なんだこの世界……まるで意味がわからんぞ (すつぬ)
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艦これの世界?はっはっは!冗談きついぜ……

恐らくその場の勢いで2、3話作るだけで途絶えるでしょう


「はっはっは!……なんだこれ?」

 

朝の新聞の表紙には『またも深海棲艦出没!艦娘が見事阻止!』という見出し。艦娘?深海棲艦?馬鹿言え!俺の住んでる日本はそんな殺伐戦士ガンダムみたいな面白おかしいファンタジー要素なんてないぞ!てかあったら俺が死ぬぞ!すぐ死ぬぞ!ほら死んだ!……いや死んでねぇーよ!

 

「……何やってんだ俺」

 

頭の中に問い返す俺。まぁー無論、その言葉に声をかけられるわけ

 

『転生したのじゃよ』

 

「……なんか聞こえたんですけど」

 

嘘?あたしとうとう難聴になっちゃった?いやいやそんなバナナマン日村なことがあってたまりますってんかい。

 

『難聴じゃないよー』

 

「そうかそうか……ふんっ!」

 

俺は目の前のテーブルに頭をぶつける。ふむ。ヒリヒリと頭を冷やして………

 

「……いってぇぇ……」

 

親が仕事行っててよかった……今の光景、完全にチンパンジーの自虐披露だもんな……

 

『お前は、前世……前の世界で死んだのじゃよ。眠るようにな』

 

「まてまてまて……仮にそうだとして、なんで俺はこうして……あっ、転生って言ってたな…てかは?どこに転生したの?」

 

『艦これの世界じゃよ』

 

「艦これ?あ!なにこれ艦これまじ運ゲー!って奴か?」

 

『そんなフレーズは知らん!ってかお主、あまり驚かないんだな?』

 

「いや?驚いてるよ?バリバリバリ子さん並みに驚いてるよ?アソパソマソの顔面ポーンだよ?」

 

『何言ってんだお前』

 

「……あ、思い出した。艦これって、提督って人が指示するんだろ?で、艦の擬人化した可愛いおにゃにょ子達が艦娘って捉えでオーケー?」

 

『OK!』

 

「なんでそんな声のぶといんですかねぇ…っても、艦これの世界に転生したからって、俺がその提督?ってやつじゃねぇーし、心配することは」

 

『提督じゃよ』

 

「はい?」

 

『だから、提督じゃよ?』

 

「ごめん。説明プリーズ」

 

『転生特典じゃ』

 

「何それ、まるでアニメの主人公みたいだな」

 

『まぁーそんなようなものだ』

 

「いや適当すぎん?でも提督っても、俺提督服?って言うのか?そんなもの持ってないぞ?」

 

『それは要らないようこちらが調整した。ラフな格好の方がお主もやる気が出るだろ?』

 

「提督っていう職業がめんどくさいから全然やる気が出ないんだけど」

 

『女の子とキャッキャウフフなこと沢山できるのじゃぞ?』

 

「よし行こう。すぐ行こう。」

 

『単純って言われない?』

 

「うるせぇ。早く行くぞ」

 

っと、勢いだけで飛び出して、頭の中に響く声を頼りに進んでいくと…

 

「ここがその、鎮守府って奴か?」

 

『そうじゃな。まぁー入るといいぞ』

 

「え?でも勝手に入っていいのか?」

 

『いいも悪いも、お主はここの提督じゃぞ?』

 

「それもそうかwお邪魔しましたー」

 

『なんかどっからかコンビニの入店音が聞こえてきそうじゃな』

 

そうして俺達(?)は、施設の中に入った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

吹雪「今日………ですか」

 

新しい提督がこの鎮守府にやってくる。それを聞いた瞬間、私達はまたあのような仕打ちを受けるのかとビクビクしていました。いや、今でももしかしたら体はふるえ、怯えてるんでしょうね……

 

吹雪「そろそろ……ですね……」

 

時計を見て、そろそろ時間を確認する。震えた体を頬を叩いて収まらせて、廊下を歩き出す。途中、長門さんと会いました。

 

長門「吹雪?……っ……そうか……今日か……」

 

吹雪「……はい」

 

長門「………また、頑張ろう」

 

長門さんはそう小さく言葉を発し、歩いていきました。

 

吹雪「………」

 

私は……怖い。またぶたれる……また蹴られる……また毎日のように怒声が響くのかと……それを考えるだけで震えが止まらない……ふと、前を見てみると、窓の外をじっと見つめてる、夕立さんと時雨さんを見かけました。

 

吹雪「……どうしたの?」

 

時雨「吹雪かい?……あれを見てくれないか?」

 

吹雪「あれ……?」

 

っと、窓の外に指を向けた。私はその方向を見る。そこには、1人の青年がいた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんもねぇーなここ!」

 

現在俺は、敷地に入って少し歩いたところにあったグラウンドのベンチに座ってる

 

『お前の目は節穴か。グラウンドがあるじゃろ。後ろにも建物があるじゃろ?』

 

「それ以外なんもねぇーじゃん!一応軍施設みたいなもんなんだろ?なのに機銃とかそんな類が一切ない……なんだこれぇぇ!」

 

『騒ぐな……しかし妙だな』

 

「妙って?」

 

『艦娘人っ子一人歩いておらぬ……』

 

「ん?あーそうだな。ここがお前の言う鎮守府って言うなら、艦娘がそこら辺をお散歩ランラランしても不思議には思わねぇ。むしろ居た方が提督事務室ってどこかな?って聞けたから楽なんだけどな」

 

『……もしかしたら、ブラックだったのかもしれんのう』

 

「ブラック?」

 

『ブラック鎮守府。お主の言うところの、ブラック企業といえばわかるかの?』

 

「……胸くそ悪くなってきた。一様聞くが、ブラック鎮守府だと何があるんだ?」

 

『性的暴行、まともな食事が出されない。外出禁止、酷使、休み無し……暴力……まぁー色々あるな』

 

「………」

 

『この世界の提督っていうのは、艦娘は兵器であり、道具だと思うのじゃ。見た目が女の子だからって、兵器には変わりない。と思うのが一般論らしい……お……主……!?』

 

「くだらねぇ……殺すぞ…」

 

『(な、なんじゃ……?急に雰囲気が……それに目の色……こやつ先程まで黒じゃなかった?なぜ……青眼になっておる?)』

 

「………ま、イラついてもしゃーねぇーかw今は現状を何とかするしかねぇーなw」

 

『そ、そうじゃな。』

 

「?どうかしたか?」

 

『いや……なんでもない(さっきのは…一体……)』

 

「そうか?……ん!?第一村人発見!」

 

遠くの方から女の子が1人歩いてきてくれてる。

 

???「あ、あの…」

 

「はい!どうしましたか?」キラキラ

 

???「えっ……えと……」

 

「うん!」キラキラ

 

『お主。気持ち悪いぞ』

 

「……それもそうか……こんな訳分からんやつに元気よく返事されたら気持ち悪いもんな……あぁ、悪い。ここに入って初めての人だったからねwテンションがバグってた。それで?君の名前は?」

 

???「……鈴谷」

 

「鈴谷?なんか普通だねw俺は……まぁーここに着任した提督って奴か?そう呼んでくれw」

 

鈴谷「っっ!」

 

「ところで鈴谷さん?俺ね、提督事務室って所でなんか手続きしなきゃ行けないんよ。それで…良かったら案内して欲しいかなぁ……なんて」

 

鈴谷「………こちらです。ついてきてください」

 

「おっ!案内してくれるのか?サンキューな!」

 

鈴谷「………」

 

 

 

 

そうして、廊下を歩いてる中。

 

『気おつけておけよ』

 

(あん?何でだよ?)

 

『お主が提督という言葉を発した時、鈴谷の顔が引きつっておったからな……』

 

(………分かった。)

 

『うむ』

 

鈴谷「ここが……提督事務室です」

 

「へぇー……ここが……サンキューな。わざわざ案内してもらって」

 

鈴谷「いえ……」

 

「さてっと……って……うわぁぁ……」

 

俺は扉を開ける。中はなんかこう、目が痛い。キラキラとあらゆるものが光ってる。これ…ソファーだよな?なんかキラキラしてて無駄に高そう……こんなのはニトリの3万ぐらいのソファーでいいんだよ!はぁー……たく

 

「あの、鈴谷さーん」

 

鈴谷「っ!……はい」

 

「ちょいちょい」

 

俺が手招きをする。鈴谷は、渋々と言った感じで部屋に入る。

 

「ちょっと待ってね」

 

っと、俺はガサゴソガサゴソとして……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴谷(………あぁ……私また……されるのかなぁ……今回の人は乱暴じゃなければいいなぁ…)

 

そんな願い叶わないのにね……どうせ激しく犯されるだけなんだから……

 

「はい!これ」

 

鈴谷「……な、なにこれ?」

 

何故か、彼は私にゴミ袋みたいな物を渡してきた……はっ!死なないのをいい事にこの中に入って……

 

「?なぜに入ろうとしてるの?」

 

鈴谷「えっ?あ…いや……」

 

違うの?中に入って酸素のない中私を犯そうとしたんじゃないの?

 

「こうやって、広げて持ってるだけでいいからwね?」

 

そう言って再度彼は私に袋を持たせてきた。わけも分からないまま私は袋を持ってると

 

「はいこれいらない」ポイ

 

鈴谷「あっ」

 

彼は、ぽいぽい私が持ってる袋に捨てていく。高そう……いえ、高い物を全て袋の中に入れると、部屋は何も無い状態になる……悪趣味のソファーとテーブル、椅子を除けば……

 

鈴谷「あ、あの……提督?」

 

「んー?」

 

鈴谷「……これは?」

 

私は、手に持った袋を上げて彼に訪ねると

 

「あーそれ?w全部売るよ?w」

 

鈴谷「なっ!?で!でも!」

 

「こんなのに金をかけるぐらいならもっといい使い方があるからねwっと」

 

彼は引き出しをあける

 

「……」

 

彼の手に持ってたもの……それは

 

鈴谷「っ……」

 

分かってたわよ。何かおかしいと思った……そうよね。結局そういうことよね……

 

私は、スカートをたくしあげた

 

「うわっちょ!?何してんの!?」

 

何故か彼は……目を背けた…

 

鈴谷「なぜって……その手に持ってるのを私に使うつもりで………?」

 

そう私が発した瞬間、空気が少し変わった……すると目の前の彼は

 

「……」

 

そのオモチャを振り上げると

 

バキッ!

 

鈴谷「!?」

 

地面に叩きつけ、足で踏み潰し……完全に壊した

 

「もう……そんなことはさせない」

 

鈴谷「えっ……あっ……」

 

彼は私に、悲しいような、すごく切なそうな目線をこちらに向けていた。そのせいで、私の口からは素っ頓狂な声が溢れる。そんな私をよそに、彼は言葉を繋げた

 

「……辛かったね……苦しかったよね……俺にその気持ちがわからない……けどさ。俺がここに着任した以上……君や、君以外の子に絶対悲しい思いをさせない……俺が……この腐った世界を変えてやる」

 

鈴谷「あっ……あぁ……」

 

私達のことを本気で思ってくれる人……そんな人いないととうに諦めてた……でも……

 

「……こんな未熟者な俺でも……みんなを守れるかな?w」

 

優しい目……そんな目をされたら……

 

鈴谷「うっ……うぅ……」

 

「……泣いていいよ……俺はそれを慰めることしか……出来ないから……」ギュ

 

私を暖かい感触が包み込む…そのせいで……今までの気持ちが溢れ出て……気づいたら

 

鈴谷「あぁぁ!うわぁぁぁぁっ!!」ギュッ

 

今日あったばかりの……私達が嫌いな提督のことを抱きしめて……情けなく大声を上げて泣いていた。そんな私を彼は…優しく抱きしめながら、背中を撫でて落ち着かてせくれていた。

 

鈴谷「(あぁ……みんな……やっと……だよ……やっと)」ギュ

 

「おわっ!?ちょ!」

 

やっと…私たちの想いが……通じたよ……!

 

鈴谷「……ねぇー、提督?」

 

「な、何…かな?」

 

鈴谷「提督は…さ。私達のこと……見捨てない?」

 

「……見捨てるものか。必ず……守ってやる」

 

鈴谷「…………んっ♪」ギュッ

 

「ちょっ!?」

 

私は……大胆にも……彼の耳まで自分の口を近づけると

 

鈴谷「期待、してるからね♪」

 

そう言って、自分でも驚くほど緩んだ頬を彼にみせて、彼の……提督の後ろをピタリと張り付いていった♪

 

鈴谷(私達の………私の提督♪)




艦これってキャラムズい……もはやもう崩壊してるもんなぁ……よし。キャラ崩壊タグつけとこう。あとギャグ


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挨拶することになったんだけど話す事がまとまらねぇ!半ば強引に終わらせちゃえ!w

なんかお気に入りが6人いたんですけど……怖い(確信)


「………あの……」

 

鈴谷「?♪なーに?♪」

 

「あ……いや……なんもない」

 

鈴谷「そう?♪」

 

何故かこの子……鈴谷だっけか?俺から離れようとしないんだけど…用は終わったのでそそくさと帰るかと思ったのだが、俺が立って水を取りに行けばその後ろをちょこちょこと着いてきて、椅子に座れば、その椅子によっかかるように座る鈴谷……

 

『お主、好かれたのう』

 

(はぁー?こんな会って数十分でかぁ?)

 

『わしもそう思うが、よく見ろ。彼女の目を』

 

(はぁ?)チラ

 

俺は鈴谷に目線を向ける。視線に気づいた鈴谷はこちらに視線を向ける。俺の椅子によかかってるため、少し首を上にしなければ俺の顔を視認することは出来ない。しかし、視認した瞬間

 

鈴谷「……?なーに?♪」キラキラ

 

「………」

 

鈴谷「どうしたの?提督?♪♪」キラキラ

 

「あ、いや。すまない。ただ見てただけだ」

 

鈴谷「♪♪そうですか♪」キラキラ

 

「……………」

 

『……な?』

 

(おいこれどうすんだよ!!)

 

『知らんがな!!わしでも想定外じゃよ!!』

 

(俺だって想定外だわ!!てか外もくそもあるかぁぁ!そもそもこんなチョロインまじでアニメでしか見たことねぇーぞ!?)

『お主があのような大胆な行動するのが悪いのじゃろう!?反省しろ馬鹿者!!』

 

(何をー!?俺だってあん時は必死だったんだよ!!分かるかゴラァ!)

 

『分からぬはアホ!!』

 

「誰がアホじゃぁァ!!」

 

鈴谷「!?提督!?どうしたの!?」

 

やべ……ヒートアップしすぎて思わず叫んでしまった…てへぺろ☆

 

『可愛くない還れ』

 

(だまれじぃじぃコノヤロウ……)

 

っと、あわあわしてる鈴谷に訂正しとかなきゃな…

 

「悪い悪いw少し学生時代のことを思い出してたんだw心配させて悪いな?」ナデナデ

 

鈴谷「あっ……う、ううん……♪大丈夫…♪」

 

「そっか、ならよかったよ」ニコ

 

鈴谷「っ!………♪」ドキン

 

「?………(まぁーいいか)」

 

『女たらしだな。お主』

 

(自覚してないって恐ろしいな…)

 

『お前の事じゃよ?』

 

(はは……)

 

『笑って誤魔化さないでもらえる?』

 

(ハハッ☆)

 

『夢の国の住人はNG』

 

それから、この頭の中にいる爺さんと会話しながら書類を片付けていく。何故か鈴谷は俺から離れる事はせず、ずーっとその場にいた……そして、あらかた書類を終わり、次の課題を爺さんは提案してきた

 

(食堂で就任式だァ?)

 

『うむ。そこの鈴谷みたく、他の子がお主をよく思ってるとは限らないからのう。ある程度の自己紹介は必要じゃろうて。それに、皆に顔を知られてないのに提督は俺ですっ☆って堂々というつもりか?』

 

(……流石にそりゃ出来ねぇーな……鈴谷に聞いてみるか?)

 

『その方が良いじゃろう。彼女もまた、艦娘じゃ。彼女からの助言は今のワシらには有益な物になるじゃろう。』

 

「(それも……そうだな)鈴谷?」

 

鈴谷「なーに?♪」

 

「今からな、俺の就任式……って言うのか?まぁ一応は自己紹介をしたいんだけどさ……鈴谷はどう思う?」

 

っと、次の瞬間、鈴谷の雰囲気が真面目に変わる。おぉ……切り替えは早い子なんだな…

 

鈴谷「そうだねぇ…確かに提督は優しいし私達のことを思ってくれてるってさっきの出来事で知ったけど…それはあくまで私だけだからね……でも、自己紹介する分にはいいと思うよ。礼儀としてもね」

 

なんかすっごい褒めてくれる…やだあたし恥ずかしい…

 

『照れるな若造』

 

(うっせガングロじじぃ)

 

「そうだよな……ところで鈴谷?自己紹介と、同時に色々変えたいこともあるんだけど……それっていきなり発表しても大丈夫なのか?」

 

鈴谷「提督が変えたいと思えば変えてもいいんじゃないかな?そもそもここのルールを作るのは提督だけだからね……私らはそれに従うだけ…でも、あまりに酷いものだと陰で何か言われちゃうよ?」

 

「は、はは…そりゃ心に来るな……」

 

鈴谷「……やっぱり、提督は他の人とは違うんだね」

 

「?どうしてそう思うのかな?」

 

鈴谷「提督って生き物は、自分の戦果しか見てないから……あたしらはその戦果をあげる道具……そういう風に今まで生きてきたから……こうやって今はあたしだけだけど、艦娘に対して感情を入れて話してくれる人はいなかったから…」

 

「……例え、兵器であろうと、俺は艦娘を一人の人間としてみる」

 

鈴谷「え」

 

「兵器でも…見た目は女の子だ。心もちゃんとある。そんな子を兵器だ道具だと言えるほど、俺は人間やめちゃいない。それに、あの深海棲艦っていう化け物を倒せるのは唯一艦娘たちだけなんだ…そんな生きる英雄みたいな子達を蔑むような事は俺には出来ない。それよりかは、絆を築いて楽しく、仲良くした方がお互いプラスだと思うんだよね。鈴谷そう思わないか?」

 

ニコッと笑って鈴谷に聞き返してみる。鈴谷はと言うと

 

鈴谷「あっ……あぁ…///」

 

「……鈴谷さん?」

 

顔を真っ赤にしながらを口をパクパクして俺をじっとみてた

 

鈴谷「あたし……あたし……っ!」

 

「あの……大丈夫ーー!?」

 

俺の言葉を遮るように鈴谷は立ち上がると、俺の方に抱きついてきた

 

「えちょ!?何!?」

 

突然の事で混乱しているのにもかかわらず鈴谷は俺を抱きしめるのを辞めない……

 

鈴谷「提督♪提督ー♪」ムギュウ

 

うぉぉぉわァァァァァ!?それ以上はまずい!何がまずいかって?鈴谷の胸にある確かなボールが!ボールがァァ!俺のまな板にむぎゅりって!あぁぁぁぁ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「……満足……しましたか?」ゲッソリ

 

鈴谷「………ごめんなさい……///」

 

「いいって…気にしないで…ね?」

 

鈴谷「は……はい……///」

 

あれから5分ぐらいは抱きつかれてましたね。賢者タイムが発動するとは思わなんだ。

 

「ま、まぁ、鈴谷、食堂にて俺から挨拶をしに行くよ。えーとそうだな…15時には話したいかな?そこで、鈴谷には他の子達にその事を伝えてきてくれるかな?」

 

鈴谷「て、提督っ!そ、それって……!///」

 

「へ?何!?なんかまずいことでも」

 

鈴谷「あたしが提督の初めての命を受けれるってことですか!?///」

 

「………へ?あ…………うん。」

 

鈴谷「!!♪あたし!♪頑張るからね!♪♪」ダッダッダ

 

とてもキラキラした目をこちらに向けたあと、猛スピードで部屋から出ていった…そんな鈴谷に一言

 

「あの子、好きな子出来たらすぐバレるんだろうなぁ…」

 

『お主にバレてるものな…』

 

「まったく…今までどんなやつにあってきたらあそこまでチョロインになるんだよ…」

 

『そりゃー提督って生き物は、あの鈴谷が言うように戦果しか見てないからのう。酷使するのは当たり前だと思ってるからして、お主のように相手のメンタルも気にして話すような奴は滅多な限り居ないのじゃよ』

 

「なんか提督が悪党に見えてきた」

 

『大丈夫じゃ。既にそういう掲示板は存在するからのう』

 

「するのかよ……」

 

 

 

っと、時間まで爺さんと話していたら、既に時間が来ており俺は急いで食堂に向かう。俺が食堂の中に入ると、そこには、数十人位の艦娘が待機していた……いやほんと……遅れてすんません…

 

「すんません!!遅れましたァァァ!」

 

っと叫びながらステージのような所にかける。

 

「はぁ…はぁ…うっぷ…やべ……いきなり走って吐き気が……あと人の量に……限界かも……」

 

『お主、人に酔うタイプか?』

 

(仕方がねぇーだろ……あーやべ……吐きそう……)

 

『いいからはよしろ』

 

「あっはい。うおっ!?マイク入ってる!?」

 

まさか自分の声に驚く日が来るとは……いや何回もあるわ

 

「えーコホン。諸君おはよう。私は今日ここで提督を務めることになった物だ。よろしく頼む……ってまぁーこんな硬っ苦しい挨拶はそこら辺の鍋にポイッとして闇鍋で楽しむとして!」

 

なんだろう。明らか驚いてるように見えるのは私の気なせいでしょうか。あらヤダどうしよう

 

『なんでお前時たまオカマになるの?』

 

(素ででちゃう)

 

『病気かな?』

 

(うっせw)

 

「えーと、まぁー改めて、俺はここに着任した提督だ。まぁー見ての通り俺は新米だ。正直ぶっちゃけると右も左も分からない雑魚同然だが、君たちを守るためにも、君たちと共に学んで行きたいと思っている。あ、これは本心ね。割とマジで」

 

っと、そこまで言ったところで1人が手を挙げた

 

「はい、なんでしょう」

 

手をスっとしてその子を指さす。周りの視線がその子に集まるが、その子は動じずにこちらを睨みつけている。眼帯か……いい趣味してるね

 

???「新米がしゃしゃんじゃねぇ!あたしらは命かけてんだ!そんな腑抜けた」

 

「あー、ちなみにお名前を」

 

???「あっ!?………天龍だ」

 

「天龍さんね。オーケー。確かに、君の言い分は尤もだ」

 

天龍「お、おう?」

 

あれ?なんか困惑してる?

 

「君たちの命がかかってるのは充分に理解してる。だからこれも同時に言っとくけどね…俺が提督っていう物を理解するまで、君達には休みをもうけようとしてる。」

 

天龍「……はぁ!?」

 

天龍はもちろん、他の子達にも分かるぐらい驚かれてる。あれ?そんな驚かれるもの?

 

「こんな新米が指導をするなんて死にに行けと言ってるようなものだからな…だからある程度俺が慣れるまでは」

 

天龍「ちょ!待ってくれ!」

 

「ん?」

 

天龍「その間の期間は!?あたしらは何してればいいんだよ!?」

 

「は?……コホン。すまない。ただ単純に英気を養って貰いたい」

 

天龍「……はぁ?」

 

「幸い、資料に書かれていた資材?って言うのか?あれの数が10万を超えていたのでな。爺さん……あ、いや、上の奴らに確認したところ、10万もあればこの人数だと1年は余裕と知ったからな。それも出撃って奴をすればの話だ。しなければ減りはしない」

 

天龍「……」

 

「だから、俺が提督って職業に慣れるまでは、君達には俺を支えて欲しい。分からない事があれば遠慮なく君達に聞く。もちろん、無視して構わない。当たり前だ。嫌いな奴に話しかけられたら気分も落ちるだろう?あーでも、特訓はせめて1時間ぐらいはしてくれよ?じゃなきゃ腕が訛っちまうから。……なにか質問はあるかな?」

 

そう言うと、天龍と言った子は、目を丸くしながらも「いや…ねぇーよ」と言って、下がってくれた。俺はニコッと笑って次の話題に切替える。

 

「それと、朝昼晩のご飯についてだが」

 

???「ま!待って!!」

 

「はい?」

 

???「ご飯つくの!?」

 

「いや、当たり前だろ?働く前、働いた後、休み時間には飯を食うもんだろ?」

 

???「やったぁぁぁ!」

 

……そんなに喜ぶような事か……?

 

「……ま、まぁーいい…それでだ。料理を作ってもらう人を間宮って人と鳳翔って人に頼みたいんだけど……ここに居るかな?居たら手を挙げて貰えるかなー?」

 

そう言うと、おずおずと言った感じで2つの手が上がる。

 

「おっ!いたいた良かったwそれで……頼めるかな?」

間宮「あの……どうして私たちなんですか?」

 

「?別に深い意味は無いよ?ただ美味しいって評判があるのと、料理をかじってるのがこの中だと君たち二人だからって事かなw」

 

鳳翔「で、ですが…私達は……その……」

 

「何かな?」

 

鳳翔「………艦娘……ですよ?」

 

「うん。だから何?」

 

そう言い放った瞬間、場の空気がガラリと変わった

 

鳳翔「……え」

 

「艦娘だからなにって事wだってさ、見た目女の子じゃん。何ら人間と変わらないよ?」

 

鳳翔「そっ!それでも!」

 

「化け物が作った料理を人間は食べないと?」

 

鳳翔「っっっ………そう……ですっ……」

 

なるほどねー☆

 

「じゃー訂正。俺は君達艦娘を化け物だと思った事は一度もない」

 

『「!?」』

 

「だってそうでしょ?俺らと同じ考えを持っていて、行動力を持っている。最初に化け物と称したそいつは恐らく怯えてんだよ。人間の俺らでは勝てない深海棲艦を艦の力を宿した人間……それも女の子に。嫉妬してんだよwそれに製造をされるとか言うけどそれもぶっちゃけ高度なAIみたいなもんだからw気にしたら負けよw」

 

鳳翔「で、ですが」

 

「はい!この話はしゅーりょー!閉店ガラガラ!ズドーン!!」

 

鳳翔「え…あの…」

 

「つまり作ってくれるのはオーケーなんだろ?それでいいじゃん!もう終わり!はいさいなら!っあ、そうだ(唐突)お風呂、あるらしいじゃないですか?入浴時間決めたんで、掲示板で確認してね」

 

『「え!?」』

 

「午後と午前の部、2つずつ設けたから!よろしくぅ!あ、ちなみに湯を沸かしてくれるのはなんか知らんけど妖精さんって人達がいきなり「私たちに任せるのだー!バリバリ」とか言って飛んで行ったので多分大丈夫です!なんか金平糖よこせとか言われたけど知らん!後で買う!あ、伝えたいこと伝えたんで解散ね!これからもよろしくー!バイビー!」

 

っと、半ば強引に終わらせて、俺はステージから降りて提督執務室に向かう。いやだってあのまま話してたらうだうだ言ってそうだから終わらせた。

 

『お主……無理やり終わらせたの』

 

「仕方がねぇーだろぉ!?あのまま話してても埒があかねぇ!習うより慣れろ!だ!」

 

『それもそうじゃなw』

 

「おうよ!」

 

そうして、俺が提督事務室で書類を書いてる時に鈴谷が突撃してきたのはまた別のお話




うがぁぁぁ!!キャラ分からァァん!!あっ、そうだ(唐突)タグにオリジナル設定(諸々)って付ければ解決じゃね?よーし☆そうと決まれば追加DAAAAAA☆


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練習風景見て、気づいたら木刀ふってた。ゑ?

あ、この際だから言っておくけど、俺、何も考え無しにこのSS作ってるから、所々変な所あっても基本スルーでお願いね?本当……お願いね?思いつき投稿ってタグあるし、察して人居たらいいな……(切実)


夕立「よろしくお願いしますっぽい!!」

 

時雨「提督……お相手よろしくお願いしますね?」

 

「どうしてこうなった……」

 

俺は今現在、道場のような場所で木刀を構えてる…ことの経緯は俺が提督事務室に引きこもって3日目のことだ

 

 

 

 

 

 

 

コンコン

 

「んあ?はーい。空いてるぞよー」

 

そう言葉を発するとガチャりとドアが開く。そこから現れたのは銀色の髪が腰まで伸びており、コーン色のベレー帽みたいなのを被った美少女。俺は思わず

 

「なんか女神きた」

 

っと言葉を出してしまった。当然目の前の少女は

 

???「いきなり何を言ってるんだい?」

 

っと、ジト目で見られてしまった……俺の心割れそう

 

『お前のハートはガラスで出来てるのか?』

 

(誰の心がガラスだって?)

 

『お主』

 

(るっせ)

 

???「……いいかな?」

 

「ん?おぉ……わりぃわりぃ。ってか君、名前は?」

 

???「っ…自己紹介してなかったわね…私の名前は響。これでいい?」

 

「ほいほいっとー。響ちゃんね。了解」

 

響「………馬鹿にしてる?」

 

あ、やばい。なんか怒ってる。睨まれた。よし

 

「滅相もありません響殿」

 

響「……まぁいいわ。」

 

「ほっ……てかなに用ですか?」

 

響「あたし達がどう強くなってるのか……気にならないの?」

 

「少し気になるな。君達の練習を見れば、何か分かることが出るかもしれないしな」

 

一応これは本心だ。皆がどう練習して強くなってるのかは気になる。

 

響「……良かったら、ちょうど今やってるんだけど……見に来るかい?」

 

「いいのか!?」

 

響「え…う、うん……皆にはもう話してあるから……」

 

「そうか!!そうと決まれば行くぞーー!案内してくれ!」

 

響「あ…うん」

 

っと、来ましたのはここ水上。は?って思うだろ?ところがどっこい、艦娘という子達は水上で訓練するらしい。一通り見てなんか思い当たる節があるんだよなぁ……

 

時雨「どう……かな?」

 

一人の子が話しかけてくる。確か見に来た時にある程度自己紹介をしてもらった。6人いて、今話しかけてきたのが時雨、その後ろでコソコソしてるのが夕立。俺を遠くの方で睨みつけてるのが霞って子と曙って子、で、ただボーッとこちらを見てるのがここに連れてきた張本人響、その横でニコニコしてる天龍。睨んでる奴と目の前の2人が初めましてってことかな。

 

「どう…かぁ……やっぱり凄いな……ってぐらいしか頭に浮かばねぇーな……あーでも」

 

時雨「…でも?」

 

俺は頭に思ったことをそのまま言ってみる

 

「何で君たち、水上で訓練してるの?」

 

時雨「………は?」

 

「いやね、ずーっと見てて思ったんだ。確かに艦娘ってのは海の上で戦うんだから水上で訓練するのは当たり前なんだけど……それっていつものと変わらなく無い?」

 

夕立「……何が……言いたいっぽい?」

 

「つまりだな、陸で訓練した方が人間の体の使い方が分かって強くなりやすいんじゃないかなって」

 

夕立「ぽい?」

 

「まぁー…つまりだな」

 

何故かちょうどよくある木刀2つを夕立に渡す。そして俺が挑発するように手をクイクイってして

 

「まぁー、かかってこい」

 

そう言うと夕立はムスッとした表情になって言ってくる。

 

夕立「いいの?これでも私……結構力あるっぽい」

 

「大丈夫。陸に慣れてない奴に負けるつもりは無いから」

 

夕立「!どうなっても知らないっぽい!」

 

っと、こちらにかけてくる……が

 

「………」

 

夕立「なっ………」

 

時雨「!?」

 

夕立の木刀を受け流して、そのまま足をかける。夕立は盛大に尻もちをついたので、そのまま首元に木刀の先っぽを当てる。

 

「これで分かったろ?艦の動かし方しか知らなかったら、どれだけ艦の力を使えたとしても、こうして軽い力でいなされる。使い方を理解してない証だ」

 

夕立「………」

 

「人間の力も、艦の力も持つ君達だから、強さは2倍にも3倍にもなる。でもな、艦の力が特別強くても、その大元の体である人間の力を使えなかったら強さは半減してる……っと思ったんだけどな、まんまそれで正直驚いてる。」

 

夕立は木刀を強く握りしめてる。恐らく悔しんだろう。

 

「……立て」

 

夕立「っ…」

 

「悔しんでもいい。後悔してもいい。だけどな、それだけで終わらすな。」

 

夕立「!」

 

「立ち上がれ、立ち向かえ。お前はその程度と罵られてもいいのか?このままでいいのか?……弱いままでいいのか?」

 

夕立「!!私は……!強くなるっぽい!」

 

そうして木刀を構え直して、立ち上がる。

 

「……ふっwかかってこい」

 

それから、夕立と少し剣を交えた…結論からいえば夕立がボロボロになるだけだった。でも、前に比べれば相当良くなってる。重心のブレが少なくなった気がする。

 

 

 

 

 

 

 

「…今日はここまで。よく頑張ったね」ナデナデ

 

夕立「っ!ぽい!」

 

頑張った人はちゃんと褒めなければ…伸びないからな

 

「それじゃーなw」

 

そうして、手をプラプラとしてその場を立ち去ろうとした時だった

 

夕立「明日も!お願いしますっぽい!!」

 

「………あぁ」ニコ

 

そうして、俺はその場を後にする。

 

『……お主、剣道出来たのじゃな』

 

(あん?出来ねぇーよ?)

 

『はっ……じゃーさっきのは』

 

(んなもん、その場のノリで適当にやってただけだよw)

 

『はっ……はぁ……』

 

(ま、あと何回か負けさせれば自主トレでもするだろw)

 

『(悪いが小僧よ……それは無理だぞ。何故なら…)』

 

 

 

 

夕立(絶対!強くなる!強くなって!あの人に!提督にもっといっぱい褒めてもらうっぽい!もっとなでなでしてもらっぽい!!)キラキラ

 

 

 

 

 

 

『(あんなキラキラしてるもん……どこぞの鈴谷みたいに…)………まぁ、頑張れよ』

 

「ん?おう?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これが約1週間前の出来事であり始まりだった…まぁー要は気まぐれで一戦混じえたら、毎日挑みに来るようになり……気づいたら夕立の他に時雨や天龍、響、そして噂を聞いた電という子が毎日道場に居る……俺は一人一人と剣を交える……

 

『頑張れ☆』

 

(なんで忠告してくれないんだよぉぉぉ!!)

 

『言ったじゃろw頑張れとw』

 

(それは忠告じゃなぁぁぁぁい!)

 

「はぁー……まぁーいい…か」

 

俺自身も別にいやって訳じゃない。むしろちょうどいい運動が出来るので俺的には楽しい。それよりも嬉しさの方が勝ってる。この子達がどんどん明るくなっていくところに

 

『青春じゃのw』

 

(青春か……こういう事を言うのか?w)

 

『まぁーちと血の気は多いいが』

 

(それは言えてるw)

 

「さて、それじゃー誰からやる?」

 

時雨「僕……いいかな?」

 

「ふっwあぁ、構わないよ。こいっ」

 

そして剣を交える。最初より一振一振が重いが、力任せに振ってるだけだ。大したものじゃない。上半身に力を乗せてるということは

 

「ほれ」コン

 

時雨「うわぁっ!?」

 

少し脛に当てただけで尻もちをつく。そんな時雨の首元に木刀を添えると、ゆっくりと手を挙げ

 

時雨「……参りました」

 

「よしっw時雨は力いっぱい振っちゃう癖があるね。筋はいいけど、全体になるべく伸ばすようにした方がいいと思うよ。上半身に力が行き過ぎて下半身が疎かになっちゃってるからね」ニコ

 

時雨「は…はい……」

 

「別に気を落とすことはないよwさっきも言ったけど、時雨は筋がいいんだ。まだ3回目だというのに、真っ直ぐに木刀を振れる。それはなかなかできない事だと俺は思うよwこれからの成長に期待するんだよw」ナデナデ

 

時雨「っ!はい!」

 

「うん。いい返事だw次はー?」

 

響「私…」

 

「よーし、カモン」

 

 

 

 

 

響「あうっ…」

 

「響ー、大丈夫かー?」

 

響「痛い……痛いよぉー……」

 

「よーしよし…大丈夫かー?」ナデナデ

 

響「………///あうぅ……///」

 

「焦りは禁物だぞー?」

 

いやー凄かった。勢いよく向かってくる所までは良かったのだが、剣を振るった瞬間、体がそのスピードに耐えれなく、俺が軽く受け流しただけで尻もちをついた。いやまぁーそれだけならまだ良かったのだが、尻もちついた時に、持っていた木刀を滑らせ、自分の頭に直撃。ムキになって立とうとして、手を滑らせ前のめりになり顔面を強打

 

『まるでギャグ漫画のような展開じゃったのー』

 

(やめて差し上げろ。俺これでも笑いこらえてるんだから)

 

『ニコニコしておるぞー?』

 

(は!?まじかよ!?おさまれーおさまれー…)

 

『もう遅いぞ?』

 

(なんでぇ!?)

 

『前見ろ前』

 

(前………?は!?)

 

顔をムスッとした響が……

 

響「……笑いたければ…笑えばいいじゃないっ」プイ

 

そっぽまで向いてしまった………あらあらまぁまぁ……

 

「……響」

 

響「……なによ……?」

 

「ドンマイ!」ニカ

 

響「なぁっ!?///」カァァ

 

「仕方がねぇよw焦るのは分かる…でもな?自分なりのペースってもんがあるだろ?なにも急ぐことはねぇーんだwしっかり、着実に、一歩一歩進んで行ければいいんだからさw」

 

響「!!!」

 

勢いよく立ち上がった響はムスッとしながらも後ろに下がって、素振りをしてる。

 

「はは……可愛いやつだなw」

 

電は時雨に色々聞いてるな……うむうむ!感心感心!

 

『お主も特別剣道強いってわけじゃないだろ』

 

(う!うるさいな!す、少しでもいいじゃんか!!こう……微笑んでもよ!!)

 

『はいはいかっこいいでちゅよーw』

 

(殺す!刺し違えても殺す!)

 

っと、脳内で馬鹿げた会話を繰り広げてる時に

 

天龍「次!あたしいいか!?」

 

「んあ!?…あぁw構わないよw」

 

天龍の声により、意識を現実に戻す……いやーこれ、傍から見たら本当に俺が目をつぶってるだけなんだろうなぁ……実際は頭の中に住んでる爺さんと話してるだけど……待って俺、頭おかしくね?確かに頭におかしい奴が住み着いてるけど

 

『誰が馬鹿じゃ』

 

(お前じゃアホ)

 

天龍「提督ー!?」

 

「……あっwわりぃわりぃwそれじゃはじめっかw」

 

天龍「おう!」

 

そして俺は構える。同じく天龍も構える。

 

「一昨日言ったこと、覚えてるかー?」

 

天龍「もちろんだ!あたしの練習の成果!見せてやる!」

 

「ふっ…あぁ、お手並み拝見だ」

 

そう言うと、天龍は目を瞑る。俺が天龍に言った言葉

 

 

 

 

 

天龍「第六感?」

 

「あぁ。天龍、お前の眼帯って元からなのか?」

 

天龍「あぁ?これか?そうだよ……フフ…怖いか?」

 

「あーいや、怖いというか可愛いというか……」

 

天龍「んなっ!?///」

 

「んまぁー何より……だ。右目が見えないお前に聞く。どうやって深海棲艦との距離を把握してる?」

 

天龍「あんっ?そんなの、感覚で」

 

「そう、それっ」

 

天龍「……はぁ?」

 

「天龍は片目が見えない以上感覚が他の子の数倍、数十倍ある。つまり……だ」

 

俺が木刀を手に持って

 

「天龍、目を瞑れ」

 

天龍「へ?お、おう……」

 

そう目を閉じたところで

 

「当たってる…分かるか?」コンコン

 

俺は体全体に木刀を当てていく。肩、頭、腹や背中、足などに

 

天龍「あ、あぁ……当たり前だ。」

 

「じゃー次に、俺がどこからか木刀を振り下ろす。天龍は自分の感覚だけに集中して避けてみろ」

 

天龍「はぁ!?んなむちゃな!?」

 

「いいからやる」

 

天龍「!……お、おう!」

 

そして、完全に空気をガラリと変えた天龍の腹にスーッと近づける。すると、当たるすんでのところでひゅるりとかわす。

 

「目を開けてみろ」

 

天龍「……ん?ってうお!?」

 

天龍は目を見開いて驚いている。それはそうだ。自分の腹を数ミリ単位で避けてる木刀を見ればな

 

「これがお前に秘められた第六感……みたいなものだな」

 

天龍「これ……わ……」

 

驚いているのと感動している目で、自分の手をにぎにぎしてる。俺はそんな天龍に手を向けて

 

「物にしろよ。それは誰の手にも掴めない、お前だけの力なんだ。掴み取れよ」

 

天龍「っっ!!あぁ!ありがとな!提督!」

 

そうして、俺と天龍の腕がクロスする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おぉう……」

 

たった2日……それなのに今目の前に居る天龍は

 

天龍「……………」

 

明らかに雰囲気が違う。自分の全てを読んでるかのような圧迫感に少し震える……が

 

「すげぇーな」ニヤ

 

その状況でも、笑ってしまう俺がいる。まず初めに軽く木刀を振るう。しかし目を瞑ったままだというのに木刀を縦にして俺の木刀を受け止める。すると、そのままそらされ、カウンターが飛んでくる

 

「っ!?」ブン

 

間一髪のところで避ける。しかし天龍は気を全て感じているんだ。もちろん、意表をつかれ、焦っている俺の気を読み取ってないはずかない。すぐに次の斬撃が飛んでくる。俺は素早く木刀の持ち手でガード、多少強引に引き離す。

 

天龍「………どう……だ?すげぇーだろ?」

 

目を瞑りながら、自信満々にそう言葉を漏らす天龍。それに俺は素直な気持ちを伝える。

 

「あー…とても2日で身につけたとは思えない。すげぇーよ」

 

天龍「……これも提督のおかげなんだ。俺がこの才能を拾えたのも…こうして自分が強くなってるって実感できるのも…全部提督のおかげなんだ。感謝している。だから、私はそんな提督のために強くなりてぇーんだ。提督や皆を守れるかっこいい女になるために!」

 

「……いい目標だ。だったら……俺を倒してみろ!」

 

その言葉と同時に、天龍はこちらに走ってくる……

 

「かかった」ニヤ

 

天龍「っ!?」

 

「もうおせぇ!」ブン

 

木刀を横に払う。一瞬驚いたため、判断が低下しているために、先程の天龍では考えられないレベルの回避をとる。普通なら木刀で受け止めて少しでも考える時間に使った方が良かった。しかし、天龍は俺から距離を置くために回避を行ってしまう。もちろんその時の隙はあるので

 

「そこっ!」

 

天龍「ぐっ!」

 

背中に突き攻撃、体勢が崩れ、また出た隙に対して

 

「ほれ!」

 

天龍「あっ!?」

 

足に軽く木刀を叩きつけると、そのまま仰向けで倒れる。俺は天龍の上に乗り、親指を首に突きつける。すると両手を上げ

 

天龍「……あたしの負けだ……」

 

目を開けて、こちらに涼しい顔を向けてくる天龍からどいて、手を差し伸べる。ありがとうと言って立ち上がる天龍に対して

 

「分かってるようだなw」

 

天龍「…あぁ。冷静さを失ってたな…お前のかかってこい!にのっちまった。それが負けに繋がっちまった」

 

「その口ぶりだと、どうしてそうなったかも?」

 

天龍「……オレ…あーいや、あたしの気を読むってのは、あたしから仕掛けてからはまだ無理だ…相手からの攻撃を避けて、それを躱してから反撃するカウンター技しかまだ使えない…」

 

「よく分かってらっしゃるwでも、よく頑張ったな。2日間でここまで出来たんだ。自分を誇っていいよw」

 

天龍「あぁ…ありがとう!」

 

「それと、あたしよりオレって言った方が天龍に合ってるぜw」

 

天龍「……でも……」

 

「……前の提督がなんて言ってたかは知らんし知る必要も無いけどさ……ありのままの天龍でいいんだぜ?」ニコ

 

天龍「っ!」

 

「もう偽らなくてもいいんだぜ?そんなにまだ俺は信頼に値出来ないかな?w」

 

天龍「……あぁ!本当に…ありがとうな!提督!あたし…いや、オレ!変われる気がするよ!」

 

「…ふっ、頑張れよ」ニコ

 

天龍「!!おう!!」




何故か知らんうちに戦闘シーンを書いてた……いやーノープランって怖い


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訓練で忘れてたけど前提督のゴミを売りに行かなくては!

で…問題は……

 

夕立「よろしくお願いしますっぽい」

 

天龍との一戦を終えて、息を整える。そんな時に聞こえたひとつの言葉。彼女に視線を向ける。だらりとやる気のないように木刀を手に持つ彼女に……

 

「あぁっ。よろしくな」

 

そう言って構える。先に動いたのは…夕立であった

 

「!?」

 

昨日よりも速く、鋭い一撃が何個も何個も飛んでくる。

 

「クソっ!あんなアドバイスすんじゃなかったぜ!」

 

前に夕立に言った何気ない一言

 

 

 

 

 

 

 

 

「そう言えや夕立はなんでこう何回も俺に挑んでくるんだ?」

 

素振りをしてる夕立に話しかける。彼女は素振りをやめ、こちらに視線を向けて笑顔で答えてきてくれた

 

夕立「提督に褒められるためっぽい!」

 

二パァっとまるで効果音がつきそうなぐらい満面の笑みでそう答えてくれる。そんな夕立に

 

「そっかw夕立は充分凄いよwこれからも頑張ってなw」ナデナデ

 

夕立「っ!ぽいっっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

そう言葉を向けただけ……その言葉を聞いてから夕立は見違えるほど強くなった。

 

「そこっ!」

 

夕立「っ!」スッ

 

「!?消え……いや!後ろか!」カキン

 

木刀と木刀が重なり合う。

 

「っ!おっらぁ!」

 

夕立「!…負けないっぽい!」

 

夕立の長所はどんな体勢からでも受身を取れる所や、異常なスピード……身体能力にある。残像さえ見せる速さに、ピリピリとした緊張感……それが相まって……楽しいっ!

 

近くまで突進してきていた夕立と木刀を再度交える

 

「……楽しぃなぁッ!」

 

夕立「!?」

 

俺が大ぶりに横に振ると、夕立は1回吹っ飛ばされるが軽やかに着地をする。

 

夕立「提督さん……その目っ」

 

「あん?……そんな事より今は真剣勝負……だぞっ!」ブン

 

夕立「っ!?」カキン

 

ノーモーションから一気に距離を詰め、夕立の首筋に木刀を振るうが、既の所で夕立にガードされてしまう…

 

(俺ってこんなに速かったっけ……まぁ……いいやっ!)ズシ

 

夕立「くっ……」スル

 

「おわっと?」

 

するりと木刀をいなして解放される夕立。俺は全体重かけていたこともあり、ぬるりと前のめりになる。

 

夕立「提督さんの目って……黄色だったっぽい?」

 

「………?俺の目は元から黒だぞ?」

 

夕立「…………」

 

なんだ?妙な事を言うな…まぁーそれよりも

 

「……構えよう。仕切り直しだ」

 

夕立「っぽい!」

 

ほぼ決闘のように俺と夕立は構える。俺はポケットからひとつのコインを取り出して

 

夕立「?何をするっぽい?」

 

「あぁwこれが落ちた瞬間に開始にしようって意味だw」

 

夕立「なるほどっぽい……」

 

その言葉を聞いて、コインを弾く、クルクルと空中に舞う中、俺と夕立の視界は恐らくスローモーションになっていただろう。いや、現に俺はスローモーションのように遅かった。そしてコインが、チャリっと地面に落ちた瞬間に

 

「………っ!」スッ

 

夕立「……!?」カラン

 

ほんの一瞬、その一瞬だけで、俺の木刀の先端は夕立の首元スレスレに置かれる。夕立は上段から振りあげようとしていた木刀を停止させ、そのまま手を離す。からんっと木刀が落ちる音がすると両手をそのままにして

 

夕立「……ま、参ったっぽい……」

 

そう言葉を上げた。俺も木刀を地面に落として、夕立の頭をナデナデする

 

夕立「っっ!!」

 

「よくここまで強くなったねwこれでもう大丈夫……あとは今までの事を水上でやるだけだ。何、心配はするなw夕立のここ1週間の努力は必ず報われる。俺が言うんだw間違いねぇーよw」ナデナデ

 

俺の勘はよく当たる…ってじいちゃんに言われたからな…

 

夕立「………ぽい///」

 

「はい?なんて?」

 

夕立「私……頑張ったぽい!!」ダキ

 

「うぼわぁ!?」

 

ゼロ距離からの突進に似た抱きつきをされた…うごっ…臓器が……

 

夕立「提督さん♪提督さん♪ぽいっ!!♪」スリスリ

 

なんかよくわかんないけど良かった……いや本当によく分かんないけど…

 

「頑張ったね…これかも強くなるぞ。夕立」ナデナデ

 

俺な胸に顔をうずくめてる夕立の頭を撫でながらそう言葉を送る。すると笑顔で

 

夕立「ぽいっっ!」

 

元気に答えてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

『で、いつあのゴミ袋を売りに行くのじゃ?』

 

(……はっ!?)

 

あの死闘(仮)から約2日が経ち、現在は書類をちびちびこなしてるなか、そう言われる。

 

(た、確かに……そろそろ売りに行くか……)

 

『もう1週間を放置してるぞ』

 

(うぐっ……く、訓練が楽しくて……)

 

『いいからさっさと行くぞ』

 

(はいっ)

 

そうして、ゴミ袋片手にこの鎮守府から出る時だった。

 

「?君たちここで何してるの?」

 

「「……!?」」ビク

 

「え?」

 

片方が緑髪で腰まで伸びてる子。片方が赤い髪型の子。

 

???「べ!別に何もしてないよ!?」

 

「そうか?にしてはここから出たそうな顔してますけど」

 

???「!?そ、それはぁ……」

 

「ところで君、名前は?」

 

???「わ、私!?そ、そうね…江風だ!」

 

「おぉ。元気がいいですね。そちらの緑髪の子は?」

 

っと、視線を緑髪の子に向ける。彼女はモジモジしたあと小さな声で

 

???「………山風」

 

「山風ね。把握。で?2人は外に出たかったのか?」

 

江風「べ!別に!で、出たいって訳じゃ……」

 

うーむ…確かに育ち盛りみたいな見た目してる駆逐艦だっけか?そんな子達がここの敷地だけってのもなんかなぁ…

 

「…なら、ついてくるか?」

 

「「えっ!?」」

 

「いやー、前任のゴミゲフンゲフン宝物を売って金に変えようかなって」

 

山風「………でも」

 

「あー、無理にとは言わないよ。ただ一緒に来るかい?って訪ねてるだけだからw」

 

そう言うと、2人は顔を見合わせて、ひとつ頷くと江風の方から「同行させてくれ!」と言ってきたので一言「おっけい」っと答え、門を開け、歩いていく。

 

 

 

 

「離れんなよー」

 

少々人混みがある場所に来てしまった。2人は焦りながらも俺の後ろをちょこちょこ着いてきてくれる…あーでも、遅かれ早かれこれは離れるな。

 

「ほら。離れるなよ」ギュッ

 

江風「なっ!ちょっと!」

 

「離れると危ないぞ?いいから捕まってて」

 

江風「うっ………わかった……」

 

「ほら、山風も」ギュッ

 

山風「あっ………」

 

「ほら、着いてきて」

 

っと、目的の場所についた。俺はゴミゲフン、宝物を渡して、少し時間がかかると言うので、ちょうどお昼出しと思い、近くの喫茶店に入る。

 

「ほら、好きな物頼んでいいぞ」

 

江風「……いいの?」

 

「いいよ」

 

山風「……本当に?」

 

「いいよw」ニコ

 

「「じゃー……これっ!」」

 

「……それでいいのか?」

 

「「うんっ!」」

 

「お、おう……」

 

そして、メニューを注文する。俺は野菜パスタで、2人はお子様ランチ……

 

「あの、本当にそれでいいのか?」

 

メニューが届いた時、2人に尋ねてみる

 

「「いいっ!」」ニコ

 

「ならいいか…いただきます…」

 

そう言って手を合わせて、クルクルと巻いて食べていると、目の前の2人はポカーンと見ていた

 

「ん?ゴクン…どうかしたのか?」

 

そう尋ねてみると、いきなり2人は手を合わして

 

「「いただきます!」」

 

「お……ど、どうぞ?」

 

江風「!」ニパァ

 

山風「………」ニコ

 

「???」

 

『今のお主、お父さんに見えなくもないぞ』

 

(は?馬鹿言え。この子達は俺の子じゃねぇーぞ?)

