スクールアイドルのマネージャー(仮) (ぽぽろ)
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プロローグ
まだ至らない所はあると思いますが、暖かい目で見てもらえれば幸いです。
後で丸ごと手直しするかもです。
「ふぁ~眠い。」
「ほら、歩。朝ごはん食べて」
朝、眠い目を擦りながら、俺、
「はーい。」
のんびりとご飯を食べているとチャイムがなった。
お母さんが玄関を開けるとそこには幼馴染の上原歩夢が居た
「お邪魔します。あの……お食事中にごめんね?」
「別に大丈夫だよ。てかもう行く時間だっけ?だったら早く食わないと!」
急ぎでご飯をかき込む。
「ぐ、ごほっ!」
急いで食べていたせいか喉に詰まってしまった。
「あぁっ!大丈夫だよ!ちゃんとゆっくりよく噛んで食べて?」
「最近はずっと歩夢に迎えに来てもらってるなぁ……前は逆に迎えに行ってたのに……」
「だね~。でも私は嬉しいよ?朝からずっと一緒に……あ。」
「どうかした?」
「口の横にご飯粒付いてるよ。取ってあげる」
「べ、別に大丈夫!自分で取れるし!」
「遠慮しなくていいよ。幼馴染なんだし。」
こちらにゆっくりと顔を近づけてくる。
幼馴染だから顔はよく見ているはずだがどうにも女の子に顔を近づけられるというのは慣れないものだ。
「はい、取れたよ。」
「お、サンキューな。」
「あ、そろそろ行かないと遅刻しちゃうよ!」
「マジか!よし、行くぞ歩夢!」
慌ただしく玄関を飛び出し、学校へ向かって行った……
* * *
学校も何事もなく終わり、放課後、俺の足はスクールアイドル同好会の部室へと向かっている。今スクールアイドル同好会は10人の部員がいる。
その部員を集める為に色々あったもんだ。
ある日、歩夢とお揃いのキーケースを買った帰りにUTXの前でμ'sとAqoursの合同ライブを偶然目にした。
その皆の楽しそうに踊っているダンスや歌に惹かれて俺はスクールアイドルに興味を持った
次の日、学校でスクールアイドル同好会を探し出し、そこで中須かすみという少女と会い、生徒会長にお願いをしに行ったら人数を5人以上集めろと言われたためメンバー集めに東奔西走し集める事が出来た。生徒会長がせつ菜さんだったことには驚いたが、中々に個性的でいいメンバーが揃ったと思う。
そして、俺の役職は部長兼衣装係兼作曲係だ。
裁縫は小学校の時に全ての家事が1級品の歩夢に教えて貰ってたし、作曲は俺は音楽専攻な為、心配はないのだ。
* * *
次の歌はどうするかや衣装をどうするか悩みながら歩いていると部室に着いた
ガラガラと軽い挨拶と共に扉を開ける
「こんにちはー」
「お~、ゆー君では無いか~、彼方ちゃん抱き枕無いと寝れないんだよね~」
「彼方さん、俺の腕に抱きついて寝ないでください。」
「先輩~!歩夢先輩がかすみんを虐めてきます~!」
「え、私?」
「歩夢、お前何かやった?」
「え~何もやってないと思うんだけど……」
「昨日かすみんとプリ撮ったじゃないですか?」
「あぁ、撮ったな。」
だから皆さんこっち睨まないでくれます?
「それを歩夢先輩に自慢しようとしたら、あっちがマウントを取ってきて!小さい頃の仲良いエピソードをずっと言われてたんですよ!」
「お、おぅ……」
かなりご立腹みたいだ。
なんで怒ってるのかは知らないが。
「あの場にしず子も居ましたし。」
「確かにいましたね。かすみさんに2人きりだと恥ずかし……モガモガ」
「な、何を言ってるんですかねしず子は!」
「何か大切な事言おうとしてなかった?」
(´・ω・`)?
璃奈ちゃんボードを?マークへと変える。
相変わらず凄い早業だよなぁ……
「何でもありませんよ!ほら、練習しましょう!スクールフェスティバルに向けてかすみんの可愛さを磨かないといけませんし!」
「なら、ミーティング始めるか。ほら、彼方さん起きて。」
「う~ん、あと1440分」
「それだと1日終わりますから……」
こうして俺の高原歩の一日が過ぎていく。
そして、また明日から賑やかな日常が始まるのだ
ちなみに私の虹ヶ咲の推しは璃奈ちゃんとせつ菜ちゃんです。セツナチャンリナチャンカワイイヤッター!
