ヒーローアカデミア 正義の系譜 (free&peacemaker )
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はじまり

 何故か思い付いて書いてみます。どうか、暖かい目でご覧ください。


 齋藤義明【さいとうよしあき】はごく普通の高校1年生である。彼は野球とが得意で学校の成績はいつも平均的な真ん中あたりだ。そんな彼が好きなのは仮面ライダーである。中でも平成仮面ライダーが大好きである。

 

 そんなある日、いつものように義明は部活が終わり家路についていた。 

 「しっかし、なんだって今日は薫に始が用事出来たんだよ」

と愚痴る。彼の言う2人は寺門薫【てらかどかおる】に土方始【ひじかたはじめ】である。この2人は義明と同じように仮面ライダーが好きで薫は平成仮面ライダーの怪人、始は平成仮面ライダーの3号4号仮面ライダーが好きなのだ。いつも3人で帰ってるのだが、今日は2人とも家庭の用事で早く帰ったのだ。

 その時、義明に強烈な頭痛が走った。あまりの痛さに義明は倒れ意識を手離した。

 

 

 

 次に目を覚ますとそこは、白い空間だった。義明は立ち上がり周りを見回す。

 「ここは、どこだ?俺は一体?」

 ?「ここは、生と死の境目じゃ」 

と言う声がしたので振り向くと、長い白髪と髭の老人がいたのだ。

 「貴方は、誰だ?」

 ?「ワシか?ワシは神じゃ」

と言う。

 (え、神?なんじゃこのいかにも中二病みたいな)

 ?「たわけ!誰が中二病じゃ」

 「え、嘘!?聞こえてた?すみません」

と素直に素早く謝る。

 「コホン、それはさておき俺は何故ここに」

 神「お主は、突発的な脳内出血で死んだんじゃ」

 「嘘だろ?じゃ俺は、本当に死んだのか?」

と言ってあまりの衝撃的なショックを受けた。だが、気を取り直して聞く。

 「んで、俺を呼んだのには何か理由が?」

 神「お主、【僕のヒーローアカデミア】って知っとるか?」

 「まあね、それが?」

 神「実はのう、ワシの後輩がその世界に仮面ライダーに出てきた怪人とダークライダー達を解き放ってしまったのじゃ」

と言う。さすがの義明も呆れる。

 「なんちゅうことを・・・んで俺に仮面ライダーになって戦えと」

 神「そうじゃ」

と言って手を振るう。すると義明の腰にベルトが現れた。

 「これは、ゴーストドライバー?」

 神「そうじゃ、それとほれ」

と言ってトランクを差し出す。トランクを受け取り開けると【仮面ライダースペクター】のスペクター眼魂【アイコン】に15人の英雄眼魂が入っていた。

 神「一応15の英雄眼魂を渡しとく。それとお主に眼魂を造れる能力をやろう」

と言う。そこで義明はあることを考え思い付いた。

 「頼みがあるんですが」

 神「なんじゃ?」

 「【仮面ライダー鎧武】と【仮面ライダーグリス】の変身ベルトにアイテムが欲しい」

それを聞き、神は不思議に思った。

 神「何故じゃ?」

 「主人公の緑谷出久【みどりやいずく】は無個性で心操人使【しんそうひとし】は洗脳、この2人は個性で悩まされてるから彼らにライダーシステムを渡したい」

 神「なるほど、分かった。他には?」

 「とりあえず原作が始まる3ヵ月前に」

 神「よし分かった。それじゃ、頑張りたまえ」

と言って指をパチンと鳴らす。すると義明は光に包まれ意識を手放す。




 とまあこんな感じで、他の小説と平行で書いていこうと思います


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力の継承 出久編

 今回は出久に鎧武の力を与えます。

 イヤー、やっぱり鎧武好きです。なんと言っても最終回の紘太とミッチの共闘は最高です。


 義明は目を覚ます。まず見たことない天井が目に入る。

 「そっか、ここはもう転生先の世界か」

と言ってベッドで横になってた体を起こし立ち上がる。立ち上がると部屋を出て家の散策をした。30分散策してだいたい今いる家の見取りが分かった。

 

 〈1階〉・リビングとキッチンは一体している。感じ的には【仮面ライダー剣】の白井虎太郎【しらいこたろう】の家に似てる。

    ・奥に和室があり、感じ的には【仮面ライダー響鬼】の店奥の部屋に似てる。(あと、何故か掛け軸があり『壇黎斗神【だんくろとしん】』と達筆で書いてある。

後で神に聞いた所、「面白いから」と言ってた)

    ・後はトイレが2つとバスルームがある。 

 〈2階〉・自分の寝室に書斎、客室が3つ。トイレが1つ。洗面所もある。

 〈地下室〉・模擬戦をやる広いスペースがあり、高性能ホログラムがある。(このホログラムは【仮面ライダービルド】の【ハザードレベルを上げる7つのベストマッチ】に出てくるホログラム装置で、スマッシュの他にミラーモンスター、オルフェノク、アンデッド、魔化魍、ワーム、グリード&ヤミー、ファントム、インベス、眼魔、バグスターなどの怪人の他にダークライダーが出るようになってる。)

      ・模擬戦スペースの他に小さい部屋があり、1つには筋トレ用の器具があり、もう1つには眼魂やフルボトル、ロックシード、など様々な変身アイテムや作業台に工具がある。他にリラックス出来るように隅の方にソファー2個とテーブル1個、冷蔵庫に小さいがキッチンがある。

 

 とりあえず義明は、スペクター眼魂の他にムサシ魂、ロビン・フッド魂、ビリー・ザ・キッド魂、ベンケイ魂、ツタンカーメン魂、ノブナガ魂、フーディーニ魂を手にする。

 次にトランクを手に取りその中に戦極ドライバーにオレンジロックシードを入れ地下室を後にした。

 

 

 トランクを手にして、町を歩いている義明はまず出久を探す。今の時期は原作から3ヵ月前なので今本人は中学3年生だ。

 1時間25分後、とある公園を横切ろうとしたがそこで足を止める。公園のベンチに彼がいたからだ。だが何故か俯いていた。義明は近くに歩み寄り声をかける。

 「どうしたんだ?こんなとこで?」

 

 

 出久side

 僕の名は緑谷出久。ヒーローが大好きな中学3年生だ。僕は【無個性】だ、そのお陰で学校では幼馴染みの爆豪勝己【ばくごうかつき】ことカッちゃんに虐められている。

 でも僕はそれでもオールマイトのようなヒーローになりたい。でも、僕は・・・

 ?「どうしたんだ?こんなとこで」

と僕と歳が変わらない少年が声をかけてきた。

                     side Out

 

 義明は出久に声をかける。出久は顔を上げる。

 ?「え、誰ですか?貴方は」

 「俺は齋藤義明、君は?」

と知らないふりをして聞く。

 出「僕は緑谷出久です」

 「そうか、でも敬語はいらない。俺と君は歳は変わらない」

と言って隣に座る。

 「で、出久はこんなとこで何してたんだ?」

 出「実は」

と言って出久は、自分のことを話す。無個性のこと、学校で虐められていることを。全て話すと義明は立ち上がり出久に話す。

 「出久はさ、何で自分ばっかりって思ってる?出久は何にも悪くないのにそれを馬鹿にされ痛めつけられてさ。でも出久はさ、今小さいことにくよくよしてるでしょ?

 ある人が言ってた。『自分のやりたいこと、やれること。やれば良いんだよ、少しずつ。それが強さになるんだよ』って。だから俺はその人の言葉を信じて俺の生き様をみんなに見せる」

と言う。義明は自分が尊敬してる仮面ライダーの1人である響鬼の言葉を言う。

 この言葉を聞いて出久は、吹っ切れた感じの顔をした。

 「分かったよ、義明君。僕も自分のやれることを少しずつやる。そしてヒーローになる!」

と言う。それを聞いて義明は微笑み頷く。

 「分かった。じゃあ明後日の10時にここに来い。これを持って」

と言って自分の家の住所の書いてある紙と、戦極ドライバーの入ってるトランクを渡す。

 出「これは?」

 「今は言えない。だがこれを君にやろう。それじゃ3日後に」

と言って公園を後にした。

 

 出久side

 僕は、彼齋藤義明君を尊敬した。無個性である僕に親身になり話しを聞いてくれ、明後日に彼と会うことになった。彼の去るその後ろ姿が格好良かった。

 だから僕は、彼のように。そして彼を肩を並べたい。

      side Out




 と言い訳で出久編でした。今【仮面ライダー響鬼】をまた見直しているとこですが、やはり響鬼さんは格好いいですね。
 そのうち、仮面ライダー響鬼を書いていこうと思います。


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力の継承 心操編

 今回は心操にグリスの力を与えます。それと主人公齋藤義明のプロフィールです。

 齋藤義明・・・身長:179cm 体重:64kg 
      生年月日:9月15日
      容姿:深海マコト役の山本涼介似  
      好きなもの:仮面ライダー、努力した人
      嫌いなもの:爆豪、人の努力を馬鹿にした人、人を見下す人


 地下室のトレーニングルームで義明は、鉄棒で懸垂していた。

 「47・・・48・・・4、9・・・ハァ、ハァ・・・50ぅ」

と慣れない懸垂をし終えた。義明は震える腕で置いてあるペットボトルを手に取り、キャップを外し、口に水を入れる。

 「フゥ、さて」

と言って地下室を出てシャワーを浴びる。

 

 10分後、シャワーを浴び終えスクラッシュドライバーの入ってるトランクを持ち外に出てガレージに向かう。ガレージのシャッターを開けると、スペクターの愛車のマシンフーディに【仮面ライダーオーズ】のライドベンダーが2台、米軍のHMMWV【ハンヴィー】にM-ATVが停車してあった。義明はヘルメットを被り、マシンフーディに跨がりエンジンをかけ、出発した。

 

 夕方になり、バイクをとある公園に止める。とそこでタイミングよく心操が公園のベンチに座っていたのだ。だがその顔はまるで絶望しているようにも見えた。

 義明はバイクのエンジンを止め、バイクからトランクを取り出し心操に歩み寄り声をかける。

 「どうした?こんなとこで」 

 

 心操side

 俺は心操人使、個性は【洗脳】。正直言って俺はこの個性が嫌いだ。学校ではよく「敵【ヴィラン】向き」とか「ヴィラン野郎」と言ってくる。

 だが俺はヒーローに憧れている。だけど、俺の個性は・・・

 ?「どうした?こんなとこで」

と言う声のした方を向くと俺と歳が変わらない奴がいた。

                  side Out

 

 

 「どうした?こんなとこで」

と義明は声をかける。心操は顔を義明の方に向ける。

 心「あんた・・・誰だ?」

 「俺は齋藤義明だ。君は?」

 心「・・・心操人使だ」

と言うと義明は心操の隣に座る。

 「それで、今何してんだ?心操は」

 心「あんたには関係ねえよ」

 「関係なくとも、君はまるで悩んでるように見える。だから悩んでる訳を知りたい」

と言うので心操は、話しをした。出久のように個性のことと学校でのことを。

 「そうか、でも良いんじゃないか?」

と話し終えた後に義明が言う。

 心「ハア?何でだよ!?俺の個性は」

 「ヴィラン向きってか?そんなわけあるか。洗脳って色々役立つだろ。例えば人質取られてる時に犯人にかけたりとか。

 君は、自分の個性を嫌う理由は分かる。だかななかにはそれは人を殺める、世界を滅ぼすかもしれないだけどそれでも誰かの為に愛と平和の為に戦う人もいる」

と言って、今まで見てきた仮面ライダー達のことを言う。

 「だから心操は、自分と自分の個性を信じてやれば良い。その心の火、心火を燃やして」

とグリスである猿渡一海【さわたりかずみ】の決め言葉を言う。

 その言葉を聞いて、心操は泣き出したが義明は優しく心操の背中を擦った。

 しばらくして・・・

 「どうだ?落ち着いたか?」

 心「ああ。ありがとうな、義明。俺はこれからの人生、心火を燃やして頑張るぜ」

と吹っ切れた顔で言う。

 「そうか、分かった。明日の10時にここに来い。それとこれをやろう」

と言って自分の家の住所が書いてある紙とスクラッシュドライバーの入ってるトランクを渡す。

 心「これは?」

 「今は言えない。とりあえず明日会おう、そのときに話す」

と言ってバイクに跨がり、走り去った。

 

 

 心操side

 こんな風に吹っ切れたのはいつ以来だ?学校でもあんなに親身に聞いてくれる奴はいないのに。でもこうやって自信持てるのもあの義明のお陰だ。

 だから俺は心火を燃やして、奴と肩を並べてやる!

                     side Out




とまあ、こんな感じで書きました。
 次回は、スペクター初変身です。そして最初のヒロイン登場です


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開眼!スペクター!!恋する乙女

 今回はスペクター初変身です。そして最初のヒロイン登場です。


 心操にスクラッシュドライバーを与え、その帰りにスーパーに寄ろうと義明はバイクをスーパーにバイクを止め中に入る。

 15分後、買い物袋を手にスーパーを出ると1人の女性が大勢の男に囲まれていた。ナンパの類いだろう。女性が嫌がってるのに、男達がしつこく声をかけてる。

 すると男達が自分の個性を出し始めた。義明は買い物袋をバイクに置くと走り出し、男達の前に立つ。

 「待て!何してんだお前ら!!」

 

 ?side

 私は取陰切奈【とかげせつな】、来年雄英高校の推薦を受ける中学3年生。今は母から買い出しを頼まれスーパーに来て帰ろうとすると、大勢の男達に囲まれた。

 男A「なぁ嬢ちゃん、今暇?暇なら今から俺たちと遊ばね?」

 切「嫌だよ、どっか行きな」

と目を鋭くして言う。だが

 男B「おっほー、その目付きたまんねえ」

 男C「しかも良いスタイルだし、ヤッちまおうぜ」

と男達が盛り上がる。だけど私は何とか逃げ出そうとしたが。

 男A「おっと、そうはいかねえ」

と言って個性で腕を伸ばし、行く手を塞ぐ。他の男達も個性を使い始めた。

 (嘘?これはもうダメ?ダメなの?嫌だよ、誰か助けて!)

と私は心の中で助けを求めた。その時、1人の男が割って入ってきた。

 「待て!何してんだお前ら!!」

                    side Out

 

 

 男A「ああん?何だテメェは?」

 「嫌がってるだろう、男がよってたかって嫌がってる女性にしつこくしてるのを見てられねえから来たんだ」

と言うと男達は笑い出す。

 男D「ハハハハハハハハハ!何だこいつ、ヒーロー気取りかよ?」

 男B「それかよっぽどのアホだ」

 男C「確かにな、ククク」

 男A「おめえら、こいつ殺るぞ」

と言う声と共に個性を出し始めた。

 「4人、か。ちょうど良い、俺の生き様、見せてやる!」

と言うと腰にゴーストドライバーが現れる。義明はスペクター眼魂を出しスイッチを押す。押すとSの文字が浮かび上がる。ゴーストドライバーを開け、スペクター眼魂をセットし、閉じると同時にスペクターの変身ポーズをとる。

 『アーイ!!バッチリミロー!バッチリミロー!』

と言う音声と共に縁が青いパーカーが現れ義明の周りを飛び回る。切奈と男達はこれに驚きの顔をした。義明は右手を握り、叫ぶ。

 「変身!」

と言ってレバーを引き、押し戻す。

 『開眼!スペクター!Ready GO覚悟!ドキドキゴースト!!』

と音声と共にパーカーが義明に纏い、義明は仮面ライダースペクターに変身した。その姿に男達は驚く。

 男B「な、何だよそれ?テメェなにもんだ!?」

と言うので義明はフードを下げて言う。

 「俺は、仮面ライダー・・・スペクターだ!俺の生き様、見せてやる!」

と言って男達に向かって走り出す。

 

 男達は個性を使いスペクターに攻撃するがスペクターがいとも簡単に避ける。

 「まずはお前だ」

と言って男Bに向かって走る。男Bの個性は両手を刃物などに変えるものだ。そこでスペクターは手を翳すとライフルが現れる。それはスペクターの武器の1つ。

 『ガンガンハンド!』 

と言う音声と共にスペクターの手に納まる。スペクターはロッドモードで、男Bに挑む。男Bの攻撃をガンガンハンドで防ぎ、流し、隙が出来ると腹めがけてガンガンハンドで思いっきり突く。

 男B「ゴハァ!?」

と声をあげ倒れ気絶した。その時、何かがスペクターを掠めた。見ると男Dが唾を飛ばしてきた。唾の落ちた所を見ると、そこに窪みが出来ていた。男Dの個性は強力な唾を吐き出す個性らしい。

 「なるほど、だったら」

と言うと、ガンガンハンドをライフルモードにして眼の部分をドライバーに翳しアンコンタクトさせる。  

 『ダイカイガン!ガンガンミロー!ガンガンミロー!』

音声がなるとスペクターは男Bに向け引き金を引く。

 『オメガスパーク!!』

と音声と共に強力なエネルギー弾が発射される。そのエネルギー弾が男Bに当たり吹っ飛ぶ。

 男B「グアァァー!」

と背中から倒れ気絶した。

 男C「貴様!」

と言って足を伸ばし蹴りかかる。スペクターは蹴りを受け後ろに下がる。男Cの個性は足を伸ばせる個性らしい。

 「あいつが腕を伸ばして、こいつが足を伸ばせるってそんなのポケモンにいたな。ここは」

と言うと紫色の眼魂を取り出しスイッチを押す。押すと12の数字が浮かび上がる。

 スペクターはドライバーを開け、スペクター眼魂を取り出し紫色の眼魂、ノブナガ魂をセットし閉じる。

 『アーイ!!バッチリミロー!バッチリミロー!』

とちょんまげした紫色の眼魂がスペクターの頭上に上がると決めポーズをとる。その横に織田信長が右手の火縄銃を右肩に乗せ左手を前に出してる姿が浮かび上がる。

スペクターはレバーを引き、押し戻す。

 『開眼!ノブナガ!!我の生き様、桶狭間!』

と音声と共に『スペクター ノブナガ魂』になる。

 男A・C『姿が変わった!?』

 「余裕こいてて良いのか?」

とスペクターが言うとガンガンハンドをまたドライバーに翳しアンコンタクトする。

 『ダイカイガン!ガンガンミロー!ガンガンミロー!』

と音声と共に男Aと男Cに向け構えるとスペクターの後ろにたくさんのガンガンハンドが【三段構え】の状態で現れる。スペクターは引き金を引いた。

 『オメガスパーク!!』

と音声と共に複数のエネルギー弾が発射され2人に当たる。

 男A・C『グアァァー!!』

と叫ぶ吹っ飛び倒れる。スペクターは男Aと男Cに歩み寄り確かめる。2人は気絶していた。

 「ふぅ」

と息を吐き、ドライバーを開け眼魂を出し、変身解除し元の姿に戻る。

 『オヤスミー』

と音声がなり義明は元の姿に戻った。義明は切奈の方に向かい話しかける。

 「大丈夫か?」

 切「え、ああ、うん。だ、大丈夫///」

と顔を赤らめ言う。

 「そ、そうか。なら良いんだ。今から帰りか?」

 切「う、うん。買うもの買って帰るとこだったの」

 「そうか、少し待ってろ」

と言ってバイクの方に戻る。義明はヘルメットを被り、バイクのエンジンをかけ切奈の方に向かう。切奈の前に止めると予備のヘルメットを渡す。

 「乗りなよ、送ってあげるから」

 切「え、うん。ありがとう///」

と言うとヘルメットを被り後ろに跨がる。その時、義明の背中に女性特有の柔らかい物が当たる。

 「じ、じゃあ行こうか///」

 切「う、うん///」

と2人して顔を赤らめてバイクを走らせた。

 

 道路を走ってる最中に2人は話し始めた。

 「そういえば君の名は?俺は齋藤義明」

 切「私は、取陰切奈です」

 「よろしく。それに取陰、タメ口で良いよ。俺と歳変わらないし」

 切「え、そうなの?てことは今年受験?」

 「そ、雄英受ける予定」

 切「え、そうなの!?私も受けるの、推薦だけど」

 「そうか、俺は普通で受けるけど受かったらよろしくな」

 切「うん!よろしく!」

 

 

 やがて切奈の家に着いた。だが驚いたことに・・・

 「ほい、着いたぞって・・・ここ俺んちの隣じゃん」

 切「え、嘘、本当!?」

 「うん、俺んちの右隣」

と言って指差す。切奈はバイクから降りヘルメットを返す。

 切「ありがとう。あ、あとさ」

 「ん?何?」

と聞くと顔を赤らめモジモジしながら言う。

 切「わ、私のこと、切奈って呼んで」

 「え?ああ、分かった。それじゃまたな切奈」

と微笑み言う。すると顔をさらに赤くし、慌てて家の中に入る。

 「え?俺なんかした?」

 

 

 切奈side

 私は今凄くドキドキしてる。あの義明っていう男性に。彼は眼のような物で変身してスペクターになって私を助けてくれた。その闘い方に見惚れた。

 そしてさっきの微笑んだ顔を思い出すだけでドキドキが止まらない。  

 「齋藤・・・義明。仮面、ライダー、スペクター」

と呟く。不意に義明の微笑んだ顔を思い出しまた顔が赤くなり始めた。

 「あら?切奈、帰ってたの?」

と私の母さんが目の前に現れた。

 切「フエ!?か、母さん?驚かせないでよ」

 切奈母「どうしたの?そんなに顔赤くして。もしかして~」

とニヤニヤし始めた。

 切「ち、違うの!そんなんじゃないの!」

 切奈母「あら、そんなに慌ててるってことはやっぱり彼氏?」

 切「だから違うの~!」

          side Out

 

 

