【剣盾】ヤリチン女装トレーナーのガラル♥レポート (五十貝ボタン)
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01:3番道路(ミニスカート・ベロチュー素股)

 やぁ、こんにちは!

 ボクはポケモントレーナーのアンリ。

 これはボクが故郷のハロンタウンから旅に出てからの記録。

 ガラルでの旅はジムチャレンジとか、ポケモン図鑑を完成させたり、キャンプしたり……とにかくやることが多くてタイヘン!

 でも、大好きなポケモンたちと一緒なら乗り越えられる。たぶん。きっとね。

 

 あ、そうそう。

 ボクはポケモンと同じぐらい好きなものがあるんだ。

 それは、女の子。

 どれぐらい好きかっていうと、自分でも女の子の格好をしてるくらい。

 だって、鏡を見たときにかわいい子がいたほうが嬉しいでしょ?

 

 もちろん、自分だけじゃないよ。

 ポケモントレーナーって、かわいい女の子が多いんだ。ジムチャレンジはテレビ中継もされてるし、知ってるよね。

 ポケモントレーナー同士、目が合ったらポケモン勝負! ……は、基本だよね。

 それって、トレーナーと仲良くなる機会も多いってこと。

 たとえば、こんな風に……

 

 

■3番道路

 

「あーん、どうしてぇ?」

 ボクに勝負を挑んできた女の子……ミニスカートのミチルが、泣きそうな顔で崩れ落ちた。

「ほのおタイプのロコンのほうが有利なはずなのにぃ」

 たったいま、ボクたちはポケモン勝負を終えたところだった。

 結果は……ボクのサルノリの勝ち。

 

「うーん……相性だけじゃ勝負は決まらない、ってことかな?」

 ボクのサルノリのほうが鍛えてあったし、それに……せっかくのロコンも、ほのお技を使わなきゃ有利は活かせない。

 『でんこうせっか』じゃ、先手はとれても勝つことはできないよね。

「サルノリががんばってくれたおかげだよ」

 ボクの足下に戻ってきたサルノリの毛並みを整えて、ねぎらってあげる。サルノリは嬉しそうにしっぽを弾ませた。

 

「うう、スタジアムの中継を見て、ムショーに盛り上がって勝負を挑んじゃったけど……」

 『どうぞ』ってボクがハンカチを差し出すと、ミチルは『いいよ』って手振りで示した。

「中継、見ててくれたんだ?」

「それってどういう……」

 まばたきしながらミチルがボクの顔を見て……『あっ』の形に口を開けた。

 

「もしかしてあなた、ジムチャレンジャー? どこかで見たことあると思った!」

「気づいてなかったの?」

 てっきりわかってて勝負を挑んできたんだと思ってたから、ボクは思わず吹きだしてしまった。

「せっかちなんだね、ミチルは」

 ボクがくすくすと笑うと、雰囲気につられてサルノリもキャッキャと飛び跳ねる。

 

 ミチルは、少し顔を赤くしてミニスカートの裾を押さえた。

「だって本当に熱気がすごくて……」

 もじもじと膝を擦り合わせる。黒いストッキングに包まれた脚は、ぴったり包まれて……ほんの少しだけ、白い肌色が見える。

 黒は細く見えるっていうけど、すらっとした健康的な脚線がよくわかる。

 なにかがムラムラと湧き上がってくる。

 

「ねえ、ポケモン勝負で少し疲れちゃった。少し休もうよ」

 ボクは近くの木陰を指さしてミチルを誘った。

「うん……」

 手持ちのロコンも傷ついているし、彼女にとっても断る理由はない。ボクたちは、木陰に入った。

 ちょうど、道路を歩いていたら見えにくい場所だ。

 

「いい勝負だったね」

 近くで見ると、ミチルのほっぺは勝負の熱気でほてって赤くなっていた。

「あなたって、とっても強いのね。かっこいいかも」

「ありがと。君のロコンもすっごくかわいいよ」

 お互いの健闘をたたえ合うのがガラル流のスポーツマンシップだ。でも、お世辞ってわけじゃないよ。

 

「でも、トレーナーの方がもっとかわいいよ」

 肩を落としているミチルの体を支えるようにして、そっと手を触れる。

「そ、そうかな?」

「うん。ミニスカートもばっちり似合ってる」

 ミチルは、ボクのことを女の子だと思ってるみたいだ。警戒しないで身を任せている。

 

「ありがとう。でも、寒い時期はさすがにね」

 と、ミチルが軽くストッキングをつまんで見せる。生地が引っ張られて、まわりの肌がきゅっと透けて見える。

「ストッキングも素敵だよ」

 ボクはそっとかがみ込んで、その太ももを撫でた。

 迷いなく。当たり前みたいにスキンシップするのが大事だ。

 

「ひゃ……!」

「とってもきれいな脚」

 びっくりして声をあげるミチルを、いたずらっぽく笑いながら見上げる。

「も、もう、ふざけないで」

「ふざけてないよ。ほら」

 膝をついて、彼女の腿に両手を回す。ストッキングの手触りはすべすべ。ボクのあごにさらさらしたミニスカートが擦れてくすぐったい。

 

「ちょ、ちょっと……」

 いきなり『ローキック』ってわけにもいかなくて、ミチルは驚き、戸惑っている。

 そのスキに、ボクは攻勢をかける。ポケモン勝負と一緒で、押すときは押さなきゃね。

「ポケモン勝負してる時から気になってたんだ。気持ちよさそうで……♪」

 膝の裏から太ももを撫でると、女の子の柔らかい肌の感触が、ストッキングごしに伝わってくる。

 

「ま、待って……」

 弱気になったミチルが木にもたれかかる。ボクは体を起こして、すぐ近くで彼女を見つめた。

「だめ、待たない」

 ウルウルの目が、ボクを見つめていた。

 ボクはガマンできなくて、そのまま唇を重ねる。

 

「んんっ!? ん、んっ……」

 びっくりしたミチルが身じろぎするけど、ボクはしっかり両手を回して体を押さえている。

「ん……っふ、あ、む……♪」

 柔らかい唇。リップも塗っていないのに、甘く吸い付いてくるみたいだ。

 何度も触れあわせてると、どんどんミチルの体は熱くなってきて、代わりに抵抗が弱まっていく。キスで気持ちが伝わってるのがわかった。

 

「へ、ヘンだよぉ、女のコ同士でこんなこと……」

 切なげに眉をハの字にして、ミチルが呟くような小声で言った。

 でも、それこそボクが待ってた言葉だ。

「女のコ同士じゃなかったらいいんだ?」

 ボクはスカートの前をまくり上げてみせる。

 

「ええっ!?」

 目を丸くしてミチルがソレを凝視する。ソレっていうのは……もちろん、ボクのおちんちん。

 彼女の脚を触ってるうちにすっかり勃起して、パンツから飛び出している……普段はきちんと収まってるけど、大きくなったらさすがにはみ出しちゃうのは、ちょっとだけ悩みの種だ。

 斜め上に反り返りながら突き出しているそれは、元気よく突き出してビクビク跳ね上がっている。

 女の子の視線を感じると、ますます固くなってしまう。

 

「お、男の子だったの?」

「うん。ね、触ってみて」

 戸惑っているミチルの手首を取って、ボクのものに導く。白くてほっそりした手のひらがソレに触れた。

「あ、熱いんだ……」

「ミチルの手は、少し冷たいね」

「だってぇ」

「温まるまで触っていいよ」

 

 ミチルはおっかなびっくり、という感じて、ボクのものを撫でさする。

「散歩に行く前のロコンみたい。ウズウズしてる……♥」

 こわがるような手つきから、だんだん包むように触ってくれるようになった。片手じゃ収まり切らないってわかって、両手を添えて、祈るように指を絡ませて……

 

 しゅ、く、しゅく、しゅっ……♥

 

「あ、んっ……♪ くぅ……」

「気持ちいいんだ。か、かわいいかも……♥」

 優しく擦られると、思わず声が出ちゃう。おちんちんとボクの顔を交互に見ながら、少しお姉さんのミチルは、ボクのおちんちんを優しくさすってくれる。

 繊細なタッチにぴくぴく腰が動いて、先っぽがミニスカートをちょん、ちょん、とつついてしまう。

 

「もっと、強く握ってみて」

「う、うん……わっ、皮が動いちゃう♥」

 ボクのは普段は皮を被ってる。勃起した時も全部は剥けきってなかったかあ、ミチルの手の中でヌコヌコと皮が引っ張られたり戻されたり。ちょっともどかしい。

「そのまま、握ってて」

 ボクがお願いすると、ミチルはコクンって頷いた。ボクはゆっくり腰を突き出して、お姉さんの手の中で皮を剥いてもらう。

 

「はぁっ……♪」

 ぷくっ、と膨らんだ亀頭がすっかり露わになると、思わず声が漏れてしまう。

「カムカメみたい。あ、でも、ちょっと柔らかいんだ……♥」

「う、うん、でも、ちょっとビンカン、だから……♪」

 ぷにぷにとボクの先っぽを触りながら、ミチルが感想を漏らす。ぴりぴりした刺激に、ボクも腰が震えてしまう。

 

「い、痛くない?」

「うん、むしろ……気持ちいい♪」

 先走りがにじみ出して、白い手についてしまう。

「そ、そっか。わ、わぁ……♥」

 ミチルは少しびっくりしたみたいだけど、手は止まらない。驚くより、好奇心のほうが勝ってるみたいだ。

 

 にゅ、ち、にちゅ、くちゅ、にちゅ、にちゅっ♥

 

「あっ、あっ……♪ 気持ちいい、ミチルの手……♪」

「気持ちよさそうな顔……もぉ、さっきはあんなにかっこよかったのにぃ♥」

 ボクのおちんちんを優しくシコシコしながら、ミチルは「しょうがないなぁ」って顔をしている。

 気持ち良くてびくびくおちんちんが跳ねるけど、手だけで出しちゃったらもったい、よね。

 

「お願い、脚に挟ませて」

「ええっ? で、でも……」

 手以外でもして欲しい、って言われたら、さすがに我に返ったようにまわりを見回す。ここが道路のすぐそばだってことを思い出したみたいだ。

「女の子どうしてじゃれてるように見えるよ。それに、サルノリが見張ってくれてるから」

 ボクが上を見ると、僕たちが隠れている木の枝につかまって、サルノリがまわりを見ている。まじめなサルノリは、ちゃんとボクの考えをわかってくれてるみたいだ。

 

「ううっ……さ、最初からそのつもりだったんだ、ヘンタイさんだぁ♥」

 ヒナンするようなことを言ってるけど、ミチルも興味が止められないみたい。

「かわいいジムチャレンジャーじゃなかったらこんなことしないよ……♥」

 そう言って、ミニスカートをそっとつまみ上げてくれる。

 

「うん、ボクも、美人のお姉さんだからお願いしてるんだもん」

 黒いストッキングの下には白いショーツがあった。ボクが腰を突き出すと、ちょうど先っぽがショーツの股布にぐりぐり♥と押し当たる。

「きゃぁんっ♥ ちょ、調子いいんだから♥」

 ボクはミチルの腰に手を回して、腿の間に腰を押しつける。そうすると、彼女もボクの肩を捕まえるように掴んでくれる。

 お互いに立ったまま、抱き合って……黒いストッキングの間に、おちんちんが挟まれる。さらさらした繊維の感触と、その下のふにふにした肌に包まれる。

 

「あ、あっ♪ これ、すごい……っ♪」

「あ、熱いの、擦れてる♥ ビクビクして……♥ き、気持ちいいんだ?」

 もじつくようにミチルが腰を動かすと、ずりずりっ♥ と擦れてしまう。

「ぁあぅ♪」

 剥いてもらったおかげで、カリ裏に繊維が擦れて、しびれるような快感。思わず声が漏れちゃって、ひしっと抱きついてしまう。

 

 しゅり、しゅりっ♥ しゅこしゅこっ♥ くしゅくしゅっ♥

 

「あっ、ぁあっ♪ ミチルの脚、すごい……♪」

 腰がびくついて、柔らかい腿の間でおちんちんが暴れるように動く。二人のスカートの中の熱気がむわりと混ざり合って、『ひのこ』が飛び散ったみたいに熱くなっている。

「もぉ、こうしてみると女の子にしか見えないのに……♥」

 ぎゅっとボクの体を抱いて、柔らかいおっぱいの温かさを伝えてくれてる。ボクは甘えるみたいにすがりつきながら、ぐっと唇を突き出した。

 

「キス、もっとしたい……♪」

「あ、ん、も、もう、ヘンタイなのに甘えん坊なんだぁ……♥」

 せがまれて、仕方ない、っていうみたいに、少し上から唇を触れさせてくれる。でも、今度は触れあわせるだけじゃガマンできない。

「ん、れぅ……♪ ん、りゅ、ぅ、あむ……♪」

「んぅ♥ ん、りゅ、っちゅ、る、れりゅ……♥」

 舌を伸ばしてミチルの口の中に押し込むみたいにして、絡め合わせる。えっちなキスの音は、草むらの中をポケモンが動く音にかき消されて、僕たちにしかわからない。

 

「んりゅう……れぅ、ん、じゅる……♥ ちゅぷ、れりゅ……は、む、ん……るっちゅ……♥」

 ぺちゃぺちゃ音を立てて、たっぷり唾液が乗った舌が擦れ合う。ミチルもボクの舌に差し出すように舌を伸ばしてくれて、ちゅ、ちゅ、と甘く吸い付いてくれる。

 さらさらの髪がボクの髪とこすれる。流行のオレンの実の香りのシャンプー。唾液はとろけるみたいな舌触りで、とっても甘い味。

「ん、っ、っふ……ん、る、っちゅ……ぱ、れりゅ……♪」

 舌を絡めて音を立てながら、ボクはミチルのお尻を掴んで、もっと強く腰を動かした。

 

 くちゅ、じゅく、にちゅ……ちゅっく、くちゅ、ちゅぷ、ずりゅ、ちゅぐっ♥

 

「んんぅ♥ ん、んん、はむっ、ちゅ、る、りゅう……♥ れっりゅ、っちゅ……♥」

 ストッキングの奥のショーツに先っぽが当たると、そこが他よりももっと熱くなっているのがわかる。

 ボクの先走りだけじゃない水気が、こすれ合う音を湿っぽくさせている。

「っふ、ぅううっ♥」

 ミチルが切なそうに腿をしめると、ぎゅうっ♥ とおちんちんが包まれて、ストッキングのすべすべの感触が全体を強く擦りあげた。

 

「れ、りゅ……♪ 出るよ、ミチルの脚にかけちゃう……っ♪」

「いいよっ♥ 熱いの出して♥ 私にも熱いの伝わらせて♥」

 熱を帯びて潤んだミチルの目は、ポケモン勝負の時よりもっと夢中になっている。ぐりぐりっ♥ と自分から股を押しつけて、ボクのおちんちんを刺激してくれている。

 ボクはストッキングに火がついちゃいそうなくらい強く腰を振って、一気に気持ちいい感触を駆け上がっていく……

「イく……っ、お姉さんの脚で……イ、くぅっ♪」

 

 びゅるるるるるるっ! びゅく、びゅううっ、びゅうううううっ!

 

 奥から駆け上がってきた快感がはじけるみたいに、一気に噴き上がる。

 タイツに包まれた太ももと股に、どろどろの精液がたっぷりと浴びせられる。黒いストッキングに白い精液がべっちょりとこびりついて、コントラストがくっきりわかるくらいだ。

「あ、あ……こんなに出しちゃって……ミニスカートじゃ隠せないよぉ……♥」

 トロンとした表情で、ミチルはくってりと木にもたれている。

 

「気持ちいいから、いっぱい出ちゃった」

「こんなに出しちゃうなんて、やっぱりヘンタイさんだぁ……♥」

「ミチルのスカートでフキフキしてほしいな」

「もぉ、じゃあ、かわりにいっぱいチューして♥」

 

 ちゅ♥ ちゅ、はぷ、んちゅ、じゅる……♥ れりゅ、ちゅっぷ、ちゅう……っ♥

 

 へたり込んじゃいそうなミチルを抱きしめながら、おねだり通りにたくさんのベロチューでお返ししてあげる。

 ミチルはちゃんとスカートで拭いてくれて、「ジムチャレンジがんばってね」って、送りだしてくれた。

 それから、「今度はあったかいところでしようね」って。




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02:ガラル鉱山(さぎょういん・パイズリ)

■ガラル鉱山

 

「手伝ってくれてありがとうね」

 鉱山作業員のヤスエさんが、トロッコを押しながら片目をつぶって見せる。

 ヤスエさんが押しているトロッコの反対側は、ボクのタンドンが曳いている。レールの上で貨物を引くのが楽しいみたいだ。背中の石炭がカッカと熱をもっているから、テンションが上がっているのがわかる。

 

「お姉さんのドッコラー、倒しちゃったからね」

 ガラル鉱山では、人間とポケモンたちが協力して働いている。作業員たちは二~三匹のポケモンに指示を出しながら、額に汗している。

 

 労働する大人は立派!

 

 でも、その労働中にもポケモントレーナーとみると勝負を挑んでくる、って作業員も少なくないみたいだ。

(まさか通り抜けるだけで四人も……)

 おかげでボクのポケモンも鍛えられた。特に、タンドンはよく頑張ってくれたから、労ってあげないと。

 ……この牽引作業が終わって、体が冷めてから、だけど。

 

「だってあなた、ジムチャレンジャーでしょ? 強いトレーナーを見かけたらポケモン勝負したくなるのよ!」

 豪快に笑いながら、ヤスエさんはゴーリキーみたいに力こぶを見せるポーズ。

 さすがに、厚手の作業着の上から力こぶは見えなかった……けど、代わりに「こんもり」とした胸元がぐいっとつきだされる。ちょうどボクの頭の高さだ。

 ゴクリ、と生唾を飲み込んで、まじまじと見つめてしまう……けど、ちょうどその時、ボクたちが進む道が上り坂になった。

 

「タンドン、もうちょっとがんばっておくれよ」

 そう言って、ヤスエさんは両手でぐっとトロッコを押す。体勢を低くして、しっかりと押し出す……ガラル鉱山でバリバリの現役なトロッゴンならともかく、タンドンはまだ貨物を曳いて坂を登れるほどパワーがないのだ。

 ボクは……手伝おうかと思ったけど、邪魔になるだけだろう。自分のポケモンを信じるのも、トレーナーには必要なことだよね。

 

「んんっ……!」

 ヤスエさんの声は力んで低くなる。しっかりと体を支えるために、膝を曲げて腰を突き出して……

 しっかりとした作業着に包まれたお尻の形が浮き出している。むっちりと幅広で、たっぷりとお肉が乗っている。体が大きいうえに、骨も太めで、さらに鍛えた体には筋肉と、女性らしい丸みが乗っている。

 こんな女の人が近くにいて、他の作業員はガマンできるのかな。

 それとも、ガマンしてないのかもしれないけど。

 

「ふーっ。ここまででいいよ、ありがとうね」

 ボクがみとれている間に、坂を上りきったらしい。ヤスエさんは木材を噛ませてトロッコを留めた。

「いいものあげるから、こっちおいで」

 力がこもっていた肩をほぐしながら、ヤスエさんはすたすた歩きだした。タンドンに言ってるのかと思ったけど、目がちらっと僕に向けられていた。

 

「いいものって?」

「焦らないの」

 ふわっと風が吹いて、ヤスエさんのヘルメットから垂れた髪がなびいた。急に明るくて開けた場所に出て、思わず目を細める。

「いいとこでしょ。あたしの休憩所」

 ガラル鉱山の中腹の横穴から、ボクたちは外に出ていた。3番道路が見おろせて、ヒメンカの黄色い花がちょこちょこと草むらのなかを歩いているのがわかった。

 

「そのうち塞いじゃうらしいんだけどね。この眺めは作業員だけの特権ってわけ」

 岩陰にはシートが置いてある。そこに、ヤスエさんの荷物がまとめてあるみたいだ。

 荷物のなかを探って、彼女のボクの方にぐい、っと丸いものを突き出した。

「ほら、あたしの予備」

 ボクの胸元におしつけられたのは……ヤスエさんが使っているのと同じヘルメットだ。

 

「あ、ありがとう……もらっちゃっていいの?」

「いいのいいの、あたしはいくらでも手に入るし。鉱山じゃ安全が第一だよ」

 コンコン、と自分のヘルメットを叩いて、ヤスエさんが白い歯を見せる。

「いたずらなコロモリが石を落としてくることもあるんだ。かわいい顔、ケガしたらもったいないよ」

 と、ボクの頭にヘルメットをかぶせえくれる……ボクのツインテールが引っかかって、うまくかぶれなかったけど。

 

「おや、これじゃアゴひもが留められないね」

 と、声を上げて笑われる。もう、完全に子ども扱い。

「おいで、水分補給は大事だからね」

 岩陰にはシートが敷いてある。ヤスエさんは大きなヤカンから丈夫そうな金属のコップに水を注いで、ぐい、と一息に飲み干した。

 

(ヤカンで水を……)

 豪快な飲みっぷりに驚かされるけど、このままだとのんびり休憩に入りそうだ。その前に……

「でも、ヤスエさんだって」

 やられっぱなしじゃ終われない。ボクは手を伸ばして、例の「こんもり」を手のひらで持ち上げる。

「こんなに出っ張ってたら、危ないんじゃない?」

 

「あん、これでも低くしてるんだよ?」

 ふざけ半分にいいながら、ヤスエさんは息をつく。確かに、伝わってくる感触はぎゅうっと押し込められたようにカタい。大きさから考えると、かなりガチガチに固定してあるみたいだ。

「苦しくない?」

「もう慣れたよ、さすがにね……って、ちょっと」

 じぃっ♪ と反射ベストのファスナーを下ろす。同じように、作業着の方も。

 

「暑いんじゃないかと思って」

「たしかに、作業の後だけど……」

 きっちり袖を通した作業着の前を開けると、むっ❤ と女の人の汗のにおいがした。それと、石鹸のにおい。入り交じって甘酸っぱい香りは、ボクがバタフリーだったらふわふわ吸い寄せられてしまいそうだ。

 作業着の舌には、首元まで覆う、ぴっちりとしたインナー。その中にさらにスポーツブラの形が浮き上がってるのがうっすら見て取れた。

 インナーには汗染みがにじんでいる。首元から、ほとんどの汗が胸の谷間に流絵、胸の下にまあるくシミができている。なるほど、大きいとこうなるのか……。

 

「本当に、タイヘンなんだ」

「そりゃ、日が暮れるまで働き通しだから……」

「じゃあ、やっぱり貴重な休憩時間には冷まさないと♪」

 ぐい、と身を乗り出して、インナーに手をかける。一気に引き上げる……つもりだったんだけど、胸が大きくて引っかかってしまう。

「ダメだって、まだ業務中」

 と、その間に手首を押さえられてしまう。さすがに、ボクの細い腕じゃ無理矢理は脱がせられない。

 

「まったく、こんないたずらっ子だとは思わなかった」

「いたずらじゃなくて……どうやって押さえてるのか、見せてほしいなーって」

「ダメだってば。大人になってからブティックのお姉さんに聞きなさい」

「そんなぁ……どうしてもダメですか?」

 じいっ……と見つめてみる。ボクの目には涙がにじんできてる……演技じゃないよ。こんなに素敵なおっぱいがあるのに見えないなんて、悲しいもん。涙だって出ちゃうよ。

 

「うぅ……わ、わかったよ、少しだけだからね!」

 ハスキーボイスを少しうわずらせて、ヤスエさんが掴んだ手首を離してくれる。

(やったね♪)

 インナーをまくり上げると、スポーツブラに「むぎゅ」っと左右から支えられる、というか押さえつけられる形になっているおっぱい。かなり大きなブラだけど、「I」の形になってる谷間までは隠しきれていない。

 インナーに染み付いていた汗がおへそに向かってぽた、っと落ちていった。

 

「ピンクなんだ」

「ピンクは透けにくいの」

 スポーツブラはかなり大きいサイズだ。女装してるから堂々とブティックで眺めてたけど、ここまで大きいのはお店ではあんまり見かけなかったくらい。

(店員さんに「サイズ測りましょうか?」って聞かれた時はあぶなかった!)

 

「わー……ほんとに、パツパツだ」

 『ぎゅむぅっ』と押し上げられているおっぱいの「I」の横を軽くつつく……軽く、のつもりだったけど、しっとりした肌に指が飲み込まれそうな柔らかさだ。

「も、もうわかったでしょ」

 岩陰だから、誰かが出てきても見えないけど、まわりは開放的。通り抜けるだけの旅人は通りがからないだろうけど、ヤスエさんと同じ作業員はもしかしたら、誰か現れるかもしれない。

 

「うーん……もうちょっとだけ♪」

 でも、ここでやめるなんてもったいないよね。ボクはヤスエさんの胸に飛び込んで抱きついた。

「きゃっ!? ちょ、ちょっと?」

 とまどっている間に、がっしり胴に腕を回す。おっぱいに顔を埋めて体を固定。でも、ボクの腕じゃ、回り切らないかも。

 

「すっごい抱き心地♪」

 両手に余っちゃうボリューム。ブラに押さえられた胸に顔は埋められないけど、むぎゅ、っと押しつけると鼻先が谷間にすっぽりと埋まる。

 鼻孔に石鹸と汗の混じったにおいが拡がる。時間が経ってすえたにおいじゃなくて新鮮な肌のにおいは、オボンの実に似た柑橘系の香りがする。これがフェロモン、なのかな?

 しっとりした肌の感触が手のひらにも伝わってくる。大きく息を吸うと、熱の篭もった空気が、ブラの中を通ってたっぷりボクの肺に吸い込まれた。

 

「やめなって、変な気持ちになっちゃうから」

「えっちな気持ち?」

 上目使いで問いかけると、ヤスエさんは目線をそらしながら、こく、っと頷いた。

「ボクはもう、なってるよ」

「え、ちょっと……!」

 

 むぎゅう、って体重をかけると、ヤスエさんは転ばないように片手を後ろに着いた。

 さすがに片手じゃ引き剥がせないから、その間に、ボクはするするとヤスエさんの背筋に手を登らせていく。くっきりした背骨を通って肩に到達するころには、甘えて抱きついてるみたいな格好だ。

「ん、っしょ……」

 まくれ上がって首回りでだぶついているインナーの中に手を入れる。スポーツブラのストラップにそっと指を引っかけると、そのまま下に引き下ろすと、幅広な肩をストラップが通って、下に……

 下ろしたいんだけど、大きすぎる胸のせいでまた引っかかってる。

 

「……すごい」

 感心しちゃった。

「わ、わかったから、そんなに見たいんなら……」

 どうどう、っていうように、ヤスエさんが片手でボクの肩を撫でる。

「これじゃ、誰か来たら隠せないよ。だから……」

 と、もぞもぞ、体勢を立て直す。

 

 ヤスエさんは僕の前で、一枚ずつ……ボクが脱がせていった服を脱いでいく。

 作業着。インナーシャツ。スポーツブラ……胸を隠しながら、上半身裸になる。

 それから、もう一度作業着に袖を通した。

「こ、これなら、すぐ隠せるから」

 トップレスのうえに、作業着だけを羽織った状態で、そっと隠していた腕をどかす。

 

「とってもいい!」

 思わず前のめりになって、ボクはうんうん頷いた。

 白くてつやつやなお肌にちょっとごわっとした作業着。熱が中に篭もって、湯気が「むわむわ♥」ってあがってきそう。

 おっぱいはスポーツブラで押さえられてたぶん、「たぽんっ♥」とこぼれだしている。前に突き出す形になってるのは、筋肉がしっかり支えてるからかな。

 それに、厚めのお腹周り。ボクのウエストより大きそうだけど、脂肪が溜まっているというよりは、うっすら陰影がついて腹筋の形が浮かんでいる。

 その分おへそが深くて、ホルビーの巣穴みたい。

 

「うわぁ……♪ ヤスエさんのおっぱい、たぷたぷ♪」

「ちょっとだけって言ったのに……」

 恨めしそうに言うけど、ボクに協力するみたいに胸を突き出してくれる。ずっしりした乳房を両手に一つずつ乗せて、重さを確かめる……ボクの腕力じゃ持ち上げるのもタイヘンかも。

 指をめいっぱい広げても足りてなくて、隙間からこぼれて落ちそうな柔らかい感触。それなのに、ぽよん、ぽよんっ♥ と弾むように、表面は波打っている。

 とっても健康的なピンクの乳首がぷっくり浮き出していた。

 

「まだちょっとだけだよぉ。本当は三時間くらい触りたいけど……」

 話を続けながら、大きな胸の表面をくる、くるっ♥ と撫で回す。二つの円を手のひらで描くみたいにマッサージすると、ヤスエさんの胸がトクトク弾んでるのがわかる。

「ん、な、なんでそんなさわり方……」

「気持ち良くなってほしくて♪」

 胸の中に詰まった脂肪をたっぷりほぐして、乳腺を刺激する。腋の下から横側を、持ち上げるみたいに、こねこね♥

 

「んっ、ぅ……♥ ぁ、ど、どうして、そんなに、んんっ♥」

 汗で冷えかけていた胸の血色が良くなって、乳首も立ち上がってきている。

 あんまり美味しそうだから、ガマンできなくて……

「あ、む……♪」

 吸い付いちゃった。

 

「ふぁっ♥」

 力が抜けたような声が、頭の上から聞こえる。

 嬉しいな。ヤスエさんも感じてくれてるんだ。

 マッサージ愛撫を続けながら、ボクは繰り返し乳首に吸い付いて、ぷっくり立ち上がった果実を味わっていく。

 

 ちゅ、ちゅっ♥ ちゅっむっ♥ ぷちゅ……ちゅるぅ♥

 

「ぁ、ん、んんっ♥ さ、さっき会ったばっかりなのにぃ……」

 低めの声が色っぽくなっている。ボクがしゃぶりつくたびに、大きな体をぷるぷる震わせているから、もちろん大きな胸はたぷたぷ弾んでる……小さな動きでも、大きなおっぱいは派手に動いちゃうから。

「はぷっ♪ ポケモン勝負したら、んちゅ♪ もう、友達だよね。……じゅるうっ♪」

「はふっぅ♥ だ、だからって、友達は、あっ、こんなことっ♥」

 もう一方の乳首に唇を移す。今度は唾液をたっぷり絡ませて、「ちゅぱちゅぱっ♥」と音を立ててしゃぶりついちゃう。

 

「ボクはしたいの。ヤスエさん、とってもきれいで、魅力的だから」

 顔を上げて、じー、っと目を見つめる。赤らんだヤスエさんの顔が、ボクを見返していた。

「う……嬉しいけど、あたしは……」

「だいじょーぶ!」

 ヤスエさんがボクのことを受け入れてくれたところで、ボクは体を起こす。

 

「ほら、この通り……♪」

 唇を舐めながら、スカートをまくり上げる。「ぴょんっ♪」と飛び出す勃起おちんちんは、ちょうどヤスエさんの胸のあたりだ。

「ええっ!? で、でも……」

 びっくりした顔を見るのは楽しいけど、ボクはそっと自分の唇の前に指を立てる。「しーっ」だ。

「誰か来ちゃうよ」

 

「も、もしかしたらって思ったけど……ほんとに男の子だったんだ」

 ボクが男だとわかったから……ってわけじゃないだろうけど、ヘルメットから垂れた前髪を整えながら、ヤスエさんが目を泳がせる。

 人が来るのを心配してるから、体は大きいのに声はずいぶん小さい。

「うん。ヤスエさんのおっぱい見てたら、こんなに……♪」

 ヤスエさんによく見えるように突き出して、人差し指と中指で皮を剥き下ろす。ぷくぅ、っとした亀頭が露わになって、男の子のにおいが空気に混じる。

 

「しょ、しょうがない子だね。大人をからかって遊んでたの?」

 ヤスエさんは「どうしよう」って顔に書いてありそうなくらいの表情だ。ぺたんと座ったまま、ボクを見つめている……ボクというか、ボクのおちんちんを。

「ううん。ボクのこと、心配してくれたの、すっごく嬉しいよ」

 ぴくん、ぴくんっ♥ と跳ね上がってるものを、ボクはヤスエさんのおっぱいに「ぴたっ♥」とくっつけた。

 

「だから、大人のお姉さんに、もっと甘えたくなっちゃった♪」

 くにゅり……♥ くにゅり……♥ 谷間に擦りつけるようにすると、大きなおっぱいはたわんで、先っぽが沈み込む。

 汗ですっかり濡れたそこは、「くちゅんっ♥」と音を立てて、ぼくのおちんちんを飲み込んでしまった。

「ひゃ……んっ♪」

「あ、熱い……♥」

 思わずのけぞるヤスエさんの肩に手をつくと、ボクはもっと、って、おちんちんでおっぱいに甘えちゃう。

 

 ぬ、る、ぬちゅ、くちゅ……ぷちゅ、ちゅくっ♥

 

 先っぽだけじゃなくて、根元までが谷間に沈んで擦れていく。たぷたぷの水風船みたいな感触。そのうえ、アツアツの人肌温度で、表面はしっとりすべすべ。

 ボクの愛撫と働いた汗のおかげで、ヤスエさんのおっぱいはパイズリに最適な状態になっている。

「あ、甘えるって、そんなかわいいものじゃないよ……ぉ♥」

 文句を言うみたいにボクを見上げるけど、ヤスエさんは胸を突き出したまま。それどころか、手のひらを胸に添えて、「ぎゅううううっ♥」とボクをはさみ込んでくれる。

 

「ぁあっ♪ すご、それ……気持ちいい、おっぱい、すごいよっ♪」

 左右から圧をかけられると、まるで搾られてるみたいだ。勝手に腰がくねって、肉の谷間に「ずぼ、ずぼっ♥」と出し入れしてしまう。

「かわいい顔してるのに、ドリルみたいにあたしの胸をえぐってきてる♥」

 だんだん、ヤスエさんも乗り気になってきてるみたいだ。自分から胸を動かして、その場で体を揺さぶる。そしたら、「ぎゅむぎゅむ♥」されてるボクのおちんちんは、さらに「にゅぽにゅぽ♥」と扱かれちゃって、甘くうずくような快感がぴりぴりと走る。

 

「あ、あ、あっ♪ こんな、すごすぎ……っ♪」

 みっちりおっぱいの中でずぽずぽ扱かれて、すぐにでも出しちゃいそう。ボクはきゅっと唇に力を込めて、なんとか堪えている。

「お姉さんをだました罰だよ。ほら、ガマンしちゃダメ♥」

 ヤスエさんは手袋を着けたままおっぱいを持ち上げて……その手で、左右のおっぱいを互い違いに動かしはじめる。

「んぁ、あ、ぁぁぅっ♪」

 

 にゅぽっ、にゅぷっ♥ にゅちにゅちにゅちっ♥ ぐぽぐぽっ♥ むぎゅっ♥ にゅっく、にゅぼ、ずち、ずちゅっ♥ にゅぽっ♥

 

 まるで、おちんちんを搾るエッチな機械になったみたい。

 ヤスエさんのおっぱいは風船が弾むみたいにたっぷり動き回る。ボクのおちんちんを全部飲み込んで、お腹や腿につんっとした乳首が当たった状態でたっぷりと動かしている。

 ボクの先走り汁がとぷとぷ溢れて、汗と混じり合っている。ますますエッチなにおいになって、ボクの鼻をくすぐった。

「っはっ……ぁ、んんっ♥」

 その刺激はヤスエさんにも伝わってるみたいだ。さっきほぐした乳腺にも、おちんちんの熱さがじんじんしみこんで、おっぱいだけでも気持ち良くなってるはず。

 

「や、ヤスエさん、ちょっとだけ、待っ……」

「だーめっ♥」

 がしいっ♥

 さっきとは逆に、今度はヤスエさんがボクの腰を捕まえてしまった。両腕でしっかりホールドされてしまうと、もう逃げられない。

 たぽたぽアツアツの爆乳に、おちんちんが……それどころか、タマタマまでずっぽり挟まれちゃってる……♥

 

「ほら♥ ほらっ♥ 男の子らしいところ見せてみて♥」

 その状態でボクの腰に押しつけた胸を、ぐに、ぐにっ♥ と大きく上下されると、うずきがますます強まっちゃう。

 腰がぷるぷる、膝がぴくぴく……立った状態で抱きしめられてるから、もう逃げ場はない。

「イく……っ、おっぱいに出したい……っ!」

 潤んだ視界でヤスエさんの顔を見つめ返しながらお願いすると、ヤスエさんはにっこりと笑顔で返してくれた。

「いいよ♥ あたしのおっぱいに元気なザーメン、出してごらん♥」

 

 ずりゅうっ♥ ずっ、ずっ、ずっ♥ ずぷ、ずぷ、ずぷ、ずぷずぷっ♥

 

 包み込まれた状態で動かれると、ボクよりしっかりした体幹に押し勝てるわけがない。

 すっかり翻弄されたおちんちんは、びきびきに痛いくらい反り返って……

「っはっ……♥ ぁ、はぁっ……♥」

 甘い息をつくヤスエさんの顔を見つめながら、ボクは限界を迎えた。

「イ、く……うっ!」

 

 びゅううううううーーーーっ! びゅるるるるっ! びゅく、びゅくっ! びゅうううううっ!

 

 みっちりとした谷間に飲み込まれるような射精。でも、汗と違って勢いよく噴きだし続けるせいで、下じゃなくて上に向かって「びちゃびちゃっ♥」と飛び散った。

「ん、はっ……♥ す、っごい……♥」

 ようやく射精が収まった頃にヤスエさんがボクを解放すると……「ねばあっ♥」と谷間に何本も糸を引いている。

「こっちは、男らしいね♥」

 口元にかかった精液を、ねろ……と赤い舌で舐め取りながら、ヤスエさんがボクを見つめた。

 仕事熱心な作業員の顔じゃなくて、オンナの顔だ。

 

「え、へ。すっごく気持ち良かったから♪」

 本当は腰が抜けちゃいそうだったけど、格好悪いからぐっと脚に力を込める。

「こんな大きい女、いやじゃない?」

「大きいのがえっちでいいと思うっ」

「な、なんだい、それぇ……♥」

 もじつくヤスエさんが作業着の下に手をかけたとき……

 

「おーい、ヤスエー! そろそろ休憩終わりだぞー!」

 って、男の人の声が鉱山の中から聞こえて来た。

「まずっ……!」

 慌てて、ヤスエさんは作業着の前を閉じた。ボクも、ささっとおちんちんをスカートの中にしまい込む。

 

「やっぱりここか。なんだ、女の子とお話中か?」

 ひょっこりと横穴から作業員の男性が声をかける。ヤスエさんの同僚だろう。

「そ、そうなんだよ。ちょっと相談に乗ってあげてて。すぐ行くから、先にはじめといてくれ」

「おお……これは失敬」

 と、男性はさっさと戻っていった。

 慌てているヤスエさんの様子を見て、怪しむ……のではなくて、デリケートな話をしているとでも思ってくれたみたいだ。いい人だなあ。

 

「連絡先、教えてよ」

 と、ブラを直しながら、熱が冷め切ってない顔と声。

「次の非番には呼び出すからね」

「仕事終わりじゃなくて?」

「一日ずーっと付き合ってもらうから」

 大人のお姉さんはむっとした表情でそう言った。

 

 もちろん、ボクは大歓迎でその申し出を受け入れた。

 

 

■ガラル鉱山 出口

 

 持ち場に戻るヤスエさんと別れて、ボクは先を急いだ。鉱山の向こうのターフタウンに行かなくちゃ。

 ……と、鉱山の出口が見えたところで、その前に男の子が立っているのがわかった。

 

「いいかい? 委員長に選ばれたぼくのほうがすごいんですよ」

 ボクがここを通りがかるのを待っていたみたいだ。ジムチャレンジのライバルを狙っているのかも。

「では、あなたにぼくの強さを教えてあげますね。……その前に」

 その子は肩をすくめて、ボクの頭を指さした。

「その格好悪いヘルメットはなんですか?」

 

「安全第一だよ」

 ボクはにっこり微笑んで、タンドンをくり出した。

「おこたったらどうなるかをボクは教えてあげる」

 その後は……まあ、語る必要はないよね。




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03:4番道路(ポケモンごっこ・おもちゃ責め・素股)

■ターフタウン

 

「ブラックナイトとダイマックス……何か関係があるのかも……」

 ソニアさんが真剣な様子で考え込んでいる。

 ターフタウンのそばに描かれた地上絵は、確かにブラックナイトとダイマックスを描いているように見える。

 ソニアさんは、ガラル地方に伝わる伝説の謎を解明するために研究をしているのだ。

 

「まあ、とにかくありがとね……って、お別れしたいところだけど」

 次の目的地に向けて旅を続けようとする彼女が、腕を組んでボクを眺める……正確には、ボクと、ボクの隣を。

「その子、どうしたの?」

「ぶい?」

 ボクの隣に立っている女の子……僕よりももっと小柄な子が、「こくんっ」と首をかしげた。

 その子はもこもこした着ぐるみを着こんでいる。忠実に毛並みを再現した、イーブイの着ぐるみだ。

 

「いっぶい、ぶいっ! いぶーいっ……」

 その子は両手を前でゆるく曲げながら、着ぐるみのしっぽをフリフリ、何かを伝えようとするように鳴いた。

「しゃべっていいよ」

 と、ボクが手を取ってあげると、その子はまた「こくんっ」とうなずいた。

「わたし、ヒマリっていいます。ポケモンのきもちをしりたくて、ポケモンごっこしてるのね」

 

「そうなんだ。私は、ソニアだよ」

 ソニアさんがかがみこんで、ヒマリと目の高さを合わせる。

「このおに……おね……この子とはどうしたの?」

 ボクのことをなんと表現していいかわからないみたいだ。

「さっき、どうろであったのね。それで、ポケモンしょうぶしたのね」

 しっぽを揺らしながら、ヒマリが説明しようとしている。ボクは黙ってそれを聞いていた。

 

「それでまさか、負けたから言うこと聞かされてるんじゃないでしょうね」

 じろ、とソニアさんの『にらみつける』。ボクは背中が冷たくなるのを感じて、ぶんぶん首を振った。

「ち、違うって」

「わたしからおねがいしたの」

 ヒマリの『まもる』! ボクとソニアさんの間に入って、『つぶらなひとみ』で彼女を見上げる。

 

「てもちになったときのポケモンのきもちがしりたいの」

「それで、連れまわしてたの?」

「そうです、一緒に宝探ししたり」

「イーブイもつかまえたんだよ!」

「ふーん。意外とちゃんと面倒みてるんだね」

 見直すような、ちょっと安心するような口調。ボクを見る目も、険が取れてきている。

 

「遊ぶのもいいけど、ジムチャレンジをわすれちゃだめだよ」

「わかってます」

「それじゃ、結果はちゃんとチェックするからね」

「あはは……がんばります」

 すたすたと、ソニアさんは長い脚で歩き去って行った。

 ボクの初めてのジムチャレンジがあしたに控えている。チャンピオンから推薦を受けたのに最初のジムで脱落じゃ、いろんな人のメンツが潰れちゃうよね。

 

「アンリくん、ジムチャレンジャーだったの?」

 ソニアさんが去って行ったあと、ヒマリが小声で聞いてきた。内緒の話だと思ったみたい。

「そうなんだよ、実はね」

 冗談めかして答えると、ヒマリはもじもじして下を向いた。

「そっか」

 そして、寂しそうに下を向いている。

 

 どうやら、ボクがジムチャレンジャーだからもう遊べないと思ったみたいだ。

 ボクはかがんでヒマリの、ちっちゃな手を取った。

「キャンプにしよう。カレーを作ってあげる」

 ヒマリはきょとんとボクの顔を見上げてから、ぱっと花が咲くように笑顔になる。ぎゅ、とボクの手を握り返した。

「いっぶいっ!」

 

 

■4番道路

 

「ごちそうさまです」

「いっぶいっ!」

 キャンプで食べるカレーはいつもより美味しく感じるから不思議だよね。

 ボクたちはテントの中に入ってくつろいでいた。故郷でもらったテントは地面の上に張っても快適だ。

 

「ほら、お口拭いてあげる」

「ぶいー……♡」

 ハンカチで唇まわりを拭いて上げると、ヒマリは目を閉じて身を預けてくれる。すっかりイーブイになりきって、ボクの膝の上に乗っている。

 ヒメリの実のような甘い香り。ぎゅっと抱きしめると、ぽかぽかした体温が伝わってくる。

 

「それじゃー……ちょっとだけ遊ぼうか?」

 日が暮れるまではまだ時間がある。それまでにはちゃんと帰してあげないといけないけど……まだ、大丈夫。

「いっぶい?」

「ほら、これ」

 バッグから羽を取り出す。さらさらの羽毛に見えるけど、芯がしっかりしていて叩いても平気だ。

 

「いぶい……?」

 きょとんとまばたきするヒマリ。これをどうするのか、わかってないみたいだ。

「ほら、こうやって……」

 さらさらと、羽先をヒマリのほっぺに触れさせる。柔らかいほっぺをやわらかい毛がくすぐって、きゅっと大きな目が閉じる。

「んんっ……」

 ちっちゃな声を漏らしながら、ヒマリはふるふると体を震わせた。

 

「気持ちいい?」

 問いかけると、じーっと僕の顔を見上げながら、「こくっ」と頷いて見せる。ボクは頷きかえして、さらに羽を滑らせて行く。

 首筋から肩、二の腕。二人で協力して体勢を変えながら、背中もこしょこしょと羽で払う。

「んんっ、んっ……♡」

 着ぐるみの上からでも、ポケモン用のおもちゃはちゃんと感じられるみたい。ヒマリがふるふると小さく身じろぎする。

 

「ふふ、ここはどう?」

 ゆっくりと毛先を滑らせる。 片手をあげさせて腋の下。くるくると毛先を回転させると、着ぐるみの中の細い腕がぴくぴく振り回される。

「ん、んふふっ♥ くすぐったいっ♥」

 いやがるようにヒマリが体をくねらせる。逃げちゃうみたいに体の向きを変えたら、今度は膝裏。それから、足裏までこしょこしょ。

 

「くすぐったいのはイヤ? いつもこうして遊んでるよ?」

 意地悪に囁いて、今度は内もも。それから、脇腹。

「っふ、ぁう、ふううっ……♥」

 ヒマリはボクをちらちらと見上げる……そして、きゅっと唇を引き結んでガマンする体勢に入った。

 ガマン比べか何かを挑まれていると思ったらしい。ボクは何もされてないんだから、比べっこにはならないんだけど。

 

「よしよし♪ ヒマリはいい子だね♪」

 羽でお腹を上下に撫でながら、着ぐるみ越しに頭を撫でてあげる。

「いっぶい……♥」

 ヒマリはだんだん声を甘くしながら、ボクの膝に頭を乗っけて「すりすり」してきた。

 テントの中だから、人に見られる心配はない。存分に甘やかしちゃおう。

 

「かわいいよ。ここはどうかな?」

 囁きながら、羽毛を細い胸にすべらせる。イーブイ着ぐるみの首元のやわやわな毛をかき分けて、細い毛先がくるん、くるんっ♥ とヒマリの胸をくすぐった。

「んっ……んぅ……♥」

 ボクの膝に頭を乗っけて、すっかりお腹を上にした「降参」な格好で、必死に声をガマンしている。

 大きな瞳に涙がにじんで、睫毛がくしゅっと濡れている。

 

 膨らみのほとんどない胸の形を探り当てて、未発達な乳首の位置を、「さわさわっ」と撫でると……

「きゃぁぅっ♥」

 その刺激が快感になったみたいで、ヒマリは背筋を大きく跳ねさせた。

「気持ちいいでしょ。ほら……もっと、させて」

 手足を折り曲げて身を守ろうとするヒマリ。ボクは頭を撫でて、「気持ちいいことなんだよ」って覚えられるように囁いてあげる。

 

「いぶい……」

 ドキドキ、好奇心と恐怖が半分ずつの表情でボクを見上げるヒマリ。これ以上されたらどうなるんだろう、って思ってるみたい。

「ボク、ヒマリともっと仲良くなりたいんだ」

「いっぶ……」

 くん、くん、と鼻をならしてボクを見上げてくる。やがて、こくん、と頷いた。

 

「うん……いいこ、いいこ♪」

 胸をガードしていた腕をゆっくり開いてくれる。再びそこにおもちゃをすべらせていく。

 着ぐるみの上からでもきちんと感触は伝わるみたい。薄い胸の頂点は、ほんの少しだけ尖ってるみたい。

 その尖りに毛先をスリ宛、さら、さらっ……繰り返し撫でてあげる。

 

 すり、しゅる……さらさら。つぅーっ、ふわ、しゅるり……

 

「うっ……♥ ふっ……♥ ぁあっ♥ ぁ、ぁっ♥」

 そのたび、ヒマリは体を震わせて甘い声をあげる。ボクのスカートをすがりつくように握って、脚がぱたぱたとテントの床を掻いていく。

 気持ちいい感触がはじめてで、戸惑ってるみたいだ。

「大丈夫、ボクを信じて」

 ヒマリのちっちゃな手を握ってあげる。うっすら汗っぽくなった手で、「ぎゅっ」と握り返してくれる。

 

「脚、広げて。誰も見てないから……」

「……いぶい……♥」

 手を握って安心したみたいだ。こくんと頷いたヒマリは、ゆっくりと脚を広げる。

 着ぐるみの上からでも、甘酸っぱい香りが漂ってきている。女の子が発情しているときのにおい。

 おもちゃを下に滑らせていく……着ぐるみの縫い目がついた股の間まで。

 

「っうんっ♥」

 そこに触れただけでも、ヒマリは大きく声をあげた。広げた足の間をくるくると撫でると、それが全身に伝わるみたいに、ビクビクと体が跳ねた。

「かわいいよ。とっても素敵。ほら、もっとしてあげる」

「はあっ、やんっ……ぁ、う、っや、んんっ♥」

 少し強めに羽を押し当てて、強めになぞる。ヒマリの腰が小さく浮き上がって、きゅん、きゅん、と反応している。ボクの手を握る手にも力がこもる。

 

「ここかな。ほら……♪」

「あぁぅ♥ そこ、だめ……ぁ、あああぁぁっ♥」

 股を何度も上下させると、特に強く反応する場所がある……着ぐるみ越しじゃ、ほとんど形はわからないけど。クリトリスだろう。

「いちばん気持ち良くなるまでやめないよ」

 手のひらを回して、何度も同じ場所を攻める。そのたびに、ヒマリはびくびく、っと体に電気が走ったみたいに跳ねる。

 

「っや、いちばんって……こわいよぉ……」

 涙でぐしょぐしょになった目で見上げられる。ボクは背筋にゾクゾクするものを感じながら、もっと安心させるために、ヒマリの体を抱きしめる。

「大丈夫、ボクを信じて」

 ボクの胸に顔を埋めながら、ヒマリがコクコク、ちっちゃな頭を頷かせる。

 信じてくれてることが嬉しくて、ボクはますます強くその体を抱きしめた。

 

「ふぅ、くうぅ……♥ っふ、んんっ♥」

 うずく体を押さえ込むように、ヒマリが必死に声を漏らしている。半端な状態だからつらいんだろう。

 でも、さすがに正面から抱きしめた格好でおもちゃを使うのは難しい。仕方ないから、ボクは着ぐるみの胸の下にあるファスナーをゆっくり引き下げる。

「ぁ、あぅ……♥」

 脱がせちゃったら『ポケモンごっこ』じゃなくなっちゃうけど、ヒマリは止めなかった。えっちなことをしてるってわかってても、もっとして欲しいって気持ちのほうが大きいんだろう。

 

 ファスナーをゆっくり引き下ろし、着ぐるみの前を開く。ヒマリはその下には何にもつけていなかった。

 女の子の甘酸っぱい汗の香りが、全身から立ちのぼってくる。

 なだらかな胸の中で、ぽちっと立ち上がった小さな乳首だけが主張している。着ぐるみの裏に擦れてすっかり昂ぶっているみたいだ。

「かわいいよ」

「ぅう、やぁ……♥」

 

 ファスナーはしっぽの下まで繋がってるみたいだ。

 すっかり下ろしてしまうと、つるつるの下半身も露わになっている。ぷくっと小さな丘陵になっているところは、とろりとした蜜をあふれ出させていた。

「次は、別のおもちゃにしよう」

 ボクも、スカートを脱いじゃう。そうすると……もちろん、カタく反り返ったモノが飛び出してくる。びく、びく、と大きく震えるのを見ると、ヒマリはびっくりするような顔で見つめてから、

 

「おちんちん、かっこいいね♥」

 って、見とれるような表情でいってくれた。

「ありがとう。ヒマリの体もかわいいよ」

 ボクはゆっくりヒマリをテントの中で倒して、ほっぺにちゅ、っとキスを送ってあげた。

 着ぐるみのしっぽのおかげで、ヒマリの腰は少し浮き上がった格好だ。おかげで、ちょうどいい角度。

 

「んっ……♪」

 ぶっくり膨らんだものを押しつける……入るかな、と思ったけど、ヒマリのそこはすっごくちっちゃい。もっとほぐさなきゃいけない。

 でも、おたがいに昂ぶってたから、ここでのんびり続けるわけにもいかない……

 ってことで、ボクはしっかり割れ目にモノを押しつけて、前後に擦っていく。

「ぁ、っちゅい……♥」

 舌っ足らずな声を漏らしながら、ヒマリが体を震わせた。

 

「ん、っく、っは……ふう……っ♪」

 ちっちゃな割れ目から漏れ出しているトロトロの蜜を肉棒に塗り付けるようにして、擦りつけていく。

 まだ発達していない縦筋みたいなそこは、それでも収縮してちゅっちゅっとボクのおちんちんに吸い付いてくるみたいだ。

「あ、ああっ……♥ これ、気持ち……い、ぁあっ♥」

 覚えたての快感に声をあげるヒマリ。粘膜どうしを擦り合わせる気持ちよさに、不規則な息が「はっ、はっ♥」と漏れ出している。

 

「んっ♪ っく……♪ ヒマリ、交尾ごっこ気持ちいいよ♪」

 腰を揺すると、ぷちゅ、ぷちゅっ♥ と音を立ててお互いの性器がこすれ合う。

 ボクの逸物で擦られる度、ヒマリのちっちゃな入り口が跳ね上がり、ぷちゅぷちゅとしみ出すみたいにえっちなお汁がにじんでくる。

「気持ちいいっ♥ 交尾ごっこ、気持ちいいっ♥」

 ボクの言うことをそのまま返すみたいに、ヒマリが甘い声をあげる。膝がボクの腰を『はさむ』して、くねくね、って自分からも腰を揺さぶっていた。

 

 ちゅく、ちゅぷっ♥ くちゅくちゅっ♥ ちゅぽ、にゅちっ♥ くっちゅ、くっちゅ、くっちゅっ♥

 

「あーっ♥ あーー、あ、あっ♥ ああぁぁっっ♥」

 もう、叫ぶような声をあげはじめているヒマリ。ボクも、腰にむずがゆいような、熱い感覚が溜まってくる。

「ダメっ♥ も、もっ、やあ、ヘンになっちゃう♥」

 ビクッ! ビク、ビクッ!

 ボクの体に全身で抱きつきながら、ヒマリが体を震わせる。ぷちゅ、ぷちゅっ♥ と甘い音を立てて、蜜がにじみ出していく。

 

「いいよ、そのまま……ボクも、っくう……出るっ!」

 同時に、ボクもぎゅっと幹でクリトリスを押しつぶしながら……こみ上げてくる射精をガマンせずに撃ち出していた。

 

 びゅうううううーーーーーっ! びゅううううっ! びゅる、びゅる、びゅるるっ!

 

 お腹から胸に向かって、コップの中身を垂らしたみたいに白い精液が浴びせられる。

 ヒマリはそれを指で「にちゃにちゃ」ともてあそぶ。

「ふやぁ……あちゅい、の、いっぱい……♥」

 はじめて味わう絶頂に力が抜けて、「ふにゃっ」とした笑顔になっていた。

 

「すっごくかわいいよ。これで、仲良くなれたね」

 なでなで、体を撫でてあげるけど……ポケモンごっこの着ぐるみは、すっかり汗とかいろいろなもので汚れてしまっている。

「……洗わないと。でも、渇かすのはどうすれば……」

 って、考えてた時。テントの入り口がもぞもぞと動いた。

 

「いっぶい?」

 ヒマリと一緒に捕まえたイーブイだ。物音を聞いて心配してきてくれたのかも。

「……そうだ」

 ボクはピンと着て、バッグの中を確かめた……

 

 

  *

 

 

「ブースターがイーブイの着ぐるみなんて、ヘンなの」

 ボクの膝の上で毛布にくるまりながら、ヒマリはくすくすと笑った。

 いま、ヒマリの着ぐるみはブースターが着ている……さっきのイーブイが、「ほのおのいし」で進化した子だ。

 川で着ぐるみをざぶざぶと洗って(サルノリが手伝ってくれた)、その濡れた着ぐるみを着せてあげたのだ。

 ブースターの高めの体温で、みるみる着ぐるみは乾いていく。火がつく前に脱がせないといけないけど。

 

「あのね、さっきの……」

 着るものがなくてボクのテントから出られないヒマリは、すりすりと全身で甘えながらボクを見上げてくる。

「交尾ごっこ?」

「もっとしたい♥」

 ぎゅ、っとボクに抱きつきながら、イーブイもかくやの甘え声。

 

「うん、ボクも。でも……さすがに今日は、時間がないかな」

「あたしがほんとうにアンリくんのてもちだったら、いつでもできるのに」

「ジムチャレンジが成功したら、お祝いにごっこじゃない交尾、してくれる?」

 髪を撫でながら囁くと、ヒマリはこくこく、って頷いた。

 

「やり方、教えてね……♥」

 ぽすん、とボクの胸に甘えてくるヒマリ。その髪を撫でてあげる。

「ちゃんと勝つから、応援しててね」




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04:ターフタウン・1(ミニスカート/ポケモンごっこ・ダブルフェラ)

■ターフタウンスタジアム

 

「ターフタウンのジムミッションは……20匹のウールーを柵に追い込むこと!」

 アナウンスの声が弾いて、スタジアムの観客たちはいっせいに湧き上がった。

 ボクはその真ん中で、チャレンジ用のユニフォームに着替えている。そして、宣言の通りに目の前には20匹のウールーがのんびり、下生えの上を歩き回っていた。

 

「……すごいなー」

 思わず、感想が漏れる。だって、チャレンジャーを出迎えるためにスタジアムに芝生を敷き詰めて、20匹も同じポケモンを用意するなんて。労力を考えただけでも気が遠くなりそうだ。

 でも、チャレンジャーにできることは与えられた課題に全力で挑むことだけ。ボクはウールーを追いかけて、柵に追い立てていく。

 ウールーはおとなしいけど生き物だ。好き勝手にあっちに行ったりこっちに行ったりする。

 それを自分の思うように追い立てようとすると、せわしなくあっちこっちに目を配って、群れから離れた子がいたらちゃんと戻してあげなきゃいけない。そのうえ……

 

「イヌヌワン!」

 進路上にはワンパチがいて、楽しそうにウールーを追いかけまわしている。

「じゃまーっ!」

 ワンパチは牧羊犬としても使われることが多いらしい。ましてや、ここはターフタウンジム。牧羊のために、何世代もワンパチを飼い馴らしてあるに違いない。

 わざとボクの邪魔をするように指示されているであろうワンパチはウールーをあっちこっちに追いまわしている。なるほど、これに耐えきれずにチャレンジをあきらめる人が居てもおかしくない。

 

「がんばれーっ」

「ワンパチに負けるなーっ」

 観客としては、ボクが見事にチャレンジをこなしても、心折れて諦めてしまっても、どちらでもたのしいにちがいない。

 ジムチャレンジは一種のお祭りだ。たくさんのチャレンジャーの悲喜こもごもを、スタジアムで眺めたり、テレビ中継で観て、観客は楽しむわけだ。

 

「はぁ…っ、ポケモンの力を借りる? でもなあ……」

 ボクの手持ちのポケモン……たとえば、サルノリが進化したバチンキーに追い立てさせたり、タンドンに道をふさいでもらうのもいいかも。

 でも、もしウールーを傷つけたら見世物として盛り下がっちゃうし、ボクのチャレンジャーとしての評価も下がることだろう。

「……こういうのは、プロの力を借りないと」

 

 

 

 

 スタジアムは熱気に包まれていた。

 ダイマックスしたポケモン同士の激しい戦いが決着し、若いチャレンジャー(ボクのことだ)がバッジを手にした。

『今年のジムチャレンジャーは将来有望な選手が多いですね』なんて総評も聞こえてくる。

 友だちのホップも同じ日にチャレンジを突破している。他にも何人かがジムリーダーとの戦いを制しているみたいだ。

 ボクはスタジアムの一角、着替え用の控室で深々とベンチに腰かけていた。まだ、勝負の熱が体にくすぶっている。

 

 コンコン、とドアをノックする音。続けて、ドアが開いた。

「アンリ、チャレンジ成功おめでとう!」

 サラサラのロングヘアにミニスカート。黒いストッキング……3番道路で友だちになった、ミニスカートのミチルだ。

「ありがと。観ててくれたんだ?」

「もちろん。応援してたんだから。あんなに強いと思ってなかったけど」

「ときめいた?」

「ん、もう……♥」

 冗談めかして言うと、ミチルは小さく、こく、とうなずいた。

 

「すごかったよ。ワンパチを手なずけちゃうなんて」

「だって、ワンパチだってボクの邪魔をしたいわけじゃないだろうし。協力して追い込めばラクになると思ったの」

「他のジムチャレンジャーは、だいたいワンパチに構わずウールーを追いかけまわしてたよ」

「みんなはスポーティなんだね」

 冗談めかして肩をすくめると、ミチルはボクを窺うように顔を窺ってくる。

「それで、えっと……」

 

「おにいちゃんっ❤」

 と、そのミチルの脇から小さな影が飛び出してきた。すぐに、ベンチに座ったボクの膝に飛び乗ってくる。

「すごかった! ごほうびあげるね!」

 って、イーブイの着ぐるみを着たままのポケモンごっこのヒマリが、ボクのほっぺにキスを送ってくれる。

「んっ♪ ありがとう。ヒマリも応援してくれてたの?」

「うん!」

 『ほっぺすりすり』で甘えてくるヒマリの体を抱きしめて、背中をぽんぽん、と撫でる。

 

「この子は、えーと……」

 ミチルが反応に困るみたいにそれを眺めている。

「チャレンジの前に仲良くなったんだ。ボクのポケモン集めを手伝ってもらったんだよ」

「ブースターはいっしょにつかまえたんだもんね♥」

「うん。おかげで、ヤローさんに勝つことができたよ」

 ヒマリと一緒に捕まえたイーブイが進化したブースターは、今回のチャレンジの切り札だった。

 ダイマックスしたブースターはかなり観客の印象に残ったみたいだ。

 

「そ、そう。お姉さんはアンリと大人の話があるんだけど……」

「あたしもおにいちゃんとやくそくしてるもん」

 ぎゅー、とボクの首根っこに抱き着いて、ヒマリは威嚇するようにミチルをにらむ。

 

「ちょっと、どういうつもり? こんな小さい子に何を……」

「いろいろあって」

「いろいろって」

 ミチルが冷たい目でボクをにらむ。さすがに、そろそろ場の雰囲気を和らげないと。

 

「ミチルもボクの友だちなんだ。仲良くしてほしいな」

「でもぉ……」

「ほら、機嫌なおして」

 よいしょ、とヒマリのちっちゃな体を抱きなおす。頬を膨らませている彼女の頭に手を添えて、そのままキスした。

 

「んっ……ふ、ん、あむ……っ♪」

「んん♥ んんちゅ……♥」

 ぎゅうっと抱き着いたままのヒマリは力を抜いて、僕に身を預けてくれる。ちゅ、ちゅ、と何度も唇に吸い付いて、着ぐるみのしっぽが嬉しそうに揺れた。

「ちょ、ちょっとぉ……」

 

「ミチルも、おいで」

 くったり力が抜けたヒマリの頭をなでながら手招きする。ミチルは周りを気にしてから、控室の戸を閉めてボクのほうにちかづいてきて、身をかがめる。

「ん、ちゅ……♥」

「ん……っ❤」

 ふんわりした優しい感触がおしつけられる。ボクがついばむように唇を動かすと、ミチルは角度を変えながら吸い付きを返してきた。

 

「むーっ」

「ふたりとも、仲良くしたいな」

 物言いたげにうなっているヒマリをしっかり抱えると、「ひしっ」と僕にしがみついている。

 ユニフォームのままだから汗のにおいがすると思うんだけど、気にならないのかな。

 

「私は大人だし、構わないよ」

 ヒマリをながめているうちに余裕を取り戻したのか、ミチルは楽しげに言って…ボクのベンチの前にかがみこんだ。

「仲良くしたいって、そういうことだよねぇ♥」

 そして、ユニフォームを突っ張らせているところ……ボクの股間を、ちょん、っと突いた。

 

「んっ…♪ もちろん」

 ヒマリのお尻をかかえながら腰を軽く突き出す。と、ミチルはちゃんとボクの意図をわかってくれた。

 ユニフォームに指をかけて。ぐい、っと引き下ろされる。ゴムに引っかかったのが押さえられて……

 ぺちんっ♥ と、跳ね上がったものがヒマリの、着ぐるみを着けたままのお尻にぶつかった。

「あぅ♥」

 堅い感触に身震いするヒマリ。一方、ミチルは長い髪を掻きあげながら(ついでにヒマリの尻尾を押しのけながら)ボクの股間に顔を近づける。

 

「んんっ……はぁ……♥ いっぱい汗かいてる♥」

 鼻を近づけてにおいをかがれると、少し恥ずかしい。でも、ミチルはボクを見上げながら、ゆっくり舌を差し出した。

「きれいにしたげるね♥」

 てろんっ♥ と、ミチルが舐めてくれる。生暖かい舌の感触が、ボクの幹をなぞりあげた。

「んっ……っくう♪」

 張りつめて固くなったそこに、濡れた舌の感触。思わず腰がうずくようにくねる。

 

「ずるい!」

 って、ヒマリが声を上げた。ボクの耳のそばだったから、少しキンキンする。

「あたしもする」

 って、ベンチに四つん這いになるみたいに小さい体を載せて、顔を突き出す。

「れる……」

 舌をがんばって突きだして、先っぽにぴたぴたと当ててくれる。ちっちゃな舌にカウパーがついて、にちっ♥ と糸を引く。

 

「む……あたしの方が上手にできるしぃ」

 ヒマリをけん制するみたいに言いながら、ミチルが幹をねっとりと舐め上げる。ぬるりと唾液がまとわりついて、汗のにおいを漂わせていたそれが、だんだんと女の子の体液で覆われ始めた。

「そんなことないもん」

 特に根拠はないんだろうけど、ヒマリも言い返す。先っぽの色が違う部分に、何度もちっちゃな唇でキスをしてくれる。

 

「ん……るぅ、れりゅ……ん、りゅ、っれろ……♥」

「はぷっ♥ んちゅ♥ ちゅちゅ♥ あむぅ……♥」

 唇と舌の柔らかい感触が、ボクのおちんちんに集中して触れてくる。痛いくらいに張りつめたものが、びくびく跳ねていた。

「ふ、二人とも、それ……っ、気持ちよすぎ……っ」

 右手でヒマリがベンチから落ちないように支えて、左手でミチルの髪が顔にかからないように抑えている。だから、二人の動きを止められない。

 

「ふふ……ここが気持ちいいんだよねー? んっる、れりゅ、れりゅ……♥」

 ボクの反応が楽しいのか、ミチルはさらに舌を這わせ、袋のなかのタマを転がすように舐めはじめている。

「あ、ぅうっ♪ そこ、弱いから……っ♪」

 うずくような感覚が股間から広がって、切なく腰が動いてしまう。かわいい顔がぼくの股間に密着するくらいに近づけられて、ぽたぽた垂れる先走りがほっぺに伝っていた。

 

「このまえとちょっとちがうね?」

 上目づかいにボクを見上げながら、ヒマリはちっちゃな唇で、ついばむみたいに皮をもてあそぶ。まだ剥け切ってなくて、狩り首に引っかかるような状態だ。

「あむ、んちゅ、はーむっ……♥ おもしろい♥」

 ちゅっちゅっちゅっとピンクの唇から音を立てながら、何度も吸い付かれる。

 

「あんまり遊ばないで……それ、剥いてくれる?」

 ぽんぽんとヒマリの腰をなでながらお願いしてみる。

「どうするの?」

 聞き返されて困っていると、ミチルがにんまり笑顔になって。

「こうするんだよ。ほら、ベロ出して♥」

 と、お手本を見せるみたいに舌を突きだす。

 

「こお?」

 ヒマリもマネして舌を出す。ピンクのベロがふたつ、ボクの亀頭に押し当てられた。

「んーれ、ろぉ……♥」

 ぐりぐり❤ とミチルが皮との間に舌を押し付けてきた。

「えーろ、える……♥」

 すぐにヒマリがマネすると、二本の舌でぐいぐい押しつけられて、ぷりゅんっ、と皮が剥けて亀頭が飛び出した。

 

「あは、かっこいいおちんちんになったね♥」

「おちんちん、しんかしたね♥」

 息がかかるくらいの距離で見つめながら言われると、ちょっと恥ずかしい。二人の顔にはボクの汁が飛び散って、だ液と混ざってぽたぽた垂れるくらいだ。

「こんなえっちなことされて、ボク我慢できないよ……♪」

 じれったくて腰がうごいてしまう。二人のほっぺに、ぴと、ぴとっ♥ と先っぽが触れる。

 

「お口で出したい?」

 ミチルがいたずらっぽく聞き返す。ボクがうなずくと、ヒマリは不思議そうに首をかしげた。

「どうするの?」

「教えてあげる♥」

 にんまり笑顔のミチルは、そのまま、「あーん♥」と口を開けて、先っぽを口に含む。

 

「わ……♥」

 その行為に見とれるように見つめるヒマリを、横目で自慢げに眺めながら、ミチルはゆっくり唇を前後させていく。

「ん、っちゅ、んっ……♥ んちゅ、んむ、んんっ……♥」

 く、ぷ、くぷ……ちゅぽ、ちゅぽっ♥ くっちゅ、ちゅぷ、ちゅぽっ♥

 唇が表面をこすって、熱っぽい汁音を立てる。先っぽに吸い付かれると、だらだら先走りがこぼれて口のなかにあふれちゃうから、ますます音を立てていく。

 

「っは、ぅ……っくう、ぁあっ♪」

 のけぞりそうなほど気持ち良くて、口のなかに押し付けてしまわないようにうごくのを必死にガマン。

「すっごぉい……♥」

 エッチな光景にすっかり見惚れているヒマリが、身を乗り出してすぐ近くで見つめている。つぶらなひとみがキラキラ輝いていた。

 

「やってみる?」

 ねるぅっ♥ と舌から糸を引きながら唇を離すミチル。ミニスカートのすそを直しながら、僕の前の空間を空ける。

「うん!」

 代わりに、ヒマリが口を大きく開けてその場所に飛びこんだ。

 いつの間にか仲良くなってるみたいだ。ボクのおちんちんでコミュニケーションできてるなら、いいことだよね。

 

「あー、れぅ、あむ……♥」

 先っぽを咥えようとするけど……ちっちゃな唇にはうまく入らないみたい。先っぽをはむはむするのが精いっぱいだ。

「まだちゃんと入らないみたいだね」

「ぅう……あたしもおちんちんぱくぱくしたいのに」

 しゅんっとイーブイの耳を垂れさせて、ヒマリが下を向く。でも、すぐにお姉さんがその頭を撫でてくれた。

 

「一緒にしよっか♥」

「うんっ♥」

 そうして、二人は並んでボクへの口淫を再開した。ぺちゃぺちゃと舌が動いて、たっぷりとボクをなめまわす。

「ぁ、ぅ、ちょ、それ……っ、気持ちよすぎ……る、ってぇ……♥」

 鈴口をぐりぐり舌でこねられたかと思うと、袋の裏側までぺろぺろ舐められて、腰がとろけてしまいそうだ。二人の肩に手を置いて、もっとこの幸せな時間を味わおうとしていたけど……。

 

「ガマンしないで、出していいよぉ……♥」

「うんうんっ❤ かっこよくぴゅっぴゅってするところみせて♥」

 二人がかりで舐めしゃぶられて、甘い声でささやかれちゃう。そんな誘惑をされちゃったら、ガマンなんてできるはずない。

 

「んっちゅっ♥ じゅるっ♥ っぷ、っちゅう……あむ、んじゅるるっ♥」

「れるっ、れるっ♥ んちゅ、はむ、んる……れる、れるれるれるっ♥」

 敏感な粘膜を吸い上げられて、幹をたっぷりなめまわされて……温かい唾液まみれにされる。二人がボクを見つめて、「はやくはやく♥」っておねだりしていた。

「出すよ、ふたりとも、口、開けて……っ♪」

 ボクの言うとおりにふたりが口を開ける。ねっとりとした糸を引きながら、舌をちょっと突き出す口元へ、ボクは先端を向けて……

 

「出る……っ、あ、ぁああぁぁっ♪」

 びゅるうううううっ! びゅぐっ、びゅぐっ! びゅく、びゅる、びゅるるるっ!

