ダンボール戦機ウォーズif物語 (CG-70 Lake Erie)
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第1話〜

ある日の朝1人の男が神威大門統合学園に向かうために出発の準備をする

「さてと行くか・・・」

ドアを開け学園と本島を結ぶフェリーが出る埠頭に向かう

 

人々が行き交う首都東京 しかし学園に行けばそのようなことは中なるという事を聞いた

 

電車を乗り換えてはまた乗って埠頭の最寄駅を出ると海風の冷たい風が改札内にまで吹き出す

 

「うぇ〜さみぃ〜」

CCMを取り出しマップアプリを開き

「え〜とこっちか?」

 

マップの指示に従って進んで行くと

 

「おっあれか」

 

そこには神威大門統合学園がある神威島への連絡フェリーがあった

 

「すみません、この船神威島に行きますか?」

船のタラップの前にいる船員が

「あぁ君は新しく入る転入生か?」

 

「はい、そうですが」

 

「では、早く乗りなさい間もなく出発する」

タラップを上がり甲板に出る

「ふぅひとまず安心だ」

 

ーーーーーとついてはみたものの

「本当に1960年代の世界観なんだ・・・」

 

CCMを取り出し、ある人を呼び出す

「もしもし、三条です。たった今到着しました。これから学園に向かいます。」

 

『わかった、校門で待っている。』

 

改めて見てみると校舎は多々も大きく壮観といえる

 

「ここに入るのか〜」

 

警備員「ん?そこで何をしている?」

 

三条「今日ここに転入する、三条アキラです。」

 

警備員「そうか、ではCCMやLBXはここで預からせてもらう」

 

三条「えっ?でも必要なのでは?」

 

警備員「必要なものは学校から支給される」

 

三条「わかりました。」

 

CCMを渡す

 

警備員「LBXは?」

 

三条「・・・」

 

警備員「どうした?早く出したまえ」

 

「そのまま中に入らせて構わない」

 

物陰から出てきたのは以前会ったことがある人物なのでアキラはすぐにわかった

 

「ジンさん」

 

警備員「か 海道先生」

 

ジン「三条アキラ久しぶりだ。」

 

アキラ「サイバーランス社で会って以来ですねお久しぶりです」

 

ジン「彼は私が預かる」

 

警備員「わかりました。認証も終わりましたのでどうぞ」

 

ジン「来たまえ、まず担任に会い行こう」

 

アキラ「えっ?」

 

ジン「君の担任を紹介するからだ」

 

アキラ「ジンさんじゃないんですか?」

 

ジン「残念だが今は君の担任ではない」

 

アキラ「今は?」

 

ジン「ついてこい」

 

アキラ「あっはい」

 

ジンに言われるままに付いて行き学校内を簡単に案内されて職員室に着くかと思ったが・・・案内されたのは大きな時計の台の前だった

 

アキラ「職員室に行かないんですか?」

ジンは隠しパネルを開き操作する

ジン「ここから先は君1人で行くんだ。」

 

アキラ「えっ?」

 

ジン「この階段を降りたらまっすぐ進み角を左に曲がる突き当たりに当たるまで行けばそこに君の担任が待ってる。」

 

アキラ「あの僕のLBXはどうすれば?」

 

ジン「少し待ってくれ」

ジンはCCMを取り出し誰かを呼び出す

「海道です、例のものはとどいてますか?・・・はいわかりました」

通話を切る

ジン「アキラ、君のLBXだがすでに届いている。担任に会った後で学園長室に言ってくれ」

 

アキラ「わかりました」

 

階段を降りるとそこには薄暗い近未来的な通路が続いていた

ジンに言われたままに進み

アキラ「ここを左か?」

左に曲がりさらに進むと奥に女性が1人入口の前に立っていた

 

「貴方が三条アキラね」

 

アキラ「はい」

 

美都「担任の美都よ、あなたはここの仮装国ジェノックに入ってもらうわ」

司令室内に入り

アキラ「それで何処の小隊に所属するのですか?」

 

美都「フッその様子だとこの学校の仕組みは分っているようね」

 

アキラ「大体はジンさんに聞きました」

 

美都「そう、ここだけの話 彼の存在はあまり口外にしないこと」

 

アキラ「わかりました」

 

美都「貴方の所属する小隊は今の所ないわ」

 

アキラ「あ〜〜そうですかってない!?」

 

美都「先日2人転入生が入ったばかりなの、だから1人余った状態になるわ」

 

アキラ「では僕は?」

 

美都「しばらくフリーの状態が続くわ」

 

アキラ「ふりー?」

 

美都「いずれかの小隊のLBXが出撃不可能となった場合あなたにはそこに入ってもらうわ」

 

アキラ「要は代打ってことですか」

 

美都「代打だからこそちゃんとしてもらわなくてわ困るわ。どの小隊にもうまく溶け込めるようにしなくてわならない」

 

アキラ「成る程」

美都は時計を見る

美都「申し訳ないけど、時間だわ。付いてきて」

 

アキラは美都に言われるままに案内された場所そこは・・・

「なるほどここが第二の世界、セカンドワールドか・・・」

 

美都「乗って」

ゴンドラに乗り上からセカンドワールドを覗く

 

ウォータイムを告げるアナウンスそれと同時にバトルを始める。

高度なバトルをしているのがほとんどであるが・・・

アキラ「何故、みんな量産機を?」

 

美都「ここでは生徒は一国の兵士として扱われる。だから使うものも本物の軍隊と同じように量産しているものを使用する」

 

アキラ「兵士ね・・・」

 

アナウンス「終了時間となりました、戦闘を直ちに終了してください」

通り一遍ウォータイムを見たアキラは学園長室に向かう

 

「ここが学園長室か・・・」

コンコン

「どうぞ〜」

ドアの奥から裏返った声が聞こえる

アキラ「失礼します。三条アキラです」

 

中には派手な(いろんな意味で)男性がいた

「あなたが・・・お噂は予々話に書いた通りの子ねぇ〜。自己紹介が遅れたわ、私がこの学園の校長大門ジョセフィーヌよ」

お姉口調だったのだ・・・

アキラ「ありがとうございます、早速ですが・・・」

 

ジョセフィーヌ「わかってるわぁ〜あなたのLBXなら届いているわ」

パチンと指を鳴らすと

メタ沢「お持ちしました」

ジョセフィーヌ「これがあなたのLBXよ」

アタッシュケースに入っておりなんとも分厚い物だった。

 

アキラ「開けてもよろしいですか?」

 

ジョセフィーヌ「構わないわよ〜〜開け方なら貴方のCCMをかざせば開くようになっているわぁ〜」

アキラはCCMをアタッシュケースにかざすと電子ロックが解除される

ボタンを押し開くとアキラは見たこともないLBXと対面する

 

アキラ「これは?」

 

ジョセフィーヌ「それがあなたのLBXプロトゼノンよ」

 

アキラ「プロトゼノン?もしかして!」

 

ジョセフィーヌ「そうあなたを迎えに来た海道ジン君が以前使用していた機体よ。もっとも今ではゼノンになってしまったけどねぇ」

 

アキラ「ではこれは?」

 

ジョセフィーヌ「サイバーランス社からあなたに渡してほしいと頼まれたわ多分ジン君からあなたの話を聞いて試したくなったんじゃなくて?」

 

アキラ「つまり、テストプレイヤー」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

夕方になり日も沈み東側はすでに暗くなっている

ジョセフィーヌ『恐らく戦闘データはサイバーランス社へ直接LBXから送られるようになってるわよ』

 

(つまり、僕のために作ったということか・・・期待に応えないとな)

 

校門を出ると

 

「もしかして君転入生?」

 

声をかけられた方向を向くとそこには栗色の髪をした女の子がいた

アキラ「そうだけど」

 

「やっぱり!私服で校門を出てきたからそうじゃないかなぁ〜と思って。あっわたし鹿島ユノ、2年5組の副委員長をやってるの」

 

アキラ「僕は三条アキラ。よろしく」

 

ユノ「美都先生に言われて、貴方の案内を頼まれたから。付いてきて。」

 

僕は言われるがままについていくことになった

 

 

 

 

 

 

 




初投稿なので文がダメダメかもしれませんがここで主人公についての説明とLBXについて記しておきます

三条アキラ
公式大会ではアルテミスが準優勝2回、その他アングラテキサスや日本大会の優勝という悪くない成績の持ち主、惜しくも敗因の 1度目は自分のミス。二度目はLBXのCPUがアキラの操作に追いつけずシステムエラーを起こし負けと判断される。なお星原ヒカルが優勝する前の話なので面識はない。その後は実績をサイバーランス社に買われ相当の実力が無ければなれない、会社に属するテストプレイヤーとなる。サイバーランス社とは今も繋がりのある海道ジンとそこで知り合う。
本来神威大門統合学園は公式大会に三回優勝していなければならないがジンの紹介もあって筆記試験を9割五分を合格ラインとする特別試験を受けて入学する。

使用LBX

LBX プロトゼノン(2代目)
サイバーランス社が開発した次世代型LBX(2050年当時)で海道ジン(当時14歳)の腕を見込んで一機のみ製造した特別機である。のちに調整を経てゼノンとなる。
アキラが使う2代目は次世代型LBXの開発ではなく会社の開発力の向上を目指しているため趣向が若干違うがワンオフ機に変わりはない。外見は初代とほぼ同じであり違う点はカラーリングは本来黒と紫のカラーリングだが見分けを良くするために紫の部分をダークグレーに変更した。又CPUが二台搭載できるのに対してアキラが使うものは一台のみただし、CPUに関してはクリスターイグンラム社の協力もあって希少価値の高いメタナスGXの進化版である2054年数量限定生産であるメタナスGX2を搭載する。ウエポンはハンマー系のオベロン


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第2話〜

神威島に着き仮装国ジェノックに加入し新たなLBXをてに入れて新しい生活が始まろうとしていた


校長との挨拶も終わり校門を出用としたその時

 

「もしかして君転入生?」

 

声をかけられた方向を向くとそこには栗色の髪をした女の子がいた

アキラ「そうだけど」

 

「やっぱり!私服で校門を出てきたからそうじゃないかなぁ〜と思って。あっわたし鹿島ユノ、2年5組の副委員長をやってるの」

 

アキラ「僕は三条アキラ。よろしく」

 

ユノ「美都先生に言われて、貴方の案内を頼まれたから。付いてきて。」

 

僕は言われるがままについていくことになった

 

アキラ「さっき美都先生に聞いたけど、僕より前に転入生が入ったんだって?」

 

ユノ「うん、男子が2人。あとで紹介するね。」

 

連れられてゆくままに今後僕が衣食住でお世話になる場所に来た

 

アキラ「ここは?」

 

ユノ「私たちジェノックとハーネス、ポルトンが住んでるダック荘よ」

 

(木造建築・・・さすが60年代のものだなぁ)

靴を脱ぎ上がると目の前に活発そうなおばさんが立っていた。

 

ユノ「寮長殿!新人一名連行してきました」ビシッ

 

アキラ(連行って僕は囚人かい)

 

