暇なんてない、最近になって自分には少し厳しくトレーニングをしている

スパーよりも走りこみだ

 

この体はまだ限界まで追い込んだ事がない

ゆっくり鍛えるつもりだったが限界を知って、その限界を伸ばそうと思っている

 

400mダッシュも何処が400mか、正確にわからないので少し長めに設定してダッシュしてジョギングを繰り返している

 

400じゃ足りないのか?鷹村さんを見ていると不安になってくるが、オーバーワークも怖い

試合後の休息を考える

完全に休んで釣りでもする日を作ってもいいかもしれないが、仕事も捨てられないので悩ましい

 

それより気になっている人がいる

 

鷹村さんとスパーをしているのをよく見かけるようになった

動きは悪くないように見えるが、鷹村さんが相手だと足りない

名前は栗田 ジュニアミドル級でこのジム内では大きい方だ

 

この世界は残酷だ 鷹村さんの矛先がこちらに向くのを想定するとゾッとする

 

あの人は平気な顔して素手で顔面を殴る人だ

口と同時に手が出ているレベルで危険だ

 

栗田さんはいつもリングでボコボコにされて

リング外でもマロンと言われて、煽られて反抗した所を素手で殴られていた

 

僕は中学生になったばかり、小さいからおそらく殴られる対象に入っていないが、高校を卒業してプロでやっていくとなると、おそらく僕も対象に入ってしまう

 

いつ対象内に入るのかを考える

もしかして、もう対象に入っていて気づいていないだけなのか!?

首を振って考える事をやめる

 

いつかスパーする事になるだろう

ヘッドギアを装着して、ミット打ちをした事があるが

視界が狭まって、逆に攻撃を受ける回数が増えるのではないか?

脳に少しずつダメージが蓄積されるなんてあるのか?

そもそも鷹村さんや会長から着けるな、と言われればそれまでだ

会長にはボクシングをプロの世界でやる為に、スパーは慎重にしたいと伝えている

 

栗田さんは心が折れないか心配だ

僕にはまだ鷹村さんに立ち向う勇気がない

 

鷹村さんに殴られた事を想定して、自分の拳を顔に当ててから拳を振り抜かれた事まで想定して色々試してみる

 

喰らうとしたら、理想は額だ

頬骨なんかも折れてしまうんじゃないかと不安になる

アゴや耳の裏の下のアゴの付け根辺りに何か効く要素がある

 

何度も試していると少しクラクラした

額で受けたとしても、あんな大砲のようなパンチは首が物理的に飛びそうなイメージがある

受け止められるとしたら腕が伸びきる前だが

それでもあの理不尽の塊のような人には振りぬかれる気がする

 

イメージしていただけなのに、気づけばビーカブースタイルを構えていた

 

戦うとしたら超至近距離しかないのか…

可能性はそれしかないだろう

 

スウェーバックで避けたりしても、懐に潜りこんだのが台無しになる

会長とミット打ちしてても自然とパリーしてる事がある

 

体が勝手に動いてのパリーは良い事なんだろうか?

おそらく癖にまでなってしまうと狙われるのだろう

 

悩ましい

 

スーパーボールを使ってのトレーニングはしばらく控える予定だ

この前行った時に、タバコの吸殻がいくつも転がっていた

 

もう夏だ、前世でも夏休み明けに髪が染まっている人なんて沢山いた

鷹村さんという爆弾みたいな存在を身近に感じるようになって

危険察知能力の用な、言葉では説明できない感覚が磨かれているのかもしれない

 

鷹村さんが夏に浮かれて開放的になるなんて事はないだろう

あの人はプロだ、きっとないはずだ

あの人が野に解き放たれたら大変な事になるだろう

 

 



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迷い・ストレス

気がつくと

 

青木さんと木村さんがジムに来ていた

 

青木さんに木村さん、漫画で見て、頑張っている、おもしろいキャラだと思っていた

 

可能性を秘めていると思ったのは漫画でだ

 

あの人達を見ても、まだ可能性なんて感じない

会話しようとすら思わない。

 

栗田さんが、入れ替わる様にジムを去った

プロのデビュー戦の直前に、胃が痛いと試合をキャンセルしたらしい。

 

鷹村さんとスパーしているのを見て

折れない心を尊敬し、期待していた

期待を裏切られるのは辛い、初めてスパーをするなら栗田さんがよかった

 

宮田君は相変わらずで、スパーを要求してくるが拒否

 

この世界は異常だ、ハッキリわかる

鷹村さんの暴力、会長もステッキを振り回す

 

異常なのは僕か?僕以上に異常な存在はいない

 

何でボクシングを選んだ?