 

 二人の口をめがけて、精液がたっぷりと放出される。口だけ狙うなんて器用なことはできないから、顔や髪にも飛び散っちゃったけど。

「ふわぁ……♥ ん、くちゅ、んく……へんなあじぃ……♥」

 勢いのいい噴出に見とれるようにぽんやりしているヒマリ。小さな口の中に飛びこんだ精液の味にも、びっくりしてるみたいだ。

 

「ふふ、気持ち良さそー……♥ あん、もったいない♥」

 一方、ミチルはうれしそうにボクのものにしゃぶりついてきた。先っぽから垂れ落ちる前の精液を、「ちゅるるっ♥」と吸い上げる。

「あー……」

「あげないよぉ♥」

 うらやましがるように声を漏らすヒマリに、お姉さんは「にんまり」と笑顔だ。

 

「気持ち良かったよ。二人とも、上手だった♪」

 ヒマリの機嫌を取るために頭を撫でてあげながら言うと、ミチルが「ぺろっ」と精液のついた唇を舐めた。

「ジムミッションではジムトレを3人抜きしたんだから、2人くらいワケないよね?」

 にゅく、にゅく……♥ ボクのおちんちんをしごきながら、期待に満ちた目で見つめてくる。

「あたしも、アンリくんにチャレンジしたいよぉ♥」

 ヒマリはぎゅーっとボクの腕に抱き着きながらささやいてくる。

 

「……もちろん、相手になるよ♪」

 勝負を挑まれて断るなんて、トレーナー失格だもんね。




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04:ターフタウン・2(ミニスカート・本番)

 ターフタウンスタジアム、フィールドへ向かう通路のそばにあるロッカールーム……

 ぼくはジムチャレンジャーの中でも進みが遅い方みたいだ。ジムチャレンジだけじゃなくて、ポケモン図鑑も作りながらだし、他にも……楽しみながら旅をしてるからね。

 そういうわけで、今日はぼくが最後のチャレンジャーだったみたいだ。だから、後のことは……それにまわりのことも……気にしないでいい。

 

「あんまり見ないでよぉ」

 ロッカールームの中央、ベンチに体を横たえながら、ミチルがぽそりと声を漏らす。

 スカートはもう脱いでいる。黒のストッキングに指をかけて、ゆっくり脱いでいく。ストッキングの繊維が濃さを変えながら、だんだんと白い肌が見える面積が増えていって、まるで光ってるみたいにまぶしい。

「だって、すっごくきれいだよ」

「うんうん♥」

 ボクはその姿を眺めていた。すぐ横にはヒマリがいて、ボクのおちんちんを撫でながら甘えている。

 

「脚が長くてきれいで、とっても素敵。それに、胸も……」

 ベンチの上のミチルの胸元に手を伸ばして、ボタンを一つずつ外していく。白いブラからは、やっぱり艶っぽい胸が覗く。

「ちょ、っやぁ♥ 寒くなっちゃう」

 そのまま、前を開けて、ブラも外しちゃう。ロッカールームにはボクのブースターとミチルのロコンがいるから、室温は申し分ない。二匹は、入り口のそばで体を擦りあわせて遊んでいる。

 

「じゃあ、もっと温めてあげる♪」

 ミチルの白い胸元に顔を寄せて、ちゅ、ちゅ、とキスを落としていく。オレンの実の甘酸っぱい香りが漂っている。

「っや、んっ♥ あ、あっ♥」

 この前と違って、人に見つかる心配はないから、ミチルも声が出ちゃってる。

 

「ん……っ♪ 柔らかくて、気持ちいい♪」

「も、もぉ、脱いでる途中だからぁ♥」

 両手でたっぷりとおっぱいを掴んで、まぁるく円を描くように揉み込んでいく。ふにふにと形が歪んで、たっぷりと手の中で揺れるのがおもちゃみたいで楽しい。

「だって、こんなに美味しそうなんだもん」

 意地悪にいいながら、舌でピンクの乳首を転がしてあげる。さっきのお返しだ。

 

「ひやぁん♥ や、あ、あぅっん……♥」

 口では嫌がってるのに、ミチルは抵抗せずに体を反らして受け入れてくれている。いやいやと体をよじるたびに、おっぱいはたぷたぷ弾む。若々しくてハリがあるそれが逃げないように、「ちゅうっ♥」と音を立てて吸い上げる。

「きゃぁぅ……♥」

 甘える声をあげながら、ミチルの乳首はツンっと立ち上がっている。舌を押し当ててぐりぐり♥ してあげると、ぴくぴく、っと体をよじらせる。

 

「いいなー、おっぱいおっきくて」

 ボクに抱きつきっぱなしのヒマリが、ぽそりと呟いた。丸い目で、じーっとミチルのおっぱいを眺めている。着ぐるみの目じゃなくて、人間の、ヒマリ本人の目だよ。もちろん。

「ヒマリちゃんはこれからでしょ?」

 ちょっとだけ勝ち誇るような、余裕のある声色でミチルが答える。

「むーっ」

 これからっていわれても、気になるものは気になるみたい。ヒマリはふくれながらも、僕が揉んだり吸ったりしているおっぱいを眺めている。

 

「一緒にする?」

 二人を見ているともっと意地悪したくなってくる。僕が手招きすると、ヒマリはボクとミチルを見比べて……

「うん……」

 って、控えめに頷きながら、反対側からちっちゃな手をおっぱいに伸ばした。

「ちょ、ちょっと」

「一緒にするほうが楽しいよ」

 恥ずかしそうにするミチルだけど、ヒマリはボクの手持ちになったみたいに言うことを聞いてくれる。「ポケモンごっこ」が続いているのかも。

 

「わぁ……♥ すごい、やわらかい。ママよりおっきいかも……♥」

「すごいよね、きれいだし」

「うう、もぉ、やめ……ひゃんっ♥」

 ヒマリがつたない手つきでおっぱいをふにふに撫でるのを眺めながら、ボクはミチルのショーツに手を伸ばした。

 ショーツの上からでも熱くなってるのが伝わってくる。指で上下に擦ると、ミチルの脚がぴくんっと動くのがわかった。

 

「っや、ぁ、そこ……♥」

 ボクはぷにっとした股布を撫でながら、乳首から「ちゅぽんっ♪」と唇を離す。

「このまえ、マーキングしてあげたとこだよね♪」

「そうだよぉ、あんなこと……♥ 思い出して、何回も自分でシちゃったんだから……♥」

 恥ずかしそうに、でもボクを非難するみたいに蕩けた視線を向けてくる。ボクは自分の唇をペロッとなめて、ショーツの中に指を潜らせた。じっとりした体液が、ボクの指に触れてくる。

 

「じゃあ、お詫びしないと♪」

 ちゅぷんっ♥

「ぁあンっ♥」

 指を入り口に潜らせると、悲鳴を上げるみたいにミチルが声をあげる。具合を確かめながら、ゆっくりかき混ぜてあげると、奥からしみ出すみたいにとろとろの液体が指に絡みついてくる。

 

 ちゅぷ、ちゅく、くちゅ、ちゅっく♥ くちゅ、ちゅく、ちゅぷっ♥

 

「ぁ、ぁ、きゃあんっ♥ だ、ダメ、っ、ぁ……♥」

「すごぉい……♥」

 年上のお姉さんが翻弄されているところを見つめて、ヒマリが声をあげる。着ぐるみの中で太ももをモジモジ擦り合わせている。

「ダメなの? どうして?」

「ゆ、指じゃなくてぇ……♥」

 甘えるような、鼻にかかった声でおねだりするミチル。指を抜くと、「とろぉ♥」っとしたお汁が、ベンチにたれた。

 

「うん♪ それじゃあ……ヒマリちゃんにお手本、見せてあげなきゃね♪」

「みせてみせて♥」

「わ、私だってケイケンないんだからね……」

 かあっと赤くなりながら、ミチルは下半身の力を抜いた。ボクはその間に指をかけて、ショーツとストッキングをすっかり脱がせてしまう。

 

「ぅう……♥」

 ミチルに残ってるのは、あとはシャツくらい。それも、ほとんどはだけている。

 寒いなんて言ってたのに、むしろほのおポケモンの熱気に当てられて、肌は火照ってるくらい。艶っぽい薄ピンク色に染まっている。

「あんまり見ないでよぉ……♥」

 もじもじと恥じらうように太ももを閉じている。

 

「脚、開けてくれなきゃできないよ」

「いじわる……♥」

 はぁ、っと甘く息をつきながら、でも自分から開くのは恥ずかしいみたい。そりゃそっか。

 ボクは太ももを撫でながらベンチにまたがって、「ビンっ♥」と固くなったままのおちんちんを割り込ませるように足を広げさせていく。

 すべすべの腿の間に男の子のにおいをつけながら、ベンチの上で正常位になる格好だ。

 

「おとなだぁ……♥」

 ヒマリが目をキラキラさせている。ボクは二人によく見えるようにしながら、いつもバッグの中に準備してある四角い包み……ゴム製の避妊具を取り出した。

「は、はやく……♥」

 恥ずかしそうなミチルを焦らしてるわけじゃないんだけど。流れ上、自分で着けなきゃ仕方ない。

 ほのおタイプ色の赤いゴムを装着すると、反り返ったボクのおちんちんはいつもより力強くなったような……気もする。気のせいかもしれないけど。

 

「かっこいいね♥」

 ヒマリがじーって見つめながら褒めてくれるから、着ぐるみの上から頭を撫でてあげる。

「ありがと♪ それじゃあ、見ててね……」

 いよいよ、先端をぴとっ、とミチルの入り口に触れさせる。ピンクの粘膜からは、とろとろのお汁がまた溢れた。

「入れられちゃう……♥」

「うん、おちんちん……入れる、ね……っ♪」

 

 ず、ぷ、ずぷぷぷぷ……♥

 

 温かくて柔らかい感触が、ゴム越しにも伝わってくる。きゅんきゅん、っと締めつけられて、ボクのおちんちんはビクビク跳ね上がった。

「あああぁっ♥ やぁっ、入ってる……ぅ♥」

「ん、っく、ぅう♪ すご、アツアツだ……っ♪」

 火照った体の中でも、特に熱くなっているところで締めつけられる。ぎゅうぎゅうって圧迫されると、まるで搾られてるみたい。

 

「アンリのほうこそ、熱すぎ、固くて、ぁあっ♥」

 ずぷ、ずぷ、ずぷっ♥ ゆっくりと押し込んでいくと、膣内がボクの形に広がっていく。

 半ばまで差し込んでからゆっくり腰を揺らしてなじませていくと、ますます甘い声をあげてくれる。

「すごぉい……♥」

 じーっと近くで見つめながら、ヒマリが自分の股をぎゅーっと押さえていた。自分にも、ボクのが入るのを想像してるのかも。

 

 主人の甘い声を聞いて、ロコンがとてとてと近づいてきた。

「大丈夫だよ、仲良くしてるところだから♪」

「そ、そぉだよ、私、気持ちいい、っの♥」

 蕩けた笑みを浮かべてみせるミチルに、ロコンはきょとんとしている……たぶん、そんなところははじめて見るからだろう。

 

「もっと気持ちいいところみせて、安心させてあげないと」

 腰を前後させる。ぬぷ、ぬちゅ、ぬるるっ♥ ゴムの表面のローションと、ミチルの愛液が混じり合って、徐々に抵抗がなくなっていく。もっと深く、もっと強く……ボクが腰を突き出すと、ぷちゅぷちゅ♥ とお汁が溢れ出しちゃう。

「ぁ、あ、やぁっ、ぁあんっ♥」

「んっ……っふ、すごい、どんどん気持ち良くなってる♪」

 ロコンの前なのに、主人の威厳を保てなくなっちゃってる女の子のナカを、ボクはたっぷりかき回していく。ぴちゃぴちゃと、ベンチに飛び散ったお汁が音を立てる。

 

「だいじょうぶだよ、いっしょにみよう♥」

 ヒマリがロコンを抱き寄せる。ボクのブースターもそばに寄ってきて、まるで鑑賞会みたいに並んでいる。

「気持ちいいよ、ミチル♪」

 一人と二匹によく見えるように、ボクは大きなストロークで腰を前後させる。赤いゴムに包まれたおちんちんが、ぬちゅうっ♥ と引き出されては、ずぷんっ♥ と奥に入っていく。その繰り返しの動きのたび、泡だった愛液がぽたぽた垂れ落ちてボクの袋に伝う。

 

「あっ、あっ、やあっ♥ 私のほうが年上なのにっ♥」

 ミチルの腰はボクが突き上げる度にくねって、いつもはストッキングに包まれている脚が空中を掻くように動いている。ボクはその膝を掴んで、しっかりと固定した。

「イくところも、見てもらおうね……♪」

「あっ、ちょ、っや、ちょっと、待っ……♥」

 その動きで、ボクが本気でイかせるつもりなのが伝わったんだと思う。逃れるようにミチルの腰が動くけど……もちろん、逃がすわけない。掴んだ膝で固定して、一気にナカをかき回しちゃう。

 

 ぐ、ぷ、ずぷ、じゅぼ、じゅぼ、じゅぼっ♥

 ちゅっぐ、ぐちゅ、ちゅっぷっ♥ ずぶ、ずぶ、ずぶ、ずくっ♥

 

「ぁ、あっ、っやぁっ♥ ダメ、ダメ、ダメっ♥ ホントに、それ、イっちゃうっ♥」

「イかせてあげたいんだよ。ボクのおちんちんでイくところ、見せて♪」

 ベンチとの間で逃げられないように下半身を掴みながら、腰を打ち付ける。ぱちゅ、ぱちゅっ♥ と汁っぽい音を立てて、肌が何度もぶつかり合っていく。

「うわわ……♥」

 ヒマリの視線と声を感じながらも、ボクももう止められなくなっちゃってる。ミチルのとろとろの膣内へ、何度も突き刺しては引き抜くピストン。腰がぶつかりあって、奥深くにぐ、ぐっ♥ と押し当たるような感触が伝わってくる。

 

「や、やらっ、あ、あ、あっ♥ おちんちんすごすぎてっ♥ ぁあ、ダメ、ダメぇっ♥」

「ボクもっ、すご、気持ちいいっ♪ ミチルのナカ、気持ちいいっ♪」

 女の子が絶頂に向かっていく、びくびく痙攣するような反応を感じながら、ボクも高まっていく。逸物をぐ、っと固く奥に押し込んで、ゴム越しに何度も最奥にキスさせていく。

 

「ああっ、ダメ、気持ち良すぎて、私、見られてるのにっ♥ ぁああぁっ♥」

「ボクもイく……っ! く、ぅ、ぁあぁああっ♪」

 がくがくがくっ! とミチルの体が震える。ボクはそのまま、腰をぴったり密着させる。

 奥深くに突き入れたまま、ボクは熱い精液を噴き出した。

 

 びゅーーーーっ! びゅうううううっ! どぷ、どぷ、どくんっ……!

 

「ぁぁぁぁぁ……♥ ぁ、あぅ、っやっあんっ……♥」

 ゴム越しにでも伝わっちゃうような熱い噴出を受け止めながら、脚を大きく広げたままミチルがかく、かく、っと腰を震わせる。

 足は開いてるのに、ナカは「ぬるうううっ♥」と締めつけて、ボクから少しでも多く搾り取ろうとしてるみたいだ。

 絶頂の声は長く引き延ばされて、「混乱」しちゃったみたいに定まらない。ここまで深い絶頂を体験するのが、はじめてなのかも。

 

「す、っご、ぉい、いっぱい出てる……♪」

 どく、どぷ、どぷ……♥ なかなか終わらない射精は、ナカに出してたら掻きだしても出し切れないぐらいの勢いと量だ。

「こん、にゃの……♥ すごすぎ……ぃ♥」

 メロメロな状態でくったりベンチにもたれながら、ミチルは真っ赤な顔でボクを見上げている。

 訴えるようなウルウルの目を向けられて、ボクはすぐに求められていることがわかった。

 

「ちゅ……♪ あむ、れる、っちゅ、はぷ……♪」

「んちゅ……じゅるぅ……♥」

 舌を絡ませるたっぷりのキスにミチルはすぐ応えてくれた。

 ボクたちは火照った体をしばらく重ねながら、ベロとベロをねるねるっ♥と絡ませる。

 

「んっ……♪」

 よぉく見えるように、ゆっくりと抜きだしていく……水風船みたいにたっぷりと精液を溜めたゴムが、「ぬぽんっ♥」とナカから引き出される。

「んぁあぅ♥」

 絶頂から戻れなくなってるミチルは、それだけでも感じるみたいで、「ぷちゅっ♥」とお汁を拭きだしていた。

 

「ふわぁ……♥」

 自分も絶頂しちゃったみたいに、ヒマリが蕩けた目でボクたちを見つめていた。

「ヒマリちゃん」

「ひぁ……♥」

 ボクが名前を呼ぶと、ぽおっとした顔で見返してくる。

 

「ボクのバッグにこれと同じのが入ってるから……もう一つ、もってきて♪」

 精液でタプタプになったゴムを見せると、ヒマリは鼻を「くんっ♥」とならしながら頷いた。

「うん……♥」

 ロッカールームの中には、まだまだたっぷり熱が篭もっている。




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04:ターフタウン・3(ポケモンごっこ・本番)

「こ、これ……」

 もじもじしながら、ヒマリはボクのそばにやってきた。

 手のなかには、ノーマルタイプ色のコンドーム。

「ありがとう。えらいね♪」

 ちっちゃな体を抱き寄せて、ほっぺをなでてあげる。

 

「くぅん……♥」

 ヒマリは僕に体を預けながら、甘えるように鼻を鳴らした。視線はちらちらと下を向いている。ボクの股間には、さっき使った赤い避妊具がまだついたまま。ゴムはぶっくりと膨らんで下に垂れている。

「はずしてあげる……♥」

 何も言ってないのに、ヒマリはぺたんとしゃがみこんだ。頭をソレの高さに持ってきて、小さな指でつんっとつつく。

 

「ふわぁ……♥」

 精液が溜まってぷるぷるしている感触が面白いみたいだ。目を輝かせながら、指でそこをぷにぷにとつまんでくる。

「う、っく、そ、それはあんまりやらないで……」

 出したばかりで粘膜を刺激されると、力が抜けてしまいそうだ。イーブイ着ぐるみの頭を撫でてあげると、不思議そうにしながらもヒマリは素直に従ってくれた。

 

「んっ……♥ おもたい……♥」

 にゅるん、とゴムを外して、それを掌の上でもてあそびながらヒマリがほほ笑む。たぷたぷ♥ とおもちゃみたいな扱いだ。

 それから、精液のにおいをかぐように鼻先を近づけて……ピンクの舌をちろっとのぞかせた。

「ぺろっ……んちゅ、んじゅるぅ……♥」

 ちっちゃなベロが表面の精液をなめとっていく。先っぽから吸い付くと、「ちゅううっ♥」と強めに吸い付かれ、尿道に残った精液が吸い出されていく。

 

「うっく……♪ 上手だよ、気持ちいい」

「えへへ……♥」

 褒められてうれしそうに、ぺろぺろと幹を舐め上げてくれる。口周りを精液でべっとり汚しながらも、ボクのものはきれいにしてもらった。

 うれしそうに微笑んでくれるから、こっちもたっぷり頭を撫でてあげる。

「ふにゃあ……♥」

 とろけた顔で僕の足にしがみついてくる。ボクに撫でられると気持ち良くなるのを体が覚えちゃってるみたいだ。

 

「あー……もう、私が出してもらったのにぃ」

 もぞもぞ体を起こしながら、ミチルが唇を尖らせる。絶頂のショックからようやく意識が戻ったみたいだけど、まだ少しふらふらしている。

「つぎはあたしのばんだもん」

「順番なんて決まってないしぃ」

 言いつつ、ミチルが僕の腕をぎゅっとつかんだ。引っ張られて、思わず体勢を崩しそうになる。

 

「わわっ。で、でもほら、ミチルとはしたばっかりだし。見せて終わりじゃ、かわいそうでしょ」

「ヒマリにはまだ早いんじゃない?」

「そんなことないもん……」

 ヒマリが着ぐるみのファスナーを下ろしていく。暑い部屋のなかでも、湯気が立ちそうなくらいに熱っぽい空気が立ち上る。女の子の甘い汗のにおい。

 着ぐるみの下には何も着けてないみたいで、細い体がそのまま露わになっていく。

 

「はふ……♥」

 着ぐるみのなかに籠った熱気で、すっかりヒマリはのぼせたようになっている。顔は真っ赤になってるし、肌は汗だくだ。

「やっぱりおっぱいないから、つまんないかな?」

「そんなことないよ。とってもかわいい」

 着ぐるみを脱がせてあげて、生まれたままの姿のヒマリの体を抱き寄せる。「ぺとっ♥」と濡れた肌がくっついて、隙間なく密着するのが気持ちいい。ロコンやブースターに負けないくらいアツアツだ。

 

「ふわぁ……♥ はずかしい……♥」

 着ぐるみを着てない状態を見られるのが恥ずかしいのか、単純に裸だから恥ずかしいのか。ヒマリはもじもじしながら、ボクの胸に顔を隠してしまう。

「暑くて倒れちゃうよ。ほら、飲んで」

 ボクのために用意されていた「おいしいみず」のストローを口元に持っていくと、ヒマリは僕にくっついたまま「ちゅっ」と吸い上げる。手持ちポケモンのお世話をしてるみたいだ。

 

「脱いだ方がかわいいかも♥」

 くすくす笑いながら、ミチルがヒマリの体を抱き寄せる。ベンチの上でヒマリを後ろから抱いて、もたれさせる。……ベンチはしっかりした作りで、3人で乗っかってもびくともしない。

「ふふー、お兄ちゃんにお願いしようね♥」

「あぅう……♥」

 ミチルのおっぱいに頭を挟まれて恥ずかしそうにしながら、ヒマリがもじもじと足をこすり合わせている。

 

「大丈夫、優しくするから」

 真っ赤な顔でボクを見上げてくるヒマリちゃんの髪をくしくし撫でてあげると、「こくん」とうなずいて、ゆっくり足を広げていく。

「うわ、すごい……♥」

 ミチルも見おろしながら、思わずつぶやく……ヒマリのソコは、まだ幼い形なのに、とろぉりと白っぽい糸を引くくらいにお汁をあふれさせている。

 

「ボクたちのエッチで感じちゃった?」

 優しくほっぺをなでながらささやくと、ヒマリはそっとうなずいた。

「いいんだよぉ、激しかったもんね♥」

 ミチルが楽しそうにくしゅくしゅヒマリの頭をなでる。

 

「ちゃんとほぐさないと……ほら、気持ちよくしてあげる」

 ボクは指をそっとつたわせる。縦筋みたいなソコに、指を這わせると、ぷにぷにと柔らかい感触。でも、ゆっくり指を潜らせると、ちゃんとそこにちっちゃな穴があるのがわかる。

「あ、ぁ……やぁんぅ……♥」

「自分で触ったことある?」

「そ、そんなことしないもん……♥」

 くに、くにゅり……♥ 指一本の隙間がやっとな場所を、ゆっくりほぐしていく。ヒマリはきゅんきゅんっとボクの指を締め付けて、その感触に身もだえするように首を振る。

 

「かわいいなー♥ こんなかわいい子にいけないこと覚えさせちゃってる」

 ミチルがくすくすと笑いながらも、ちっちゃな胸をくすぐる。細い指が「ぽちっ」とした乳首をなでると、「ぴぃっ♥」って感じの声がヒマリから漏れた。

「だって、もっと仲良くなりたいからね」

「ううん、あたしもなかよしになりたい……♥」

 甘い声を漏らしながら、ヒマリはボクを見上げてくれた。とぷ、とぷ……温かいものが滲み出して、ボクの指を伝ってくる。

 

「トロトロになってきてる。ヒマリちゃんは覚えが早いね♪」

 くちゅ、くちぃ、ぬちゅっ♥ ぬち、くちゅう♥

「ぁっ、ぁっ、あぅ♥ ん、っや、ぁ、ああぅ……♥」

 指で掻きまわすたび、ヒマリは抑えきれない、って感じの声を漏らしちゃってる。最初は遠慮がちだったのに、今じゃ足を「かぱっ♥」と広げて、お尻がもじもじ動くのも見えちゃうくらい。

 

「ちゃんと感じてるんだ。すごぉい……♥」

 楽しそうに見おろしながら、ミチルがつぶやく。

「い、いろんなかのうせいをひめてるから……♥」

 声を上ずらせながら、ヒマリが腰をもだえさせる。ボクの指は抵抗するような感触に阻まれていきあたる……けど、手首をひねって「くぽっ、くぽっ♥」とちっちゃな穴をかきまわしていく。

 

「んっっや、ぁぅうう♥ ぁ、あ、あっ♥」

 声をガマンすることもできないくらい感じちゃってるみたいだ。細い脚がぴくぴく震えて、きゅっと足の指が丸まっている。

「そろそろ、かなぁ♥」

 広げた腿を押さえるようにしながら、ミチルが楽しそうに言った。

 

「それじゃあ……♪」

 二人の姿を眺めながら、ヒマリがもってきてくれた二枚目のゴムをつけていく。半透明の白っぽい色だ。亀頭にぴたっとはりついて、薄めのピンク色になったそれを「ぴたぴたっ♥」とヒマリのちっちゃな胸に押し付ける。

「ひゃっん……♥」

「大丈夫だよ、力抜いて」

 

「う、うん……♥」

 怖がるような、期待するような……熱っぽく涙ぐんだ目で見つめられると、思わず「ごくっ」と喉が鳴る。

 ぱっくりと広げられた脚の真ん中では、トロトロの蜜を漏らしてる縦筋。お尻を浮かせるようにして、そこにヒマリが手を添えた。

「おねがい……おちんちん、ください♥」

 くぱっ♥ と広げられたソコから、白っぽいお汁がとろぉ、っと垂れ落ちる。

 ゴム膜越しにちょん、っと触れさせるだけでも、ビンカンにきゅうっと窄まるそこへ、ゆっくりと先端を当てて……

 

 ちゅ、ぷ、ちゅぷぷぷ……♥

 

「ぁぁあぁぁぁぁっ♥」

 細い体をのけぞらせて、ヒマリが声をあげる。ボクの反り返ったおちんちんを受け入れるだけでも苦しいみたいで、口を大きく開けている。

「は……っ、キツ……いっ♪」

 先っぽが入っただけでも、思いっきり握られてるみたいだ。ぎゅううっと締め上げられて、痛み寸前の圧迫感が亀頭から伝わってくる。

 

「うっわぁ……すっごい♥ ほんとにはいってる……♥」

 ヒマリの体を後ろから受け止めているミチルが呟いて、ごくっとツバを飲む。ヒマリが身じろぎするたび、動きが伝わってるみたい。

「っは、ぁ、あ……あついよぉ……♥」

 甘い声を漏らしながら、ヒマリが小さな体を揺さぶる。ボクはゆっくりと、ナカへ挿入していく。

「んっく……♪」

 すぐに、先端が小さな抵抗に押し当たる。膜に当たっているんだ。

 

「あっ、んっ……♥」

 緊張するようにヒマリの体がこわばる。

「行くよ……っ」

 ヒマリの腿と腰を撫でてあげる。汗だくの体はまだ熱いままで、毛穴のひとつもないような肌はしっとりと指に吸い付いてくる。

「ふにゃぁ……♥」

 ボクの手つきにすっかり慣れた女の子の体は、リラックスして力が抜ける。キツキツの締めつけも、少しだけ柔らかくなった。

 

「ん、く……っふ……っ♪」

 ず、ぷ、ずぷ……♥

 抵抗を破りながら、ナカへと入り込んでいく。ますますキツくなって、噛みつかれてるみたいな刺激がぎゅうぎゅうと伝わってくる。

「ぁあ、あ、あっ♥ あ、あー……♥」

 ヒマリは声を出すのも精一杯みたいで、口から舌が飛び出しちゃいそうな顔つきのまま、体を反らせている。ミチルが支えてくれてなかったら、ベンチから転がり落ちちゃいそうだ。

 

「気持ちいいよ、ヒマリちゃん。ちゃんとえっちできてるよ♪」

 3分の2ほどを入れたところで、奥に行き当たった。幼くて浅い膣内をボクのおちんちんがいっぱいにしちゃってる。それなのに、腰をくいくい動かして、もっともっとってねだられてるみたいだ。

「あ、あぅ♥ うれしい……♥」

 か細い声で答えながら、ボクの肩に手を置いてくれる。たぶん、痛みもあるはずだけど、それ以上に褒められたのが嬉しいみたい。

 とろんとした目元と、力の入らない笑顔で受け止めてくれてる。

 

「動くよ……っ!」

 ゆっくりと腰を引いて、ゆっくり前へ。狭い膣を気づかいながら、ナカをかき回していく。

 ちゅく、ぷちゅ……♥ ちゅっく、ちゅぷ♥ ぷちゅ、ぬちゅう……くちゅ、くちゅ、くちゅ♥

「ぁ、ぁ、ぁっ♥ えっちしてる……いっぱいしちゃってる……♥」

 甘える声をあげながら、ヒマリは体に力が入らないみたい。ミチルにすっかり体を預けながら、されるがままだ。

 

「ちょっと妬けちゃうなぁ……私にも構ってよ」

 眉を寄せてボクに訴えてくるミチル。さっきえっちしたばっかりで、ちょっと乱れた髪がセクシーだ。

「はいはい♪ じゃあ、チューしよ」

「んっ……♥」

 ボクが身を乗り出すと、ミチルも唇を突き出して答えてくれる。ぷるぷるの唇が触れて、ボクの唇を「ちゅうっ♥」と甘く吸い上げてくれる。

 

「ん、っふ……ん、んっ♥ れる、れる、っちゅ、あむ、れりゅ……♥」

 ついばんで、上唇と下唇を順番に食んでから、ちゅっぷりと舌を伸ばしてきてくれる。ボクも舌を伸ばすと、ぬりゅ、ぬりゅ♥ とこすれ合って、甘い味が口の中に広がってくる。

「あぁっ、あ、ぁー♥ なか、あぅう♥」

 もちろん、ヒマリのことも忘れてない。ゆっくりと腰を動かして、ナカを何度も擦ってあげる。ゴム越しに、ちっちゃな襞が並んだ膣の感触がぎゅむぎゅむ♥ とボクを締め付けて来る。

 

「ん、ちゅ、あ……む、んちゅ♪ ヒマリちゃん、これ、よすぎて、すぐ出ちゃうよ……っ!」

 なかなか離してくれないミチルの唇を吸い上げながら、がくがくと動いてしまう腰をなんとか押さえている。キツいヒマリのナカを傷つけてしまわないように、たっぷりと、ゆっくりかき混ぜていく。

「あたしも、あぅう♥ 気持ちいいよぉ……♥」

 甘える時の声をあげながら、ヒマリは腰を小さく動かしている。オナニーしたこともないのに、男の子を悦ばせる方法を体はわかってるみたいだ。

 

「ん、っちゅ……はぷっ♥ んちゅ、ん、る、んちゅう……♥」

 ボクのほっぺを両手で挟んで、ミチルがキスを求めてくる。情熱的すぎる舌使いにかき混ぜられて、唾液がアゴに伝っていく。ヒマリの顔や胸に、垂れ落ちちゃってるかも。

「ん、っふっ♪ んぷ、んぅ……♪ ん、ん、んーっ♪」

 ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅぷっ♥

 ボクもだんだんぽおっとしてきて、腰の動きが止められない。気遣うのも忘れて、自分が気持ち良くなりたい一心でピストンを強めていく。

 

 じゅっくっ、ちゅぷ、じゅるるっ♥ ちゅぽちゅぽちゅぽっ♥ くっちゅ、ちゃっぷ、くちゅ、じゅるっ♥

 キスの音なのか、結合した場所からの音なのかわからないくらい、水音がたっぷりと部屋の中に響いていく。

「あうぅ、あ、ぁあっ♥ ぁ、ダメ、また、ぞくぞく……あぅうーーーー♥」

 ヒマリちゃんがぎゅうう、っと体を丸めるように力を込める。ボクを締めつけているアソコも、きゅうううんっ♥ と強く締めつけられる。

 痛いくらいの刺激に、ボクも限界を迎えて……

 

「っふ……ぷ、んぷ、んんっ……んんんーーっ!」

 どぷっ! どぴゅううっ! びゅる、びゅく、どくどくどくっ!

 

「ぁあぁぁ♥ おちんちんびくびくって……ぁあっ♥ ぁ、あ、あぁんっ……♥」

 ヒマリは喘ぎすぎてかすれた嬌声を上げて、駄々っ子のように身じろぎする。彼女の中に入るにはちょっと大きすぎるものが扱かれて、どく、どく……とゴムのナカに精液を噴き出した。

「は……ぁ♥ あは、ちゃんと出た?」

「うんっ……♪ すごかった……♪」

 唇がちゅぽ、っと音を立てて離れる。唾液まみれの唇を舐めながら、ミチルは目を細めて微笑んだ。

 

「ヒマリちゃん、抜くよ」

「うゃぁっ♥」

 ちゅ、っぷっ♥ ちょっと腰を引くと、強すぎる締め付けのせいで一気に押し出されてしまった。

 ゴムが外れてしまわないように手で押さえながら、ボクもベンチにぺたっと腰を下ろす。

 くってり力が抜けたヒマリちゃんは、イーブイの着ぐるみも脱いじゃって、どう見てもちっちゃな女の子だ。こんな子としちゃったのかと思うと、背徳的な気持ちが背中を駆け上がっていく。

 

「大丈夫? すごい汗」

「ミチルもだよ」

「だって、熱くなっちゃって……♥」

 ボクたちの激しい熱気に当てられたせいだろうか。部屋を暖めてくれていたロコンとブースターもますます体温を高めているみたいだ。

「シャワー、浴びたほうがいいかも。すぐ隣だし」

 スタジアムだからね。広々したシャワールームだって用意されている。

 

「つれてってー……♥」

 動けなくなっちゃってるヒマリが両手を伸ばしてくる。

「うん、大丈夫?」

「ダメかもぉ♥」

 ボクが両手で抱き上げると、ぴったりくっついて甘えてくる。すりすりと鼻先を擦りつけて、裸になってもイーブイそっくりの甘え方だ。

 

「私もダメかもぉ♥」

 って、今度はミチルがボクの背中に抱きついてくる。むにゅり、と柔らかい感触が押し当てられた。

「ちょ、む、むりだって」

 ヒマリちゃんはなんとか抱えてあげられても、さすがに年上のお姉さんをさらに支えるなんてできない。でも、ミチルはボクにくっついていたいみたいだ。

 

「ジムミッションと試合のあとに二人抜きなんて、タフだねぇ♥」

 耳元で囁かれて、背筋がぷるぷる震えてしまう。

「二人がねぎらってくれたからだよ」

 ヒマリの体を支えてあげながら(さすがに抱っこで運ぶのは無理だった)、ボクたちは一緒にシャワールームに向かう。

 

「次のジムもがんばってね♥」

「おうえんしてる♥」

 二人におちんちんを洗いながら応援してもらって、ボクは次の町……バウタウンへ向けて、気合いを入れ直すのだった。




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05:バウタウン・1(ルリナ・手コキ)

 ボクは5番道路を抜けて、バウタウンへとやってきた。

 町へ入った途端にわかる、海の香り。ボクのいたハロンタウンとは、ぜんぜん違う香りだ。

 エンジンシティは湿っぽい、うっすら混じる煙の匂いがした。ガラルは広いから、いろんなにおいがする町があるに違いない。

 この町に来たのは、もちろんジムチャレンジのためだ。バウタウンにはみずのジムリーダー、ルリナさんがいる。

 さっそく、スタジアムに向かったのだけど……

 

「ルリナさんなら灯台にいると思います」

 と、スタジアムの前で言われてしまった。

「ジムチャレンジがあるのに、なんで……?」

 って聞くと、

「自由な人だから……」

 ということらしい。

 

 仕方ないから、ボクはバウタウンの東側、灯台まで向かって行った。

 海に囲まれた灯台の足元。波頭に、その人はいた。

 チョコレート色の肌に、くっきり体型を強調するような薄着、というより水着かも。

 アクセサリーで飾った体つきは、水色、オレンジの布地につやつやとした装飾が絡まり目に鮮やかだ。

 髪色もまた、季節によって表情を変えるガラルの海を表しているかのように、メッシュが入れられている。

 

 この人がルリナさんだろう。確信を持ってボクは近づいていた。

 ルリナさんは波頭の柵に肘を乗せていた。背筋をまっすぐに伸ばしている。

 おかげで、ボリュームがありながらもキュッと上向きに引き締まった下半身がよくわかる。しっかりと筋肉のついたお尻は、スイムウェアの上から発達した稜線を描いていて……こんな格好で歩き回られたら、バウタウンの人たちはたいへんそうだ。

 

「あなた、ジムチャレンジャーでしょ?」

 観察している間に、だいぶ近づいていたらしい。というより、ほとんどルリナさんのお尻の高さに屈み込んでじっくり観察していた。

「は、はい。すごすぎです」

「何がかな?」

 マリンブルーの瞳がボクを真っ直ぐ見つめ返してくる。何を考えていたのかはお見通しだぞ、とでもいうような表情だ。

 

「いえ、あはは……とっても、鍛えてらっしゃるんですね」

「漁師の娘だから。海には慣れてるのよ」

 そう言うルリナさんの手には釣竿が握られている。どうやら、灯台までやってきて釣りをしていたらしい。

「釣りが好きなんですか?」

「新しい水ポケモンとの出会いがあるの。そうだ」

 にいっと笑みを作って、ルリナさんが自分の竿を振って見せた。

 

「教えてあげるよ。こっちおいで」

「じゃあ、お言葉に甘えて」

 美女に誘われて断る手はない。柵の前に立って、ルリナさんが使っていた釣竿を握る。

 ボクの持ってる釣竿よりもしなやかな作りで、すごいつりざお、って感じだ。

「思うままにどうぞ」

 

 ルリナさんの見てる前では緊張するけど、竿を振りかぶって、釣り針を放った。

「お、いいわね。筋がいいわ」

 ボクは二つの足でしっかりと立ったまま、前に釣竿を構えている。その後ろに、ルリナさんがまわった。

「姿勢を正して。背筋をまっすぐ」

 ボクの後ろに立ったルリナさんが、両手をボクの手に添える。同時に、肩のあたりに「むに」っと柔らかいものが触れた。

 

「釣りは待つのが8割だからね」

 ルリナさんの吐息が耳をくすぐる。ブリーの実のような甘酸っぱい香りが、長い髪から漂っていた。

「ほら、しっかり竿を立てて」

 ぴったりと後ろからくっつきながら、ルリナさんがボクの腿に手を滑らせていく。

「うひゃ……」

 ぞくぞくと駆け上ってくるくすぐったい感触。

 

「ソニアから聞いてるよ。この距離でも信じられない」

「ど、努力してますから」

「でも、こっちは……ものおじしないタイプ?」

 ルリナさんのしなやかな指先がスカートの中に入り込んでくる。布地越しに触れられて、「ぴくんっ」と腰が震えた。

 

 きゅ、っと指がボクの根本を握り込んだ。硬くなり始めていたそれが、ぐ、っと押し上げられるようにショーツの中から飛び出す。

「元気だね❤️」

 ボクの腰に腕を巻きつけるようにしながら、ルリナさんはそこに指を這わせる。

 海風で冷えた指が熱を奪っていく。でも、負けじとばかりにそこはますます硬くなっていく。

「ルリナさんこそ、こんなところで……はうっ」

 

「静かにしてればバレないわよ。女の子同士に見えるもの」

 きゅ、きゅ、っと握り直すようにボクをこすりながら、ルリナさんはくすくすと肩を揺らした。

「釣りには集中力も必要よ? 気持ちを乱さずに、水の中に集中して」

「こ、この状況では、難しいかも……っ」

「ジムチャレンジャーの根性を見せてよ」

 

 後ろからぎゅうっと抱きしめられる。ルリナさんはボクより背が高いから、抱きつかれるというよりは包まれてるって感じだ。

 ウエストは細いのに、腰つきはしっかりしている。腰をボクのお尻に当てて、まっすぐに立った体勢を強制されている……おかげで、もし誰かが横からのぞいたら、ボクのスカートから「ぴんっ」と飛び出たのが丸見えに違いない。

 さいわい、いまは周りに人の気配はないけど……

「ちゃんと前を見て。もぞもぞ動くと、水の中に伝わっちゃう」

「う、っく……」

 

 指の間で挟み込むようにして、ルリナさんがボクを取り出す。きゅ、きゅ、っと幹を握り込むと、皮が剥き下されて先端があらわになっていく。

 スカートの中に磯風を感じながら、腿に力を込めて耐えている。

「これって、ジムチャレンジですか?」

 釣りをしながらおちんちん扱かれるなんて。何かを試されているような気がする。

 

「どっちかというと、個人的な興味かな」

 くすくすと笑いながら、片手で握り込むようにボクを掴む。びくん、と跳ね上がるそれを、ゆっくりと上下に扱き始めた。

「どんな子が私に挑むのか、知っておきたいじゃない」

 しゅく、しゅく、しゅくっ❤️

 指を絡ませて、握り込みながら上下に扱かれる。細い指がエラに引っかかって、ぴりぴりするような刺激が腰に伝わってきた。

 

「硬くてかっこいいよ❤️」

「ぁ、っく、ぅ、ありがとうございます……♪」

 繊細に気持ちいいところを探り当ててくるような手の動きに、すぐにメロメロにされてしまいそうだ。

 でも、預かっている釣竿を落とすわけにはいかない。しっかりと手にも力を込めて、ぷるぷると震えるのをなんとか抑え込んでいる。

 今も浮きは穏やかな水面に浮かんでいる。時々、水面近くまでポケモンの影が近づいて、時折浮きをつついている。

 もし気を逸らしたら、その間に逃してしまうかもしれない。

 

「ちゃんと水面を見てるんだよ。逃がしたらオシマイにするから」

 ぬる、にゅ、く、にゅる……❤️

 溢れ出してくるカウパーを指で広げるように、ボクのモノが扱き立てられる。

「っくぅ……は、っ、ぁあ……♪」

 びく、びく……っ。モノだけでなく、体が小さく震えてしまう。切ないうずきが触れられている場所から広がって、低く抑えても声が漏れてしまっている。

 

「熱くてやけどしそう。手だけなのに」

「き、もちよくて、痺れちゃいそうです……♪」

 囁く声は、徐々に熱を増していく。く、ふ、と、声が小さく漏れ出し、ぴくぴくと体が震える。

「その調子で、私の手を温めて」

 ぎゅ、っと根元を握られる。先っぽに血が集まって充血し、ぷくっと膨らんで……さらに、そこに蓋をかぶせるようにもう一方の手がなでまわす。

 

「ん、っふ、くうう……!」

 敏感さを増した場所を責められて、思わず声が上がる。腰がびくついていく。

「ポケモンも男の子も、素直なのがいちばん。反応がいいと、嬉しくなるわ」

 ペットのポケモンをあやすように、ゆっくりと撫で回される。手の表面の小さな凹凸まで感じさせるように、ねっとりと。

 先走りにまみれた肌が、ボクの粘膜を何度もこすり、くるくるとなでまわす。

 

 にっち、にちゅ、くちゅう、にち……にゅく、にゅる、くちゅうっ❤️

 

「あ、ぁ、あっ……う、っく、んんんっ♪」

 ますます先走りがあふれ、汁気を増す摩擦。声を止めようとしても、自然と溢れてきてしまう。

「こんなに硬いのに、すべすべで気持ちいいわ」

「ルリナさんの指も、気持ちいいです……あ、あっ……」

 甘くしびれるような快感に身をよじって堪える。水面の浮きも左右に動いてしまうから、あわてて竿を握り直す。

 

「そう、しっかり握って、反応を確かめるの」

 ぎゅうっ、と、ボクを握り込みながら、絡みつくようなささやき声。

「激しく動かないで、じっくり……ね❤️」

「そ、それは無理ですって……」

 大きな手つきで扱きながら、にゅち、にゅち、とルリナさんの手が動いていく。片手でしっかりと握り込み、もう一方の手がその下……ボクの袋を優しく包んだ。

 

「あ、ぅ、っく……♪」

 たぷ、たぷっ❤️ もみゅんっ❤️ にゅちにゅちにゅち❤️

 袋の中をたっぷりと捏ねられて、腰が小さく震える。腰が抜けてしまいそうな刺激で、膝がぴくぴくと動いてしまう。

「こんなに喜ばれちゃうと、私ももっとお世話したくなっちゃう」

「か、加減してください」

「気持ちよくなるようにね?」

 

 楽しそうに答えながら、徐々にルリナさんの手つきは強く、大きくなっていく。

 にゅる、にゅく、にゅち、ぬちゅっ……手に先走りを纏わせながら、筒を作るように扱きあげる。

 片手で根元を抑えるようにして、片手でわざとエラに指を引っ掛ける。そうやって強くしごかれると、腰が砕けて倒れてしまいそうだ。

「ふふ……❤️」

 ボクが必死に堪えているのを横から覗きこんでいる。試しているのかからかっているのか、とにかく楽しそうだ。

 

「あ、く、うううっ、っは……ぁ、あ、ああっ!」

 しごかれるクチュクチュ音にボクの声が重なってしまう。近くを誰かが通りがかったら、「女の子に釣りを教えてるだけ」なんて言い訳、とても通じなさそうだ。

「ほら、釣りも忘れちゃダメ」

 水面の浮きにみずポケモンの影が徐々に集まってくる。ますます目が離せない。

 でも、それ以上にルリナさんの攻めは激しさをましてきている。

 

 じゅく、にちゅっ❤️ しゅく、しゅくっ❤️ ちゅこちゅこっ❤️ みち、むにゅう……ぬちゅ、クチュ、ちゅこちゅこちゅこっ❤️

 

「は、ぅ、くううっ♪ あ、あ、あっ♪」

 チョコレート色の指がボクに絡みついて、とろけさせてしまいそうだ。

「ほら、素直な反応を見せて❤️」

 ボクを追い詰めようとするように、手の動きが強まっていく。硬いものを柔らかい手でしごかれ、擦られ、吐き出させようとするような、絞り出す手つき。

 ぎゅっと体をくっつけられているから、ルリナさんの体も熱くなってきているのがよくわかる。ボクに触って、ボクで感じてくれている。

 

 ぬ、ちゅ、にちゅ、ぬちゅう❤️ くっちゅくっちゅくちゅ❤️ にゅこ、にゅこ、にゅこ、にゅるぅっ❤️

 

「あ、ぁ……っ、出る、出……っ!」

 ルリナさんの釣竿に負けないくらいに上向いてしなった肉棒をぐっと突き出す。

 摩擦されて、シコシコされて、ボクはもう限界だった。うずくような感覚が根本から浮き上がって、先端が「ぶくっ」と膨らんで……

 そして、弾けるように飛び出した。

「……あああぁっ!」

 

 びゅううううううっ! びゅるっ、びゅるっ! びゅうううっ!

 

 放物線を描いて飛び出す精液は、柵を飛び越えて海にぴちゃぴちゃと飛び散っていった。

「すごいね……❤️ あんなところまで❤️」

 ルリナさんはしっかりと抱きしめてくれて、ボクの根本から何度もしごいて、絞り出してくれる。

「気持ちよさそう。それに、たくさん……❤️」

 ネバネバの白濁を指の間に糸引いてるのを見ると、柔らかそうな唇を寄せて、「ちゅうっ❤️」と啜り上げた。

 

「こ、こんなところで……」

 と、ボクが何か言おうとした時、

「あっ、引いてる引いてる」

 と、彼女がすいめんを指さした。見ると、確かに浮きが激しく動いている。竿がしなって、ポケモンがかかったことがわかった。

「うわわっ!」

 夢中で、ボクは竿を引いた……

 

 *

 

「えいっ!」

 掛け声と共に投げたボールが、「カチッ」と音を立てた。

「やった! チョンチーをつかまえたぞ!」

 図鑑のページが更新されるのを確かめながら、ボクはようやく胸を撫で下ろした。

 吊り上げたチョンチーが暴れるのを、なんとかバチンキーに押さえてもらって捕まえたのだ。

 

「ふふっ、上手上手」

 もろもろの原因を作ったルリナさんは、楽しそうにぱちぱちと拍手していた。

「もう。パンツ履く暇もなかったんですからね」

 ルリナさんが下ろしたショーツをようやく履き直しながら文句を言うけど、もちろん気にする様子もない。

 

「君がイくまでまっててくれたのかも。きっと縁があるのね」

 ジムリーダーは悪びれる様子もなく言って、くすくすと肩を揺らした。

「ソニアから聞いて、つい興味があったから。一緒に釣りするの、楽しかったよ」

「いまの、釣りっていうのかな……」

 確かに、結果的には一匹捕まえることができたけど。

 

 ルリナさんは釣竿を肩に担いで、ふ、っと息を吐いた。

「それじゃあ、次はスタジアムで会いましょう。大好きな釣りより大好きなポケモン勝負を、あなたとしたいもの」

「もちろん、受けて立ちますよ!」

「受けるのは私。あなたはチャレンジャー」

「あ、そうでした」

 

 僕たちはくすくす笑い合った。そして、ルリナさんはスタジアムへの道を歩いていった。

 ボクは……もちろん、そのお尻を眺めていた。彼女とどんなふうに戦うのか考えながら。




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05:バウタウン・2(ジムトレーナー・キス・イかせあい)

■バウタウンスタジアム

 

 ジムチャレンジは、かなり大規模な迷路を突破することだった。道の上を滝のような水がふさいでいて、通れないようになっているのだ。

 ボタンを押すとその滝を作っている排水溝が開いたり閉じたり。どのスイッチを押せばどの排水溝が開くかをきちんと覚えていれば、フィールドまでたどり着けそうなんだけど……

 

「水浴びをさせてあげるわ!」

 ……と、こんな具合にジムトレーナーが勝負を挑んでくる。

「いけっ、バチンキー!」

 ジムチャレンジの様子もスクリーンに映されているらしいから、気は抜けない。負けるところを見られるなら、せめてジムリーダーに負けたい。

 

 ……3分後。バチンキーはきっちりみずポケモンに対処してくれた。

「それでこそルリナさんに挑む資格が……」

「ちょ、ちょっと静かにして」

 ジムトレーナーの女の子が映えを意識したセリフを言おうとしているところだけど、こっちはそれどころじゃない。

 

「せっかくスイッチの順番を覚えてたのに。もう、わからなくなっちゃったじゃん」

 ぐるぐるする頭を押さえながら、ボクはうめいた。あやしいひかりを見たポケモンみたいに頭が混乱しそうだ。

 迷路を攻略しながら、ポケモン勝負もするなんて。ターフタウンジムでは体を動かせばいいだけだったのに。

 

「それも含めてジムチャレンジよ。せいぜいがんばって迷路を抜けることね」

 ジムトレちゃんが「どや」っとした表情を浮かべた。たぶん、ボクより前に何人か、迷路を突破できなくてあきらめたチャレンジャーがいたに違いない。

「んんんー……」

 こめかみをもみほぐしながら、もう一度迷路の作りを思い出してみる。排水溝とスイッチの場所をちゃんと考えれば、ルートがわかりそうだけど……

 

(こういうの、苦手なんだよね)

 人間には向き不向きがあるんだから、苦手なことは無理にやるべきじゃない。ポケモンと同じだね。(いいこと言った。「ここすき」していいよ)

「無理ならあきらめてもいいのよ。一つ目のジムを突破できただけでも人に自慢できるんだから」

 ジムトレちゃんはボクをギブアップさせたいらしい。

 

「これ、このために用意したの?」

「そりゃあもちろん。ルリナさんの指示で、私たちとポケモンたちが協力して何日もかけたんだから」

「それは……すごいねー」

 周りを見回してみる。ポケモンが暴れられるぐらいしっかりした足場に、大量の水。バウタウンは港町だから、海の水を使ってるのかな。

 なんにしろ、スタジアムの中はかなり大がかりに改造されている。

 

「そうでしょうそうでしょう。だから、この素晴らしい迷路に負けても仕方ない!」

 なるほど、チャレンジャーがギブアップしてくれれば、大がかりな装置を作った苦労も報われるわけだ。

 でも、逆に言えば……

「キミは迷路の全体図を知ってるってことだよね」

「当たり前じゃない。私はルリナさんの信頼厚いジムトレーナーとして、管工事の資格もあるし」

 ますますドヤるジムトレちゃん。ボクは周りをちらっと見まわした。

 

 チャレンジの様子を中継しているロトムは居場所が決まっているようだ。いまボクたちがいる場所を映しているのは、一匹か二匹。配信しているということは、誰かがどのロトムの映像をスクリーンに映すかを決めているはず。

 自分がどう映ってるか考えながら、ボクはジムトレちゃんのすぐそばまで近づいた。

「それじゃあ……」

「な、なに?」

 

 息がかかるほどの距離でも止めてあげない。近くで見ると、つややかな額ときりっとした眉がはつらつとした印象で、キュートな子だ。

「んー……♪」

 そのまま、ボクは唇を重ねた。

 

「んむっ!? い、いきなり、なに……んんむぅっ♡」

 びっくりして硬直するジムトレちゃんの肩を押さえて、さらに唇を押しつける。

 強張っている細身の身体がぷるぷる♡と震えて、ひるんでいる間にもっともっと強引にキスしていく。

 舌をくねらせて、ジムトレちゃんの控えめな唇の間に舌を割り込ませていく。

 

「ん、ちゅ、あむ……は、む、れりゅ……♪ んちゅ、ぅ、んむぅ……♪」

 

 れりゅ、ちゅぷ、ちゅぴ、ちゅぷ、にちゅっ♡

 ちゅぷ、ちゅぷぷ……れりゅ、にゅち、れりゅう♡

 ちゅぞっ♡ じゅち、にゅち、れりゅ♡ ちゅぱ、ちゅううぅ♡

 ちゅむ、ちゅむ、れりゅっ♡ ぬりゅ、ぷちゅう♡ ちゅっく、れりゅ、ちゅ、ぷちゅ、れるれるっ♡

 

「んんっ、っふ……♡ む、ぁぅ♡ やめ……んぷぅ♡ んちゅ、れろ……♡ んじゅる……♡」

 

 あまり長く続けていたらロトムのカメラが回りこんでくるかも知れない。ジムトレちゃんが自分から舌を使ってキスを返してきたところで、唇を離した。

「ちゅぱっ♡」と密着していた唇が離れる。みずみずしいピンクの唇は、音が鳴るくらいぴったり吸い付いてたみたいだ。

 

「は、ふ、んぁう……♡ な、なにをぉ……♡」

 真っ赤になっている彼女の体を支えながら、スパッツ型のユニフォームに包まれたお尻に手を伸ばす。

 丸みをおびたお尻の形を「ふにゅん♡」とつかむと、指を押し返すようなしっかりした弾力。水着兼用のウェアは、乾きやすそうなさらっとした触感だ。

 

「ひゃうっ!?」

 びくん! と体が強張る。そうすると、触っているお尻はきゅっと硬くなって、水泳で鍛えた筋肉の形がぴっちりウェアに浮かび上がる。尻たぶに浮かぶくぼみをゆっくりなぞると、また力が抜けて柔らかくなっていく。

「ぁ、ぁ、はぁぅ……♡」

 切なそうに震えるジムトレちゃんの耳元へ顔を寄せて、ボクは大事なことを聞き出していく。

 

「次はどのスイッチを切り替えればいいのか、教えて?」

「そ、そんなこと、言えるわけ、な……ひゃあっ♡」

 彼女の立場で言えないことは百も承知。だから、ユニフォームの上から腿の隙間に指を差し入れて、「かりかりっ♡」と指先で擦る。水着のインナーの形がうっすら伝わってくるけど、その奥にはうっすら湿った感触がある。バトル前に泳いでた……わけじゃないよね。

 

「早く言ってくれないと、ロトムがボクたちのこと映しちゃうかも」

 かりっ♡ かりかりっ♡

 インナーごしにぷっくりした恥丘を擦ると、だんだんと湿り気が増してくる。

「ん、ひゃ、ぁ、ひぅう♡ だ、ダメ、そんなこと……ぉ♡」

 

「ボクはいいんだよ。時間切れで失格でも、キミのおまんこいじってるのが見つかって失格でも、おんなじだもんね」

 きゅっ♡ きゅむ、くにゅ♡ くにゅくにゅ♡

 インナーを食い込ませるように指を動かすと、ぷに♡とした恥丘の感触が指に伝わってくる。

「ぁあっ♡ そ、そんなとこ、さわらないで、だ、だめ、ぁああっ♡」

 もちろん、やめるつもりはない。ふにゅふにゅと捏ねるように刺激すると、ジムトレちゃんのお尻がフリフリ♡とワンパチみたいに揺れる。

 

「早く言わないと、怪しまれちゃうかも」

「き、きみが勝手にしてるだけで、私は……」

 くにゅくにゅうっ♡ ぐりぐりぐりっ♡

「んぃいいいっ♡ い、言う、言うから、こんなところでイかせないでぇっ♡」

 きゅうううんんっ♡ 電気が走ったように体を強張らせて、声を裏返らせる。水着がぴっちり張り付いたお尻が浮き上がるように突き出されて強張り、小刻みに上下する。必死に絶頂を堪えてるみたいだ。

 

「ありがと♪ それじゃあ、手順を教えて」

 そうっと手をひく。ジムトレちゃんは膝の上に手を置いて、下半身をわななかせながらも体勢を崩すのを堪ええていた。さすが、アスリート精神だね。

「うぅぅ……♡」

 悔しそうに涙目で睨まれても、迫力はない……けど、感謝はしないとね。

 おかげで、パズルみたいなチャレンジを突破することができたんだから。

 

 

 

 

「ジムミッション クリア!!」

 階段を登った先。スタジアム中央のフィールドへ繋がる入り口へ辿り着くと、盛大なアナウンスが場内を沸かした。

「よしっ!」

 Vサインは少し気が早い。ボクを映しているロトムに手を振っておくだけにした。

 

(これであとは、ジムリーダーとの勝負だけ……)

 ジムリーダー。つまり、ルリナさんだ。

(んー、でも……)

 うずうずして落ち着かない。ジムトレちゃんと情熱的にキスしたおかげで、コーフンしてるみたいだ。

 あんまりムラムラして、バトルに集中できなかったら考え物だ。

 

 フィールドへ向かう通路……チャレンジャーを待つ観客たちの熱気が、その向こうから伝わってくる。

(さすがに、今からちょっと抜いてくわけには……)

 なんて、スポーツマンシップにのっとったことを考えていた時だ。その通路……競技への集中を高めるため、ロトムは配置されていない……の壁に、よりかかっている人影が見えた。

 

「えっと……」

「あ、さっきの。どうしたの?」

 ボクを助けてくれたジムトレちゃんだ。もじもじと腰を押さえながら、じ、っとボクを見つめてくる。

「どうしたのって、きみのせいで……おさまらなくて……だから……」

 

「最後までしてほしい?」

 ジムトレちゃんは真っ赤になりながら頷いた。

「は、はやく……♡」

 ぴったりしたスパッツユニフォームの前を開けてみせる。むっ♡と女の子のにおいが漂ってきた。

 ミルクチョコレート色の肌はおへその下もなだらかな斜面になっていて……その奥には、ぷにっとした恥丘の形が見て取れる。

 

「かわいい。すべすべだね♪」

 じっとりとした水着の中に、ボクは手を差し入れた。汗とえっちなお汁で、水着全体が湿って重くなっている。

「あ、あ、あんっ……♡」

 化粧っ気のない顔は赤くなって、弾むような声は細い通路によく響く。フィールドのほうにまで聞こえてしまわないか心配だ。

 

「ねえ、代わりに……ボクのも、してほしいな」

 ボクは……いつもよりも少し声を低くして、彼女の耳元で囁く。今のボクはジムチャレンジのユニフォームだから、ショートパンツを下ろして……

 びんっ♡

「ひゃっ……♡ お、男の子だったの……♡」

 勢いよく飛びだすボクのを見て、驚く……というよりも、少し安心したような口調だ。「女の子にドキドキしちゃった……」なんて、考えてたのかも。

 

「時間がないから……お願い」

 囁きながら、ボクも彼女の股間に指を伸ばす。「にゅる♡」と粘っこい感触が指にまとわりついてくる。

「ん……ぅう……♡」

 おそるおそる、ジムトレちゃんの指がボクのものに触れる。さっきのキスと、彼女の情熱的なお誘いのおかげで、すでにガチガチの勃起状態。さわってもらえて嬉しくて、ツユまで垂らしてしまう。

 

 くちゅ……ぷちゅ、ちゅく♡ にゅち、ちゅるっ♡

「ぁ、ぁ、そこぉ……♡」

 熱くなってる秘所をほぐすようにさわってあげると、ぷにぷにの感触が指に帰ってくる。性器への刺激に、ジムトレちゃんは下半身をぴんっ♡と伸ばして甘い声をあげる。

 ボクのを握ってくれてる手も、おずおずとした手つきだったのが、一気にぎゅっ♡と根元を握り込まれると、

「は……ぅ♪」

 ボクも声が出てしまう。

 

 くちゅ♡ くにゅ……くちゅくちゅ♡ ちゅっく、くちゅうっ♡

「キスされて、濡れちゃったんだ?」

「だ、だってあんなに……♡ きゃう♡ ぁああっ♡」

 一見してしっかり者のジムトレちゃんが、子猫みたいに甘い声をあげて体を震わせる。腰をひいてボクの手から逃げそうな動き。でも、逃がしてあげない。

 

 くちゅうっ♡

「ひぃぃっ♡」

 指を鉤みたいに曲げて、大事な場所に浅く差し込むと、しっとり濡れた粘膜の感触が指を包んでくる。

 にゅるぅ♡と指に愛液が伝ってきて、ボクの手首にまで垂れ落ちてくる。水着の内側に手を突っ込んで、指の関節ひとつ分、さらに潜らせる。

 

「んっ♡ ぁっ♡ そ、れ……っ♡」

「してほしかったんだよね。気持ちよさそう……♡」

 くちゅちゅっ♡ ぷちゅっ♡ ちゅく、くちゅ、ちゅくちゅく♡

 掌に柔らかい肌、手の甲に水着の繊維を感じながら、ボクは指を出し入れする。濡れて少し冷えていた彼女の秘所は、すぐに温かい汁がにじみ出してきて、摩擦でまた熱くなっていく。

 

「ボクのも……」

 ぐり♡ と腰を突き出して、おへその下に押しつける。先っぽにミルクチョコレート色の肌が触れて、ボクの先走りがぬるぬる♡と擦りつけられていく。

「う、うん……か、硬い……よぉ」

 細くてなめらかな指が僕のモノにくるりと絡みついて、しっかりと握り込む。おそるおそる、っていう手つきだけど、その手つきも、かえって興奮を高めてくれる。

 

 しゅ、く、しゅく♡ きゅむ♡ しゅっ、しゅっ♡ にゅく、くにゅ♡

 指に温かい手がまとわりついて、上下に扱きあげてくれる。自分の手でするのとは違って、思い通りには動いてくれない、もどかしくて切ない刺激。

「ふ……ぅ、くぅ……♪」

「はぁ……は、ぁ、はぁ……♡」

 ジムトレちゃんの甘い息がボクの耳をくすぐる。

 

 ぷちゅうぅ♡

「はぁっ♡ ぁああんっ♡」

 指をさらに潜らせる……今度は、根元まで入って、指全体がしっとりした粘膜に包まれている。

 ジムトレちゃんの声も甘さを増して、腰がびくびく♡と動物的に震える。

 

 くちゅっ♡ ちゅくっ♡ じゅぷぷ♡ ちゅく、ちゅぷっ♡ くちゅくちゅ♡

「は……ぁ、あんっ、ぁ……ぅう♡ くんっ♡ ナカ、指で擦れてぇ……♡」

 ちゅくっ♡ くちゅうっ♡ ちゅくっ♡ ぐちゅ♡ ぐちゅ♡ ぐちゅぐちゅ♡ にゅち♡ ぷちゅちゅ♡

「やっ♡ だ、だめっ♡ そ、それっ♡ 気持ち良くなってっ♡」

 くちゅううっ♡

 指をぐっとナカに押し込んで、深いところまで潜らせる。きゅんきゅんっ♡ と締めつけてくる柔肉をかき分けて、奥のざらついたところ……効果ばつぐんの弱点を押してあげる。

 

「ぁああああああんっ♡ イっちゃうっ♡」

「うん、ボクのも……イかせて♪」

 しこっ♡ しこっ♡ にゅこにゅこ♡

 ジムトレちゃんの手がボクのものを握り込んだまま、上下に大きく扱かれる。

 切ない動きに合わせて、ボクも自分から腰を振り立てる。お互いの動きで激しく摩擦され、そこが熱く昂ぶっていく。

 

 ちゅぷっ♡ ちゅくっ♡ ぐちゅぐちゅ♡ ぐちゅ、ぐちゅ、にちゅ、ちゅく、ちゅくっ♡

「ぁ、あぁっ♡ ぁああんっ♡ あ、あ、あっ♡」

 しこしこっ♡ しゅく、しゅく、しゅくっ♡ にゅちゅ♡ にゅる、にゅくにゅくっ♡

「はぁっ……♪ ぁ、く……っ♪ ん、ん、っ……♪」

 

 互いの分泌する性汁が、通路に広がっていく。たった数歩、前に進めば観客が見守っているフィールドがそこにある。

 でも、ボクたちは夢中でお互いの性器を擦り合って、気持ち良くなることに熱中していた。

 

 ぐちゅ♡ じゅくじゅくっ♡ ぷちゅう♡ ちゅっく♡ くちゅっ♡ ちゅく、ちゅく、ちゅく♡

 にゅっこ、にゅぷ♡ しこ、しこっ♡ にゅこにゅこ♡ にちゅにちゅ♡ くちゅっ、にゅる、にゅくっ♡

 じゅくくっ♡ じゅぷっ♡ ぐっちゅ♡ ぐちゅ♡ じゅぽ、じゅぽっ♡ ぐちゅ、にゅる♡ にちゅっ♡ ぐちゅぐちゅ♡

 にゅく♡ にゅるっ♡ にゅっく♡ こちゅこちゅ♡ ぬっちゅ♡ にゅぽ、にゅぽ♡ にゅく♡ くにゅ♡ にゅるっ♡

 

「ぁああっ♡ ひぁあんっ♡ だ、だめ、もぅ……っ♡ ぁあああーっ♡ あ、あ、ぁああああああっ♡」

 びくっ♡ びく、びく、きゅううううんっ♡

 ジムトレちゃんの体が激しく反り返る。ボクの指を激しく締めつけながら、体を反らして……ぷしゅっ♡ と熱い潮を噴き出しながら、絶頂に達する。指が「ぎゅうううっ♡」と締め上げられて、膣内が激しく痙攣するのがわかった。

 

「ボクも……出るっ、イくぅ……っ♪」

 扱きあげてくれる手の中で、腰をぐっと突き出した。奥から湧き上がってくるような感覚が、一気に解き放たれていく。

 

 びゅるるるるるっ! びゅるっ! びゅーーーーーっ! びゅるるるっ!

 

 噴出はかわいいおへそから胸元まで、何度も噴き上がっていく。べっとりと張り付く精液が、褐色の肌の上にてらてらと光った。

 

「は……ぁ、あぅ……♡」

 くたぁ、とジムトレちゃんがしゃがみ込んでしまう。

 傷つけないように優しく指を抜いて、ボクはその髪を撫でてあげた。

 

「応援……してくれるよね」

 彼女の手で射精したばかりの逸物を顔の前に突きだして……ぴた、ぴたっ♡とおでこに擦りつける。

「うん……っ♡」

 絶頂して蕩けた目でボクを見上げながら……先っぽから垂れる精液を吸い出してくれる。

 

「ありがと。それじゃあ……がんばってくるね」

 ユニフォームを直す。濡れた手は、ジムトレちゃんのトップスで拭ってもらった。ついでに、ぷにっとした胸の感触が触れて得した気分。

 そして、ボクは二つめのバッジをかけて、ジムリーダーに挑むのだった。

 




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05:バウタウン・3(バトル・エロなし)

 トレーナーとしてのぶつかりあいを先に描いておくことで、エロシーンがますますエロくなるのではないか……
 という仮説のもとに書いていたら、意外と文字数が増えてしまったので、バトルだけで投稿します。
 エロのみを求めている場合は、読み飛ばしても問題ありません。


「サシカマス、アクアジェット!」

「ワンパチ、スパーク!」

 

 二匹のポケモンが、フィールドのド真ん中でぶつかり合った。

 一方は美しい水の柱を、一方は輝く電撃を身にまとっている。

 激しい衝突は水しぶきと産毛が逆立つような衝撃をスタジアムに響かせる。

 だいじょうぶ、観客席は安全に十分配慮されているから……一緒に戦っているトレーナーは、この限りじゃないけど。

 

 衝突の勢いはほぼ互角。でも、タイプ相性は……そうそう覆すことはできない。

 激突の衝撃が収まったとき、サシカマスは電撃でのびて倒れていた。

 いっぽう、ぼくのワンパチはすっくと四本の足で立っている。決闘を制した(オトコ)の表情にはほど遠いけど、それもかわいいところだ。

 

「もどりなさい、サシカマス!」

 ボールを手に、ルリナさんは叫んだ。ついに、彼女の手持ちはあと一匹。

 それでもルリナさんは強気の視線を変えていない。長い睫毛と、水色のアイシャドウは、フィールドで向かい合っているボクにもはっきり見えた。その目はボクを挑戦的に睨みつけている。ボクも、彼女の目を世界でいちばん近いところから見つめている……まあ、ワンパチを除いてだけど。

 

「強いわね。あなた」

「ご指導のおかげで」

「釣り竿の使い方を教えただけよ」

 ルリナさんがくすくすと肩を揺らした。パサつきとは無縁そうな、艶やかな髪が流れるように揺れる。

 

「次のポケモンは私の隠し玉。いちばん強い子で相手をするわ」

 ルリナさんが手に持つボールを変える。スタジアムの熱気は最高潮に高まっていた。みんな、ボクたちに熱い視線を注いでいる。

「いけっ、カジリガメ!」

 ボールからポケモンが飛び出した瞬間、ずしん、と腹の底に響くような衝撃。堂々とした巨体が、ワンパチの前に立ちはだかった。

 

「ヌワ……」

「ワンパチ、かみつく!」

「ヌワ!」

 怖じ気づきそうなワンパチに激励を飛ばす。でも、飛びついてきたワンパチに対して、カジリガメは少し首を曲げるだけで十分だった。硬い甲羅が「ガチッ」と音を立てて、牙を阻む。

 

「かみつき勝負なら、負けないわ」

 懐に飛び込んでしまった対戦相手は、カジリガメにとって格好の獲物だ。鋭い牙が、ワンパチのもこもこの首元をがっちりと咥え込んだ。

「こうなったらもう離さない。そういう習性なの」

 不敵に笑うルリナさん。たぶん、その言葉に嘘はないだろう……ワンパチが電気を放つより早く、急所を噛み切ってしまいそうだ。

 

「もどれ、ワンパチ!」

「うおおお、さすが、強い!」

 ノックダウン寸前のワンパチをボールに戻した。ジムリーダーの本領発揮の強さに、観客は大盛り上がりだ。

 

「ルリナさん、素敵!」

「チャレンジャーの子もかわいいけど……」

「かわいいだけじゃねえ。やっぱりエレガントなオトナの魅力がないと」

 ガラルのトップモデルと比べられたら、誰だってエレガントには見えないよ、そりゃ。

 

 でも、盛り上がってる。

 ジムミッションや野良バトルとは違う。観客がボクを見ている。

 ぞくぞくするような熱気が、スタジアムに広がっている。

 

「このスタジアムは特別な場所。あなたも、そのねがいぼしを通じて感じてるでしょ?」

 ボクの対戦相手が、ダイマックスバンドを示してみせた。

「宣言します。このカジリガメをダイマックスさせてお相手するわ」

 

 わっ、と観客が声を上げた。

「それって、あの子をルリナさんが挑戦相手として認めたってこと?」

「くー! 前列をとってよかった!」

 ダイマックスはスタジアムで行われるバトルの最大の見せ場だ。チャレンジャーの実力が不十分なら、そこまで追い込むことができずにバトルが終わってしまうことも多いくらい。

 

「それじゃあ、ボクも……」

 観客の期待に応えないと。ボクは手持ちのボールをとって、高く掲げる。

「ダイマックスでお相手します。そして……もしもこの子が負けたら、ボクも負けにします」

 マイクパフォーマンスで負けるわけにはいかない。できるだけ自信満々に見えるように、ボクは胸を反らした。

 

「リーダーが言うなら分かるけど、チャレンジャーがそんなことを宣言していいのかしら」

「だってきずぐすりをたくさん抱えて、ダイマックスの時間切れ待ちの戦いなんてつまんないでしょ?」

「たしかに……」

 返事はルリナさんからじゃなくて、観客席からだった。誰でも、スタジアムや中継で一度はそういうトレーナーを見たことがあるのだ。

 

「ただでさえ大きくて強いカジリガメがダイマックスしたら……手がつけられないわよ」

「どうかな。やってみないとわからないよ」

 

「なら、激しい戦いを見せてあげましょう……カジリガメ、ダイマックスなさい!」

「いけっ、キテルグマ! ダイマックスだ!」

 同時ダイマックスはスタジアムバトルの最高潮だ。ボクたちジムチャレンジャーは勝ち進めばいいってわけじゃない……ファンに好かれないとね。

 

 だから、最高のバトルができるように、最高のマッチングをしないと。

 それができるのはトレーナーだけだもん。そうでしょ?

 

「キー!」

 ダイマックスしたキテルグマが威嚇の声をあげる。大きさや重量感ではカジリガメにも負けてない。

「サイズで張り合っても、同じ条件になったとは思わないことね……カジリガメ、いきなさい!」

 

 ダイマックスしたカジリガメの全身から、水柱が噴き上がる。怒濤のような水流を身にまといながら、巨大なアゴがひらかれ……

 ばふっ!

 そのアゴが、キテルグマの片腕をとらえた。「がちん」とか「がぶっ」じゃないのは、キテルグマのもふもふボディのおかげだ。

 

「キテルグマの体が水を吸って重くなっているわ。動きが鈍いわよ!」

 ダイマックスでみずポケモンが繰り出す水の量も普段の比じゃない。観客は安全だから、ご安心ください(トレーナーはこの限りではない)。

 

 ボクたちの頭上でポケモンたちがにらみ合っている……キテルグマの目は、いまいちどこを見ているか判然としないけど。

「噛みつき攻撃への対処を考えていたというわけ……やるわね。でも、一度食らいついたら離さないかみつきから、もう逃れることはできないわ」

 ルリナさんは自分のポケモンに絶対の自信があるみたいだ。その自身が彼女を輝かせている。圧倒されて、頭を下げてしまいそうなくらい。

 

 でも、ポケモンへの信頼で負けるわけにはいかない。

 

「一度噛みついたら離れられないなら……それって、カジリガメも逃げられないってこと、だよね」

 地響きと水しぶきで立っているのがやっとだけど、ボクは不敵に笑った。

 大きくなったキテルグマに伝えるために、全身で指示を出す。

 

「キテルグマ! ()()()()()!」

「キーーーーーーーッ」

 高層ビル並みに巨大になってキテルグマが、カジリガメの甲羅を強引に掴む。分厚い甲羅が何トンあるのか考えたくもない。とても片腕じゃ持ち上がらないだろう。

 でも、カジリガメが噛みついた腕を放さないなら……両腕で持ち上げようとしているのと同じだ。

 

「嘘……!?」

 キテルグマの怪力も、ダイマックスで超強化されている。はじめはゆっくりと、やがて一気に……米袋を持ち上げるみたいに、かみつきポケモンを持ち上げる。

 二体の超重量級――しかもダイマックスした――ポケモンの重みで、スタジアムの床がきしみをあげる。キテルグマの足の形に、床が少しへこんでいた。

 

「いっけぇ!」

 持ち上げたカジリガメを、バックドロップの要領で後ろへ落としていく……

 ズガァン!