まだ特徴を掴みきれてない所があるので変な所、おかしい所がございましたら教えていただけると幸いです
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せつ菜は食べさせたい
私の推しでもあるせつ菜ちゃんです。ゲームで髪を解いてスクールアイドルだと明かすシーンでやられた人は多いはず。
今は昼休み、せつ菜さんに生徒会の仕事を頼まれ手伝っている最中。
男らしく力仕事を中心に手伝いつつ、仕事を見つけては積極的に手伝う。もしかしたら内申点上がるかもしれないし。
「あ、これで全部終わりましたよ。ありがとうございました。」
「お疲れ様でした~。さあご飯食べに行くか。」
「歩さん、一緒に食べませんか?」
「え、まぁ良いですけど……」
せっかくせつ菜さんに誘われたので、今後のスクールアイドルに役に立つ話を聞けるだろうと思い、生徒会室にある机に座り、コンビニの袋からパンと飲み物を取り出しもそもそと食べる。
「あれ、歩さんっていつもコンビニパンなんですか?」
「えぇ、まあ。親が面倒くさがって作らないんで。朝ごはんとかは作ってくれるんですけどねぇ……
前に買うの面倒臭いから弁当作ってって言ったら弁当の中に500円だけ入ってました。またある日は自作の弁当箱が入ってたりしました。」
「一休さんのとんちみたいですね……」
「あ、歩夢には言わないで下さいね。めんどくさい事になるので。確かに料理は上手くて美味しいんですけど、俺の似顔絵のキャラ弁みたいな奴だったり、大好きって書いてたりするんですよ。恥ずかしいったらありゃしない。」
「大好きが溢れてるんですね!」
「溢れすぎて大洪水ですよ。むしろ天災並ですわ。愛情表現が大きすぎるというかなんというか……」
「なら、いつもは何処で食べてるんですか?」
「授業終わったら見つかる前に速攻彼方さんに教えて貰った昼寝スポットに逃げてます。」
「悪い子ですね。でもコンビニ弁当じゃ栄養に偏りが出ますよ?」
「親が作ってくれれば万事解決なんですけどねぇ……」
「もし良ければ私がお弁当作って来ましょうか?」
「良いんですか!?」
「えぇ、勿論です。」
「お礼はいずれ絶対にしますから!」
「お礼なんて良いですよ。」
「いいや!しないと俺の気がすみません!」
「なら、一つだけ。これから私をせつ菜と呼んでくれませんか?他の同学年の人には呼び捨てで呼んでいるのに私だけ敬語とか仲間外れみたいで寂しいです。私は敬語が染み付いているので……」
「せつ菜さんは何だろ、同じ学年なんだけどスクールアイドルのアイドルの先輩だから敬意を持たないととか思ってるしなぁ……」
最初の生徒会長の怖いイメージが残ってるとか口が裂けても言えないね。」
「いや、全部言ってますよ……」
「いや…口が餃子の王将の床並に滑っちゃって……」
「まあいいです。お弁当を作る条件をそれにします。敬語も外してください」
「了解しま……了解。」
「宜しい!」
これで俺はせつ菜さ…せつ菜の手作りお弁当を頂けることになった。
女の子が自分の為にお弁当作ってくれるって良いよね。
歩夢?ごめん、何言ってるか分からない。
「ふ~ん。私を騙してたんだ。へぇ~そうなんだぁ。ちょっとあっちでオハナシしようか。歩君。」
ひっ!お、お前いつかr……(この先は血が滲んで読めない)
* * *
今日は弁当を作ってくれる日。
気分がルンルンする!
