【完結】 オリ主「愛が重すぎて草www」 (勝間 おとう党)
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草www
朝飯が美味くて草www ~はやて~


関西弁とか知らん
だから口調が変でも許してクレメンス


 目が覚めると朝飯のいい匂いが部屋に漂っている

 まだ覚醒しきっていない頭で匂いのもとに視線を向けると、管理局の制服でエプロンをかけたはやてがキッチンでフライパンを操っていた

ボーっと後姿を眺めていると寝ぼけ眼の俺に気付いたはやてが笑顔を向けてきた

 

「あ、おはよう  くん。もう少しでできるからはよお布団片付けてな」

 

 はやてに言われたとおりに布団を三つ折りに重ね、押し入れに片付ける

 そして押し入れの下段に仕舞ってある久しく使ってなかったちゃぶ台を引っぱり出す

 アルコールティッシュで机上を拭き終わると"できたで〜"とはやてがお盆に乗せた料理をウェイトレスのように器用に運んできて並べる

 

「美味そうだな」

 

 思わずつぶやく

 並べられたのは米、みそ汁、照り焼きチキン、サラダ

 普通なら朝から重いと思われるだろうが俺は問題ない

 むしろ常日頃から朝から家系のラーメンを食べてる身から言わせると軽い方だ

 

「ほな冷める前に食べよか」

 

 はやてと2人で食卓を囲みいただきますをして食事にありつく

 

「どや?  くんの好みの味だと思うんやけど」

 

 心配そうに上目遣いで見てくる

 

「美味しいよ。さすがははやてだ」

 

 俺の返答に安堵したのかよかったと笑みをうかべる

 箸をすすめながら他愛のない会話を交わす

 

「はやての手料理なんて久しぶりだな。何年ぶりだっけ」

 

「1年4ヶ月と12日やね」

 

「よくそんなこと覚えてんな」

 

「当たり前やん。あたしが  くんのことで忘れるわけないやん」

 

「すげぇな。だから俺の好みも覚えてたのか」

 

「それもあるけど日頃から  くんのことチェックしてんからな」

 

「マジか」

 

「マジよ。仕事が忙しくて毎日はできんけどな」

 

「管理局のエリートは大変だな」

 

「せやな。けど自分で決めたことやから」

 

「管轄は違うけど困ったことあったら遠慮なく言えよ。俺にできることがあれば手伝うから」

 

「うん。ありがとうな。頼りにさせてもらうわ」

 

 いつもは静かな6畳の()()()()()()()()に2人分の華やかな喧騒が生まれた

 

 

 料理も食べ終え、食べ終えた食器を重ねて台所にさげようとしたがはやてにお嫁さんの仕事だと言われる

 そんなはやての言葉に甘え

 

「ちょっとシャワー浴びてくるわ」

 

 そう言ってはやてを残し着替えもなにも持たず、スマホだけを持って風呂場に向かう

 そして服も脱がずユニットバスの淵に腰をおろし、食器を洗っているだろうはやてを思い浮かべながらもはやワンタップで通じるように設定した番号へと電話をかける

 

プルプルプル………ガチャ

 

「あっもしもし管理局ですか。不法侵入です」




ふわっとしたオリ主設定

 A′sから原作キャラと関わってきたオリ主
 なのは達と違い高校まで進学

 ザフィーラに鍛えてもらい防御特化となる
 つまりメイン盾


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チョロくて草www ~なのは~

想像以上の評判によりモチベが上がって書き上げました
しかしなのはの口調とかわからん

ところで今日の0時に公式から重大発表があるらしいですね
個人的に新作ゲームの発売がいいな


「知らない天井だ」

 

 目が覚めると見覚えのあるピンク色をしたバインドで体で締め上げられ、柔らかいベッドに寝かされていた

 意識を失う前の記憶を手繰り寄せる

 そう。確か俺は、ユーノに誘われて飲みに行って……

 

「あっ!やっと起きたの」

 

 縛られてるせいで体は動かないので首だけをどうにか回し声が聞こえてきた方を向く

 そこに居たのは管理局の白い悪魔こと高町なのは

 俺の幼馴染みの1人だった

 

「よぉなのは。おはよう」

 

「おはようなの  くん」

 

「ところでなんで俺縛られてんの?」

 

「それは  くんが悪いからだよ?わたしを恋の魔法でめろめろにしてくるから、わたしは仕方なくおいたさんな  くんが反省するまでバツを与えるの。大丈夫!時間はたっぷりあるの!ユーノくんに協力してもらってジャマの虫(他のメスども)が入らないようにしてあるの!安心だよ!」

 

「コイツぁ穏やかじゃねぇな」

 

 ユーノ。テメェは許さん

 五体満足で生還したら過労死するまでやり返すからな

 震えて眠れ

 

「あっ、そーなの!きっと  くんお腹空かせてると思ってご飯つくったから食べさせてあげる」

 

 そう言ってなのはは一旦部屋から出て行く

 それから10分ほどして料理を持って戻ってきた

 なのはは俺が寝てるベッドのすぐ横にある椅子に座り'お願い'と待機モードのレイジングハートを握ってつぶやくとベッドが変形して、しの字のようになる

 

 わざわざ介護ベットを用意するなんて

 

 監禁のガチっぷりに戦慄する俺の心をいざ知らず、なのはは得意げに持ってきた料理を披露する

 

「じゃじゃ〜ん!なのは特製オムライス」

 

 あぁよかった

 これで八宝菜出されたらさすがの俺も詰むとこだった

 

「はい。  くんあーん!」

 

 ここで反抗してとろくな目にあわないことを知っているので素直に口を開ける

 

もぐもぐ

 

 うーん。ふわっふわの卵に混じる喉にへばり付く推定なのはの髪の毛

 ケチャップライスはケチャップの味がしない

 むしろ生臭くて鉄の味がする

 どう考えても血です。ホントウニアリガトウゴザイマシタ

 

「どうかな?美味し?」

 

 クソまず……

 

「ウン。アリガトウなのは。でも髪の毛は飲み込みづらいから次からは入れないでくれ」

 

「髪の毛じゃないよ?今日はあっちの毛」

 

 なのはは下腹部を撫でイヤンと身をくねらせる

 

「それで今日女の子の日だから隠し味にね///」(〃▽〃)ポッ

 

 (^ཫ^)

 

「なのは。もういいや。もう腹いっぱい………」

 

「えっ?そうなの?ざんねーん」

 

 そういって物体X(オムライス)を片付けにまた部屋から出ていくなのは

 今度は先ほどとは違い片付けるだけなのですぐに戻ってくる

 

 筋道が見えてきたし仕掛けるか

 

「なのは。眠くなってきたから添い寝してくれないか?」

 

「添い寝!?うん!ばっちこいなの!」

 

 サイドテールを犬の耳のようにピコピコ揺らしながらベッドを元の形に戻し、俺を見つめるように横向きに寝そべる

 

「なんだか思い出すの」

 

「なにが?」

 

「ずっと前に起きたこと覚えてる?なのはをかばった  くんが寝たきりなって……」

 

「……あぁ。忘れるわけない」

 

 今思えば俺の人生のターニングポイントになった1つ

 

  くんずっと起きなくて、このまま死んじゃうんじゃないかって怖くなって……」

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「ほら、大丈夫だ。俺はここにいる」

 

 ……………………………………

 

 どのぐらい経っただろうか

 抱き寄せたなのはから寝息が聞こえ始めたので起こさないようにベッドから抜け出す

 とりあえず部屋から出て状況を確認

 どうやら場所はわからないが高層マンションのようだ

 

 途中で見つけたスマホを起動し、タイマーをセットしてなのはが座っていた椅子に置く

 そして風呂場に息をひそめて身を隠す

 

  くんッ!  くんッ!どこ!?】

 

 予想どおり起きたなのはから念話が届く

 

【あっなのは?】

 

  くんッ!今どこにいるの!起きたら  くんいなくなってて】

 

【今ユーノに捕まって無限書庫にいる】

 

【待ってて。今助けるからね!あの腐れフィr   】プツンッ

 

 廊下の方から扉が破壊された音が聞こえる

 廊下に出てみると案の定中心を蹴り破られた痕がある扉が倒れている

 そんな扉を跨いで椅子に置いたスマホを回収してお馴染みの番号にかける

 

プルプルプル……ガチャ

 

「あっ管理局ですか。無限書庫で暴れてる人がいます」




なのは特製オムライス

 材料
 ・卵     2つ
 ・冷や飯   どんぶり1杯
 ・陰毛    適量
 ・血液(月経)適量

オリ主は幼少期より特殊な経験を積んでおります
絶対に真似しないでください


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男のプライドとか草www ~フェイト~

人によっては最後の方気分が悪くなるかもしれません
それを踏まえて読んでください

ヤンデレというか
キャラによって”病み”を使い分けるのがむずい



「オイ  。お前に客が来てるぞ」

 

 今日も今日とて管理局で嘱託として働く。そんな日常

 仕事中は彼女(なのは)たちも介入してこないので密かな癒しの時間だ

 

「上の待合室に待たせてるから早く行ってこい」

 

 ”わかりました”と声をかけてきた上司に返事をして、わざわざ嘱託でしかない俺を呼ぶなんてどんな人物か疑問に思いながら待合室に向かう

 おそらく俺がやってる副業の方に用があるんだと予想する

 

コン、コン、コン、コン

 

「呼ばれた  です。失礼します」

 

 待合室に着き4回ノックし、1声かけて入室する

 

「待ってたよ  

 

 入って声をかけたのは俺の幼馴染みの1人

 金髪の麗人。フェイト・T・ハラオウン

 服を脱げば速くなるという痴女理論を素で実行する天然記念物

 あれを最初に見たときにはさすがの俺も戦慄を禁じえなかった

 

「なんだフェイトか。久しぶり」

 

「うん、久しぶり。2週間ぶりだね」

 

「もうそんなに経つのか。あぁ、お茶かコーヒーどっちがいい?」

 

「いいよ。私がやるよ」

 

「いや、来客なんだから座っとけ」

 

「私にやらせて。  こそ座ってて」

 

 湯を沸かそうと準備してたポットをフェイトに取られ、袖を引っ張られて無理やり座らせられる

 こうなったフェイトになにを言っても聞く耳を持たないので素直に椅子に座って給仕をするフェイトを待つ

 

  は珈琲よりお茶の方が好きだったよね?」

 

 ”おう”と答える

 そこから少ししてマグカップを2人分持って俺の隣に座るフェイト

 

「……なぁ。向かい合って座んのが普通じゃね?」

 

「それはほら。私たちだから」

 

 そういって距離を詰め寄ってくる

 そして腕を絡ませて俺の肩に頭を預けてきた

 

「……近くね?」

 

「それはほら。私たちだから」

 

 答えになってねぇよ

 

「仕事中に会いに来たってことは大切なことなんだろ?公私は分けるべきだ」

 

 不満そうながら腕を組むことはやめてくれた

 代わりに手を握ってくるが。恋人つなぎで

 しかしちゃんと言えば聞いてくれるだけましだ

 これがはやてだったら屁理屈を言って聞く耳を持たない

 

「それで?今日はなんの用だ」

 

「うん。ちょっと最近の流通のことについて聴きたくて」

 

 やっぱりそっちか

 

 これを読んでる読者に説明しよう

 冒頭で副業云々言っていたが、俺は幼馴染みの1人

 アリサ・バニングスとフェイトの義母であるリンディさんに協力してもらって日本とミッドチルダ間の貿易会社を運営してる

 もちろん管理局に許可をもらって合法に

 代わりに嘱託として管理局で働かせられているが

 

「でもなんで?」

 

「実は裏でロストロギアが流通してるらしいんだ。流通自体は前からあったんだけど、ここ最近はそのやり取りが活発化してるの」

 

「なるほどな。でもゴメンな。俺も新参だからそこらへんはわからねぇ。でも組合でそれとなく聞いてみるよ」

 

「うん。ありがとう」

 

 いやしかしどんな業界にも裏があるんだな

 淹れてもらった茶を飲もうと思い手を伸ばす

 

「ちょっと待って」

 

 しかしとめられてしまう

 フェイトは俺のカップを持ち1口飲んでからフーフーと息を吹きかけ冷まし、また1口飲むという作業を数度繰り返して俺に渡す

 

「はい。どうぞ」

 

「……ありがとう」

 

「うん。どういたしまして」

 

 滅茶苦茶いい笑顔を向けられる

 えぇぃ!金髪の幼馴染みは化物かッ

 ママみを感じる……!

 

「そうだ。この後時間ある?時間あるなら食事でもどうかな?」

 

 壁にかかってる時計を見る

 

「あー、うん。そろそろ定時だからあがれる」

 

「よかった。じゃあなに食べる?お金ならいっぱいあるからなんでも奢るよ?」

 

「いや、金は俺が出すよ」

 

「いいって私が出すよ。  より稼いでるし。だから遠慮しないで」

 

 (#^-^)カチン

 今のは男としてのプライドに少しきた

 

「はっ?なに?高給取りアピールか?べつに俺は前年代的な男女のs   

 

「ゴメンなさい」

 

 ポツリと聞こえたそのセリフを聞いた瞬間後悔した

 恐る恐るフェイトの方を見ると顔が一気に白くなり、体も小刻みに震えていた

 

「ゴメンなさい。ゴメンなさい。ゴメンなさい。ゴメンなさい。ゴメンなさい。ゴメンなさい。ゴメンなさい。ゴメンなさい。ゴメンなさい。ゴメンなさい。ゴメンなさい。捨てないでください。1人にしないでください。独りにしないでください。なんでもします。気に触ったなら謝ります。気に食わないところがあるなら直します。だから……だからッ捨てないでください!独りはイヤ!イヤだ!」

 

 目尻に涙を貯め心から慟哭する

 すぐ隣にいるフェイトを抱き寄せる

 

「私は1人。独りぼっち。家族がいない。母さんがいない。母さん?母さんどこ?ほら?私ジュエルシード見つけたよ?」

 

「フェイト。俺が悪かった。怖かったよな?大丈夫、お前に落ち度なんてないから。不知火なみにないから」

 

 呪詛のようにぶつぶつ呟くフェイトの背中をとんとん叩く

 

コン、コン

 

「叫び声が聞こえましたけど大丈夫ですか?」

 

 泣きっ面に蜂

 こんな状況で会議室の外から声がかかる

 

「大丈夫ですよ!ちょっとグラスを割ってしまって」

 

 誤魔かすために嘘をつく

 

「じゃあ片付けるの手伝いますよ」

 

「いや、大丈夫です!」

 

「いやいや遠慮なさらず。失礼します……よ?」

 

 入ってくる親切な男性局員が見たのは抱きしめ合う男女

 つまりはフェイトと俺

 

 局員は俺たちを発見したときのアホ顔から一転

 急にいい顔になりネクタイを締めなおす

 

「すまん……ごゆっくりィ!」

 

 そういって踵を返して軽やかに出て行ってしまった

 

 終わった

 絶対ウワサになる

 

………………………………………………う゛ッ

 

「………胃薬あったかな」




15周年企画でライブイベントが決定しましたね
なのはシリーズはにわかですけど杉田さんが好きなので
杉田さんが出るなら行こうかなって考えてます


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紅茶とかわからなくて草www ~すずか~

単発1話で終わらせるつもりだったけど
想像以上にお気に入りしてくれるからついつい書いちゃう

我ながらチョロくて草www
いや、マジで息抜きのつもりだったのにな

タイトル通り紅茶が出てくるけど
紅茶とか知らんから寛大な心で許してクレメンス


「そうだ。日本に行きたいからテレポーター使わせてくれ」

 

「ええよ。会社にでも行くんか?」

 

「あぁ、新しいビジネスを思いついてな」

 

「さすが  くんやな。できる若社長って感じや」

 

「そんなたいしたもんじゃねぇよ。資金だってバニングス家からの投資だし、リンディさんのコネがなかったらそもそも起業できなかった」

 

「せやけど投資してもらってるのもコネを使わせてもらってるのも  くんの実力やん。もっと胸張ってもええと思うで」

 

「だけどな………。いや、はやてがそう言ってくれて嬉しい。ありがとう」

 

「気にせんでええで。それで日本いつ行くん?」

 

「今週の土曜の午後から行く予定。あっちで1泊するから日曜の夜頃にも使わせて欲しい」

 

「実家に泊まるん?」

 

「いや。俺勘当されてるし。だからはやての家を使わせてくれると助かる」

 

「うん。ええよ。しばらく帰ってへんから埃が積もってるかもしれんけど」

 

「それは大丈夫。寝れればいい」

 

「あたしも行ければええんやけど仕事があるからなぁ」

 

「十分はやてには助けられてるよ。ありがとう」

 

「かまへん。かまへん。旦那さんを支えるのもお嫁さんの仕事やからな」

 

 

 

 

 

草wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

 

 

 

 

 

 スタングレネードを使用したときのように目の前が真っ白になる

 無重力空間に放り出された感覚を一瞬食らい、すぐに重力に体を引っ張られる

 わかりづらい?

