バンドリ!の軌跡 (たこどら)
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激動の日々の始まり

どもはじめまして、たこどらです。
今回はじめての投稿になります。
そのため文章が稚拙かもしれないっすけどまぁ多めに見てね☆



目を覚ますと見慣れた寮の部屋ではないが、今となっては見慣れた風景である自分の部屋で目を覚ます。

「もう、3ヶ月か………。」

俺、『リィン・シュバルツァー』は呟いた。

俺は今、リーブスでもゼムリア大陸の何処かにいると言うわけではない。

どういうわけか、俺は今日本の東京という場所にいる。

「ようやく、ここでの生活にも慣れてきたな。」

ここ、東京の文明レベルはゼムリア大陸とは比べものにならないぐらい進んでいる。

だが、文明が進んででいる代わりにオーブメントの様の様に超常の現象を起こせる様なものはほぼ皆無だ。

「これもそれも“まりな”さんのおかげだな。」

まりなさんこと、『月島まりな』は今の俺の職場『CiRCLE』の上司に当たる人だが正直上司というより気のいい友達、級友みたいなものだ。

「っと、今日はシフトが入っていたな。」

そんな事を考えていたら出勤時間近くになっていた。

俺は、手早く準備を済ませCiRCREへ向け家を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜CiRCLE〜

 

 

「おはようございます。」

「おっ、今日もはやいねぇ〜。」

「いや、はやくはないでしょう…?」

CiRCLEに着き、挨拶をするといつものごとくまりなさんがいた。

確かに、時間の10分前に来てはいるけども…。

まりなさんは、誰よりも早く来て仕事をしているから頭が下がる。

この感じ、トワ先輩を思い出すな。

「まりなさん。

いつも言ってますけどちゃんと休んでるんですか?

それに、俺に出来る事だったら言ってください。手伝いますから。」

そう、まりなさんは基本的にひとりで仕事をこなそうとする。俺が知る限りでは…………だけど。

「うん?

心配してくれてるの〜?おねーさん嬉しいなぁ。」

・・・・前言撤回この軽い感じはトワ先輩ではない。どちらかと言うとこれはあの悪友だ。

「はぁっ、そりゃあ心配しますよ。」

・・・知り合いが倒れたら誰でも心配するのが普通だと思う。

「っ・・・ありがとー、リィン君。

それじゃあ早速で悪いんだけど一つ頼まれてくれないかな?」

何故か普通のことを言ったのにまりなさんの顔が少し赤くなった様な気がする。

風邪かな?そう思った俺はお互いのおでこをくっつけた。

「ふぇっ!?」

うん、やっぱり熱があるな。37度位か?

「やっぱり、熱あるじゃないですか!

仕事は俺に任せて今日は休んでてください。」

「だっ大丈夫、大丈夫!

作業してて体が温まってるだけだから!」

「え?いやでも。」

「ほんとーに、だいじょうぶだから。」

「う〜んまぁ、まりなさんがそう言うなら…。

それで、俺に頼みたい仕事って?」

本人が大丈夫と言っているんだし問題ないだろうが気にかけておこう。

「っと、そうそう今度やるイベントのことでね。」

「イベント?」

「あれ?言ってなかったっけ?

今度ここでライブイベントやるんだよ。」

初耳だ。まりなさん仕事はしっかりやるのに何故かこう言う大事なことは伝え忘れることが多い。

「はぁ………

それで、そのライブに向けてなにをやればいいんですか?」

「出演するバンドをスカウトしに行って来て欲しいの♪」

「・・・・・・・・・・へ?」

 




一発目の投稿って事で短めにしました。
とか書いて投稿しようとしたら文字数足りんからもうちょい書いてね(*・ω・)ノ
って言われて急遽メンバースカウトの開始あたりまで書き足しました。
なんで、投稿をするのに最低1000文字もいるんっすかね?