高揚しすぎてしずくに心配されたりした
「びっくりしました…
先輩が何かおかしくなっちゃいました……
叩けば直るでしょうか…?」
「いや、昔のテレビじゃないんだからさ……
ここは1発愛さんの面白ギャグで!」
「周りが凍りつくので辞めてください。笑うの歩先輩だけですか。璃奈ちゃんボード!むっー!」( ˘•ω•˘ )
生徒会室に着き元気な挨拶と共に扉を開く。
「Hi there!」
「わぁ!急に流暢なイタリア語話しながら入ってこないでくださいよ!びっくりするじゃないですか!」
「あ、ごめん。楽しみすぎてネイティブ出ちゃった。」
「……貴方日本人ですよね?まあいいです。」
ことんとお弁当が目の前に置かれる。
では早速頂こうじゃないか。
パカりと蓋を取ると……
「ん!?」
「どうかしました?」
「盛り付け独特過ぎません?」
そこには何故かハンバーグに人参がぶっ刺さっていたり、おひたしに鰹節(削られてない奴)がぶっ刺さっていた。
他にも色々あるがこの辺りに
「まあ、良いですけど。」
ハンバーグを1口サイズに箸で切り、口に運び咀嚼する。
このハンバーグを一言で表すのなら
不味い
この一言に尽きる。
でも不味いなんて言ったらせっかく作ってきたのに申し訳ないし失礼だ。
思った事は口に出ちゃう性格の俺だから必死に耐え
「独特な味ですね。好きな人は好きな味でしょうね」
と言ってかき込んだ。あとで口直しに何か買おう…
うっぷ……
それを練習の時せつ菜がいない時に話したら
「「「え~~!食べたの(んですか)!?」」」
「歩先輩は、チャレンジャー?それともおバカさん?璃奈ちゃんボードはてな」(´・ω・`)?
「いやぁ…よく食べれたねぇ~愛さんには無理だ。」
「知らなかったし…盛り付けも独特だったし。」
「先輩がせつ菜さんの料理食べた為に体調不良でも起こしたらかすみ、生徒会長の座から引きづり落として…生徒会の手伝いという建前の元、先輩と2人きりに……」
「おい、かすみ黒い面出てるぞ」
「そんな事ないですよ~うふふ」
「そう言えば歩君も料理は小さい頃から出来なかったよね。もしかしたらせつ菜ちゃんと同じくらいかも……
だから私歩くんの為にいっぱいお料理勉強したんだ。」
「言うな歩夢。恥ずかしいだろ!」
恥ずかしながら俺も料理は全く出来ない。
「先輩、やっぱり奥さんとかは料理出来た方が良いですか?!例えばかすみ見たいに。 」
いや、俺の聞いたって意味無いだろ。
お前らそれぞれの好きな人に聞きなさい
その後皆からは呆れた顔をされるのであった。
明日からは歩夢が弁当を作ってくれる見たいです。(白目)
ハートはやめて欲しいなぁ…
歩夢は重いなぁ…
あ、今の所思いついてるのはかすみんとしずくかな……
あとはAqours編μ's編もぼちぼち始めたいしストーリー進めないと……
ゲームの方は皆さん、イベント頑張りましょう!
☆10 おかかご飯さん
☆9 TheDarkさん
☆7 白菜テニスプレイヤーさん
その他お気に入り登録、感想等ありがとうございます!まさか3つも評価が来るとは思ってませんでした。
この調子で虹ヶ咲学園も増えて欲しいなぁ…
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違う人をメインに書いても結局歩夢が強すぎる不思議
あの子強い
俺は自分の無力さを呪った。
こんなに目の前で大変な目にあっている人がいると言うのに俺は何も出来ない。
───ヒーローなんて存在しない───
そう、この世の中にはヒーローなんて存在しない。
屁理屈かもしれないが、見方によってはヒーローが悪にも見えるのだから。
みんなを助ける小さい子が憧れるヒーローなんて存在しないのだ。
それを俺は悟った。
「桜ぁぁぁぁぁあ!死んじゃダメだぁぁぁ!」
ゲームで。
「わわっ!歩君急に大声出さないでよ!びっくりしたじゃん!」
隣の椅子に座り、一緒にギャルゲー的な奴をプレイしていた歩夢が驚いたように声を上げた。
「歩夢……俺は今とても悲しい気分なんだ……うぅ…桜が…」
さっきから言っている桜というのはゲームの中の登場人物で、棚からぼたもちが落ちてきてそれが喉に詰まり死んでしまうという涙を誘う死に方をしてしまった。
主人公は、丁度出掛けている時にだ。
助ける人もなく…
「よしよし、歩君が泣いてると私も悲しいなぁ。」
「歩夢ぅ……」
優しく、優しく頭を撫でてくれる歩夢。
心が安らぐようだ。悲しみが癒される。
「かすみ達は今何を見せられているんでしょうか……」
「2人でずっと歩んで来たんだもんね。歩だけに!」
「すいません、愛先輩少しだけ黙っててくれませんか!」
その後めっちゃ歩夢に慰めてもらって立ち直った。
やっぱ持つべきは幼馴染だな!
あ、でも死に方にヒーロー関係なくね?