 なら勢いよく上がっていくエレベーターが目的の階に近づいて減速したときのふわっとした感覚だ

 この感覚は何度体験しても慣れない

 目を閉じ深呼吸を繰り返し乗り物酔いならぬテレポーター酔い醒ます 

 

「お帰り  くん」

 

 酔いも醒めて目を開けるとそこには幼馴染みの1人

 深窓の令嬢。月村すずかがメイドのノエルさんを連れて立っていた

 

「ただいますずか、ノエルさん。いつから待ってた?」

 

「そこまで待ってないよ。はやてちゃんから連絡をもらってから来たから」

 

「わざわざ迎えに来てもらって悪いな」

 

「べつにいいよ。今日は大学も休みだし」

 

「そういや大学生だったな。どうだ?大学はたのs   」 

 

「お2人ともお茶の準備が出来ているのでお喋りはお座りになられてからでも」

 

「それもそうだね。じゃあ  くん行こう?」

 

 俺のために茶の準備までしてくれたのか

 しかしあれだ。生憎この後用事があるんだよな

 

「実はこの後行かなきゃいけねぇ所があるんだ。せっかく準備してもらって悪いけど今回はパスで。ゴメンな」

 

 ばつの悪い表情を浮かべ、頭を掻きながらすずかに伝える

 

「それなら大丈夫だよ」

 

 すずかに笑顔で言われる

 怪訝な顔をする俺にノエルさんがビニール袋を渡してきた

 中身を確認すると俺がこの後買おうと思ってたゲームとか本が入っていた

 

  くんの代わりに買っておいたんだ。足りないものある?」

 

「………いや、大丈夫」

 

「よかった。一応はやてちゃんにも確認してもらったけど万が一があるから」

 

「お前らには隠し事できねぇな」

 

「フフっ。幼馴染みだからね」

 

 2人に連れられすずかの屋敷に向かう

 通された部屋は相変わらず控えめだが、置いてある椅子や机や装飾はよく見れば高そうなものばかりで本物の金持ちって感じの部屋だ

 名前は忘れたけど小さいケーキとかクッキーがそれぞれの段に小分けされてるイギリスの貴族が使うような皿(ケーキスタンド)や高そうなティーポットが設置された円卓を向かい合ってすずかと座る

 

「本日の紅茶は1級のキーモンです」

 

 いや、紅茶の1級とブランド言われたってわからん

 

  くん。キーマンはね。三大紅茶の1つで希少な紅茶なんだ」

 

 ”へー”と我ながら興味が薄い反応をして1口飲んでみる

 ………………美味……い?ダメだな。美味いの基準がわからん

 

「……結構なお点前で」

 

「フフッ。それは茶道だよ」

 

「あれ?そうだっけ」

 

 わびさびとか風情とかわからん

 あっ?わびさびこそ茶道か

 紅茶ってことはイギリスだろ

 なんだ?エレガンス?

 

「婿殿。そう深くお考えにならなくとも大丈夫です。ようは雰囲気を楽しんでもらえればいいのです」

 

 なんか申し訳なくなってくる

 でもあれだ

 俺みたいな庶民がわかるはずもないのでここはお言葉に甘えよう

 

「で?それで大学はどうだ?」

 

「高校と違って専門的なことが学べるし、新しいお友達もできて楽しいよ」

 

「工学部だっけ?男ばっかだろうからギャップがすげぇだろ」

 

「うん。聖祥は6年間男女別で実質女子校みたいなものだからね。男の子なんて  くんしかいなかったから」

 

「言い寄られたりすんだろ?いや、姫扱いか?」

 

「そういうこともあったけどアリサちゃんが助けてくれたから」

 

「あった?つーことはもうねぇの?」

 

「うん。婚約者がいるのでごめんなさいしてからもう来なくなったから」

 

「ほー、それは初耳だわ。すずかみたいな美人と結婚できるなんて幸せ者だな」

 

「本当?本当にそう思う?」

 

 ルビーのような()()()()()で俺を射抜いてくる

 

「……あ………ああ……………………?」

 

 すずかの瞳から目が離せない

 思考が沼に足を取られたかのように鈍くなる

 

「私と結婚できたら嬉しい?」

 

 すずか……すずかと結婚か…………

 

「……それは楽しそう…………………………?」

 

 あぁ……なにもかんがえられない

 …………だんだnねむkなttてきt

 

「だったら………ねえ、だったら   

 

 

 ” 血 を 飲 ま せ て く れ る ? ”

 

 

 最後に見たのは恍惚な表情で俺に馬乗りになり、吸血鬼のような鋭い歯をのぞかせ首を絞めてくるすずかだった




つかテレポーターでいいのか?
次元転送装置?まぁ通じればいいか


吸血鬼の力を使うと瞳が真っ赤になることにしました
これって独自設定?
他の人のやつですずかの目が赤くなる描写があったから参考にさせてもらったんだが
教えてエロい人


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俺に威厳とか草www ~アリサ~

なんかアンケート機能があるから使ってみたいな
”付き合うなら誰?”みたいな感じで

今回はぶっちゃけヤミ成分が低め
というか今までのが濃すぎたんだよッ


 気がついたら朝になってた

 

 起こしに来てくれたノエルさん曰く、紅茶にはリラックス効果があるから日頃の疲労も加わって寝てしまった云々

 しかし茶会を始めたのが4時頃だとして5時から寝たとしたら12時間以上寝た計算になる

 さすがに寝すぎだろ

 それにこれだけ寝たのに疲れが取れてない

 むしろ貧血気味で朝飯もまともに食えなかった

 

 11時から会社のことでアリサと会う約束をしていて、一応ビジネスなので持ってきたスーツに着替えたのだが

 なぜか首に締められた跡と左の首もとに噛みつかれた跡があった

 

「赤い瞳…馬乗り……う、頭が…………」

 

 思い出そうとすると激しい頭痛に襲われる

 完全に地雷臭しかしなかったのでスルーすることにした

 

 

 場所は変わってアリサが所有してるマンションのエントランス

 "バニングス家の"じゃなくて"アリサの"マンションなんだぜ?

 同い年なのにひどい格の差を突きつけられてるようで涙がちょちょぎれそうになる

 は?俺も社長?知らんなぁ(すっとぼけ)

 それに起業したてのベンチャー社長が金持ってるわけないだろ。いい加減にしろッ

 

 セキュリティーの高さがうかがえるエントランスで事前に教えられていた部屋番号を打ち込むと聞きなれたインターフォンが鳴った

 

『はーい』

 

「おっす。俺だけど」

 

『俺なんて人知らないわね』

 

「いや、そこは察せよ」

 

『すぐに開けるから待ってなさい』

 

 目の前の重圧なゲートが開く

 そこを通り抜けエレベーターで目的の階に上がる

 エレベーターの扉が開くと俺の最後の幼馴染み

 金髪の麗人……はフェイトでやったな

 深窓の令嬢ってキャラじゃないし

 …………………………………

 ツンデレでいいや。釘宮さんだし(適当)

 ツンデレの釘宮さんがいた

 

「釘宮さん久しぶり」

 

「はっ?釘宮って誰よ。あたしはバニングスなんだけど」

 

 しまった

 ついネタを引きずった

 

「ゴメン間違えた。改めて久しぶりだな。アリサ」

 

「久しぶり。相変わらず元気そうじゃない」

 

「表面はな」

 

 不法侵入が多発してたり、ポストに菓子が入ってたり、メールが100通届いてたり

 最近ラーメン食おうとしても胃が受けつけねぇ

 やだ、俺ってばおっさん………ッ

 

「ふーん。あんたも苦労してるのね」

 

 なにかを察したのか同情されてしまった

 

 アリサに案内されて黒光りする革のソファがおいてある、いかにもドラマに出てきそうな会議室に連れてかれる

 

「とりあえず書類作ってきたから読んでくれ」

 

 ミッドチルダに移住してから地道に路上アンケートや店舗に足を運び調べ、自分なりに利益につながりそうな案をまとめ

 それをさらに親しくしてもらっている業界の知りあいに実用的な案だけ選別してもらい

 結果3つだけとなったものをアリサに渡す

 

 アリサに俺の集大成と呼んでも過言ではない書類を途中途中スマホでなにか調べられながら読まれる

 心臓はバクバクで読んでる最中に首を傾げられるたびに冷汗が流れる

 そんな断頭台に立たされているような錯覚に襲われる時間も終わる

 

「あんたにしてはよくできてるじゃない」

 

 あ~よかった。罵倒じゃない

 緊張の糸が切れてソファに沈み込む

 

「俺なりに必死こいてやったからな」

 

「安心するのはまだ早いわよ。むしろこれからが本番」

 

「わかってる。取引先見つけて卸してもらわねぇと」

 

「それと店舗の準備と従業員の確保。マニュアルも作らないといけないわね」

 

 ”めんどくせぇ”とさらにソファに沈む

 そんな俺をアリサは鋭く睨む

 

「あんたそのスーツ」

 

「あ?あぁ、ちゃんと座らねぇとシワできるか」

 

「違うわよ。そんな安っぽいスーツで人に会いに行くつもり?」

 

「そりゃこれしか持ってねぇし」

 

「なめてるの?仮にもあんた社長なのよ」

 

 "ちょっと待ってなさい"と部屋から出て行く

 そして1着のスーツを持って来た

 

「これ。着てみて」

 

「着てみろってサイズが合わねぇだろ」

 

「いいから着てみなさい」

 

 しぶしぶ受け取る

 ネクタイをを外し、ジャケットを脱ぐとアリサが受け取ってハンガーにかけてくれる

 

「いや、着替えてんだから出てけよ」

 

「あら、いいじゃない。減るものじゃないし」

 

「そういうのじゃなくてな。仮にも女子なんだから恥じらえよってことだよ」

 

「今さらじゃない。それに裸になるわけでもないし」

 

 こいつ1人っ子だよな

 男兄弟もいないのに男の着替えに抵抗ないのか

 

 そこまでいうならと、スラックスもワイシャツも脱ぎ下着だけとなる

 アリサは表情を変えずに脱いだ服を受け取ってくれるが

 気にしてないと言ってた割に俺に視線を合わせないし、顔に赤みがかかっている 

 

 とにかくアリサに渡されたスーツに着替え終える

 採寸してもいないのに俺のために作られたかのようにジャストフィットする

 さっきまで来てた安物のスーツとは雲泥の差を感じる

 

「うん。さっきよりマシね。あげるからそれ着てなさい」

 

「いや、あげるって。これ絶対高いだろ」

 

「そこまでじゃないわ。たかだか10万よ」

 

「着てきたスーツの10倍なんだが」

 

 これだから金持ちは

 

「さすがにもらうわけn   

 

「あとは靴とか細かいのね」

 

 俺の話しも聞かず着てきたスーツを持って出て行こうとする

 

「フフッ。これでまたコレクションが増えたわ」ボソッ

 

 扉がしまる時なにか言ったが声が小さくてなにを言ったか聞こえなかった

 しかし胃がキュッとなったのでこれ以上なにかするのは諦めた

 

 それから戻ってきたアリサに革靴を履き替えさせられ、有名な海外ブランドの腕時計を装着し

 さらにはワックスで髪型までセットしてもらった

 

「うん。まぁ妥協点ね。でもなにか足りないわね」

 

 犬のように俺の周りをぐるぐる回りながら観察してくる

 

「……そうね。あんたには威厳がたりないのよ!」

 

「……はっ?威厳?」

 

「そう。威厳」

 

 なんちゅう無茶振り

 それは過去の積み重ねで自然と身につくもんだろ

 まだ未成年の俺が持ってるわけない

 

「そうね……。試しにあたしに命令してみなさい」

 

 命令しろってなに言えばいいのかわかんねぇよ

 

「……焼きそばパン買ってこいよ?」

 

「ハァ…ダメね。ぜんぜんダメ」

 

 "少し待ってなさい"と言いまた部屋から出て行く

 今度はすぐに戻ってこなく、10分以上が経過する

 暇つぶしにスマホでゲームをすることにした

 

 

 ”世界の半分をお前にくれてやろう”

  はい    ⇒いいえ ピッ

 

 ”謙虚なやつめ。では我の人生の半分をやろう”

  はい      YES   結婚しよう

 

 ”嬉しくて返事もできんか。可愛いやつめ”

 

 そして世界は平和になった

 HAPPY END!!

 

 

 なんだこのクソゲー(驚愕)

 ラスボス戦がねぇのかよッ

 レベルをカンストさせた意味は!?

 魔王城の前でひたすらしてたレベル上げの時間返せよ

 

「お待たせ」

 

 俺がまさかのエンディングに打ちひしがれてるうちにアリサが戻ってきた

 

「おぉ。遅かったj   

 

「どう?似合うかしら」

 

 思わずスマホを落としてしまう

 しかしそんなことに意識を割いてる余裕なんてない

 そんなことよりアリサの格好に魅入ってしまった

 

「はっ?いやいやいや、おい……はぁ!?」

 

「そんなに慌てるほど驚く?」

 

「……いや、なんでメイド服なんか着てんだよ」

 

 そう。アリサはなぜかノエルさんのようなメイド服を着ていた

 

「命令の練習よ。こっち方がイメージ付きやすいでしょ」

 

「いや、だからってここまでするか普通」

 

「いいから!今からあたしはあんたのメイド!なんでも命令してみなさい」

 

 どこの世界に命令をお前のようなメイドがいるんだよ

 まぁいい。せっかく着替えてきてくれたんだから少しだけやるか

 

「あー……。とりあえず茶のお替りをくれ」

 

「はいっ!畏まりましたご主人様」

 

:∴・(゚Д゚。)ブッ

 

 俺の人生史上1番いいアリサの笑顔

 思わず吹き出してしまった

 

「今お湯を沸かしている最中なのでしばらくお待ちください」

 

「あ、あぁ……」

 

 あまりの変わり身に頭が追い付かない

 

「どうなさいましたご主人様?お疲れですか?」

 

「……うん。なんか、そうだな」

 

「ではリラックス効果のあるアロマなどどうでしょう」

 

「いや、気にしないでいいぞ」

 

「遠慮なさらず。評判のいいアロマですのできっと気に入るかと」

 

 俺の前に赤い色のアロマが置かれる

 それに火を点けるとすぐにジャスミンの香りで鼻孔を満たされた

 

「こういうのは初めてだけどなんかいいな」

 

「喜んでいただけてあたしも満足です」

 

 目を閉じ、ソファに深く寄りかかり匂いを満喫する

 最近味わっていないゆっくりとした時間が流れる

 意識が途切れ途切れになり寝そうになる

 

ガチャンッ!キャアッ!

 

 アリサの叫び声となにかが割れた音で意識が覚醒する

 声が聞こえた方を向くと尻もちをつくアリサと割れたポットが視界にはいる

 急いで呆然とするアリサに駆け寄る

 魔法を発動させ手のひらから氷を生み出し熱湯がかったであろう、濡れている箇所に押し当てる

 

「オイ。大丈夫か?やけどは?」

 

「え……うん………大丈夫………………」

 

 熱湯をかぶったせいか顔が赤い

 氷の冷たさを我慢しながらしばらくそのままでいた

 十分冷やしてたのでもういいだろうと手を離そうとしたところで気付く

 

 ア リ サ の 胸 を 触 っ て た

 

 急に猛烈な眩暈に襲われ視界がブレる

 

 ちょっと待て。落ち着け俺

 これは医療行為だ。アリサのためを思っての行動だ

 そう!これは人工呼吸と同じ

 いや、むしろキスよりか軽いだろ

 

 そう自分の心をどうにか落ち着かせる

 しかしここでまた1つ気付いてしまった

 

 下 着 が 透 け て る

 

 アリサのイメージとは違うピンク色の-

 

 違う!そうじゃないだろッ

 思考を無理やり打ち切ろうと顔をあげるとアリサがバッチリ俺のことを見ていた

 

「………スケベ」

 

 今1番言われたくない言葉が送られる

 その一言で俺の中のなにかが決壊した音が聞こえた

 このままじゃ不味いと理性が叫ぶので急いでアリサから離れようと立ち上がろうとした

 

「待って!」

 

 しかし袖を強く握られてジャマされる

 

「ねぇ……脱がせてくれない…………?」

 

「……脱がせるってなにを」

 

「最後まで言わせないでよ……」

 

 ゴクリと音をたててつばを飲み込む

 脱がせようと恐る恐る震える手で服のボタンを-

 

 

バァンッ!

 

「これ以上は見過ごせないよ!アリサちゃん!」

 

「すずか!」

 

 ドアをブチ破いてすずかが乱入してきた

 

「いくらアリサちゃんの番だからってこれは協定違反だよ!」

 

 ”えっちな気分になるアロマを焚くのはいいとしても、お湯をかぶった演技までするなんて!”