 重い衝撃がスタジアムに走る。あとで聞いた話によれば、その衝撃は周囲の海さえ揺るがしてた。あの防波堤にいた釣り人が戦いの余波(文字通り)を浴びて、ずぶ濡れになったらしい。

 

 それでも、カジリガメはタフに耐えていた。まだ戦意を失わずに、キテルグマの腕に噛みついている。でも……鮮烈なバックドロップで、上下が入れ替わってしまっている。

 

「ひっくり返ったまま……続ける?」

 カジリガメは一度ひっくり返ると起き上がれない……っていう俗説がある。実際には、そんなことはない。

 実際には、長い首を器用に使って起き上がる。その様子を撮影した動画がバズって拡散されてたから間違いない。

 

 でも、それは自由に動けるときの話だ。

 いまカジリガメの首はキテルグマの腕に噛みつき、手足を動かそうにもキテルグマにのしかかられている。おまけに、キテルグマの体は水を吸っていつもよりもっと重い。ダイマックスしてるから、もっともっと重い。

 そして、キテルグマの片腕はフリー……となれば、勝負有りだ。

 

「自慢の最強メンバーだったのに!」

 頭を抱えて、ルリナさんが悔しそうに叫ぶ。でも、さすがアスリート。すぐに感情を切り替える。

「ふぅ……わかりました。あなたたち、ジムチャレンジを勝ち進むに足る素晴らしいスピリットがあるみたい」

 

 カジリガメをボールに戻して、ルリナさんが歩み寄ってくる。ボクも、キテルグマを戻して、再びフィールド中央へ。

 ……ボクから見て後ろ側がベコベコになっている気がするけど、ポケモンバトルとはそういうもの。しつこいようだけど、観客は安全です。

 

「ジムバッジを受けとるのにふさわしいのよ!」

 ボクはルリナさんからみずのジムバッジを受けとって……そして、固く握手を交わした。

 

「……ん?」

 その手のなかに、何かが握り込まれていた。ルリナさんの手から、観客に見えないよう何かが渡されたのだ。

「裏で見て。ほら、ファンに答えてあげなさい」

 ボクにだけ聞こえるように囁いて、ルリナさんは颯爽と去って行った。

 

「いいぞー! 未来のチャンピオン!」

「エレガントじゃないけど、とってもダイナミック!」

「今年のジムチャレンジは盛り上がりそう!」

 顔を上げると、たくさんの観客がボクの名前を呼んでいる。ヤンチャムじゃないけど、自然に笑顔が浮かんで来た。

 

「応援ありがとう!」

 手を振ってファンに応える。バトルのあとの充足感は、なかなか収まりそうにない。

 

 

 *

 

 

「お、おめでとう……」

 フィールド脇の入場口には、ジムトレちゃんが待ってくれていた。次のジムチャレンジの準備はいいのかな……と思ったら、今日もボクが最後のチャレンジャーだったらしい。

 うーん、ちょっと遅れてるかも。

 

「ありがとう。キミのおかげだよ」

「もおっ。解き方を教えたなんてバレたら大変なんだからね」

「ルリナさんにも褒められちゃった。あのミッションをクリアするなんてすごいって」

「どんな顔して聞いてたのよ……」

「ボクの顔はもう覚えてくれたでしょ?」

「そういう意味じゃなくて」

 

 あきれ顔のジムトレちゃん。ボクはクスクスと笑いながら、彼女の肩を抱いた。

「疲れたぁ。ちょっともたれさせて」

「あ、も、もう……♡」

 バトルの後の熱くなった体が触れて、恥じらうような声が漏れる。

 

「ボクのバトル、どうだった?」

「ルリナさんに勝つなんて……ちょっとかっこよかったかも」

「ありがとう。濡れちゃった?」

「変な言い方しないでよぉ……♡」

 嫌がってる、というよりは羞恥の反応。ほっぺが赤くなって、ますますツヤツヤだ。

 

「聞きたいことがあるんだけど……」

「な、なに?」

「第2シャワー室って、どこ?」

「だ、第2シャワー室って……ルリナさんの専用のシャワー室よ。どうしてそんなこと聞くの?」

「だって……ほら」

 

 ボクは手の中に握り込んでいたものをひらく。それは小さなメモで、きっちり折りたたまれていた。それを広げると、力強くも端正な筆致で、こう書かれていた。

 

『バトル後、第2シャワー室で  ルリナ』




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05:バウタウン・4(ルリナ・アナル舐め手コキ)

■相変わらず、バウタウンスタジアム

 

 今日のジムチャレンジが終わったことを知らせるアナウンスが、スタジアムに響いている。

 観客は熱気冷めやらぬ様子で話をしながら、出口へ向かっていっている。

 ボクはといえば、フィールド裏の通路を歩いている……ルリナさんから、『第2シャワー室』へと招待を受けているから。

 

「ジムリーダー専用のシャワー室があるんだね……」

 ジムトレちゃんから場所を聞いて、第2シャワー室は、ジムリーダー側の入退場口の近くにあるから、ぐるっとフィールドの脇の通路を半周してきたことになる。

 やがて、簡素なドアが見えてきた。白いプレートには「第2シャワー室」の刻印がされている。ここで間違いなさそうだ。

 

「ルリナさん、アンリですけどー」

 ドアをノック。カジリガメの鳴き声が応えてくれた。たぶん、入ってもいいってことだ。

 

 ガチャッ。

 

 と、ドアを開けて中へ入る。鍵はかかってなかった。

 そこは脱衣所らしい。暖房がかかって温かい。シャワーを浴びる前の気温差で体にストレスを与えないためだろう。

 カジリガメが正面で待ってくれていた。

 

「見張り? えらいね。ボクは、ルリナさんに呼ばれて来たから……入ってもいいよね?」

 カジリガメはゆっくり首を縦に振って頷いてくれた。お礼に撫でてあげたいけど、かみつきポケモンの頭にいきなり触るのは危険だ。人になれてしつけが行き届いていても、目の前に飛び出してきたものに噛みつく習性を完全に抑えることは難しい。

 

 カジリガメの背後には、曇りガラスでしきられたシャワーブースがある。パシャパシャという、水しぶきの音がそこから聞こえていた。

 と、曇りガラスに手の形の影。誰かが向こうでガラスに手をついたのだ。もちろん、ルリナさんに決まっている。

「いらっしゃい。服を脱いでから、ね」

「はーい♪」

 

 元気よく返事をして、ボクは傍らにあるバスケットへとユニフォームを脱いでいく。

 髪をほどいて、ユニフォームの上下、それに下着も脱ぐ……こんな時のために、5秒で服をたたむ訓練をしているのだ!

「ふぅ……」

 裸になると、さすがにバトルの熱気で汗をかいていたことを実感する。ウェーブして広がる髪の間に空気を送ると、そこから蒸気が出てきそうだ。

 

 隣のバスケットには、ブルーとオレンジのユニフォームが入っている。ルリナさんが着ていたものだ。一番上には、サイドが紐みたいなインナーショーツが置かれている。

(ってことは、ルリナさんはいま、正真正銘の裸!)

 バスケットの中も気になるところだけど、女性を待たせているのだから急がないと。いつもはツインテールにしている後ろ髪を引かれる気持ちを抑えて、ボクはシャワーブースの中へと入って行った。

 

「さっきはすばらしいバトルだったわ」

 誰はばかることなく、ルリナさんはそこで待っていた。浴びていたシャワーを止めて、こっちに振り返る。

 

「おおお……」

 眩しいくらいにツヤツヤの、チョコレート色の肌。全身にくすみひとつない。それに、ガラル中の人たちがみんな憧れるスタイル! 砂時計の擬人化かと思うくらいにくびれたウエストから、流線型のシルエットを描くヒップライン。しなやかで長い足は、いまヒールを履いてないなんて信じられないぐらいだ。

 前に張りだす半球型の胸は、トレーニングと栄養管理の成果に違いない。ピンクブラウンの乳輪はまん丸で、乳首はツンと前を向いている。

 

「こうして見ると、やっぱりオトコノコなのね」

 ボクが観察している間に、ルリナさんもボクの体を見ていたらしい。

「ちゃんと筋肉もあるし、さすがに骨盤の形は変えられないわよね。でも、肌はすべすべ」

「毎日のザロクの実のおかげです」

 ジムチャレンジの旅の途中だけど、ボクだって食べ物には気を遣っているのだ。

 

「これも?」

 イタズラっぽく笑いながら、ルリナさんの長い指がボクの股間に触れる。トップモデルの見事な体を前にして、そこはもう臨戦態勢だ。

「はぅ……!」

「バトル前にも触ったけど、こんなの、どうやってしまってるのかしら」

「普段は小さくしてますから……ぁ、あっ♪」

 くに、くに、くにゅくにゅ。先っぽを指で摘まんで、捏ねるような動き。整った爪の形に見とれてしまいそうなくらいに綺麗な指が、ボクの男根を撫でて、「くにぃっ♡」と皮を剥き下ろしてくれる。

 

「ボクの裸を見るために呼んでくれたんですか……ぁ、裏筋をこちょこちょしちゃっ♪」

「それもあるけど、敬意を表そうと思って。いいバトルができたから、お礼をね」

 ぎゅ、とルリナさんの手がボクの分身を押さえて……軽く引っ張ってから離す。そうすると、「ばちんっ!」と、お腹の下にぶつかってくる。

 

「すごいわ、こんなに硬くなるんだ?」

「それは、フィラの実のおかげ……かな?」

 フル勃起を間近で見られて、さすがにちょっと恥ずかしい。

「よく食べることが体作りの基本。よく分かってるわね」

「ルリナさんに褒められるなんて夢みたいです」

 

「そろそろ、勝ったチャレンジャーにご褒美をあげないと……ね」

「お願いします!」

 挑発的にボクを見上げるブルーの目。期待度ダイマックスで腰を突き出す。試合前みたいに、このまま手でシてくれるのかな。それとも口? あのお尻や太ももに擦りつけたりしたら……

 

 なんて想像を巡らせているボクをよそに、ルリナさんはあっさりと手を離した。

「はい、ここに座って」

 広々としたシャワー室の隅に置いてあった、マットらしきものを床に敷いた。防水の滑り止め素材。いやそんなことはどうでもよくて。

「ええっと、何を……」

「柔軟体操よ。試合後のクールダウンに必要でしょう?」

 イタズラっぽく肩をふるわせて、ジムリーダーは笑っていた。

 

 

 *

 

 

「1,2,3……はい、10秒キープして」

「くうう……!」

 涼しい声でルリナさんが告げる。彼女はクールダウンにヨガを取り入れているらしい。というわけで、「ご褒美」に、ボクにそのやり方を伝授してくれてるのだった。

 

 いま、ボクはマットの上で両手をついて胸を反らす「コブラのポーズ」を取っている。(検索してみてね)

「ほら、モジモジしないの」

 って言われても、体の支点になる腰の部分がビンビンのガチガチなんだから、重心が定まらないのは当たり前だ。

 

「こ、これは、はう!」

 摩擦感のあるマットの上に「ぎゅぎゅ」と擦れてしまうと、妙な刺激がある。これじゃ床オナニーになっちゃうよ。

 

「小さくすればいいじゃない?」

「もっと無理です!」

 ボクと向かい合って、ルリナさんも同じポーズを取っている。体が「J」の字を描くくらいにくっきり背中を曲げる柔軟性には驚かされるけど、それ以上に……

 おっぱいが! おっぱいが見えてる!

 思いっきり胸を反らせるポーズだから、ボクに向かって丸いおっぱいが突き出されている。水風船みたいにたぷたぷ弾んで、ぷっくりとおいしそうに充血している乳首を見せつけられている。今すぐむしゃぶりつきたいくらいで、勃起が収まるわけがない。

 

「あと5秒。3,2,1……はい、いいわよ」

「ぷはっ……」

 コブラのポーズは背中のストレッチらしい。たしかに背中が伸びてるかもしれないけど、こっちはそれどころじゃない。

 

「次は、ウパヴィシュタコーナアーサナね」

「なんて?」

「開脚前屈よ。ほら、足を広げて」

「このまま?」

「そのまま」

 年上の威厳に押されて、断れる雰囲気じゃない。足を広げると、もちろんビンビンのガチガチは継続中だ。

 

「全身の血流がよくなってるみたいね。ますます大きくなって」

「冷静に観察してほしくないなー」

 辱めを受けているボクの後ろにルリナさんがまわってくる。今度は、ポーズを一緒にするわけじゃないみたいだ。

「できるところまで、体を倒して。力を抜いて、ゆっくり……」

 

 ふにゅんっ♡

 

 さっきさんざん見せつけられたおっぱいが、ボクの背中に押しつけられる。たっぷりの弾力に押されて、ボクの体は前へ。マットに手を着けながら、開脚前屈(ウパヴィシュタコーナアーサナ)

「あ、当たって……いたたた……あたってます……!」

「当ててるのよ」

 体重をかけられて、全身が前へ。ぺったり胸まで……とはいかなくて、広げた股関節が悲鳴をあげる。

 

「こ、これ以上はムリ……」

「キープよ。ほら、がんばって」

 ぐいぐい、とおっぱいは押しつけられたままで逃げられない。さらに、指がボクの下腹部から股間を滑って撫でていく。

 

「は、ぅ、くうう……♪」

 痛いのに、もどかしい快感。腹筋がびくついて、お腹にくっつきそうな勃起がびくびく震えている。

「力を抜いて、もっといけるわ」

「力を抜けって言われても、これ以上は……」

「これならどう?」

 

 むぎゅうっ♡

 

 「はう……!」

 ルリナさんの温かい掌が、ボクの玉袋を握り混んだ。すべすべした指が、10本がかりでボクの睾丸を揉みしだくように動く。

 

「っは、ぅ、くう、ぁあ……」

「呼吸を深くして、鼻から吸って、口から吐いて♡」

 口ではインストラクターみたいな指導をしながら、手はボクのタマタマを揉みしだいている。親指が竿の根元に当たって、ぐりぐり刺激されると、先っぽから汁がにじんで、だらしなく垂れ落ちていくのを自分でも感じる。

 

「っ、ぁ、ぁっ♪ っは、ふー……っ♪ く、んんっ……♪」

「そう、その調子」

 前屈で苦しいけど、なんとか呼吸を続ける。そうすると、さっきより少し角度が深くなった気がする。そして、おっぱいで押さえつけられてその角度をキープさせられる。

 

「上手、上手♡ いいわよ。あと10秒キープね」

 と、言いながら、両手で肉棒を握りこんで、ぬちゅ、ぬちゅっ♡ 先走りまみれのボクを扱きあげてくる。

「っは、く、ぅ、ぁあ……ぁ、ああっ♪」

「呼吸を乱さない。ちゃんと呼吸を保って10秒キープよ」

「そ、そう言われても……!」

 指導している本人がジャマしてきているのに、無茶苦茶だ。柔軟のおかげで血流がよくなっているのか、ジンジン痺れそうなほど気持ち良くなってしまっている。こんなポーズじゃなかったら、もう出ちゃってそうなくらいだ。

 

「1,2,3……」

 数えながら、1秒ごとに肉棒を扱きあげてくる。ずっちゅ、ずっちゅ、にちゅっ♡ シャワー室にはその音が反響して、くらくらしてきそうだ。

「っはあ……っ、ふう……♪ っく、ぅん……!」

 横隔膜が震えて呼吸が苦しい。でも、なんとか前屈したままの呼吸を続ける。早くイきたくて、たまらない。

 

「7,8,9……」

 もうちょっと。あと1秒……!

「そういえば、カジリガメにサプリメントをあげるの忘れてないかしら?」

「んーーーーーーー!!!!」

 必死の抗議をしたいけど、開脚前屈のポーズではもう声も出ない。

 

「ふふふっ、冗談よ、冗談! はい、よくできました♡」

 赤くなってぷるぷる震えるボクを見て噴き出しながら、ルリナさんが体を起こす。ようやくキツいポーズから解放されて、ボクはぐったりマットの上に体を倒した。

 

「うちのジムの子ならもっと徹底的にやるんだけどね」

「ジムトレーナーにはこんなことしないでしょ……」

「こんなことって、どんなことかしら」

 フル勃起させて伸びているボクがよほど面白かったのだろう。口元を押さえて忍び笑い。肘が胸を教えて「ぷにゅん」となっている。

 

「わかってるくせに……」

「じゃあ、次は牛のポーズね」

「まだやるの!?」

「これで最後だから」

 いちおう、柔軟体操、ということになっている。あの『レイジングウェイブ』から直接手ほどきを受けるなんて、ガラルのブリーダーにとっては夢みたいなことだ。ここで断ったらブリーダーみんなの夢を壊すことになってしまう……たぶん。

 

「手をついて、足は自然に曲げて膝をついて。背中をまっすぐ」

 指導の手際はいかにも慣れているリーダーのものだ。ボクはしぶしぶ、言われた通りの格好をとって……

 

「って、これってただ四つん這いになっただけじゃないですか?」

「体をリラックスさせるの。息を吐きながら背中を丸めて、肩甲骨を広げて……それから、今度は背筋を反らして」

 さっきから人のおちんちんをいじくり回してるくせに、声には威厳がある。ボクは言われた通りに背中を丸めたり伸ばしたりを繰り返す。スチームでミタされたシャワー室のせいか、体はぽかぽかして温かい。

 

「そのまま続けて。ほら、今度こそご褒美よ」

 くにゅんっ♡

 ルリナさんの手がボクのお腹の下を通って肉棒を握り混む。長い指が絡みつくようにして、上下に扱きはじめた。

 

「っは……っく、ぁあ、んっ!」

「呼吸を乱さないで、深く吸うの」

「そんなこと、言われてもっ……」

 にゅち、くちゅ、じゅくっ♡ くちゅ、にちゅ、にゅくっ♡

 先走りでドロドロになった肉棒が扱きあげられて、激しく音を立てていく。本当に、牛の乳を搾るような体勢だ。

 

「ほら、リラックス、リラックス♡」

 今度は股の間から逆手に握って、じゅぽっ♡ じゅぽっ♡ と大きなストロークで扱きあげられる。手首がぴたぴたと袋を刺激して、生々しい、むずがゆいような刺激に腰が震えてしまう。

 

「っは……ぁあっ! ち、力、抜けません、ってぇっ!」

「あら、それじゃあ、止めた方がいいかしらね」

 ボクの体は射精を求めて、括約筋に力がこもる。そうするとルリナさんも手の力を緩めて、表面をくすぐるようなフェザータッチになってしまう。射精感が遠のいて、力が抜けると、また強く扱きはじめる。

 

「こ、これ、苦しい、からっ……も、ぉ、出させて……っ」

 顔が真っ赤になって熱い。喘ぐように呼吸が漏れて、ポーズを保っているのが精一杯だ。体全体がうずくようなもどかしい刺激が、達せそうで達せられない、切ない状態を保っている。

 

「それじゃあ、とっておき……体勢を崩したら、やり直しだからね♡」

 後ろから声が聞こえたかと思うと……

 

 にゅるんっ♡

 

「んんんぅ!?」

 いきなり、生温かい感触が……ボクのお尻に伝わってきた。

「ん、んっ……れぇ、ぇー……♡」

 にゅる、にゅるぅ♡ にちゅ、にゅるぅ♡

 ルリナさんのくぐもった声が、後ろから……にゅるにゅるした感触は、ボクの中で蠢いている。

 

「そ、そこ、お尻、なめられて……る、ぅ……っ♪」

「ん、っふぅ……♡ れりゅ♡ れぇる……♡」

 ルリナさんの舌がなまめかしく動いて、ボクの中に出し入れされて、また抜かれては舐め回す。同時に、両手が肉棒を大きく、強く扱いていく。

 誰もが憧れるトップモデルが、ガラルリーグの強豪ジムリーダーが、ボクのお尻をなめておちんちんを扱いてる!

 

「っは、ぁ、ぁっ! ぁ、ぁ……♪ ん、くう、ぅう……っ!」

 下半身が蕩けて、力が抜けてしまいそう。だけど、同時に肉棒を扱かれると、射精のために力んでしまう。そのこわばりをほぐすように長い舌がねじ込まれて、ボクを蕩けさせていく。

 四つん這いになって、アナルを舐め回されながらの手コキ。ひくひくと勝手に腰が動きそうになるのを、必死で押しとどめる。

 

(体勢を保たないと、止められちゃう……!)

 

 これ以上寸止めされたらおかしくなっちゃいそう。

 出したい、出したいっ。さっき揉まれた睾丸が爆発しそうだ。汗だくで、舌を垂らしてしまいながら、背中を丸めたり、伸ばしたり……我ながら情けないくらい、従順に言われたことを守っている。

 

「っは……! ぁ、ぁ、ぅうう……! ぅ、くううう……!」

 射精の仕方を忘れちゃったみたいに、肉棒はびく! びく! と跳ね上がっている。それを触手で絡め取るように、長い指が包んで、パンパンになった海綿体を扱き下ろされる。

 長い舌は水中で魚が身をくねらせるように、ボクの中に入り込んで蠢き、なめるどころか、他人に触られることなんてない場所をぐちゅぐちゅと撫で回していく。力がこもると舌が押し出されてしまっても、また「にゅるぅ♡」と入り込んできて、その抽挿だけで腰が砕けてしまいそうだ。

 

「ん、ちゅ、れる……♡ ちゅ、っぱ、れりゅう……♡」

 ぴちゅ、れりゅ♡ ぴちゃぴちゃ♡ れりゅ、れりゅんっ♡

 じゅく、にゅくっ♡ しゅく♡ ぐちゅっ、にちゅうっ♡

 二人っきりのシャワー室に、舐め回される水音と扱かれる卑猥な摩擦音が重なって反響する。

 

「よくがんばったわね。ご褒美の気持ちいいの、出していいわよ♡」

 ルリナさんが告げて……ボクは夢中で頷いた。

「うん、出る……っ」

 にゅるううっ♡ にゅちぃ、にゅぷ♡ ねる、れる♡ れるれるれる♡

 また舌が入り込んでくる。いっそう深く、勃起の裏側を押し込むように。

 ぐっちゅ、ちゅぐっ♡ じゅく、ぐちゅ、しゅこっ♡ しゅこっ♡ にゅちにゅちっ♡

 同時に、両手は大きく、筒を作るようにしてくり返し扱いていく。ボクの腰がかくかくっ♡ と動いてしまったけど、咎められることはない。

 

「ん、っふ……ぅ、ん、ん、れる……ぅ、ぴちゅ……♡ れりゅ、れりゅ、れりゅっ♡」

「出る、出る……ぁ、ぁ、ぁあああああああーーーっ!」

 

 情けない格好だけど、ボクは夢中でお尻を突き出して、ルリナさんの美しい手で扱いてもらって……爆発しそうになっていたものを、一気にぶちまけた。

 

 びゅううううううっ! びゅるるるるるるっ! びゅぐっ! びゅるっ! びゅちっ! びゅううううっ!

 

 ルリナさんが扱く手に合わせて精液がびちゃびちゃ飛び散っていく。

「っは、ぁ……ぁあ……♪」

 腰がぴくぴく動いて、何度も残ったものがびちゃびちゃ、とマットのうえに垂れ落ちた。我ながら呆れるくらいの量。四つん這いになったボクの顔の下あたりまで、射精が届いている。

 

「すごい量……気持ち良かった?」

 両手にねばぁ、っと糸を引く精液をもてあそびながら、ルリナさんが青い目を細める。『指導』の成果を楽しんでいるみたいだ。

 

「は、はい……」

 一度に出しすぎて、ぽおっとしている。ボクはなんとか体を半回転させて、へたり込んで息を整える。ヨガのおかげか、深く呼吸することはできたと思う。

「もう出し尽くした気分です」

 

「そう? 私の『柔軟』にも付き合ってもらおうと思ってたんだけど♡」

 今度はルリナさんが、牛のポーズを取って見せる……つまり、ボクに向けて四つん這いになって、芸術的な曲線を描くお尻を、くいっ♡ と持ち上げてみせた。

 丸見えになっている女性器が花弁を開いて、とろぉ……♡ と汁が伝い落ちていく。

 

「……やります!」

 びんっ! と、一気に回復する逸物。

 もう出ないくらい出しちゃってるけど……それ(手コキ)これ(エッチ)とは、別だもんね。




本当のヨガはこういうのじゃないと思います

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05:バウタウン・5(ルリナ・本番)

 ミストの蒸気が、シャワー室には広がっている。ルリナさんの褐色の肌にも、蒸気と汗がまとわりついて、てらてらと艶めかしく明かりを照り返していた。

 

「いつもはここで、一人でバトル後のクールダウンをするんだけど……」

 ボクに向けてお尻を突き出して、ゆっくりと揺らしながらルリナさんが肩越しにボクを見ている。

 試合後にメイクを落としたらしい。ブルーのアイシャドーも素敵だけど、ノーメイクでも青い瞳は宝石みたいに輝いている。

 

「今日は、一人じゃもったいなくて。君とのバトルで、昂ぶっちゃったみたい」

 自然に広げた足の間には、潤んだ花弁がほころんで、とろりとした液体がにじみ出している。床に垂れ落ちてしまうくらい。ボクをさんざんもてあそんだ「柔軟」で、彼女も興奮してくれてたみたいだ。

 

「ボクもです。一緒にしずめましょう♪」

 さっきまでは息も絶え絶えだったけど、体勢を戻して呼吸を落ち着けたらかなり元気になってきた。ヨガの呼吸法のおかげかな。

 ……うーん、スケベなだけかも。

 

「そこのカゴの中……」

 と、ルリナさんが目配せするのは、さっきマットを取り出した角のあたり。小物が入っているカゴの中を探ると、マリンブルーの包みに入ったコンドームがあった。……最初からそのつもりだったみたい。

 

「でも、一つ聞かせてくれる?」

「はい、なんですか?」

 ボクがゴムを装着している間に、ルリナさんが小さく首を傾げる。

「君の手持ちにはバチンキーがいたでしょう? あの子を使えば、もっと簡単にカジリガメに勝てたはずなのに……」

 サイズはぴったりだった。スキンを着けると、見なれているはずの自分のモノが新鮮に見える。さっきの股関節マッサージのおかげで、血の巡りは充分みたい。くっきり反り返って、挿入を今か今かと待ち望んでいる。

 

「それはー……だって、すぐ終わったらルリナさんと一緒に居られる時間が減っちゃうと思って」

「あのねえ。私たち、バトルしてるのよ」

 後ろ手にルリナさんの綺麗な手が伸ばされる。ボクがそこに股間を突き出すと、優しく先っぽを握って、ひくついている秘所へと案内してくれる。うーん、お姉さんって感じ。

 

「ボクだけじゃなくて、観客のみんなもルリナさんを見に来てるから。面白いバトルになったほうが、嬉しいでしょ?」

「まるで、その気になったらすぐに勝てたって言いたいみたいね?」

 ぎゅ、っとゴムに包まれた亀頭を強く摘まんで、咎めるような目。突きさすような視線も素敵だ。

 

「いたたたっ、そ、そういう意味じゃなくてー……せっかくダイマックスもできるんだし、かっこよく戦いたいなって」

「まったく、大したチャレンジャーだこと。こっちでも楽しませてくれる?」

 ぴとっ♡

 ボクの亀頭と、ルリナさんの秘孔が薄膜越しに触れあう。ちゅうっと吸い付くような収縮を感じると、つねられた先っぽに血がどんどん集まって痛いくらいだ。

 

「がんばります!」

 ルリナさんも、バトルを楽しんでくれたってことだ。ボクは嬉しくて、エスコートしてもらった入り口へ、肉棒を突き入れた。

 

 にゅぷぅっ……♡

 

「っぁああぁぁっ♡」

「んんんっ……♪」

 きゅうううっと強烈な締め付けが、拒むように感じられた。でも、亀頭が中に入り込むと、今度は咥え込むみたいにしっかりと離さない。ひく、ひくっ♡ と収縮するのが、ヒップの間からでもわかった。お尻にも、無駄な脂肪がついてないからだ。

 

「はぁっ……ぁ♡ やっぱり、硬くて……大きい……っ♡」

 ずぷ、ずぷ、ずぷぷ……♡

 さらに深く入り込むたびに、秘孔の締め付けはボクを咥えて、はぐはぐと味わうように締めつけてくる。反り返った幹がぜんぶ飲み込まれるまで、あっという間。

 

「入ってる……っ、ぅ♪ あのルリナさんとエッチしてる……♪」

 四つん這いの『牛のポーズ』になったジムリーダーに、後ろから挿入。トロトロの膣内が、すぐに「ちゅうううっ♡」と全体を吸い上げて、中に引き込んでるみたい。

 アスリートの下半身がきゅんっと突き出されて、熱い蜜壺の中でボクの分身がビクビク跳ね回っている。そうすると、ルリナさんはぎゅ、ぎゅ、っと締めつけて、たしなめているみたいだった。

 

「そんな言い方しないの。……っあっ♡ 君の、いいところに当たって……るぅ♡」

「だって、さっきまでバトルしてたのに。あのカッコイイお姉さんに入れてるんだぁって♪」

 ず……ちゅ♡ ずちゅ、ずちゅ、ずぷぷぷっ♡

 ゆっくりと腰を引くと、ぎゅうぎゅうに締めつけてくる膣内は、引き戻そうとするかのように吸い付いてくる。思いっきり引っ張られてるみたいな蠕動は、きっと徹底的な下半身のトレーニングの賜物だ。

 

「ルリナさんのお尻、すっごく綺麗で、エッチですあ……ぁ、ぁあっ♪」

 ぐ、っと腰を突き出すと、丸いヒップが、ぱん、っと音を立てて弾む。褐色の肌に浮かんだ汗がしずくになって、すべすべのヒップラインを流れ落ちていく。奥まで「ぐいっ♡」と押し込むと、ちらちらと見えるアヌスまでひくついて、きゅうきゅうっと締めつけてくれるのが分かる。

 

「そんな、目でっ♡ ぁあっ♡ ずっと、見て……たのっ♡」

「えへ……だって、水着、すっごく似合ってるから」

 ずぷうっ♡ と奥に先端を押し込むと、ますます締め付けが強まる。いちばん奥まで頬張るみたいに、全部ボクを受け入れてくれている。

 ボクのおちんちんでルリナさんが女の喜びを感じてるのが嬉しくて、夢中になって腰を動かしていく。

 

 ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱちゅっ♡ ぱんぱんぱんっ♡ ずるる……ぱんっ♡

 

「ぁああっ♡ ぁあんっ♡ んっ! ぁあぁあぁあっ♡ ふ、っ……ぅうんっ♡」

 出し入れさせると、肉棒が膣内をずぼずぼと抉って、大人の成熟した女性器が包んでくれてるのがわかる。トロトロの愛液が掻き出されて、ぽたぽたとマットの上に垂れ落ちていく。それはだんだんと濁っていって、ますます粘着質な汁へと変わって行く。

 

「本気汁出して喜んでくれてる……ぅ♪」

「ん、っ、ぁああっ♡ 恥ずかしいこと、言わないの……ぁ、あ、ぁあっ♡」

 さっきまで『柔軟』なんて言ってボクのことをもてあそんでいたのに、今度はボクとのセックスで感じて、喘いでいる。ルリナさんの激しいギャップにボクは痛いくらい勃起して、ますますのめり込むみたいに腰を振る。

 

 ぱんぱんっ♡ ぱちゅっ♡ ずちゅっ♡ ぱんっ♡

「っあぅっ♡ ぉ、っ……くううんっ♡ っぁああっ♡」

『牛のポーズ』を後ろから突き上げるたび、弾力あるお尻がボクの腰にぶつかる。吸い付いて離れなくなってしまいそうなくらいなめらかで濡れた肌の感触を直に感じて……

 ふと、さっきのお返しをしよう、って思った。

 

「ルリナさん、ここも、綺麗です、ねっ♪」

 シャワー室に備えられたソープを手に取って……ぬるぬるになった指を、セピア色のアヌスの中に、「にゅるぅ♡」と差し入れる。

 

「んきゃうっ♡♡♡ い、いきなり、そんなところぉっ♡」

「ルリナさんだって、ボクにいきなりシてきたじゃないですか♪」

 前の穴よりもっとキツキツの穴は、指一本が限界。だけど、少し動かすたびに「ぎゅううううっ♡」と強く入り口を締め上げてくる。そうすると、繋がっている秘孔のほうも、ボクの勃起をみっちりと締めつけてくれるのだ。

 

「っは、ぁ、ぁ、ぁああっ♡ ん、ぉっ♡ ちょ、っと、待って、このままじゃ、あぁ、私だけ、っ、ぅ、ぁ、ぁああっ♡」

 ぬちゅっ♡ ぬちゅっ♡ ずちゅっ♡ ぷちゅんっ♡

 ずっちゅ、ずっちゅ、ぐちゅうっ♡ ずぷっ♡ ずぷずぷっ♡

 ルリナさんがすがるように声をあげるけど、もちろん止めてあげない。

 

「ボクもイくところ見せてるんですから、ルリナさんも……っ♪」

 ずぷうううううっ♡

「ぁ、待って、だ、め、イっちゃ……イ、くううううううっ♡」

 体重をかけて、お尻がひしゃげて潰れそうなくらいに突きさした瞬間。きゅううううううんっ♡ と膣内がさらに激しく締め上げて、入り口から奥に向かって激しく吸い上げてくる。

 

「っううっ……♪」

 びくんっ♡ びくんっ♡

 ルリナさんの腰が浮き上がって、カーヴィーダンスみたいにガクガク震える。ボクはがっしりとお尻をつかんだまま、その締めつけで絶頂させられそうになるのをこらえていた。

 

「っ、あ、っ……♡ はぁっ、く、んっ……♡ 私だけ、イかされちゃうなんて……♡」

 甘ったるくうわずった声。本当に、フィールド上でバトルしていた人と同じなのかと思うような、頬を上気させた表情。濡れた瞳が、ボクに向けられている。メスがオスを見るときの目だ。

 

「ボクも、イっちゃいそうでした……♪」

 ひくついて収縮する膣内が、絶頂の波を伝えてくる。ボクは深呼吸しながら、ゆっくり腰を引いた。

 ぬ、るぅ……っ♡

 白濁した本気汁が、ゴムごしにべっとりとまとわりついてくる。抜いた拍子に、こぽっ♡とさらに溢れ出してきた。

 

「あ、んっ……ふふ、もう2回も出してるものね?」

「2回じゃなくて3か……あ、いや、そう、2回ですね!」

 バトルの目にジムトレちゃんにも抜いてもらったなんて言えない。あわててごまかしながら、ボクはルリナさんの手を引いた。

 

「立ってしたいの?」

 こんな時でも腹式呼吸で、もともとが細いウエストがゆっくり動いているのを見ながら、ボクはルリナさんの腰に手を回した。

「ルリナさん、体が柔らかいから……一度、やってみたくて」

「何を……きゃっ!?」

 片手で膝を抱いて、抱え上げる。脇に……じゃなくて、ぐい、とボクの肩まで。

 

「ちょ、っとっ……♡ 恥ずかしい格好させないでよ♡」

 片手を壁について、両足を上下に開脚。Y字……というより、足がI字を描くような格好だ。

 

「ルリナさんのえっちなとこ、丸見え♪」

「君がさせてるんでしょっ♡」

 仕方ないなあ、という声音だ。両足を広げてくれているおかげで、ぱっくり広がっているところがよく分かる。バランスを取るルリナさんの秘所から下腹部へ、ぬる……♡ と擦りつけて……

 

「入れちゃいます……っ♪」

「っ、ぁ、は、ぁああああっ♡」

 ずぷ、ずぷ、じゅぷぷぷぷぷっ♡

 ぱっくりと広がった足の真ん中から、捻られた腰の中へ入り込んでいく。ボクは立ったまままっすぐに入れているのに、ルリナさんのおへそは横向き。ふだん経験しないアングルに、ただでさえ上反り気味のボクは、ますますキツい角度に高まっていく。

 

「っ、ぁ、あああっ♡ 入って、るぅ……っ♡ は、ぁっ、ぁあああっ♡」

 足を広げてるだけでも苦しそうなくらいなのに、そのうえ普段と違った角度で挿入されて、ルリナさんの全身がぴくぴくと震える。挿入しただけでもイっちゃってるみたいで、膣内がぎゅう、ぎゅうっ♡ と激しく締めつけてくる。

 

「ルリナさん、そんなに締めつけられたら、っ、すごすぎて、すぐ……イっちゃいそう……!」

「き、君がこんなこと、させてるんでしょぉっ♡ 止められ、ぁああっ♡ ないの、よぉっ♡」

 ぐりゅん、ぐりゅ、ぐりゅんっ♡

 ルリナさんの腰が大きく前後に揺れる。絶頂の収縮で、体ごとうねっちゃってるみたいに。ボクを全身で締めつけて、搾り取ろうとしてるみたいだ。

 

「はっ♪ ぁっ♪ ぁ、ぁあっ♪ ボクも、我慢、できない……っ」

 ルリナさんの腿を抱えて、夢中で腰を振る。しなやかな筋肉に覆われた腿は、ぴったり指に吸い付いてくるみたいだ。

 開脚しているから、お尻にも腰がぶつかる。そして、一番奥に先端がぶつかると、「ごちゅんっ♡」と手応えがあって、ポルチオを押し上げられたルリナさんが、

「ぉ、おっ♡」

 と、呻くような声を漏らす。ボクを喜ばせるために出してる声じゃなくて、自分でも止められないような喘ぎだ。

 

「ん、おぉっ♡ あ、ぁぁっ♡ ぉ……んっ♡ こ、こんなの、はじめて、だから、だ、ダメ、イっちゃうの、止まらなく……んぉっ♡ あぅううんっ♡」

 獣みたいに声をあげながら、ルリナさんが体をびくんっ♡ びくんっ♡ と仰け反らせる。ツートンカラーに染めた髪が振り乱されて、ぱしゃぱしゃとしずくを飛ばしている。

 

「く、っぅ、ぁ、ぁあっ♪ っふ、っ、ぁ、ぅうううっ……!」

 獣みたいになってるのは、ボクも同じだ。太ももをがっしりとつかんで、夢中で腰を突き出す。

 ずくんっ♡ と奥に押し込んで、ルリナさんのかかとが浮いちゃうくらい強く突き上げて……ずるぅっ♡ と引き出していく。泡だった本気汁が絡みついて、ゴムの色が分からないくらい。でも、体位のせいで抜ききらずに、また、ずくんっ♡

 

「ああああうっ♡ うく、んおぉおっ♡ ちゃ、チャレンジャーに、メチャクチャにされちゃってるっ♡ 年下の、チンポでっ♡ ふ、く、ぅうううっ♡ チンポでイかされまくっちゃうっ♡」

「ボクもっ……もう、すぐっ……!」

 自分でも止められなくなって、必死に腰を突き上げる。I字バランス状態のルリナさんは壁に肘をついて、頭をぶつけないように押さえるので必死だ。その分、ボクは思いっきりピストンすることができた。

 

 ずちゅんっ♡ ずぷぷぷっ♡ ずりゅりゅりゅ……ぐちゅうっ♡

 ずっちゅ♡ ずっちゅ♡ ずっちゅ♡ ずっちゅ♡ ず……っくんっ♡

 ぐぽっ、ぐぽっ、ぐぽぐぽぐぽっ♡

 ぱちゅ、ぱちゅ、ちゅぐっ♡ ぶっちゅぅ……♡ にゅる、にちゅ、ずちゅずちゅずちゅっ♡

 

「んっ♡ あああああぅ♡ ん、ひ、ぃいいんっ♡ も、もぉ、ダメだからっ♡ イきすぎて、くるし……っぉ、おおっ♡」

 ボクの肉棒が出し入れされるたび、愛液がびちゃびちゃ飛び散っていく。シャワー室じゃなかったら、床がシミだらけになってそうだ。

 いつもクールなルリナさんの顔は、涙とヨダレでぐしょぐしょになっている。メイクを落としたあとでよかった。

 

「ひいぃいんっ♡ ひぐっ♡ あ、っく、おおおおっ♡」

 イきっぱなしになっている膣内が、ぎゅう、ぎゅううううううっ♡ っとボクを急かすみたいに締めつけてくる。3回も出しているのに、急速に射精感が高まっていく。

「イ...っく、イきますっ!」

「キ、てええっ♡ ぁ、ぁあああああっ♡ あ、ぅ、ぉ、んんんんっ♡♡♡」

 

 びゅううううっ! びゅーーーーっ! びゅく、びゅるるるるるっ!

 

「んぉおおおおっ♡ ぁ、ぅ、っくうううううんっ♡ あああーーー♡♡♡」

 きゅうう、ぎゅううううっ♡ アスリートの全身を使っての収縮が、ボクを根元から先端まで搾り出すように導いて行く。激しい射精はそれに応えて激しく噴き上がっていって、ボクも腰がガクガク震えてしまうほど。

 

「ぁ……ら、め、止まんない……っ♡」

 ぷしっ♡ ぷしゃああああっ♡

 ルリナさんの股間から、飛沫が音を立てて飛び散っていく。

 

「っは、ぁ、は……っ♪ ホエルオーみたい……♪」

 ぷしっ♡ バトル後の水分補給を怠っていなかったみたいで、潮噴きはなかなか収まらない。

「こんなところ、見られたの、君だけ、よっ♡」

 蕩けた顔のまま、ルリナさんは悔しそうにボクを見つめる。

「え、へー……♪ 嬉しいです♪」

 何度絶頂したか分からないくらいなのに、きちんとバランスを保ってる体幹の強さ。改めて、鍛え上げた体でボクを受け入れてくれたんだって感じちゃう。

 

「抜きますね……っ♪」

 にゅ、る……にゅぽぉっ♡

「あくっ……♡」

 ゴムの中にはどろどろの精液がたぷたぷに溜まっている。締め付けが強すぎて、ボクのほうが抜けちゃった。

 

「はぁ……ぁ、も、ぉ、ちゃんとシャワーを浴びてからにするつもりだったのに……」

 ルリナさんのナカに入ったママのゴムがだらん、と垂れる。でも、入り口がキツく締めているおかげで、ほとんど垂れてきていない。

 ようやく足を下ろすと、壁に背中を預けたままずるずるとへたり込んでしまった。ボクのほうも、油断したら腰が抜けちゃいそうだけど……

 

「じゃあ……今から、綺麗にしてください♪」

 ボクの肉棒は、すっかり精液まみれだ。腰を突き出すと、それが「ぺちょっ♡」とルリナさんのつやつやのほっぺにくっついてしまう。

 

「もぉ……♡」

 ルリナさんはボクを下から睨んでから……

「ん、ちゅ……ぅ♡」

 って、それを咥えてくれた。ちゅぽ、ちゅぽっ♡ と、尿道から精液を吸い出してくれる。

 

「はぁっ……んんんっ♪」

「だらしない顔」

「だって、気持ち良くて」

「もう、こんな子にあんなにイかされまくっちゃうなんて……」

 なんていいながらも、根元まで舐めて、ごっくん♡ ボクの精液を飲んじゃってる。

 

「私にこんなにさせたんだから、ジムチャレンジ突破しなさいよ……♡」

「がんばりますっ!」

 とびっきりの応援を受けて……それから、二人で一緒にシャワーを浴びた。

 バトルとエッチで流した汗を流して、ふかふかのバスタオルで体を拭いてもらって……

 

 意気揚々と、次のジムを目指して出発!

 ……とは、ならなかったんだけど、それは次のレポートで。

 

「ソニアに会ったら、話したいことがあるって言っておいて」

 ……と、ルリナさんに言われたことを付け足しておく。




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06:シーフードレストラン(ソニア・パイズリフェラ)

■シーフードレストラン 防波亭

 

「委員長、そろそろお時間です」

「えー? アンリくんの話を聞けていないのに……」

 

 バウタウンの一角にあるレストランに、ボクはいる。

 ジムを突破したところで、ポケモンリーグ委員長のローズさんから呼び出されたのだ。

 

 ポケモンリーグのローズ委員長と言えば、ガラル地方の経済を一手に引き受ける、ガラルで一、二を争う有名人!(争っている相手は、もちろんチャンピオンのダンデさんだ)

 それに、バウタウン名物のシーフードにありつける機会を逃すわけにはいかない。

 

 と、いうわけで、ローズ委員長のオーラに惹かれて集まってきた人たちの人垣をかき分けて、やってきたはいいものの……貴重な会談は、メインディッシュが出てくる前に打ちきられてしまった。

 

「ふう、仕方ないね。やるべきことはやらないと!」

 おおらかな印象のローズ委員長は、きっとムリを言ってこの場を設けたに違いない。その背後に控える秘所のオリーヴさんの氷のような視線に射貫かれて、パチッとスイッチを切り替えるように立ち上がった。

 

「それでは、ごきげんよう!」

 颯爽と歩き去っていく委員長。この切り替えの早さが経営者としての資質ってやつなのかな。

 

「はあ……疲れる人だなあ」

 ボクの隣から声。同じく、ローズ委員長に会食へ呼び出されていたソニアさんだ。ラフなファッションと言動であんまりそうは見えないけど、ポケモン研究者だ。ダイマックスについての調査でフィールドワークをしているところ、らしい。

 

「委員長のぶんのデザート、どっちが食べる?」

 前髪の先をくるくるやりながら、グリーンの瞳でボクを見る。バウタウンの海がキラキラと光を反射して、すっきりした頬と顎のラインを際立たせている。

「ボクはたくさん食べたから……」

「あはは。おじさんって何故か若い子にたくさん食べさせようとするんだよね」

 頼んでもいないのにサイドメニューまで頼むローズ委員長の迫力に、なんとなく断れなかったのだ。

 

 イエッサンが運んできてくれたデザートを食べながら、主催者がいなくなったテーブルで話を続ける。

 ボクたちがいるのは、店の奥まったスペースで、周囲からはしきられている。ローズ委員長めあてのギャラリーから遮るためだろう。

 だから、給仕のイエッサンがお皿を下げてしまうと、ボクとソニアさんは区切られた空間で二人きりだ。

 

「水バッジをもらったんだよね? ルリナに勝つなんて大したものだよ」

「そんな、ボク一人の力じゃないです」

「ポケモンのおかげ?」

「……そ、そんなところ……」

 ジムトレちゃんに助けてもらってジムチャレンジを突破したことは黙っておこう。

 

「あ、そういえば、ルリナさんが話したいことがあるって言ってましたよ。お知り合いですか?」

「親友なんだ。ジムチャレンジ時代からのね」

 ソニアさんも何年か前にはジムチャレンジをしたらしい。チャンピオンと同年代だ。

 

「それじゃあ、ルリナに会ってくかな。あ、でも、その前に……」

 デザートを(ふたりぶん)食べ終えたソニアさんが、ぺろっと唇を舐める。くっきりした睫毛に彩られた目元が、イタズラっぽく細められた。

 

「ご褒美をあげなきゃね」

 そう言って、ボクの頬に手を添える。

「そこまでたいしたことは……」

「まあまあ、遠慮しないの♡」

 

 かぷっ♡

 

 そのまま、みずみずしい唇が触れてくる。髪から漂う甘いにおいで、ふわふわした気持ちになりそうだ。

 

「んんっ……♡ ん、ちゅー……♡」

「ん、っふ……んんっ♪」

 あむあむと唇を食むようなキスに答えて、ボクも首を上向かせる。ソニアさんの唇はデザートの甘い味がして、ぷにぷに。デザートそのものよりもおいしいくらいだ。

 

「んっ♡ 相変わらず、反応がいいね♡」

 さわさわっ♡ と、ソニアさんの手がボクの股間に伸びてくる。スカートの布地を押し上げてぱつぱつにふくらんでいるものは、大人のお姉さんの手つきでますます熱くなっていく。

 

「ソニアさんのにおいがしたら、つい……♪」

「研究所でもいっぱいシてあげたもんねぇ?」

 くすくすと、肩を揺らしてソニアさんが笑う。ブラッシータウンにある研究所でも、いろいろと仲良くしてもらったのだった。……もちろん、研究所の資料を汚すようなことはしてないからね!

 

「これが、好きなんだよねぇ♡」

 ソニアさんの手がボクの手をとって……

 むにゅんっ♡

 セーターの中のたっぷりした胸をつかませてくれる。

 

「大きくて柔らかくて……さわり心地ばつぐんです」

「そう言われると、悪い気はしないなぁー♡」

 むにゅん、むに、むにゅうっ♡ 生地ごしにもはっきり浮き出ている柔らかな感触をたっぷり揉み込むと、指からこぼれでそうなぐらいだ。ぽっちりと浮き立つ乳首の感触も指に感じると、かりかり♡ と指で弾くように刺激していく。

 

「あんっ、もぉ、まだチャレンジャーなのに、手慣れすぎだってば♡」

「ソニアさんに喜んでもらおうと思って♪」

「都合のいいことばっかり……あん、やぁっん♡」

 たぷ、たぷんっ♡ ソニアさんが体を反らして反応するたびに、乳房がたぷたぷと弾んでいく。

 

「こっちだって……♡」

 スカートの生地をまくり上げて、手が中に入り込んでくる。「びくんっ♡」と跳ね上がるボクの肉竿を、「にゅく、にゅく♡」と、人のことは言えない慣れた手つきで扱きあげて行く。

 

「んんっ……♪」

「チャレンジの後、ずいぶんスタジアムの中にいたみたいだけど。この子が何か悪さしてたのかな?」

 指で作った輪っかを雁首に合わせて、すこすこっ♡ と小刻みに上下させられる。ぞくぞくするような快感に、思わず腰が浮き上がってしまいそう。

 

「あ、あははー、それは秘密ってコトで……」

「ふーん……強情言っても、聞き出すのは簡単なんだよ……♡」

 お互いに胸と性器をいじりながら、ソニアさんは楽しそうに肩をすくめた。そして、「むにっ♡」とボクの皮を引き下ろすと、床に膝をつく。ボクは席についたままだから、テーブルの下に潜り込むような格好だ。

 

「シーフードも美味しかったけど、あたしはもう一品もらっちゃおーっと♡」

 ぱくっ♡

 いつものフランクな調子で、ソニアさんのぷるぷるの唇がボクの亀頭を咥え込む。皮を剥かれて弱点丸出しな状態ですっぽり包まれると、前立腺が「きゅうっ」と強張るような感覚が走ってくる。

 

「はぅ……♪」

「んっ♡ んっぷ……んちゅ♡ じゅる、んちゅう♡」

 ちゅぷ、ちゅぽちゅぽ♡ くっぽ、くぷ、くぷ、じゅぷじゅぷ♡

 

「そ、ソニアさん、あんまり、音立てたら……」

「声を抑えてれば大丈夫だって」

 仕切りでまわりから見えないとはいえ、大きな音を立ててしゃぶられていたらさすがに不審に思われないかな、と不安になるけど……だからって、それで止めるのなんてもったいなさ過ぎる。

 

 もしかしたらサービスのために控えているイエッサンには聞かれてるかもしれないけど……大丈夫、プロだから気を遣ってくれるはず!

 

「んっ、っふ……♡ 相変わらず、顔に似合わずおっきくて、咥えるの大変……♡」

 ねろぉ♡ と舌を伸ばして、唾液をたっぷりつけながら。ソニアさんが見上げてくる。ねっとり濡らされた肉棒が、ぬらぬらといやらしい光沢をまとっている。

 

「バトルの後洗ってきたでしょ。ボディソープのにおいがする」

「汗をかいたから、まあ……」

「これ、ルリナがCMやってる海藻由来の成分が入ってるやつでしょ♡」

「ギクッ……」

 ボクにはボディソープの細かな香りの違いなんて分からないけど、さすがにソニアさんは敏感らしい。

 

「あははっ♡ おちんちん出してるときは素直だよねー♡」

 根元を握ってにゅっち♡ にゅっち♡ と扱きながら、ソニアさんは快活に笑う。

 

「どこまでした?」

「どこまでって、何をでしょー……」

 つつー、っと目が泳いでるのも自分で分かる。ソニアさんは座席に座った僕を下から見上げている格好なのに、挑発的な態度を崩さない。攻めっけたっぷりだ。

 

「ルリナとどこまでしたって聞いてるの。本番もしちゃった?」

「い、いやー、それは、そのぉ……」

 もごもご。さすがに、二人っきりでしていたことを人に話しちゃうのはまずい。それも、ルリナさんにとっては親友、っていうソニアさんにむやみに知られたくはないだろうし……

 

「正直に話してくれたら、おっぱいで挟んであげちゃうんだけどなぁ♡」

 ぷるんっ♡

 ソニアさんがセーターをまくり上げると、前に突き出すような、ロケット型のたっぷりした乳房がこぼれ出す。白い肌のなか、薄桃色の乳首がつんっと尖りだして前にさらに突き出ていた。

 

「えっちしました」

 脆弱な意志は簡単に壊されて、ボクは腰を突き出していた。こんな誘惑に勝てると思う?(ボクは思わない)

 

「やっぱり。まったく、こんなキョーアクなの、女の子に覚えさせるなんて悪い子だなー♡」

 ぐりぐり♡ 先っぽをつやつやとした乳輪に擦りつけながら、からかうような口調。

「バトルで仲良くなったからって、ことで……っ、ぅうう♪」

 ぬるぬるの鈴口が擦られて、思わず声が上がる。お汁がぬるぬる溢れて、さらにソニアさんのおっぱいを濡らしていく。

 

「はいはい、そういうことにしておきますか。それじゃ、約束通り……♡」

 むにぃ……むにゅぅうううっ♡

 両手で左右に広げられたふかぁい谷間に、肉竿が挟まれていく。たっぷりぷるぷるの乳房の間に、ガチガチに硬くなったものが挟み込まれていく。

 

「っは……っぅ、くううぅ♪」

 思わず、ため息が漏れてしまう。みっちりした脂肪分たっぷりのおっぱいはみずみずしくて、すべすべのお餅に包まれているみたい。むに、むにゅう♡ と動くたびに、柔らかいのに重たい、ぎゅうっと押しつぶそうとするような圧力がかけられる。

 少し動いただけでも、みっちりした谷間は形を変えて「むぎゅっ♡」と吸い付き、逃がすまいとするように押さえ込んでくるのだ。

 

「相変わらず、こうされちゃうと弱いんだねー♡」

「気持ち良くて、これ、すご……い……っ♪」

「やんっ♡ おっぱい犯されちゃってる♡」

 ぐっ、ぐっ♡ ほとんど無意識に腰が浮き上がってしまって。ソニアさんの谷間で「ぬちゅ、ぬちゅっ♡」と前後してしまっている。

 白い乳房の間から赤みがかった亀頭が覗いては、またたっぷりした白いお肉の中に飲み込まれていく。すっぽり収まるくらいに大きいから、出し入れするたびに頭が飛び出してくる。

 

「ほら、暴れないの。おとなしくしなさい♡ うりうり♡」

 遊ぶような口調で言いながら、ぐにぐにっ♡ ソニアさんは手で自分の乳房をこね上げていく。外側から揉みしだく手つきが、挟み込まれたボクにも伝わってきて、びく、びくっ♡ と腰が動いてしまう。

 

「む、ムリっ♪ 我慢できないです、ってぇ♪」

 ボクは椅子から転げ落ちてしまわないように背もたれをつかみながら、少しでもたくさん挟んでもらいたくて腰を突き出してしまう。

「出さないとおとなしくならないね。まったく、仕方ないなあ……♡」

 お姉さんぶった口調で言いながら、ソニアさんが舌を突き出す。れぇー……♡ と唾液が垂らされて深々とした谷閒に流れこむと、ねっとりとまとわりつくような感触がさらに増していく。

 

 ちゅぷっ♡ にゅく、ちゅっぷぅ♡ くちゅ、にちゅ、にちゅにちゅ♡

 

「んっ♡ ぁん、もー、必死になって腰振っちゃって、かわいいなぁ♡」

 ぎゅーーーー♡ と、両手で乳房を押さえ込むようにつかみながら、ソニアさんがボクの顔を見上げてくる。彼女の方が動かなくても、ボクが「かくかくっ♡」と腰を振るたびに出し入れされて、エラが谷間を引っ掻くように擦ってしまっている。

 

「声、我慢しなきゃダメだよ。見つかって怒られちゃう」

「こ、これでっ、我慢なんてっ、む、ムリぃ……♪」

 みんな委員長のほうに気を取られているから、ボクたちのほうには注目してないと思うけど……さすがに、人前で見られてしまうのはまずい。

 でも、止められないよね。このおっぱいで誘われて勝てる人がいたら、何か問題があるんじゃないかな。

 

「あ、このあとルリナに合うんだから、かけちゃダメだよ。口に出してもらわないと♡」

 れぇー……♡ ピンクの舌を伸ばして見せて、ソニアさんが誘う。

「っく、ぅ♪ が、がんばります……♪」

 そのお口に向かって腰を突き出すと、べったりと先走りと唾液にまみれた亀頭が、ぺと♡ ぺとっ♡ と舌に先っぽをこすりつける。そのたびに、ピリピリ痺れるような快感が、根元まで走る。

 

「挟んだまま口まで届くなんてすごいよねえ……ほら、がんばれがんばれ♡」

 ぴちゃぴちゃ♡ れる♡ にゅる、れるれるっ♡

 ソニアさんの舌はくねるように動いて、ボクの亀頭を舐め回す。裏筋を擦り上げたり、鈴口をつついたり。剥き出しになった快感神経を直接舐められてるみたいだ。

 

「ぁあっ♪ っく、ぁ、んんーーっ……♪」

 たぷん、たぷ、ぷちゅぷちゅ♡

 ぬるぬるのおっぱいに挟まれて出し入れしているだけでも危ないのに、そのうえ亀頭を舐め回されると、痛いくらいに勃起したものがとろかされてしまいそうな感覚だ。

 勝手に背筋が反って、腰が浮き上がって……獣じみた動きで、射精を求めてカクカクと前後してしまう。

 

「んふー♡ 出したくてたまんないみたい。いいよ、ちゃんと口に出してね♡」

 むぎゅうっ♡ ボクの肉棒を両方の乳房で押さえながら、あーん♡ と大きく口をあける。つやつやの唇とピンクの舌が小さくうねるのは、まるでそこも性器になってるみたいだ。

 

「出……るっ、出……ます、ソニアさんっ……♪ ぁああああーっ!」

 ぎゅむうううっ♪ と押さえ込まれて、乳房でぴったり挟み込まれたまま、ボクは思い切り腰を突き出した。ぐにぃ♡ と押さえ込まれて、乳房の間からぶっくりとふくらんだ亀頭が飛び出して……

 

 びゅるるるるるっ! びゅうううううっ! びゅく、びゅるるるるっ!

 

「ぁあっ♡ んっ♡ んんんんっ♡」

 お口を大きく広げたソニアさんの顔に、びゅく、びゅくっ♡ と精液が浴びせられていく。

 半分くらいはちゃんと口の中に飛び込んでいくけど、半分は頬や鼻の先にもべっとり張り付いている。

 ……ちゃんと狙ったから、仕方ないよね。うん。それに、精液で顔面パックされてるソニアさんも綺麗だし。

 

「っは……ぁ、れぇ……♡」

 呼吸を昂ぶらせながら、ソニアさんは舌をくねらせて、その上にべっとりついた精液を唾液に絡ませて飲み込んでいく。その間に、谷間をぎゅ、ぎゅっ♡ と締めつけて、ボクから搾り出してくれていた。

 

「……こく……んっ♡」

 唾液と混ぜ合わせた精液をたっぷりと飲み込んで、赤らんだ顔でボクを見上げてくれる。

「まったく……ルリナともシてきたのに、濃いのたくさん出しちゃって……♡」

 ゆっくりと肉棒を引き抜く。手でぴったり寄せられていた胸が広がると、摩擦と精液でべとべとになった谷間は、「にちゃあっ♡」と糸を引いてしまう。

 

「それはー……ソニアさんのおっぱい、大好きだから♪」

「もぉ……♡」

 お姉さんは「仕方ないなぁ♡」って言いながら、ボクの肉棒についた精液も舐め取ってくれた。お礼に、ボクはべとべとの谷間を、レストランのナプキンで拭って綺麗にしてあげる。

 

「ふぅ……♡ さすがにそろそろ出ないと、怪しまれるかな?」

「そ、そうですね。もうコースは終わってるし……」

 ソニアさんは大きな胸を、ボクはスカートからはみ出る肉竿を丸出しの格好だ。レストランでこんなことするなんてダメなんだけど、つい止められないってことは誰でもある……よね?

 

「おーーい、アンリ!」

「っ!!!!!!」

 ばっ! と、仕切りの向こうから元気のいい声が聞こえて来たかと思うと、見知った顔が覗き込んできた。

 

「ほ、ホップ。ど、どうしたの?」

 レストランのVIPスペースを覗き込んできたのは、ボクと一緒にチャレンジに出発したチャンピオンの弟、ホップだ。

 反射的にボクはスカートを、ソニアさんはセーターを戻して、ギリギリで隠せた……と、思う。

 

「アンリがなかなか出てこないから、待ちきれなくなったんだぞ。あ、ソニアさんも一緒だったのか」

「こ、こんにちはー」

「なんでテーブルの下に?」

「め、メガネを落としちゃって」

「メガネなら頭の上にあるぞ」

「ほ、本当だ! あー、見つかってよかった!」

 ドキドキバクバク。ボクもさりげなくスカートを押さえながら、立ち上がる。ホップは気づいてないみたいだ。よかった。

 

「それより、何かあったの?」

 ソニアさんが這い出てくる間、ボクはホップの気を引こうと前に出る。もうちょっと遅かったらどうなっていたことか。

「そうだった! 次のエンジンシティのジムリーダーのカブさんが、第二鉱山で特訓しているらしいぜ!」

 ホップは前のめりに言いながら、東側を指さした。バウタウンに隣接する第二鉱山の方角だ。

 

「オレ達も第二鉱山で特訓だ! それじゃあな! ジャマして悪かったぞ!」

 と、言い残して、ホップは駆け出しそうな勢いで去って行った。次のジムで待ち受けるカブさんの特訓が気になって仕方ないんだろう。

 

「あぶなかったー……」

「ホップが細かいことを気にしないタイプでよかったです」

 ふー。ボクも焦ってしまった。

 

「さすがにマズかったか。気をつけないと」

「そうですよ。ソニアさんはただでさえこんなセクシーな格好してるんだから……」

 服を整えたソニアさんの胸は、ぴちっとしたセーターに覆われてるけど……乳首がぴんと立ち上がってしまっているのが、生地越しにも分かりそうなくらいだ。

 

「……ごくっ」

 たっぷり出させてもらった後だけど、思わず喉を鳴らしてしまう。

「もうちょっとだけ、触ってく?」

「……はい♪」

 二度目の誘惑にもあっさり負けるボクだった。

 

「あんっ♡ やぁんっ……♡」

 セーターごしに乳首をいじったり、手を突っ込んで生で揉ませてもらったり……ちょっとだけ、本当にちょっとだけ、天国を味わわせてもらったのでした。




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07:第二鉱山(さぎょういん・本番)

■第二鉱山

 

「も、もどれ、ミブリム!」

 ポケモントレーナーのビートとの勝負に勝った! ……ってやつだ。

 

 ……ビートのこと、覚えてる? たしか、2番目のレポートで書いたと思うんだけど。

 ほら、最後のほうにちょっとだけ書いてあるよね。巻き髪にロングコートの男の子。

 とにかく、ボクとは二度目のバトルだ。

 

「あなたがまあまあがんばるから勝たせてあげようかな、と思いまして」

 ちょっぴり震える声で、ビートは負け惜しみを言う。たぶん、性格的に負けを受け入れられないタイプなんだろう。

 

「ボクのこと弱いって言ってたけど……」

 バトルで活躍してくれたフォクスライの毛並みを整えながら、さすがに言い返しておく。

「これは失礼、訂正しますよ。弱い、ではなく、ちょっと弱い、でしたね」

 ビートのプライドはかなり高いみたいだ。

 

「いいですか? 一流のポケモントレーナーたるもの、自分のスタイルがあるものです。ファッション、立ち居振る舞い、哲学に至るまで……」

「それが?」

「あなたのファッションにはスタイルが感じられません。その……」

 と、ビートはボクの頭を指さした。

 

「そのヘルメットはなんですか?」

「落石とかあるかもしれないし……」

 ボクの頭には、ライトブルーの安全ヘルメット。ガラル鉱山でさぎょういんのヨシエさんからもらったものだ。ボクがいつもセットしてるツインテールをほどかないといけないから、たしかにスタイルを変えてるといえば変えてるんだけど。

 

「そんな格好悪いものをかぶってるトレーナーにボクが負けるわけがありません」

「いつもかぶってるわけじゃないから。鉱山にいるんだから、スタイルより安全が大事でしょ?」

 事故が起きたら開発している会社にも迷惑がかかるわけだし。……っていうか、ボクが事故に遭ったらボクが一番困るんだけど。

 

「前に会った時もかぶってたでしょう!」

「それはキミが暗くてジメジメしたところでばっかり出てくるからじゃ……」

「とにかく、ぼくはねがいぼしを集めるのに忙しいですから。あなたと遊んでる時間はもうありません」

「キミのほうがふっかけてきたんだと思うんだけど……」

「それでは!」

 

 ……と、言い残してビートはどこかに去っていった。

「ジムチャレンジャー……だよね?」

 ねがいぼしを集めていく戦略なんだろうか。エンジンシティのカブさんがジムを留守にしているらしいから、彼もここで足止めを食らっているのかもしれない。

 

「とりあえず、カブさんを探してジムに戻ってもらわないと……」

 人のことを心配している場合じゃない。ボクも先に進めないんだから。

「……でもジムリーダーが居ないんなら、ジムに呼び戻すのはリーグ側の仕事じゃない?」

 

 こっそり悪態をついていた時、ボクのスマホロトムがメッセージの受信を告げた。

「はーい?」

 アプリを立ち上げて、メッセージを起動する。

 

 

 ヤスエ ▼第二鉱山

 時間が空いちゃって。今から会える?

 

 

 ヤスエさん。ガラル鉱山で会ったさぎょういんさんだ。大きくて、がっしりむっちりな体つきは、よく覚えている。ビートと会ったときのレポートにも詳しく書いたよね。(ビートのことはあんまり書かなかったけど)

 今からバウタウンの向かいのガラル鉱山まで行くのは……と、思ったんだけど、メッセージに添えられている位置情報を見ると……なんと、同じ第二鉱山だ!

 

 アンリ ▼第二鉱山

 ヤスエさん、第二鉱山にいるの? ボクもだよ。どのあたりにいる?

 

 ……というわけで。ボクたちは第二鉱山でまた顔を合わせることができたのだった。

 

 

 

 

 

 どこもかしこも岩に覆われていたガラル鉱山と違って、第二鉱山は水たまりが多い。壁はしっかり補強してあるみたいだけど、足元にも注意しないと。

 きらきらした鉱石や篝火の明かりが水面に跳ね返って、少し気を抜くと上下の区別が分からなくなってしまいそう。

 これで静かなら幻想的……と言えるんだけど、残念ながら今はそうではないみたい。

 

「今日はもう、作業もチャレンジも、終わらせーる!」

 プー! 鳴り物を鳴らしながら、大声を上げている一団がいる。

 エール団、とか言ってたっけ。たしか、ジムチャレンジャーのひとりを応援しているんだとか。でも、応援したい気持ちが行きすぎて、他のジムチャレンジャーの妨害をはじめているらしい。

 

 どうやら、彼らが鉱山の進路を塞いでしまってるみたいだ。何人かのチャレンジャーが抗議の声をあげては、睨まれたり、バトルを挑まれたりしているらしい。

 

「……ってわけで、今は仕事の方がストップしちゃってて」

 ビニールシートを広げて、ヤカンの水を飲みながら、ヤスエさんがため息をついている。相変わらずの作業着姿。でも、骨太でむっちりした体つきは服の上からでもよく分かる。

 

「うーん……大変だね」

 ボクもそのビニールシートに座って、喧噪を遠くから眺めていた。鉱山のなかだけど、ここは風通しがいい。

「ジムチャレンジャーを止めてるんでしょ? 他人事じゃないじゃないか」

 呆れたように肩をすくめる。その動きでも、豊かな胸が作業着の下で上下するのが分かる。

 

「誰かがなんとかしてくれるんじゃない?」

 どっちにしろ、カブさんがジムに戻るまではチャレンジは進められないから。ボクがここで休んでたって大して状況は変わらない……はず。

 

「それに、ヤスエさんといられるほうが嬉しいし」

 せっかく呼び出してくれたんだし。エール団のおかげでお姉さんと『ご休憩』できるなら、感謝したいくらいだ。

 

「あたしは、作業が進められないから、せっかくならと思って……」

「うんうん。仕方ないよね♪」

 大きな体にもたれながら、片手を胸元に伸ばす。蛍光ベストの中に手を潜らせると、分厚い生地越しに柔らかい感触が触れる。

 ずっしり、みっしり。動きやすいようにしっかり押さえてるみたいだ。

 

「ちょ、ちょっと。こんなところで……♡」

「誰も見てないから、平気だって」

 みんなの目はエール団のほうに向いてるし。鉱山の暗がりで休んでるくらいじゃ注目はされない。と思う。

 

「だからって……♡」

 今度は作業着の前を開けてインナー越しに触れていく。さっきよりも地肌に近づいて、温かく、うっすら汗ばんでるのが伝わってくる。

「あ、そうだ」

 くるん、くるんっ♡ と手を回して大きな胸を撫で回していく。インナーの生地越しでも、乳房はみっちりと形を変えて、たっぷりとした重量を伝えてくれている。

 

「ボクがエール団を追い払ったら、ヤスエさんは仕事に戻れるんだよね」

「そ、そうだけど……っぅ♡ そんなに触ったら、あたしまで……♡」

「じゃあ、そのご褒美ちょうだい。前払い、ってことで♪」

 今度はインナーをまくり上げる。ブラは大きなフルカップで、大きなバスト全体をしっかりと押さえている。たぶん、こういう形だと体を動かすときに負担が少ないんだろう。

 

「そ、そういうことなら……し、仕方ないね……♡」

 ヤスエさんも言い訳の余地がなくなったのか、こくん、と頷いた。さっきからボクの手つきに抵抗していないんだから、きっと望んでくれてるんだと思うけど。大人には、こういうときに建前が必要らしい。

 ……現場でえっちなことしてるのはどういう建前なんだろう、ということは置いておく。せっかく受け入れてくれてるんだし。

 

「みっちりしてる」

 ブラの上から胸に触る。しっかり支えて押さえられているぶん、柔らかな胸がぎゅっと縮こまっているような感触だ。それでもしっかりした重量はわかるんだけど。

「もう、いちいち言わないでもいいよ」

 恥ずかしそうに横を向いてしまう。そういう仕草がかわいくて、ボクはもたれかかりながらほっぺにキスした。

 

「ね、どうやって脱ぐの?」

「裸になって腕も抜かないと脱げないから……」

「んー、そっか……」

 前は鉱山の外に出てたからいいけど、今は中だ。裸になろうと思ったら、ヘルメットも脱がなきゃいけない。作業着を着せたままブラだけズラして、あのおっきなおっぱいを堪能できないかなと思ったんだけど、難しそうだ。

 

「じゃあ、においだけでも……♪」

 谷間にぎゅ、っと顔を寄せて大きく息を吸う。作業着の中でかいた汗が谷間に溜まって、甘酸っぱい香りをたてている。くんかくんか。

「ちょ、そ、それはさすがに恥ずかしいって!」

 ブラにうっすら浮かんだ汗染みは、香水やお化粧とは違った、生々しい香りだ。そのぶん、ボクの中枢神経が激しく刺激されて、ドキドキと胸が高鳴る。心臓から血が流れて……それが、股間に集まっていくのが自分でも分かるくらい。

 

「仕事時間中にしちゃうなんて、悪いことしてるみたい……♪」

「実際に悪いことしてるんじゃないかい?」

「終わったら、ちゃんとエール団のところに行くから」

 話をしながら、てきぱき作業着を直していく。誰かに見つかった時にすぐに隠せるように。

 

「ご褒美くれるんだよね?」

「まったく、悪知恵ばっかりはたらかせて……」

 自分でも襟を直しながら、ヤスエさんが体を捻る。両手と膝をつくと、四つん這いになる格好だ。無機質なブルーシートの上で、ヤスエさんの大きなヒップが突き出される。

 

「おお……すごい。腕回んないかも」

 視界を覆わんばかりの大きなお尻。分厚い素材の作業着がパツパツに張り詰めていて、成熟した女性の体であることをはっきりと強調している。

「気にしてるのに……」

 

「そんなことないって。すっごくそそる」

 作業着を留めているベルトとボタンを外して、膝の辺りまで下ろしていく。こっちも、お尻をぴったりと覆う形のショーツだ。

 

「汚しちゃったら後が大変だから、下ろしちゃうね」

「ん……♡」

 こく、と小さく頷くのが見えた。ヒップを包んでいるショーツをゆっくり下ろしていく。むちっ♡ とたっぷり肉のついたお尻は、ぴったり包まれていた生地から解放されると、さらに柔らかそうに弾む。

 

「ごく……」

 かじりつきたくなるような肉感。たっぷりと突き出したお尻の形はまるまるとして、薄暗い鉱山の明かりの中でもはっきり分かるくらいだ。

 両手で左右の尻肉をつかむと、ぐにっ♡ と指がお肉に包まれるような感触だ。その奥にはしっかりとした筋肉がついて、押し返されそうな弾力がある。

 親指を股の付け根にかけて広げると……秘唇が縦に破れ目を刻んでいるのが見えた。

 

「今度は、におい嗅がなくていいからね」

「それじゃあ、今度は味見しちゃいます♪」

 かがみ込んで、がしっ♡ とお尻をつかんだまま、ボクは舌を伸ばす。大きなお尻に顔を埋めて、舌先で破れ目をこじ開けるように舌を伸ばしていく。

 

 ぬりゅ、ぅ……♡

 

 温かいナカに舌が入り込んでいく。入り口はきゅ、っと驚いたように引き締まったあと、ボクの舌に吸い付くようにひくついて締め上げてくる。

「ぁ、ぁあ……♡」

 さすがに声が響く洞窟内で大きな声は出せない。ヤスエさんがきゅっと唇を閉じて我慢している。

 

「ん、ふ……♪ れる、ぇ……れぇっ♪」

 舌先をくねらせると、奥からにじみ出すように温かな汁が溢れてくる。垂らすと作業着が汚れちゃうから、舌の上に受け止める。

「んっ♡ ぁあっ、な、舐めるなんて……っ♡ ぁ……ん、んっ♡」

 びく、びくっ♡ と、媚肉を収縮させながらヤスエさんの腰が跳ねる。大きなお尻が顔に押しつけられたり、くねくねと動いたり。密着してるから、すごい迫力だ。

 

「ん、っふ……っ♪ ちゅ、る、ちゅぷ……♪」

 口では恥ずかしがるようなことを言いながらも、ボクが舌を動かす度にさらに愛液がにじみ出してきて、膣内がぬるぬるとぬめりを帯びていく。しっかりとお尻を押さえていないと、ぶつけられてノックアウトされそうだ。

 

 にちゅ、にちゅ、れる、じゅぷっ♡

 じゅるるるるっ♡ にゅち、くちゅ、にゅるぅ……♡

 

「っふ……っく、ぁ、んっ♡ ぅう……っは、ぁあっ♡」

 ハスキーな声がうわずって、周囲にわずかに反響する。腰がぴくぴくと跳ねて揺れ動く。ねっとりとした愛液をわざとすすり上げると、その音にも興奮しちゃうみたいで、きゅきゅっ♡ と舌が締めつけられた。

 

「どれどれ……♪」

 ちゅぷぅっ♡

 赤く充血した入り口に指を挿入して濡れ具合を確かめる。ボクの中指を簡単に根元まで咥え込んで、指先にもじっとりと粘液が絡みついてくる。

 

「ふくぅっ♡ い、いきなりナカに入れないのっ……♡」

「もう大丈夫かなーって思って♪」

 大きな桃みたいなお尻を揺らして抗議してくるヤスエさんに笑顔で答えて、ついでにくちゅくちゅ♡ とナカをかき回す。

「っ、ぁ、ぁあっ♡」

 ぐっ♡ と大きくお尻を突き出して反応してくれる。指をゆっくりと抜くと、ねとっ……♡ とお汁が絡んでくる。

 

「濡れ具合、ヨシ!」

 指差し確認は大事。

「おまんこで遊ぶなんて、本当に悪い子だね……♡」

 言ってることはあまり変わらないけど、ボクの舌と指ですっかり感じているみたい。声は甘く蕩けて、肩越しにボクを見る目も潤んでいる。

 

「こっちの安全も確認して♪」

 びんっ♡ とスカートの中から飛び出している勃起を、ヨシエさんのほっぺに押し当てる。クンニしながら自分のパンツを脱いで、コンドームも装着済みだ。

「ゴム装着、ヨシ! ……って、やらせないでよ」

 と言いつつも、ちゃんと指を差してくれる。そしてすぐに頬を真っ赤にする。

 

「もう……ちゃんとご褒美は上げるから、早く入れてよ♡」

 ちゅっ、とゴム越しにキスをして、じれったそうにお尻を揺らす。大型ポケモンみたいな仕草でかわいい。上はしっかり作業着を着ているのに、お尻が丸出しなのもそそる。……って、ボクがそうさせたんだけど。

 

「それじゃあ……えっち、しよう♪」

「ん、もう……♡」

 大きな胸をブルーシートに押し当てて、ヤスエさんが自分の手で入り口を広げてくれる。熟した膣口がひくひく♡ って口を開けて待ちわびてくれている。

 洞窟のなかには、まだエール団とチャレンジャーたちの声が響いている。誰もこっちには気づいていないみたいだ。岩陰だからね。

 

「っふ……っ、く、んっ……」

 にゅく、にゅる……ちゅ、ぷ、ちゅぷぷぷっ♡

「ああっ……♡ っ入ってる……♡」

 大きなお尻に飲み込まれるみたいに、柔らかな膣口の中に挿入されていく。ボクの腰がぴたっ♡ とヤスエさんのお尻にくっつくと、うっすら汗をかいた肌がぺったりと触れあう。

 

 ぎゅうううっ♡ きゅ、きゅっ♡

 

 ヤスエさんのナカはみっちりとボクを飲み込んで、力強く締めつけてくる。肉厚でみちみちと全体が咥え込んでくるみたい。

「もっと、お尻突き出して……ほ、らっ♪」

 ぐりゅうっ♡ 角度を整えて、さらに腰を突き出す。そうすると、肉厚なヒップを「むにゅんっ♡」と押しつぶして、もっと奥まで挿入されていく。そうすると、膣奥にぐりぐり♡ と当たるぐらいに届いた。

 

「っぁあっ♡ そんなとこ、までっ♡ ぁ、っ、ぁあっ♡」

 大柄な体をくねらせて、ヤスエさんが声をあげる。まだ大きな声を我慢しているみたいだけど、ずっぷりと肉棒が奥まで入ってると、抑えきれてない。

「動く、よっ……!」

 ぬるぅ……と引き出していくと、たわんだお尻が弾力たっぷりに形を変えていく。でも、再び腰を突き出すと、むにゅんっ♡ とつぶされる。ボクが腰を動かすたびに、むにゅう、むにゅうっ♡ と大きなお尻が玩具のように弾む。

 

 ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡

 

「は、ぁ、ぁあっ♡ っく、奥まで、届いてっ♡ ああ、これ、気持ちいい……っ♡」

 恥ずかしがるよりも、気持ちよさの方が勝ってきたみたいだ。お尻を自分から突きだして、ボクの腰に押しつけてきている。お互いにぐりぐり♡ と押しつけあうと、深いところで繋がって、尻肉が潰れたぶん、勢いよく抜いて……そうして、また強く腰をぶつける。

 

 太鼓を叩くみたいに、がっしりした体にリズミカルに腰を打ち付け、何度も突き上げていく。ぶつけるたびに尻肉がぶるんっ♡ と波打って、膣内はきゅんっ♡ とボクを締め上げてくれる。

「ぁあっ、ぁ、っく……っは、ぁあっ♡ ぉ……っ♡ 奥まで、ずん、ずんって……っ♡」

 力強い締めつけが、抽挿のたびにボクを扱いてくれる。ケダモノみたいな格好でメスの体をむさぼっている興奮が、全身を駆け巡っていく。

 

「っふ……っく、っ、ぁあっ! ヤスエさん、もう……出る、っ……!」

「はぁっ、ぁっ♡ いい、よ、そのまま……っ♡ あたしも、もう……イク……っ♡♡」

 ぐっ♡ と腰を突き出されると、ボクのほうがのしかかられてしまいそうだ。全身に力を込めて受け止めると、ずちゅううっ♡ とヒップをつぶしながら、根元まで突きさして……

 

 びゅぐっ! びゅうううううっ! びゅる、びゅる、びゅうううううっ!!!

