何度でも (パッパ)
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新たなる人生!素晴らしい響きですな!

どうもどうも!初めましての方は初めまして!バインドと申します!
昨日、プレステで恋姫をやっていたらですね?
あっ書きたい
ってなったんで書きました。
三国志は正直あまり分かりません。
せいぜい無双とかの知識なんで呂布がやべぇ...ってレベルの知識です。
それでもよいぞ、よいぞ、という司馬徽さんみたいな方は...どうぞ!


どうも皆様!こんにちは?こんばんは?それともおはようございますで御座いましょうか。お初にお目にかかりまする。恋姫世界にチート持ちで転生する山田ともうしまする。先程までは冴えない中年をしていたのですが、何故か転生する事になってましてな!...え?苗字が平凡?はっはっは!そんなこと言われましてもどうしようもできませぬな。え?普通に喋れ?すみませぬ。私、形から入るタイプでして昔に転生するんですから昔っぽい喋り方を練習しております。ご容赦下さいませ。

 

突然ですが皆様、恋姫無双というゲームをご存知でしょうか。北郷一刀という学生がタイムスリップし、何故か女の子の三国志の文官や武官と絆を結んでいく物語でございます。夢想や萌将伝なんかもございましたな。

 

転生してなにをするのかって?転生した恋姫世界において私がやりたい事...それは死亡などの回避。または北郷一刀の魏ルートエンド阻止などでございます。

 

勿論、チートだヒャッハー!などと言って暴れまわったりハーレムを築いたりなどは致しません。私は主人公のハーレムを見ているだけで満足ですので。寝取り寝取られはちょっと...キツイなって...

 

おっと!失礼いたしました。次は私の能力、つまりチートについて話しましょう。なぁに、難しいものはございませぬ。能力はたった一つでございます。

 

 

リスポーン

 

 

という能力でございます。簡単に説明するのであれば...死にませぬ。まぁ、厳密に言うと死にますが、死ぬと別の場所で生き返りまする。これがなかなか癖のある能力でして...例えば私が南蛮で亡くなったと致しましょう。すると生き返る場所が烏丸なんて事がございます。持ち物は服以外は全部無くなりまする。服を残してくれるだけありがたいですな!

 

え?能力はこれだけかって?はい、これだけにございます。行き過ぎた力は身を滅ぼすと聞きます。ですので世にいう子供の頃からの努力チートというものをやってみようかと思いまする。まぁ、勿論ガチムチマッチョになるつもりはございませぬ。あくまで自衛が出来る程度を目指していきたいと思います。

 

チーン

 

おや?どうやら転生する準備が出来たようですな!いやぁ、最初はどの土地でどのような人がいるのでしょうなぁ。ワクワクしてきましたぞ!それでは皆の者!またお会いいたしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はっはっは。遂に転生をしましたぞ!私はこの時より!第二の人生を送りまする!といいますか...私、とんでもない事に気付いてしまいました。

 

 

「ーーーーーーーー」

 

「ーーーーーーーー」

 

言語が理解出来ませぬ!はっはっはー。

 

 

 

 

 

 

さて、どうしましょう(汗)

 

 

 




恋姫だろうがなんだろうがやっぱり皆さん嫁をもっていると思うんですよね。僕の場合笮融とか呂岱とかになるんですが。嫁をお持ちの皆様!申し訳ない!もしかしたらあなたの嫁が作品の都合上出ないかもしれない!もし出せなかったら代わりに朱桓のメイドをあげるから許して!


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謙虚で誠実な人ですぞ!

曹操様はウキウキ Watching あっちこっち許褚虎痴いいとも!

ウキウ◯WATCHING

こんな事を考え呼吸困難に陥った今日この頃。


この度は出産の意味でもめでたく転生致しました!山田でございます!さてさて言語が全く分からない私は一体どうすれば良いのか!簡単で御座います。努力チートをすれば良いのです!言葉が分からないなら、わかるようになればいいじゃない!英語は得意でしてな、それと同じ感じで学べばようございましょう!