 ”ちょっと待って!これは違うの!”

 

ワイノワイノ!ギャーギャーッ

 

………………………………………………………………………

 

「なんだこれ……」




これで幼馴染みは全員書き終えた
問題はこれからどうするか

短編らしく次話で終わらせるか
更新速度はすごく落ちるけどずるずる続けるか

とにかくあともう1話あるからそれを出してから考えるよ


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タイトル思いつかなくて草www ~オリ主~

アンケートやってみたから皆やってね

そして後書きに重大発表があるぜ


 はやてが勝手に家に入り浸ってたり

 なのはに監禁されたり

 フェイトのキズをエグったり

 すずかに……うっ頭が…………

 アリサといい雰囲気になったり

 

「草www」

 

「いや、笑えないぞ」

 

 某月某日の午後8時

 俺の兄貴分のザフィーラと居酒屋に来ていた

 

「草www草草の草www」

 

「いやしかし。主はやてに関してはすまないと思っている」

 

「いやいや。気にすんなよザッフィーwww」

 

「ザーフィー言うな。それと飲みすぎだぞ」

 

「残念だったなぁ!今まで飲んでたのは全部ジュースだッ」

 

 お酒は20歳になってから

 日本と違ってミッドにそんな法律はないが、ちゃんと守るつもりでいる

 それに初めて飲むならザフィーラみたいな野郎とじゃなくて可愛い女子たちと飲みたい

 

「けどはやてたちのことはマジで気にしねぇでいいよ。ぶっちゃけメシとか作ってもらって助かってるし」

 

「その割には管理局に通報してるな」

 

「そりゃ管理局のアイドルが男の部屋に入り浸ってるってなりゃスキャンダルになるだろ?管理局に通報することではやてたちが権力使ってうやむやにできるようにしてんの」

 

「そこまで考えてるのか」

 

「本気で嫌ってるなら勘当されてまでミッドに来ねぇよ」

 

「相変わらずベタ惚れをしているな」

 

 心の中で本心をつかれて苦い思いになる

 だけどきっとすげぇいい笑顔を浮かべてんだろうな

 

「そりゃ俺のこと愛してくれる最高の女たちだぜ?」

 

「そこまで言うならさっさと結婚して欲しいがな。お前たちを見ていると肝を冷やす」

 

「ゴwwwメwwwンwww」

 

ガツンッ!

 

 いってぇッ

 魔力はこめてないけどマジで殴って来やがった

 

「俺だってなできるならしてぇよ。結婚」

 

 だけどなー

 今の俺じゃ力不足なんだよ

 

「金もねぇ。権力もねぇ。そんな男が”愛してるから結婚してくれー”なんて軽々しく言えねぇよな」

 

 だからこそ身の丈に合わねぇ会社なんてもん立ち上げたんだけどな

 

「もう10年も幼馴染みなんてやってんだ。あと5年ぐらい待ってもらうよ」

 

「ふむ。その間に他の男に取られなきゃ良いな」

 

「………………………………………………………………はッ?」

 

 あいつらが俺から離れる?

 俺以外の男と仲良く幸せに暮らす?

 つまりNTR

 

………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

 

 (´;ω;`)ブワッ

 

「やばい。泣きそう」

 

「もう泣いてるぞ」

 

「はっ?泣いてねぇよ。哀しみの雨が浸水してるだけだし。俺みずがめ座だからそのツボから水が溢れ出てるだけだし。」

 

「お……おう。そうだな」

 

 おしぼりで顔をガシガシ拭く

 

「はぁ……なんか泣いたらノド乾いた。いや、泣いてねぇけど。つーわけでおっさん!サイダーください!」

 

「なら俺ももう1本空けるか」

 

「おう。時間はまだあるからな。つーか俺だけしゃべっても不公平だからアルフさんとのこと話せよ」

 

「フッ、そうだな。大人同士の付き合いというのを教えてやろう」

 

 

 

 

 

 

 夜も更け、そろそろいい時間になってきたので解散することにした

 会計を済ませて居酒屋から出たところでザフィーラに伝え忘れたことがあることを思い出す

 

「あぁそうだ。ジェイル・スカリエッティって知ってる?」

 

「知ってるぞ。有名な次元犯罪者だな」

 

「この前LI○E交換したったwww」

 

「……………………はっ?」

 

 

 波乱の匂いがしゅるwww




と、いうことでね

もう少しだけ続きます
もう少しだけ
もう少しだけ
もう少しだけ続きます

そして喜べ
次回はみんなの大好きなスカさんだぞ


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犯罪者に同情されて草www 〜スカさん〜

前話で取ったアンケでフェイト人気すぎて草www
僕はきっとアリサが1位かなって思ってた
ついでに作者的にははやてが1番です

あとアンケの選択肢は5つまでしか出来ないから
”全員がないやんけ”とか欲張りセットをご所望の読者。許せ

あとフェイトが1位を取ったからって
フェイトの話しは書かないからな
つか書きたくてもネタがないから書けねぇ


 陰湿な雰囲気をかもし出す研究所

 そんな場所で俺はいかにも研究員チックな白衣を着た紫色の髪をした男とダベっていた

 

   と、いうわけでね。私はあの老害たちにこき使われてるのだよ」

 

「マジかよ。スカさんも大変ですね」

 

「うむ。しかし近々やつらの根首かこうと思っていてね。そのために日々準備を進めているのだよ」

 

「うわー。俺も一応人の上に立つ身としては笑えない話しですね。しっぺ返しされないように俺も気をつけねぇと」

 

 そんなほのぼのとした会話を続ける

 スカさんが指を鳴らすだけで出てきた椅子に座ってスカさんの娘のウーノさんが淹れてくれた茶をすする

 

「ところで質問してもいいかね?」

 

「いいですよ」

 

「なぜ誘拐されているのに君はそんなに余裕綽々でいられるのかな?」

 

 そう。実は俺は誘拐されているのだ

 歩いていたら突然地面がぬかるみ、そこから生えてきた腕に足を掴まれて引き摺りこまれてしまった

 そして気づいたら知らない部屋にいた

 状況把握のために部屋から出て探索していたら高笑いが聞こえたので声の方に向かったらスカさんと知り合えたのだ

 

「誘拐されてたんですか。俺」

 

「まさかの自覚なし」

 

「誘拐するならちゃん鎖で縛って監視をおかないとダメですよ」

 

「さらに駄目出しまでされるとは。流石の私も想像の範疇外だよ」

 

 あとはそうだな

 目隠しすると下手に動こうと思わなくなるから有効的だ

 

「しかしバインドで縛っていたし部屋にロックをかけていたはずだが」

 

「じゃあ試しにバインドかけてみてください」

 

 足元に魔法陣が浮かび上がりバインドで体中が雁字搦めになる

 抵抗は一切しない

 バインドというか魔力を受け止める

 そうすることで魔力は俺の中に溶け込んで実体を保てずに霧散していく

 

「ほう……。これは実に興味深い」

 

「どんなものでも受け止める。下手に抵抗しない方がむしろよかったりするんですよ」

 

 逃げても逆に加速エネルギーが追加されて追いつかれた時に悪化する

 受け止めてから他のものに受け流すのがいい

 リンディさんとかカリムさんに

 

「それで?なんで俺を誘拐したんですか?」

 

「…………あ、あぁ。失礼少しばかり思考に更けていた。それで誘拐した理由か。それはだね、君がかのプロジェクトFの成功例と懇意な関係だからだよ」

 

 プロジェクトF……プロジェクトF?

 なんだっけな?

 なんか昔聞いた覚えがある気がする

 

「正式名称プロジェクト『F.A.T.E.』魔導師プレシア・テスタロッサが縋ったクローニング研究だよ」

 

「あー。なんかフェイトから聞いた覚えあるわ」

 

「そう!今君が言ったフェイト・T・ハラオウンこそがプロジェクトFの成功例なのだよ!」

 

「へー」

 

「反応が希薄だね。驚かないのかい?幼馴染みがクローンだったのだよ?」

 

「どうでもよか」

 

 フェイトがクローンねぇ……

 

「つまりは天然か養殖かの違いですよね?だったら大丈夫。フェイトは養殖だとしても限りなく天然ですよ。よく天然顔負けのボケかまして来ますし」

 

 本人はマジで真剣だからツッコミづらい

 はやてたちでさえエラー起こすレベルで

 

「それは少し違くないかい」

 

「じゃあ遺伝子組み換えのジャガイモ。俺はそのへん気にしないで食います」

 

「うーむ。普通は多少なりとも感じるところがあると思うのだが」

 

「自分が普通じゃないってことは自覚してますよ」

 

 物体X(なのは特製オムライス)食わされてんのに嫌わない

 むしろ愛してるって思ってる時点で俺も相当狂ってるんだよな

 あっ。べつに美味しいとは思ってない

 めちゃくちゃ不味いからできれば食いたくない

 

「つーか。普通の感性してたらこんなところで茶が飲めるわけないじゃないですか」

 

 冒頭で陰湿な研究所云々描写したが

 今俺たちがいる部屋には青とか緑色とかの液体に人間がぶち込まれてるポットが大量にある

 さっきからそんな完全に犯罪臭のする部屋で穏やかに茶を飲んでダベってる

 

「それもそうか。いや、しかしプロジェクトFの囮としてしか見ていなかったが、俄然君という存在にも興味がわいてきたよ」

 

「野郎趣味はないんで遠慮しておきます」

 

「そういう意味ではない。君の価値観がどういう過程を得て培われたのか。それが気になるのだよ」

 

「だったら記憶をみる機械でも造ればいいじゃないですか」

 

「こんなこともあろうかと思って既に造っていたのさ!」

 

ナッナンダッテー!

 

「さぁこのヘッドギアを装着したまえ」

 

 某バーチャルリアリティMMOゲームを題材にしたアニメに出てくるようなヘッドギアを装着する

 そして目を閉じて座ってるソファに横になると頭に違和感を覚える

 

「痛くないんですか?ウーノさん」

 

「いえ。お気にせずに」

 

 下から見上げるアングルのウーノさん

 どうやら俺は膝枕をされているようだ

 しかし、残念ながらヘッドギアを被ってるせいでウーノさんの太ももの感触が一切しない

 ”これはまさか”となにかつぶやいているスカさんを無視して再度目を閉じる

 

 

 昔の記憶がフラッシュバックされる

 

”お帰り。ご飯にする?お風呂にする?それとも   

 アパートに帰るとはやてに出迎えられた

 

”はいッ!バレンタインだからチョコあげる!”

 物体Z(なのは特製チョコレート)をもらった

 

”ちゃんと食べてる?お金はある?学校は楽しい?虐められてない?”

 履歴を埋め尽くすフェイトからのメール

 

”私の目を見て。大丈夫、心配ないから………ッ”

 すずかに……う、頭が……………

 

”借りるだけ。しばらく借りるだけよ。いつか返すわ”

 誰もいない放課後の教室で俺のロッカーの中を物色してたアリサ

 

 

 このぐらいでいいだろうと意識を覚醒させる

 体を起こし、ヘッドギアを外してスカさんの方を向く

 

「で、どうでした?」

 

「強く生きたまえ」

 

 うっはwwwwww

 同情されたったwwwwww

 

「あぁ。そういえば俺を誘拐してどんくらい経ちました?」

 

「そうだね……ざっと4時間といったところかな」

 

「じゃあたぶん俺に付いてた発信機は?」

 

「そういう類いのものは全てジャミングして無効化してある」

 

「あー。それは不味いな。俺のスマホ返してくれます」

 

 "こちらです。はい、どうぞ"とウーノさんに返してもらう

 着信履歴を確認するとはやてからとフェイトからの着信がスカさんが俺を誘拐したという4時間前からズラリと埋め尽くされていた

 

「ヤバいぞスカさん。はやてが俺のために捜索チームを編成してるってよ」

 

「そこまでされるとは。」

 

スマホ ≫ リンリーン……リンリーン ピッ

 

「もしもし?俺だけど」

 

『あっ!  くん!?やっと出たッ』

 

 はやてからの電話だった

 

『急に位置情報が途切れたから心配したで。今どこにいるん?』

 

「あぁ。ちょっと知り合いんとこ」

 

『……へー。知り合いのとこねぇ』

 

 疑われてやがる

 

「ホントだって。なんなら変わろうか?」

 

『いや、ええで。でもちょっと待っててな』ナノハチャーン!チョットキテ-

 

 あっ不味い

 

「スカさん!今すぐ逃げた方がいいぞッ」

 

「んっ?なにか不都合でも起きたかね?」

 

 電話をスピーカーに変えてスカさんにも聞こえるようにする

 そうすると”今からなのはちゃんに代わるな”とはやての声が部屋に響く

 

『もしもし  くん』

 

「よぉなのは。どうした?」

 

『……ミッドの南の方かな?』

 

 今の数秒でどうやってここがわかった。俺も知らねぇのに

 スカさんを見ると引きつった顔で冷や汗を流していた

 

『女の人もいるの…………』プツンッ

 

ツー……ツー……ツー……

 

「早く逃げろッ。あとは俺がなんとかする」

 

「あぁ!悪いがそうさせて貰おう」

 

 近くにあるでっかいコンピューターに走っていくスカさんを横目に

 これから襲撃してくる幼馴染みにどうやって言い訳しようか思考をめぐらす

 

「あの……」

 

「どうしましたウーノさん?」

 

「もしよろしければ連絡先を教えていただけませんか?」

 

「え?あぁ別にいいですよ」

 

 L○NEを起動してフレンド追加する

 ”私もいいかね”と来たのでスカさんも追加する

 

「ドクター。転移の準備が整ったぞ」

 

 眼帯をした白髪のロリが入ってきた

 

「うむ。ではまたいつか会おう」

 

「では、またいつか。落ち着いたら連絡しますので」

 

「今度はメシでも行きましょう」

 

 転移魔法で薄れていくスカさんたちに手を振ってわかれた




なぜ僕はウーノをログインさせたのだろうか?(自問自答)

あっ。これから更新頻度が落ちます
具体的にいうと月1か月2のペースで
なんならこれからの展開まったく考えられんから
最悪エタるかも


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最悪な出会いで草www 〜はやて〜

前回後書きでネタ切れだと言ったな

皆からもらった感想を読み直してたら閃いた
過去編をやってお茶を濁そう

今回シリアス多め


 今でも鮮明に思い出せる

 当日やってた野球の地区大会3回戦当日の夜

 敗退した3回戦の反省会と6年生のお疲れさま会を兼ねて駅前の焼き肉屋でパーティーをした帰りだった

 時間は8時をまわっていて暗かった

 夜の帰路を1人歩く

 自分の歩く音しか聞こえない異様な帰路だった

 

 "ドゥズゥ"

 

 そんな音が聞こえた

 普通に生活してればまずお目にかかれない音

 俺はその音の発生場所に目を向けた

 胸元。自分の胸元

 そこから1本の腕が生えていた

 

 "すまない。しかし、家族のためなんだ"

 そんな凛とした声が聞こえ、刹那味わったことのない痛みが全身を襲う

 

 意識を手放そうともあまりの痛みで覚醒する

 そんな無限地獄のような体験

 最悪ともいえる時間は駆けつけたなのはたちによって解放され、念願の安寧を手に入れることができた

 

 目が覚めたのは当時リンディさんが提督として率いていたアースラ

 そこで俺は非日常の存在を知った

 

 魔法、なのはたち、次元世界、闇の書、

 そしてなにより、満足に動かなくなった自分の体

 満足に動かなくなったと言っても半年もしないうちに体は完治する程度で、問題はリンカーコアの方だと言われた

 

 リンディさんたちはリンカーコアの方を気にしていたが魔導師でもない俺にとっては動かしづらくなった体の方が問題だった

 たった半年。されど半年

 動きたい、遊びたい盛りの小3にとって半年のブランクは絶望にも等しい

 

 だから

 

 だからだったのだろう

 

 "あたしのせいでケガさせてもうて本当にゴメンなさい"

 

 リハビリのために市立病院に通院していた俺は謝りに来たはやてを思わず車椅子から身を乗り出しぶん殴った

 

 あの時のはやての顔を今でも覚えてる

 泣きたくても自分に泣く権利がないと必死に歯を食いしばり、俺という被害者の存在を実感し罪の意識に打ちひしがれていた

 到底俺と同い年の子どもが浮かべるべきではない顔

 

 ダセぇ。ダサすぎる

 

 車椅子から転げ落ちて顔面を打ち付けたことでも、倒れた状態で罵声を浴びせてしまったことでもない

 望んでもない力を押し付けられた女の子を刹那の感情に身を任せてはやてを責めた自分が

 

 そうだ。はやてだって被害者だった

 

 

