ハイスクール/Apocrypha 03 修業期間はインフェルノ (グレン×グレン)
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第一話 停止教室のヴァンパイア

はい、ついに本格的な聖杯戦争が幕を開けます!!

オリジナルサーヴァントのつるべ打ちに、君は耐えられるか!!


 

 悪魔になってからも、イッセーの人生は波乱万丈。……主にギャグ的な意味で。

 

「……なんで、モテる事なく死ぬのが確定するんだ!!」

 

 人間は平等でない。その不条理に涙を誘い―

 

「魔法少女になりたいにょ」

 

 そもそも性別の違いに戦慄し―

 

「なんで、鎧武者はいないんでしょう」

 

「そうね。なんでかしら?」

 

 主と外国人の間違った日本人観に頭痛を感じ―

 

「コカビエルと渡り合った赤龍帝が見てみたくてな。ちょっとお邪魔したぜ」

 

 -堕天使の総督にドッキリを仕掛けられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「部長ぅううううううううう!!!」

 

 いや、最後はない。

 

「私の下僕の営業妨害なんて、この時期に何を考えているの!?」

 

「アザゼルは昔からそういう奴さ」

 

 赤毛の兄妹の久しぶりの邂逅は、新たな騒動への第一歩を踏み出す。

 

「……この駒王学園で、三大勢力の会談を開きたいと考えている」

 

「理由を、お伺いしてもよろしいでしょうか?」

 

 割ととんでもない事態に、シャルロットはその理由を問い質す。

 

「冥界では天界側が邪推する可能性がある。逆に教会の敷地内に悪魔や堕天使の重鎮が入るのも敵愾心を生むだろう。だが、三大勢力が入り乱れたそもそもの発端の場所なら、十分な理由になるだろう。……それに、これは教会側からの要望なのだよ」

 

 その要望の理由もまた、すぐに来訪した。

 

「面白い。神滅具を二つ宿す赤龍帝なんて初めてだ」

 

「そこまでにしろ。人のことは言えないが、この複雑な情勢下で余計な揉め事を起こすのは感心しないな」

 

 突如イッセーに接触する、白龍皇ヴァーリの肩を掴み、彼を警戒させるほどの実力を示す謎の男。

 

 その男を見て、マスターであるイッセーとサーヴァントであるシャルロットは目を見張る。

 

「「サーヴァント……!?」」

 

「すまんな。現地を軽く見るつもりだけだったのだが、少々見過ごせない事態になったので介入させてもらった。ルーラーのサーヴァントだ。教会に世話になっている」

 

 ルーラー。裁定者を意味する特殊なサーヴァント。特殊すぎる聖杯戦争か、聖杯戦争によって世界に歪みが出る場合に召喚される、聖杯に呼び出される監視役。

 

 本来なら、どの勢力にも肩入れする事はない特殊なサーヴァント。そして特権を保有するがゆえに並みの英霊なら一蹴できる規格外。

 

 そのサーヴァントが、三大勢力の一角に籍を置いている。

 

 その事実に警戒をしながらも、しかし日常のトラブルは他にも増える。

 

「ソーナちゃんに会いに、魔法少女レヴィアたん来訪なのよん!」

 

「帰ってください!!」

 

 生徒会長の家族のアクの濃さに若干引いたり―

 

「……あれが、俺の義姉候補……!」

 

 戦慄するおバカがいたり―

 

「み、見ないで下さぁぁあああい!!」

 

 女装する引き籠りという矛盾した存在が後輩兼先輩だったり。

 

 ギャスパー・ヴラディ。ハーフヴァンパイアでデイライトウォーカーで時間停止能力持ちで引き籠りの女装癖。あと血が嫌い。

 

 この設定山盛りの後輩兼先輩の精神問題をどうにかする為に、イッセー達は色々と活動する。

 

「ギャー君、ニンニク食べよう」

 

「さあ、浄化されたくなければまずは体を鍛えろ!!」

 

「ひぃいいいいいい!!」

 

「あの、それたぶん逆効果だと……」

 

 シャルロットのツッコミが飛びかけ―

 

「なんでだ。俺の一瞬の期待を返してくれ!!」

 

「分かる、分かるぞ匙!!」

 

 変態共が意気投合し―

 

「あれ? 聖魔剣の使い手はいないのかよ?」

 

 堕天使総督まで乱入する。

 

 そんなカオスな混沌を生みながらも、イッセーは天界からの使者と顔を合わせる事になる。

 

「ルーラーの判断で、貴方に聖剣アスカロンを提供したいと思います」

 

 セラフのミカエルとの出会いを機に、そして朱乃の秘密を触れるイッセー。

 

「私は五大宗家の姫島朱璃と、汚れた天使のバラキエルとの間に生まれた忌子なんです」

 

「フラグが立った気がするわ」

 

「あの、気持ちは分かりますが落ち着いて……」

 

 リアスをシャルロット(こっそりついてきた)が抑えたりするなどの漫才を経て、ついに和平会談が始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやぁ、コカビエルのバカがマジで悪かった!」

 

「あなたの謝り方も悪いわよ……っ」

 

 アザゼルのフリーダムっぷりにリアスの頭痛が増す!!

 

「俺は強い奴と戦えればいいだけさ。……君みたいなのとね」

 

「勘弁してくれ……」

 

 戦闘狂の白龍皇の熱視線に、イッセーの胃痛が増す!!

 

 だが、しかし世界の新しい一歩もまた踏み出される。

 

「めんどくせえ真似は無しだ。……全員和平狙いなら、さっさと結ぼうじゃねえか」

 

「そうですね。主も魔王も死に、戦争を起こせば人間達を巻き込みます。これ以上の戦争にはメリットがありません」

 

「私はどんな種族も滅びる事を望まない。戦争終結は四大魔王全体の総意だ」

 

「じゃ、和平をするで満場一致なのねん♪」

 

 あっさりと結ばれる和平条約。

 

 だがしかし、参列した裁定者であるルーラーと、枢機卿のヴァスコ・ストラーダの口から大きな危険因子が生まれていく。

 

「……そこのアサシンが関わったのとは別口で、世界に大きな歪みを生みだろう聖杯戦争が開催される。私はそれに対するカウンターとして呼ばれたのだが―」

 

「特権である能力が全く機能していないようだ。また、枢機卿に千年以上前の符牒で「主が死んだのならなおのこと悪魔を滅するべし」との警告が送られた」

 

 その驚愕の警告に、アザエルとサーゼクスもまた警戒の色を濃くする。

 

「ああ、その事なんだが、五年前にウチから離反した連中がどうもはぐれ者の連合を作ってるみたいでよ」

 

「近年、旧魔王の末裔が何か動きを見せている。……イッセー君とシャルロット君の情報提供から逆算して、聖杯戦争に関わっている可能性は高い」

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてその瞬間、赤い龍が別室待機を命じられたギャスパーを連れて突っ込んできた!!

