【SZKちゃんで】がっこうぐらし_全員生存ルート 【完結】 (黒巛清流)
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part1 キャラクリとアウトブレイク

完走してないけど出来ちゃったのと許可をもらったので初投稿です。



どうも、喋って動くことに定評のある饅頭だよ

今回はRTA勢が現れまくることで有名な「がっこうぐらし」を普通にタイムを気にせずに実況していくよ。

そしてクリア難易度が高いと言われるランダムクリエイトで登場する盲目キャラ「雪野 しずく」を使って全員生存ENDを目指していくよ。

 

ではクリアデータの「つづきから」、そして「全部をリセットしてから」を選んでほぼ「はじめから」と同じにしましょう。

まずはキャラメイクです。ランダムで雪野しずくちゃんが出るまでひたすら回します。

 

 

(饅頭リセマラ中)

 

 

出ました! 途中別のレアキャラである。能力がアサシンの「霊咲 すずか(通称れず)」ちゃんやコミュ力お化けの「甘露 りりか(通称ゆり)」ちゃんがでて迷ってしまいましたが雪野しずくちゃんでいくと決めたので涙を呑んでスルーしました。

 

ここで雪野ちゃんについて少し

雪野ちゃんの初期スキルに【合気道】があるのはみなさんご存知だと思いますが実は他にもスキルがありまして

 

RTA勢にはスルーされがちですが【甘え上手】と【空間把握】を持っています。

 

甘え上手はその名の通り人に甘えるのが凄く得意です。不信感を抱かれてなければ年上や姉御肌のキャラに刺さります。

つまりめぐねえとりーさんとくるみちゃん、あとはチョーカーさんにも刺さります。

好感度と正気度がぐーんと上がるので苦手な人はとってもいいかもしれませんね。特にめぐねえとりーさんは気が付いたら狂うのでこまめに交流しましょう。

あとしずくちゃんの性格のおかげで好感度が伸びにくいのでこういうスキルはありがたいです。

 

そして空間把握ですがこれは立ち止まって【よく聞く】を選択するとかなり広範囲の音を聞くことが出来ます。クウガのペガサスフォームみたいなことが出来るのなお前。なお聞くのに結構時間がかかるのでRTAで使われるのはほぼない模様。それとゲーム内で3メートルだけ見えるようになっているのはこのスキルのお陰なんですよね。

ちなみにのちに【千里眼】や【聴力強化】を取ると最大で8メートルまで距離を伸ばせるようになります。

盲目キャラでクリアしたいけど...という方におすすめです。

 

では次に技能ポイントを振り分けましょう。

「体力(HP)」「筋力(戦闘力)」「持久力(スタミナ)」「知力(クラフト能力)」「直感(危険察知)」の五種類ありますが私のおすすめは持久力6 知力2 筋力1 直感1です。

 

合気道のことを考えると持久力に全振りしたいですがこれはRTAではないので知力などにも振っておきましょう。何故知力かというと知力が最低だとめぐねえとの補習からゲームが始まってしまうことがあるんですよね。

これだと私のやりたいことが出来なくなってしまうのできちんと知力に振っておきましょうね(4敗)

 

思わずRTA風な喋り方になってしまいましたがそろそろゲームを始めましょうか

 

イクゾー! デッデッデデデデ!(カーン)

 

 

それではオープニングを見ましょう。なおオープニング中も普通に喋るので気になるかたは自分で買いましょうね。

 

OPをぱっとみると普通の学園ものにしか見えませんね、PVもこれだったので何人ものごちうさ難民を死に追いやってきました。

 

おっと、いまちょっとだけ不穏な影が見えましたね。みなさんはご存知だと思いますがこれは「彼ら」ですね。

その近くの窓が割れているのもポイントです。

まぁ、初見では気付きませんよね。あの頃は考察もあったなぁ...

 

 

謎  の  研  究  施  設

 

 

という事でオープニング終了です。ここで二週目でオープニングを飛ばさずに見た方にゲームからの報酬があります。

それは好感度調整です。

ボーナスポイントを振ることで最初から仲がいいキャラなどを作ることが出来ます。ちなみに振らないと経験値に変換されるので無理に振る必要もないですね。

 

そしてもらったポイントは全てりーさんに振りましょう。これでりーさんとの好感度がかなり高くなったのでりーさんとは長い付き合いという設定になりました。

この設定が付くとりーさんの正気度が結構高めの数値から始まります。理由は後程分かりますがこれをしておくとめぐねえの介護だけで済むようになるので楽です。

ちなみにめぐねえに好感度を全て振っても正気度は上がってくれません、ペッ!

 

 

~読み込み中~

・りーさんのワンポイントアドバイス

武器には殺傷武器と非殺傷武器があるの、血を見るのが嫌な人は非殺傷武器をおすすめするわよ。殺傷武器が持てない人もいるから気を付けてね。

 

 

 

それではゲーム開始、開始場所はりーさんと好感度が高いので屋上からスタートします。しずくちゃんは園芸部に所属してないので単にりーさんと会話しています。

 

「ずいぶん育ったわね~」

 

りーさんとある程度会話をしたら屋上から出てめぐねえを探しましょう。この作品ではゆきちゃんの補習を行っていないのでどこにいるかはほぼ運ですがアイコンが出ているので探すのは楽です。

 

「あら、雪野さん」

 

へい先生! 抱き心地よさそうな体してんね!(気さくな挨拶)

 

というわけで原作に比べてイベントがかなり追加されているメイン先生こと佐倉慈先生です。ことあるごとに死にそうになったり狂ったり生徒に依存したりぶっ飛ぶ要介護先生です。ペッ!

ここでりーさんが呼んでたと屋上に向かわせてもいいですが好感度を上げるために会話をしましょう。

ちなみにこの辺でセーブをしておくとアウトブレイク後にめぐねえが噛まれてもリセット出来るので安心です。

 

というわけでアウトブレイクイベント開始。

めぐねえと共に危機に陥りましょう。めぐねえが校庭の異変に気付くと同時に周りから悲鳴が聞こえます。ちなみに携帯をマナーモードにしておかないとりーさんから電話がかかってきて「彼ら」に気付かれやすくなるので必ずマナーモードにするか電源を切っておきましょうね。

 

それではめぐねえの手を取って屋上へと向かいましょう。ちなみに落ちている武器はドライバーを拾ってモップを装備しましょうね。ドライバーは確殺出来ますが好感度が下がるので普通に工具として扱いましょう。

 

これで彼らを怯ませながら屋上へと向かいましょうね。ちなみにその他生徒を助けられないか彼らを全滅させたことがありますが屋上の階段を上るイベムービー時には全員復活してました。デッドライジングの最初みたいだな。

 

この時生徒をころころしなくてもめぐねえの正気度は下がるのできちんと声かけしましょうね。

あ、一人攻撃ミスって落下してった。ラッキー

 

 


 

 

訳がわからなかった。

 

ついさっきまでいままで通りの日常だったのに

突然響き渡る生徒や教師の悲鳴。混乱して動けなくなった私の手を引いてくれたのは先ほどまで談笑していた雪野しずくさん。屋上に避難しようと言った彼女に従い二人で屋上を目指す。

 

時折私達に襲い掛かろうとした生徒達に声をかけたが返される言葉は無理矢理出したかのような呻き声だけ。

雪野さんはその子らにモップを振るい怯ませた横を通り抜けていく。

 

「センセイ、大丈夫?」

 

雪野さんはそう心配して声をかけてくれたが私は言葉を返せなかった。私がしっかりしなきゃいけないのに...

 

「ヒッ」

 

雪野さんに襲い掛かろうとした生徒が階段を踏み外し落下する。私の横を通りすぎ後ろからパンっと嫌な音が響いた。

 

「あっ...」

 

振り返らなければよかったのに振り返ってしまった。頭から落ちたと思われるその生徒は地面に赤い花を咲かせ体はうつ伏せになっているのに顔だけがこちらを向いていて。

 

...目があった

 

「...うぶっ」

 

思わず喉から込み上がるものを抑え、雪野さんに引きずられながらもう片方の手で口元を押さえる。

 

「...行きましょう、センセイ」

 

抑揚のない雪野さんの声が耳に届く、もはや私はその言葉に従うことしか出来なかった。




本作品のしずくちゃんとアサルトニキのしずくちゃんは同一人物だけど
中の人が違うのでだいぶ性格に変更が出るかも

ちなみにステも少し違うからそこだけ載せておくね

【のうりょく】
体力:カス
筋力:ひんじゃく
知力:ちょいばか
直感:サイコロえんぴつの正解率
持久力:レッドブル級


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part2 屋上到着とチョーカーさん救出

なんか筆がのったので書いたよ(RTAじゃないので語録使うのやめるよ)

それと三次創作と分かりにくいのでタイトルを少し変えたよ。


前回はめぐねえを屋上に送り届けたところで終わったよ。今回は屋上からだね。

 

めぐねえが屋上に着いたら急いでドアを閉めて扉を押さえるよ。このシーン手に武器持ってると片手で扉を押さえるんだよね。サイレンで似たようなシーンみたな。

 

意気消沈してるめぐねえが腰を抜かすと同時にりーさんと何故か屋上に来たゆきちゃんが何事かと駆け寄ってきますね。台詞が出てきますが連打は止めてはいけません(2敗)

 

しばらくボタン連打をしていると奴らは開かないと思ったのか去っていくので足音が消えたら扉から手を離しましょう。ちなみに筋力にステを全振りするとボタンを押さなくても破られません。ゴリラかよ

 

「しずくっ、電話にも出ないしいったい何が...」

「助けてくれ! 先輩が!」

 

ここでくるみちゃんが屋上へと先輩を連れてやってきます。というかさっきまで奴らがいたのにどうやってきてたの?? まだ覚悟完了してないよね??

 

ここでキャラは揃ったのでバリケードを作りましょうね。ひんじゃくでもロッカーぐらいいけるって!!

ここで好感度が高いりーさんにも頼めるのでりーさんにも手伝ってもらいましょう。

 

りーさんは頭にはてなマークを浮かべてますが手伝ってくれます。いい子

 

 

どんがらがっしゃーん(天海春香転倒音)

 

 

というわけで先輩の奴ら化です。くるみちゃんの覚醒シーンを見守りましょう。ちなみに男主人公で「君がしちゃいけないと思った...」と先輩を代わりに介錯するとくるみちゃんに恋愛フラグが立つことがあるらしいです。女主人公しか使ったことないから知らないけどね!! さて、これで全員がこれは一過性の事件ではない。と気づきます、これでころころしても返り血がひどくなければそこまで正気度は減りません。ちなみに「霊咲 すずか」ちゃんはスキルの影響で返り血を浴びないのでむやみに減らしたくない方はおすすめです。

 

めぐねえがリーダーになってこれで雨の日までは安心です。と1日目にやることはほぼ終わりましたのでここで武器を製造します。

 

材料はモップ、そして少し知力があれば作れます。

モップの先端を折って尖らせて...簡易槍の完成です!

返り血が付きにくいので耐久が低いこと以外はいい武器ですね。ちなみに「くるみちゃんのシャベル」ことくるみちゃん固有武器は好感度と知力が高いと強化することが出来ます。最終的にはくるみちゃんが無双ゲーをすることになりますね。一振りで三体ミンチにするって何よ。

 

そしてりーさんに状況説明とゆきちゃんとくるみちゃんに自己紹介です。顔見知り程度なのできちんと好感度をあげておきましょう。ちなみに持久力が高いのでくるみちゃんはしずくちゃんのことを少しだけ知っています。といっても陸上部に誘われていたやつぐらいの認識ですが。

 

ゆきちゃんは変に行動しなければ好感度は高めからスタートします。ので早めに仲良くなりましょうね。

そしてここで「よく聞く」を使います!

 

「?? しずくちゃん何してるの?」

「しー、少しだけ静かにしててね」

 

りーさんが周りに配慮してくれているのでよく聞こえますね...いましたいましたよ。三階のトイレに生存者ことチョーカーさんが...

 

「どうだった?」

 

りーさんがペガサスフォームの結果について聞いてきますがここは「奴らが多くて分からなかった」を選択しましょう。こういうフラグを立てなくても助けに行けるんですがまぁ雰囲気でね!

後でまたペガサスフォームを使ってチョーカーさんのことを言って救出しましょう。出るときに取り押さえられなくなったり味方が増えたりします。

 

それではあとは寝るだけですがどうせなので甘えるを使ってみましょう! 本当はくるみちゃんに甘えたいですがまだ知り合いレベルなのでめぐねえに甘えましょうね。

 

座ってるめぐねえの隣にちょこんと座って頭をめぐねえの肩にコツンと置きます。あぁ~^

めぐねえはそれに気付くとふふっと微笑み、頭をそっと撫でてくれます。

あぁ~^たまらねぇぜ...おやすみ

 

 

 

~読み込み中~

・りーさんのワンポイントアドバイス

料理はスキルを持ってなくても使えるけど消費食材が増えちゃうから気を付けましょうね。

 

 

 

おはようございまーす!

 

起きたらとりあえずセーブをして写真を撮りましょう。そうです、チョーカーさん用の屋上の写真ですね。

デッドライジングの初代で似たような救助者いたな。あの、ダクトの写真見せないといけないやつ。

ちなみにゆきちゃんが写ってる写ってないで二パターンの台詞があります。今回はゆきちゃんの寝顔も写しておきましょう、好感度が少し変わります。

そしてペガサスフォーム発動! 朝早いのでチョーカーさんの位置がちゃんと把握できます。

 

ここでりーさんとめぐねえを起こして校舎の中に入る有無を伝えましょう。もちろん止められます。

 

「だ、だめです! 昨日あんなことがあったばかりなのに一人で出歩くなんて!」

 

ですが三階に生存者がいることとりーさんの援護射撃を貰います。正直りーさんも行ってほしくは無さそうですが...

 

なんとか説得してめぐねえがついてこようとするのもりーさんに止めさせてバリケードをどかして校内へと侵入します。ちなみにくるみちゃんの好感度が高いとくるみちゃんも一緒に来てくれます。今回は残念ながら来てくれませんが。

 

というわけで校内へ到着! ころころしてもおーけーなので簡易槍を使って返り血がかからないように注意してころころしましょう。

 

 

 

おっ、レベルが上がりました。

交流多めにしましたからその分の経験値が入ってたんですかね。

今回とるのは【投擲】! いや、これ本当に重要でして。

フレンドリーファイアがあるこのゲームで味方が射線上にいても当たらなくてすむというのは本当にいいんですよ。乱戦状況や噛まれる寸前で投げることが出来るので非常に助かります。

 

そして到着トイレの個室! ノックしてもしもーし。

 

「ひっ」

 

声が聞こえたけど居留守を使われるので声かけをしましょう。

 

『生きている方ですか?』

「え...? 生きてる...?」

 

チョーカーさんが反応してくれたので屋上に生き残りがいることを伝えますが警戒心が高いので行きたがりません。そこで携帯の写真を見せましょう。これで来ない場合はドアをこじ開けないといけません。そのためにドライバーも所持してます。

 

「...ゆきっ!? ゆきがいるの!?」

 

というわけで少し興奮気味のチョーカーさんこと「柚村貴依」ちゃんがドアを開けてくれました。君くにおくんって彼氏いない?

チョーカーさんをなだめたら道中の奴らを突いたり怯ませたりして屋上へと向かいましょうね。正気度は少し減るけどしゃーなし、死ぬよりマシ。

 

屋上に到着ー!

再会した二人は抱き締めあって泣き始めますね。このまま眺めているのもいいな...

 

さて二日目は大忙しなので体力管理はしっかりしないとですよー...ファッ!?

 

 


 

 

ギギギッ と屋上の扉が重い音と共に開かれ。屋上にいた私達は咄嗟に身構えた。

しかしそこにいたのはさきほど生存者がいると屋上から出ていった雪野さんだった。後ろにいるのは生存者だと思われる丈槍さんと同じクラスの柚村さんだ。

二人とも怪我をしている様子はなくほっと息をつく。

 

「ゆきっ!!」

 

柚村さんは丈槍さんに気付くと駆け寄っていき丈槍さんを抱き締める。

丈槍さんも柚村さんに気付くと抱き締め返してせきを切ったように二人とも泣き始めた。こんな事件の後だ。信頼できる友人に出会えたら泣いてもおかしくないだろう。

 

「良かった」

 

ふとそんな呟きが聞こえ、そちらを振り向くと血の付いた槍を持った雪野さんがほんの僅かに、よく見ていなければ気づかないほど僅かに。口元を緩めた。

 

...彼女の表情が変わるのを初めてみたかもしれない。

私は思わず雪野さんの頭を撫でた。

 

「...? ...!」

 

一瞬疑問符が浮かんだ雪野さんは私が頭を撫でていることに気付くと頬をほんの少し赤らめた。

 

「せ、センセイ?」

 

初めて聞いた抑揚のある困惑した声、私はその姿に庇護欲をとてもそそられ

 

ぎゅっと

雪野さんを抱き締めた。




この子、元だと全身血まみれのキラーガールなんだよなぁ...
少しだけ交流深めにするとこうなるよ(非公式)

次回、オリジナルパートと新キャラ来るよ


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part3 新たな生存者

アサルトニキからgeniusと言われたので次話投稿です

めぐねえの精神をずたぼろにするらしいのでこっちではでろでろに甘やかします。
親との格差に沈め



時々話題に出てくる『霊咲すずか』ちゃんと『甘露りりか』ちゃんのプロフィールだよ
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=226768&uid=231447


なんでめぐねえに抱きしめられているんでしょうかねぇ? こんなの初だよ。何かしたっけ? ままええやろ!

RTAならロスですがこれはRTAではないので続けます!

本来ならここで三階の制圧を提案して先陣を切るのが一番いいのですがやることがあるのでとりあえずくるみちゃんと会話をしましょう。

 

「なんだ…? あぁ、迷惑かけて悪いな。足は引っ張らないようにするよ」

 

このセリフが出たということは三階職員室側制圧に同行してくれますね。よしよし

と、いうことで職員室側制圧があるのですが実は主人公がいなくても制圧は可能です。

元より全員生存している上にチョーカーさんもいます。一応チョーカーさんも戦闘が出来るタイプなので簡易槍などあまり近づかない武器を渡せば戦ってくれます。

まぁ全員に疲労が付き、時間がほぼ半日以上かかってしまうのが難点なのでRTAや普通プレイではあまりお勧めできない方法ですね。ですが主人公には、正確には二週目りーさん旧友設定付き主人公にはやることがあります。

ではりーさんに話しかけてイベントを発生させましょう。

 

『悠里、ちょっといい?』

「…? どうしたのしずく」

 

ただならぬ雰囲気にりーさんの表情がこわばります。では散々引っ張ったイベントを発生させましょう。

 

 

 

『鞣河小学校に行こうと思っている』

 

 

 

「…ッ! しずく…それは…ッ!」

 

はい、二週目でりーさん旧友設定がついている時に発生するイベント

るーちゃんこと若狭瑠璃ちゃんの救出イベントです。このイベントが中々シビアでして

まず、イベントに参加できるようになるのが二日目で、リミットは三日目朝5:59までです。

この時間を超えるとるーちゃんは死亡します。これについてですが小学生では三日は生き残れないんですかね。考察班は一日目は寝ずに隠れられたけど二日目は耐えられずに寝ちゃって襲われたんじゃないか? と考察されていましたね。翌日も教師や生徒が増える時間帯なので正解かもしれないです。

 

なので三階制圧に参加すると体力が足りなくていけなくなるんですよね。

ではめぐねえ達の説得に参りましょう。もちろん外に行くなんて…! という態度を取られますがりーさんの妹の救出と聞くと面と向かって反論できない少し嫌らしいことになっています。

ここでチョーカーさんに簡易槍を渡しましょう。

 

「え? なんで私に…」

 

帰宅したときに三階を制圧しておいてもらえると嬉しいことを伝えます、帰れる場所があるっていいんだよ。

さぁ! 頼む! 行かせてくれ!!!

 

「…ごめんなさい…しずく…本当は私が行かなくちゃいけないのに…あなたに頼ることしかできなくて…」

 

ええんやで、むしろついてくるって言ったら超困る。

めぐねえもえぐえぐ泣きながら似たようなことを言います。ごめんねめぐねえ! 帰ったらいっぱい甘えるからさぁ!

ちなみにチョーカーさんに渡した簡易槍(耐久:赤)ですがNPCに武器を渡すと耐久力無限になります。

別データでチョーカーさんに拳銃渡したことがあるのですが100万発入りのコスモガンかよぉッ! ってレベルで連射します。射撃武器の命中度はそのキャラの直感で決まりますね。つまりゆきちゃんはスナイパー…?

 

では軽く準備をして小学校へ向かいましょう。

と言ってもモップを加工して簡易槍を一つ作るのと全員に話しかけて何か役に立つアイテムがもらえないか確認するぐらいですね。全員に話しかけるとフラグが立っていけるようになります。くるみちゃんとかはみんなを守る決意などが聞けますね。

 

収穫は緊急回避用ボールペン×2と応急手当セットです。これは非常に助かります。

では…行ってきます!

 

 


 

 

モップを加工して槍を作った雪野と会話をした。どうしてそこまで出来るのか、自分のことで精いっぱいではないのか。

私は自分のことでいっぱいいっぱいだった。狭い部屋に閉じこもり、息を殺し。いつまでたったか長い時を待った。そんな時だ、こいつが来たのは

最初は奴らかと思った、こいつはまるでここに私がいるのを知っていたかのようにここまで来て

そして、ゆきとまた会うことが出来た。きっと雪野がいなければ、あそこで餓死していたか空腹に我慢できずに出てきた所を奴らに襲われていただろう。聞けば今から若狭の妹を助けに行くらしい。

 

…正直、もう死んでいると思う。

私だけじゃない、他の奴も。それこそ若狭自身もそう思っているだろう。

それなのにこいつは助けに行くと。辛くはないのか、もう死んでいると思わないのか。

なんでこいつは人のためにここまで出来る…

…こいつなら…安心できるのかも…信頼して…いいのかもしれない

 

 


 

 

ではセーブをして来ました校内! 移動は下に降りるほど難しくなりますが簡易槍で突いて怯ませればそこまで難しくはありません。階段とかですと突けば勝手に転げ落ちていきますし。

 

今の時間帯は授業中なので廊下の生徒はすくなめです。昇降口に行けば生徒の数はほぼゼロで校庭に出れば回避しやすいです。ちなみに目が見えるキャラだとめぐねえが屋上からこっちの様子をはらはらしながら見ているのが視認できます。かわええなぁ…(強者の余裕)

 

鞣河小学校はちょっと遠いので歩きではきつめですが自転車や車が運転できないしずくちゃんは持久力で代用して走って向かいましょう。だから少し早めに出る必要があったんですね(例の構文)

道中で少しアイテムを確保しましょう。必要なのはリュックと武器ですね。簡易槍でもいいのですが少しでもいい武器が欲しいのでとあるところに向かいます。

リュックは近くにある店で拝借しましょう。結構大きいのがありますのでそれを持っていきましょうか。筋力はひんじゃくですが持てるアイテムが少し増えます。ちなみに上履きだと歩きにくいので近くの店で靴を手に入れてもいいかもしれないですね。

あとここでお茶とおにぎりなど軽い食事を用意しましょう。るーちゃんは何も食べてないことが多いので

 

 

~読み込み中~

・くるみのミリタリー知識

サイレンサーがあると奴らに気付かれないぞ!

 

 

よし到着、ここでは玉突き事故が発生した車がありますがそこの黒い車のトランクを開けましょう。

一つの木箱がありますよね。実はこれ、ランダムウェポンボックスです。

ここで手に入る武器はモップや鉄パイプのような本来は別の用途に使うものではなく確実に『武器』のカテゴリの物が出ます。

ではセーブをしてリセマラの準備をして…いまだ!

 

…やりました! 一発で良武器の『質のいい木刀』を手に入れました!

 

スキルで『剣術』を持っていなくても使える刀系の武器で耐久力もほぼ終盤まで使えるかなりいい武器です! ちなみに日本刀が手に入ることもありますが『剣術』がないとまともに扱えません。

あとはライフルや拳銃など銃も手に入りますが音が出る武器は正直外れ感あります。

ちなみに序盤最高の武器は『サバイバルシャベル』です、ここでもシャベルかよぉ!

 

あとは小学校まで向かうだけなので倍速です。

その間お暇になる み な さ ま の た め に~

 

るーちゃんが何故この時に生きているのかと疑問についてお答えします。

原作ではパンデミック前に交通事故にあい亡くなってしまうるーちゃんですが、この旧友設定が付いているとその時に主人公もいたことになっており、道路に飛び出そうとしたるーちゃんを止めていることになっています。おかげでりーさんの最大正気度も本来より50%ほどプラスされていまして、だいぶ発狂しにくくなっています。まぁ救出せずに3日経つと正気度が減りやすくなるのですが

るーちゃんは戦闘も出来ませんし何なら武器も持てませんがいるだけで正気度が僅かずつ回復していくという凄い力を持っています。マイナスイオンでも出ているのかな?

それと直感が高くスキルに『探し物』というものを持っており、探索中にいいものが見つかったりします。

あとは交流イベントで発揮される『絵心』などがありますね。

基本的には守る対象になりますね。あとはりーさんがちょっと強くなります。

 

 

 

というわけで小学校近くに到着しました。ここでセーブをしましょう。

理由は小学校に到着するとるーちゃんがスポーンするのですが、完全ランダムなので1%以下の確率ですが奴らの目の前にスポーンすることがあるんです。そんなの救えるわけないだろ!!! となりますがそうそう起こることはないので安心です(慢心)

 

では…イクゾー! デッデッデデデデ!(カーン)

 

小学校では子供の奴らが本来はいますがCEROどころか色々なものに引っかかるので全員大人になっています。るーちゃんの死亡シーンもふっと消滅するので結構配慮されてます。

いる場所は本来探すのに結構時間がかかりますがしずくちゃんにはこれがあります。

 

安全な場所に移動して…『よく聞く』!!!

 

おっ、当たりを引いたのかそもそも奴らが少ないですね。そしてるーちゃんは…いましたいました。

しかも最高なことにそこまでのルートに奴らがいません。最高にラッキーです。

ではさくっと合流しましょう、合流しました。

 

るーちゃんに声かけするとひょこっと顔を出してくれます。可愛い。

しかもしずくちゃんと気づくと抱き着いてくれます。最高に可愛い。

ちなみにるーちゃんは精神的にやられてしまってまして。現在失声症を患っています。ですので基本会話は筆談になりますが…しずくちゃんは文字が見えません。

なので『はい』か『いいえ』で分かることにして首を振ってもらったり手をにぎにぎしてもらいましょう。

そして同じ道を通って脱出です。ちなみにりーさんも目が見えないことは知っているはずなのですがこの姉妹、人にそのことを伝えません。まぁ見えるように動いていれば仕方ないがな!!!

 

ある程度安全な場所に行ったら先ほど手に入れていたおにぎりとお茶をるーちゃんに渡しましょう。

何も食べずにいたので移動中時々お腹を鳴らします。可愛い

ちなみにしずくちゃんも食べていなかったのでこの時に食べましょう。

 

食べ終えたなら帰宅しましょう。高校につけば楽に帰れますが帰宅途中は奴らが微妙に多いので注意です。

ですがその前にスーパーとかそういう店にちょっと寄りましょう。

えぇ、夕飯確保です。帰っても一応カップ麺などがあるのですがその時点で切らしてしまうので翌朝がキャベツの水煮などになります。るーちゃんがいるのでいいもの食べさせたいやん?おすすめは乾燥パスタです、量があるのに軽めなのでちょっと多めに持っていきましょう。

おっ、るーちゃんがミートソースなどを発見してくれました。助かる助かる。

あとは移動に阻害が出ない程度にアイテムを持ちます。るーちゃんもちょっと持ってくれます。

そしてイベント用にジュースとお酒を持っていきましょう。めぐねえを甘やかすんだ!!!