 

 

 

 

 

 

 

「あらー可愛いわぁ。食べちゃいたいわぁ」

 

そう思っていた時期が、私にも御座いました。どうやら私の勘違いだったようでして赤ん坊の為聴力が弱く上手く聴き取れないだけだったようです。いやぁ、これはテヘペロですな!まぁ、リアル後漢末期ではなく恋姫世界ですので日本語じゃない方がおかしいのでしょうがね。

 

「ずっと見ていても飽きないわぁ...」

 

そして先程から私に愛を呟いているこの女性。この方がどうやら私の母親のようですな。父親は出稼ぎか何かで家には現在居ないようで私は見た事がございません。

 

いくら身体は赤ん坊でも精神は大人、やはり母親ではなく他人と見てしまって少し居心地が悪く、成長しても遠慮気味な関係になってしまうのでありましょうか...あ、母上!鼻毛が出ておりますぞ!わたくしが引っこ抜いてあげましょう!

 

「あーぶーだー」

 

「ん?なぁに?」

 

「だーだーどぅー」

 

「.....可愛いぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

 

駄目ですな、赤ん坊なのでうまく声が出せませぬ。

 

「もう!可愛すぎておでこにちゅーしちゃう!ちゅーー!」

 

今です!(孔明)

 

「ん?痛っ!痛たたたたたたた!ふぎゃ!」

 

ふう、取れました。...はっ!母親の鼻毛処理をする赤ん坊はもしかして私が人類初なのでは?にしてもこの鼻毛...太いですな...いや、私が小さいので大きく見えるだけですかな?

 

「もー、なにするの!悪い子にはお仕置きよ!こちょこちょ!」

 

「きゃっきゃっ」

 

実の所全然こそばゆくは無く鬱陶しいのですが笑わないと母上の機嫌が悪くなり最悪泣き出すので笑ってあげております。親と子がもう逆転してしまいましたな!流石私!

 

おっと、笑い疲れて眠たくなってしまいました。母上、すみませぬが先におやすみさせていただきます。

 

「だぁ...どぅ...」

 

「あら、笑い疲れちゃったのかしら?ふふふ。おやすみなさい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで八年程月日が流れました。

私は八つになり、家の畑仕事などを手伝うようになりました。

この八年間、父親の姿は見ていない為亡くなっているのではないかと思うております。そしてこの話題には触れないようにしております。

 

成長して流暢に喋れるようになりましたので村の皆様とよくコミュニケーションをとっております。周りから見たら小さな子供が辿々しい言葉で喋るのできっと微笑ましく思っている事でしょう。おや、あそこにいるのは向かいの家の龐徳おば様はありませぬか!早速おしゃべりですぞ!

 

「おば様、今日もいい天気で顔の皺がよく見えますな!」

 

「ははは、その距離では皺はよく見えないでしょう?もっと近くに寄りなさいな」

 

「....戦略的撤退!」タタッ

 

「こらっ!待てっ!逃すかっ!そしていつも言っているが私はおば様という年齢でもないぞ!まだ25だ!」

 

「またまたおば様、最近小皺が目立っておりますよ?夜更かしでもしたので御座いましょう?お肌の敵ですぞ?ん?これは少し老けてみられても仕方がありませんなぁ?」

 

「うっ(図星)...待てやこのクソ餓鬼ぃぃぃぃぃぃ!!」

 

「私はクソ餓鬼などではございまぬ。謙虚で誠実な男の子でございます。そこの所、よろしくお願いしますよ?」

 

「ほざけぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

「はっはっはっ、毎日の畑仕事で鍛えられたこの足に追いつけるはずがありますまい。では!」

 

いやぁ、今日も長閑ですな。

 

 




恋姫要素はまだ待っとくれい...


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学問?何のことやら

シリアスな恋姫なんか、私には書けないんだな...と、思ったこの頃。んでもって知識がない。
三国志の勉強しなきゃ(使命感)


やぁやぁ皆様どうもどうも。

ひょんなことから恋姫世界に転生した山田と申します。

私は只今...