ボクシング漫画の主役だから?

 

父親を助けた、成績も良い、鍛えたので足も異常に速かった。

 

みんな、やりたい事をやっている

釣り船屋は楽しいし、両親と遊ぶのも良い

 

なんで危険な世界で戦う覚悟を決めたのか?

 

サンドバッグをタコ殴りにして一息つく

 

精神に肉体が引っ張られるのは中二病までセットなのか!?

 

僕が期待した栗田さんが去ってから

考えさせられる

 

宮田君が強いと期待していた、栗田さんが頑張って、結果を出すと期待していた

 

実際に宮田君は才能があると思う

鷹村さんのツッコミの様なパンチをスウェーバックで避けてるのを視た

 

期待を押し付けているだけか?

僕の周りで期待に答えてくれてるのは、両親と会長と鷹村さんだけだ

これも押し付けだと思う

 

梅沢君はどうなったんだろう?

この世界で初めてできた友達だったが

中学校が違うのか、見かけなくなった

お互いの家を知っておくべきたった

連絡先すら知らない

 

僕は学校ではボッチだ

ボッチ飯を食べているという訳ではないが

一線を引いている

遊びと部活は全て断って、体育の時間だけ、みんなの輪に加われている

テニス部は存在したが、テニスごっこにしか見えないし、顧問も2流、3流だ、食指がちっとも刺激されない。

昼は色々な人が話しかけてくるが

相談に乗っているというか、悩みを聞いて答える

聞き上手とでも例えたらいいのかな?

勉強を教えたりと、今はなんとかなっているが

いつ本当のボッチになっても不思議ではない

 

何度も冷静に自分を分析する

子供は単純で吸収するのが早いと思う

嫌いな事以外なら楽しめる

小学校でも体育だけ楽しめていたのにも納得だ

 

鍛える事に夢中になっていた、単純だ

そして難しい年頃の中学生が今だ

 

自己嫌悪が酷い

 

自己肯定感を高めて、自分に自信をつけないと駄目だ

ネガティブになっている

 

友達一人(苦笑)

 

動かないと落ち着かない体と、難しい年頃

まだ異性に興味を持っていないだけマシか

それも異常だと思う、やっかいな体だ

 

会長のミット打ちは楽しいし夢中になれる

仕事も好きだ

打倒リカルドor鷹村は、目標が遠すぎてフワフワしてきた

 

僕はまだ、ボクシングの真似事しかしていない

スパー未経験だから当然だ

目標ですら自分の体型しだいで変わる

 

こんな状態では、ミット打ちに付き合ってくれている会長に後ろめたさを感じる

 

釣り船幕ノ内は順調で、夏にシロギスが爆釣したとかで

処理に困った物だった。

 

僕は夏休み期間だったので、朝軽く手伝っただけでボクシング漬けだったのでノータッチだ。

 

家業を継ぐとしても中途半端だ

父親がしっかりしているので、甘えていた部分もあるんだろう

 

原作の一歩と比べると、ボクシングは間違いなく強い

ボクシングを始めてすらいない時期だから当然だ

釣り船屋の知識は圧倒的に負けている気がする

それも当然か?原作より環境が良いのにどこか任せている部分がある

母さんの知識量もおそらく原作より高い

 

ネガティブ思考から早く抜け出したい

なんでも原作知識を持ち出して比較するのは悪い癖だ

原作なんて、ずっと昔に壊れているのだから

パンチドランカーを警戒しすぎているのもストレスだ

頭のガードが堅いというのは長所にも短所にもなる

 

原作知識も、モヤモヤしてきて期待できない

パンチドランカーの原因っぽいのが凄いパンチの人に

どういった経緯か覚えてないが、デンプシーをカウンターで狙われて試合後に倒れた。

一歩が変な顔をしていたので覚えているが

相手の情報が抜けている

 

青木さんと木村さんも、プロに成るのかも怪しいと感じる

あの二人とは、プロに成れなかったら関わらないでおこう

 

ボクシングは好きになってしまっている

ストレスが溜まって、何がきっかけで爆発してもおかしくない

サンドバッグと会長のミットには、しばらく八つ当たりさせてもらおう

家族と仕事は僕の癒しだ。海は眺めていると心が洗われる

 

僕も鷹村さんみたいに自由にやるべきか?