 

『それでもじゃよw』

 

(俺まだ若いんだけどなぁ…)

 

『たかが、20前半じゃろ。ワシには及ばんよw』

 

(たりめぇーだろ!まぁー20前半でも心は少年です☆)

 

『うむ。言動その他諸々含めて確かに少年じゃな。馬鹿な方の』

 

(あぁんっ!?否定はしねぇーが表出ろゴラァっ!)

 

『認めるのかい!それと残念じゃな!表にはでれましゃぇーんw』

 

『あぁっ!?』

 

山風「パパ」

 

「『パパ!?』」

 

「ぱ、パパって俺の事?」

 

山風「うんっ♪」

 

「……どうしてそうなったか説明求めても?」

 

江風「あー…それは私から説明しても…?」

 

「え?あ、お、おう?」

 

そして説明を受けて分かったこと。

 

「わからんっ☆」

 

江風に言われたのはこうだ。親の存在が欲しくて、本などで知識を得ており、その知識から、今の光景、年の差、ありとあらゆる状況でそうなってしまったのだと。もう一度いう。わからんっ☆

 

山風「……だめ?」ウル

 

「うぐっ………で、でも……さ?ほら!俺……提督だよ?君も分かるでしょ?前任に何されたか……だから……ね?」

 

山風「……違うもん」

 

「え?」

 

山風「私がパパって言いたいから言いたいんだもん!!」

 

「うわっちょ!?どうしたの!?」

 

いきなり大声あげないでください心臓止まりそう

 

山風「前の人はゴミでクズでどうしようもない人だったけど!今目の前にいる人は違うもん!」

 

「餅ついてぇぇ!?」

 

『お前がおちつけぇぇ!?』

 

山風「美味しいご飯もくれる、無理に出撃させようともしない…それどころか休みまであるしお風呂も入れる…そんな人の事を嫌いになれないよォ!」

 

「ホワァァァァァッ!?」

 

『壊れたァァァァァっ!?』

 

コホン、取り乱した。すまないっ

 

「……山風、俺のことをそんなにパパにしたいか?」

 

山風「……だめ?」

 

「ダメではない。しかしな、簡単にはいうが…難しいぞ?」

 

山風「……構わない」

 

「………そうかい。それじゃー命令だよ」

 

そう言った時に、山風の顔が強ばる…が、お構い無しだ

 

「………死ぬなよ」

 

山風「……へ?」

 

「俺の娘なんだ。簡単に死んでくれるなよ?w」

 

その俺の言葉に一瞬理解出来なかったのか、キョトンとした顔の山風から一転、理解したのか顔を真っ赤にして

 

山風「は……はい……///」

 

っと言った。

 

「うんwよく言ったw」ナデナデ

 

娘の頭を撫でる。これ重要。子供いないから知らんけど。なんなら年齢=童貞だけど。あ?文句あっかよ

 

それから、まぁーあんなことしたのでそれはそれは痛い人を見る目でしたね。そんな中でも笑顔でお子様ランチ食う山風と江風には苦笑いしか出来なかった。って思ってる俺も普通にパスタ食ってたな。会計した頃にはいい感じの時間になってたので、先程の店に戻る。するとなんか個室の部屋に連れてこられた。ふむ。なかなか緊張感があるじゃないか

 

『(なんだコイツ)』

 

まぁーさておき、気になるのは値段ですね。いくらになったんでしょうか

 

鑑定士「買取額が…7500万円になりますね」

 

…………………ん?今なんて言った?

 

「あの、すいません」

 

鑑定士「は、はい?」

 

「もう一度買取額を聞いても?」

 

鑑定士「は、はい…?7500万円になります……けど…」

 

「………えぇぇぇぇぇぇ!?」

 

鑑定士「!?ど!どうなされましたか!?」

 

「コホン…失礼…で、買取額が7500円と…」

 

鑑定士「万が抜けておりますお客様」

 

「……まじ?」

 

鑑定士「マジです」

 

「アジ?」

 

鑑定士「美味しいです」

 

何だこの鑑定士。めちゃくちゃノリいいぞ。じゃなくって……

 

「それは本当なんですか?」

 

鑑定士「はい。どれも一級品…絵画なんて、これ一つで2000は行きますね」

 

「わっホイ」

 

鑑定士「……でも何故そこまで驚くのでしょうか…これはお持ちになったのはお客様なのですから、持ち主はお客様御本人では…」

 

「あー…これは親父が譲ってくれた品なんだ。何でも、「もう要らねぇーし使い道ねぇーからやるよ!ほれっ!」って」

 

鑑定士「なるほど…お父様が…それで?買い取りますか?」

 

「お願いします(即答)」

 

鑑定士「かしこまりました……しかし、額が額なだけに…」

 

っと、難しい顔をしてしまった。そんな心優しい人に俺はにこやかに笑って

 

「そちらの都合で大丈夫ですよ、別に今すぐ欲しい訳では無いので」ニコ

 

鑑定士「ありがとうございます。そうですね…こちらからお電話したいので…携帯番号なんか」

 

っと、電話番号を教え、今日の所は帰ることにした。

 

「よーっす。待たせたなぁ」

 

男「ねぇねぇ!君たち可愛いね☆俺らと遊ばねぇ?」

 

山風「………」

 

江風「あ、あはは……」

 

「おーい?山風ー?それに江風ー?早く帰るぞー」

 

山風「!……んっ♪」

 

江風「そっ、そういう事だから…」

 

男「まぁー待てよ!」ガシ

 

江風「きゃっ!」

 

山風「は、離して……」

 

男「なぁーおっさんw大人しく「その子達を離せ」……へ?」

 

俺は男の喉元に親指を突き立て、睨みつける。

 

男「ひっ!?」

 

「俺の大事な子達だ……その手をどけろ」

 

男「っ!……話をき「聞こえなかったか?」ぎっ!?」

 

俺は親指を喉元に突き刺していく

 

「その薄汚ねぇ手をどけろって言ってんだ…」

 

男「は!離す離す!」パッ

 

そうして離した時に、俺は江風と山風をこちらに引き寄せ、抱きしめる。

 

「良かった…無事だな。」ナデナデ

 

自然に頭を撫でてしまう。そのまま視線を男に向けて

 

「……」ギロ

 

男「っっ!ひぃぃっ!」

 

男たちは逃げていった……

 

「……はぁ!つっかれた!」

 

チンピラから対面切って喧嘩ふっかけるとか前の俺だったらぜってぇーにしてねぇーな…

 

江風「て、提督!?目!目が!」

 

「ん?目?」パチクリ

 

江風「あ……あれ?も、戻った……」

 

「ん?何のこと?」

 

江風「……いや…なんもない(赤目が……消えてる?)」

 

「そっ?なら行こうか」

 

そうして、手を引っ張って帰路につく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山風「ねぇ、パパ」

 

「ん?どうしたぁ?」

 

山風「♪呼んだだけ♪」

 

「ふっwなんだそれw」

 

私は、握られた手を凝視する。暖かくて、力強いのに優しく先導してくれるパパの手を……

 

山風「ねっ…江風」

 

江風「……?なーに?」

 

山風「江風はパパの事……好き?」

 

江風「なっ!?///あんた何言って!?」

 

「んー?俺がなんだってぇー?」

 

江風「な!なんでもないよ!!」

 

「?そうか?ならいいや」

 

江風「何でそんなこと急に……?」

 

山風「私はね……好きだよ♪パパの事♪」

 

山風が見る提督に対する目は、乙女の少女のように純粋で真っ直ぐであるものだと江風は瞬時に理解した。理解してしまった…

 

江風「………素直でいいな」ボソ

 

山風「?なに?♪」

 

江風「うっ、ううんっ!なんでもないよw」

 

江風は羨ましいと思ってしまった。自分には持てない感情を山風が持ってしまったことに。そして、江風も、提督の背中を見つめる。

 

江風(この人の近くにいたら…分かるのかな)

 

そう、心で静かに思うのだった




山風にパパと言わせたいがために書きました!後悔はしておりません!パパと言わせるための前フリが雑オブ雑とか言わない!はい!

あと、主人公の能力の事ですが全く考えておりません!wまぁー一様整理しときましょうか

青眼=純粋な怒り 能力は不明
黄眼=楽しいと思えた瞬間 能力:スピードと反射神経の向上
赤眼=大切な人を守る時 能力:身体能力の向上、溢れ出る殺意

って感じですかね。あくまで今までの成り行きからですけどw
あーそれと、長々しいタグを『不定期更新』に変えました。月1とかほざいときながらすぐに変えてすいません…ゆるちてw


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胸の話をしたら砂浜までぶっ飛んでったわw

「ふむ。両手に花とはこと事を言うのだな」

 

『リア充爆発しろ』

 

現在、書類整理を行っている。本田さん…あー、鑑定士の人から4日後に電話が来たので、受け取りに行き、銀行に貯金して、あらかた必要なものを通販で頼んで現状だ。ちなみに、悪趣味なソファーとテーブル、椅子やコップなどを全てニ〇リにしてやったぜ!え?悪趣味なソファーとかはどうしたんだって?本田さんに渡したよ?買取額が気になります!ってそんな事はどうでも良くて

 

鈴谷「提督、お茶とコーヒーどっちがいい?」

 

「んー…お茶で!あ、キンキンで頼む」

 

鈴谷「はーい♪それじゃー待っててね♪」

 

っと手慣れたように準備する。鈴谷は最初の頃から暇さえあれば俺の書類の手伝いやこうしてお茶などを準備してくれる。出来る女ってええよな。こう、かっこいい。

 

 

 

時雨「あっ!ずるい!僕の獲物だぞ!?」

 

天龍「んだよ!w早く倒せねぇーお前がわりぃーんだろー?w」

 

時雨「くぅぅっっ!」

 

 

 

あー、あっちはゲーム組。悪趣味なソファーを売りに行く際に、実家によって俺の私物を持ってきたのだ。その中にゲームが何個かあったのだが、それで遊んでる2人。え?夕立?道場にこもって素振りでもしてんじゃね?

 

 

 

道場

 

夕立「ポイっ!ポイッ!!…ふぅ…500素振りはきついっぽい……次は……くしゅんっ!風邪ひいたっぽい…?あれ?でも艦娘って風邪ひかないっぽい?…気にしなくてもいいっぽい」

 

 

 

 

まぁいいや。そして

 

 

山風「?どうしたの?」

 

「あーいや、なんか当然のように居るなって」

 

俺の足の間に体をすっぽりはまって書類のチェックを行ってる山風。そして斜め後ろにただ座ってる江風

 

「江風、お前暇じゃないか?」

 

江風「うぐっ……ひ、暇だけど……」

 

「じゃーこれ、確認してもらえるかな?」

 

江風「え!?で、でも……それは山風の…」

 

「気にすんなってw頼んだよ」ニコ

 

江風「!うんっ!」

 

っと、書類を数枚江風に渡して俺はカキカキする。そんな時に

 

鈴谷「はいっ、お茶よ♪キンキンに冷えてるわよ♪」

 

「サンキュー!……かぁっ!うめぇぇっ!」

 

やっぱりお茶はキンキンに限るぜ!喉を刺激するこの冷たさ!たまらねぇーぜ!

 

『……なぁー主よ』

 

(はい、なんでしょうか?)

 

『なんかすごい光景じゃな』

 

(……確かにそうだな)

 

俺のいる提督事務室ってのはそこそこ広い。一般家庭のリビングぐらいある。そんな所にソファーが2つ、テーブルが1つ、そこに挟んでテレビ。キッチンもあり、コップや冷蔵庫など…そして俺の仕事机。そして天龍と時雨がソファーに横になりながらゲームをしており、俺の右斜め後ろにニコニコ笑顔を見せる鈴谷。俺の足元で書類をチェックしている山風。そして左斜め後ろに椅子をわざわざ持ってきて座ってる江風が同じく書類をチェック……確かにカオスだな

 

『なんか他にやることないのかー?』

 

(んー…そう言われてもなぁ…前任が残したこの紙切れしかやることないしなぁ……)

 

『なんかこう……もっと提督だけしか出来ない特権とか……そういうのないの?』

 

(んー……ねぇーな)

 

よくよく考えると、別にここの鎮守府は特別危険区域って訳でもないらしいし、深海棲艦が頻繁に出没するって訳でもないらしい。つまり平和なのだ。そんな所で提督らしいことをしろと言われてもな…答えに困るよな

 

『もう、ならいっその事艦娘に手を出すとかは?』

 

(………ほ?)

 

『彼女らも、艦娘といえど一人の女性じゃ。それにどれも可愛い子ばかりじゃ……どうじゃ?』

 

確かに…それはなかなか魅力的な提督行為じゃないか…べ!べべ別に、触りたいとか?そ、そういうのじゃねぇーし?……おい、今誰だ童貞って言った奴!野郎オブクラッシャァァァっ!

 

(……信頼関係が浅いから無理だな)

 

『そうか?ならば試しにそこでニコニコしておる鈴谷に頼んでみれば?』

 

っと、提案されたので、しない訳には行かないだろう。べべ別に?触りたいとか?そんなやましい事考えてねぇーし?

 

「なぁー鈴谷」

 

鈴谷「はいっ、なんですか?♪」

 

「おっぱい触らせて」

 

「「「「「えっ」」」」」

 

(……ドヤ?)

 

『ドヤってかお前アホだろ。』

 

(これで少しでも人間を怖がって俺との距離関係をだな)

 

『むしろ離れて行くんじゃないのか?』

 

(それならそれで大満足!)

 

『お主よくわからんな…』

 

(それで結構!まぁー結構みんなドン引きした感じだし手応えはあったんじゃないのかな?w)

 

『お主……いつか刺さらるぞ』

 

(刺されねぇーよw)

 

っと、肩をトントンってされたので俺は笑顔で振り返って

 

「よしばっちこい!」

 

頬にできる限り力を込める。いいか!?何時いかなる時ビンタが飛んできてもいいように身構えるのが童貞屑男の本能!……いや誰が童貞やねん!!

 

鈴谷「わ……私ので良ければ……///その……///どうぞ……///」

 

「………ほへ?」

 

何故か胸を寄せるようにすると、俺にそう言ってきた鈴谷…

 

(これは俺どう反応すればいい?)

 

『とりあえずツッコめ!』

 

「なんでやねん」

 

鈴谷「ふぇっ……///」

 

(こんなんでいいか?)

 

『アホか!もっと別な所あるだろ!?』

 

(あーなるほど。そういう事ね)

 

っと周りを見渡して

 

「冗談だよ」

 

っと言って書類に目を向ける。

 

(どうだった?)

 

『あー…うん。いや……頑張れ』

 

(は?何をがんば)ガシ

 

「あちょ!痛い痛い!」

 

なんか思いっきり肩掴まれてるんだけど…てかやばい!もげるもげる!

 

「い!痛い痛い!もげる!まじもげる!肩が!俺の肩がぁぁぁぁぁぁっ!」

 

鈴谷「提督」

 

「何!?とりあえず説教する前に俺の肩から手を退けて!まじ痛いから!本当!めり込んでるからァァァ!」

 

鈴谷「あなたって人はぁぁぁっ!」パン

 

「ぶベラ!はっ!?よし。大丈夫だ!頭は吹っ飛んでない!」

 

鈴谷「そんな簡単に吹っ飛んでたまりますか!」

 

山風「……パパのエッチ」

 

「えぇ……」

 

天龍「はっはっはwまさかあんなこと言うとはなぁw」

 

「いやだって……なんかからかいたくて」

 

江風「にしては少し度が過ぎたんじゃない?」

 

「反省はしてる。後悔はしてない!」キリ

 

時雨「提督のそういう所、僕は好きだよ」

 

「ありがとう!俺もそう言ってくれる時雨のこと愛してる!」

 

時雨「あっ……///うっ…///」

 

「でだ。鈴谷さん。とりあえず謝ればいい?w」

 

鈴谷「当たり前です!」

 

「本当にすいませんでした。それと1つ」

 

鈴谷「何!?」

 

「鈴谷ってもしかして触られたかっ」

 

その時、俺の頬に強い衝撃が飛んできて……

 

「あいってぇぇ!?」

 

パンっ!という音と俺のそんな叫びが鎮守府全体に響き渡ったのだった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ひふぁふぁった(痛かった)」

 

『お主の自業自得じゃ。』

 

いやー、まさかビンタをくらったら思いのほかの勢いで2階から吹っ飛ばされて砂浜にズザァァってしていくとは思わなかったぜ!砂浜まで500mちょいあるのになぁ

 

「艦娘の力恐るべし!」

 

『なぜお主が生きてるのか不思議なぐらいじゃ』

 

「んまぁー確かになwまぁー深くは考えないでおこうやw」

 

『そうじゃな……』

 

っと、俺は砂浜から立ち上がる。潮の風が頬を撫で、少し久しぶりな気もする。

 

「……ん?なんだあれ?」

 

視線を遠くの方に向ける。なんかクラゲみたいな帽子かぶった白髪で体も白い女の子がどこぞの鉄血団団長みたいに倒れてる。

 

「止まるんじゃねーぞ」

 

そう言いながら俺はその子の方に駆け出していく。

 

「なぁー、この子大丈夫かな」

 

近くにあった岩がけの日陰に連れていき、今現在俺の太ももに寝そべらせてる。

 

『お主本当に知らんのだな……』

 

「へ?何が?」

 

『その子はな…』

 

っと、爺さんから話を聞こうとした時に

 

???「!」パチ

 

「お、起きた起きた。どう?調子は大丈夫?」

 

瞳は赤色ですね。ってそんなことはどうでもいいか

 

???「クッ!コ!コロセ!」

 

何それ?エロ同人誌なの?まぁーいいや

 

「急になにを言い出すんだお前は…まぁーいいや。ほら。足出して」

 

そう言って、足の傷に何故かポケットに入ってた包帯を足にグルグルして固定する。

 

「よしっと、これで止血は大丈夫かな。大丈夫?歩けるか?」

 

???「……オ、オマエハ……」

 

「俺?ただの提督だよ。そんな事より君、名前は?」

 

……あれ?俺が提督だよって言った瞬間なんか凄い殺気が……

 

「あ、あの…どうかしたか?」

 

???「……私ヲドウスルツモリダ……?」

 

「は、はぁ?どうするもこうも、歩けるならすぐさまお帰りになって欲しいんですけど」

 

そう言うと次はキョトンとした顔をする。あれ?なんか変な事言った?

 

???「……ゴ、拷問シタリ…情報ヲ吐ケトカ…」

 

「あん?なんでそんなことしなきゃいけねぇーんだよ?女の子痛ぶるぐらいなら死んだ方がマシだなw」

 

そう言うと、先程よりキョトンとした顔になる……あ、あれぇ?

 

???「………ヲ級」

 

「へ?」

 

不意にそんな事を言ってきた彼女にめちゃくちゃ素っ頓狂な声出ちまったwやだ、あたし恥ずかしっ///

 

『可愛くない帰れ』

 

(うっせ黙れ)

 

『てか急にオカマになるなや』

 

(すまないとは思ってる。でも出ちゃうw)

 

『ある一種の病気だな』

 

っと、またも頭悪そうな会話をしていると、彼女の口が再度動いた

 

ヲ級「私ノ名前……ヲ級」

 

「…不思議な名前だなw分かったよ」

 

そうして手を前に出す

 

ヲ級「!?何を」

 

「ただの握手だよw名前まで聞いて聞いた仲になっちまったらただの他人って訳にはいかんだろ?」

 

そう言うとヲ級は俺の手をじっと見つめて、そっと俺の手を握り返す。俺は満面の笑みで握り返す。彼女の手は冷たいけど、その分だけの温もりのような温かさを感じた。

 

「それじゃー俺はそろそろ持ち場に戻るよwヲ級も、気おつけて帰るんだぞ?」

 

そう言って立ち上がって岩崖を後にしようとしたら

 

ヲ級「……オマエハ…変ナ奴ダナ」

 

「よく言われるよwじゃーな」

 

そう言って俺は立ち去った。

 

ヲ級「………変ナ奴……」

 

 

 

 

あれから、15分ぐらいかけて鎮守府へと帰ってきて、現在なんかでっかいグラウンドを歩いて俺の部屋に向かってる途中、

 

『よォ生きておったな』

 

不意にそう言ってきた爺さん。

 

「はぁ?艦娘っぽいから確かに殺されたかもしれないけど…話が通じる良い奴だったぞ?」

 

『お主はなぁ……あやつは』

 

っと、次は前から慌てて走ってくる鈴谷によってまたも爺さんの言葉が遮られる

 

(お前本当運悪いな)

 

『……うるさいわい』

 

鈴谷「提督ーーー!!」

 

「おぉー鈴谷、こんにちうぼあっ!」

 

ダッシュの勢いそのまま、鈴谷は俺に抱きついてきた。危なかったぜ。危うく肺がベッチョリする所だった!

 

「な、何すんだ……」

 

鈴谷「ごめんなさい!ごめんなさい!私が提督のこと……ごめんなさい!ごめんなさい!!」

 

あーあ、こりゃ責任感じてますね。

 

「…よしよし」ナデナデ

 

鈴谷「ふぇ……?」

 

「別に怒っちゃいねぇーよwだからそんなに責任感じなくていいからwな?」ナデナデ

 

鈴谷「て…提督……で、でも……私は……」

 

うーん……どうしたものか……あ、そうだ!

 

「はーい!悩むのはそこまでー!」ムニュリ

 

鈴谷「ふにゅぁぁぁっ!?///て!提督!?///」

 

不意に俺は鈴谷の胸を鷲掴みにする。ふむ。なかなか柔らかい。初めて女の胸を触ったが悪くない…ってもただの励ましだしいやらしい気分にはならないですねはい。

 

「責任感じるのは分かるけど!俺本人が気にすんなって言ってんだから気にすんな!分かったか!?」ムニムニ

 

鈴谷「わっ!///わかったから!!///胸!///胸から手を離して!///……あっ///」

 

「ほい!分かればいいのだよ!」パッ

 

鈴谷「あっ………うぅ………」

 

「残念そうにすんな。お前のあだ名をビッチに改名すんぞw」

 

鈴谷「!?だ!誰がビッチですって!?」

 

「そうそうw何時ものノリできるようになったじゃないかwよしっ、書類整理行くとしましょうかw」

 

鈴谷「ちょ!て、提督!そんな事より!なんで私胸揉まれたの!!」

 

「さぁーw何ででしょうwさぁーてと、書類整理書類整理っとw」

 

鈴谷「!提督ーー!!」

 

「あwやべっw逃げろーw」

 

追いかけてくる鈴谷から逃げるために、俺は全力疾走で提督事務室…俺の部屋へと向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「……例の鎮守府はどうなってるんだ?」

 

???「そ…それが……書類だけで…戦闘報告なんかは…」

 

???「何……?」

 

白いくて長い髭を、手で遊びながら厳つい男は少し怖い顔をして

 

???「……遊びではないのだぞ?」

 

???「っ!そ!それは充分分かっております!……ですが…」

 

懐から1つの封筒を取りだし、それを厳つい男に渡す。それを受け取り、目を通した厳つい男はさらに怒りを表した

 

???「舐めるのも……大概にしろよ…?」

 

そこに書かれていた紙には一言、長期休みと書かれていた…それがさらに男の怒りを買う事になるのだった…




オチに困ったので変なオチにしてしまった…また、新しい話を自ら作って大変になりました(白目)

あと、そろそろ新しい艦娘さんを登場させなければマンネリ化してしまう。次回は……クソ呼びとクズ呼びの2人でいっかなwネタぶっこめそう(小並感)ついでに一人増やせたらいいな(確率2%)


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よっしゃぁ!俺らしくないことするぞーw

サブタイトル書くの忘れて編集したなんて言えない


霞「このクズ!」

 

「えぇ……」

 

なぜ俺がこのようなことを言われてるのか、それは数十秒前に遡る

 

『いやそれ遡るいm』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつものように書類整理をしていた。今日、鈴谷は

 

休みますね♪

 

っと言って休み、天龍は

 

木刀がオレを呼んでいる!!

 

って言って事務室を飛び出して、夕立に関してはバンっ!っと勢いよくドアを開けたかと思うと

 

提督さーーんっ!!

 

っと思いっきり抱きついてきた。思わず臓器が口からポロリしてしまう所だった。吐血が1番近かった。そんな出来事があって少ししたあとの事だった。コンコンっというノック音が聞こえてはいよーと声をあげれば

 

???「このクズ!」

 

っと罵倒を受け、それをスルーして

 

「名前は?」

 

っと聞き返すと

 

???「霞」

 

っと真顔で答えて

 

「なに用で?」

 

と問いかければ

 

霞「このクズ!」

 

っと答えてくる

 

『こだまでしょうか』

 

(やかましいわ黙ってろ)

 

『A~C~♪』

 

(黙れw)

 

 

 

 

 

 

 

とまぁー、このような感じで

 

「出身は?」

 

霞「このクズ!」

 

「クズ言ってて楽しい?」

 

霞「このクズ!」

 

「俺の事からかって楽しい?」

 

霞「このクズ!」

 

「楽しいようですね」

 

霞「このクズ!」

 

もうここまで来たら壊れた人形さんだよね。ふむ…どうしたものか……あ、そうだ

 

「お前の方がクズだよ」

 

霞「……」

 

……………おっ?

 

「だいたい挨拶もなしにクズ呼ばわりとはお前何様のつもり?」

 

霞「………」

 

これはもしや?

 

「そもそも礼儀としてどうなの?ノックしたのは正しいけど、失礼しますとか、そういう言葉はないわけ?」

 

霞「…………うっ」

 

「……う?」

 

霞「うるっさいわね!!私だって混乱してるよ!?いきなり休みだなんだ言いやがって!このクズ!変態!」

 

「待て待て!百歩譲ってクズは認めるが変態じゃねぇーぞ!?」

 

霞「うっさいバカ!死んじゃえ!」

 

「酷くない!?………あ!そういうことか!!」

 

霞「!何よ!?」

 

「クズと罵倒するのは前任にそういえば自分にヘイトを集めれて、自分の仲間には手出しされずに自分だけされようと…そういう事だな?」

 

霞「っ!」

 

ふむふむ、眉が一瞬ピクリと動きましたね。これは図星って奴だな!やはり!所詮は子供!だぜ☆

 

『精神年齢幼稚園児が何言ってる』

 

(うっさい黙れ。てかそんなに頭悪くねぇーよ)

 

『頭の問題じゃない。行動の問題じゃ』

 

(………あぁー)

 

『否定しろ』

 

(いや…確かに思いたったら行動しちゃうし、興味あるものは探っちまうし…あながち間違いじゃないのかなって)

 

『おい』

 

いやいや、そんな事より霞の問題を取り除く事だな

 

「それじゃー霞。約束しよう」

 

霞「っ……何……よ」

 

「俺はここにいるもの達に手出しは絶対しない。絶対にだ」

 

霞「!どうせ口だけの!?」

 

そう言い放った瞬間、俺は自分の首元を浅く机に置いてあったカッターで切りつける。

 

「もちろん、破ったら煮るなり焼くなり好きしても構わない。無論、殺しても構わない」

 

そう言って頭に恐らく護身用であろう拳銃を自分自身で突きつける

 

霞「!まっ……」

 

「俺は…本気だ」

 

そう言って拳銃のトリガーを引く瞬間に

 

霞「やめてよ!!」

 

「………」

 

霞「もう………やめてよ……お願い……だから!私のせいで!誰かが犠牲になるのはもう嫌なのよ!!」

 

やっと、本音が聞けた

 

霞「だから……やめてよ……これ以上……悲しい想いにさせないでよ……お願………い?」

 

俺は膝をついて、優しく霞を抱きしめる。抱きしめるまで俺に気付かないあたり、相当参ってるんだなって思った。そんな霞の頭を優しく撫で、背中をポンポンってしながら

 

「俺にはその気持ちは分からねぇーし、分かってつもりで知ったかして傷つけるつもりもねぇーよ。でも、これだけは言わせてくれ」

 

そう言い、より一層優しくぎゅっと抱きしめて

 

「今までお疲れ様…でも安心しろ。俺が、お前の仲間もろとも守ってやる。救ってやる。」

 

そう言放つと、俺の体の中で小さく震える霞が、掠れた声で言葉を放った

 

霞「……どうせ…また裏切られるんでしょ?」

 

「裏切らない。言っただろ。約束をやぶったら俺を殺してもいいって」

 

霞「……信頼しても…どうせ……居なく…なるん……でしょ?」

 

「居なくならないよ。ずっとここで、俺は君たちを育て続けるよ。それで君たちが強くなるにつれて、俺もどんどん強くなるからさ」

 

霞「…………裏切ったら……許さないんだから……」ギュッ

 

「あぁ。約束しよう。君を、君たちを守ると」ナデナデ

 

霞「…………」

 

「…もう、抱え込まなくていいんだよ」ポン

 

霞「!!」

 

「疲れただろう?苦しかっただろう?……もういいんだよ。もう、我慢しなくていいんだよ。」

 

霞「…ほ…んと……に……?」

 

「あぁ、よく頑張ったね。これからは…素直に生きていいんだ。今までお疲れ様…そして、これからもよろしくな。霞」ナデナデ

 

その瞬間

 

霞「………ひぐっ……うっ……」

 

霞の今まで押し込んでいた感情が

 

霞「うっ…うぅっ……うわぁぁぁんっ!!」ギュゥ

 

溢れ出るのであった……

 

 

 

 

 

 

「………」ポン…ポン

 

あれから数分、泣きじゃくっていた霞の背中をポンポンしていると落ち着いていった。正直こんな少女でも重い悩みがあるって知った瞬間、前任の提督を全裸状態で思いっきり金的100回蹴りたい気持ちだが、そんなことしても何にもならないよな。うん。でも、これで少しは紛れるといいな

 

霞「……いつまで抱きついてるのよ……クズ」

 

「…………抱きついてるの霞なんだけど…」

 

現に俺の左手が背中を撫でてるだけで右手はプラプラプラーナだ。地面にぺたりとしてる。かく言う霞はがっちり手を後ろまで回してホールドしている…俺の胸に顔うずくめてるし

 

霞「言い訳は見苦しいわよ。クズ」

 

「じゃー無理やり離れようか?」

 

っと、立とうとした瞬間、ぎゅっと抱きしめる力を強くした霞は弱々しく

 

霞「もう少しだけ……こうさせて…」

 

っと悲しげに言ってきたので、はぁーとひとつため息をついて、頭に手を乗せる

 

霞「!」

 

ビクッと体を震わせたが、嫌がる素振りをしないのでそのまま頭を撫でて

 

「あと少しだけな」ナデナデ

 

そう言うと、もそもそっとしながらも

 

霞「……このクズ……♪」

 

っと罵倒を言ってきたのだった。最初のやつより穏やかに、そして、優しげで、心を踊ってるような声で………

 

 

 

 

 

結局開放されたのは頭を撫でてから10分の事だった。俺の腕が木偶の坊になる所でした。いやならねぇーけど。今?今は書類整理してるよ。

 

「…………」カキカキ

 

霞「………」

 

俺の膝の上に座り、足をプラプラとさせている霞がいるけど……いやね?本当は帰ると思ってたんだよ?でもね?

 

 

 

 

 

 

「落ち着いたか?」

 

霞「……うん」

 

「そっかwならよかったよw」ポンポン

 

そう言って、頭をポンポンってして、書類を書き始めてたのだが、一向に帰ろうとしない霞。帰るどころか

 

霞「………」チョコチョコ

 

2分から3分おきにこちらに近付いてきて…気づいたら俺の膝に座ってた。何を言ってるかわからねぇーと思うが俺も何をしてるのか分からねぇ!ただ1つ分かるのは今俺は書類整理してるってことぐらいだ!

 

 

「………あの、霞さん?」

 

霞「なによクズ」

 

「帰らないの?」

 

霞「何?帰って欲しいわけ?」

 

「いや別にここに居たいならいてもいいんですけど」

 

霞「はぁ?じゃー別になんも文句なんてないでしょ?」

 

「あーいや…俺の膝の上以外に座るって選択肢ないんですか?」

 

霞「は?これは座ってるんじゃないわよ。踏みつけてあげてるの。どう?嬉しいでしょ?」

 

うーんこの

 

「ものは言い様だな。じゃー別に何されても文句は言えねぇーだろ?」

 

霞「はぁ!?いいわけないでしよ!?」

 

「あっそ。それじゃーなでなではいらないってことね」

 

霞「!?……え!えぇ!別にいらないわよ!変態でクズなあんたに頭撫でられたら頭が腐敗しちゃうから触んじゃないわよ!」

 

っといいつつも少ししょぼんっとして、下を俯く…あーもう可愛いなぁ……なんで艦娘ってこんなに純粋な子ばっかりなんだろう

 

そうして俺の手は自然に霞の頭に吸い込まれていき…

 

「………」ポン

 

頭に触れてしまう

 

霞「っ!?………」ビク

 

体は跳ねるが、抵抗する気はなく、むしろこちらに体を預けるようにしている…

 

「あれぇ?俺に触られるのは嫌なんじゃないんだっけ?」

 

霞「!?うっ!うっさいわね!えぇ!そうね!嫌だわ!だから早く手を!?」

 

なでなでを開始する。ふむ。サラサラっとした銀色髪。ベトベト感なしで、髪1本1本の繊維が生きてますねこりゃ

 

霞「ちょ!触んな!ちょっ……撫でるなぁ!このクズ!変態!」

 

「そんなに嫌なら手で俺の事叩けばいいんじゃないのか?」

 

霞「うっ………そ、それは………」

 

あ、弱みでた。

 

「…………そんなに嫌なら辞めてやるよ」パッ

 

そう言って俺は霞の頭から手をどけると

 

霞「えっ………あっ………」チラ

 

首だけを動かして、俺の目を悲しい顔で見つめる。

 

「悪いが、嫌がってまで愛でる趣味はないんでね。霞が嫌がることはもうしないよ。」

 

そう言って書類に手を伸ばそうとした時、その裾を掴まれる。

 

「何?」

 

霞「あ………えと……」

 

よし、ここらでヒントを1つあげてみよう

 

「……悪いが、人ってもんは素直に言われなきゃ気持ちは伝わらねぇーんだよな」

 

霞「!」

 

「今の霞は、まるで分からない。ちゃんと口ではっきりと言った方がいいよ?」

 

そう言って霞と目線を合わせる

 

霞「えっ………?……あっ……///」

 

「霞は、どうして欲しいのか。はっきり言ってもらわなきゃ俺わかんないよ」ニコ

 

そう言うと、急激に霞の顔が真っ赤に染まる。………あれ?これ合ってるよね?なんか昔にじいちゃんから教わった事をしてるだけなんだけど

 

そうして、霞が一言

 

霞「い……嫌じゃないから……」

 

「ないから?」

 

今更ながら俺って意外と意地悪なのかなって思ってみたり…いやでもただ聞き返してるだけだし…

 

霞「っ///……その……撫でていいから……///」

 

「いいから?」

 

霞「!!///……わ、私の頭を……撫でてください……///」

 

「うん!よく言えましたw」ナデナデ

 

霞「あっ………///」

 

「人間素直に言わなきゃならないときもあるからなw覚えておくんだぞ?でも、嘘も時には必要だかんな?でも、今の霞の気持ちはいいと思うよwちゃんとまっすぐ言えてたからね。これはよく出来ましたっていう褒美なんだからw」ナデナデ

 

霞「ふわっ……♪……♪」

 

「どうだ?気持ちいいか?」

 

霞「……うんっ♪気持ちいい……♪」

 

「そっかwならよかったよw」ナデナデ

 

そうして、撫でながら書類整理をしていたら

 

霞「……ねぇークズ」

 

「うーん?どうしたァ?」ナデナデ

 

霞に視線を合わせると

 

霞「!///な、何でもない!」プイ

 

「は、はぁ?何だよそれ?」

 

そっぽを向いてプンプンしてる……なんなんだ?

 

『お主ってアホなのか?』

 

(はぁ?何でそんなこといきなり言われなきゃならんのだよ?)

 

『自分の胸にでも聞いてみるとじゃな』

 

(え、えぇ……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霞「ねぇークズ…」

 

本当は提督って……言いたいけど

 

「んー?」

 

私は素直になれないから……言えないけど

 

霞「あたしね、あんたのこと大っ嫌いだから」

 

本当は突き放したくないけど……空回りになことしか言えないから………でも、提督は……

 

「そっかw俺は霞のこと大好きだぞw」

 

霞「っ!?///ば!ばっかじゃないの!?///」

 

そんな私でも好きと……大好きと正面から言ってくれる……こんな感情は艦が持っちゃいけないことだってわかる。それが不要ってこともわかる……でもね…許して…

 

霞「このクズ!!(提督!)大っ嫌い!!(大好き!)




前回2人出すと言ったな。あれは嘘だ!………いやまじすんません。霞の事書いてたらめっちゃくちゃ書いちゃったってたよ!次回は片方がも出すんで許してください!

それと、初めてルビって機能使ってみたんですけどどうですかねぇ…?個人的にはあまりしっくり来ないので使わないと思いますけど、評判良かったらこれからもちょくちょく取り入れていこうと思います。評判?あー、そんなのねぇーわwてか出来ないかw


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新たな出会い……そして幻想

なんか凄い期間があいた気がする


霞「クズ」

 

「はいなんでしょう」

 

霞「撫でなさい」

 

「はい」ナデナデ

 

霞「………んんっ♪」

 

あの件から既に3日が経過した現在。今ではもはやあの頃の霞なんて存在しない。いや、なんかこう……うん。

 

霞「……クーズ」

 

「んだよ……」

 

霞「♪クーズ♪」

 

「はぁ……」

 

めちゃくちゃ甘えん坊になった。やっぱり甘えられる環境が今の今まで無かったってことなんだろう。にしてもだよ?たった3日だよ?それで俺の膝に座って頭撫でてを要求してくるんだよ?………最近の子は進んでるなぁ

 

鈴谷「…提督、早く書類を片してください」

 

「ウィッス」

 

ちなみに霞がこんな状態になってから鈴谷さんはイライラしていますね。あれですあれ、嫉妬ってやつです。あらあら、微笑ましいこと

 

『その中心点お主じゃぞ?』

 

(やめて現実を突きつけないで)

 

『まぁーよいわ……刺されるなよ』

 

(刺されそう)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、そうだ、久しぶりに道場にでも行くか!」

 

っと、俺の気まぐれで道場に向かってる最中の事だった

 

「ぶべらぁ!?」

 

俺は!後ろから近づいてくる一人の艦娘に頭を殴られていた!!目を開けたら……

 

 

「んー☆何処ここ?」

 

なんとっ!見知らぬ部屋に手足を縛られていた!!

 

『何だこの急展開』

 

(そんは呑気なこと言ってないで励ます言葉とかないの?)

 

『頑張ってね☆』

 

(おうくそじじぃ。一旦表出ようか)

 

頭の中で何時ものように会話していると、目の前の扉がガチャりと開く。入ってきたのは少女。紫髪をツインテールに結んで、中学生みたいな制服着てる。いかにも駆逐艦ですよって感じ。なんか霞と同じ感じがする

 

???「気分はどうかしら?クソ提督?」

 

あ、同じ匂いじゃなくて同じだわwあ!この子って確か夕立に剣術かなんかを教える時に居たな!てかそう言えや霞もその場にいたよな…なんで俺名前忘れてたんだろ……あ!あれか!もう関わらないと思ってたから頭の中で抹消してたんだな!そうだそうに違いない!

 

『それはそれで失礼だな』

 

(確かにな!否定はしないぜ!!)

 

『お前のあだ名をこれから問題児に改名しようか』

 

(おいおい照れるなぁw元からだろ?)

 

『なんだ、自覚してたのかw』

 

(あたぼーのパプリカマンよw)

 

『なんだコイツ』

 

???「聞いてるの!?」

 

「あべし!!」

 

少女が持ってるなんか木の棒みたいなので殴られた。あー痛い……

 

『誰に会いたいの?』

 

(はっ倒すぞw)

 

っと、その前に話を聞くとこからだよな。

 

「で?なんの話ししてたの?」

 

???「っ!!この!!」

 

「なんで!?」

 

ただ何を話してたのか聞いただけなのに木の棒で頬をぶん殴られてしまっただ。わぁー凄い。口が切れて口の中鉄の味しかしねぇ……

 

「ぺっ!あー痛い」

 

口に溜まった血を吐き出す。まずなにに怒ってるのか検討がつかないですね。とりあえず

 

「確か……曙って名乗ってたよな。どしたん?そんな怒って」

 

曙「っ……と!とぼけないで!!」

 

「とぼける?一体なんの話しをしてるんだ?」

 

まじで会話が見えない。そもそも俺は練習を見に行ってからこいつとは一度も関わってない。怒ってる事がまじで不思議の不思議ちゃんだ。

 

曙「っ!霞に!何をしたの!?」

 

「あ………へ?」

 

そう言えや霞と曙はあの時俺のことを睨んでたな……そうか。お互い同じような性格だから意見が合いやすいのか。恐らく俺の悪口を言ってたのに、昨日か一昨日か分からないけど、霞が俺の所に行くようになったかなんだで心配してるのか…なんだ。良い奴じゃないか。まぁー俺にこんなことしてる時点で責任は後でおってもらうけど

 

(……あれ?今ひょっとして俺って刺されてる?)

 

『これから刺されるの間違いじゃないのか?』

 

(………これってフラグ回収……?)

 

『お疲れ様ぁ!☆』

 

こいつ本当に楽しそうだな。はっ倒したい☆ってそんなこと考えてる余裕なんてねぇーな…1つでも選択をミスればサンズの川じゃなかった、三途の川を渡らなきゃ行けねぇ。誰も地獄の業火に焼かれたくはないので俺はクールに逃げのドアを選ぶぜ!

 

「えーと……何もしてないぜ?」

 

曙「嘘よ!だったらなんで毎日クソ提督の部屋に向かってるの!?」

 

「いや、それは俺も知らない!マジで!えーと…ついこの間……っても3日前の話なんだけどな?」

 

俺は3日前に起きた出来事を曙に話した。叱ったことやら、俺が臭いセリフを言ったことも全部。いや正直なんで黒歴史まがいなことをわざわざ言わなきゃならないのかと頭を頭の中で抱えるが、みるみる唖然として行く曙の顔を見ていったらおもしれくてつい話しすぎちまったぜ

 

「…まっ!そんな所だなwだから別に俺は霞に対しては1ミリも手を挙げてない。もちろん、体にもだ。それが事実だよ」

 

曙「……う!嘘よ!そんなこと全部!!」

 

一瞬後ろに足が下がるが、それでも強い言葉を使ってこちらに向かって、木の棒を固く握りしめる

 

(あー…こりゃフルボッコされて死ぬパターンだな…)

 

『まぁーどんまい☆』

 

(出来れば刺されて死にたかったなw)

 

『それもそうじゃなwでも…ラッキーじゃないか』

 

(ラッキー?何がだよwたく…)

 

俺は静かに目を瞑った。殺させる事には変わりないんだ。ならばせめて目を瞑って、身を捧げようと

 

曙「っ!このっ!クソ提督!!」

 

そうして、恐らく曙が木の棒を上段に上げた時……だと思う。そんな時に

 

ガチャリ

 

そんな音が聞こえてきた。それと同時に木の棒がカランと落ちる音が聞こえた。何かと思い、俺は片目だけを開ける。その場にいたのは

 

霞「……てい……とく?」

 

唖然とした顔を浮かべた霞がこちらに目を向けていた。そんな霞に対して

 

「おーう…すんごい偶然…」

 

そんな声を上げたあと、聞こえた声は

 

霞「っ!?提督!!」

 

足早に俺の方に駆け寄ってきて、拘束された手をいつの間に取り出したのか分からない機銃みたいなのでといてくれる。

 

霞「大丈夫!?血!血が!痛いよね!?ねぇ!提督!」

 

「落ち着けって……別に死ぬ訳じゃ」

 

霞「バカ言わないでよ!提督が死んだら!私……私は!誰を信用すればいいのよ!」

 

「………」

 

霞「お願いだから!死なないで提督!嫌だよ……!もう…大切な人を……無くすのは…!嫌なのよ…!ねぇ……ていと……く?」

 

俺は霞の頭に手を乗せて、精一杯笑顔を向けて

 

「だから死なないってw……それに……言ったろ?お前やお前らは俺が守るって……こっちは命かけてんだ…そんな簡単に裏切やしねぇーよ…」ニコ

 

霞「ていと……く……♪」

 

そう言葉を発したあと、霞は静かに立ち上がると、先程の雰囲気から一転

 

霞「あんたが……やったの?」

 

曙「っ!?」

 

ドスの効いた声で、曙を睨みつける霞…あ、これはまずい

 

曙「あっ!あたしは!あんたのことを思って……」

 

霞「私の大切な人を傷つけておいてよくそんなこと言えるよね?」ジャキ

 

そう言って手に持ってる機銃を曙に向けた

 

曙「ま!待ってよ!」

 

霞「……あんたはもう……友達じゃない」

 

曙「まっ……まって」

 

そうして…撃たれる瞬間

 

 

 

 

 

 

「ぐっ!あぁぁっ!!」

 

霞「!?提督!?」

 

俺は、自分でも驚くようなスピードで動いたかと思うと、自然と曙を抱えながらスライディングしていた。もちろん、撃つ瞬間ということもあったのでノー被弾とは行かなかった……2発のうち1発が…俺の腹を貫いていた

 

「くはぁぁっ!いってぇぇ!!」

 

脇腹を抑えながらそんな事を叫ぶ…かぁーマジで痛てぇ!

 

曙「あ!あんた!?馬鹿なんじゃないの!?」

 

霞「提督!なんで庇ったの!?」

 

「約束……したからっ……うぐっ!」

 

霞「約束って!こいつは提督を!」

 

「だったら……引き金を引く時に……悲しい顔すんなよ……」

 

霞「!!」

 

俺は見た…曙を助ける際に、目元に涙を浮かべていた霞が…

 

「悲しむくらいなら…殺そうとするな……よ……おかげで腹に弾痕できるだろうが……」

 

霞「でも!そいつは提督を!!」

 

「それでも……ここの鎮守府の艦娘なんだ…俺ら提督ってのは……艦娘の面倒を見る義務ってのがある……だから……助ける」

 

曙「っっ……」

 

霞「だからって!」

 

「それに俺は言った…お前の…仲間……1人…救えなかったら……自害…するって……」

 

霞「!!!」

 

「だか……ら……破ら……ないっ……て……いった……ろ………」ドサ

 

目の前がぐわんぐわんする…体が寒い…最後に映ったのは…涙を流しながら俺を呼ぶ霞と、横で俺に笑顔なのか、それとも悲しみなのか、分からない笑顔を向け、涙を流してる曙が映っていた……そうして俺は……意識を手放した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………どこだここ」

 

目が覚めると、そこは夕焼け空に近いような場所だった。足元には霧なのか、スモークなのか分からないふわふわとした物体が広がっていた

 

???「きたか……」

 

そう言い、こちらに振り返る男…白髪の髪に、左目に大きく出来てる傷跡、それを隠すように眼帯をしており、赤や青、黄色といった混合している目の中、白いコートに包まれて、横には何か缶バッチの様な物に、『元』という文字に金が入ったとても高そうなものを付けている

 

「…………誰?」

 

???「はっはw確かに自己紹介がまだだったねw私は新郷 王蛇(しんごう おうだ)……なーに、ただの戦場に散った老いぼれさw」

 

そう言って、彼は笑った………ん?待て?

 

「戦場で……散った?」

 

そのまんまの意味としたら、既に死んでいるということになる…いやでも目の前に確かにその男はいる……

 

王蛇「言葉通り、私は既に朽ちた身だよwこの体は死ぬ前に、神様という訳分からん男が復元した奴なんだと。正直さっぱりさw」

 

ごめん、俺もさっぱりだわ

 

王蛇「そんでもって俺は、ここで管理人をしているんだ……で、私の私情でお前を助けたということになるなw」

 

し、私情?

 

「それっていいのか?」

 

王蛇「ダメに決まってるだろw死ぬはずだった人間を感情論だけで助けるなどwましてや神に仕える身だw神に逆らうと同じだからなw」

 

ダメやん…

 

「でも…どうしてそこまで?はっきり言うが、俺とあんたに接点なんてない気がするんだが?」

 

王蛇「はっはっはwそうだねぇwでも…一つだけ共通点がある」

 

「何ですか?」

 

王蛇「我々が、軍人という事だよ」

 

そうか…戦場で朽ちたって言ってたもんな…

 

王蛇「この身を滅ぼしてまで守った大日本帝国……あーいや、日本…なのに、今の社会はどうだ?」

 

「それは…」

 

王蛇「やれ、上が不正してるだの。やれ、艦娘を駆使して自分だけ高笑いなど……ふざけるなっ」

 

「っっ……」

 

彼がそう言い放った瞬間、ピリピリとした風が頬を伝う…それだけでこの人がどれだけすご人なのか俺でもわかる…

 

王蛇「政治の問題はどうでもいい…問題は艦娘だ。私も提督をしていた。立場は違かったがね…今のように、人の姿をしてはいなかった…」

 

「軍艦……」

 

元の姿……軍艦での…司令官……っ

 

王蛇「その通りだ…気を抜けばすぐに命なんてこの世行きさ…なのに…今の軍人は腐っているっ。自分だけ安全地帯で、艦とは言え、女の子を酷使するっ!男として有るまじき行為!……しかし、私にはそれをどうにかするほどの力など元よりない……」

 

「………」

 

王蛇「でも、そこで君を見つけたんだ。艦娘を人間と同じように接し、軍人達に対して反発を起こす君を…」

 

「なるほどな…」

 

王蛇「今後、日本は確実に落ちる。深海棲艦という未知の化け物によってな……しかし、君なら、君のその力なら…この状況を覆せるかもしれない」

 

「俺の…力?」

 

王蛇「君も薄々気づいているだろう。急に体が軽くなったり、急に力がみなぎってきたり……それは、提督にとって必要不可欠の物なんだ」

 

「そ、そうなのか?」

 

王蛇「元々提督という物は戦闘しつつ部下に指令をする…言わば司令塔と役割だったのだよ。ひとつ違うのは、戦場に身を置くか置かないか…それだけの事…でも、提督には不思議な力が備わってる。昔、私達はそれを抗う力…またの名を『オーバーフロー』と…そう呼んでいた」

 

「オーバーフロー……」

 

王蛇「絶対的ピンチでも…それを使えこなせれば、チャンスに変わる。ある者は雷のようなジクザクとした歩行と、速度で相手を切り刻み、ある者は、屈強な赤い体で前線を切り開き、またある物は、聡明な策略で相手を騙し、気づかれるまま拠点を奪還した。そんな物が昔、6人いた。」

 

「なんか……すごい壮大ですね。」

 

王蛇「嘘だと思うだろう…しかしこれは全て事実…そして、不完全ではあるが…君はそれを使える…一点条件下でだが……」

 

「俺に……?」

 

王蛇「……だから、俺は、昔の力をお前に授ける事にしたんだ…お前ならきっと使いこなせる…」

 

そう言って、右胸についてる缶バッチをこちらに付けてきた

 

「これは……」

 

王蛇「餞別さwまだ第一歩を進んだに過ぎないw次会うときは…またお前がレベルアップした時さw」

 

そう言って、有無も言わさずに肩を押されると、ふわりと落ちる感じがした…否、落ちていた

 

「ほへ?」

 

王蛇「精々死ぬなよ……お前がこの日本を変えるんだ。俺の力は……速度だ」

 

そんな言葉を最後に、俺の視界はまっくらになる………




まだ6話なのにお気に入り登録が30超えそうな件について。
まぁーその分評価付けられてないんで。どっこいですw

それと、展開がよく分からんくなったけど、いい感じに出来たとは思ってる。オリジナル設定だし…ポッタイシ


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イケイケのダンディーなおっさんから救われた後説教とか休ませる気ねぇーだろ!?

大変……大変長らくお待たせしましたァァァ!!ぜってぇぇぇ9.9割の方にわすれさられてるぅぅぅぅっ!!


あ、本編どうぞ


鈴谷「てい……とく…」

 

あれから数時間、提督は未だに意識を戻していない。ここは病室、そばに居るのは夕立や天龍、時雨といった剣術でお世話になった3人。そして、半分秘書である鈴谷。最近よく出入りするようになった江風と山風、そして、霞と曙であった。曙は深く反省してるのか、ずーっと下を向いたままだった

 

時雨「なんか……言ったらどうなんだい?」

 

少しキツめの口調で曙に言う時雨。無理はない。この状況にしたのは間違えもなく曙だ。その事を充分に理解してる曙は握りこぶしを作って、その拳の上には数滴の涙が零れ落ちる。

 

天龍「…泣いたって意味なんかねぇーぞ」

 

天龍は駆逐艦にあまり強く言えない性格なので、優しめに言うが、怒りが隠せてるわけではない。あまり怒らない夕立でさえ

 

夕立「提督さんに何してるっぽい?」

 

元々数日前までは普通の女の子ぽかった夕立は、少し背が伸び、胸も膨らんでおり、長い金髪の先端は紅くなっていた。後に妖精がこう言葉を漏らす

 

「改二ズラー」

 

霞「曙を……責めないでください…わ、私にも非があるから…」

 

曙の気持ちをちゃんと理解してなかった霞のせめてもの罪滅ぼしなのだろうと。この時の霞は、曙が解体と命令されたら、自分もするつもりでいた。そんな時だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んっ……んんっ……」

 

「「「「!!」」」」

 

「ふわぁぁっ……んんっ?あれ?ってあのクソじじぃっ!!」

 

「「「「!?」」」」

 

「くっそ!言いたいことだけ言って突き落としやがって!次会ったら千切りピーマンにしてやるぞゴラァァ!ってあら?なんでこんなに集まってるの?」

 

夕立「て……」

 

「へ?」

 

夕立「提督ぅぅぅぅ!!」ダキ

 

「うぼわ!!な、何!?」

 

いきなり抱きつかれてびっくりしたんだけど……な、何ですか?