まいっか
練習後の静寂の部室で1人が怪しげに笑っている。
「ぐふふ……これで、歩先輩を…ぐふふ」
闇が迫り始めている。
「あわわわ………大変………」
* * *
昼休み、彼方さんと昼寝を貪っていたら、突然かすみに部室に呼び出された。
大切な話があると言う事らしい。
衣装のサイズ変更とかかな…?前に恥ずかしいからって急に呼び出されて言われた事あるからさ。
ガラガラと鳴る扉を開け、中にいるか呼びかける。
「あ、やっと来ました?」
「お前が早く来いって言ったからダッシュで来たわ」
「あ、ならお茶でも飲みます?」ガチャ
「あ、貰う。あと何で鍵を閉めた?」
「聞かれて少々困るからです。」
ほう、と相槌を打ってゴキュゴキュとお茶を飲み干す。
「あ、やっと飲んでくれましたね……」
トロンとした目でこちらを見つめている。
あれ…眠気が………
「お前……なにを盛った……?」
「盛るなんて人聞きの悪い、入れてあげたんですよ。
プロテインを」
「そう言えばそんなに眠くないや。」
思い込みって怖いね。こいつがいかにもヤンデレっぽい行動取るから入ってるのが催眠薬だと思い込んだじゃないか
「筋肉付けたいとか言ってたじゃないですかぁ~」
「まあ、言ったけど……勝手に入れんなよ…
せめて言え。勝手にムキムキにしようとすんな。」
「言ったらつまらないじゃないですか~」
「何したの!かすみちゃん!」
鬼気迫る様な表情で飛び込んできた歩夢
「ど、どうした歩夢?」
「うん、あのね…ご飯食べてたらメールが届いてね?あ、貴方の携帯に届くメールが私の方にも届くようになってるんだけど……」
「おい、こらそれ初めて聞いたぞ」
「先輩、愛されてますね……」
「そしたらかすみちゃんに呼び出されて、しずくちゃんに昨日何か変な笑い声が聞こえたって言うから、何か大変な事になってるんじゃないかと……」
「おう、何も無いぜ。
お前からさっき大変な事が分かったけどな。」
「あ、何か飲んだり食べたりした?したら早くペっ!ってして、早く!」
「い、いや大丈夫だから……」
この騒動は歩夢の登場により、少しだけ収まった。更に新たな問題を生んだけどな。
なんであいつはいつもいつも俺がいる所に現れるんだ……
☆9 かささかさん
☆8 積怨正寶さん
その他お気に入り登録、感想等ありがとうございます!
見たい映画があり過ぎて困ってる。T-34に冴えカノに……
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内浦に行こう!
どうでも良い話ですが私、前、鞠莉の事けまりって読み間違えしてました。けまりはこっちだった→蹴鞠
白い砂浜! 青い海! サンサンと照りつける太陽! ここは素晴らしい!
突然だが俺は今沼津にいる。
Aqoursの調査をする為にわざわざ来たのだ。詳しくは少し前に遡る……
***
「歩さん、貴方には明日からAqoursの調査に行ってもらいます!」
「は?」
今日も今日とてスクールアイドルフェスティバルに向けて練習してたある日、目の前にいる生徒会長からそんな事を言われた。
突然過ぎるんだが?