 

「っぁあーーーっ♡ っ、ぉ、ぁ、ああああっ♡ 出てるっ、あたしのナカで、びくびくって……っ♡」

 すっかり声を我慢するのを忘れてるみたいだけど……それだけ気持ちいいってことだよね。

 ヤスエさんの体にしがみついて、ぐりぐり♡ と腰を揺らす。

 

「っ、ぁ、もぉ、おちんちんも悪い子だね……っ♡」

 ぎゅ、ぎゅっ♡ 筋肉質の締めつけがボクを受け止めて、残り汁まで搾り出してくれる。

「はあっ……、ご褒美、気持ち良かったぁ……♪」

 ルリナさんのときみたいにゴムから外れてしまわないように、根元を押さえながら引き抜いていく。ぎゅ、ぎゅっ♡ と断続的に締めつけてくるから、またイっちゃいそうなくらい気持ちいい。

 

「あたしも……すごかったよ♡」

 胸を上下させながら、ヤスエさんが体を起こす。ずしっと精液が詰まったゴムを丁寧に外して……

「れぇ、る、っちゅ……♡」

 お掃除のフェラもしてくれた。ヘルメットをつけたままで、それがなんだか場違いな感じがしてドキドキする。

 

「ありがとう。それじゃあ、ヤスエさんがまた仕事できるようにしないと……」

「こんなにされたら、仕事に集中できないよ……まったく♡」

 ついでに、ボクの膝にひっかけたままのパンツも直してくれた。恥じらいながらも世話をやいてもらっちゃうと、もう一回したくなっちゃうけど、ぐっと我慢した(えらい)。

 

 そのあと、約束通りにエール団を鉱山から追い出した。

 でも、ほとんどはカブさんがやってくれたみたいだ。さすがジムリーダー。それに、ホップも一緒にバトルしてくれた。だから、ボクはここに書くほどの活躍はしていない。

 だから、その話は省略!

 

「もう夜だから、ホテルに戻ってゆっくり休みなさい」

 って、カブさんは言ってくれた。だから、ボクはその通りにしたんだけど……

 

 ……エール団が他のチャレンジャーを妨害してまで応援してる選手って、誰なんだっけ?




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08:エンジンシティ(マリィ、相互オナニー)

■ホテル・スボミーイン

 

 ホテルに戻る頃には、すっかり夜になっていた。

 あくびをかみ殺しながらエントランスに入ったところで、女の子の後ろ姿が見えた。「ガラルを救ったと伝えられる英雄の像」の前にいたその子は、まるで時間をもてあましてたみたいにたたずんでいた。

 

「あ……」

 ホテルへやってきたボクと目が合ったとき、彼女はなんとなく、安心したような、心配ことが解決したような、そんな表情を浮かべた。

 ピンクのワンピースに、レザーっぽいジャケット。刈り込みの入ったパンクな髪型。

 たしか、ジムチャレンジの開会式で顔を合わせた記憶がある。エール団が第二鉱山を通行止めにしていたのに、ボクより先にここに居たってことは……たぶん、一番早く進んでるってことだ。

 

「おそくまでがんばっとーねー」

 お、方言女子。

「色々やることがあったから。えーっと、たしか……」

「マリィ」

「マリィは、早いね。チャレンジは順調?」

 マリィは軽く頷いてから、傍らにいたモルペコを抱き上げた。

 

「もう少し、体を動かしてから休みたい感じ。そうだ。あんた、ちょいとつきあってよ。もうちょっとうちの子たちの戦い方を試しておきたいし」

「んん……」

 マリィは元気をもてあましているみたいだ。モルペコも元気いっぱいまんぷくもようだ。

 でも、ボクは第二鉱山を抜けて、すぐに休むためにホテルに戻ってきたわけだし……明日もジムチャレンジはつづく。あまり消耗したくはないけど……

 

「マリィは、必ず勝てーる!」

「他のチャレンジャーは敗れーる!」

 どこからともなく、エール団が現れた。タオルを振りかざして、マリィへの応援……のつもりらしい。

 

 なるほど。エール団が応援しているのは彼女らしい。そういえば、ファッションもどことなく似ている気がする。

「応援はいいけど、怒らせるようなこと言わんの」

 形の整った眉を吊り上げて、マリィがエール団に注意をしている。……もしかして、他のチャレンジャーをエール団がジャマしてること、マリィは知らない……のかな。

 

「いいよ、やろう」

 モンスターボールを手に取って、ボクは応えた。この調子なら、ボクがバトルを受けなくても後から来るチャレンジャーに勝負を挑むことになりそうだし。だったら、早く終わらせたほうがいい。

 

「負けると不機嫌になるからね……ま、あたしが負けるわけないけど」

 冗談なのか本気なのか……マリィはあんまり表情を変えないからわかりにくい。

「いまは不機嫌じゃなかったんだ」

「最初にマリィに追いついたチャレンジャーとバトルしたいと思ったの」

「それじゃあ、正々堂々、しょうぶ!」

 互いのボールを手に取って……そして、勝負が始まった!

 

 

 

 

 

■スボミーイン 客室

 

「ふー……」

 ホテルのふかふかのベッドに身を投げ出して、ボクは体を伸ばした。

 マリィとのバトルでかいた汗をシャワーで流して、体はぽかぽか。休む準備は万端だ。チャレンジャーでも立派な部屋を用意してくれるなんて、ガラルリーグはさすがだ。

 

「エール団のこと、マリィに教えてあげたほうがいいのかな?」

 照明を見上げながら、かんがえる。チャレンジャー同士のバトルはリーグのルールでも禁止はされていない。ましてや、チャレンジャーのファンが他のチャンレジャーのジャマをするのがルール違反ってことも……ないと思う。

 だから、ボクが注意しても仕方ない。リーグ委員会が感知していないとも思えないんだけど、委員会は積極的にエール団を注意するつもりはないみたいだ。

 

 でも、マリィが個人的にどう思うかは分からない。自分が有利になって喜んでるんだったら、ボクから言うことは何もないんだけど……

「もしマリィが指示してたら……さすがに問題だよね」

 そんなことはない、と思うけど。マリィがエール団に命令して他のチャレンジャーを妨害してるんだとしたら、さすがに見過ごせない……気がする。

 

「もしそうだったら、今頃エール団と話してる……かも」

 今日のこのフロアはチャレンジャー専用だ。ホテルで受付をした順番に部屋を割り当てられているはずだから、ボクの隣がマリィの客室だ。

「さすがに……聞こえないよね」

 マリィの部屋のほうに耳を寄せてみるけど……うーん、さすが一流ホテル。そんなに簡単に音漏れはしないみたいだ。

 

「マリィの潔白を証明するためでもあるから、仕方ないってことで……イエッサン!」

 モンスターボールから、一匹のポケモンを解き放つ。カールしたツノをもったエスパータイプのポケモンだ。

「イエ?」

 バトルでもないのに呼び出されて不思議そうにするイエッサンに、ボクはにっこり笑いかけた。感情に敏感だから、できるだけ穏やかに話しかけないと。

 

「イエッサン、この壁の向こうがどうなってるか、感じ取れる?」

 ポケモン図鑑によれば、イエッサンのツノには感情を受信するセンサーのような能力があるらしい。目や耳で感じているわけじゃないから、その感覚は壁を通して感じられる……はず。

 悪巧みをしていれば、もちろん悪い感情が発されているはずだ。マリィとエール団が「おぬしもワルよのう」なんてやってれば、すぐに分かる。そうしたら、そこに踏み込んで証拠を押さえて、リーグに報告すればいい。

 

「女の子のプライベートをのぞき見なんてよくないけど……ボクもチャレンジャーとして、ちゃんと公正なリーグ運営に協力しないと」

 何もなければ、マリィがエール団に命令をしてないことの証明にもなる。

 

 そう、必要だから……必要なことだから!

 

「それじゃあ、よろしく!」

「イエッサ!」

 ぴしっと了解のポーズを取ってから、イエッサンが目を閉じる。ツノに意識を集中させているのだろう。ボクも、心を落ち着けてジャマをしないようにする。

 

 数秒間、静かな時間が流れた後……ふいにイエッサンがモジモジと体を揺らしはじめた。

「……どうしたの?」

「いえっさ……」

 戸惑いながらも、イエッサンがボクに伝えてくれたのは……

 

 

 

 

 

「マリィに勝つなんて……ちょっとやるじゃん」

 ベッドの上に体を横たえて、マリィは小さくつぶやいている。

「ジムリーダーはともかく、チャレンジャーには楽勝だと思ってたけど……」

 ジャケットとワンピースはクローゼットにかけてある。いま身につけているのは、レースの突いた黒の下着だけだ。

 

「あんなに強いやつがいたら、もっと……盛り上がりそう……」

 細い体は、うっすらとあばらの形が分かるくらいだ。でも、不健康というよりは、どことなく妖しげな雰囲気が漂っている。これから成長していくことを予感させる少女の体つき。

 

「最近はずっとエール団がついてきとーけん、気が休まらん……」

 今は、部屋の中にひとり。モルペコや手持ちのポケモンたちも、ボールのなかで休んでいる。

「やけん……♡ 今のうちにモヤモヤを晴らさんと……♡」

 くちゅっ♡

 ツヤツヤに磨かれた爪が黒い下着のなかに入って行く。小さな、濡れた音がした。

 

「負けたくないけど、またバトル、できるかな……」

 くちゅ、くちゅくちゅ……♡

 下着の中に差し入れた指がゆっくりと動く。段々と水音は大きくなっていった。下着の表面に指の動きが浮き上がる。外からは見えないその場所で、細い指が水音の原因を作っているのは明らかだ。

 

「あの子のこと考えると、なんか、ドキドキして……♡」

 ぴくん、と体を反らす。白い頬は紅潮して、りんごのように赤らんでいる。

「いけん、ちょっとにするつもりが……っ♡」

 ちゅくっ♡ ちゅくっ♡

 指の動きは徐々に大きくなっていく。とうとう、下着が汚れてしまう前に、マリィはショーツを脱ぎ去ってしまった。ツンと小ぶりなお尻も、ピンク色の花弁も外気に触れる。湯気が上がりそうなほどに熱くなっていた。

 

「あっ、っ……♡ アンリ……♡」

 きゅう、っと目を閉じて、秘所に指を這わせながら、思わず上がる声に……

「呼んだ?」

 と、ボクは応えた。

 

「ぴやあっ!?」

 ベッドの上で目を閉じていたマリィが驚きの声をあげる。うっすらと広げていた足の間に両手を挟むようにして、逃げ場のないベッドの上で体を捻る。

 

「な……なしてあたしの部屋におると!?」

 頬どころか顔を真っ赤にしているマリィ。じわ、と目に涙をにじませている。かわいい。……かわいいとか言ってる場合じゃないけど。

 

「バチンキーのツタでバルコニーを伝って……」

「そういうことじゃなくて!」

「マリィと二人っきりで会いたかった……から」

 本当は、イエッサンが彼女のオナニーを察知して、覗きに来たんだけど。……窓に鍵がかかってなかったから、つい入ってきちゃった。

 

「な、な、なにを……」

「ジムチャレンジャー同士、もっと仲良くなりたくて……ダメかな?」

「だ、ダメじゃないけど、こんな時に……」

「マリィもボクのこと考えててくれて嬉しいよ」

「ぴぃ……」

 恥ずかしさで何も言えなくなっちゃってるマリィが、喉の奥から小さな声を漏らす。真っ赤になって動きを止めちゃってる。さすがに、一方的に見られちゃうのは恥ずかしかったみたいだ。

 

「ねえ、お返しにボクも見せてあげる……」

 いきなり触ったりしたら、びっくりさせておびえられてしまうだろう。ボクにもそれくらいの分別はある。

 だからマリィが安心してくれるように、ボクも恥ずかしいところを見せてあげることにした。

 

「ほら、マリィ……見て♪」

 パジャマを下ろすと……びんっ♡ と、マリィに当てられて硬くなったものが飛び出す。熱くなっておへそに向かって反り返ったそれは、びくびくっ♡ と跳ね上がっていた。

 

「な、にゃっ……!? こ、これって……お、男の子……?」

 混乱したマリィがボクのモノをじっと見つめながら、目をぱちぱち瞬かせる。うわー、睫毛長い。

「隠してるわけじゃないんだけど……見て、マリィの体に興奮して、大きくなってるんだよ」

 びくん、びくんっ! と元気よく跳ね上がるもの。マリィはベッドの上で膝をついて、ゆっくり体を起こして……じ、っとボクを見つめている。

 

「これ、こんなになって……い、痛くない?」

「ちょっと痛いかも……でも、出せばすっきり、するから……」

「出すって……っ♡」

 知らない……わけじゃないみたい。でも、自分の目で見たことはないのだろう。興味津々、どうなるのか見てみたい、という気持ちが目に爛々と輝いている。表情は動かなくても、思ったよりずっと正直な子みたいだ。

 

「マリィのも見せて。一緒にしよう」

「で、でも……」

「いつもより気持ちいいよ」

「……ん、っ、ぅ……♡」

 迷った末に、マリィは小さく頷いた。視線はボクの股間に向けたまま、ゆっくりと足を広げていく。

 

 ほっそりとした腿の真ん中で、控えめな秘部が縦に破れ目を刻んでいる。

「もっとよく見せて」

「恥ずかしい……」

「ボクも、見せるから」

 顔を真っ赤にしているマリィの前に腰を突き出す。残っていた皮を剥き下ろすと、ぶく、っと膨らんだ亀頭が露わになる。雁首が張りだしたその形に、マリィは「ん、ふぅ……♡」と、熱っぽく息を吐いている。

 

「アンリの……おおきい……♡」

 マリィの細い指がワレメに伸びて、くぱ……♡ と、そこを広げる。ピンク色のひし形に広がった陰唇は、ひくひく……♡ 奥の小さな穴までよく見える。そこからにじみ出した粘液が秘所を覆って、広げられた拍子に、とろっとお尻の方に垂れ落ちていく。

 

「マリィは、すごくきれいだよ」

「せ、せからしか……♡」

 恥ずかしそうな表情が、ますます色っぽい。ボクは自分のものを握って、マリィによく見えるように扱きあげていく。

 

「っあ……♡ そ、そんなに、強く擦るんだ……」

「マリィも、して見せて。いつもみたいに」

「うぅ……♡ 恥ずかしいのに……♡」

 ちゅぷんっ……♡

 マリィの指が秘所の真ん中の小さな穴に入り込む。浅く出し入れさせると、指先で中からとろりとした愛液をかき出すように動く。浅いところが気持ちいいのか……それとも、深く入れたことはないのかも。

 

「すごい。女の子のオナニー見せてもらっちゃってるなんて、エッチだ……♪」

「み、見せてって言うたけん……!」

「うん、ボクのも見て♪」

 にゅ、っく、くにゅ、しゅこ、しゅこっ♡

 ボクの手が皮を巻き込んで肉棒を扱いていく。マリィは夢中で身を乗り出しながら、ボクのモノに顔を寄せてくる……

 

「男の子のにおい……な、なんか、もっと嗅ぎたくなる……♡」

 雰囲気と快感に酔ったように、マリィは潤んだ目でボクを見上げている。あと数センチで、整った形の鼻に鈴口が触れてしまいそうな距離だ。

「いいよ。ボクのおちんちんのにおい、オカズにして」

「は、恥ずかしい言い方せんの……♡」

 言葉でだけは強がってるけど、嫌がるどころか、マリィの手つきは徐々に激しくなっていく。

 

 ちゅく、ちゅく、ちゅくくっ♡

 しゅこしゅこ♡ くちゅ、ぬちゅ、くちゅう♡

 

 マリィが指を出し入れさせて愛液をかき回す音と、ボクが肉竿を扱く音が部屋の中に響いていく。同じフロアの他のチャレンジャーには聞こえていないはず。こんなことしてるのって、ボクたちだけかも。

 

「ぁっ♡ んっ……んんっ、ぁあ……っ♡」

 低く抑えた声がマリィの喉から漏れる。こらえているのに、我慢しきれないみたいな。ボクのにおいを嗅ぎながら、片手は秘唇の真ん中で出し入れされて……さらに、もう片手はクリトリスをつまみ上げて刺激を強めていく。

 

「アンリ……っ、あたし、ぁあ……っ♡」

 上目遣いにボクを見つめながら、細い体がぴくん、ぴくん、と前後に動いてしまっている。昂ぶった体をどうしていいか分からなくて、ボクにすがってきているみたいだ。

 とろけたような熱っぽい目。エメラルドみたいな瞳がじっとボクを見つめている。

 ボクを見ながら女の子の悦びを感じているんだと思うと、ゾクゾクするような快感が、股間から背筋に向かって駆け上ってくる。

 

「いいよ、ボクも……もう、イきそう……っ!」

「あ、ダメ……っ♡ 止まらない……ぁ、ぁ……ぁ、ぁあああああーーーーっ♡」

 

 びくんっ♡ びくんっ♡ がくがくがくっ♡

 自分の手で自分をたかぶらせて、マリィが腰を跳ねさせる。背筋を反らして、きゅうううっと目を閉じて、絶頂の快感に身を任せている。いつもは、目を閉じてシてるのかも。

 

「ボクも……出る、っ、マリィ、出る……っ、ぁああっ!」

 絶頂に身を震わせるマリィに向けたまま……ボクも、奥からわき上がってくる快感に身を任せて……

 

 びゅるるるるるっ! びゅくっ、びゅるっ! びゅうううううううっ!

 

「っ、ぁ、あぁああっ♡」

 マリィの顔へ、体へ……噴き上がった白い軌跡が浴びせられていく。びちゃっ♡ と、艶っぽい肌に張り付いた精液が、少女の体にまとわりついていく。

「ぁ……ぁぅ……♡」

 絶頂しすぎて、マリィは力が抜けてしまったらしい。そのまま、仰向けにベッドに倒れこんでしまった。

 

「ふぅ……っ。気持ち良かった……」

「あたしも……だけど、へ、ヘンなにおい……」

 たっぷりとぶっかけてしまった精液は、マリィの頬や額にも飛び散っている。呼吸のたびに、ボクのにおいを感じているに違いない。

 

「あ……ごめん、すぐに拭くから」

「んーん……」

 マリィがゆっくり首を振る。ほっぺについた精液を、指でのばして……

「嫌いじゃない……かも」

 真っ赤になった頬で、そう言った。

 

「ごくり……」

 オナニーの見せっこなんて衝撃的な体験に、マリィが夢中になっている姿を見せられると、ますます興奮してきてしまう。

 でも、さすがに……チャレンジは明日からも続く。今日、これ以上は時間がない。

 

「シャワー、浴びるから……」

 さんざん見せ合ったけど……ブラを外して、シャワールームに入っていくところを見られるのは恥ずかしいらしい。

 もちろん、ボクは女の子の気持ちを優先する。(本当だよ)

 

「それじゃあ、ボクは……部屋に戻るね」

 こくん、とマリィが頷く。少しぼんやりして……ボクの精液のにおいに惚けているようにも見える。

 

「おやすみ、マリィ」

「お……おやすみ」

 

 

 

 

 

「おはよ、アンリ」

 

 翌朝。

 ボクがエントランスに現れるのを、マリィは待っててくれたらしい。

「今日は、カブさんに挑むんでしょ?」

「うん。難関、って言われてるらしいね」

「まあ……あんたなら、大丈夫だと思うけど」

 

 マリィの表情は、昨夜のバトルの時と同じ……クールな無表情に戻っている。

「昨日は、ありがと」

「ボクも、気持ち良かったよ」

「……そうじゃなくて、バトルのこと!」

 と思ったけど、またすぐに頬を赤らめて驚いてくれた。

 

「これ……勝負のお礼」

 そう言って、やけどなおしをふたつくれた。コスりすぎてヤケドしないように……じゃなくて、ほのおタイプ使いのカブさんとの対戦のためだろう。

 

「ありがとう。お互い、がんばろうね」

「うん」

「じゃあ、行ってきます!」

 見送ってくれるマリィに手を振って、ボクは意気揚々とスタジアムに向かった。

 

 ……あれ、何かマリィに伝えることがあったような?

 まあ、いいか! 今は何より、ジムチャレンジが大事だから。




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09:6番道路(バックパッカー・本番)

■6番道路

 

「そーれ、がっちゃんこ!」

 青空のしたに、ウカッツ博士のほがらかな声が響き渡った。

 持ち運びできそうなサイズの化石復元マシン(らしい)に、ボクがもっていた化石が投入される。泥だらけの博士がマシンを操作すると……筆舌に尽くしがたいことが起きて、一匹のポケモンが姿を現した。

 

「ふむ……古代のポケモンの姿が見事に再現されたようだね。こいつをパッチルドンと名づけよう!」

 ウカッツ博士は自信満々だけど……

 

「これ、本当に合ってます?」

 パッチルドンの姿は、ひと言で言えば妙だった。上半身と下半身のサイズが合ってないし。腕の一部が氷の中に埋もれてるし。自分の発する冷気で鼻水を垂らしているし。

 

「まさか、化石を無理やり繋げて復元したんじゃ……」

「そんなことはないサ! ポケモン古生学にはまだ分からないところがたくさんあるんだよ」

「そうかなあ……」

 堂々と言い切るウカッツ博士には、あんまり反論しても聞いてはくれなさそうだ。

 

「きみはトレーナーのようだから、こいつを連れていきたまえ。かわいがってやってくれよ!」

 満足げな博士に見送られて、パッチルドンを戻したボールをボックスへ転送する。

 

「あとで怒られるようなことしてないよね……」

 ポケモン図鑑を見せたときに、マグノリア博士がなんて言うか……まあ、あんまり気にしない方がよさそうだ。

 

「ラテラルタウンは目の前だけど……」

 断崖に作られた道を上りきったみたいだ。名物のディグダ像がよく見える。ものすごくシンプルな変わりにものすごく大きい。

「疲れた……」

 急勾配やハシゴを登ってやってきたうえに、ウカッツ博士の実験に付き合ったおかげで、精神的にも疲れてる気がする。

 

「見晴らしがいいところで少し休んで……」

 なんて、考えていたところで、ふと、立ちのぼる煙が目に入った。その元を辿ると、丸いテントが設置されている。

 つまり……

 

「ポケモンキャンプだ!」

 

 

 

 

 

「それで、友達が……ホップって言うんですけど、バトルで負けちゃったみたいで、落ち込んでて……」

「そりゃあ、タイヘンだ」

 キャンプの主、トモミさんが話を聞いてくれている。

 

「他のチャレンジャーに何回負けても、ジムチャレンジに失格するわけじゃないのに」

「そうだねえ……チャレンジャーどうしで競い合って、高め合うのもジムチャレンジの魅力なのにね?」

 ダメージジーンズに手をつきながら、トモミさんが頷いてくれている。

 

 トモミさんはバックパッカー。ガラルをあちこち旅しながら、ポケモン達とキャンプを楽しんでいるみたい。

 化粧気がなくて素朴な感じの女性で、落ち着いた雰囲気のおかげで、自然と心を開いてしまう。

 ポケモンたちと遊んで、一緒にカレーを作ってるうちに色々と話をして……今までのジムチャレンジの話を、いつの間にか打ち明けてしまっている。

 

「ビートも、思い詰めてるようなところがあって……あっ、そういえばマリィにあのこと伝えるの忘れてた。ショックを受けてなければいいけど……」

「ジムチャレンジャーにも色々あるみたいね……っていうか、ありすぎ?」

 

 ハッとした。(バズる言い回し)

 ちょっと内実をぶっちゃけすぎた。ファンにしてみれば、聞きたくない話だったかもしれない。ちょっぴり反省。

 でも、ソニアさんが調べているダイマックスのことは話してないし。これでも自制できているほうだ。えらいぞ、ボク!

 

「すみません、こんな総集編のプレイバックみたいなこと聞かせちゃって」

「何言ってるのかよくわからないけど、大丈夫。今のところ、チャレンジも盛り上がってるじゃない?

「ボクも、ちょっと弱気になっちゃってるのかな……」

 ふ、っと、目を伏せる。なんとかここまで登っては来れたけど、集めないといけないジムバッジは、まだ五つもあるのだ。

 

「もう、大丈夫だって。さっきのバトルも見てたけど、きみのポケモン達は強いし、とっても仲良しじゃない?」

「ポケモンたちはいいけど、ボクは力不足かも……自分に自信がなくなってきちゃった」

 吐息を漏らしながら、トモミさんにもたれかかる。

 今はテントの中。外からはポケモン達が遊んでいる鳴き声が聞こえる。誰も見ていない。

 

「アンリくん……」

 ナチュラル派ファッションのトモミさんからは、カレーと草のにおいがする。安らぐような感じだ。顔を埋めて、ふかふかを堪能する。

「だから、自信つけさせてほしいなーって……♪」

「もう、調子いいんだから」

 

 片手を振って、『わかったわかった』の手つき。でもすぐにその手をボクの頭に添えて、優しく引き寄せてくれる。

「それじゃあ、元気が出るおまじない」

 つんつん、とボクの頬をつつくのに合わせて顔を上げる。トモミさんの柔らかい唇が出迎えてくれた。

 

「んっ、ちゅ……♡」

 ちゅ、ちゅ、ちゅっ♡

 小さなリップ音がテントの中に響く。つやつやの唇に吸い付くと、ふんわり甘い味がする気がする。

 

「トモミさん……♪」

 舌をそっと差し出すと、トモミさんは唇を広げて受け入れてくれた。ボクはますます甘えて、ちゅぷちゅぷと舌を前後させていく。

 ついでに、服の中に手を差し入れる。薄手の下着をズラしてしまうと、ふかふかの胸に直接触れていく。柔らかな感触を両手で包むと、すべすべの肌の感触と、手の甲には麻っぽい服の生地が擦れる。

 

 ちゅく、ちゅぷ、ちゅる……れりゅ、ちゅぷ、ちゅく、れりゅう♡

「んっ、あ……む、ふ……ぁ♡」

 舌を絡めるキスを続けるうちに、トモミさんの息も熱っぽくなっていく。とろっと唾液が顎を伝って垂れ落ちていくくらい、夢中になっていた。

 

「はぁ……っ、もう、チャレンジャーなのに、こんなエッチなキスするなんて……♡」

「エッチなキス、嫌い?」

「好き、だけど……♡」

 ちゅ♡ ちゅ♡ ちゅ♡ 二人っきりのテントの中でたっぷり唇を触れさせて、むさぼるようにのめり込んでいく。

 

 ボクの手で揉みしだいているうちに、トモミさんの胸は温かく上気していく。服をまくり上げると、甘ずっぱい汗の香りが鼻先をくすぐった。

「こっちにも、ちゅー……♪」

「ゃんっ♡」

 まず谷間に、それからツンと立ち上がった乳首にキスを落とすと、トモミさんはくすぐったそうに身をよじった。

 

「んー……ちょっと、カレーの風味かも♡」

 ちゅ、はぷ、ちゅう♡ ちゅ、ちゅ……かぷっ♡

「んんっ♡ そ、そんなことない、よね?」

「もちろん、冗談だけどー……んちゅ、おいしいよ」

 ぷくっと膨らんだ乳首を口に含んだまま、もごもご唇を動かす。じれったい刺激に、トモミさんはボクの肩に手を置いたまま体を震わせる。ふかふかのおっぱいが、ボクの頬を撫でて気持ちいい。

 

「もう、落ち込んでる人の甘え方じゃないってば……♡」

「トモミさんのおかげで元気になってきたな。ほら♪」

 スカートをまくり上げると……

 

 びんっ!

 

 ボクにとっては見なれたものが中から飛び出して、唾液でうっすら濡れた胸元に、ぴた、ぴたっ♡ と触れていく。

「あ、わぁっ……♡」

 トモミさんはボクの性別のことは分かってたみたいだけど……想像してたよりも、ボクのが大きくて驚いたみたいだ。

 

「もう、アンリくんっていたずらな弟みたい……それとも、妹かな?」

 片手でボクのを包んで、ゆっくりと扱いてくれる。包皮がくにくにといじられて、その中から亀頭が顔を出すと、とろっと先走りがにじみ出す。

 

「あ、んっ……♡」

 ちゅるるっ♡ トモミさんはすぐさま先っぽに吸い付いて、透明なお汁を吸い上げてくれた。

 

「お姉さんにしゃぶってもらうの、好きぃ♪」

「おちんちんも甘えん坊なんだから、もう♡」

 れ、る、ちゅう♡ ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅうううっ♡

 トモミさんのピンクの唇がボクの亀頭を包んで、何度も吸い上げてくれる。包皮から剥き出しになった粘膜が刺激されて、ぴりぴりと痺れるような刺激。

 

「っ、ぁ、んっ、ぁあ……っ♪」

 思わず、声が上がっちゃう。ワイルドエリアで手持ちを強化したり、ナックルシティに着いてからはあちこち見て回ってたから、するヒマがなかった。敏感になっちゃってるみたいだ。

 

「気持ちよさそう……このまま、出しちゃう?」

 ちゅぽっ♡ と唇が離れる。せつない刺激に腰が動いてしまって、とろとろに濡れた肉竿がぴくん、ぴくんっ! と激しく跳ね上がっている。

 きっと、ボクは蕩けて緩んだ顔になっちゃってる。テントの中でよかった。

 

「トモミさんと、一緒に気持ち良くなりたい……♪」

「はいはい。もー、わがまま聞いてあげたくなっちゃうなぁ」

 ちゅ、ちゅっ♡ と先っぽに吸い付いてから、トモミさんは自分の服に手をかける。半端な状態で乱れていたトップスを脱ぎ去って、ダメージジーンズにも指をかけて、するりと脱ぎ去った。

 

「おおー……♪」

 旅慣れた下半身は、むっちりとした肉付き。上下差の大きい6番道路を頂上まで登ってきただけあって、しっかりと安定感のあるお尻だ。

 でも足首はきゅっと引き締まっていて、血色のいいふくらはぎが艶っぽい。

 

「じろじろ見ないのー。もう……♡」

 テントの中の寝袋を丸めて下に敷きながら、お姉さんが脚を広げてくれる。控えめだけどナチュラルな毛に彩られた秘所が、ひくひくと収縮している。

「女の子のにおい……♪」

「においもかがないのっ♡」

 テントの中にうっすらと広がる女性の香りに、ボクの肉棒がますます硬くなっていく。

 

「えーっと、ゴムは……」

 ボクの旅の荷物はテントの外に下ろしたままだ。テントの入り口を開けて取りに行かないと……

「あ、こっち、あるから。大丈夫」

 と、トモミさんがごそごそ、と寝袋をまさぐる。グリーンのゴムを取り出した。

 

「おー、つけてつけてっ♪」

 かぱっ♡ とトモミさんの脚を広げて、ぐいっと腰を突き出す。おへその下にぐりぐり♡ と押しつけると、このあたりまで入っちゃうのかなー、なんて想像しちゃう。

「あん、もう、遊ばないの。ほら……」

 トモミさんは体を倒して足を広げたまま、くるくるとゴムをつけてくれた。うーん、いい眺め。女の子に着けてもらうのって、スキンシップだよね。

 

「はい、できあがり」

「ありがとう♪」

 ぴたっとした薄膜に包まれて、すっかり準備万端。ボクが腰の位置を引くと、トモミさんもそっと腰を浮かせてくれる。

 

「挿れるね」

「うん、アンリくんの、ちょうだい……っ、ぁあ……っ♡」

 ずぷ、ず、ずずっ、ずぷぷぷ……♡

 とろりとした粘膜をかき分けて、中に押し入っていくのが伝わってくる。

 肌よりももっと高い体温に包まれると、そのまま腰から力が抜けてしまいそう。ひく、ひくっ♡ と咥え込もうとするみたいに、秘唇がわなないている。

 

「ぁ……っ♪ 入ってる、気持ちいい……っ♪」

「んっ♡ あっ♡ かたい……っ♡」

 ぴくん、ぴくんっ♡ トモミさんの腰が跳ね上がって、ますます深く入り込んでいく。

 ゴム膜越しに粘膜同士がずりずり♡ とこすれ合って、結合部からはとぷんっ♡ と汁がにじみ出してくる。トモミさんが感じてくれてる証拠だ。

 

「ガラル中を旅してるんだから、甘く見ないで、よっ♡」

 ぎゅううううっ♡ トモミさんの中は強く吸い付くように締めつけて、ボクの肉棒を包む。蜜でぴったり隙間なくなっているから、動かそうとするとかなりの抵抗がある。

 でも、ボクだって旅してるんだから。負けるわけにはいかないよね。

 

「っ……ぁ、っく、ぅ、はぁ……っ♪」

 ずちゅ♡ ずちゅ♡ ずっちゅ♡ ぐちゅ、ちゅぷ、ちゅぷぷっ♡ ずちゅずちゅずちゅ♡

「ぁああっ♡ くぅんっ♡ や、ぁ、いきなり、激しすぎ……っ♡」

「だって、気持ち良くて、すぐ、出したくなっちゃう」

 ぎゅううっ♡ 締めつけがますます強まる。抜いちゃイヤって言うみたいに、年下の肉棒にしゃぶりついてきている。

 

「っは、ぁ、ぁっ♡ ぁんっ♡ 私も、もうすぐ……イきそう、だからっ……♡」

 トモミさんは片手で自分のクリトリスに触れて、性感を高めようとするみたいにいじっている。そうすると、きゅんきゅんっ♡ と膣口が引き締まって、ボクを扱いてくれるのだ。

 腰を振るたびに、ふかふかの胸が柔らかそうに弾む。全身で感じてくれているのが嬉しくて、ボクはますます強く腰を打ち付けた。

 

 ずちゅ、ずちゅ、ずちゅっ♡ ぐちゅちゅっ♡ ずく、ぷちゅうっ♡ ずっちゅ、ずっちゅっ♡

 

「ぁあっ、っふ、っく、ぁああ……♡」

 苦悶するみたいにトモミさんが身をよじる。でもその脚はボクの腰をぎゅっと強く亜挟んでいる。

「気持ちいい、トモミさんっ。一緒に……っ♪」

「うん、もう、私も、イ……っ♡」

 

 テント全体が揺れてしまいそうなくらいに激しく腰を振っていた、そのとき……

 

「おーい、トモミくん!」

 

 ……と、テントの外から声がした。

 

「っ……っ♡」

 トモミさんは反射的に口を押さえた。甘い嬌声をすっかり響かせていたから、それを聞かれたくないと思ったのだろう。

 

「私だ、ウカッツだ。何やら苦しそうだが、平気かい?」

 声はテントのすぐ近くから聞こえる。たぶん、閉めきった入り口のすぐそばにいるみたいだ。

「っ……っ、ぅ……ぁあっ……♡」

 トモミさんは返事をしようとするけど、口を開けると気持ちよさそうな喘ぎが漏れ出してきて、ぱっと塞いでしまう。

 

 ぎゅうううっ♡ きゅ、きゅ、きゅっ♡

 それと同時に、繋がっているそこが激しく締めつけてくる。羞恥心で、ますます気持ち良くなってしまってるみたいだ。

 

「と、トモミさんは、少し具合が悪いみたいでっ。休ませてますっ」

 代わりに、ボクが答えた。トモミさんは裸で、思いっきりボクの腰に脚を絡めている。さすがに、不審に思われて中を見られたらまずい。

「っ……♡」

 ううっ、でも、潤んだ目でボクを見上げるトモミさんは、感じちゃってるのをコントロールできないみたいだ。ぎゅうぎゅう締めつけられて、ボクも声が出てしまいそう。

 

「さっきの少年! ……いや、少女だったっけ? まあ、どっちでもいいか」

「ちょ、ちょっと休んだら……っぁ、よくなると思います……!」

 なんとか必死に声を絞り出す。そうとう、うわずった音になっちゃってると思うけど。

 

「そーか。いや、私としたことがウカツにもここ2日何も食べてないことを思い出したのサ。少しカレーを分けてもらおうと思って」

 ウカッツ博士の抑揚のないしゃべり方では、こっちのことに気づいているのかいないのか分からない。

 

「か、カレーならっ……♡」

 トモミさんはぎゅうっと胸元に腕をひき寄せて、懸命に声をしぼり出す。

 でも、そうやって力まれると、ボクが締めつけられちゃう……!

 

「鍋にまだのこってるから、ゴーリキーにわけてもらって……っ♡」

 きゅん、きゅん、きゅうううっ♡ 一声発するたびに締めつけられて、ボクもつい反射的に腰に力が入ってしまう。

 びく、びくっ! 我慢してるのに、勝手に肉棒が跳ね上がって中を擦ってしまう。

 

「う、動かないでぇ……♡」

「我慢してるんだけど……っ!」

 ひそひそ話。ウカッツ博士には聞こえてないはず。

 

「おお、ありがとう! そうだ、お礼にいいことを教えてあげよう。古代からまったく姿が変わってないポケモンがいて……」

 聞いてもいないことを話し始めるウカッツ博士。ボクたちはテントのなかで生殺しだ。繋がって、絶頂寸前の状態のまま、必死に我慢している。

 

「っ……!」

 びくん! 動かないようにしていたのに、反射的に腰がこわばって、トモミさんの中を突き上げてしまう。

「ぁあっ♡ だ、だめ、だ……からっ♡」

 びく、びくっ♡ その刺激に、トモミさんは軽く絶頂してしまったみたい。ボクにだけ聞こえるように言うつもりが、後半の声は思いっきり漏れてしまった。

 

「から?」

「か、からくちにしたから、口にあわないかも……!」

 あわてて、ごまかしてみるけど……

「おお、そうだ、カレーだ! 平気サ、私は辛いのが好きなんだ」

「ど、どうぞ、好きなだけ食べてください……!」

 

「っ、っふ、ぅう……♡」

 きゅん、きゅん、きゅんっ♡ トモミさんの腰が跳ね上がってしまっている。お腹の下がぴくぴく痙攣して、膣が肉棒にしゃぶりつく。絶頂はますます高まってるみたいだ。

 

「それでは、いただこう!」

 ウカッツ博士の足音が遠ざかって行く。どうやら、こっちへの興味をなくしてくれたみたいだ。

 

「動かないでって言ったのにぃ……♡」

「我慢してても、動いちゃって……トモミさんこそ、声でバレちゃいそうだったよ」

「だって、キミのおちんちんが気持ち良かったんだもん……♡」

 

 きゅんっ♡

 

 はずかしそうに呟きながらも、トモミさんが締めつけてくれる。まだボクがイってないから、あじわい足りない、って言うみたいに。

「じゃあ、次は声を我慢してください、ねっ♪」

 もう、ボクも辛抱の限界だ。もう少しでイけそうで、精液が根元で詰まって破裂しちゃいそう。一度腰を動かしてしまうと、もう泊まれない。

 

 ずぷっ♡ ずちゅっ♡ ずく、ずくっ♡ ぷちゅうっ♡ ずぷぷぷぷっ♡

 

「む、ムリ、だってっ、こんな、ぁ、あっ♡ 激しく、されたらっ♡」

 トモミさんの声は口を押さえたままでもおさえきれなくなっている。ボクが突き上げるたびに、びくびくっ♡ と締めつけが強まっていく。

「じゃあ、口、塞いじゃう……っ♪」

 

 ちゅうううっ♡

 

「ん、っむ、んんんっ♡」

 ハメっぱなしのまま、唇に吸い付く。上から覆いかぶさってのキス。トモミさんは少し苦しそうな声をあげるけど……すぐに、「ぎゅっ♡」と脚を絡めてくれた。

 

「っふ、ぅ、ん、っちゅ、ちゅ♪ れるぅ……っちゅ、じゅぷ、れる♪」

「じゅる……ぅ♡ んん、っふ、あむ♡ ちゅる、れる……っふ、ん、あむっ♡」

 ボクが差しだした舌にちゅうちゅう吸い付いて、声をあげる代わりに感じてるのを伝えてくれている。体中ぎゅーっとくっつけながら、ボクはラストスパートをかけた。

 

 ぱちゅ♡ ぱちゅ♡ ぱちゅっ♡ じゅぷ♡ じゅぷぷっ♡ ずちゅずちゅっ♡

 

「っふっ♡ んんんんっ♡ んちゅ♡ れぇ……るっ♡ ん、ん、っふ、んんっ♡」

 夢中でボクのベロを吸い上げるトモミさんの中へ、ぐりぐりっ! と押し込んで、絶頂の予兆を伝える。お姉さんは、ぎゅっと脚で腰をホールドして応えてくれた。

 テントの中は、ボクたちのにおいと音でいっぱいになっている。

 

「っ、ん、んんんっ……! ちゅ、っ、っ……っふ、ぅうううっ!」

 ぐりぐりっ! と、強く膣奥に押し込んで、思いっきり中をえぐる。その拍子に、トモミさんの体ががくん! と一度大きく痙攣して、ボクのものに絡みついて……メスが求めてくれて、ボクのオスもまた、絶頂を迎えた。

 

 びゅううううううっ! びゅく、びゅうううっ! びゅるるるるっ! びゅうううっ!

 

「んんんんんーーーーーーーっ♡」

 唇を塞がれたまま、絶頂の息だけがテントの中にこだます。

 何度もイってしまった膣内はぎゅう、ぎゅうっ♡ とボクの中からしぼり出す。止まらないんじゃないかってくらい吐き出した後に、ようやく絶頂の波が過ぎ去っていく。

 

「っは……ぁ、はぁ……っ♡」

 ちゅぱ、と唇が離れると、キスからこぼれた唾液がべったりシミを作っていた。

「激しすぎ……♡」

 イきすぎてもう動けなくなっちゃってるトモミさんは、なんとかそれだけ口にしたのだった。

 

 

 

 

「んんーっ……♪ おかげさまで、元気になりました!」

 テントから出て新鮮な空気を吸い込む。たっぷり射精したあとの深呼吸は気持ちいい!

「最初から元気だった気もするけど……」

 乱れた髪を直しながら、トモミさんはやれやれ、と肩をすくめた。

 

 ちなみに、ウカッツ博士はもうキャンプからはいなくなっていた。本当に気づいてなかったみたいだ。

 

「トモミさんのおかげで、もっと元気になったよ」

「はいはい、調子いいんだから」

 って言いつつ、ボクの頭を撫でてくれる。

 

 もう一回、ふかふかに顔を埋めてその感触を味わってから、ボクはキャンプを離れることにした。

 

「ジムチャレンジ、がんばってね」

「うん、応援してて」

 集めないといけないジムバッジは、まだ五つもあるのだ。

 でも、次が折り返し。もう半分まで迫っている。

 

「いざ、ラテラルスタジアム!」

 こうしてボクは、休憩を終えたのだった。




pixivによるとこのシチュエーションは「声我慢」と言うそうです。
勉強になりますね。

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10:ラテラルタウン・1(サイトウ・正常位素股)

半分ほどがバトルなので、エロから読みたい方は前半を読み飛ばしてください。


 ラテラルスタジアムは大音響の歓声に包まれていた。

 

 ボクはジムチャレンジを突破して(ものすごく目が回った!)、ジムリーダーとの戦いに挑んでいる。

 かくとうポケモンとの戦い方はこころえている。だてにポケモン図鑑を持ってるわけじゃないもんね。

 ボクのテブリムは「サイケこうせん」で見事にかくとうポケモンを打ち破ってくれている。

 

「私のポケモンを3匹、連続で倒すとは……想像以上です」

 

 油断のない構えを崩さずに、彼女は言った。

 ジムリーダーのサイトウさん……びしっと絞り上げられたような体つき。ユニフォームのインナー越しにも、うっすらと筋肉の形が浮かぶほどだ。

 というか、黒いインナーは艶っぽく、陰影を際立たせているような気もする。太もものなかばまでを覆っているシングレットと膝のサポーターとの間に、小麦色の素肌が見えていて、かえってそこを強調しているような……

 

 失礼。いまは太ももの話じゃなくて、バトル中でした。

 

「ありがとう。実力を認めて、ジムバッジをもらうってわけには……いかないかな?」

「勝ったと思った時には、隙が生まれてしまうもの……逆転の好機です」

 アンリの説得は失敗した!

 仕方ない。きっちり最後まで戦って、正々堂々とバッジをもらおう。

 

「ガラル空手の神髄は、精神と肉体を共に鍛えること……」

 スタジアムにつむじ風が舞いこんで、砂地を巻き上げる。サイトウさんが最後のボールを取り出した時、あれほど盛り上がっていた観客も、水を打ったように声を抑えていた。

 それだけ、ジムリーダーの迫力は圧倒的だった。全身に力がみなぎる。そして、スタジアムにみなぎるガラル粒子が、フィールドを淡い赤に染めていた。

 

「私は両親に教えられました。常に冷静な心で肉体を制御しなければならないと……」

「それで、クールに振る舞ってるんですね」

「しかし、あえて私は教えを破る!」

 ごう! と音を立てて、サイトウさんの正拳突きが繰り出された。とんでもない気合いで、離れたボクまでびりびりと肌が震えるのを感じる。

 

「ぜんぶ、壊しましょう……尊敬を込めて、キョダイマックス!」

「話がちがう!」

 どういうスイッチの入り方をしたのか。激しい戦いがサイトウさんの心に火をつけてしまったのかもしれない。

 巨大化したボール(どういう仕組みなんだろう。今度、ソニアさんに聞いてみよう)が高々と投げはなたれる。

 

 キョダイマックスしたカイリキーが「ズン……!」と地響きを立てて、着地した。まるで巨大感を出すためにスローモーションをかけたかのような動きだ。きっと巨大すぎるから、そんな演出がされてるかのように目が錯覚してしまうんだろう。たぶん。

 単なるダイマックスじゃない。全身がガラル粒子の輝きに包まれたカイリキーは、姿までもが変わっている。特別な個体のみが可能な、キョダイマックスだ。

 

「キョダイマックスしたからって、タイプが変わったわけじゃない……テブリム、サイケこうせん!」

 かくとうにはエスパー。スクールボーイでも知ってることだ。

 

「ぶりーむっ!」

 テブリムが髪を振り回して、ふしぎなパワーを発生させる。ボクが巻き込まれたらふっ飛ばされること間違いなしの危険な動作から、目もくらむような激しいエネルギーがはなたれる。

 

 効果はばつぐんだ! ……でも、キョダイマックスしたカイリキーの体力ははかり知れない。ダメージは、半分も与えられていない。

「私たちのカラテを見せるッ!」

 カイリキーの体を覆う筋肉が盛り上がり、オレンジ色に発光する。拳を大きく引き、キョダイマックスしたカイリキーの拳が振り上げられ……

 

「かくとう技が来る。テブリム、避け……」

「ダイアーク!」

 拳……ではない。あまりにも大きすぎて視界に入らない角度から、不意打ちの貫手がテブリムを突き飛ばした。かくとうじゃない。エスパーに効果ばつぐんの、あくの技だ。

 

「戻れ、テブリム!」

 立ち上がれないほどのダメージを一撃で受けたテブリムをボールに戻して、ボクは歯がみした。

(かくとうポケモンがかくとう技だけを使うわけじゃないことぐらい、当然だ。なのに、勝てると思ってそのまま戦わせてしまった……)

 悔しいけど、テブリムが負けたからじゃない。ボクが、テブリムを()()()()()()()()()からだ。

 

「勝ったと思った時こそ、油断と慢心が判断を鈍らせてしまうもの……」

 サイトウさんの鋭い叫びと拳が威圧を強める。

「どんなポケモンで挑んでも、私とパートナーのカラテでなぎ倒しますッ!」

 ジムリーダーにふさわしい迫力に、スタジアムじゅうから大歓声が上がった。

 会場の熱気は、いまや彼女の味方だ。

 

「勉強になります、とても」

 ボールを手にして、深呼吸。鈍った判断力を取り戻すように、体は熱く、心は静かになっていくのが分かった。

「次は、油断しない……行きます!」

 ダイマックスバンドのねがいぼしが光を放った。ガラル粒子がボクのボールに集まって……

 

「このプレッシャー……まさか、キョダイマックス!?」

 サイトウさんの鉄壁の表情に、わずかな驚きが混じった。

 パァン! と白いものがスタジアムに弾けた。壁のように弾けて、観客からも、サイトウさんからもボクのポケモンの姿を隠す。

 

「いったい何を……いや、関係ないッ! 最大の技で挑むだけ……キョダイシンゲキ!」

 ごう、と巨大な拳が突き出される。今度こそ正真正銘、ガラル空手の奥義の突きだ。爆弾級の破壊力を秘めた拳が、白い壁をうちやぶって激しく突き出され……

 ドォン! スタジアムを揺るがすような衝撃が四方に広がる。

 だけど……

 

「手ごたえが……ッ!?」

 巨大なパンチの衝撃は散らされて、飲み込まれていく……ボクのポケモンの全身をおおうクリームのなかに。

「これは……マホイップ!」

 30メートルもの高さにそびえ立つ巨大ケーキのような姿のマホイップ。つぶらな瞳が赤く輝いて、闘志をみなぎらせている(気がする)。

 

「しまった、カイリキーの腕がッ!」

 拳の勢いそのまま、カイリキーの腕は白くぶあついクリームに深々と突き刺さっている。いくら4本あっても、1本が固定されたままではガラル空手の体重移動ができない。

「カイリキーの体力は充分。腕を抜いてしまえば、もう一撃……ッ!」

「させない!」

 

 残る3本の腕でマホイップを押さえ込んで、腕を引き抜こうとするカイリキー。だけど、密着状態はこっちに有利だ。

「やれ、マホイップ!」

「ほいっぷ!」

 キョダイマックスしたマホイップの全身が激しく膨れ上がり……ばんっ! と、全身のクリームが噴き上がる。ミサイルのように飛び出したクリームが、カイリキーの全身を覆っていく……

 

「カイリキー、腕をッ!」

 ……ズボッ! 上半身を白いクリームに覆われながらも、カイリキーは腕を引き抜く。反動で、巨体が後ろに傾き……

 ズシン、と、そのまま倒れこんだ。

 

「……ッ!?」

 カイリキーをキョダイマックスさせていたガラル粒子が飛び散って、元の大きさに戻っていく。時間切れじゃない……ノックアウトだ。

「カイリキーがたおされた……!? いったい、何を……ッ!?」

 サイトウさんが驚きの表情でマホイップを見上げた。今度は、はっきりと驚愕の表情を浮かべている。

 

「高濃度のエネルギーをふくんだクリームは、吸収率もばつぐん……」

 ボクはマホイップに親指を立てた。マホイップはボクより30メートル高い地点で、似たような仕草で応えてくれた。

「ミサイルを口にも流し込んで、お腹いっぱいにしてあげたんです。ストイックにカロリー制限してるから、急激な血糖の上昇で動けなくなったんじゃないかな」

 

「わああっ! か、カイリキー!」

 動けなくなっているカイリキーをボールに戻す……衝撃で、サイトウさんも試合モードが解けちゃったみたいだ。

「だいじょうぶ、すぐに収まるはず……でも、この場はボクの勝ち、ですね」

 静まっていた観客席から、わっと歓声が上がった。観客も何が起きたかを、今まさに理解してくれたみたいだ。

 

「こんな戦い方があるとは……武芸には様々な道があるのですね」

 ゆっくり首を振って、サイトウさんがフィールドの中央に歩み寄ってくる。

 ボクもマホイップのキョダイマックスを解いて、一緒にスタジアム中央に向かう。マホイップの表情は変わらないけど、喜んでくれてるはずだ。たぶん。

 

「試合を楽しむ姿勢、おおいに学ぶことができました。このバッジを受けとってください」

 サイトウさんと向かい合って、差し出されたバッジを受けとった。観客席からは、割れんばかりの拍手。

 大歓声のなかで、サイトウさんがボクと目を合わせる。グレーがかった瞳が訴えるようにボクを見ている。

 

「私も、鍛え直さなければ。少しだけ、このあと……付き合ってください」

 

 

 

 

 

 スタジアムの一角にあるトレーニングルーム。

 畳敷きの空間は、さっきのバトルフィールドのすぐ近くとは思えないくらい静かだ。しんとして、空気まで留まっているみたいだ。

 

「精神集中……ですか」

 サイトウさんのトレーニングに協力できる……というのは、ガラルじゅうの格闘技ファンから嫉妬されてしまうかもしれない。

 

「そうです。あなたとのバトルで、冷静な判断力を失ってしまいました」

「『あえて』とか言ってたような……」

「そこが私の未熟なところです」

 そこが未熟なところだそうです。

 

「明日からのジムチャレンジャーを迎えうつため……そして、その先のファイナルトーナメントに挑むため、この欠点を克服します」

「でも、どうやって?」

「よく聞いてくれました。心で体を制御するため、私はこのように……」

 サイトウさんが両手を前に突きだし、腰を深く落とす。馬歩(マーブー)ってやつだ。映画で見たことがある。

 

「身動きを止めます。あなたは私の心を乱すようなことをしてください」

「心を乱すっていうと……」

「驚かせるでも、怒らせるのでも。私の体に触れなければ何をしても構いません。心が乱れて体勢が崩れないように、私は耐えます」

 そういう訓練、ということらしい。ガラル空手は奥が深いなあ。

 

「ジムチャレンジの間にこんなことしてていいのかな」

「何か言いましたか?」

「なんでもないです」

 ギロ、と鋭い視線で射ぬかれて、慌てて首を振った。

 

「ボク、バトルに勝ったのになー……」

 サイトウさんは熱中するとまわりが見えなくなるタイプらしい。お茶目というか、なんというか。

 でも、サイトウさんと二人っきりなのは嬉しい。これって、チャンスだよね。

 

「それでは、動きが分かりやすいように……」

 平然とした表情のまま、サイトウさんはウエストで結んだユニフォームをほどきはじめた。

「おお……?」

 体にぴったり張り付くようなシングレット。丸みのある肩や脇は露出している。

 下着の形は見えないから……たぶん、この下には何も着ていないと思う。腹筋の中央部に刻まれた溝の形まで分かる。

 

「格闘家として、言い訳はできません。しかし、耐えてみせる」

 きりりと、目つきが変わっていく。バトル中に見せた集中モードだ。一瞬で心のスイッチを切り替えられるなんて、さすが。

 

「あ、それじゃあ、もしサイトウさんが動揺してしまったらボクのわがままを聞いてくれるってことで……どうかな?」

「いいでしょう。ラテラルタウン名物ディグダケーキでも、遺跡まんじゅうでも、なんでもどうぞ」

「それは自分が食べたいものじゃ……」

「なにか?」

「なにも」

 

 とにかく、サイトウさんを動揺させて身動きさせればボクの勝ち。耐えきればジムリーダーの勝ち、ということらしい。

「時間はカポエラーの回転が止まるまで。頼みましたよ」

 畳の上で独特のステップを踏んでいたカポエラーが大きく頷いて、逆立ちになる。頭の突起で、見事にバランスを取っている。

 

「それじゃあ……はじめ!」

 カポエラーが両足を回して、その場でぐるぐるとまわり出した。カポエラーにとっても訓練なのだろう。

 サイトウさんは腰を落として、背中をまっすぐにした馬歩の構えを取った。よく考えたらこれって空手なのかなって思ったけど、いまツッコんでも反応がもらえなさそうだから黙っておく。

 

「まずはためしに……」

 ぱん! と、両手を慣らしてみる。

 でも、手を叩いたくらいじゃ、眉ひとつ動かさない。きりりとしたサイトウさんの表情は、精神を研ぎ澄ましていることが分かる。

 

「驚かせるのは無理かな。怒らせるとか笑わせるとか……」

 言いながら、ボクはゆっくり後ろにまわりこんでいく。

 振り返ることもできないから、視界から外れて不安をあおる作戦……ではない。

 

「おおっ……! やっぱりすごい。キレてる……!」

 後ろから見ると、体の仕上がりっぷりがよく分かる。背中に僧帽筋と広背筋が凹凸を生み出している。

 ぴっちりとしたインナーは腰を突き出すような格好のおかげで丸みのあるヒップラインを際立たせている。大臀筋がくっきりとした盛り上がりを作って、ハムストリングスとの間のわずかな陰影が芸術的なくらい。

 

「すごい体。かっこいい♪」

 ここまで絞るには眠れない夜もあったに違いない。

 体をしっかりと支えている太ももはパンプアップして、膝へ向かって引き締まったラインを描いている。筋肉の間にできるくぼみもくっきりだ。

 

「特にこの、お尻が……」

 ぐっと突き出されたヒップ。おかげで、布地が食い込んでくっきりと谷間の部分まで形が分かってしまう。インナーにはうっすら汗がにじんでいるから、余計に張り付いてしまっている。

 ごつごつしているのかと思ったけど、しっかりとした弾力がありそうな丸みだ。

 

「触ったらどんな感触なんだろう……」

 と、思うけど。体に触るのはルール違反だ。

「あ、でも、見るだけならいいよね♪」

 よく考えたらバトルにはボクが勝ってるんだし、ここで勝負に負けたって不名誉なことはないわけだし。負けて失うものがないんだから、大事なのは必死になることよりも楽しむこと。ポケモンバトルと同じだね。(またいいこと言っちゃったな)

 

「にしても、本当にぴくりとも動かないなんて、すごいな……」

 どうやって体を支えてるんだろう。ボクだったら、同じ姿勢で一分も保たないと思う。

 そんなことを考えながら、ボクは床にはいつくばった。相当情けない格好だけど、大丈夫、カポエラーしか見てないし!

 

「……」

 腰を落としたままのサイトウさんは動かないまま。もちろん、声も発さない……けど、ほんの少しだけ雰囲気が変わった気がする。

 驚かせたり笑わせたりすることに供えていても、はいつくばってお尻を見つめてくるとは思ってなかったのだろう。

 

「おお。おおー……♪」

 ぴちっと張り付いたインナーには、股間部の形もくっきり浮かび上がっている。

 厚手の秘唇はぴちっと閉じているけど、盛り上がったドテの真ん中にうっすらと筋が刻まれている。綺麗にまっすぐな形だ。

 合成繊維のツヤツヤな表面に汗がたまっているのがわかる。バトルの後、すぐにここにやってきたから体を洗っていないのだ。今も体に力がこもっているから、熱気が伝わってくる。熱気を感じられるほど、ボクが顔を近づけてるってことなんだけど。

 

 畳のにおいのなかに、汗の甘酸っぱいにおいが混じって漂っている。

 筋肉質に鍛えぬいた体でも、やっぱり女の子のにおいだ。ほんのりミルキーな甘いにおいが混じっている。ボクの本能がにおいに反応してドキドキしてくる。

 

「…………」

 股間のにおいをかがれても、サイトウさんはまだ身じろぎしない。

 真剣勝負に対する姿勢がビシビシ伝わってくる。「もう負けてもいいかな」と思って触りたくなったけど、その姿勢に敬意を覚えて手を引っ込めた。

 

「……そうだ♪」

 カポエラーの回転は、少しだけ軸がぶれはじめている。もうあまり長くは保たないだろう。ボクは最後の勝負に出ることにした。

 

「サイトウさん、見ててくださいね……」

 すそを直しながら彼女の前に立つ。真剣勝負のまなざしのまま、サイトウさんはまっすぐに前を見ている……ボクより背が高いけど、腰を落としてるから頭の位置はボクの胸あたりだ。

 

「それっ♪」

 ボクは一気にユニフォームのパンツを下ろした。

 

 ばちんっ!

 

 ユニフォームのウエスト部分に押さえつけられて飛び出してきた肉竿が、すそをまくったお腹にぶつかる。

 バネ仕掛けのおもちゃみたいな勢いで跳ね上がったモノは、ちょうどサイトウさんの眼前。「びこんっ♡」と跳ねて、鼻先に突きつけられる。

 

「おち……ッ!?」

 マホイップのとき以上の驚きに目を見開いて、サイトウさんの体から力が抜ける。その場に尻もちをついた数秒後、カポエラーの回転も止まった。

 

「やった♪ ボクの勝ちですね♪」

「ま、まっ……え、ええっ!?」

 集中モードも途切れてびっくり顔のサイトウさんに、ゆっくりにじり寄っていく。

「ちょっと新鮮な反応……やっぱり、気づいてなかったんだ」

「そ、そんなの、ひきょ……」

 言いかけて、赤面した顔がハッとしたような表情を浮かべる。

 

「意表を突く戦略に、思いも寄らぬ攻め手……それがあなたのスタイル。バトルのときも、それに負けたのでしたね……」

「さすがサイトウさん、まじめ」

「悔しいですが、私の負けです。……し、しまってもらえませんか?」

「こうなったら、ちょっとパンツの中に収まらないかも」

「で、ですが……」

 さっきの集中はすっかり途切れて、顔は真っ赤に、目は潤んでいる。さすがに、『ガラル空手の申し子』もおちんちんは見なれていないみたい。

 

「ボクのわがまま、聞いてくれるって言ってましたよね」

 身をひいて後ろに肘をついているサイトウさんの眼前に突き出す。ボクの竿の形に、サイトウさんの顔に影が落ちる。

 ずぉお……と、キョダイマックスしたマホイップみたいに迫力満点に見えていた……かもしれない。

 

「か、格闘家として、言い訳はできません……」

 迫力に圧されたように、声が小さくなる。『女の子』って感じの表情だ。

「それじゃあ……コスらせてください。カポエラー、誰か来ないように見張ってて」

 カポエラーはこくんと頷いて、素直にトレーニングルームの出入り口の方に向かって行った。勝者の命令を素直に受け入れる、彼もまた一人の武道家なのだ。

 

「コスるって……ひゃあっ♡」

 サイトウさんがその気になればボクを突き飛ばすくらい簡単だ。だからその前に、素早く体重を移動させる。

 膝をつかんで床に背中をくっつけさせる。ぴちっと筋肉の形が分かる太ももの間に、ボクのキョダイマックスを挟み込んでいく。

 

「挿れてないのに、熱い……っ♪」

 バトルとトレーニングで熱を持った肌。インナーには汗がしみて冷たい感じがするのに、すぐその下の肌はヤケドしそうなくらいに熱くなっている。

 

「っ、ふ、太い……っ♡」

 集中モードが解けた反動か、ほとんど抵抗らしい抵抗もしてこない。ボクが腰を揺り動かすと、黒いインナーに包まれた太ももの間に、ずちゅ♡ ずちゅ♡ と前後していく。

 隙間に飲み込まれては顔を出す光景が卑猥で、裏筋に化繊のズリズリ擦れる感じが伝わってくる。

 

「っ、ううう♪ サイトウさんの体、あったかい」

「そ、そんなに、擦られたら……っ♡ ぅ、くう……ぅ♡」

 必死に押さえているような声を漏らして、サイトウさんがきゅっと目をつぶる。インナーが張り付いたツンと上向きの胸が、ぷる、ぷる、と上下に震える。

 

「これ、イケないことしてるみたい……♪」

 してるんだけど。ぐりぐり、とお互いの性器を擦りつけあっている。上半身だけ見ると、挿入してるときの光景と変わらない。汗塗れた髪がサイトウさんの頬に張り付いてしまっている。

 

「っ、ぁあっ、あ、ぅううんっ……♡」

 甘い声をあげて、サイトウさんが腰をひくつかせる。「くちっ♡」と汗とは違った、粘着質な水音が鳴りはじめた。

「気持ちいい、かなっ♪ ボクのおちんちんでおまんこ、擦ってる♪」

「そ、そんなこと、言えない……っ♡ っうう♡」

 

 カクカクッ♡

 サイトウさんの腰が跳ね上がる。大事なところがひくついて、ボクの肉棒にきゅうきゅうと吸い付いてきている。

 腰の位置が上がってきているから、大きなお尻に腰をぶつけて、「ぱん♡ ぱんっ♡」と音が鳴っている。ますます興奮が高まって、ボクの動きも大きくなっていく。

 

「サイトウさん、出ちゃう……っ♪」

「ちょ♡ 待っ♡ い、いきなりすぎて、何が、なんだかっ……♡」

「ごめん、もう……っ!」

 ずちゅ♡ ずちゅ♡ ずちゅ♡ ずちゅ♡

 膝を抱えたまま、強引に腰を前後させていく。インナーが張り付く股間は花が開くように熟して、秘唇が僕のモノを挟むように吸い付いてきている。

 

 ボクは夢中で前後に動きながら、ぎゅっとサイトウさんの膝に抱きついた。

「っ……ぁ、ぁっ♡ ぅうーーーーー♡」

 サイトウさんがぴん、っと足をまっすぐ伸ばして、体をびくつかせる。体が思いっきり反って、背中が浮き上がって……ぷちゅうっ♡ と愛液が染み出して、とろとろの感触がボクを包んで……

 

「っ……! くううう……っ!」

 腰をぴたっと押しつけて、根元まで挟ませながら、わき上がってくる感覚に身を任せた。

 

 びゅるっ! びゅるるっ! びゅうっ、びゅく、びゅうーーーーっ!

 

 インナーに包まれて凹凸を浮かばせている腹筋の上に、熱いほとばしりが噴きだしていく。

「っは……♡ はぁ……ぁ……♡」

 脱力した顔で、サイトウさんが天井を見上げている。ゆっくりと腿の隙間から肉棒を引き出して、足を下ろしてあげた。

 呼吸に合わせてほんのり上下するおへその上に、どろどろの白濁が垂れていく。

 

「わー……」

 甘酸っぱい汗のにおいのなかに、ボクの精液のあおいにおいが混じる。小麦色の肌は、艶っぽく濡れている。

「サイトウさんとの勝負、どっちも楽しかったです♪ ありがとうございました」

 振り返って、カポエラーに声を掛けようとしたとき……

 

「ま、待ってください」

 はっし、と手首をつかまれた。言うまでもなく、ボクの力では振り払えない。

 ほんのわずかに迷うようにグレーの瞳がわなないて、ボクを見上げて……

 

「も、もう一勝負……申し込みます……!」 




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10:ラテラルタウン・2(サイトウ・クンニ、本番)

「あ、あまり見ないでください」

「そう言われても、こんなにすごい体を見ないってわけには……」

 静かなトレーニングルーム。畳張りの床の上にストレッチ用のマットを敷いて、その上にサイトウさんが膝をついている。

 

 ジムバトル中も着ていたインナーには、さっきの「特訓」でかいた汗と、ボクの精液が染み付いて、むっと湯気を上げてしまいそうな状態だった。

 さすがにそのままでいると体が冷えてしまいそうなうえに、これからする「再戦」にも都合が悪い。そういうわけで、サイトウさんのネギガナイトがネギに引っかけて洗いに行ってくれた。(ついでにボクのユニフォームも洗ってくれるらしい。ラッキー)

 

 だから、今のサイトウさんは裸だ。膝のサポーターも外して、艶のある膝小僧も分かる。ガラル空手の一撃必殺の威力がこもっている膝だとは思えないくらい、しなやかな生足だ。

 いま身につけているのは、髪をまとめている独特の髪留めだけだ。

 

 小麦色の肌には細かな汗がにじんで、トレーニングルームの窓から差し込む日光が艶やかな陰影を作り出している……そう、サイトウさんの体には陰影がくっきりついている。

 鎖骨くっきりのデコルテに、丸く盛り上がった肩。さっきまでの馬歩のおかげで体中に血が行き渡り、パンプアップしてきているのがわかる。さっき、ボクがインナー越しに出した腹筋も、左右にくっきり分割された形が浮き出している。脂肪が少ないから、おへその丸い外形までわかりそうだ。

 

「特に下半身が……見応えある!」

 インナーを脱ぎ去ったおかげで、お尻と腿の間のくぼみがくっきり。太い……というわけじゃないけど、引き締まっていて長い足。

 ヒップアップされたお尻は女性らしい丸い形が持ち上げられて、3D感抜群。ハート型に浮き上がってるみたいだ。

 

「み、見せるために脱いだんじゃありませんから……!」

「そうだよね、勝負だから、ねっ!」

 直接触れたらどんな感触だろう。抱きしめてみたい!

 衝動に突き動かされて、ボクはサイトウさんに駆け寄った。ボクもすっかり裸。股間のほうも……もちろん、こんなステキな体を前にして収まってられない。

 

 ボクよりも背が高いサイトウさんの胸に飛び込もう……と、思った途端。

 ばたんっ!

