襲うに決まってるだろ!! (神の筍)
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襲うに決まってるだろ!!

 

 

 自分を含め、自分の家族が他と違うと理解したのは小学生低学年の頃である。それまでは「それ」が普通であると思っていたし、「それ」はみんなもできるのが普通であると考えていた。ある意味、「それ」が普通ではないと理解するまで「それ」を人前でしなかったのは運が良かったのか、はたまたそれよりも小さいときに見たある映画(ハリー・◯ッター)で「それ」を勝手に使用すると罰を受けるという内容を見たがため、使わなかったのだろう。現に、十歳前後になるまで本当のことだと思っていたし、俺はそういう世界で生きていたのだ。

 さて、ではここまで自分語りをした俺だが、肝心の「それ」とは一体何なのか——?

 その答えは、

 

 ——舞台(・・)にある。

 

 

 

 

 

一、

 

 

 

 

 

 薄暗い照明に、鏡のように磨かれたステージ。その上にいる自分に重くのしかかる静寂という重力。しかし、それをものともせずに愉快な靴音を鳴らしながら中央に歩いて行く。

 格好は、シルクハットに赤いネクタイが特徴の糊の効いたスーツ。右手には細いステッキを握っており、二足の音に合わせてくるくると回す。

 照明が俺の歩みに合わせて移動し、やがて中央に辿り着くと五個の激しい光にライトアップされて姿が露わになる。

 

「みなさん——!」

 

 シルクハットを指先で持ち上げ、練習した面白おかしい表情を浮かべて肩幅に開いていた足をかかとを鳴らしながら気を付けにする。

 

「——奇術の世界へようこそ!」

 

 種無高校三年、本名はめんどくさいので一々名乗らないが、みんなからは下の名前で「伽藍(がらん)」と呼ばれている。平均より高い身長や、楽に金が稼げるこの仕事を円滑にするべく少し鍛えた身体を除けば極めて平凡な俺は、ステージを目を輝かせて見ている観客には誰も知られていない、

 

 

 

 ——正真正銘非凡な魔法使い(・・・・・・・)である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 春は出会いの季節というが、一体何に出会うのだろう。主に出会うのは人だろう。学生でいえば春は入学の時期や進学のタイミングであり、他クラスだった人物との交流を持つ良い機会でもある。

 ただ、個人的には春は別れの季節であって欲しいと切に願っている。

 その理由は簡単であり学生らしく、安穏平穏を好む最近の登場人物らしくない思考を持つ俺の酷く独善的な感情からくるものだ。

 

「——おっはよっー!!」

 

 ほら、俺が春は別れの季節であってほしいと願う原因が走ってきた。

 都心から外れたとこにあるためか、種無高校の敷地は広い。校門に足を踏み入れたがまだ歩かなければならないピンク地の舗装道路から残念ながら顔見知りの女学生が走ってきた。

 

「……おはよう」

 

 短く返すと、隣に来たそいつが背中を勢いよく叩いてきた。

 

「朝から辛気臭いなぁー伽藍! そんな風だと新入生が来てくれないぞ、もうっ!」

 

「痛いからやめろ。

 この時間にお前がいるなんて珍しいじゃないか」

 

「そんなことないよ、私だって朝早いときは早いし。それに、今日は入学式だからね。私たち奇術部の新しい部員を確保するために頑張らなきゃ!」

 

 ふんす、と燃える彼女は俺が所属する部活——奇術部の部長である。本来ならば二年に代替わりするのだが、奇術部は部活として崩壊に向かっており、今年数人の先輩が卒業してからは俺と彼女の二人しかいない。部活動の規則として、最低でも四人はいないといけないのだが、奇術部がなぜ部活として認められているのかというと、それはある意味俺のおかげといえる。

 

「ほらほら、はやく準備しないと式が終わって一年生が来ちゃうよ。場所はとってるから」

 

 手を引かれるがままに連れて行かれる。

 右手に持った学生鞄は、今日のために持ってきた奇術用カバンとまとめて左手に持つ。

 

「どこをとったんだ?」

 

「一番大きな桜の下だよ! あそこなら目を引くと思ったから」

 

 ほう、どうやら意外と良いところをとっていたようだ。こいつのことだから、とりあえず見晴らしが良いとかで屋上で浮遊マジックとか試すとか言い出しそうだった。

 早足に二、三分歩いたそこは学校の敷地で一番桜が綺麗な場所だった。入学式が行われている体育館から、ちょうど角地のこの場所を曲がって校門へとつながっている。ここならば確実に目はつくので好立地だろう。

 

「さて、準備するか」

 

 と言っても、俺の奇術にはタネも仕掛けもない(・・・・・・・・・)のでやることはないのだが。

 ブレザーを脱いで、カッターシャツの上に着たセーターの上からマントを首元でくくった。被るのはピンとはったシルクハット。

 これが、奇術部が人数が足らずに存続している理由。

 俺は——このタネも仕掛けもない奇術(魔法)を売りに、本格的なステージに立っている。最初は父親に頼んで、会社の忘年会などで出させてもらう程度だったのだが、その場の受けが思ったよりも多く、役員の人に目をつけられて奇術世界でも少しは名を知られるようになったのだ。最近ではそのタネも仕掛けもない、たとえタネも仕掛けがあったとしても難しいとされる現象を起こすことから、海外から奇術の種を見破る番組から招待されることもある。行ってみたいとは思うのだが、たまたま試験期間と被っており断念したが、今年の長期休暇にでも機会があればぜひ海外に行ってみたい気持ちがある。もっとも、それは自分の奇術を試したいとかではなく、ただ海外の観光をしたい欲のほうが高かったのだが。

 

「よしっ!」

 

 なんとなくステッキを弄っていると、背後で声が聞こえた。そちらを見てみると向こうも準備が終えたようで、なにやら大きな箱を用意している。

 一体どんなタネがあるのだろう。

 彼女はいざ手品をすると失敗も多いが、学生の資金なりに工夫した面白い手品をたまに見せてくれるので少し気になる。

 ステッキで突くと、空洞なのがわかる。

 特別大きなタネはないようだ。

 しかし、おそらく脱出マジックか、転移させるマジックだろう。

 ああ、ちなみだが、俺はこういった手品、マジックのタネはまったく知らない。普通に手品師のステージを見ても面白いと思うし、中には手品なんかじゃなくて俺と同じなんじゃないかなんて思ったりする。

 

「これ、どうするんだ?」

 

「ふふーん……それは本番のお楽しみっ。伽藍も本番が来たらびっくりするんじゃないかなぁ〜、楽しみだなぁ」

 

 まあこのど緊張ガエルは本番が来れば当然の如く失敗するんだろうが。

 

「あと十分……準備は良いか? 部室(いつも)みたいに失敗して、恥を描かないように気を付けろよ」

 