まぁそんなことは置いといて、なんで主人公がリィンなのかは簡単に言えば自分が閃しかやった事ないからです。
いやね?空も、零も、蒼もやりたい気持ちはあるよ?
でもね、やっぱ世の中お金がないと何もできないよね世知辛いね(涙)
てか、軌跡のキャラ達ってクロスオーバーさせやすい希ガス。
追々、軌跡キャラも出していきたい所存。
てな訳で、今回はこの辺で。
出来るだけ早く次の投稿をしますので期待せずに待っていてください。
ではでは、ばっは〜い。


これ、リィンのことだから全員がヒロインでも行けるんじゃね?


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いざ、スカウトへ 〜Poppin’Party!編

どうも、早速感想をもらってニヤニヤしているたこどらです。
一応補足として、閃シリーズのⅢを元に作成しています。
えっ?Ⅳまで出てるのになんでⅢなのかって?
買ったのにやってないからね。仕方ないね。
あとはまぁ、Ⅳを元に作ったらリィン君病んでるし、シリアス展開になりそうだし。てか絶対になる。
なんでまぁ、“悪友”の出番がないかもしれないですね。
あくまで、かもなんでもしかしたらなに食わぬ顔して出てくる可能性はあります。



長ったらしい前置きはここまでにして本編にいきましょ。
バンドリ!のストーリー読み返さねば(・_・;


「······へっ?」

まりなさんから出てきた言葉に思わず変な声が出てしまう。

(今、なんて言った?

バンドのスカウト?

機材の準備じゃなく?)

念の為、まりなさんに確認をしてみる。

「あの、まりなさん。」

「うん?」

「聞き間違えじゃないといいんですけど

出演するバンドをスカウトして来て欲しいって言いましたか?

機材の準備とかではなく?」

「残念ながら聞き間違えじゃないよ〜。」

「( ゚д゚)……………………」

流石に2回も聞いて聞き間違えるなんて事はなかったがあまりのことに口が塞がらなくってしまった。

それもそうだ。まだCiRCLEに来て3ヶ月しか経ってしないリィンに頼む様な事ではないだろう。

それに詳しくはないがライブハウスでイベントをやる事が決まったらバンドマン達の方から参加を申し込んで来る物だと思ってる。

「えっと………

イベントの告知とかはやっているんですよね?」

「そりゃあ、もちろんやってるよ〜」

「それだったら、出演するバンドはいるんじゃないですか?」

至極当然のことを言ったら予想していなかった言葉が出てきた。

「あぁ、バンドと言っても“ガールズバンド”限定だからねぇ〜。

なかなか集まらないんだよ〜」

いま、なんて言った?

“ガールズバンド”限定?ガールズバンドってたしか、女の子だけで構成されたバンドだよな。

それのスカウトに行って欲しいというのも驚いているがそれ以上に

「それなら同じ女性のまりなさんが行った方がいいと思うんですけど…。

それに俺、ガールズバンドのことは全くわかりませんよ?」

「う〜ん、そうなんだけど誰も手が離せる状況じゃないからねぇ。

でも、ガールズバンドのことに関しては問題ないよ!こっちである程度目星はつけてるから。

だからね?頼まれてくれないかなぁ?」

まぁ確かに、準備に忙しい中出演するバンドをスカウトしに行っていたらイベントが間に合わなくなる可能性も出て来るだろう。

それに、出演して欲しいバンドに目星がついているのならいくらか探しようもある。

そう思いリィンは了承をしようとしたら

 

 

「こんにちわーっっ!!」

 

 

もの凄い勢いでひとりの女の子がCiRCLEの入り口から入ってきて挨拶をして来た。

「「こ、こんにちわ………」」

「私、〈戸山香澄〉ですっ!はじめまして!」

そう少女が軽い挨拶と自己紹介をしたタイミングで遅れて女の子達が入ってきた。

「はーはー・・・・やっと追いついた・・・・。

まったく、ちょっとは人の言うことを聞けっての!」

どうやらあとから来た彼女達は香澄ちゃんを追いかけてきた様だ。

「・・・あ、あはは〜!す、すいません、急にお邪魔して。

すぐ帰りますから。」

「いや・・・えっと香澄ちゃん、だっけ?