 

時雨「心配……したんだよ?……提督……良かった…本当に……良かった…!」ギュ

 

時雨が俺の左手に手を合わせると、そのままぎゅっと握り始めた……あー、そう言えや俺死にかけてたな…文字通り三途の川渡りかけてたしな…

 

山風「パパ……パパァァ!」ダキ

 

夕立が前にいるか知らんけど後ろから抱きついてきた山風…やめろ。なにがとは言わんが当たってるぞ!なんて今の雰囲気で言えるほど俺はKYじゃないのでされるがままにしておこう…

 

江風「良かっ……た……本当に……良かった……!」

 

ポロポロと涙を流してくれる江風…相当心配かけたんだろうな……となると……

 

鈴谷「でいどぐぅぅ!!無事で良がっだよぉぉぉぉ!!」

 

涙を滝のように流しながら肩にスリスリしてくる鈴谷…この際何も言わないでおこう。決してこの状態でお前の泣き顔ブッサイクだなぁwなんて言ったら命がまためされる。

 

天龍「くそ……あんま心配かけんじゃねぇーよ……たくよ……」

 

そう言いながら目元を隠してる天龍。お前そういう所ほんと可愛いよな。なんて口が裂けても言えない。言ったらまたあのダンディーでハードボイルドなイケイケなおっさんに助けられてしまう。しかし、霞や曙からは嬉しさよりも罪悪感の方が多いいだろう。よし。この提督さんにおまかせあれ!

 

「さてっと…まだ所々痛むが…心配をかけたな。すまんな」

 

そう言うと、みんな安心した顔になる…しかしここで際も真面目な鈴谷が話を持ち出してきた。お前さっきまでめちゃくちゃ泣いてたやん。いつキリッとした

 

鈴谷「……それで提督。この2人は…」

 

「「っ…」」ピクッ

 

「うん?……うん。そうだね……それじゃー……伝えるよ」

 

俺は2人に向き直って、言葉を発する。

 

「それじゃー…まず、霞から」

 

霞「っ……は……い……」

 

相当震えてますね。俺が一体何を命令すると思ってるんだ…まぁー俺はナニを命令した

 

『だまれ童貞』

 

(はぁぁっ!?どどど童貞ちゃうし!ただその……大人の階段登ってねぇーだけだし!)

 

『人はそれを童貞と呼ぶ』

 

(っっ!!?いいもんいいもん!そんなのなくなって人生楽しいもん!)

 

『本音は?』

 

(こんちくしょう羨ましいなコノヤロウ。爆発させっぞ)

 

『素直でよろしい』

 

っと…またバカみたいな会話に花を咲かせてしまった…てか俺があっちに飛ばされてる時こいつ全然喋んなかったな…まぁーいいか

 

「……俺の言う事を1回だけ拒否権なしで何でも言う事を聞くこと。それだけでいいやw」

 

霞「ふにゃっ!?///」

 

なんだいその反応は。まるで俺が変なこと言ったみたいじゃないか。ん?なしてみんなそんなに俺を見るの?へ?俺本当になにかおかしなこと言いました?なんで無言で見てるの?普通に怖いんだけど…

 

「……異論はないな?w」

 

霞「は……はひっ…///」

 

「よろしいw」

 

何故か下を向いて耳を真っ赤にしてる霞。何を想像しているのだろうか…別によくあるエロ同人みたいな事はしないさ。きっとおそらく。

 

『する気だろお主』

 

(ぶっちゃけ肩たたきとか、飯作るとか、そういう系しか考えてなかった)

 

『変な所で欲がないのなお主…』

 

(命令してまでシたいとは思わないしな。だいたいそれをしちまったら前任の同じ事してる様なものだ。)

 

『……ふっwそうかいw』

 

「んじゃー次、曙な」

 

っと、そう言うと曙が下げていた頭を思いっきり上げる。ふむ。しっかり自分が何をしたのか、どれぐらいの事をしたのかってのは分かってるらしい。それに反省の色も見える…もう何言われてもそれを受け入れると顔が語ってる……なーんかなぁ……これで罰出すとか俺罪悪感しかないんだけど……いや!心を鬼にするんだ!よし!

 

「曙…自分が何をしたか…分かってるかい?」

 

曙「っっ!……はい…わかってます……」

 

「それならもちろん…どんな罰も受け入れるね?」

 

そう言うと、曙の顔が真っ青になった。やめて!そんな顔しないで!別にとんでもない罰とか出さないから!

 

曙「………は……い…っ……どんな……罰でも……受け入れます…」

 

っと、覚悟を決めた顔と、涙ぐんだ瞳。……俺完全悪じゃん

 

『実際、傍から見たら小さい子を脅してる変質者にしか見えないぞ』

 

(余計な事言うなジジィッ!その光景が頭の中に流れてきて心折れそうになったわ!)

 

『実際…ほかの面々は優しく見守っておる。自分が思った事をそのまま述べるのが吉じゃな』

 

(……んなもん、言われなくても分かってるよ)

 

俺は深くため息をついて、曙の目をじっくり見すえる。俺の場合、数秒程度だと思うが、曙にとってその時間はあまりにも長い時間なんだろうな。俺だってわかる。小学生の頃、万引きして捕まった時、親の説教してる時に目を見られた時、本当に長い時間だと思ったから

 

「…曙、辛かったか?」

 

曙「はっ………へ?」

 

何故か素っ頓狂な声が聞こえた。あれ?何故だ?

 

曙「えっ……え?」キョロキョロ

 

曙が周りを確認するようにしてるので、俺も周りを確認してみる。鈴谷は口元に手を当ててクスクス笑ってるし、時雨、夕立、江風や山風は何故かニコニコしてて、天龍はニカッと笑っていた。霞に関しては胸に手を当ててニコニコ笑ってた。なんだコイツら。気持ち悪

 

『おい、気持ち悪いとか思うなよw』

 

(いやだって何この状況。気持ち悪いやん)

 

『それだけお前の返答が意味不明ってことじゃなw』

 

(酷い…)

 

っと…今は曙の件だな

 

「で…だ。辛かったのか?」

 

曙「えっ……えと……」

 

「………別に怒ってなんかないよw曙は確かに上司である俺を殴って…殺そうとした。」

 

曙「っ!」

 

「…でも、ちゃんと理由があるんだろ?」

 

曙「!!」

 

「……話してくれないかな?俺さ、要領わりぃーから話してくれなきゃ分からないんだよw……だからさ、曙がなんでそうしたかったか…そうしなきゃ行けなかったのか…話してくれないかな?それを聞いた上で…ちゃんとした対応をするからさw」

 

そう言うと、曙がパァァっと風にも当たったかのような晴れた顔になったかと思うと、ゆっくりと言葉を紡いでいった

 

曙「……私…さ…怖かったのよ…一部のみんなが…あんたに…ついて行くのがさ…」

 

「……」

 

曙「提督なんて生き物は…自分中心的で…欲望的で…頑固で…なんでも自分が優先に考えてて…そんな人間に…私の仲間が…友達が…親友が……ついて行って……いつ壊されるんじゃないかって…いつ殺されるんじゃないかって……いつ……捨てられるんじゃないかって……怖くて…恐くて……」

 

「………」

 

曙「それで……私が助けなきゃって…みんなあいつに騙されてるんだって……だから代わりに私がみんなを救おうって……でも……違った」

 

「…」

 

曙「あの時…霞に銃口を向けられて分かった……理解しようとしてなかったのは私なんだって……今までがそうだったように…今回の提督もって…勝手に決めつけて…勝手に暴走して……それで……」

 

「………もういい」ギュッ

 

曙「………ふぇ?」

 

俺は優しく、それでも強く抱きしめて、曙の頭を撫でていく。

 

「もういいんだ…もう分かった……確かに…俺も曙に余り関わらなったのも悪かった…俺の悪い癖だ。相手から接してこなければ、接さない…今回それが、曙の不安を爆発させてしまった……本当にすまない…」ギュッ

 

曙「……ちがう……よ……全部私が……私がいけなくて…全部私が…「ならさ!」……え?」

 

「この件はお互いに半分こにしようぜ!w」

 

曙「っ!!」

 

「俺が曙にもっとコンタクトを取らなかったのが悪かった。そして曙は、決めつけて行動してしまった…形は違えど、お互い、相手のことを知ろうとしなかった。なら半分こにして、それを解消してけばいいんだよw」

 

曙「……私を……許してくれるの?」

 

「許すも何も、俺は最初っから曙に対して怒ってはいないよ。曙はあの手しか思いつかなかった…みんなを守るためにはね…でもね、それをするだけで曙は立派なんだ」

 

曙「私が……立派……?」

 

「あぁw俺なんて見てみろ。ろくに何も考えないで行き当たりばったりで行動して、んで、異常事態になったらその場で考える…曙は今後の皆の未来も考えて実行した。それは、誰もできるとは思うが…実はそうではない。曙のが皆を本当に思っているからこそ出来た…曙にしか出来ない強さなんだ」

 

曙「!!」

 

「……だから…本当にすまない…俺は曙の事を何も知らなかった…曙はみんなの事を思って行動してくれたのに…俺は曙の事を思って行動しようとも思ってなかった。それは皆にも言える事だ。事件が起きてから俺は動いた…それじゃダメなんだって曙のおかげで気づけた。本当に…ありがとな」ナデナデ

 

俺は抱きしめながら、頭を撫でる。ぶっちゃけ提督嫌い人間にこんな事したらんなもんDOTAMAがポーンっ!って行くと思うが、そうなったら…まぁードンマイだ

 

曙「…私…あんたを殺そうとしたのよ…?」

 

「それが、曙が考えた最善の策だったんだろ?…良く考えたね」ナデナデ

 

曙「みんなに…迷惑……かけたんだよ?」

 

「それはこれから返していけばいいんだよw迷惑をかけたらそれ以上の働きを示す。ここではそうなのだろう?w」ナデナデ

 

曙「………わ……たし……は……」ギュッ

 

「……もう、一人で抱え込まなくていいんだよ」ナデナデ

 

曙「!!」

 

「ここにいる艦娘の悪い癖だ。なんでも1人で抱え込む癖がある。そうならない為の仲間、提督なのにな…まぁーその提督が1番そういう原因にさせたんだけどよ……俺もあまり人の事は言えねぇーけどよ…………信じろとまでは言わねぇーよ…ただ……相談には乗れるからよ…1人であんまり抱え込むなよ」

 

曙「っ!」

 

「俺がここの提督になったからには、ここにいる皆の命を守る義務ってのがある。一人もかけさせやしない。曙、お前もその中にちゃんと含まれてるんだからな?」

 

曙「っ!!」

 

「あまりかかろうとしなかったけど……過去は変えられなくても…未来は…変えられるだろ?だから…さ、俺に最後のチャンスをくれないかな?曙と仲良くなれるチャンスを…さw」

 

曙「……さいっ」ムギュッ

 

「おわっちょっ……急になんだよ?」

 

曙「責任……ちゃんととりなさいよ?///」ムギュッ

 

「……あぁw絶対に守る。それじゃー曙。お前に罰を言い渡す」

 

曙「……うん」

 

「一週間、俺の秘書として任務をまっとうしてくれ。……できるかな?w」

 

曙「………♪…任せなさい!あんたが口だけじゃない人間だと!私に証明しなさい!」

 

「……ふっwお手柔らかに頼むよw曙」

 

曙「覚悟してなさいよ!……クソ提督♪」




2度目になるけど…本当にお待たせしましたァァっ!約2ヶ月投稿しないとかあほんだらの極みでごわす!!…はい。てことでこれからはこういう感じの更新ペースですよっと。あ、文章が駄文極まりないって?しょうがにゃいにゃー。駄文極まりないってタグつけるかぁ?………付けないけど

とりま本当にお待たせしました。ゆるちてね。てへっ☆


あ、今のセリフで殺されそう。逃げよっ


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俺の頭の中に住んでるおっさんがロリコンだと確信してしまった

最近の出来事

10月学校サボりまくってたから「まじやべぇー、行かなきゃー」と思い、11月になって初めて行って、速攻で課題が半分終わった事。


ちなみに事実ですwってどうでもいいなw


曙に秘書を任してからもう1週間はたった。ぶっちゃけ期間が来ればすぐに辞めると思っていたのだが、最後の秘書活動の際に、曙に言われた言葉

 

曙「ねぇ、クソ提督」

 

「ホイホイっと。どしたー?」

 

書類のカキカキをすませて、今は曙がいれてくれたお茶を飲んでいる。最初の頃はアッツアツのお茶を入れてきて、熱に耐えれなくなったコップが割れたっけなwいやー懐かしい。いやまぁー1週間前だけど

 

曙「今日で1週間……私もあんたみたいなクソ提督の傍に居れるのは今日で最後……」

 

「ん。そうだね。曙はよくやってくれたと思うよ。最初の2日はあれだったけどw」

 

曙「なっ!?お、思い出させんじゃないわよ!クソ提督!」

 

「へいへいw悪かったよw」

 

慣れない仕事をさせてる訳だから、そりゃもちろんミスだっていっぱい起きる。でも、曙は元々プライドが高い子らしく、そのミスを挽回しようとして、ミスして、それの繰り返し。俺が笑って許してはいたが、いつもくっついてる鈴谷はカンカンしてたなw

 

「本当に、お疲れ様。こうして曙と一緒の時間過ごしてよくわかったことがあるよ。曙はすごく真面目で、思いやりがいい子だってねw」

 

曙「はぁ!?///わ、私はそんなこと」

 

「いいやw沢山してくれたさ。些細なことでも、何でもいい。曙のいい所をいっぱい知れたからね。本当に、この1週間お疲れ様」ニコ

 

曙「っっ……そ…その事…なんだけど……///」

 

「?何かまだあるのか?」

 

曙「そ…その……し!……仕方がなく!本当にどうしようも無いクソ提督だから!私がこれからも秘書艦になってあげてもいいのよ!?」

 

『ほう。これが俗に言うツンデレというやつじゃな?』

 

(ツンが強すぎる気もするがな)

 

『だかよいではないか!わしはこういうのはタイプじゃぞ?』

 

(ロリコンガングロジジィ)

 

『変なあだ名をつけるでない!』

 

っても確かにこいつはツンデレだな。自分は自覚してないっぽいが、言動や行動がまるっきりそれだ。それに、正論を重ねまくると素直になるのは、曙特有だろう。ここ一週間で曙の事はよく理解したつもりだ。今回も同じように虐めてみようw

 

「…………曙」

 

曙「!?な、何このクソ提督!」

 

「素直になったらどうだ?」

 

曙「っ!?べ!別に私は本当の事を!」

 

「嘘だなw素直になれよw離れるのが寂しいんです、これからもそばにいさせて下さいってなw」

 

曙「っ!?///だ!誰がそんな事!」

 

「本当にいいのかなー?w今だけだよー?w」

 

曙「っっ……だ!だれ……が……っ!」

 

「……曙?」ニコ

 

曙「っっ!?//////」

 

「素直になって……いいんだよ?」ニコ

 

大抵こう言えば素直になる。ってツンデレ評論家が言ってた。いや誰やねん

 

曙「………さい……」

 

「へ?なんて?」

 

曙「……私を…提督の傍に…いさせて下さい……///」

 

「理由は?」

 

曙「もっと……もっと提督の事…知りたい…一緒にいたい……だから……」

 

「素直でよろしいw」ナデナデ

 

曙「っっ……//////」

 

「でも、秘書艦は無理だな。やかましい奴がいるからw」

 

鈴谷とか鈴谷とか鈴谷とかね。ただでさえこの一週間曙ばっか構ってたせいか機嫌が悪いというのに

 

曙「そ!それじゃ私は……」

 

「そんなしょぼくれるなってw何も俺との交流は秘書艦だけとは限らないだろ?」ナデナデ

 

曙「っ……じゃー……」

 

「いつでも遊びに来いよw待ってるぜw」

 

曙「!!///」

 

「仕事だけが関わりじゃない。プライベートであったり、暇つぶし相手になったり…きっかけは沢山ある。だから暇つぶしここに来ればいいさw」

 

曙「で…でも……仕事の邪魔に…」

 

「何言ってんだw提督の仕事は何も書類整理だけじゃねぇーよ。こうして、曙や他の艦とのコミュニケーションも立派な提督の仕事なんだwだから遠慮せずに遊びに来なwそん時は人生ゲームでもトランプでも付き合ってやるよw」ナデナデ

 

曙「っ……うんっ♪……分かった……♪……って!頭撫でんじゃないわよ!クソ提督!!」パシン

 

「あいてw…ほら、もう勤務時間は終了だw帰った帰ったーw」

 

曙「っ!何よこのクソ提督!もう知らない!」バンッ

 

「……ドアぶっ壊れてない?大丈夫?」

 

なんかすっごい勢いで閉めて言ったな。バンというかバキって音聞こえたんだけど。え?大丈夫?俺の扉

 

『少なくとも骨組みの何個かは大破したじゃろうな』

 

(なんで艦これ風に言うんだよ…てか毎日書類書いてるけどこれもう提出期限過ぎてるけど書いてる意味あるのか?)

 

『意味あるじゃろ。書いてる内容はほとんど前任の戦い記録じゃ。自然と戦術ややり方は覚えてくるじゃろ?』

 

(駆逐艦を囮と使った戦艦での一斉射撃。駆逐艦に人権がない戦法を学びたいとは思わないけどな)

 

『……すまん。もっと考えて発言すれば良かったな』

 

(いいよ。そのお陰で駆逐艦の運用法は沢山出たし)

 

『ほへ?そうなのかえ?』

 

(あぁ。まずは遠征。これは機動力が高い駆逐艦が最善だ。それに軽巡洋艦や重巡洋艦を1人か2人パーティーに入れれば、その1人がお姉さん的な役割になってくれるし、何しろ心強くなる。それに火力も引けを取らなくなるからな。万が一敵会しても、ある程度持ってる資材を捨てれば戦闘には遅れを取らない。それぐらいここの鎮守府は強い)

 

『………よく、そこまでの情報量を資料だけで取れたな』

 

(やると決めたらとことんやる。それが俺だからな。)

 

『そうじゃったなw』

 

ガチャ

 

「『ん…?』」

 

扉が空いたと思ったら、ドアの半分から少し赤い顔を出して来た曙

 

曙「……また、明日ね……おやすみなさい…///」パタン

 

そうして次は優しくドアを閉めた曙

 

「……なぁーじいさん。ひとつ言っていいか?」

 

『……なんじゃ?』

 

「艦娘って生き物はなんでああも全員純粋で可愛いんだ?」

 

『ワシにもわからん…思わず頬がゆるんでしもうた』

 

「キモイ」

 

『キモイ言うな』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んー……んんー……」カキカキ

 

鈴谷「さっきからうるさーい……何ずっと唸ってるのよ…」カキカキ

 

「なぁー鈴谷さんや。毎日毎日カキカキしてる俺が言うのも何だけどさ………くっそ暇!!」カキカキ

 

毎日毎日提出期限が切れた(ゴミ)を整理する日々!飽きた!飽きたァァっっ!!

 

鈴谷「………」ジトォォ

 

「なんだその顔わァァっっ!!まるで俺がダダをこねるガキみたいじゃねぇぇかよぉぉっ!」

 

『事実今のお前はまるで駄々をこねるガキやぞ』

 

(うっせぇぇわ!まじひまなんだよあぁんっ!?)

 

鈴谷「………あのさ、前から思ってることなんだけどさ」

 

「おうなんだ言ってみてくれ」

 

鈴谷「提出期限切れてるんだからわざわざ書いて整理する必要ないんじゃない?」

 

 

 

・・・・・

 

 

 

 

「そうじゃんっっ!!」

 

『お主馬鹿じゃろ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやー悪いな2人とも。手伝わせちまって。せっかくのオフなのに」

 

天龍「良いって!オレはあんたに返せねぇー恩があんだ!こういう時、いや、何時でもオレを頼ってくれよな!」

 

「ありがとうな天龍。響もわりぃーな?稽古の練習邪魔しちまって」

 

響「ハラショー。問題ないよ」

 

「ハラ……え?」

 

『ハラショー ロシア語の形容詞ハローシイ(хороший 、「良い、偉大な、仲の良い、可愛らしい、素敵な、(時に皮肉をこめて)結構な」)の中性形呼格。形容詞の中性形は副詞にもなる為、幅広く賞賛を表す感嘆語として用いられる。なお、口語では「了解」「分かった」くらいの意味にも使う。要は相槌じゃね? 』

 

(相槌は分かったが、どこのサイトから持ってきたそれ)

 

『偉大なWikipedia大先生』

 

(偉大だな、Wikipedia)

 

Wikipedia先生に敬意を表してる現在、鈴谷に言われた衝撃な新事実

 

『(ペラペラ)ね。紙だけに』

 

(黙れ)

 

新事実に驚愕して腰抜かして頭をブリッジしながら打ち付けたあと

 

『正確には腰抜けて椅子に座っただけどね』

 

(そこら辺は面白くするのがギャグフィッシュの俺やねん)

 

『お前釣りしたことないだろ』

 

(吊りはしたことあるけどね)

 

『(へへへへへw)』

 

(やかましいわ)

 

『乗ってやったのに………』

 

 

 

まぁ、書類を持って外に出ている時、たまたま散歩してた天龍に話しかけられて、そんときに

 

「焼却炉ってどこだ?」

 

天龍「焼っ!?……あー、それ燃やしに行くのか?」

 

「そーそー。ついでに暇なヤツいたら誘っといてくんね?」

 

天龍「なら響だな。あいつ悔しくてあれからずっと素振りやら、自主練やら折り込んでるしな。日々時雨の研鑽し合ってるぜ?」

 

「どおりでここの『一応』提督やってるの俺が重症で目を覚まさなかった時も駆けつけなかったわけか」

 

天龍「一応を強調すんじゃねぇーよw…んでも、あの後の響は可愛かったろ?w」

 

「そりゃーもちろん。天使だと思ったね」

 

天龍「あははwそれじゃー私も手伝うかね。響も誘っとくから早く終わるぜ!」

 

「あー頼んだ!」

 

 

と、2人に協力してもらって紙を燃やしてたのさ!あ、ちなみにその時にちょー気まぐれ妖精さん(自称)が数名俺の所に来て

 

{これ、全部使わない?}

 

「うん。使わないよ。何かに使うのか?」

 

{こんだけのゴミがあったら……そうだね………2万ぐらいかなぁ……}

 

「?何の話だ?」

 

{私達って特殊な妖精さんでね?普通の妖精が出来ないことを私達なら出来るの。まぁー私達よりも凄い妖精さんがここには何十人もいるから私たちが霞んじゃってるんだけど………}

 

「まず妖精さんの基準値がわからねぇーからな……んでも、そんな特殊な妖精さんがこのゴミを何に変えるんだい?」

 

{資材だね。鉄や弾薬は無理だけど、燃料とボーキになら…これだけの数だと2万ずつ増やせるよ。明日には倉庫に運べるかな}

 

「お願いできるかな?出来ればいいんだけどね」

 

{任せて!提督さんの力になりたいからさ!}

 

「俺はもう十分君たちに助けられてるけどねw……うん分かった!それじゃー君達にその命令をしようかな!報酬は金平糖1袋!しかも業務用だ!」

 

{ラジャー!}

{頑張りますっ!}

{運べ運べー!}

{それじゃ、出来たら紙に書いて机に置いとくね。}

「おう。……ありがとね」

 

{ふふっ。大丈夫だよ♪}ニコ

 

そういって、大量のゴミを妖精さんは持っていった。

 

天龍「な、なぁ提督…もしかして妖精の言葉が分かんのか……?」

 

「ん?普通に喋ってんだから分かるだろ。」

 

響「………普通の人は、妖精さんの声は聞こえない。私達だって聞こえる人は少ないよ。唯一会話できるのは空母や軽空母とかだよ?」

 

「んー……でも俺は普通に聞こえるしな……」

 

天龍「ち、ちなみになんて言ってたんだ?」

 

「んあ?あぁ、あのゴミは私達で資材に変えちゃうけど問題ない?って聞かれたから、資材にしちゃっていいよって」

 

天龍「資材に!?あんなゴミがか!?」

 

「何でも特殊な妖精さんなんだと。彼女らが稀と自分から言ってたのに、ここにはそんな稀な妖精さんがわんさかいるんだと」

 

天龍「は……はは…信じられねぇ……つい1か月前までは無能にこき使われて、妖精の存在をおとぎ話としか思ってなかったのに…それも特殊個体……1つの鎮守府に1人いたら戦力が倍なようなもんな存在がここの鎮守府に何十人も………はは………」ドヨ-ン

 

「なぁなぁ響。あれは大丈夫な人なのか?」

 

響「正直大丈夫じゃないね。私も正直驚いてるから」

 

「そか?にしては顔色ひとつ変えてねぇーけど」

 

響「私は表に感情が出にくいのよ」

 

「ふーん」ガシ

 

響「な…なに……?」

 

俺は響の肩に手を置いて、目線を合わせてジッと見つめる。

 

「………」ジ-ッ

 

響「あ、あの……提督?な、何してるの?」

 

「響を見つめてる。」ジ-ッ

 

響「そ、それは見てわかるよ。な、何故に私を見てるのかって」

 

「響、綺麗だぞ」

 

響「はひっ!?//////」カァァッ

 

「なんだ。ちゃんと感情柔らかいじゃねぇーか」

 

響「そ、そんな事のために!?////」

 

「そんな事のために響を見つめてたwいやーいいもの見れたwあばよーw……あべしっ!!」

 

なんか頭にとんでもねぇーの飛んできた気がするんだけど

 

「てぇ!なにしやがんだ!」

 

響「提督のせいだから!///このバカバカァ!///」

 

「んだと馬鹿だと!?その通りじゃないか」キリ

 

響「本当にブレないね提督は……」

 

「ブレたら負けだと思ってる」キリ

 

天龍「………………あっ!なぁなぁ!提督!食堂行こうぜ!」

 

響&俺「あ、復活した」

 

天龍「あん?何の話だ?ってんな事より食堂行こうぜ!食堂!さぁー行くぞー!」

 

っと歩いていった。

 

「これ俺Uターンして提督室に帰ったらどうなるかな」スタスタ

 

響「恐らく顔真っ赤にして飛び蹴りしに行くと思うよ」スタスタ

 

「うわおう…天龍が真っ赤になった顔を見たいが飛び蹴り飛んでくるならやめた方がいいな。んじゃ行くか」

 

響「相変わらずむっつりだね提督は……」

 

そう言いながらも俺の斜め後ろをちょこちょこと着いてくる響に少しほっこりしながら食堂に向かった




ほう。久しぶりの投稿な気がする。んじゃー次回もこれくらいのペースでよろしくぅぅっ!


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やっぱり食堂と言ったらカレーだよな!え?そんな事より雑談だと!?

お?結構投稿早くね!?珍しくね!?やりぃ!

最近の出来事

エイペックスの操作にやっと慣れてきた。ブラハ強くね?種神様様。モクモクオバサンなんて目じゃねぇーぜ!(レシオ0.6)

……はいw本編どうぞw


天龍「ほら!早く早く!」

 

「分かったw分かったからあんま急かすなってw」

 

食堂の入口に手をかけてる天龍……その姿は娘がお父さんに早く早く急かしてるのとまるで同じ光景……

 

『まるでてんりゅうだな』

 

(それバカにしてね?w)

 

『ま、まさか〜』

 

「おうそうだな」

 

『聞けよ』

 

響「……提督は何食べるの?」

 

「んー?何があるか分からないからな……こっちに来てからはみんなに迷惑や不安を抱かせないように、部屋で食ってたからな」

 

響「やっぱり提督は優しいね…」

 

「だろ?もっと褒めてもええんやで?」

 

響「そういう所も好きだよ」

 

「自分に素直なところか?俺もそう言ってくれる響が大好きさ☆」

 

響「……うん♪……ありがとう…♪」

 

っと、響とそんな会話をしていたら、いつの間にか食堂についていた。中はとても綺麗な白で、テーブルや椅子も白で統一してあった。窓ガラスからは海の景色が見え、とても綺麗な場所だ。

 

「なんか…すっげぇー綺麗だな」

 

天龍「これも全部提督のお陰なんだぜ!」

 

「そうなのか?」

 

横にたって肩を組んできた天龍に聞いてみる。

 

天龍「あぁ!……元々ここは食堂って言えるほど綺麗でもなかった。カビは生えてるし、湿気もすごくて、床も壁も黄ばんで…とても今みたいに居心地は良くなかったぜ」

 

「んー?じゃーなんで今はこんなに綺麗なんだ?」

 

天龍「……提督がこの鎮守府に来た時に言ってただろ?妖精さんって人達が頑張るって言ってたって」

 

「んあ?……あぁ。んでもあれは風呂だけって言ってたぞ?」

 

天龍「やっぱりw提督についてる妖精さんもあんたの事が好きなようだw」

 

「は?……へ?どういうことだ?」

 

天龍「普通、妖精ってのは気まぐれなんだ。気まぐれに現れて、気まぐれに離れていく。たまに気に入ったやつがいれば、その場に住み着く。んでも、一生ではねぇーけどな。」

 

「…それになんの意味があるんだ?」

 

天龍「自発的に人に、あれして来るって事を言わないんだ」

 

「そうなのか……てか自分からしてくるって言ってきたのは風呂だけでここの事とかマジで知らんぞ俺」

 

天龍「それが妖精さんに好かれてるもうひとつのポイントなんだwその時、たまたま空母の何人かが聞いてた事なんだけどな?そんときの妖精さん達は、こう言ってたらしいぜ。『暇になっちゃったからついでに食堂も手直ししよう』ってね」

 

「ほへー…こりゃー日頃の感謝も込めて金平糖たらふくあげなきゃな……」

 

天龍「それにつけ加えてこうも言ってたぜ。『提督さん、喜んで貰えるかな♪』ってさw」

 

「…………はぁー…いかんね…俺は支えられてばっかりだwまさか妖精さんにも知らないうちに助けられて、支えられてたとわね……こりゃーちゃんとお礼をした方がいいなw離れないためでもなく、働いてくれた報酬でもなく、俺個人からの感謝の気持ちをさw」

 

天龍「……あぁ!そういう事を考えてくれるから、オレらもあんたに、提督について行くのさ!これからもそんな感じで頼むぜ?」

 

「……ふっw上官に大して舐めた口を聞きすぎだw」ナデナデ

 

天龍「!……♪へへっ!どこのどいつが上官だっつーの♪」

……あれ?叩かれない…いつもなら叩いてくるのに…

 

「……ふっwそれもそうだなw」ナデナデ

 

天龍「……へへっ♪そうだぜ!♪」

 

っと、食堂に来てた本来の目的を忘れてたぜ……俺とした事が!くっ!

 

『見てみてー、あそこに食堂をお喋りばだと思ってる陰キャが居るよー』

 

(やかましいわ!てか陰キャって言うなぁ!結構傷つくんだぞ!?)

 

『すまんすまんw……で?天龍はどうじゃ?』

 

(……あー……あんたがそう言うってことは…やっぱり天龍にも心境の変化、もしくは俺に対する態度変わった…とか?)

 

『おっ?よく気づいたのう』

 

(流石にこれが3回目だもんな…嫌でもわかる)

 

『……はて?ワシがお主にいつ助言したかのう?』

 

(とぼけんなじじぃコノヤロウ……一回目は鈴谷、2回目は霞。んでもって今は天龍……心境の変化か俺に対する態度を変えた時、表した時、表す瞬間に、あんたは何らかのヒント、もしくはイタズラ混じりの提案をしてくる…そうだろ?)

 

『ワシには覚えがないのう……なんの事じゃか……はぁ…歳はとりたくないものじゃのw』

 

(うっせw………いつもありがとな)

 

『………なんじゃ急に…気持ち悪い』

 

(ただの気まぐれさw)

 

『……まぁー感謝されるのは悪い気持ちではないがの』

 

(そりゃよかったwロリエロガングロじぃーさん)

 

『おい待て撤回させろ!やっぱお主最低じゃろ!?』

 

(へへw俺が真面目話で終わると思ったか?w)

 

『っっ……お主と言うやつは本当に……』

 

さて、俺の気持ちと爺さんをいつも通り弄んだところで現実世界に意識を戻す。食堂は食券タイプらしいので、俺はカレーライスを頼む。天龍は天そば、響は……うん。なんかすっごいからそうなやつ。

 

間宮「はい。カレーライスぅぅっ!?」

 

なんか俺と目を合わせた瞬間に目を丸くさせて、変な声出したぞ?

 

「おっ、なんやかんやちゃんと役割してくれてるw助かるわぁ」

 

間宮「て、ててて!提督!?……あっ!?そ!それ!返して!」

 

っと、俺のトレイを奪い取ろうとしてくるが、ひょひょいとかわす。

 

「やーだよwせっかくこんな美味そうなカレーなんだw奪われるなんてゴメンだねw」

 

間宮「違うんです!そ、それは他の子達と同じ奴で!」

 

「なんだ?そんなめんどくさい仕組みにしてるのか?いいじゃねぇーかwカレーライスはカレーライスでひとつにしてよwんじゃwあばよーw」

 

っと、スタスタとその場を離れる。先に席に座ってた響達に合流する

 

天龍「あはは…提督は相変わらずだなw」

 

「なんだ人をトラブルメイカーみたいにwてか提督と艦娘でわけないでいいと思うんだけどな?手間が増えるし、何しろめんどくさいしな。」

 

響「……なんも思わないの?」

 

「何がだ?」

 

響「……艦娘が…作ってる料理なんだよ?」

 

「うん?そんなの毎日食ってるから気にしねぇーって。そもそも毎日食ってても気にしないってw」

 

天龍「あんっ!?毎日だァ!?提督!誰に作ってもらってんだ!?」

 

「へ?鈴谷だけど…え?なんで?」

 

天龍「っっ!?………だぁー……くそ……」

 

「え?」

 

響「…てっきり私は自炊してるのかと…」

 

「いやな?俺も最初はそうしてたんだけどな?パク。鈴谷が急に作り始めるとか言ってさ」

 

カレーライスを口に頬張りながら話を続ける。

 

間宮「はぁぁっ!?」

 

 

 

 

響「……それはまた……なんで?」

 

「さぁ?なんかウキウキで作ってるぞ?鼻歌までしてるしな。」

 

響「………前にクッキーを焼いたことがあるんだ」

 

「へー。それは気分転換にか?」

 

響「うん…まぁー前任にバレて殴られたけどね…「兵器は兵器らしく大人しくしてろ!」……ってね」

 

「つくづくひでぇー奴だ。料理をして何が悪いと言うんだ…今の時代、AIで飯作るのもざらだってとによ。」

 

響「………提督は…さ。」

 

「うん?」

 

響「もし…もしだよ?私がクッキーを作ったら…さ。食べてくれる?」

 

「……何言ってんだ!そりゃ食うだろ!w嬉しいからな!w」

 

響「!!…………今度…焼いてみるね…♪」

 

「おう!そんときまで楽しみに待ってるよ!」

 

響「……うんっ…♪」

 

 

 

なんだ、やっぱり女の子じゃないか。兵器だとか道具だとか、それ以前にこの子達には意思があるんだ。心があるんだ。まずそこを見て、向き合っていかなきゃなんの意味にもならんだろうに…こりゃーあのダンディー爺さんがかっかするわ…

 

?「ここにいたァァァっ!!」バンッ

 

「「「へ?」」」

 

なんか急に食堂の扉をバンって叩いて現れたのは曙だった。俺に指を突き立てたかと思うと、俺の方にグイグイ歩いてくると、俺の座ってる机をバンっと叩く。

 

「こんにちわ。どったん?気が荒いぜ?」

 

曙「どったん?じゃないわよ!!また明日ねって言ったよね!?」

 

「うん。言ってたね。良かったじゃん。あえて」

 

曙「他人事みたいに!!……もうもう!!」

 

若干キャラ崩壊してますねこの子。まぁー既にキャラ崩壊してる子いるから気にしないけど…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霞「へっくち!」

 

夕立「どうしたっぽい?風邪でもひいたっぽい?」

 

霞「……これは…あーそういうこと……」

 

夕立「?」

 

霞「ごめんごめんw気にしないでwどっかのクズが私の噂をしただけだからw」

 

夕立「提督さんの事っぽい?」

 

霞「……勘…だけどね…♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おおっ…なんか急に寒気が…」ブルブル

 

曙「ちょっと?ちゃんと話聞いてる?」

 

「聞いてる聞いてる。それで?冷蔵庫の中身が全部パピコになってて冷凍庫に入れてよ!って叫んでからなんて言った?」

 

曙「ぜんっぜん話聞いてないじゃない!?舐めてんの!?」

 

アベシ

 

現在俺は、3人と飯を食っていた時に、突風のように現れた曙にカレーをそのままに手を引っ張られて言ったので天龍たちに「俺のカレー食っといてねー」っと大声出して連行されて、ここ、俺の家、あーじゃなかった、提督事務室てか名前長ぇーな。まぁーいつもの場所に連れてこられ、ソファーに座らされ、手早く曙がお茶と和菓子を揃えて俺の隣に座ってる状況だ。

 

しかしまぁ1週間秘書やってただけあるな。元々ここの子達は容量がいい子ばかりだからな。いやまぁーこれは俺の関わってる艦娘にしか言えない事なんだけど、まだまだ俺の知らない艦娘達は鎮守府内にゴロゴロしてる。んでもまぁ…教えた事は何でも短時間でこなせちゃうし、料理も教えれば直ぐに出来る子ばかりなんだよな…

 

「……なぁー曙」

 

曙「何?なんか文句でもある訳?」

 

「…いや、曙は俺と一緒にいて楽しいのかなって」

 

今ふと思った。元々俺は普通の人間で普通の生活をしてたから、あのダンディーなイケメンに付けられたこの金バッチやら、特殊な能力やら、それがいまいちパッとしない。確かに以前に比べて体が少し軽いのと、息切れがしなくなったぐらいで、特別な実感はまだまだ全然だ。…そんなよく分からない人間のそばにいて、皆は楽しめてるのかな

 

曙「は?………はぁー…いい?何も理解してないようだから言っとくけど、私はこれでもクソ提督のあんたに感謝してるのよ?最初は確かに恨んでたし、殺そうともした…けど。私が思ってるような人間じゃなかった」

 

ニコッと笑って、そのまま言葉を紡いで言った

 

曙「何もかもが新鮮で、私がヘマしても怒るわけでもなく、殴る訳でもない。ヘラヘラしながら笑ってるアンタと、逆にカッカッしてる周りのみんな。それを諌めたり、時に笑ったりするあんた…以前よりも少し……ううん。だいぶみんなの感情がよく分かるのよ。全部あんたのお陰だわ」

 

「あはは……なんか照れくさいなw俺はただの一般人で君達が嫌いな提督なのになw」

 

曙「むしろ一般人だから、救えたんじゃないの?」

 

「んー?どういう事?」

 

曙「元々提督って生き物は、特別な能力を判断基準にして、ある程度ランク分けをされるって聞いた事があるわ。そして教育…その教育には私らを人間扱いする説明はない。元より兵器、道具としての使い方だけを教える…みたいな感じね」

 

「……」

 

曙「…でもあんたは、私達をまず人として見て、その次に艦としてみてくれる。だから人として接して…海の上では艦として接してくれる。そんな人だからこそ、私や、あんたの周りにいる子達はあんたについてくるんだと思う」

 

「まっwそう聞くと俺は大したことしてないって事だなw皆には助けて貰ってばっかりだし、俺はからっきしだしw………んまぁ、俺はここに来れて良かったって思ってるよw」

 

曙「……?」

 

「分からないって顔だなw…俺がのほほーんと実家で暮らしてたら分からない事を、ここで沢山学べた。ぶっちゃけ提督ってのは、俺も最初は女の子とキャッキャッうふふ出来るって聞いたからなったんだ。んでも現状を知って、ここがどういう所か知っていくうちに思ったんだ。…あー、この子達にはもっと幸せになって欲しい。いや、幸せになってもらわなきゃダメだ……ってねw」

曙「………」

 

「だから俺はこうして、逃げ症な俺はここに今も居る。他でもない、ここにいるみんなが笑顔に笑って、誰1人も沈めずに、笑って帰れる場所に…そんな場所にしたいから、今も頑張ってる。今はダメでも、1年後…5年後…10年後…そんときには結果が変わってるかもしれない。そんな未来のために、俺は今も頑張れるwそんな夢物語を、俺は叶えたいと思ってるんだw」

 

曙「……え…えへへ……そっか……それなら私らも黙って後ろをついて行くだけじゃダメよね……覚悟してなさい?今のままのクソ提督なら、私達が先にずっと進んでいっちゃうんだから!」

 

「あぁw俺も死ぬ気で走って追いつくつもりさw」

 

 

曙「そっか…♪……ねぇークソ提督……」

 

「ん?」

 

曙「!………もし…この戦争が終わったらさ……私の事……」

 

「「「「「ちょっとまったぁぁ!」」」」」バンッ

 

曙「ふぇ?……!?あ、あんたたちいつから!?///」

 

「おぉ。よぉー。茶でも飲むか?w」

 

鈴谷「ちょっと曙!!さっきの何よ!?」

 

曙「へっ!?///いや!それはその!」

 

霞「抜けがけなんて許さないわよ!?分かってるんでしょうね!?」

 

曙「ぬ!抜けがけなんて!あ、あたしはクソ提督のことなんて!」

 

夕立「それでも今のムードはそれにしか聞こえないっぽい!!提督はみんなの提督っぽい!!」

 

時雨「夕立の言う通りだ。…それに……1人だけなんてそんなのズルくないかい?」

 

曙「い!いや!私は!」

 

「……」ニコ

 

賑やかなのは嫌いだ。自分が居なくても、周りが盛り上がるから…自分はいない方がいいと思えてしまうから。でも今は…

 

鈴谷「ちょっと!?笑ってる場合じゃないですよ提督!これはあたし達にとって大事な話中なんですから!」

 

夕立「そうっぽい!提督さんは耳を塞ぐっぽい!」

 

 

みんなが笑って、怒って、どうでもいい事で笑いあってて、それを見てる自分が、どうにもどうにも嬉しくて楽しくて…どうしようもない

 

「うっしwとりあえずお茶出すからwそれから話をすればいいじゃんかw」

 

天龍「うぃーす…おっ?wなんかおもしろいこになってんな?w」

 

響「提督…大丈夫…?」ヒョコ

 

「おっ!2人も混ざれ混ざれ!面白事が起きるぜ!」

 

曙「ちょっ!?///」

 

 

俺は、まだまだみんなのこと知らないし、理解できないけど

 

 

鈴谷「……さぁ!曙!」

 

夕立「私たちと勝負っぽい!」

 

天龍「だはは!!やれやれー!」

 

時雨「僕が審判を努めようw」

 

曙「ちょっ!?あんた達ねぇ!?」

 

霞「何ぼさっとしてるの!?はやくクズも来なさい!」

 

「へいへいw」

 

響「面白そう」チョコチョコ

 

 

 

みんなの笑顔を絶やさないことが、はっきりと分かる。そんな気がするw

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『………これからじゃぞ?…本当に大変なのは…のう?』




なんかすっごい終わりっぽいけどまだまだ続くからな!?安心しろよ!?

まぁー一区切り……とは言わないけど、区切りっぽいし、10話だし(関係ない)


次回からは……うーん…どうすっかな。また新たな艦娘出そうかな…今は鈴谷、響、夕立、時雨、天龍、曙、霞、山風、江風だし…戦艦とか出してみようかな。軽巡や重巡も出したいねぇ…キャラ知らんけど。まぁーそんときになれば考えばいっかwんじゃ、次の投稿は3年後ということでwほいなら〜w


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どいつもこいつもネガティブすぎぃ!!砂糖貰っていいっすか?

タイトル関係ないヨ(ちょっとだけ関係あるかも)

最近の出来事

ネットが止まってストレスマッハ。なぜうちの親は払い忘れるのか……マッハバイク(意味不明)

俺がスマホ投稿者で良かった……パソコンだったら側転からのブリッジして股関節グリングリンにしてるとこだった(意味不明)


「………んでむっつりさん」

 

陸奥「陸奥だ」

 

「え?むっちり?」

 

陸奥「む!つ!だ!!」

 

 

 

現在、俺は椅子に座りながら、いきなりコンコンしてきた陸奥を虐めてるところだ。え?あー大丈夫。後ろでしっかり俺の頭をがっちり捕まえてる山風と鈴谷が居るから。うん。全くもって大丈夫じゃないな。凄い俺の頭からなっては行けない音が聞こえる。なんかメキメキって聞こえる。

 

『その後…彼の頭部を見たものはいない』

 

(勝手に砕くな勝手に殺すな)

 

『にしてもお前の頭部は丈夫じゃの……陸とはいえ、艦娘じゃぞ?』

 

(まず陸とかこいつらに関係あるのか?陸での基本訓練を入れてるこいつらに)

 

『なかったわ』

 

(でしょうね)

 

 

剣道組以外にも、最近は他の艦の子達も陸訓練を取りえてるようだ。ちなみに山風と江風はサッカーしてる。ま、まぁー遊びも立派な訓練ですから。ちなみに曙と霞でキャッチボールしてるのを見かけて、何してるの?と聞いたところ

 

霞「なにって…訓練よ」

 

曙「見て分からないの?遊んでるのよ」

 

っと言われた。とりあえず曙には嘘を吐くという事を教えたい。霞がわざわざ嘘ついた意味ないやん。顔真っ赤にして俺に豪速球投げてきたからね?危うく頭部に当たって脳震盪起こす所だったわ。てか俺頭運なくね?今も頭蓋骨悲鳴あげてるし

 

 

「えーとだね、それで?陸奥さん、なんか御用で?」

 

そういえや弄ってるだけで肝心な内容を聞いてなかったわ。あれ?これワンチャンセクハラでは?

 

『セクハラだな』

 

(でーすよね)

 

陸奥「……一部の艦が言うように…提督は相当自由人なのですね…」

 

「は?俺が自由じゃなかった時なんてなかったような……」

 

陸奥「そうですね…いきなり自己紹介をすると言って集めたり…そうだと思ったら風呂とか、自室が綺麗になったり…本当自由でしたね」

 

「そうだろうそうだろう!ま、一応陸奥とは初対面な訳だしね、礼儀は必要だろう。」

 

山風「初対面相手にいきなりむっつり言い出すのはパパぐらいだと思う」

 

鈴谷「ついでにむっちりもね」

 

「……あのですね2人とも?そろそろ俺の頭から手を離してくれません?俺の頭が破裂しないうちに」

 

山風&鈴谷「ならいっその事……破裂させる?」

 

「何恐ろしいこと言ってるの!?」

 

っと、渋々と言った感じで手を退けてくれる。いやなんでそんな微妙な顔しながら手をどけんねん。普通違うだろ。いやてか普通は頭を砕く勢いで頭を握らないからね?常識的に!

 

陸奥「えと……」

 

「あーごめんごめん。この2人の事は気にしなくていいからね。ね?」

 

山風「それは無いんじゃないかなぁ……パパ?」グギギ

 

鈴谷「どういう事ですか?それは……」グギギ

「あいたたた。痛い痛いから。離せっていだだだ!!なんで力強くするの!?痛いから!マジで!ほんと!マジで!いででで!!」

 

 

 

 

とりあえず2人を引き剥がして、手足縛って、口縛って、部屋の端っこに正座させておく。とりま紙にペンで『私は提督に反抗したので罰を受けています』と書いて、降ろしておこう。タコ糸でいいかな

 

 

陸奥「い、いいのか?その……」

 

「いいのいいの。こうしても許してくれるし、何なら喜んでるから。」

 

陸奥「そうなのか!?」

 

「うん。多分。恐らく。きっと」

 

陸奥「ダメじゃないのか……?それは……」

 

「いや現にほら、さっきより暴れてないでしょ?」

 

本当に先程より全然動かない。いやてかビクともしない。てかなんで2人ともそんな火照った顔こちらに向けてんの?何?マゾなの?マゾっちゃってんの?気にしないでおこ

 

陸奥「て、提督?私の目がおかしいのか?どこか2人の顔が赤くなってるように見えるのだが」

 

「気の所為だ。」

 

陸奥「だ、だが」

 

「気の所為だ」ナデナデ

 

とりあえず2人の頭を撫でておく。よし。これで解決。

 

陸奥「あの………2人の体がビクビクと痙攣してるように見える気がするのだが」

 

「気の所為だ」メツムリ

 

陸奥「いや、前……前を見ろ。目を瞑ってるんじゃなくて……」

 

「気の所為だって言ってるだろぉぉ!?」

 

陸奥「は、はいぃぃっ!?」

 

 

とりあえずお茶を準備して、前に出す。一応せんべいも置いておこう。

 

「ほい。どーぞ」

 

陸奥「あ、ありがとうございます…そ、それで提督…」

 

「お話だね。うん。何かな?」

 

陸奥「私を…」

 

「うん」

 

陸奥「………私を…」

 

「うん?」

 

陸奥「……解体……して欲しいのです」

 

「……陸奥」

 

陸奥「……はい」

 

「かいたいってなんだ?」

 

陸奥「ズコーー!」

 

「いやーわりぃーわりぃー。その何だ?かいたいってのか?それは何か艦娘に利益があるのか?俺はそこら辺の事はからっきしでな」

 

艦これ自体は知ってても、俺はゲーム自体やアニメ自体を知らないんだ。解体などと言われても、わからん。マジで基礎的な知識しか知らない。え?解体も基礎的な知識なの!?俺が知らないから基礎じゃねぇーな(暴論)

 

 

それから、陸奥から解体の事を聞いていく。つまり手っ取り早く言うと……

 

「私を殺してくれという事か?」

 

陸奥「………」コク

 

陸奥はゆっくりと、首をうなづいた。……なら答えは簡単だな。

 

「……嫌だね」

 

陸奥「!わ、私は!」

 

「理由はどうであれ!俺は艦娘を解体する気はねぇ。本人がどれだけ許可しようともな」

 

陸奥「!!私はもう!疲れたんです!!」

 

「……………」

 

陸奥「毎日毎日……最前線で戦って…休みもなくて……最近は、むしろ休みの方が多いいですが…どうせまた…また同じ繰り返しで最前線で戦って……仲間を……皆を…………」

 

「あー、なんかわからんから、一応言っとくけど…別に皆を酷使しようとはサラッサラ思ってねぇーよ?」

 

陸奥「……え…い、いやしかし!提督は」

「?階級と勲章の事か?いらんいらん、そんなもんより守りたいものがあるからな」

 

陸奥「そ、それは……」

 

「てめぇーらの命。俺は勲章よりも、階級よりも、そんな事よりもお前ら、艦娘の命が最優先だ」

 

陸奥「!!」

 

「それに、今後の事はまだ分からねぇーし、固まってもいねぇーけど、防衛がメインになる。アホみたいに最前線に凸る程効率が悪いもんはねぇ。それに、最前線ばっか突き進んでも、防衛が追いつかなきゃ開拓していく意味が無い。……ってのは建前で、実際は俺がめんどくせぇーってだけなんだけど」

 

ニコッと笑って、陸奥を見る。

 

「俺はな、勲章何てものは必要としてない。階級なんてものも別にいらない。必要なのは、ここの子達が、笑顔で帰れる場所を作りたい。ただそれだけなんだよ。皆の笑顔が見れればそれでいい。誰一人かけないで、平和な世界を築く。新米の俺に出来るなんて到底思ってねぇ。それに、俺じゃなくても役割を果たせるやつはいくらでもいるんだ。俺らが焦る必要はねぇ。着実に、1歩ずつ進めればそれでいいんだ」

 

陸奥「わた…わたしは……」

 

「だから陸奥、そんな夢物語を完成させるには、陸奥も必要なんだ」ニコ

 

陸奥「!!」

 

「陸奥が居なくなるだけで、俺の誰一人もかけないと言う夢が途絶えてしまう。……だから、死にたいなんて言うなよ。辛いなら言ってくれ、愚痴なら聞いてやる。疲れたなら言ってくれ、すぐに休ませる。そうやって支え合って…ここの鎮守みんなで、明るく馬鹿みたいに騒げる場所を作りたいんだ」ニコ

 

陸奥「…………………」

 

 

「……えと…何か言ってくれない?1人で語ってる変人だと思われちゃうんだけど……」

 

陸奥「……絶対よ」

 

「へ?」

 

陸奥「絶対…成功させなさいよ?……裏切るんじゃ…ないわよ?」

 

「……もちろん。自分の言葉には嘘をつかないさ」

 

陸奥「……ふっ、それならいい。」

 

そう言って、清々しく立ち上がった。陸奥

 

「……悩みは解決出来たかな?」

 

陸奥「…まぁ…私が思っていたのと180度違ってはいたがな」

 

「それもはや回れ右してね?意味あんのか?」

 

陸奥「ふふっ…意味はあるだろう。……少なくとも、私は提督の言葉で救われたよ。」

 

「……そっか。ならよかったよ!」

 

陸奥「あぁ。噂通りの男で…私も安心したよ」

 

「おう?そっか!」

 

陸奥「うん!それではまたな!提督!」

 

「おう!いつでも遊びに来な!」

 

陸奥「………うむ…♪」

 

そう言って出ていった。

 

 

 

「さてっと。」

 

 

 

鈴谷「んふっ……んんっ……」

 

山風「んっ……んんんっ……」

 

 

 

「こいつらの処理どうすっかな………あ!そうだ!困った時の天龍だな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天龍「……で、提督、これはどういうことだ?」

 

っと、縛ってる鈴谷達を指さす。

 

「大人しくしてくれなかったから縛って撫でて放置した。そしたら」

 

鈴谷「んふっ……んんっ…♡」

 

山風「んっ……んんっ……んふっ♡」

 

「発情した」

 

天龍「意味がわからん。」

 

「な?俺もそう思う。」

 

天龍「……はぁ…とりあえず救援を呼ぶか…」

 

「え?誰?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

江風「はぁ…何やってるの?早く部屋帰るよ…」

 

山風「やぁぁっ!提督とイチャイチャしてからかえるのぉぉ!」

 

江風「わがまま言わないでください…すいません提督…迷惑かけてしまったみたいで…」

 

「んー…俺も江風が助けに来てくれて嬉しいよ。今度お礼として俺のできる範囲でなんでも聞いてやろう」

 

江風「!……それは本当ですか?」

 

「?おう。本当だ。男に二言はないよ」ニコ

 

江風「んふふ……えへへ…♪…うん♪分かった♪ほら、帰るわよー♪」

 

山風「いやぁぁぁ………」ズルズル

 

「しっかし艦娘って力強いな」

 

天龍「まっ、艦娘だからな!」

 

「それで?鈴谷の方はどうすんだ?」

 

天龍「熊野に頼んだ。」

 

「熊野?」

 

 

提督「鈴谷と仲のいい艦だ。」

 

「へー」

 

 

 

?「……えーと…なんかよく分からないんですけど鈴谷さんを引取りに来ましたー……」

 

「君が熊野かい?」

 

熊野「……え?…あ……はい。熊野……です……」

 

「はいじゃーこれお願いね。」

 

そう言って縛ったままの鈴谷を手渡す。

 

熊野「…………………………」

 

「……?……あ!勘違いしないでね!?別にいかがわしいことは一切してないよ!?マ!ジ!デ!」

 

熊野「分かってます…知ってるから……全部知ってるから…」

 

「そ、そう?ならよかっ」

熊野「私が…相手になるので…鈴谷には手を出さないで……ください……」ファサ

 

うーんこの。どっかで見たことある展開だ。

 

「……あの熊野さん?なぜいきなり脱いだんですの?」

 

てか君達の服ってそういうふうにできてるの?何時いかなる時も全裸になれるとか……それなんのため?