 ……と、ボクはマットの上に仰向けに倒れていた。

 

「……あれ?」

 いったい何が起きたのか分からない。気づいたら体が反転していた。でも、どこもぶつけたりはしていない。痛みはなかった。

 

「つ、つい反射的に投げてしまいました」

 ボクが飛び掛かった瞬間に、体勢を入れ替えて床に倒してしまったらしい。しかも、ケガをさせないように綺麗な形で。相当の実力差がないとできないことだ。……投げられた方が言うことじゃないね。

 

「本当はこういう場合は膝で対処するんですが、それは理性で止めました」

「怖いこと言わないで」

 真正面から飛び掛かっていったときにサイトウさんが膝を上げたら、ボクのきゅうしょにあたっていたところだ。

 

「あ、でも……下からの景色もステキかも♪」

 真下からだと、ツンと上向きの胸の膨らみがよくわかる。胸筋に支えられているから、正面に向かって突き出すような形がよくわかる。

 クランベリー色の胸の先端は、さっきの素股のおかげかぷっくりと充血して頂点を描いている。

 

 それに、重心を低くしたおかげでうっすら広げられた脚の真ん中。ぴっちりインナーの上からでもぷくっとした秘唇の形は見て取れたけど、花弁は熟しきってなくて、一本筋からわずかにはみ出しているのが分かるぐらい。

 でも、その内側からは腿に「つうっ♡」と垂れ落ちる蜜がにじみ出してきている。

 

「って……み、見せるためじゃないですってば!」

 あわてて脚を閉じる。今度は、どっしりした構えじゃなくて腰が引けて弱々しい。

「力じゃぜんぜんかないっこないのに、サイトウさんに二回も勝ったなんて信じられないな」

 ボクの上に飛び乗ってくる……なんてつもりはないみたいだから、その腿にすがりつくように抱きついた。今度は膝も合わせてこなかったし、投げられることもない。

 

「おお……おお、おおー……♪ ガチガチかと思ったら、柔らかいんだ」

 サイトウさんの太ももは、うっすら溝がつくくらいに筋肉が発達している。その隙間をなぞりながら触れてみるけど……がっちり硬いのかと思ったら、想像以上にしなやかな感触。

 

「んんっ……♡ ち、力がうまく入らなくて……」

 ウエストと変わらないくらいの太さの腿をなで上げて、今度はお尻の方へ。むにぃっ♡と両手で尻たぶを持ち上げると、閉じていたあそこがぱくっとわずかに口を広げるのも見える。むにむにっ♡ と揉み込むたびに、その奥の筋肉がく、く、っと強張って反応を返してくれる。

「気持ちいい。それに、女の子のにおい♪」

「か、嗅ぐのもだめですっ♡」

 

 慌てて身をよじるサイトウさん。ボクの押さえ込みくらいじゃ簡単に脱出できるだろうから、腕力ではかなわないけど……

「逃げてばっかりじゃ勝負にならないよ。ちゃんと準備しないと」

「そ、それはそう、なんですが……」

 かあっと赤らんだ顔で眼を伏せる。そういう仕草はちょっぴり自信なさげ。経験がないからだろう。

 

「それじゃあ、ここに寝て、脚を広げて♪」

 うつむきながらも、サイトウさんはそっと腰を下ろして、「ぱかっ♡」と脚を広げてくれた。

 しっかりとした脚の真ん中、「ひくひく♡」と動いちゃってる入り口は、なんだかんだ言っても、これからすることを予見して体がうずいてしまっていることを物語っている。

 

「す、すぐにするんですか?」

「ううん、まずは準備」

 そう言って、腿に手を添えて脚を広げて……くにぃっ♡ ぷっくりした秘唇に指をかけて左右に広げる。薄ピンクの粘膜が、僕の前で花開く。

 

「っ……♡」

「ん……ちゅ、れる……じゅるぅ……♪」

 恥ずかしがって脚を閉じる前に、舌をはわせていく。割れ目を広げてあげるようになぞって、僕の唾液をたっぷりと塗り付けていく。

 

「そ、そこは、バトルのあと、でっ……」

「いいにおいだよ♪」

「な、何を言って……っひ、ぁ、ぁああっ♡」

 甘酸っぱい汗の香りに、別のにおい。チーズクリームみたいな、メスの香りだ。

 ボクは舌先で膣口をなぞって、尖らせた舌を進ませていく。年上のジムリーダーは敏感に反応して、広げた腿にうっすら筋肉の形が浮かぶくらいに強張ってしまう。そうすると、中に伸ばした舌が「ちゅく♡」と締めつけられる。

 

「ん、っふ……ぅ、れる♪ ちゅ、ぅ、あむ、れぇ……♪」

「はあっ♡ あ、っふ……っっくうんっ♡ ま、って、それ……っ、は、ぁああっ♡」

 溢れてくる体液をボクの舌で掬って、さらに塗り広げるように。ひくひく動いていた穴はだんだん深くボクの舌を飲み込もうと貪欲にうねり、ぷちゅ、ぷちゅ♡ とにじみ出してくる汁が音を立ててしまう。唾液と混ざり合って、お尻のほうに垂れ落ちてしまうほど。

 

「体が熱くなってるからかな。感じやすくなってるみたい」

「あ、あなたが、あんなことをするから……♡」

「ボクのおちんちんで擦られて、ほしくなっちゃった?」

「くうぅ……♡」

 はいと答えるのは恥ずかしいみたいだ。喉を唸らせて口を閉じるサイトウさん。ボクは唇をぴったりくっつけて、強く吸い上げてあげる。

 

「はううううっ♡ ぁ、っくっ♡ ぁああああっ♡」

 がばっ! と、両足がボクの頭を抱え込む。みっちりした腿の筋肉ががちっと頭蓋骨を挟み込んで、ボクをみずみずしい女性器に押しつける。

「むううー!? むー、むー!!!」

 完全に締め上げられて、ぎちぎちと頭が圧迫される。舐めるどころじゃない。さすがに、腿を叩いてタップすると、はたと気づいたサイトウさんが脚を広げた。

 

「す、すみません、夢中で……♡」

(本気で極められたらぜったい勝てないな……)

 無意識のうちにやっていたみたいだけど。「だいしゅきホールド♡」……なんてされたら、ボクの腰にヒビが入ってしまうかもしれない。

 

「後ろからにしましょう!」

 というわけで、ボクは自分がまだジムチャレンジを続けられる公算の高そうな体位を選ぶことにした。

「こ、こう……ですか?」

 なんだかんだ言っても、期待してくれているらしいサイトウさんがお尻を向けてくれる。四つん這いになると、きゅっと上がったヒップはますます魅力的だ。クンニで熟して準備万端の入り口も、きゅっと窄まったもう一つの穴も僕の前にさらけ出してくれている。

 

「ボクより脚が長いから、もうちょっと広げてお尻を低くしてください……はい、いいですよ♪」

 お互いの身長差のぶん、高さを合わせながら……その間にスキンを装着。濃いオレンジのゴム膜に包まれたモノを、ゆっくりお尻に擦りつける。

 

「うう、やっぱり……お、大きい……です……♡」

 ボクのほうが小柄なのに、大きいなんて言われるとむずがゆい感じ。

 ちらちらと、肩ごしに不安げな目を向けられるけど、ボクはサイトウさんが安心できるように微笑んだ。

「一緒に気持ち良くなろう♪」

 

「ん……っ♡」

 勝負だって建前のことはおたがいにもう頭から追い出している。

 ボクは鍛え抜かれたメスの体を。

 サイトウさんは、硬くてたくましいオスの槍を。

 お互いに味わいたくてたまらなくなっている。

 

「っ……ん、ぁああああ……♪」

 ちゅぷ……ちゅく、じゅぷ、じゅぷぷぷぷぷっ♡

「っぁああっ♡ っは、っは、ぁああっ……♡」

 挿入。先端がちゅぷん、と入った途端、膣口が噛みつくように強く締め上げてくる。

 拒まれてるんじゃないかってぐらいの強い締めつけ。でも、すぐにその穴が、ぱくぱくと食いつくみたいに数度収縮する。奥に誘う動きに答えて、ボクの肉棒は飲み込まれていった。

 

「っは……っ、ぁあっ♡ 私のナカに……っ、ぁあ、さっきの……本当に、入って……っ♡」

 腹式呼吸で漏れる息は、トレーニング場に響く。腹筋が動いているのが、ボクのほうにまで伝わってきている。ぎゅう、ぎゅむ……裏筋を押し上げるように、強く圧迫してくるのだ。

 

「うん……っ、入ってる……ぁあ、すごい、サイトウさんのおまんこ、熱くて、締めつけ、が……っ、ぁあっ♪」

 ぐ、っと奥まで挿入すると、もう二度と抜けないんじゃないかって思うぐらいにがっちりと包まれる。でも、とろりとにじみ出してくる愛液が肉棒に絡みついて、抽挿をねだってくるのだ。ボクは夢中で腰を振り始めた。

 

 ちゅ、く、ぐちゅうっ、ちゅぷ、ちゅく、ぐちゅうっ♡

 

 あんまり締め付けが強いから、ちょっと動かすたびに結合部から汁が迸る。ぴちゃ、ぴちゃ、とマットの上に垂れ落ちて、ぬるぬるになっていく。

 四つん這いになったサイトウさんはケダモノみたいなポーズに恥ずかしそうにしながらも、ぐ、ぐ……っと、お尻を突き出して押しつけてくれている。ボクのをもっと欲しがってるってことだ。

 

「はっ♡ ぁ、ぁあっ♡ 私の♡ 女の子の部分がっ♡ ずぼ、ずぼって……っ♡」

 普段は出すことのない表情と声色。うわずって甘く蕩けるような音色だ。ボクが腰を引いて先端を急所(スイートスポット)に押しつけると、反射的に腰が浮き上がる。脚を広げているから、かくかくっ♡ とますます獣のような動きだ。

 

「ん、っふ……っく、ぁあ♡ そ、そこ、当たったら、変な……ああっ♡ 気持ち良く、なりすぎて……っ♡」

 浅いところが気持ちいいみたいだ。ハート型のお尻に手を添えて、ボクはそこを何度も擦っていく。

 

「だ、め……ですっ♡ てばっ♡ そ、そこ、ぉおっ♡ おちんちんで、ぐりぐりっ♡ だめっ♡」

 口では嫌がっていても、サイトウさんの腰はくねるように動いてボクのものを咥え込んでいる。ぐりぐり♡ と中に擦れるたびに甘い声をあげて喉をそらして感じている。汗を含んで重くなった髪が、揺れてさらに乱れていく。

 

「ボクも、気持ちいい。ぎゅうぎゅうで、力強くて……もっと……っ!」

 ぱちゅうっ♡ こらえきれなくて、一気に腰を突き出してしまう。

「くぅうううっ♡」

 深いところまでいっぺんに突き入れると、サイトウさんが背筋を反らしてアゴを反らした。ずくん、と肉棒が膣奥を揺らして、筋肉に守られている女の子の部分を震動させていく。

 

「ぁ、ぁっ、びくびく、締めつけられたら……! 止まらなく……っ♪」

 ずちゅ、ずちゅ、ずく♡ ぷちゅ♡ ずちゅうっ♡ ぱん、ぱん、ぱんっ♡

 だんだん制御がきかなくなってくる。ボクは夢中で腰を振っていた。丸いお尻に腰がぶつかって、ぶる、っと波打つ。その後すぐに、きゅっ! と硬直するように深い場所が僕のモノを包んで締め上げられて、雁首の出っ張りが押さえ込まれるみたいで、ぞくぞくした快感が駆け抜けてくる。

 

「っ、ぁああっ♡ わ、私も、止められ……っ、ぁ……っ、っふ、ぅうううっ♡」

 びく、びく、びくっ! お尻を突き出して浮かせて、何度も締め上げてくる。軽い絶頂を繰り返してるみたいで、甲高く漏れる声がヒートアップしてますます大きくなってきている。

 

「っぁああっ♡ 力が、抜け……っ♡」

 床についていたサイトウさんの手が崩れて、肘が曲がる。胸をマットの上に押しつけるような格好。それでも、お尻はぐっと押しつけるように突き出されている。

「これなら、もっと深く……っ」

 かくとうジムリーダー相手に文字通りマウントを取っている。ボクのピストンが気持ち良くて、体勢を崩してしまったサイトウさんに体ごとのしかかるように、身を乗り出した。

 

「っはぁっ♡ ぁ、ぁっ♡ う、っく、こんなこと、試合でも、一回もない、のにっ♡」

 バックを取られて突き上げられて、なのに自分からお尻を振って求めてしまっている経験……きっと、はじめてだろう。

 それぐらい求めてくれてるのが嬉しくて、ボクは本能のままに腰を突き出す。

 

 ぐぽ、ぐぽ、ぐぽっ♡ ぱちゅっ♡ ぐちゅ、ずちゅうっ♡

 

 濡れた穴の中に、必死に棒を抜き差しする。

 それだけの動きなのに、ボクたちは二人とも夢中になっている。

 もっと気持ちいいところを探り合い、締めつけられて、突き上げられて、お互いの体のことを深く知りあっている。

 

「サイトウさん、イっちゃう……っ、っ、ぁ、ぁあ……っ……!」

「っひ……ぅ、ぁあっ♡ っふぅ♡ ぅ、ぁ、んっ……っ、ぁああああああああっ♡」

 サイトウさんがぎゅっと全身を強張らせて、深く息を吸うのが分かった。その瞬間、思いっきり奥に押し込んで、お尻とボクの腰骨を密着させて……

 

 びゅううううっ! どびゅるるるっ! びゅぐっ! びゅる、びゅうううううっ!

 

「あぁあああっ♡ ぁ、あ、あっ♡ ぁああああああっ♡」

 ゴム膜越しに、熱い噴出の脈動が「奥」を叩く。肺活量の続く限り声をあげるジムリーダーの中で、ボクは思いっきり精液を放っていった。

 

「ぁ……っ! すご、っ……、締めつけ、強すぎてしぼられてる……っ♪」

 ぎゅう、ぎゅううううっ♡ 膣内がうねって搾り出すように、僕のモノをこね上げる。根元から先端に向かって収縮して、すっかり精液が尿道からも押し出されてしまっているのがわかる。

 

「っ……っは……ぁ、ぁ、ぁく……ぅ……♡」

 くた、と床に胸をつけて倒れてしまったサイトウさんの膣のうねりは強すぎて、完全に勃起しきった状態から少し弱まっただけでも、

 にゅるんっ……♡

 と、肉棒が押し出されてしまう。たっぷりの精液で膨らんだオレンジのゴムが、遅れて「にゅぽんっ♡」と引き出された。

 

「はぁ……は、ぁ……♡ 気持ち良かった……♡」

「私も……自分の体の中で、こんなふうに……感じてしまうところが、あるなんて……♡」

 サイトウさんはくらくらした様子だけど……未知の感覚から、何かをつかみかけているみたいだ。

 あらゆる経験が強さに結びついている……真の格闘家なんだな、と思った。

 

「ご指南、ありがとうございました……♪」

 ぎゅ、っと抱きついて、キスをねだる。真の格闘家はちろちろと舌を覗かせて応じてくれた。

 

 

 

 ボクがサイトウさんに『稽古』をつけてもらっている間に、ラテラルタウンでは大事件が起きていたんだけど……細かく書くと、ビートにとって不名誉かも知れないからここに書くことは控えておくことにする。

 ただ、ダイマックスを研究しているソニアさんにとっては大きな発見があったみたいだ。

「大発見かも!」

 って、上機嫌で、ぎゅっと抱きしめてくれたけど……研究のほうに没頭してるみたいで、それだけだった。

 

「町に着くまで我慢できるかな……」

 

 ボクはちょっぴりムラムラするものを感じながら、アラベスクタウンへ通じる森へ向かっていったのだった。




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11:ルミナスメイズの森(おとなのおねえさん・野外フェラ)

■ルミナスメイズの森

 

 きもだめしカップルのユウタとミレイとの勝負に勝った!

 

「強すぎだよ……。二人がかりだったのにぃ」

 バトルを終えて、ミレイさんが驚いたように言った。

 

「これでもジムチャレンジャーだから。なんとかね」

 ダブルバトルは二匹のポケモンに同時に気を配らなきゃいけないから大変だ。それでも、経験の差でボクに軍配が上がったみたいだ。

 

「二人はどうしてこの森に?」

 手持ちを戻しながら、聞いてみる。ラテラルタウンやアラベスクタウンの人では無さそうだ。

 

「鉄道の旅でここまで来てみたんですよ。ラテラルタウンの遺跡を見物したついでに、この森で肝だめしをしようという話になりましてな」

「でもこの人、ベロバーが飛び出してくるだけで大声出しちゃって。頼りにならないんだから」

「ははは……」

 こまったように頭を掻くユウタさん。いっしょに旅行に来ている……ということらしい。

 

「そんな綺麗な恋人がいるなんて、うらやましいです♪」

「いやいやいや、恋人なんかじゃないですよ!」

「これから……ってところかも?」

 なるほど。恋人未満、ってことらしい。

 

「……あれ、僕のほうがうらやましいんですか?」

 鉄道員らしく生真面目な様子で不思議がるユウタさん。

「そりゃあ、私は美人だから」

「そうですね、見とれちゃいます♪」

 お世辞……というわけじゃない。ミレイさんはアイシャドーや肩だしのセーターがセクシーだ。ネイルで彩った手元も綺麗で、手元をじっと見てしまいそう。

 

「それじゃあ、ボクはジムバトルに備えてもう少し鍛えていきます!」

「はーい、私たちはアラベスクタウンに行きまーす」

 なぜかその後のスケジュールまで教えてくれるミレイさんに手を振って、ボクは森の中の探索を続けることにした。

 

 

 

 

 

 ルミナスメイズの森は全体に日の光が遮られている。そのうえ、キラキラ光るキノコや植物があちこちにあって、遠近感がまどわされる感じがする。

 その中をフェアリーやゴーストのポケモンたちが行き交っているから、幻想的……なんだけど、彼らも人間にいたずらをしかけてくるから、ますます道に迷ってしまいそうだ。

 

「図鑑の情報集めはもう十分そうだけど……」

 ジムチャレンジのついでにポケモン図鑑づくりをしていたけど、ここで集められるポケモンはもう十分そうだ。

 手持ちのポケモンたちも強くなったし、そろそろジムチャレンジの準備をしないと。

 

「ヤバチャの真作……捕まえないと判別できないなんて……!」

 こうちゃポケモンのヤバチャは、贋作と真作があるらしい。森で見つかるヤバチャのほとんどは贋作だ(図鑑がそう言っている)。真作がどんな姿をしているのか、どうしても気になる。

 

「……でも、さすがにボールがなくなって来ちゃったな」

 あんまり夢中になってヤバチャを捕まえていたから、時間も経ってるし、モンスターボールもかなり使ってしまった。

 そろそろ、アラベスクタウンに向かわないと。ジムチャレンジを進めなきゃいけないのに、ポケモン図鑑づくりに夢中になる。あるあるだね。

 

 出口側に向かって振り返ったとき……

 

「しくしくしく……」

 森の暗闇の中から、すすり泣く声が聞こえてきた。

「な、なに?」

 おもわず身震いする。声は女性の声に聞こえる。ボクの前方から、徐々に近づいてきている。

 

「しくしくしく……たすけてぇーーーー」

「キャー!」

 暗闇の中からぬっと女性の顔が浮かび上がった。思わず飛び退(しさ)って尻餅をついてしまった。

 

「ボクなんか食べても美味しくないよ! 純潔じゃないし! 生き血を啜らないでー!」

 必死で手をバタバタ振っていると、その拍子ににボクの手が近くのキノコに触れた。キノコはどういう仕組みか、タッチに反応してぽおっと光を放つ。

 その光に照らし出されて、闇の中から女性の顔が浮かびだしてきた。

 

「見つけたーっ!」

 女性はそのままボクに抱きついて来た。

「うらまないで、のろわないで、みちづれにしないで……あっ、でもしたでなめるはいいかも……」

 

「わーん、よかったー! ようやく人を見つけられたーっ♡」

 ボクが慌てている間に、女性はぎゅーっと抱きついてくる。

 あたたかい。

 

「あ……み、ミレイさん?」

 鼻がくっつきそうなほど近い顔には見覚えがあった。さっきダブルバトルの相手をしてくれた大人のお姉さんだ。

「もー、一人で歩き回ってずっと迷っちゃうかと思ったぁ……」

 ミレイさんはぺたっと座り込んで、ボクに抱きついたままだ。柔らかい胸がボクのおへその上辺りに押しつけられている。

 

「聞いてよ。彼ったらまたベロバーに驚いて逃げ出しちゃって。私ひとりで森に取り残されて、暗くてどっちに行ったらいいか分からないし、ギモーに追いかけられるし……」

「驚かせて遊んでるだけだから、怖がらなくても大丈夫だと思うけど……」

 やわやわの胸を押しつけてすがりついてくるミレイさんを落ち着かせる。驚きの衝撃でボクも力が抜けてしまっている。

 

「ずーっとさまよわなきゃいけないかと思ったけど、強いトレーナーに会えてよかったわ」

「ボクはゴーストに目をつけられたのかと思いました……」

 そういうことをよく仕込んでくるから……誰が? まあ、気にしないで。

 

「ごめんね、きみの方が年下で不安なのに、大人の私のほうが取り乱しちゃって……ああ、でも人が一緒にいると安心するー……」

 ボクの胴に抱きついたままのミレイさんは、一向に離れてくれない。

 フェアリーとゴーストの雰囲気がたちこめる森のなかで人間を感じられるのがよほど嬉しいのか、ボクの胸に顔を埋めて「すーはー」と深呼吸までしちゃってる。

 

 そうしている間も、セーターごしの柔らかいものがボクの体に押しつけられているわけで……

「あ……」

「あ?」

 ボクが声を漏らすと、ミレイさんは不思議そうにボクを見上げてくる。

 

 むく……むくむく……

 

 遺跡でソニアさんとのハグからおあずけを食らっていたから、思わず反応し始めてしまう。ミレイさんのセクシーな雰囲気のおかげもある。

 いつもなら、もう少し我慢できるんだよ。本当に。本当だってば。

 

「あら……あらあらあら?」

 さすがに、胸の下にぐりぐり押しつけられるものをミレイさんも感じたらしい。

 ボクのスカートの前が尖るみたいにかたくなっていくのに気づいて、驚いた顔で目を瞬かせた。しくしく泣いてたけど、アイシャドーはばっちり整ったままだ。さすが大人。

 

「これってー……そういうこと?」

「こっちの格好のほうが色々と便利で」

「そうなのね」

 さすが、おとなのおねえさんは話が早い。

 

「ここから出口は遠いのかな?」

「たぶん、もう少しでアラベスクタウンですよ。……そ、それより、いつまでもそのままだと、そのー……」

 むぎゅー、とおっぱいは押しつけられたまま。谷間にぐいぐい押し込むように、ボクはすっかりフル勃起だ。

 

「そっか。でも、このまま人のいるところにいくのは、ちょっと目立っちゃうわね♡」

 ふにふに。胸の谷間から飛び出しそうなもの。スカートの裾ごとつまんで、先っぽを指でくすぐってくる。

 

「あ、ぅ♪ あ、あんまりいじられると、戻らなくなります……」

「こんなにかたくなっちゃったら、出さないと戻らないんじゃない?」

 ごそごそ……。ネイルもばっちりな状態の手がボクのスカートをまくり上げる。下着の中から取り出すのは簡単だ。

 

 ぶるんっ♡

 

 ガチガチにかたくなった肉棒が、一気に飛び出した。

「あん、本当にすごい硬さ……♡ 若いから、元気ね♡」

 ふぅっ♡ と、ミレイさんの息が吹きかけられる。

 

「あくっ♪ うう、ミレイさんが綺麗だから、つい……」

「ありがとう♡ それじゃあ、私が収めてあげないといけないわね。ん……ちゅっ♡」

 リップが塗られてツヤツヤの唇が、ボクの先っぽに触れる。ぷちゅり、と吸い付くような感触は、リップで潤ったおかげだろうか。

 

「はっ♪ んっ♪ おちんちんにキスされるの、気持ちいい……」

「私もお化粧崩れちゃったら困るから……お口だけでいい?」

「大歓迎です! ……はぅん♪」

 返事を聞くと、すぐにぱくりとミレイさんの唇がボクのものを包みこんだ。

 

「で、でも、ユウタさんに悪いんじゃ……」

「れろ、ほんろうりふぉんなふぁんふぇいりゃ……」

「咥えたまましゃべらないで下さい!」

 気持ちいいけど、もごもご動く舌が擦れてくすぐったい。スカートを手で押さえて、そこに顔を埋めているミレイさんを見下ろす。

 

「ぷぁ♡ ほんとうに、彼とはそんなんじゃないのよぉ」

 にゅち、にゅち、にゅち♡

 ネイルの整った指が僕のモノを扱いている。視線はそっと細められてボクを見上げていた。おちんちんを扱き続けている手の持ち主が、この綺麗なお姉さんだと思うとますます興奮が募っていく。

 

「旅行にも、誘われたから来ただけ。告白もされてないし、まだキスもしてないし……」

 くっちゅ、くちゅ、ちゅくっ♡

「そ、そうだったんですか……」

 ボクの肉棒に指を絡めて、くにゅ、くにゅ……にゅち♡ 全体を撫で回すように擦って、細い指が絡みついてくる。先走りがとろとろにじんで、指との間に糸が引いている。

 

「だから、気にしなくていいのよぉ。お姉さんはフリーだから♡」

 にっこり笑顔で行ってから、ねばねばを分泌している鈴口へ、柔らかいキスが降ってくる。

 

 ちゅうっ♡

 

「はぅ……っ♪」

 つややかな唇の、さらに奥にボクのモノが咥えこまれていく。

「あ、む、はむ……れるぅ……♡ 剥いてあげる、ね♡」

 ちゅぱ、ちゅぴ、ちゅぷっ♡

 ミレイさんの唇が動く旅に、ボクの肉棒の亀頭を包む包皮が、にゅちにゅちと音を立てて下げられていく。

 包皮の舌に柔らかな舌が入り込んできて、皮を下ろしていくようにくねる。

 にゅり、にゅる……ちゅるんっ♡

 

「はぁぅ♡」

「ふふ、ちゃんと剥けるね。でっぱってて、かっこいい形♡」

 矢印型に張りだしたエラの裏側を、つるん、と舌で舐めて、ミレイさんが微笑む。

 

「森の中で、こんなことしちゃって……ドキドキ、です」

 ボクがさっき明かりを灯したキノコが、煌々と光を放っている。

 おぼろげなその光の中に浮かび上がるように、ボクのおちんちんは反り返って、びくん、びくんっ! と大きく震えていた。その根元を、きゅ、きゅ、っと握って扱いてくれるミレイさんの唇が、再びボクの亀頭に口づけてくれる。

 

「ん、ちゅ、ちゅる……ちゅ、ちゅ、ちゅ♡」

 小刻みなキスがたっぷりとボクの粘膜を刺激する。かくかく、と思わず腰をふって、しゃくりあげてしまう。

 おねえさんの吸い付きに吸い込まれるみたいに、ちゅる、ちゅぷっ♡と音を立てていく。

 

「ちゅ、るぅ……♡ じゅぷ、んっふぅ……♡」

 ミレイさんの目が薄く微笑みの形を浮かべる。しっとりした髪をかき上げる仕草は大人っぽいけど、そんなきれいな顔で年下の性器をしゃぶってるなんて、すごいギャップだ。

「ぁつ、ん、んっ……♪ おちんちんに口紅ついちゃうよ」

「ん、っちゅ……♡ そんなに簡単には落ちないから大丈夫。じっと見ちゃって、かわいい♡」

 

 ボクの根元を扱きながら、ぺろ、と舌が覗く。たしかに、舐めても落ちないみたいだ。大人のメイクはすごい。

「ぷるぷるで、えっちだなーって……」

「ふふぅ、ありがとう。やっぱり、がんばったメイクを褒めてもらえるほうがいいわね♡」

 

 ちゅ、ちゅっ♡ ちゅ、むぅ……♡ ちゅう、はぷ、はぷ、ちゅるるっ♡

 

 お礼、とでも言うように、ミレイさんの唇が先っぽに触れる。

 ツヤツヤの真っ赤な唇が、亀頭にぺっとり張り付くような感触。あえて深くは咥え込まずに、何度も唇で()んで、敏感な亀頭にしゃぶりついてくる。先走りがにじみ出すと、唇をすぼめて吸い上げてくれた。

 

「っあ、ぁあっ♪ それ、えっちで……興奮しちゃうっ……♪」

「おちんちん、かたぁくなっちゃってるものね♡」

 リップグロスのおかげか、見た目だけじゃなくて、唇は触れるだけでも吸い付くようなねばりけをまとっている。先っぽだけ責められちゃうと、むずがゆいような、切ないような感覚で、思わず腰がうきがっちゃう。

 

「はいはい、おねえさんが気持ち良くしてあげるから。暴れないのぉ♡」

 先っぽを「よしよし♡」と撫でられながら、根元……尿道のぷくっと膨らんだあたりを、横向きで咥えられる。唇が吸い付いてきて、きゅうんっ♡ とおちんちんの奥の前立腺が反応してしまう。

 ハーモニカを吹くように首を動かして、赤い唇がボクのものを咥えたまますべっていく。

 

「んっっふ……れぇりゅ……♡ んっちゅ、はむ、んっ……っふう……♡」

 にゅる、にゅる、にゅちぃ……♡ にゅっく♡ にゅち、ちゅぷぷぷぷっ♡

「ふぅ、くぅん……♪ ぁ、あああっ♪

 その上、指先が「ぴちゃぴちゃ♡」と遊ぶみたいに亀頭をくすぐる。ネイルがあるから強くは触れないみたいだけど、ちゃんと整えている爪がキノコの明かりにキラキラ光っている。

 

「ん、っちゅぅ……れぇりゅ……♡ ちゅぷ、ちゅう……ん、じゅ、るぅ……♡」

 舌が唇から覗いて、ボクをべっとりと濡らしていく。こんなに綺麗な人が、野外でおちんちん舐め回してるなんて、現実離れした光景。

 自分のことなのに、さいみんじゅつにかけられたみたいに頭から力が抜けて、ぼーっとしてきてしまう。

 

「はぁ……ぁ、あ、んっ……♪」

 もしかしてボクも、フェアリーにイタズラされてるのかも……そんな考えが頭によぎって、思わず頭に手を触れる。しっかりと掴むと、セットされた髪が乱れるけど……

「んっ♡ 乱暴にしないで。ちゃんとイかせてあげるから……ね?」

 森の明かりを反射して妖しく光る目が、上目遣いでボクを見つめている。

 

「はい……」

「ふふ、いいこいいこ。それじゃあ……あーん……♡」

 ぱくっ♡

 唇がボクの先っぽを包んで、ちゅぷ、ちゅぷぷ……♡ ゆっくりと咥え込んでいく。ぬりゅっ♡ とした感触が、カリの裏から根元に向かって伝い降りてくる……。

 

「ん、ちゅ……ちゅぷ、れりゅぅ♡ っふ、ん、んっ……♡」

 ミレイさんの舌が口の中で、ボクの裏筋をちろちろと舐め回している。

 ぐっぷぅ……♡ と、根元まで咥え込んでいくと、ミレイさんの呼吸のたび、鼻から漏れる息がボクのおへその下をくすぐってくる。

 

「っは、っふ……♪ 気持ち良くて、溶けちゃいそう……♪」

「やん、硬いのを味わわせて♡」

 ちゅぽ、ちゅぽ、ちゅぽ、ちゅぽっ♡

 じゅる、ちゅううううううっ♡ じゅるるるっ♡ ちゅーーーーっ♡

 唇がすぼめられて、充血した性器をもっと硬くさせるように吸い上げてくる。唇の前後運動が気持ち良くて、思わず自分からも腰を動かしてしまう。

 

「んんっ♡ っふ、ぅ、んちゅ……♡ れりゅ、じゅぽっ……♡ ちゅ、っぷ、じゅるるるっ♡」

 唾液と精液が絡まって、ますます熱っぽく水音を立てていく。敏感な場所に唇が擦れて、夢中で腰が浮き上がっていく。

 ボクが腰を振ってもミレイさんは怒ったりせずに、むしろますます強くしゃぶってくれている。根元まで入っちゃうと、喉の奥で先っぽが「ぎゅうっ♡」と締めつけられて、そっちでも扱かれてるみたいだ。

 

 おとなってすごい!

 

「ミレイさん、ボク、もう……っ!」

「んっ♡ んっちゅぅ……じゅるるっ♡」

 お尻の少し上のあたりまでゾクゾクするようなフェラチオ。びっくん、びっくんっ、と跳ね上がる肉棒を咥えたまま、ミレイさんは熱っぽい目でボクを見上げてくれる。

「出していいよ♡」って、視線で教えてくれてるみたいだ。

 

 じゅぽっ♡ じゅぽっ♡ にゅっぷ……じゅぽぽぽっ♡

 

 頬がすぼまって、ツヤツヤの唇がボクの股間に埋もれて、根元にキスしてからまた引き出されていく。

 大きなストロークで扱かれると、思わず頭を押さえてしまって、ぐ、っと腰を突き出して……

 

「っ……イく……っ、ぁあああぁぁっ!」

 射精したい! って気持ちに取り付かれて、夢中で腰を突き出す。本能に突き動かされるみたいに、奥から高まってくるモノをぶちまけた。

 

 どぴゅううっ! びゅるるるるるっ! びゅぐ、びゅーーーーーっ!

 

「んっ……♡ んっ、んっくぅ……んんっ♡」

 深々と咥え込んだミレイさんが、射精を喉で受け止めてくれる。びゅーびゅーと無節操に噴き出す白濁を、そのまま、ごく、ごく……♡ 細い首が動いて飲み込んでいっている。

 

「うー……っ♪」

 咥えられたまま、包んでいる粘膜が動くと、にゅりゅぅ……♡ と中で擦れて、ジンジン響くみたい。

「んっ♡ ふ……ぅ、ぁは……♡」

 にゅるぅ……♡ 竿がゆっくりと引き出されていく。とろぉ♡ と、赤い唇を伝って、白濁が垂れ落ちる。

 

「ふふ、いっぱい出たわね♡」

 嬉しそうに微笑むミレイさん。その笑顔でも、腰が蕩けちゃいそうだ。

「気持ち良かった……♪」

「素直に反応してくれて嬉しいわぁ♡」

 また、よしよしってボクの亀頭を撫でてくれる。あんまり触られたら、また勃起しちゃいそう。

 

「そ、そうだ。戻らないと、ユウタさん心配してますよ」

「あ、そうだった。忘れるところだったわ」

「忘れるって……」

「アンリくんがかわいいから♡」

 くすくすと肩を揺らすミレイさん。冗談か本気か、ボクには判断がつかない。

 

「キミも、ジムチャレンジがあるんでしょ? がんばってね、応援してるわ♡」

 さっきまでおちんちんしゃぶってたのに、もう余裕の表情で体を起こしている。うーん、大人って本当にすごい。

 

「迷わないように、手を繋いでてくれる?」

「見つかったら、まずいんじゃ……」

「女の子同士だと思ってるから、平気よ♡」

 

 ……ってことで、ボクたちは一緒にアラベスクタウンへ向かった。

 

 ミレイさんは大丈夫って言ってたけど、後で見るとやっぱりちょっと、赤い色がついてたと思う。

 ……バトル後のシャワーで洗ってもなかなか落ちなかったけど、ミレイさんはどうやって色を落としてるのかなぁ?

 

 

 追伸……

 フェアリーバッジも獲得したよ。これで残るバッジは、あと3つ!




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12:8番道路・1(ミニスカート、ダンサー・ダブル手コキ、乳首舐め)

3番道路のミニスカートと8番道路のミニスカートは当然別の人なのですが……
ややこしいので、本作中では同一人物ということにしています。おとなのおねえさんも同様です。


 ナックルスタジアムに異変!?

 

 五枚目のジムバッジを受けとってナックルシティに戻った後。今度は東側のキルクスタウンを目指すわけなんだけど……

 その途中、街全体が揺れるような地震が起きた。

 ポケモン勝負でも地震は起きるけど、それとはちょっと感じが違うみたいだった。

 震源はナックルスタジアムらしかった。スタジアムなのか、その地下にあるプラントなのかは分からないけど。

 

 ……ここまでソニアさんが「レポートに書いといて」って言ってたから、書いておくね。

 本を書くときに、ボクのレポートを引用するつもりなのかな?

 あ、原因とかは分かりません。ソニアさんとチャンピオンがローズ委員長と話をしに行ったみたい。ボクはジムチャレンジを続けます、はい。

 

 他にもポーラさんがビートを連れて行ったことや、ホップが手持ちに迷ってることなんかも見たり聞いたりしたんだけど……

 ビートやホップもレポートを書いているだろうから、そっちを読んでもらうのがいいと思う。セミファイナルに進んだチャレンジャーのレポートってそこそこ読まれるらしいね。

 というわけで、ボクはボクのレポートを続けるね。

 

 

■8番道路

 

 

「……スカートの中、見えてないよね?」

 ハシゴに手をかけながら、ボクは思わずつぶやいていた。

 8番道路は昔の遺跡の姿が残されている。文化遺産というやつで、できるだけ昔のままの姿を残しているらしい。だから、レンガ造りの遺跡の姿が残っている。

 高低差の多い道にハシゴをかけて進んでいくわけだけど、昔の人はここでどうやって暮らしてたんだろう?

 

「……よくこれで道路って名乗ったよね」

 思わずつぶやいた。あがったり下がったり。方角だけじゃなくて上下動まであるから、ある意味、ルミナスメイズの森以上に迷ってしまいそうだ。

 その上、タイレーツがあちこち歩き回っていて、狭い通路が歩きにくい。道路としては成立してない気がするんだけど。

 

 そんな道をなんとか抜けて、キルクスタウンの上空に漂う湯気が見えてきた頃……

「あっ、来た!」

 ゆけむりこみちに通じるトンネルの前に、キャンプが張ってあった。その前には、小さな旗が立てられている。誰かの手づくりらしく、少し不揃いな文字が書かれている。

 

『アンリ』

 

 ぼくの名前だ!

「こっちこっち! 私のこと、おぼえてる?」

 キャンプの入り口にいるのは、サラサラのロングヘアにミニスカート。黒いストッキング。3番道路やターフタウンで遊んだ、ミニスカートのミチルだ。

 

「もちろん! どうしたの、こんなところで?」

「どうしたのって、ひどいなあ。ファンが応援に来てあげたのに」

 ミチルが頬を膨らませる。でも、そんな顔もかわいい。

「ごめんごめん。会えると思ってなかったから、びっくりして」

 髪に手を触れて、機嫌を直してもらう。ついでに、ほっぺにもキス。

 

「ん、もう……♡」

 キスしたほっぺが赤らんで、ミチルは恥ずかしげに腰を揺する。ボクはその腰に手を回した。

「ボクの応援のために来てくれたの?」

「ジムチャレンジの順番が決まってるでしょ? 先に待ってたの」

「ありがとう! 嬉しいよ♪」

 

 そのまま、ミチルの体を引き寄せて、唇にキス。ぷるっとした唇の感触が触れて、「ちゅうっ♪」と甘い音を立てる。

「ん、んぅ……♡」

 キスに頬を赤らめて、ミチルが僕の髪を撫でて応えてくれる。抱き合うと、ふんわり甘酸っぱい香りがした。

 

「うわーっ、すごい。マジでナチュラルにやるんだね」

 キャンプの影から別の声が聞こえてきた。そばかすの浮かんだ顔立ち。斜めにかぶったキャップに、裾を詰めたパーカー。雪降るキルクスタウンの近くなのに、おへそを出している気合いの入ったファッションだ。

 

「えーっと……友達?」

 ミチルが「うん」と頷いた。

「先に紹介しようと思ったんだけど……友達のケイ」

「ちぃーっす、ダンサーやってまーす」

 下向きのピースで挨拶するケイ。ボクも、ピースで応える。

 

「あと、私もいるわよ~♡」

 さらにその奥から声。褐色のツヤ肌のお姉さんが顔を出した。アイシャドウとルージュをバッチリ決めている。

「ミレイさん」

 ルミナスメイズの森で会ったお姉さんだ。

 

「……知り合いだったの?」

 ケイとは初対面だけど、ミチルとミレイさんは別々の場所で会ったのに、一緒にキャンプをする仲だったなんてびっくりだ。

「ふふふ、それがね。アンリくんのことで知り合ったのよぉ♡」

 と、ミレイさん。面白がっているみたいに、目を細めている。

 

「ボクのこと? どういう意味?」

「えーっと……実はアンリのジムチャレンジを観戦してて、一緒に応援するうちに意気投合して……」

 片手を回したままのミチルの顔を覗き込むと、彼女ははにかむような、誇らしげなような、そんな表情を浮かべている。

 

「作ったの……ファンクラブ!」

 

「ファンクラブ……?」

「そう、アンリくんのジムチャレンジを応援しようってことで……」

「ミチルが一人じゃ恥ずかしいからって、私は付き合うことにしたんだけど」

 と、ダンスファッションに身を包んだケイが進み出て、ボクを眺める。

 

「マジで男の子? ちょっと信じられないんだけど」

「ファッションには気を遣ってるから」

 ボクのことはミチルから聞いているのだろう。それでも、信じられない、って感じだ。

 

「で、アラベスクスタジアムで二人の話を聞いて、せっかくだから私もサポートしようと思って」

 ミレイさんが両手を合わせて、にっこりと微笑む。

「ってことで……」

 ミチルがキャンプを示す。

 

「アンリとポケモンを元気づけてあげようと思って。キャンプで休んでいって、ね♡」

 

 

 

 

 

「そんなにみんなで一斉に……ああっ♪ ちょ、ダメ、そんなに……ああーーー♪」

 草の上に寝ころんだボクの上にみんなが一斉に覆いかぶさってくる。

「や、んっ……そんなところ、舐めるなんて……ぁあ、んんっ♪」

 ぺろぺろと、小さな舌がボクの肌を這い回る。くすぐったさに体をよじらせると、その腕がまた別の子につかまって……

 

「むぎゅう」

 イーブイがボクの顔の上にのしかかってくる。視界がふさがって身動きが取れない。

 右手にはすべすべした感触が触れている。たぶん、シャワーズだ。左手がパチパチするのは、サンダースが抱きついているからだろう。

 エーフィやブラッキーがボクのお腹の上でじゃれ合っているのも分かる。

 

「ほら、みんな。アンリがつぶれちゃうでしょ」

 ミチルが声を掛けると、ポケモンたちがあちこちに駆けだしていく。ボクの体は解放されて、ようやく人心地。

「つぶすつもりはなかったと思うけど、助かった」

「女の子だけじゃなくて、ポケモンにもモテるんだねえ」

「ジムバッジがあるから、なんとなく頼りにしてくるんじゃない?」

 ケイの気楽な様子に、ボクも気楽に応える。ポケモンキャンプは大盛況だ。

 

「はーい、カレーができましたよぉ♡」

 鍋をぐるぐるかき回していたミレイさんが、ボクたちに手を振っている。

 ミチルとケイに手を握って起こしてもらって、みんなで自分たちとポケモンに配るために取り分ける。ほかほかのカレーが湯気を上げている。

 

「アンリくん、あーん♡」

「あーん……」

 ミレイさんがスプーンにカレーをすくって、ボクに差しだしてくれる。もちろん好意をむげにするボクじゃない。口を開けて、食べさせてもらった。

 

「んっ……みんなで作ったから美味しいね♪」

「アンリは木の実を出した後はポケモンと遊んでたけどね」

「まあまあ、アンリの応援のためにやってるんだから。それより……」

 と、今度はミチルがミニスカートの膝の上に置いたカレーをすくって、ボクに差しだしてくれる。

 

「はい、アンリ」

「また?」

「お姉さんの真似したくなった?」

「私もやろうと思ってたの!」

「ありがと。いただきます♪」

 もちろん、ミチルにも食べさせてもらった。ケイはしてくれなかったから、少し残念。

 

「ふう……ごちそうさま♪」

 自分のぶんと、ミレイさんやミチルに食べさせてもらったぶんで、1.25人前ぐらいは食べた気がするけど……とにかく、食べ終わった。

 

「アンリ、もうちょっと休んでいって……ね?」

 ミチルがボクの手を取って、キャンプの方に引いていく。ジムチャレンジの前だけど……たしかに、7番道路と8番道路を通ってきたばかりだ。キルクススタジアムに挑む前に、少し休んでいったほうがよさそうだ。

 

「お姉さんが片付けておくから、ごゆっくりどうぞぉ♡」

 ミレイさんがカレーの器や鍋を片付けてくれている……ボクたちがワイワイやっているから、旅をしているトレーナーや、他のチャレンジャーが時々立ち止まっているのが見える。カレーのにおいにつられて集まってきているみたいだ。

「多めにつくり過ぎちゃったから、ふるまってあげないと」

 ……というわけで、ミレイさんは他のジムチャレンジャーにもわけてあげるみたい。

 

「はーい、リラックスさせてあげるからねー」

 ケイはカジュアルに言いつつ、ミチルと一緒にボクを挟んでテントの中へ。

「お邪魔しまーす♪」

 ミチルのテントの床はふかふかで、少しいい香りがする。ガラルでは広く使われているタイプのテントだ。3人で使っても、まだ余裕があるくらい広々としている。

 

「アンリ……♡」

 まわりの目がなくなると、ミチルがボクの手に指を絡めてじっと顔を見つめてくる。

「さっきはいきなりキスするから……ドキドキしちゃうでしょ、もう……」

「他に人がいると思わなかったから……ごめんね?」

「応援、してあげるから……ここに寝て?」

 

 ミチルに促されるままに、テントの床に体を横たえる。イーブイによく似たクッションに頭を預ける。

 

「えーと……」

 一緒にテントに入ってきたケイに目を向ける。キャップの角度を直しながら、彼女はひらひら手を振った。

「あたしは大丈夫。話は聞いてるし。ってーか、どんなもんか見せてほしいなー♡」

 大きめの口で、にっと笑みを浮かべてみせる。……ミチルはどんな風に話したんだろう?

 

「ん、ちゅ……♡」

 今度は、ミチルのほうからキスを求めてくれる。サラサラの髪がボクの額に触れる。ただのキスじゃなくて、舌をそっと伸ばしてきてくれる。

 ボクも舌を差しだして、ぴちゃぴちゃと触れあわせていく。ミチルの甘い唾液が伝ってくる。お互いに、まだ少しカレーの味が残っている。

 

「こんな格好してたら、スカートの中見えちゃうよ?」

 お姉さんぶった口調で言いながら、そのスカートの中に手を伸ばしてくる。カレーで体力が回復して、優しいキスをしてもらったから、そこはもう硬くなり始めている。

 

「スカートの長さは、ボクのこと言えないと思うけど」

 ボクは仰向けのまま、ミチルの足に手を伸ばす。黒タイツの上をなぞって、ミニスカートの中にまで手が入ると、小ぶりなヒップをゆっくりとくすぐる。

「あ、んっ♡ 私はいいの、タイツはいてるし……♡」

 もじもじとお尻を揺らしながら、ボクのスカートに手を潜らせて……下着を下ろすと、ぶるんっ! と、勢いよく飛びだすものを手で受け止めてくれる。

 

「もう……すぐ大きくしちゃうんだから、ちゃんと隠さないといけないんだよ?」

 とろんとした目でボクの下半身を見下ろして、叱るような口調。

「大丈夫、バトル中は我慢できるし……お願いして、小さくしてもらってるから」

 もちろん、本気で怒られてるわけじゃないことぐらい分かってる。お尻をくすぐりながら、甘えるように腰を揺らすと、ミチルの白い手にぐりぐり、と勃起が擦れていく。

 

「じゃ、じゃあ、小さくしないと……ね♡」

「うん、お願い♪」

 きゅ、きゅ、くにゅ……ぅ♡ ミチルの指がボクのものを握りこんで、扱くような動き。包皮ごと上下に手が動いて、徐々に先走りがにじみ出していく。

 

「ん、れぇ……♡」

 片手で肉棒を扱きながら、ミチルが舌を出して、とろ、っと唾液を垂らしてくれる。唾液がねっとりと肉棒にまとわりついて、扱く動きがスムーズになっていく。

 にゅち、にゅる、くちゅ、にゅっち♡ にゅる、くちゅ、にゅるぅ♡

 

「うっわー……マジに男の子なんだ。すごいギャップ」

 入り口のそばで見ていたケイも、身を乗り出してボクの股間を覗き込んでくる。ミチルの手の中で、にゅる、にゅちぃ……♡ と扱かれているものを見ると、同じように舌を尖らせて、

「べー……っ♡」

 ケイも、唾液を垂らしてくる。ボクの先っぽにねっとりと唾液をまとわせると、先端に掌を被せて、ぐりぐり♡ と亀頭を捏ねる。

 

「はう……っ、二人がかり……っ♪」

「見てるだけのつもりだったんだけど……なんかエロいし、あたしにも分けてよ」

「でしょ? やっぱり……すごいよね♡」

 ケイがボクのおちんちんを気に入ったのが、ミチルにとっても嬉しいことらしい。自慢するみたいに、ボクの根元を握り混んで、ぎゅ、ぎゅっ♡ と握りこむ。そうすると、亀頭がぶくっと膨らんで、ケイがいじっている先っぽがぐりぐり、とますます強く擦れていく。

 

「ん、んっ……♡ 熱くて、硬くて……見ため以上にヤバいかも♡」

 熱っぽい表情で、ケイがボクを見下ろす。やんちゃな目つきが、にっと笑みの形を作った。

「そうだ。あたしも……んっ♡」

 ボクの横に寄りそうように体を倒して、顔を覗き込んでくる。それだけに留まらず、ケイは顔を寄せて……

 

 れりゅうっ♡ ちゅう……っ♡

 

「ん……っふ、ぅ♡ ちゅる、ちゅ……♡」

 唾液を乗せた舌をボクの口に伸ばして、れるれる♡ と口内を舐め回すようにキスを求めてくる。

「ん……っちゅ、ぅ、んっ……んんっ♪」

 キスしている間にも、ケイはボクのおちんちんをいじり続けている。亀頭をぐりぐりと捏ねるような刺激を続けている。

 

「もう、見てるだけって言ったのに」

「ごめんごめん。でも、せっかくだからあたしもって思って♡」

 しこしこ、くにゅくにゅ……二人はボクの股間をいじり回しながら、じゃれ合うような口論をはじめる。

 

「たしかに、この顔でこのおちんちん……しかも、バトルも強いんじゃ、応援したくもなるよね♡」

「んもう……♡」

 顔を赤くしながら、言うことがなくなったミチルがまたボクにキスを求めてくる。反論ができなくなったから、キスして間を持たせてるだけかも。

 

「二人がかりでおちんちんシコシコされて、気持ちいいっしょ?」

「うんっ……気持ちいい、ぁ、っ、ぁあっ♪」

 にゅち、にゅち、にゅちっ♡ 唾液と先走りが絡みつくものを二人がかりで扱かれて、腰がびくびく跳ね上がる。ぴゅる、ぴゅく、と先っぽからお汁が飛び散ってしまっている。

 

「あはっ、かわいいねー♡ サービスしてあげますか」

「ケイ、どうするの?」

「ほら、ミチルも一緒に」

 と、言いつつ、ケイがボクの上着をまくり上げていく。ボクもおへそを出してケイとお揃いだ……どころじゃなくて、首元まで一気にたくし上げられる。

 

「ん……れぇ、るっ♡」

 ケイはまた舌を尖らせて……今度は、ボクの胸を舐めあげた。もちろん、女の子みたいに膨らんではいないけど……性器を扱かれながら乳首を舐められると、ゾクゾクするような刺激で、体が反ってしまう。

「あ、っ、ぁあっ♪」

 

「き、気持ちいいんだ?」

 びっくりしたような顔で見下ろしてくるミチルに、ケイが目元で笑みを浮かべるのが分かった。

「そう。両方だったらもっとキくよ♡」

「じゃ、じゃあ……れぇ……ぺ、ろ、っちゅう……っ♡」

 ミチルも反対側の乳首に舌を尖らせて、ぺろぺろと舐めあげてくる。

 

「っ、ぁ、ちょ……そ、っれぇ、キきすぎ……っ!」

 びくびくびくっ! 二人がかりで、しかも別々の動きで舐め回されると、快感というよりも神経を攻められてるような、抗いがたい刺激が全身を走る。

 二人の手で扱かれている肉棒も、がくがく、びくびくっ! と大きく跳ね上がる。

 

「ん、る、れぇ……♡ 遠慮なく出しちゃっていいよー♡」

「出しちゃわないと、チャレンジできないからね……っ♡」

 くっちゅ、ちゅく、ぐちゅぐちゅ♡ にちゅ、にちゅっ!

 二人の手はなおも動き続けている。ボクからはどう動いてるのかは分からないけど、肉棒を絞りあげて、先端を擦って、たっぷり絡んだ汁で扱かれると、オナニーするときの快感が何倍にもなったような、強い刺激で腰が浮き上がってしまう。

 

「っは……ぁ、ぁ……も、う……!」

 眼前では、二人の女の子がボクの乳首を舐め回しているのが見える。ミチルは熱っぽい目でボクを見つめて、ケイは面白がるようにちらちらとこっちを見ている。

 二人とも、ボクの射精を心待ちにしているのが口にしていなくても分かった。

 

「んっ……れりゅ、っちゅ……ぅ、ちゅぱ、れりゅう……♡」

「ぺろ……っちゅ、ぅ♡ ぺろ、ぺろ……ちゅ、ちゅ……♡」

 大胆に舌を踊らせるケイと、控えめに乳首に吸い付いてくるミチル。

 左右の刺激の違いで頭が混乱してしまうみたいで、我慢しようという働きが止まってしまったみたいで……

 

「っ、ぁ、もう……イ……っく、ぅ……ぁああああぁっ!」

 二人がかりで扱かれて、舐められて……腰がくん! と浮き上がる。女の子たちの指が絡みついている肉棒は、二人がかりで握られているのに、がくがくがくっ! と跳ね上がって……

 

 びしゅっ! びゅるるるっ! びゅうううっ! びゅるるるるるるっ!

 

「っは……ぁ、相変わらず、すご……い♡」

「うっわー……こんなに出るの、初めて見たかも♡」

 反り返った肉棒から噴出する精液は噴水みたいに飛び上がって、アーチを描きながらボクのお腹や胸にまで飛び散る。

 

「ん、っちゅ……れる、じゅる……ぅ……♡」

「は……む、ぅ、れる……♡」

 その精液を二人は舐め取りながら、肉棒を扱き続けてくれる。手にも精液がたっぷり絡んで、ぬるぬるだ。

 

「ん……こくんっ……♡」

 ミチルがボクの胸に飛び散った精液を飲み込んでくれる。……でも、二人で分けあうのが、ちょっと足りないみたいだ。

「ふふー……んーっ♡」

 うらめしげにミチルが見ていることに気づいたケイは、同じように舐め取ったボクの精液を口に含んだまま……なんと、ミチルにキスしてしまった。

 

「んっ……んんっ……♡」

「ん、れぇ……♡」

 ケイの口の中に溜まった精液が、舌を介してミチルの口の中にどろりと渡されていく。

 

「わー……ボクの精液でキスしてる」

 ザーメンたっぷりのキスを二人がかわしていくのは、背徳的というか、贅沢というか。とにかく、刺激的な光景だった。

 

「ぜんぜん、収まんないね」

 そんなものを見せられて、二人がかりで扱いてもらったものはまだ萎えない。ねとぉ……と糸を引く指を離しながら、ケイは面白そうに肩をすくめた。

 

「あらぁ……」

 ちょうどその時、テントの入り口からもう一人が現れた。カレーの後始末をしてくれていたおとなのおねえさん、ミレイさんだ。

「もうはじめちゃってた? ずるいなぁ、お姉さんも仲間に入れてくれる?」

「もちろん♪

 

 チャレンジ前の休憩は少し長くなりそうだけど……

 でも、万全の状態で挑みたいから。せっかくのファンクラブに、もっと元気づけてもらうことにしよう!




8番道路のキャンプは女の子ばかりなうえ、イーブイとその進化形が集まっていてとても心癒やされる空間です。
ただし、イーブイの声がうるさ……にぎやか。

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12:8番道路・2(ミニスカート、ダンサー、おとなのおねえさん・ハーレム4P)

■引き続き、8番道路

 

「はい、あ~~~ん♡」

「あー……んっ♪」

 

 目の前に突き出された乳首はツンと立ち上がって、ボクが唇に迎えると、ぷくっとした形が主張するように擦れる。

 

「あぁん♡ おっぱいに吸い付いちゃって、かわいい♡ 上手におっぱい吸えて、えらいえらい♡」

「ん、ふぅ……♪」

 ミレイさんの乳首を舌先で転がしながら上目遣いを送ると、にっこりと満面の笑みで応えてくれる。でも、ぷくっとした乳輪を口の中に迎えるように強く吸い付くと……

 

「ぁあんっ♡ そんな風に舐められたら、感じちゃう……っ♡」

 そんなこといいながらも、自分の手で乳房を持ち上げて、ボクの顔にぐりぐり押しつけてくれる。

「ちゅ、ぅ、あむ、っちゅう……れぇ、る、ぴちゃ、れるぅ♪」

 左の乳首から右の乳首に顔を向けて、こっちは舌を伸ばして、乳首をねろねろ♡ と舐め回すと、たっぷりとした乳房をぷるぷるっ♡ と震わせながら敏感に反応してくれる。

 

「あ、あ、あぁん♡ えっちなおっぱいの舐め方、おぼえちゃってるなんて、おませさん♡」

 ミレイさんのルージュを引いた唇から漏れる喘ぎ声がテントの中に響く。口で言ってることとは裏腹に、「もっとして♡」って言うみたいに、さらに乳房を突き出してくれる。

 

「ちょっと、こっちも忘れないで、よ……っ♡」

 と、左から声。ミニスカートを穿いたままのミチルが、シャツの前を広げている。若々しい乳房が露わになって、その間にネクタイが垂れている。

 ボクの左手はミチルの胸を包んで、ふにゅふにゅ♡ と柔らかな感触を揉みしだいている。

 

「っていうか、こんなのゼータクすぎ……♡」

 右側からは、ダンサー衣装をまくりあげているケイが呆れたようにつぶやく。

 こっちも胸を露わにして、ボクの右手を受け入れてくれている。ツンと上向きの胸が指に押しつけられている。

 

「ファンクラブなんだから、癒やしてあげるってことで……ね?」

 むにゅん♡

 ミレイさんの柔らかい乳房がほっぺに触れる。むにゅむにゅ、とボクの顔を包んで、顔の形にあわせて形を変えてくれる。

 

「ふにゃー……♪」

 左手でミニスカ女子の、右手でダンサー女子のおっぱいを揉みながら、お姉さんのおっぱいに甘える至福の時間……なのだけど、さすがにこの状況で、癒されるだけでは済まなくなってくる。

 

「さすが、さっき出したばっかりなのに元気だね」

 むぎゅうっ♡

 ミチルの手が伸びてきて、ボクの股間を握ってきた。そこはおっぱいに囲まれていたおかげで、くっきり硬くなって手のなかでびくびく震えている。

 

「あんなに出したのに、すぐまた出せるものなの?」

「人によるのかもしれないわねぇ。アンリくんは特別に強いのかも?」

「チャレンジで旅しながらナンパしてエッチもしてるんだって?」

 イタズラっぽい表情でケイがボクを覗き込む、こっちは、ボクの胸をくすぐってきている。

 

「んっ……! えっちするの好きなんだ。好き嫌いも向き不向きも人によって違うから」

「『ポケモンと同じだね』でしょ?」

「それ、レポートにも書いてたわね」

 ボクたちはクスクスと笑い合った。ミレイさんがキスしてくれて、おっぱいを味わうのはいったんお開き。

 

「はい、こっち向いてぇ♡」

 ミレイさんは荷物を探って取りだしたゴムの袋を破いている。こっち向いて、と言われたのは、ボク……じゃなくて、ボクの股間だ。

 

「二人が剥いてくれたからこのまま、んー……っ♡」

 上を向いて硬くなっているもの液だまりを口に咥えながらしゃがみ込むミレイさん。ボクはおねえさんの顔の高さに合わせて、できるだけ腰を突き出して勃起を突き出す。

「男の子ってみんなこんな感じ?」

「いやー、かなり角度エグいと思うよ」

 ミチルとケイがボソボソと話しているのが聞こえてくる。

 

「ん……っふ……ん、ぅー……♡」

 ミレイさんの唇が器用に動いて、ボクにゴムを被せてくれる。温かい感触にねっとりと包まれながら、くるくるとゴムが下ろされていって……

「ん……はぁ♡ はい、できあがり♡」

 ちゅぽん、とミレイさんの口が離れると、ピンクのゴムがぴたっとボクを包んでいる。おねえさんに着けてもらって上機嫌に、ビクビクッと跳ね上がっている。

 

「さすが大人のお姉さん」

「ふふ、後でやり方教えてあげる♡」

 女の子たちが盛り上がっているのを聞きながら、ボクは3人を見回した。こっちは準備万端、だけど。

 胸を露出して、期待するように瞳を潤ませている彼女たちと目が合う。いっぺんに3人とできればいいんだけど、ボクには一本しかついてないのが悔やまれる。

 

「じゃあ、ミチルから」

 テントの外でキスしちゃったし、焦らしちゃってるかもしれない。

「う、うん……♡」

 ミチルはミニスカートの中のタイツを脱いで、そうっと脚を開いた。若々しいピンクの花弁がボクに見えるようにM字に広げた脚の間に、腰を進めていく。

 

「ゴム着けてもらったのと別の子とするのって、ゼータクだよねえ」

「もう、意地悪言わないの」

 ケイが興味津々、という様子で覗き込んでくるのを、ミレイさんが制している。ボクは二人にちらっと視線を向けてから、ミチルに向き直った。

 

「挿れるね」

「うん……ぁ、あ、中に、来てるぅ……っ♡」

 ぬ、る、にゅるぅ……♡

 ミチルのミニスカートの中に隠れていた秘所は、すっかり熱くなって蜜を垂らしている。ゴム越しにも、その愛液が絡みついてきて、ボクを受け入れてくれているのが分かった。

 

「あっ♡ あっ♡ カタくて、熱くて……♡ やっぱり、このおちんちん、好き……♡」

「ボクのおちんちんが気持ちいいから、応援してくれるの?」

「やぁっ♡ いじわるっ♡」

 くちゅ、ぬちゅ、ちゅくっ♡ ぐちゅ、にゅる、にちゅうっ♡

 繋がった場所が音を立てて摩擦されていく。ミチルの中がたっぷり濡れているから、簡単に奥まで入っていく。抜けてしまわないように角度をつけながら腰を引くと、お腹の裏側を擦られたときにひときわ大きく声をあげてくれる。

 

「ああっ♡ やあっ♡ そこ、気持ち良くて♡ ぁ、あああっ♡」

「ボクも、気持ちいい♪」

 ちゅく、くちゅうっ♡ じゅぷ、ぐちゅうっ♡

 やっぱり焦らしてしまっていたのかもしれない。奥を突くたびにたっぷりとした愛液がにじみ出してきて、ぴちゃぴちゃと飛び散ってテントの床を濡らしてしまっている。

 クッション性のある床の上でミチルは体をくねらせて、自分からも求めるみたいに腰を浮かせて、「もっと深く♡」とねだってきてるみたいだ。

 

「うっわぁ……なんか、友達がエッチしてるところ見るなんて、変な感じかも……」

「次はケイちゃんの番だから、こっちも準備しとかないと」

「いやいや、アタシは……」

「いいから♡」

 横からそんな会話が聞こえてくる。マクロコスモス製のテントは4人が中でエッチしてても大丈夫。すごいね。

 

「アンリぃ……♡」

 ミチルがボクに向かって両手を広げて、ねだるようにしがみついてくる。

「ん……♪」

 体ごと覆いかぶさって、ミチルと唇を合わせる。ピンクの唇がやわらかく触れて、ちゅ♡ ちゅ♡ と甘い音を立てる。

 

「んっ♡ っふ……♡ んっ♡ っは、ぁっ♡ 応援、できてる? 私のえっちで、元気になれるかなぁ♡」

「うん、嬉しい。ミチルのおまんこで応援されるの、力が湧いてくるみたい」

「んもう……♡ 調子いいんだから♡」

 ちゅっ♡ ちゅうっ♡ 甘えるようにキスしてくれるミチルに応えて、腰をおおきくグラインドさせていく。

 

 ぐちゅうっ♡ ちゅぐっ♡ じゅぷじゅぷっ♡

 

「やぁっ♡ ダメ、私、もう……ぁ、ああっ♡ イっちゃうっ♡」

「ボクも、出る……っ! ん、っふ……ぅ、ぅ……っ!」

「んんんーーーっ♡ ん、っふ……んーーーーーーーっ♡」

 きゅううううんっ♡ キスしながらだと、ますます締め付けが強まる。ボクは思いっきり腰を突き出して、ミチルの深い場所に受け入れてもらいながら絶頂した。

 

 びゅううっ! びゅくっ! びゅるるるるるるっ!

 

「ああああっ♡ ぁ、ん、ぁあああああ……♡」

 ひくん、ひくんっ♡ M字に開いた足を突っぱって、腰をガクガクふるわせながらミチルが甘い声をあげる。中はキュンキュンと締まって、ボクを搾り出してくれているみたいだ。

「ミチル、ありがと♪」

 もう一度キスをしてから、腰を引く……ピンクのゴムの中にたっぷり白濁汁が注がれて、ぶくっと膨らんでしまっている。

 

「はーい、交換するわねぇ♡」

 ミレイさんが抱き留めてくれる。そして、テキパキと使用済みゴムを外して、赤い舌で肉棒についた精液を舐め取ってくれた。

「んっ……♪ ミレイさん、あれって……」

 しゃぶってもらいながら、ボクはテントの逆側に目を向ける。

 

 ダンサーのケイはルーズ気味のパンツを膝までズリ下ろされて、お尻が丸出しの格好だ。

 何があったのか、充血した秘唇はくぱっ♡と広がって、とろとろと愛液を垂らしている。

「すぐ挿れられるように、準備しておいたわぁ♡」

 舐めて綺麗になったおちんちんに、二枚目のゴムを着けてくれるミレイさんが応える。

 

「ありがとう……で、いいのかな」

「彼女、少し素直じゃないみたいだから」

 くすくすと肩を揺らすミレイさん。

「べ、別にしないとは言ってないでしょぉ」

 悔しがるような、恥ずかしがるような涙目で、ケイが訴える。その間も、腰はぴくぴく動いてしまっている。ダンサーのお尻はきゅっと引き締まって、きれいな丸型だ。

 

「ケイにも応援、してほしいな」

 そのお尻に手を伸ばして、位置を合わせる。イエローのゴムが装着された勃起が、ぴとっ♡と入り口に触れる。

「もう! ……応援してあげるから、はやく挿れてよ……」

 視線を逸らしながら、くにぃ……♡ と、指で秘所が広げられる。「準備」してもらったそこは、呼吸するみたいにひくついて、ゴム膜ごしに触れた男の子に、ちゅうっと吸い付いてきた。

 

「うん。応援しにきてくれて、ありがとう……っ♪」

 ずぷ……ずぷぷぷっ♡

「っふぅ……♡ ぅ、ほんとに、カタい……っ♡」

 初対面の女の子のなかに挿入していくと、四つん這いになったケイはぎゅうっと背筋を反らしながら声をあげた。

 蕩けた秘所に包まれる感触。ぐりぐり、と中に抉り混むように腰を動かすと、膣襞がきゅう、きゅうっ♡ と締め上げてくる。

 

「アンリくん、がんばれー♡」

 後ろからミレイさんが抱きついて来て、腰を振るのを助けてくれるみたいに押してくれる。柔らかい胸が背中に当たって、ふにゅんっ♡ とつぶれているのが分かる。

「んっ♪ んんっ♪ ケイの中、ぎゅうってしてくれて……奥でも締めつけてくれて、気持ちいい」

 入り口と奥で違った締め付けが伝わってくる。二カ所で扱かれているような反応。ぐ、っと腰を押し込むと、ますます強く締めつけてくれる。手で扱かれてるみたいだけど、全周囲から包まれているぶん、手よりももっと気持ちいい。

 

「いちいち、言わなくていいからっ♡ あ、あっ♡ 奥に当たって、っく、ぅうっ♡」

 言い返そうとしてるみたいだけど、声がとろけるみたいにうわずって、切なげに震える。女の子が気持ち良くなって仕方ない時の声だ。

 ぱちゅ、ぱちゅ、ぱちゅうっ♡ 腰を振ると、溢れて来た愛液が股から垂れ落ちていく。ぐっしょりと濡れた腿にボクの腰がぶつかると、音も粘着質に濡れたものに変わって行く。

 

「ケイって、えっちするときこんな顔になっちゃうんだ……♡」

 イったばかりで気だるげなミチルが、膝をついたままじっと友達の顔を見つめていた。

「ちょ、み、見ないでよ……」

「ふふっ♡ 一緒に応援に来てよかったでしょ?」

「もぉ……」

 一方的にされるがままになっているところを見られるのは恥ずかしいと思ったのか。ケイが肩越しにボクをにらみつけた。熱っぽくて、潤んだ目だけど。

 

「ダンサーの腰づかい、見せてやる……っ♡」

 四つんばいのケイがぐ、っと腰を突き出すと、ぐにゅうっ♡ と肉棒が飲み込まれる。深く繋がったまま……

 ぐりゅんっ♡ ぐりゅんっ♡

「は、っく、ぅうううっ……♪」

 横向きに8の字を描くように、腰が大きく動いていく。丸いお尻が踊るように動くと、ずっぽりと飲み込まれたままのボクはあっちこっちに擦られて、とろけてしまいそうな強い刺激だ。

 

「ほら、がんばって♡ 負けるなー♡」

 腰が抜けそうになってるけど、ミレイさんがボクを後ろから支えている。逆に言えば、腰を引くこともできなくて、ケイの中でぐりゅぐりゅ擦られるのをたっぷり感じなければならない。

「こ、これ、あたしもヤバ……い……っ♡ 中に、こすれてぇ……♡」

 がくがくがくっ♡ ケイの中が激しく収縮して、ボクのものを扱いてくる。わなないている膣の感触は、もうイってしまいそうなことを伝えてきている。

 

「あっ♡ ぁああっ♡ でも、ダンサーとして、止めるわけには……っ、ひぃんっ♡」

 ぐりゅんっ♡ ぐりゅんっ♡ じゅぷぷぷぷっ♡

 自分から大きく腰を動かしてくれるケイに会わせて、ボクもぐ、っと膣奥に向かって腰を突き出す。中でおもいっきり擦れて、捏ねられるように包まれて……深い場所が締めつけてくるから、踊るような動きのおかげでえぐるみたいに強く擦れていく。

 

「ケイ、ダメ、もう……出る……!」

 ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱんっ♡

 ボクももう動きが止められない。たまらなくなって、思いっきり腰を前後に振ってしまっている。

「ひぃぅ♡ わ、わかったから、ぁあ、あ、あああっ♡ もう、あたしも……ぁ、ぁああああああああっ♡」

 

 びゅううううっ! びゅるるるっ! どぷどぷどぷっ……!

 

「ぁああっ♡ ぁ、ぁ、ぁあああっ♡」

 かくっ、かくっ♡

 ケイのヒップが大きく跳ねる。抜けないようにしっかりと捕まえて、射精の律動が収まるまで、ずっぷりと深く入れっぱなし。

 ぎゅうっと締めつけてくれる膣の中で扱き出すようにゆっくり腰を動かしてから、ぬるぅ……♡ 白濁した汁がまとわりついているゴムを引き出していく。中にはボクが出した精液がたっぷりと溜まっていた。

 

「ふふ、2連戦、お疲れ様♡」

 ミレイさんが胸にボクを受け止めて、「よしよし♡」って頭を撫でてくれる。

「はぁ、はぁ……♡ 絶対、先にイかせようと思ったのに……♡」

 くったりと力が抜けたケイがボクの脚に抱きついてくる。悔しそうだけど熱っぽい、勝ち気な表情でボクの肉棒をつついた。

 

「んんっ……♪ イかされちゃったよ。気持ち良かった♪」

「ケイ、ダンサーなのに腰くだけにされちゃってる」

 反対の脚には、ミチルがすがりついてくる。はぁっ♡ と甘い息を漏らして、ボクの膝にもキスしてくれた。

「ミチルはメロメロになってるだろっ……もう♡」

 ケイが丁寧にゴムをつまんで外してくれる。すぐに、ミチルが「ぱくっ♡」と先っぽを咥えて、ボクがだしたばっかりの精液を舐めとってくれる。

 

「んちゅ……♡ 3回も出したのに、まだいっぱい♡」

「もう一回くらい、できるわよねぇ?」

 後ろからミレイさんがボクの顔を覗き込んでくる。アイシャドウのばっちり決まった目元は、期待するみたいにウルウル。

「少し休憩したほうが……」

「大丈夫、そのままでいいから♡」

 

 ボクの答えを待たずに、ミレイさんはボクをクッション地のテントの床に寝かせてくれる。

「んしょ……これであってる?」

「ばっちり!」

 その間に、ミチルとケイがゴムを取り替えてくれた。赤いゴムに包まれてぴっちり張り詰めたモノは……なんだかんだ言っても、おとなのおねえさんの応援を欲しがって膨らんでいる。

 

「ん……ちょっと、恥ずかしいけど……♡」

 ミレイさんがジーンズと下着を脱ぎ下ろしていく。大人っぽい黒いショーツの裏側に、ぬるっと糸を引いているのがちらっと見えた気がする。

「私にも、応援させてねぇ♡」

 すっかり『応援』がちがう意味に使われちゃってる気がするけど。ボクも応援してもらうことに異存はない。

 

「まだガチガチだ……」

「元気っていうか、欲張りっていうか」

 ミチルとケイがボクの勃起を手で調節してくれている。角度を合わせると、ミレイさんがゆっくり腰を下ろしてきて……

 ちゅぷんっ……♡

 先っぽが入ると、あとはそのまま一気にナカに飲み込まれていく。

 

「ぁあああんっ♡ 年下なのに、おっきぃっ……♡」

 ボクのおなかに手をそえて、体を支えながらミレイさんが声をあげる。ぐりぐり♡ と腰を押しつけられると、柔らかい大人の膣肉に包まれてしまう。

「すご……っ、気持ちいい……っ!」

 みっちりと包みこんでくるような柔らかい膣に受け止められて、腰がぴくぴくと動いてしまう。ミレイさんのトロトロの秘所が擦れて、くちゅくちゅ♡ と甘い音を立てた。

 

「アラベスクスタジアムでのバトル、かっこよかったわよ♡」

 くにゅ、くにゅ、くにゅう……ゆっくりと腰を揺らしながら、ミレイさんが微笑む。

「あ、ありがとうございます……ぁ、んっ……!」

 二回連続でした後だから、柔らかく包まれていると癒やされていくみたいだ。激しく擦られるのではなくて、吸い付いて包んでくるような襞の動きが、深いところに招くようにうごめいているのが分かる。

 

「私たちも年上なんだけど、なんでミレイさんにだけ敬語使うのかなぁ?」

 つんつん、とミチルがボクのほっぺをつつく。

「あ、あははー……だって、ミレイさんは大人って感じだし」

「まったく……ファンを大事にしなよ」

 冗談めかして、ケイ。こっちはまたボクの乳首をくすぐっている。

 

「ひゃんっ……も、もう、それ、くすぐったいから」

「気持ちよさそうだったけどなー?」

 ちろちろ。ケイの舌が胸をなぞり上げてくる。

「あーっ。それじゃあ、私も……アンリ、べーってして♡ ……ん、っちゅ、れるぅ♡」

 言われたとおりに舌を出すと、ミチルが嬉しそうにボクのベロを吸い上げてくる。ぴちゃぴちゃ、と唾液を混ぜあわせて、舌と舌を擦り合わせる。

 

「お姉さんのことも、ちゃんと気持ち良くして……ねっ♡」

 ちゅく、くにゅ、ちゅくっ♡

 だんだんと、ミレイさんの腰の動きは大きくなっていく。癒やしてくれるような柔らかい締めつけから、だんだんとしぼりあげるような、強い収縮に変わってきている……おちんちんの締めつけかたを変えられるのも、大人の経験なのかな。

 

「ん……っ、っふぅ……ん、んんっ、んんー……♪」

 ミチルとのキスを続けながら、ケイには胸をいじられてくすぐったくて身じろぎしてしまう。

 そのたびに、ずっぷりと咥えられた膣内で、ミレイさんと激しく擦れあってしまって、じんじん痺れそうな気持ちよさが肉棒から広がってくる。

 

「ああっ♡ またカタくなって、気持ちいい……っ♡」

 ぐりぐりと腰を押しつけるようにミレイさんが体を揺らす。たぷたぷっ♡ と豊かな胸が弾むくらいに大きな動き。汗ばんだ肌がツヤを浮かべている。

 ボクの上にまたがったおねえさんが腰を揺らしてボクを扱くと、びくびく弾む肉棒が中で暴れるように動く。

「っうっ♡ ぁあっ♡ やっぱり、すごい……っ♡」

 そうすると、ますますミレイさんも腰を激しく振って……癒やされるどころか、むさぼるように激しく体をくねらせていく。

 

「ミチル、交代っ♡」

 今度は、ケイがぽってりとした唇でキスを求めてくる。

 ちゅっ♡ ちゅうぅ……ちゅ、ちゅうっ♡

 ぴたっと唇が触れると、ボクの頭を押さえるように抱きつきながら、何度も触れあわせてくる。

 

「アンリ、気持ちよさそう……♡」

 ぎゅっと抱きついて、ミチルが囁いてくれる。

 柔らかい胸の感触がボクの胸に擦れてくる。ツンと尖った乳首が、ケイに舐められたボクの胸に擦れて、じれったい刺激を送ってくる。

 

「あっ、あっ……♡ くう、んっ♡ ダメ、おねえさんも、イかされちゃう……っ♡」

 ぐ、ぐ、ぐっ♡ ミレイさんの腰が大きく上下に動いていく。男の子を喜ばせて、イかせるための動き。おねえさんの優しいけど激しい腰づかいが、ボクを絶頂に導こうとしているのが分かる。

「んっ……! ボクも……出る……っ!」

 痺れるような快感がかけのぼってくる。頭がチカチカしそうな勢いで、ミレイさんと繋がっているところから全身に衝撃が広がって……

 

 びしゅうううっ♡ どくんっ! どくどくどくどくっ!