ギリギリだった…よかった。移動に支障が出るとまずいからね…帰りが

ちなみに筋肉キャラだとるーちゃんを背負って帰れます。強い

 

るーちゃんは直感が高いので奴らの気配を察知してくれます。ぅゎょぅι゛ょっょぃ

というわけで帰るときも特にイベントはないのでカットです。

帰宅後のイベントシーンから始めるよ

 

 


 

 

三階職員室側の制圧が終わり、最後のバリケードを設置しようとしたところ。屋上にいた丈槍さんが下へと降りてきた。

 

「しずくちゃんが帰って来たよ! 女の子と一緒!」

 

その言葉に私はほっと息をついた、帰ってきてくれた…丈槍さんが見たところ怪我も負ってないようだった。よかった…本当に良かった…

 

「るーちゃん!!!」

 

二人が三階に上がって来たので二人が通った後に私と柚村さんはバリケードを設置した。

その瞬間、若狭さんがしずくさんが連れてきた少女へと抱き着いた。どうやら妹さんらしい…よかったですね。

 

「…ただいま。センセイ」

「…おかえりなさい、雪野さん」

 

解放された三階を見て、私を見て。しずくさんはにっこりと微笑んでくれた。

私、出来たでしょ? ともとれるどやっとした笑顔。思わず頭を撫でた。

撫でると閉じられた目元を下げ、心地よさそうな猫をイメージさせる。

 

「夕飯用にパスタも持ってきたよ」

「ありがとう、今日はミートソーススパゲティね」

 

生活範囲も広がったし、雪野さんも帰ってきてくれた…

不安ではあったけどみんなにも笑顔が見える。

私は雪野さんの手を取った。柔らかくて小さい手、この手で私達を守ってくれている。

先生も、頑張るからね…

 

 

 

 

 

「な…これは…!」

 

食事を作ろうと雪野さんのリュックを開けると…そこに入っていたのは…




次回はRTAでは削られそうなイベント小話を詰め込みたいと思っているよ。
実況なしで小説風な感じで

(アサルトニキの小説を見て)
最新話のめぐねえ怖かったぞ


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part3.5 サブイベントまとめ

本家で盲目バレしたので次話投稿です。
こちらでの盲目バレのハードルが上がる…


いつかチャートがちゃーんと出来たら走ってみようかなRTA
今回はRTAではカットされがちなサブイベントまとめです


~めぐねえとお酒~

 

ということで今回は時間が空いたのでサブイベントをやっていこうと思いますよ

今回発生させるイベントは『めぐねえとお酒』です。

発生条件は原作メンバー+チョーカーさんが生存していてお酒を持ってきて、めぐねえが夕飯係の場合に発生しますね、ちなみにジュースは持ってこなくても進行しますが正気度や好感度が上がるので持ってきた方がお得です。

おっと、今日の夕飯係はめぐねえですね。好都合です、覗き見してみましょう。

めぐねえがお酒を発見しました。ごくりと喉を鳴らしています。

 

実は裏設定でこの作品のめぐねえには『お酒好き』設定が付いております。

お酒が大好きで飲むと正気度がかなり向上します。めぐねえはぐびねえだった…?

 

「あっ、雪野さん...!? こ、これは...」

 

ふっふっふっ、めぐねえ。飲んでもええんやで...?

ですがめぐねえはいい教師、素直に受け取ってはくれません。

 

「こ、こんな時にの、飲むわけにはいけません!」

 

しかしめぐねえビールから目が離せない、体は正直なんやね...

ここでチョーカーさんが参戦します。飲み物でも取りに来たのですかね?

チョーカーさんにこっち側に立ってもらうためにお話をしましょう。ちなみにイベントなので確定で成功します。そのまま説得すればお酒の誘惑に弱いめぐねえは折れてくれます。飲む側が飲まないように説得するって変わってるな??

 

というわけで料理のシーンへといきます。

ちなみにるーちゃん救出と交流と戦闘でレベルが合計で3つも上がっていたので、『料理』『投擲lv2』『暗殺』を取っておきましょう。暗殺は別のスキルでも構いませんが格好いいので取ります。ちなみにお気に入りは拳銃で相手の頭を殴り怯んだ後に顔を上げたゾンビにヘッドショットするフェイタルムーブです。最高に格好いい。

 

ではめぐねえの料理を手伝ってミートソーススパゲティを作りましょうね。

そして夕飯に冷やしておいたお酒とジュースを出します。

 

みんな久し振りのジュースに大喜びです。ゆきちゃんとるーちゃんかわええなぁ。

そしてなーぜーかー気合いの入っためぐねえの飲酒ムービーが入ります。口元の垂れたビールがセクシー! エロい!

 

そして幸せそうなめぐねえと賑やかな夕食のスチルでこのイベントはおしまいです。地味にるーちゃんと圭ちゃんとみーくんの差分もあるんすよこれ。9パターンもあるとか気合い入れすぎだな??

 

 


 

 

「な…これは…!」

 

雪野さんが持って帰ってきてくれた夕飯のパスタを作ろうとリュックを開けると乾燥パスタやミートソースがいっぱい入っており、頑張ってきてくれたんだなと思って取り出してみたら下の方に缶のようなものが入っていた。それを取り出してみると…

 

『ユウヒハイパーツヴァイ 350ml』

 

ビールであった。まごうことなきビールであった。

何故雪野さんがビールを…他のを確認すると普通のジュースであった。間違えた…? でもこの見た目だったら間違えるはずが…

 

そう思いながらも私はビールから目を離せなかった…何を隠そう、私はお酒が好きだ。

よく見た目からでは想像もできないと言われるがお酒は毎日飲むぐらいには好きである。もちろん大事な用があるときは飲まないが…。

もちろん今は…飲みたい。ごくりと喉が鳴る。もう二日も飲んでないのだ…お酒好きにはきつい。

なんとなく辺りを伺うとそこには柱から半分顔を出している雪野さんがいた。

 

「見つけましたねセンセイ」

「あっ、雪野さん...!? こ、これは...」

「…飲んでもいいんですよ? そのために持ってきたんです」

 

少し口元を緩めてそう雪野さんはそう私に言う。今更だが雪野さんの表情はよく変わる方なのだろうか、学校で生活している頃は特に表情が変わる姿を見なかったが…それよりも

 

「こ、こんな時にの、飲むわけにはいけません!」

 

そう、今は非常事態なのだ。下手に大人である私が酔っぱらってしまうわけにはいけない。

 

「あ? 何してんだ二人とも…」

 

すると柚村さんが部屋に入ってきた。何か取りに来たのだろうか。すると雪野さんはとてとてと柚村さんの方に近づいていく。

 

「ねえねえタカエ、めぐねえのためにお酒を持ってきたんですけど飲んでくれないんですよ」

「酒?」

 

柚村さんは私が持っているビールの缶を見る、そしてあーと呟くと頭を掻きながら私に向かって言う。

 

「別にいいんじゃないの? 佐倉先生だって頑張ってるんだし。たまには羽目を外したって誰も怒らねぇだろ」

「あ…でも…」

「……センセイのためにせっかく持ってきたのに」

 

ああああああああぁぁぁぁぁぁ…

 

そしてその後、雪野さんも手伝ってくれて何とかミートソーススパゲティが完成した。ほかのみんなにはジュースが用意されており私の前にはビールが置かれていた。

ちなみに他の方にも言ってはみたがいいんじゃないの? と返答された。ここまで来たらもう楽しもう。

 

ぷしゅっという音と共にビールのプルタブを開け、僅かに香る久しぶりのアルコールの匂いに幸せを感じた。

 

『かんぱーい』

 

全員で缶をぶつけるとビールの缶を傾けごくりと喉を鳴らしながら飲む。苦みのあるしゅわしゅわした液体が喉を通った。口から離すと無意識にぷはぁと声が漏れた。

 

美味しい…なんて幸せなんだろうか…

 

あれだけ言ってしまったが雪野さんには感謝しなくてはいけない。

ありがとう雪野さん…

 

 


 

 

~弱点のお話~

 

【発生条件】

・チョーカーさんが生存している。

・盲目キャラかスキル『聴覚強化』を取っていること。

 

「たかえちゃんはねー、ここが弱いんだよっ!」

「ひゃぁっ! ゆ~き~!」

「いひゃいいひゃいよ~」

 

シャワーを浴びて戻ると先にシャワーを浴びていたゆきとたかえ、それとめぐねえがいた。

ゆきがたかえのうなじを撫でてたかえが変な声を出してゆきのほっぺを引っ張っている。

 

「よお、何の話をしてんだ?」

 

あたしが声をかけるとたかえはゆきの頬から手を離しこちらを向いた。

どうやら話を聞いてみると他人に触られると苦手なところの話をしていたらしくたかえはうなじ、ゆきは足の裏らしい。めぐねえはわき腹だと。

あたしは…どこだろうな? 脇とかは触られるとくすぐったいかもしれない。

という話をしていたらあたしと同じ番で入っていた、雪野とりーさんと瑠璃が戻ってきた。

 

「何の話をしていたの?」

「あぁ、どこを他人に触られるのが苦手だって話をしていてな。取るに足らない雑談だよ」

 

と笑いながら振り向くと雪野が勢いよく両手で耳を覆った。もう絶対に誰にも触らせないぞという意志を感じる。

 

「…え? どうしたんだ雪野…?」

「ふふっ、しずくは耳を触られるのがすっごく苦手なのよ。そういう話題が出るといっつも耳を隠しちゃうのよね」

 

そうなのか…そういえば耳がよくてかなり広範囲の音が聞こえるとか言っていたし鋭い感覚を持つとその部分が弱くなると聞くしそういうものなのかな。

 

その話はその場で終わったがどうもあたしはその話が気になっていた。就寝前、隣で寝ようとしている雪野を見る。話をしている最中常に隠されていた耳、そこに視線が吸い寄せられる。

気になる…どうなるのかが気になる…。

 

そして好奇心に負けて、あたしは雪野の耳を触った。

 

ちょんっ

 

「~~ッ!?」

 

その瞬間、雪野の全身がビクンと震え体を起こす。辺りをきょろきょろしながら両耳を押さえる。

そして私を見つけると目を瞑ったまま睨みつけるように眉根を寄せた。

 

「わ…悪い…どうも気になって…」

『…もうしないでください』

 

顔を真っ赤にしながら雪野はそう呟いた。本当にダメだったらしい。

次からは気を付けよう…




オリジナル話になると話を作るの下手なのがばれてしまう
というか一番は私ががっこうぐらしを見たことがないのが原因かもしれない…
本編重すぎて二次創作しか見れない…

次からは本編に戻ろうかな
というか本家の盲目バレが本当に神がかりすぎて同レベルの話が書ける気がしない…
提案欲しいけど感想だと提案すると運対されるんだよなぁ…

活動報告の『霊咲すずか』ちゃんと『甘露りりか』ちゃんの所に可能ならください
あっちなら大丈夫だったはず…


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part4 食糧調達

いっぱい提案がもらえたので次話投稿です。

ちなみにしずくちゃんの盲目バレ考えていたけど
お出かけ→お昼にサイレンが鳴る場所→鳴り響く→発狂
って感じ。
あとがきにちょっと書いてみまする。


おはようございまーす!

 

昨日はサブイベントを終わらせた後すぐ寝ました。見張りは疲労していたのでめぐねえです。

まさか耳を触るのがくるみちゃんだとは思いませんでしたね。あれのキャラの条件何だったかな…好感度三番目に高いキャラだっけ…?

 

ままええやろ!

 

 

LEVEL UP

 

おっ、レベルが上がりましたね。交流多めなのでレベルが上がりやすくてうれしいです。

今回は何を取ろうかな…そこまで急を要するスキルはないんですよね…先のことを考えて『不屈』や『忍び足』なんかを取ってもいいのですが…うーん、『製造』とか『機械修理』でもいいかもですね…。

しずくちゃんは性格で『話し上手』が取れないので…まぁ今回は素直に『不屈』を取っておきましょうか。

 

食事問題も出てきたので購買に行く提案をしましょうか、現在はミーティング中なので調達班とバリケード強化班に分かれます。とりあえずは調達班にしずくちゃんとくるみちゃん、あとは………ゆきちゃんを連れて行きましょうか。チョーカーさんを連れて行ってもいいのですが戦闘役はしずくちゃんとくるみちゃんで十分なので直感の高いゆきちゃんを連れて行きましょう。しずくちゃんが持ってきた大容量リュックはくるみちゃんに持たせましょうか、筋力が高いくるみちゃんだとプラスされる可能積載量が倍になります。(しずくちゃんの場合は+10だがくるみちゃんの場合は+20になるみたいな)

 

残りはバリケード班です。ちなみにるーちゃんも紐とかを取ってとことこ歩いている姿が見れます。可愛い

 

ではめぐねえとりーさんに任せて三人は食堂へと向かいましょう。ゆきちゃんは戦闘はほぼ出来ないキャラなのでちゃんと護衛しましょうね。まぁ『投擲lv2』があって視界内にゆきちゃんがいればほぼほぼ大丈夫ですけど。

 

さて購買部には~…10体ぐらいですかね。まぁくるみちゃんと主人公なら大丈夫です。ゆきちゃんからあまり離れ過ぎないようにして頑張って戦っていきましょう。

終わりました。くるみちゃんやっぱり強いですね…この子普通の女子高生だったんですよ…。

 

何故かいっぱいある缶詰や乾パン、あとは今は大丈夫な日持ちしにくい食料を優先的に持っていきましょう。ここのがなくなったら外に取りに行かなくてはいけません。のんびりプレイだとえんそくも多くなるのが辛いところです。

あ、ゆきちゃんがカレーのルーを見つけてくれました。野菜とあわせて作るのもいいかもですねー。おぉ、コンソメスープの元まで! これはいいですよ。

食料不足で水道水でキャベツを煮たスープになったときにコンソメスープにするだけで士気が下がりにくくなります。流石ゆきちゃんですね。

 

往復することになるので出来るだけ持って帰りましょうね。ゆきちゃんとしずくちゃんは貧弱なのであんまり荷物は持てません。くるみちゃんは二人の倍の荷物を持っても普通に運べますねこれ…ゴリラやん…

 

 

~読み込み中~

・めぐねえの豆知識

キャラクターにはそれぞれ好きな物が設定されています。

私の場合は…お、お酒です。

 

 

 

「帰ったぞー」

 

その瞬間るーちゃんがしずくちゃんに突撃してきました。避けるとるーちゃんが悲しむので受け止めましょう。

 

『ぐふぅっ』

 

まぁ貧弱なので受け止められませんけどね! ダウンして少しダメージを受けます。

るーちゃんと共に地面にばたーん

 

「あぁっ、るーちゃんダメでしょう!」

 

りーさんが回収しに来てくれます。ダメージはこの後の昼食で回復するから大丈夫ですね。

では起き...起き...あれ?

気絶してるぅーっ!? うっそだろおいしずくちゃん貧弱すぎない!? 後で調べたら鳩尾にるーちゃんタックルを食らうと確率で気絶するらしいです。小学生にタックルされて気絶する高校生...

 

「嘘だろ雪野...気絶してる...」

「雪野さん疲れてたのかしら...」

「(あわあわ)」

「落ち着いてるーちゃん、寝てるだけよ」

 

助けてくれませんかねぇ!?

 

「しずくちゃん大丈夫~?(ゆさゆさ)」

 

あっさんきゅー! ゆきちゃんがゆさゆさしてくれたので早めに起きれました。

メタルギアみたいな感じで気絶は他の人に揺さぶってもらうと起きることが出来ます。

 

「おいおい大丈夫かよ雪野…」

 

色々な人に心配されますがフラグ回収に必要なので昼食を食べて昼の食堂を見に行きましょう。今度は戦力が欲しくなるのでゆきちゃんの代わりにチョーカーさんを連れて行きましょうか。

今日の昼食はパスタで作る焼きそばです、調べてみたけど実際にあるみたいですね。美味しいのかな。

 

昼の食堂に出向く理由ですが、何故かというと雨の日に例のイベントが発生します。

その中で早めにそのイベントを終わらせる下校放送イベントがあるのですが、それにはフラグを立てないといけないんですよ。

で、そのフラグなんですが

 

 

・元生徒の『奴ら』を確認する

・教室に集まる『奴ら』を確認する

・混雑時(昼)の食堂を確認する

・非混雑時の食堂を確認する

・夜間には『奴ら』が減ることを確認する

・朝から増えてくることを確認する

 

 

この六つですね。それで今終わっているのが…

 

 

・元生徒の『奴ら』を確認する

・教室に集まる『奴ら』を確認する

・混雑時(昼)の食堂を確認する

・非混雑時の食堂を確認する

・夜間には『奴ら』が減ることを確認する

・朝から増えてくることを確認する

 

 

なので、混雑時の食堂を確認しなくてはいけないんですよ。残りの二つは今晩にりーさんと確認しましょうか。

というわけで食堂に到着です。

雨の日前のチョーカーさん特殊会話は色々あっていいですよね。個人的にはりーさんとの話が好きです。

 

「ねぇ、なんかやたら多い気がするんだが?」

「奴らも飯でも食うのかな」

 

よし、フラグ回収完了ですね。

探索は無理そうだと断念して三階の制圧を目指しましょう。そこそこ生徒の奴らを倒してるのに絶対数減らないのおかしいよなぁ? まぁ人口5万ちょいのウィラメッテで8万体のゾンビ討伐も出来るから誤差だよ誤差!

チョーカーさんは癖がないステなので扱いやすいのがいいですよね。プレイアブルだったらチョーカーさんおすすめされるやつ。

ではバリケードを設置して三階の制圧完了!

ゲットアイテムはボールペンと手鏡とアロマです。

手鏡とアロマは正気度を僅かですが回復させる効果があります。身だしなみは大事だからね!

 

 

では飯食ってシャワー浴びて寝るぞー!

と、言いたいところですが

 

『悠里、ちょっといい?』

「どうしたのしずく?」

『少し夜風に当たりたくて、ついてきてくれない?』

「私いるかしら...まぁいいですけど」

 

と屋上についてきてくれます。ここでよく聞くを使い首をかしげているりーさんに説明をしましょう。

校舎内の奴らの数が減ってる気がする、夜はほとんどいない。とりーさんに伝えましょう。

この情報は耳の良さを理解してるりーさんとるーちゃんしか信用しないのでりーさんを連れてくる必要があったんですよね(例の構文)

りーさんは頭もいいので自分でしっかりと考察してくれます。ちなみにゆきちゃんだとほえ? となります。考えんかい!!

 

明日の朝の登校時間の様子も見てくれるらしいので帰って寝ましょう。今日はくるみちゃんが見張りをしてくれるらしいです。次は立候補しよう。

 

 


 

 

るーちゃんのにっき

 

しずくおねえちゃんにたすけてもらった。しずくおねえちゃんは目がみえないのにすいすいうごけてすごい。

そのまましずくおねえちゃんのがっこうに行ったらりーねーがいた。うれしかった。

 

しずくおねえちゃんにジュースをもらった。りんごジュース。ご飯のみーとすぱもおいしかった。

 

 

今日はみんなでかべを作るみたい。るりもひもとかもっていった!あとしずくおねえちゃんにだきついたらしずくおねえちゃんがたおれちゃった。だいじょうぶだったかな?

 

 


 

おまけ

少し書いていたしずくちゃん盲目バレイベント

えんそく時 参加キャラ:しずく、くるみ、りーさん、めぐねえ

 

...ゥゥゥゥゥウウウウウウウウウッ!

 

「あっ...」

 

世界が、消えた。

何も聞こえない(みえない)、何も...わからない

全部...黒

 

「あ...あぁ...」

 

皆が...どこにも...どこにも...!

 

「あ…あぁぁっ! ...ぁぁぁああああああアアアッッ!!!!」

 

音に負けないように叫んだ、でも何も聞こえない(みえない)

思わず耳を塞ぐ、涙が溢れる。でも誰の声も聞こえない、誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も

 

「どこ! どこにいるのッ!! 悠里! クルミ! センセイ!!」

 

泣き声のような叫びで奴らがいるかもしれないのに、子供のように泣き叫ぶ。

 

「嫌だ...頑張るから...私もっと...頑張るから.....」

 

その瞬間背後に気配を感じ、思わず拳を振るおうとする。いつもの合気道の動きでもなんでもないがむしゃらな拳。その拳をその気配は私の腕を掴むことで止めた。

奴らかと思い暴れるがその手は温かく、その相手はサイレンの音に消えないような声で叫んだ。

 

「落ち着け! 私だッ!」

「へ...ク...ルミ?」

「もう安心して...こっちへ行きましょう...!」

 

悠里の声も聞こえる...あぁ、良かった...

 

 

 

 

…見捨てられなかった。




こんなの考えてました。
本編ではほんわかしてると思うよ!

基本的に流れは先駆者兄貴のRTAと似ている感じになりますかね。
まぁ最適化された動きだしそうなりますか、それに色々とイベントを挟んだりする感じです。

活動報告でみなさん色々なコメントをくれて嬉しい…
参考にさせていただきます…ちなみに場所はここです。

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=226768&uid=231447


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part5 調達とクラシックとお昼寝

前回のおまけのSZKちゃんで興奮したものは廊下に立っていなさいということで次話投稿です。

はい、廊下に立ってきます。


LEVEL UP

 

 

おはようございまーす! 何かレベルの上がり早いな???

交流重視だから後半上がらなくなりそうだけどまだ大丈夫かな。

今回は忘れていた『強肩』を取りました。これがないと乱戦時に味方が死なないようにするのがとてもきついので取っておきましょう。

雨の日の放送室前で防衛する時にくるみちゃんとチョーカーさんの好感度が高いと二人が加勢してくれたりもするのでその時のために持っておきましょう。

というか原作だとくるみちゃん一人で戦っていたとかほんとにすっげえよな?

 

あ、そういえば好感度について少し。

生存者達には好感度というステータスがあるのですがそのステータスによってイベントが発生したり発生しなかったりがあります。

 

そして今回のSZKちゃんですがりーさんと旧友なので好感度一位はりーさんです。

そしてるーちゃんがりーさんと同じ扱いになるので同率一位でその下に続くって感じなんですが、そうなると他のキャラが好感度トップだった場合のイベントが発生しなくなるじゃないですか? でもそこは安心のがっこうぐらし。

旧友設定が付いていると殿堂入りのような扱いになりまして二位のキャラも一位の扱いになります。つまりりーさんが一位でゆきちゃんが二位だとしましょう。

するとゆきちゃんもりーさんも一位という扱いになり、二人の好感度がトップだった場合のイベントが発生します。地味に助かる設定ですよね。

 

ミーティングの結果、朝は観測と食糧調達。昼はバリケード強化、そして夜は自由時間です。

というか観測はもう済んでいるのでりーさんに発表してもらいましょう。

というわけで6~8時頃に生徒の奴らが校門から学校内に入ってくるということが伝えられますね。昨日の夜に奴らがほとんどいないということも共有されるのでこれでフラグはすべて立て終えましたね。

あとは雨の日に生き残れるようにステータスを上げるって感じです。

 

というわけで食糧調達に行きましょう。別に今取らなくてもいいのですがフラグのために風船を取っておかないといけませんしね。

では今回は戦闘はきつくないですしめぐねえとチョーカーさんを連れて…あれ? めぐねえがいない。

………あっ! イベント発生してたわ!

職員室へと行きましょうめぐねえが緊急避難マニュアル読んでる頃だと思うので、というか読むだけで正気度ぶっとぶって本当にヤバイ本だよなぁ…

 

職員室をのぞき込んでみるとめぐねえがマニュアルを見ながらプルプル震えているので普通に扉を開けて音を立てて職員室に入りましょう。

どうしたんですかめぐねえー

 

「ひっ! ゆ、雪野さん…! み、見ましたか?」

 

何をですか? まぁ盲目なので本当に何も見えないんですけどね!

勢いよく背中に隠したのに普通に見えるぐらい遅くて草ァッ!

まぁ、しずくちゃんは何か読んでたのかなレベルの認識だと思いますし普通に食堂へと誘いましょう。

 

「あ…分かり…ました。すぐに行きます」

 

む、このセリフと言うことは好感度三位以下ですかね。好感度一位だとさんざん悩んだ後さわりだけ教えてくれます。仕方ないので正気度が回復するようにチョーカーさんと会話をさせながら調達に向かいましょう。今回は食堂で日持ちしないタイプの食材を取りに行きましょうか。そろそろ危なそうだし。

 

「…昨日とはえらい違いだな」

「やっぱり…何か法則があるんでしょうか?」

 

この二人はそこまで頭が悪いわけではないのできっちりと考察してくれるのが良いですね。

え? しずくちゃん? 知力平均以下に何を…

ついでなのでそばにある購買から風船を取っておきましょう。イベントに必要ですしね。

風船なんて何に使うんだ?と聞かれますがまぁ何かに使えるかもよと言っておこう。

冷凍されたお肉はすぐにダメになるのですぐに使える量だけ持っていきましょう、あと何日持つかなぁ。

 

ただいまー、というわけで昼ご飯はハンバーグです。後半は肉がほとんど食べれなくなるから今のうちに食べておきな! ちなみにゾンビをコロコロし過ぎた日はあまり肉は喜ばれないです。そりゃそうだ。

 

あとはクラシックをラジオで流しましょう、圭ちゃん助けないといけませんしね。

えーっと…ラジオの文字見えないからチャンネル合わせるの難しいな…えっと…これか。

 

クラシックが流れるとみんな来て思い思いのセリフを言ってくれますね。

 

「あらしずく、ラジオを点けたのね。…あら?何かしら、この曲」

「おっ、なんだなんだ」

「なんの音~?」

「ここ以外にも誰かいるんだ」

「どこに居るんだろ」

「わっかんね。せめて声でも入ってりゃなあ」

「でも落ち着くしいい曲ね…」

 

うん、ちゃんと全員いるな! あとは特になにもすることないので色々と交流しましょう。

そうだな…ゆきちゃんと交流しましょう。

ゆきちゃんイベントのキャンプでゆきちゃんの好感度をトップにしておくと盲目キャラ必見のイベント、通称『みみしゃぶ』イベント発生します。そのためにゆきちゃんの好感度を上げましょうね。これは絶対に見たい、このイベントがあるせいでガールズラブが付いたとかも言われていますね。いつ発生するかなぁ…

 

あ、おててにぎにぎイベントも発生しましたね。

現在そのイベントが発生しているのはめぐねえとチョーカーさんとゆきちゃんの三人ですね。ちなみに旧友設定が付いているりーさんは発生しません。るーちゃんも発生しますが信頼度はあまり関係ないですね。

 

どうせならお昼寝もしておきましょうか。お昼寝すると周りの正気度が少し回復するんですよね。安心している姿を見て正気度を回復するんでしょうかね?

お昼寝しようかなと座るとるーちゃんがとてとてときてしずくちゃんの足の間にちょこんと座ってくれます。くっそかわいい…

 

そのままお昼寝をするとるーちゃんも一緒にお昼寝してくれます。しずくちゃん平均的な身長なのに小柄に見えちゃいますね。そしてお昼寝していると周りの生存者があらあら~と見守ってくれます。

おっと、りーさんがやってきて二人に膝枕してくれました。りーさん甘やかすの大好きなので甘え上手のしずくちゃんと相性いいんですよね。見てくださいこのりーさんのはじける笑顔、すっごい幸せそうです。

全身から幸せオーラが噴き出しております。

あ、ゆきちゃんも参戦してきた。これはいまゆきちゃんが好感度一位かな。

 

夜はそうだなぁ…クラフトして雨の日のためにバリケードを総出で強化しましょうか。

あ、そういえば見張り撤回されるから見張りしなくてもいいやん…昨日しておけばよかった。

 

 

~読み込み中~

・ゆきちゃんの世間話

『しずくちゃん』は…『黒餡の饅頭』が好きなんだね!