 

熊野「鈴谷には手を出さないでください……私で…私で満足して……ください……///」

 

そう言って胸をこちらに突き出してくる。うん。良かった下着つけてて。流石に下着すら取ってたらテンパって天龍に助け求めるとこだった。天龍の方をチラリと見る。なんかすごい期待の眼差しなんですけど。「オレは提督のこと信じてるぜ!」ってヒシヒシ伝わってくる。俺別にそんな大して凄いことしてないんだけどな…

 

「……熊野」

 

熊野「んっ……ていと……く?」

 

俺は自分の羽織ってる上着をファサりと熊野に被せる。

 

「風邪ひくぞ。」

 

熊野「て、提督……わ、私は……」

 

「あのな熊野。前の奴がどうだったかはあらかた知ってる。だから今の対処も立派な対処だと思う……でもそれは、前だったらの話だ。」

 

熊野「!!」

 

「今はそんなことしなくていい。100%信じろ……とまでは言わねぇーさ。んでも…俺は絶対に君たちには手を出さないし、手を挙げたりもしない。約束だ」

 

熊野「やく……そく………」

 

「あぁ。約束だ。もし破ったなら……そうだな。俺の事を殺しても構わない」ニヤ

 

天龍「んな!?提督!?」

 

「大丈夫だ天龍。……それぐらいの覚悟がなきゃ納得してくれねぇーよ」

 

熊野「……どうせ…裏切るのでしょう?」

 

「……へー」

 

熊野「そうやって人間はすぐ嘘を吐く…その場しのぎの嘘を!!」

 

「なら」

 

俺は素早く机に置いてあったカッターを手に取って。

 

「今すぐ、死んでやろうか?」

 

首元にカッターナイフを添える。

 

熊野「っ……どうせ口だけの」

 

「分かった」

 

そう言って首をかっ切ろうとした瞬間

 

熊野「!!!?」

 

熊野は明らかに動揺した。そりゃそうだ。俺は今…死のうとしてるんだ。言葉通りな……まぁーでも

 

天龍「っ!この!」パシン

 

天龍に目にも止まらぬ速さで手を蹴られる。その衝撃でカッターナイフを手放す。

 

鈴谷「提督!!」

 

いつの間にか解いたか分からないが、すぐさま俺を抱きしめて地面に吹き飛ばした。

 

「あいってぇ!?」

 

その衝撃で後頭部を少し打った…

 

天龍「バカか提督!?あんたが死んだらてめぇーの夢物語は閉じるだろうが!!無茶すんな!!」

 

鈴谷「提督!やだよ!死なないでよ!せっかく皆に笑顔が増えてきたのに!なのに!」

 

「だぁ…くそ……いてぇーな。大丈夫だ安心しろ。俺は死なねぇーし死ねねぇ」ナデナデ

 

天龍「はぁ!?提督またいい加減な!」

 

「いい加減じゃねぇーさ。死のうとしても皆に助けられる。なら死ねないだろ?」

 

鈴谷「うぅ……もう…!ばかぁぁ……」

 

熊野「………どう…して…」

 

「死ななかったのかって?」

 

熊野「違う!…どうして…どうして……私のために命を捨てられるの?そんなの……おかしいよ…だって私は」

「化け物……なんて思ってるのか?」

 

熊野「………」

 

「はぁ……いいか熊野。俺はお前を化け物とは思ってねぇ。」

 

熊野「……じゃー何よ…」

 

「へ?」

 

熊野「あんたにとって!私は!私達は何よ!!」

 

「んなもん決まってんじゃん」ニコ

 

俺は熊野の頭に触れて

 

熊野「っ!?」

 

「仲間だよ。大切な、仲間さ」ナデナデ

 

熊野「なか……ま?」

 

「いいか覚えとけ熊野。俺はお前を沈ませない。絶対にな!みんな生きてこの戦争を終わらせる!それが俺の夢さ!」

 

熊野「……(あぁ…そうか…)」

 

「だから、勝手に死のうなんて思うなよ?俺がここに来たからには…」

 

熊野(この為の不幸……この為の…試練…だったのですね……)

 

「みんなぜってぇーに死なせねぇ!逆に笑顔にさせてやるよ!熊野もだかんな!」

 

熊野「……は……いっっ!(この人に……この方に…会うためだったのですね……!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の……ううん…

 

 

 

 

 

 

 

 

私たちの……最高の提督♪




なんか久しぶりに艦娘視点を書いた気がするぞ?気の所為だね。ちなみに熊野は書く気無かったです。だから内容はペラペラです。キャラも分かりません。無茶苦茶だね★ついでに陸奥のキャラも分かりません。大惨事だね★(いつもの事)

初めてアンケート機能使ったわ


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なんか今日は疲れてるみたいだわ…明日は頑張る!

なんか全体的に暗い話になっちゃった★ま、まぁ、何とかならっしょ!…何とかしろよ!未来の俺!!

最近の出来事

ネットォォォォォ!!ォォォォォォォォ!!!


あ、タイトル関係ないよ。あ、本編どうぞw


「……あ、仕事終わっちまった…」

 

いつぞやに天龍と響と一緒に焼却炉にぽぽぽぽーんしちまったからやることが少ない少ない。あ、その数時間後ぐらいに机の上に魔法の言葉

 

{換金できたよ!資材倉庫に運んでおくね!}

 

っと手書きで書かれてました。てかあの妖精さん達すごいな。あの小ささで文字かけるのか…驚きだ。

 

「……あ、そういえや空母の人達が言ってたな。妖精の言葉は幼稚っぽい喋り方って……本当にそうなのか?」

 

加賀「え?……えぇ。まぁ。普通なら…」

 

空母代表の加賀さん。たまたま歩いてたら暇そうに座ってたので、おにぎり作って釣ったらすぐ釣れた。物凄い勢いで釣れた。入れ食いである。

 

んで、そんな加賀さんをズルズル引きずりながら連れてきて、書類作業を手伝わせたのだ。我に返った加賀さんは最初こそ戸惑っていたが、10分も経てばそんな迷いもなく、パパっと動いてくれた。

 

「普通なら?」

 

加賀「はい。普通は、妖精というのは気まぐれと言われてますよね?それは子供っぽい性格にあるんです。何事にも興味があって、フラフラっとそこら辺をふらつく…見方を変えれば、無邪気な子供のようなんです。」

 

「……そういうもんなのか?」

 

加賀「はい。恐らく提督が不思議がるという事は、そういう言動をした妖精さんがここにいない…という事ですよね?」

 

「まぁ、喋り方も幼稚っぽくないし、大人の女性っぽいからな。」

 

加賀「それが特殊な妖精さんなんです。普通の妖精さんが特殊な環境や技術を極めたなどで変化する特殊個体。それがここに居る妖精さんなんです。」

 

「だったら、普通の妖精さんってやつも、そういう特殊な環境下に置けば特殊妖精になるってことか?」

 

加賀「恐らくは…でも、それは出来ません。」

 

「………なるほど。気まぐれな性格上…その場に留まってひとつの事に集中できないってことか…」

 

加賀「察しが良いですね。」

 

「ならここに居る妖精全員がその特殊妖精ってのは…少し不思議じゃないか?そもそも妖精ってのはその着く人の人柄で決めているんだろ?俺の人柄なんて少なくとも妖精さんに好かれるような人柄ではねぇーと思うが…」

 

加賀「確かにそうですね」

「おい」

 

加賀「……まぁー、ですが、悪い人ではない…ですから」

 

「ちなみにそれどこで判断した?」

 

加賀「美味しいご飯をくれる人に!悪い人はいません!」キラキラ

 

「そう言うと思った。」

 

ガッツポーズまでしてらい…そりゃおにぎり一個で釣れるような奴だもんな…飯で買収か…ハハ、なんか笑えてきた

 

加賀「………提督は、いい人ですよ…♪」

 

「……そうかい」ニコ

 

なんだ、綺麗に笑えんじゃねぇーか。凝り固まりすぎて石かと思ったが、ただ単に感情を表に出さない性格なだけか

 

 

 

加賀「……提督はどう思いますか?」

 

「どうって?」

 

加賀「この鎮守府の事です。」

 

「そうだなー……個性的としか言えないかな。俺はまだここに居る全員と仲良く話してないんだ。中身なんて分からないし、みんながどういった境遇なのかも分からない。ま、聞いた所でぶっちゃけどうでもいいんだが」

 

加賀「それはどうして?」

 

「昔の記憶を忘れるぐらい、ここを面白おかしい鎮守府にしてやるからさ!」

 

加賀「!」

 

「過去の記憶は確かに消えない…んでも!未来の記憶はまだ知らない、知りもしない!だから面白おかしくしてやるんだ!過去の仕打ちがどうとかそんな軽い事を忘れるぐらい!皆が笑顔で、笑って帰れる場所を作る!それが俺の、ここの着いた俺の夢さ!」

 

加賀「……叶うといいですね。その夢」

 

「そうだなぁ。叶うといいな。……なぁ加賀」

 

加賀「…はい?」

 

「俺は絶対…その夢を実現させるぜ。加賀はそんな夢を馬鹿にするかい?」

 

加賀「……馬鹿にはしないよ。……無理だとは思いますけど」

 

「言ってくれるじゃんか。じゃーそうだな。加賀の予想が外れた時は、俺のゲテモノ料理でも食わしてやろうかな?」ニヤ

 

加賀「良いでしょう。その時は受けてたちましょう!」

 

「お!いいねその覚悟!」

 

加賀「………ふふふっ」

 

「?どうした?」

 

加賀「いえ…なんでも………あはは!久しぶりです。こんなに…気分が向上したのは…」

 

「…そんな事がこれからも毎月、毎週起こるんだぜ?ついていけるか?」ニコ

 

加賀「ふふっ…楽しみにしてますね…♪…司令官」

 

「おうよ!任せろ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

加賀「………」

 

『俺は絶対ここを面白おかしい場所にしてやるぜ!』

 

加賀「………」

 

『そんな事が毎月、毎週起こるんだぜ?ついてこれるか?』ニコ

 

加賀「……♪流石に気分が高まります…♪」

 

久しぶりです…ここまで人を信頼したのは…

 

加賀「約束ですよ…♪司令官……♪」ニコ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

曙「見ちゃったのよ!私!」

 

「急に来てどうしたよボノたん」

 

曙「ボノたん言うな!」

 

「あいてっ……で?何を見たんだよ……」

 

曙「そ!それはね……」

 

 

 

 

 

 

「……え?まじ?」

 

霞「あの鬼の加賀さんがニコニコしてたァァ!?」

 

曙「ふふん!見たんだからね!この私は!ちゃんとこの目で!」

 

……まじ?加賀さんってそんな人だったの?俺が適当に釣った時はそんな恐ろしそうじゃなかったぞ?

 

霞「本当に見たのー?ねぇークズ?」

 

「え?あ、おう……本当に見たのか?」

 

曙「なによ!クソ提督の癖に疑うわけ!?良いわよ!見せてあげるわよ!今日だって見たんだから!着いてきなさい!」

 

霞「にわかには信じ難いわね……ほら、何ぼさっとしてるのよ!早く行くわよこのクズ!」

 

「分かった。分かったから押すな…」

 

曙「さぁー!こっちよ!着いてきなさいクソ提督!」

 

「分かったから引っ張るな!!」

 

 

 

鈴谷「で?こんな所で何してるの?」

 

「俺に聞くな……」

 

熊野「す、鈴谷?そんな怒んなくてもいいんじゃないかなー…なんて……」

 

鈴谷「怒らないわけないでしょ!?」

 

 

うん。まさか俺もあの二人にいきなり風呂場に突き飛ばされるとは思わなかった。

 

 

曙「バーカ!クソ提督のバーカ!」

 

霞「いいのかな……いいのかな!?こんな事しても!?」

 

曙「平気よ!あのクソ提督ならあんまり怒らないから平気!」

 

霞「そうなんだけど……そうだけどー!」

 

 

 

曙はあれだね。いたずらっ子なんすね。霞はあんな性格だけどいざやるとなると不安が溜まるタイプね。逃げ方がそうだったもん。俺を助けようか助けまいかチラチラ俺の方見てたもん。可愛いやつですわ。うん。

 

 

 

鈴谷「………見たいわけ?」

 

熊野「!?」

 

「滅相もございません。」

 

 

 

むしろ今ここで「はい!喜んで!」とか言ってみろ。鈴谷の蹴りあげが俺の顎にクリーンヒットするに決まってるだろ。俺が正座させられて、鈴谷と熊野がその前で仁王立ちしてんだぞ?確実に飛んでくる。蹴りが!それに正座してるから前見れねぇーし…え?スカートの中見えるだろうが!

 

 

『変な所で律儀じゃのう……こういう時こそ不可抗力で覗いて見てこそ!男というものじゃろう!!』

 

(そんないくら命があっても砕けそうな男心今すぐ捨てるわ!顎なんて蹴られたらさすがの俺でも割れる!)

 

『尻が?』

 

(だーれが尻の話してるんだよ!それに尻は元々割れてんだろうがァ!!)

 

『違う。論点そこじゃない』

 

(んな事知ってるわ!!てめぇーがいきなり尻の話持ち出すからだろぉ!?)

 

『………あ』

 

(なんだ!?あってなんだ!?)

 

『………頑張れ』

 

「(何を頑張れって言うん)………だ?」

 

なんだ?この感触。てか俺の手って正座させてるから膝に乗せてなかったか……

 

「…………は!?」

 

爺さんに会話向けてたから全然触られた感触なかったけど……

 

鈴谷「……さ、触りたいなら……素直にそう言いなさいよ……//////」

 

お前の頭はどれだけハッピーターン詰まってんだごら!!

 

「あの……鈴谷?今俺これ……何掴んでるのかな…?」

 

鈴谷「!?///わ、私の口から言わせるの!?……は、恥ずかしいわよ…///」

 

あー察し。うーんどうしよう。こっからどう言って逃げればいいのか分からない。とりあえず褒めておく?いやそれだと熊野が勘違いする。てかよくあんさん仲のいい熊野の前で恥ずかしい行為できますね。惚れるわ。いや惚れんけど

 

「……なぁ熊野?今の状況どうにかしてくんない?このままだと俺の理性はち切れそうだから……さ?」

 

うん。なんでだろうね。俺の左手が勝手に持ち上がっていくんですけど

 

熊野「鈴谷だけ……ずるいっ!///わ、わた、私……だって!触って欲しいもん!///」

 

違う。そうじゃない。てかまず俺が振り解けばいっか!

 

「……おっら!!」

 

鈴谷「ふぇ!?」

 

熊野「うきゃあっ!?」

 

俺は素早く2人を押し倒して…

 

「だぁークソ!鈴谷も熊野も可愛いんだからそういう事軽々しくやんなよな!?マジで!俺の理性が持たん!」

 

鈴谷「て、提督……」

 

熊野「か、可愛いって///」

 

「んじゃあばよ!!二度とこんなことすんなよ!?マジで!本当に!お願いね!?」

 

っと猛ダッシュでその場を離れる。鈴谷は良くああいう事をするから少しデコピンすればいいけど…熊野は知らん。つい最近顔合しただけだし。てかその1回で惚れたのか……俺…モテてる!嬉しいような嬉しくないような……わからん!

 

 

 

 

 

陸奥「……む?おぉ!提督じゃないか!」

 

「お、お前は!?むっつり!」

 

陸奥「陸奥だ!!」

 

 

 

 

 

 

「いやー悪いね…お茶出してもらって」

 

陸奥「なに、気にするな。私は提督の言葉に救われたからな。これくらいはどうって事ないわよ。」

 

「そか?なら少し休憩させてもらっても大丈夫か?」

 

陸奥「あぁ、構わないよ」ニコ

 

「よっこらせっと!……ふぅ…疲れた…」

 

久しぶりに畳のある部屋に横になった。子供の頃はよく横になってたが、硬くて寝にくいとしか思ってなかったな…こうして大人になって…改めて横になって見てみると……すげぇー落ち着く……

 

『そういえやお主大人じゃったな』

 

(俺も…今知ったよ。俺大人だわってね)

 

『随分幼稚な大人がいたものじゃ』

 

(男はいつまで経っても少年の心を忘れてないもんなのよ…ま、俺みたいにアクティブに動き回るのは力仕事してる奴らぐらいしかいないが)

 

『そういえやお主、前世では何をしていたのじゃ?』

 

(あん?じじぃは知ってるだろ…俺をこの世界に転生させた張本人なんだからよ…)

 

『…いや?ワシが知ってるのはお主が謎の病でくたばったぐらいじゃぞ?』

 

(……何?)

 

『いやー、長い事生きてると、忘れることも多いいからのう。それに、お主の人生ばっか見てはいないわい。』

 

(………それもそっか。そうだな…俺の前世か…)

 

 

 

 

 

 

 

『この疫病神!我が家から居なくなれ!!』

 

『あれが疫病神か……近づかないでおこう』

 

『だはは!!オラ!オラァ!立てよ!ゴミクズが!!』

 

『……あんたなんて……産むんじゃなかった!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(……………)

 

『おい?どうしたのじゃ?急に黙って…』

 

(いや…何もねぇーよ。それで?俺の前世か?)

 

『まぁーあんまし気にならないのだが』

 

(んだよそれ、聞く意味あるのか?)

 

『まぁー、気にはなるだろ』

 

(どっちだよ。……まぁー一言で言えば…最悪だったな)

 

『それは、お主なりのジョークか?』

 

(いや…マジな方でだ。笑いながら言ってるのは、そうじゃなきゃ俺が耐えられないからだ。)

 

『………』

 

(…まっ!笑ってるのなんていつもの事だろ?そんなに気にしなくて大丈夫だよ)

 

『……そうか…』

 

(あぁ!そうだよ!)

 

 

 

 

 

 

 

『にしてもお主の声色は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恐ろしく震えておる』

 

 

 

 

 

 

「んー!久しぶりに畳に横になったわ!色々スッキリしたわ!あんがとな!」

 

陸奥「むっ…もういいのか?まだまだ時間はあるぞ?」

 

「いいっていいって!それにいつまでも長居してちゃわりぃーからな!そろそろ事務室に戻るよ」

 

陸奥「……提督がそう言うなら…今度は私からそちらに行っても構わないか?」

 

「全然!構わねぇーさ!むしろ何時でも来いよ!待ってるぜ!」

 

陸奥「……あぁ♪分かったよ♪」

 

「おう!それじゃお邪魔しましたっと!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「………くそ…何だって前世の記憶を思い出さなきゃならねぇーんだ…」

 

廊下に手を当てる。……だぁくそ…手が、足腰が震えてやがる…はは…俺らしくねぇ……いや……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

むしろこっちの方が……俺にふさわしいのか……?

 

 

 

 

 

 

「…………」

 

夕立「ぽい?あ!提督さん!こんな所でどうしたっぽい?」

 

「あぁ…夕立か。いや何、少し立ちくらみしただけだ。気にすんな」ニコ

 

夕立「………提督、どっか体の調子悪いっぽい?」

 

「はは、俺の体が調子悪いのはいつもの事じゃねぇーか。んでもなんでそんなこと思ったんだ?」

 

夕立「うーん……わかんないっぽいけど、なんかいつもの提督さんじゃない気がするっぽい。」

 

「何だよそれ。俺はいつも通りだよ。また明日な」ニコ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕立「……どうしてそんなに震えてるっぽい?」




評価バーに色がついてる!…無難な色だからむしろ緑とか、そこら辺みたいな。青とかでもええんやで?評価より面白さを求めるのさ!

あ、アンケの結果だけど、おうどう食べたい人いっぱい居たから自腹で丸亀製麺行ってもいい券発行しておくから気が向いたら行くんだぞ★………嘘です★

まぁ、今後は「w」なしの方向で、あ、でも気分で付けるかも。そんときはおねしゃす!


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俺は…彼女たちに救われ、彼女は願いを叶える。

あぁ!緑評価美味しい!(頭おかしいやつ。)



久しぶり、どうも俺だ。途中まで普通に書いてて、書き終えた瞬間に「待てよ?俺確か前回アンケとってたよな?」というのに気づき書き直し。ハハッ☆まじつらたん。

ちなみに俺が、緑評価見たいって言ったから緑評価になってるの?それだと嬉しいな。まぁーシンプル評価貰ってたとしても黄色より上には行かないね。え?それもはや黄緑評価じゃねって?何を言ってるんだ当たり前じゃないか。それともうひとついい?タイトル臭くない?臭い?あ、やっぱりぃぃっ?(ニャンちゅう)


夕立「……最近、提督さんの様子…おかしくない?」

 

時雨「確かにそうだね……確か1週間くらい前からだよね…大丈夫かな……」

 

夕立「…提督さんと1週間前の日に会った時…どこか様子がおかしかったのよね」

 

時雨「様子がおかしかった?」

 

夕立「うん…なんだろう…フラフラしながら廊下を歩いてて…どこか虚ろな目をしてたのは覚えてる…大丈夫?って話しかけたら、いつもの笑顔……より引きづってる笑顔だったのは覚えてるっぽい…」

 

時雨「…………少し、聞いてみようか。」

 

夕立「?誰にっぽい?」

 

時雨「そんなの、提督にだよ。直接聞いた方が早いじゃないか。」

 

夕立「で、でもあの提督がだよ?なにか…深い事情が……」

 

時雨「なんだい。そんな神経質になって…夕立らしくない」

 

夕立「だって……」

 

時雨「ほら!ここで考えてても時間の無駄さ!行くよ!」

 

夕立「わ!わかった!分かったから!引っ張るなっぽいぃぃー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

響「………司令の様子が変?」

 

天龍「あぁ……こう…なんて言うんだろ…無気力って感じで……なにか隠してる感がすごいんだよな」

 

響「私も、その異変にはすぐに気づいた。すぐに治ると思ってたけど………」

 

天龍「……オレが昨日手伝いに行った時は愛想笑いだったよ」

 

響「となると…まだ回復はしてないのね……何日目だったっけ?」

 

天龍「今日でちょうど、1週間目だな」

 

響「流石にあの元気な司令が、1週間元気がないとなると…少し心配だね」

 

天龍「…………なぁー響」

 

響「分かってる。天龍の言いたい事は分かるよ。私達になにか出来ないことは無いかな……でしょ?」

 

天龍「はは…適わねぇーな」

 

響「伊達に一緒にいないからね♪………そうだね…私の提案は、司令にその事を話してみるのが一番かな」

 

天龍「………そう…だな!四の五の悩んでるより手っ取り早いな!行くぞ!」

 

響「んっ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴谷「あー……提督ぅ……」

 

熊野「まーた提督さんの事想ってるの?もういい加減前向きになりなって。」

 

鈴谷「だってぇ…もう1週間だよ?1週間……ろくに部屋から出ないで…ずっとこもってばっかり…前なんて書類なんて終わったらプラプラ私たちとコミュニケーション取ってたんだよ?」

熊野「まぁ…そんとき私は怖くて近づけてなかったのですけど……まぁー確かに、良く食堂でお見かけはしましたね。」

 

鈴谷「そんな提督が……あぁ……ていとくぅぅ……」

 

熊野「……もういっその事聞きに行けば?」

 

鈴谷「む!無理無理!あの提督があんなに悩んでるんだよ!?そんなの聞きい行きたくても行けないわよ!?」

 

熊野「はいはーい。グズってないで早く行くよー」ズザザザ

 

鈴谷「いやぁぁ!!はなしてぇぇ!うわぁぁぁぁんっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

曙「…………」ボ-ッ

 

霞「………ねぇ、あのクズ…最近見た?」

 

曙「……見てない……わね。」

 

霞「……そう……これで1週間……嫌ってほど絡んできたあのクズが…1週間も引きこもる……か」

 

曙「まっ!あんなクソ提督、部屋から出ない方がみんなに優しいけどね!とうとう空気読んだんじゃない?」

 

霞「曙」

 

曙「っ………仕方がないじゃない……もう…1週間も会ってないんだから……私だって…………寂しいわよ」

 

霞「……………よし!決めた!」

 

曙「ちょっ、ちょっと?どこ行くのよ」

 

霞「決まってるじゃない!あのクズの所よ!」

 

曙「い、言って何になるって言うのよ!」

 

霞「そんなの!問い質すのよ!1週間も引きこもり生活ですか!ってね!」

 

曙「………」

 

霞「……正直、私だって寂しいわよ。以前はうざいってほど絡まれてたのに…いきなりパタリと音沙汰なくなったら……心配するでしょ…寂しく……なるでしょ」

 

曙「あんた………そうね…そうよ!あたし達だあのクソ提督を問いただすわよ!行くわよ霞!」

 

霞「っ!……分かってるわよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………あーだめだ。」

 

何故だろう。前に前世の記憶が蘇ってくるようになってから…気分が上がらない。それに皆と何故か距離を置いてしまっている。これじゃダメだと分かってはいるのだが…変えようと思えない……

 

「……流石にそろそろ俺もガタが来てるって訳か……」

 

自分の体は自分が一番理解してるんだ。それは心の、精神状態も同じだ。皆に隠し事をしてる。それが皆との距離を置いてる原因なんてものははなからわかってる。

 

「……話さなきゃ……ならないか。」

 

隠し事をする……それはしているだけでとても居心地が悪くなって、周りを敵視してしまう。それが続けば悪循環だ。だから…いつかは自分でそれを断ち切らなきゃならない。それが今日になっただけ……だけなのだが………

 

「……うごか……ねぇ………」

 

放送をかけようとする右手が異常なほど震えて、呼吸が乱れる。視界がぼやけて、息苦しくて……苦しくて……

 

「はぁっ……はぁっ…はっ……はっ…はっ……」

 

過呼吸……こんな時に……こんな……大事な時に……くそ…思考回路が纏まらねぇ…意識が遠のいていくのを感じる。だめだ…みんなに伝えられないまま植物人間にはなりたくねぇ……それにここで落ちたら……俺は逃げてることになるじゃねぇーかよ!!

 

?「提督!!」

 

「はっっ!?」

 

鈴谷「大丈夫提督!?」

 

「鈴谷…?な、なんで……」

 

時雨「なんではこっちのセリフだよ。……こんなになるまで自分を追い詰めて……あんまり…心配させなでくれよ。」

 

「し、時雨?そ、それに……なんで皆ここに…?」

 

天龍「提督が最近不抜けてるから心配しに来てやってんだよ!」

 

響「天龍の言う通り。私達……仲間でしょ?」

 

「うぐっ……それも……そうなんだけど…私情に君達を巻き込む訳には…」

 

霞「何を今更…あたしはおろか曙の私情に首突っ込んで、勝手に解決してったクズはどこのどいつだったかしら?」

 

「いやぁ…その…」

 

曙「そ!れ!に!クソ提督がいつまでもこの調子だとせっかく明るくなった鎮守府が暗いままなの!要するに!クソ提督!早く元気にシャキッといつも通りのクソ提督になりなさいよ!」

 

「………」

 

鈴谷「……事情は知らないよ。それは提督の口から…自分の気持ちで聞きたいから。でもね…提督、信じてとはいいません。それはただの押し売りですから…ですが」

 

夕立「響ちゃんか言ったように…私達は仲間…そうでしょ?仲間なら…相談するだけでも…いいのよ?愚痴でも何でも…それを笑顔で流したり話し合うのが…仲間って…言うんじゃないっぽい?」

 

「…………………ありが………とう……」

 

目元に熱いのが込み上げてくるのがわかる。だぁーくそ…俺はいつから爺さんになったんだ…

 

目元を拭って、ここに集まったみんな、一人一人に目を合わせて、目を瞑り、すぅーっと長い深呼吸をして、再度目を開けて、言葉を発する。

 

「……それじゃーお言葉に甘えようかな?…聞いてくれるかな?俺の…あーいや、この話の場合……僕の昔話を…」

 

鈴谷「っ!………はい。聞いてあげます♪」

 

響「………んっ。」

 

時雨「あぁ♪…話してくれないかい?」

 

夕立「もちろんだっぽい!」

 

他の奴らも、元気よく答えてくれる。

 

「ふふ……ありがとな?…それじゃーこれは僕が前におかした話さ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-------僕が小学校の頃からの話。

 

僕は、一般的にはお金持ちという裕福な家庭で育っていた。親は一流メーカーの社長で、兄や姉、下には妹…弟もいた。何不自由もない暮らしにどこか平和ボケをしていた僕は…あることに気づいた。…気付いてしまった。

 

兄や姉は僕が小学三年の頃には既に中学生となっていた。そもそも兄や姉は小学生の頃から天才肌で、兄は頭が良く、姉は物覚えがいいほうであった。金持ちの子として、恥ずかしくないように育ってった2人は親にも認められる人だった…いずれ弟や妹もその才能を開花して行った。だが僕は…僕だけは…一向に才能に恵まれなかった。

 

スポーツも平均レベルで、学力も平均。何をやっても平均レベルで、その平均が家に泥を塗るようになってから…僕は疫病神扱いを受けるようになった。

 

親に殴られ…蹴られ…しまいには兄や姉は僕を見捨てるようになった。弟や妹も…僕に関わらないようになった。家にいるはずなのに…誰もが僕を無視する日々が続いた。

 

中学校では、僕は虐められていた。名家の落ちこぼれなどと言われ、椅子で殴られた。体操着を破かれたこともあった。ノートもビリビリに破かれた。先生や校長は味方をしてくれない。それをした途端…権力という名の暴力で解雇されてしまうから。…それに、そもそも助けようともしなかった。仕方がない事だと、落ちこぼれだからと散々言われた。

 

何時しか、自分がなんで生まれてきたのかも、なんで生きてるのかも分からなくなってきていた。名家に生まれたから?自分が無力だから?お金持ちだから?何もが悪く感じて…何もかもが無気力になって…気付いたら………

 

「俺は…親を殺していた。」

 

「「「「「っっ!」」」」」

 

 

 

真っ赤に染った手…握られていた包丁にはトロトロと滴る生暖かい真っ赤な水がぽたぽたと床を汚していく。

 

目の前を見る。

 

親父が泡を拭きながら絶命している。

 

右を見てみる。

 

兄や姉が青ざめた目でこちらを見つめている。

 

左を見てみる。

 

まるで化け物を見るような目でこちらを見ている。

 

散々獣扱いしてきて、いざ反撃したらこれだ。それに、人の命はなんて脆く、儚いのかと思った。そんな事を思った時……

 

後ろから…突きつけられる。

 

母親の、狂気とさっきに満ちたナイフが腹部を突きつける。まるで私の愛した人を返せと、目で訴えるように。

 

口から鮮血が出る。

 

腹部から鮮血が出る。

 

意識が遠のいていく…その前に俺は、力を振り絞って手に持ってる包丁を逆手持ちに持った。

 

次の瞬間……

 

 

 

「真っ赤な噴水が……俺を包み込んだ。」

 

 

 

母親の首に、先程自分の手に持っていたナイフが突き刺さっている。ドサッと音ともに俺の足に生暖かい液体が触れる。その瞬間…正気に戻った。

 

「あがっ……あっ……あぁぁぁっっ!!」

 

自分が何をしたのかを察した。自分は親を殺した。真っ赤に汚れた手を見つめる。母親に刺された腹部の痛みなんかを忘れて、汚れてしまった自分の手を震えながら見つめる。周りを見る。誰も彼もが…俺を化け物を見る目で見てくる。俺は……それに絶望して…意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「……………」」」」

 

「………俺は…人を殺した…殺人犯だ。のうのうとこうして君達と触れる度に、何かが俺に警告を鳴らすようになった。『お前は、昔を忘れるのか?』とね。」

 

鈴谷「てい……」

 

「無論…忘れてるわけが無い。心で蓋をしても、体が覚えてる。脳が覚えてるんだ。………俺は……人殺しのろくでなしだ。実際…つい最近までは…この事を忘れていたんだからね。」

 

時雨「……それは……司令が何歳の頃からなんだい?」

 

「中学生卒業した時期……としか今はまだ思い出せない……もちろん…俺は入院して退院した後、すぐに少年院にぶち込まれた。……だが、それが俺にとって、いい教育になった。」

 

夕立「いい…教育?」

 

「あぁ。俺は人を殺した…その罪からは逃れられない。罪を償う。…安く見てると思えるが、本当に俺はそこに入って…反省した。仮にも自分の親を殺したんだ。どれだけ無下に扱われてたとしても…最初の頃だけは…立派に親をしていたんだ。俺はそれをたった一つの違いだけで拒絶して…殺したに過ぎないんだから……」

 

天龍「……それはちげぇー…とオレは思う。話を聞く限り…提督は正しいと思うぜ?もしオレも同じ立場だったら……提督と同じ事をしていたと思う……」

 

「ふふ、ありがとな天龍?」

 

天龍「べつに…オレは思った事を言っただけだ……」

 

「…………でもね。それじゃダメなんだ…人の命を奪うと言うことは…多くの人を悲しませる事になるんだ……俺はそれを痛感した。だから……俺はある人に頼んだんだ」

 

響「誰……なの?」

 

「……師匠と呼んでいる人さ。俺はその人の元で4年間…世話になった。」

 

夕立「…何をしてたの?」

 

「…色んなことさ。人への思いやりなどさ。……は?って思ったろ?でも実際は本当にそういうことさ…ボランティア活動してみたり…そう言うのを積極的にするだけ……それだけなんだ。でも、俺には難しかった。少しなにか言われれば切れてしまうし、自分の不器用さが嫌になって物に当たってしまう……でも、そんな時師匠は…何が行けないかを一からパズルのピースをはめるように教えてくれた。そうして…2年がたった日に…俺は気付いたんだ。俺の弱点を」

 

鈴谷「………弱点?」

 

「……俺さ、親に礼儀や常識を教えこまれてなかったんだ。」

 

「「「「「!?」」」」」

 

「これが弱点ってわけじゃないけど…俺は常識を教えて貰えなかった。通りで妹や弟達と意見が食い違うと思ったよ」

 

霞「それは……どうして?」

 

「………はなから俺は、捨て駒何だってさ。」

 

曙「なっ!?」

 

「……師匠がな、調べてくれたんだ。伝を使いまくって…俺の家の資料を漁りまくったんだと。そしたらな…そこの戸籍に俺の名前なんてなかったんだと。」

 

夕立「……酷い…」

 

「最初から……存在しない子として俺は育てられた。戸籍にも入ってなければそれは奴隷と同じ…日本では奴隷制度はまだまだ未完成……だから、たとえ殺されても自殺として処理される……俺は…最初からいらない子だったんだ。」

 

そうして、机の上に置いてあったコップ一杯の水を飲み干す。

 

「んでも…師匠はそんな俺に新しい名前をくれたんだ。ついさっき思い出した…こうしてみんなに話してるからこそ…蘇ったんだと思う。……改めて自己紹介をしよう。」

 

いつの間にか頭に被っていた白に黒い線が入った、まるで師匠がつけていたのと同じ帽子をクイッと上にあげて、

 

神崎 零斗(かんざき れいと)……それが師匠が俺にくれた…名前…ついさっき思い出した名前さ」ニコ

 

そうして俺は立ち上がる。

 

「みんなのお陰で、気分が晴れたよ…若い頃におかした過ちを忘れて…蘇ってきて…それを話すのが怖くて…でも…話したら気分が楽になったよ…君たちのお陰だ…本当にありがとう。」

 

そうして、俺は帽子を胸に添えて、深深と頭を下げる。再度、顔を上げて、俺は彼女たちに問う。

 

「…さてっと……それでは、俺の処分を……君達に委ねたい……」

 

鈴谷「どういう……ことですか?」

 

「俺は先程も言った通り人殺しだ。それをみんなに隠して一般人のように振舞っていた。許せるはずも無いだろう。俺は……みんなを騙してここを平和に暮らせる場所にしたいと言っていたんだからな……俺がその平和を乱したというのに…おこがましいだろう?…………君たちの判断に任せたい」

 

時雨「………」

 

「俺をここから蹴るか……飛ばすか……」

 

そうして、帽子をかぶり直す。

 

鈴谷「………私達は、提督に救われました。」

 

「……はい?」

 

時雨「多くの事を教えてもらったからね。そこに異論はないかな。」

 

夕立「夕立も!提督さんに剣術を教えて貰えなかったら、ここまで強くなれなかったっぽい!」

 

響「剣術に関しては私も同感だね。提督から教わる剣術は分かりやすくて、とてもタメになったからね。」

 

天龍「オレも、提督に教えて貰えなかったら、第六感なんて開花出来なかった…感謝してもしきれないぜ」

 

「ま、待ってくれ!それとこれとは別だろ!?だ、第一俺は犯罪者で…人を殺したんだぞ……?」

 

霞「私はクズのせいで色々変えられたわね…毎日毎日鬱陶しいぐらい話しかけてきて、絡んできて……でも、そんな生活が私は好きなのよ。犯罪者?それは過去の話でしょ?人を殺した?今は違うでしょ?大事なのは、今よ。」

 

「なっ!?」

 

曙「それは同感ね。散々私達のライフスタイルを変えまくったんだから、今更犯罪者とか、人殺したーとかで、なんとも思わないわよ。」

 

霞「と、いいつつ実はすごくビビってたり」ニヤ

 

曙「なっ!?//そ!そんな訳ないでしょ!?//わ、私がビビるなんてそんな」

 

霞「あーでも前にお化けに」

 

曙「わぁぁー!あぁぁ!きこえなぁぁぁい!」

 

「……えーと……」

 

鈴谷「…過去に提督が悪さをして…捕まってたとしても…私達が知る提督は、とても優しくて、頼りになる…そんな人…ですから♪」

 

「っ………」

 

夕立「過去がどうであれ、私達が知る提督さんは優しい提督さんっぽい。そこに変わりはないし、覆せない。」

 

熊野「それにー?前に言ってたよね?ここをみんなが笑って返せる場所にしたいって……おめおめその夢を果たせないままこのを出ていったって……ここにいる人、まぁー私も含めて何だけど♪…納得するはずがないよね?」

 

「……………」

 

加賀「……私は期待をしてるんだ。おめおめと返すとは……思わない事だな?」

 

鈴谷「ぬわぁぁ!?加賀さん!?いつから居たの!?」

 

加賀「っ…し、失礼ね…最初から居たわよ…」

 

夕立「……気づかなかったっぽい……」

 

加賀「っ!?ひ、酷い……」ガ-ン

 

天龍「加賀は胸がでかい割には結構空気だもん「あぁ?」ナンデモナイデス」

 

「………」ポカ-ン

 

天龍「…提督、うちらにその話をしてくれてありがとな。お陰で、オレらの提督に対する気持ちが変わったよ」

 

「な、なにをいって…」

 

鈴谷「どんな事があろうと…私達は提督を見捨てたりしません…それがどんな困難に見舞われようと……」

 

時雨「決して僕達は逃げださないよ?提督は1度決めたことは逃げないで成し遂げる人だからね……僕らが提督を信じないで何になるんだい」ニコ

 

夕立「それに!夕立は提督さんを守るために強くなったっぽい!勝手に居なくなるなんて夕立は許さないっぽい!!」

 

「……あは………あはは……あぁ……俺は幸せ者だ………本当に…本当にな……」

 

天龍「……ふっ…なぁ!提督!」

 

「………?」

 

熊野「これからも!あたしらをよろしく頼むよ?♪」ニコ

 

「!」

 

響「司令が居なかったら……こんなに今が楽しくない…楽しくなるには…司令が居なきゃ私はや……だから…絶対に辞めるなんて…言わせないから」

 

「……うぐ……あはっ……本当におれは………幸せ者だ」ニカ

 

俺は席を立って、涙を拭って……

 

「こんな…まだまだ未熟者で…ダメな俺だけど……そんな俺でも…これからもよろしくお願いします!」

 

天龍「あぁ!当たり前だ!」

 

鈴谷「……提督!」

 

 

「「「「「おかえりなさい!」」」」」

 

「っっ!……あぁ!!」ニカ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

?『………良かった…元気そうじゃんか…あたしの役目も…これまでかね』

 

『……良いのか?久しぶりの弟子なのじゃぞ?それにお主もそろそろ時間が無いじゃろうて……』

 

?『いいのさ…あたしが別れ言葉を言う太刀じゃないさ…それに……』

 

『むっ?』

 

?『あたしは……あの子に心の底から笑って欲しくて…今まで接してきたからね…それを叶えられたのがあたしじゃなくて嫉妬しちまうけど……彼女らなら……安心して逝けるよ』ニコ

 

『…………そうか。』

 

?『あの子に………レイに伝えておいてくれないかい?師匠からの最後の言葉を………』

 

『…………分かったわい……元気でな……雨之(あめの)

 

雨之『なんだい辛気臭い。あたしはそう言うのが大嫌いなのよ』ニコ

 

『……………』

 

雨之『すぐに戻ってくるわよ♪閻魔様と喧嘩するだけさ♪それに……』ニコ

 

『…?』

 

雨之『…あたしの肩身も…問題なくあの子に届けられたからね…満足さ…』

 

『……でも良いのか?あれはお主が元帥だった頃の…』

 

雨之『もうあたしは死んだみさ…それに…あれはレイに…わたしてやりたかったのさ』ニコ

 

『………………そうか。元気でな』

 

雨之『あぁ!すぐに戻ってきてやるわ!』

 

そうして、雨之は白い粒子となって消えていった………

 

『………さてっと、そろそろわしも、正体を明かさなきゃならんのかのう…嫌じゃのう…めんどくさいのう……』

 

ワシはそうな事を思いながら、夕焼けの雲空から姿を消す




7800文字だってさ。かきスギィ!

それと、だいぶ無理やり終わらせた感あるけど、気にしないでね。(まさかアンケ結果があんな事になるとは思ってもいなかったぜ……)

それと今回も安定のプランナッシングだぜ!やったぜ!
久しぶりにこっちの作品書いたから感覚を忘れてるぜ!相変わらずキャラがブレブレのブレ子さんだぜ!任してくれ(???)

え?プラン立てて書けって?無理、めんどくさい。頭に思った事書き記していけば適当に完成するからやだ。ノープラン最高(なお、キャラや内容はブレブレの模様)


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なんか偉い人から対戦持ち込まれた。面倒だなぁ(小並感)

はーい、俺のこと覚えてた人手を挙げてー。

よし誰もいないな。(自己解決)


「演習訓練だぁ?」

 

加賀「今日、faxで届いたのよ。」

 

鈴谷「…これがそのfaxよ。」

 

そう言って、手渡されたのは、なんか重々しいスタンプが貼られた何か。

 

「なにこれ?燃やしちゃいけないの?」

 

加賀「それをやったら国家反逆罪で提督死刑ですよ…」

 

「うぇーめんどくせ。いいじゃん。……開けなきゃダメ?」

 

鈴谷「開かなきゃ始まらないわよ……ムカつく事書いてあったら、その時は燃やせばいいのよ」

 

「なるほど。それは名案だ。」

 

加賀「……………」スッ

 

「…冗談!冗談ですから!弓矢こっち向けんな!死ぬ!しぬぅぅっっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃー…開けんぞ」

 

鈴谷「はいっ♪」

 

加賀「んむぅぅっっ!んむぅぅぅっっ!!」

 

「……あの」

 

鈴谷「なーに?♪」

 

「あれは無視で良いんですか?」

 

鈴谷「提督にいきなり弓具を向けるバカが行けないんです♪」

 

「おう拘束解いてやれや」

 

弓具を向けた瞬間の鈴谷は速かった。すぐに両手の手首を叩き弓具を地面に下ろすと、すぐさま足をからませ転倒させると、どっから持ってきたんだって思った紐をぐるぐる巻きにしてソファーに寝かされている。

 

鈴谷「はぁ…仕方がないですねー…全く、提督は本当に優しいんですね……」

 

「素早く仲間を縛るような奴に褒められてもちっとも嬉しくないぞ……」

 

と言いながらも、内心結構面白がってたり

 

『ドSの才能がお主にはあるようじゃな』

 

(何を言ってるんだ全く。俺がドSだと?…紳士と言いたまえ)

 

『お主を紳士と言ったらガチの紳士に怒られかねない』

 

(それは一理ある。)

 

『あるんかい』

 

加賀「はぁ……容赦がないわね…ほんっとに……」

 

鈴谷「提督の敵になるようならすぐにその首…ぶっ飛ばすです♪」

 

「おうおう恐ろしいなおい…」

 

加賀「き、肝に命じておく…わ……」

 

鈴谷「んふふー♪」

 

「仲間恐喝してどうすんだよお前…」

 

加賀が手首を擦りながら立ち上がるが、先程の鈴谷のセリフで違う何かの震えが来ているようだ。分かるぞ。俺もこの鈴谷の笑顔がとても怖い。

 

加賀「………そ、それより、その封筒、早く開けたら?」

 

「んあ?そうだな。ビリ…あ、やべ、紙ごと逝った」

 

加賀「何やってるんですか!?」

 

「でーじょーぶでーじょーぶ。読めれば無問題だよ。」

 

加賀「……はぁ…」

 

「さーてさて内容はー?ないようでぇぇ」

 

加賀「さっさと読め」スッ

 

「はいっっ!」

 

鈴谷「……加賀さん」ニコ

 

加賀「ひっ!?…で、ですが!今のは提督が!」

 

鈴谷「武装は……?」ユラ

 

加賀「はいっ!はいこれで大丈夫よね!?」パッ

 

鈴谷「提督への謝罪は…?」グラ

 

加賀「っっっ!!す、すいませんでした提督!」

 

「……お、おう」

 

鈴谷「……………」

 

加賀「…………」ビクビク

 

鈴谷「……はいっ♪よく出来ました♪」

 

加賀「………ほっ…」

 

(……なぁなぁじいさん。ちと質問していいか?)

 

『…………なんじゃ?』

 

(正規空母って、重巡洋艦より強いんじゃなかったっけ?)

 

『…強いのはあくまで索敵や作戦行動に置いての要だけじゃよ。単純な力比べなら、戦艦の次に強いのが、重巡洋艦じゃよ。正規空母はその重巡洋艦と軽巡洋艦の中間…と言ったところか?』

 

(なるほど……それに、鈴谷は陸の訓練を独自に入れてるから、単純に陸での技術は陸練習入れてる鈴谷や時雨、夕立辺りが1歩先に行ってるのか。)

 

『……まぁーそれだけではもちろんないんじゃがな』

 

(ゑ?)

 

『鈴谷、奴は…改2じゃよ。』

 

鈴谷「…それで?なんて書いてあったんですか?」

 

「んあ?あぁ。貴殿に演習を申し込む。日程はーー……まぁーいわば、お前、最近調子なってない?ちと、この世界の厳しさ教えてやるから、カモンカモンって書いてあるな。」

 

いや実際はもっと丁寧で堅苦しい言葉がづらづら並べられているが、俺でもわかるところを和訳したら今言ったことになる。そう言った瞬間

 

鈴谷「ふ、ふーん?……死にたいわけ?」

 

っとおそらくこの紙を送り込んできたであろう方角に向けて武装を展開して発射する瞬間だった。

 

「まぁー待て待て。超簡単に言えばってやつだよ。もうちっと丁寧だよ」

 

鈴谷「紙見せてください」

 

「え?」

 

鈴谷「っ!いいからっ!見せて!」

 

っと無理やり取られてしまった。加賀も加わって2人でゆっくりじっくり読んでいた。…その間俺は暇なので、鈴谷に入れてもらったお茶を飲んでいた。キンキンに冷えた麦茶ほど美味いお茶はない。

 

鈴谷「…………提督」バンッ

 

「うおっ…びっくりした…なに?」

 

鈴谷「すぐにこの生意気な司令官…いえ、ゴミを排除しに行きましょう。」

 

「お前マジで言ってんのか」

 

加賀「私も賛成です。この不届き者。我らの司令官にとんでもない無礼を……射抜く。例えて急所を外しても射抜く。」

 

男の急所に矢を………おっとこれ以上は青いツナギを着たいい男がホイホイこちらによってきてしまう。

 

?「やらないか?」バンッ

 

「あ、お帰りください」

 

?「つれねぇーなぁ…ホイホイ」パタリ

 

 

 

鈴谷「……………え?今の…誰ですか?」

 

「知らない方がいいよ」

 

加賀「で、ですか司令官…今のは……」

 

「知らない方がこの世界楽な事がいっぱいあるよ」

 

鈴谷「で、でも…」

 

「君たちは何も見ていない。リピート…アフター………『ミー』?」

 

鈴谷「……私は何も見ていないわ」

 

加賀「…………そう…ね。何も見ていなかった…わ。」

 

「よくできました」ニコ

 

さてっと。つまりはこの先はこの日程までに指摘された6人編成を考えなくてはならないと。…無駄な仕事増やすなよ。いや別にやる仕事も掃除ぐらいしかないから全然いいんだけど。

 

「それじゃ、メンバーは俺がのちのち決めておくってことでおけ?」

 

鈴谷「私は出しなさいよ。直々に屠ってあげるわ。」

 

加賀「司令官、私にも出る権利をください。必ず司令官のお役にたってみせましょう。」

 

「うん。とりあえず2人とも、顔が近いかな。それと、あくまで対戦は向こうの艦娘とだから、くれぐれも怪我はさせないように。それだけ守れるなら構わないよ」

 

鈴谷「罪は相手の人間にあります。すぐほふります。」

 

加賀「3秒で装填…2秒で射出…5秒でヘッドショット……」

 

「うん。わかってもらってて何よりだよ(諦め)」

 

とりあえず2人は決まりっと…あ、そうだ。

 

「ちと気になる事があるからちと席を外すね」

 

鈴谷「どこに行くのー?」

 

「妖精さんがいる所。」

 

鈴谷「そう。行ってらっしゃーい」

 

「はいいってきまーすっと。」

 

そうして、ガチャりとドアを開けて、ある場所に向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「てことで、改二がなんだか教えてくれないか?」

 

俺は工房に足を伸ばして、絶賛作業中の妖精さんに話しかける。

 

{ふえ?改二の事、提督さん知らないの?}

 

「全然全く。」

 

そう言うと、数人の妖精さんがポカーンとした顔をしてしまった。……どうやら、結構初歩的な知識らしい。

 

「な、なんかすまんね?こんな出来損ないの俺みたいな鎮守府に居てもらって?」

 

{いえいえそんな!…私たちはここの場所が好きだから、それに何より、提督さんの事が好きだから、ここに居させてもらってるのさ。お礼を言うなら私達の方だよ…。っと、それより、改二の説明だね。ちょっとまっててね}パチン

 

そう指を鳴らすと、複数の妖精さんが飛んでいくと、奥からガサゴソガサゴソと何かを持ち出してくる。……これは…

 

「………何だこれ?…ギア…見たいな?」

 

普通、ギアと言ったらモーターについてる白い奴を思いだすが、妖精さんが持ってきたのは真っ黒で、少し照り輝いている。金属室で、俺の手のひらにずっしりするような重みがあるのが特徴か?

