スケベ過ぎる姫路瑞希 (スピリタス3世)
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スケベ過ぎる姫路瑞希

  time 最初の自己紹介 side 美波

 

 やった!今年もアキと同じクラスになれた!

 

美波「はいっ、島田美波です!趣味は吉井明久を殴ることです!」

明久「誰だ⁉︎そんな危険なことを呟いてるのは………って島田さんか!

美波「ハロー、吉井!今年もよろしくね!」

明久「よろしく〜。」

 

 大好きな人と一緒のクラス。確かに一番下のクラスで、設備も最悪だけど、貴方がいるだけでずっと幸せです!

 

 

 

 そんなことを思ってると、

 

姫路「す、すいません!保健体育の自習をしていたら遅れました……///」ハァ、ハァ

 

 桃色の髪の女の子が遅れて入ってきた。息も荒いし、顔も赤いけど大丈夫かな?

 

福原「ちょうどいいですね。それでは姫路さんも自己紹介して下さい。」

姫路「はいっ……!えっと、わ、私は姫路瑞希です。好きな科目は保健体育です。よ、よろしくお願いします///」

Fクラス男子「「「「「えっ⁉︎///」」」」」

 

 保健体育が好き?なんか変わった女の子だな。まあとりあえずクラスメイトの女子が3人に増えたんだし、ちょっとこの後話してみるか〜。

 

 

 

 そうして一通り自己紹介が済んだ後、その女の子はアキの後ろの席に座った……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

姫路「あぁ^〜///」ハァ、ハァ

 

 ってなんかヤバくない、あの子⁉︎なんかアキのことすっごい目で見てるんだけど⁉︎あの目、美春がウチを見るときと同じだわ‼︎息も荒いし、顔も赤いし、よだれまで垂れてるし‼︎

 

明久「ちょっと姫路さん、大丈夫⁉︎」

姫路「だ、大丈夫です♪あっ、生吉井君は刺激が強過ぎるので、ちょっと前を向いててもらえますか⁉︎///」ハァ、ハァ

雄二「だってさ明久。お前の顔は気持ち悪いって。」

明久「嘘でしょ⁉︎ごめんね、姫路さん‼︎」

姫路「いや、吉井君の顔は気持ち悪くないです‼︎むしろ気持ちいくらいです‼︎///」ハァ、ハァ

明久「そうなんだ‼︎やった〜!それなら喜んで前を向いちゃおう!」

雄二「あ、ああ…………」

 

 アキ自身は気づいてないけど、やっぱりあの感じはそうよね!坂本めちゃくちゃドン引きしてるじゃん‼︎それに、これはアキの貞操が危ないかも‼︎ウチがなんとかしないと‼︎

 

 

 

 

 そしてウチはHRが終わった後、その子を屋上に呼び出すことにした。

 

美波「君、ちょっと廊下まで来てくれる?」

姫路「はい、なんでしょう?///」ハァ、ハァ

 

 そして屋上に着くや否や、とりあえず自己紹介をすることにした。

 

美波「えっと、ウチは島田美波。美波でいいわ。同じ女子同士、よろしくね!」

姫路「はいっ!私は姫路瑞希です!よろしくお願いします‼︎///」ハァ、ハァ

 

 まあ自己紹介した感じは普通だ。ただずっと息が荒いけど。とりあえず聞いてみるか。

 

美波「ところでさっき吉井を見て息を荒げてたけど、もしかして好きなの?」

姫路「はいっ!もしかして美波ちゃんも好きなんですか⁉︎///」ハァ、ハァ

美波「えっと…………まあ………」

 

 出会っていきなり恋敵宣言って、普通に考えたら気まずいよね。いきなり言うのはまずかったか…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

姫路「やっぱ好きになっちゃいますよね⁉︎だって吉井君ですもの‼︎あのつぶらな瞳と綺麗な鎖骨‼︎優しいお顔にすべすべのお肌‼︎それでいて顔に似合う優しい声と態度‼︎時折見せるカッコいい振る舞い‼︎なんなんですかアレ⁉︎誘ってるんですか⁉︎股間に悪いと思わないんですか⁉︎///」ハァ、ハァ

 

 うん、まずかったね。なんか変なスイッチを入れちゃった。

 

美波「そ、そうね…………」

姫路「私は心配だったんですよ、私自身が吉井君を襲っちゃわないかって‼︎だから朝ちゃんとシてきたのに‼︎それでも生はヤバいです‼︎でも私はちゃんと法律を守る女‼︎冷静沈着な女‼︎だから今からトイレに行ってきま〜す‼︎///」ハァ、ハァ