 

「ドライグ!? 何やってんだよ!?」

 

 そしてイッセーの衝撃の発言が全員の度肝を抜く。

 

「あ、私の禁手の併用で、いざという時の為にドライグをギャスパー君の護衛につけてました」

 

 シャルロットの発言に、彼女の禁手のやばさを改めて知る一同。

 

 亜種禁手、爛漫に生きよ赤き龍(ウェルシュ・ドラゴン・リベレーション)。能力は独立具現型として、赤龍帝の鎧を若干弱めた部類の竜としてドライグのアバターを作り出す能力。

 

 イッセーの戦闘能力は強化されないので不向きと判断されたが、「ドライグが活動しやすいように」一応至ってある程度の自由を与えていた。

 

『ほぅ。それは十数代前のお前の宿主が至った禁手だな。何故至れる?』

 

『なに。シャルロットの禁手はそういう能力だと思えばいい。大半のかつて至った禁手にはなる事が理論上は可能だぞ?』

 

 二天龍の言葉を皮切りに、ついに本格的に動きが始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「悪いなアザゼル。アースガルズと戦える機会を用意すると言われては、俺はとても断れない」

 

 白龍皇の内通により、襲来するテロリスト。

 

 駒王町の山間部から突如巨大な城が出現し、そしてそこから大量の魔獣が襲来する。

 

 その魔獣の姿と城から放たれる気配に、イッセーとルーラーが敵を把握する。

 

「あの魔獣は! てめえか、魔獣創造(アナイアレイション・メーカー)!!」

 

「サーヴァントの宝具か。だが、宝具を視認してもステータスが見れないだと!?」

 

「ああ、預託令呪を使って特権対策は万全にさせてもらったよ。サーチされないしステータスは見れないし、もちろん令呪も抵抗できる」

 

 堂々と姿を現す、魔獣創造の担い手、レオナルド。

 

「これより我々、禍の団(カオス・ブリゲート)は、現政権側の異形達をことごとく蹂躙する悉くに全面戦争を宣言する!! 英雄派サブリーダー、レオナルド・シルヴァ・ユグドミレニアが宣戦布告しよう!!」

 

 その言葉と共に、城から砲撃が放たれ、またサーヴァント達が襲撃を開始する。

 

「主の敵たる悪魔との和平など、聖人として断じて認めん! のちの決着の為の共闘という罪に対する裁きを受けてでもだ!!」

 

「くっ! よもやあなたが敵に回りますか、聖ジョージ!!」

 

 ランサーのサーヴァント、ゲオルギウスがアスカロンを引き抜きミカエルに切りかかり―

 

「んじゃいくぜぇ! 日ノ本なら俺様ちゃんの知名度は抜群ってなぁ!!」

 

「……むぅ。光の剣では私ですら切り裂けぬか。これが宝具……っ!」

 

 ヴァスコ・ストラーダの斬撃を、生身で弾き飛ばすシールダーのサーヴァント。

 

 更に魔王達にも、イッセーを強襲した英雄派幹部、カラミティ・ジェーンがサーヴァントと共に襲い掛かる。

 

「ハリーハリーハリー! いくよぉ、アン、メアリー!!」

 

「アイマム! 海賊らしく大暴れしましょうか!」

 

「同感、っていうか、ああいうのってプレミアつくよね、マニアに売りつけるように剥いでこうか」

 

「ちょ! レヴィアたんの魔法少女衣装を何だと思ってるの!!」

 

「「「凌辱ゲームとかで出てきそうだよね?」」」

 

 そしてアーチャーのサーヴァント、アン・ボニーはメアリーと共に、海賊というより追いはぎ強盗じみた真似をセラフォルーに仕向ける。

 

 更にはサーゼクスとアザゼルは、たった一騎のサーヴァントに追い込まれる。

 

「殺し合おう奪い合おう踏みにじり合おう!! それが戦争の醍醐味だぜぇ!!」

 

「ゲオルク。シールダーの魔力供給もだけど結界装置の強化を頼む。このままだとセイバーが暴れすぎて想定外の大惨事になりそうだ」

 

 レオナルド・シルヴァ・ユグドミレニアのサーヴァント、セイバーがたった一人で最強の魔王と堕天使総督を切り裂き、追い詰める。

 

「これが、サーヴァントの本領か……っ!」

 

「まったく、世の中こんな興味深い連中がいたとはな……っ」

 

 そして、イッセーにもまた、白龍皇ヴァーリが相対する。

 

「ふふふ。魔王ルシファーの末裔であるこの俺と相対するのが、神滅具二つ持ちとは、運命は中々いい趣向を凝らすものだ」

 

「……ま、マジかよ」

 

 ルシファーの血に由来する基礎性能と、正しく禁手に至り奥の手すらある程度制御する技量。

 

 現在過去未来において最強の白龍皇になりうる男、ヴァーリ・ルシファーの能力、現段階のイッセーでは本来相手にならない。

 

 だがしかし、兵藤一誠という男は単純な性能だけに頼る愚鈍ではない。

 

「お前の神器の能力を、制御できないほどに高めてやる!!」

 

 時として自身の能力と相手の能力を相乗効果で逆手に取り―

 

「お前の力、ちょっともらうぜ、ヴァーリ!!」

 

 時として、命を削る覚悟で相手の力すらその手に掴む。

 

 だがしかし、それはヴァーリという男にとって闘争本能を刺激する悪手ともなりうる。

 

 白龍皇の力を更に高め、ヴァーリ・ルシファーは次元すら歪める。

 

 その強大さに解析が追い付かないイッセーに、解析担当が戦闘を行いながらも簡単に説明してくれた。

 

「手っ取り早く言うと、その能力はリアス・グレモリーとシャルロット・コルデーの胸すら半分にする!!」

 

「………は?」

 

 そしてそれはイッセーの逆鱗に触れた!!

 

「てめえええええええええ!!! 俺の相棒と主のおっぱいを半分にするだとぉおおおおおおおお!??? こ、こここここ殺してやる!!」

 

 誰もそんな事は言っていない。

 

 だが、そんな事を突っ込む暇がないほどにイッセーがヴァーリを圧倒する。

 

 信じられない光景に一同の戦闘意識が真っ白になる中、しかし一人だけ警戒心を強めるレオナルドは、判断を早める。

 

「ゲオルク。結界装置ジャガーノートを起動。ヴァーリの覇龍を制御するんだ。あいつはここで潰す!!」

 

「いいね。俺も覇龍を見せる価値がある相手だと思っていたんだ。多少不愉快だけど、そのサポートは受け入れよう」

 

 封印系神器の極点、覇。

 

 龍種の覇にのみ特別に与えられる起動名、覇龍(ジャガーノート・ドライブ)を開放するヴァーリ・ルシファー。

 

 魔術師ゆえに容赦なく、その制御を行う準備を整え、レオナルドは危険因子を滅ぼす為に動き―

 

「舐めんな。その対策はこっちもしてるぜ!」

 

 -だが、兵藤一誠という少年は、その圧倒的な力を奇抜な発想で穴埋めする。

 

「シャルロット! 暴走抑制に全力出してくれ!! そして……部長!!」

 

「ええ、分かっているわ、イッセー!!」

 

 思えば、三度に渡り無力を感じていた。

 

 カラミティ・ジェーンとの戦いでは、後ろ盾になったというのに圧倒された。

 

 ライザーとの戦いでは、自分の我が儘を叶える為に貴族達を敵に回しかねない綱渡りをさせてしまった。

 

 コカビエルとの戦いだって、一番危険な戦いをまだ下僕でない彼に任せてしまった。

 

 だが、それもここまでだ。

 

 リアス・グレモリーは恋する乙女だ。

 

 そいて、恋する乙女はいつだって限界を超えるのだ。

 

 おんぶされてもいいから、抱っこはされない。

 

 せめて電池ぐらいの役目は果たして見せる!!