 「ヘックション」

と義明がくしゃみする。

 「誰か噂してんのか?まあ良いか」

と言ってコーヒーを淹れる。

 余談だがあの男4人は今現在警察のお世話になっているという。




 いかがでしょうか?スペクターの最初のヒロインは取陰切奈でした。


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鎧武とグリス 初変身

 いよいよ出久と心操の初変身です。


 土曜日の午前10時、出久は紙に書かれてる通りの場所に向かっていた。もちろんトランクを持って。やがて、目的の場所に着くと家の前に心操がいた。

 出「あれ?あの・・・」

 心「ん?何だ?アンタ」

 出「えっと・・・僕は緑谷出久。義明君に会いに来たんだ」

と言うと、心操は軽く微笑む。

 心「そう固くなるな。俺も同じ目的だ、俺は心操人使だ。よろしくな」

 出「うん、よろしく」

と言って互いに握手した。心操がインターホンを押すとしばらくして義明が出てきた。

 「おはよう。よく来たね、待ってたよ。とりあえず中に入りな」

と言って2人を中に入れる。中に入りリビングのソファーに座らせる。義明はキッチンに入り、お茶の入った茶碗3個を載せたおぼんを持って戻って来た。

 「緑茶だけど良いか?」

 心「ああ、構わない」

 出「ありがとう、義明君」

義明はおぼんをテーブルに置き、2人の前に茶碗を置く。

 「さて、それじゃ。本題に入ろう。その前にまず、もう一度君達のこれまでの人生を教えて欲しい」

と言う。最初に出久が話し、心操が最後に話した。

 「君達2人の事はよく分かった。一応確認するけど、2人とも、本当にヒーローになりたいんだね?」

 出「そうだよ、僕はその為に来たんだ」

 心「ああ、俺もそれについては変わらない」

と言う。義明は立ち上がる。

 「分かった。2人ともついてきなさい」

と言ってリビングを出る。出久と心操もトランクを持ってついていく。

 

 地下室に入ると、義明は2人の方を向く。

 「じゃあまず、始める前に俺の個性を見せよう」

と言って手を腰に翳すとゴーストドライバーが現れる。スペクター眼魂を取り出しスイッチを押す。ゴーストドライバーを開き、眼魂をセットし閉じる。

 『アーイ!!バッチリミロー!バッチリミロー!』

と音声と共にパーカーが出て飛び回る。出久と心操は言葉を失い驚愕の表情をしていた。

 「変身」

と言ってレバーを引き、押し戻す。

 『開眼!スペクター!Ready GO覚悟!ドキドキゴースト!!』

パーカーが義明に覆い被さり、スペクターに変身した。スペクターはパーカーを下げて言う。

 「これが俺の個性だ。この姿では仮面ライダースペクターと言う名だ」

心操は驚き言葉が出なかったが、出久は声をあげる。

 出「仮面ライダー!?仮面ライダーってあの都市伝説の!?凄い!本当にいたんだ」

と興奮していた。

 「お、おお。少し待て、出久」

と言うとドライバーを開け眼魂を出し変身を解除する。

 『オヤスミー』

と音声と共に変身が解除した。その後出久を静めさせるのに苦労した。

 

 数分後・・・

 「さて、俺の個性は見せた。君達、トランクはあるな?それがあれば俺と同じ仮面ライダーになれる」

と言うと2人は驚く。

 「まあ、言うよりも実際になってもらうか。トランクを開けて」

と言う。2人はその場にしゃがみトランクを開ける。開けるとそれぞれドライバーを手にする。

 「よし、じゃあまずは出久から。それは戦極ドライバーっていうドライバー。変身するときはそのオレンジロックシードを使う」

 出「それってこの錠前?」

 「そうそう、じゃあ変身してみて。ポーズは任せる」

と言って心操と一緒に後ろに下がる。

 出「えーと、まずはこれを」

と言いながらドライバーを腰に当てる。するとドライバーからベルトが出てきて装着された。

 出「うわっ!凄い、それで」

右手でオレンジロックシードを持ち顔の前に持ってくる。そしてスイッチを押し込む。

 ガチャッ『オレンジ!』

と音声がなり錠前が外れると出久の上にファスナーが現れ、ファスナーが開くとオレンジが出てきた。

 出「え!?オレンジ?!えっと次は・・・変身!」

と言いながらロックシードを持った右手を大きく左にやり右に大きく振り、頭上にやるとドライバーに填め錠前を閉じる。

 『ロックオン!』

そしてカッティングブレードを倒す。

 『ソイヤ!オレンジアームズ!!花道、オンステージ!』

と音声がなりオレンジが出久の頭に被さる。そしてオレンジが割れ鎧武に変身した。

 出「え、嘘!?本当に変身した!?」

 「ああ。ほれ、そこの鏡見な」

と言われ鏡の前に立つ出久。

 出「本当だ、変身してる」

 「出久、そのときの姿は仮面ライダー鎧武って言う名だ。それと決め台詞は『ここからは僕のステージだ!』ね。俺らがいるときは『僕らの』で」

 出「仮面、ライダー・・・鎧武」

 「じゃあ、次は心操だな」

 

 「まずそれはスクラッシュドライバー。本来はとあることをするんだがそいつは別にしなくても良いように改良してある。そこにロボットスクラッシュゼリーを入れるんだ」

 心「スクラッシュゼリーってこのゼリー飲料みたいなものか?」

 「そそ、じゃあやってみて」

と言われ、心操はドライバーを腰に当てる。

 『スクラァッシュドルァイバー!』

と癖のある音声がなり装着される。 

 心「すんげえ癖あんな、この音声」

と言いながらもロボットスクラッシュゼリーを1回宙に投げキャッチする。そしてキャップを合わせ填める。

 『ロボットゼリー!』

と同時に工事現場の作業音がなる。心操は左足を前に出し半身になる。左手を前に出し手をピストルの形にする。そして、左に90度倒す。

 「変身」

と言い右手でレンチを下げる。するとビーカーが現れ心操を包み、黒い液体で満たす。

 『潰れる(つぅぶれる)!流れる(なぁがれる)!溢れ出る(あぁふれでる)!ロボットinグリスゥ!!ブルアァァァ!!』

と音声がなると共に金色の身体で上半身に黒い液体がかかり、現れた心操はグリスに変身していた。心操は鏡の前に行き、自分の姿を見る。

 心「これが、俺?」

 「そう。その姿の名は仮面ライダーグリス。決め台詞は『心火を燃やし、ぶっ潰す!』ね」

 心「OK」

 「よし、それじゃ今日はこれまで。明日また来てくれ。明日から本格的にやるから」

と言い今日はこれで解散した。




 いかがでしょうか?ついに鎧武、グリスの登場です。


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3人の仮面ライダー そしてNo.1ヒーロー

 とまあ題名を見た通り、いよいよ原作突入です。


 ・・・あれから3ヵ月。出久と心操はますます腕を上げてきた。出久に関しては状況に応じてロックシードを変える戦法を身につけていた。心操は、出久と義明からアドバイスを貰いながらボトルを使った戦法を身につけた。

 その他にバイクの運転を覚えた。出久にはロックビークルのサクラハリケーン、心操にはライドベンダーを与えた。

 

 そんなこんなでいよいよ今日は、原作スタートの日だ。義明は心操と合流して、出久を待っていた。やがて待ち合わせ場所に出久が来た。

 「よっ。遅かったな」 

 出「うん、実は・・・」

 

 

 ・・・30分前

 出久は帰り仕度を終え、義明達と合流する為に帰ろうとしたが、爆豪に止められる。  

 爆「待てよクソデク、テメエ雄英受けるってどういうことだ?アアン?」

 出「別に。ただ僕は受けたいから受けるんだ」

と言って爆豪の横を通る。それに怒ってキレた爆豪が殴りかかる。

 爆「クソナードの分際で、俺を無視すんじゃねえ!」

と殴るが出久はすんなり避ける。怒り心頭の爆豪は続けて殴るが出久は軽くステップし避け続ける。これは修行を始めた時の義明からの課題が役にたった。

 

 -1ヵ月前-

 鍛練中に義明に呼ばれる。

 「出久。お前今日からダンスしろ」

 出「え?どういうこと?」

 「ダンスして軽快な動きをマスターすれば、ヴィランの攻撃は避けれる。今日からダンスを課題にする。もちろんロックシードの使い方を覚えるのも忘れるな」  

 出「なるほど。分かった、やってみる」

 

 そんなこんなで今も避けまくっている。そこに

 先生「コラァ!何してるんだ!」

と別のクラスの先生が入ってきた。それに対し出久は言う。

 出「彼に殴られそうになって、僕はかわしてました」

 先生「何ぃ?爆豪、こっち来い」

 爆「はぁ!?ふざけんな、離せ!これで終わりじゃねえからなクソデク!!」

と捨て台詞を吐き、生徒指導室に連れてかれるバカ豪【決して間違いではない】であった。

 

 ・・・時は戻り現在。

 「アホだろ、アイツ」

 心「ああ、呆れるぜ」 

と言いながら義明は呆れ、心操は肩をすくめる。出久は苦笑いしながらも歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 ・・・数十分後、街中を歩いていると目の前に人だかりが出来ていた。3人は人だかりを掻き分け前に出るとヘドロヴィランが爆豪に取り付いていた。

 ヘ「ヘッヘッヘ!こいつぁ良いゼ!」

と笑う。ヒーローはいるにいるが・・・

 ヒーローA「クソ!俺とは相性が悪い」

 ヒーローB「俺アイツ掴めねえし」

等々言っている。

 「聞いて呆れるぜ。どうする出久」

 心「そうだぜ、アイツには虐められてたんだろ?」

と出久に聞く。答えはすぐ帰ってきた。

 出「もちろん助けるさ。愛と平和の為に」

義明と心操は笑う。そしてヒーローの横を通り前に出る。

 ヒーローC「君たち、危ないぞ!」

 ヒーローD「そうだ、下がりたまえ」

と言うが3人は聞かない。

 「何もしなかったクセに偉そうに言うなよな」

と言って眼魂のスイッチを押す。腰にドライバーが現れる。ドライバーを開け眼魂をセットし閉じる。

 『アーイ!!バッチリミロー!バッチリミロー!』

 心「この世界の平和の為だ。世間から何言われようが戦ってやる」

と言いすでに装着されてるドライバーにゼリーを填める。

 『ロボットゼリー!』

 出「いくよ、2人とも」

と言ってロックシードを開ける。

 『オレンジ!』

上にファスナーが現れ、そこからオレンジが出てくる。ドライバーにロックシードを填め閉じる。

 『ロックオン!』

 3人『変身!』

 『開眼!スペクター!Ready GO覚悟!ドキドキゴースト!!』

 『潰れる!流れる!溢れ出る!ロボットinグリスゥ!!ブルアァァァ!』

 『ソイヤ!オレンジアームズ!花道、オンステージ!』

それぞれスペクター、グリス、鎧武に変身する。

 「俺の生き様、見せてやる!」

 心「心火を燃やし、ぶっ潰す!」

 出「ここからは僕達のステージだ!」

と言って駆け出す。スペクターがガンガンハンドを手にしライフルモードで射撃する。3発のエネルギー弾が当たる。

 ヘ「グウゥ!この野郎!」

グリスがツインブレイカーにロックフルボトルとローズフルボトルを装填する。  

 『シングル!ツイン!ツインブレイク!!」

グリスがツインブレイカーをヘドロに向けて放つと鎖と茨がヘドロを拘束する。

 ヘ「グウゥ!!う、動けねえ!?」

その隙にサクラハリケーンに乗った鎧武が爆豪の手を掴みヘドロから引き剥がす。それを見たスペクターとグリスは頷く。スペクターはドライバーのレバーを引く。

 『ダイカイガン!!ガンガンミロー!ガンガンミロー!』

右足にエネルギーが溜まる。そしてレバーを押し戻す。

 『オメガドライブ!!』

スペクターが上に飛ぶ。グリスがレンチを下げる。  

 『スクラップフィニッシュ!!』

グリスが上に飛ぶと左足にエネルギーが溜まる。宙に舞うとそれぞれ足をヘドロに向ける。

 ス・グ『ハアァァァァァァ!』

ヘドロにライダーキックが炸裂する。

 ヘ「グアァァァァ!」

とヘドロが叫びながら吹き飛び、倒れて気絶した。スペクター、グリス、鎧武が集まると拳を当てる。  

 やがて警察がヘドロを連行して行った。ヒーローとマスコミが3人の元に来る。

 ヒーローA「君たち、何であんな危ないことしたんだ!?」

 ヒーローB「そうだ!ここはヒーローに任せれば良かったんだ!」

 「任せろだと?」

と義明が怒りこもった声で言う。

 「だったら何であの時動かなかった?」

と言う。

 ヒーローC「そ、それは個性の相性が悪くて・・・」

とごもりながら言う。

 「確かに得意不得意は誰にもある。だがあんたらはヒーローなんだろう?なのに動けず、誰かに譲り合う。その上、俺たちが動いたのに関して俺達ヒーローに任せろだと?」

と一旦区切ると声を張り上げる。

 「ふざけるな!!ヒーローに憧れてるファンの人達に失礼だ!ヒーローってのはなどんなに不利でも立ち向かうのがヒーローだろうが!もっとも真摯でない今のヒーロー業界にしたい奴は今すぐヒーローをやめて消え失せろ!!」

 「そして証明してやる!ここにいる仮面ライダーグリスと仮面ライダー鎧武、そしてこの俺仮面ライダースペクターが、真のヒーローだと!!」

と言う。それにマスコミにヒーローは黙り込む。

 「行くぞ」

と出久と心操に言う。その時

 爆「待てやこの青野郎にクソデク!」

と爆豪が突っかかる。

 爆「テメエらの助けなんかいらねかったんだ!俺は」

 「黙ってろ三流が!ろくに抵抗できなかった奴が上からものを言うんじゃねえ!」

と殺気のこもったオーラを出しながら言う。それに爆豪は怖じ気づき黙った。3人はそのまま歩き去った。

 

 

 変身を解除し、3人は並んで歩いていた。

 「あ~あ、精々したぜ」

 出「でも格好良かったよ義明君」

 心「確かに。改めて尊敬するぜ」

 「ああ、ありがとう」

 ?「ねぇ、君達」

と声がしたので振り向くと骸骨のように痩せた人がいた。

 「え~と、どちらさん?」

 ?「君達に会わせたい人がいるんだ。ついてきて」

と言われついていく。

 やがて海辺に着く。

 ?「誰もいないね」

と辺りを見る。

 心「で、会わせたい人って?」

 ?「うん、会わせたい人っていうのはね」

と言うと煙が出てきて辺りを包む。

 「うわっ!何だ?」

 出「何!?一体何が?」

煙が晴れるとさっきの人がいなくなっていた。代わりにいたのはかなりの筋肉質の大男だ。

 「この私さー!」

 3人『オ、オールマイト!?』

と驚く。

 出「凄い、サインください!」

 心「いや、ちげーだろ緑谷」

と心操がツッコミ。

 「じゃあさっきの姿は」

 オ「あれはいわゆるプライベート用だ。今の私は、ある事件によって活動時間が3時間しかない」

とオールマイトが言う。

 「して、そのNo.1ヒーローであるオールマイトが俺達に何の用ですか?まさか逮捕ですか?」

 オ「いやいや、そんなことはしないさ。私はさっきの君達の勇敢に立ち向かう姿を見て確信したんだ。君達、私の個性を引き継がないか?」

 3人『え?』

と驚く。だが

 「うーん、だけど俺は今ある力で十分だし」

 心「俺も」

だが出久は黙って考えていた。だがやがて答えを出す。

 出「僕、その個性を引き継ぎます」

 

 




 いかがでしょうか?ヒーロー達への説教は、Majorのジョー・ギブソンの説教を元に書きました。
 やっぱりイチローの次に凄いですギブソン。


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出久の特訓 そして音楽少女

 いよいよオールマイトとの特訓スタート。そして心操の個人特訓。そこに鎧武の最初のヒロイン登場。


 ある日の朝、オールマイトに呼ばれやって来た出久は海辺にやって来た。その海辺にはたくさんのゴミが山の如く積もっていた。

 出久はサクラハリケーンから降り、元のロックシード状態に戻す。その時、マシンフーディーに乗った義明が来た。

 出「あ、義明君おはよう。あれ?心操君は?」

 「おはよう、心操には個人特訓させてる」 

と言いながら降りると出久と一緒に浜辺に向かう。

 オ「おお!おはよう緑谷少年!そして齋藤少年!」

 2人『おはようございます』

と挨拶する。

 「それで出久に個性を受け継がせるのは良いけど方法は?」

 オ「ああ、それはね」

と言って自分の髪の毛を1本取る。

 オ「食え」

 2人『はい?』

 オ「いや、これを食べなさい。これが受け継がせる方法なんだよ」

とオールマイトは言う。出久は渋々受け取り髪を飲み込む。

 オ「よし、それじゃ試しに力を使ってみてごらん」

と言われ出久はファイティングポーズをとる。右手に力を蓄え、右ストレートを出す。するとその場に衝撃波が起きる。  

 オ「おお!凄いぞ緑谷少年、予想では10%未満だと思ったが軽く20%は出てたぞ」

 出「本当ですか?ありがとうございます」

義明は、その光景を見て笑った。

 「さて、じゃあ俺は行きます。出久、頑張れよ」

と言ってバイクの方に戻ろうとしたが、一旦止まり出久の方を向く。 

 「出久」

 出「え、何?」

と聞いてきた。義明はポケットからスイカとチューリップの形をしたロックシード2個を出す。  

 「俺からのプレゼント。いずれ役に立つ」

と言って出久に投げる。出久はそれを受け取る。義明はバイクの方に歩いていった。 

 

 

 ・・・数時間後、出久は浜辺のゴミを軽トラックの荷台に載せていた。オールマイトからの課題でここのゴミを全て無くすように言われてるのだ。冷蔵庫を載せると休憩をとった。

 出「ふー、疲れた。とそうだ。この間に」

と言ってペットボトルの水を1口飲むと立ち上がり、ポケットからスマートフォンを取り出す。取り出し少し操作するとコンクリートの上に立ち、スマートフォンをそばの岩の上に置く。するとスマートフォンから曲が流れる。

 【チーム鎧武のダンス曲 紘太ver.】

出久は曲に合わせ、リズミカルに踊り出す。

 

 ?side

 ウチは耳郎響香【じろうきょうか】。今年受験生なんだけど、雄英の判定はB。親は音楽系の職に就いてるから音楽系の学校を受けようかどうか迷ってる。

 ある日、ウチは気分を紛らわす為に海沿いを散歩していた。その時、曲が聞こえたのでそこに向かうと1人の緑色で袖無しのパーカーで中は黒いインナーを着ていて、グレーの短パンを履いてる緑髪のうちと歳が変わらない男子がいた。

 ウチは知ってる。ヘドロ事件の時、動かないヒーローを押し退け勇敢に立ち向かった3人の内の1人だ。確か鎧武って名前だっけ?その鎧武の変身者がリズミカルに踊ってたので近づく。

                 side Out

 

 出「ふぃ~、終わった」

と曲が終わると同時にポーズをとる。その時、後ろから拍手が鳴ってるので振り向くと響香がいた。

 響「凄いね今の」

 出「え?あ、うん。ありがとう」

と照れながら答える。

 響「そういえば、名前言ってなかったね。ウチは耳郎響香」

 出「僕は緑谷出久、よろしく。ところで耳郎さんは何でこんな所に?」 

と聞いてきた。響香は、出久に今悩んでることを打ち明けた。

 響「出久はさ、どうすれば良いと思う?」

と出久に聞く。出久は立ち上がりながら言う。

 出「ある人が言ってたんだ。『自分のやりたいこと、やれること。やれば良いんだよ少しずつ、それが強さになるんだよ』って」

出久はかつて義明に言われた言葉を響香に聞かせた。

 出「だからさ、耳郎さんも自分のやりたいことをやれば良いんだよ。ちょっとずつでも」

と微笑みながら言う。それを見た響香は顔を赤くする。

 響「そ、そうだね///分かった、ウチはやりたいことを少しずつでも良いからやってみる」

と吹っ切れた顔をして言う。

 出「うん。お互い頑張ろう、耳郎さん」

と言って手を差し出す。響香は顔を赤らめながら手を握り返す。




 と言うわけで、出久の最初のヒロインは耳郎響香でした。次回は心操編にします。


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心操の特訓 そしてインテリ少女

 今回は心操の特訓及び最初のヒロイン登場です。イヤー、心操のヒロイン誰にするかめっちゃ悩みました。


 出久と響香が出会うのと同時刻、心操は義明の家の地下室にいた。現在心操は、ホログラム装置で、模擬戦をしていた。相手はファントムのミノタウロスと戦っていた。

 心「フッ、ハアッ!オラアァ!!」

と1、2ジャブからのツインブレイカーのアタックモードで攻撃する。ミノタウロスはよろめくが立ち直し、ハルバートで攻撃する。グリスはバックステップでかわす。その時、ミノタウロスが右手に炎を溜める。グリスはツインブレイカーに消防車フルボトルを装填する。

 『シングル!シングルブレイク!!』

ミノタウロスが火球を放つと同時にツインブレイカーによる高圧水を放つ。火球は消火し消え、水がミノタウロスに当たる。ミノタウロスが膝をつく。グリスはレンチを下げる。

 『スクラップフィニッシュ!!』

と音声がなると上に飛び、エネルギーの溜まった右足を伸ばす。

 グ「ハアァァ!」

ミノタウロスにライダーキックが炸裂し、倒れる。

 

 ブー!ブー!『シミュレーションを終了します』

 

と音声が鳴りミノタウロスのホログラム態が消える。グリスはドライバーからゼリーを抜き、変身を解除する。変身を解除した心操は肩で息をしながら隣の部屋に入る。

 ちょうどそこに、タカカンドロイドがタオルを持って飛んできた。

 心「ありがとうな」

と礼を言いながらタオルを受け取る。

 「お疲れさん、どうだった?」

と作業台に向かって作業してる義明が顔を上げ聞く。

 心「ああ、結構良い感じだと思う。ただ上級の奴はやっぱり手強い」

と言う。これまで心操と出久はホログラムを使うことはあったがまだ最初の頃はヤミーやグール、下級インベスに戦闘員眼魔に戦闘員バグスターとしか戦っていない。それがここ最近ランクが上がってきてるのでてこずっている。

 「まあ、それはしゃあねえな。よし出来た」

と言って手にしたのは【仮面ライダービルド】の【四コマ忍法刀】だが鍔の所に眼の紋章があった。 

 心「何だそれ?」

 「新しい武器、こいつ用に」

と言ってそばのグレーの眼魂を手にする。上に交差する苦無の絵があり、下に【SASUKE】と書いてあった。

 「新しい仲間の猿飛佐助の眼魂だよ」

 心「佐助ってあの忍者の?」

 「そうだ」

 心「ふーん、じゃあ俺今日は帰るわ。お疲れ」

と言って部屋を出る。

 「お疲れさーん」

 

 

 

 