美波「あっ、そう…………」

姫路「あっ、美波ちゃんも私と一緒にシます⁉︎///」ハァ、ハァ

美波「シないから‼︎と、とりあえず行ってらっしゃい。」

姫路「はいっ!イッてきます‼︎///」ハァ、ハァ

 

 こうしてウチの恋敵は、重度の変態だと判明した。

 

 

 

 

 

 

  time Bクラス戦 side Bクラスモブ男

 

 俺たちは今根本が坂本たちと協定を結んでる間、Fクラスの教室を荒らすことになっている。

 

モブ男「なんか気乗りしないよな。」

モブ女「でも根本に言われたことだし、仕方なくない?」

モブ男「まあ、俺たちが変な目には遭いたくないし。」

 

 さて、作戦は教室を荒らしつつ、姫路瑞希を弱体化させるために何か盗むんだったか…………とりあえず姫路のバッグはこれっぽいから、中を開けてっと…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・姫路バッグの中身 ラブレター、明久が服を着てる写真×37、明久が用を足してる写真×12、明久の裸の写真×7、明久の写真付き抱き枕、AMSR from明久と書かれたiPod、明久×姫路と書かれた官能小説(姫路作)、ロ○ター、バ○ヴ、ゴム

 

 

 何これ……………これが女子高生のカバンの中身か?

 

モブ女「ってアンタ変態だったの⁉︎」

 

 ってヤバい‼︎俺が変態だと勘違いされてる⁉︎

 

モブ男「ち、違う‼︎これは姫路のだ‼︎」

モブ女「女の子がこんなエロいグッズを持ち歩くわけないでしょ⁉︎」

モブ男「じゃあこの写真はなんだよ⁉︎俺が吉井のこと好きってか⁉︎」

モブ女「そうとしかいいようがないでしょ!アンタってなんか男に興味ありそうだったし!」

モブ男「ねえよ‼︎俺はお前に………じゃなくて、とにかくこれを根本のところに持ってこう‼︎それが作戦なのだから‼︎」

モブ女「わ、分かったわ!そうしよう///」

 

 しかも間違って告白しそうになったし‼︎あぁもう‼︎姫路瑞希、絶対許さねえからな‼︎

 

 

 

 そうして俺たちは姫路のバッグの中身を持ってBクラスの教室に戻り、クラスの人たちの前で根本に姫路が持ってたグッズを全て渡した。これで一応任務は遂行した。

 

モブ男「根本、約束のブツだ。」

根本「殺すぞ。」

 

 はずなのに、何故か受け取ってもらえなかった。これ以降、俺は彼女が出来た代償として、クラスの皆から根本と合わせて変態ホモ野郎と呼ばれるハメになった。またその後、俺たちは大人しく姫路に謝った後、グッズを返した。

 

 

 

 

  time 清涼祭のメイド喫茶 side 美波

 

 アキが今女装をして常夏コンビを倒したけど、恥ずかしさで逃げようと………

 

姫路「吉井君、待ってください‼︎///」ハァ、ハァ

明久「ごめん姫路さん、頼むから離して‼︎これめちゃくちゃ恥ずかしいから‼︎」

姫路「ダメです‼︎今アキちゃんは女の子なのですから、私と一緒にトイレに行く義務があります‼︎///」ハァ、ハァ

明久「僕は女じゃない‼︎」

雄二「ほう。お前は女装してる男というわけか。」

明久「なっ⁉︎」

姫路「吉井君、早くこっちへ‼︎///」ハァ、ハァ

 

 ってマズい‼︎アキが瑞希に襲われる‼︎

 

美波「瑞希、ストーップ‼︎やめなさいよ‼︎」

姫路「美波ちゃんも一緒にします⁉︎///」ハァ、ハァ

美波「するかぁ‼︎とにかくアキには召喚大会があるの‼︎」

姫路「た、確かに………」

明久「ありがとう、美波‼︎それじゃあ行ってきま〜す!」

美波「頑張りなさいよ!」

 

 よしっ、なんとかアキの貞操を守れた…………

 

雄二「島田、お前なにかと大変だな………」

美波「そうね…………」

葉月「お姉ちゃん、どうしたのですっ?」

美波「葉月は知らなくていいわ。」

姫路「いや、葉月ちゃんには英才教育を‼︎///」ハァ、ハァ

美波「ぶっ飛ばすわよ?」

姫路「すみませんでした………」

 