 春休みに入り、車椅子から松葉杖に変わった俺は1つ選択をした

 松葉杖に変わって行動範囲が広がったといえ健康な状態に比べるとまだ縛られていた俺は暇だった

 そう。暇を持て余していた

 だからはやての家に乗り込んで魔法を教えてもらいに行った

 

 殴っておいてツラの皮が厚いと思うが

 はやてたちは負い目があるせいか受け入れてくれた

 

 最初の方は腫れものでも触るかのような対応だったけど、時間が経つにつれて仲を深めていった

 ザフィーラを兄のように慕い、体が動くようになってからはヴィータと野球やゲートボールなどで遊び

 シグナムに魔力変換のコツを習い、シャマルからは治療を受けた

 

 今考えるとこれがきっかけだったかもしてない

 はやての家に行こうとするとどこからともなくはやてが迎えに来る

 遊びに行くと行った先にはやてがいる

 親が居なくて自分でメシを準備しないといけない日にはやてがいつの間にか家に上がり込んでてメシを作ってるとか

 

 でもまぁ

 こんな最悪な出会いだったけど、今の関係性に満足してる自分がいる




あ〜^^
はやては書きやすくて助かる

ついでに1番書きづらいのはフェイト


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男女別で草www 〜なのは〜

「と、いうことでね。どうも皆さんこんにちは!」

 それは突然の出会い

「 マ サ ル です!ピコンッてな」

 転校生はとびっきりの変態だった



「よ〜オメェら。こんな夜遅くにこんな廃ビルで会うなんて。……反抗期か?」

「そんなわけないでしょ!」

 縛られてる私たちにヘラヘラしたり



「俺?マサルですけど?」

「違う!そんなことを聞いているんじゃない!」

「るせーな。そーカッカすんなって。カルシュウム不足ですかバカヤロー」

 敵を前に軽口叩いたり

 でも    



「俺ァマサル。"魔、去る"者。つまりテメェみてーな人外の敵だよ」




「化物?こいつのどこァバケモンだよ。ただの女子高生じゃねーか」

「否ッ!こやつは儂と同じ吸血k   」バキュ-ン

「俺のダチ公に変なイチャモンつけてんじゃねーぞジジイがよォ」

 どこか惹かれる目をしていた



「テメェら目ェつぶってな。こっからは全席R指定の悪魔も神に命乞いするショーの始まりだぜ!」

 
 リリカルなのは外伝すごいよマサルさん

 始 ま ら な い


 なのはたちと知り合って2年の月日が経ったある日

 俺は人生のターニングポイントの1つ言っても過言ではない経験をした

 

 俺は将来的に管理局に入るかどうかで迷っていた

 だから社会科見学と言えば幼稚だが、リンディさんの勧めで実際に管理局の働きを見ることになった

 

 どこの次元世界かもう忘れたが、雪が降り積もってて寒かったことは覚えている

 なのはとヴィータに着いて行って武装隊の演習を見学することになった

 なのはたち武装隊の演習はドキュメンタリー番組で観た自衛隊の総合火力演習(そうかえん)を彷彿とさせた

 

 演習も終わりあとはミッドに帰るまでの短い休憩時間

 なのはとヴィータと俺の3人で隊から少し離れて歩いていたそんな時、事件が起こった

 

 いつの間にか俺たちを囲うように展開されたロボットの集団

 急に襲ってきたそいつらに俺たちは否応なしに交戦することになった

 お家芸とも言える魔砲ぶっぱするなのは

 アイゼンを振り回しデストロイするヴィータ

 直接触って凍らせる俺

 

 本来なら触るなんてインファイターの真似事なんかしない、「炎」と「氷」の変換魔法で練った「水」を放射して「電」を通してショートさせる戦法を取る

 しかしなぜか外に放出することができなかった

 

 これがベルカ式のヴィータは大丈夫でも俺と同じミッド式のなのはには致命的だった

 いかになのはが俺より優れていようと魔力を放射しにくい点では同じ

 じゃあなんでいつもと同じように魔砲ぶっぱできるか

 防御にまわす魔力を砲撃に割いていたからだ

 これがアダになった

 

 攻撃をくぐり抜けたロボットがなのはに刃を突き立てた

 

 慟哭をあげて落ちていくなのは

 なのはに駆け寄り呆然とするヴィータ

 2人をよそに降り積もった雪に「炎」を当てることで水蒸気爆発を起こし視界を遮って一時的に安全な状況をつくった

 

 姿が見えねぇ、念話も使えねぇ

 そんな状況だったから大声を張り上げてヴィータに提案をする

 "俺たちを置いて武装隊んとこ行ってこい"と

 もちろんバカなことを言うなって反対された

 しかしなのはをかばって戦い続けてジリ貧になるよりヴィータが武装隊に助けを求めに行った方が生存確率が高くなる

 さすがヴィータもベルカ騎士だけあって判断が早い

 5分で戻ると告げて俺たちを置いて颯爽と離脱する

 

 煙がはれてロボットの大群に晒される

 多勢に無勢。しかもハンデ付き

 ヴィータに大口を叩いたがこのままだとなのはを守りきれない

 そう思った俺はなのはを背にバカなことをしでかした

 リンカーコアってのは防衛本能が働いて60%しか稼動してないらしい

 だったら100%出せれば強くなるんじゃね?と

 

 結果から言えばなのはを守りきることができた

 しかし俺は2年前の闇の書の件でリンカーコアが不完全な状態だった

 その状態で100%の力を引き出したもんだから反動で生死を彷徨って1ヶ月寝たきり危篤ボーイと化していたらしい

 

 目を覚ますと泣き崩れるなのは

 全力で謝ってくるリンディさん

 目を覚ました報告を受けて病室に駆け込んできた両親やフェイトたち

 大勢に囲まれてもみくちゃにされた

 

 しばらくして落ち着いてリンディさんに今の状況を説明された

 俺が巻き込まれた事件のこと

 リンカーコアを酷使したせいで死にかけたこと

 半年ほど入院しなきゃいけないこと

 

 確かにまた自由に体を動かせなくなったのには後悔を感じたが、なのはを守ることができたので満足だった

 問題があるとするなら両親が激昂してなのはやリンディさんに噛み付いたこと

 "魔法なんて危険なものに息子を巻き込みやがって"ってな

 でもまぁ。親として当たり前の反応だろう

 

 親の意向でなのはたちは俺と面会することができなくなった

 俺は非日常(なのはたち)とお別れをしたのだ

 

 訪れた平穏な元の日常

 怪我なんかすることもなく静かな時間がゆっくりと流れる

 しかしそんな日常に身を任せることなんてできるわけもない

 

 俺は親に頼んだ

 私立の中学に行かせてくれ

 なのはたちと同じ聖祥に進学したいって

 親はなのはたちが聖祥に通ってるって知らなかったし、学費は高いが大学までエスカレーター式ということで受験させてもらえることになった

 持て余すほどある時間をすべて勉強に費やした

 1年間の孤独な日常を耐え抜き見事俺は聖祥に受かることができた

 

 しかしあれだ

 入学して初めて知った

 聖祥って中、高の6年間は男女別だってことに




前書きの茶番はどうだった?
寝る前のテンションで書いた

あとアンケ明日(6/4)で締め切るからよろ


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通信料がヤバくなって草www 〜フェイト〜

前回のなのはのやつは僕(作者)の悪い癖が出た
これ→〜なのは〜
つけるほどなのはのくだりがなかった
数少ないなのはファンよ済まなかった

そしてお気に入り登録する1000越えました
こんな勢いだけの見切り作品を読んでくれて本当にありがとうございます


 なのはたちと同じ中学に入ってしばらく経った晩春or初夏

 長袖のシャツ単体か半袖の上にブレザーを着てくるか

 そんなことでマジで悩む中途半端な季節

 

 "愛されたい"アンケートで堂々の1位に輝いたフェイトとの関係が近づいた話し

 

"あぁ、どうした。そんだけか?"

"そんって呼ぶのやめて欲しいんだけど。私の名前はフェイト・T・ハラオウンだって前から言ってるよね?"

"えっ?ケイト・ネアカールソンソンソンソン?"

"どうしたらそう聞こえるの!?"

 

 そんなくだらないトークで先制を取る

 どうやらなのはとはやては仕事で管理局に、アリサはクラス委員で遅くなり、すずかは習いごとで先に帰ったのこと

 だからフェイトと2人きりで帰路をたどることとなった

 

 何気に今までなかった組み合わせに最初の小粋なジョークから会話が弾まない

 "執行官の仕事はどうだ"とかなのはたちに関する共通な話題とかを2、3回キャッチボールするだけで終わる

 そんな気まずい帰りも分かれ道に差し迫り"また明日"と手を振って別れようした時、右手が掴まれて歩みを遮られる

 

"ついて来てくれないかな?大事な話があるんだ"

 

 俺の右手を掴んだ張本人であるフェイトからの誘い

 他の女なら断っただろうが、誘ってきたのが幼馴染みのフェイトだったので俺はホイホイついて行った

 

 ついて行った先は海鳴市中心部のマンション

 通されたのは生活感のない真っ暗な部屋

 一時期仮拠点としてアルフさんと住んでいたらしい

 

 唯一置かれているソファに2人で座る

 途中コンビニで買ったジュースやらお菓子を机がないので床にひろげてフェイトの話しを聞く

 

 

 プロジェクトFが云々

 ジュエルペットを観るために地球に来た

 姉がご臨終でフェイトに激似

 母親がハローワークに行ったっきり帰ってこない

 なのはと友だちになった。拳で

 

 

 ぶっちゃけ難しくて半分も理解できなかった

 だから"マジか""そッスね"とひたすら相づちしながらかっぱえびせん食ってた

 

"それで。どう思った?"

"どうってなにが?"

"私のこと。私の過去のこと"

 

 お茶を濁そうかと思ったけど、フェイトがあまりにも真剣な目で俺を射ぬいてくるもんだから正直に俺も話した

 

『どうでもいい』

 

 "どうでもいいって"と唖然とするフェイトにかっぱえびせんを渡す

 

『つか俺にそんなムズいこと理解できるわけねぇだろ。そんなもん(過去)よりそれ(かっぱえびせん)食ってみろよ』

 

 花より団子

 過去より今食う飯

 やめられない。とまらない。かっぱえびせん

 

『確実に言えることはどんな過去があろうが、俺はフェイトの友だちだよ』

 

 我ながら臭いセリフを吐いたもんだと

 照れ隠しに牛乳をあおる

 

"……なのはとはやてが惹かれるのもわかる気がする。  って月みたいだよね"

 

 "人知れず足元を照らしてくれる。普段は気付かないけど、確かにそこにあって支えてくれる優しいひかり"とはにかみながら笑みを浮かべる

 

 …………………………………

 あれっ?ディスられてね?

 遠まわしに存在感がないって言われてね?

 ここは1つ男らしさをアピールしねぇと

 

『フェイトはよ。照らされるだけでいいか?』

 

 困惑した顔を浮かべる

 

『足元照らされたって前が見えなきゃ心配だろ?なんなら俺が手ぇ引っ張ってやろうか』

 

 かっぱえびせんでベトベトした方じゃなくて、ちゃんと綺麗な方の左手をフェイトに差し出す

 フェイトは左手をまじまじと見て、恐る恐る右手で撫でるように触れてくる

 そんなフェイトにしゃらくせぇと傷つけないよう細心の注意を入れ、されど力強く握る

 フェイトはびっくりして手を引っ込めようとするが逃さない

 観念したのか抵抗をやめて左手も差し出して俺の左手を包むように握ってくる

 

 "私って結構依存するタイプだけどいいの?"

 

『むしろフェイトがイヤがっても引っ張ってやるよ』

 

 それから日が沈むまで手を握り合って言葉もなく残った菓子を食べた

 マンションに来るまでの道中より静かだったが、そんな静けさもイヤにならない

 そんな穏やかな時間

 

 

 それからなにかあったとするなら毎日100通ぐらいフェイトからメールが来るようになったことかな

 通信料がヤバかったからメールし放題のプランに変えてもらえるように親に頼んだ




かっぱえびせん美味しいよね!

牛乳を一緒に飲むとカルシュウムましましで倍プッシュ感が良い


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メタくて草www 〜アリサ〜

流れ的にすずかなのに先にアリサを書いてしまった
すずかファンよ、許せ
多分今週中に投稿するから
だがしかし。シチュが思い浮かばぬ


 "もともとこれは1話完結の単発のはずだったんだぜ?

 それが想像以上に評価をもらって、調子に乗った作者がろくなプロットも組まず勢いだけで続けた作品だ

 その証拠に今でも形態は短編のままで力尽きたら終わりっていうスタンスで続けてきた

 前書きや後書きでネタが尽きたーとか更新が遅くなるーとかいいつつ読者からの温かい感想でモチベを維持してどうにかこうにか週2投稿をやってる

 そんな作品が過去編に入って惚れたきっかけを書けッつーても無理な話よ

 矛盾が生じるし、ネタかぶりもするし、絶対読者のなかには飽きてる方もいるだろう

 それに最近はお気に入り登録数の伸びも頭打ちになってきて潮時かな?って思い始めてる

 つまりなにか言いたいかっていうと……"

 

『幼馴染みってだけで無条件に惚れてるラノベ並みのちょろインってことでよくね?』

 

 "あんたはなにバカなこと言ってるの"

 

 ゴッメwww

 あまりにネタがないからメタったwww

 wwwwwwwwwwwwwwwwww

 いや、笑えねぇよ(マジトーン)

 

 

『OK。オーライ。で、なんだっけ?最近ツンデレのキレが悪いって話?』

 

 "しばきまわすわよ"こめかみに怒筋を走らせる

 そんなアリサにむかって肩をすくめアメリカ人並の"AHAHAHA"をかますと助走つけて殴られた

 しかし魔導師でもない普通の女子に殴られて倒れるほど俺もやわではない

 

『フッ。俺を倒したければ鳩o  

 

グボ……ッ!

 

 こいつマジで鳩尾を殴りやがった

 腹を抱えて膝から崩れ落ちる

 ゆ゛ る゛ さ゛ ん゛

 俺に床に伏させたことを後悔させてやる

 

『今日のアリサのパンツは白』

 

 "死 に な さ い"

 

グシャ

 

 Game over! 目の前が真っ暗になった……

 

 

 

 

 

 "それでなのはたちについてよ" 

 

 床に倒れ続ける俺から距離を取り、遠くで仕切り直すアリサ

 "アシクビヲクジキマシター"とネタに走ってシリアスをやわらげろうとしているのに強引

 でも、その強引さ嫌いじゃない!むしろフェイバリット!