 

「我、目覚めるは―」

 

 ヴァーリ・ルシファーが絶大な才能と多大なる魔力で覇龍を制御するのなら―

 

「行くぜ、シャルロット! 頼みます、部長!!」

 

「「ええ、もちろん!!」」

 

 兵藤一誠は、仲間の力に頼ってでもそれを補うのみ!

 

『馬鹿な! あの見栄で弱体化させた愚鈍な力に、こんな利用方法があるだと!?』

 

『ああ、今代の俺の相棒は凄いだろう? 単純に強いチンピラなお前の宿主とは凄さの方向性が違うのさ!!』

 

「面白い、面白すぎるぞ、兵藤一誠!!」

 

 驚愕するアルビオン。

 

 自慢するドライグ。

 

 そして、歓喜に振るえるヴァーリ・ルシファー。

 

 今ここに、覇龍同士の激突が勃発する!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてまた、サーヴァント達の猛攻にも陰りが見える。

 

「舐められたものだな。裁定者の前で世界を歪ませる真似が許容されると思うなど!」

 

 ルーラーの振るう紫炎の槍が、敵サーヴァントを弾き飛ばす。

 

「結界が強化されたのは僥倖だ。人間界で全力を出すには、これぐらいなければいけないのでね……」

 

 最強の魔王、サーゼクス・ルシファーの真の姿が、主神にすら届く絶大な力を示す。

 

「お披露目にはちょうどいい。俺の研究成果を見せてやるよ!」

 

 堕天使総督アザゼルの、神器研究の成果が開帳される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、この戦いは前哨戦に過ぎない。

 

 世界全土の命運すら揺るがす大いなる聖杯戦争。

 

 世界聖杯戦争とすら称せるだろう、異端極まりない聖杯戦争は、まだ始まったばかりなのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで、どうするのだ、シャルバ」

 

「そうです。結局英雄派はセラフォルー達を一人も殺せなかったそうですよ?」

 

「まあいいだろう。その方が、俺達真なる魔王の力を見せつけるのには好都合なのだから」

 

 そして、禍の団は決して英雄の末裔達だけの戦力ではない事を、彼らは思い知る事になるのだった。

 




開幕初戦から頂上決戦。ある意味03で一番密度の濃い戦いだったと思います。他は規模が小さかったり範囲が広すぎて薄まったりするので……。


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マテリアル ヴァンパイア編

はい、かなり一気に情報が出てきたヴァンパイア編のマテリアルです


◇グレモリー眷属

 

 いきなり魔王クラスが苦戦するインフレバトルに巻き込まれる不憫な若手達。

 

 だがしかし、イッセーとの連携を使えばそれにも食い下がれるので、夏休みの合宿以降はサーヴァントでも一騎だけなら対応可能になります。

 

 この話においてはリアス&シャルロットとの合体で覇龍を(比較的)安全使用。三人で分担する事で暴走のリスクが三分の一になっている事とリアスの魔力による消耗を押さえている事から、短期決戦ならヴァーリより性能を引き出せる為、かろうじて迎撃に成功しました。

 

 02で言った揺り籠たる赤龍帝の鎧の汎用性の高さとはこの「取り込む対象によって能力が多岐に亘り、しかも強化して使用できる」点です。若手の化け物揃いのグレモリー眷属との相性が抜群に良すぎるので、これ一つで戦闘には代替対応できてしまったりしなかったり。

 

 

爛漫に生きよ赤き龍(ウェルシュ・ドラゴン・リベレーション)

 上記の問題に気付く前に設定した亜種禁手。

 

 簡単に言うと「ドライグが制御するアバターを作成」する亜種禁手。独立具現型の神器は全身鎧型の禁手を見せる事が多いので、逆パターンにしてみました。

 

 直接戦闘能力は特殊性重視なので揺り籠に劣るが、ドライグが動かせる為単純に人手を増やす分には有効だったり。今回においてはギャスパーの護衛を務め、停止結界の発動阻害に貢献しました。

 

 

◇ヴァーリ・ルシファー

 

 チート設定の権化ともいえるイッセーのライバル。

 

 原作においてはとんでもない挑発をぶちかましたりしましたが、本作においては疑似的に神滅具を二つ持っている事もあって無しで仕掛けました。そして原作と同様に痛い目を見ましたが、更に延長戦まで続行。

 

 ゲオルクの結界装置で補正を受けて覇龍を発動。本来なら絶望物の展開ですが、シャルロット&リアスのサポートを受けてイッセーも覇龍を制御してのけたので、ヴァーリはもう大喜び。テロリストになった甲斐があったとテンションが莫上がりです。

 

 

 

◇ミカエル&ヴァスコ・ストラーダ

 

 本作では更に持って登場した聖書の教え側。

 

 これは後述のルーラーの接触が要因であり、聖杯戦争に対応する必要性もあって意地でも和平を結ぶ為に本腰を入れた為。

 

 ただし戦闘においては聖人の離反を招いたり苦戦を強いられるなどちょっと不遇。

 

 

◇ルーラー

 

 世界規模の聖杯戦争により召喚された、裁定者のサーヴァント。本来は現政権との接触は避けるべきかとも考えていたのだが、特権が全く意味をなさない状況に「ンなこと言ってる場合じゃねえ!!」と、バチカンに乗り込んで協力要請。和平に関して思うところあれど、サーゼクス達が問題児ではあっても邪悪ではない事から最終的に納得。ミカエルの考え通りに三大勢力合同で聖杯戦争対策を行う事になりました。

 

 真名は現段階では不明だが、教会出身で紫炎祭主の磔台の保有者だった人物。具現化する際は十字架型の紫炎の槍として具現化し、その戦闘能力は曹操とまともに撃ち合えるほど。他のサーヴァントで召喚される場合、ランサー及び来歴ゆえに気配遮断スキルの低いアサシン。

 

 非常に武闘派で全盛期のストラーダともまともに勝負可能。今作で登場するサーヴァントの中でも、戦闘技術においてはトップ争いができる。また特定のサーヴァントに対しては特攻効果が付随され、そのサーヴァント特攻に由来する独自宝具と禁手の宝具がまだ残っている。

 

 真名の予測はまず不可能だと断言してもいい。というより、自分のとある勘違いを元に設計されたキャラクターであり、原典を知っていれば当てる事はまず間違いなく無理キャラ造形にしている。次の話が出る前に当てる事ができるものはまずいないと断言してもいい。

 

 

◇レオナルド・シルヴァ・ユグドミレニア

 ユグドミレニアとしての性をあえて付けたレオナルド。

 

 本作における諸悪の根源と言ってもいい。彼がサーヴァントを召喚しなければ曹操達のタガが外れなかった事を考えると、イレギュラーズのリムヴァンの如き所業。

 

 

◇英雄派サーヴァント

 英雄派が合計七騎召喚したサーヴァント。クラスはアサシンとバーサーカーをシールダーとアヴェンジャーに交換している。

 