背中にしょっているのはギター?」

気になっていたことを香澄ちゃんに聞いてみた。

「はいっ!私、ここにいるみんなと

『Poppin’Party』っていうバンドをやってるんです!」

「へぇ、あなた達がそうなんだ!」

どうやら、まりなさんは彼女達のバンドを知っている様だ。

それとも、ライブハウスで働いているのに俺が知らなすぎるのだろうか?

「練習帰りにこのライブハスを見つけて突撃してみましたっ!」

「・・・というか、私達自己紹介した方がいいんじゃないかな?」

 

〜少女達自己紹介中〜

 

髪の毛をシュシュ?で纏めている子が

〈山吹沙綾〉でドラム。

 

メンバーの中で一番背が高い子が

〈花園たえ〉でリードギター。

 

金髪ツインテールで息も絶え絶えだった子は

〈市ヶ谷有咲〉でキーボード。

 

黒髪ショートの子は

〈牛込りみ〉でベース。

 

そして、

「ほら、香澄ももう一回ちゃんと挨拶しろっ!」

「は〜いっ!改めて、私は戸山香澄、ギターでボーカルですっ。

キラキラ、ドキドキしたいって思ってた時に、

このランダムスターに出会って……

「みんなとバンドを組むことになりましたっ。

バンドは毎日たのしいです!」

「うん、高校生はやっぱり元気があっていいね。私は月島まりな。

まりな、とかまりなさんって呼んでもらえるとうれしいな。

このライブハウスのスタッフをしているの。」

「ほら、君も自己紹介!よろしくね!」

「俺は、リィン・シュバルツァー。

まりなさん同様、ここのスタッフだ。よろしくな。」




一旦ここで切ります。
次回から本格的にバンドのスカウトが始まる……はずです。
おかしいな、最初の予定ではこの話でポピパの出演が決まるはずだったんだけどなぁ?
出来るだけ早く次を上げるので首を長くして待っていてください。
ではでは〜、ばっは〜い。



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前途多難のはじまり

「リィン・シュバルツァーだ。よろしくな。」

「リィンさんっ!よろしくおねがいしまーすっ!」

そう彼女達、Poppin’Partyと挨拶を交わすと、

「まさかここでPoppin’Partyのメンバーに会えるとはね。

これはラッキーだね〜。」

まりなさなんが何か言っている。ラッキー?

「えっと?何がですか、まりなさん?」

「何が?って、も〜ライブだよライブ!

この子達に、うちのイベントに出てもらうの

それにこの子達が私が目星をつけていたバンドの1つだしね。」

急に何を言い出すかと思えば始めて会った子達にイベントの参加を促すみたいだ。

しかもさっきスカウトの件を了承したからイベント参加を促すのは俺の役目だ。

それにしても、目星の1つということはそれなりに人気があるのだろう。

「ほらほら、早速君から声、かけてみてよ!」

「はぁ〜……、わかりましたよ。

えっと………、いきなりで悪いんだがライブイベントに出る気はないか?」

「ライブイベント?

なになに!?出たいですっ!」

もの凄い勢いで香澄ちゃんが食いついてきた。まだ何も説明すらしていないのに。

「香澄、早まりすぎ。

もっと詳しく聞いてみないとわかんないでしょ。」

「・・・・って事で、今の話、

もうちょっと詳しく聞かせてもらえますか?」

 

 

〜リィン説明中〜

 

 

「なるほどなるほど!つまり………?」

「私達にこのライブハウスでやるイベントに参加してほしいってこと!

つか、わかれよ!」

「「あはは・・・・」」

有咲ちゃんの的確なツッコミに思わず俺とりみちゃんの口から苦笑が零れた。

「ライブイベント、かぁ………っ!わかりましたっ!

私達まだまだ初心者だけど、がんばります!」

「安請け合いしすぎだろ・・・・っ!」

イベント参加を促したこちらからしてもそんな簡単に決めていいのかと不安になってしまう。

「えー、だって楽しそうだし。」

「………ま、こうなったら香澄は聞かないからね〜。出るしかないっ!」

………どうやら香澄ちゃんが出ると言った時点で決まっていた様だ。

「ありがとう!助かるよ!