「だ、大丈夫だもん! 今日は本当に大丈夫だから!」

 

「散々そう言って前水ぶちまけたのはどこのどいつだ」

 

「あれはたまたまコップがかけてただけだし! 私の失敗じゃなくて道具の問題だもん!」

 

「道具の失敗は自分の失敗だぞ。道具は奇術師にとって自分の指先と同じ、自分の指先のせいにする奇術師はいないだろ」

 

「ぐっ、ぬぬ……そうだけど、そうだけど……!」

 

 ハムスターのように膨らました頬もそこそこに、体育館の方から喧騒が聞こえてくる。

 

「——よしっ」

 

 彼女は俺と同じシルクハットを被り、似たようなステッキを掲げる。

 さて、俺はどんな奇術をしようか。

 彼女と合わせながら、ステージを作るのが良いだろう。

 体育館から歩いてくる新入生に向けて、彼女は大きくステッキを振るった。そして、どこかで聞いたようなセリフを放つ。

 

「——奇術の世界へようこそ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 案の定ゲロった。

 いや、わかっていたさ。

 うむうむ、もう二年の付き合いだ。

 彼女は手始めに小さな手品から始めていく。消える赤玉マジックに、切り紙の鳥をまるで生き物のように飛ばすマジックの合間に見せる通し、そして次は口からトランプを出す予定だったのだがこれは失敗して代わりにもんじゃ焼きを出すというマジックに変わった。そこで人数が三十人ほどから二十人ほどに減った。

 続いて、観客から紙幣をもらって封筒にしまい、ハサミをいれるマジックなのだが盛大に失敗していたので俺が直前で切れた封筒から大量の色とりどりな花びらが現れるマジックに変化させてもらった。

 

「……じゃ、じゃじゃーん! なんと千円札が花びらに変わるというマジックです!」

 

『おおー』

 

『すげぇ!』

 

『さっきまで失敗してたとは思えないなぁ』

 

 無くなった千円札はこいつの財布からいただいておこう。

 

「新入生の皆さん、こちらをご覧ください!」

 

 ステージ用の雰囲気と口調に切り替えて前に出る。拐うように切れた封筒を彼女から取ると、溢れてくる花びらごと空へと投げる。

 風向きを変えてやり、全員が見上げる高さまでやると指を鳴らす。

 すると、どうだろうか。

 カラースモークが広がり、小さな火薬音。花火のようにぱちぱちとするとさきほどの花びらが落ちてくる。

 

「どうでしょう、花びらの中には切れたはずの紙幣が! ——どうぞ、お返しします。本物かどうか確認を」

 

 確認後、問題なかったので拍手が起こる。

 そろそろ終わりかと思ったが、ぐいっと出てきたのはまだ諦めていない目をした彼女だ。

 こいつ、俺にマジックが乗っ取られたことに焦ったな?

 

「——本日最後の手品です!

 なんと、今日は特別に脱出マジックをします! こちらのブラックボックスはどこにも穴がない箱ですが、私にかかればお茶の子さいさいで脱出することができます。

 …………では伽藍君、私の腕に紐をきつく結んで、箱を閉じたあとこの南京錠をお願いします。最後に布をかぶせた合図としてステッキで二度叩いてください」

 

 いつのまにか相方にされていた俺は紐を受け取る。

 どうせ失敗するんだ、本当に一人では解けないようにしてやろう。

 

「あとで会いましょう!」

 

 悠々と入っていった彼女、そして蓋を閉めて南京錠をする。演出として鍵は口に放り込み飲み込んでみせる。

 布を被せ、二度叩く。

 

『…………』

 

 よし。

 

「——本日は、私たち奇術部の奇術を見ていただきありがとうございます。

 彼女は今、脱出マジックと言いましたがせっかくなのでもう少しグレードを上げた大きなものを最後に見せましょう!」

 

 奇術師らしく、愉快な笑みを作り、ステッキで地面を叩く。

 

Ein(アイン)

 

 風が吹く。

 

Zwei(ツヴァイ)

 

 ドイツ語に意味はない。こういうのは奇妙な雰囲気を抱かせる演出だ。

 あたりに舞い落ちた桜が巻き上がる。

 

Drei(ドライ)

 

 桜が渦のように俺とブラックボックスを包む。

 

『——え……』

 

 誰かが声を漏らした。

 渦が晴れた先、そこには俺とブラックボックス…………の、姿はなく。ただ風に煽られて花弁を優雅に靡かせる桜の木だけだった。

 

 

 

「いくら入ってるとはいえ、この箱は重すぎるだろ」

 

 入学式当日は、基本的に校舎内は無人と化す。文化系の部活のアピールポイントは今日ではなく、別日に校舎を回って新入生が部活に少し参加しながら決める日があるのだ。奇術部は運動部でもなく文化部でもないという特別な種類なので、今日も行ったのである。

 部室となっている化学準備室の扉を開ける。その際隣を見てみるが、人気はせずに誰もいないようだ。

 

「さて……」

 

 布を取り、手に持っていた鍵で南京錠を開ける。勢いよく蓋を開くと、中から汗のようなむわっとした女性の匂いが鼻腔を突いた。

 

「大丈夫か?」

 

 潤んだ目でこちらをいーっと睨む彼女は息を吐いて言った。

 

「大丈夫じゃないよっ。伽藍君紐の結び方が硬すぎるよ!」

 

「悪い悪い。お前なら大丈夫だと思ったんだが……」

 

「うーっ……しかもなんか部室に戻ってきてるし……私の晴れ舞台が……」

 

「なにが晴れ舞台だ。全部失敗してただろ。尻拭いされるほうの気持ちを考えて欲しいものだ」

 

「あっ、そうだ。いつの間にあんなタネを仕掛けてたの?」

 

「それよりも先に言うことがあるんじゃないか?」

 

「……私の手品乗っ取ったからおあいこだもん」

 

 こいつ……。

 

「——お仕置きタイムだな」

 

 箱にはまり、腕が結ばれたままの彼女を抱き上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「——ほら、お仕置きだからしっかり舌を出せ」

 

「んぅ……ちゅ……」

 

 結ばれた腕をそのままに、俺は彼女を机に押し倒していた。この机は俺が手品用にと家から持ってきたもので、人が一人乗っても問題ない丈夫さがある。

 

「……はぁはぁ」

 

「休むな、ほら」

 

「んん、ぷは——ん、ちゅ」

 

 息をする間も無く舌を激しくいれる。

 歯茎をなぞってやると、俺の腰から下がさしこまれ、いやらしくひらいた下半身がへこへこと動く。腕は頭の上に上げているので、もじもじと動いている。

 こねるようにセーター越しに大きな胸を揉むとキスをして顔にかかる鼻息が荒くなった。

 