 令呪が七つも使えるうえ、更に別途用意した令呪で「ルーラーの特権に対する抵抗力増大」を行っており、その時点でも反則状態。亜種聖杯戦争は「目的達成後の利益上昇」とコレ、そして「本命の聖杯戦争の精度向上の為の試験」が目的で引き起こされたのである。

 

 魔力消費はゴルドが考案したのと同様の手法、「ホムンクルス電池」で解決しているが、それでも限度があると判断して、消費が激しかったりするサーヴァントは魔術師であるレオナルドとカラミティ・ジェーンが担当。次点のシールダーは相性もあってゲオルクが運用する。

 

 

◇ランサー

 

 ジークが担当するサーヴァント。

 

 真名は聖書の教えの伝説の聖人、龍殺しの英雄ゲオルギウス。教会に縁がある龍殺しという事で召喚された。

 

 Fateと違って過激派として書かれているが、これはゲオルギウスの龍殺しの逸話を見てみると「これ脅迫じゃね?」と思った為。昔の人物な事もあって過激派にし、更にその中でも手段を選ばないタイプとして設計しました。

 

 ちなみにランサーなので槍に由来する宝具を保有。つまりまだ奥の手を出していないという難易度の高いキャラクター。単純戦闘「技術」では英雄派サーヴァントの中でも最高峰。

 

 

◇アーチャー

 

 カラミティ・ジェーンが担当するサーヴァント。

 

 真名は女海賊アン・ボニー。他該当クラスはライダーとバーサーカー。

 

 単独行動スキルを持つ為燃費がいい……と思いきや、宝具の効果でメアリ・リードも召喚される為、燃費はアーチャーの中ではかなり悪い。半面サーヴァント二騎掛かりというポテンシャルは計り知れない為、魔術師ゆえに魔力が多いカラミティ・ジェーンが担当する。

 

 

◇セイバー

 

 レオナルドが担当するサーヴァント。これに関しては亜種聖杯戦争で召喚され、その反則能力から召喚が決定。魔力消費も桁違いなので、レオナルドが担当する。

 

 真名はここでは秘密。戦闘「技術」ではランサーに若干劣るが、とある特性から戦闘「能力」では最強。特に宝具が厄介であり、設定上はA×A状態のイッセーをガス欠狙いではなく正面戦闘で倒しうる存在。ただしそれは特殊すぎる宝具によるもの。

 

 本編においてはサーゼクスとアザゼルを、最終手段まで使わせておきながらまともに渡り合える化け物。

 

 

◇シールダー

 ゲオルクが担当するサーヴァント。02のマテリアルで記述ミスをしたので訂正すると、「この聖杯戦争」において日本一の知名度を持つ。だって日本人だし。こちらは意図的にその能力から召喚され、相性からゲオルクが担当する。

 

 その場で城砦を作り出す宝具を持ち、それによる壁精製がシールダーとして認定された。製作に使用した材料次第で、様々な能力を保有した高ランク宝具になる為、結界装置製造能力を持つゲオルクとの相性が抜群にいい。他該当クラスはセイバー・バーサーカー・アヴェンジャー

 

 更には武器攻撃に対する超絶防御能力を保有。これでもシールダークラスだと劣化しており、セイバーやアヴェンジャーの場合だと更なる能力追加が行われたうえでこの能力も使えるというド級の化け物。更に宝具をもう一つ保有する。

 

◇シールダーの城砦宝具

 

 いきなり現れた城。

 

 その場にある材料を元に、それに見合ったランクの城砦を作り出す宝具。今回の場合はDランク相当の対空迎撃武装とBランク相当の砲撃装備まで満載した、現地襲撃用即興陣地として完成した。

 

 加えて描写し損ねたが推進機能を保有しており、最終的に撤退時に質量ICBMとして飛翔。上空から音速超過の墜落を叩き込んで「迎撃しないと駒王町が消し飛ぶ」為そっちに手いっぱいになった三大勢力をしり目に悠々離脱した。事実上の人的被害zero。

 

 

 

◇旧魔王派

 

 人的被害を考慮して、今回は英雄派に譲った方々。

 

 もちろんこいつらも強化されており、ヘルキャット編でもホーリー編でも大暴れする予定です。



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第二話 冥界合宿のヘルキャット

夏休みの合宿編突入です!!


 

 夏休み、それは、学生達のパラダイス。

 

 だがしかし、リアス・グレモリーとその下僕達にとっては、バカンスの時間はそう多いものでもなかったりするのである。

 

「お、俺の家ぇええええええええ!?」

 

 一夜にして家が大改装され、イッセーは異形達の本領というものを思い知る。

 

「夏休みは冥界に戻るわよ。何しろ、若手悪魔で会合があるのだから」

 

 リアスの下僕として向かうのは、冥界。

 

 ちょっとひと悶着お起しに向かっただけの冥界に、本格的に向かうイッセー。

 

 そこではトラブルも頻繁に起きるのである。

 

「イッセー君。これからは私の事をお父さんと呼んでくれてもいいよ?」

 

 親バカ貴族、ジオティクス・グレモリーの暴走がイッセーとリアスを襲う!!

 

「あと、それなりの立ち振る舞いを教育させていただきます」

 

 割とその辺も頭も周り、ヴェネラナ・グレモリーの教育がイッセーを襲う!!

 

「あとリアス。シャルロットさんにはもっと感謝しなさい。彼女の弁舌がなければ、裏での批判は倍では済まなかったのですからね?」

 

 ついでに説教がリアスを襲う!!

 

 そして、そんなギャグばかりでは済まない事も数多い。

 

「ハッ! バアルの無能とグレモリーの駄乳が揃いも揃って!」

 

 グラシャラボラスの狂児、ゼファードル・グラシャラボラスを筆頭に、癖の強い者達だらけの若手悪魔達。

 

「この……っ! スパロボを馬鹿にするものは断じて許しません!!」

 

 悪魔って、人間の文化に染まりすぎじゃね? byイッセー。

 

「………ふふふ」

 

「? 何か寒気がしました?」

 

 のちの激戦の火種もまた、そこにはあり―

 

「ああ、お前とは正面から激突したいものだ、赤龍帝」

 

 -そして、好敵手との出会いもまた、そこにはあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 諸問題ある冥界の実情を目にしながらも、だからこそ夢に向かって進む者達の目にするイッセー。

 

 そして、そんな中新たなる戦いの為の特訓もまた始まっていく。

 

「小猫と朱乃。お前達が足手まといになりたくないなら、自分を受け入れる事から始めるんだな」

 

 コーチとなったアザゼルは、辛辣な意見を二人に述べる。

 

 だが、その程度のきつさはイッセーの比ではない!!