 

「ぁあああああああっ♡ すごぉ……い、中で、跳ねて……ぁあああっ♡」

 下から上に、間欠泉みたいに激しく噴き上がっていく。

 薄膜の中で弾けるような射精の勢い。ミレイさんはボクにまたがったまま、ぴく、ぴくんっ! と電気ショックを受けたように痙攣する。そのたびに、「ぎゅうううっ♡」と強い締め付けが、ボクを甘やかしてくれた。

 

「はぁ……はぁ……っ」

 誰のものとも分からない吐息が、テントの中に籠もっている。汗ばんだ肌を押しつけあって、ボクたちはしばらく並んで寝ころんでいた。

「3人全員イかせちゃうなんて、さすがジムチャレンジャーね♡」

 ぬ、るぅ……♡ 腰を浮かせて、引き抜きながらミレイさんが言った。

 

「他のジムチャレンジャーはこんなにしてないと思うけど……まあ、いいか」

 ケイが肩をすくめている。さっきは夢中でキスしてくれたのに、今はすこしあきれ顔。でも、ちょっと素直じゃないのもかわいい。

「3回してもたくさん出してる……ほんと、すごぉい♡」

 3つ並んだゴムの重さを比べるようにつまみながら、ミレイさんが微笑んでいる。コンドームをたっぷり膨らませている精液のかさは、ほとんど同じぐらいだ。出したのは3回じゃなくて4回だけど。

 

「ファンクラブはいつでも応援してあげるからね♡」

 ミチルが囁いて、ぴたっと抱きしめてくれた。

「いつでもって、本当にいつでも?」

「もー。チャレンジが進まなくなったら困るから、ちゃんとジムチャレンジが終わってから」

 クスクスと肩を揺らしながら、ボクの体をねぎらうようにタオルで拭いてくれる。

 

「メロンさんとのバトルも、応援してるからね♡」




エール団に応援してもらえるマリィがうらやましかったので、他のチャレンジャーにもファンクラブがついて応援してもらえるといいなーと思って書きました。

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13:キルクスタウン・1(メロン・パイズリ)

■キルクススタジアム

 

「ほら、ピカピカのこおりバッジ……もっていきな!」

 キルクススタジアムに大歓声が響き渡る。

 

 ボクのキテルグマと、ジムリーダーのラプラスの戦いは長期戦にもつれ込んだ。

 お互いのダイマックスが限界を迎えるまで戦い続けたけど、最後にはこうかばつぐんのアームハンマーがラプラスの硬い甲羅を突き破って大ダメージを与えた。

 

「さすが、ジムチャレンジの鬼門……とても強かったです」

 柔らかくて大きな手を握って握手。スタジアムを覆う冷気でボクはすっかり冷えているのに、メロンさんの手は柔らかくて温かかった。

 柔らかそうなのは手だけじゃない。メロンさんはユニフォームの上からでも分かるぐらい、体全体がむっちりしている。特に胸なんて、片方でボクの頭くらいありそう。

 

(ソニアさんより大きい……)

 女の子の体を比較するなんていけないことだと分かってるけど……さすがに、今まで見た中での最高記録が更新されて、ボクとしても驚きを隠せない。

(むっちり熟女……いいかも♪)

 腰つきもたっぷりしていて、がしっと抱きついたら気持ちよさそう。こういうの、マシュマロボディって言うんだっけ。

 

「今までのチャレンジャーの中で、あんたが一番強かったよ」

 は、いけないいけない。まだバトルフィールドにいるんだった。

 メロンさんのスタイルに見とれている場合じゃない。なんとか、表情を引き締める。

 

「あんたの前に挑んできたホップって子も、かなりいいセンいってたけど……」

 ホップは、ボクの直前にメロンさんに挑んだようだ。ジムチャレンジは突破したものの、直接対決で敗れたらしい。

 ……正直に言うと、ホップからジムリーダーの戦い方について聞き出していたから、一度で攻略できた。あとでホップにはお礼を言わないと。

 

「ってー……ずいぶん冷えてるね」

「氷づけのステージを半袖ハーフパンツで歩いてきましたからね!」

 そう、キルクススタジアムは冷気で覆われている。アイスリンクみたいな状態のフィールドを歩かされて、さらにメロンさんのこおりポケモンたちと戦わされたのだ。

 体の表面はシモヤケ寸前。少し動いただけでも肌が音を立てて割れてしまうんじゃないかってくらい冷たくなっている。

 

「若い子は半袖のほうが元気に見える! ……ってローズ会長が言ってたけど、さすがにやりすぎたねぇ」

「あなたあられ降らせたりしてましたからね……」

 普段は温厚なボクも、さすがにちょっとだけ怒っているのだった。寒いから。

 

「悪かったよ。次のジムチャレンジャーにはトレーナーを着てもらって……あんたにはお詫びをするから」

 ようやく握手を離すと、メロンさんはぱちりとウィンクをした。

 

「うちのジム専用の温泉に招待するから……さ!」

 

 

 

 

 

「さささささ寒い……!」

「おやまあ、バトル中はキリッとしてたのに」

「観客の前だからなんとかなってただけです……」

 キルクススタジアムの裏手。いつもはジムのトレーナーたちがトレーニングに使う区画へと歩いて行く。

 

 ボクの前を歩くメロンさんは、しっかりと背筋を伸ばしているんだけど……どうしても、そのたびにお尻が揺れるのがわかる。厚めのタイツとパンツごしでも、たっぷりとお肉の乗ったお尻は歩くたびにたぷたぷと弾んでいるのが、この距離だと見えてしまう。

 いつもなら、そんな刺激的な光景にもっとムラムラきてるのだけど……さすがに、寒すぎて凍える寸前のボクにはもっと優先すべきことがあった。

 

「おおおお温泉というのは、どこに……?」

「もう着いたから、安心おし。ほら、この中だよ」

 と、メロンさんが扉を開いていく。扉の中からはむっと熱っぽい空気が流れ出してくる。

 脱衣所らしい。ちなみに、「女性用」と書いてある。

 

「いきなり熱いお湯に入ると体が驚いてしまうから、少し温めないと」

 蒸気をあびると、いままでの凍えるような空気よりはいくらかマシだ……でも、さすがに気温だけですぐには体は温まらない。

「じゃあ……温めてください!」

 メロンさんのこおりポケモンの技で冷えた体でもあるんだし、トレーナーに責任を取ってもらう必要がある!

 ……というわけで、ボクはメロンさんが振り返った拍子にその体に密着した。

 

 むにゅんっ♡

 

 と、柔らかな感触。胸の間に顔が埋まってしまう。腰に腕を回すと……ボクの腕ではとうてい回り切らない。腰の横に手を添えて、全身でしがみつくように抱きついた。

「おっと……仕方ないね、そんなに寒かったかい?」

「そりゃーそうですよー……」

 チャレンジャーが若いからって半袖でこおりのジムにチャレンジさせる仕打ちにはさすがに文句を言いたい。委員長に次に会ったら、言っておかなきゃ。

 

「はいはい、つらかっただろう? もう大丈夫だからね」

 ぽんぽん、とボクの髪を撫でて受け止めてくれる。ぎゅ、っとメロンさんも抱き寄せてくれると、力強くて安心しちゃう。

「はぁ……あったかい♪」

 ユニフォーム越しでも、メロンさんの体温がつたわってくる。「ふにゅん♡」と胸に顔を埋めると、左右のふんわりした乳房から体があたためられる。

 

「まったく……子供が増えたみたいだよ。マクワもちっちゃい頃はこんな風に甘えん坊だったねぇ」

「はふ……そういえば、いわジムのリーダーがお子さんなんですよね」

 メロンさんの大きすぎる胸の中で呼吸困難にならないように顔を上げて聞いてみる。

 息を整えると、ふんわり香水のにおいが漂っているのがわかる。ブランドまでは分からないけど、ほんのり甘くて鼻の奥がくすぐられるような、不思議な香りだ。

 

「最近はあたしのいうことを聞いてくれなくなって……反抗期ってやつかねえ」

「さすがに、そんな歳じゃないと思いますけど」

 メロンさんはマクワさんにこおりタイプのジムを継いで欲しかったらしいけど、彼は別のジムを選んだ。でも、そこでリーダーになったのは、きっとメロンさんの指導が実を結んだのだろう。

 

「いけない、しんみりしちゃったね。ほら、そろそろ温まってきただろ?」

 脱衣所は暖房が効いている。トロッゴンが温めてくれているみたいだ。深めに呼吸をすると肺の中は温かい空気とメロンさんのにおいで満たされていく。肌も触れあいで温まって、硬直しそうな寒さはかなり和らいだ。

「はあ……。大丈夫そうです」

 

「よかった。それじゃあ、一緒に入ろうね」

 メロンさんがボクのツインテールをほどいてくれる。ぼくはすっかり甘えて、体ごと預けている。

 女装だってまだ言ってない気がするけど、まあ、大丈夫。たぶん。メロンさんは許してくれるだろう。

 

「ふう……ユニフォームは体を締めつけてるから、キツいね」

 メロンさんも、帽子とマフラー、次いで長袖のユニフォームを脱ぎ去っていく。長い髪がふわっと広がっていく。腰をくねらせながらインナーを脱ぎ去ると……

 

 たっぷぅんっ♡

 

 こぼれ出るように乳房が露わになる。手に収まらない……どころか、両手を使ってもこぼれてしまいそうなサイズ。それがふたつ!

 重力に引かれて自然に垂れてはいるものの、柔らかそうな表面はつやつや。あんまりにも肌が白いから、うっすら血管が透けて見えるくらい。

 赤らんだ乳輪もたっぷり大きくて、乳首が大きめ。……このおっぱいから出るミルクで育てられたからマクワさんも元気なんだなあ、って説得力がある。

 

「ほら、モジモジしてないで早く脱ぎな」

 ボクの方を振り返ると、水っぽい爆乳が、ぷるん、っと揺れる。真ん中でぶつかって、軽く身を捻るだけでもたぷんっと弾む。すごい迫力だ。

「ええっとー。びっくりしないでくださいね」

 ここで時間をかけても寒いだけだし、長びかせると余計に怪しいだけだ。ボクも思い切って、ユニフォームを脱ぎ去っていく。

 

「おや……女の子だと思ってたんだけど」

「ガラルリーグの申し込みに性別を書かなくていいから、ファッションは自由……ってことで!」

 堂々とするのが大事。……いつもなら、こんなに柔らかそうなマシュマロボディを前に「びんびんっ!」となってるのを出してたかもしれないんだけど……

 

「かわいそうに。縮こまってるね」

 ……くすん。寒さですっかり小さくなっているから、そんな場合じゃなかった。

「よしよし。すぐにあったかくなるからね」

 すっかり小さくなってるのを見たメロンさんは、ますますボクを子ども扱いしはじめた。頭を撫でて待たせている間に、タイツやブーツも脱ぎ去る。ピアスや指輪……左手の薬指……も外すと、すっかり裸に。

 胸に負けず劣らず、下半身のボリュームもすごい。太ももはボクのウエストぐらいありそう。お尻はみっちり肉がついて、ちょっぴり垂れ気味……だけど、それがかえって熟れた柔らかさを感じさせる。

 

「……いつもならこのあたりでがおーって行くんだけど……」

 体が温まってないから、勃つほど余力がないのだった。

「よく分からないけど、落ち込むんじゃないの。ほら、おいで」

 手を引いて、一緒に浴場へ入っていく……キルクスタウン名物の温泉をここにも引いているらしい。広々とした浴槽は常にお湯が流れこんでいるみたいだ。スタジアムにこんなに大きい温泉があるなんて、すごくぜいたくしてる気分。

 

「速くお湯に入って温まらないと……」

「待ちなよ。いきなりお湯に浸かると体がびっくりするだろ」

 がしっと肩を掴まれて、引き留められる。

「ここに座って。ほら、まずはお湯をかけて体の端から温めるんだ」

 メロンさんは手桶でお湯をすくうと、ボクの膝下にお湯をかけてくれる。

 

「んんっ……!」

 ぴりぴりとした、痛みにも似た感覚。

「寒い時は血管も縮んでるからね。急に全身を温めたら体に悪いんだ。次は手を出して」

 ……と、この調子でお湯をかけてもらって、体を温めていく。もちろん、メロンさんも同じように、手足にお湯を浴びる。長袖だったから、ボクよりはラクそうだったけど。

 

「それじゃあ、そろそろ……」

「ちゃんと体を洗いなさい!」

「……はい」

 メロンさんの声には、有無を言わせない響きがある。お母さんに叱られているみたいだ。

 

「そんな、雨の中のロコンみたいな顔しないの。世話の焼ける子だね」

 メロンさんがボディソープを手に取った。

「子どもがなめても安全な天然成分だからね」

 さすがに泡をなめるほど子どもじゃないんだけど……でも、相変わらずの有無を言わせない雰囲気には逆らえない。

 

「ほら、洗ったげる」

 と、メロンさんの手がボクの肩の辺りを撫でる。その手つきは妙に手慣れていて、すぐにぼくの体じゅうを泡だらけにされてしまった。さすが五児の母。

(それぐらいひとりでできるけど……甘えるのも、いいかも)

 ファンクラブにもカレーを食べさせてもらったし、すっかり人に甘えるようになってる気がする。でも、ボクだってポケモンのお世話をしてるわけだし。ボクがお世話してもらってもいいよね!

 

「よしよし、いい子だね。こうするとうちの子はみんな喜ぶんだよ♡」

 メロンさんも、すっかり甘やかすモードに入ってるみたいだ。ボクの体を抱き抱えると、豊満な胸が背中にぴったりと当たる。

「はう……!」

 柔らかい。たぷたぷの大きなおっぱいがボクの背中に当たっている。ルリナさんも同じように後ろから当ててくれたけど……サイズが段違いだ。ボクの体ごと沈んでしまいそうな大きさと柔らかさ。

 

 むにゅうっ♡ にゅるぅ♡ にゅぷ、にゅぷぅ♡

 

 その胸で、ボクの背中を洗ってくれているらしい……のだけど、こっちからすると、大きなおっぱいで体ごと擦られると、もうプレイとか思えない。

「っは、ぅ♪ そ、それ、にゅるにゅるして、ぁー……♪」

 思わず声が出てしまうのも仕方ないよね。

 

「気に入ってくれたみたいだね。あたしも自分で洗うよりこうやって人の体を使うほうがラクなんだよ」

 たしかに、このボリュームの爆乳を自分の手で洗おうとしたらかなり大変そうだ。でも、こんな贅沢を子どもの頃から味わって、お子さんたちの性癖は大丈夫かな。

 

「ちゃんと足も洗うんだよ。指の()()も汚れるんだから」

 今度は、足の裏……さすがに胸じゃなくて手で擦られる。メロンさんの指がボクの足の指の間を擦って、そこまでソープで洗ってくれる。うーん、至れり尽くせり。

 ボクはすっかり力を抜いてされるがままになってたけど……

 

「あとは、ここもね」

 たっぷりとボディソープを手に取ったメロンさんが、ボクの股間に触れてくる。

「あっ!」

 そこはまだ縮んだままだったけど……さすがに、たっぷり体を擦ってもらって、さっきよりは温かくなっている。

 

「ちゃんと剥いて洗ってるかい?」

 息子がいるから、相変わらず母親の距離感らしい。でも、こっちとしては……

「あ、あんまり触られると……」

 むく……むくむくっ!

 メロンさんの手の中で、どんどん大きくなっていく。ボディ洗いで元気になってしまうのは、不可抗力というやつだ。

 

「おや……ふふふ、洗いやすくしてくれなくてもいいんだよ」

 すっかり硬くなっているのを見て、メロンさんはおかしげに笑った。笑うだけでも、柔らかなむねはたぷたぷと揺れる。

「思ったより、男の子だったんだねえ。さっきはあんなにちっちゃかったのにさ」

「寒いと小さくなっちゃうの」

「じゃあ、温めるとどうなるんだい?」

「それって、どういう……」

 

「あたしで大きくしちゃったんなら、ちゃんとしてあげないと、ね」

 にゅるぅんっ♡

 

 面白がるように、メロンさんが身を乗り出した。信じられないほど深い谷間に、ボクのものが挟み込まれていく。

「う、わっ、おっぱいに、食べられてるみたいな……ぁあっ♪」

「息子にはこんなこと、しないけどね♡」

 

 にゅ、るるるっ♡ にゅる、にゅちっ♡ にゅるるるっ♡

 たぽっ♡ たぽっ♡ たぽっ♡ たぽっ♡

 

 メロンさんが少し体を動かすだけで、大きな乳房は僕のモノを飲み込んだままたぷたぷと震える。

 その震動が伝わってくるだけでも腰が浮いちゃいそうなのに、ぎゅっと両手で乳房を寄せると、みっちりまわりをお肉に囲まれてしまう。ソープの泡がぴったり吸い付いて、水っぽい柔らかなおっぱいが、ぴったりと吸い付いて逃がさない。

 

「はぁ、ぁ、ん、ぁあっ♪」

 浴場に思いっきり声が響いて、少し恥ずかしい。でも、腰ごと埋まってしまいそうなパイズリで、声を我慢しろってほうがムリだ。

「思ったより、扱きがいがあるねえ♡ 立派、立派♡」

 褒めてくれてるらしいけど、口調が子どもを見守るときの言い方だ。

 

「っふ♡ ふっ♡ さすが、若くて硬いね♡ ちゃんと剥けて、いいおちんちんしてるよ♡」

 にゅち、にゅち、にゅち、にゅちっ♡

 リズムを着けるように胸を揺り動かしながら、メロンさんはボクに微笑んだ。目元の小じわが、ずっと年上の女性だって感じがする。

「あ、ありがとう……ぁ、あぅう♪」

「ははっ、さすがに、こんなに大きいのは初めてみたいだね♡」

 

 ボクの反応を面白がって、さらに体を揺するメロンさん。ソープでぬるぬるになっているから、中でにゅるにゅると滑ってしまう。なのに、大きすぎて外に出ていかない。本当に、おっぱいに全部飲み込まれてるみたいだ。

「はぁ……は、っ、ぁあっ……これ、すごすぎっ……!」

 自分からも腰をぐりぐり押しつけると、メロンさんの胸が腰にあたる。乳首が擦れて、つんと尖った感触が分かる。

 

「んっ♡ ふぅ、ほら、暴れるんじゃないの♡」

 メロンさんも、パイズリで感じてるみたいだ。体がどんどん温かくなってるし、充血した乳首がコリコリとボクの腰に擦れている。

 両手で持ち上げるように胸を支えると、前に突き出すようにして、尖らせた胸の間に挟んでいく。縦パイズリってやつだ。

 

「ぁぅ……♪」

 蕩けてしまいそうな快感。にゅぽにゅぽと乳房の間に出し入れされると、腰から力が抜けていく。そうすると、ますますメロンさんが体を乗り出してみっちりと押さえ込んでくる。

 しまいには、ボクの腰をつかまえるようにして、胸を思いっきり押しつけられる。そうすると、竿だけじゃなくて袋までいっぺんに擦られる。すっかり、されるがままだ。

 

「すっきりして、はやく温泉に入らないと……ねっ♡」

 たっぷん、たっぷん♡ 体ごと揺さぶりながら、メロンさんが笑う。

 頭と同じぐらいの大きさの胸がボクの腰に押しつけられてひしゃげている。挟まれているというより、食べられちゃってるみたいだ。

 

「う、んっ……♪」

 返事をするのが精一杯だ。腰ががくがく震えて、柔らかい胸の中でにゅちにゅち♡ と動かすことしかできない。

 ソープまみれのおっぱいはボクをすっかり捕らえて、出すまで逃がさない、っていうようにしゃぶりついてくる。

「いい子だね♡ ほら、あたしの胸に出しておくれ……っ♡」

 

 にゅぷっ♡ にゅるぅ♡ にゅる、にゅちぃ♡

 たっぷんっ♡ たぷ、たぷっ♡ ぱちゅっ♡ ぱっちゅ♡ ぱちゅんっ♡

 

 両手を使って思いっきり上下に動かすと、引っこ抜かれちゃうんじゃないかってぐらいの締めつけのまま引き出される。逆に、飲み込まれる時にはどこまでも沈んでいきそうなくらいに深い。

 挿入する時は自分の長さ以上には動かせないけど、メロンさんのおっぱいはボクのが隠れちゃうぐらい大きいから、もっと大きなストロークで扱くことができる……なんて、冷静に分析してる余裕はなかった。

 

「出る……出ちゃう……ぁ、ぁああっ……!」

 自分でコントロールできないぐらいの快感。力が抜けて、柔らかい脂肪に包まれたまま、ボクは達していた。

 

 びゅるっ、びゅくっ、びゅるるっ! びゅくっ……びゅるるるっ……!

 

「んっ……♡ たくさん出してるね♡」

 胸で脈動を感じて、メロンさんがボクを見上げる。まるで運動会を見守ってるかのような優しい目だ。

 

「はぁ……あぁ……」

 いつもならイかせてくれた人の顔を見てるんだけど、なんだか妙に恥ずかしくて、ボクは顔を隠してしまった。

 すっかり力が抜けたまま射精してたから、まるでお漏らししてしまったみたいで、下半身から力が抜けてしまっている。普段よりだらしない顔になってるにちがいない。

 

「おやおや。かわいいねぇ♡」

 ボクのを間に挟んだまま、「よしよし」となだめるように腰を撫でてくれる。

 イかせてもらったというより、イかされてしまった、って感じ。すっかり手玉に取られている。

 

「ほら、流して温泉に入るよ」

 と、メロンさんが言いかけたとき……

 

「あ、ジムリーダー。先に入ってたんですね」

 ……と、入り口のほうから声がした。

「その子、さっきのチャレンジャー? きみ、強いね-」

 裸でこっちに向かってくる女性の姿。たしかジムチャレンジの途中でバトルした、ジムトレーナーだ。

 

「こ、コウメかい?」

 さすがに、メロンさんも驚いたみたいだ。ボクの腰に抱きついたままそうっと振り返る。

「……って、そんな格好で何してるんですか?」

 ジムトレーナー……コウメさんが首を傾げる。悲鳴を上げられるかと思ったけど、そんなことはなかった。

 

(……そうか!)

 ピン、ときた。メロンさんのおおきすぎるおっぱいでボクのが完全に隠れてるから、ボクが男の子だって気づいてない!

 ボクの髪は長いし、今は泡だらけで体型もわかりにくいからだろう。日頃の行いのおかげだ。

 

「この子が広いお風呂になれてないみたいだから、体を洗うのを手伝ってたんだよ」

 メロンさんも同じように察したらしい。早口気味に、フォローを入れる。

「そうですか……ジムトレーナーには厳しいのに、チャレンジャーは甘やかしすぎないでくださいね」

 そう言って、コウメは桶でお湯を掬う。メロンさんの指導のおかげだろう。ちゃんと手足からかけ湯をしている。

 

「バレたら、まずいんじゃ……」

 コウメが背中を向けている間に、浴室から出て行こうかとも思ったけど……

「お湯に入っちまえばわかんないよ」

 総言いながら、メロンさんが体を流していく。やっぱり、手つきがテキパキしている。人の体を洗い慣れてるんだなあと思いました。

 

 とにかく、そういうわけで……

 コウメが髪を洗っている間に、メロンさんに手を引かれてお湯の中へ。

「胸まで浸からないほうがいいよ。水圧で心臓が圧迫されるからね」

 ……と、メロンさんはすっかりさっきの調子に戻ってるんだけど……

 

「わたしとのバトルでも強かったけど、メロンさんとのバトルはすごかったね。ダイマックスのタイミングが……」

 コウメも一緒に温泉に入ってきている。

(バレたらジムチャレンジの資格剥奪とか……ない、よね?)

 

 はたしてボクは無事にスタジアムを出ることができるのか!

 裸の女性と一緒にお風呂に入ってまた勃起してきているけど……

 つづく!

 




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13:キルクスタウン・2(メロン・本番)

 キルクススタジアム、浴場……

「うちのジムには女子が少ないから、3人だけでこんなに広いお風呂を使えるなんて贅沢ですよね」

 僕の向かいでお風呂に浸かっているジムトレーナー、コウメがにっこりと微笑んだ。

 

 彼女もキルクスの出身だろうか。メロンさんと同じように、肌は真っ白。髪も色素が薄めだ。体つきは若々しく、細身ながらウエストのくびれはしっかり砂時計の形を浮かべている。なめらかな肌質は、柔らかそうなさわり心地を連想しちゃう。

 そのうえ、『首まで浸かると心臓に負担がかかる』というメロンさんの教えに従っているおかげで、丸いお椀型の胸はボクに見せつけるようにお湯の上に出ている。

 

「時間交代制だから、あとで男どもが使いに来るけどね」

 ボクのすぐ隣には、ボリューム満点豊満ボディのメロンさんが浸かっている。

 むっちり柔らかそうな体。こっちも胸の下あたりまでお湯に浸かってるんだけど、あんまりに大きい胸はお湯の上にぷかぷか浮かんでいる。

 ユニフォームの時はアンダーウェアで補正してたけど、締めつけていない状態だと大きいどころじゃない。片方でもボクの頭ぐらいに大きな乳房は、風船のおもちゃをお湯に浮かべて遊んでいるようにさえ見える。

 

(あのおっぱいで出したばっかりだけど……)

 ごくり、と喉を鳴らしてしまう。ついさっき、洗い場でメロンさんのおっぱいに挟まれて射精して……コウメが気づかないうちに、慌ててお湯の中に体を隠したのだ。

 このお風呂に溜められているお湯は濁り湯だから、さいわいボクの下半身は見えていない。……二人の裸を見てガチガチに勃起していることにコウメが気づいたら……

 

(女装して女風呂に忍び込む変態だと思われる……!)

 メロンさんに招かれて入れてもらっているのではあるのだけど。コウメは知らないんだから、ボクが男の子だって気づいたら傷ついてしまうかもしれない。

 最終的に彼女が許してくれればいいんだけど、そのつもりがないのに無理やり巻き込むのはよくない。ボクはエッチなことは大好きだけど、TPOはわきまえている。

 ……わきまえてるよね?

 

(もっと出したいけど……見られたらまずい……!)

 痛いくらいに勃起しているそれは、放っておけば収まる……なんてことはなさそうだ。少なくとも、豊満熟女のムチムチな体をおあずけされた状態で「おさまりました」とはならない。

 もっとメロンさんとエッチしたい。でも、コウメに気づかれたら……

 

 ぐるぐる考えているうちに、冷や汗がにじんでくる。いつもツインテールにしてる髪は、下ろすと肩に届くくらい。

 蒸気と汗で濡れて、首筋に張り付く髪をかきあげて直すと、コウメがめざとくボクの様子に気づいた。

 

「もしかして、のど乾いてる? バトルのあとはちゃんと水分補給しないと」

「あー……そ、そうだね、少し」

「ほら、わたしの分けてあげる」

 ……と、コウメがドリンクボトルを取りだした。こおりジムのマーク入りだ。スタジアムのグッズ売り場でも見かけた。

 

「あ、ありがとう」

 500ミリリットルは入るボトルの中身はいっぱいだ。せっかくの厚意だから、ありがたく飲み物を分けてもらう。……精液のぶん体の中の水分が減ってるのは本当だし、少しすっきり。

 

「コウメはいつも飲み物を持ち込むくらい長風呂するんだよねえ」

「だって、こんな寒いところでお風呂くらいしか楽しみがないんです!」

 彼女がお風呂場に持ち込んできたバスケットには、ボトル以外にもいろいろと準備がしてあるみたいだ。

「今日も男湯への交代時間ぎりぎりまで入りますからっ!」

 

(……ってことは、先に上がってはくれない……よね)

 事態はさらに逼迫している。

 コウメがあがるまでお風呂に浸かって下半身を隠してたら、たぶんボクのほうが先にのぼせてしまう。だからといって先にあがろうとしたら、下半身をなんとかして見えないように隠さないといけない。

 自慢じゃないけど、手で自然に隠せるような状態じゃない(本当に自慢じゃないからね!)。

 

 こうなったら、頼れるのはひとりだけだ。メロンさんがこの危機を助けてくれることを期待して、ちらっと目を向ける。

「アンリはキルクスははじめてだろ?」

 ボクの意図が通じているのかいないのか。世間話のテンションでメロンさんが声をかけてくる。とてもさっきまでパイズリしてた人だとは思えない。

 

「う、うん。ハロンタウンにはこんなに大きい温泉はなかったし」

「お湯の中で体をほぐすと、疲れが取れるよ。ほら、こうやって……♡」

 メロンさんが微笑むと、口元の小じわが小さく浮かぶ。その顔がボクの近くに迫ったかと思うと……

 

 くにゅ♡

 

 と、柔らかい掌がボクの下半身に伸びてきた。勃起した状態のものをゆっくりと握って、マッサージするように上下に撫でてくる。

「んひゃ……!」

「ふふ、気持ちいいみたいだね♡」

「そ、そこはもう十分ですから……!」

 この状況でイタズラ心に火がついたらしいジムリーダーは、助けてくれるどころかさらにボクをいじりはじめた。

 

「すっかり仲良くなりましたねー」

 コウメがまだお湯の中で何が行われているのか気づいていないのが救いだ。

「その人、ジムトレーナーには厳しいのに。よっぽどきみのこと気に入ったみたい」

 ちょっとだけ嫉妬するような口調で、コウメが頬を膨らませる。

 

「ふふっ、なにせこの私に勝ってるからね。バッジも、あと二つだろう? きっとセミファイナルに残るよ」

 にゅく、にゅく、にゅく……♡

 自然な口調で話しながらも、片手はボクの股間に触れたまま。全体をゆっくり扱き続けている。

 

「そ、そうだといいんですけど……っ!」

 コウメには悪いんだけど、お湯で温められた状態で撫で回されるのは気持ちいい。下半身がびくついてしまうのをなんとかこらえる。

「ふふ……♡」

 そのセミファイナルへの出場権が取り消されるかも……って思うのに、大人の女性の手つきには逆らえない。ここで変な動きをして、コウメに怪しまれるわけにもいかないし。

 

 ボクはひたすら耐えるだけ。なのに、メロンさんは楽しそうに手を動かし続けて……そして、唐突にその手を離した。

「あ……っ」

 ダメなのに、思わず切ない声が出てしまう。もっとしてほしい、と思ってしまっている。

 

「私も歳のせいか、肩こりがひどくてねえ……」

 そう言って、ボリュームのある髪をかき上げる。その動作だけでも、特大サイズのバストがたぷん、と揺れる。

 どう見ても歳よりも大きな原因があると思う。

 

「ふふ。マッサージしてくれるかい?」

 ボクのほうに背中を向ける。髪をかきあげると、うなじがよく見える。肩の周りにも柔らかそうで、意味もなく噛みつきたくなりそうな首筋だ。

「えっ。あ、は、はい!」

 お風呂の温かさと状況でぼーっとしていて、ボクは反射的にそのバストに手を伸ばした。

 

 むにゅううううっ♡

 

 お湯でますます温かくなったおっぱいは、指が沈み込んで埋まってしまうぐらい柔らかい。思わずつかんじゃったせいで、思いっきり揉みしだいてしまっている。

「んんっ♡ そっちじゃなくて、肩だよ、肩♡」

 お湯でたっぷり濡れた乳房は指の間にむにゅうっとひしゃげて吸い付いてくる。その感触の虜になってしまいそうだ。

 

「大きいから間違えちゃうのも仕方ないですよ」

 コウメはボクがメロンさんをからかって遊んでると思ってるみたいだ。楽しそうにそれを眺めている。

「あ、あはは! すみません、間違えちゃいました」

 ごまかしながら、今度は肩に手を触れる。おっぱいほどじゃないけど、厚みのある感触を指でぐっと押す……たぷたぷの水風船みたいなバストとは違って、今度は奥に硬い感じがした。肩が凝っている、っていうのは本当みたいだ。

 

「はぁあ~♡ どうして人に揉んでもらうと気持ちいいんだろうね」

 奔放なメロンさんの振る舞いにタジタジになりながらも、ボクは肩を揉み続ける。

「いいなぁ、わたしもマッサージされたい」

「ふふっ、リーダーの特権だよ♡」

 うらやましそうに眺めるコウメに見せつけるように、メロンさんはボクに背中を密着させる。むっちりとしたお尻がぐりぐり、勃起に当たって、誘惑するように揺らめいた。

 

「はぁ……は、ぁ……っ」

 まだお風呂に入って5分くらいだけど、柔らかい体に密着されて、すっかりゆであがってしまいそうだ。これで我慢しなきゃいけないなんて、生殺しも同然だ。

「だいじょうぶ? 真っ赤になってきてる」

 コウメがボクのほうを心配げに見ている。

 

「ちょっとお湯からあがって冷ましたほうがいいかも。あ、水風呂に入るのもいいよ。交互浴っていって、さいきん流行ってるの」

 ボクのことを心配尾してくれる、優しいお姉さん、なんだけど……いかんせん、いまの状況ではボクは立ち上がれない。

「だ、だいじょうぶです」

 せっかくのアドバイスを無下にしたみたいでちょっと心が痛むけど……この状況じゃ仕方ない。

 

「そぉ? それじゃ、わたしは交互浴しちゃおーっと」

 コウメはあっさり言って、お湯の中から体を起こした。白い体がほっこりと温まってピンク色に染まっている。

「ふぅう……っ♡」

 温かそうな体が水風呂の中に入ると、コウメはきゅーっと目を閉じて、温度差を楽しんでいるみたいだ。

 

「いまのうちに……」

 コウメが別の浴槽に向かった今なら、うまく隠しながら外に出られるかもしれない……のだけど。

「それじゃあ、次は腰をお願いしようかね♡」

 おもむろに(ゆっくり、って意味だよ)メロンさんが浴槽の縁に手をついて、逆に足を伸ばす。そうすると、ボクの方にはひと抱えもありそうな大きなお尻が向けられる。むっちりお肉がついたお尻は少し垂れて、柔らかそうな甘肉がぷるりと揺れる。

 

「め、メロンさん……」

 早く出ないと……って、ボクは説得をこころみた。

「早くヤっちゃえば大丈夫だよ♡」

 肩越しに振り返ったメロンさんが、厚手の唇から真っ赤な舌を覗かせる。

 むにゅり……と、太ももの肉を片手でつかんで広げると、熟した皮肉がぱっくりと開いているのが見えた。

 

「ごく……」

 説得は失敗してしまった! そして、アンリの理性は限界をむかえた!

「乱暴にしちゃダメだよ。優しくしないと、ね♡」

 どこからともなく、メロンさんが取りだしたコンドームがお尻の後ろに差し出される。……たぶん、最初から準備していたんだと思う。あのボディソープもそのつもりだったのかも。

 

(……いくら濁り湯でも、お湯の中に出すのはまずいもんね!)

 この時点で、もう「しない」という選択はボクの頭の中から消えていた。

「それじゃあ、腰のマッサージ……しますね♪」

 メロンさんが後ろに回した手からゴムを受けとると、素早く装着。白地のゴムは、ボクの亀頭の赤い色が透けて見える。大きなお尻が隠してくれてるおかげで、ボクの下半身はコウメさんからは隠れてるままだ。

 

「ああ、よろしく……ねっ♡」

 むっちりとしたお尻がボクに向けて差し出される。お湯に濡れた肌は水気を増して、ゼリーみたいにぷるぷると揺れる。

「はい……ぁ、っく……ぅうう……っ!」

 

 にゅ、ぷ、にゅるぅ……にゅぷぷぷぷ……っ♡

 

「はぁぁぁっ……♡ そう、上手だよ♡」

 ずっと勃起しっぱなしになっていたものが、ずぷずぷと膣内に入って行く。みっちり厚手のお肉が詰まったような膣内に押し込むと、360度全部からつつみこむような感触だ。

「もう、あんまりこき使っちゃダメですよ」

「大丈夫だよ、この子も喜んでるから♡」

 コウメさんと向き合う格好だけど、一番大事なところは見えてないはず……ボクが後ろからメロンさんに腰をくっつけて、腰の裏側を揉んでいるマッサージの姿勢……に、見えているはず! 間違いない!

 

「ねえ、アンリも嬉しいだろう?」

 ぺろ、と舌を覗かせたあの表情。振り返って見つめられると、ぞくぞくと背筋が震えてしまう。

「は、はい、もちろん……気持ちいい、じゃなくて、嬉しいです……っ!」

 ずぷ、ぬる……ぅ♡ 膣奥まで押し込むと、熟成された女性器が、むちゅうっ♡ と奥まで吸い上げるように蠢く。さっきまでは柔らかいだけだったのに、急に強く吸引されていく。

 

「はぅ……っ!」

 みちっとした内部はひくひくとうごめきながら、ボクの肉棒をみち、みち、っと肉襞で包みこんでいく。しゃぶりついてくるみたいに、深いところが絡みついてくる。

 思わず腰を思いっきりぶつけたくなってしまうけど、下半身に力を込めて我慢。お風呂で血の巡りがよくなったおかげか、お尻がひしゃげるぐらいに押しつけたまま、勃起がびく、びくんっ! と跳ね上がっていく。

 

「おやおや、元気だね……っ♡」

 あんまり大きく動くと、コウメがいぶかしむかもしれない。だから、メロンさんもゆっくりと腰を動かすのだけど……

 ぐりゅん、ぐりゅんっ♡

 小さな動きでも、大きなお尻は派手に揺れる。真っ白で、ボクの腰よりもずっと大きなお尻がたぷ、たぷんっ♡ と弾む。

 

「い、痛かったら言ってくださいね……!」

 柔らかいお尻にぐいぐい押し込んでいくと、体ごと沈んでいきそうなぐらい。ずっぽりと深い膣穴は、もっともっと奥に誘い込もうとしてくるみたいだ。

 思いっきり腰を振ったら、楽器みたいにパンパン音が鳴りそうだけど、今はぐっと我慢。その分、ぐ、ぐ、っとお尻に力を込めて深いところに出し入れ。そのたび、ねっとりと蜜濡れたやわやわのお肉がみっちりと締め付けてくる。避妊具をつけてなかったら、溶けてくっついてしまいそうだ。

 

「ああ、いいよ。んっ……♡ ふふ、上手上手♡」

 小さな動きでもメロンさんの大きな体はたぷたぷと揺れる。大きな乳房はお湯の上で重力にひかれて垂れて、ちゃぷちゃぷ♡ 白濁湯に波紋を作っている。

「強くするだけじゃなくて、浅いのと強いのを織り交ぜるといいよ。そのほうが、長保ちするし、ねっ♡」

 

 きゅ、きゅ、きゅうんっ♡

 

 アドバイスを実践するみたいに、メロンさんの締め付けがリズムをつけて動く。浅いのが2回、強めの締め上げが1回。一拍休んで、また浅い締めつけに戻る。

 四拍子のリズムで求められると、だんだんボクも夢中になってきて……

「ふっ、ふっ、んっ……!」

 同じリズムにあわせて、ボクも腰を振る。半分くらいの浅い突き上げのあと、思い切って強く突きさす。そうすると、深くつながったときにいっそう強く包まれるみたいに反応が返ってくる。

 

「はあっ♡ いいよ、若いから吸収が早いねっ♡」

「えーっと……マッサージの話、だよね……?」

 だんだんボクたちの雰囲気が変わってきたのを感じたのか、コウメさんがちらちらと視線を外している。

 

(あんまり激しくしたらダメだけど……でも、どうして激しくしたらダメなんだっけ……)

 熱っぽくてふわふわする。でも、教えてもらったことをちゃんと実践して、メロンさんに喜んで欲しい。覚えたばかりのリズムで、腰を揺すっていく。

「ふっ♡ ふっ♡ ぁあっ♡ いいよ、そう、その調子♡」

 たぷ、たぷ、たぷんっ♡ 真っ白な体が弾む。ボクの手はメロンさんの腰にそっと触れてるだけ。

 

(もっと気持ち良くなりたい……メロンさんに感じてほしい……!)

 柔らかな穴のもっと奥まで味わいたい。もっと強く押し込めるように……お腹の横側、むちっとした横腹に手を添える。

「ちょ、もう……そういうところは、恥ずかしいから優しく……っぁああっ♡」

 横腹の柔らかいお肉を手でつかむと、ぐちゅうっ♡ と一気に腰を引き寄せる。ボクの腕が回り切らない大きな体が引き寄せられて、隙間なく根元まで、ずぷうっ♡ と突き刺さった。

 

「すごい……っ、こ、れ、気持ちいい……もっと、っ♪」

 ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅぷっ♡

 こんなに気持ちいいのに、我慢なんてできるわけがない。文字通り溺れるみたいに、腰を前後に抽挿していく。そのたび、柔らかトロトロのお肉が絡みついてぷちゅうっ♡ と吸い付いてくる。

 汁気たっぷりの熟した襞はいくつもの唇でキスするみたいに幹に柔らかく吸い付いて、先っぽが奥に触れると、ちゅむっ♡ と深いところの穴が先端を甘く受け入れる。

 

(メロンさんの(ポルチオ)に当たってる!)

 ケダモノみたいに腰を振るけど、教えてもらったことも忘れてない。リズムを着けて、浅く二回、深く一回の四拍子。

 ぱん、ぱん、ぱんっ♡ ぱん、ぱん、ぱんっ♡

 濡れた肌がぶつかりあって、浴場に小気味よい音が鳴り響いていく。

 

「んっ♡ おっ♡ はっ♡ お、お待ちよ、激しく、しすぎ……っ♡」

「だって、気持ち良くて、あ、あ、あぁぁっ♪」

 すっかり湯だった頭と、敏感になった体。熟れ熟れの膣に包まれたそこに神経が集中して、もっとたくさん、もっと深く感じたくて、腰を押し出す。

 

 ぷっちゅ♡ ぷっちゅ♡ ちゅむぅ♡ ぷちゅ♡ ぷちゅ♡ ぷちゅうっ♡

 

 子宮口が吸い付いて、薄膜越しに何度もキスをしてくれる。それが味わいたくて、何度も腰を振る。

「はっ♡ ぁあっ♡ んおおっ♡ ちょ、っと、強すぎ♡ 待ちなさいって……ぁああっ♡」

 四拍に一度の突き上げのたび、メロンさんの体が大きく弾む。全身にみっちりついた柔らかいお肉が、たぷんっ♡ たぷんっ♡ と波打つのが見える。

 お湯の上でばるんっ♡ と弾む乳房はあちこちに揺れて、体の後ろからでも左右にはみ出して見えるほどだ。

 

「あ、あの……それって……」

 正面の水風呂で小さくなってるコウメが、ボクが夢中で腰を振っている姿を見ている。なんだかいけないことをしているような気がするけど……なんだっけ?

 それよりも、メロンさんは奥が一番感じるみたいだ。経産婦は中イキしやすくなる、なんて聞いたことがある気がするけど、メロンさんは特に反応がいい。

 

「メロンさん、イく……っ! イっちゃう……!」

「ああっ♡ もうっ♡ 私も、このままイくからっ♡ っ、ぁ、若いちんぽで……イくっ……っ、ぅううううっ♡」

 がっくんっ♡ がっくんっ♡ お互いに腰を突き出して、思いっきり体を打ち付け合わせる。お尻の肉を押しつぶして、ポルチオに「ぶちゅうっ♡」と先端をぶつけて……がっしりとしがみついたまま、こらえきれないものを打ち出した。

 

 びゅうううっ! びゅるるるるるるるっ! びゅうううううっ!

 

「っぁああっ♡ ふ、う、ぅううううっ♡ 中でビクビクっ♡ んぉおおおっ♡」

 ぎゅううっ♡ びくんっ♡ びくんっ♡

 ボクの肉棒をくわえこんだ膣内が、大きく痙攣して、みっちりと締めつけてくる。コンドームがなかったら、子宮に向かって精液を搾りあげるようなしゃぶる動きが、ますます絶頂を長びかせてくれる。

 

「はぁっ♪ ぅう……んっ♪」

 がっしりと大きな体にしがみついたまま、腰ががくがく動いてしまう。柔らかい体に埋もれそうになりながらの射精は、さっきのパイズリよりもたくさん出てしまってるかも。

「まったく……辛抱のきかない子だねぇ……♡」

 ツヤっぽく、メロンさんが囁きながらボクの濡れた髪を撫でてくれる。よかった、怒ってないみたいだ。

 

「……えっと。やっぱり……それって、エッチ……してます……?」

 水風呂に入ってるのに真っ赤になっているコウメが、おそるおそる手を上げる。

「バレずにできるかと思ったんだけどね」

「もう……アンリくんが男の子って噂には聞いてたけど、こんなところで……」

「次のチャレンジに送りだしてやらないといけないからね。体を洗うついでがいいと思ったのさ」

 

 ボクはメロンさんの体に抱きついたまま、ぼんやりその会話を聞いている。

「メロンさん、気持ち良かったぁ……♪」

 からだがぽかぽかして、頭もふわふわしている。むぎゅ、と体に抱きついたまま、首を伸ばしてキスをねだるけど……

「おっと。私は結婚してるんだからね。それはダメだよ♡」

 と、胸を押して顔を離される。ゴムありえっちはいいけど、キスはダメ……らしい。

 

「そっか……」

「あ、あの、じゃあ、私が代わりに……し、しよっか?」

 そーっと手を上げて、水風呂のコウメの提案。

「ほんと? それじゃあ……コウメさんともしたいな」

「う、うん……♡」

 何を心配してたのかよく覚えてないけど、コウメも怒ってないみたいだ。よかった。

 

「ん……ちゅ、ぅ……♡」

 水風呂に入っていたコウメの体は、熱っぽいボクを冷ましてくれて気持ちいい。こっちの交互浴のほうが、ボクは好きかも。

「ふう……若い子をからかうものじゃないね」

 ずるぅ……♡ と、熟した柔肉の隙間から、ゴムのついた肉棒が引き出される。

 

「さすがに体力で圧倒されちゃったよ」

「メロンさんが気持ちいい動き方、教えてくれたから」

 コウメの体で冷やされて、少しは落ち着いてきた。たっぷり出したゴムが重力に引かれてずり落ちそうになると、コウメが細い指で押さえてくれる。

 

「それじゃ、私はもう上がるから……アンリもちゃんと、綺麗にしてから上がるんだよ」

 悠然と立ち上がるメロンさんは、とても音を上げたようには見えない。すっきりして満足したんだと思う。

「じゃあ……」

 視線をさまよわせてると、隣のコウメと目があった。

 

「おちんちん洗ってくれる?」

「うん……。わたしも、さわってみたいし……♡」

 こくん、とジムトレーナーがうなずいてくれた。

 

 コウメはついでに、のぼせそうなボクにドリンクも分けてくれた。

 危機を乗り越えてひとのやさしさに触れたボクは、次のジムがあるスパイクタウンへ向かうのだった……




もしかしてはじめておねショタらしいおねショタなのでは?
これぐらいだとおばショタって言うんでしょうかね。

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14:ホテル『イオニア』(ソニア、本番)

■キルクスタウン 英雄の湯

 

 前回のレポートで「スパイクタウンへ行くぞ!」……と、書いたときは、ボクももちろんそのつもりだったんだけど。

「謎は深まるばかり。次のカギはまどろみの森かぁ……」

 ボクの隣で髪をいじりながら、ソニアさんがつぶやく。

 ダイマックスに関する研究のためにガラル中を飛び回ってたソニアさんは、ボクたちと一緒に入った店で偶然あたらしい手がかりを手に入れたみたいだ。

 

「うん、研究のためには調べるっきゃないよね!」

「手がかりが見つかるたびにあちこちたらい回しにされるなんて、ゲームみたいだね」

「それ、あなたが言う?」

 なんて、ボクとソニアさんは軽口を言い合っていたのだけど……

 

「アンリ! ポケモン勝負をするぞ!」

 と、もう一人の同行者……チャンピオンの弟にしてボクのライバル、ホップが気合いを入れた。

「元気……だね?」

 さっきまで、落ち込んでたみたいなのに。というのも、ホップはボクと同じくジムチャレンジの途中だ。キルクスタウンまで進んできたものの、メロンさんとのバトルで敗北してしまったらしい。

 

 ジムチャレンジ終了までは、ジムリーダーに何度挑戦しても構わない。でも、一度負けた相手にもう一度挑むのは、勇気がいる。

 と言っても、ジムリーダーが強いのは当たり前だ。自分がどこまでやれるのかを確かめるための記念としてチャレンジに参加するチャレンジャーもいる。記念チャレンジがあんまり多いと困るから、推薦制になったらしいけど。

 

 話が逸れたけど、ホップはここに来て壁にぶつかっている。どんなポケモンを使って戦えば勝てるのか、真剣に悩んでるみたいだった。

 でも、今は……

「ソニアがごちそうしてくれたカレーライスを食ったらやる気がドバドバ出てきた!」

 この通り、とても元気だ。

 

「ジムチャレンジャー同士のバトルだって?」

「いいぞ、やれー!」

 ざわざわと人が集まってくる。ジムチャレンジも後半になるとチャレンジャーが減って、最初の頃ほどの盛り上がりがないから、娯楽に飢えてるのかも。

 

「ぜんぜん意味わからないけど、せっかくだし見せてもらうよ。アンリ、ファンクラブにかっこ悪いところ見せるわけにはいかないでしょ?」

「耳が早いなあ」

 どこかでボクの周辺の様子を嗅ぎつけたみたいだ。フィールドワークと言いつつ、それなりに満喫してるみたいだ。

 

「それじゃあ……思いっきり行くよ!」

「おう!」

 

 

 

 

 

「カビゴン! のしかかりだぞ!」

「キテルグマ、アームハンマー!」

 重量級のポケモンが正面からぶつかり合う。衝突の直後、カビゴンの巨体が宙を舞って、キルクス名物・英雄の湯に突っ込んでいった。

 

 バシャァン!

 

 派手な水柱……この場合は湯柱? をあげたカビゴンが、大の字になって浮かんでくる。ノックアウトだ。

「勝てないか……」

 こうなることが分かってた、と言うみたいに、ホップは頭を掻いた。

 

「ホップ……」

「タイプの相性を的確に見極める戦い方、さすがだぞ!」

 声をかけようとしたボクを遮るように、ホップはホップは大きく拳を握った。それから、ボクに背を向けてカビゴンをボールに戻す。

 

「有利を取るのは基本だけど、基本だけが勝負じゃない。でも、基本がないと上に経験を積むことはできない……」

「お、おう?」

 親友に背中を向けられると、すこし寂しい。ボクはぐるっと回りこんで、ホップともう一度向き合った。

 

「ありがとう、ホップ」

「な、なんでオレにお礼を?」

「ボクたちは自分がどれぐらい強いか知りたいけど、ひとりで強さを確かめることはできない。でしょ? 誰かがボクの相手をしてくれるから、腕試しできる。だから、ボクの相手をしてくれる人にはみんな、感謝してる」

「お、おう……」

「ボクといちばん多くバトルしてるのはホップだから。ずっと、ありがとうって思ってるよ」

「アンリ……」

 旅に出てからも、何度もバトルをしてるけど、ここのところホップは戦うたびにつらそうだった。少しでも、気持ちが明るくなればいいんだけど……

 

「お前、そんなことも考えてたんだな……」

「どーいう意味っ!?」

「いつも女の子のことばっかり考えてたのかと思ってたぞ」

「失礼な。半々くらいだよ」

「こんなに不純なチャレンジャーも滅多にいないだろうねー」

 飛沫を避けて遠ざかっていたソニアさんが、くすくすと肩を揺らした。

 

「……でも、よかったぞ。どうして勝てないのかって思ってたけど、アンリは思ったよりもすごいやつだってわかった!」

「今までボクのことをどう思ってたのかな」

「とにかく、オレのライバルにふさわしいぞ!」

「よかった。ホップが元気出してくれて。心配してたんだよ」

「お、おう。アンリにそんな風に言われたら、ドキドキしそうだ」

 頬をぽりぽりと掻いてから、ホップは肩をいからせ、大きく息を吸い込んだ。

 

「オレも、絶対にセミファイナルまで進む! じゃあな!」

 今度こそ、吹っ切れたみたいだ。拳を握ってぶるぶる震えてから、スタジアムに向かって一気に駆けだしていく。

 

「あっ、ポケモンセンターに寄っていった方がいいよ……聞こえてるかな」

「まー、大丈夫でしょ!」

 と、ソニアさんがテキトーな太鼓判を押してくれた。

「あいつのこと、ダンデも心配してたし。あなたもライバルとして物足りないもんね」

「そういうわけじゃないけど……」

「おやぁ、他にライバル候補がいるってこと?」

 ソニアさんが意地悪っぽく聞いてくる。何人かの顔が浮かばないでもないけど、ボクは首を振った。

 

「バトルだけがポケモンとの付き合い方じゃないから。でも、違う生き方を選ぶとしても、いま全力でチャレンジに挑むのは、いいことだと思う」

「嬉しいこと言ってくれるね、このこの」

「な、何が?」

 肘でぐいぐいと肩を押されて、ぐらついてしまう。そういえば、ソニアさんもボクたちぐらいの年頃でジムチャレンジをしたって聞いたことがある気がする。

 

「それよりさ、ちょっと熱くない?」

 英雄の湯の湯気があたりには立ちこめている。さっきのバトルの熱気があったから、なおさらだ。

 その熱気にあてられてか、ソニアさんがコートのボタンを緩めて、前をくつろげる。そうすると、縦縞のセーターにくっきり浮かぶ胸元が露わになる……それから、ジーンズとの間のおへそも。

 

「ごくり……」

 メロンさんとサイズを比べるわけじゃないけど……くっきりくびれたウエストのおかげで、砂時計型の体つき。ふんわりと、コートの内側から甘い香りが漂ってきている。

「メロンさんに勝ったチャレンジャーはまだ二人だけ。先頭集団なんだから、ちょっと休んでく時間、あるよね?」

 

 チャレンジャーどうしのバトルを見るために集まってきた人たちに聞こえないように、ボクにだけ囁く……

「わたしも、ホテルのチェックアウトまでまだ時間があるんだけど……どうしよっか?」

 

 

 

 

 

「んっ……♡ ちゅ、ぅ、あむぅ……♡」

 ホテルの部屋に入るなり、ボクたちはベッドに向かった。入り口からベッドまで、お互いの服が点々と床の上に脱ぎ捨てられている。

 ツヤツヤの唇を何度もついばむと、もっと、とねだるようにソニアさんもキスを返してくる。

 

「もっといい部屋を取れればよかったんだけど、研究員ってお金がなくてね」

 キスの合間にボクの髪に指を滑らせながら、ソニアさんが肩をすくめた。

「ううん、二人っきりになれるんだもん。ソニアさんがいれば最高だよ」

「もーっ、女の子の喜ばせ方ばっかり覚えてっ♡」

「んぷっ……♪」

 ぎゅむぅ♡ と抱き寄せられると、大きな胸に顔がみっちり挟まれてしまう。苦しいけど、柔らかでハリのある感触に包まれるとそれ以上に気持ちいい。ソニアさんの体から漂う春の花のにおいを、胸いっぱいに吸い込むことができる。

 

「研究所で最初に会った時は、女装で油断させて懐に入り込んだらすぐに手を出してくる変態のスケベだと思ったけど……」

「ひどくない?」

 ほっぺを掌ではさまれて、じっと見つめあう。エメラルド色の瞳に、ボクの顔が映ってるのが見える。

「わたしもその変態とこうしてると、幸せになっちゃうんだもんなあ……もう、参っちゃうよ。どうしてこんな髪サラサラなのっ」

 もう一度、ぎゅむぅ♡ 怒ってるような口ぶりだけど、年上ぶってリードしようとしてくれてるのだ。

 

「メロンさんのシャンプーを使わせてもらったから……」

「やっぱり。スタジアムから出てくるのが遅いよ。待ってたのに」

 不意に、ソニアさんの手が伸びてくる。ボクの股間で膨らんでいるものを握って、にゅくにゅくっ♡ と上下に扱かれた。

「はう……っ!」

 メロンさんのおっぱいとコウメの手で綺麗にしてもらったから、そこもさわり心地はすべすべだ。

 

「ごめんってば。機嫌直して」

「どーぉしよっかなー。人妻にまで手を出しちゃう悪い子をこれ以上甘やかすのはなぁ」

「ボクと一緒にいたおかげで、研究も進んだでしょ?」

 ぷはっ、と胸の谷間から顔を出して、もう一度見つめ合う。

 

「んー……たしかにね。意地悪するのはこれぐらいにしてあげようかな」

「ありがと♪」

 ちゅうっ♡

 再びのキス。ピンクの唇をついばみながら、柔らかな胸を両手でたっぷりと揉みあげていく。指がずぶずぶ沈み込んでいきそうなメロンさんのおっぱいとはまた違った、ぽよぽよと指の中で弾むような感触だ。

 指を押し返すような弾力が気持ち良くて、ボール遊びするみたいに、たぷたぷと弾ませる。

 

「んっ♡ んむぅ♡ っちゅ……ぅ♡」

 舌をのばして深いキスをねだると、ソニアさんがボクの舌に吸い付いて、口の中に受け入れて暮れる。いっぱいまで差し出すと、ベロをしごくみたいに、しゃぶりつきながら顔を前後させてくれる。

 ぴちゃ、ちゅぴっ♡ ちゅぷ、れりゅう♡ じゅるる……っ♡

 互いの唾液が塗れた音を立てていく。ボクの舌から唾液を吸い上げて、こくこく飲みこんでいくのが感じられる。

 

「んふぅ……♡ また硬くなった♡」

 しゅこしゅこ♡ ソニアさんの指がボクの肉棒に絡みついて、上下にしごく。皮が剥き下ろされて敏感になった先っぽまで、しなやかな指先が擦ってくる。

「んっ♪ だって、ソニアさんのキスもおっぱいも、気持ち良くて」

「どっちも、大好きだもんねぇー♡」

 上機嫌にまた頭を撫でてくれる。ボクは甘やかされたニャースみたいに頬ずりしてから、丸いおっぱいに顔を寄せた。

 

「ちゅ……っ♪ んっ……れる♪」

 たぷたぷ弾む胸の先っぽ。白い肌に映える薄桃色の乳首に吸いつくと、ぷくっ♡ と尖りが増していく。

「んっ♡ あん、甘えちゃってぇ……♡」

 乳首を舌で転がすたび、ソニアさんがぷるぷると体を震わせる。もう一方の乳房を手でゆっくりと丸く揉みながら、乳首を舌先でつつく。ツンと尖りだしてくるその形を舌でなぞってから、強めに吸いついた。

 

「ぅうんっ♡ 本当に、おっぱいが好きだよね」

「温かくて大きくて……それに、たくさん感じてくれるから♪」

 唇で吸い出した乳首は、ぷっくりと充血して立ち上がっている。もう一方にも吸いついて同じように立ち上がらせると、まん丸だったおっぱいがロケット型に前向きに飛び出してるみたいで、ますますエッチだ。

 

「んっ……ねえ、脱がせて……♡」

 もじもじと腰を揺らすソニアさんに答えて、腰に手をふれる。最後に残った一枚……大人っぽいTバックのショーツ。

「エッチなパンツ。ボクのために着てくれたの?」

 布地の少ない下着が傷ついてしまわないように、そっと指をかける。たっぷりとしたお尻を撫でながら、する……と、つま先まで脱がせていく。

 むっと、湿っぽい女のひとのにおい。最後の一枚に隠れていた場所は、とろりとした蜜をにじませはじめている。

 

「こういうのじゃないと、ジーンズに形が出ちゃうの。それに、しゃがんだときに見えちゃったりとか……」

「しゃがんでパンツが見えないほうがエッチじゃない?」

「そういうところ、じろじろ見ちゃダメだからね」

 軽口を言いながら、脱がせたショーツをサイドチェストに置くと、その横にあった箱入りのコンドームをひとつ取った。

 

「ソニアさん、着けて」

 今度はこっちからお願いして、硬く反り返ったものをよく見えるように突き出した。

「ん……♡」

 ちゅっ♡ 先っぽに唇を触れさせてから、ソニアさんがぴりっとゴムの包みを破る。長い睫毛に飾られた目は、ボクのおちんちんをじーっと見つめて、期待するように潤んでいる。

 

「最初にしたときより、大きくなってるかも……♡」

「チャレンジで成長してるから♪」

 先っぽからくるくるとゴムが下ろされていく。イエローのゴムがしっかりと着けられて、準備完了。

「ポケモン勝負が強い子って、みんな無駄に自信満々なのよね」

 ぺちん、と指で竿を弾いて、軽く肩をすくめる。

 

「はうっ。ソニアさんが応援してくれてるんだもん。自信満々になっちゃうよ」

「そう? もしかして、そういう順番だった?」

 何やら考えているみたいだけど……挿れる前に、ソニアさんの秘所に指を這わせていく。

「ソニアさんを見習って、入念な下調べ……♪」

 くちっ、くにゅう……♡

 柔らかく広がる陰唇をかき分けて、指先をゆっくり沈ませていく。とろりと溢れてくる愛液が、指に絡みついてくる。

 

「あんっ♡ もう、下調べって、そっちの下じゃないからっ♡」

「でも、ボクはもっとソニアさんの体を研究したいな♪」

 にゅち、にゅち、くにゅうっ……♡ 指を徐々に潜らせていく。ひくつく入り口はボクの指にちゅうちゅうと吸いついて、奥は柔らかく包んでくれる。指より太いモノが入るように、ゆっくりかき回していくと、とぷとぷと溢れてくる愛液は、さらにヌルついた感触になっていく。

 

「ぁ……っ♡ ぁあんっ♡ もう、指はいいから……」

「じゃあ、実地研究?」

「もう、それはやめなさいってば♡」

 ソニアさんの手がボクの股間を撫でる。お詫びのキスを頬に触れさせてから、ボクもその足の間に腰を割り込ませていく。指の代わりにゴムに包まれたモノが、ぴたりと触れる。

 花弁の奥の蕩けた入り口が、ひくひくっ♡ とわなないて、ボクに吸いついた。ソニアさんは足をM字に広げて、ボクを受け入れてくれている。

 

「んっ……!」

「はっ……♡ 入ってる……っ♡」

 ちゅ、く、ちゅぷぷ……♡ にゅるぅ♡

 英雄の湯に負けないくらい温かくなっている膣内に肉棒が包まれる。ガチガチに硬くなったものが膣肉に埋もれて、びくびくと跳ね上がる。

 

「んんっ♡ やっぱり、大きくなってるよ♡ 前より、いいところに当たってる……っ♡」

 ボクの上向きの先っぽが、ソニアさんのお腹の裏側をぐりぐりと擦ってる。Gスポットに当たって、お姉さんが腰を揺らめかせると、ぐりぐり♡ と押しつけ合うように刺激が強まる。

「みんながボクに構ってくれるおかげ、かなぁ……♪」

「ほんと、チャレンジ中に何してるんだか……ぁああんっ♡」

 甘く熱っぽい声をあげて、ソニアさんが背筋を反らせる。たぷんっ♡ と弾む乳房がボクの目の前に差し出されるみたいに突き出る。

 

「んっ……♪ っふ、っ、んっ♪」

「おっぱい、吸いながら動かれたら……ぁ、あっ♡ んくうっ♡」

 ベッドの上でボクの頭を抱えながら、ソニアさんが腰をくねらせる。くちゅ、くちゅ、ちゅくぅ♡ 繋がった場所がこすれ合って、お互いに気持ちいい場所を探すように甘く大戸を立てていく。

 硬い肉棒が柔らかい膣襞をかき分けていく。ツブだったナカがむにゅむにゅとボクの亀頭を咥えて、舐め回すような感触。

 

「んちゅ……ぅ♪ 気持ちいい……っ♪」

「わたしも……ぁあんっ♡ 前より、あっ♡ あっ♡ このおちんちんで、感じるようになっちゃってるっ♡」

 ぷちゅっ♡ ぷちゅっ♡ 腰を揺り動かすと、ソニアさんがにじませるお汁が飛び散ってシーツを濡らしていく。愛液には白く濁ったものが混じりはじめて、奥まで突きあげるとさらにたっぷり溢れてくるみたいだった。

 

 たぷたぷと弾む胸は、舐めようとしても揺れてすぐに逃げていく。それを追いかけて舐めると、ソニアさんが「ひくんっ♡」と胸を反らして、同時に奥の方が「きゅんっ♡」と締めつけてくる。

 入り口だけじゃなくて、ナカもきゅうっと搾ってくるように締めつけてくれるから、根元と雁首のあたりを同時に扱いてもらってるみたい。

 

(メロンさんに教えてもらった通りに……)

 もっと喜んでもらいたくて、覚えたばかりのワザを試してみる。浅くしたり、深くしたりの四拍子。

「はっ♡ ぁあっ♡ んんっ♡ ぁあっ♡ なんか、それっ♡ 切なくなっちゃうから……ぁあああんっ♡」

 浅めに出し入れさせると、もっとって欲しがるように、ソニアさんが腰を浮かせる。そうすると、ずぷんっ♡ と強く突き入れた時に、ますます奥まで突き刺さっていく。

 

「ぅやぁっ♡ な、何か、してるでしょっ♡ 前と、なんか、違うぅっ♡」

「えへ。気持ちいい、かなっ♪」

「気持ちいいけど、生意気……ぁああんっ♡」

 ぎゅううっ♡ また頭を抱えられてしまった。おっぱいに顔を埋もれさせながら、体ごと密着していく。

 

 フワフワな入れ心地だったメロンさんと違って、ソニアさんのナカはもっと締め付けが強い。だから、力の入れ方も変えないと、うまくリズムをつけられない。

 相手によって攻め方も変えていかないといけないのは、勝負でもエッチでも同じだ。

 

「ソニアさん、もぉ……っ♪」

「うん、わたしもっ♡ そのまま、一緒にイこぉ♡」

 強く抱き合いながら、体ごと突き出していく。ぎゅっと締めつけてくれる膣奥を何度も押し上げると、きゅん、きゅんっ♡ と深いところで受け入れてくれる。嬉しくて、夢中で腰を突きあげる。

 ぎしっ、ぎしっ♡ ホテルのベッドが軋む音を立てて、ボクたちは体ごとむさぼり合っていく。

 

「出る……っ、ソニアさん、ソニアさんっ……!」

「いい、よっ♡ 私も……イ……くううううううっ♡」

 びくんっ♡ びく、びくっ♡

 テクニックなんて関係ないぐらい夢中で突きあげる。ソニアさんも腰を浮かせて、ぎゅうううっ♡ と奥まで受け入れて……そのまま、絶頂。小刻みに痙攣するような締め付けが、薄膜越しに伝わってくる。

 

「っ……っく、ぅうううっ!」

 ボクも、その締めつけに答えて……というより、これ以上は我慢ができなくなって……一気に絶頂に駆け上っていく。

 陰嚢の裏側あたりからうずくようにわき上がってくるものが、一気に飛び出していった。

 

 びゅうううっ! びゅくっ! びゅるるるるるっ! びゅくっ! びゅるるるっ!

 

「っ♡ ぁあっ♡ んんー♡ ナカでビクビクっ♡ してるっ……♡」

 腰をひくひくと浮かせながら、ソニアさんが熱に浮かされたように甘い声をあげる。ナチュラルメイクの顔は蕩けて、エメラルドグリーンの瞳は、やっぱりボクを見つめていた。

 

「はぁ……っ♪ 気持ちいい……♪」

「私も。気持ちいいよ♡」

 じっと見つめ合ったあと、どちらからともなくキスを求める。

「んっ……♡ ちゅ、あむ、れりゅ……♡」

 息苦しいのに、キスするほうが大事、ってくらいに触れあわせて、唾液を混ぜ合わせて……

 そうして、チェックアウトの時間ギリギリまで、ぴったりとベッドの上で体を重ね合っていた。

 

 

 

 

 

「……はい、綺麗になったよ♡」

 ゴムを外したボクのものをたっぷり舐めてくれた。すっかり精液が拭われて、ピカピカだ。

「ありがとう。これで、もっとがんばれそう♪」

 お互いの体を拭って、服を戻していく。ソニアさんは別の下着に着替えていた。何枚持ち歩いてるのか聞いたら、「そういうことは聞かないの」だって。

 

「バッジはあと2枚でしょ。ジムチャレンジ制覇まであとちょっとだよ。この調子なら、一番最初に突破できるかもね」

「ボクたちがエッチしてる間に、先にこおりジムを突破したチャレンジャーもいるかもしれないけど……」

「スパイクタウンのジムリーダーも強いからなー。そうそう先は越されないと思うけど」

 温かいキルクスタウンを離れて寒い9番道路を目指すのはちょっとおっくうだけど、十分温めてもらったし。出発の準備は万端だ。

 

「そういえば、ボクより先にメロンさんを突破したチャレンジャーがいるんだっけ?」

 さっき、ソニアさん自身がそう言っていた気がする。ボクは二人目だって。

「あなたの少し前にね。なんて言ったっけ、あの子……ぶかぶかの黒レザー着てて……」

「ぶかぶかのレザー……?」

 そんなチャレンジャー、いたっけ?

 

「ほら、モルペコを連れてる子」

「マリィだ!」

 ようやく、ピンときた。服装で思い出せなかったのは、エンジンシティのホテルで二人っきりになった時には下着姿だったからだ。

 

「マリィにも、負けたくないな。追いかけないと」

「ライバルが多いのはいいことだねー」

 ソニアさんの伸ばした手を取って、ベッドの上から起こしてあげる。

 

「じゃあ、行ってきます!」

「はいよ。わたしも、フィールドワークにもどらなきゃね」

 ホテルをチェックアウトしてから別れ際、ソニアさんはもう一度だけキスをしてくれた。

 気合いは十分。今度こそ、スパイクタウンに出発だ!




ここまでやってきて、なんと初のベッドでの本番です。

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15:スパイクタウン(マリィ、手コキ・フェラ)

 ■9番道路 スパイクタウンはずれ

 

「なぜシャッターが閉まってるんだ?」

「あくタイプのジムリーダーにチャレンジできないじゃない!」

 9番道路を南に進んだところで、なにやら騒ぎが起きていた。

 

 極寒のビーチを通り抜けてきたばかりのボクは、寒さに身を震わせていた。

 8番道路での経験を生かしてもこもこコートに着替えていたんだけど……それでも、さすがに雪が降るなか、海の上を自転車で駆け抜けるのはかなり堪えた。

 キルクスタウンで温まってきたからなんとか耐えられたけど、そうじゃなかったらジムチャレンジを諦めていたかもしれない。

 

「……で、なにかあったの?」

 あらためてまわりを見ると、スパイクタウンの入り口には分厚いシャッターが下ろしてある。

 スパイクタウンの入り口はここだけ……だと思う。ボクがみたタウンガイドでは、そう書かれていた。

 

「誰かが入り口を閉ざしてしまったみたい」

 と、先に到着していた女の子が言った。6つのバッジが収まったエンブレムを持っているから、彼女もジムチャレンジャーらしい。

「これじゃ入れないね。何かあったのか?」

「それが、叩いても大声出しても反応してくれないの」

 ジムチャレンジャーだけじゃない。他にも、スパイクタウンに用事があるのだろう人たちが入り口に留まっている。ちょっとした人だかりができている。

 

「うーん、そっか……きみ、名前は?」

「デネボラ。あなたもチャレンジャー?」

「うん。それじゃあデネボラ、ボクと一緒にテントに……」

「アンリ!」

 誘いかけたところで、横合いの草むらから声をかけられた。聞き覚えのある声だ。

 

「あれ……マリィ?」

 草むらから顔を出しているのは、独特な髪型の女の子だ。黒革のジャケットは少しサイズが大きめ。ボクにとってはライバルのひとり、マリィだ。

「こっちこっち」

 と、手招きするマリィ。……デネボラとテントで休憩するのは、諦めたほうがよさそうだ。

 

 マリィが手招きするほうについていく。スパイクタウンの横手に回りこんでいく格好だ。野生のポケモンをかわしながら、そこに辿り着くと……

「あたし、ここの生まれだから裏口を知ってるの」

 と、彼女は言った。

「あんたも入りたかったら案内してあげるよ」

「本当? ジムチャレンジができなくて困ってたんだ」

 さっそく案内してもらうために、歩き出そうとすると……

 

「ただし」

 マリィはそっと両手を広げて、ボクの行く手を遮った。

「お互いにチャンピオンを目指すライバル同士、あたしに勝てたらの話だけどね」

「マリィ、みんな困ってるんだし……」

「あんたのことはライバルとして尊敬してる」

 マリィの目元に、強い光が宿った。

 

「あたしにも背負ってるものがあるけん、負けるわけにはいかんとよ!」

「……わかった」

 理由はともかく、他の誰かではなくボクと勝負をしたい、と言ってくれてるんだから、断るわけにはいかない。

「前は負けたけど、あたしもパワーアップしとるけん! あんたに全部ぶつける!」

「どれだけ強くなったか……ひとりじゃ、わからないもんね!」

 ボクたちはお互いにボールを構えて……そして、バトルが始まった!