「いやいや、突然言われても……
何より明日も学校あるじゃないですか」
「私は生徒会長ですよ? その位の権限はありますよ」
「いやいや、おかしいおかしい。たかが一生徒に同じ生徒の公欠とかを取れる権利がある訳ないだろ! それはアニメだけの世界だろ」
「これからのスクールアイドルとしてパワーアップする為に内浦でAqoursの練習を見に行ってください!」
「本当にお願いだから話を聞いてくださいません?」
「出発は明後日なのでよろしくお願いします!」
「急過ぎないですか!?」
と生徒会長に告げられ。
出発の日
「十分に気をつけて下さいね! ちゃんと毎日連絡下さいね! ちゃんとご飯は食べてくださいね!」
「そんなに心配しなくても大丈夫だって、しずく」
「私がちゃんとお世話するから大丈夫だよ」
「浮気はダメ、歩は私達のマネージャーなんだから絶対にしちゃダメ。瑠奈ちゃんボードむー!」(⑉・̆н・̆⑉)
「いや、浮気って……まぁいいやよしよし」
「歩くんに手を出したら私が成敗するから大丈夫!」
「抱き枕要因がいなくなって彼方ちゃん悲しい~しくしく」
「いや抱き枕にすんな」
「そうだよ! ギューってしていいのは私だけなんだよ!」
「それじゃ十分に気をつけて行ってきて下さいね! 歩さん! 急だったのは申し訳なく思ってます……」
「そう思うなら次からは辞めてくれ……」
「ほら、そろそろ行こ?」
「あ、そうだな…………ん?」
今ちょっとおかしい所が会ったような……
「何で歩夢も行こうとしてんの? 自然すぎて気づかなかったわ」
「だってずっと一緒じゃん……片時も離れたくないの……」
「いや……俺だけで十分だし」
「私が居ないと歩君が死んじゃうじゃん! 私が居ないとお世話しないとダメじゃん!」
わーわーと子供の様に喚く歩夢
「ほら、歩センパイの邪魔になるので戻ってくださいよ! 今のうちに歩センパイは早く行ってください!」
かすみが後ろから羽交い締めをして大人しくさせる
「助かる! じゃあな、かすみ!」
「あぁぁ! 待って! 歩くん! 歩くぅぅぅん!」
***
という訳で来たんだったな。相変わらずやっかいや幼馴染だ。
こっちには前に来てお祭りだかのやつをAqoursの人達と一緒にやった気がする。
ん? 何かあっちに見たことがある様な人達が……
「あぁぁ! あゆむくんだ!」
「全速前進ヨーソロー!」
「千歌ちゃんも曜ちゃんもそんな突撃しに行かないで!」
「来たわね! リトルデーモン!」
「楽しくなりそうだね! 花丸ちゃん!」
「また喧しくなりそうずら」
「oh! マリーに会いに来てくれたのね!」
「また一緒に海に潜りたいなぁ。賑やかになりそう」
「そうですわね。……って鞠莉さんも突撃しに行かないでください!」
「やめろやめろ鳩尾に的確に頭を擦り付けるな。そんな飛んで抱きついてくるなぁァ!」
***
「で歩さんはなぜこちらに? 連絡はなかったはずですが……」
「それはですねダイヤさん」
「マリーに会いに来たんでしょ? んもぉいつでもマリーから会いに行って上げるし、読んでくれたら行くのに……」
「厄介事になりそうなので辞めてください。来た訳はですねうちのポンコツ生徒会長からいきなり言われたんですよ。ここと言いウチといい音ノ木坂と言い生徒会長って言うのはポンコツばっかなんですかね。 」
「ちょっと! それはどういう意味ですの!」
「まぁ、多分Aqoursの練習を見て何か学んでこいという事でしょう。って事で沼津に遊びに行きましょ。遊んで遊んで遊び倒しましょ」
「いや、1秒前に自分が言ったこと忘れちゃダメでしょ……」
呆れた様にそう言った果南さん。アイツらの命令何か知らんわ。
「って事で善子! 行くぞ!」
「ヨハネ! って……何で私なのよ」
「だってお前沼津出身じゃん」
「あの……2人きりは恥ずかしいと言うか……デートっぽくて照れるというか……」
「そのまえにちょっとまった~!」
遊びに行こうとしたのを千歌に止められる。
「どうかした?」
「学んできてっていうからにはこっちに泊まるの?」
「いや、別に日帰りでも……」
「 泊 ま る の ?」
「あの……日帰り……」
「 泊 ま る の ?」
「アッハイそうさせて頂きます」
「なら十千万に決まりだね! 部屋なら空いてたきがするし! 志満姉に伝えないと!」
「千歌っち~ちょっとWait! ねぇ? 歩、マリーのホテルにしない? very specialなスイートルームをご用意するわ!」
ホテルオハラのスイートルームだと……?
「あ~! 流されちゃダメだよ! 十千万の方がいいもん! 歩くん前に来た時にうちだったじゃん!」
「ふふっ、こっちは最高級のサービスとお部屋、夜景に海を見渡せるspecialなお部屋よ。
そしてマリーとvery hotな夜を一緒に過ごしましょ?」
その後も言い合う2人。ここは俺が決めないとダメか……
「なら、今回も十千万にお世話になるわ。鞠莉の奴も嬉しいけどそんないい所だと落ち着かないし」
「ムムっ! 十千万もいい所だよ!」
「あ、ごめん。高級な所だとね」
こうして俺の沼津の生活が始まった。
☆10 スーミーさん
☆9 雪きのこさん しろくま湯たんぽさん
☆8 バムケロさん MNKNSさん
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