 

『まさか、俺がドライグの宿主の世話をする事になるとはな』

 

「ど、どどど、ドラゴン!?」

 

『ああ、久しぶりだな、タンニーン』

 

 かつての龍王、魔龍聖タンニーンがイッセーに差し向けられる。

 

 その目的は単独での禁手覚醒の為の地獄の特訓。

 

 故に、シャルロットにはまた別の特訓が課せられる。

 

「お前はとりあえず戦闘技術を習得しろ。神滅具が強力だからってそれだけで済むほど今後の戦いは楽じゃねえだろうしな」

 

「……はい! イッセーの相棒として、頑張ります!!」

 

 そんな光景を見せられれば、彼女に恥じない為イッセーも逃げるわけにはいかない。

 

 あとタンニーンに捕まれてるので、物理的に逃げる余裕はない。

 

 ついでに言うとリアスは特訓関係には厳しいので、逃がしてくれるわけもない。

 

 全てが逃げ道を塞いでいるので、イッセーも覚悟を決める。

 

 ―天国の爺ちゃん。俺、死んで地獄に行くんじゃなくて、地獄で死ぬかも。

 

 諦めの境地と共に、地獄を切り抜ける!!

 

「せめてまともな食い物をくれぇえええええ!!!」

 

「ちょうどいい、持って来たついでにちょっとこいつを借りてくぞぉ」

 

 ヴェネラナの使いにされたアザゼルにより、イッセーは社交界の準備をされる。

 

「……俺、部長の御婿さんにでもなるんですか?」

 

「……その質問が来るとは想定外でした」

 

 どうやら勘違いらしいと勘違いしながら、イッセーはアザゼルに伝えられた情報を深く知ろうとする。

 

 倒れた小猫の秘密。それは、黒歌というはぐれ悪魔に翻弄された、白音という妖怪の半生だった。

 

 家族に恵まれない。そんな事実がいくつも存在する事を、イッセーは痛感する。

 

「……ごめんな、小猫ちゃん。俺、なんか自分が恵まれてるって自覚してなかったよ」

 

 そんな事実に向き合いながら潜り抜けた特訓だが、しかし成果は芳しくない。

 

「結局禁手には至れない……か」

 

「んな落ち込むなよ。それぐらい禁手は難しい段階だからな」

 

 落ち込むイッセーにアザゼルのフォローが飛ぶが、しかし事態はそれを待ってはくれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「偽りの魔王どもよ。今日は改めて宣戦布告しに来てやったぞ!!」

 

 冥界のパーティ会場に襲撃を仕掛ける、シャルバ・ベルゼブブたち旧魔王末裔。

 

「ファルビウム! 今日こそアスモデウスの座を返してもらう!!」

 

「セラフォルー! レヴィアタンにふさわしいのは、この私です!!」

 

「「さあ、聖杯で手にした我らが力を知るがいい!!」」

 

「うっわぁ、めんどくさい事になってきた」

 

「カテレアちゃん、どうしてそこまで……っ」

 

 亜種聖杯の力とオーフィスの蛇によって強化された魔王末裔の力が現魔王に襲い掛かる中、イッセー達は別の戦いに巻き込まれる。

 

「白音は返してもらうわ。元々私の妹なんだし」

 

「小猫は渡さない! この子は私の眷属よ!!」

 

 ヴァーリチームの一員となった黒歌の襲撃に、リアスは小猫を守るべく奮闘する。

 

 そして共に守ろうとするイッセーだが、下手に訓練した事で禁手に至れず追い込まれる。

 

 そして、亜種聖杯によって強化された旧魔王末裔の猛攻に苦戦するシャルロットも、また救援に向かえない状況に追い込まれる。

 

「目障りな敵サーヴァントめ。此処で殺せば曹操達に目にもの見せられるか」

 

「くぅ! まだ、死ねない……っ!」

 

 シャルロットも追い込まれる中、イッセーもまた追い込まれる。

 

「くそぉ……! なんで、肝心な時に俺は無力なんだ……っ」

 

 涙すらこぼすイッセーだが、しかし小猫もリアスもそれを否定する。

 

「そんな事ありません。イッセー先輩は、歴代でもっとも優しい赤龍帝です!!」

 

「私達はあなたに助けられ続けてきた……! こんな毒なんかで、恩返しもしないでたまるものですか……!!」

 

 その言葉によって、イッセーはついに閃く。

 

 禁手に至る為には大きな精神的な衝撃が必要。そして、その根幹になるものがあった。

 

「……部長、乳をつつかせてください!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何でですか!?」

 

「ついに狂ったか?」

 

 意味不明なイッセーの要望に、パス経由でそれを聞いてしまったシャルロットのツッコミが飛ぶ!!

 

 そして、シャルバに狂人扱いされる。哀れ!!

 

 だが、その効果は圧倒的だった。

 

『マジで至りやがった。……泣くぞ、そろそろ』

 

「私、彼を助けた事が間違ってそうな気がしてきました」

 

『そこまで言うことないじゃないかぁ!! いや、なんかごめんなさい!!』

 

 ついにイッセーそのものが禁手へと覚醒する。その力は、絶大極まりない。

 

 単純に禁手の出力が向上。そして、それは逆転の切り札として十分すぎる。

 

「「禁手化(バランス・ブレイク)連理比翼となれ赤龍帝(フリーバード・メイル・アズライグ)!!」」

 

 特定対象と共に赤龍帝の力を纏った軽装鎧を具現化させる亜種禁手。

 

 本来なら、能力が分割される為、個と質を深く重要視される異形の戦いには不向き。

 

 だがしかし、二正面戦闘が必須のこの状況下なら、これほど心強い赤龍帝の亜種禁手もない。

 

「俺の仲間を泣かせんじゃねえよ!! この駄猫!!」

 

「この……クソガキ……っ!」

 

 その圧倒的な力は火力に劣る最上級悪魔をあっさりと振りほどき―

 

「これが、イッセーの本当の領域……っ!」

 

「おのれぇ、よくも俺に傷をつけてくれたなぁ!!」

 

 究極の羯磨の持ち主であるシャルロットは、それ以上の力を発揮してシャルバに迫る。

 

 それでもなお拮抗する状況に、しかし動く者は一人いる。

 

「借りるぜ、シャルロットさん!! 喰らいやがれ!!」

 

「忌々しい蛇如きが、俺に触れる……な……っ!」

 

 本来なら起こるはずだった、グレモリーとのレーティングゲーム。

 

 そのレーティングゲームでの切り札だった血液移動。それを匙は変則的な方法で使う。

 

 異なる血液が混ざり合えば凝固する。その特性を利用して、シャルバに決定的なダメージを叩き込む匙。

 

 そして、北欧の主神オーディンの参戦もあって旧魔王派は撤退を決定する。

 

「そろそろ帰りますよ。シャルバ達も撤退するようですしね」

 

 黒歌とついてきた美候もまた、残りのメンバーであるアーサーにたしなめられて撤退。

 

 何とか犠牲者を最小限に押させて凌いだ旧魔王派の襲撃。

 

 だが、その脅威は嫌というほど思い知らされた。

 

「これは面倒じゃのう。奴ら、悪魔の弱点に耐性を付けおった」

 

「しかも僕らの特性にピンポイントで抵抗力をつけてるよ。カウンターができなかったし」

 

「全然凍らせられなかったのよ。カテレアちゃん、すごくなったのよん」

 

 オーディンが警戒の色を濃くするほどに、クルゼレイとカテレアの強化は絶大。

 

 これを機に各神話勢力は三大勢力との和平を真剣に考慮し始める。

 