 

 

 

 ■スパイクタウン

 

「マリィたちのいいところ、ぜんぜん出せなかったじゃん……」

 ぶつぶつと愚痴っぽく漏らしながら、マリィは木箱をのぼっている。スパイクタウンのわきに積み上げられたコンテナの上をのぼっていく……来たほうを見下ろすと、ちょっとした高さだ。

「そんなことないよ、マリィは強かった」

「一匹も倒されてないのに、よく言うよ」

「連戦はさせてないから……」

 なだめながらも、マリィはスパイクタウンを囲む壁に空いた穴を示した。

 

「裏口って、ここ?」

 マリィは小さく頷いて、その場で屈んで四つん這いに。

「ちょっと狭いけど、ちゃんと通れるから」

 まずはマリィのモルペコが先に立って進んでいく。それから、マリィが続いた。

(他に道はないみたいだし……仕方ないか)

 とりあえず中に入ってみないと、どういう状況か分からない。……何かの実験が失敗してゾンビがうろついてたりしないよね?

 

「そういえば、ボク、なにかマリィに伝えたいことがあったんだけど……」

 ボクもしゃがんで窮屈な隘路(あいろ)を進んでいく

「あたしに?」

 少し前を行くマリィの返事。振り返ることもできないようなところを這って進んでいるから、顔は見えない。

 

 何せ窮屈だから、進んでいるあいだ見えるのは、マリィのお尻だけだ。

 狭い道を通り抜けるために四つん這いになって、ゆらゆら動いているお尻。レザージャケットの下のワンピースは花のようなフリルがついている。真っ白で健康的な脚。太ももは細くて、毛穴のひとつもないんじゃないかってくらいすべすべだ。

 

 その時……ボクの頭に電撃的にひとつの疑問がよぎった。

 

(マリィのパンツは、黒? それとも……ピンク? 赤かも……)

 全身ばっちりコーディネートしている彼女が、どんなパンツをはいているのか?

 ちらちらとスカートの裾が揺れる。腿の裏側がよく見えるけど、その根元までは見ることができない。

 

「伝えたいことって?」

「え? えーと……なんだっけ?」

 一度気になってしまうと、パンツことばかりが頭に浮かんでしまう。その前に浮かんでいた疑問は吹き飛んでしまった。

 なんとか見えないか……と、ぴったりくっついて屈もうとしても、窮屈すぎてスカートの中までは見ることができない。

 

(たしか前に見た時は、黒だったけど……)

 同じパンツをずっと着けてる……ってことはないよね。ボクだって、旅の間に使う下着はいくつか持ってる。

 気になって気になって……限界まで達したとき!

 

「ふうっ!」

 急に目の前が明るくなった。狭い穴の中から抜け出したマリィが立ち上がった。

 ボクも穴の中から抜け出すと、しゃがんだまま……疑問に突き動かされて、そのままマリィのスカートをまくり上げた。

「へ?」

 いきなりスカートをまくり上げられたマリィは、眼を丸くしている。あまりにもボクの動きが予想外だったらしい。

 

 白。

 

「……意外」

 フロントにリボンの飾りがついた純白のパンツ。狭い道を通り抜けてきたからか、柑橘を思わせる甘ずっぱい汗のにおいがした。

「ひ、人に見せるつもりじゃなかったから!」

 マリィの顔が急速に赤くなっていく。あわててスカートを押さえる彼女の代わりに、ボクはスカートをつまんでいた手を離した。

 

「ごめんごめん。どうしても気になっちゃって……」

「気になったからって、ふつうは見んやろ!」

 パートナーが怒ってるから、モルペコもはらぺこ模様でボクを威嚇する。慌てて、両手を挙げて無実をアピール。

 

「マリィのかわいいお尻をずっと見てたから」

「他に人がいたらどうするつもり……」

 そう言われて、思い出したようにまわりを見回してみる。ごちゃごちゃした路地裏だ。スプレーアートが描かれて、ステッカーがべたべた貼られた壁はどこかパンクな雰囲気だ。

 ボクたちが出てきたのは、小さな路地だ。明かりの切れたネオン看板が遮っていて、大通りのほうまでは見わたせない。ということは、通りからもボクたちのことは見えない。

 

「あ、じゃあ……ボクのも見る?」

 案内してもらった恩があるんだから、マリィを怒らせたくはない。思い切って、提案してみた。

「アンリのって……」

 マリィは意外な展開に弱いみたい。目を丸くしながら、ボクの言葉の意味を考えている。

 

「じゃ、じゃあ見る」

 もじもじと視線をさまよわせながら、マリィが頷いた。

「どうどう……それじゃ、こっち」

 路地の奥まった場所。大通りからは覗いても見えない位置をとって、マリィを屈ませる。モルペコも怒るのをやめてくれたようだ。

 スパイクタウンの中は静かだ。遠くから、ズン、ズン、という重低音が聞こえてきている……誰かが激しい音楽をかき鳴らしているみたい。

 

「……それじゃあ、どうぞ♪」

 そう言って、マリィの前でボクのスカートをまくり上げる……けど。寒い9番道路の海を渡るために、厚手のタイツをはいている。

「……」

 じーっとマリィが半目でボクを見る。さすがの迫力だ。

 

「そんな目で見ないでってば。ほら……ちゃんと見せるから」

 膝を曲げてしゃがんでいるマリィの前でスカートをめくったまま、タイツをゆっくり下ろしていく……せっかくだから、一緒にショーツも。

 ぷるん、と露わになる男性器に、またマリィが驚いて目を丸くするけど……

「そ、そこまで見せてとは言ってない……」

「お返しだから」

 そもそもマリィが見たいと言い出したわけじゃないんだけど。マリィのキリッとした目で見られてると思うと、ボクもドキドキし始めている。

 

「……前の時と違う」

 じいいっ、と青い目がボクの股間を見つめている。

「前、ホテルで見せた時はもう大きくなってたもんね」

 こくん、とマリィが頷いた。モルペコは気を利かせてくれたのか、通りのほうを見張ってくれている。

 

「……あんなに形が変わるなんて、不思議……」

 じーーーーっと目を向けられると、さすがに恥ずかしい。通常時は、女の子のショーツにも収まるくらいだから。手で隠せるくらいの大きさしかないし、先っぽも皮で隠れている。膨張率は自慢(?)だけど、毛もないからいかにも幼く見えるかも。

「モルペコだってフォルムチェンジするでしょ」

「それとはちょっと違うんやない?」

 

 マリィがじっと顔を近づけている。小さな吐息が、腿や性器にかかるのが分かる。

 キルクスタウンほどじゃないけど、まだ肌寒い。頬を赤らめたマリィの吐息は温かく感じられた。

「どうやったら大きくなるの?」

「んー……そうだねー」

 マリィに見られているだけでももう勃起してしまいそうなんだけど、せっかくなら……と考えている打ちに、ピン、とアイデアが浮かんだ。

 

「大きくなるように応援してくれる?」

「お、応援?」

「そう、おちんちんが大きくなうようにがんばれーって」

「エール団にいつも応援されてるけど……自分で応援はしないから」

「恥ずかしい?」

 マリィはせわしなく左右に目を配って、やがて意を決したようにボクの股間に向き直った。

 

「あ、アンリのおちんちん、がんばれ……」

「んんっ……♪」

 言われたことを素直にそのまんまやってくれるマリィの純粋さが心を打つ。この冬いちばんのかわいさ。

 

「ぴくぴくしてる」

「応援がきいてるんだよ」

「が、がんばれ、おちんちん。がんばれ……♡」

 単に素直なだけじゃなくて、なにか恥ずかしいことをさせられている……という意識はあるらしい。頬をピンクに染めて、疑いつつもやってくれている。恥ずかしさよりも、興味とボクへの信頼が勝ってるってことだ。

 

「ああ、かわいいなぁっ♪」

 思わず口をついて出てしまう。と同時に、熱が股間に集まっていって、ぐぐ……と、そこが徐々に大きくなっていく。

「わ、わ……♡」

 下を向いていたものが、地面と平行に……そして、さらに上向いていく。ぴくん、ぴくんっ♡ と跳ね上がるたび、海綿体に血が流れこんで膨らんで、大きさを増していく。

 

「お……おちんちん、大きくなっとー♡」

「うん。マリィが応援してくれたおかげ♪」

 さっきのフォルムに比べると、5倍近くに大きくなっている。ショーツの中に収まる程度だったけど、この状態だと隠すのは無理だ。

 お腹にくっつきそうなほどに上向きに反り返って、膨らんだ海綿体に押し出されて尿道の形が幹に浮き上がっている。血管が浮き出て、びく、びく、と脈動にあわせて跳ね上がる。

 勃起していくのに合わせて、皮で隠れていた部分が露わになっていって……赤らんだ亀頭が覗いて、先っぽの鈴口がマリィの整った顔に向けられていた。

 

「ぜんぜん違う……こんなに変わるんだ」

 ちょうどマリィの顔の高さに、ボクの竿がひくひくと弾んでいる。皮は完全には剥けきらず、エラの上に引っかかってる状態だ。

「触ってほしいな」

 前にホテルでオナニーを見せ合った時は……あくまで見てるだけ。でも、もっと親密になりたくてお願いしてみる。

 

「こ、こんなに大きくなって……苦しくない?」

 潤んだ瞳でボクの顔を見上げながら、マリィがそっと手を添えてくれる。黒いネイルが白い手によく似合っている。

「大丈夫。でも……少し冷ましてほしいな」

「冷ます……ん、と。……ふー、ふーっ……♡」

 唇をすぼめて、先っぽに生きを吹きかけてくれる。くすぐったい刺激に、びくびくっ! と大きく跳ね上がってしまう。そんなかわいいことをされたら、冷めるどころかますます熱くいきり立ってしまう。

 

「アンリのにおい、する……」

 ドキドキした様子で、マリィが顔を近づける。そっと両手の指を幹に添えながら、鼻先がくっつきそうなほど亀頭に近づいている。

「すー……っ♡ は、ぁ……♡」

 ボクの粘膜のにおいを吸い込んでいるのがわかる。熱っぽい呼吸が肌をくすぐる。そのにおいで酔っちゃうみたいに目を閉じて、たっぷりと吸い込んでいく。

 

「……んっ♪」

 目を閉じてにおいを堪能している顔を見るとイタズラ心がわき上がって来て、ボクはそっと腰を突き出した。マリィの手の中で「つるんっ」と皮が剥けて、つるりとした先っぽがマリィのほっぺに「ぴとっ」と触れた。

「ひゃあ……♡」

 びっくりしたマリィが声をあげるけど……じ、っとボクに目を向けるだけ。やめろ、と言うつもりはないみたいだ。

 

「……出るとこも見たい」

 ふう、ふぅ……♡ マリィが息を荒げている。ボクの太ももに手を添えて、さっきとはまるで違う形になったものをじっと見つめて、ボクのにおいに夢中になっている。鼻息が粘膜をくすぐって、ぴくぴくと下半身が震えてしまう。

「もっと応援してくれる?」

「……ん♡」

 マリィの手がボクのを両手で包む。上下にゆっくり、竿を擦っていく。すべすべの手が上下すると、ぶっくりと膨らんだ海綿体に小さな摩擦を感じて息を漏らしてしまう。

 

「こうやって……擦ってた、よね?」

 しゅっ♡ しゅっ♡ しゅっ♡ しゅっ♡

 マリィの手が上下に動く。繊細な指が擦れるたび、ぞくぞくするような刺激で腰が浮き上がる。すべすべした肌とペタペタする粘膜の感触の違いを確かめるように、マリィの手は速度を変えながら動く。

 

「それ、気持ちいい……もっと強くしても、大丈夫、だから」

「アンリのお……おちんちん、すごく熱い……♡」

 びく、びく、びくっ! けだものみたいに跳ね上がるものを押さえ込むように握り込みながら、扱きつづけるマリィの手。ネイルされた指が組み合わされて、両手で筒を作るように左右からにぎられる。

 

「ぁあ……んんっ♪ いいよ、マリィ、上手……っ♪」

「んっ……♡ っふ、ぅ……ぅう……♡」

 ビクビク跳ねるモノを見つめながら、マリィは逡巡するようにボクの顔を見てから……

「……あー……んっ……♡」

 

 あむっ♡

 

 不意打ちみたいに、先っぽを唇で包む。

「あっ……マリィ、気持ちいい……っ!」

 ちゅぽ、ちゅぽっ♡ 小さな唇が先っぽにくっついては離れる。浅いキスを繰り返されて、先端がぐっと膨らんでしまう。

「ふっ♡ ふうっ♡ んっ♡ んー……♡」

 マリィはのめり込むみたいにライバルの鈴口にしゃぶりついている。ひかえめだけど情熱的にキスを繰り返して、先端からにじむ先走りを「ちゅうっ♡」と音を立てて吸い上げてくれる。

 

 ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅうっ♡ ちゅるるっ♡

 にゅく、にゅく、ちゅくっ♡ しゅこしゅこっ♡

 

 透明な汁がマリィの唇をぺったりと濡らしている。ボクの先走りとマリィの唾液が混ざり合いながら、白いアゴをにつぅっと垂れ落ちる。

 濡れていく幹を握った手は、男根を大事な捧げ物みたいに包んでくれている。

「マリィ、かわいいよ。おちんちん舐めてるところもかわいい♪」

「……っ♡」

 睨むみたいにボクを見上げるけど、その目は潤んで熱っぽい。非難するというよりは、恥ずかしいから訴えるような視線。恥ずかしがっているのが分かってて、言ってるのだけど。

 

「ボクのにおい、わかる? 味もマリィの好みだったらいいけど」

「せ、せからしか……♡」

 真っ赤になりながらも、マリィは動きを止めない。舌を「べっ」と伸ばして、裏筋から舐めあげてくれる。

 ぺちゃっ♡ ぺちゃっ♡

 慣れない舌の動きはアイスクリームを舐めあげるように上下に動いて、敏感な箇所をざらついた表面で舐めあげていく。鈴口がマリィの舌に擦れると、ぞくぞくして腰が浮き上がってしまう。

 

「はぁ、っは……っ♡ んちゅうっ♡ っちゅ♡ は、む、れりゅ……♡」

 テクニックなんて教わったことはないはずなんだけど、舌の上に迎え入れて、唾液をたっぷり塗り付けながら首を前後させて……幹を握ってにゅくにゅく♡ 扱き続けている。

 もしかしたら、前に見せ合ったときにボクが自分でしてた時の動きを覚えていたのかも。細かいところまでよく見ているトレーナーは、育成もエッチも上達が早くなるんだ、きっと。

 

「マリィ、気持ち良くて……も、ぅ、出そう……♡」

「いいよ、このまま……♡」

 潤んだ瞳で見上げて、マリィは手を動かし続ける。手でしごいて気持ち良くして、にじんでくる先走りを欲しがるように舐める動き。ほんとうに、ボクのにおいと味で喜んでくれているのかもしれない。

 

「ん、っちゅぅ♡ れりゅ、っちゅ……♡ れ、るぅ、ちゅぷ……♡」

 白い頬を上気させながら、マリィが舌を動かし続ける。つたないけど夢中で、ボクを欲しがってくれてる動き。手はちゅこちゅこと、唾液に濡れた肉棒を上下に擦りつづけている。

 

 ぴちゅ、ちゅぷっ♡ ちゅこっ♡ ちゅぷぷ……ちゅぽっ♡ れちゅうっ♡

 

 薄暗い路地に、濡れた音が反響する。細い首がこくこくとボクの汁を飲むために動いている。甘いものを欲しがるように、唇をすぼめてしゃぶりつく。

 きっと他の人には見せたこともない顔。ジムチャレンジのライバルなのに、ボクはこの子のパンツの色も、フェラチオしてる時の顔も知っている。

 興奮がおへその下に集まっていくような感覚。きゅううっと腿と腹筋に力がこもって、ボクはぐっと腰を突き出した。

 

「マリィ、出る……っ! イ……く、ぅううっ!」

 思わす背を反らすように腰を突き出して……にゅるぅっ♡ と、深くマリィに咥えさせてしまった。

「んっ♡ っふぅ、ん、んんむううっ♡」

 先っぽだけ咥えていた唇に、肉棒が半ばまで入り込む。こらえきれない快感がわき上がってくるのを、そのまま解き放っていく……

 

 びゅるるるるっ! びゅううううっ! びゅううううううううっ!

 

「んんんんーっ……♡」

 口の中で跳ね上がる肉棒から、熱い精液が噴き上がる。赤くてかわいらしい舌の上にたっぷりと噴き出すと、マリィの頬がぷくっと小さくふくらんでしまっている。

「っふ……ぅ、っふー……♡」

 精液のにおいと味に目元を潤ませて、マリィがぴくぴくと腰を震わせている。口も性感帯らしいから、感じてくれてるのかも。

 

「マリィ、気持ち良かった。上手だったよ」

 にゅ、るぅ……♡ ピンクの唇から、ゆっくりと引き出す。粘ついた白い糸が唇との間に伸びて、ぷつりと切れた。

「ん、んっ……んー、んんっ……♡」

 マリィは何か答えようとしてるけど……口の中の精液を吐き出したくないみたい。身振りで何かを示そうとしている。

 

「落ち着いて。ゆっくり飲み込めば良いから。ツバと混ぜながら飲んで」

「ん……っ♡」

 口元を押さえながら、こくこくと喉を鳴らしていくマリィ。何度も鼻で息をするから、そのたびにボクのにおいを感じてくれているはずだ。

 

「こんなに……熱いと思わんかった……♡」

 ぽおっとした表情のまま、マリィがつぶやく。ボクは服を直しながら、髪を整えてあげた。

「マリィが気持ち良くしてくれたから。ありがと」

「ん……♡」

 目を閉じて、ボクが髪に触れるのを受け入れてくれていたけど……

 

「……思い出した!」

 その瞬間、ずっと保留していたことを思い出した。マリィに伝えることがあったんだ。

 

 

 

 

 

「つまり……あたしを勝たせるために、他のチャレンジャーの邪魔してたってこと?」

 スパイクタウンの路上。マリィは不機嫌そうに腕を組んでいた。ボクにパンツを見られた時とは比べものにならないくらい怒っていることが、横から見ていても分かる。

 彼女の前には、エール団……その正体はあくジムのトレーナー。マリィのお兄さんであるネズさんの弟子、ということになる。

 彼らにとっては、マリィはリーダーの妹。スパイクタウンの期待の星だったわけだ。

 

「お嬢がチャンピオンカップで勝ち進むためには敵が少ない方がいいと思って……」

正座させられたエール団員が、ぼそぼそと答えるけど……

「はぁ……そんなの、ぜんぜん応援じゃないし!」

 怒りダイマックスのマリィが、ボクの方に向き直った。

 

「アンリ、今すぐジムリーダーとバトルして」

「ボクが?」

「エール団は少し、目的をはき違えてるから……目の覚めるようなバトルで正気に戻してあげて」

「もともとボクはチャレンジしに来たからいいけど……マリィは?」

「エール団ともうちょっと話をしたいから」

 

 ブルーの瞳が冷たく光る。ボクのにおいに陶酔していたマリィと同一人物とはとても思えない。モルペコも小さくなって震えていた。

「他のチャレンジャーも困ってるから、シャッターを開けさせてあげてね」

「分かっとう」

 エール団がどんな目に遭わされるのかは分からないけど、最初にジムリーダーに挑む栄誉を譲ってもらったんだから、ここは正々堂々とチャレンジを完遂しよう。

 

 スパイクタウンジムは、他のジムスタジアムのように大きくはない。ポケモンをダイマックスさせるガラル粒子が観測されていないから、スタジアム建設が見送られているらしい。

 ボクが進み出ると、ライブで盛り上がっていたトレーナーたちが場所を譲ってくれた。そして、ステージの上のジムリーダー……ガラルが誇るシンガーのネズさんがボクと向き合った。

 

「やっとジムチャレンジャーが現れましたか。おれがダメなやつだから、チャレンジャーも来てくれないんだと、思ってたね」

「いや、エール団がジャマしてたから……」

「バトルの前にハッタリで精神的に優位に立とうとする戦法……なかなかやりますね」

「本当のことなんだけど」

 ライブの熱が残っているからか、あんまり話を聞いてくれるモードじゃなさそうだ。

 

「おれはあくタイプポケモンの天才、人呼んで哀愁のネズ!」

 スタンドマイクを取りだしての名乗り。なんせボクが最初のチャレンジャーだから、気合いが入っている。

「ボクはハロンタウンのアンリ。マリィに頼まれちゃったから、負けないよ!」

「妹の名前を出して精神的に優位に……」

「もういいから!」

 

 ネズさんが精神的に劣勢になっていたおかげかどうかは分からないけど……

 ダイマックスのないジムバトルを、ボクは制することができた。

 その頃には、マリィの説得(?)によってエール団がシャッターを開けてくれたようだ。入り口で待たされていたジムチャレンジャーたちとすれ違いながら、ボクは一足先に次の街を目指すことにする。

 

 残るバッジはあとひとつ。次が最後のジムチャレンジだ!




がんばれ♡がんばれ♡がやりたかったんです。

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16:ナックルシティ(ドラゴンジムトレーナー、3P)

■ナックルシティ 宝物庫

 

 いよいよジムチャレンジも最終幕。

 最後のドラゴンジムがあるのは、ガラル地方のド真ん中。歴史と伝統の街ナックルシティだ。

 ボクはスパイクタウンでのジムチャレンジ最初の突破者として、最初に辿り着いたんだけど……

 

「このままじゃ勝てないかも知れない……」

 今は少し、作戦を練る時間だ。

 ここに来るまでの間に、ポケモンがとつぜんダイマックスする事件が再び起きた。

 だけど、さっそうと現れたガラルのチャンピオン・ダンデさんがリザードンとともに戦っておとなしくさせた。くり返しだけど、ダイマックスしたポケモンをだ。

 

 ジムチャレンジの先には、ファイナルトーナメント。さらにその先はチャンピオンとの直接対決だ。

 あんなすごい人とバトルして、勝てるのかどうか……もちろん、自分のポケモン達を信頼してるけど、それだけじゃまだ足りない。

(そのためにも、チャンピオンのライバルと言われているキバナさんとの勝負は大事だ)

 宝物庫に並べられているガラルの重要文化財の数々を見つめる。

 

 ここは誰でも入れる場所じゃない。以前おとずれた時、ローズ委員長のすすめと、キバナさんの許可を得て見学できたのだ。ボクがジムチャレンジャーとして3つのバッジを集めていたし、ソニアさんのフィールドワークの手伝いをしていたおかげもあるんだろうけど。

 そう考えれば……ボクの旅はいろんな人との出会いの旅でもある。

 ガラルに歴史あり。それに比べればちょっぴりだけど、ボクにもね。

 そんなことを考えて、ボクは歴史の中にヒントがないかと思って、この宝物庫にやってきたのだった。

 

「お悩みですか?」

 ふと、後ろから声をかけられた。振り返ると、女性が二人。きっちりした黒髪を後ろに伸ばして、きっちりとセットしている。きりっとしたメガネをかけた文化系だ。

「宝物庫の……学芸員の方ですか?」

「ええ、ジムチャレンジの期間はみんなスタジアムに夢中で、宝物庫には人が訪れないもので」

 なるほど。それで、ひとりここを訪れているボクが珍しく思って声をかけたのだろう。

 

「あなたは、ジムチャレンジャーでしょう?」

 二人のうち、もう一人が声をかけてくる。見た目の印象を同じように整えているからか、顔の造作以外には容姿はそっくりだ。

「はい。アンリと言います」

「存じてます。もう残ってるジムチャレンジャーは10人もいないし……トーナメントの最有力候補と言われていますよ」

「まだこれから、ドラゴンジムに挑まなきゃいけないから」

 有力候補、なんて言われると照れてしまう。バッジ集めも終わってないのに。

 

「私はレナ」

「私はヒトミです」

 ボクに応えての自己紹介。そっくりだから、ちゃんと覚えるようにしないと。

 

「まだスタジアムに行かないのですか?」

「キバナさんほどの強豪に挑む前には、いろいろと考えておこうと思って。それに、ドラゴンジムのことを教えてもらえるかもしれないし」

「この宝物庫で?」

「どうしてそう思ったのですか?」

 きりりとした表情で聞かれる。ボクは少し考えてから……

 

「だって、宝物庫の入り口にドラゴンジムのマークが描いてあるし」

「そこに気づくとは……」

「それに、二人が着てるのってドラゴンジムのユニフォーム……だよね?」

 なんで学芸員がスポーツウェアを着ているんだろうと思ったのだけど、たぶんドラゴンジムが宝物庫の管理も引き受けているのだ。歴史的資料の研究も、ポケモン育成のカギになるってことだろうか。

 

「……そこまで見抜いたのはあなたがはじめてです」

「そうかなあ」

 みんな気づいてて言わないだけじゃないかなって気もしたけど、細かいことは突っ込まないことにしておく。

 歴史あるナックルシティ、歴史あるジム、歴史ある宝物庫。この街のジムはずっとドラゴンジムだから、繋がってるのも納得だ。あのキバナさんが宝物庫の管理者っていうのは意外だけど……もしかして、学芸員の資格も持ってるんだろうか。

 

「他のジムチャレンジャーがネズさんに勝って最後のジムに辿り着くまでにはまだ時間があると思う」

 今ごろキバナさんはチャレンジャーを出迎える準備をしているのだろうか。派手好きだから、意気込みを動画にしたり、ストーリーを更新している頃だろう。

「それに、最初に挑むチャレンジャーが一番不利でしょ。後からの挑戦者は、もう挑んだチャレンジャーから情報が聞くことができる……」

 ボクもここに来るまでに、リーダーやチャレンジの情報を他のチャレンジャーと交換している。ビートは一度も助けてくれなかったけど。

 

「ってことで、ちょっとだけ助けて欲しいなー……って、思って」

 はにかみながら言うと、ふたりの学芸員……レナさんとヒトミさんが互いに目を合わせて、小さく微笑んだ。

「ジムトレーナー同士も、情報交換してるんですよ」

 眼鏡の奥で、レナさんの目が細められた。ヒトミさんの笑みは、どことなく挑発的だ。

「今までのジムでも、さんざん『悪さ』してきたとか……♡」

 

「な、なんのことだかさっぱり」

 冷や汗を拭いながら言い逃れしてみるけど……

「話は、奥で聞きますね」

 両脇をお姉さんたちに抱えられて、宝物庫の奥へ引きずられていったのだった……

 

 

 

 

 

「さて、それでは……」

 宝物庫の入り口受付から奥へ。展示物や資料は置かれていない……休憩室、みたいな場所だろう。静かで、薄手の毛布が用意されている。

「こういう仕事をしていると、普段は発散できないものがいろいろと溜まっちゃうんですよ」

「だから、たまには楽しいこともしないと……♡」

 

 二人がするすると、ユニフォームを脱ぎ去っていく。あっというまに下着まで床に落ちて、二人は裸になった。

 体つきは、レナさんがむちっとして柔らかそうな体つき。ヒトミさんは細身だけど、腰回りはしっかりと大きい。

「いきなり、二人で?」

「キバナさんとのバトルはダブルバトル……二匹のポケモンを同時に相手にすることになります」

「これぐらいでひるんでいては、とても勝てませんよ」

 

 二人が左右から囁きながら、ボクの服の中に手を滑り込ませてくる。レナさんがウエストを、ヒトミさんが胸の下をくすぐって、体がぴくりと反応してしまう。

「ダブルバトルなら、こっちも二人いないとおかしいと思うんだけど」

「そこはなんとか、カバーしてください」

「追い込まれたら、1対2になりますからね♡」

 ダブルバトルだとしたら、ボクはもう大ピンチの状態だ。もちろん……お姉さん二人と同時に、っていうのは、望むところだけど。

 

「各地のスタジアムで悪さを働いてるトレーナー……少しお仕置きしてあげないと」

「どれぐらい悪いのか、確かめてみましょう♡」

 ボクの体を撫でまわしていた手が、下へすべっていく。レナさんがスカートを、ヒトミさんがショーツを手際よく脱がせていく……抜群のコンビネーションだ。

 

「っん……」

 下半身が露わにされると、ぴくん、とふるえながら飛び出す。まだ完全には勃起してないけど、二人に挟まれて期待にひくひくと弾んでいる。

「思ったより、かわいいサイズかも……」

「あ、ん、でも、大きくなってきた……♡」

 メガネごしの熱視線。勃起していくに従って皮が剥き下ろされていって……矢印型の先端が飛び出すフォルムチェンジ。

 

「チャレンジャーにしては、大きい……かも」

「よくスカートで隠せますね?」

「普段は平気なんだけど、大きくなっちゃうと隠せないから……あ、んっ……!」

 話しているうちに、ヒトミさんが先っぽに舌を這わせてきた。

「れ、ぇ……る♡ ふふ、若い子の味……♡」

 ぺちゅ、ぺろ……ぴちゃ、れりゅう♡

 

「っ、ぅう、はぁ……っ、そこはっ、敏感だから……♪」

 先っぽをぴちゃぴちゃと舐め回されて、腰がびくびく反応してしまう。舌のざらざらした表面と、つるつるした裏面の刺激が交互に触れて、勃起したそこにさらに血が流れこんで痛いくらいに充血していく。

「かわいい顔で油断させて、この油断ならないもので一撃を加えるんですね……♡」

 ヒトミさんが舐めているのと同じものを、レナさんがきゅっ♡ と摘まむように指で挟む。

 

「こんないけない子には、二人がかりでわからせてあげないと♡」

 レナさんの親指と人差し指が輪っかを作って、根元を扱いていく。きゅ、きゅ、っと締めつけられながら前後されると、まるでオナニーしてるときのような、射精を促進する刺激だ。

 

「7つもバッジを集められたんだから、もう諦めてもいいんですよ♡」

 にゅり、にゅち、にゅるぅ♡ ちゅぷ、にゅりゅううっ♡

「キバナさんに負けたって、誰も笑ったりしないんですから♡」

 しこ、しこしこっ♡ にゅく、にゅく、にゅるうっ♡

 ヒトミさんが先端を舐め回して、亀頭をべちょべちょに濡らしていく。同時に、レナさんの手が根元を小刻みに扱きあげる。

 

「っは……っ、ぅ……っく、ん……♪」

「ダブルバトルの威力、思い知りましたか?」

「このまま出しちゃっていいんですよ……♡」

 からかっているのか、それとも本気で諦めようとしているのか……ここで射精したからってチャレンジを諦めなきゃいけない道理なんてないんだけど、挑発されたらトレーナーとして受けて立つのが筋ってものだ。

 

「ま、だ、諦めませんから……!」

 追い込まれてからの粘りが大事だ。にゅるんっ♡ と腰を引いて、二人の攻めから抜け出す。レナさんの指が雁首に引っかかってすっぽ抜ける感触に「はぅ」と声が漏れてしまうけど、なんとか出してしまわないように気合いを入れた。

 

「でも、こっちは二人がかりですよ?」

 ユニフォームに隠れていた柔らかな体を揺らしながら、レナさんが濡れた唇を舐める。

「簡単にはイかせられないと思いますよ♡」

 ヒトミさんは膝をついて、ゆらゆらとお尻を揺らす。腿の間で、大人の花びらがうっすらと覗いている。

 二人とも、何かと『溜まっている』のは本当らしい。ボクが攻めっ気を見せると、誘うように腰を動かしている。

 

「二人同時でも……負けない!」

 いっぺんに相手をするのははじめてじゃない。いつもと違うのは、今はいわば『腕だめし』ってこと。遊び半分かもしれないけど、ボクのことをチャレンジャーとして試しているに違いない。

 いつもはボクのファンだから素直に相手してくれるけど、今日は本当に、二人を一度に気持ち良くしないと。

 

「ん……っ、ちゅ……ぅ♪」

 お尻を向けているヒトミさんの背筋にキスを落として、つう、っと舌を滑らせる。同時に、レナさんの腿をくすぐるようになで上げていった。

「あんっ、っふ……ぅ♡」

「もう、本当に女の子慣れした手つき……♡」

 ぴくぴくと背筋を反らすヒトミさん。レナさんがそっと足を広げてくれる。

 

「二人も、チャレンジャーのつまみ食いなんて……悪いこと、しちゃってるんじゃないですか?」

 今度はレナさんのおへその下にキスをして、レナさんの腿の内側をなぞり上げる。

「んっ♡ 他にジムはいろんなジムチャレンジャーとバトルできるけど……」

「私たちのところまで来てくれるのは、少しだけですもの♡」

 下半身への刺激に、二人が体勢を崩す。レナさんは仰向けに、ヒトミさんは四つん這いだ。

 

「厳選されたチャレンジャーと、もっと仲良くなりたいって思います♡」

「君は、一番に辿り着いた優勝候補だし……興味持っちゃいます、よぉ♡」

 甘い声は、ボクを挑発するためにわざと出しているのだろう。指でくすぐるうちに、二人の秘所は徐々に潤んでいく。

 全体の印象は……たぶん、ジムのイメージ作りのために似せているのだけど、裸になった二人の体はけっこう、違う。

 ボクのために潤ませているそこも、レナさんは陰唇が大きめで、ヒトミさんはドテが高め。アソコを見比べるなんて贅沢だけど、ボクの攻めで二人を満足させられなかったら反撃されるに違いない。

 

「それじゃあ、仲良くなれるようにがんばります……っ♪」

 ぬ、る、にゅる……っ♡

 二人のナカへ、それぞれ指を進めて行く。ヒトミさんの膣内からは愛液がたっぷりと溢れて、ちゅぷんっ♡ と音を立てる。それに比べると、レナさんはまだカタい感触だ。

「ぁあんっ……♡ 男のコの指……っ♡」

 大人に比べたら小さい指に、きゅきゅっ♡ とヒトミさんは強く吸いついてくる。

 

「レナさんも。気持ち良くなってください。……れ、ぇる♪」

 舌を尖らせて、そっとクリトリスに這わせる。ツブだった反応とともに、レナさんがぴくんっと腰を浮き上がらせる。

「はぁっ♡ そ、そこは……♡」

「レナさん、こっちが気持ちいいんですね。自分でするときも、ここをいじってるんですか?」

「そ、そんな恥ずかしいこと、聞かないで……っ♡」

 仰向けのレナさんが、M字に脚を広げて腰を浮き上がらせる。ナカからもじゅわっと蜜がにじんできて、さっきよりも指が動かしやすくなった。

 

「わ、私も、もっと……♡」

 ヒトミさんが大きなお尻をゆっくりと揺らして、激しい愛撫をねだってくる。

「ヒトミさんも、気持ちいいところ教えてください。ここ、とか……♪」

 くちゅ、ちゅぷ、くちゅうっ♡ 指の角度を変えて、ぐりぐりと指の腹を押しつけていく。少しざらついた感触が指に擦れると、

「くぅんっ♡」

 きゅぅぅぅっ♡ と強めに指に吸いついてくる。Gスポットってやつだ。指を根元まで飲み込ませて、そこをぐりぐり♡ 強めに刺激していく。

 

「あ、ぁっ♡ 二人いっぺんに、気持ちいいところ見つけられて……っ♡」

「年下の男の子に、感じさせられちゃってるぅっ♡」

 レナさんはクリトリス。ヒトミさんはGスポット。それぞれの急所を刺激しながら、指をゆっくり出し入れさせていく。

 くちゅ、ぬちゅ……ちゅく、ちゅぷ、くちゅくちゅっ♡

 愛液がたっぷりと染み出して、ボクの両手に絡みついてくる。その汁を絡ませながら、徐々に大きく、強めに出し入れさせると、ピンクの肉襞がきゅうきゅうっ♡ と指を締めつけいくのが分かる。

 

「特性を見極めて、急所を突く……基本は同じ、だけど……」

 くちゅ、ちゅく、ぷちゅっ♡ 二人が奏でる水音が重なって、静かな室内に響いていく。レナさんの胸がぷるぷると揺れて、ヒトミさんのお尻が激しくバウンドする。

「ぁあっ♡ ぁ、くぅっ♡ そこ、攻められたら、気持ち良くてっ♡」

「はああっ♡ ん、ぁっ♡ も、もう、イっちゃいます……っ♡」

 二人の腰が浮き上がって、ボクの指に気持ちいいところを自分から、ぐりぐり♡ と押しつけてくる。

 きゅううんっ♡ 強く吸いついてる膣襞。わななく性器が絶頂を迎える直前に、ぐちゅぐちゅとえっちな二重奏を奏でるお姉さん達のナカから、指を引き抜いた。

 

「きゃうっ♡ な、なんでっ♡」

「もうちょっとでイけるのに……♡」

 メガネの奥の熱っぽい目がボクを非難するように見つめる。最初は遊びのつもりだったのかもしれないけど、弱点を突いた愛撫ですっかりボクがペースを握っている。

「相手に合わせるだけじゃなくて、自分が流れをつかむことも大事……だよねっ♪」

 ヒトミさんの大きなお尻をつかんで、抱えながらレナさんをまたがせる。二人の体が重なった。

 

「きゃ……せ、先輩……」

「あ、んっ、アソコが当たって……っ♡」

 ぷちゅっ♡ と、濡れた秘所が重なる。貝合わせってやつだ。絶景だけど、眺めて楽しんでるだけじゃもったいない。

「指だけでイかせたら、もったいないから……」

 二人の重なった性器の間。ひくついている秘唇の真ん中に向けて、腰を突き出した。

 

 にゅ、るぅうん……♡

 

「ひぅんっ♡ クリに擦れちゃってるっ♡」

「あ、熱いのが、当たって……っ♡」

 二人の間に挿入した肉棒は、ぷちゅぷちゅと吸いついてくる秘唇の間で扱かれて、コリコリしたクリトリスに擦れる。複雑な刺激に包まれて、腰がびくついてしまう。

 

「一緒に気持ち良くなれるのが一番、だよね♪」

 くちゅ、ちゅぷ、ちゅく、ぐちゅうっ♡ たっぷり愛撫した膣内からは白濁した汁がにじみ出して、たっぷりと男根に絡んでくる。

 ふたりの体液を潤滑剤にして、腰を前後させていく。顔は見えないけど、きゅうきゅうっ♡ と入り口がひくついてしゃぶりついてくるから、感じてくれているのはよく分かる。

 

「ふ、二人まとめて、なんて……っ♡」

「ダメっ、攻められて、イかされちゃいます♡」

 腰の動きを大きく、強くしていく。激しく出入りさせると、ヒトミさんの腰にお腹がぶつかって、レナさんのお尻に袋がぴたぴたと触れる。クチュクチュ濡れた音に重なるリズムで、三人の体が高まっていく。

 

「もう……ダメ、イっちゃう……きゃあぁぁあぁぁあんっ♡」

「おちんちん擦れてるだけなのに……イくぅううううううっ♡」

 ちゅううううっ♡ 二人の膣口が、ボクに激しく吸いついて求めてくる。上下からしゃぶり上げられて、ボクも夢中で腰を突き出し……

 

 びゅるるるるるるるるっ! びゅうううううっ! びゅく、びゅるっ! びゅるるるっ!

 

 上下からの圧を感じながら、二人の体の間に精液を放っていく。

 二人のお腹……ナカじゃなくて外に、アツアツドロドロの精液がたっぷりと放たれる。

「えっちなダブルバトル、ありがとうございました♪」

 にゅぽっ♡ 二人の間から引き抜いて、壁にもたれる。激しくて、力が抜けてしまいそうだ。

 

「大人を二人いっぺんにイかせちゃうなんて……本当に、悪いおちんちんです♡」

「これなら、本当に……キバナさんにも勝っちゃうかも……♡」

 はぁ、はぁっ♡ と呼吸を整えながら、二人がボクのイったあとのおちんちんを舐めてくれる。

「んちゅ……れる……ちゅ、っぷ、あむ……♡」

「ちゅぷぷ♡ んじゅ……は、む、んちゅう♡」

 二人の舌がボクを舐めあげて、どろぉ♡ とにじみ出す白濁を舐め取っていく。時々、メガネのフレームが触れあって、かちかちと音を立てた。

 

「すっきりしたから、ジムチャレンジもがんばれそうです。ありがとうございます♪」

「ムラムラして、チャレンジ前に解消しにきたわけじゃ……ないですよね?」

「それはそれで、ただ者じゃないですね……」

 ボクのおちんちんを挟んで二人が言葉を交わしているけど、沈黙はきんのたま。

「最後のジムチャレンジ、がんばるぞ!」

 気合いを入れて、スタジアムへ向かった。

 

 ジムチャレンジが宝物庫で行われるから、往復するハメになったんだけど。

 

 

 

 

 

「アンリ、ジムチャレンジ突破おめでとう!」

 砂嵐が晴れたスタジアムで、ボクはキバナさんと固く握手を交わしていた。

 ボクより40センチぐらいは大きいんじゃないかと思う。近くで会話してると、首が痛くなりそうだ。

 

「ダブルバトルの特訓の成果が出ました!」

 今季初のジムチャレンジ突破者だ。立派に見えるように胸を張る。

「次はファイナルトーナメントに挑むんだ。そう……俺たちのリベンジのためにもな!」

「もちろん! チャンピオンを目指すものどうし、正々堂々と戦いましょう!」

 ドラゴンバッジを受けとる。ジムチャレンジ制覇の証となるバッジをボクが高々と掲げると、観客から大きな歓声が上がった。

 

「ついでに、一緒に自撮りしとくか」

「負けっぷりがいいってSNSで拡散されてますもんね。あと何枚撮れるか楽しみです!」

「おいやめろ」

 キバナさんと並んでポーズ。

 でも、実際にはキバナさんに勝利したチャレンジャーはたったの4人しかいなかった。

 

 そしてボクは、決戦の地シュートシティへ向かうのだった。




ダブルバトルは隠語じゃないです。

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17:セミファイナルトーナメント(マリィ、本番)

 ついに始まった、セミファイナルトーナメント!

 

 今期のジムチャレンジの突破者は、たったの4人。

 例年に比べると、突破者は少ないらしい。エール団の影響を指摘する声もあるけど、スパイクタウンの一件以来、彼らは妨害行為を行わなくなっている。

 その上で、キバナさんを破ることができたのは4人だけ。

 だからエール団よりも、ジムリーダーが強豪揃いだったのが影響しているように思う。たぶんね。

 

 とにかく、セミファイナルへ挑むチャレンジャーは4人。

 ボク、ホップ、マリィ、それから……えー、まあ、ともかく。

 その4人のなかから、ファイナルトーナメントへ進出するのはひとりだけ。

 

 そのセミファイナルの一回戦――

 

「あんたならジムバッジを集め、ここに立つとわかっとったよ」

 ボクと相対するチャレンジャーが静かにつぶやく。

「マリィこそ。ここでバトルできて嬉しいよ」

 マリィが着ているのは見なれた黒いレザー……ではなく、ボクと同じチャレンジャーのユニフォームだ。お互いに、8つのジムチャレンジを経て自分の体に合った形になっている。

 

「アニキのこととか、スパイクタウンを盛り上げるとか、いろいろあるけど……けっきょく、あたし自身がチャンピオンになりたか!」

 表情は変わらないけど、気合いがみなぎっている。

「チャンピオンに挑めるのはひとりだけ。ファイナルトーナメントに進めるのもね」

「わかっとる。だから……あんたのチーム、気持ち良くおねんねさせちゃう!」

 

 

 

 スタジアムの大歓声。

 シュートスタジアムの天井に届かんばかりのポケモンたちの偉容に、皆が注目していた。

「オーロンゲ、キョダイスイマ!」

「マホイップ、キョダイダンエン!」

 ダイマックスポケモンたちの技がスタジアムの中央でぶつかり合う。

 

 眠りに誘うオーロンゲのオーラは、キョダイマックスしたマホイップには通用しない。ボクは膝をつきそうになったけど、ポケモンはちゃんと作戦通りに動いてくれた。

 ホイップクリームのミサイルが、オーロンゲの全身に命中する。キョダイマックスした大量の髪の毛にクリームが絡みついて、その動きを阻害する。力の源である髪を封じられたら、オーロンゲの能力は半分以下にまで落ちる。

 

「とどめだ、マホイップ!」

 眠らないようにこめかみをぐりぐりやりながら指示を出すと……マホイップは巨体を伸ばして、オーロンゲの正面から……

 

 ぶちゅううううっ♡

 

 キョダイマックス状態でのドレインキッスは、破壊力ばつぐん……ついでに、オーロンゲにも相性ばつぐん。

 膝から崩れおちてキョダイマックスを解くオーロンゲ。マリィはポケモンをボールに戻して……そして、次のボールを投げることはなかった。

 

『アンリ選手の勝利です!』

 

 アナウンスが場内に響きわたった。一瞬遅れて、大歓声がスタジアムを包む。

 ボクとマリィはフィールド中央で握手を交わした。

 

「負けちゃったけど……あんたたちのいいところ、たくさんわかったよ」

「ありがとう。ボクも、マリィのチームと戦えてよかった」

 マリィの様子は、いつもと少し違っていた。悔しがってるんじゃない。落ち着かないみたいに体を揺すっている。たぶん……この熱狂にあてられている。

 

「スタジアムのみんながあたしたちを見ていた」

 ぐるりと見回しながら、マリィがつぶやく。

「あたしやポケモンへの応援……しっかり聞こえてた……うれしか」

 エール団だけじゃない。たくさんの人がマリィを応援していた。もちろん、ボクにもたくさんのファンがいて、誰もがボクたちのバトルに夢中だった。

 

「負けたけど……見ていたみんなを熱狂させたんだ」

「マリィが強かったから。それに、ポケモン達もかっこよかった」

「バトルで人を喜ばせるのって……なんか、よかね!」

 ボクは頷いて、手を挙げて歓声に応えた。マリィが同じことをすると、よりいっそう大きな歓声。人気じゃ負けてるかも。

 

「残りのトーナメントは客席から確かめるとするね」

 去り際に、マリィは視線で観客席の一角を示した。そこにはエール団と、そのリーダーであるはずのネズさんもいる。

「うん。最後まで残るようにがんばるから、見ててね」

「あんたの応援をするかどうか決めとらんけど」

 表情は変わらないけど、彼女なりのユーモアだ。一緒にジムチャレンジをしてきて、それぐらいは分かるようになってきた。

 

「あ、マリィ。言い忘れてたけど」

「……なに?」

 だから、ボクもお返し。

「ユニフォーム姿もかわいいよ♪」

「っ……せ、せからしか!」

 

 

 

 セミファイナルトーナメント、決勝戦の相手は、ホップだった。

「家の庭で戦っていたのが、スタジアムが試合なんて燃えるぞ」

 ……って、ホップの言葉通り。ボクたちのジムチャレンジは、同じ日に始まっている。

 ダンデさんから推薦状をもらったのも二人いっしょ。そのふたりが、今はこうしてダンデさんに挑む権利をかけて戦っている。

 

 それとも、お互いがいたからかな。

 だとしたら、ライバルって偉大だ。

 

 ホップは旅の途中でメンバーを変えながら戦っていた。それはボクも同じ。

 二人とも、自分が選び抜いた最高のポケモンで戦っている。

 あるときは電車の中で語り合ったり(このレポートにも書いたはずだよね)、あるときはワイルドエリアで一緒にポケモンを捕まえたり(書いた書いた)、そして何度もバトルで火花を散らしてきた(うん、間違いなく書いた)。

 

 でも、どっちかが勝って、どっちかが負ける。

 戦いは――ボクの勝利だった。ボクがゴリランダーを出すのが分かってても、ホップはインテレオンを最後に出したかったんだと思う。あの日、ホップの家の庭で戦っていた時と同じ気持ちで、思いっきりバトルできた。

 

「アンリ、サンキューな! オマエがいてくれてよかったぞ!」

 握手。ホップの手にはとても強い力がこもっていた。悔しさを飲み込んでいるからだ。

「ボクのほうこそ、ありがとう。ここまで来られたのは、ホップのおかげだよ」

 最大のライバルに敬意を込めて、ボクはホップにハグをした。お互いの汗を吸ったユニフォームが触れあう。

 本当は、インテレオンのダイストリームで雨が降っていたから、二人ともびしょ濡れだったんだけどね。

 

「あ、アンリ……オマエにそんなことされたら、ドキドキするぞ」

「ふたりで決勝戦なんて、ドキドキして当たり前だよ」

「そういうことじゃなくて……」

 ホップはなんだか言いにくそうにしていたけど、とにかく決勝を二人で迎えられたことは嬉しかった。

 ボクたちの熱い抱擁を、客席は大きな拍手でたたえていた――

 

 

 

 こうして――セミファイナルトーナメントは、ボクの優勝で幕を閉じた。

 

 ボクとホップはチャンピオン、ダンデさんから夕食に招かれた。ボクたちのバトルを見て感動したらしい。

 でも、約束した時間までは、けっこう時間が空いている。

 その間は、シュートスタジアムのそばにあるホテル、『ロンド・ロゼ』で休憩することになった。

 

 ご休憩! ということで――

「ボクの応援をするかどうか、決めてないんじゃなかったっけ?」

「せからしか……。そ、それを決めるために来たの」

 ボクのために用意されたスイートルーム。あんまり広い部屋だと落ち着かないけど、大きなベッドがある部屋にしてもらった。

 訪ねてきたマリィを迎え入れて、そっとハグ。

 

「いいにおい。シャワー浴びてきてくれた?」

「ん……」

 ひかえめにうなずいて、マリィもハグを返してくれた。今はもうユニフォームじゃない。いつものレザーとワンピースだ。

 

「ファイナル進出、おめでとう」

「ありがとう。マリィと一緒にジムチャレンジできたおかげだよ」

「それ、決勝の相手にも言ってた」

「本当に、みんなのおかげだから。ボクだけじゃ、最後までできなかった」

 ぎゅ、っと、マリィのハグに力がこもる。

 

「これは……お祝い」

 そうっとアイスブルーの瞳がまぶたに隠れた。正面から近づく唇。ボクも同じように受け止める。

「んっ……あ、む、ぅ……♡」

 ぎこちないキス。マリィの細い体を抱きしめながら、何度も唇を触れあわせる。

 

「ん……っふ、ん、んっ……♡」

 こわばっていた唇から力が抜けて柔らかさを増していく。小さめの唇がボクを受け入れてそっと開かれて……ゆっくりと舌を進めた。

「っふ……ぅ、んちゅ……ぅ、っ……れ、る……ぅ♡」

 舌どうしが触れあうと、その感触に驚いたようにマリィが身をすくませる。だけど、次第に求めるように、ボクに応えてくれた。濡れた粘膜同士が触れあって、互いの唾液を分けあうように重なっていく。

 

 ちゅぷ、ちゅぷ……♡ れる、くちゅ……♡

 

 ハロンタウンにあるボクの家の部屋より、ずっと広いスイートルーム。二人で抱き合って、マリィの唇を感じている。なんだか夢みたいだ。

「ん……るぅ、れ……ちゅ、あむ……ちゅ……ぅ♡」

 いつしかマリィのハグにはさらに力がこもって、ボクに体が押しつけられる。金具が当たって少し痛いけど、甘美なキスを求めてボクからも抱きしめる。

 マリィの唾液がボクの唾液と混ざり合うと、甘い心地がした。さわやかなシャンプーの香り。首の角度を変えると、ねだるようにボクの舌に吸い付いてくる。

 

「っふ……ぅ、んっ♡ んちゅ♡ んー……む、ぅ、れりゅ……♡」

 感触に夢中になって、身を乗り出してくるマリィの腰をつかまえる。キスのやめ方がわからなくなってるみたいで、唾液が口の端からとろりとたれ始めても、「もっと♡」と吸いついてきている。

「マリィ……服が汚れちゃう」

 大事にしているレザーにこぼれる前に、そっと唇を離した。

 

「ぁ……♡」

 マリィは口をうっすら開いたまま、ぽおっとボクを見ていた。我を忘れてキスしているまんまの表情は、物欲しげで甘えるような顔で、そして気持ちよさそうだ。きっと、家族であるネズさんにも見せたことがない顔にちがいない。

「脱がせるよ」

 ボクがレザージャケットに手を添えると、こくん、と小さく頷いてくれた。さすがに床に下ろすわけにもいかない。ハンガーにかけてあげる。

 

「アンリ……もっと」

「ん……っ♡」

 ちゅっ♡ ちゅ♡ ちゅうぅ……♡

 ボクたちはキスしながらベッドに向かって言った。お互いの服を一枚ずつ脱がせあっていく。今日のマリィの下着は黒だった。シャワーを浴びてから来たんだから、ボクに見せるために選んでくれたってことだ。

 

「かわいいよ、マリィ」

「アンリに言われても、喜べない……」

「そんなことないってば。ほら、機嫌なおして」

 赤いほっぺをくすぐりながら、マリィの体を抱き寄せる。ベッドの上に座らせて、そっと抱きしめる。お互いの体温を感じながら、ニャースどうしがじゃれ合うように体を触れあわせる。

 

「全部……外しちゃうね」

 かわいいライバルの下着に手をかける。ひかえめなレースで飾られたブラとショーツは、パンキッシュって感じじゃないけど、素顔のマリィにはよく似合っている。

 不安そうに体をこわばらせているマリィの緊張をほぐすようにキスを振らせながら、まずブラから外していく。小ぶりでツンと上向きの胸。淡い色の乳首が、ぽつんと先端を飾っていた。

 

「アンリは他のコともしてるから……小さいと思ってるでしょ」

 顔を真っ赤にしているマリィの胸に、そっと唇を触れさせる。

「比べたりなんてしないよ。それに、マリィのおっぱいもかわいいよ」

「んんっ……♡」

 ちゅ、ちゅ……ぅ♡ おっぱいにもそっとキスを落として、やさしく撫でるようにマッサージ。育ちかけの青い感触。痛くならないように、そっと触れていく。

 

「でも、恥ずかしか……」

「恥ずかしがってる顔、すっごくかわいい」

「いじわる……」

 眼を伏せるマリィにもう一度くちづけてから、今度はショーツに手をかける。恥ずかしがりながらも、マリィは腰を持ち上げて助けてくれる。すべすべ、つるつるの下半身。白い肌はうっすら赤らんで、ショーツに隠れていた場所はほんの少し、花弁をほころばせている。

 

「アンリのも……」

 マリィがボクの下着を脱がせてくれる。生まれたままの姿で、互いの性器に手を伸ばす。

 ボクはマリィの柔らかな秘唇をくすぐる。マリィはボクの硬くなった肉竿を撫でてくれる。

「あ、んっ……♡」

「んんっ、ふ……ぅ♪」

 触れるうちに、とろりと濡れた感触が指に伝わってくる。マリィの割れ目からにじみ出す汁を指に絡ませながら、そっと上下に擦っていく。あずきのような小さな粒だった場所を、そっと撫でた。

「っぁっ♡」

 秘芽への刺激に、ぴくん、っと細い腰が揺らめいた。やっぱり、敏感みたいだ。

 

「あ、アンリ、それ……あ、あんまりしたら、ダメ……っ♡」

 きゅうっ♡ 細い指がボクの硬くなったものに絡みついて、ぎゅ、ぎゅ♡ と優しく握っている。思わず腰がひくついてしまうのは、ボクも同じだ。

「オナニーするときも、触ってたもんね」

「言わないで……♡」

 お互いの恥ずかしいところを見せ合っている仲だ。ボクは見てもらったっていうほうが正しいけど。

 

 ちゅ、ぷ、くちゅ……ちゅく、くちゅ……♡

 

 指先に絡む蜜の量はさらに増えてきている。マリィは言葉でも興奮するみたいだ。

 そっと秘唇の間に指を潜らせる。さっきよりもほころんだ入り口が、ボクの指を受け入れてくれる。ぷちゅ……♡ と甘い音を立てて、指にしゃぶりついてくるみたいな反応。

 指をさらに潜らせようとすると、抵抗感が指先に行き当たる。ハジメテの証拠だ。

「ぁ、あ、んっ、きゃ、ふ……♡」

 不安そうにボクのものを握るマリィ。シゴきかたが分かっていないみたいだから、少しもどかしい刺激。でも、マリィが不安がっているのは分かる。

 

「たくさん濡らしたら、もっと気持ち良くなるから……」

 マリィに囁きかけながら、クリトリスをつまんでゆっくり擦る。マリィが自分で自分を気持ち良くしていた時の手つきだ。

「あぁあっ♡ アンリ、ダメ、ぁああっ……♡」

 腰が浮き上がって、声がうわずる。ひくひく♡ と若い秘唇がわなないて、絶頂寸前だ。

 

「気持ち良くなって、マリィ♡」

「アンリ……ぁ、あ、ぁあああああっ♡」

 きゅううううんっ♡

 目を閉じて背筋を反らし、マリィが甲高く声をあげる。とろぉ……っと、濁りの混じった汁がとろけて溢れてくる。

「あ……ぁ、あ……んん……♡」

 ぴく、ぴくっ……♡ 体を震わせながら、くたりとマリィの力が抜けていく。女の子のにおいがベッドの上に広がっていく。

 

「イっちゃった?」

「せからしか……♡」

 頬も体も赤くしながら、ボクの自慢のライバルはそうっと足を広げた。本気汁をにじませる秘所は、割れ目の奥の小さな口を広げてボクに訴えかけている。

「たくさん濡れてるから、大丈夫だね」

「……♡」

 期待の混じった、潤んだ瞳。ベッドサイドに用意しておいたゴムをとって、手早く装着する。ピンクの膜に包まれたものは、痛いくらいに張りつめている。

 

「マリィ……」

 体ごと覆いかぶさって、唇を重ねる。

「ん……ちゅぅ♡」

 待ちかねていた、というようにキスに答えてくれる。パンクな髪の生え際を撫でると、恥ずかしそうに目を閉じた。

「入れるね」

「ん……♡」

 足の間に割り込ませた腰を、進めていく。細い足がきゅっとボクの体を挟んだ。

 

 ちゅぷ……っ♡

 

 濡れた膣内と、コンドームの表面のローションが滑りを助けてくれる。反り立った形が、ゆっくりと中に潜っていく……でも、すぐに、抵抗感に行き当たる。

「いいよ、そのまま……♡」

「うん、マリィを感じさせて……」

 ぐ、っと、腰を押し込む。抵抗感を突き破って、にゅるぅ♡ と深く入り込んでいく。誰も受け入れたことがない場所。マリィ自身も触れたことがない場所に、ボクが入っていた。

 

「っ……♡ は……っ、あ、ああっ♡」

 聞き慣れたマリィの声が、苦しいような、甘えるような色を帯びている。強く強く握りしめるように、ボクを締めつけてくる。

「なかに……はいって、っ……♡ アンリが……中、に……♡」

「うん、ボクたち、繋がってる……っ!」

 きゅ、きゅ、きゅぅ……♡ 締めつけは緩むどころかますます強まっていく。本当に、狭い膣内に突きさした感触。キツい膣内が肉竿をぎゅうっと締め上げている。

 

「あ、ぁっ♡ 熱くて……カタくて、マリィ、はじめてなのにっ♡」

 甘えるような声色。ぎゅうっ♡ と、腕と脚を使ってボクにしがみついてくる。体ごと抱きつかれると、大きくは動けないけど……はじめて男を受け入れたばかりのマリィは、強く突かれるよりもゆっくりのほうが感じやすいみたいだ。

「気持ちいいよ、マリィ……」

「あたしも、アンリを感じてっ♡ っ♡ ぁ、あ、あっ♡」

 

 ちゅ、く、ちゅぷ、くちゅ、ちゅぷ、ちゅぷ♡

 

 マリィの中からは次々に愛液がにじみ出して、結合部から音を立てて溢れてくる。とろとろの汁はボクに絡みついて、抽挿を求めてくるみたいだ。

「ぁあっ♡ っふ♡ ん、んっ♡ ぁああっ♡ あ、ああああっ♡」

 ぎゅ、ぎゅっ♡ 両手足でボクに抱きついてくれる女の子に応えて、体ごと前後に揺すっていく。ツンと尖った胸が擦れて、抑えきれない声がマリィの鼻の奥から漏れ出していく。

 

「ふ……っ、ぅう♡ ぁ、あ、あっ♡

 マリィの脚はボクの腰に巻き付くように絡みつけられている。がっしりとホールドされているから、腰ごと押しつけるように突き入れていく……

「ぁ、あああっ♡ アンリ、アンリっ♡ ぁああっ♡ 中、擦れて……く、ぅ、んぅううっ♡」

「うん、気持ちいい、マリィ……っ!」

 マリィが目を閉じて、胸を仰け反らせる。イくときの体のクセ。腰をおおきく突き出すと、彼女からも押しつけるように腰を浮き上がらせて、はじめての膣内で根元まで締め上げて……

 

「イ、く、イかせて、アンリ、ぁああっ♡ ぁ、あああああああーっ♡」

「ボクも……イ、く、ぅ、っ……ぁああっ!」

 互いの声が重なる。ぴったり体ごとくっつけて、マリィの脚はボクの腰をつかまえたまま。深く突きあげると、膣奥に先端が行き当たって、ぎゅーっ♡ 中でも抱きしめてくれる。

 全身でマリィを感じながら、奥深くでボクは絶頂に上り詰めていった。

 

 どくんっ! どくんっ! どく、どくっ、どくっ……!

 

 強く強く締めつけられて、ポンプで押し出すような射精。力を込めないと、マリィの締めつけに負けてしまいそうだから、ぐっと奥に押し込んだまま放っていく。

「っああっ♡ ぁ、あああっ♡ びくびくって……っ、ぁあ……♡」

 膨らみかけの胸を押しつけながら、マリィが絶頂の波に体を震わせる。長い絶頂が過ぎ去ってから、ゆっくりと手足がベッドの上に下ろされていった。

 

「はぁ……っ。すごかった……♪」

 キツい締め付けと、体ごと欲しがるようなだいしゅきホールド。汗がにじんだ肌がぴったり触れあって、お互いの熱を伝え合っている。

「アンリ、もう一回……♡」

「うん……」

 ボクの頭に手を回して抱き寄せるマリィに応えて、唇を触れさせる。やさしいキスをかわしながら、ゆっくりと引き出していく。

 

「ファイナルトーナメントでもボクのこと、応援してくれる?」

 自分でも呆れるくらいにたっぷりと、ゴム膜の中には精液が溜まっている。マリィにかけたり飲んでもらったりしたときよりも多いかも。

「チャンピオンマッチまで勝ち進んだら……」

 ふい、とそっぽを向くマリィ。さっきまで、キスをおねだりしてたのに。

「じゃあ、応援してもらえるようにがんばるね♪」

 

 

 

 

 

 しばらくして……

 

「どうやって着ければいいと?」

「そこをつまみながら先っぽにあてて……」

「こぉ?」

「裏表が逆になってる。うん、そっち側」

「くるくるって、変な感触……♡」

 

 と、マリィと一緒に練習しているとき。

 

 ドンドンドンドン!

 

 部屋のドアが激しくノックされた。

「わあっ! な、なに? どなたですか!」

「オレオレ! オレだぞ!」

 セリフは怪しいけど、聞きなじみのある声。ボクが聞きちがえるはずがない。ホップだ。

 

「ど、どうしたの?」

「どうしたって、もうアニキとの約束の時間だから呼びに来たんだぞ」

 時計をたしかめると……たしかに、ダンデさんとの約束の時間はもうすぐだ。

「わ、わかった。すぐ行くから、ちょっと待ってて」

 せっかく着けてもらってもったいないけど……二回目はあきらめたほうがよさそう。

 

 それから、五分後。

「なんでアンリの部屋からマリィも出てくるんだ?」

「ちょっと、話をしてて」

「その割には、二人とも汗かいてるぞ」

「ポケモンの話で熱くなったから……」

「そうか! セミファイナルで戦った同士、つもる話もあるよな!」

 わかっているのか、わかってないのか。本当に信じてくれたのか。ホップはそれよりも時間のほうを気にしているみたいだ。

 

「とにかく、ロビーに行くぞ! アニキは方向オンチだから、オレたちが遅れても絶対動くなって言ってあるんだ」

 さすが兄弟。

 それに、ボクが待ち合わせに遅れがちなこともばっちりわかってるんだね!

 

「じゃあ、ロビーまで見送るけん……」

「うん、ありがと」

 マリィは元どおりのクールな顔に戻っている。でも、レザージャケットを着直すとすこし熱っぽそうだ。

「さすがのアニキも、ホテルのロビーまでは遅れずに来られるはずだぞ」

「そうだね。ダンデさんが約束を破るわけないし……」

 三人でエレベーターに向かいながら、ボクも呼吸を整える。

 

「久しぶりに、ゆっくり話せるね。ローズ委員長がまた無茶を言いだしでもしないかぎり……ね!」




剣盾はバッジ集めが終わってからが忙しい。

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18:ファイナルトーナメント・1(ルリナ・サイトウ、フェラ・乳首舐め)

「で、チャンピオンがなかなか来ないから探しに行ったら、オリーヴさんが邪魔してきて、ネズさんが助けてくれたから、ホップと一緒にローズタワーに登ったんだけど……」

「呆れた」

 アイメイクを決めた目元を細めて、ルリナさんがつぶやいた。

「ホントだよね。せっかくのファイナルトーナメントを中止しようなんて、委員長は何を考えてるんだろう?」

 ここはシュートシティのホテル。トーナメントにいどむボクのために用意された部屋だ。

 

「委員長じゃなくて、あなたによ」

「えっ、どうして?」

「君の話を信じるなら……つまり、こういうこと?」

 ツヤツヤの髪をかき上げながら、ルリナさんが指を折る。

「セミファイナルトーナメントを勝ち上がったその日に、街中を走り回って、ローズタワーで関連会社の従業員をなぎ払って、委員長を説得してきた?」

「説得はしてないよ、会ってきただけ」

 

「それでその翌日には、ファイナルトーナメントの決勝戦まで勝ち上がったと?」

「まあね!」

 はぁー、とルリナさんは大きく息を吐いた。クールな人だと思ってたけど、表情筋がよく動く。モデルだからかな。

「まあ、そのことはいいわ。あとでホップ君のレポートと読み比べれば、ほんとうかどうか分かるはずだし」

 広々とした客室のベッドに、ルリナさんは横たわっていた。服装はジムリーダーの衣装のまま。長い足がはみ出すこともない、クイーンサイズベッド! 一人客のためにこんな部屋を用意してくれるなんて、ファイナルトーナメント出場者は破格の扱いだ。

 

「問題は……」

 ちら、とルリナ流し目を向ける。その視線の先で、スイートルームの寝室から浴室に繋がるドアががちゃりと開いた。

「……なぜルリナさんがここに?」

 ボクの部屋の浴室から、別の人影が姿を現した。褐色がかった肌の色。トレードマークのカチューシャを外しても、艶っぽい髪はその形を残している。

 

「こっちが聞きたいわよ。どうしてサイトウがここに?」

 ふたりの視線がいっせいにボクに向けられる。さすがジムリーダー、にらまれるだけで防御力が下がってしまいそう。

「だってふたりとも、バトルの前に言ってたでしょ。『勝負に勝ったら好きにしていい』って」

「……たしかに言ったけど」

 ルリナさんが言葉を止めて、サイトウさんと顔を見合わせる。

 

 ガラルリーグ伝統のセミファイナルトーナメントを制したボクは、ファイナルトーナメントに進出した。応援してくれるみんなのおかげだ。ありがとう!

 ファイナルトーナメントはジムリーダーとの対決だ。ボクは一回戦でルリナさんと、二回戦でサイトウさんとのバトルを制した。そして、もうひと組の準決勝……ネズさんとキバナさんの対戦を待っている。

 

「二人と順番にシてたら、決勝戦が始まっちゃうもん」

「はぁ……バトルで勝ったからといって、あまり甘く見ないでほしいですね」

 サイトウさんの視点だと、対戦後間もなくボクの部屋に連れこまれて、シャワーを浴びてもどってきたら先輩ジムリーダーが部屋にいたわけで、彼女にとっては心外だったかもしれない。

 

「たしかに、少しお仕置きしたほうがいいかもね」

 きらりとルリナさんの瞳が挑発的に輝いた。

「ヘロヘロになったら、決勝戦でみっともない姿を見せてしまうかも」

「ファイナルトーナメントに生半可な気持ちで挑まないように、先輩トレーナーとして鍛え直してあげたほうがいいですね」

 ボクを前後から挟みうちにするみたいに、二人が言葉を続ける。

 

「むしろ二人に元気を分けてもらおうかなと思って」

「大きい口を叩くわね」

 だってボクが二人には勝ったし……なんて言ったらほんとうに怒られそうだから、黙っておく。

「では、実力を見せてもらいましょう!」

 ぱっとサイトウさんが身を沈めた。と思った直後には、ぐるっと視界が回転した。

 

「電撃タックル。生で見たの、初めてだわ」

 サイトウさんのタックルは見事なもので……ボクはベッドに押し倒されていた。どこも痛くないし、頭を打った衝撃もなくて、気づくとベッドの上に寝ころんでいた。改めて、格闘家の身体能力に驚かされる。

 

「ちょっと待っ……」

「時間が無いのだから、待ってはいられません」

 やっぱりちょっと怒っているようだ。ユニフォームを剥ぎ取るように下着ごと脱がされた。またしても素早い。腰を揺すって逃れようと思っても、びくともしない。

「ほら、暴れないの」

 ルリナさんがボクの肩を押さえる。上半身までおさえ込まれてしまった。

 

「こんなかわいいのがあの凶悪な大きさになるんだから、不思議よね」

 二人の視線が股間に注がれているのを感じる。いきなりのことでまだ勃起していないから、ちょっと恥ずかしい。

「ん、ん、汗のにおいが……♡」

 サイトウさんがくっつきそうなほど鼻を近づけてくる。吐息がかかってくすぐったい。

 

「あら、においフェチ?」

「そ、そういうわけでは……っ♡」

 そう言いながらも、サイトウさんはボクの股間に顔を埋めるようにして、熱心に鼻を寄せている。ボクの両足を押さえ込んだままだから身動きは取れないのだけど……においを嗅がれていると思うとムクムクと立ち上がって来て、サイトウさんの鼻先、どころか眉間まで隠してしまうほどに大きくなっていく。

 

「いつかの借りを返します!」

 おちんちんに向かって宣言するサイトウさん。そのまま、口を開けて咥えようとするのだけど。

「あ……ぅ、はむ……あ、暴れないで下さい!」

 ボクのが上向きに反り返ってるから、下半身を押さえ込んだままの格好だと、うまく口に入らないみたいだ。唇の上を滑って鼻にぶつかったり、頬にぺちぺちと当たってしまう。

 

「ボクが暴れてるわけじゃないんだけど……」

 でも、ボクのおちんちんを咥えようとがんばっている顔はかわいらしくて、ちょっと興奮する。その分、血が流れこんだモノはびくびくっ! と勢いよく跳ね上がってしまうから、ますます口でつかまえるのは難しい。

 

「暴れるわけじゃないんだから、手も使ったら?」

 頭上で眺めていたルリナさんも、そんなサイトウさんの様子を眺めて楽しんでいるみたいだ。さすが先輩、ちょっと余裕がある。

「ですが……」

「私が押さえててあげるから。ね?」

 ルリナさんの、細いけどけっして華奢ではない手が僕の腕を押さえる。サイトウさんも二人がかりの状況をようやく受け入れつつあるみたいで、しばらくためらったあと、

 

「……は、ん、むっ……♡」

 腿を押さえていた手を離して、おちんちんの根元を押さえながら咥え込む。化粧っ気のない唇。高めの体温が粘膜越しに伝わってくる。

「ん、くうっ……♪」

 唾液に包まれる感触に、思わず声が漏れてしまう。硬くなってびくびく跳ねると、口の中でざらついた舌に裏筋が擦れていく。

 

「ふ……ぅ♡ んむぅ……♡ んんっ♡ ん、んーっ♡」

「サイトウってば、トロンとした顔して……あなたのにおいがよっぽど好きみたい」

 人間の喉と鼻は繋がってるから、ものを食べている時にも口の中のもののにおいを感じているらしい。ってどこかで効いた気がする。鼻先をくっつけるよりもむしろ、口の中の方が強くにおいを感じるのかも。

「ふうっ、んっ、んっ♡ ん、ふぅ、ふうっ……♡」

 サイトウさんは咥えたまんま夢中になったみたいに呼吸を繰り返している。

 

「サイトウさん、もしかして……シたことない?」

「ぷはっ♡ あ、当たり前です。こんなこと、他にする相手がいません!」

 蕩けた表情から一転、焦ったようににらみつけてくる……けど、熱っぽく潤んだ瞳ではいつもの鋭い覇気はまったく感じられない。

「そりゃあ、ねえ」

 くすくすと笑いながら、ルリナさんが身を乗り出した。ボクの目の前には、ほっそりとしたおなか。

 

「こうするのよ。あ……むっ♡」

 見えないところで、サイトウさんが離したばかりのモノが別の角度から咥えられる。ルリナさんの唇はすべすべで、ボクの幹を包むように輪っかの形になっていく。吸いつかれるように口に含むと、先っぽをチロチロと舐め回される。

「あぁっ……!」

 思わず声が漏れてしまう。ルリナさんが体を小さく揺するのが伝わってくる。そうすると、亀頭までをすっぽり包んだ唇が上下して、ちゅぷ、ちゅぷ♡ と濡れた音が耳に届く。

 

「な、なるほど……」

 ルリナさんのツヤっぽい唇にボクの白い幹が出入りしているところを食い入るように見つめているサイトウさんの姿が目に浮かぶみたいだ。

「っはぁ……♡ ほら、やってみて」

「は、はい。ん、っちゅ……♡」

 丸く包むようにしてくれているちゅぱっとルリナさんの唇が離れると、はむっと上下から挟むようなサイトウさんの口唇の感触。続けざまにしゃぶってもらうと、ルリナさんの細かな技術を感じる。

 

「間接キスだ」

「そんなこと言ってる場合じゃないと思うんだけど」

 ボクとしては、二人に押さえられて身動きできない状況だから、何もできることがない。寝っ転がっておちんちんを立ててるだけで気持ちよくしてもらえるのは、たしかにうれしいけど。

 ルリナさんが体を起こすと、またサイトウさんの顔が目に入る。半分は興奮して、半分は真剣に、ボクのおちんちんに向き合ってくれている。うーん、うれしいな。

 

「ん、っふ……っ、ん、んっ♡ はぁ、なにか、出てきました……んちゅうっ♡」

 夢中になってサイトウさんが吸いついてくるのを感じると、快感とともにお汁が先っぽににじみ出してしまう。

「気持ちよくなると、男の子も濡れちゃうのよ。おいしい?」

「……っ♡」

 サイトウさんは返事をしなかったけど、かわりにボクに強く吸いついてくれた。「じゅるっ♡」と音が漏れる。

 

「そうそう、上手上手♡ 先っぽを舌でなめてあげて」

 後輩のフェラチオを見つめながら、ルリナさんが優しい口調で言いながら、長い舌を覗かせて、「れろれろ♡」と手本を見せるように動かしてみせる。

「ん……こ、こぉ……れふか♡ る、れるぅ……♡」

 見よう見まねは武術の基礎。身体操作が得意な人は、人の動きを真似するのが得意らしい……と、聞いたことがある。

 そして武術の達人は、たった今見た舌の動きまで、見事に模倣してしまう。

 

「あぅ……! そ、それ、きもちいい……っ」

 舌先を器用に動かして亀頭を舐め回されると、ぴりぴりと痺れるような快感がわき上がってくる。思わず腰が浮き上がってしまうと、にゅるうっ♡ と、さらに口の奥まで入り込んでしまう。

「んっ♡ んんっ、っふううっ♡ ますます、汁が出て……っ、ん、っちゅ、ぅううっ♡」

 ますます強くなるにおいを堪能するみたいに、鼻を「ふぅふぅ♡」とならしながら、サイトウさんが強く吸いついてくる。舌がぬるぬると表面を這い回って、力が抜けてしまいそうだ。

 

「ぜんぜんイかせられなかったら、代わってあげようと思ってたんだけど。あんまり耐えられなさそうね。さすがガラル空手の申し子」

 感心したようにつぶやくルリナさん。冷静を装ってるけど、声色は甘やかになって、頬もうっすら上気している。初々しくも情熱的なフェラにあてられてるみたいだ。

「そうだ。早くイかせちゃえば、次は私の番ね♡」

 色っぽい口元に、いたずらな笑みが浮かぶ。ボクのユニフォームの素をまくり上げて……

 

「細くてきれいな体。男の子なんて信じられないくらい」

 胸元まで露わになるボクを見下ろしながらつぶやいたかと思うと……

「れる……ぅ♡」

 その胸に顔を寄せて、ボクの胸をなめあげる。長い舌がくねるように這うと、ゾクゾクと背筋が震えてしまう。

 

「男性でも胸が……」

「感じるみたい。特に、この生意気なチャレンジャーはね」

 ちゅうっ♡

 つぼめた唇で、ルリナさんがボクの乳首を吸い上げる。

「ぁぅっ! そ、そこは、ぞわぞわするから……」

「やめてあげないわよ。動けないスキを攻めるのは、バトりでも同じでしょ♡」

 

 ぺちゅ、ちゅぴっ♡ れる、れりゅうっ♡

 にゅち、れりゅ♡ れるれるっ♡ ちゅうっ……れるんっ♡

 

「ぁぅ! く……ぁ、っ、ぁ、ああっ……!」

 ルリナさんの容赦ない舌使いが、ボクの乳首を舐め回す。たまらず声をあげてしまって、くすぐったいような、じれったいような……くらくらする刺激に身をよじる。

「ピクピクしてます。よーし……!」

 ボクがお姉さんにいいようにされているのを見て、サイトウさんも勢いづいたように深く咥え込んでくる……。

 

 ちゅぽっ♡ ちゅぽっ♡ ちゅぽっ♡

 じゅるっ♡ ちゅぷっ♡ れりゅ、じゅるるっ♡ ちゅぷ、ちゅぷぷぷぷっ♡

 

「ぁあっ! やめ、だめ、ほんとうに、すぐ……出ちゃう、からっ」

「だめと言って止める人相手なら、私も止めます。ですが……ちゅううっ♡」

 いつかのお返し、とでも言うようにサイトウさんは大きく吸い上げる。咥えている間に唾が分泌されて、袋の方まで垂れてきている。

 サイトウさんが前後に首を動かすと、ますます絡みついて滑る。汁がにじみ出して唾液と混ざり、ますますスムーズになっていく。

 

 だめって言われても続けるなんて、ボクはそんないじわるなこと、してないよね。

 レポートを読み返してもらえれば、ボクの正しさがわかるはず!