 

「ねぇ、塾に興味はない?」

 

「ブフォ」

 

「???」

 

なんか勧誘されておりまする。

 

彼女は龐徳おば様の妹である司馬徽姉様、龐徳おば様からは酔狂と呼ばれております。いくら短気で口が悪いからといって実の妹の事を酔狂などと...龐徳おば様の方がよっぽど酔狂だと私は思いますな!

 

「こっ、こいつに学問とか...あははっ!...無理だろっ...ぶふっ...こ、こいつ文字すら読めないぜっへへ」

 

腹を抱えて笑い転げる龐徳おば様...ぶん殴りてぇ...おおっと私とした事が口が悪くなってしまいました。反省反省。

 

「失礼ですな、私も頑張れば文字くらい...」

 

漢文程度、本気を出せば余裕にございます。多分。

 

「ほう?読めるのか?」

 

そう言って懐から何かの本を取り出し私に見せる。

.........題名すら読めませぬ。

 

「...無理にございます」

 

「ほらな?ってか水鏡、お前男苦手だろ。なんで最初に誘ったのがこいつなんだよ」

 

おや?司馬徽姐様は男性が苦手で?

 

「禰衡君は大丈夫なんです。文字はこっちで教えるから心配ありませんよ姐さん」

 

この二人本当は血繋がってないのでは?

おおっと、そういえば皆様には話しておりませんでしたな。

私、姓を禰、名を衡、字は正平と申します。真名はまだ母上にいただいておりませぬ。10歳になったらいただけるそうで...後2年。楽しみに待つ事にいたしましょう。

 

「禰衡君、どうかしら?」

 

うむむ、めんどくさそうですなぁ...よし、適当な理由をつけて断る事にいたしましょう。

 

「しかし、母上の許可を「それならもう取りましたよ」...」

 

くっ、根回しが既に。

 

「ですが私は文字すら読め「私が一から教えるので心配いりません」...」

 

くっ、司馬徽姉様優しい。

 

「私にも準備というものが「今、あなたのお母さんが荷物を纏めてくれています」...」

 

くっ、有能な母上。

 

「母上を一人残していく訳には「それなら俺が面倒見てやるから心配すんなよ」...龐徳おば様は反対派では?」

 

「別に反対はしてないぜ?文字が読めない事で水鏡に迷惑をかけないか心配しただけだ。因みに私は賛成派だ」

 

なん...だと...しかし、彼女は龐徳おば様なのです。絶対に何か黒い理由があるはずにございます!

 

「そのこころは?」

 

「お前が不思議で面白いやつだからだ」

 

..........???

 

「...それだけにございますか?」

 

「ああ、それだけだ」

 

「えぇ...」

 

なんか...馬鹿らしくなってきましたな。

 

(姐さんったら...素直じゃないんだから。正直に将来が楽しみって言ってしまえばいいのに)

 

「それじゃ、村の人達にお別れの挨拶でもしてこい!」

 

「はぁ...分かりました」

 

成る程、逃げ道など最初から...ん?

 

「お別れ、にございますか?」

 

「ああ、水鏡が買った塾になるボロ屋はここから遠い山ん中だ。暫くは村に帰って来られないだろうからな」

 

「ま、誠にございますか?」

 

「ああ、誠だとも」

 

先程から驚く事ばかりで整理が出来ておりませぬ。分かっている事は私が塾に行く事は決定事項だと言う事...ここは散歩をしながら村の皆様にお別れを言いつつじっくりと整理するべきですな。

 

「村の皆様にお別れを言って参ります」

 

「ああ」

 

「では、失礼致します」

 

そう言って禰衡はトボトボと外へ出て行った。

 

「..................」

 

「姐さん、もう我慢しなくていいわよ」

 

司馬徽がそういうと

 

「かっはぁ!(吐血)」

 

龐徳が吐血をした。いや、吐血をしたように見えるほど悶え苦しんでいた。

 

「」

 

「よく耐えたわね姐さん」

 

「...やだ」

 