「本当変態だな。

 学校でこんな格好で襲われて興奮してるのか?」

 

「……違うもん。伽藍君がそこ触るから」

 

「そこってどこだ?」

 

 腹のほうから生肌に触る。そのまま上に指先をやるとブラジャーへと辿り着く。どうやらフロントホックだ。

 弾くように外し、器用にブラジャーを中でそのままにする。ただ外から感触がわかるように少し下に移動させた。

 カッターシャツから手を抜き、もう一度セーターの上から胸に触れる。視線で先程の質問の答えを促し、(いき)り立った先端に触れないように激しく何度も揉み込む。

 

「なぁ、どこだ、ほら」

 

「はっ……だめ、だからっ……ほんと……ちゅ——」

 

 キスをする。

 

「もう少し聞いたほうが良いか?」

 

 右手は揉んだまま、左手を下にずらす。

 腰まで伸びた長いカッターシャツの裾をのけ、いちいち見ないでもわかるほど濡れたそこに触れる。

 

「ぅう……やっ。言うから……っ、言うから!」

 

「いや、もう時間切れだな」

 

「なんでなんで! ——胸だから! おっぱい触られてっ……キスされて……ダメだから!」

 

「準備万端みたいだが」

 

 布をずらし、入り口に触れる。

 ひくついた穴はなにかを待つように息をして指に吸い付いてくる。どくどくと中からよだれを垂らし、ここでやめれば彼女にも悪いだろう。

 机に押し倒した彼女に被さっていた態勢から上半身を起き上がらせる。太ももの付け根を指で押さえながら、親指で弄ってやればスポンジのように液体が溢れ出す。

 

「最初と比べてだいぶ感じやすくなったな」

 

「バカ……」

 

 彼女とこうなったのは、一年が始まって三ヶ月ほど経った頃だ。

 そのときから奇術で稼ごうと考えていた俺は、興味本位で奇術部に入部。人数は多かったわけじゃないが、当時は化学準備室ではなく普通の部室だった。それはさておき、俺と同時に入ったこいつと手品の披露と品評のペアを組めと部長からいわれたのだ。初めは手品に対する熱意からすごいのだろうと思ったが、すぐにその考えは覆され、すごいぽんこつなのだと知った。しかし、熱は一番だったので部活がない日でも誘われて手品を見せられたのだ。失敗も仕方も大胆なものが多く、浮遊マジックをしようとすれば俺の上に落ちてき、水の入ったペットボトルを使えば服を濡らして下着が透け、早着替えだと言えばただの脱衣だったり……。

 襲わないわけがないだろう。

 結局、俺が関西の方でステージをやるときに関係者席で見れるように手を回してもらい、予備日で一日中何もなかった最終日に泊まっていたホテルにステージの感想を聞きたいと呼び出し、美味しくいただかせていただきました。

 最初は弱く抵抗していたが、途中から合意になったので問題ない。

 

「さて——」

 

 昔話はそこそこに、自身の分身をチャックから取り出す。平均より大きく太いそれは、目の前のこいつを満足させるには十分なサイズがある。

 再び覆いかぶさると、服をたくし上げて胸を露出させた。

 大きさに合わない小さな桃色の乳首を口に含み、舌で転がす。

 

「あっ♡……ふ——それ……ダメだから」

 

 抗議を無視して、腹に当たるほど反り返ったペニスを握る。下着をずらし、十分解れた淫穴に焦点を合わせると——勢いよく抉りさした。

 

「ふっ——ぅ」

 

「やぁ——んんっっ!」

 

 声が響く前に口を塞ぐ。

 さすがに魅声が廊下に響けが誰かが気付く可能性がある。

 だいぶ使わせてもらっているが、捻るような吸いつきは初めてと変わらない。これでもう少し落ち着きがあれば、一生養っても良いくらいの女なんだが。

 細い腰を持ち、わざと音を立てて腰を振る。

 

 ——パンパンパン……ッ

 

「アっ——やばい、音……はぁ、ふっ♡——」

 

 少し結んだ紐が緩んだようで、若干自由が効くようになった掌で声が漏れないようにしている。

 

「んっ、んっ、んっ、んっ、んっ……♡」

 

 ばれそうになっても、魔法でどうにでもなる。

 俺が声を気にするのは雰囲気の問題で、エロさが際立つなら何でも良い。

 腰を持つ両手を胸に持っていく。いやらしく揺れる乳首を両方つまみ、こいつのことは何も考えずに腰を激しく振る。

 もはやペースなどはかんがえておらず、すぐに出てもその後何度もすれば良いだろう。幸いにもまだ時間は午前で、たっぷりある。

 

「はっぅ……やばっ♡——んんっ」

 

「悪い。一発目は適当に出させてもらうわ」

 

 快感に任せて腰を振り続ける。

 声を抑えている目の前の存在を気にしているほど余裕はない。

 今は、こいつに種を注ごうと理性が削がれていく。

 

 ——パンパンパン!

 

「あっ……やべ、イク」

 

「——っっぅ♡」

 

 勢いよく射精しているのがわかる。

 顔を赤くして精液を受け止める様子に、俺が萎える要素などは一つもない。むしろ硬さを衰えさせることなく二回戦に行くことにする。

 

「後ろ向いてくれ」

 

 小さく痙攣させる彼女に目を止めず、ただ己の快楽のために抱き上げる。結ばれた腕と、たくし上げられて胸がむき出しの上半身を机に押さえつけるようにし、尻を突き出させる。

 淫らに丸い尻は、彼女の汁でてらてらと光っている。さらにそれを塗りたくるように、それでいて指痕がつくほど握り、腰の位置を合わせることで膣内に入り込もうとする。

 

「そこっ——違うから〜っ」

 

 潤滑油に滑ったペニスは尻の間に入り、一瞬触れたことから焦ったように声を漏した。

 

「俺は別に良いぞ?」

 

「ムリムリっ、絶対ムリだもん!」

 

 そういわれるとヤリたくなるのが性。

 しかし今日は開発よりもただ性欲を解消したいので、大人しく下の方へ腰を下げる。

 埋め込むように腰を突き出すと、先に出した精液と愛液が混じった極上の穴へと踏み込む。

 

「は、ぁ♡〜〜〜ゃっ」

 

 首元に鼻を埋め、匂いを嗅ぐ。汗とボディーソープの香りが俺の腰は勝手に動かされる。

 

「はぅっ……あっ……んっ……くぅん♡……」

 

 背後からやると、柔らかい尻肉が当たって最高に気持ちいい。

 かくいうこいつも前よりは後ろの体勢を好んでいることは、先ほどよりも締め付けてくる膣内でわかる。

 にちにちと机に擦られて硬くなった乳首と胸へと左手を伸ばす。右手は喘ぎ声を漏らす口の中へ入れ、よだれまみれの舌を愛撫する。

 

「イク、イクっ——イクっ……っ♡、っ♡、っ♡」

 

 俺の下で痙攣する身体を押さえつける。

 今日はこいつのペースなんてものは関係ない。

 抱きしめるように腕を回し、上半身を上げて立ちバックへと移る。

 

 ——パンパンパンパン……!