 

 


 

 

「ふふっ」

 

私は膝の上で寝ているしずくとるーちゃんの頭を撫でる。凄い強さで奴らを倒す彼女も今は普通に小さな女の子だ。頬に手を当てると小さく手を取って頬ずりしてくる。相変わらず甘え癖が付いていてカワイイ…

るーちゃんもしずくに抱き着いてまるで妹が二人に増えたみたいだ…

 

「りーさん凄く嬉しそうだね」

 

ニコニコとしているとゆきちゃんがやってきて私の膝に乗ってきた。一緒にお昼寝するみたい。

三人とも可愛くて撫でる手が止まらない…

 

…あっ、ちょっと足がしびれて…あっ、もぞもぞしないで…!




ちょっと早くできたので投稿。
リーさんは多分スキルとかに『甘やかし癖』とか持ってる。

あとみなさん活動報告にコメントいっぱいありがとう。参考にさせていただいてます。


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part5.5 武装強化とサブイベント

『えっ!!高い持久力を活かしたしずく姉貴と発狂めぐねえのネットリおせっせを!?』

出来らぁっ!
多分書けるけど解釈違いが怖いので次話投稿です。
というか百合は書いたことなかった…


好感度ランキング

一位 りーさん+るーちゃん
二位 ゆきちゃん
三位 くるみちゃん
四位 めぐねえ
五位 チョーカーさん

なおチョーカーさんでも好感度を100で設定すると68ぐらいはあるという。


現在四日目の夜

お昼寝で体力もいっぱいなのでバリケードを強化しようと思ったけど、バリケード現状では強化マックスだった。のでそろそろ武装強化をしましょう。

 

今回強化するのはチョーカーさん、あとはめぐねえとゆきちゃんとりーさんです。

しずくちゃんはこの木刀で大体行けますしくるみちゃんの武器強化は『製造』スキルと知力が高くないときついのでスルーです。

まぁ強化しなくてもだいぶ強いのでいいですかな。

 

今回用意するのは殺傷武器の槍が一つと非殺傷武器が三つです。

簡易槍ではそろそろきつくなりますからね。作るのははさみや包丁とかの刃物を使って作る槍です。チョーカーさんなら問題なく扱えますよ。

非殺傷武器はモップとゴムボールなどで作れます。これはノックバック率がちょっと上がるので牽制に便利です。殺傷武器を好まないゆきちゃん達におすすめです。

これ系の武器はバイオレンス耐性が低くても使えるのがいいですよねぇ…

 

まぁ一人では作るのが辛いので手伝ってもらいましょう。

誰にしようかな…知力高いりーさんに頼んでみましょうか。めぐねえでもいいんですけどめぐねえちょっと不器用なんですよね。

素材はモップ×4とゴムボール×3と刃物×1です、モップはほぼ無限湧き状態なので困らないのが良いところ。殺傷武器の方はしずくちゃんで作りましょうね。りーさんは殺傷武器あまり好んで作ってくれませんので。

 

おっ、いい感じに制作出来ましたね。

チョーカーさんに手製槍、残りの三人にゴム槍を渡しましょう。装備すると戦闘時に後ろポケットからにゅいんと出てきます。おまいらのポッケどうなってるのん。

あとは寝るぞー

 

 

~読み込み中~

・りーさんのワンポイントアドバイス

魚は生きているものを捕まえると屋上で飼うことが出来るわ。

魚をさばくには『料理Lv2』が必要よ。

 

 

おはようございまーす!

 

と言っても今日は丸々何もないんですよね。雨の日の前日なのですがやることが終わってしまいました…

というわけで交流とかサブイベントとかうろうろしましょう。

 

りーさんが身だしなみ整えてますね。しずくちゃんは鏡見ても見えないので身だしなみは何も見ないんですよね。りーさんが身だしなみを手伝ってくれます。

たまにるーちゃんも手伝ってくれますが髪の毛がぼっさぁってなりますね。直さないのは優しさ。

 

明日は雨の日かぁ…慣れていれば問題ないのですが雨の日は微妙に見にくいので苦手なんですよねぇ…

朝食は冷凍されていたパンを解凍したものと目玉焼きとベーコンです。パンも冷凍されているとか考えられてますよねぇ…

 

後半は小麦粉と鶏とかを探さないとパン作れないんですよね。鶏は朝鳴くのでちょっとリスキーですけどね。まぁパンを作るとかは料理スキルをLv2にしないといけませんが。

誰と交流しようかなぁ…チョーカーさんと交流してみましょうか。

 

「雪野さん、こんな時ですが少しお勉強でもしませんか?」

 

あ、行きます行きます。めぐねえの好感度も上げたい。

 

「あ、しずくちゃんっ」

「なんだよ、あんたも来たのか」

「(手を振る)」

 

おっ、ゆきちゃんとチョーカーさんとるーちゃんがいますね。

るーちゃんは別キャラの時に見たら小学生用のテキストがありました、めぐねえが作ったんですかね。

というわけで国語教諭のめぐねえが漢字の読みを教えてくれます。まぁ読めませんけど…!

しかしるーちゃんがいるときはるーちゃんが手のひらに漢字を書いてくれます。

これは…『甘味』ですね。ゆきちゃんが「あまあじ!」と景気よく答えてくれますが正解を答えましょう。

…あっ、知力上がった。ラッキー

 

 


 

 

時間は夜、夕食もシャワーも終わりあとは軽く雑談して寝るかという頃。

とある部屋の一室でりーさんとしずくは向かい合っていた。

 

「…逃げられないわよ」

「…!」

 

手に凶器を持ったりーさんがしずくを追い詰めようと迫る。しずくは逃げ出そうと扉に向かって走るが…

 

「…ん? 何やってるんだ?」

 

逃げようとしたしずくの前にお風呂上がりのくるみがいた。しずくは絶望したかのような表情となるが即座に逃げだそうとくるみのわきを通り抜けようとする。

その瞬間、後ろからりーさんの声が響いた。

 

「くるみちゃんしずくを捕まえて!」

「え? あっ、ほい」

「離してください…!(じたばた)」

 

通り抜けようとした脇を掴まれそのまま抱えられる。悲しいかなしずくの筋力ではくるみの拘束を抜け出すことが出来ない。

 

「いったいどうしたんだ? 雪野がこんな風に逃げようとするなんて」

「ありがとうくるみちゃん、しずくちゃんったらひどいのよ」

 

そういいながらりーさんはしずくにとっての凶器をくるみちゃんに見せた

 

「しずくちゃん…耳かきさせてくれないのよっ!」

「~~~!(高速で首を振る)」

 

あー、とくるみは頬を掻く。しずくは耳を触られるのが大の苦手だ。耳を触ったり耳をほじられる耳かきなんてダメだろう。

 

「しずくったら苦手だからって自分で道具を使って耳かきも出来ないのよ。いつも耳に水をかけて手でほじるだけなの。だからやってあげようとしたのに」

「お願いです…! クルミっ! 助けてください…!」

 

…くるみは少し考えた。しずくの耳はかなりいい、索敵や色々と役に立つことも多い。そのしずくの耳が聞こえにくくなるのは問題が出ることがあるかもしれない。

…それに笑顔のりーさんが怖い。

 

くるみはしずくを売った。しずくは絶望した。

 

強制的に膝枕の状態にされ、体を押さえ付けられる。怖いのか左手は口元を押さえており右手はくるみの手を凄い力でつかんでいた。本当に嫌なのかすでに目元に涙が浮かんでいる。

 

「そういえばるーちゃんは連れてこなかったのか? るーちゃんが頼めば素直に来るんじゃないか」

「るーちゃんはちょっと…教育に悪いから…」

 

教育に悪い? くるみは首をかしげたがりーさんは耳かきを開始した。左手で耳を掴み耳かきをしずくの耳に入れる。

 

「んっ…ふっ…!」

「…ん?」

 

こしょりこしょりとりーさんは耳かきを動かすが…

 

「んんっ…あっ…ひぐっ…!」

 

しずくの左手で押さえた口元から艶やかな声が漏れ、全身がびくびくと震える。

 

「あ…あうっ…んっ…えうっ…」

 

なるほど…これは…教育に悪い。

潤んだ目元からは涙が溢れ、隠された口元から声と吐息と涎が漏れている。

普段の冷静さからは見えないほど艶やかであり、極端に言うならエロい。びくんびくんと体が震え、繋がれた手にしずくの体の震えが伝わる。

 

「これ…大丈夫か?」

「大丈夫よ、いつものことだから」

「いつもの…?」

 

これが…? いつもの…?

いつもこんな嬌声を上げているのか…しずくは…

その後、数分もの間しずくは声を上げ続け。そして両耳の掃除が終わったようだった。

 

「お…おわ…った…?」

 

口から左手を外したしずくは左手が涎で大変なことになっている…眼は何時ものように閉じているが、恐らく開いていたら虚ろになっていただろう。

しずくは震える左手で立ち上がろうと床に手をつくが、その瞬間。

 

「ふーっ」

 

りーさんが仕上げとばかりに耳に息を吹きかけた。

 

「あっ」

 

その瞬間、全身がいままでの比でないほど震え。

 

「~~~~~~~~~~っ!」

 

いままで聞いたことがないほど大きな嬌声を上げた。

その後、声にびっくりしたゆきやめぐねえが部屋に駆け込んできたがなんとか誤魔化せた。

終わった後りーさんがくるみにふふっと笑いながら聞く。

 

「どうだった? しずくの耳かき」

「…教育に悪い」

 

少なくともるーちゃんやゆきには見せられない、くるみはそう思った。




日にちが余っていたのでpart.5となりました。
次回は雨の日になると思います、これは重要場面なので更新に少し日が開くと思われます。

前回の3.5で入れよう思った耳かきも今回投入しました。
やっぱり耳が弱いってなると耳かきは思い浮かぶよね! 先駆者兄貴に予想されててびっくりしたぞい。

次回をお楽しみに


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part6 あめのひ

設定と伏線は読めないので次話投稿です


全員殲滅とか殺害とかは悲しくなって涙が出るので読めない…
死ぬって分かってると本当に泣きたくなる…
なのでここはみんな笑っている優しい世界です…
がっこうぐらしでゆるキャン△している気分でいたい…

あと読み返したら呼び方ガバガバだったのであとで修正しときます。

りーさん→しずく
るーちゃん→しずくおねえちゃん
ゆきちゃん→しずくちゃん
くるみちゃん→雪野
めぐねえ→雪野さん
チョーカーさん→雪野


おはようございまーす!

 

…と言える雰囲気でもありませんね。

はい、とうとう七日目です。雨の音が聞こえます。

 

「雨だなぁ…」

「湿っぽいですけど助かりますね。晴れっぱなしで使えなかった浄化装置が使えます」

 

そうですね、水も貯蓄できるので雨がない日が多いと水の節約状態に陥ったりするんですよね。

フリーサバイバルモードみたいなのが追加されたら雨の日待ちみたいな状態とか陥りそう。

 

ちゃんとこの辺でセーブをしておきましょうね。慣れてない頃は5~6回ぐらい乙りました。放送室前防衛ルートは本当にきついのできちんと放送室に逃げ込みましょうね。先駆者兄貴スコップで攻略するとかほんとRTA走者は化け物ばっかりですぞ…。

あー霊咲すずかちゃんでプレイしたい…あの子のナイフ耐久バリタカで手入れすれば耐久力戻るし固有モーションで範囲攻撃持ちなんですよあの子。しかもフレンドリーファイアなし。

初心者向けのキャラですね。まぁ交流系壊滅的なのでりーさんみーくんと不仲になることが多いです。

でも強いんですよねぇ…回転斬りで4体の首を吹き飛ばすのはよかったです。

それと全員好感度高いENDは仏頂面だったすずかちゃんの満面の笑みが見れるのでおすすめなのでみんなもプレイしよう、というかしろ(豹変)

 

イベントは食事中に開始されるのでさらっと流し込めるお茶漬けなどがおすすめです。

食べた方が士気とかに影響出るからね…

 

「…ねえ、なんか音しない?」

「え? なんも聞こえないぞ」

「静かに…ほら、しずくも聞こえるでしょ?」

 

というわけでガタガタと音がしてきたので確認しに行きましょう。

ちなみに『よく聞く』を使ってもいいですが普通に時間がかかりますので見に行きます、というか雨の音のせいで微妙に視界が悪い。足元が微妙に見にくい。

とりあえず廊下に出てから戻るぞー!

 

おいやべーよ! 三階にやつら集まってるんだって! 行こーぜ!

 

「え、マジかよ!?急いで準備するぞ!」

「急いで階段に行くわよ!」

 

防衛戦の始まりです。時間経過か一定数討伐でイベントが進みますね。基本は時間経過の方針で行きますがいければ討伐も行きたいです。

防衛箇所は三か所で放送室から見て奥の階段、中央階段、手前の階段です。

奥の階段には距離があるのでくるみちゃんとりーさんを送って中央に主人公とめぐねえで手前にゆきちゃんとチョーカーさんを送ります。奴らの数が偏ってもすぐに行けるように主人公は真ん中に配置するのがおすすめです。めぐねえと一緒だと進行セリフも聞きやすいのでこちらもおすすめですね。

ゆきちゃんとチョーカーさんは少し戦闘力は低いけど相性により戦力が少し上がっているし主人公もすぐに向かえる位置にいるので大丈夫かな。

 

防衛戦開始じゃー! 今のところ奴らの数は均等、いける…!いけるぞ…!

下手くそすぎていつもぎりぎりになったりめぐねえ脱落ルートにいったりする…すずかちゃんなら余裕で行けるんだけどなぁ…強キャラに慣れ過ぎた。

でも質のいい木刀装備のしずくちゃんなら楽になる! 元よりしずくちゃんは盲目キャラであるために攻略難易度が高いと言われているのでそれを捨てると『合気道』で戦闘の補助を『空間把握』で索敵に『甘え上手』で交流をと実はかなり強いキャラなのです。

 

まぁ盲目キャラ苦手な人が多いので仕方ありませんが。

3メートルしか見えないのはやはり辛い所があるのかもしれませんね。このキャラを使ったあと別キャラを使うと視界の広さに驚きますもん、全能になった気分です。

バリケードは最大まで強化していれば完全に無視してもおけなのでひたすら攻撃をぶち込むのじゃ。

 

「こ、これじゃあキリがないわ!」

 

おっと、めぐねえの進行を知らせるセリフが出たので急いで放送室へと逃げましょう。くるみちゃんとりーさんを見送ってめぐねえを先に行かせて放送室に行きましょう、ゆきちゃんとチョーカーさんは先に放送室そばにいるので入りま

 

ガコォ!!!(消火器につまづく音)

 

あああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!

見にくかった消火器にガバッたァァァァァァァ! これはRTAじゃないんだぞぉぉぉぉぉぉ!

あかん…間に合わない…奴らの移動に間に合わない…!

放送室前防衛ルートじゃあああああ! くっそこの廊下なんでこんなに消火器多いのさ!!!

とりあえず放送室に入る様に指示を飛ばして防衛ルート行きますよ! 放送室前防衛苦手なのに!!

ここで味方が残ってくれるかが心配です…少なくともくるみちゃんとチョーカーさんがいれば一応は脱落者なしで突破できます。めぐねえとりーさんが色々言ってますが仕方ないんだよぉ!

 

「くっそ、一人じゃ無理だ! あたしも行くぞ!」

「ちっ、今度何かお礼をしてくれよ!」

 

よし! 好感度足りてた! くるみちゃんとチョーカーさんが残ってくれ

 

「せ、生徒だけには任せられません!」

 

なんでここに先生が!?

 

うっそだろこれ初めてだよどうすんのこれ…と、とりあえずくるみちゃんを前に間にしずくちゃん後ろにチョーカーさんと先生を配置して防衛戦です。放送めぐねえがしてるのしか見たことないんだけど…え、りーさんとかがしてくれるのかな…?

 

というわけで防衛戦開始です。しばらく耐えて放送を待ちましょう…あ、めぐねえ意外と牽制強い。

とりあえず4人もいるので防衛戦はガバがなければ…! いけrあっぶな! チョーカーさんの槍が当たってるのにスカッてた…『投擲Lv2』と『強肩』取っててよかった。やっぱり必須だよこれ。

というかたまに攻撃が当たっているのにスカッた判定になるのやめてほしい…すっごい心臓に悪い。

よし、もう少ししたら放送が来るはわっぷっ!

 

バステの判定にびっくりしましたがこれは相手の返り血が顔にかかるとたまに起こる『盲目状態』ですね。

画面がほとんど見えなくなってしまいますがしずくちゃんは音で判定しているので全く効果ないです。とりあえずバステ状態になると他の仲間が助けようとしてくれますので大丈夫と返答しておきましょう。

 

 


 

 

この生活が始まってから初めての雨の日、少しだけ陰気にさせられる。どことなく雪野の調子も悪そうだった。そして、朝食をとっている時に変な音がすると雪野が外を見に行くと三階に『奴ら』が集まっているといわれ。私達は急いで武器を取り、階段前の防衛へと向かった。

 

「こ、これじゃあキリがないわ!」

 

佐倉先生がそう叫び若狭の妹がいる放送室で籠城することにした。そして殿を務めていた雪野がこっちに向かっている途中

 

ガコォ!!!

 

「あっ…」

 

雪野が廊下に転がっていた消火器に躓いた、転びはしなかったが明らかに遅れている。このままでは放送室に入る前に奴らに追いつかれる。

 

「…、 先に入ってください…!」

 

どこか諦めたかのような声で雪野は言った。放送室の前で奴らを食い止めると。それって…私達に雪野を見捨てろってこと…なのか…?

そんなの…できるわけないだろ!

 

「くっそ、一人じゃ無理だ! あたしも行くぞ!」

「ちっ、今度何かお礼をしてくれよ!」

「せ、生徒だけには任せられません!」

 

恵飛須沢に続き、私も武器を構えて放送室の前に出る。佐倉先生も出てきたけど戦えるのか…?

それを見た雪野は口元をかすかに緩めて笑い、木刀を構える。

そのまま戦うことになったが4人もいれば奴らの動きはそこまで早くないため対応は出来た。そもそも恵比須沢と雪野は強い、このままいければ…! と私は槍を奴らの首に突き出したが

 

「げっ」

「柚村さん!?」

 

突き出した槍は奴らの首を僅かに切り裂いただけで奴らを倒すことも止めることも出来ず奴らが私の方に突っ込んできた。めぐねえが槍を突き出そうとしているが間に合わない。まずい…噛まれ…!

 

ドスッ

 

私を掴もうとした奴らの側頭部にドライバーが突き刺さる。飛んで来た方向を見ると雪野が手を振り上げていた。

 

「悪い雪野っ!」

 

その返答に雪野は片手を挙げた、妙にかっこいいな。

そして1分経ったか五分経ったか、長く感じる中

 

「ぐっ」

 

と雪野から変な声が漏れ、確認すると奴らを倒したときの返り血が飛んだのか顔に血が付いていた。あれでは前が見えない。その上雪野の後ろには奴らがいた。このままでは雪野が死ぬっ!

 

「まずい! 逃げろ雪野っ!」

「雪野っ!」

「雪野さん!?」

 

私と恵比須沢と先生が雪野を助けようと迫った瞬間。その背後に迫っていた奴らの側頭部をくるりと回転し、木刀で打ち砕いた。

まるで見えているかのように。

 

「…え?」

 

そう発したのは誰だったか、雪野は血で顔を真っ赤に染めたまま口元をにこりと緩める。

 

「大丈夫ですよ」

 

そうだ、ずっと気になっていた…なぜ目を瞑っているのか。なぜ聴覚がとても鋭いのか。なぜ廊下に出た瞬間に奴らの存在に気付いたのか。なぜ雨の日に調子が悪そうだったのか…

雪野…お前は目が…

 

「…私には全部聞こえて(みえて)いますから」




本家様より早い盲目バレ。
シリアスっぽい雰囲気はいらない! この小説はRTAで擦り減りそうなみんなとめぐねえの心をほんわかさせたいんだ…!
あと日刊ランキングいましたね。小判鮫みたいな小説にみんなありがとう。
後全く関係ないけど遊戯王で魔妖新規が出たから嬉しくて更新早くなるかもよ。

そして次回はキャンプやるよ、みみしゃぶイベントやるよ。


あとTwitterでは「がっこうぐらし SZK」と「SZK姉貴」で検索してます


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part7 戦後処理とキャンプ

実はアサルトニキをTwitterでフォローしていないので次話投稿です。

あ、いや。違うんすよ…Twitter別名義でやっててしかもリア友をフォローしているのでR-18を載せている自分の作品を載せにくいんすよ…

それよりも今回はキャンプありますよ!
キャンプの描写頑張るよ。怒られたら修正するよ。


現在のスキル
『合気道』『空間把握』『甘え上手』
『投擲lv2』『料理』『暗殺』『不屈』
『強肩』


LEVEL UP

LEVEL UP

 

シャアッ! 勝ったぞ…!

全員生存で勝ったぞ…! 意外とめぐねえが頑張ってくれていた。

というわけでシャワーを浴びて戦後処理のミーティングを始めましょう。といってもこの日のミーティングは三階の掃除とバリケードの修復です。

 

それと今日は豪勢な夕飯にするために冷凍ものを取りに行きますのでめぐねえに甘えながら寝ましょう。さっきの戦闘はイベント戦扱いになるので何体コロコロしても食事の肉を嫌がられたりしません。

 

めぐねえお膝貸して、りーさんがはじける笑顔で正座しながら膝にどうぞとしてますが耳かきイベントのせいということにして正気度が少し減っているのでめぐねえに甘えて膝枕してもらいましょう。りーさんが凄くガーンとした顔をしていますが好感度は下がらないのでOKです。

 


 

終わった…か?

 

りーさんの声で下校を促す放送が聞こえると同時に奴らが去っていく。

あたしは構えていたスコップを下ろし、息をつくと同時に放送室の扉が開いた。

 

「しずく! どこも噛まれてない!? みんなも無事!?」

「たかえちゃんくるみちゃんめぐねえ大丈夫!?」

「(ぶんぶんと手を振る)」

 

りーさんがあたし達が噛まれていないか確認し、るーちゃんも辺りをわたわたと私達の周りをまわる。あたし達は噛まれてないし三人も無事なようだ。

それはいいけど…

 

「とりあえずシャワー浴びてきてもいいか?」

「そうだなぁ…」

「はい、返り血が凄くつきましたね」

『顔が気持ち悪い』

 

放送室前を守っていたあたし達はとりあえず返り血を洗い流して放送室へと戻る。そのままミーティングが始まった。と言っても今日やることはバリケードの修理と血だらけの三階を掃除することになりそうだ。

というわけで話そうと思っていたのだが…と雪野を見る。

 

うつらうつら…

 

とても眠そうである。一番頑張っていたからな…そして私の隣を見てみるとりーさんが雪野に膝を向けながら両手を広げ、雪野に向けてはちきれんばかりの笑顔を浮かべている。

が、雪野は立ち上がるとめぐねえの前にとことこと歩いていき。

 

「めぐねえ、膝を貸してください」

 

りーさんに聞いたが雪野がめぐねえと呼ぶときは雪野が甘えたがっている時の呼び方らしい。スルーされたりーさんがガーン! といった表情をしている。

めぐねえは膝で寝息を立てる雪野の頭を撫でていて雪野はその撫でているめぐねえの手に頬ずりしていた。

 

「そういえば…雪野、目が見えなかったんだな」

「そうだな、なんでいつも目を閉じていたんだと思っていたが…まさか目が見えてなかったとはな…」

 

そのことを共有するとりーさんが声を上げる。

 

「え? 知らなかったの?」

「…は?」

 

あたし達がぽかんとしているとりーさんは話を続ける。

しずくは目が見えないが耳がとてもよく、かすかな音の反響を聞き分けて空間を把握しており、それによってどこで何をしているかまるで見えているように行動が出来るらしい。だから聞こえなく(みえなく)なる雨があんまり好きじゃなかったり消火器に躓いたのも雨音が原因だったようだ。

最初はシャワーも嫌いで浴びさせるのが大変だったのだからとりーさんは言っているが…。

 

「つまりあれか…りーさんは最初から雪野の目が見えないことを知っていたと?」

「そうよ?」

「そうか…」

 

とあたしはりーさんのそばに近づき…そこそこの力でりーさんの頬を引っ張った。

 

「そういう大事なことは一番最初にいえー!」

「いひゃいいひゃいわよ~!」

 

もにゅもにゅとりーさんの頬を引っ張り、周りのみんなで笑いあう。

誰かが欠けていたのならこうはならなかったのだろう、そういう意味では雪野……

いや、しずく(・・・)に感謝しないといけないな…。

 


 

というわけで体力も回復したので食糧調達に行くぞー!

バリケードの補修は他のメンツに任せてしずくちゃんとくるみちゃんの二人でお肉を取りに行きましょー。ちなみに生徒の奴らはほとんどは下校しているので行くのはそんなに難しくないです。くるみちゃんについてきてもらったのは荷物持ちです。しずくちゃんだとほとんど持てないのよ…。今日はお米も持ってくる予定ですしね。

 

「なぁ…これからはしずくって呼んでもいいか?」

 

おっ? これはくるみちゃんの信頼度イベントですね。もちろん了承して握手しておきましょう。

これでおててにぎにぎも達成ですね! これもしかして全員好感度8割超えているのでは…?

あとは特に何もないのでカットです。

 

今日はー…BBQを開始してもいいけど後片付けが面倒なのでカレーを作りましょ。そうだ、レベルアップの時のポイントは…もうすぐ圭ちゃん救出もありますし持久力に1ポイントだけ振って残りは温存しておきましょう。何か必要になるかもしれないからね。

あ、ちなみに筋力が高ければ圭ちゃんをおんぶして帰宅できるのはみなさんご存じだと思いますが実は男性キャラでそれをやると奴らが攻撃をしにくくなって移動が楽になる通称『ゾンデレ』が発生します。男性キャラは好感度や色々な管理が大変ですがこういうところで配慮はされているみたいですね。

バリケードや掃除は夕方には終わるので夜は丸々暇ですね。バリケード設置はクソ遅ですがこれはRTAではないので手伝いましょう。るーちゃんバリケードにらくがきしちゃめーよ?

 

 

~読み込み中~

・チョーカーさんの独り言

私は意外と万能らしいな、武器は槍が使いやすい。

 

 

みんなー今日の夕飯はカレーライスだよー

 

「わーい!」

「おっ、今日はカレーか」

「良い匂いね」

「(こくこく)」

 

ゆきちゃんとるーちゃんが喜びでくるくる回っててかわええなぁ…。

美味しいカレーを作りませう。たまにかぼちゃとか入ってるのあるけどあれ好き。

というわけで山場も終わりあとは寝るだけですね。最後は誰と話すか…

 

「ねぇねぇしずくちゃん! みんなでキャンプしようよ!」

 

おぉっ!? キャンプイベント来ましたよ!!!

思ってたより早いな! やりますやります。

 

と言うことでテントを張ってキャンプが行われます。ちなみにめぐねえは見回りをしてくれるらしいので喜んで参加しましょう、こいつ見回りしねぇなほんと。

ちなみに流石に6人だと狭すぎるのかテントが二つに増えて三人ずつになってます、場所も屋上ですね。

全員で一つのテントに集まって狭いけどほんわかと会話しましょう。

ここでりーさんが怪談を話してくれます。まぁ私は何回も聞いているので怖がることはないd

 

「(息を耳に吹きかける)」

『ひゃわっ!』

 

このやろ! このやろ! るーちゃんがそんな意地悪とは思いませんでしたよ! びっくりした! コントローラーブルってなった!!! こんなのあるって知らなかったぞおい!