「?」

 

「やだやだやだやだやだやだやっぱりやだぁ!!禰衡と会えなくなるのやだぁ!ずっと一緒にいるぅ!私が一生養うぅ!」ジタバタ

 

.....誰だこいつ。

 

幼児退行を起こした龐徳。

そう、彼女は禰衡が大好きであった。

龐徳は体を放り出し駄々をこねた。

 

「はぁ...姐さん。みっともないですよ?気持ちはわかりますが」

 

「なぁ!お前だって見ただろ!?トボトボと村のみんなにお別れを言いに行く禰衡を!あれを見て苦しむなっていうのか!無理だぁぁぁぁぁ!!」ジタバタジタバタ

 

「姐さんもいいじゃないかと言ってくれたではありませんか。禰衡君の才は眼を見張るものが有ると」

 

「確かに言ったけどぉ!小さいのにあんなに人を煽れるんだぞ?凄いじゃないか!あれは素晴らしい才能だ!」

 

「そんなに凄いの?」

 

「ああ、私は何度も煽られた事がある!罵られた事もあった!」

 

「姐さんよく怒らなかったわね」

 

「何を怒るのだ?禰衡の煽りや罵倒だぞ?ご褒美じゃないか!」

 

「.....確かに」

 

もう駄目だなこの姉妹。

 

「その禰衡に会えなくなるんだぞ?やだやだやだやだやだやだやだ!」

 

先程とはまるで別人のように駄々をこねる龐徳に司馬徽は困った。しかし流石水鏡先生というべきか、この状況を一瞬で解決する事が出来る神の一手が頭に浮かんだ。

 

「姐さん、耳を貸してくれないかしら」

 

「なんだよ水鏡!いいよなお前はこれから毎日禰衡と会えるんだか「姐さんも私の塾で教師として働かない?」ら...え?」

 

「「.........」」

 

見つめ合う二人は暫しの沈黙の後

 

ガシッ

 

握手を交わした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ま、ボロ屋を直さないといけないから教師として来れるのは半年後くらいかしらね?それまでは私と禰衡君は二人きりで塾を建て直すのよ...ふふふ。そう、見放題なのよ...何もかも...。

 




すみません皆さん。龐徳って龐徳公の事なんです、勘違いさせてしまったら申し訳ないです。
お詫びに笮融を部下につけます。可愛がってあげて下さい。


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え?嫁は誰かと?愚問!そんなもの、全員に決まっておりますぞ!

遅れちまった...すまねぇ...

郝昭がハーメルンを通してくれなかったんだ...

流石ディフェンスに定評のある郝昭!

はいすいません忙しかっただけですはい。

そしてやっと恋姫要素が出せるんじゃ...。


やぁやぁ皆様どうもどうも。

司馬徽姉様の塾に行く事になってしまった山田にございまする。学問が学べて嬉しさ半分、不安が半分と言った所にございましょうか...。

え?学問が学べるが身につくか不安?確かに私は違う時代の人間ですので難しくはあるでしょう。ですが不安ではありません。

たかが恋姫世界でございましょう!リアル戦争に比べれば御粗末なものです!容易く様々な本を読破し素晴らしい軍師にでもなってみせますぞ!まだ文字は読めませぬが、目指せ!中国の毛利元就!

でも個人的に尼子経久派だったり...おっと、話が逸れてしまいましたな。

ええっと...ああ、不安要素の話でしたな!不安の理由はですな、ほら、私は村の皆様から慕われているでございましょう?子供達からも人気でしてな!私が居なくなると皆様寂しい思いをする事でしょう...え?それだけかって?ええ、それだけでございます。

 

 

 

さてさて、皆様にお別れの挨拶をせねば。

 

おやおや、あそこで本を読んでいるのは荀彧殿ではございませぬか!