 

 突き上げるように、尻肉を割いて激しく叩く。

 肩越しに顔を出すと、目を瞑るように耐えていたようなのでこちらに顔を向けさせキスをする。

 

「——また膣出(なかだ)しても良いか?」

 

「あっ……うんっ、出してッ。私も——イク、また、イクっ〜〜〜」

 

 ——パンっパンっパンっ!

 

 深く、大袈裟に突き上げる。

 左手腹に回し、右手は無理やり両胸を持って熱く煮えた濁流を流し込んだ。

 

「ふあッ——ひぅっ♡〜〜〜熱っ……っっっ……ムリ♡、ムリ……!」

 

「く——」

 

 口を開けて息を吐く。

 ここ最近ヤった中で一番気持ちの良い射精だった。

 どくんっどくんっ、と未だ続く射精はあっという間にこいつの膣内を制圧し、俺に身勝手な征服感をもたらしてくれる。

 

「はぁ……はぁ……はぁ……」

 

 熱くなった彼女を机に乗せる。

 立ちバック前の態勢に、俺は膣内に塗るように二、三度腰を振るとペニスを抜いた。

 じゅぷと押し返す内容物は時間をかけて床に落ちる。

 そのいやらしすぎる光景を見ると、一瞬で分身は回復してしまった。

 

「まだ、お仕置きだな」

 

 時間は午前十一時になった頃。とりあえず昼ご飯までは堪能させてもらうとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





まだら先輩……どこ……こけ……?
おらさまだら先輩派だわさ。



自分で書いて自分ですこる。
これぞ二次小説執筆家の本領よ。


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襲うに決まってるだろ!!!

 お仕置きと称してあいつをたっぷりと犯し抜いた翌日——授業もいつも通り始まった昼休み、俺は幼馴染とご飯を食べていた。

 

「結局、新入部員は来なかったのか?」

 

「来なかったわけじゃなイ、ただ化学の崇高さを理解できる新入生がいなかっただけダ!」

 

「一緒だろ。新入生確保できなかったんじゃあ、この部の存続も危うくないか?」

 

「私がいる限りそれは問題ナイ。幸い私は先生から信頼されているからナ。ここの管理も含めて、放課後の活動が制限されることはナイ」

 

「そういえば、一部の部活は学校側の管理になるから部員数は関係ないと言っていたな……」

 

 学校側の——というよりも、ただの見栄だろう。ここ、種無高校では部活動が盛んに行われているが、その分奇抜な部活動が多くある。俺が所属している手品部などはその先鋭たる例の一つだと思う。しかし、そういった色物だらけでは保護者たちへの受けは良くない。そのため、公式サイトなどに掲載するため部員数確保を撤廃し、無理やり存続させている部活が存在するのだ。華道部やパティシエ部なんてものもあるようだが、実際に入部した生徒を聞いたことがない。

 俺の幼馴染みが所属する化学部もそれと似たような閑古鳥が鳴いた部活の一つだ。

 

「大変だな、斑も」

 

「別に来なくても良イ。むしろ、一人の方が実験に集中し易いというものダ」

 

「見栄っ張り、な」

 

「——い、いきなり撫でてくるな! それに、撫でるならせめて頭にしろ!」

 

 化学室の長椅子に、二人きりで並んで食べていたので幼馴染の腰を撫でる。あいつに比べればスレンダーな体型だが、昔から俺は幼馴染の肌触りが大好きだった。 

 初めて知った親類以外の女体の肌触りが幼馴染だったので、きっと帰巣本能でも働いているのだろう。そのまま摩って温めるように撫で続けると、幼馴染が持っていた箸を机に置く。

 

「——斑……」

 

「だ、ダメだ……」

 

 幼馴染の黒曜石のような瞳から目を逸らさずに身体をを近付けていく。

 幼馴染の身体がこちらを向き、後ずさるようにお尻を動かすが、先にやっていた腰の手を引き寄せる。化学室の椅子は教室の椅子と違ってよく滑る。カーリングストーンのように寄せられた幼馴染の唇を狙う。

 

「ふわぁ……」

 

 安易に舌を入れることはせず、まずは唇を添うように舌で撫でる。お弁当を食べていたせいか、僅かに塩っぱい味がした。ごま塩のせいだろう。

 抵抗のつもりか弱々しく制服を握ってくるが、残念ながらこちらは止まるつもりはない。逃さぬよう腰に回した腕に力を入れた。

 

「ちゅ——ん……コーヒーの匂いがすル」

 

 たっぷりと唇を舐め回すと、幼馴染が言った。

 

「午前授業は寝てたが、午後は手品部顧問の授業なんだ。あの人に怒られると長引くから面倒くさい」

 

「午前もしっかり受けろ、試験前に後悔しても知らないからナ」

 

「この方試験は真面目だから大丈夫だ。

 それに、今はそんな話よりもこっちだ——」

 

 うるさい口を塞ぐように幼馴染の中に侵入していく。

 

「ん……れろっ……や、ぁ……」

 

 右の奥歯から左の奥歯まで、何かを探し出すように舌を動かす。

 遂に幼馴染の弱い抵抗もなくなり、二本の腕が背中に回ってきた。薄い胸元が制服ごしに擦り付けられ、お互いにたっぷり舌を重ねていく。

 

「じゅるっ❤︎ ちゅ——ぁぷ、んふ……ぁぁ❤︎」

 

 やっと気分が乗ってきたのか、甘い声を漏らし始める。腰に回した腕を、下から制服の中に忍ばせる。微かに汗ばんだスクールシャツを横断し、横合いから膨らみを突く。

 

「ぁんっ❤︎ い、きなりだナ……」

 

「いつものこといつものこと」

 

「そうだガ——んむぅ❤︎ ぢゅ、ちゅる……」

 

 無駄話は放っておき、徹底的に口内を蹂躙する。

 幼馴染と初めてキスをしたのは小学生高学年のときだ。性知識に富んでいなかったとはいえ、キスの意味くらいは知っている。初めてキスをしたその日から毎日欠かさず、日課のように互いの唇を親にばれないよう味わい続けた。

 一番弱い部分の硬口蓋を責め続けると、断続的に身体が揺れ始める。

 

「あっ——ふぁ、ダメ❤︎ それ、んちゅぱ……ダメなやつっ❤︎ ……ぁ——」

 