ユノ「では、私はこれで。明日学校でね」

 

アキラ「あぁ」

 

トメ「さてとじゃああんたの部屋に行こうか。」

階段を上がり奥の部屋に着いた

トメ「これが部屋の鍵、一応二つ渡しておくからね。なくすんじゃないよ」

 

アキラ「アッハイ」

「それと!」

 

アキラ「っ!」

 

「何か困ったら私にいいな。」

「はぁ」

「食事は18時だよ」と言って下に降りていった

 

アキラ「親切でいい人だな」

鍵を開け部屋に入る

中にはベッドが二台勉強机が二台対になって置いてある

さらに机の横にカゴがあり蓋を開けると

 

アキラ「驚いた下着まで支給品か・・・」

私服を脱いでジャージに着替えベッドに横たわる

「ふぅ、」一息つきプロトゼノンが入ったケースを開ける

「これが、僕のLBXかぁ・・・」

 

時は流れ18:00

 

アキラ「えっと食堂はこっちか」

入ると人でいっぱいだった

 

食事を受け取りどこに座ろうか迷っていると

「おーいこっちこっち!」

 

アキラ「?」

呼ぶ声の方に行ってみると

「君が三条アキラだね?」

 

アキラ「そうだけど。君は?」

 

「僕は細野サクヤ、でこっちが・・・」

ハルキ「第1小隊隊長の出雲ハルキだ、よろしく」

 

アラタ「俺瀬名アラタよろしくな!」

 

ヒカル「星原ヒカル」

 

アキラ「こちらこそ、よろしく」

 

アラタ「んで、アキラはどこの小隊なんだ?」

一口食べて

アキラ「フリーだって。」

 

フリーという言葉に謎を持つ第一小隊

ハルキ「フリーとは?」

 

アキラ「いずれかの小隊のLBXの損傷が激しく出撃不可となった場合その小隊に組み込まれるらしい。」

 

ヒカル「要は代打か・・・」

 

アキラ「その一方でどの小隊にも溶け込めるようちゃんとしておいてくれと美都先生に言われた」

 

サクヤ「成る程ね確かにうちのクラスは個性的だからね」

 

アラタ「それよりさ、後で俺とバトルしてくれないか?」

 

アキラ「いきなりか?」

アラタは体を乗り出して

「バトルを通じてお互いに知り合うのさ!」

ハルキは注意するように

「おい、アラタのLBXは完全に治ってないぞ」

 

アキラ「どうゆうこと?」

 

サクヤ「さっきのウォータイムでLOSTしそうになってね」

 

アキラ「嘘・・・」

 

ユノ「そこに私が登場したってわけ!」

アラタとヒカルの間から出てきた

アキラ「ふーん、どんなやられ方したんだ?」

 

ユノ「えーっと そりゃもう・・」

アラタは手をブンブンして

「もういいから、言わないでくれよユノ〜」

 

19:00

休憩室にあるDキューブにて

 

サクヤ「アラタ、軽くだよ」

 

「わぁ〜ってるって」

 

アキラ「じゃあ始めようか」

 

 

アキラの学園生活での初陣が始まる

 

 

 




あまり文構成が上手くありませんね


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第3話〜

寮であるダック荘に荷物を置き食堂で第一小隊ど出会ったアキラ、そこで瀬名アラタと出会う
しかも会って早々LBXバトルを申し込まれたのだ



食事を済ませた後ダック荘にあるDキューブに第1小隊、第4小隊そしてアキラの9人が集まる

アラタはすでにCCMを構え「じゃあ始めようぜ」

 

アキラもポケットから取り出し「ああ」

 

アラタ「行けDCオフェンサー!」

 

アキラ「プロトゼノン!」

 

二体のLBXが対峙する

 

アラタ「そのLBX初めて見るぜ!」

 

ハルキは見た感想を思うだけでなく「というか、君もDCシリーズではないのか?」

「すごいや見たことないパーツがたくさんだ!」

サクヤは若干興奮状態

 

キャサリン「ホントだぁ。っていうかあんたちゃんとLBXとCCM預けたの?」

 

アキラ「LBXは預けられることは知っていたから持ってこなかった。」

 

キヨカ「なるほど。でそのLBXはどうしたの?」

アキラ「学園長から渡された」

 

アラタ「学園長から?」

 

ハナコ「色が黒くてちょっと怖い」

ユノ「でも見た目は強そうじゃん、あの重そうなハンマーを片手で構えてるんだもん」

 

アキラ「ご感想どうも。それじゃ始めよう レギュレーションは?」

アラタ「スタンダードレギュレーションで行こうぜ」

 

〈バトルスタート〉

ステージ岩山

 

BGM ウォーズサントラ コンバットフォーメーション

 

アラタ「先手必勝!いっけぇ!」

CCMを操作しDCオフェンサーはプロトゼノン目掛けて猛突進する。

さらに剣を振り上げ斬りかかろうとする

 

アキラ「受け止めろ」 ピッピッピッ

プロトゼノンはハンマー系の武器オベロンを守りの構えに入れる。するとガキーン!と金属音が響く

 

さらに剣を振り連続攻撃を加えていくDCオフェンサーそれに対しプロトゼノンは余裕のある躱し方でアラタとの距離を取る

 

ヒカル「背中にある大きなやつを付けてる割には、動きは俊敏だな」

ハルキ「だが、避けてばかりだ」

 

ユノ「でも避け方は余裕のある素ぶりなんだよね」

キャサリン「このままじゃ追い詰められちゃうんじゃない?」

 

距離を取ったプロトゼノン

アキラ「今度はこっちの番だ」ピッピッピッ

プロトゼノンは背中のブースターを噴射し飛び上がる

アラタ「飛んだ!?」

 

DCオフェンサーは剣を構え直して迎え撃とうとするが、今度は勢いよく降下したプロトゼノンの重いハンマー攻撃によりよろめく。

 

アラタ「くっやるな」ピッピッピッ

再び攻撃を加えようとするがそこにはプロトゼノンはいない

アラタ「どこに消えた」

 

アキラ「こっちさ」

プロトゼノンはジャンプ攻撃の後素早く回り込みDCオフェンサーの背後にいたのだ。

片手で持っているオベロンをDCオフェンサーの胴体を狙って下から振り上げそのままヒット!さらに今度は大きく振りかざし機体を吹き飛ばす

 

アラタ「うぉわ〜〜」今食らった攻撃を見てCCMでダメージを確認する「うひゃ〜〜ハンマー攻撃は効くなぁ〜」

 

ハルキ「呑気な事を言ってるな、今のペースで受けていたらすぐにブレイクオーバーだぞ」

 

アラタ「わかってるって こうなったら」ピッピッピッ

武器を片手銃に変え再び走り出すが今度はプロトゼノンと逆の方向に猛ダッシュしていく

アキラ「逃すか!」

プロトゼノンも追うように走り出すが見失ってしまう。気づいてみれば2つの岩山の間に居たのだ。

 

アキラ「どこに居るんだ?」プロトゼノンは辺りを見回す

 

すると岩陰からDCオフェンサーが飛び出して

アラタ「今だ必殺ファンクション!」

CCM「アタックファンクション ハイパーエネルギーボム!」

DCオフェンスサーは大きなエネルギーの弾を銃から撃ち出す。そのままプロトゼノンにあたるかと思ったが弾はされて岩山に当たる

 

アキラ「どこを狙ってるかと思えば・・・ん?」

ユノ「まずい!」

何が起こっているかというと当たった必殺ファンクションが岩山を崩してしまったのだ。しかもそのままプロトゼノンを下敷きにしてしまう。

 

一同「「「「「・・・・」」」」」

言葉を失った

 

アラタ「うまく行ったぜ。」

 

アキラ「まさか・・・これを狙ってたのか?」

 

アラタ「そのLBXの速さじゃ、避けられると思ってな!まぁ俺の勝ちけど」

 

アキラはフッと笑い「それはどうかな」ピッピッピッ

ゴゴゴゴゴゴッ

ハルキ「なんだ揺れてるのか?」

 

ドゴンッ

 

BGM 秒殺の皇帝

岩の瓦礫からプロトゼノンが飛び出してきた

サクヤ「あの瓦礫の山を生き延びたのか!」

ヒカル「並みの腕じゃ到底できない」

アキラ「お返しだ。必殺ファンクション!」

CCM「アタックファンクション インパクトカイザー!」

 

片手で持っていたハンマーを両手で持ち後ろに振り上げ勢いよく前に振り下ろし地面を叩き割る。すると赤い高熱エネルギーが次々に吹き出していく

 

アラタ「なんだこれ! くそっ!」ピッピッピッ

DCオフェンサーは避けようとするがあまりの急展開についてこれずまともに受けてしまう。しかもそのまま大爆発

 

一同「「「「あ・・・・」」」」

アラタのCCMにはブレイクオーバーと表される

アキラ「ブレイクオーバー僕の勝ちだ」

 

ハルキ「なんてやつだ・・・」

するとサクヤが

「あああ!せっかく直したのに、こんなになっちゃってどうしてくれんのさぁ〜。」

アキラは頭を書きながら「なんか、ごめん」

DCオフェンサーの状態はアーマーフレームに一部ひびが入ってしまっていた。

キャサリン「あんなにしておいて何処がスタンダードレギュレーションよ」と嫌味ったらしく言う

 

するとそこへ

トメ「あんたたちかい!こんな時間にこんなドタバタ騒ぎやってさっさと部屋へ戻りな!」

 

アラタ「うわっやべみんな戻るぞ!ヒカルも」

ヒカル「まったく」

サクヤ「あ〜ちょっとこれどうするの?」

アラタ「治したいとてくれ」

サクヤ「そんな無茶な」

ハルキ「はぁ〜」

 

ユノ「私たちも戻ろうか」

キャサリン「そうね」

ハナコ「うん」

 

みんな一瞬にして居なくなった

アキラ「ふぅ」

するとそこへトメがヅカヅカ寄ってくる

トメ「あんた、転入初日にやんちゃしすぎだよ。Dキューブあんなにしちゃってこれじゃ次使う人使えないじゃないか!」

 

アキラ「すいません」ペコペコ

 

トメ「まぁ今日は大目に見てやるからさっさと休んで寝な」

 

アキラ「あっはい」

そのまま部屋に戻る

 

ベッドに横たわると

「若干だったけど追いつけなかった、メタナスGX2の処理能力に慣れないといけないな」

そのままの落ちしてしまうのであった

 

アラタとヒカル部屋

二人とも布団に入って上を見上げたまま

ヒカル「君はどう思ってる?」

 

アラタ「どうって?」

 

ヒカル「今日入った、アキラの事だ。バトルの後半 君は手も足もでなかったようなものだ。あのゴツゴツとした機体であの速さあれは僕でも勝てるかどうか」

 

アラタ「あぁ、でもすっげぇよアイツまたバトルしてみたいぜ!」

 

ヒカル「君は気楽だな、あれだけの必殺ファンクションをまともに受けたんだ。サクヤが今夜中に直せるかどうか・・・」

 

アラタ「あははは」

 