 

{それは、コアっていう艦娘の子達がパワーアップするのに必要な、言わば素材だね。それで、こっちが}

 

次は、それこそモーターみたいなのが出てくる。

 

{これはそのコアを動かす動力源。…凄ーくわかりやすくいえば、先程提督が言ったギアがこのコア。そのギアを動かすために必要なのが、心臓の役割を果たすモーターの部分。}

 

っと、呼ばれた部品を持ち上げわかりやすく説明してくれる妖精さん達。

 

「ふむ。なるほどな。ある程度はわかった。…んでも、改二って、改一はどこだよ?過程すっ飛ばしすぎだろ?」

 

{あーっと……本当に何も知らないの?}

 

「……あれ?」

 

どうやら本当に俺は、何も知らないらしい。妖精さんが頭を傾げてしまった。

 

{……えーとね、改ニにするには、改造って工程が必要になってくるんだ。…練度っていう、分かりやすくいえば皆のレベルかな。基本的には、練度15~30で皆の改造は出来るんだ。そこから改二に出来るのは、限られた艦娘で、更に改造には2回あって…それを行うと改二っていう特殊な改造が出来るんだけど……大丈夫?着いてこれてる?}

 

「ん?おぉ。ついていけてるよ。なかなか奥深いなぁーって思っててね。」

 

{……あれ?知らない人が聞くと、結構困惑するような内容だと思うんだけど……}

 

「任せろ。そういうのには知識があるんだ。」

 

主にゲームでだけど。元々艦これってのもゲームだし、現実と少しズレていても、ゲームだからねとか、2次元だからねで片付けられる世界だ。…ただ一つ違うのは、この世界がリアルであることだ。ゲームのように「あーあ負けた。んじゃもっかい行くか。」っとは出来ない。何故ならリアルには感情というものが常に付きまとうからだ。……彼女らが俺を警戒していたのも、昔の提督に暴力などを振るわれていたからだ。

 

……道具は感情を持たない。だが彼女らは感情を持って行動をして、感情で人を好きになり、人を嫌いになる。…つまり彼女らは道具じゃないのだ。感情のままにどこまでも飛んでいける希望の鳥なんだ。俺らのような人間如きには出来ないような勇気を彼女らは持っている。…俺ら提督は、その勇気を借りて、知恵を駆使して彼女らをサポートする。それが提督だと……俺は思っている。

 

{……そっか。でも良かったよ。…提督が、私たちが思う提督のままで}ニコ

 

「…?それはどういうことだ?」

 

{提督はさ、彼女たちをどう思うかな。}

 

ふわりと俺の前にある机に行くと、ペンチをスラーっと撫で始める。

 

「…どうって……女の子だろ?人間だよ。」

 

{っ!…………ふふっ…私も、そして他の妖精さん達も、同じ考えさ。…人間は彼女達のことを道具や兵器と考えてるようだけどね}

 

「なっ。…その考え、気に入らない」

 

{ふふっ…私達も同じ意見さ。…だから私達は、どこか違うあんたに…提督さんに、希望を託したのさ。…それがようやく、真だと受け取ったよ。}ニコ

 

そう笑うと、ふわりと飛翔して、俺の目を見すえる。

 

{私、私達の妖精の力、全力で提督さんに貸すよ。提督はいつか、すっごい大物になる気がする。だから、私達はそんな提督さんの言わばスポンサーだ。…もちろん、報酬はちゃんと貰うけどね?}

 

「…ふっ。当たり前さ。働かず者喰うべからず…逆は、違うからね」ニコ

 

{…うんっ♪…さーてと!最後に本題の改造の件だけどね。……その事には心配はいらないよ}

 

「へ?何故だ?」

 

{(やっぱり…知らないんだ。)……ここの艦娘は、少しほかの艦とは違うからね。改造するしないは考えなくていいと思うよ♪}

 

「え、でも貴重な皆の華々しい瞬間じゃないか?」

 

{だからこそだよ♪…提督は、いつも通り馬鹿してればいいってことだよ♪}

 

「おいなんだその人がいつもバカにしてるみたいに…まぁーあながち間違いじゃないから…否定は出来ないが…」

 

ふっと鼻で笑い、お礼を言って、お礼の金平糖の袋を置いていって、工房を後にした。

 

 

夕立「あ!提督さーん!」

 

「おおっ!夕立、それに時雨じゃないか。なんだ?剣道の休憩か?」

 

時雨「こんにちわ♪提督。僕達は今はお昼ご飯を食べようって話をしてて」

 

「あーもうそんな時間かー」

 

夕立「っ!ね!提督さんも一緒に食べようよ!」

 

「おっ。いいねー。奢るぞー」

 

時雨「ちょっと…すいません。急に誘ってしまって…」

 

「いいのいいの!俺は絶賛暇してたしな」

 

夕立「それじゃー!しゅっぱーつ!」ギュッ

 

時雨「あっ……うぅ…」シュンッ

 

「チラ…ふっ。時雨」スッ

 

そう言って、時雨に手を差し出す。

 

時雨「っっ!…うんっ♪…提督…♪」ギュッ

 

「……ふっ」ニコ

 

そうして、食堂に歩いていく。

 

 

 

 

 

{提督さんは…不思議な人だ…}ニコ

 

{…首相、聞かなくてよかったんですか?彼の…あーいえ、提督さんの力について…}

 

{あぁ…ふっ。あの様子だと、おそらく本人自体も気付いてないよ。聞いても逆にヒントを与えてしまうだけさ。ああいう隠れた才能って言うのは、自分で見つけて、気づいて、育てていかなきゃ意味がないのよ}

 

私達は、彼の後ろ姿を見ていた。…とても不思議なオーラを纏って、とても不思議な力をみにつけた新人の提督…ね。

 

{長くこうして、工房に身を置いてきたけど…彼のような提督に私たち妖精が心惹かれるって…結構まれよね}

 

{……そう…ですね。大抵の提督は、私達の事をこき使いますからね…}

 

{それに、艦娘達が『勝手に改二になる現象』は、どこを探してもここの鎮守府だけだろうね}

 

{……本当に、聞かなくてよろしいのですか?}

 

{さっきも言ったでしょ?…自分で気づかなきゃ意味がないって}

 

{………}

 

{あの様子だと…すぐに気づくわよ。…艦娘に愛されて、その衝動で艦達が姿形をガラリと変えれば…ね。今で言うと、鈴屋さんや時雨、夕立のように…ね。}




安定のキャラ崩壊。ワクワクすっぞ(!?)


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昔話を聞いたが、そんなの俺には関係ねぇ!行くぞぉぉぉぉァァァっ!?

最近、コロナが流行ってますね。正直、ニュースがそれしかなくてつまらないです。どうせ対策したってかかる人はかかるんだから程々にって言いたい。でも感染してしまった人は早く元気になって帰ってきて欲しいって気持ちはちゃんとあるよ?…ってどうでもいいなこりゃ。
てかこんなにコロナ流行ってたらブームすぎた頃にこの国の事だから擬人化されそう。『コロナちゃん』ってネーミングセンスで。……来そうじゃない?コメントのところに「こんな可愛い子に殺されるなら本望です」とかありそう。この国の事だから絶対に有り得る!……有り得るだけで確証はない!!



はい、本編どぞw


夕立「提督さんは何にするのー?」

 

「俺かぁ?…んー…この海鮮丼とか良さげ」

 

時雨「あーそれ美味しいよ。僕も前に食べたけど、具がすっごい新鮮だったよー!」

 

「なら決まりだな!」

 

現在、夕立と時雨で食堂に来ております。ごわす。

 

『何キャラだお主…』

 

(ごわすキャラ)

 

『なんだそのジャンルわ……』

 

 

 

 

?「はい。お待たせしました。こちら海鮮丼になりますっ♪」

 

「おーテンキュー」

 

?「はいっ♪………はいっ!?」

 

「んー?どうした鳳翔さん。」

 

鳳翔「て、ててて提督!?な、何故ここに!?」

 

「何故って…夕立達と飯食いに…」

 

鳳翔「えーと!えーと!!それ!作り直します!!」

 

「拒否権を使います」

 

鳳翔「なっっ!?」

 

「無念!…ほな、さようなら」ビュ-ンッッ

 

鳳翔「あっちょ!ちょっと!!……あぁ…行ってしまいました…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふいー。何とか逃げきれたぜ」

 

時雨「本当に提督は…こう…神出鬼没だから、僕達みたいに関わりを持ってない艦からしたら心臓に悪いからね…」

 

「おいおい照れちゃうじゃないか」

 

夕立「提督さん…時雨はおそらく褒めてないと思うよ…」

 

「……ありゃ?」

 

天龍「おぉっ!提督じゃねぇーか!」

 

夕立「あっ!天龍!こんにちわ!」

 

天龍「おぅ!オレもご一緒してもいいか?」

 

時雨「構わないよ。うーん…それじゃー提督の隣に」

 

夕立「やっっ!提督の隣は夕立の場所っ!」

 

時雨「………てことなんで、僕の隣でいいかな…?」

 

天龍「構わないさ!んじゃ!いただきまーす!」

 

 

 

 

 

「うへぇ…相変わらずすごいの食ってんな…」

 

天龍「んー?そうか?これでも普通だぜ?」

 

時雨「七味を蓋ごと外してぶっかけるの天龍さんぐらいですよ…」

 

天龍「男気が合って結構イカスだろ?」

 

「頭悪そう」パクッ

 

天龍「なっっ!……そ、そうなのか……」

 

「そもそも…七味は容量守って食うのが美味いんだろうが。かっこよさを求めてぶっかけても寒いだけだぞ?」

 

天龍「うぐっっ………」

 

「……まっ、そこが天龍らしいというか…なんて言うか」ニコ

 

天龍「っっ!!//……あまり…そういうこと言うなよ…///」

 

「んあ?なんでだ?」

 

天龍「っっ!//もういいから!//」ズズズッッ

 

「んー?なにか俺悪いことしたか?」

 

夕立「相変わらずの鈍感ぶりっぽいっ。」

 

時雨「それが提督だ…諦めよう……」

 

「なんで俺既に敗北者みたいな流れなんだ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「はぁっ!?演習を申し込まれたぁ!?」」」

 

「え?おん。」

 

あの後、食べ終わって、そのままだべってた時に「あ、演習について聞いとこ」って感じでチョロっと出したはずなのに思いのほか食いついてきた3人。

 

天龍「おいおい提督よ!それは一体どういうことだよ!?」

 

「知らんよ。加賀が言うには、FAXでいきなり…だとよ」

 

時雨「相当非常識だね…その人は……」

 

「んでもちゃん正式な演習だと鈴谷は言ってたぜ?」

 

夕立「……落ちる人は…本当にどこまでも落ちていくっぽい……」

 

「……んん?」

 

3人が頭を抱えて頭をフルフルと震わしている。あまりにも不思議な光景だったのでコテっと頭を傾げると、呆れたように天龍が言ってきた

 

天龍「………あのなぁ提督?これは言わばカチコミみたいな物なんだよ…」

 

「お前いつの時代の人だよ」

 

天龍「オレが船だったの頃の記憶は知らねぇーよ…大体、テレビってのがなかったんだから何年かも分からねぇーだろうが」

 

「アッハイソウデスネ」

 

ネタで言ったつもりがまじ論破されちまった。今後は気おつけよう…

 

夕立「…演習の事はわかったけど…内容はどんな感じなの?」

 

「俺が感じ取った感じで言うと、「ヘイヘイヘイ!お主、最近調子に乗ってるの?おっ?おっおっ?人類舐めてんのか?おっおっ?ワシがちとお主を捻ってやるからこの日にやり合おうや!またなぁ!」…的な感じ」

 

天龍「………殺すか」

 

時雨「殺しましょう」

 

夕立「すぐ殺しに行こう」

 

「何でここには戦闘狂しか居ないんだって待って待って!本当に行かないで!待って!てかお前ら力強!?何で俺引きづれてんだよ!待ってぇぇぇ!!」

 

天龍「黙って居られるわけねぇーだろ!オレらが信頼する提督に自分勝手にイチャモンつけやがって!殺す!殺さなきゃ気がすまねぇ!」

 

「待って待って!天龍が俺想いなのはわかったから!待って!本当に待って!おねがいだからァァァっ!」ズザァァッ

 

夕立「提督さん、私たちを止めないで。何、安心して。明日には全部終わってるから……」

 

「何しようとしてるの!?てか夕立ちゃん力強いね!てかLINEやってるぅぅ!?ってそんなこと言ってる場合じゃねぇぇ!ほんと待って!ホンマに!ちょ!待ってんかー!」

 

時雨「…提督、さすがに心が広い僕でも、こればっかりは許せないかな。だから待ってて。何、提督の元に直ぐそのゴミを持ってきてあげるからさ…晒しちゃおう」

 

「待って!本当にそれはシャレにならない!ヘルプ!ヘルプ!!助けてボノタァァンッ!」

 

曙「誰がボノたんですって!?」バァンッ!

 

「…………どっから出てきてるんですかあなた」

 

まさか本当に霞が言ってた事が本当だったとは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「は?曙にボノたんって言ったらどこからでも現れる?」

 

霞「そうそう。いざってなった時に使ってみな?本当にどっから出てきてるの?って思うから」

 

「何?壁から頭だけひょっこりはんしてるとか?」

 

霞「どんな登場の仕方よ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど……こう出てくるのか…」

 

曙「誰がボノたんですって!?」

 

「とりあえず出てきなよ」

 

曙「あっ…うん。………はいっ。」

 

壁を突破って来ると思ったら、まさかルイージのロケット頭突きみたいに現れるとは思わなかった。船のエンジンなんだと思ってるの?てかどんだけボノたん言われたくないんだ

 

「とりあえずね、呼んだ理由、あの3人止めて欲しい」

 

曙「はぁ?…仕方がないわね……あんた達!このクソ野郎が困ってるでしょ!さっさとやめなさい!」

 

「仲間になってくれてるのか俺を蔑みたいのかどっちかにしろよ」

 

時雨「……曙さん」

 

曙「何よ?クソ野郎が困ってるでしょ?それでもあんたらこのクソの艦なわけ?」

 

「口悪すぎんか」

 

夕立「曙ちゃん、ちょっと耳貸して」

 

曙「は?な、なんでよ?」

 

夕立「いいから、ほら、貸して?」

 

曙「は、はぁ?」

 

夕立「………」ゴニョゴニョ

 

曙「………」コクコク

 

「…暇だな。」

 

現在、夕立と時雨が交互に曙にゴニョゴニョと何か言っている。天龍は俺と同じような姿勢で3人を見守ってる。あいつ見た目怖いけど保育士とか向いてんじゃね?

 

 

 

曙「…………」スッ

 

「あ、話し終わt」

 

曙「クソ提督、あんたより最低でクソ野郎な奴…あんたのためにボコしてくるから待ってて」

 

「おいこら何んて言った」

 

夕立「提督に宣戦布告した奴をボコすよとだけ」

 

時雨「提督に哀れにも挑んできた身の程知らずを懲らしめに行くと」

「OKとりあえずお前ら全員落ち着け」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「落ち着きましたか?」

 

天龍「……すみませんでした……」

 

夕立「ごめんなさい……」

 

時雨「ごめん…なさい…提督…」

 

曙「はい……反省してます……」

 

演習を仕掛けられたんだから演習で証明すればええやんってのを言っただけなのにここまで落ち込んでしまった。まぁーこういう時は

 

「……4人は演習に参加したいか?」

 

天龍「そりゃ!提督を悪く言うやつをボコしたい!……だけど」

 

「……およ?」

 

時雨「……編成が悪すぎるかな…加賀さんと鈴谷さんが出るってことは…火力要員が必然的…私たちみたいな駆逐艦よりも…他に適してる人達が」

 

「別に?勝てると思うよ?」

 

曙「…………言っとくけどね?あたし達は駆逐艦で、相手は完全火力増し増しの編成よ?1発でも当たればこっちは」

 

「なら、当たらなければいい。」

 

曙「はっ…………?」

 

「何のために陸訓練入れてるんだお前ら…別に当たらなければいい話じゃねぇーか。もちろん、当たっても受身を取ればいい。…俺は信じてるのさ。お前らが出来るってのをな。それだけお前らが強いって事を、俺は信じてる」

 

夕立「てい…とく……」

 

「負けたら負けただ!今悔やんでも仕方がねぇーだろ?だから楽しむのさ!その時を全力で楽しむ!なかなかないぜ?他の鎮守府の子達と演習なんて?……受けてみたくはないかね?」

 

そう言って、ニヤリと皆に視線を向ける。ハッとした顔になると、クスリと笑い始めると

 

曙「…ふっ……そうだったわね…あんたは…クソ提督は…そういう人だったわね……」

 

「どういう事だよ。俺はいつも思ったことしか口にしてねぇーぞ?」

 

夕立「駆逐艦でも…分け隔てなく接してくれるところ…ぽい。普通なら…駆逐艦は切り捨てるのが普通なんだよ?」

 

「知るか。無能有能で俺は決めつけたくないんだよ!…そいつにしか出来ない仕事だってある。隠れた才能を隠したままだなんて…勿体ないだろう?」

 

時雨「…僕らは、そんなの提督みたいに特殊能力めいた力は…持ってないよ?」

 

「俺だって大したものは持ってないさ。……でも1つ、あるだろ?俺とお前らにある共通点がよ」

 

天龍「……何だよ。それ」

 

「……お前らは、人間の知恵を得た」

 

そう言うと、ハッとした顔をこちらに向けてくる。

 

「艦のままでは到底知りえなかった物だ。…それを今、お前らは持っている。…違うか?」

 

そう投げかけると、更にクスリと笑い始める。

 

「そういうこった!考える力を身につけたってことは、それだけ自分たちが強くなったって言う証拠にもなる!…負けを恐れるなよ。提督のためにーだとか、この際は捨ておけ。心の底から楽しむ事だけを考えて戦えばいいんだよ。いつもみたいに、みんなでワイワイ騒ぐ感じで…いいんだよ。」ニコ

 

天龍「……提督、オレを……演習に参加させてくれ!」

 

夕立「…夕立も…夕立も参加させて欲しい!」

 

時雨「……そんなこと言われて、引き下がるのが無理な話だよ。もちろん僕も演習に参加させて欲しい。……楽しむために……ね♪」

 

曙「……あたしじゃ力不足…そう思ってたけど、あんたがそう言うならやってやろうじゃない!全力でふざけ倒してあげる!」

 

「……良し!全員出撃許可良し!日程は先程伝えた通りさ!…全力で楽しもうぜ!」

 

「「「「はいっっ!!」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴谷「……で、大丈夫ですか?提督?」

 

「無理…ギブ…死ぬ……歩きたい……」

 

現在、あれから一週間経ったある日、迎えの車が来たので、その車に乗り込んでどんぶらこーとドナドナじゃなかった。出荷されてるでもなかった。出撃してるってかこれも地味に意味違くね?…まぁいいか

 

加賀「無茶言わないでください。相手の鎮守府まで歩きで行くとなると何時間かかると思ってるんですか?」

 

「だからって車移動なんてやぁぁだぁぁっ!酔う!吐く!死ねる!の三拍子セットだぞこの野郎っ!?」

 

時雨「だからって僕の方見ながら叫ばないでくれよ…びっくりするじゃないか……」

 

「そこに時雨が居たから」

 

夕立「窓際挟んで夕立と時雨の間に提督がいるもんね。そりゃ、どっちかの窓に叫ぶのは必然だもんね。分かるっぽいよ。その考え」

 

「何真面目に考察してんだ貴様は…てか普通提督って助手席に乗るもんじゃね?なんで鈴谷が助手席なんだ?」

 

鈴谷「別にいいでしょ…?じゃんけんで席決めただから…文句言わないでっ」

 

「俺ってじゃんけん弱いってことがわかったよ。知りたくなかったこんな情報…」

 

車の席でみんなが揉めたので、潔くジャンケンで決めたのだが……俺は完全敗北。助手席に鈴谷、真ん中の窓際に夕立、俺、時雨の順番。その後ろの席には曙、加賀の順番で座っている。てか曙は寝てますね。ちなみに運転手は向こう側から派遣された運転手のうんちゃんだ。俺が勝手にそう言ってるだけだけど

 

うんちゃん「……なんか…すっごい賑やかですね…」

 

「こんなの日常茶飯事ですよ。逆にそちらの鎮守府はこう言ったことはないのか?……おいこら!時雨ごら!俺のグミとるんじゃねぇ!」

 

時雨「隙だらけの提督が行けないんだよ。…んっ。美味しいね。このグミ」

 

「……はぁ…ほれ。夕立も、やるよ」

 

夕立「わーいっ!ありがとー!」

 

うんちゃん「あはは……そう…ですね。こちら……と言っても、ほとんどの鎮守府は恐らく貴方のような方は珍しいと思いますね」

 

「俺のような…?」

 

うんちゃん「はいっ。貴方の考えは艦を人として思いやる…そうでしょう?ですが、それは過去の考え方なんです。今は、どれだけ兵器に感情移入をさせないか…それが結果的にぞんざいに扱う…と言った形になって言ったんですよ」

 

うんちゃんはそう語り始めた。…なるほど。時代が変われば、考え方も変わる…か。ガラケーからスマホに、クラブからカラオケに…みたいな物か?いや最後は地味に違うが…恐らくそういうことだろう。

 

「…そういうあんたは、恐らく人間として接する…に賛成派だな?」

 

うんちゃん「っ!……あはは…そう…ですね。他の鎮守府の方々を乗せることは、この業務に着いてたら多々ありました。…ですが、貴方のように艦娘達と和気あいあいに話し合いながら移動するのは…もう何年ぶりでしょうか」ニコ

 

バックミラーで確認すれば、少しシワが浮き出ているナイスガイのおじ様はニコリと笑った。

「…やはり、それだけ艦娘に感情移入するやつは愚かと今の時代じゃ考えられてるって訳か…」

 

うんちゃん「そういう…事ですね。それもきっかけがありまして…昔、ここら辺じゃ有名な提督が居ましてね。…彼は艦娘をまるで我が子のように接してる、とても気さくで素敵な方でした。」

 

そう言って、昔話をし始めた。数十年前、深海棲艦が出没した当初の頃、まだ提督の存在が公に明かされていない頃の話だった。ある1人の女性提督がここら辺に居たと。彼女は、今でいう俺の鎮守府で、艦娘達と日々任務をこなしていた。…そんなある日、ある重大の任務で、彼女は数十人の艦娘が沈没したという。我が子のように思っていた彼女達が海に沈む瞬間を無線で聞いてた彼女は受け入れられない現実だったらしい。

 

しかも、提督の年齢が今は20歳を超えてなきゃならないのだが、彼女はその時はまだ17歳だったのだという。我が子…よりかは、歳近い友達のような関係だったのだろう。…当然、そんな若いヤツが受け入れるはずもなく、自暴自棄になった彼女は、自分の鎮守府にいる艦娘を全員解体し、姿を消したという。

 

うんちゃん「…こうして、同じ過ちを繰り返さないためにも…今みたいな方式になって言ったと…私が知る情報は…これぐらいですかね」

 

「なるほど…な。……だが、それを聞いたからって、俺がどうこうしようと勝手だ。上が決めたからって、それに従う通りはねぇ。俺のやり方があるからな。」ニコ

 

うんちゃん「っ!……ふっ。暗い話をしてしまいましたね…気分を悪くされたのなら申し訳ございません……」

 

「いや…あんたのおかげで新たな目標ひとつ…出来たよ。」

 

うんちゃん「……と、言いますと?」

 

「……俺の鎮守府だけでも……昔の鎮守府にしてやるよ」

 

うんちゃん「っ!……それはなんと……大きな目標ですな」

 

「大したことないさ。…人間にするのと同じだ。」ポンッ

 

夕立「んっっ!?//」ビクンッ

 

「皆が笑って帰れる場所が俺の今までの目標だった。それにただ1つ…」ポンッ

 

時雨「んんっ!?…て、提督?//」チラ

 

「皆が楽しくワイワイ騒げる場所…こんな日本の危機が迫ってる中でも…楽しく過ごせる場所を作るが追加されるだけさっ」ニコ

 

うんちゃん「っっ!!……ははっ……貴方様なら…きっと実現出来ますよ。…私、多くこの仕事をしてますからね。見る目は確かなんですよ」ニコ

 

「そりゃ、ありがたいお墨付きだ」ニコ

 

うんちゃん「……着きましたよ。提督殿」ニコ

 

「あぁ。助かったよ。さーてと」

 

話していて酔いはきれいさっぱり取れた。俺は車から出て鎮守府の中に入る。俺の後ろに6人が広がる形で着いてくる。ひとつ止まって、皆に目を合わせ…

 

「んじゃま!ひとつ楽しんでくるか!準備はいいか?」ニヤ

 

意味ありげにニヤリと笑うと、6人はそれに応じてクスリと笑うと、息ぴったり元気よく…

 

「「「「「「はいっ!何時でも!」」」」」」

っと答えてくれた。ニコリと笑って、180度回って、会場である場所に向かって

 

「んじゃ!いっちょ楽しんできますか!!」

 

そう言って、1歩を踏み出す。




あ、そうそう、最近誤字報告を、してくれるとても有難い人がいるんですけど、これって名前だした方がいいの?…いや!出さないで置こう。なんかプライバシーがなんだーとかありそうだからな!とりあえずめちゃくちゃ助かってるわ!てんきゅー!(誤字報告されるほど誤字るって学習しないなぁ……私っっ☆

とりあえず!めっちゃ助かってるから!ほんと!サンキューな!こんな底辺のssに!ほんと!すまんね!


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上手く行きすぎて怖いなぁ…怖いな怖いなぁ!後から((ry

タイトルは飾り。はっきりわかるんだね。



マジで飾りだからね。ほんと。
どこかのホラー話のスペシャリストとかじゃないよ。
じゅんじゅんじゃないよ。マジで。
嵐でもないよ。これガチで




………本編どぞw


?「いやはやいはや…わざわざ遠いい所から御足労頂きありがとうございます。……提督殿?」ニヤ

 

とてもふくよかな体をしたいかにも「運動できません」って言ってるような体。隣には全然楽しそうじゃない艦娘が立っている。

 

演習会場に来たそうそう、そう言ってきた男に俺は言葉を交わす。

 

「わざわざお誘いありがとうございますっと。俺は」

 

?「君の自己紹介は興味無い。下級の戯言など聞きたくないわ。」

 

「……そーですか。」

 

自己紹介を述べようとした瞬間に嫌味ったらしく要らないと言われてしまった。こういうのはバスや電車に乗る時の意味わからないおじさんおばさんがいるだろう。そういうふうな感じに対応すればいいのさ。こっちが折れる…見たいな?

 

加賀「…………」スッッ

 

鈴谷「……」ジャキッ

 

「……何してはりますの?」

 

後ろからなんかメカメカしい音が聞こえたの振り向いてみる。おいこいつら何武装展開しとんねん。

 

加賀「……司令官。やはり私は我慢できません。どうかこの醜い豚にトドメを刺す許可を」

 

「うんダメだね。とりあえず武装を抑えようか」グギギギ

 

思いっきり加賀の構えてる肩を抑える。全然ビクともしないよこの子。やだあたし、握力弱すぎ?

 

鈴谷「離してください提督。こいつは私が直々に屠るんです…提督はそこで見ててください。今私達の提督をぞんざいに扱ったことを後悔させますから」

 

「ストップストップ!とりあえず待て!事実その通りだから!一旦押えて!ヘルプ!ヘルプ!こいつら番犬すぎる!」

 

とりあえずこいつら2人は特殊な糸で全身ぐるぐる巻きにしてし解決。ふぅ

 

「……えーと、こちらの艦が失礼をしてしまった。申し訳ありません」

 

そうして頭を下げる。

 

?「……貴様、私をバカにしているのか?…私は大将だぞ…?滑稽にするとはいい身分ではないか?…えぇ?」

 

別に大将が凄いとか全然知らんけど、おそらく凄いんだろうな。…あれ?前にじいさんが元帥が最高とか言ってなかったっけ?……忘れたからいいや。

 

「……とりあえず、演習を始めましょう?…私たちはそのためにここに来たものですからね。」ニコ

 

大将「……忘れてはいないか?……貴様が負けたら、貴様の艦を全てこちらに譲ると……まさか、忘れてるわけでは…なかろうな?」ニヤ

 

夕立「っっ!?て、提督!!」

 

「あー。もちろん忘れてませんよ。…私の艦は強い。…だから恐れることはありません。私が彼女たちを信じるように…彼女たちもまた、私を信じてくれてる…変な不安でコンディションを汚そうとするのは、浅はかな考えだと思いますよ?」ニコ

 

当然、そんな事どこにも書かれてはいない。おそらく不敬を働いた俺の艦をそのまま奪い取って、俺に絶望を味合わせたいんだろう。…別に俺も、好きで提督になったわけじゃない。提督の地位を剥奪されるぐらい何も怖くない。……だが、彼女らをぞんざいに扱おうとするこいつの下にだけは…絶対に置かない。それだけはハッキリしてる。

 

大将「もちろん…貴様は俺より下。…俺が貴様に出すものは何も無いと思えっ!」

 

既に敵意むき出しか…ならこちらもそれに従おうか。

 

「はなからそんなものは期待してない。俺らはてめぇーの首取りに来たんじゃねぇ。いつも通り楽しく遊ぶために来たんだ。……てめぇーが俺にどんなもの要求しても構わねぇーさ。…ただこちらも、些細な願いだけをお願いしたいな」

 

大将「ほう?…まっ!それぐらいなら構わん!…言ってみろ?それだけ俺の艦に勝てるとは思えんがな」

 

笑いながら俺を見下してくる。俺の要求はただ1つさ

 

「演習は艦と艦での模擬戦だ。…そこにただ、俺の艦隊の方にだけ、指揮をとる司令官を追加したい。指揮は俺だ。…下級なんだ。それぐらいのハンデはくれなきゃ…俺すぐに負けちゃいますよ」ニコ

 

大将「はっ!流石は下級の雑魚が申し出しそうな内容だな!それだけで戦況が覆ると!おもうなよ!!」

 

そう言って、男は待機室…というか、観客席に歩いていった。男の後ろに着いて言った艦達は、俺を申し訳そうな顔で見つめていた。

 

「……同情なんていらねぇーよ。全力でかかってきな!てめぇーらの司令官の教育が強いか!俺が指揮する艦隊が強いか!…楽しんでいこうぜぇ?」ニヤ

 

大将「聞くな。ただの負け犬の遠吠えだ」

 

「……チェックメイトだ。胸糞わりい爺さんよ」ニヤ

 

俺は小さくそう呟き、俺らも反対の扉に向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『それではこれより!西鎮守府と、雨之鎮守府との模擬戦を行う!西鎮守府が勝利の場合、雨之鎮守府の解体、艦娘の委託、雨之鎮守府が勝っても何もなし!双方!リーダー艦の名前を述べよ!』

 

金剛「西鎮守府、将艦!金剛デース!」

 

夕立「雨之鎮守府将艦!夕立っぽい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大将「はっ!将艦が駆逐艦!それも雑魚の夕立じゃないか!……やはり、下等な生き物はこうしたミスを繰り返すのだな…全く愉快だ!」

 

 

 

 

 

「って……おっさんは思ってるんだろうな……悪いがおっさん、てめぇーの相手は艦娘なんて優しい生物じゃねぇ。…俺らと同じ、人間だよ。」カチャカチャ

 

プールサイドにセットされたマイクや電子機器をつける。同時に無線式のヘッドセットを装着する。

 

 

 

『あーあー!こちら提督、マイクチェックー』

 

夕立「こちら夕立!聞こえるっぽい!」

 

時雨「同じく問題ないよー」

 

『よしきた。作戦は先程伝えた通りだ。』

 

鈴谷「本当に…よくもあんなふざけた作戦を思いつけるわね…」

 

『いやー!照れちゃうなぁ』

 

鈴谷「貶してんのよ!」

 

『…まっ、もちろん作戦は上手くいかないのが100パーセントだ!臨機応変に対応出来るよう、何かあったら遠慮なく俺を頼ってくれ!無論!俺もお前らを全力で頼る!!』

 

天龍「かっこいいこと言ってるのか情けないこと言ってるのか…ハッキリさせたらどうなんだ…?」

 

『何事も経験!なーに!ちょっと俺のこれからの人生とお前らの人生がかかってるだけだ。気にすんな気にすんな』

 

曙「気にするわよ!このクソ!!」

 

『よし!元気な罵倒を貰った事なんでね!……楽しんでいこうか!』

 

そうして、無線が終わる。

 

曙「ったく…あのクソ提督は…こんな無茶苦茶な作戦考えられない…」

 

鈴谷「でも、私達には思いつかない、実に提督らしい作戦内容です。シンプルかつ大胆…的な?」

 

天龍「なんにせよ、これはオレらと提督の命がかかった模擬戦だ!楽しく勝とうぜ!」

 

加賀「……簡単に言ってくれますが…本当に先のプランで行くんですか?」

 

夕立「何よ加賀さん!提督さんのいうことが信じられないっぽい!?」

 

加賀「い、いえ…そうでは無いん…ですけど……」

 

時雨「………僕も不安さ。でも提督は、自信を持ってこの作戦を組み立てた。それもあんな短時間でだ。…提督が僕達を信じてくれるように、僕達も提督を信じよう。それが今、僕達に出来る最高のやる気の材料さ。……提督が僕達を見てくれる。そう思うだけで…やる気が出ないかい?」

 

加賀「っ!……ふっ。無駄口でしたね。忘れてください」ニコ

 

 

『それでは!!始め!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さてと、始まったか。さぁーてと、驚いてくれよー?」

 

 

 

 

 

金剛「…………」

 

比叡「本当に…やるんですか?」

 

金剛「やらなきゃ…私らが捨てられるだけでーす。それに…向こう側の提督にも言われましたでしょう。全力でこい…ってさ。」

 

榛名「…………」

 

霧島「私の推測からすれば……相手側の勝率は…たったの5%だけです……」

 

陸奥「それでもやらなきゃならないのがあたし達よ。」

 

長門「あぁ。」

 

比叡「……ですが…」

 

霧島「っっ!皆さん警戒!こちらに物凄い勢いで向かって来てます!!」

 

金剛「っっ!?誰でーす!?」

 

霧島「あれはっっ……!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

夕立「あ!見つけたっぽーい!それじゃ!戦闘開始っぽい!!」

 

時雨「さぁ!止まない雨は!止ませちゃおうね!」

 

曙「ちょ!あんたらぁぁ!早すぎんのよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霧島「将艦を含めた駆逐艦3人!こちらに急接近!!」

 

長門「なっっ!?将艦がわざわざ!?」

 

金剛「っ!いいから迎撃準備でーす!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕立「あははっ!全員ちゃんと固まってるっぽい!提督さんの言う通りだっぽい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

加賀「……将艦事速攻をとる……ですって?」

 

「そっ!初動の初期値は決められている。相手が分散して自陣を固められる前に、機動性の高い駆逐艦3人に突撃してもらう。」

 

天龍「んでも提督、それだと将艦を変えた方が」

 

「いや、将艦は夕立で行く。この中でのスバしっこさなら夕立がナンバーワンだからな。駆逐艦の中でも火力が出る時雨や曙も適任だ。それに…夕立だけじゃなくても、球を避けるのは得意だろ?」ニヤ

 

時雨「ギク……それ…どういうこと…かな?」

 

曙「今絶対違う球を想像したわよね!?悪かったわね!霞の野球ボールは早いのよ!ばーか!」

 

「って訳だ!」ニコ

 

鈴谷「……艦がただ投げるボールと…武装から発射される球の速度は桁が違うんですけど…」

 

「そこはもう!勘だ!1発当たったらおしまいだと思えよー?…当たった奴は昼飯抜きな!」

 

夕立「ぜ!絶対に避けるっぽい!」

 

時雨「さ、さすがに演習後のご飯抜きは…勘弁かな…うん…」

 

曙「あんたさいってい!?それでも金〇ついてるわけ!?」

 

「女の子が気安く金〇って言うんじゃありません…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕立「あははっ!遅い遅い!!」

 

時雨「本当に当てようとしてるのかな?…軌道がバレバレさ!」

 

曙「危な!?…うわぁぁ!?危なぁぁいっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

榛名「っっ!?ぜ、全部よけられちゃってますぅ!」

 

陸奥「……疎らな機銃でもダメ……長門!」

 

長門「主砲用意……発射ァァ!!」

 

ドカンっ!っと豪速球で夕立めがけて飛んでいく。

 

長門「よっしゃ!とっっっ……!?」

 

 

 

 

 

 

 

天龍「……ふっ。提督の言う通りだ。……今の所は…プラン通りだな」

 

夕立「グッチョブ♪天龍さん!」

 

天龍「砲弾はオレに任せな!機銃ぐらいなら……」

 

紫色のブレードを構えて、目を瞑る。

 

天龍「オレでも…捌ける。提督の稽古より…簡単に……」スゥゥ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霧島「1人!1人どっからか増えました!?」

 

金剛「落ち着くでーす!仮に増えてもこちらは6人!相手は4人でーす!確実に仕留めるですよ!」

 

 

 

 

 

 

 

加賀「…………ふふっ。司令官…貴方はどこまで……」スパンッッ

 

 

 

 

 

 

 

 

榛名「キャァァッッ!」ドカンッ

 

陸奥「っ!?榛名!大丈夫ですか!?」

 

榛名「すみません…油断してました……」

 

 

『榛名被弾!判定、中破!砲塔に損傷あり、機動力低下!』

 

 

 

長門「っっ!!そこかぁぁ!」ダダダ

 

空中に向かって機銃を放つ。小さな爆風が当たりを包み込む。

 

比叡「今のって!?」

 

霧島「光学迷彩型零式!?なんで!?それは前に開発出来なかったって!」

 

金剛「そんな事は今はどうでもいいでーす!目の前の敵に集中してください!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴谷「……通達。敵のほとんどがパニック状態になってます。…畳み掛けるなら今よ!」

 

天龍『了解!』

夕立『分かった!暴れちゃうっポーイ!!』

 

時雨「さぁ……本降りはここからだよ!」

 

曙「か!活躍したァァい!」

 

 

 

鈴谷「加賀さん、空爆は落とされてしまいました。ですが機銃の位置は割れていません。そのまま待機命令でお願いします」

 

加賀『了解したわ。頼りにしてるわよ。』

 

鈴谷「頼られてあげます♪…………まさか、私が第2の司令役なんてね……でも…あんなこと言われたら…納得せざるをえない…かな♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さてと、今の作戦のままだと、ただの援護無しの無謀な突撃になってしまう!」

 

天龍「そりゃな。」

 

「そこで天龍君!」

 

天龍「へ?お、オレ?」

 

「そう!君には駆逐艦の護衛役を頼むよ!」

 

夕立「おぉ!頼もしいっぽい!」

 

天龍「そ、それは構わねぇーが…具体的にオレは何を…」

 

「いい質問だねワトソンくん」

 

天龍「誰がワトソンだ!」

 

「天龍には気配を消していざと言う時に何時でも動いて欲しい。…天龍にしか頼めない仕事だ」

 

天龍「オレにしか……あぁ!やる!やってやるぜ!提督!!」キラキラ

 

「よし!そして加賀、加賀は得意の特急射撃で何時でも援護できる万能機銃君と爆撃くんを向かわせてくれ。こちらがその零式君ね。」

 

そう言って手渡す。零式改。妖精さんに俺のイメージを伝えたら、その名前と共にわざわざ工房から届けてくれた品だ。

 

加賀「は、はぁ……これただの零式……」

 

「聞いて驚け!やって笑え!そいつは光学迷彩付きの超万能零式君だ!それに、加賀の練度なら、そいつらをホバー待機するなんて余裕のよっちゃん!スルメイカだろう!」

 

加賀「色々突っ込みたいけどあえて黙っててあげるわ……それよりも、光学迷彩…?」

 

「そっ。よく見るだろ?光吸収して背景に溶け込むあれ。それ。」

 

そう言って指を指す。

 

加賀「……はっっ!?」

 

今自身の手元にある弓矢を驚愕したように見つめる。

 

「それで、加賀には敵の上空でホバー待機!そして!射撃の命令をぉぉ!!…鈴谷!君が第2の司令官だ!」

 

そう言って光学迷彩型偵察を手渡す。

 

鈴谷「へっ…へっ!?」

 

「鈴谷は1番俺の隣にいた艦だ!当然、俺の考えもそこそこ分かるだろう!…基本的にはその偵察機で敵の観察、必要があれば無線で仲間に通達!……裏方作業が地味だし活躍したいと思う気持ちはあるだろう。…だが、裏方の人達が居るからこそ、表の人達が輝けるんだ。表の影幕者、それが鈴谷だ。…君が今日の司令官だ。」ニコ

 

鈴谷「っっっ/////……は、はいっ…//て、提督の為に私…頑張りましゅっっ////」

 

加賀(噛んだ…)

 

曙(噛んだわね…)

 

夕立(噛んだっぽい?)

 

時雨(噛んだね…)

 

天龍「んあ?今鈴谷噛まなかっぶべらぁぁっ!?」

 

「…どうした急に」

 

加賀「提督は気にしないでください」ペシペシ

 

時雨「そうそう。気にしないで」ペシペシ

 

天龍「ちょ!痛い痛い!ペシペシって威力じゃない!大破する!試合前から大破する!!痛い痛い!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大将「おの…れっ!!おのれおのれ!!おのれぇぇっっ!!下級の提督がぁぁぁっっ!!」

 

 

 

 

 

 

「悪いね。妖精さんの言う通りだ。妖精が入ればいるほど」

 

 

 

 

大将「くそっ!クソが!」

 

 

 

 

 

 

 

「戦力が倍になる。……特殊妖精さん様々だ。こりゃ金平糖増量キャンペーンだ。」カチャ

 

 

無線のヘッドホンを頭から外す。最後に聞いたのは、鈴谷からの奇襲成功と、今もアナウンスに流れてる大破アナウンスだけだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

金剛「…………」

 

比叡「油断……しましたっっ…」

 

 

 

 

『戦艦 比叡!砲弾大破!戦闘継続不可能!大破!』

 

 

 

金剛「……これが…本物提督…デスカ…」

 

 

長門「くっっ!あぁぁぁ!!」

陸奥「ここまで……か……っっ」

 

 

 

『戦艦 長門!並びに戦艦 陸奥!エンジン損傷!継続での戦闘不可!大破!』

 

 

霧島「すいま…せんっっ…私の…計算が……」

榛名「あうっ……油断……してました……」

 

 

 

『戦艦 霧島!戦艦 榛名!砲弾直撃!大破!』

 

 

 

 

 

 

 

天龍「さぁて?これでしめぇーだ。」チャキ

 

天龍は金剛の背中にブレードを構える。夕立や時雨も同時に機銃を向ける。遠くで曙はコケていた。

 

金剛「……カンパイデース…どうして…そこまでつよいですか…?」

 

金剛の疑問に、三人はあっけらかんと答えた。

 

『提督が信じてくれる。だから信じる』…と。そう当たり前のように

 

金剛は悟った。それは負けるわね…と。

 

 

 

 

 

艦娘は守りたいものを見つけて初めて真の力を発揮していく。

 

2つの鎮守府には、明らかの違いがあった。

 

信じて守りたい存在がいるか、いやいや従ってその存在に尽くすか……たったそれだけの違いだった。

 

 

 

 

 

『模擬戦!勝者は!雨之鎮守府!!』




6000文字書いちゃった☆

5500文字ぐらい抑えようとしてるのにどうにも超えちゃう大変。俺がガチの戦闘系を書くとでも?ほざけ!俺にそんなに技術はねぇ!マカシテケロ-

それと投稿遅れた。すまんな。 すまんなっ☆

てか気づいたらお気に入り登録者が100人いってた件について。こんなくそっっ……ごみっっ……つまらないのに100人ですよ!ほんと!ね!ありがとうございます!これからものんびーり書いていこうと思うので、忘れた頃に見に来てくださいw忘れた頃に投稿されてる!そんなssをもっとうに!…あれ?最初小学生でもできるをもっとうにしてなかった?気の所為だな!うん!気の所為だ!(すっとぼけ)


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お久しぶりの登場ですね!あいでででで!!

なんか知らん間にUA16000になってんだけど。なにこれバグ?(失礼)
知らん間にお気に入り登録が130行ってるんだけど。なにこれ表記ミス?(失礼)


気づいたら★10評価してくれてる人がいたんですけど。ハゲ身になります。…いや禿げてねぇーよ(激さむ)


演習を終えて、さぁー帰りましょうってなった時

 

大将「貴様っっ!!よくも私に恥をかかせてくれたな!?」

 

別に恥をかかせた覚えはないんだけどなぁ…勝手に啖呵切って勝手に轟沈しただけなんだよなぁ…

 

「恥…?貴方のような醜い豚にも恥なんて言葉があるんですね。以外ですわー」

 

ぷッと鼻で笑いながら小馬鹿にしてみる。顔真っ赤にしてらい。大の大人がみっともない

 

大将「貴様っっ……貴様ァァ!!」

 

なにこれ逆ギレ?いやー言うことなくて怒ることしか出来ない小学生みたいになっちゃってますよ。

 

手を出そうと俺の方に駆け寄ってくる。あ、まて、そんな事したら

 

「ちょま、ストッ」

 

大将「しねぇぇぇぇっっ……えぇ?」

 

鈴谷「………あまり…私達の提督を……」

 

夕立「…馬鹿にしないで欲しい…かな?」

 

大将「あぁぁぁぁぁ!!!」

 

……言わんこっちゃない。そもそも今まで手出ししなかったから、艦と艦の戦いだったからこそこいつらが大人しかっただけだ。個人の、しかも負け惜しみにも過ぎない行為をされたら、こいつが大将だろうが人間だろうが…こいつらには関係なくなっちまうんだよ……

 

大将「あぁぁ!私の腕がっ!腕がァァっ!」

 

天龍「…んだてめぇ?腕が少し切れただけで大袈裟な奴だな…その口も切るぞ…?」

 

大将「ひっ…ひぃっ!?」

 

「天龍?」ニコ

 

天龍「……分かってるよ!提督がそんな事望んじゃいねぇーのは!わざわざそんな殺人犯す真似しねぇーよ!」ニコ

 

にしては俺が止めに入らなきゃ危なそうな目をしていましたけど。完全に首を跳ねる体勢してたからね?

 

「…加賀も、弓具を納めろ。…相手は人間だぞ?」

 

加賀「…………スッ。…命拾いしましたね。私達の司令官に感謝してください」

 

何真顔で恐ろしい事言ってんのこの人!?完全に殺し屋のそれのセリフだよ!?

 

時雨「………」

 

「…おぉ。時雨は案外何もしないタイプなんだな」

 

時雨「僕をなんだと思ってるんだ…しないよ。僕は提督がそんな事望んじゃいないってはなからわかってたからね。…でも…そうだね」ギロッ

 

大将「ひぃっ!?」

 

時雨「…僕だって、皆と思ってる気持ちは同じさ。世の中には、あんなに愚かな人間も居るんだね。…僕らが慕う提督を…よりにもよって僕らの目の前で愚弄する愚か者なんて……」

 

大将「っっっ!?」

 

もうやめたげで、目だけで相手殺そうとしないで…てか何時からそんな睨み技みたいなの習得したの?あれか?剣道か?てことは夕立もか?夕立もなのか!?

 

「あれ?てか曙は?」

 

夕立「曙ちゃんならさっき演習終わった時にトイレ行ってたよ?」

 

あいつ試合中も結構自由だったよね?何?もしかしたらこのメンバーの中で1番まともなの…あいつなの?意外だわ

 

 

曙「……今無性にイラッと来たんだけど…」

 

時雨「噂をすれば…だね。」

 

曙「やーっぱ噂立てられてたのね。通りでムカッとしたわけね。」ジッ

 

そう言って何故俺を見るんですか。俺じゃないかもしれないじゃないか!なんで俺をそんな容易く特定出来るんだ!!

 

曙「だってクソだし」

「おいこら。てか俺声に出してねぇーぞ」

 

曙「そんなもん…クソ提督の表情見れば分かるわよ…」

 

うそっ…?俺そんなに顔に出やすいっ?…はっはっはー!…抑えよう(小並感)

 

鈴谷「それじゃー皆さん揃った事ですし、帰りましょうか♪…演習…ありがとうごさいました?」

 

大将「ひぃぃっ!?」

 

何故だろう。鈴谷の笑顔がぜんっぜん笑顔に見えない。むしろ弱者を屠らんとばかりの強い殺気が凄い。

 

「……鈴谷さん?」

 

鈴谷「はいっ♪なんでしょうか提督?♪」

 

WOW。これが営業スマイルって奴なのね。ってなわけあるか。めっちゃ心からの笑顔やん。何?そんなにあの人ウザイの?ダメよ?我慢って言葉覚えなきゃ。なんでも「気に触るわ。殺す」なんて考え持ってたら俺の周り血祭りパーリナイになっちゃうでしょ?もっと自重と言う言葉を覚えてください。

 

天龍「んなもん…わかってるよ。だからオレらは提督の言葉でやめもするしブレーキかかってるんだろうが…」

 

もう普通に心の声読まれてるやん。もうずっとこのキャラでいい?喋らないけど皆の心の耳には聞こえてるみたいな感じでいい?

 

曙「ダメに決まってるでしょ」

「デスヨネ-」

 

まぁーなんやかんやありながらも、無事我が鎮守府に帰ってこれました!いやー白熱しましたねぇー。終始なんかボッコボコにしてたけど。そもそも構成が悪かったね!当たれば一発大破判定貰うけど

 

…ま、世の中には「当たらなければどうということはない」という言葉がありますしね。要はスピード型回避キャラが最強ってね。まぁー夕立達は頭おかしいぐらい避けるけど。

 

え?曙?……あーあれね。まぐれ回避ですね。恐らく幸運EXに違いない。間違いない(確信)

 

 

 

ちなみに将艦を夕立にしてたけど、もしかしたら最後列にいた鈴谷でも良かったかもしれないとちょっと後悔。ま、まぁー将艦が開幕凸ってきて動揺を誘うって作戦にしとけば無問題。なお、直ぐにバレる嘘だった模様。なんでやっ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

江風「で?その演習って話、私たち聞いてないんだけど?」

 

山風「それよか最近出番が少ない気がするんだけど?」

 

『どういうこと?』グギギギ

 

「痛い痛い痛い。てか山風ちゃん出番って言わない。目からタイが落ちるってあいたたたた!出る!目からウロコどころか頭からたい焼き出る!いでででで!!」

 

演習から3日経過したそんなある日、山風ちゃんと江風ちゃんが突撃インタビューと称して頭を締め付けられてる。くっそ痛い!てかまじで出る!たい焼き出る!そのまま海に逃げちゃう!俺のたい焼きィィ!!

 

 

 

江風「ごめんなさいっ……」ビクビクッ

 

山風「も、もうしません……」ビクッ

 

鈴谷「はいっ♪よろしいですよ♪」ニッコニコ

 

皆の悪魔じゃなかった。皆の教育係鈴谷さんが颯爽と現れて江風と山風を締め上げました。日に日に俺に暴力という名の甘えを尽く悪魔のスマイルじゃなかった。教育スマイルで構成させる鈴谷さんまじリスペクト。でもその笑ってない笑顔で皆を恐怖に奮い立たせるのはやめて頂きたい。

 

鈴谷さんその行為裏でなんて言われてるか分かってます?デス・タイムって言われてるんだからね?ほんっと、自重して?