 右手は背中に回して制服に手を入れ、左手は後頭部に寄せていたのだが、甘い香りがし始めると白い太ももに乗せる。

 

「んぁァ……まずいっ❤︎ 本当っ、ダメ……」

 

 そのまま柔らかい肌を遡っていき、スカートの中の付け根に触れる。

 たまらない感触だ。一生触っていたい。

 下着に指をかける。ずらすことはしない。

 

「ぅあっ——イク❤︎ ぷはぁ……イクっイクっ❤︎ ぁぁぁぁぁんんん〜〜〜っ❤︎」

 

 下半身が激しく前後し、スカート内に手を入れていた指が熱くなる。

 幼馴染は唇を離すと、逃げるように俺の胸元に抱きついてきた。

 

「……あっ❤︎……んっ……ふぅっ……バカ者メッ……んぁ」

 

「ごめんな——」

 

「やぁ——❤︎」

 

 謝りつつも、手が止まることはない。

 そのまま幼馴染の頭を胸に抱き、下着の中心に指を動かすとぷにぷにとした感触とともに激しく濡れていることが分かる。

 これなら、前戯は必要無さそうだ。

 黒板の上にある時計を確認すると十二時二十分。十三時から授業は始まるので、予鈴の五分前も含めて充分な時間がある。

 

「よいしょ、とっ」

 

 力の抜けた幼馴染を軽く持ち上げ、長椅子を跨いだ俺の足の上に乗せる。お尻だけ椅子に着き、膝裏は引っかかるように俺の太ももにある。

 

「待っテ……ここじゃ、ばれる……」

 

「黒幕下ろしてるし、使用中にしてきたから問題ない」

 

 黒幕とは、実験中化学室に光が入ってこないようにするための扉にある幕のことだ。また、薬品がある化学室へ安易に出入りできないよう入出札がかけられている。昼休みにわざわざ化学室に来るなど、そんな真面目な生徒は幼馴染くらいしかおらず、教師も授業以外は殆ど来ることはない。たまに来ることもあるが、そういう場合は幼馴染の実験っと鉢合わないように事前連絡がある。

 それに、入学以来幼馴染が化学部になってから何度も交わっているここがばれる心配のないことを俺は知っている。

 

「さて」

 

 先ほどから痛いくらいに大きくなっている分身を出そうとする。ズボンのジッパーを開けるが、引っかかってなかなか出てこない。

 どうしようかと迷っていると、ようやく落ち着いたのか幼馴染の手がベルトに向かった。

 

「お前のここが、そんな小さい窓から出るわけないだろウ」

 

 ベルトを外され、少しは楽になる。

 そのままボタンも外されるとボクサーパンツから顔を出したモノに指が添えられた。

 

「はぁ……まったく、こんなにしテ……先走りが精液みたいになってるじゃないカ」

 

「仕方ないだろ、斑があんな反応するんだから」

 

「嘘をつくな。どうせ他の女の前でもこんなにしてるんだろウ? 知ってるんだからナ」

 

 幼馴染は半分ほど出たモノに、先走りを塗りたくっていく。

 今から幼馴染の中に入るものを、幼馴染が馴染ませていると考えるとより硬くなっていく。もはや痛さが加味されると、早く挿れろと脳内が警鐘を鳴らしてくる。

 にちゅにちゅと手コキに移行し、ギザギザな歯を見せて笑ってくる。

 

「本当っ❤︎ デカすぎるぞ、馬の遺伝子でも持ってるんじゃないのカ?」

 

「じゃあ——どうか、試してみような」

 

 いつの間か首の後ろに手を回してきていた幼馴染をそのままに、ボクサーパンツの窓から出す。伸縮性のあるパンツならば、幼馴染の手首ほどの太さのあるこれでも大丈夫だ。

 完全に解放された分身は、幼馴染の顎を刺すように勃起している。動いたことによって、強烈な性臭が幼馴染の鼻腔を刺激する。

 

「こっちに来るんだ」

 

「あっ……」

 

 少し体を後ろにやると、お腹の部分に幼馴染の尻を持ち上げる。スカートはそのまま下着をずらして擦り付けた。

 制服が皺になることは気にしていない。

 今はただ、目の前にいる幼馴染を犯すことしか望んでいない。

 

「うっ、考え直さないカっ……やっぱり、家に帰ってから……」

 

「放課後は放課後で、また斑の部屋に行くからな?」

 

「ダメだッ、今やるなら放課後はダメだから……」

 

「今返事はしなくて良い。放課後のことはまた放課後に聞くから——な!」

 

 ずりゅぅ、と吸い込まれるようにモノが入っていく。

 中学生の頃から使い込んだ幼馴染の膣内は、すべてが俺のとマッチするように成長している。高校に入ってからより締まりが良くなった気分だ。

 

「か、はぁ〜〜〜〜〜っ❤︎❤︎❤︎」

 

 対面座位で一気に挿入された幼馴染は、喘ぎ声に似た息を吐く。

 呼吸するように締め付けてくる、いやらしい身体は処女の頃から変わっていない。

 

「ふぅ……」

 

「んっ❤︎ ぁあっ」

 

「五限目もあるから、二、三発だな」

 

「——そんなにしたら、ばれルっ」

 

「大丈夫大丈夫」

 

「無責任ッ——あっ❤︎ んっ❤︎ んあっ❤︎」

 

 ——ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ

 

 無責任と言いながら、吐き捨てるように愛液を垂らし続けるのはどっちだ。

 絶対に逃さないよう、強く身体を抱く。

 

「はふっ❤︎ はっ、激しイ……❤︎ ぁーっ……❤︎ ……❤︎っ」

 

 ——ずちゅ、ずちゅっ、ずちゅずちゅ

 

「斑、こっち向け——」

 

 半開きになった唇を先ほどよりも激しく愛撫する。硬口蓋を容赦なく責め、わざとらしく音を立てた。

 

「んちゅ……❤︎ はぁっ——ぢゅ❤︎ ん、ごくっ❤︎」

 

 交わった部分が、泡立っているのが分かる。キスをしたことにより分泌される液体が増えたのだろう。

  

「やだ❤︎ イクのやだ——❤︎ イッたらもっとされルっ❤︎」

 

 ——ずぢゅ、ずちゅっ、ずぢゅずぢゅずぢゅ……

 

 さすが幼馴染だ。俺のことをよく理解している。

 俺は相手がイッたところを責め続けるのが好きで、膣内が痙攣し、身体が激しく動く様を見るのが好きだ。普通ならばそこで止まるのが通常のセックスだが、俺はそのあとも関係なく動き続ける。相手が手品のほう(あいつ)ならば気絶してしまうのだが、幼馴染は俺の昔からのそれに慣れてしまい、イき続けてしまうのだ。 

 

「ぁあああ❤︎ ふっ、んぅぅぅぅーっ❤︎ あ、や〜〜❤︎」

 