ヒカル「まったく。僕はもう寝る」

 

こうしてアキラの初バトルが終わったのだ

 




戦闘描写うまく書けませんね


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第4話〜

サクヤは昨日アラタがアキラにバトルを申し込んで一戦交えたが最後は必殺ファンクションをまともに受けたため負けてしまったDCオフェンサーの機体を朝早く起きて修理していたのだ。

「まずいな、アキラの必殺ファンクションまともに受けたからアーマーフレームがボロボロだ。これじゃまともに出撃できないな」

すると

 

アラタ「サクヤ〜!ソロソロ出ようぜ!」

 

サクヤ「今行く。ちょっと待ってて」

 

工具箱に道具をしまいカバンを取って部屋を出る

 

そのまま第一小隊みんなで登校する

 

ハルキ「そういえばサクヤ、アラタの機体はどんな感じだ?」

 

サクヤは首を横に振って

「完全には治せなかった。アーマーフレームがボロボロな部分もあるし殆どにヒビや亀裂が入ってる」

 

ヒカル「そんなに酷いのか?」

 

サクヤ「幸いコアスケルトンは動くには支障がないから大丈夫だよ。でも昨日はやりすぎだよアラタ」

 

アラタ「わりぃわりぃ、けどさあんな必殺ファンクション撃つなんて思わなかったぜ」

 

ハルキ「確かに、今朝昨日のDキューブの跡みたがめちゃくちゃになっていた。」

 

アラタ「でも、それだけの実力があるってことはうちのクラスも心強いってことだろ?」

 

サクヤ「呑気なこと言ってられないよ。このまま午後のウォータイムまでに間に合わなかったらアラタは今日出撃できないかもしれないんだよ」

そこに後ろから

アキラ「それは、悪かったよ」

 

アラタ「うぉっ(°▽°)びっくりした」

 

アキラ「おはよ。」

 

「「「おはよ」」」

 

アラタ「しっかし昨日はマジで凄かったぜ」

 

アキラ「今度から自重するよ・・・」

 

ハルキ「急ごう、遅刻するぞ」

 

アキラ「あぁ」

 

そしてホームルーム

 

美都「全員注目!今日からこのクラスに入る転入生よ」

 

アキラ「三条アキラです。よろしく」

 

美都「席は、出雲ハルキの後ろよ」

 

僕はそのまま席につく

 

美都「では、このまま授業を始めます」

 

 

しばらくして二時間目が終わり

 

 

アラタ「やっべー休み時間に寝ちゃった。遅れる遅れる!」

と校舎内を走って階段を登って最上階のドアを開けるが・・

「あれ?屋上間違えた〜何処だよ視聴覚室」

 

「二階の突き当たりだ」

 

「えっ?」振り向くと白い制服をきた男子生徒が屋根の上に立っていた

「視聴覚室は二階の突き当たりだ。」

 

「そうかってその制服ロシウスだよな?どうして他のクラスの時間割覚えているんだ。誰だかわからないけどありがとう。」

チャイムが鳴り急いで階段を降りて視聴覚室にいくが

 

猿田教官「バカモン!!」

アラタ「ひぃ〜〜」

猿田教官「遅れてくるとは何事だ!時間を守れないものに戦闘での勝利はないぞ!」

 

ユノ アキラ「何やってんのよ(だか)」

 

そして僕はその日にウォータイムでのバトル講座で敗北の種類や戦い方の定石を学んだ。中でも気になったのが。

 

セカンドワールド内では敗北は二種類ある事

猿田教官の問いに東郷リクヤが答える

 

「はいブレイクオーバーとロストです。ブレイクオーバーとは敵の攻撃により・・・」

 

 

とながながしく答えていたが要約するとブレイクオーバーは修理すればまた出撃できるけどロストはLBXが完全破壊されることでこの場合プレイヤーは戦死したことになり退学となるみたいだ。ただロストしそうになった場合エスケープスタンスというのを使って一定時間耐えれば戦線から離脱することができるらしい。そのことに対して

 

キャサリン「アンタはいいわよねリクヤ。すぐに使って離脱するんだから」

 

その挑発的な言動に対し第3小隊の谷下アキトが「キャサリンルース!リクヤさんをバカにする気か?」

 

キャサリン「事実を言っただけよ、だって仲間殺しのリクヤだもん」

 

アキト「なんだと!」

 

そこへ猿田教官が叱るが 仲間殺しのリクヤってなんだ?

 

そのままその日の授業は終わり昼やすみになる

アラタは腕を伸ばして「やったようやく昼休み」

アキラ「アハハ」

 

そこへ美都先生がやってきて放課後のウォータイムについてのミーティングが始まった内容としては

 

ロシウス連合のギガントの壁とやらを全小隊で破壊するらしい。みんな簡単そうに言うがそれに対して

 

美都「そのギガントの壁にガウンタイゼルファーが配置されているわ」

 

アキラ「バイオレットデビル?」

 

サクヤ「学園始まって以来の最強のLBXとも言われている。」

 

ヒカル「最強か・・・」

 

アラタ「そんなに強いんだ。」

 

サクヤ「あぁ。あいつと一対一でやりあって生き残ったものはいない」

 

アキラ「そんな奴がロシウスに」

 

作戦の説明では一個小隊が囮となってバイオレットデビルを引きつけその間に他の小隊が支柱を破壊することになったのだが・・・

 

つまり囮の小隊が1番重要となる、しかもだれも立候補しなかった。

 

 

昼休み校内食堂にて小隊長等が話し合いすることになった

 

リクヤ「私たちはご免です。囮なんて能力の低い奴がすることです。」

 

キャサリン「素直にビビってるって認めたら仲間殺しのリクヤくん?」

 

とまぁ罵りあいが始まる

 

ハルキ「真面目に話し合おう。囮となる以上相手の攻撃を交わせるほどの技量が必要だからな」

 

なかなか決まらないところへ

 

アラタ ヒカル「「俺(僕)がやります!!」」

 

ハルキ「アラタ ヒカル・・・」

 

まさかのやる気に満ちた二人

アラタ「俺、バイオレットデビルと闘ってみたい」

 

ヒカル「僕もだ」

 

アキラ「おい、本気か!」

しかも

 

ハルキ「だめだ小隊長として許可できない!」

その一喝により皆が静まり返った

 

サクヤ「ハルキ・・・」

 

5時間目の終了後ヒカルとアラタが改めて闘いたいと頼むが

ハルキ「何度言ったらわかるんだ!」

 

アラタ「けど、アキラの必殺ファンクションがあればバイオレットデビルだって。」

 

アキラ「闘ったこともないから何も言えないし。まずアラタたちの小隊じゃないから。僕は一緒に出撃できない!」

・・・・

 

サクヤ「あの事をいつまで引きずっていてはダメだよ。立ち止まってたら何も始まらない。」

 

ハルキは目を瞑り

「わかった、囮は第1小隊が引き受ける!」

 

皆それでいいと言う顔をしていたので、僕は職員室に行き美都先生にこれを報告した。

「そう、第1小隊が囮に」

 

アキラ「それと、先生お願いがあります。僕も出撃させてください」

 

「それはどう言うことかしら?」

 

アキラ「昨日、僕はアラタにバトルを申し込まれ一戦戦いました。その時僕は必殺ファンクションを使ってしまいアラタ機体を出撃できるかどうかの状態にしてしまいました。これからウォータイムギリギリまで修理するそうです。第1小隊が囮になるのにこの状態では・・・」

 

美都「つまり、サポート役につけてくれと、こう言うのね。」

アキラは頷き

 

美都「わかりました。この事は司令室のブリーフィングで話します。貴方はLBXの準備をする事ね」

 

アキラ「わかりました。」

 

 

ウォータイム直前司令室

美都「作戦の内容を確認するわ、まず第1小隊と三条アキラが囮となりバイオレットデビルを引きつける。その間に他の小隊か五本の支柱を破壊そのあと、第1小隊達の援護にまわる。いいわね、では出撃!」

 

 

コントロールポット室に向かい乗り込むとハッチが閉まりLBXを入れるダクトにプロトゼノンを入れる

 

アキラ「僕たちの初のウォータイムだ行くぞプロトゼノン」

 

ウォータイムが始まりクラフトキャリアが発進する

 

司令室

猿田「さて、今回はどんな動きをしてくれるんでしょうかな?おっ今日入った新人も出るのですな。」

 

美都「ダメと言ったはずです。」

 

サクヤ『まもなくギガントの壁です。』

 

アラタ「あれがギガントの壁かぁ」

 

アキラ「想像してたより大きなぁ」

今回プロトゼノンの武器はアサルトライフル系中距離からバックアップ射撃することになる

 

ハルキ「3人とも準備はいいか?」

 

アキラ ヒカル アラタ「「「ok」」」

 

ハルキ「降下開始」

 

レバーを下げ降下するアラタとヒカルははるかに着いて行きアキラは距離をとって中距離狙撃ができる位置へ向かう

 

サクヤ「敵機3機ガウンタ一機グレイリオ2機!」

アキラは狙撃でバックアップしようとするがその必要もなかった。瞬く間に倒してしまったからだ。

 

アキラ「ここまでは順調か。」

 

ハルキ「何処だ、バイレットデビル。」

ハルキたちのDCオフェンサーは辺りを見回す。すると壁の頂上からから紫の機体が飛び降りてきた。しかも剣を余裕ある構え方で仁王立ちしている

 

アキラ「これは・・・」

 

ハルキ「ガウンタ イゼルファー」

ヒカル「これが・・」

アラタ「バイオレットデビル」

 

 

その迫力にアラタ達3人は一瞬固まってしまった

 

アラタ「こいつは俺が倒す」

 

ヒカル「やるのは僕だ!」

2人は一斉に飛び出してガウンタイゼルファーに突っ込んでいくが

アラタ「消えた?」

 

その様子をスコープ越しに見ていた僕は

「アラタ!後ろだ!」

 

アラタのDCオフェンサーは振り向いた瞬間にバイオレットデビルの

ベリアルブレードに切り落とされてしまった

 

ヒカル「くそっ」ヒカル機は下がりながらビームサブマシンを撃つが全て躱されあっという間に追いつかれて今度は足を切られてしまう

 

ハルキ「アキラ、援護できないのか?」

 

アキラ「早すぎて狙いが追いつかない。・・・僕もそこに」

 

ハルキ「ダメだ今来たらアキラまでやられる」

 

サクヤ「2人とも!逃げるんだ!」

 

アラタ「くっそーー!」アラタは撃ちながら走りバイオレットデビルとの距離を詰めるがベリアルブレードのカウンターを食らってしまう。しかもアラタの機体に向け歩きながらベリアルブレードを振り上げる。

 

アキラ「アラターーー!」

 

 

 

振り下ろされたベリアルブレードは新たに攻撃を加えたかとおもわれたがしかしそこには

 

「もぅ、あんな思いはたくさんだ」

ハルキのDCオフェンサーにベリアルブレードがめり込んでいたのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はアキラの見せ場はありませんでしたね


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第5話〜

ハルキ「あんな思いはもうたくさんだ!」

 