信頼度全員高いと起こるのかなこれ!? ちっくせう! こんなので驚くとは!

 

「しずくもこんな風に驚くんだなあははっ」

 

うるさいですね…!(半ギレ)

 

と言った感じで和やかにキャンプイベントが終わりテントでの就寝となります。

さて紳士の皆さん。本番はここからですよ。

 

「たかえちゃんとしずくちゃんはこっちね!」

 

と好感度が一番高いゆきちゃんとたかえちゃんのテントで寝ることになります。

ちなみに圭ちゃんとみーくんが参加した場合はりーさんるーちゃんくるみちゃん太郎丸が一緒のテントになります。というわけで救出前に発生させる必要があったんですね。

何故か間にしずくちゃんが挟まれますが特に問題はないのでこのまま寝ましょう…と言うことでイベントを始めましょうか…!

 


 

「…んっ」

 

皆が寝静まった深夜を過ぎた頃、私はふと寝苦しさを覚え目を覚ました。

何故かと聞いて(みて)みるとゆきが私の背中に抱き着いており、寝苦しさの原因はゆきだったようだ。

多少耳に寝息がかかりくすぐったさを覚えるが寝ているゆきを起こすわけにもいけないし。まぁ我慢して寝よう、手もあんまり動かせないし。

そう思い再度寝ようとしてみるが不意にゆきの寝言が耳に届く。

 

「…おい…しそー」

「…え」

「あ~…」

「…ま、まってゆk」

「むっ」

 

ぱくりと

 

ゆきが寝ぼけながら口を開けて、咥えた。

 

私の耳を

 

「-----ッ!!!!??!!!?」

 

パシッと自らの両手で口をふさぎ声が漏れないようにするがゆきはそんな私の様子に気付かず耳をなぶり続けている。

粘性のある水音と私の口から洩れる熱を帯びた声だけがテントの中に響き、私の意識は熱に浮かされたかのように遠くなってくる。

 

「ゆ…んっ、きっ…おねが…あっい…っ! や、やめ…っ!」

「飴だぁ~美味しい~」

 

ぺろぺろっ

 

ぞくっ…! という背筋をのぼり、たとえようのない感覚が脳を犯す。口から声が漏れないように息を大きく吐いた。

 

「ふっ、ふーっ!…ひっ、あ…っ! もうむっ…!」

「…ん? どうしたぁ…?」

 

私が身をくねらせていると目の前にいたたかえが起き、寝ぼけながら様子がおかしい私に声をかけてきた。

良く見えてないかもしれないがたかえがいるならゆきをどうにかしてくれるかもしれない…!

 

「た、たか…え…あっ、たすけ…んっ! ください…っ!」

 

目元に浮かんだ涙すらぬぐえないがここまで言ったならたかえも助けてくれるはず…!

たすけてたかえ…!

そのままたかえは私の訴えが通じたのか私の後ろに手を回してくれた。助かったと思ったのもつかの間、たかえは私をゆきごと抱きしめ。私はたかえの胸元にすぽっと収まる。

 

「こわかったの…かぁ…これで…いいだ…ろ………すぅ」

 

え、ま、待ってください。寝たんですか…? しかも胸元に収められた上に両手で口を押えたまま二人に抱きしめられた。腕が一切動かせない、あまり声も上げられない、二人とも起きる様子が見えない…これって…もしかして…朝までこのまま…なの?

 

「んっ…う…そっ…誰…か…あっ、助け…!」

「あむあむ…もっと…いっぱい…」

 

ゆきの耳をなぶる勢いが抑えられることもなくむしろ増していき、びくびくと全身が電流が走ったように震え。私もどんどん声が抑えられなくなっていく。

体がどんどん熱くなり意識が飛びそうなほどに熱に浮かされ、体に何かがのぼってくる。

 

「お願い…! ゆうり…るーちゃ…! 誰か…!」

「あぐっ」

「あっ……」

 

ゆきが耳を歯でかりっと甘嚙みした瞬間、何かせき止められていたものが壊れた気がした。

あ、くる…! 何かが…くるっ!

 

「~~~~~~~~~ッ!!!!!」

 

全身がびくびくと震え、脳を殴られたかのような感覚に陥り。私の意識は飛んだ

 


 

「んー、よく寝たな。おはようりーさんるーちゃん」

「ふふっ、おはよう。テントでも意外と寝れるものね」

「(両手を上げて挨拶する)」

 

とは言っても体は固まっているみたいで背伸びをするとポキポキと体が鳴り。テントから出るとどうにもしずくたちはまだ寝ているようで誰もテントから出ていない。しかしあんまり寝すぎると逆に悪いだろうし起こしに行くか。

とあたしはしずくたちが寝ているテントを開けるが…

 

「…ふ…んっ…あ…?」

「…え?」

 

しずくが柚村とゆきに抱きしめられながらゆきに耳をなぶられていた。顔は涎と涙らしきものでドロドロになっており。あたしに気付くと同じくドロドロになっている手を伸ばしていたので二人を起こさぬようにしずくを引き抜いた。テントから出たしずくは立ち上がろうとしたが腰が抜けたようにペタリと腰が抜けたように床につく。

 

「お、おい…大丈夫か…?」

『すみません…シャワーを浴びたいので連れて行ってもらってもいいですか…』

 

そういうしずくは今でも全身がびくびくと震えており、体は涎や汗らしきもので濡れている。かなりつらいだろう…

 

「あ、あぁ…だ、大丈夫か…?」

『無理…です…』

 

どれだけの時間弱点の耳をなぶられたのだろうか、いつもの余裕な雰囲気が一切ない。

あたしが担ごうと触れるたびに全身がびくんと震え、一人でも立てないというレベルだった。

 

その後、何とかシャワーを浴びさせると体の感覚が戻ったのか一人で戻れるようになっていたようで現在はりーさんと朝食の準備をしている。しばらくすると柚村が起きてきてゆきもテントから這いずる様に出てきた。

 

「おーはーよー」

 

皆で挨拶を返すとゆきはしずくの前に行くと何かに気付いたかのように声を上げる。

 

「あれ、しずくちゃんクマが出来てるよ。もしかしてキャンプが楽しくて寝れなかった?」

 

とぷぷぷと笑い交じりに口に手を当てながらゆきは言うがしずくは「…(ぷちっ)」という音が聞こえたかと思うとゆきの頬を思いっきり引っ張った。

むにょーんとゆきの頬が思いっきり伸びて上に下にと動かしている。

 

「いひゃい~! なんでしじゅくちゃ~ん!」

『うるさいですね…!』

 

本来なら止めに行くべきなんだけどさっきのことを思うと仕方ないからスルーしていこう…

今日の朝飯はなにかなぁ…とゆきの悲鳴を聞きながら今日の朝食に思いを寄せた。




だいぶ抑えた(5000文字)
多分…怒られないはず…! (本来ならもうちょい行けた)

あとアサルトニキに応援メッセージもらえたのでクッソ早くできた。
しずくちゃん耳ばっかりいじられ過ぎじゃない…? 大丈夫? 開発されてない…?
皆に囲まれて耳をいじられるしずくちゃん…? 何それ卑猥

次は8日目か、圭ちゃん救出は9日目なので色々とこまごましたイベントをすることになりますかね。活動報告でこんな話が見たいというリクエストも受け付けておりますので皆さんどうぞ、感想では運対されそうな話題でもOKです。

次回は流石に遅くなると思います。ごめんね


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part8 お手紙とサブイベント

前回R-18だったら頭がぼんやりしたしずくちゃんが快楽を求めてしまい下腹部の方に手を伸ばしていたけど次話投稿です。

今回は活動報告に集まっていたコメントを参考に作りました。
またサブイベやるかもだから活動報告にコメントいっぱい送ってね!
それとは別でいっぱい感想頂戴!!!!(乞食)


おはようございまーす!

 

今日で8日目、昨晩しずくちゃんの耳が大変なことになったので体力が大変なことになっていますが本日は本編イベントとサブイベントで終わるので体力は気にしなくてもOKです。ただ気絶には注意しましょう。

ではめぐねえ離脱ルートでなければ朝食後に本編イベントが発生します。

 

「みんなで「おてがみ」出そうよ! 『私たちはここに居ます』って!」

 

というわけでお手紙イベントですがゆきちゃんが風船を取り出しながら言いますね。持ってたのか、ちなみにしずくちゃんも持っているので出しておきましょう。いえーい

ちなみにくるみちゃんがノリノリで伝書鳩を提案します、というか捕獲しに行きました。室内で暴れられると下手すれば気絶するので行かずにここで休んでおきましょう。ちなみにめぐねえが鳩の帰巣本能の説明をしてだから無理だと思うんだけどなぁーと言っていますがまぁくるみちゃんの好きなようにやらせましょい。

あ、一応チョーカーさんがついて行くようです。チョーカーさんも面倒見いいですよねぇ。

というわけで残っている組は風船を用意したり絵や手紙を書きましょう。

え? しずくちゃんは書かないのかって? 若狭姉妹から止められましたよ。絵が下手で悪かったですね!

ちなみにるーちゃんは絵がとても上手いので絵を持ってどやっ、としているスチルを見ましょう。可愛い

めぐねえは国語教諭なので非常に文章は読みやすいです。まぁしずくちゃんは読めないけど。

そのままりーさんとゆきちゃんの3人で話していますが話は自然と救助とか来たらどうなるのかなぁって感じになっていますね。そのタイミングで鳩を籠に入れたくるみちゃん達が戻ってきます。

ところでその籠どこから持ってきたん?

 

「やっぱ救助と言ったらヘリだろ! 映画とかでも定番だしな!」

「確かに映画で見るのは大体がヘリだな、でも落ちる気がしないか…?」

「ヘリ…ねぇ」

 

ん? こんなりーさんのセリフあったっけ。あれっていうか選択肢が…なんだこれ、見たことないぞ。

…まぁいいや選んでみよ。

 

『ヘリとかは苦手だなぁ…』

「そうよね、しずくはヘリとかダメだったわよね」

「へ? なんでだ…あぁ、音がでかいからか」

『何も聞こえなくなるから嫌い』

 

あぁ、盲目バレとかしているとでるセリフなのかな。まぁ特に影響はなさそうだしええやろ!

というわけで屋上へと向かって風船と鳩を飛ばしませう。ちなみに取り付ける風船の数を多くすると最終日までの日数を伸ばせるのでサブイベントと準備のために限界まで風船を付けましょう。

そういえばバリケードも広げなければいけないなぁ…まぁ最終日までの日数伸ばしたし大丈夫かな、今日はいっぱい交流するんだ!

あ、鳩はショッピングモールの方に飛んでいきましたかね。何か意味があるのかなぁ?

みーくんに届いてみーくんが自力でこっちに来るとか…? いや、流石にないかな…

 

 

 

「そういえばしずくちゃんってどのくらいの距離まで音が聞き取れるの?」

 

おっ、ゆきちゃんとの交流イベントですね。

これをやると戦闘中に出来る限りNPC達が3メートル以内に入ろうとしてくれるのでたいぶ楽になります。

これと「よく聞く」の範囲も伝えておきましょう

 

「すごーい! しずくちゃんここから二階の音まで聞こえるの!?」

「そういやどうやって私を見つけたか気になってたがそういうことだったのか」

 

ゆきちゃんの頭に顎を乗せているチョーカーさんがぽつりとつぶやきます。

この二人は本当に仲がいいなぁ…同級生なのに年齢差あるように見えるけど。

 

「じゃあかくれんぼとかしたらすぐに見つかっちゃうね!」

 

ぶっちゃけ呼吸音どころかしずくちゃんよく聞けば心音すら聞き取れるからかくれんぼしても一瞬で見つけられるよ。音を聴き分けられるのも強いよね。

 

「あれだな、心音で相手が嘘をついているとかも分かりそうだな」

 

多分わかるのかな、私がプレイした感じだとそういう交渉系のイベントとかないから分からないけど。というかどんな生活してればこんな心音とか聞き分けられるようになるのだろうか。

たびたびこの動画で話題にする霊咲すずかちゃんもどんな生活していれば【暗殺】【隠密】【忍び足】という暗殺者スキルが手に入るんでしょうか、固有初期武器でコンバットナイフあるし。

甘露りりかちゃんはまだなんとなくあり得そうだからわかるけど。

 

軽い交流イベントだとすぐ終わっちゃうね。

 

 


~読み込み中~

・るーちゃんのメタ話

(バージョンアップでりーねーと親友じゃなくても私が助けられるようになったみたい)

 

 

 

「そういやぁ実際しずくってどんだけ成績悪いんだ?」

 

くるみが夕飯時にふとこぼした言葉にしずくはんぐっ、と言葉とご飯を詰まらせる。

実際しずくはかなり成績は悪い、むしろめぐねえにとってはなぜ三年生まで進級出来ているのかすらも謎である。まぁ仕方のないことではある。しずくは目が見えないのでテストや授業に全くついていけてない。この学校のテストがすべてマークシート式なのと授業態度、そしてりーさんの必死な献身により進級出来ている。というかテストはりーさんの筆記の音を聴き分けて写せば済む話であるがカンニングと同じでバレるとりーさんに怒られるので所々で別の人の書く位置を真似したりしている。

 

『そういうみんなの成績はどうなんですか?』

 

教師であるめぐねえや小学生のるーちゃん、優等生で友人のりーさんは知っているがそのほかの人物の成績は分からなかったのでしずくはふと周りに聞いてみた。

 

「あたしは赤点は取らないぐらいだなぁ、下の中ぐらいだ」

「私は恥ずかしながら下から数えた方が早いですはい…えへへ」

「私は…平均点より上ぐらいだったと思う」

 

この三人の中では柚村が一番成績はいいようだった、不良のような見た目をしている割に意外である。

生徒で成績でランクを付けるとしたらりーさん>柚村>くるみ>しずく≧ゆきと言った感じだろうか。しずくは地頭はそこまで悪いわけではないらしい(りーさん談)だから目が見えれば成績はそこまで悪くはなかったかもしれないらしい。まぁ見えないから関係ないんですけどね、としずくは笑う。

 

「それにしても…なんで今まで目が見えないこと隠してたんだ?」

「別に隠していたわけじゃないですよ」

 

くるみがそういえばと思った感じで聞いてみるとなんでもないようにぽつりと返された。

 

「目を瞑っている理由も説明したのですが誰にも信じてもらえなかったので何も言わなかったんです」

「あ~」

 

全員で納得したように声を上げる。そりゃ盲目だって言っているのに見えているかのようにすいすい歩いているのを見たら見えないって嘘だろって思ってもしかたがないとは思う。

というか多分しずくは表情まで認識してるよなとくるみは思う、いまも目は瞑っているが視線はしっかりと交わっている。これで見えてないって嘘だろって盲目を知った今でもくるみは思う。これでほぼ360度みえているというのだから怖いったらない。

 

「それで私もみんな気づいているのかなって思ってそのまま…」

「いやそれで三年になるまで気づかれねぇのがすげぇよ」

「むしろこういう状況にならない…いえ、こういう状況になってもやっと気づくレベルでしたからね…」

 

めぐねえとチョーカーさんが溜息を吐く、めぐねえは生徒のことに気付けなかった自分に落ち込む。

 

「まぁ別に音がうるさいときに無能になる以外は平気ですので」

「そん時はあたし達が助けてやるよ。いままで助けられてるからな」

 

そう言ってみんなで笑う、こんな状況だがこの人達と知り合えてよかったな…としずくは温かい気持ちになれた。自然と口元に笑みが浮かぶ。

 

「あっ! しずくちゃんが笑った!」

「あら、珍しいわね」

「…そんなに無愛想じゃありません」

 

恥ずかしくなったしずくはぷいっと顔を逸らした。




なんか急いで書いたからちょっと悩ましいところ。
先週は忙しくてあんまり書けなかった…サブイベントも何入れようかなぁと悩みまくった結果ふんわりした感じになってしまった。
次はサブイベと圭ちゃん救出になるかな。

そういえば本家の方がエピローグでしたね。こちらも完結に向けて頑張りたいです。
ちなみにこのしずくちゃんは容姿とスキルが似ているだけの別人なので凄い伏線があったり語録を多用したりはしません。ただの耳が敏感な盲目少女です…ただの…?(ゾンビキリング広範囲索敵ガール)

次の更新も早めにしたいです。
ところで本日うちにポケモン剣が届くらしいですね。


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part9 ちかしつ

嘘だろ…ポチエナ…なんで剣盾にいないんだ…
ワンパチか…ワンパチがいるからなのか…ワンパチにたろうまるって名前つけたる
と言うことで次話投稿です。

地下施設を調べるということでアニメとかを確認したのですが
この作品にはいる人たちがいないだけで泣きそうになる。

辛い…本当につらい…


おはようございまーす!

 

今日の夜は圭ちゃん救出なのであまり体力の減る行動はせずにほんのりと交流…と行きたいところですが。

行かないといけない場所があるんですよね。行かなくてもいいんですけど、圭ちゃん救出するためにしずくちゃん一人では辛いので仲間が欲しくなりますが灯りをつけると奴らに気付かれるので灯りなしで行動をすることになるのですよ。ですがしずくちゃんはともかく他のキャラは暗闇だと全く見えません。

 

そのためには学校地下に行き、特殊アイテムを手に入れると行動が楽になります。

ただし地下もそこそこ難しいので普通の圭ちゃん救出ルートは戦闘系キャラを連れていって灯りを付けるルートが一般的になりますかね。

今回は地下探索ルートで行きましょう、そのためにも地下の情報を入手するためにあのマニュアルを見る必要があるのですが...はい、しずくちゃんは文字が読めない(みえない)ので誰かに読んでもらったりする必要がありますが一人だけに読ませるとまぁ正気度がゴリゴリ減ります。だから出来るだけ全員で読んだほうが正気度の減りが分散するので良いのですがまぁ読むのが難しいです。とくにめぐねえが止めてきますので難しい所です。

ある程度信頼度が足りていればそろそろ…

 

「みなさん、少しよろしいですか。大事なお話があります」

 

おっ! 来ました。

めぐねえのマニュアル公開イベントです。これは信頼度が高いか、一位じゃないと厳しいのですが何とか足りていたようですね! というわけでみんなで輪になってからの説明が入ります。正気度の心配なりーさんとめぐねえの間に座ることにしましょう。この二人は本当になぁ!

 

「…こちらについて…お話ししなくてはいけません」

 

といって取り出すのは例のマニュアル、読むだけで読んだ奴の正気度が減るという魔導書もびっくりの本です。めぐねえはすでに減っているので後で甘えたりしましょう。

めぐねえが内容を説明しますが全員の正気度が下がりますね。まぁリカバリーできるレベルなのがありがたいです。

これで発狂レベルまで正気度が下がるのでしたら何だこのくそげー! ってなります。

 

そんな中で空気の読めない発言が出来るのがこの主人公

 

『つまり地下に何か役に立つものがあるんですね』

 

ピタリと時が止まり何名かは噴き出します。さっきとは一転して明るくなりました。時には空気を読まないことの重要さも教えてくれます。

 

「そうだな、変に塞ぎこもうとしていた自分が恥ずかしい」

「食料も地下に一か月分あるんだっけ、この人数だと一か月以上持つな」

「上まで運ぶのが大変そうだよ~」

 

よしよし、と言うことで地下に行くことを提案しましょう。連れて行くのはくるみちゃんとめぐねえです。

個人的にはめちゃくちゃゆきちゃんを連れていきたいんですが守り切れる自信がないのでお留守番です。直感がとても欲しいのですがまぁなくても行けるでしょ!

あと特殊アイテムはめちゃくちゃ重いんですよね。いまのしずくちゃんだと銃器とかは拳銃ぐらいしか持てないです。

ちなみにくるみちゃんとめぐねえはライフルを二丁持ちしても普通に動けます、辛い。

そして今回の目的はナイトビジョンゴーグルを手に入れることです。くるみちゃんはミリオタなのでそういうものの使い方を教えてくれます。使い方が分からないとリロードが出来なかったりナイトビジョンモードに切り替え出来なかったりします。

説明書を見つけるかくるみちゃんに聞いたりりーさんやチョーカーさんが考えてくれると分かったりするので意外と使い方は分かりやすいです。まぁ手に入れるのが難しいんですけどね。

 

ではいきませうー

 

 

~読み込み中~

・くるみちゃんのミリタリー知識

ナイトビジョンゴーグルは特に詳しく教えなくても使えるようになるぞ。

10分ほどで私がいなくても使えるようになるな。

 

 

やつらはくるみちゃんや主人公がいれば大体大丈夫なので地下前に到着。

シャッターが下りていますのでとりあえず上げm…上げ…上げ…られない!!

しずくちゃんひんじゃくすぎんよ…あ、ちなみにシャッターを上げるなら初期に筋力に2ポイント以上振ってないときついです、くるみちゃん上げてー

 

「貧弱すぎるだろしずく…」

『うるさいですね…!』

「わ、私が開けるから…」

 

ありがとう、きらファンでドスケベ衣装を着ていためぐねえ…! いやマジで教師がしていい格好じゃないよあれ。胸元丸出しだもの。

というわけで筋力二位の力でなんとか突破であります。シャッターが下りているので奴らはいませんが一度開けると今後奴らが地下にも湧き始めますのでこのイベント後は注意してくださいね。

あ、ランダムですがたまにアウトブレイク開始時に知っている教師がシャッターを開けている場合があります。その時は地下に奴らが湧きますが武器ケースが開いていて銃器などの強力な武器を手に入れることが出きます。

 

あ、武器ケースと言うのはこのショーウィンドウですね。

はい、いまくるみちゃんが張り付いているものです。

 

「おぉっ! M9にMP5! M4にM870まで! 軍で制式採用されているものばかりじゃないか!」

 

くるみちゃん大興奮です、トランペットを眺める少年のようにショーケースにかじりついています。

 

「学校の地下にこんなものが…!」

 

反対にめぐねえは自分が勤める学校にこんなものがあったのかと戦々恐々しておりますね。ちなみにくるみちゃんは何とかして銃を手に入れようと周りをぺたぺたしていますが鍵が必要なのとショーケースを割ると警報が鳴るということになっているのでくるみちゃんはがっくしと肩を落とします。

というか一大事に必要なために置いているのに鍵が必要って…。勝手に持ち出していくのを防ぐためなのかな、ちなみにこの鍵の手に入れ方はちょっと分かんないです。なんかどこかの教師を倒すと手に入るとかって言うのは聞いたような…今度調べてみます。

 

「くっ…取り出せないか…!」

『警報なっても困りますしそもそも音が鳴る武器は使えないのでは…?』

「でも実物あるなら持ってみたいじゃん…?」

「はい、先に行きますよー」

「ああああぁぁぁぁぁ…」

 

それではめぐねえに頼んで幼稚園の受け渡しで親から引き離される幼稚園児のようにくるみちゃんを移動させましょう、くるみちゃん普段姉御肌なのにこういうことをするのがかわええよなぁ…

 

そういえばこの段階で行けるのはある程度の範囲だけでそれ以上移動しようとすると『こちらには用はない…』『こちらには何もなさそうだ…』と言ったシステムメッセージが出て進めなくなりますね。

まぁエンディングでも使用する場所ですしそれ用でしょうか。

 

ということで食糧や装備が置いてある倉庫に到着ー、三人で探索しませう。

ゆきちゃんとかがいるとサイレンサー付き拳銃とかを見つけるという備品管理どうなってるねんみたいなことになりますがいないのでまぁ見つかりません。昼までにナイトビジョンゴーグルが見つかる様にガチャをします。もちろんこれはRTAではないので何度もリセマラしますよ。

ちなみに二回ほど探索すると昼になります、確率は何%だったかなぁ…

 

1-1回目(美味しい缶詰、双眼鏡、応急手当セット)

1-2回目(救急箱、スタンバトン、コンバットナイフ)

 

リセ

 

2-1回目(α米、ダイナマイト、防刃ベスト)

2-2回目(軍用ヘルメット、スナイパースコープ、ゴーグル)

 

リセ

 

3-1回目(双眼鏡、美味しい缶詰、軍用リュック)

3-2回目(サポーター、イヤープロテクター、ナイトビジョンゴーグル)

 

 

来ました、三回目で出ました! しかもサポーターとイヤープロテクターも付いてきましたよ!

サポーターはスポーツでよく使われる膝やひじをガード出来ます、そしてしずくちゃんルートの最高のアイテムのイヤープロテクターが登場しました。はい、みーくん救出編が勝ち確になりました。

イヤープロテクターは射撃場などで使われるアイテムでして大きな音を最適な音に変換してくれるという神アイテムです。はい、みーくんor太郎丸救出時の防犯ブザーを耐えれます。勝ちました、最高です。もう負けねえぞこれ。

 

「良いものがいっぱい手に入ったなぁ~(ミリタリーアイテム三つ以上取得で発生)」

「変わったものね…美味しいのかしら?(美味しい缶詰取得時発生)」

 

というわけであとは探索せずに拾える食料を詰め込んで戻りまっせ!

通常時だと奴らの数かなり減りましたね、これなら今晩戻るのも楽かな。というわけで到着ー

 

「ただいまー」

「戻りましたよー」

「おかえりー!」

「(わー)」

「何かあった?」

 

ということで戦果報告、正直エンディングまでの食料はほぼ貯まっていると言ってもいいぐらい食料は持ち込みました。あとは嗜好品のお菓子とかそういうのももってきていいかもですね、乾パンと氷砂糖だけじゃキツいし。

ちなみに美味しい缶詰の効果は食べたキャラのステータスと正気度と士気を一時的に上昇させることができます。結構有益なので最終日前とかに食べると強くなるのでとても助かります。

 

思ったより時間かかったな…昼と夜はちょっと休憩してからやりますね。




だいぶ時間がかかってしまいました。
文字数は書けるようになりましたがその分詰まりやすくなってしまいましたね。
もうちょっと早く書けるかなと思ってたんですが…(最初のスピードはなんだったんだ)

次は昼にあるちょっとしたサブイベントと圭ちゃん救出です。
アサルトゲーマーニキにいろいろアイディアいただいたのでサブイベントはちょっとそれをやってみたいと思いまする。

次は早くできるといいなぁ…(なお仕事)





それとちょっとしたアンケートです。
もしも恋人ルートというものがあったら誰を恋人がするのがいいですか?
今回は範囲を決めたいのでどっちかを

・学園生活部
ゆきちゃん、くるみちゃん、りーさん、みーくん、めぐねえ

・それ以外
チョーカーさん、圭ちゃん、DJのお姉さん

るーちゃんは…範囲外です…(ロリコンお断り)


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part10 サブイベントと救出準備

アサルトゲーマーニキがR18書いてええでって言ったら書こうかなとちょっと思ったので次話投稿です。
もしも許可を貰えた場合書いてほしい兄貴はシチュを活動報告に送ってね。

それと前回にちょっとしたアンケートを追加したよ。
良ければやってみてね

それとこれまでの話で読み込み中のtips(ティップス)と言うのを追加しました。
豆知識とかゲームの読み込み中に出てくるあれを追加しました。


めぐねえの喋り方安定しない


LEVEL UP

LEVEL UP

LEVEL UP

 

 

おおおっ? たまった経験が一気に来たみたいですね。

こうゲージぎりぎりまで貯まっていると必要ないのに経験を稼ごうとしちゃいます。

3レベル上がってるので現在のスキルポイントは4ポイントですね。

何を振ろうかなぁ…

 

とりあえず【料理lv2】を取得しますか、これで魚を捌いたりお菓子などの嗜好品を作ることが出来るようになります。ちなみに肉切り包丁を武器にしているとフェイタルムーヴに『解体』という両腕両足を切り飛ばして最後に首を切り飛ばす技が使えるようになります。スタイリッシュで格好いいですが血飛沫と同行者の正気度を撒き散らす技なので使うことはないでしょう。ちなみにどの敵も一撃なので対人戦が起こってしまった場合には使ってもいいかもです。

 

ステはどうだったかな

 

体力  0

筋力  1

持久力 7+1

知力  2+1

直感  1

 

うぅーん、正直体力は不屈があればいらないも同然ですし。筋力は【質のいい木刀】があれば基本一撃で倒せますし持久力は高いし知力は別にクラフト重視ではないし…直感は…幸運みたいなものだしなぁ…。

……あ、そうだ。【跳躍】でも取ってみますか。

その名の通りジャンプしたときに飛距離が伸びるスキルです。高い所から飛び降りたときのダメージも低くなりますね。これと【登攀】があるとスキルが【パルクール】に変化します、忍者プレイをしたいならとってもいいかもです。

残りの3ポイントは取っておきましょう。最悪5ポイントためて【剣術】などを取ってもいいかもですね。

 

というわけで現在時刻は昼ですがイベント発生の夕方まで時間があります。

サブイベントをして経験値を稼いでおきましょうか、このゲームRTAでもない限りふとした時に余る時間が多くなりますね。サブイベこなせるようにかな? 某元極道が喧嘩するゲーム以上のサブイベントがありますし。

 


~読み込み中~

・ゆきちゃんの世間話

どんな人でも苦手な物ってあるよね、『しずくちゃん』は…『大きな音』が苦手なんだ


 

~色~

 

「そういえばなんですが…」

 

昼食前の暇な時間、ごろごろしたり見回りしたり本を読んでいたりミリタリーグッズを触っている時。しずくがふとしたように呟いた。

 

「なんだ? 何かあったか」

「いえ、大したことではないんですけど」

 

ミリタリーグッズを触っていたあたしと近くにいためぐねえとゆきと柚村が近くに寄ってきたので話を聞く姿勢を取るとしずくはぽつりとつぶやいた。

 

「血ってどんな色しているんでしょうか」

「え」

 

その返答にあたし達は固まった。なんとも答えにくい質問を…!