ライブの練習には、うちの併設スタジオを使ってくれていいからね。」

「えっ!ここってスタジオもあるんですかっ!すごーい!!

ありがとうございまーすっ!」

「・・・・なんか、早速弾きたくなってきた。

練習、していこうよ。」

「さんせーいっ!まりなさん、リィンさん、早速スタジオ借りてもいいですかっ?」

「(ああっ)もちろん!」

「わぁっ、やったー!ありがとうございまーす!

りみりん、さーや、有咲も!さっそく練習していこうよ〜!レッツゴー!」

 

(これで、1バンドの出演が決まった訳か………)

まりなさんの目星があといくつあるのか分からないが非常に大変なことを引き受けてしまったと思うリィンである。




はい、ようやくポピパが出演することが決まりましたね。
次は、ガルパの通りに行けばRosaliaのスカウトになります。
ガルパのストーリーとにらめっこしながら書いて原作すぎずある程度崩して書かないと行けないから難しい。
さて、リィンをほかのバンドたちにどうやって絡ませようかな?
その前に、バンドメンバー毎のリィンの呼び方とか、リィンのメンバーの呼び方を決めとかないと。
なんたって、アリサと、有咲でだだかぶりしてるからね。今後、二人いる時に名前で呼ぼうものならリィンはおそらく、修羅場る気がするんでね。

それでは、今回はこの辺でばっは〜い!


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次のバンドは?

ども、前書きって何を書けばいいの?で頭を悩ませるたこどらです。
前回、Roselia回と言ったな。あれは嘘になってしまった。
ちゃうねん。ひとつの話の文字数を1000文字ちょいで締めたいねん。
あと、単純にRoseliaまだ出演決まらないのをストーリー見直して知ってしまった。
見直すって言ってるけどそもそも見た記憶がないから実質初見だよね。致しかたないね。


さて、そんな言い訳めいたことはどっかのゴミ箱に丸めてポイっとしといて。
軌跡キャラをどんなタイミングで出そうか正直な話決まってないんだよなぁ・・・
Ⅲでの立ち位置とか所属を絡ませて出そうかと思ったけど魔女の眷属とか守護騎士とか
お前らはどういう仕事になるんだよっ!ってなってしまった。
ほかのメンツはどうにかなるけどほんとにこのふたりはどうすればいいかね?
まぁ、守護騎士さんは趣味のほうでどうにかなるかな?
あれ?て言うことは魔女さんも趣味のビー・・っと誰か来たみたいだな。


「・・・・で、つまり、出演者が私たち以外決まっていない、と。」

「恥ずかしながら…………」

「あ、あはは〜…………それで、良ければ他のバンドのスカウトを手伝ってくれないかなー、なんて…

私はここを離れるわけにはいかなくって………」

事情を説明したら、有咲に呆れられた。

それもそうだ。出演するバンドが自分たちしかいないなんて聞いたら誰もが呆れ果ててしまう。

あと、スカウトの話とは関係ないがポピパメンバーの呼び方だがみんなちゃん付けで呼んでいたら

『こ、この年で男の人にちゃん付けで呼ばれんの恥ずかしいから呼び捨てで呼んでくれよ』

と有咲の要望で呼び捨てになっている。

ちなみにその時の有咲の顔が異様に赤かった。恥ずかしいと言ってるから相当恥ずかしかったのだろう。

 

 

「バンドの目処はついてるんですか?」

「っと、そうですよまりなさん。

目処がついてるとは聞いていましたけど後何バンドいるんですか?」

沙綾の言葉に聞きそびれていたことを思い出す。

スカウトの件を了承したはいいもののバンド名も何も知らなければスカウトのしようもない。

「えっとね、ぜんぶで4バンドいるんだけど…………

最近私が注目している高校生バンドなの。」

 

〜バンド紹介中〜

 

“Afterglow”

中学校の幼馴染で結成されたバンド。荒削りながらパワフルな演奏とボーカルが人気。

 

“Pastel*Palettes”

芸能事務所所属のアイドルバンド。メンバー全員、しっかり演奏ができるらしい。

 

“ハロー、ハッピーワールド!”