 ・・・数十分後、心操はライドベンダーで買い物をするため町に出掛けていた。やがて、大型ショッピングモールに着き駐輪場に停めた。そして中に入り服屋に入った。

 そこでOD色のモッズコートが目に入った。心操はモッズコートを手に取りサイズを確認する。ちょうど良い見た目なので買うことにした。店を出て一旦トイレに入り、個室に入って買ったばかりのモッズコートを着る。コートを着て出ると鏡を見る。そこで試しに水で髪を濡らし、髪を下ろしてみた。鏡を見ると下ろした髪とコートがベストマッチしていた。その時、  

 「キャーー!!」

と悲鳴が聞こえてきたので心操は慌ててトイレから出る。

 

 そこに行くと人混みが出来ていて掻き分け前に出ると、覆面をした男達が片眼鏡の少女を人質にしていた。

 覆面A「いいか、今すぐ5000億用意しろ!じゃねえとこいつを殺す」

と言って、手を銃に変形させ少女に向ける。

 心(数は5人か。クソ、どうすれば・・・そうだ)

と考えて何かが閃いた。心操はズボンのポケットからラビットフルボトルを取り出し左手で握り4回振る。振って高速移動をし、覆面Aを殴る。

 覆面A「グハッ!」

 覆面B・C『兄貴ィ!?』

その隙に少女の腰に手をやり、覆面達から遠ざかる。人混みの前に戻った。

 心「大丈夫か?」

 ?「あ、その・・・ありがとう、ございます///」

と顔を赤らめ礼を言う。

 覆面D「おい、コート野郎!よくも兄貴を」

と叫ぶ。

 心「しょうがねえ、いっちょやるか」

と言って少女から離れ、コートからスクラッシュドライバーを出す。ドライバーを見て周りがざわめく。  

 民間人A「おい、あれって」

 民間人B「ああ、仮面ライダーグリスのと同じやつだ!ってことは」

心操は腰にドライバーを装着した。ポケットからロボットスクラッシュゼリーを取り出し、一度中に投げキャッチしキャップを合わせドライバーに填める。

 『ロボットゼリー!』

と音声が鳴るといつものポーズを取る。そして

 「変身」

と言ってレンチを下げる。そして大きなビーカーが心操を包む。

 『潰れる!流れる!溢れ出る!ロボットinグリスゥ!ブルアァァ!!』

心操がグリスに変身する。すると周りは

 民間人B「やっぱりグリスだ!」

 民間人C「頼むグリス!あいつらをやっつけてくれ!」

 民間人D「お願い、グリス!」

とグリスを応援する声で一杯だ。グリスは右手を握り拳にして胸にもってくる。

 グ「心火を燃やし・・・ぶっ潰す!」

と言って駆け出す。

 

 体が狼の覆面Eが襲ってきたが、グリスは回し蹴りで覆面Eにダメージを与え右フックで無力化した。

 覆面Bと覆面Dが銃を構えた。どうやらこの2人は無個性らしい。グリスは自分の後ろを向く。後ろには大勢の人がいるのだ。そこでグリスはドライバーのゼリーを抜き、代わりにダイヤモンドフルボトルを填めレンチを下げる。

 『ディスチャージボトル!潰れっなーい!!』

と音声が鳴ると同時に射撃してきた。だが発射された弾はグリスが出したダイヤモンドの盾に弾かれる。

 覆面B・D『ナニィ!?』

その隙にツインブレイカーを出し二連装の砲身【レイジングビーマー】を前に出す。

 『ビームモード!』

強さを弱めエネルギー弾を2人に発射する。直撃した2人は吹き飛び、背中から倒れ気絶する。

 覆面Aと覆面Cが襲ってきた。グリスはツインブレイカーの【レイジングビーマー】を下げパイルバンカーを出す。

 『アタックモード!』

続けてツインブレイカーに冷蔵庫フルボトルを装填する。

 『シングル!シングルブレイク!!』

 グ「ハアァァァァ、ハアッ!」

と叫び、地面に叩きつける。すると2人に向かって氷が張っていき、2人の首から下を氷付けにした。  

 覆面A「く、クソ!動けねえ」

 覆面C「ヒッ、兄貴」

と覆面Cが怯える声で覆面Aに呼び掛ける。覆面Aが振り向くと殺気を放ってるグリスがいた。

 グ「まだやるか?」

 覆面A・C『ヒイッ!?こ、降参しますぅ・・・』

と言って降参した。その時大きな歓声がなり、人達がグリスに近づき口々に「ありがとう」や「格好良かった」と言ってくるのだ。

 

 

 

 ・・・数時間後、何とか解放された心操は警察に任せると駐輪場に向かった。

 ?「あ、あの!」

と声がしたので振り向くと、さっき助けた少女がいた。

 ?「あの、助けていただきありがとうございました」

と言って頭を下げる。心操は近づき少女の頭に手を置く。少女は驚き頭を上げる。

 心「ともかく、無事で良かった」 

と微笑む。その顔を見て少女は顔を赤らめる。

 ?「あの、私、印照才子【いんてりさいこ】と申します」

 心「心操人使だ」

とお互い名乗ると才子が連絡先交換したいと言うので連絡先を交換して別れた。




と言うわけで、心操の最初のヒロインは印照才子でした。


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デートと脱出王 Part1

 今回はデート編です。そして遂にあの眼魂の登場です。


 ある日の朝、義明は朝食を取りながらニュースを見ていた。

 『次のニュースです。ここ数週間、都市伝説と言われた仮面ライダーが実在したことに日本を含め世界中で話題となっております。

 SNSや日本国民の間では、【仮面ライダーこそ真のヒーローだ!】【今のヒーローはオールマイトとエンデヴァー以外は仮面ライダーより格好悪い】とコメントがあります。また、仮面ライダースペクターの発言により、ヘドロ事件で何も出来ずそのまま動けなかったヒーローのごく一部が引退したりしています』

 「あちゃー、めっちゃ話題になってる。新聞もすげえな」

と言って新聞を広げる。そこにはこう書いてある。

 【仮面ライダー、またもや大活躍!】

 【ヒーロー、次々引退!?仮面ライダーの存在大か?】

 「ふぅー」

と息を吐きながらポケットから群青色の眼魂を取り出す。脱出王フーディーニの眼魂だ。この間今ある眼魂を全て使ったがこれだけは反応しなかった。

 「何がダメなんだ?フーディーニ」

とその時、携帯が鳴った。携帯を見ると着信相手は切奈だった。切奈とはしょっちゅうよく会うので連絡先を交換したのだ。

 「はい、もしもし」

 切『あ、もしもし。今大丈夫?』

 「え?うん。大丈夫だよ」

 切『あ、あのさ。今日って暇?』

 「ああ、暇だけど」

と答える。どうも切奈の様子がおかしい。

 切『あ、あのさ。今日一緒に出掛けない?///』

 「ええ!?」

と驚く。

 切『あ、無理なら良いんだよ。ただ・・・』  

 「いや、大丈夫だよ。とりあえず今から着替えるから家の前に待ってて」  

 切『え、本当?うん、分かった!待ってる!』

と言って電話を切る。

 電話を着ると義明は自室に戻り着替える。黒い革ジャンバーに青いYシャツ、黒のズボンに黒のブーツを履く。

着替えると眼魂と携帯をポケットに入れ、ヘルメットを2個手にする。

 玄関から出ると、切奈がいた。彼女の服装は薄い緑のワンピースに上に黒の上着だった。

 「お、よう切奈。その、似合ってるぞ///」

と言うと切奈は顔を赤らめる。

 切「じ、じゃあ行こうか」

と言うのでお互いヘルメットを被り、マシンフーディに跨がり出発した。

 移動中ずっとあることを考えていた。義明自身、本来はこの世界にいてはならない存在だ。なのに出久と心操に仮面ライダーの力を与え、自分に惚れてる人までいる。

 (俺は、どうすれば良いんだ?)

だが義明は、ジャンバーの隙間からフーディーニ眼魂が覗き見ていたのに気付かなかった。

 

 

 やがて、ショッピングモールに到着した。バイクを駐輪場に停める。

 「じゃあ行こうか」

 切「あ、あのさ」

と切奈が呼び止める。

 「ん?どうした?」

と聞く。切奈がモジモジしながら言う。

 切「あのさ、はぐれたらあれだし、手、握らない?///」

 「ええ!?あ、うん。いいよ」

と言って手を差し出す。切奈はぎこちなくその手を握る。

 切(暖かくて大きい・・・これが義明の///)

 (俺今、初めて女子の手握ってる。なんかめっちゃ恥ィ///」

とお互いにぎこちなく歩き始めた。




 という訳で、次回いよいよ天才奇術師の力が・・・


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デートと脱出王 Part2

 この作品に登場してる仮面ライダーのヒロインは、1人につきだいたい3~4人にする予定です。


 昼近く、義明と切奈は昼食をとる為にショッピングモール内のカフェに入った。義明はコーヒーにサンドイッチ、切奈はカフェラテにホットケーキだった。

 「切奈はさ・・・」

と義明が切奈に声をかける。

 切「ん?何?」

 「切奈はさ、もし何かに悩んでたらさ。その時ってどうしてる?」

と言うと、切奈は少し考えてから答える。

 切「そうだね、私だったら何らかがきっかけで吹っ切れるかも」

 「そうか、ありがとう。俺もそうしてみる」

と言ってジャンバーの内ポケットからフーディーニ眼魂を取り出す。その時

 「キャーー!!」

と悲鳴が聞こえた。義明と切奈は代金をテーブルに置くと悲鳴のした場所に向かう。

 

 声のした場所は外だった。外に出ると2人の男が暴れていた。1人は2m強の全身鋼鉄化していて、もう1人は背中にコウモリのような翼がある。

 「切奈、お前はここにいろ」

と言うと駆け出す。

 切「あ、ちょ、義明!?」

と呼び止めようとしたが、もう義明は人混みを掻き分け前に出ていた。

 「おい、お前ら!!」

と声をかける。

 男A「ああ?何だてめえ?」

と2mの男が言う。すると後ろの人達が騒ぎ出す。

 民間人A「なあ、あの少年って・・・」

 民間人B「そうだよ、仮面ライダースペクターだよ!」

 民間人C「まじか、やっちまえスペクター!!」

と義明を応援する。

 男B「へぇ、お前があのスペクターか?」

と言う。義明は

 「だから何だ?」

と返しながら考える。

 (とりあえずまずはあの大男だ。あれだけ大きく鋼鉄化してるからここは)

と言って白い眼魂を取り出す。スイッチを押すと数字の7が浮き上がる。ドライバーを開け眼魂をセットし、閉じながら変身ポーズをとる。

 『アーイ!!バッチリミロー!バッチリミロー!』

とドライバーから白いパーカーが飛び出し両腕を上に上げポーズをとる。その横にそれと同じ態勢で長刀を持ってる武蔵坊弁慶が現れる。

 「変身!」

と言ってレバーを引き、押し戻す。

 『開眼!弁慶!!兄貴ムキムキ仁王立ち!』

と音声がなり、パーカーが被さる。『スペクター ベンケイ魂』に変身した。これにはその場にいた全員驚く。

スペクターは『ガンガンセイバー 長刀モード』を手に取る。その先端にクモランタンが乗り装着されハンマーモードになった。

 「俺の生き様、見せてやる!」

と言って大男に向かって走る。ハンマーを右から払い、払いからの突きを繰り出す。

 男A「グハァッ!おのれえ・・・」

と男が呻く。スペクターはハンマーの眼の紋章をドライバーに翳しアイコンタクトさせる。

 『大開眼!!ガンガンミロー!ガンガンミロー!』

 『オメガボンバー!!』

と音声が鳴り、上に飛び上がる。そして大男に向かって強烈な打撃を与える。

 男A「グアァァァァ!!」

と叫びながら背中から倒れ気絶した。その時、

 切「きゃあ、義明!」

と声がしたので振り向くと、切奈がもう1人の男に捕まっていた。

 男B「ハッハー!どうだスペクター、これでは攻撃できまい!喰らえ!!」

と言って手からたくさんのコウモリを出す。そのコウモリがスペクターに当たり爆発し、ダメージを受ける。

 「グアァァ!」

と叫び、建物の壁にぶつかり、前から倒れる。

 切「義明!」

と切奈が叫ぶ。

 男B「ハハハハハハハ!これでスペクターは終わりだ!」

と高笑いする。

 「待てよ」

と声がした。その声のした方を見ると、スペクターがふらつきながら立ち上がっていた。

 「まだ、終わってねえ!!」

と言ってフーディーニ眼魂を手に取る。

 (そうか、そうだよな。お前は見抜いていたんだ。俺がこの世界にいて良いか否かを。だけど今分かった。この世界に俺を必要としてる人がいる。俺を好きになった人がいる。

 この世界のイレギュラーだとか関係ねぇ!俺はこの世界で、愛と平和の為に戦う。だから・・・)

 「俺に力を貸してくれ!フーディーニ!!」

スイッチを押すと数字の13が浮き上がる。ドライバーを開け、ベンケイ眼魂を取り出しフーディーニ眼魂をセットし閉じる。

 『アーイ!!バッチリミロー!バッチリミロー!』

するとスペクターの隣にマシンフーディーが来た。マシンフーディーが宙に舞うと2つに割れ中からパーカーが現れパーカーが左を向く。その隣に左を向き、右手にシルクハットに左手に杖、頭に鳩を乗せたハリー・フーディーニが現れる。レバーを引き押し戻す。

 『開眼!フーディーニ!!マジいいじゃん!スゲーマジシャン!』

と音声が鳴り、スペクターに被さる。『スペクター フーディーニ魂』だ。

 

 背中のプロペラが高速で回転し、スペクターは男Bの前まで飛ぶ。前まで来るとホバリングする。  

 男B「空を飛べるとは、面白い。だがお前は攻撃できない」

 「それはどうかな?」

と言うと指を鳴らす。パチンと鳴ると切奈がポンッと音を立て紙吹雪になった。

 男B「な、どこだ!?」

と慌てる。スペクターがもう一度パチンと鳴らすと、切奈がスペクターの腕におさまっていた。お姫様抱っこの状態で。

 切「え!?嘘、私、今」

 「心配かけたな」

と言って、一旦地上に戻ると切奈を降ろす。

 「ここにいろ。大丈夫、必ず戻って来る」

と切奈に言う。切奈は答える。

 切「うん、必ず帰ってきて」

と笑顔で言う。マスクの下で顔を赤くしてたのは内緒にする。

 スペクターが空に飛ぶと、男Bを殴る。右フックからの左ストレート、回し蹴りを食らわす。

 男B「く、クソ。だがまだまだぁ」

 「いや、終わりだ」

と言う。背中のプロペラが外れ、グライダーモードになるとスペクターが乗る。そしてレバーを引く。

 『大開眼!!ガンガンミロー!ガンガンミロー!』

するとグライダーから4本の鎖が伸び男Bに巻き付き拘束した。

 男B「な、何だこれ!?動けん」

と慌てふためきながら何とか逃れようともがく。だがスペクターは見逃さない。レバーを押し戻す。

 『オメガドライブ!!』

 「俺の生き様、見せてやる!」

と叫び回転しながらライダーキックを食らわせた。

 男B「グアァァァ!」

と声を上げ落ちていき、地面に激突すると気絶した。スペクターが着陸してドライバーを開け眼魂を取り出す。

 『オヤスミー』

と音声が鳴り変身が解除された。顔や体には切り傷に痣が出来ていた。肩で息をしながら切奈の方に向かう。

 「待たせたな、切奈」

と言うと切奈が抱き着いてきた。 

 切「心配したんだから。でも・・・ありがとう」

と言う。すると歓声が上がり、2人に近づき口々に「格好良かった」や「これからも頑張って」と労ってくれた。だが・・・

 民間人D「イヤーでも嬢ちゃん。こんな格好良い彼氏持ってて良かったな。あんちゃんもこんな可愛い彼女いて良いね~」

と茶化され2人は慌てふためくのであった。

 

 

 

 その夜、顔にガーゼに絆創膏を貼ってる義明はフーディーニ眼魂を手にして言った。

 「やっぱ凄いな、お前は。これからもよろしくな、フーディーニ」




 と言う訳で、フーディーニ炸裂です。ちなみに2話前の話しから心操の姿は今後、モッズコートの姿に髪は下ろしてる状態でお願いします。


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雄英入試

 いよいよ雄英入試です。この話しは実技試験の解説まで書きますが次回から【実技試験 ○○編】と書きます。


 いよいよ明日、雄英入試だ。今義明の家には出久と心操がいた。今日2人は、ここで寝泊まりする予定だ。

 「出久、ちょっと良いか?」

と言ってコーヒーを差し出しながら言う。

 出「ん?何?」

と聞いてくる。義明は出久の前に2つの物を置く。1つはゲネシスコアにレモンエナジーロックシードだ。

 出「これは?」

 「それは、鎧武の強化アイテムだ。黒いのはゲネシスコアでそっちのロックシードはロックシードを強化したエナジーロックシード。とりあえずドライバー出して」

出久は言われた通りにドライバーを置く。すると義明は鎧武の絵が描いてある部分のカバーを取る。

 「ここにゲネシスコアをセットして、エナジーロックシードを入れれば良い」

と言う。次に心操の方に向かう。

 「心操にはこれ」

と言って3つの物を置く。ドラゴンスクラッシュゼリーにブリザードナックルとノースブリザードフルボトルだ。

 「これはまずドラゴンスクラッシュゼリー、これをグリスの状態で使うとツインブレイカーが二刀流で使える。こっちはブリザードナックル、ノースブリザードフルボトルをナックルのここに入れると」

と言ってボトルをナックルに填める。

 『ボトルキーン!』

と音声が鳴る。

 「後はこれで攻撃すれば良い」

 心「分かった、ありがとうな」

そこで出久が心操に聞く。

 出「そういえば心操君、髪どうしたの?」

 心「下ろした方が格好いいって思ったから」

と言う。義明と出久は「なるほど」と思った。

 

 

 翌朝、3人は雄英に向けて歩いていた。本来ならバイクで行きたいところだが、一応まだ中学生。何を言われるか分からない。ちなみに切奈は推薦、才子は本来なら聖愛学院を受ける予定だったが心操が雄英を受けるということで雄英の推薦を受けることにしたらしい。

 

 やがて、雄英に着いた。着いたら着いたらで周りがざわめき始めた。

 受験生A「おい、あれって・・・」

 受験生B「ああ、仮面ライダーだ。前の黒髪はスペクターで緑髪は鎧武、紫髪はグリスだ」

と等々騒ぎ始めた。するとそこに

 響「おーい出久、おはよう!」

と響香がやって来た。

 出「あ、響香さん。おはよう」

と出久が挨拶する。実はこの2人は今日まで勉強や特訓をしていて時には一緒に出掛けたりしてた。その為2人はお互いに名前呼びになったのだ。

 「何だ?出久の知り合いか?」

 出「そうだよ。こちらは僕と一緒に勉強と特訓をしてた耳郎響香さん」

 「なるほど、とそうなると自己紹介だな。俺は」

 響「知ってる、齋藤義明で仮面ライダースペクター。そっちは心操人使で仮面ライダーグリス」

 心「よく知ってんな?」

 響「出久がたまに言うんだ。『義明君は、無個性の僕に手を差しのべたヒーローだ』とか『心操君は、心火を燃やして戦う熱い心を持つ人だ』って」

と聞かされた義明に心操は若干照れていた。その後4人で校舎に入った。

 

 午前中は筆記試験を実施した。義明自身、前世はまあまあの成績なので問題なかった。そして筆記試験が終わると昼食の時間だ。昼食は学校の食堂で食べれるらしい。

 

 そして午後の最初は、受験生全員がアリーナに集まった。そこにプロヒーローの1人、プレゼント・マイクが出てきた。

 プレ「ヘーーイ、受験生諸君!俺のライブにようこそ!エヴィバディ、セイヘーイ!」

と盛り上げようとしてるのは分かってるがみんなペースに乗れず黙りこんでた。

 プレ「こいつはシヴィー!!それじゃ今から実技試験の概要をサクッと言うぜ!」

と言ってプレゼント・マイクが説明する。大まかにまとめるとこうなる。

 

 1.制限時間は15分間

 2.三種類の仮想敵を倒していく。この際、行動不能にしてもよし。

 3.アンチヒーローの類いの行為はNG

 

 するとそこに眼鏡をかけたいかにも優秀そうな受験生が質問する。それにプレゼント・マイクが答える。

 そしてその後、それぞれ試験会場に向かうのであった。




 さあいよいよ次回、ヒロインが増えrゲホ、ゴホン・・・んん、実技試験のスタート!