最近になって、この世界に染まってきたと感じる

 

 

 



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予想外の出会いと驚愕の事実

二次創作を書き始めた頃はアンチタグ付けてました。

物語序盤は一歩がいじめられる描写や青木村の喧嘩等も書こうか迷ってたので保険でつけていたのですが、一歩の鴨川ジム入会に初期の青木村の剃りこみや喫煙に不良だった頃ツケとして木村邸襲撃などを事前知識として知ってしまっているので一歩の最初の心象は悪くさせていただきました。

ただ、序盤は必死に目標に頑張る様を書いていたのでアンチタグがいらないという意見を多数いただいたので、少し心配でしたが外させていただいておりました。





中二病だかなんだが知らんが

 

感情のコントロールが制御しづらくなってきてる事を

 

なんとか自分の中で多少は受け入れてストレス発散用具でも作ろうかと

 

捨てられている廃車やペイントされて壊れているバイクのタイヤなんかを

 

再利用しようとしていてタイヤに合う規格の工具のサイズを調べてから

(不良が使っていただけあって人目につかない所に捨ててある)

 

車の部品は山の廃棄物でも探すとしようと決めて。

 

 

 

日課のジョギングをしていると

 

どっこかで見たような眉毛を見つけた。

 

それは相手も同じだったようで既視感のようなのを感じた用で

お互いに近づいて話し合う用になった。

 

 

なんと真柴さんも中身は違うが前世は意識はハッキリしているのに主導権は完全に本体にあったようで、さらには本体は森の三大魔〇のグだったらしい。

 

あまりにもショックで数日も自我がもたなかったらしく休眠状態(現実逃避)している間に、気がついたら真柴になっていたらしく、

 

不思議な事にある程度の一歩の知識と壊れかけていた(多分壊れていた)精神も安定しており、グとしての記憶もほぼほぼ思い出せないらしい。

 

前前世は何をしていたのかわからないらしいが勉強はできるようだ。

 

ただ私と同じく家族の不幸は回避したそうで家族孝行をしつつ

万が一に備えて鍛えているらしい。

 

ボクシングの話なんかもしたが原作をうっすらと覚えているらしく

身長とウエイトの関係で、ボクシングをしてもフェザー級にはならないらしい。

 

ボクシングかバスケ、サッカーのキーパーで悩んでいるそうだ。

 

真柴さんと話をしていて感じたのが、何故自分から選択肢を狭めてまで一歩になろうとしているのか説教された。

 

真柴さんがいうには俺達は現代には認知されていないトレーニング方法や将来誕生する洗練されて実際に通用した技術なんかも知っているんだから

取り込めという事だった。

 

一応動体視力のトレーニングはしていたが怪我の心配に怯えていたので将来の技術なんて頭から抜けていた。

 

お互い同胞?を見つけ今の所は良好な関係を気づけているので

連絡先を交換して別れた。

 

もしかするとこの世界の人達の未来を知ってる身をしてはどこか作り物めいた感じがして距離を取っていたのかもしれない。

 

真柴さんも家族以外は似た様に感じた事も何度もあるらしい。

 

なぜかその日からナジーム・ハ〇ドとフ〇イド・メイ〇ェザーが夢に映像・試合会場で見るかのように出てくるようになったんだよね。

 

どちらも有名人なのはわかるけど、テニスしてたから詳しくないのよね。

ナジームは挑発しまくりだったので印象に残ってるけど

 

鴨川ジムでやったらタコ殴りにされる予感しかしない。

 

鴨川ジムにはお世話になったけどジムを変えるか留学するしかないかもしれない。

 

トレーニングを続けつつ本気で勉強して海外も視野に入れるしかないかもしれない。

 

 

 




色々な小説を読んだのですが、私は文章力壊滅的なので

落書きの用な小説もどきを脳内保管して仕方ないから読んでやるかくらいの

認識で読んでいただければとおもいます。


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平穏が遠ざかってゆく

一歩に爆弾落して

お説教してどこかに行った間柴。




昨日は真柴さんに会って人生観が変わってしまった。

寝つきが悪かったが起きたらスッキリしていて見えてた世界が広がった用に感じる。

 

中二病とかそんなちゃちなもんじゃなかったわ…

そりゃこれから起こる出来事知ってて一歩に生まれ変わったからにはボクシングやらなきゃ駄目って視野狭窄になってたと思う。

 

いままでは鷹村さんとリカルドしか見えてなかったけど

ナ〇ームさんにメイウ○ザージュニアさんっていう未来の大スターが明晰夢に出てきちゃったんだよね(白目)