 

「荀彧殿!」

 

「ん?禰衡じゃない。どうしたのよ?」

 

「荀彧殿、実はお話がございましてな...」

 

「?何よ、そんな改まって。あんたらしく無いわね。あ、あと...そ、その...私の事は桂花って呼びなさいって何度も言っているじゃない!人の言葉が分からないわけ?この女たらし!全く、これだから男って...」

 

何故罵られなければならないのでしょう...。ああ、彼女の名前は荀彧殿。ならず者に襲われていた所を私が投石でならず者を倒し、華麗に救助いたしました。所で...明るい茶髪、真ん中で別れウェーブしている髪...猫耳フードはありませぬがそのトゲのある性格...人違いだと...いいなぁ...。いや、コネが出来たと喜ぶべきなのでしょうか...。

 

「で、ですね荀彧殿」

 

「...はぁ、なによ?私今本読んでるんだけど?」

 

「実は私、水鏡殿の塾に通う事になりまして...」

 

「ふ、ふぅーん。で?あんたが学問をしようが私には関係ないんだけど?でもどうしてもって言うなら私が分からない所を教えてあげてもいいわよ?」ソワソワ

 

それ以前にまず文字が分かりませぬ。

 

「いえ、塾が遠いので泊まり込みになり暫く会えない事になるかと...」

 

「へー...え"?」

 

「おや?如何いたしましたかな?まるで荀彧殿の仕える主君が皇帝にならないと言った時の様な顔をして」

 

「ちょっと!今なんて言ったの!」

 

「おや?いかがいたしましたかな?まるで「その前!」...その前?」

 

「ああ!塾が遠く、泊まり込みなので暫く会えないと...」

 

どれくらい通うのかは知りませぬが。

 

「カッハッ!ガッ!」

 

うわっ、唾飛んできた!汚ねぇ!...ゴホン、これがご褒美か...いやぁ、人間にも様々な方がいらっしゃいますな、ははは。

 

「だ、大丈夫でございますか!?まるで荀彧殿が仕える主君から空の容器を送られてその意味がお前は用無しだという意味だと汲み取り毒を飲んだようなお顔でございますぞ!」

 

「ゲホッゴホッ...さっきからその例えはなんなのよ!意味わかんない!....ハァハァ...ね、ねぇ。う、嘘よね?何時もみたいに私をからってるんでしょ?そう言ってよ!ねぇ!」

 

「ところがぎっちょん!嘘ではございませぬ。なぁに、これでお別れという事ではありませぬ。暫く会えないだけにございます」

 

「...どれくらいなの?」

 

あっ、そういえばどれ程か聞いておりませんでした。

 

「さぁ?私も聞いていないもので...」

 

「ふ、ふん!ま、まぁ、精々頑張りなさいよ...」

 

「はは、容易く荀彧殿を追い越して見せましょう!まぁ、荀彧殿はまず私の身長を追い越す事に力を注がねばなりませぬな!あっはっはっ!」

 

「あんたが高すぎるだけよ...」

 

私は確かに高い方ですが、荀彧殿が小さ過ぎるだけでは?と言うと落とし穴に嵌められるので声には出しませぬ。

 

「おや?所で、郭嘉殿は?」

 

「え?凛?確か子供達と遊んでたわよ。確かあっちの方で」

 

私達も子供なのですが...。荀彧殿は凄いですなぁ...こう...そう!まるで見た目は子供!頭脳は大人でごさいます!

 

「成る程、ありがとうございます。それでは郭嘉度にもこの事をお伝えせねばなりませぬのでこれにて失礼」

 

「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!凛には後で伝えて置くから...その...この本についてちょっと教えて欲しい所があるんだけど」

 

「おお、ありがとうございまする。で、どのような?」

 

「ここの、私は荒縄で縛られ、彼の雄々しい肉ぼ「ちょ、ちょっと失礼?」ん?何よ」

 

お、落ち着け、coolになるのです。

 

「その本は一体何処から?」

 

「これ?お母様が楽しそうに読んでいたからこっそり持ってきたのだけど...まるで意味が分からないから教えて貰おうと思って。あんた物知りだし」

 

荀彧殿のお母様ぁぁぁぁぁぁぁ!もっとバレない所に隠して!