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実技試験 出久編

 最初は出久の鎧武編です。最近鎧武の登場が少ないのもありますので


 出久はバスに乗り会場に向かっていた。会場はD会場で爆豪とは別の会場だ。それに出久は内心ほっとする。ヘドロ事件以来、爆豪は出久に突っかかってくるのでうんざりしてるのだ。

 

 やがて会場に着くと、出久はバスを降りる。降りるとさっそく出久は戦極ドライバーを出し装着する。右腰のロックシードをぶら下げてるフックからオレンジロックシードを取り出す。

 出「変身!」

 『オレンジ!』

上にファスナーが現れオレンジが出てくる。

 受験生『ええ~~オレンジ!?』

と他の受験生達が驚く。出久は気にせずオレンジロックシードを填め、閉じるとカッティングブレイドを下げる。

 『ロックオン!』

 『ソイヤ!オレンジアームズ!花道、オンステージ!』

オレンジが出久に被さり、鎧武に変身する。するとそばにいた人が声をかけてきた。

 ?「お前、あの鎧武なのか?スゲーな!あ、俺は切島鋭次郎【きりしまえいじろう】って言うんだ、よろしくな」

 「え?あ、よろしく。僕は緑谷出久」 

と言うとお互い、握手した。

 そしてお互いにスタートラインに立つ。すると

 プレ「はい、スタート!!」

とプレゼント・マイクの合図とともに鎧武が走り出す。が誰も来てない。

 鎧「え、あれ!?僕フライング!?」

と慌てるが次の言葉に安心した。

 プレ「おいおい、実戦にカウントダウンはねぇんだぞ~!先に走った鎧武を見習え!」

と言う声と共にスタートし始めた。

 

 『標的ヲ確認、排除スル』

と1P仮想敵が目の前に現れ襲いかかってくる。出久は慌てず大橙丸と無双セイバーの二刀流で倒していく。

 鎧「輪切りにしてやる!」

と言い、次々と斬りかかる。

 鎧「多いな。なら」

と言うと腰のフックからブドウロックシードを取り出し、開ける。

 『ブドウ!』

すると上にファスナーが現れ、ブドウが出てくる。鎧武はオレンジロックシードを外すとブドウロックシードを填め閉じる。

 『ロックオン!』

 『ブドウアームズ!龍・砲・ハッハッハッ!』 

と音声が鳴り、ブドウが被さり『鎧武 ブドウアームズ』になる。

 鎧武は、切島に集まってる1P仮想敵5体に向け、手にしてるブドウ龍砲を発砲して倒す。

 切「サンキュー、緑谷!」

と切島が礼を言うとグッドサインで答える。そのままブドウ龍砲で倒していくと、地響きが鳴り始めた。その方向を見ると巨大な0P仮想敵が現れた。受験生は次々と逃げ始めた。

 その時、0P仮想敵のそばに瓦礫で足が抜け出せなくなった女子がいた。鎧武はブドウ龍砲で瓦礫を壊すと女子に近づく。

 鎧「大丈夫?」

 ?「え、うん。ありがとう」

 鎧「ちょっとごめん」

と言ってお姫様抱っこで持ち上げる。

 ?「え?///ちょっ///」

と顔を赤くしながら困惑する。そして女子をまだその場にいた切島とさっきのプレゼント・マイクに質問してた眼鏡の人のところまで連れていく。

 鎧「ゴメン。切島君、それと」

 ?「ああ、僕は飯田天哉【いいだてんや】だ」

 鎧「それじゃ飯田君、この子をお願い」

と言って女子を飯田に預ける。

 飯「え?君は?」

 鎧「僕はあれを倒す」

と言う。

 飯「そんな!?無茶だ!」

 鎧「無茶でも誰かがやらないといけないんだ」

と言うと0P仮想敵に向かい、目の前で止まる。すると隣に切島が立つ。

 鎧「え、切島君!?何で?」

と言うとニカッと笑い言う。

 切「俺も手伝うぜ。お前となら最強のヒーローになれそうだ。それに助けてもらった借りを返さねえとな」

それを聞くと鎧武はマスクの下で笑う。

 鎧「よし、じゃあ行こう!」

と言うとカバーを外しゲネシスコアを填める。そして右手にレモンエナジーロックシード、左手にオレンジロックシードを持ち開ける。

 『オレンジ!』『レモンエナジー!』

と音声が鳴ると上にファスナーが現れ、オレンジとレモンが現れると2つがミックスした。そしてオレンジロックシードをドライバーに填めレモンエナジーロックシードをコアに填めカッティングブレイドを下げる。

 『ロックオン!』

 『ソイヤ!Mix!オレンジアームズ!花道、オンステージ!ジンバーレモン!ハハー!』

そして鎧武は『ジンバーレモンアームズ』になる。

 鎧「切島君」

と切島を呼ぶ。

 切「何だ?緑谷」

と聞くと鎧武はソニックアローを手にして言う。

 鎧「援護は任せて」

と言うとニカッと笑い言う。

 切「おう!任せろ!」

 

 【BGM:乱舞Escalation 出久&切島ver.】

 

 切島が0P仮想敵に向かって走り出す。それを拒むように仮想敵が現れるが、ソニックアローによる援護射撃で道を作る。

 切「サンキュー緑谷!」

と言って切島は0P仮想敵の足を使って登っていく。鎧武もそばに来た仮想敵をソニックアローの両端についてる刃【やいば】・アークリムで斬り倒していく。

 切島は0P仮想敵の顔?付近にまで飛ぶと硬化した両手で1、2ジャブからの膝蹴りを食らわす。

 切「今だ!決めろ緑谷!」

と叫ぶ。鎧武は頷き、レモンエナジーロックシードを取り外しソニックアローのスロット部のエナジードライブベイに填める。

 『ロックオン!』

と音声が鳴ると弦を限界まで引き、離す。

 『レモンエナジー!』

と音声が鳴り、強力なエネルギー状の矢を放つ。矢が0P仮想敵に命中し、0P仮想敵は爆発し、倒れた。

 着地した切島が鎧武の所に来て拳を出す。鎧武も頷き拳を当てる。助けてもらった女子はその鎧武の姿を見て顔を赤くする。

 プレ「終了ー!」

とプレゼント・マイクが終了の合図を出す。

 こうして、出久の実技試験は終了した。




 という訳で早くもジンバーレモンの登場です。次回は心操編の予定です。


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実技試験 心操編

 続いて、心操の番です。
 ここで1つ、お知らせします。前回出久に惚れたヒロインの1人はオリキャラといたします。


 出久が頑張ってる一方その頃、猿が虫を食べていr・・・って違~~う!!←(ちょっとしたネタです。すみません)

 

 

 D会場で出久と切島のコンビが頑張ってる一方、場所は変わってC会場。バスから降りた心操はスクラッシュドライバーを取り出し装着する。ロボットスクラッシュゼリーを宙に投げキャッチしキャップを合わせ填める。

 『ロボットゼリー!』

と音声と待機音が鳴ると、いつものポーズをとる。そして・・・

 「変身」

と言ってレンチの下げる。

 『潰れる!流れる!溢れ出る!ロボットinグリスゥ!ブルアァァ!』

心操はグリスに変身する。すると周りが騒ぎ出す。

 受験生A「おい、あれグリスだ!」

 受験生B「マジか、俺たちと同世代なのか!?」

 受験生C「本物か?後でサイン貰おう!」

とその時、そばに1人の女子が来た。

 ?「ねぇ!君ってあのグリスなの?」

 グ「え?あ、ああ。そうだ」

 ?「うわ~本物は格好いいな~!あ、ゴメンね。私は拳藤一佳【けんどういつか】、よろしくね」

 グ「心操人使だ」

と言って互いに握手してスタートラインに立つ。

 プレ「はい、スタート!」

と合図がなると、ドライバーからゼリーを抜き変わりにラビットフルボトルを填めレンチを下げる。

 『チャージボトル!潰れっなーい!』

ラビットフルボトルの力により物凄いスピードでスタートした。

 プレ「おいおい、実戦じゃあカウントないぞ!先に高速で走ったグリスを見習え!」

とプレゼント・マイクが言うと他の受験生が走り出す。

 

 

 襲ってくる1P仮想敵に3P仮想敵をグリスが倒していく。

 グ「まだまだ足りねえ!」

と叫びながら倒していく。

 グ「高揚!」 【高揚】←達筆な字でご想像ください。

 グ「動乱!」 【動乱】←上と同様

 グ「熱狂!」 【熱狂】←上と同様

 

 グ「誰が俺を・・・満たしてくれんだあ!」

と叫び走り出す。その姿に周りは呆然とするが、一佳は顔を赤くしていた。

 一「・・・格好いい///」

とその時・・・

 

 大きな音をたてながら0P仮想敵が来た。0P仮想敵が大きく足を上げ、一佳を踏み潰そうとした。

 グ「させるかよ!」

と叫ぶ。その時タイミング良くライドベンダーが自動で走ってきた。

 グ「ナイスタイミング!」

グリスがライドベンダーに向かって走り、飛んで乗り込む。スロットルを目一杯回し一佳の所に向かう。そして手を差し伸べる。

 グ「掴まれ!」

と叫ぶ。一佳は手を掴み乗る。その時、グリスの背中に女子特有の柔らかい物が当たり仮面の下で顔を赤くした。一佳は好きなバイクに乗れることと憧れていたグリスと一緒に乗ってることに顔を赤くしていた。それを見てた他の受験生は・・・

 

 受験生達『爆発しろ!この野郎オオオオ!』

 

 0P仮想敵から少し離れた所で止めると降りた。

 グ「さて、ここで待ってろ」

と一佳に言う。

 一「え?人使は?」

 グ「こいつを倒す」

と言って0P仮想敵の前に来るとロボットスクラッシュゼリーを抜き取る。代わりにドラゴンスクラッシュゼリーを取り外しキャップを合わせ填める。

 『ドラゴンゼリー!』

と音声が鳴ったその時、全身に痛みと青い電気が走る。

 グ「グウ、グアアアーー!!」

と叫ぶ。その時、あることを思い出す。それは最初の頃、義明にフルボトルの使い方を教わってる時のことだ。

 

 -3ヵ月前-

 心「そういえばこのスクラッシュゼリーってどうやって造るんだ?」

 「そのロボットゼリーは、このロボットフルボトルの成分をゼリー状にした物だと思えば良い」

すると心操は、義明の手にしてた青いフルボトルを見つける。

 心「そのボトルは?」

 「ああこれ?これはドラゴンフルボトル。君に渡すか悩んでるんだ」

 心「何故だ?」

 「使うには問題ないんだが、このボトルは強力な力があるんだ」

 

 時は戻る。すなわち、このゼリーは強力なドラゴンフルボトルの成分で造られている。その強力な力が反発してるのだ。

 一「人使!」

と一佳が今にも泣きそうな顔をして叫ぶ。

 グリスが一佳の顔を見る。

 グ(あんなにも悲しそうな顔をしてる人がいる。だからここで)

 グ「諦める訳には、行かねぇんだよ!」

と叫ぶと痛みが消え、代わりに力が沸き上がって来た。そして右手にツインブレイカーが現れる。

 グ「今の俺は・・・負ける気がしねぇ!!」

と叫ぶと左手のツインブレイカーにロボットフルボトルとロボットスクラッシュゼリーを装填、右手のツインブレイカーにドラゴンフルボトルとドラゴンスクラッシュゼリーを装填する。

 左手側『シングル!ツイン!ツインブレイク!』

 右手側『シングル!ツイン!ツインブレイク!』

 グ「心火を燃やして、ぶっ潰す!!」

と叫び、右手を0P仮想敵に勢い良く向ける。ツインブレイカーから青いエネルギー弾が飛び出す。それが0P仮想敵に命中する。続いてグリスが大きく飛び、パイル先端に集中・高速回転させ振りかぶる。

 グ「ウオオッラアァァーー!!」

と叫びながら渾身の左ストレートを食らわす。攻撃を受けた0P仮想敵は、背中から倒れ爆発した。

 グリスが着地すると、左手を空高く突き上げガッツポースを取る。

 その姿を見て一佳は、さらにグリスに惚れたのであった。




 と言うわけで、心操の次のヒロインは拳藤一佳でした。そして最後は、スペクターです。


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実技試験 義明編

 いよいよラスト、スペクターの登場です。そして次のヒロイン登場です。


 出久のD会場、心操のC会場の2箇所で2人の仮面ライダーが暴れている頃、F会場では義明がバスから降りていたところだ。

 義明はゴーストドライバーを出し、眼魂のスイッチを押しドライバーに填め、閉じながら変身ポーズをとる。

 『アーイ!バッチリミロー!バッチリミロー!』

と待機音声が鳴るとパーカーがドライバーから出てくる。

 「変身」

と言いドライバーのレバーを引き、押し戻す。

 『開眼!スペクター!Ready Go覚悟!ドキドキゴースト!!』

パーカーが被さり、スペクターに変身した。周りが騒ぎだす。

 受験生A「見ろ!スペクターだ!」

 受験生B「マジか、俺ファンなんだよ!」

 受験生C「スペクター様~」

 受験生D「アン、興奮しちゃうぅ~」

と最後はかなりヤバい発言だ。すると

 ?「ねぇ」

と声がしたので振り向くと、1人の女子がいた。

 ?「スペクターって幽霊とか恐ろしい妖怪って意味でしょ?」

 「ああ、そうだ」

 ?「そっか、じゃあ私と同じだ。あ、私は柳レイ子【やなぎれいこ】よろしくね」

 「齋藤義明だ、改めてよろしく」

と言って握手する。そして2人でスタートラインに立つと

 プレ「はい、スタート!」

と合図がなるとスペクターが走り出す。

 「ってヤッベ!俺フライングか?」

 プレ「おいおい、実戦じゃあカウントはねぇんだよ!スペクターを見習え!」

とプレゼント・マイクが言うと他の受験生が走り出す。

 

 襲ってくる1P仮想敵に3P仮想敵を格闘戦で倒していく。その時、レイ子が仮想敵に囲まれていた。

 スペクターが仮想敵をレイ子から引き離す。

 「ここは、こいつだ」

と言うと、茶色の眼魂を取り外しスイッチを押す。押すと数字の5が浮かび上がる。ドライバーを開け、スペクター眼魂を取り出し変わりに茶色の眼魂をセットしドライバーを閉めた。

 『アーイ!!バッチリミロー!バッチリミロー!』

と音声が鳴ると茶色のテンガロンハットを被ってるパーカーが出てくる。そのパーカーが右手を腰に左手を顔の前に上げると隣に、同じポーズで左手にリボルバー拳銃を持ってるビリー・ザ・キッドが現れる。スペクターはレバーを引き押し戻す。

 『開眼!ビリー・ザ・キッド!!百発百中ズキュンバキューン!』

スペクターにパーカーが被さり、『スペクター ビリー・ザ・キッド魂』になった。

 右手にガンガンセイバーのガンモードが現れ、空からバットクロックが飛んできて拳銃形態になる。スペクターはそれを手にし、二丁拳銃になり構える。

 「撃ちまくるぜ!」

と言うと、前に出て撃ちまくる。命中した仮想敵は次々と爆発していく。

 その時、0P仮想敵が現れレイ子に拳を向けた。

 「まずい!」

と言ってフーディーニ眼魂を取り出しスイッチを押す。ドライバーを開け、ビリー・ザ・キッド眼魂を取り出しフーディーニ眼魂をセットしドライバーを閉めた。

 『アーイ!!バッチリミロー!バッチリミロー!』

そして勢い良くレバーを引き押し戻す。

 『開眼!フーディーニ!!マジいいじゃん!スゲーマジシャン!』

マシンフーディーがスペクターに被さり、『スペクター フーディーニ魂』になる。

 スペクターが指をパチンと鳴らすとレイ子がポンッと音をたてて紙吹雪になる。もう一度パチンと鳴らすとレイ子がスペクターの手の上に現れる。しかもお姫様抱っこの状態で。

 レ「え?あ、あれ?///」

とレイ子が慌てふためく。その光景を見て他の受験生は、恨めしい目で見る者もいれば、悔しいのか自分の服を噛み締める者もいた。

 スペクターは近くの瓦礫の上にレイ子を下ろす。

 「ここで待ってて」

と言うと今だに顔を赤くしてるレイ子は頷く。スペクターは仮想敵の方にグライダーモードで向かう。目の前に来るとレバーを引く。

 『大開眼!!ガンガンミロー!ガンガンミロー!』

と音声が鳴ると、グライダーから4本の鎖が出てきて仮想敵を拘束する。スペクターがレバーを押し戻す。

 『オメガドライブ!!』

スペクターが仮想敵に向かって回転しながらキックを食らわす。食らった仮想敵は、数秒間動きが鈍くなった後、爆発した。

 着地したスペクターが、決めポーズをとる。その姿にレイ子はさらに顔を赤くした。




 と言う訳で2人目のヒロイン、柳レイ子が登場しました。


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教師陣の会議と食事

 今回は、教師によるクラス決めに食事のお誘いです。ちなみに順位は以下の通り。

    1位.齋藤義明
    1位.緑谷出久
    1位.心操人使
    4位.切島鋭次郎
    4位.飯田天哉
    6位.柳レイ子
    7位.拳藤一佳
    8位.鉄哲徹鐵【てつてつてつてつ】
    9位.回原旋【かいばらせん】
    10位.鎌切尖【かまきりとがる】   



 ちなみに、15位.爆豪勝己。ここまで下なのは彼は目立つことだけしか考えてないので、レスキューポイントとかは0P、目の前に怪我人がいたのに助けなかったことから減点されたのである。


 雄英高校の会議室、そこには鼠のような姿の根津校長、今年から教師をするオールマイト、A組担当のイレイザー・ヘッド、B組担当のブラドキング、その他にパワーローダー、セメントス、スナイプ、ミッドナイト、リカバリーガール、13号がいた。

 

 根「イヤー、今年は豊富だねえ。しかもあの仮面ライダーもいることだし」

と言ってモニターのスイッチを入れると画面が3つに分かれ、スペクター、鎧武、グリスが写っている。

 ス「しかし、スペクターのあの姿は興味がある」

とスナイプが言うシーンにはスペクターが【ビリー・ザ・キッド魂】で敵を倒していくのが写っていた。

 ス「かの早撃ちの達人ビリー・ザ・キッドの力を使うのか、一度お手合わせしたいものだ」

とスナイプが興奮気味に言う。

 ミ「およしなさい、スナイプ。でも私は」

と言ってグリスの映像を見る。映像のなかでグリスは叫ぶ。

 グ『心火を燃やして、ぶっ潰す!!』

と叫んで0P仮想敵を倒すシーンだ。

 ミ「この熱い感じ・・・嫌いじゃない!!」

とミッドナイトも興奮気味で言う。続いてオールマイトが言う。

 オ「まあスナイプ先生にミッドナイト先生、落ち着いて。だが」

と言ってオールマイトが見たのは鎧武が【ジンバーレモンアームズ】で倒すシーンが写っていた。

 根「やはり君は、お弟子君が気になるのかい?」

 オ「ええ・・・って校長!?それは」

 根「大丈夫、ここにいる先生方は知ってるから」

と言うのでホッとする。そのなかでイレイザー・ヘッドが言う。

 イ「しっかし、この爆豪・・・これはひどい」

と言う見てるシーンでは、爆豪が派手に暴れて被害を大きくしていく。おまけに巻き込まれた受験生はお構い無しだ。

 イ「俺的にはこいつは落第だ。ヒーローと言うよりヴィランだ。しかもこいつ中学で虐めをして生徒指導を何度も受けている」

 セ「だが、成績は申し分ない。校長、どうします?」

と言うと根津校長が考える。考えた末・・・

 根「なら、こうしよう。緑谷君はA組、齋藤君に心操君はB組、で件の爆豪君を普通科のC君でどうかな?」

 先生一同『意義なし』

と言う感じで、この職員会議は終了した。ちなみに知らせを聞いた爆豪は、家で暴れて母親から強烈な拳骨を数発食らったらしい。

 

 

 

 

 一方、義明はリビングのソファーで横になりながらコブラケータイで切奈に電話をかけていた。

 切『もしもし?』

 「あ、もしもし切奈?義明だけど」

 切『あ、義明?オッスー、どうしたの?』

 「ああ、そっち推薦どうだった?」

 切『え?私?私ね、受かったよ。』

 「おお、おめでとう」

 切『えへへ、V!』

と電話越しでも分かるVサインしてる切奈。

 切『それで義明は?』

 「ああ、受かったよ。3人いる首席のなかで1位」

 切『えーそうなの?凄いじゃん!?おめでとう』

とお互いで祝い合う。

 切『そ、それでさ』

と歯切れ悪く言う。

 「うん?どうした?」

 切『あのさ、今晩合格祝いで家族で高級レストランで食事するんだけどチケット1枚多く買っちゃって、それでさ///』

 「俺に来て欲しいって?でも親御さん大丈夫なのか?」

 切『大丈夫、親には友達って言っとくから』

と考えた後、 

 「うん分かった。行くよ」

 切『本当!?ありがとう、あとレストランの場所は後でメールで送るからね。あとスーツで来てね。じゃあ』

と言って電話を切る。  

 「スーツあったっけ?」

と言って2階に上がる。

 

 

 そして夜、レストランの入り口で緑色のドレスを着た切奈に彼女の両親が立っていた。

 切奈父「それで切奈、誰か呼んだのかい?」

 切「うん、友達」

と返すが切奈の母が言う。

 切奈母「違うでしょ~」ニヤニヤ

 切「ちょっと母さん、それどういうこと?///」

と顔を赤くして言う。

 切奈父「ん?友達じゃないのか?」

 切奈母「そ・れ・は~」

と言おうとしたとき、目の前の駐輪場に義明の乗ったマシンフーディーが停車した。ヘルメットを取って降りてきた義明の格好は、黒のスーツに白いYシャツ、青いネクタイに黒のベストだ。

 「切奈、お待たせ。それと、親御さん?」

と聞くが切奈は顔を赤くし、少し間を開けてから言う。

 切「え?///あ、うん。そう///」

 「ああ、はじめまして。切奈さんの友達の齋藤義明です」

と言うと親御さん、特に母親が嬉しそうに聞く。

 切奈母「あら~やっぱり。どうも、切奈の母の取陰桐子【とかげきりこ】です」

 切奈父「父の取陰信二【とかげしんじ】です。娘がお世話になってます。ところで君はあの仮面ライダースペクターなのかい?」

 「ええ、そうです」

と言うと信二が笑顔で言う。

 信「うむ、そうかそうか」

 桐「とりあえず中入りましょ」

と言って中に入ろうとする。

 「あ、切奈」

 切「え?何?」

と聞くと義明が照れながら言う。

 「その、に、似合ってるよ。そのドレスと切奈///」

と言うと切奈がポンッと言う音が鳴るかのように顔を赤くする。それを見て切奈の両親がニヤニヤする。

 

 

 ・・・数時間後、食事の最中に切奈がトイレの為席を離れた。既に酔っている信二が義明に聞く。

 信「ところで義明君、切奈のことだがどう思う?それに今後どうしていくんだい?」

義明は水の入ったグラスを口に運び水を一口飲む。グラスを置き言う。  

 「僕は、仮面ライダーとしてどんな困難でも立ち向かうつもりです。それと切奈さんはとても大事な人です。だからもし彼女が危険な目にあっても必ず助けてみせます」

と言う。ちょうど切奈が戻って来た。すると信二が笑い出す。

 信「そうかそうか。気に入ったぞ息子よ!」

 「はい・・・・ってええ?!」

 切「ちょっ、父さん何言ってるの!?///」

と顔を赤くしながら言う。すると桐子が信二に耳打ちする。それにお互い、なんとも良い笑顔で頷き合う。

 「何か嫌な予感がする」

 切「偶然ね。私も」

とその後も食事を楽しんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日の朝10時頃、義明がリビングでくつろいでいるとインターホンが鳴る。

 「ん?ハイハイ」

と言って玄関に向かう。

 「はい、どちらさ、ま・・・」

と途切れながら言う。目の前に切奈がいたが左肩にボストンバック、右手にキャリーバックが握られていた。その隣に桐子が良い笑顔でいた。

 「えっと、どう言うことですかな?」

 桐「義明君、1人暮らしなんでしょ?だからこの機会に切奈と同棲したらどうかなぁって」

 「何を言うとんねん!?」

と突っ込む。すると切奈が

 切「義明は、私とじゃいや?」

と顔を赤らめ、涙目の上目遣いで聞く。その姿にドキッとした。

 「い、嫌じゃ、ない」

と答える。それに切奈が笑顔になる。

 桐「良かったわね~切奈。あ、これどうぞ。それでは」

と言って帰っていく。差し出され受け取った袋の中を見るとラップで包まれてる赤飯が入っていた。

 こうして切奈が同居することになった。




 と言うわけでなんだかんだで切奈と同居することになりました。


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出久のデートと再会 そして修羅場

 今回は出久のデート回です。そして実技試験の時のオリキャラが登場です。


 出久は今、雄英の入学式まで家で過ごしていた。

 出久は自分の母の緑谷引子【みどりやいんこ】に自分の個性が出現したと言ったら感動のあまり号泣したのだ。その後、ダイエットして今は昔のようにスリムになったらしい。

 