 一つの世界を巻き込む聖杯戦争は、その危険性を各神話体系に強く知らしめ始めていた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「亜種聖杯の強化凄いな。オーフィスの蛇と完全に一体化したうえ、それ以上の強化までしてのけたよ」

 

「うんうん。僕もちょっと本気で驚いてる。あいつら意外と頭回るね」

 

「マスターレオナルドも曹操もちょっと馬鹿にしすぎじゃない? あいつら一応組織のリーダーやってるんでしょ?」

 

「「だってあいつら馬鹿だし」」

 

「うっわひっど」

 

「まあいいさ。次の作戦が旧魔王派の本命らしいしね。どうも堕天使側からの情報提供もしてもらったらしいし、意外と成果出せるのかもね」

 

「ゲオルクを本格的に貸したんだから、それぐらいはしてもらわないと困るって。ま、こっちもサーヴァント全員出しての総力戦だけどさ」

 

「いきなり全部出してオーケーなの? ルーラーもいるし、まだあれ見つかってないんでしょ?」

 

「まあね。だけど大丈夫だよ、我が弟子。だって―」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれはリゼヴィムが探している。見つかればこっちの戦力は桁違いに上昇するからね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ようやく出会えたよ、アーシア。僕の妻になってほしい」

 

―はい?

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、旧魔王末裔との決戦の時は意外と近い。

 




しょせん、兵藤一誠はおっぱいドラゴンである。


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マテリアル ヘルキャット編

◇兵藤一誠

 結局つついて完全覚醒する男。しかしそれでこそおっぱいドラゴンでありD×Dなので、ここはそう簡単には譲れない。

 

 地獄の猛特訓をシャルロットのサポートなし(=禁手なし)で潜り抜けねばならないという苦労を強いられるが、しかしそれゆえに基礎体力などは大幅に向上している為、戦闘能力はかなり高まっている。

 

◇シャルロット・コルデー

 一瞬本気で助けた事を後悔しかけるスイッチの衝撃!!

 

 今まで戦闘能力方面は宝具頼りだったが、それでは武闘派の英雄派サーヴァントには勝てないとアザゼルに指摘されて戦闘技術を習得する方面で鍛える事に。

 

 サーヴァントは完成されているので身体能力は成長しないが、知識は鍛えられる以上それなりに効果は出ており、強化シャルバを相手に渡り合う事に成功した。

 

連理比翼となれ赤龍帝(フリーバード・メイル・アズライグ)

 イッセーとシャルロットが別行動する必要に迫られた時に運用する亜種禁手。

 

 事前に契約を交わした対象1人と赤龍帝の力を分け合う事で、赤龍帝の力を宿した軽装鎧を二人が身に纏って戦闘を行う。

 

 総合的には弱い部類の亜種禁手だが、今回のように「シャルロットがイッセーとは別の場所で強敵と戦闘を行う」などといった状況下では役に立つ能力。原作より強化されているので、イッセーも単純火力勝負なら黒歌を撃退できる程度には戦闘能力を発揮できた。

 

 

◇リアス・グレモリー

 やっぱりスイッチ姫www

 

 シャルロットのおかげで原作程陰口は叩かれていないが、それを引き合いに出されて結局イッセーの花婿修行を止める事はできなかった。誰しも母親には勝てないものです。

 

 

◇塔城小猫

 原作ではこの章ヒロインであり、比較的このハイアポでも出番があった子。

 

 実際問題朱乃と違って仙術はデメリットも大きいし、リスク配慮で使わないとはっきり決めるという選択肢もあるのではないかと普段から個人的に思っていたり。

 

 

◇グレモリー眷属

 冥界合宿で全体的に鍛えられたので、サーヴァント戦での露払いぐらいはできるようになりました。

 

 イッセーとの合体モードも複数種類出したいとは思っていますが、さて誰をどう使うか……。

 

 

◇若手悪魔達

 

 ダイジェスト風味ですが、とりあえず一人一セリフは出せました。シーちゃんはキャラが濃いから簡単にらしいセリフ考えられるぜ!!

 

 しかしゼファードル強化と勘違いする人も出てきてしまった。いや、ここは逆に考えて、本当にそういう作品を考えてみるのもいいのではないか……?

 

 

◇現四大魔王

 寄りにもよってガンメタを張られた事で大変な目に遭った方々。老害はうっとうしいしテロリストは強化されるしで、色々大変である。

 

◇オーディン

 聖杯戦争の危険性その目でしかと見た初めての神。

 次回、彼に強敵の魔の手が迫る!!

 

◇匙元士郎

 シャルロットを助けて大活躍したまだ龍王じゃない人。色々強敵が多い自分の作品だと、原作とは異なる活躍方法を考える必要があるからちょっと大変だけどやりがいがあります。

 

 

 

 

 

 

◇旧魔王派

 亜種聖杯戦争で一人一回勝ってる小物。たかが小物と舐めるなかれ、一応蛇なしでもアザゼルに食い下がれる程度のポテンシャルはある=最上級クラスはある……ので、下位のサーヴァントぐらいなら撃破できるポテンシャルがあるのだ。……英雄派のサーヴァントは超強いか厄介な一点特化のどちらかだけどな!!

 

 亜種聖杯にはそれぞれ大嫌いな怨敵現魔王に対するガンメタや、蛇との完全な一体化を行うなどの強化を選択。結果として原作より強化されているうえに、それぞれの対象となる魔王に対しては更に特攻が入る素敵仕様。

 

 

◇英雄派

 今回は様子見に徹している一同。だがしかし、ホーリー編では出番はないけど大暴れする予定です。

 

 そして既に厄介な連中に接触しており……

 

 

◇リゼヴィム・リヴァン・ルシファー

 みんな大嫌い異世界おじさん。

 

 本作ではレオナルドくんにそそのかされて暗躍中。彼の暗躍が形になるのは終盤も終盤です。



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第三話 体育館裏のホーリー

そういうわけで03のストーリーはこれで終了です。

原作よりも激戦が多いですが、この話も派手に行きますよ?


 

 夏休みが終わり、駒王学園では二学期が始まる。

 

 そして兵藤一誠の二学期は、大抵絶叫と共に幕を開ける。

 

「アーシアぁあああああああああ!!!」

 

 アーシアの結婚式という悪夢を見て、絶叫と共にイッセーの朝はまた始まった。

 

 アスタロト家の次期当主、ディオドラ・アスタロト。

 

 唐突に判明した事実だが、彼がアーシアが治療した悪魔だという事実を自ら明かしたのである。

 

 その勢いでアーシアに求婚までしでかして、イッセーはもはや動揺しまくっている。

 

「受けるわけないのによくもまあ心配できるわねぇ」

 

「ですよねぇ」

 

 リアスとシャルロットがそうため息をつくが、しかしそんな事が気にならなくなるぐらい、事態は更に動き出す。

 

「ミカエル様の(エース)たる転生天使、紫藤イリナよ!!」

 

 暴走信徒は暴走天使となって駒王学園へと舞い戻る。

 

「……駒王学園世界史教師として赴任した、ピエール・ルーラーだ。よろしく頼む」

 

 更に裁定者のサーヴァントまでもが、教師として学園に赴任!?