え?荀彧殿相手じゃどんな所に隠してもバレるって?否定は致しませぬけれどもぉぉぉぉ!

 

「........」

 

「なに?もしかして分かんないわけ?まぁ、普通分かんないわよね...なんでこの主人公は縄で縛られて喜んでいる訳?何かの伏線?いや...そんな...」ブツブツ

 

それは未来の荀彧殿では...よし!ここはすっとぼけてしまうのが上策にございます...え?無知シチュ?駄目にござりまする!いくら性欲が溜まろうといずれやってくる北郷一刀殿の為に荀彧殿の初めては阻止せねば...あ、先に曹操殿に奪われてしまいますな...。

 

「う、うーむ。すみませんがまるでわかりませぬ...あ!それでは龐徳おば様に聞いてみるのはいかがでしょうか!この辺りでは一番な物知りですぞ?」

 

龐徳おば様!すみませぬ!くっ、罪悪感が...無いですぞ!?ふっしぎー!

 

「あ、確かに...じゃあ後で聞いてみようかしら」

 

ふぅ、これで良し。

 

「それが良うございます!それでは、私はこれで...」

 

「あ、まだ...行っちゃった。というか、勝手に持ち出したんだから聞いたら怒られるじゃない...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が頑なに真名を受け取ろうとしないのには理由がございます。まだ自分の真名がないという事もありますが...皆様、私の目的を覚えておいででしょうか?憶えていないのであればダチョウ並みの脳味噌だなと嘲笑わせていただきまする。

目的、それは死亡などの回避、または北郷一刀の魏ルートエンド阻止でございます。呉の方々を助け、北郷一刀を魏へ行かせない事、いかせてしまってもどうにか赤壁の火計を成功させる事。これが目的にございます。

では皆様、魏での北郷一刀の最期を知っていますでしょうか。北郷一刀は最期、消えてしまいまする。原因は歴史を変えてしまった為。

 

なんとこの世界では歴史を変えると消えてしまうのです!

 

そう、北郷一刀は三国志の流れを変えてしまい、消えました。

では、私がこの恋姫†無双の流れを変えてしまうと一体どうなるのでしょうか。多分、消えてしまうと予想しております。まぁ、あくまでも予想、可能性があるだけでございますが...。

もしも荀彧殿の真名を受け取り、仲良くなったといたしましょう。それでは、お別れが辛くなってしまいまする。

ですので私は原作の方々とは絶対に真名を交わさない、受け取らないを貫きまする。愛する嫁達をを悲しませない為にも!というかむしろ嫌われねば!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、最近ちょっと荀彧殿が原作のツンツンではなくちょっと柔らかくなっているような...もしも同姓同名の別の荀彧とかいうオチではござりませぬよね?

 

 

「アイタァ!」

 

「今、他の女性の事を考えましたね?」

 

「いや、ちょ、郭嘉殿!そのような事はいでぇ!」

 

彼女の名前は郭嘉殿。キツイ目に顔の輪郭をなぞるように伸びている髪、眼鏡はしておりませぬがほぼほぼ確実に原作郭嘉にございましょう...鼻血をまだ見た事がございませぬので何とも言えませぬが。

 

「暫く居なくなるのでしたらその...沢山構ってください!」

 

なにこの子可愛い。

 

「そのような事でしたらお安い御用にございまする」

 

「あっ...えへへ...」

 

ふむ、鼻血が出ない...そうですな!この広い中国で原作キャラに合う方が難しいのでしたな!あっはっはっ!よーし!撫でくりまわしてやりますぞぉ!

 

 

この後めちゃくちゃ撫で撫でした。

 

 

 

 

 




3000字超えたから...いいよね...。

ツンツン荀彧も好きですが、デレデレ荀彧も好きです。


荀と濡れてしまった荀彧ちゃんを彧彧させてあげたいです。


誰かー!僕に時間とモチベと文才と知識とお金を下さーい!(欲張り)


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発破をかけましょうか!