 そんなある日、出久が机で鎧武、グリス、スペクターに関する個性や戦い方を自分のヒーローノートに書いていた。出久はヒーローになる為に様々なヒーローの個性をノートに書き記しているのである。

 出「最近だと心操君のグリスは、ホログラム戦でブリザードナックルを使うようになったし、義明君のスペクターは、最近また新しい眼魂を造ってるらしいし。それに僕も」

と言ってそばに置いてある2個のエナジーロックシードを見る。チェリーエナジーロックシードにピーチエナジーロックシードだ。その時、ドアをノックする音がした。

 出「どうぞ」

と言うと引子が電話を持って入ってきた。

 引「出久、電話よ。耳郎さんって人から」

 出「え、本当!?」

と言って慌てて電話を受け取る。

 出「はい、もしもし」

 響『あ、出久?私だけど明日って暇?』

 出「うん、暇だけどどうしたの?」

と言うと歯切れ悪く言う。

 響『あ、あのさ///明日さ、ウチと出掛けない?』

と言われて出久は慌てる。だが何とか返答する。

 出「あ、うん。い、良いよ///全然」

 響『本当!?じゃあ明日の朝10時にいつもの浜辺に』

 出「うん、分かった。それじゃ」

と電話を切る。

 

 

 

 翌日の朝10時、出久はバイクに寄りかかって待っていた。今回はサクラハリケーンじゃなくて、新しく貰ったロックビークルのローズアタッカーだ。今の格好はファスナータイプの緑色のパーカーに黒いズボン、白いラインの入ってる赤いスニーカーを履いていた。

 すると向こうから黒い革製の上着にオレンジのTシャツ、黒いズボンに黒いブーツを履いてる響香が来た。

 響「ゴメン出久、待った?」

 出「ううん。今来たところ。それよりミュージシャンみたいで良く似合ってるよ」

と言うと響香が顔を赤く染まる。

 響「う、うん。ありがとう///それより今日は違うバイクなんだね」

と言う。良く2人で出掛けるときはいつもサクラハリケーンだったので少し新鮮さがあったのだ。

 出「うん、新しく貰ったロックビークルのローズアタッカーだよ。とりあえず行こうか」

と言ってヘルメットを被り、もう1つのヘルメットを響香に渡す。2人はバイクに跨がると出発した。しばらくは海辺を走っていると出久は言った。

 出「バイクに乗って浴びる風は良いね、響香さん」

 響「う、うん///そうだね。(うわ~毎回思うけど恥ずかしい)///」

と思ってる響香であった。 

 

 

 数時間後、大きなショッピングモールに着くと2人はまず服を見たりアンティークにアクセサリーを見たりしていた。

 その後、ゲームセンターに来た2人だがあるダンスゲームの前に止まる。

 出「ちょっとやってみるかな?」

 響「良いね、やろう」

と言う。実は響香は、出久と一緒にダンスしているのであった。

 まず最初は響香がやる。判定はAだった。

 出「凄いね響香さん」

 響「そんなことないよ///次出久ね」

と出久に言われてまた顔を赤くする。出久は曲を選ぶ。そして

 響「え、それかなり難しいよ」

 出「大丈夫」

と言うと音楽が流れる。出久は難しいと言われる箇所を軽々とこなしていく。踊り終えてポーズをとる。するといつの間にか多くの人がいて大きな拍手を送った。

 民間人A「良いぞ、少年!」

 民間人B「格好いいよ~」

すると

 民間人C「そういえば、彼ってあの仮面ライダー鎧武じゃね?」

 民間人D「え?あ、本当だ!まじかファンなんだ!すみませんサインください」

 民間人E「あ、じゃあ俺握手」

等々騒ぎ出す。そんな出久はこう言った。

 出「分かりました。じゃあ特別サービスで」

と言ってパーカーの内ポケットから戦極ドライバーを出し装着する。そしてオレンジロックシードを出しスイッチを押す。

 『オレンジ!』

上にファスナーが現れ、開くとオレンジが出てくる。周りの人はまだかまだかと待っている。

 出「変身!」

と言ってドライバーに填め閉めるとカッティングブレイドを倒す。

 『ロックオン!』

 『ソイヤ!オレンジアームズ!花道、オンステージ!』

と音声が鳴り、オレンジが被さると鎧武に変身した。そしたらまた歓声が上がる。

 その後鎧武はサインしたり、握手したり、一緒に写真を撮ったりしたりした。その時、

 ?「あ~あの時の!」

と言う声がしたので振り向くとショートヘアの少女がいた。

 鎧「あ、君はあの時の」

そう、彼女は雄英の実技試験で助けた子だ。

 ?「うん、あの時はありがとう!アタシ、「国木田香音【くにきだかのん】っていうの!よろしく!」

と言うとハグしてきた。すると

 響「ちょっと何してんの!?」

と響香が割って入る。そしてその場が修羅場と化した。それに出久はアハハッと苦笑いするしかなかった。




 と言う訳でオリキャラの国木田香音が登場です。このキャラクターは【仮面ライダー鎧武】のチーム鎧武所属のチャッキー役の香音さん(名字が2つなので名前で)の容姿です。


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義明の朝食と登校

 いよいよ入学式。ではどうぞ。

 最近、ゲームでバイオハザードをやっていてバイオハザード物も書こうかと思いました。
 こないだ、映画館でジュマンジ見てきました。かなり面白かったです。


 義明は、窓から差し込む陽光で目を覚ます。左側の棚の時計を見ると朝5時45分だった。切奈は隣の部屋だ。義明は降りるとキッチンに向かう。

 キッチンに着くと、コーヒー豆【ちなみにマンデリン】の入った瓶を取り出し、ミルに入れると回して粉にしていく。粉になったのを水が入ってるサイフォン【5人用】に入れ、アルコールランプに火をつけ、しばらく置いた。

 次にIHヒーターの前に立ち、スイッチを入れフライパンを置く。その間に冷蔵庫から卵4個にハム4枚、レタス半玉にトマト2個を取り出す。テーブルに置くと2個のホップアップトースターにパンを入れる。

 フライパンが温まると油を入れまんべんなく広げる。そこに殻を割って卵を投入する。そのあとにハムを入れる。卵に少し胡椒をかけ、ハムをひっくり返す。焼けると皿に移す。次にボウルに千切ったレタスを入れ切ったトマトを乗せる。するとチンッと良い音をたててパンが焼き上がった。それを皿に乗せる。コーヒーも出来たのでコップに入れ朝食の出来上がりだ。

 

      〈義明の本日の朝食〉

 ・トースト 2枚(お好みでジャム【イチゴ】か蜂蜜)

 ・ハムと目玉焼き 各2枚ずつ

 ・レタスとトマトのサラダ(お好みで胡麻ドレッシングかマヨネーズ、もしくは青じそ)

 ・コーヒー

 

 テーブルにセットしていくとジャージ姿の切奈が起きてきた。

 「あ、おはよう。切奈」

 切「うん、おはよう。相変わらず美味しそうだね」

 「まあね、顔洗った?それと髪セットした?」

 切「フフッちゃんとしたよ。母さんみたいなこと言わないでよ~」

と笑って言う。とりあえずお互いに座り食べ始める。テレビをつけるとニュースが流れていた。

 『次のニュースです。昨日まで議会で注目されていた重婚制度が可決しました。続いては、最近話題の仮面ライダーについて。都市伝説と言われていた仮面ライダー3人が本日、雄英高校に入学するようです』

 「あっちゃ~、これ大変だぞ」

 切「まあ仕方ないもんね、コーヒー御代わり貰うね」

と苦笑いしながらコーヒーを取りに行く。

 

 その後、制服に着替えた義明はガレージからマシンフーディーを押しながら出す。すると制服に着替えた切奈が出てきた。

 「お、来たか。切奈、似合ってるぞ」

 切「フエッ!?///う、うん。ありがとう」

と顔を赤くする。義明と切奈はヘルメットを被り、バイクに乗ると出発した。

 

 

 

 やがて雄英が見えてきたが、校門にたくさんの記者がごった返していた。バイクを一旦止める。

 「あっちゃ~、これヤバイな」

 切「うん、ヤバイね」

とお互い苦笑いする。

 「よしここは」

と言って降りる。

 「切奈、降りないと危ないぞ」

 切「え?うん」

と不思議に思いながら降りる。義明はゴーストドライバーを出すとフーディーニ眼魂を取り出しスイッチを押す。ドライバーを開け、眼魂をセットする。

 『アーイ!!バッチリミロー!バッチリミロー!』

 「変身」

と言ってレバーを引き押し戻す。

 『開眼!フーディーニ!!マジいいじゃん!スゲーマジシャン!』

マシンフーディーが義明に被さり、『スペクター フーディーニ魂』になる。ところが

 記者A「おい、スペクターだ!」

 記者B「何!?あ、本当だ!」

 記者C「本物よ!カメラマン急いで!」

と駆けつけて来るが切奈を抱き寄せて指をパチンッと鳴らし紙吹雪になって姿を消す。

 

 ポンッと音が鳴り、スペクターと切奈が駐輪場に現れる。切奈を離すとドライバーを開け、眼魂を取り出す。

 「ふい~」

 『オヤスミー』

と音声が鳴ると元の姿に戻り、マシンフーディーも元のバイク状態に戻ると義明はバイクを駐輪場に置くと切奈の所に向かう。

 「じゃあ、行こうか」

 切「うん」

と言って2人並んで歩き出す。




 いかがでしょうか?今回から義明の作る料理を乗せていこうと思います。


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【番外編】3組の年越し

 今回初の番外編ということで年越しをテーマにしてみました。
 時系列的にまだ入試前まで遡ります。


 時は雄英入試の前まで遡る。それは3組の年越しである。

 

 【義明&切奈ペア】

 義明は家で夕食を作っていた。今日で1年終わるということで少し豪華にしてみることにした。主に魚料理と肉料理、サラダにスープだ。(今回は調理シーンは省きます。あと2ペア書かなければならないので)

 時刻は17時半、出来た料理を皿に盛りテーブルに運ぶ。

 

      〈義明の特別年越し料理〉

 ・スズキのアクアパッツァ ・シーザーサラダ

 ・ローストビーフ(赤ワインソースorおろしポン酢)

 ・サーモン入りシチュー 

 

 するとインターホンが鳴ったので、玄関に行きドアを開けると切奈がいた。

 「やぁ、いらっしゃい」

 切「やっほ~!あ、良い香り~」

 「ああ、今丁度夕食が出来たところだ。まあ上がってくれ」

 切「お邪魔しま~す」

と言って家に入る。楽しく夕食を済ませた後は・・・

 

 デデーン『全員 OUT!!』

 

 とテレビを見て満喫していた。

 「ハハハ、そりゃ笑うわ。思い出すだけで、プ、くくく」

 切「本当だね、アハハハ!お腹痛い~w」

と笑いあっていた。その後23時半に一緒に神社に行こうということなので切奈は一旦家に帰った。義明はコートを着て家を出ると切奈が待っていた。緑色の着物を着ていた。

 「よ、よう。似合ってて可愛いぞ切奈///」

 切「フエッ!あ、うん、ありがとう///」

とお互いに顔を赤くしながら神社に向かって歩いていく。23時55分に神社に着く。

 

 

 【出久&響香ペア】

 時刻は23時45分、出久は今、公園前の電柱に寄りかかって響香を待っていた。今から響香と神社に行くことになってるのだ。すると向こうから響香がやって来た。

 響「ごめん出久、待った?」

だが出久は、響香の格好に釘付けになった。髪に赤いヘアピンをしていて、赤い着物を着ていたのである。

 響「出久、どうしたの?」

 出「え、いや、その、とても似合ってて可愛くて、つい見惚れてて///」

と照れながら言うと響香が顔を赤くした。

 響「う、うん。あ、ありがとう///行こうか」

と言って2人並んで歩いていく。

 23時55分、神社に着いた。そこで2人は甘酒を飲みながら暖をとった。

 

 

 

 【心操&才子ペア】

 時刻は23時50分、心操はここで才子と待ち合わせていた。

 心「この1年、色々あったなあ」

と言ってコートのポケットからロボットスクラッシュゼリーを取り出し見ていると

 才「すみません人使さん、待ちましたか?」

と才子が来たのだ。振り向くと心操は驚いた。才子は髪をポニーテールにしていて青い着物を着ていたのだ。

 才「あの、どうしました?」

 心「え、あ、いや。その、とても似合ってて可愛いぞ///」

と顔を赤らめ言うと才子も顔を赤くする。

 才「あ、ありがとうございます///」

 心「い、行くか」

 才「え、ええ」

と言って歩き始めた。23時55分、心操と才子が神社に到着した。

 

 

 

 

 ・・・そして5分後、それぞれの神社に鐘の音が響き渡る。こうして1年が終わり、新たな1年が始まりを迎えた。

 

 

 

 

 

 義・出・心・切・響・才・作者

    『新年、明けましておめでとうございます!これからもよろしくお願いいたします!!』

 

 義「新年も俺達の生き様、見せてやる!」

 出「新年からは僕達のステージだ!」

 心「新年も心火を燃やしていくぜ!」

 切・響・才「新年も頑張っていきます!」

 作者「新年の俺達は負ける気がしません!」




 新年、明けましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いいたします。これからもよろしくお願いいたします。

 読者の皆様、新年もまた頑張っていきましょう!


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出久と心操の登校

 さて続いて、出久と心操の登校編です。
 ここで最近、久しぶりにバイオハザード4やってて、あまりにもはまり出したのでバイオハザード物を書こうと思います。
 当ご期待ください。


 入学式の朝、緑谷家では

 引「出久、ハンカチ持った?」

 出「持ったよ」

 引「ティッシュ持った?」

 出「ちゃんと持ってるよ」

と言って靴を履き、ドアノブに手をかけた時、

 引「出久!」

 出「何?母さん」

と言って振り向くと引子が笑顔で言った。

 引「格好いいよ!」

その言葉に出久は、自然と笑顔になる。

 出「行ってきます!」

と返し、家を出る。道路手前に立つと、ロックビークルを出し、サクラハリケーンにする。その時、

 ?「あ~、出久君!」

 出「え?」

と言って振り向くとそこには、雄英の制服を着た香音がいたのだ。

 出「え?香音さん?何でここに?」

 香「私、ここの団地に住んでるの。出久君は?」

 出「ぼ、僕もここの団地に住んでるんだ」

と言うと香音が笑顔で言う。

 香「凄い偶然だね!ねぇ今日から一緒に登校しない?お願い」

と手を組んで首を傾け、ポーズをとる。そのポーズを見て出久は撃たれた感じになった。

 出(グハァッ!何ですかこの小動物!?いやいや、人だから。こんなの響香さんに怒られるかも。ここは丁重に断ろ・・・でも、ダメだ!断ったら逆にまずい。仕方ないか)

と悩み終えると1個のヘルメットを渡す。

 出「とりあえずそれ被って。被ったら後ろに乗って」

と言いながらヘルメットを被りバイクに跨がる。

 香「やったー、ありがとう!」

とヘルメットを被った香音が出久に抱きついた。響香より少し大きな2つの物が当たる。出久は顔を赤くしながらもバイクを走らせた。

 やがて雄英高校の校門前に着くと、多くの記者達がいた。

 出(これは今朝のニュースが原因だ。よし、ここは)

と言ってバイクから降りる。

 出「香音さん、一旦バイクから降りて」

 香「え?うん」

と言って降りると出久は、ロックシード状態に戻すとチューリップ型のロックシードを取り出し開け、投げると2本足の機械になる。  

 香「え!?何これ?」

 出「これはチューリップホッパーっていう乗り物らしい」

と言って乗り込むと手を差し伸べる。香音は手を握ると出久が引っ張り乗せる。

 出「しっかり捕まってて」

と言ってチューリップホッパーを走らせた。そしておもいっきりジャンプして塀を越えた。

 校内に着地して、2人は降りた。出久はロックシード状態に戻すと香音と一緒に歩き出した。ちなみにその後、たまたま会った響香に質問攻めにされたらしい。

 

 

 

 

 とある公園の前に心操がバイクに背を預け缶コーヒーを飲んでいた。だが心操のライドベンダーの左側には何故かサイドカーがついていた。何故ついているかというと、入試の後、才子と一佳の2人とよく出掛けることがあるが、バイクじゃ2人しか乗れないので義明に頼んでサイドカーを着けてもらったのだ。

 そして今現在、心操の目の前では才子と一佳が戦っていた。

 一「今日こそ、私が後ろよ!」

 才「勝つのは私ですわ」

 一・才「じゃんけん、ポン!」

 

 

 

 数分後、バイクを走らせてる心操の後ろにはホクホク顔の一佳がいた。サイドカーの方を見ると落ち込んでいる才子がいた。

 心(後で慰めてやろう)

と心の中で呟くのであった。

 

 やがて雄英高校前の校門に着いたがバイクを止めた。

 一「え?どうしたの?」

と聞くので校門を指差した。見てみると多くの記者がいた。心操がバイクを降りる。2人は連れてバイクから降りる。心操はバイクを自動販売機型にして塀の前に置く。

 心「仕方ねえ、ここは」

と言ってスクラッシュドライバーを腰に装着する。そしてロボットスクラッシュゼリーを取り出しキャップを合わせドライバーに填める。

 『ロボットゼリー!』

 心「変身」

と言ってレンチを下げる。

 『潰れる!流れる!溢れ出る!ロボットinグリスゥ!ブルアァァ!』

グリスに変身した。すると記者達が気づき出した。

 記者A「おい、グリスだ!」

 記者B「本当だ。今度こそ」

 記者C「スペクターには逃げられたけど今度は逃がさないわ!」

と言って近づいてきた。グリスはスクラッシュゼリーを抜くとヘリコプターフルボトルを填めレンチを下げる。

 『ディスチャージボトル!潰れっなーい!』

グリスが右手を上げると掌にヘリコプターのローターが現れる。グリスは左手で才子を抱き寄せる。それに才子は顔を赤くした。一方の一佳はむぅと頬を膨らませるが背中に飛び乗る。ローターが高速に回転して飛び立つ。そして校内に着地して変身を解除した。

 心「ふぅ、大丈夫か?」

と聞くと才子は赤い顔を見せないと言わんばかりに顔を下げていた。一佳はいまだに頬を膨らませていたので慰めるのに時間がかかった。




と言う訳で、登校編でした。ところで前書きの通りにバイオハザード物を書こうと思いますがどんなのが良いですか?

 1.インフィニット・ストラトスとのコラボで、誘拐し自力で逃げた一夏がバイオハザードの世界に行くことになり、生き抜く話し。(これまでに知られてるバイオハザードの歴史の約19年間を書く予定) 
 2.オリジナルのBSAA隊員が、ラブライブの世界に高校生として転生する。(舞台はまだ考え中。希望あればどうぞ)
 3.オリ主主体で、学園黙示録とのコラボあり


 この3つのうち、どれが良いでしょうか?感想欄にコメントお願いいたします。1月9日締め切りとします
 


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登校中にて

 お久し振りです。という訳で登校中のお話しです。
 それと最近書いてる【INFINITE BIOHAZARD】もご覧ください。自分なりに書いており、下手かもしれませんがよろしくお願いいたします。


 義明と切奈が並んで、校舎に向かってると

 ?「義明、おはよう」

と声をかけられたので振り向くと、制服姿のレイ子がいた。この2人は受験が終わってからはたまにしか会ってないので久々なのだ。

 「おはよう、レイ子。久しぶりだな。制服似合ってるぞ」

と言うとレイ子は顔を赤くして微笑み小さい声で

 レ「ありがとう」

と言った。それを見た切奈はむぅと頬を膨らませて聞く。

 切「ねぇ、この子誰?」

と義明に聞く。だが義明を見てる目は鋭い。義明は冷や汗をかきはじめた。

 (ヤベエ、なんかティラノサウルスかラプトルに睨まれてる感じ。とりあえず言わなきゃ・・・喰われる!?)