 瑞希って、スケベなことを除けばいい人なんだけどね。基本的にクラスの皆が好きだし、皆のために頑張れるし。だからスケベも頑張って抑えて欲しい。

 

 

 

 

 

  time プール side 美波

 

 今日はアキたちとのプール‼︎ただ心配なのが、

 

葉月「綺麗でエッチなお姉ちゃん、大丈夫ですか?」

姫路「大っ………丈夫です‼︎///」ハァ、ハァ

 

 瑞希だ。

 

美波「瑞希、アンタアキの水着姿なんか見たら死ぬんじゃないの?土屋みたいに。」

ムッツリーニ「………姫路はともかく、俺は死なん‼︎………なんせ俺には、この輸血パックがある‼︎」

姫路「奇遇ですね、私もです‼︎///」ハァ、ハァ

秀吉「何故輸血パックを持った人間が2人もおるのじゃ……」

 

 そういう2人はバッグの中に大量の輸血パックを携えていた。献血した血液を運ぶ業者みたい。

 

姫路「ちなみにちゃんと朝2回保体の自習をしてきましたよ‼︎///」ハァ、ハァ

秀吉「ちゃんと、って………」

美波「何故だろう………ちっとも安心出来ない………」

ムッツリーニ「………ぬぁっ⁉︎日射病で鼻血が………」ブー、バタン

葉月「エッチなお兄ちゃん、大丈夫ですかぁ⁉︎」

 

 不安になりながら、ウチらはプールの更衣室へと向かった。

 

 

 

 

 水着に着替えた後、ウチがプールサイドでアキをいじめてると、

 

瑞希「すいませ〜ん!紐を結ぶのに時間がかかってぇ⁉︎///」ハァ、ハァ

 

 憎たらしいほどに胸を揺らしながら走ってきた瑞希が、

 

瑞希「熱中症が………///」ブー、バタン

 

 アキの水着姿を見た瞬間に死んだ。

 

明久「大丈夫、姫路さん⁉︎怪我はない⁉︎」

美波「とりあえず土屋と同じように処理しといて。」

明久「酷いよ美波‼︎姫路さんをそんなスケベ野郎と一緒にするんじゃない‼︎」

美波・雄二・翔子・ムッツリーニ・秀吉・葉月「「「「「……………」」」」」

 

 アキはこれでも瑞希から向けられるいやらしい視線に気づいてないという。本当に心配だ。

 

雄二「と、とりあえず同じ貧血だから同じように、って意味だろ?」

美波「そ、そうよ………」

明久「な〜んだ!それなら早く言ってよ!」

美波「ご、ごめん………」

 

 正直これに謝るのは癪だが、今はとりあえずこうしとこう。坂本、フォローしてくれてありがとう。

 

 

 

 

 

  time 強化合宿 宿到着直後 side 美波

 

 今日から始まる学力強化合宿。自分たちの部屋に到着した瞬間、ウチの嫌な予感は当たった。

 

姫路「美波ちゃん、明久君のお風呂を覗きましょう‼︎///」ハァ、ハァ

 

 女子だけになった瞬間、この通りだ。

 

美波「ダメに決まってるでしょ。」

姫路「そんなぁ⁉︎美波ちゃんは明久君の裸に興味がないんですか⁉︎///」ハァ、ハァ

美波「いや、その…………」

 

 正直に言うとある。でもそんなの、恥ずかしくて言えるわけないじゃない!誰もが瑞希じゃないんだから‼︎

 

姫路「好きな人でエッチな妄想をするのは普通のことなのです。美波ちゃん、恥ずかしがらなくて大丈夫ですよ。///」ハァ、ハァ

美波「瑞希、ありがとう…………」

 

 そう言って優しく宥めてくれる瑞希。こういうところがあるから、彼女と友達でいようと思える。

 

姫路「それじゃあカメラを設置しに行きましょう‼︎///」ハァ、ハァ

美波「逆にアンタはもっと恥ずかしがりなさいよ。」

 

 ただしもっと自重して欲しい。

 

 

 

 そんなことを思ってると、

 

中林「大変‼︎Fクラス男子のバカどもが女子風呂にカメラを仕掛けたんだって‼︎」

 

 同じ部屋の宏美*1が駆け込んできた。どうやらアキたちがやらかしたようだ。

 