 

「今後の三大勢力の連携と、駒王町という和平成立の地に対するイメージを考えた結果だとよ」

 

 苦笑するアザゼルは更に、新たなる事実を告げる。

 

「教会ではゲオルギウスが禍の団に就いた事で、和平に対する反対運動が活発化している。この戦い、思った以上に早い時期で大きな出来事になりかねねえから、ちょっと覚悟してくれや」

 

 ゲオルギウス。聖書の教えの聖人としては筆頭格の1人。

 

 龍殺しの英雄にして、イッセーが手にしたアスカロンの所有者としては、唯一歴史に名を遺した猛者。

 

 彼の存在が教会の信徒達の和平反対意識を強め、そして大きくし始めている。

 

 だが、日常もまた色々と騒がしくなるのが赤龍帝の生活らしい。

 

「んじゃ、兵藤とアーシアは二人三脚ね」

 

 桐生藍華の策略といういらん気の回し方により、思わぬイベントが発生!!

 

「……俺は借り物競争。会長とは発展しない。しかも腕に変なあざができた……」

 

 差を付けられる匙だが、しかし成長の兆しもまた生まれ始める。

 

「私はイッセーさんとずっと一緒です。絶対どこにも行きません」

 

 そして、新たに始まる若手悪魔同士のレーティングゲーム。

 

 旧魔王派の襲撃でお流れになったグレモリーVSシトリーの代わりに始まったのは、バアルVSグラシャラボラス。

 

 そこでイッセーは、傑物という存在をその目で目にする。

 

「圧倒的じゃないか。あのゼファードルというのも、中々できそうなのだが……」

 

「凶児と呼ばれたゼファードルが、まるで相手になってない……っ」

 

 ゼノヴィアと祐斗が戦慄するほどにまで、圧倒的なのはサイラオーグ・バアルの力。

 

 だがしかし、その力の根幹は血統ではない。

 

 この世で最も血統から裏切られたバアル、消滅の力どころか魔力すら欠片も持たぬ、バアル家の落後者。

 

 だが、彼は己が体を信じて鍛え続ける事によって、文字通り若手最強と称される圧倒的な力を手にする事に成功した。

 

「レーティングゲームじゃシャルロットは本領を発揮できない。つまり、覇龍なしであいつをどうにかできなきゃ、サイラオーグとのレーティングゲームじゃ勝てないぜ」

 

 アザゼルのその評価に絶句する中、しかしトラブルは頻発する。

 

「リアス・グレモリー。アーシアをトレードしたい」

 

「……愛する女性をそんな方法で手に入れるとか、信じられないわね」

 

 どこかしこから透けて見えるディオドラの性根に、誰もが嫌悪感を露わにする。

 

「ディオドラ・アスタロトには気を付けた方がいい」

 

 突如来訪したヴァーリからの警告もまた、懸念材料を増やしていく。

 

「……ちょっと、ソーナさんと個人的に話したい事ができましたので、行ってきますね?」

 

 シャルロットもまた、その違和感の下に人に相談することを覚える中、イッセー達はイッセー達で色々と忙しくなる。

 

「テレビの取材が入ったわ」

 

「……俺、凄い事になっちゃったかも」

 

 テレビ局の取材のついでに行われた、イッセーの新たな可能性。

 

 そしてそれが秘匿される中、ついにディオドラとのレーティングゲームが行われ―

 

「するわけないだろう? サッサとアーシアを手に入れさせてもらうよ」

 

「旧魔王派に就いた者達の紋章……!? ディオドラ、あなた、禍の団に就いたというの!?」

 

 本性を露わにしたディオドラに内通で、旧魔王派の悪魔達やレオナルドが生み出した魔獣及びホムンクルスが大量に襲来する。

 

 だが、それは既に予見されたいた。

 

「そこまでです、ディオドラ・アスタロト!!」

 

「あなたの下衆な趣味は既に把握しました。……醜悪極まりない、死なない程度に叩き潰すとしましょう」

 

「まあ、和平成立前ならまだ黙認されていたでしょうが。……ドーピングで倒してくれた礼はするとしましょう」

 

「情勢の変化についていけないとは哀れだな。此処で叩き潰す!」

 

 裏で嫌な予感を覚えていたシャルロットの協力で、若手悪魔達が一堂に会する。

 

 そして、それと同時にアザゼルの仕込みもまた発動する。

 

「ほっほっほ。いい尻が揃っとるのぉ。眼福眼福」

 

「な……オーディン神だと!? この結界内になんで入っている!」

 

 ディオドラの内通を察していたアザゼル達により送り込まれたオーディン神。

 

 ディオドラは眷属を出して反撃するが、しかしろくに対抗する事もできず趨勢は決定仕掛け―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さあ、聖杯戦争を始めよう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ひゃははは! ついに神殺しまでできるたぁ、最高の展開だなぁ、おい!!」

 

「グングニルを……切ったじゃと!?」

 

 襲来するセイバー、レッドライダーによって一転して窮地に追い込まれるイッセー達。

 

 そして同時に最大級の脅威が襲来する。

 

「ふん。忌々しいグレモリーと下賤な転生悪魔どもが。まずはここで滅びるがいい」

 

「セラフォルーの妹ですか。ちょうどいい、セラフォルーへの手土産にあなたの首をいただきましょう」

 

「ちょうどいい、サーゼクス達の絶望を生み出しそうないい手土産ができるな」

 

 そして最高の好機と見て、シャルバ達旧魔王派の三幹部も動き出す。

 

 そしてまた、英雄派は新たな動きを見せていた。

 

「さて、俺達の聖槍が最強の魔王にどこまで通用するか、試すとするか、アヴェンジャー」

 

「態々教会と手を組むなんて酔狂ね。私に滅ぼされる理由を作るなんてさ」

 

「聖槍の保有者が二人!? く、聖槍を保有していた者が英霊となっていたのか!!」

 

 曹操とアヴェンジャーの二人掛かりによる聖槍の二重奏が、最強の魔王たるサーゼクス・ルシファーに襲い掛かる。

 

「マスターの邪魔はナッシングだよっと! いこっか、アーチャー達!!」

 

「その成金趣味の鎧は結構気になるわ! 海賊らしく強奪しましょうか!!」

 

「OK。最近海賊というより蛮族っぽいからあれだしねっと!」

 

「チッ! 面倒な奴らに目を付けられたもんだぜ!!」

 

 カラミティ・ジェーンに率いられ、アン・ボニーとメアリ・リードがアザゼルから人工神器を奪い取ろうと強襲する。

 

「……あ、サーゼクスにアザゼル、久しい」

 

 とどめに現れるは、禍の団の代表となっている存在。

 

 無限の龍神、オーフィス。

 

 世界最強の双璧をなす存在を前に、サーゼクス達は真正面から問い質す。

 

「オーフィス。世界の趨勢に興味を示さなかった貴方が、何故禍の団に力を貸す」

 

「静寂が欲しい、それだけ」

 

「……おいおい、まさかお前、グレートレッドを……っ!」

 

 その真実に辿り着く中、情勢は刻一刻と変化する。

 

「オーディンはセイバーがどうにかしてくれるだろうし、んじゃ、一応投降勧告はしておこうかな?」

 

 現れるレオナルド・シルヴァ・ユグドミレニア。

 

 彼は不敵な笑みと共に魔獣にその身を取り込ませ、イッセー相手に単独で渡りあう。

 