 「こ、この子は柳レイ子さん。受験のなか時に知り合ったんだ。レイ子、この子は取陰切奈。家は隣通しなんだが訳あって今同居してるんだ」

と何とか言う。若干冷や汗をかき、少し震えながら。

 レ「どうも、柳レイ子です」

 切「取陰切奈です。ちょっと良い?」

と言って少し義明から離れて義明に聞こえないように話す。

 

 切「ねぇ。あなた、もしかして義明のこと・・・」

 レ「う、うん。好き、だよ。会う前は憧れてただけだけど、受験の時助けられてからは、惚れたの」

と顔を赤くし答える。

 切「そう・・・だったら私達で、義明を愛し合わない?それと同居しない?」

と切奈が言うとレイ子が驚く。 

 レ「えぇっ!?でも良いの?」

 切「大丈夫、ああ見えて義明は押しに弱いから」

と笑って言う。レイ子は少し考えやがて答える。そして

 レ「うん。私、なんとか親を説得して2人と同居したい」

と言うと切奈がニカッと笑う。 

 切「これからよろしくね、レイ子!」

 レ「うん、切奈」

とお互いに微笑み、握手した。

 

 そんな光景を見てる義明はただただ不思議に思った。

 ?「あ、義明君おはよう」

 ?「オス、義明」

とまた声をかけられたので振り向くと出久と心操がいた。だがいつもの2人とは少し違っていた。

 まず、心操は両隣の女子と手を繋いでいた。次に出久はホクホクした顔の響香と初めて会う女子と腕を組んでいた。

 「何が会った?お前ら」

と義明が聞く。まず答えたのは出久。

 出「実は・・・学校に向かおうとバイクに乗ったんだけど、偶然にも同じ団地に住んでた国木田香音さんに出会ってそのまま登校したんだけど、ついそこで響香さんに会ってね。機嫌直して貰う代わりに腕を組んでって言われたから組んだんだよ」

 義・心「さいですか」

と2人同時に呟く。続いて心操。

 心「俺らは、最初一佳を後ろに乗せて来たんだがヘリコプターボトル使う時に才子を抱き寄せたんだよ。まああとは、察してくれ」

と言う。まあ最初はそこの片目だけの眼鏡の子が不機嫌になったけど後にサイドテールの子が不機嫌なったから公平に手を繋いで来たわけだな。

 「え~と、3人ははじめましてだな。俺は齋藤義明で仮面ライダースペクター、こっちは緑谷出久で仮面ライダー鎧武、こっちは心操人使で仮面ライダーグリス」

と言う。

 香「はじめまして、国木田香音です。出久君とはご近所同士です。よろしくね」

とニコリと笑う。

 才「はじめまして、印照才子と申します。以後お見知りおきを」

と言ってお辞儀する。

 一「私は拳藤一佳、よろしくね!」

と笑顔で答える。

 一「ところで、あなたスペクターなんだね。私テレビとか動画で見たけどあの白いパーカー?にハンマー持ってる姿好きなんだ。あれ何?」

 「ああ、これのこと?」

と言ってポケットからベンケイ眼魂を出す。

 一「そうそう、それ何?」

 「これはベンケイ眼魂。この中に武蔵坊弁慶の魂が宿ってるんだ」

と言うと香音が聞く。

 香「弁慶ってあの弁慶?牛若丸と橋の上で戦ったのと立ったまま死んだあの?」

 「そう、その弁慶だよ。今ある眼魂のなかではトップクラスのパワーを持ってる」

と説明する。レイ子が眼をキラキラさせて言う。

 レ「ねぇねぇ、他にどんな歴史人物がいるの?」

と聞く。

 「後で教えるよ。ともかく早く行こう。遅刻したらまずい」

と言って3組のカップル?は歩き出す。 

 




とまあ、こんな感じに書きました。


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クラス分けと一悶着

 いよいよクラス分けです。そしてここで一悶着おきます。

 原作キャラも仮面ライダーにしたいと思っております。


 校舎内に入って、まず目にしたのはクラス表である。9人はそれぞれ表を見る。

 「お、俺B組だ」

 心「俺もだ、よろしくな、義明」

 「おう」

と言ってお互いの拳を当てる。

 切「あ、私もB組だよ!」

 レ「私も」

 一「あ、私もだ!」

 才「私もですわ。よろしくお願いいたしますわ」

と言って女子達は笑顔になる。一方で

 出「僕は、A組だ」

と出久が言うと

 響「本当?ウチもなんだ」

 香「本当!?私もなの!」

と響香と香音が言うと何故かお互いに睨み、火花を散らす。ここで義明と心操がお互いを見て話し合う。パントマイムで。

 (これ、ヤバくね?)

 心(ここは、何も、しないほうが、良い!←親指b)

 (だな!触らぬ神に、祟りなしだ!)

 響・香「そこ2人、何話ししてるのかなぁ?」

と笑顔で聞いてくるが、笑っているようで笑ってない。何か黒い物を感じたのだ。

 義・心「いえ、何でもありません!」

 切「見事に合わさったね」

と切奈が苦笑いで言う。

 一「シンクロ?」

 才「何か良からぬ事を考えたのでしょうか?」

と才子が言うと、2人はビクッとなった。

 「と、とりあえず行くか」

と言って歩き始めたその時、

 ?「待てよクソ共!」 

と声がしたので振り向くと、怒りの顔をした爆豪がいた。 

 「あ、お前・・・」

と義明が何故か言葉を詰まらせる。やがて

 「誰だっけ?」

 心「右に同じ」

と義明と心操が言うと皆ずっこけた。

 出「ちょっとカッちゃんだよ!ほら、僕の幼馴染みの!」

と出久が言う。

 「ああ!爆豪」

と義明が左手の掌に右手をポンと当てる。

 「確か、ヘドロ事件で助けた」

 心「んなことあったっけ?義明の説教しか覚えてねえ」

と2人して言う。その言葉に対して周りがクスクスと笑い出す。もちろん爆豪にたいしてだ。爆豪が更に顔を赤くする。

 爆「テメエら、わざとか!?とくにクソデク、テメエなんぞが何で首席だ?どうせ如何様か賄賂でも渡したんだろ!!」

と出久に怒鳴り散らすが義明が言う。

 「出久が首席をとれたのは、決して如何様でも賄賂を渡したからでもない。全て出久の努力と日々の鍛練が結び付いたものだ。

 お前は彼を見下すのは勝手だが、今のお前では出久には勝てない。彼に技術を教えたこの俺が言うからなにはな。それと、俺の仲間を愚弄したやつには俺は負けない」

と言うと周りは義明の言葉に納得する。それほどまでに齋藤義明もとい仮面ライダースペクターの言葉に説得力があるのだろう。

 出「義明君」

と出久は、自分の事を信頼している義明の言葉に感動していた。加えて切奈とレイ子も義明の言葉に聞き惚れていた。

 爆「俺が、デクより弱いだと?ふざけんな!」

と言うと個性を出して飛びかかってきた。その時、何かが爆豪の前に立ちはだかり爆豪を殴り飛ばした。爆豪はおもいっきり背中から倒れ気絶した。

 義明の前には、心操が立っていた。心操の左手にはラビットフルボトル、右手にはドラゴンフルボトルが握られていた。

 心「ったく、弱いくせによ。俺の恩人で仲間に手出しやがって」

 「サンキュー、心操」 

 心「ああ」

と言ってハイタッチする。

 「それじゃ今度こそ行くか」

と言って9人は歩き始めた。

 

 

 余談だが、その後気絶から目覚めた爆豪は周りの生徒の証言により生徒指導のお世話になった。これにより爆豪は、反省文3枚課せられた。それと同時に【どうしようもない馬鹿】に【アホヘドロ】と言うレッテルが貼られたとさ。

 




 とまあ、次回は新しい仲間となるクラスメイト達の登場です。
 最初は、A組から書こうと思います。しかしこの回のMVPは心操ですかね?戦兎と万丈の意志と力が籠められているフルボトルを使ったから


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【番外編】ワニとクワガタの戦士、そしてガンマンゲーマー

 番外編行きます。今後も登場するオリジナルキャラクターも登場します。

 時期は10話と11話の間です。今回は少し長めです。


 ?side

 私は雨宮千紘【あまみやちひろ】、今年受験生の中学3年生。私の個性は普通の金属を刀剣類に銃器に変えることが出来る。そのせいで、昔からヴィラン向きと言われてきた。それでも家族は私の事を心配している。

 そんな時、私はテレビで放送されたニュースで仮面ライダーを見た。その中の仮面ライダースペクターに私は惚れた。

 だけど彼は、雄英を受けるだろう。私とは全然違う。私は、どうすれば・・・ 

 そう考えながら公園のベンチに座っていた。その時、

 ?「こんな所で何してるんだい?」

と声がしたので顔を上げると私の憧れであり惚れた相手でもある仮面ライダースペクターである齋藤義明だった。

                side Out

 

 

 

 

 

 時は少し遡り

 とある喫茶店に義明はいた。義明の前には2人のスーツ姿の男性がいた。

 1人は185cmの背が高く、髭を伸ばしていて名は氷室龍一【ひむろりゅういち】。もう1人は氷室より2つ年下で髪を後ろに束ねていて名は加賀美伸司【かがみしんじ】。

 この2人は、刑事課所属の警察官で氷室は警部で加賀美は警部補だ。義明とは、よく事件を解決し終え、現場復旧に事情聴衆などで仲が良くなったのだ。

 

 まず氷室が話した。

 氷「それで、義明君。話しとは?」

と義明に聞く。義明は、横に置いてる2個のトランクを2人の前に置いた。

 「これを差し上げます。今後の貴方達に必要になる物です」

と言う。氷室と加賀美は自分の前にあるトランクを開ける。

 

 氷室のトランクには、スクラッシュドライバーにその横に紫色の細長く顎の絵柄が彫られてるボトル、そしてそのボトルの下に普通のフルボトルが収まっていた。蓋側には1冊の本が収まっていた。

 「氷室さんに渡したのはスクラッシュドライバーです。そして変身に使用するクロコダイルクラックフルボトルに、戦闘で使えるフルボトルがあります。今のところはダイヤモンド、フェニックス、鮫、バイク、マグネット、虎、ドライヤー、扇風機の計8本に貴方専用のバイクを差し上げます。使い方はそれに」

と言われて氷室は本を取る。表紙には『仮面ライダーローグ -取扱い説明書-』と書いてあった。

 

 加賀美のトランクには銀色のベルトに青いクワガタ型の物が収まっていた。

 「続いて加賀美さんには、ライダーベルトにガタックゼクター、そして今はありませんが貴方専用のバイクであるガタックエクステンダーを差し上げます。あと説明書がありますので」

と言われて加賀美も本を取る。表紙には『仮面ライダーガタック -取扱い説明書-』と書いてあった。

 

 

 「これで貴方達も仮面ライダーになれます。説明書はきちんと読むようにお願いします」

 氷「何故、俺達に?」

と氷室が聞くと、義明は微笑む。  

 「貴方達には、正義を貫く強い意志が感じます。だからです。では」

と言って立ち上がり、出口に向かう。だが途中で止まり振り向く。

 「加賀美さん、そのガタックゼクターには自己判断能力があるので気を付けてください」

と言って店を出た。

 加「どう言うことですかね?」

と言いながらトランクからガタックゼクターを出すと、突然動き出した。

 加「うわっ!?」

と加賀美は慌てて手離すと宙に浮かぶ。やがてテーブルの上に降りる。加賀美は指でつつくと少し角を広げて挟もうとしたので加賀美は慌てて引っ込める。

 加「な、何か凄いですね龍さん。て、龍さん?」

と言って氷室を見ると既に説明書を読んでいた。

 加「相変わらずだなぁ」

と言いながら自分も説明書を読み始める。ガタックゼクターは飛ぶと加賀美の肩に止まった。

 

 

 喫茶店を出て駐輪場に着いた義明はマシンフーディーにくくりつけてる1個のトランクを取り開ける。

 「神様が今朝になって急にローグにガタックの変身アイテム渡すかんなあ。それにこれも」

と言って開けると中には5つの物が収まっていた。1つは全体的に蛍光グリーンで蛍光ピンクのレバーが付いているドライバー、そして残りは同じ形だが色々な色をしていた。

 「えーと、ゲーマドライバーにガシャットが4本。スナイプの変身アイテムだな」

と言う。入ってるガシャットは以下の通り。

 

 ・【BANG BANG SHOOTING】

 ・【JET COMBAT】

 ・【XEVIOUS】

 ・【DRAGO KNIGHT HUNTER Z】

 

 「スナイプの変身アイテムか。【ゼビウス】に【ドラゴナイトハンターZ】があるのは心強いな」

と呟きながらトランクを元に戻しヘルメットを被ろうとしたがそばの公園に1人の女性がいたがとても悲しそうな顔をしていた。義明はトランクを持って女性の元に向かう。そばに来ると声をかけた。

 「こんな所で何してるんだい?」

 

 

 

 時は戻る。義明は自分と歳が変わらない女性に声をかけた。女性は顔を上げる。

 千「あ、貴方は・・・もしかしてスペクター?」

 「ああ、一応名乗らしてくれ。俺は齋藤義明、仮面ライダースペクター」

 千「私は千紘、雨宮千紘。よろしく」

 「よろしくね、立ち話もなんだし隣良いか?」

と聞くと千紘は頷く。義明は隣に座る。

 「それで、こんな所で何してたんだい?」

千紘は躊躇うが話した。

 千「実は・・・」

 

 「成る程、自分の個性はヴィラン向きと言われ続けてきた。そして今雄英を受けるべきか考えてると」

と言うと千紘は頷く。 

 「別に問題無いだろ、雄英受けて」

と義明の発言に千紘は驚く。立ち上がり言う。

 千「貴方に何が分かるの!?今までヴィラン向きと言われてきた私の気持ちが!?」

と義明に怒鳴るがやがてハッとなり座る。

 千「ごめんなさい、こんなこと言って」

 「大丈夫だ。言っとくが、俺の仲間のグリスは知ってるだろ?」

と言うと千紘は頷く。

 「あいつだって個性がヴィラン向きって言われてたんだ」

 千「え?」

千紘は驚く。

 「千紘、これだけは覚えておいてくれ。例えどんな過去や個性があろうとも立ち向かい立ち上がろうとした人はたくさんいた。だから千紘も立ち向かえ」

と言って千紘にトランクを差し出す。

 「これがお前を強くしてくれる」

と微笑みながら言う。その時、大通りの方から悲鳴が聞こえた。

 「何だ?!あ、千紘。俺はこれで」

と言って悲鳴のした方に走り出す。残った千紘はトランクを手にする。トランクを開け、【BANG BANG SHOOTING】のガシャットを手にする。

 千「これが私の新しい力・・・よし!」

と言ってトランクを持って義明の後を追った。

 

 

 

 

 大通りに出た義明が目にしたのは、銃剣が装着された銃を持ったロボットの大群を従える数人のマスクを被った男達が暴れまわっていたのだ。

 テロリストA「ハーハッハッハー!我らは赤の団!この世界を征服する者だ!」

 義明は逃げ惑う人々を押し退け前に出た。

 テロリストA「ん?何だ?このガキは?」

 テロリストB「ボス、こいつはスペクターです!」

 テロリストA「ほう、お前があの仮面ライダーか」

 「だから何だ?」

と強く言い返すが心中ではこう思っていた。

 (これやべぇな、テロリストは6人だがロボットどもは全部で100体くらいか?やれるか?)

と考えた。すると誰かが義明の肩を叩いた。振り向くと氷室と加賀美がいた。

 氷「待たせたな。避難誘導で手間取った」

 加「俺達の初陣だぜ」

と言う。

 千「待って!」

と千紘が氷室の隣に並ぶ。

 加「君!危ないから下がって!」

と加賀美は言うが千紘は言う。

 千「私は大丈夫です!」

と言うと義明の方を向く。

 千「ヨシ君、私決めた。私は・・・自分の意志で戦う!」

と強く言った。義明はあだ名で呼ばれて戸惑ったが微笑む。

 「OK、皆。行くぞ!」

と言ってゴーストドライバーが現れる。義明はターコイズブルーの眼魂を取り出しスイッチを押すと数字の11が浮かび上がる。ドライバーを開け眼魂をセットし閉じ変身ポーズをとる。  

 『アーイ!!バッチリミロー!バッチリミロー!』

音声が流れ袖無しのターコイズブルーのパーカーが現れる。パーカーが左を向くとその隣に同じ方を向き右手に笏を持ったツタンカーメンが現れる。

 

 氷室はスクラッシュドライバーを腰に装着した。右手に持ってるクロコダイルクラックフルボトルのキャップを合わせた。

 『デンジャー!!』

と音声と共におどろおどろしい音楽が流れる。親指と中指で持ち直しボトルの向きを変えドライバーにセットした。

 『クロコダイル!』

と音声と共にまたおどろおどろしい音楽が流れる。

 

 加賀美はベルトを装着すると右手を上に挙げ叫ぶ。

 「来い、ガタックゼクター!」

するとどこからかガタックゼクターが飛んできて右手に収まった。加賀美は右手を顔付近に持っていく。

 

 千紘はゲーマドライバーを腰に装着した。右手でガシャットを拳銃を持ってる感じに持ち構え、スイッチを押す。

 『バンバンシューティング!!』

すると後ろに【BANG BANG SHOOTING】と書かれたパネルが現れあちこちにドラム缶が置かれた。千紘は指でガシャットを回し、顔の前に持っていく。

 千「第弐戦術」

 

 4人『変身!』

 

 義明はドライバーのレバーを引き押し戻した。

 『開眼!ツタンカーメン!ピラミッドは三角!王家の資格!』

と音声と共にパーカーが被さり、『スペクター ツタンカーメン魂』に変身した。ガンガンハンドを持つとコブラケータイが先端に行き刃になり鎌になる。

 

 氷室はドライバーのレンチを下げる。下から巨大なビーカーが現れ氷室を包み中に紫色の液体が満たされていく。さらに下からワニの顎が現れビーカーを噛み砕いた。

 『割れる(わぁれる)!喰われる(くぅわれる)!砕け散る(くぅだけちるぅ)!クロコダイルinローグゥ!!オオォラアァァァ!キャアァァァ!』

と音声と共に紫色の装甲に包まれる。頭部の下からワニの顎が現れ頭部に噛みつくと罅が入り青い複眼が現れ『仮面ライダーローグ』に変身した。

 

 加賀美はベルトにガタックゼクターを装着した。

 『HENSHIN』

と音声が鳴ると、六角形状の物質が現れ加賀美を包み、『仮面ライダーガタック マスクドフォーム』に変身した。だが

 加「初っぱなから飛ばすぜ」

と言うとガタックゼクターの角を上げる。すると装甲が浮き上がり電気が流れた。

 加「キャストオフ!」

と叫び角を倒す。

 『CAST OFF!』

と音声が鳴り装甲が弾け飛ぶ。そしてガタックホーンが上がり即頭部に装着し『仮面ライダーガタック』に変身した。

 『CHANGE STAG BEETLE!』

 

 千紘はゲーマドライバーにガシャットを装填し、レバーをレバーを開放する。するとキャラクターアイコンが現れその1つを選ぶ。

 『ガシャット!』

 『ガッチャーン!レベルアップ!』

 『ババンバン!バンババン!バンバンシューティング!』

と音声が鳴ると、シールドマントを装備したガンマン『仮面ライダースナイプ』に変身した。

 

 テロリストD「な、仮面ライダーが4人!?」

 テロリストA「そんな馬鹿な!や、やれ!」

と叫ぶとロボットが前進し始めた。スペクターは鎌モードのガンガンハンドを構える。ローグはロボット達を指差す。ガタックは肩に装着されてたガタックダブルカリバーを手にして構える。スナイプはガシャコンマグナムを出し顔の横に持っていく。

 「俺の生き様、見せてやる!」

 ロ「大義の為の犠牲となれ」

 ガ「俺の剣舞に刻まれるがいい!」

 ス「ミッション開始」 

と決め台詞を言い駆け出す。

 

 スペクターは来る敵を鎌で切り裂いていく。受けては切り裂き、いなしてから切り裂くの繰り返しだ。

 

 ローグは右手のネビュラスチームガンで敵を撃ち倒していく。近づいた敵は左手のスチームブレードで倒していく。やがてスチームブレードを手離し、クラックフルボトルを抜くとトラフルボトルをセットした。

 『チャージボトル!潰れっなーい!』

と音声が鳴ると左手にエネルギーが集まり、強力なトラの爪で切り裂いていった。

 

 ガタックはガタックダブルガリバーで近づいてきた敵を切り倒していく。やがて右腰のボタンを押す。

 ガ「クロックアップ!」

 『CLOCK UP!』

と音声が鳴ると周囲の動きが遅くなった。ガタックは高速で敵と敵の間を抜けながら切り裂いていく。やがて

 『CLOCK OVER!』

と鳴ると元の速さに戻ると同時にロボットが爆発した。

 

 スナイプはガシャコンマグナムで敵を撃ち倒していた。近づいた敵は蹴り技で倒していく。やがてBボタンを押して両手で持ち連射で倒していく。

 

 そして全てのロボットが全滅した。テロリスト達はその光景をただただ見ていたが戦意は喪失していた。  

 テロリストC「あんなにいたロボットが、全滅」

 テロリストA「もう、終わりだ」

と言う。変身を解除したローグとガタックはテロリスト達の所に行き手錠をかけた。

 氷「お前達を、テロリスト容疑で逮捕する」

 

 その後、警察の増援部隊が到着し現場の後片付け等をやっていた。そんな光景を見ていた義明と千紘はと言うと・・・

 「分かったろ?人間その気になれば変われるんだ」

 千「そうだね、ヨシ君。私、頑張ってヨシ君に追い付く!じゃあね!」

と言って千紘は帰っていった。惚れた相手でもある義明と肩を並べる為に雄英を受け合格することを誓いながら。

 

 




 いかがでしたか?少し長めの無理矢理感がある番外編でした。

 氷室龍一は、氷室幻徳役の水上剣星似。
 加賀美伸司は、加賀美新役の佐藤祐基似。
 雨宮千紘は、『ガールズ&パンツァー リトルアーミーⅡ』の遊佐千紘似で義明のヒロインの1人。


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新たな仲間 A組編

 お久し振りです。
 最近、アイディアの模索に入り込んでました。
 まず最初は、A組編です。

 義「仮面ライダースペクターである俺、齋藤義明はヒロアカの世界に転移し、仮面ライダーとして愛と平和の為に日々戦い、いよいよ雄英での学園生活が始まろうとしている」  
 出「あれ、ここどこ?」
 義「お、今回は出久か。ここにいるのは俺の戦友の仮面ライダー鎧武こと緑谷出久。最初に会ったとき、自分は無個性だからとしくしく泣いてるもんだから心優しい俺g」
 出「ちょっと待って!泣いてないから。いや、泣いてたけど!」  
 義「さてどうなる?第22話」
 出「何か言ってよ!?」
 


 9人がそれぞれの教室の前に着く。だが

 出「で、でかい!」

と出久が言う。そう教室のドアが半端なく大きいのだ。

 心「バリアフリー的な感じか?」

 「だろうな、個性によってでかい人とかいるからな」

と心操に義明が言う。

 「とりあえず俺らB組だから行くか。また後でな出久」

 出「うん、また後で」

と出久、響香、香音を残しB組の教室に向かった。

 

 

 残った出久達3人は、教室に入ると既に教室にいた生徒達が一斉にこちらを向く。その内の金髪の男子と葡萄のような髪の男子は何故か血涙していた。出久達は気にせず席に着くと

 切「よう、緑谷!」

と切島が出久の席に来た。入試以来、切島と香音も鍛練に参加しており、ダンスしてたりする。切島の提案で、『チーム鎧武』と言う名でダンス動画にバンド動画を投稿したら一気に人気上昇したのであった。

 出「おはよう切島君、同じクラスなんだね」

 切「おう!これからよろしくな!」

と言って拳を出すと出久は、笑顔でそれに答えコツン、と拳を当てる。すると

 飯「おはよう緑谷君、切島君」

と言ってやって来たのは飯田だった。

 出「おはよう飯田君」

 切「オス、飯田」

と挨拶する。その時、

 ?「お前ら、仲良しごっこするなら余所に行け。ここはヒーロー科だぞ」

と声がしたので声のした方を向くとそこには黄色の寝袋に包まれてる1人の男性がいた。

 ?「はい、静かになるのに8秒かかりました。君達は合理性に欠けるね」

と言って教壇に向かう。切島、飯田と他の生徒も席に着く。寝袋に入ってる男性が教壇に立つ。

 ?「俺は、このクラス担任の相澤消太【あいざわしょうた】だ」

 クラス全員(まさかの担任だった!?)