美波「とりあえずシメに行くわよ‼︎」

中林・三上「「もちろん‼︎」」

 

 ウチらがアキたちのところへ向かおうとした時、

 

姫路「えっと…………あっ!」ピコーン

 

 瑞希が何かを思いついたようだ。

 

中林「どうしたの、姫路さん?」

三上「何か作戦でも?」

姫路「あっちの覗きを許す代わりに、私たちも合法的に男子風呂を覗く。これでいいと思いませんか⁉︎///」ハァ、ハァ

美波・中林・三上「「「却下。」」」

 

 まあそんなことだろうと思ったけど。

 

 

 

 

  time 吉井玲、姫路や美波を男扱いする side 美波

 

 アキのお姉さん。すっごい美人で憎たらしいほどにスタイルのいい人だ。

 

玲「うちのブサイクで甲斐性なしのアキ君に女の子の友達なんか出来るわけありません。」

明久「姉さん、酷いよ‼︎」

玲「だからそちらの2人(姫路&美波)も男の子ですよね?」

 

 ただどこか抜けてる。バスローブで帰ってきたりと、衝撃的なエピソードをさっきアキから聞いたばかり…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

姫路「はいっ、私は男の子です‼︎そうだ明久君、私と一緒に連れションしましょう‼︎私たちは男同士ですから、大丈夫ですよね⁉︎///」ハァ、ハァ

 

 ってやっば⁉︎まあアキの貞操が危ない‼︎

 

玲「便器は一つしかないけど、大丈夫ですか?」

姫路「はいっ、大丈夫です‼︎///」ハァ、ハァ

明久「姫路さん、姉さんの悪ノリにノらなくていいから‼︎」

姫路「私は明久君に乗りたい………」///」ハァ、ハァ

美波「瑞希、捕まりたくなければ黙りなさい。」

姫路「はい…………///」ハァ、ハァ

明久「なんで姫路さんが捕まるの?」

美波「アキは気にしないで。」

明久「うん、分かったけど…………」

 

 というか姉の前で言える度胸が凄いわ。将来瑞希が捕まったら言おう。絶対いつかやると思ってました、って。

*1
Fクラス女子だけだと2人しか居ないので、Eクラス女子の一部と同室になってる。




 ということで、スケベ過ぎる姫路瑞希でした。オープンスケベ過ぎて頭がぶっ飛んでる姫路は如何だったでしょうか?


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Part 2

 本当は書く予定がなかったのですが、思ったよりも読まれてたので、他の場面も追加してみました。


  time 如月グランドパーク side 姫路

 

 今日は坂本君と翔子ちゃんのデートを皆で応援する会です。翔子ちゃんは積極的にいってるのに、肝心の坂本君が照れて離れようとしています。それはいけないですよね!なんせ2人は物理的にも心理的にもくっつくべきなのですから!そして私と明久君の保健体育の実験における過去レポを是非とも貰いたいです!

 

明久「それじゃあ皆、作戦はこんな感じで!」

美波・ムッツリーニ・秀吉「「了解!」」

姫路「分かりました!」

 

 私に今回与えられた役割は、着ぐるみを着ての別人へのなりすまし。これで2人を誘導するのです!さてと、着よう…………っていい事を思いつきました!

 

姫路「明久君、ちょっといいですか?///」ハァ、ハァ

明久「どうしたの、姫路さん?」

姫路「私と明久君が着る着ぐるみなんですが、1つしかなかったんですよ………」

明久「えっ、本当⁉︎それじゃあどうしよう…………」

姫路「だから、1つの着ぐるみに2人で入りませんか⁉︎///」ハァ、ハァ

明久「えっ⁉︎」

美波「ダメに決まってるでしょ。」

 

 どうして私の作戦はすぐ美波ちゃんに止められてしまうのでしょう………?せっかく一緒のぬいぐるみに入って、身体を密着させまくろうと思ったのに………あわよくば明久君のあんなところやこんなところを触れたりしたのに…………ってそうだ、こうすればいいじゃないですか!

 

姫路「なら3人で一緒に入ります?///」ハァ、ハァ

美波「もっとダメでしょ‼︎」

 

 何故でしょう?断られた理由が私には分かりませんでした。

 

 

 

 

 

 しばらくして、いよいよ本番。翔子ちゃんたちがやってきました。

 

雄二「全く、翔子もあんなのに構う必要なんてないのに。」

翔子「…でも、雄二が…………っ!」

雄二「俺はいいんだよ。それより、この訳分からん遊園地を楽しもうぜ。」

翔子「…うん!」

 

 さて、ここからが私の腕の見せ所です!