 

 立ち上がってホコリを払い、同じクラスの戸塚 和斗の机の上に腰を預ける

 さすがの俺も幼馴染みのシリアスには合わせる

 

『なのはたちがどうした?いや、なんとなく心当たりはあるけど』

 

 いつものアリサとは思えない、先ほど俺の顔面にかかと落としをしたアリサとは思えない弱々しさをさらし、言葉を紡ぐ

 

 "なのはたちミッドに行ったじゃない?いつかは来る別れだとはわかっていたわよ。でも実際に居なくなって、時間が経って……。あぁ、遠いところに行ったんだなって   "

 

『……後悔してるのか?』

 

 "してない。そう言うと嘘になるわね。でもなのはたちが決めた道だもの。応援するって決めてたし、魔導師でもない私が着いて行っても邪魔になるだけだし、会社を継がなきゃいけないし   "

 

 俺に漏らした本音

 気が知れた唯一の同年代の男で、なのはたちと同じ立場所に行ける。だけど日本に残った俺だからこそさらけ出した弱音

 

『この前さ。3人で祭に行っただろ?凄ぇ楽しかったよな』

 

 "そうね"と弱々しさが少し抜けた声で返してくれる

 

『家に帰った後にぽっかり穴が空いてたんだよ、心に』

 

 そう。なんか楽しいことが終わった後の"あぁ。終わったのか"という虚無感

 だけどそれだけじゃあんな大きな穴にはならない。もっと他の要因があったから感じた無念

 

『別にお前らに文句あるわけじゃねぇけど、"なのはたちがいればもっと楽しかったんたろうな"って思っちまった』

 

 "わかるわ。私もそうだったもの。すずかもきっとそう"

 俺たちが感じたのは喪失感

 ありがちな話だが、失くしてから気づく気持ち

 

『なのはたちに誘われてた。一緒にミッドに行かないか?って』

 

 "それでなんて答えたの?"なんてアリサも無粋なことは聞かない。答えるまでもない

 誘われた答えが今の状況

 断っといて未練たらたらで情けない

 

『ダセぇよなぁ』

 

 机の上に寝そべって足をばたばたさせる

 なにも言わないアリサの方をチラッと見ると下を向いていた

 

『実は俺。生徒会に入ることにした』

 

 唐突に関係ない話題をぶち込んでいくスタイル

 急な話題転換にアリサの顔があがるかなー?って思ったけど効果がなかった

 なのでアリサに近づき中学のころにばっさり切ってショートにした髪をこれでもかとわしゃわしゃにする

 "キャー!あんたなにするのよ!"とビンタがとんで来たけどその手を掴んで顔を見合わせる

 

『しけた顔するなよ。ほら、そうやって怒っててもいいから下だけは向くな』

 

 俺からの距離を取ろうするアリサを逃さないようにアリサのすぐ後ろの壁に手をつく

 そして外らす視線を逃さないようにアゴをクイと持ち上げる

 なぜだか知らんがアリサの顔が朱に染まったが気にせず話を進める

 

 "管理局は大変だ。警察とか軍隊をごっちゃにしたようなもんだからな。怪我もするし、才能を疎まれることもあるだろう。だからこそ俺は笑うことにした。もしあいつらが海鳴に戻って来るときがあれば笑って迎えいれる。どんなに疲れていても優しく受け入れる場所を守る。俺たちにできることなんてそんなことしかねぇから"

 

『それにショボくれた顔なんて似合わねぇ。俺は笑ってるアリサが好きだ』

 

 胸をトンと軽く押される

 べつに後ろによろけるほどの力が込められてなかったけど、なぜだか後ずさって距離を取ってしまった

 当の押した本人であるアリサは下をくるっと回って俺に背を向けてしまって表情が読めない

 

 しばらく見守っているとかろうじて聞こえる声で"先帰ってて"と言われる

 1人で大丈夫かと心配したが迎えに来てもらうらしいのでアリサを残し、1人教室を出た




僕(作者)の心情を代弁する主人公の鑑

この前からDアニメの無料トライアルでなのはシリーズを観てます
今のところ無印の8話。海での戦いのところ
アルフの声とプレシアのDVに引いた
そして釘宮さんが予想以上に釘宮さんだった


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悪夢で草www 〜すずか〜

 転べば女性と絡み合って倒れ

 歩けば近くの女性のスカートが風でめくれ

 部屋に入れば高確率で女性の着替えに遭遇する

 アクションを起こせば必ずラッキースケベが伴う

 通称ラノベ主人公、女の敵、管理局のクズ、対女性用ヒト型決戦兵器

 そんな管理局員の物語


 俺のレアスキルは【ラッキースケベ】
 誰か書いてください


 明晰夢をたまにみる

 夢のなかで"あぁ、これ夢だ"って自覚する

 その夢は月に1回あるかないかのペースでみて、内容の大体はすずかに関すること

 

 夢の始まりは真紅に輝くすずかの瞳が俺を射ぬく場面から始まる

 

 今回の夢はなんか俺とすずかが縛られてて目の前に甚平を着たダンディなおっさんとコナンに出て来る黒ずくめばりにスーツを着合わせた集団がいた

 甚平とか浴衣が似合うおっさんってカッコいいよね。めちゃくちゃ憧れる

 

 朦朧とする意識のなかですずかとおっさんがなにか言い争っている

 俺の印象だと物静かで大声なんて出したことないようなお嬢様なのにものすごい剣幕で声を張り上げている

 どんな内容かと耳を澄ませるがなぜか理解できない

 これだから夢は困る。大事なところで手抜きをする

 

 そうやってボーとしてるとおっさんがすずかと同じ真っ赤な目で俺と視線を合わせて来る

 そうするとなんか少し思考がクリアになって話の内容がわかるようになった

 

 

 すずかとおっさんは吸血鬼

 夜を統べる選ばれた種族

 人間は吸血鬼のエサでしかない

 etc……etc……

 

 

 俺の夢のクセに設定が凝ってることに感心しつつボケーっと聞き続ける

 つかこんなに細かく設定してあるとか実は俺って中二病?

 うわァ……

 初めて知る自分に少しヘコむ

 

 "ふんッわかったか小童。暗愚で愚鈍で鈍感な人間のガキにもわかりやすくしてやったんだ。ありがたく思え"

 

 おっ?

 落ち込んでるうちに終わった

 "ほぼ聞いてなかったです"って謝ろうとしたが口が上手く動かない

 設定を凝るくせに変なところで融通が効かない

 おっさんは俺に興味を失ったのか視線を外し、すすがの方を向く

 そうするとまた思考が朦朧とする

 

 夢ならもっと楽しい夢がよかったなー

 具体的にいうと文化祭とかワイワイした夢とか

 そんなことを思っていたらおっさんがすずかの腹を蹴り上げた

 

 ……………………………はッ?

 

 おい    - 

 

 おい    

 

 おい    

 

 おい    

 

      ヴォイ゛

 

 夢だからってやっていいことと悪いことがあんだろ

 なにすずかに手ぇ出してんだよ

 

 ハンマーで頭を殴られたかのように脳天に熱が昇る

 今の俺なら阿修羅すら凌駕する存在になれそうなぐらい堪忍袋の緒がぷっちんしてる

 

『人の女泣かせてんじゃねぇぞジジイ……ッ』

 

 いうことの聞かなかった体を無理やり動かしておっさんにタックルをかます

 やればできんじゃねぇか

 さすが俺

 

 "■■■■■■■■■■■■■!"

 

『あ゛ぁ゛?なに言ってるかわかんねぇよ』

 

 体を縛ってた縄を魔法で燃やしてすずかの守るように立ちふさがる

 

 チクショウが

 一瞬でも気ィ抜くと力が抜けて倒れそうになる

 そんな俺1人対おっさんと黒ずくめ複数人

 しかもすずかを守りながら

 絶望すぎだろ

 夢までハードモードとかMかよ

 

 "そ■■は■■■■■■■■ぞ!"

 

 だからなに言ってるかわかんねぇよ

 でもいいや

 とりあえずこいつらをふちぶちにすればオールオッケー、無問題だ

 後ろにいるすずかに精一杯の笑顔を向ける

 

『ちょっと待ってろよすずか。こいつらぶちのめして蹴ったことを謝らせるから』

 

 なにが面白かったのかおっさんは破顔して笑う

 ぶん殴りたい、その笑顔

 いや、殴らねぇけど

 

 多勢に無勢で殴りかかるほど俺だってバカじゃない

 夢だからって俺Tueeeできるとは思えないし、そんなことできるなら縄なんか引きちぎってる

 これでも魔導師なんで魔導師らしく戦わせてもらおう

 えっ?違反?

 そんなルール知らんなぁ

 バレなきゃ犯罪じゃねぇんだよ

 それにこれ夢だからセーフ

 と、いうことでね

 

『く た ば れ』

 

 指パッチンして電をおっさんたちに向けて全力で放出する

 全力全開。なのは直伝の魔力ブッパ

 悲しいところは魔力量と質が違うから威力が低いってこと

 だけど魔導師でもない一般人には十分すぎる

 その証拠におっさんたちは感電してびくんびくん痙攣してのたうち回っている

 

『ざまぁ見やが……れ……?』

 

 体を支えきれなくなって受け身も取れず倒れる

 リンカーコアが熱を持って体を蝕む

 夢なのにこんなところまでリアルかよ

 目の前がだんだん真っ暗になっていってただでさえ朦朧としていたのにもっと霞んでいく

 

 "あぁ、もっといい夢がよかった"

 

 最後にそんなことを思いながら俺は意識を手放した




過去編終了
ハイ、終わりー
ネタ尽きマウンテンですわ
ネタが思いつき次第書くよ
短編だからって書き捨てで終わらせるのは性に合わないから
なにかしらのエンディングは書くつもり


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オリ主の日常 "草www"は無し!

今ISの短編書いてて
同時に投稿しようと思ったけど
予想以上に難航してるから先にドーン

タイトルのスタイルを変えてみた


   の朝は特に早くもない

 

 7時すぎに鳴る目覚ましで起き上がり、眠気まなこのまま風呂場にのそのそと向かう

 冷たいシャワーを浴び意識を覚醒させる

 そしていつの間にか用意されていたスーツに着替えてリビングに戻ると、ラップがかかった作りおきの料理がメモと一緒にちゃぶ台にあった

 

 

======================

 愛しの  くんへ

 

 朝から会議があるので挨拶できへんかったけど

 朝ごはん作っときました

 ラーメンばっかり食べてると体に悪いで?

 

                  はやて

======================

 

 

 どうやってアパートに侵入したとかそんな小さなことは気にせずはやて作の朝飯をレンジでチンして食べる

 

 朝飯を食べ終えると普通のサラリーマンのごとく満員電車に揺られ管理局に出勤する

 先の文でスーツに着替えて云々書いたが管理局には制服がある

 なのに  はスーツで出勤するのかというと正規雇用じゃない嘱託が制服着るのもおかしくね?と作者が思ったから

 まぁ、どうでもいい話だ

 

 あてがわれたデスクに着くと、あとは  が判子とサインをするだけの婚姻届が数枚置かれている

 差出人を確認して重要な部分を黒く塗り潰してから4等分に切ってメモ用紙として代用する

 そしてパソコンを起動しメールをチェックする

 フェイトからの100件越えのメールは邪魔だったので読まずに削除した

 

 閑話休題、まるまるしかじか

 午前中の仕事も済ませて食堂でラーメン食ってから、一足早く退社して副業の方に向かった

 

 繁華街にあるショッピングモールにある地球物産店"ウミナリ"

 バニングス家に投資してもらって1ヶ月前から営業している  の店だ

 繁華街のモールにあるだけに初期費用が  の腰が引けるほどに高い

 EC(イーコマース)だけでよくね?と思った  に対し、投資者のアリサの父親から"多少高くとも実店舗は必要だ"と言われたので置いた

 ついでにモールのエリアを借りれたのははやてのコネ

 

「社長!お疲れ様です」

 

 裏口から事務所に入ると店長から挨拶される

 

「お疲れ様です。店の方はどうですか?」

 

 立場的に  の方が上だが、店長の方が20も年上なので敬語を使う

 どうぞと店長から渡された売上表を見る

 

「開店1ヶ月でもう黒字ですよ!長くこの業界に居ますがこんなに早く黒字が出たのは初めて見ました」

 

「店長の営業が上手いからですよ。これからも店をよろしくお願いします」

 

 ハハハッと2人で笑い合う

 しかし  は見た

 売上表の顧客欄に昔からよく知る名前が3人も載っていたことに

 そして3人で売上の半分を占めていたことに

 だが  は気にしない方向にシフトした

 

「あぁ、それとこの前社長の奥さんらが挨拶しにきてくださいましたよ」

 

 "いやー。美人な奥さんが2人もいて羨ましい。社長の故郷は重婚できるなんて珍しいですね"

 この店長のセリフは聞かなかったことにした

 

 実際に店舗で店長に指示を仰ぎながら働き、今まであまり体験して来なかった接客サービスに疲労困憊して帰路をたどる

 

 家賃3万のアパートに帰ってくると、ちゃぶ台に白い箱が置かれていた

 どう見ても怪しかったが管理局に通報せずに、プロテクトをかけながら慎重に開封する

 しかし特になにも起こらない

 

 箱に入っていたのはただのホールケーキ

 行儀が悪いが指ですくって食べてみる

 懐かしい行きつけだった喫茶店で食べていたそれと同じ味だった

 特にメモ書きもなかったのでメールを確認するとなのはから1件来ていた

 

 

======================

from なのは【  kun.lovelove@ririkaru.com】

to      【kusa.www@ririkaru.com】

件名 ケーキ作ってみたの!

 

   くんの店で材料を買ったから

 ケーキを作ってみたの!

 美味しくできたからお裾分け

 味わって食べてね!

======================

 

 

 物体X(なのは特製オムライス)などなのははゲテモノを作る達人だが、パティシエールの娘の血かそれとも矯正されたのか

 なのはの作る洋菓子はびっくりするほど美味い

 

 このサプライズには  もにっこり

 ご満悦に切り分けもせずそのままフォークで晩飯代わりに平らげた

 

 

 これが  の日常




五等分の花嫁に天命の光を見た

ハイライト消して
セリフを黒地白文字にするだけで
ここまで興奮するとは思わんかった


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和やかで草www

エタったと思った?
残念!エタりませんでした V(゚∀゚)v


「味はどうですか?」

 

「美味しい、本当に美味しいです」

 

「それはよかった。一応15人前作っといたのでよかったら他の方々にもどうぞ」

 

「本当にありがとうございます。普段は市販のお弁当ぐらいしか口にしないので、ドクターや妹たちも喜びます」

 

「食べたかったらいつでも来てください。料理ぐらいしか暇つぶしがないんで」

 

 和やかな雰囲気だろ?日常パートみたいだろ?

 拉致されてんだぜ。俺

 

 ということで

 ここ数日でなにがあったかをどうぞ

 

 

 

〜回想〜

 

「ぐ……がぶべェ゛ェ゛、オ゛ヴェ゛…………」

 

 やっべ、血で喉が詰まる

 きれいな秋の高い空から俺の血と汗とその他もろもろでぐちゃぐちゃになった地面へと体を反転させて血を吐き出す

 

「草www、くさ……クッソ笑えねぇ」

 

 後方には半壊した6課の本拠地

 眼前には俺と6課をブチブチにした敵

 よくもはやてたちが一生懸命頑張って作ったトコ(居場所)壊してくれたな

 絶対に許さねぇ

 

「ドクター。目標の鎮圧に成功しました」

 

『よくやった。では連れてきてくれたまえ。あぁ、くれぐれも丁重に扱うのだよ』

 

「了解」

 

 通信を終えて這いつくばる俺に目を向ける

 

「クソが、死ね、くたばれ、見てんじゃねぇよ、殺すぞ」

 

「言いたいことはそれだけか。なら、少し眠れ」

 

 情けない。情けねぇよ

 できる限りの罵詈雑言を最後に、俺は意識を手放した

 

〜終了〜

 

 

 

 俺フルボッコ。かっこ悪ぃ

 事務職が戦闘機人に勝てるわけねぇだろ

 

 まぁ、そういうわけで捕まった

 特になんも説明もされてないが、多分6課に対しての人質として連れて来られたんだと思う

 その証拠に両手の手錠に首輪

 ちゃんと前回のアドバイス通り魔法ではなく物理拘束、そして定期巡回付き

 

 流石の俺もこれにはお手上げ

 部屋に窓も時計もないから正確にはわからないが、おそらく監禁されて3日

 慌てて行動しても経験上損する可能性の方が高いので素直に悠々自適にまったりと監禁ライフを謳歌させてもらっている

 

「作る過程を見させていただきましたが、手錠が付けられてるとは思えない手捌きでしたね」

 

「こんなの慣れれば誰だって出来るようになりますよ。ただいつもよりも腕の可動範囲が狭くなっただけの話ですから」

 

「そんな単純な話なのでしょうか……」

 

< ウーノ! ウーノハイズコヘ-?

 

「すみません。ドクターが呼んでいるので失礼します」

 

 ぽつんと1人タイム

 さて、これからどうやって逃走経路を確保するか

 ん?さっき"流石の俺もこれにはお手上げ"って言ってたじゃないかって?

 プロのボクサーは拳1つ分の隙間さえあれば全力のパンチが出せるという。つまりそういうことだよ

 

 監視カメラに手元が映らないように鍋とかで死角をつくり手錠を外す

 まさにコンソメ味のポテチでカモフラージュした某新世界の神に成れなかった男のような手口、犯行

 俺でなきゃ見逃しちゃうね……

 さて、あとはバレないように逃亡までのプロセスをゆっくり詰めさせてもらうとしy   

 

「すまない。こちらにウーノが来なかっt……ん?」

 

「あっ……」

 

 テレテテッテッテ-

 軟禁が監禁にレベルアップした




去年の8月からアメリカに飛ばされてました
帰ったら帰ったでコロナで荒れるし
つまり何が言いたいのかというと更新が遅れたのは世の中が悪い

 僕は悪くねぇ!


あとそれと4つあった”草www”に関係の無かった話は一時消しました
”草www”が完結したらまた載せます


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描写力がなくて草www

ご報告
次話でこの"草www"は完結します


「ち~ッス。  でーす」

 

 どーんと扉を蹴り飛ばし、ダイナミックエントリーをきかせて登場

 "えっ?なんでここに"と顔に疑問符を浮かべたウーノさんがいた

 

「やっと正解か……。実はこれ(扉蹴り)3回目だったんですよ。2回も誰もいない部屋でこれやって少し虚無感おぼえましたよ。でもよかった。3度目の正直になってくれて」

 

「……どうやってここに?」

 

 "あれ?軽口には付き合ってくれませんか"いつもより軽い俺に再度"どうやって"とさっきより強い口調で言われてしまったのでふぅと気持ちを切り替え、逃亡するための切り札を見せる

 

「007の黄金銃もどき。いわば組み立て式の銃ですよ」

 

「なるほど、質量兵器ですか。そんなもの隠し持っていたとは想像もしませんでした」

 

「普通管理局の人間が持ってるとは思いませんもんね。仮にも魔法師(Dランク)ならなおさら」

 

 でもやっぱ俺は地球育ちだからね

 最終手段といえば(質量兵器)なんだよな

 これがリリカルでマジカルが当たり前の世界で生まれた人間と俺との認識の差ってやつ?