とクラス全員が思った。するとイレイザー・ヘッドは全員の前に体操着を置いた。

 イ「早速だが、それ着てグラウンドに集合だ」

 飯「えぇ!?入学式にガイダンスとかは?」

と飯田が言うがイレイザー・ヘッドは構わず教室を出た。

 

 場所は変わって更衣室。出久はブレザーを脱ぎ、ネクタイを取りYシャツを脱いだ。出久の体は、ここ1年で大きく変わった。胸や腕の筋肉が普通の高校生よりもたくましくなっている。

 ?「お前、良い体してるな。おっとすまねぇ、俺は障子目蔵【しょうじめぞう】だ。よろしく」

 出「よろしく、知ってると思うけど僕は緑谷出久」

と言って握手する。すると

 ?「俺も良いか?俺は瀬呂範太【せろはんた】。よろしくな!」

 ?「常闇踏陰【とこやみふみかげ】だ。よろしく」

と障子に引き続き、瀬呂と常闇が話し掛けてきた。

 

 グラウンドに着くと、早速イレイザー・ヘッドが言う。

 イ「んじゃ早速やるぞ。まずは、ボール投げだ。緑谷、前に出ろ」

と言われ出久は前に出る。

 イ「お前、普通のボール投げで何mだ?」

 出「58mです」

 イ「それじゃ個性を使って投げろ」

 出「はい。(あ、だけどどう投げよ?)」

 

 

 Take1

 『マンゴー!』

 『ロックオン!』

 『マンゴーアームズ!ファイト オブ ハンマー!!』

マンゴーアームズになり、ボールを宙に上げマンゴパニッシャーをバットみたく振ってボールを打つ。

 出(いや、野球じゃああるまいし)

 

 Take2

 『ドングリ!』

 『ロックオン!』

 『ドングリアームズ!ネバーギブアップ!!』

ドングリアームズになり、ボールを宙に上げハンマー・ドンカチをラケットみたく振ってボールを打つ。

 出(いやいやいや、テニスや卓球じゃああるまいし!そうだ!あれだ。あのロックシードとワン・フォー・オールと組み合わせれば)

 

 

 

 戦極ドライバーを腰に装着すると、あるロックシードを出す。  

 出「変身!」

 『クルミ!』 

 上にファスナーが現れ開くと、胡桃が出てきた。

 響香、香音除くメンバー「えぇ~!?胡桃!?」

 イ(前々から思うがあのフルーツは一体どこからくるんだ?)

出久は、クルミロックシードを填め閉じる。

 『ロックオン!』

 『クルミアームズ!Mr.ナックルマン!!』

と音声が鳴り、『鎧武 クルミアームズ』に鳴る。

 切「オオー!何かカッケエじゃん!」

と切島が叫ぶ。出久はボールを手にして宙に上げる。

 出(フルカウル30%!そして)

カッティングブレードを2回下げる。

 『クルミオーレ!』

ワン・フォア・オールと必殺技のライダーパンチが合わさりボールを殴る。ボールは空高くそして遠くに飛んだ。そして地面に落ちた。

 イ「記録3000m」

と言う。するとクラス全員が驚く。

 切「スゲーぞ緑谷!」

 飯「流石だね!」

 ?「個性ありとか面白そう!」

と金髪の男子が言うとイレイザー・ヘッドが言う。

 イ「面白そうか・・・ちなみに最下位は除籍な」 

と言われ皆驚く。

 飯「入学初日にですか?」

 イ「プロのヒーローになると色々な理不尽に合う。それが嫌なら足掻いてみろ」

 

 

 その後、体力テストもとい個性把握テストは続く。

 

 握力・・・トップは出久で次は障子だ。仮面ライダーに変身すると、身体能力が上がるのだ。

 反復横跳び・・・葡萄のような髪の男子に出久がトップだった。

 ボール投げ・・・出久はさっきやったので出久以外のメンバーで実施。トップは無限を叩き出した浮く個性の女子だ。

 長座体前屈・・・トップは香音。本来香音は、水属性(氷結・沸騰)の個性だが、クラス1の体の柔らかさだった。その時、興奮してた2人を出久と響香で成敗した。

 50m走・・・トップは出久、次に飯田。出久はワン・フォア・オールで瞬発力を上げた。

 3000m走・・・トップは出久、次に飯田、その次にバイクを造った物を造る個性を持った女子だった。

 

 

 全種目を終えるとイレイザー・ヘッドが言う。

 イ「まあこんなもんか、お前達の個性はだいたい分かった。あ、ちなみに除籍は嘘な」

 飯「えぇ!?嘘だったんですか?」

と飯田が言うとイレイザー・ヘッドが言う。

 イ「お前達が意地でもプロのヒーローになりたいと分かったからな。(俺がこんなこと言うとはな。これも仮面ライダーの影響か?)」

と言って出久の方を向く。

 

 やがて教室に戻ると質問攻めに合う。

 ?「ねぇねぇ、君すごいね!あ、私芦戸三奈(あしどみな)、よろしくね!」

 ?「俺は上鳴電気(かみなりでんき)だ。よろしく!」

と色々と言われ困ってる出久。その時、教室のドアが開き、心操が入ってきた。クラス全員は突然のことに驚く。

 心「おい、大変だ出久!」

と慌てながら言う。

 出「どうしたの?心操君」  

 心「義明が、スナイプ先生と戦うことになったんだ!」

と言うとクラスが静まり返った。

 

 

 

 

 

 

 

 やがて、

 心操以外『えぇ~~~~!?』




 と言うわけでお久しぶりです。最近どこで怪人にダークライダー出すか考えてました。すみません。

 さて次回、スナイプVS仮面ライダースペクター

 その対決に1人の刺客と1人の助っ人登場!?

 「協力プレイでクリアしてやるぜ!」


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新たな仲間 B組編   そしてバトル①

 お久しぶりです。それではどうぞ!
 これまでの3つの出来事。

 1.雄英に入学した義明達
 2.個性把握テストを実施したA組
 3.スナイプとバトルすることになった義明


 と今回はオーズ風にしました。


 時間は出久達と別れた時まで遡る。

 

 B組の教室に着いた義明達は、教室に入る。すると既にいたクラスの生徒達が一斉に義明達の方を向く。義明達は構わず自分の席に着いた。義明の席は心操の前であった。すると

 ?「なぁちょっと良いか?」

と額にバンダナを巻いた生徒がやって来た。

 ?「俺は泡瀬洋雪【あわせようせつ】、お前ら仮面ライダースペクターに仮面ライダーグリスか?」

 「そうだ、俺は齋藤義明。仮面ライダースペクターだ。んでそっちが」

 心「心操人使、仮面ライダーグリスだ」

とお互いに名乗る。すると

 泡「そっか、よろしくな!俺お前らのファンなんだ!」

と笑顔で言うこと

 義・心「ファン?」

 泡「おうよ!今じゃプロのヒーローよりも強いって言うし、あのヘドロ事件での説教もかっこよかったぜ!」

 「そ、そうか。ありがとう」

と義明が頬を掻く。それを見た心操、切奈が顔を見合わせてニヤッと笑う。

 心「見ましたか?切奈さん。あいつ照れてるぜw」

 切「ええ見ましたよ心操さん。珍しいですね~w」

当然聞こえてた義明が顔を赤くしながら叫ぶ。

 「そこ、Shut up!」

それを見ていた他のクラスメイトは最初ポカンとしていたが、やがて笑い出した。

 ?「いや~笑えたぜ。俺は回原旋、よろしくな」

と黒髪の男性が言う。

 ?「俺は鉄哲徹鐵、よろしくな!」

と銀髪の男性も言う。すると教室の扉が開き、筋肉質の大柄な男性が入ってきた。

 ?「おはよう!それじゃ皆、席に着いてくれ」

と言う。皆が席に着くと男性が教壇に上がる。

 ?「改めておはよう、俺はB組担任のブラドキングだ。ブラドと呼んでくれ」

 義・心&義明Love組・心操Love組「よろしくお願いいたします」

と言った。皆もつられて言う。

 ブ「うん、元気があって良いな!それじゃ今から入学式だから体育館行くぞ」

と言って皆、席から立ち体育館に向かった。

 

 

 入学式、新入生が集まってる中、義明はA組がいない事に気付いた。

 「何でA組いないんだ?」

 鉄「え?あ、ほんとだ」

 心「何かあったのか?」

 回「さぁ?」

と疑問を抱きながらも入学式を迎えた。

 

 

 入学式が終わり、皆教室に戻り帰り支度していると教室の扉が開いた。そこにいたのは、テンガロンハットを被りガスマスクを着けたガンマンスタイルの男性だった。

 ブ「おお、スナイプか。どうした?」

 スナ「このクラスの齋藤義明に用があって来た」

それに皆驚いた。だが義明は冷静に対応した。

 「自分ですが、何か?」

と聞く。スナイプが言う。

 スナ「君の実技試験の映像を見た。かのビリー・ザ・キッドの力で戦ってたな」

 「ええ、そうですね」 

と言って、ビリー・ザ・キッドの眼魂を出した。

 スナ「ここに来たのは他でもない。その力を是非直に見てみたい。いや簡単に言おう。俺と勝負してくれ」

 「え?」

 ブ「何?」

 

 

 

 義明・ブラド以外「ええ~~!?」

 

 

 

 ブ「おいスナイプ!何お前無茶な事を言っt」

 「いいでしょう。お手合わせしましょう」

と義明が答えた。

 ブ「しかし齋藤。何も」

 「プロのヒーローとお手合わせすれば、自分の今後にも役に立つので良い機会です。それに今の俺は負ける気がしません。勝てなくても引き分けにまで持ち込みます」

 スナ「よろしい、なら着いてこい」

と言って2人は教室を出た。

 

 

 

 数分後、スナイプが用意したアリーナに着いた。そこは柱が多く見通しの悪いアリーナだった。さらに客席にはこの噂を聞いて駆け付けた教師や生徒でいっぱいだった。

 「ここまでギャラリーが集まるとは・・・」

 スナ「どうした?怖じ気づいたか?」

 「いえ、その逆です。勝つ気で行きます。ビリーとこの2人の力を使って」

と言って紫と緑の眼魂を見せる。その時、

 ?「待てやゴラァ!」

と叫び声がして誰がアリーナに入ってきた。それは何と爆豪だった。

 爆「おいクソ野郎!よくも俺に恥掻かせたな!」

 「いや、あれお前の自業自得やん」

と突っ込む。それを聞いて爆豪は逆ギレした。

 爆「うるせぇ!!テメェをぶっ潰さねえと気がすまねえ!」

と怒鳴る。

 スナ「おいお前、良いからアリーナからd」

 「構いませんよ。2対1でも、バトル・ロイヤルでも。不利な状況でも闘う。それが仮面ライダーです」

と言ってゴーストドライバーを出す。

 

 

 その頃、観客席では・・・

 鉄「あいつ漢らしいこと言うじゃねえか!」

 切「お前もそう思うか?一緒だな!」

 鉄「おぅ!」

と言ってお互いに拳をぶつけた。

 一「何か、ここで新たな友情が出来たね」

と苦笑いしながら一佳が言う。それに皆頷く。

 出「しかしカッちゃん、ここまでやるとは」

 響「馬鹿としか言いようがないね」

 才「でも義明さん、かなり不利ですわね」

と言う。確かにプロヒーローのスナイプに爆破系の個性の爆豪の2人を相手にするのだからかなり不利だ。

 心「仕方ねぇ」

と呟き、心操がバックからスクラッシュドライバーを出す。

 心「ここは俺が行くs」

 ?「私が相手になる!」

とポニーテールの女性がアリーナに入った。

 

 

 場所と時間は戻り、アリーナ内。義明は考えていた。

 (スナイプ先生1人ならまだしもあの馬鹿までいるからな。どうするか?)

 ?「私が相手になる!」

と言って誰かがアリーナに入ってきた。見ると千紘だった。

 「お前、千紘か?」

と言うと笑顔で答えた。

 千「久し振りだねヨシ君」

それを聞いた観客席の生徒達が一斉に驚いて叫ぶ。

 『ヨシ君!?』

余談だが義明Love組から黒いオーラが出てたらしい。

 

 爆「はん!誰かと思えば武器を作る没個性の女か?テメェなんか用はねぇんだよ!」

と言うが千紘は落ち着いていた。

 千「確かに私の個性は皆からヴィラン向きって言われてきた。だけど、私はある人から勇気を貰った。そして変われる力を貰った!」

と言ってゲーマドライバーを腰に装着した。

 千「行くよ、ヨシ君」

と義明に言う。義明は笑顔で答えた。

 「OK!協力プレイでクリアしてやるぜ!」

と言ってノブナガ眼魂をドライバーにセットした。

 『アーイ!!バッチリミロー!バッチリミロー!』

 千紘もガシャットを出す。

 千「私、先生にしか言ってないことがあるの。本当にごめんなさい。だけどもう隠す必要はない!」

と叫びガシャットを起動した。

 『バンバンシューティング!』

後ろにパネルが現れ、ゲームエリアが展開されると同時にドラム缶が現れる。

 千「第弐戦術」

 

 義・千『変身!』

 

 『開眼!ノブナガ!!我の生き様、桶狭間!』

 『ガシャット!』

 『ガッチャーン!レベルアップ!』

 『ババンバン!バンババン!バンバンシューティング!』

 

スペクターは『ノブナガ魂』に、スナイプはゲーマレベル2に変身した。これを見た普通科の生徒が驚く。

 「とりあえず名乗るか」

 ス「そうだね」

と言う。義明は右手にガンガンハンドを持ち左手を前に出し顔の前で握る。

 「仮面ライダースペクター!」

千紘もガシャコンマグナムを右手に持ち顔の横に上げる。

 「仮面ライダースナイプ!」

それを聞いた皆が驚く。しかしスナイプは冷静だった。

 スナ「ほう、俺と同じ名の仮面ライダーか。面白い!」

 爆「んなの関係ねぇ!俺がぶっ飛ばす!」

 

 「スナイプは、って名前同じか。千紘はスナイプ先生を。俺は奴をやる。しかしこう不利だとな、スナイプ先生の個性に合わせたエリアだ」

と言うがスナイプは落ち着いていた。

 ス「フフーン。心配ご無用!」

と言ってキメワザスロットホルダーのホルダースイッチを押した。

 『ステージ・セレクト!』

すると、場所が柱だらけのエリアではなく、採石場になった。これには観客席のギャラリーにスナイプ先生も驚く。

 スナ「場所が変わったか。面白い!」

とやる気満々だ。それを見てスペクターがスナイプに言う。

 「やる気満々だなぁ。でもナイスだ」

 ス「ありがと、ヨシ君。それじゃ」

 「おぅ、俺の生き様、見せてやる!」

 ス「ミッション、開始」

と決め台詞を言い駆け出した。




 次回、スペクター&スナイプVS爆豪VSスナイプ(先生)!

 勝つのはどっち!?


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そしてバトル② 

 お久し振りです。ならびに投稿に間が空いて大変申し訳ありませんでした。

 何とか前みたいに定期的に投稿したいと思います。


 プレ「さあ~始まったぜ!我らが雄英教師のスナイプと新入生の爆豪VS仮面ライダースペクター、そして突如現れた仮面ライダースナイプとの試合だ~!

 司会はこの俺、プレゼント・マイクと」

 ブ「1年ヒーロー科B組担任のブラド・キングだ」

 ?「1年普通科担任のハウンドドックだ」

 プレ「この3人でお送りするぜ!しかしハウンド、お前のとこの生徒が仮面ライダーだったとはな驚きだぜ」

 ハウ「入試の時はあくまでも自分の個性でクリアしたらしい。その後、自分は仮面ライダーだと言っていた」

 プレ「成る程な!それより、何かゲームキャラクターみたいな仮面ライダーだな。風景も変わったし」

 ハウ「ああ、ちょっと待て」

と言って何やら小さな本を出し、開いた。

 ハウ「えーと、雨宮の装着してるベルトはゲーマドライバーと呼ばれてる物だ。その名の通り、ゲームのようなシステムが使えるライダーシステムらしい。

 そしてあいつが使っているのは『バンバンシューティング』と言うゲームだ。相手ボスを倒さない限り兵士は何度でも甦るというハードなシューティングゲームだ」

 プレ「説明ありがとう!てか後で貸してくれ!」

 ハウ「後でな」

 プレ「話しは変わって、齋藤のあの姿は何だ?」

 それを聞いたブラドも小さな本を取り出し開いた。

 ブ「ええっと、あいつのあの姿はノブナガ魂と呼ばれて、ノブナガ眼魂を使って変身した姿だ。あの有名な武将の織田信長の魂が宿ってる。銃を使う戦闘スタイルだが、信長は鉄砲を使う戦法で有名だから銃を使うんだな」

 プレ「お前もあるのか?後で貸してくれ!」

 ブ「後でな」

 

 

 スナイプ先生とスナイプのガンバトルが繰り広げられていた。スナイプ先生が撃つとスナイプはそれを交わし、スナイプが撃つとスナイプ先生は交わすの繰り返しだ。しかもスナイプ先生の個性は『ホーミング』と呼ばれる厄介な個性である。

 ス「ほっ、やっ、と!これ避けるの大変~!よーし、ここは」

と言って2つのドラム缶を撃った。するとドラム缶からそれぞれ黄色と銀色のメダルが出てきた。

 ス「ラッキー!一番欲しいやつ!」

と言ってメダルを吸収する。

 『高速化!』『鋼鉄化!』

 スナイプ先生が目の前に現れ撃った。だが撃った弾はスナイプに当たったが弾かれた。

 スナ「何!?」

 ス「ふふん!いっくよー!」

と言って駆け出す。がその速度がかなりの速さだ。

 

 

 プレ「オオットー!どういうことだ!?スナイプの撃った弾が弾かるはスピードが上がるはどういうことだ!?」

 ブ「そういえば、ドラム缶を撃ったな。ドラム缶から何かメダルみたいなのが出てきたがあれが関係するのか?」

と言う。ハウンドが本を開く。

 ハウ「ええっと、あのメダルはエナジーアイテムと呼ばれる物だ。エナジーアイテムはゲームの特殊アイテムみたいな物だ。

 今使ったのは『高速化』と『鋼鉄化』だな。『高速化』は名前の通り動作スピードが上昇し、高速移動が可能だ。『鋼鉄化』も名前の通り防御力が上昇し、自身への物理ダメージが無効化されるらしい」

 プレ「解説サンキュー!てかそれチートだな!」

 ハウ「そうでもない。エナジーアイテムは全部で23種類あるが効果は一時的だから、無限というわけではない」

 プレ「そうなのか!てか23種類って多いな!」

 

 一方こちらでは、爆豪とスペクターが戦っていた。爆豪が近接戦闘を仕掛けてくるがそれをスペクターがガンガンハンドでいなす。よろけた所を蹴り飛ばした。

 爆「ハァ、ハァ、クソ!俺は認めねぇ!テメェとクソデクが俺より上なんて!」

 「それは誰もが認める認めないじゃない!それに俺達は仮面ライダーだ。どんな時でも手を伸ばし、見返りも必要としない。ただ愛と平和、『LOVE&PEACE』の為に俺は、俺達は戦う!」

 

 

 切「くぅ~!あいつ漢じゃねえか~!」

 鉄「オオ!やっぱり分かるか!」

 切「おうよ!相棒!!」

と言って切島と鉄哲が拳をぶつける。それを見たA組とB組の生徒は

 常「暑苦しいな」

 泡「何か相棒にランクアップしてるぞ」

等々言っていた。

 切「あはは・・・でも今のセリフ」

 レ「うん、いかにも義明って感じがするね」

 心「そうだな」

と皆が義明を評価した。だが出久は爆豪のことを気にかけていた。

 出「カッちゃん・・・」

 

 

 爆「ウルセェ!何が『LOVE&PEACE』だ!くだらねぇ、そんなもん意味ねえだろ!俺がトップヒーローになる男だ、俺より強いやつなんていねぇ!!」

 「まだ自分の弱さを認めないのか!この愚か者が!」

と言って一旦距離をとる。ドライバーから眼魂を取り出し、新たな眼魂を取り出す。眼魂は緑色でスイッチを押すと数字の3が浮かび上がった。眼魂をドライバーにセットして閉じる。

 『アーイ!!バッチリミロー!バッチリミロー!』

と音声がなると黄色の羽がついた緑色のパーカーが出てくる。そのパーカーが右手を引き、左手を前に伸ばし左を向くと、その隣に同じポーズをして弓を持ってるロビン・フッドが現れる。

 爆「させるかよ!」

と言ってスペクターに火炎弾を飛ばす。だがスペクターは避けることなく受けた。火炎弾が爆発し辺り一面煙に閉ざされた。

 爆「ヘッ、ザマーミロ!」

と余裕の笑みを浮かべたその時、煙の中から3本の緑色の矢が飛び出してきて爆豪に命中する。受けた爆豪は後ろに飛ばされる。

 爆「グハアッ!何だ一体・・・何!?」

と驚きの声をあげる。煙が晴れるとそこにいたのは・・・

 『開眼!ロビン・フッド!!ハロー、アロー!森で会おう!』

ガンガンセイバーの弓モードを手にした『スペクター ロビン魂』だった。

 

 

 プレ「これはスゲーし、驚きだぜ!もうダメかと思ったら、まさかのパーカーが変わった!!」

 ブ「それはゴーストチェンジって言うんだ。ええっと、今のあいつの姿はロビン魂と呼ばれる物だ。これは弓の名手で義賊のロビン・フッドの魂が宿ってる眼魂を使用している」

 プレ「解説ありがとう!しかしこれで面白くなるぞ~!」

 

 

 爆「くだらねぇ、そんなもんぶっ飛ばす!」

と言って後方を爆破させながら飛んできた。それにスペクターは慌てず、

 「お前にヒーローを名乗る資格などない」

と言ってガンガンセイバーをベルトに翳しアイコンタクトする。

 『ダイカイガン!ガンガンミロー!ガンガンミロー!』

と音声が鳴り、エネルギー状の弦を力一杯引く。

 「正義の、そして俺からの裁きの矢を受けよ!」

と言い矢を放った。

 『オメガストライク!』

放った強力な矢は爆豪に命中し爆発した。爆豪はかなり吹き飛び、地面に落ちると気絶した。

 

 プレ爆豪戦闘不能!仮面ライダースペクターの勝ちだ!」

とプレゼント・マイクが叫ぶと歓声が上がった。スペクターがスナイプの方へ駆け出す。眼魂をドライバーから出しビリー・ザ・キッドの眼魂をセットする。セットすると素早くレバーを引き押し戻した。

 『アーイ!バッチリミロー!バッチリミロー!』

 『開眼!ビリー・ザ・キッド!!百発百中ズキュンバキューン!』

 走りながら『ビリー・ザ・キッド魂』にゴーストチェンジし、2丁拳銃でスナイプ先生に銃撃した。突然の銃撃にスナイプ先生は驚くが難なく交わした。

 スナ「来たか、待ってたぞ」

 ス「ヨシ君、あいつは倒したの?」

 「ああ、あそこで伸びてる」

と言って爆豪の方を指差す。

 「よし千紘、決めるぞ!」

 ス「うん!」

スペクターはガンガンセイバーとバットクロックを合体させライフルモードにする。

 スナ「ほう、ライフルにもなるのか。それでどうするんだ?」

 「それは、こうです」

と言ってベルトに翳しアイコンタクトする。

 『ダイカイガン!ガンガンミロー!ガンガンミロー!』

 銃口に複数のコウモリが現れると同時に時計の針が12時を差した。それと同時に引き金を引いた。

 『オメガインパクト!』

強力なエネルギー弾が発射された。危険を感じたスナイプ先生は高くジャンプして交わした。だがそれがスペクターの狙いだった。

 「千紘、今だ!」

 ス「何!?」

と言ってスナイプの方を見る。スナイプがドライバーからガシャットを抜いた。

 『ガッシューン』

そしてそれをキメワザスロットホルダーに差し、ホルダースイッチを押した。

 『ガシャット!キメワザ!』

 スナイプが姿勢を低くする。それと同時に右足にエネルギーが集まる。

 『バンバンクリティカルストライク!』

 《BANG BANG CRITICAL STRIKE!》

と音声が鳴り高くジャンプした。そして宙返りし右足を伸ばし、スナイプ先生にライダーキックを繰り出す。それがスナイプ先生に命中した。

 ス「グアァァー!」

 『会心の一発!』

スナイプが着地する。そして駆け寄ってきたスペクターとハイタッチする。

 『ゲームクリア!!』

 《GAME CLEAR!!》

と音声が鳴ると風景が元に戻った。それと同時に歓声が上がる。

 

 

 プレ「決まった~!勝利したのは2人の仮面ライダーだ。これはスゲ~し、パネェ!まじパネェ!!」

 ブ「落ち着けよ、しかし凄い戦いだった」

 ハウ「ああ、凄い戦いだった」

 

 スペクターとスナイプが同時に変身を解除した。

 『ガッシューン・・・』

 『オヤスミー』

義明が千紘の方を向き、お疲れと言おうとしたが千紘が抱きついてきた。

 

 生徒一同『ああーー!!』

 ちなみに義明Love組は

 切(ちょっと何よあれ?もしかして、あの子も!?)