ボーカルの『世界中を笑顔にしたい!』との思いで結成されたバンド。

 

“Roselia”

実力派でボーカル、演奏がプロ級のバンド。音楽業界で一番注目されている。

 

「へぇ〜、どのバンドも個性が違いそうで、おもしろそうですね」

「そうなの!

このイベントはね、たくさんの個性をもったバンドが集う、パーティみたいにしたいなって思ってるんだよね〜。」

「それで〜・・・・そのパーティを成功させるために、

みんなには早速Roseliaのスカウトに行ってほしいんだけど・・・」

いきなり実力派揃いのバンドをスカウトに行くのか…………。

まぁたしかに、そのRoseliaがいればイベントは成功するだろうし確保しておきたいのだろう。

「もっちろん、てつだいますよっ!」

「はぁっ!?ちょ、勝手に・・・!」

「楽しそう。私、いろんなバンドに会ってみたい」

「だよねだよね!」

 

有咲の抗議を無視して話を進めて行く香澄、たえ、まりなさん。

かく言う俺も、あっさりと了承された事に驚きついて行けていない。

・・・まぁ、ほぼ香澄の独断だが。

 

「ただ…彼女たちすっごくストイックで真面目らしくて…

自分たちが納得できるステージじゃないと出演しないみたいなの」

 

・・・Roseliaを出演させるの実質無理な気がする

「まりなさん!何事もチャレンジですよっ!

お願いしてみなきゃわからないですから!おたえ、一緒に声かけに行ってみようっ」

言うや否や駆け出して行く二人。

そもそもどこにいるかわからないのにどうやって声を掛けるつもりだ?

 

「あっ、ふたりとも………!

リィン君も、一緒に行ってきて!」

「えっ!?あてもないのにどうやって?」

「彼女たち、さっきこの辺りで見かけたの。

まだ遠くにいってないはずだから、走って走って!」

「そう言うことは早く言ってくださいっ!」

とりあえず、先に行ってしまったふたりに合流するために俺は走り出した。

「ハァ・・・ったく、大丈夫かよ」



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高貴なる青薔薇たち

ども、今後どういう展開にしようか考えるたこどらです。

出演バンドが決まるまでは、原作の通りに進めるとしてオリジナルどうしようか悩みどころ。
ない頭を絞って出すしかないんだけどね。

タグにヒロイン未定とか入れたけどもう全員ヒロインでいいんじゃない?とか思ってきた今日このごろ。
でもそうなると、メインヒロインを考えなきゃいけないのか?
・・・もう、猫でいいや。困ったら猫をヒロインにすればいいって、じっちゃんも言ってたし。

んじゃ、本編へどうぞ。


俺は、飛び出していった香澄とたえを追ってCiRCLEの外に出た。

 

「Roselia、Roselia〜♪

ん〜・・・どっかで聞いた名前だなぁ

 

・・・ああっ、おもいだした!!

グリグリとジョイントライブしてた人たちだよねっ!?」

 

どうやら香澄、ポピパはRoseliaを知っているようだ。

それにしても、名前を聞いたら普通はすぐに気づくものじゃないか?

「もしかして香澄、気づいていなかったの?」

………この感じからして、多分香澄だけが気づいていなかったな。

「え、えへへ・・・

 

あ、り、リィンさんも、一緒に来てくれんですか?

ありがとうございまーす!」

「そりゃ、そうだよ。

君たちに手伝ってもらうのに俺が何もしない訳にはいかないだろう?

・・・っと、まりなさんが言うにはRoseliaを近くで見たらしいからすぐに探そうか」

 

そう言い辺りを見回すが、そもそも俺はRoseliaのメンバーを誰一人として知らないから見つけようがない事に気付いた。

(仕方ない。ここはふたりに任せるしかないか)

そう思い、声を掛けようとしたら

「香澄、見て!