 

フィー(CV.姫路)「お兄さん達、フィーが面白いアトラクションを紹介してあげるよ♪」

 

 これで2人をお化け屋敷に案内する。完璧な作戦です!

 

雄二「そういえば、明久が女子大生にナンパされてたらしいんだが。」

 

 な、なんと…………っ⁉︎これは大変です‼︎

 

フィー(CV.姫路)「ええっ、明久君が⁉︎それはどこで見たんですかっ⁉︎///」ハァ、ハァ

雄二「おい姫…………」

フィー(CV.姫路)「明久君が女子大生とデートしてるとなると、きっと最後は保健体育の実験で〆るでしょう!それを黙って見ている私ではありません!絶対に混ざらなければ………っ!///」ハァ、ハァ

雄二「お、おい姫路…………」

姫路「翔子ちゃん、実験用のゴムは持ってますか⁉︎///」ハァ、ハァ

翔子「…うん、ある。」

雄二「ちょ、なんで持ってんだよ⁉︎」

姫路「ありがとうございます!あとでお金を払うので、1つ………いや、美波ちゃんの分も込みで2つ………いや、実験は3回の試行が必要だから、2人分で6つ下さい‼︎///」ハァ、ハァ

翔子「…どうぞ!」

姫路「ありがとうございます!///」ハァ、ハァ

 

 さて、次は場所を聞かなければ‼︎

 

雄二「すまん姫路、今の話は冗談だ。忘れてくれ。」

 

 な、なるほど、そうだったのですか…………

 

姫路「分かりました…………。ではこれは打ち上げ用という事で………///」ハァ、ハァ

雄二「待て姫路、何をするつもりだ⁉︎」

姫路「もちろん、明久君製の白い打ち上げ花火を見る会です!///」ハァ、ハァ

翔子「…雄二、私たちも…………」

雄二「翔子、とりあえず別のアトラクション行くぞ‼︎あの変態とは関わるな‼︎」

翔子「…瑞希を変態だなんて…………雄二、酷い。」

雄二「あぁ、俺は酷い男だよ!それではさらば‼︎」

姫路「イってらっしゃいませ〜!///」ハァ、ハァ

 

 坂本君たちはイってしまいましたが、保健体育の実験用のゴムは貰いました。あとはこれで明久君の打ち上げ花火を楽しむだけ…………

 

美波「瑞希、何をしてたのかな?

姫路「あっ…………」

 

 み、美波ちゃんに見つかってしまいました…………。このあと私はクイズ大会までの間、こっぴどく説教されてしまいました…………

 

 

 

 

 

  time お化け屋敷対決開催前 side 美波

 

 お化け屋敷って………ぜぜぜぜ、全然怖くなんてないんだからね!

 

姫路「お化け屋敷………こ、怖いです…………」

美波「みみみみみ、瑞希はビビりね!ああああんなの、大した事ないじゃない!」

明久「美波も大丈夫?」

美波「へへへへへ、へっちゃらよ!」

 

 に、日本のお化けに慣れてないだけだし‼︎ドイツなら余裕だし〜‼︎

 

美波「ぎゃ、逆に瑞希はなんでダメなのぉぉぉ⁉︎」

明久「お化けが怖いからでしょ。」

姫路「そ、それもあるんですけど…………」

明久・美波「「えっ?」」

 

 他に理由があるの?お化け屋敷に?

 

姫路「あんな暗い空間で2人とか、自分が何をするか分からなくて…………間違いなく襲っちゃいそうで………///」ハァ、ハァ

美波「だろうと思ったわ。」

明久「大丈夫、姫路さん⁉︎」

 

 真っ暗な空間に瑞希とアキが2人きり。間違いなくアキは襲われるでしょうね。捕まらないか心配だわ…………

 

 

 

 

 

  time お化け屋敷対決常夏戦 side 雄二

 

 俺と明久は姫路が翔子と一緒に頑張る様子を見ていた。

 

翔子「…瑞希。…大丈夫、怖くない。」

姫路「うぅぅぅぅ…………、怖くないです………」

 

 明久が行こうとする。

 

明久「助けない…、」

雄二「待て明久。」

明久「なんでだよ雄二!」

雄二「まあ待て。」

 

 姫路がさっきから何回もお化けを克服しようと頑張っている。

 

姫路「きゃあ!こ、怖くないです怖くないです…………」

翔子「…瑞希、大丈夫。…怖くない。」

 

 ここで本人の努力を無駄にする行為はしたくない。だから俺は駆けつけようとする明久を止めた。さあ姫路よ、頑張るんだ‼︎

 

姫路「お化けも刑務所も怖くないです………」

翔子「…刑務所?」

 

 どういうことだ?お化け屋敷でお化けを怖がるのは分かるが、刑務所って…………まさか⁉︎

 

雄二「………」デュクシ!