 

「あー、なんていえばいいのか…」

「そもそも色の区別とかつくのか?」

「うーんむりですねー」

 

そりゃそうだ、耳だけで周りを把握しているのなら見えているようになっているとしても線画のようにしか見えないだろうし。色の判別なんて無理だろう。なんでそんなことを聞いたのだろうか。

 

「いえ、ふと思いまして。色ってどんなのだろうと」

「そっか…やっぱ目が見えないと辛いのか?」

「生まれつきなので辛いとかはないのですけど、周りと違うのが何とも言えない感じなんですよね」

 

周りと違う、場所が場所なら個性で片付くのだが小さい子供では迫害の対象となってしまう。そういえば…

 

「なぁ? なんでしずくはこの学校に来たんだ? 言っちゃあれだがそういう学校もあっただろうに」

「うーん…中学まではそういう盲学校というところに通っていたんですよ。悠里とは学校も違いましたけど仲良くはやれていましたし不便はなかったですしね。でも、悠里の話を聞いていると普通の高校生…っていうのに憧れていまして…」

 

その時ふっとしずくが微笑む、懐かしいことを思い出したかのように

 

「その時、両親が色んな所にかけあってくれまして。それで悠里もこの学校を選ぶって言ってくれたので通うことにしたんです。テストがマークシート式で助かりました。入試はぎりぎりでしたし地形を覚えるのにも時間がかかりましたけど」

 

それで色が気になった理由は色々と思い出している時に両親と色の話をしているのを思い出してしまったらしい、それで血といっても粘性のある生臭い液体という認識しかないが。

それでふと気になったので聞いてみたということだ、とりあえず赤色や暗い赤色ということは伝えたがしずくはピンとこないようだった。うーん難しいな…

 

「まぁ私が普通じゃなかったとしても」

「?」

「…普通の友達が出来たので…文句はありませんよ」

「…そっか」

 

あたしはその言葉を聞いて、二ッと笑った。

 

 


~読み込み中~

・めぐねえの豆知識

ショッピングモールに行けるようになると着替えが出来るようになるわ、たまには制服以外もいいかもしれないわね。


 

~持ってきたもの~

※フレーバーなので本編関係なし

 

「そういえばるーちゃんを助けに行ったときにコンビニに行って色々使えそうな雑貨を持ってきたのを忘れてました」

 

ある時、しずくはふと思い出したかのようにぽんと手を叩いてリュックの別ポケットを漁り始める。

その様子にめぐねえは目を向けた。

 

「あら? そうだったの? どんなものを持ってきたのかしら?」

 

がさごそとしずくはコンビニの袋を漁る、小物が多いようだ。

 

「まずはこれです」

「口紅ね」

「そしてこれに」

「あら、洗顔フォームね。助かるわ」

「そしてこれに…」

「ウェットティッシュ、そういえばティッシュとかも少なくなってきたわね」

 

色々と雑貨を取り出すしずく、中には風邪薬や絆創膏など非常にありがたいものまであった。めぐねえは机に並べられたものを見てほーっと息を吐く。

これはあっちにーとめぐねえが片づける場所を悩んでいるとしずくが最後の一つと思われる雑貨を取り出した。

 

「そして最後に何か分かりませんけどこれです」

「なぁーっ!?」

 

めぐねえはしずくが取り出した箱を見ると普段とは全く違うスピードで取り上げた。

しずくは首をひねるがめぐねえは顔を真っ赤にする。

 

「ななななっ! なんてものを持ってきているんですか!?」

「…? 薬の棚らしきところからもってきたんですけど…薬ではないんですか?」

「え! えぇ~とぉ~…これは…ですね…」

 

めぐねえは目をぐるぐると回転させて顔を真っ赤にしながら言いよどむ。

めぐねえが持っている煙草よりも少し大きめの箱

シンプルで特にデザイン性のない箱に大きく書かれた【0.02】

所謂避妊具、コンドームである。もちろんしずくはそれに気づいていないのでめぐねえはさらに言いよどむ。

 

「こ、これはですね。今の私達には必要ない物なので…! せ、先生が預かっておきます」

「必要ない物なんですか? そもそもどういうものか分からなくて…何に使うんですか?」

「うえっ!? あ、あぅ…」

「…?」

 

しずくはめぐねえに迫るがもちろんめぐねえは答えるわけにもいけない。切羽詰まっためぐねえは

 

「と、とにかく!!! これは先生が預かります!!!」

 

めぐねえは逃げ出した。

 


~読み込み中~

・るーちゃんのメタ話

(今のイベントは男性キャラだとせんせーが赤面しながらお説教するみたいだよ)


 

サブイベントも本当にいろいろあるな…と言うわけで夕方ですよ。放送室でのんびりしましょうか。

もちろんラジオを付けておきましょうね、今回はめぐねえが一緒みたいです。

 

「…あら? 何かノイズが」

 

ということでフラグが立ったのでラジオをいじいじして周波数を合わせましょう。

そういえば次のアプデでDJのお姉さんを救出出来るようになるらしいですね。あのお姉さん奴ら化した後でしか会えなかったから楽しみ、めぐねえ以外にも大人キャラが追加されるんでしょうか。アプデが待ちきれませんね。

 

『わたしは…K……めぐりが……生徒……いま…駅』

 

というわけで圭ちゃんを救援依頼が来ました。しまった、ラジオのアンテナ強化しておけばよかった。忘れていましたがまぁショッピングモールに行けばいいのでOKです。

 

「み、みなさんに伝えに行きます!」

 

とめぐねえが飛び出していきました。めぐねえは足が速いのでみんなが集まるのは結構早いです。ちなみにくるみちゃんが一番早かった気がします。まぁ準備が出来ないほど早かったですね。

というわけで木刀やら食料やらを準備しながら待ちます。

 

皆がなだれ込んできたので巡ヶ丘駅に行くことを伝えましょう。まぁ反対されます。

 

「行くって、今から? でも駅だろ、歩きじゃ結構遠いぞ」

「それに危険だわ。夜中だといつ突然襲われるか…」

「確かにしずくなら昼夜関係ないでしょうけど一人じゃ心配だわ…」

 

でも足を怪我しているから奴らから逃げられないので行くなら早くいかないとということを伝えますぜ。

 

「大体それってホントに救助要請だったの? 映画だと大体悪い奴らの罠だったぞ」

「流石にこの状況で罠にかける必要性はないと思いたいが…」

「でもなんとなくだけど本当に困ってる気がするよ」

「(こくこく)」

 

直感高い組も反応してくれていますし元々圭ちゃん確定なので大丈夫です。

 

「朝になってから私の車で向かうのじゃだめなのかしら」

『足も怪我しているようですし、もしもその場所に奴らが来たのなら手遅れになってしまいます』

 

めぐねえの正論も反論しましょう、朝になったら圭ちゃんがロストしてしまうので急いで向かわなくてはいけません。そして線路なら生前の行動を行っている奴らは来ないんじゃないか? と言うことも伝えます。

 

「そういえばナイトビジョンゴーグルがあったな、灯りは奴らに気付かれやすいし一応もう一人ついて行けるぞ」

 

とくるみちゃんがナイトビジョンゴーグルを取り出すと同時にめぐねえが勢い良く手を上げましたね。

 

「先生が行きます!(手をビシッと上げる)」

「めぐねえはダメだ」

「先生はダメだな」

「めぐねえはダメよ」

「めぐねえは行ったらダメだよ!」

「(首を横に振る)」

「なんでですかー!」

 

まぁ当然だよな。

このルートだと戦闘の出来るくるみちゃんかチョーカーさんのどっちかが救助についてきてくれます。

どっちが来るかなぁ…正直どちらでも助かる。

 

「私が行く、ここを手薄にするわけにはいかないしね」

 

おっとチョーカーさんが来てくれました。ありがとナス!

チョーカーさんは流石にくるみちゃんには劣りますが持久力は平均以上なので朝には間に合います。

ちなみにめぐねえですと本当にぎりぎりになるんですよね。あ、ゆきちゃんりーさんるーちゃんは間に合わないです。持久力なさすぎだよ三人とも…。

 

ではチョーカーさんにナイトビジョンゴーグルを装備させてイクゾー!




水曜日が休みだったので書きました。

今回もアンケートを置いてみました。
みんなどの恋人ルートみたいかなぁというちょっとした質問です。
実際に書くかはちょっと悩んです。
今回は学園生活部のメンツでアンケートです。

次回は圭ちゃん救出を書くか
part-(マイナス)1ってことでアウトブレイク前のしずくちゃんの学園生活を書くのもいいかもですね。

次回は何時になるかなぁ…


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part11 圭ちゃん救出

アサルトゲーマーニキからR18を勢いよく許可されたので次話投稿です。
あと一応シチュ考えてたらアサルトゲーマーニキと被ったゾ
耳かきの時も先読みされたし読まれやすいのか私は…?

霊咲ちゃんで走りたくて仕方ないけど
まずはこっち完走しなきゃ…



きらファンのがっこうぐらしメンツの衣装

制服を改造したみたいな感じなんだけど卑猥過ぎない…? ということで駅に向かうぞー。まずは校舎を出なくては、といっても急いでなきゃ別に何もないから普通に出れます。不良の奴らを倒すとライターとかが手に入ったりするよ、運が良ければナイフとかもあります。

 

「にしてもこっから結構駅まで距離あるな…」

 

車とかバイクとかあればいいんだけどね。チョーカーさん乗れたりしない?

 

「運転したことねえよ」

 

だよねー、とりあえずチョーカーさんに車のそばに行かないように伝えて踏切に着いたので線路を渡って駅へと向かいましょう。電車は通りませんし奴らがいても作業員のようなやつが数人しかいないのでその辺も問題ないです。

ぶっちゃけあとは走るだけなのでカットです。

 


~読み込み中~

・りーさんのワンポイントアドバイス

めぐねえ以外も慣れれば車に乗ることは出来るわ、乗れるのは私とくるみと柚村さんね。


 

着いたぜ真夜中過ぎ! 終電すぎたからか奴らはほとんどいませんね。ちなみに終電前に来るとびっくりするぐらい奴らがいます。

線路から上に上がるの結構きついんですよねえ…チョーカーさん持ち上げてー…ということで駅長室についたのでノックします。

 

「……ほ、ほんとに助けが来たの?」

「どうやら生きてるみたいだな」

 

このチョーカーさんのほっとした声超好き。

鍵を開けてくれたので入ってまずはバリケードを作らないと奴らが来る可能性があるので作りませう

チョーカーさんチョーカーさん、奴らが来る前にバリケードを作りましょう

 

「それもそうだな」

 

というわけでチョーカーさんとバリケードを作りましょう。鍵を閉めてー机をどざざー、これでよし。二人だと早いね。というわけで再度向き直って会話を続けましょう。

自己紹介だ。どうもスノードロップ、巡ヶ丘学院三年生です。

 

「柚村貴依、巡ヶ丘学院三年。どうやら罠じゃなくてよかったな」

「し、祠堂圭…巡ヶ丘学院二年、です」

 

自己紹介が終わったところでリュックから取り出すは食料と水ですぞ、お腹空いてないかい?

道中で敵を一人も倒してないから血が付いてないので警戒心は持たれてないようでよかった。まぁ持たれていたら全部チョーカーさんに丸投げするんですけどね。

 

「…足を怪我しているみたいだが、噛まれてないんだよな?」

「は、はいっ! …逃げている途中に…足をひねったみたいで…」

「見せて、応急処置レベルだけど一応手当てしとく、帰ったら若狭に頼まなくちゃな」

「あ、ありがとうございます」

 

警戒しながらも治療してくれるチョーカーさんいい子、チョーカーさんは知力ちょっと高めのインテリヤンキーなので治療は割と早い方です。帰ったらりーさんとめぐねえに治療してもらおう。二日三日ぐらいでまともに歩けるようになるので最終日には間に合うかな。甘露りりかちゃんだと一日で全快するんだけどなぁ…あの子の『癒し』スキル回復クッソ早くなるからね、あの子の場合は知力極振りが安定する。

 

「そろそろ戻るか歩…くのはきつそうだな」

「ゆっくりなら…大丈夫です…」

 

ここで『背負って帰宅』と『圭ちゃんと歩いて帰宅』の二つありますが今回はチョーカーさんもいますので背負って帰宅を選びましょう。チョーカーさん担げるかな?

あ、ちなみにご存じだとは思いますがくるみちゃんなら背負ったまま走れます。筋力一位はやべぇな!

 

「来た時よりは遅くはなるが問題ないな、雪野お前も…ってお前は無理か」

 

貧弱で悪かったすねぇ! まぁ仕方ないので道中の敵は任せてくださいや。

というわけで色々準備を終えたのでバリケードを外して外に行くzわっぷ! 目の前に奴らがいました!

背中を向けているから気付かれてないけど木刀抜いたらバレるな、というわけで素手で【暗殺】を決めませう。

相手の膝裏に蹴りを入れて膝カックンみたいなことをして、膝を地面につかせて相手の頭を両手で掴みます。そしてそのままぐるんとまわしまあっチョーカーさん被ってる被ってる!

 

ゴキンッ!

 

良く見えませんでしたが結構気に入っている【暗殺】が決まりました。素手状態で相手の背後にいると出来る【暗殺】です、詳しく見たい方は【バイオ ハンク 処刑】などで検索すると見れるかもです。ちなみに走りながらだとさらにスタイリッシュさが増しますので試してみるといいよ。

 

「う、嘘っ!?」

「うわ…お前容赦ねぇなぁ…」

 

後ろから来るかもだからちゃんと2メートル以内に入っておいてね。3メートル以内だと奴らに対応しきれないかもだからね。

 

「分かってるよ、私も死にたくはないしな」

「え…でも暗闇で…あの人は前に…?」

「後で説明してやるよ」

 

というわけで線路から帰るぞー、暇だし世間話するかいな。

 

「そっちには何人いるんですか…?」

「あー…っと、私と雪野とゆきとくるみに若狭、若狭妹と先生…7人だな」

「7人も…」

「巡ヶ丘学院の三階と屋上を使って生活しているな…」

 

なんで会話に入らないって? 警戒しているからだよ!(なおコミュ力)

この後は特に何もないしカットだよ。

 


~読み込み中~

・圭のお話

美紀美紀っ、【サイコパンデミック】って公式MOD。面白そうじゃない?


 

「えっと…二年生の祠堂圭です…」

 

しずくと柚村が戻ってきた。

見張りをしていた私は急いでりーさん達に伝え、二人を迎えに行く、私とめぐねえがバリケードをどかすと二人と柚村に背負われた少女がいた。そいつはどうやら二年のようで応急処置はしてあるが足を怪我しているようだった。

 

「足を見せてもらえる? 処置しておくわ」

「あ、ありがとうございます」

「一応応急処置だけはしておいたけど頼むわ」

 

りーさんがテーピングテープを取りながら足を確認する、どうやら足を捻っていたようでこれなら2、3日で治るだろうとのこと。救急箱から湿布と固定用にテープを取り出し足に巻いた。あたしも部活やってたときにテーピングはやったような...だめだ覚えてねぇ。

 

「動かしにくかったりするかしら?」

「えっと、大丈夫です。問題なく動かせます」

「変な感じがしたら言ってね」

 

祠堂はりーさんにお礼を言うとこちらに来てしずくの方を見ながらあたしに向かってこそっと聞く。

 

「あ、あの...雪野先輩なんですけど...どうしてずっと目を瞑っているんですか?」

「え? あぁ、しずくは目が見えないんだよ。だから目を開けないんだ」

「えっ!? 目が見えないって...? で、でもここに来るまで...」

 

あー、とあたしは頭を掻く。確かに初めてだと驚くよな。とあたしはしずくがとても耳がよく辺りの音を聞き分けて認識しているということを告げると目をキラキラさせた。

 

「す、凄いっ! アニメキャラみたい...!」

 

...今更だけどしずくってすげぇことしてるよな。

とまぁ、興奮する祠堂...圭(仲良くなった)は足の怪我もあるし帰った二人も疲れていると寝て貰うことにした。しずくはりーさんの胸を枕にして寝たらしくりーさんがとても幸せそうな顔をしていた。




次回は二階制圧と圭ちゃん交流会かな。
ですがそーのーまーえーにー

R-18版を書きます。
とりあえず一話だけであとは活動報告のリクエストとかで募集を
一話目はキャンプのR-18版です。つまりお相手はゆきちゃんですね。百合もの書くのは初めてだから変なところは許してよ!

タイトルどうすればいいのまじで


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part12 二階制圧と圭ちゃん交流会

R18版書いたよ。
短いけど慣れてないからごめんね。もう一話は書きたいと思ってるよ
https://syosetu.org/novel/208997/

あとそれ用の活動報告も出来たよ
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=228540&uid=231447

他の小説見てて自分の小説のネタが出ているととても嬉しい。
ぐびねえとか甘え上手とか


ガチャ

 

扉が開かれ、眼鏡をかけた初老の男性が薄暗く僅かな照明が付いただけの部屋に入る。

その扉の対面には崩れたピエロのようなメイクをした男性が机を挟み、手錠をした状態で座っていた。

 

『こんばんは、がっこうぐらしRTA警察のみなさん』

 

初老の男性は小さくため息を吐くと机の埃を払いながらピエロの体面に座る。

 

『プレイ中に新たなRTA短縮につながるかもしれないルート分岐を見つけたそうだな、この間嬉しそうに呟いてたようだが』

『俺が…? 何の話かさっぱり分からんが……あぁ、あの話か』

 

ピエロは手錠をした腕を振りながら言葉を続ける。

 

『“夢で終わらせないEND”ね…本来墜落するはずの救助用ヘリコプターで脱出できちゃうやつ』

『…』

『刑事さん、言っとくけどね…』

 

刑事がこちらを見つめる中首を振りながらピエロは答える。

 

『あれは…俺が趣味のしずくちゃん視力回復ルート散策中に偶然見つけたもので…それをRTAなんてわけわからんことをやっているやつが勝手に騒いでるだけ』

『なんだって?』

『どうした?』

 

突然感情をにじませる刑事にピエロは返事を返す。刑事は表情を変えぬまま少し怒りを滲ませ言葉を紡いだ。

 

『RTAなどくだらないと?』

『a-そこまでは言ってない、俺はRTAに興味はないってだけだよ』

『...別にお前のことは責めてない』

 

刑事はそう呟くと懐から小さな鍵を取り出しピエロの手錠に差し込む。どうやら手錠のカギだったらしく手錠は両手とも外れ、刑事の手の中に納まった。

 

『アイツらに再走させる口実が出来たしな』

 

そういうと刑事はピエロに背を向け、扉へと向かう。その後ろにピエロが声をかけた。

 

『あんたも悪い奴だねぇ』

『…そうでもないさ』

 

そういうと刑事は扉を閉めた。

その瞬間、部屋の照明がつき。ピエロは何者かに後頭部を掴まれ机へと叩きつけられた。

大きな音がなるとピエロは呻きながら前方へと向かってくる男を見る。

 

『あんた一体ここまでどうやってきたの? まさか…』

 

再度、拳が机に置かれていた手のひらに叩きつけられる。ピエロは一瞬顔をしかめるが言葉をつづけた。

 

『……持久力極振り?』

『“夢で終わらせないEND”について知っていることを教えろ』

『…まあいいさ、教えてやるよ』

 

正面に座った男は怒りを隠そうともせずにピエロに対して言った。

それに対してピエロはやれやれと言ったように言葉を続ける。

 

『救助ヘリは知っているかな? ゲーム中最終日に学校へと墜落し、奴らを呼び寄せる第二波となる本来プレイヤーにとって迷惑でしかない行動を取る厄介なやつだ』

『それは知ってる』

『そうだよな、最終日のイベントだし鬼門となる所だ。あんたならこれぐらいは知ってるよな』

 

ノってきたのかピエロは身振り手振りをしながら男の目を見ながら言葉を続ける。

 

『ならこれは知っているか? あの救助ヘリが墜落せずに生存者全員で乗って救出されることが出来るのを、全員生存している状態でヘリに全員乗ることが出来、なおかつED中で墜落もせずに完全脱出EDになるんだ』

『それがなんでRTA短縮に繋がるんだ』

 

そう男が言うとピエロは大口を開けて笑う、抑えきれないようでその後の言葉も笑い交じりだ。

 

『A-AHAHAHAHAHA!!! それが何でRTA短縮になるかだって? 今の話聞いてたんだろ? すっとぼけようとしてもダメだぞ。あんたはもう分かっちゃってるはずだ』

『そこに行くまでに時間がかかるかもわからんぞ』

『実際に試走して確認したわあきらめろ! いい加減認めるんだ…あんたは最終日に圭ちゃんのピアノ演奏やヘリ落下の火災報知器のベルでイベントを進めて地下へと行くつもりだった。時間に余裕のないRTAなら多少厳しくてもそうするのが一番早いからな…だからあんたは圭ちゃんのピアノやベルの音で混乱している彼らを倒す必要があった。目的地に向かうにはかれらを倒さないといけないし多少のタイムロスは致し方ないからな…だがこのルートなら校舎の中に入る必要がない。校舎の中に入るのはただのタイムロスなんだ。わかるだろ? このルートに入るだけで大幅に短縮されるんだ、あんたは再走するしかないんだよ。大変そうだがまぁ頑張れ』

『…』

『ところでさぁ…』

 

身を乗り出すようにしていたピエロはふと思い出したかのように一度体を後ろにそらす、そして膝を叩くと再度身を乗り出して言った。

 

『実は「20分」更新する箇所があるんだけど』

 

その瞬間、ピエロの胸倉が掴まれ恐るべき力で持ち上げられる。そのまま男の眼前まで持ってこられるともはや殺意の込められた声で詰問される。

 

『今すぐ吐け』

『うわすごい食い付きっぷりだなw』

 

再度ピエロが持ち上げられ、足がつかなくなると近くの壁に胸倉を掴まれたまま叩きつけられた。

 

『いったいどこで更新できるんだ』

『ンァ…教えてやってもいいけど条件がある』

『なんだ』

『更新箇所が一度に複数も来て作品を増やしたら見ている人が混乱するだろ? だから一つずつやっていくんだ』

『どういうことだ』

『完結した後に更新箇所が発見されたまた連載ってなった方が盛り上がるだろ?』

『…え』

『完結した後で“夢で終わらせないEND”の条件を教えるからそれを取り入れて再走するんだ、今やっている作品が完結したら教えてやるよ…へへっ』

『フアァッ!』

 

ピエロは男に胸倉と片足を掴まれたままぐるりと回転させられ机の上へと叩きつけられた。

男はピエロがそれを受けて笑っている間に椅子を扉のつっかえ棒のようにし外から誰も入れなくする。外から見ていた先ほどの刑事が扉を開けようとしたが扉は開かない。

ピエロは机から起き上がると煽る様に男へと語りかける。

 

『ホント大変だよなぁ…ンンー! 先駆者に便乗してRTAなんてやっちゃったもんだから相違点を作っていつまでたっても終わらない…』

 

ピエロがそういうと同時に男に頭を掴まれ大きな硬質ガラスに叩きつけられた。

 

『いいから吐け!』

『だから完結したら教えてやるって』

 

男がピエロを殴る。

 

『今すぐに吐け!』

『流石に複数作品エタるのは皆困るでしょ? そんなに辛いなら…失踪したっていいんだぜ? A-HAHA!』

『アァァッ!』

 

再度男はピエロを殴打しピエロは床に転がる。部屋にピエロの笑い声が響いている。

 

『お前はもうがっこうぐらしRTAから逃れることはできない。人気があるからってRTAに手を出したのが間違いだったんだ』

 

男は怒りをあらわにしピエロの胸倉を掴み持ち上げた。

 

『わかったわかった! ヒントを出してやる。RTAでは度々スルーされるアルノー鳩錦についてだ。あんたは何も意味のないイベントだとスキップしてた。全く意味のない行動と思われていたあの鳩が今のお前を救うことになるんだ…皮肉だな』

 


 

おはようございまーす!

 

現在十日目、りーさんの胸枕という幸せ過ぎる寝方をしたしずくちゃんですがそのおかげか万全の状況で起きれましたね。

今回は二階制圧と圭ちゃんの好感度を上げていきたいと思います。

というか多分今のところ後輩組以外の好感度カンストしてる疑惑ある。

 

でもカンストしてるならるーちゃん喋るか。あ、違う。イベントまだやってないからだ。

あとでやっとかなくちゃ、そういえばアプデ後だとるーちゃんりーさんと親友設定なくても救えるしるーちゃんが最初からしゃべるようになったみたいですね。救出対象もいっぱい増えているらしいですし、楽しみが増える…嬉しい。

 

さて今回は二階制圧をしませう、と言っても特筆することないんすよねぇ…

食堂と購買部は昼になるとかれらが多くなるので昼以外、朝か夕方に制圧を始めるといいですかね。時間を考えると夕方が良いかな。まぁ今回は朝にやりますけど。

後は…購買部バックヤードや美術準備室にかれらが隠れていて急に飛び出してくることもあるのでそこの制圧には気を付けましょうというわけで右上で4倍速で流しておきましょう。

二階には購買部 食堂 図書館 美術室があるので出来ることが一気に増えます。特に購買部と食堂が完全開放されるのが嬉しいですね。個人的には家庭科室にあるステンレス製の焼き串が嬉しいです。あれ投擲で使うと便利なんですよ。しかも結構な量がありますしかさばらないので持ち運びにもあんしn

 

ど う し て 等 速 に 戻 す 必 要 が あ る ん で す か ?