 

「鈴谷ー、ありがとなぁー。もういいから休暇を楽しんできても結構だぞー」

 

鈴谷「…べつに…私は休暇なんていらないのに……」

 

演習組は少しの間休暇をもうけた。いやまぁーほとんどのやつ…てか全員に「そんなのいらない!」なんて言われたけど、最近あの子たち俺のために働きすぎなので流石にブラックすぎるから休暇。ちなみに霞に関しては

 

 

霞「つまりその間私がクズ提督の秘書官ね!!」

 

 

 

なんて言ったら曙につねられてた。びよーんっと伸ばされながらジト目で「い、いふぁいっ…」って言ってたな。結構だな可愛かったなあれ。熊野に関しても

 

 

熊野「んじゃっ…久しぶり本気出しちゃおっかなぁ♪」

 

 

とか言ってたらしい。鈴谷に悪魔みたいな目線を飛ばされて「すいません冗談です許してください」って土下座してる光景が見えたのは恐らく私の気の所為なのだろう。いや気の所為であって欲しい。

 

山風「こっ…怖かったぁ…」

 

「安心しろ2人とも。実の所俺も怖い。」

 

鈴谷が退出した途端に肩の力が抜けてソファーに伸びる2人。お茶を2人に出して、俺もソファーに座る。

 

江風「…本当に…あの特殊能力どうにかならないの…?」

 

「あれ無意識らしいぞ」

 

山風「……怖いっ……」ガクブルッ

 

マジで本人いわく、ただ普通に説教してるだけなのに妙に大人しいのよね…そんなに正論言ってるかななんておとぼけ顔で言ってきた。こいつまじかって内心思った。

 

「それより演習の件だよね。…あれね、本当は2人にも声かけようとしたんだよ?でもね、声かける前に人数集まっちゃったからさ。」

 

江風「……そういう事なら…仕方がない…のかな?」

 

山風「仕方がなくないよ!!その話を知らされてたら私がパパのために席奪ってたもん!」

 

席っていうのは…おそらく演習メンバーの席の事だろう。まぁー別に推薦って訳でもないし、気まぐれで集まった6人だったから無くはない話だったんだろうけど…

 

江風「ま、まぁ…私もそのつもりだったけどさ…でも仮によ?そうなってた場合…私たちでも勝てる人…あそこに居たかな…?」

 

山風「…………曙ちゃん?」

 

だってよ。曙

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

曙「へっっくち!!」

 

霞「わぁお…今回の噂は特大ね…」

 

曙「これは……おそらく提督じゃないわね…」

 

霞「いやなんで分かるの!?」

 

曙「んー……勘?」

 

霞「…なんか演習に参加してから妙に成長したよね…」

 

曙「…まぁ…それだけいい経験だったからね♪」

 

霞「……いいなぁ…」

 

曙「霞も出れるわよ!…絶対にね♪」ニコ

 

霞「……そうだと…いいなぁぁ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

江風「むぅぅ…」

 

山風「ふみゅぅぅ……」

 

「ちなみに聞くけどさ、普段2人は何して自主練してるの?」

 

前に2人がキャッチボールしてるのを見た事があるから、それ以外に何かあるのかな

 

江風「ん…特に変わったことは…」

 

山風「してないよね…?」

 

「ふぅむ…でも二人共充分強いと思うけどなぁ」

 

俺のスカウターがビンビンだぜ。あ、今違うスカウター想像しただろ。男が誰しも持ってる息子じゃないからな。勘違いしないで頂きたい

 

江風「…そう?…あ、でも変わってる訓練って言ったらあれじゃない?」

 

山風「あー…あれかもね」

 

「……アレ?」

 

何ですか?下ネタですか?

 

江風「こればっかりは見た方が早いかなっ…着いてきて♪」ギュッ

 

「うぇ?ど、どこに?」

山風「いいからっ♪きてっ♪」ギュッ

 

2人に両手を抱きしめられながら、小走りでそのある場所に向かう。

 

 

 

江風「強いて言うならこれかな」

 

山風「これだね」

 

「何この立体機動装置練習用みたいな装置」

 

そこには金属製の紐で吊るされてる固定ベルト。まんま立体機動装置練習用やん。

 

江風「いやー実はさ、私も山風も、素晴らしいほどに平衡感覚がないんだよね!」

 

山風「あぅぅっ…//」

 

方や大爆笑、方や恥ずかしさでモジモジしてる。…個性あるっていいよね。素晴らしい。

 

「んで?これでどう訓練するんだ?…何となく察しは着くけどさ」

 

江風「まず手本で私が見せるね!」

 

っと、ベルトを装着して取り付けられてる上げ下げボタンを山風が押す。江風がいいよーと言うと、山風が反対側に移動する。

 

なるほど。こうして平衡感覚を補うと…たしかに立体機動装置も絶対的平衡感覚を有する訓練とかキースが言ってた気がする。てかこれ大丈夫?今の考え結構他方面に危ない気がするんだけど。……気にしたら負けだな

 

江風「おっけい!慣れてきたよ。山風!スイッチオンっ!」

 

ん?スイッチ?

 

山風「えいっ♪」

 

とても可愛らしい掛け声ですね。その瞬間

 

江風「んあっ!…あぁぁぁぁっっ」ビクッビクッ

 

「江風ぇぇぇぇ!?」

 

山風「大丈夫大丈夫。電流が流れてるだけだから。」

 

「いや何が大丈夫なの!?てかなんで電流っ!?」

 

山風「少女漫画にあったの。性感帯を刺激され、それを我慢する事で次のフェーズに行きやすくするって」

 

「それちゃう!それ同人誌や!!それ行きやすくじゃない!イきやすくや!て何言わせんなん!?」

 

山風「パパが今自分で1人言ってたけど…」

 

「てかそんなん誰から借りてんの!?」

 

山風「え?…えーと…誰だったっけ…たしかぁぁ…」

 

江風「んぁぁぁっ!あぁぁぁぁっっ!!」ビクンッビクンッッ

 

「ストップストォォォップ!!これはあかん!放送コードギリギリ!!カメラさん巻いてぇぇぇ!!」

 

 

 

 

 

江風「んはっ…はぁっ…はぁっ…と、…まぁ…この…ようにっ…平衡感覚を…保ちながら…性欲…もっ…満たせる素晴らしっ…いいっ…装置って…わけっ…はあんっ//」ビクンッ

 

「よし、とりあえずお前らの思考回路がバクった事はよく分かった。とりあえずこれは撤去な」

 

山風「どうして!?これ気持ちいいのに!?」

 

「それがいけんの!気持ちよくなっちゃダメでしょ!?」

 

江風「だ…だっひゃら…//司令官が責任…取ってくれる…のぉ?//」

 

「へ?」

 

山風「あ!確かに!これを撤去するってことは、パパ直々に気持ちいい指導してくれるってことだよね?♡」

「よし撤去はやめようかな。程々にするように。分かった?」

 

江風「ふぁーいっ♡」

 

山風「えぇー!いいじゃんいいじゃん!パパのスペシャルテク堪能したーいっ!♡」

「鈴谷さん連れてこようか?」

 

山風「あちょ…勘弁してください…鈴谷さんだけはダメ…それこそ精神的のダメージががが…」

「だったら俺に欲をぶつけないこと。オーケー?」

 

山風「むぅぅ…わかったよパパ…あ、でも私が成長したらシてね?♡」

 

「………鈴谷さー」

山風「わぁぁ待って待って!!冗談だから!冗談だからぁぁぁ!!」

 

「まるで冗談を言ってる顔には見えなかったぞ…」

 

山風「そっ…それはぁぁ……//」

 

江風「…まぁーあれだもんね。毎晩山風提督のこと想ってシてるもんね。」

 

山風「違っ!?//そ!それを言うなら江風ちゃんだって!//」

 

江風「ばっ!?//言うなバカ!そらそりゃするでしょ!?//」

 

「この話はやめようか」

 

山風「だいたい江風ちゃんはいつも激しs」

「カメラ止めろぉぉぉ!!」

 

 

 

 

 

 

 

そうして、事なきを得ました。その後の話はご想像にお任せします。




投稿が遅れてしまった…いやむしろいつも通りだったかもしれない。

今回は文字少なめ。5300文字程度だからね。いつもはノリで6000文字とか行っちゃうけど、今回は5000文字ボーダーをちょびっと超えた程度。よくやった俺。

元々平均文字数を5000文字に固定しようと思ったんだけど、世の中そんな綺麗に話が纏まらないからね。あれやこれやと付け足せば付け足すほど文字数が増える不思議。

てか個人的に5000文字ってなかなか大変なんだけど他の作者さんはコレを毎日ペース、もしくは1週間ペースで書いてるのか…それも面白く……おそらく人間じゃねぇーな(確信)

自分の場合、思い立った時に書いてそのまま仕上げる方式だから、期間が1ヶ月2ヶ月以上空くけど、書いたら2時間ちょっとで終わるぐらいだからな。それも駄文。ま、普通だよね★……普通だよな?…普通だよね…?


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元々工房ってこんな感じなんすね!なんか静かですねぇ!ギャラル(((殴

気づいたら評価バーが3本目に達成してて「あー、これバクか(白目)」と、いつも通り更新したら、なななんとバクじゃありませんでした。

こんな趣味投稿でも沢山の人に見てもらい、挙句の果てには評価まで沢山の人にされていて……もう明日俺は天に居るんじゃないのかと錯覚してしまいそうだ。

まぁーいいや(!!?)


「ほう…ここが元々工房だった場所か…」

 

鎮守府の中でもあまり…というか全然来ないと言っても過言ではないある廊下のいっちゃん奥の部屋。そこには硬い鉄扉に閉ざされた部屋みたいな場所にきた。

 

そもそもなぜ俺がここに来ているのか…それは言わずもがな、山風から聞いたあの変な装置を作った張本人。それがここにいるらしい。

 

なんでも工作を得意とする艦らしい。まぁー、補給艦がいるぐらいですし、工作艦がいても何ら不思議ではない。

名前は明石と言うらしい。これ今更に思ったんだけど、皆さん元々存在していた艦の名前ですよね。俺社会とか地理とかそう言う世界に関する勉強逃げ続けてここまで来たんだけど。全っぜん分からない。

 

「失礼しますっ!」

 

コンコンっとドアをノックしてから中に入る。ふむ。中はなかなかメカメカしいですね。そりゃそうか。元々工房なんだし…

 

「…ありゃ?もしかしてお出かけ中なのかな…?」

 

玄関らしき場所からではあまり中の構造が分からない。少し申し訳ないが中にお邪魔させて頂くとしよう。

 

「明石さんってここにいらっしゃいますかー……?」

 

俺はそぉぉっと部屋を覗きながら見る。地面にペンチを持ちながらうつ伏せに伏せてるピンク髪の女性…次の瞬間…

 

?「あっ…あぁぁっ!」

 

「っ……?」

 

?「解体ぃぃぃっっ!」

 

「うぎゃぁぁぁぁっ!?」

 

野生の解体に遭遇した!()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明石「ごめんなさい!ごめんなさい!私提督様なんて思わず!先程はとんだ無礼を!ごめんなさい!!ごめんなさい!!」

 

「いっ…いいって…ちょっと口から心臓ポロリするかと思ったけどなんともないから気にしないでいいよ」

 

出会った瞬間、思いっきり俺へと抱きつきわんわんと泣き始めたので慰めていたら、突然我に戻ったのか俺から距離を取ると謝り始める。…こう感情が豊かなのね。

 

そう言えばふと気になったけど最近爺さんが話しかけてこねぇーな…まぁー有難いのだけどさ。

 

明石「…っ!?私の知ってる提督様じゃないっ!?」

 

いきなりガバッと俺の顔を見上げると、そう言ってくる。

 

「ありゃ?俺確か全員に挨拶した気がするんだけど…」

 

明石「っ!?す、すいません!?私その時忙しくて!その出れなくて…」

 

「あーそういう事ね!なるほど理解。あ、そうそう、山風か江風が来た気がするんだけど、覚えてる?」

 

明石「えっ…?あっ…あぁ…来ました…けど……っ!?まさか2人を解体!?」

「しないしない!しないから!一旦落ち着いて!聞きたいことがあるんだ!」

 

明石「へあっ…き、聞きたいこと…ですか…?」

 

「そ、そうそう…江風か山風が前にここに来て君に何か依頼しなかったかな…って」

 

明石「あー!それなら作りましたよ!なんでも2人は平衡感覚がないから鍛える装置が欲しいと要望があったので!それに見合った物を自作しました!…えーと確かここにっ…」

 

いきなりハイテンションになったかと思うと、ガサゴソと漁り始める。

 

明石「じゃじゃーん!これは試作品1号!これは少し平衡感覚を鍛えるには疎かだと思って却下されちゃって…でもまぁー、完成出来たので!私的にはとっても満足です!」ニコ

 

お、おう…こりゃまた濃いキャラが来ましたね…

 

明石「……はっ!?ご!ごめんなさい!?わ、分かりませんよね!こ、こんな事言われても困りますよね…ごめんなさい…」

 

「いや構わないよ。明石にとってものを作る事がそんなに楽しい事だと知れて安心したからさ」ニコ

 

明石「………?まるでその言い分だと提督様も何かお造りを……?」

 

「……明石に頼みたい事がある。こう言うのを頼めるかな?」ニコ

 

そう言って予め作成した設計図を手渡す。

 

明石「っっ!?わ、私が!?い、いいんですか!?その!えと!これはっ!?」

 

「いいさいいさ。山風や江風から話を聞いた時、明石に頼もって決めて持ってきたものだからさ。いくら失敗しても。だから…頼めるかな?」ニコ

 

明石「っっ!は!はい!!明石!提督様に頼まれたので!誠心誠意!作らせていただきます!!」

 

パァァっと笑顔になると、そうウキウキ気分で作り始めた。

 

「ちなみに様付けしなくても、普通に提督でいいからね?」

 

明石「っ!?……い、いいんですか?…その…私はただの艦であって…」

 

「そんなの関係ないよ。一緒にこの鎮守府で暮らす仲間さ。堅苦しいの抜きに、ラフに接してくれるとありがたい。よろしく頼むよ?」ニコ

 

そう言って俺は手を差し伸べる。少し驚いた顔をすると、ニコッと笑う明石

 

明石「……提督は、変わり者なんですね…」

 

「ははっ!よく言われるよ」ニコ

 

明石「…っ♪はい♪よろしくお願いしますっ!…まぁー私に出来る事なんてあまりないですけど………」

「お?それなら助っ人呼ぼうか?」

 

明石「…ほへっ…?助っ人?」

 

「ひまなやつぅぅ!」

 

そう叫ぶと、ガチャりとドアが空いて

 

{……呼んだ?}

 

明石「なっ!?妖精さんっ!?」

 

「あれ?今日は1人だけ?」

 

{他の妖精さんなら皆寝てるよ。私はたまたま散歩してたら呼ばれたから来たの。}

 

「ありゃっ…迷惑だった?」

 

{ううん?むしろ提督に頼られて嬉しいよ♪…それで、私は何をすればいいの?}

 

「明石と一緒に物作り。」

 

{合点承知之助!}

 

明石「承認早っ!?」

 

「ネタ古くない?」

 

{私の中では最近}

 

「あー……そうか。」

 

{今確実に引いたよね?}

 

「引いてない引いてない。」

 

明石「ちょっ!?提督!?妖精さんと会話って!?へっ!?」

 

「あ、そう言えばここの中にも数人しか分からないんだっけか。ほれ、挨拶しとけ。」

 

そう言って、妖精さんに紙と妖精さん用に作ったペンを手渡す。すると、カキカキとかいて

 

明石「妖精さんが書いてるっ!?」

 

そういやこれも不思議な光景なんだっけか。夕立が興味津々に見てたっけ。

 

{初めまして。私は提督さんに依存してる妖精の1人だよ。サポートなら任して!}

 

明石「凄っ!?」

 

「て事なんで、完成したら妖精さんに連絡してくれれば、妖精さんが伝えに来てくれるから。あ、なんならこいつこき使って構わないからね。」

 

そう言って、俺の肩にチョコンと座ってる妖精さんの頭をつつく。

 

明石「そっ!?そんな事っ!?妖精さんに嫌われるのにっ!?」

 

さらに明石はメモに書かれた言葉に唖然とした。

 

{バッチコイッ}

 

「……まぁーそういう反応だわな。見飽きたけど。」

 

口をパッカーンと大きく開けて、完全に停止する。ほとんどの奴らこうだからな…なんかこう…見飽きた。

 

そうして俺は、あとは妖精さんに任せて、部屋から出る。

 

 

『わぁぁっ!妖精さんまってまって!…っ!?す、凄いっ……!これは…私も負けられませんね!!』ガコンガコンッッ

 

「……ふっ。上手く行きそうだな」

 

ドアにつけていた背を離して、そのまま歩き出す。

 

明石&妖精さん……これは最強戦力の予感っ!ビンビンですねぇ!

「あっ、腹減った。食堂行こ。」

 

廊下に取り付けられていた時計に目をやると、既にお昼時だった。そりゃお腹も減るか。

 

俺は食堂に向かって歩き出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天龍「……んっ?おぉ!!提督!うぉぉい!!」ブンブンッッ

 

「はっはっは!天龍くん!ここは食堂なのであまり大袈裟な反応は辞めていただきたい」

 

天龍「いいじゃねぇぇか!こまけぇぇこと気にすんなって!…あ、そうそう!新しいメニューが追加されてるぜ?なんでもなあの赤城が逃げ出すレベルだとか!」

 

「へぇー。そうなのか」

 

申し訳ないが、赤城って誰です……?

 

天龍「まぁーあの赤城が逃げ出すってことは、相当な…それこそゲテモノ料理に」

「そうなのかぁー」ポチッ

 

そう言って、カランカランとNEWとついた札が落ちてくる。

 

天龍「………提督、オレの目が腐ってるのかな?なんか黄色の札にNEWって着いてる気がするんだが…」

 

「天龍くん、君の目は素晴らしい目だ。その目が腐ってるわけがないだろう?」

 

天龍「…あーだよな!そうだよな!…じゃねぇぇよ!?オレの話聞いてたか!?」

 

「あーそりゃもちろん、右耳から左耳にちゃーんと出ていったよ。」

 

天龍「それ聞いてない!聞いてた内容そのまま左耳から出ちゃってるから!!」

 

「でーじょーぶでーじょーぶ。ゲテモノって言っても虫までなら大丈夫だから。」

 

天龍「そういう問題じゃねぇ!?あちょ!提督!?」

 

 

間宮「お待たせしましたー♪」

 

「おまたせされましたー」ガシッ

 

間宮「っっ……♪」ニコニコ

 

「おかしいなぁ。間宮さんの手からトレーを引き離せないんですけどー」

 

間宮「あらあら♪おかしいですね♪接着剤でも塗っちゃったかしら♪」ニコニコ

 

「わぁぁすごい。本場の料理人は手から包丁が離れないために接着剤をつけてるんですねぇー」

 

間宮「あはは、そうなのよー♪これがまた良くってー♪」

 

「………いい加減手を離そうか間宮さん」ニコ

 

間宮「………………」ニコニコ

 

「……間宮さん?」

 

間宮「…………なり………せん」

 

「へっ?」

 

間宮「なりませんっ!!こんなお料理をよりによって提督様にお出しするなど!!それこそ反逆罪で一発ポーンです!!?」

 

「そっかそっか。じゃー学べたね♪……俺が好奇心が高いプレイボーイということに……ねっ!!」バッッ

 

間宮「あぁっ!?」スポッッ

 

勢いよく引き抜くと、そのまま間宮さんの手からトレーがすっぽ抜ける。その瞬間っ…ダッシュっっ!!

 

「あばよー!不二子ちゃーん!」

 

間宮「やられた!またっ!またぁぁっ!」

 

 

 

 

「おまたせ☆」

 

天龍「なっ…なぁ…本当に食べるのか?進めたオレが言うのもなんだが…結構危険って話だぜ?」

 

「それでも所詮は料理だ。頂きマース」パカッ

 

蓋を開ける。そこには…マグマが広がっていた。

 

「……」

 

天龍「……っっ…うっっ…」

 

「……」パクッ

 

天龍「っっ!?」

 

モグモグと食べる。…ふむ。要は蛇肉を超超激辛にしてみましたってやつか。んでも味は濃い味にしてあり、旨みもたっぷり口に広がる。蛇にある独特の臭みもなく、少し淡白な鶏肉のような食感。それに絡まるようなホットな辛さ。おそらく赤城という人物は辛い物が相当苦手なのだろうを

 

俺の場合、師匠にゲテモノ料理を嫌がらせで食べさせられていたので、こういった料理には慣れている。むしろ激辛料理なんて大好物にも入る。

 

「…うん。なかなかに美味い」パクッ

 

天龍「んなっっ!?あの赤城ですら一口で逃げ出した食いもんだぞ!?それを二口目っ!?」

 

「別に?ただ辛いってわけじゃないぞー?ちゃんと旨みもあるし、蛇の臭み抜きもされてる。よく出来た料理だよ。さすがは間宮さんだ」パクリッ

 

天龍「っっ!?」

 

その後、美味しく頂きましたとさ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天龍「……提督、オレはあんたが怖いよ……」

 

「おういきなり酷いな。そんなにあれ辛いか?」

 

俺の場合、The・ソース10滴ぐらいされない限りは大抵の辛いものなら食べれるぞ。んでもいちばん困るのは、辛いだけで旨味がないやつだな。ありゃ無理だ。旨味がなきゃ食えるもんも食えない。

 

「それよか天龍、失礼な事聞いていい?」

天龍「あんっ…?なんだよ……」

 

「お前っておっぱいそんなに大きかったっけ?」

 

天龍「……ばっ!?//てめぇーいきなり何言い出すんだよ!?///」カァァァ

 

「だから失礼なこと聞いていいって言ったじゃん」

 

謎か天龍の姿は演習の頃とはだいぶ姿形が変わっていた。全体的に少し背が高くなっており、第1…下手したら第2ボタンまで外してる胸元。いつも羽織っていた上着を腰に巻いて、愛用の剣を背中に背負っていた。

 

それに…なんかこう…色々出てるところが出てる。おぽいさんはもちろんだが…ヒップや太もも、二の腕など…こう、全体的に大きくなった。(大事な事なので)

 

天龍「だ、だからってお前な!?いきなりおっぱい大きくなった?っていう男がどこにいんだよ!?」

 

「ここ」

 

天龍「そっ!そうだけど!そうじゃなくて!!あぁぁもうっっ!」

 

顔を真っ赤にする。天龍らしくないと言えばらしくないが、今の格好だとクール系のお姉さんが赤面を晒してると思えるから、こう……萌える場所があるね。普段しないやつがするとギャップ萌えって言うやん?それと同じやつやね。

 

天龍「……改二…妖精さんから話聞いただろ?…それだよ…」

 

「ほへぇぇ…ここまで姿形が変わるのか…なんか、一気に頼れるお姉さん感になったな」ニコ

 

天龍「だ…誰がお姉さんだ…//てめぇーのお姉さんになった覚えはねぇーよ……」

 

「そりゃー、俺一応天龍の上司ですし」

 

天龍「そこは真面目なのかよ!!…ったく…改二になると姿形…それこそ、言葉も変わるんだよ」

 

「その点天龍は見た目だけで態度は変わってないね」

 

天龍「まぁ…つい最近…というか、昨日なったばかりだからな。あたしの思考がまだこの体に慣れてないだけなのかもしれないな。」

 

「ふーん…そんなもんか。そう言えば、いつの日か忘れたけど、随分前から夕立や時雨もどこか大人びてたよな。それも改二による影響なのか?」

 

天龍「端的に言えばそうなるんじゃねぇーか?あたしも人生初めての経験だからあまり分からねぇーけどよ…こうっ…湧き出る何かがひしひしと伝わってくるな!」

 

「やっぱり、それだけ改二って工程は凄まじいものなんだな」

 

天龍「たりめぇーだろ!これも全部提督のおかげさ!あたしはもちろんの事!他の奴らだって提督には感謝してるんだぜ?ありがとうってな!」ニカ

 

うおっまぶしっ!何だこのスマイルは!まるで上司(大将)とかいうデブを切り刻もうとしていた天龍の面影すらない!かっこいい!姉さんや姉貴って言われそうな人や!

 

「…なぁー天龍」

 

天龍「おう!どうした?」

 

「肩辛くない?」

 

天龍「あぁぁ………辛いぞ?なんてったっていきなりの事だしな。体がついていかねぇ…それに…少し重くなっちまったからな…鍛え直さなきゃな…」

 

そう言いながら、自分の胸をたゆんたゆんと揺らす。

 

天龍「…いっその事削ぎ落とすか?」

 

「それしたら大破で何時間もの間お風呂行きだけどそれでもいいなら」

 

天龍「……やめとくか。何も出来ないってのは、案外暇だしな。…いつも通り時雨達と剣を交えるか」ニカ

 

もはやセリフが剣士なんだけど

 

「そう言えば天龍、お前下着どうしてんだ?」

 

天龍「提督…本当にデリカシーの欠片とかねぇーな…」

 

「別に天龍だからできる接し方だしな。んで?どうなん?」

 

天龍「下着の心配なら問題ねぇーよ。あたしらはそれこそ艦の力で体にあった服を自在に生成出来るからな。だから全然大丈夫だよ。」

 

「ふーん…そっか。それで、胸ができた感想は?」

 

天龍「うーん…正直言って…重いな。海の上ではいいが…陸だとどうしても動きが鈍くなる…ま、これも慣れればなんの問題もないがな」ニカ

 

だってよ、曙

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

曙「ぬがぁぁぁ!!大きくならなぁぁいっ!」

 

叢雲「いい加減諦めなさいよ……あたしはもうとっくに諦めてるわよ?」

 

曙「うるさぁぁいっ!大きくなるの!なって!」

 

叢雲「なって?」

 

曙「あのクソ提督をギャフンっていわせてやるんだからァァ!!」

 

叢雲「……………そっ。まぁーせいぜい頑張りなさいよ…」

 

曙「ぬがぁぁぁぁぁ!!」

 

 

叢雲「……提督…か。………やっぱり…あいつのこと…知らなくちゃ…いけないわよね…流石に……」

 

ふと、そう言葉を漏らしてしまう。過去の苦い思い出がフラッシュバックしてしまう。

 

だけど、これは逃げなんてものと自分でも理解してる…してるけど……

 

叢雲「…………やっぱり…少し無理…ねっ…」ギュッッ

 

痛む心臓を黙らせるようにぎゅっと胸を掴む。

 

叢雲「っっ……はぁぁっ……でも、曙も…霞だって変わってるんだから……私だって…変わらなきゃっ……」

 

そうと決まれば…やる事は決まってるっ!

 

 

 

 

 

 

 

 




やぁぁぁぁぁぁぁっと新キャラですよ。ほんっと、今までこれを書いてたヤツは何をしていたんだ!全く!!

……………ごめんなさい余裕ないんです。新キャラを書くのは全然おっけいなんですが、頭の中でごっちゃになるんです助けて…

てか今回はあんまり笑える場所がないですね。てかいつも通りな気がしますね。ははっ!……面白い文章ってどう書くの?…むしろ考えながら書けるものなの?…俺には無理だな。その場の、テンションとノリで行かなくちゃ無理だな。

だからいつまで経っても駄文治らねぇんだぞ覚えとけよ俺(!?)


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いつもとは違うようでやっぱりいつも通りだけどちょっぴりいつも通りじゃない

毎度毎度いつも通りすぎる1ヶ月後更新で呆れを通り越して笑ってる。どうも、俺だ。そしてタイトルがいつも以上に適当。どうも俺だ(大事なことなので)

ん?入りがいつもよりキモいって?バカいえ。俺は元々キモイぞ。(!?)

なぜすぐに更新を開けるかって?…そこに無限大の時間があるからさ(臭)

てか気づいたらUAが2万行ってましたね。ポッタイシ(?)
ついでにお気に入り数も150超えてますね。エンペルト(!?)


エロ小説が描きたい。いや急にどうしたと思うかもしれないけどさ、最近、エロがあるから漫画や小説って面白いんじゃねぇーかな…って。そう思ってきた。

駄文でならかけるのに、年齢制限で投稿したくても出来ない。別にそんなの無視してもいいんだけ……ほら?これ一応ネットですし?そこら辺…キツいじゃないっすか。マナー。

後半年経てばなぁ…俺も立派(穀潰し)な18歳なのになぁ…

てかこう言うどうでも良い奴こそ活動報告でいいだろ本編行くね(結局なんだったんだ…)


「でよ?結局のところ人間にガトリング持たしても肩吹っ飛ぶって話」

 

明石「ですからそういう風にならないために、無駄な出力を外していくとですね?」

 

いきなり何の話か分からないと思うが、現在俺は工房に来ております。理由?もちろんありますとも。

 

前に頼んだ設計図。レベル測定器ってのを頼んだんだけど、それが今日完成したとの事。妖精さんに持って来るようと言っていたのだが、その事について明石に聞いてみると

 

明石「そんな!妖精さんを小道具のように!バチが当たりますよ!?」

 

なんて言われた。後ろで燃えカスのようにどこぞのジョーみたいに白くライトで照らされた妖精さんに少し目線を向けると

 

明石「あ、安心してください。あれは小麦粉こぼしてあぁなってるだけです」

 

いや絶対嘘だろ。いやいや、妖精さんそこサムズアップしてる場合か。その親指震えてますよ!?何しでかしたの!?

 

「……徹夜とかしてないよな…?」

 

明石の目元を見ても、クマが見当たらない。んでも頼んでから3日で完成ってちと早すぎる気もする。試行錯誤とかそういうのも踏まえて俺は1ヶ月の計算でいたのだが…何をどう頑張った?

 

明石「?はい?三徹ですから徹夜では無いですよ?」

「うんごめん。俺の言い方が悪かったね。……寝てる?」

 

明石「はい?3時間ほど」

「1日7時間睡眠!よくもお前ぶったおれねぇな!?」

 

この子そんじゃそこらのブラック社畜人じゃねぇーぞ!?パソコンカタカタするより新作の何かを作る方が余程神経と体力を持ってかれるというのにそれをやってたのか!?こいつタフかよ!?

 

明石「あはは…こんなの前の提督に比べれば朝飯前ですよ♪……前の提督は睡眠って文字がない人でしたから」アハハ

「うんごめん。変な思い出呼び覚ました俺が悪かったからハイライトさんを呼び覚まして?」

 

あと、朝飯前だけど3日後な。……後で間宮さんに明石の朝食を頼んでおこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とまぁー、そんなことがあり、例のレベル測定器を手に取る。なんか、どこぞのヤサイ人が着けてそうなやつっすね。

 

明石「使い方はですね?視界に測定したい子を見て、ここの横の赤いボタンをポチッと押せば測定できますよ♪」

「それなんてスカウター?」

 

ま、まぁーいいや。兎に角まずは実験として明石を測定してみようか。

 

「ここのボタンを…カチ……おぉ!本当だ」

 

測定中と出ると、数字だけがポンッと出る。『66』…なんか不吉じゃね?…いやまぁーレベルや経験に不吉と言っても誰しも1回通るし…あまり重要性はないか…

 

明石「どうですか?ちゃんと機能してますか?」

 

「おぉ!ちゃんと機能してるよ!ありがとな!急なお願いをこんな短期間で終わらせてくれてよ!」

 

明石「いえいえ♪…私は提督に頼まれただけですか…」ニコ

 

「んじゃ!また何かあったらそんときはよろしくな!…あ!そうそう!」

 

明石「?まだ何…かっ!?//」

 

玄関で靴を履く前に、くるりとUターンして、明石の頭にポンッと触れる。

 

「徹夜までしてくれてありがとな。…それとさ、俺に頼まれたからって…そんなにはりきんなくても大丈夫だよ?…明石だって艦である以前に女の子なんだから、美容には気をつけてよ?…お風呂入ってないでしょ?浴場いつも綺麗だから、気分転換に体でも流してきな。それじゃ、本当にありがとな。」ニコ

 

そう言葉に出して、ドアから出ていく。何事も、相手を褒める所から。まぁー今に始まったことじゃないけど、根詰めすぎてるから、できる限り優しめに注意したつもり。

 

あと単純にお風呂に入って欲しかったってのもある。艦だから臭いはしないけど、それでもお肌なんか少しだけ荒れていたからな。これを機にお風呂のありがたみを知っていただこう。

 

「…あ、妖精さんに後で金平糖渡さなきゃな」

 

俺はスカウターをシャツのポケットにかけて、そう言葉を漏らしながら、いつもの部屋に向かう。

 

 

 

 

 

明石「………っっっ!!//はっずかしっ!?///やだ私!?//提督に頭撫でられ!?//っ~~!?////」カァァァァァ

 

先程提督にされた行為を鮮明に浮かべてしまい、体が熱くなっていく…

 

明石「私の髪!ポンッ!ポンって!?//うわぁぁ!風呂入ってない髪なのにぃっ!…だから風呂入れってこと!?…そういう事!?//うぅっ!!恥ずかしぃぃっ!//」

 

{(提督さん…なんでそう無意識なの…)}ガク

 

先程の行為に慌てる明石と、燃え尽きる妖精さんであった…

 

 

 

 

あ、そうだ。その前にちゃんと間宮さんに明石に飯作っといてくれ!ってお願いしてから行こう。そうしよう!

 

「まーみやさーん。」コンコン

 

コンコンっとノックすると、ガチャっと開く

 

間宮「…どうしましたか?…提督さん…?」チラ

 

この際、ドアの隙間からしか顔を出さないことには突っ込まないことにしよう

 

「少しお願いがあってね」

 

間宮「お願い…ですか?」

 

「そうそう。明石って子にさ、なんかガッツリとしたもの作って欲しいのさ。俺が頼んだ機械を作るために、寝る間も惜しんでたからさ…恐らく彼女、あんまりご飯とか食べれてない気がするから、間宮さんの美味しいご飯を食べさせて欲しくてさ……お願いできるかな…?」

 

間宮「…………」

 

「……あの?間宮さん…?」

 

間宮「……提督さん、私の手料理…美味しい…ですか?」

 

「え?あ、うん。すっごい美味しいけど…え?なんで?」

 

間宮「…♪………分かりましたっ♪…明石さんですね?作っておきます♪」ニコ

 

「お?おう!助かるわ!…あ、良ければでいいんだけど俺の分も作っ」

間宮「喜んで!!」パァァァ

 

ドアをドンッと開けて素晴らしい笑顔をこちらに向けてくる間宮さん

 

「お………おう…でも…できる限りでいいからね?本当…無理しない程度で大丈夫だからね?」

 

間宮「はいっ!提督さんのためです!♪」キラキラ

「うん。全然わかってない」

 

結局…何も分かってくれずに、「早速作ってきます!」と元気に言われて何も言えませんでした…

 

 

てか間宮さんがドアからチラッとしてた理由はパジャマ姿だったからのようです。…結構ぴっちりしてましたね。…何がとは言いませんが。あと可愛い服装でした。パジャマの第一ボタンが外れてたのは見なかったことにします。はい。

 

 

 

その後、めっちゃ山盛りの肉丼が我が部屋に届きました。味はとっても美味しかったです。あまじょっぱいタレが牛肉にいい感じに染み込んでおり、トッピングのネギたまが最高に良い仕事をして、さっぱりと食べれました。でも流石に量が多すぎて、その時秘書をしていた鈴谷と、たまたま暇つぶしで遊びに来ていた江風と一緒に食べ進めました。

 

 

 

ちなみに渡された時に

 

間宮「…そのっ//…今朝の姿は…忘れてください…///」カァァ

 

なんて言われた。ごめんな。もう永久保存しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……」カキカキ

 

響「……」カキカキ

 

山風「………」ボォォォ

 

 

「………」カキカキ

 

響「……司令、チェック」スッ

 

「んっ…………よし。おけ。山風」スッ

 

山風「はーい。……よいしょっと!じゃー妖精さん♪おねがーい♪」

 

{がってんだー!}ピュゥゥンッ!

 

叢雲「…………何これ?」

 

「いや…いつもの事ですけど…てか叢雲からいつもの仕事風景を見たいって言ってきたんじゃんか。そんな驚くことか?」

 

響「司令、手が止まってる。」カキカキ

 

「うっせ。話しながらだと結構きついんだぞこれ?ほら誤字った」カキ…ケシ

 

山風「パパって本当に2つ以上集中するとどちらかが疎かになるよね」

 

「それがパパのいい所☆」カキカキ

 

響「同時に司令の悪い所でもある。」

 

「んだとゴラァ!?これが個性ってあぁぁぁ!また誤字ったァァァ!!」カキカ…ケシケシ

 

響&山風「うるさい!!」

 

「はいすいません…」カキカキ

 

叢雲「……えぇ?…わ、私が来た意味は………?」

 

元々今日はする必要がなかったのだが、今もソファーの上で何故か正座しながら俺らの仕事風景をまじまじてみている叢雲がいきなり仕事風景を見せなさいと言ってきたため、こうして作業風景を見せている。

 

俺の部屋には何故か俺以外にも数人いることが多いため、よく俺の部屋に遊びに来る奴らは全員この作業ができる。でも人によって作業効率が断然違う。

 

今のメンバーで言うと、響が書類の説明や誤字点を修正・補足など。俺はお偉いさんから届いた手紙にサイン&響が修正した書類のチェック。山風は完成した書類・サインし終わった紙を10枚になったら外に待機してる妖精さんに差し出しという形。妖精さんは日替わり。

 

仮に山風と響の立ち位置を逆にすると、今は1枚2分ペースだか、それが4分ペースに下がる。だから得意分野を活かして私はこれやるあれやるというのを決めている。余ったものはソファーでくつろぎ、疲れたものはソファーの奴と交代…という形だ。

 

ちなみに1番早いペースは書類を鈴谷・加賀、受け渡しが時雨だとくっそ早い。1枚15秒ペースだ。鬼早い。

 

叢雲「……本当に…真面目なのね…」

 

「いや最初のとっくみ合いみてた?どこが真面目やねん」

 

叢雲「あっ…あれは……//」

 

これは叢雲が来る10分前のこと……

 

 

 

 

 

 

 

10分前ー

 

山風「だーかーらー!私はパパの赤ちゃんを作るの!分かる!?」

 

響「分からない…そもそもパパと呼ぶって事は親子関係…そういう関係で子作りは出来ない。」

 

山風「でもでもぉ?血の繋がりはないから実質作れる!パパは呼び名!これで解決!」

 

響「異議あり…そもそも司令を独り占めにするの……反対っ」

 

山風「いいじゃん!いいじゃん!それでもいいじゃぁぁん!」

 

響「だめ。やだっ。それは私が許さないっ…!」

 

山風「子作りするのぉ!」

響「認めない…!」

 

「……あのぉ、俺の意見いいっすか?」

 

山風「パパは黙ってて!」

響「司令には聞いてない」

 

「いや俺の話題やんけ………」

 

このふたりが揃うといつもこうだ…仲が悪いって訳じゃないんだけど…何だろうね?まぁーそんなことは置いといて

 

「まぁまぁとりあえず、ソファーに座んなよ。麦茶でいいよな?」ニコ

 

山風「っ……ぅ…んっ……」

響「…………」コク

 

よしよし。とりあえず2人をソファーに座らせる事には成功と。

 

「茶菓子はルマンドとカントリーマアムどっちがいい?」

 

山風「カントリーマアム!」

響「ルマンド!」

 

「ぷっ…はいはい。どっちも持っていくな」ニコ

 

少しムッとした表情をしてお互いをにらめっこしてる2人に思わず綻んで鼻で笑ってしまう。茶菓子と飲み物を持っていく。

 

「ほれ、ルマンドとカントリーマアムの詰め合わせ。…ほれ、響、飲み物だ」コト

 

響「っ!…あ、あの司令…これ麦茶じゃなくて…」

 

「ルマンドには紅茶…前に響が言ってただろ?…だから出してみた。…嫌だったかな?」コテ

 

響「あっ…//うっ…ううんっ…//嫌じゃ…ないっ………//」

 

「そっ?なら良かった♪…ほれ、山風も」コト

 

山風「…あれ?これ緑茶…」

 

「前にカントリーマアムと麦茶出したら怒ってたじゃんか。だから今回は緑茶!…舌に合うといいな」ニコ

 

山風「っ!!♡…あっ…ぅ……うぅっ…//」コク

 

さてと、お互いの中立の椅子に座ってと

 

「でー?2人は何に話を膨らましてるんだ?」ニヤニヤ

 

山風「っ!?//…それは……そのぉぉ…///」モジモジ

 

響「…………/////」カァァァァ

 

「あれれ?おっかしいなぁ?さっきまでの勢いとは打って変わって静かですなぁ?…なんだっけ?俺との子「わぁぁ!わぁぁぁぁっ!!//」…ふっ」ニコ

 

俺が問題の発言をしようとした途端、2人でわぁわぁと騒ぎ始める。姉妹かっての

 

山風「……パパは意地悪ですっ……/////」ムスッ

 

響「……司令はそういう人ですけど…こうもされると…来るものがある…//」カァァァァ

 

こう…響が照れてる顔ってのはなかなか拝めないからな…最近なんて剣道しかやってないから、こうして俺のところに来るのも時たまになっちまったし…天龍は天龍で改二になってから駆逐艦の子の面倒を見るようになったし…前に遠くから見た時だって

 

 

 

天龍「こぉらっ…喧嘩してないで、ほらこうして交代交代にすれば…喧嘩しなくても済むだろ?なっ?」ニカ

 

 

 

っと言う光景を見てから、園長って言いそうになるんだよね。ない?…ないか。

 

時雨と夕立はしょっちゅう遊びに来るな。剣道は嗜む程度で、天龍や響よりかはガッツリしてないしな。運動程度ってレベル。前に響と天龍が剣道してる時は、あれはもはや剣道じゃなかった。

 

竹刀で殴りあってた。…それも火柱を立てながら。竹刀のはずなのにカァンッ! カキンッ! って音はおかしいて思うんだ。俺。

 

さながらバトル漫画のボスと主人公との戦闘シーンって感じがして、すっごいかっこよかった。ちなみに天龍は目を瞑りながらの圧倒的強者感。響は竹刀をふたつ持ったロング双剣みたいな勇者感。てか剣道どこいった。原形壊れてたけどあれ。

 

 

山風&響「…むっ…」

 

「…んへぁ?な、何?」

 

目を瞑りながら考え事に耽っていたら、2人が俺の方にムスッとした表情を飛ばしていた。

 

山風「私といるのに…他の人のこと…考えてたっ…」ムスッ

 

響「司令っ…今は私達がメイン…だよ?…他の人の事は忘れて…」ムスッ

 

いやそんなこと言われましても……てか響に関してはめっちゃ登場してた気がするんだけど…

 

山風「っっ!」

 

響「……」

 

『えいっ!』ムギュッ

 

「ふぉぉわ!?」ギャフン

 

唐突に可愛らしい声をあげると、俺の方に覆い被さってくる。

 

山風「パパには他の人じゃなくて、今は私『達』だけ見て欲しいの!」ムギュッッ

 

響「…そう…っ!…他の人のこと考えてるの…不愉快っ…!司令は目の前の私『達』だけ見てて!」ムギュッッ

 

「わかった!わかったから!抱きつくな!?抱きつく意味ないだろ!?」

 

山風「あるもん!…こ、こうしてればパパに密着できて…そのっ…えへっ…えへへへっ♪」ニコォ

 

響「こうすれば…司令は私達に目を向けてくれる…余計な考えをする暇さえも与えない。つまり私達だけを見てくれる。////////」カァァァァァァァ

 

「いや片や顔真っ赤片やデレデレしながら言われても説得力ないから!?…てか説得すらしようとしてないし!それもはや自己満だろ?!」

 

『当たり前じゃない!!』

 

「いやそこは息ピッタりぃ!?いいから離れ…ぬぉわぁぁっ!!」

 

ガタンっと音が聞こえる。その瞬間に

 

?「さぁぁっ!仕事の時間よ!!!」バァァァァンッ

 

「ディィィオォォォォォ!?」

 

?「は、はぁ?何を…いっ………て…………」

 

視線が、俺が押し倒した2人に向く。…なのに2人は弁解する言葉を出さないで…

 

山風「…//…は、初めてだから…優しく…してね?♡」カァァァァ

響「っっっ//そ、そのっ…///痛いの…我慢するから//…よっ…よろしくお願いしますっ…/////」カァァァァァ

 

「はっはは!……」チラ

 

?「このっ/////このっっっ!?/////」スッ

 

あ、これ何言っても無理なやつだ。とりあえず早口言葉で言わせていただこう。

 

「安心しろ!!俺は童貞だ!!!!」

 

?「うるさいバカ!!しねぇぇ!!」

 

「アフガニスタン!!!?」ブベラァッ

 

素晴らしいかかと落としが、俺の頭上にクリーンヒットした………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

んで、色々あって、今に至るというわけだ

 

叢雲「ま、まぁ…その…出会いは最悪だったけど…噂通りの悪い提督じゃなさそうで良かったわ…安心した……」

 

「だろ?もっと褒めてもええんやで?」クイクイ

 

叢雲「まぁ…変態には変わりないけど」

 

「たはぁぁ♪そこだけは改善して欲しかったぁーん♪」

 

山風「…むしろパパは意気地無しすぎる…」

 

「え何それ酷い……」

 

響「…あの状況で手を出してくれないのはそれはそれで自信なくす……司令が変態でも…手を出してくれない司令はそれはそれで嫌だ…」

 

「おいごらどういう意味だあぁん?」

 

『司令(パパ)が初めてを奪ってくれなかった』

 

「そんなに安安捨てられたら人生苦労しねぇーよ…」

 

叢雲「……な、なんかすごい…会話…ね…」

 

「あ、安心してね。いつもはこんな会話しないから。ヒートアップしなきゃこんな下ネタパーリナイしないから安心してね。」

 

山風「そんなこと言って、いつもしてるじゃん♪」

 

響「たしかに。直接的にしないのは新手の調教…」

 

「とりあえず2人は正気にもどろうか…」トンッ

 

山風「あうっ?……」パタリ

 

響「ひっ?………」パタリ

 

「よし。解決。」

 

叢雲「ほ、本当に首叩くと気絶するんだ…」

 

「結構コツがいるけどな。さてと叢雲…だったよな?…これも何かの機会だ。明日から仕事に参加してみるかい?」ニコ

 

叢雲「えっ?…えぇ…ね、願ってもないこと…だけど…」

 

「そっか♪じゃ、明日から秘書艦よろしくね♪」ニコ

 

叢雲「え?…あーわかっ…………秘書!?」

 

「ん?なにか不満?」ニコ

 

叢雲「まってまって!秘書ってことはつまり」

 

「大丈夫、曙も霞も経験してるし、夕立だってしてる。…行ける!」

 

叢雲「なんの自信よ!?」

 

「じゃ!あしたからよっろしくぅ!」

 

叢雲「えぇぇぇぇぇっっ!!?」







絶対に叢雲のキャラはこんな感じじゃない。

いやー、ツンデレキャラにしようと思ったけど、真面目キャラにしようかなーと。…ほら、オリジナル取り入れていかなきゃさ、他の人様と同じようなキャラになりかねないし…ね?ほら…そ、それにほら!あれよあれ!口調もか(コンプラ)……しね?ほら!だからセーフ!ね?はい!解散!かいさぁぁん!!


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秘書艦!叢雲!!(特に深い意味は無いよ)

…………あっ、お久ー(定期)

それと、相も変わらずタイトルは適当。内容はほんっとにどうでもいい内容になってます。よしなに(!?)


「んじゃま、今日から1週間!よろしくぅ!」

 

叢雲「あんまりまだ整理つかないけど…うん…やれることはやってみるわよ…」

 

叢雲秘書艦一日目。

 

 

叢雲「…で?一日目は何をするのよ?」

 

「ところがどっこい。今日は非番です。」

 

叢雲「………はい?」

 

「だから、今日非番ね。要はおやすみ♪痛い痛い。肩パン痛い」

 

無言の肩パン程怖いものはない。

 

「ってマジで痛い!どんどん力強めないで!ほんとっ!」

 

ポキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えーとですね、簡単に説明すると、今日が非番って言うのは、本元から資料やら作成者やらが来てないのよ。だから仕事をやるにも、その仕事自体がないってこと。あ、時雨、あと少し」

 

時雨「…こう…かい?」ゴキッ

 

「おっふ!…おっ。入った入った。てんきゅー」

 

先程肩パンされまくった左肩が不意に外れてしまったので、ちょうど遊びに来た時雨にはめてもらいました。

 

ちなみにはめ方は、まず俺が横になります。背中に時雨が乗ります。おりゃっとやられます。終了。

 

時雨「全く…説明不足で艦を不安にさせないでよ。いつもなら肩を外した子を叱るけど…今回ばかりは提督さんが悪いからね?」

 

「なんでや…お休みって偉大やんか…なんで肩外されるんや…トホホ」

 

肩をブンブン回しながら、違和感を無くしていく。

 

叢雲「ご、ごめんなさい…その…えと…しょ、処分ならいくらでも受けます…だからっ…」

 

「何それヤクザの指詰めかよ…怖い…」

 

叢雲「…あっ…あれ…?」

 

「叢雲は何も悪くないぞー……悪いのは時雨の言う通り簡潔的な説明で叢雲を不安にさせた俺の問題だからな。ちなみにさっきの話はガチね。書類がないから仕事できないってやつ。」

 

叢雲「…じゃ…何をすれば…」

 

「うーん…こういう時の秘書の仕事って…人それぞれなのよね。お暇を貰ったり、遊び相手になったり、逆に遊び相手になってもらったり……とりあえずUNOでもやるか?」

 

叢雲「……はい?」

 

時雨「いいねそれ。僕夕立と響呼んでくるよ。」

 

「お、てんきゅー。やっぱUNOは5人以上じゃなきゃな!」

 

叢雲「あ、あの…」

 

時雨「じゃー準備頼んだよ。提督。」

 

「あいあいさー。あ、飲み物は紅茶と緑茶のどちらかでいいよな。茶菓子はつまめる系で」

 

時雨「そこは提督に任せるよ。それじゃー行ってくるね」

 

と言って、出ていくのでササッと俺も準備する。

 

…ふと、俺は後ろを振り向く。

 

叢雲「っ…あっ……。……………」

 

オドオドして手をてんやわんやとあちらこちらに慌てふためいていた。

 

「…ふっ…叢雲♪」ニコ

 

叢雲「はっ…はいっ…?」

 

「手伝ってくれるか?…これをテーブルに並べるのさ」ニコ

 

そう言って、茶菓子の入ったお皿を叢雲に差し出す。

 

叢雲「っっ!…任せなさい!」

 

「あぁ♪…頼んだよ。」ニコ

 

そりゃ、いきなり秘書艦という役目を負わされた矢先に、「あっ、今日非番っす☆」なんて厄介払いみたいな扱いを受けたら、誰しも自信を無くすし、慌てるに決まってる。

 

(…こりゃ…俺がいい加減すぎたな…反省だ)

 

その場のノリで決めたと言っても、叢雲にとっては初めての仕事で、俺との初めてのコンタクトだったんだ。相手の表情を伺って、仕事を率先してしたがる。正しく叢雲は、仕事をしに来たんだ。それを俺が突き放したんだ。

 

「……」ポンッ

 

叢雲「っ!…て…提督…?」ビクッ

 

「…悪いな。初めての仕事が、こんな雑用でよ」ナデナデ

 

叢雲「そっ!そんな!?むしろ私としては、ちゃんと出来てるのか不安で…」

 

もうやだ。なんで艦娘の子達ってこんなにもピュアな精神を持ってるの?