 

 

もの凄いアドバンテージだけどナ〇ームさんの真似とかしたら鴨川会長に怒られそうだしなぁ。

 

鷹村さんも会長のボクシングを世界に通用させるみたいな事言ってた記憶が朧気ながらあるし・

 

 

真柴さんは今では普通だけど前世が《グ》だからね。

 

プンプン臭うぜ。

 

何かを成さないと私もそれに近い何かが起こる可能性が出てきたなぁ。

 

一応成績良いから高校卒業してから真柴さんに相談して海外行くしかないかなぁ。

 

普通に頑張る程度じゃ《グ》ところか八本指?六本指?みたいに寄生されちゃいそう。

どう頑張っても輪廻で繋がっちゃってるもんね…

 

高校でボクシングするか思い切ってアメリカの高校行っちゃうしかないかもしれんねこればっかりわ。

 

与えられた環境で普通の成績だして普通に暮らしましたじゃダメな気がする。

 

明晰夢にスター選手がでてきて経験地稼がせてくれてるんだよ?

さらに真柴さんから《グ》経由で来たって話までされてアドバイスまでもらっちゃったしね・・

《グ》の事教えてハッパかけてるのか、認識しちゃえばコッチにきちゃうよ~みたいなのは無いと思っておこう。

たらればは駄目・絶対!希望を見せてからの絶望とかありそうでやだ(下向いて涙ボロボロ)

 

それにしても夢に出てきた人達強すぎ~。

武者修行に出るしかないか・熊はまだちょっと早いとしても、誰かいないかなぁ~。

旅立つか他のジムに顔出すにしても 宮田君とは一回やっときたいね、伊達さんはまだ復帰してないかな? 有力選手考えてみたけどみんなデビュー前で手の付けられない暴力装置(沢村)に

正義?のヤンキー千道君くらいしか(白目)

 

とりあえず鴨川ジムの人達とスパーしまくって試合感磨かないとなぁ

 

とりあえず夢で見た映像を飯食うまで全力で真似してよう。

体力も不安になってきたし適度な運動(適度じゃない)と身長止まるの怖いからプールで鍛えるかなぁ

 

やはり普通のトレーニングより明晰夢の方が圧倒的に有意義だと思うしジムも学校もサボって鍛えるか、もう山篭りするしかないのか?

 

そういえば鴨川さんの同期に妖怪みたいなトレーナがいたような気がする。

 

ツバメが飛ぶ?みたいな人はやられ役っぽいから嫌だけどロシアのイケメンをチャンピオンにしてたような気がする。

 

凄く怖いけど、本命は私のマイサンとかいう選手を大切にしてくれるトレーナーの人かな、名前がもう覚えてないけど選手がイカれてた気がするんだよなぁ。鷹村さんより怖そう。

 

留学は早ければ早いほど良いけど両親の説得が難しいなぁ。

 

ランニングコースに神社を通るようにして軽くお参りもルーチンにいれてみるか・・

 

バキみたいな鍛え方するしかないのかなぁ…

 

 

 

 

 




もうこれ完全に一歩じゃないよね

最初はクソゲーハードモードのワンパンでダウンさせられる
ゲーム世界のリカルドでも出してやろうとしてたのに比べると
多少はマシにしたつもりですが
もうこれSFとかよくわかんない話になってる


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進路と変なやつら

オラちゃんと家族に進路相談する。


俺は一大決心をして家族会議で「このままじゃあ強くなれない気がする」って言って「日本か海外かはわからないけど自分で調べてBIGになる」って言ってやった。

BIGはちょっと自分でもちょっと‥と思わなくもなかったけど

 

父は大賛成だった。「男はやりたいことやってやってやりつくしたら嫁でも見つけたら落ち着く」とかなんとか母の横で熱弁しちゃってたよ。

 

父は器が大きくて尊敬してるけど あえて心の中で言うよ(ばかでしょ)

 

父と母の温度差がとんでもねー事になってる。

 

母には成績表も見せたし友人関係は最低限だけど勉強とか見てたから小さい頃から学校での評価は良いんだよね。

 

めんどうなの押し付けられただけともいうけどね。

 

一応プランとしては何かしらの中学の大会で推薦もらって進学したいけど

部活入ってないと参加できないんじゃなかったかなぁ‥

 

小学生なら空手とかならチャンスあるのかな?簿記3級くらいならありそうだしついでに1,2回教室通ってテスト勉強して3級とっておくかな。

小学生で資格取れるかは謎だけど3級なら取れる自信がある。

難度でいうと3級は読み書き足した算数で1級は小中学生にc言語やらなんやら詰め込めってくらい難しい。

 