 一際激しく突いてやると、キスをして交わっていた舌が緩くなる。幼馴染がイク寸前の合図だ。

 

「イッ、イ❤︎……あっ、んんん❤︎——っ」

 

 ——ずちゅっ、ずちゅっ、ずちゅっ、ずちゅっ、ずちゅっ

 

「ほらっ、イけッ!」

 

「あ——へ❤︎ イ、ク❤︎ イくイくッ〜〜〜❤︎❤︎❤︎」

 

 ——ずちゅずちゅずちゅ……

 

 きゅう、と膣内が収縮してくる——が、関係なく腰を動かし続ける。

 

「ふぁっ❤︎ やっぱリぃ、こうなる……ッ❤︎」

 

 絶えず息を吐く幼馴染を、今度は長椅子に押し倒す。

 紺色がかった長髪が扇のように広がり、今度は正常位でピストンする。

 

「んぁっ〜〜❤︎ これぇ、一番ダメなやつダ! もぅ……❤︎」

 

 ——ぬぢゅ、ぬぢゅ、ぬぢゅ、ぬぢゅッ

 

「わかってる、だろっ!」

 

「ちゅるっ……ぷはぁ❤︎ はぁ——ん、ちゅぅ❤︎ んくっ……はぁっ❤︎ は、ふぁ❤︎」

 

 細い腰を持ち、容赦なく打ち付ける。

 もし、第三者が化学室に入って来ることがあれば凄惨的なレイプ現場だと勘違いされるかもしれない。

 ガシャガシャと鳴っていたベルトをズボンから抜き、より身軽となって腰を動かす。

 

「くぁっ❤︎  

 やっ❤︎

 はーっ❤︎

 ぉっ❤︎

 ぁあ〜〜〜っ❤︎」

 

「斑っ、斑っ、斑っ——」

 

 男女の体躯差と、同世代より小柄な幼馴染の肉体に覆いかぶさる。

 よもや学校の、それも昼休みにここまで本気のセックスをしている生徒がいるとは誰しもが思わないだろう。

 腕ごと巻き込むように抱きしめて、杭を打つように種付けの準備に入る。

 

「射精するぞッ」

 

「んはッ❤︎

 中はっ、ダメだからナ!」

 

 ——ぬちゅぬちゅぬちゅぬちゅッ

 

「射精、するぞッ」

 

「絶対ダメ! 中は、まずいだろウっ」

 

 ——ずっちゅ、ずっちゅ、ずっちゅ、ずっちゅ、ずっちゅ

 

「やぁ〜❤︎ あはっ、んんんぁぁぁ❤︎」

 

「射精するぞッ」

 

「もうっ、勝手に……❤︎ しろ! バカっ」

 

 説得によって、納得してもらえたので構いなく奥付する。

 そして、

 

「あっ————」

 

 ——どっ、ぷ……

 

「〜〜〜〜〜っっっ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎

 はぁっ〜〜〜……んぁぁぁぁぁぁぁぁぁ——ああああああ❤︎」

 

 隙間なくしっかり子宮口に狙いを定め、熱い白濁液を放つ。

 毎回予想する勢いを超えてくる熱さに幼馴染は、床に足を着いて腰をビクビクとさせている。

 ああ、この様子だと帰り道にピルを買って行かなければならないだろう。確実に孕んでしまうことがわかる。

 

「はぁ……はぁ……はぁ……あっ……❤︎」

 

 塗り込むように二、三度動かし、ゆっくりと抜いていく。途中、入り口付近で幼馴染は媚声を上げる。

 

「ふぅ……」

 

 いったん息を吐くが、まだ硬さが失われることはない。この様子だとあと三回はしないと治らない。

 それに、スカートに溢れる精液を見る限り幼馴染は普通に授業を受けることができないだろう。

 適当に理由付けを考えないとな……まぁ、どうにでもなる。

 再び時計を見れば、残り十五分もない。

 

「……まぁ、仕方ないよな」

 

「——ふわぁ、またカ? やぁん❤︎……」

 

 あとで化学室に繋がる水道管を、ホームセンターの道具で直る程度に破損させておこう。

 幸い次は合同体育の時間。せめて六限目の顧問の授業にいれば良い。

 と、いうことで——

 

「——んっ❤︎ やっ❤︎ はっ〜〜〜❤︎❤︎❤︎」

 

 もう少し、昼休みを続けさせてもらおう。

 結局、放課後は駄目だと言っていたが、幼馴染を説得して彼女の家に泊まったことは言うまでもない。

 

 

 




 


 どうしてもどうしても、斑さんとえっちしたくてようやく書きました。
 口調難しいのはご愛嬌。
 びっくりするくらい酒飲んで書いたので、誤字脱字は後日訂正します。


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襲うに決まってるだろ!!!(❤︎なしver)

 

 

 

 お仕置きと称してあいつをたっぷりと犯し抜いた翌日——授業もいつも通り始まった昼休み、俺は幼馴染とご飯を食べていた。

 

「結局、新入部員は来なかったのか?」

 

「来なかったわけじゃなイ、ただ化学の崇高さを理解できる新入生がいなかっただけダ!」

 

「一緒だろ。新入生確保できなかったんじゃあ、この部の存続も危うくないか?」

 

「私がいる限りそれは問題ナイ。幸い私は先生から信頼されているからナ。ここの管理も含めて、放課後の活動が制限されることはナイ」

 

「そういえば、一部の部活は学校側の管理になるから部員数は関係ないと言っていたな……」

 

 学校側の——というよりも、ただの見栄だろう。ここ、種無高校では部活動が盛んに行われているが、その分奇抜な部活動が多くある。俺が所属している手品部などはその先鋭たる例の一つだと思う。しかし、そういった色物だらけでは保護者たちへの受けは良くない。そのため、公式サイトなどに掲載するため部員数確保を撤廃し、無理やり存続させている部活が存在するのだ。華道部やパティシエ部なんてものもあるようだが、実際に入部した生徒を聞いたことがない。

 俺の幼馴染みが所属する化学部もそれと似たような閑古鳥が鳴いた部活の一つだ。

 

「大変だな、斑も」

 

「別に来なくても良イ。むしろ、一人の方が実験に集中し易いというものダ」

 

「見栄っ張り、な」

 

「——い、いきなり撫でてくるな! それに、撫でるならせめて頭にしろ!」

 

 化学室の長椅子に、二人きりで並んで食べていたので幼馴染の腰を撫でる。あいつに比べればスレンダーな体型だが、昔から俺は幼馴染の肌触りが大好きだった。 

 初めて知った親類以外の女体の肌触りが幼馴染だったので、きっと帰巣本能でも働いているのだろう。そのまま摩って温めるように撫で続けると、幼馴染が持っていた箸を机に置く。