おっとぉ、もう一年が...早いなぁ。


とある少年が今、故郷を旅立とうとしていた。

 

「それでは皆様、行って参ります」

 

どうも皆様、山田で御座います。

この度私は村を出る事になってしまいました。

この村で学んだ事を、私は忘れるまで忘れませぬ!

朝から晩まで鍬を振るった事。合間の時間に子供達と遊んだ事。龐徳おば様と追いかけっこした事。ああ、剣を学んだ事もありましたなぁ。才能があるぞ!と言われましたが実感がないのでなんとも...。

次に学ぶのは文ですのでそっちの方も才能があると...いいなぁ...。

 

「いってらっしゃーい!」「またねー!」「立派になって帰って来いよー!」「また一緒にお出かけしようねー!」「いくよ?せーのー!」

 

『でいこーにいちゃん!』

 

「おや?ちびっ子達?」

 

すると一人の男の子がこちらへ走ってくる。

おや?あれは戯志才君ですな。郭嘉殿の親戚の子で、よく肩車をねだる子です。

 

「どうしました戯志才君。そういえば郭嘉殿達は?先程から姿が見えませぬが...」

 

「郭嘉ねーちゃんは荀彧ねーちゃんとどっかに行ったよ」

 

「そうですか」

 

そうっ!嫌われれば見送りに来るはずがない!勝った!この為に私は心を鬼にして真名を絶対に言わなかった!ついに私は嫌われる事が出来たのだ!ふはは!...いや、待てよ?真名を呼ばないだけで嫌われるとは考え難い。他に何か理由があるはずだ。荀彧殿は男嫌いで十分な理由だが、郭嘉殿は一体?むむむ。

 

「でね!でね!...はいっ!」

 

「これは?」

 

「ぼくたちで作ったお守り!あげる!」

 

そう渡されたのは動物の骨と赤の紐を編んで作られた結び飾り。

 

「...これはこれは見事な結び飾り。有り難く頂戴いたします」

 

「えへへ」

 

懐に大事にしまっておきましょう。もしかしたらこいつが無けりゃ死んでたぜ...的な事になるやも知れませぬ。

さてと、最後にきちんと好感度を下げておかねば。本編にキャラとして出ては居ないがもしかしたら...もしかしたら関わるキャラかも知れませぬ。保険はかけておいて損はない故。

 

 

 

 

「皆様方!」

 

少年は大きく声を張り上げた。子供とは思えぬ程大きな声を。そして、一人の少女を見た。少しキツめの目をしており、カウボーイハットを被っている小さな少女を。

 

「私は司馬徽姉様の下で立派な男になって見せます!そして!立派になって帰ってきた時は!」

 

スタスタとその少女へと向かい、少年は膝をついた。そして、スッと右手を差し出した。

 

「うわわ。な、なにさ」

 

「徐庶、結婚しよう」

 

徐庶と呼ばれた少女の頬はみるみるうちに赤くなり、身体から発される熱を逃すようにバタバタと手を振る。

 

「えっ///そっ、そんな!こんな皆んなが見てる前で!桂花達にも悪いし...。でも...君がどうしてもって言うなら...僕は...いいよ?」

 

うるうるとした瞳で少年を見る。忙しなく動いていた手はもう動いておらず少年の手を取っている。少年はその手を握ると立ち上がった。少女はゆっくりと、立ち上がった少年の顔へ自らの顔を近付けていく。そして、少年は口を開いた。ああ、この開いた口を塞がないと...。

 

「冗談にございます」

 

「..........えっ?」

 

「ですから、冗談でございます」

 

ドッキリ大成功!乙女心を弄ぶと言うのは心苦しいのですが、これも嫌われる為でございます。

徐庶元直、恋姫では名前は出るもののキャラとしては出ず、きっと本筋と関わる事は無いでしょうが、無いとは言い切れない。故に、嫌っていただきますぞ。

 

「.........殺す」

 

おんやぁ?その様な木刀で何を...って危ねぇ!急に斬りかかって来ましたな。ま、この様なとろとろとした木刀などには当たりませぬがね!龐徳おば様の投石より遅い遅い!速さが足りませぬなぁ!