ハルキはアラタをかばって前に出るがそれはガウンタイゼルファー(以下バイオレットデビルの攻撃をまともに受けるという意味であった。

 

サクヤ「ハルキ!」

 

アラタ「くそっ今助けに!」

 

ハルキ「くるな!2人は早くエスケープスタンスを!」

だがバイオレットデビルはハルキの機体にめり込んだベリアルブレードを抜くと振り上げてとどめを刺そうとする。

 

ハルキ「くっここまでか・・・」

ロストは確実だと思っていたが

 

アキラ「やめろ〜!」

そこへアキラのプロトゼノンが割って入り振り下ろされたベリアルブレードをオベロンで受け止める

あまりのパワーに火花が散ってしまっている

ハルキ「アキラ、なんで出てきたんだ!」

 

アキラ「見ておけない、それより早くエスケープスタンスを」

 

ハルキ「エスケープスタンス!」

その後にヒカルもエスケープスタンスをとるがアラタは取っておらず

しかも・・・

アラタ「必殺ファンクション!!」

″アタックファンクション ハイパーエネルギーボム″

 

 

が狙った先はバイオレットデビルはそれを軽く避けプロトゼノンとの距離をとる。

しかし避けられたハイパーエネルギーボムはその先にあったヒカルが落としたビームサブマシンガンの引き金にあたり発射されバイオレットデビル直撃する。腕にわずかな傷がついている

 

?「俺のガウンタイゼルファーに・・・」

 

サクヤ「アラタエスケープスタンスを」

アラタ「でも、アキラが・・・」

アキラ「ぼくは大丈夫、早く!!」

 

アラタ「エスケープスタンス!」

がその間無防備になるためアラタの機体に攻撃を加えようとするが再びオベロンで止め今度はプロトゼノンが有するのパワーで弾き飛ばす

アラタ「エスケープ完了・・・」

 

アキラはアラタがエスケープしたのを確認するとバイオレットデビルを睨みつけて手に力を入れる

 

アキラ「さて、今度はこっちの番だ!」

 

BGM

https://m.youtube.com/watch?v=gl-gUSWMT7U

2:19:04

 

アキラ「っっ!」

プロトゼノンはもう加速してフェイントをかけながらバイオレットデビルにオベロンを叩きつけようとするが相手もも二つの剣でそれを受け止める。

アキラ「だったら、」

オベロンを片手に持ち早いスピードで猛攻撃を加え反撃の隙を与えないようにするが相手はそれを上手く受け流すためダメージは与えられてない、しかも今度はバイオレットデビルもブースターで加速して素早い攻撃を加えるがそれがわかっているアキラも避けたりオベロンで捌いている。

 

サクヤ「すごい、ここまでバイオレットデビルと互角なんて・・・」

 

司令室では美都先生と猿田教官がその戦闘を見ていた。

猿田「あのバイオレッドデビルとここまで遣り合うとは三条アキラ・・・相当な腕前ですな。」

 

美都「・・・・」

 

そんなお互いにダメージを与えられない熾烈な戦闘が続いたがプロトゼノンの動きの隙をつき第一撃を与え後ろに後退させる

サクヤ「アキラ やっぱり撤退するんだ。このままじゃ君のLBXが危ない。エスケープスタンスをとるんだ!」

 

アキラ「なら、・・・」

 

プロトゼノンは構えていたオベロンの一部を地面に着ける、するとあたり一帯が揺れ始める。しかもその揺れでバイオレットデビルは謎の揺れに理解できず止まる。それは付近まで来ていた第2小隊にも伝わっていた

 

ゲンドウ「なんだ、この揺れは?」

セイリュウ「ギガントの壁の方からです」

タイガ「行ってみましょう」

 

壁の方へ進み崖の上から覗くと第1小隊はすでにエスケープスタンスを取り戦線を離脱している悲惨な状況でアキラのプロトゼノンも動かないでいた。

 

ゲンドウ「まさか・・・この揺れは?」

タイガ「セカンドワールドに地震はありませんよね」

セイリュウ「あるわけない。だが、」

ゲンドウ「いや、地震ではないこれはアキラの機体がものすごいエネルギーを放っているんだ。」

 

アキラ「焼き尽くせ!」

 

″アタックファンクション インパクトカイザー!!″

 

オベロンを振り上げ一瞬貯めてから一気に振り下ろし地面を叩き割る

すると先日放ったものとは桁違いの赤い高熱エネルギーが一気に噴き出す。バイオレットデビルは向かってきたそれを間一髪のところでかわすが繰り出したインパクトカイザーはそのままギガントの壁を直撃、壁の外装を一部破壊してしまうのだ。

 

アキラ「躱した?!」

 

サクヤ「アキラ後ろ!」

気づくと真後ろにバイオレットデビルがいてもう無理だと思った瞬間砲撃がバイオレットデビルに向けられ、相手機は退いて消えたのだ。

 

アラタ「あれはDCエリアル?」

ゲンドウ率いる第2小隊が援護してくれたのだ

 

その後撤退の指示が入って結果的に攻略作戦は失敗してしまった

しかも第1小隊に対して他の小隊は批判するばかり。

 

だが美都先生は収穫もあったと言ってくれた。フォローのつもりなのかはわからない

 

夕方

アラタ「全く、ひでぇよなぁ。」

アキラ「でも、攻略できなかったのは事実だし、仕方ないと思う。」

ハルキ「アラタ、ヒカルこれからは命令をちゃんと順守するんだぞ!」

アラタ「わかってるよ・・・」

若干ふてくされながら校門を出ると校門の壁に寄りかかっている生徒を見て

アラタ「あれ朝の・・・」

ハルキ「北条ムラク!?」

アキラ「誰だ?」

サクヤ「5週連続でシルバークレジット獲得ランキング1位の凄腕プレイヤーだよ」

 

ムラクはアラタとアキラを見て

「俺の機体に一撃を浴びせ、その上あそこもまでやり会えたのはお前たちが初めてだ。」

アラタ 「えっ?」

ムラク「瀬名アラタ、三条アキラ その名前覚えておこう。」

と言っては去っていく

 

アキラ「なるほど、つまり」

ハルキ「北条ムラクが」

ユノ「バイオレットデビルのプレイヤーってこと?」

サクヤ「学園でNo.1のプレイヤーが2人を認めた。」

アキラ「認めてもらってもね・・・帰ろっか」

 

 

帰宅の途に着くのであった




三条アキラの大会での戦績

2052年日本大会優勝 アルテミス準優勝 アキハバラキングダム優勝
2053年アルテミス準優勝
2054年
2055年神威大門統合学園入学 機体をプロトゼノンへ


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第6話〜

先日のギガントの壁攻略の失敗もあってか日曜の早朝に小隊長会議が開かれた。そこに僕も参加する羽目になっている。

 

ハルキ「、こんな日曜の朝早くになぜ小隊長会議を?」

ゲンドウ「お前が一番わかってるはずだ。ハルキ」

リクヤ「第1小隊の新人についてみんなで話したいと思ってましてね」

アキラ「なるほど。で隊長でない僕を呼んだのは?」

キャサリン「あんたは遠くから途中まで様子を見てたでしょ、自分のから見た2人のことを言ってくれればそれでいいわ。」

カイト「あの二人肝心なところで命令を聞かなくなるよね?それともまた君の所為?」

 

ハルキは下を向いて黙ってしまった

 

キャサリン「あら、図星?」

ハルキ「言い訳はしない」

アキラ「バイオレットデビルに出会って戦ってみたいと言う思いが強かったとか?」

リクヤ「つまり、新人によくある事だと?」

こくんと頷くと

カイト「でもそれ、君が言ったら説得力ないよ」

キャサリン「そうね、あの2人と違って後ろで見てたんだから」

リクヤ「まぁあそこで飛び出さなかったら第1小隊全員ロストしてたかもしれませんね」

 

もう第一小隊に対するバッシングだ、

 

ゲンドウ「で?明日のウォータイム第1小隊は出撃できるのか?」

ハルキ「LBXについてはサクヤが全力で修理している。

キャサリン「ロスト寸前だっんでしょ?治るの」

ハルキ「それは・・・」

 

なんか日曜日なのにモヤモヤした空気が流れてしまった

 

食堂じゃアラタは呑気にしてるし・・・まぁ一緒に食べてるけど

すると周りから

「なぁ、あいつだろバイオレットデビルに始めてダメージを与えた奴

とほぼ互角の戦いをしたって言う奴?」

「俺モニターで見たけど必殺ファンクションがすごいのなんのだぜ」

「壁の外装ぶっ壊したんだってな」

なんて噂話が聞こえる

 

ヒカル「君達はどう思ってるんだ?」

アキラ「・・・・」

アラタ「別にいいだろ?退学になったわけじゃないし。」

ヒカル「でも、アキラはともかくぼくたち2人は手も足も出なかった。」

 

アラタは状況がわからないでいた。メカニックのサクヤが修理に時間がかかって来てないことを寝坊と言ってしまうくらいだったからだ。僕は呆れて食べ終わると部屋に戻って私服に着替えた。

 

プロトゼノンの調整は時間の空いている小隊のメカニックに頼むようになっている。みてもらう内容としてはコアスケルトンや駆動系、アーマーフレームなどである。今日は第4小隊の仙道キヨカに頼むことにした。

アキラ「仙道〜」

キヨカを呼んで事情を説明すると

キヨカ「わかった、確認しておく。」

アキラ「あぁ、頼んだ。」

 

頼みごとを終えると靴を履き替え外に出て海が見える展望台に行くとそこには同じ私服に着替え一枚の写真を持ったヒカルがいた。

アキラ「その写真、アルテミスのか?」

ヒカル「あぁ、少し君のこと調べたんだが君もアルテミスに出場していたな」

アキラ「君が優勝する前の話だけどね・・・」アキラは写真を見せる

そこには白いジ エンペラーが写っていた。

ヒカル「これは海道ジンが使っていた。ジ エンペラー!?」

 

アキラは海を見ながら「あの人が使ってたのとは少し違うけどね。たしかに僕は2年連続で出場していたんだ。今だから言うけど、日本大会で優勝した僕はアルテミスに出ようと思った。でも、最初の年は自分の操作ミスで負けたよ。その時だ自分はまだまだ弱いって気づいたそこからは練習に練習を重ねたさ。そしてアキハバラキングダムに参加そこで優勝した。今度こそアルテミスで優勝しようと思った」脳裏にその時の様子が蘇る

 

MC『強い!!決勝バトルロワイヤルで開始30秒で3体をブレイクオーバーやはり勝つのは昨年の無念を晴らす三条アキラか?!』

 

アキラ「その時の残った相手とは互角でどっちが勝ってもおかしくなかった。でも・・・」

 

アキラ『終わりだ 必殺ファンクション!』

と叫んだ瞬間に聖騎士エンペラーの動きが止まった

 

MC『おっと!?どうしたことか?聖騎士エンペラーの動きが止まったぞ!』

 

 