 レ(ヤバい!ライバルが増えた!?)

と内心焦っていた。

 

 「ちょ、千紘?どうしたんだ突然」

と聞くと千紘が義明の顔を見て笑顔で言った。

 千「私に私自身を信じる切っ掛けを教えてくれて、私を仮面ライダーにしてくれてありがとう」

と言って自分の唇を義明の唇と重ねた。

 

 これにはまた

 生徒一同『ああーー!!』

と声をあげる。義明Love組は黒いオーラを出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 氷「・・・!あいつら、もしや」

と場所は変わって警察署内にて氷室が突然何かを言ってスーツのボタンを外しネクタイを緩め、Yシャツのボタンを外し広げる。Tシャツは紫色で胸辺りには白文字でこう書いてあった。

 

 

 『ベストマッチ!?』

 

 

 加「何してるんスか、龍さん」

と言って呆れる加賀美と彼の肩に止まってるガタックゼクターである。




 いかがでしょうか?最後のは仮面ライダービルドの新世界編の仮面ライダークローズのラストを真似してみました。


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正義とは? そして新たな入居者

 皆さんお久しぶりです。

 最近、車の合宿免許だの次の就職先だので忙しい上に少しスランプ気味でしたが何とか復帰しました。


 スナイプ先生と爆豪とのバトルから少し時間が経ち、今義明は出久と心操、切島、鉄哲、鎌切はよく義明が行く喫茶店『ふあ~む』(←名前考えてる最中に何故か欠伸が出たのでこれにしました。何か和む気がして)

 ちなみに女性陣は既に帰っていた。しかし何故か切奈はレイ子と千紘を連れて帰ったのである。

 

 

 

 ?「はい、ブレンドコーヒー6つと義明君にはブルーベリーソースのレアチーズケーキ、鉄哲君にはカレーライス大盛、切島君にはナポリタン大盛お待ちどう」

とこの店の店主の石動栄司【いするぎえいじ】が座ってるテーブルにコーヒーと料理を置く。

 「いつもありがとう、マスター」

 石「いやいや、義明君はうちのコーヒーのファンだからね!いつでもウェルカムさ!それじゃ、ごゆっくり」

と言ってカウンターに戻った。すぐさま鉄哲と切島は料理をガツガツと食べ始めた。

 切「ウメェー!めっちゃウマい!!」

 鉄「このカレーもあとから辛さとスパイスのパンチが来てウメェー!」

 石「お、ありがとう2人共!今後も来てくれると嬉しいな」

 切・鉄「ウス!!」

とこの状況を見た心操と鎌切は失笑しており、義明は微笑みながらチーズケーキを口に運ぶ。しかし出久だけは先程から静かだった。

 

 鎌「ところで、齋藤。何で俺と切島、鉄哲を誘ったんだ」

と義明に聞く。義明はフォークを置きコーヒーを一口飲むと答える。

 「実は、だな。君達3人・・・いや他にもいるかもだけど、今のところ君達3人には俺達と同じ仮面ライダーになれる素質と才能がある」

それを聞いた3人は驚いた。  

 鎌「な!?」

 切・鉄「マジか!?」

 「うん、とりあえず切島と鉄哲は食べながら喋らない。行儀悪いから」

 切「あ、ワリィ」

 鉄「す、すまない」

と謝る。心操は隣の出久に声をかける。

 

 心「緑谷、大丈夫か?」

 出「え?!あ、うん。大丈夫だよ」

と答える。それに鎌切が言う。

 鎌「爆豪のことか?」

と言うと、出久は静かに頷いた。

 心「まあ、確かにあれはなかなかな性格だもんな」

 切「漢らしくねぇっていうか」

 鉄「それに関しては、切島に同感だ」

と言うと出久が言った。

 出「そんなことはない!カッちゃんは昔からあんな感じだったけど本当は良い人なんだ!」

 「出久・・・」

と義明が呟く。その時、義明の制服の内ポケットからロビン・フットの眼魂が飛び出した。それが出久の前に来ると出久を吸い込んだ。

 心「うお!?出久が」

 切・鉄「何かに吸い込まれた!?」

と慌てるが、義明が静める。

 「大丈夫だ。出久は今、眼魂の中の英雄と話をしている」

と答える。他4人は眼魂をジッと見る。

 

 

 

 

 出久が目を開けると、そこはどこかの森の中だった。

 出「え、ここは何処?!僕は確か・・・」

と言って思い出そうとすると目の前の人物に気が付いた。その人物は緑色のパーカーを来ていて黄色の羽がついていた。

 出「あなたはもしかして、ロビン・フット?」

と聞くとその人物が振り向きながら頷いた。

 ロビン「お前のその爆豪とやらを信じると言う気持ちは立派だ。だが彼はいずれ取り返しのつかない所まで行くかもしれん」

と言う。それに出久が言う。

 出「でもこれまでは、あんな感じに接してきたけどきっと分かってくれるよ!だって」

 ロビン「自分の正義を押し付けるのか?」

その言葉に出久は言うのを止めた。

 出「え?」

 ロビン「私と闘った者達にも彼らなりの正義があった」

 出「でも闘ったんですよね?」

 ロビン「逢いまみえぬ正義だったからな」

ロビン・フットが一呼吸おいて言う。

 ロビン「緑谷出久よ。正義は1つとは限らない、それを忘れるな」

と言うと出久を光が包んだ。

 

 

 

 

 突然、眼魂が光だし出久が出てきた。

 切「うお!?大丈夫だったか?緑谷」

 出「う、うん」

義明が聞く。

 「ロビン・フットは何て言ってた?」

出久が答えた。

 出「正義は1つとは限らないって」

 「そうか」

と呟き、コーヒーを飲む。

そして熱血コンビ(心操が命名)が完食すると後日3人に合うライダーシステムを渡すと言うことで解散した。

 

 

 義明は家に着き、マシンフーディをガレージにしまう。ガレージのシャッターをおろして家に入った。玄関に入った義明は何故か靴が2人分多いことに気が付いた。

 「あれ?誰か来たのか?」

と言ってリビングの扉を開けて、絶句した。

 「ただい・・・え?」

 切「あ、お帰り~」

とキッチンから顔を覗かせて切奈が言う。そこまでは良い、今晩は切奈が当番だから。しかし何故かソファーにレイ子と千紘が座っていた。しかもソファーのそばにはキャリーバックが2個とボストンバックが2個置いてあった。

 「え?どゆことこれ?」

と言うと千紘が言う。

 千「私達も今日からここで同居することにしました~」

 レ「よろしくね、義明」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「えええぇーーーーΣ(Д゚;/)/!?」




 とまあ、こんな感じで終わります。
ではまた次回。

 石動栄司は、石動惣一役の前川泰之似。後に彼も仮面ライダーにする予定。


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開眼!ゴースト!!

 お久し振りです。ここしばらく、退職手続きや新しい職場での作業などでなかなか書けませんでしたがようやく書けるようになりました。


 それからしばらくして、

 「んじゃまぁ、レイ子に千紘が新しく入居したってことで今後の役割は決まったと。さて」

と言いながら立ち上がる。

 切「どうしたの?」

と切奈が聞いてきた。

 「風呂入ってくる、疲れちまって」

と言って出ていった。だがその時、約1名の目がキラリッと光ったのには誰も気がつかなかった。

 

 

 

 切「よし。千紘、これテーブルまでお願い」

と言ってお盆に回鍋肉の乗った皿と、レタスとトマトの入ったボウルを乗せる。

 千「OK」

と夕食の準備をしていた切奈と千紘がいる。

 

 

      〈切奈の本日の夕食〉

   ・回鍋肉 ・レタスとトマトのサラダ

   ・コンソメスープ ・白米ご飯 ・麦茶

 

 

 千紘がテーブルに料理を乗せてくとあることに気付く。

 千「あれ?そういえばレイ子は?」

 切「え?あ、ホントだ。いない」

 

 千・切「まさか!?」

と同時に叫んで浴室に向かった。

 

 

 

 

 

 

 遡ること数十分前・・・

 義明は今浴室で髪を洗っていた。シャワーで流し終えると体を洗うため洗剤を泡ただせていた。その時、

 

 コンコン

 

 とドアをノックした音がしたので振り向く。

 レ「義明、湯加減どう?」

レイ子だった。

 「ああ、ちょうど良いぞ」

 レ「それじゃ」

と言ってドアを開けたのだ。そこにいたのはバスタオルで体を巻くレイ子がいた。

 「ファッ!?」///

と変な声で驚くと同時に顔を赤くする。

 レ「お、お背中をお流しします///」

と顔をこれでもかと言うほど赤くなりながら、言う。

 「お、おう」

とさすがの義明もここで帰さず承諾した。

 

 

 レイ子side

 私は今、初恋の人の背中を洗っている。あの時助けてくれた人の背中は大きく力強さを感じた。

 「ど、どう?」

 義「お、おう。良い力加減だよ」

と恥ずかしながら答える。それを聞いた私は微笑んだ。前も洗おうとしたが彼は恥ずかしがりながら止めた。まぁ当然といえば当然だけどもね。

                  side Out

 

 

 お互い、洗い終わると湯船に浸かる。今義明の隣にレイ子がいるのだが、レイ子の大きな胸がダイレクトに当たっている。

 (うわ~、ヤベーイ!まさかの混浴かよ!しかも胸デケェ。て、落ち着け俺!)

と自分の理性と闘っていた。やがて

 レ「ねぇ義明」

とレイ子が声をかけてきた。

 「な、何だ?」

と聞き返した。

 レ「ありがとう、あの時助けてくれて。私、個性のせいで友達少なくて気味悪がられて。でも初めて義明のスペクターのおかげでなんか自信持てたんだよ」

と言う。義明はレイ子の頭に手を乗せ撫でながら答えた。

 「大丈夫、レイ子はとても凄い子だよ。君の個性は素晴らしいよ。一番大事なのはね。自分を信じることだよ。もしもっともっと上達し先を歩くなら俺が手伝うよ」

と微笑みながら言う。レイ子は涙を流しながら

 レ「ありがとう、義明」

と言って抱き締めた。

 レ「私、もっともっと頑張る!」 

と言ったその時、レイ子の右手が光った。レイ子は一旦離れて右手を見ると、1つの眼魂があった。眼魂には【GHOST】と書かれオレンジ色の顔で黒い複眼の絵が描かれていた。

 レ「これって」

 「レイ子の強い意志で、自分の魂の宿った眼魂が誕生したんだ。君は今から俺達仮面ライダーと同じ、仮面ライダーゴーストだ」

 レ「仮面、ライダー、ゴースト」

と言って自分の眼魂を見る。そして微笑みながらまた義明に抱きついた。

 レ「ありがとう、義明。本当にありがとう」

と嬉しそうに答える。一方の義明はというと・・・

 (これアカン。絶対アカンやーつ!さっきから立派なお胸が!ヤバい)

と頭の中では理性と闘っているが、両手がレイ子の背中に回っていた。その時、

 

 バーン!

 

という音と共に切奈と千紘が入ってきた。

 切「何やってるのよレイ子!離れなさいよ!」

 千「そうよ、羨ましいじゃない!」

 切・レ「キスしたお前が言うな!」

と言い争いになった。義明は内心ホッとしたが

 (これ今後どうなるんだろうな) 

と考えていた。

 

  

 

 

 




 いかがでしょうか?
 レイ子の変身するゴーストは見た目は変わりませんが色は薄紫色です

 7/22に薄紫から普通のオレンジに戻すことにしました


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眼魂の引き渡しと添い寝

 皆さんお久し振りです。
また再就職の手続きだの慣れない作業でてこずりました。
 ということでどうぞ!


 入浴を終え夕食後、リビングに4人が集まっていた。今レイ子の前には1~10番と14、15番の眼魂が置かれていた。

 「というわけで、レイ子が俺と同じライダーになったということでそこの眼魂を渡す。上手く使いこなしてくれ」

 レ「うん、でも義明は大丈夫なの?」

 「ああ、大丈夫」

と言いながら、眼魂を出す。ツタンカーメン、ノブナガ、フーディーニの3つに6つの眼魂を出す。

 切「へぇ、色々あるんだね」

 千「ねぇ、この藍色で熊の横顔にライフルの絵柄の眼魂は何なの?」

と千紘が手にしながら聞く。

 「それは山本兵吉の眼魂だよ」

 千「兵吉?」

 「伝説のマタギと言われる凄腕の猟師だよ」

 

 

 〈偉人録 その1〉山本兵吉(やまもと へいきち)

 ・北海道苫前郡初山別村出身の猟師、好物は酒

 ・三毛別羆事件の羆を退治

 ・生涯で仕留めた熊の数は300頭と言われる

 

 

 切「へぇ~、じゃあこの抹茶色の眼魂は?」

 「そっちは洪庵の眼魂だ」

 千「洪庵?」

 「江戸時代の医者だよ」

 

 

 〈偉人録 その2〉緒方洪庵(おがた こうあん)

 ・江戸時代後期の武士でもある医師で蘭学者

 ・天然痘の治療に尽力し、近代医学の祖といわれる

 ・大阪に適塾を開き、福沢諭吉など数多くの人材を育てる

 

 

 千「凄いんだね、この人達・・・ふぁ~」

と千紘が欠伸したので時計を見ると21時だった。

 「もうこんな時間か、寝るか」

と言って皆、寝室行へと向かった。

 

 

 部屋に戻った義明はベッドのそばのライトをつけ、部屋の電気を消した。ベッドに入り天井を見ていると誰かがドアをノックした。

 「ん?どうぞ」

と言うと、入ってきたのはパジャマ姿の切奈だった。

 「え、どうしたの?切奈」

 切「えっと、その・・・今夜、一緒に寝て良い?///」

と顔を赤くして聞いてきた。

 「え、あっと、その・・・良いぞ」

と言って少しずれる。切奈は布団をよけて義明の隣に横になると、義明は布団をかける。

 しばらく、沈黙が続いていたが

 「そ、そういえば急にどうしたんだ?切奈」

と聞くと

 切「今日千紘にキスされて、レイ子と混浴したでしょ。だから私もこれくらい良いでしょ?」

と答える。

 「それもそうだな。それじゃ頭上げて」

と義明が言う。切奈が少しだけ頭を上げる。

 「もういいよ、頭下ろして」

と言う。切奈は不思議に思いながら頭を下ろすと、少し固いけど暖かく心地良い感じがする。

 切「え、これ・・・もしかして///」

 「うん、腕枕」

と答えると切奈が顔を真っ赤にするも微笑みながら眠りについた。そんななか、義明は少しやり過ぎたかなと思いながら眠りについた。

 

 




 久し振りなので今のところはここが限界です。今回はオリジナルの眼魂登場です


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朝食と新たな仮面ライダー誕生

 お久し振りです!そしてすみませんでした⁉️

 レイ子、千紘の新たな同居人2人が加わりより一層愉快なものになるでしょう。

 久し振りなので義明達の朝食と新たな仮面ライダー誕生です


 朝6時頃、義明が目を覚ますとそこには義明の腕を枕にして良い笑顔で眠ってる切奈がいた。義明はそんな切奈を見てフッと小さく笑う。

 「寝顔可愛いな・・・って何言ってんだ俺」

と最後の方は呆れながら言う。朝食と昼の弁当を作る為、切奈の頭を優しく持ち上げ腕を引き抜いて起きるとそのまま部屋を出た。義明がドアを閉めると同時に切奈が目を開ける。実は義明と同じタイミングで起きたのだが寝たフリをしてたのである。

 切「可愛いって、恥ずかしいよ馬鹿///」

と顔を赤くしてまた目を瞑り眠った。

 

 義明が階段を降りリビングに入るとキッチンの方から料理特有のいい香りと音がしたのでそっちに行くと千紘が朝食を作っていた。

 千「あ、おはようヨシ君」

 「おう、おはよう。良い香りだな、手伝うよ」

 千「ありがとう♪じゃあお味噌汁分けて」

 「あいよ」

と答えると味噌汁の入ってる鍋の前に行き、蓋を開ける。

 「お、豆腐とワカメの味噌汁か?良いね」

と言うと千紘はニコッと微笑む。その笑顔を見て義明は顔を赤くしたがすぐ味噌汁を分けた。その間に千紘はコンロに鮭の切り身を入れた。

 

 

 

       〈千紘の本日の朝食〉

 ・豆腐とワカメの味噌汁 ・麦入りご飯

 ・焼き魚(鮭) ・ほうれん草のお浸し ・ほうじ茶

 

 しばらくして、リビングのドアが開くと切奈とレイ子が眠たそうに入ってきた。

 切「ふあ~、おはよう~」

 レ「おはよう皆」

と挨拶したので

 千「おはよう2人共」

 「おはよう。レイ子出来ればこっち来て手伝って、切奈はまだ眠いなら顔洗ってサッパリしてきなさい」

 レ「うん」

 切「そうする~」

と言ってリビングを出た。

 「あ、やっぱレイ子は切奈に付き添ってあげて。何か心配だ」

 レ「うん」

と言ってレイ子も部屋を出た。

 

 しばらくして顔を洗ってサッパリした切奈とレイ子が戻って席に着いた。

 「じゃあ、食べよっか。いただきます」

 切・レ・千「いただきます」

と言って箸を手にし、食べ始めた。義明がふと言う。

 「あ、そういえばレイ子は通学どうしよっか?夕べ仮面ライダーになったし」

 レ「あ、そうか。どうしよう?」

 「ちょっと待ってて」

と言って義明は席を立ちリビングを出てガレージに向かった。 

 

 ガレージに着くとシャッターを上げる。するとマシンフーディーの隣にゴースト専用のバイクのマシンゴーストライカーがあった。

 「おお、ゴーストライカーだ。ん?何だあのケース」

と言ってゴーストライカーに近付く。ゴーストライカーのシートにケースが置いてあったので、ケースに近付くとケースを開けた。その時、何かがケースから飛び出し義明の頭にかぶり付いた。

 「いったたたた!?え、何いててて離れろ!」

と言って引き剥がすと手にしたのはいかにも恐竜のおもちゃのようなものだった。だけど義明は知ってる。

 「え、これってファングメモリ!?ってことは」

と言ってケースを見るとダブルドライバーが入っていた。それと他にメモリが入っていた。ただ入ってるメモリは見たことないものだ。水色でラベルにCと書かれていた。義明は試しに手に取りスイッチを押した。

 メモリ『Calm!』

とちゃんと立木文彦さんボイスだった。

 「Calm?確か冷静って意味だったな。何故ってああ、そういうことか」

と納得した。でそのままケースとファングを連れて中に入った。リビングに戻ると皆驚いた。

 切「え!?義明何それ?」

 千「何それ?おもちゃ?」

と千紘が言うとファングが義明の手から抜け出し千紘の頭にかぶり付いた。

 千「いたたたたた!ゴメンゴメン!?許して(涙)」

 切「ほら離れなさい、良い子だから」

と言うとファングは離れ切奈の前に降りる。切奈がファングの頭を撫でると気持ち良さそうに唸る。

 ファ「グルルル」

 レ「あれ?これ懐いてない?」

 「懐いてるな。切奈、そのファングメモリとこのドライバーをやろう」

と言ってケースを切奈に渡した。

 切「これって、もしかして・・・」

 「そう、これで切奈も仮面ライダーだ。名前は仮面ライダーファングだ」

 「仮面ライダー・・・ファング。良いね、よろしくファング」

それを聞いたファングは嬉しそうに唸る。

 

 

 




 はい、ということで切奈は仮面ライダーファングになります。今回オリジナルのガイアメモリである冷静を意味するメモリです。
 ファングは結構荒っぽいですからね


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