明久「グバァ……っ!」バタン

 

 念のため明久を殴って気絶させた。恐らくここからされる話は、コイツに聞かれるとまずいからな。ツッコミ役の島田が気絶してる今、俺がやるしかない!

 

姫路「だって暗いお化け屋敷に明久君と2人きりですよ?そんなの我慢出来るわけないじゃないですか?何回犯そうと思ったか分かりません!///」ハァ、ハァ

 

 やっぱりそうだよな。あの変態のことだ。ずっとやましいことを考えてたに違いない!

 

翔子「…私も同じ!」

姫路「ですよね!///」ハァ、ハァ

 

 翔子、お前だけは同意するな‼︎洒落になんねえよ‼︎

 

 

 

 

 そんな事を思ってると、翔子たちは常夏コンビの元に到着した。

 

姫路「あの………」

翔子「…到着。」

夏川「あっ……ってなんだ、お前らか!失格になったんじゃなかったのかよ‼︎」

常村「飛んだ邪魔が入ったな〜。まずはクズどもを叩きのめすつもりだったのによ〜。」

 

 やっぱり怖がりの女2人をまとめて失格にさせるつもりだったのか。そして先に俺たちから潰す。なんて卑劣な野郎たちなんだ。

 

夏川「やっぱり逃げたんじゃねえのか?」

常村「所詮はクズだな‼︎」

翔子「…雄二達はクズじゃない。…クズじゃない‼︎」

 

 翔子は否定するけど、俺はしない。だって事実だもの。

 

夏川「あいつらがクズじゃないだと〜⁉︎面白えな‼︎」

常村「すぐに問題は起こすわ、成績は悪いわ、アイツらをクズって呼ばずになんで呼ぶんだ⁉︎」

夏川「こんなのはどうだ!クズ改め、社会のゴミ!」

常村「いや、それはゴミに失礼だよね〜。ゴミはゴミらしくゴミだめに埋まってろや‼︎」

夏川「全くだぜ!アイツらみたいなクズでバカでどうしようもねえゴミ野郎が……」

 

 まあ流石にここまで言われたら、あの2人も大声でキレるよな…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

姫路「あの〜、先輩方って、ツンデレなんですか?」

 

 あれ?コイツ(変態)は何を言ってるんだ?

 

夏川・常村「「はぁ⁉︎」」

姫路「だってそうですよね?あんなに愛らしくてエッチな明久君を嫌いになる人なんて、居ませんよね?///」ハァ、ハァ

夏川「いや、お前何言って………」

姫路「あんな可愛くてかっこいい子が居たら、男の人でも好きになってしまうのは分かります!明久君のモテっぷりが性別の垣根を越えることなんて容易なんですよ!でも日本はまだ発展途上なので、同性愛に対する酷い偏見が蔓延ってますよね?///」ハァ、ハァ

常村「いや、その…………」

 

 姫路よ、とうとうお前は頭が壊れたのか?いや、元からか………

 

翔子「…雄二だってそう。…あんなカッコいい人がいたら、もう性別なんて関係ない///」ハァ、ハァ

 

 翔子、お前もか。

 

姫路「だから2人は素直になれなかった。周りの目を気にして、わざとキツい態度を取らざるを得なかった。でももう大丈夫です。自分の想いを隠さなくていいんです!2人はくっついてる私たちに嫉妬したんでしょう?だから離したんでしょう⁉︎///」ハァ、ハァ

翔子「…だよね、それしか考えられない!」

夏川「いや、だから違えって‼︎」

常村「俺たちをホモ野郎にするな‼︎」

姫路「そんな顔を真っ赤にして…………もう照れなくていいんですよ?私だって明久君のことを考えると、あの広大な釧路湿原が足と足の間に出来ちゃうんです‼︎だから先輩方も、そのご立派なスカイツリーを隠さなくていいんですよ‼︎///」ハァ、ハァ

翔子「…恥じることはない!」

夏川・常村「「いや、少しは恥じろ‼︎」」

 

 あの2人を相手にしなきゃいけない常夏コンビ。敵ながら同情するぜ!