あそこにいるの、Roseliaの人たちだよ」

「あっ、ホントだっ。声かけてみようっ!」

ちょうどRoseliaを見つけたようだ。

それに、向こうもこちらに気付いたようでメンバーのひとりが声をかけてきた。

 

「戸山さん、花園さん、こんなところで何をしているの?」

「ひ、氷川先輩っ!せ、せせせ先日はどーもっ!

今日はちょっと、Roseliaの皆さんに用がありまして〜・・・」

ふむ、どうやら‘氷川’とよばれた彼女とふたりは学校の先輩後輩みたいだな。

とそこにもうひとり声をかけてきた。

 

「そっか。この子達花女生なんだったね。

ってことは、紗夜の後輩ちゃん?紹介してよ〜」

「1年後輩の戸山香澄さんと花園たえさんよ」

「どうも」

「アタシはリサ。ベースやってるんだ。

こっちの友希那がボーカルで、この子がドラムのあこ。

それから、キーボードの燐子。あらためて、よろしくね☆」

「よろしくお願いしまーすっ!」

 

すごいな。流れるように自己紹介とメンバーの紹介を………

リサのコミニュケーション力に感心していいると、友希那と言われた少女が本題をふってきた。

 

「それで、私たちに何の用かしら?

私たち、これからスタジオにいくのだけど」

「は、はいっ!あの、お時間はあまりとらせませんからっ!」

「詳しいことは・・・この人から」

 

まるっと、投げ出されたが関係者なのだから俺が話しをしなければ不誠実だろう。

というより、それまで盗られたら何のために来たのかわからない。

 

 

〜リィン、説明中〜

 

 

「ライブイベント?たのしそーっ!

いいねいいねーっ!」

「いろんな方がたくさん・・・でるんですね・・・

ひとが・・・たくさん・・・こわい・・・」

「わぁっ、りんりん、落ち着いて〜!」

あこはイベントに好印象のようだが燐子の方は難色・・・

と言うよりかは人前に出るのが苦手という感じだな。

 

「・・・まだ出ると決まったわけではないわよ」

「そうね。イベント自体に興味がないわけではないけれど、

私たちのレベルや、目指すものとは違っていると思うわ」

「宇田川さん。前にも話したはずよ。

私達は自分たちのレベルに見合っていないステージには立たない、と」

「それは・・・」

う〜ん。聞いていた通りみたいだな。

このままじゃ、Roseliaの参加は厳しいかもしれないな。

 

 

「それなら、私達の演奏を聴きに来てください」

どうしようかと、思っていたら突然たえがそんな事言い出した。

「なんですって・・・?」

これには流石に友希那も驚いてる。俺も驚いているが・・・

「ギターは、音楽は、演奏技術がすべてじゃない。

弾きたい人が弾けばいいんです」

「そういう考えのバンドを否定するつもりはないわ。

ただ、私達とは目指すものが違うというだけ」

…………不味いな。たえの一言で友希那の雰囲気が剣呑なものになってしまった。

流石に、ここまで任せきりにする訳にいかないと思い話には入ろうとしたら

 

 

「ゆ、友希那!まあまあ、落ち着いて。

せっかく頼みに来てくれたんだし、演奏を聴いてあげるくらいいいじゃん?ね?」

「・・・・・・わかったわ。ただ、納得できなければ私たちは出演しない。

それだけは肝に銘じておくのね」

 

リサの言葉で友希那は取り敢えず了承してくれるようだ。

「は、はいっ!ありがとうございます!」

まだ仮だがRoseliaの出演が決まったようだ。

正直、ポピパの演奏にかかっているのだが大丈夫だろうか?

残りのメンバーに事後承諾だし。

 

「他の人達の演奏聴くの、楽しみだなぁー!