 

「あぶねぇ!」

 

厨房を捜索していたら厨房休憩室に隠れていたかれらが飛び出してきました! めぐねえの背後に…ってなんでめぐねえついてきてるん!? はい、連れてきたの私でした! とりあえず投擲で動きを止めるぞい! そして怯んだので暗殺じゃー!厨房のフェイタルムーヴは鍋をかぶせて首ごと鍋を吹っ飛ばすという意外とやばいフェイタルムーヴを決めることが出来るのですが鍋がダメになってしまうので木刀でのカチ割りなうを決めます。パッカーン!

ピンチではなく見せてなかったフェイタルムーヴを見せるための等速でした。

ちなみに二階には階段に防火扉があってそれを下ろすだけでいいのですぐに終わります。でもめぐねえがいないとこの防火扉下ろせないんですよね。あと一階に降りるときに少し時間がかかります。でも楽なんだよなぁ~。

 


 

二階を制圧し掃除を終え、昼食をそろそろ作ろうかという暇な時間、しずくはフラフラと校舎内を歩いているとピアノの音が耳に入った。視線を向けるとそこは音楽室で扉を開けると圭がピアノを弾いていた。

 

「しずく先輩!」

 

しずくが扉を開けると足を引きずりながら圭が駆け寄ってきた、しずくが足は大丈夫なのかと聞くと短い距離を歩く分にはそこまで問題はないというのを伝える。

 

「しずく先輩って目が見えないって本当なんですか?」

 

その質問にしずくはうなずく形で答える。それを見ると圭は目をキラキラさせる。これ何本ですか!? など目の前や手を後ろにしたりしてはしゃいでいる。本当に目が見えないことがわかると圭はさらに目を輝かせる。

 

「す、すごいです! 本当にアニメキャラみたい…!」

 

そしてある程度会話するとふと圭はぽつりと呟く。

 

「昨日。私、あのまま死んじゃうんじゃないかってずっと思ってたんです。助けてくれたとき、ちょっと怖かったけど…でも映画みたいで凄くカッコよかったです」

 

そう言ってしずくの手を両手で包み込み、「ありがとう」と笑顔で呟いた。その行動にしずくは少し驚くがにこりと微笑んだ。

 

「…あ、しずく先輩も笑うんですね」

 

その言葉にしずくは不貞腐れた。

 


~読み込み中~

・ゆきちゃんの世間話

【おきがえ】したら【ふく】によってはスキルが付いたりステータスが増えたりするよ!


 

昼食頃になったので圭ちゃんに肩を貸しながらご飯を食べに行くぞー。

なお後輩組救出時には何故かパスタが出ます、今回はめぐねえのカルボナーラですね。

確かくるみちゃんのペペロンチーノ、りーさんのミートソーススパゲティとかもあったかな。

ちなみにめぐねえも【料理Lv2】を持っているので結構料理上手です。一人暮らしだからかな、ちなみにそのことを指摘すると凄いへこむので料理だけを誉めましょう。でも独り身や年齢でへこむめぐねえ可愛いよな。

この後輩組達ここで最初に食事するときに本当に幸せそうな顔するの好き、簡単な物しか食べてなかったみたいだしね。

 

「…一つ、お願いがあります」

 

昼食後、圭ちゃんが神妙な面持ちで話題を切り出してきます。

そうですね、みーくん救出の依頼です。

 

『いいですよ』

「え」

「お前…まずは話を聞けよ…まぁ、お前らしいよな」

 

いやまぁ何なのか分からないのに了承の返事来たら驚くよね。

 

「実はみき…私の友達がリバーシティ・トロンで立てこもっているんです。ちょっと、喧嘩してしまって…あ、これが写真です」

 

と言って圭ちゃんが携帯についてるプリクラを見せてくれるけどしずくちゃんは見れないんですよねぇ…というわけでこちらがそのプリクラになります。

【笑顔の圭ちゃんと少し恥ずかしがってるみーくんがピースしている。K、みきと書き文字がある】

 

可愛い…というわけで悲しみを笑い話に変えるために助けに行きましょう。

 

「…ありがとう、雪野先輩。やっぱりヒーローみたい」

 


~読み込み中~

・チョーカーさんの独り言

ベースなら少しは引けるぞ


 

「じゃあ、先生の車を出します。一緒に行く人ですけれど、どうしましょうか?」

 

ミニクーパーSなので四人乗りです。なので運転手のめぐねえと救助対象のみーくんで二つ、そして主人公で一つなので相方を一人選びましょう。

まぁくるみちゃん一択ですけどね。覚醒りーさんや覚醒めぐねえだったらそれ以外でもいいかもですけど今回覚醒者はくるみちゃんだけなのでメンバーはめぐねえ、主人公、くるみちゃんですね。

そういえばアプデで覚醒ゆきちゃんと覚醒チョーカーさんが実装されましたね。殺傷武器持てるようになって拳銃使えるようになったゆきちゃんが強すぎる…条件激難だけど。チョーカーさんは比較的やりやすいみたいですし能力も全体的に向上するので覚醒のチュートリアル感ある。本動画では覚醒させませんが。

 

「ま、しずくとあたしなら多分大丈夫だろう」

「みんなは意見はあるかしら?」

『くるみに運転を教えてめぐねえを置いていくという選択肢』

「私の車なんでだめです!」

「でもぶっちゃけどうよ?」

「オートマだっけ? あれなら多分運転できる」

 

ちなみにめぐねえの車はオートマなので運転可能です。勝手に運転するとめぐねえが泣くけど。

傷つけると本当に落ち込むけど。かわええなぁ…(ドS)

 

「うぅ…佐倉先生って呼んでくれるの柚村さんと祠堂さんしかいません…」

「そんな気にすんなよめぐねえ」

「みんな慕っているからですよめぐねえ」

「うわああああんっ!」

 

これめぐねえ二十代とかマ? 年齢に対して態度が可愛すぎるでしょ?

ゆきちゃんによしよしされている…まぁみーくんは警戒心が高いのでいると警戒心を解きやすいのでめぐねえは連れて行った方がいいんですけどね。

車の回収はこのあとに行うことにして時間を考えて明日救出に向かいましょうか。




変なことしてみたらめっちゃ文字数と時間がかかった…
次はちょっと思いついたのでR18の方を一つ投稿してみようかな。


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part13 車回収と出発

あけましておめでとうございます(遅い)

こっちよりR18版が早いというあれ。

きらファンの新年りーさん150連以上したけど出なかった…
その代わり何故か星5りーさんと水着くるみちゃんが手元に来た。


何か9だった末尾が0になった気がするけど気のせいだな。というわけで進めていきましょう。

 

「めぐねえの車ってどんな車なんだ?」

「赤のミニクーパーS……えーっと、赤くて小さな車よ」

 

まぁ場所は毎回固定なので探すのは特に苦ではないです。というかめぐねえを連れて行けばマップにアイコンが出ます。

道中のかれらを倒しながら車に乗り込んで向かいましょう。出発前にちゃんとイヤープロテクターを持っていきましょうね。防犯ブザーイベントに必須です。

しずくちゃんは周りを見ることが出来ないので助手席にはくるみちゃんを座らせましょう。ちゃんとシートベルトも付けてましょうね。強制イベントで普通に気絶レベルまでダメージ発生するのってどうなん…?

というわけでゲーム内時間の二時間ほどのんびりと走りませう。

 

「ここも行き止まり…。恵飛須沢さん、地図、わかるかしら?」

「ちょっと待ってくれ…あーくそ、どっちだ?」

『がんばえー』

「くっそ地図見れないからって…!」

 

まぁリアルの手元にマップがあるのでこちらからでもいけます。そっちを右ですぞ。

 

「え…? 車からでも周囲の状況分かんのかよ…こわっ」

「この路地かしら…? せ、狭いわね…」

 

素直なめぐねえかわええなぁ…

 

「………あ、ストップ!」

「え!? はい!」

 

がくんがくんと揺さぶられながら停止、これシートベルトしてても頭打ちそう。

 

「あ、いや、なんでもない…」

 

何でもないわけがないので降りて表札を触って確認しませう。

というわけで恵飛須沢家に到着です、今更だけど恵飛須沢って難しすぎるよね。描くの面倒そう。

 

『…ここ』

「…あぁ、あたしの…家だ」

 

うじうじとしてますので一緒についていってあげましょう。背中をポンっと

 

「…そうだな、ちょっと顔を出してくる」

『一緒に行く』

「…ああ、めぐねえ。ちょっといいか?」

「ええ、待ってるわ」

 

 

 

 

 

「…た、ただいま…だ、誰か…いる?」

 

声を震わせながらくるみちゃんが家に入ると少し埃っぽい家が見えます。

居間につきましたけど家には誰もいません、テーブルをなぞってみると埃が付きました。家にも帰っていないことが分かりますね。

 

そのまま親の寝室に行くと僅かに荒れています。何かあったのは明確ですね。

 

「あ…」

 

くるみちゃんはそのことに気が付くと扉を閉めてふらりとどこかへと向かいます。

くるみちゃんの部屋ですね、もはやしずくちゃんがいることすら覚えてないかもしれません。

部屋に入ると荒れてないベッドにふらりと倒れこみますね。

 

『…大丈夫?』

「…ああ」

 

ちなみにここで信頼度がMAXですと…お、でたでた。

 

『・・・』

「…なんだよ…泣いてねえよ」

『…いいんだよ、泣いても』

「なぁ、よかったら…いや、なんでもない…」

 

しずくちゃんがくるみちゃんを後ろから抱きしめます。暗い部屋…ベッドで女二人、何も起こらないはずがなく…

 

まぁ何も起こらないのですが。R-18版だと何かが起こるのかもしれない。

うっすらと聞こえる泣き声を頭を撫でるようにして泣き止むまで待ちます。

 

その後、もう大丈夫とくるみちゃんが起き上がってきて置き手紙を書いて家を出ましょう。

外ではめぐねえが優しい眼をして待ってくれてます。

 

「…もういいの?」

「あぁ…もう、大丈夫だ…ただいま」

 

目が赤くなってますがそこには突っ込まないようにしましょう。そもそもしずくちゃんだと見えない。

そしてゆきちゃんがいないから私が言うぜ。

 

『家から帰ってきてただいまってのは変じゃないかな?』

「…そうだな、行ってきますっ」

 

今度は後部座席に乗ってきてこっちにこてんと肩に頭を乗せてくるので手を握りながら頭をよしよししましょう。

 

LEVEL UP

 

おっ、レベルアップ。

ポイントが4点なのですが終盤で必要な技能が出来た時一気に取りたいのでまだとっときます。

5点必要なスキルの『ハッキング』とかとってもいいかもですね。これを使うと地下室のショーケースも開けれるようになったらしいです。なに取ろうかな…。

 


~読み込み中~

・めぐねえの豆知識

仲のいい人はたまにプレゼントをくれることがあるわよ。みんな仲良くね。


 

というわけで到着しましたリバーシティ・トロンという名のショッピングモール!

確か最上階にみーくんと太郎丸がいるんだっけ、助けなければ…

 

とりあえずめぐねえに雑貨屋へ物資回収を頼みましょうね。あ、雑貨屋さんの隣土産物屋なんだ。土産系の食べ物は長い間持つので、後半食糧が尽きてきたら取ってくるのもいいかもです。ついでに近くに面白いものを見つけたので二人に気付かれないように車に積んでおきましょう。

投擲武器は焼き串が30本ぐらいあるのでまだ必要ではないですね。とりあえず休憩室をセーフエリア化させるぞー。

 

というわけでセーフエリア化が終わったので階段をくるみちゃんと一緒に登って5階まで行きましょう。それにしてもくるみちゃんもバテないのってやばいですよね。筋力もあるのに…

では五階に到着しました。段ボールでバリケードが設置してあるのでどかして…どかして…どか…どけっ…!

 

「しずく、あたしがやるよ」

 

見かねたくるみちゃんが代わりにどかしてくれました。ふっ、今日はここまでにしといてやる。

額の汗をぬぐいませう。

 

「一ミリも動いてないけどな」

 

うるさいですね…!

というわけで入り組んだ道に移動するのですがくるみちゃんに言って先頭を歩きましょう。

 

「暗い道だとしずく便利だな本当に」

『音がうるさいと意味ないですけどね』

「サイレンとか爆発音とかは気を付けないとな…おっと、あそこを見てみろ」

 

奴らが集っている扉があるのでくるみちゃんと頷きあって殲滅します。

と言っても二体だけだけなので暗殺で片方倒してもう片方はくるみちゃんに倒してもらいましょうか、くるみちゃんほぼ一撃なのいいなぁ…。

 

ハイタッチ要求されたのでやりましょう。いえーい!

ではそろそろがっこうぐらしのエロ担当と言われているみーくんと会いましょうか!

 


 

「めぐねえ、ちょっといいですか?」

「あら、若狭さん。どうしたんです?」

 

直樹さんを助けるためにショッピングモールに行く準備をしていると若狭さんがこそっと話しかけてきた。

頻りに雪野さんの方を気にしており彼女に気付かれたくないことがわかる。自然と私の声も小さくなる。

 

「実はちょっと…頼みたいことがありまして…」

 

その内容は…




仕事が辛すぎて遅れました…
最近忙しいのでまた遅れるかも…あと他の小説を更新したりするかも…

後最近気づいたけど私って耳フェチなのかもしれない…
過去の小説とか別サイトに投稿した小説見返したら耳舐めとかばっかりだった…

というか正月休みで創作意欲がぐらぐらしてた。やばい


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part14 みーくんと脱出

なんとなく古本屋で4巻を見てみたらみんなが幸せな状況になっていたので
この作品でも幸せにしたい。


ではみーくんがいる部屋をノック…する前に横にずれます。

するとみーくんが転がり出てきます。真正面に立っていると潰されるのでちゃんと横にどいておきましょう。ちなみに潰されるとみーくんとくんずほぐれつになっているスチルが解放されます。というかそうなってるのにみーくんそのまま会話を開始するんだよなぁ...。

混乱してるのは仕方ないけどどいて...となります。

 

「ひ、ひとっ!?あの私直樹みきっていいますいま独りでたてこもってて心細くてでも声が聞こえて…」

 

みーくんが色々と話してくれますが本当に長いのでカット!

セーフハウスに運びながら自己紹介をするよ、そういえばみーくんめぐねえのこと知らないんだよね。あれかな、めぐねえ三年の担当だったのかな。

 

「あの…太郎丸を見ませんでしたか? 小さな柴犬なんですけど」

 

というわけで太郎丸探索イベントが発生します。これ太郎丸先に発見したことないんですけどどうやったら太郎丸を先に発見できるんですかね…? 時間経過しないとピアノイベント発生しないのでとりあえず探索しませう。しずくちゃんの耳でも発見できないとはな…ではくるみちゃん、暗い所に行ってくるからよろしくっ!

 

一応数か所のポイントをまわるとイベントが進行します。最短は地下と二階を往復だったかな。

タイムを気にしなくてもいいのは楽です。とりあえずケミカルライトでも取りに行きましょうか。光に反応するかれらと光を必要としないしずくちゃんは本当に相性がいいなこれ…。

 

そういえば太郎丸って何かおばあちゃんが元々飼い主だったんでしたっけ…? あれ、アニメ版だけ…?

まぁええや、食料品と雑貨はめぐねえに積んでもらっていますしある程度時間潰したら行くぞー。

そういえばカットしたサブイベでゆきちゃんに「犬と猫どっちが好き?」と聞かれたときに「犬」と答えました。中の人は犬と猫どっちも好きなんですが猫には凄く嫌われるんですよね...。

というわけで時間経過が終わり『そろそろ戻ろう』というシスメが出たのでくるみちゃんのところに戻りませう。

戻って首を振るとみーくんがしょんぼりしています。女の子が落ち込んでいる姿を見るのはつらみ...。車に戻ってめぐねえと合流すると顔をぱあっと明るくさせますがちょっと落ち込んでいる空気に困惑してますね。先ほど落ち込んでいる女の子を見るのは辛いと言いましたが何故かめぐねえが落ち込んでる姿は見たいんだよなぁ...(加虐心)

 

というわけでみーくんが諦めきれずに向かったのでそれについて行きましょう。

めぐねえも一緒に三人でみーくんの所に向かうとなんとピアノの上で震えている犬が!

 

「太郎丸ッ!」

「待てっ! 今行ったらやられるッ!」

「で、でもっ!」

 

みーくんが飛び出そうとしますがくるみちゃんに肩を掴まれます。正直このままでは膠着状態になるので雑貨屋に行ったキャラクターが行うイベントを待ちましょう。今回はめぐねえですね。

 

「雪野さん! 耳をふさいで!」

 

そういうセリフが聞こえたので首にかけていたイヤープロテクターを耳に装着しましょう。

これにより視界が3mから2.5mになりますがこれによりしずくちゃんの弱点は視界の狭さだけになりました! というわけで混乱しているかれらをくるみちゃんと一方的にボコスカしましょう。

めぐねえが遠くに投げるのでかれらもそちらに誘導されます。太郎丸が苦しみながらもこっちに来たのでみーくんに抱えてもらってここから脱出しましょう。

 


~読み込み中~

・チョーカーさんの独り言

…最近私の陰薄くね?


 

「私は雪野しずく、巡ヶ丘高校三年B組」

「恵比寿沢胡桃、三年D組だ」

「初めましてね、私は佐倉慈。三年生の国語を担当しているわ」

「2Bの直樹美記…です」

 

私が案内された車に乗り込むと大人の女性が車を発進させた。

どうやら私の通っている高校の教師らしい、他の二人は先輩のようだ。

話を聞くと現在は巡ヶ丘高校を拠点にしているらしい。

 

「そういえば…なぜショッピングモールに」

「君の友達に頼まれた、祠堂けいって子」

「え…けいが…」

 

そう言ってしずく先輩は言葉を続けようとしたが舟をこぐように頭をかくかくと揺らす。

 

「…ごめん、くるみ。あと説明お願い」

「あ? あぁ、分かった。寝てろ」

 

そういうと座席に体を預けてしずく先輩は寝始めた。私はくるみ先輩の方を向く。

くるみ先輩はしずく先輩の方に優しい顔を向けると私の方を向いた。

 

「向こうにつくまで1時間ぐらいはある。ある程度情報を共有しよう」

 

 

 

 

 

学校に到着するとしずく先輩が起き、暗い校舎を灯りもつけずにスイスイ歩いて行った。

くるみ先輩と佐倉先生はそれに見失わないようについて行き、私もその後ろからついて行く。

 

「その辺いろいろ転がっているから足元気を付けてね」

 

先ほどくるみ先輩から聞いたことがある。聞いた瞬間は半信半疑だったがこの暗闇でもそう進めているなら間違いないのだろう

 

 

「しずくはさ、目が見えないんだよ。だから耳で周りの状況を判断しているんだ。あたし達も気づくのに凄い時間がかかるぐらい普通に行動しているからとても驚いたんだ」

 

 

目が見なくても健常者と同じように行動できるとか…それに気づかせないレベルとか…

 

「…そんなの、まるで化け物みたいじゃないですか」

 

私のぼそりと呟いた言葉は誰にも聞かれず虚空に消えた。




不穏分子発生、みーくんって何故かこんな役回り…
大変遅れて申し訳ありませんでした、体調崩したり何もやる気が起きずにぐてッとしてました。一応ちまちま書いていたりはしたんですけどね。
次もちょっと投稿が遅くなると思います。


…勘違い系TSっ娘全盲美少女お姫様作品?(電波受信)


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part15 全員集合とごはん

仕事が辛すぎて遅くなりました…全身が痛い…
めっちゃ短いです。


最短ならもうすぐ終わるけどこれはあと数日続くよ。

というわけで学校に戻ったところからだね。

 

みーくんがとっても不穏なこと言ってるやん…いやまぁみーくんの性格上こんな感じのセリフを言うことは想定済みです。でも普段だったら「少し恐ろしい」みたいなことしか言わないのに…他キャラの好感度が高すぎてしずくちゃんを信用しすぎて不信感抱いてるみたいな感じなのかな。

 

とりあえずけいちゃんがチョーカーさんとやってきたので後輩組が泣きながら抱きしめあうのを見ましょう。

チョーカーさんもこちらを見てほっとした顔になります。かわええんじゃあ~。

 

「…よし、再会を喜ぶのもいいがとりあえず荷物を運ぶのを手伝ってもらってもいいか? 結構重いんだよ」

「あ、悪かった…って結構持ってきたな」

「いつの間にか荷物が増えていたんですよね…」

 

ちなみにこっそり積み込んだのは他の荷物で隠してくるみちゃんが持っています。

というか普通に重い物なのになんで普通に歩けるんでしょうかね? ちなみにしずくちゃんはクソ雑魚なので持つとそのまま倒れます。いまは軽いものをいくつかリュックに入れているぐらいです。

ではゆきちゃん達とも合流して夕食でも取りませう、時間がないけど料理でも手伝いましょうか…んん??

 

な ん で 冷 蔵 室 の お 肉 が あ る ん で す か ?

 

あぁっと…説明します。地下一階に倉庫があるのはpart9でご存じと思いますがそこに冷蔵室がありましてそこにはいいお肉など美味しい生ものがあります。やつらは少ないので行こうと思えば戦闘キャラ一人、チョーカーさんでもいけます。

 

『これ…』

「えぇ、私と柚村さんとゆきちゃんの三人で地下室に降りてみてね。見つけたの、新しい子が来るって聞いたし美味しい物食べたいでしょ?」

 

あぁーっとこれはまさかの行動、さらに補足です。NPCはプレイヤーがいなくてもそれぞれの性格やルーティーンに従って行動します。今回はまさかの地下探索してましたよ。おまけに翌日やろうとおもっていたお肉回収までやってました。まぁいいや! 合流初日に美味しいものを食べると友好度上がりやすいのでいいとしましょう。

というか原作見た時も思いましたけどなんで鉄板があるのかな。食堂で鉄板料理出るのかな。

ちなみにですがステーキの切り方にも特徴がありまして。

 

しずく    :サイコロ フォーク

ゆき     :切り分け 箸

くるみ    :切り分け 箸

りーさん   :ナイフとフォーク

チョーカーさん:ナイフとフォーク

るーちゃん  :サイコロ フォーク

めぐねえ   :サイコロ 箸

けい     :切り分け フォーク

みーくん   :ナイフとフォーク

 

こんな感じです、性格とかが出るんですかね。

ちなみにですがすずかちゃんはナイフとフォーク、でりりかちゃんは切り分け 箸です。

この時の後輩コンビがキラキラしてて可愛いんですよね。るーちゃんも目をキラキラしています。

 


~読み込み中~

・圭のお話

ねぇ美紀、レアキャラには個別の称号があるみたいだよ


 

《いっただきまーす!》

 

みんなで大きめの声でそういい、各々肉にがっつくように食べる。

 

「うっめぇぇ…」

「(もっきゅもっきゅ)」

 

くるみが涙を流しながら、ゆきが無言で肉にがっつく。私もフォークをサイコロステーキに差し頬張る。

塩と胡椒で簡単に味付けした程度なのに口に入れ歯で噛むと同時に肉汁が溢れる。思わず頬が緩む。

よく見るとみきもキラキラしている、お肉好きなのかな。

 

「お肉も久し振りですし…雪野さんがまさかこれを持ってきてくれているとは…」

 

そう言ってセンセイはプシュッと音を立てながらプルタブを開ける。

そう、ビールである。最初にこっそり車に積み込んでおいたのだ。私の力では6缶セットを一箱積むのが限界だった。でもセンセイはこの中では最年長であり、大人だ。私達に気を使わないといけない立場である。

おまけにセンセイは異常なほどに生徒思いだ。

もし、目の届く範囲で私達の身に何かが起きれば全責任は自分にあるというのだろう。

 

だからこそ彼女には休息が必要なのだ。私程度で彼女を癒すことが出来るのかは分からないが出来ることなら…彼女のためを思って行動したい。

 

「ほらしずく、口汚れてるわよ。いくら見えづらいからって子供みたいよ?」

 

あ、ほんとだ。




この作品のしずくちゃんはとても自己評価が低く、いざという時は自分を斬り捨ててと普通に言える子。人柱になりに行くタイプ
だからこそ、彼女にも支える役目がいる。

残業が長すぎたのでちょっと短めに一本
今月来月は本当に短いのを投稿できるかどうかって感じです。

次は出来たらサブイベントかな


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part16 みっかい

タイトルめちゃくちゃガバってて自分でびっくりした。

今回も短め、というかモチベが落ちててヤバイ
あとハーメルンのディスコード鯖があったので入りました。
割とよくいるのでよろしくお願いします。


「…ん」

 

夜中ふと目が覚める。時計を見ると真夜中を過ぎた1時頃、私は体を起こし辺りを見渡した。

 

「(…しずく先輩?)」

 

しずく先輩がいる方の布団を見るとしずく先輩の姿はどこにもなかった。

扉を見るとほんのわずかに開いている。どこかに行ったのだろうか…

 

布団から出て窓を開けて空気を入れ替えてみる。少しひんやりとした風が頬を撫でた。

かれらの声もあんまり聞こえない夜の暗い街を見ていると声…いや、歌が聞こえる。

 

「~~~♪」

 

この声は…しずく先輩?

声が屋上から聞こえているようだ。私は他の人を起こさないように部屋から出て屋上に向かう。

かれらの声も物音もない、世界がこんなことになる前だったら一人では歩けなかったかもしれない。

屋上の扉を開けると透き通るような歌声が耳に届いた。

 

…あ、これ少し前にはやってた曲だ。

 

町でたまに流れていたバラード、声が大きくせずに静かに歌うので私も気に入っていた。

しずく先輩は私の姿を確認すると歌をやめてこちらを見てニッコリと笑う。

 

「…みきも眠れないの?」

「…しずく先輩もですか?」

「うん」

 

しずく先輩は柵に腰かけながら体をゆらゆらと揺らす。そんな月明かりに照らされたしずく先輩の顔を見ると…

 

「…え?」

「ん?」

 

目元に涙の跡があった。先輩が泣いた?

ここに来る時にくるみ先輩から話を聞いたが、彼女はとても堂々としていて表情を変えることもほとんどないと言っていた。そんな先輩が…泣いた…?

 

「あの、先輩…その…」

「…ん? あぁ、ちゃんと拭けてなかったんだね」

 

そういってハンカチで涙の跡を拭う。

 

「あの…どうして…」

「……夢を見るの」

 

今まで殺したかれらが自らの足にまとわりついて「なんでお前が生きている」「どうして死なないといけなかったの」と恨み言を吐いてくる夢、人の形をした何かがずっと周りにいてひたすらに言葉を続けてくる。

そんな夢を最近ずっと見続けているらしい。

 

「(…サバイバーズ・ギルト)」

 

戦争や災害、事故、事件、虐待などに遭いながら、奇跡的に生還を遂げた人が周りの人々が亡くなったのに自分が助かったことに対してしばしば感じる罪悪感のこと。

私と初めて会った時、帰りの車の中でしずく先輩は寝ていた。くるみ先輩に聞いたがしずく先輩は動いた後誰かにその場を任せてすぐに寝てしまうらしい。

疲れたにしてもやけに寝るなぁって思っていたらしいけどそりゃそうである、夜寝れてないんだから。

 

「他の方に相談はしないんですか?」

「出来ないよ、足手まといになっちゃうし」

「…え?」

 

どういうこと?