 

「——斑……」

 

「だ、ダメだ……」

 

 幼馴染の黒曜石のような瞳から目を逸らさずに身体をを近付けていく。

 幼馴染の身体がこちらを向き、後ずさるようにお尻を動かすが、先にやっていた腰の手を引き寄せる。化学室の椅子は教室の椅子と違ってよく滑る。カーリングストーンのように寄せられた幼馴染の唇を狙う。

 

「ふわぁ……」

 

 安易に舌を入れることはせず、まずは唇を添うように舌で撫でる。お弁当を食べていたせいか、僅かに塩っぱい味がした。ごま塩のせいだろう。

 抵抗のつもりか弱々しく制服を握ってくるが、残念ながらこちらは止まるつもりはない。逃さぬよう腰に回した腕に力を入れた。

 

「ちゅ——ん……コーヒーの匂いがすル」

 

 たっぷりと唇を舐め回すと、幼馴染が言った。

 

「午前授業は寝てたが、午後は手品部顧問の授業なんだ。あの人に怒られると長引くから面倒くさい」

 

「午前もしっかり受けろ、試験前に後悔しても知らないからナ」

 

「この方試験は真面目だから大丈夫だ。

 それに、今はそんな話よりもこっちだ——」

 

 うるさい口を塞ぐように幼馴染の中に侵入していく。

 

「ん……れろっ……や、ぁ……」

 

 右の奥歯から左の奥歯まで、何かを探し出すように舌を動かす。

 遂に幼馴染の弱い抵抗もなくなり、二本の腕が背中に回ってきた。薄い胸元が制服ごしに擦り付けられ、お互いにたっぷり舌を重ねていく。

 

「じゅるっ。ちゅ——ぁぷ、んふ……ぁぁ」

 

 やっと気分が乗ってきたのか、甘い声を漏らし始める。腰に回した腕を、下から制服の中に忍ばせる。微かに汗ばんだスクールシャツを横断し、横合いから膨らみを突く。

 

「ぁんっ。い、きなりだナ……」

 

「いつものこといつものこと」

 

「そうだガ——んむぅ。ぢゅ、ちゅる……」

 

 無駄話は放っておき、徹底的に口内を蹂躙する。

 幼馴染と初めてキスをしたのは小学生高学年のときだ。性知識に富んでいなかったとはいえ、キスの意味くらいは知っている。初めてキスをしたその日から毎日欠かさず、日課のように互いの唇を親にばれないよう味わい続けた。

 一番弱い部分の硬口蓋を責め続けると、断続的に身体が揺れ始める。

 

「あっ——ふぁ、ダメ。それ、んちゅぱ……ダメなやつっ……ぁ——」

 

 右手は背中に回して制服に手を入れ、左手は後頭部に寄せていたのだが、甘い香りがし始めると白い太ももに乗せる。

 

「んぁァ……まずいっ。本当っ、ダメ……」

 

 そのまま柔らかい肌を遡っていき、スカートの中の付け根に触れる。

 たまらない感触だ。一生触っていたい。

 下着に指をかける。ずらすことはしない。

 

「ぅあっ——イク。ぷはぁ……イクっイクっ。ぁぁぁぁぁんんん〜〜〜っ」

 

 下半身が激しく前後し、スカート内に手を入れていた指が熱くなる。

 幼馴染は唇を離すと、逃げるように俺の胸元に抱きついてきた。

 

「……あっ……んっ……ふぅっ……バカ者メッ……んぁ」

 

「ごめんな——」

 

「やぁ——」

 

 謝りつつも、手が止まることはない。

 そのまま幼馴染の頭を胸に抱き、下着の中心に指を動かすとぷにぷにとした感触とともに激しく濡れていることが分かる。

 これなら、前戯は必要無さそうだ。

 黒板の上にある時計を確認すると十二時二十分。十三時から授業は始まるので、予鈴の五分前も含めて充分な時間がある。

 

「よいしょ、とっ」

 

 力の抜けた幼馴染を軽く持ち上げ、長椅子を跨いだ俺の足の上に乗せる。お尻だけ椅子に着き、膝裏は引っかかるように俺の太ももにある。

 

「待っテ……ここじゃ、ばれる……」

 

「黒幕下ろしてるし、使用中にしてきたから問題ない」

 

 黒幕とは、実験中化学室に光が入ってこないようにするための扉にある幕のことだ。また、薬品がある化学室へ安易に出入りできないよう入出札がかけられている。昼休みにわざわざ化学室に来るなど、そんな真面目な生徒は幼馴染くらいしかおらず、教師も授業以外は殆ど来ることはない。たまに来ることもあるが、そういう場合は幼馴染の実験っと鉢合わないように事前連絡がある。

 それに、入学以来幼馴染が化学部になってから何度も交わっているここがばれる心配のないことを俺は知っている。

 

「さて」

 

 先ほどから痛いくらいに大きくなっている分身を出そうとする。ズボンのジッパーを開けるが、引っかかってなかなか出てこない。

 どうしようかと迷っていると、ようやく落ち着いたのか幼馴染の手がベルトに向かった。

 

「お前のここが、そんな小さい窓から出るわけないだろウ」

 

 ベルトを外され、少しは楽になる。

 そのままボタンも外されるとボクサーパンツから顔を出したモノに指が添えられた。

 

「はぁ……まったく、こんなにしテ……先走りが精液みたいになってるじゃないカ」

 

「仕方ないだろ、斑があんな反応するんだから」

 

「嘘をつくな。どうせ他の女の前でもこんなにしてるんだろウ? 知ってるんだからナ」

 

 幼馴染は半分ほど出たモノに、先走りを塗りたくっていく。

 今から幼馴染の中に入るものを、幼馴染が馴染ませていると考えるとより硬くなっていく。もはや痛さが加味されると、早く挿れろと脳内が警鐘を鳴らしてくる。

 にちゅにちゅと手コキに移行し、ギザギザな歯を見せて笑ってくる。

 

「本当っ、デカすぎるぞ。馬の遺伝子でも持ってるんじゃないのカ?」

 

「じゃあ——どうか、試してみような」

 

 いつの間か首の後ろに手を回してきていた幼馴染をそのままに、ボクサーパンツの窓から出す。伸縮性のあるパンツならば、幼馴染の手首ほどの太さのあるこれでも大丈夫だ。

 完全に解放された分身は、幼馴染の顎を刺すように勃起している。動いたことによって、強烈な性臭が幼馴染の鼻腔を刺激する。

 

「こっちに来るんだ」

 

「あっ……」

 

 少し体を後ろにやると、お腹の部分に幼馴染の尻を持ち上げる。スカートはそのまま下着をずらして擦り付けた。

 制服が皺になることは気にしていない。

 今はただ、目の前にいる幼馴染を犯すことしか望んでいない。

 