ヒカル「それって・・・」

アキラ「僕の入力CCMコマンドにCPUがついてこれなくなって機能が停止したんだ。全くついてないよ・・・」

ヒカル「それ以来、君は全く公式大会に出てないね」

アキラ「あの時はとても悔しかった・・・」

ヒカル「そうか、僕も今複雑だ。アルテミスで優勝して世界一になったのにのにこの学園に来たら通用しないことが・・・」

アキラ「君はルシファーだっけ?」

ヒカル「あぁ僕の使ってきた機体の中で最高のものだった。アキラが羨ましいよ完全なワンオフ機を与えられて」

アキラ「僕はサイバーランス社のテストプレイヤーなんだ。だから使うこのLBXもサイバーランス社のものを使っているんだ。」

 

ヒカル「学園長に渡されたというのはそう言うことか・・・納得したよ」

アキラ「あのプロトゼノン反応速度が早すぎてね、アラタと戦った時

微妙なズレを感じたんだ。」

ヒカル「あの後コアパーツは変えたのか?」

アキラ「変える必要はないよ、なんせメタナスGX2が入ってるんだ」

ヒカルは驚いた「?!・・・あの世界でも少数のCPUが君の機体に?」

アキラ「僕もコアボックスの中を見た時はびっくりしたよ。何度写真を確認してもメタナスGX2だったからね」

 

ヒカルは柵に寄りかかって「LBXが治ったら僕とバトルしてくれないか?」

アキラ「いいけど?ウォータイムの出撃もあるからあまり激しくできないと思うけど。」

ヒカル「それでも構わない!CPUが追いつかなくなるほどの操作がどんなものか見てみたいんだ!」

アキラ「ヒカル・・・わかった。そのうちにな。」

 

「ここにいたのか?」

ヒカル「ハルキ。・・・」

アキラ「サクヤ、なんて言ってた?」

ハルキ「修理には時間がかかるってアラタはパテ埋めを手伝ってる。それとガウンタのトドメを止めてくれたこと感謝してるって言ってた。」

ヒカル「そうか」

ハルキ「ここでの戦いは観客を魅了するためのバトルは必要としない、まさしく戦争なんだ。」

ヒカル「そんなことは分かっている」

ハルキ「そうとは思えない」

 

アキラは柵に寄りかかりながら「与えられたミッションを遂行し生き残ることが何より重要、そしてそれがジェノックの勝利につながるってことか?」

ハルキ「その通りだ。だからこそ指揮系統の遵守は必要だ。隊長である俺の指示に従ってもらう。」

ヒカル「嫌だと言ったら」

ハルキ「負けて悔しいのなら考えるべきだ。勝つために」

ヒカル「勝つため・・・?」

ハルキ「そうだ」

 

波が完璧に打ち付けられ水しぶきが飛ぶ

 

アキラは腕時計を見て「そろそろ戻る、仙道にプロトゼノンの調整頼んでおいたから。」

ハルキ「わかった」

アキラ「今日出撃できるといいな」

拳をぎゅっと握りしめて歩きながら「古城アスカあの時の借りは必ず・・・」ボソ

 

 

 

 

ダック層に戻り女子寮の扉のまでうろついているとガチャリと開きそこか仙道が出てきた

アキラ「調整終わったのか?」

キヨカ「とても興味深かった、ワンオフ機だけあって特殊な技術が多用されていたしもっと知りたいと思った。」

アキラ「そんな風に言われるようなら、こいつも、満足してるのかもね」

キヨカ「これからも私にメンテを任せてほしい。」

アキラ「僕は構わないけど、自分の小隊の方が優先なんだし・・・」

キヨカ「そこはなんとかする・・・お願い」

 

アキラ「わかった。ありがとう仙道」

キヨカ「呼び方 キヨカでいい。それと試しにあそこのDキューブで動作の確認をしてほしい」

 

アキラ「それはいいけど僕一人だけじゃなぁ。アラタでも誘うか・・・」

キヨカ「私が相手する。」

アキラ「キヨカ、メカニックなのにバトルするのか?」

キヨカ「お兄ちゃんの妹だから」

アキラ「成る程、やっぱり箱の中の魔術師の妹ってことか」

 

 

Dキューブを挟み向かい合う

アキラ「じゃあ始めよう、プロトゼノン!」

キヨカ「ナイトメア」

 

アキラ「キヨカそれって、・・・」

キヨカ「私が自分でカスタマイズしたオリジナルLBX」

アキラ「すげぇ、カッコいい。やっぱ分身とかできたりするのか?」

キヨカ「一応は・・・」

 

キヨカのナイトメアは本来黒い部分がダークブルーに変更されており、ナイトメアズソウルも基本の色は黄色ではなく青になっている

 

《バトルスタート》

 

スタートと同時に両者飛び出してハンマーをぶつけ合うキヨカはストライダーフレームが持つ素早さ、アキラのプロトゼノンは持ち前のパワーで攻撃し合う。

ナイトメアがトリッキーな動きに出た。すると

 

アキラ「なんだ・・・まさか!」

しばらくするとキヨカのナイトメアが分身していた。

キヨカ「ここからが勝負。」

 

分身のせいでどれが本体かわからないため攻撃を受け続けてしまう。そしてプロトゼノンは上に飛ばしあげられてしまう

 

アキラ「くっ」CCMピッピッビッ

 

ロケットブースターで体制を立て直し逆に飛ばされた時の高さを利用してナイトメアに攻撃を与える。

分身が終わり一体に戻る。いくらナイトメアでもプロトゼノンのパワーに任せたハンマー攻撃はお世辞にも余裕とは言えず結構なダメージを受ける

 

キヨカ「動きは問題ないようね。」

アキラ「あぁすごい、キヨカ これからも頼むよ」

キヨカは少し微笑み「うん」

そう言うとお互いにLBXをDキューブの外に出してバトルを終わりする。

 

部屋による前にサクヤの部屋によったアキラ

「どんな感じだ?サクヤ」

サクヤ「ハルキのDCオフェンサーは何とか終わった。今ヒカルの機体をバラしてメンテ中だ。」

アラタ「んで、俺はヒカルのアーマーフレームのパテ埋め」

 

サクヤ「あっアキラのプロトゼノンのメンテはどうしよう・・・」

アキラは上着を脱がながら「それはキヨカがやってくれてもう終わったよ」その場に座り込んで「アラタのアーマーフレーム貸してくれないか?」

サクヤ「えっメンテできるの?」

アキラ「コアスケルトンは無理だけどアーマーフレームならできるよ。あと道具一式貸してくれない?」

サクヤ「わかった、助かるよ。これなら日付越す前までには終わりそうだ」

 

1.5時間後

アキラ「終わった・・・」

 

サクヤ「うそっ!?早くない?」

アラタ「サクヤが大体一時間だろ・・・メカニックでもないのに」

アキラ「ある人に教わったんだ。自分のLBXくらい治せないとね、でもコアスケルトンは全く無理。そこはメカニックに任せるよ。」

 

そこからもメンテの時間は続いた。最終調整も含めて終わったのは

就寝した1時間前だった。

こうして束の間の日曜日が終わったのだ




聖騎士エンペラー
元々神谷重工のジ エンペラーを山野淳一郎がオールハンドメイドしたアキレスカラーのエンペラーその中身は神谷重工のエンペラーとは全く別の物ある。製造した経緯は2051年イノベーター事件からディテクター事件までの間に山野博士はかつてアキレスと熾烈な戦いをしたエンペラーを研究し自作までしてしまった。しかしすでにエンペラーは神谷重工の特許があるため売り出すことはできず、アーマーフレームはそれのみとなってしまった。その箱を持って公園で散歩しているとバトルをして負けてアーマーフレームまで粉砕されて苦い顔をしていた子がいたそれが三条アキラだった、かわいそうにと思ったのかその子に自作した″聖騎士エンペラー″と書かれたアーマーフレームの箱を渡す。メーカーが書いてある場所にはYAMANO HANDOMADEと書かれてる

ウェポン
聖銀鎚ティターニア



聖騎士エンペラーですが公式と内容が違ってますがそこは・・・


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第7話〜

翌日のホームルーム 美都先生が第一1小隊を前に呼び出した。

 

カイト「もしかして退学かな〜?」

アキラ(なんだ縁起でもない)

リクヤメガネを直し「これでお荷物が無くなりますね」

アキラ(お前もか・・・)

 

だがクラスが静まり帰ってるのに変わりはない

アキラ(一体何を言い渡されるのだろう)

 

美都「現在、貴方達のLBXは満足な状態とは言えないわね」

 

ハルキは下を向くが無理もない二度もバイオレットデビルにやられたんだ

 

美都「ではこれを使って今日のミッションに参加してもらいます」

銀のアタッシュケースを教卓の上に出しロックを解除してあけた

 

そこにはLBXのアーマーフレームのパッケージが三つ入っていた。

 

アラタ「これは」

ハルキ「LBX・・・」

 

美都「今日からジェノックに新型機が投入されます、よってこのLBXの試験も兼ねて第1小隊に出撃してもらいます。出雲ハルキにはオーヴェイン、星原ヒカルにはバルスパロス、瀬名アラタにはドットフェイサーが支給されます」そのことに対し

 

リクヤ「先生、なぜ第1小隊だけなのですか?」

キャサリン「そうです!第1小隊は前回の作戦でミスをしました!」

カイト「そんな奴らに新型機を任せていいのかな〜?」

 

アラタ「俺たちだって必死だったんだぞ!」

キャサリン「ロストしたかもしれない戦い方しといて?!」

アラタ「くっ・・・」

 

僕は我慢ならなかった「じゃあ、君たちはバイオレットデビルの相手できるのか?自分たちに危険なことがあれば逃げて他人に押し付けてその上失敗すればバッシング、そんな考え方を持ってるやつらに新型機を任せようと僕は思わないね!」

柄にもなく怒鳴ら散らしてしまった。周りが僕を見る

「あ・・・」

 

するとゲンドウが「第1小隊とアキラは俺たち第2小隊が駆けつけるまで果敢に戦っていた。その姿勢は評価できる アラタ新しいLBXでも見せてみろお前たちの戦いを」

アラタ「わかった!」

 

うまく丸めてくれて助かった・・・

 

その後教室で三人が新たなLBXを組み立て完成させる。その姿に

アラタ「すっげえこれがドットフェイサーか!」

サクヤ「ベースはブロウラーフレーム、バルスパロスはないとフレーム仕様の高起動型、オーヴェインはワイルドフレーム、耐久力がありそうだ!」

ユノ「どれも強そうじゃない♪」

さらにハルキがCCMを操作してオーヴェインの一部が変形する。

ユノ「変形するんだ!?」

サクヤ「オーキャノンの威力は期待できそうだね!」

 

アラタ「これならバイオレットデビルだって!」

ユノ「調子に乗らないの!」

 

その様子を前の扉からキャサリン カイト リクヤが見てる。僕は席を立って後ろから回って

「面白くないって顔をしてるな。ああ言う風になりたいのなら努力すべきだ。努力もしないで、逃げてちゃ何にもならない。」

今度は怒鳴らずに言いたいことを言った。

 

 