 

「ごめん!ごめんなぁ!ほんっとにごめんなぁ!明日からはちゃんとしたお仕事持ってくるからなぁ!」ワシャワシャ

 

叢雲「わっ!?ちょっ!提督!?なんで泣いてるの!?てか髪わしゃわしゃやめ!」

 

「ほんっっとにごめんなぁぁ!!」

 

叢雲「わっ!わかった!わかんないけど分かったから!わしゃわしゃやめ!髪が!髪がぁぁぁ!!」

 

 

時雨「連れてきたよー!……って…何してるんだい…?」

 

「叢雲がいい子すぎて感激してた」

 

時雨「に…にしては思いっきり叢雲に固められてるけど…」

 

確かに、今の俺は叢雲に関節を固められている。ビクとも動けない。

 

「これは俺が悪いからあまりなんも思ってない」

 

時雨「何してたんだい…」

 

 

「わしゃわしゃしてた」

時雨「羨ましいじゃなくて、何をやってるんだい…」

 

即答で羨ましいって出てくるあたり、相当羨ましかったんだな。

 

 

夕立「っっ!提督さんから離れるっぽいー!」ボフッ

 

叢雲「かはっ!?な!何よ!?元はと言えばこの変態が!」

 

夕立「だからってくっつきすぎっぽい!離れるっっぽい!!」グギギギ

 

「あいたたたた!夕立ストップストップ!!夕立が引っ張る度に叢雲が固めてる場所がいででででで!!」

 

叢雲「っ!?ちょ!この駄犬!離すから!離すから引っ張らないで!」

 

夕立「ぜぇぇったい嘘っ!嘘っぽい!!離れるっぽいぃぃ!」

 

叢雲「っっ!せぇい!」

 

夕立「わふっ!?」ドンッ

 

叢雲「あっっぶないじゃない!?提督の骨がまた外れたらどうしてくれるのよ!?」

 

夕立「またってことは1回外れてるの!?己叢雲!!提督に何してるのよ!!」

 

叢雲「何キャラよそれは!?」

 

「「ギャーギャー!」」

 

 

 

 

 

響「……大丈夫?司令」ポンッ

 

「oh.....あと数秒遅れてたらマジで召されてた…」

 

響「…うん。元気そうで何よりだよ♪」

「響の眼球にはホコリが詰まってるのか…」

 

響「…失礼。ちゃんとメンテしてる。」

 

「へ、へぇ……それと響?」

 

響「ん?」

 

 

「……女の子がスカート履いてる時に屈んじゃ行けないんだよ?…見えてるからね?」

 

無地の何かが…

 

響「別に、司令には見られてもいいと思ってるから。平気だよ。」

 

「俺か平気じゃないんですけど」

 

響「司令は私みたいな子供にも欲情しちゃう変態なの?あ、もしかしてロリコン?」

 

「ロリコンではないけどかわいい女の子の下着を見ると欲情しちゃう健全な男の子なので正常反応です。」キリッ

 

響「それを真顔っぽいキメ顔で言う司令は相当ひねくれた変態だと思うよ…?」

 

「……いいから屈むのやめなよ。」

 

響「……もっとみたい?♪」ニコ

 

「あっ、ロリ痴女はNG」

 

響「変な所でブレーキはいるんだね…」

 

「プロですから」

 

響「私の下着みながら言われても…」

 

「仕方がない。体が反動で動けないから、視線あげられないし。」

 

響「目瞑ればいいのに」

 

「確かに」

 

響「…………バカなの?」

 

「アホです」キリ

 

 

 

 

 

 

まぁー何やかんや、ちゃーんとUNOで盛り上がりましたよ。なんか俺の知らないうちに叢雲と夕立が仲良くなってて少しだけホッコリ。

 

ちなみに途中で罰ゲームUNOをしようと話が出て、罰ゲーム内容を聞いて俺が却下した。大変不健全だ。いいぞもっとやれ(本音)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

叢雲秘書艦三日目

 

 

「さてと。昨日に続いて今日も、書類の整理をしていくぞ☆…準備はいいかなぁ!?」

 

叢雲「……ど、どういうテンション?」

 

「平常運転です」ニコ

 

玄関に無造作に束で置かれていた書類を妖精さんなんかが運んできてくれたので、それを受け取りながら用意した机に置いていく。

 

「ドサ…。よし、じゃー昨日教えた通りでいくからなっ!あっ、もちろん分からないとこがあったらじゃんじゃん聞いちゃって!なんでも答えるよ!」

 

叢雲「昨日あんなに散々レクチャーされたら…滅多な事がない限り聞くことなんてないと思うけど…」

 

確かに、昨日は朝の10時から昼の3時まで休みありでやり続けましたもんね。本当に最初の仕事だから、叢雲もてんやわんやで焦っていたが、ちょーっと俺が教えたり一緒に取り組むだけで内容を把握して同じミスを減らして行ったからな。

 

元々ここの艦娘の子達は、物覚えがとても良く、同じミスを滅多にしないからな。1度丁寧に教えてしまえば、それ以降は真面目に取り組めるし、真面目に取り組めない子達も、何やかんや自分のやり方で進めて行けるし…ほんっと、皆さん俺居なくてもやって行けるんじゃない?

 

いやむしろ、俺がいない方が物事を円滑に、なおかつ効率的に回せるんじゃないかな……あれ?俺…要らなくね…?………ショック。

 

叢雲「…?提督?何ぼさっとしてるのよ?」

 

「おっと。悪い悪い。すこーし考え事をね。んじゃ…取り組んでいきますか!」

 

叢雲「はーい。…あ、そうそう。その前に飲み物ね。…コーヒーであってたわよね?」

 

「あぁ。とびきり目に効くやつね」ニコ

 

叢雲「はいはいっ。任せてちょうだい♪」ニコ

 

そう微笑んで、キッチンでお湯を沸かしながらコーヒーの粉末をマグカップに注いでいく叢雲。

 

叢雲「ふんふふんっ♪ふーんふーんっ♪」

 

鼻歌交じりでご機嫌がいいように…………

 

(……………あれ?俺って本当にいる……?)

 

ふと、またそんなことを思ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………」カキカキ

 

叢雲「……」カキカキ

 

作業を開始して早2時間が経ちました。叢雲は昨日のテンパリが嘘のようにスムーズに仕事をこなしてくれている。チラリと覗く程度だが、何不自由なくペンを走らせてくれていた。疲れた時は1度ペンを置いて、肩に手を置いて首を解したり、背伸びなんかをしてリフレッシュをこまめにするほど、ペースを維持していた。

 

それに、本当に分からなくなった場所や、確証が持てないものにはちゃんと俺に質問をしてくれた。

 

叢雲「むっ…提督、これは…」

 

「ん?あーそれね。それは会計書類と同じ方法でいいよ。…この四角にチェックを入れてサインしてハンコっ!…ね?」ニコ

 

叢雲「なるほどね。助かったわっ」ニコ

 

「いえいえー♪なんでも聞いてくれと言ったじゃないかー♪」

 

その度に俺は優しく、簡潔的に、個人的に分かりやすく説明をする。…ぶっちゃけ書類の整理もやっと慣れ始めた頃だ。最初の頃なんて、艦隊の編成なんかを片っ端から鈴谷に叩き込まれた。

 

それを知らなくては話にならないとまで言われてしまったからね。…恐らく、孤児院から出て師匠から勉強を学んだ時以来の、ガチの勉強だった。

 

あとは夕立や天龍なんかに書き方を教わったり、加賀や響に見方を教えてもらったり…そういった皆からのアドバイスや助言、楽の仕方を教えて貰えたから今みたいな作業効率で出来ているのだ。

 

秘書艦任せた時の曙に言われた「ねぇークソ提督?それよりこっちの方が作業ペース良いわよ?試しにその方法で試してみない…?って、秘書艦の分際で口出しは良くないわね…忘れて」なんて言われた日は、そんな事ないと少し怒ったように言ってしまった。…恐らく、自分よりもその方法を見出した曙に、恥ずかしながらも嫉妬したんだと思う。

 

秘書艦を任せた5日目だったからな…凄いなと褒めることよりも…そんな短期間で把握して提案をしてきた曙に嫉妬して、そして自分の無力さに絶望したんだと思う。まっ、その後ちゃんと爺さんに怒られちまったけどな。

 

『人の功績を嫉妬するのは愚か者のする事じゃぞ?…それを褒めてこそ、立派な大人と言うものじゃ』

 

なんて…柄にも無いことを言われちまった。…でも、反論は出来なかったし、スっと胸にその言葉が落ちてきた。…てか爺さん最近話しかけてこないな。寝てんのか?試しに呼んでみるか

 

(…おーい?生きてるかぁ?)

 

 

 

 

ダメだ。返事がない。ただの屍のようだ。んー…留守かな。いや俺の頭の中で留守ってなんだ。俺の頭の中に機能してない部位があるみたいじゃねぇーか。…その通りだな!

 

叢雲「…あっ」

 

「…ん?どうかしたか?」

 

不意に声を上げた叢雲に俺は視線を向ける。

 

叢雲「あっ…いえ…ただ、お昼すぎちゃいましたね…と」

 

そう言って時計をみあげる。…確かに今は昼の1時25分ぐらい。そうか。だから通りでお腹が空いてたわけだ。

 

「…何か食べるか?」

 

叢雲「っ…そうしたい…ですけど……あいにく間宮さんの食堂はお昼時間を過ぎちゃうとデザートしか出せなくなってしまいますし…」

 

「…さては叢雲、お前間宮さんの常連だな?」ニヤ

 

叢雲「…はうぅっ!?//…そ……そうよ!?悪いっ!?」

 

「いや…悪くないよ。…そうだな。…何食べたい?」ニコ

 

叢雲「っっ……言ったって」

 

「いいから!…何食べたい?」ニコ

 

叢雲「えっ…えーと……とんかつ定食…」

 

「とんかつ定食な!了解!」ガチャ

 

そうして、俺は鎮守府内専用の白い電話を手に取る。

 

叢雲「て、提督…?」

 

「まぁーまぁーっ♪少し待ってな」ニコ

 

プルルっとコールがなってコンマ6ぐらい

 

間宮『どうしたんですか!?なにか体調でも悪いのでしょうか!?』

 

慌てたように電話の主が出てくれる。てかでるの早いな間宮さん…まだワンコールなり始めやったぞ……

 

「そんなんじゃないよ…。…間宮さん、今お時間あります?」

 

間宮『えっ?えぇ…まぁ…ちょうどお昼の時間は終了してるので…』

 

「あちゃ…じゃー無理かぁ…ちっくしょー(棒)」

間宮『あっ、まだやってますよ』ケロ

 

ちょろい。ちょろ間宮さんだ。

 

「…少しですね、間宮さんには俺の方にとんかつ定食とカツ丼をですね…」

間宮『っっ!かしこまりましたァ!直ぐにお作りしてそちらに向かいますねっ♪』

 

「あぁ。助かるよ。あ、でも間宮さんのペースでいいですからね?」

 

間宮『はいっ!♪すぐにお持ちしまーす!でわぁ!♪』プチッ

 

「あっ…たく…間宮さんは相変わらずだな…」ニコ

 

プープーとなってるしろ電話を元に戻して、叢雲にサムズアップ

 

叢雲「えっ…な、何?」

 

「安心しろ。すぐに来るってさ」

 

叢雲「へっ…?来るって何が…?」

 

「何ってそりゃ、間宮さんが作ったとんかつ定食が」

叢雲「っっ!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

コンコン

 

「はーい。どうぞー」

 

間宮「失礼します♪提督さん♪」ニッッコォォォォ

 

うおっ!眩しっ!まるで太陽のような輝きだ!

 

間宮「でわこちら…とんかつ定食と…カツ丼でございます♪」ニッコォォ

 

そう言って、叢雲の机に普通サイズのとんかつ定食。そして何故か俺のカツ丼はすき家のキングサイズ並なんですけど。

 

「あの間宮さん。この量は…」

 

間宮「え…えへへっ…//提督さんに頼まれたと思ってしまったら…その…//少し張り切りすぎちゃって…作りすぎちゃいました//」

 

頬を赤くしながらそう言ってくる。…オカンか…

 

「…」ポンッ

 

間宮「んっっ…」ビクッ

 

とりあえず肩に手を置いて…

 

「美味しく召し上がらせて頂くよ」ニコ

 

そう微笑む。

 

間宮「っっっ!!///キャァァァッ!//提督さァァァんっっ/////」ビュゥゥゥンッッ

 

頬を真っ赤っかにさせながら事務室から飛び出していく間宮さん。一呼吸置いて…

 

「さてと。んじゃ頂きますか」

 

叢雲「恐らく私は、とんでもない光景を目にした気がします。」

 

「安心して。山風とかそこら辺も同じことを言ってる。」

 

叢雲「…はぁ…ところで提督、それ全部食べ切れるんですか?」

 

そう言って、既にもぐもぐしてる叢雲が器に視線を向ける。

 

……………………

 

「……少し食べるか?」

 

叢雲「…ま、まぁ…少しだけなら…」

 

「……一緒にシェアしようか」ニコ

 

叢雲「うっ!?//……はぁ…わかりました…♪」ニコ

 

 

その後、カツ丼は美味しく召し上がりました。間宮さんは作りすぎちゃう癖がありますからね。それこそ、オカンですよ。息子が大好きなオカンですよ。あれは。




いやぁ…久しぶりですねぇー。本当に久しぶりですねぇー。

え?この1ヶ月何してたんだって?…そりゃー…ゲームしてましたよ。


すいません本当に内容が思いつかなかったんです小説が描きたくない時期だったんです。遅い五月病だったんです(見苦しい言い訳)許してください(許されない)

ま、まぁ…いつも通りの更新と言えば更新ですよね。…だから許される(おいっ。)え?許されない?……俺がルールだァァ!?ゴフッ


ま、まぁ…さすがに今回ばかりは休み過ぎたなと…反省してますよ。はい。…ガルパの方も既に2ヶ月音沙汰無くしてますし…そろそろ描き始めなきゃなぁ…なんかこっちの方が手が着けやすいんですよねぇ…って、ここで語ることじゃねぇな。

まぁー…次回はなるべく1ヶ月以内には出すよう努力しますよ…えぇ…努力だけします。(書くとは言ってへぶっ!?)


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はぇぇ…あんたも闇抱えてるんすねぇ…頭が痛くなりますよ(偏頭痛)

はっはっはぁぁぁ!!1ヶ月以上立ってるぜぇぇべいべぇぇ!ぇぇぇぇっっ!?フゴォォッッ

いやぁ…1ヶ月って時は早いと私は思うんですよ。…就活が待ってる…俺は終活がしたいよ(冗談)

大学?専門校?…金かかるやんこれ以上親に迷惑かけられるかっ

なお、既に多大なる迷惑をかけてる模様。俺、反省の色無し★

てか来年で社会人かぁ…実感わかねぇ…バイターになろ(!?)

あ、本編どぞ。ちなみに内容は無い様で(((ヘブッッ


叢雲が秘書艦になってから、あっという間に7日経った。

 

叢雲「はい司令官♪お茶が上がりましたよ♪」コト

 

「おぉぉうっ…ご苦労さま。」カキカキ

 

叢雲から差し出されたお茶を横目に、資料を適当に終わらせていく。

 

秘書艦を1週間だけだというもの…叢雲は凄いスピードで成長を見せている。…まず、心の余裕が見れるようになってきていた。最初の仕事の二日目の時なんて…

 

 

 

叢雲『うぎゃぁぁぁっっ!!何この資料の量!?殺す気なの!?私を殺す気なのぉ!?』

 

『もちつけもちつけ。これぐらい直ぐにおw』

叢雲『餅着いてどうすんのよ!?私はもちよりこしあん派なのよぉぉ!!』

 

『いや知らがな…』

 

 

 

っと、綺麗なテンパリっぷり。完成されたお笑いを見てるようだった。とりあえずその時はすっと座布団を差し出したね。…逆にその差し出した座布団が俺の顔面にダイソンの吸引力が如く吸い付いてきましたけど。久しぶりに心のそこから『わふっっ!?』って声が出ましたよ

 

『いやいつも出しておるじゃr』

(何も聞いてない。…いいね?)

『アッハイッ』

 

てか久しぶりに話してきたな…家出(?)は終わったのかな?どうでもいいか。

 

……と言う感じで、今では…

 

 

 

叢雲「♪♪」ニコニコ

 

「…なんか…今日はやけに上機嫌だね。なんかいい事でもあったん?」

 

叢雲「え?…あっ…そりゃぁ…何も出来なかった私に手取り足取り色々教えてくれて…私も司令官に言われなくても自然と体が動くようになってるんです♪…楽しい以外に、言い表せなんて…不要…でしょ?♪」ニッコリ

 

「おっ…おうっ…」

 

なんということでしょう!初日は罵倒から始まった彼女が!今では笑顔を振りまく天使になってるではありませんか!!……誰この人?(本音)

 

 

いやね、そりゃ言い出しっぺですし、最初に適当にあしらったのもありますよ。だから真面目に…俺には不釣り合いなほど真面目に、彼女と向き合ったわけですよ。

 

そしたらこれよ。…960度体捻った?綺麗な叢雲になっちゃったよ。いや元が汚いとかそういう訳でもないけどさ。

 

てかこんなに直ぐ変わるものなの?…いや確かに艦娘って人間の子達より成長クソほど早いけどさ、それにしたってよ?こんな1週間のうちに変わる?変われるもんなの?

 

…試しに頭に触れてみるか。

 

「…」ポンッ

 

叢雲「っ!」

 

…これで以前の叢雲なら…いやてか、事故で触れた時は

 

 

 

叢雲「っっ!?//なっ!何気安く触れてるのよ!!」パシンッッ

「エヒドイッッッ!!」

 

 

っと、一瞬自分の時点が公転して頭と床がキスして愛の結晶(たんこぶさん)を作り上げたのがついこの間だけども、流石に同じかな…いやそれだと俺まだ愛の結晶(たこ焼き)作る事になるの?やらなきゃ良かったぜ!!

 

叢雲「……………」

 

…あ、あれ?まさかの無反応?

 

「……」ナデナデ

 

叢雲「…………」

 

WOW、素晴らしき無反応。俺でなきゃ拗ねてるね!って言ってる場合ちゃうねん。これどうすればいいんだよ。

 

前はすぐにでも

 

 

叢雲「しねぇぇぇっ!!」

「へぶっっあっ!?」

 

 

ってなってちゃんちゃんっ★って終われたけど、こうも無反応だとかえって触れずらいぞ…

 

 

叢雲「…ねぇ。」

 

「あ、喋った。じゃなくって…どうした?」ナデナデ

 

叢雲「いつまで撫でてるつもりなの?」

 

「うーん……叢雲が嫌がるまで?」ナデナデ

 

思わず素直に答えちゃったよ。こりゃ腹パンからの股間蹴りあげで『 K O ! 』パターンっすね。…今のうちに記憶のバックアップ取っておくか

 

まぁーそんな機能ないんっすけどね★

 

叢雲「…悪いけど、司令官がどう思ってるかは知らないけど、それぐらいじゃ私は機嫌損ねないわよ?」

 

「…え…?じゃー初日のあれは………」ナデナデ

 

叢雲「そりゃー、嫌いだった司令官にいきなり触られてみなさいよ。ほとんどの子が殺しにかかるわよ。」

「つまり、殺しにかからなかった叢雲は理性が強いと」ナデナデ

 

叢雲「いやまぁ……そうなのかしら……?」

「いや俺に聞かれても…」ナデナデ

 

いきなり首をかしげながら訊ねられても、俺にはどうも言えないぞ…

 

「じゃー逆に何すれば機嫌損ねるんだよ」

 

叢雲「……無視されること…かしら。」

 

「はい?」

 

叢雲「っ!…だ…だって!……………司令官に無視されたら私…どうすればいいか…分からないし…そ、それに…そのっ…//……み、見てもらえないとか、接してくれないってのは……その…寂しい……//」

 

「おうふ……」

 

そんな…顔赤くされながら言われると…したくても出来ないじゃないか…

 

叢雲「……こんな私…いや…だよね…?」

 

「…いんや?いいんじゃないか?…素直で」

 

叢雲「っ!…今の私って…素直?」

 

「はっ…はぁ?…いや、素直だろ…初日の頃なんて素直に謝りはするけど、こういうことに関してはとことん話を濁してたじゃねぇーか…まぁー初日だし、お互いわからない状態で話を振った俺も悪いけどよ…」

 

叢雲「…………」

 

「…今の叢雲は、なんて言うか…凄い素直だと思うよ。…うん。」

 

…なんでこんな困惑してんだ俺…

 

いやてかそりゃそうだよな。いきなり『私って素直?』って言われたら、同性ならともかく、異性に言われたら「えっ…えぇ?」ってなるわ。こういう感じになるんだな。前世ではあまり人と関わって無かったからってか、人と関わることを嫌ってた…からか。

 

叢雲「そっか…♪…素直…素直ね♪…ありがとうね、司令官。」

 

「はっ?いきなりどうした…?」

 

いきなり叢雲は、そう笑顔で俺に言ってきた。

 

叢雲「…私、素直じゃない自分が嫌いだった。…司令官に会ったあの時も、実は怖かった。こんな態度してたら解体されるんじゃないかとか…前の司令官のように…体で黙らされるんじゃないか…とかさ…色々……」

 

「っっっ…」

 

前任は…こんな少女にまで手を出してやがったのかっ…!…そりゃ、曙や霞と言ったヤツらが標的みたいなもんだよな…だって自分に反抗してくるやつが嫌いなんだから。

 

叢雲「でも司令官はさ、そんな私に色々教えてくれた。色々面白いことをしてくれた。…その全てが前任の時に思っていた妄想で…私の本当の姿だったから…それが凄く当たり前になってて…それが嬉しくて…でも…同時に怖くて…」

 

「……」

 

叢雲「前任のように…また裏切られるんじゃないかって…また…皆が辛い思いをするんじゃないかって…なのに今の生活に満足してて…それを変えようともしないで…私は…私はっっ…」

 

「……別に、100の信頼を寄せろ…なんて、誰も言ってねぇーよ」ニコ

 

叢雲「っっ!?」

 

そう俺が言い放つと、ガバッと顔を上げると、こちらに驚いた表情を向けてくる。

 

「…何時誰が、信じろ…なんて言ったよ」ニコ

 

叢雲「あっ…ちがっ…そんなんじゃっ…」

 

俺の何気ない発言に、責任を感じてるのか、瞳に涙を浮かべながら、違う違うと頭を横に振るう。

 

「…叢雲、俺は人間さ」

 

叢雲「……?」

 

「人間ってのは不思議なもんでな。…人を裏切る、人を騙すって事を、無意識のうちにしちまうのさ。…俺だってしたさ。…俺が殺人鬼だった。…知ってるだろ?」

 

叢雲「…で、でもそれは…皆が」

「あぁ。叢雲が信じる、皆が俺を許してくれた」

 

そう言うと、何か衝撃を与えられたようた表情を示す。

 

「…俺はみんなに許して貰えたんだ。…そういうものなんだよ。…俺が勝手に悩んで自暴自棄になっても、みんなは俺を待っててくれた。過労や疲労でぶっ倒れた時、すぐに駆けつけてくれた。それが当たり前のように…な」ニコ

 

俺は椅子から立ち上がり、叢雲の前で屈む。ずっとふざけて置いていた頭に乗せてる手を、叢雲の両手を俺の両手で包み込む。

 

「叢雲が言うように、100の信頼を寄せるのは怖いし、何しろ、裏切られる。…俺だって、皆に裏切られるのは怖いし、信頼が途切れたら…なんて思ったら、怖くて眠れやしない。…でも…それでも信じるんだ」ギュッ

 

叢雲「っ…!」

 

「矛盾してるのかもしれない。いや、確実にしてる。だって、俺は裏切られるのは怖いし、信頼が途切れるのだって怖い。他の皆も、俺が裏切ると思った途端、怖くなるし、不安にもなる。…でも、信じてくれてるんだ。提督は、司令官は、司令は、裏切らないって…彼女たちは信じてくれてるんだ。そこまでされて、俺が信じないのは、おかしな話だろう?」ニコ

 

自分でも、何を言ってるのか分からなくなってきた。でも…これだけは言える。

 

「…彼女たちは、俺に信頼を寄せてくれる。…そこには少しの疑念があるんだ。そして俺も、彼女たちに信頼を置いている。同時に、少しの罪悪感がある。…どっちが正しいとか、どっちが悪いとか…俺には分からないよ。…何を言ってるんだ俺は?」

 

思わず、心から思ってる事を呟いてしまう

 

叢雲「…ぷっ…あはっ…あははっ!」

 

「わ!笑うんじゃねぇーよ!?お!俺だって、なんて説明したらいいかわかんねぇーんだよ!信頼を寄せる?なんだそれ!気づいたら勝手に信頼されてたんだよ!!俺は彼女たちを信じてる?そりゃ!信じなきゃ何も始まらないからな!!でも裏切るとはまた別関係だし…だぁぁもう!分からんねぇぇ!」

 

思わず感情が乱れてしまう…仕方がなくないか?今までの会話を振り返っても…俺の言ってることマジで意味わかんねぇーし…軌道修正もくそも出来ないし…やけくそになることしか…

 

叢雲「…少し…ううん♪…もう全部分かった♪」

「お前頭良くね?」

 

俺でも分からない言葉理解するとか天才かよ。このまま全世界の言語覚えちゃう?

 

叢雲「まぁーね♪とりあえずは、司令官がアホすぎて皆綺麗に裏切ること出来ないと鷹をくくられてるんでしょうね♪」

「俺めちゃくちゃ舐められてるじゃん…仮にも上の立場なのに…」

 

マジで?みんなそうなの?『この司令官頭弱すぎwwまじチョロタンバリンwwww』って思われてんの?やっべ…普通に傷つく…

 

叢雲「……だからじゃないの?…皆が好意を寄せるのも…さ」

 

「こんな頭残念司令官のどこに好意向けれんだよ…」

 

叢雲「…私の場合は…ほっとけない…からかな♪」ニコ

 

「よく言われる」

 

叢雲「でしょ?♪この1週間ずっと一緒にいて、思うことがあるのよ。…『もし司令官1人にしたら…絶対にダメだ』…ってね♪」

 

「うっわ…俺の人間性低すぎ…」

 

そりゃ…じぃさんにも心配されるわけだわ…言動が子供ぽいって…そりゃ!ポンコツに見られますよね!!そりゃね!ふんっっ!!!…はぁぁ…

 

「…誰しも、人に言えない秘密の隠し事とか…あるだろ。そういうもんだよ」

 

叢雲「きゅ、急に何よ?」

 

俺が真面目なトーンでそう呟くと、首を傾げてくる。やめて、そういう仕草一つ一つが俺のSAN値をピンチにするのであってね…

 

まぁ、意味のわからない言葉を散々並べたからだろうけど…現に叢雲には『ほっといたら飢え死にする残念男(誇張)』と評されてるぐらいだし…

 

「…要は、信じるのは勝手って事さ。それで裏切られて萎えるなら、最初から信じるなって話だ。よっこらせっと」

 

叢雲に合わせていた目線を外す。上から手を下げ、彼女の頭をわしゃっとする

 

叢雲「わっ!ちょっ!やめ!」

 

「…それでも俺を信じるって言うなら勝手にしろ。…俺はこれまでと同じように、ここにいる子達を、ここにいる人達を、信頼して、任せるだけだ」ニコ

 

叢雲「っっ!」

 

「さっきも言ったが、裏切られるのは怖いし、皆が俺の元から離れる…嫌いなんて言われたら、そりゃ三日三晩何も手をつけなくなる自信はある。…だけど、それがなんだよ。そんなのにビクビク怯えてちゃ、何も手をつけられなくなっちまうぜ!!」ニカ

 

この不安の気持ちは、誰だって持ち合わせてる。人と人が寄り添い何かを成し得るということは、そういうことなんだ。他人を信頼するってのは、簡単のようで、実はすっごく難しい事だ。

 

裏切られた人間なら尚更だ。最悪トラウマになって、引きこもる…もっと最悪な場合、自殺行為に及ぶものだっている。

 

…それでも、そんな事をされても、ここの子達は前を向いて今も歩んでいるんだ。前任の古傷があるにもかかわらず、現任である俺に信頼を置いてくれる。信じてくれる。

 

それに対して俺が怯えてちゃ、皆に申し訳ないし、俺がひよっちまったら、皆に要らん不安をかけてしまう。ここのトップに経つということは、そういうことなんだ。生半可な気持ちで向かい合っても、相手を傷つけるだけだ。相手を心配させるだけだ。

 

そのふたつをどちらも俺は経験した。曙と霞の行き違いしてしまった時。

俺が不安を1人で抱え込んじまった時。

 

「…失敗を経験したからかな…こんな事を言えるのかもしれない。だから叢雲、信じるなら勝手に信じてろ。…俺もお前に勝手に期待を寄せて勝手に信頼してるから」ニカ

 

叢雲「っ!……司令官は…自分勝手だね…」

 

「上に立つ者なんだ!それぐらいは許されるだろう?」ニコ

 

叢雲「……ふふっ…確かに…言えてるかもね…♪」

 

「だろぉ!?てか腹減った!飯食おうぜ!飯!!飯が俺を呼んでるぜ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…私は、どこか勘違いをしていたようね。

 

「おぉ!ちょうどいいところにむっつりが」

陸奥「誰がむっつりだ!いきなりセクハラとかどういう心情をしている!?」

 

「普通の心情」

陸奥「提督の普通は普通じゃないって常識…知ってる?」

 

「何それ酷い…」

 

司令官は、子供のようだった。本能のままに動いて、本能のままに面白おかしい事をする…

 

嫌なものには嫌とハッキリ言って、楽しいものには楽しいと心の底から笑う。艦娘であるあたし達に対して心を開いて話をふったり聞いたり…その全てが子供のようで…そしてどこか惹かれる人で…

 

陸奥「全く…叢雲も覚悟してなさい…こいつは…こういう奴よ」

 

「なっははっ♪失礼な奴だな。胸揉むぞ」

陸奥「いや真顔で何やばいこと言ってるのよ!?」

 

叢雲「…はぁ…ほら、さっさと食堂行くわよ…腹が減ってるんでしょ?」

 

「おうっ!そうだったぜ!どうだ?むっつりも」

陸奥「だから陸奥だ!…そうだな、暇だし、一緒に行くとしよう」

 

「よしきた!!」

 

あぁ♪…あと一つだけ…肝心な事を忘れてた

 

「おいごらぁ!叢雲ぉ!」

 

叢雲「っ!?な!何よ!?」

 

「叢雲は俺の隣!秘書だからって一歩後ろに下がるなっていつも言ってるだろ!?叢雲は叢雲!秘書艦だからとか関係ない!同じ場所で住む家族!はい隣!ほらほらほらほら!!」

 

叢雲「わっわぁぁ!わ!分かった!分かったから手を引っ張らなっ!…んもうっ…♪」

 

知ってか知らずか…行為なのか事故なのか…司令官は我々艦娘が好きな行動ばっかしてくる…ほんっと…こればかりは慣れなければならない…わね…♪

 

「…何笑ってんだ?」

 

叢雲「ふふっ♪…さぁ?なんででしょーか?」ニコ

 

陸奥「あぁ…あの叢雲もとうとうこちらの世界に…」

「何厨二っぽい発言してんだ?」

 

陸奥「気にしないで…」

 

 

司令官…この人は…あたしにとっては少し…眩しすぎる…それほどまでに…♪

 

叢雲「…えへへ♪」

 

「…頭打った?つっても、頭に常になんか浮いてるけど」

 

叢雲「…誰の頭が磁石板ですって?」

「誰も言ってねぇーよ?あいたい。槍でつつくな…脇腹つつくな…先っちょが脇腹貫通して地味に痛…いたたっ…」

 

 

私好みの………司令官♪




はいっ、安定の駄文!もうここまで来ると笑っちゃいますね!

いやてかちゃっかりこの作品を投稿してから1年経ちましたね。…いやー早いね。時代というものは。

去年の夏は夏らしい事はしなく、バイトにテスト勉強、ゲームと…学生エンジョイ生活の文字はなく、ただただ淡々とした夏を過ごしましたね。

そして今年の夏は、バイトも何もしなく、ダラダラと一日をエイペックスで潰す日々。俺生きてる価値ないなぁと思う高校最後の歳。コロナがなんだと騒がれ、騒ぎ立てるのもいい加減にせいと思う俺氏。最後の学生生活は、特に何もなしに終わりを告げそうです。

彼女の『か』の文字も見えない学校生活、夏のこの盛る時期に、どこかで盛ってる彼氏持ち、彼女持ちに対して『学生してますね()』なんておじさんじみたことを言ってみたり。

童貞が許されるのは高校生まで?…はっ、ワイは捨てられ無かったので許されないんですね。陽キャには分からんとですよ。ケッッ!

まぁーそれとこれとは全然関係なく、1年経ったからなんだと言う話でした。

次の更新は、3ヶ月以内かな?こう、だんだん更新ペースがインフレしていくシステム。むしろ続いてる事がおどろきだよ…っと、思う俺氏。

皆さんは、後悔のない夏、学生生活を送るように。

間違っても俺みたいにゲーム三昧、女の影すらもない陰キャ野郎にはならないように。人生の8割を損します。残りの2割は、ほぼ『自己満』で出来上がってます。よしなに。

以上!解散!!!


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ある日の日常+あるふぁ

珍しいと思ったそこいらの諸君!安心しろ!6ヶ月は更新がないと思え!

フーハッハッハ!ハーハッハッハ!はうんっ!?ボゴッッ

ちなみにタイトルはいつもながらの飾り。飾りだよ。飾り。うん。(ほっぺ痛い…

本編…ぁぁぁぁぁぁ!!…どぞっ


「よし。だいたい万事解決やな」

 

曙「は?」

霞「何が?」

叢雲「…?」

 

「そういう所だよ(真顔)」

 

曙、霞、叢雲。この3人は珍しい奴らだ。何故かって?最初のコンタクトが暴言やら暴論やら暴行から始まっているからだ。

 

いやー、こうまでアタマオカシイ奴らが仲間になっていくと、面白おかしくなっちゃいますね。

 

仲間というか、心を開いてくれた子達と言うか…一番まともな奴があの鈴谷と加賀だぞ?

 

鈴谷「すぅぅ!はぁぁっ!提督!この服ください!」

 

「それは俺の服だ!てか何堂々と匂い嗅いでるんだ!犬かてめぇーは!?」

 

鈴谷「何を言ってるんです。私は提督の艦の中でも1番に秘書をこなしてきた艦…これぐらいは序の口です」キリ

「おうキメ顔のところ悪いが今日の秘書は夕立だぞ」

 

夕立「…ん?…どうしたの鈴谷さ…あ…痛い…なんで…?なんで私の頭掴んで…痛い痛い…鈴谷さん痛い…もげる!もげるっぽい!?それ以上は本当にやばいっぽいぃぃ!!」

 

「夕立って、ふとした時にポイが帰ってくるよな。そういう仕様なの?」

 

時雨「違うさ。夕立は感情が高ぶった時しか言わないのさ。…ほら、感情的になってる夕立って、結構言ってないかい?」

 

「あ、たしかに。言われてみれば楽しんでる時もポイって言うし、怒りすぎた時もポイって言ってたな」

 

夕立「ちょっ!?夕立を見捨てて呑気に会話してないで!早く鈴谷をどうにかするっぽい!?ってかまだ力上がって!ぽいぽいぽいぽいぃぃぃ!!」

 

「ついに痛いがポイに変換されて…」

時雨「これはあのまま言語がポイになるのも時間の問題…」

 

夕立「呑気に喋ってないで鈴谷をとめるっぽいぃぃぃ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「いつもご苦労様です」

 

熊野「全くよ…毎回鈴谷がなにかやらかす度にあたしが呼ばれて…結構あたしの居る階からこっち来るのに3分かかるのよ?階段だって楽になるわけじゃないんだから…」

 

「まぁまぁ。文句言ってても鈴谷が変わらないんだから仕方がないじゃないか。はいこれ、鈴谷ね」スッ

 

そう言って、熊野を呼んだ際にぐるぐる巻きにして、何時ぞやと同じようにカンペで『わたしはぼうりょくをふるい、ていとくさんにしばられました』とひらがなで書いたのを手渡す。

 

熊野「…提督、あたしの気のせいかな。今の鈴谷、すっごい嬉しそうな顔してる気がするんだけど。」

 

確かに熊野に手渡す時にちらっと確認したが、はぁはぁっといき荒くして、蕩けた顔をこちらに向けていた気がしなくもないが…

 

「…それは目の錯覚だよ。俺には何も見えないがな」

熊野「…提督それ、ただ単に目を瞑ってるだけだよ」

 

「何を言ってるか。ちゃんと目を開けているぞ?ほらこのとおり」スッ

 

そう言って、紙にペンで目のようなものを書いたのを胸元に貼り付ける。

 

「…あ、曙ー、セロハンテープ投げてー」

 

『はぁ?…たく仕方がないわね…行くわよー!はいっ!』

 

「あいたっ…」

 

熊野「………見えてるんじゃ」

「いやいや違うさ。これはあれよ。たまにあるだろ?目を瞑った隙にやられる事。そういうのと同じだよ。あ、霞?これセロハンテープどこ?」

 

霞「…あんた目を開けなさいよ…足元に落ちてるわよ…あーそこじゃなくて…あーもう!はい!」パシンッ

 

「あいてっ…おぉう!サンキュー!」

 

霞「ふんっ!感謝してよね」

 

「するする。超するさ。ありがとなー」ナデナデ

霞「ふふんっ♪って頭撫で…あちょっ…そこ弱っ…はうんっ…//」

 

 

「よし、これで解決。」ペタ

 

熊野「いや提督、今までのコントにも似た茶番劇を0から100まで見てたんだから何も言い逃れ出来ないよ…」

 

紙の目を胸元に貼って自信満々にそう熊野に言ってみるが、どうやらダメなようです。

 

「…まぁ、ですよね。」パチリ

 

観念して目を開ける。

 

 

 

「…うん。確かに顔が蕩けてますね。」

 

熊野「…でしょ?」

 

改めて2人で鈴谷と顔を見てみる。確かに顔が紅く火照っており、目がとろりとしていた。

 

熊野「…提督…あんたなんかした?」

 

「人聞きの悪い。ただロープで縛っただけよ」

熊野「もはやそれが原因なんじゃない…?」

 

これが原因?馬鹿言え、よく縛ってるぞ。…いやこれは語弊があるな。悪さした時に縛ってるぞ。軽めにだけど。

 

「…試しに触ってみれば?」

 

熊野「え?で、でも大丈夫?…な、なんか爆発したりとか…」

「お前鈴谷が核兵器のスイッチか何かと思ってるの?」

 

 

 

 

熊野「そ、それじゃ…失礼しまーす…」ススッ

 

「爆弾処理みたいな動きするね」

 

ピト

 

鈴谷「…………?」

 

熊野「あ、あれ?」

 

「ほれみた事か。何も起こらないじゃないか。やっぱり目の錯覚だったんだよ。熊野もませてますなぁー」

 

熊野「ま!ませてなんかないわよ!?//そ!それよりも!提督が触れてみたらどうなの!?あたしのなんか反応変わるかもしれないわよ?」

 

「はぁ?そうやって言い逃れしようとするのは良くないと思うなぁー…仕方がない。これでお前の目が淫乱ギャル目だという事を証明してやろう」

熊野「誰がギャルよ誰が!!」

 

ピト

 

鈴谷「…………」

 

「ほーら!この淫乱伊達ギャル眼鏡!」

熊野「伊達も眼鏡もどっから来たのよ!?」

 

鈴谷「…あのさ、普通に考えて散々目の前で茶番されたのに反応しろってのが無理な話じゃない?」

 

『キェェェェェェェシャベッッタァァァァァァァァァ』

鈴谷「話聞きなさいよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「つまりサイボーグガンのガンは胃ガンのガンと」

明石「すいません意味がわかりません。」

 

場所は変わってここ、旧工場。またの名を明石の自宅。

 

明石「…その、いきなり来るのは全然構いませんし、私的にも提督と話せる貴重な時間で全然ウェルカムなんですけど…お願いですから意味のわからない会話から入るのはやめてくれますか…?」

 

「なんでさ」

明石「いや普通に考えて…」

 

「ちぇー。まぁー、気をつけるさ。…気をつけるだけで『やめないとは言ってないとか言ったら私でも怒りますよ…?』反省してます」

 

明石「全く…それで?急にどうしたんですか?」

 

「いや深い意味は無いよ。たまたま近くまで来たから寄ってこうと思ってね。」

 

明石「…ただでさえここら辺に近づく艦娘が極小数しか居ないのにたまたま…?」

「提督にも色々あるのよ」

 

決して鈴谷の胸に触れて追いかけられてたとかじゃないよ。その際に熊野を囮にしてものの数秒で大破したとかじゃないよ。マジで。

 

ちなみにその際はダッシュしながら手持ちのスマホで事務室にいる夕立に電話して風呂にぶち込むように言ったから何とかなってると思う。

 

俺、変な所で器用なんだ★褒めてくれないか?ニヤリ

 

『わぁー★キモイね★』

(はっ倒す★)

 

明石「それで?寄って何をしようと?…ハッ!?//まさか他の艦娘が来ないことをいい事に私にあんなことやこんな事を!?//」

 

「お前の頭はエロ同人誌か。んなわけないだろ」

明石「ですよねそうですよねぇ…提督は変態の癖にそういう所には一切興味ありませんもんねぇ…」

 

「変態は認めるが、何も興味が無いわけじゃないぞ?…ほら、女だらけの職場でんな伝家の宝刀盗み出すこと出来ないというか。」

 

明石「提督のそれはなまくらの錆びれ刀ですけどね」

「だまりんす。てか誰の股間が糸こんにゃくだって?立派に秋刀魚だわ。すいすい泳げるわまだ。」

 

明石「本当ですかぁ?泳いだ瞬間溺れるんじゃないですかぁ?」ニヤニヤ

 

「安心しろ。持久戦には余裕がある」ド-ンッ

 

明石「……あまりそこを威張る人居ませんよ…」

 

「そんな事より、へん…趣味の機械弄りはいいのか?」

 

明石「今明らかに変態って言おうとしましたよね?」

 

「そんなことはないぞ。変態弄りも列記とした機会だ。思う存分趣味したまえ。」

明石「わざとですよね?めちゃくちゃ混ざってますよ?提督の左腕サイボーグに変えますよ?いいんですか?」

 

「あ、まじぃ?片手サイボーグとか男のロマンプリプリやん。頼むは」

明石「もうやだこの提督……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「弓撃ってその矢が偵察機とかになる原理がぜんっぜんわかんないんだけど加賀はわかんの?」

加賀「いいえ。全然全く私にもなんのこっちゃです。」

 

「即答すんなよ…」

 

またまた場所を変えて今度は弓道場。その一角で黙々と弓の練習をしている加賀さんの横であぐらをかいてその様子を見守ってる。否、邪魔してる。

 

効果はいまひとつのようだ・・・

 

加賀「てか珍しいね。…提督が弓道に足を運ぶなんて。…初めて…じゃない?」スパンッ

 

「そうだねぇ。ここに来るのは初めてだね。お隣の剣道には何度かこんにちわしてるけど」

 

実は言うと、弓道場と剣道場はお隣さん同士だったりする。んでもって、剣道は夕立とか時雨とか天龍とかと一緒に毎日のように行ってたから、弓道場には初めましてなのである。

 

「しっかし、弓道場なだけあって、剣道場より和を意識してるんだな。」

 

加賀「そう…ねっ。…ここは元々茶道でもあったから、和の面積が色濃く残ってるのも、そのせいね。」スパンッ

 

「さ、茶道なんてあったのか!?」

 

加賀「随分昔の話しよ。艦娘達の娯楽の場所。…最も、前任が道具に安らぎの空間など要らん!といって、撤去されてしまったのだけどね」

 

「つくづくクズでアホだな…前任の提督は…」

 

加賀「それに比べて、今の提督は素晴らしいわね。…少しではあるけど、皆に慕われて、施設も料理もお風呂も何もかも完備して、充実して…」

 

「当たり前の事を褒めてもなんも嬉しくないぞ…?…食が満足じゃなければ人はやる気を出せない。…汗で濡れた体をスッキリ出来ないだけで、清潔感やパフォーマンスが機能しなくなる。…どれも必要なことで、どれも当たり前のことだ。前任が変なところでけちってたと思ってくれればいい。」

 

加賀「…だからこそ…よ。…私は提督には感謝しきれないほどの恩がある。…それを返せるかは…分からないけど、返せるようには努力してる…つもりよ。」スパンッッ

 

「…その練習も、その恩返しするための積み重ねって奴か?」

 

加賀「いいえ?これは日課」

「そこは嘘でも積み重ねって言えよ…」

 

加賀「…積み重ねよ」

「もうおせぇーわ」

 

加賀さんって…クールなんだけどどこか抜けてるんだよなぁ…こう…ポンコツというか…なんというか…

 

 

 

?「…あらぁ?こんな所になんで提督様がいるのですかぁ?」

 

加賀「…瑞鶴…」ギリッ

 

「んぁぁ?おっ、君とは初めましてだよね。こんちゃー」

 

お茶を啜ってる時にそう後ろから声をかけられたので、後ろを振り返ると、薄緑色の髪を、ツインテールにしたお胸ぺったんこの可愛らしい女の子が腰に手を当てながら俺を見下していた。

 

背中に弓矢を携えてるあたり、こいつも加賀と同じ空母かな?

 

『いんや?あやつは軽空母じゃよ?』

 

(いきなりめっちゃ喋るな。…てか空母と軽空母って具体的に何が違うの?)

 

『…強さ?』

(お前も分からんのかいっ)

 

『正直な所な。…ぶっちゃけ、軽巡洋艦に偵察機能携えましたー!ってのが、軽空母だと解釈してる』

 

(随分ぶっ飛んだ解釈だな…まぁー言うて俺も、そう言う考えなのだが…)

 

『ワシのこと言えんやん』

(そりゃー…まぁー…うん。)

 

 

 

瑞鶴「へぇー?提督様は随分とお暇なんですねぇー?こんなたかが1人の空母に時間を割いて!」

 

加賀「瑞鶴!!」

 

っとと、意外と突っかかってきますねぇ。…それと様って呼ぶ時に覇気が強くなるのは、煽りとみた。…まぁースルーしますけど。…気に食わない訳では無いしね。

 

てか加賀さん、鬼の形相過ぎない?なに?仲悪いの?この2人…まぁーいいか。

 

「たかが?…面白いことを言うね。俺は仲間の1人である加賀と雑談してただけだよ。…お邪魔だったかな?」ニコ

 

俺がそう優しく言葉を飛ばすと、なにか驚いたように目を見開いた。そんな俺おかしなこと言ったか?

 

加賀「っ!提督!!」

「まぁまぁ♪そんなに怒るなって♪…眉間にシワがよって大変なことになりますよー?」ニコ

 

加賀「っっっ!!……はぁぁ…私が怒鳴った所で何も変わりませんよね…もう好きにしてください…」

 

「あいあいさー」

 

瑞鶴「っ!?…ふ、ふんっ!随分落ちたようね?」

 

加賀「…なんですって?」ギリッ

 

瑞鶴「提督なんかに尻尾をブンブン振っちゃって!そんなにそのへにゃちょこがいいのかしら!?」

 

加賀「………」

 

瑞鶴「…なっ!なによ!なにか言い返してみたら!?」

 

加賀「…いえ…特に何も。…それに提督の前ですし…言うのも疲れるわ…」

 

瑞鶴「っっ!あんたは!!」

 

「あのぉー、お取り込み中の所悪いんですけど…」

 

瑞鶴「あっ!?何よ!?」

 

「…瑞鶴さん…って名前…だよね?…なんかごめんね?その…君達のテリトリーに勝手に入って…」

 

瑞鶴「へ?あっ…いや別にそこに怒ってるわけじゃ…」

 

「え?あ、そうなの?…よかったぁ…なんか邪魔してる気がしちゃってさ…そうじゃなきゃ良かった♪…ここで見ててもいいかな?」ニコ

 

瑞鶴「……すっ…好きにすれば?」

 

「おう!んじゃ好きにしてるな!」ヨッコラセット

 

そうして俺は再度、腰を下ろす。

 

 

 

 

 

 

 

 

瑞鶴「………」スパンッ

 

「ほぉ…うまっ…加賀より上手いんじゃねぇーか?」

 

加賀「なんか言ったかしら?」グギギギ

 

「痛い痛い痛い…もげる…耳もげる…」

 

な、何なのこいつ…提督の癖に私の事ぜんっぜん罵倒してこないし…ぜんっぜん私の事…叱ってこないし…

 

瑞鶴「…」スパンッ

 

「うおっ!?また真ん中射抜いたぞ!?おい加賀!すげぇーな!瑞鶴って子!」

 

加賀「…私にも出来るから。……あっ」

「…よーし。何も見てないぞー。うん。何も見てない」

 

加賀「…うっ…うんっ…た、助かるわ…//」

 

それに…あの加賀よりも私の事褒めて…こんなの、初めてだわ…

 

 

何をやっても私らは加賀や赤城さんと比べられて…私らは二の次3の次…それこそ、罵倒だって貰った。

 

暴行もされた…嫌なことも…たくさん…たくさん……なのにっ…

 

瑞鶴「…」スパンッ

 

「おっしぃ!今の射抜いてたら3連続だぜ!?」

 

加賀「…はっ!」

「はいおしおき」コツンッ

 

加賀「あうっ…じ、地味に痛い…」

 

「そりゃ、痛くしてるからな」

 

どうしてっ…どうしてそんなに褒めるのっ…!悲しむのっ…!

 

瑞鶴「…」スパンッッ

 

「うがぁぁ!真ん中からすこしずれたぁぁ!てかすごくね?真ん中的確に射抜けるってまじやばくね?」

 

加賀「…それぐらいの精度がなきゃ、空母や軽空母はやっていけないのよ。」

 

「でも加賀、さっきからノーコンじゃん」

 

加賀「………うるひゃい…//」

「あ、噛んだ。」

 

なんで自分の事のように騒げるの!?やめてよ!これ以上私を……!!

 

瑞鶴「…!」スパンッッ

 

「うがァァァ!!外れたァァァ!!」

 

瑞鶴「うるさいっっっ!!」

「えっ…あ…ごめんなさい…」

 

瑞鶴「なんなの!?なんなのあんた!!意味わかんない!」

 

「…え?」

 

瑞鶴「っっ!!イライラすんのよ!!なんで加賀じゃなくて私を見るのよ!?なんで自分の事のように騒げるのよ!!なんでっ!!なんでっっ!!」

 

「え?だって、加賀のはさっき見てたし、せっかくなら、他の子が撃つ姿もみたいじゃん?」

 

瑞鶴「っっ!!」

 

どうして…

 

「それに、瑞鶴の撃ち方には加賀と違った撃ち方だからね。見てて飽きないのさ。…それに狙いも正確。時たま外れちゃうけど、ま、そこは人間ですしね。失敗する事もありますって!ね?」ニコ

 

瑞鶴「どうして…よ……」

 

「へっ?」

 

瑞鶴「…どうして…私を見るのよ…前任なんて…私の成果なんて見てくれなかった…私の努力も…功績も…何もかも…そこにいる加賀に取られた…赤城さんに取られた…お前はこいつらの下位互換だって…だから私は…私はっっ…」

 

「…前任と俺を、一緒にすんな。殴るぞ?」

 

瑞鶴「っ!?」

 

「前任がクズで最悪なのは分かるけどよ?それを同じ職業である俺に八つ当たりされても困るぜ…」

 

瑞鶴「ちがっ…そういうつもりじゃ…」

 

「そういうつもりだろ?…何も自分が下だって決めつけて、その苛立ちを、その考えにさせた提督って言う俺に八つ当たりしてる。」

 

瑞鶴「っっ……」

 

…私はただ…加賀さん達の方が上手いんだって…その言葉が聞きたくて…それで私が納得できるって…

 

「自分勝手だよ。…瑞鶴は」

 

…自分勝手…確かに…そうだ…ね。…私は…私を納得させるために…提督を煽って…それで…それで……

 

「前任に酷いことされてるのは分かってるさ。…だけどそれを俺にも当てはめないでくれよ…。俺はただ瑞鶴の弓道姿がかっこよくて、見てたんだから」

 

瑞鶴「っ!?」バッ

 

「姿だけじゃない。さっきも言ったとおり、射抜くまでの冷静さ、集中。その全てがかっこよかったら、見てたんだ。加賀にはないその顔がかっこよかったから、見てたんだ。」

 

瑞鶴「わ…たしが……加賀より…かっこ…いい?」

 

な、なんの冗談を…

 

「それだよ。」

瑞鶴「へっ…?」

 

「加賀といっつも比べてる。」

 

瑞鶴「だっ…そっそれはっ…前任が…」

 

「俺はお前に加賀より劣ってるなんて一言も言ってないが?」

 

瑞鶴「っ!!」

「むしろ今日が初めましてだよ。こんにちわ」オジギ

 

瑞鶴「なっ…へ?」

 

「…何が言いたいかって?…お前は瑞鶴であって加賀じゃない。加賀と比べるより、自分自身で比べろ。…悪いのを全て加賀より劣ってる。を理由にするな。いいな!?」

 

瑞鶴「えっ…えと…」

 

「…俺はお前の射抜く姿がとても好きだ」ニコ

 

瑞鶴「っ!?//」

 

「それは加賀には出せない味で、瑞鶴にしか出せない良さだ。…そう言った物を見つけていけ。小さくてもいい。自分は自分だ。自分のいい所をいっぱい探していけ!瑞鶴を構成できるのは、瑞鶴自身なんだから!他人と自分を比べるな!はい!説教終わり!」パンッッ

 

そう言って、提督は手を合わして、パチンっと音を鳴らす…

 

「…これからは、自信を持って射抜いてみろ。…誰か…なんて想像すんな?…自分自身だぞ?…あと、これはただの応援な。」

 

そう言うと、提督は立ち上がって、出入口のドアに手を当てると、私に振り返って…一言

 

「頑張れよ。…期待してる」ニコ

瑞鶴「っっ!!」ブワッッ

 

そうして…彼は静かにドアを閉めてその場を去った…

 

瑞鶴「…………」

 

加賀「…分かったかしら?あれが、今の提督よ…」

 

瑞鶴「……うんっ…♪…何となくだけど…分かったよ…♪」

 

加賀「チラ…そっ。…これからは私に当たるんじゃなくて、提督に当たる事ね…」

 

瑞鶴「…んっ…♪…そうする…♪」

 

期待してる…かっ…そんな事…初めて言われたかも…いや、初めて言われた……

 

 

何よっ…なんなのよっ…そんなの言われたらっ…

 

瑞鶴「…よしっ…♪」スパンッ

 

 

 

やる気…出ちゃうじゃないっ…♪




7400文字ですって奥さん♪…張り切りすぎちゃった…燃え尽きだせ…真っ白にな…

あと多分だけど、瑞鶴はこんなキャラじゃない。うん。多分こんなキャラじゃない。…しかしそこはキャラ崩壊タグ!万能崩壊タグ!もう素晴らしいね!