 

「投降してくれませんか?俺、出来れば戦いたくないです」

 

「たとえ  さんの頼みでもそれは出来ません。ドクターの邪魔をするなら容赦はしませんッ……!」

 

 やっぱりかぁ

 ……はぁ。倒すしかないのか

 戦うのは専門外なんだよ…………………

 

 

 

殺すか
 

 

 

 

 

 

ハイッ

作者に戦闘シーンなんか書けるわけもないのでカット

 

 

 

 

 

「ゔッ……お゛ぅ゛え゛ッ」

 

 べつにゲロってない

 魔法使ったから口から血ィ吐いてるだけだ

 

 ヤバい。ヤバいっつーかヤヴァい

 どれぐらいヤバいかっつーと、同級生からエロ本借りた帰りになのはたちと遭遇したときぐらいヤバい

 罪悪感と"なんで俺、こんなに可愛い幼馴染みが5人もいるのにエロ本なんて……?"っいう念で心臓発作起こしかけた

 そしてなぜが次の日には借りたエロ本がズタズタになってて、代わりに幼馴染みモノと魔法少女モノが枕元に据えられてたミステリー

 

 閑話休題(そんなことより)

 

「ハァ……ハァ゛ァ゛ァ゛お゛え゛ッ」

 

 今すぐ倒れて楽になりてぇ。けど、倒れたら血で喉が詰まって窒息死する

 こんなんだったらもう1つぐらい仕込み武器造ればよかった。例えば斧とか

 斧……葦名……剣聖(槍)……うっ、頭が

 

「これは……。一足遅かったか」

 

「あ゛ぐァ゛ッ゛、ペッ……ガァァ…………あぁ゛?……誰だよ、てめぇ…………」

 

「そういえば会ったことなかったか。初めまして、ヴェロッサ・アコースです」

 

 ……あぁ、はやてとクロノの話にたまに出てくるやつか

 

 "来るならもっと早く来て欲しかったぜ"と捨て台詞を吐き、"よっこいせ"と満身創痍の体にムチ打って立ち上がる

 

「どこに行くつもりですか」

 

 返答するのも億劫で、無視して歩みを進める

 が、すれ違ったところで肩を掴まれた

 

「そんなボロボロの状態でどこに行くんですか」

 

「そんなもん決まってんだろ。あいつら(幼馴染み)のとこだよ」

 

「そんなボロボロな状態で行っても足手まといにしかならないと思いますが」

 

「てめぇに言われなくてもわかってるよ。行くっつっても6課にだ」

 

"掃除と今後に必要な仕事の整理と、後はそうだな……腹減ってるだろうから料理でもするかな"

 

 掃除はなのはの方が上手いし、仕事もフェイトより遅い。料理はもちろんはやてに遠く及ばない

 でも、それでも

 

「俺は、俺の居場所(幼馴染み)を守るって決めてんだ。それを邪魔するっつーなら管理局の人間だろうとぶち殺すぞ」




本当はウーノさんをヒロインに昇格させようと思ってたけど、面倒くさくなって殺っちまったぜ☆

※ウーノさんは死んでおりません
 半殺しの5ミリ手前で生存してます


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俺らしくて草www

『桜が咲き始めるこの時期に、僕たちはこの学校を巣立つ時が来ました』

 

 卒業式

 人生においていくつもない大切な行事

 そんな記憶に残るものを壊すのは気が引ける

 まぁ、でもそれはそれで俺らしいっちゃらしいだろ

 

『つーかこんな定例文聞いてたってつまらねぇだろ?だからここからは俺の好きなように喋らせてもらうわ』

 

 そういって事前に渡されていた紙を壇下のみんなが見えるようにビリビリに千切るパフォーマンス

 長丁場で気怠けになってた同級生たちは"いいぞ、もっとやれ"と高揚し、保護者の方たちは唖然

 先生たちは頭を抱えてため息を吐いた

 

『高校3年間ホント楽しかった。体育祭、文化祭、修学旅行。補導されかけたクリ充撲滅運動。新しく企画した音楽祭はテレビで放送されたりなんかしてテンション上がったよな』

 

 目を閉じればみんなで騒いだイベントが際限なく思い出される

 どれもこれも俺の大切な思い出だ

 でもクリ充撲滅運動でどさくさに紛れてすずかに告白した西原。テメーは許さねぇからな

 

 閑話休題(そんなことより)

 

 だけど。俺には1つだけ心残りがあるんだよ

 イベントが終わってあとの虚無感

 "なんだ。楽しいのもこれで終わりか"みたいなの

 俺はそれとは別のことも感じててな

 "あいつらがいたらもっと楽しかったんだろうな"って

 

 中学からの進級組は覚えてるか?

 

 高町なのは

 フェイト・T・ハラオウン

 八神はやて

 

 かつて月村すずか。アリサ・バニングスと5大女神なんて大層な名前で呼ばれてたうちの3人だ

 

 この3人が今なにしてるか知ってるか?

 まぁ、プライベートに関わることだから詳しくは話せねぇけどな、あいつら今すげぇことしてんのよ

 胸張って自分の道を歩いてる

 なにが1番すげぇって小学生のうちに自分の道を見つけて中学卒業とともに進みだした

 周りは"高校までは出た方がいい""そんなに急がなくても"って説得したんだけど、あいつらは周りを説き伏せて自分の意志を突き通した

 

……………………………………………

 

 俺も誘われたんだよ

 "一緒に行かない?""助けてくれなへんか"って

 だから俺は親に相談した

 けどよ、なに考えてんだってすげぇ怒られた

 お袋からは昔それで死にかけたのにってヒステリックに叫ばれて、親父からは人生はまだ長いんだから今じゃなくてもいいだろって諭された

 その結果が今よ

 

……………………………………………

 

 臆病者だ。俺はただ逃げただけだ

 自分の征く道さえ選択できずに周りに流されただけ

 

 もういやだ!

 周りに流されて後悔に駆られるのはッ

 

 もういやだ!

 あいつらがいねぇって孤独を感じんのはッ

 

 もういやだ!

 選択できなくて脱力感に打ちひしがれるのはッ

 

 いやなんだよ

 あいつらとの思い出が過去のものになるのがよ……

 

 ごめんな

 たらたら中二チックな演説を聞かせて悪ぃな

 だけどもうちょい付き合ってくれ

 

 これは決意表明だ

 道は、とっくの昔に見つけてた

 ただその道を踏み出すのが怖かっただけだ

 

 まだ18のガキになにができる?

 知らねぇ!

 

 あいつらと違って才能がない俺になにができる?

 うるせぇ!

 

 できるできないじゃない

 俺は、俺のやりたいことを全力でやるだけだ

 

 たとえその先がどんなに苦しくても大丈夫

 だって俺には幼馴染みがいるんだからな

 

 

 

--------------------------------------------

 

 

 

 告白といったら"卒業式に伝説の桜の木の下とかで〜"とか憧れるだろ?

 俺もさ、告白するならいろいろあった体育館がいいと思って学校に行ったのよ

 そしたら警備員に捕まって怒られた

 "母校とはいえアポなしで来るなんて非常識か""急に来た卒業生に付き合ってやるほど暇じゃない"ってよ

 もうぐぅの音も出なかったは

 

 はぁ……

 最後まで格好悪ぃな。俺は

 でも俺らしいと言えば俺らしいか

 

 ……………………………………

 

 なんかあれだな

 いろいろ考えてたんだけどもういいや

 最初から格好悪い男だからな。俺は

 だから開き直るわ

 

 人付き合いが上手くない

 

 仕事も早く出来ない

 

 家事も要領よくこなせない 

 

 身体能力も高くない

 

 頭も良くない

 

 そんなないない尽くしの俺だ

 だからお前たちがいないとなんにも出来ない

 依存とか、盲目になってるのかもしれない

 でも、それでも、そうだったとしてもこれは間違いじゃねぇと心から言える

 

「俺は、  お前たち(幼馴染み)に出会えて幸せでした」




1年かけてやっと終わらせられた

このような僕の拙い物語を読んでいただき本当にありがとうございました
では、またどこかで


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あとがきと設定
主人公設定とあとがき


 主人公(草www)

 

 162cm 51kg 19歳 男

 

 管理局 三等陸士(事務職)

 魔導師 Dランク

 貿易会社 社長

 

 9歳 闇の書事件に巻き込まれる

 11歳 聖祥中学 入学

 15歳 聖祥高校 入学

 18歳 管理局 入局 貿易会社設立

 

 

 人付き合いはなのは以下

 仕事の出来はフェイト以下

 家事ははやて以下

 身体能力はすずか以下

 頭の良さはアリサ以下

 

 そんな以下以下のゲソ男

 比較対象が幼馴染みのせいで自己評価がとてつもなく低いが、実は高スペック

 

 取れる資格は片っ端から獲得済み

 支持率9割で生徒会長を満了

 翠屋でバイト経験(キッチ and ホール)あり

 全格闘技、スポーツを網羅

 6年間アリサ父の会社で社会勉強してた

 

 一言で表すならどんな分野でも1流には成れるが、1位には成れない男

 

 実は主人公が作中で1番ヤベーやつ

 ヤンデレに囲まれて、なおかつその愛を受け止めてる時点でまともな神経をしてるわけがない

 自身がズタズタにされようが、監禁されようが加害者に笑って接するのは幼馴染みが関わっていないのと、加害者にそれほど関心がないから

 

 162cmしかないのは成長期にリンカーコアがズタズタになったから

 だが別にコンプレックスとかは感じてない

 リンカーコアがあったおかげて幼馴染みたちに出会えたと思ってるし、劣等を抱くと原因であるはやてとなのはが落ち込むから

 

 基本的に外食はしない

 はやてに胃をつかまれてるせいで、普通の店だと比べてしまって美味しく感じないから

 なのでしたとしてもラーメンや蕎麦、ジャンクフード系の料理を食べる

 

 最終兵器、黄金銃もどきのパーツはベルトのバックルとか靴のソールとかネクタイピンとか弾丸は奥歯とかいろいろ想像したけど、どう頑張っても銃の形にならなかった

 ガバガバ設定だけど最初から設定ガバガバだったはと開き直って続行した

 ついでに前は左腕切断する予定だった

 

 彼らのその後はどうなったのかは不明

 だが、多分幸せに暮らしてるよ

 

 外野が他人の愛を語るなんて野暮なことだろ?

 

 

 

〜以下、あとがき〜

 

 この作品を読んでいただき、誠にありがとうございました

 このシリーズは息抜きの単発のつもりだったのですが、予想以上に高評価をいただき僕が調子に乗った結果ずるずると続けたものとなります

 なので途中から迷走したり、矛盾があったりしましたが皆さまからの感想のおかげでどうにな完結させることが出来ました

 

 改めて感謝申し上げます

 本当にありがとうございました

 

 実はこの物語には元ネタがありまして

 その元ネタのURLを貼るのでよかったらどうぞ

 http://elephant.2chblog.jp/archives/52160942.html

 

 アキバを散策してたときに元ネタをふと思い出しまして、それを当時読み漁ってたなのはシリーズのキャラに換えてみたら面白いだろうなと思ってやった次第です

 他者さんの作品名を出しますと、"幼馴染みが百合ップルだった件について"にハマってたってのも要因ですね

 

 中途半端でございますが

 文字数も1,000字そこそこなのでここまで

 

 最後に念押しの一言

 このような僕の拙いものを読んでいただき、ありがとうございました

 

 勝間 おとう党の次回作にご期待ください




この声優といえばこのキャラ
敬称略

田村 ゆかり → 夏川 真涼(俺修羅)
水樹 奈々  → ほしな 歌唄(しゅごキャラ)
上田 佳奈  → レイチェル(ブレイブルー)
清水 愛   → 特になし
釘宮 理恵  → ルイズ(ゼロ魔)

時の流れを感じる今日この頃


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没にしたもの
没話 〜ウーノ〜


途中で力尽きた没話
中途半端なところで終わってるけど続きを書くつもりは無し


ウーノ

 お久しぶりです

 

                  草www

        久しぶりですね。ウーノさん

              どうしました?

 

ウーノ

 転居も落ち着いたので

 約束したお食事でもどうかと

 

                  草www

          あぁ^~いいっすねぇ^~

              いつ行けます?

 

ウーノ

 週末は空いてますか?

 

                  草www

               空いてますよ

      18時にセントラル駅はどうですか

 

ウーノ

 わかりました

 楽しみにしてます

 

 

======================

 

 

 まさか社交辞令のつもりだったのに

 マジで飯に行くことになるとは思わんかった

 たまげたなぁ(驚愕)

 でもしょうがないか。言ったのは事実だし

 

「はやて。週末出かけるから」

 

「ん~。どこ行くん?」

 

「この前知り合った人と飯食いに行ってくる」

 

「女の人?」

 

「おう。ウーノさんって人」

 

「……わかった。気ィつけてな」

 

 洗濯物も洗ってもらったしそろそろ管理局に通報しようかと思い、部屋から出ようとしたが袖を引っ張られる

 

「べつにあたしは  くんがどこの誰と仲良くしようがかまへんよ。けど、刺されるのだけは堪忍やで」

 

 ……………………………………

 

 スマホをしまい直し、なんとなく今日ははやてを通報するのをやめた

 

 

 そして時は加速して終末

 もとい週末へと進む

 

 なんかこういうこと(終末)言っとけば

 勝手に伏線みたいな感じで深読みしてくれるかな?って思った

 後悔はしてないが反省はしてる

 バカだから忘れて多分またやると思う

 だからまたやっても許してクレメンス

 

 閑話休題(それはそれとして)

 

「遅れてすみません。待ちましたか?」

 

「いえ、俺もちょうど来たところですよ」

 

 集合時間18時ぴったし

 ウーノさんの几帳面さがうかがえる

 

「飯の前に行きたい場所とかあります?店は今すぐ行かなくても大丈夫ですけど」

 

「いえ。特には」

 

「じゃあ早速店に行きましょうか」

 

 ウーノさんに手を差し出してつなぐと横一列になり歩みを進める

 さすがに恋人つなぎはしない

 

「ウーノさんってセンスがいいですね。初めて私服を見ましたけど大人の女性っていう感じですよね。俺の周りにはいないタイプなので一層綺麗に見えます」

 

「ありがとうございます。けれど私も服には無頓着で、今日のためにドクターと妹たちに協力してもらって用意しました」

 

「それだけ今日を楽しみにしてたってことですか。それは嬉しいです」

 

 アリサに徹底的に躾けられた会話術が役にたつ

 伊達にたくさんのデートスポットに連行されて教育を受けてない

 あぁそうだ。女と2人っきりのときは別の女のことを考えちゃいけないんだった

 

「ウーノさんは食べられないものとか苦手なものあります?」

 

「いえ、これといってありません。ところで今日はどのような店に?」

 

「それは着いてからのお楽しみに。でも喜んでもらえると思いますよ。……もらえると嬉しいな」

 

 こんな会話をしながら少し混み合った大通りを10分弱歩き、目当ての店の前に着く

 

 "ここです"と近日オープンと書かれたポスターが貼ってある、ブラインドが下がっていて店内の様子が見えない店にカギを開けて堂々と入っていく

 そんな俺に"いいんですか?"とウーノさんは恐る恐る着いてくる

 "電気つけて来ます"とウーノさんを入ってすぐの場所に待たせ、暗い店内を我が家のようにスタスタ奥に歩いて行き、カウンター裏のスイッチを押す

 照らされて表れたのは、なのはの実家"翠屋"を丸パクリした内装

 部屋の片隅に積まれたダンボールや三脚などはあるが、それさえ片付ければすぐにでも開店できるキレイな空間

 

「あの、ここは?」

 

「俺が近々開店させるつもりの、いうなれば地球風喫茶ですかね」

 

 俺の起業作戦その2。地球風喫茶店

 ミッドの有名人であるなのはの実家、翠屋の暖簾分け店と広告してミーハーな客をホイホイさせる戦法

 ついでに開店して1週間はなのはに看板娘として働いてもらう手はずになってる

 許諾?なのはなら喜んでやってくれんだろ(テキトー)

 ぶっちゃけ飲食店はスポンサーのアリサにも難色を示されたけど、無理やり説得した

 

 閑話休題(それはそれとして)

 

 "どうぞ"とキッチンに近い席に案内して事前に準備して置いたサラダなどを並べる

 そしてテーブルから見える厨房の一陣に戻るメインディッシュの仕上げを始める

 

「どうですか店の雰囲気は?俺の故郷の店をマネしたんですけど」

 

「お洒落でいいと思います。でも私自体そんなに飲食店を利用しないのであまり勝手がわかりません」

 

 

 



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没話 ~誘拐~

 話をしよう

 あれは今から36万年前……いや、半年前だったか?