そしてウォータイムのブリーフィングが始まった

美都「今回のミッションはイーストエンドブリッジ、ロシウスの制圧下に置かれているこの橋を奪って輸送路を確保することが目的よ。防衛に当たっているロシウス軍のLBXを第4小隊が揺動」

キャサリンは不満そうに「私たちが囮なの?」

先生は続けて「第2小隊が占領ポイントの制圧を行う、

第1第3小隊はその援護第5小隊はクラフトキャリアと拠点の防衛に回る。三条アキラはイーストエンドブリッジを後方から監視増援部隊が来た場合それを排除。以上よ」

 

カイト「要するに見張り番ね」

リクヤ「まぁいいでしょう。第1小隊の力見せてもらいましょうか?」

 

各小隊は出撃しそれぞれの任務に向かう

 

イーストエンドブリッジにはすでに数小隊が防衛に配置されており警戒レベルが甘いわけでもないが、、、

 

まず第4小隊の銃撃により一体がブレイクオーバー、それに気づいたガウンタ2体は避けバズーカで迎撃する。

銃声を察知した別の隊が応援に向かう第4小隊の揺動作戦はまずうまくいった。

 

キャサリン「第4小隊このまま敵を引きつけ撤退よ」

ハナコ「了解」

ユノ「わかった」

 

フラッグの守りが甘くなった瞬間アラタ達第1小隊と第2第3小隊が降下して攻撃に入る。それを迎え撃つために別の場所からもロシウスの増援が来る

 

アラタ「ドットフェイサーのチカラ見せてやる!」

Zソードを構えて飛び出す。ヒカルも出ようとするが

ハルキ「ヒカル!アラタの援護だ」

ヒカル「何?! っ」昨日ハルキに言われたことを思い出す

そこは冷静になり「了解・・・」

 

その間にドットフェイサーは猛ダッシュで弾丸やロケット弾を避け大きくジャンプしてフラッグ内に侵入する。そのついでに一体を一撃でブレイクオーバーその予想以上の動きにアラタは「すげぇ一撃でブレイクオーバー

 

更にバルスパロスが風魔小太刀でオーヴェインはオーハンマーで連続攻撃さらに敵機を倒し続ける。他の小隊も攻撃を始めフラッグの周りの敵を全て倒して行く

 

ゲンドウ「第2小隊はこのまま待機」

リクヤ「第3小隊護衛につきます」

ハルキ「了解、第1小隊は残りのロシウスを撃退だ!」

ヒカル アラタ「「了解」」

 

 

 

そしてわずか数十秒で10体以上いた増援を倒した。

 

″拠点制圧完了。イーストエンドブリッジの所有権はロシウスよりジェノックに移ります。先頭を直ちに終了し、ロシウスの機体はイーストエンドブリッジの敷地内から退去してください″

それを見ていたサクヤ「ふぅ〜〜今度のLBXはスゴイぞ」

ユノ「ふーーん♪かっこいいじゃん」

ゲンドウ「やるな第1小隊」

 

美都「ジェノックの新しい戦士、新しい戦力これなら・・・」

何か含みのある言い方だった

 

 

制圧した様子を見て僕はホッと撫で下ろすと後ろに殺気を感じた

振り返るとロシウスの増援2小隊が僕を囲っていた

 

「こいつがバイレットデビルと互角にやりあった?」

「拠点は制圧されたが、こいつを倒せばフィフティフィフティだ」

「了解」

6体の敵LBXは一斉に攻撃を仕掛けてきた。だが連携のとれてない攻撃を見切った僕は全ての攻撃を躱したりオベロンで捌く。

アキラ「連携がまるでなってないな」喋る余裕もあるが・・・

 

躱したりしている内に岩の壁に追い詰められていた。

「これでトドメだ」

「合図でとびかかるぞ!」

「了解」

剣を構えたグレイリオ2機とガウンタ一機さらに後ろで、両手銃を構えた機体が3機

「いまだ!」

「「おう」」

 

BGM イノベーターとの戦い

https://m.youtube.com/watch?v=TN3PHN86Gck

 

アキラ「っ!」

3機が突っ込んできた瞬間にレバーを素早く動かす。するとオベロンを軸にして飛び上がるそして突っ込んで来た3機は剣を岩に突き刺してしまう。引き抜こうとするがすでに遅く3機は振り返った瞬間にアキラはオベロンの柄の下の部分を持ち大きく振りかざし

 

3体の敵LBXの頭を吹き飛ばしてしまった・・・

その瞬間に三つの爆発が起こる

 

そのことに驚くロシウス側

「なっこいつ」

「隊長、どうしましょう」

「構わん撃て!撃て!」

「クソっ」

 

引き金を引き

ズガガガガガガガっと銃声が響くが発射レートが高いわけでもないので簡単に避けることができる

ブースターを噴かし素早く動き撃ってくる真ん中の機体の首を掴んでオベロンの先端で突きカメラを壊し行動不能にさせる。

「なっ前が見えない」

残る二体は二手に分かれて撃ってくるが・・・すぐさま後ろに回り込み頭をオベロンでひと殴りブレイクオーバー、残る一体はこれまでのことに恐れて後ろ引いて逃げようとするがその先は崖で踏み外して落ちてしまう。

 

落ちた先を見たアキラは「足を破損か・・・まぁ動かないだろうな」

 

再びブースターを噴かしその場を離れる

 

一部始終を見ていたロシウス司令部

オペレーター「イーストエンドブリッジ増援隊3機がロスト、2機がブレイクオーバー残りがレッグ破損により行動不能です」

 

その報告を聞いた司令官のイワン クロスキーは

「ジェノックにこのようなプレイヤーがいたとは信じられん・・・小隊番号はわからんのか? 」

 

オペレーター「小隊番号記載なし、ですがジェノックの所属であることは確かです」

 

イワン「これは早急に対策を練らねばなんな。これが北条ムラクと互角にやり合った機体か・・・」

 

モニターにはハンマーを構えたプロトゼノンの姿が映っていた

 

ウォータイム終了後アラタ達は新型機の良さに気分が上がりきってた

その話はアキラにも振られてくる

「なぁ凄かっただろ俺たち」

アキラ「あぁ、やるじゃん。凄いよ・・・」

ヒカル「どうした?何かあったのか?」

 

アキラ「ちょっと、先生のとこに行ってくる。」そう急に走り出した

ユノ「どうしたのかな?」

 

 

ジェノック司令室

扉が急に開く

 

アキラ「先生!」

美都「何かようかしら?」

アキラ「報告が、・・・ロシウスの機体3機をロスト2体をブレイクオーバーさせました・・・」

美都「それが?」報告に対し質問で返してきた

アキラ「へんな感じなんです。自分の手で退学させたってことに違和感を感じて・・・普通のバトルなら・・・」

美都「司令通りのことを遂行してるわけだしこのことで貴方が責められることない。それにその感情をいつまでも持っていたら長くもたないわよ。」

アキラ「・・・わかりました。」

 

 

 

複雑なものが残った1日だった

 



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第8話〜

新型のLBXが3機投入されて上機嫌になるアラタ、我慢できずに練習相手を探し始める。

 

三階にある談話室に行くとサクヤとアキラがLBXの話をしていた。

 

サクヤ「へぇ〜そう言えばプロトゼノンはサイバーランス社のLBXだって言ってたよね?」

アキラ「そうだ、今はプロトタイプだけど完成すればもっと高性能になるんだ。サクヤ見てる今月のLテクにもサイバーランス社の事書いてなかった?」

サクヤ「そうなんだよ!今度出る新型にはジョイント部分にハイパーメタルR3が搭載されててね」

 

アラタ「サクヤ、アキラ。ヒカルを見なかったか?」

サクヤ「いや見てないよ」

アラタ「じゃあハルキは?」

アキラ「いや、見てないけど?」

 

アラタ「そっか」アラタはサクヤが手に持っていた雑誌に目がいく

「ん?それってLマガじゃないよな?」

サクヤ「あぁLテクだよ。もしかして知らないの?」

 

アラタ「う〜ん?あんま知らない」

サクヤ「驚いた、この学園でLテク知らない人いるんだね」

アラタ「アキラは知ってたのか?」

アキラ「入学する少し前から読み始めたよ。」

 

アラタ「んで!面白いのか?!」

サクヤ「そりゃ勿論!性能比較や武器の耐久テストなど沢山載ってるよ!」

アラタ「ちょっと見せてくれよ」

 

とLテクの見開きを見るが

 

アラタ「なんだこれ字ばっかり・・・」

アキラ「僕も、読み始めたときそんなもんだったよ。 」

サクヤ「貸そうか?」

アラタ「あ・・・いーや」駆け足で階段に向かい「じゃあまたな!」

そのまま降りていった

 

アキラ「じゃあ僕もそろそろ寝るよ」

サクヤ「お休み」

 

アキラも立ち上がって部屋に帰ると

バフンっとベッドに飛び乗ってそのまま寝落ちしてしまった。

 

翌日サクヤからアラタがバトル相手を探すために女子寮の中庭に行って覗きと勘違いされたと聞いた 笑

アキラ「アラタ、覗きと勘違いされたんだって?」

アラタ「違うって言ってんじゃん、もぅ〜」

アキラ「まぁ取り敢えず行こう。遅刻するよ」

 

 

物理の時間

 

「であるからして、温度が一定なら体積は圧力に反比例する。また、圧力を一定とするならば体積は温度に比例する。これをボイル=シャルルの法則という。公式としてはPV=nRT・・・」

 

アキラ(中等部でやる内容かこれ?理解できるけどこれ高校生がやるようなものだそ。)

珍しくアラタがノートを取っていた、と思ったら

「こうしてくっつけるだろ、」

 

アキラ(ん?くっつける?)