 

 この後常夏コンビはあっけなく変態2人に倒されて終わった。

 

 

 

 

 

  time 海水浴場の女装大会 side 姫路

 

 私は明久君たちと海水浴場に来ました♪燦々と輝く明久君の裸体は、幾度となく私の心と視界と血液を奪いました♪なんて酷いことなんでしょう♪これは責任を取ってもらう必要がありますね♪

 

 しかもそんな明久君は私の想いなどつゆ知らず、坂本君と一緒にナンパをしたそうです!これは許せません!明久君がそんな無防備な姿で話しかけてきたら、誰だって襲うでしょう!そんな犯罪者たちを生み出すなんて、とても許せません!罰として私たちは同志である明久君のお姉さんの協力の元、女装大会に参加させることになりました!

 

 そしてたった今、アキちゃんが完成しました!

 

明久「はっず…………///」

姫路「美しい………これ以上の芸術作品は存在し得ないでしょう……///」ハァ、ハァ

 

 端正な顔立ちと美しい体のライン。チラリと見える鎖骨と生足!ちょっと不安そうに恥じらってる姿が素人感あってよし‼︎んんんんんんん、これは優勝間違いないでしょう‼︎

 

玲「これからアキくんもといアキちゃんには、週に一度皆にその姿を晒してもらいます!」

明久「嫌に決まってるだろ‼︎」

美波「反省はしたのかしら?

明久「ごめんなさい…………」

 

 そして女装させたとならばこれ‼︎

 

姫路「とりあえず今の明久君は女の子なのですから、身も心も女の子になる必要があります。そのためには、女の子について知らなければなりません。ならばまずは一緒におトイレに行く必要があります!///」ハァ、ハァ

 

 これは女の子同士がトイレに行くことなのですから、アリですよね!

 

明久「姫路さん、絶対その必要無いよね⁉︎というか姉さんの悪影響受けなくていいから‼︎」

玲「失礼な。彼女は元から同志です。」

明久「そういうとこだよ‼︎」

美波「ウチはもうツッコまないわ。」

姫路「美波ちゃんはツッコまれる側だと思います!ちなみに私も‼︎///」ハァ、ハァ

美波「うるさい瑞希‼︎」

 

 ちなみにこの後のコンテストですが、坂本君への愛と欲望が暴走した翔子ちゃんの手によって中止になりました。明久君の晴れ舞台が無くなって残念です………

 

 

 

 

  time 野球大会開幕 side 美波

 

 今日は野球大会。ウチも持ち物検査で大切なものを奪われちゃったから、頑張って取り返さないと‼︎

 

姫路「美波ちゃんは何を没収されたんです?」

美波「………アキの写真付き抱き枕カバー。」

姫路「それは可哀想に…………」

 

 瑞希とたわいのない会話をしていると、

 

愛子「なんか美波も瑞希に似てきたね!」

 

 愛子がとんでもないことを言った。冗談でも、それだけは否定しなければ‼︎

 

美波「なわけないでしょ⁉︎ウチがこんなスケベな子に………」

姫路「写真付き抱き枕カバーは充分なのでは?」

美波「うっ…………」

愛子「あちゃ〜、瑞希に正論言われちゃったね〜。」

 

 瑞希に反論出来ないことを言われたのは初めてだ…………。ウチも瑞希みたいになってきちゃったのかな…………?

 

美波「ち、ちなみに瑞希は何を没収されたの?」

姫路「明久君の服付き写真×48、水着写真×27、お風呂の写真×15、明久君の写真付き抱き枕カバー服あり版、ちょい脱ぎ版、全裸版、秀吉君に声を当ててもらった明久君のエッチなASMR、明久君の使用済みパンツ×7、明久君の古服×13、それと………///」ハァ、ハァ

美波「もういいわ。」

 

 やっぱりウチは瑞希とは全然違う。そう思えた日だった。




 


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Part.3

 ほんの少しだけ追加です。後は追記を見て欲しくて書きました。




  time 夏休みのある日 side ムッツリーニ

 

 俺は秀吉の家にて秀吉と2人で遊んでいた。しばらくゲームで遊んでいると、

 