 そして告げるは、最大の勧告。

 

「ぼく達と一緒に勝者にならないかい? 願望機と神滅具が組み合わされば、世界の覇権すら握る事だってできるはずだ。月並みだけど、世界の頂点に立つとか楽しくないかい?」

 

 その勧誘に、しかしイッセーは首を横に振る。

 

 考えるまでもない。考慮の余地がない。断じてありえない。

 

「その世界はお前らが好き勝手にする世界なんだろ? だったらありえねえよ!!」

 

「何故だい? 理由を聞きたいと思うんだけど……」

 

「んなもん―」

 

 そう、兵藤一誠はあの光景を見た。

 

 子供達が楽しそうに笑う笑顔あふれる光景。

 

 そう、自分は―

 

「俺が、子供達のヒーローやる事が決まったからだ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よく言った、赤龍帝!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして振り下ろされる紫炎を纏った九つの刃。

 

 即座に展開される魔獣軍団相手に無双しながら、ルーラーがレオナルドを引き受ける。

 

「魔獣創造は抑える!! ゆけ、赤龍帝!!」

 

「ああ! こんなところで終わるつもりは、欠片もないからな!!」

 

 ルーラーの援護を受け、そして発動する覇龍。

 

「この、真なる魔王の末裔を蜥蜴如きがぁああああ!!!」

 

「前魔王と同格以上に高められた、俺達を倒せるものか!!」

 

「セラフォルーの妹もろとも、滅びるがいい!!」

 

 激突する旧魔王派三幹部と赤龍帝。

 

 そして、全力の激突が空間すら揺らし―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 渾身の力でクルゼレイとカテレアを倒し、シャルバを撃退したイッセー。

 

 そして悪意に満ちたディオドラすら打ち倒した、レオナルドとセイバーを撤退させた彼らは、ヴァーリ達と対面する。

 

「ふふふ、良いものが見れるから上を見るといい」

 

 ヴァーリの言葉につられて見つけたのは、オーフィスと対をなす最強の存在、赤龍神帝グレートレッド。

 

 オーフィスが倒したい邪魔者であり、ヴァーリが倒したい目標。

 

 その遊覧飛行を最後に、旧魔王派との激戦は終わりを告げ―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 過酷な激戦を潜り抜けた後の体育祭。

 

 イッセー達は身体能力の差と、鍛え上げられた体によって大活躍をする。

 

「大変でしたね、兵藤先輩」

 

「まったくだぜ。しかもディオドラの奴、シスターや聖女を口八丁手八丁で悪魔に堕落させるのが趣味とか言うんだぜ? 勢い余って殺しかけたよ」

 

 のちに知りえたディオドラの下衆な所業に、イッセーは顔をしかめ、百鬼も同意を示す。

 

 とはいえ、英雄派と対をなす禍の団の二大派閥である旧魔王派は大打撃を受けた。

 

 筆頭である魔王末裔三人のうち、二人が戦死。一人の覇龍の力によって大きな打撃を受け、当面の戦闘は不可能だと断言されている。

 

 とはいえ本命のサーヴァントは全員無事。此処からが激戦といっても過言ではないのだろう。

 

「オーフィスの目的がグレートレッドの撃破ってのはやばいですね。専門家の間では、次元の狭間にグレートレッドがいる事が安定に繋がっているって意見もありますから」

 

「そっか。グレートレッドをなんとかできれば、オーフィスは何とかなるかもって思ったんだけどなぁ」

 

 そんな事を言いながら、イッセーと百鬼は空をなんとなく見上げる。

 

「……で、アーシア先輩はどうするんですか?」

 

「……俺は、ハーレム王を目指す男だ。答えは十分だろ」

 

 唇の感触は柔らかかった。それだけで十分だろう。

 



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マテリアル ホーリー編

はい、そんなこんなで03最後のマテリアルです


◇兵藤一誠

 

 旧魔王幹部三人を一斉に相手にする事になった一誠。そしてトラウマがないので流石にマジキスされたら勘付いた男。

 

 おっぱいドラゴンには思うところがありながらも、子供のヒーローである事に感慨はあるので、レオナルドの勧誘も一蹴。英雄派との対立は更に深くなりました。

 

 

◇シャルロット・コルデー

 

 直感的にディオドラに嫌な予感を覚え、色々と動いていたナイス相棒。

 

 結果的に敵がそれ以上にやばかったので効果は薄かったですが、アーシアを奪われる事を阻止する事に成功した辺り、禍の団のぐぬぬポイントはでかくなっています。

 

 

◇グレモリー眷属の皆さん

 

 サーヴァント絡みで意識が違ったので、実は原作よりも若干強い。量産型魔獣軍団程度ならそこまで苦戦しません。

 

 

◇若手悪魔の皆さん

 頼れる増援軍団。数の圧殺からグレモリー眷属を救った救世主達。

 

 彼らもサーヴァントのシャレにならなさっぷりを痛感して、精神的な危機感が強くなっていっています。

 

 

◇オーディン

 北欧の主神オーディン、苦戦の巻。

 

 実際問題下手したらここで主神が打ち取られるという可能性も十分にある非常事態でした。それほどまでセイバーは強敵だったりします。

 

 

◇現政権の方々。

 

 書かれていないところでサーヴァントと英雄派にてこずった方々。

 

 普通の書き方だったら、一話使って英雄派の無双シーン(専用BGM付き)が出てたぐらいには大暴れです。

 

 

◇教会絡みの不穏

 04はロキ戦とそれに関するオリジナル話にする予定です。

 

 そして活動報告などで書きましたが、サーヴァントには教会関係者が結構いる予定なので、これまたサーヴァント祭りになります。

 

 

◇アヴェンジャー

 曹操のサーヴァント。教会に敵対する聖槍使いである事が縁で呼び出された。

 

 アヴェンジャー繋がりで型月的にはアンリに近い存在。しかし聖槍持ちである事からシャレにならないうえに、押し付けられた概念が逆説的にやばい宝具を作っている為、このシリーズの最終決戦はやばい事になります。

 

 

◇セイバー

 オーディンを単独で追い詰めるという、割と恐ろしい真似をしくさった化け物。

 

 本当にこいつは英雄派最強戦力なのです。当てればクロウ・クルワッハを一撃で殺しうるだけの殺傷性能持ちといえば、恐ろしさが分かっていただけるでしょうか?

 

 

◇旧魔王派の皆さん

 

 イッセーをなめてかかって大敗を喫した方々。

 

 怨敵に対するメタを張りすぎた所為で、聖杯の強化があまり活かせなかった事も敗因の一つ。皆もピーキーすぎる設定や汎用性皆無のパワーアップはよく考えてしようね!!

 

 

 

 

◇ルーラー

 

 教師として赴任する事になったサーヴァント。

 

 宝具の一つとして紫炎祭主の磔台の禁手を発動。具体的には紫炎で出来た超強い分身を八人作る能力。更に自分を紫炎で包み込み手加減する事で、「どれが本物か当ててごらん?」的ならスヴェー○戦法がとれる。これをあっさり攻略できるのは、仙術使いなどの高度な感知能力者ぐらい。

 

 04では真名を明らかにする予定です。



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