・・・じゃなくて、そなた達の魂の波動・・・えっと、たのしみに・・・」

「魂の波動、しかと見届けさせてもらうわ」

「しかと見届けさせてもらうわ!」

 

「ごフゥッ!?」

「どうしました?リィンさん?」

「い、いや。なんでもないよ」

・・・あこの言葉を聞いたら黒歴史を思い出して精神的ダメージを負ったなど言えるわけがない。

 

そんな俺を怪訝そうに見ながら、話は進み取り敢えずこの場は解散となった。




はい、Roseliaの仮出演が決まりました。
前書きもそうなんすけど後書きも何を書けばいいんですかね?
っと、そんなことはどうでもいいんです。
前回の前書きで1000文字ちょいで収めたいとか言った次の話でいきなり2000文字まで行っちゃたよ。
グダグダだね。こうなったらもうどうでもいいや。

次回はAfterglowのスカウトに行くます。
みんな大好き蘭ちゃんが出るぞ。期待しないで待っていろください。

最期のくだりはそういえばリィンも厨二やったなぁ、と思い出してぶっこんだネタです。
今後、リィンがあこと関わるたびにリィンの胃と精神がダメージが負う・・・かも知れない。

てな訳で、ここらで終わりにしましょ。
ではでは、ばっは〜い。


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約束の夕影

皆さんお久し振りです。
たこどらです。
前回の投稿からまさか1年近くも放置とはドン引きですね。

見切り発車で始めた小説なので今後の展開は考えていないが故の放置といいますか、仕事が忙しかったとか色々ありますがとりあえず本当にすいませんでしたぁぁぁ!

今後は、毎日とはいかないですけど数週間に一回は投稿できるように頑張りますので見つけたら読んでください。

それでは、本編をお楽しみください。


取り合えず5バンド集結まではガルパのストーリーそのまま進みます。
結局ストーリー読んでないからアプリ起動しながら書いてる。


「やっぱりRoseliaは手ごわかったか・・・」

 

「でも、きっと出てくれると思います!

私たちの演奏を聴いてもらって、きっと・・・!

そのためにも、練習頑張らなくちゃ!ね、さーや!」

 

その自信は一体どこから来るのだろうか・・・?

だけど香澄のポジティブな性格あってのポピパなんだろうと接してきてわかってきた。

 

「そうだね。Roseliaは保留ってことですけど・・・他のバンドにも声をかけていかないとですよね」

 

「うん、沙綾ちゃんの言う通り、スカウトは続けていかないといけないね。

それで今日は、Afterglowに声をかけてもらおうと2人に来てもらったんだ」

 

「彼女たちがいつも使っているスタジオがあるみたいだから、まずはそこに行ってみてくれるかな?

もちろん、リィン君も一緒にね!」

 

「あってみるのが楽しみだね!

さーや、行こっ!」

 

そう言うやいなや飛び出していく香澄。

 

「あっ、香澄!まったく・・・すみません、ホント。

リィンさん私たちも行きましょう」

 

「あぁ、急がないと置いて行かれそうだしな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

----------------------------------某スタジオ--------------------------------

 

Aftergiowが使っているというスタジオにきたはいいがどうやって見つければいいんだろうか?

 

「あふたーぐろう、あふたーぐろう・・・・どこかな~?」

 

「あれ、あそこにいるのって・・・」

 

うん?沙綾が誰かを見つけたみたいだな。

 

「沙綾?」

 

「やっぱり!巴だ!」

 

どうやら沙綾の知り合いらしいが、ここにいるということは彼女もバンドをやっているのだろうか?

 

「よ。偶然だな、こんなところで会うなんて」

 

「二人は知り合い?」

 

香澄が沙綾に聞くということは香澄は初めて会うのだろう。

 

「うん。同じ商店街に住んでる、宇田川 巴さん。

私たちと同じ高校1年生だよ。

巴、この子は戸山 香澄。一緒にバンドやってるだ」

 

「へぇ、よろしくな。

こっちはバンドメンバーの蘭にモカ、ひまりにつぐみだ。」

 

「よろしくねっ!」

 

やっぱり、バンドを組んでいたみたいだ。

とりあえず、確認をしてみるか。

 

「突然で申し訳ないんだが、君たちが組んでるバンドってAfterglowだったりするかい?」

 

「あ・・ああ、うん。そうだけど。それが?」

 

まさか、最初にあったバンドがお目当てのバンドだとは・・・

とりあえず、事情を説明しないとな。

 

「ラッキー!!!