秀吉「なぁ、ムッツリーニよ。姫路についてどう思うのじゃ?」

 

 ふと、とある人物の話題になった。姫路瑞希、確かにいいクラスメイトだとは思う。基本は優しいし、頭もいい。それに可愛いし、その………身体も………///

 

 ただ、奴は性欲が強過ぎる。どうやったらあそこまで明久に欲情出来るんだ?俺はそういう趣味が無いからか、理解出来ない。

 

姫路「土屋君、明久君の明久君が映ってる写真ってもっとあったりしますか?私の裸写真ならいくらでも送るので‼︎///」ハァ、ハァ

ムッツリーニ「………頑張って撮る。」

姫路「ありがとうございます‼︎///」ハァ、ハァ

 

 俺は奴に何度も明久の写真を迫られた。その度に明久を撮っては編集し、奴に何度も渡してきた。だが正直言って、もう限界だ。何が楽しくて男の裸なんかを何時間も見なきゃいけない?カメラに映った明久の局部をなんでこんなに真剣な眼差しで見つめなければいけない?側から見てたら、俺はかなりの変態じゃないか⁉︎

 

ムッツリーニ「………そこまで求めて、何故付き合わない?」

姫路「だって、告白するのが恥ずかしくて………///」ハァ、ハァ

ムッツリーニ「………今の言動のがよっぽど恥ずかしいだろ。」

姫路「土屋君だって、私と同じエッチの民じゃないですか!///」ハァ、ハァ

ムッツリーニ「………だから恥ずかしくて……下ネタを言えないんだよ………」

姫路「いっそ私みたいになっちゃいましょう!///」ハァ、ハァ

ムッツリーニ「………断る!」

 

 確かに同類かもしれないが、それでも奴には勝てる気がしない。まあ勝つ必要は無いのだが。とりあえず秀吉の質問にはこう答えるか………

 

ムッツリーニ「………奴はスケベ過ぎる。」

秀吉「同感じゃ!」

 

 まさかの秀吉から賛同が得られるとは、思ってもいなった。

 

秀吉「ワシは最近よく姫路から明久の演技でエッチなASMRを作って欲しいと頼まれるからのぅ。」

 

 いや、待て。アイツは秀吉に何をお願いしてんだよ。

 

ムッツリーニ「………何それ。」

秀吉「最近の作品じゃと、『幼馴染みからの目覚まし時計』とか、『幼馴染みの凄腕耳かき』とか、」

ムッツリーニ「………確かにそれっぽい。」

秀吉「『誰にも言えない秘密がよりによって大好きな人にバレてしまった‼︎僕は一体どうなっちゃうの〜⁉︎』とか、」

ムッツリーニ「………保健体育の教材ビデオにありそう。」

秀吉「『幼馴染みを想うと胸の鼓動と手のしごきが止まらない。』とか、」

ムッツリーニ「………ちょっと上手く言ったつもりか。」

秀吉「『野獣と野獣 〜ウォルト・オ○ニーが作る最新作!大ヒット中!〜』とか。」

ムッツリーニ「………ウォルト・ディズニーをバカにすんな。」

 

 アイツは秀吉に何をお願いしてんだよ。

 

秀吉「一応演技の勉強になるし、報酬もくれるとのことでやっとるのじゃが…………」

 

 プロ意識な…………そこは俺も似てるから分かるな。

 

ムッツリーニ「………なるほど、俺と同じか………」

秀吉「ムッツリーニもか。ちなみにどんな感じじゃ?」

ムッツリーニ「………かくかくしかじかて…………」

秀吉「お主も同じか…………」

 

 お互いある分野に特化したエキスパート同士、頑張るしかない。それに姫路は一番のお得意様。無下には出来ない。

 

 ただやはり一つお願いがある。明久、頼むからとっとと姫路と付き合ってくれ。さっさと保健体育の実験をしてくれ。俺の写真や秀吉の演技を使わず直接聞いてくれ。普段なら妬ましくて殺してるところだが、コイツに限ってはこんな事を言ってる場合じゃない。さもないと、俺と秀吉がおかしくなってしまう。だから頼んだ、明久!




姫路「皆さんに一つ、この世の真理をお伝えします。」
美波「この世の真理?随分とすごい事を言うのね。」
姫路「胸キュンの先にあるのは、性欲です!」
美波「随分と最低な事を言うのね。」
姫路「以上、『俺だけ聞ける隠しラジオより』、大久保瑠美さんの名言でした!」


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