 俺は幼馴染みのはやてにホイホイついて行って、とある部署に移動?出向?することになった

 正式名称は覚えていないが、通称「6課」

 そこは最初から一筋縄ではいかなかった

 でもまぁ……いいところだったよ

 

 

~回想開始~

 

 

 

「今日からここで働いてもらうことになった  くんや」

 

「皆さん初めまして  です」

 

  くんには経理とあたしの補佐をやってもらうことになっとるからそこんとこよろしくな」

 

「ちょっと待ってはやてちゃん」

 

「なんや?なのはちゃん」

 

  くんは大歓迎だけと、はやてちゃんの補佐をやってもらう必要はあるのかな?」

 

「そりゃ設立させたばっかでいろいろやること多いし」

 

「その割にはお仕事サボってるよね?はやてちゃんがちゃんとお仕事すればいいだけだと思うの。むしろ  くんにはスターズの訓練を手伝って欲しいな」

 

「」

 

 

「ねえ」「なあ」

『どっちがいい……ッ!』

 

「じゃあどっちも」

 

 

 

-------------------------------------------

 

 

 

  くん!お待たせッ」

 

「ん?やっと来たか。ずいぶん遅k……」

 

「ど、どうかな……?  ?」

 

「は?いや、つかどうしたその格好」

 

「管理局の制服のままじゃ警戒されるでしょ?だから場に合わせて私たちもドレスアップしたの」

 

「そういうこっちゃ。で?どやッ、あたしらは?」

 

「ん……そうだな。色はみんなに合ってると思う」

 

   フェイトはダーク系の落ち着いた雰囲気がスゴい似合ってる。コントラストでフェイトの髪がよく映えてるよ。笑ってくれ。……あぁ、やっぱりいい、いい()、いい目、いい瞳だ。飾っておきたいぐらいキレイだ。いや、やっぱり飾るなんてもったいない。欲しい。その瞳を通してみたらどんなにすばらしいことか。片方は俺に、もう片方はフェイトに。2人だけがみえる世界。子どもの隠しごとみたいだな

 

   なのははイメージ通りだ。やっぱりなのはにはピンクだ。よく白い悪魔とかいわれてるけどなのはにはピンクだな。一言で言えば可愛い。でもそれだけじゃない。年相応の美しさもある。思わず食べたくなるよ。そうだな、左肩からかな。まず左肩から耳にかけて血をすすりながらかじろう。それで次は腰だ。太もも、手、胸、足、背中、二の腕。そして最後は顔だ。もちろん内臓や骨、脳みそ、髪。余すところなくなのはの全部を楽しむよ

 

   意外だったのははやてだ。イメージ的に青系の色はフェイトだったからな。べつにはやてに似合ってないわけじゃねぇよ?絶対会場に行ったら他の男にナンパされるだろ。それで俺がそいつをぶっ殺すまである。………心配だ。俺の目の届く場所に隠しておきたい。リインみたいに小さかったらよかったのに。そしたら24時間365日ずっと一緒に居れる。胸ポケットのはやて、可憐だな

 

「それで、それでな…………。くッ、ちょっと待て!まだまだ言いたいことあるけどボキャブラリーが足りなくて上手く伝えられない……ッ!」

 

「い、いや、もうええで///」

 

「というかこれ以上褒められたら嬉死しちゃう///」

 

「キレイ、  がキレイって……」ポ-

 

「……今の台詞のどこに照れる要素があるんですか?」

 

「深く考えるのはやめておけ。つーかドレスが見れて嬉しかったからって本性晒してんじゃねーよ  も」

 

「あれが本性って………  さんって実はヤバい人?」

 

「普段から監禁とかされてるやつの神経がまともなわけねーだろ?なんだかんだあいつもあいつでキチガイだ。……ホント、他人にはわけわからねーやつらだよ」

 

 

 

-------------------------------------------

 

 

 

「パパッ!」

 

「こら、ヴィヴィオ。俺は父親じゃねぇって言ってんだろ?」

 

「べつにいいでしょ?ヴィヴィオは寂しいんだよ」

 

「でもなぁ。俺みてぇなやつ父親にしても悪影響しかねぇだろ?」

 

「そんなことないよ。  は良い父親になると思うよ」

 

「ねーヴィヴィオ?私のことママって読んでみて?」

 

 

 

~回想終了~

 

 

 

 怒涛の半年間の思い出が蘇る

 たしかに大変だったが、楽しかった日々

 

「ぐ……がぶべェ゛ェ゛、オ゛ヴェ゛…………」

 

 やっべ、血で喉が詰まる

 きれいな秋の高い空から俺の血と汗とその他もろもろでぐちゃぐちゃになった地面へと体を反転させて血を吐き出す

 

「草www、くさ……クッソ笑えねぇ」

 

 後方には半壊した6課の本拠地

 眼前には俺と6課をブチブチにした敵

 よくもはやてたちが一生懸命頑張って作ったトコ壊してくれたな

 絶対に許さねぇ

 

「ドクター。目標の鎮圧に成功しました」

 

『よくやった。では連れてきてくれたまえ。あぁ、くれぐれも丁重に扱うのだよ』

 

「了解」

 

 通信を終えて這いつくばる俺に目を向ける

 

「クソが、死ね、くたばれ、見てんじゃねぇよ、殺すぞ」

 

「言いたいことはそれだけか。なら、少し眠れ」

 

 情けない。情けねぇよ

 できる限りの罵詈雑言を最後に、俺は意識を手放した



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没話 最終決戦 

「ち~ッス。  でーす」

 

 声が漏れていた扉を蹴り飛ばし、ダイナミックエントリーをきかせて登場

 部屋にはウーノさんとモニターに映ったスカさんと真ソニックフォーム(薄着)のフェイト

 

「よぉフェイト。俺以外の男の前でそんな薄着になるなよ。殺したくなるだろ?スカさんをよ」

 

 あぁ、久々に会えた

 モニター越しとはいえ感動だ

 

 ……やっぱりいい

 いい()、いい目、いい()

 あれを独り占めできたらどんなにすばらしいことか

 月には赤が、よく似合う

 

『どうやって拘束を抜け出したのかね?』

 

 ……………………………………

 ん?あぁ、しまった。抑えないと

 

「えぇ、はい。……拘束?俺にあんなもんが通用するわけないですよ、スカさん」

 

 俺の取っておきを見せる

 

「007の黄金銃もどき。いわば組み立て式の銃ですよ」

 

『なるほど、質量兵器か。そんなもの隠し持っていたとは想像もしなかったよ』

 

 

「やっぱ俺は地球育ちですからね。奥の手といえばこれ(質量兵器)なんですよ。これがリリカルでマジカルが当たり前の世界で生まれたスカさんと俺の差ってやつですよ」

 

 

 

 

 

 

「俺は幸せが欲しい。俺は、俺の幸せを手に入れる。だからよ、スカさん」

 

 最後の弾丸を(スカさん)が映っているモニターにぶっ放して銃をそのまま捨てる

 

「俺の幸せのために死ね」

 

 

 

「すみませんウーノさん。マジで手加減できないんで、ごめんなさい」

 

「ドクターの邪魔をするのであれば、たとえ  さんであっても容赦しませんッ……!」

 

 

 

はいッ

作者(僕)に戦闘シーンなんか書けるわけもないのでカット

 

 

「ゔッ……お゛ぅ゛え゛ッ」

 

 べつにゲロってない

 魔法使ったから口から血ィ吐いてるだけだ

 

 ヤバい。ヤバいっつーかヤヴァい

 どれぐらいヤバいかって言うと、同級生からエロ本借りた帰りになのはたちと遭遇したときぐらいヤバい

 そこしれない罪悪感と"なんで俺、こんなに可愛い幼馴染みが5人もいるのにエロ本なんて……?"っいう念で心臓発作起こしかけた

 そしてなぜが次の日には借りたエロ本がズタズタになってて、代わりに幼馴染みモノと魔法少女モノが枕元に据えられてたミステリー

 

 閑話休題(そんなことより)

 

「ハァ……ハァ゛ァ゛ァ゛お゛え゛ッ」

 

 今すぐ倒れて楽になりたい。けど、倒れたら血で喉が詰まって窒息死する

 こんなんだったらもう1つぐらい仕込み造ればよかった

 具体的に言うと斧とか

 

「これは……。一足遅かったか」

 

「あ゛ぐァ゛ッ゛、ペッ……ハァハァ…………あぁ゛?……誰だよ、お前…………」

 

「そういえば会ったことなかったな。初めまして、ヴェロッサ・アコースです」

 

 ……あぁ、はやてとクロノの話にたまに出てくるやつか

 

 "来るならもっと早く来て欲しかったぜ"と捨て台詞を吐き、"よっこいせ"と満身創痍の体にムチ打って気を失って倒れていたウーノさんを担ぎ上げる

 

 

「『無事か?』やない!  くんこそ血だらけで大丈夫?」

 

「あァ、問題ねぇよ。あれだ、チョコ食いすぎて鼻血が出ただけだ」

 

 我ながらバカだなって思う

 小学生でももっとマシな嘘つけるわ 

 そしてはやて、その顔やめろ

 私は全部わかってるからみたいな顔で無言で回復魔法かけて来るな

 

 

 

 

 

 

 

「その人敵やけどどないするん?」

 

「連れて帰る。はやてたちに悪いが1人追加で頼む」

 

「……まぁくんがそう決めたならあたしはいいけど、他がなんというか」

 

「そこはなんとかする。」

 

 

 

 

「どこに行くのですか」

 

「そんなもん決まってんだろ。あいつら(幼馴染みたち)のとこだよ」

 

「そんなボロボロな状態で行っても足手まといにしかならないと思いますが」

 

「テメェに言われなくてもわかってるよ。はやてたちのとこっつっても行くのは6課だよ」

 

「それこそ必要ないと思いますが」

 

「掃除と今後に必要な仕事の整理と、後はそうだな……腹減ってるだろうから料理でもするかな」

 

 

 掃除はなのはの方が上手いし、仕事もフェイトより遅い

 料理はもちろんはやてに遠く及ばない

 でも、それでも

 

「俺はあいつら(幼馴染みたち)の居場所を守るって決めてんだよ」



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没話 放課後のバカたち と エピローグ

「可愛い女の子ってなんだと思う?」

 

 この無意義な問を向けられた男子生徒(以後、”拾”)は"ほう"と軽く反応すると開いていた参考書を机の上に置き、イスを質問を問いかけて来たもう一方の男子生徒(以後、”草”)の方に向ける

 

 鳴海市にある某進学校の周辺地域からも一目置かれる生徒会でバカ丸出しの会話が今始まる

 

 

「例えばそうだな……。この前なのは……、俺の幼馴染みの1人が飯を作ってくれたんだ」

 

「はァっ?なに?自慢してるの?リア充アピール?」

 

 草は"まぁ待てよ"と手で制す

 

「なのはには問題があってな。料理を作ろうとすると張り切りすぎて要らないものまで料理に入れるんだよ」

 

「ほーん。隠し味に青汁とか健康にいいもの入れるみたいな感じ?」

 

「いや、隠し味に自分を入れてくるんだ」

 

「……ん?どういうことだ?」

 

「具体的にいうと血液とか入れてくる」

 

 さすがのこれには捨も唖然

 しかしなにより唖然としたのはこの後の草のセリフ

 

「最高に可愛くね?」

 

「いや。その考えはおかしい」

 

 中学から付き合いがある拾もドン引きする

 

「確かに血を入れるのは不衛生的だし不味い。だけど自分の体を傷つけてまで血を入れてくれたって考えると萌えるだろ?」

 

「…………ごめん。やっぱわからん」

 

「OK始めから飛ばしすぎた。じゃあこれを見てくれ」

 

 草は学ランの胸ポケットからガラケーを取り出して少し操作して画面を拾に見せる

 そこ表示されていたのは10分間隔で同じ人物から届くメールの着信履歴

 

「羨ましいだろ?」

 

 

 

「もう許さん。お前に呪いをかけてやる」

 

「いや、呪いって」

 

「そうだな……。若くしてラノベみたいな劇的な出会いをして幸せな家族ができる呪いをかけてやる……!」

 

「それのどこが呪いだよ」

 

「若くして家族ができるってことはその分稼いで養わなきゃいけねぇってことだ。精々汗水たらして働くんだなッ」

 

「なんだそりゃ」

 

 

 

--------------------------------

 その2

 

 

「言うまでもないが飯はすげぇ美味くてな。久しぶりに食ったけど感動した」

 

 やっぱり自慢かよと草ののろけに思わず拾は草に向かって参考書を投げるが”危ないな”と軽く受け止められる

 

「でもここで1つ問題があんだよ」

 

「なに?もう腹いっぱいなんだが」

 

「俺その日はやてに晩飯が必要だとも家の鍵も渡してなかったんだよね」

 

「…………ん?どういうことだ?」

 

「戸締りしてたはずなのに家にいた。帰ったら飯を作ってくれていた。これぞまさに萌え。つまり可愛くね?」

 

「いや、それはおかしい」

 

 

 

---------------------------------

 エピローグ

 

 

 目が覚めると朝飯のいい匂いが部屋に漂っている

 まだ覚醒しきっていない頭で匂いのもとに視線を向けると、管理局の制服にエプロンをかけたはやてがキッチンでフライパンを操っていた

 慣れ親しんだ景色に思わず口がほころぶのがわかる

 

「あ、おはよう  くん。……ってなに笑っとるの?」

 

「ん?いや、なんでもない。それより朝飯はなに?」

 

 一緒に朝飯を食べ、いつものように身支度してくると風呂場に向い、ユニットバスに腰かけ、スマホを取り出し電話をかける

 いつもと同じ流れ。しかし、1つだけ違うところがある

 

「あ、もしもし  ですが。……はい、そうです。30分後によろしくお願いします」

 

 電話を終え、手早くスーツに着替えてリビングに戻り"30分後に郵便来るから受け取ってくれ"と言い残し管理局に向かった

 

 

 

 

 

--------

 

「失礼します。フェイト・T・ハラオウン執務官はいらっしゃいますか?」

 

 

 

---------

「それで?どうしたの?急に呼び出して」

 

「実はアリサに大切な話があって来たんだ」

 

「ふーん。くだらないことだったら容赦しないわよ」

 

「わかってる。俺たちの将来に関わることなんだ」

 

「………」

 

 アリサの顔が紅葉よりも真っ赤に染まった

 

「あ、あんたそれってッ!」

 

「待って。声が大きい」

 

 

 

 

 俺が生まれた日。誓いを手に入れた日

 

「「「「「   」」くん!!」」」

 

 振り返るとそこには俺が愛した幼馴染みたちが(おんな)

 

 

 

 

 なのはより人付き合いが下手だ

 

 フェイトより仕事が上手く出来ない

 

 はやてより家事もこなせない

 

 すずかより身体能力が高くない

 

 アリサより頭が良くない

 

 そんなないない尽くしの情けない男だ

 お前たちがいないとなにも出来ない



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没話 埋まってたやつ

『ごめん。すまん、許してくれ』

 

 俺は差し出された選択肢(裏切り)を選んだ

 

 

 

「やぁ、なのは、フェイト、はやて。遅かったな」

 

「ーーー君!なんで!」

 

「俺はずっと考えてた幼馴染みの幸せを」

 

 もしなのはが

 もしフェイトが

 もしはやてが

 もしすずかが

 もしアリサが

 

 今より、ずっと、もっと、幸せだったかもしれない

 

「だから俺は聖杯を使って手に入れる!お前たちの幸せを!」

 

 

 さぁ、エネルギーは溜まった

 世界よ、教えてくれ!幸せを!

 

 あ……あぁ、あぁ!

 見える!視える、み得る!すべてが

 これは。カードゲーム?プレシアが生きてる!スカさんたちも血のつながった家族だ……

 

 ……いない……………?

 俺がいない?どこにも、探してもいない?