ねぇねぇ、ライブイベント、出てみないっ!?」

 

「ちょ、香澄!急、急!」

 

・・・香澄が捲し立てたせいで、タイミングを逃してしまったな。

 

「ライブイベントって?詳しく聞かせてよ」

 

前言撤回だな。向こうのほうからアプローチをかけてきてくれた。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~リィン説明中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

「へぇ・・・面白そうだな。みんな、どうする?」

 

「いいね、いいね!おもしろそうっ!

でてみたいなぁ~。つぐは?」

 

「私も出たいっ!うん、出よう、出よう!」

 

「つぐがそう言うんじゃあ、きまりだね~。

あたしも出てみたいし~」

 

うん、なかなか好感触だな。

 

「あれ?モカちゃんってどっかで見たことあるような?」

 

「う~ん?あっ・・もしかして~、パン屋の人?」

 

「そうそう、そうだ!

いつもうちの店に来てくれてありがとう」

 

「あ、もしかしてやまぶきベーカリーの・・・」

 

「へぇ、沙綾の実家はパン屋なのか。

今度の休みに伺わせてもらうよ」

 

「さーやのお家のパンすっごくおいしんだよ!」

 

「ははっ、それは楽しみだな。

・・・っと、話がそれたね。

それじゃあ、ライブイベントには出てもらえるってことでいいかな?」

 

「・・・そこの人、ええっと、リィンさんだっけ?」

 

「うん?そうだけど」

 

「リィンさん。それに二人も。

最終的にはあたし達の音を聞いて判断してほしい。

いま、ここで弾いて見せるから聞いてて」

 

「お、蘭、かっこいいこと言うねぇ~。ひゅーひゅー」

 

「確かに、ただ知り合いってだけじゃなくて、ちゃんと音で判断してほしいな。

みんな、それでいいよな?」

 

「もちろんっ!最高の演奏見せちゃおうよ~」

 

「うんっ!」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~アフロ演奏中~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「すごい演奏だったよ、巴!」

 

「すごい、すごいすごい!なんか、すっごいよ!!!」

 

香澄、語彙力が・・・

 

「あはは、サンキュ。

リィンさん。あたし達の演奏、どうでした?」

 

「音楽には詳しくないから何とも言えないけどとてもいい演奏だったよ」

 

「本当ですか!ありがとうございますっ!」

 

「それじゃあ、イベントに参加で問題ないかな?」

 

「・・・ま、当然だね」

 

ふぅ、とりあえずこれで2バンド確保できたな。

 

「やったぁ!とうとう出演バンドが決まったー!

みんな、これからよろしくねっ!」

 

「ああ、よろしく頼むぜ」

 

「出演バンドが揃ってきたら、一回みんなで集まりたいと思ってるからその時にまた連絡するよ」

 

「了解」

 

「ん~~っ、なんだか幸先いいね、さーや!リィンさん!

この調子で他のバンドもドンドン!スカウトしちゃおうっ」

 

 




ストーリー一覧を見直して気づく事実、今書いた話ってバンドリ内だとまだ1話なんすね。
各話の文字数が千~2千って感じになっているのでやっぱり本業の人や創作している人ってすごいんだなーって思いました。

そんなことを考えながら、作った今回久し振りすぎて前回までの内容全然覚えていないこともさることながらリィンの口調ってどんなだっけ?とかどういう感じで書いてったけとか不安と闘いながら書いてました。

一応、あげれたから良しとするけどね。

書いた作品を閲覧機能で見ていたら、2話の前書きでⅣをやっていないって書いたけど、1年たった今もまだやれていません。Σ(・_・)

一体いつになったらやるのかな?

そんなわけで今回はこの辺で、ばっはは~い。


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