 

「ハハハハッ!当たりませぬなぁ?」ヒョイヒョイ

 

「くっ...仕方ないだろう!僕の才能じゃ...この程度が限界なんだ...やっぱり僕に武は無理なんだ」

 

うっ、少しやり過ぎてしまいましたな。徐庶殿は少々ネガティブで、直ぐ自己嫌悪に陥ってしまいます。徐庶殿には剣の腕を鍛えて貰わねば。もしかしたら魏√か蜀√なら関わるかも知れませぬし、何かの役に立つやも知れませぬし...少し、発破をかけてあげましょう。

 

ガシッ

 

「ひゅっ!?」

 

「徐庶殿」

 

人と話す時は目線を合わせて...ちょっとこの中腰キツいな...我慢我慢。

 

「うわわ///.....!?どうしたんだい。そんな真剣な顔をして、君らしくもない」

 

「徐庶殿、これから世の中はガラリと変わりまする。賊が蔓延り、天は墜ち、皆様がバラバラになる時が来るでしょう」

 

「い、一体何を言って...」

 

「その時に、その様な剣技では仲間を繋ぎ止める事など出来ませぬ。ましてや、自分を守る事すら出来ませぬ。徐庶殿、貴女の夢はなんでしたかな?」

 

「...皆んなを...護る事」

 

「ならば今よりもっと努力なされよ。才能が無い?その様な事はありませぬ。私が保証しましょう。貴女は...強くなれる!」

 

「僕は...強くなれる?」

 

「ええ。そうですなぁ...次に私が村に戻ってきた時に手合わせをしましょうぞ!まず私を倒す事、これを目標に致しましょう。まぁ、負ける気は御座いませぬがな!」

 

「禰衡を...目標に...うん!夢の第一歩として、まずは君を倒す!」

 

「うむ、その意気ですぞ!」

 

ふぅ、徐庶殿はとても純粋で素直です。立ち直るのも早い。

これは扱い易い。

 

「だからこれからは...君を想って修行をするよ!これが一番強くなれると思うから...///。そ、そしてっ!君を倒したら僕と!けっ、けけけけっけっここここ」

 

鶏ですかな?さて、更に好感度を下げるとしましょうか。

 

「ええ。更に、兵法書を読んでいると言いながら艶本を読んでいる時間を修行する時間に変えれば、もっと強くなると思いますな」

 

「...えっ?」

 

「おや?バレていないとお思いで?まだまだに御座いますなぁ!」

 

「...ぶち殺すぅ!」

 

いやぁ、流石に艶本を机に置きっぱなしで寝落ちされては...徐庶殿お母様からも相談されましたし。ってうおっ!だから木刀危ねぇ!ですが落ち着いて見れば避ける事は容易い。

 

「あっはっはっ!この村に帰る時が楽しみですなぁ!」ヒョイヒョイ

 

さて、そろそろ反撃を...デコピンでよろしいですかな。

 

「死ねぇぇぇぇぇ!あうっ!」

 

「この徐庶殿がどれだけ強くなるか楽しみですな。さて、司馬徽姐様を待たせているのでそろそろお別れを。それでは皆様!行ってまいります!」

 

『行ってらっしゃーい!』

 

 

「君より強くなって見せるからなー!」

 

 

 

 

 

 

そういえば、荀彧殿と郭嘉殿は...何処へ行ってしまったのでしょうか。

まぁ、あの二人なら大丈夫でしょう。

あの村とは一時期お別れですか。寂しいものですなぁ。

 

「あら、禰衡君。お別れは終わったのね。では、行きましょうか」

 

さて、そんなしんみりとした空気で居続けるわけにはいきませぬ!私には目標がある!気持ちを切り替えて。いざっ!新天地へ!

 

 

 

 

「あっ、荷台忘れた」

 

「司馬徽姉様ェ...」

 

 

 




徐庶ちゃん覚醒ワンチャン?
禰衡は武力30くらい。大人の文官程度なら勝てる。


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