何かごそごそやってる

それを見ていたヒカル何も見なかったように前を向いた・・・

 

何を書いているのかと思ったら何かLBXのウェポンの絵を書いていた

授業中にやるなよ・・・しかも案の定

「瀬名君次の公式を読んでみて。」

 

呼ばれても反応しないアラタにサクヤが「アラタ呼ばれてるよ」とボソッと言う。慌てて立ち上がり教科書をペラペラめくる。

「おーいヒカル何ページだ?」ヒカルはガン無視

 

BGM 悪ふざけ

https://m.youtube.com/watch?v=gl-gUSWMT7U

19:27

 

サクヤ「56ページの下だよ」ボソッ

アラタ「56ページの下」ペラペラペラペラ「ここかYES WE CAN!」

オバマ大統領のセリフを言うか周りが固まると言うか黙ってしまう。それもそのはず今は物理の時間だ。当然先生はちょっと怒りそうなギリギリのところで「瀬名くん今なんの授業かね?」

 

アラタ「あれ〜〜っ?!」

ユノはアラタのノートを見るとそこには謎の武器が書いてあった。「何してんの?」苦笑

 

懲りたかと思ったら次の時間もその次もノートに描いていた。

 

ちょっと僕も注意しようかと思ったら先に1人動いた人物かユノだ

 

 

「アラタ、何か勘違いしてない?神威大門は、LBXだけできれば良いところじゃないんだから!普通の授業もちゃんと真面目に受けないと、進級できずに落第よ!」

 

アラタはユノの方を一瞬見るがまた書き始める

 

アキラ(あちゃ〜〜)

 

昼休み何を描いていたのか聞いてみるとこうだった

 

サクヤ アキラ「「新兵器?」」

 

内容を聞くとどうやらドットフェイサーの新兵器を考えていたらしくアラタ的には良いと思ってかもしれないがメカニックから見たサクヤは「ダメだね」

アラタ「えっ?」

 

そりゃそうさ理屈がなってないしむちゃくちゃだ

アキラ「Lテクくらい読んでおけば?」

アラタ「アキラまでひでぇよ〜〜。んなぁ頼むから見てくれよ〜」

サクヤ「んもー全然っ駄目だっていってるの!」

 

すると横から「俺が見てやるぜ」と言ってアラタのノートを取り上げる。振り返ると三人組の人相の悪そうな人たちがいた

 

アラタ「おいっ!何するんだよ」

 

ノート中を見た1人が笑いながら「お前バカじゃねぇの?素人じゃあるめぇし」

 

アラタは反抗しようとするがサクヤが止まる、聞けばこいつら三人組はデスワルズブラザーズというらしい、ネーミングセンスが・・・

 

アラタ「俺のノートを返せ!」

「言われなくても返してやるぜ」と言ってはアラタのノートを破って返した。

アラタ「お前ら!何てことするんだよ!」するとリーダー格の男が「瀬名アラタ、バイオレットデビルに傷をつけるくらいで調子にのるなよ」本当にこいつらどう言うつもりなのかと思ったら僕の方を見た

「ほう、互角に渡り合った奴までいるとはな。お前は三体同時撃破した割には大人しいな、こっちのアホヅラとは大違いだ。」言い放ってはその場を去った

アラタ「んだと!!」

ヒカル「落ち着け。挑発だ」

 

デスワルズブラザーズの事を聞けば腕はあるようだが評判は悪い

アキラ「なるほどね、見た目どうりってかんじだな?目つきが気に入らなかった」

サクヤ「目つきって・・・」苦笑

アラタ「そういえばさっき三体同時撃破したって言ってたけど?いつの話だ?」

ヒカル「僕もそれが気になってた。」

 

 

一呼吸置いて

アキラ「イーストエンドブリッジ攻略の時、僕は後方にいたことは知ってるよな」

ハルキ「あぁ」

アキラ「制圧が終了したとき、増援2小隊に囲まれたんだ。その時にやったよ」

アラタ「すげえな、でも三体同時って言われてもな・・・」

 

アキラ「具体的に言うと壁に追い詰められたんだ。そして三体が一斉に飛び掛ってきた時にハンマーを軸にして一瞬で飛び上がる。すると相手はそのまま突っ込んで壁に剣を突き刺した。まぁ後はハンマーで三体の頭を吹き飛ばしたっ訳、爆発したからロストかな?」

サクヤ「でも残りの3体は?」

アキラ「一つは頭部のカメラを破壊。もう一つは頭を一撃

、最後の一体は足を滑らせて勝手に落ちた。」

アラタ「やっぱすげえなアキラは!」

 

アキラ「ロストさせたことに違和感感じたけどね」

ハルキ「だが、それを一々気にしていたら・・・」

アキラ「先生にも言われたよ。それを気にしていたら長く持たないって」

アラタ「取り敢えずあいつら絶対許さねぇ」

 

 

放課後ブリーフィングが始まった

ミッション内容はロシウス連合のブラックウィンドキャンプの奪取、参加するのは第1第2第5小隊のみで作戦の立案から実行まで全部生徒のみでやることになった。

 

アラタ「サクヤ、ミッションに参加しない小隊ってどうしてるんだ?」

サクヤ「そのまま帰ってもいいし、下にある戦況観覧室で好きなエリアを見ることができるよ」

アキラ「ふ〜ん」

 

そのままミッションに参加しない第3第4小隊は帰っていった。ユノは少し見てから行くらしい

アキラ「じゃあ俺も見ていくか」

アラタ「おぅ、じゃあ 後でな」

 

ユノ「じゃあ下の戦況観覧室に行こっか?」

アキラ「あぁ」

 

さまざまなエリアがあって中に入るとまるで映画館のように広かった

 

見やすい真ん中の席に座ると

ユノ「あっ猿田教官こんにちは」

猿田「おぉ、今回は小隊を絞っての参加か。ん?まさかブラックエンペラーまであるとはな」

 

アキラ「はい?」

猿田「なんだ?知らなかったのか?一部の生徒の間ではお前のことをブラックエンペラーと呼んでいるぞ。」

アキラ「もしかして、イーストエンドブリッジのことですか?」

猿田「あの技術には感激したぞ。6対1でも恐れることなく倒したのだからな。ハッハハハハ」

アキラ(嬉しいような、複雑なような・・・さてどんな作戦なのかな?)

 

 

ウォータイムが始まりブラックウィンドキャンプに着くと順調にロシウスのLBXを倒していく。

アキラ(結構順調だな。案外簡単なのかな?)

 

と思っていた矢先セイリュウのDCオフェンサーが後ろから剣で刺されブレイクオーバーした。

 

しかもでできたのは青い機体グラスター、聞けばデスワルズブラザーズの機体だった。

 

思っていた以上に連携が取れていたのだ。しかしブレイクオーバーした機体を盾にしたりするなど確かに汚いプレイが目立つ。

 

その上フォーメーションアタックというもので更に三体がブレイクオーバーした。

 

ユノ「うそっあっという間に4体も・・・」

アキラ「あいつら予想以上だな」

 

結局タイムリミットに救われたが次のウォータイムまでに対策を練る羽目になる。

 

終了後アラタ達は面白くないって顔で下校する

アキラ「まさか、あんな技があるとはな」

ヒカル「フォーメーションアタックがあそこまでなんて・・・」

アラタ「・・・」

 

そこへデスワルズブラザーズの三人衆が出てきた

 

ガーディ「バイオレットデビルに傷を負わせた上に新型LBXと聞いたが 大したことなかったな〜!」

アラタ「くっ」

エリック「瀬名アラタ、次こそトドメを刺してやる、貴様はLOSTで退学だ!」

アキラ「・・・」

アーノルド「退学!退学〜」

エリック「行くぞ。」

 

 

アラタ「んだよ、あいつら」

サクヤ「だから言ったろ相手にしないほうがいいって」

アキラ「じゃあ、僕は帰ることにする。プロトゼノンの調整をキヨカとすることになってるから」

 

アラタ「へぇ〜珍しいな。サクヤに頼んだかと思ってた」

アキラ「あの時サクヤはアラタ達の修理で大変だっただろ?だからキヨカに頼んだら『これからもメンテさせてほしい』って言ってきたから僕は別に構わないし良いかなって。そんなにプロトゼノンの修理がしたいのかな?」

 

ユノ「アキラ・・・アンタって人は・・・」

サクヤ「意外に鈍感なのかな?アキラって」

 

寮に着くとカバンを置き下の受付で女子寮立ち入り許可証を貰う。わかるように首から下げて見えるようにする。

 

はじめて女子寮に入るためちょっと戸惑いがあった。すれ違う女子生徒達は なんで男子がいるの? って目で見てくるが、許可証をぶら下げてるのが分かると あ〜成る程 って顔をするので安心する。

 

キヨカのいる部屋の前に着く

 

コンコン

すると中からキヨカが出てきた「コアボックスについて話がしたいの、中に入って」

 

アキラ「わかった、失礼します」

キヨカ「そんな、堅くならなくてもいい」

アキラ「いや、女子の部屋に入るんだし そこはしっかりしておかないと行けないと思って」

キヨカ「そう」

 

中に入ると男子の部屋とは違って綺麗で整頓もされていた。キヨカの机の上にアーマーフレームを外したプロトゼノンのコアスケルトンが置いてあった。

 

アキラ「一回全部バラしたのか?」

キヨカ「うん、さっきも言ったようにコアボックスについて話があるっていった事ともあるし、アーマーフレームのメンテもあったから」

アキラ「そっか、じゃあコアボックスについて話そっか」

と腰を下ろして地面に座る

キヨカ「まず、モーターだけど、出力は現状のままで大きさは今の8割くらいのを作ってみた」小さな箱収められたモーターをアキラに渡す

「すごいな、自分で作っちゃったのか?」

キヨカ「モーターの大きさと実際の動きで大体はわかる。後はあそこにあるスキャナーにかざせば内部構造がわかるから、データを元に作り出すことができる」

 

アキラ「ありがとう、早速使ってみるよ。」

キヨカ「勝手にパーツを変えて平気?」

アキラ「大丈夫、データ送信はコアボックスとは別の場所から送信されるから、問題ない」

キヨカ「わかった、次はバッテリーを開発してみる。それと小さくなった分、隙間ができるから。これを使って」

 

別の小箱に入ったパーツを見る

アキラ「これは、補助パーツ?」

キヨカ「スピードとパワーをこなすプロトゼノンならこのパーツを装着すれば性能が今まで以上に上がる」

アキラ「例えばどんなところが?」

キヨカ「スピードとパワーを兼ね備えたプロトゼノンの処理能力を早めて今以上に小回りが効くようにする・・・ただ」

アキラ「ただ、何?」

キヨカ「少しピーキーになるかもしれない」

アキラ「わかった。ありがとう色々ほんと助かる」

 

キヨカ「ううん、こっちも色々と勉強になる」

少し顔を赤らめている

 

しばらくの間キヨカのメンテナンスを手伝ってアーマーフレームを装着し終わった瞬間にトメさんの声がドアの外から聞こえてきた。

 

トメ「アンタたち!面会時間はとっくに過ぎてるよ!」

アキラ「しまった。10分も過ぎてる!キヨカありがとうな!」

そうアキラが下の受付でもらったのは面会の許可証でもあった。時間が限られていることを忘れていたため

 

キヨカは窓を開けて「この窓から屋根に上がっていけば男子寮に行ける。」

アキラ(なんで知ってるんだか?)