私が首を傾げるとしずく先輩は話を続ける。

 

「私ね、足手まといなの。普通の子が出来ることが出来ないの。絵を楽しむことも色を見ることもテレビを見ることも本を見ることも、みんなが普通に楽しめることが私は出来ないの。だから、私は欠陥品なの」

「そ、そんなことはないです! しずく先輩には誰にも負けない耳があるって…」

「…化け物みたいなのに?」

「…ッ!」

 

聞かれていた…考えてみれば当然だ。周りを把握できるほど耳がいいのなら私の声ぐらい聞こえるだろう。

恐る恐る先輩の顔を見たが怒っている様子はなくそう思って当然だという悲しそうな表情をしていた。

え…どう…して…

 

「時々思うの。このまま体を後ろに倒して目を閉じたらいつもみたいな、朝起きて学校に行って悠里と話してそして帰って母さん達とご飯食べて…」

 

そういうとまた先輩の目から涙が零れる。私は不謹慎だが月明かりを背に涙を流すその光景にまるで一枚の絵画を見ているような感覚に陥った。

あぁ…私はなんてことを思っていたんだろうか…

この人は…普通の女の子なんだ…目が見えないとか耳が凄くいいとか…そういうことは関係なかったんだ…。

 

「…」

 

すると先輩が私の元に近づき、ポケットからハンカチを取り出すと私の目元に当てた。

不思議に思って目元に手を当てると涙が流れていた。

 

「え…なんで…涙が…」

「…みきも…辛かったの…?」

 

自分の感情が分からない、先輩の姿に自分を重ねたのか。もしも圭を助けに行こうと先輩が言わなかったら。そんな色々なものが一気に押し寄せてきて…。

 

「う…ぐぅ…」

「…」

 

視界がにじむ、口から嗚咽が漏れると先輩は私の顔が見えないように抱きかかえてくれた。

 

「私…圭が出て行ったとき…もう、私…ずっと一人ぼっちになるんだと思って…」

「うん…」

「このまま…圭が言ったようにただ…生きているだけになると思って…」

「うん」

「それならもう…いっそのことって…何回も…」

「うん、いいよ…今いるのは私だけだから…」

 

そのあと、私は大きな声で泣き。その間先輩はずっと抱きしめてくれた。




やるもんじゃないよね…ガラじゃないことは…

ちょっとシリアスっぽいことを書こうとしたら失敗
次回はちょっとネタとサブイベント

・えみねむ
・めぐねえのコスプレ
・るーちゃん、喋る

の三本立てでお送りしたい


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part16.1 えみねむとこすぷれ

時間がなかったので短いです、もう一回サブイベント回やります。
凄く筆が進まなかった…息抜きでもしようかなぁ…


・えみねむ

 

 

嘘字幕を動画で見る

 

嘘字幕をスキップする

 

 

!?

 

 

 

“今日は”

 

“ハメ厨のお前らに”

 

“一つ教えてやる”

 

“今流行りのシリーズ”

 

“いわゆる RTA系実況風小説の”

 

“一角をなす”

 

“がっこうぐらしRTA”

 

“その書き方だ”

 

 

 

 

“まず基本的なことだが”

 

“世界観を共有する必要がある”

 

“出来るだけ他作者の小説を読もう”

 

“それがRTA小説の第一歩だ”

 

“世界観を共有すれば書きやすくなる”

 

“だから他作者の設定無視だと”

 

“読んでる側は”

 

“超困る”

 

“だからといって”

 

“自分の設定を出すなというわけじゃない”

 

“どんな設定が望ましい?”

 

“それは自分で決めろ!”

 

“さあいよいよ執筆だ”

 

“だが次に決めることがある”

 

“俺も迷ったし”

 

“おかんもそうだった”

 

“ルートの設定”

 

“こいつは結構悩む”

 

“他の小説を参考にしろ”

 

“細かく説明しているものが多い”

 

“どれがいいか悩むか?”

 

“数が多いか?”

 

“自分でルートを見つけるのもいいが”

 

“適当に作ったので”

 

“はい終わりっ は止めたほうがいい”

 

“迷うかもしれないがここで一例を出しておくぞ”

 

 

“全員生存”

 

“故意感染”

 

“守護霊”

 

“自宅警備員”

 

 

“いろいろあります”

 

“ルート”

 

“RTAじゃないのもあります”

 

“この作品以外にも色々見ましょう”

 

 

“チョーカーさん”

 

“圭ちゃん”

 

“るーちゃん”

 

“めぐねえ”

 

“いろいろ増えます”

 

“生存者”

 

“他にもDJのお姉さんや太郎丸”

 

“生存者増えると私も嬉しいです”

 

 

“さて次は”

 

“ちょっとお勉強タイム”

 

“走者のみんなはピーンと来ていると思うが”

 

“「ガバ」の話”

 

“これが出来なきゃ”

 

“RTA失格”

 

“逆に詳しければ”

 

“スーパースター”

 

“ガバは大きく分けて”

 

“2種類ある”

 

“「勘違い」が発生するガバと”

 

“「他の小説と展開が変わる」ガバだ”

 

“前者は”

 

“うまく使えば”

 

“スレ違いを楽しませることができる”

 

“これが面白い”

 

“次に展開だが”

 

“例えばるーちゃん”

 

“この子を出すかどうかでも大きく変わる”

 

“だが勘違いするな”

 

“無理にガバをする必要もない”

 

“その方が面白いと判断したなら入れればいい”

 

“しかし基本的には入れたほうがいいぞ”

 

“やっぱり面白いし ガバはRTAの醍醐味だ”

 

“次は雪野しずくについて語ろうと思うが”

 

“サビが来たので省略させてくれ”

 

 

“幼馴染”

 

“恋人”

 

“友人”

 

“初対面”

 

“いろいろあります”

 

“関係性”

 

“特にりーさんとは重要です”

 

“病まないように特に確認しましょう”

 

 

“同級生”

 

“めぐねえ同僚”

 

“軍人”

 

“実験体”

 

“いろいろいます”

 

“主人公”

 

“付けられる名前は色々ありますが”

 

“大抵はほもと呼ばれることになります”

 

 

“この先を聞いたら危険だぞ”

 

“大変危険”

 

“だって・・・”

 

“小説を書くのに疲れた場合の話”

 

“脅かそうなんて思っちゃいないが”

 

“小説を書くのは結構大変”

 

“他と丸被りしないための”

 

“様々なアイディア”

 

“小説を書き続けるための”

 

“高いモチベ”

 

“これらを持ち合わせる必要があるからだ”

 

“自分がやりたいことのために思い切って書くやつが多数だろうが”

 

“当然途中でモチベが尽きるやつもいるはずだ”

 

“そんな時は潔く諦めまsy…”

 

“ヒンシュクを買いそうなので”

 

“これ以上言わないが”

 

“凄い人達はそれを乗り越えてるから”

 

“諦めずに頑張るべきだ”

 

“だがしかしだ”

 

“どんなに意欲があろうともあの問題だけは常に付きまとう”

 

“口調の違和感”

 

“話の矛盾”

 

“るーちゃんの名前”

 

“「ここの設定おかしくないですか?」”

 

“やかましいわ”

 

“黙っとけや”

 

“それだけならまだしも”

 

“文章力 が!(泣)”

 

“こちとら何時間とかけてるのに”

 

“うまくいかない”

 

“だから、もう失踪し…”

 

“ませんwww”

 

“とにかくだ”

 

“いいRTA小説を完成させるためには”

 

“なによりも自分が楽しむことが重要”

 

“だから がんばろうぜ”

 

“お前ならできる”

 

“これがお前を鼓舞する応援の舞だ”

 

“けどパクんなよ”

 

 

“インフィニット・ストラトス ”

 

“Fate/GrandOrder”

 

“ハリー・ポッター”

 

“ソードアート・オンライン ”

 

“ほかにもあります”

 

“RTA作品”

 

“ニコニコで動画を漁るのもいいでしょう”

 

“でも視聴の際はイヤホンを忘れないように”

 

 

“ゴブリンスレイヤー”

 

“鬼滅の刃”

 

“ガンダム”

 

“マドマギ”

 

“まだまだあります”

 

“RTA”

 

“最近のRTA人気は異常です”

 

“でも「多いから参加しなくてもいい」なんてことは”

 

“一切なし!!”

 

 

“次は実況シリーズについて教えてやるからな”

 

(さて、そろそろ失踪の準備するか…)

 


 

・めぐねえのコスプレ

 

「あ…あの…やっぱりやめましょう…」

「でもそれならめぐねえバスタオル体に巻くか全裸しかないけど」

「う…ぐふぅ…でも…でも…」

 

ある日の昼間、屋上でめぐねえとくるみ。そしてるーちゃんの3人で畑仕事をしていた。

だがるーちゃんがバケツを持ったまま転んでしまいめぐねえにバケツの水が降りかかってしまった。

シャワーを浴びたはいいが前日全部洗濯に出してしまいめぐねえは着る服がなかった。そこでくるみが持ってきたのは

 

「制服は着れないです…!」

 

くるみが広げるのは学校にストックされている制服、りーさん用でシャワー室に置かれている物である。

身長や胸のサイズで合うのはりーさんぐらいなためであるが。

 

「でもその恰好でいると風邪ひくしいい加減着た方がいいと思うけどなぁ…」

「(ウルウル…)」

「ほら、るーちゃんが責任感じちゃってるし…」

「うっ…」

 

くるみの手から制服が奪われるーちゃんはめぐねえに制服を体に押し付ける。

先ほどのくるみの風邪ひいちゃう発言によってるーちゃんは早く着てほしいと涙目でめぐねえに制服を渡そうとした。涙目のるーちゃんはめぐねえに罪悪感を与えめぐねえは制服を受け取ってしまった。

 

「…めぐねえ、諦めて着よう」

「…はい」

 

めぐねえはいそいそと制服を着始めた。

 

「…あの、お、おかしくないですか?」

「…」

「(にこにこ)」

 

めぐねえがりーさんの制服を着てきた。いつもロングスカートだからかしきりにスカートを下に伸ばそうとぐいぐい引っ張っている。腰を絞るタイプの制服のためかりーさんを超える脅威のバストがさらに強調されて、出来るだけ露出面積を下げようとしたのかニーソを履いている。

だがカーディガンはあまり数がないためか着ておらず半そでのままだ、そのアンバランスな見た目のせいか…

 

「…なんか、そういうお店みたい」

「くるみさんっ!?」

 

その後、畑仕事は終わったが他にもやることはある。汚れた血の掃除や料理、それに資材管理もなどだ。

というわけでめぐねえは制服姿で歩き回ることになるのだが…

 

「・・・」

「…何か言ってくださいよぉ!」

 

りーさん達が何とも言えないような眼でめぐねえを見ている。生暖かいようななんというか優しさを感じられるような眼である。そこにとことことゆきがやってきた。めぐねえの姿をみるとぽつりと呟いた。

 

「…なんかえっちなお店みたい」

「丈槍さんっ!?」

 




今回はまさかのしずくちゃんの出ない回、こんな回があってもいいね
あと二個ほどイベントを入れる予定でしたがさらに日付が追加されそうだったので
いったんここで切ってもう一回サブイベント回入れまする。
話進まないけどごめんね

もしかしたら制服着ためぐねえとしずくちゃんのすけべが……?(ネタを用意しておく)


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part16.2 本編には関係のない小話

遅くなってしまった

何かモチベとか色々なこととかが起きていた。


あと一番の驚きが前回のえみねむ編の動画が作られていましたね
いや笑うだろこれ
https://www.nicovideo.jp/watch/sm36564652


・いれかわる

 

「・・・んむ」

 

ある日、ゆきは目を覚まし軽く背を伸ばす。珍しく早起きしたようで周りを見るとまだ誰も起きてない。

 

「あ、しずくちゃんがまだ寝てる。珍しい~」

 

隣を見てみるとしずくがまだ寝息を立てていた。時計を確認するともう起きていてもおかしくない時間帯だ。珍しく寝相も悪い、そんなしずくにニコニコしながらゆきは布団をかけなおす。この場にいないのは隣部屋のくるみ、めぐねえ、みーくん、圭。ゆきはあっちはもう誰か起きているかなぁ…と部屋を出てみる。

 

朝日が昇り始めたところらしく少し肌寒い感じの気温が心地いいのかゆきは目を細めて背伸びをする。そのまま隣の部屋を見るとくるみが出てきた。でもちょっと様子がおかしい、表情が抜け落ちておりどこかふらふらと歩いている。しかも服装がこの前ショッピングモールから持ってきたパジャマのままである、いつもならもう制服に着替えているのにとゆきは思いくるみの元へと駆け寄る。

 

「おはy…」

「…」

 

そして挨拶をしようとした時、窓の外の朝日を見ていたくるみは突然表情を変えずに涙を流し始めた。

いつもとは全く様子が違うことに流石のゆきも気づき慌ててくるみに駆け寄る。

 

「どどどどうしたのくるみちゃん!? お腹痛いの!?」

「…その声、ゆき?」

「へ?」

 

声の様子もいつもと違い平坦で囁くような…そう、まるで彼女のような…

 

「ぬわーっ! 何だこれー!」

「お、落ち着いてしずく!!」

 

その瞬間、ゆきがいた部屋から叫び声が聞こえてきた。声は間違いなくしずくの物だが言動がどう聞いても…とりあえずゆきは先ほどまで自分がいた部屋へと向かうとそこには泣き叫んでいるしずくとそれをなだめるりーさんとあわあわしているるーちゃんがいた。

 

「目がー! 目が見えないぞー! 敵襲かー!」

「ど、どうしたのしずく!? ゆきにくるみもしずくを押さえて!」

「その私が見えないんだよー!」

 

そのような会話をしているとなんだなんだと他のメンツも起きてきた。そしてとある結論にたどり着いたゆきはくるみ? を見ながらぽつりと呟いた。

 

「...も、もしかして。しずくちゃん?」

「...ん」

 

くるみの姿をしたしずくはいつものように短く声を出しながらこくんと頷いた。

 

 

 

 

 

「なるほど、何でかは全く分からんが私としずくの体が入れ替わっているわけだな」

「うん、こんなSFみたいなことが起こるなんて思わなかった」

 

衝撃の展開からある程度経った頃、ゆき達は一部屋に集まり席を囲んでいた。どうにも信じられないようで全員半信半疑な視線を送っている。

 

「でも本当にありえるんですか? 二人が演技をしているという可能性も...」

「まぁ、しずくならやりそうではあるが恵飛須沢がこんな雰囲気出すのは無理だろ。過ごした期間が短くてもなんとなく分かる」

「わ、私は雪野さんと恵飛須沢さんのことを信じます! 本当に困っているのは二人でしょうから」

 

周りはざわざわしているが当の二人はわりといつも通りに会話している。

 

「いやぁ、それにしてもしずくの耳は凄いなぁ。目が見えないのに耳で周囲の状況が凄いよく分かる。全部ぼんやりと言うかモノクロだけど」

「私もすごい…これが色なんだ…本当に…本当に…」

「わ、わ~! くるm…じゃなくてしずくちゃん泣かないで~!」

 

くるみの目がふやけてしまうのではないのかと思うほど涙を無表情のまま流し続けるしずく、文字通り世界が変わったのだ。その証拠にあちらこちらに視線を向けておりそのたびに微笑んでいる。普段のくるみとは全く違う表情のためか周りは違和感が凄いようだ。

 

「とりあえずご飯にしましょうか…まだ何も食べてないし」

「そうですね…私も手伝います」

「圭、私も手伝う」

「(手を上げる)」

「じゃあ私達は見回りに行くか」

「うん、行こう」

 

りーさん、みーくん、圭、るーちゃんの四人がキッチンの方へと向かい。

しずくとくるみが各々の武器を持って見回りに向かおうとしたがくるみがいつものようにスコップを肩に担ごうとした瞬間、そのままスコップに振り回されてよろめく。

 

「うわっととと…!」

「大丈夫? …というか凄い、体が軽い」

「マジかよ…しずくの体…ここまで筋力ないのかよ…」

 

もはやスコップに潰されていると言ってもおかしくはない状態になっているくるみ、そして手に持った木刀をバトンのようにくるくると回すしずく。とりあえず武器は取り替えた。

 

「視界も前より高くなったけど、視野が狭い…」

「こっちは視界とか以前の問題だな、全部わかる。あと大きな声出すと自分で分からなくなる…しずくがあんまり声張らないのはこのせいか」

 

二人はそのように互いの齟齬を話しながら見回りを終え、部屋に戻るとすでに食事が用意されていたがくるみが料理がよく見えない(きこえない)と言うのでりーさんがにこにこしながらくるみに食べさせていた。その光景を見ていたしずくはその様子に「私ってはたから見たらこうだったんだ…」と地味にショックを受けている。その後、シャワーの音にくるみがめちゃくちゃ驚いていたり色々な色を教えてもらってそのたびに涙を流したり肉を焼いて色が変わることに驚いたりしていた。

 

そして夜、念のため同じ部屋で寝ることにし。しずく(体)をくるみ(体)とゆきで挟むようにして寝ることにして床に入る。

 

「なんというか…今日はすごかったな…」

「うん…知らない世界をいっぱい見ることが出来た」

 

そのまま二人はどちらからともなく手をつなぎ微笑む。しずくの視界でゆきが不満そうな顔をしているがそこはスルーしておくことにしよう。今日だけで互いの体を使い親密になれた気がする。

 

「おやすみ、しずく」

「おやすみ、くるみ」

 

 

 

 

 

 

翌朝、しずくは目を覚ました。そして昨日とは違う感覚、周囲を聞くことが出来る耳。どうやら元に戻ったようだ。隣のくるみも目を覚ましたようで体を起こしたのだがその瞬間、しずくはビキリという音を立てて固まった。聞いてみるとくるみも顔を押さえている。

 

「か、顔が全く動かない…!」

「顔が筋肉痛に…あと喉もいたい…」

 

その後、顔を押さえながら転がる二人の姿が見れたとかなんとか。

 

 

 

 

おまけ(あら^~)

 

「えへへ~」

「…ゆき、歩きづらい」

 

元に戻り筋肉痛もなんとか収まった頃、ゆきはしずくの左腕に絡みつくようにして歩いていた。

だいぶもたれかかっているため実際に歩きづらそうである。

 

「昨日はずっとくるみちゃんと一緒だったし今日はいいでしょ」

 

ゆきはまるで足りない何かを補充するかのようにしずくの腕に頬ずりしている。

しずくは歩きづらそうではあったが仕方ないかと振り払うようなことはせず(そもそも振り払えない)そのまま一日を過ごした。

 

 

 

 

 

 

 

・こうぶつ

 

 

「こ…これは…」

 

時間は昼を過ぎた頃、しずくは部屋でとあるものを見つけた。それを見つけた瞬間しずくは普段変えない表情を大きく変え、震えながらそれに手を伸ばした。

 

 

 

「あれ、しずくはどこに行ったの?」

「いませんね…先ほどまではいたんですが…」

「しずくならさっき見かけたぞ」

 

くるみが教えた部屋に向かうとそこにしずくはいた。こちらに背を向けており手を必死に動かしている。

こちらに気付いた様子はなくひたすらに何かをしている。

 

「しずく…?」

「んぐっ...!」

 

りーさんが声をかけたことによりしずくはこちらに気付き、こちらへとゆっくりと振り返る。その頬はパンパンに膨らんでおり手には饅頭が握られていた。

それをみためぐねえはあっ、と言った風に声をあげる。

 

「それは保存用にいくつかもって来た土産物の...」

「饅頭...だよな...」

 

ショッピングモール遠征組の二人がそう呟くと、りーさんが額に怒りマークを出しながらも素晴らしいほどの笑顔でゆっくりとしずくに近づく。しずくはすでに青ざめておりぷるぷると震えていた

 

「し・ず・く♡」

 

その後、局地的な雷がしずくの元へと落ちた。

 

 

 

「つまり、黒餡の饅頭がしずくの大好物でそれを見つけると全部食べてしまうんだな」

「えぇ、そうなの。家でも来客用のを全部食べちゃってよくおじさん達に怒られていたわ」

 

数分後、しずくはりーさんから握り拳を作り相手の両こめかみに拳の先端を挟み込むように宛がいネジ込みながら圧迫する技。通称ぐりぐり攻撃を受け、りーさんの膝の上でこめかみから煙を出しながらダウンしていた。にこにこしながらりーさんがしずくの髪を撫でてはいるがおしおきはまだ終わってないらしく「続きは夜ね」と物騒なことを呟いている。

 

「今度は手の届かない所か重いもので隠すしかないわね…」

「脚立とか持ってこられても困るし重いもので隠すか…というかまさかここまで好きだとはな…」

 

くるみはしずくを見ながら息を吐く、普段冷静でそこまで食事にがっつくようなこともしないしずくがまさか頬を膨らませてまでがっつく姿を見られるとは思わなかった。何気に珍しいものを見たかもしれない。

 

「昔、しずくのおじい様が作ってくれたお饅頭がとても美味しくてそれ以来好物になったみたいなのよね。それ以来ずっとお饅頭を見るたびに食べようとするのよね。あと餡子も黒餡で粒あんじゃないとダメみたいで…」

 

それからりーさんのしずくとの過去話の時間となった。幼馴染であるからか引き出しの量がとんでもない。

意外な弱点や同性愛のケがあるという謎の情報や苦手な物や好きな物の話や今日だけでしずくの色々なことを知れたと思う…

 

 

あと蛇足だが、夜シャワーを浴びた後。しずくはりーさんに連れられ別室で寝ることになったようだ。あそこって確か防音設備のある…いいや、気にしないでおこう。

くるみは思考に蓋をして寝ることにした。翌朝、りーさんがやけに艶々していたが気にしないことにした。




本当にお久し振りです。

どう書こうと悩んでいたらこんなに引き延ばしてしまいました。
次回は最終日前をやってその後に最終日をやろうと思ってます。
次は何時書けるかなぁ…


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part17 最終日準備

よーしまとめるぞー





……おそくなってごめんなさい


翌日が最終日なので準備をやるぞーってことで…

 

おはようございまーす!(part12以来六回目)

というわけでラジオで明日が雨と出たので明日が最終日です! 圭ちゃんの足も治りましたのでだいぶ効率よく動くことが出来ます! とりあえずやっていることと私がプレイする上でやらなくてはいけないことをリストはこちらになります。

 

・全員五体満足である(主に圭)

・しずくの武器を高品質なものにする

・二階まで制圧している

・バリケードの最大強化が可能である

・しずくの耳を守る装備を手に入れる

・殺傷武器を最大三つ用意する(くるみ含め)

・誰も発狂していない

・治療薬を見つける

・秘密の水を見つける

 

私が必要なのはこのぐらいですかね。

治療薬を見つけるは最悪なくてもいいのですがエンディングでちょっと小ネタが挟まります、アプデ後ならないのでこのバージョンまでのイベントですが。

殺傷武器はしずく以外の三人、今のところチョーカーさんとくるみの二つまでなのであと一つ用意すればOKです、武器を持てるのはみーくんと圭の二人ですね。あとは覚醒しないとあんまり積極的に戦ってくれません。チョーカーさんは簡易槍なのでもっといい武器を作ってもいいかもです。

 

二階の制圧も少し時間をかければ問題ないでしょう、とりあえず私は何故か仲良くなっているみーくんと一緒に地下へと治療薬調査へと向かいましょう。いや本当になんで仲良くなってるの? 前日まで化け物みたいとか言ってたよね? 起床時隣で寝ていた時本当に驚いたんだが????

 

残りの人には二階の制圧を頼みましょう、それにしても首にイヤープロテクター下げてるしずくちゃん可愛い。音楽好きな少女みたい。戦力もくるみちゃんがいれば大体大丈夫なのでチョーカーさんをめぐねえから離さないようにすればほぼ確実に負傷者はでないので大丈夫です。一応負傷が出た場合のためにセーブはしておきましょうね。

と、いうわけでみーくんと二人で地下へと向かいましょー。圭が治った足でジャンプしながら送り出してくれます。みーくんには何故か職員室に置いてあった警棒を渡しておきましょう、これも攻撃力は高いですが射程が短いのであまりお勧めは出来ません。いざという時の護身用レベルの扱いにしておきましょうね、メインにすると下手すると噛まれるので。というかくるみちゃんのスコップとか基本的に作れる武器が槍な所を見ると分かるかもしれませんが接近するのは基本NGなんですよ、そうなんですよスコップをメインウェポンにしてる先駆者兄貴本当に頭おかしいな!?(誉め言葉)

 

そして一番下に書いてある秘密の水ですがこれもエンディング用イベントアイテムですね。というか多分アップデートしたら使えるのかな。説明文には「普通の水ではないような厳重に保管された変わった水、飲むと体の調子が良くなる」と書かれています。しかしこれは飲むことが出来ません。

で、最近のアプデで分かったのですがこれは抗体水と呼ばれるアイテムです。どんなものかというとこの学校で汲まれた水です。この水を飲むと感染に強い抗体を得ることが出来、発症までの時間を遅らせることが出来ます。

 

「本当に治療薬なんてあるんですかね……」

 

君が持ってる緊急避難マニュアルに書いてあるんじゃろがい! しずくちゃんは読めないけど、というか本当に書いてあるの?

 

「倉庫に色々な医療品が書いてある項目があるんですけどそこに『治療薬(感染時に使用、貴重品)』と、細かく書いてあるんですよ。あとやたらと精神安定剤が多く書かれてますね。なぜでしょうか?」

 

ならあるんでしょうねぇ……と言うことで治療薬は2本だけございます。これを見つけた後は一応噛まれてもリカバリーが効きますね。と言ってもだいぶめんどくさいことになりますけど。そして精神安定剤が多い理由ですが空気感染期間完了後、ストレス値が高くなると発症します。まぁ、空気感染が確定するまで巡ヶ丘高校生活ですと半年ほどかかるのであんまり関係はないです。まぁあって困ることはないので必要ならって感じですね。ちなみに精神安定剤を使うとゲーム終了時の評価が少し下がります。これ多用するとめぐねえもりーさんも発狂しませんからね。

 

というわけで地下へと到着、シャッターはすでに開いているのでかれらにも注意しながら備品室へと向かいませう。というか全然かれらいないなぁ…最終日のためにチャージしてるのかな。

というわけで全然会わずに到着、備品を漁りませう。と言ってもしずくちゃんはラベルが読めないので適当に何か使えそうなものを漁りまする。な~にが~で~るっかなぁ~。

 

クロスボウ GET

 

は? ん? 見間違え……

 

 

 

クロスボウ GET

 

 

 

は?

 

 

 

クロスボウ GET

 

 

 

はあああああああああああああああああああ?????

勝ちました、この勝負貰いました。このクロスボウは初心者でも使えるヤバイ武器です。しかもクロスボウなので音がほとんどしません。矢は20本しかありませんがNPCが持てば弾無限なので最高です。この武器は武器の持てるみーくん、圭、チョーカーさんの中で選ぶなら射撃センスの一番高いみーくんがおすすめです。

いや直感普通なんですけど何故か射撃センス持ってるんですよねこの子。というわけで薬と水を見つけたみーくんこんなものを見つけたぞー。私は使えないからあげる。

 

「え、私にですか? ……使えるかな」

 

ちなみに某神殺しの姫のように誤射はしない設定なので安心して渡せます。製作者側も強力な武器を誤射させるのはまずいと思ったのでしょうか? マジで音のしない射撃武器は最高に強いよこれ、ちなみにない場合は簡易槍を改造して出来る簡易銛を作るといいと思います。タメは長いですが射撃のような扱いになるのでみーくんが一番使えます。

簡易銛はプレイヤーが使うとめちゃくちゃ使いづらいんだよね……。

 

まさかの殺傷武器関係まで終わってしまいました。あと一つか二つ殺傷武器を作りましょう。

チョーカーさんに渡すものですが射程が長い武器を好んで使ってくれますので射程の長いバットとか槍とかをおすすめします。今回は攻撃力の高い簡易斧を作ってみましょうか、射程が長くて軽いので使いやすいです。

これはみーくんに作ってもらいましょう。武器作成は覚醒りーさんか覚醒めぐねえが一番いいのですがその二人が覚醒してない場合一番上手に武器を作れるのはみーくんですね。そして本来みーくんに持ってもらう用だった手作りのスリングショットを圭に渡しましょう、スリングショットは殺傷武器ですが威力が低くその代わりに相手を怯み状態にすることが出来ます。これとくるみのコンボが本当に強いんですよね。

ちなみにこのスリングショットは殺傷武器というジャンルですが殺傷武器を持てないキャラでも持てるようになるので最悪りーさんに渡してもいいです。りーさん射撃センス壊滅的ですけど。

みーくん作ってー

 

「分かりました、圭も誘っていいですか?」

 

しずくも間に入れてくれよ~

とまぁガイア案件は横に置いて、上に行きましょう。二階は解放さ・れ・て~~……

 

「あ、おかえりなさい雪野さん直樹さん。こっちは終わりましたよ」

 

る~~~~! はい状態チェック! 疲労怪我は……圭ちゃんとチョーカーさんが軽疲労ぐらい、完璧!