みんなもキャラに自信が無いよー!うぇーん!って時は、キャラ崩壊タグをつけよう!そしたら何事も許される!しかし許されない時もある!その時はぁぁ!

ドンマイだァァァ!!ァァァァァァァァ!!クビシメハムタロウ

ま、まぁ、こんな頭おかしい高校生(ほぼ中卒レベル)の俺でも描き続けられて、なんやかんやかけてるんだから!書ける書ける!

こう、ちょっぴりの国語力と、膨大な想像力があれば書けるから!ほれ!そこの君もレッツ書き書き!

え?膨大な想像力がありません…だって?なろう系小説を見れば、君も今日から異世界マスターSA★(ダメな方向)

とりあえず、俺がただ単に想像力だけで書いてるということがバレたということでね、はい。異論は認めるよ。反論はしないけど。

次回!作者死す!次回も!デュエルスタンバイ!(恐らくマジで6ヶ月ぐらい音沙汰無くなるか、小説熱が上がって3週間以内あげるか、五分五分です。むしろ今回が奇跡です。令和初の奇跡です。あ、当社比ね。(当社比)と付け足しておこう。

んじゃま、次回まで、末永くお待ちくださいな!アディオース!…失踪しt((ゴフッ…


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シリアスだかシマリスだか分からないけど瑞鶴さんと話してるだけの回!!

おーい誰だァ?空母である『瑞鶴』を軽空母とかほざいたにわか野郎は?…………反省してるから許してください。何でもはしません。

ま、まぁ、そ、そういう事もあるって事ってばよ(震え声)


正直、感想で指摘されてなかったらマジで気づいてませんでした。まじほんと、感想で指摘してくれてありがとな。俺の事思いっきり殴っていいから。

頭のおっさんにもきつく言っておきます(ゴフッッ!…なんで…アベシッッ

そんでもってタイトルはいつも通り適当だぜ!
任してくれ(???)


瑞鶴「………」

 

「………ん?」

 

瑞鶴「…?…何よ。」

 

「いや、なんでいんのかなぁって」

瑞鶴「なに?あたしが居たら困るわけ?」

 

「滅相もございません。」

 

こちら、先日説教した瑞鶴さん。

 

平日の昼下がり、今日は珍しく皆非番。そもそも海域の開拓もしてなければ、遠征も全くしないうちでは、非番なんてしょっちゅうなのだ。ただ単に今日は本部から送られてくるはずのゴミが珍しく届いていないため、書類整理をしなくていいというのがでかい。

 

まぁー、秘書艦すら居ないのは初めてなのだけどね。誰かしら居るからね。鈴谷とか鈴谷とか山風とか。

 

しかしこの扉をノックして入ってきたのは、今も俺の斜め後ろのパイプ椅子に座る瑞鶴さん。なんでも『暇だからきた』との事。…先日会っただけで、暇だからきたと言われるようになるとは、思わなかった。

 

 

瑞鶴「…いつもこんな感じなの?」

 

「いや、今日は本当に珍しい日だな。いつもなら目の前のソファーで時雨やら夕立やらがトランプしてたりしてるぞ。」

 

そう言って目の前の白いソファーが二つ並んでるところを指さす。

 

瑞鶴「…ふーん。結構適当なのね」

 

「適当…ちゃー適当だな。…真面目なら、週に一度君達を遠征に行かせてるからね、」

 

瑞鶴「むしろ行かせなくていいのかしら?…ここ2ヶ月…いえ、あんたが来てから、あたしらは遠征はおろか海域の1つすら増やしてないのよ?1番の疑問は、そんな長い期間遠征をしてないとなれば、備蓄の方がそこを尽きるんじゃない?」

 

「それについては心配ご無用!」

 

瑞鶴「……はぁ…?」コテ

 

俺が歌舞伎っぽく手を突き出してポポンっと裏でSEが流れてるであろう顔をすると、すっごい冷たい目線で俺をジト目で見てきた…泣きそう

 

「…ゴホン。備蓄については妖精さんの方が最近開発した自動増殖機っていうまんまな機械を作ったらしくてな、それで今は余りある資源がわさわさある。」

 

瑞鶴「……は?」

 

んまぁーそりゃ、名前通りといえば、無限に資材を生み出す装置を、妖精さんたちが自ら開発したということになる。…口で説明しても、分かるもんも分からないだろう。…なので。

 

「エビバディカモン!イェェェェェェェ!!!!」パチンッッ

瑞鶴「」ビクッ

 

俺がそんなに奇声じみた声を上げながら指パッチンをする。その声にびっくりしてビクリと肩をびくつかせる瑞鶴さん。可愛いっすね。

 

{ひゃっっっはァァァァァ!!}バァァァァァンッ

 

そんな世紀末の世でモブ枠してそうな声を上げながら窓から現れる黄色い帽子に安全第一と書かれたのを被った妖精さん。

 

「やぁー、作業中呼び出してすまないね。」

 

{なになに!提督さんの呼び出しなら喜んで!♪…察するに、僕達が開発した資源無限増殖機についてこの子に教えてやってくれと言ったかんじだね}ニコ

 

わぁーすごーい。まるで心を見透かされたような完璧な返答が帰ってきたー。僕怖い()

 

そうすると、先程世紀末のように現れた妖精さんに目を丸くしてるのもつかの間、その妖精さんに『こっちこっち!』といって引っ張られる瑞鶴が『わわわ!?』と慌てたような声を上げて引っ張られていく。

 

まぁー、妖精さんたちって、体格で舐められガチだけど握力は成人男性並だからね、そりゃ、それぐらいなきゃ装備の整備もおろかなにかすることもできやせんぜ。

 

てか、そうか。瑞鶴って空母か。だから彼女らの声を多少なりとも判別できるのか。…多分あの世紀末声は言語を理解できなくてもわかると思うけどな…後ろにバァァァンッってテロップ見えたもん。

 

誰だろうな。空母を軽空母って言ったやつ。マジで。

 

『…………』

(なんか言えよ)

 

どうやら無言を突き通すようだ。そこら辺小賢しいなこの爺さん。

 

 

 

 

 

 

 

ガチャ

 

「あ、帰ってきた。おかえりー。どうだった?」

 

瑞鶴「…さっぱり全くもって分からなかったわ」

「ははっ☆だよね☆俺もわからんっ!」キリ

 

一応、ここを管理するものとして、妖精さんにこういった装置は採用か不採用かってのを委ねられるのだが、機能面では文句なしだったし、何も問題ないのだ。

 

まぁーしかし…なぜその装置を作ろうとしたとかの経緯やらが曖昧というか、よく分からないので、諦めるしかない。

 

機能面だけ見れば文句無し。だが構造の説明とかされるとパンクする。俺なら尚更だ。

 

瑞鶴「…ふぅぅっ」ボスッッ

 

目の前のソファーに疲れた…と言った感じで腰を落ち着かせる。随分長い事話してたわけだから、色々疲れたのだろうな…分かるよ。その気持ち。俺も小一時間ほど説明を受けたが、まるで意味がわからなかったからな。

 

「…お疲れ様です」コト

 

瑞鶴「っ!……あんた、本当に提督なわけ?」

「へ?何がだ?」

 

俺がそう一言漏らしてハーブティーを彼女に差し出すと、驚かれた顔をされると、そう呆れたように言われてしまった。なんか変なことしたかね…

 

瑞鶴「……ありがと」スッ

 

「ん…?おうっ!」ニコ

 

瑞鶴「…………」ズズズッ

 

お礼を言いながらハーブティーを飲み込む瑞鶴にニコッと笑って素直にお礼を受け取る。…いやだからなんでそんな微妙な顔するんだよ。

 

瑞鶴「…んっ…美味しい…」

 

「だろぉ?お茶とか紅茶を入れるにはちと自信あるんだぜ?これでも、ここの提督だからね!お茶の1つや2つ、入れられなきゃ困りますぜ!」

 

瑞鶴「ふふっ…なによっ…それ♪」

 

「これか?お茶を入れる執事の真似」

 

瑞鶴「ふふっ…あはは!あんたバカァ?♪」

 

「馬鹿だから出来んだろうが」ニコ

 

俺の頭おかしい行為に手を口元に持っていきクスクスと笑う瑞鶴。俺もニコッと笑って、そう口ずさむ。

 

瑞鶴「……あんたはさ、なんで提督になろうって…思ったの?」

 

「俺?…んー…なんでだろうな!…強いていえば…成り行き…かな♪」ニコ

 

瑞鶴「…はぁっ…?」

 

俺のその返答に、はい?っと言うように首を傾げる。

 

「鈴谷から聞いた。提督ってのは、素質あるものから選抜されて、3年間の訓練を得て、この職業に就くってね」

 

瑞鶴「それが当たり前でしょ?」

 

「ところがどっこい!…俺はただの一般人だよ」ニコ

 

瑞鶴「なっ!?」

 

「銃の扱いは愚か、君達の専門知識すら分かっちゃいない。…知ってるのは、昔に殺めた人の重さと、その後悔、反省だけさ。それ以外は、本当に人としても分からない」ニコ

 

瑞鶴「………」

 

ここの子達のおかげで、昔の事には踏ん切りがつけた。彼女らが俺を助けてくれたように、俺も、知らず知らずで彼女らを助けていた。

 

夕立に言われた。提督は優しい人だねって。でもそれは違う。…俺だって優しく生きたかった。過ごしたかった。でも、実際は空っぽで、臆病で、逃げてばかりだった。

 

時雨に言われた。提督はすごい人だねって。それも違う。元々すごい人じゃなかったんだ。ここにいる子達をまもりたいと、そう思えるから、すごい人になろうと努力しただけだ。

 

そうさ。努力すれば、人は誰だって変われる。変わっていけるんだ。どれだけ小さなことでもいい。ちっぽけだっていい。笑われたっていい。ただ諦めなければ、誰にだって希望はある。

 

俺は1回諦めて、自分の過ちを忘れた最低な男さ。…でも、だからこそ、俺は彼女らを救えた。同時に、彼女らもそんな俺の過去を聞いても、過去は過去だと割り切ってくれた。

 

瑞鶴の悩みも、きっとそこだろう。あの時説教をして、晴れたと言っても、何も成果をあげていない人間にあーだこーだと言われても、それはただの言葉でしかない。本当の意味では、この子は、この子にももっと、闇を抱えた子達は分かりもしないだろう。むしろ、何を知ってるんだと怒るだろう。だからこそ…

 

「…それでも、俺はこの鎮守府につけたことを、誇り思う。提督になれたことを、嬉しく思うよ」ニコ

 

瑞鶴「はっ…物好きね…提督は。」

 

「かもな♪…でも、瑞鶴も、元々は鈴谷や加賀も…ましてや駆逐艦である時雨や夕立だって、提督という名の俺を嫌っていた。人間そのものを嫌っていた。」

 

瑞鶴「……」

 

「でもさ、それはあくまで前の人間…前の提督がクソだったからだ。今はそいつはどこで何をしてるかも分からないし、知る必要も無い。それでも奴が与えてきた傷は、君達の心に、体に、深く根を張って蝕んでいる。……でも、それでも時雨や夕立達は、俺を信じてると言ってくれた。」

瑞鶴「……」

 

「加賀や鈴谷は、俺を支えると笑顔で言ってくれた。…それは俺が知らず知らずに救っていた証拠なのだ。…どれだけダサくても、蝕んでいても…救えるやつは救えるんだ。だからこそ、俺は提督で居られる。」

 

瑞鶴「…意味わかんない」

 

「だな♪…俺も考えながら呟いて、言葉に出してるが、分からないさ。…それでも、こんなみんなの心が淀んでる鎮守府でも、笑顔は生まれるんだ」ニコ

 

瑞鶴「!……そう…ね。少なくとも、あんたが来てからは、笑顔は…絶えないわね。」

 

「…どれだけ小さくてもいいんだ。今はまだ少人数でも…信じてくれる人が居るってだけで、儲け話さ。」ニコ

 

瑞鶴「…提督は…強い人ね。…私なんて」

「違うぞ、瑞鶴」

 

瑞鶴「え……?」

 

「強い人なんかじゃない。…強くなろうとしたんだ」ニコ

 

瑞鶴「っっ!」

 

「まっ、ような痩せ我慢さ♪優しくはなかった。でも、ここに居るみんなを笑顔にしたいから、自然と優しくなれた。…強くなれたのも、ここを大切に思うからこそ強くなれたんだ。何より、君達と一緒に歩みたいからこそ、俺はさらに強くなりたいと思うんだ」ニカ

 

瑞鶴「……」

 

「君たちを先導するのは我々提督だ。そんな奴が彼女らを人間じゃないと蔑んで何になる?疑心暗鬼にさせて何の得が得れる?…ないだろう?…だから信じるんだ。信じて、信じ抜いて、互いを知り合う。…人外?馬鹿言え、考えて行動をしてるじゃねぇーか。俺ら人間と変わりねぇ。兵器だ?いいや違うね。君たちはかわいい女の子だ。断じて兵器でも何でもない。君達はかわいい女の子で、一人一人個性がある、大切な仲間だ!」ニコ

 

瑞鶴「っっ…提督は…本当に…おかしい人…ですね…♪」

 

「……提督とは、最も頭おかしいヤツがなるに相応しいんだよ。…俺みたいにな」ニコ

 

瑞鶴「ふっっ…あはっ…あっはっはっ……♪…本当に…変な提督…でも、嫌いじゃないよ…。」

 

「…なぁー、瑞鶴」

 

瑞鶴「…ん?…なに…かな。提督」

 

「俺の夢な、みんなが胸を張って、笑顔に帰れる…誇りに思える…そんな鎮守府を目指してるんだ。」

 

瑞鶴「っっ!!」

 

「…当然、今の世の中、そんな事を良しとするものは、万に1つもいないだろう。愚行と、愚か者と蔑まれるだろう。…瑞鶴はどう思うよ。この考え」ニコ

 

窓を背にして、そう瑞鶴に問いかける。

 

瑞鶴「……最高に…素敵な夢…ね♪…むしろ…あたしら艦娘の夢でも…ないかしら?」

 

「そりゃ、大前提はお前らの笑顔だ♪…俺の笑顔だけじゃ、到底理想にはたどり着けやしないさ」ニコ

 

そう、朗らかに笑ってみせる。ふふっと一呼吸置くと、俺と同じように窓の前に立つと、一言

 

瑞鶴「…あたしは信じるよ。…なんか、あんたなら出来そうな気がするから…♪…馬鹿な話でも、無謀な話でも何でもない。現にあんたはここに来て、多くの事を変えてくれた。妖精さんだって住み着いている…♪」

 

ふぅーっと呼吸をまた挟むと、俺に体を向けて…

 

瑞鶴「…本当は心のどこかで…あんたのような人を待っていた…のかな♪…あたしらを人間とみて、あたしらを1人の女の子としてみてくれる人を…さ。でも、そんな人現れないと、居るはずないと割り切って、あたしはこの世界を恨んで今まで戦ってきた。…何を守るのか、何のために生きるのか…戦うのかも忘れて…ただ必死にこの世に抗ってた。…でも」グッ

 

「んおっ…?おぉっ…?」

 

瑞鶴「…私にも、生きる意味が出来た。守るものが出来た!…私の生きる意味は、あんたの、提督の夢を叶える為に!守るべきものはここ!私らの鎮守府!…あんたが私に与えてくれた夢と希望さ。…せいぜい、裏切らないでね…?♪」

 

グイッと俺の左腕に絡んでくると、ぎゅっと掴んで、そう上目遣いで俺に言ってくる。

 

「ぐっ…善処…するよ…」ニコ

 

俺はそんな彼女に引きつった笑顔を向けて、そういうことしか出来ない。ここで『いやーちょっとまだ分からないっすねぇーw』とかネタぶちかましたら、この子に射抜かれると思ったから。そう答える。

 

瑞鶴「…にししっ♪言質…取ったからね…提督♪」ニコ

 

「…おう…頑張ります…」

 

瑞鶴「うんっ…頑張って!…提督♪」ニコ

 

なんだろう。このどうにも出来ない感情は。とりあえず俺はこの瑞鶴の笑顔を見ながら、現実逃避でもするか…

 

 

 

そのご、どっから現れたのか分からない鈴谷に腹パン喰らいました。…なんでやねん。

 

 

 




瑞鶴のキャラ崩壊が止まらない!しかしやめられない止まらない!!か~っぱっ(ホゲッッ

恐らくだけど瑞鶴のキャラって霞と叢雲足して割った感じでしょ?多分そんなキャラだと思う。ツンデレ+真面目…みたいな?曙には似ても似つかないみたいな感じ。

まぁ、これも原作とは違うってことでね。創作。そうさ、創作の醍醐味ってな!…俺が語るなって言われそう。はい、口チャクしますね。ミッフィーになります。・×・

ってやかましいか。謝ります。……サーセンwwwアベシ

それと友達に言われました。『お前シリアスタグつけないの?』って。言うてシリアス要素ないと思ってるんですけど、え?あるんですか?(すっとぼけ)

むしろ俺の書くようなシリアスで涙を流してくれる人はこの世に存在しません。するとしたら本当に純粋無垢な心が綺麗すぎて色々損をしてる人しかいない気がする。

さーてと、恒例のあとがきでさんざん言うコーナー(仮)を終えた所でね。次回はありません。失踪します。アデュー。

ゴフッ!…ま、まぁ…また気が向いたら書きます…はい…頑張ります(白目)


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演習の誘い?…キマシタワ-(何が?)

…さぁーてと、そろそろ本気出すかぁ…


「んんっ?んだこれ?」

 

ある日の朝、いつも通り我が鎮守府のポストに無造作に入った仕事(ゴミ)の山を持ち出す。よいしょっと持ち上げた時に、はらりと何処かのファイター宛のような紋章のついたシールがついた手紙が落ちる。

 

「……妖精さん、ちょっとこれ持っていつもの場所に運んどいて。」

{分かりました♪}

 

「うん♪ありがとね?」ニコ

 

俺の後を着いてきてくれた数人の妖精さんにそう伝えると、笑顔で受け取ってくれると、パタパタと持ち出して言ってくれた。

 

 

「……」

 

俺宛に届けられたその紙を俺はソッと開け、目を通す。ざっくり伝えると、演習の誘いのようだ。こちら側にペナルティがない、至極真っ当で、正当な手続きをもして行われる、練習試合。…だが

 

「この一文がなければ…な。」

 

それは文の中心文、その部分だけ何故か赤い文字記入された『なお、この演習結果は上に報告する。』との一文。なぜその部分だけを赤黒い字で証言したのかは、何となく察しがつく。

 

凡そ、下手な事をすればお前の寝首を掻っ切る…というあからさまな挑発行為だろう。

 

まぁ、そもそも前回の演習も別に下手な事はしてない。俺は彼女達に作戦を立案し、それを実行しただけだ。それを成せたのは彼女らの実力が充分以上に備わっていたということ。俺は彼女らに助けられただけだ。

 

「…さぁーてと。この紙は見せないでおこうかね。後々面倒くさそうだ。…鈴谷辺りとかな。」

 

俺は招待状であるその封筒、それと一緒に同封されていた相手先の鎮守府の住所を抜き取り、コンロにぶち込む。

 

「んーー!はぁっ!…まずはメンバーへの相談と作戦について…だね。っても、目星は着いてるんだがね。」

 

灰となって消えていく紙を見送ってから、一つ背伸びをする。こんな澱んな紙を見たあとだって何、俺の真上で今もサンサンとキラめく太陽は、すごく眩しく、暑苦しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴谷「演習の誘い…また…ですか?」

 

「まぁまぁ!そんな卑屈になるなって!今回は正当な申し出さ!何も悪いことはおきねぇーって!」ニコ

 

そんな『まーたバカが出ましたか…』みたいな表情しないでよ。最近鈴谷さん、なんか俺以外の人達に当たり強くない?カルシウムたりてますぅ?

 

加賀「…まぁ、その演習って事は分かったわ。…今からメンバーを集めればいいのでしょう?」

 

「あーちょいまち。…前回の編成…つまり、君たち二人は今回お留守番だね」ニコ

 

『はぁ!?どうしてよ!?』

 

俺がそうニコッと笑って言うと、2人から思いっきり胸ぐらを掴まれた…

 

「ちょっ、ギブミーギブミー!俺の首折れちゃう!二人で頭ゆらさないでお願いだから!!頭取れる!!」

 

ブンブンと首元からなっちゃいかん音鳴ってるて!俺のクビ吹っ飛ぶ!消えちゃう!!

 

鈴谷「どうしてよ!?あたしはあんたの秘書なのよ!?」

「だからこそだ」

 

加賀「理解不能。前回の私たちのコンビは最強だった。だったら次も!」

「同じ策が通用するなら、今頃人類は深海棲艦っていう化け物に侵略されちゃいねぇーよ」

 

加賀「っっ!…ですがっ」

 

「…確かにお前ら二人のコンビは強い。鈴谷の圧倒的なサポート能力。加賀の何処へでも瞬時に飛ばせる機動力、応用性、凡庸性。確かに二人がいれば、相手なんて怖くないのかもしれないな」

 

『でしたら!!』

「だがっっ!!…だが、それはお前ら二人の力なだけで、鎮守府全体の力じゃない。」

 

珍しく俺が声を荒らげたことにびっくりしたのか、強く強ばっていた肩の力が一瞬緩くなった。

 

「…無論、お前らも大事な鎮守府(ここ)の仲間だ。…だけどな?なにか面倒事、争い事をする度に君ら2人の力を借りてちゃ、他の子達が報われない。それに、俺はまだまだここの子達と仲良くない。…だから、君たち以外の子達にも、活躍の場を持たしてやりたいんだ。例えそれが望まれてなくても、俺はそうしたい。将来彼女たちが笑顔になるためにな、必要な事だから。」

 

鈴谷「っっ…」

加賀「……」

 

俺のその言葉に、出かけた言葉を飲み込み、握り拳を証明する。

 

分かってる。この2人は俺の事をとてもよく思ってくれてる。こうして演習に率先して参加の意を証明してくれるってのは、それだけ俺の事を信用してくれているということだ。

 

だが、悪くいえば俺はこの2人や、天龍、夕立と言った限られた子達にしか信頼を置かれていないということだ。この鎮守府はまぁまぁ広い。それこそ、俺の会ってない艦なんて数えりゃキリが無い。そんな大所帯に、1割もの信頼も得てない時点で、俺の底は知れる。

 

今までなら別にそれでも良かったかもしれない。だが、俺はここを明るくみんな笑顔で帰って来れる、みんなの自慢になるような鎮守府にしたい。俺がいない所で笑顔になってても、それは俺の目の前では表してくれない。それは俺がまだ、ここの子達に認められてない証拠なのだ。

 

天龍「…別に、むしろそれでいいんじゃねぇーか?」

 

鈴谷「天龍…」

 

天龍「いやさ、この身体になってから、駆逐艦の奴らと話すようになってから、色々と分かってきてさ。…みんなさ、提督と話がしたいと…でも、もう出来上がっちまってる人間関係の輪に、果たして入れるのか…って、不安を抱いてる子がほとんどだった。」

 

加賀「…それはっ…」

 

天龍「…なんて言えばいいのかな…確かにあたしらの接し方は、それこそもう既に仲良くなった親友にも近い接し方だ。そりゃ、傍から見りゃ、話しかけていいのか不安になるのも頷ける。…それに、提督が思うって事は、そういうことなんじゃねぇーの?…提督を見守る・助けるってのは、何も常に傍に居ろって訳じゃねぇーんだぜ?…裏で助ける事だって、できるんだぜ?」

 

珍しく、こういう事にはあまり口を挟まない天龍が加賀と鈴谷にそう言う。…恐らく、彼女らしいブレーキ…なのだろう。隣に居る時雨と夕立も分かってるようで、無言で俺に目を合わせると、ニコッと笑ってくる。好きにすればいいと思うよ♪って言わんばかりに…

 

鈴谷「だけ…どっ…」

 

天龍「なぁー鈴谷。そんなに提督の事…信じれないか?」

 

鈴谷「っ!?そんな!ただ私は!」

 

天龍「本当は自分でも気づいてるんだろ?他の子が増えたら自分よりいい子なんて沢山いる。だから、秘書艦の座すら取られちゃうって。今はまだ、あたしら数名だから余裕もあるだろう。だが、10人…20人と、提督の事を分かってくれるヤツら増えれば、自然にライバルも増えてくる。そうだろ?」

 

鈴谷「っっっ…」

 

天龍「…信じろ」ニカ

 

鈴谷「なっ!?」

 

天龍「あたしらは今までそうしてきただろ?人間不信だったあたしらにわざわざ良くしてくれて、過去などしらん!という感じでズケズケとあたしらの内側に入ってきて、悩みも全てかっさらって行っちまった。それが今のウチらの提督だぜ?…信じるしかねぇーさ!後先考えても、悪いようにはならない!…だって信じてるから。…鈴谷は、信じられないか?提督の考えが」ニコ

 

そう鈴谷を説得してくれている天龍さん。その説得で既に加賀は白旗を上げているため、実質決定してるようなものだった。

 

てか天龍さん、そんな俺の事過大評価されても困るんですけど。俺、好き勝手、しただけ。オーケー?てか、最初のコンタクトも木刀でタコ殴りってそれ夕立やん。うわ、めっちゃキラキラした眼差し向けてきてる!夕立がすごいキラキラした眼差しでこっち見てる!!…目を背けておこう。

 

っと、俺が馬鹿な思考回路を回していたら既に話は終わっており、鈴谷が折れていた。

 

鈴谷「そんな事…言われたら…折れるしかないじゃない。…提督を信頼出来なくなったら…それこそ私はもう元の私に戻れなくなっちゃう…提督すら信用出来なくなっちゃったら…私……ううん。ごめんなさい…そうね。信じるわ。…提督の事。むしろずっと信頼してたもん!!してないみたいに言わないでくれる!?」

 

夕立「あ♪いつもの調子に戻ってきたっぽい♪」

時雨「…ふふ♪お茶入れるよ?」ニコ

 

鈴谷「…はぁ…秘書なのに…見苦しい所を見せたわね…。提督」

 

「うぇ?え?何?」

 

鈴谷「…信頼してるわよ。…これからも…ずっと。永遠に♪」

 

え、闇深。

 

「オーケー任せろ。」

 

鈴谷「…うんっ♪」ニッ

 

あ、可愛い。ちょっといま闇深い一面見れた気がするけど気の所為だよな。うん!気のせいだ!

 

よし!何とか鬼門であった鈴谷から許可は取れた!好き勝手やるぞー!

 

そうして俺は、1ヶ月後の演習の為に、まだ見ぬ艦娘達へとスカウトしに行くのでした!Pと言ってもええんやで?クイクイ




なんか文字少なくね?って思ったそこの諸君。

あのぉ…毎回5000文字を超えるために頑張ってたんだけどね?『あれ?これ2話分を1話にまとめてるだけじゃね?』って今更ながらに思いまして、今度からはキリが良くなったらそこでとめる!と言う形にしてみます。だから大体2000文字から4000文字が主流になっていくかも。

長い方がいい!って思うかもしれませんが…それだとなんか無理してる感じがするのでやめます!…まぁ、多分こっちの方が見やすいしね。パンツ(!?)

それと本気出すとか言ったのに全然本気のほの文字もないけど、ま、俺だし?本気出す(出せるとは言ってない)…見たいな?…許されない?…あ、ふーん(スルースキル)

とにかく方針を少し変えるのと、ルビとか色塗りとか、そこら辺に手をつけようかなという感じです。ノーマルの文字だけでも全然いいと思うけど…こう、気分的に…ね?やってみたい気分だった。

それとレポートサボりまくってて締切2週間なのに40枚ぐらいあんだけど。ハハ、死んだ。補習だ(推定)

まぁ、一日で15枚終わらせれば余裕か。…余裕だな(遺書)


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演習メンバー集めなきゃならんなぁ…ァ゙ァ゙ァ゙ッ!(!?)

失踪したと思った?したと思った?残念!しようとしてたでしたァァ!…へぶあぁっ!?(ドゴォォンッッ

い、いやぁ…本当に前回の遺書が現実に起こりそうだったぜ!もう俺の事知らない人めっちゃ居そう。新規さんいらっしゃい(20話超えで…?)

さぁーてと、のほほんっと書いていこっと♪

タイトルが思いつかなかったのか、そんなんじゃねぇーし!……そ、そんなんじゃ…ね、ねぇーし(動揺)


鈴谷達と別れ、俺はまだ見ぬ艦娘をへと会いに食堂に馳せ参じた訳…なのだが…

 

「…明らか避けられてますね…こぉれわ…」

 

辺りを見渡しながら食堂を歩いているのだが、艦娘は居るのだが目と目があっても目を逸らされ、俺の歩く半径20cmぐらいの距離を保たれてる…

 

(あれ?おかしいな…俺何時ATフィールドなんて習得したっけ…あれ…目が霞んできたな…)ゴシゴシ

 

知っていたが、いざこうも全開に距離を空けられると泣ける。俺が来る前はワイワイ騒いでたじゃん…グスンッ

 

間宮「あっ♪提督さん!♪来てたん…です…か?」

 

「間宮さぁぁん!」ヒシッ

間宮「あら?あらあらあら!?//ど、どうしたのかしら!?///」

 

たまたま横切った間宮さんに思わず抱きついてしまった…あらあらと慌てるも優しく俺の頭を撫でてどうしたのの聞いてくれる…お母さんや…これはお母さんですわ…!

 

 

 

 

間宮「そうっ…演習メンバーを探していたんですか…」

 

「そうっ…そうなんだよぉ!だけど…見て見ればわかるけど…みんなが距離を…距離をぉぉぉいおいおいおい!」

 

ヘッタクソな泣き真似を挟みつつ食堂の窓際で間宮さんが俺の話を真剣に聞いてくれる…お母さんやっ…

 

間宮「いつものメンバー…って言いたいところだけど、ここに来る時点で何となく察しは着きます。…新しいメンバーで仲を深めたい…と。」

「お母さん!」

間宮「はっ…はいっ…?//お、おおおかぁっ…??/////」

 

思わずお母さんで叫んでしまったよ…。言われた本人は頬に手を当てながら徐々に頬を紅く染めていってるし…

 

しかし…俺の言葉足らずな発言でここまで理解して、意見すらも言ってのけるとか…本当に艦娘ですか?実は人妻さんなんじゃないっすか?

 

まぁ流石に…これ以上間宮さんのことをお母さんでいじっていたら俺があらぬ疑いと性癖を擦り付けられそうなので、そろそろ真面目に背筋を伸ばす。

 

「…概ね間宮さんの言う通りです。皆の鎮守府なので、俺は他の子達にも輝ける場所を作りたいのです。…ですが今までそれこそ鈴谷や加賀、夕立、時雨と言った特定の人物としか接点を持っておらず……他の子との溝がこんなにも…あ、ヤバい。また泣きそう。」グスンッ

 

間宮「あ、あらあら…泣きそうと言うよりかは泣いてるじゃないですか…。はいっ、ティッシュ」スッ

 

「あぁ…すいません…」ズビィッ

 

ポケットティッシュを俺に手渡してくれる間宮さん…母性本能だけではなく女子力までも高いとか…はっ!?女子力=母性本能だった!?

 

『なに頭おかしい考えしとんねん』

(ですよねー♪)

 

最近、明らかにツッコミ役となってるガングロロリくそジジィ(推定八千歳)、普段何してるのか全く皆目見当もつかないロリジジィ

 

『おい。明らかに変態のクソじじぃやないかい!』

(実際そうだろ)

 

『・・・』

(・・・)

 

『へへへへへへっw』

 

(やかましいわ)

『お主もノリノリだった癖に…』

 

 

前にやったな。このノリ

 

間宮「うーん…具体的にはどう言った子達をスカウトしようと?」

 

「そうですな…今回の編成はそれこそ戦艦や重巡洋艦といった方々ではなく、駆逐艦や軽巡洋艦の子達を活躍させたいんですよねぇ。」

 

間宮「なるほどねぇ…うーんっ…あっ♪それでしたら私!居ますよ♪」

 

「え?マジで!?紹介してくれる?!」

 

間宮「いいですよぉ♪場所はーー」

 

 

 

 

 

 

『まるでお見合い話みたいな会話じゃったな』

(うっせ…//)

 

言われた場所に続く廊下をテクテクと歩いていると、先程の会話の事を言ってくるじじぃ。

 

確かに話のしかた的にモロお見合い結婚のソレだった。心做しか更に溝が空いた気がするぜ…トホホ

 

『まぁー良いでは無いか。お主も20代の後半にさしかかろうとしているのだ。そういった話をしてくれなければ困るぞ』

 

(貴様は孫の顔が見たいジジィかっての。その論点だと俺が孫だから俺で我慢しなさい)

 

『こんな汚い…ましてや男とか嫌じゃー』

(おいゴラ。誰が汚ぇ成人男性だはっ倒すぞ)

 

そんな会話(?)をしながら廊下を歩いていた。あれ?こっちで合ってるのか?

 

『ちなみにもう過ぎてるぞ』

(先に言えやエロ親父)

『理不尽!?』

 

俺は10歩程ムーンウォークしながら後ろに下がる。

 

「ふむ。ここか。」スッ

『戻り方どうにかならんのか。』

 

「止まった時にポウ!ってノリノリで言った奴はどこのどいつだよ。」

 

『…………』

「シカトかよっ」

 

コンコンっとノック。

 

?「…」ガチャッ

 

「お!いたいたっ。こんにちわ。俺はここに来た提」ガチャンッ

 

「…あれ?」

 

『嫌われてるのう』

 

うさ耳みたなカチューシャをつけてる女の子が出てきたと思ったら自己紹介中にパタンっと閉じられたんですけど。え?俺そんなにブサイクだった?ふっは!(涙目)

 

「……えーと…」

 

?「貴方に貸せるほど私には力はありません。他を当たって下さい。」

 

扉の向こう側でそんな事を言われてしまう。このパターンは…前任か。たく…つくづく面倒事だけ置いて行きやがって…

 

「話でも聞いてくれないかなぁ…なんてっ…ほ、ほら、お互いを知らなきゃ何も」

?「どうせ知ったって、直ぐに裏切られるのなんて分かってるから。…前の人もそうだった。私はただ速いだけって言われた。それ以外は何も出来ないゴミクズだって言われた。…貴方も、それを言いに来たんでしょ?」

 

え?なに?前任そんな事言いやがったの?はいくっころ。これはくっころ案件ですよ。スパナとペンチ持ってこい。歯と爪をありったけかき集めたものを煎じて飲ましてやる。

 

『やめとけやめとけっ』

 

?「それに…私はもう海には出れない。もう私は…走れないんだから」

 

「……」

 

出てき方で薄々わかっていた。明けるまで這いずるような音。うさ耳が俺の足元に生えていたこと。

 

両足切断…恐らく、彼女にとって最も残酷な事を前任はしたんだろう。

 

サッカーを好きなやつの足を壊す…いじめにもよくある事だ。

 

?「…分かったでしょ?だったら」

 

「お邪魔しマース」ガチャッ

?「ちょっ!?あうっ!」コテンッ

 

そもそも、ドアの前で抑えるように座ってても悲しいことにここにある全てのドア、両開き式なのよね。押してダメなら引いてみろってな。

 

「…やはりな。」

 

目に広がるのは、もう何年も放置されてるであろう太ももの下からが何も無く、包帯でぐるぐる巻き。ここに来た時のこの子達を治す場所は使い物にはならなかった事を鑑みて…既に手遅れということなのだろう。太ももの色が紫色に変色してる…壊死してるのだろう。

 

?「っっっ……最悪…でしょ?こんな私に誰がっ」

「ふむ。年数単位の放置による神経の死亡。まぁー要は壊死だね」ピト

?「っっ…」ビクッ

 

彼女の太ももに手を添える。生きてるのに冷えきった感覚は、下半身の機能停止を意味する。…艦娘らしい死に方だ。彼女らは妖精さんの言うように、コアが存在する。

 

そのコアを破壊されない限り、肉体の一部が停止したとしても、生き続けられる。つくづく…前任は狡猾で、悪人で…最悪な人間だよっっ

 

「……何をされた…のかは、この際は聞かないことにする。いや、聞かなくても分かる事だからね。…君の口ぶりからも、なんとなくだか想像できるよ。」

 

「…走ること、速さにしか取り柄のないなら、それすらも奪って完全に殺そうとしたのだろう。前任は。」ス-ッ

 

?「っっ…」

 

太ももを労わるように撫で続ける。俺は少女を少し抱き寄せる。

 

「少し失礼するね」ニコ

 

?「あっ…んっ…」ビクッ

 

よっこらせっとと彼女を持ち上げる。いつまでも廊下に寝転がしってのも胸糞悪い。彼女の部屋の玄関の近くの壁によっかからせ、俺自身も腰を下ろす。

 

目線が彼女より少し上に来るため、必然的に少し上を向いてくる。

 

全く…間宮さんはこれを知ってて…悪女なのか、それとも仲間思いなのか…いや、後者だろうな。それだけ俺を信頼してる…って解釈でいいのか…分からんな。

 

?「…情け…ないよね。力も何もないくせに、速さと逃げる事しか取り柄ないのに、刃向かってさ…結局手に入れたものは何も無くて…失ったものは大きくて……私は…」

 

「そんなことは無い。…刃向かうのも大事な事だ。言いたい事を言えないなんてそんな事…この場所には相応しくない。」

 

ぐるぐる巻きの包帯を解く。固くキツく縛られていたおかげで今の今まで止血できていた。いやむしろ、死んでないことが不思議な事だ。

 

だが、その包帯を解くことで、チョロチョロと、血が流れ出す。

 

?「なっ…なにをっっ…」

 

壊死してるとはいえ、こうして血が溢れ出るのだ。…まだ…治せる。

 

「妖精さん…俺に力を貸してくれっ」ピト

?「んっ…//」ビクッ

 

両太ももに手を合わせる。スベスベしてるとはいえ、体温は感じ取れない…俺は、要らないからと言って、ここまでする前任のことが許せないっ

 

彼女の取り柄であるものすら奪い取りやがってっ

 

{……}ピト

 

?「んなっっ…?!」

 

俺の思いが届いたのか、一人、また一人と、暇を持て余していた妖精さん達が俺の背中へと手を合わせてくる。その数ざっと15人ぐらい。

 

「俺はさ、それこそ提督としては未熟だよ。」

?「なっ…?……っ!」

 

「艦娘のことだって分からないし、何を考えてるなんて分かりゃしない。皆にも認められてなくてさ、ほんっと、ダメダメな司令官であり、提督だよ。」ポワァァ

 

俺の両手が淡い黄緑色に光り出す。だが自然と、驚くという感情が合われなかった。今はそんな事よりも…目の前の子に…

 

「でもさ、そんな俺でもさ、慕ってくれる子が居るんだ。好きだと、大好きだと、言ってくれる子が居るんだ。尊敬していると笑顔で言ってくれる子すら居るんだ。」ジワァァァ

 

?「っ…あぁっ…」

 

だんだん熱を帯びてくる。背中に手を置いてくれていた妖精さん数人が、肩に座ってくる。

 

「俺は、それをもっと多くの子達に言われたい。心の底から俺に信頼を置いて欲しい。遅くてもいい。不満も何もかも、ぶちまけてもいい。俺は一人でも多く…艦娘達を救いたい。」ポワァァァァ

 

?「あっ…あうっ…//」

 

次第に、その光が彼女の太もも全体に照らされていく。その色が、ドンドン濃くなっていく。

 

?「なんでっ…だって私達は道具でっ!提督の!」

 

「違うさ。道具だったら、俺はここまで本気になれちゃ居ない」ギュッ

?「んっ…!//」ビクンッッ

 

「艦娘だからこそ、人でも道具でもない、艦娘だからこそ、俺は俺でいられる。助けたいと思える。力になりたいと、思える。…おこがましいと思うけどね。…でも、何より俺は…」ポワァァァンッ

 

?「っ!?」

 

「君みたいな子が、何も出来ずに蹲ってるだけなんて…そんな理不尽…心底我慢出来ないんだよっ!」

 

次の瞬間、色濃く光り出すと、紫色に変色していた両足が手と同じ色に変わり出すと、黄緑色の粒子を纏いながらまるで逆再生してるように…両足が元に戻る。

 

?「!!?…う…ごくっ…!?た、立てっるっ!?」

 

まるで初めて立てた子鹿のように両足を震わしながらも、しっかりと立ち上がる少女。

 

「……俺は提督だ。」

?「っ…?っ!?ちょ!ちょっと!?」ガシッ

 

フワリと力が抜ける感覚が全身を包み込む。そのせいで頭を後ろに倒れかける。その瞬間、彼女に抱き寄せられてしまう。

 

「提督だからっ…ここにいる鎮守府にいる子達には…笑顔になって欲しい…なぁっ…立てて嬉しかった…か?」ニコ

 

?「っっ!!も、もちろんっだよっ!もうダメって思ってて!それで!!」

 

「あっははっ…それなら…よかったぁぁ…わけも分からない現象で、わけも分からないこと口走っちまってたけど…島風の足…直せてよかったぁ」ニコ

 

島風「っ!?や!嫌だよ!提督!そんな!私!まだ提督に!」

 

「…………」

 

島風「提…督…?…ねぇっ…提督っ…返事してよっ…!嫌っ…嫌だよっ!ねぇ!提督っ!私まだ!ありがとうも!!自己紹介も!協力するも!何も!…なにもっっ…!」ギュッ

 

「……スーッ……ハーッ…」

 

島風「……んっ…?」チラ

 

「ふがっ…んんっ……ばかやろー…そんな食えるわけ…」ムニャムニャッ

 

{}ツンツン

 

島風「…………」チラ

 

『疲れて眠ってるだけだよー』(妖精さんカンペ)

 

島風「」スッ

 

「んー……りょうかー…んふふ♪」スヤスヤ

 

島風「っっっ!/////もぉぉぉぉっっ!!//////」カァァァァァ

 

その声は、鎮守府内に響き渡り、心配になった者が見に行くと、足が復活した島風を見かけ、食堂へ連れていかれると皆泣いて喜んでいたが、本人である島風1人が納得行かない様子だったという…




まさかの年越ししてたよ。いやぁ、スランプ&マイブームすぎるとシンプルにやる気出ないもんですなぁ…

3ヶ月ですよ。3ヶ月。記録更新しちまったよ。畜生。マジで失踪しかけたわ。ご迷惑かけたました(なお、心配する人はいない模様。)ちくせう。

また気が向いたら書こう。次は2ヶ月以内に…うん。無理だな(悟り)

ついでに久々びさびさびさのアンケートしよっと。くっだらない内容だから、入れたい人だけ入れてね。面白い結果、期待してます。(入るとは言ってない)


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大魔法は一日1回しか打てないのだよ(回数制限)

タイトルはいつも通り飾り。

アンケートの結果大爆笑してましたよ。えぇ。とりあえず感覚麻痺してる人が10名いる為、早急に自腹で病院に行く事をおすすめしておこう。定期だと思ってる人たちも、一応自腹で行った方がいいかもしれない。ほら、あれだよ。早くジィちゃんにならない為とか。ほら…あるやん?(失礼)

マジで失踪案件についてはすまんとしか言えない。ごめんな(他人事)

遅すぎるわ。すまんな(雑)

お前誰なんだよな件について。無事、ネーム失踪を確認。本体が消えたかった…(切実)


「んん~…困りますお客様ァ~!…んっ?なんだ。もう朝か」

 

時雨「どんな寝言だいそれは…」

 

ムクリと体を起こしてそう口に出す。どうやら俺は疲れて眠ってしまったようだ。

 

まぁーそりゃ?手から緑色の粒子がドバドバでてたらそりゃ疲れますよね。MP切れかな?

 

時雨「それより提督聞いたよ。島風ちゃんの足を治したんだって?」

 

「えっ?あ、あぁ…んまぁーそんな事もしたかな。」

 

どうやら、島風の足が治ったその日…というか昨日の夜、あまりの出来事で食堂では宴会みたいな騒ぎになっていたらしい。

 

時雨「まぁーでも…当の本人が納得いってなかったけど…主役が居ないとか不満って顔してた。」

 

「そりゃー、こちとら大魔法を放ったからな。紅魔族は魔法を放ったらその日一日は稼働できなくなるもんなんだぜ!」キラ-ンッ

 

そんな事を言って、左目に眼帯をつけて、赤い玉がはめられた杖を何処からか取り出す。…ふっ…決まった…!

 

時雨「……どこから出したんだい…そんな大きなもの…」

 

「まぁーそんなことはどうでもいいのだよ。それで?島風に何か影響は?」ポイッ

 

時雨「えっ?…あ、あぁ…特に異常という程の出来事は無かったよ。むしろ、元気になりすぎて困ってるぐらいだよ…」

 

「なっはっは!元気ならいいじゃねぇーか!誰しも!元気が1番さ!」ニカ

 

ニカッと笑って医務室のベットから腰を浮かす。ふむ。特に俺の方も体に異常は無いようだ。良かったぜ。これでうっかり爆裂魔法しか撃てなくなる呪いとかつかなくて。

 

いやでもまえよ…?爆裂魔法を扱えたらそれはそれで俺TUEEEを見せつけられのでは……?

 

時雨「…なーに馬鹿なこと考えてるんですか…大体、元気って……医務室から起き上がった提督が言いますか?」

「さぁーてと!今日も一日頑張るぞい!」

 

時雨「あっ…無視しないで欲しいのだけっ…あうっ…提督…?」

 

「…細かい事気にしないないっ♪」ナデナデ

 

ワシャッとクシャクシャにする感じで時雨の頭を撫で回す

 

時雨「あっ…も、もうっ…髪の毛は大事に…はうぅっ…//んもうっ…提督は相変わらずなんだねっ…」

 

「おうっ!」ニカ

 

時雨「……はぁ…全く…。…しょうがないですねっ…提督は…♪」

 

そうして、俺と時雨は、医務室を後にする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は過ぎて、同日の昼の2時ぐらい。馬鹿みたいに広いグランドにて…

 

 

島風「遅い遅い~♪」

 

?「ちょっ!まっっ…は!早すぎるって!」

 

島風「早くしないと追いつけないよォ!」

?「っ!?って島風あんた!前!前見て!!」

 

島風「へ?前…?」

 

「んあっ…?」

 

島風「ふわっ!?//」

「んなっっ!?」

 

俺氏、グラウンドに来た途端、例のうさ耳駆逐艦にごっつんこされる。せめて街角というベタなシチュエーションが良かった…グスンッッ

 

「おー…いてて…元気で結構…うぐっっ…臓器が…」

 

おもっくそ溝内に島風の顔面がぶつかってきたため、その場でリバースするかと思った…どうやら、俺の体はオートしてないようだ。よくやったぞ。俺の臓器

 

パッパと尻についた砂を払い落として手を差し伸べる。

 

島風「っ!?」

「…?何してんだ?ほれ、立てるか?」

 

手を差し伸べたことがそんなに驚く事かね。

 

島風「あ、ありがとう…」スッ

 

「ん?おうっ。怪我がなくて大変何よりだ♪…そっちの子は確か…天津風だったか?」

 

天津風「っっ!」ビクリッッ

 

…なぜそんなに警戒されてるのだ。挨拶しただけだと言うのに…

 

「さてと、島風が元気なのもこの目で確認できたし、俺は作業に戻るとするかね。かけっこもいいが、程々になぁ」フラフラ

 

手をヒラヒラとさせながら、その場から立ち去ろうとする。

 

島風「あっ!あのっっ!提督さんっ!」

 

「ん…?どうかしたか?」

 

大声で呼び止めてくる島風。その顔は少し強ばっており、プルプルと震わしていた。…ふむっ。

 

俺は膝を地に着けて、島風より少し下に頭を移動させる。そうして覗き込むように、島風の目を見つめる。

 

島風「っ!?」

 

その行為に驚いたのか、一瞬目がギョッとしてしまっている。

 

そりゃそうか。今での彼女達は、常に見下されてきていたのだから。こうして誰かを見下すような構図には、彼女らと俺の身長差では無理だ。物理的に。

 

「…どうかしたか?」ニコ

 

緊張を和らげるために、できるだけ優しい声を投げかけてそう確認をとる。ピクっと反応すると、震えていた手がだんだん治まっていく。…すると、その両手を胸元に持っていき、祈るようにすると、晴れやかな顔で

 

島風「…提督さんっ…この恩は一生…ううんっ…生涯忘れない…。…提督さんに助けてもらったこの命…提督さんの為に使わせてくださいっ…」

 

「…………ふっ。お断りだ」

島風「えっ…………」

 

なんだよそのヤンデレ契約みたいな重い契約。確かにこの鎮守府を皆の笑う場所に変えたいと言ったが、それはあくまで皆にリラックスしてもらいたいってだけで、俺の為に働けと言う縛りじゃねぇーぞ…

 

「俺はただ、島風の足を治してあげたに過ぎない。それは俺の力でもなんでもない。他ならない力を貸したくれた妖精さんの力だよ。俺に感謝されても困る」ニコ

 

島風「あっ…えっ…でもっ」

「それにっ!…俺の為に命を使うなんて、そんな勿体ないことはやめろ。…島風の命は、島風自身の物だよ。他人にそれを渡しちゃダメだ。自分で思い考え行動する…そういうもんじゃねぇーか?命の使い方なんて…♪」ニコ

 

島風「っっ!」

 

「そういうこった!他人に明け渡すほどやっすいもんじゃねぇーだろ?…好きな様に生きるといいさ。なっ♪」ポンポンッ

 

ポンポンっと頭をバウンドさせてから、ゆっくりと撫で下ろして、その場を立ち去る。…その際に

 

島風「…!♪私!自分らしくなる!提督さんに褒められるぐらい!立派な艦娘になるよ!!」

 

俺はそれに何を言うわけでもなく、ヒラヒラと手を振り、ニカッと笑ってその場を去る。…うーんこれ。対応合ってんのかなぁ…ワラカン

 

 

 

 

 

 

 

 

島風「……っ♪」キュッ

 

提督さんの背中を見届けながら、胸の高鳴りを沈めるようにそっと撫で下ろす。

 

ずっと待っていた。私を私と見てくれる人が。

ずっと探していた。私を必要としてくれる人が。

 

提督さんは私の事…特別必要としてる訳じゃないけど…それでも、私に暖かい言葉を何度もかけてくれた。

 

たったの2回…そんな少ない回数しか会わなくても分かる、提督さんの人柄の良さ…。そして、私をあの部屋から自由の身にしてくれた本当の恩人…もう一生走る事なんて出来ないと思っていたこの足…

 

それが今、地面に足をついて、自分の力でこの広い場所を走れてる。駆け巡れてる。叶わないと思っていた夢が…叶ってる。

 

全部…そう全部、全部が提督さんのお陰…だから…私は…私がすべき事は…

 

『提督さんが困ってる時…手をさしのべれるほど…もしくはずーっとさしのべれるほど…私が提督さんを守れるほどの強さを…♪』

 

島風「…あっ…演習の返事…言い忘れてた…元々それのために呼び止めたのに…あはは…から回っちゃった♪でも…いっか♪…提督さんにあんなこと言われたなら…♪」

 

この場所は嫌いだった。嫌いな人が、大切な仲間を傷つけるから。…でも、今は違う。

 

島風「提督さんの夢…私も叶える努力…したいな♪」ニコ

 

…とりあえず…早く提督さんに演習出させてくださいっていってこなきゃ…他の子に取られるとか不完全燃焼すぎる…!




あ~…3000文字乗らんかった…サボってると思われるぅ~…

良くもまぁ、今まで5000文字超えてたな。キリよくした途端これだよ。マジで2話分を濃縮してただけなんだなって。笑えん()

キリよくバーゲンセールで続けて行って、ちょうどいいなってぐらいにまたアンケとろ。そうしよう(他力本願)



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