 

 ……あぁ、そうか…………

 そういうことだったのか……

 俺が邪魔だったのか、俺がいなければよかったのか

 なんだ、簡単だったじゃないか

 

 生まれてこなきゃよかった

 

 

 

 

-----------------------

 フェイトの没にしたやつ

 

プルプルプルプル……プルプルプルプル……

 

 誰からも襲撃がない、そんな平和な非日常

 俺のスマホに誰からか電話がかかってきた

 

 数日前に番号変えたばっかりなのにまた特定されたかとため息を吐きながら着信先を確認する

 しかしこれが意外にも昔からお世話になり頭が上がらない人物、リンディさんからだった

 

「はい。もしもし  です。どうしましたか?」

 

「  くん?ごめんなさい。ちょっとフェイトがね……」

 

 その1言で俺の平和な非日常が壊されたことを悟った

 

 さよなら、愛しき非日常

 おかえり、日常

 

 

 

 

ピンポーン

 

 某月某日の昼下がり、俺は俺が住む鳴海市の家からチャリで20分ほどの場所にあるマンションに来ていた

 セキュリティーの高さがうかがえるエントランスで事前に教えられていた部屋番号を打ち込むと聞きなれたインターフォンが鳴った

 

『はーい』

 

「おっす  だけど」

 

『今開けるから待ってて』

 

 目の前の重圧なゲートが開く

 そこを通り抜けエレベーターで目的の階に上がる

 エレベーターが開くと今日俺を呼んだ金髪の美少女。フェイトが待っていた

 

「こんにちは  。急に呼び出してたりしてゴメンね」

 

「」

 

 

引っ越し

 

 

 

 

 

プルプルプル………ガチャ

 

「あっもしもしリンディさん?あなたのフェイトのことで相談が   

 

 

 

-------------------------------

 なにに使うか忘れた台詞

 

 

 ”あたしのせいで怪我させてもうて本当にゴメンなさい”

 はやてと初めて会った時

 

 ”お願いします!誰か助けてください!  くんが死んじゃうッ”

 なのはを庇って死にかけたこと

 

 ”私の道しるべになってください”

 フェイトの仲良くなったきっかけ

 

 ”吸血鬼や妖怪っていると思う?”

 すずかの謎の問いかけ

 

 ”悔しいのよ。待ってることしかできない自分が”

 アリサがこぼした弱音

 

 

 

 

 

 

 

 



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”草www” と関係なし
単発ネタ カリムもの


新しく場所作るのもあれだから"草www"にあげる
"草www"と関係ないから読まなくとも平気


 俺は転生者である

 前世云々は単発だから端折る

 ともかく俺は転生をして言峰神父となった

 

 言峰とは俺が前世の友人に貸してもらったゲームに出て来る最強の店員を目指したり、なんでも温めますか?と聞いてきたり、麻婆豆腐が好きだったりするネタキャラ

 そんなネタキャラに転生をした

 

 ゲームの言峰の通り家が教会で

 司祭である父親に物心ついた頃から英才教育を課された

 

 教会の教え、八極拳、魔法

 

 なんといっても魔法が使えるのが嬉しかった

 空を飛ぶことができる

 体を強化して岩を砕くことができる

 これらは転生者冥利に尽きるものだった

 

 そして、なによりも……

 

 

『キレイ。少し来なさい』

 

 教会の裏庭でいつもの通り稽古に勤しんでいた

 そんなある日。父に呼ばれ稽古を中断して教会に入ると俺と同じぐらいの女の子がいた

 

『キレイに紹介したい娘がいる。カリム・グラシアさんだ』

 

『ご紹介に与りました、カリム・グラシアと申します。初めましてキレイさん』

 

 心を奪われた

 挨拶も返さない俺に声をかける父にも気づかずしばらく呆けるほどに

 

 そう。俺は彼女に恋をしたのだ

 

 

 それからカリムとは仲よくなった

 カリムが教会に来ると彼女を喜ばすためにいろいろと工夫をした

 彼女に気に入られるために必死だった

 

 彼女が若くして騎士に抜擢されたときは彼女に追い付こうと代行者になった

 

『カリム。今回は雪の多く降る土地に行って来た。食物があまり育たないから狩猟で生計を立てていて   

 

 特産物や風景。そこに住む人々の生活

 教会から離れられないカリムのために語る聖遺物の収集で向かうさまざまな土地の土産話

 話だけだと物足りないのでもちろんできるときは土産も買ってくるし、写真を撮ってくる

 

 カリムはいつも喜んでくれた

 俺は彼女の笑顔が大好きだった

 

   で、それが……。どうした?つまらなかったか?』

 

『いえ、違うわ。キレイの話は毎回面白いわ。だからこそ……羨ましいと思ってしまうの……』

 

 ずっと隠してたカリムの本音

 

『キレイの話を訊くたびに想像するわ。キレイが行って来た場所の風景、空気、雰囲気。とてもいい場所だと思うわ』

 

 "でもそれはあくまで想像でしかないの。本当はいい場所じゃないかもしれないし、私が想像できないほどに綺麗なのかもしれない。私も実際に見てみたい。でも見に行けない。それがジレンマになるの"

 

 うつむくカリムを励まそうとするが、なんと声をかけたらいいかわからない

 少し考えてようやく言葉を絞り出す

 

『だったら見に行こう』

 

『無理よ。許可が降りないわ』

 

『たしかに今は無理かもしれない。けどいつか絶対見せてやるよ』

 

 カリム見せたい景色がたくさんある

 一緒に行きたい場所がたくさんある

 食べさせたい食べ物がたくさんある

 

『何年後になるかはわからない。だけど俺に任せておけ。絶対行かせてやる。約束だ』

 

『うん。ありがとう』

 

 俺はただ、カリムが好きだから




主人公は借りたCCCを1週しただけなので綺礼が愉悦なのを知らない
ただの面白い購買の店員としか思ってない

正直キレイにした意味がナッシング


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単発ネタ 訳あり母娘を拾った

 帰宅ラッシュの電車に揺られ、いつものように帰路をたどる

 残業が多いがその分給料もそこそこ高い工場に就職して、力仕事をメインに働き

 帰巣本能を発揮して疲れ切った体で大学の時から住み続けているアパートに帰って晩飯も食わずに泥のように眠る

 こんな生活に数年が経ち、俺も25になった

 

 そんな25歳の節目に俺の人生が大きく変わった

 具体的にどんな風に変わったかというと……

 

『『おかえりなさーい』』

 

 最近引っ越してきた2LDKマンションの玄関を開けると、幼い女の子の声と若い女性の声が聞こえてくる

 

 靴を脱いで家に上がり、いい匂いが香ってくる廊下に歩みを進めリビングに入る

 そうすると腹にトンッと衝撃がはしった

 

「おかえり  !」

 

 衝撃の正体は小学3年生ぐらいの金髪の女の子

 

「あらあら。この子ったら」

 

 そしてキッチンから出て来たグラマーな体型をした黒髪の若い女性

 

「今日のメシはなに?」

 

「その前にゆーことがあるでしょ!」

 

 晩飯を聞いただけなのに怒られてしまった

 頭に?を浮かべる俺に女の子はもっと怒った顔をする

 それに対してなんで怒こってるのかわからない俺は女性の方に視線を向けて助けを乞うた

 

「フフッ。この子はね。ただいまって言って欲しいのよ」

 

 あぁ、そういうことか

 合点した俺に女の子はそんなこともわからなかったのかと両手を振り上げて抗議する

 そんな女の子の頭を撫でることで落ち着かせて、改めて2人に向き合う

 

「ただいま。アリシア。プレシア」

 

 

 俺。家族が増えました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それはいつもと変わらない帰り道

 最寄り駅から降り、ゾンビのようなゆっくりとした足取りで暗い帰路を歩く

 音楽は聞いてなかった

 たまたまイヤホンの充電を忘れて帰りの電車で切れてしまっていたから

 

 しかし今を思えばそれが運命を変えた

 

 途中、前を通りかかった公園の奥から幼い女の子の声が聞こえてきた

 遊んでいるにはおかしい時間帯

 気になったが変なことにでも巻き込まれるのが嫌だったのでそのまま帰ろうと歩みを進めようとした

 しかし公園の奥から出てきた女の子と目線が合い、その女の子に否応にもなく袖を引かれて公園の奥まで連れてかれてしまった

 

 そこにいたのはかなり未来を生きている扇情的な服を着た女性

 格好からおかしいがなによりもおかしいのがその女性が地面に倒れていたこと

 

 そんな光景に呆然としてしまった

 しかし袖を引いていた女の子に再度袖を引かれて意識を取り戻し慌てて救急車を呼んだ

 

 それから女性が記憶喪失だったこと

 2人は母娘で帰る場所がないこと

 その他諸々(設定を考えるのが面倒くさかったので省略)がわかった

 

 それからいろいろなことがあって俺たち3人は一緒に生活することになった(設定を考えry)

 

 

(オチを考えるのも億劫になったので終わる)

 




テキトーな終わり方で本当にすまないと思っている
だけど本当にオチを考えるのが億劫になったんだ


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訳あり母娘を拾った2

 プレシアの朝は早い

 

 "拾った"のオリ主である  が出勤する日は朝5時から起きてお弁当を作る

 

 前の晩に下ごしらえをした食材の調理と  が食べる朝ごはんの準備も出際よくこなしてゆく

 

 6時前頃になると  が起きて来るのでタイミングよく炊きあがった白米とお弁当に入れたおかずとはまた別に作った朝ごはん用のおかずを食卓に並べる

 

 この徹底ぶり、良妻とかそんなチャチなレベルではない

 

 作ったお弁当とかぶらない料理をたくさん作るのは確かに大変だ

 それでも自分が作った料理を美味しそうにたくさん食べてくれるのでプレシアは満足している

 

 愛する人には徹底的に尽くす女

 それがプレシアなのだ

 

 

 うーむ……

 スタイル抜群で尽くしてくれて

 頭も良く、ムチの扱いも熟練している

 ………………………………………………

 羨ましすぎて口から血ィ吐きそう

 

 いや、待てよ

 プロジェクトFって素晴らしい研究じゃね?

 この研究から導き出される答え(プレイ)

 ホルマリン漬け……

 記憶の植付けによる洗脳……

 えぇ!電極棒まで使うんですか!?

 あぁ、なるほど

 そういうプレイもあるのか

 ……………………………………………

 

 ハッ…………!

 自由にクローンを増やせるなら

 食人プ(カニバリ)【表示禁止】

 ■■■■■■■■■■■■■■

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(黒く塗り潰されて読めなくなっている)

 

 

 閑話休題(それはそれとして)

 

 身支度を終えた  を見送った後

 愛娘のアリシアを起こし、朝ごはんを食べさせ、服を着替えさせ、膝の上に乗せて髪を梳き

 8時になると学校に行くのを見届ける

 

 2人が食べ残したおかずをメインに朝ごはんを食べ

 洗濯、掃除の家事を午前中に終わらせる

 それからお昼ごはんを食べて1時間ほどお昼寝休憩を取ってからスーパーのチラシとパソコンを駆使して本日の特売の情報を収集

 1円でも安く、良い食材を見つけ出す

 主人公の  はまだまだ20代後半

 切り詰めるところを切り詰めなければ2人を養うことなどできない所得……

 

 なんてリアルなこと考えたら僕(作者)の気が滅入りそうになったので

 節約してお金を貯めて3人で旅行に行こうと計画してるって設定にする

 これで僕(作者)の心の平穏と"拾った"旅行編の可能性が出て来た

 

 買う商品を決めるとエコバックを肩にかけ買い物(戦場)にへと向かう

 店に着くといるのは歴戦の主婦(戦士)たち

 皆が皆タイムセール開始を自らを奮い立たせながら今か今かと待ち続ける

 プレシアももちろんその中の1人

 エコバックから取り出したムチを片手に開始とともにムチをあやつり商品(大将首)を獲る算段をつける

 そう!なにを隠そうプレシアは

 この近辺のスーパーではムチ使いとして主婦たちに恐れられているのだ……!

 

 なんてくだらない設定を垂れ流す

 

 そんな感じで買い物から帰り

 晩ごはんや明日のお弁当などの下ごしらえをしてアリシアの帰りを待ち

 アリシアが帰ってくると今度は2人で遊びながら  の帰りを待つ

 そうやって  が帰ってくると下ごしらえを済ませていた料理を5分ほどで完全させてから食卓に並べ、3人一緒に食べる

 

 

 これが拾われたプレシアが得た日常(幸せ)




”拾った”シリーズは設定とかいろいろ変えれば面白いだろうなーと個人的に思ってる


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単発ネタ 魔法青年リリカルなのは

TSネタはだれでも一度は通る道だと思ってる


【もしもし。もしもし?フェイト?はやて?みんな?誰でもいいから応答してくれ】

 

【ガ…ガガッ……なの……く……………ッ!】

 

「ダメだ。聞こえづらい」

 

 早々に念話に見切りをつけ、いつでも魔法を発動できるように()()()()()()()()を握りしめ出口を探す

 

「これは……」

 

 少し先に進むとスクラップの山が広がり、その中に異様な存在感を放つ見覚えのある石を見つけた

 

「ジュエルシード?なんでこんなところに……」

 

 レイジングハートを振りかざし封印を試みるが失敗

 いや、なんの反応もない

 なので拾おうと恐る恐る手を伸ばす

 

「ッ………………………!」

 

 触れた瞬間ジュエルシードは強い白い光を放ち、世界を覆った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【予定された場所に着いたよ。はやてちゃん】

 

【了解。安全っぽいけどなにが起こるかわからへんから危ないと思ったらすぐに戻るんやで】

 

【うん。わかった。またね】

 

【気ィつけてな】

 

 念話を切ってスターズとライトニングの4人の方を向く

 

「これからロストロギアと思わしき反応が観測された場所に突入するよ。危険だと感じたら私も出るけど極力4人だけで対応するように」

 

「「「「了解」」」」

 

 編隊を組んで先行する4人をすぐに助けられる後方から着いて行く

 道中なんの問題も起こらずに観測地点までサクサクと進めた

 

「なんにもないね」

 

 スバルがポツリと漏らす

 それに対してエリオとシャルは"そうですね"と同意しティアナは"気を抜くんじゃないわよ"と叱咤する

 

「二手に分かれて周辺を探索し   

 

【みんな!周囲の魔力量がすごい勢いで高まってる!身構えて!】

 

 はやてちゃんが叫び終わると同時に白い光が私たちの視界を遮った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くッ……なんだ今のは」

 

 光で目がやられてしまい、片膝を着きながら現状の回復に専念する

 

「デバイスを置いて両手をあげてください」

 

 誰もいなかったはずの背後から声をかけられる

 いきなり攻撃してこないのでテロリストやそれに類似する輩ではないと思うが、念のために細心の注意を払いいつでも反撃に出れるようにしながら命令に従う

 

「ゆっくり立ち上がって……。そしてこっちを向き…………えッ……!?」

 

 指示に従い声の方を向く同時に俺も声をかけてた女性も驚愕する

 

「お兄ちゃん!?」

 

「母さん……じゃない?」

 

 

 高町なのは 19歳♂

 どうやら異世界に飛ばされたようです

 

 

 

以後、なんやかんやあった後

 

はやて

「つまり別の世界から来た男版なのはちゃんってことやな」

 

「そういうことになるな」

 

「ほ〜。なのはちゃんは可愛いから男になるとイケメンになるんやな」

 

「そうか?あんまり言われたことないが」

 

「いやいやそんなことないやろ。バレンタインにチョコいっぱいもらってたやろ。絶対」

 

「いや、もらったとしても家族からとアリサとすずか、それとユーノぐらいだった」

 

「そうなん?」

 

「ああ。俺たちで1番もらってたのはフェイトだな。毎年手提げ袋を4つもいっぱいにしてて、ホワイトデー前になると俺とはやてに泣きついて一緒にお返しを作ってた」

 

「そっちのあたしはあたしやから料理が美味いとして、なのはくんも料理できるんやね」

 

「小さい頃から実家(翠屋)の手伝いをしてたからな。とは言ってもはやてには負けるが」

 

 

 

フェイト

「髪の長さと胸以外あまり変わらないな」

 

「そうなの?」

 

「ああ。俺の世界のフェイトは女顔だからな。今はあまりないが中学生までは女だとよく間違われてた」

 

「じゃあなのは……くんも間違えたの?」

 

「呼びにくいなら一尉でも高町でも男版でも好きに呼べ」

 

「じゃあ高町くんで」

 

「わかった。それで俺もフェイトと最初に会ったときは女の子と間違えた」

 

「高町くんもそうなんだ」

 

「出会った頃のフェイトは母親の趣味で女装させられてたからな。それで完全に勘違いしてた」

 

「そっちの母さんって変態だったの……ッ」

 

「いや、勘違いするな。これにはいろいろとあってな……。まぁ今話すことでもないしまたな」

 

「わかった。楽しみにしてる」

 

 

 

なのは

「本当にお兄ちゃんそっくりだね」

 

「よく言われる。そっちは若い頃の母さんって感じだな。まぁ今でも十分若いく見えるが」

 

「にゃはは。そっちのお母さんもうちと同じなんだ。たまに地球に帰って2人でお買い物に出かけたりすると姉妹に間違えられるよ」

 

「あー、わかる。俺も2人で歩いてるとカップルと間違われる。それでそれを晩飯で母さんが自慢して父さんがスネる」

 

「そっちも大変そうだね」

 

「本当に。父さんとデートしたいならデートしたいって言えばいいものを。息子をダシに使わないで欲しい」

 

「にゃはは……」




補足
性反転してる人物
なのは、フェイト、はやて、ユーノ

アリシアは普通に女の子で
フェイトはプレシアに女装を強要されていて男の娘やってました


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