 

アキラは窓の外に出て屋根の上に上がって男子寮に戻る

 

 

アラタとヒカルの部屋

アラタ「はぁ〜やっぱり俺たちもフォーメーションアタックやろうぜ」

ヒカル「いきなりやれと言われても無理なものは無理だ」

 

ダンダンダン

ヒカル「ん?」

アラタ「窓の方だ」アラタは窓を開けるとアキラが飛び入ってきた。

アラタ「うぉっ!いきなりなんだよ。びっくりするじゃねぇか。」

ヒカル「こんな時間にどこ行ってたんだ?」

アキラ「キヨカの部屋に行ってた」

 

その発言にアラタとヒカルは思考が停止した

 

 

 

 

 

 

 

 

 




区切り悪いですね


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第9話〜

イーストエンドブリッジ攻略は難航しているのを戦況観覧室で見ていたアキラ。ウォータイム終了後キヨカとプロトゼノンについて話し合うため許可証をつけて許可の部屋に行って新しいパーツを作成してもらったのだ。


ダンダンダン

ヒカル「ん?」

アラタ「窓の方だ」アラタは窓を開けるとアキラが飛び入ってきた。

アラタ「うぉっ!いきなりなんだよ。びっくりするじゃねぇか。」

ヒカル「こんな時間にどこ行ってたんだ?」

アキラ「キヨカの部屋に行ってた」

 

その発言にアラタとヒカルは思考が停止した

 

アラタ「お前、もしかして・・・」

ヒカル「キヨカと付き合っているのか?」

 

アキラ「そんなわけないだろ。プレイヤーとメカニックの関係だし。変な噂ばらまくなよ、これからキヨカに会いに行きずらくなるからな」

アラタ「んな 怒るなって〜」

 

アキラ「僕は部屋に戻るから」と言って部屋を出てドア閉める

ヒカル「あの様子じゃ、本当にプレイヤーとメカニックの関係なんだろうな」

アラタ「明日、もう少し聞いてみようかな」

ヒカル「やめとけ、それより僕らも休もう」

 

 

 

翌日 フォーメーションアタックをしたいと言い出したアラタだが、LBXのことになると他のことに気が回らなくなる。

授業の時間になってもフォーメーションアタックについて考えていた

(そのあと猿田教官にしごかれます)

 

 

昼休み状況整理のためサクヤはイーストエンドブリッジの見取り図を出しブルーグリフォンの配置を確認する

 

アキラ「数じゃ上なんだよな・・・」

ハルキ「だが、あのフォーメーションアタックを対策を練らないある限り攻略は難しい」

ユノ「6機しかいないと思って油断したのはまずかったわね」

ヒカル「それを見越して、構えていたのか」

 

アラタ「けど、あいつらのあんな戦い方許せない!ブレイクオーバーした機体を盾にしたり」

ヒカル「それが戦場・・・」

ヒカルの発言に目を向けるがアラタはその考えに不服のような顔をする

 

アラタ「サクヤの作ってたレーザーランチャーは?」

サクヤ「ダメだよ!アレは試作中だし」

アラタ「じゃあ、アキラのインパクトカイザーは?」

アキラ「僕は出撃してないだろ?」

 

アラタ「うにゅ〜〜」

「やっぱりフォーメーションアタックにはフォーメーションアタックだ!俺たちもやろうぜ!」

 

しかしみんなは無反応

アキラ「無謀だ。」

ヒカル「アキラの言う通りだ。簡単にできるわけがない」

アラタ「そんなのやってみなくちゃわからないだろ!」

 

そこへ

ガーディ「おめでたいやつだなぁ!負ける試合を今日もやるんだからよ」

デスワルズブラザーズだ

アラタ「んだと!」

アーノルド「まぁ頑張ってエスケープスタンスでも取りなよ」

 

ガーディ「その前にぶっ壊してやるからやっぱり退学だけどなぁ。」

エリック「行くぞ」

 

アキラ「めんどくさい奴らだなぁ」

 

次の数学の時間アラタはノートにさっきの配置書き出して考えている

アキラ(ずっと悩んでるな、打開策は見つからなさそうだな)すると

アラタの目つきか変わった。何かを見つけたらしい

 

アラタ「これだ!」と言いながら立ち上がる

美都「瀬名アラタ、何か質問でも?」

 

アラタ「あっいえ なんでもないです」

 

授業の終了後 アラタ達はフォーメーションアタックの練習をすると言い出して学校裏庭で実際に自分たちでまずシュミレーションを始める

 

紙で作った棒を持ちサンドバッグを相手に練習する。

アキラ「なるほど、自分たちで感覚をまず掴むってわけね。」

アラタ「そういう事!わかってんじゃん」

 

ユノ「じゃあもう一回やるよ」

サンドバッグを引いて投げようとした時

 

CCM 「♫ ♪♬」

アキラ「あっちょっとごめん。出るから、練習頑張れ」

アラタ「おう!」

 

少し場所を離れて

アキラ「もしもし、」

「どうだ?上手くやってるか?」

アキラ「その声はジンさん!」

ジン「転入してから一回も話してないからな。どうだプロトゼノンの調子は?」

 

アキラ「快調ですよ。プロトタイプとは思えないくらいのポテンシャルです」

ジン「ならいいんだが。」

アキラ「どういう意味ですか?」

ジン「今から言う場所に一人で来てくれないか?」

 

 

と言って呼び出された場所は誰もいない理科室だった。

アキラ「失礼します。」

ジン「きたか」

アキラ「それで話とは?」

ジン「今、君のプロトゼノンは誰がメンテナンスをしている?」

アキラ「仙道キヨカですが。」

ジン「成る程、彼女なら心配ないな。」

アキラ「はい、新たなコアパーツを製造してくれたり、アドバイスや性能テストもしてくれるので頼りになる存在です」

 

ジン「いずれ、プロトを名前から外す必要が出てくる。だがデータがまだ足りない。そこで君にこれを渡す」

小さなシルバーケースを渡される

アキラ「これは?」

ジン「神谷重工にLBX部門がある事は知っているな?」

アキラ「はい、ですが今はクラスターイングラム社に買収されているはずですが。」

ジン「神谷重工 神谷藤五郎の息子、神谷コウスケが設計した新たなエンペラーのパーツだ。」

アキラ「エンペラーの?」

 

ジン「だが、まだそれをプロトゼノンに組み込む必要はない。操作性に違和感を覚えたら装着すればいい」

アキラ「ありがとうございます、あのジンさんはどこのクラスの担任なのですか?」

ジン「今は言えない、だがいずれ行動を共にするだろう。それと僕と会った事は担任の先生以外他言無用だ」

アキラ「はい、わかりました」

 

理科室を出てウォータイム前のブリーフィングに向かう。すると何やらもめていた。

 

フォーメーションアタックのイメージが取れたため。協力してほしいと頼んだ。アラタだが、ゲンドウはそれを実践を甘く見るなと一蹴にした。

 

カイト「フォーメーションアタックを試すなんて軽々しく言い出されても迷惑なだけだね」

 

揉めているのを見て頭が痛くなりそうだったため、さっき受け取った。ケースを開けるすると中には『Emperor M3』と書かれたプレートと左右のレッグパーツの一部が入っていた。

(これはすごいな、見た目だけでもパワーがありそうに見える。なるほど力不足を感じたら着けてみてもいいな。プロトタイプだしなんでも試してみるか)

 

アラタ「なぁアキラもそう思うだろ?」

とっさに振られてなんと言っていいかわからなかった

アキラ「えっ?あっそうだな」

 

カイト「ほらね、彼だってうんとは言ってない。やる必要はないね」

アラタ「じゃあ、ほかに方法があるのかよ」

そう言うとみんな黙ってしまう

 

ハルキ「やってみる価値はあると思う。案がない以上やるしかない」

 

結果的にフォーメーションアタックはぶっつけ本番でやることになった。僕は戦況観覧室に行き第1小隊の戦闘を見ることにした

 

 

ウォータイム開始と同時にブルーグリフォン三体の銃撃が始まる

 

すぐさまにアラタ達は岩陰に隠れるが

 

エリック「ランチャーであぶりだせ」

アーノルド「了解、」すぐさまにランチャーを撃つ。ロケット弾はそのまま岩にあたり思惑通りになった。

 

ハルキの指揮で別の岩陰に退避することができたが、防戦一方だ

 

エリック「撃ちまくれ!」

アーノルド ガーディ「「了解」」

アサルトライフルを一方的に射撃する。そのせいで岩から出ることもできない

 

ヒカル「くそっこれじゃ動けない」

アラタ「なんとかしねぇと」

するとオーヴェインが崖を登りオーキャーノンを構えて牽制射撃を始める。相手が怯んだ隙にアラタとヒカルは前に出る

 

ガーディ「生意気に攻撃してきたぜ」

エリック「この程度か、」

 

ふたたび一方的な射撃を始めまた岩陰に描かれる羽目になる

アキラ(撃つ手なしか?)

 

と思った矢先ブルーグリフォンの攻撃が止んだ

アキラ(弾切れか?それとも?・・・)

 

オーヴェインも下に降りてアラタとヒカルに合流する

その直後に一斉に前に飛びた

 

ガーディ「きやがったぜ!」

 

するとブルーグリフォンは一つの列になり突っ込んできた。

アキラ(やっぱりフォーメーションアタックか!)

 

デスグリフォンに立ち向かおうとするがタイミングが間に合わず攻撃をくらうところだったがDCオフェンサーがカットインする形でブルーグリフォンにこうげきする

 

アキラ(あれはカイトの機体、なるほど手柄横取りってやつか)

 

たが三体の所に一体で突っ込んだせいかカイトの機体は集中砲火を喰らう

 

アキラ(まずい、あれ以上受けたら・・・)

 

そこへオーヴェインが立ち塞がる

たが敵の弾丸をまともに受けたため動かなくなってしまう

 

 

アキラ「あれじゃフォーメーションアタックはできないな」

 

 

しかしハルキの立ち位置にゲンドウの機体がいた

デルタクロスにより突っ込んできた一体を言動が投げ飛ばし、ジャンプしながら撃ってくる二体にぶつける。

空かさずアラタとヒカルで三体同時に撃破した

 

それと同時にカイトがフラッグを奪い取っていた

 

戦闘を終了するアナウンスがなる

 

アキラ(なんとか勝ったか、やるじゃん)

 

 

 

その次の日朝食を第一小隊が取っていたら

 

アラタ「やっぱりあいつら退学なのか?」

ヒカル「そういう決まりだからな」

 

そこはユノが3人が朝一で出会ったことを告げるとアラタは飛び出していった

 

 

神威島と本州を結ぶフェリーの前にデスワルズブラザーズがいた

 

エリック「いくぞ」

 

アキラ「・・・はやいんだな」

エリック「なんだ退学する生徒を蔑みにきたのか?」

アキラ「そんな野暮なことはしない、ただここに来たかっただけだ」

 

するとそこへジャージ姿のアラタが走ってくる。

 

アキラ「アラタ、朝食はどうした?」

アラタ「抜けてきた」

 

エリック「なんだお前まで、」

アラタ「LOSTさせるつもりじゃなかったんだ、ごめん」

 

ガーディ「謝るんじゃねぇ!お前がこの船になるかもしれなかったんだぞ、」

 

アーノルド「そういうこと」

 

エリック「戦場では言い訳は通用しない、結果が全てだ。瀬名アラタお前はいいものを持っている。たが甘い考えは捨てろ。できなければ次この船に乗るのはお前だ」

 

アラタはうなずき帰っていった。

 

僕も帰ろうとしたが「まて、お前に聞きたいことがある」

 

エリックに呼び止められた

「お前はアルテミスに2回出場していたな」

 

僕はとっさに ああ と答えた

エリック「だがその大会以降お前は一度も公式試合に出ていないな」

アキラ「テストプレイヤーだったからな」

ガーディ「テストプレイヤーでも大会には出られるだろ?」

アキラ「訳があってな」

 

エリック「まぁいい、中身は複雑そうだな。気を付けろよ」

 

そう言って彼らは神威島を出て行った

 

 

 



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