あとはチョーカーさんと圭ちゃんを休ませながらみーくんと武器作成、残りでバリケード強化をすればリストは全部おしまい! というか一番働いたであろうくるみちゃん疲労無しなの怖い。

レベルも色々と上がったなぁ…よし、いよいよ明日だ…ドキドキしてきた…

 


~読み込み中~

・・めぐねえの豆知識

【隠しステータス】というものがありまして【射撃センス】も【隠しステータス】の一部になります。

一番は丈槍さんで、一番低いのは若狭さんです……ちなみに私は下から三番目です。


 

 

・本編には関係のないとあるお話

 

「……ひゃんっ!」

 

その声に私は驚き、そちらの方を圭と共に振り向いた。視線を向けるとしずく先輩がゆき先輩の頬を引っ張っておりしずく先輩の顔は真っ赤になっていた。もしかしてさっきの声って……しずく先輩? すると近くにいたくるみさんがあ~と頬を掻きながら苦笑いをする。

 

「そういえば二人には言ってなかったな。しずくは耳がいいからか耳を触られるのが苦手なんだ、何でも感覚が鋭いらしい。だから耳とかには触れないようにしてくれよ?」

 

そういうとくるみさんはしずく先輩を止めに向かった。

その後、昼食を食べている時も校内を探索している時もずっと…ずっとしずく先輩を目で追ってしまう。

あの一瞬だけ聞こえた声、その音がどうも私も胸の中でうずく…どうやら圭も同じみたいでそのことを話すと僅かに顔が赤い。

なんだろう、もっと……あの声を聴きたいような……と変な想像をした私は首を振ってその思いをかき消した。

 

そろそろ就寝の時、今日はくるみさんと柚村さんが交代で見回りをするらしくゆき先輩がりーさんと佐倉先生にサンドイッチされていた。胸で圧迫されて苦しそうである。

そうなったからかこちらの部屋は私達としずく先輩だけで少し広く感じる。布団を三つ並べてなんとなくしずく先輩を真ん中にして眠った。

 

 

 

時計の短針が一番上を過ぎた頃、ふと目が覚めた。隣を見ると規則正しいしずく先輩の寝息が聞こえる。

なんとなく、寝ているしずく先輩の顔を眺めた。いつもと同じ寝ているか起きているか分からない目を閉じた無表情、少し大きい息が聞こえるから寝ていることがかろうじて分かる。しずく先輩は呼吸をするときかなり静かにする。恐らく自分の呼吸音や心臓の音で耳が聞こえなくなることがなくなる様にだろう。

くるみさんから聞いたが持久力がかなり高いらしくそれも息を切らせないように鍛えたのだろうかと考える。

 

……そういえば目を開けたところ見たことないな、とふと思うどんな時も基本的に目を閉じている気がする。目を開ける必要がないからかは知らないけどどんな色をしているのかな? そんなことを考えながら見ているとふとしずく先輩の耳に目が入った……そして思い起こされる昼間のしずく先輩とゆき先輩のやり取り……。

 

思わず息が荒くなる、手を震わせながらそっと手を伸ばそうとして……




おっと! ここから先はR-18版がっこうぐらしXで確かめてくれ!!!
何時更新されるかは反応次第かな!

と、いうわけで色々とすっ飛ばして最終日までやります。
正直数キャラは完全に空気になってしまいます……これ書ける人は凄いなぁ。
完結までも長くてあと4話、短くて2話かなと言ったところです。
正直次の更新がいつになるかは本当に分かりませんがゆるりと待ってくださると嬉しいです


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part18 さいごのひ

え、もう二年たつってマ?



 

嘘字幕をスキップする

 

軍服を着た人達が多くいる部屋、その人達の視線の先には眼鏡をかけた中年の男性がいた。

すると男性が一人部屋に入ってくる。

 

「【SZKちゃんで】がっこうぐらし_全員生存ルート part18が投稿されました。

投稿日は8月22日。

今回でゲーム部分と呼ばれる実況はおしまいで、この後は何やらおまけがあるようです」

「前回の投稿日は8月21日か、翌日投稿とは中々早いじゃないか」

 

眼鏡の男性がそう言った途端、静寂が訪れる。男性達は視線をさまよわせ、一人が意を決したように発言した。

 

「総統…投稿日は…」

「…前話の投稿日は2020()年の8月21日です……今話は2年と一日振りの投稿です」

 

再度静寂が生まれる。総統と呼ばれた男性は眼鏡を震える手でゆっくりと外し、告げる。

 

「この中で執筆に関わっていたものは残れ」

 

その言葉と共に多くの人達が去っていく、残ったのは片手で済む程度の人数。

すると総統は声を大きく荒げて叫んだ。

 

「間隔空きすぎだろこれ! 誰だよこれを執筆していたやつは!! 投稿まで1ヶ月とか2ヶ月とかじゃなくて2年!? 大体数万文字も書いてないだろ…7000文字程度じゃねーか! こんなの作者すらほとんど内容忘れとるわ! というか2年もかけてその程度ってどういうことだよ! その間にお前らは何をしていた!」

「作者はウマ娘や他の作品の投稿を…」

「知ってんだよ! ゲームしまくってて! このざまなんだろうがバ~カ!!」

「ですが小説もきちんと執筆を!」

「元々三次創作なのに終わってない時点でおかしいんだよ!」

 

総統はえんぴつを机に叩きつけ叫ぶ。

 

「ちくしょーめ!!」

 

総統は男達を見据える。

 

「だいたい、作者は5000文字ぐらいなら1~2日で書けるだろうにさぼってゲームしたり別小説書いたりウマ娘したりしてるのが悪いんだよ! 元々はネタで始めたとしても、一度は書くと決めたんじゃないか。こっちは書かせてもらっている立場なのに! 原作と元ネタに対する配慮が足らんかったぁ~。こんなことならこっちもRTA風にしてさっさと書き切ればよかった! あのスターリンのように!!!」

 

総統はそういうと椅子にゆっくりと腰かける。

 

「話は変わるが…この二年の間に作者の二次は色々増えた、ウマ娘が一番お気に入りだがな! その他にも…がっこうぐらしアニメも見た! りーさんのおっぱいぷるんぷるん!(様式美)。

めぐねえチョーカーさんけいるーちゃんがいないの見てマジでへこんだし! まぁそれはいい、苦しんで生き抜くのががっこうぐらしだからな…やっぱり幸せな世界がいいです!!」

 

その声を外で聞いている女性が涙し隣の女性が肩に手を置く。

 

「あなたも見ながらずっと泣いていたものね」

 

そして静寂がまた部屋を埋める。すると今までの覇気を失ったかのように総統は話す。

 

「少し脱線してしまったが…2年ぶりの投稿、お待たせしてしまって申し訳ないです。謝罪します」

「(…え、ここで謝罪するの?)」

「(普通前書きとかじゃない)」

「(そもそもスキップしてる人とかいない?)」

「【SZKちゃんで】がっこうぐらし_全員生存ルート part18 さいごのひ」

 

総統は顔を上げた。

 

「本編は今回で終わりです。それでは本編、始まります」

 

 


 

なんかめっちゃ時が経った気がするけど最終日脱出はっじっまっるよー。

 

最終日の太郎丸チェック、最終日に太郎丸は基本プレイヤーの腕の中に…いない!?

どこに…あ、隣のゆきちゃんの顔面に居ましたわ。救出、顔めっちゃ舐めてくるやん君。

外はまあ予報通りの雨、ゲームだと予報は外れないからいいよね。ラジオでも「運命」が流れてます。

 

「雨か…」

 

チョーカーさんが呟く通り最終日への条件を満たしたために雨、しかも豪雨

天気の雨には『雨』『霧雨』『豪雨』の三種類があり。

それぞれ浴びるとデバフがあります。

スタミナ消費量増加、重量増加などですね。まぁ今回外に出るのは脱出時のみなので問題はないです。

とまぁ豪雨なのでもちろん雷雨でもあります。つまり

 

ピシャーーーン!!(雷鳴)

 

うわっ! 毎度このコントローラーの震えにはビビりますね。

というわけでイヤープロテクターを装着。これで雷は怖くありません。

みーくんが心配してきてくれましたがイヤープロテクターを指差してドヤりましょう。

あれみーくん何外して…

 

ピシャーーーン!!(雷鳴)

あああああああああああああ!!(タマモクロス)

 

「…ふふっ」

 

なんかみーくんこわいよぉ…

イヤプロを取返して準備をします。前回の雨で心構えもばっちりですからね。まずは美味しい缶詰を朝食へ混ぜて士気の上昇を図ります。

そしてめぐねえに軍用バッグを渡して荷物をいっぱい投入しましょう。筋力高い場合は自分で持ったほうがいいです。双眼鏡で外の様子を見ているくるみちゃんが声を上げますので台詞を見ながらこちらも準備しましょう。

 

「ヤバイぞ! この前より多い! 早く準備しろ!」

「なんですって!?」

「しずく、行けるか?」

 

うむ、準備万端です。視野が少しだけ狭いぐらいなんで特に問題はない。

双眼鏡のおかげで見回りの必要がないので準備時間が少し伸びます。

焼き串など投擲武器をしっかり持って二階のバリケード前にイクゾー!

 

「停電みたいです! 電気が使えません!」

 

少し早かったのでみーくんが停電のお知らせをしてくれました。

今回は交流重視で行動したため一階のバリケードまで張れなかったから辛い所ですね。

ですがしずくちゃんとみーくんとチョーカーさんがバリケードの先に攻撃できるのでそこそこは持ちます。

ここは突破されますが3階で条件を達成できるかもしれません。

りーさん太郎丸るーちゃんけいちゃんは3階の階段付近で待機させます。めぐねえは何故かみーくんチョーカーさんと槍をザクザクしてます。くるみちゃんはバリケードから出てきた敵を叩くので多分ここが一番最初にバリケード破れますのでくるみちゃんのみを配置してますね、足が遅めなめぐねえがいるチョーカーさんペアを階段近くのバリケードに配置してます。

真ん中は破られると詰みなので多めに人は配置しましょう、そうすればくるみちゃんのバリケードが破壊されるまで待つだけです。ちなみにこの時点でけいちゃんをくるみちゃんのところに置けば2階で終了まで持ちますが下手をすると脱出時にけいちゃんの体力が持たなくなりしかも足の怪我が再発する可能性があるのでしない方がクリア率は高めです。はい、同じことやってるくるみちゃんすごいな。プレイヤーであるしずくちゃんに疲労の概念はないけど。

 

「みんな!バリケードが突破された!3階に逃げ込め!」

 

想定よりちょっと早いですけどおkです。

三階へと上がり職員室側にくるみちゃんとけい、真ん中にみーくんチョーカーさん。そしてしずくちゃん、残りはめぐねえを護衛ということにして屋上! これでおkです!

バリケードが破壊されてもけいちゃん保険というものがありますが第二ウェーブまでは持ちますね。

さてそろそろ鉄の鳥が落ちて…あれ? プロペラ音が聞こえ…あり?

 

 


~読み込み中~

・りーさんのワンポイントアドバイス

一部のオブジェクトは【蹴り飛ばす】という行動がとれるわ、かれらをまとめて倒すことも出来るわよ。


 

ごうごうと雨が降り注ぎ私達の身体を濡らす。

冷たい雨とは不釣り合いな生ぬるい風が私達の髪を揺らす。

 

「佐倉先生…しずく達…大丈夫でしょうか」

「大丈夫よ…みんな…強い子だもの…!」

 

槍を持って震える佐倉先生はまるで自分に言い聞かせるようにそう呟きながら槍を強く握る。

分かっている、佐倉先生ももう駄目なんじゃないかと思っていることに。寒さと恐怖に震えるるーちゃんを抱きしめる。

佐倉先生は、るーちゃんがいなかった私だ。

しずくがいなかった私でもある。私が靴紐を結んでいて…るーちゃんの帽子が飛んだあの時、しずくがいなかったら…そのことを考えるだけでも怖くなる。

 

「このままだとみんな死んじゃう…誰か…なんて…【都合のいいヒーロー】なんているわけないのに…願ってしまう…」

 

その願いを聞いたのか…無視したのか…。

門から鉄の塊が突っ込んできた。

 


 

ほわあああああああああああああああああっ!?

車!? 車が突っ込んできた!? しかもハンヴィー!? なんで!?(一時停止)

えっ…あっ、盲目バレイベント後におてがみイベだとゆきちゃんが「音が苦手な子がいます」って送ってそれで車で来るのね!! 結局感染するんかい!!!

 

はい、というわけでまさかのヘリ墜落ではなく車突入ということになりましたがやることは変わりません! 避難用シェルターに向かいましょう!

もちろん一階に突撃した上に雷落ちたので火災起きてますね! 火災報知器めっちゃなってますね!

かれらはもちろん行動不能、しずくちゃんも身体的異常は起きていませんが音で視界が全くないので混乱してます。

 

『どこ…美紀…くるみ…たかえ…?』

「…ずくっ! こっちだっ!」

 

耳元でくるみが呼びかけて手を掴んでくれたので誘導に従いましょう。周りの音が聞こえるようになってきたのでこの辺でイヤープロテクターを外します。

 

「要約して状況報告頼む!」

「おっきな車が一階に突っ込んで他の車が爆発しちゃった! おまけに雷も落ちて火事!!」

「おっきな車ってなんだよ!?」

「前に映画で見たことあるわ、確かハンヴィーって名前だったかしら…」

「これからどうすれば!」

「このままでは火事で逃げられなくなりますよ!?」

 

大混乱です、いやまぁそうなるな。ちなみに雨で濡れているので重量増加とスタミナ消費増加のデバフが付きます。僅かですが。

 

『何かいい手は…』

「機械室の奥に避難用のシェルターがあるそうですが…」

「マニュアルに書いてあったっけ…だったらそこに行けば」

 

あれまた会話がちが…。

 

「ハンヴィーが突っ込んだ場所が…その機械室の上なんです」

 

ああああああああああああああああああああああああああ!!!!!

もうやだああああああああああああああああああああああ!!!!!

 

はいルート変更! ハンヴィーってことはまだ動くでしょ!

それに乗って脱出しますよ! かれらいっぱいいるけどどうにかするしかないね!

 

「くそっ! 手詰まりじゃないか!」

『センセイ、ハンヴィーって運転できます?』

「雪野さん…!」

「めぐねえ! 私なら運転のやり方ぐらいは教えられる!」

「ちっ、それで行くしかねぇな」

「でもかれらが一番集まっているんじゃ…」

「このままいても死ぬだけだ! 覚悟決めるぞ!」

「必ず脱出しましょう、全員で!」

「わんっ!」

 


 

なんとかハンヴィーで脱出に切り替えました。

はぁ~後日に通常脱出も投稿しますね。

 

というわけで3階まで行きますがアッツゥイ! というわけで火事です!

3階は熱気と煙ぐらいですが2階になると炎も来るので色々なものがガリッガリに削れますので気を付けましょう。ですがここでベルの音が消えます、彼らの6割が倒れてますがそれでも多いです。おまけに燃えてるので掴まれると火傷を負いますので掴まれないでください。

3階は引きずり落とされるのさえ気を付ければ特に問題ないです。

 

で、引きずり落とされない場合の二階ですが。

 

「おいおい、何だこの数は」

 

何故か二階にはいっぱいのかれらがいます。ここで『かれらを足止めする』『急いで逃げる』という選択肢が出ますが逃げるルートはシェルター以外のルートですと囲まれるので上を選ぶしかないですね。

 

『ここは私が足止めします』

「お前だけじゃ無理だろ、私もいく」

「私もついて行きます、二人だけじゃきついでしょうから」

「…ってことは私はこっちだな」

 

おっ、みーくんも参加してくれるんだ。

逃げ適正高いので助かる、というわけで木刀のしずくシャベルのくるみちゃんクロスボウのみーくん。

1人だけ殺意たっけ…。

 

というわけで応戦していくわけですが音楽室近くまで押し込まれると撤退することになるので時間内までに耐えられるように気を付けましょう。

くるみちゃんのサポートをするように立ち回ればスタミナを切らさずに動けます。みーくんのクロスボウもフレンドリーファイアないので自由に動けますし。

 


 

「…雪野達、平気かねぇ」

 

ほとんど二階に行ったためか少ないかれらを私と祠堂の二人で倒しながら先へと進む。

時折ゆきや若狭妹がかれらに気付くため特に問題はないが煙や火がひどい、佐倉先生が消火器で消して行ってくれるがもう全体に広がっているから導線を確保するので精一杯だ。

 

「…信じるしかありませんっ」

「あんなに強いんです、きっと大丈夫ですよ」

「(ぶんぶんと首を振る)」

 

ま、あいつらのことだ。難なく突破してくるだろ。

かれらをある程度倒した後…見慣れないやつが出てきた。

 

「…おい、あれ」

「…自衛隊みたいな服…着てますね」

「ってことはあれがハンヴィーの持ち主ってことでしょうか」

 

服は迷彩服、頭はヘルメットとガスマスクみたいなものを付けていて分からない。

だがあーうー言いながらフラフラ歩いていることから感染していることが分かる。

 

「一人か、行くぞ」

「はいっ」

 

祠堂がスリングショットで怯ませて私が槍で突く、服は貫けなさそうだったから喉元を刺した。

私も嫌なことに慣れちまったな。元とは言え人を殺すのに慣れるとはな。

私は倒したそれの死体を漁る、何か使えるものは…って。

 

「おいおい、なんでこんなもの持ってんだ…」

 

懐から取り出したものは拳銃、それに地図。この学校と聖イシドロス大学となんかよく分からない所。

更に漁るとマガジンやら無線機も出た。無線機は壊れているようで使えないが。

とりあえず死体は放置してハンヴィーに乗り込む、佐倉先生曰く外装は傷ついているけど問題はなし。ただ無線機などの精密機械が意図したかのように壊れているぐらい。

ということでよく分かんない機械を車外に放り出す。途中注射器なんかも見つかったためそれは別に分けておく。

 

「あとはしずく先輩達が来るのを待つだけですね…」

「佐倉先生、車の運転方法分かります?」

「えぇ、ATみたいだから大丈夫そうよ」

 

佐倉先生がエンジンをかけて車を動かす。傷はついてるが問題ないようだ。

地下の機械室へと向かう階段は完全に崩れてしまっている。まだ調べてない所もあったが仕方がない。

車を反転させると私と祠堂は車体のハッチを開けて上に出る。

遠くのかれらは祠堂のスリングショットで倒して近くに来たやつは私の槍で倒す。

早く来いよ雪野!

 


 

多いなり~敵多いなり~。

木刀もあまり連続で使いすぎると折れてしまう~。

くるみちゃんにもそろそろ疲労が出てきたし、みーくんも精神的疲労になってきたし。

ヤバいよね、クリア条件分からぬぇー。

 

プップーッ!

 

ファッ!?

クラクション? ハンヴィーまでついたのね!? くるみちゃんと頷き合ってみーくんを連れて一階へと走る。

 

「出すぞ! 乗れ!」

 

ハンヴィーの後部座席が開く、かれらが何故か大量に追いかけてきたので急いで逃げましょう。みーくんをくるみちゃんが後部座席に投げ込んでしずくちゃんを投げ込んで自分も飛び込みました。

同世代の女子生徒を片手で投げるな、だから色んなところでゴリラ言われるのよ。

 

「出せっ!」

 

飛び込んで変な体勢になったくるみちゃんがめぐねえに伝えて車が発進しました。

まさかのルートでしたが何とか脱出することに成功しました~これにて工事完了です。

エンディングを見て終わりにしましょう。

 


 

「…疲れた」

「全くだ…」

「腕が重いです…」

「みんな無事? 噛まれてない?」

 

ぐったりと後ろで寝そべる三人にりーさんは声をかけ、ペットボトルの水を渡す。

車内を見ると待っている間に色々積み込んだのか色々なものが置いてある。

 

「こ、これはシグ・ザウエルP228!!! どうしてこんなところに!」

「この車の持ち主の持ち物だよ、あとこれだ」

 

チョーカーさんは二本の注射器を取り出す。それをみるとみーくんがめぐねえが背負っていた軍用リュックを漁り始めて箱を取り出す。

その中には同じような注射器が入っていた。

 

「これは治療薬と書いてありました。同じものかもしれません」

「うわー、この車の持ち主生きてたらなんかわかったかもしれないのに」

「あとこれもあったぜ」

 

そこにはゆきが描いたと思われる絵、端っこに「音が苦手な子がいるのでヘリでは来ないでください」と書いてある。

 

「なるほどな、あの風船が届いた場所だったか。それはそれとしてせめて小隊で動けよ…」

「まぁ後の祭りだ、これからどこに向かうんだ?」

「とりあえずは聖イシドロス大学に向かってます。巡ヶ丘高校と同じ設備だとこのマニュアルに書いてありました。みなさんは他に行きたいところはありますか?」

「そういえば…」

 

と、けいが壊れていなかった車のラジオをいじる。すると音楽と声が聞こえてきた。

 

『わんわんワン放送局、はっじまるよー!』

「人!?」

「少し前から放送されてますし、前に住所も言ってました。ここからそんなに遠くもないです」

「じゃあ行くか! 美紀、案内よろしく」

 

みーくんが助手席に座り案内を始める。ゆきとるーちゃんは座るしずくの両肩に頭を預けて寝ていた。

しずくも眠いのかうとうとしていた。

 

「雪野、眠いのか?」

「…うん、疲れた」

「なら今のうちに寝とけ、まだまだ色々あるからな」

「…わか…すぅ」

 

ふと、上のハッチを開けて外を見る。

雨はもう止んでいた、これからどうなるかまだ分からない。

でも大丈夫だ。

 

わたしたちは、ここにいる。

 

 

 

つづく




もうちょっとだけ続くんじゃ。


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part:縺吶≧縺ュ繧薙# 

これにておしまい!

時間は13時間37分、基本プレイ時間が15時間なのでまぁ無難な時間ですね。
まずは完走した感想(激うまギャグ)ですが…。

予想外のことが多すぎる!!!
盲目キャラにこんなイベントがあるとは本当に驚くことが多かったです。
今更ですが盲目キャラの参考にはなりませんでしたね…。
盲目キャラはQTEも多いこともあって中々難しいことで有名ですからね…。
とある兄貴のおかげで雪野しずくちゃんの認知度も急に上がりましたからイラストも一気に増えました。

今回は短めに進めましたが本来なら交流をもっとしてメンバーの武装を進めた方がいいです。突発的な音対策でイヤープロテクターを手に入れたので楽でしたが本来はめっちゃしんどいです。きつい人は私みたいにリセマラを続けましょうね。

なんかものすごく長くなっちゃいましたが楽しんでいただけたら幸いです。
長時間の御拝読、ありがとうございました。


 

ピーガガッ

 

『おはよう、今日もいい天気だ。小鳥のさえずりもはっきりと聞こえるいい朝だね。こちらワンワンワン放送局、今日も一日よろしくね』

 

1人の女性がマイクに向かって話す。外の景色を見ながら、にこやかに微笑みながら…。

 

『では早速音楽を…』

『待ってくださいよお姉さん、まだ紹介してないことがありますよ』

 

女性の向かいに座っていた少女が音響機材を触ろうとした女性を止める。お姉さんと呼ばれた女性はおっとっとと手を頭に当てた。

 

『ごめんごめんるーちゃん(・・・・・)、では本日の報告を…巡ヶ丘市の完全解放に成功しました。どんどん開放地区は増えています。このラジオを聞いてるみんな! まだまだあきらめちゃだめだよ!』

『巡ヶ丘市辺りに隠れている方は近くを巡回しているランダル兵隊の方々に救援を求めてください』

『はい! 真面目な話終わり! では早速音楽いってみよー!』

 

ラジオのそんな言葉を聞きながら笑う、久し振りに皆に会えるなと最近新調した木刀を背中に担ぎみんなの元へ歩を進めた。

 

 

 

 

「…な、なぁ。今日し…雪野が帰ってくるんだよな…?」

「そうですよ元リーダー」

「生活部の面々に近づくなって威嚇されたのにまだデートに誘う気なんですか元リーダー」

「うるせぇ! いいだろ!!」

 

そういいながら資材を運ぶ元リーダーこと頭護貴人(とうごうたかひこ)、彼は過去しずくに命を助けられその時からしずくにぞっこんであった。

 


 

「何をしようと...してるの」

 

頭護は釘バットを杖のようにしながら門へと向かっていた。門を解放し、かれらを中に入れる。もはや彼は正気ではなかった。感染の初期症状、その事に気づいた彼は深く絶望していたのだ。

門へと近づくその時、しずくが彼を呼び止めた。

 

「うるせえ」

「開ける気?」

「うるせえ」

「死にたいなら巻き込まないで」

「うるせえって言ってんだろ!」

 

彼は釘バットを振りかぶりしずくに殴りかかる。

しかししずくはバットを持つ手首を掴みそのまま捻って地面へ押し倒し、そのまま関節を決めた。

 

「がぁっ!? くそ…! 離しやが…ゴホッ! ゴボッ!」

「…感染したのね」

「お前には関係な…ぐぁっ!」

 

しずくは頭護の首に無針注射を叩きつけるように刺した、そのままボタンを押し液体を流し込む。

 

「てめぇ何を…!」

「治療薬」

 

そういうと頭護の動きが止まる。

しずくは腕の拘束を外すと手で軽く体をはたき立ち上がった。

 

「言っておくけど本物かどうかは私達も分からない、見つけただけだから」

 

ポタリと頭護の顔に雫が落ちる。

 

「お願いだから…私に人を殺させないで…」

「…」

 

そういってしずくは去っていった。頭護はしばらくその場から動かず、立ち上がれもしなかった。

 

 

 

 

「ボコられてから惚れたって言うね」

「ねー」

「うるせえぞてめぇら!!!」

 


 

「めぐねえたかえちゃん早く~」

「ま、待ってください由紀さん…」

「ゆきっ、急いでも変わらねぇって…!」

 

めぐねえと柚村は前を走るゆきを追いかけていた。理由はもちろんしずくとくるみが外から帰ってくるからだ。

大学に行っていたみーくんと圭。放送を終えたるーちゃん。仕事をしていたりーさん。

あの生活をしていたしずくとくるみを除いた7人が集まった、途中で元リーダー達も来たが威嚇して追い返ししずくの到着を待つ。

 

「あっ! 二人が帰って来たよ!」

 

ゆきがそう言いながら手を振るとくるみが気づいたのかそちらも手を振った。

 

「おかえり! 二人とも!」

「巡ヶ丘市の完全開放お疲れ様」

「大活躍だったね!」

「おいおい止めろよ恥ずかしいなぁ」

 

胡桃が恥ずかしそうに頬をかく。

 

「しずくちゃんも! お疲れ!」

 

そう言ってしずくは開いた灰色の目をゆきの目とあわせ。

 

「うん…、ただいまっ」

 

と、笑った。




おまけ実績とかやろうと思いましたけど思いつかなかったのでおしまい。

これで本当に完結です!
だらだらと長くなりましたがやっと完結出来ました!

がっこうぐらしRTAと雪野しずくを生み出したアサルト兄貴に感謝を!


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