 

「れる……ぅ♡ ほら、暴れないで♡」

 ルリナさんが水着のような質感のユニフォームをぺろっとまくり上げる。

 ボクが寝ころんでいる頭のほうから覗き込むような体勢だから、目の前にはミルクチョコレート色のおっぱい。つんと立ち上がった乳首。となれば、ボクは反射的に吸いついていた。

「んんっ♡ そうそう、おとなしくしてなさい♡」

 覆いかぶさった格好だから、重力にひかれたおっぱいはぷるぷると弾力よく弾む。乳首はつるりとしながらも、唇で挟むとぷっくりと硬さを主張している。

 

「れりゅう……ふ、ん、んちゅう……れるっ♡」

 ぴちゃ、ぴちゃ、とわざと音を立ててルリナさんがボクの胸を舐め回してくる。力が抜けそうになるけど、負けじとボクも乳首を吸い上げる。

「あぁん、んっ♡」

 甘い声を聞くと、ボクも蕩けてしまいそう。乳首をなめられて、同時におちんちんを咥えられて……ジムリーダー二人がかりでシてもらうなんて、ガラルで一番の贅沢かもしれない。

 

「むうう……! 早く出してください。ちゅう、じゅる、ちゅぷっ♡ っふ、ぅ、ふうっ♡」

 ボクたちが胸をなめ合うのを見て、サイトウさんは意気込んだのかうらやんだのか、前後運動の速度を上げていく。

「っ……ぁ、ああっ! う、ん、もう、イっちゃいそう……!」

 昨日マリィとしてから、やることがたくさんあった。ずっと抜いてなかったから、ボクはすっかり満タン状態だ。

 二人がかりのこうげきを受けて耐えられるほどのぼうぎょはない。

 

「れる、ちゅぷ、んちゅ……れりゅ♡ っちゅ♡ ほら、ガマンしないで♡」

「ちゅ、ちゅうっ♡ ちゅぽ、じゅぷ……♡ そうです、早く……っ♡」

 ルリナさんの囁いて命じるような声。サイトウさんの強く求めるような声。両方とも興奮の色を隠しきれていない。

 ボクは目の前のおっぱいに吸いつきながら、夢中で腰を突き出して、かくっ♡ かくっ♡ と本能のままに動かしてしまう。

 

「んんっ♡ っふ、ぅ、んんんっ♡」

 口の中をじゅぽじゅぽ♡ と出し入れされて、サイトウさんの甘い鼻声が聞こえる。それでも、必死に吸いついてボクを離さない。

 空手家なのに、いつもの強さがすっかり消えておちんちんに夢中になっている女の子。見えていないのに、あの凜々しい顔が蕩けて、涙と唾液をにじませながらボクをしゃぶってくれているのがわかる。

 

「ぁ……ぁ、イっちゃうっ。イ……くうっ!」

 ルリナさんの乳首から思わず口を離して……ボクは二人に組み伏せられたまま、コンビネーションの前に果てさせられる。

 

 びゅるっ! びゅく、びゅうううっ! どぷっ、どくっ! どぷ、どぷ、どぷっ!

 

「ふううっ……んんんんーっ♡」

 勢いよく噴き出す射精が、サイトウさんの口の中に放たれていく。ガラルスイーツの愛好家なのはみんな知ってるけど、初めて味わうザーメンがボクのだってことは、ここだけのヒミツになるだろう。

 ボクの射精が収まるまで、サイトウさんは口で受け止めてくれた。ゆっくり腰を引くと、ちゅぽっ♡ と音を立てて抜ける。

 

「はぁ……っ♡」

 ボクが絶頂したのを感じてか、ルリナさんが熱っぽく息を漏らした。ボクの胸との間に唾液の糸が引かれている。

 寝転がったまま二人がかりでイかせてもらって、なんとなく満足感がわき上がってくるけど……ちょっとでも主導権を取り返さないと。

 ルリナさんの下から這い出して体を起こす。と、しゃがんだままのサイトウさんと目があった。

 

「ボクの、飲んでくれる?」

「ん……っ♡」

 こく、とサイトウさんが頷いた。鋭い目つきが蕩けて、どこか夢見心地の表情だ。そのまま、こく、こく……とゆっくり飲み込んでいく。

 その間も、褐色肌は上気して、時折、ぴくぴく♡ と腰が小さく動いていた。もしかして、口でするだけでも感じてくれたのかもしれない。

 

「においだけじゃなくて、味も好きになったみたいね」

 ガラル空手の申し子がボクの精液を飲み終わるまで、ルリナさんはその姿を眺めていた。サイトウさんが浸れるようにかもしれない。でも、ふにゃふにゃになったサイトウさんがベッドに崩れると、腕を伸ばしてボクのおちんちんを「わしっ」とつかまえた。

「まだ終わりじゃないわよ」

 きらりと青い瞳が光る。情欲の色がその奥に灯っていた。




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18:ファイナルトーナメント・2(ルリナ・サイトウ、騎乗位・顔面騎乗3P)

「たまたまバトルでは遅れを取ってしまったけど……」

 青い瞳でボクの顔を見つめながら、ルリナさんが舌なめずりをする。細くしなやかな指はボクの股間に伸びて、しゅこ、しゅこ、と上下に扱きあげていく。

 それはさっき、サイトウさんの口の中で出したばっかりで、まだねっとりと唾液で濡れたままだ。

 

「こっちでも、二人抜きできるなんて思わないでね?」

 ファイナルトーナメントでボクが勝ったことを、ちょっと根に持っているらしい。いや、その後ボクの部屋に二人まとめて連れこんだせいかもしれないけど。

 

 いっぽう、ベッドのそばにへたり込んだサイトウさんはぽんやりと斜め上を見上げている。

「サイトウさん、だいじょうぶ?」

「はぁ……っ♡ においが、す、ご……ぃ♡」

 いつもは油断のない目つきはどこへやら、焦点があってないみたいだ。

 

「精液を口に出されてトんじゃってるみたいね。じゃあ、お先にもらっちゃいましょう」

 水着ユニフォームを脱ぎ去って、チョコレート色の肌が露わになっていく。ツヤツヤの肌は、毛穴なんてひとつもないんじゃないかと思えるぐらいだ。ボクの唾液で濡れた乳首は、ツンと立ち上がっている。上向きの健康的な乳房が、呼吸のたびに上下する。

「それじゃあ、今度はボクが……」

「いいえ、まだ決勝戦が控えてるんだから、休んでてくれればいいのよ♡」

 

 ぎゅむ、とボクの袋を握って、ルリナさんが顔を覗き込んでくる。

「こっちで動いてあげるから♡」

 まずい。なんだかルリナさんの攻めのスイッチが入っちゃってるみたいだ。乳首攻めのせいだろうか。

「いやー、大丈夫。ウォーミングアップってことで……」

 

「お姉さんに口答えしないの。ほら、おとなしくしなさい!」

 食い下がろうとしたけど……ルリナさんの手が、さらに下に潜っていく。

「わ、ちょっ……」

 止める間もなく……

 

 ぬるうぅ♡

 

「ひゃぅ……っ!」

 細長い指が、ボクの体の中に差しいれられてくる。ルリナさんの指がお尻の中に……!

「あら、いい反応。やっぱりここが弱点みたいね」

 飲料水の広告にも使えそうなにっこり笑顔を浮かべながら、ジムリーダーがボクの中の指をくにくにと動かす。異物感に身をよじって、ぼたぼたと先走りが溢れ、お腹の上に垂れ落ちてしまう。

 

「……うわ……ぁ……」

 そのむこうで、ようやく意識を取り戻したサイトウさんが見えた。彼女のほうからは、たぶんルリナさんが指を動かしているのもばっちり見えているに違いない。

「そ、それは、気持ちいいんですか?」

 少し身を乗り出しながら、サイトウさんが聞く。

「人によるみたいだけど、このチャレンジャーくんはきもちいいみたいね」

 ルリナさんの声にはイタズラっぽい響きがあった。ボクに対する嗜虐心かもしれないし、サイトウさんが知らないボクの性感帯を見せつけている優越感かもしれない。

 

「ほら、すっかりピンピンだし。これ、先にいただいちゃうわね?」

 指をゆっくり抜きながら、もう一方の手でボクの勃起をくにくにといじる。ねっとり先走りに濡れた先っぽをくすぐられると、思わず腰が跳ね上がってしまう。

「は、はい」

 勢いに押されて、サイトウさんが頷いた。ルリナさんが「ゴムを取ってくれる?」って聞いたら、年下のジムリーダーはベッドのそばに準備しているコンドームを取って、彼女に手渡した。すっかりイニシアチブを握っている。

 

「決勝進出のお祝いってことで♡」

「そんなこと言って、時間がないから早くシたいんじゃ……」

「何か言った?」

「なんでも」

 持ち主の意向は聞かれないまま、おちんちんにゴムが着けられていく。青みがかった透明なゴムをくるくると手際よく着けて行くところを、サイトウさんはじっと見ていた。そういえば、前は着けるところは見せなかった気がする。

 

「あんまり見られると恥ずかしいけど……♡」

 そうして、ボクの上に跨がりながら、ルリナさんの指が秘唇を広げる。大人の性器はひくひくと収縮して、入口から透明なしずくを垂らしている。

「す、すみません」

「いいのよ。二人いっぺんに連れこんだ人が悪いんだし」

 口ではそう言いつつも、明らかにサイトウさんに見せつけている。「お先にー♡」ってことだろうか。位置を確かめるようにボクのすぐ上にのしかかると、ゆっくり腰を下ろしていって……

 

 ず、ぷ、ずちゅうっ……♡ ぬちゅぬちゅぬちゅ……♡

 

「はあっ……んっ♡ カタい……っ♡」

 反り返った形が、ルリナさんのお腹の裏側を擦りながら入って行く。ゴム膜ごしでも、しっとりと濡れた粘膜に包まれていくのがわかって、ぴくぴく中で跳ね上がってしまう。

「さっき出したばっかりなのに……お尻を触ったからでしょうか」

 ベッドの縁から身を乗り出すようにして、サイトウさんが結合部を見つめている。

「きっとそうね。今度から、サイトウもいじってあげるといいわよ……ぁあんっ♡」

 その視線にも興奮するのか、ルリナさんがスマートなウエストからのくびれを大きく振る。ぐちぐち♡ と音を立ててナカで擦れると、ますます深く入り込み、膣内で大きく出し入れされていく。

 

「はぁっ、すご……っ、しゃぶられてる、みたい……っ」

「本当は、私が、勝って……っ♡ じっくり味わってあげようと思ってたんだけど、ねっ♡」

 鍛えられた下半身がおおきく動く。入れたばかりなのに容赦のない腰つきで、ロデオマシンに乗るみたいに前後に動くと、勃起の角度がぐりゅぐりゅと変わって、パンパンに膨らんだ海綿体が刺激される。セックスしてるって刺激が神経を伝って全身に広がってくる感じだ。

 

「こ、こんなに激しく……♡ すごいグラウンド技術……っ♡」

 サイトウさんからは、ルリナさんのヒップがボクのおちんちんを飲み込んでは引き出して、たっぷり味わっているところが見えているはずだ。身を乗り出して、グレーがかった瞳を熱っぽくきらめかせている。

 その手がもぞもぞと動いている。シャワーを浴びたきりだったから、何も着けていない下半身を、自分の手で慰めているみたいだ。あんまりにもルリナさんの『寝技』が激しくて、あてられちゃってるみたいだ。

 

「サイトウさんも、こっちに来て。一緒にしよう?」

 ひとりで慰めている姿を見ていると、思わず放っておけない気持ちが湧いてくる。ボクが手招きすると、サイトウさんは驚いたように眼を伏せた。

「いえ、でも……」

「いいんじゃない、かしらっ。二人がかりで、思い知らせてあげましょ……っ♡」

 ボクの上で腰を振りながら、ルリナさんが唇を舐める。すっかり火がついて、ボクをいじめるのが楽しくなっているみたいだ。

 

「そ、それじゃあ……」

 おそるおそる、様子をうかがうニャースみたいにサイトウさんがベッドに上がってくる。裸の体は汗ばんでツヤを浮かべている。大会に合わせて調整したに違いない体。腹筋のラインもくっきりだ。

「上に乗っていいよ」

「ですが……」

 どういう体勢になればいいかわからない様子のサイトウさんに、ボクは自分の顔を指さして、舌を覗かせた。

 

「ルリナさんが動かせてくれないんだもん」

 騎乗位で跨がられたまま、アスリートの体力で抑え込まれている。ボクの体格では、ひっくり返して逆転、なんてできないし。

「そ、それでは……」

 顔面騎乗なんてするのはためらうのだろうけど。サイトウさんもすっかりあてられてしまってるみたいだ。葛藤の末に、おそるおそるボクの顔を跨いで足を広げる。

 

「初々しくて、いいわね♡」

 その様子を眺めながら、ルリナさんが楽しそうにつぶやく。腰をゆっくりと前後させる動きに切り替えたみたいだ。ボクをイかせるより、サイトウさんの反応を楽しむ方が面白そうだと思ったのかもしれない。

「いただきまーす……♪」

 両手は自由だから、サイトウさんの腿を抱えるように手を添えて、襞を割り開くように指で広げる。くぱっ♡ と左右に広げると、うす褐色の肌に比べて色素のうすい秘部が、ひくひくとわなないているのが見えた。

 

「れる……っ、ちゅう……」

「ぁあっ……っふぅ……っう♡」

 ボクの髪の毛に指を絡ませながら、サイトウさんが腰をふるわせる。ぷっくりした感触が口に押しつけられて、舌先を延ばすと溢れ出してくるジュースがとろりとしたたり落ちてくる。

 大事な場所に舌先を潜らせると、そこはひくひくと反応して収縮し、ボクの舌に吸い付いてくるみたいだ。

 

「石鹸のにおいするね」

「そ、それは……だって、バトルの後で……」

「ここもよく洗ってくれたんだね」

「っ……♡」

 シャワールームでボクのためにちゃんと準備をしてくれたみたいだ。うれしくなって、ますます熱が入ってしまう。舌を伸ばして、割れ目から溢れ出す蜜を舐め回していく。

 

 じゅるっ♡ れりゅ、ちゅるっ♡ ちゅぷ、ちゅぷ、れりゅれりゅ♡

 

「っあっ♡ は、ぁあっ♡ っう、ぁあああんっ♡」

 普段は押さえている声が、甲高くうわずる。サイトウさんが気合いを入れるときに上げる声はガラルのみんなが知ってるけど、アソコを舐められた時の甘い声を知ってるのはボクだけだ。

「気持ちよさそうね。私も……ぁ、んっ♡

 それと、いまルリナさんも知ることになった。サイトウさんの方とボクの胸に手を添えて、角度を変えながら大きく腰を浮きあがらせて……ずぶうっ♡ と一気に飲み込んで行く。

 

「ルリナさん、気持ちいい……」

「私もよ。硬いのが、中で擦れて……ぁあっ♡」

 ずりゅ、ぐっちゅっ♡ ずちゅ、ずちゅ、ずちゅうっ♡

 興奮で収縮が強まっていく。ボクのおちんちんを飲み込んだ膣襞がぎゅうっと圧迫をかけて締め上げ、根元から先端に向かって飲み込むような動きでうねる。

 ガラル中の女性が憧れるヒップラインがボクの腰にぶつけられて、「ぱんぱんっ♡」と生々しい音を立てる。

 

「私も……っ、ぁあ、こんな……や、やっぱり、自分でするのとぜんぜん違う……♡」

 サイトウさんは半開きの口から唾液をこぼしながら喘いでいる。格闘技のために鍛え上げられた体は、ボクの舌の動きに応じて、がくがくっ♡ と腰をふるわせてくれている。

 あんまりにも素直な反応がうれしくて、ますます舌を突き出し、届く限り出し入れさせていく。舌を締めつけるのも力強くて、ぷちゅっ♡ と奥から溢れる蜜が勢いよく噴き出すくらい。

 

「へえ、自分でシてたの?」

 ルリナさんが面白げに囁く。サイトウさんの後ろから伸びた手がつつっと褐色の肌をくすぐり、胸筋に支えられてツンと上向きの乳房を撫でた。

「ち、ちがっ……♡ 今までは、そんな……」

「正直に言ってくれないと止めちゃうよ?」

 腰をびくつかせているサイトウさんの姿が楽しくて、ボクもついいじわるしてしまう。舌の動きを止めると、グレーの瞳がうるっと濡れて、恨めしげにボクをにらむ。

 

「アンリとしてから、と、時々……思い出して、ガマンできなくてぇ……♡」

「女として目覚めちゃったわけね♡」

 ルリナさんの繊細な指先が、サイトウさんのツンと立ち上がった乳首をつまみ上げる。

「ひぅうっ♡」

「うれしい。そんなに気持ちよかったんだ。は、あむ……っ♡」

「そこは……ぁあっ、イ……っ♡ ぁあああああああっ♡」

 尖りだしているクリトリスに吸いつくと、サイトウさんがびくんっ! と腰を触れさせる。ぷしゅ、っと熱い飛沫がボクの口元に噴き出してしまうくらい感じてくれたみたいだ。

 

「ガラル空手の申し子も、このおちんちんの気持ちよさを覚えちゃったと……」

「そ、んないいかたぁ……っ♡」

 力が抜けたサイトウさんのまたがぐいっと顔に押しつけられて、少し苦しい……なんとか鼻で息をすると、ボクの鼻息も敏感になった秘所に感じるみたいで、ひくひくと反応している。

 サイトウさんの蜜の香りが石鹸よりもずっと強くなって、男としての本能がくすぐられるのがわかる。なのに別の相手としてるなんて、すごく贅沢だ。

 

「でもこんなに、カタくて、元気なおちんちん相手じゃ、仕方ない、わよねっ♡」

 言葉に合わせて、ルリナさんが腰をおおきくグラインドさせる。先にサイトウさんをイかせて、こっちも絶頂に向けての動きを仕掛けてきたみたいだ。

「あぁんっ♡ 私も……イっちゃうっ♡」

「ボクも……出る、ルリナさんっ……」

「いいわよ、出して♡ 一緒に……っ♡」

 

 ずぷっ♡ ずちゅうっ♡ ぐちゅ、ぐちゅ、ずちゅうっ♡

 溢れ出す愛液がボクの内腿を濡らしている。ドロドロの粘液がゴム越しに肉棒に絡みつき、奥に向かってむしゃぶりつくような吸いつきがさらに増していく。

「イ、くっ♡ イくううううう♡」

 強くボクを締めつけながら、ルリナさんが背筋を大きく反らせる。最高潮にナカが締め上げて、ボクを求めてきて……求められて高まった本能を、ボクも解き放っていく。

 

 びゅううううっ! びゅる、びゅぐ、びゅううううううっ!

 

「あああっ♡ ぁっ♡ 出て……ナカでイってるっ♡」

 ルリナさんの体がくねって、がく、がくっ♡ と震える。

「はぁ……はぁ……っ♡」

 ゆるゆるとサイトウさんが腰を浮かせる。白く濁った本気汁が、ボクの顔にとろりと垂れてきた。ようやく息ができる。

 

「決勝まで勝ち上がったうえにふたり同時にイかせるなんて、本当に生意気ね」

 ルリナさんがゆっくり腰を浮かせる。ぬるう♡ とゴムつきの肉棒が抜けて、たっぷり膨らんだ液だまりがべちゃっとボクのお腹の上に落ちた。

 二人に跨がられて、すっかりベッドの上から動けないままに搾られてしまった感じだ。

 

「は、恥ずかしいところを見られて……♡」

 ようやく正気に戻ってきたのか、ベッドの上に崩れおちながらサイトウさんがつぶやく。

「でも、気持ちよかったでしょ♪」

 サイトウさんは言葉では答えずに、「くぅ……♡」と喉を唸らせて小さく頷いた。

 

 その時、スタジアムのほうからわっと大きな歓声が上がった。

「準決勝が終わったみたいね」

 ルリナさんが窓に目を向ける。

「決勝戦に行かなきゃ」

 仰向けになっていた体をようやく起こす。ふたりに乗られてたから、なんだか体が軽くなった気がする。

 

「こ、こんなことしてて、負けたら承知しませんからね……」

「がんばってね。これに勝ったら、次はチャンピオンとよ」

「うん、ありがとう。行ってきます!」

 こうして、ボクは決勝戦に挑んで……キバナさんとの激闘を制した。すっきりしたおかげで、いつもよりも冴えた勝負ができた気がする。

 

 

 

 ちなみに……

 ルリナさんに聞いた話だと、二人はボクの部屋で一緒に決勝戦の中継を見ていたらしい。でも、サイトウさんに聞いても「言いたくありません」って教えてくれなかった。

 ふたりはボクのバトルをどういう風に見てたんだろうね?




前回(17話)を書いた後、順当に行けばオリーヴとのバトルがあるのですが、オリーヴとの展開を書く気になれず、気づけば1年ぐらい経っていました。
オリーヴが好きじゃないというわけではなく、どんなセリフをしゃべらせるかとかを考えているとどうしても上手くいかなかったので、思い切って飛ばすことにしました。
オリーヴとの展開を期待した方、ごめんなさい。


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19:エネルギープラント(エロなし)

次の回までの間にあんまりにも話が飛びすぎるので、状況説明も兼ねて総集編気分でお送りします。


■ナックルシティ エネルギープラント

 

「アニキを助けにいくぞ!」

 意気込むホップと一緒にリフトに乗り込む。プラントで使う大型貨物を乗せるリフトは、ボクたちがふたりで使うにはかなり広い。それに上昇もゆっくりだ。マクロコスモスの大型エレバーターに乗った時とはかなり違う。

 

「……」

「……」

 意気込んだはいいものの、上層に到着するのはかなりかかりそうだ。ビミョーに、時間をもてあましてしまう。

 

「はぁ……。オレ、何がなんだかよくわからなくなってきそうだ」

「今日も色んなことがあったからね」

 ホップの気持ちはよーくわかる。

 ファイナルトーナメントの決勝戦でキバナさんとの対決をボクが制してから、いよいよチャンピオンへの挑戦……というところで、思わぬことがおきた。

 

「ローズ委員長がブラックナイトを始めちゃうなんて」

「で、それを止めるためにオレたち、ハロンタウンまで戻って……」

「まどろみの森で古代のアイテムを取ってきたけど、本当に役に立つかな?」

 ボクたちのカバンの中には、まどろみの森のほこらにあった剣と盾が入っている。朽ちてボロボロだけど。

 かつてブラックナイトが起きた時には、このアイテムが役に立ったらしい……ソニア博士の研究が正しければ。

 

「うーん、まあ、お守りにはなるだろ!」

 開き直るような勢いの親友に、思わず吹き出してしまう。

「変わらないね、ホップは」

「むっ……。これでも、ジムチャレンジを通していろいろ考えたんだぞ」

「うん、知ってる。おたがいにレポートを交換してるもんね」

 

 ボクたちジムチャレンジャーは、旅の記録をつけている(いまきみが読んでるこれだ!)。

 スマホロトムを通じて、バトルの結果なんかは半自動で記録されてるけど、それだけじゃ味気ない。

 考えたことや思ったことを書き加えてるんだけど……

 

「なんか、アンリに見られてると思うと恥ずかしいな」

「そんなことないよ。すっごく真面目に向き合ってるもん」

 ホップのレポートでは、彼の葛藤が克明に記録されていた。バトルメンバーを入れ替えての試行錯誤や、何度もジムチャレンジに挑むなかでの挫折や……

 

「オレ、本当にアニキに憧れてたんだ」

 今はふたりきりだ。薄暗いリフトの中で、ホップがボクに目を向ける。

「アニキは無敵のチャンピオンだろ。でも、オレは最初のバトルからアンリに負けちゃってさ。自信ソーシツだよ。でも、いま考えたらこんなひどいことないぞ。まさか、アンリがトーナメント優勝しちゃうくらい強いなんてさ!」

「さ、最初からそんなに強いわけじゃなかったけど……」

 

「そうだよな」

 ふー、とホップが大きく肩を上下させて息を吐いた。

「アンリはいつもオレよりちょっと強かった。だから、アンリに追いつきたくてオレもここまで来られたんだ。たぶん、ひとりだけでジムチャレンジしてたら……エンジンシティより先に行けたかわからないぞ」

「ボクも、ホップと一緒だから進めたんだよ」

「お、おう……」

 なぜか鼻の下を擦って、ホップが目をそらした。

 

「オレもさ、どうやってこんなに強くなったのかと思ってアンリのレポートを読んだけど……なんで女の子と遊んでばっかりでオレより強いんだって思ったぞ」

「そんなこと思ってたんだ」

「ちょっとだけな、ちょっとだけ! でも、スパイクタウンのあの子……」

「マリィ?」

「そう。マリィだって、アンリに会って、もっと強くなった気がする。たぶん、かのじょもオレと同じなんだ」

 

「同じって?」

 不思議に思って聞き返す。ホップは頭の後ろで手を組んで、リフトの壁にもたれた。

「勝たなきゃ、強くならなきゃって思ってたけど、それだけじゃないと思ったんだ。勝負って、勝つか負けるかだけど、それだけじゃないんだ。相手がいるからできる。勝負もしてもらえないくらい嫌われてたら、勝つことも負けることもできない……だからオレたち、やってよかったって思えるバトルをしたい」

「ホップとのバトルはいつも楽しいし、やってよかったと思ってるよ」

「オレのほうがもっと、もーっと思ってるぞ!」

 ぐっと意気込んで叫ぶホップに、思わず驚かされてしまう。

 

「そ、そんなに?」

「勝てばなんでもいいってわけじゃないんだ。この人に勝ちたいって思って、思われて、お互いが思い合ってのバトルじゃないと」

「エッチと同じだね」

「ぶふっ。い、いきなり何言うんだ」

「だって、ボクのレポート読んでるんでしょ?」

「そうだけど……」

 ホップの言うとおりだ。むやみに戦いたいわけでもないし、勝てれば何でもいいわけじゃない。

 

「とにかく、ブラックナイトを止めないと!」

 なんだか、話をしているうちに気持ちが整理できた気がする。

「委員長はガラルのエネルギーを解決するつもりだったらしいけど、このままじゃダイマックスしたポケモンが暴れまわる怪獣映画の世界になっちゃう」

「アニキが戦ってるはずだ。行こう!」

 ようやく、リフトが減速を始めた。プラントの上層部に着いたみたいだ。

 

「今日はホップと一緒にあちこち飛び回って、楽しかった」

「楽しんでる場合じゃないぞ」

「場合じゃなくても、楽しい方がいいよ」

「うん……。よし、行くぞ!」

 

 かくして、ブラックナイトことムゲンダイナとの戦いにボクたちは挑んだ。

 もちろん、ホップがいてくれてよかった! ボクたちふたりと、伝説のポケモンの力を借りてようやく食い止めることができたくらいだった。

 

 巻き込まれたダンデさんがケガをしてしまったのだけど、三日で完治したらしい。丈夫な人だ。

 そういうわけで、中止になっていたチャンピオンとの戦いに、ボクは挑むことになったのだった……。



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20:チャンピオン戦(ユウリ・本番)

サブタイトルだけ見るとユウリが「ここからが本番だよ!」って言って乱入してきそうだなって思いました。
そういうことはやりません。


■シュートシティ ホテル ロンド・ロゼ

 

「イっちゃうっ♡ あぁっ♡ もう……イくっ♡ ぁあああああああっ♡」

 ボクの上に跨がって甘い声をあげるOLさんが、背筋を反らす。同時に、きゅんっ♡ とナカが強く締めつけてきて、熱いうねりがおちんちんを吸い上げて……

 

「ボクも……出る、っ、お姉さんのナカで……イくっ! ぁああああっ!」

 

 どくんっ! びゅく、びゅく、びゅるるるるっ!

 

「ぁあ、ぁ、ぁあああぁ♡」

 びくん、びくん、っとお姉さんの体が震える。白い胸がぷるんと震えて、にじんだ汗がその曲面を流れ落ちていった。

「ああんっ……♡ すごい、あっさりイかされちゃった……♡ さすが、トーナメントに優勝しただけあるわね♡」

 お姉さんが腰を浮かせると、挿入されていたものが抜ける。ゴムは水風船のように膨らんで、ちゃぷ、っと垂れた。

 

「ボクも、気持ちよかった」

「顔だけ見たら女の子みたいなのに、不思議よね」

 しゅこ、しゅこっ♡ とお姉さんの手がボクのおちんちんを擦る。精液を扱きだしてから、丁寧にゴムを外してくれた。

 

「しかも、これからチャンピオンに挑むのよね。ふふ、新チャンピオンになるかもしれないおちんちん……♡」

 ちゅうっ♡ お姉さんの唇がボクの先っぽに吸いついた。ねっとりと絡んだ精液を舐め取りながら、ちゅぽ、ちゅぽっ♡ と出し入れされる。

「うくっ、お姉さん、上手すぎ……っ」

「また硬くなってる。ねえ、このままもう一回……」

 

 と、その時、お姉さんのカバンから電子音が響いた。スマホロトムの着信音だ。

「はい、タカコです。えっ? 緊急? 今からですか? はい、はい……」

 口元をぬぐいながら、電話に対応する……その顔がだんだんビジネスパーソンのものに変わっていくのがわかった。

 

「ごめんね、アンリくん。どうしても外せない仕事ができちゃって」

「ううん。ありがとう。また遊ぼうね」

「チャンピオン戦は応援に行くから!」

 あっという間の早業で服を着込んで、タカコさんはボクの部屋を飛び出していった。仕事をしてる人は大変だ。

 

「でも……どうしよう」

 ちらっと時計を見る。もうそろそろお昼の時間だ。

「明日まで何にもすることがない!」

 

 ブラックナイトが終結してから2日が経っていた。

 事件の影響でチャンピオン・ダンデさんがケガを負ってしまった。ボクたちをかばったことが原因だと思う。さすがチャンピオン。

 で、そのケガを治すためには1日は安静にしなきゃいけない……という診断が降りたらしい。安静にしなきゃいけないケガが一日で治るものなんだろうか。さすがチャンピオン。

 

 ダンデさんは、中断されてしまったボクとのバトルを三日後に執り行うことを発表した。つまり、明日ってことだ。

 で、ボクはその時間でワイルドエリアでさらに修行! ……と行きたいんだけど、ただでさえチャンピオンのケガで延期になったのに、その間にボクがケガをしたら観客に申し訳がない、ってことで、ボクはシュートシティの外に出ないようにリーグ委員会から言い渡されてしまった。

 

 そんなわけで、市内のお散歩ぐらいしかやることがない。タカコさんは、トーナメントを見るために来ていたんだけど、ボクと同じように延期でやることがなくなった……ってことで、意気投合したところだった。

 

「マリィはまだホテルにいるはずだけど……」

 ホテルには、トーナメントの参加者が泊まっている。ファイナルトーナメントが終わって解散したジムリーダーはそれぞれのジムに戻っているかもしれないけど、マリィはチャンピオン戦の観覧のためにまだいるはず……だけど。

「ネズさんがいるから、呼び出すのはちょっとな」

 同じ部屋にいるなんてことはないと思うけど。もし鉢合わせたら少し気まずい。

 

 というわけで、ボクは孤独と退屈をとってももてあましているのだった。

 あと、体力も。

 

「とりあえず……パンツくらいはこう」

 いつまでもベッドの上で大の字になっているわけにもいかない。もぞもぞと体を起こした時……

 

 コンコン!

 と、スイートルームのドアがノックされた。

「わ。はーい、ちょっと待って!」

 パンツだけでなく、急いで服を着込む。ついでに、いつもの通りのツインテールに結い上げる。

 

「はーい、どちら様……」

 部屋のドアを開けた時、最初に感じたのはにおいだった。甘いきのみと鋭いスパイスの香り。嗅ぎ慣れたにおいだ。

「隣の部屋のものだけど、カレーを作りすぎちゃって!」

 廊下に立っていた女の子が堂々と言った。両手で、ふたを閉めたカレー鍋を持っている。

 ツヤっぽいボブの髪がさらりと揺れる。ベレー帽がよく似合っている。

 

「えーっと……ホテルで作ってたの?」

「もちろん! カレーは最高の食べものだからね!」

 ホテルにはレストランもあるし、ルームサービスだってあるから、何も自分で料理しなくてもいいんだけど……どうやら、彼女はよほどカレー作りが好きらしい。

 それに、カレー鍋いっぱいの量はさすがにもてあましそうだ(どう見ても四人前はある)。

 作ってしまったものはしょうがないので、分けてもらうことにした。

 

「お邪魔します!」

 そういうわけで、ボクは彼女を部屋を招き入れて、一緒にカレーを食べた。スパイシーで食欲がそそられるカレーはおいしかったけど、キャンプの光景が頭によぎって不思議な気持ちにはなった。

「あたし、ユウリ。セミファイナルトーナメントでは勝負できなくて残念だったよ!」

 そう聞いてようやく、僕はピンときた。ジムチャレンジを突破したチャレンジャーは4人……ボク、ホップ、マリィ、そして最後のひとりが彼女だったということだろう。

 

「チャンピオンに挑むんでしょ? 一緒にチャレンジしてた仲間のなかからチャンピオン戦まで進む人がいるなんて、私まで誇らしくなっちゃうな!」

「強いトレーナーばっかりだから、すごく運がよかったよ。ユウリとも戦えたらよかったんだけど」

「今バトルするわけにはいかないもんね。チャンピオンとやる前に挑戦者が負けちゃったら大変だし」

 歯を見せて、ユウリが笑う。自信があるのはいいことだ。

 

「ごちそうさまです」

「ごちそうさま!」

 ユウリはボクの倍近く食べていた。四人前あったわけだ。

 

「ねえ、明日まで時間あるんでしょ?」

「うん、街から出るなって言われてるから」

 ふたりで食器を片付けたあと、ユウリは帽子とニットを脱いで壁にかけた。ワンピース姿だ。

「じゃあ、エッチしよう!」

 さすがのボクも、急な展開には驚いたけど……。

 

「マリィともしてるんでしょ?」

「知ってるの?」

「レポート交換してるから」

 女子チャレンジャーの間にもつながりがあったらしい。元から隠してることじゃないけど。

 

「同じチャレンジャーとして、交流したいと思ってたから。どうかな?」

 ワンピースのボタンを外していく……下着は着けていない。最初からそのつもりだったのかも。ユウリの発育はマリィと比べてもかなりいいみたいで、ぷるっと柔らかそうな胸は丸く盛り上がって、ピンクの先端部が誘うように揺れる。

「……しよう!」

「しよう♡」

 

 そういうことになった。

 

 

 

 

 

「ん、っちゅ……っ♡ はむ、れりゅ……ちゅ、んっ♡ んっ♡」

 キスの音で頭が蕩けてしまいそうだ。ボクたちはベッドの上ですっかり裸になって体を触れあわせている。

 ユウリの体は温かくて柔らかくて、触るとしっとり吸いつくような肌質なのに、指を沈めると弾き返してくる。

 キスをはじめてしばらくはカレーの味とにおいがしてたけど、お互い様だ。たっぷり唾液を絡めて、お互いの口の中を磨くように舌で舐め回しているうちに、だんだん薄れて、甘酸っぱい女の子の香りになっていった。

 

「んっ♡ ちゅ♡ ちゅ……ぅ♡ もうカチカチになってる♡」

 ユウリの指がボクの股間に伸びて、くりゅくりゅと絡めるように触れてくる。硬さを確かめて遊ぶような手つきは、なんだか慣れてるみたいだけど……なんで慣れているのかは聞かないようにしよう。

「やることがないから、元気が有り余ってて」

「じゃあ、あたしがいてよかったね」

 しゅこしゅこ♡ としごく手つきでユウリが言う。一回出していなかったら、手だけでイかされちゃってたに違いない。

 

「キスも、触るのも上手すぎ……」

「きもちいい?」

「うん、こんなにかわいくてエッチな子がいるなら、もっと早く会ってればよかったかも……」

 にゅちにゅち♡ と先走りが指に絡んで熱っぽい音を立てる。思わず腰が浮き上がって、ユウリのすべすべのお腹に擦りつけてしまう。

 

「本当は、セミファイナルであたしが勝ったら誘おうと思ってたんだ」

「じゃあ、負けてればよかったかも」

「手抜きはダメだよ」

「今は、手で抜かれちゃいそう」

「わあ、そういうこと言うんだ」

 くすくすとユウリが笑うと、ぷるぷると胸が揺れる。ボクの手に収まらないぐらいに育っているおっぱいを掌で押し上げるように触れると、「んんっ♡」とユウリが鼻の奥を鳴らした。

 

「柔らかくてきもちいい」

「そうでしょ? 自慢だからね」

「ずっと触りたくなっちゃう」

 外側から乳首に向かって指を滑らせて揉みこんで、指先ぐらいに立ち上がった乳首をくるくると撫でまわす。ぴくぴくと白い体を震わせて、ますます指の中でぷるぷると弾む。

 

「ゃぁん、エッチにされちゃう♡」

「もうエッチになってるよ」

「きゃうんっ♡」

 かぷ、と先っぽを甘噛みすると、甘い声をあげて体を左右にくねらせる。お互いの体を高めあいながら、たわいない言葉を交わすのは、同じジムチャレンジャー同士だからできることかも。

 

「マリィから聞いてよさそうって思ってた、けど♡ 本当に上手……っ、あんっ♡」

「マリィも書いてたの?」

「書いてはなかったけど、聞き出した」

「力関係がわかっちゃうなー……」

 押しに弱いマリィと、開けっぴろげなユウリの話してるところを想像したら……うーん、たぶん隠し事はできなさそう。

 

「ねえ、着けてあげる。前からやって見たかったんだ」

 ユウリがベッドサイドに用意してあったコンドームからひとつをピリッと破いて取った。すでにひとつ使ったあとなのは、気にしてないみたいだ。

「ん……っ♡」

 包みを開けて液だまりを口に咥え、ユウリがボクを促す。眼前にすっかり勃起したものを向けると、はむ……♡ とピンクの唇にゴムを咥えたまま、ボクのものを咥えていって……

 

「ん、っふ……ぅ、んっ♡」

 くるくるとゴムを降ろしながら、すっかり根元まで唇に入り込んでいく。奥のほうで、喉に先っぽが当たる感じがしてから、ゆっくりとユウリが首をひく。

「んぱっ♡」

 唇が離れると、「ぴこんっ!」と肉棒が跳ね上がってお腹に当たりそうな角度で飛び出した。

「おっきくて気持ちよさそう♡」

 目の奥をハートにしながら、大きなベッドに女の子が体を倒す。

 

「一緒に気持ちいいコト、しよう♡」

 しなやかで健康的な腿は、期待で熱気を増してうっすらと赤らんでいる。その奥には、ヨダレを垂らしながらひくついている女の子のあかし。

 ぷくっと盛り上がった丘に刻まれたような割れ目から、ちょっぴりはみ出した唇が好物を待ちかねるようにきゅ、きゅ、っと閉じたりひらいたり、こっちも元気いっぱいだ。

 

「うん。ボクもしたい」

 正面から体を重ねて、入口の角度を確かめるように擦りつけていく。

 ユウリの腰がくいくい♡ と揺れて、ボクの腰を誘う。手は横から添えられて、正面から抱き合う格好。ベッドの上に倒すと、くちゅっ♡ と、濡れたところに先っぽが当たる。

「入れるよ」

「ぁっ♡ ぁあああんっ♡」

 

 くちゅう、くちゅ……にゅるうううっ♡

 

 熱い膣の感触がボクを包んでいく。口で着けてもらったゴムも、ユウリのナカもすっかり濡れて挿入の準備はすっかり整っていたみたいだ。

「入った……ぁ」

「うん、おっきいおちんちん♡ ナカで暴れてるよぉ♡」

 両足を広げて、ボクの腰をしっかりと受け止めながらユウリが笑みを浮かべる。唾液で濡れた唇がツヤを浮かべた。まだ昼だ。カーテンを閉じていても部屋の中は明るくて、表情がよく見えた。

 

「気持ちよすぎて、すぐ出ちゃいそう」

「もぉ、お世辞言わなくていいから♡」

 さんざん手でもして貰ってたから、お世辞ではなかったんだけど。これで出しちゃったら格好悪いから、お尻にきゅっと力を入れて堪えながら腰を動かしていく。

 

 ず、ちゅ、にゅる……ずちゅ、ずっ♡ ずっ♡

 

「ぁっ♡ ぁあんっ♡ いい、きもちいいっ♡ もっと、してっ♡」

 ユウリの声が大きくて、三つ星ホテルじゃなかったら隣の部屋に聞かれてないか心配になりそうなくらいだ。

「ボクも、きもちいい。ユウリのナカ、舐め回してくるみたいな……っ」

 締めつけもすごいけど、それ以上に奥がうねって、おちんちんの先っぽをしゃぶってくるような、激しい収縮に包まれると力が抜けてしまいそうだ。ゴムを着けてなかったら、本当に動けなくなってたかも。

 

「アンリのおちんちんも♡ 硬くておっきくて、すごい、よぉ……♡」

 その上、ユウリは自分から腰を浮かせて、正常位でも「ぐいんぐいん♡」って腰を動かしてくる。喜んでくれるのはいいんだけど、舐め回されて扱かれて、男の子を気持ちよくすることに容赦がない。

「くぅ、あ、っく……ああっ!」

 びく、びく、と腰が跳ね上がる。本能的に女の子の体を求めて、思わず突き上げてしまう。ずぷうっ♡ と奥に行き当たると、また容赦なくしゃぶりつかれ、腰が浮き上がって……ぐりぐりと抉るように深まっていく。

 

「いいよ、もっと強くしてっ♡」

「強くしたら、すぐ出ちゃいそう……」

「するのっ♡」

 弱音を吐いても許してくれない。むしろ……

 

「アンリの感じてる顔、かわいい。もっと見せて♡」

 なんていいながら、ますます締めつけてくる。太ももでボクの腰をしっかりつかまえてきている。

「ほんとに出ちゃうから……」

「出ちゃってもまたすればいいから、ね♡」

 楽しそうに舌を覗かせながら、ユウリが腰を浮かせる。なんだか闘争心がくすぐられて、「負けるもんか」と思った……普段はエッチの時にそんなこと、考えないんだけど。ユウリとはチャンジャー同士、ライバルだったからかもしれない。

 

「くぅ……こうしてやるっ!」

 指をユウリの股の間に伸ばす。すっかり興奮した様子のクリトリスを親指の腹できゅっと押すと、反射的にユウリの腰が震えて、「かくんっ♡」と跳ね上がった。

「きゃぅっ♡ 入れてるときに、そこはっ♡」

「もっと強くしてって、言ったでしょ」

 弱点をついて攻撃するときみたいにいじわるに、ボクは指でクリトリスを転がした。ユウリはますます感じてくれてるみたいで、刺激するたびに甘く声をあげて腰を浮き上がらせる。

 

「ぁっ♡ きゃあぅ♡ ああっ、あん、ダメ、ぁああっ♡」

 びく、びくんっ♡ と波打つように体を震わせて、ユウリが声をあげる。とろとろに溢れた愛液がますます量を増して、繋がっているところからシーツにポタポタと落ちていく。

「くう……ぁあっ。締めつけすぎ……っ」

 ユウリが余裕をなくしたのはいいけど、秘芽をいじるたびに締め付けは強まり、しゃぶりつくような動きも激しくなっていく。発育のいい腰つきが大きくくねって、根元までずっぽり咥え込んだまま上下していく。

 

「だって、気持ちよくて、止められないっ♡ おちんちん、もっとちょうだいっ♡」

 叫ぶように声をあげながら、ユウリが腰をくねらせる。根元まで咥えたまま離さないくらいに締めつけられて、ボクが少し腰を引こうとしても許してくれないぐらい。

 ボクはベッドに手を着いて、前のめりに腰を振る。ちょっとぬいただけでも、おちんちんが根元から引っこ抜かれてしまいそうなぐらいの強い締めつけに、へろへろと崩れおちてしまいそうなのをなんとかこらえる。

 

「ぁあっ、いいっ♡ アンリ、すごいっ♡ あたし、もうっ♡」

 きゅん、きゅんっと律動するように締め付けが強まる。ボクも絶頂をずっとガマンしてたから、答えることもできないくらい夢中で腰を突き出した。

「イっちゃう……ぁあ、あ、あ、ぁああああっ♡」

 ボクの背中に手を回して、ぎゅうっ♡ と抱きついて……全身ぴったり重なりながら、ユウリが高く声をあげた。とびきり甘い声に誘われて、ボクの快感も一気に限界を迎える。

 

 びゅるるるるっ! びゅううううっ! びゅる、びゅる、びゅるるるるるっ!

 

「はああぁ♡ ぁああんっ、ぁああああっ♡ すごい、ナカで、いっぱい出してるっ♡」

 ひくん、ひくん、っと体を震わせながら、ユウリが甘く声をあげる。しゃぶりつくような動きは絶頂でますます強まって、ボクの射精もなかなか収まらない。

「はぁ♡ はぁ……♡ さすがいちばん強いチャレンジャー♡ あたしもイっちゃった……♡」

 ユウリはぎゅっと抱きついたまま、すぐ近くでボクを見つめていた。イく時の顔も見られてたのかも。

 

「ユウリも、すごかった」

「ん、ちゅ……っ♡」

 どちらからともなく、唇を重ねる。甘いキスを味わってから、ユウリはにまっと笑みを浮かべた。

「もっとする?」

「もちろん! だって、まだまだ時間あるし」

「じゃあ、交換しないと」

 ユウリはおちんちんに構うのが好きらしい。ボクが出したあとのゴムを外すと、思い出したようにスマホロトムを取りだした。

 

「どうするの?」

「記念にね。んちゅ……っ♡」

 ボクのおちんちんにキスして、片手には使ったあとのずっしり溜まったゴムを持ちながら、浮かせたロトムで自撮り。

「マリィにも送ろうかな?」

「今はやめといて」

 マリィがどんな反応をするかわからない。もしかしてここに飛び込んできたら、チャンピオン戦の前に心配事が増えることになりかねない。

 

「いちにー……あと四回できるね?」

 残りのゴムを数えて、そのうちのひとつを着けてもらった。

「ボクってチャレンジャーのなかで一番エッチなのかなーって思ってたけど、そうでもなかったかも」

「ん?」

 丸いお尻をゆらゆら揺らしながら、ユウリが首を傾げる。

「なんでもない。ほら、入れる、よ……っ」

「ぁあんっ♡ また、キたぁ……っ♡」

 

 けっきょく、そのあとボクは6回出すことになった。2回はそれぞれ、口と胸でシてもらったのだった。

 

 

 

 

 

 スタジアムのボルテージは最高潮だった。

 暇をもてあましている三日の間にボクは『ガラルを救った英雄』としてすっかり有名になっていたらしい。最強のチャンピオンと英雄の戦い。たった1回のバトルのためにスタジアムは満員になっていた。

 

「最強のチャレンジャーがいてこそ、チャンピオンの強さが際立つ! アンリ、キミと戦えてうれしいぜ」

 ガラル最強のチャンピオン、ダンデとボクは相対していた。チャンピオンの推薦でジムチャレンジをはじめたが、もうずっと前のことみたいだ。

 

「ガラルリーグ無敗、無敵のチャンピオン! 一度も負けてないってことは、本当はどれぐらい強いのか、誰も知らないってこと……」

 歓声にかき消されないように、ボクは大きく胸を張った。言うことはずっと前から決めていた。

「だから一緒に確かめよう。ボクたち、どれぐらい強いのか」

 

「よく言った! ガラルの未来を変える極上の決勝戦にするぜ」

 互いに最初のボールを手にする。

 ガラルじゅうの注目がボクたちふたりに集まっている。

 旅の間に戦ってくれた人やエッチしてくれた人みんなに感謝を込めて、ボクはボールを投げた。

 激闘が始まった。




次回の投稿で完結します。

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21:ワイルドエリア(ユウリ・マリィ、3P)

「で、負けたんでしょ?」

「負けたねー」

 満天の星空の下で、ボクたちはキャンプを開いていた。

 できあがったカレーを大盛りにして食べているのはユウリだ。かなりキャンプ慣れてしている様子で、ボクたちがテントを立てている間に、手持ちと協力してカレーを作り上げてしまった。

 

「もうちょっとだったのにね」

 と、こっちではマリィがスプーンでカレーを救ってちびちびと食べている。彼女のほうは小食らしい。

 ボクのカレーはふたりの間くらいだ。ユウリはすっかり、ボクたちが食べる量を把握しているらしい。

 

「最後の一匹まで追い詰めた時は大盛り上がりだったし」

「相性はよかったはずなんだけど、さすがチャンピオンだね」

 食べ終えた食器を片付けながら、ボクたちは並んで座った。

 

「もうちょっと落ち込んでるかと思った」

 と、ボクの右隣に腰を下ろしたユウリがボクの腕を取る。発育のいい胸が、むにゅん、と二の腕に伝わってくる。

「全力を尽くしたんだもん。本気のチャンピオンとバトルできて、光栄だった」

 

「その後も、大変そうやったけん……」

 ユウリよりはかなり控えめに、左からマリィが寄り添ってくる。ジャケットの裾から出た手が、僕の手をきゅっと握った。

「ダイマックス事件のこと? 大変だったけど、みんなのおかげでなんとかなったし」

 ガラル王族の末裔を名乗る一団が、あちこちでポケモンをダイマックスさせる事件があった……んだけど、ジムリーダーやチャレンジャー達の協力で、大事になる前に止めることができた。

 

「ビートもホップも、やることが見つかったみたいだし。よかったよかった」

「せっかくいっしょにチャレンジした仲だし、ふたりも呼ぼうかと思ったんだけどね」

「……ま、まあ、チャンピオンにも挑んだアンリの慰労会ってことで」

 左右から女の子に挟まれていい香りがする。半分くらいはカレーのにおいだけど。

 

「ねぎらってくれるの?」

 片手はユウリの腿に乗せて、片手はマリィの手を握っている。ふたりの体温が、静かな夜の空気のなかで伝わってくる。

 

「もちろん。ファイナルトーナメント優勝、チャンピオンマッチの挑戦、それにガラルを救った英雄……だもんね?」

「あんまり言われると恥ずかしいんだけど。みんなと一緒にやったことだし」

「素直に受けとっといた方がいいよ」

 マリィの手がボクのツインテールを軽く引っ張った。首が傾いた拍子に、マリィの唇がボクの唇に重なる。

 

「ん、ちゅ……♡」

 ピンクの唇は柔らかにボクに吸いついて、ついばむ動きは口下手なマリィが普段抑えているぶんまで甘えるみたいだ。

 ボクからもキスを求めて吸いつく。唇を触れあわせるたび、マリィはもっととねだるように、ちゅ、ちゅっ♡ と吸いつく。

 

「あーっ、ズルい。あたしも混ぜて!」

 クールなのに行動は早いマリィに先手を取られて、ユウリがアピールするようにボクの正面に回る。

「アンリ、あたしにも♡」

 ぐいっと逆側の髪を引っ張られた(やめてほしい)。キスを中断させられたマリィは寂しそうな顔をしてるけど、それより早くユウリの唇がボクの口に重なる。

 

「ん、ちゅ、あむ……れる、ちゅう♡」

 マリィの甘えるようなキスとは違った、もっと積極的なリップの動き。ユウリはすぐに舌を伸ばして、ボクの舌を求めてきた。

 舌先を絡ませると、お互いの唾液が混ざり合い、くちゅくちゅと音を立てる。ワイルドエリアの静かな風景に、熱っぽいキスの音が響いていく。

 

「んー……」

 マリィが無言で、ぎゅっとボクの手を握る。抗議のつもりかもしれない。

「もう、マリィってば。焼き餅焼かないで」

 言うが早いか、ユウリが今度はマリィへと抱きつき、ボクとのキスで唾液をたっぷり含んだ舌を彼女の口の中へ伸ばした。

 

 れりゅっ♡ にちゅっ♡ じゅるるるるぅ♡ れりゅ、ちゅぷちゅぷちゅぷ♡

 

 ボクとのキスよりも明らかに激しい。女の子どうしの唇と舌が擦れ合って、激しい水音を立てていく。

「んんんんっ♡ ゆ、ユウリ……♡」

「マリィとももっと仲良くなりたいと思ってたんだよね♡」

 激しいキスにとろんとした表情のマリィに、得意げなユウリ。女の子のキスも刺激的でドキドキしてしまう。

 

「だから、ね。三人でシよ?」

 そう言って、ユウリがボクを抱き寄せる。誘うように舌を伸ばす彼女に応えて、ボクも舌を出して……唇を重ねずに、伸ばした舌を擦り合わせていく。

「あたしも……」

 控えめに、そっとマリィが舌をさしだした。三人で舌を絡め合わせると、さっきよりもさらに唾液がたっぷり混ざり合う。口から突き出した格好だから、水音もますます大きく立ってしまう。

 

 にちゅっ♡ れりゅっ♡ ちゅぷちゅぷっ♡ れりゅ♡ にゅち♡ にゅちっ♡

 

 時折、こぼれ落ちそうになる唾液を求めて、二人がボクに唇を重ねてきた。そういう時は、口の中に溜まった唾液をたっぷり飲ませてあげる。

「んく……んっ♡ んっ♡ ちゅ……ぅ♡」

「ふ……っ♡ んん……♡ んちゅ……っ♡」

 うれしそうに飲み込んでくれるから、すっかり唾液がなくなっちゃうんじゃないかと思うくらい、ボクたちは3人でのキスを楽しんでいた。

 

 最初にガマンがきかなくなったのは、マリィだと思う。ボクからはわかりにくいところで、ユウリの袖をちょいちょいと引っ張っているのがわかった。(密着してるから、隠しているつもりでもわかっちゃうものだね)

 その意図を察して、ユウリは最後にボクの舌に思いっきり吸い付いてからキスを離した。

「っちゅぅっ♡ ね、そろそろテントでつづき、シよう?」

 二人とも頬を赤らめて目を潤ませている。ぎゅっとボクに体を押しつけて、ほんのり甘い汗のにおいをただよわせて……仕草の一つ一つが、誘っているように見えた。

 

「うん。3人で……ね」

 実のところボクも情熱的なキスですっかり勃起していたから、早くシたくてたまらなかった。

 

 

 

 

 

 テントの中に甘いにおいが漂っている。

 ユウリとマリィがテントの中でお互いの服を脱がせあうと、女の子ふたりの肌から漂う、甘酸っぱい香りがふわっと広がっていった。

 おかげでボクは、自分で脱いだ。ちょっと寂しい。

 

「いつの間にそんなに仲良くなったの?」

「話は、チャレンジ中からしてたんだけど……」

 最後の一枚をおろしながら、ユウリがマリィを伺う。

「アンリがファイナルトーナメントに勝ってから、声をかけていいか悩んで、ユウリに相談して……そのうちに」

 言いにくそうにマリィが応える。つまり、ボクがマリィのはじめてをもらってから、ユウリがボクの部屋を訪ねてくるまでの間に一気に関係が進展したらしい。

 

「じゃあ、マリィとしたのはボクが先だね」

 恥ずかしがる様子がかわいくて、マリィの体を抱き寄せる。白くてすべすべの肌をなぞり上げて、控えめな胸を優しく撫でる。

「あ……っ、アンリ……♡」

 恥ずかしそうにマリィが首を振る。その首筋をついばみながら、柔らかく撫で回すと、ぴくぴく、っと快感を堪えるように体を震わせる。

 

「でも、あたしのほうがマリィとたくさんしてるもん」

 なぜかライバル心を燃やしたユウリが、マリィの腰をつかまえる。そうして、太ももを撫でながら広げさせて……内腿からさらに真ん中へ、舌を伸ばした。

「ユウリ、そんな、いきなり……っ♡ ぁあっ♡」

 ぴくんっ♡ とマリィの腰が浮き上がる。ユウリの舌が割れ目をなぞり、敏感な陰核を刺激するたび、マリィは白い脚をぴんと突っ張らせて感じている。

 

「マリィ、ドキドキしてる」

 胸に触れた手からも、心臓が高鳴っているのが伝わってくる。潤んだ瞳が、にらむようにボクを見た。

「だって、アンリに見られとうけん……」

「いつもより感じてるね♡」

 朗らかに笑うユウリが、マリィのナカに指を潜らせる。ちゅぷ、ちゅぷ♡ と音を立ててかき回される。女の子のにおいが、ますます広がっていく。

 

「ユウリ、ダメ……!」

「イっちゃう?」

 くちゅ、くちゅ、くちゅうっ♡ 音を立てて指が動く。

「っーーーー♡」

 マリィは返事もできないぐらいに感じて、こくこくと訴えるように頷いた。ボクもツンと立ち上がった小さな乳首をくすぐりながら、マリィの細い体を胸で受け止めている。二人がかりだから、とうてい逃げられない格好だ。

 

「いいよ、イくところ見せて」

「それじゃ、イかせちゃうね♡」

 くちゅっ、くちゅっ♡ ちゅくちゅく……ぬちゅう、ぷちゅ、ぬちゅうっ♡

 ユウリが指を動かしてナカをかき回す音が、ますます粘着質になっていく。愛液の量が増えて、感じている時の粘り気を増したものに変わって来たってことだ。

 

「ふ、ふたりとも、いじわるせんで……ぁ、あ、ぁあっ♡ ん……ぅう、ぁああああああっ♡」

 かくんっ♡ とマリィの腰が浮き上がる。ぷしっ♡ と飛沫を飛び散らせながら、何度も細い体をくねらせてしゃくりあげるように感じていた。

 マリィの絶頂の波が収まるまで、ボクは背中から抱きしめていた。

 

「気持ちよさそう♡」

 ねっとりと蜜が絡んだ指をボクたちに見せつけながら、ユウリはにっこりと微笑んだ。

「アンリの……がよかったのに」

 涙目で訴えるように、力が抜けたマリィが顔を伏せる。

「ん? 何がよかったって?」

 すっかりイタズラ心に火を付けられて、ボクは聞き直した。

 

「だ、だから……」

「早く言わないと、あたしが先にしてもらっちゃうよ?」

 ボクのリュックの中からゴムを取りだしたユウリが、にまにま笑みを浮かべている。

「っ~~~♡」

 どうしても、ユウリがいる前でそれを言葉にするのが恥ずかしいらしい。助けを求めるようにマリィがボクを見つめる。

 

「これ?」

 マリィをテントの床に寝かせてあげて、顔の高さに突き出した。すっかり硬く勃起したものは、先走りがにじみ出してねっとりと濡れている。

「これぇ……♡ アンリの♡ ほしい……♡」

 男の子のにおいを嗅いで、マリィの表情がいっそう蕩ける。首を捻って、ちゅっ♡ と先っぽにキスを送る。

 

「アンリのおちんちん♡ ガマンしてたから……欲しいっ♡」

 ちゅ、ちゅ、ちゅ♡ と幹の上から下までたっぷりキスを降らせて、マリィが求めてくる。すっかり目がハートに染まってそうだ。あんまり吸いつくから、キスマークが残ってしまいそう。

「さすがに譲るしかないなー」

 最初からそのつもりだっただろうに、ユウリがあっさりと言ってボクを手招きする。

 

「じゃあ、マリィからだね」

 マリィの髪を撫でて、おちんちんへのキスを止めさせてから足のほうへ回る。

「失礼しまーす♡」

 ふにゅん、とボクの背中に胸を押しつけて、ユウリが股間に手を伸ばす……やっぱり手慣れた手つきで、ボクのサイズぴったりのゴムを装着してくれた。薄紫のゴムにぴっちり包まれて、準備万端だ。

 

「マリィがおちんちんで感じてるとこ、見せて♡」

 ボクの肩越しにユウリがマリィを見つめている。マリィが顔を隠そうとする手を取って、ボクは床に押さえつけた。

「無理やり、されてるみたい……」

「無理やりなのはイヤ?」

 マリィはまた何も答えずに俯いた。でも、ユウリの手ですっかりほぐされたアソコは、ひくひく♡ とボクを求めるように吸いついてくる。

 

「入れるよ、マリィ」

「んっ……♡」

 ず、ぶ、ずぶぶぶっ……♡

「ぁ……あ、あっ♡ 熱い、ナカで……っ、ぁああっ♡」

 ひときわとろかされているマリィがうわごとのように声をあげながら、ボクを受け入れていく。膨らんだカタチでナカをいっぱいにすると、きゅうううっ♡ と強く締めつけてくる。

 

「マリィのナカ、キツくて、きもちいい」

 きゅうっと締めつけてくる膣内は、どことなく熟し切っていない果実のような青さを感じさせる。でも、はじめての時の強い抵抗感はない。むしろ、これからボクの形を覚えようとして、ぎゅうぎゅう締めつけてくる。

「初恋のおちんちんだね♡」

 マリィが表情を蕩けさせてボクを受け入れているのを見ながら、ユウリが楽しそうに言う。

 

「そんないいかた、せんで……っ♡」

「でもマリィ、すっごくうれしそうだよ」

 はじめての時と同じように、ゆっくり腰を動かしていく。きゅうきゅうと締めつける膣は、腰を引くときはボクが出ていくのを嫌がるみたいに吸いつき、入れるときにはぎゅっと抱きしめるように受け止める。

 

「だって、ずっとしたかったから……っ♡」

 マリィのナカが、きゅうっ♡ と一際強く締め上げる。恥ずかしいけど、感じちゃうみたいだ。

 

「すごー……い、あたしも感じちゃいそう……♡」

 ユウリがボクの背中にぐいぐい♡ と胸を押しつけている。それだけじゃなくて、後ろからくちゅくちゅと小さな水音が聞こえてくる。マリィにしたのと同じ指で、自分を慰めているみたいだ。

「ユウリも、こっち……」

 何かを訴えるように、マリィが手をさしだした。その動作で、二人には何かが通じたのかもしれない。ユウリはボクの後ろから離れると、今度はマリィを跨いでボクと向き合った。

 

「じゃあ、マリィ……シて♡」

「んっ♡」

 そうして、ユウリが自分の手で「くぱっ♡」と広げた秘所に、マリィが舌を伸ばす。ぴちゃぴちゃ♡ と濡れた音を立てて、舐めあげていく。

 

「ほんとに、仲良くなってる」

「女子チャレンジャー同士だからね♡」

 それどころじゃないと思うんだけど。ユウリはボクの肩に手を置いて、マリィの舌で刺激を受けるたび、見せつけるように体を震わせる。

 

「ユウリも、かわいい」

 囁きながら、ぷるんと弾む胸に手を触れる。片手はマリィの腿を押さえながら、片手で柔らかな感触を揉みしだいていく。

「あんっ♡ アンリもかわいいよ♡」

 どちらからともなくキスをした。マリィのナカはきゅんきゅんと締めつけてきて、ボクを求めてくれている。ユウリも舌を絡ませてキスに応えてくれて、ボクはなんて幸せなんだろうと思った。

 

「ん、っ、ぁ、アンリ……っ♡」

 ぎゅ、ぎゅっ♡ と締めつけてくる律動が強まっていく。マリィの体が昂ぶってきているのがわかる。

「イっちゃいそう? いいよ、思いっきり突いてあげて」

 ユウリが体を反転させて、ボクにお尻を向けた格好でマリィに抱きついた。濡れてひくついているところがボクに向けられる。

 

「うん、遠慮なく……っ!」

 ぐ、ぷ、ぐぷっ♡ と強い締め付けのせいで引き出す時には空気がつぶれるような音がする。痺れるような快感を感じながら、ボクは夢中で腰を突き出していく。

「ぁあっ♡ ナカ、深いところ、まで♡ アンリ、ぁああっ♡」

 甲高い嬌声を上げて、マリィが身を震わせる。きゅうううっ♡ と強く締めつけると、クセになってしまっているのか、両足がボクの腰に巻き付いて……

 

「ぁあああああぁぁーーーーっ♡」

 大きく声をあげながら、マリィの体が震える。きゅん、きゅうんっ♡ とボクを締めつけて、体を反らしながら絶頂していく。

「はぁ……っ。は……ぁっ♡」

 そうして、絶頂の波が過ぎ去ると、くったりと体から力が抜けてしまう。

 

「イかされちゃったね♡」

「ふ、二人がかりやけん……♡」

 からかうように囁くユウリに、マリィが恥ずかしそうに応える。

 ボクはといえば……あとちょっと、だったんだけど。絶頂するよりも早くマリィが達して締まったから、むずがゆい感じだ。

 

「……♡」

 それがわかってるみたいで、ユウリはイタズラっぽく流し目を向けて、マリィの上に四つん這いになったままお尻を揺らす。ひくひくと動く入口は、完全に男を誘うメスの器官だ。

 

 うん、ガマンする理由なんかないよね!

 

 薄紫のゴムはマリィの本気汁にまみれたままだ。そのまま、後ろからユウリのナカに突き入れて行く。

「あぁっ♡ 来たぁ……♡」

 待ちかねていたように、ユウリが声をあげる。どことなくカタさが残っていたマリィとは違って、すっかりほぐれた感触がボクを包む。

 

「ユウリも、すごい……っ、きもちいい」

「あたしも♡ おちんちん、うれしい♡」

 ぺた、ぺたっ♡ と汗や汁で濡れたお尻がぶつかって音を立てる。お互いに求め合うように腰を突き出すと、反り返った形がぐちゅぐちゅ♡ と愛液を巻き込んで擦りつけられていく。

 

「ユウリ……♡」

 下から友達が感じている顔を見ながら、マリィが胸を攻めているみたいだ。後ろからでも形がわかるユウリの胸が、ふにゅふにゅとゆがめられているのが見える。

「ああっ、あんっ♡ あ、あ、ぁあっ♡」

 ユウリはすっごく楽しそうに声をあげながら、お尻を揺らす。ボクも気持ちよくて、うれしくて、夢中で腰を振った。マリィを気遣ってる時とは違って、遠慮なく奥まで突き刺しては勢いよくぬいて、また腰をぶつけるように突き入れる。

 

 ぱん、ぱん、ぱんっ♡ ぱん、ぱんっ、ぱんぱんっ♡

 

 腰がぶつかる音が、狭いテントのナカで何度も響いていく。

「いい、よおっ♡ あたしも、すぐ、イっちゃうっ♡」

 腰をくねらせながら、ユウリがねだるように強く締め上げてくる。奥でしゃぶるような、射精を誘う動き。ぎゅうっと入口を締めつけて、扱きだそうとしてくる。

「ボクも……もう、イく……っ!」

 一番きもちいいところでの射精を求めて、腰を突き出す。必死にしゃぶりついてくるユウリのお尻をつかんで、ぐっと引き寄せて……

 

「イっく……ぅうううううっ♡」

「ぁ……あああああっ!」

 

 びゅうううううっ! びゅる、びゅくっ! びゅうううううううっ!

 

 体の奥から勢いよく吐き出していく。熱い飛沫はゴムの中で弾けるように暴れ回って、脈動がユウリの芯に響くように伝わっていく。

「はあっ♡ あ、あっ♡ すごー……い♡」

 ぎゅうっ♡ とお尻を押しつけて、根元まで味わうようにしゃぶりついてくる。ユウリの柔らかい体を受け止めているマリィも、ぽおっとしたようにその顔を見つめている。

 

「ユウリ……♡」

「マリィ……♡」

 そして、どちらからともなくキスを求め始める。どっちもボクがイかせた後だから、何か通じるところがあるのかも。

 

「はぁ……っ。二人とも、すごかった……」

 つぽ、とユウリのナカからゴムつきの肉棒をぬいて、腰を下ろす。

「慰労会、やけん……アンリはそのままでいいよ」

「まだカチカチだねー?」

 二人が器用に姿勢を直して、ボクの股間に顔を寄せる。ゴムを外し、表面の精液を舐め取っては、ぴちゃぴちゃ♡ と舌で表面を擦ってくれる。

 

「くん……っ、二人一緒にするのって、すごすぎ」

「んちゅ、はむ……アンリの味……♡」

「こっちもまだまだ元気みたいだし、もっとできるよね?」

 マリィは夢中になって先っぽに吸いついて、ちゅう♡ と頬をすぼめて残り汁を吸い出している。一方で、ユウリは袋の方をれるれる♡ と舐め回し、楽しそうに見上げてくる。

 

「うん。何回でもできちゃいそう」

「慰労会で腰が立たなくなっちゃったら大変だねー♡」

 なんて言いながら、ユウリには手加減する気はなさそうだ。さっそく次のゴムを取りだしてくる。

 

「次は、あたしのナカでイってほしい」

「じゃあ、後ろからしていい?」

「恥ずかしいけど……」

 こく、と頷くマリィ。次は、どころか、求められるなら何度でも応えたくなる。

 

「それじゃあ、チャレンジャーナンバーワンの底力を見せてもらおう!」

「あたしたちは、何回でも相手になってあげるけんね」

 二人がかりで飛びついてくるのを受け止めて、二連戦目が始まる。

 

 この日何度したのかは……ちょっと覚えていない。空が明るくなりかけてから、三人で一緒に休んだ。ジムチャレンジももうないから、昼まで寝てたって構わないもんね。

 

 

 

 と、いうわけで……

 ボクの旅はひとまずおしまい。長かったような、短かったような……でもいろんな出会いがあった。

 チャンピオンにはなれなかったけど、それだけがトレーナーの道じゃない。

 旅の終わりは次の旅のはじまりって誰かが言ってたけど、今のところは「次の旅」がボクを訪れるのを待っている。

 ポケモンや女の子と遊んでる毎日も楽しいから、もう少し先でもいいけど。

 

 長いレポートになったけど、読んでくれてありがとう。

 キミの旅も、楽しくなりますように。

 

旅の出発地点、ハロンタウンにて

アンリ




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