「うっ、考え直さないカっ……やっぱり、家に帰ってから……」

 

「放課後は放課後で、また斑の部屋に行くからな?」

 

「ダメだッ、今やるなら放課後はダメだから……」

 

「今返事はしなくて良い。放課後のことはまた放課後に聞くから——な!」

 

 ずりゅぅ、と吸い込まれるようにモノが入っていく。

 中学生の頃から使い込んだ幼馴染の膣内は、すべてが俺のとマッチするように成長している。高校に入ってからより締まりが良くなった気分だ。

 

「か、はぁ〜〜〜〜〜っ」

 

 対面座位で一気に挿入された幼馴染は、喘ぎ声に似た息を吐く。

 呼吸するように締め付けてくる、いやらしい身体は処女の頃から変わっていない。

 

「ふぅ……」

 

「んっ。ぁあっ」

 

「五限目もあるから、二、三発だな」

 

「——そんなにしたら、ばれルっ」

 

「大丈夫大丈夫」

 

「無責任ッ——あっ、んっ、んあっ」

 

 ——ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ

 

 無責任と言いながら、吐き捨てるように愛液を垂らし続けるのはどっちだ。

 絶対に逃さないよう、強く身体を抱く。

 

「はふっ。はっ、激しイ……ぁーっ……っ」

 

 ——ずちゅ、ずちゅっ、ずちゅずちゅ

 

「斑、こっち向け——」

 

 半開きになった唇を先ほどよりも激しく愛撫する。硬口蓋を容赦なく責め、わざとらしく音を立てた。

 

「んちゅ……。はぁっ——ぢゅ、ん、ごくっ」

 

 交わった部分が、泡立っているのが分かる。キスをしたことにより分泌される液体が増えたのだろう。

  

「やだ。イクのやだ——。イッたらもっとされルっ」

 

 ——ずぢゅ、ずちゅっ、ずぢゅずぢゅずぢゅ……

 

 さすが幼馴染だ。俺のことをよく理解している。

 俺は相手がイッたところを責め続けるのが好きで、膣内が痙攣し、身体が激しく動く様を見るのが好きだ。普通ならばそこで止まるのが通常のセックスだが、俺はそのあとも関係なく動き続ける。相手が手品のほう(あいつ)ならば気絶してしまうのだが、幼馴染は俺の昔からのそれに慣れてしまい、イき続けてしまうのだ。 

 

「ぁあああ。ふっ、んぅぅぅぅーっ。あ、や〜〜」

 

 一際激しく突いてやると、キスをして交わっていた舌が緩くなる。幼馴染がイク寸前の合図だ。

 

「イッ、イ……あっ、んんん——っ」

 

 ——ずちゅっ、ずちゅっ、ずちゅっ、ずちゅっ、ずちゅっ

 

「ほらっ、イけッ!」

 

「あ——へ。 イ、ク。イくイくッ〜〜〜」

 

 ——ずちゅずちゅずちゅ……

 

 きゅう、と膣内が収縮してくる——が、関係なく腰を動かし続ける。

 

「ふぁっ。やっぱリぃ、こうなる……ッ」

 

 絶えず息を吐く幼馴染を、今度は長椅子に押し倒す。

 紺色がかった長髪が扇のように広がり、今度は正常位でピストンする。

 

「んぁっ〜〜。これぇ、一番ダメなやつダ! もぅ……」

 

 ——ぬぢゅ、ぬぢゅ、ぬぢゅ、ぬぢゅッ

 

「わかってる、だろっ!」

 

「ちゅるっ……ぷはぁ。はぁ——ん、ちゅぅ。んくっ……はぁっ。は、ふぁ」

 

 細い腰を持ち、容赦なく打ち付ける。

 もし、第三者が化学室に入って来ることがあれば凄惨的なレイプ現場だと勘違いされるかもしれない。

 ガシャガシャと鳴っていたベルトをズボンから抜き、より身軽となって腰を動かす。

 

「くぁっ。

 やっ。

 はーっ。

 ぉっ。

 ぁあ〜〜〜っ」

 

「斑っ、斑っ、斑っ——」

 

 男女の体躯差と、同世代より小柄な幼馴染の肉体に覆いかぶさる。

 よもや学校の、それも昼休みにここまで本気のセックスをしている生徒がいるとは誰しもが思わないだろう。

 腕ごと巻き込むように抱きしめて、杭を打つように種付けの準備に入る。

 

「射精するぞッ」

 

「んはッ。

 中はっ、ダメだからナ!」

 

 ——ぬちゅぬちゅぬちゅぬちゅッ

 

「射精、するぞッ」

 

「絶対ダメ! 中は、まずいだろウっ」

 

 ——ずっちゅ、ずっちゅ、ずっちゅ、ずっちゅ、ずっちゅ

 

「やぁ〜。あはっ、んんんぁぁぁ」

 

「射精するぞッ」

 

「もうっ、勝手に……しろ! バカっ」

 

 説得によって、納得してもらえたので構いなく奥付する。

 そして、

 

「あっ————」

 

 ——どっ、ぷ……

 

「〜〜〜〜〜っっっ。

 はぁっ〜〜〜……んぁぁぁぁぁぁぁぁぁ——ああああああ」

 

 隙間なくしっかり子宮口に狙いを定め、熱い白濁液を放つ。

 毎回予想する勢いを超えてくる熱さに幼馴染は、床に足を着いて腰をビクビクとさせている。

 ああ、この様子だと帰り道にピルを買って行かなければならないだろう。確実に孕んでしまうことがわかる。

 

「はぁ……はぁ……はぁ……あっ……」

 

 塗り込むように二、三度動かし、ゆっくりと抜いていく。途中、入り口付近で幼馴染は媚声を上げる。

 

「ふぅ……」

 

 いったん息を吐くが、まだ硬さが失われることはない。この様子だとあと三回はしないと治らない。

 それに、スカートに溢れる精液を見る限り幼馴染は普通に授業を受けることができないだろう。

 適当に理由付けを考えないとな……まぁ、どうにでもなる。

 再び時計を見れば、残り十五分もない。

 

「……まぁ、仕方ないよな」

 

「——ふわぁ、またカ? やぁん……」

 

 あとで化学室に繋がる水道管を、ホームセンターの道具で直る程度に破損させておこう。

 幸い次は合同体育の時間。せめて六限目の顧問の授業にいれば良い。

 と、いうことで——

 

「——んっ、やぁっ、はっ〜〜〜」

 

 もう少し、昼休みを続けさせてもらおう。

 結局、放課後は駄目だと言っていたが、幼馴染を説得して彼女の家に泊まったことは言うまでもない。

 

 

 






 世の需要率をさらに高めるため、❤︎なしverです。




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