最低限の勉強と出席、中学卒業の頃に進路相談で推薦もらえなかったら勉強一本でいくっていうのでなんとか認めてもらえた。

 

 

古い神社の手入れがあまりされてない原っぱの様な場所で

 

イメージして練習。

ウェザーさん意識してあの綺麗なボクシングを長めに30分程を3セットしてボロボロになって疲れた頃に昼寝。

 

2人の事は尊敬してるし会えて嬉しかったけどさ、これから殴ってくるってわかってると敬意とか無くなってきちゃうんだよね。

 

めげずに練習しながら二人の練習を見学しながら真似て

調子にのって脱力してハメドの真似したんですよ、

すると数分くらいでなぜかウェザーのスタンドみたいなのがでてきて殴られました。

理由はなんかムカついたからでした。

 

今思えば今まで真面目にやってた人がいきなり慣れない煽りなんてすれば不自然だし間抜けに見えるし煽ってるように見えるかもしれない、殴ってくれと言わんばかりの用な気がする。

 

でもバランス崩しての一発だけなら今でも打てるんだぜ。(と思ってる)

 

ウェザーさん距離の測り方 尋常じゃないわ

 

パンチ打とうとしたらいないんですもん(泣)

 

これ気づいたんだけど練習じゃなくてただのイジメじゃないの?

 

とりあえず休憩してウェザーさんにはちょっと休憩してもらって

 

むかつくハメドの顔面に一発いれてやんよっ!

 

「オラッ」・・・・・・・

 

 

「ハッ」きょろきょろ どうやら気絶してたみたいだ

周りを見たらなんか二人共 ニヤニヤ してるんですけど!

 

《俺達にはおまえの強さなんて初心者相手してるみたいにしか感じないけど、一応頑張れば強くなれるらしいよ》

 

「ハァ~」なんか上から目線でムカツク

 

《一応言伝3つあるから伝えとくわ。1つ、俺らとその辺のボクサー含めて真面目にトレーニングしてたら大成できるらしいよ、俺らみたいなのを練習相手にできるペナルティとして(俺頑張った)みたいな達成感を感じて練習サボったりしたら結構ひどい拷問みたいなのされるらしいから頑張ってね。2つ、都合の良いサポーターみたいな感じに俺らの事勝手にボーディーガードみたいな便利屋扱いして危険な時に期待して気絶しても大丈夫だとか、強い二人いるから守ってくれるとか甘い事考えてたら残念だけど俺達関与できないから、俺らにできるのはおまえを殴る事とアドバイスだけ。一応後遺症とか骨折とかしないサービスらしいぞ、良かったな!寝てる間にどんなにトラウマ植えつけられようが心が壊れようが起きたら治ってるらしいぞ。3つ、まぁ無理だと思うけど俺らを倒したらなんかサービスくれるらしいよ》

 

《まぁ1つめのトレーニングでだいたいの人がまじめに頑張れば強くなれるけどなぜか理不尽だとか言って短気な奴が多かったな まぁ がんば!》

 

「がんばじゃねぇええええええ!」

 

「はぁー、これもう一歩とかそんなんじゃねーじゃん(泣く)

 一つ目でとんでもないストレス抱えそうじゃん(怒)」

 

 「拷問とか怖いし走って帰るしかないか(哀)あいつらのトレーニングってなんなんだよまじでよおおおおお、ジムは一回卒業祝いに行って卒業だな(泣)

 、今までと同じメニューじゃあ絶対に拷問されるだろうなぁ・・

 接骨院ってもうやってるのかなぁ、変な所で施術されると癖になるからなぁ。」

 

「間柴さんは《グ》を経由してこっちきてるから多分こんな変なの憑いてきてないだろうけど間柴さんも変な謎能力とかペナルティを背負ってるだろうなぁ、相談せずに真面目に一歩でやってやるぜっ!」みたいなのが自然かなぁ。

 

走るだけじゃあ不安だからシャドーも含めてハイペースで帰るか。…

 

それよりあいつら夢の中だからかやたらフレンドリーだったなぁ




誤字の修正してくださった方ありがとうございます。

修正できる箇所はポチポチしておきました。

久しぶりに書くっていうのと、一読して思ったのが展開が遅すぎて
八木ちゃんの話以外は添加物みたいな感じだったので
もうこの話わかんねーなって感じにしようと思いました。



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